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文学:Joyce, Nabokov・・・

1:2004/07/02(金) 23:51


2:2004/07/02(金) 23:56
Nabokov "Strong Opinions" (インタービューと評論など)を読んでいる。
以下の答えは気がきいてるし、もってまわってて(Pompous)笑った。できたら日本語にしてみる。
http://lib.ru/NABOKOW/Inter01.txt 
(Do you like being interviewed?)
Well, the luxury of speaking on one theme-- oneself-- is a sensation not to be despised.

3:2004/07/03(土) 01:21
インタービューはお好きですか?

まあ、一つの話題だけ(作家自身)に限って話ができる贅沢を嫌うべきではない。

4:2004/07/03(土) 01:23
> Nabokov "Strong Opinions" (インタービューと評論など)を読んでいる。
> ナボコフがこの本で "There are no puzzles in Ulysses."と言ってるらしいが、どこかな。

ここかな?  http://lib.ru/NABOKOW/Inter07.txt

**As an admirer of Borges and Joyce you seem to share their pleasure in teasing the reader with tricks and puns and puzzles. What do you think the relationship should be between reader and author?

I do not recollect any puns in Borges but then I read him only in translation. Anyway, his delicate little tales and miniature Minotaurs have nothing in common with Joyce's great machines. Nor do I find many puzzles in that most lucid of novels, Ulysses.
On the other hand, I detest Finnegans Wake in which a cancerous growth of fancy word-tissue hardly redeems the dreadful joviality of the folklore and the easy, too easy, allegory.

What have you learned from Joyce?
Nothing.

Oh, come.

5:2004/07/03(土) 01:33
(訂正)
インタービューはお好きですか?
まあ、一つの話題だけ(作家自身)に限って話ができる贅沢な快感を嫌うべきではない。

(こう書くとまるでオーケンだね)

6名無しさん:2004/07/07(水) 03:41
The old drunk guy is singing this song toward the beginning of the film "Clockwork Orange".
I figured it must be a real Irish folksong, but for about 20 years I was never sure.

http://ingeb.org/songs/indublin.html Words and 2 MIDI files

1. In Dublin's fair city,
Where girls are so pretty,
I first set my eyes on sweet Molly Malone,
As she pushed her wheelbarrow
Through streets broad and narrow,
Crying, "Cockles and mussels, alive, alive oh"!

7名無しさん:2004/07/08(木) 01:57
上の歌は、Clockwork Orangeの冒頭付近で 酔っ払い爺さん が歌います。
本当のアイルランド古歌(民謡?)なのか20年来の疑問でした。

そのうち、「春はあけぼの」について私が書いたものをここに復活させます。

8名無しさん:2004/07/08(木) 02:02
☆☆☆ 翻訳 英語 などに関する【2】つの掲示版 ☆☆☆  お暇な時にお立ち寄りください。
(otd) stzz BBS: 翻訳 英語 書籍 文化 その他http://bbs10.otd.co.jp/stzzBBS/bbs_thread
stzz BBS: 翻訳 英語 書籍 文化 その他http://jbbs.shitaraba.com/bbs/subject.cgi?CATEGORY=study&BBS=4383

「樹影譚」 (文春文庫) 丸谷 才一 (著) 価格: ¥347
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167138093/qid=1084673235/sr=1-4/ref=sr_1_8_4/249-8149013-5257942

この中の短編「鈍感な青年」を読んだ。大学生くらいの男女カップルが毎日、図書館で並んで本を読む(デート)、そして、ある日、東京下町のお祭りに行ってみる・・・
こんなにすんなりと主人公(たち)に感情移入できる話は久しぶりに読んだ。

それから、表題作 「樹影譚」 を駆け足で読んだら、Nabokov "Pale Fire" に近い世界を日本語で実現していた。 つげ義春にも似ている。

3つめの短編 「夢を買ひます」 も良かった。 これは Lolita みたいな感じ。 愉快で笑った。

9名無しさん:2004/07/08(木) 02:06
丸谷さん、「樹影譚」(文春文庫)を読んだ時に読んだ時にやってくれるのじゃないか、という予感がありましたが、やはりやってくれましたか。(Ulyssesの世界を日本語で実現すること)
amazon には読了した人の絶賛評がいくつかあります。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062118491/qid=1086935208/250-8737878-9542658
(こういう以下の人たちのような、文学マニアでない人も絶賛する本は、本当に素晴らしい。おめでとうございます。)

なんともいえない雰囲気, 2004/03/12  レビュアー: のんちび
丸谷さんの作品は文章が魅力的。エッセイしか読んだことがなかったが、とても面白かった。
取り上げた題材にも興味があったこともあり、中盤から後半にかけてはすっかり引き込まれ、あっという間に読み終わってしまった。
ハードカバーは値段的に敷居が高いが、内容によります。...

素晴らしい出会い, 2003/07/10  レビュアー: miya_chai
源氏物語を巡る、丸谷才一氏10年ぶりの書き下し小説です。ただ私は源氏物語も、丸谷氏の著作も熱心に読んだことがなく、もしかしたら無意識のうちにイメージ的に避けてきたのかもしれません。そんな予備知識が全くない状況で「輝く日の宮」を読了しました。
面白いです。ほんとに面白い。一気に読みあげました。...

10万葉集 における 言葉遊び:2004/07/08(木) 02:11
http://homepage3.nifty.com/osuzume/kotonoha2.htm#Anchor737555
たらちねの母が飼ふ蚕の繭ごもり 馬声蜂音(いぶ)せくもあるか妹に逢はずして

http://www.nikkoku.net/ezine/asobi/asb13_02.html
『万葉集』の戯書の例としてよく引かれるのは、馬声蜂音石花蜘荒鹿
です。これで「いぶせくもあるか(心が晴れないことだ)」と読みます。

11名無しさん:2004/07/08(木) 06:09
>>たらちねの母が飼ふ蚕の繭ごもり 馬声蜂音(いぶ)せくもあるか妹に逢はずして

これですが、枕詞を取ると、「いぶせくもあるか妹に逢はずして」だけ。
つまり、意味は 「私の恋人に会えないので気が晴れない」 だけ。
これで合ってますか?

12名無しさん:2004/07/08(木) 06:31
この男の母が実際に蚕を飼っている、と解釈すべきですね。
では実際にその時点で繭があると解釈すべきですか?

13名無しさん:2004/07/08(木) 21:38
母ちゃんと言えば、ジョイスの母ちゃんてどういう人?

14名無しさん:2004/07/09(金) 09:36
「インテリ」タイプではなかったと思う。 Noraみたいな感じを想像する。
http://www.online-literature.com/james_joyce/
Joyce's mother, Mary Jane Murray, was ten years younger than her husband. She was an accomplished pianist, whose life was dominated by the Roman Catholic Church. In spite of their poverty, the family struggled to maintain a solid middle-class facade.

After graduation in 1902 the twenty-year-old Joyce went to Paris, where he worked as a journalist, teacher and in other occupations under difficult financial conditions. He spent a year in France, returning when a telegram arrived saying his mother was dying. Not long after her death, Joyce was traveling again.

15名無しさん:2004/07/09(金) 12:47
カトリックで避妊をしないというわけかな。
十何回か妊娠して何回かは流産したが子どもを産みつづけた、
と、どこかで、読んだような気がする。それで体がぼろぼろ
だったと。しかし、現役の母親としては幸せだったらしい。
兄弟何人いたのかな。

16名無しさん:2004/07/10(土) 09:36
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=219398
山形浩生の空間
Nabokov
ロシアの貴族階級だったのが亡命して、ベルリンを経てアメリカ、そしてスイスへ。ロシア語でもそこそこの作家や詩人として名をあげ、『不思議の国のアリス』ロシア語訳なんかもしている。ことばの肌触りに敏感な作家。ロシア語を捨てて英語で書くようになったことで、特異な記憶との戯れが言語との戯れとして作品に強く顔を出すようになり、独特の世界を創り出す。詰めチェスが好きでチョウの熱心なアマチュア研究家でもあり、それが作品にも色濃くあらわれる。

17名無しさん:2004/07/12(月) 00:38
The opening lines of The Song of Roland. The pagan villain invokes Mohammed and Apollo.
http://www.galileolibrary.com/history/history_page_76.htm
Charles the King, our Lord and Sovereign,
Full seven years hath sojournèd in Spain,
Conquered the land, and won the western main,
Now no fortress against him doth remain,
No city walls are left for him to gain,
Save Sarraguce, that sits on high mountain.
Marsile its King, who feareth not God's name,
Mahumet's man, he invokes Apollin's aid,
Nor wards off ills that shall to him attain.

18James Joyce Love Letter Sells for Record $447,298 at Auction:2004/07/13(火) 01:15
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aELBc53IaZ5o&refer=uk
July 8 (Bloomberg) -- A love letter written by James Joyce in 1909 to his wife Nora Barnacle, addressing her as ``My darling little blackguard,'' ?????????

``Joyce is hot because he's the best writer of the century, and because he had the good grace to die leaving a small canon,''

He writes in the letter of his ``ungovernable lust'' for his wife, who had threatened to leave him. He compares her to a ``strange-eyed whore'' and signs the letter, ``Heaven forgive my madness.''

19「ボクはキミとハメハメしたい」:2004/07/13(火) 01:20
http://ok.halhal.net/~senichi/j/news/data/2004/2004_07_12_08_01.html
ジェームス・ジョイスのHレター
故ジェームス・ジョイスといえば『ユリシーズ』で知られるアイルランドの作家のだが、恋人で、その後に妻になるノラ・バーナクルさんに宛てた手紙がロンドンで約24万ポンド(約4830万円)で競り落とされた。
「ボクはキミとハメハメしたい」といった、変態リクエストがこと細かに描写されており、最後に「どうかボクの狂気を許しておくれ」などと書かれている。
ほかにも、これほどエッチではないが、似たような手紙2通も別々に落札された。(AP)

「ボクはキミとハメハメしたい」 の原文は?

20:2004/07/13(火) 05:50
長編小説 「ユリシーズ」 の (一分で読める)あらすじ:

朝、スティーブン起きる、同居人の男2人とお話する。少し険悪。ダブリンをうろつく。

朝、ブルームとモリー(奥さん)起きる、ブルームはダブリンをうろつく。
浜辺へ行って女の子の脚を見ながらオナ二ーする。
発射と同時に花火。 ← これが前半のクライマックス

モリー(奥さん)は町で浮気。

もう夜。スティーブン(S)とブルーム(B)は酒場で酔って騒ぐ。いろいろな妄想。
Sは船乗りに殴られる。Bが助けて、一緒にBの家に帰る。二人で立ちション。
モリー(M)がSを見て、「まあ、若くていい男ねえ」
Sは帰る。

BとMは逆むきでベッドで寝てる。BがMのお尻にキス。

最後の章はテンもマルもないMの回想というか意識の流れというやつですな中略
今日のお昼のボイランたら大きなおちんちんだわね馬のようだわね中略
そういえばあの彫刻のおちんちんはきれいで口に入れたくなったわね中略
ああ遠くで列車の汽笛が聞こえるわ Once in the dear dead days beyond recall 中略
Bがプロポーズした時のことを思い出すわ二人で海の見える丘の上に登って
そしてBがわたしにキスして私は目でもう一度言ってと言ったのよyes
わたしは腕をBの首にまわして下に引き寄せて私の胸が感じられるようにそして香水yes
心臓はもうはやくはやく鳴っていたそして私はこう答えたYes

(参考資料) http://www.fact-index.com/m/mo/molly_bloom_s_soliloquy.html

21:2004/07/13(火) 05:58
612 :吾輩は名無しである :04/06/12 02:06
コーラを飲んだ感想を文学的に表現しようスレで文体模写をしたんだけど
誰も気づいてくれないみたいでさみしいので本家ナボコフスレに自主転載。

158 :コカコーラ・コカコーラ :04/06/08 20:28
 コーラ、わが心のともしび、わが肉のほむら、わが罪、わが魂。コ、ー、ラ。舌の上を
はぜるように口蓋をふるわせ、三秒後に軽く歯に沁みる。コ。ー。ラ。
 朝、ソックスを片方だけはきかけて立って飲む350ccの彼はコだ。ただのコだ。ゲップを
はくとコーだ。アメリカではコークだ。正式にはコカ・コーラ。しかし、私の胃をもたれ
させるときの彼は、いつもコーラだ。
 彼はなにかの麻薬なんじゃないだろうか?そう、たしかにそうだ。じっさい、ある夏、私
があの最初の炭酸飲料を愛さなかったら、コーラは、まったく存在しなかったかもしれない。
海辺の、ある公園でのことだ。あれはいつのことだろう?そう、あのときから、コーラが生
まれるまでに、ほぼあの夏の私の体重分だけ肥満した計算になる。デブというものは、かな
らずこのようなひねった文体をこねまわすものと思っていいだろう。
 消費者のみなさん、販促物件第一号はかの暗黒液体が_あやまり伝えられているかの安価で
謎めいた製法をもった暗黒液体が、かねてうみだしたものである。このかなりつきでたお腹を
見ていただきたい。

613 :スカトロ教授 :04/06/12 02:14
ハンバート・ハンバートだな。やるね。

22名無しさん:2004/07/14(水) 02:14
>>18
ジェームス・ジョイスのHレター のこれ以外の内容が全く見つからない。

>>「ボクはキミとハメハメしたい」といった、変態リクエストがこと細かに描写されており
これと同じ内容の英文も、どの記事にも無い。

23.:2004/07/16(金) 08:34
http://www.ne.jp/asahi/ymgs/hon/kansou_folder/kansou03_ougai.htm
読書感想文は1行読めば書ける!実践3『舞姫』

24名無しさん:2004/07/28(水) 09:43

http://www10.plala.or.jp/transparentt/maruya.html

丸谷才一

「樹影譚」     『樹影譚』所収   文藝春秋 1988年

そこで、樹の影をあつかつた、ナボコフの作だと思ふ短篇小説のほうだが、うろ覚えで言ふとこんな筋だつた。

主人公は中年の小説家で亡命ロシア人。壁に映った樹の影を見ると異常に感動するたちである。自分のこの癖ないし趣味は何に由来するのかといふのは、長いあひだ彼の関心事だつたが、いくら考へてもわからなかつた。
それから話がいろいろあつて(このへんはきれいに忘れてしまつた)、多年、欧米を流浪したあげく、どうしたわけか故郷の家に帰り、なつかしい子供部屋にはいる。

###
###  実はまだまだナボコフについての話は続いていきますが、この辺で。上に引いた部分ですでに存在しないナボコフの短篇をひとつ作ってしまっているわけですが(はるかに遠い出典は『ベンドシニスター』の一節ではないかと思います)、
この作品はナボコフへのオマージュであるとともにナボコフ論でもあり、ナボコフ的に凝っていて、ナボコフに関するところを抜き出しているときりがありません。未読の方はどうぞ作品をお読みください。

25名無しさん:2004/07/28(水) 09:44
更新履歴   2003年8月より
http://www10.plala.or.jp/transparentt/rireki.html

26名無しさん:2004/08/07(土) 02:56
Nabokov「Pale Fire」→ 「青白い炎」

Q.ホントに『炎』は青白い?
A.黄昏時の太陽(Shakespeare) らしいから違うみたい。じゃあ何と訳すか?

薄い炎、 薄光の炎、   ????

27名無しさん:2004/08/07(土) 03:02
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480038817
青白い炎 ちくま文庫
ウラジーミル ナボコフ (著), Vladimir Vladimirovich Nabokov (原著), 富士川 義之 (翻訳)

以下の「レビュー」を書いてる人は日本語も駄目ですが、英語も殆ど読めない人だと思う。

翻訳がトンデモ., 2004/02/09   レビュアー: カスタマー   オナーヴァ
>> 読み始めたらあまりにも意味のわからない文章が続出するので,辞書を引き引き,ペーパーバックを読んでみたら,特に難しくないじゃないか!

英語が読めない人間にとっては、易しい英語も難しい英語も同じに感じられるかも。

>> (ブンガク臭のただよう豆知識みたいな訳注はいらないのでは? 英語の原書も文学的な前提知識は求めてないです.)
そうかね?

>> 作中詩には英語の原文が併記されているので,ワタシ程度の人間でも訳文がちょっとおかしい,とわかってしまいます.
ならば一つでも実例を挙げよ。

28From 2ch:2004/08/08(日) 16:20
(I fail to see the connection between Rand and Nabokov. -- I'll do some googling.)

アイン・ランド 『水源』がもうすぐ出るらしいけど、どんな感じの作家なんすか? ナボ信者なら詳しいと思うけど。

>> 選民意識が強烈らしいけど…
amazon.co.jpで山形がレビュー書いてるよ。<ランド Fountainhead やまがたのレビューより引用。

「本書を読んで感動し、ランド支持者となる多くの人は、自分こそはこの優秀な側の人間だと思っています。でも実際には、
多くの人は自分が思っているほどは有能ではなく、社会的な評価の低さも 実は単なる分相応だったりする場合がほとんどです。
本書を絶賛する人は、いったい自分がランドの世界で どこに位置づくかをよく考えてみるべきでしょう。」

29名無しさん:2004/08/08(日) 16:24
洛〇塔、我生命之光、我欲念之火。

ここに「ロリータ」(第一部)と川端康成の「眠れる美女」の中国語テキストあり。
http://www.tangritagh.net/chinese/book/waiguowenxue/wgxs.htm

329 :吾輩は名無しである :03/09/28 09:25
面白いものをありがとう。 そうか、納博科夫って書くのか(苦笑)。

30from 2ch:2004/08/08(日) 16:28
父ちゃんって決闘で死んだんだっけ?

>> テロリストに暗殺されたんじゃなかったっけ?

あ、そうか! 決闘で死んだのはセバスチャン・ナイトの父ちゃんのほうでした。
現実と虚構がごっちゃになってた。…イッテキマツ。

> キモチハヨクワカル

31Quotes from Nabokov's "Strong Opinions":2004/08/09(月) 08:49
http://www.robotwisdom.com/jorn/nabokov.html

I think like a genius, I write like a distinguished author, and I speak like a child.

My loathings are simple: stupidity, oppression, crime, cruelty, soft music. My pleasures are the most intense known to man: writing and butterfly hunting.

32名無しさん:2004/08/09(月) 15:25
http://www.generationterrorists.com/quotes/the_great_gatsby.html
And as I sat there brooding on the old, unknown world, I thought of Gatsby's wonder when he first picked out the green light at the end of Daisy's dock. He had come a long way to this blue lawn, and his dream must have seemed so close that he could hardly fail to grasp it. He did not know that it was already behind him, somewhere back in that vast obscurity beyond the city, where the dark fields of the republic rolled on under the night.

Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then, but that's no matter - tomorrow we will run faster, stretch out our arms further... And one fine morning -

So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.

33名無しさん:2004/08/09(月) 15:49
短い文だがちゃんと理解して訳すのは大変そうだ。
よく意味が解ると青くさくて照れちゃうような文だ。

文中の orgastic (from "orgasm") は旧版では orgiastic 【形】 飲めや歌えの
になってた。似たような意味か。

34Lolita, Vladimir Nabokov.:2004/08/10(火) 02:46
Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta: the tip of my tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
She was Lo, plain Lo, in the morning, standing four feet ten in one sock. She was Lola in slacks. She was Dolly at school. She was Dolores on the dotted line. But in my arms, she was always Lolita.

http://bbs6.sina.com.cn/newsoul/soulpage/7/16/2001/0701/621355.html
洛丽塔,我生命之光,我欲念之火。我的罪恶,我的灵魂。洛--丽--塔:舌尖向上,分三步,从上颚往下轻轻落在牙齿上。洛。丽。塔。 在早晨,她就是洛,普普通通的洛,穿一只袜子,身高四尺十寸。穿上宽松裤时,她是洛拉。在学校里她是多丽。正式签名时她是多洛雷斯。可在我的怀里,她永远是洛丽塔。

35名無しさん:2004/08/17(火) 02:46
http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/articles/001.html
 ナボコフは、プーシキン作『エヴゲーニイ・オネーギン』の英訳を出版した後、あちらこちらからそこで使われている言葉が古いと非難を受けた。

かつては親友だったのにこの件で決定的な仲違いをすることになった、文芸批評家エドマンド・ウィルソンとの有名な論争で、"rememorating" "producement" "curvate" "habitude" "rummers" "familistic" "gloam" "dit" "shippen" "scrab"といった言葉について、ウィルソンから「こうした言葉はどれも『オックスフォード英語辞典』に載ってはいるが、どれもまったく辞書の中だけにしかない言葉であり、たいていは<方言>とか<古語>とか<廃語>とラベルが貼られている」と指摘されたとき、ナボコフはその一つ一つについて反論して、こう書いた。「"habitude"はここでぴったりのちょうどいい言葉である。ウェブスターの大辞典にも、<方言>や<廃語>といったラベルは貼られていない」

36名無しさん:2004/08/17(火) 07:53
habitude
【名】 習慣{しゅうかん}、気質{きしつ}、性癖{せいへき}、体質{たいしつ}

37抄訳 フィネガンズ・ウェイク:2004/08/26(木) 03:48
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408773398X 抄訳 フィネガンズ・ウェイク
ジェイムズ ジョイス (著), James Augustine Aloysius Joyce (原著), 宮田 恭子 (翻訳)
明解な訳文と断章ごとの解説により鮮やかに全体像を現した抄訳版。

>> 柳瀬訳では読む終えることが出来なかったのですが、本書では読み終えることが出来た。
>> 訳は柳瀬訳よりかなり読みやすく、丁寧な注と解説で話し(があるとしたら)少しわかった気にさせてくれる。
>> とにかくわけからんのですが、楽しい。(本当は悲しい作品らしいのですが)
>> 私に『フィネガンズ・ウェイク』を読ませた、宮田さんの努力に星5つ。

38抄訳 フィネガンズ・ウェイク:2004/08/26(木) 03:55
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/news/20040609_01.htm
「ユリシーズ」の日から100年 ジョイス 相次ぎ文庫化

http://www4.plala.or.jp/cgi-bin/light/light.cgi/soodemonai/light
翻訳不可能と言われたフィネガンズ・ウェイクの日本語訳は2種類商品として流通している。先に出た柳瀬訳は、注が全くない全訳。この頃出た宮田恭子は、注が訳文と同じ位ある抄訳。

39名無しさん:2004/09/04(土) 01:44
http://www.apbu68.dsl.pipex.com/html/lore.html
The Pedigree of Honey does not concern the bee -
A Clover, anytime, to him, is aristocracy
(Emily Dickinson)

40名無しさん:2004/09/04(土) 01:47
少しこれみたいで良い。http://ww52.tiki.ne.jp/~tetsugen/jikukaisetu/jikusyoukai29.htm

「雲無心にして以って岫を出で、鳥飛ぶに倦んで還るを知る」

(Dickinson が禅語に通ずる、と松岡正剛っぽくなった。)

41名無しさん:2004/09/04(土) 01:51
http://homepage1.nifty.com/poem-club/mumonnkan/mumonkan2.htm
詩は情緒の解放ではなくて情緒からの逃避であり、個性の表現ではなくて個性からの逃避である。
    (T・S・エリオット「伝統と個人の才能」矢本貞幹訳/岩波文庫『文芸批評論』)

陶淵明の『雲無心にして岫を出て、鳥飛ぶに倦んで還ることを知る』

42名無しさん:2004/09/04(土) 01:56
http://www.bartleby.com/200/sw4.html
Poetry is not a turning loose of emotion, but an escape from emotion; it is not the expression of personality, but an escape from personality.

43名無しさん:2004/09/04(土) 02:07
(誤訳かと思ったら悪訳だった)

(試訳) 詩作とは、感情の奔出ではなく感情からの解放であり、個性の発現ではなく個性からの解放である。

もともと エリオット は難しいのに、こんな悪訳を読んで理解するのは、天才みたいな人じゃないと無理だろうと思う。

44名無しさん:2004/09/08(水) 02:33
確かめる:
1.将棋、囲碁。感想戦の頻度。中国人、その他?
2.チェス。西洋人は感想戦を殆どしない。
3.Nabokovは感想戦をしなかった。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/8370/boardgame.html#感想戦
感想戦というのは、ゲームが終わった後に白黒の両プレーヤーがゲームをならべて 内容を検討する事です。検討の時間は決まっていませんが、自分の棋譜の確認などにも 役立ちます。
そして感想戦は、負けた場合でも上級者から何が悪かったかを教えてもらえる事が 多いのです。(もちろん一部の上級者の中には、感想戦を好まない方もいますが.....。)

45名無しさん:2004/09/10(金) 02:28
やっぱ、普通では考えられない位に外国語が好きとか文学が好きな人には
ごく普通の人は殆どいないのか。

当たり前か。


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