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選挙制度

1自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/05(日) 21:50
衆議院、参議院の選挙制度に関して話し合いましょう。

2自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/05(日) 23:10
私は前も言った様に
衆議院単純小選挙区制 議員定数三百
参議院全国区制    議員定数 百
です。
衆議院は二大政党制で政権交代可能な制度ということで
参議院で広範な世論を受け入れるということです。
衆議院の一票の格差是正は言うまでもありません。
極力一に近づけるべきです。
議員定数は
衆議院は比例廃止、参議院は選挙区を廃止した数字です。

3自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/05(日) 23:15
訂正>>2
衆議院は世論の大勢を反映させるためです。
私は首相公選制論者なので。

4■とはずがたり:2003/01/05(日) 23:53
衆院は輿論の集約による強力な政府の形成,参院は広汎な意見の集約と脱政党化がキーワードですね。

衆院は小選挙区比例代表併用制,参院は地方ブロック別中選挙区制なんてどうでしょう。

参院の比例区を廃止する代わりに衆院の比例代表は地域ブロックではなく全国区とし,比例復活は惜敗率が80%以上という枠でもつけて小党分裂を避ける。
地方区は定数格差がひどいので合区して地域ブロック化するというのはどうでしょう。
全国区はカネが掛かるそうです。タレントのすくつにはしたくありませんしねえ。

また少なくとも参院の定数格差はひどいので
山陰2県で定数1(−1)
四国4県で定数2or3(−2or−3)
北陸3県で定数2(−1)
北海道 定数3(+1)
東京 定数5(+1)
千葉 定数3(+1)
兵庫 定数3(+1)
福岡 定数3(+1)
増加分は比例区を減らす。
などは必要な気がしてます。

5自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/06(月) 00:50
>衆院は輿論の集約による強力な政府の形成
>参院は広汎な意見の集約と脱政党化がキーワード
その点では全く異論ありません。
私の掲げる政策が最もそのキーワードを実現させるのに
最高の政策であると自負しております。

6自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/06(月) 00:59
小選挙区比例代表併用制は反対です。
私はそもそも選挙区の得票率をカウントするというやり方が嫌いです。
選挙区への候補者投票は党というよりも候補者個人へと投票する人もいるので
選挙区での各党得票率と有権者の政党への評価が必ずしも一致しないと思うからです。
まだ現行の小選挙区比例代表並立制による二票制の方がいいと思います。

7自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/06(月) 01:21
それと私は選挙制度マニアが喜びそうな複雑な選挙制度ではなく
選挙制度はシンプルであれと思っています。
何故ならその方が有権者にとって自分が誰に入れたのか
そして自分達がどの様な審判を下したのか分かりやすくなるからです。
今の選挙制度はその点で分かりにくくなっていています。
衆議院の比例復活や圧倒的に票を多く取った候補者が党の得票が足りないから落ちる
参議院の比例なんかその最たるものだと思います。

8■とはずがたり:2003/01/06(月) 09:40
細かい選挙制度に余り興味がないので併用制と並立制の違いが判ってなかったようです。今の制度が並立制なら>4で私が言わんとしたのは併用性ではなく並立制ですね。

また成る可くシンプルであれと言うのには賛成です。

9先駆魂:2003/01/08(水) 02:17
私は結構選挙制度マニアなんですが(笑)。
大前提としては、議院内閣制を支持し首相公選制には懐疑的です。
正直、一院制の方が良いんじゃないかとも思うのですが、
改憲は現実的ではないので、二院制を前提にします。
衆院と参院の選挙制度を考えるときに最大の課題は、
選挙制度に差異を持たせすぎると、両院の議決がことごとく食い違って国政に大きな支障をきたし、
差異が少なければ「カーボンコピー」と批判される、ということです。
現憲法上では、衆院の優越が明確なのは予算・首相指名・条約のみに過ぎず、
その他の法案は、参院で否決された場合、衆院での3分の2以上の賛成でしか可決成立しないわけです。
外国を見てもそうですが、公選の場合、上院の「脱政党化」は困難でしょう。
つまり、衆院を「世論の集約」=小選挙区ベース、
参院を「世論の反映」=大選挙区(中選挙区)単記、比例代表ベースにすると、
かの「政治改革」法案のように、衆院で通った法案が少数党の反対で参院で否決されまくる事態が起こります。
>>2案も>>4案もその危険性が高いでしょう。
優先されるべきは下院の意思であるべきだと私は思うので、
そのような混乱を招くぐらいなら「カーボンコピー」の方がマシと思います。
で、私の案ですが、より現実的には定数を現状から一割削減した、
衆院(451):小選挙区(301:定数比例配分)、比例区(150:全国1ブロック)
※小選挙区定数301は鳥取を特別に+1で2区とした方が一票の格差が縮まるため
※比例阻止条項は3%
参院(200):選挙区(140:複数区は完全連記制)、比例区(60:全国1ブロック)
理想としては、衆院は「全国代表」、参院を「地方代表」と位置付け、
衆院(451):小選挙区(301:定数比例配分)、比例区(150:全国1ブロック)
※上と同じ
参院(94):選挙区(94:47都道府県に定数2づつ)
です。ま、選挙制度がどうであれ、1票の格差が是正される事のほうが重要ですし、
どんな制度でも勝てる政党(野党)をつくることこそが、今問われてるんだとは思いますが。

10名無しさん:2003/01/08(水) 02:20
>>6
ドイツで行われている小選挙区比例代表併用制は2票制です。
(正確には比例代表制ですから「小選挙区併用型比例代表制」と呼ぶべきでしょうが)

11先駆魂:2003/01/08(水) 02:24
>>10は私です。
あと、>>9上段の参院比例区は拘束名簿式を想定しています。
私は、ドイツ、ベネルクス3国、北欧諸国のように、
それがよりよい制度であれば複雑な選挙制度でもいいのではと考えますが、
そこは意見が分かれる点でしょうね。

12■とはずがたり:2003/01/08(水) 03:11
成る程,カーボンコピーの方が未だましだという考えもあり得る訳ですな。

また当然視されていますがそもそも議員の定数は減らすべきなんでしょうかね?

各県代表(各県から二人選出)と云う考え方は県という単位がアメリカやドイツほど意味がない現状を考えると懐疑的です。
道州制への意向を睨んで地域ブロック別ならいいと思いますが。

13自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/08(水) 13:31
>>9
日本国憲法下では首相公選制も自衛隊のような軍備もないので
私は日本国憲法に基づいて話はしません。
日本国の実態としてどうあるべきかを考えて話しています。
それとそもそも日本国憲法は無効なので
新憲法制定をしなければなりません。
しかしここは飽くまで選挙制度スレッドなので
それは新たなスレッドをつくってそこで議論をしましょう。

14先駆魂:2003/01/09(木) 01:40
>>12
現状を見ればわかる通りですが、
参院を「世論の反映」=大選挙区(中選挙区)単記、比例代表ベースとすると、
結局は第一党(自民)、第二党(民主)も過半数はとれず、
半永久的に第三党(公明)がキャスティングボートを握ることになります。
「カーボンコピー」というと言葉は悪いですが、
「全国代表」「地域代表」的な分け方の方が良いと考えます。
定数に関しては、確かに諸外国の例を見れば日本は増やしても良いぐらいでしょう。
が、財政面を勘案したり、国民感情的には減らさないと納得いかないのではないでしょうか。
私は公設秘書倍増論者なので、なおさらです。
道州制に関しては、全国を10前後に分けるのはいかがなものかと思います。
20〜30に都道府県を再編する方が良いと考えます。より一層の権限以上は大前提です。
県という単位に意味を持たせ、各県2づつでとの意見です。

>>13
それでは、議会制度や法案処理など、どう変えるべきなのかはセットして議論しないと、
あなたの>>2の案がよいかどうかは判断できませんね。

15■とはずがたり:2003/01/09(木) 04:27
完全なカーボンコピーなら無くしてしまった方がいいのでは?

都道府県はせめて20〜30県に纏まればいいですね。
特に首都圏・関西なんかは広域行政が必要だと思いますし。
しかし東京+神奈川+千葉+埼玉+山梨を一つにしたらおおきすぎるでしょうか?首都圏知事は首相よりも巨大な権力を握りそうである。
青森・秋田・岩手は連繋を模索してます。
京都・滋賀は経済圏は一体です。
大阪・和歌山・奈良も一体にしてもいいかもしれません。
北陸3県・四国4県は一つにすればよいでしょう。
山形も仙台都市圏に組み込まれつつあるのでこれも一つにする。
鳥取と島根は一つにしても未だ小さいので島根は広島,鳥取は岡山とくっつけたほうがよいか?
九州は佐賀・長崎を一緒にするくらいでしょうか?あとは宮崎と鹿児島くらいか?
これで30県程です。
いずれにせよ日本が成立過程として都道府県の連合体でない以上,各県に2議席等といった議席配分が1票の格差に優先するのには違和感があります。

参院を単純中選挙区制にすると自民・公明・民由社連合・共産といった体制になるのでしょうか?
公明党がキャスを握るから悪いというのはどうなんでしょうか?それも民意なのでは?

なんだか纏まりませんが取り敢えず雑感と云うことで。

16名無しさん:2003/01/10(金) 02:16
>>15
先駆魂です。外から書き込んでるので。
構成員が違う以上、完全なカーボンコピーとはなり得ないとは思いますが。
ただ、仰るように「成立過程として都道府県の連合体でない」ことによる、
上院の「地方代表」化に対する違和感はどうしても残りますね。難しいところです。
その点では、独上院よりも米上院の「地方代表」をイメージしてます。各県2議席という点も含めて。
(米国が大統領制で参考にならないとの批判は甘受します)
正直、貴族院や元老院でもないでしょうし、一院制でも良いとは思いますが。

公明に含むところがないわけではないですが(W)、それはおいて議論すると、
基本は、下院の意思が優先されるべきだと思うのですね。
その下院を「民意の集約」=小選挙区ベースとした場合の結論と、
上院を大選挙区(中選挙区)ベースにした場合の結論はことごとく食い違う可能性が高いわけです。
それはいかがなものかと。「政治改革法案」の二の舞が多発するのは。
日本の現在のシステムは議院内閣制の他国に比べて上院の権限が非常に強いわけですし。
ドイツは下院を「民意の反映」=比例代表制とすることを選択している訳ですから、
各党は第3党以下がキャスを握ることを前提に、選挙前から「連立構想」「閣僚候補名簿」を提示して戦う訳です。
あと、上院で「1票等価」に重きを置いている国はそう多くないのではないでしょうか。
貴族院的な国はもちろんのこと、地方代表的なところも、多いと認識していますし、
G8で衆院・参院で制度があまり違わず、ともに公選なのは、イタリアとロシアでしたか。

都道府県再編に関しては概ね同意見ですね。

私も纏らなくて済みません。

17名無しさん:2003/01/10(金) 02:18
16の続きです。
2ちゃんからのコピペですが、参考までに。

【G8下院の選挙制度】
*多数決制
米国:        小選挙区相対多数決制(単純小選挙区制)
英国(庶民院):   小選挙区相対多数決制(単純小選挙区制)
カナダ:       小選挙区相対多数決制(単純小選挙区制)
フランス(国民議会):小選挙区二回投票式絶対多数決制

*比例代表制
ドイツ(連邦議会):小選挙区併用型比例代表制

*混合制
日本(衆議院): 小選挙区比例代表並立制
イタリア:    小選挙区比例代表並立制
ロシア(国家院):小選挙区比例代表並立制

18名無しさん:2003/01/10(金) 02:19
17の続きです。
ロシアの上院は全然違いました。すみません。

【G8上院の選挙制度】
*直接選挙によるもの
米国:     小選挙区相対多数決制
日本(参議院):SNTV+小選挙区相対多数決制と名簿式比例代表制の混合制
イタリア:   小選挙区比例代表並立制

*直接選挙によらないもの
英国(貴族院):   一代貴族・世襲貴族・法官貴族・国教会司教により構成
カナダ:       任命制
フランス(元老院): 地方議員・下院議員による間接選挙
ドイツ(連邦参議院):任命制・州代表により構成
ロシア(連邦院):  地方議員・首長が兼務

注:SNTV(single non-transferable vote)=単記非移譲式投票

19オリーブの木:2003/01/10(金) 22:26
俺的には今の小選挙区並立制が妥当だと思う。
前にも書いたように単純小選挙区は我が国の実情に合わない。
なぜなら自民党に対抗すべき野党の地盤(鉄板の)がほとんど限られており、
例えば現行の小選挙区300で行けば、下手すれば自民党が8割以上を占めてしまう
ケースも現実的にあり得るわけでそうなれば政権交代もへちまもないからね。
その意味でも現行制度が妥当だと俺は思う。ただ、フランスのよう過半数の得票
に達する候補者のいない選挙区では決選投票で決着するのが望ましいと思う今日
このごろである。

20先駆魂:2003/01/11(土) 01:10
これも2ちゃんからのコピペです。
イタリアの選挙制度ですが、上下院とも「一票制」での小選挙区比例代表並立制のようですね。

>代議院(下院):全議席のうち75%(475)を小選挙区制で選出し、
>残り25%(155)は全国区での得票を基礎にした比例代表制で選出されている。
>なお、全国区での得票率4%未満の政党は比例区での議席獲得ができない。
>
>元老院(上院):全議席のうち75%(232)を小選挙区制で選出し、
>残り25%(83)は地域ごとの得票を基礎にした比例代表制で選出されている。

21自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/11(土) 06:05
>>19
いやいや単純小選挙区制にすれば
逆に自民党が大勝して大きくなりすぎて分裂するでしょう。
自民党は維持するのに適切な大きさは単独過半数前後ですから。
私は絶対多数決制には反対です。
選挙区というのは国を選挙区で割り振って国民に真を問うているのであって
特定地域の有権者のみに対して真を問うているのではないですから。

22先駆魂:2003/01/12(日) 00:09
>21
前段については、まず自民の「大勝」がどれくらいだという前提なのでしょうか?
歴史的に見れば、自民が数十人規模で分裂したのは93年の1回だけで(新自ク結党時は6人に過ぎない)、
その時は、自民が最大規模の時ではありません。過去には衆院300議席を超えたこともあります。
なぜ「自民党は維持するのに適切な大きさは単独過半数前後ですから」という結論に至ったかは分かりませんが、
単独政権時の自民党は、ほとんどの場合で過半数を大きく上回っていましたよ。調べてみて下さい。
後段の部分はあなたの言わんとしていることが分かりません。
「絶対多数決制には反対」の理由が、
「選挙区というのは国を選挙区で割り振って国民に真を問うているのであって
特定地域の有権者のみに対して真を問うているのではないですから」とは、どういうことでしょう?
いちおう、選挙制度については諸説をそれなりに知っているつもりですが、
あなたの解釈はちょっと分かりかねます。

23ホントは社民支持@東広島市:2003/02/10(月) 16:26
広義の意味でこの問題も「選挙制度」なので許してね。読売新聞より。

知的障害者の郵便投票訴訟、訴えを棄却…大阪
 郵便投票制度の対象を一部の身体障害者らに限定している公職選挙法につい
て、引きこもり状態で投票所に行けない知的障害者の男性(23)(大阪府茨
木市)が、「法の下の平等や選挙権を保障した憲法に違反する」として国を相
手取り、慰謝料100万円の国家賠償を求めた訴訟の判決が10日、大阪地裁
であった。村岡寛裁判長は「制度対象者の要件や範囲の決定は、国会の裁量に
委ねられていると解すべきだ」と述べ、男性の請求を棄却した。
 郵便投票制度は、自宅で投票用紙に候補者名を記入して選挙管理委員会あて
に郵送する投票方法で、公職選挙法施行令では、身障者手帳(両下肢障害1、
2級、内臓障害1、3級)か戦傷病者手帳の所持者に限定されている。
 訴訟では、制度の対象をこうした一部の身障者らに限定した現行法の違憲性
や、法改正しない国の責任などが争点となっていた。
 判決によると、男性は精神発達の遅れがあり、1998年に府から「重度の
知的障害(A級)」と認定された。高校夜間部に通っていたが、自宅に引きこ
もるようになり中退。医師からは「不安神経症」と診断され、外出できない状
態で投票所にも行けないため、成人後、初めての選挙だった2000年2月の
府知事選などで市選管に自宅での郵便投票を申請したが、認められず投票でき
なかった。
 郵便投票制度を巡っては、対象者でありながら、自書が不可能なために投票
できない「筋委縮性側索硬化症」(ALS)患者3人が、自宅での代書を認め
るよう求めた国賠訴訟では昨年11月、東京地裁が違憲判断を示している。
(2月10日16:13)
http://www.yomiuri.co.jp/00/20030210i305.htm

日本の司法は、選挙制度に関して、国会の裁量権をかなり広く認める傾向があ
るようです。根底には「選挙制度は、試験で選ばれる裁判官よりも、国民の意
見を代弁する選挙で選出された国会議員が行うべき」という考えがあるようで
すが、国会がそれにかまけて怠慢しているのは定数是正の問題からも明らかで、
民主主義のあり方ってのをちょっと考えてしまいますね。

24■とはずがたり:2003/02/11(火) 00:50
>>23
どうぞどうぞヽ(´ー`)/
寧ろ歓迎です。

>国会がそれにかまけて怠慢している
そういう連中を選ぶ国民にも問題ありかと。

輿論の喚起があれば,地方参政権などを含めて一度徹底的に国会の場で論戦すべきかもしれませんね。

25さきたま:2003/04/20(日) 01:46
オススメです。役に立つと思います。

選挙制度に関するスレ@2ch議員・選挙板
http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1025122754/758
758 :無党派さん :03/04/06 01:10 ID:GBtDCO8H
<中公新書3月の新刊>
「日本の選挙」何を変えれば政治が変わるのか
加藤秀治郎(東洋大学教授)著
とるに足りない瑣末な問題と見られがちな選挙制度だが、
政治全般に及ぼす影響力は決して小さくない。
「選挙制度が適切なら何もかもうまくいく」という哲学者オルテガの言をまつまでもなく、
選挙は民主主義をいかなる形態にも変えうる力を秘めている。
小選挙区制や比例代表制の思想的バックボーンをわかりやすく紹介し、
「選挙制度のデパート」と揶揄される無原則な日本の現行システムを改善するための道筋を示す。
新書判/224ページ/本体740円+税/ISBN4-12-101687-4 C1231
http://www.chuko.co.jp/shinsho/

読んでみたけど、結構良いと思う。
選挙制度の入門書としていいのでは。

26■とはずがたり:2003/04/24(木) 13:16
>「選挙制度のデパート」と揶揄される無原則な日本の現行システム
確かに日本の選挙制度は無原則でわかりにくいですな。
去年の非拘束名簿みたいに党利党略もまかり通っているし。
ぴまになったら読んでみます。

27ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/12(木) 13:27
遅すぎたきらいはあるけど、大きな一歩になることを期待して。

身障者の代筆郵便投票容認、与党が公選法改正案提案へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030612-00000105-yom-pol
 自民、公明、保守新の与党3党は12日、重度の身体障害者や寝たきり患者のうち
在宅者約25万人の投票機会を広げることを盛り込んだ公職選挙法改正案を今国会に
議員立法の形で提案する方針を固めた。
 自民党選挙制度調査会は同日午前の総会で同改正案の骨子を了承した。
 現行の公選法は、重い障害があって投票所に行けない人には郵便投票を認めている
が、代筆を認めていないことから、身障者側から見直しを求める声が出ていた。改正
案は、〈1〉上肢または視覚障害1級のうち在宅の計13万人を対象に、現行の自筆
に加え、代筆による郵便投票を認める〈2〉介護保険で要介護度5の認定を受けてい
る在宅の寝たきり患者約14万人(うち2万人は〈1〉と重複)を郵便投票の対象に
追加する――ことが柱だ。(読売新聞)[6月12日13時4分更新]

28■とはずがたり:2003/06/12(木) 13:35
プライバシーの保護のために代筆を認めないことによって投票の権利を剥奪すると云うことをやってきてたのですな…。

29ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/27(金) 15:18
「電子投票特区」に慎重=片山総務相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030627-00000465-jij-pol
 片山虎之助総務相は27日の閣議後の記者会見で、地方選挙で初めて電子投票を
導入した岡山県新見市が、同市内の投票分に限り国政選挙でも電子投票を行う「電
子投票特区」を国に提案したことについて、「法律を直さないといけないし、各党
各会派の意見の調整が要る」と述べ、地域限定の導入には慎重な考えを示した。
 ただ、電子投票が地方選挙にしか認められていないことには「わたし自身は国政
選挙にも(導入すべきだ)と思っている」とも指摘した。 (時事通信)
[6月27日11時10分更新]

 私自身は、実は電子投票にものすごく否定的な考えです。
 だって、開票速報つまんなくなるから。電子投票が実施されれば、開票速報自体は
30分くらいになって、あとは各党代表による「政策を語る特番」になる。
 ホントは、それがあるべき姿なんでしょうが……個人的にはヤダ。
 ちなみに、ドイツZDFの開票速報がそんな感じ。
 各政党・選挙区の当選者紹介・開票経過はほとんどなく、各政党の幹事長クラスが
討論してるだけ。

30■とはずがたり:2003/06/27(金) 15:23
確かに一寸したお祭り騒ぎの開票速報が無くなるのは寂しいかもしれませんね。

31組織選挙否定派:2003/10/19(日) 19:32
皆様こんばんわ
個人的には衆院選挙は中選挙区制度の方がいくらかは「まし」だと思っています
小選挙区制度になり、与野党での間の公認を巡るゴタゴタがますます顕著になった
こういう醜態は無党派層や若い世代はことのほか嫌悪しています
少数会派の完全な抹殺も非常に納得いかない部分があります
最低でもTV政見放送での完全圧殺は断固許せないと感じています

参院選挙については、政党or個人名の01年のやり方は最悪であり、
有権者の混乱も大きいと思うので、ここは一つ無所属の立候補も可能で
あった80年までやっていた「全国区」制度の復活もあって良いかと思われます

地方選挙についてですが、電子投票と不在者投票の緩和の方向は危険だと思います
ある政党は運動員が友人知人にしつこく不在者投票での投票を呼び掛けております
実票をハッキリさせるという方針もあるかと思いますが、主たる目的は「不在者投票の
数を増やし、法律を変え、コンビニや在宅でネット投票も可能になるようにする為」という
事のようです その政党の運動員が断言しておりました
コンビ二投票・在宅のネット投票。確かに気軽に投票できる。 しかし、これでは「投票の秘密」と
いう選挙の最低限にして最大に重要な原則が揺らいでしまうという考え方は大げさでしょうか
誰かに見られながら、チェックされながらコンビニで投票するような事態が充分に考えられる
現在の不在者投票においても、病院やお年寄りを対象にした投票で「付き添い」と称して
「投票の秘密」を侵す行為がたまに報告される
先の参院選挙では「投票関渉罪」という聞きなれぬ選挙犯罪があった
「手軽」さを売りに「投票の秘密」が破られるような環境を国がやすやすと整えてはならないと思います
>>29の方が紹介しておられるように片山さんは否定的という事で一安心ですが、ネットに
馴染みの深い世代の大臣が近い将来登場し、簡単に「OK」サインを出さないかと心配しています

32とはずがたり:2003/10/19(日) 23:39
お初であります。
個人としては中選挙区制には反対であります。政党が政策で一致している限りその選挙区から複数出して競い合わせるというのは筋が通りませんし,地縁血縁と云う物を肯定することになります。
3人出馬した政党と二人出馬した政党があって3人の得票の方が多いのに共倒れで通ったのは二人出した政党の二人と言うことも有り得ますし必ずしも民意を反映しうるとは思えません。
小選挙区制度は政党の候補者調整能力への信頼が根底にある制度でして自民党のようにばらばらのとにかく政権とって居られればいいと言う政党の存在の方がイレギュラーなのだと思います。
小選挙区制度は少数意見の切り捨てという面も確かにあるのですが,それを救っているのが比例代表制だと思います。その意味でも現行の小選挙区比例代表並立制はまあバランスも取れていると思いますし,これ以上比例を減らすのには個人的には反対ですね。

33とはずがたり:2003/10/19(日) 23:46
参院は小選挙区と比例代表制という衆院のカーボンコピー化が著しく,また地方区の定数格差が激しいので上記の中選挙区制度批判とは矛盾するようですがブロック別の中選挙区制度などに一本化するのも手かと思います。
参院は良識の府ですので衆院のように政党の調整を敢えて無くし無所属議員も出馬しやすくなって定数格差の是正もできていいと思います。

気軽に投票できるようにするのは基本的には良いことだと思うのですがね。

34組織選挙否定派:2003/10/21(火) 21:22
>>33 気軽に出来すぎると、候補者の支持母体である組織(業界や組合、宗教団体)が
   末端がちゃんと支持した候補に入れているかどうか横でチェックする様な事が
   起きないか危惧しているんです
   コンビニ投票とかだと充分有り得ます

35とはずがたり:2003/10/21(火) 21:26
>>34
そもそもチェック出来ると云う意味では今の自署式がそもそも問題でそういうのを監視しやすいそうですね。

各団体ごとに

そしき選挙否定派
組織せんきょ否定派
組織選挙ひていは

と書き方を決めて置いてどの団体がどれだけ票を出したか判るようにするのだとか。

電子投票でも投票の秘密を守らせる方策は必要でしょうけど。

36おりーぶの木:2003/10/21(火) 21:40
>>34
始めまして。確かにそれは言えてるかも。信心濃き町に本部を構える宗教団体が所有する政党辺りは間違いなくやるでしょうね。

37とはずがたり:2003/10/23(木) 16:40
http://www2.asahi.com/senkyo2003/localnews/tottori/TKY200310230232.html
二大政党化を疑問視 倉吉市長

 与野党がマニフェスト(政権公約)を掲げて競う28日公示の総選挙について、倉吉市の長谷川稔市長は22日の定例記者会見で、「今回のマニフェスト論争が二大政党化への流れを加速させている。だが、政党は必ずしも二つだけではない」と述べた。マニフェストを前面に自民か民主かの「政権選択を問う選挙」と強調される風潮に、疑問を投げかけた形だ。

 市議時代に旧社会党に所属していた長谷川市長はかつての中選挙区支持者。現在の小選挙区制は「政治の活力が失われる」「二大政党に収斂(しゅうれん)されるのは、多様化する国民意識になじまない」と今も批判的だ。

 この日の会見で「マニフェスト選挙」に対する感想を聞かれた長谷川市長は「自民、民主の二大政党の支持者にとっては熱も入るだろうが、他の政党には苦しい展開になる。政権交代を中心とした政策論争だけでなく、他の政党の公約にも国民の注目が集まればいいと思う」と述べ、自民、民主のマニフェスト対決で埋没する恐れのある共産、社民などの政党を気遣った。

 選挙期間中の特定候補者への応援については「日ごろ要望する機会の多い政権与党とは良い関係を築きたいが、首長自身が自らの支持、考え方を鮮明にするのは好ましいことではない」と否定的で、中立を保つ考えを示した。

 (10/23)

38無記名:2003/10/23(木) 19:42
私も中選挙区制度の方が良いと思います
二大政党政治になるより、少数派の党も何党か議席を持ち、
「ゆ党」的立場でも良し、極論を叫ぶのも良し
いろいろ議論する場に国会がなれば良いと思う
二大政党で混乱が収まるとかいうが、混乱がそんなに嫌かなあ?

まあ日本人は本質的に争いを避ける「和の精神」が好きな傾向があるから
中選挙区の復活自体は微妙ですがね・・・

39とはずがたり:2003/10/23(木) 20:32
別に混乱は二大政党になれば収まるというわけではないでしょう。
自社の国対政治は究極のシナリオ通りの安定した政治であった訳ですから。
今の制度でも社共が第3極へ向けて大同団結できれば更にとれる選挙区はいくつもあるし影響力を行使できるけど彼らはそれが出来ない阿呆だから自民と民主に収斂されそうになってきているという面もあるのでは?

今の制度は制定時には,二大政党制を作り出そうとして作られた制度ではなく穏健な多党制を指向していのではなかったでしたっけ?

40とはずがたり:2003/10/29(水) 10:12
【今回の総選挙について】

今回の選挙は漸く政党どもが制度への対応を完了させたように思えます。

民主党は自由党と合併して野党票の分散を抑え,かなり順調に候補者調整を終え,更に名簿上位の比例単独候補を全廃。候補者の擁立もそれなりに進んだ。真鍋,池田,近藤,大森など公認漏れに反撥して無所属出馬を検討していた者の一部は出馬を断念,造反は石田,遠藤など小数に止まった。

自民党も比例単独候補を最大限に減らし前回に比べて比例復活の可能性が大幅に高まった。老人が居座るという問題点も党への貢献度よりも無党派受けでだいぶ候補者が若返った。尚高齢の議員に対して引退を突きつけた若手の反乱があったり県連内で候補者を決められなかった宮崎の例などあるものの,造反組の一部も愛知県を中心に比例下位へ回すことで収まりがつきもした。

公明党も小選挙区の候補を大幅に絞ってきた。

自由連合は候補者乱立が不可能になり(?)徳田以外の擁立を断念,保守新党も比例区を断念,社民党も北海道・茨城・栃木・群馬・鹿児島鳥取・山口・大分・長崎・沖縄で民主党と補完的な候補者擁立を果たした。

詰まり自公+民社+共産の3極の間での選択,そして惜敗した候補(選挙区輿論が二分された場合)は復活というナショナルミニマムが達成されつつある。

ほんとは社民が共産と協力した方がすっきりするのかもしれないし,真紀子らの無所属の動きも注視が必要であろうけど今回の選挙結果は結果に満足できるかどうかは兎も角とても楽しみにしている。

41とはずがたり:2003/10/30(木) 17:40
ドイツの選挙制度が判ります。

http://www.jil.go.jp/mm/kaigai/20021002.html
「歴史的接戦を制した与党左派連合が引き続き政権維持の見通し/ドイツ」

42しょむ研水泡:2003/11/11(火) 22:46
 小選挙区制を含む制度より中選挙区制の方が民意を反映しやすいと
いうことで遙かにましです。それに賢い候補者は同じ政党間なら票の
食い合いなどせず「地域割り」(同じ選挙区内で全員が当選できるよう
に地域を分けて相互不干渉で選挙活動を行う)をやります。同政党間
で食い合うような事をやってる時点で候補者として不的確。
 無論完全比例代表制こそがベストなのは言う迄もありませんが。

43とはずがたり:2003/11/12(水) 09:45
こんにちは,水泡さん

私の印象に残っている中選挙区制度は93年でありますので,あの時の話しをしますと,社会党が大敗しましたが共倒れも多かったです。(北海道5区,岩手1区,秋田2区,福島1区,千葉2区,千葉4区,東京4区,徳島全県区(仙谷もこの時落選),鹿児島1区)
また武村や細川の得票は物凄く2位以下の二倍超もの得票があっても1議席は1議席です。これもある意味死票ではないでしょうか?

そして中選挙区制度では推薦が飛び交い,選挙ウォッチャーとしては或る意味とても面白いのですが一般の国民の選択としては判りにくいのではないかと思います。
さきがけ・日本新党ブロック,新生・民社ブロック(中野・西村・二階),民社・日本新ブロック(玉置,伊藤英成,中井,吉田治),社会・民社ブロックと地域によって選択肢がバラバラというのもどうかと。勿論それが地域事情だと云われればその通りなんですが。

44デモクラット:2003/11/12(水) 21:09
私は個人的に、フランスのような単純小選挙区2回投票制がいいと思います。
机上の空論かもしれませんが、その理由を述べます。

私は現行制度により政権選択の可能な政党システムになったこと自体は大歓迎です。
しかし、自民党も民主党も、ただ政策が似るだけならともかく、
党内に様々な潮流が入り乱れていて分かりにくいと思います。
政治経済路線で見ると、自民党には自由主義右派(保守)の小泉と自由主義左派(リベラル)の河野、
民主党にも自由主義右派の小沢、自由主義左派の鳩山、社会主義右派(社民)の菅。
いずれの潮流も内容的に似てきているとは言え、
これではまるで、ニューディール期以前の米国の共和党と民主党みたいです。
結局は党ではなくて人で見るしかなくなってしまうと思います。

そこで、自民党と民主党(願わくは公明党も!)がガラガラポンで、
自由主義右派の自由党、自由主義左派の民主党、社会主義右派の社会党に再編されれば、
多少は分かり易くなると思います。
勿論、「社会主義右派」とは言っても、内実は社会民主主義「第3の道」なので、
いずれも似てくることには違いないのですが、「ごった煮」よりはましかと。
それで、多少現実路線に転じた社会主義左派の共産党を含めた4党が、
自由主義政党連合と社会主義政党連合に分かれて政権を争うのです。
すなわち、つい最近までフランスで続いたような、2極4党体制というわけです。

これを創りやすくするのが、単純小選挙区2回投票制というわけです。
最初は自由党・民主党連合が勝ち続けるでしょうが、
いずれは共産党が軟化して社会党・共産党も勝てるようになります。

まあ、こういう再編は、まず自民党政権をくずさないと仕方ないですね。
だから、私は民主党に投票し続けるのです。

現実味の薄い話で申し訳ありません。

45とはずがたり:2003/11/12(水) 21:59
物事を単純に考える私としては日本の政権選択は
自民党…利権温存資本主義
民主党…改革保守+社民リベラル(社会保障を充実しながらの競争促進策,第三の道)
共産党…福祉重視・一国平和主義の所得再分配政策
でして判りにくいとは思えません。

自民党型利益配分システムに共鳴する人は自民党に入れればいいし,第三の道を選ぶなら民主党,社会主義政策を選びたいなら共産党を選択すればよいと思う訳です。

そして民主党がバラバラであるというのは自民党側のレトリックであり,あの組み合わせこそが今の日本に最適だと思ってます。民主党の国家観がバラバラだという批判は,そもそも21世紀にあって国民国家などが些末な問題になってきた居る今日於いて,党内が国家観でまとまっていなければならないと云う意見は単なる一つの主義に過ぎないのであってそんなもので党を割るのはナンセンスだという積極的な意味づけからバラバラなのであって,国家観でまとまらねばならないと云う主張こそが古いと思ってます。国家観でまとまらねばならぬと云う人は自民党か共産党へ入れればいいし,嫌自分はそんなものは党を割るほどの問題ではないと云う人は民主党に入れればよいと思ってます。
自民党も政策的にはバラバラに見えますが利権配分要求の調整という太い一本の筋が通ってます。今の選択の課題はこれを温存しつつ財政危機などに調整して痛みを押さえる小泉の改革か徹底的に壊して飛躍を目指す民主党かではないのでしょうか?国民は利権構造のお世話になっている人が多いようで…。

自民党の作り上げた利権構造の網が自民党の下野とともに雲散霧消すれば貴君のように必要に応じて自由競争促進策と社民リベラル政策をとる2極に分解するのかもしれませんけど。

46無記名:2003/11/12(水) 22:55
こんばんわ
今回比例復活者(ゾンビ)が多かったのは、いかに接戦だった選挙区が多かったかと
いう事でしょうか
個人的には重複立候補は余り好ましく思っていません 中選挙区(定数3)150選挙区程度が
良いと思います まあどの選挙制度にしても日本の「6当5楽」でしたでしょうか、そういう
資金にモノをいわせ当落が決定しているような日本の政治風土を変えなきゃいけないんでしょうけれど
それにはあと100年前後かかるような気がしますから難しい所ですね

47とはずがたり:2003/11/12(水) 23:19
>>46
小選挙区とセットでの比例復活は必須だと思ってます。死票救済のためにも。
1万票対9990票で前者が当選して後者が落選というのは民意ではないからです。
その観点から今回自民党も民主党も最大限比例復活を出来るような体制を組んだのは評価してます。
政党が制度に対応して来たと云うべきでしょうか。比例復活が多かったというのは接戦が多かったからでなく政党が復活当選による地盤維持を強く意識した事の現れと取るべきではないでしょうか?

自民党が公共工事の衰退で公明党の下支えと安部小泉の二枚看板を持ってしても,民主党のマニフェストと民由合同での政権選択を全面に出して躍進を止められなかったのは単にカネだけではなく政策で投票するという行動が浸透しだしたからではないかと私は素直に喜んでいるんですけどね。

48デモクラット:2003/11/13(木) 23:55
>>45
ご意見ありがとうございます。
そう考えれば、皮肉ながら、確かに分かり易い選択肢ですね。
自民党政権の崩壊を望む点は、心から賛同します。
利権を貪る彼らが政権を握っている限り、日本の明日はありませんから。
当然、私の望む選択肢も成り立ちませんしね。
私はいわゆる無党派層ですが、選挙権を得てから3年間、
一度たりとも投票を欠かしたこともなければ、自民党には投票したことがありません。
もちろん、初選挙だった「小泉ブーム」絶頂期の2001年都議選、同年参院選でさえも。
投票先が常に民主党か自由党だったこともあり、両党合併を喜んだ一人です。
まあ、ここまでくれば、無党派層ではなく民主党支持者を名乗ってよいかもしれませんね。

>>46-47
44では個人的な理想論を述べましたが、現実的に難しいことは承知です。
制度にbestは存在しませんが、現行制度は政権選択可能性があるので、妥当だと思います。

ただ、現行制度にも改めるべきところはあると思います。

① 小選挙区における都道府県への議席配分方式
こちらのBBSに集う方々には言うまでもありませんが、基数配分は一票の格差を広げ、憲法14条に違反する悪法。
大州と小州のバランスを取る必要のある、連邦制国家の上院ではないのですから。
農村政党・自民党を利するだけです。即刻廃止を!
代わりの配分方法ですが、より人口に比例するヘア式かサン・ラグ式がよいでしょう。

② 比例区のブロック制と政党への議席配分方式
比例代表部分は、小選挙区では不利となる第3党以下を支持する民意を反映させるために設けたものですよね。
それならば、定数6とか8とかの選挙区もあるブロック制などやめて、全国区にすべき。
地域単位の声について言うならば、参議院の選挙制度を工夫すればいいのです。
また、ドント式では大政党有利、小政党不利ですから、これもヘア式かサン・ラグ式にすべき。
ちなみにイタリアでは、小選挙区での議席を控除する制度を採用しているそうです。

③ 復活当選
「小選挙区で落ちたやつが当選するのは納得行かない」という人も多いようですね。
しかし、とはずがたり様のご指摘通り、死票救済のために必要な制度だと思います
(そういえば、今回の京都1区は遂に「死票0%」となりましたね)。
先にも述べましたが、比例区は小選挙区という「劇薬」を緩和するための制度ですからね。

ただ、死票救済ということ考えるのならば、
小選挙区最下位で惜敗率20%台の人物が復活するのは考えものです。
「落選させたい」という民意もあるわけですから。
現行法では法定得票数獲得(得票率16.66…%)という要件はありますが、これだけでは甘い。
そこでまず、復活当選者を決めるには、相対得票率で勝負すべきではないかと思います。
そして、重複立候補者の順位優先を禁止すべきです。
11万票台(石原宏高)でも復活せず、3万票台(玉沢徳一郎)で復活というのは分かりにくい。
そして、その得票率も低すぎては問題なので、25%くらいは欲しいですね。

とにかく、復活当選に関してはもっと国民の理解を得やすいものにした方がいいです。

49おりーぶの木:2003/11/14(金) 00:13
>>48
後は旗印でしょうね。民主党は第3の道路線と言っても差し支えないのですから自民党との差異を明確化するためにも、ブランドイメージを確率化する為にもことある事に訴えて行くべきではないでしょうか?
選挙制度で言えば現実的に行って今の小選挙区並立制を遵守するのがベターだと思います。
少数勢力の発言権との兼ね合いで行けば比例180の現状維持で差し支えないのではないでしょうか?
現実的に言えばね。であるので比例削減には断固として反対です。400万票を獲れるだけの政党が比例廃止(削減)によって議席ゼロではあまりに不条理ですし。
後は一票の格差の是正でしょう。20万人の選挙区と45万以上の選挙区が同じ1票ではどう考えても不条理です。
最低でも2倍以下に押さえるべきだと思います。

50とはずがたり:2003/11/14(金) 00:19
>>48
無党派という組織に属さない連中の意向を汲む政党が出来た事は非常に好ましいです。
自分はハッキリ民主党支持者と自己規定してますが,何か政党のために特別な活動などは全くしてないものぐさ支持者ですので実態は無党派層と余り変わらないです。

実は現行制度で自分が思っている不満を全部指摘してくれました。
民主党のマニフェストには比例を削減なんて有りましたがそんな事よりも不平等の源泉,都道府県への基礎配分を止めさせる方がよっぽど大事だと思います。
寡聞にしてヘア式とかサン・ラグ式は知らないのですが,ブロック制を少なくとももっと大きな物にすべきであると思ってます。東北北海道,中国四国ブロック化などは直ぐにでも出来るのではないでしょうかね?
全国区にするならにかよってしまう参院の地方区と全国区の比例区を廃止してブロック毎の比例制か中選挙区制にすればいいのではないかと思っています。
そして比例復活も民意の汲み上げを云うなら本当なら惜敗率50%ぐらいの基準にしたいところです。まあ地域の事情とか有るでしょうから順位付けもやむを得ないのかなとも思わなくもないですが。

51デモクラット:2003/11/14(金) 18:47
>>50
ヘア式とかサン・ラグ式というのは、ドント式と同じく、名簿式比例代表制における議席配分方式です。
配分方式には、大きく分けて最大平均法と最大余剰法があります。

最大平均法は、各党の得票数を一定の数で割っていき、多い順に議席を配分するものです。
ドント式、サン・ラグ式、修正サン・ラグ式などがあります。
ドント式では1,2,3,4,5,6…と自然数で割っていくのに対し、
サン・ラグ式では1,3,5,7,9,11…と奇数で割っていきます。
修正サン・ラグ式では1の代わりに1.4で割り、3以上はサン・ラグ式と同じです。

最大余剰法は、有効得票総数を一定の数で割った基数を求め、各党の得票数を奇数で割って議席数を決めるものです。
まず整数部分を割り振った後、定数に満たない部分は小数点以下の値の大きい順に配分します。
ヘア式(ヘア・ニーマイアー式とも言う)、ドループ式、インペリアル式などがあります。
ヘア式では有効得票総数を選挙区定数で割り、
ドループ式では選挙区定数+1で、インペリアル式では選挙区定数+2で割ります。

ドント式は、1議席に代表される有権者数が最大となるようになっています。
サン・ラグ式は、不利になる小党に同情して、これらを救うためにドント式を変えたものですが、
どうしてどうして、得票率と議席率はきれいに比例します。
ヘア式は、簡単に言えば(定数)×(得票率)=(配分議席)という構図です。勿論、得票率と議席率は比例します。
ヘア式はドイツで使われています。

詳しくは西平重喜『比例代表制』(中公新書,1981)を参照下さい。

52とはずがたり:2003/11/14(金) 19:19
>>51
解説感謝です。お詳しいですね。政治学を専攻なされた(なされている)のでしょうか?

確かに1,2,3…以外の数で割って何か調整できないものかと思ったこと有りました。
1,√2,√3,√4…と平行根で割ったらどうなるのだろうとかね。奇数で割るという方法が有るのか。

>最大余剰法は、有効得票総数を一定の数で割った基数を求め、
>各党の得票数を奇数で割って議席数を決めるものです。

たとえば得票1000万,800万で定数99とすると100で割るので基数が10万と8万になりますよね。で,それから得票数を奇数で割っていくという事ですが,基数は何に使うのですか?ちょっと混乱してしまってごめんなさい

53デモクラット:2003/11/15(土) 01:14
>>53
ごめんなさい!昨日からケアレス・ミスばかりでご迷惑をお掛けしております。
>各党の得票数を奇数で割って議席数を決めるものです。
ここの「奇数」は「基数」の変換間違いです。これが全ての混乱の元でしたね。

それでは、お詫びの印に、もう一度説明させていただきます。
最大余剰法にて実際に議席配分をしてみましょう。
例えば、ある選挙区(定数25)で各党のA党900万票、B党800万票、C党200万票、D党100万票としますね。
すると、有効得票総数は2000万票となります。
これをヘア式で計算する場合、(基数)=2000万÷25=80万となります(ちなみに、ドループ式だと26で割ります)。
ここで、各党得票を基数で割ります。
A 900万÷80万=11.25
B 800万÷80万=10.00
C 200万÷80万=2.50
D 100万÷80万=1.25
この段階で、まずA党が11議席、B党が10議席、C党が2議席、D党が1議席を獲得します。
しかし、定数は25議席ですから、あと1議席を配分する必要があります。
そのとき、小数点以下の値に着目すると、C党の0.50という値が最大ですね。
従って、C党にもう1議席が割り振られることになります。
この結果、当該選挙区の議席配分は、A党11議席、B党10議席、C党3議席、D党1議席と相成る訳でございます。

私は某大学法学部の政治系学科に在籍しております。
比例代表制の話は、ゼミで個人的に扱ったことがあります(指導教官のお名前は敢えて申しません)。
元々政治マニアで、10代初頭から関心を持っておりました。
1992年当時、私は小学校6年生でしたが、竹下派分裂騒動はよく覚えております。
中学に上がった後の1993年総選挙など、開票速報に釘付けになっておりました。
まあ、現代の若者からすると少し変わった趣味を持っているわけです。
ネット上ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

54とはずがたり:2003/11/15(土) 11:05
感謝っす。理解しました。
確かにこの方法だと綺麗に得票率と議席率が比例しそうですねえ。
ただし多様化する国民の声を均して平準化するのが政党の役目でもあるので何処まで少数意見の声を吸い上げるかという問題は絶えず着いて回りますね。
イスラエルの選挙制度がどんなものか知りませんが,小数の宗教政党を入れねば連立が過半数を組めず,宗教政党故に柔軟な対応が出来ないために政府の決定も柔軟性が失われるような面が多々有るようです。
日本の場合は保守新も公明も殆どごねないので上手く行っているようですが…。

55しょむ研水泡:2003/11/17(月) 06:40
「基数で割る」比例代表制について補足。偶数で割るとドント式と全く
同じ結果になります。平方根(ルート)で割る方式はハンチントン式と
呼ばれ、ドント式より大政党に有利になります。
 少数意見を反映しやすい、得票率と議席率の格差が小さいという事で
自分はサンラグ式を支持。
 ま、とにかくとっとと小選挙区制なんぞは廃止しちまいましょう。

56とはずがたり:2003/11/17(月) 09:37
なるほど,情報感謝。平方根で割るという方式も誰かが考えついていたんですな。

それにしても少数意見を圧殺する小選挙区制度の評判は悪いですねえ。社民ばかりか共産まで圧殺されそうな勢いですから当然ですかね。

個人的には少数意見は公的な機関で吸い上げるとよりも政党という私的機関が吸い上げた方が効率的な感じがしてるんですが。

57しょむ研水泡:2003/11/22(土) 20:22
>>56
 まあ政党なる私的機関では少数意見は吸い上げられるより切り捨てられるのが
常という物なので。あれだけ「ゴッタ煮汁」と揶揄される民主党が自公連立政権
と政策・手法において全く変わらないのを見れば火を見るより明らか。

 因みにスウェーデンなど北欧では非拘束名簿式比例代表制がメジャーなのです
が、「A党の候補者をB党の候補者として投票」「立候補すらしていない全く無
関係な人を勝手に候補者として書き込んで投票」などかなり無茶なことが出来る
ようになってます。民意反映という視点からはかなり好評なのですが、開票作業
には毎回1ヶ月以上かかるとか。(^^;)

58とはずがたり:2003/11/22(土) 21:07
「A党の候補者をB党の候補者として投票」「立候補すらしていない全く無
関係な人を勝手に候補者として書き込んで投票」…ちょっと面白すぎますね。
一時期自由党支持者に待望論のあった桜井よしことかが勝手に自由党で当選したりしそう。日本共産党から井上ひさしとか。
勝手に書き込まれた候補者は何処の誰とどうやって判別するのか非常に興味深いところですが…

自公と民主党の政策立案過程が同じというのは如何でしょうか?それ程同じとは思えません。

少数意見というのは党としても少数政党な訳で党としては切り捨てられるでしょうがライフワークとして若しくは片手間にやってくれる議員さんというのものは出て来るのではないでしょうか?

59杉山真大:2003/11/23(日) 20:46
>>54-55
確かに少数意見が排除されてしまうのは気持ちいいものじゃありませんけど、逆に同じ価値判断
の持ち主でもキャスティングボードを握ろうと小政党を立ち上げて却って利権誘導になり易い危う
さがあることも否定できないのですよね。そうして考えると完全に非拘束の比例代表じゃなくて20
〜25%程度の小選挙区を並列制で選ぶのが一番民意を集約でき、且つ反映し易いとも言えるの
ですよね。

そうそう。小選挙区と言えばフランスで導入している2回投票制と言うのもあるんですよね。これだ
と事前に野党候補が同士討ちを演じる失態が無くなるかも知れませんけど、如何ですかね?

http://www3.to/mtcedar/

60とはずがたり:2003/11/24(月) 00:09
成る程そういう危険も有る訳ですなあ。
>逆に同じ価値判断の持ち主でもキャスティングボードを握ろうと
>小政党を立ち上げて却って利権誘導になり易い危うさがあることも否定できない

清和会,平成研,宏池会etc…が別々に政党を立てて戦ったらどうなるんでしょうかね?
それはそれで判りやすいかな?

61しょむ研水泡:2003/11/24(月) 06:54
 自分は単独政権否定派なので民意集約は選挙ではなく議会内でやるべき
だと考えてます。
 なお、小選挙区制の欠点を補うシステムとしてフランスは2回投票制
(絶対多数投票)を採用してますが、オーストラリアでは更に妙ちきりんな
小選挙区順位付連記投票制なる物を採用しています。これは「全候補者に
優先順位を付け、落選候補の死票を他候補に優先順位を付けた純に再分配
する」という物で、かなり複雑ではありますが小選挙区制としては最も民意
を反映しうる物と言えましょう。
 因みにオーストラリアでもう1つ有名なのは義務投票制。棄権すると罰金を
課せられます。

62杉山真大:2003/11/24(月) 08:13
>>60
と言うより、圧力団体がそれをやる可能性が大なんですよね。
昔の緑風会がそうだったんですよ。あれを参院の「理想」と絡めて言う方々
が結構いますけど、しかし実際の成立の経緯を見ていると保守が自由党と
民主党に分裂している中でどっちつかずの貴族院の残党&業界代表が寄
り集まって出来た様なものなのです。

>>61
と言うことは場合によっては3位以下の得票で逆転してしまうこともあるん
でしょうね。

http://www3.to/mtcedar/

63とはずがたり:2003/11/24(月) 13:21
>>61
経済学でアローの不可能性定理というものがありまして,各個人の順位づけから社会全体の順位付けを決める問題について,三つくらいの割と納得できるような制約(満場一致ルール,非独裁制,無関係な選択対象からの独立性)を掛けてやるとその三つを満たすような社会の順位の決定ルールは存在しないみたいな奴があって,このオーストラリアの投票はこのどれかに矛盾するのでしょうかねえ?ちょっと考えて見ましたがよく判りません。ふーむ。

棄権に何らかのペナルティを課すと云うのも一つの手かとも思いますが(税収うpにもなる),現状は政治に対する意識の高い層と組織票が戦っている現状ですので興味のない人を無理無理引っ張って来るのもどうかと思われます。選挙に行かせるのは国民を煽り政権を維持ししよう又は変えようと思わせる政党の役目だと思ったりもするのですが。

さきがけ・日本新党の試みは非常に評価してますけど,あれも選挙で自民党につくか,社会・公明・新生・民社につくか選挙民は判らないまま投票したわけですよね?(後藤田が病気でなければ自民・さきがけ・日本新の後藤田政権が出来ていたような…)選挙というのが自分の好ましい選好を表明する場なのか自分の好ましい政権を表明する場なのかという考えの違いがあるようなのですが。

>>62
緑風会の解説感謝。今の業界団体の人の発言で,「(自民党だろうが民主党だろうが)政権与党の支持をするだけだ」みたいな発言を時折見かけますが,まさにそんな感じになりそうですね。
無党派と連合票だけで此処まで来た民主党ですが,そういう業界票の誘惑に負けてしまわ無いことを祈るばかりです。

以上まとまらないレスすまそ。自分の混乱ぶりを表しているとご理解下さい。

64とはずがたり:2003/11/24(月) 21:17
http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1068443929/
選挙制度を中選挙区制へ

65しょむ研水泡:2003/11/25(火) 07:29
 実際オーストラリアでは「選択的投票」をすることによって
単純な小選挙区制では当選していたであろう候補者が落ちて、
諸派の候補者が当選するという事も起きてるようです。それと
小選挙区制にも関わらず「モスクワの長女」と称されたフランス
共産党や極右・ネオファシストの国民戦線が一定の影響力を保ち
続けているのは二回投票制によりコンスタントに当選者を出して
いるため。
http://web3.incl.ne.jp/matsuura/geographic01.htm

 猶、自分は義務投票制はやりたい気持ちは分かりつつも反対
です。やはし選挙権つーのは義務ではなく権利だと思うので。
民主政体の維持を望むも、形骸化させて実質的に葬り去るも、
どちらにしてもあくまで国民の権利。

>>62
 「良識の府」の権化みたいな存在で語られる緑風会も議会内
での採決行動を見れば旧自由(政友会系)・旧進歩(民政党系)
と何ら変わりませんでしたっけね。そーいう意味では市川房枝氏
の二院クラブなどの方が「参院=良識の府」を実現する為に1番
熱心な存在だったといえるのかも。

(余談)
 民主党も参院で「新緑風会」を名乗るくらいならいっその事
参院の全候補者はその名前で立候補すればいいと思うが・・・。
もしくは全員「無所属の会」から出馬。
 因みに「自民と民主は本質において違いがない」というのは、
政策決定過程というよりはむしろ政策や体質その物。財界・業界
奉仕的政策を実現してその見返りに多額の企業献金を貰うという
癒着体質は全く共通してるわけで。てな訳で、「二大政党制は癒着
を断ち切る」なんてのは互いが癒着を山分けするのを覆い隠す詭弁
でしかない事は明白。

>>63
 どっちつかずな「さきがげ日本新党」は今の公明党と同じく「風見
鶏的にどの勢力ともくっついて永久与党になる」というのを目指して
いたとしか考えてないっす。それを見越して自民も干された化石だった
(しかしイメージの良さは抜群の)河野洋平氏をわざわざ総裁に立てた
わけで。

66とはずがたり:2003/11/25(火) 15:53
なるほど,そうだったんですねえ。どうもイメージのまんまで真実を知らないようですね,俺。ここ最近の一連の皆様方との議論は非常に新鮮且つ有効です>「良識の府」の権化みたいな存在で語られる緑風会も議会内での採決行動を見れば旧自由(政友会系)・旧進歩(民政党系)と何ら変わりませんでしたっけね

>財界・業界奉仕的政策を実現してその見返りに多額の企業献金を貰う
民主党は自民党と比べればそれ程多額の献金を貰っているとは思えませんし,財界・業界奉仕的な政策を民主党が採るかどうかは判りませんが,基本的には競争緩和策を採るでしょうから国民の福祉は増大するでしょう。巨大な資本があくどいことをする事を監視しなければならないでしょうから適度な緊張関係を保つのが望ましいでしょうけど,連合の支持を受けた民主党が財界の男妾(by青島)になることはないのではないでしょうか?企業の活力を削がずに活性化させることが可能だと思います。

何処まで行っても生産者・大産業の観点からしか見れない自民党(武部農相みたいなのね)と生活クラブ生協系のネット等の支援を受け消費者重視の民主党ではまた違った行政が見られるのではないでしょうか?

自民党支持の組織が与党となった民主党に擦り寄ってきたときにちゃんと毅然と対応できるか確かに疑問も残りますが。(自由党系の新人議員の親爺で元県議かなんかがこれから地元の公共事業は俺が仕切ると云ったとか云わないとか,民主党の底も浅いのかも知れませんがね。取り敢えず過半数を取るためには多少の濁りも併せ呑む必要がありましょう)

>「二大政党制は癒着を断ち切る」なんてのは互いが癒着を山分けするのを覆い隠す詭弁
二大政党はともかくではなく政権交代が癒着を断ち切るのは真実ではないでしょうか?
新しい利権構造が生まれるのだとしても前の利権構造=国家の支出構造が変わるというのは大きなプラスの影響があると思われます。共産党が政権とってもそこには福祉関係の利権が生まれるでしょうから。

67とはずがたり:2003/11/25(火) 17:01
>「さきがげ日本新党」は今の公明党と同じく「風見鶏的にどの勢力とも
>くっついて永久与党になる」というのを目指していたとしか考えてないっす。
確かにそうかも知れませんが,キャスティングボードを握って彼らは政治改革(水泡さんに云わせれば政治改悪?)を実現したのですから私は評価してます。しかも同じ政治改革法案を丸呑みした自民党ではなく非自民を選んだ訳で自民党型の利益配分システムを壊そうとした意気込みも買っています。
今の池田大作先生証人喚問阻止の公明党よりも健全だと思いますけどもキャスティングボードを握るから駄目だとは思ってないです。それも民意ですからね。むしろ公明党は自民党のいいなりになりすぎていたと思います。これから年金問題,教育基本法問題,イラク派兵といろいろ対立が先鋭化したときにどう出るかを注視してます。

あと少数者の意見と言いますが具体的にはどの様な党派が国会へ出てこれればいいとお考えでしょうか?又吉イエスが落選してもまあ民意ですよね?参院比例は大体100万票で1議席でした。(非拘束式で多少変動がありますが。)何年か前の参院選では主張が似ていた環境派,護憲派,米解放反対農民なんかがバラバラに名簿を出して全員共倒れしてましたが,非拘束名簿方式はこういう団体が一致結束して政党を届け出て競い合って共倒れを防ぐ非常にいい制度ではないでしょうか?前回そういう試みは見かけませんでした。そういうことを実際やらずにいる政党諸派も手抜きだと思われます。

共産党と社民党,沖縄社会大衆党,新社会党など,小異を捨てて大同につくべきだと思われるのですがそういう努力を全くせず選挙制度のせいにするのは如何かと思います。
>民意集約は選挙ではなく議会内でやるべきだと考えてます。
これもどの段階でやるかということもありましょうけど政党連合の段階でまず意見を集約して自公,民主,共社が選挙戦で争って結果を議会内で政権の為の集約をするでは駄目なのでしょうかね?

68デモクラット:2003/11/26(水) 01:58
>>67
少数派の共闘に関してですが、これを容易にするため、比例区選挙において政党同士の連合を認める制度改正が欲しいところですね。
まあ、大政党が認めるとは考えにくいですが。

ところで、参議院の選挙制度についてももっと語りたいですね。
本当は参議院選挙の制度改革案について一席論じたかったのですが、急に眠くなったので明日以降にさせていただきます。
お休みなさい!

69デモクラット:2003/11/26(水) 19:23
では、参議院の話をさせていただきます。
一言で言えば、比例区を廃止し、地方区に一本化してしまおうという案です。

上院の役割というのは国によって様々であり、また、あまりはっきりしない場合もあります。
我が国の場合、衆参両院共に憲法43条で全国民代表として定められていますが、
これに加えて地域代表(地方区)と職能代表(全国区)の要素を加えようとしていたフシがあります。

しかし、参院での比例代表の導入、衆院での小選挙区比例代表並立制導入により、
少なくとも選挙制度面で、参院は衆院のカーボンコピーとなってしまった感があります。
そもそも参院選の地方区候補者は衆院議員の地盤の上に乗って戦いますし、
業界団体が候補者を送っても機能しない時代なので、止むを得ないのかもしれません。

勿論、憲法改正で一院制にしたり、権限を一定範囲に特化させることも考えられます。
しかし、現行憲法の範囲内で改革するとすれば、地域代表としての性格を持たせることが一つの案としてあり得るでしょう。
要するに、比例区を廃止し、都道府県または将来の州を単位とする選挙区に一本化すればよいのです。

仮に定数200(100ずつ改選)として、都道府県に人口比例(サン・ラグ式)で議席を割り振ってみました。
ただし、通常であれば1議席ももらえない鳥取県にも議席を割り振るべく、
サン・ラグ式計算における商の値が100位となる岡山県の2議席目を鳥取県に回しました。
以下、各選挙区の改選議席数です。
北海道4、青森1、岩手1、宮城2、秋田1、山形1、福島2、茨城2、栃木2、群馬2、
埼玉5、千葉5、東京9、神奈川7、新潟2、富山1、石川1、福井1、山梨1、長野2、
岐阜2、静岡3、愛知5、三重1、滋賀1、京都2、大阪7、兵庫4、奈良1、和歌山1、
鳥取1、島根1、岡山1、広島2、山口1、徳島1、香川1、愛媛1、高知1、
福岡4、佐賀1、長崎1、熊本1、大分1、宮崎1、鹿児島1、沖縄1
特例の鳥取県を除く1票の格差は、最大2.5倍(岡山対島根)であり、2倍以上は5選挙区となっています。
なお、定数が7を超える東京、神奈川、大阪については、特別に2選挙区に分割することも考えてよいでしょう。
その場合、東京は特別区+島嶼の1区(改選6)と三多摩の2区(同3)、
神奈川は横浜市+川崎市の1区(同4)とそれ以外の2区(同3)、
大阪は大阪市+堺市の1区(同3)とそれ以外の2区(同4)とするのがよいでしょう。

道州制が導入されて、それを単位とする選挙区になれば、一票の格差は縮まりましょう。
長くなりましたが、とある市井人による1つの案ということで提起させていただきます。

70とはずがたり:2003/11/26(水) 23:56
>>69
参院を地方区というか選挙区だけにすればいいんちゃうんとは実は自分も思います。
ただし人口の小さい県などがあって必然的に格差がでかくなりますので一部を合区しても良いのではないでしょうか?市町村合併の次は当然都道府県合併が検討課題に挙がってくると思いますからそれを睨んで。

手許には20年前の数字(←俺が高校の時使ってた地図帳(笑))しかないんですが人口が100万以下の県は政令指定都市以下と言う事で合区の対象にしてみます。(※が付いている県が人口100万未満)

北陸(富山・石川・福井※)定数2ぐらい?
四国(香川※・徳島・愛媛・高知※)定数3ぐらい?
山陰(島根※・鳥取※)定数1?
等とやれば大部人口過小の県単独が解消されます。これでも格差解消できませんかね?

残りの人口の少ない県は山梨※,佐賀※ですが,山梨は神奈川に合わせるべきか,三多摩に合わせるべきか,佐賀も福岡に合わせるべきか長崎と合わせるべきか?
山梨は南関東ブロックで一緒の神奈川に移すと云うより南関東ブロックから山梨を北陸信越か東京に移す方が自然かも知れませんな。それに合わせて東京山梨ブロックなら三多摩と北陸甲信越ブロックなら長野と一緒にすればよいか。佐賀は長崎と一緒にして肥前選挙区(or西九州選挙区)とするのが自然でしょうか?

こうすれば格差2倍以内に解消できませんかね?

更にブロックごとの中選挙区制となれば多様な意見も反映できましょうし尚良いかも知れません。
衆院と参院の意見が齟齬するという指摘(>>9)をどのように解決するのかと云う問題もありますが。

71デモクラット:2003/11/27(木) 11:06
>>70
もともと都道府県合併・州制度導入を想定して地域代表にするので、合区には賛成です。仰る通り、一票の格差も是正できますしね。
本当は自分なりに都道府県を組み合わせて選挙区を創りたかったのですが、飛躍しすぎるきらいがあったもので、現行47地区を尊重しました。
私は2000年国勢調査のデータを使いましたが、北陸、四国、山陰の改選数(定数の半分の意)はそうなります。
山梨は長野と合わせて改選数2か3、佐賀は仰る通り歴史的に見ても長崎との合区がよいでしょう。

衆参の議決の違いはまさに悩みどころ。衆議院の決定を優先する政治的慣習を創るべきでしょう。
参議院の役割は、地方の意見を聞くことに限定すべきです。
ある座談会で、千葉県の堂本暁子知事が、国政に地方の意見を聞く場が欲しいと言っていましたし。

都道府県合併の議論も必要ですね。機会を見て、行革スレでお話しましょう。

72とはずがたり:2003/11/27(木) 18:18
まあ衆参の議決が違うのもまた民意と云うことで修正協議などをするのも民主主義の一過程といえましょうか?

むしろ参院の任期6年というのがドッグイヤーとも云われる昨今の激動期に長すぎるきらいがありませんかね?4年とかに短縮できないものでしょうか?
6年というのは憲法の規定でしたっけ?

また都道府県の枠組みも決して不磨の大枠では無いと思ってます。また折を見て是非議論しましょう。

73杉山真大:2003/11/27(木) 18:29
>>69-71
定数125で機械的に振り分けてみた場合の定数配分をExcelファイルで作成してみました。
↓にあります。
http://with2ch.net/up/data/1069925232.xls


http://www3.to/mtcedar/

74とはずがたり:2003/11/27(木) 18:40
ご苦労様ですヽ(´ー`)/
最大格差は鳥取と山口の間でしょうかね?
この鳥取・島根を合区してしまえば次は高知と山口の間になって格差は二倍以内に収まりますかね。

定数が6以上の都道府県は
北海道6,埼玉7,千葉6,東京12,神奈川8,愛知7,大阪9
ですね。
定数が違いすぎる格差も問題だし二区に分けた方がいいかな?

75名無しさん:2003/11/28(金) 00:00
 大同小異というならまず真っ先に自民・民主・無所属の会は合併すべき
かと・・・。元々小異すらないんだから(キツい事言ってますが自分も「選択
的投票」とやらを考えた事がない訳じゃないっす)。

 さて、参院の制度改革ですが、衆院の小選挙区制廃止・完全比例代表制
移行を前提とすれば今のままでも悪くはないと思います。出来れば全地方区
定数4以上(半数改選なので実際の選挙時には定数2以上)に出来れば良い
んですが。
 現在の定数を固定的に見て一部の自治体のみ選挙区を合併するよりは、
1番選挙区単位の人口が少ない鳥取県選挙区に2を割り振って格差が生じ
ない様に定数を増やす方が合理的と言えましょう(現在の制度の存続を前提
とする場合)。
 道州政・連邦制の導入を前提とするのでなければ地方区の選挙区合併には
賛成。全国区は個人的には復活して欲しいと思うものの、現在は「非現実的」
と突っぱねられそうな気が・・・。(^^;)

 任期は憲法に規定されてる事項なので改正が必要です。半数改選という
方法を維持するなら数年単位で必ず全定数同日選になる奇数任期ではなく
偶数任期にする必要があるでしょう。
 アメリカ下院は2年ですが「何も出来ない」と結構不評だったりするので、
となると衆院4年・参院6年の任期は結構ギリギリかも・・・。

 「カーボンコピー」という批判にとどまらず、GHQ憲法草案では当初削除
の対象となり、右派からは「任命制や間接選挙、職能代表制が導入出来なかった」、
左派からは「貴族院復活や職能代表制導入の温床となる」と不評だった参議院
ですが、個人的には「進歩と反動を抑える」という「戦う民主制」の緩い具現化
として一定評価してます。たとえカーボンコピーでも「審議が遅くなる、その間
国民はより問題の所在をはっきり見る事が出来る様になる」という役割を果たして
さえいれば、それはそれで無意味ではないです。

76とはずがたり:2003/11/28(金) 02:02
>>75
初めまして,でしょうか?
政治に色々お詳しいようで以後も是非ご教授願いたく思います。

>大同小異というならまず真っ先に自民・民主・無所属の会は合併すべきかと・・・。

自民・民主は一応(仮に両者の本質に差異が全くないとしても)実際には選挙で戦い選択肢を提供しているのに対し,左派系は単独主義が行き過ぎて選択肢足り得てないのが問題なのではないでしょうか?
これまでは96年の共産,00年の社民の善戦で何とか行けるという印象を革新系は抱いていたフシもありますが(社会党が解体する中で計40議席程度を得て公明党を上回っていた),此処まで壊滅するとやはり大合同して国民の選択肢の受け皿となる努力をすべきではないでしょうか?
民主党が自由党との合併を決断して政権選択という「幻影」をぶちあげ,公明党が与党統一候補というイメージで前回の敗北を乗り越えたのに対し,社共両党は漫然と旧来の政策を掲げて惨憺たる敗北したように見えまして残念でなりません。

>さて、参院の制度改革ですが、衆院の小選挙区制廃止・完全比例代表制
>移行を前提とすれば今のままでも悪くはないと思います。

このご意見には衆院を比例代表のみにすべきという主張が含まれてますよね?
現行の比例と小選挙区の並立制を前提とするとどの様な制度が望ましいとなるのでしょうか?

>現在の定数を固定的に見て一部の自治体のみ選挙区を合併するより
非現実的と言われそうですが現行の都道府県を固定的に見るのには懐疑的です。
まあ最低限鳥取と島根は合併して欲しいと思ってますね。それを除けは必ずしも国会議員の数が多過ぎるとは思いませんので増やすのも有りだとは思います。

>アメリカ下院は2年ですが「何も出来ない」と結構不評だったりするので、
>となると衆院4年・参院6年の任期は結構ギリギリかも・・・。
なるほど。そういう考えも出来るのですな。

77杉山真大:2003/11/28(金) 07:40
>>74
元の表をジックリ見て頂くと解かるかと思いますけど、機械的に割り振ると
総定数に2人足りないのですよね。だから、2つばかり「軽い」選挙区で定
数を増やさなければならないのです。

で、自分もチト合区案を考えてみました。

青森+岩手(1増)
秋田+山形
新潟(1増)
富山+石川+福井
長野+山梨
京都+滋賀
大阪+奈良+和歌山
鳥取+岡山
島根+山口
香川+徳島
愛媛+高知
佐賀+長崎
大分+宮崎
鹿児島+沖縄

・・・・・で、格差1.47倍です。

http://www3.to/mtcedar/

78とはずがたり:2003/11/28(金) 14:06
おお,参院でも2倍未満に収まるんですねえ。>>77

79とはずがたり:2003/11/28(金) 14:24
なんか色々五月蠅い規定があるんだねえ。

http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=5046
まだ選挙ポスターで顔売ってるの
県選管「速やかな撤去を」

 総選挙の投開票日から2週間余りが過ぎた。しかし、いまだに候補者の顔写真入りポスターが撤去されていないケースがある。公職選挙法では、投開票後の個人の政治活動を訴えるポスターの掲示を禁じており、県選管は「速やかな撤去を」と促している。

 県選管によると、衆院選で使われた主なポスターは2種類ある。候補者個人のものと候補者が所属する政党のものだ。後者は選挙期間以外も掲げることが出来る。個人ポスターは公示後に県選管の掲示板に張られていたが、投開票後に「すぐに撤去した」(県選管)という。

 一方、政党ポスターは候補者が届け出た選挙区内で1000枚まで掲示することが可能だ。候補者のデータを使うことが認められており、候補者の写真や名前が政党名とともに記載されることが多いという。

 投開票後も見かけるのはこのポスターだ。「政党名を載せていれば政党ポスターと解釈できなくもない。しかし、候補者の名前や写真を前面に出したものは個人の活動と見ることも出来る」と指摘する。

 公選法では、公示前や投開票後に個人の政治活動をアピールするポスターの掲示を禁止。抵触すれば、2年以下の禁固または50万円以下の罰金に処せられる。「有権者から候補者個人のものと誤解されるようなポスターは速やかに撤去してほしい」と県選管。
(11/28)

80デモクラット:2003/11/29(土) 02:28
>>72-78
皆さん、色々と意見を言っていただいて、ありがとうございます。

私が参院の地域代表化を言うのは、公選制上院を持つ単一国家に多いからです。
単一国家における広域自治体を連邦制の州に近づけて考えているのですが、分権が進めばその意義もありましょう。
また、参院の地域代表化と併せて、衆院比例区の全国単位化を行うべきだと思います。

一票の格差は、抑えるに越したことはないです。
しかし、地域代表である以上、人口の少ない地域に配慮して、衆議院よりは寛大であるべきでしょう。
まあ、4倍越してて平気で合憲判決を出すのはいただけませんが。

究極的には、州単位の大選挙区制がよいと思っています。
そしてまた、参議院の定数を減らして、衆議院の定数を増やすべきではないかと考えています。
人数を減らすことで、参議院議員の地位に権威を持たせることが狙いです。
州単位ならば、地域人口が増える分、定数が減っても一票の格差はある程度抑えられるでしょうし。
参院100議席(50議席ずつ改選)に衆院600議席(小選挙区400議席、比例区200議席)くらいでいかがでしょうか。

81とはずがたり:2003/11/29(土) 03:49
同意同感です。
>参院の地域代表化と併せて、衆院比例区の全国単位化を行うべきだと思います。
>究極的には、州単位の大選挙区制がよいと思っています。
>衆議院の定数を増やすべきではないか

しかし参院の権威が高まるとそれはそれで衆参で多数派がねじれた場合の衆院優越をどうやって担保していくかという問題があるのでしょうけど。
今だって参院を束ねる青木が権力を握っていて過超な権限握っているしなあ。

82しょむ研水泡:2003/11/29(土) 08:38
 先ず最初に御詫び。>>75の書き込みはオイラでした。

>>76
 大阪市長選を始めとする数々の地方選挙に見られるように「自民・民主
連立」なんてのが横行してる中で「選択肢を示している」などというとは
失笑物です。「共産より自民が好き」というなら、せめて松下政経塾出身
として民主党と関連が深い中川暢三氏、もしくは知名度狙いで羽柴誠三
秀吉氏、若い力に賭けて小谷豪純氏を推薦すべきではなかったのか?そう
でなかったら自主投票にすべきでしょう。
 大阪府知事選でも早々に自・民両党は太田現知事の推薦を決定しました
が、「選択肢を示す」というなら無条件にエモやんを推薦すべきでしょう。
 つっても2000年総選挙で初当選した民主党議員がTVの討論番組に
出たとき、水島広子氏を除いて「共産より自民と連立」を公言してたから
無理やろなぁ・・・。

 自分は共産党が単独過半数でも取らない限り本来の意味での政権交代など
絶対に起こり得ないとかなりシニカルに見てます。まあそうも言ってられ
ないので「しょむ系候補」に注目せずにはいられないのですが。

83杉山真大:2003/11/29(土) 10:45
>>82
おやおや。自民府連も太田知事に乗ったのですか・・・ (-_-;)

自民との相乗りを易々と認めてしまう民主も民主ですが、現職知事に「勝てる候補」
とエモやんを誘っておいて、出馬表明したら(頭を下げに来た)知事に乗り換える自
民も自民ですなぁ・・・・・

http://www3.to/mtcedar/

84杉山真大:2003/11/29(土) 11:35
てゆーか自民府連は今なお態度未定じゃなかったんでしたっけ?

http://www3.to/mtcedar/

85とはずがたり:2003/11/29(土) 12:57
>>82
 相乗りの横行には本当に腹が立っています。
 民主党(系)議員が立っても連合の意向で全面的な応援できないし,民主党が応援できないからそういう連中が勝っても無党派候補が勝ったことになって民主党が勝ったことにならないので,本来民主党が全面支援すべき(と俺なら思う)候補が次々と無党派を名乗って勝ってしまい無党派だから勝てると言う事になってしま益々自民党対民主党と云う構図にならない。この悪循環であります。
新進党の方が必ず選挙行ってくれる学会組織が着いていたので取り敢えず自前の候補を出す事に積極的だったように思われます。
 まあ民主党の擁護をするならば,民主党の自前の組織は自民党はおろか共産党にも遠く及ばず選挙で動こうにも手足がないからと云うのも大きいのではないでしょうか?まあそんな言い訳は兎も角,二大政党を云うなら相乗りは全て止めて欲しいですな。
 地方議会の力が弱いせいでそもそも民主主導で首長出しても結局議会運営で自民党の云うこと聞かねばならないという欠点がありますが,宮城,高知,秋田では自民系会派が分裂しているし,人気のある知事の政策と自民党がぶつかった場合,必ずしも自民党が押し切れると云うばかりではないことも事実です。岩手,三重でも非自民と自民は拮抗してます。非自民系知事の誕生へ賭けるのは県政に於いて野党に甘んじる以上のメリットがあるように思えるのですがね。

 共産党に関してはまず名前が良くないと思います。スターリンの粛清にシベリア抑留と共産主義のイメージは彼ら自身がどんなに気に入っていても余りウケが良いとは思えません。じゃあ他にどんな名前が有るんだよと云われましても困る訳ですが社会でも労働でも革新でも左翼民主でも良いからもう一寸なんかないでしょうかねえ。
 勿論名前だけ変えればいいと云うわけではなく自分だけ正しくて他が間違っているという独善的な態度が宜しくないと思います。共産党は是々非々(共産党の良いところは良いところで認めるけど云いたいことは云う)という態度の人も敵と見なし排除しようとします。これではとても協力して連立を組むというわけには行かないように思われます。ただ最近は保守系の首長候補に協力する事も増えてきましたし注目してます。

86しょむ研水泡:2003/11/29(土) 16:22
>>83
 失礼。”野党”の自民府連は態度未定でしたな。前回みたいに
本部=太田氏・府連=エモやんという事になるんですかなぁ。民主
はどっちに乗るべきか???
 出来れば徳島・長野・高知・沖縄などのように国政野党統一候補
を模索出来ればと思うっす。

 選挙制度に話を戻すと、首相指名選挙ですら「過半数に達しない
場合は上位2名で決選投票」という風にやるわけですから、せめて
首長選挙&小選挙区ではフランスみたいな決戦投票制にしてもらい
たいもんです。

87デモクラット:2003/11/29(土) 16:42
>>83
私も、首長選の決選投票には賛成です。
小選挙区の場合、現行制度では比例区の復活当選とも関わりますから、再考の余地がありましょう。

個人的には、政党は首長選挙で公認候補を擁立すべきだと思います。
各自治体支部が公選で支部長(公認候補)を選び、独自にマニフェストを創って戦うべきです。
候補者自身が政党色を嫌う方向が強くなっていますが、はっきり言ってあまり関係ない気がします。
いくら離党して推薦を拒否しても、私には石原慎太郎が自民党で、松沢成文や上田清司が民主党の人としか思えません。
くだらない党利党略などやらず、いい意味で中央と地方のパイプになって欲しいですね。

88とはずがたり:2003/12/15(月) 23:49
青森スレで

354 名前:無党派さん 投稿日:03/11/26 20:17 ID:NSKONWnH
>弘前大の横山北斗助教授は「衆院議員の数を増やし、参院議員を衆院の
>推薦による名誉職にして選挙をやらないようにする」との持論を示し、
>それにより「参院が良識の府として生きてくる可能性が出てきそうだ」
>と見ている。

89しょむ研水泡:2003/12/23(火) 03:14
>>88
 しかし此をやると益々与党よりの議員が増えて、参院は「良識の府」
どころか衆院・政府与党の追認機関となる事は火を見るより明らかかと
・・・。
 ま、与党に全面的に従う事が「責任」であり「良識」であると考える
のが保守政治家の常識名のは周知の事実ですが。

90しょむ研水泡:2003/12/23(火) 03:21
>>87
 政党の公認首長としては富山に自民党公認知事が、横浜に社会党
公認市長(更に社会党委員長でもあった飛鳥田一雄氏)がいました
ね。それと共産党は自らの加盟する市民団体で擁立出来なかった時
はしょっちゅう公認候補を立ててます。こちらに当選者は見た事無し。
 しかし東京都狛江市、滋賀県びわ町、兵庫県南光町・福崎町、岡山
県金光町など離党しないまま市民団体に押される形で立って当選した
共産党員首長はちらほらいます。

91とはずがたり:2003/12/23(火) 10:40
>>89
勢力構図が衆参で一致して,ねじれは無くなりそうですが,良識の府どころか追認機関になりそうですね。

>与党に全面的に従う事が「責任」であり「良識」であると考えるのが保守政治家の常識
とても賛成なんですが,あなたの保守政治家には民主党も含まれているのですよねえ…。

>>90
飛鳥田氏はどういう形だったのだろうと思ってましたが社会党公認だったんですね。

92デモクラット:2003/12/24(水) 00:28
>>87
「公認候補制度の活用」ということで無理やり選挙制度に結び付けましたが、レスを下さり感謝しております。
昔は政党公認の首長も少なくなかったですよね。
そういえば、かの細川護熙も、自民党公認で熊本県知事をやっていましたっけ。
今は吉住弘台東区長(自民党)だけだったかと。
党籍があるなら、無所属で出るのはまやかしだと思います。
二大政党制定着後に注目したいものです。

93とはずがたり:2003/12/24(水) 00:31
自民党は党籍を残したまま無所属出馬するケースが多いけど民主党は離党しちゃうねえ。

二大政党制定着後は自民・民主の公認同士が激突するようになるのでしょうか。

94デモクラット:2003/12/24(水) 11:28
>>93
少なくとも、知事選や政令指定都市の市長選ではそうあって欲しいですね。
選挙において選択肢を示すことは、政党の重要な機能ですから。

95しょむ研水泡:2003/12/24(水) 17:30
>>90
 有事法制制定に賛成してイラク派兵も「国連主導になるまで反対」
と将来の派兵を前提としてる時点で、当然民主党もアウトです。
つーか鳩山前党首は「徴兵制導入」と自民ですらまともに言えなかった
主張を助け船的に出してたわけで、これが果たして「選択肢」などと
大っぴらに言う資格がある存在なのでしょうか?
 政策的には民主党は完全に「野党」ではなく「癒党」(野党と与党の
中間、更には癒着して与党を癒すという皮肉を込めた造語)です。
 保守系でもみどりの会議くらいならまだ救いようはあるんですが・・・。
それに個々の議員・党員には民主党でも良識的な人がいるのも事実です。
西村眞吾氏みたいなのばっかとは思うとりません。(^^;)

>>94
 党籍を持ってても政党以外から要請・支援を受けての出馬であれば
無所属というのも有りだとは思います。無論その場合政党はその候補
に推薦を出すべきですし、政党が何の対応もしていないならマスコミ
がその候補に党籍がある事をしっかり取り上げるべきだと思います。

96しょむ研水泡:2003/12/25(木) 08:53
 小選挙区制議会の代表的存在であるイギリス議会で、非公式ながら
労働党と自由民主党が比例代表制導入の為に交渉を始めたとの事。
スコットランド議会(地方議会)では既に比例制に移行しているそう
です。
 比例制導入後は労働党・保守党共に単独過半数は難しく、自民党との
連立は避けられない情勢。労働党は既に自民党との連立を前提に交渉を
進めている模様。

97とはずがたり:2003/12/25(木) 11:00
比例制の導入後は小選挙区制と比例制のミックスになるのでしょうか?
少数意見を切り捨てる単純小選挙区制はやはり限界が来ているのでしょうか。

98デモクラット:2003/12/25(木) 17:14
>>96-97
単純小選挙区制では勿論、比例代表制でも一部の国では政権選択選挙になっていますからね。
例えば、ドイツは比例代表制ですけれども、CDU・CSUとSPDの2大政党で政権選択が行われていますから。
総選挙を通じた政権選択が有権者に定着しているのであれば、
死票が多い単純小選挙区制よりも、死票の少ない比例代表制の方が優れているでしょう。

99しょむ研水泡:2003/12/25(木) 21:42
>>98
 他にも北欧では社会民主党と中央党(スウェーデン)・自由党
(デンマーク)の左右二大政党に左翼党(旧共産党)やキリスト教
民主党などが協力するという形で左右に二大勢力を形成してます。
小選挙区制による「民意集約」効果に頼らずとも政権選択選挙は
可能なのではないかと思われます。
 ドイツは比例中心とはいえ小選挙区に候補を立てないと政党の
政策宣伝活動の機会が少なくなるという事で、緑の党や90年連合
など少数派は苦戦を強いられてるとの事。

 本当に小党分立&政権停滞を起こしていたイメージが強いのは
やはりイタリアです。左は共産党から右は君主党(王政復古主義)
やネオファシスト(党首はムッソリーニの孫娘)まで細々と存立し、
しかも共産党以外がガッチリ反共連合を組んで政権の枠組みを変え
ない為に共同歩調を取ってきたという経緯がありますので。

 以前も書きましたが、日本は元来多様性を重んじる文化が強い
ので、ドイツや北欧のように美味い具合に調整されるのではない
かと期待しています。
 そしてむしろ日本で問題とされるのは政党が日常生活から(と
いうか選挙の時以外)余りに離れ過ぎているというところではない
でしょうか。政党自身が民意・世論を政策に反映するように市民も
日常的・系統的に政党へのロビー活動を展開する事が求められる
でしょう。

100とはずがたり:2003/12/26(金) 01:42
細川が政治改革法案の時にいった穏健な多党制とは複数の政党からなる二大勢力の対決を念頭に置いていたのでしょうかね?


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