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逆〜二人の物語〜

1 ◆F4KXl3vbck:2008/06/06(金) 20:35:13 HOST:u113.d020063119.ctt.ne.jp
こんちわ!
心です!
ここでは
で・き・れ・ば
短編集などをやっていきたいと思います

ストーリーは
二人のま逆の考えを持つ人たちの物語です

1幸・不幸
2目立ち・目立たず
3古・新
4殺・傷
こんなもんかな?新しいのが出来たらまた書きます
末永く見守ってください

22湖月海羅:2008/07/30(水) 13:09:21 HOST:124-144-233-49.rev.home.ne.jp
おもしろいですw
あ、わたしも小説カいてます。
「向日葵の歌」です^^
よんでみてください><
にしてもあいかわらずうまいですよね。心さんは。
ついついよんでしまします。
でわ。

23 ◆F4KXl3vbck:2008/08/01(金) 13:20:30 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−2影薄い

「おはようございます」
きちんと言う。
中に誰もいないのは分かっているけど。
なんかいつも早く来るのが日課になっちゃった。
いっつもみんなより早く来て、机を直したり、花に水をやったり(これは生活班が仕事をサボっているから)
いろんなことをしているけど・・・誰もきづかない
ほんとは気づいて欲しいけど・・・自分で言うのもやだ。

ガラガラッ

誰かが入ってきた。
あたしのこと・・・分かってるよね?
挨拶・・・しないのかな・・・

「おはようございます」

言ってみた

・・・・
返事はない
嫌われてるのか、影が薄いのか・・

やがてたくさんの人が来た。

「みんな〜!おはよう!」
「おはよ〜!静!」「おはよっ!」

あ!あの子・・・学級代表・・・
いつも・・みんなにあいさつ返してもらって・・いいな・・
でも・・・今日もまた・・・

「おはよう!ささらさん!」
何か日課になってきたこの動作。
この子元気で運動も出来て・・・友達もいっぱいいるのに・・・なんでわたしの方にくるんだろう・・・

みんなの方に行ったほうがたのしいよ・・・

私は本に顔を戻した。

24 ◆F4KXl3vbck:2008/08/03(日) 07:19:37 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−3体育

「1番 静さん」

わあ! また一番!
今は体育。こないだの100m走の結果発表
全クラスで競い合うこの学校独自のやり方
また全体の1位取った!やった!

キーンコーンカーンコーン

鐘だ!

「きりーつ」

ザッ

みんなが立つ

「きをつけぃ」

みんなが姿勢正しくなったら

「礼!」

「「「ありがとーございましたー」」」

25 ◆F4KXl3vbck:2008/08/04(月) 19:26:15 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−4数学

「では・・・誰かこの超難問!解ける人っ!!」
先生が出したのは結構簡単な少し頭をひねれば答えれる問題。
あたしならすぐ解けるけど・・あってるかな?・・・・

私はおずおずと手を上げた
わたしの席は一番前の一番端っこ。先生には見えにくい

「はいっ!」
誰かが手を上げた
学級代表さんだ

「では轟さん♡お願いします」
「はい」

学級委員の静さん。少し悩みながら解いている。少しイラつくかも・・・

「出来ました」

あ!やっぱりあってた・・・
自信持てばよかったかな・・・

ぱちぱち

賞賛の拍手

一回あれ・・・受けてみたいなあ・・・・
あたしには・・・無理かなあ・・・

「あ!今度の計算思考大会に出たい人!いる?いたら職員室の松山(数学の先生)までっ!!」

・・・・うけてみたいかも

26 ◆F4KXl3vbck:2008/08/05(火) 18:32:23 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−5大会

「せんせいっ!」
私は先生を呼び止めた。
「この間の体育大会の出場者って決まりましたか?」

この先生は体育の先生。

「いいえ。まだですが?」

「それ!私入ります!!」
この間まではいろんな事情があって行けないと思っていたんだけど、その日・・スケジュール開いたんだよねえ!
「いいの?あなたの予定は?」
「いいんですよ!心配しないでください!!」

そういってあたしは去った
実はその日。友達と旅行に行く予定だったの。
でも、、、今日いきなり、、

「ごめんね。行けんくなったの。また今度行こうね!」

そういってた。知ってる。わたし結構人から嫌われてる。
学級委員で・・友達もいるけど・・
でも・・・どこかで人に好かれない。
たぶんあの子も愛想が尽きたんだな・・あたしってそんなに変かな・・

嫌われるのは・・・いや

27 ◆F4KXl3vbck:2008/08/06(水) 13:10:22 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−6大会

「あのっ せんせい!」

こつこつ

「せんせいっ!!」
先生がやっと振り向いた。やっぱり声・・・小さいのかな・・・
「ハイ?何でしょうか?」
「えっと・・・さっきの計算思考大会?でしたっけ?それ・・・出たいんですけど・・・」

「ええ?!あなたが?」
先生は驚いた。先生はあたしのことを分かっていないだけでもう計算のワークとかもかなり進んでるもん。
「ハイ。自分の力を試したいんです!」
「・・・分かったわ・・・後で申込書をあげる」
そういって先生は去っていった
誰にも・・・先生にも好かれないけど・・この大会なら・・・

みんなに認められるかもしれない・・・

28 ◆F4KXl3vbck:2008/08/07(木) 06:06:46 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−6大会前日

「おはよう!」
「おはよっ!」「おっは〜」
へんじがかえってくる。
でも・・・いつもより少ない気がする・・
また誰かが変なうわさ・・流したのかな・・?
もしくは・・・あたし・・なんかしたかな・・・

「おはよう!ささらさん!」
今日も挨拶♪

「・・・・おはようございます・・」
・・・え?
今・・・小さい声だけど・・・挨拶・・してくれた・・?

「ささらさん・・?」
ささらさんは本に顔を隠した。照れてるのかな?

今までの努力は無駄じゃなかったね・・・
このことなら・・・あたしの求めてた『親友』になれるかな・・・
「・・・ありがとう・・」

あたしはそういって自分の席に戻った

29 ◆F4KXl3vbck:2008/08/08(金) 13:03:32 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−7大会前日

「ハア・・・今日も早く来ちゃった・・・」
あたしはそうつぶやいて席についた
大会は明日。ドリルをする。

結構時間が経ったと思う・・・

またあの子が来た。学級代表さん。
「おはよう!」
「おはよっ!」「おっは〜」
・・・あれ?
何か今日は・・・返事が少ないな・・・

あ!・・・そっか・・誰かが噂流してた・・・
あの子は最悪だって・・・
そんなことないと思う。知らないだけなのかな・・・?

考えてたらあの子がこっち来た。

「おはよう!ささらさん!」
今日も挨拶される

・・・毎日来るのは・・・友達を作るため?
こんなあたしでも・・・友達に・・・なれる・・?

「・・・おはようございます。」

・・!!言っちゃった!!
どうしよ・・・はずかしいっ!!

あたしはドリルに顔をうずめた

「ささらさん・・?」

やっぱりおかしいと思われたかな・・・
何かそんなのいや!勇気出して言ってみたのにっ・・

「・・・ありがとう・・・」

・・・・え?
今・・なんていった?
ありがとう?
なんで?

友達と・・・認めてくれたの・・?

30 ◆F4KXl3vbck:2008/08/09(土) 10:43:08 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
誰か〜〜〜感想プリーズ!!

31マキ:2008/08/09(土) 12:42:34 HOST:flets-a-west-14-147.dsn.jp
はじめまして!!
心さん。
この小説、ずっと見てました!
この小説見て、心さんのファンになっちゃいました
応援してますヨ!!

32 ◆F4KXl3vbck:2008/08/09(土) 15:56:03 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
ありがとうございますっ!
こんな駄文で申し訳ありませんっ・・・
では・・応援してもらっていることですしがんばって書きますよ〜〜!
それでは目立ち・目立たずをどうぞっ

33 ◆F4KXl3vbck:2008/08/09(土) 16:07:56 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−8ハプニング

「きゃっ!」

ほんの一瞬だった。あたしは急ぎの用事で廊下を走っていた。
同じクラスの女の子と曲がり角でぶつかった。その子は・・・次の理科で使うガラスを持っていた
何がおきたか分からなかった。
ただ覚えているのは・・激しい傷み・・・・・

「大丈夫?轟さん?」
目の前には保健の先生
「ええ・・・なにがあったんですか?」
「・・・」

保健の先生は言いづらそうだったけど・・少し黙ってからこういった

「あなたの足に・・ガラスが刺さったの・・」
正直・・・自分で予感はしてた。
ああ・・やっぱり・・あたしはそうつぶやいた

でもそれだけじゃないように先生はうつむいている

「先生???どうしましたか?」
あたしは聞いた。聞いちゃいけないことを・・

「もう・・・あなたはきっと・・走れない・・・」
・・いったい何を言われたのか分からなかった。
だって・・・大会は・・明日・・・
「・・・え?先生・・・ウソでしょ?」
フルフルと先生は首を横に振った
「・・・ガラスは・・思ったよりも・・深く刺さって・・・
歩くことは出来るの!でも・・明日は走れない・・・」

愕然とした
こんなことになるなら急いでなかった。

そんな・・・・




アタシハモウ・・・ハシレナイ・・・

34 ◆F4KXl3vbck:2008/08/09(土) 17:28:23 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−9真実を知った彼女

「ねえねえ・・・きょう・・やらない?だってあの子明日大会でしょ?足・・駄目にしてやろ!」

誰かがしゃべってる
何の話?
こんなことしたくないけど・・盗み聞き。

「どうするのよ・・・誰かに聞かれでもしたら・・・」
「平気よ!こんなとこに誰も来ないわ!!!」
そう・・ここは今は使われていない南館の屋上手前のおどり場
あたしはいるんだけど・・・
あたしはここに来ていつも休んでるだけだけど・・ここ・・落ち着くから・・

「で・・何してあの子に怪我させるの?」
「・・・・あたし昨日から考えてたんだけど・・・」
「なになに?」
この声って・・・確か学級代表さんが大嫌いな人・・・だよね・・・
それとその友達・・・

「今日の理科の時間にガラス使うじゃない?それ・・あんたが運ぶ役でしょ?
それを・・・あの子の前で落とす・・・ぶつかったフリをして・・・」
「・・・でも・・・そんなことしていいの?」
「大丈夫・・・ばれなきゃいいのよ?」
「でも・・上手くいくの?」

酷い。いくらなんでも・・・そんなことしなくても・・・
あたしにゆういつ話しかけてくれる人・・・
友達になれそうな人・・・
せっかく・・・見つけたのに・・・

でも・・・私にとめることは・・・きっと出来ない・・・っ

「じゃあ・・・今日・・・あたしがあの子を張ってるから・・・合図をおくったら・・・ね?」
その子は友達にそういうと階段を少し降りて言った
「うまくやるのよ・・」
と・・・・

どうしよう・・・
伝えようか・・・
学級代表さんに・・・
伝えよう・・・
事が起こる前に・・・


ナントカ カノジョニ ツタエナキャ

そう思って誰もいない踊り場からあたしも去った

35 ◆F4KXl3vbck:2008/08/09(土) 20:57:31 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−10真実?

がらがらっ
ドアを乱暴に開けて入ってきたのはささらさんだった
「大丈夫ですかっ!学級代表さん!?」
あたしは唖然とした。
まだ誰も来てないのに・・・一番の来訪者が・・あの・・ささらさん。
にわかには信じられない。夢を見てるのかな?

「あのっ!  すいま・・・せんっ もっと・・早く・・・・・」
そういってささらさんはその場で座り込んだ
あたしは・・・そばに行きたかったけど・・
「いったっ!」
足に激痛が走る・・・動けない・・・

「ささ・・らさん・・・何が・・?あった・・・の?」

「ごめんなさいごめんなさい・・・」
ささらさんは謝るばかり・・
どうすればいいの?

「ねえ・・・なにがあったの・・?どうしたの?
ねえ・・・泣かないで・・あたしまで悲しくなる・・・」

それは本当。。だって人が悲しんでたら自分のせいかなって思う。
だってこの子は現にあたしのそばに来て泣いた・・・

あたしはすべるようにしてベッドを降りた。

這うようにしてささらさんのほうに行く
「ねえ・・・どうしたの・・?あなたの泣く理由を教えて・・?ねえ・・?」

「ひっく・・・あたし・・・しってたのに・・・」
「なにを・・?」
あたしは優しく問いかける
「・・・ひっく・・・あなたが・・・けがする・・・こ・・と・・・っ」

「・・・・・・・・・・・・え?」

36 ◆F4KXl3vbck:2008/08/10(日) 20:41:23 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−11 時

「はあっはあっ!」
あたしは校内を走っていた。もともとそんなに走るのが嫌いなわけじゃない。
ただめんどくさいし目立つのは・・・やだから・・走ってないだけ。
何かすがすがしいかも・・こんなあたしもちょっといいかも・・

誰かのためにがんばれる自分

いつも・・目指してたもの・・・
はやく・・はやく・・・・
あの人に・・・あの人が・・事件に会う前に!!

ガッシャーン!!!!!!

え・・・・?
あれは・・・たぶん一階・・・

きゃーーーーー!!

誰かの悲鳴も上がる
そんな・・・
あたしは三階にいた・・
しかも階段も遠い
あたしは一生懸命はしった

ふせげなかった。
知っていたことなのに・・

足の疲労もあってつくのに時間がかかった
さっき事件があったであろう場所には・・・血と・・・・ガラスの整理をしている教頭先生がいた。

「教頭先生・・・さっき何があったんですか?」

聞いてみる。先生もあたしにきずいて気まずそうな顔をして答えた

「・・・轟さんが・・・ガラスをもっていた子にぶつかって・・・なんだか・・・足に重症・・・」

「・・・っ!」
驚いた・・・というよりは・・・悔しくなった
助けられなかった自分に・・情けなさがあふれてきた
それと共に・・・
同じクラスの・・計画の首謀者に・・・いかりと、にくしみと、あきれが混ざった感情をもった。

「・・・先セ・・イ・・・轟さんはどこに・・?」

「たぶん・・今は保健室で寝ているんじゃないか・・?」

そういわれるや否やあたしは保健室に走った。
学級代表さんの無事を確かめるため・・
いえなかったことを謝るため・・・
そして・・・・あの首謀者のことを教えるために・・・


がらがらっ
あたしはドアを乱暴に開けて入った
「大丈夫ですかっ!学級代表さん!?」
あたしは愕然とした。誰も来ていない。だって・・・学級代表さんはみんなに好かれて・・・

にわかには信じられない。夢を見てるのかな?
その前に・・・・夢でも謝らなきゃ・・・
「あのっ!  すいま・・・せんっ もっと・・早く・・・・・」
そういってあたしはその場で座り込んだ。情けなさと・・・罪悪感があたしの中をめぐる

「いったっ!」
学級代表さんが言った。やっぱり・・足・・・もう・・・だめなのかな・・・

「ささ・・らさん・・・何が・・?あった・・・の?」
そんな状態でも・・学級代表さんは明るく声をかけてくれた
「ごめんなさいごめんなさい・・・」
でも・・あたしは謝るばかり・・だって・・・それしかできないから・・・
どうすればいいの?

「ねえ・・・なにがあったの・・?どうしたの?
ねえ・・・泣かないで・・あたしまで悲しくなる・・・」
ゴメン・・・でも・・・涙が・・・止まんない・・
でも・・・そうだよね。だって人が悲しんでたら自分のせいかなって思う。
あたし・・・いっつも迷惑かけてきたから・・

学級代表さんはすべるようにしてベッドを降りた。

這うようにしてあたしのほうに来る
「ねえ・・・どうしたの・・?あなたの泣く理由を教えて・・?ねえ・・?」
こんな状態になっても・・・あたしに優しくしてくれる。・・・

「ひっく・・・あたし・・・しってたのに・・・」
涙が止まらない・・・もっと・・・ふつうに・・・・っ
「なにを・・?」
あなたは優しく問いかける
それがあたしの罪悪感をもっと攻める・・・
「・・・ひっく・・・あなたが・・・けがする・・・こ・・と・・・っ」
言った・・・・
「・・・・・・・・・・・・え?」
そりゃ・・驚くよね・・・
でも・・言わなきゃ・・・

37 ◆F4KXl3vbck:2008/08/12(火) 06:00:41 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−12 驚きのち悲しみ。

「・・・・え?」
今・・・この子・・・
あたしが怪我するのを知ってたって・・・
どうして?うらない?
何故・・・・知っていたの?

「きょうの・・・・っ・・休み時間・・っ・・いつも・・・行ってる・・っ
南館の踊り場に・・・・っ・・・××さんと・・っ・・△△さんがいて・・っ
その人の話を聞いたの・・っ」

××さんと△△さん?あたしを嫌ってた人たち・・・

「そのひとたちっ・・・・もともと・・っ・・・学級代表さんの悪ぐちっ・・・
言って広めた人で・・」

やっぱり・・・・あの子達か・・・
こんなことになってほしくなかったのに・・・
どうしてかな・・?

「・・・っ・・その人の話は・・こんなのでした・・・」




「ねえねえ・・・きょう・・やらない?だってあの子明日大会でしょ?足・・駄目にしてやろ!」

「どうするのよ・・・誰かに聞かれでもしたら・・・」
「平気よ!こんなとこに誰も来ないわ!!!」
「で・・何してあの子に怪我させるの?」
「・・・・あたし昨日から考えてたんだけど・・・」
「なになに?」

「今日の理科の時間にガラス使うじゃない?それ・・あんたが運ぶ役でしょ?
それを・・・あの子の前で落とす・・・ぶつかったフリをして・・・」
「・・・でも・・・そんなことしていいの?」
「大丈夫・・・ばれなきゃいいのよ?」
「でも・・上手くいくの?」

「行くわよ!

じゃあ・・・今日・・・あたしがあの子を張ってるから・・・合図をおくったら・・・ね?」
その子は友達にそういうと階段を少し降りて言いました
「うまくやるのよ・・」


「こんな感じでした・・あたし・・いくらなんでもひどいと思いました・・・
せっかくあたしが友達になれるかもって思った人を・・・・・・」
あたしに・・・友達になれるかも・・・と・・思った・・・。
それは・・ほんと?

「足・・・きっと明日は走れないんでしょう?」
「う・・・」

痛いところをつかれた
どう答えるべきなんだろう・・・
心配させないために・・・ここは・・

「平気!走れるよ!」

あたしは・・・ウソツキ・・・

38 ◆F4KXl3vbck:2008/08/15(金) 16:57:29 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−13責任

「きょうの・・・・っ・・休み時間・・っ・・いつも・・・行ってる・・っ
南館の踊り場に・・・・っ・・・××さんと・・っ・・△△さんがいて・・っ
その人の話を聞いたの・・っ」

だめだ・・・声が震える・・・

「そのひとたちっ・・・・もともと・・っ・・・学級代表さんの悪ぐちっ・・・
言って広めた人で・・」

こんなことになってほしくなかったのに・・・
どうして?
こんなこと・・本当は言いたくない・・・

「・・・っ・・その人の話は・・こんなのでした・・・」
そういって・・あたしは・・・聴いたことを話した

「こんな感じでした・・あたし・・いくらなんでもひどいと思いました・・・
せっかくあたしが友達になれるかもって思った人を・・・・・・」
本当に思ったの・・・あたし・・・友達になれるかも・・・って・・・

足・・・大丈夫だったのかな・・・?聞いて・・・いいのかな・・・?
たぶん・・もう走れない・・さっき教頭先生の話し方では・・もう・・・
それでも・・・万一の可能性にかけて・・

「足・・・きっと明日は走れないんでしょう?」
「う・・・」

やっぱり・・少し苦い顔をした。走れないんだ・・・

「平気!走れるよ!」

うそだ・・・あたしには分かる・・・これは・・・うそだ・・・

「ウソ・・つかないでください・・・」
言った。うそじゃなかったら・・・

「・・・・・・・・・・」
学級代表さん・・黙っちゃった。やっぱりウソだったんだ・・・
傷つけたかな・・?

「・・・なんで・・?」
え・・?
「なんでわかるの・・?」
え・・?
「どうして・・・ウソ・・ついてるって・・分かったの・・?」
「どうしてって・・・・顔・・・ひきつってた・・・あたし・・・顔から・・・何かをつかむのは・・得意だから・・・」
それは本当。
「じゃあ・・・・」
何ですか?学級代表さん・・なんでも・・してあげたい・・・




「私の代わりに・・・・大会・・・出てくれませんか・・?」

39 ◆F4KXl3vbck:2008/08/18(月) 19:02:44 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−14決心

「ウソ・・つかないでください・・・」

え?・・・なんで・・?
うそが・・・・ばれた・・?

「・・・・・・・・・・」
あてずっぽうに・・・言っただけ・・?でも・・先生とかに・・聞いたのか・・な・・?

「・・・なんで・・?」

きょとんとしてる・・・どうして・・・

「なんでわかるの・・?」

「どうして・・・ウソ・・ついてるって・・分かったの・・?」
言った。あてずっぽうだったら・・・悲しませるかな・・?

「どうしてって・・・・顔・・・ひきつってた・・・あたし・・・顔から・・・何かをつかむのは・・得意だから・・・」

それは本当?信じていいの?この子を・・・信じる・・・べきなの・・?

決心の時・・
「じゃあ・・・・」

自分は出れない・・・だから・・



「私の代わりに・・・・大会・・・出てくれませんか・・?」


「・・・・・・・・・・・え?」
ささらさん・・・やっぱりきょとんとしてる・・・ちょっと可愛いかも・・そんなことを考えた。

「ささらさんは・・見えないところで・・・活躍してる。きっと・・・あさに花の水をかえているのもあなたでしょう?
勉強も本当は出来るんでしょう?・・・運動も・・・」
あたし・・・いっつも見てた。
放課後・・・誰かのしなかった当番の仕事をあたしが学年委員会があって帰りが遅くなってもやってたときもあった。
そんな時・・・次の日になってあたしがやったことになったこともあったよね・・・

「な・・・・んで・・?」

ささらさんは今にも泣きそうだった
何についての質問?運動?それとも裏で活躍してたこと?

「どうして・・・あたしの・・・そんなこと・・・知ってるの?」

どうしてって・・・・
「みてたから。」
そういってあたしは軽く微笑みかけた
「ささらさんがあたしの顔を見て嘘をついているのが分かるように。あたしは・・・みんなのタイムとか・・・全部調べてる。フォームも。
ささらさんは・・遠慮して走ってた。まるで表に立つのが怖いみたいに。」
そう感じたのは・・・ほんとだよ・・・

ささらさんは驚いて目を見開いていた
「見抜いて・・・た・・・」

あたしはこくんとうなずく。
「ハハハ・・・・・・気づかれてた・・・先生は・・?」

あたしは首を横に振る。先生にいっても聞いてもらえなかった。

「・・・はい・・・そうです・・・力・・抜いて・・走ってました。みんなの前に出て・・・そのプレッシャーが恐かった」
「・・・・分かる・・・でも・・・それを乗り越えないと・・・みんなに見られないで・・・宝の持ち腐れになっちゃうよ・・?」

ささらさんは静かに何度もうなずいた。

「でも・・・・」

まだ・・なにかあるの?

40 ◆F4KXl3vbck:2008/08/20(水) 20:41:33 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
「・・・・・・・・・・・え?」
あたしはきょとんとした。

「ささらさんは・・見えないところで・・・活躍してる。きっと・・・あさに花の水をかえているのもあなたでしょう?
勉強も本当は出来るんでしょう?・・・運動も・・・」

どうして・・この人は何でもかんでも知っているの・・?
放課後・・・誰かのしなかった当番の仕事をあたしがやってたときもあった。
そんな時・・・次の日になってあなたがやったことになったこともあったよね・・・
それは・・少し悲しかったけど・・・

「な・・・・んで・・?」

あたしは今にも泣きそうだった
何についての質問なんだろ・・・全部・・かな・・?

「どうして・・・あたしの・・・そんなこと・・・知ってるの?」

あたしは返事を待った。少し間を空けて
「みてたから。」
そういってわれて軽く微笑みかけられる
「ささらさんがあたしの顔を見て嘘をついているのが分かるように。あたしは・・・みんなのタイムとか・・・全部調べてる。フォームも。
ささらさんは・・遠慮して走ってた。まるで表に立つのが怖いみたいに。」

・・・どうして・・なんで・・・そんな・・・見抜かれて・・・た・・・そん・・・な・・

あたしは驚いて目を見開いていた
「見抜いて・・・た・・・」

学級代表さんはこくんとうなずく。
そっか・・・
「ハハハ・・・・・・気づかれてた・・・先生は・・?」
先生に・・そのこといったり・・・した?それとも・・先生は気づいてた?

学級代表さんは首を横に振る。そっか・・・少し残念かも・・・・ってなに思ってるんだろ・・ハハハ・・
本当の事・・・いったほうが楽になれるかも・・・

「・・・はい・・・そうです・・・力・・抜いて・・走ってました。みんなの前に出て・・・そのプレッシャーが恐かった」
「・・・・分かる・・・でも・・・それを乗り越えないと・・・みんなに見られないで・・・宝の持ち腐れになっちゃうよ・・?」

あたしは静かに何度もうなずいた。その通りだと思ったから

「でも・・・・」

明日は・・・大会。

41 ◆F4KXl3vbck:2008/08/30(土) 18:22:40 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
↑は2−15驚き です。
大変遅くなりました。更新させていただきます。




「明日は大会があるんです」
そう聞こえた。

「・・・なんの?」
思わず聞き返してしまった。失礼だ。
この子の事だ・・・あの計算の大会だろう。
「計算の・・・大会です・・・」
やっぱり・・・

「すみません」
ささらさんは謝った。この子が輝けるチャンスを・・・取っちゃいけない。
それは分かってたけど・・・口から出た言葉は
「私のほうの大会に出てください」
だった。
頭ではきかなくなってた。体が・・・走りたい、走りたいって叫んでるみたい。
みんなからの・・・罵声が聞こえるみたい。
どうして出なかったんだとか・・・なんでケガなんかしたんだって言う・・・声が・・・
「おねがい・・・みんなの・・・期待が・・・かかってるの・・・」

そういったら・・・

「まだでないとはいってませんよ」
という返事が返ってきた。思いがけない言葉だった。
「私の大会は午後です。学級代表さんの大会は午前中で終わるでしょう?
走りますよ。私自身の・・・償いのためにも。」

・・・・・

「ありがとう」


その言葉しか出てこなかった。
涙が・・・頬を伝うのが分かった。
満たされていく・・私の想い。。。

42篠波:2008/09/01(月) 12:32:48 HOST:fw-fw-222.c-able.ne.jp
とても上手いですね
凄いカンドーしました!!

2人の考え方とかも分かるし、もうヤバイ…
泣きそうだぁ

続き、頑張ってください☆
応援しますッ

43 ◆F4KXl3vbck:2008/09/01(月) 20:02:43 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
わあ!久しぶりのコメントだあ!!ありがとう!!!!!!
>>篠波サン♪

本当に・・・ありがとうございます・・・
こんな駄文で泣けるなど・・・本当にありがとうございます・・・
それでは続き書きますぞぉ!

44 ◆F4KXl3vbck:2008/09/01(月) 20:15:09 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
41は2−16満ちた思い
             でした。
何か何度もすんません。。。





2−17みなぎる力

「・・・なんの?」
あの計算の大会です・・・言っていいのか迷った。結果・・・
「計算の・・・大会です・・・」
やっぱり言った。

「すみません」
わたしは謝った。口から言葉が出たみたいだった。体は・・・罪悪に満ち溢れていた。

学級代表さんは少し黙った。口を開いて出てきた言葉は・・
「私のほうの大会に出てください」
だった。

学級代表さんは頭を抱えていた。うずくまって・・・まるで何かにおびえるような・・
「おねがい・・・みんなの・・・期待が・・・かかってるの・・・」

そういったら・・・

「まだでないとはいってませんよ」
と言った。じぶんでも思いがけない言葉だった。こんなこと考えてもいなかったけど・・・でも・・・

「私の大会は午後です。学級代表さんの大会は午前中で終わるでしょう?
走りますよ。私自身の・・・償いのためにも。」

・・・・・
筋が通ってる。ちゃんと頭が働いていたみたい。一番良い選択。

「ありがとう」

学級代表さんはそれだけ言った。でも・・たったそれだけの言葉だったけど・・・




胸の中が熱くなった。
罪悪に包まれていた心は・・・力に満ち溢れていた。




それそろクライマックスです。次は大会編に移ります。まずは学級代表改め 轟 静 の方の大会編からっ!

45 ◆F4KXl3vbck:2008/09/05(金) 18:59:06 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−18 陸上大会

「おはようございます。轟さんの代理の音動 ささらです。今日一日よろしくお願いします」
わたしは陸上競技場の前でこの大会に出る人たちと合流した。みんな先輩ばっかり。
やっていけるかな・・・そう思っているといつの間に来たのか、轟さんが肩をぽんとたたいた。

「へいき?緊張してる?」
私はそう言葉を掛けた。あたしが始めて大会に出たときみたい。何か初々しいな・・・
ささらさんは
「大丈夫」
というが・・・大丈夫じゃなさそうね☆

「魔法・・・かけてあげよっか?」
轟さんはそういった。
ほえ・・・と私は口に出した。
「魔法!あたしが試合に出る前に必ずすることなのっ☆」
そういって轟さんは私をそばにあったソファーに座らせた。

ソファーに座らせたあたしはささらさんの顔らへんで指をくるくるさせる。
「戦う相手は同じ戦場にいるひとじゃない 戦う相手は自分自身 自分自身に聞いてみて? 自分の本領を発揮できる方法が分かるから
 戦いに必要のはスパイクとかの物じゃない 自分自身の覚悟と決意 そして自分を信じる心だから・・・」

私には・・・それが本当のことであるように聞こえた。いや・・ほんとうの事なのかな?
私は頑張りますと一言言ってその戦場に向かった。

46 ◆F4KXl3vbck:2008/09/08(月) 09:45:27 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
あ〜なんか短編のはずなのに長くなってる〜・・・もう少しお付き合いくださいですう・・・

2−19本番

「位置について よおい」
さすが本番。みんながクラウチングスタート。静が出るはずの競技は100m走。さっきのまじないもあってささらはあまり緊張していない。
「パン」
ピストルの音が耳に響く。そんな事もお構いナシにささらは走る。出だしは完璧。先生方も驚いている。
そして・・・・ゴール。一着。ダントツとまでは行かなかったがかなり早いタイムだ。
この大会はタイムで決まる。走るのは一回だけで出たタイムの速い順で全国に行く代表が決まる。


「お疲れ様。大丈夫?」
ささらは結果発表まで時間があったので観客席の方に向かう。そこで静に声をかけられていた。
「うん。あの戦場で・・・自分と戦って・・・勝ったよ♪ありがとう」
ささらはにっこりとして あははっ と笑う。
「うん。ありがとう。やっぱり早かったね。」
そういって静も笑いかえした。


そして時間が経ち・・・結果発表。
電光掲示板に発表されていく。代表は6名

1 ○○中学校 西野 あゆみ 

まず一番速かった人・・・・

2 ○中学校  夢見 秋

ゆっくりと表示されていく

3 ○○中学校 気品 博美

4 ○○中学校 森田 南

最後の二人・・・

5 ○中学校  綿芽 なつき

さいご・・・・




6 ○中学校 金居 瞳




ささらたちのいる場所が静まり返った。あんなに速かったのに・・・
選手に選ばれなかった人の順位が出る

7 南町中学校 轟 静

さらにシーンとなる。
ささらは暗い顔をした。
その肩をぽんとたたいて
「頑張ったよ。ささらさんは・・・」
静がそういった
涙を目にためて。

47 ◆F4KXl3vbck:2008/09/13(土) 12:18:31 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−20 もう一つの大会へ

「すみませんでした。勝てなくて・・・本当に・・・申し訳ありません・・・
私は・・・次の試合へ・・・行きますが・・・先輩方も・・・頑張ってください・・・」
それだけ言ってささらは競技場を去った。
ほんとうにごめんなさい と小さく言って。


「受付はこちらで〜す!番号札を貰って席についてくださ〜い!」
受付の人が声を張り上げてる。そんなに大きくない大会のはずだが・・・たくさんの人が来ている。
ささらは下を向いた。こんなにたくさんの人の中で上に立つことができるのだろうか。不安になったのだ。

「戦う相手は同じ戦場にいるひとじゃない」
ささらはさっきの呪文を静かにとなえ始めた。
「戦う相手は自分自身 自分自身に聞いてみて? 自分の本領を発揮できる方法が分かるから。


きっと・・・場所が違っても・・・それは同じ・・・」

そういって試験会場へ入っていった。

48 ◆F4KXl3vbck:2008/09/20(土) 18:58:59 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−21 本領発揮

「はじめ!!」
監督(?)さんが声を張り上げる。みんなが問題用紙をめくり、私もめくる。
いろんな問題・・・
でも・・・こんな問題なら私は得意。
カリカリと静かなホールにシャーペンなどで書く音が響く。
私はすらすらと解いていった。

最後の一問。

円周率を書けるところまで書きなさい。(最高配点20点)




・・・・・円周率?そんなの・・・・3.1415・・・・・までしか覚えてないよ?
そんな・・・

勉強が甘かった。私は問題集も買わずにずっと自分の好きなパズル系の問題で遊んでいたのだ。
まあ・・・役に立ったが・・・


それから何度も見直しをした。計算間違いなどはしていなかったし問題も絶対にあっていると確信した。
が・・・
円周率は幾時間経ってもわからなかった。

「そこまで!」
終了。みんなが紙を裏返しにしてその場を去る。
もうだめだ・・・結果を待つしかない・・・神に祈ることしか・・・













ショセンワタシハコンナモノダッタンダ…

49 ◆F4KXl3vbck:2008/09/22(月) 07:31:31 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
だ〜れ〜か〜!!
・・・っていうか誰も読んでないのかな・・
読んだ人はコメぷりいず!!

50おもしろい:2008/09/22(月) 14:30:12 HOST:pl155.nas981.matsue.nttpc.ne.jp
おもしろいブログを発見したので
ぜひ見ていってください。
ちょっと○○だけど・・w

ttp://www.geocities.jp/wonji3596g/has/

51奈々:2008/09/22(月) 16:38:24 HOST:ntoska326073.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
心さん、すっごく面白いです!!
続きがすごく気になります!
続きも頑張ってください♪

52 ◆F4KXl3vbck:2008/09/22(月) 18:29:19 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
ありがとうございますっ!!
いや〜もう誰も見てないんだと思ってました;;
ほんっとありがとうございますっ!
<<奈々さん

じゃあかきますよ〜〜!!




2−22 結果

今日・・・結果が出る・・・私は受験場所(計算思考のやつ)に行った。
私の受験番号は666。なんか嫌な数字・・

「えっと・・・ 666 と・・・」
表にはランキング順にはってあった。
1位 136番
てな風に・・・
点数は中の方で「何番名前 何位」を言うと受験結果が渡されるらしい。
私は・・・・





!!!!!!
6位 666番
「ろ・・・6位・・・」
かんっぺきに(この印刷が)間違ってると思った。
確かめてみようと思い中に入っても、「はい」と普通に受験結果を渡された。
中には

6位 音動 ささら  180点

そう書いてあった。
・・・・・180?100点満点じゃなかったの?
私はてっきり100点満点だと思っていた。
帰ってきた答案を見ると
他の問題の方が点数は高く、私はあの円周率しか間違っていなかったらしい。
私はまだ ぼおぜん としていたがとりあえず家に帰って報告した。
その日はめでたかったので外食した。


「え〜これから受賞伝達式をおこないます。気をつけ〜礼!!」
「おねがいします」

「第××回 ○地区 計算思考問題大会
第6位 音動ささら!」

「はい。」
私は壇上に上がる。
みんなが驚いた顔をしている。
あいつ誰?っていう声も聞こえる。
あれから・・・考えた結果・・・
≪私は神様に微笑んでもらったんだ≫
という結論に達して今はとてもいい気持ち。
学級代表さんに報告したら飛びついて笑ってくれた。

受賞伝達が終わって・・・クラスに戻ると・・・みんなが集まってきた。
私はなにをしゃべって良いか分からなかったから学級代表さんに全て任せた(っていうかやってくれた

わたしは・・・なんだか暖かな気持ちになった。





こんな私でも   見つけてくれる人がいて
その人が   また新しい誰かを連れてきて
そうやって私のまわりにネットワークが出来る

こんな私でも   みんなのためにできることがあって
その人が   ありがとうっていうたびに
私は思う


こんな友達がいること   そうやって笑いあえること

    それはとても恵まれたことなんだと

53はぐ ◆qQ6wK6czCM:2008/09/22(月) 18:33:24 HOST:softbank219185220117.bbtec.net
感動しました!!
なんですかこの話!(何

すごいですね…ささらちゃんがんばったんですね…
とても面白かったです!

次の話も期待してます♪

>心様

54 ◆F4KXl3vbck:2008/09/22(月) 18:39:59 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
ありがとうございますっ!!
で・・・・
なんで 様 ?
もうタメでいいよ。
あ!ここに書き込む人はもうはじめっからタメでいいよ〜〜〜!!

55 ◆F4KXl3vbck:2008/09/22(月) 19:15:25 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−23 私

「おめでとっ!」
私はそういって飛びついた。
もちろんささらさん。
うれしかった。いまさらあの大会に私が出てれば・・・なんて思わない。
だって仕方ないじゃん。 不慮の事故 だったんだから。
攻めるつもりはさらさらない。
だって私の態度が起こしたものだし・・・今度ささらさんに聞いてみよう。

でも・・・ささらさんが喜んだとき、私もうれしかった。
この気持ちは何だろう

私・・・前の友達といたとき、こんな感情って抱いた?
みんなに、頼りにされてなかったんじゃない?
みんな、ほんとのことなんて話してなかったんじゃない?
だからこうおもう。




頼りにされること  必要とされること
隣にいてくれること  話を聞いてくれること

それはあたり前なんかじゃないんだなあって

だから私は祈るよ





      このままの状態がずっと続いてくれますように


って。

56はぐ ◆qQ6wK6czCM:2008/09/22(月) 19:28:00 HOST:softbank219185220117.bbtec.net
じゃあタメで話させてもらうね♪

でも様はつけさせてもらうよ〜(は


やっぱり読んでて幸せになるんだよね…この小説!
すっごいよ!
あたしはどちらかというと第2話目がいいかな?

続きがんばってね〜

>心様

57 ◆F4KXl3vbck:2008/09/22(月) 19:31:52 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
ウン・・・様か・・はずかしいな・・・
2はもうこのまま終わったほうがいい?
何か今の状態のまま終われば切れがいいと思うんだけど・・・
やっぱ変?
ど〜すればい〜の????
<<はぐ

58奈々:2008/09/22(月) 22:18:19 HOST:ntoska326073.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
すっごくおもしろいよっ!!
キャラに個性があって、読んでて楽しい!
続きも頑張って☆応援してるよっ♪
あと、呼びタメでOKだよっww
私もスレを作ったんだ!
よかったら来て!「マフィア?殺し屋?闇の番人少年少女ストーリ」って所>U<
暇だったら来てね★

59はぐ ◆qQ6wK6czCM:2008/09/23(火) 11:36:15 HOST:softbank219185220117.bbtec.net
う〜ん…
やっぱりそこは心様の自由d(ヤメレ
キレがいいと自分で思うのならそこでやめちゃってもいいし、(実際このままでも文句ないし(ぇ
続けてほしいとは思うけどね。
次回作も気になるから終わってもいいと思うけどね(どっちだよ
まぁ、半々ってところだね(オイ

>心様

60 ◆F4KXl3vbck:2008/09/26(金) 06:05:38 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
ん〜〜・・・じゃあ後ちょっとだけ続かせよっかなあ?
マフィア?殺し屋?闇の番人少年少女ストーリ
は読んでるよ〜!
おもしろいよっ!!

じゃあ本文にいこっかな〜?


2−24 結末


どうも ささらです。
あれから4年が経ちました。
あのころの私は引っ込み思案だったけど、あれからは勉強も運動もとても活躍できました。
あ!もちろん学級代表さんも 静ちゃん って呼ぶようになって、私は勉強について、静ちゃんには運動についてを教えあった。
やっぱり静ちゃんはすごくて勉強もコツをつかめば私が抜かされるんじゃないかってくらいに学力をつけたの。
今までの勉強法が悪かったみたい。

今私たちは高校生なんだけど、無事 「超」難関校 に二人で入ることが出来ました。
静ちゃんは運動で、私は勉強で学年一位をとっています。
あのころの私のままだったら今の自分はなかったと思います。
いまさらですが
         ありがとう

たくさんの人にそう言いたい。
たくさんの人に伝えたい。
そして

たくさんの人が幸せになって欲しい 
                  と

                     切に願っています。

私のように

      あなたの目の前に
                ≪未来≫という扉を開けてくれる誰かが
                                      現れますように


あなたにも、この幸せを味わってもらいたいです。

                               


                             音動 ささら

61 ◆F4KXl3vbck:2008/09/26(金) 06:10:23 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
これのテーマは≪未来の扉を開ける人≫だったのでこれで目立ち・目立たずは終わりです
予告では古・新をやる予定でしたが、どんなのにしようかという当初の設定を忘れてしまったので殺・傷をやりたいと思います。
どうぞ気を長くしてお読みください。

62 ◆BZrd3B1Wik:2008/09/26(金) 06:58:55 HOST:proxy2103.docomo.ne.jp
きゃははは
アンタ面白いね//

63 ◆BZrd3B1Wik:2008/09/26(金) 07:01:13 HOST:proxy2120.docomo.ne.jp
書くとこ間違えました
すいません;

64はぐ ◆qQ6wK6czCM:2008/09/26(金) 19:42:00 HOST:softbank219185220117.bbtec.net
読む読む〜(調子に乗るな

がんばってね、
心!

>心様

65 ◆F4KXl3vbck:2008/09/27(土) 13:13:37 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
じゃあ書くね〜☆


3殺・傷

登場人物


狩谷 登 かりや のぼる 男

戦いは好まないが国のために一生懸命戦う。
「殺戮(さつりく)の狩谷」とも呼ばれる。国は西ノ国


古矢 隆信 ふるや たかのぶ 男

こちらも戦いは好まないが国のために戦っている。
「苦しみの古矢」とも呼ばれる。国は東ノ国




プロローグ

日本は西と東に別れ、戦っている。
西では三木姫(みきひめ)
東では三戸姫(みとひめ)
             が勢力を強めた。

二人は姉妹で双子。三木姫が若干早く生まれた。
二人はどちらが家を継ぐかで争っている。
国を巻き込んだはるかなる戦い。
戦いに終わりは来るのだろうか。


プロローグ終

66 ◆F4KXl3vbck:2008/09/30(火) 18:34:21 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
3−1 狩谷 登


「かりやっ!狩谷はどこっ?」
城の中を豪華な服を着た人が走っている。
ここは西ノ国の西夜城(せいやじょう)
さっき走っていったのはこの城の姫である三木姫。

「何でしょうか?姫様。」
そういって現れたのは結構イケメンでやさしそうなお兄さん。
走ってきた三木姫を受け止めて優しくそういった。

「城に向かってくる輩がいるそうです。東の輩かもしれません。軍を引き連れて城を守ってください。」
狩谷は少し黙って、
「いいでしょう。城と姫様を立派にお守りして見せます。」
「おねがいします。」

三木姫は、狩谷が少し悲しそうな顔をしたのには気が付かなかった。

67 ◆F4KXl3vbck:2008/10/08(水) 13:14:58 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
3−2古矢 隆信

「姫様。何か御用でございますか?」
そう静かに、でも低くうなるように言ったのは、強面のなんかどっかの海賊にでもいそうなお兄さん。
「ええ。これから西夜城に踏み込もうとおもいます。あなたは軍の一番前に立って皆を案内してやってください。
今では城の場所を知っているのはごくわずかな者たちだけですから・・・」
そしてその強面お兄さんが姫様と呼んだこのお方が東の三戸姫。

そう、ここは東ノ国の東輝城(とうきじょう)。
さっきのがこの城の姫様。
三戸姫はお姉さんの三木姫よりはいくらか大人です。

さっきのように軍を仕掛けることも何度かやっています。
でもどちらかが勝つということは無く、たくさんの犠牲を同じくらい出して戦えなくなります。
それを続けて早一年。兵はもうほとんど残っておりません。
今回の出撃が最後でしょう。

「わが身 果て 血 尽きるまで 戦ってきましょう。」
「ええ・・・これで・・・終わることを祈っています。」

三戸姫も、古谷も、悲しそうな顔をしてその場を去りました。
その顔を見た近衛兵たちはいませんでした。

68 ◆F4KXl3vbck:2008/10/20(月) 14:01:24 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
あ〜〜なんか今回駄作になりそうな予感。
まあさっさと終わらせます。




3−3決意の日

決戦前夜

「ひめさま〜僕にはそんなこと出来ませんよ〜〜」
「いいの♪今はフリだけでいいんだよ〜?ほらっ!やってっ!」
「え〜〜」

これは・・・昔の自分?
いっしょにいるのは・・三木姫か・・

そこにいる男の子は、木刀を持ち、めったやたらに振り回していた。

「すっごーい!ねえねえ。将来、私がお姫様になったら戦ってくれる〜?わたしのために。」
女の子は笑顔で言った。
このころは、親からもそんな苦しい内容ばかりで教えられてきたからだろう。
普通のことなのだ。
「うん!みきひめは僕がまもるよ!」
「ウン!約束だよっ!」
「うん!やくそくっ!」

おれたちは、本当は同い年だったんだもんな。
いまじゃ、三木姫の方が妹みたいだ。

そうだな。誓ったんだ。





俺が三木姫を守るって。

69 ◆F4KXl3vbck:2008/11/09(日) 15:03:27 HOST:u250.d022063119.ctt.ne.jp
何か久しぶりで〜す。忘れてました。はい。
じゃあ書きま〜す。読んでる人はコメくださいね〜〜♪



3−4 決意の日


「どうしたの?」
・・・・なんだ?
これは・・・夢?
いや・・・自分の・・過去・・・か。

「お前。だれだ?」
これは・・・俺が捨てられていたときの話か・・・

「え?わたしの事知らないの?わたし三戸姫。この国のお姫様だよ?」
「・・・・しらない。おれ、捨てられたみたいだし・・・」
「ええ!?捨てられちゃったの!?・・・というか・・なんでそんなに冷静なの?」
「さあな。おれだってわかんねえよ。もう疲れたんだ。」
「ふうん。・・・・死んじゃうの?」
「かもな・・・」

あの時、お前はすごく悲しそうな顔で俺を見たな。
俺を・・・哀れんでくれたのか?
誰からも見捨てられた俺を。

「じゃあ・・・来る?おしろ。おしろにはこれなくても、他にべっかんがあるはずだし。
しにたく・・・ないでしょう?」

「・・・・・・・・・・・・ああ。」

おれは、あの時、死ぬのが恐かった。
本当に、泣きそうだった俺を、三戸姫は優しく抱きしめた。

「いのちは、そまつにしちゃいけないって、お父様は言ってた。だから、いこう?いきて、幸せになろう?」
「・・・・ああ。」

俺はそっけなく返事をしたけど、三戸姫は、笑って城に連れて行ってくれた。
そのときに、俺は誓ったんだった。




一度助けてもらった命を、次は三戸姫のために使おう。と。
命を掛けて、あいつを守ってみせると。

70 ◆F4KXl3vbck:2008/11/16(日) 08:38:07 HOST:u139.d020063119.ctt.ne.jp
いや〜久しぶりの更新。




3−5決戦

「わが軍も残り少ない・・・それでも・・・戦うか。同志たちよ。」
「「「「「はい!!」」」」」
「それでは・・・いざ!!出陣!!!!!!」
「「「「「オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」」」」」

そういって、われわれは走り出した。
風のように、馬に乗って駆ける。





黒い、波




「・・・・・妹の城なんかに・・・負けるものですか・・・」

そう、三木姫はつぶやいた。

71u:2011/03/20(日) 15:34:03 HOST:p4041-ipbf205aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
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