板情報 | インターネット ]

【いつまで】戦闘スレ【続くだろうか】

1   【棄てられた】ゴーストタウンで戦闘【街にて】   (Res : 289)

1 名前:夜須   投稿日:2016/02/09(火) 13:44:04   
【このスレの街とか人物だの全部フィクションです。
 ロシア連邦の閉鎖都市を参考にした架空の街があるくらいですね。
 ※代理で夜須さんに立ててもらってます。※】

 ロシア連邦シベリア北東部サハ共和国、ヤナ川北西92km、アスタビニェ。
第二次大戦終結以前は、針葉樹が生い茂っていたタイガであり、街ですらなかった。
 冷戦時のことである。旧ソビエト連邦はこの地域に大量のネオジムが埋蔵されていることを知るやいなや、
当時の強制労働者であった人々をこの地域へと連行し、針葉樹林の伐採及びアスタビニェの開拓を強いられた。
開拓から15ヶ月後、このアスタビニェという街が誕生すると同時に、豊かなタイガはそれ以前よりも73%も伐採された。
そして、ネオジムの発掘が始まった・・・しかし、そう長くは続かなかった。

 1972年、SALTⅡが開かれる2年前のことである。
旧ソは発掘された大量のネオジムの発掘により、ネオジムを媒体とした超伝導体による核融合技術を用いた戦術核を極秘裏に配備しようとしていた。
 しかし、2016年現在でも超伝導体による核融合炉は開発中の技術であり、70年代のソビエトでは無茶があった。
また、ネオジムの発掘量はソビエトが想定していた量よりも48%も少なく、
追い討ちをかけるかのように1974年のSALTⅡにてTu-22Mの空中給油プローブの取り外しなど、核兵器保有量の縮小が決議された。
Tu-22Mに搭載される予定であったネオジム核融合弾頭は、使う事もなく、開発も凍結された。
 やがて、1984年頃には、埋蔵されていたネオジムも枯渇し、この街から人々は去っていった。
その翌年、SALT2の期限が切れたのである。

 1991年12月。
ソビエト連邦大統領であるゴルバチョフの辞任に伴うソ連崩壊と同時に、
このアスタビニェという街は歴史の闇に閉ざされ、誰も知る事はなかった・・・。

 2025年。
冷戦開始から80年後のことである。
永久凍土のゴーストタウンと化したアスタビニェ・・・。
そこで、新たな冷たい戦いが始まるとは、誰も知る由が無かった。


 まあ、双龍くんに設定など全て丸投げされました(全ギレ)。
このアスタビニェという街は冷戦時に作られたという設定です。
1年中零下の極寒にみまわれ、朽ちたコンクリートの郡に、雪が積もっています。


北西部は枯れたマツがあり、凍ったため池などが残っています。
北東部は当時の強制労働者を収容していた、大きな建物がそびえ立っています。
南西部はかつてネオジムを発掘していた痕跡があり、浅いところならば地下に移動もできます。
南東部はただただ雪が積もっており、そこでは他の場所よりも足がとられやすいです。

そして、街の中央には穴が開き、破けたソ連の赤旗が掲げられ、
噴水を囲んだ広場があり、労働者の銅像が彫られています。


・・・・こんなところか。
283 名前:あーに   投稿日:2016/02/23(火) 21:10:05   
「当然です!ぶっ壊れても守ってみせますよ・・・」

「・・・・エフゲニー君!うおーい!
 もう気絶しちゃったのか!起きろー!くそー!」
ベチンベチンベチンベチンッ
左腕のみ異様に動いてるのが最高にグロテスクである。
「んーぐ・・・ふげ・・・」
「少し意識を借りるよ」
「わかった・・・」
まばゆい青の光に包まれ・・・
「さあー、かかって来いよ!!」
アズールMDとして立ち上がる。

「・・・・・・あのロボ、馬力だけは・・・!」
スッと立ち上がるが、もう目の前にウォルターが肉薄していた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
284 名前:SAA   投稿日:2016/02/23(火) 21:25:01   
「(任せたぞ・・・・!)」



「そういや"お礼"がまだだったな」

隙が出来ているのを見逃さずに腹目掛けて本気で殺す程の威力を伴っているであろう拳を振るう。

当たれば生きていても衝撃が体中を駆け巡るだろう。最も、簡単に死なせるつもりはないが。

とは言え、もう触れているのだが。



「その体ごと・・・容赦なく斬り捨ててやりますよ・・・!」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
285 名前:あーに   投稿日:2016/02/23(火) 21:29:11   
「っぐ・・・・・アガア・・・・・!!
 俺の・・・体が・・・・・!!」
腹部から全身へと衝撃がわたり、痛覚が悲鳴を上げる。
「・・・・・・・・!!」
そのショックで意識をコテンと失う・・・・

「!? アクロ君が出オチィ!?」
いきなりのダウンに驚く。
「・・・チィッ!」
そのスキに雷塵の一撃がアズールに向かうが、クジラの口で白刃取り。
286 名前:SAA   投稿日:2016/02/23(火) 21:41:36   
「おいおい・・・・・簡単に・・・気絶するなよ。
・・・・まだ終わってないだろ?」

焔塵を鞘から抜き、アクロの右足に突き刺す。

・・・・悪魔になると言っても悪堕ちしすぎじゃあないですかね。
お礼が一方的すぎィ!



「甘いですよッ!」

無理やり引っ張り、その勢いを利用して腹にヤクザキック。

「痛いですか?痛いですよね?・・・でもあの子は身勝手でつまらない理由で命を狙われたんですよ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
287 名前:あーに   投稿日:2016/02/23(火) 22:17:32   
「---!!」
右足から燃えるような痛みが刺さり、息が乱れる。
「・・・・・ぐ・・・!」
意識を無理矢理戻され、痛みを直に味わっていく。
何故だ。アイツは能力者ですらない・・・
狩りの時間どころか、狩られているのはこっちだ。
冗談じゃない・・・・

「くそ・・・意識を共有させたアダか・・・・!」
腹への蹴りを喰らうも、追撃の銃弾は電磁シールドで防御。
「・・・フン!その豆鉄砲だけのようだな!」
フレアとウォルターから一定の距離をとりつつ、ビームを乱射。
288 名前:SAA   投稿日:2016/02/23(火) 22:47:12   
「まず・・・こいつは、フレアの分だ。」

死にも気絶もしない、唯痛いだけの蹴りを左のこめかみに直撃させる。

「そしてこれは俺の分だ。」

すぐさま反動を利用して今度は右腕を狙って蹴る。

「・・・・やっと希望を見出せばそれを摘み取る奴が現れる。
そいつが正しいと世界が言うのならこの世界の敵になってやる。」

「・・・・・・・。
(・・・・・俺は、決めたんだ。)」

ウォルターはその場からサッと離れる。直後にビームが通過した。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
289 名前:あーに   投稿日:2016/02/23(火) 22:50:27   
「・・・・・・・・・」
俺の・・・狩りが・・・・!!
そうして、意識がまた飛び、右足の痛みだけが響く。

「・・・この施設もろとも・・・!」
地下の柱にビームを連射し、その連鎖反応でウォルターやフレア周辺の天井が崩れ落ちる。
名前
E-mail (省略OK)
内容
1 名前:名無しさん   投稿日:2015/07/14(火) 00:21:32   
舞台は火山島とその周囲の小島から成る未踏の諸島で
188 名前:あーに   投稿日:2016/02/12(金) 02:00:03   
備考:
なお、異常発達を起こしたのかこのアスタビニェ・リクグソクムシは外殻と内部は別々の生命体である。
甲殻をパージし、鈍重であった機動性は急激に上昇。
86本もの脚部はノコギリにも見えるほどである。
その他にも、メインで使っている触角が切断された場合の保険としての予備の触覚がある。
ただし、あくまで保険なので熱源探知しかできず、複雑な情報取得はできない。
なお、切断された触角は2ヶ月と長期間ながらも自己修復が可能である。
189 名前:あーに   投稿日:2016/02/15(月) 12:39:47   
名前:
マカラ・ダカラ・ソウナンダ
性別:
なし
能力:
バーハナ
(体質そのものであり、そして、マカラそのもの。
 全身がスライム状であり、あらゆる形にも変態できる。
 ただし、形だけであり、その変態した動物の本質を真似ることはできない)
弱点:
スライム状という特徴から、乾燥に非常に弱い。
また、中枢部であるコアまで衝撃を通すことは難しいが、
通電や貫通力の高い(ドリルなど・・・)物体でコアを攻撃されると弱い。
その他にも半液体生物であるため、凍結などが弱点である。
外見:
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
190 名前:そーりゅー   投稿日:2016/02/16(火) 00:38:31   
名前:リリィ・ヴェルガモ
性別:女
能力:
・ドッペルゲンガー
赤の他人に成りすます能力。
容姿はおろか声、身体能力、能力、指紋、血液まで擬態できる。
ただし服装や武器など外的な物体まではコピー出来ない。
また、人間以外の生物には擬態できず、機械に対しても同じ。
第三者に正体がバレないように、相手を殺害してから擬態する場合がほとんど。
武器:
・リベレーター
携行可能な大きさの3Dプリンタで作成した拳銃。
基本的にプラスチック製。金属製の丈夫な拳銃を作るには本格的な生産設備が必要。
プラスチック製なので壊れやすいが、破損しても簡単に修繕でき、作成も容易。
通常の弾薬を使うと破損する恐れがあるので、ガンパウダーを含んだこれまたプラスチック製の弾薬を使う。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
191 名前:あーに   投稿日:2016/02/16(火) 04:37:46   
ボスキャラ出します。

名前:
「欠損趣味の狩人」
アクロ・オベンチュラ
性別:

能力:
ブラッディ・ガーデン
(アクロの性欲を燃料とする、特殊な能力。
 アクロの思い描いた「ダメージを与える方法」を実行させる「コマンドタイプ」である。
 必ずしも成功することはなく、実行するだけである。
 たとえば、「銃弾で手足に風穴を開ける」と思考すれば、
 どこからともなく、銃とそれを構える兵隊が現れ発射する。
 成否を問わず、方法を実行し、終えればその方法で出現したオブジェクトは消える。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
192 名前:そーりゅー   投稿日:2016/02/16(火) 20:06:58   
日が暮れ始め、雲間からオレンジ色の夕日が漏れている。
「もうこんな時間か。さっき到着したばかりなのに」
こんな寒冷地を大きな荷物を背負って歩くと大変なことになりそうなので、ここで野宿することにした。
テントを張り、ランプに火を灯して明かりを作る。
193 名前:SAA   投稿日:2016/02/17(水) 17:44:48   
あの200回は少なくとも今ではなく、明日という事で。
194 名前:あーに   投稿日:2016/02/22(月) 14:02:16   
戦闘スレでのサーナの設定:
「博士」が「とある生物」を破壊するべく作り出した人工能力者。
表面上は心身のケアをするヒューマノイドである。
博士の息子である「青年」を守る使命を受けたが、
「博士」は「とある生物」に殺されてしまい、
その「青年」は「ある組織」に拉致され、洗脳を受けてしまう。
その青年を救うべく奮闘してきたが、いざ「ある組織」の本拠地に乗り込んだ時のことである。
「青年」は洗脳を受ける前から彼女のこと嫌っており、いざ対面した際「不気味だった」と言い放つ。
それでもなお、広義ながらに人類のため、と「とある生物」と戦ってきたが、
「とある生物」もサーナの力無しに倒されてしまった。
更には、「ある組織」は人工能力者という人類にとって危険な苗を摘もうと、
彼女を賞金にかけ、地球上で生きる人々と不本意ながら敵対状態になってしまう。
「青年」を守る使命も、「とある生物」を倒す義務も、
自らを生み出した「博士」という拠り所も、「人類のため」と信じる心も失い、
悲哀と憤怒、苦痛の中彷徨っていた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容

3   第三章:目覚めよ、能力者! Awaking of Psionics   (Res : 33)

1 名前:Unia:Shadow   投稿日:2016/01/01(金) 22:27:51   
2013 4月23日
ギリシャ とある豪邸

「おはようございます お嬢様」
 私の目の前に居る召使いであるトウラが、にこやかに目覚めを見届けてくれる。
彼はお父様の知り合いの息子さんであって、一身上の都合でこの屋敷で働いている。
彼の妹、キョウと共に、婦長のカティと執事のダニエルの下で厳しく扱かれているらしい。
 朝食をいただき、いつものように大学へ行く身支度をし、屋敷を出る。
 大学までの送迎もこの召使いがやってくれている。
7時半になれば、もうトウラは車を出す準備を終えており、あとは私が乗るだけだ。


8:08
<<次のニュースです。国内経済にも、陰りが見えてきました。
 ギリシャ国内の失業率は昨年、2012年では約25%であり、経済アナリストの、
 テフヌス・ベテレット氏によりますと2015年には財政破綻は免れず、
 それに伴い非合法かつ非常に安い値段にて売春が横行される・・・との見解が・・・>>
 登下校を行うSUVの車内で、私は召使いと毎日会話している。
喜び、悲しみ、怒り、楽しみ・・・あらゆるものが詰め込まれたSUVだ。
「お嬢様 今夜は貴女の誕生日でしたね」
「ええ、今年も素敵になるといいわ」
 そう。今日は私の誕生日・・・楽しみだった。
「本日の講義が終わり次第駐車場にて待機しております。
 お早めに」
「わかったわ、トウラ」

19:25
 その誕生日パーティーは例年通り、優雅がつ豪勢に行われた。
政治家、大企業の代表取締役など、様々なゲストが私の19歳を祝った。
 みな、私が将来を約束されていることを確信していた。
・・・・・そう思っていた。

19:41
 銃声。それも1度だけではない・・・2,30回・・・それでも数え切れない。
それと同時に爆発の音が厨房から聞こえた。
 人が燃える焦げ臭い臭いが、私の鼻腔を刺激し続ける。
私の目の前で、お父様が眉間を撃ち抜かれて動けなくなった。
「お・・・お父様ァァア!!」
「お嬢様・・・腹心のあの女が・・・・」
 メイド服のあちこちが焼け落ち、顔が炭まみれのカティが駆け寄ってきた。
その右足にはナイフが刺さっている。
「逃げるのです・・・謀反です・・・!!」
続いて私を探していたダニエルもまた、右手から血を流している。
 私は父の死を嘆き続けるが、彼女とダニエルに肩を持たれ引き離された。
さようなら、お父様・・・私の家。そう涙しながら、焼け落ちる屋敷を見続けた。

 近くの森へと逃げ込んだ私達は、夜の中でも輝かしい炎を見つめていた。
 パチッ・・・パチッ・・・・と、何かが弾けた音が聞こえて・・・
 ダニエルとカティが突然地に伏せて、どうしたのか疑念を抱いた。
「・・・ひっ・・・!」
 心臓を抱えたダニエルは痛みに悶え、カティは事切れていた。
トウラとキョウ、二人が銃を構えていた。
銃には消音をするための筒が装着されていて、銃声がなかった。
「・・・と、トウラ・・・?キョウ?何してるの?
 なんで・・・?」
「これもギリシャ・・・いえ、世界のためです。
 貴女とご当主はこの国の経済に背を向けて・・・
 ただただ貧困に喘ぐ人々を救おうとしなかった。
 貧しさを憎むことなく、人の悪意を教えられなかった貴女には分かりませんよ。
 ・・・・さようなら、ユニアお嬢様」
「あーばよ、ユニアの姉御~」
二人が私の胸へと銃口を向け、引き金を引こうとして・・・
「させるか・・・!!財団を討ったところで・・・
 貴様らに何が出来よう、ご当主に拾われた根草無しを世話した恩義を忘れおって!!
 させん・・・貴様らに・・・我がプラ・・・!!」
 キョウとトウラの足にしがみついたダニエルは、2発銃弾を撃ち込まれて、目を見開いた。
「お逃げください・・・・貴女がもう一度、このギリシャにて栄光を・・・!!」

 ダニエルのことは見なかった。トウラも、キョウも。
ただ、行くアテも無く逃げた。走って、走って・・・走っテ。
 絶対に許すことなどなイ。 あの兄妹と・・・
 私の日常を奪った、腹心の女へ復讐を・・・同苦ヲ!!
血にまみれようと、私は力を得て戻ってやル。
「・・・・・どんな手を使おうともナ」
27 名前:SANA   投稿日:2016/02/05(金) 18:00:44   
「むんッ!!」
 リヴィアの影の能力が熱量を持ち、炎に変化。
黒炎が二次元的に私の周囲を囲い、退路を徐々に抹消。
おそらくこれは行動を誘導させるためのデコイ。
抜け穴である上方へ飛び出せば迎撃を受けると想定。
私は次の行動を実行。
「・・・・」
 エネルギーフィールドを纏い突撃。
そして、防御から攻撃へ移行し、刺突する武器へ変形。
「ふむ、悪くない・・・多少の犠牲は構わんタイプか」
 リヴィアの影から長槍が出現、格闘戦へと移行。
「甘いわ・・・」
 さらに縄状の物体が出現、格闘戦を中止、中止・・・。
「・・・・回避」
 不能。回避不能。束縛状態。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
28 名前:Livyjah Persephony   投稿日:2016/02/05(金) 18:37:21   
「・・・・・・こやつ」
 最大出力とやらにしても、やることが稚拙か、小ぶりすぎる。 
遠距離からチマチマ砲撃級の攻撃をやればよい。
メイドへの攻撃を逸らすという目的だとしても、自己犠牲が過剰じゃ。
 それに、この被弾も構わない最低限の防御。
自殺行為に過ぎないじゃろうが、何故だ・・・?
「・・・(何を企んでおる)」
 その思慮の束の間、間合いを詰められた。
影の槍の展開、それでは遅い。炎を出すにしてもわらわまで火あぶりじゃ。
「・・・・・・照射」
 こやつ、この近距離でド派手な攻撃をやらかす気だったか・・・・!?
死なばもろともの勢いでやるとは・・・!!


 じゃが、その照射らしき攻撃はわらわに向かれてなかった。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
29 名前:Topaz Guard  X-RAY Team   投稿日:2016/02/05(金) 18:57:04   
 同時刻 アンリ・コアンダ空港 エントランス

 エントランスからも、サーナによる巡航ミサイルの迎撃は見えていた。
強力な光が天へと伸び、その後に大爆発を観測した。
「何だ!?」
「空港の滑走路からだ!」
「誰か残っていたかもしれん!」


<<こちらクェベック隊。滑走路に到着しました!
 ・・・・女の子です、女の子が倒れていました!オーバー!>>
「こちらCP了解。・・・・保護せよ アウト」


「・・・・・まさか、その子がやったのか?」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
30 名前:Annete Sudvali   投稿日:2016/02/05(金) 22:34:25   
 見えた。若様と・・・カリラ!
「つおおおおおおおッ!!」
 巨大なスーツケースを右側へ両手で持ち、そこから振り上げる。
「・・・チッ!」
 スーツケースとカリラの鎌で鍔迫り合い。
無論、質量の事もあり、スーツケースが押し勝つが、カリラはその一撃をひらりとかわす。
「んだよ、おめー、私らのこと誤解してねえか!」
 知った事か。若様にかぶりついたお前の雇い主が屑ということだけだ。
そんなヤツの犬であるお前もまた屑だ。
「せやあああッ!!」
 ひらりと避けるならば、わざと避けさせてから・・・。
道端にあった3kgほどの石を蹴り上げる!
 このとき、ヒールにヒビが入る音がしたが、問題ない。
いくらでも買いなおせばいい。
だが、若様の命は買いなおせるものではない。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
31 名前:Topaz Gurad Quebec Team   投稿日:2016/02/06(土) 23:22:55   
 ルーマニア首都ブカレストで発生したテロは、リヴィア・ペルセフォニーの計画を多少逸らす程度のみで終わる。
ヴィエリ及びアネッタを確保し、彼女の屋敷にて保護・・・いや、アネッタの場合は拉致、洗脳だろうか。
 人工能力者であるサーナを逃したという点を除き、計画の大筋は順調に進む。


 さて、時は遡りデトロイトの後日------。
2月15日 14:23
デトロイト 小型戦闘マシン工場跡
「そっちはどうだ?」
「いや、全然だ。
 資料らしき紙一枚もありゃしない」

 VFの撃退、ならびに市賊の拠点の制圧に成功したトパーズガードのクェベック隊は、
エリア51の研究スタッフの護衛任務にあたり、オハイオ州州兵と合同で残存勢力の掃討も兼ねていた。
 米国の最新技術を用いてやっと昨年の2018年上旬に配備されたパワードスーツ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
32 名前:Vieri Terrell   投稿日:2016/02/09(火) 23:27:51   
 リヴィア・ペルセフォニー。
彼女の根城でもあり、彼女の部下が勤務する「リヴィア邸」は、
邸内だけでも1400人、支部を含めると約15000人にもなるらしい。
 それだけのこともあって、敷地は約2500ヘクタールと非常に広く、
12階建ての中央棟、8階建ての左右の西棟と東棟、中央の内庭、外壁と接する外庭でおおまかに構成されている。
 それほどの屋敷を統べる彼女の部屋、「主の間」は中央棟12階全域である。

「わらわの忠実なしもべ、ヴィエリ・テレル」
 荘厳な声音でヴィエリに話しかけて、続いて、
「少々手荒になってすまなかったのう。
 君を保護するためには、ちょっとした手間があってだな・・・」
 と、膝をつけ詫びてきた。
「大丈夫です。僕を・・・なんだっけ、吸け・・・」
「ヴァンパイアだ。吸血鬼の場合は見境無く血を吸うので間違えないよう」
 と、返答した際の言葉を、彼女のプライド故か訂正した。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
33 名前:Vieri Terrell   投稿日:2016/02/10(水) 00:33:42   
「まずはカーラが殺された事から説明せねばなるまい。
 君の父、ドレイムスがVFをある組織に無理矢理作らされた・・・。
 ドレイムスの研究資金を保証する代わりに、だ。
 それがきっかけで決別し、その代償としてカーラは殺された。
 カーラと同じく殺されんように、と君に保険をかけたというわけじゃよ。

 次に、サーナという子だが、あれはそのVFに対抗するための切り札じゃろう。
 このままではVFを用いた、敵が分からない世界大戦を起こしかねない。
 それを防ぐための手段として、VFの抹消しかなかった、というわけじゃな。
 その動きが察知されたことで、ドレイムスは殺されてしまったがの」
「・・・サーナがVFを倒すための切り札・・・」
「皮肉なことに、その切り札は行方不明じゃ。
 我々の手中に収めておきたかったが」
 どこか悲しげに見えた顔だが、同時に冷徹さも感じた。
リヴィアが被る表情の仮面は、ヴィエリにとって異様に見えた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容

4   第二章 報復よ永遠なれ Vengeance Forever   (Res : 25)

1 名前:アバン及び第1章での修正   投稿日:2015/12/16(水) 20:22:21   
前章訂正:
パリ第1大学に科学部はありません。
第6大学の工学部に変更させてください><
ごめん・・・


アバン

2015年 8月
フランス パリ フェリエ家
「父さん 私フランス陸軍に入らないわ」
「今になってか、ニーナ?あれほど陸軍に入ると言っていたろ。
 国防高等学校も主席だったのに、どこへ行くっていうんだ?」
「パリ第6大学 工学部に行くわ」
「・・・・・何があった。話してみなさい」
「曾じいちゃんがナチスに殺されてあれから70年くらい。
自分だけが強くあってもいけないと思ったの。
そこで、ドイツやアメリカの兵器に負けない屈強な武器を作り、
フランス軍全体を強めたいの。そうすれば死ぬ軍人も減るわ」
「・・・なるほど、茨の道だぞ。覚悟を決めろ」
「わかったわ、父さん」

11月13日
イスラム国テロ 発生
「父さん!?母さん!!返事を・・・生きていたら・・・・!!」
「救護班!!救護班ッ!!」

11月14日
後日
「・・・・・・残念ですが・・・ご両親は・・・・」
「・・・うそ、嫌ァッ!!」
「許さない・・・カラシニコフ・・・イスラムッ!!」

2018年 11月14日 AM 7:33
「撃てェ!!3年前のあの惨状を、今を忘れるな!!」
「故郷を踏みにじった代償は高くつくぞ、クソッタレ!!」
<<こちらデルタ8、大広間にて女性の遺体を発見!!>>
<<ビチュンダダダダダ・・・アルファ7応答しろ、アルファ7・・・!!>>

 AM 12:56
「遺体照合を確認・・・ニーナ・フェリエさんです」
「オーギュスト・フェリエ中佐の娘さんじゃないか・・・・」
「かわいそうに、若いからまだやりたいことがあるはずなのに」
「イスラム共め・・・・」
「・・・・・敬礼」
19 名前:Johnny"John"Bounds   投稿日:2015/12/31(木) 18:18:48   
 "市賊"の一部はジョニーのロストポイントへ捜索していく。
 内部に入った"市賊"のほとんどはKA社製のモデル4カービン、ショートライフル16を装備。
4人1組での行動で、クリアリングを行っていき、確実に位置を絞り出していく。
1人がドアを蹴破ったと同時にグレネードを投げ込み、発破したと同時に2人が制圧射撃。
残り1人は後方確認を行い、クリア。
 訓練どおりの動きだが、市賊はジョニーをまだ見つけられない。
その後方確認を行っていた一人ののど元に投げられたサバイバルナイフが刺さり、断末魔を上げる。
ジョニーは階段の上に開いていた天井の穴から飛込み、雪崩れ込んだ。
 奇襲をかけ、残りの3人が応戦するも、モデル26ショットガンで2人目を射殺。
流れるように、3人目の射撃を2人目の死骸で防御し、死骸の腰に吊るされたグレネードのピンを抜く。
 そして死骸を蹴っ飛ばし、3人目と4人目を巻き込んでクリアリングした部屋の奥へと追いやったと同時に爆発。
1人目のショートライフル16にモデル26を取り付け、ナイフを回収し弾薬を奪って階段を下りる。
<<・・・・ちら・・・・・ック隊・・・・・・・7分・・・・>>
20 名前:Johnny"John"Bounds   投稿日:2015/12/31(木) 21:02:47   
<<・・・・少尉・・・・3分・・・・!!>>
 残り3分でクェベック隊が来る。
 ショートライフル16の3連バースト射撃で次々と市賊の頭部を撃ち抜いてきたが、残りマガジンも無い。
残弾16発。モデル26も残り8発しかない。
「・・・・くそ・・・」
 コンクリートの陰からテクニカルに積まれた対空機銃の銃口に5.56ミリを撃ちこみ、爆発を起こした。
その爆音に気を取られたのか、別方向からの対戦車弾頭4型の攻撃-----。
「な・・・!?」
 炸裂。
 爆発の光と音がコンクリート・ジャングルの中で飛び跳ね続け、
サイボーグのジョニーのフレームのあらゆる場所にコンクリートの破片や爆発の衝撃がぶつかる。
「ぐ・・・対戦車弾頭をモロに・・・・!!」
視界も揺らぎ、意識もハッキリしない。
 今度こそ両足もヒシャげ、再起動も行えないほどの損傷が発生した。
HMDの画面も完全にダウンし、緊急時に作動する機構でヘルメットが外れた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
21 名前:Caolila   投稿日:2015/12/31(木) 21:30:49   
同時刻 デトロイト 94号線

 赤いローブの死神を逃したのはジョニーだけではない。
"市賊"とは別に黒いフードの謎の人物が、このデトロイトに来ていた。
「チッ、逃したか・・・クソッタレのアングロサクソンが」
 ヤツの抹殺をやるには少々遅かった。
"ペルセフォニー財団"の手配が通用しない米国のこともあって入国に手間取った。
「野郎・・・ワケの分からんことばかりしやがるな?」
 イスラム国の残党だけならず、"市賊"とツルんでる連中の目論見は何だ・・・?
何故国際世論から見ての屑共を味方につける?
「・・・・チッ、PMCが来るまでにあの駒が死んじまうな。
手助けしてやるか」
<<ジョニー少尉! 我々の到着まで3分です!持ちこたえて!>>
 燃えろ、私の能力 -チカラ- でな!!
私の手から炎が飛び出し、市賊へと襲い掛かる。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
22 名前:Johnny"John"Bounds   投稿日:2015/12/31(木) 21:50:31   
クェベック隊到着 直後
「・・・・・両足無ぇ・・・・。
 ・・・これも・・・・の依頼内容だ・・・・
 ちょいと連れて行くだけだ、暴れんなよ?」
黒い・・・いや?赤い・・・?フード・・・死神・・・?
VF・・・・・・?
「ブイ・・・エフ・・・・か・・・・?」
「・・・しろ、ヤツは・・・・った・・・・
 ・・・・んじゃねえ、寝てろ・・・・」
ヤツの仲間・・・なのか?
だとすれば・・・・・
気が遠くなる・・・・・


2月14日 20:09
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
23 名前:Caolila   投稿日:2015/12/31(木) 22:06:05   
「ええ・・・・・はい。
 赤の九尾は逃がしました。
 いえ、決して。 ・・・・・はい。
 どうも、私が助けてやったピットブルテリアと争いしたもようで。
 私が着いた頃には・・・・・決して不手際への言い訳などと。
 はい・・・・九尾は水溜りから海岸を通じて、ですか。
 その先はサヘラントロプスかナポレオン・・・。
 はい。わかりました・・・。
 ・・・・今度はあの子犬のお守り、ですね。
 フクロウもあの花の毒にやられている危険性がある、と。
 はい。すぐにチーズを食いに。
 おそらくあの花も九尾にやらせようと・・・ええ。
 最善を尽くします。九尾を仕留める機会は必ずありましょう。
 では・・・」
24 名前:名無しさん   投稿日:2015/12/31(木) 22:17:05   
 ミシガン州デトロイト及びニューボルティモアで起きた複数の能力者と市賊によるテロ事件。
これをジョニー少尉が鎮圧、あのVFも撃退に成功したが少尉は生死を彷徨った。
 彼には名誉勲章が授与される。おめでとう。
おめでとう。 おめでとう。 スペード大統領より。

 先進国にて立て続けに起こるテロ。
VFを従える謎の男の手により死に行く戦士達。
 復讐を誓った者に、報いは来るのか?

 廃墟にて製造されていた戦闘マシンの技術を持ち込んだ人物とは?
VFを追い続ける、黒いフードの謎の人物とは?

次章、第三章。
東欧の風は一人の少年を強くする。
25 名前:名無しさん   投稿日:2015/12/31(木) 22:26:17   
 STARRING

Johnny "John" Bounds
Nina Ferrier
Taiki "Taron" Goto / Bullets Arma
Vermilion "The VF" Face
Topaz Guard Quebec Team
City Pirates
Caolila
Dr. Nhighess



.

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容

5   第一章:硝子の平和 Breakable-Days   (Res : 18)

1 名前:Nina Ferrier   投稿日:2015/12/06(日) 10:47:50   
 序章、トパーズ・ガードによるカーラ・テレル救出任務から約3ヶ月
 2018年11月13日 AM10:24 フランス パリ

<<あれから3年。あの時に我々フランス国民は大いなる悲しみを背負い、
 イスラム国というテロリストが滅んでもなお、大切な人を失った苦しみは続いています。
 しかし、彼らの無念が無為にならぬよう、我々は前に進まなくてはなりません。
 わが国のエッフェル塔をはじめ、3年前に世界中がこのパリの悲しみを等しく背負ってくれました。
 2018年11月13日。あの悲劇を繰り返さぬよう、我々フランス国民は・・・・>>
 現フランス首相、アメデオ・アデンヴァーの演説に耳を傾けた聴衆は、
あの凄惨かつ何の正当性もない虐殺を批判し、国民に反イスラム感情を訴えた。
 私、ニーナ・フェリエもその聴衆の一人だ。それもそうだ。
二度もフランスの敵から家族を奪われたのだ。

 1940年5月、フランス軍人であった私の曽祖父はナチスに殺された。
それからか、私が戦争とドイツ人を憎んでいたのは。
周りの人達は「あなた自身に関係ない」と知った風な口を開く。
曽祖父は独仏休戦協定の調印された同時刻にナチスの拷問の後に銃殺された。
そういう外道集団のナチス政権を樹立させたのは他ならぬ当時のドイツ人民であり、
現在にいたってはそのナチスを真っ向から否定している。
つまり、当時のドイツ人民の国内世論も否定され、国としてその罪を背負っていない。

 そして、3年前のあのおぞましい事件。
私はあの時に母さんと父さんを失った。
 ドイツ対フランスの親善試合を観戦していた私達家族は、
21時17分と19分、そしてハーフタイムでのイスラム国が響かせた爆音に気づいた。
左SBであるエブラ選手が一瞬動きを止めたことはまだ記憶に新しい。
何があったんだ、どういうことだ、と狼狽する観客達がやっと試合終了15分前になってスタジアムから出れるようになった。
 その後だった。隠れていたテロリストの凶弾に父さんは私をかばい、母さんは弟をかばって死んでいった。
弟も、母さんが受けた銃弾を貫通したせいで今はアムリケンドパリ病院で療養中だ。

 私はニーナ・フェリエ。
我が祖国と家族に敵する人達を許さない、ただ一般的な女学生・・・だった。
12 名前:Nina Ferrier   投稿日:2015/12/12(土) 18:37:53   
 今、自分の服装は下着とタンクトップのみだ。
豊満ではないが、それなりに自信がある胸部はタンクトップの薄い黒生地を透けて見える。
ここに連れ去られるまでの服は奪われたか何かをされただろう。
11月の秋風は研究所内部まで及び、薄ら寒い。

研究所 監禁室付近
「・・・・」
 自分なりにスパイ映画のごとく、壁に張り付いて誰かいるか確認し、居なければ前進していく。
「おかしい」
 警備兵が居ない。私が抜け出せば鳴るであろう警報装置の類も一切ない。
いくらムジャヒディンの隠れ家と仮定しても、ザルが過ぎる。
だが、それは今の自分にとって好都合だ。
 今までのナメクジのごとくの進み具合は加速し、廊下らしき通路へと出た。

「・・・・・・」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
13 名前:Taiki "Taron" Goto   投稿日:2015/12/12(土) 18:48:35   
 俺は・・・・?
ここはどこだ・・・・?
奴らは・・・?
「ふふふ、君のご好意に感謝するよ」
 意識がハッキリしない中、頭の中に響くように声をかけられる。
「君が彼女より生きたいと望んだおかげだ」
「簡単に言えば、君が彼女を殺してもらうよう望んだ」
 どういうことだ?あの広場で赤いヤツを撃ったあの子か?
「何が起きているかわからんだろう、そうだろう。
 まあ、目を開けて現状を見てくれたまえ。特等席だ」
・・・。
 視界がハッキリし、ガラス張りの目の前の情景は恐ろしいものだった。
あの女の子は目に見えない何かで真っ白の少女を切り裂いている。
 その少女は負けじと見るからに高熱な光で女の子が居た場所を燃やしていく。
二人とも、何をしている?
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
14 名前:Nina Ferrier   投稿日:2015/12/12(土) 18:59:20   
 風と白い光が互いに僅かながらも傷を与え続けて約3分。
「まあ肩慣らしだもん、おねえちゃんもそうでなくっちゃ」
 白い女の子、白光は黒の男の子、黒影へと変化していく。
 黒影が自らの影から放たれる、極寒のエネルギーは影に触れた物質を硬直させる。
「ぐ・・・!」
 その影はニーナをも高精度で追尾した。
影に風は通用しない。どうすれば。
「ぼ、防御・・・!!」
 どうにかなれ、と思わんばかりに無茶振りを声に出したその時である。
風での防御ではなく、地面が鋭く隆起した。それが伸びる影を邪魔していく。

「うそん・・・!?」
 黒影は驚くしかなかった。
風を使うかと思えば、それだけでなく土を使うのだから。
 この時、あの人がこの”おねえちゃん”を改造したことを僅かに怨んだ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
15 名前:Vermilion "The VF" Face   投稿日:2015/12/12(土) 23:40:55   
「・・・・・・」
 その赤いローブの仮面は、研究所の野外実験エリアでの戦闘をエリアの隅にてまじまじと見つめていた。
勝利したのは自分が連れ去った女だったが、もはや息が絶え絶えとなっていた。
 その女は白光により脚部を損傷し、満足に動けない。
「・・・・・・・・」
 あの男はこのまま逃がすわけにはいかないだろう。
<<データは取れた。あの女を始末しろ。お前の手でな>>
 耳朶に直接通信が入り、命令が来た。
予想していた通り、「殺せ」と。
 ・・・・。
いつものことだ。数時間前の広場の兵士や民間人の虐殺などよりは軽い。
「・・・・・・」
 女へとゆっくり歩き近づく。
やがて女が自分の存在に気づき、風を、土を放つ。
「・・・・・・・・」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
16 名前:Taiki "Taron" Goto   投稿日:2015/12/13(日) 00:00:48   
 "能力者"・・・・。
そう定義される、白光/黒影やVF、ニーナは何なんだろうか。
 戦闘を見ている限り、身体能力の強化だけならず、特殊な攻撃を用いていた。
 東欧では、そういった異能を持つ集団がある噂を聞いたが眉唾と思っていた。
そんな嘘八百に近い状況が目の前で繰り広げられ続けていた。
 赤いローブが殺した黒髪ロングの女の子は事切れ、赤いローブはどこかへ去っていった。
「お前にはもう少し働いてもらう。北米へ来てもらうぞ」
 電子ロックを物理的に破壊し、入ってくる先ほどの男。
やはり日本語を話している。
「・・・・あんたは・・・何者だ・・・・俺達を実験台にして何を目指す?
 あんなことで人類を未来へ導くことができるのか?」
「だからこそ、このフランスでイスラム人を陽動に使ってまでやっている。
 お前には北米で働いてもらおう、なにしろヤツと遠い縁があるからな」
「ヤツ・・・・?」
「ジョニー・J・バウンヅ。3ヶ月前に死亡したトパーズ・ガードのNo.1オペレーター。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
17 名前:名無しさん   投稿日:2015/12/13(日) 00:13:06   
VFらが撤退完了した数十分後、戦闘が開始。

フランス首相を誘拐し、民間人を虐殺し兵士を殺傷したテロリスト達を殲滅すべく、

フランス陸軍、海軍、空軍の3軍により研究所を攻撃。

イスラム国残党兵約120名は8時間に及ぶ戦闘の末全員死亡。

アメデオ首相はすでに死亡、その遺体には熾烈な拷問の傷跡が残っていた。

これにより国内世論は再び報復感情に動き出す。

数日後である11月19日に旧イスラム国が存在したシリアへと侵攻。

これに乗じた米国を筆頭とする先進国は中東へ派遣。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
18 名前:名無しさん   投稿日:2015/12/13(日) 00:21:24   
 STARRING


Nina Ferrier
Taiki "Taron" Goto
Vermilion "The VF" Face
Hakkou / Kokuei
Man Who is Unknown
ISIL solider
Garde républicaine
Topaz Guard Delta Team
Jose Amberland


.
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容

6   序章:滅亡の過去 Ghost-Sentinel   (Res : 6)

1 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 16:56:44   
2013年 2月13日 9時26分
ロシア ウラル地方 チェリャビンスク州
「Метеорит падает!」
「Побег, умирают!」
 ロシアに隕石「KEF-2013」が落着したその時刻に、もうひとつの隕石が人知れず落着していた。
「シクレ・メチオリータ」”秘密の隕石”と呼ばれる鉱物である。
位置はベンガル湾 スリランカ近海北東750km。
 しかし、これの落着が観測されず、マスメディアにも伝わっていない。
それもそのはず、出現したのは海上わずか10m、そこから海面までの落下なのだから。
その「シクレ・メチオリータ」がどこからその海上10mから出現したのか?
不明である。
同時刻、インド洋にて所属不明の大型ヘリ及び複数の輸送機が確認された。


5年後 2018年 8月6日
約12年前の2006年6月下旬、RIL社がベンガル湾深海にて大規模な原油及びガス田を発見。
これによりインド近海における原油採掘が活発化。
しかしそのRIL社とそのパートナー企業のNR社を4年前の2014年にある企業が合計数百億ドルで買収。
「サニーサテライツ・リソース・デベロップメンツ」、通称SRD。
そのSRDが建設した遠洋油田開発プラットホームがついに完成したのである。
この完成セレモニーにおいてCEOであるジャクソン・D・グレイド氏は、
「原油やガスだけでなくメタンハイドレードはおろか、
 ”あの核”をも越える強大な資源を人類に提供することをSRDは約束します」
と高らかにスピーチしたのである。

約102時間後 2018年 8月11日
北センチネル島近海 南西約120km
<<ジョン 俺達PMScs”トパーズ・ガード”に仕事が飛び込んだ。
 かの石器時代部族と呼ばれるセンチネル族にVIPのご息女が乗り込んだ。
 名前はカーラ・テレル。学会でも話題のドレイムス・テレル博士の娘さんだ。
 38時間前にロンドンを飛び出しおそらくインドのデリーからアンダマン諸島へ。
 ドレイムス教授の自室PCから『北センチネル島』を検索した履歴を発見。
 おそらくそこに居るだろう・・・
 今回の依頼主は無論、ドレイムス教授からだ。
 じゃじゃ馬娘を無傷でとっ捕まえてイギリスのまずい飯を食わせろ、と。>>
二枚目ボイスな「トニー」からのブリーフィングを聞き終えた「ジョン」は、装備品をせわしなく体中に張り付けた。
「了解 これよりミッションを開始する」
救難ヘリのモデル60F。
それに必要最低限の武装を装備したPMScsカスタムの機内には万が一の簡易的な手術の機材が持ち込まれていた。
「武装したドクターヘリねぇ・・・」とジョンが呟くが、ローターの轟音で「トニー」やパイロットには聞こえなかった。
2 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 17:39:31   
<<ジョン、センチネル族は他民族・・・
 つまりカーラお嬢や俺達とのコンタクトはお断りだそうだ。
 14年前のスマトラ沖地震でも救援物資を積んだヘリに矢を飛ばしたらしい。
 2006年にはカニ漁をしていた男性二人が不幸にも遭難し、センチネル島に漂着、
 弓矢で射られてお陀仏になった。
 その遺体をインド政府が回収しようとしても弓矢の雨で追い払われた、というほどだ。
 アンダマンニコバル諸島当局も彼らの生活への干渉をしないと公言・・・。
 そこで俺達PMScsの出番だ。無理にでもカーラを救出するんだ。
 ・・・汚れ仕事はPMCに流れる・・・・>>
「ああ、シリアでも変わらなかった」
 トニーとジョンはお互いにアラブの春が呼んだ災厄を思い出した。
今もなおあの地は戦禍が激化し、かつての中東を取り戻すには早くてあと30年かかるだろう。
<<まもなく到着です、ジョン。 成功を祈ります>>
「わかった、そっちも矢ごときで堕ちるなよ」

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
3 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 18:29:37   
 その未知数の敵の姿は異様すぎた。
全身を覆う返り血で染まったローブと、顔を隠す真紅の仮面。
さらに驚くべきことに、身長は160あるかないか・・・。
 おそらく少年兵だろう。だが、こいつがセンチネル族をやったというのか。
 ありえない。あの鋼鉄のティラノはどこから出てきた?
 この島で何が起きている?
「トニー・・・」
<<ああ、こちらでも確認した。あれは死神のつもりか?
 それに、センチネル族の攻撃が気づけば止んでいる。
 ヤツとその仲間が殲滅したのかもしれない。
 ともかく、ヤツとの戦闘は必ず避けるんだ>>


AM12:45
赤いローブの死神はまだこちらに気づいていない。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
4 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 18:52:30   
PM 01:02
「・・・・・」
カーラを背負って北東へ向かうジョンが見えた。
「・・・・・・・」
<<・・・・!!>>
「・・・・」
暗号化された通信に対し頷き、人とは思えない跳躍力でジョンの目の前へ飛び降りた。

<<見つかった・・・・・!!>>
「・・・・・・」
赤い死神。ソイツの左手にはC4の起爆装置があり、起爆させた。
背後では爆炎が煙へと変わる集落。前方に死神。
<<無理をするな、戦闘を避けてランディングゾーンまで急ぐんだ>>
「了解・・・・」
1911を構えようとするが、とっさに死神が隠し持っていたマカロフの早撃ちで破壊された。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
5 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 21:34:31   
14:04
南アンダマン島沖

モデル60F機内にはパイロット2名と万が一のメディック・・・それとトニーが居た。
輝かしいブロンドと対比し、右手と右目を失った隻眼の男。
ジョンとトニーはシリア内戦が激化し、PMCとしてジョンはスナイパー、トニーはスポッターとして活躍していた。
だがイスラム国に捕虜として収容され尋問を受けていたトニーを救うべく、ジョンは救出作戦に参加。
トニーは尋問により右手と右目を失い、ジョンは失うほどではなかったが手足に銃弾を合計十数発も浴びた。
今はもう狙撃銃と双眼鏡はないが、それでも戦い続ける。
「トニー、あの赤い死神は何者だ?」
「ヤツについて調べてみたが一切情報がない。
 何から何まで不明だ・・・」
目的も、行動も。
「あの鋼鉄の恐竜の顔もワケがわからん。
 ヤツの目的はセンチネル族を根絶やしにすること・・・と睨んでいる。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
6 名前:名無しさん   投稿日:2015/11/07(土) 21:43:21   
    STARRING

JOHNNY "John" BOUNDS
THOMPSON "Tony" GOLDMAN
Vermilion "the VF" Face
Cara Terrell
Chopper Pilot
Medic
Sentinelese people


.


.
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容
1 名前:そーりゅー   投稿日:2015/08/17(月) 01:46:55   
ここは戦闘スレになりまぁす
設定は設定スレでお願いしまぁす
382 名前:SAA   投稿日:2015/09/07(月) 20:45:39   
辿り着き、飛び乗る。

「此処からどれくらい掛かる?」
383 名前:あーに   投稿日:2015/09/07(月) 20:58:28   
<<近隣の島までは無理です。
揚陸艦に着艦しますので・・・レーダーに感あり、これは・・・・?
多数の航空機に爆撃機、一体どこの・・・・?急いで乗ってください!>>
残り5m。
384 名前:SAA   投稿日:2015/09/07(月) 21:46:54   
「国連辺りか・・・!?それとも・・・・」

恐らく例のアレを始末するものだろうか。

「なんにしても巻き添えはゴメンだ!」
385 名前:あーに   投稿日:2015/09/08(火) 00:57:32   
<<速力750マイル、方角は・・・北西から!>>
ヘリ内の兵士がドアを開け、カーラとユウトを引き上げてすぐ閉める。
<<島内から離脱!退避します!
CP CP! こちらシャルグリム1!メインの赤ずきんともう一人男性を確保!
東洋人です! これより揚陸艦カナロアへ急行します どうぞ!>>
<<CP了解 所属不明航空機がセントジョシュワに接近している
ただちに離脱せよ アウト>>
島を抜け出し、南西の方角へ。
「カーラお嬢・・・!カーラお嬢!」
カーラの意識はどこか遠く。
「外傷はなし、おそらく心的ストレスなのだろう。
おそらくはアイツが・・・」
「待て。あまりこの話をするな・・・」
片方の兵士が会話を打ち切り、沈黙の機内と化した。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
386 名前:夜須   投稿日:2015/09/08(火) 02:44:28   
???「ぐるぅうう!!」
先ほどよりも大きな溶岩の怪物が口をあけ、襲い掛かる。
さながら大地を泳ぐ鮫のように
387 名前:あーに   投稿日:2015/09/08(火) 03:27:58   
ヴァレンティン「染み込めッ!!」
巨大な鉄の塊を火山の岩肌を殴りそこから変形、溶岩のデカブツを殴りつける。
ユニア「ソォラァ!!」
一方、ユニアは岩をもぎとり、そのままヴァレンティンへ投げつけて・・・
ヴァレンティン「ジャッキィィイロビンソオオォォォン!!!!」
岩肌をボール、鉄の塊をバットと見立てて打ち、溶岩のデカブツへ追撃。
388 名前:リョク   投稿日:2015/09/09(水) 11:02:02   
<風がもうこの島は危険だと言ってる>

「しかし、逃げるったって現実には行けないみたいだがどうする?」

<つながればいいのだけど>

スマートフォンをとりだし、どこかへ連絡を試みる。

「こちら、フランス陸軍。姓名とご用件、あれば階級も伺います」

<ニーナ・フェリエ。フランス陸軍所属、階級は少尉。用件は出先からの救難要請です>

「フェリエ少尉、確認が終了しました。ただちにそちらへヘリを向かわせます」

<私のほかに2名いるのですが可能ですか>
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
名前
E-mail (省略OK)
内容