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逆〜二人の物語〜

39 ◆F4KXl3vbck:2008/08/18(月) 19:02:44 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
2−14決心

「ウソ・・つかないでください・・・」

え?・・・なんで・・?
うそが・・・・ばれた・・?

「・・・・・・・・・・」
あてずっぽうに・・・言っただけ・・?でも・・先生とかに・・聞いたのか・・な・・?

「・・・なんで・・?」

きょとんとしてる・・・どうして・・・

「なんでわかるの・・?」

「どうして・・・ウソ・・ついてるって・・分かったの・・?」
言った。あてずっぽうだったら・・・悲しませるかな・・?

「どうしてって・・・・顔・・・ひきつってた・・・あたし・・・顔から・・・何かをつかむのは・・得意だから・・・」

それは本当?信じていいの?この子を・・・信じる・・・べきなの・・?

決心の時・・
「じゃあ・・・・」

自分は出れない・・・だから・・



「私の代わりに・・・・大会・・・出てくれませんか・・?」


「・・・・・・・・・・・え?」
ささらさん・・・やっぱりきょとんとしてる・・・ちょっと可愛いかも・・そんなことを考えた。

「ささらさんは・・見えないところで・・・活躍してる。きっと・・・あさに花の水をかえているのもあなたでしょう?
勉強も本当は出来るんでしょう?・・・運動も・・・」
あたし・・・いっつも見てた。
放課後・・・誰かのしなかった当番の仕事をあたしが学年委員会があって帰りが遅くなってもやってたときもあった。
そんな時・・・次の日になってあたしがやったことになったこともあったよね・・・

「な・・・・んで・・?」

ささらさんは今にも泣きそうだった
何についての質問?運動?それとも裏で活躍してたこと?

「どうして・・・あたしの・・・そんなこと・・・知ってるの?」

どうしてって・・・・
「みてたから。」
そういってあたしは軽く微笑みかけた
「ささらさんがあたしの顔を見て嘘をついているのが分かるように。あたしは・・・みんなのタイムとか・・・全部調べてる。フォームも。
ささらさんは・・遠慮して走ってた。まるで表に立つのが怖いみたいに。」
そう感じたのは・・・ほんとだよ・・・

ささらさんは驚いて目を見開いていた
「見抜いて・・・た・・・」

あたしはこくんとうなずく。
「ハハハ・・・・・・気づかれてた・・・先生は・・?」

あたしは首を横に振る。先生にいっても聞いてもらえなかった。

「・・・はい・・・そうです・・・力・・抜いて・・走ってました。みんなの前に出て・・・そのプレッシャーが恐かった」
「・・・・分かる・・・でも・・・それを乗り越えないと・・・みんなに見られないで・・・宝の持ち腐れになっちゃうよ・・?」

ささらさんは静かに何度もうなずいた。

「でも・・・・」

まだ・・なにかあるの?


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