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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )

1 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:18:38 ID:6o6EHAUo0
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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2名無しさん:2024/01/08(月) 22:20:27 ID:6o6EHAUo0
【Case一覧 page1】

Case1 不審な男の捜索
 流石探偵事務所は廃業の危機に瀕していた。
 車はガス欠、風呂もろくに沸かせず、そんな最中に訪れた少女は不審な男の捜索を願う。
 辿り着いた先で、探偵は何を見るのか?

Case2 やつれた青年の調査
 友人の様子がおかしい……大学生の男は言う。
 不審な学園、不審な女、不審な事件。
 彼らは、片足を踏み入れる。

Case3 絶海の孤島にて
 孤島に探偵、何も起こらぬはずもなく。
 事件発生、帰還不能、連絡途絶。
 果たしてその真相は?

Case4 母者、襲来
 熊殺し、見合い写真を携え。
 蛙の子は蛙? 鳶の子は鷹?
 三つ子の魂百まで?

Case5 辞職事由の解決
 アルバイトのプロフェッショナルを自称する女が突然の退職。
 後輩の男は探偵を頼り事務所に訪れる。
 血の因縁、ものともしない個性、場末の酒場の怪しげな求人に集う、まつろわぬ者ども。

Case6 五月館
 男三人、群馬の旅館を訪れ。
 輝かしくも妖しい夢を視る。
 暴かれた夢は牙を、揺蕩う現実は爪を、突き付け合う。

3名無しさん:2024/01/08(月) 22:21:00 ID:6o6EHAUo0
【Case一覧 page2】

Case6.5 教えて! 先生!
 金に汚いと自称する女に、不可思議の教えを受ける。

Case7 千手烏賊の夏
 夏の漁師町、海と山と海鮮と。
 観音に迫る鮫の背鰭、絶壁の魔女の怨念。
 探偵は消えた姫君を見つけ出せるか?

Case7.5 お仕事人其々
 集いし酔いどれどもが、仕事について語らう夜。

Case8 裏切者は誰だ?
 唐突に放り込まれた闇のゲーム。
 脱出不能、逃避不能、理解不能。
 課せられた理不尽に探偵は抗う。

Case9 地味な愚かしさ
 名は体を表すと言わんばかりに、男は死んだ。
 ロクデナシとしか言いようのない男を殺したのは一体誰なのか?
 推理のカギは、地味な愚かしさだった。

Case9.5 大覚醒
 分不相応な力を得てしまった者は……。

Case10 連続自殺事件
 とあるサイトの元会員が自殺した。
 それをきっかけに巻き起こる、空前絶後のオカルト案件。
 筆府市の命運を賭けた戦いが、今始まる。

4名無しさん:2024/01/08(月) 22:21:34 ID:6o6EHAUo0

【Case一覧 page3】

Case11 捜朔島
 お得意様から齎された依頼は、消息不明となった動画配信者の捜索。
 浮かび上がる不振点に困惑しつつ、探偵は九州へと旅立つ。
 閉鎖的な離島で、彼らは何を見るのか?

Case11.5 人の力
 ***のこと、よろしくね?

Case12 海色の声
 前提崩れれば烏合の衆は離散する。
 運命の糸に絡め取られた探偵は、三度訪れた地で聴くことになる。
 悍ましい声を。美しい歌を。

5名無しさん:2024/01/08(月) 22:27:16 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page1】

Case1初出
 ( ´_ゝ`)
  流石 真理男 流石探偵事務所所長

 (´<_` )
  流石 累次  流石探偵事務所副所長

 ノリ^-^ノリ
  一条 実里 聖パウロ学園高等部2年

 ( □ー□)
  冨竹 三郎 フリーカメラマン

 ( "'Д')
  小池 勝造 中華そば小池店主

 ( -@ω@)
  西川 次郎 とんかつ小豚店主

 ( ^ω^)
  内藤 保頼尊 国際クオリティ大学3年 とんかつ小豚アルバイト

 ( ´ー`)
  白根 英世 筆府警察署 警部

 (=゚ω゚)ノ
  伊藤 要一 筆府警察署 巡査長

 (゚、゚トソン
  都村 巽 入速新聞社記者

 ( l┴l)
  八町屋 昇 日吉山荘筆府店店長

 ( ・丼・)
 天丼の業火(HN) 火の玉ストレート管理人

6名無しさん:2024/01/08(月) 22:27:49 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page2】

 ('A`)
  茂手内 読雄 筆府大学3年 ヌケドナノレドアルバイト

 | ェェ ,.、ェェ |
  抜土 ナノレド ヌケドナノレド筆府店店長

 ( ‘∀‘)
  御前 香那 美園林業従業員 猟師

 ( ゚∋゚)
  大木 括 青梅警察署巡査 山岳救助隊

 ( ^ハ^)
  タン・シェンロン 田無山荘オーナー

 ( ’▽’)
  星野ガービー(HN) ガービーの探索記管理人

 ( ゚д゚ )
  ???

 (´・ω・`)
  マスター(仮名) バーボンハウス店主

 ( ´∀`)
  御前 茂名 筆府ソフトHDB従業員

 ( "∀")
  御前 利夫 猟師

 ( ∴)
  ???

 ( ・L・)
  ???

 ( ・3・)
  ???

7名無しさん:2024/01/08(月) 22:28:22 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page3】

Case2初出
 *(‘‘)*
  沢近 辺梨花 聖パウロ学園中等部?

 (゚」゚)
  濯石 則夫 暮石タクシー従業員

 彡 l v lミ
  鈴木 則夫 聖パウロ学園教頭

 (∴□u□)
  膝出 武 国際クオリティ大学3年

 リ `⊿´)
  白 燕 白虎飯店店主

 <ヽ`∀´>
  仁田 健(通名) シナノドラゴン幹部 品川商事取締役

 <ヽ`A´>
  金田 勝(通名) シナノドラゴン幹部 品川商事法務部長

 ξ゚⊿゚)ξ
  津出 麗羅 東京都立大学3年

 ( ゚∀゚)
  長岡ジョルジュ バーボンハウスアルバイト

 ( l v l)
  菱井 宗男 HOTEL FRONTIER従業員

 ( ・∀・)
  又利 守等 筆府警察署署長

 (-@∀@)
  朝日 悟 入速新聞社編集長

8名無しさん:2024/01/08(月) 22:29:19 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page4】
Case3初出

 (´Д`)
  村上 庄司 諏訪狼グループ会長

 (  ゚¥゚)
  瀬藻 新名 瀬藻ファンド社長

 (‘_L’)
  フィレンクト・ローレンツ フィレンクリニック院長

 从 ゚∀从
  高岡 羽印 筆府大学教授

 ( `ー´)
  根野 石矢 鮮魚料理根野屋店主

 ( ,'3 )
  中嶋 晴健 瀬藻家使用人

 从´ヮ`从ト
  竹切 風狸 瀬藻家使用人

 〈::゚-゚〉
  石川 五右衛門 諏訪狼グループ会長秘書

 <ヽ ゚ v゚>
  後藤 和希 焼肉ゴットン店主

 (;;・∀・;;)
  黒磯 修平 沢近家使用人

9名無しさん:2024/01/08(月) 22:29:52 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page5】

Case4初出
 ∬´_ゝ`)
  流石 禰邇 占い師
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)
  流石 保林 猟師

 (^、^リノン
  水野 莉乃 割烹遊水従業員

 l从・∀・ノ!リ人
  流石 妃市 ヨツバ工業従業員

 <(' _'<人ノ
  高崎 美和 伊佐神社権禰宜 祈念流師範代

 (' _' レミ
  高崎 礼美 伊佐神社権禰宜

 ( ^×^)
  庵田 萌音 CafeMONE店主

  彡⌒ミ
 ( ´_ゝ`)
  流石 紀日夫 国家公務員

 / ①八①ヽ
  玄葉 猫之介 祈念流師範

10名無しさん:2024/01/08(月) 22:30:26 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page6】

Case5初出

 ノハ ´_`)
  砂緒 新登 自宅経営者

 ノパ⊿゚)
  砂緒 緋糸 扶養家族

 lw´‐ _‐ノv
  砂緒 朱留 漫画家

 (゜3゜)
  田中 保清 筆府大学1年 ヌケドナノレドアルバイト

 ( <●><●>)
  ???

 (∴゚ з゚ )
  高田 倉仁 ヌケドナノレドアルバイト

 川 ^J^)
  花川 坦子 鉄板焼きやまき従業員

11名無しさん:2024/01/08(月) 22:30:59 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page7】

Case6初出

 シリ ‘ -‘リ
  山井 五月 五月館オーナー 五月の声管理人

 J ゚ ゝ゚J
  別府 礼号 五月館共同経営者 五月の声管理人

 爪゚ー゚)
  地流 椎菜 群馬県警巡査部長

 ( ・A・)
  麻生 隆史 五月の声会員

 ハハ ロ -ロ)ハ
  サンディー・ハロウズ 五月の声会員

 川 ・ v・)
  新田 順子 五月館従業員

 (´〜`)
  山本 卓 五月の声会員

 タ ・ケ・)ダ
  武田 慎二 美容師

 ( ^^)
  山崎 渉 地方公務員

12名無しさん:2024/01/08(月) 22:31:33 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page8】

Case7初出
 (´・_ゝ・`)
  盛岡 珈太郎 民宿ヨルイカオーナー

 ( 3丿3)
  三田村 信之 千手食堂店長

 99 ・H・)
  九十九 古江 千手烏賊漁協職員

 //・し・//
  布川 圭介 陸船亭店主

 (oしo)
  布川 武志 陸船亭従業員

 ( '>')
  岩渕 則康 千手烏賊漁協組合長

 ミサ ^ー^)ト
  雨霧 美里 雨霧研究所所長

 マス ゚ o ゚)ミ
  清浦 真澄 うみねこの家代表

 88 @-@)
  小川 松 小川駄菓子店店主

 ( ´W`)
  白髭 弘一 雨霧研究所従業員

 /リ ゚O゚)
  増田 誠二 千手神社宮司 千手烏賊町長

 ( `ゝ´)
  小野木 一徹 ???

 ( ^ヘ^)
  瓜田 平治 ビップカメラ筆府店従業員

13名無しさん:2024/01/08(月) 22:32:22 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page9】

Case8初出

 イ从゚ ー゚ノi、
  ???

 |::━◎┥
  ???

Case9初出
 3 ◇M◇3
  三重 勝 バーニング・クリメイション店主

 タ Q、Qヒ
  絹糸 九里 群馬県警?

 ン ’カ’ン
  乾 識人 群馬県警?

 ノノ lコvlコ)
  央名 桐子 Cafeミモザ店主

 リ`<´ リ
  伊国 守 天からお塩店主

 ( =-=)
  折科 零 天からお塩従業員

 ( =ハ=)
  黒尾 世路 天からお塩従業員

 ( オ益チ)
  大路 益生 清掃員(転落死)

 ル´央`ル
  央名 成雄 ビルオーナー

 (`>' )
  滑川 末吉 ラジコンショップ店主

14名無しさん:2024/01/08(月) 22:33:02 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page10】

Case9.5初出
 ( ^Д^)
  吹屋 笑 美容室ビルギット見習い

 ≪ ^ω^≫
  ???

Case10初出
 ( イ∀イ)
  イ・スンヒョン シナノドラゴン構成員 品川商事事務

 从'ー'从
  渡辺 由愛 バーボンハウス従業員

 ( -@M@)
  免田 流 筆府メンタルクリニック院長

 ('、`*川
  伊藤さん? ???

 爪'ー`)y‐
  一条教授? ???

 / ,' 3
  荒巻さん? ???

 ( ∵)
  樋高? ???

 (*゚∀゚)
  ???

 ( ソーソ)
 キム・ソンミン 品川商事警備部門

 ハ’ノ_’ ハ
 ハロルド・エンヴィー ???

15名無しさん:2024/01/08(月) 22:33:45 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page11】

Case11初出
 ( ・丼・)
 天丼の業火(荒須 徹) 火の玉ストレート管理人、2tuber

 八‘⊿‘)
  吉野 ハル 捜朔村役場職員

 利 'ー`)
  石田 純一 捜朔村村長

 石 ^山^)
  山口 巌 漁師

 リ’-’ル
  吉野 リル 小学生

 八^⊿^)
  吉野 隼人 中学生

 八-ム-)
  吉野 ツル 山林管理者

 リ゚▽゚ リ<l
  木葉 茜 動画配信者

 ||| ‘L‘)
  長木 時雄 捜朔村役場役員

 ( ゚永゚)
  矢島 永治 捜朔村役場役員

Case12初出
 (’T’)
  円谷 達也 ???

 |゚ノ ^∀^)
  ???

16名無しさん:2024/01/08(月) 22:34:56 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page12】

名前だけ登場
 沢近 真梨香 沢近辺梨花の母 聖パウロ学園理事?

 山井 宗一 山井電装創業者 山井建機創業者

 山井 健一 山井宗一の息子

 アレックス・ツクール ???

 平山 幸雄 ???

 北条 鉄平 ???

 田所さん 浮気調査の依頼人

 宮下さん 増田家使用人

 鳥華族の店長

17名無しさん:2024/01/08(月) 22:35:30 ID:6o6EHAUo0
【人物一覧 page13】

モブ
 ( 刑事刑) 刑事

 ( リョウ) 猟師

 (゚ ゚) ???

 (`店´) 店員

 ( ・店・) 店員

 ( A客A) 客

 ( B客B) 客

 ( A巡A) 巡査

 ( B査B) 巡査

 ( ・店・) 店員

 ( A客A) 客

 ( B客B) 客

 ( A巡A) 巡査

 ( B査B) 巡査

 ( C巡C) 巡査(四井巡)

 ( 大家大) 大家(大矢勉)

18名無しさん:2024/01/08(月) 22:36:49 ID:6o6EHAUo0
Case12-Tips7 神も存外に

爪'ー`)y‐「くっく。美里の舞いもなかなかのものだったが、虎穴ならぬ鮫穴に飛び込むとは」

[ OjO]「鮫穴とは言い得て妙ですね」

爪'ー`)y‐「大海原にいながら穴倉暮らし、クク、陰気な連中には如何にもお似合いというものだ」

[ OjO]「はっ。仰る通りかと」

爪'ー`)y‐「そこに投げ込む爆竹、実に面白いことになりそうじゃないか」

[ OjO]「しかしプロフェッサー。如何に貴方様でも観測は困難ではありませんか?」

爪'ー`)y‐「ふっ、そこは少々昔のツテがあるのでね。貸しを清算して貰うまでだ」

[ OjO]「ツテ、ですか?」

爪'ー`)y‐「あれも実に愚かで滑稽で、鑑賞し甲斐のある女だった。今頃慌てふためいているのが目に浮かぶ」

[ OjO]「はあ」

爪'ー`)y‐「予定調和の幕引きの末にああなるとは思ってもみなかったが、あれに目を着けるとは神も存外に俗なものだ」

19 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:39:43 ID:6o6EHAUo0
Case12-Tips8 英雄の星

|::━◎┥「メッセージ受信:教授」

*(‘‘)*「ゴミ箱にダンク!」

|::━◎┥「完全消去しました」

*(‘‘)*「まったく、今はあんなのに構ってる場合じゃないっての」

|::━◎┥「メッセージ受信:教授」

*(‘‘)*「NG設定&ダンク!」

|::━◎┥「NGアドレスを設定しました、メッセージを完全消去しました」

*(‘‘)*「どうせまた防壁越えてくるだろうけどねー」

|::━◎┥「過去データからの予測:数時間以内」

*(‘‘)*「はぁ……ほんとうざい」

|::━◎┥「進捗:#221 80%」

*(‘‘)*「予想はしてたけどかったいなぁ。確実に神格絡みじゃん、どうなってんの彼?」

|::━◎┥「推定:英雄の星」

*(‘‘)*「あー……そっか、そうだよね。アレックス君思い出すもん」

20 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:40:16 ID:6o6EHAUo0
Case12-Tips9 それでもさ

( '>')「おい、帰ってこねーじゃねーか。どうすんだ?」

(;’T’)「……」

( '>')「何だよ、嘘でも『助けに行く』ってくらい言えねーのか?」

(;’T’)「す、すみません……恐らく、難しいかと……」

( '>')「……なあ。じゃあ、あんたは何のためにこの町に来たんだ? お役所仕事ってやつか?」

(;’T’)「いえ、決してそのような――」

88 @-@)「ちょっと、そういうことを言うもんじゃないよ則康ちゃん」

( '>')「婆さん、そうは言ってもな」

88 @-@)「本当は則康ちゃんもわかってるはずだよ。違うかい?」

( '>')「……」

(’T’)「岩渕さん」

( '>')「あん?」

21 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:40:49 ID:6o6EHAUo0

(’T’)「お役所仕事なのは否定できません。ですが、私にも千手神社を預る者として矜持があります」

( '>')「ほぅ?」

(’T’)「千手様に誓って、嘘だけは絶対につきません。今の状況では、救出は不可能に近いと言わざるを得ません」

( '>')「……千手様に誓うたぁ、大きく出たな」

(’T’)「千手神社の神主は生半可な覚悟では引き受けられませんから。……先代のせいで微塵も説得力がないですが」

( '>')「あの、馬鹿が……。いつから別人になっていたかもわからねぇ自分にもムカッ腹が立つ」

88 @-@)「それは、私もだねぇ……ずっと違和感はあったんだけど」

( '>')「婆さん、あんたやっぱすげーよ。俺は、ダチのつもりだったのに何一つ気付けなかった……」

88 @-@)「則康ちゃん。それが君の良い所さ」

( '>')「……」

88 @-@)「こうなっちゃ私も、古い古いツテを頼る時が来たかねぇ……」

(’T’)「古いツテ、ですか?」

88 @-@)「もう何十年前だったか。忘れられてるかもしれないね。それでもさ」

22 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:41:23 ID:6o6EHAUo0
Case12-Tips10 それは至言

( ´ー`)「有休申請していいか? 一ヶ月ほど」

( ・∀・)「それは、私に死ねと?」

( ´ー`)「伊藤が何とかする」

(=゚ω゚)ノ「何ともなりませんよ! 警部あっての僕です!」

( ・∀・)「だ、そうだけど?」

( ´ー`)「おい伊藤。俺はそんな軟弱に育てた覚えはねーよ?」

(=゚ω゚)ノ「軟弱なのはあんたでしょう。見損ないますよ?」

( ´ー`)「……お前に見損なわれるのは流石に堪える」

( ・∀・)「それは私も堪える」

(=゚ω゚)ノ「えっ?」

( ´ー`)「これからの日本を背負ってくのはお前みたいな男だ、伊藤。俺みたいな老害は死にゆくのみ」

(=゚ω゚)ノ「何を酔っぱらってるんですか。俺の一番尊敬する刑事はそんなクソザコナメクジじゃないです、訂正してください」

( ・∀・)「その通りだ! いやー気が合うな伊藤君」

( ´ー`)「署長、言ってること滅茶苦茶なんだが……。ちゃんと寝てるのか?」

23 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:41:56 ID:6o6EHAUo0

( ・∀・)「……霞ヶ関の官僚と同じくらいは寝てるぞ?」

( ´ー`)「気功砲よろしく間違いなく寿命は縮む」

(=゚ω゚)ノ「むしろ何で仕事できるかわからないくらい寝てないですよぉ……」

( ・∀・)「そうか?」

(=゚ω゚)ノ「「そうです」」(´ー` )

( ・∀・)「うーん……そんなつもりはないんだがなぁ」

( ´ー`)「俺に影響されたって嘯くくらいなら少しはサボれよ」

(=゚ω゚)ノ「警部は仕事しながらサボれるから凄いですよねぇ……」

( ´ー`)「力の入れどころ抜きどころってのがあるだろうが。署長に過労死されちゃこの国の大きな損失だ」

(=゚ω゚)ノ「ほんとですよ。署長ほど市民の安全のために粉骨砕身している人はいません」

( ・∀・)「ま、そりゃね。仮にも警察署長たるもの、市民の盾になって死ぬのが本懐さ」

( ´ー`)「盾になった上で死なねーのが本物の刑事ってやつだ」

(=゚ω゚)ノ「そうですよ。死んだらもう誰も救えないです」

( ・∀・)「ン……それは。……それは、至言、だなぁ……」

24 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:46:00 ID:6o6EHAUo0
前回のあらすじ
・……? 野生の上田幹雄でも出たのか?
・えっ……トキって日本では佐渡島にしかいないんじゃ?
・鹿や猪にしちゃ魔力が大きい……ワンチャン魔術師かも


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

25 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:46:33 ID:6o6EHAUo0
Case12-Day5B
_/:;; ´;; ;,,〉、;;:  l! /;;  ,,;ヽ、―-'、 ;;;\ ___ /;;;__/  ;;_;\;;`
 ;;ヽ、,r‐-、  /____________;; 、;_;;/  ̄~     \/ ;;_〉
   /;; ^` /\                     \:: /  :;;\'´;;;〉 i!く;;::: ‐、
 /~`ヽ.../    \                    \〉、;;:  l! /;;  ,,;ヽ、―
 ;; ::,-‐∠____\___________\⌒~`\ ̄";;、   〉;;
  / ; |    λ   |                    |'、;;:: ;;;::l‐、  l:./、
:;/\ |   / ヘ    |                     |/ 〉~";;ヽ l   /
    〉.|  ./  .ヘ   |                      | ゞ―-、;;;l_ハ‐-'、
"'''"''''''''|_/   ヘ__|_____________」 lく  ;;;;〈ノ  〉  l!
;;   ; m ,. ; '  "  ;" '';  : ,. ;/''     | ;i/ il `  /__ノi!  ll
 : :   ;  ;   .  / '' ;゙  ;/ ;;"  :  !、;;l    /   l!  ~`X
;; "  . 、 l;  : " :;l  ,.  ;;v "; ゙゙ ;: ,V ;: 、;  "'''"'''"'''"'''"'''"'''"'''"'''"''
  n ;   ;_ ;  ;" ; :  ; ,. ,. ;  ;" ;;   : ;"' '; ,..,.m  ''゙゙ ;  ; ;_/

26 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:47:06 ID:6o6EHAUo0

爪;゚ー゚)「……何かを追いかけてこっちに向かってるっぽい。
      鹿や猪にしちゃ魔力が大きい……ワンチャン魔術師かも」

(;´_ゝ`)「なんだと?」

(´<_`;)「それは……どうする?」

<(' _'<人ノ「狼に追い立てられる程度の魔術師なら、どうとでもなります。
       ここはこちらから接触して情報を得るべきでは?」

(;´・_ゝ・`)「"狼に追い立てられる程度"……」

( ´_ゝ`)「……うむ、そうだな。放置して近くをうろつかれる方が面倒だ。狼対処できれば一石二鳥だし」

(´<_` )「とりあえず結界いっとくか?」

( ´_ゝ`)「ああ、盛岡さんのガードは任せる」

爪゚ー゚)「僕は状況を見てフォローに入るよ。二人は好きにやりたまえ」

<(' _'<人ノ「了解です」

( ´_ゝ`)「助かる」

人(´<_` )「五行結界、救急如律令!」

爪*゚ー゚)「陰陽道……興味深いね!」

27 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:47:40 ID:6o6EHAUo0
       }`V\
      ,ィ´¨{w) ) ̄ミ
    < _ヵ' `、 '  ```''ミ、_
  ャ''"´ ` ´  ミ        ミ、
.   ゞ-=-_''"         _  ヽ- 、__
       ̄⌒ミ    丶ヽ`           ̄ ̄ ̄\
         ハ        ヾ`             \
            ', 、     ノ              \ヽ
       ァ''" ̄ ̄/   ,, 彡.       >、       } ヽ
       |  /ー/   _ノ''‐、、、、_、_,< l  ` 、     乂 ヽ、,,,,,_
     ノ   ) ′ , イ                )h、   \_   `― 、  `爻
      乂/ ./                  ̄"'' 、、 ̄ -=、 \‐彳
    __/ ,イ                        )h、 . Y\ 、>
   ァ´ ァ'' _/                              _/ ,'   `´
   ゝ==彡                         Y, , _,'
                                   `¨´

28 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:48:54 ID:6o6EHAUo0

三|゚ノ;^∀^)「はあっ、はあっ……!」

< _ヵ' `三「バウッ!」

三|゚ノ;^∀^)「ひいっ!?」



( ´_ゝ`)「……えっ?」<(' _'<人ノ「はっ……?」爪゚ー゚)「おんやあ……?」(´<_` )「!?」



三<(' _';<人ノ

(⊃<⊂(' _';<人ノ



( ´_ゝ`)「……えっ。なんで全裸なん、あの娘?」

爪゚ー゚)「ふむ、実に興味深いね」

<(' _'<人ノ「……見ましたか?」

(⊃<⊂;)「あ、ああ……ちらっと……」

<(' _'<人ノ

29 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:49:28 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)┫「よくわからんが、とりあえず」

\<(' _'<人ノ「そうですね」



\<(' _'<人ノ「「やりますか」」( ´_ゝ`)┫



━━━━━━━━ ,イ━━ ,イ ,イ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       |l!1!|!l./ム―7 レ .レ  i| !i| !li| |i! |! |                |l!1!|!l
       |l!1!|.//ニ7/         .i| !li| |i! l:                 |l!1!|!l
       |l!1!|/' ̄7/          il !li| |i! |               |l!1!|!l
       |l!1!|!l.  //             !li| |i!                  |l!1!|!l.
       |l!1!|!l. /' . __         li| |i                    |l!1!|!l
       |l!1!|!l   /´ > ,.イ    i| |!:                 |l!1!|!l
       |l!1!|!l   ´ ̄  /_/      !| |                      |l!1!|!l
       |l!1!|!l     //      | |                      |l!1!|!l
       |l!1!|!l    //          .| |                   | |l!1!|!l
       |l!1!|!l |  |/,イ,イ ,イ        | |                l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!   レレ //   ,ィ    |  |               l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!     /'  / .i    |  |i                   || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!       ./ /    .|/レ'i                || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!,      //     .|/|i | i              || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!i      ´       .|    l     /    .i    i.|| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!l    , イ      |i | |     И  /|     .l    l:|| |l!1!|!l
━━━━━━━━━━━レ'━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

30 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:50:01 ID:6o6EHAUo0

< _ヵ' `「グルルルル……!」

|゚ノ;^∀^)「はわわわわ……!」
                   ┌
                   | lトミ____
                  _人∧:::〉::::::::::::::`丶
                 __ア´::::::/ __ァ―::: : `丶、
             __フ⌒:::::::::::⌒ア´::::::::::::::::::::: : \
            _ア⌒ニ::::::::::::::::::::::: T勿::::::::::::::::::::::::: }`:トミ
.           ⌒ア:::::::^7::::::::::::::::::::::::: : ⌒\:::::::::::::::::::::}:://
           /:::::::::::/_::::::::::::::::::::::::: _/ ノ^Y^弋勿:::ノ「
            |l:::::::::::::::::::::::::::::::::: : /´{、__^L_〉 l/:::::::|
           イl::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|7/〉、 `丶、ノ::::::::::Ν
.          lИ:::::::::::::::::::::::::::::: : |/イ`¨¨¨l /:::::::::: Ν
            |::И:::::::::::::::::::::::::::: /l 乂_/7/::::::::::::/{
            |::::::}::::::::::::::::::::::::: : {人_彡'7/::::::::::::/:::|
            l::::/:::::::: : }从:::::::: : `¨¨¨¨´从ハ∧{:::∧
           ∨::::::::::::::::::::)ハ::: : /l/l/l/::::::::::: l/::::::∧
            /::::::::::::::::::::::::: : l八ルヘハ::::::::::::: /⌒:::::∧
             /:::::::::: : _,wWハ::::::::::::::::::::`7^'ヘ∨::::::::::∧
.       ,.'´/::::::::::::: /::::::::::/ ∨::::::::::::::::/     ∨::::::::::∧
       /::::::/::::::::::::::∧::::::::::{ _/::::::::::::::: /      `、::::::::::::`、
.     /:::::::l⌒ヽ:::::/_∧::::::::{ {:\::::::::/         `、::::::::::::`、
.       {:::::::::|::::::::::::::{  ∨::ノ〉 |::::::::/             `、::::::::::::`、
     l__彡'|:::::::::|::::|   ∨::{ |:::::::{              `、::::::::::::`、
         l:::::::: ∨    {::::} |:::::::}

31 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:50:35 ID:6o6EHAUo0
                             ,イ ,イ
                           ,イ/! レ .レ
                             / /´
;;;;;,.'"   ゝイ ,>''~:::..    ゝノ \ ヽ;;;レ'.| |/!
=/       ” /zVjWV{ィ_/, ,     \ ∨/ /     __
      /x≦λ" ̄ ̄`` '<イ,    ヾレ゙.| |   /´ > ,.イ
  (;;;) ,ァ'"  /  'v      (  "''<x、≧V|/   ´ ̄ ./_/
` a_/ヾ、  {   ;{         ハメV V;;;;;;;;;;;;   //
__/'  ゝ--、     ゙;        / ハミハ ',;;;;;;;;;;; //   ,イ,イ ,イ
'7 '   、         ',      ,  / Vハ v;;;;;;;; |/    レレ //
.j i    ' ,.      ,.;;;;;;;;;;;ヽ     ´    イ}ヽ、__;;;;;       /'
リ {   -=       {;::;;●;;;:;}    =-   jリイ⌒;;; ;
、,; )__r―〜    ゝ -=彡   ,..ー=ァ'"//'/  /
≧=<   ̄      j  `、ーヾ V//'    /;;
;;;;ヾ   \_,, ー'      レ   、 、//  r;;/;;;;;;;;
 ;;,,ハ  c`'-x、/   V'    )/ィ  , /;;;;;;;;;;;
   `、   ,、` ^¨^¨¨¨''T'"ヾ≦     /;;;;;;;;;;;;;;;;
   ;;;;ヽ  `'              ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

32 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:51:09 ID:6o6EHAUo0



|゚ノ;^∀^)\<(' _'<人ノ
     !?



( ´_ゝ`)┫< _ヵ' `;
     !?



<(' _'<人ノ「動かないでください。動けば斬ります」

|゚ノ;^∀^)「……!」

( ´_ゝ`)┫「去ね」

< _ヵ' `;「「グルルルル……!」」

(  _ゝ )┫「去ねッ……!」

< _ヵ' `;「「グルッ……!」」



< _ヵ' `;三 ダッ!

33 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:51:43 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ;^∀^)「あっ……!」

( ´_ゝ`)「ふん、所詮は犬畜生」

<(' _'<人ノ「真理男くん、布か何かありませんか?」

( ´_ゝ`)「むっ……地流さん、そこの鞄の中」

爪゚ー゚)「ふむ、これかい?」

( ´_ゝ`)「そうそれ」

爪゚ー゚)「ん……これかな? 今持ってくよ」

バッ!<(' _'<人ノ

|゚ノ;^∀^)「えっ?」

<(' _'<人ノ「これでヨシ、っと」

( ´_ゝ`)(正直眼福だった)

爪゚ー゚)(って顔してるね?? まさか巨乳でしか反応しないとか?? 処すかこの男??」

( ´_ゝ`)「あの、聞こえてるんだけど……」

爪゚ー゚)「聴かせてんだよ」

34 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:52:16 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ;^∀^)「あ、あの……?」

\<(' _'<人ノ「まだ動かないでください。所属と姓名を」

|゚ノ;^∀^)「ショゾク? セイメイ……?」

( ´_ゝ`)「あー……君はどこの誰なのか教えてくれ」

|゚ノ;^∀^)「わ、私は007……B-1地区の007番です」

( ´_ゝ`)「ビーワン地区……?」

<(' _'<人ノ「ゼロゼロナナ……?」

爪゚ー゚)「ふむ……興味深いね」

(´<_` )「……とりあえず、拠点の中で話すか?」

(´・_ゝ・`)「そうだね、それが良いんじゃないかい?」

( ´_ゝ`)「ン……そうだな」

\<(' _'<人ノ「歩くことを許可します。あちらへ進みなさい」

|゚ノ;^∀^)「は、ハイ……」

( ´_ゝ`)(おっかねぇな、戦士モードの美和ちゃん……)

35 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:52:49 ID:6o6EHAUo0
【拠点】
_/:;; ´;; ;,,〉、;;:  l! /;;  ,,;ヽ、―-'、 ;;;\ ___ /;;;__/  ;;_;\;;`
 ;;ヽ、,r‐-、  /____________;; 、;_;;/  ̄~     \/ ;;_〉
   /;; ^` /\                     \:: /  :;;\'´;;;〉 i!く;;::: ‐、
 /~`ヽ.../    \                    \〉、;;:  l! /;;  ,,;ヽ、―
 ;; ::,-‐∠____\___________\⌒~`\ ̄";;、   〉;;
  / ; |    λ   |                    |'、;;:: ;;;::l‐、  l:./、
:;/\ |   / ヘ    |                     |/ 〉~";;ヽ l   /
    〉.|  ./  .ヘ   |                      | ゞ―-、;;;l_ハ‐-'、
"'''"''''''''|_/   ヘ__|_____________」 lく  ;;;;〈ノ  〉  l!
;;   ; m ,. ; '  "  ;" '';  : ,. ;/''     | ;i/ il `  /__ノi!  ll
 : :   ;  ;   .  / '' ;゙  ;/ ;;"  :  !、;;l    /   l!  ~`X
;; "  . 、 l;  : " :;l  ,.  ;;v "; ゙゙ ;: ,V ;: 、;  "'''"'''"'''"'''"'''"'''"'''"'''"''
  n ;   ;_ ;  ;" ; :  ; ,. ,. ;  ;" ;;   : ;"' '; ,..,.m  ''゙゙ ;  ; ;_/

36 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:53:23 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「んで、B-1地区の007番だったか」

|゚ノ;^∀^)「は、はい」

<(' _'<人ノ「あなたはここで何をしていたんですか?」

|゚ノ;^∀^)「……」

\<(' _'<人ノ「答えないのであれば、腕を斬り落とします」

|゚ノ;^∀^)「えっ」

(((;´・_ゝ・`)))

(´<_` )「おい美和ちゃん」

( ´_ゝ`)「ときに落ち着け」

<(' _'<人ノ「む」

爪゚ー゚)「やあやあ、僕は地流椎菜。君はこの島の人かい?」

|゚ノ;^∀^)「えっ? は、はい」

爪゚ー゚)「僕らは外から来たんだけど、よければ色々教えて貰えないかな?」

|゚ノ;^∀^)「外から? えっ、信徒様ですか?」

爪゚ー゚)「……なるほど?」

37 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:53:56 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「信徒様とやらではないな」

(´<_` )「むしろ推定正反対というか」

|゚ノ;^∀^)「正反対……?」

爪゚ー゚)「君は日本、もしくは日ノ本を知っているかな?」

|゚ノ;^∀^)「は……? き、聞いたことは……」

( ´_ゝ`)「ふむ。俺らはそのニホンカラキマシタ」

(´<_` )「何故に片言」

|゚ノ;^∀^)「えっ、あなた達があのニホンジン!?」

( ´_ゝ`)「どの日本人かは知らんが日本人だ」

|゚ノ;^∀^)「何百年の間、神々に抗っているという、あの……!?」

爪゚ー゚)「あーそういう感じか。それなら数百年では足りないね、千年以上だよ」

|゚ノ;^∀^)「せんっ……!?」

( ´_ゝ`)「何となく察せてきたな。この島には人間の大規模な集落があるのか」

<(' _'<人ノ「そしてそれは……人が人として生きては、いないのでしょうね」

38 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:54:30 ID:6o6EHAUo0

爪゚ー゚)「007……れい、おー、なな……ふむ、レモナとでも呼ばせて貰おうか」

|゚ノ;^∀^)「はい?」

( ´_ゝ`)「ふむ。君は今からレモナだ。いいね?」

|゚ノ;^∀^)「???」

(´<_` )「ユバーバかな……?」

<(' _'<人ノ「それで。あなたはここで何をしていたんですか?」

( ´_ゝ`)「美和ちゃんの圧が強い。覇王色」

|゚ノ;^∀^)「……ほ、本当にニホンジンなんですね?」

爪゚ー゚)「それはもう、この上なく?」チラッ

( ´_ゝ`)「だな」チラッ

(´<_` )「うむ」チラッ

(´・_ゝ・`)「そうだね」チラッ

<(' _'<人ノ「……どうして皆さんこちらを見るんですか?」

( ´_ゝ`)「そら、純和風だからな」

39 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:55:04 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ;^∀^)「だ、だったら……お話しします」

( ´_ゝ`)「うむ、頼む」

|゚ノ;^∀^)「私は、逃げてきたんです」

<(' _'<人ノ「それは、どこから。……いえ、何から?」

|゚ノ;^∀^)「ええと……何と言っていいか」

(´・_ゝ・`)「ねえ、一度落ち着いて貰った方がいいんじゃないかい?」

爪゚ー゚)「そうだね。コーヒーでも淹れようか」

( ´_ゝ`)「あー……そうかもな」

(´<_` )「んじゃ、俺と地流さんでやってくるわ。美和ちゃんは周囲の警戒頼む。兄者は……盛岡さんと一緒に適当に解しといて」

( ´_ゝ`)「はいよ」

<(' _'<人ノ「わかりました」

(´・_ゝ・`)「えぇ……難しいことを言うね」

|゚ノ;^∀^)「あ、あの……?」

爪゚ー゚)「飲み物を用意してくるからちょっと待ってて」

40 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:55:38 ID:6o6EHAUo0
        パチ     `   ,ヾ、
               ` ヽ、 ,ノ )´( 、 ノY
                ) Y  人 .Yィ
                 (:.、)ノ'  ノ ,(.ノY '  パチ
        パチ   _,ノ   .. .   .ソ
            `ヘ(   从;: .:.   ノ
          i /_)   ,; .      Y
            ⌒ヽ   .;:..  ...::;, ヽ
          丶 _人ノ,  ...     . ; (
            从ヽ        ..;,ノ
         r===<彡イ二 ヘ;#;;从ノ="(ン(",,
        (\,ノ´フ,{='に}/{てニ}r=ィへ,)≡==-
        >`てk-'ト、iノ//ヽ)ー'レr小)人ミ三≧
        (ノメ'トf  //けi」(ノ'(ツハ)ト)三≧
           ^^''"'"ケ) (ハ)"(ハ)ヽ)"^^

41 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:56:11 ID:6o6EHAUo0

爪゚ー゚)「はぁ……インスタントコーヒーも捨てたもんじゃないね」

( ´_ゝ`)「うむ、こういった状況ではな」

<(' _'<人ノ「落ち着きますね……」

(´・_ゝ・`)「飲まないのかい?」

|゚ノ ^∀^)「ええと……」

( ´_ゝ`)「もしかしなくても、コーヒーは初めてか?」

|゚ノ ^∀^)「コーヒー……?」

爪゚ー゚)「騙されたと思って飲んでみなよ。この通り毒ではないからさ」

|゚ノ ^∀^)「……んっ……」

|゚ノ*^∀^)「……お、おいしい……!」

( ´_ゝ`)「うむうむ」

(´・_ゝ・`)「口に合ったようでよかった」

(´<_` )「ですね」

( ´_ゝ`)(砂糖の在庫はちと気になるがな……)

42 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:56:45 ID:6o6EHAUo0

爪゚ー゚)「さて、一息ついたところで話を再開しようか」

( ´_ゝ`)「まずはやはり、ここに来た経緯を教えて欲しいな」

|゚ノ ^∀^)「ケイイ? ええと……畜舎から逃げて来たんです」

(´<_` )「……気のせいか、何か不穏な単語が聞こえたような」

<(' _'<人ノ「畜舎、ですか」

|゚ノ ^∀^)「は、はい。B-1地区の第三畜舎です」

( ´_ゝ`)「……一応聞いておくけど、君は家畜の世話をする仕事の人?」

|゚ノ ^∀^)「はい。家畜なので、他の家畜の世話をすることもあります」

爪゚ー゚)「ふむ? つまり君は家畜で、家畜同士で世話をすることもある、と」

|゚ノ ^∀^)「そうです」

<(' _'<人ノ「なんという……」

(´<_` )「なんだろう。酷く冒涜的な世界観だな」

(´・_ゝ・`)「なんかあんまり突っ込んで聞くと頭がおかしくなりそうだね……」

( ´_ゝ`)「とはいえ聞かんわけにもいかん。それで?」

43 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:57:18 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ ^∀^)「はい。水浴びの時間に抜け出して、とにかく遠くまで逃げようとこっちの方まで」

( ´_ゝ`)「ああ、それであんな恰好だったのか……それで狼の群れに出くわしたわけだ」

|゚ノ ^∀^)「そうです」

<(' _'<人ノ「これは、まずいかもしれませんね」

( ´_ゝ`)「だな。畜舎からの距離は?」

|゚ノ ^∀^)「朝からずっと歩いてましたけど、真っすぐじゃないのでよくわかりません」

(´<_` )「ふむ……難しいな」

爪゚ー゚)「方向はわかるかい?」

|゚ノ ^∀^)9m「たぶん、あっちの方です」

(´・_ゝ・`)「西の方向かな? 内陸方面だね」

( ´_ゝ`)「とりあえず海沿いじゃなさそうなのは朗報。集落の規模は?」

|゚ノ ^∀^)「シュウラク? キボ?」

(´<_` )「あなたのいた地区にはどれくらいの人がいたんですか?」

|゚ノ ^∀^)「100よりはたくさんです。B地区はB-9まであります」

44 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:57:52 ID:6o6EHAUo0

<(' _'<人ノ「となると……1000以上は確実ですか」

( ´_ゝ`)「それ全部敵って考えるとゾっとしないな……」

爪゚ー゚)「まあ、真正面から争いになった時点で詰みだね」

(´・_ゝ・`)「まずくないかい? 追っ手にでも来られたら」

(´<_` )「誰かがあなたを追ってくるということは考えられますか?」

|゚ノ ^∀^)「ええと……たぶんないと思います」

( ´_ゝ`)「それは、どうして?」

|゚ノ ^∀^)「逃げ出す家畜なんて、聞いたことがないですから」

(´・_ゝ・`)「そ、それはまた……」

( ´_ゝ`)「……完璧に洗脳キマッてる、ってとこか? だが、それなら何で君は逃げ出したんだ?」

|゚ノ ^∀^)「思い出したんです」

<(' _'<人ノ「思い出した?」



|゚ノ ^∀^)「はい。私が死んだ時のことを。そして、死にたくないという気持ちを」

45 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:58:25 ID:6o6EHAUo0
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46 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:59:00 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「それは……どういう意味だ?」

|゚ノ ^∀^)「私は、生まれる前に一度死んだんです。たぶん」

爪゚ー゚)「……前世の記憶、ってやつかな?」

|゚ノ ^∀^)「ゼンセというのはよくわかりませんけど、思い出したんです」

(´<_` )「その、死ぬ前のことは?」

|゚ノ ^∀^)「わからないです。死んだときのことだけです」

<(' _'<人ノ「……なるほど。その時の死にたくないという想いが、洗脳教育を跳ね除けるほどのものだったと」

|゚ノ ^∀^)「痛くて、苦しくて、殺してやりたくて。……死にたくなくて」

(´・_ゝ・`)「殺してやりたい……? ということは君は、誰かに殺された?」

|゚ノ ^∀^)「たぶん。よくわかりませんけど」

(´<_` )「ふむ……。前世の記憶という話はそれなりに聞くが、どうにもな」

<(' _'<人ノ「聞いた話では、本当の話もごく稀にあるそうです。私も実際に対峙するのは初めてですが」

( ´_ゝ`)「その道の美和ちゃんが聞いたってことは本当なんだろうな。
      そして逆に、その道の美和ちゃんが対峙したことがないくらいにレアでもある、と」

47 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 22:59:33 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ ^∀^)「それから、あったかい気持ちと一緒に浮かんできた顔もあります。
      やさしそうなおじいちゃんとおねえちゃん」

( ´_ゝ`)「むぅ……殺された相手とかじゃなくて家族か? なんか繋がってないな」

爪゚ー゚)「まあ、そんなもんじゃないかい? そもそもが不条理な出来事だしね」

<(' _'<人ノ「ですね。……それで、あなたは死にたくないと思って逃げ出した」

|゚ノ ^∀^)「はい」

( ´_ゝ`)「ってことは……近々死ぬような予定があった?」

|゚ノ ^∀^)「そうです、もうじき死ぬことになってました」

(´<_` )「あー……この先聞きたくねーな」

<(' _'<人ノ「はい……。その、何故あなたは死ぬことになっていたんですか?」

|゚ノ ^∀^)「私は食用奴隷なので。近々解体されてお肉になる予定でした」

( ´_ゝ`)「Oh...」

(;´・_ゝ・`)「うぇ……」

(´<_` )「その……思い出す前は、どういう気持ちだったんです?」

48 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:00:06 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ ^∀^)「私たちは神様のお役に立つために生まれてきたので、とても幸せなことだと」

(;´・_ゝ・`)「……」

( ´_ゝ`)「洗脳ガンギマリすぎだろ……実は逃げ出してきたの後悔してたり?」

|゚ノ ^∀^)「いいえ、死にたくないです。今までの全てがどうでもよくなるくらい」

(´<_` )(よっぽどな死に方したのかな……)

爪゚ー゚)「僕ら、神様に攫われたある日本人を助けに来たんだけど。協力してくれる気はあるかい?」

( ´_ゝ`)(まあ、現時点でここにいるとは限らないんだけど)

|゚ノ ^∀^)「そうすれば生きられるなら」

(´<_` )「そもそも、あなた逃げ出してどうするつもりだったんです?」

|゚ノ ^∀^)「え?」

( ´_ゝ`)「追われないのが本当だとしても水とか食料とか。どうするつもりだったんだ?」

|゚ノ;^∀^)「……」

爪゚ー゚)「どう考えてもサバイバル知識なんかなさそうだしね」

( ´_ゝ`)「ここで俺らに出会ったのはマジで運がよかったな。こっちも助けるから、そっちも力を貸してくれ」

49 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:00:39 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ ^∀^)「私にできることなら何でもします。それで生きられるなら」

( ´_ゝ`)「ん、今何でもするって言った?」

(´<_` )「脊髄反射で会話してんじゃねーよアホ」

|゚ノ ^∀^)「何でもします!」

爪゚ー゚)「であれば、この島のことをもっと色々教えて貰いたいね」

<(' _'<人ノ「そうですね。我々がこの先生きのこるためにはそれが重要です」

|゚ノ ^∀^)「私が知ってることなら何でも聞いてください」

( ´_ゝ`)「そりゃ助かるな。だが何から聞いたもんか」

(´<_` )(知識量かなり少なそうだし、常識が違いすぎるから聴き方も結構難しそうだ)

爪゚ー゚)「それじゃあ取り調べを始めようか、佐須田くん」

( ´_ゝ`)「取り調べじゃねーし佐須田くんでもねーよ」

<(' _'<人ノ「では、真理男くん達が先に夜番ですか?」

(´<_` )「そうなるな」

50 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:01:13 ID:6o6EHAUo0

(´・_ゝ・`)「僕はどうすればいいかな?」

( ´_ゝ`)「魔術講義する暇もなさそうだし、先休んでてよ」

爪゚ー゚)「そうだね、その方が人数バランスもいいし」

(´・_ゝ・`)「わかったよ」

(´<_` )「それじゃ、俺らは寝るぞ」

<(' _'<人ノ「真理男くん、よろしくお願いします」

( ´_ゝ`)「おう」

爪゚ー゚)「……さて。コーヒーのおかわりはいるかい?」

|゚ノ ^∀^)「オカワリ?」

( ´_ゝ`)「その概念もないか。もう一杯飲むかってこと」

|゚ノ ^∀^)「飲みたいです」

( ´_ゝ`)「おし、ちょっと待ってな」



 ―――。

51 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:01:47 ID:6o6EHAUo0
        パチ     `   ,ヾ、
               ` ヽ、 ,ノ )´( 、 ノY
                ) Y  人 .Yィ
                 (:.、)ノ'  ノ ,(.ノY '  パチ
        パチ   _,ノ   .. .   .ソ
            `ヘ(   从;: .:.   ノ
          i /_)   ,; .      Y
            ⌒ヽ   .;:..  ...::;, ヽ
          丶 _人ノ,  ...     . ; (
            从ヽ        ..;,ノ
         r===<彡イ二 ヘ;#;;从ノ="(ン(",,
        (\,ノ´フ,{='に}/{てニ}r=ィへ,)≡==-
        >`てk-'ト、iノ//ヽ)ー'レr小)人ミ三≧
        (ノメ'トf  //けi」(ノ'(ツハ)ト)三≧
           ^^''"'"ケ) (ハ)"(ハ)ヽ)"^^

52 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:02:20 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「で、だ。何から聞こうか」

爪゚ー゚)「僕としてはあれかな。レモナ、君って魔術は使えるのかな?」

|゚ノ ^∀^)「いいえ、家畜なので」

( ´_ゝ`)「ほう、そういうものなのか」

|゚ノ ^∀^)「はい、魔術は信徒様が使うものなので。信徒様から家畜になった人は使えたりしますけど」

爪゚ー゚)「信徒様ねぇ。そもそも、そういった身分はどういったものがあるのかな?」

|゚ノ ^∀^)「一番偉いのは神様です。人間の中では教皇様、祭司長様、祭司様、信徒様です。その下に奴隷と家畜がいます」

( ´_ゝ`)「なるほど。神様というのは鮫の頭をした奴らであってるか?」

|゚ノ ^∀^)「はい。それから、神様が使う使徒様は信徒様と同等の扱いです」

爪゚ー゚)「それは、魚から手足が生えた?」

|゚ノ ^∀^)「そうです」

( ´_ゝ`)「神様や使徒様の中で上下関係とかはあったりするのか?」

|゚ノ ^∀^)「それは知りません。教えられていないので」

爪゚ー゚)「ふむ、なるほどね」

53 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:03:04 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「それぞれどれくらいの人数がいるかわかったりは?」

|゚ノ ^∀^)「たぶん家畜と奴隷が一番多いと思います。教皇様は一人しかいません。祭司長様は何人かいるらしいです。
      ただ、どっちも普段は外にいるって聞いてます」

爪゚ー゚)「神様はどれくらい?」

|゚ノ ^∀^)「わからないです」

( ´_ゝ`)「B地区以外ではどういった地区があるんだ?」

|゚ノ ^∀^)「ええと……神様が住んでいるA地区、物を作っているC地区、お米とかを作っているD地区、魚を獲っているE地区です」

爪゚ー゚)「それぞれの位置関係はわかるかい?」

|゚ノ ^∀^)9m「あっちの方にA地区、あっちの方にC地区、あっちの方にD地区があるらしいです」

( ´_ゝ`)「A地区が北、C地区が西、D地区が南か」

爪゚ー゚)「……彼女の方向感覚があっているなら、だけどね」

( ´_ゝ`)「ちなみにレモナ。君は他の地区に行ったことは?」

|゚ノ ^∀^)「B-1地区から出たことはないです」

爪゚ー゚)「むぅ」

54 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:03:38 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「米と言ってたが。米が主食なのか?」

|゚ノ ^∀^)「シュショクというのはわかりませんが、お米はよく食べます」

爪゚ー゚)「他によく食べるものは?」

|゚ノ ^∀^)「お魚や貝や海藻です。お野菜はたまに、あとは程度の悪い家畜の肉は私たちが食べることもあります」

(;´_ゝ`)「Oh...」

爪;゚ー゚)「それは……思う所はないのかい?」

|゚ノ ^∀^)「家畜なんかに食べられるのは可哀想だなあ、とは」

(;´_ゝ`)「な、なるほど……」

|゚ノ ^∀^)「死にたくない今では、絶対に嫌ですけど。前はできれば神様に食べて貰いたいなあとか、そんな感じでした」

爪;゚ー゚)「いやあ思った以上にヤバいなあ……ハハハ」

(;´_ゝ`)「いや全く。流石の俺らでもドン引きするレベル」

|゚ノ ^∀^)「?」

爪゚ー゚)「とはいえ君はいざとなれば人肉くらい普通に食べそうだけどね?」

( ´_ゝ`)「……まあ否定はせん。大事の前の小事であれば、だが」

55 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:04:13 ID:6o6EHAUo0

爪゚ー゚)「僕は正直割り切るの厳しいかもなあ……食べられる方なら多少興味あるけど」

( ´_ゝ`)「えぇ……?」

爪゚ー゚)「想像するとちょっと興奮しないかい?」

( ´_ゝ`)「しない」

爪゚ー゚)「えぇ……?」

|゚ノ ^∀^)「あ、わかります」

( ´_ゝ`)「えぇ……?」

爪゚ー゚)「恐らく、それも家畜の教育システムに組み込まれてるんだろうね」

( ´_ゝ`)「教育もされてないのにそうなってる奴がここに」

爪゚ー゚)「そりゃ、天然がいなきゃ人工もいないだろうさ」

( ´_ゝ`)「一番アレなとこを普通に体現しないで欲しいんだけど??」

爪゚ー゚)「いや、食べられたいってだけなら実に平和的な話じゃないか」

( ´_ゝ`)「平和って何だっけ??」

爪゚ー゚)「平和? "双方が納得している"ってことじゃないのかい?」

( ´_ゝ`)「……普通に同意できちまうのが腹立つ」

56 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:04:46 ID:6o6EHAUo0

爪゚ー゚)「……しかし、大きいな」

( ´_ゝ`)「ん? レモナの魔力の話、か?(いくら地流さんでもここで乳の話じゃない、よな?)」

爪゚ー゚)「そう。明らかに僕より多い。君よりはちょっと少ないかな?」

( ´_ゝ`)「そりゃまた。訓練も何もなしで、ってなると」

爪゚ー゚)「魔力操作の素質さえあれば、普通に天才レベルかもしれない」

|゚ノ ^∀^)「え?」

( ´_ゝ`)「もしかしたら、だが。だからこそ前世の記憶が蘇ったのかもな」

爪゚ー゚)「なんとなくだけど、因果が逆な気はするかな。じゃなきゃ、生まれつき魔力が多い人は大体前世の記憶を持ってることになる」

( ´_ゝ`)「あー、確かに一理ある。ってことは逆か、前世の記憶が蘇ったことによって魔力量が増えた」

爪゚ー゚)「そっちの方がしっくり来るね。それによって前世の魔力量を引き継いだ、とか」

( ´_ゝ`)「……その理屈で言うと前世は魔術師っぽいかな」

爪゚ー゚)「僕はそう思ってる。だから、何なら教えれば今すぐ魔術使えそうだなって」

( ´_ゝ`)「ふむ、試してみるか?」

|゚ノ ^∀^)「???」

57 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:05:20 ID:6o6EHAUo0
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58 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:05:53 ID:6o6EHAUo0

|゚ノ;^∀^)「あっ!?」

( ´_ゝ`)「マジでできちゃった」

爪゚ー゚)「ふっ、僕の勘も捨てたもんじゃないね」

( ´_ゝ`)「おめでとう、これで君は今日から魔術師だ、レモナ」

|゚ノ;^∀^)「……」

爪゚ー゚)「おや? あまり嬉しそうじゃないね?」

|゚ノ;^∀^)「び、びっくりして……」

( ´_ゝ`)「よかったな、これで俺らが健闘虚しく全滅しても水には困らないぞ」

爪゚ー゚)「いや、水だけじゃどうにもならんでしょ。それに全滅とか縁起でもない」

( ´_ゝ`)「まあそうなんだが」

|゚ノ;^∀^)「まさか私が魔術を使えるなんて……」

爪゚ー゚)「ふふん、僕の慧眼を称えるがいい」

( ´_ゝ`)「すごいなー、あこがれちゃうなー」

爪゚ー゚)「それほどでもない」

|゚ノ ^∀^)「???」

59 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:06:27 ID:6o6EHAUo0

( ´_ゝ`)「そうとわかれば護身用の魔術仕込んどきたいな」

爪゚ー゚)「僕は戦闘用の魔術は無理だよ?」

( ´_ゝ`)「俺も強化しか使えん。……明日弟者と美和ちゃんに頼むか」

爪゚ー゚)「だね。レモナが戦力として数えられれば多少なり生存率上がるし」

|゚ノ ^∀^)「あの……?」

( ´_ゝ`)「そういえば。一応聞いておくけど、戦い方とかは知ってる?」

|゚ノ ^∀^)「えっ?」

爪゚ー゚)「格闘技、武術、狩猟、何でもいいけど。何か身を守るための暴力は身に着けているかな?」

|゚ノ ^∀^)「いいえ、そういうのは特に……」

( ´_ゝ`)「ま、だろうな。であれば強化は教えても意味がない」

爪゚ー゚)「やっぱ美和達に任せるしかないか。……あ、念話と探知は伝授しておきたいな」

( ´_ゝ`)「それはでかいな。あるとないとじゃ大違い」

|゚ノ ^∀^)「ネンワ? タンチ?」

爪゚ー゚)「ま、使ってみりゃわかるよ」



 ―――。

60 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:07:01 ID:6o6EHAUo0
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61 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:07:35 ID:6o6EHAUo0

(´<_` )「はよっす」

<(' _'<人ノ「おはようございます」

(´-_ゝ・`)「ふぅ……なかなかきついね」

( ´_ゝ`)「確かにきつい。レモナの探知が形になったらローテを改めたい」

(´<_` )「……? その口ぶり、レモナさんは」

爪゚ー゚)「いやあ、これが出鱈目に優秀でね。明日、君らに戦闘用の魔術を仕込んで貰えたら完璧かな?」

( ´_ゝ`)「正直、"習得している"というよりは"思い出している"って感じ」

<(' _'<人ノ「なるほど……前世の記憶持ちですし、そういうこともあるのかもしれません」

(´・_ゝ・`)「え、もしかしてレモナさんも手から水が」

( ´_ゝ`)「もう出ちゃう」

(´・_ゝ・`)「えぇ……」

爪゚ー゚)「まあまあ、盛岡さんも素質はあると思うから。チートバグミズチと比べず頑張って貰いたい」

(´<_` )「ミズチは余計ですが」

爪゚ー゚)「そうかい?」

(´<_` )「そうです」

62 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:08:08 ID:6o6EHAUo0
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63 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:08:41 ID:6o6EHAUo0

<(' _';<人ノ「っ……!?」














  Case12「海色の声」
  Day5B「目覚めたる家畜」

                          To be continued...

64 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/08(月) 23:09:15 ID:6o6EHAUo0
今回はここまで

65名無しさん:2024/01/09(火) 06:13:38 ID:Pew1p5C60
乙!
ウスとズン類を思い出すなぁ

66名無しさん:2024/01/10(水) 19:48:30 ID:w83eBc9s0
乙乙
戦力確保たすかる

67名無しさん:2024/01/11(木) 06:50:56 ID:wQGZVioc0

目覚めよその魂…ってこと!?

68 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/12(金) 01:38:44 ID:MptzWBWU0
>>65
爪'ー`)y‐「そうでなければ困る」

>>66
マス ゚ o ゚)ミ「若葉マークのゴミカスを戦力とは言わんで」

>>67
(‘_L’)「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」

69 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/12(金) 01:39:18 ID:MptzWBWU0
リ゚▽゚ リ<l「進捗40%」

70名無しさん:2024/01/14(日) 05:44:19 ID:RTE1.bsM0
ミノ皿展開

71 ◆KDJGUfbY2o:2024/01/26(金) 02:05:35 ID:EDRrB.gM0
リ゚▽゚ リ<l「進捗80%(戸愚呂)」

72名無しさん:2024/01/27(土) 13:50:08 ID:BOsZdxQg0
全裸待機
  +   +
   ∧_∧  +
 (0゚・∀・)ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

73 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:11:19 ID:nf6dnQx20
>>72
リ゚▽゚ リ<l「待 た せ た な」

74 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:16:47 ID:nf6dnQx20
前回のあらすじ
・わ、私は007……B-1地区の007番です
・ここで俺らに出会ったのはマジで運がよかったな。こっちも助けるから、そっちも力を貸してくれ
・っ……!?


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

75 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:17:20 ID:nf6dnQx20
Case12-Day6
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76 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:17:54 ID:nf6dnQx20

<(' _';<人ノ「い、今のは……!?」

(;´_ゝ`)「視線、か……?」

(´<_` )「何だ、どうした?」

(;´_ゝ`)「地流さん、アクティブ探知頼む」

爪゚ー゚)「ふむ。……これといった反応はないね」

<(' _';<人ノ「ということは、超長距離……?」

(;´_ゝ`)「いや、木々の多いこの視界でそれは……」

爪゚ー゚)「透視系の魔術、とか?」

(´<_` )「……見られてたってのは間違いないのか?」

<(' _';<人ノ「恐らく……」

(;´_ゝ`)「右に同じ」

(´・_ゝ・`)「……空、とか?」

(;´_ゝ`)バッ!

77 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:18:27 ID:nf6dnQx20
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78 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:19:00 ID:nf6dnQx20

(;´_ゝ`)「……何もないな」

<(' _';<人ノ「ないですね」

爪゚ー゚)「うーん……上空も探ってみたけど、やっぱり何もなさそうだ」

(´<_` )「二人の気のせいってことはないのか?」

( ´_ゝ`)「ぶっちゃけありえる」

<(' _'<人ノ「この状況ですからね……。動物か何かの視線を勘違いした可能性も」

( ´_ゝ`)「殺気とか悪意は感じなかったしな……案外そういうオチかもしれん」

(´・_ゝ・`)「で、どうするんだい? 移動する?」

( ´_ゝ`)「いや……やめておこう。今々こんな所で発見されるようじゃ、逃げてもすぐ捕捉されるのが目に見えてるし」

<(' _'<人ノ「そう、ですね……。ここは体力を温存しましょう」

爪゚ー゚)「……じゃあ、僕らは予定通り寝るかな」

<(' _'<人ノ「そうしてください」

( ´_ゝ`)「何かあったらすぐ起こしてくれ」

(´<_` )「任せろ」



 ―――。

79 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:19:33 ID:nf6dnQx20
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  ;"ヾ  ;":;:.;:ヾノ)) " ;";  "ヾ ;" "  ;ヾ " ;  ヾ ;ヾ    ;;;ヾ ";;;ヾ";""
    ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;  r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ     ;ヾ ;;: ノ
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80 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:20:07 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「結局何もなかった、か」

(´<_` )「明け方とかちょっと不安だったが」

<(' _'<人ノ「やはり、勘違いだったんでしょう。泳がされているというのも考えにくいですし」

(´・_ゝ・`)「どうだろう。彼らの思考を僕らの常識で測り切れるのかな?」

( ´_ゝ`)「一理ある。……うーん、とはいえ打つ手がないしな」

<(' _'<人ノ「もしそうだったとして、放っておくしかありませんね……」

(´<_` )「こっちの探知の範囲外から遠視かけてくるような相手なら、どのみち逃げ切れんか」

( ´_ゝ`)「そうなる。よってその可能性は度外視する」

爪゚ー゚)「相変わらず良い割り切りっぷりだ」

( ´_ゝ`)「考えてもどうしようもないことに脳のリソースを割きたくねぇ」

(´・_ゝ・`)「道理ではあるけど、そこまで割り切れないなあ」

(´<_` )「……それで。じゃあ、予定通り食料調達か?」

( ´_ゝ`)「ああ。それと、可能なら集落方面に偵察にも行きたい」

(´<_` )「……大丈夫なのかそれ?」

81 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:20:40 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「レモナの話によれば、B地区は恐らくいけるはずだ。
      信徒が急に訪れるなんてこともそれなりにあるようだからな」

爪゚ー゚)「逆に、鉢合わせしそうで怖いねそれ」

( ´_ゝ`)「無論そのリスクはあるがな。今のままじゃ敵の動きを察知できんし、今後のことを考えるともっと情報が欲しい」

<(' _'<人ノ「まあ、案外大丈夫なのでは? 問答無用で襲い掛かってあちらが偽物ということにしてしまえば」

(´<_` )「何言ってんだ美和ちゃん、戻ってこなきゃ普通にバレるだろ……」

爪゚ー゚)「ふむ、とっちめた上で夢の臨界かけちゃうのはアリかな?
     情報も取れるし、誤魔化しもうまいことできそう」

( ´_ゝ`)「アリだな。その手があれば遭遇リスクもそこまで怖くはない」

(´<_` )「うまいことコントロールできるかは懸念だが」

爪゚ー゚)「相手の内面にかなり左右されるからね。まあ誤魔化す程度ならいけるでしょ」

<(' _'<人ノ「わたつみの兵がいた場合が厄介ですね。あれにも効くんでしょうか?」

( ´_ゝ`)「……それは正直怪しいと言わざるを得ない」

(´<_` )「ポイントはそこか。早期発見できないと厳しいな」

爪゚ー゚)「まあ、魔力隠蔽なんてしそうにないからパッシブですぐわかるさ。問題ない」

82 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:21:15 ID:nf6dnQx20

(´<_` )「……そういえば清浦さんが言ってたな。あいつら隠密には向かないって」

( ´_ゝ`)「見たまんまで助かる」

爪゚ー゚)「そこの裏も取れてるなら、リスクは対処可能なレベルまで落とし込めるね」

<(' _'<人ノ「では、まずは食料調達。その後、B地区に偵察ですか」

( ´_ゝ`)「うむ。そうと決まればパパッと食料調達しちまおう」

(´<_` )「そうは言うがそうパパっといくものか?」

( ´_ゝ`)「カロリーベースでのメインは魚介になりそうだから盛岡さん次第」

(´・_ゝ・`)「いや、漁は割と運次第なんだけど」

爪゚ー゚)「だ、そうだけど?」

( ´_ゝ`)「まあ、駄目なら鹿でも探すか。昨日も川で見かけたし」

<(' _'<人ノ「そちらも見つかるかはわかりませんけどね」

(´<_` )「結構自然は豊かな感じだし、意外と何とかなるかもな」

( ´_ゝ`)「ちらっと川行っただけで鹿と狸とトキがいたくらいだからな」

(´・_ゝ・`)「確かに、そう考えると川や海も生き物が多いのかも」

83 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:21:48 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「レモナ。実際のとこ魚介の取れ高とかはどんな感じなんだ?」

|゚ノ ^∀^)「トレダカ?」

爪゚ー゚)「魚が獲れなくて困る、なんて話は聞いたことあるかな?」

|゚ノ ^∀^)「ええと……ないです」

(´<_` )「そもそも食べ物が少ない……ってことはなさそうだ、な」

<(' _'<人ノ「累次くん」

(´<_`;)「えっ?」

爪゚ー゚)「ふっ、どこを見て言ってるんだい?」

(´<_`;)「や、そんなつもりは……」

<(' _'<人ノ「……やっぱり、大きい方がいいですか?」

(´・_ゝ・`)(心配しなくても貧乳派でしょ、彼)

( ´_ゝ`)「馬鹿を言うな、弟者は妹者に欲情するロリコンだぞ?」

<(' _'<人ノ「いくらピーちゃんでも累次くんは渡しませんよ?」

(´<_` )「兄者、ちょっと黙れ。美和ちゃんはちょっと落ち着こうな?」

84 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:22:41 ID:nf6dnQx20

(´<_` )「俺が信じられないってんなら殺せ。美和ちゃんに殺されるなら本望だ」

<(' _'<人ノ「えっ?」

( ´_ゝ`)「自分からもっとややこしくすんなアホ」

爪゚ー゚)「だよね。どれだけ美和の乳が好きか熱弁でもすればいいのに」

(´<_` )「黙っててもらえます?」

(´・_ゝ・`)「……いやあ良い天気だなぁ〜」

|゚ノ ^∀^)「???」

( ´_ゝ`)「おっ、そうだな。実に良い天気だ」

爪゚ー゚)「そうだね。絶好の狩猟採集日和だなぁ〜」

( ´_ゝ`)「というわけで先に行ってるゾイ」

爪゚ー゚)「美和、レモナのこと頼むね?」

<(' _'<人ノ「えっ?」

( ´_ゝ`)/「さあ出発進行だ、地流さん、盛岡さん」

(´・_ゝ・`)「え、あ、うん……」

85 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:23:15 ID:nf6dnQx20

(´<_` )「……美和ちゃん」

<(' _'<人ノ「は、はい」

(´<_` )「俺は、兄者流に言うなら君に片腕を捧げているつもりだ」

<(' _'<人ノ「ん……」

(´<_` )「加えて、敢えて俗なことを言うなら……」

<(' _'<人ノ「……言うなら?」

(´<_` )「君の全てが好きだ。凛々しい顔も、素晴らしい張りの小さな胸も、引き締まった腹筋も。
      貴き志も、その強さも、うまいもんにがっつくとこも、意外に嫉妬深いとこも、全てだ」

<(' _'*<人ノ「……」

(´<_` )「正直今でもわからない。俺なんかが君のパートナーで良いのかって」

<(' _'<人ノ「いいえ。累次くんが良いんです」

(´<_` )「兄者がいなきゃ何もできない陰キャだぞ?」

<(' _'<人ノ「真理男くんがいなければ私を助けてくれなかったんですか?」

(´<_` )「いや……それは、ない」

<(' _'<人ノ「だから大好きですよ、累次くん」

86 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:23:49 ID:nf6dnQx20
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87 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:24:22 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)ノシ「おーい、戻ったぞ」

爪゚ー゚)ノシ「大漁大漁!」

(´・_ゝ・`)「いやーほんとよく獲れたね」

(´<_` )「うわ、すげーなそれ」

<(' _'<人ノ「流石は元漁師さんですね」

( ´_ゝ`)「よい、しょっと」

ドンッ!

|゚ノ ^∀^)「わっ!?」

(´・_ゝ・`)「いやいや、僕はただ居そうなポイントを教えただけだけどね」

爪゚ー゚)「まさか素潜りで鮫やクロアナゴと格闘した末に仕留めてくるとはね」

( ´_ゝ`)「伊達に伝説の猟師の息子やってねーからな」

(´<_` )「いや猟師であって漁師ではないんだが」

( ´_ゝ`)「そうか?」

(´<_` )「そうだ」

88 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:24:56 ID:nf6dnQx20

  、_
  ヽ::\_
   `\::`\_
     \;;:::..`\_
      \;;;:::.. \
        \;;;:::.. \
         \;;;::.... ヽ_
          ,);;;;;;:::.. \_
         /;;;;;;;;;;\;;::: ::\
         ー-―;'  ヽ;:: ::;;;ヽ
          /;;|   ノ::  .:;;;;|
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       _, イ ;;;;;;;;;;;\,  .::;;;;;;:ノ;;:ノ
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_入 ;;....:::::  ...::        :.  :.  ̄\_
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             ーニ二二二 ̄__ノ

89 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:25:29 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)「いやー、新鮮な鮫は刺身もうまいんだねぇ。初めて食べたよ」

( ´_ゝ`)「俺もだが。思った以上にうまいな刺身」

<(' _'<人ノ「マグロの中トロみたいですね。おいしいです」

(´<_` )「焼きもうまいな。意外なほど癖がない」

(´・_ゝ・`)「鮫は新鮮なら結構いけるよ、足が速いけどね」

( ´_ゝ`)「クロアナゴは山椒焼きにしてみた」

|゚ノ ^∀^)「おいしいです」

(´<_` )「山椒は強いな、多少臭いもんも旨味に変える」

爪゚ー゚)「この山は結構自生してるみたいだね」

( ´_ゝ`)「正直助かる。多少獣臭い肉でも何とかなるからな」

(´<_` )「コショウはそこそこあるとはいえ、香草系は優先的に確保しときたいな。食生活に雲泥の差が出る」

( ´_ゝ`)「ああ。塩は海水である程度何とかなるが、スパイスは割と生命線」

爪゚ー゚)「うまいもん食べないとやってらんないからね、正直」

<(' _'<人ノ「しっかり英気を養って、みんなで脱出しましょう」

90 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:26:08 ID:nf6dnQx20

(´・_ゝ・`)「あれ……? そういえば鮫って食べて大丈夫なのかな?」

( ´_ゝ`)「……言われてみれば。どうなんだレモナ?」

|゚ノ ^∀^)「えっ?」

爪゚ー゚)「レモナの反応が答えじゃないかい?」

(´<_` )「……まあ、禁忌であれば何かしら反応はありますか」

( ´_ゝ`)「あくまで見た目が似ているだけ、ってことだな」

<(' _'<人ノ「レモナさん。鮫を食べるのは問題ないんでしょうか?」

|゚ノ ^∀^)「問題……? ないです。あれが神様に似ていると言うのは」

<(' _'<人ノ「言うのは?」

|゚ノ ^∀^)「とても怒られます。罰、です」

(´<_` )「なるほど」

( ´_ゝ`)「自意識過剰かよ」

爪゚ー゚)「ま、そんなもんなんじゃないかい? 信者数たぶん世界一位の某4文字様も言ってるし?」

( ´_ゝ`)「それ以上いけない」

91 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:26:41 ID:nf6dnQx20
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                             (    .: .....:   ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... .  .:.:.
                              (., .: ... : .  .:  .  ::: ....::.. :  . .: ... .. .
                                 ` . :. .;;,  .:;.   .  .  .:    . ..::
                                      '' ' 'ー '''  '' ―''' '' ‐-''

       ;"ヾ;   ;"ヾ ;"     ;:;:.;:ヾ     ノ ;ヾ
  ;"ヾ  ;":;:.;:ヾノ)) " ;";  "ヾ ;" "  ;ヾ " ;  ヾ ;ヾ    ;;;ヾ ";;;ヾ";""
    ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;  r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ     ;ヾ ;;: ノ
  ;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))      ";ヾ   ":(^);r ;ヾ  ;   ";:""; ";
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92 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:27:15 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「さて、それじゃB地区潜入やってくぞー」

(´<_` )「それはいいが、どういう設定で行くんだ?」

( ´_ゝ`)「普通に視察という名の悪趣味な遊びに来た信徒様として。レモナの話じゃ結構いるらしいからな」

<(' _'<人ノ「作戦目的は?」

( ´_ゝ`)「正直、家畜の人たちの持ってる情報は必要とは思えん。
      信徒の誰かを捕らえて情報引き出したいとこだ」

爪゚ー゚)「メンバーはどうする? 君は確定として」

( ´_ゝ`)「俺と地流さんとレモナで」

(´<_` )「む。それは戦力的に大丈夫なのか?」

( ´_ゝ`)「念話とか探知が重要だから地流さんは確定。道案内としてレモナも確定。
      竜宮会の変装は3セットだから他三人は留守番」

爪゚ー゚)「あー……変装の選択ミスったかもね」

(´<_` )「ですね……まあこんなことになるとは思ってなかったですし」

(´・_ゝ・`)「二人いてくれるなら僕としては心強いけど」

<(' _'<人ノ「盛岡さんがいらっしゃれば私達で食料調達もしておけそうですね」

93 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:27:48 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「そうだな。深夜に戻るつもりだから、その時にメシにありつけると助かる」

(´<_` )「わかった、そのつもりで動こう」

<(' _'<人ノ「盛岡さん、よろしくお願いしますね」

(´・_ゝ・`)「どうかな、釣りだと結構運だから……」

(´<_` )「……農耕普及前の人類はさぞ大変だったろうなと実感する」

爪゚ー゚)「だねぇ。穀物は偉大だ」

( ´_ゝ`)「化学肥料もだな。あれはリアルチート」

(´<_` )「化学肥料がなきゃ俺らのうち何人が生まれられたことか。あれこそ人類の叡智そのものだ」

<(' _'<人ノ「世界の人口が5倍に増えたわけですからね……逆に言うと、」

爪゚ー゚)「ある日突然化学肥料がなくなれば、ざっと50億人くらいは死ぬわけだ」

( ´_ゝ`)「まあオーガニックとか意識高いブルジョアの贅沢品でしかないわな。群馬県民はみんな知ってる」

(´<_` )「科学の信奉者としてオーガニック教とは相容れない。宗教戦争になる」

爪゚ー゚)「おや、意外な一面だね。信奉とか一番しそうにないのに」

(´<_` )「人類の力そのものですからね、そりゃ信奉もしますよ。科学のない人類なんてとうに滅びていたでしょう」

94 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:28:22 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「その割にはオカルトとか好きじゃん」

(´<_` )「未知を解き明かしていくことこそが科学だからな。未知を嫌うものではない」

爪゚ー゚)「ふむ、一理ある。実に探偵らしい理由をありがとう」

(´・_ゝ・`)「探偵らしいのかな……?」

( ´_ゝ`)「話が盛大に脱線したが、そろそろ準備に取り掛からんと」

<(' _'<人ノ「行き帰りを考えるとそうですね」

爪゚ー゚)「まずは変装か。レモナ、こっちに来たまえ」

|゚ノ ^∀^)「? はい」

( ´_ゝ`)「パパッとやって出発すんぞ」

爪゚ー゚)「記憶ベースで手伝うよ」

( ´_ゝ`)「正直たすかる」



 ―――。

95 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:28:55 ID:nf6dnQx20
【B-1地区】
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//// /.:. 从八/:|/:|/し(/ /.:.///:/.:/:/ノiノ://.:////.:.:/://.://ノ(.:/.:\{/:/.:./.:/⌒.:/.://.:./.://.:/.:/:///:/.://
// ̄二ニ=-/ :/.://.:./.://///::/.:/:/\/|/ ////|.:/.:/´ ̄`ニ=-//\.:\//!.::/:⌒ヽ:、:/.://|∨://.:/:/.://
//⌒ミ /〈.:.:/.:/\/.://.:/://::/ノ:/\.:.\|.://::.//.:|/.:// ̄/从///〉\/.:///⌒ /.:ハ\/:/.:/.:.|//.:/|/.:/|/
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///)//ノ|:|/.://.:.:////://:/.:///´|:|/.:/}:/.:./}.:.:.}.:./⌒7/.:.:.|.:.:.:.|.:./.:|/.:.:./.:.:.:/:/.:.:}.:.:}.:.:/.:.:/.: : |/.:.:/

96 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:29:28 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「むぅ……ここがB-1地区か」

爪゚ー゚)「思ったより近かったね……」

( ´_ゝ`)「ああ。いなくなっても探されないってのも納得だ、山が近すぎる」

爪゚ー゚)「熊や狼に襲われるなんて普通にありそうだもんね」

レ ´∀`)「はい。たまにあります」

( ´_ゝ`)「何年もかけて育てといてそれは、と思うんだが」

爪゚ー゚)「まあ、それだけ大量生産大量消費ってことだろうね。
     サイクルが回ってればそれほどの損害ではない」

( ´_ゝ`)「ミイラ取り量産するより良い、ってとこか」

爪゚ー゚)「我々のように十何年もかかるならともかく、ね」

( ´_ゝ`)(このワガママボディが9歳とか真面目に考えたら頭おかしくなる……)

レ ´∀`)「?」

爪゚ー゚)「……ま、逆に言うと。この地区には熊や狼を狩って回れるだけの戦力はない」

( ´_ゝ`)「そこはプラス要素だな。まあ、わたつみの兵が山歩きに向かないってのは弟者も言ってたし」

爪゚ー゚)「信徒が山狩りして、ってほど労力割くほどのことじゃないってことだろうね」

97 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:30:01 ID:nf6dnQx20
【畜舎】
   _        _
   |   ̄ ̄''ー‐ー- !  ``'=t-、.__            ヽ、__| | | | |           ヽ. . . . .\ \
   |        |     `‐ 二`ー- .__         ``¬- .」            ヽ. . . . ヽ  ヽ
   |        |        T¬- ._"'''‐ー-、_                      ヽ. . . . .、 ヽ
   |        |        ,|: : : : : : :`''ー‐--、二`‐ー-、.__                  \. . . ヽ  ヽ
   |        |        ,|: : : : : : : : : : : : : : :`''ー‐--、二`ー- ._              ヽ. . . .ヽ  ヽ
   |        |        ,|: : : ______----一――l   ``¬--、二‐‐-、.__         \. . . . 、  ヽ
   |        |        f´"~ ̄: ::!: : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : : : ``.┬-、二== 、____  ヽ. . . .\   ' 、
   |        |        ,|: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : : : : : : | .|         |..__ヽ. . . . .ヽ、 ` 、
   |        |        ,|: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : : : : : : | .|        ├ー-二|. . . . . . ' 、 \
   |        |        ,|: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : : : : : : | .|        |   !. . . . . . . . ` 、 ┐
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98 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:30:35 ID:nf6dnQx20

(;´_ゝ`)"うわ……想像はしてたがすげー光景だ。マニア向けAVかよ"

爪゚ー゚)"……ちょっと興味あるなあ、家畜生活"

( ´_ゝ`)"あっ、そうですか……"

川Q_Q川「ン……?」

爪゚ー゚)9m「おい! そこの家畜、No.099!」

川;Q_Q川「は、はい!」

爪゚ー゚)「我らは所用にてC地区から参った信徒である。B-1地区の区長の下まで案内せよ」

川;Q_Q川「はい、信徒様!」

( ´_ゝ`)"まあ場所はわかってるんだが、俺らだけで向かうよりもカモフラージュになる"

爪゚ー゚)"だね。しかし区長か……まあ、いるよね。レモナの当初の説明にはなかったけど"

( ´_ゝ`)"管理する立場の人間がいないわけがないからな。まあ管理すらほぼ家畜任せのようだが"

爪゚ー゚)"各区の区長が唯一B地区に居住する信徒……一体どんなクソ野郎だろうね?"

( ´_ゝ`)"左遷職場っぽいからな、案外逆にマトモだったりするかもしれんぞ?"

爪゚ー゚)"いや、僕が言うのもなんだけどマトモだったら頭おかしくなるでしょこんな環境……"

99 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:31:08 ID:nf6dnQx20
【B-1区庁舎】
                                    ヽ /
                                  ||
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          /___________/ //.|.        |\ \\
            | ||               l三l/ || | ,-、   ,-、 | .| \/
            | ||                | || | |.|.|   |.|.| | .|
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i    l二二二二二二二二二二 / //      || |. /(゚ぴ)i | | .|     | |\\
      | ||.             l三l/| |     .|| | |ニニニ| | | .|     | |  `´
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      | ||.    ´lヽ    ´lヽ   | | |.  ´lヽ {I} | | i::i i:| | | .|.´lヽ | |
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100 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:31:42 ID:nf6dnQx20

川;Q_Q川「ここです、信徒様!」

( ´_ゝ`)"石造り……というかコンクリ、か? これは"

爪゚ー゚)"見た感じコンクリっぽいね"

レ ´∀`)"コンクリ……?"

爪゚ー゚)「案内ご苦労。もう帰っていいぞ」

川;Q_Q川「で、では失礼します!」

( ´_ゝ`)"地流さん、中の様子は?"

爪゚ー゚)"ふむ……魔力高めなのが三人。それ以外は十人以上いるみたいだ"

( ´_ゝ`)"ふむ。三人中二人は護衛とかかな?"

爪゚ー゚)"レモナ、どうなんだい? 区長はいつも誰かを連れている?"

レ ´∀`)"はい。見かけた時は、奴隷が一緒です"

( ´_ゝ`)"ちなみに地流さん、魔力はどんなもん?"

爪゚ー゚)"三人とも僕よりは多いかな? 君よりは少ない"

( ´_ゝ`)"うーむ……何とか不意を打ちたいとこだな。やはり外出を待つしかないか"

101 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:32:16 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)"それが無難だけど"

( ´_ゝ`)"しかし、隠れるのに丁度よさそうな場所がないな……"

爪゚ー゚)"付近の建物はどれも人が出入りしてそうだからね"

( ´_ゝ`)"もうちょい離れた場所で探すか? 入口を中心にパッシブ探知が許す範囲で"

爪゚ー゚)"ふむ……それほど距離は取れないけど、多少は選択肢が増えるか"

( ´_ゝ`)"まあ、奴隷しかいない建物であれば乗っ取りも可能そうではある"

爪゚ー゚)"ただ、後が面倒だね。一人なら夢の臨界でどうとでもなるけど"

( ´_ゝ`)"だから、できれば普段使わない倉庫的な建物がいい"

爪゚ー゚)"そんな都合のいい建物があるといいけど、ね"

( ´_ゝ`)"駄目で元々、探してみるとしよう。行くぞ、レモナ"

レ ´∀`)"はい"



 ―――。

102 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:32:49 ID:nf6dnQx20
【倉庫】
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103 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:33:24 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「いや、マジで好都合にも倉庫的建物あるでやんの」

爪゚ー゚)「まったく運がいいね」

( ´_ゝ`)「町中の電線や頭上の電灯を見るに、なにげに電気はあるようだな」

爪゚ー゚)「意外っちゃ意外だね。発電はどうしてるんだろう?」

( ´_ゝ`)「奴隷が地下でグルグルしてても驚かんぞ」

爪゚ー゚)「確かに一番それらしいけど。そんなんじゃ安定供給は無理でしょ」

( ´_ゝ`)「地理的に水力は厳しいだろうから、火力か? しかしそれはそれで燃料の問題があるな」

爪゚ー゚)「近海に海底油田でもあるのかもね」

( ´_ゝ`)「風力や太陽光はベースロード電源ないと人力と同じ理由で役に立たんし、原子力はハイリスクすぎる」

爪゚ー゚)「潮力、波力、海洋温度差発電はワンチャンあるかな?」

( ´_ゝ`)「普通は無理だろうが、連中の属性を考えるにありえなくはない」

爪゚ー゚)「どうなんだい、レモナ? あれを光らせるための"電気"はどこで作られてるんだ?」

レ ´∀`)「ええと……E地区にハツデンショというものがあると聞いたことがあります」

( ´_ゝ`)「ほう……そっから送電してるとなると、島全体の文明レベルは思ったより高そうだ」

104 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:33:57 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)「まあ、文明レベル低そうなのも見た目だけかもね。あくまでここ、牧場みたいなもんだし」

( ´_ゝ`)「C地区はビル群が立ち並んでる、なんてことはないのはここからでもわかるが、それだけで測れるもんでもないしな」

爪゚ー゚)「魔術を自重する必要もないし、分野によっては外を上回ってそうだ」

( ´_ゝ`)「それはあるな。倫理的な障壁もないし」

爪゚ー゚)「バイオテクノロジーとかは実際上を行ってそう。レモナの年齢と発育とか見る限り」

( ´_ゝ`)「ああ……」

レ ´∀`)「?」

爪゚ー゚)「ただまあ、建築とか重工業とかは実際大した事ないだろうね、大きいとはいえ島じゃ限界がある」

( ´_ゝ`)「だな。戦車の群れがコンニチハ、ってことはないだろう」

爪゚ー゚)「そもそも鉄鋼量が少なそうなのはこのへんの様子からも見て取れるね」

( ´_ゝ`)「電子技術も進んでないだろうな。あるとしても外から持ち込んだものだろう」

爪゚ー゚)「その辺りがカギかもしれないね。奴らの明確な弱点になりそうだ」

( ´_ゝ`)「うむ。下手にパソコンとかあればしめたもん、その瞬間に弟者無双が始まる」



 ―――。

105 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:34:31 ID:nf6dnQx20
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106 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:35:07 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)「……結局、機を伺ってるうちに夜になっちゃったけど、どうする?」

( ´_ゝ`)「うーむ……今日のところは帰るか?」

爪゚ー゚)「それが無難ではあるだろうね」

( ´_ゝ`)「しかしせっかく来たしな、何の成果も得られませんでしたというのも」

爪゚ー゚)「それはさ、所謂ところの心の贅肉だね。ゾンビ獲りを右に」

( ´_ゝ`)「それを言うならインド人だしミイラ取りなんだが、しかも文脈とまるで関係ないし」

爪゚ー゚)「そうかい?」

( ´_ゝ`)「そうだ。まあそれはどうでもいい。確かにリスクを取るタイミングなのかは微妙」

爪゚ー゚)「だったら」

( ´_ゝ`)「まあ聞け。……本当にそうだと思うか?」

爪゚ー゚)「……気にしてるのは例の視線かい?」

( ´_ゝ`)「いや違う。時間の流れについてだ」

爪゚ー゚)「えっ……。……そういうこと?」

( ´_ゝ`)「そういうこと」

107 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:35:40 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)「それは……確かにありえる、のか……?」

( ´_ゝ`)「少なくとも等価である保証はない。それに、星の位置について説明がついてしまう」

爪゚ー゚)「……外での2000年の間に、こちらは200年しか経っていない、とかかい」

( ´_ゝ`)「仮にその縮尺なら3日で再び道が開く可能性がある」

爪゚ー゚)「いや、それはどうかな。その場合、双方の満月が重なった時、ということになる気がするね」

( ´_ゝ`)「その仮定の場合、次まではかなり長期になるだろうな。俺ら生きのこっても浦島太郎になりそうだ」

爪゚ー゚)「ある意味未来旅行できると考えると、興味はあるね」

( ´_ゝ`)「ほんと好奇心旺盛だな。ワンチャン戻ったら世界滅亡してる可能性もあるぞ」

爪゚ー゚)「……いや、違うね、やっぱり間違っているよ」

( ´_ゝ`)「む?」

爪゚ー゚)「巫女さんの慣らし運転が必要なら、わざわざそんな"逆精神と時の部屋"に入れないでしょ」

( ´_ゝ`)「……一理ある」

爪゚ー゚)「だから僕は、時間は等価だと見る。月もいきなり半月になったりはしてなかったし」

( ´_ゝ`)「言われてみればそうか……」

108 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:36:13 ID:nf6dnQx20

爪゚ー゚)「でも、このまま戻らないってのは賛成」

( ´_ゝ`)「うん?」

爪゚ー゚)「君にしちゃ随分とお粗末な理屈だもん。理屈で説明できない"予感"みたいなものがあったんじゃないかい?」

( ´_ゝ`)「……なかなか鋭いな。その通り、ここは押すべきだという漠然とした予感がある」

爪゚ー゚)「なら、押してみるとしよう。なに、連中も人間。しかも完全にホームともなれば警戒も緩いはず」

( ´_ゝ`)「まあ、そうだな。少なくとも寝ずの番とかがいるとは思えん」

爪゚ー゚)「それに、大した結界も敷いてない。パッシブで探知できる範囲ではね」

( ´_ゝ`)「……やるか、夜襲」

爪゚ー゚)「いやあ、五月館を思い出すねぇ。ちょっと興奮して来たよ」

( ´_ゝ`)「興奮はしなくていいです」

爪゚ー゚)「そうかい?」

( ´_ゝ`)「そうだ」



 ―――。

109 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:36:47 ID:nf6dnQx20
【B-1区庁舎】
                                    ヽ /
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          /| ||              / /|| |.        |.!\
         /                    / //|| |.____|.!\\
       /                    / //  || |.    _  |.!  \\
     /                    / //    || |  ./ヾ\|.!    \\
i    l二二二二二二二二二二 / //      || |. /(゚ぴ)i | | .|     | |\\
      | ||.             l三l/| |     .|| | |ニニニ| | | .|     | |  `´
      | ||               | | |     .|| | | i::i i:| | | .|     | |
      | ||.    ´lヽ    ´lヽ   | | |.  ´lヽ {I} | | i::i i:| | | .|.´lヽ | |
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      | ||   |||    |||  | | |   || || | |.‐i::i‐.i:| | | .| │| | |
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      | ||               | | |     .|| | |ニニニ| | | .|     | |

110 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:37:21 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「さて、結界は誤魔化せそうか?」

爪゚ー゚)「いけるいける、よゆーよゆー」

( ´_ゝ`)「ふっ、いかにも駄目そうな返答だがそこは地流さん。何も問題はないな」

爪゚ー゚)「何だいその謎の信頼感?」

( ´_ゝ`)「キメるとこはキメる。そこは信頼してる」

爪゚ー゚)「……誘ってるのかい?」

( ´_ゝ`)「そういうとこは蔑んでる」

爪゚ー゚)「ありがとう」

( ´_ゝ`)「あっ、そういうのいいんで仕事して」

爪゚ー゚)「それもまたご褒美さ」

( ´_ゝ`)「ぶち殺すぞ」

爪゚ー゚)「いいよ」

( ´_ゝ`)「……あの、本心から言わないで貰えますか?」

爪゚ー゚)「いやあ、いずれ誰かに殺されてみたいよね。今々はノーサンキューだけどさ」

111 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:37:56 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「……まあいい。潜入すっぞ」

爪゚ー゚)「オーケー。裏口からかな?」

( ´_ゝ`)「だな、窓は鍵しまってると厳しいし。正面は静かに行くのが厳しそう」

爪゚ー゚)「鍵開けは例によって任せるよ」

( ´_ゝ`)「ばっちこい。レモナを長時間一人にしとくのも不安だし、ササッと片付けよう」

爪゚ー゚)「だね、早いほど安全だし」

( ´_ゝ`)「んじゃ裏口へ」



 ―――。

112 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:38:29 ID:nf6dnQx20



.    , -- 、
    {   ト,
     \¨´ \------- 、
   /  \   \_,,.、丶´ \
  /     \   \   /  \
/        \   \/_/ ∨
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           ___|  \   \,  |
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                   ___〉 、
\_______,,.、丶´ ̄   . \ \
                    \ \
                     \ \
                           \

113 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:39:02 ID:nf6dnQx20

( ´_ゝ`)「開いた」














  Case12「海色の声」
  Day6「B-1地区」

                          To be continued...

114 ◆KDJGUfbY2o:2024/02/04(日) 20:39:35 ID:nf6dnQx20
今回はここまで

115名無しさん:2024/02/04(日) 20:40:16 ID:GV5DBpNE0
乙です

116名無しさん:2024/02/05(月) 14:09:37 ID:pM.rFLug0

なんだかんだいいコンビよね、兄者と地流

117名無しさん:2024/02/05(月) 15:34:49 ID:jPNjZFyY0
オツ

118名無しさん:2024/02/06(火) 11:26:02 ID:rr5LBIpI0
乙!
鍵が開いたか...興奮してきたな

119名無しさん:2024/02/18(日) 00:17:26 ID:mfGPfQeo0
乙乙
鮫って美味しいんだ…
潜入もだけど兄者と地流さんがどんどん息ピッタリになってくのもなんかハラハラするね

120名無しさん:2024/03/11(月) 08:13:49 ID:peQ1psYg0
まだかな〜

121 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/11(月) 20:40:25 ID:nq04NWTU0
リ゚▽゚ リ<l「進捗60%くらいやな」

122 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/16(土) 23:17:44 ID:NmS9PiSw0
リ゚▽゚ リ<l「進捗90%くらい。明日投下予定!」

123名無しさん:2024/03/17(日) 15:55:53 ID:xz8QlW5U0
まってるぜい!

124 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:49:52 ID:U9hligrQ0
>>115,117
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」

>>116
( ´_ゝ`)「解せぬ」

>>118
(´・_ゝ・`)「えぇ……?」

>>119
(´<_` )「エイもだが凄い勢いでアンモニア発生するから鮮度が大事とのことだ」

>>120,123
リ゚▽゚ リ<l「またせたな」

125 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:50:26 ID:U9hligrQ0
前回のあらすじ
・……見られてたってのは間違いないのか?
・さて、それじゃB地区潜入やってくぞー
・……やるか、夜襲


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

126 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:51:00 ID:U9hligrQ0
Case12-Day7A
,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: .  ..;;.,                              ` 、  '
 ,,.;. ; :.,   .. .''... .. '   ..;,):.,,                         ‐―  ○ - ‐
        ''  '.': ;,::. .  ..., ;)                         , ' ヽ
 .''.:.:´⌒`.: .: ...    . ...,. . ,;                             ,.    ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,;  ...,; ''                          , '
-'' ' '   ー'' ー  ''' ''
                                       .:: ..'...:⌒`  : .: ..,,;.,
                                 .: ...:::⌒` ''           '.':. .,.; ,..
                             (    .: .....:   ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... .  .:.:.
                              (., .: ... : .  .:  .  ::: ....::.. :  . .: ... .. .
                                 ` . :. .;;,  .:;.   .  .  .:    . ..::
                                      '' ' 'ー '''  '' ―''' '' ‐-''

       ;"ヾ;   ;"ヾ ;"     ;:;:.;:ヾ     ノ ;ヾ
  ;"ヾ  ;":;:.;:ヾノ)) " ;";  "ヾ ;" "  ;ヾ " ;  ヾ ;ヾ    ;;;ヾ ";;;ヾ";""
    ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;  r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ     ;ヾ ;;: ノ
  ;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))      ";ヾ   ":(^);r ;ヾ  ;   ";:""; ";
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;"  ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ   "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;"  ..,,

127 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:51:33 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「さて、区長からぶっこ抜いた情報で色々とわかってきた」

(´<_` )「概要は昨晩聞いたが、改めて説明を頼む」

爪゚ー゚)「この島の常識系の話は一旦置いておこう。まずは、千手の巫女の情報について」

( ´_ゝ`)「どうやら増田さん改め武田さんは、予想に違わずA地区入りしているようだ」

爪゚ー゚)「そこで連中の言うところの悪魔、千手様支配のための準備を進めている、と信徒には伝えられているらしい」

( ´_ゝ`)「A地区は浮鮫やわたつみの兵の巣窟。到底太刀打ちできるものではないし、潜入もまず不可能だろう」

<(' _'<人ノ「一部反乱組織のようなものもあるようですが、彼らにも難しいだろうというお話でしたね」

爪゚ー゚)「ここで我々が取り得る動きはいくつかあるけど、わかるかい?」

(´<_` )「一つは、ターゲットがA地区から出るのを待つ」

( ´_ゝ`)「うむ。この方針はそもそも"その時"までに出てくるのか未知数なのが問題だ」

<(' _'<人ノ「……もう一つは、封鎖、でしょうか?」

爪゚ー゚)「そうだね。この地に封じてしまえば、日本に影響はない」

( ´_ゝ`)「この方針の問題は行き来を封じる方法がわからないことだ」

(´・_ゝ・`)「まだもう一つあるのかい?」

(´<_` )「むう。……ひょっとして、何もしないこと、か?」

128 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:52:06 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「そうだ。ただ脱出して、中の状況を伝える」

爪゚ー゚)「当初の予定通りの行動と言えるね」

<(' _'<人ノ「問題は……脱出のタイミングがエックスデーである可能性がある、ということですか」

( ´_ゝ`)「それなんだよな。あくまで慣らし運転、どれだけかかるのかは」

爪゚ー゚)「個人差激しいだろうし、読めないよね」

(´<_` )「……どの方針もクソデカ課題あり、ってことか」

(´・_ゝ・`)「素人意見だけど」

( ´_ゝ`)「む?」

(´・_ゝ・`)「何か、早めに脱出する方法はないのかい?」

爪゚ー゚)「それさえあればなぁ……というのが所感だよ」

(´<_` )「いずれの課題にしても、更なる情報収集が必要ということか」

( ´_ゝ`)「その認識であってる。現状の手札じゃどうにもならん」

爪゚ー゚)「そこで、C地区に偵察に行きたい。島の中心だし、情報収集には最適。あわよくば件の反乱組織と渡りを着けられれば僥倖」

<(' _'<人ノ「A地区は無理でしょうから、そうなりますか」

129 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:52:40 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「メンバーは正直考え中なんだが、無難なのは引き続き俺と地流さんかな」

爪゚ー゚)「君か美和のどちらかはいないとイザという時どうにもならないからね。で、美和じゃ君ほど臨機応変な対応はできないだろうし」

<(' _'<人ノ「そう、ですね……申し訳ないですが」

(´<_` )「地流さんの役割は俺じゃ代われないしな……」

(´・_ゝ・`)「僕が着いて行っても役に立てるとは思えないし……」

( ´_ゝ`)「まあ、そうなるよな」

爪゚ー゚)「レモナ、君はどう思う?」

|゚ノ ^∀^)「えっ?」

爪゚ー゚)「僕らとC地区に行くか、ここに残るか」

|゚ノ ^∀^)「えと……」

(´<_` )「……あまり連れて行くメリットがあるとは思えませんが」

( ´_ゝ`)「そうとは言い切れん。実際にこの島を知っているのはレモナだけだ」

<(' _'<人ノ「それはそうですが……大丈夫ですか?」

爪゚ー゚)「いやー駄目な展開とか普通に全滅コースだと思うから誤差じゃないかい?」

130 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:53:13 ID:U9hligrQ0

(´<_` )「……まあ、非戦闘員が分かれてた方がいざという時守りやすいか」

( ´_ゝ`)「それもある。二人守り切るのは美和ちゃんでもきついでしょ」

<(' _'<人ノ「む、そうですね」

爪゚ー゚)「ま、そんな感じで、」

( ´_ゝ`)「また3人パーティだな」

|゚ノ ^∀^)「よろしくお願いします」

(´・_ゝ・`)「じゃあ僕らはまた漁かな」

(´<_` )「ですね」

<(' _'<人ノ「頼りにしてます」

( ´_ゝ`)「よっし、んじゃ出発すっぞ」

爪゚ー゚)「アイアイサー」

|゚ノ ^∀^)「あいあい……?」



 ―――。

131 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:53:46 ID:U9hligrQ0
【C地区】
  \l :| :|  l :|  |`|: : : \| ̄ ̄ |``|:: |         /:|¨|:|  |/|¨:|  /| |  |‐|´|_,|-|´| | |
   \| :|  l :|  |`| \: : :|     | ニ|:: |          |/|-|:|___| |_|/  | |  |‐|´|_,|-|´| | |
、、     |_l :|_ト:!:\|\|─-- | ニ|:: |          |/| | |~:|//|    | |  |‐|´|_,|-|´| | | _、‐''゛
 l丶、   :|   |:.::\|\: \|     | ニ|:: |          |/| | |__|~~| :|    | |  |‐|´|_,|-|´| | |'´|   |
 | |~'i |   | ̄|: |\[\:|     | ニ|:: | _ ─┐ .「|/| |_」 :| :|    | |  |‐|´|_,|-|´| | | |   |
=- _|  | |   |  |: | : : \l|=== |,、_|:: | ̄| |  :|  |¨|/| ̄|/|::::| :|  /| |  |‐|´|_,|-|´| | | |   |
'⌒\´'┘ |   |  |: |: : : : : |二ア´;';';'|:: |: : | |  :|  |_,|/|  |  |::::|-''|/  | |  |‐|´| :| :|_,| | |_ -  ̄
___ | ̄``''i_|_|: |┐: : : |xX;';';';';';';|:: |: : | | ̄:::| ̄|_,|/| ̄|  l__,| :|    | |  |-‐  ̄  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  _|.:|‐--...」  |] :::|┤ :| ̄|ミ;';';';';';';';|:: |: : | |  :|: : | :|/|_|/匚} :|  /| |  |       |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄| | |¨|: | ̄ ̄ ̄`|┤`|_|ミ;';';';';';';';|:: |: : | | ̄| |: : | :|/||/ / | :|/  |/ ̄ ̄ ̄ ゙̄\| ̄|\.:.:.:.:.:
::: : | | |: |: |゙ ̄ ̄´|: |┘ :|¨゙| ⌒ii⌒ |:: |: : | |  | |: : |´|/|||| | ̄| |    || ̄:| ̄ ̄| ̄| |  |  |.:.:.:.:
::: : | | |: |: |    |¨|__.|...」¨¨¨¨¨ ̄|:: |¨¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨└L|,,_|  | |    ||  :|    |  | |  |  |.:.:.:.:.:.:
_ ⊥-‐‐‐┘ ̄ ̄ ̄      . . . : : |:: |   , '   . . . . . . : : : |_|‐:|    ||  :|    |  | |  |  |.:.:.:.:.:.:
                . . . : : : : : |:: | . '     . . . : : : : : : : : : : :ー .|└- |__|_| |  |  |.:.:.:.:.:.:.:
              . . . . : : : : : : |:: |/       . . . . . . : : : : : : : : : : : ´"'' _|__|_|_|_|_ ┘──
              . . . . : : : : : : |:: |     . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : ‐‐ __.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
          . . . . . . : : : : : : : : :.:.|:: |    . . . . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : ‐‐ __.:.:.:.:.:.:.:.:.:
        . . . . . . . . . : : : : : : : :/  ̄   . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : ‐‐ __.:.:.:
        . . . . . . . . : : : : : : : /    . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
    . . . . . . . . . . . . . : : : : : : /   . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . : : : : : : : : : : : : : : : :

132 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:54:20 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)"……こりゃまた、打って変わって現代的だな"

爪゚ー゚)"町並みは、ね"

( ´_ゝ`)"道行く人は……うん。色々アレだな"

爪゚ー゚)"魚顔が多い"

( ´_ゝ`)"普通の顔してるのは大体若いな。概ね混血ってとこか"

爪゚ー゚)"……マスター達のことを思うとある意味理想的なのかもね"

( ´_ゝ`)"混血達の行く末として、か? 異界の中で慎ましくしてるってんなら、そうかもな"

爪゚ー゚)"まあそうは行かないよね。加えて家畜や奴隷にされてる人たちもいるわけだし"

( ´_ゝ`)"家畜や奴隷っぽい人たち、みんな若いからどっちなのかわからんな"

爪゚ー゚)"混血具合かい? 恐らくだけど、あんまり混血はいなそうだ"

( ´_ゝ`)"……B地区で量産してんのかな?"

爪゚ー゚)"ってことだと思うよ。いや、大した技術力だね"

( ´_ゝ`)"俺ら人間からすりゃ悍ましい話だ"

133 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:54:53 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)"で、飲み屋で情報収集って話だったけど"

( ´_ゝ`)"まずは昼からやってる飲み屋探すとこからだな"

爪゚ー゚)"僕ら、怪しまれないかな?"

( ´_ゝ`)"普段から擬態使ってる奴も珍しくはないってことだったし、大丈夫っしょ"

爪゚ー゚)"うーん……まあ、そうか"

( ´_ゝ`)"大名の方と違ってそこまで鼻は利かなそうだしな"

爪゚ー゚)"……ちなみに、君は嗅ぎ分けられるのかい?"

( ´_ゝ`)"まあ、10代なのか20代なのかくらいはな"

爪゚ー゚)"改めて聞いても大したもんだねぇ……"

( ´_ゝ`)"だから、興奮されるとあれなんでやめて欲しい"

爪゚ー゚)"善処しよう"

( ´_ゝ`)"……臭いって言われてちょっと興奮したな?"

爪゚ー゚)

爪゚ー゚)"そんなことは、ないよ?"

134 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:55:27 ID:U9hligrQ0
【居酒屋 昼兵衛】
    ‐- ..,,_       ‐- ..,,_
        ~゛'' ‐- ..,,_   ~゛'' ‐- ..,,_
  ~゛'l ‐- ...,,_        ~゛'l::.‐- ..,,_   ~゛'' ‐- ..,,_
`゛¨ '' ‐-i ..,, _  ~゛'l ‐- ...,,_ .|:::|: : : : : : :.~゛''....‐- ..,, - ´||
: : : : : :L」.. . . . .`゛¨ l' ‐- ...,, |_|:::|: : : : : : : : : : : : :l |::||   ||   _,. ''"[.}
: : : : : : : : : : : : : : :L」: : : : : : :| |`゛¨ '' ‐- ...,, _: : :/ |::||.  _」|,. ''" _,. ''"
: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : └ : : : : : : L|: : : : : :「|¨ '' ‐= ュ., _''"hュ__
: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : : : || : : : : :└ : : : : : L|:_: -‐」三三三}、
: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : :「 //. . __. . \
: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : :|/. ./.. .. .|‐┬┘. . .ム
: : : : : : : : : : : : : : :<ヌ.:.: : : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : :{ . .{ . . . .|‐┼‐ . . . }.}
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     |     |      | |:::| : : :|  |: : ::|: : : : :|::||   ||     ||朝|昼|||居||
     |     |      | |:::| : : :|  |: : ::|: : : : :|::||   ||     ||.も|も.|||  ||
     |     |      | |:::| : : :|  |: : ::|: : : : :|::||   ||     ||夕|夜|||酒||
     |     |      | |:::| : : :|  |: : ::|: : : : :|::||   ||     ||.も|も.|||  ||

135 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:56:01 ID:U9hligrQ0

<o,o>「らっしゃーせー!」



「そりゃ本当か!?」
「おっ、見ない顔が来たぞ」
「はあ、どうしたら……」
「天ぷら盛り合わせ一つ!」
「ん? 今何て言った?」
「乾杯!」



( ´_ゝ`)"すげー賑わってるな"

爪゚ー゚)"意外っちゃ意外だね。飲食店自体少なそうだから飲兵衛が集まってるのかな?"

<o,o>「三人? 今片付けるからちょっと待って」

( ´_ゝ`)「よかろう」

爪゚ー゚)「早くしてくれたまえ、我が主は酒を求めている」

<o,o>「は? へ、ヘイ!」

レ ´∀`)「?」

136 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:56:39 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)"ふっ、我ながら見事なロールプレイだと感心が鬼なる"

( ´_ゝ`)"言外に伝わる俺のふてぶてしい態度もなかなかのものだと思うぞ"

爪゚ー゚)"周りの客たちもめんどくさいものを見るような顔をし出したね"

( ´_ゝ`)"お忍び祭司様ロールプレイ成功ってとこか"

爪゚ー゚)"お忍びと言いつつ何一つ忍んでないとこがミソだね"

( ´_ゝ`)"祭司連中はここじゃ基本的に横柄らしいからな"

爪゚ー゚)"まあ外じゃそうはいかないだろうしね、ホームに帰ればタガが外れるってわけだ"

( ´_ゝ`)"典型的な小物ムーヴ。清浦さんの爪の垢を配給した方がいいな"

爪゚ー゚)"噂に聞く祭司長サマの人となりを思うにそうなのかな?"

( ´_ゝ`)"少なくとも目下相手に無駄にイキリ散らかすようなダサい真似はしない"

爪゚ー゚)"……敵なのに地味に評価高いよね。もしかして乳がでかい?"

( ´_ゝ`)"そのような事実はないが"

爪゚ー゚)"そうかい?"

( ´_ゝ`)"そうだ"

137 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:57:13 ID:U9hligrQ0

<;o,o>「お待たせしました!」

爪゚ー゚)「まったく、我が主を待たせるなど」

( ´_ゝ`)「所詮は一般信徒向けの店だ、仕方あるまい」

爪゚ー゚)「しかし」

( ´_ゝ`)「この私に意見するというのか? あとで折檻だな」

爪*゚ー゚)「……はっ、謹んでお受けします」

( ´_ゝ`)「フン。おい店主」(何で興奮してんだこいつ……)

<;o,o>「へ、ヘイ!」

( ´_ゝ`)9m「そこの男が飲んでいるのは何だ?」

<;o,o>「わたつみのロックです!」

( ´_ゝ`)9m「ではそれを二つ。それから……あそこの女が食っているのは?」

<;o,o>「アナゴの天ぷらです!」

( ´_ゝ`)「そちらは三人分。あとはそうだな、わたつみに合う前菜はあるか?」

<;o,o>「茹蛸なんかどうですかい?」

( ´_ゝ`)「ほう、ではそれも三人分だ」

<;o,o>「ヘイ!」

138 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:57:46 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「ときに店主。最近変わったことはないか?」

<;o,o>「は、変わったことですかい?」

( ´_ゝ`)「予てより狙っていた千手の巫女を迎え、いよいよという時期だ。よからぬ動きをしている輩はいないか?」

<;o,o>「まさかそんな! 神に盾突くような頭のおかしい輩は――」

爪゚ー゚)「本当だろうな? 嘘をつけばタダではすまんぞ」

( ´_ゝ`)「頭のおかしい輩はいつでもいるものだ。甚だ理解に苦しむがな」

<;o,o>「へ、ヘイ。確かにキチガイはしょっちゅうしょっ引かれてますが」

( ´_ゝ`)「多くは有象無象でしかないが、知っているだろう?」

<;o,o>「……浦島隊」

爪゚ー゚)「そうだ。所詮は頭のおかしいクズどもだが、キチガイだけあってどう動くか読めない。読みにくい」

( ´_ゝ`)「些細な情報でも見逃すわけにはいかん、何かあれば話せ」

<;o,o>「は、はぁ……。そう言われてもこれと言って……」

( ´_ゝ`)「そうか」

レ ´∀`)"あっ"

139 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:58:20 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)"ん? どうした?"

爪゚ー゚)「フン、やはりこのようなチンケな店ではな」

レ ´∀`)"嘘、です"

( ´_ゝ`)"ほう? どうしてそう思った?"

レ ´∀`)"……? わかりません"

爪゚ー゚)"僕には嘘とは思えなかったけど、プロの見解は?"

( ´_ゝ`)"確かに、何か知ってそうな感じはしたが……"

爪゚ー゚)"君でそのレベルなのに断言できるっていうのは……何かしらの異能かな?"

( ´_ゝ`)"可能性はあるな……前世が魔術師という仮定があっているなら、何か無意識に発動した可能性もあるが"

爪゚ー゚)"いずれにせよ、そうだと助かるね。君の人心観察とクロスファイアすればリアルマンチ展開になりそう"

( ´_ゝ`)"確かに。レモナ、今後も何か気づいたら教えてくれ"

レ ´∀`)"はい"

爪゚ー゚)"……で、隠してるってことならどういう理由でだろうね?"

( ´_ゝ`)"関係者、って感じではないな。単に面倒ごとを恐れているだけか?"

140 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:58:53 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「店主」

<;o,o>「ヘイ」

( ´_ゝ`)「本当に知らんのか? 忘れているだけということはないか?」

<;o,o>「ええと……」

( ´_ゝ`)「忘れていただけなら咎めん。だが隠しだてしているとなれば――」

爪゚ー゚)「奴らの仲間であることは確定的に明らか、ただちに処刑ですね」

( ´_ゝ`)「その通り。どうなのだ、店主よ?」

<;o,o>「……ああー! たった今思い出しました!」

爪゚ー゚)「フン。それで?」

<;o,o>「この間、市場でたまたま聞いちまったんですよ。神を侮辱する言葉を」

( ´_ゝ`)「ほう? お前はそれを放置した、と?」

<;o,o>「いや、すぐ通報しやしたよもちろん! でも逃げられちまって……」

爪゚ー゚)「惰弱な。それだからこんなチンケな店しかできんのだ」

( ´_ゝ`)「その輩は捕まったのか?」

141 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 21:59:26 ID:U9hligrQ0

<;o,o>「いや、捕まったって話は聞きやせんね」

( ´_ゝ`)「嘆かわしいことだ。管理局の怠慢ではないか?」

爪゚ー゚)「これは支部長に苦言が必要ですね」

<;o,o>「……」

( ´_ゝ`)"ビビってるビビってる"

爪゚ー゚)"しかし何だね、ちょっと暴言吐いただけで通報か"

( ´_ゝ`)"ノリで暴言を吐くようなことはないってことだな。俺らの感覚じゃ大したことなくても、マジで反乱組織の人間かも"

爪゚ー゚)"じつに幸先がいい。まあ簡単に見つけられる気もしないけど"

( ´_ゝ`)"それはそう。管理局とやらが本気で探してるとも思えんが"

爪゚ー゚)"ま、そこまで暇じゃないだろうね。こっちの警察に置き換えると不審者とかの扱いだろうし"

( ´_ゝ`)"不審者なら結局人前に出てくるから捕まえられるが、地下に潜られちゃ、ってとこだな"

レ ´∀`)グゥ...

( ´_ゝ`)「ときに店主、料理はまだか?」

爪゚ー゚)「早くしろ」

<;o,o>「は? へ、ヘイ、ただいま!」

142 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:00:00 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「……」

(*゚ー゚)「……」

( ´_ゝ`)"ふむ? あそこのカップルの男の方、ちらちらこっち見てくるな?"

爪゚ー゚)"ん? それは他の客も同じじゃない?"

( ´_ゝ`)"いや、ちょっとばかり目線のやり方が特徴的だ"

爪゚ー゚)"そうなのかい? 君がそう言うなら気にしてみるけど"

( ´_ゝ`)"他の客と比べて『自然すぎる』"

爪゚ー゚)"……なるほど?"

( ´_ゝ`)"これは、思わぬ勢いで獲物が掛かったかもわからんね"

爪゚ー゚)"そうだとして、印象最悪だろうなぁ……"

( ´_ゝ`)"どれ、ちょっとカマかけしてみるか"

爪゚ー゚)"マジ?"

( ´_ゝ`)9m「そこの男」

(;,,゚Д゚)「!?」

143 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:00:33 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「服装から察するに市場関係者ではないか?」

(,,゚Д゚)「はい、そうですが……」

( ´_ゝ`)「今しがたの話について、何か知っていることはないか?」

(,,゚Д゚)「いえ、特には……」

レ ´∀`)"嘘、です"

爪゚ー゚)"だ、そうだけど?"

( ´_ゝ`)"……正直わからんかった。が、これもまた『自然すぎる』"

爪゚ー゚)"クロっぽいなぁこれは"

( ´_ゝ`)"念話送ってみて"

爪゚ー゚)"おっほ。攻めるねぇ"

( ´_ゝ`)"興奮してねーで早くやれ"

爪゚ー゚)"はいはい"

爪゚ー゚)"やあ、聴こえるかな?"

(;,,゚Д゚)「ッ!?」

144 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:01:06 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)"僕ら、外から来てね。この島とは縁も所縁もない、というか祭司長サマとバチバチに命のやりとりしてるくらいの関係なんだけど"

(,,゚Д゚)「……」

爪゚ー゚)"君、浦島隊とやらなんじゃないかい? Yesならこっちを見てくれ"

(,,゚Д゚)「……」

爪゚ー゚)"ふっ、用心深いね。まあそれなら勝手に話すけど、僕らの目的は千手の巫女の救出"

(,,゚Д゚)「……!」

(*゚ー゚)「? どうしたの?」

爪゚ー゚)"君らの目的が何なのかは知らないけど、お互いに協力し合える部分があると思わないかい?"

(,,゚Д゚)「……」

爪゚ー゚)"もしよければ後で少し話せないかな? 場所はそっちが指定していい。……ああ、この魔術は双方向だから念じればこっちに通じるよ"

(,,゚Д゚)"……2時間後、市場の8番倉庫で"

爪゚ー゚)"オーケー、わかったよ。……ってことだから"

( ´_ゝ`)"おけ、把握"

(,,゚Д゚)「ッ!」

( ´_ゝ`)"おいおい、殺気漏れてんよ。安心しろよ、祭司サマとかじゃねーから"

145 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:01:40 ID:U9hligrQ0

<;o,o>「大っ変お待たせしやした! わたつみと茹蛸です!」

( ´_ゝ`)「ご苦労」

爪゚ー゚)「遅い!」

<;o,o>「す、すんません!」

( ´_ゝ`)「この程度のことで怒鳴るな。どれ、早速頂くとしよう」

爪゚ー゚)「……はい」

( ´_ゝ`)ゴク...

( ´_ゝ`)「やはりわたつみは良い物だな」

( ´_ゝ`)"これ、海藻の焼酎か。ほのかな海の香りいいな"

爪゚ー゚)"タコと合いそうだね"

( ´_ゝ`)「どれ……うむ、適度な歯ごたえに確かな旨味、そしてワサビ醤油の香り」

爪゚ー゚)「これはなかなかですね。茹で具合が丁度いい」

( ´_ゝ`)「旨いぞ、店主」

<;o,o>「ありがとうございやす」

レ ´∀`)モグモグ...

146 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:02:13 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「……出るぞ」

(*゚ー゚)「えっ?」

爪゚ー゚)"お邪魔してしまってすまなかったね、また二時間後に"

(,,゚Д゚)「用事を思い出した」

(*゚ー゚)「ふーん……?」

(,,゚Д゚)「すまんが会計を頼む」

<;o,o>「はいよー! サカタくん、2番さんお会計!」

( ´_ゝ`)"念話ぐう有能"

爪゚ー゚)"だねぇ。ちなみに二人とも結構な魔術師っぽいよ、女の方の魔力は君以上だし」

( ´_ゝ`)"ほう、なるほどな。男の方は武術もかなり使いそうだ、前衛後衛ってとこか?"

爪゚ー゚)"反乱組織じゃなきゃ密偵かもね"

( ´_ゝ`)"……密偵だったら詰むなあ"

爪゚ー゚)"まあもし密偵なら、ものの十数分でここに管理局員が殺到するだろうさ"

( ´_ゝ`)"ここなら裏路地だし、探知が遅れなきゃ逃げ切れる"

爪゚ー゚)"だといいけどねぇ……"

147 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:02:47 ID:U9hligrQ0

<;o,o>「お待たせしやした! アナゴの天ぷらです!」

( ´_ゝ`)「うむ」

爪゚ー゚)「ほう……」

レ ´∀`)サクッ...

( ´_ゝ`)「……うまい。しっかりと脂が乗っているな」

爪゚ー゚)「はい、まさかこのような店でこれほどの……衣が羽のように軽い」

( ´_ゝ`)「旨味と香りの余韻が素晴らしい。わたつみとの組み合わせがまたたまらんな」

爪゚ー゚)「店主、素晴らしい腕だ」

<;o,o>「あ、ありがとうございやす!」

レ ´∀`)モグモグ...

( ´_ゝ`)"いやマジでうまいなこれ。近所にあれば通うレベル"

爪゚ー゚)"衣が素晴らしいね。サックサクだし香りもいい"

( ´_ゝ`)"……なんか、フクザツだなぁ"

爪゚ー゚)"……それには同意するよ"

148 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:03:20 ID:U9hligrQ0
【C-3地区市場】
 \   |    \ |\                }| 」「二二二二二二二7三三三三三三三三三三三三三三三=-
`ヽ、 \|  _.   | \ |            }| 」「二二二二二二三三三三三三三三三三三三三三=‐ |
   `ヽ\ |_|┌|  \           」| 」「二二二二二7三三三三三三Y^Y三三三三=-      |
     `ヽ、└| 「:| |          ハ__」「二二ニ=‐   ̄ ̄   _/人ノ_ -  ̄    _ -‐  ̄
=‐      `ヽ、└' |_        了 ̄_,,....  --─…宀jT二三三ア | | ̄  _  ‐┐   | |
‐=ニニ=‐     `ヽ、|_|ュ___     | ̄ xヘ_ -ー  ̄ /| |   /-‐:| |ー  ̄___ ー|   | |-‐  ̄
_   ̄丁ニ=- _  `丶、_|_|     ___,二ニ|.:.:.:.| ===ァ'~___| |-‐/   :| |T丁[| |_|..┘   | |
|И丁|i||丁 ̄ ー ニ≧o。 `Y..|\┐ |i‐‐‐‐/|.:.:.:.|/||'⌒>、|| ̄ :| |/瓧瓧瓧リ |冖¨ ̄: : |    | |
しリИリ||/ ̄||i〕iト 〕丁〕iトミ≧s。 |┐|i√/|二二|^||┬'゙ ||   :| |二二LLLL|_|: : : : : : : |    | |  ./ ̄ /
_匚]___,||    ||¶‡♭||ルリ川i|| ̄||ニ≧z|iИ⊥OO[][]z====z :| |二|=|LLLL| ======┤ ( ̄)( ̄)/:::::::/
|\」二|ト ̄`弌==zz==┬:┬冖丁_ ‐  ̄i|| |_|ニニl _|i|∝∝∝|_| |宀宀LLLL| ccc   |( ̄)( ̄)( ̄)(⌒)(
三二ニ=─_二Lニ─丁 |_ ⊥‐ ¨     L|_|ニニjく_/|∽∽∽|。oSSx==L_ ̄丁(_)(__)' ̄ ̄/のの(⌒)(⌒
¨~~ ̄|二二|- 丁_ -二 ̄           へ|k-く‰‰‰‰77⌒ヽ==彡(_)(_),/ ̄/ア¨アののく /
    | _⊥‐ニ三三‐ ‐      ‐ ‐     \| |\\rr竺竺竺>=彡'()「|─_ /─/ ∠,。oぅううぅs。ノ
  _ └三三三- -              _、-冖'\\|i:i:。0℃℃℃℃℃。   ̄ ─二__,。oぅうううう必ううう
_-三三‐‐ ‐            ‐‐     {iシシシシシ_\\℃℃℃℃℃℃℃℃  i< ̄>,、--.、,、‐‐.、ノううう
二三-            - - -      {i7アシシシシ \\℃℃℃Ω.<´ ̄`Y´`Y´ `'|`¨¨´|`¨¨´|`'<う
三- -                      |iシシシシ<辷ヘ\℃Y´-- ミ`¨¨´|`¨´ト`¨´|'´ ̄Y´ ゙̄Y゙ ̄`
三三-- - - - -                 Lシ^辷辷辷7 へ\_|`¨¨¨´|ニ´<´ ̄`>\`¨¨´|`¨¨´|`¨¨´
Ξ- 二 - - -                  「辷辷辷ン^V⌒\|\ |i´   )`¨( ̄ ̄) \'´ ̄`'Y´ ̄
- 二二 - -                    |辷ン<( ノ⌒7⌒|\\```ア´ ̄`ヽ¨¨´|\|`````|`¨¨´
二二ニ──                   --〈⌒ ハ^'<⌒Yシ⌒Vヘ\|\ ゝ    ノ|く´ ̄ ̄`>'^7⊂二
ニニ── ─                 ─∧(⌒V^ヽ)⌒i  ノ^7^ヽ\|\````__|\`¨ア⌒7⊂二二
二── ─  ‐              ‐二二∧v'⌒Y⌒>-─<ノ⌒>'⌒:、\`i二|\`'<二二⊂ニ二二二

149 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:03:53 ID:U9hligrQ0

(´∀` 三 ´∀`)キョロキョロ...

( ´_ゝ`)「なかなかの賑わいだな」

爪゚ー゚)「時間帯的に意外っちゃ意外だね」

( ´_ゝ`)「それだけ娯楽が少ないってことじゃないか?」

爪゚ー゚)「ああ、なるほど」

( ´_ゝ`)「そういう意味じゃ昼兵衛が昼間から大繁盛なのもわかるな」

レ ´∀`)「おいしかったです」

爪゚ー゚)「良い店だったね。ここがアレとは思えないくらい」

( ´_ゝ`)「ああ。ほんっっとフクザツだよ」

爪゚ー゚)「……だね」

( ´_ゝ`)「……まあ、とっとと倉庫に向かうか」

爪゚ー゚)「ちょっと長居しすぎたからね、急がないと」

( ´_ゝ`)「下手に迷子になったらすっぽかしちまう」

爪゚ー゚)「せっかくのコネをフイにしたくはないしね、急ごうか」



 ―――。

150 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:04:27 ID:U9hligrQ0
【8番倉庫】
{__].:| | | | | l\\\:|\||/||\\\\\\\/ | :| :|//\\\\\\.| |\\  | | |  //| |
{__].:| | | | | | | |\\|\||/||\\\\\\/:| :| :|//\\\\\\\ | |  \\| | |//  | |
{__].:| | | | | | | | 「|\|\||/||\\\\\/  :| :|//\\\\\\\\、| |    \| | |/    | |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\\\/| :| :|//\\\\\\\\_、- | |_─ ̄| | | ̄─_| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\\/  | :|// \\\\\\\ _、<ニ=:| |_‐‐ ̄| | | ̄‐‐_| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\/ :| :|// \ \\\\\ ,、<ニ=- .::| |\\  | | |  //| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|| l:/  | :|// \\\\\\.,、<ニー   : : :| |  \\| | |//  | |
{__].:| | | | | | | | | | | |/||\l/ :| :|//\\\\\\ _、<ニ=-     _ =:| |    \| | |/    | |
{__].:| | | | | | | | | | | |\|l / | :|//\\\\\\,、<ニ=ー      _ = ̄ | |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
込ヘ,| | | | | | | | | | | |i::/ | :|//.::| | | \\\ ,、<ニ=-    _ = ̄___   | |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
(し' .) | | | | | | | | | | |/| |  |//| | | | | | | | \/ニ=-' ̄|l  _ = ̄_ ‐' ̄ |   | |\\  | | |  //| |
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151 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:05:01 ID:U9hligrQ0

(´∀` 三 ´∀`)キョロキョロ...

( ´_ゝ`)「来たぞー」

爪゚ー゚)「ふむ、やはり着いた途端管理局員が大歓迎状態、というわけではないようだね」

( ´_ゝ`)「そらそうだろ、店の方2時間近く何もなかったんだし」

爪゚ー゚)「しかし、さっきのお似合いカポーはどこかな? まだまだ罠の可能性も微粒子レベルで」

( ´_ゝ`)「その韜晦は流石になしだろ、お互い探知し合っておいて」

爪゚ー゚)「いやいや、僕の探知を欺く使い手の可能性も」

( ´_ゝ`)「そうだったら即死じゃん」

爪゚ー゚)「そうだよ?」

( ´_ゝ`)「ま、それはないとは思うが……そうだよな?」



(,,゚Д゚)「……」

(*゚ー゚)「……」



.

152 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:05:35 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「……あんたら、ナニモンだ?」

( ´_ゝ`)「探偵、流石真理男」

爪゚ー゚)「群馬県警、地流椎菜」

(,,゚Д゚)「探偵だと……?」

(*゚ー゚)「群馬県警……? 群馬っていうと」

(,,゚Д゚)「千手烏賊のある岩手からはかなり離れた、内陸の県……だったはずだ」

(*゚ー゚)「そんなところの警察がこっちに来るの? 日本の警察は縄張り意識が強いって聞いたけど」

爪゚ー゚)「僕は別に仕事で来たわけじゃないからね。彼の仕事の付き合いさ」

(,,゚Д゚)「探偵って言ったな。つまり――」

( ´_ゝ`)「千手の巫女の夫の依頼でな。彼女を連れ戻すのが仕事ってわけだ」

(*゚ー゚)「千手の巫女の、夫……」

(,,゚Д゚)「……なるほどな、筋は通ってる」

爪゚ー゚)「だけど信用ならない。そう言いたげだね?」

(,,゚Д゚)「そう簡単に信用するわけにはいかん。そこで、だ」

153 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:06:08 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「踏み絵、かな?」

(,,゚Д゚)「ああ。この会話は録音されている。その前提で神を冒涜するようなことを言って欲しい」

爪゚ー゚)「浮鮫のフカヒレっておいしいのかな?」

( ´_ゝ`)「刺身もうまいんじゃないか? 所詮鮫だし」

(,,゚Д゚)「えっ」

爪゚ー゚)「そうだね、所詮鮫だし。魚類乙〜」

( ´_ゝ`)「ウス族気取ってみても無駄だぜ、外じゃゴキブリのようにコソコソしてるくせに」

(*゚ー゚)「……」

爪゚ー゚)「ほんとだよね、まあ大手振って歩いてたら駆除されちゃうから仕方ないかな」

( ´_ゝ`)「神とか自称してるくせに雑魚すぎる」

(,,゚Д゚)「……」

爪゚ー゚)「鮫と似てるねって言われただけでおこになっちゃう器の小ささ」

( ´_ゝ`)「どう見ても鮫やろがい」

(*゚ー゚)「……」

154 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:06:41 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)「ね。カマボコにしようか」

( ´_ゝ`)「A地区に工場を建てよう、とても効率的だ」

(;,,゚Д゚)「……あのー」

爪゚ー゚)「ん? 何だい?」

(;*゚ー゚)「え、そこまで言います?」

( ´_ゝ`)「なんだ、本当のことしか言ってないぞ?」

(,,゚Д゚)「いや、それは……ははは、これはマジで外の人っぽいな……?」

(*゚ー゚)「そうだね。私達でもそこまで言えないよ……」

爪゚ー゚)「え? それじゃあ、逆にどこまでなら言えるんだい?」

(,,゚Д゚)「……クソ野郎どもがー、とか」

(*゚ー゚)「……絶対許さない、とか」

( ´_ゝ`)「あー。まあ実際に脅威に抑圧されている身ではお気軽に馬鹿にはできんか」

(,,゚Д゚)「そういうこと、みたいだな」

(*゚ー゚)「自覚はなかったけど……」

155 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:07:15 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「で、信用して貰えたってことでいいのか?」

(,,゚Д゚)「とりあえずは、な。しぃも同じだろ?」

(*゚ー゚)「うん。……ところで、そっちの子は? さっきは名乗ってなかったけど」

レ ^∀^)「私は……レモナです」

( ´_ゝ`)「元家畜の子」

(;,,゚Д゚)「はぁ!?」

(;*゚ー゚)「え、本当なの?」

レ ^∀^)「はい」

爪゚ー゚)「成り行きでね。ああ、もう家畜ではないから勘違いしないように」

(;,,゚Д゚)「いや、いやいやいや、もう家畜ではないってどういうことだ?」

(;*゚ー゚)「そんなこと、あるものなの……?」

( ´_ゝ`)「重要なことか? そうでないなら説明は後回しにしたいんだが」

(,,゚Д゚)「ん……いや、重要かと言われると……」

(*゚ー゚)「……もしかしたら重要かも……?」

156 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:07:48 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)「どういうことかな?」

(,,゚Д゚)「……俺達としてもどうにかして家畜を引き込めないか試したことがあった、だが」

(*゚ー゚)「全っ然駄目。そもそも価値観が違いすぎて話が噛み合わない」

( ´_ゝ`)「まあ、そうだろうな……洗脳解除だけじゃ無理、ゼロから教育しなおすくらいの根気が必要」

(,,゚Д゚)「流石にそれは無理だからな、諦めてたんだが」

(*゚ー゚)「一体どうやって?」

爪゚ー゚)「運だね。僕らは何もしてないし」

( ´_ゝ`)「当人曰く、前世の記憶が蘇った、らしい」

(,,゚Д゚)「は?」

(*゚ー゚)「それは一体?」

爪゚ー゚)「よくわからないんだよね、これが。だから運」

( ´_ゝ`)「まあ、その道の専門家も見たことないって話だからな。期待したなら悪いが」

(*゚ー゚)「むぅ……」

レ ^∀^)「?」

157 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:08:26 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「……まあいい。本題に入るか」

爪゚ー゚)「その前に自己紹介をお願いしたいんだけど?」

(*゚ー゚)「あっ」

(,,゚Д゚)「おっと、これはうっかりしてたな。俺はギコ、こっちはしぃ」

(*゚ー゚)「しぃです」

( ´_ゝ`)「んで、今度はこっちが聞くが。何者なんだ、あんたら」

(,,゚Д゚)「俺たちは、浦島隊。この社会が理不尽だと感じる奴らの集まりだ」

爪゚ー゚)「ん、まあどっからどう見ても理不尽だけど」

( ´_ゝ`)「それを感じる者が少ない、と。予想通りではあるが」

(*゚ー゚)「私たちは気付けたのか、気付いてしまったのか……」

(,,゚Д゚)「気付かない方が幸せだったんだろうが、気付いちまったもんはしょうがない。
     俺たちは戦う、自由を手に入れるために」

爪゚ー゚)「なるほどね」

( ´_ゝ`)「実にわかりやすい集まりだということは理解した」

158 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:08:59 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「俺たちの最終目的は外に出ること」

(*゚ー゚)「一部の目に余る動きを止めたりもしてるけどね」

( ´_ゝ`)「外に出るってそんなに難しいのか?」

爪゚ー゚)「僕ら結構ふつーに入ってきたけどね」

(,,゚Д゚)「そう簡単なことじゃない。船は厳重に管理されている」

(*゚ー゚)「船があるのはE地区だけ。それもわたつみの兵が厳重に警備してるの」

( ´_ゝ`)「ん、気を悪くしたらすまんが。あんたら混血じゃないのか?」

爪゚ー゚)「ね。それなら泳ぎは得意そうなものだけど」

(,,゚Д゚)「……いや、混血だが。外との道が開く時の天候を知ってるか?」

( ´_ゝ`)「時化だな」

(*゚ー゚)「私たちは殆ど人間だから。荒れた海を泳ぐとか無理」

爪゚ー゚)「ふむ、血が薄いということかな?」

(,,゚Д゚)「そういうわけでもないと思うんだが、表面化してない奴らばかり集まってる」

( ´_ゝ`)「なるほどな、何となく納得いく話ではある」

159 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:09:32 ID:U9hligrQ0

爪゚ー゚)「組織の規模はどれくらいなのかな?」

(,,゚Д゚)「数百人ってとこだ。全員C地区に集まってる」

( ´_ゝ`)「あー……人数多すぎて逆にやり辛そうだな」

爪゚ー゚)「ん? 僕は思ったより少ないと感じたけど」

( ´_ゝ`)「そうじゃなくて。その人数全員脱出しようと思ったら、E地区襲撃でもしないとならんってこと」

爪゚ー゚)「あー……少人数なら密航って手段もあるって話? どうなんだいその辺?」

(;*゚ー゚)ノシ「無理無理。試そうとしたことはあるけど」

(,,゚Д゚)「船の周囲は結界が張り巡らされてる。それに、仮に乗り込めたとしても海上でやられるのがオチだ」

(*゚ー゚)「だよね、海の上じゃ絶対勝てないもん……」

爪゚ー゚)「だ、そうだけど?」

( ´_ゝ`)「思った以上に厳重だな……多少逃げ出されたところでどうということはなさそうに思うんだが」

爪゚ー゚)「む? ……言われてみればそうかもしれないね。確かにちょっと違和感がある」

(,,゚Д゚)「……そうなのか?」

( ´_ゝ`)「ん?」

160 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:10:05 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「外では人間社会の方が繁栄してるんだろ? ここの情報が知れれば攻めてくるとばかり思ってたんだが」

( ´_ゝ`)「……どうだろうな。薩摩ならやりかねんが」

爪゚ー゚)「大規模な攻勢に出られる戦力があるのかがまず問題だね。当面はスパイを潜り込ませる程度になりそうだ」

(*゚ー゚)「えっ?」

( ´_ゝ`)「外では人間が繁栄してるったって、色んなバランスの上に成り立ってる話だからな。
      この島を余裕で潰せるような力があると考えているならそれは違うぞ」

(,,゚Д゚)「むぅ……そうなのか」

(*゚ー゚)「うーん……」

爪゚ー゚)「もしかして、僕たちと接触した目的はそれだったり?」

(,,゚Д゚)「……ああ。外からの襲撃のどさくさに紛れてE地区を攻められないかってな」

( ´_ゝ`)「まあ仮に襲撃あったとして、襲撃側にあんたらの想定通りの戦力があったなら無理だろうな。
      どう考えてもついでに殲滅されるぞ」

(*゚ー゚)「あー……そっか、そうかも」

(,,゚Д゚)「それは……」

爪゚ー゚)(情け容赦なく突きつけるなあ)

161 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:10:45 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)"ちなみにレモナ、今のところ嘘はないか?"

レ ^∀^)"ないです"

爪゚ー゚)「君たちの目論見は崩れちゃったみたいだけど、どうする?」

(,,゚Д゚)「……それならそれで、何か協力し合えることがあれば協力したいところだ」

( ´_ゝ`)「こっちとしては、色々情報を貰えると助かるんだけど」

爪゚ー゚)「生憎あんまり返せるものがないかもなあ……」

(*゚ー゚)「でもあなたたち、千手の巫女にちょっかいかけるんでしょ?
     そうなれば、こっちとしても動きやすい状況ができるかも」

( ´_ゝ`)「かも、で良いならな。A地区で暴れるとかはするつもりないし」

爪゚ー゚)「どう考えても下手打った時なんだよねぇ、その状況……」

(,,゚Д゚)「なら、さっきの魔術を教えて貰えないか」

( ´_ゝ`)「念話か? そういえば慣れない感じだったな」

(,,゚Д゚)「ああ、あんなもんがあるとはな。あれがあれば、活動が格段にやりやすくなる」

(*゚ー゚)「あ、さっき言ってたやつ? 確かにそうだね」

爪゚ー゚)「ここは魔術先進国だと思ってたから意外っちゃ意外だね。他にもあれば教えるよ」

162 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:11:26 ID:U9hligrQ0

(,,゚Д゚)「祭司でもない一般信徒が使える魔術なんて限られたもんだ」

(*゚ー゚)「A地区にいるような人たちは違うんだろうけどね。
     C地区でも魔術の専門家みたいな人はいるけど」

(,,゚Д゚)「普通はせいぜい生活や自分の仕事で使う魔術くらいだな」

( ´_ゝ`)「まあそんなとこだろうな。特に戦闘向けの魔術は広まっていないと見た」

(*゚ー゚)「その通り。私たちはある程度使えるけどね」

爪゚ー゚)「それはちょっと羨ましいな。僕はそっち方面はあまり適性がなくてね」

( ´_ゝ`)「俺も。っていうか俺まともな魔術殆ど使えない……」

(*゚ー゚)「えっ?」

(,,゚Д゚)「それだけの魔力があってか? 冗談だろ?」

( ´_ゝ`)「まともなのは強化くらい。他は到底まともと言えるものではない」

爪゚ー゚)「水のやつはサバイバルではお役立ちじゃないかい?」

( ´_ゝ`)「そうだけども」

(,,゚Д゚)「ああ……あんた程の達人なら強化一本でも十分驚異的かもな」

( ´_ゝ`)「今ならわたつみくらいは正面から殺れる……はず」

163 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:11:59 ID:U9hligrQ0

(*゚ー゚)「あ、ギコくんと同じこと言ってる」

(,,゚Д゚)「正面からとか絶対やらんけどな、その状況になってる時点でもう終わりだ」

( ´_ゝ`)「まあ、あんたらの状況だとそうだろうな。そうでなくても正面からはやらんが」

爪゚ー゚)「僕は見たことないんだけど、結構な化け物らしいしね」

( ´_ゝ`)「新田さんと同格くらいだ」

爪゚ー゚)「あれと同格は普通にヤバい。……って、追いついちゃった君も大概だよ?」

( ´_ゝ`)「それほどでもない。歩兵一個中隊いれば普通に制圧されるだろうし」

爪゚ー゚)「……そう考えると軍隊ヤバいなあ。さっきはああ言ったけど人類も大概じゃないかい?」

( ´_ゝ`)「正面切って撃ち合いするならその通りだと思うぞ。チート戦力もチートミサイルで何とかなるようだし」

爪゚ー゚)「そうでもなきゃ今頃絶滅してるか」

( ´_ゝ`)「そのへん、技術が発達していない頃は天成とかが守ったりしてたんかね?」

爪゚ー゚)「どうだろう? 昔は昔で魔術師が凄かったってのはありそう」

( ´_ゝ`)「なるほど、一理ある」

(*゚ー゚)「あのー……?」

164 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:12:43 ID:U9hligrQ0

( ´_ゝ`)「おっとすまん、つい脇道に逸れた」

爪゚ー゚)「お互いに出すものは決まったし、あとは連絡方法でも決めておくかい?」

(,,゚Д゚)「この倉庫は俺の管理下だ。普段は奴隷を立たせてるから、そいつに伝えてくれればいい」

( ´_ゝ`)「ん、君らも奴隷は使うのか」

(*゚ー゚)「そうしないと運営上おかしく見えちゃうから。別に不必要に虐げたりはしてないしね」

(,,゚Д゚)「自由を求める俺らとしちゃ思うところはあるがな」

爪゚ー゚)「これだけ仲良く話しといて、実は盛大に価値観が違うとかじゃなくてよかったよ」

( ´_ゝ`)「ああ。さっき家畜の話もしたからわかってた話ではあ――」



lコ"兄者! 聴こえるか!?"



(;´_ゝ`)「!?」

165 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:13:16 ID:U9hligrQ0

(´<_`;)「まずいことになった……!」














  Case12「海色の声」
  Day7A「浦島隊」

                          To be continued...

166 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:13:49 ID:U9hligrQ0
今回はここまで

167 ◆KDJGUfbY2o:2024/03/17(日) 22:15:13 ID:U9hligrQ0
リ゚▽゚ リ<l「ペースを あげたい 所存」

168名無しさん:2024/03/18(月) 00:16:37 ID:.HY1x3iU0
乙!

169名無しさん:2024/03/19(火) 12:28:03 ID:Yyb5uYCs0
おつおつ
引くくらい冒涜するとこすき

170名無しさん:2024/03/20(水) 03:35:35 ID:aXwhdUGI0
週1ペースはマジキチだと思った
無理なくやってくれてええで!

171名無しさん:2024/03/20(水) 12:01:22 ID:BbzILSpM0
>爪゚ー゚)「そうだね、所詮鮫だし。魚類乙〜」

ここ、めっちゃ可愛いかった。
もっと冒涜してくれてええんやで^^

172名無しさん:2024/03/24(日) 20:18:06 ID:gfA7y0/M0
乙乙
リアルでも曰く付きな団体が出してる食べ物が美味しかったり物の品質が良かったりすると複雑な気持ちになる…

173名無しさん:2024/03/27(水) 22:12:10 ID:mR3Rt/lE0
乙乙
穴子の天ぷらはサクッとフワッの食感が楽しいよね

174名無しさん:2024/04/01(月) 01:52:22 ID:DoJuUqEI0
全部読み返して来た。各勢力の関係性とかが分かって読むとより一層面白かった。
是非頑張ってくれ。日向ながら応援してる。

175 ◆KDJGUfbY2o:2024/04/14(日) 23:08:54 ID:iPJbg3Mg0
>>168
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」

>>169
(,,゚Д゚)「ぶっちゃけ引いた」

>>170
( ´_ゝ`)「今となってはどうやってたのかわからない」

>>171
爪゚ー゚)「なるほど?」

>>172
(´<_` )「ほんとそれな……」

>>173
|゚ノ ^∀^)「おいしいです」

>>174
(´・ω・`)「その言葉が聞きたかった。ジオンはあと10年は戦える」

176 ◆KDJGUfbY2o:2024/04/14(日) 23:09:28 ID:iPJbg3Mg0
リ゚▽゚ リ<l「進捗70%」

177 ◆KDJGUfbY2o:2024/04/30(火) 23:46:55 ID:fdE6EctI0
リ゚▽゚ リ<l「明日くらい投下するで」

178 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:26:52 ID:.JYb6wSU0
前回のあらすじ
・……なんか、フクザツだなぁ
・そうだね、所詮鮫だし。魚類乙〜
・まずいことになった……!


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

179 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:27:25 ID:.JYb6wSU0
Case12-Day7B
;;;彡ソ;;;ゝ);;));ヾ;;) ノ::;;ヽ;;;;ゞヽゝ'´ゞvゝ、7-ー<ヾ:'(゙'〆、,,;">-、7-ー<
ヾミ;ソ(;;;;;;フノハ:;:;ミ;;(;;;ゝヾミゞ(〆、,,;">>、;ヽ、:;;:y':/;:.バ:.:.:.:.:.:.`‐ヾミ;ソ
〃;;;彡;;i!;:i!|/〃;;;彡;"'ハ,,;)ヾ.:.:バ:.:.:.:.:.`‐ヽ:::;:;:::/:;;/ヾミ;ソ(;;;;;;フノハ:;)'.:
::':.,|:;;:i!;;i!;:i!|`ヽ\|;;レ;/;;'';;.:.:.:.:.:.゙:.~^:.:>ー.,!i!;;:;:;y'彡^.ゝミノノ:;ミ;;;'':.:.:.:.:
ヽ.:;};;:i!;;i!;:i!|;:;:;:;:);;;;;;/''ヽV/.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:l;;:;;;:;:|:.:.:.:.:);ソ.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
;:;:Y;;:i!::i!:;;:i!|v,l|V::从X、ノメ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;i:;:;;:l;:;:;://v、;;、八ゞ;:;:;:;:;:;
;:;:;:|;;:i!::i!;;:i!:|、lW:八ヘ{V::从ivヾ;;) :;:;:;;;;;:;:;:;v|;;::;!i!;|:;:;{;;{wX、从,!|lilXx,,、
;:;:;:|;;:i!;:i!;;i!;:|XゞV:从XゞViv:l;,ゝ);)'"  _从(i!;:;:;;:;|::;:;ゞヽiv,l|V::从X八
八ゞivXx::イ八X、 γ从Wwv~ '   __)ゞハ/;:;;:;;:;;:l;ミx;;,イiv:l;,イイ、八ゞv
iソゞiv,l|V::从|lililレ/X、w,,'~"  . ' ィイ、X|;::i!;::;;リ'ヾゞゞ, ;ミx、:l;,イイ、八
_、八ゞiv,l|iv:l;,イイ、八イ,,~=-  ,、   .,イivV|;;:i!;;:;;:|`:;;;;;ゝ);;));ヾ;;) iv,l|V
V从;、lW:八ヘ{V::从Xゞ       (:;ハ、;vvヾヘwゝ);;));ヾ;;) ノ 从X
ハ、;vvヾヘwゞ,,;;''~"       ー'^ゞ,イiv:l;,イイ、八ゞiv:l;,ゝ);;)川 ゚ -゚)

180 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:27:59 ID:.JYb6wSU0

lコ"何があった?"

(´<_`;)「岩場で釣りをしてたらわたつみの兵と出くわしてな」

<(' _'<人ノ「釣りをしている二人に気を取られていたので不意打ちで倒しましたが、
       付近の海中に仲間が……海中では追いかけるのも難しく、取り逃がしました」

lコ"むぅ……一応確認だが、今は移動中か?"

(´<_`;)「うむ。先程差し掛かった丘からC地区らしき街は確認している」

lコ"魔術で補強してるとはいえ、それくらい近くないと通信通らないよね、。とりあえず一度合流するかい?"

<(' _'<人ノ「はい。ですが私たちの恰好でC地区に入っても大丈夫でしょうか?」

lコ"うーん、弟者はともかく美和ちゃんは怪しいな。暗くなるまで待った方が無難か?"

lコ"その方がよさそうだね。僕らは今C-3地区市場にいる。市場の場所は街に入ればすぐわかると思う"

lコ"B地区最寄りの市場だからな。……なあ、ここに仲間呼んでも大丈夫か?"

<(' _'<人ノ「どなたかご一緒なんですか?」

lコ"例の組織の人だよ"

181 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:28:32 ID:.JYb6wSU0

(´<_`;)「えっ、マジですか? 随分あっさり接触できましたね」

lコ"実に都合よく接触できたよ。何かの罠じゃないかって不安になるくらいには"

<(' _'<人ノ「それは、その……大丈夫なんでしょうか?」

lコ"総合的に見て問題ないという判断になった。十中八九大丈夫さ"

lコ"おし、オーケー貰ったぞ。日が完全に落ちたら市場の8番倉庫まで来てくれ"

(´<_`;)「……それなんだが、できれば迎えに来て貰えないか?」

lコ"ん? どういうことだ?"

<(' _'<人ノ「累次くんが呼んだ式神に荷物を載せてるんです。流石にこのままC地区に入るのは……」

lコ"えっ、荷物持ってきてるのかい?"

lコ"マジか。あった方が助かるのは事実だが……どうしてそういう判断になった?"

(´<_`;)「山だからな、追手が掛かるにも猶予があると判断した」

<(' _'<人ノ「流石に何もないと、取れる選択肢が減ってしまいますから」

182 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:29:05 ID:.JYb6wSU0

lコ"ふむ、なるほどな。そういうことなら迎えに行くわ"

lコ"どうせなら台車借りて行こうか。さっき貴族ゴッコしてた君が荷運びしちゃ見咎める人がいるかもしれないし"

<(' _'<人ノ「貴族ゴッコ……?」

lコ"ま、情報収集の一環でな。そういうことなんだが、台車借りられるか? ……二つ返事とはありがてぇ"

lコ"ってこれ築地カートじゃないか。ここでも普及してるんだねぇ"

lコ"数は少ないが自動車も走ってたし妥当なとこだろ。外でも昭和30年代には普及してたって話だしな、築地カート"

(´<_` )「悪い、無駄話はその辺にして貰えるか。人気のない林道だからさほどリスクは高くないが……」

lコ"おっとすまん。それで、迎えに行くのは良いが……問題はどこで合流するかだな"

lコ"悩ましいところだね。林道抜けちゃうと流石に見咎められそうだ"

<(' _'<人ノ「かといって何も目印がないと……」

lコ"俺らと同じルートを歩いてるなら、林から抜ける手前に作業小屋があるはずだ。そこで合流しよう」

(´<_` )「わかった。他になければ交信終わるぞ」

lコ"おk"

183 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:29:39 ID:.JYb6wSU0

(´・_ゝ・`)「いやあ、通信繋がってよかったね」

(´<_` )「はい、ようやく一息つけた感じです」

<(' _'<人ノ「合流の目途も立ちましたし、なんとかなりそうですね」

(´・_ゝ・`)「正直な話、さっきまで生きた心地がしなかったよ」

(´<_` )「いや、まだ気を抜かないでください。いきなり敵と出くわす可能性はなくなってません」

<(' _'<人ノ「私が警戒していますので、大丈夫ですよ?」

(´<_` )「美和ちゃん、本職基準で考えちゃ駄目だ。気を抜いてたら逃げることすらできなくなるのが普通だからな」

(´・_ゝ・`)「それは……否定はできないかな」

<(' _'<人ノ「む……なるほど、一理ありますね」

(´<_` )「ゴールが見えて気が抜けた瞬間が一番危ない。月並みですが」

(´・_ゝ・`)「違いない。漁でもそういうことはあるからね」

<(' _'<人ノ「万事に通じますね」

184 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:30:12 ID:.JYb6wSU0
         r-.、                      _ ,  ‐- 、_,_,,,-..ヘ
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    ,..‐'"';__;.ノ                ,/ ,:'' ::, ゙':. ': .:' /.:' ,.: ,.... :' ;\
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   `ー '"  |., `  ゙':,i:; ゙;, ,::'  :, . |:::::;,_    .::.' .,:' ,.:キ
            |゙'::..,   '、,_; .,゙ :,  ':;..|  ゙' ::..._ /,r-、'   キ
         |    ,:| ‐- _ '::,  '::゙|::.._  ,.:'.`ヽ キ   ゙''::゙i,
            |゙':, `''ー'キ.:.:.:.r ` ― ^、....::'   ' ゙",`i、.゙i ,.,._., 'i,
            ヘ .,,._ ,;キ.:丿      ゙i、_   ,.:'  `''ー -、゙':'i,
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                                         `ー-、ノ

185 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:30:45 ID:.JYb6wSU0

(´・_ゝ・`)「いやしかし、式神ってのは便利なものだね」

(´<_` )「自動車ほどではないですけどね」

<(' _'<人ノ「それは……確かに」

(´<_` )「自動車に勝るのは小回りくらいか? 他は戦闘力も含めて一切勝てない」

(´・_ゝ・`)「あぁ……だから廃れちゃったのかな?」

<(' _'<人ノ「……否定はできませんね。自動車に勝るのは魔の者を相手にする時くらいでしょうか」

(´<_` )「こいつが自動車のぶちかましより強いとでも?」

<(' _'<人ノ「物理的な破壊力だけが強さではないということです。例えば、実体のない怨霊相手なら自動車は何もできません」

(´<_` )「……なるほど(怨霊とかもいるのか……)」

<(' _'<人ノ「私も、自動車を正面から受け止めることはできませんが。自動車に負けることもありません」

(´<_` )「まあ、操縦者狙うなりタイヤ狙うなりやりようはあるもんな」

<(' _'<人ノ「直線的な動きなら避けるのは簡単ですからね。窓くらいなら障害にはなりませんし」

(;´・_ゝ・`)「えぇ……ヤバ……」

186 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:31:19 ID:.JYb6wSU0

(´<_` )「まあ、こいつには美和ちゃんと同じことはできんだろうがな。側面から飛び掛かったところで吹っ飛ばされるのがオチだ」

<(' _'<人ノ「術には、術者の気質が色濃く出ます。……累次くんは、優しいですから」

(´<_` )「あー……式神の攻撃力がしょっぱいのは俺がヘタレだからか……」

(´・_ゝ・`)「いいじゃない、適材適所ってやつでしょ」

<(' _'<人ノ「まさに。この白虎は持久力に優れていますし、気配も読み難いです」

(´<_` )「なるほどな。確かにツルさんから聞いていたより維持の負担は軽い」

(´・_ゝ・`)「足音も静かだね」

<(' _'<人ノ「今の状況では高い攻撃力よりも余程助かります」

(´<_` )「まあ、そうだな」

(´・_ゝ・`)「戦闘になったら不安があるのも事実だけど」

<(' _'<人ノ「私がいますので。切り捨てるためのサポートをして貰えれば十分です」

(´<_` )「ああ、それくらいはな」

(´・_ゝ・`)(おしとやかな見た目や仕草によらずゴリゴリの力押し脳筋志向だよねぇこの娘……)

187 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:31:52 ID:.JYb6wSU0
【作業小屋】
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188 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:32:26 ID:.JYb6wSU0

<(' _'<人ノ「……まずいですね、中に人の気配が」

(´・_ゝ・`)「えっ」

(´<_` )「む」

<(' _'<人ノ「一旦そこの茂みへ。暫く様子を見ましょう」

(´<_` )「わかった」

(´・_ゝ・`)(気配とかわかるの凄いなあ……)



 ―――。

189 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:32:59 ID:.JYb6wSU0
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190 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:33:32 ID:.JYb6wSU0
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191 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:34:05 ID:.JYb6wSU0

(´<_` )(誰か出てきたようだな。このまま立ち去ってくれればいいが……)

<(' _'<人ノ「……」

(;´・_ゝ・`)「……」



/ ゚、。 /「……」



(´<_`;)(何だ? 何をキョロキョロしている?)

<(' _'<人ノ「……」

(;´・_ゝ・`)「……」



/ ゚、。 /「……」

192 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:34:39 ID:.JYb6wSU0

/ ゚、。 /「Increspate, fate eco e smascherate i miei nemici.」

<(' _';<人ノ「っ!!」



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       |l!1!|!l./ム―7 レ .レ  i| !i| !li| |i! |! |                |l!1!|!l
       |l!1!|.//ニ7/         .i| !li| |i! l:                 |l!1!|!l
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       |l!1!|!l    //          .| |                   | |l!1!|!l
       |l!1!|!l |  |/,イ,イ ,イ        | |                l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!   レレ //   ,ィ    |  |               l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!     /'  / .i    |  |i                   || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!       ./ /    .|/レ'i                || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!,      //     .|/|i | i              || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!i      ´       .|    l     /    .i    i.|| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!l    , イ      |i | |     И  /|     .l    l:|| |l!1!|!l
━━━━━━━━━━━レ'━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



(´<_`;)(美和ちゃん!?)

193 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:35:13 ID:.JYb6wSU0
                    |!
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 :| │ ! l,゙.l'"           |l|w/\
:l''''′゙‐'''" ゙''゙'j         \{w└´ /
:!ーッ .r‐┐┌┘         \´  彡x
  :| │ .l゙ !            >  ∠─
  ‘'''"./ . l           il}   }|
   ./ /           \{  └´ /
   .ヽ‐゛            \´  彡x
                  >  ∠─             .,i \
                 il}   }|               .\ ./  ,r、
                 \{  └´ /              .`゛ ,i" ./.
                 \´  彡x                 / . /
                  >  ∠─              . /  /
                 il}   }|               r'"  /
                 \{  └´ /             ヽ‐´
                  >  ∠─
                 il}   }|
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194 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:35:46 ID:.JYb6wSU0

¨ - ¨_‐ _
    ¨ - ¨_‐ _                                /|
        ¨ - ¨_‐ _                            /::::::|
            ¨ - ¨_‐ _                        /i:::::::::::|
                ¨ - ¨_‐ _         l\      /、:/::::::::::::|
                    ¨ - ¨_‐ _   、、 | \ハ ./!/i癶ァ::::::::::|
                        ¨ - ¨_‐ _`    ∨ |/l::ィ::::/^7
                             z¨ - ¨      〈j{/:::::::/
                          <             /::::::::::::/.     l\       /|
                              ̄ア      ムィ⌒7_   、、 | \ハ ./! /::::::|
                            / -=7   /^::::::::::::/. - ¨_‐ _`     ∨ |/l::::::::::|
                              / /レ^\::::::::::/.     z¨ - ¨      〈:::::::/
                             /<:::癶:}::::::::`:/   <           /::::/
                               「::::::::/!:::::/.         ̄ア       /::::/
                               |::::::/::l/          / -=7   /^::::/
                               |::イ:/            / /レ^::::/
                               |/                 /< |::::::/
                                                   |/

195 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:36:19 ID:.JYb6wSU0

三/ ゚、。;/「むっ!?」

<(' _';<人ノ三(外されたッ!? でも障壁は剥がした、畳みかけるッ!!)

/ ゚、。 /「Onde impetuose, trafiggete i miei nemici.」

                       ,                          ,
                /'゙       イ/  >''"/       /'゙
    イ/                  // >''"  ,/    ,       >''"/    ,,/
 //     ,,/       ,    +. /  /     /   /'゙      /  /     //
/´    >''"/      /'゙      /       /            />''"    /ィ     /リィ
   ,   ,/               /    >'゛          /´  >ィ         .//+
,' /  / *               /    >'',          ,       //         //ィ゙  > ´
/  /              /  >'' /'゙      /'゙      /ィ          /'゙  /
 > ゛                  ,  > ゛              ,    ´   / +            /   /
'゙            ,      /イ        ,       /'゙     / リ         /  >''゛
         /'゙         >ィ * /'゙              /   /         /> ''
                        //                  /  /                /
   ,             /ィ         ,        / > ´                  /
  /'゙  >ィ                        /'゙       / イ                    /    > ´
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   /ィ       >''"  ,/                                        / >''"
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          /    >''                      /   /

<( _ <人ノ「――」

196 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:36:53 ID:.JYb6wSU0
              ,./                           /              l,
、           /               _..-‐''.'".`゙゙´^"'''ー ..,,/                !
.l          /              ,/゛             / `゙'ー..、              !
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   .X      ,,ii   __         |      ./               ,illll゙   llll             \/
   / l     lllll,,iiiiill!!!′     .l゙    .,/              ,illll゙   lllll     iii、,,,,,  /'、
  ./   .l    lllll!!゙″       :!  . /   ,,,iiiiiiiil           ゙゙゙    .'llll,  .゙!!!! ゙゙,illl!゙’ / .ヽ
 /   ..l   .lllll _,,,,iiiill!!′    |./    ' ゙゙゙lllll,,,,,,、                ゙ ̄     illl!゙  /   ヽ
../    ..l.   lllllll!!!゙゙´     ./|     .,,iiiiilll!!!!!!゙                       /     .ヽ
/      .l,          . /   .l                                     /       .ヽ
       . l.       ,/゛    !                               /        l,
        ヽ    _/       l、                             /         ._,,コ-'''
            l. _/゛         !                             ,i′   ._,,.. -'''"゛   l
        .,/./            l                           ,i--‐'''"゛        ゙l、
      ,/゛  ヽ            l                        _,,,.. -‐''゙゙/
    /       ヽ               l                 _,,,.. -‐''''"゛    /
. _/゛         ヽ           ヽ      _,,,.. -‐''''"´             /
″            ヽ         __...んー'''''"´                    /
               __,......+-ー''''''^゙´    .ヽ                     /
──ヽ‐.''.''."゙゙゙゙´     ヽ             ヽ                    /

197 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:37:26 ID:.JYb6wSU0

三/ ゚、。 /「ほう?」

<(' _'#<人ノ三「獲ったッ!!」

                     -、
                   -、 `、l
           〈`'-ーー-'^ヽ `、l
            ヽ-''´~ソ /
               ,/ く
             _,.r' .,へ `ヽ
           =ニ-ー'´  `;、ノ

              \    |l|\    |l|w/\    |l|w\    |l|\    |l| \    |l|w/L ,r_/
  _________\\{w└ \\{w└ ¨ ´\\{w└ ¨\\{w└ ¨\\{w└ ¨\\{w└ ¨ ´ /________
  ___________                                            _______
                /´ヾ,  r、/´ヾ,  r、r/´ヾ,  r、r /´ヾ,  r、/´ヾ,  r、/´ヾ,  r、r‐|^`
                  //  }´  //  }´   //  }´   //  }´   //  }´  //  }´
                                                       ,ー-、
                                                       `l、_l    ,,-ァ
                                                           ,,.-''/
                                                      r、__,,.-''゙,,.-'´
                                                      ヽ_,rー'゙´

198 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:37:59 ID:.JYb6wSU0

(´<_`;)「なっ……!?」

(;´・_ゝ・`)「えっ……!?」

            :,:              (/)
            ノ霜斧ミx,゜      '´          _ノ(
           (圭圭圭{!'                (圭{
           寸圭圭イ :';'''                 '´⌒
           τ'{{7⌒∴:
            )/
         。∴{!                       _,ィ(。
        _,ィ(                       `'''´⌒'・
     ,ィ圭||ア '’    __                 ,ィ(____,ィ∵               ,ィ(_
     炸圭(       ,ィ升彡               ノ圭圭圭圭そ          。  佳圭心、_
      ⌒`寸ト、   ,{抄'⌒    ノ斧ミ、 o    ∴炸圭圭圭|iて ',∴ ・         _ノ佳佳佳て。
       ゜     ノ/        ⌒∴   ・ ノ(_ノ圭斥⌒',寸ミ、        ',.:,:・'`¨∵¨¨⌒´
     ,,、    //   ノ(          /少'⌒ `       ..,, _,.。x≦少"・       ,ィ(_∴_,:・・
  π_ノ心、_ノ(,炸||(   ,,.,⌒ ・っ  ∴ ・                 ;,,ィ炒⌒;.    c=≠二,ィ炸圭圭(;''
   )圭圭圭圭圭ア  ∴:¨'`   `                     ',∴ ・     ⌒ 寸筵τ'⌒``
 τ`Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx。、∴__            ノ廴_,ィ炸廴ィ
   )}圭圭圭圭圭そ `⌒'・    __,ィ圭掛x、∵      ,ィ炸圭少⌒'・
 _,ィ炸圭圭才寸圭廴。x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´      ⌒¨¨∵:・
   ⌒`寸ト、∴`寸ミ、 ∵:・
      `寸そ:¨'`沁っ

199 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:38:32 ID:.JYb6wSU0

<(' _'メ<人ノ(今のは……ッ!?)

/ ゚、。 /「……なるほど、わたつみの兵が遅れを取ったというのも頷ける」

(´<_`;)(こいつは……!)

(;´・_ゝ・`)(まさか……追っ手!?)

<(' _'メ<人ノ(不意打ちを仕掛けてこれでは、少々分が悪いですか……)

(´<_`;)(不意打ちした美和ちゃんが逆にダメージを負った……信じられんが、相手との力量差があるということ!)

(;´・_ゝ・`)(待って待って、ヤバいんじゃないのこれ!?)

<(' _'メ<人ノ(最後の一撃、あちらは明らかに対処できていなかった。これは何かカラクリがありますね)

/ ゚、。 /「だんまりか、まあそれも良い。法の下に逮捕を遂行するまで」

<(' _'メ<人ノ(……ここは、時間を稼ぎますか。真理男くんが来てくれれば、カラクリごと押し切れるはず)

(´<_`;)(む、美和ちゃん。……見に回るつもりか? なら、こちらも機を見極めようか)

(;´・_ゝ・`)(はわわわわわ)



 ―――。

200 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:39:42 ID:.JYb6wSU0
            :,:           :(::)
            /⌒''⌒) :,,゜      '         ,,,,,,,
           (:::::::::::::::!'                 (::::::)
           ヽ::::::::';'''                 ''``   。
           τ'::/ .;:
            )/
         。            '  、       ;: 。
                               `'''`~''・    ' `
     f''`⌒(     ,,,,               !:(',,,,、              ::,,,,,、...
     ,!,,,、(     /::τ             ノ:::::::::::::::::)          。  !::::::::::`! 、
 :.、          !:::(     ノ::`!   o   (::::::::::::::::::τ            (:::,,;,;,、; 。
       ゜     (/      ⌒・ .   ・、;::::::::::::;;.;`` ''
     ,,、..   //   ノ'          //'''`'`'` `       ..,,.. _,,,.、 ・         ,, ...:・..
  π /;::::::::(,.,.(;;;::::(   ,,.,  ・っ                    ;,;;( ):::::;.    c::── '`'''::::::::::;''
   ):::::::::::::::::::::::::::/  '''''`   `        '`                     ⌒ ` !.:::τ'' ``
 τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ               :'`'``:!
   (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`'    、,:'::::::`:::,,,,        !:::::ノ         ・
 :::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"

201 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:40:15 ID:.JYb6wSU0

<(' _'メ<人ノ「くっ……!」

/ ゚、。 /「さあ、大人しく逮捕されろ」

<(' _'メ<人ノ(ふむ、実力はほぼ互角、前衛後衛の差でこちらが有利。なのに、最後の一線で返されますね)

(´<_`;)(くそっ、どっちも速すぎて機が見えん……!)

(;´・_ゝ・`)(WAWAWA!)

/ ゚、。 /「Onde morbide, afferrate i miei nemici.」

<(' _'メ<人ノ「祈念流――」

(;´・_ゝ・`)「!?」

(´<_`;)(これは――!)

202 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:40:49 ID:.JYb6wSU0
 l │    、 ,i′     ,{                           \,           ヽ\ て
ノ  |   ., llノ|゛       l                          \           ヽ ヽ/  !
\ !   メ/ . ,i'!       /                              ゙h、         ゙l、   .!l
 ..l.| ./  ./ │      !                             ゙i,゙'i、         l   / l_z¬r
  .リ ./  / . iゞ      !                           _-‐==l...lヽ、       .しイ .ヽ
   ,イ / i l゙       l                         _,,..-一ー¨¨   _l ヽ..ヽ            从__
  '/ !゛  lゝ      l                     -┬'''"´  _,,,.. --・''' ̄´  l ゙ly ヽ,         } ハ
  ./ /   .l゙       .!                 _,,.. -;;ニニ-ー'''゙゙゙´          l .゙乂 \           ∪ l /!
 / /    !、      ,!         _...;;;;ニニー''''"゛                     !  .l  .ヽ           ∨{
│/    .、 !     │    _,,.. -''^゙´                         l  l   .\           |
/./    从 }      !  -‐'″                               l,  .l    ヽ,       │
!/    N ヾl       │                                        !  l    ヽ
/    . !           ,!                                         !  ∧    ヽ
!     l        !                                    ! lハ       ヽ
 .|!、   .l       |                                     ! . l       .ヽ  /
  |,ヽ   〔       !                                     !  !       /
  )._ ヽ  l       !                                        ! /   ._/゛
   ヽ ヽ  !      │                                     ! ! , /
   .ヽ .`-ゝ      l                                     ,! '“゛
 ィて  L            !                                     ,..-'"               _
  )ン  )         !                               ,..-'"                _..-'゙//
   ム  .l           !                           ,..-'"゛                i.て
  |ハ   l        !                          _..-'"゛                _.. -''''" ._..-'´
      │        !                      _.. -'"                 ,..-‐"゛   _..-'゛_そ
      'l./         .l               _,, -''"゛                  _,, て|,!  -‐='゙′ て
      .ヽ           l             _,, ‐'"゛                    , て¨ ̄l}     ̄ ̄
     、  !         |.     .._,, ー''"゛                      ゙,゙ニ=―'||
     .l'、 .|            |,,.. -‐''"゛                     -‐¬¨¨¬--'"゛    l′
      ! ゙'ゞ  ._,,,.. -ー'''"゛                       て-‐==            l

203 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:41:23 ID:.JYb6wSU0

(´<_`;)「……」

人(´<_` )「四神転輪、救急如律令!」

     ゙ミ::::::::::::::::::::::ゝ                                         ,,ィ":::::::::::::::彡"
     ミミ:::::::::::::::::::::::ゝ                                     ,,,ィ":::::::::::::::彡"
      ゙ミミ:::::::::::::::::::::ゝ、'、                               _,, ‐":::::::::::::::彡"
        ゙ミ::::::::::::::::::::::::::ゝ_                          _,, ‐"´::::::::::::::::::彡
         ゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::ゝ_                    _,,,, ‐"´:::::::::::::::::::::::ミ彡
         ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ               _,, ‐"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ゙
.         ミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ          _,, ‐"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ゙゙
          ゙ミミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ--......,,__,,,, ‐"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙゙
           `゙゙゙゙゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::::.................::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙
             `゙ミミ:::::/:::://::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミミ゙゙
        ___,,,,,,,,,,-‐""/:::/:::/::::/:::::/;;;;;;;;;;;;;ミミミミミミミ゙゙゙
        ヾ;;;;;;;;;;;;;;;/::/::::::/::::::/:::.:::/;;;;;;;;;;;:: : : : : : .::::゙l
           _,/:::/::::::::/::::::::/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;:::.:.:.:.:.:.:.:.::::ヽ
          `゙゙゙゙゙゙‐‐--‐‐ッ‐''"´:::::::::::::::::::::::::::;:‐"´´``ヾ::|
               ,,,ィ´::::::::::_;;::‐ュ:::::::::::::ノ      ヾ
.              ,ィ::::,. ‐ "´ ,ィ":::::::::/
              /./"    ,/,;:::-‐"´
              /./    //
              .// 、  ,//
             ノン'  ヾ 〃
            ,ィ'/_,../从|
          ノi〕_..| 、_ノ' ||
         ノ''´l.ノ |.|     '
          //  |
          "   '

204 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:41:57 ID:.JYb6wSU0
【林道】
;;;彡ソ;;;ゝ);;));ヾ;;) ノ::;;ヽ;;;;ゞヽゝ'´ゞvゝ、7-ー<ヾ:'(゙'〆、,,;">-、7-ー<
ヾミ;ソ(;;;;;;フノハ:;:;ミ;;(;;;ゝヾミゞ(〆、,,;">>、;ヽ、:;;:y':/;:.バ:.:.:.:.:.:.`‐ヾミ;ソ
〃;;;彡;;i!;:i!|/〃;;;彡;"'ハ,,;)ヾ.:.:バ:.:.:.:.:.`‐ヽ:::;:;:::/:;;/ヾミ;ソ(;;;;;;フノハ:;)'.:
::':.,|:;;:i!;;i!;:i!|`ヽ\|;;レ;/;;'';;.:.:.:.:.:.゙:.~^:.:>ー.,!i!;;:;:;y'彡^.ゝミノノ:;ミ;;;'':.:.:.:.:
ヽ.:;};;:i!;;i!;:i!|;:;:;:;:);;;;;;/''ヽV/.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:l;;:;;;:;:|:.:.:.:.:);ソ.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
;:;:Y;;:i!::i!:;;:i!|v,l|V::从X、ノメ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;i:;:;;:l;:;:;://v、;;、八ゞ;:;:;:;:;:;
;:;:;:|;;:i!::i!;;:i!:|、lW:八ヘ{V::从ivヾ;;) :;:;:;;;;;:;:;:;v|;;::;!i!;|:;:;{;;{wX、从,!|lilXx,,、
;:;:;:|;;:i!;:i!;;i!;:|XゞV:从XゞViv:l;,ゝ);)'"  _从(i!;:;:;;:;|::;:;ゞヽiv,l|V::从X八
八ゞivXx::イ八X、 γ从Wwv~ '   __)ゞハ/;:;;:;;:;;:l;ミx;;,イiv:l;,イイ、八ゞv
iソゞiv,l|V::从|lililレ/X、w,,'~"  . ' ィイ、X|;::i!;::;;リ'ヾゞゞ, ;ミx、:l;,イイ、八
_、八ゞiv,l|iv:l;,イイ、八イ,,~=-  ,、   .,イivV|;;:i!;;:;;:|`:;;;;;ゝ);;));ヾ;;) iv,l|V
V从;、lW:八ヘ{V::从Xゞ       (:;ハ、;vvヾヘwゝ);;));ヾ;;) ノ 从X
ハ、;vvヾヘwゞ,,;;''~"       ー'^ゞ,イiv:l;,イイ、八ゞiv:l;,ゝ);;)川 ゚ -゚)

205 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:42:31 ID:.JYb6wSU0

( ´_ゝ`)「さて、もうちょいで到着するが」

爪゚ー゚)「どうでもいいけど、操縦うまいね?」

( ´_ゝ`)「耕運機とかで慣れてるからな」

爪゚ー゚)「え、耕運機と似てるのかい?」

( ´_ゝ`)「近いっちゃ近い。小型特殊らしいといった趣」

爪゚ー゚)「ふむ、なるほどね」

( ´_ゝ`)「……ところで、気付いてるか?」

爪゚ー゚)「まあね。あれ、管理局かな?」

( ´_ゝ`)「ギコが監視着けてる可能性もゼロではないな」

爪゚ー゚)「……ゼロではないけど、高くはないね」

( ´_ゝ`)「うむ、だいたいそんな感じ」

爪゚ー゚)「殺るかい?」

( ´_ゝ`)「……うーむ。どうしたもんか」

206 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:43:04 ID:.JYb6wSU0

爪゚ー゚)「ふむ? 放置しておいて良いとも思えないけど」

( ´_ゝ`)「合流して叩くべきか、ともな」

爪゚ー゚)「あー……確かにその方がいいかな?」

( ´_ゝ`)「一人でも逃がしたら大惨事だからな。一網打尽にするなら戦力が多い方がいい」

爪゚ー゚)「一理ある」

( ´_ゝ`)「というわけでこのまま前進だ」

爪゚ー゚)「了解」

( ´_ゝ`)「言うまでもないと思うが、警戒は怠るなよ」

爪゚ー゚)「もちろんさ、君の童貞を貰うまで死にたくはないからね」

( ´_ゝ`)「童貞の証拠はないし、仮に童貞だったとしても貴様にはやらん」

爪゚ー゚)「絶対童貞でしょ。タカさんとかガガーランさんに絡まれてそうな童貞臭がする」

( ´_ゝ`)「Theガッツ知ってるとか何歳だよ……」

爪゚ー゚)「ブーメラン乙」

207 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:43:38 ID:.JYb6wSU0

爪゚ー゚)「おや? 何だか特徴的な鳥がこっちに来るね」

( ´_ゝ`)「む……? あれって……弟者の式神か?」

爪゚ー゚)「何かあったのかな?」

( ´_ゝ`)「……そういうことだろうな。何もなきゃ荷運びさせてるはずだし」

爪゚ー゚)「あっ、戻ってく。……どうする?」

( ´_ゝ`)「予定変更だ。一旦停めるから、地流さんはこれ持って走ってくれ」

爪゚ー゚)「君はどうするんだい?」

( ´_ゝ`)「追っ手を待ち伏せ。敵なら狩る」

爪゚ー゚)「……これ持ってっちゃっても大丈夫なのかな?」

( ´_ゝ`)「持ってかないと意味がない。式神加勢させてないってことは、加勢できないほどの戦闘だってことだ」

爪゚ー゚)「そんな戦闘に嘴挟む自信ないんだけど……慣れた武器ならともかく」

( ´_ゝ`)「牽制になりゃ、あとは美和ちゃんが何とかするっしょ。こっちは無理そうならどうにか足止めだけしとく」

爪゚ー゚)「まあ、追っ手が敵なら逃がすわけにはいかないしね……あっち何とかして戻ってくるしかない、か」

レ ^∀^)「……」

208 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:45:21 ID:.JYb6wSU0
                                     |.l
                                     l .|           /
                        \            ! }        //
                         \\        .,, / │   .,i / /
                          \ \    i、 巛  !  , '/./  /
                            \ `.-、 l`、|   !/ 〃 ,/
                             \ `'-.ゝ         ./ //
                         _..-'"゛ .ッ \             / /
                         _ / ._..-''____Z                 ̄'''―--z__
                 ──==二二二__         、.      r────────
                  / _/´      _.;;彡-ッ     '、.ヽ,   .,,,,、 \
                / ,/       '"´  / ,.. /    ヽ .ヽ.  ..\¨''ーニ;;、、
              ,/./           ,.;;ン‐″./   .,    l  .゙!l>、.  \   ´
               ,/,/          ,..广   ./.,v /!  .i'i.|.l   ヽ`'-、. `'-,
             /,/           "     .,i./ |./ ,!  l゙ リ !    ヽ.  `'-、\
         /./                  〃  i}′|  l   .l    .ヽ   `'''ゝ
       /,./                   ,i″     !  ,!   .l     .ヽ
      .,ノ./                    l′    │ /    l      ヽ
    .,ノン゛                           | /     .}      .ヽ
   ,ノ/                             |/      l       l,
  .,ノ./                               |′     !          l,
..,i'/                                       ,!           l
./                                         !           l
                                          !            l
                                          !            !
                                          !          |
                                         l             !
                                         !           !
                                         l           !

209 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:45:54 ID:.JYb6wSU0

三<(' _'メ;<人ノ「くうっ!」

/ ゚、。 /「貰ったッ!」

¨ - ¨_‐ _
    ¨ - ¨_‐ _                                /|
        ¨ - ¨_‐ _                            /::::::|
            ¨ - ¨_‐ _                        /::::::::::::|
                ¨ - ¨_‐ _         l\      /::::::::::::::::::|
                    ¨ - ¨_‐ _   、、 | \ハ ./!:::::::::::::::::::::::|
                        ¨ - ¨_‐ _`    ∨ |/l::::::::::::::::::/
                             z¨ - ¨      〈:::::::::::::::/
                          <             /::::::::::::/
                              ̄ア        /::::::::::::/
                            / -=7   /^::::::::::::/
                              / /レ^:::::::::::::::/
                             /<::::::::::::::::::::::/
                               |::::::::::::::::::/
                               |::::::::::::/
                               |::::::/
                               |/

/;゚、。 /「っ!? これは――」

人(´<_`;)「……」

210 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:46:27 ID:.JYb6wSU0

<(' _'メ<人ノ「ふう……助かりました」

(´<_` )「これくらいしかできないがな。どうやら、手打ちの魔術程度なら問題なく完封できるらしい」

/ ゚、。 /「結界術師だったか……面倒な組み合わせだ」

(´<_` )「物は相談なんだが、ここらで終わりにしないか? 2対1で……五体満足で勝てるとは思ってないよな?」

/ ゚、。 /「問題ない。面倒だが、それだけだ」

(´<_` )「……致命傷への確定カウンターのカラクリ、大体見えてきたと言ってもか?」

/ ゚、。 /「……ハッタリだな」

人(´<_` )「試してみるか?」

/ ゚、。 /「……」

人(´<_` )(兄者達が想定通りに動いてくれれば……!)



草ー゚)
草草草

211 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:47:01 ID:.JYb6wSU0

爪;゚ー゚)r=≡=
      ジャキッ
三/;゚、。 /「っ!?」



         |  /        |  / ,                                __
      ,\__ノし//     \__ノし// 、      ___   __    _   __ __    / /
    /  )/⌒ヽ(_  __)/⌒ヽ(_ ',      7 /ン )  / /    /,イ |   /,イ|./,イ.|    / /
     ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄   ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄   ./ /ン)  / /_.   //7| // | './ | |   .L/
    ´  /⌒|「⌒\    /⌒|「⌒\.      ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ∠フ            __
                    |  / ,                  ___   __    _   __ __    / /
                    \__ノし//´                     7 /ン )  / /    /,イ |   /,イ|./,イ.|    / /
             |  / ,, )/⌒ヽ(_                   / /ン)  / /_.   //7| // | './ | |   .L/
             \__ノし// ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄                 ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ∠フ
           )/⌒ヽ(_ /⌒|「⌒\
          ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄
         ´  /⌒|「⌒\




/;゚、。 /「ぐはっ……!! Vapore, esplodere e nascondermi.」

212 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:47:34 ID:.JYb6wSU0
          r'⌒ヽ.           '⌒ .
          (     )           ヽ...ノ⌒:
           )ノ´              )ー'
          (               ,             ( )
    ..ノ⌒ヽ   ,                    , '⌒ヽ
   (      }                      (    ノ          r'⌒ヽ.
   ,ゝ.   人                       ,ゝ ⌒ヽ        (     )
  (    、  `ヽ.         ..ノ⌒ヽ.      (     `⌒ヽ      )ノ´
   ヽ       r '⌒ヽ     (    ノ       ヽ   ..    .ノ     (
     ) .ノ、  ノ   .人    ノ   (         )'   Y´        ,
    (     (   、   )〜'⌒ヽ   )'⌒ヽ、  ノ⌒    人..ノ⌒ヽ
     ヽ                  (                   ⌒ヽ
      (        ノ         )                      }
                  ..'⌒       )'                ..ノ



<(' _'メ<人ノ「煙幕!?」

(´<_` )「ちっ、判断が早い。地流さん、あいつの魔力はどっちに?」

爪;゚ー゚)「どうやら逃げ出したみたいだ」

<(' _'メ<人ノ「むぅ……咄嗟に追撃できずすみません。まさかいきなり撃つとは……」

(´<_` )「兄者はレモナの護衛ですか?」

爪;゚ー゚)「いや、彼は追っ手と接触中。だから急いで戻らないと」

(´<_`;)「何だって!?」

213 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:48:08 ID:.JYb6wSU0
         r-.、                      _ ,  ‐- 、_,_,,,-..ヘ
        ノ゙'::,ノ                 , -.. ''" ..:' .::' ,.:'.. ゙';: .`'.!
    ,..‐'"';__;.ノ                ,/ ,:'' ::, ゙':. ': .:' /.:' ,.: ,.... :' ;\
   ,r´゙':,r'´        _,, -―,, '',::'.:' '  ゙':   ゙':ヾ ::. '::, ::, ,._ 、 i,,.〉
  /_,., ′     _ - ´ ,:' .:' .:;' ;::'   ,.::::;,  ゙:.   ';, ゙':...゙ `'' _ .. `!
  ,l゙''"|    ,, -";: ゙;,  ::;' .; ':, .';:   '  ゙':,   ':.   '':;,、:, r' ヽ  ヘ
  .|':;,:'、  / .! :, ':,    ゙ ; ,;'  .゙  ゙' ,'   .,   :   ,r `i ':,_  ノー '
  ' , . ,:'`´,::'_,イ':.,   '; ,.:' ,;'  :;   ψ     ':  ゙.:.゙  ,:' i  ゝ-'
   `ー '"  |., `  ゙':,i:; ゙;, ,::'  :, . |:::::;,_    .::.' .,:' ,.:キ
            |゙'::..,   '、,_; .,゙ :,  ':;..|  ゙' ::..._ /,r-、'   キ
         |    ,:| ‐- _ '::,  '::゙|::.._  ,.:'.`ヽ キ   ゙''::゙i,
            |゙':, `''ー'キ.:.:.:.r ` ― ^、....::'   ' ゙",`i、.゙i ,.,._., 'i,
            ヘ .,,._ ,;キ.:丿      ゙i、_   ,.:'  `''ー -、゙':'i,
             l\゙'' ''゙ノ/                ̄ `' ‐ 、._、';  \\
             | ., , T:ノ                  ベ   ,) ;'ヽ._
           ゝ'_,ノ                    ゝ、_ノ \   )゙.´`;
                                         `ー-、ノ

214 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:48:41 ID:.JYb6wSU0

( ´_ゝ`)ノ「よう、早かったな」

爪;゚ー゚)「ふう、無事だったようだね」

<(' _'メ<人ノ「真理男くん、追っ手とやらは?」

( ´_ゝ`)「まさかの浦島隊だった。見慣れない奴が備品のカート使ってるから気になったんだと」

爪゚ー゚)「えぇ……それって本当だろうね?」

(´<_` )「兄者の読心技術があるとはいえ、まさか鵜呑みにしたのか?」

( ´_ゝ`)「あっちの口からギコの名前が出たからな、ギコが泳がされてるんでもなきゃ大丈夫だろう
      これは地流さんにしか伝わらないだろうけど、レモナにも確認したし」

爪゚ー゚)「ふむ、であれば問題はなさそうだ」

<(' _'メ<人ノ「ギコというのが、通信で仰っていた浦島隊の方ですか?」

爪゚ー゚)「そうだよ」

( ´_ゝ`)「ところで、そっちはどうなったんだ?」

(´<_` )「刺客らしき男と戦闘になったんだが、取り逃がした」

(;´_ゝ`)「えっ、マズイなそれ。美和ちゃんでも仕留めきれなかったのか……」

<(' _'メ<人ノ「面目ないです……」

(´<_` )「インチキ臭い絡め手を持ってる相手で、攻めきれなかった。地流さんが不意打ちしてくれて助かったよ」

215 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:49:15 ID:.JYb6wSU0

(;´_ゝ`)「そうなると、立ち話してる場合じゃねーな。8番倉庫に急ぐぞ」

爪゚ー゚)「だね。町に入る前に管理局員の警戒網を敷かれちゃ、身動きが取れなくなる」

<(' _'メ<人ノ「荷物、積み込みました!」

( ´_ゝ`)「弟者、運転頼む。俺と美和ちゃんで盛岡さんとレモナ背負ってササッと町まで入る」

(´<_` )「……運転嫌だとか言ってる場合でもないからな、了解。朱雀に上空から偵察させとく」

<(' _'メ<人ノ「レモナさん、乗ってください」

レ;^∀^)「は、はい」

( ´_ゝ`)「盛岡さんも」

(;´・_ゝ・`)「わ、わかった」

( ´_ゝ`)「地流さんはカートに追走して、周囲の探知を。少しでも異変あれば通信くれ」

爪゚ー゚)「任されよう」



 ―――。

216 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:49:48 ID:.JYb6wSU0
【8番倉庫】
{__].:| | | | | l\\\:|\||/||\\\\\\\/ | :| :|//\\\\\\.| |\\  | | |  //| |
{__].:| | | | | | | |\\|\||/||\\\\\\/:| :| :|//\\\\\\\ | |  \\| | |//  | |
{__].:| | | | | | | | 「|\|\||/||\\\\\/  :| :|//\\\\\\\\、| |    \| | |/    | |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\\\/| :| :|//\\\\\\\\_、- | |_─ ̄| | | ̄─_| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\\/  | :|// \\\\\\\ _、<ニ=:| |_‐‐ ̄| | | ̄‐‐_| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|l\\/ :| :|// \ \\\\\ ,、<ニ=- .::| |\\  | | |  //| |
{__].:| | | | | | | | | | | |\||/|| l:/  | :|// \\\\\\.,、<ニー   : : :| |  \\| | |//  | |
{__].:| | | | | | | | | | | |/||\l/ :| :|//\\\\\\ _、<ニ=-     _ =:| |    \| | |/    | |
{__].:| | | | | | | | | | | |\|l / | :|//\\\\\\,、<ニ=ー      _ = ̄ | |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
込ヘ,| | | | | | | | | | | |i::/ | :|//.::| | | \\\ ,、<ニ=-    _ = ̄___   | |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
(し' .) | | | | | | | | | | |/| |  |//| | | | | | | | \/ニ=-' ̄|l  _ = ̄_ ‐' ̄ |   | |\\  | | |  //| |
≧≦ニニニニニニニニニ::|/| l_//ニニニニニニニニニニ:|=-「  __,|l= ̄   |     |   | |  \\| | |//  | |
  \  ||  /  :.:.::|/|//|: : : | |: : /: :\: : |: :||_ =  ̄||    .:|   _ ┘ー| |    \| | |/    | |
    \||/   : :.:|/||\||: \| |/: : : : : :\|:=||´ :/|:||    └T「=  ̄: : | |_  -‐| | |‐‐-   .| |
¨¨¨¨~¨~||¨¨¨¨~¨¨~゙|\||/||¨¨¨| |¨¨¨¨¨¨¨¨¨:|: :|| : || |:||__ == ''^| |: : : : : ::| |_,   -| | |─--  | |
      ||     : :|/||\||: : : | |: : : : : : : : : :|: :||: _|| |:||'"´   : :| |: : : : : ::| |\\  | | |  //| |
==|¨~¨¨¨~¨¨゙|===:=:|\||/||==| ̄|=========|'"||´ |/.:||: :.:  i´ ̄ ̄ ̄`i: :| |  \\| | |//  | |
  |  匚] 匚]|  : : |/||\||: : |  |: : : : : : : : : |: :||: :.: :.::_||:| ̄ ̄|____|: :| |    \| | |/    | |
  |  匚] 匚]|  : : |\||/||: : |_|: : : : : : : : : |: :||___γ⌒'|    |´ ̄ ̄ ̄`|: :| |--‐‐…| | |…─--| |
==|  i|¨¨¨¨¨:|i====:|/||\||====||=========|:ァ⌒V:ハ::::{===={====}: :| |--─…| | |…─--| |
  |  i|=====:|i   . .:|\||/||: :| ̄ ̄|: : : : : : ⌒i|::::::::|:::::::|:::|    |        |: :| |\    | | |    /| |
_|  i|     |i__,|/||\||: :|    |: : : : : :|:::: ||::::::::|:::::::|:.:{===={====} | |\\  | | |  //| |
/ ̄└──┘ ̄\|\||/|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ゝイ乂__ノ_ノ__|    |        |_,,| |_\\| | |//_| |
 ̄ ̄¨/: : : : : `、 ̄ \  ̄ ̄    . . . . . . . : : : : : : : : : : : :  ̄ ̄≧=‐-‐=≦:;j|_|二二\| | |/二二| |
 ̄ ̄/    . .:`、 ̄ ̄\      . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : ::;.:,:;.:,:;.:, ̄””¨¨¨”””” ̄ ̄

217 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:50:22 ID:.JYb6wSU0

(´<_`;)「ふう……どうにか無事にたどり着けたか」

( ´_ゝ`)「ああ。だが、ここからが問題だ」

(,,゚Д゚)「すぐに捜索が始まるだろう。悪いが、長期間庇い切れる自信はない」

爪;゚ー゚)「そりゃ、そうだろうね。3人……いや、実質4人が人相割れちゃってるし」

( ´_ゝ`)「なら、だ。ここは逆に打って出るしかないだろう」

(´<_`;)「それは……何か勝算があって言ってるのか?」

( ´_ゝ`)「浦島隊が掴んでいる中で、管理局のサーバーに繋がっている端末の情報があるらしい。
      末端はともかく、支部単位の連絡は意外にもこいつで取っているらしいから……あとはわかるな?」

(´<_`;)「……なるほど。欺瞞情報流しまくって引っ掻き回そうってわけだ」

( ´_ゝ`)「そゆこと。E地区に向かったことにでもしちまって、その隙に山まで逃避行できればベスト」

<(' _'メ<人ノ「そううまく行きますかね……? もちろん、累次くんの技術は心配してませんが」

爪゚ー゚)「まあ、上手くキマっても平坦な道ではないだろうね。とはいえ――」

( ´_ゝ`)「他に名案があれば飛びつくぞ。何かあるか?」

(´<_` )「……ないな。残念ながら」

( ´_ゝ`)「みんな、異論はないな? ……よし、準備して管理局施設にGOだ!」

218 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:50:55 ID:.JYb6wSU0

(;*゚ー゚)「えっ、正気なのこの人たち……!?」

(;,,゚Д゚)「これが……外の人間……!」












  Case12「海色の声」
  Day7B「発覚」

                          To be continued...

219 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:51:29 ID:.JYb6wSU0
Case12-Tips11 観測者

|::━◎┥「情報:ゲストアカウントとしてログイン成功」

*(‘‘)*「おっしゃああ!! 検索:聖印!」

|::━◎┥「検索結果:1件」

*(‘‘)*「スクリーン!」

|::━◎┥「状況を表示します」

*(‘‘)*「……なにこれ、キャンプ?」

*(‘‘)*「ま、まあそっか、やられちゃったんでもなきゃ生活しなきゃだもんね?」

*(‘‘)*「魔力探知:異界全体 ソート順:魔力降順」

|::━◎┥「結果を表示します」

*(;‘‘)*「うわっ、ヤバいねこれ。見つかったら絶体絶命……!」

|::━◎┥「メッセージ受信:教授」

*(‘‘)*「……うーん。……うーーーーーーーーーーん」

|::━◎┥「メッセージを表示しますか?」

220 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:52:02 ID:.JYb6wSU0
Case12-Tips12 C地区最強の男

/ ゚、。 /「おい」

(;1兵1)「だ、ダイオード曹長! ……!? そ、そのお怪我は!?」

/ ゚、。 /「……不覚を取った。少尉殿に連絡。敵は4名、薙刀使いの白い女、結界術師の地味な男、散弾使いの暗殺者。もう1名は詳細不明。
      1対1なら負けんが、各々が油断ならない実力を持っている、と」

(;1兵1)ゝ「はっ! 復唱しま――」

/ ゚、。 /「不要だ、早く行け。詳細は追って連絡すると伝えろ」

(;1兵1)ゝ「了解!」

(;2兵2)「曹長! 肩をお貸しします、早く医務室へ!」

/ ゚、。 /「ああ、すまないな……」

(;2兵2)「しかし……信じられません。正面戦闘ならC地区最強の曹長が、このようなお怪我を……」

/ ゚、。 /「詳細不明の1名を警戒していたが、もう1名潜んでいたのが計算外だった。
      少尉殿なら察知できたのだろうが……これが生まれの差というものか」

(;2兵2)「はい、いいえ曹長殿! 少尉殿では察知はできても生存はできなかったでしょう!」

/ ゚、。 /「……それは否定しない。それほどの手練れだった」

221 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/01(水) 21:52:35 ID:.JYb6wSU0
今回はここまで

222名無しさん:2024/05/01(水) 21:54:03 ID:t4hj2ZGg0
乙だ

223名無しさん:2024/05/01(水) 22:51:19 ID:P08KPJrw0
乙乙なんだか面白そうな敵が来た
>結界術師の地味な男
地味に酷い事言ってる

224名無しさん:2024/05/04(土) 00:31:09 ID:/K1GQ9MQ0
乙!

225名無しさん:2024/05/05(日) 16:58:11 ID:evOVz1dA0

後方支援職は地味な方が怖いような気もする

226名無しさん:2024/05/08(水) 15:14:18 ID:Y5EAIMkk0
乙乙
ヘリカルがめっちゃ頑張ってるけど教授からのメッセージかぁ
続きが楽しみ

227 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:28:39 ID:WUIiGwUQ0
>>222,224
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」

>>223
∬´_ゝ`)「単なる事実だが?」

>>225
(´・ω・`)「正直それはあります」

>>226
(‘_L’)「相変わらずみたいですね、彼女は」

228 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:29:46 ID:WUIiGwUQ0
前回のあらすじ
・ってこれ築地カートじゃないか。ここでも普及してるんだねぇ
・最後の一撃、あちらは明らかに対処できていなかった。これは何かカラクリがありますね
・……なるほど。欺瞞情報流しまくって引っ掻き回そうってわけだ


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

229 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:30:20 ID:WUIiGwUQ0
Case12-Day7C
|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|
|                                    |                                    |
|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|
|                                    |                                    |
|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠≠米≠|
|                                    |                                    |
|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
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|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|
|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X|

230 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:30:54 ID:WUIiGwUQ0

(´<_` )"人目を避けて近くまで来たは良いが……本当にうまくいくのか?"

( ´_ゝ`)"基本的に外敵はいないわけだから、そもそも警備の経験知不足だし気も緩んでいるのが道理。
      最近は浦島隊が活動してるって言っても、外の工作員やテロリストと比べりゃお遊びレベル。ギコ達には悪いがな"

爪゚ー゚)"ふむ、一応周囲に結界は張られているようだ"

( ´_ゝ`)"流石にその程度はな。だが、恐らく下水道までは警戒されていないはず"

(´<_` )"はず、ねぇ。下水道なんか、何なら化け物でも蔓延ってそうだけどな。汚水も一応水だし"

( ´_ゝ`)"無論そんな状態だったらプラン変更。とりあえずは人目に着かなそうなマンホール探して中の様子を調べる"

爪゚ー゚)"正直、下水道とかご勘弁願いたいけどねぇ……一番無難そうなプランなんだから仕方ないね"

( ´_ゝ`)"うむ、無論俺だって嫌だ。名案があるなら出してくれ、弟者"

(´<_` )"ねーよ。あったらとっくに言ってる"

( ´_ゝ`)"というわけで、まずはマンホール探し。スタートだ"



 ―――。

231 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:31:27 ID:WUIiGwUQ0
                    _,,、、-‐‐‐‐- 、.,_
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      ,`.    ,:゙ \/\/\/\/\/\/ . ゜,..   ',
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.      ;.     ,゜./\/\/.┌──‐┐_/\/\/゚,    :
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.       !.   { /\/\/`゚|     .|../\/\/ヽ}.   i
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..     ´,.   ゚:,_/\/\/\/\/\/\/ヽ,:゙.   ,'
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                  ´''‐- 、、.,,_____,,..、、-‐ ''`

232 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:32:01 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"よし、ここなら人目に着かなそうだ"

(´<_` )"工事中の看板は立てたぞ"

爪゚ー゚)"ククク、なんだか楽しくなってきたね"

( ´_ゝ`)"流石だな。俺は楽しいというより過去の仕事思い出してちょい落ち着いた"

(´<_` )"あー、わかるわ。何度もやってるからな、工事看板。急に日常感出てきた"

爪゚ー゚)"ふ、リラックスできたなら何よりだ"

( ´_ゝ`)"ああよ。焦ってしくじるリスクは下がった"

(´<_` )"朱雀、屋上に到着したぞ。マジで上はがら空きなのな"

( ´_ゝ`)"そりゃ、警戒する対象がいねーからな。中世の軍隊が対空警戒しないのと同じ"

爪゚ー゚)"この距離でも操れるってのは便利なもんだね。僕も習ってみようかな?"

(´<_` )"どうでしょうね、距離については俺の適性が大いに影響してそうなんで"

爪゚ー゚)"ふむ、まあ今度試しに教えてよ"

( ´_ゝ`)"よっと"

233 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:32:34 ID:WUIiGwUQ0
                 _,,.. -──‐-.._,,、、-‐‐‐‐- 、.,_
              ,. =二三三三_、-'' `          ´''‐ ,_
             , ===三三三_、‐`.        __,,,,,__.         ´'‐,_
.           =三三三三 、 `.    ,   '"´ \/\´"'  ,..    ^ _
        ,ニ三三三三、`.    , ゛..\/\/\/\/..゜ 。.     ´ ,
.        =ニ三三三三,`    , '゙ \/\/\/\/\/. ゜。   ´_
      ,i三三三三二,`.    ,:゙ \/\/\/\/\/\/ . ゜,..   ',
.      i三三三三二,′.  ,: \/\/\/\/\/\/\/...゚,...  '
.     i三三三三三.;.     ,゜./\/\/.┌──‐┐_/\/\/゚,    :
     |三三三三三゙!.   ; . \/\/\ |     .| \_/\/\. ;     i
      |三三三三三 !.   { /\/\/`゚|     .|../\/\/ヽ}.   i
     |三三三三三 ,     ゚, \/\/\_.└──‐┘\/\/\._,゜    ;
.     l三三三三三 '.     ゚,/\/\/\/\/\/\/\/.,'     ,′
..     =三三三三ニ´,.   ゚:,_/\/\/\/\/\/\/ヽ,:゙.   ,'
.       =三三三三ニ´_     ゚ , _/\/\/\/\/\/\. '     _`
.         =三三三三三^、    ゜ , _/\/\/\/\/\ ゜    、`
         =三三三三二' _      ' ., '\/\/\/,. '゛.    _ `
          =三三三三ニ´-._.      ´ ' ー----‐ ''"       、‐`
             =三三三三ニ´‐、,_                 _,、‐'`
             ` ==三三三三ニ''‐- 、、.,,_____,,..、、-‐ ''`
                 `` ‐-----‐ '"´

( ´_ゝ`)"おし、既に悪臭漂ってるが入るぞ。地流さん、探知に反応あったらすぐ教えて"

爪゚ー゚)"了解"

(´<_` )"……気は進まないがしゃあないよなぁ"



 ―――。

234 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:33:08 ID:WUIiGwUQ0
【下水道】
  \ :  #  '   #; : . .       \ :  #  '   #; : . . . . : ;#   '  #  : /        . . : ;#   '  #  : /
#;, ; \ " ;  '  ;,  ',; ;:. #;,   ;  \ " ;  '  ;,  ',; ;:..:; ;,'  ,;  '  ; ゛ /  ;   ,;# .:; ;,'  ,;  '  ; ゛ /  ;
;; #;. ;_  __ , ; '  ; .   .   #;.  ; _   __, ; '  ; ._ ..__ . ;  ' ; , _ __  ;  .;#   . _. ;  ' ; , _ __ ;
 ̄ ̄  i ̄   ̄ ̄   ̄  ̄ ̄   ̄ ̄  i ̄   ̄  ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄ ̄  i ̄   ̄ ̄ ̄  ̄   ̄   ̄ ̄  i ̄ ̄
      |                    |              ;;:゙´       √...:    ;,.#,.;,.,,,.,' .,                |
 ;.,;.,;    ;,._z;.,;;   ;.,;';.  ;;.,##;;.       l                    ;,.;'' ;,..,, '' |
 メ;,;  l              ;,'';.,"'" ;,.; ,; ;                       l                        !
      |.   ;. ;,.'                   :              ;.,;.,;    ;,._z;.,;; |......;.,;';.  ;;.,##;;             :
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          ;;,#    ::';、;;,''           |                      ;. ;,.'..|                    |
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   ''.,;..|.         ;;;;;;;,.'       "".,;,,゙|.       ;,';                   l    ::';、;;,''
      :                         i                       |                    :
      |              ;.,';.''' '.,;                                                 | ';
      |                    |         ;.,';.,  ;;;;.            i                         !
      |                  ;,.;,';.,'...... !.     ;.,;;.,;z=-               :                         :
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      |                    |                       |         ;,.;,';.,'           ;.,;;.,;z=-
 ̄ ̄ /  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ /  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄   ̄ \  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ \  ̄
 ̄  :| ̄     ̄ ̄   ̄  ̄      ̄    :| ̄    ̄ ̄   ̄  ̄     ̄    ̄  ̄ ̄ :| ̄     ̄ ̄   ̄  ̄      ̄    :| ̄
ー ~゚= ~゚=- ^~゚ ゜-= ~゚=- ゜^~゚- =゚^~  - ー~゚~゚=  =-゚^ ~゚゚ ゚゚゚~  ^゚~-=~゚~゚゚゚=-  ゚~ ~- =~゚ -ー^~゚= ゚゚~ ~゚ ゚^~=-
-  =  -    ―=  ≡  =  ―    _   -  =  -    ―=  ≡  =  ―    _  -  =  -    ―=
 ー = -   _ ― _   =    -  _ -  =   ー = -   _ ― _   =    -  _ -  =  ー = -   _ ―
      _ =  ≡  = -       _ -=   ≡        _ =  ≡  = -       _ -=   ≡       _ =  ≡
   _ =  ≡ = _ =        ― = _        _ =  ≡ = _ =        ― = _       _ =  ≡ = _

235 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:33:42 ID:WUIiGwUQ0

(;´_ゝ`)「うへ、くっさ」

(´<_`;)「下水道のメンテしてる人達、改めて凄いな……」

爪;゚ー゚)「ちゃっちゃと抜けちゃおう。とりあえず灯り」

     \|/
    ― ○ ―
( ´_ゝ`)∩「ほい」

(´<_` )「方向は……あっちか」

爪゚ー゚)「あってると思うよ」

( ´_ゝ`)「地流さん、今のところ探知は問題ないよな?」

爪゚ー゚)「問題なし」

( ´_ゝ`)「んじゃ、行くぞ。さっさとオサラバしないと体調崩しそうだ」



 ―――。

236 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:34:15 ID:WUIiGwUQ0
┌──────────────────────────────────────┐
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237 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:34:48 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)「ふむ、流石に柵くらいはあるか」

(´<_` )「距離的にはそろそろ敷地に入るくらい、か」

爪゚ー゚)「結界は……あるにはあるけど、経年劣化してるね。この程度なら簡単に誤魔化せそうだ」

(´<_` )「鍵開けはいけそうか?」

( ´_ゝ`)「余裕だな、やはりというか申し訳程度でしかない」

爪゚ー゚)「正直助かるね、長居したくないし……よし、結界の方はこれでオッケー」

( ´_ゝ`)「おし、鍵も開いた。いくぞいくぞー」

爪゚ー゚)「順調すぎるくらい順調だねぇ」

(´<_` )「ですね、油断しないで行きましょう」

( ´_ゝ`)9m「高度に柔軟な警戒を維持しつつ臨機応変に前進」

(´<_` )「それ駄目なやつじゃねーか……」



 ―――。

238 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:35:22 ID:WUIiGwUQ0
【出口】
  \ :  #  '   #; : . .       \ :  #  '   #; : . . . . : ;#   '  #  : /        . . : ;#   '  #/ ̄ ̄ ̄ ̄\
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;; #;. ;_  __ , ; '  ; .   .   #;.  ; _   __, ; '  ; ._ ..__ . ;  ' ; , _ __  ;  .;#   . _. ;  ' ; ,_\      /
 ̄ ̄  i ̄   ̄ ̄   ̄  ̄ ̄   ̄ ̄  i ̄   ̄  ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄ ̄  i ̄   ̄ ̄ ̄  ̄   ̄   ̄ ̄  i====
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.  ,'.... |..  メ           ;;,'.,'    |               ;,.';,,,,.., ..,                          l
   ''.,;..|.         ;;;;;;;,.'       "".,;,,゙|.       ;,';                   l    ::';、;;,''               ====
      :                         i                       |                    :.
      |              ;.,';.''' '.,;                                                 |====
      |                    |         ;.,';.,  ;;;;.            i                         !
      |                  ;,.;,';.,'...... !.     ;.,;;.,;z=-               :                         :.====
      i                    :                                            i.;.,';.,  ;;;;
      |                    |                       |         ;,.;,';.,'           ;.,;;.,;z=-
 ̄ ̄ /  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ /  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄   ̄ \  ̄ ̄    ̄   ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ \  ̄
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   _ =  ≡ = _ =        ― = _        _ =  ≡ = _ =        ― = _       _ =  ≡ = _

239 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:35:56 ID:WUIiGwUQ0

(´<_` )"お、これじゃないか?"

( ´_ゝ`)"恐らくそうだろう。とりあえず登るか"

爪゚ー゚)"……パッシブ探知では、近くに魔力の多い人間はいなさそう"

( ´_ゝ`)"よっ、ほっ、一番上まで行ってもう一度探るぞ"

爪゚ー゚)"そうだね"

(´<_` )"ふむ……"

( ´_ゝ`)"最上段到達。……周囲に物音はなし"

爪゚ー゚)"……魔力も、大丈夫そうだ"

( ´_ゝ`)"それじゃあ、機を逃さないようビビらずパパっといくか"

(´<_` )"怖いな……"

( ´_ゝ`)"最悪速攻でとんずらこくから、心の準備だけよろしく"

爪゚ー゚)"ああ"

(´<_` )"わかってる"

(;´_ゝ`)"それじゃ、開けるぞ……!"

240 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:36:29 ID:WUIiGwUQ0
【倉庫?】
                       /"'' ‐- ,,.._
                     /  |      "'' ‐- ,,.._
                   /    |            "'' ‐- ,,.._
                 /      |                  "'' ‐- ,,.._
               /        |              ' ‐- ,,.._      "'' ‐- ,,.._             .:'"゙:.:゙
             ./          .|        ーー''''"゙゙ |     "'' ‐- ,,.._      "'' ‐-      |/:;,':,:;.,:.,
            /      〆|    .|        |_,,,、--''"゙゙' ‐- , ,.._       "'' ‐- ,,.._   |  ,";'.:.:;”:;,`:;,':,”:;:;
   ”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;.....|     〃  |    .|    .∩         ‐- , ,.._  " '' ‐ - , ,.._       "'' ‐. :;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"ノ
   ,"ノ'.:;ノ'.:.:;”:;,` | >、  |_ソ    .|    | |                      " '' ‐ - - , , .. |,`ヽ|/:;,':,:;.,:;.:∨
.   :∨//.:";'/.:.:.| | 丿          .|    .∪         ┌ ,,.._                 |.. :;.:'";|'ノ.:.:;”:;,`:;:i
 イイイイイイイイイイイイイ             .|              |       ||"'    ┐      |. ;\i;|i;/:,:;.,:;.::i;i;
 |         .| .|             .|              |       ||     |       .| . :".:i;i|.:';'.:.:;”:|:i|.;,
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 |  |   .0|  | .|             .|              |       ||     |       .| . ".:i;i|.:';'.:.:;:i;i||”:;,
 |  |    |∩ | .|             .|              |       ||     |       .|. :;,i;;i|;'.:.:;”|:i;i|.:;l:;
 |  |    |.|.| .| ミ、、          .|              |       ||     .|       .| . '.:.:|iii|;”" :i;i|.|i;,`::
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    """""""""""""""         """""""""""""""""""""             \       \

241 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:37:02 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"……よし、付近に気配なし"

爪゚ー゚)"探知もクリア"

(´<_` )"ここは……倉庫、か?"

( ´_ゝ`)"幸いこれも鍵はしょっぱそう、中入って着替えとかしよう"

爪゚ー゚)"ああ、この恰好のままじゃ臭いで即バレだし……"

( ´_ゝ`)"ただの物陰とかより安心して作業できる、ツイてるぜ"

(´<_` )"ツキを使い果たさなきゃいいがな……"

( ´_ゝ`)"おし、開いた"



 ―――。

242 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:37:36 ID:WUIiGwUQ0
【倉庫】
           ... . .. . .. . ................... ..................................
             : : .:: . .:.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::.: .: .:
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                 :: : .: .::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::. :.
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243 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:38:32 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"ふぅ、これで一息つけるな"

爪゚ー゚)"一息つくのは着替えと消臭済ませてからにしよう。……これ、ほんとに消臭剤で何とかなるのかな?"

(´<_` )"どうでしょうね……見える汚れは基本アウターで止まってるとはいえ、怪しい気がしますが"

( ´_ゝ`)"……入念に消臭剤漬けになるしかないな。とりあえず、判定できるように鼻の中洗っとくか……"

爪゚ー゚)"ところで、なんで二人とも顔を背けているのかな?"

( ´_ゝ`)"インナーまで脱ぐわけじゃないとはいえ、ジロジロ見るもんでもないだろ"

(´<_` )"右に同じです"

爪゚ー゚)"えー。まあ確かに腋毛とか剃れてないから恥ずかしいけどさ"

( ´_ゝ`)"だからこそ、見て欲しいって? 状況考えろよ?"

(´<_` )"そういうの本当によくないと思います"

爪゚ー゚)"えー"

( ´_ゝ`)"えーじゃない。さっさと着替える"

(´<_` )"真面目にやってください"

爪゚ー゚)"大真面目なんだけどなあ……まあいっか"



 ―――。

244 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:39:05 ID:WUIiGwUQ0
【俯瞰マップ】
 _____________| 門 |_____________
 | ____________ (人) ._____    _____ ..|
 | |                    |    |       |    |        |  |
 | |                    |    |       |    |  倉庫  |  |
 | |                    |    |       |    |        |  |
 | |                    |    |       |    |____|  |
 | |      事務棟?      |    | 倉庫?....|    _____  .|
 | |                    |    |       | ..(マ)...|        |  |
 | |                    |    |       |    |  倉庫  |  |
 | |                    |    |       |    |        |  |
 | |                    |    |       |    |        |  |
 | |___________. |    |_______.|    |____|  |
 ̄                                               |
門 (人)                     (マ)                     |
_ ____________...    _____    _____ .|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |      格納庫?      |    | 宿舎?....| ..(マ)...| 宿舎?....|...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |      (ヘリ)         |    |       |    |       |...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |                    |    |       |    |       |...|
 | |___________ .|    |_______.|    |_______.|...|
 |                    (人) .                        |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 門 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

245 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:39:39 ID:WUIiGwUQ0

(´<_` )「朱雀との視界共有で見た限りこんな感じだな」

( ´_ゝ`)「式神有能すぎるだろ……今度から仕事で使おう」

爪゚ー゚)「なるほど、やっぱり手前にあったマンホールは避けて正解だったみたいだね」

( ´_ゝ`)「ど真ん中だもんな。まあ警備は門前にしかいないようではあるが」

(´<_` )「時折見回りもいるようだ。緩んじゃいるが無警戒というわけでもない」

( ´_ゝ`)「さて、どうするか。良い場所あったお陰で熟慮できるな」

爪゚ー゚)「お目当ての端末はたぶん事務棟っぽいビルだろうね」

(´<_` )「噂のヘリは格納庫っぽい建物の屋上だ。位置的には近いな」

( ´_ゝ`)「うーん……西側の見張りが不安だな」

爪゚ー゚)「意識は外に向いてるだろうけど……微妙なとこだよね」

(´<_` )「すっかり夜中ですからね。おかげで通行する人は少ないですが、逆に言うと目立つ」

( ´_ゝ`)「ちなみにビルもまだ灯りは点いてるのか?」

(´<_` )「ガンガン点いてるぞ。この場で深夜まで待つのも手かもしれん」

爪゚ー゚)「うーん、難しいところだね。どうする、リーダー?」

( ´_ゝ`)「うーむ……」

246 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:40:14 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)「……よし、待とう。近場で単独行動してる奴がいれば襲撃、IDカードとかあれば強奪、で夢の臨界」

(´<_` )「ギコさんの用意してくれた衣装でコスプレしちゃいるが、IDは検められたらバレるからな」

爪゚ー゚)「だし、機械警備の可能性もあるからね」

(´<_` )「突破は可能でしょうが、あった方が楽はできますね」

( ´_ゝ`)「機械警備……入退室くらいならいいが、閉館でフロアとかビル全体にかけられると面倒だな」

(´<_` )「む、それは確かにあるな。そうなると……今行った方がマシか?」

爪゚ー゚)「んー、やっぱ誰か一人とっ捕まえたいね。その辺の情報がないとやらかしそうだ」

( ´_ゝ`)「だな。カロリーバーでも食いながら機会を待つか」

(´<_` )「問題は、そろそろ式神の維持が厳しい。発見は二人に任せても?」

爪゚ー゚)「ん、まあ……大丈夫じゃないかな?」

( ´_ゝ`)「あくまで近場に来た奴を察知するだけだからな」

(´<_` )「んじゃ、一旦解除するぞ。……ふう」

爪゚ー゚)「お疲れ。何なら少し寝ておくかい?」

(´<_` )「……すみません、そうさせて貰います。流石に魔力使いすぎました」

( ´_ゝ`)「今日のうち何時間も式神出してそれで済むんだから、師匠のツルさんもビックリしそうだ」

247 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:40:47 ID:WUIiGwUQ0

爪゚ー゚)「個人差でかいよね。僕の念話もそうだけど」

( ´_ゝ`)「ほんと、適性ってあるんだよな。ギコ達も念話使ってみて燃費の悪さに苦い顔してたし」

(´<_` )「俺らに至ってはほぼ使えないもんな、念話。何でも満遍なく使えるハロルドさんやっぱおかしいわ」

爪゚ー゚)「あ、寝る前にカロリーバー食べとくかい?」

(´<_` )「そうですね、頂きます」

( ´_ゝ`)「起きたら鉄火場でしたとかありえるしな」

(´<_` )「縁起でもないこと言うなよ」

爪゚ー゚)「いや、ここ敵地だからね? いつどうなったっておかしくはないさ」

( ´_ゝ`)「ま、だから食えるうちに食っとこうってことよ」

(´<_` )「ああ、そうだな」

爪゚ー゚)「はてさて、待ってみてどうなるか……」



 ―――。

248 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:41:21 ID:WUIiGwUQ0
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   .  __ |ロロ|/  \ __ |ロロ|/  \ __ |ロロ| __..|ロロ|/  \
   _|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
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249 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:41:54 ID:WUIiGwUQ0

(´<_- )「ん……」

( ´_ゝ`)「おう、起きたか」

爪゚ー゚)「丁度今、捕まえた奴から情報抜いたとこだよ」

(´<_` )「首尾よく行ったんですね。起こしてくれてもよかったのに……」

( ´_ゝ`)「ちょっとでも魔力回復させといてもらわにゃ、いざという時困る」

爪゚ー゚)「そういうことさ。結界も出せませんじゃ不安しかないからね」

(´<_` )「それなりに回復しましたよ。……で、情報はどうだった?」

( ´_ゝ`)「機械警備はなし。物理鍵、監視カメラはあるが、リアルタイムで監視はされてない」

(´<_` )「ふむ。鍵開けの時間がかかりそうなのだけが難点か」

( ´_ゝ`)「あとは、完全に消灯してからだと灯りがネックになるから、早めに乗り込みたい」

爪゚ー゚)「弟君も起きたことだし、早速行こうか」

(´<_` )「ちょっと待ってください、先に朱雀飛ばします」

( ´_ゝ`)「ああ、頼む」



 ―――。

250 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:42:28 ID:WUIiGwUQ0
【管理局施設】
                           只 只
                            | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
                |  []  []  []  []  []  []  []  | ロ
                |                        |  |
        ┌―――|  []  []  []  []  []  []  []  | ロ___________
    ┌―|      |                        |  | = = = = = = = = | || | | || |_
三三三三三三三三三三三] ]   []  []  []  []  []  | ロ = = = = = = = = | || | | || |┴┐―┐
 __________|                   |  |______=_|_||_|_|_||_|  |  |
                     | ]  []   ┌―――――――┬―――┐_ | ∩ ∩ ∩ ∩ ll  |  |
               |         |              |二二ヽ二二ヽ 三三三三三| ̄ ̄|   |
               |   []   [|              |||冂l_g|_ _|g ∩ ∩ ∩ | 「| 「||   |
               | . . .   |             _|||_| |     |_|_|_.|_| .|_|....|_|」_|.||__|
               |       {叮 六‐r┬┬┬‐f7六ヘ _ヒl__ヒ!=== ‘=“==========
               |       └ヽ゚ノノ┴宀┴乍{ヽ゚ノノー┴――┘

251 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:43:02 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"ふむ、ササッと行けば気取られなそうだな"

(´<_` )"なによりだな。ってかマンホールから侵入できた時点で思ってたがザルぅ"

爪゚ー゚)"それこそなによりじゃないか。外の軍事施設基準で警備なんかされちゃ、逃げ帰るより他なかったし"

( ´_ゝ`)"竜宮会も外ではやってるだろうにな。安全地帯であるという心の隙はこうまで響くものか"

(´<_` )"身につまされる話だ"

( ´_ゝ`)"いざという時は式神で攪乱頼むぞ"

(´<_` )"勿論だ"

爪゚ー゚)"その保険あるのもでかいなあ。多少怪しまれたくらいだったらもっと怪しいものが出てくれば意識から外れるってね"

( ´_ゝ`)"式神、ほんと有能"

(´<_` )"ツルさんには足むけて寝れないな"

爪゚ー゚)"まあその手を使う事態にならないことを祈るけど"

( ´_ゝ`)"それはそう。警戒体勢敷かれちゃ後がなくなるからな"

(´<_` )"そうなったらプランBか……マジでやりたくないが"

爪゚ー゚)"そうかい? それはそれで楽しそうだよ"

252 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:43:52 ID:WUIiGwUQ0
【事務棟? 1F廊下】
                          \.      |
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253 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:44:34 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"うん、普通に正面開いてたし受付嬢とかもいない感じ"

(´<_` )"あとは下手に人と出くわさなければ満点だな"

爪゚ー゚)"狙いは最上階の所長室っぽい部屋で変わらず?"

( ´_ゝ`)"一旦は。一般の事務端末より色々やりやすいだろうし"

(´<_` )"電気点いてたし、消灯されてる部屋から事務室探す方が無難じゃないか?"

( ´_ゝ`)"流石の弟者でもゼロからハックは時間かかるだろ。所長からパスワード抜く、これが一番早いと思います"

爪゚ー゚)"夢の臨界様々だねぇ……"

(´<_` )"不本意ながら、かなり頼ってしまってはいますね……"

( ´_ゝ`)"便利すぎるからしゃあない。道具は道具、作者とは関係ない"

爪゚ー゚)"いやベプレーゴの檻は作者ベッタリだし、それに附随する夢の臨界もかなり作者と関係あると思うけども"

(´<_` )"後で実は裏で借金膨らんでました、とかならなきゃ良いですけどね……"

( ´_ゝ`)"素人の俺らは雨霧ジャッジを信じるしかねー"

254 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:45:08 ID:WUIiGwUQ0
【事務棟? エレベーター】
                     ▽ 囗囗囗囗囗囗囗囗囗囗 △
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                 |  ||          |          ||  |
                  |  ||         |         ||  |
                   l.   ||         |         ||    .|
                    l:   ||        |        ||    :l _
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                |:   ||       |       ||   :| |Ц|
                 |     ||       |       ||     | |△|
                  l    |l           l           ||     | |▽|
                   |    |l           l           ||    | ̄
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               |   ||           |           ||   |
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255 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:45:42 ID:WUIiGwUQ0

(A管A)

(;´_ゝ`)"おっと"

(A管A)「あ、お疲れ様です。夜勤ですか?」

( ´_ゝ`)「お疲れ様です。そうなんです、急に呼ばれてしまって」

(A管A)「ありますよねー、頑張ってください。失礼します」

( ´_ゝ`)「はい、ありがとうございます」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)"おし、のりこめー"

爪゚ー゚)"わぁい"

(´<_`;)"一瞬ヒヤッとしたわ"

(;´_ゝ`)"俺も内心バクバク"

爪゚ー゚)"良いスリルだねえ"

256 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:46:15 ID:WUIiGwUQ0
【事務棟? 8F廊下】
                          \.      |
________   ________.    | ̄ ̄| |
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|      〔i|      ||   |,/    /                     \||    |
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|     ||.  //./      /                          \,|
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./

257 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:46:49 ID:WUIiGwUQ0

(B管B)

(;´_ゝ`)"むっ"

(B管B)ペコリ

( ´_ゝ`)ペコリ

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)"おけ、行くぞ"

(´<_` )"意外と怪しまれないもんだな"

爪゚ー゚)"弟君が人見知りっぽくそっぽ向いてくれてるのが大きいかな、双子は流石に厳しい"

( ´_ゝ`)"メイクはしてるがマジマジ見られると微妙だからな"

(´<_` )"今の自分の顔見てないから何とも言えん"

爪゚ー゚)"造形変わるほどじゃないけど雰囲気は普段以上に違うね。愚かな方と地味な方だっけ?"

( ´_ゝ`)"その言い方やめろ"

(´<_` )"ああ、道理で兄者はいつもより3割増で"

( ´_ゝ`)"3割増で、何だ? おい?"

爪゚ー゚)"3割増で軽薄な感じ?"

258 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:47:22 ID:WUIiGwUQ0
【事務棟? 所長室前】
                         所長室
     _______________________________
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259 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:47:56 ID:WUIiGwUQ0

( ´_ゝ`)"うむ、やはり所長室であっていたらしい"

爪゚ー゚)"中の魔力は一つ。一般的な魔術師レベル"

(´<_` )"朱雀は近くまで移動させたぞ"

( ´_ゝ`)"んじゃ、頼むぜ地流さん"

爪;゚ー゚)"……いやー、流石に緊張するね"

( ´_ゝ`)"頼むからニヤケたりしないでくれよ? 絶対だぞ?"

(´<_` )"心配するとこそこか?"

爪゚ー゚)"ん、まあ任せてくれたまえ。顔に出さずに達するのは得意だ"

( ´_ゝ`)"ひでー特技もあったもんだ"

(´<_` )"兄者こそしくじるなよ? 一撃で狩れないとプランB不可避だからな"

( ´_ゝ`)"地流さんが怪しまれなきゃ何とかなるはず。弟者がタイミングしくっても厳しいが"

(´<_` )"二人のお陰で余計な緊張はしてないから大丈夫だと思うぞ"

爪゚ー゚)"ひでー特技のおかげだね"

( ´_ゝ`)"そうか?"

爪゚ー゚)"そうだよ"

260 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:48:29 ID:WUIiGwUQ0



 コンコンコン...



(   )「ん? 入っていいぞ」

爪゚ー゚)「失礼します」

(@長@)「君は――」



 カツーン!



(@長@)「ん?」

261 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:49:03 ID:WUIiGwUQ0

爪;゚ー゚)9m「ひぃっ!? 窓に、窓に!!」

(;@長@)「む――何っ!?」

     ゙ミ::::::::::::::::::::::ゝ                                         ,,ィ":::::::::::::::彡"
     ミミ:::::::::::::::::::::::ゝ                                     ,,,ィ":::::::::::::::彡"
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         ゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::ゝ_                    _,,,, ‐"´:::::::::::::::::::::::ミ彡
         ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ               _,, ‐"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ゙
.         ミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ          _,, ‐"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ゙゙
          ゙ミミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ--......,,__,,,, ‐"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙゙
           `゙゙゙゙゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::::.................::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙
             `゙ミミ:::::/:::://::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミミ゙゙
        ___,,,,,,,,,,-‐""/:::/:::/::::/:::::/;;;;;;;;;;;;;ミミミミミミミ゙゙゙
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             ノン'  ヾ 〃
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          ノi〕_..| 、_ノ' ||
         ノ''´l.ノ |.|     '
          //  |
          "   '

262 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:49:37 ID:WUIiGwUQ0
                                              /////////
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                /ム―7 レ .レ                          ///
                 //ニ7/                           //
              /' ̄7/                        /
                //           |
                /'   __          i|    ‘   /
                /´ > ,.イ     i|     ,  /  ‘
                ´ ̄  /_/     i!|  '  ./
                       //      .|i|   / ,
                //          |!し//
                ̄ |/,イ,イ ,イ      `ヽ  て_     ̄    _                   ̄
    ――         ̄.レレ //   ,ィ ―  } (____    __   _―― ̄__
 ___         __ /'.  / } ―   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ――           ― ___
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263 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:50:37 ID:WUIiGwUQ0
               _  [][]
              |  |
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              |  ___|
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                ̄
                        `
                         \ ,,_人、ノヽ
                          )ヽ    (
                       - <       >─
                          )     て
                         /^⌒`Y´^\
                                         __
                                        |__|
                                                /\
                                              / /
                                         ___/ /
                                         |___/

264 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:51:10 ID:WUIiGwUQ0

(;@長@)「が……!?」



 ガクッ!



(;´_ゝ`)b"うっし!"

d(´<_`;)"ナイス"

爪;゚ー゚)b"完璧だね"

( ´_ゝ`)"んじゃ、俺は所長からパス抜くわ"

(´<_` )"その間に準備しとく"

爪゚ー゚)"外の警戒は任せて"

( ´_ゝ`)"……すげーやりやすいなこのチーム"

(´<_` )"ハロルドさんもそうだけど、二人ともできないとこ埋めて貰えると安心感が違う"

爪゚ー゚)"ん、引き抜きかい?"

( ´_ゝ`)"あっ、そういうんじゃないんで"

(´<_` )"うちの収入でフルタイム3人は貧困行きです……"

爪゚ー゚)"世知辛い……"



 ―――。

265 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:51:44 ID:WUIiGwUQ0



        ( ´_ゝ`)
        /⌒   ヽ (´<_` )
        | |     /   \
        | ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ   ヽ
  ____|. |. ヽ  FMV   ヽとニ__)
      ⊂ u) ヽ_____ヽ/



(´<_` )"おし、必要そうな重要情報は粗方抜いたし欺瞞工作も完了、あとは逃げるだけ"

爪゚ー゚)"鮮やかな手際だなあ。感心するよ"

( ´_ゝ`)"だろ?"

(´<_` )"何故兄者が得意顔なんだ……"

爪゚ー゚)"ふふ。それより早く脱出しようよ"

( ´_ゝ`)"だな、さっさとオサラバといこう"



 ―――。

266 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:52:17 ID:WUIiGwUQ0
【管理局施設】
                           只 只
                            | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
                |  []  []  []  []  []  []  []  | ロ
                |                        |  |
        ┌―――|  []  []  []  []  []  []  []  | ロ___________
    ┌―|      |                        |  | = = = = = = = = | || | | || |_
三三三三三三三三三三三] ]   []  []  []  []  []  | ロ = = = = = = = = | || | | || |┴┐―┐
 __________|                   |  |______=_|_||_|_|_||_|  |  |
                     | ]  []   ┌―――――――┬―――┐_ | ∩ ∩ ∩ ∩ ll  |  |
               |         |              |二二ヽ二二ヽ 三三三三三| ̄ ̄|   |
               |   []   [|              |||冂l_g|_ _|g ∩ ∩ ∩ | 「| 「||   |
               | . . .   |             _|||_| |     |_|_|_.|_| .|_|....|_|」_|.||__|
               |       {叮 六‐r┬┬┬‐f7六ヘ _ヒl__ヒ!=== ‘=“==========
               |       └ヽ゚ノノ┴宀┴乍{ヽ゚ノノー┴――┘

267 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:52:51 ID:WUIiGwUQ0

爪゚ー゚)"む、進行方向に大きい魔力が"

( ´_ゝ`)"……これまで通り。何食わぬ顔でやり過ごす"

爪゚ー゚)"オーケー"

(´<_` )"意外なほど通用してしまって驚いている"

( ´_ゝ`)"平和ボケって怖いね"

爪゚ー゚)"最初は某北の国みたいなの想像してたから、意外っちゃ意外だけどねぇ……"

(´<_` )"そうですよね"

( ´_ゝ`)"侵入も脱出も想定しなくていいならまあそんなもん"



 ザッ...



/ ゚、。 /「……!」

268 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:53:24 ID:WUIiGwUQ0

爪;゚ー゚)「「あっ……」」(´<_`;)














  Case12「海色の声」
  Day7C「情報奪取」

                          To be continued...

269 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:54:47 ID:WUIiGwUQ0
Case12-Tips13 粉骨砕身

ミサ ^ー^)ト「屈辱ですわ」

( ´W`)「ああ、なんとおいたわしい。限界を超えて舞えば破滅、その程度のこともわからないとは何とも可愛らしいのでしょう」

ミサ ^ー^)ト「るせー、わたくしの限界はわたくしが決めますの」

( ´W`)「ククク、それでこそ我が主! その輝きのなんと美味たることか……!」

ミサ ^ー^)ト「……次は仕留めますわよ」

( ´W`)「そうですね、そろそろ痛み分けにも飽いてきたところです」

ミサ ^ー^)ト「やはりあの神器が厄介ですわね。神話に語られるだけはありますわ」

( ´W`)「まあ、我らが神も苦笑いをしたというほどの逸品でありますれば」

ミサ ^ー^)ト「我らが神? わたくしは何も信じませんわよ」

( ´W`)「ククク、サブロウ様しか信じない、の間違いでは?」

ミサ ^ー^)ト「あら、あなたのこともほんの1mmくらいは信じておりますわ? 我が従者」

( ´W`)「心にもない台詞、大変有難く。この白髭、より一層の粉骨砕身をお約束しましょう」

ミサ ^ー^)ト「粉骨砕身してもすぐ治る化け物がよく言いやがりますわ」

270 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/10(金) 23:55:21 ID:WUIiGwUQ0
今回はここまで

271名無しさん:2024/05/11(土) 06:06:22 ID:Hnrad4P.0
おつ

272名無しさん:2024/05/11(土) 22:14:43 ID:3nMDiaWw0
乙乙
朱雀便利なの、強いキャラ手に入れてゲームの後半が前半よりうんと楽になる現象に似てる

273名無しさん:2024/05/14(火) 21:06:39 ID:uFxALLOk0
乙!次話はダイオードとの激戦必至やーー。

274名無しさん:2024/05/16(木) 19:37:10 ID:7.B2N42E0
乙!
飛行ユニットは有能、古事記にも多分書いてある

275 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:42:49 ID:Np0aMy8A0
>>271
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」


>>272
八-ム-)「そこまで便利なもんじゃないはずなんだけどねぇ……そのくせ戦闘はからっきしとか、どうなってるんだか」

>>273
/ ゚、。 /「逮捕する……!」

>>274
(´<_` )「そうか?」

( ´_ゝ`)「そうだ」

276 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:43:52 ID:Np0aMy8A0
前回のあらすじ
・式神有能すぎるだろ……今度から仕事で使おう
・おし、必要そうな重要情報は粗方抜いたし欺瞞工作も完了、あとは逃げるだけ
・あっ……


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

277 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:44:26 ID:Np0aMy8A0
Case12-Day8A
                       ,                          ,
                /'゙       イ/  >''"/       /'゙
    イ/                  // >''"  ,/    ,       >''"/    ,,/
 //     ,,/       ,    +. /  /     /   /'゙      /  /     //
/´    >''"/      /'゙      /       /            />''"    /ィ     /リィ
   ,   ,/               /    >'゛          /´  >ィ         .//+
,' /  / *               /    >'',          ,       //         //ィ゙  > ´
/  /              /  >'' /'゙      /'゙      /ィ          /'゙  /
 > ゛                  ,  > ゛              ,    ´   / +            /   /
'゙            ,      /イ        ,       /'゙     / リ         /  >''゛
         /'゙         >ィ * /'゙              /   /         /> ''
                        //                  /  /                /
   ,             /ィ         ,        / > ´                  /
  /'゙  >ィ                        /'゙       / イ                    /    > ´
    //        >''"/               /゛                    * /   > ´
   /ィ       >''"  ,/                                        / >''"
             /     /                    + /                 / ィ
            /    >'゛ *                    / リ                 /゙
          /    >''                      /   /

278 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:45:00 ID:Np0aMy8A0

(;´_ゝ`)┫三「うおおっ!?」

(´<_`;)「美和ちゃん、プランB!」

爪;゚ー゚)r=≡=「なんてこったい……!」

三/ ゚、。 /「はっ!」

三(;´_ゝ`)┫「ちいっ!」

━━━━━━━━ ,イ━━ ,イ ,イ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       |l!1!|!l./ム―7 レ .レ  i| !i| !li| |i! |! |                |l!1!|!l
       |l!1!|.//ニ7/         .i| !li| |i! l:                 |l!1!|!l
       |l!1!|/' ̄7/          il !li| |i! |               |l!1!|!l
       |l!1!|!l.  //             !li| |i!                  |l!1!|!l.
       |l!1!|!l. /' . __         li| |i                    |l!1!|!l
       |l!1!|!l   /´ > ,.イ    i| |!:                 |l!1!|!l
       |l!1!|!l   ´ ̄  /_/      !| |                      |l!1!|!l
       |l!1!|!l     //      | |                      |l!1!|!l
       |l!1!|!l    //          .| |                   | |l!1!|!l
       |l!1!|!l |  |/,イ,イ ,イ        | |                l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!   レレ //   ,ィ    |  |               l| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!     /'  / .i    |  |i                   || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!       ./ /    .|/レ'i                || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!,      //     .|/|i | i              || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!i      ´       .|    l     /    .i    i.|| |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!l    , イ      |i | |     И  /|     .l    l:|| |l!1!|!l
━━━━━━━━━━━レ'━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

279 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:45:33 ID:Np0aMy8A0

¨ - ¨_‐ _
    ¨ - ¨_‐ _                                /|
        ¨ - ¨_‐ _                            /::::::|
            ¨ - ¨_‐ _                        /i:::::::::::|
                ¨ - ¨_‐ _         l\      /、:/::::::::::::|
                    ¨ - ¨_‐ _   、、 | \ハ ./!/i癶ァ::::::::::|
                        ¨ - ¨_‐ _`    ∨ |/l::ィ::::/^7
                             z¨ - ¨      〈j{/:::::::/
                          <             /::::::::::::/.     l\       /|
                              ̄ア      ムィ⌒7_   、、 | \ハ ./! /::::::|
                            / -=7   /^::::::::::::/. - ¨_‐ _`     ∨ |/l::::::::::|
                              / /レ^\::::::::::/.     z¨ - ¨      〈:::::::/
                             /<:::癶:}::::::::`:/   <           /::::/
                               「::::::::/!:::::/.         ̄ア       /::::/
                               |::::::/::l/          / -=7   /^::::/
                               |::イ:/            / /レ^::::/
                               |/                 /< |::::::/
                                                   |/

三/ ゚、。 /「むう……!」

三( ´_ゝ`)┫「貰った!」

280 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:46:45 ID:Np0aMy8A0
...`'-、       \
  ...`'-、       `-、                                                    /       /
    ...`'-、      .\.                                                 /      _/゛
          `'-、      \                                         /      _/゛
            .`'-、.     `-、                                        /     ,/゛
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                     ──==二二二__                 r────────
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                              '"´  / ,.. /        .  ..\ \.'-..,.、
                              ,..-'./. ./   .,     l\ ゙!l>、  . \.\ ゙ ゙i._
                            _./ ゙ /.. ../.,v /!  .i'i.| 丶、'、`'-、. `'-,.\ "\,
                      ,/゛ /    .,i./ |./ ,!  l゙ リ    \   .`'-、\ \ ″‐.、
                    ,..‐″ /    ..〃  i}′|  l            `'''ゝ  \,. ″‐.、
                 ,..‐″ .,/       .,i″     !  ,!                      \,.  "\_
               _/゛  .,/         .l′    │ /                         \   "\_
            _/゛   /                 | /                          \,.   ゛‐..,
             ,..‐"   .,/                  |/                             \ .   "\_
        ._/゛   . /                    |′                            \,    "\_
     ._/゛    ,/                                                       \

281 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:47:18 ID:Np0aMy8A0

(;´_ゝ`)・:∴「ぐはっ!?」

人(´<_`;)「兄者!」

(;´_ゝ`)┫(ちっ、なるほどな。美和ちゃんの言ってたのはこれか)

爪;゚ー゚)r=≡=「……」

/ ゚、。 /「……」

(;´_ゝ`)┫(既に門番がこっちに気付いた……睨み合いで時間をかけるわけにもいかねぇ。ここは一つ、やってみるか)

(;´_ゝ`)┫"弟者、地流さん。俺の合図に合わせて攻撃してくれ"

人(´<_`;)"む、わかった"

爪;゚ー゚)r=≡="なるほど、同時攻撃なら通るかもしれないね"

(;´_ゝ`)┫"通らずとも、恐らく遠距離反撃はできないと見た。俺さえ耐えりゃ立て直せる"

人(´<_`;)"……同時に結界は張れんぞ"

(;´_ゝ`)┫"構わん。一撃で獲られるほどヤワじゃねぇ"

爪;゚ー゚)r=≡="そりゃ、シビレるねえ"

(;´_ゝ`)┫"……行くぞ!"

282 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:47:52 ID:Np0aMy8A0
                                              /////////
                                              ///////
                                              /////
               ,イ    ,イ ,イ                          ///
                /ム―7 レ .レ                          ///
                 //ニ7/                           //
              /' ̄7/                        /
                //           |
                /'   __          i|    ‘   /
                /´ > ,.イ     i|     ,  /  ‘
                ´ ̄  /_/     i!|  '  ./
                       //      .|i|   / ,
                //          |!し//
                ̄ |/,イ,イ ,イ      `ヽ  て_     ̄    _                   ̄
    ――         ̄.レレ //   ,ィ ―  } (____    __   _―― ̄__
 ___         __ /'.  / } ―   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ――           ― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――. / / __ =―              ==━___ ̄―
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―.// ――――    ==  ̄ ̄ ̄  ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ´.  ==  ̄ ̄ ̄  ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
______――― ̄ ̄ ̄ , イ _____――━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄___
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ レ'   ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__

283 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:48:25 ID:Np0aMy8A0
 l │    、 ,i′     ,{                           \,           ヽ\ て
ノ  |   ., llノ|゛       l                          \           ヽ ヽ/  !
\ !   メ/ . ,i'!       /                              ゙h、         ゙l、   .!l
 ..l.| ./  ./ │      !                             ゙i,゙'i、         l   / l_z¬r
  .リ ./  / . iゞ      !                           _-‐==l...lヽ、       .しイ .ヽ
   ,イ / i l゙       l                         _,,..-一ー¨¨   _l ヽ..ヽ            从__
  '/ !゛  lゝ      l                     -┬'''"´  _,,,.. --・''' ̄´  l ゙ly ヽ,         } ハ
  ./ /   .l゙       .!                 _,,.. -;;ニニ-ー'''゙゙゙´          l .゙乂 \           ∪ l /!
 / /    !、      ,!         _...;;;;ニニー''''"゛                     !  .l  .ヽ           ∨{
│/    .、 !     │    _,,.. -''^゙´                         l  l   .\           |
/./    从 }      !  -‐'″                               l,  .l    ヽ,       │
!/    N ヾl       │                                        !  l    ヽ
/    . !           ,!                                         !  ∧    ヽ
!     l        !                                    ! lハ       ヽ
 .|!、   .l       |                                     ! . l       .ヽ  /
  |,ヽ   〔       !                                     !  !       /
  )._ ヽ  l       !                                        ! /   ._/゛
   ヽ ヽ  !      │                                     ! ! , /
   .ヽ .`-ゝ      l                                     ,! '“゛
 ィて  L            !                                     ,..-'"               _
  )ン  )         !                               ,..-'"                _..-'゙//
   ム  .l           !                           ,..-'"゛                i.て
  |ハ   l        !                          _..-'"゛                _.. -''''" ._..-'´
      │        !                      _.. -'"                 ,..-‐"゛   _..-'゛_そ
      'l./         .l               _,, -''"゛                  _,, て|,!  -‐='゙′ て
      .ヽ           l             _,, ‐'"゛                    , て¨ ̄l}     ̄ ̄
     、  !         |.     .._,, ー''"゛                      ゙,゙ニ=―'||
     .l'、 .|            |,,.. -‐''"゛                     -‐¬¨¨¬--'"゛    l′
      ! ゙'ゞ  ._,,,.. -ー'''"゛                       て-‐==            l

284 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:48:59 ID:Np0aMy8A0

(  _ゝ )・:∴「っ!!」

∴:・/メ゚、。 /「っ……!?」

     ゙ミ::::::::::::::::::::::ゝ                                         ,,ィ":::::::::::::::彡"
     ミミ:::::::::::::::::::::::ゝ                                     ,,,ィ":::::::::::::::彡"
      ゙ミミ:::::::::::::::::::::ゝ、'、                               _,, ‐":::::::::::::::彡"
        ゙ミ::::::::::::::::::::::::::ゝ_                          _,, ‐"´::::::::::::::::::彡
         ゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::ゝ_                    _,,,, ‐"´:::::::::::::::::::::::ミ彡
         ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ               _,, ‐"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ゙
.         ミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ          _,, ‐"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ゙゙
          ゙ミミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ--......,,__,,,, ‐"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙゙
           `゙゙゙゙゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::::.................::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙
             `゙ミミ:::::/:::://::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミミ゙゙
        ___,,,,,,,,,,-‐""/:::/:::/::::/:::::/;;;;;;;;;;;;;ミミミミミミミ゙゙゙
        ヾ;;;;;;;;;;;;;;;/::/::::::/::::::/:::.:::/;;;;;;;;;;;:: : : : : : .::::゙l
           _,/:::/::::::::/::::::::/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;:::.:.:.:.:.:.:.:.::::ヽ
          `゙゙゙゙゙゙‐‐--‐‐ッ‐''"´:::::::::::::::::::::::::::;:‐"´´``ヾ::|
               ,,,ィ´::::::::::_;;::‐ュ:::::::::::::ノ      ヾ
.              ,ィ::::,. ‐ "´ ,ィ":::::::::/
              /./"    ,/,;:::-‐"´
              /./    //
              .// 、  ,//
             ノン'  ヾ 〃
            ,ィ'/_,../从|
          ノi〕_..| 、_ノ' ||
         ノ''´l.ノ |.|     '
          //  |
          "   '
__
|_|⊂(´<_`;)「ナウマク・サマンダ・ボダナン――」

285 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:49:32 ID:Np0aMy8A0
爪;゚ー゚)r=≡=
         |  /        |  / ,                                __
      ,\__ノし//     \__ノし// 、      ___   __    _   __ __    / /
    /  )/⌒ヽ(_  __)/⌒ヽ(_ ',      7 /ン )  / /    /,イ |   /,イ|./,イ.|    / /
     ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄   ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄   ./ /ン)  / /_.   //7| // | './ | |   .L/
    ´  /⌒|「⌒\    /⌒|「⌒\.      ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ∠フ            __
                    |  / ,                  ___   __    _   __ __    / /
                    \__ノし//´                     7 /ン )  / /    /,イ |   /,イ|./,イ.|    / /
             |  / ,, )/⌒ヽ(_                   / /ン)  / /_.   //7| // | './ | |   .L/
             \__ノし// ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄                 ̄ ̄    ̄ ̄ ̄   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ∠フ
           )/⌒ヽ(_ /⌒|「⌒\
          ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄
         ´  /⌒|「⌒\
__
|_|⊂(´<_`;)「――インダラヤ・ソワカ!」
.             / i‐`-ニニニ;;―、      `゙'''ー ..,,,      ゙'-、    .l  "   /   ,/   .,,,.
... ゙゙̄"'''''''――-.......... / l_      l.l           `゙''ー ,,、  `'-.   `    .ヾ ./  .-‐'″
.               / ./   ̄ ゙゙゙̄''''''..l|. ―--..........,,,,___,      `            ´
._________/./ .. -―-..,_ ____゙h ___________               ______
.          _-/ "       `"'〜..l.l,、        _.          .,i         ,、
.       ,,/゛              !.! `゙゙'''ー゙゙''' ̄ ̄ ̄!    .,..     ./l゙     .、  `''ー 、_
.       ヽ            iー .._          `''┐  . l -‐″  ,,  / l゙      . \    `''ー
.        ..l         l,  `゙''、,,,,_,           `'く,./    .,/_,, ┘/ l 、.i    、\,
.   . _,,,,.. -ー' \         .ヽ ''''″   `゙''''―- ..,,,   .!゙ ̄ ̄~´   /   ! ,! !    \ \.
..''"゙´       l .|゙>、     .\  ._,, -'" ._.. ,,,r'"| ゙゙'ー‐' ̄ ̄┬√ ̄}  l  :!  ! ..l   \  `-、
.     _,,, -ー .,! l   ヽ      ヽ'"  ._..-'".l゙.,..-',゙メ..,,,、   \_/l  |  .l  .ヽ .、 \  .`'
.... -‐'''"゛     / |    .ヽ,     `'-,゙  .,..-'゙y‐゙_,.. -'" ,.  ,.  .r  /  :!  !   l, .ヽ  ヽ,
.          ! .! ,,..-'"゛ .\     .,..-'゙. / .`'-- ....,,. ./ /   /   l゙   |   !   ヽ .ヽ  ヽ
.           _、l゙  !   _..-'" \._ / .,/゛          `'-、 '"   /  .,..‐"ヽ ,!   |   ヽ ヽ  ."
.    _.. -'"゛ .!  . l -'"     ,./ ,..‐"               \  /.,/゙_,,,.. _\′  .}   .ヽ ヽ
.._..-‐'´     _..ヽ. .!    ._ / . _/゛ .\ ,/   ,イ ,イ       `'‐ジ'"´ 、 . \ ゝ..、 |    ヽ ヽ
..     ._..-',/]    , /  .,/゛  .,///  ////            `'、  l  .l │ .,/ .!    . l  ヽ
.  ._..-'". /   .,! _ir'"  ,/゛――――//  /| レ レ              ヽ l゙  ,!  .l /   .!     . l. .゙'
..'"゛ ./    .'″ ゙l. / `゙ ̄ ̄ ̄ ̄ //   l |  .    _,.. -z_       ゙!、  .l゙  !l    .!     ..l,
.  ./   .,-   , /  . /     .,///   l |   ,.ニ7./二._       `'、 ! / │   .!      .ヽ
. ./    く .  .ヽ. /     ./ //    l l   'ー''7/´ ̄        _,, -'__、'゙´    .!      ゙‐
.._ ,l゙        _..-'"    .,/  //   Y     /  '__ノ>/〉    ´  ´゛ .`'、、    l
.. ゝ .......... ー''"゛      ./   /             ¨j/´〃           _/     .l

286 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:50:06 ID:Np0aMy8A0



/メ:::、:::/シュゥゥゥゥ....



(´<_`;)「殺った……のか?」

爪;゚ー゚)r=≡=「死んではいないようだけど……どう見ても致命傷には見える。ただそれより――」

(  _ゝ )

(´<_`;)三「兄者ッ!!」

(´<_`;)「っ!! この出血は……まずいッ!」

爪;゚ー゚)r=≡=「門番は何とかする。回復を」

(;1兵1)[ヲヰ━「ぐ、軍曹殿ッ!?」

(;2兵2)[ヲヰ━「う、動くな!」

爪;゚ー゚)r=≡=(こりゃまずいな……あっ)



 ガッシャーン!!



(;1兵1)「「!?」」(2兵2;)

287 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:50:39 ID:Np0aMy8A0

(;1兵1)「「えウッソ!?」」(2兵2;)



         _,ー 、    __,,,,,、、--─''"" ̄|>─-、、、__
       ; ̄__ ヽ、 .Y--─''''''|| ̄  ||  |Y"ヽ    `>─-、、、__
       l 人 +ヽ i......|. ..    ||    ||  |.{  } ``          ̄二─-、==i_
       <('ー'<_ノ i... .|  _.  ..||    r||  |_ゝ-'                 /三.`|
       丶/X*。ヽノ...|  l.l   ||. .. .!||  |三二==≡─-、、、_        // / .|
        〆ノヽ_/`_.....|  ´ =...||    ||  | ̄ ̄ゝlィ──--、、、、_三三二── /  |
 _r二ヽ──ヽl_|_lノ ==--、.,.-lll ||    ||  |三二ゝiイ三二──----、、、、___/  ...|
..|r==i r====i  |-i | ̄| ̄| ヽ-ァi ||    ||  | ̄ ̄ ̄```````─────----'.    |
..||::::::| |:::::::::::i  | .!---!--! ゝiィi ||    ゝ.T..|   r--i                  |
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.. ̄|"二二───=====i─r─f三======ii、 .|_=_l___ノ__ノ三l丿--!───イ─-'
  r.-||=||=| |──l──-+-+-、( ̄"ゝ二 ̄ ̄"___,,,---==、 i  i ─、_..|、_|  ̄,_,====、二l
  |。。i|=||=| | ,---|  __i  ゝii  |_||ヽ=,,,,,,、、 r-=== ̄\---}}}_〉-' _/∩:∩Y=i'
 _|- ||=||=| | l ゚ ゚..| /ィ─ヘ',  .|'  |_o(ll.ハ ハ )Y´`Y´ハY|/ヽi_||||||| ゝ.._∪:∪ノ ドルルンドルルン
..|``─----、、、、__|/''イ´ヽ.Y_ヘ . |_,l」」」__>''イイイイ|( )l ゝソノ
 ヽ==≡、、、___,r-'{::::l ().ノ.l==ィ´          ゝ.--''``"
      ̄    人__`_イノ



(;1兵1)「「トマレ! トマレナサーイ!」」(2兵2;)

288 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:51:12 ID:Np0aMy8A0
  \\             | | |       /       /
.  \\\           .| | |        /      /
     \\          | |       /'!     /
       \\..        | |      ./ !    //
        \     |\   |     //| |___
         \    |  \ |    .// .l_   /
       ____| |\\/\//  / /
        \  ____|  \/\/ / /  _______
         \ \            /   ̄ ̄  __     /
          \ \  __lV 、_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄― ""   / ―――
           /  / , >  へ´  ` 、 ̄ ̄         / ――
             /  ///  Y l\    \         く ――――――
         /  /./    !  \  | ̄         \
           / / //  /! .! l\ \l   ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        // ..// / ...! l l  \     |       \
         /   //// | .l l l    \   |         \
     / /   / /   l ∥l     \ |         \\
    ./ /    //     l  .i       `        \\



(;1兵1)「「ギャアーッ!!」」(2兵2;)

爪;゚ー゚)ノ「美和、助かった! 弟君、治療はどうだい!?」

(´<_`;)「致命傷は脱したと思います!」(薬師如来の札で治しきれないとは……)

人(´<_`;)「兄者は白虎で車に載せます! 四神転輪、急急如律令!」

289 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:51:45 ID:Np0aMy8A0

(;´・_ゝ・`)「早く乗ってください!」

爪;゚ー゚)「ああ。美和、マスターキーは頼むよ!」

<(' _'<人ノ「任されました!」

                     -、
                   -、 `、l
           〈`'-ーー-'^ヽ `、l
            ヽ-''´~ソ /
               ,/ く
             _,.r' .,へ `ヽ
           =ニ-ー'´  `;、ノ


              \    |l|\    |l|w/\    |l|w\    |l|\    |l| \    |l|w/L ,r_/
  _________\\{w└ \\{w└ ¨ ´\\{w└ ¨\\{w└ ¨\\{w└ ¨\\{w└ ¨ ´ /________
  ___________                                            _______
                /´ヾ,  r、/´ヾ,  r、r/´ヾ,  r、r /´ヾ,  r、/´ヾ,  r、/´ヾ,  r、r‐|^`
                  //  }´  //  }´   //  }´   //  }´   //  }´  //  }´


                                                       ,ー-、
                                                       `l、_l    ,,-ァ
                                                           ,,.-''/
                                                      r、__,,.-''゙,,.-'´
                                                      ヽ_,rー'゙´

290 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:52:18 ID:Np0aMy8A0
【格納庫?】
       :H l i:                    :||:        i|:     :ll:
       :H l i:                    :||:        i|:     :ll:
       :H l i:                    :||:        i|:     :ll:
       :H l i:                    :||:        i|:     :ll:
       :H l i:.,             .          :||:        i|:     :ll:
        」 l i;::                       .:||: ,.       i|:     :ll:
      」/l...l i:::                    :||:;.        i|:     :ll:
     」/'/...l i.;:                    :||:        i|:     :ll:
   」/'/ ::' l i:;.                    :||:;           i|:     :ll:
  」/'/ :::'.  l i.,,                    :||:::        i|:     :ll:
」/ / :::'' ..: ::::l i.;;                    :||::        .i|:     :ll:
 /:::'  ,_ _」 _i:::......................................................................:||:.....     .   i|:..................:ll:
./   ./,,/l/l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:||   [_]/ ,/i/i     :         :;         :;       :   .  ;
:||   [_][_]/i/  :   ;  ,       . ;    ;         ;    .  ;
:||   [_][_]/  ;     ;:       ;       ; ,       :      :
(◎/ .,,,,,, .,. :. 日     .,. :.  :: . :      : .            ;
              ,   :: .       :  :  .       ; ;:      :  ,
    .;     ;           ,. :.  :       : . :
  .;    ;      ;                 ;      ,      ,
      .        :;           ;       ; :            :;   Y
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

291 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:52:52 ID:Np0aMy8A0

爪;゚ー゚)「たぶんエレベーターは避けた方がいい! 坂を走ろう!」

lコ"了解だよ!"

(  _ゝ )

(´<_`;)「兄者……」

|゚ノ;^∀^)「アニジャさん……」

爪;゚ー゚)「……大丈夫だよ。それくらいでくたばるほどヤワじゃないって」

(´<_`;)「まあ、はい。そうは思いますが」

|゚ノ;^∀^)「心配、です」

爪゚ー゚)(え……他人の心配もできるのか、この娘。何か人間味増してきてないか?
     となると、前世要素がより前面に出てきていたり……?)

爪゚ー゚)「レモナ。もしかして、傷を治すような魔術を使えたりしないかな?」

|゚ノ;^∀^)「え?」

爪゚ー゚)「ちょっと、記憶を探ってみて貰えないかい? 何か、前世で覚えていた魔術を思い出しているかも」

|゚ノ;^∀^)「や、やってみます」

292 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:53:26 ID:Np0aMy8A0
         r-.、                      _ ,  ‐- 、_,_,,,-..ヘ
        ノ゙'::,ノ                 , -.. ''" ..:' .::' ,.:'.. ゙';: .`'.!
    ,..‐'"';__;.ノ                ,/ ,:'' ::, ゙':. ': .:' /.:' ,.: ,.... :' ;\
   ,r´゙':,r'´        _,, -―,, '',::'.:' '  ゙':   ゙':ヾ ::. '::, ::, ,._ 、 i,,.〉
  /_,., ′     _ - ´ ,:' .:' .:;' ;::'   ,.::::;,  ゙:.   ';, ゙':...゙ `'' _ .. `!
  ,l゙''"|    ,, -";: ゙;,  ::;' .; ':, .';:   '  ゙':,   ':.   '':;,、:, r' ヽ  ヘ
  .|':;,:'、  / .! :, ':,    ゙ ; ,;'  .゙  ゙' ,'   .,   :   ,r `i ':,_  ノー '
  ' , . ,:'`´,::'_,イ':.,   '; ,.:' ,;'  :;   ψ     ':  ゙.:.゙  ,:' i  ゝ-'
   `ー '"  |., `  ゙':,i:; ゙;, ,::'  :, . |:::::;,_    .::.' .,:' ,.:キ
            |゙'::..,   '、,_; .,゙ :,  ':;..|  ゙' ::..._ /,r-、'   キ
         |    ,:| ‐- _ '::,  '::゙|::.._  ,.:'.`ヽ キ   ゙''::゙i,
            |゙':, `''ー'キ.:.:.:.r ` ― ^、....::'   ' ゙",`i、.゙i ,.,._., 'i,
            ヘ .,,._ ,;キ.:丿      ゙i、_   ,.:'  `''ー -、゙':'i,
             l\゙'' ''゙ノ/                ̄ `' ‐ 、._、';  \\
             | ., , T:ノ                  ベ   ,) ;'ヽ._
           ゝ'_,ノ                    ゝ、_ノ \   )゙.´`;
                                         `ー-、ノ

293 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:53:59 ID:Np0aMy8A0

(;3兵3)「うわっ!?」

<(' _'<人ノ「隙あり!」

(;3/ /兵3)「いy」

(;4兵4)[ヲヰ━*ダダダダダ...

(;4/ /兵4)「なん」

(;5兵5)[ヲヰ━*ダダ゙ダ...

三<(' _';<人ノ「くっ!?」

jf" 。 )::} |::〉「グオッ!」

(;5兵5)彡「あっ」

<(' _';<人ノ「御免!」

(;5/ /兵5)「やだっ」

<(' _'<人ノ「累次くん、助かりました」

jf" 。 )::} |::〉「グオッ!」

(;´・_ゝ・`)(ひえぇ〜! 頼むから流れ弾当たらないでくれよ!?)

294 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:54:33 ID:Np0aMy8A0

爪゚ー゚)「外の様子は?」

(´<_`;)「美和ちゃんが順調に無双してますよ」

爪゚ー゚)「結構。じゃあまずいのは流れ弾と――」

(´<_`;)「強敵が出て来た場合、ですかね。今一番まずいのは地流さんが負傷することなんで、しっかり伏せててくださいよ?」

爪゚ー゚)「この体勢で会話してるのも何かシュールだけどねえ」

|゚ノ ^∀^)「……」

爪゚ー゚)「で、レモナはどう? 何か使えそう?」

|゚ノ ^∀^)「……わからないです」

(´<_` )「そうか……」

爪゚ー゚)「まあダメ元だったしね」

(  _ゝ )

(´<_` )「……外に集中します」

爪゚ー゚)「ん、それが良いかもね」

295 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:55:07 ID:Np0aMy8A0
              |
               |
               |               _
                |             /::::_::ヽ
                  |    .||        (;6兵6) __|______
                |   ||        (0l呂|| )  :][ノノ ̄ ̄ ̄ ̄                      _  ―ユコ^0
                 |  []        rzzzzzzzュ[二]//   .r―‐r‐t´          ,..-―ュ--―  ̄__  ―   ̄
             ____Fニニニニママママ二二二二±---≧二_―トユコLl」_ _,,..ュ、... -‐ユ[  _マゞ―  ̄
             EトEト」____ _ゞゞゞゞr――‐t   |         ̄「 ̄ ̄`l l  {ミ オ_ .-‐` ´
             ``‐L_ll_ll_L_」-;-;-;ァ[仁[仁{  l         l    L_ゝ_.ゞ'' ´
  「 ̄ ̄ ̄`±¬―――――ゝ――――――、____l_zzzz:r―――┴――±;;>'"´
  Ll  ___   _,__,_    _,___,_    _,___,_   _,___,_ 仝     ̄``ユ―z .....,,_ ̄`` {00}コt__   {00}_
    ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `>z≧ュ  ̄``ィ( ) ‐、≧ュ
     {―ィ― 、       |            |               |        ./ ::    | -:-:-:-:-ア ;::  :|
     凶{{ 〈 ℃}\____|_________|__________|_____∠±―ァァ-ァ┘   /矛L:::::::」
      ヾ、zア、 /´  :ヽ γ´ _、ヽヾγ´ _, ヽγ´ _ ヽヾ  γ´ _ ヽヾ:γ´ _ヽヾ ゞ、 〃アアア―‐ュ‐ゞ T ノアアア
        `ヾ、ミl  0) l::: l  :0) }::: {  0) }:{  0) }:::}  {  0)  }::}{  0) :}:::}  _>之フ´ ;;χ´}   _ィ之フ´
          `ヾゝ、__.ノ.ノ__ゝ、__,ノ:ノ .ゝ、__.ノ:ノゝ、__.ノ ノ  :ゝ、___,ノ ノ ゝ、__,ノ,ノィフフフ´ ゞ;;;;;ノノ,ィフフ- ´
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~~~~~~~´  ̄ ̄ ̄~~~~~´
            ※注:画像はイメージです、機種は90式ではありません

<(' _';<人ノ「ウッ!?」

(;´・_ゝ・`)「戦車あああぁぁぁ!?」

<(' _';<人ノ(まさか主砲は撃ってこないでしょうが、機銃を連射されると車がまずいですね。一足飛びには遠いですし――)

jf" 。 )::} |::〉「グルッ!」

296 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:55:40 ID:Np0aMy8A0
     ゙ミ::::::::::::::::::::::ゝ                                         ,,ィ":::::::::::::::彡"
     ミミ:::::::::::::::::::::::ゝ                                     ,,,ィ":::::::::::::::彡"
      ゙ミミ:::::::::::::::::::::ゝ、'、                               _,, ‐":::::::::::::::彡"
        ゙ミ::::::::::::::::::::::::::ゝ_                          _,, ‐"´::::::::::::::::::彡
         ゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::ゝ_                    _,,,, ‐"´:::::::::::::::::::::::ミ彡
         ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ               _,, ‐"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ゙
.         ミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ          _,, ‐"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ゙゙
          ゙ミミミ::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ--......,,__,,,, ‐"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙゙
           `゙゙゙゙゙ミ:::::::::::::::::::::::::::::::.................::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミ゙゙
             `゙ミミ:::::/:::://::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミミミミ゙゙
        ___,,,,,,,,,,-‐""/:::/:::/::::/:::::/;;;;;;;;;;;;;ミミミミミミミ゙゙゙
        ヾ;;;;;;;;;;;;;;;/::/::::::/::::::/:::.:::/;;;;;;;;;;;:: : : : : : .::::゙l
           _,/:::/::::::::/::::::::/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;:::.:.:.:.:.:.:.:.::::ヽ
          `゙゙゙゙゙゙‐‐--‐‐ッ‐''"´:::::::::::::::::::::::::::;:‐"´´``ヾ::|
               ,,,ィ´::::::::::_;;::‐ュ:::::::::::::ノ      ヾ
.              ,ィ::::,. ‐ "´ ,ィ":::::::::/
              /./"    ,/,;:::-‐"´
              /./    //
              .// 、  ,//
             ノン'  ヾ 〃
            ,ィ'/_,../从|
          ノi〕_..| 、_ノ' ||
         ノ''´l.ノ |.|     '
          //  |
          "   '

<(' _'<人ノ「あっ」

297 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:56:13 ID:Np0aMy8A0

(;6兵6)「うわっ、なんだこい――」

<(' _'#<人ノ「せいっ!!」



              ":∵ ::´: :. .; .;: :∴:
             :':´.;∴.;..``:;": :´; `"∴;":
              、-': .; "∵: .;": ::″: ; .;".;"
                | .;".;":: :.;".; ` ;..``:.;`; :∵`;
                  |  ; "∵;": ::″.;":: :.;".;∴":・.;______
                |   ・  ,´ ;:  ;` ::.;".;"∴∵[ノノ ̄ ̄ ̄ ̄                      _  ―ユコ^0
                 |  []        rzzzzzzzュ[二]//   .r―‐r‐t´          ,..-―ュ--―  ̄__  ―   ̄
             ____Fニニニニママママ二二二二±---≧二_―トユコLl」_ _,,..ュ、... -‐ユ[  _マゞ―  ̄
             EトEト」____ _ゞゞゞゞr――‐t   |         ̄「 ̄ ̄`l l  {ミ オ_ .-‐` ´
             ``‐L_ll_ll_L_」-;-;-;ァ[仁[仁{  l         l    L_ゝ_.ゞ'' ´
  「 ̄ ̄ ̄`±¬―――――ゝ――――――、____l_zzzz:r―――┴――±;;>'"´
  Ll  ___   _,__,_    _,___,_    _,___,_   _,___,_ 仝     ̄``ユ―z .....,,_ ̄`` {00}コt__   {00}_
    ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `>z≧ュ  ̄``ィ( ) ‐、≧ュ
     {―ィ― 、       |            |               |        ./ ::    | -:-:-:-:-ア ;::  :|
     凶{{ 〈 ℃}\____|_________|__________|_____∠±―ァァ-ァ┘   /矛L:::::::」
      ヾ、zア、 /´  :ヽ γ´ _、ヽヾγ´ _, ヽγ´ _ ヽヾ  γ´ _ ヽヾ:γ´ _ヽヾ ゞ、 〃アアア―‐ュ‐ゞ T ノアアア
        `ヾ、ミl  0) l::: l  :0) }::: {  0) }:{  0) }:::}  {  0)  }::}{  0) :}:::}  _>之フ´ ;;χ´}   _ィ之フ´
          `ヾゝ、__.ノ.ノ__ゝ、__,ノ:ノ .ゝ、__.ノ:ノゝ、__.ノ ノ  :ゝ、___,ノ ノ ゝ、__,ノ,ノィフフフ´ ゞ;;;;;ノノ,ィフフ- ´
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~~~~~~~´  ̄ ̄ ̄~~~~~´

<(' _' <人ノ「よし、銃座は潰しました。後は逃げ切りで!」

(;´・_ゝ・`)「ひえぇ〜!」

298 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:56:47 ID:Np0aMy8A0
【格納庫? 屋上】
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 ニニニニニニニニニニニ=-‐         ,・‘         /       |       \         ‘ ・ ,
 ニニニニニ=-‐              ,・‘               /        |        \        ‘ ・ ,
 =-‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,・‘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ,・‘              /               |               \            ‘ ・ ,
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                /                              |                              \
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299 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:57:20 ID:Np0aMy8A0

(´<_`;)「地流さん、お願いします! 追手は俺と美和ちゃんで防ぎます!」

爪゚ー゚)b「オーケー、任せておきたまえ。ただ、強運でも5分ほど貰うよ」

(´<_`;)「了解です」

爪゚ー゚)ノ「武運を祈る!」

(´<_`;)(最短5分……凌ぎ切れると良いが)

(  _ゝ )

|゚ノ;^∀^)「……」

(´<_` )「君はこのまま伏せててくれ。兄者を頼むぞ?」

|゚ノ;^∀^)「はい」



 ―――。

300 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:57:54 ID:Np0aMy8A0
              ,./                           /              l,
、           /               _..-‐''.'".`゙゙´^"'''ー ..,,/                !
.l          /              ,/゛             / `゙'ー..、              !
..!,           /               /               /      `'-、            |
 |       /               /            /          `'-、            !
  〉     /                  /              /              \        l
  l    ./               /             ,/                    \      |
   l  ./                   l゙         /           ,,,    : r ̄y  .\   │
   l ./                   l′      . /            ,iilll!  .,iii、弋_ノ    \  !
   .X      ,,ii   __         |      ./               ,illll゙   llll             \/
   / l     lllll,,iiiiill!!!′     .l゙    .,/              ,illll゙   lllll     iii、,,,,,  /'、
  ./   .l    lllll!!゙″       :!  . /   ,,,iiiiiiiil           ゙゙゙    .'llll,  .゙!!!! ゙゙,illl!゙’ / .ヽ
 /   ..l   .lllll _,,,,iiiill!!′    |./    ' ゙゙゙lllll,,,,,,、                ゙ ̄     illl!゙  /   ヽ
../    ..l.   lllllll!!!゙゙´     ./|     .,,iiiiilll!!!!!!゙                       /     .ヽ
/      .l,          . /   .l                                     /       .ヽ
       . l.       ,/゛    !                               /        l,
        ヽ    _/       l、                             /         ._,,コ-'''
            l. _/゛         !                             ,i′   ._,,.. -'''"゛   l
        .,/./            l                           ,i--‐'''"゛        ゙l、
      ,/゛  ヽ            l                        _,,,.. -‐''゙゙/
    /       ヽ               l                 _,,,.. -‐''''"゛    /
. _/゛         ヽ           ヽ      _,,,.. -‐''''"´             /
″            ヽ         __...んー'''''"´                    /
               __,......+-ー''''''^゙´    .ヽ                     /
──ヽ‐.''.''."゙゙゙゙´     ヽ             ヽ                    /

301 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:58:27 ID:Np0aMy8A0

<(' _';<人ノ「ふうっ……!」

(´<_` )「美和ちゃん!」

<(' _'<人ノ「累次くん!」

(´<_` )「地流さん、5分くれってよ」

<(' _'<人ノ「5分? 流石ですね、一気に気が楽になりました」

(´<_` )「いくらなんでも早すぎる気はするが……倍で見積もっても10分、頑張れない時間じゃない」

<(' _'<人ノ「累次くんが隣にいてくれれば、百人力です!」

(´<_` )「元から百人力くらいあるだろ……一体どこに行ってしまうんだ」

<(' _'<人ノ「私はどこにも行きません。累次君の隣が私の居場所です」

(´<_` )「いやそういう意味じゃなくて……まあいいけど」

<(' _'<人ノ「さて……いつでも来なさい、賊ども! 叩き切ってあげます!」

(´<_` )「今は俺らが賊なんだけどな……」

m9(' _'<人ノ「勝てば官軍です! ヨシ!」

(´<_` )「なんだろう、帰ったら玄葉師範とちょっとオハナシしないといけないようだな……」

<(' _'<人ノ「? はい、是非。師範のお話はとても勉強になります」

302 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:59:01 ID:Np0aMy8A0

(´<_`;)「っ!?」

                       ,                          ,
                /'゙       イ/  >''"/       /'゙
    イ/                  // >''"  ,/    ,       >''"/    ,,/
 //     ,,/       ,    +. /  /     /   /'゙      /  /     //
/´    >''"/      /'゙      /       /            />''"    /ィ     /リィ
   ,   ,/               /    >'゛          /´  >ィ         .//+
,' /  / *               /    >'',          ,       //         //ィ゙  > ´
/  /              /  >'' /'゙      /'゙      /ィ          /'゙  /
 > ゛                  ,  > ゛              ,    ´   / +            /   /
'゙            ,      /イ        ,       /'゙     / リ         /  >''゛
         /'゙         >ィ * /'゙              /   /         /> ''
                        //                  /  /                /
   ,             /ィ         ,        / > ´                  /
  /'゙  >ィ                        /'゙       / イ                    /    > ´
    //        >''"/               /゛                    * /   > ´
   /ィ       >''"  ,/                                        / >''"
             /     /                    + /                 / ィ
            /    >'゛ *                    / リ                 /゙
          /    >''                      /   /


<(' _';<人ノ「えっ!?」

人(´<_`;)「五行結界、急急如律令!」

303 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 22:59:34 ID:Np0aMy8A0

¨ - ¨_‐ _
    ¨ - ¨_‐ _                                /|
        ¨ - ¨_‐ _                            /::::::|
            ¨ - ¨_‐ _                        /i:::::::::::|
                ¨ - ¨_‐ _         l\      /、:/::::::::::::|
                    ¨ - ¨_‐ _   、、 | \ハ ./!/i癶ァ::::::::::|
                        ¨ - ¨_‐ _`    ∨ |/l::ィ::::/^7
                             z¨ - ¨      〈j{/:::::::/
                          <             /::::::::::::/.     l\       /|
                              ̄ア      ムィ⌒7_   、、 | \ハ ./! /::::::|
                            / -=7   /^::::::::::::/. - ¨_‐ _`     ∨ |/l::::::::::|
                              / /レ^\::::::::::/.     z¨ - ¨      〈:::::::/
                             /<:::癶:}::::::::`:/   <           /::::/
                               「::::::::/!:::::/.         ̄ア       /::::/
                               |::::::/::l/          / -=7   /^::::/
                               |::イ:/            / /レ^::::/
                               |/                 /< |::::::/
                                                   |/

304 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:00:07 ID:Np0aMy8A0

/::::、。 /「……」

(;´・_ゝ・`)「ひえっ!?」

<(' _';<人ノ「なっ……!?」

(´<_`;)「油断大敵だ。……見た目より随分元気そうだぞ?」

/::::、。 /「殺す……!」

<(' _'<人ノ「……そのようですね」

/::::、。 /「Ghiaccio...」

<(' _'<人ノ「む……!」

人(´<_`;)「白虎!」

/::::、。 /「――sparare per uccidere!」

<(' _'<人ノ「はあっ!」

305 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:00:41 ID:Np0aMy8A0
 l │    、 ,i′     ,{                           \,           ヽ\ て
ノ  |   ., llノ|゛       l                          \           ヽ ヽ/  !
\ !   メ/ . ,i'!       /                              ゙h、         ゙l、   .!l
 ..l.| ./  ./ │      !                             ゙i,゙'i、         l   / l_z¬r
  .リ ./  / . iゞ      !                           _-‐==l...lヽ、       .しイ .ヽ
   ,イ / i l゙       l                         _,,..-一ー¨¨   _l ヽ..ヽ            从__
  '/ !゛  lゝ      l                     -┬'''"´  _,,,.. --・''' ̄´  l ゙ly ヽ,         } ハ
  ./ /   .l゙       .!                 _,,.. -;;ニニ-ー'''゙゙゙´          l .゙乂 \           ∪ l /!
 / /    !、      ,!         _...;;;;ニニー''''"゛                     !  .l  .ヽ           ∨{
│/    .、 !     │    _,,.. -''^゙´                         l  l   .\           |
/./    从 }      !  -‐'″                               l,  .l    ヽ,       │
!/    N ヾl       │                                        !  l    ヽ
/    . !           ,!                                         !  ∧    ヽ
!     l        !                                    ! lハ       ヽ
 .|!、   .l       |                                     ! . l       .ヽ  /
  |,ヽ   〔       !                                     !  !       /
  )._ ヽ  l       !                                        ! /   ._/゛
   ヽ ヽ  !      │                                     ! ! , /
   .ヽ .`-ゝ      l                                     ,! '“゛
 ィて  L            !                                     ,..-'"               _
  )ン  )         !                               ,..-'"                _..-'゙//
   ム  .l           !                           ,..-'"゛                i.て
  |ハ   l        !                          _..-'"゛                _.. -''''" ._..-'´
      │        !                      _.. -'"                 ,..-‐"゛   _..-'゛_そ
      'l./         .l               _,, -''"゛                  _,, て|,!  -‐='゙′ て
      .ヽ           l             _,, ‐'"゛                    , て¨ ̄l}     ̄ ̄
     、  !         |.     .._,, ー''"゛                      ゙,゙ニ=―'||
     .l'、 .|            |,,.. -‐''"゛                     -‐¬¨¨¬--'"゛    l′
      ! ゙'ゞ  ._,,,.. -ー'''"゛                       て-‐==            l

306 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:01:15 ID:Np0aMy8A0

(  _ゝ )「ウッ......?」

|゚ノ ^∀^)「アニジャさん!」

(  _ゝ )「レ……モナ……?」

(;´_ゝ`)「ぐっ……!?」

|゚ノ ^∀^)「今は屋上です!」

(;´_ゝ`)「そう、か……」

|゚ノ ^∀^)「寝ててください!」

(;´_ゝ`)「むぅ……弟者、は……」

|゚ノ ^∀^)「オトジャさんは外です!」

(;´_ゝ`)(……まずそうな状況だ、な……)

|゚ノ ^∀^)「美和さんがバッタバッタです!」

(;´_ゝ`)「そ、そうか……」

|゚ノ ^∀^)「寝ててください!」

(;´_ゝ`)(レモナ……?)



 ―――。

307 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:01:49 ID:Np0aMy8A0
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、  :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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     y. : : : : : :):y'"~)                 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,                 ノ::⌒:::〜':" : .  y: ⌒ :
.    : : : : : : : : : : :⌒ソ:::::::::::::::::::::r.         ,;;;;;;'';;;;;;;;;;;;;;;;;;'';;;;;;,                     :::::::::::::::::::::,:' :〜 { :
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: : : : : : : : : : : 、.              ,;;;;;, .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;:;;;,  :-、:: ,.'⌒: : . .,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :
: : :':⌒ : : : : : : . . . ':.             '':;,゙ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  '"  '": : : . . .: : :.:"'y'´. . ... : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . : : : :
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: :  . . : 〜'~ソ: :,. y'                     ;;;;;;;;.;:;;;;;;; ,:' :〜 { : . : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . ''”~: ..、. . : : : : : :
     y. : : : : : :):y'"~)                  .:〜'; :〜''”~: ..、. . : : : : : : . .. :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . :  :
.     : : : : : : : : : : :⌒ソ      ,. : -ー'"~"'"⌒ . ... :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : ⌒: : : .y'"⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :
.     : : : : : :::.::  ,,..': :y'"~~  :-、:: . ⌒: : . .,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : 〜 : :  ... : : : ::: :):. : : : ::: :): : . .r'"~: .: : . . : : : :
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308 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:03:00 ID:Np0aMy8A0

<(' _';<人ノ「くっ……この期に及んでも……!」

人(´<_`;)「完全に優勢なのに、押し切れんとは……!」

/::::、。 /「……」

<(' _'<人ノ「ですが……今の一合で、何となくカラクリは見えて来ました」

(´<_` )「! 本当か?」

<(' _'<人ノ「祈念流師範代の看板に賭けて」

(´<_` )「……なら、切り札を切る」

<(' _'<人ノ「お願いします。私が仕掛けるのに合わせてください」

(´<_` )(やはり同時攻撃が鍵……だが、同時攻撃自体は今もしている。通った時との違いは何だ?)

/::::、。 /「Ghiaccio...!」

<(' _'<人ノ「……!」

人(´<_` )(思考は捨てる! ここは美和ちゃんに委ねろ……!)

309 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:03:33 ID:Np0aMy8A0
                       ,                          ,
                /'゙       イ/  >''"/       /'゙
    イ/                  // >''"  ,/    ,       >''"/    ,,/
 //     ,,/       ,    +. /  /     /   /'゙      /  /     //
/´    >''"/      /'゙      /       /            />''"    /ィ     /リィ
   ,   ,/               /    >'゛          /´  >ィ         .//+
,' /  / *               /    >'',          ,       //         //ィ゙  > ´
/  /              /  >'' /'゙      /'゙      /ィ          /'゙  /
 > ゛                  ,  > ゛              ,    ´   / +            /   /
'゙            ,      /イ        ,       /'゙     / リ         /  >''゛
         /'゙         >ィ * /'゙              /   /         /> ''
                        //                  /  /                /
   ,             /ィ         ,        / > ´                  /
  /'゙  >ィ                        /'゙       / イ                    /    > ´
    //        >''"/               /゛                    * /   > ´
   /ィ       >''"  ,/                                        / >''"
             /     /                    + /                 / ィ
            /    >'゛ *                    / リ                 /゙
          /    >''                      /   /


<(' _'#<人ノ「今ッ!! はあっ!!!!」

人(´<_` )「白縄自縛、急急――!」

/::::、。 /「無駄……!」



 ―――。

310 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:04:06 ID:Np0aMy8A0

|゚ノ ∀ )「……おん・きりく・ぎゃく・うん・そわか」

(;´_ゝ`)「……?」

|゚ノ ∀ )「おん・きりく・ぎゃく・うん・そわか」

(;´_ゝ`)「レモ……ナ……?」

|゚ノ#^∀^)人「オン・キリク・ギャク・ウン・ソワカ……!」


    \    ./         |            \ 丶          、    、丶`     \
.       \ /       ____              /\           \ `
        /\     ─=ニニニ=──    /              、丶` \
          \/    --+--      \丶    \     、丶`
         /\     │      / . \      丶
            /    |     \丶    、丶`    \
              \  │   / \
            i              /、丶`                            i
  ____i│___          __                         ________!____
   ̄ ̄ ̄ ̄|│ ̄ ̄             ___ ̄                      ̄ ̄ ̄│   ̄ ̄
         !   、ヽ`                                       !
        、ヽ`     /     .\           `~^ '' ‐-    _  / /
      \` \   /     \=彡'                       / …‐-/  __/ _/
.  、丶`  \   ≧=‐-      -‐=彡'                              / 7 =‐-
丶`          /‐-=   i       \/                            /
             /       |         / 丶
          ≧=‐-      |           \
                       !
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311 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:04:40 ID:Np0aMy8A0
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312 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:05:13 ID:Np0aMy8A0

/::::、。 /・:∴「がはっ……!?」

<(' _';<人ノ「なっ……! 今のは……!?」

人(´<_`;)「兄者……なのか?」

<(' _'<人ノ「いえ……」

「おおーい! 準備できたよー!」

(´<_`;)「! 地流さん!」

<(' _'<人ノ「早い! 流石ですね!」

(´<_` )「……今はとにかくヘリへ!」

<(' _'<人ノ「累次くんは先に行ってください。ギリギリまでここを守ります」

(´<_` )「……白虎は置いてくぞ」

<(' _'<人ノ「ありがとうございます、百人力です!」

(´<_` )「君の百人力の基準はよくわからんな……」

<(' _'<人ノ「いいから、早く行ってください!」

(´<_`;)「お、おう」

313 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:05:46 ID:Np0aMy8A0

(´<_`;)「レモナさん! ヘリに乗りますよ!」

|゚ノ ^∀^)「……えっ? あっ、はい!」

(;´_ゝ`)「弟……者……」

(´<_`;)「! 兄者! 意識が戻ったか!」

(;´_ゝ`)「ごめ、背負って……」

(´<_`;)「皆まで言うな! 俺が背負ってってやるからな!」

|゚ノ ^∀^)「私も手伝います!」

(´<_`;)「大丈夫なんで、先にヘリ乗ってください!」

|゚ノ ^∀^)「……わかりました!」

(´<_`;)(何か、雰囲気変わったか……?)

(;´_ゝ`)「……」



 ―――。

314 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:06:20 ID:Np0aMy8A0
          _ .. -=ニ                          _
─────   ヽ   三  ---──────_─r=エユニ「`Yトr七ニ二二¨ _
  ̄  ̄ ̄  ̄   \ 三  ̄  ̄ ̄  ̄           r- ┴'_土ヱユ
              rュ ニr宀、_, ュ__ _      /  ̄     {
 ---───=_≡二辷二孑卉r¬辷r─…¬、_ ̄_三三二二二二二二二二二
    ̄   ̄     └'r仁二二`フ¬、            l,⊥      {Y} |
                  〉      {  _ 丿           l|仁!         |
              |     ;   ヽ   __    l|二|        _」_
       _     _j ___  ⊥ .. _゙v∠[丁ミ`ヽ  ll三」    /  ̄ミヽ
.     〈  Y才テ'ニ、     _ -、      ̄`ニ 「二 - _...⊥ r'⌒vート、
      `ーヘヘ厶_j    「___ ヽ               ̄¨ ‐<ゝニン川厂}
         V  ̄ l7'  ̄~l「 ̄ ¨7i r-、   _             ヘニ∠ー'
            l __ll___ _j!___ ' |||   | fヽ!   r、            l  \
         /´             `r 、二   | | ∥  | |   「l   r、     l   ヽ
           L          / !| |   ',`='j  ゝ   J   | |  「l  !    |
           | \       /   厶'′     「 ̄`ヽ‐-  、_ `′└   l  /
         ',   `┐   r '    /       |         ,ニ、¬‐ 、 -〈
         ゙弋¬ jr  ヽ. __/        r!      l      |:::::!    ヽ‐ヽ
        r辷ユ==T'「.......:::::.:.::::::::::::.:::.:.:.:.:.. ._ ノ    ノ     ヾン      ト }
            `| 「¨ =- :_:::::::::::::::: ̄.:.::_二二 ,ニT「`ー- ニ _    j_イ
            i´ ry⌒!       ̄ T卞二´_::::::::l 7Y `! ̄ ̄::::::::::_ 二l´ h
            | jハ  |          L.リ       ̄| {r! j|¬冖'  ̄   ! リ
            ー' ー'                ー' ー'         `´
        ※注:画像はイメージです、機種はCH-47Jではありません

315 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:06:54 ID:Np0aMy8A0

爪;゚ー゚)ノシ「早く乗ってッ!!」

(´<_`;)「はい!」

|゚ノ;^∀^)「乗ります!」

爪;゚ー゚)「あーもうもどかしい! 離陸前に落されないかヒヤヒヤだよ!」

(´<_`;)「すみません、乗りました!」

|゚ノ;^∀^)「乗りました!」

(;´・_ゝ・`)「同じく!」

爪;゚ー゚)「あとは……美和ー! 切りの良いとこで!」

「はあっ!!」

爪;゚ー゚)「美和! 聴こえないのかい!?」

(´<_`#)「美和! 早く来い!」

「! はいっ!!」

爪゚ー゚)「ヒュゥ……やるねぇ。妬けちゃうよ」

(´<_` )「……お恥ずかしい」

316 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:07:28 ID:Np0aMy8A0

<(' _';<人ノ「お待たせしました!」

爪゚ー゚)「おっしゃ離陸するよ! 盛岡さん手伝いよろしく!」

(;´・_ゝ・`)「が、頑張るよ!」

人(´<_` )「お願いします! 有象無象の攻撃は結界で防ぎます!」

<(' _'<人ノ「あ、私も結界を!」

(;´_ゝ`)(何とか……なりそうか……)

|゚ノ ^∀^)「……よかった……」

(;´_ゝ`)(……レモナ、さっき……真言を……)

爪#゚ー゚)「うおおおおお! 離陸!」

(;´・_ゝ・`)「離陸します!」

人(´<_` )「五行結界!」

<(- _-<人ノ「……祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え……!」



 ―――。

317 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:08:01 ID:Np0aMy8A0

爪#゚ー゚)「いっけえええぇぇぇぇ!!!!!」














  Case12「海色の声」
  Day8A「プランB」

                          To be continued...

318 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/16(木) 23:08:34 ID:Np0aMy8A0
今回はここまで

319名無しさん:2024/05/16(木) 23:49:04 ID:u1Jl3sLM0
おつです

320名無しさん:2024/05/18(土) 18:43:28 ID:SDptCP620
乙!!

321名無しさん:2024/05/19(日) 12:30:32 ID:NECGhkCU0
おつ!
更新早すぎる嬉しい
弟者の魔術師っぷり凄いな…

322名無しさん:2024/05/19(日) 22:26:23 ID:s8dactDQ0

弟者が援護して兄者が前衛
姉者が占って母者が無双
父者が薄くて妹者が可愛い
流石家って凄いね...

323名無しさん:2024/05/19(日) 22:39:46 ID:ghXmqdYc0
父者は薄いけど包容力凄そう薄いけど
乙乙

324 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:09:32 ID:w8Av3rek0
>>319-320
リ゚▽゚ リ<l「乙ありなん」

>>321
∬´_ゝ`)「ふぅん、地味な方の弟の分際で生意気この上ない」

>>322
l从・∀・ノ!リ人「また髪の話してるのじゃ」

>>323
( ´_ゝ`)「冗談か本気か知らんが上皇陛下の物腰の足元に及ぶことが人生の目標らしいぞ」

325 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:10:39 ID:w8Av3rek0
前回のあらすじ
・なるほど、同時攻撃なら通るかもしれないね
・美和ちゃんが順調に無双してますよ
・あーもうもどかしい! 離陸前に落されないかヒヤヒヤだよ!


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

326 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:11:13 ID:w8Av3rek0
Case12-Day8B
          _ .. -=ニ                          _
─────   ヽ   三  ---──────_─r=エユニ「`Yトr七ニ二二¨ _
  ̄  ̄ ̄  ̄   \ 三  ̄  ̄ ̄  ̄           r- ┴'_土ヱユ
              rュ ニr宀、_, ュ__ _      /  ̄     {
 ---───=_≡二辷二孑卉r¬辷r─…¬、_ ̄_三三二二二二二二二二二
    ̄   ̄     └'r仁二二`フ¬、            l,⊥      {Y} |
                  〉      {  _ 丿           l|仁!         |
              |     ;   ヽ   __    l|二|        _」_
       _     _j ___  ⊥ .. _゙v∠[丁ミ`ヽ  ll三」    /  ̄ミヽ
.     〈  Y才テ'ニ、     _ -、      ̄`ニ 「二 - _...⊥ r'⌒vート、
      `ーヘヘ厶_j    「___ ヽ               ̄¨ ‐<ゝニン川厂}
         V  ̄ l7'  ̄~l「 ̄ ¨7i r-、   _             ヘニ∠ー'
            l __ll___ _j!___ ' |||   | fヽ!   r、            l  \
         /´             `r 、二   | | ∥  | |   「l   r、     l   ヽ
           L          / !| |   ',`='j  ゝ   J   | |  「l  !    |
           | \       /   厶'′     「 ̄`ヽ‐-  、_ `′└   l  /
         ',   `┐   r '    /       |         ,ニ、¬‐ 、 -〈
         ゙弋¬ jr  ヽ. __/        r!      l      |:::::!    ヽ‐ヽ
        r辷ユ==T'「.......:::::.:.::::::::::::.:::.:.:.:.:.. ._ ノ    ノ     ヾン      ト }
            `| 「¨ =- :_:::::::::::::::: ̄.:.::_二二 ,ニT「`ー- ニ _    j_イ
            i´ ry⌒!       ̄ T卞二´_::::::::l 7Y `! ̄ ̄::::::::::_ 二l´ h
            | jハ  |          L.リ       ̄| {r! j|¬冖'  ̄   ! リ
            ー' ー'                ー' ー'         `´

327 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:11:47 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「ふぅ……ここまで上昇すれば大丈夫かな?」

(´<_` )「恐らくは」

(;´・_ゝ・`)「いやー、生きた心地がしなかったよ」

<(' _'<人ノ「しかし、困りましたね」

(´<_` )「ああ。あんだけ派手に暴れた以上、欺瞞工作もどこまで効果があるか」

爪゚ー゚)「……ちなみに、発つ前からわかってた悪い報せがあるんだけど」

<(' _'<人ノ「何ですか……?」

爪;゚ー゚)「燃料、あんまりない」

(;´・_ゝ・`)「ええっ!?」

(´<_`;)「それは……」

<(' _'<人ノ「むぅ……となると、どこに向かいましょう?」

(´<_` )「……難しいな。逃げ隠れるならB地区かD地区が良いとは思うが」

爪゚ー゚)「山に戻る、ってのもアリかもね。B地区やD地区じゃ、そもそもヘリを隠す余地がない」

(´・_ゝ・`)「確かに……普通に目撃されそうだ」

328 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:12:20 ID:w8Av3rek0

(´<_` )「それを言うと……山だってB地区上空通過したら普通にバレるから駄目な気が」

<(' _'<人ノ「八方塞がり、ですね……」

(´・_ゝ・`)「……山まで逃げて、船で移動するのはどうだろう?」

爪゚ー゚)「ありっちゃありかも。付近を張り込みされてなければ、という注釈が着くけど」

(´<_` )「張り込みは……ない気がしますね。船が見つかってれば張り込みじゃなくて接収されてそうです」

<(' _'<人ノ「確かに。船さえなければ袋の鼠ですからね、わざわざ張り込んだりはしないかもしれません」

(´<_` )「船があることに賭けて山行き、は一考の余地ありか」

爪゚ー゚)「……まあ、話しながらもう山に向かってるよ。山まで行けるか結構ギリギリなんだ、燃料」

(´・_ゝ・`)「選択の余地なしかぁ……僕の意見で決まるのはプレッシャー感じちゃうね」

(´<_` )「いや、たぶん本当に選択の余地ないですよ。少なくとも数分で思い浮かぶ気はしない」

<(' _'<人ノ「はい。……真理男くんなら何か思いついたんでしょうか?」

爪゚ー゚)「や、無理でしょ。もうちょい燃料に余裕あればともかく」

(  _ゝ )

|゚ノ ^∀^)「アニジャさん……」

329 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:12:53 ID:w8Av3rek0

(´・_ゝ・`)「しかし地流さん、ヘリの操縦なんてどこで覚えたんだい?」

爪゚ー゚)「ハワイで親父にね……」

(´<_` )「これは嘘松」

爪゚ー゚)「だいたいあってるんだよなあ。父親がヘリパイでね、今はハワイのスクールで教官やってるんだ」

(´・_ゝ・`)「へぇー、凄い」

(´<_` )「マジですか」

<(' _'<人ノ「本当だと思いますよ? 昔、両親が自分を置いてハワイに移住したって愚痴ってましたから」

爪゚ー゚)「当時学生だったからねぇ、東京で一人暮らししてたとはいえ不安になったもんさ」

(´<_` )「それは……確かにそうでしょうね」

<(' _'<人ノ「私は未だに実家暮らしなので、どういう気持ちになるのか想像できません」

爪゚ー゚)「まあ美和は一生実家暮らしでしょ、弟君は入り婿になりそうだし」

(´<_` )「何を根拠に……」

<(' _'*<人ノ「む、婿……!」

爪゚ー゚)「だって君、伊佐神社の伝統を捨てろとは言えないでしょ」

(´<_` )「む……それは……」

330 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:13:27 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「伊佐はそうやって家伝を繋いで来たんだから。美和が一人娘じゃなきゃ話は違ったんだけど」

(´<_` )「……なるほど」

<(' _'<人ノ「……別に、累次君が捨てろと言うなら捨てても構いませんよ?」

(´<_` )「馬鹿言っちゃいけない。その歴史の価値を、偉大さを、知らんとは言わせんぞ」

<(' _'<人ノ「それでも、です。累次くんと比べられるものではありません」

爪゚ー゚)「あーあっついあっつい。よそでやってよ」

(´<_` )「あんたが振ったんだが……」

<(' _'<人ノ「そうです。何ですかその言い草は?」

爪゚ー゚)「何って、嫉妬かな? 弟君ばっかりズルい! 僕だって美和にヴェルタースオリジナル宣言されたい!」

<(' _'<人ノ「ヴェルタ……?」

(´・_ゝ・`)「おやおや、三角関係かな?」

(´<_` )(マジでそうなんで、やめてください)

爪゚ー゚)「まさに三角関係だよ。ああ、僕はこんなにも美和のことを愛しているのに……!」

<(' _'<人ノ「ふふ、ありがとうございます。あなたは大切な友人です」

(´<_` )「よかったですね」

331 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:14:01 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「ふぅん、煽りよる……」

(´<_` )「あなたのような見境のない獣には渡しませんよ」

爪゚ー゚)「見境はあるよ? ちゃんと選り好みしてる」

(´<_` )「猶更悪いわ」

爪゚ー゚)「どうやら決着を着けなければいけないようだね……ベッドで」

<(' _'<人ノ「ん? 今何て?」

(´<_` )「そういうところだぞ」

(´・_ゝ・`)「んん?? 四角……いや、二重三角……??」

爪゚ー゚)「……ふっ、まあいい。今は二人の営みに乱入する計画を考えておくに留めよう」

(´<_` )「ふざけんな」

<(' _'<人ノ「営み……営み……ッ!?」

<(' _'*<人ノ

(´・_ゝ・`)「はっはっは、これは愉快」

(´<_` )「他人事だと思って笑わないでください……」

332 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:14:34 ID:w8Av3rek0

(  _ゝ )

(´<_` )「■■■■■■■■」

爪゚ー゚)「■■■■■■■■■■■■■」

<(' _'<人ノ「■■■■■?」

爪゚ー゚)「■■」

<(' _'<人ノ「■■■■■■■■■■?」

爪゚ー゚)「■■■■■■」

(´・_ゝ・`)「■■■■」

(  _ゝ )(みんな……無事、なのか……)

|゚ノ ^∀^)「■■■■■■?」

(  _ゝ )(だが、プランB……生きる、路は……)

<(' _'<人ノ「……■■■■■■■■」

爪*゚ー゚)「■■■■■」

(  _ゝ )(……意識……が……)



 ―――。

333 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:15:24 ID:w8Av3rek0
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____  ――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______―――━━――― ̄ ̄ ̄ ̄  ....|丶  __ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . !  |ヽ  | |....―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_   /|  | | ヽ.....━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄__
――――― ̄ ̄  ....i..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . / .|   ヽ. ――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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――――― ̄  .. ̄ ̄ ̄\ |   / /  __  ――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      ___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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334 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:15:58 ID:w8Av3rek0














 (  _ゝ )













.

335 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:17:01 ID:w8Av3rek0
【???】
: : : : : : : : :ニ‐ ._     \
: r- _ : : : : : : : ニ- _     \
: |: : :.::|¨| __: : : : : : : ニ- _   \
: |: : :.::| :|:|.:´"''i..,_ : : : : : :ニ- _   \            γ´ ̄ ̄ `丶
: |: : :.::| :|:| : :::::|:.::´"i- __ : : : ニ- _   \          ゝ  _  ノ
: |: : :.::| :|:| : :::::|: : :.::|: :.::|:|´'ir ._ : : :ニ- _ \                            /
: |: : :.::| :|:| : :::::|: : :.::|: :.::|:|: :l|: :| |┬ __: :.ニ─i──────ーーーーー‐|二二二二二二二二二二
叩口пi|:|┐::::|┌-i|: :.::|:|:: l|: :| |::| |:| ||`i | |:|¨¨¨| |¨¨¨| |¨¨¨| |~二二~|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
干ヨTナ¬十モE宇ユュ_:」」__||_::| |::| |:| || :| | |:|: : : | |: : : | |: : : |[ ̄|::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
小い|:|-匝i|區]}⌒Ⅵ平丁└[||_h口n.|[]|:|┌冖┐┌冖┐┌::::|: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
ii|》}}[|:|丁|:||} }}乂_,ノハ,厂|㎜h|||j乢L]ロ|囲ミ|襾襾|:|而而|:|而而|: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
水尖士|::|:|リ 庁:川:|]::匚|川|jリ|i:i:|「「L]」」jj||_,||_,||:|||匝]|:|「「|||||: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
小Ⅵi:|::|/∠44⇒⇔-‐|テ赱孛求斈弔仄「正]「|:|而而|:|而而|: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
玉正不|∠二..Eュj炸=-:|{巛:リ《(|::Ⅶi:l幺斗乎刋:||||||||||:||||||||||: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
亥^「「|::|//ニ|| |囲{{_|}ニ}|襾}}巛リ|]]|i|::|: ┌|三三三三三三三 |: | |::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
ノ癶|:|:[//厄i|| |囲{{[|}三:|凵リ[)〉::|::: ノ_jニ-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄匚三|::i|::|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
ん{(|:|//「「引| |囲 リ‐:::::|::::::::::::::::|ニ- : : : : : : : : : . . .     └┘[三三|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。|:゚:゚:゚|゚。゚。
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336 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:17:35 ID:w8Av3rek0

( ´_ゝ`)「……えっ?」

*(‘‘)*「ようこそ、流石探偵」

( ´_ゝ`)「えっ?」

*(‘‘)*「突然の招待、失礼しました」

(;´_ゝ`)「……もしかして、死んだのか? 俺」

*(‘‘)*「いえ、幸いにも命に別状はないでしょう」

( ´_ゝ`)「ほっ。じゃあ、一体……?」

*(‘‘)*「危急の状況のようでしたので」

( ´_ゝ`)「それは……よく知ってるな」

*(‘‘)*「神はいつもあなたを見守っています」

( ´_ゝ`)「うわぁ……」

*(‘‘)*「うわぁとは何ですうわぁとは」

( ´_ゝ`)「だってさぁ。逆に聞くけど「先程は快便でしたね」って俺に言われたらどう思う?」

*(‘‘)*「は?? 神を愚かな人類と一緒にしないで頂けますか?」

( ´_ゝ`)「あっはい」

337 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:18:09 ID:w8Av3rek0

*(‘‘)*「……ごほん。それはそれとして」

( ´_ゝ`)「もしかして、何か助けてくれるってことで良いのか?」

*(‘‘)*「その通りです。この幸運を神に感謝し咽び泣きなさい」

( ´_ゝ`)「……」

( ;_ゝ;)「ウッ……よかった! 本当によかった! ……グスッ。神様ありがとー!!」

*(;‘‘)*「えっ、えええええっ!?」

( ´_ゝ`)「どうした? 何か問題でも?」

*(#‘‘)*「こ、こいつ……!」

( ´_ゝ`)「ざっくばらんで良いぞ。愚かな人類相手に慇懃でいる必要もなかろうよ」

*(‘‘)*「……はぁ。はいはい、それじゃあご期待に応えて」

( ´_ゝ`)「助かる。腹の探り合いとかする気分じゃねぇ」

*(‘‘)*「何か勘違いしているみたいだけど、探り合いなんかできないよ? こっちは全部わかってるんだから」

( ´_ゝ`)「ふむ……そうか。それならそれでも良い」

*(‘‘)*「素直でよろしい。で、本題に入るんだけど」

338 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:18:41 ID:w8Av3rek0

( ´_ゝ`)「知っての通り、ぶっちゃけ詰んでいる」

*(‘‘)*「このままじゃ確実に全滅だね」

( ´_ゝ`)「……何とかなります?」

*(‘‘)*「ふっふっふ、そのために私が来た!」

( ´_ゝ`)「来たのは俺だけどな。それで、どういうプランなんだ?」

*(‘‘)*「知りたい? 知りたい? えーどうしようかなぁー?」

( ´_ゝ`)「ざっくばらんにとは言ったがメスガキムーヴはやめてほしい」

*(‘‘)*「そう?」

( ´_ゝ`)「そうだ」

*(‘‘)*「……ま、そんなに難しい話じゃないよ。今、何が一番困ってる?」

( ´_ゝ`)「異界からの脱出、だな。任意のタイミングで道を開く方法はサーバーにあったが、素人の俺らには行使不可能だ」

*(‘‘)*「うんうん、そうだよね」

( ´_ゝ`)「……もしかして、今から魔術教室が始まる?」

*(‘‘)*「えっ? もしかしてトレーニングすれば使えると思ってる? 自信過剰?」

339 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:19:15 ID:w8Av3rek0

( ´_ゝ`)「……無理なのか」

*(‘‘)*「そりゃそうでしょ」

( ´_ゝ`)「ってことは……そういうことか」

*(‘‘)*「うん、そういうことだけど」

( ´_ゝ`)「……それって、アリなのか?」

*(‘‘)*「もちろん。……たぶん、恐らく、メイビー」

( ´_ゝ`)「えぇ……良いのかよ?」

*(‘‘)*「……ま、天罰食らうほどのことじゃない……筈。きっと」

( ´_ゝ`)「どうして俺らのためにそこまで」

*(‘‘)*「は? あんたらのためじゃないから。わかってて言ってるでしょ?」

( ´_ゝ`)「……ミノリちゃんは実に良い姉貴分を持ったらしい」

*(‘‘)*「でしょでしょー? あのピエロも姉扱いなのは思う所あるけど……」

( ´_ゝ`)(たぶん教授はあんたもピエロ扱いしてたと思うぞ)

*(‘‘)*「何そのニヤケ顔? 舐めてんの?」

340 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:19:49 ID:w8Av3rek0

( ´_ゝ`)ノシ「いやいやいや、そんなそんな」

*(‘‘)*「あー! 絶対馬鹿にしてるでしょ!? 助けるのやめても良いんだけど!?」

( ´_ゝ`)「マジでごめんなさい何でもします焼き土下座でもいいです」

*(‘‘)*「……ふぅーん? 今何でもするって言った?」

( ´_ゝ`)「……ぶっちゃけ、現在の危機を脱せるなら入信してもいいぞ」

*(‘‘)*「ふっ、その言葉が聞きたかった」

( ´_ゝ`)「だろうな」

*(‘‘)*「でも、お情け入信みたいなのはいりませーん! せいぜい有難味を積み上げなさい」

( ´_ゝ`)「ありがてえ、ありがてえ……!」

*(‘‘)*「ふっふっふ。神は偉大なり」

( ´_ゝ`)「少なくとも八百万の神の中で特別な存在にはなってきた」

*(‘‘)*「称えよ! 崇めよ! その名は――!」

( ´_ゝ`)「あっ、それはちょっと待って。その名には自分で辿り着くべき。そうだろう?」

*(‘‘)*「……ま、そうだね。どうせなら? せっかくだから?」

341 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:20:34 ID:w8Av3rek0

( ´_ゝ`)「……感謝してるのは本当だぞ。神様にも、あんたにもだ」

*(‘‘)*「私はただの使いっぱしりだし、全部神様にツケといて」

( ´_ゝ`)「ミノリちゃんのことでの感謝も、ツケていいのか?」

*(‘‘)*「……それは、私に」

( ´_ゝ`)「だよな。違ったら色々考え直さにゃならんかった」

*(‘‘)*「? それはどういう――」

( ´_ゝ`)「全部わかってんじゃなかったのかよ?」

*(‘‘)*「私、神じゃないし? わかってるのは今の状況だけだし?」

( ´_ゝ`)「なるほど、大体わかった」

*(‘‘)*「……何だろう、やっぱ普通の人間ではないよね。可哀想に」

( ´_ゝ`)「そうか?」

*(‘‘)*「そうだよ。ま、せいぜい調子に乗って破滅しないように」

( ´_ゝ`)「ご忠告痛み入る」

*(‘‘)*「だから……この場は任せて貰うよ?」



 ―――。

342 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:21:33 ID:w8Av3rek0
【鮫島? 上空】
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   _ ::   ::   ::/   `\ ::   ::   ::   ::   ::   ::   ::   :: 。 ::   ::   ::   ::
     `ヽ  :  : /         :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :
      ::  ー-、  :       l :  :  :  :   :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :
     ::::..    :) :  :     /  :  :  :  :   :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :
      ::::::::.... (     ー一  :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :
      ::::::::   Y⌒ヽ :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :
   ::      .:.:ノ   '⌒ ┐
   ::::::           .::ノ                                    r‐- 、
   ::::::::::::::         く                                 ノ   y '⌒)
                 Y⌒ ー- .._                   _,. -r'⌒   ::..     ( _
           ..::::::          r'⌒              __ ノ:.:.     :::::::::....     `y^ー-.、_
         ......:::::::::::::            ノ                   ̄ へ    ::::::::       ノ  ..:::ノ⌒

343 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:22:06 ID:w8Av3rek0

(  _ゝ )「ウッ.....」

|゚ノ ^∀^)「! 皆さん、アニジャさんが!」

(;´_ゝ`)「……弟、者」

(´<_`;)「兄者!」

(;´_ゝ`)「船、に……」

(´<_`;)「船? 今向かってるとこだ」

(;´_ゝ`)「岩礁の先から、脱出……問題、ない……」

(´<_`;)「何? まさかあれを使えると?」

(;´_ゝ`)「違う、が……問題、ない……」

(´<_`;)「……わかった。なら、信じるぞ」

(;´_ゝ`)「ああ……」


( -_ゝ-)


|゚ノ ^∀^)「……寝ちゃいました」

344 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:22:40 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「ま、ジッサイ他のプランも思いつかないし……」

<(' _'<人ノ「あれとは何ですか?」

(´<_` )「『星辰を揃える』魔術。サーバーの中に詳細があった」

(´・_ゝ・`)「それって」

爪゚ー゚)「強制的に外との道を開けられるはず……なんだけど」

(´<_` )「膨大な魔力が必要な上に、術が難解すぎます」

爪゚ー゚)「全員の魔力をかき集めても足りるか怪しいし、とてもアドリブで使える代物じゃない」

<(' _'<人ノ「むぅ……それは……」

(;´・_ゝ・`)「えぇ? じゃあどうするんだい?」

(´<_` )「わかりません。ですが、俺は兄者を信じます」

爪゚ー゚)「選択の余地ないからね。まあ、万が一もっと良いプランが浮かんだら信じるのやめるけど」

<(' _'<人ノ「ふむ、そうですね。到着まで考えて何も浮かばないなら、止む無しですか」

(;´・_ゝ・`)「ふ、不安だ……」

|゚ノ;^∀^)「不安ですね……」

345 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:23:14 ID:w8Av3rek0

(´<_` )「……飯でも食いますか。操縦中の地流さんには悪いですが」

爪゚ー゚)「ん? 気にしないでいいよ。ちょっと糖分だけ欲しいけど……盛岡さん、助手として食べさせてくれるかい?」

(´・_ゝ・`)「えっ? いやまあ、良いけど……」

(´<_` )(……まさかこの期に盛岡さんにまで粉かける気じゃないだろうな?)

<(' _'<人ノ「そうですね、今のうちに食べておくのが良いと思います」

爪゚ー゚)「うん、着いた途端大歓迎状態かもしれないし。最後の晩餐的な?」

(´<_` )「縁起でもないですよ」

<(' _'<人ノ「辞世の句を詠むにはまだ早いです」

爪゚ー゚)「カイシャク……いや何でもない」

(´<_` )(ニンスレ……)

<(' _'<人ノ「?」

(´<_` )「ところで、火は使わない方がいいですよね?」

爪゚ー゚)「んー……一応、やめといて貰った方が無難かな?」

<(' _'<人ノ「そうなると、食べられるものも限られてきますね」

346 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:23:48 ID:w8Av3rek0

(´<_` )「お湯も人数分はないしな……いやまあ、水混ぜてぬるま湯にしてもカレーいけるか?」

|゚ノ ^∀^)「カレー!」

(´・_ゝ・`)「ん……? カレーを知ってるのかい?」

|゚ノ ^∀^)「あ、えと……おいしそうな名前です」

爪゚ー゚)「うまいよ」

(´<_` )「とはいえ時間もないですしね。カロリーバーとか燻製しといた魚が無難か」

<(' _'<人ノ「カレールーも一人分くらい溶かせるのでは? レモナさんにはそれを」

爪゚ー゚)「まあ、あれこそ人類の叡智が詰まった味だからね。レモナに体験して貰うのは良いと思う」

(´<_` )「じゃあ用意しますよ」

(´・_ゝ・`)「僕は燻製でいいよ。地流さんにはお菓子とかがいいかな?

<(' _'<人ノ「わかりました、渡すのでちょっと待ってくださいね」



 ―――。

347 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:24:21 ID:w8Av3rek0
              _,,,-==ニ三二ニ==- 、
         _,,;;-='.:´.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:`"'=- 、
       ,,;;;'´ ミヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:`"'-、
     /ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,,,,,,...........,,,,,,,,,,_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:\
   ./ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;, -='"´: : : : : : : : : : : : : : : `"'=- 、:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:\
   /ミヾ:;:;:;:;:;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ:;:;:;:;:;;:;ヽ:::::ハ
  ./ミヽ:;:;:;:;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\:;:;:;:;.ヽ::,ハ
 /ミミヽ:;:;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ:;:;:;:;i::::::ハ
 i三ミ:;:;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ:;:;:;:i;.:.:.:.|
 ,iミヽ∥: : : : : : : : : : : : : : : : ,ヘ ヘ   .: : : : : : : : :: : : : :: : .i:;:;/.:.:. i
 ゝ⌒ヽ: : : : : : : : : : : : : : <ヽ く"ヽ /ヽ: : : : : : : : : : : : : : ./.:.:.:.:∥      __
 .`iヽ=-ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ./.:.:.:.:.:/     ./  `ヽ
  ヽ.:`ヽ .\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /.:.:.:.:.:/       /   /
   ヽ.:.:`ヽ、` 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _,,-'"´.:.:.:.:.:.:/       /  /
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                                i    .//
                                ヽ、_,,,/

348 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:24:55 ID:w8Av3rek0

|゚ノ ;∀;)「……!」

(´<_`;)「な、泣くほどうまいのか……こんな適当カレーが」

爪゚ー゚)「前世ぶりのカレーだろうからね、仕方ないね」

(´・_ゝ・`)「地流さん、口開けて」

爪゚ー゚)「はいはい」

<(' _'<人ノ「モグ……おいしいですね、燻製」

(´<_` )「モグ……流石はプロの技だ」

(´・_ゝ・`)「いや趣味だからね? 確かに最近はうちの宿で売ってるけど」

爪゚ー゚)「じゃあプロであってるじゃないか。うーん、やっぱり僕も少しだけ貰おうかな?」

(´<_` )「操縦に支障ないならどうぞ」

爪゚ー゚)「盛岡さん、ちょっとだけ」

(´・_ゝ・`)「はいはい、今千切るから」

(´<_` )(やっぱ食べるって大事だな……一気に落ち着いた気がする)

|゚ノ ;∀;)「グスッ……」

349 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:25:29 ID:w8Av3rek0
【鮫島? 山】
                                 ..,,;;
                          ___      ''゙゙""ヾ.,
                        / ̄/i:i:i\       ''';;
                       /  ノi:i:i:i:i:i:i\    ..__..,;゙゙   ,,.;;;::、__,,....
                     /   ノ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`,,、___ ..,.,::;;;,,,,
       .......,,,,        ...::::;;;;;''""""''::;;;,,,,,..:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:;.;;..;;   ゙゙ヾ,,,,..,
     ,,;;;""" """::;,,,,   __/,,,;:::"""''゙゙/i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:...;;""
,,..;;'';;''"";;;;,        '''';;,,,,,,:::"""/ ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ソ,,
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ノ :::::::::::::\;;;;:,,,..;;;;""/  /i:i:i:i::  /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i....ノ....,.,...,,;;;:::::    ::,,,:::;''"゙   iil|||
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__,ィ´ ̄ :::::::::::::::::::::\__ノ:i:i:i:i:i:i:ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:''゙゙゙""" ノ  /:i:i:i:i:i:i:ノ  /:i:i:i:i:ノkkk;
^、ノ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/,.,,... /i:i:i:i:i:i:i∧ /i:i:i:i:/kkkkk;
∧ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\i:i:i:i:i:i:;;;:'''゙゙゙ ""ヾ:""゙゙ ...,,ゞ\i:i:i:i://:i:i:i:i/kkkkkkkノ
爻ヾ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..;;;;'''""..:::;;;:;...,,;;''' 〜'""::::::::::::::::::/ ̄kkkkkk ∧kkkk
ハハ从'从∧::::∧::::::::::::::::::::::::::::,,;.;.'' ;;;;;''":::::::::::::::::::::::::::::::::::__/kkkkkkkkkノノヾ从ノノ;
ノノゞゞ"ヾハ∧从∧:::::::::::::::::::::::''''""::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/kkkkkkkkkk∧kk,',,彡ミ彡爻',
〃゙ゞ∧ノノ',ゞ从゙ゞソ∧,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ノ¨kkkkkkkk,,∧从从゙ゞ;:;"ゞ,,ソゞ从
∧゙ミ爻彡从爻"ハハ彡ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.ノkkkkk∧kk∧ミ从ミゞ',从リ冫';',彡ンゞ,
爻Y;'ハリ从ソゞミハ∧ゞ゙ヽ ̄ ̄) 冫 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄从;爻゙ヾ,,∧゙ヾ彡,,"彡ゞ,,∧ゞ;,゙ヾ"
iiiiソヾii彡Y;;ミソハ人爻,;'ゞ',,../  (_        从ゞ从,,У,ヾ::爻::;人ン;爻ハハノ爻ゞ;
||||||||||ゞ八;;";;}iiiiiゞ从ハゞミ';, __  ̄ ̄¨三二ニ=┤ノノソハ,;;"爻ンiiiiiiソiiiii',ハヾソiiiiii
,,.゜。::: ,"・。;, ,…,¨;;゙ヾ:・ゞ三 ̄  ̄=三 _  _ー`ヽニ"''__ノiiiiiii;|||||||||,,。・ :,;;‥ ,:;.
: ;・' ,¨:,,:;、;;゚;・:''=="¨ニ  ─  =_  ─-    __ニ三三 =‥"ヾ,,。ヾ、 ,,::':
¨¨二  ̄¨ニニ''"  ___  ── ニ__   ── ─  __─ ニ゙"¨゚`ゞ,,,.:・。
ニ_三 一ニ  三 ̄     ____   ─____  二─   ─__ ̄ ̄二¨¨"
__ ─      ___  ‐──  -─‐──   _   _─    ̄ ̄_____

350 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:26:02 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「よーしよし、何とか燃料もったね」

(;´・_ゝ・`)「メーター見ててヒヤヒヤしたよ」

<(' _'<人ノ「累次くん、着きましたよ」

(´<_- )「むっ……」

爪゚ー゚)「膝枕でぐっすりとは良いご身分だね」

(´<_` )「むぅ……何も言い返せん」

(´・_ゝ・`)「いやそこは言い返しなよ、戦略的仮眠なんだから」

<(' _'<人ノ「そうですよ、累次くんが謝る必要はないです」

(´<_` )「そうか?」

爪゚ー゚)「そうだよ。ただの軽妙なジョークだったんだけど」

(´・_ゝ・`)「軽妙とか自分で言っちゃうんだ」

(´<_` )「……まあ本人が良いって言うならほっとくか」

爪゚ー゚)「うむ、それでよし」

(´・_ゝ・`)「それじゃあ、さっさと降りる準備しようか」

351 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:26:36 ID:w8Av3rek0

(´<_` )「白虎、兄者を」

( -_ゝ-)

<(' _'<人ノ「……正直、真理男くんがここまでやられるほどの実力差はなかったと思いますが……」

爪゚ー゚)「精神コマンド"捨て身"かけて突っ込んだのがよくなかったんだろうね」

(´<_` )「とはいえ、あそこで手間取っていたら囲まれてたでしょうし……難しいですね」

<(' _'<人ノ「……認識できない二本の腕、なんですよ。たぶん」

爪゚ー゚)「それは……納得はできるね。結果論だけど、意識外の攻撃は通っていたように思う」

(´<_` )「ですね……。朱雀のヘナチョコ攻撃が通った時点で気付くべきでした」

<(' _'<人ノ「……戦闘中に気付くのはなかなか難しいことです。戦い慣れていなければ猶更」

(´<_` )「まあ、生きてただけよかったと思うしかないな」

爪゚ー゚)「だね。ぶっちゃけ死にましたねぇと思って血の気引いた」

<(' _'<人ノ「無事でよかったのは確かです」

(´・_ゝ・`)(とはいえ、やっぱり彼が引っ張ってくれないと心細いなあ……)



 ―――。

352 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:27:10 ID:w8Av3rek0

【漁船】
              l=ニ二三γ了三ニ=l    , ', ' ,'| ::| ', ' ,
                     `]」_      ,.'  ,' | ::|  ',  ' ,
                 n   /丁l/ -‐ ' 4    ,' _| ::|  ',   ' ,
                 ||   `丁|    , ' 」|   ,' |::!  |{,     ' ,
              ,┌='_ニ二二三三 , '三三二ニ=ュ|::!  || ',     ' ,
                |/`エ,Τ_丁_丁_丁_丁_丁_丁Τエ|::!  || ',     ' ,
              /lニ二二二三三三三三三三三二二| ::| z TlΤ ̄Τ ̄ΤT、
               レ|| _.Z]ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ[`|_Z. -┴┴―┴―┴ ' - .._
             「| ̄ ̄ ̄ ̄ , '  ̄ ̄ ̄ -‐  '''"´           , 、       /
             |l| 囗  ロ ' -‐ '''"´           rャ  rゃ  ー' rゃ rャ/
             |,|    ,.'´      _ -‐  ´                /
             |l| ,.'´  _  -‐                           /
             Z  zァ              _                 /_
           r/   /'              ∨r 、          ,/∨
           「   /                 ∨_|        ,/∨
           |  l| /         、         ∨          /∨
===== = ‐ l、 /                             /―――――――――――――‐
            ` ‐- _                      / ‐-         -‐
                  ‐- _:::::::::::::::::::::::::::....................................l′       -‐
                     ‐- _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|     ̄
                         ‐- _-―-―ー―-┘ 〜  _
                               ‐- _   -‐

353 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:27:44 ID:w8Av3rek0

(´・_ゝ・`)「漁船かくにん! よかった」

(´<_` )「おっし、第一関門クリア」

爪゚ー゚)「船なかったら流石に死に方を考えるフェーズに入ったよね」

<(' _'<人ノ「良い流れですね。まだ死にたくはないですし」

爪゚ー゚)「僕も美和の子供を抱くまでは死ねないよ」

<(' _'*<人ノ「こどっ……!」

(´<_` )「指一本触れさせたくないですね」

爪゚ー゚)「えっ。流石の僕でもそこにやましい気持ちはないんだけど?」

(´<_` )「いつ何時生えてくるかわかったもんじゃないです」

(´・_ゝ・`)「うーん……ちょっと擁護できないかなあ」

爪゚ー゚)「盛岡さんまで」

|゚ノ ^∀^)「アバズレ、です」

爪゚ー゚)「……なんだろう、レモナに言われると神妙な気持ちになる」

(´<_` )「そのまま神妙にお縄についてください」

354 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:28:18 ID:w8Av3rek0

爪゚ー゚)「えぇー……やっぱ自分で自分を逮捕しなきゃ駄目?」

(´<_` )「逮捕……できるんでしたっけ? 今のところ罪状がないんじゃ?」

爪゚ー゚)「まだないね。一応気を付けてるし?」

<(' _'<人ノ「本当に、気を付けてくださいね?」

爪゚ー゚)「もちろんさ。これでも警察官だからね」

(´<_` )「地流さんが神奈川県警じゃなくてよかったですよ」

<(' _'<人ノ「モラルというのは、容易に汚染されていきますからね」

(´・_ゝ・`)「……よし、出航いけるよ!」

爪゚ー゚)「流石プロ、早い」

(´<_` )「出してください、とりあえず岩礁まで」

(´・_ゝ・`)「オーケー!」

<(' _'<人ノ「甲板に出ます。敵が立ちふさがれば切り捨てますので」

(´<_` )「一人で行くなよ、何かあれば結界張る」

爪゚ー゚)「で、僕が探知と。チーム力発揮してくよ!」



 ―――。

355 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:28:51 ID:w8Av3rek0
【鮫島? 岩礁】
                                            _,.. --―==´ ̄ ̄\
                                  __,,<  ̄ ̄         ,,<    ̄>、
                                 ,,<         \    ̄   ̄       / /
                                 ,,´ /    ̄ ̄    ̄    ̄ ̄    ̄\//  .!
                               /  ̄   ー -:.._    _  __   _/∨l∧ヘ|             / ̄
,.ィヽ                         ,,<__        -    __,,<三二 ̄/  /.∧∧/              l
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 戈   ∧.        ,.< ̄         /      ̄ ̄ ̄      /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧               /   // l
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三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/      -    ―       ー /  /
        ` ー __ 不      ヽ      ー戈 > 、  > 、   `戈  ̄ >-―=== ー   、_ /  ∧   /
 ̄  _ -  _          ヽ、    ー       ヾ   `< -==≡==≦三   ≧== ―-- 、     '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、    -==≡≦ ≧=- 、     ̄    ̄ ヽ 、 ヽ、_  >=-―- ー 、            `ー  -   __
   戈_  -==  ー 、   _, -― - 、_       弌≧=  ー-― ー  、  ̄ ー-  -――― - 、_  __
三≧=―- 、_   _   ̄   > 、     `ヽ `ー 、  _ ―- 、__              ̄ `ー-  - 、__

356 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:29:24 ID:w8Av3rek0

(´・_ゝ・`)「見えた! 岩礁!」

爪゚ー゚)「追手は……たぶんなし!」

<(' _'<人ノ「順調ですね」

(´<_` )「ああ、怖いくらいにな」

|゚ノ ^∀^)「……」

<(' _'<人ノ「? どうしました?」

|゚ノ ^∀^)「……いえ、なんでも」

爪;゚ー゚)ゾクッ!

爪;゚ー゚)「何だい、この感じ?」

<(' _';<人ノ「これは……風が……!?」

(;´・_ゝ・`)「きゅ、急に時化てきたよ!?」

(´<_`;)「扉が開いた、のか……?」

爪;゚ー゚)「盛岡さん! 全速前進!」

(;´・_ゝ・`)「わかった!」

357 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:29:57 ID:w8Av3rek0
              l=ニ二三γ了三ニ=l    , ', ' ,'| ::| ', ' ,
                     `]」_      ,.'  ,' | ::|  ',  ' ,
                 n   /丁l/ -‐ ' 4    ,' _| ::|  ',   ' ,
                 ||   `丁|    , ' 」|   ,' |::!  |{,     ' ,
              ,┌='_ニ二二三三 , '三三二ニ=ュ|::!  || ',     ' ,
                |/`エ,Τ_丁_丁_丁_丁_丁_丁Τエ|::!  || ',     ' ,
              /lニ二二二三三三三三三三三二二| ::| z TlΤ ̄Τ ̄ΤT、
               レ|| _.Z]ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ[`|_Z. -┴┴―┴―┴ ' - .._
             「| ̄ ̄ ̄ ̄ , '  ̄ ̄ ̄ -‐  '''"´           , 、       /
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           「   /                 ∨_|        ,/∨
           |  l| /         、         ∨          /∨
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                               ‐- _   -‐

358 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:30:30 ID:w8Av3rek0

(;´・_ゝ・`)「そろそろ差し掛かるよ!」

|゚ノ;^∀^)「わわっ!?」

<(' _'<人ノ「よっと、大丈夫ですか?」

(´<_` )「揺れがきちぃ。白虎、兄者が人間ピンボールにならんように頼むぞ」

爪゚ー゚)「これだけ揺れてよく転覆しないもんだね」

(;´・_ゝ・`)「転覆したらごめん!」

(´<_`;)「いや、そこまでの状況なら風天切りますけど?」

爪゚ー゚)「まだまだ余裕ありそうだよ? 流石は元漁師」

(;´・_ゝ・`)「余裕とかないから! でも切り札はまだ取っといて!」

(´<_` )(まあ、以前は喋れないくらいだったしな……実際余力はありそう)

爪゚ー゚)「いやあ、盛岡さんが既婚者なのが実に残念だ」

<(' _'<人ノ「えっ? まさかあなた……」

(´<_` )「盛岡さんが既婚者でよかったよ。本当によかった」

(;´・_ゝ・`)「えっ何の話!?」

爪;゚ー゚)「ッ!? これは――!」

359 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:31:04 ID:w8Av3rek0

爪;゚ー゚)「高魔力反応! ……右前方!?」



                          、
           r‐          / 〉
           |  |          〈 /
            乂ノ             `

         _,、- ''"゚~~~~゚"'' ‐ ,_
 (\   _ ‐^. . : :      / 〉 `'‐,_
  \) _- . :          〈 /  : . \
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   :゙ . :      . : .::::;;;;;;;::. : .        : . ゚,
  .: . :       : : :::::'   ':::::. : .     : : }
  { : :     : : ;;::;l    l::::: : :    . : ‘
   ゚, : .     :(   )   ,.:::: : :      . : ,゚  ⊂ニニ⊃
   ゚,: .      `¨゛ ' : : ' : : :       . : _'
    ‘、 : .      ` : : : : :      . : _^
     ‘:、 : .             . : _.‐
      `'‐ ,_ : . . .     . . . : _、‐^
         ^ '‐: :、、、、、: :‐' ^   ( \
        / 〉            \_)
         〈__/



(´<_`;)「な、何だあれは……ッ!?」

<(' _';<人ノ「岩礁に向かっていきます! 一体……!?」

360 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:31:38 ID:w8Av3rek0
                  |!        |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
                  |  ”    |!|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:     ・      "
                         】|i:●:i:i:i:i:i:i:i:i:i:h         /
      ∵              ・   |i::・::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{
                        ―━┥:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|               /
     【       、             | :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
                             ji:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:!   ・
                         |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i【          /
            ∴           |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 》              ”
                         |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|                       /
                      |  ・ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|  ・          '   /
       【                 |!   j} i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{ " !
             、         !   】i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i {h   |!        ”
                          |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{h  !            】
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        、                 j}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{h
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                、     | ヽ、, i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{h
        __            )\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/( ・ /     /
                   \ ト、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ノ(/   :         ―
       ̄二  __     _ )\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/(__     ”  二 ̄
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 二二i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:●i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i二二=― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                       ̄ ̄7i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i( ̄ ̄      ・
                     /    /⌒^Y・ .” |/ ^⌒   \
                     /   ”           |   、     \    "

361 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:32:11 ID:w8Av3rek0

(;´・_ゝ・`)「うわあッ!?」

グラッ
|゚ノ;^∀^)(' _';<人ノ
       ガシッ

(´<_`;)「っ……!」

爪;゚ー゚)「高魔力反応、消滅! ……いや、これは……ッ!?」

<(' _';<人ノ「はっ……!?」

(; _ゝ )ウッ...!

(´<_`;)「な……んだ、これは……」

爪;゚ー゚)「は……ははははは……何だい、これ?」

<(' _';<人ノ「……どうやら、辞世の句が必要かもしれません」

(;´・_ゝ・`)「みんなして何!? 何が起こってるの!?」

|゚ノ;^∀^)「……終わり、です」

(´<_`;)「魔力探知なんてほぼできない俺でもわかる、これは……!!」

(; _ゝ )「に……げろ……ッ!」

362 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:32:44 ID:w8Av3rek0
                     |l|lil|l     |l|川l|lY|l|l|l|l{        _,.. --―==´ ̄ ̄\
                     |l| l|     |l|  l||   l|,,<  ̄ ̄         ,,<    ̄>、
                     |l| l|     |l|  l||   l|     \    ̄   ̄       / /
                 |l||l|川リ  |l川|l|l|l|l|l|l|l  l||   l| ̄ ̄    ̄    ̄ ̄    ̄\//  .!
                 |l|            |l|  l||   l|            || || || _/∨l∧ヘ|             / ̄
,.ィヽ               |l|  l|l|l|l|l|l|l|l|l|川  |l|l|l|川|l|l|ll|l|               || ..|| ||/.∧∧/              l
 i|: |               |l|川リ        リ   l||                         || .|| .||`¨              /\
  !∧            __...|l|         l|  l||.. ̄ ̄ ̄ ̄....|l|l|l|l.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄―――|| ||__           /!  ∧
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 戈   _ ̄       .|| ||             j|  l||     |l|l|l|l|l| ||l|l川|{     |l|l|l|l{|l|l|l|{.      || ||       ̄  // l
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ー === -,;/\||||           .゛      、  ′     、 " .     ,  ′  .   ´ ,   、 |||        / ̄
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363 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:33:23 ID:w8Av3rek0
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                       /:l〉 : : : : : : : : : : : |∧: \     ./:::::::|
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   _ - _ -     ィ     /: : : 〈{: : :/: : : : : : : : : : : : : : :>v ./:::::/
        rf/ {≧==ヘ : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : V/ /:::::イ
      -_-/\ : : \ノ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/  .}::::::リ
      -_-|  \: : : : : ノ}、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/   /::::::l  - _ - _
       -_-乂    、: : : : : : /}: : : : : : : : : : : : : : : : :/   }::::::::|-_
        -_-_-ヽ.   \: : : : : : V }ー── ---===彡    }::::::::|-_-_   - _ - _
         -_-_-\    ー────‐===≦  ̄      }::::::::|-_-_-_   - _ - _         __
            -_-_- 、                      /:::::::-_-_-_-_-_   - _ - _   __∠__ \___
  - _ - _         -_-\                       }:::::-_-_-_-_-_-   - _ - _    \           /
            -_-_-_ー…-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_彡-_-_-_-_-_-   - _ - _     〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        - _ - _     -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-                ↑船
          - _ - _          -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-     - _ - _
            - _ - _      -_-_-_-_-_-_-_-_-_-    - _ - _

364 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:33:57 ID:w8Av3rek0

(゚<_゚ ;)「――ッ!?」














  Case12「海色の声」
  Day8B「境界に眠る者」

                          To be continued...

365 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/23(木) 22:34:46 ID:w8Av3rek0
今回はここまで

366名無しさん:2024/05/24(金) 00:26:57 ID:Z7UGT9G60


367名無しさん:2024/05/25(土) 21:43:21 ID:wIfUQeRw0
おつ!
更新頻度高くてほんとうれしい
兄弟の信頼関係ほんと流石だなやばいことなってるけど

368 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:41:52 ID:IQuCm.q20
>>366
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」

>>367
( ´_ゝ`)ノ「流石だよな、俺ら」

369 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:45:44 ID:IQuCm.q20
おや??

370 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:48:52 ID:IQuCm.q20
あ、直った
投下しますん

371 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:49:26 ID:IQuCm.q20
前回のあらすじ
・なるほど、同時攻撃なら通るかもしれないね
・美和ちゃんが順調に無双してますよ
・あーもうもどかしい! 離陸前に落されないかヒヤヒヤだよ!


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

372 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:49:59 ID:IQuCm.q20
Case12-Day8C
                                   --
                                  /_::::::::::::\
                                  /   \::::::::::..
                               __/         :::::.:::::.
                           /      `      |::::::::::i
                           /____      \  |::::::::::|
                           />r‐,─  \      rヘ::::::::|
                     /V: : : ∨: : :∨\\       }::::::|
                       /:l〉 : : : : : : : : : : : |∧: \     ./:::::::|
                   /:イ: : : : : : :/: : : : : : :L\ハ    |:::::::::|
                     / V: : : : : : /: : : : : : : : : :∠}:|    |:::{圭}
                 /: 〈{: : : : : :/: : : : : : : : : : : : :}:|    |:::::::::|
                   /: :〈{: : : : : /: : : : : : : : : : : :<}:|    |:::::::/
                     /: : 〈{: : : : :/: : : : : : : : : : : : :/}:|   /::::::′
    _ - _ - _ -     /: : :〈{: : : : /: : : : : : : : : : : : : ;>}:|  ./:::::/
   _ - _ -     ィ     /: : : 〈{: : :/: : : : : : : : : : : : : : :>v ./:::::/
        rf/ {≧==ヘ : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : V/ /:::::イ
      -_-/\ : : \ノ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/  .}::::::リ
      -_-|  \: : : : : ノ}、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/   /::::::l  - _ - _
       -_-乂    、: : : : : : /}: : : : : : : : : : : : : : : : :/   }::::::::|-_
        -_-_-ヽ.   \: : : : : : V }ー── ---===彡    }::::::::|-_-_   - _ - _
         -_-_-\    ー────‐===≦  ̄      }::::::::|-_-_-_   - _ - _         __
            -_-_- 、                      /:::::::-_-_-_-_-_   - _ - _   __∠__ \___
  - _ - _         -_-\                       }:::::-_-_-_-_-_-   - _ - _    \           /
            -_-_-_ー…-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_彡-_-_-_-_-_-   - _ - _     〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        - _ - _     -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-
          - _ - _          -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-     - _ - _
            - _ - _      -_-_-_-_-_-_-_-_-_-    - _ - _

373 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:50:33 ID:IQuCm.q20



爪゚ー゚)「……は」



(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」



爪*゚ー゚)「はっ……はははははは! 何だいあれ!? 凄い! すっごぉぉぉい!!」



<(' _';<人ノ「なんっ、という……!」



(;´・_ゝ・`)「はわわわわわッ!?」



(;´_ゝ-)「くっ……!」



|゚ノ;^∀^)「アニジャさん!?」

374 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:51:07 ID:IQuCm.q20

<(' _';<人ノ「累次くん? 累次くん!!」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

爪*゚ー゚)9m「すっげぇー! でっけぇー!! かっこいー!!! はははははは!!!!」

(;´・_ゝ・`)「ど、どどどどどうすれば!?」

(;´_ゝ`)「ちっ……盛岡さん、とりあえず90度回頭」

(;´・_ゝ・`)「はっ!? 目が覚めたのかい!?」

(;´_ゝ`)「いいから早く!」

(;´・_ゝ・`)「わ、わかった!」

|゚ノ;^∀^)人「……オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」

爪゚ー゚)「はははは……は?」

爪;゚ー゚)「はっ……僕は何を……?」


ガクッ!
( <_  )(' _';<人ノ「累次くん!?」

375 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:51:39 ID:IQuCm.q20

(;´_ゝ`)「美和ちゃん、弟者は任せろ」

<(' _';<人ノ「真理男くん!?」

(;´_ゝ`)「言い難いことなんだが」

<(' _'<人ノ「はい?」

(;´_ゝ`)「……悪い、囮になってくれ」

<(' _'<人ノ「……」

(;´_ゝ`)「無視できない一撃を入れてくれるだけで良い。その間に離脱の準備をする」

<(' _'<人ノ「……」

(;´_ゝ`)「頼む」

<(' _'<人ノ「……わかりました。死ぬ気はありませんが、駄目だったら累次くんに謝っておいてください」

(;´_ゝ`)「たぶん駄目だったら全滅だから大丈夫」

<(' _'<人ノ「ふふ、それは絶対失敗できませんね」

(;´_ゝ`)b「魚類どもに祈念流の偉大さを教育してやれ」

<(' _'<人ノ「ええ……! 存分に教育してやりましょう!」

376 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:52:13 ID:IQuCm.q20

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       |l!1!|!l./ム―7 レ .レ  i| !i| !li| |i! |! |                |l!1!|!l
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       |l!1!|/' ̄7/          il !li| |i! |               |l!1!|!l
       |l!1!|!l.  //             !li| |i!                  |l!1!|!l.
       |l!1!|!l. /' . __         li| |i                    |l!1!|!l
       |l!1!|!l   /´ > ,.イ    i| |!:                 |l!1!|!l
       |l!1!|!l   ´ ̄  /_/      !| |                      |l!1!|!l
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       |l!1!|!l |!       ./ /    .|/レ'i                || |l!1!|!l
       |l!1!|!l |!,      //     .|/|i | i              || |l!1!|!l
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377 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:52:46 ID:IQuCm.q20
                              _
                            .:::::´/  \
                            /::::::: /
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                      /::::::::::::/ ぐ{       ハ
                / :::::::::::: /  `       ヾi{
                   /::::r  :::::::/                 ヽ
               /:::::ハフ::/        ̄ ̄ ̄` 、}
                 /::::::: ー:::/   ´   -───-
             /:::::::::::::::/  / ィ i|\|\∧/∨∨イヽ〉
               /:::::::::::::::/  / ∧\|ニニニニニニニニニ| }
              / :::::::::::: /  イ /ヽ|ニニニニニニニニニニニニV
           / ::::::::::::::: /  /ニニニニニニニニニニニニニニニニニ!
          /::::::::::::::::: /  /:|ニニニニニニニニニニニニニニニニニ|
          ./:::::::::::::::::::: /  / |ニニニニニニニニニニニニニニニニニ|  /\
         /::::::::::::::::: /     /ニニニニニニニニニニニニニニニニニ丿/    、
      :、/::::::::::::::::: /      ==ミニニニニニニニニニニニ=====彡 /\
       \:::::::::::::: /   /    \/¨¨¨¨ ̄ ̄____/_   、
        ー…┴…=彡イ \___ノ\  /
                             /` ー……───
                       \______/



<( _ <人ノ「はあああああああ……ッ!!!!」

378 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:53:19 ID:IQuCm.q20
                                  /
                              /
                       l       / /
                       l  ∧ // /
                       | し ∨ /                                                    >''”
                  _ノ     /                                    /                 >''”
             ─=ニ二_   '゙,  /                                  //     /       >''”
                    )    /                               // /   / (_____>''”
                    /   /                          ///   〈_/
                   //  /                         //    ,
                    /  /                           //
                      /  /                        //
                     //  /                            /         '゙                     _-=ニ⌒
                  / '  /                         /           ,  , /             _-=ニ⌒
                    /.   /                      >''゛        // 〈/ ,,     _  -=ニ⌒
                  //.   /                    >''”            /            (
              /    /                  >''”                        ( ̄ \
                /    /               >''”                           \
              //    /              >''”                      /|      /⌒\\\
          / '    /            >''”                     _-=ニ/ ///|   |   /       \
            /.     /       >''”                   _-=ニ⌒  7 //  |│ | //           \
.       //.     /    .>''”                   _-=ニ⌒     / /    |│ |'/
.         /      / >''”                    _-=ニ⌒          /       |│
.       //    >''”                   _-=ニ⌒                     |¦
      /                        _-=ニ⌒                      |
.     /                _-=ニ⌒
.   //            _-=ニ⌒
  /             _ -=ニ⌒
//      _-=ニ⌒
/    _-=ニ⌒
 -=ニ⌒

379 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:53:53 ID:IQuCm.q20

(;´_ゝ`)「地流さん、弟者の懐から風天の札を……」

爪;゚ー゚)「了解」

(;´_ゝ`)「……レモナ。風を操る魔術は使えるか?」

|゚ノ;^∀^)「……はい」

(;´_ゝ`)n「おっし、ツイてる……!」

爪;゚ー゚)「あったよ!」

(;´_ゝ`)「そしたら俺の魔力を全部レモナに」

爪;゚ー゚)「む……大丈夫かい?」

(;´_ゝ`)「ごめん全部は嫌な予感する、ちょっとだけ残して」

爪;゚ー゚)「だよね、その状態で魔力枯渇したらたぶん死ぬよ?」

(;´_ゝ`)「ウッス……」

(;´・_ゝ・`)「回頭完了したよ!」

(;´_ゝ`)「よし、じゃあ――」

380 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:54:27 ID:IQuCm.q20
            :,:           :(::)
            /⌒''⌒) :,,゜      '         ,,,,,,,
           (:::::::::::::::!'                 (::::::)
           ヽ::::::::';'''                 ''``   。
           τ'::/ .;:
            )/
         。            '  、       ;: 。
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381 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:55:00 ID:IQuCm.q20

∴:・( _ <人ノ「――っ」

(;´_ゝ`)「美和ちゃん……! 駄目だったか……ッ!?」

爪;゚ー゚)「……見捨てるしか、ないかな」

|゚ノ;^∀^)「そんな……!」

(;´_ゝ`)「迷ってる暇もなけりゃ手出しできる力もない。いずれ地獄で謝るさ……!」

(;´・_ゝ・`)「っ!? あいつ、こっちに!」

(;´_ゝ`)「……万策尽きたな」

爪;゚ー゚)「こりゃ、逆に謝られちゃいそうだねえ……」

( ´_ゝ`)┫「……どうせ死ぬなら一発かましとくか。ろくに体動かんが」

爪゚ー゚)r=≡=「ふっ、もしかしたら1クリ出て海に還ってくかもしれないしね?」

(;´・_ゝ・`)「えぇ?」

|゚ノ ^∀^)「……なら、船に風を纏わせてぶつけます」

( ´_ゝ`)「そりゃいい。かのクトゥルフも漁船のぶちかましを受けて尻尾巻いたらしいしな」

爪゚ー゚)「はは、ゲン担ぎにしちゃ出来すぎだ。マジでワンチャンあるかもね」

382 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:55:34 ID:IQuCm.q20
                                    __
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                               ム            {i:ハ
                                「          ::::::゚,
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383 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:56:07 ID:IQuCm.q20
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      ,!      l     ._ .彡、._,,,..-ー''"゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ニニニ==-、                     `゙'ー ..、
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      .l          l   .,,..ノ  , ‐''"´          三゙ニ¬- ..,、   .`゙''て ,,
     │          !   \ . l,彡   彡             三三   .`''ー..、  '(,゙゙゙゙´.、
      !        l    \i、 彡 彡           二三三三   .`、  `'-, ゙''-、
     .!        │     "''' 彡                     三    |  /'┘  `'-、
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     .l゙          !        彡彡                      三三 ,!            `'-、
    │         │     ./l  .彡彡__        ____,,、    三三               `'-、.
     l          │   / .―‐''"゛  ―ー'''''''''"゙゙ ̄ ̄ iニ,゙___、   三三三            `'-、
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    l               ! `'、   ,,-¬''''冖''―-- ..,,,,_                         ̄''''―;=_
    !            !  .ヽ   \   .彡彡彡     .`゙"''― ,,,_                  `゙''ー ,,、
    .!             !  ,,,..ゝ   `''‐ 彡彡           `゙"'ー-..,,,、                 \

384 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:56:41 ID:IQuCm.q20
       .l;;i′      /     .!;;/ .イ、;;;;;;;;;;;;;;./ |;;;;;; /         .r' /     ,イ゙ .,〃     ../; /
       .|/       ノ      .l;;; !  l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ !;;./           ,,ilr'"     ,i'./        ,./ ,/ .,.
       :l゙                 | !  /;;;;;;;;;;;; /  /./         '″      .,l./        ,,ノン"  .フ;;
              _,,          !゙.,,.,i";;;;;;;;;,./  .iУ                             ,i'/ .,..r'";;;;;
   .i}′        / ;;,! .,      /;゙;;;;;;;;; /   .l″            ,ν         / /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
   `           i";;;,/ /      /;;;;;;;;;;;;/                   il l′         _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
           l /  ."、    / ;;;;;;;;;;/               _    ,,i!!″     .,..r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;.,,,r‐ー'″
          /./    l「    .../ ;;;;;;;;; /              ,,il″   .´     .,,./ ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;_ン'"
     .,i''l   .,〃    .〃 /  ./ ;;;;;;;;;./    .,.     _ /″           _/;;;;;;;;;;;;;;;;;,./ ´        _ン'
    ,lゾ  .〃   .,〃 ./  ,i";;;;;;;;./     ./     ,r'./     .,    ._/;;;;;;;;;;;;;;,,,./ ゛       . _,,-へ.iii
   .〃   ./l   、〃 ,ir / ;;;;;;; /    .,〃    .,ノン′  .,,ir'"  _/丶;;;;;;,ン'″    ,, ;;二二r‐''''、;;;;;;;.
   〃  .,ノ~;/  .,/./ .,ノ/ / ;;;;;;;;;;;;l  .,.. |″    ,i'ン"   ,ii'" .,..-'";;;;;;;;;;;,/゛  _,,,,,__ ,ir!'"       `'''″
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385 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:57:14 ID:IQuCm.q20













【グオオオオオオッ!?】












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386 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:57:48 ID:IQuCm.q20

(;´・_ゝ・`)「えっ、はっ?」

爪;゚ー゚)「はっ……!? この、魔力は……!」

(;´_ゝ`)「間一髪、間に合ったか……ッ!」



(’T’)|)



(;´_ゝ`)「円谷さん……ッ!」

爪;゚ー゚)「それに……!」

387 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:58:22 ID:IQuCm.q20

ミサ メー^)ト「全く、世話の焼ける蒸し鶏さん方ですわね!」

( ´W`)「ククク。そのようなお体で戦場に立つ我が主ほどではないと、愚考致しますがね?」

(;’T’)|)「……まさか、私の弓がここまでの威力になるとは」

(´・ω・`)「更に威力倍々プッシュ行けますね。皆さん今ので凡そ感覚は掴めたでしょう」

N| "゚'` {"゚`lリ「ふっ、まさかあれほどご立派な神格がお出ましとは思わなかったがね」

ミサ メー^)ト「ですわね。たかが侵入者に切る札ではありませんわ」

(´・ω・`)「……八つ当たり、かな? そうだとしたら、あの話にも信憑性が出てくる」

(’T’)|)「第二射、いきますよ」

ミサ メー^)ト「ばっちこいですわ!」

( ´W`)「ここで仕留めるべきでしょう、全魔力を投じますぞ」

(´・ω・`)「同感だ。恐らく三度は通じない」

(;’T’)|)「うわ、凄い魔力だ……! 大丈夫なんですか竹葉さん!?」

N| "゚'` {"゚`lリ「男は度胸、何でも試してみるもんだ。砲身の俺に遠慮なんていらねぇから、ぶっといのお見舞いしてやんな」

(´・ω・`)「フン……チート野郎め」

388 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:58:55 ID:IQuCm.q20
   \    .`'、、 \    ヽ  ヽ .ヽ   l   ! .! │ │ !  . l   ./    ./   ./   ./   .,/  ,/゛
`'-、   \    \. .\    .ヽ  ヽ .ヽ   !  ││ |  ! .!  l   /    /  ./  /   . /  .,/゛  ,
   `'-、.  `'-、  `'-、 \   .ヽ ヽ .l   !  .l |  !  .! l  l   ./   /   /   /   .../  ,/゛  .,..‐″
`'‐、、  `''-、  \   \ \   .\ .ヽ .ヽ  .l  .! .| .!  l ,!  /  ./   ./  ./  /   . / ,/゛ .,..r'"  ,..
...,,  `''-..、 `''-、 ゙'-、  `'、. \   ヽ, .ヽ ヽ  l  ! .l ,! ,! .l  /  /   /  / /  ./ . /  _..‐'゛ ._..-'″
  `''ー、,、 ゙''-、、 .`'-、. `'-、 .\ \  ヽ. ヽ.ヽ .l.  !│ ! l ! /  ./  ./ ./ ,./  ,/. / . ,..r'" .,..-'″  _.. ‐
- ..,_   `'''-、、`'‐、、 `'-,,. \ .`'、,\.  \.ヽヽ . l .l .! .! ! l /  /  / /./ / / ,..r'" ._..-'″ . _.. -'"゛
   .`'''ー ,,_  `''-..,,`''-、. `'-、 \ `-,\ .ヽ.ヽ.l. l l│| .l゙.l / ./ . ,i"./ / ,//゙.,..r'"._..-'" ._..-‐″     .
〜 ,,,_   .`''ー ,,. `''ー、,゙'-、,.`'-..\,`-ヽ, ヽヽ!、.l .!.| | l゙,! / ./ .,i'ン./,,-シ'゙,..r'"_..-'"._,, -'"゛    ._,,.. -''''"゛
    .`゙'''ー ..,,、 `'''ー ..,, `''-ミ;; 、"-ミヾ' \ ヽヽ l. ` ! .,! l /..,iシ//‐,゙ ‐' / ,゙..-'"゛   _,, ー'''"   ._,,,.. -
‘''''―- ..,,,,_,   `゙"'ー-..,,,_`゙''ー ..,`'''ニ;;,.`'-,,.`     .l .|  ".゙,ノ / .゙_..-彡彡-'"゛ ._,, -''''"゛_,,,.. -ー''"´
        `゙゙"''―- ....,,,_ `゙゙'''ー 二ー 二 `'-.     ゛    .'゛ ./ ゙‐'´ ._,,, ー'',゙,゙.. -ー''''"´.__,,,.... -―''''''゙゙ ̄゛
"'''''¬――-.... ........,,,,,,                                 --ー';;;;二,゙,,,,............---一ー''''''''''
_________ ミサ ^ー^)ト ( ´W`) N| "゚'` {"゚`lリ (’T’) (´・ω・`) ___________
_____,,,,,,,,,,,.............. ----     「「くたばれ、クソ魚類ッ!!!!」」     .-..........,,,,__
         _,,,,.... --ー;                           ..,,,_ '''ー二,゙''― ..,,,_  ゙゙゙゙̄"''''''―ー-..........,,,,__
..... --ー¬''^゙゙´_.. -‐'''"゙_,,.. -;;ニニ''''_、.,..-'.,,.         、  、  . \ -、,`''ー ミ¬- ..,,, `゙゙'''― ..,,,_
  _,,,.. -‐'''"´ _,,, ー''二-‐''" _..-'彡;;'".,/ン.,ノ./   ,  .!  .ヽ . ' |-.\,`'-、、 `''ー、,,.`゙''ー ,,,、  . ´゙"''― ..,,_,
`   ._,,, ー'''"_,, ‐''"゛ ,.. ‐'゙,゙ ‐彡''ン'゛./,ノ゙,ノ/   /   | . .ヽ.┐゙'、\ \ .`''-、.  ..`''ー 、、 .`゙''ー ,,,、
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389 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 22:59:28 ID:IQuCm.q20
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390 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:00:01 ID:IQuCm.q20
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                                          r'⌒ゞ' (_,囗 ロ   。⌒ヾ゛
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                                      r'⌒( ノ)丿{ 、_ ヽ 囗ロ []  []        ロ
                                      ゝソ )´,. 、γ ヽ ) [] ロ    囗    []        ロ
                                      ノ y‐-'ノ'´. ´゙  乂   □ □ []   ロ
                                    _,ゝ' /⌒) /    ., ヽ 囗 []   ロ    []
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391 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:00:35 ID:IQuCm.q20
















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392 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:01:08 ID:IQuCm.q20

(;´・_ゝ・`)「殺った……!?」

(;´_ゝ`)「た、助かった……!」

爪;゚ー゚)「ひゅぅ……たまんないね」

|゚ノ;^∀^)「彼は……!」

爪;゚ー゚)「あっ! そうだ、美和!」

(;´_ゝ`)「あっ……え、巻き添え食らったりしてない、よな……?」

爪;゚ー゚)「……だっ、大丈夫! 魔力あるから少なくとも消し飛んではない!」

(;´_ゝ`)「弟者、式神を――は無理だった。え、今の俺ら、時化の海ポチャした美和ちゃんを助ける手立てなくない……?」

爪;゚ー゚)「……マジ?」

(;´・_ゝ・`)「彼らに連絡取ってお願いしようよ!」

爪;゚ー゚)「盛岡さんナイス! この距離なら念話通――してみせる!」

(;´_ゝ`)「そう、意外と距離あるんだよ……」

爪;゚ー゚)「うおおおおおっ! 筋肉ムキムキマッチョマンの彼、聴こえるかい!?」

(;´_ゝ`)「あ、普通に船の無線で良いような気も……」


 ―――。

393 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:01:42 ID:IQuCm.q20

<( _ <人ノ

(´・ω・`)「よっと」

爪;゚ー゚)「美和!」

|゚ノ;^∀^)「ウッ...!?」

(;´_ゝ`)「……こりゃ酷ぇ。美和ちゃん、すまねぇ……!」

(´・ω・`)「かろうじて生きてるけど、危ういな。何とかできるかもしれないチート野郎連れて来ますよ」

爪;゚ー゚)「頼む!」

(;´_ゝ`)「待て。チート野郎ってのは」

(´・ω・`)「……自称霊能力探偵、竹葉不明門」

(;´_ゝ`)「……ツナギの男、か?」

(´・ω・`)「そうですよ」

(;´_ゝ`)「……わかった、行ってくれ」

(´・ω・`)「はい、ちょっと待っててくださいね」

|゚ノ ^∀^)「……」



 ―――。

394 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:02:15 ID:IQuCm.q20

N| "゚'` {"゚`lリ「やあ。久しぶりだな、少年。噂は聞いてるよ」

( ´_ゝ`)「……阿部さん」

N| "゚'` {"゚`lリ「おっと、今は竹葉と呼んでくれ。裏の仕事中なんでね」

( ´_ゝ`)(まさか竹葉不明門が……俺らが憧れた阿部さんだったとは、な……)

爪;゚ー゚)「ちょっと、呑気に挨拶してないで早く美和を!」

N|;"゚'` {"゚`lリ「おっといけね。……おい、こりゃあ……」

爪;゚ー゚)「……」

N| "゚'` {"゚`lリ「……全員、外に出てくれ。ちょいと表沙汰に出来ねぇ術を使う」

爪;゚ー゚)「美和は助かるのかい……?」

N| "゚'` {"゚`lリ「どうにか命は助ける。それ以上は保証できん」

( ´_ゝ`)「地流さん、安心しろ。この人なら信用できる」

爪;゚ー゚)「むぅ……わかったよ、駄々こねて時間かけるわけにもいかない」

N| "゚'` {"゚`lリ「ふっ、イイ女だなあんた。俺がゲイじゃなきゃ惚れちまうところだ」

爪;゚ー゚)「美和を頼んだよ、イイ男」

395 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:02:48 ID:IQuCm.q20

(;´・_ゝ・`)「えっ、あっちの船から発進促されてるけど僕も外出た方が良いかい?」

N| "゚'` {"゚`lリ「あー……すぐにここを発たないとマズイ、操縦者以外で頼む」

( ´_ゝ`)「わかった。さ、地流さん」

爪゚ー゚)「うん……」

|゚ノ ^∀^)「……」



( <_  )

<( _ <人ノ



 ―――。

396 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:03:21 ID:IQuCm.q20

【漁船】
              l=ニ二三γ了三ニ=l    , ', ' ,'| ::| ', ' ,
                     `]」_      ,.'  ,' | ::|  ',  ' ,
                 n   /丁l/ -‐ ' 4    ,' _| ::|  ',   ' ,
                 ||   `丁|    , ' 」|   ,' |::!  |{,     ' ,
              ,┌='_ニ二二三三 , '三三二ニ=ュ|::!  || ',     ' ,
                |/`エ,Τ_丁_丁_丁_丁_丁_丁Τエ|::!  || ',     ' ,
              /lニ二二二三三三三三三三三二二| ::| z TlΤ ̄Τ ̄ΤT、
               レ|| _.Z]ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ冖ニ[`|_Z. -┴┴―┴―┴ ' - .._
             「| ̄ ̄ ̄ ̄ , '  ̄ ̄ ̄ -‐  '''"´           , 、       /
             |l| 囗  ロ ' -‐ '''"´           rャ  rゃ  ー' rゃ rャ/
             |,|    ,.'´      _ -‐  ´                /
             |l| ,.'´  _  -‐                           /
             Z  zァ              _                 /_
           r/   /'              ∨r 、          ,/∨
           「   /                 ∨_|        ,/∨
           |  l| /         、         ∨          /∨
===== = ‐ l、 /                             /―――――――――――――‐
            ` ‐- _                      / ‐-         -‐
                  ‐- _:::::::::::::::::::::::::::....................................l′       -‐
                     ‐- _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|     ̄
                         ‐- _-―-―ー―-┘ 〜  _
                               ‐- _   -‐

397 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:03:54 ID:IQuCm.q20

爪゚ー゚)「しかし……君は彼らが来ることをわかってたのかい?」

( ´_ゝ`)「ん、少なくとも円谷さんはな」

爪゚ー゚)「気を紛らわすために、一体どういうカラクリなのか教えて欲しいね」

( ´_ゝ`)「……以前行ったことのある異界の主が骨を折ってくれてな。寝てる間にそっちに招待された」

爪゚ー゚)「へぇ……そんなこともできるのか」

( ´_ゝ`)「俺が持ってるこの魔道具がなきゃ無理だったろうって話だけどな」

爪゚ー゚)「それ、例のやつじゃないか。なるほどね」

( ´_ゝ`)「で、そっから黒磯さん……って言ってもわからんか。招待されて、戻って他の人に繋げて貰った」

爪゚ー゚)「魔術はどうやって伝達したんだい?」

( ´_ゝ`)「そこは異界の主がうまいことやってくれた。詳細はわからん」

爪゚ー゚)「ふむ。欲を言えばあと1分早く来てくれればなぁ……」

( ´_ゝ`)「扉開いてから入ってくる以上しゃあなし。むしろ1分後じゃなくてよかった」

爪゚ー゚)「1分後だったら全滅してたのは確かだね」

( ´_ゝ`)「ほんと九死に一生だった」

398 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:04:27 ID:IQuCm.q20

爪゚ー゚)「美和は……まあ置いといて。弟君もかなりヤバそうだったけど」

( ´_ゝ`)「……美和ちゃんの治療がひと段落着いたらもっかいレモナに頼むわ」

爪゚ー゚)「そうだね。僕もなんかおかしくなってたけど、その比じゃなさそうだったから」

( ´_ゝ`)「大丈夫だとは、思うが……」

爪゚ー゚)「もし、大丈夫じゃなかったら……美和もメンタルヤバそう」

( ´_ゝ`)「逆パターンの方がよりやべーよ、弟者のメンタル絶対もたん」

爪゚ー゚)「とりあえずは美和が生きのこってくれないと、だね」

( ´_ゝ`)「阿部さんを信じるしかねぇ……」

爪゚ー゚)「ところで彼、何者なんだい?」

( ´_ゝ`)「昔、妹者が誘拐された話はしたっけ?」

爪゚ー゚)「いや、聞いてないけど」

( ´_ゝ`)「そんな事件があってな、解決してくれたのが阿部さん。俺らが探偵になったきっかけでもある」

爪゚ー゚)「あー、それは目指したくもなる。僕だって警官に助けられて目指したしね」

( ´_ゝ`)「まさかオカルト面でも大先輩だとは思わなかったがな……」

399 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:05:01 ID:IQuCm.q20

( ´_ゝ`)「ところで……レモナ。記憶、戻ったのか?」

|゚ノ ^∀^)「……はい」

爪゚ー゚)「それは、よかったねと言って良い感じなのかな?」

|゚ノ ^∀^)「はい!」

( ´_ゝ`)「ちなみに、マスター見て驚いてたみたいだけど……もしかして知り合い?」

|゚ノ ^∀^)「……たぶん、そうです」

爪゚ー゚)「えっ、マジ?」

( ´_ゝ`)「真言扱ってる時点で真っ先に思い浮かべはしたが……まさかだな」

|゚ノ ^∀^)「ショカツリョーさん……元気そうでよかった」

爪゚ー゚)「諸葛亮……??」

( ´_ゝ`)「ぷっ、その自称知ってるってことは間違いなく知り合いのようだな」

|゚ノ ^∀^)「私がその名前で呼ぶと、皆さんニコニコしていました」

( ´_ゝ`)「そらそう。……ってことは、話に出て来たおじいちゃんは……荒巻さんかな」

|゚ノ ^∀^)「あっ……! おじいちゃん、元気なんですか……!?」

400 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:05:34 ID:IQuCm.q20

( ´_ゝ`)「めっちゃピンシャンしてる」

|゚ノ ^∀^)「流石にお歳だし、もう亡くなっているかと……!」

( ´_ゝ`)(ってことは……おねえちゃんは……)

|゚ノ ^∀^)「じゃ、じゃあ。おねえちゃん……伊藤さんは……!?」

( ´_ゝ`)「……生きてはいるが、無事ではない」

|゚ノ;^∀^)「えっ……!?」

( ´_ゝ`)「"堕ちた"……で、伝わるか?」

|゚ノ;^∀^)「そ、れは……」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)(フォローする言葉を持たない……)

爪゚ー゚)(まあ、全滅してなかっただけ良かったんだろうね……)

( ´_ゝ`)「こういうこと言うのはなんだけど……荒巻さんもマスターも、君が君だと知ったら喜ぶと思うよ」

|゚ノ ^∀^)「あっ……。はい」

( ´_ゝ`)(なんなら号泣すんじゃないかマスター?)

401 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:06:08 ID:IQuCm.q20

( ´_ゝ`)(あっ……でもあれだな。レモナが特課預かりになったらマズイ気がするな……)

|゚ノ ^∀^)「?」

爪゚ー゚)"どうかしたのかい? 急にそんなしかめっ面して"

( ´_ゝ`)"……レモナの身柄、普通に考えて特課預かりになりそうだよなって"

爪゚ー゚)"ああ……それはそうだね"

( ´_ゝ`)"帰してやりたい、かつての仲間の許に"

爪゚ー゚)"……円谷さんの政治力には期待できないから、他の方向から攻める必要があるね"

( ´_ゝ`)"冨竹も実質失脚してるし……影響力強そうな知り合いは教授くらいしか……"

爪゚ー゚)"教授は流石に駄目でしょ……。祈念流から言って貰うとか?"

( ´_ゝ`)"群馬なら通りそうだが……うーん"

爪゚ー゚)"あ。……何なら君の提言なら、一回くらいは誤射が通るかもよ?"

( ´_ゝ`)"は……?"

爪゚ー゚)"以前救ったんでしょ? 近隣地域"

( ´_ゝ`)"それは、そうだが……"

402 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:06:41 ID:IQuCm.q20

爪゚ー゚)"群馬の特課で君が何て言われてるか知ってるかい? 「群馬に帰ってきて欲しい男」だよ"

( ´_ゝ`)"えぇ……マジで?"

爪゚ー゚)"マジマジ、何なら冨竹って人が副隊長で留まったのも多少なり君らの心象気にしてると思うよ?"

( ´_ゝ`)"嘘ぉ……"

爪゚ー゚)"君が自覚している以上に、界隈は君に注目しているよ"

( ´_ゝ`)"勘弁してくれ"

爪゚ー゚)"小野木さんなんかは、「一手お手合わせ願いたいもんですねぇ」とか言ってたっけな"

( ´_ゝ`)"小野木って過激派寄りの現隊長じゃん……マジか?"

爪゚ー゚)"ね、一発くらいなら通りそうじゃない?"

( ´_ゝ`)"……検討はしとく"

爪゚ー゚)"後はそうだなぁ……阿部さんって人は何かコネとかないのかな?"

( ´_ゝ`)"……あるかもしれんな。増田さんの話からして少なくとも神奈川に縁はあるようだし"

爪゚ー゚)"あの見るからにヤバいマッチョがチート扱いするくらいだし、力に伴ったコネくらいはあるでしょ"

( ´_ゝ`)"改めて考えると、チート勢のマスターからチート扱いとか最早世界のバグだろ……"

403 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:07:15 ID:IQuCm.q20

|゚ノ ^∀^)「あの……?」

( ´_ゝ`)「おっとすまん。……レモナは、荒巻さんやマスターのところに帰りたいか?」

|゚ノ ^∀^)「それは……はい」

爪゚ー゚)「やっぱり君が一肌脱ぐべき、そうすべき」

( ´_ゝ`)「しゃあなし、阿部さんに借り増やすか」

爪゚ー゚)「それ、返済できるのかい?」

( ´_ゝ`)「自国通貨建でお願いします」

爪゚ー゚)「それは阿部さんに言ってよ」

( ´_ゝ`)「デフォルトしちゃううう」

爪゚ー゚)「だから阿部さんに言ってよ」

( ´_ゝ`)「……言える? 言えなくね?」

爪゚ー゚)「言えるっしょ? 言えるよね?」

( ´_ゝ`)「……善処します」

爪゚ー゚)「ヘタレかな??」

404 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:07:48 ID:IQuCm.q20
                 ,。 \ ・:*        :・゚  '☆,。・:   *:
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405 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:08:22 ID:IQuCm.q20

( ´_ゝ`)「おお、町が見えて来た……!」

爪゚ー゚)「……帰って来たんだなぁ」

N|;"゚'` {"゚`lリ「ふぅ……」

(;´_ゝ`)「阿部さん!」

爪;゚ー゚)「美和は……!?」

N| "゚'` {"゚`lリ「どうにか、ってとこだ。かなりの臓器がオシャカになってたからな……」

( ´_ゝ`)「……こりゃ、美和ちゃんには返しきれん借りができちまったな」

爪゚ー゚)「だね。でも、助かってよかった」

N| "゚'` {"゚`lリ「……」

( ´_ゝ`)「阿部さんにも感謝」

爪゚ー゚)「ああ、もちろん。イイ男でも紹介すればいいのかな?」

( ´_ゝ`)「おい」

N| "゚'` {"゚`lリ「よせやい、浮気なんざしちゃ相棒に愛想つかされちまうよ」

( ´_ゝ`)(どうしよ、借りを返しきれる気がしねぇ……)

406 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:08:55 ID:IQuCm.q20

N| "゚'` {"゚`lリ「それによ、どこの馬の骨かわからんような男よりアンタの方がイイな」

爪゚ー゚)「えっ?」

( ´_ゝ`)「ちょっと」

N| "゚'` {"゚`lリ「いやはや……見ないうちにイイ女捕まえたじゃないか、少年」

( ´_ゝ`)「いや、そういう関係じゃな――」

爪゚ー゚)「ふふん、だろう?」

(#´_ゝ`)「あっ、このふざけんなこいつ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ははは、照れるな照れるな。……どちらかがいつ死んでもおかしくない。俺らがいるのはそういう地平だぜ?」

( ´_ゝ`)「む……」

N| "゚'` {"゚`lリ「くだらん遠慮や羞恥心にかまけてちゃ、後悔することになる」

爪゚ー゚)「うんうん! そうだよ!」

( ´_ゝ`)「一理あるが、悪いが恋愛感情はない」

爪゚ー゚)「えぇ……僕じゃ勃たないかい?」

( ´_ゝ`)「いや、あのね……」

407 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:09:28 ID:IQuCm.q20

N| "゚'` {"゚`lリ「インポか少年? よければ知り合いの名医を紹介するが……」

( ´_ゝ`)「ありがた迷惑ッ!」

爪-ー-)「――も――ない――けどなぁ」

( ´_ゝ`)「……なんて?」

爪゚ー゚)「ふっ、言わせんな恥ずかしい」

|゚ノ ^∀^)「あの……オトジャさん、放っておいていいんですか?」

( ´_ゝ`)「あっ」

爪゚ー゚)「あっ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ん?」

( ´_ゝ`)「……レモナ、すまんがさっきのもっかい頼むわ。ついでに例のお茶も流し込んどくか」

|゚ノ ^∀^)「はい!」

N| "゚'` {"゚`lリ「気を失ってるだけかと思ったが……アレを視た影響だったか?」

爪゚ー゚)「そういうこと」

( ´_ゝ`)「……まあ、大丈夫だとは思うけど」

408 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:10:01 ID:IQuCm.q20

【船内】

|゚ノ ^∀^)人「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」

                 \     ,    !      ,:   /     ,..  ´
            `      \   ゙i.   !.    ,:  /      `
               `  ,  \  ゙i  |    ,: ,..    `
                  `  、\ ,. ;    , ,.. :`
                       ` `       ´
   ‐――   ――――――――             ――――――   ――――――――――――――――――――――
                         ,.        ,
                     ,.. :` ,. ,  ,.  ,  、` .,
                 ,.. :`. /. ,:   ! ′,  \  `  .,
                      /   ,:   !.   ゙i.  \    `  .,
                     `    ,:    ;     ゙i     ,     `  、
                 /.    ,      |          \     `  、
                 /.     ,:.     !      ゙i     \.        `  、
            /       ,:.      i.       ゙i.      `           `  .,
            /       ,                             \         `  、
         ./        ,:       |         ゙i          \             `  、
      /          ,        |.          ゙i.          \               `  、
    ./          ,:         !            ,          \             `  、
   ./           ,            ,         ゙i            \                `  、
                  ,:          i             ゙i             \                `  、
                  ,              |           ゙i                \                    `  .,
              ,            |               ゙i                 \                  `  .,
              ,:               l                                 ,                       `  .,

( <_  )

409 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:10:35 ID:IQuCm.q20

|゚ノ;^∀^)人「……」

N| "゚'` {"゚`lリ「……」

( ´_ゝ`)「……」

爪゚ー゚)「……反応、ないね」



(゚<_゚ )パチッ!



(;´_ゝ`)「弟者!」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

爪;゚ー゚)「……これは……」

N| "゚'` {"゚`lリ「……」

|゚ノ;^∀^)人「……オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ。オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

N| "゚'` {"゚`lリ「むぅ……」

410 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:11:08 ID:IQuCm.q20

(;´_ゝ`)「かなり重症、っぽいな。お茶も真言も駄目とは」

爪゚ー゚)「帰ったら専門の病院に連れて行った方がいいね」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

N| "゚'` {"゚`lリ「……いや、こいつぁ……」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「あ。もしかしてそっち方面のヒーリングもいける感じ?」

N| "゚'` {"゚`lリ「多少はな。だが――」

( ´_ゝ`)「流石阿部さん! ほんと頼りになるな!」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

N| "゚'` {"゚`lリ「おい、少年」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「弟者は、大丈夫なんだよな……?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

N| "゚'` {"゚`lリ「……」

( ´_ゝ`)「……何とか、言ってくれよ」

411 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:11:42 ID:IQuCm.q20

N| "゚'` {"゚`lリ「……残念だが、もう――」















  Case12「海色の声」
  Day8C「深淵に沈む」

                          To be continued...

412 ◆KDJGUfbY2o:2024/05/31(金) 23:12:16 ID:IQuCm.q20
今回はここまで

413名無しさん:2024/06/01(土) 08:52:22 ID:wPoZu3LI0
えっ…嘘だよな?

414名無しさん:2024/06/01(土) 12:38:30 ID:yok0TOQ20
いやいやいや。廃人エンド回避を信じてるで!!

415名無しさん:2024/06/01(土) 17:40:15 ID:BU8SjRX.0
おつ!
弟者…これは永久的狂気か…?

416名無しさん:2024/06/01(土) 17:58:44 ID:n2wAlg8U0


417名無しさん:2024/06/05(水) 09:50:48 ID:dQpewVWo0

古くから呪いを解くには真実の愛のキスが相場だよね(現実逃避)

418名無しさん:2024/06/06(木) 16:02:40 ID:CAgYpXNQ0
兄者の空回り感が痛々しい…
どうなるんだこれ。早く続きが読みたいけど読みたくない………。

419名無しさん:2024/06/07(金) 23:48:11 ID:zWNNTtlg0
乙乙
オトジャ復活してくれ…!
阿部さんの相棒気になる。あと全然関係無いけど地流さん革ジャン着てそうなイメージがずっとある

420 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:29:10 ID:3cKbA.U60
>>413-415
( ´_ゝ`)「……」

>>416
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやでー」

>>417
<(' _'<人ノ「行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!」

爪゚ー゚)「勢い余ってトドメ刺しそうな気迫」

>>418
(´・ω・`)「邪神エターナでも召喚しますか?」

>>419
N| "゚'` {"゚`lリ「俺の相棒はもちろんイイ男だぜ?」

421 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:29:43 ID:3cKbA.U60
Case12-Tips14 救援者たち

(;;・∀・;;)「――ということなんです」

( ´W`)「なるほど、話はわかりました。まさかそのような面白可笑しいことになっていようとは」

(;;・∀・;;)「すみませんが対応をお願いできますか?」

( ´W`)「ふむ。しかし手負いの私一人では少々荷が勝ちすぎますな」

ミサ メー^)ト「あら、一人で行く気ですの?」

(;;・∀・;;)「!!」

( ´W`)「おや、お目覚めでしたか。私は我が主のように無謀を愛してはいませんからな、ルイーダの酒場にでも向かいますよ」

ミサ メー^)ト「当然わたくしも行きますわよ」

( ´W`)「……僭越ながら、今は治療に専念した方がよろしいかと。儚い人の身でありますれば」

ミサ メー^)ト「不可能ですわね」

( ´W`)「はあ……流石は我が主、我が身を顧みぬ愚かしさには惚れ惚れいたしますが」

ミサ メー^)ト「ほら、さっさと行きますわよ!」

( ´W`)「こうなっては何を言っても聞きませんね。止むを得ません、参りましょうか」



 ―――。

422 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:30:39 ID:3cKbA.U60
【BAR バーボンハウス】

       Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
(´・ω・`)  目 W ][ ∩ Ⅲ
|つ凵⊂| _________
 ̄ ̄ ̄ ̄ (    )
   ――⊂   .|――――――
       (,___)
        ━┳━   ━┳━
   ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄

423 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:31:12 ID:3cKbA.U60

(´・ω・`)「……なるほど、それで?」

ミサ メー^)ト「カチコミかけますわよ!」

(´・ω・`)「頭沸いてんのか?」

( ´W`)「ご明察です」

ミサ メー^)ト「るせーですわ!」

(´・ω・`)「僕と手負いのあんた達だけじゃ、行ったところでどうにもならん」

ミサ メー^)ト「パッと入って一発かましてサッと逃げれば問題ありませんわ!」

( ´W`)「さて、一発かます相手がいるかは不明ですが」

(´・ω・`)「……」

( ´W`)「……一応補足しますと。道が開くのはごく短時間です。
     そして、一度無理矢理に揃えた星辰は大きく乱れ、長期に亘って閉ざされることになる。
     もう一度無理矢理開こうにも、途方もない魔力が必要になるそうですよ」

ミサ メー^)ト「ですから、追撃の心配はさほどなし! 逃げ得ッ!」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「リスクが高すぎる。確かに彼らには恩があるが……」

424 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:31:46 ID:3cKbA.U60

ミサ メー^)ト「それだけの力を持っておいて恩人救出に尻込みとか……流石にダサすぎませんこと?」

( ´W`)「ぷっ、ですな。男として恥ずかしくないんですか正太郎クン?」

(´・ω・`)「ぶっちゃけ恥ずかしい。しかし――」



N| "゚'` {"゚`lリ「邪魔するぜ」



(;´・ω・`)「なっ……!? お前は!」

ミサ メー^)ト「あら?」

( ´W`)「……これはこれは。まさかあなたがお出ましとは」

N| "゚'` {"゚`lリ「ダチの恩人から依頼されちまったからな」

(´・ω・`)「竹葉不明門……!」

N| "゚'` {"゚`lリ「おいおい、そんな怖い顔するなよ。あんたらを味方しに来たんだぜ?」

( ´W`)「それは心強い! さて、我が主。後はこの男に任せて帰るとしましょう」

ミサ メー^)ト「帰りませんわよ!」

425 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:32:20 ID:3cKbA.U60

N| "゚'` {"゚`lリ「待て待て待て、流石の俺も一人じゃどうにもなんねえっての」

( ´W`)「ま、小粋なジョークというやつです。我が主はどうせ帰りませんし」

ミサ メー^)ト「当たり前ですわ!」

(´・ω・`)「……教授の差し金か?」

N| "゚'` {"゚`lリ「あー、確かに奴からも似たような依頼をされたがな。そっちはウザイから断った」

ミサ メー^)ト「えっ?」

( ´W`)「ククク、プロフェッサーをそこまでぞんざいに扱えるのはあなたくらいのものでしょう」

(´・ω・`)「……駄目だな、到底信用できん。竹葉が乗るなら僕は降りる」

N| "゚'` {"゚`lリ「まあそう言うなって。あの時だって助けてやったろ?」

(´・ω・`)「む……」

N| "゚'` {"゚`lリ「な、頼むよ。お前の力が必要なんだ」

( ´W`)「我々としても正太郎クンの助力は是非とも欲しい。さ、土下座致しますぞ我が主」

ミサ メー^)ト「あっ、それは優秀な従者に任せますわ」

(´・ω・`)「……」

426 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:32:53 ID:3cKbA.U60

(´・ω・`)「一つ聞かせろ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ん、何だ?」

(´・ω・`)「……あの時、何故あんなことを」

N| "゚'` {"゚`lリ「あの野郎を満足させねーと後から掃除しそうだったからな。
         奴が愉悦するに足るものを見せて貰うためにああした。それだけだ」

(´・ω・`)「なるほど、な」

N| "゚'` {"゚`lリ「……まあ、判断誤ったかもしれないが。まさかこれほどまでになるとは、ね」

(´・ω・`)「言いたいことはわかる。だが、踏み止まってみせるさ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ふっ……カッコイイぜ。あの時と同じ、男の目をしてる」

(´・ω・`)「……そりゃ、どーも」

N| "゚'` {"゚`lリ「だからよ、もっとカッコイイとこ見せてくんねーか?」

(´・ω・`)「……」

( ´W`)「フライングバルセロナ土下座ッ!!」

ミサ メー^)ト「ではわたくしは土下寝を」

427 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:33:27 ID:3cKbA.U60

(´-ω-`)「……」

(´・ω・`)「いいだろう。僕も付き合う」

N| "゚'` {"゚`lリ ニッ!

( ´W`)「流石は正太郎クン。不肖白髭、感動に打ち震えております……!」

ミサ メー^)ト「笑いを堪えてるようにしか見えませんわ」

(´・ω・`)「馬鹿やってないで行くぞ。時間がないんだろ?」

( ´W`)「そもそも真っ当な手段では間に合わない気が致しますがね」

ミサ メー^)ト「飛んで行けば何とかなりますわ。消耗も大きいですけれど」

N| "゚'` {"゚`lリ「いや岩手まで魔術で飛んでくとか正気か?」

( ´W`)「残念ながら」

ミサ メー^)ト「その口ぶり、他に案がありまして?」

N| "゚'` {"゚`lリ「ちょっとしたツテでな、特別製のヘリを手配してある」

(´・ω・`)「ヒュウ……それはまた」

ミサ メー^)ト「ヘリ! 乗ってみたいですわ!」

428 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:34:00 ID:3cKbA.U60

N| "゚'` {"゚`lリ「お嬢さんが風属性に自信アリってんなら、想定以上に早く着けそうだな」

ミサ メー^)ト「自信しかありませんわ!」

(´・ω・`)「着いた後の段取りは?」

N| "゚'` {"゚`lリ「そこらは移動中に。ちなみにだが、あちらさん……現地の特課には連絡済だ」

(´・ω・`)(連絡済……つまり、ここに来る前から他のルートで詳細を聞いていたのか?
      あり得るとしたら……まあ、教授か……やはり信用はしきれん)

( ´W`)「では、ミスター竹葉。案内をお願いします」

N| "゚'` {"゚`lリ「ああよ。ちょいと飛ばすが逸れるなよ?」

ミサ メー^)ト「無論ですわ!」

(´・ω・`)「ふん、あまり舐めるなよ?」

( ´W`)「ククク、この面子では流石に自信がありませんな。逸れたら捨て置いて頂いて結構」

N| "゚'` {"゚`lリ「よし、じゃあ早速――行くぞ!」

429 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/08(土) 23:34:34 ID:3cKbA.U60
本編はたぶん明日

430名無しさん:2024/06/09(日) 13:16:13 ID:Oerm1iFM0
‪wktk(•ω•⸝⸝。𖠗)‬

431 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:00:49 ID:FBY8KdD20
>>430
omts! リ゚▽゚ リ<l

432 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:04:27 ID:FBY8KdD20
前回のあらすじ
・間一髪、間に合ったか……ッ!
・……こりゃ酷ぇ。美和ちゃん、すまねぇ……!
・弟者は、大丈夫なんだよな……?


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 |  流石だよな、俺ら  |
 \_  _____  __/
    V      V
  d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
  \   /.  \   /
    l   l     l   l
  //l |      | l\\
   ̄   ̄.       ̄   ̄

【標準AA環境】

   ※右のAAのズレない環境が標準です。  |     |\|/ |     |   |
                             | ∧ ∧  |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
                             |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|

433 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:05:00 ID:FBY8KdD20
Case12-Day9「月日は巡る」
                              ________
                             /           /|
               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /           / _ |
             /             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  ::|
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|  _____.|                |  ::|
     /          . /  |/|     . |________  |  ::|
    /          . /   |____/         /|  |  ::|
  /_______/   ./               / _ |  |  ::|
  | 筆府市立病院  |   /               / _   |  |  ::|
  | ≡≡≡≡≡≡  |  /__________/ _     |  |  /
  | ≡≡≡≡≡≡  |  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡          ,;:'""':;
  | ≡≡≡≡≡≡  |  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡      ,,;:"   ,;
  | ≡≡≡≡≡≡  |  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡    ,,;:'    ,;"
  | ≡≡≡≡≡≡  |  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡    ,;'"   ,;"
  | ≡=====/ .≡  |  ≡≡≡≡≡≡,;;"'':;,≡,;:'"":;,;:'"  ,;:''"
  | ≡||   ||/ ≡  |/ ̄ ̄ ̄ ̄,;:'"",,.,,,___ "':;____,,_,,,_;'"
   ̄ ̄----   ̄ ̄ ̄         ̄     ̄
,, , , ,,;;:;-,,;;.,,.                    ,,;;;,;;-.;;,,;;-;,;,;-.;;,,;;-;,;,;-
 " "'     ""'':i;,,          ,,;;i;:''"""''"
            "':;       ,i'
                "':;     ,;'
 ,, ,, ,,,  ;,,,   ,;, ,,; ,;:'    ,;",, ,, ;;, ;,  ;, ,; ,;, ,; , ;;; ;,; ,,
 l,,;;;ll,;;;,il;;::;,,li;;i;i,,li,;li;;;;;ll/    "';l,,l,,ii,,,l,i,,,i,,,ll, ii, i,ll ,i,,,,l,,,ii l,,l,ii, i,ll ,i,,,,l,,,ii l,,l,ii,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

434 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:09:31 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「よう弟者、生きてるか?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「ふむ……今日は心なしか元気そうじゃないか」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「美和ちゃん、ようやく退院の目途が立ったとよ」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「今のお前と会わせて良いもんかどうか、悩ましいがな」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「……駄目、だろうな。到底耐えられるとは思えん」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「さりとて、引き留めも限界……どうしたもんかね」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「お前が治ってくれりゃ解決なんだが……そこんとこどうなんだ?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

435 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:10:04 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「お姫様のキスで目覚めるのに賭けるしかないのか?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「……ないわな、そんなご都合主義。科学の徒たる弟者ならそう言う」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「聴こえてんのか知らねーけど、お前は愛する女の心も守れねえってのか?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「起きろよ、弟者。美和ちゃん孕ませなきゃ死ぬに死ねねーだろう?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

(  _ゝ )「……起きろってんだよ、寝坊は俺の役目だろうが」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

(  _ゝ )「五月館のこと美和ちゃんに全部バラすからな?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

(#´_ゝ`)「……何とか言えよ、なぁ……!」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

436 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:10:38 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「……」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「頼むから、入院費で破産する前に良くなってくれよ?」

(゚<_゚ )「ぁっ……ぁっ……」

( ´_ゝ`)「……また来る」



 ―――。

437 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:23:31 ID:FBY8KdD20
【流石探偵事務所】
         |  | ̄ ̄ ̄|:l  |       | ::|       ,| |
        | ̄ ̄      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
        |       流 石 探 偵 事 務 所      | |
        l__________________,| |
           |  |`''-、_                 | |
           |  |   「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
           |  |   |         |          | |
           |  |   |         |          | |
           |  |   |         r‐┐| r‐┐      ,| |
           |  |   |         |  ||!  !       .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-,   |  |   l        └‐'゙ l└‐'      | |
―――――┐ス  !  !    |         |          | |
          | ,レi |  |   |______,|_____,,| |
          | Z |  |  /                   ,|_|/
          | ヘ |_|/

438 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:24:04 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「戻ったぞー」

('A`)「あっ、所長。お帰りなさい」

( ´_ゝ`)「特に何もなかった?」

('A`)「はい、宮崎さんからお礼のお電話があったくらいです」

( ´_ゝ`)「お、離婚調停うまくいった感じかな?」

('A`)「らしいです。よろしくお伝えくださいって言ってました」

( ´_ゝ`)「よかった。結構気になってたんだよな」

('A`)「ちなみにどんな案件だったんですか?」

( ´_ゝ`)「托卵」

(;'A`)「うわぁ……」

( ´_ゝ`)「元々は浮気調査の依頼だったんだけど、浮気相手が息子さんとそっくりでな……」

(;'A`)「ほんとにあるんですね、そんなこと」

( ´_ゝ`)「今でも何かの間違いだったと思いたい」

('A`)「そもそも浮気自体理解できないけど、輪をかけて理解不能だなぁ……」

439 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:24:56 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「天丼さんの依頼は何とかなりそう?」

('A`)「はい、どうにか。副所長ほど上手くはやれてないと思いますけど」

( ´_ゝ`)「十分十分。太客手放さなくて済んで助かってるよ」

('A`)「凄いですよね、天丼さん。お金持ちなんですかね?」

( ´_ゝ`)「お金持ちなんだろうな」

('A`)「世の中には色んな人がいるなあと実感します」

( ´_ゝ`)「それはほんとにそう。この仕事してるとよくわかる」

('A`)「世界が広がった感じがして面白いです」

( ´_ゝ`)「……しかし本当によかったのか? ヌケドも就活もやめちまって」

('A`)「就活はやめたんじゃなくて終わったんですよ。今更内定取り消しとか言わないでくださいよ?」

( ´_ゝ`)「いや、それはないが……本当にこんなヤクザな仕事でいいのか?」

('A`)「正直迷いましたけどね。実際にバイトして、結構楽しいなって」

( ´_ゝ`)「まあ、こっちは助かるしドッくんが良いなら止めないが……」

('A`)「正直、SE目指してたのも惰性でしたから……むしろ良かったのかも」

440 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:25:42 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「いきなり潰れるかもよ?」

('A`)「まあ、その時はその時じゃないですかね。
    御前さんの話だと、今やってるような経験あれば引く手数多らしいですし」

( ´_ゝ`)「フリーランスBPとしてならいつでも捻じ込めるとも言ってたな……」

('A`)「どんだけ人手不足なんでしょうね……」

( ´_ゝ`)「半人前で上等、いない方がマシな人材ですら割と案件決まってくとか地獄みある」

('A`)「ですよねぇ」

( ´_ゝ`)「ドッくんはいたら確実に役に立つから御前さんも手ぐすね引いてそう」

('A`)「ですかねぇ」

( ´_ゝ`)「仕事の飲み込み早すぎるんよ。弱点は口下手とチキンハートと声が小さいことくらい?」

('A`)「そうですか?」

( ´_ゝ`)「そうだ」

('A`)「うーん、自分ではよくわかんないですけどね」

( ´_ゝ`)「まあ、長所ってそんなもんだよな」

441 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:26:15 ID:FBY8KdD20

('A`)「……強いて後悔してると言えば、ヌケドやめたことくらいですか」

( ´_ゝ`)「なかなか会えなくなったもんな」

('A`)「ヌケドにはちょくちょく顔出してるし、たまに食事にも行ってますけどね」

( ´_ゝ`)「そろそろちゃんとしたデートに誘ってもいいんじゃないか?」

('A`)「どうなんでしょう? 迷惑じゃないですか?」

( ´_ゝ`)「興味ないことなら面倒がるだろうが、興味あることなら大丈夫だと思うぞ」

('A`)「うーん……剣道の大会とか?」

( ´_ゝ`)「悪くはなさそう。ドッくんが興味あるなら」

('A`)「……正直あんまないですね」

( ´_ゝ`)「それは悪手。死んでも相手に合わせ続ける覚悟があるならいいけど」

('A`)「あ、居合。居合はちょっと見てみたいです」

( ´_ゝ`)「ほう。なら講習会的なのとか、道場の見学が良いかもな」

('A`)「なるほど」

( ´_ゝ`)「ちょっと調べてみたら良いかもね」

442 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:26:49 ID:FBY8KdD20

「邪魔するよ」

( ´_ゝ`)「むっ?」

(;'A`)「えっ? ……あっ」



             @@@
            @#_、_@
             (  ノ`)       (´<_`∬
           (⌒`::::  ⌒ヽ   ,r'⌒  ::::`⌒)
           ..ヽ:::: ~~⌒γ⌒)(⌒γ⌒~~ ::::,r'
             ヽー―'^ー-'  '-ー^'―ー,r'
              〉    │   │    〈
   / ̄/ココ    / ̄/ココ    / ̄/ココ   ./ ̄/ココ    / ̄/ココ    / ̄/ココ
   /  ゙ー-;   /  ゙ー-;   /  ゙ー-;   /  ゙ー-;   /  ゙ー-;   /  ゙ー-;
  /  /ー--'゙  /  /ー--'゙  /  /ー--'゙  /  /ー--'゙  /  /ー--'゙  /  /ー--'゙
  /_/     /_/     /_/     /_/     /_/     /_/




∬´_ゝ`)「ふぅん、久しいな愚弟よ」

( ´_ゝ`)「母者、姉者」

443 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:27:22 ID:FBY8KdD20

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「随分と腑抜けたツラしてんじゃないか」

( ´_ゝ`)「そうか?」

∬´_ゝ`)「そうだ。実に情けないツラをしている」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「む、あんたがドクオくんかい。愚息が世話になってるね」

(;'A`)「え? ど、どうも」

∬´_ゝ`)「愚弟、茶くらい出さんか」

( ´_ゝ`)「あーはいはい、ちょっと待ってろよ」

(;'A`)「えっ?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あんた、あの子からパワハラとか受けてないかい?」

(;'A`)「いえ、いつも良くして頂いてます」

∬´_ゝ`)「奴が適当なことを言っていたらきちんと躾けるのだぞ」

(;'A`)「は、はぁ……?」

444 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:27:56 ID:FBY8KdD20



                         jI斗一    ̄ ̄  `
                     ア゚    ,.,           `'≪
                     ア゜     ~"寸     〝〟
                     ,'    ,イ   ア ヽ
                   i    {{    ゝ '   ノリ      _jI斗‐━ァマ
                     ¦   ゞー__  。o 彡''  f^''"~     j!  ',
                  ‘, _,, ...__ ・ ̄         ',      {   j}
                    ¦ ,ィ   ~"''≪       ゛、_rf(  ̄~"''ゝ。'
                  _У       `寸          ァ(
                   / ';     ,, r‐  ',       _,xく
         _j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_       ア_幺孑ヤ升
       ,,。*''“゚      j´。厂゛>、  うぅ==七"
    ,ィ'”    ..: : '⊂⊃ ノo゚イ .   寸
   〃  . : '       χ イ{  ゛ :.   マ
   {{ .0o 。  ゜  ζ δ  ゚  :. リ
   “t。  ゚    c。 λ .。廴   s  ;,ィ(、
  /∧(h。      ゙^ 〜  ‘’ ,+`,らヘ
  た//,   う≧=ー-- 一=≦   八/ム
 £///: ,                  ,:'////}
  Ⅵ///_ゝ、,          . イ////Ⅳ
   ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔///////
    `'≪////_///////////__j彡''’
         ̄ ―--=‐━   ̄

445 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:29:17 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「見舞い帰りか?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ああ」

∬´_ゝ`)「相変わらずだったがな」

( ´_ゝ`)「だよな……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あんたがそんなツラしてちゃ治るもんも治んないさ」

( ´_ゝ`)「そうか?」

∬´_ゝ`)「そうだ。貴様が塞ぎ込んでどうする、いつも通り愚かしいツラを晒していろ」

( ´_ゝ`)「えぇ……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「デイジーの言う通りだよ。病は気から!」

( ´_ゝ`)「いや病んでるの俺じゃないんだけど……」

(;'A`)(すごい圧だなあ……)

446 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:29:50 ID:FBY8KdD20

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ちょいと鍛えなおしてやるとするかい」

( ´_ゝ`)「えぇ……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あんたがもっと強かったら、違う結果もあったんじゃないのかい?」

( ´_ゝ`)「そうかな……そうかも?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「もっと強くなんな。そんな結果はなかったって言い切れるくらいに」

( ´_ゝ`)「いやそれ結局解決してないんじゃ……」

∬´_ゝ`)「少なくともそんな煮え切らん顔にはなるまい。違うか?」

( ´_ゝ`)「……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「午後は九折の知り合いのとこ手伝ってるから、仕事終わったら連絡しな」

( ´_ゝ`)「わかった」



 ―――。

447 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:30:23 ID:FBY8KdD20

('A`)「いやー、おっかないですね」

( ´_ゝ`)「だろ?」

('A`)「でも……何て言うんだろう、暖かい思いやりのようなものを感じました」

( ´_ゝ`)「……まあな」

('A`)「素敵なお母さんじゃないですか」

( ´_ゝ`)「ドッくんのそういうとこ、素直に凄いと思うよ」

('A`)「そうですか?」

( ´_ゝ`)「そうだ。……ま、俺もいい加減切り替えなきゃかな」

('A`)「副所長が復帰する前に事務所潰れちゃ目も当てられませんしね」

( ´_ゝ`)「普通にありえるから困る」

('A`)「俺も頑張るんで、なんとか維持しましょ」

( ´_ゝ`)「ありがてぇ……ドッくんが来てくれてよかったよ、ほんとに」

('A`)「はは、なんか照れますね」



 ―――。

448 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:32:47 ID:FBY8KdD20
【中華そば 小池】
. :|:..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...:|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|__|  |
__小___________.十___________| ̄|  |_____
 |  |{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',    |  |_|
 |  |:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',   |___|
 |  |:::',:.:.:.:.:〝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.#:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',   | ;,::,:,|
 |  |:::::',,,,,,,,,,,,,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',  !.  |
 |  |_ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':,|. |
 |  ||γ!:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\____|______
 |  ||〈大_\_____________________\.!__|___
 |  |.-.-.-.-.|::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |.!   !三三三三三
 |  ||「 ̄ ̄.|::::::中::::::||::::::華::::::||::::::そ::::::||::::::ば::::::||:::::小池:::|| ;.  |三三三三三
 |  ||| //  .!:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||::::::::::::::::: ||   |三三三三三
 |  ||| /    ̄/|| ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||/ / ̄ ̄/ || ̄ ̄!   !三三三三三
 |  |||′    / .||         ||//     // || /    / . ||:::┐::| ,,  |三三三三三
 |  ||「 ̄ ̄ ̄ ̄|         |「 ̄ ̄ ̄ ̄.[!|「 ̄ ̄ ̄ ̄.!三[:::| # .|三三三三三
 |  |├ ――‐,┤      .||----------||--------.||:::]三|   |三三三三三
 |  |||        ||         ||  ,;,     ||        .||三;/:|   |三三三三三
 |  |||        ||         ||          ||        .||:::] [::|,,   |三三三三三
 |  |||        ||         ||          ||    ##" ||ニニニ|   |三三三三三
 |  |||========||         ||==========||========.||::::::::::|   |三三三三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::::\:::::::::::::\:::::::::::::\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄人_人 ̄ ̄ ̄ ̄

449 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:33:20 ID:FBY8KdD20

( "'Д')「らっしゃーせー!」


( ´_ゝ`)ノ「ちっす」

('A`)「こんにちは」


( "'Д')「おっ、あんたらか。いつもので?」

( ´_ゝ`)「うっす」

('A`)「お願いします!」

( "'Д')「あいよ!」

450 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:34:17 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「おやっさん、奥さんの具合はどう?」

( "'Д')「あー、よくはねーな。今んとこ杖がありゃ何とかなるが」

( ´_ゝ`)「……しつこいようだけど閉店延期してよかったのか?」

( "'Д')「俺もそう思ったんだけどよ、当のかかあに続けとけって言われちまっちゃあな」

( ´_ゝ`)「なんか俺らのせいで予定狂ったのかなって恐縮だけど……その分通わせて貰うよ」

( "'Д')「はは、だからそんなんじゃねーって。弟の方にもっかい喰わせるまで畳みたくねえってのも本音だけどな!」

('A`)「早く良くなるといいんですけどね」

( ´_ゝ`)「ああ……」

( "'Д')「シケたツラすんなよ! どうせラーメン食いたくて帰ってくるぜ!」

( ´_ゝ`)「ああ、そうだな……うん。ここのラーメンはうまいからな!」

( "'Д')「へへ、あたぼーよ! それだけが取り得だからな!」

('A`)「ほんと、飽きないんですよねぇ……何で前まで通ってなかったんだろと思うくらい」

( ´_ゝ`)「おやっさんには悪いけど初見は微妙だからな。何度か食うとハマる、俺らもそうだった」

( "'Д')「よく言われるぜ! ヤベー薬とかは入ってないから安心しろよ?」

451 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:37:31 ID:FBY8KdD20

( "'Д')「らっしゃーせー!」

タ ・ケ・)ダ「あっ」

( ´_ゝ`)「あっ」

タ ・ケ・)ダ「どうも」

( ´_ゝ`)「ああ」

( "'Д')「あんちゃん、ご注文は?」

タ ・ケ・)ダ「ええと……中華そば大盛りで」

( "'Д')「あいよ!」

( ´_ゝ`)「……」

タ ・ケ・)ダ「……」

(;'A`)(き、気まずい……)

タ ・ケ・)ダ「あの……」

( ´_ゝ`)「む」

452 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:38:04 ID:FBY8KdD20

タ ・ケ・)ダ「……すみませんでした。弟さんがあんなことになるほど手を尽くしてくれたのに、八つ当たりしてしまって」

( ´_ゝ`)「……いや、渾身の依頼を失敗しちまったからな。何の言い訳もできねぇ」

タ ・ケ・)ダ「元々、可能性の低い話だというのは理解してましたから。それでも受け入れられなかったわけですが……」

( ´_ゝ`)「ここに来たのは……もしかして」

タ ・ケ・)ダ「事務所に伺う前に、もう一度気を落ち着かせようと思いまして」

( ´_ゝ`)「なるほど……」

タ ・ケ・)ダ「今更ですが、ありがとうございました」

( ´_ゝ`)「……ああ。プロとして受け取り難くはあるが、ありがたく受け取らせて貰う」

タ ・ケ・)ダ「よかったです。酷いことを言ってしまったのでずっと気になっていて……」

( ´_ゝ`)「オーケー、ここはお互いラーメンスープに流すってことで」

タ ・ケ・)ダ「ははっ、それはいいですね!」

( "'Д')「ガハハ、うめーこと言うじゃねぇか。ほれ、うめーこと繋がりでうめーラーメンだぜ」

( ´_ゝ`)「おっ、来た来た」

453 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:38:37 ID:FBY8KdD20

( "'Д')つ「チャーシュー大盛、ネギ塩、中華そば大盛りお待ち!」



            ζζζ
            ____
     ( "'Д')つ\∽∽/
              └─┘




  ( ´_ゝ`)ズー タ ・ケ・)ダ ズー ('A`)ズー
  (っ. 川 .o   (っ川.o    o 川⊂)
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―′ ̄ `ー―′ ̄\




( ´_ゝ`)b「「うめぇ……!」」d('A`)



タ ・ケ・)ダ「あれ……? うまい……!?」

( ´_ゝ`)b「ここのラーメンは二回目からが本番」

d('A`)「めっちゃうまいですよね!」

454 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:40:25 ID:FBY8KdD20

タ ・ケ・)ダ「こんなにうまかったっけ……!?」

( ´_ゝ`)「はぁ〜……やっぱこれだね」

('A`)「わかります。それだけに後継者問題……何とかしたいですね」

タ ・ケ・)ダ「あー……そういえばそんな話でしたね」

( ´_ゝ`)「うーん……風狸ちゃんには断られちまったしな」

('A`)「鳥華族の店員さんでしたっけ? まあラーメン屋ってイメージではないですよね」

( ´_ゝ`)「あ。そういえば内藤君とか就活どうなってるん?」

('A`)「絶賛就活中ですね、食品メーカー中心で。何故かエロゲメーカーも受けてましたけど」

( ´_ゝ`)「引っ張れたりしないか……?」

('A`)「いやー、どうでしょう。あいつにゃ一人で切り盛りするのは厳しいんじゃないですかね」

( ´_ゝ`)「しかも小豚の大将に怒られそうだな」

('A`)「確かに。相変わらず孫みたいに可愛がってるし、飲食やるなら自分のとこ継がせたがりそう」

( ´_ゝ`)「膝出くんの状況も気になるな……ちょっと連絡してみるか」

('A`)「あー、あのデカい人。一緒に回ってるって言ってたので無い内定かもですね」

455 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:40:58 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「改めてツテを洗ってみるか。この店なくなると仕事やる気なくなりそうだし」

タ ・ケ・)ダ「俺も知り合い当たってみますよ」

('A`)「もちろん俺もです」

( ´_ゝ`)「たすかる」

( "'Д')「いやー若い人らにそこまで言って貰えると、嬉しいもんだな!」

( ´_ゝ`)「それだけ、おやっさんが人の心を動かすほどのものを積み上げてきたってことだ」

('A`)「そういえば、この店って何年くらいやってるんですか?」

( "'Д')「今年で52年だな。5年は屋台でやってたから、この店って意味じゃ47年か」

タ ・ケ・)ダ「えっ、やば」

( ´_ゝ`)「半世紀。もはや町の歴史だよな」

('A`)「凄いなぁ……」

( "'Д')「ガハハ! 褒めたってラーメンしか出ねーぞ?」

( ´_ゝ`)「それで良い、それが良い」



 ―――。

456名無しさん:2024/06/09(日) 22:42:00 ID:Z8mCDmbg0
おぉ…もう…

457 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:43:28 ID:FBY8KdD20
【九折山中】
:ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ   /;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ   |ii;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞヾ:ヾ
ノ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;|  <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞ゙ゞ;;:::ii|  |;:ヾゞ   "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ
|;:ilヾ \ |::;ii|   ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i|    ノヾゞ:ヾヾ::ヾ\ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:,    |i;ゞゞ
|;:i|  \`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ|  |;:i|/^    '|i|  |;:i| \`";;::ii| ノ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
|;:i|   ゙ヽ,;:;;;l| /゙;ゞゞ;ゞ:::ii|  |;:i|       |i|  |;:i|   ~|ii;;:ii"´/ |;;::ii|    |i|/
|;:i|     |:::;iii~ ノ  ,,|;;::ii|  |;:i|       |i|  |;:i|   |i::;;iii|~   .|;;::ii|  ''\|i|
':;,`:ヽ|/,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ   γ''"""''""''"' |ii;;i;('')''"''''"""''"""'''''"""''
";*'.:.:;”:;゙|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;ヾヾ))  ((,:ソミ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.:';
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:ソ    "''~`''"゙"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~゙
"''~`''"゙ ノノシillゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~            "'''''''''''''''"  ..,,、vji、iijww、ii..,
     "'''''''''"               '""'''""'"""
 ,..,.,.,.,、                                    ,..,.,.,.,、
           ''''""'"'''"""
;;;ゝ);;));ヾ;;)              ,..,.,.,.,、        ''"""~
))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;)ゝ))ゝ
;;;) ;;;)ヾミゞ((;;;ゝヾ;⌒;;)   iijww、ii.       """~"           ''"""~
ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;;(::;ゝ;;;))                     ,..,.,.,.,、

458 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:44:01 ID:FBY8KdD20
                         `     '
                           、   ノヾ     '
                           )ヽ/  ヽ、ノ|ノ´
                            `r      r'
                            )     (
                          , '´⌒`Y´⌒` 、        ,、    /
                             ,              キ人_,/
            `                                )  て
             \ ,,_人、ノヽ                       /´⌒Y,.
              )ヽ    (               、ハ,          \
           - <       >─           ^ <  て
              )     て              ./'Y''~ヾ
             /^⌒`Y´^\              `

459 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:44:34 ID:FBY8KdD20

(;´_ゝ`)┫「はあっ! はあっ!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ふうっ……! やるようになったじゃないか」

(;´_ゝ`)「伊達に修羅場潜ってねーからな……」

(;'A`)(相変わらずのヤムチャ目線……)

∬´_ゝ`)「母者にそこまで言わせるとはな、大したものだ」

( ´_ゝ`)「そういや一つ聞きたかったんだが……母者は魔術って知ってるか?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「魔術? ……知ってはいるね」

( ´_ゝ`)「そう、か……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「なにせ父さんは元陰陽師だし」

( ´_ゝ`)「そうそう父者は陰陽――は??」

∬´_ゝ`)「なん……だと……?」

460 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:45:08 ID:FBY8KdD20

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ま、才能なかったから裏方に回ったらしいけどね」

( ´_ゝ`)「あ……そういうこと、か? 美和ちゃんと接点があったのも」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「文化庁から出向して、県内の神社仏閣の調整役をやってるのさ」

( ´_ゝ`)「なるほどな……」

∬´_ゝ`)「おい、魔術とは何だ?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あたしゃ説明できるほど知らないよ。帰ったら父さんにでも聞くんだね」

(;´_ゝ`)「ってことは……やっぱ母者の強さは素のフィジカルなのか……やべぇな」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「魔力とやらを使っているらしいことは聞いてるよ。あたしは所謂"気"ってもんだって認識だったけどね」

(;´_ゝ`)「よ、よかった……流石に人類の範疇超えるからな……」

('A`)(……流儀によっては"気"とか"霊力"とか呼ぶこともある、って砂緒さん言ってたな)

461 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:45:42 ID:FBY8KdD20

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「フン。所詮ヒグマと引き分ける程度さ、北海道じゃペーペーだね。……あいつとはいずれ決着を着けるが」

( ´_ゝ`)(そいつ絶対普通のヒグマじゃないだろ……それに北海道の猟師はライフルありきだろうに)

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「技術だってまだまだ本物の達人クラスにゃ及ばないしねぇ、精進あるのみだよ」

( ´_ゝ`)「本物の達人クラス……玄葉師範とかか」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「……祈念流かい。あの時の息子さん、そこまでに成ったか……」

( ´_ゝ`)「道場破り以来会ってない感じか」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そりゃ、合わせる顔がないからね。
       技術の粋をパワーで捻じ伏せて良い気になってたのが恥ずかしくて恥ずかしくて……」

( ´_ゝ`)「あー……だからこその、あの奥義なんだな。母者らしくない、テクニック極振りの一撃」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そうさ。ようやく手が届いた、達人の世界の一丁目ってとこだよ」

462 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:46:16 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「まさしく一丁目だな……師範は全ての戦闘挙動があの水準だし」

 @@@
@#_、_@
 (; ノ`) 「えっ……それ、本当に人間かい……? 流石にそこまでとは思わなかったよ」

( ´_ゝ`)「向こうも同じことを言うと思うぞ、母者の全力のパワーを見たら」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ふっ……隣の芝は青いってやつかね?」

( ´_ゝ`)「いい加減昔の話だろうし、一度訪ねてみてもいいんじゃないか? お互い良い刺激になるだろうよ」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「考えとくよ」

∬´_ゝ`)「ふぅん、話はよくわからんが……少しは発散したようだな、愚弟よ」

( ´_ゝ`)「ん……そうだな。久しぶりに全力で動いたらちょっとスッキリした」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あんたは鍛錬をサボりすぎさ。もう少し真面目にやるんだね」

('A`)(俺じゃ抗うこともできずに即死だなあ、どっちも)

463 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:52:06 ID:FBY8KdD20
【BAR バーボンハウス】

       Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
(´・ω・`)  目 W ][ ∩ Ⅲ
|つ凵⊂| _________
 ̄ ̄ ̄ ̄ (    )
   ――⊂   .|――――――
       (,___)
        ━┳━   ━┳━
   ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄


(´・ω・`)「ん?」

( ´_ゝ`)ノ「ういっす」

('A`)「こんばんは」

(´・ω・`)「らっしゃい――おや?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「邪魔するよ」

∬´_ゝ`)「ふぅん、相変わらずシブい店だ」

(´・ω・`)「ああ、お久しぶりです」

464 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:52:39 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「いつもの」

('A`)「ジントニックお願いします」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「生、大ジョッキ」

∬´_ゝ`)「ウォッカを、ロックで頼む」

(´・ω・`)「はいよ」

( ´_ゝ`)「マスター、レモナは元気?」

(´・ω・`)「ええ、お陰様で。飼鱈場の方にいるので僕もあまり会いませんが」

( ´_ゝ`)「言ってみるもんだよな、まさか本当に通るとは思わんかったが」

(´・ω・`)「感謝してますよ。あの子が地獄から抜け出せたのも、平穏な暮らしを得られたのもあなた方のお陰です」

( ´_ゝ`)「大号泣だったもんなマスター」

(´・ω・`)「そりゃそうですよ。失ったと思った仲間があんな形で帰って来たんですから」

( ´_ゝ`)(それは……いや、言葉にするべきではない、か)

(´・ω・`)「……お待たせしました、カミカゼ、ジントニック、生大、それとウォッカね」

465 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:53:13 ID:FBY8KdD20
                           ,. -‐==、、
              ,. ===、、 o   ○o.  i       :::ト、
            _,/      `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l       :::ト、\
            //      .::::/  :::::!===l      :::|ス. ',
             /./       .::::/   ::::l    |  __ ..... _::::|} ヽ l-、
.           ,ィク ,'..__    .::::/    ::::l    :l '´    `)'`ヽ ヾ;\
       /::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l     `'::┬‐--<_   } ./;:::::\
     /::::::::!   ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、   |l::ヽ /;';';';';::::\
.     /|::::::;';';'\/} (ヽ、  _/|   (´    _,.ィ!::ヽ.  ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、



 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ぷはー! うまい!」

∬´_ゝ`)「店主。何か良いツマミはあるか?」

(´・ω・`)「今日のお勧めはモツカレーです」

( ´_ゝ`)「おっ、旨そう」

∬´_ゝ`)「ではそれを……4人前で構わんな?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)b「ああ!」( ´_ゝ`)b「無論」

('A`)b「大丈夫です!」

466 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:53:46 ID:FBY8KdD20

(´・ω・`)「辛さお好みあります? 元が普通の中辛くらいで、辛味足せますが」

('A`)「激辛でお願いします!」

( ´_ゝ`)「辛口くらいで頼みたい」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「何をヌルイこと言ってるんだい、ここは激辛だろ?」

∬´_ゝ`)「店主、構わん。全員に激辛を」

(´・ω・`)「ふっ、あいよ」

( ´_ゝ`)「えぇ……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「今のあんたには更なる発汗が必要だ」

∬´_ゝ`)「違いないな。まだまだしょぼくれたツラをしている」

( ´_ゝ`)「……ドッくんもそう思う?」

('A`)「いや、わかんないですけど……その聞き方はなんか、らしくない気はします」

( ´_ゝ`)「なるほど……」

467 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:54:20 ID:FBY8KdD20

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「よく食べてよく動いてよく寝る! これ以上の薬はないからね」

( ´_ゝ`)「まあな……幸い胃腸は母者譲りで強靭だし」

('A`)「胃腸弱い人がメンタルやられると悪循環になるってよく聞きますしね」

∬´_ゝ`)「うちの客でも精神科に10年通っているという女がいたが、
      消化器内科を勧めたら病気が見つかったということがあったな」

( ´_ゝ`)「ほーう。精神科で気付かんかったんかねそれ」

∬´_ゝ`)「いや、医者は検査を勧めてはいたようだ。本人が頑なに拒否していたらしい」

('A`)「そこをうまいこと占いで促した、と。なんか凄いですね」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「占い師なんてヤクザな商売だと思ってたけどね。意外と真っ当に仕事してるんだよ、この子」

∬´_ゝ`)「意外とは何だ意外とは」

( ´_ゝ`)「まあ、占いのあるべき姿ではあるわな。迷い道を照らすってのは」

('A`)「なるほどなぁ。なんか占いに対する印象変わっちゃいますね」

468 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:56:57 ID:FBY8KdD20
               ,-(`⌒√)r-,
            ,. ,-{;::::.ヽ:::::::(::::ノ────────- 、
         , -'" (;::(:.、_`ヽヾ/......_,..-''' ̄"'''- ._..........  "'-.、
        /    ....\`r-、\:. ) '          `ヽ::::\  \
       /    /r- 、`ヽr /        ,.,,;;;,,-、    \:::....   \
        /   // _  )、:/    , ' ,'/_/⌒ヽ;;\    ',:::::\  ',',
      ||  /:::_,.-'',、 "'- 、{  ./   ,'∧( `ヽ::::::\;;;i    ' ,:::::::ヽ  ',',
      || /:/( ) ヽ_)( )  Y/   /::|||||\_::\:::|;;;|    }:::::::::::| | .|
       ', ::/ (\  ,-、とつ/    /:::|:|||:|::::\_;;;\....::::::::::::::ヘ:::::::::| | |
        ',、::/⌒ヽ::::::::::::(     /:::::|:|:||:|:::::::::\;;;...::::::::::::: へ :::::::::::}/'
        ',ヽ   ..::::::::::::::ヽ....  /:::::::|:| |:|:|:::::::::::::::::::::::::::/ /.:: ヾ:://
        ':, \:::::>::::::(::Y::⌒:ヽ:::|:| | |:|:::::::::::::::::へ::::\_.:::::::::://
         ':,  'ヽ、:::}:)(:::t:r::)|:| | |:|:::::/^ゝ:::::::::::::::_,.-'" /
          \  "'''-.._(::::):::}|:| | | |::( r 、ヽ_,..-'''"  , /
           \     "'''ー─------──'''"~       /
             "'- 、                 _,,-''''"
                "'''- ..__     ___,..-'''"
                       ̄ ̄ ̄

469 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:57:31 ID:FBY8KdD20

(´・ω・`)「モツカレー激辛、お待ち」

( ´_ゝ`)「来た来た。……ほう、スープカレー風とは珍しいな」

('A`)「確かにモツカレーって言ったらカレーライス風のを想像しますね」

(´・ω・`)「あー、清水のモツカレーのイメージですかね? 名前がよくなかったかな」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「こりゃうまそうじゃないか」

∬´_ゝ`)「うむ、スパイスの香りが実にそそる」

( ´_ゝ`)「どれ、早速……うむ、旨――」

(;´_ゝ`)「いや辛ッ!!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「パンチの効いた辛味だね。おかげでモツのモッタリした後味が引き締まって、実に後を引く」

∬´_ゝ`)「それに、見た目よりもしっかりした旨味だ。これは魚介系か……?」

(´・ω・`)「ご名答、オイスターソースを使ってます」

('A`)「うんま! ニンニクとショウガの香りがいいですね!」

470 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:58:04 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「辛いの苦手なつもりはなかったが……俺以外全員激辛党……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ふぅー……濃い味で酒に合うねぇ。大ジョッキおかわり」

∬´_ゝ`)「ウォッカも頼む」

(´・ω・`)「あいよ」

( ´_ゝ`)「だが、辛いが旨い……いやマジで旨いなこれ?」

('A`)「旨いですよね。濃い味だから酒か米がないときついですけど」

( ´_ゝ`)「米か。いいな米、貰えるかマスター?」

(´・ω・`)「あいよ」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そうだ、どんどん食いな! よく食べてよく動いてよく寝る!」

( ´_ゝ`)「わかったよ、ガキじゃないんだから何度も言うなって」

('A`)(良いお母さんだなぁ……)

(´・ω・`)「ふふふ、おかわりまだまだありますからね」



 ―――。

471 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 22:59:56 ID:FBY8KdD20
      |   γ⌒ヽ
      |    ゝ,,__ノ    γ;)____
      |           || |゚    ゚|
      |       (;´⌒.   || | 〃.  |
      |      (: ) )   リ |。  〃。|
      |       ノ  ノ   ̄ ̄
      |________屯==、
       /と ( ´_ゝ`) つ . /|
     / .,' `Y,,.. .,. .Y´.`i |{ |_
    / .,' ,; ~      ';i |L/_ 占占__
.   / ,' ,;〜  ~ 〜.  i |/
         Λ
 / ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄\
 |   ふぃ〜〜……!   |

472 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:00:48 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)(ああ、今日は良い日だったな……おかげで随分と心が軽くなった)

( ´_ゝ`)(周りの人に支えられて生きてるんだなって、改めて実感する)

( ´_ゝ`)(特にドッくんにはもう頭上がらんな……いてくれなきゃ時既に廃業だったろうし)

( ´_ゝ`)「ドッくん様々だ」

( ´_ゝ`)(まあいなかったらいなかったで村上さん頼れば誰か派遣してくれたかもだけど)

( ´_ゝ`)(裏の話できないと相当しんどいしな、ほんとありがたいわ)

( ´_ゝ`)(……弟者は、いつか必ず目覚める)

( ´_ゝ`)(阿部さんだって、未来の可能性までは否定しなかった)

( ´_ゝ`)「そうだ、絶対に帰ってくる」

( ´_ゝ`)(帰って来た時に一緒にラーメン食えるように。俺が今できることをやってくしかないよな)

( ´_ゝ`)(マジでお姫様のキスで目覚めたりは……やっぱないか? ワンチャンあるのか?)

( ´_ゝ`)(駄目だった場合の美和ちゃんのケアは……まあ、地流さんに任せるか……)

473 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:01:23 ID:FBY8KdD20

( ´_ゝ`)「……うっし、明日から気合入れなおしてくか!」















  Case12「海色の声」 Complete!


                          To be continued...

474 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:01:56 ID:FBY8KdD20
Case12-Tips14 台風一過

(,,゚Д゚)「いやー……何だったんだろうな、あいつら」

(*゚ー゚)「ほんとに。引っ掻き回すだけ引っ掻き回していなくなっちゃうし」

(,,゚Д゚)「まあ、置き土産のCD-Rは今後の切り札になりそうだが」

(*゚ー゚)「端末に入れてCDブート? とやらをするだけで好き放題できるって本当なのかな?」

(,,゚Д゚)「実際やったんだからそうなんだろ。対策される可能性は低いってのが自信過剰じゃなきゃだけどよ」

(*゚ー゚)「施設に潜り込むの自体はタイミングさえ計れば可能だし……ちょっとずつ仕込みを入れていければいいのかな」

(,,゚Д゚)「問題は、今のメンバーでコンピューター扱える奴がいないってところか」

(*゚ー゚)「そりゃあね。コンピューターに触れるのは基本的に体制側の奴だもん」

(,,゚Д゚)「情報収集の優先度変えるか。じわじわと毒を仕込めれば脱出の可能性も見えてきそうだ」

(*゚ー゚)「それもだけど、重要情報が一気に得られそうだし」

(,,゚Д゚)「ああ、そっちの方がでかいか……それこそ、外との道を開くための魔術だって見つかるかもしれない」

(*゚ー゚)「そうなったら凄いよ! いよいよ外に出られるかも!」

(,,゚Д゚)「ふふふ、面白くなってきたぜ……!」

475名無しさん:2024/06/09(日) 23:02:42 ID:mAbfSL/A0

弟者一時離脱は寂しいが、復帰まで兄者がんばれ!
そしてどっくん就職は意外だった!めでたい!

476 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:02:43 ID:FBY8KdD20
Case12-Tips15 黄泉比良坂

<(' _'<人ノ「ようやく、ようやくです……! 退院してからなら文句はないでしょう、椎菜?」

爪゚ー゚)「いやー……そうだね。残念ながら」

<(' _'<人ノ「ああ、累次くん……! 今行きますからね!」

爪゚ー゚)「ねえ、やっぱりやめといた方が――」

<(' _'<人ノ「だまらっしゃい! 行かずにいられますか!」

爪゚ー゚)「うーんこの。自分の後遺症のこと聞いてずっと塞ぎ込んでたのに」

<(' _'<人ノ「あなたが発破かけたんじゃないですか!」

爪゚ー゚)「いやそうだけどさ、まさかここまで吹っ切れるとは……」

<(' _'<人ノ「大丈夫、愛の力で奇跡は起こります!」

爪゚ー゚)「なんという脳筋理論……美和らしいっちゃらしいけど」

<(' _'<人ノ「……伊佐の祭神である二柱のご利益を、神職である私が信じないのは筋が通りませんから」

爪゚ー゚)「あぁ……その結論もまた、実に君らしいよ」

爪゚ー゚)(確かに祭神が祭神だから、そこは意外と何とかなるのかもしれないけどね……問題はそれ以前の段階。
     弟君に会いに黄泉の国まで行って帰ってこない、なんてことにはなってくれるなよ……?)

477 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:03:31 ID:FBY8KdD20
Case12-Tips16 "民間"の力

( ・3・)「――以上が、群馬からの報告です」

( `ゝ´)「なるほどねぇ……巫女は奪われるも、少なくとも当面の時間は稼いだ、か」

( ・3・)「そうなりますね。……ただ、時間を稼いだところで……大丈夫なんすかね?」

( `ゝ´)「さてね。現実的に今以上の戦力配置は難しい以上、あちらさん次第ってことになるが」

( ・3・)「うへー……自助努力でどうにかなる範疇とは思えないっすけど」

( `ゝ´)「最悪、先生が出張る羽目になりかねん。こっちとしちゃあそれを計算に入れて動く必要があるな」

( ・3・)「……いい加減、無い袖は振れなくないっすか? 情けない話ですけど、"民間"の力も積極的に頼るしか」

( `ゝ´)「ままならんねぇ……。結局のところ"隊長殿"が正しかった……そういうことになるか?」

( ・3・)「そこは、自分には何とも……ただ、筆府の"民間"戦力が他に類を見ないほど高まってるのは確かっすね」

( □ー□)「小野木隊長」

( `ゝ´)「おや、噂をすれば」

( □ー□)「……折入って相談が。流石探偵からの要請です」

( `ゝ´)「ほう……詳しく頼む」

478 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:04:04 ID:FBY8KdD20
今回はここまで

479 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/09(日) 23:06:12 ID:FBY8KdD20
>>456
リ゚▽゚ リ<l「ンモゥ......アトワズカ......!」

>>475
('A`)「まだ内定なので油断はできないんですよね、世間的に」

480名無しさん:2024/06/10(月) 18:25:32 ID:N37ypaDY0
乙です

481 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/10(月) 22:57:04 ID:.waG1mKY0
>>480
リ゚▽゚ リ<l「乙ありさんや」

482 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/10(月) 23:04:17 ID:.waG1mKY0
最終章(Case13)は来月投下開始予定
Case12.5は書くか書かないか今のところ五分五分

来週か再来週のどこかで一周年以来の振り返り配信やるつもりです
聞いときたいこととか言っときたいことあれば下記フォームで
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5pOnfxKsl8WQRwDmzzJTnK9ziAgU-zllmmwQmNd5yqMKwQA/viewform?usp=sf_link

日程決まったらまた連絡しますわ

483名無しさん:2024/06/11(火) 00:04:18 ID:7gRIDy0E0
なん…だと…?
寂しい気持ちもあるが、感慨深いな。最後まで頑張ってくれ!

484名無しさん:2024/06/14(金) 11:06:51 ID:hFSih9yA0
乙カレー
最終章も楽しみにしてるぜ

485名無しさん:2024/06/15(土) 20:22:40 ID:xiMiyd2E0
乙乙
モツカレー食べたこと無いや。濃い目なの美味しそう。
流石探偵事務所、人雇えるほど稼いでるのも凄い。

486 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/16(日) 23:11:55 ID:xuuhOvHc0
>>483
( ´ー`)「エタっては寂しさすら味わえんからな……」

>>484
リ゚▽゚ リ<l「ありがとさんやで」

>>485
(´<_` )「俺の知る限り人を雇える余裕はないはずなんだが……兄者?」

( ´_ゝ`)「村上さんに融資して貰った」

(´<_` )「えぇ……返せるのかそれ?」

( ´_ゝ`)「だから、帰ってこい(切実)」

(´<_` )「帰りたくねぇ……」

487 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/16(日) 23:13:24 ID:xuuhOvHc0
終わりも近いのでまとめサイト作った
https://sites.google.com/view/akane-chan-no-youyade/%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E6%B5%81%E7%9F%B3%E6%8E%A2%E5%81%B5%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80

488 ◆KDJGUfbY2o:2024/06/19(水) 22:18:22 ID:tF7D0YcA0
話すネタあった方が楽しいので引き続き募集ー
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5pOnfxKsl8WQRwDmzzJTnK9ziAgU-zllmmwQmNd5yqMKwQA/viewform?usp=sf_link

489 ◆KDJGUfbY2o:2024/07/04(木) 22:13:42 ID:73FZv2B60
引き続き募集ー
配信日程は迷子中
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5pOnfxKsl8WQRwDmzzJTnK9ziAgU-zllmmwQmNd5yqMKwQA/viewform?usp=sf_link


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