- 1 :名無しさん :2025/08/24(日) 18:08:01 ID:FTVLCsf20
-
新機軸を打ち出していきましょう、とフサは言った。 ここで素直さんが少しだけ前向きになれるようなものを書いたら、皆衝撃だと思いますよ。
川 ゚ -゚)「前向きってのは」
ミ,,゚Д゚彡「要は、救いの要素がある話と言うか」
先論社八階、静まり返った打ち合わせブースにフサの声だけが反響する。
ミ,,゚Д゚彡「これまでその、素直さんの書くお話がセンセーショナルって言うか」
ミ,,゚Д゚彡「徹底的な救いの無さが逆に一定の読み手にとってある種の救済になっていた、ってことはよく分かるんです。本当によく分かるんですけど」
フサは慎重に言葉を選んでいたようだったが、要は 「お前の書く小説は陰鬱でワンパターン気味だから、良い加減読後感が良いものも幾つか書いてみろ」 という話以外の何物でも無かった。 実際、発行部数はデビュー作がピーク、そこから一気に部数を落とし、その後は緩やかにとは言え減少傾向とは重々承知していたから 何かしらのテコ入れを図るべきと編集部内でも言われているのだろうな、私は思った。
ミ,,゚Д゚彡「何だか、この前の話も面白かったんです。ですけど、悩まれながら書いたんだなあっていうのが凄い分かるんです。」
ミ,,゚Д゚彡「作風は今までの延長線上なのに、その悩みの痕が分かる人には分かっちゃうって言うか」
ならばいっそのこと、新しいスナオクールを打ち出して、読者を驚かすやり口も一つの手だと。 フサの目は分かりやすく泳いでおり、上下左右と忙しない。
- 21 :名無しさん :2025/08/24(日) 20:06:18 ID:QrMVmyZ20
- おっっっっもれ〜
痛みとともに生きていくしかない
- 22 :名無しさん :2025/08/24(日) 20:30:21 ID:j9TLMsD60
- 拍手大喝采
- 23 :1 :2025/08/24(日) 21:18:58 ID:FTVLCsf20
- >>8
クーの顔二連チャンは単純にコピペミスです、申し訳
- 24 :名無しさん :2025/08/31(日) 12:03:36 ID:/vhYTWn60
- おつ
- 25 :名無しさん :2025/08/31(日) 14:12:15 ID:332LoHxY0
- 乙、惜しいっていうのが個人的な感想。
●良かったところ
・コンセプト 作家クーに訪れた転機によって浮かび上がる被害者としてのクーの姿 再生の道と、被害者というアイデンティティの対立 これがとてもいい。特に被害者であることのアイデンティティを被害者作家として具象化したところがいい。
●惜しいと思ったところ
・もっと序盤で引き込んで欲しい 序盤で語り手クーにあまり興味を引かれない。今後の展開を考えると、もっと「何だこいつ???」と思わせて、このキャラのことを知りたいと思わせて欲しい。例えば、ビコーズへの脳内妄想をもっと早い段階で出すとか。編集相手に被害妄想じみた想像たくましくするこの作家クーは、一体どんな人物なのだろう?どんな人生を歩んできたのだろう?と興味を持たせてほしい。この主人公(&語り手)に対する惹かれなさは、この後もずっと影響していく。
・クーが作家である理由、意味 これが本文の範囲からではいまいち伝わらない。被害者としての身を切り売りすること(=事件被害者作家)でしか生きることができなかったという部分(事件後〜作家以前のクー)をもっと描写、記述して欲しかった。 この物語ではモララーは再生への道の象徴であり、小説(+手紙)は被害者としてのアイデンティティの象徴になってる これに関連して、事件後(特にミルナの行為の意味がわかってから)〜小説家を目指すまでの過去の人生が抜け落ちてるのはもったいないと思う。数行でもいいからその心情、経緯があれば、「小説家クー」の味が深くなったと思う。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 26 :1 :2025/08/31(日) 17:38:03 ID:30ufIUIM0
- >>25
ここが書ききれなかったというところをズバズバ言ってくれて有り難いです。仰る通り またブラッシュアップする機会を設けたいですね
- 27 :名無しさん :2025/09/12(金) 21:00:03 ID:tZs3cAiA0
- 乙乙
塀の中のミルナの方が絶対嫌な思いしてない 何も分からず受け答えした証言が意図せず小児性愛者へのリップサービスみたいにも読めてしまうのが余計クーを追い詰めてるな…
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