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川 ゚ -゚)オーライオーライのようです
8
:
名無しさん
:2025/08/24(日) 18:15:30 ID:FTVLCsf20
まんじりともせず本棚を見つめていると、そのうちドアをノックする音が聞こえ、モララーが入ってきた。いつの間に帰っていたらしい。
( ・∀・)「順調?」
川 ゚ -゚)「なんもやってない」
( ・∀・)「頑張って。ほら、コーヒー淹れた」
湯気が立つマグカップと、個包装のマドレーヌを机の上に置いてくれる。
( ・∀・)「また、手紙読んでたでしょ」
川 ゚ -゚)「何の?」
( ・∀・)「定期的に犯人から来るやつ。リビングに破かれた封が捨てられてたから」
強引に破いたばかりに、封筒の破れた部分をそのままリビングに捨ててしまっていたらしい。
しまったな、と私は思った。彼はミルナが手紙を出し続けていること、そして私がそれを受け取り続けていることを由としない。
川 ゚ -゚)川 ゚ -゚)「形式的に送られてくるだけだから。送ってくれとも言ってないし、また何かあった時の為に保管はしてるけど読んでもいないし」
少々無理筋の弁解をして、やはりモララーは釈然としないらしい。
( ・∀・)「忘れろって言ってるわけじゃないよ。ただ、それを読んでクーのメンタルが大丈夫なのかって心配なだけで。この前も夜中に起きちゃったし」
許せない気持ちはあると思う。が、時には自分の人生から切り離してみても良いと思う。モララーは言う。
川 ゚ -゚)「大丈夫、大丈夫」
半ば強引に彼を部屋から追い出すと、まだ温かいコーヒーを一口入れた。
ああ、そうだ。貴方は正しい。だが、切り離された私は、どうすれば良い。PCに表示された白紙のWordファイル、これを、どうしろと。
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