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松田亜利沙(29)「あっ、陸くん。久しぶり」

1名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/07(水) 17:06:29 ID:ZAKXUDq2

765プロシアター関係者席

北沢陸(18)「ど、ども。ご無沙汰してます」
亜利沙「本当に久しぶりですねぇ。最後に会ったのは…一年くらい前でしたっけ」
陸「…そうっすね」
亜利沙「今日は、もしかしてお姉さんを見に?」
陸「はい。亜利沙…さんは、今日は出ないんですか?」
亜利沙「ありさは、昨日出たので今日はお休みです。もう昔みたいに連日は動けません。あはは」
陸「…そうですか」

亜利沙「でも珍しいですね、陸くんが見にくるなんて」
陸「…まあ、確かに」
亜利沙「聞き辛いですけど、一昨年くらいから…その、仲悪かったのでは?」
陸「その…所謂反抗期だったんすよ。自分でもバカだったなって思ってますけど…」
亜利沙「あ、えと、そ、そうだったんですか…」
陸「そんな申し訳無さそうな顔しないでくださいよ…その、今はそこまで姉さんとも仲悪くないですから」
亜利沙「なら、良かったです」

69名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:05:59 ID:l9JqveLE
♫〜piece of cake

『いつだって逢おうよ! It's a day for kiss!!』

志保『ホントはね、ずっと気付いてたんだ
   ナイショでこっちを向いていたの
   おんなじ気持ちだったから』

麗花『距離感もつかめないでいた、あのころ
   おたがいが、ただ友達(みんな)の中の一人で』

志保『恋をするきっかけなんて、ほんとうにシンプルなこと』
麗花『目と目があったそのとき
   想い告げるタイミング、測れるのかしら?』

  『Yes, it's a piece of cake. だってもう、あなたなんだ
   心で伝えられる気がするの…まるでテレパシー
   だからかな piece of cake. イッシュンの甘い予感に笑っちゃう
   「好き」って言ってくれたら
   いつだってきっと恋人になれる…It's a day for kiss!』

・・・

亜利沙(見せたかったのって…もしかして…)

陸(姉さん…もしかしてワザとこの曲にした…?)

亜利沙「りく
陸「あり
「「あっ先に」」

・・・

70名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:06:24 ID:l9JqveLE
♫〜
『恋になる一歩手前で、ちょっと照れくさくなった
 目と目があったそのとき
 瞳の中映ってる素直なわたしがいたから

 Yes, it's a piece of cake.だってもう、あなたなんだよ
 「もしかして」が「やっぱり」に変わったの I LOVE YOU.

 まるでショートケーキの上のストロベリー
 みたいに赤くなった頬のせい…ふたりシンパシー
 はんぶんこ piece of cake.
 イッシュンで甘い魔法がかかっちゃう
 「好き」って言ってほしいな
 いまだって、ずっと待ってるんだ
 きっと…きっと!恋人になれる
 It's a day for kiss!

 いつだって逢おうよ! It's a day for kiss!!』

・・・

観客「ワァァァァァ!!!」「麗花さんだ!」「マジかよ今日来てよかった!」「やっぱ歌うめぇなぁ」ザワザワ…

亜利沙(えと…えと…これは…)
陸(…どこで知ったか知らないけど…)ギュ

亜利沙(っ?!手っ、陸くん手っ握っ…)
陸(余計なお世話なんだよ…姉さん。でも…助かった)

陸「亜利沙さん」
亜利沙「なっ、なんでしょう⁉︎(手が繋っ…うわっ…やっ…)」


陸「この後、一緒にメシ、行きませんか」
亜利沙「…えっ!?あっ?」

亜利沙「あっ…えとっ、あのっ」
陸「もちろん、みんなに内緒で」




亜利沙「……はい…!」

71名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:06:47 ID:.0/dr742
サンキューシッホ

72名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:07:28 ID:l9JqveLE

控え室

麗花「ふぅ〜久しぶりに歌った歌ったぁ〜」
志保「はぁ、はぁ…相変わらず歌もダンスも上手ですね…」
麗花「そうかな?志保ちゃんも上手になってよね。りっくんパワーかな?」
志保「はぁもう…」

麗花「それより、なんで今回はわざわざ私にオファーしたのかな?元々私と志保ちゃんの曲ではあるけど…別に他の人が歌ってもよかったよね?」
志保「まぁ…そうですね…でも今日の面子だとこれ踊れる人少なかったですし…何より、この曲は貴女の声が必要だから」
麗花「そうかなぁ?」

志保「それに、今日は陸に向けて一緒に歌ってもらったんですから…分かってますよね」
麗花「? どうゆうこと?」
志保「…2人の邪魔はしないと約束して下さい」
麗花「えぇ〜した事ないよ?」
志保「嘘付かないの!あなた何回ウチの陸にちょっかい出してると思ってるの!」
麗花「そうだったかなぁ?ね、茜ちゃん。ないよね?」
茜「自覚が無いのが、麗花ちゃんの怖い所だよ、志保ちゃん」
志保「…そうですね」



終わりです。

73名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:09:26 ID:rBqlgXNw
やっぱ…>>1の書くSSを…最高やな!
またお願いすると思うんで、また来てくださいね

74名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:12:15 ID:yp.mFQm2
今日はスペシャルゲストォ・・・

75名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:17:13 ID:l9JqveLE
ちょっと長くなりましたが>>25-26の折衷案みたいな感じで完成しました。毎度少しリクからずれちゃって申し訳ナス。
皆さんのお褒めの言葉とリクエストのおかげでここまで書けました。みんなありがとう!フラーッシュ!
最後の麗花さんについては、陸は小さい頃からぷっぷかさんにちょっかい掛けられてたらいいなぁという自分の願望です(小声)
piece of cakeはミリオン曲の中でも屈指のオシャレ曲で自分の一番のお気に入り曲なので、未聴の方はぜひ聞いてみて、どうぞ

76名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:19:09 ID:7PIMysZY
こっちの北上さんはPと幸せになって欲しい

77名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:23:44 ID:HrW9HtJY
いい!いい!

78名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:23:46 ID:cG5OdTLY
こんな名SS書いちゃってさあ、誇らしくないのかよ?

79名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:25:50 ID:.bXXVQbI
あーサイコサイコ…
今日はこれでぐっすり寝れますよ

80名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:26:26 ID:.0/dr742
好評!絶賛!

81名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:26:36 ID:adCjk4Ko
はああああああああああああああ(昇天する音葉)

82名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:26:45 ID:G4M/URvA
ああ〜いいっすね〜

83名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:37:13 ID:8RvVC7Rs
玉も竿もでけぇなお前(褒めて伸ばす)

84名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:48:51 ID:b1ZVProw
世界一やお前!

85名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/10(土) 22:57:18 ID:OqCAtRJA
めっちゃよかった…
ぷっぷかさんは間違いなくぎゅーってしてりっくんの性癖を歪ませそう

86名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 00:24:52 ID:B.8GzNfo
こんな名作書いちゃってさあ、誇らしくないのかよ?

87名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 06:02:53 ID:LfX25/sI
・ミリマスの知名度の微増
・MTDRKの存在
・板住民のホモとショタへの飽くなき探究心
これらが相まってこの松田陸SSという流れが出来たと考えると…何か芸術的(恍惚)
NaNじぇいに居なかったら松田と弟沢のカップリングなんて想像もしなさそう

88名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 07:13:17 ID:rUylZzGo
世界一...宇宙一やオマエラ

89名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 11:05:30 ID:AtbJ.Rfk
イッシュンの甘い予感に笑っちゃうんすよね
恋すか?

90名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 15:24:19 ID:Pu2dt8wE
この作品来年のセンター試験の題材に使われるってマジ?

91名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 16:24:25 ID:LZiVIWGs
麗花(33)

ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!! ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!! フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!! フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!

92名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 18:55:40 ID:xsqeu6f.
「亜利沙さんに会いに来ました」で一旦溜めるのが完璧すぎて草

93名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/11(日) 22:07:38 ID:AtbJ.Rfk
>>91
わかるわかる……

94名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:33:46 ID:o.tpfXxo
北上宅

ピンポン♪

P(アラ40)「おーっすおはよー。起きろー」
P「…返事ねぇし…入るぞー」

バタン、ガサガサ…

P「まぁた散らかして…ったく…」
P「おい麗花…起き…っ⁉」
P(…何で裸なんだよ)

P「…おい、起きろって」ユサユサ
麗花(33)「ん〜…」
P「起きろよ、ほら」
麗花「ん、…ジュリアちゃん?」
P「ジュリアなら絶賛全国ツアー中だ。寝ぼけてないでさっさと…!?」
 
ガタン ドサッ

麗花「つーかまーえた」
P「…」
麗花「う〜ん…いい抱きごこち…」
P「…あのなぁ」
麗花「なぁに?」
P「早く出ないと、遅刻するんだよ。今日のロケは遠いんだ」
麗花「むぅ…」
P「ほら、早く服着ないと…」
麗花「…王子様のくちづけが無いと、起きれません」
P「…起きてんだろ」
麗花「起きてません」
P「麗花が最近は寝起き悪くないこと知ってますが」
麗花「……」

P「はぁ…絶対起きろよ?」
麗花「…ん」


・・・

95名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:34:08 ID:o.tpfXxo
関東某所

prrrrrr…
ガチャ
 P「あっもしもし、志保か?」
志保『プロデューサーさん。おはようございます。今日は麗花さんとロケだったんじゃ?』
 P「そうそう、いま出先。ちょっと今日中に次のライブの打ち合わせしたくってさ。電話でもいいか?」
志保『えぇ。構いませんよ』
 P「良かった。それでさ、Bブロックの志保ソロの所あっただろ?」
志保『あーっと…あーはいはい。乙女ストームの前の』
 P「そうそれ。あそこさ、また麗花とのデュオにしたいんだよね。この前のやつ評判良くてさ」
志保『……』
 P「…志保?」
志保『…お断りします』
 P「…え!?何で!?」
志保『さぁ。当の本人に聞いてみたらいいんじゃないですか?』
 P「ちょっ…どういう事だよ!?」
志保『あそこは私のソロにしますから。それじゃ』

プツッ ツーツー…

P「どういうこっちゃ…」

96名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:34:31 ID:o.tpfXxo
麗花「は〜いっぱい歩いた〜♪」
P「お疲れさん麗花。ほらよ」
麗花「あっ給水デューサーさん。ありがとうございます♪」
P「今日はもう撮影終わりか?」
麗花「はい!いい取れ高でしたよ。こう、川がじょわ〜って!」
P「そうか、それならいいんだけど…その、一つ聞きたいんだけど」
麗花「? なんですか?」
P「その…あれだ、最近志保となんかあった?」
麗花「志保ちゃんと? ん〜? この前一緒に歌ったっきり、特に何もないですよ?普通です♪」
P「あれ、そうなの? …なら別にいいんだけど」
麗花「あ、でもこの前陸くんとは会いましたよ!」

P「…マジ?」
麗花「はい!マジマジです。街中でそりゃあもうバッタリ!」
P「…あぁ…そう。そん時なんかあった?」
麗花「うーんと…普通に声かけて〜…普通に挨拶して〜…それで、待ち合わせしてるからーって陸くんどっかいっちゃいました!」
P「普通に挨拶…とは?」
麗花「普通ったら普通ですよ? プロデューサーさんや茜ちゃんと同じように…」
P(ダメじゃん…)「待った、もういい。車出すからすぐ帰ろう」
麗花「あれ、そうですか? じゃあ帰りは私が運転しますね!」
P「え、いいよ…送迎の意味ないし、それに事故でもあったら…」
麗花「年一でスピード違反する加速デューサーさんと違って私はゴールド免許ですよ!」フンス
P「…分かった、うん…運転よろしく」
麗花「はい!」

97名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:34:53 ID:o.tpfXxo
高速道

ブロロロ…
P(とは言ったものの…運転してないと、暇だな)
 (まあ麗花の運転は割と安全だし、快適っちゃあ快適だけど…)

麗花「…あのね、プロデューサー」
P「ん、何?」
麗花「陸くんと亜利沙ちゃん、最近付き合ってるんでしょう?」
P「…なんだよ唐突に」
麗花「普通にお互い好きになって、普通に告白して、普通にデートして。」
P「…11歳差を普通というかは知らないけど」
麗花「でも、素性は隠しながらでも、お付き合いして、デートしてる。」
P「そりゃあ…亜利沙は一応アイドルだしな」
麗花「でも」

麗花「私は、私たちは、いつまでみんなに隠さなくちゃいけないんですか?」

P「……」
麗花「こうして二人きりになれるときにしか、私たちは自由におしゃべりできません。
   ジュリアちゃんがいないときにしか、プロデューサーは朝起こしに来てくれません。」
P「それは…」
麗花「私も、普通のお付き合いがしたいです」

98名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:35:13 ID:o.tpfXxo
P「…立場があるんだ、レイ」
麗花「…」
P「俺は一般男性でも、志保の弟でもない。北上麗花のプロデューサーなんだよ」
麗花「…」
P「バレても大丈夫、なんて言えないんだ。時期を見計らう必要がある。分かるな、この意味?」
麗花「…うん」

P「…ごめん」
麗花「謝らなくてもいいの。プロデューサーの言ってることは分かるよ」
P「それなら…」
麗花「二人の時だけは、自由にしていい。そうだよね?」
P「…あぁ」

麗花「それなら…わ……好……させ……」
P(あれ…なんか…眠…)

99名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:35:37 ID:o.tpfXxo
???
ブロロロ…

P「…ん……」
麗花「起きましたか?プロデューサーさん♪」
P「あれ…寝てた?」
麗花「はい!ぐっすり安眠でしたよ?」
P「そうか…空ももう真っ暗…って!?麗花今何時だ!?」
麗花「22時ですよ」
P「はぁ!?19時から社長と会う約束なのに…電話は…あれ!?圏外!?麗花ここどこだ!?」
麗花「さぁ?」
P「さぁっておまっ…!……はぁ…」
麗花「ふふ、観念した?プロデューサー」
P「観念もなにも…どうすんだよこれ」
麗花「ちなみに緩やかな左カーブを速度73.6km/h前後で走るとプロデューサーは眠りに落ちます」
P「…ワザとやったな」
麗花「好きにしていいって言ったのはプロデューサーだよ?」
P「…はぁ」

100名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:36:29 ID:o.tpfXxo
麗花「あ、プロデューサーあれ見て?」
P「何だよ…」
麗花「ほら、あの綺麗なお城!」
P「城ってこんな暗いのに見えるわけ…っておい!お前あれ!」
麗花「西洋風で素敵。寄ってってもいいよね?」
P「馬鹿待てレイ、あれはタダの城じゃ…」
麗花「…知ってるよ?」
P「え?」

麗花「知ってて、言ってるの」

101名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:36:50 ID:zWozQOA2
いいゾ^〜これ

102名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:37:03 ID:o.tpfXxo
終わりです。>>91を見たらなんだか興奮してきたので書きました。
松田陸SSが書いててこっぱずかしかったのでこっちはちょっと大人の世界を出せたらなぁという感じです。
スレの雰囲気損なってたら許し亭許して。

103名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:38:28 ID:YbtNQ0NQ
ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)

104名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 00:59:22 ID:vBKZnk1Y
こういうのもいいんだよ

105名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 01:01:29 ID:zIyvmEbs
ヌッ!!!!!!ヌッ!!!!!!ヌッッッッ!!!!!!!!!!!!

106名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 01:17:07 ID:uwS75qX2
ぷっぷかさんメインヒロインとかヤバい…めっちゃすき

107名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 03:44:28 ID:6z5a9j1o
麗花さん三十路でも若々しそう

108名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 12:55:40 ID:oUaP.7jI
P「20回以上、30回以下?何回搾り取られたかわかんねぇ。」

109名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/12(月) 20:12:35 ID:E4wzgtDs
ぷっぷかさんに振り回された挙句プロちゃんと身を固められちゃって
公表後の劇場内では凄い茶化して祝うんだけど時折哀愁漂わせる寂しい笑顔が見え隠れする
そんな茜ちゃん(29)が想像できて涙がで、出ますよ…

110名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 14:04:34 ID:yH8bn.Ak
ヌゥン!ヘッ!ヘッ! ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!! ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!! フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!! フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!

111名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 14:42:39 ID:1YT7Kb6E
麗花×Pの受けが良かったようでとても嬉しいです。やっぱ反応を貰えるのは喜びで勃起しますね。
>>109
是非それで書いてみたいですが僕は恵美という心に決めた相手がいるので彼女以外曇らせる事は出来ません。誰か書いて♡

112名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 15:53:53 ID:2CU17N7k
え!!新スレでめぐみぃの曇らせステーキを!?

113名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 16:28:24 ID:SfbEKWO2
曇らせ隊は死すべし

114名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 16:30:57 ID:biKePg8M
心に決めた相手以外は曇らせないとは純愛派曇らせ隊の鑑

115名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 19:09:21 ID:O8XMqiJc
(純愛でも曇らせでもいいから続きが)もう待ちきれないよ!早く出してくれ!

116名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 20:41:17 ID:Y2UTOnPk
>>115
(P麗も松田陸もこれ以上書ける続きは今のところ)ないです。
曇らせにつきましては恵美(28)を以前一度曇らせてるのでログ漁って、どうぞ。

117名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 23:14:04 ID:gO6c6WNc
えっ、今日は昴くんを曇らせていいのか!?

118名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/13(火) 23:15:13 ID:4P6xzHd.
もう曇らせ済みとは仕事が早い

119名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:25:14 ID:KWcBKzqo
もう一個書けました。一年後です

事務所 AM11:00

P「つーわけで、今度のシアター公演の一曲目は亜利沙のソロな」
亜利沙(30)「…へっ?」
P「いやだから、亜利沙にup10sionやってくれって言ってんの」
亜利沙「…ソロで、ですか?」
P「うん」
亜利沙「…いやいやいやいや、冗談ですよね? ここ最近は未来ちゃんに手伝って貰ってたじゃないですか。なんでソロなんですか!? しかもド頭って…」
P「俺だって本当は二期生に任せたいよ。でもあの子達まだソロに慣れてないから、ド頭にしたらどうなるか分からないんだよ。実際この前試しに任せた〇〇は歌とダンスするのに精一杯で、盛り上げられたかと言われると…微妙なとこだ」
亜利沙「ありさの時は問答無用でやらせた癖に…」
P「そりゃお前さんのコール慣れと天性を見て行けると判断したからだ。アイツらには、それを出来るようになってもらわにゃ困る」
亜利沙「それなら尚更任せた方が…」
P「場数も大事だけどな、先ずはお手本だよ。きっちりトップバッターの腕前見せつけてやんな、亜利沙センパイ」
亜利沙「…そんなぁ」

120名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:25:51 ID:KWcBKzqo
・・・


都内某所 17:30

陸(19)「はぁ…はぁ、あ! 亜利沙さん。お待たせしました!」
亜利沙「あっ、陸くん!おはようございます」
陸「すんません、ちょっと遅れちゃいました」
亜利沙「いえいえ、まだ開演まで時間ありますから」
陸「そんじゃ、早速行きますか」



亜利沙「それにしても、よくありさだって分かりましたね。変装してたのに」
陸「え?あーそうですね。服装もいつもと違うというか…」
亜利沙「髪型変えるのは勿論ですけど、メイクも変えてますし伊達メガネもしてたのに」
陸「…もしかして、少し迷うの期待してました?」
亜利沙「いっ、いえいえ…そんなことは。でも変装薄かったかなーと」
陸「薄くはないと思いますよ。でも亜利沙さんって雰囲気で分かりますし、あと、やっぱスタイルいいし」
亜利沙「っ!………もう、どこ見てるんですか?」
陸「あっ、いや、その…やっぱ、脚ですかね」
亜利沙「…ばか」



亜利沙「大学の方はどうですか、陸くん」
陸「ええ、楽しくやってますよ。まぁ、なかなかこうしてデートに行かせてくれませんけど」
亜利沙「デっ…そ、そうですか。楽しいなら何よりです」
陸「俺としては早いとこクラブに入りたかったんですけど…姉さんが大学行けって言うので」
亜利沙「今の時代、大切なことですよ」
陸「姉さんは行ってなかった癖に」
亜利沙「志保さんは行く暇ありませんでしたからね。その分陸くんには行って欲しいんだと思います」
陸「…ほんとお節介…っていうのも悪いですかね」


・・・

121名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:26:30 ID:KWcBKzqo
・・・
事務所 

コンコン
志保「失礼します」
P「うーっす。入っていいぞー」
志保(28)「お疲れ様です。プロデューサーさん」
P「おう志保か。どした」
志保「二期生のみんなのレッスン進捗の報告と、次のライブの打ち合わせを」
P「あーそういえば今日報告か。どれどれ…」
志保「はい。まずは…」



P「成る程ね。なんだ、志保もなかなか教育係が板についてきたじゃないか」
志保「任命しといてその言い方は無いんじゃないですか」
P「いや、茶化してる訳じゃ無くてさ。やっぱ任せて良かったなって」
志保「ま、可奈が何人か増えたと思えば可愛いもんですよ」
P「……」
志保「…なんですか。何か文句でも?」
P「いや、志保の口からそんな言葉が出るとは思ってなくて…」
志保「…?」

志保「まぁいいです。それより、次のライブの一曲目ですけど…」
P「あーそれか。悪いな、こっちで勝手に決めちゃって」
志保「いえ、それは別に構いませんけど…随分と懐かしいなと」
P「そうだなぁ。亜利沙のトップバッターなんて何年振りかだろ」
志保「ええ。昔はよくお世話になりましたよ。本当に盛り上げ上手というか…でも、言い方は悪いですけど…どうして今さら?」
P「ま、アイツ(二期生)らにトップバッターとはなんたるかを見て欲しいってのが一つ」
志保「確かに…いつまでも未来に手伝ってもらってばっかりではいけませんからね。二つ目は?」
P「亜利沙、最近色恋に夢中で弛んどる。俺には分かる。ここらでビシッと一つ…」
志保「…私怨入ってませんか、それ」

P「…入って無いぞ」

志保「私知ってますよ、最近麗花さんと上手くいって無いって」

P「……なんで知ってんだ」
志保「女の口に戸は立てられないですよ。流石に知ってるのは一期生の間だけですけど」
P「…これだから女所帯は…」
志保「まぁ、亜利沙さんへの当てつけはほどほどにして下さいね」
P「…ほどほどにってことは、ちょっとはしていいの?」
志保「……」
P「あ、分かった!志保も陸くん取られて内心…」
志保「麗花さんに言っておきますね」
P「待って。ほんとやめて」

・・・

122名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:27:12 ID:KWcBKzqo
・・・

都内某ライブハウス 19:30

亜利沙「キャ〜!!〇〇ちゃ〜ん!!」
新人アイドル『みんなありがと!次はMCだよー!』
亜利沙「やーん可愛い〜!」

陸「亜利沙さん、ほんとアイドル好きっすね」
亜利沙「はい!ありさのアイドル予想としては、彼女はブレイク間違いなしですよ!」
陸「…ここ、競合事務所っすよね?」
亜利沙「陸くん。アイドルちゃんに大人の事情の境界線はありませんよ!!」
陸「…うっす」
亜利沙「ほら次はペンライト緑色ですよ!早く準備!」
陸「……うっす」

・・・

ライブ終了後

亜利沙「いや〜楽しかったですね〜」
陸「亜利沙さん…っはぁ…良く体力持ちますね…俺も鍛えてるはずなんですけど…」
亜利沙「アイドルちゃんへの愛がある限り、ありさの体力は無限大ですよ!…あ、でも…陸くんはその、楽しめましたか? もしかしてあんまり興味は…」
陸「いやいや、楽しかったですよ!やっぱ俺もアイドル好きだし、それに…応援してる亜利沙さんも可愛いし」
亜利沙「可愛っ……もう」
陸「それに、今日の予定決めてくれたのは亜利沙さんだし。文句なんて付けませんよ」
亜利沙「…なら、良かったです。それじゃあもう一軒、付き合ってもらっていいですか?」
陸「もちろん。いっつも任せちゃってすみません」
亜利沙「いえいえ、陸くんも忙しいですからね!任せてください!」


PM9:00
都内 とあるレストランバー

亜利沙「どうですか、中々いいお店でしょう?」
陸「…こんなオシャレなお店、初めてですよ」
亜利沙「確かに、ライブの後に来る雰囲気では無いかもしれませんけどね。あはは」
陸「…ええ。そっすね」
亜利沙「タレントさんとかが良くいらしてるお店なんですよ。緊張します?」
陸「…ちょっと」
亜利沙「ま、そこまでバカ高いとこでは無いので、安心して下さい」

店員「ご注文は」
亜利沙「えーっと…取り敢えず私は、お酒飲んじゃいましょうかね…モルツかな。陸くんは?」
陸「あ、じゃあ僕もそれで」
亜利沙(えっ…)
店員「かしこまりました」スタスタ…

亜利沙「…あの、陸くん。陸くんってまだ…」
陸「いやまぁ、歳はアレですけど一応大学生ですし…ちょっとは嗜みますよ」
亜利沙「んー…あと半年くらいでしたっけ」
陸「まぁ、正確には…ダメですか?」
亜利沙「そりゃあダメですけど…いえ、ありさもヤボはいいません。でも、飲み過ぎはダメですよ?」
陸「僕も亜利沙さんのスキャンダルにはなりたく無いので、ベロベロになるほどはやりませんよ」
亜利沙「…なら、いいですよ。二人だけの秘密、ですからね?」
陸「っ…はい」

店員「お待たせ致しました」
亜利沙「ありがとうございます」
陸「どうも」
店員「ごゆっくりどうぞ」

亜利沙「それじゃあ、乾杯」
陸「かんぱーい」

123名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:27:47 ID:KWcBKzqo
PM22:30

亜利沙「いやぁ。まさか陸くんとお酒を飲み交わす日がくるとは…」
陸「ウチの母みたいなこと言いますね」
亜利沙「…どーせありさはもうおばさんですよーだ」
陸「……訂正します。ウチの姉みたいなこと言いますね」
亜利沙「志保ちゃんとはもう飲んだことあるんですか?」
陸「いえ、実はまだ。姉さんその辺厳しそうなのでもう飲めることは黙ってます」
亜利沙「志保ちゃんは過保護ですからねえ…でも、そっか。ありさの方が先かぁ…むふふ」
陸「…亜利沙さん、結構酔ってますよね」
亜利沙「ありさまだ酔ってませんよぉ」
陸「…ワイン何杯いきました?」
亜利沙「………3杯?」
陸「5杯は行ってます。飲み過ぎです」
亜利沙「……むー」
陸(まぁ、酔ってる亜利沙さんめちゃめちゃかわいいからいいけど…)

亜利沙「…そりゃ飲みたくもなりますよ」
陸「え?」

亜利沙「まだファンのみんなには内緒ですけど、ありさ、次のライブのトップバッターなんです」
陸「すごいじゃないですか」
亜利沙「そうですけどぉ……ありさはもう、三十路のおばさんです。いくら頑張っても、これは事実なんです」
陸「それは…」
亜利沙「プロデューサーさんは…ひっく、二期生のみんなに盛り上げ方を見せつけてやれって…っく…言いました。でも…今のありさには…完璧にやり遂げる自信がありません…」
陸「……」
亜利沙「今日陸くんと一緒にライブ行ったのだって、ひっく、実はその為だったんです」
陸「…どういう?」
亜利沙「昔はですね、色んな事務所のアイドルちゃん達のライブを見に行って…ひっく…応援して…ありさもこういう風になりたい、ありさも負けられないって…っく…元気を貰いにあちこち行きました。でもね。」

亜利沙「最近はその…不安になるんです。他のアイドルちゃん達をみても…ありさはまだこんな風にできるのかなって。ひっく。こんな風に、きらきら輝けるのかなって。応援してるときは楽しいのに…曲が終わると…ダメなんです…」
陸「……」
亜利沙「ありさはっ…私は…」
陸「亜利沙さん、隣、いいですか?」
亜利沙「えっ?…あ、はい…どうぞ」
陸「…失礼します」ギュ
亜利沙「…っ!?」

124名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:28:19 ID:KWcBKzqo
陸「…亜利沙さん、覚えてますか?俺が高1ん時、姉さんと喧嘩して、亜利沙さんに泣きついたこと」
亜利沙「え、ええ…もちろん」
陸「俺はあの時、とても助けられました。帰り道の公園で、亜利沙さんがこうやって胸貸してくれて。すごく嬉しかったんです。相談する相手がいたんだって思って」
亜利沙「そ、そんな。ありさはあの時、偶然通りかかっただけで…」
陸「そうかもしれません。実際、俺はあの時泣くだけ泣いて、結局姉さんと仲直りするまで1年近くかかっちゃいました。けど、あの時亜利沙さんが助けてくれなかったら、今の俺はいません。多分俺が亜利沙さんに惚れたのはあの時だと思います」
亜利沙「ほ、惚れっ…」
陸「でもね、俺が1番最初に亜利沙さんのことが好きになったのは、姉さんに連れられて見に来た、亜利沙さんのライブの時なんです」
亜利沙「…え」
陸「ステージの上で歌って、どんな曲でもお客さんを楽しませて、誰よりもライブを楽しんでる。そんな亜利沙さんに、俺は一目惚れだったんです」
亜利沙「……」ギュ
陸「勿論、色々助けてくれた優しい亜利沙さんも俺は好きです。でも、だからこそ…ステージでいっちばん輝いてる、可愛くて綺麗なアイドルの亜利沙さんもまた見せて欲しいんです。ファンのみんなのために。そして…」
亜利沙「…?」

陸「できれば、…その、俺の為にも」
亜利沙「……!」
陸「……ダメ、ですか…?」

亜利沙「……んふ」
陸「……?」
亜利沙「…むふ、ふふふ」
陸「えっと……」

亜利沙「…いいでしょう。やってやりましょう!」
陸「…!」
亜利沙「ありさ、頑張りますよ!」
陸「…はい!」

ぎゅうううううっ

陸「ありさっ…さん、く、苦し…」
亜利沙「えへ、すみません。力入っちゃいました」
陸「…元気出たようで、なによりです」
亜利沙「ムフフ…胸の中でありさがわんわん泣くのでも期待しました?」
陸「……ちょっとは」
亜利沙「んふ。アイドルは、女の子は強いんです。泣いたりなんかしませんよ」
陸「…参りました」

亜利沙「よし!そうと決まれば今日は帰って寝ます!明日からのレッスンに向けて頑張らないと」
陸「そ、そんな急に…」
亜利沙「ほら陸くん、早くお店出ますよ!」
陸「ま、待ってってば…」

・・・

125名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:29:04 ID:KWcBKzqo
亜利沙「♪〜♪〜」
陸(亜利沙さん、また元気になったかな…よかった)

陸(手…繋ぎたいな…)

陸「あ、あの亜利さ…」
亜利沙「決めました!」
陸「へ?」
亜利沙「ありさ、 公演が終わるまでは陸くんに頼りません!デートも、ハグも、これきりにします!」
陸「え…」
亜利沙「ごめんね、陸くん。でも、ありさはちゃんと今回のライブが終わるまで正真正銘のアイドルちゃんになりたいんです」
陸「そう、ですか…」
亜利沙「でもでもでもっ!…その、公演が終わったら…その…っ」
陸「?」


亜利沙「終わったら…今日の続き…しましょ?」


陸「…はい…!」




126名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:30:11 ID:KWcBKzqo
終わりです。くぅ疲これ完。今まであんまり書かなかったダダ甘成分をドバーッと出せてもう気が狂うほど気持ちがええんじゃ。
やっぱアイマスって〇〇年後を考えるのが楽しいですね。機会があればもう一度やりたいぜ。

127名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:31:17 ID:5ZZn.iww
良い!良い!良い!

128名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:33:01 ID:Toh4oxtE
世界一やお前!

129名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:33:42 ID:Jn2JL8lo
良い!良い!良い!

130名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:44:11 ID:meAsrZG2
正直このスレのおかげで亜利沙が担当に迫るくらいすきになった

131名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:44:13 ID:lNzZ.oS2
こんな毎回毎回素晴らしいSS書いちゃってさ、誇らしくないのかよ?

132名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:54:33 ID:.utj88Zc
良いですわゾ〜これ

133名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 20:55:05 ID:f41VGFaA
何が日本一やお前!お前が世界一や

134名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/16(金) 23:44:07 ID:QbaAkgho
おほ^〜〜〜〜〜〜〜

135名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/17(土) 00:25:47 ID:lo6oGthE
すばら!
うまくいってないぷんすか麗花さんもあくあく

136名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/17(土) 13:40:57 ID:2wfvAfoU
>>135
おこ麗花とはなかなか難しい注文っすね…自分で書いといてまったくそこ考えて無かった(池沼)
とりあえず考えてみるのでできればヒントを一つだけ…くださいっ!

137名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/17(土) 13:43:12 ID:mhvpdaC6
二期生に構い過ぎているとか自分といるよりも二期生との仕事の方が楽しそうとかドラマで自分と俳優の濡れ場シーンになんの興味も示さないとか

138名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/17(土) 13:54:37 ID:S7B2V2tE
Pも忙しくて疲労がたまっててジュリアがいない朝でも起こしに来てくれなくてぷっぷかさんがおこみたいな感じとか

139名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/18(日) 02:22:08 ID:qagRQiMA
すっげぇいいもの見せてもらったゾ〜好評、絶賛!

140名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/20(火) 23:52:44 ID:5I0Oi4lk
他事務所のPとアイドルがゴールインしたのにまだうじうじしてるとか

141名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/21(水) 07:24:30 ID:ZlMkktYA
逆転の発想でPが麗花さんに引け目を感じているとか
あとこの世界線のASは何してるんですかね?

142名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/24(土) 01:49:43 ID:56CGwyWM
>>137-141
皆さんありがとナス!お陰様でプロットは出来ましたが中々文に出来なくて狂いそう…な状態です。
ASについてはついさっき見返したムビマスが良かったのでバネP含む先輩勢として出してみたいなと思います。

143名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:02:41 ID:lAtp8E9.
>>100の)続きだぜ。

麗花宅 AM8:45
♪ピピピピピ…

麗花(34)「…ん」

ピッ
P『もしもし、麗花?』
麗花「んー…」

P『良かった、起きれたみたいだな』
麗花「…うん」
P『今日はいつものロケだから、10時までに品川まで来てくれ。そっからは茜が案内してくれる。ちゃんと時間通り来るんだぞ』
麗花「…はーい」
P『よし、じゃあ頼んだぞ。…あー未来、その後のセトリだけど…』ブツッ
ツー、ツー、ツー…

麗花「…ばか」

・・・

144名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:03:31 ID:lAtp8E9.
事務所 PM0:00

P(ミリP)「配置換え、ですか?」
ASP「ああ、前々から律子と話してたんだけどな。一期生には俺が付くようにして、お前さんには二期生に集中して貰おうと思ってる」
ミリP「そんな、先輩に丸投げするようなことは…」
ASP「全部寄越せなんて言わないさ。もともとASのシアター以外の仕事は俺がやってたんだ。これからはミリオン一期生の外部の仕事も俺と律子に任せてくれるだけでいい。シアターでの出演分はこれからもお前さんに任せるからさ」
ミリP「いえ、大丈夫ですよ…あいつ(一期生)らのプロデュースしながらでも、二期生の面倒は…」

ASP「見れている、ってか?」
ミリP「…見れてないって、言うんですか」

ASP「出来てるとは思うよ。でもな、お前さん、最後に自分の家で飯食ったのはいつだ?」
ミリP「……」
ASP「俺も昔はよくそういうこともしたさ。けど、それじゃいつか身体を壊すよ。二期生だけなら、そんな無理する必要もないだろ?」
ミリP「でも、俺にはアイツらのプロデュースを最後までやる責任が…」
ASP「なんだって強情だなぁ。そんなに俺が信用出来ないか?それとも、どうしても面倒見たいヤツがいるとか?」
ミリP「っ…卑怯っすよ、そんな聞き方」
ASP「あはは…悪い悪い」

145名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:03:50 ID:lAtp8E9.
ASP「でもな、悪いことだけでもないだろ?」
ミリP「…え?」
ASP「お前さんが『あの子』に手を出せない理由は、あの子のプロデューサーだからだろう? それなら、いっそそのポジションから離れれば良い。同業ではあるけど、直属の上司じゃないってことにできる」
ミリP「そんな屁理屈…」
ASP「通してみせるさ。これでも俺は顔が効くんだ。炎上なんてさせないよ。どうする、俺に任せてみないか?」
ミリP「…少し、考えさせて下さい」
ASP「あぁ。決まったらまた話してみてくれよ」

・・・

146名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:04:18 ID:lAtp8E9.
アター事務室 PM10:00

カタカタ…
P「…はぁ」
P(セトリは決まった…あとは、経費のまとめと機材の準備表…)

カタカタ…ッタン…

P(俺が、一期生達から外れる…)
(確かに、今まで先輩にはAS13人の外の仕事はやって貰ってた。ミリオンスターズは基本的に劇場からは出なかったから俺も面倒見れたけど、最近は一期生も外の仕事の方が多くなってきたし…正直任せられるなら任せたい。でも…)

(…イマイチ、実感が湧かないな)

ガチャン
「ただいまー」

P「おう、お帰りー…ジュリア、瑞希」
ジュリア(29)「なんだ、やっぱプロデューサーか。夜遅くまでお疲れ様」
瑞希(30)「夜更かしは身体に悪いですよ」
P「あはは…今日中にやっておきたくてさ。でも、2人だってこんな夜中にどうしたんだよ」
ジュリア「こっちも今テレビの収録が終わったんだ。すぐ家に戻る気にもなれなくってな」
瑞希「私は、差し入れをしに。どうせプロデューサーさんはまだ残ってると思ったので」
P「そっか、わざわざありがとうな」
瑞希「いえ。はいこれ、コーヒーゼリーです。よかったら」
ジュリア「ところで、プロデューサーが異動になるって本当か?」
P「!…もう聞いたのか?」
瑞希「実は、収録終わりに見に来てくれたASPさんから聞きまして…」
ジュリア「プロデューサー、どうするんだ?」
P(先輩…何勝手に…)
瑞希「……」
P「…分かった。取り敢えず今んとこはだな…」

・・・

147名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:04:46 ID:lAtp8E9.
ジュリア「…なるほどな。ASPさんに外の仕事は任せて、シアターに出る時だけ今まで通りプロデューサーに世話んなる、って訳だ」
P「あぁ。まだ確定では無いけど…」
ジュリア「…いいんじゃないか?なぁ、ミズキ」
瑞希「えぇ」
P「…へっ?」
ジュリア「あぁ悪い悪い、別にプロデューサーが要らないなんて言ってる訳じゃなくてさ。これ以上プロデューサーの手を煩わせたくないってこと」
P「……?」
瑞希「同感です。確かにプロデューサーにはお世話になりましたし、これからも頼るつもりではあります。けど、私達だって、いつまでも手間のかかる女の子じゃありません」

瑞希「お陰様で、外での仕事は増えてきました。だからこそ、これからは自力で歩いていくことが大切だと考えています」
ジュリア「ま、こっちは勝手にやらせて貰うから、プロデューサーには自分の時間を作って欲しいってワケよ。そうすりゃ、レイと話す時間だって出来るだろ?へへ」
P「…先輩と同じこと言ってるし…」
ジュリア「アハハっ。やっぱASPさんもそこ考えてたんだ」
瑞希「…笑い事ではありません。大事なことです」
P「?」

148名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:05:23 ID:lAtp8E9.
瑞希「プロデューサーが話してくれないと北上さんがむくれたままです。……私のライバルがいつまでも塞ぎこんでいては、張り合いがありませんから」
P「…やっぱ、元気無いよな、麗花」
ジュリア「誰のせいだよ」
P「そりゃあ…俺…だよな?」
ジュリア「言わなきゃダメか?」
P「いや、不甲斐ないのは分かってる…でも、それだと尚更担当から外れることなんて言いづらいというか…」
ジュリア「ちゃんと話せばレイだって分かってくれるさ。プロデューサーの空き時間は増える訳だし」
P「でも…」
瑞希「こんなこともあろうかと、瑞希、実はもう麗花さんにプロデューサーが会いにいくと伝えてあります」
P「…は?」
ジュリア「えっ」
瑞希「えっへん」
P「いやいやいや、え、マジ?」
瑞希「まじですよ。因みに11時頃に行くと伝えてあります」
P「あと30分も無いじゃねぇか!ちょっと待て!」
ジュリア「こりゃもう行くしかねぇなぁ」ニヤニヤ
P「ハメやがったな瑞希!」
瑞希「怒られちゃったぞ。…ぐすん」
ジュリア「おーよしよし。せっかく気を遣ってやったのになー」
瑞希「えーんえーん」
P「…わーったよ!行きゃいいんだろ!」
瑞希「あ、これ手土産にどうぞ」ゴソゴソ
P「…なにこれ」
瑞希「コーヒーゼリーと茜さんのプリンです。どうぞご一緒に」
P「…茜には謝っとけよ…それと、戸締り頼んだ」
ジュリア「あいよ、いってらっさーい」
瑞希「ファイトです、プロデューサー」

149名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:06:50 ID:lAtp8E9.
PM11:30 麗花宅

ピンポーン
P「おーい麗…」
ガチャッ バタバタン!
麗花「……!」ギュ
P「うわっとと…な、何だよ」
麗花「……遅い」
P「…ごめん」
麗花「中、入って」
P「…はいよ」

・・・

P「あーあーまた散らかして…」
麗花「誰かさんが全然掃除してくれないから」
P「あーすま…ん…いや、自分の部屋じゃん…」
麗花「…ふんだ」
P「…ったく」

麗花「で、お話って何ですか?」
P「あー…言わないとダメ?」
麗花「ただ遊びに来た、なんて言ったら怒ります」
P「うっす…んーとだな、取り敢えず座って話したいんだけど…」
麗花「じゃあここ」
P「…ベッドは座るとこじゃないと思うんですが」
麗花「いいから」
P「…はいはい。ここでいい?」
麗花「もうちょっと奥。あと脚開いて下さい」
P「こうか?」
麗花「はい。それじゃあ失礼します」ガサガサ…ストン

P「…あの、俺は背もたれじゃないかなって…」
麗花「話すまで、逃がしませんから」
P「…取り敢えず、プリン食いながらにするか?」
麗花「…食べる」

・・・

150名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:07:14 ID:lAtp8E9.
麗花「…ふーん、そっか」モグモグ
P「ま、そんな感じ。麗花達一期生はASP持ちになるよ。俺はまぁ…劇場で二期生の相手するだけで良くなるから時間は空くはずだけど…」
麗花「そしたら、毎晩ここに来てくれる?」
P「いやまぁ…時間的には可能だと思うけど…」
麗花「来ないの?」グリグリグリグリッ!
P「痛い痛い痛い!分かった来る!来るから!」

麗花「……」
P「でも、レイはいいのか?自分で言うのも何だけど…俺がプロデューサーから離れるんだぞ?」
麗花「いいの」

麗花「仕事で逢えなくても、いいよ。私が欲しいのは、あなたとの時間。一緒にご飯食べて、一緒にお話して、一緒のお布団に入って寝られればそれでいいの」
P「……」
麗花「そういうのって、とても普通で素敵だと思うんだ。私達が居る世界は『普通』じゃないから、だからこそ大切なんだよ?」
P「…そうかな」
麗花「そうだよ。プロデューサーも、普通に自分の時間を持つことが大切に決まってる。だから私達の担当から離れる事なんて気にしないで。私達も、自分の力で進まなくちゃいけないんだから」
P「…分かったよ。先輩には、その方向で調整するようにお願いしてみる」
麗花「うん」

151名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:07:52 ID:lAtp8E9.
P「でも、不思議だな」
麗花「うん?」
P「瑞希とジュリアも、同じこと言ってたよ。プロデューサーはもっと休んでいい、これからは自力で歩いていくって」
麗花「…そっか。みんな、考えてることは一緒だね」
P「最近は未来や志保からも休めって言われたし…俺は皆んなのプロデュース楽しいからいいんだけどな」
麗花「……」グリグリグリ!
P「痛ったい痛い痛い痛い! 何⁉︎ 何か俺悪いこと言った⁉︎」
麗花「…馬鹿。分かってない。時間作って、って言ったよね」
P「…そうでした」
麗花「あと、他の子の話もダメ」
P「…そこでしたか」
麗花「うん」

麗花「あ、そうだ!」
P「?」
麗花「ね、口開けて?」
P「ん、こうか」
麗花「目も閉じて」
P「ん。(プリンかな…?)」
麗花「…ん」


じゅる、じゅるるるるるるる…


P「⁈(甘っ…⁉︎)」
麗花「ん…ん…はむ…」



152名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:08:47 ID:lAtp8E9.
麗花「っぷは」
P「…っはぁ、はぁ…な、なんだよいきなり…」
麗花「これからはさ、後輩ちゃん達に集中するんでしょ」
P「そりゃ…まぁ…」
麗花「…ちゃんと、私の味、覚えてて欲しいの」
P「…忘れたりしないって」
麗花「さっき、他の人の話、した癖に」
P「それは…すまん」
麗花「…ちゃんと、毎日ここに来て。あの子達になんか釣られちゃ、やだよ」
P「…大丈夫だって」
麗花「ほんと?」
P「本当」
麗花「ほんとにほんと?」
P「あぁ」
麗花「お天道様に誓って?」
P「茜ちゃんプリンに誓って」

麗花「…ダメ。安心出来ない」
ドサッ
P「ぐぇっ」
麗花「ね、もっかい」
P「…ん」
麗花「…ん」



麗花「ん。どう?」
P「めっちゃプリン味」
麗花「んふ」

P「…なぁ」
麗花「なに?」
P「その、俺が上になりたいんだけど…」
麗花「んー…」



麗花「今日は、だぁめ」



終わり

153名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 05:10:08 ID:lAtp8E9.
工事完了です。 今回はとても難産でした…正直完璧とは程遠い出来なんですが、これ以上仕上げられそうになかったのでこれで納品ということで…
ASPもいきなりの登場になってしまい申し訳ナス。ただ、個人的にASのPとミリのPは分けたかったのでこういう形になりました。アニマスの赤羽根Pの雰囲気で受け取って頂ければ。

154名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 06:24:58 ID:o4I9Tq/Q
2/26

●せっかく、昨日25日の夜あたりから良いものが腰のあたりに戻ってきたのに、
ザルみたいになっていたので、どこかに行ってしまったようだ。
直後の夢に出てきたじいさんが怪しいね?
奪ったりなどしたのは、14日前の12日あたりに見えた犬みたいな男かその関係者では?

どうやら、万が一腰に美形のエネルギーとかが来てもどこかに行ってしまうようにしてあるらしい。
私に縁のある悪い存在の所に行くようにとかやってた可能性が高いね!
もしそうなら、随分と念の入ったことをしますね。

155名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 07:36:20 ID:6T08f0e.
月曜日の朝から尊すぎませんかね…
茜ちゃんプリンが有効活用されている
+100000076587634661572点

156名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 08:17:56 ID:iDELsnHI
世界一やお前!

157トヨネスキー:2018/02/26(月) 10:19:38 ID:???
茜ちゃんプリンの空き容器は全てを見ていた!

158名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 15:34:43 ID:5VGZLyzo
http://goodlg.seesaa.net/article/455861872.html

159名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/26(月) 23:39:47 ID:.p4wRVhI
ぷっぷかわいい
(34)でも絶対きつくない(確信)

160名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/27(火) 06:31:59 ID:jsRwhaWk
拗ね麗花さん可愛くてえっちでああ^〜たまらねえぜ
三十路の真壁くんもうまそうやなほんま

担当外しの提案が経験者は語る感あるけど
ASPはどのリボンと引っ付いたんですかね…?

161名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/02/27(火) 07:16:02 ID:tzCZZWa6
このスレのおかげでミリオンに興味が出て海美と出会えました

162名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:06:22 ID:Wc3Xg1nw
寒い日と暖かい日が交互にやって来る3月、シアターから少し離れた荒川沿いの桜並木。
今日は桜も満開になるほど一段と暖かくなり、一応の為に着てきた薄手のコートはお役御免となった。

「コート持つよ、亜利沙さん」
「うん。ありがと」

私の隣を歩くひとは、背の低い私よりふた回りほど身長が高く、スポーツマンらしい大きな体をしている。そんなひとに荷物を持つと言われると、遠慮なく頼ってしまう。

「桜、綺麗ですね」
「そうだね」

ゆっくりと流れる川の水音や散りゆく花びらに時間が遅くなるような雰囲気を感じながら歩く。その歩幅も心なしかいつもより狭く、遅くなる。

「ねぇ陸くん、桜の花が特別綺麗に見える理由って知ってますか?」
「…なんだろ。色?」
「桃色の花は沢山あるでしょう?その中でも桜は、特に可憐にみえませんか?」
「…確かに。なんで?」

そこまでマイナーな話ではないと思ったけど、今までスポーツに打ち込んできた彼はこういう話に疎いところがある。
そこがまた、かわいいんですけどね。

163名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:07:14 ID:Wc3Xg1nw
「桜の花は、下を向いて咲くんです。つまり、私達が見上げると丁度顔を見合わせる形になる。だから特別綺麗に見えるんだそうですよ」

この話は、以前とある同僚に聞いた話そのままの請け合いだ。でも、きっとあなたは興味を持ってくれると思った。
歳はもう大人でも、私から見ればあなたはまだ素直な子供だから。

「あっ、そっか。普通の花って大体上向きですもんね」
「そゆことです」

私が得意げな表情を作ると、陸くんは少し笑ったあと鞄から何やら取り出した。

「それって…」
「あ、覚えてます? 昔亜利沙さんからもらったやつですよ」

覚えてるも何も、それは私が初めてあなたにあげたプレゼントだ。あなたの中学入学のとき、私が丁度新しい一眼を買ったので前に使ってたデジカメを譲ったのだ。

「あんまり使えて無かったんですけど、この前戸棚の掃除した時に出てきたので色々撮ってるんです」
「そんな昔のやつ、まだ使えるんですね…」

もう10年近く前のものだ。画素だけでいえば恐らく今のスマートフォンのほうが上だろう。

「ん…確かに花が全部下向きですね。今まで気にしたこともなかった」

液晶越しに桜を見つめる彼。私と違って姉譲りの高身長のあなたは、桜の花の目の前までレンズを寄せられる。

「あれ…白飛びしちゃった…なんかピント合ってないし…」

でも、まだまだカメラの扱いに慣れてない彼は上手く撮れない様子。

「ふふ、貸して下さい」
「お願いします」

「まず、明るいところを基準点にして下さい。あとは勝手に色調補正してくれるので、花の色が白飛びしません。それと、シャッターをいきなり押してはいけませんよ。少し押し込んでピントが合うのを待って下さい」
「なるほど、そうやるんだ…」

私の説明を熱心に聞く彼。ちょっとオタクっぽく思われないか心配になったけど、それも今更なこと。ほかの機能もそれぞれ教えてあげると、いちいち頷いてくれる。

嬉しくなる。

164名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:08:32 ID:Wc3Xg1nw
「…ま、こんなところですかね」
「分かりました。参考にしてみま…あっ」

ふと、彼が声を上げる。説明に夢中になっていたから気づかなかったけど、桜の花に向かってカメラを構える私の肩口に彼の顔が近づいていたようだ。

「…えっと、あの」

彼が身を引いて照れ臭そうに鼻を掻く。

「むふ」

ちょっと前まではお互いに気恥ずかしそうにしてたパターン。でも彼とお付き合いしてしばらく経った今、私はあまり慌てなくなってしまった。
やはり私はいい歳した大人で彼はまだ大人になりたて、ということ。

「そう照れなくていいんですよ」
「そうは言われても…」

それが寂しいようで、嬉しくもある。あなたは昔から控えめで、少し照れ屋さん。時々大胆なこともあったけど。

「そうだ。ちょっとメモリ見てもいいですか?」
「え? あぁ、いいですよ」

一応許可を貰ってからメモリを再生する。昔の彼を想起したことで一緒に思い出した。消されていなければ、確かこのカメラの本体側メモリの一番古い日付の写真に『彼ら』が映っている筈だ。
あなたが最近撮ったのであろうサッカーグラウンドやチームメイトの写真----やっぱり少し撮るのに不慣れなのが分かる----を遡り、目的のモノを探す。

「あった」
「…?」
「これ、見てください」
「あ…」

165名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:09:34 ID:Wc3Xg1nw
このカメラを渡したあの日。前日にメモリを全てPCに移し終えた後に消去して、翌日あなたに渡す直前に一枚だけ撮ったのは。

「…姉さん」

入学式の校門の前で佇む志保さんとあなたのお母さんの間に立つ、あなたの姿。まだ志保さんより背が低く、ぶかぶかの学ランが可愛らしい。

「…懐かしいっスね、亜利沙さんが撮りに来てくれたんでしたっけ。アハハ、なんか俺緊張してるし。姉さんすげぇ嬉しそう」
「むふふ」

腹を抱えて笑う彼。まさかこんなのが残ってるなんて思ってもいなかったのだろう。デフォルトがSDメモリだから、本体メモリの方に気づかないのも当然だ。

「あ、他にも昔の写真ありますね。うわぁ懐かしい」
「ほんとだ。志保さんも若いです。可愛い〜」

今となっては少し荒い画素の写真を二人で覗き込む。ややあって、最近の写真へとスクロールした。

「んー、やっぱ亜利沙さんの撮ったやつの方が綺麗ですね…俺、また撮ってみます!」

そういってまた桜の木に向かう彼。少しはしゃいで見えるのは気のせいではないだろう。

「どうっすか?」
「うん、いいと思いますよ!」
「やった!」

コツを掴んだのか、少しずつ腕前が良くなってきた。

166名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:10:31 ID:Wc3Xg1nw
そんな折に彼の電話が着信音を鳴らした。申し訳無さそうな顔を向けられる。

「いいですよ。どうぞ」
「あっと…すいません。もしもし…はい、ええ…」

恐らくもうタイムアップだ。

「はい、それでは…。っとすみません亜利沙さん」
「時間、ですね」
「…ええ」

実は今日の花見は、お互い仕事の合間にできた数時間に設けたものだ。彼はこの後すぐミーティング、私も少し後に撮影が控えている。
でも、このままお別れというのも味気ないのでちょっと提案してみる。

「では一つ宿題です」
「宿題?」

私は彼の首に下がるカメラを指差す。

「課題は昔と一緒です。志保さんの写真を撮ってきて下さい」
「あー、小さいころ良くやったやつ。いいですよ、任してください!」

まだ彼が小さいころ、私はよくインスタントカメラを渡してお姉さんのオフショットを撮るように頼んでいた。まぁ、バレてこっぴどく怒られてからはやめたけれど。

「いい写真、期待してますよ」
「はい。それじゃ!」

* * * * *

167名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:11:48 ID:Wc3Xg1nw
* * * * *

「いたいた。亜利沙さん、遅いよ」
「すみません、桃子チャン先輩」

彼と一旦お別れした後、しばらく1人で桜見物をしてから撮影現場に向かうと桃子先輩が出迎えてくれた。

「早くテント入って。メイクしなきゃ」
「もー、時間通りじゃないですか」
「五分前行動!」
「はぁい」

流石プロ意識の塊。昔ほどキツいことは言わなくなったものの、彼女には未だに頭が下がりっぱなしだ。

今回の撮影はドラマのワンシーンの撮影。桃子ちゃん先輩は貫禄の主役、私は一話限りの端役。いわゆるバーターだ。
メイク台は隣だけど、ナチュラルメイクに普通の服の私に対して、先輩は目鼻立ちをしっかり映えさせて、衣装もキマッている。
鏡の前に並んで座り、ヘアメイクさんに髪を整えてもらう間に、彼女が鏡越しに目線を寄越しながら話しかけてくる。

「で、何してたの?」
「内緒です」
「またデート?」
「…なんで分かるんですか」
「顔がにやけてる」
「うそっ」

思わず鏡を見直す。そこには焦り顔の自分と苦笑いするヘアメイクさんしか映っていない。

「…カマかけましたね」
「亜利沙さんが分かりやすいのが悪いんだよ」

目を閉じて呆れ顔を見せる桃子ちゃん先輩。そういう仕草がいちいち絵になるところは流石売れっ子女優の周防桃子さん。今回出演するドラマ以外にも、映画やバラエティ、ネット配信の動画など彼女は引っ張りだこだ。

168名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/03/28(水) 15:12:44 ID:Wc3Xg1nw
「私たちももうアイドル業は殆ど卒業してるけど、それでもフライデーには気をつけなきゃ駄目だよ」
「はぁい」

彼女の忠告はいつも耳に痛い。けれど、長年それを聞き入れてきたこの耳にはその痛みが心地よい。自他共にストイックな彼女の心意気はいつまでも魅力的だ。

「そういえば桃子ちゃん先輩、昔先輩がしてくれた桜の話覚えてますか?」
「んー?…あぁあれね。綺麗に見える理由はーってやつ」
「そうそうそれです」

先程陸くんに教えた話は何を隠そう桃子ちゃん先輩からの受売りだ。
その時私は、まるでアイドルちゃんみたいですね、と言ったのを覚えている。見る人に向かって顔を向ける姿は、観客に笑顔を振りまく舞台の上のアイドルに似ていると。

「まぁあれ、子役時代の舞台台本からの受け売りなんだけどね」
「えっ、そうなんですか」

確かその時、彼女は『じゃあ桜がアイドルなら、女優さんは一輪の花だね』と言った。
決して観客に顔を向ける訳ではなく、凛と立つ姿でもって見る人の心を奪うのが俳優の仕事だと。

「そうだったんですか。私陸くんに思いっきりドヤ顔で語ってしまいました…」
「いいんじゃない? ふふ、亜利沙さんらしいね」

ようやく見せた桃子ちゃん先輩の笑顔は、なんだか優しかった。


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