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初めて投下したSSを晒そうぜwwww
1
:
名無しさん
:2005/08/27(土) 15:37:55 ID:ggKXaOy6
参加する香具師いないと分かってても立てちゃう俺バロ(ry
42
:
名無しさん
:2005/08/28(日) 01:16:20 ID:UQoYYmFs
『……見たら呪いコロスから』
「恐っ!!見ませんからっ…」
『誓う……?』
「ちかう、誓いま……って、ぉ?」
そこで俺はちなみがいつもと違うことに気づいた。
「そうか、ここ風呂だもんな、眼鏡外すよな〜(ニヤニヤ」
『……当たり前』
「おまえ、眼鏡外しても結構かわいいのなw」
『っ……!!(////)……本当に?』
「あぁ。でも眼鏡かけてた方も俺は好きだけどなww」
っていうか、ちなみは風呂に入ってるので立ってる俺から見れば…
上 目 遣 い & 白 濁 の 湯 か ら 二 つ の ふ k
『見・た・わ・ね……』
「ぃゃ、ってもしかして口にd」
『……呪いコロス』
「ってなんでそこヒトガタとか持ってrあqwせdrftgyつんでれlp;」
『でも……かわいいって言ってくれて……ありがと』
「ぇ……なんだ……っt」ガクッ
『……たまには……外してみようかな…眼鏡』
翌朝、風呂場で気を失っているタカシが発見された。
発見したのは朝風呂に入ろうとしたかなみなのは言うまでもなく。
(省略されました
>>300
「メガネっ娘ツンデレがコンタクトにした」に続くには
「いやっほーぅ!白濁色風呂最高ー!!」と言いながら白濁色の風呂にルパンダイブしてください。)
うはwww最後意味ワカンネwww
43
:
名無しさん
:2005/08/28(日) 01:18:47 ID:ggKXaOy6
>>42
(・∀・)
44
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 10:40:47 ID:CmYekHsU
ちょ、アンタ達も早く晒しなさいよ!
自宅で書いたんじゃないかな。
と、ところで、か、会社ってなんですか?
45
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 10:53:12 ID:CmYekHsU
クッキー食べこぼしてた・・・吊ってくるorz
46
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 17:41:54 ID:KH.vfqgg
・ツンデレにしりとりで「つきあおう」って言ったらどうなるの?
「きー、きつつき。き。」
「……。きりつ」
「つ。つーつーつー」
「……」
「つきあおう」
「……」
「……」
「……うす」
「は?」
「臼。す」
「……スルーかてめえ……」
「それはダメ」
「……好きだ」
「……」
「……」
「……もう一回言って」
「好きだ」
「……だ、だ、だ……」
「……」
「……だいすき」
47
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 17:44:59 ID:KH.vfqgg
ごめん嘘ついた
ほんとはこれ投下2本目
でも初めての、思いついた瞬間ぞくっと来た情景だったり
上目遣いではにかみながらも笑顔の「……だいすき」
48
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 17:47:44 ID:Qo9mPf12
>>47
覚えてるwww(・∀・)ニヤニヤ
49
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 18:19:55 ID:CmYekHsU
>>47
1本目も投下汁!
50
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 18:22:46 ID:Xz19N/ZM
記憶の中では初投下はエロだった俺バロッシュwwwwwwwwwwww
51
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 18:25:40 ID:9bw2AxHQ
>>47
……嘘つき
でも、(・∀・)ニヤニヤ
52
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 18:32:55 ID:KH.vfqgg
そうか、最初の頃はこんな気持ちで書いてたんだな。
いいスレだ。初心忘るるべからず。詰まってたけどずいぶん楽になった。
お礼に少々お目汚し。本当の1本目です。
・子猫を見かけてトロントロンなツンデレ
「おいでおいで〜。ん〜いいこいいこ。かわいいねぇキミは」
「…………」
「よしよし。はぁい、ちょっと待っててね〜?今ごはんあげるからね〜」
「…………」
「はい、お待たせ。どう……」
「…………」
「……いつから見てたの?」
「……ええと、しゃがみこんでおいでおいで〜って呼んでるあたりから」
「……そう。つまり最初からね」
「いやちょっと待てお前、袋振り回すと危ないぞ」
「死になさい」
「待てー!その袋中身缶詰だろ!?死ぬ、殴られたらマジ死ぬ!おわー!」
「避けるなっ!」
「避けるわ!こら待て、話し合おう!話せばわかる!」
「言いたいことがあるなら言ってみなさいよ!」
「さっきのツンデレはかわいかった」
「っ!」
「凄く優しい瞳で……本当に見惚れていたんだ」
「……ふ」
「今日俺は自分の気持ちに気付いた。初めて会った時から俺は……ツンデレさん?」
「ふ、ふふ、ふふふふふ……」
「あの〜、ツ、ツンデレさん?どうして猫缶を一つ一つばらしてるんですか?」
「それはね……?ふふ、うふふふふ……。こうやって、投げつけるためよっ!」
「ぎゃーやめろー!告ったのに返事はこれかっ!?そんなに俺が嫌いかー!」
「そういうことを言い訳に使うなんて最低!あんたなんか大っ嫌いよ!この女たらし!浮気者!結婚詐欺師ぃぃぃぃぃ!」
「いや違うマジだ信じろー!」
「信じられるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「やっ、やめっ、ぎゃー!」
53
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 18:41:35 ID:ggKXaOy6
>>52
ニヤニヤ(・∀・)プーン!
54
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 19:04:42 ID:HHQwY9mA
「男が専業主夫でツンデレがキャリアウーマンだったら」
初出は「ツンデレにこれって間接キスだよなっていったら 62」
ツンデレ以前に、正真正銘の初めて書いたSS。
これツンデレというか、ただの普通な日常の朝書いただけだったwwwww
―――
ツンデレ嫁「ふあ〜あ……(寝ぼけ眼でリビングに入ってくる)」
ツンデレの夫「……(キッチンで朝食を作ってる)」
嫁 「おはよー……」
夫 「おう、お早う」
嫁 「昨日はごめんなさい、遅くなっちゃって……」
夫 「気にしなくていいよ。急な仕事が入ったんだろ?」
嫁 「そうなのよ。そういうのがみんな私に回ってくるの…。有能なのも考え物ね。ハァ…」
夫 「はいはい」
嫁 「ちょっと何、その生返事ィ」
夫 「いいから、着替えて顔洗ってこいよ。今日も仕事だろ? もうすぐ、ご飯もできるからさ」
嫁 「もう…。わかったわよ」
―――朝食後
嫁 「(髪はアップ、きらりと光る眼鏡、ビシッと着こなすスーツ)それじゃあ、行ってくるわね」
夫 「今日の予定は?」
嫁 「今日も何かと忙しいんだけど、何とか定時には終われそう。そっちは?」
夫 「買い物は午後から行くとして、日中は洗濯だな。9割、お前の臭い下着なわけだが」
嫁 「ちょっ、何、サラッと失礼なこと言ってんのよ!」
夫 「事実だろ。どこでもホイホイ脱ぎ捨てて。
脱いだらちゃんと洗濯機のところに持ってこいと、俺が何度……」
嫁 「わかった! わかったから。今度からちゃんとします!」
夫 「わかればよろしい。それじゃあ、気をつけてな」
嫁 「はーい…、いってきまーす」
夫 「遅くなるようなら、連絡しろよー」
―――出勤する嫁、家事をする夫、一日が始まる。
55
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 19:06:54 ID:ggKXaOy6
>>54
冒頭が台本(・∀・)ニヤニヤ
56
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 19:11:31 ID:HHQwY9mA
三本目くらいからようやく「ツンデレ」SSになってきたアル
57
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 19:17:02 ID:CmYekHsU
>>50-51
さあ、キミタチも持ってくるんだ。
58
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 19:25:09 ID:9bw2AxHQ
>>57
>>10
59
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 22:40:30 ID:REgyrHvE
晒してみる。たしか、これがはじめて書いたのだったと思う。はじめてで中篇だっておればかだ
メモ帳のSSを手当たり次第に推敲した記憶があるから、原文とは殆ど違うかもしれない。
そこらへんについては、許してほしい。
__1/3__
「よう、遊びに来た。折角だからコレやる。
バニラ味、好きだったろ?溶けないうちに食えよ」
どこにでもあるようなソフトクリーム。
私の手にぶっきらぼうに差し出した。
ところで。
…幼馴染とは言え、何故私が好きな味を知っているのだろう。
――――――私に対し、なんの関心もない筈なのに。
「…もしかして…、コレ、見舞いの品?
キミ…相当貧乏性なんだね…」
「酷いな、お前。
貧乏性は無いだろうに…」
これでも、普段の皮肉に比べればジャブ程度だ。
とは言え、結構なダメージがあったのかもしれない。
――――――外出が出来なくなった私には、彼が恨めしい。
最後に外に出たのが、二年前なのだから。
「…本当に貧乏性。
着てる服とか、古着ばっか」
…だから、この程度の皮肉なら、吐いてもいい、と思いたい。
「……こんな風に、心から話せるのは、キミぐらいしかいないんだ」
知らずと、そんな言葉が口から出た。
…一生の、不覚。もう、隙なんて見せない。
「…ん?すまん。なんか言ったか?」
―――――――――こんな日常が、いつまでも続いてくれればよかったのに。
それから数日。
私の容態は、日に日に悪化していっていた。
…気を抜くと意識を失ってしまいそうになる。
全く、彼が来てるというのに。
こんな無様な姿を晒すはめになるとは…
「おいおい…大丈夫か?」
ドアが開く。
先生が入ってきた。
そういえば、先生との付き合いも、かれこれ10年になる。
いつも、お世話になっていた。
「孝志君。少し時間を取れるかい?
…すまないが、彼にひとつ話したい事がある」
そういって、先生は彼を連れ出した。
それで、気付いた。
―――――わたしに、みらいが、ないことを。
ひとりは、かなしいよ。
ひとりは、くるしいよ。
ひとりは、さびしいよ。
だから、そばに、いて…!
60
:
2/3
:2005/08/30(火) 22:40:50 ID:REgyrHvE
ガチャリ、というドアの音。
彼が帰ってきたのだろう。
…もう、まわりが白くなっていて、何も見えない。
――――みえるのは、かれのすがたのみ。
…もう、まわりの雑音がなくなって、何も聞こえない。
――――きこえるのは、かれのこえとこきゅうの音。
「…っ…!くっ…」
呼吸が、できない。
痛みは既に麻痺してしまったらしい。
もう、自分がここにいる感覚すら、ない。
それなのに。
息は、際限なく上がっていって、彼を困らせようとする。
「大丈夫かよ!?おい!大丈夫か!」
わたしのことを、心配しているのだと思う。
その気遣いは、純粋にうれしい。
ようやく、気が付いた。
―――――わたしは、あなたのことが、本当に好きだということを。
「…ァ…大…ッ丈夫。そ、れより、耳、元で、叫ばないで…」
それなのに。
なんで、こんなことを言ってしまうのだろう。
もう、最後なのに。
…いままでつたえられなかったことを、こくはくしなければいけないのに。
わたしに、みらいは、ない。
わたしに、あしたは、ない。
きっと、彼も、もう知ってる。
「…明日に、なれ、ば……ッ…ま、た、会える…よ…」
祈るように。
信じるように。
―――――自分自身に対して、そんな言葉を口にした。
「あ、ああ…会、える、さ。
でも、ひとつ、だけ言って、お、きたい」
彼は、何がいいたいのだろう。
わからない。でも、ひとつだけ分かることがある。
…わたしに、残された時間はあと僅かしかない……!
だから。
伝えないといけない。
精一杯の勇気をだして。
彼に、好きだと伝えないと――――!
「俺、は―――――。
君のことが、ずっと好きだった…!」
…今、なんと言ったのか。
精一杯、勇気を出して、伝えるつもりだったのに。
―――――ほんと、わたし、ばかみたい。
61
:
3/3
:2005/08/30(火) 22:44:44 ID:REgyrHvE
「…あり、が、とう。
あ……わ、たし、ほん、と、に、しあわせもの―――――」
でも。
もう、時間がない。
もっと、あなたとはなして、いたい。
もっと、あなたをおもって、いたい。
…ずっと、あなたのそばに、いたい―――――。
あなたをおもうと、かなしかった。
あなたをおもうと、くるしかった。
あなたをおもうと、さびしかった…!
でも、あなたは。
ずっと、わたしのそばに、いてくれた。
空には、爛々と輝く紅い星。
…夜明けははるか遠くにある。
私は、ほんとうに幸せだった。
だから、救いの手を差延べる必要はない。
だから。
あなたの行く、天国ってところには、行けそうにない。
だから、せめて。
どうか、あなたは。
――――――わたしのぶんも、しあわせになってください。
「…………こふっ」
かみさまに、ひとつだけおねがいをします。
――――――――彼と、もういちどだけ会うことを。
62
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 22:45:58 ID:REgyrHvE
なんつーか、親に自慰見られたみたいに恥ずかしいなこれwwwwwwwwwww
63
:
名無しさん
:2005/08/30(火) 23:01:24 ID:ggKXaOy6
>>62
安心しる、俺の初めては5レス近くだ。
あと(・∀・)
64
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 03:36:11 ID:KH.vfqgg
>>62
最初っからこれとはgjだなあ
いいなあ……。
あと(・∀・)
65
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 07:24:42 ID:IkauaagM
>>62
絵を描いて投下してみることをオススメする。
SSなんて全然恥ずかしくなくなるw
66
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 08:14:27 ID:CmYekHsU
>>65
御新規様おひとり様ごあんない〜。
ささ、どうぞどうぞSSでも絵でも存分にお晒し下さいな。
67
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 11:10:19 ID:W81jg34c
なんだなんだ初体験を書けばいいのか?
オレキモスwwwwwwwww
そして初体験がIDチェックネタだった俺もっとキモスwwwwwwwww
68
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 19:35:02 ID:yRwbKb2M
なんかみなさん惜しげもなく投下していらっしゃいますねw
俺の場合、初投下のSSで若干のクオリティ晒しをしてしまっているので投下しづらいわけですが、
みなさんの勇気に感服したので、該当部分を削って投下してみたいと思います。
確か4レスだったと思う。で、俺、書いたSS保存とかしてないので、
時間かかりそうだけど、過去ログからサルベージしてきますねw ノシ
69
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 19:41:15 ID:yRwbKb2M
と思ったらこれだけは保存してたw
該当部分も修正されてるので、これから4レス投下しまつ。
70
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 19:42:10 ID:yRwbKb2M
か「げーー!最悪ぅ!」
タ「おい、傘持ってねーのかよ」
か「持ってないわよ。天気予報で、今日は快晴って言ってたもん」
タ「なんだよ。使えねーやつだなぁ」
か「ふんっ!アンタは?持ってないの?」
タ「持ってたら、お前に持ってるかなんて聞かねーよ」
か「…あ……か…勘違いしないでよ!!アンタがもし傘持ってても、あ…相合い傘とか…そんなことしたいなんてこれっぽっちも思ってないんだからね!」
タ「何か雨強くなってきたな」
か「ちょ…アンタ、人の話聞いてんの?!」
タ「お、あそこで雨宿りしていこうぜ」
か「あ…ちょっと待ってよぉ」
71
:
(2/4) orz
:2005/08/31(水) 19:43:14 ID:yRwbKb2M
シャッターの閉まった商店の軒下で雨宿りする二人。
空を覆う雲は厚く、自販機のぼんやりとした光が二人を照らす。
聞こえるのは雨の音。周りに人の姿はなく、しばしの沈黙…
タ「……」
か「……」
タ「………なんだよ」
か「(ビクッ)え!!な…なにが?!」
タ「さっきからチラチラこっち見てんだろ。なんか言いたいことでもあんのか?」
か「な!…見てないわよ!なんでアタシがアンタを見なきゃいけないのよ!バッカじゃないの?!」
タ「そんなに興奮することねーだろ。なんか見られてる気がしただけだよ。なんなんだいきなり。変なやつだなぁ」
か「う……ご…ごめん……。でも、突然アンタが変なこと言うのがいけないんだからね!」
タ「へいへい。ごめんなさいごめんなさいっと」
か「……」
タ「……」
か「……………ねぇ…タカシ……」
(省略されました 続きを読みたければ、今後の展開が非エロであることに同意してしばらくお待ちください)
72
:
(3/4)
:2005/08/31(水) 19:43:53 ID:yRwbKb2M
か「……………ねぇ…タカシ……」
タ「……なんだよ…」
か「…タカシってさぁ、……あの……リナさんと仲良いよね」
タ「はぁ?何言ってんだよ。それがどうかしたのか?」
か「………この前、リナさんの……その…」
タ「……」
か「…リナさんの…家に行ったでしょ……」
タ「! お、おう、なんでお前がそんなこと知ってるんだよ」
か「……その日、たまたま用事があって、町でブラブラしてるアンタをみつけて、こっそり後をつけてみたら、リナさんの家に……」
タ「……」
か「あ…アンタが別に何をしようと勝手だけどさ、ほら、なんてゆーか、アンタみたいなのがリナさんみたいなステキな人と…くっついたりしたら……リナさんが大変そうってゆーか……その…」
タ「……」
降り止まぬ雨が地面をうち続ける。
かなみの目からふとこぼれ落ちた雫も、濡れたアスファルトに浸み込んでいった。
73
:
(4/4)
:2005/08/31(水) 19:44:23 ID:yRwbKb2M
か「……あ…アンタねぇ、リナさんみたいなキレイな人、なかなかいないんだから…ちゃんと幸せにしてあげ」
タ「おい、お前なんか勘違いしてないか?」
か「………へ?」
タ「確かにリナの家に行ったことあるけど、その日は、リナの誕生日会の日だろ?」
か「……」
タ「俺はほら、パーティーの開始時刻を間違えちまってて、途中で誰とも会わないから変だなぁと思ったんだけど、もう山田とかちなみとかだけじゃなくて、他にも偉い人がいっぱい来ててよぉ、焦った焦った。ははは」
か「……」
タ「そういえばリナは、お前が大事な用があるからパーティーには来られないって言ってたけど、俺を追い掛け回してるひまがあるなら出席すればよかったじゃん」
か「……え!…え…えーと、ちょっと時間があったから、ね。(アタシ、リナさんの家にお呼ばれなんてしてないよ……もしかして…リナさんもコイツのこと……)」
タ「…お……おい、お前、泣いてんのか?」
か「………え!!な…泣いてないわよ!雨よ。雨がちょっと顔の方に降ってきたの!!」
タ「な、なんだ、突然テンション高くなったな、お前」
か「べ…別にそんなことないよー。えへへ」
タ「なんでそんなにニコニコしてんだよ。ほんとに変なやつだなぁ」
か「うるさいっ!バーカバーカ!」
気がつくと、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせていた。
か「ねぇタカシ」
タ「ん?」
か「雨の日も、案外悪くないかもね!」 終
74
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 20:04:02 ID:9bw2AxHQ
>>73
(・∀・)ニヤニヤwwwwwww
75
:
名無しさん
:2005/08/31(水) 20:26:50 ID:yRwbKb2M
うん。本当はもっと長くしたかったんだけど、
途中で無理やり終わらせたんだ…
結論:かなみんが好きです。
76
:
名無しさん
:2005/09/02(金) 20:45:55 ID:IkauaagM
「うーす、ツンデレ」
「あ、おはよー。しっかし、あんたは毎朝かわんないわねぇ」
「んー?そりゃおまえもだろ。さすがに10年以上も腐れ縁やってりゃなぁ」
「私も変わってない?ほんとに?」
言いつつ胸を強調する。ちなみにかなり大きい。
「うっ・・・あ、当たり前だろ、相変わらずナイムネだなお前は」
「ナイっ・・・!?ふ、ふ〜ん。ごめんなさいねぇ、いつまでたっても成長しなくって」
いたずらっぽい笑顔で胸を押しつける。
「くっ・・・!そ、そうだな、普通はこういうシチュエーションってかなりうれしいもんだが、こ、これじゃなぁ・・・」
「(耐えるわね・・・よし)ほら、触ってみてよ。あんたが揉んでくれれば私のナイムネも少しは成長するかもよ?」
「え・・・い、いいのか?」
「(あ・・・やば)え、えっと、その・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・いいよ」
「え!?(う、やべぇ、か、かわいい・・・)」
「・・・」
「じ、じゃあ・・・(ドキドキ)」
「う、うん・・・(ドキドキ)」
そこを通りすがるもう一人の腐れ縁
「・・・そういうことは家でやれよな?」
「「っっっっっっ!?」」
77
:
名無しさん
:2005/09/02(金) 20:46:39 ID:IkauaagM
6スレ目か・・・懐かしいなぁ
78
:
名無しさん
:2005/09/02(金) 23:35:38 ID:yRwbKb2M
>>76
うん。こういう甘酸っぱい系は大好物なんだ
つまり何が言いたいかというと、お っ き し た
そして(・∀・)ニヤニヤ
79
:
名無しさん
:2005/09/03(土) 00:27:24 ID:ggKXaOy6
>>76
ち ょ っ と 待 て
(・∀・∀・∀・)オメガニヤニヤ
80
:
名無しさん
:2005/11/03(木) 17:01:29 ID:fWZ6/BNQ
お題「後輩、告白、お酒」
「お前、そんなに飲んで大丈夫なのか?」
僕は隣にいる後輩の千奈美に話しかける
彼女はまだ大学に入ったばっかの1年生
この子はかわいいっちゃかわいいんだが基本無口なのでそんなに親しくしたことはない
彼女は僕のように飲み会という特殊な雰囲気をまだあまり経験しているわけではないから飲みすぎやしないかとちょっと心配している
「・・・気にしないでください」
この子の返事はいつもそっけない
「気にしないで・・・というか君がこの雰囲気に飲まれて呑みすぎやしないか心配なんだよ。もし救急車で運ばれたりでもしたら困るからな。」
「・・・それふらいの自己管理は出来ます」
とか何とか言いつつ焼酎を飲もうとしている。自己管理できていない気がするのは俺だけか?もうろれつ回ってないし・・・
「いや明らかに酔っ払ってるだろ」
「酔っ払ってません。」
「酔っ払ってるやつはみんなそういうんだよ」
「・・・先輩ももっと飲んだらどうですか?」
「俺は酒あんま好きじゃないし、酔漢の後始末という重大な使命があるんだよ
まあまずお前だな・・・・・・イテッ!!いきなり人の足をつねるな!」
ちなみはそ知らぬ顔をしてまた飲み始めている
彼女の顔が真っ赤なのはお酒が回ってきたからだろう
ほんと大丈夫かな・・・
81
:
名無しさん
:2005/11/03(木) 17:01:54 ID:fWZ6/BNQ
「・・・・う〜ん・・・」
悪い予感って当たるもんだな いい予感は当たらないくせに
彼女と僕の家が近いせいで家まで送り届けるのは僕の役目になった
酔いすぎて歩くことすらままならない
これどうやって送り届けよう
「お前歩けんの?」 無理だろうと思いつつ一応きいてみる
「・・・・・・・」 これが返事だ
どうしようか・・・といろいろ考えているうちに名案を思いついた
「俺がお前をおぶるよ。そんで家まで帰ろう」
「え・・・そんなべつに・・・」
「遠慮してる場合かよ。ほらさっさと行くぞ。」
「え・・ちょ・・・・///」
やってみると意外と軽く持ち上がった。
「いいですよ・・・自分で歩きますよ・・・///」
しばらくは僕の上でなんかごねてたようだが無視して歩くと観念したのか僕に体重を預けてきた
家の場所を知らないのでいろいろと聞きながら歩くがそのたびに彼女の息が首筋にかかる
彼女の長い髪がちらちら顔にかかる
今ドキドキしているのは彼女を背負って坂道を登っているせいだけではないだろう
82
:
名無しさん
:2005/11/03(木) 17:02:28 ID:fWZ6/BNQ
そんなこんなで家に着いた
彼女を背中からおろすともう酔いはさめたようだ
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
なんか声をかけるべきなんだろうが何を言っていいのやら・・・
「・・・・・・・ボソッ・・・・・」
彼女がなんか言った
「ん?」
「・・・・ありがと」
俺がふざけて
「お礼言うよりなんかくれよ〜・・・キスの1つぐらいさー」といったら
「・・・え?・・・キス・・ですか?/////」
千奈美は真っ赤になってしまった
「そうだよ」といたずらで言ってみた
そしたらいきなり彼女が近づいて真っ赤な顔のまま唇に軽くキスをくれた
やった後もっと真っ赤になりながら「・・・また・・・」といい置いて家に入っていった
僕は少し戸惑った後なんだか急に恥ずかしくなってすぐにその場を離れた
終了
ええ、新参ですよ
83
:
名無しさん
:2005/11/03(木) 19:02:48 ID:2WmdIJCg
>>82
(・∀・)ニヤニヤ
84
:
名無しさん
:2005/11/04(金) 20:48:26 ID:XNrPdSlo
(・∀・)ニヨニヨ
85
:
名無しさん
:2005/11/28(月) 00:19:30 ID:BOvELCws
『のう、タカシ』
「ん?どうした纏?なんか用か?」
『いや、お主の家に毛むくじゃらの妖が住みついておると聞いてな、退治しに行ってやろうと思ったのじゃ』
「え?俺そんな話聞いてな『いいから儂と行くのじゃ!!』」
また纏が訳のワカラン事を言い出した。理由は分かってる。どうせ俺の家で飼いだしたネ…いや、『毛むくじゃらの妖』を見たいだけだろう。
で、とりあえず纏と一緒に俺の家に帰る。途中で纏が軽くスキップしていたが気にしない。
〜タカシ宅〜
「ただいま―」
『うむ、邪魔するぞ………タカシ…これはまずい、この家中に妖気が渦巻いておる!!』
「いや、これは猫の餌のにお『早く退治せねば!!!タカシ!!奴はどこにおる!?』」
…人の話は最後まで聞きませんか?纏さん。
「ええ、『奴』は俺のベッドの上にいますよ?」
『よし、案内するのじゃ』
そう言って纏は、俺の手をとってズンズンと家の中を進んで行った。
「…なあ、纏。お前案内なんて無くても俺の部屋行けるだろ?」
『そ、それは……そうじゃ!これはお主から頼んだ事なのだから、お主が案内するのは当然じゃ!』
……うん、深く考えるのはよそう。まずは、この我儘娘をどうにかしよう。
まるで、新しいオモチャを手に入れた子供だ。
86
:
名無しさん
:2005/11/28(月) 00:20:42 ID:BsespPdU
「ほら、俺の部屋」
『ううむ……強い妖気を感じる………よし、開けるぞ!』
纏が俺の部屋の扉を開けた。
ガチャ
……ニャー
うちのトラ猫だ。こないだ捨てられていたのを、拾って飼うことにした。
まだ仔猫だ。
『…………』
纏はしまりの無い笑顔で、『にへら』と笑っている。……可愛い。
だが、纏も俺の視線に気付いたようで、顔を赤くしながら
『何を見ておる!これから儂はこの妖をかわいが……退治せねばならぬ!!!お主はこの部屋から出て行くのじゃ!!!』
部屋から追い出された。
仕方ないので俺は居間で『退治』が終わるまで過ごす事にした。
……2時間たった。
纏はまだ部屋から出て来ない。そろそろ俺も居間にいるのは飽きてきた。
「纏さ〜ん、開けますよ〜?いいですか〜?」
返事がない。どうしたんだろう?俺は扉を開けた。
そこには驚くべき光景が広がっていた!!!!
87
:
名無しさん
:2005/11/28(月) 00:21:32 ID:BsespPdU
………寝てる………
俺のベッドで纏と猫が幸せそうに寝ている。
纏は可愛い笑顔で、時々寝言を呟いているようだ。
よく聞こえないので顔を近づけてみる。
『……にゃあ…』
………可愛い…可愛すぎる!!
今にも纏に襲いかかりそうな自分を抑え、これからの行動を考えた。
(このまま纏を起こしたら命が危ないな…しかし、起こさなければ……)
『…うぅ……タ…カシ…』
ん、今俺の名前呼んだのか?
あ、起きた。
…今の状況が分かってないな、キョロキョロしてる。
「よお、よく寝れたか?」
『ななな、なんでお主がここにおるのだ!!!』
「まあ落ち着け。ここは俺の部屋でそれは俺のベッドだ。で、そこでお前は寝ちまったんだ。」
『まさかお主、この儂になにか…!!』
「するわけないだろ!つーか出来ねぇだろ、あんなに気持ち良さそうに寝てた奴に。」
『……そうか?』
「うん、あんな笑顔で寝言言われたらな。」
『な……寝言だと!!!』
「ああ、『にゃあ』とか言ってたな、可愛かったぞ?お前」
88
:
名無しさん
:2005/11/28(月) 00:22:10 ID:BsespPdU
『〜〜〜ッッ!!(//////)』
「あ、そういえば起きるまえに俺の名前呼んでたな。どんな夢見てたんだ?」
『(//////)知らん知らん知らん!!!!煩い!!!儂はもう帰る!!』
「あ!ちょっと待てよ!!」
『なんじゃ!!!』
「また来いよ」
『………馬鹿(/////)』
ニャー
89
:
名無しさん
:2005/11/28(月) 00:26:29 ID:XNrPdSlo
やっべえええwwwwwインフィニティオメガテラモエスwwwwww
あったあったwwwwニヨニヨwww
90
:
名無しさん
:2005/12/01(木) 19:06:06 ID:FI03iMks
>>88
ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤ
91
:
名無しさん
:2006/01/24(火) 05:09:27 ID:bACCuoSY
ちょいとageますねw
懐かしいなぁ…俺の初SSはお嬢だっけ…
92
:
名無しさん
:2006/01/24(火) 19:52:48 ID:1py8PypU
バカヤロォォォォオオ!!!!ageちゃダメぇぇぇえぇえ!!!
93
:
名無しさん
:2006/01/25(水) 01:26:10 ID:FI03iMks
>>91
さ ぁ 君 も さ ら そ う ぜ !!
つか、なんでよりによってこのスレをageるかwwwwwwwww
ID変わってない俺にとっては究極の羞恥プレイなわけだがwwwwwww
94
:
名無しさん
:2006/01/25(水) 22:32:09 ID:q5uuHqto
>>93
だってどうせならたくさんの人に見てもらいたいじゃないかwwwwwwwww
ちなみに俺は過去ログ見れないから晒せませんwwwwwwwww
95
:
名無しさん
:2006/01/26(木) 01:55:43 ID:FI03iMks
>>94
おまwwww自分のは晒せないのに、たくさんの人に見てもらいたいてwwwwww
嫌がらせかwwwwwwwwwwwwwww
96
:
名無しさん
:2006/01/26(木) 02:24:37 ID:UEDwOXn6
>>94
何スレ目の幾つか教えろ。
俺が代行して晒してやるwwwwww
97
:
名無しさん
:2006/01/26(木) 02:46:21 ID:q5uuHqto
>>96
140代後半に投下したはず…スマン、細かい数字は覚えてない。タカシがお嬢に告白するやつだ。
98
:
名無しさん
:2006/01/26(木) 22:00:52 ID:UEDwOXn6
>>97
145-147まで見たが、該当する奴は145スレの大晦日ネタの奴くらいだな。
タカシじゃなければもう一つ、告白する奴はあったが。
つか、ID:q5uuHqtoのも晒してやろう思って見始めたのに、
ちょくちょく自分のSSが目に入って、辛いんですけど……orz
99
:
名無しさん
:2006/01/26(木) 22:41:02 ID:Wx6.P8pU
>>98
初投下は去年の12月中旬だから…もう少し前かもしれないな。
まぁハラハラしながら待ってるwwww
100
:
名無しさん
:2006/01/27(金) 11:41:58 ID:3A/mHdMw
ち「…ツンデレちなみんです…別にタカシのことなんか何とも思ってないです…」
タ「それっていつも通りって言うか、お前のアイデンティティじゃ…」
ち「大好きです…むちゃくちゃにして下さい…」
タ「デレるのはやっ! こら、服を脱ぐな!」
ち「ツンデレは周囲に他人がいるとツンツンしますが…同種族がいると張り合って極端にデレデレするのです…」
タ「同種族? !! か、かなみ! いつのまにそこに!?」
か「『むちゃくちゃにして下さい…』のあたりからよ! こんなつるぺた女に手を出すほど飢えてたなんて…
し、仕方ないから私が欲求不満の解消に協力して上げるわ! 犯罪抑止のためなんだから、勘違いしないでよね!
さ、ちなみ、もう大丈夫だから行っていいわよ。ここは私1人で大丈夫だから」
ち「かなみにつるぺた呼ばわりされるのは心外です…それにタカシは中途半端にある胸よりちっちゃい胸が好きなのです
…そうですよね?」
た「いや、どっちかって言うと俺は巨乳派だかごふぅうう!!!1!」
か「ん〜? よく聞こえなかったわ。さあ答えなさい! わたしの“ほどよく”膨らんだ胸と…」
ち「私のマニア垂涎の微乳と…」
か・ち「「どっちがいいの!」…」
た「ど、どっちもそれぞれに魅力的で、凹凸つけがたいですげふぉおおお!!!」
か「それを言うなら甲乙つけがたいでしょ! どうやらタカシには私たちの魅力がまるで分かってないようね
…おしおきがひつようだわ」
ち「同感です…私たちなしではいられなくなるまで、そのカラダにじっくりこってりと教えて上げます…」
タ「え、あの、1人でも大変なのに3Pなんて、あっ縛らないで2人がかりなんてそんな、アッーーーーー!!」
初めて書いたのが○○ちなみんネタだった…。しかも直後に感動系長編が投下されて総スルーでマジ凹んだ覚えがあるなorz
101
:
名無しさん
:2006/01/27(金) 12:21:41 ID:t82eubIE
>>100
感動系よりこっちの方が俺は好きだwwwwww
102
:
名無しさん
:2006/01/27(金) 17:44:32 ID:9bw2AxHQ
>>100
(・∀・)ニヤニヤ
103
:
名無しさん
:2006/01/28(土) 00:04:09 ID:BsespPdU
>>100
確かに昔あったなwwwwwwww
(・∀・)ニヨニヨ
104
:
名無しさん
:2006/01/29(日) 20:33:14 ID:3A/mHdMw
おまいらどんどん自分の初SS投下汁! いつまでも俺のが残ってて羞恥プレイにもほどがある!
105
:
名無しさん
:2006/01/29(日) 23:17:02 ID:i.ZJCI/Q
>>104
2,3日程度、なぁにかえって免疫がつく。
俺なんて二ヶ月も残っててその上ageられちまったんだからな!!!
106
:
名無しさん
:2006/01/30(月) 02:26:49 ID:UEDwOXn6
>>104
俺、
>>1
の次に晒してるからもう晒せないんだ(´・ω・`)
107
:
名無しさん
:2006/02/12(日) 18:41:30 ID:3A/mHdMw
とりあえずトップから見えないようにしておこう…
108
:
名無しさん
:2006/02/12(日) 18:42:04 ID:3A/mHdMw
ぐはああああageちまった…鬱出汁脳
109
:
sage
:2006/02/12(日) 21:30:59 ID:z4xNDMgk
どうやらツンデレss書いたテキストゴミ箱にポイしたらしい・・・
初めて投下したのは狼ちなみんだった気がする( ´∀`)ナツカスィ
110
:
名無しさん
:2006/02/12(日) 21:31:51 ID:z4xNDMgk
あげてすまん。もう二度と書きこまない。
111
:
名無しさん
:2006/02/13(月) 13:46:38 ID:3A/mHdMw
罰として過去ログあさってサルベージして貼るんだ。
112
:
はずかちぃ
:2006/02/14(火) 19:34:03 ID:F45rf.AY
お手玉をしつつ、戦場からの帰り道を歩く。
「今日もなかなかの善戦だったな」
カツサンド、やきそばパン、ウインナーロール。
戦利品がぽんぽんと空を舞う。と思ったらカツサンドの軌道がそれて…
「あ…」
階段の踊り場から、大きくダイビング。
「はは、やっちまった…」
袋に入っているし、ちょっと潰れたから食えないことは無い。だがなんとなく嫌だ。
三角の調理パンを拾おうと身をかがめる。
「……拾い食い…」
「え?」
聞こえた声に上を見上げると、ちなみが立っていた。手には袋をかかえている。
「拾い食いってお前…落としただけだろうが」
「そうだったんですか…別府さんなら、やりかねませんから」
「どれだけワイルドなんだ…お前ん中の俺像」
ふと目線がちなみの腰へといく。
こちらからちなみを見上げる格好。
白くて細い足の付け根が、見えるか見えないかの瀬戸際のラインだ。
「な、何見てるんですか!?」
「あ、す、すまん」
何やってんだ俺は…これじゃそのへんのスケベオヤジと一緒じゃないか…
とりあえず中庭に出て、適当なベンチに腰をかけるちなみ。
「……なんで、ついてくるんですか?」
「まあそう言うな。付き合え」
「…やです」
口ではそう言いつつも、他の席に移動しようとはしない。
113
:
はずかちぃ
:2006/02/14(火) 19:53:37 ID:F45rf.AY
「………(もぐもぐ)」
「………」
「………(もぐもぐ)」
「………」
「ちょっと…」
「ん?」
「……なんで、ジロジロ見てるんですか?」
「食べ終わっちゃってヒマだから」
「じゃあ、帰ればいいじゃないですか」
「やだ」
「…嫌がらせ……ですか?」
彼女の表情に少し嫌悪の色が混じる。
「ちなみが食ってる顔が可愛いから」
「……っ!けほっ!けほっ!」
「だ、大丈夫か?」
持っていた缶コーヒーを渡してやる。
「ん…く、ぷはぁ……いきなり…何言い出すんですかぁ」
「はは、スマンスマン…ぷっ」
「……酷いです」
「可愛いとこ、あるんだな」
「(/////)…いい加減に…しないと…滅ぼします、よ?」
そんな頬を赤らめて、上目遣いで言われてもなぁ…
可愛いだけだろ。
「あ、今の間接キスだよな?」
「っ、げほっ、げほっ!!」
その夜、何故か金縛りに逢ったのはまた別の話だ。
114
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 14:38:38 ID:3A/mHdMw
読んだ記憶がない&最近見ない文体であることを考えると、結構前ので今は投下してない人なのかな?
何にせよ(・∀・)ニヤニヤ
115
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:21:25 ID:F45rf.AY
>>114
ヒント:文体が変わった
116
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:21:58 ID:F45rf.AY
あげちまったぁぁあああぁぁぁあ
うっわあああぁぁああぁあぁぁああ
117
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:58:39 ID:6vXZ3Zic
覚えてるよwwww
あの時もテラニヤニヤしたwwwwwwwwwwwウヘヘwwww
118
:
名無しさん
:2006/02/26(日) 23:13:53 ID:Dl7o7Wj6
確か初めて書いたのは避難所に投下したちなみんだったな・・・。
ち『・・・』
タ「よっ、ちなみおはよー!」
ち『・・・』
タ「おはよーって」
ち『・・・』
タ「なんだよ、『タカシきゅん、おっはよー☆』ぐらい言ってくれよ」
ち『・・・うるさいです。朝は苦手なだけです・・・「タカシきゅん」っていい年して恥ずかしくないんですか先輩は』
タ「ひっでーなおい。一年しか変わんねーっての」
ち『・・・いいから朝ぐらい静かにして下さい』
タ「はいはい、口にチャックチャック」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・息を止めろなんて言ってないです』
タ「・・・プハーッ!いやあ苦しかった。だって俺の呼吸音『コーホー』ってうるさいからさ」
ち『・・・誰が100万パワーですかこのカナディアンマン』
タ「ちょwwwヒドスwwww」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・ちょっとぐらい喋ってもいいんですけど・・・』
タ「・・・」
ち『・・・な、なに見てるんですか?』
タ「いや、ちなみもいい年してほっぺにご飯粒なんかつけてるなーって」
ち『・・・!!!(///)』
タ「ペロッ」
ち『・・・な、なにするんですか・・・!(///)』
タ「とってやっただけじゃん」
ち『・・・バ、バカバカバカ!変態!セクハラ!コモドオオトカゲ!(///)』
タ「ごちそーさんwwwじゃ、チャイムなるから俺行くわ」
ち『・・・(バカ・・・てっきり、く、口にするのかと・・・)(///)』
ち『・・・(そ、それはそれで・・・やだ、なに考えてるの私・・・)(///)』
119
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 01:19:41 ID:UEDwOXn6
>>118
勇者がまた一人wwwwww
(・∀・)ニヤニヤ
120
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 07:00:27 ID:8pD6giYA
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
せめて勇者に敬意を表してsageてやろうぜ。
121
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 15:38:23 ID:6vXZ3Zic
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
可愛いよwwwwwww
122
:
1/2
:2006/03/01(水) 08:48:49 ID:rwHmdArw
・ツンデレをただじっと見つめてみた ダウナーver.
…お。ちなみが教室入ってきた。
「うっす。はよ〜」
『……おはよ』
そのまま俺は何の気なしにちなみを見つめ続けた。
うーん。ちなみって可愛いよなぁ。
やっぱ朝に弱いのかな?
アンニュイな感じの横顔がたまらんのぉ。
お?こっちに気付いたみたいだ。
『…なに?朝の清清しい気分が壊れる…こっち見ないで』
清清しい?んな気だるそうに言われてもw
『…なんで、何も言わないの…?』
うお。真正面から見つめ返されてる。
『………』
こんだけ視線そらさずに人を見つめるなんて初めてだ。
ものすげぇ恥ずかしいなこれ…
『………』
ちなみも頑張るなぁ。 …ん?
『………(///)』
ちなみの頬が…
『………(//////)』
だんだんと…
『………(/////////)』
赤く…?
『(バタリ)』
「た、倒れた??!!ちなみ!!」
123
:
2/2
:2006/03/01(水) 08:49:46 ID:rwHmdArw
〜 保健室 〜
『ぅ…ん…』
「おう。起きたか」
『あれ…?私……』
「いきなり倒れたからビビッタぜ」
『………(ポッ)(//////)』
「また赤くなった!お前熱あんじゃね!?」
俺は慌ててちなみの額に手を当てる。
『ぁ…ぅ…(/////)』
「熱っち!やっぱ熱あんじゃん!ほれ、さっさと寝れ!」
『う、うるさい…ちょっと黙って……(熱はないけど、タカシの顔思いだしちゃったら…)』
「とりあえず先生には言っておくから、寝とけよ?」
そう言って俺は先生へ報告する為に立ち上がった。
『ま、待って…』
「ん?」
ちなみは俺の裾をつまんで何か言いたそうにしている。
『その…手…つ、つないでて……ほしいの…(/////)』
「え? あ、あぁ。」
そして一時間目が終わるまで…二人とも真っ赤な顔で手をつないでいましたとさ。
なんか、初物って恥ずかしいな(///)
124
:
名無しさん
:2006/03/01(水) 11:49:12 ID:yRwbKb2M
>>123
(・∀・)ニヤニヤ〜ン♪
125
:
名無しさん
:2006/03/02(木) 23:02:00 ID:F45rf.AY
>>123
(・∀・)
処女作はダウナーが多いなwwww
どうしてwwwww
126
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:18:09 ID:KtMuq9.Q
みんな度胸あるなぁwwwww
俺もやってみようと思う
127
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:35:31 ID:KtMuq9.Q
・ツンデレが超鈍感男に「私好きな人が出来た」と言ったら
『タカシ!!特別に私が一緒に帰ってあげるわ!』
「悪い、今日バイトだから急ぐ」
『そ、そう・・・。べ、別に悲しくなんかないから・・・・っていない・・・・』
「(あいつどういうつもりだ?好きな男いるならソイツと帰りゃいいのに・・・)くそっ!」ガンッ!←近くの看板を蹴った
次の日 ( ゜д゜) ・・・・
『タカシー!さっさと出てきなさいよ!遅刻しちゃうじゃない!』
がちゃ
「朝からうるせぇよ。言われなくてもわかってる。」
『(なんか怒ってる?)な、なによ!せっかく迎えに来てあげたっていうのにその言い草はないでしょ!?』
「別に頼んだ覚えはねぇ。そんなに面倒なら来なきゃいいだろ。」
『(やっぱり怒ってる・・・)ねぇ・・・なんか怒ってない・・・・・・?』
「はぁ?どこをどう見たら怒ってるように見えるんだ?」ギロリ
『(う、やっぱり怒ってる・・・。タカシって怒らすと怖いのよね・・・・・)そ、そうよね。私の勘違いみたい。』
「ったく・・・」
128
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:35:53 ID:KtMuq9.Q
≡⊂二二二( ^ω^)二⊃ そして学校だお!ブーン!
タ「お〜っす・・・・・」
山「あ、タカシ。おはようだお・・・・・・ん?」
タ「なんだよ・・・」
山「いや・・・・なんか・・・・・怒ってるように見えたお」
タ「・・・・・はぁ、やっぱり顔に出てるか・・・・・」
山「なにがあったお?内容によっては相談にのってあげるお」
タ「・・・かなみのことだ・・・・・・」
山「ばっちこ〜い!!!」
説明中 ( ゚д゚ ) ←にらめっこでもして待っててくれ
山「なるほど・・・恋愛相談をされたわけかお」
タ「ああ・・・・なんかムショーに腹が立ってな。・・・・朝からかなみに冷たくあたっちまったんだ・・・・・」
山「それでかなみちゃんが暗かったのかお」
タ「ああ・・・アイツはなにも悪くないのにな・・・・はぁ・・・・」
山「それで、誰が好きなのか聞いたのかお?」
タ「・・・知ってたらここまで悩まねえよ。はぁ・・・・いったいどんなヤツなんだろ・・・」
山「(鈍感もここまでくると神がかってくるお)かなみちゃんに聞いてみたらいいお」
タ「馬鹿か、アイツが素直に教えてくれるはずないだろ。」
山「それもそうかお・・・。とりあえず謝ったほうがいいお、かなみちゃん落ち込んでたお。」
タ「・・・・・そうだな。昼休みにでも謝るよ」
山「(なんで気づかないお?ちょっと考えたらわかるお・・・・)頑張ってこい」
129
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:36:22 ID:KtMuq9.Q
昼休み ω_(゜∀゜)≡モヒョヒョヒョヒョヽ(A`*)ノ≡ コラァァァ!! ベントウカエセヨー!!!!
「(かなみは・・・・居た!あれ、なんで一人なんだ?)かなみ」
『・・・・・・・・・・・・・・』
「(こいつ・・・・・自分の世界に入ってやがる!)かなみ!」ユサユサ
『ふぇ!?な、なに!?地震!?』
「落ち着け、俺だ」
『え?タカシ!?』
「一緒に飯食おうぜ」
『う、うん・・・』
そして屋上へ ┃ω^) ガンバルオ・・・・・
「・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・』
「『(気まずい・・・』」
「・・・・あのさ」
『な、なに?』
「朝・・・その・・悪かった・・・。」
『・・・やっぱり怒ってたの・・・?』
ギクッ「・・・・怒ってました、申し訳ありません・・・・」
『なんで?なんで怒ってたの?私のせい?』ウルウル
ビクッ「そ・・・その・・・・・お前のせいっていうか・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウル
「・・・俺の不甲斐なさっていうか・・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウルウル
「だから・・・・・その・・・・・」
『・・・・・・・・・・グス』ジワリ
130
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:36:49 ID:KtMuq9.Q
「(だめだ・・・言おう・・・)お前が好きなんだ・・・」
『グス・・・ズズ・・・・・え・・・・?』
「俺はお前のことが好きなんだよ・・・・」
『え?え?ええ!?』
「だから・・・昨日好きな人が出来たって聞いて・・・・なんかむかついてたんだ・・・・」
ぼけー『・・・・・・・・・』
「聞いてんのか?」
『え!?う、うん!聞いてるよ!続けて続けて!』
「それで朝は冷たく当たってたんだ・・・・・」
『(タカシがボクのこと好きだったなんて!!!あ、キャラ違うや)そうだったんだ・・・・』
「でも、もう決心はついた!かなみ!俺はお前を応援してるぞ!」
『へ?なんのこと?』
「いや、だからお前好きな人が出来たんだろ?だからその人との仲を応援するってこと!」
『(そうか、まだタカシに好きって言ってなかった)あの、た、タカシ!』
「ん?」モグモグ
『(弁当食ってはるー!!)あのね・・・実は・・私の好きな人って言うのはね・・・・その・・・・・』
「フンフン・・・ング!ンンー!!」
『た、タカシ!?大丈夫!?喉に詰まらせたのね!ほら、お茶!』
ゴクゴク「ぷはー!助かった〜。サンキューかなみ」
『うん。それでね・・・私の好きな人って言うのはね・・・・・タk「あ、コレって間接キスじゃないか?」シの・・・・って、ええー!!』
「ほら、これってお前が飲んでたお茶だろ?」
『(/////////)〜〜〜〜〜〜!!!バカーー!!!!!』バキッ!
「モルスァ!」
省略されました。続きを読みたければツンデレに殴られて「モルスァ!」と叫んできてください。
131
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:38:15 ID:KtMuq9.Q
次の日
『(昨日は結局言えなかったし、今日は絶対に言ってやるわ!)』
ピンポーン
『タカシー!早く来ないと置いてくわよー!』
「わっ!ちょっと待て!今行く!」
バンッ
「はあ、ふう、お待たせ。」
『確かに待ったわ。じゃあ鞄持ってね。』
「うぐ・・・!・・・わかった。」
『よろしい、じゃあいくわよ』
「よっしゃ!」
「そういえばかなみ」
『なによ?』
「お前好きな人いるんだろ?なのに俺なんかと居てもいいのか?」
『(思わぬチャーンス!タカシから振ってくるなんて幸運だわ)そのことなんだけどね。
私が好きな人っていうのは「あ、危ない」たk』ガンッ!
『きゃっ!いった〜い、なにがおきたの・・・・』
「ははははははは!!電柱にぶつかってるよ〜!前見て歩かないから。」
『う、うっさい!笑うな!う〜、痛いよ〜・・・・・』
「はぁはぁ、ごめんごめん、大丈夫か?」
132
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:39:54 ID:KtMuq9.Q
『大丈夫じゃないわよ!』
「そうかwwほれ、つかまれ」
『(タカシの手・・・・(/////))最初からそうしてればいいのよ・・・・』
「よっと、軽いな〜お前。」
『あ、あたりまえじゃない!私をなんだと思ってるのよ!』
「お前はお前だろ?ほら、さっさといこうぜ。遅刻しちまう」
『わかってるわよ!』
「はいはい、縞パン姫♪」
『????・・・・・・・はっ!見えたの・・・?』
「そりゃもうばっちり」
『早く言えー!!』ドグシャァ!!!
「モルスヴァー!!!」
133
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:40:35 ID:KtMuq9.Q
俺が初めて投下した物質がこれだ
俺キモスwwwwwww
134
:
名無しさん
:2006/03/15(水) 21:53:12 ID:lh.zCjY2
・クールな男とツンデレ
『タカシ!しょうがないので一緒に学校行ってあげますわ』
「お前はいつも車じゃないか」
『く、車が故障したんですわ!さっさと行きますわよ』
「それにしても寒いな」
『そうですわね…そうだ!』
「なぜ腕を組んでいる?」
『勘違いしないでくださいね?こうしてたほうが暖かいから…』
「じゃあそうさせて貰う」
『さっさと学校行きますわよ!(///)』
鬱だ死のう…
135
:
91
:2006/03/22(水) 00:19:27 ID:0Mw94D8o
『まったくいきなりこんなところに呼び出して…一体なんの用ですの?』
「大事な話があるんだ…」
「僕、別府タカシは神野リナのことが好きです。」
『…え……』
「だ、だから…付き合ってください!」
『…本気…ですの?…』
「じ、冗談でこんなこと言わないよ!」
『…だって…私…いつも貴方にひどいことを…』
「確かにいつもいつもひどいこと言われてたけど…でも好きなんだ!」
『いつから…ですの?』
「初めて会った時から」
「初めてリナと会った時に一目惚れして…ずっと好きだった」
『…嘘』
「嘘なんかじゃ『じゃあどうして!』え…?」
『じゃあどうして私の気持ちに気付かないんですか…』
『ただの幼馴染みに毎日お弁当を渡すわけがないでしょう…?』
『ただの幼馴染みに毎週のように一緒に出かけよう、と誘うわけないでしょう?』
『私だって…私だって貴方のこと…』
『ずっとずっと好きだったんですからぁ…』
「…本当に…?」
『ヒック…冗談で…こんなこと…言うわけが…ウェッ…』
「リナ…」ギュッ
『あ…』
「好きだ、リナ」
『私も…好き…』
チュッ…
「凄く…嬉しいな…あ、なんか涙が…」
『か、感謝してくださいね?こんな美少女が貴方みたいな駄目人間のことを好きになるなんて…』
「確かに…そんな機会もうないね」
『浮気は…許しませんからね…?』
「しないよ。こんな綺麗な彼女がいるのに」
『わ、分かってるならよろしいんですわ。』「一緒に帰ろっか?」
『ええ…』
136
:
91
:2006/03/22(水) 00:21:07 ID:0Mw94D8o
いやぁハズイな…でもめげないよ!
137
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:49:29 ID:.4z0rJR6
>>125
俺も処女作はダウナーだwwwwwなんでだ?wwww
次から落とすお(´・ω・`)
138
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:49:57 ID:.4z0rJR6
お題マッシーン 乗り物+後輩+居眠り
下校時、別府隆は、人がまばらな駅にいた。
3月も終わりに近づいている今、ホームには、春の来訪を告げる、春一番が吹き付けている。
「来年で廃線・・・か・・・」
乱れる髪を気にもせず、誰にともなく呟いた。少子化や過疎のあおりを受け、この線路は来春には廃線になることが決まった。
今通ってる高校も、少子化や交通手段等々の問題もあってか、今年度限りで廃校になり、近くの高校と合併することになっている。
「・・・何、黄昏てるんですか・・・?先輩ごときのくせに・・・」
ふと聞こえる声。振り向こうとすると、背後からぬっと声の主が現れた。
流れるような艷やかな黒髪。猫を思わせるようなくりくりとした瞳。ふっくらした唇。
子悪魔を思わせるような、かわいらしいこの女の子は――
「ちなみ・・・」
「呼び捨てにしないで下さい。何度言えば分かるんですか・・・先輩ごときのくせに・・・」
「はは・・・相変わらず手厳しいな。別にいいだろ?減るもんじゃないし」
「減ります。先輩限定で」
「・・・さいですか」
「そうです」
間髪いれずにはいる肯定の声。
いつものやり取り。もう何年も続けてきた気がする。
家は隣同士だし、互いの親も仲良し。それにこんな廃れた町じゃ、学校もそうたくさんはない。
そうなれば必然的に、互いに同じ学校に通うことになる。
ただ―――
139
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:50:32 ID:.4z0rJR6
「・・・先輩」
「ん?」
「そういえば、四月から受験生ですよね・・・。大学、どうするんですか?・・・やっぱり・・・県外、行くんですか?どうでもいいですけど・・・」
「・・・んー、そうなるかなぁ。この辺不便だし、俺が行きたい専門学校は県外にしかないしね」
ちなみの目が少し見開く。
「専門・・・なんですか?」
「うん。ゲームのね」
「・・・オタク」
「悪かったな」
「はい、悪いです」
「はは・・・」
―――相変わらず手厳しいな。
そう言おうとした所に、やっと一両編成の電車が到着した。
ここは、一時間に一本しか走っていない、いかにも田舎らしい駅だ。
ぷしゅー。乾いた空気音をたて、電車の扉が開く。中には乗客が、二人。
スーツ姿の中年の男と、喪服姿の老女。二人とも見知った顔だ。
そこでまた、やっぱりここは田舎だな、と思う。
二人に軽く会釈して、電車に乗る。続くちなみも同様に。
「よいしょ・・・っと」
俺はわざとらしく声を出しながら座席に座った。
「どこのおじさんですか・・・」
「はは、悪かったな」
「はい、悪いです」
そういいながら、ちなみは僕の左隣に座る。
「ははは・・・」
僕の乾いた笑いが響く。そこで話は途切れ、静寂が訪れた。
140
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:50:54 ID:.4z0rJR6
僕たちの家は、この駅からいくつか行った駅の近くにある。
ここよりは幾分かは見栄えのある町だ。どちらにしても、不便にかわりはないが。
だが、この町が嫌いというわけではない。どちらかといえば好きだ。
のんびりした雰囲気が好きだし、住んでいる人たちも皆親切で優しい人ばかりだ。
それに――ふと、左を見やる。
「・・・・・・・・・」
俯き、所在なさげに視線を漂わせている少女―――椎名ちなみ。
口ではなんだかんだ言っても、振り向けばいつも一緒に居てくれているのを、僕は知っている。
普段はつんけんな態度をしているが、本当は優しい子だというのも、知っている。
そして夜、クマの人形を片手に、ベランダ伝いにやってきては、僕のベッドの中に潜りこんでくるくらい、人一倍寂しがりやだというのも、知っている。
視線に気付いたちなみが顔をあげる。
「・・・何ですか?」
「いや、別に何でもない」
「じゃぁ、こっち見ないで下さい・・・」
「はは・・・」
この態度が、実は照れ隠しだというのも、知っている。
遠くを見やる。すでに日は傾き、空は朱に染まっている。
それが何故かまぶしくて、僕は目を細めた。
141
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:51:20 ID:.4z0rJR6
会話がないまま、十分と少しが過ぎた。今、車内には僕とちなみだけだ。中年の男とおばあさんはニ駅目で降りた。
―――丁度三駅目に到着し、次の駅に向かって電車が動き出した頃だった。
「ぅ・・・ん・・・たか・・・にぃ・・・」
甘えるような声と共に、左の肩に重みが加わる。
左を見やると―――静かに寝息をたてているちなみの頭があった。
「ふぅ・・・。まったく、昔は素直だったのにな・・・」
あまった右手で、静かに頭をなでる。さらさらな髪。なんとなしに上気し、赤らんでいる頬。
あぁ、中学に上がった頃からだろうか。それまでべったりくっ付いてきたちなみが、急によそよそしくなったのは。
終いには僕のことを『先輩』と呼び出す始末。
昔のように『たかにぃ』なんて呼んでくれるのは、今みたいな寝言の時だけだ。
でも、それだけでも暖かい気持ちになれる。
「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」
そんな僕の心情なんて知らずに、ちなみはかわいらしい寝息をたてている。
「まったく・・・本当に困ったちゃんだなぁ・・・」
そういって、また髪をなでる。
ふと正面の窓を見ると、自身が映っていた。
そして知らないうちに、自分の顔がにやけていたことに気付く。
「はは・・・僕も・・・か」
周りを見る。壁を隔てた向こう側に運転士が居るだけで、この空間には、僕とちなみの二人だけしかいない。
まるで、時間が止まったような錯覚。このまま本当に時間が止まれば、どんなによかっただろう。
しかし、時間の針は刻々と進む。止まることはない。
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