したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8470OS5:2023/01/25(水) 17:32:21
アポあり役人を「追い返せ!」
 これぞ世に言うブラック職場ではないか。さらに時間の管理もずさんだそうで、経済部デスクによれば、

「役人のアポなどを新原さん本人の了解で入れたとしても、またもや翌日には忘れていて、“なんでこんな予定を入れたんだ!”“キャンセルしろ!”とか言い出す。各省庁の役人が内閣官房に打ち合わせに来ても、会わないこともあります。昨年春には農水次官が実際にアポありで訪問し、待合室で待っていたのに、“俺は忙しい!”“追い返せ!”とドタキャンしたんです」

 極め付きは普段の勤務態度だといい、自民党関係者が明かす。

「新原さんは出勤と退勤時に公用車を使用しています。しかし、問題は出退勤時だけではなく、個人的な買い物や食事、クリーニングを出すときにも、公用車を私的利用しているとささやかれているのです。事実なら大問題です」

別居の理由は
 これら一連の事実を本人に尋ねようと携帯電話にかけてみたが、

「広報に話を通してもらえますか」

 そう言うので、内閣官房に質問書を送ると、担当者を通じ本人から書面で回答が寄せられた。まず、公用車の私的利用については、

「私的使用は行っていないと認識している」

 としながらも、

「クリーニングについては、職場から自宅への導線(原文ママ)の途上にクリーニング店があるため、寄ってもらったことはある。また、自宅で仕事がある場合等に、途中で、短時間に限り、食事店に寄ってもらったことはある。私的使用をしているというご指摘が出ないように考えたい」

 それをまさに「私的利用」と言うのではあるまいか。

 ちなみに妻の菊池桃子とは結婚以来、別居中の身。その点については、

「私としては、妻はストーカー問題(注・18年に容疑者逮捕)で怖い思いをしているので、プレスの方の朝・夜の来訪など、私の仕事の関係で生活を乱されないようにしたいと考えている」

 問題はここで紹介しただけにとどまらない。1月26日発売の「週刊新潮」では、官僚としてはあり得ない「大名出勤」の実態や現場を大混乱に陥れる新原氏の傍若無人ぶりについて詳報する。

「週刊新潮」2023年2月2日号 掲載

新潮社

8471OS5:2023/01/26(木) 15:53:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/4affa07fbe9003349ddf63fd48dbe408181bdcb2
自民党岸田派「宏池会」が今年初の会合 会長の首相は欠席
1/26(木) 15:23配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党岸田派(宏池会、43人)は26日、東京都内で今年初めての会合を開いた。会長の岸田文雄首相は欠席した。

首相が派閥を抜けていないことについて、菅義偉前首相は今月発売の月刊誌「文芸春秋」で「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を呈していた。

岸田派事務総長の根本匠衆院予算委員長は会合で「今、派閥も政策集団に変わった。その最たるものが宏池会だ」と述べた。首相が派閥会長を続けていることに関しては「首相の気持ちとして宏池会に思い入れもあるわけだから、首相の判断でいいと思う」と記者団に語った。

8472OS5:2023/01/27(金) 08:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e08d103581c5eecf95a65db6f4cf86d3430ce09
自民各派閥が再び新人争奪戦…茂木派幹部「平時からの勢力拡大は大事だ」
1/27(金) 7:16配信

読売新聞オンライン
 通常国会が始まり、自民党の各派閥による昨年7月の参院選初当選組の争奪戦が再燃している。各派閥がしのぎを削るのは、所属する国会議員の数が党内の影響力に直結するためだ。

今年初の茂木派総会であいさつする茂木幹事長(26日、党本部で)

 「きょうはうれしいニュースがある」

 26日に開かれた今年初の茂木派の例会で、会長の茂木幹事長が山本佐知子参院議員(三重選挙区)をこう紹介すると、出席者から拍手がわき起こった。山本氏は昨年7月の参院選で初当選した直後から茂木氏の勧誘を受けており、今月16日に入会していた。

 この日は麻生派の例会でも、初当選組の広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)と、議員辞職に伴って今月17日に繰り上げ当選した瀬戸隆一衆院議員(比例四国)が初めて出席し、派閥メンバーにお披露目された。

 昨年7月の参院選後、茂木派は5人、麻生派は6人がそれぞれ新たに入会し、両派は計54人と、並んで党内第2派閥となっている。

(写真:読売新聞)

 派閥の勢力は、領袖(りょうしゅう)の党内での発信力や存在感を左右し、内閣改造での閣僚起用数などにも影響する。来年には総裁選も控えており、各派閥の活動は活発化している。この時期に入会が相次ぐのは、参院選初当選後すぐに派閥に入った議員もいるが、地元支援者などの意見を聞くため、一定期間を置くケースも多いためだ。茂木派幹部は「平時から勢力を拡大しておくことは大事だ。今後も積極的に新人を勧誘したい」と語る。

 岸田派と二階派も、43人と第4派閥で勢力が伯仲している。昨年の参院選からの新入会は両派ともに2人と、上位派閥に比べると少なめだ。岸田派内では参院選後、「総裁派閥」として、新人勧誘に力を入れたが、勢力拡大は思うように進んでいない。派閥中堅は、「他派閥に比べて会長の押しが弱いのだろう。『お公家集団』と言われる通りだ」と語る。

 会長の岸田首相は、この日の派閥例会を欠席した。首相の派閥会長兼務を巡っては、菅前首相が苦言を呈しており、「党内の目線を意識したのではないか」との声も出ている。

8473OS5:2023/01/28(土) 08:24:03
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023012700051.html
「岸田降ろし」もどこ吹く風 政権発足以降、最低の支持率でも岸田首相が強気でいられる理由
2023/01/27 17:00AERA dot.

「岸田降ろし」もどこ吹く風 政権発足以降、最低の支持率でも岸田首相が強気でいられる理由

参院本会議で代表質問に答弁する岸田文雄首相=2023年1月26日

(AERA dot.)

 支持率低迷で「力尽きた」と辞意を表明したニュージーランドの首相とは対照的に、どれだけ支持率が落ちても日本の岸田文雄首相に辞める気配がない。むしろ、精力的に外交日程をこなし、バイデン米大統領から“異例の待遇”を受けたと胸を張る。ちらほら聞こえてくる「岸田降ろし」の声も意に介さない。派閥会長に居座り、人事も駆使する。これも首相としての“処世術”なのか。岸田首相の考えは? 政治ジャーナリストの安積明子氏に聞いた。

 *  *  *

 かねて辞意を表明していたニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が1月25日、正式に辞任した。2017年10月に同国最年少の37歳で首相に就任して以来、20年にはコロナ禍に対して厳格な水際対策を敢行。SNSを通じて国民に自粛を呼びかけ、2020年5月21日に公表された“1 NEWS Colmar Brunton Poll”によれば、内閣支持率は63%を記録した。

 しかしコロナ禍による景気低迷に加え、世界的な物価高に内閣支持率は低迷し、最近では29%まで下落した。19日の会見でアーダーン首相は“I know what this job takes, and I know that I no longer have enough in the tank to do it justice.”と述べた。ようは「力が尽きた」というわけだ。

 一方で岸田文雄政権の支持率も下落傾向が止まらない。NHKが行った最新の世論調査では、1月の内閣支持率は33%と昨年11月の支持率と並んで最低を記録した。さらに時事通信が13〜16日に対面式で実施した世論調査では、内閣支持率は26.5%と政権発足以降最低で、不支持率は43.6%と最高を記録した。

 にもかかわらず、岸田首相に心が折れている様子は見られない。昨年は内閣から4人の閣僚を辞任させ、臨時国会閉会直前に防衛増税をぶち上げて、自民党を混乱させた。

 そもそも岸田首相自身は5月の広島サミットで頭がいっぱいのようで、年明け早々、1月9日から14日まで、参加主要国首脳との「地固め」のためにフランス、イタリア、イギリス、カナダ、アメリカを訪問(帰国は15日)。“異次元のパワー”をもってタイトな日程をこなしたのは、ひとえに故郷に錦を飾りたいがためだろう。

 なかでも防衛費を対GDP2%への増額という“手土産”を持参しての訪米では、バイデン大統領が自らホワイトハウスの玄関で岸田首相を出迎えるという“異例の待遇”を享受。まさに「この世の春」の思いだったに違いない。

 しかしそんな岸田首相に対し、自民党内からも不満が出始めている。例えば菅義偉前首相は「文藝春秋」2月号に、派閥会長の座に座り続ける岸田首相に「理念や政策よりも派閥の意向を優先してしまう」と苦言を呈し、1月18日のラジオ番組でも防衛増税についての財源議論が足りなすぎたと明言。メディアはこれを「岸田降ろし」と騒ぎ始めている。

 だが、そうした声は岸田首相に響くはずがない。そもそも2021年の総裁選では「しっかりと人事をやりたい」と述べた岸田首相だ。昨年10月4日には周囲の反対を押し切って長男・翔太郎氏を首相秘書官に抜擢した。しかし翔太郎氏には山際大志郎経済再生担当相(当時)の辞任について、親しい民放の記者に漏らした“疑惑”が噴出し、“子育て”の甘さが露見した。

 党内第4派閥にすぎない43人の宏池会会長の座にしがみつくのも、そうした人事権を手放したくないからだろう。派閥のナンバー2は首相の座を狙う林芳正外相で、2021年の衆議院選で参議院から転出する際に、山口3区の河村建夫元官房長官を追い出した。

 河村氏の長男・建一氏は自民党山口県連にさえ入れてもらえず、同年の衆議院選では比例北関東ブロックの当選圏外に追いやられた。隣県の広島県に選挙区を持つ岸田首相は、それを横目で見て岸田家を守るべく、長男優遇策に出たのかもしれない。

8474OS5:2023/01/28(土) 08:24:15
 このように身近な人事には細かいが、岸田首相は政策や理念などについてはおおざっぱだ。しかも「イケイケドンドン」で進めていこうとしているのは、防衛増税ばかりではない。

 岸田首相は1月4日の会見で「物価上昇率を超える賃金アップ」や「異次元の少子化政策」をぶち上げたものの、効果的な具体策については詰め切れていない。例えば500兆円を上回る内部留保を持つ大企業はともかく、労働者の7割が勤める中小企業に賃金の大幅なアップを実現できるのか。物価がさらに上昇すれば、こうした格差はいっそう拡大しかねず、社会の不安定化の原因にすらなりかねない。

 人口500万人のニュージーランドのアーダーン首相は、「首相という仕事は力が満タンでなければ続けるべきものではない」と辞意を表明したが、1億2477万人の人口を抱える日本の首相は果たして“満タン”なのか。ただ、低支持率にあえぐ野党や自民党内の人材不足に助けられ、力の真空の中にうまく浮かんでいるだけではないか。

 なお、岸田首相の右腕である松野博一官房長官は1月20日の会見で、「岸田内閣としては今掲げている政策を国民のみなさんに丁寧に説明し、ひとつひとつ着実に実行していくことだ」と意気込みについて述べるにとどまった。

 1月23日に始まった第211回通常国会では、エネルギー難や食料不足にあえぐ世界の中で日本がどのように生き抜いていくのかが審議される。ただ単に「運がいい」だけのリーダーを戴いていては、この国はとうてい生き残れるはずもない。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

■あづみ・あきこ 兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇。

8475チバQ:2023/01/29(日) 11:14:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec16b0c0a7fe9f6e699a727a4b697f24f6eb11a9
岸田首相「身内」に批判相次ぐ 長男秘書官と側近木原氏
1/29(日) 7:07配信

時事通信
政府・与党連絡会議に臨む岸田翔太郎首相秘書官(右)。左は岸田文雄首相=2022年10月4日、首相官邸

 岸田文雄首相の「身内」の振る舞いが批判を浴びている。

 今月の欧米歴訪に同行した長男翔太郎政務秘書官が公用車で観光したと報じられ、側近の木原誠二官房副長官が横柄とも受け取られかねない態度を取ったためだ。自民党内では政権への影響を懸念する声が出ている。


 報道によると、翔太郎氏は自ら希望し、日本大使館の公用車でロンドンのバッキンガム宮殿や老舗百貨店「ハロッズ」などを訪問。土産も購入したという。

 首相側は、対外発信に使用する目的で街の風景を撮影したり、首相の代理で土産を購入したりするために公用車を使用しただけで、「公務以外の不適切な行動はなかった」と説明している。

 新たな攻撃材料を得た立憲民主党は「もし観光していたなら閣僚不祥事どころじゃない」(幹部)と批判。27日には外遊中の翔太郎氏の日程を提出するよう与党に要求した。

 自民党内には「最悪だ。国民には観光にしか見えない。政権にとってマイナスだ」(関係者)と嘆く声がある一方、「事務方に土産を買わせられない。政務秘書官の雑用の範囲だ」(幹部)と擁護する声もある。

 木原氏は13日の日米首脳会談後、取材に応じる首相の近くで両手をズボンのポケットに突っ込んでいる様子が伝えられた。木原氏は17日のユーチューブ番組「魚屋のおっチャンネル」で、ポケットに手を入れて歩きながら考える癖があると釈明。母親から「恥ずかしいからポッケを縫え」と叱られたことも明かした。

 24日の同番組では脚を組む癖も指摘され、「欧米では一つの流儀」と回答。自民党中堅は「身内が首相の足を引っ張っている」と漏らした。

8476OS5:2023/01/29(日) 22:30:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb75df4883da880235f4bbcf3884ac42a31a4af
相変わらずの岸田首相に大化けの可能性 彼はどこまで本気か【コメントライナー】
1/29(日) 11:03配信


450
コメント450件


時事通信
時事総合研究所代表取締役・村田 純一
首相官邸で記者団の質問に答える岸田文雄首相=2023年1月20日【時事通信社】

 首相・岸田文雄は良くも悪くも「大化け」しているのかもしれない。

 永田町では「岸田は具体的に何がしたいのか分からない」と言われ続けてきた。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 しかし昨年12月、敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を明記した国家安全保障戦略など安保3文書を閣議決定。さらに、原発の60年超運転や建て替え方針も打ち出し、従来の安保・原発政策を大転換した。

 その評価は分かれているが、元首相・安倍晋三でさえできなかったことを、岸田は今、実現させようとしている。

 だが、この大転換について、国民への説明は不十分で、国会での論議はこれからだ。「異次元の少子化対策」も含め、岸田の世論を納得させる説明力とともに政治力・実行力が問われよう。

 岸田自身は表向き何も変わっていないように見える。相変わらず官僚がつくったペーパーを読み、記者会見もプロンプター(原稿映写機)頼みが目立つ。

 ◆「岸田さんはいい人」
 もっとも、霞が関官僚の岸田に対する評判は上々なようだ。何でも話を聞いてくれるからだという。

 前首相・菅義偉は、自分に逆らう官僚を人事で飛ばすなどして霞が関を震え上がらせたが、岸田は全く逆。一方で「官僚主導政治の復活」と指摘する声もある。

 「岸田さんはいい人。優しいし、親切で丁寧。ぱっぱっと決断するような人ではなく、優柔不断。リスクは取らない慎重派だ」

 岸田をよく知る自民党の閣僚経験者はこう語る。自民党内で「ポスト安倍」を争っていた時、基本的に岸田は安倍からの禅譲狙い。元幹事長・石破茂のように、安倍に盾突いて恨みを買うようなことはしなかった。

 岸田は首相就任後、人事で安倍の要求を全て受け入れることはなかったが、安倍が銃撃され死亡した後、政界は一変した。

 岸田の意識も変わったようだ。岸田は、安倍に近い自民党保守派の支持をつなぎ留めようと、必死になった。安倍の国葬実施をいち早く決めたのは、保守派への配慮もあろう。

 岸田は伝統的に「ハト派リベラル」である宏池会(岸田派)の会長だが、その岸田が「専守防衛」を基本方針としてきたわが国の安保政策を大転換。

 米国製巡航ミサイル「トマホーク」の取得費などを含め、5年後の防衛費は対GDP(国内総生産)比2%に倍増させる方向にかじを切った。

8477OS5:2023/01/29(日) 22:31:16

349 :OS5 :2023/01/29(日) 22:30:22
 ◆人の言いなり?
 中国、ロシア、北朝鮮の脅威にさらされる日本の国民は、ウクライナ戦争の影響もあって、防衛力強化に割と高い支持を示しているが、防衛費増額のための増税の賛否を問われると反対が多い。

 増税が避けられないなら、その前に衆院解散・総選挙で国民に信を問うのは当然だが、先行きは不透明だ。

 一方、忘れてならないのは原発政策の大転換だ。原発の運転期間60年超や建て替え方針は、「可能な限り原発依存度を低減する」という従来の政府のエネルギー計画の方向性に逆行する。

 「原発ゼロ」を持論とする元首相・小泉純一郎は昨年12月、筆者に対し「原発の運転期間を延ばすのはおかしい。また原発に回帰するなんてどうかしている。岸田首相は原発を推進する経済産業省に影響され、言いなりになっているのではないか」と厳しく批判した。

 この「言いなり」という言葉はある意味、岸田の本質を突いているかもしれない。

 安全保障に話を戻すと、「日米の一体化」が進む中、日本はどこまで主体性を保つことができるだろうか。日米同盟強化は重要だが、日本が米国の言いなりになることではない。(敬称略)

 (時事通信社「コメントライナー」より)

 村田 純一(むらた・じゅんいち)
 1986年早大法卒、時事通信社入社。福岡支社、政治部、ワシントン特派員、政治部次長兼編集委員、総合メディア局総務、福岡支社長を経て、2020年7月より現職。政治部では首相官邸、自民党、民社党、公明党、防衛庁、外務省などを担当し、政治部デスク歴は約7年。時事通信「コメントライナー」の編集責任者で政治コラム等も執筆。

8478OS5:2023/01/30(月) 00:40:05
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-477412.html
「コロナ5類」なぜ5月8日に? 選挙とG7を意識か…政府の思惑とは “キリが良い”4月1日スタート案は立ち消えに
2023/01/28 10:40
田首相は26日、新型コロナの法律上の位置づけを、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ、5月8日から引き下げる方針を固めた。

「4月1日」スタートの案なども浮上していた中で、なぜ、一見中途半端にも見える「5月8日」になったのか。

フジテレビ政治部・伊藤慎祐記者が解説する。

「キリが良い」4月1日スタート案はなぜ立ち消えに?
政府は27日、新型コロナについて、5月8日にインフルエンザと同じ5類に引き下げることを正式決定します。

なぜ5月8日というタイミングになったのか。岸田首相は20日、「5類」への移行時期を「原則この春」と話していました。

「この春」というのがいつなのかが焦点となっていましたが、政府内で検討されていた案は実は3つありました。

「A:4月1日から  B:5月1日から  C:5月8日から」この3つです。

今回決まった5月8日以外は、4月1日も5月1日も月のはじめで、キリが良いように感じますが、実は政府も同じように考えていて、当初は、新年度が始まる「4月1日」スタートを「キリが良い」として検討していました。

ところが、政府内から「感染状況がどうなるか分からない」という意見や、地方の自治体から「準備に3カ月かかる」といった不安の声が出たため、「4月1日」スタート案は立ち消えになりました。

そこで、5月スタートを検討するわけですが、なぜ1日ではなく、8日なのか。

コロナが5類に移行すると、これまでコロナ患者を受け入れてこなかった一般の医療機関でも受け入れを始めることになります。

さらに、患者や濃厚接触者も自宅待機などの行動制限の必要がなくなります。

ここでカレンダーをご覧ください。

今年のゴールデンウィークは、4月29日から5月7日までで、5月1日はキリの良い数字ですが、連休の真っ只中なんです。

政府内からは、人の動きが活発になる連休中に行動制限をなくすと、感染が拡大するという恐れが指摘されました。

さらに、連休中は多くの医療機関が休みになることにより、受診に影響が出ることを懸念する声も上がりました。

そこで、連休中にスタートする5月1日案ではなく、連休明けの5月8日案が採用されたわけです。

岸田首相の地元・広島でG7サミット その前に…
政府にとっては、感染を再び拡大させないことが最重要ですが、それだけではないんです。ここで、注目のウラ情報がこちら。

「統一地方選とG7サミットを意識」

統一地方選というのは、今年4月9日と23日に、都道府県の知事や議員などを選ぶ大型の地方選挙です。

この統一地方選の準備は地方自治体にとっては大変な作業で、5類引き下げを4月1日にすると、引き下げの準備と選挙の準備が重なり、厳しいという事情がありました。

ただ、こういった実務面以上に、4月1日を避けたい理由があったようなんです。

その理由について、ある政府関係者は「選挙前に大きな変化はない方が良い」と語っています。

どういうことかというと、5類に変更する際には、様々な混乱が生じる恐れがあります。

それが選挙の直前だと、与党の選挙に悪い影響が出てしまう懸念もあり、もしかしたら、それを避けたいという思惑もあったとみられるんです。

また、政府は「5類」に引き下げる際には、1カ月程度前に、本当に移行していいのかどうか、感染状況などを最終確認する考えです。

5月8日の1カ月前というのは、まさに統一地方選挙が行われている時期ですよね。この日程だと、もし選挙の前に感染状況が悪化した場合でも、移行の時期を見直すことも可能で、選挙への悪影響を最大限抑えることもできます。

さらに、岸田首相が最も重視していると言えるのが、5月19日から21日の間、地元・広島で行われるG7サミットです。

今月、岸田首相のG7各国への訪問に同行した関係者は、「マスクをしていたのは日本だけだった」と心配していたんです。

そこで、サミットまでに5類に引き下げることで、マスクの着用が必ずしも必要ではない状況を作りたいという思惑も見てとれます。

また、4月1日や5月1日に引き下げると、サミット前に感染が拡大してしまう可能性もあるため、こうしたリスクを避けたかった狙いもあるようです。

(「イット!」1月27日放送)

8479OS5:2023/01/30(月) 07:44:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/845205c5a9c42b25a421cae49f365637007632f5
世論調査人気ダントツの「河野総理」は実現するか…肩を押す菅前総理の【体調不良説】
1/30(月) 6:03配信

現代ビジネス
人気のなさすぎる茂木氏
Photo by gettyimages

 「次期総理の有力候補とされる茂木(敏充)幹事長は、岸田(文雄)総理の”飼い殺し状態”です。1月20日にも茂木氏と岸田総理、麻生(太郎)副総裁、松野(博一)官房長官で会食しており、とてもじゃないが『岸田下ろし』に動ける状況ではない。それ以前に、人気がなさすぎるという問題もありますが……」(全国紙政治部記者)

【写真】M8以上巨大地震「全国危険度マップ」と地震の建物への影響

 23日に公表された「次の総理にふさわしい人は誰か」という世論調査では、茂木氏はわずか1.1%で7位に沈んでいる(産経新聞社・FNN合同世論調査)。一方、首位は河野太郎デジタル相で、19.7%という断トツの支持を獲得した。

 その河野氏がポスト岸田に向けて動き出している。23日夜には、'21年の総裁選で河野陣営の選対本部長を務めた伊藤達也氏、本部長代行だった岩屋毅氏と会食をした。こうした動きに対し、党内では「岸田下ろしの狼煙を上げたということ」(自民党閣僚経験者)という声が上がっている。

菅氏は「河野総理」実現後押しか
Photo by gettyimages

 「河野さんの背中を押したのは、菅(義偉)さんです。菅さんは年明けから体調が良くない様子で、1月6日に『ハマのドン』こと藤木幸夫氏と会談した際も元気がなかった。またブレーンであるデービッド・アトキンソン氏の電話を受けた時も、受け答えがおぼつかない様子だったとか。『政治生命は長くない』という焦りから、『岸田下ろし』をしかけている。そしてその急先鋒として、河野氏の背中を押しているのです」(自民党関係者)

 '21年の総裁選で河野氏を支持した菅氏は、キングメーカーとして「河野総理」実現を後押しするという見方が強い。

 「とはいえ永田町や霞が関では河野さんの評判が悪く、党内で支持が広がらない恐れもあります。菅さんは、河野さんがダメなら萩生田(光一)政調会長支持に乗り換えようとも考えているようです」(同前)

 下手をすれば、河野氏は「岸田下ろし」の「鉄砲玉」で終わりかねない。

 「週刊現代」2023年2月4日号より

週刊現代(講談社)

8480OS5:2023/01/31(火) 13:07:33
いや、それはいいんじゃないの??
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4d2653bbff0e4f05320087b679e2b93f504696b
「修学旅行のつもりか」岸田首相長男が購入?閣僚への土産に批判殺到「国民には増税!ふざけるな」
1/31(火) 11:56配信
 松野博一官房長官、加藤勝信厚生労働相、高市早苗経済安全保障担当相ら複数の閣僚が31日の記者会見で、岸田文雄首相側から欧米歴訪の土産をもらったと明らかにした。首相の長男・翔太郎秘書官が同行中に購入したものとみられ、ネット上には批判の声が相次いだ。

 「閣僚にお土産買うのは公務なんですか?」「公私混同の度が過ぎる」「なんで税金で土産なんて買ってるんだ?」「閣僚に土産品を買うのが公務にあたるとは思えない」「閣僚にはお土産!国民には増税!ふざけるなと言いたいよ!」「修学旅行のつもりか」

 一部週刊誌で、翔太郎氏が首相に同行中に公用車で観光したと報じられたことに対し、政府は首相の政治家としての土産購入が目的の一つだったと説明し、岸田首相も30日の衆院予算委員会で「閣僚や関係者に土産を買った」と答弁。いずれの閣僚も土産の内容は明かしていない。

 岸田首相は翔太郎氏による土産購入については「私自身のポケットマネーで買ったことは間違いない。政務秘書官の本来業務にふくまれうると考える」と話した。

8481OS5:2023/02/01(水) 00:24:44
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202301260001019.html
自民最大派閥の安倍派、ポスト安倍体制へ慎重な姿勢「自然の中でしかるべき時期に」塩谷会長代理
[2023年1月26日19時44分]

自民党の故安倍晋三元首相が会長を務めた最大派閥(97人)の安倍派(清和政策研究会)は26日、党本部で会合を行ったが、ポスト安倍体制へ向けた新たな展開はなかった。

派内には昨年7月8日、凶弾に倒れた安倍氏の一周忌までに新会長を含めた人事を発足させるべきとの意見が広がる。だが、塩谷立会長代理(元文科相)は「期限決めたから出て来るというものじゃない。もう少し自然の中でしかるべき時期にしかるべき体制が出て来る。将来的にいつまでに何とか、という考えはない」とし慎重な姿勢を示した。その上で「今、そういう動きがあるか、というとない。昨年の体制の継続で今年もいく」と、新会長を含めた派閥人事には時間を要するとの認識を示した。

8482OS5:2023/02/01(水) 18:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ae9dba21c1b77f1a6bf057d23147f72589c3152
千葉市は「おそらくアウトでしょうね…」“河野太郎の最側近”秋本真利政務官の地元事務所に違法建築の疑い
2/1(水) 16:12配信


311
コメント311件


文春オンライン
菅グループの一員でもある秋本氏(自民党HPより)

 秋本真利・外務大臣政務官(47)の地元事務所(千葉市若葉区)が長年にわたり、市に対し、必要な申請を行っておらず、都市計画法及び建築基準法に違反している疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。

【画像】違法建築の疑いがある地元事務所の写真を見る

 秋本氏は2012年に千葉9区から初当選し、現在、当選4回。昨年8月の内閣改造で、外務大臣政務官に就任した。

「秋本氏は千葉県の富里市議時代、法政大の大学院に通っていました。そこに特別講師として現れたのが、“脱原発”が持論の河野太郎氏(現デジタル相)。その河野氏から『お前、国会議員になれよ。俺と一緒に働こう』と誘われ、国政への転身を決めたそうです。以降『河野太郎はアニキ』と公言し、“河野最側近”として永田町では知られてきました」(政治部記者)

 2020年出版の著書『自民党発! 「原発のない国へ」宣言』には、河野氏が「自民党一の『脱原発』男だ」と推薦文を寄せている。2021年の総裁選でも、河野選対の中枢を担っていた。

 その秋本氏が代表を務める「自由民主党千葉県第九選挙区支部」は2013年度以降、千葉市北部に位置するJR都賀駅から約2キロの場所に事務所を構えてきた。約120坪の敷地に佇む2階建ての建物には、秋本氏のポスターなどが貼られている。

 ただ、事務所は、千葉市が定める市街化調整区域内に位置している。

 千葉市都市局建築部に尋ねると、

「市街化調整区域に建築物を作る時には、原則として都市計画法上の許可を得るために、宅地課への申請が必要です。さらに、建築基準法上も、建築指導課に建築確認申請をして、建物を規定に適合させなければならない。これらの手続きをしないと法令違反となり、指導の対象になり得ます」

市の担当者は「おそらくアウトでしょうね……」
 では、秋本氏の地元事務所を巡って、市の担当課には何らかの申請が出ているのか。

「その2階建ての事務所については、宅地課への申請も、建築指導課への建築確認申請も見つかっていません。聞き取りを含め、調査はしなくてはいけない」(同前)

 そして、担当者はこう漏らすのだった。

「それ以上はコメントできませんし、確認作業が必要ですが、都市計画法上も建築基準法上もおそらくアウトでしょうね……」

 にもかかわらず、なぜ秋本氏は市街化調整区域内に地元事務所を構えてきたのか。

 秋本氏は土地の所有者に政党支部から年144万円の賃料を支払っているが、そもそも市街化調整区域は一般的に土地価格が安く抑えられる。実際、調整区域外の隣接エリアで、今の事務所と同程度の賃料では1フロアしか借りられないという。また、駅前に事務所を構えると、駐車場は別途借りる必要も出てくる。

「確かに、秋本氏の地元事務所は2階建てであるうえ、敷地がだだっ広く、選挙区を回る車を何台も停められます。大きな立て看板を掲げるスペースもある。例えば、市街化調整地域外のビルを借りるより、政治活動上、便利かつ安上がりになる可能性があります」(地元関係者)

 事実関係について秋本事務所に尋ねると、書面で概ね次のように回答した。

「本件土地及び建物の貸主に対し、詳細を確認の上、適切に対応する所存です」

 2月1日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および2月2日(木)発売の「週刊文春」では、秋本氏の人物像や、秋本氏が力を注ぐ再生エネルギー事業の実態、秋本氏が国交大臣政務官時代に保有してきた再エネ株を巡る問題についても報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年2月9日号

8483OS5:2023/02/02(木) 11:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc77c7a34a2472cecad07b1d3533a702406c1b5
松野官房長官、酒気帯び運転容疑の政策秘書は「義弟」
2/2(木) 11:31配信


13
コメント13件


毎日新聞
衆院予算委員会で立憲民主党の森山浩行氏の質問に答える松野博一官房長官=国会内で2023年2月2日午前10時22分、竹内幹撮影

 松野博一官房長官は2日の衆院予算委員会で、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで1月27日に検挙された政策秘書の男性が自身の義弟だと明らかにした。立憲民主党の森山浩行氏への答弁。

 松野氏は28日、記者団に対し、男性が検挙されたと公表、謝罪した。この際、義弟であることは明らかにしていなかった。2日の予算委でその理由を問われ、松野氏は「(政策秘書という)職制上の責任論として謝罪をした」と述べた上で「私との個人的な関係が縁戚に当たることを謝罪の前提とすべきだとの考えには至らなかった」と説明した。男性が既に衆院に政策秘書の辞表を提出したことも明らかにした。

 森山氏は「官房長官は危機管理の責任者だ。『隠した』と疑念を抱かれることは控えてもらいたい」と求めた。

 松野氏の義弟は1月27日に飲食店で飲酒後、千葉市緑区で乗用車を運転したとして、千葉県警から交通切符(赤切符)を切られた。【小田中大】

8484OS5:2023/02/02(木) 20:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad3648386497beed4175062baad313065cb64567
「逃げるのはひきょうだ」挑発にも動ぜず…言質取らせない岸田首相
2/2(木) 10:42配信

西日本新聞
岸田首相

 1日の衆院予算委員会では、岸田文雄首相のジェンダー認識や家族観も問われた。立憲民主党の西村智奈美代表代行が、選択的夫婦別姓や同性婚への賛否を質問。首相は「社会全体の雰囲気に思いを巡らせた上で判断することが大事だ」などと正面から答えなかった。かつてリベラルな志向を表に出したこともある首相だが、自民党内の保守派への遠慮もあってか、その後封印。日和見主義的な姿勢を貫いている。


 立民のジェンダー平等推進本部長も務める西村氏。この日は、岸田氏が2021年10月の首相就任以来、選択的夫婦別姓や同性婚に関し「より幅広い国民の理解を得る必要がある」と、13回にわたり国会で答弁している点を問題視した。1996年に法制審議会が選択的夫婦別姓制度の導入を含む民法改正を答申してから27年たっていることから、期限を区切って国会に法案を提出するよう首相に迫った。

 これに対し首相は、「議論は続いていると認識している」との答弁に終始。西村氏が「成立させるつもりがあるのか」とただしたLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案についても、「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べるにとどめた。

 選択的夫婦別姓を巡っては菅義偉前政権下の21年3月、当時無役だった岸田氏が、早期実現を目指す自民の有志議員による議員連盟の呼びかけ人となり、賛意を示したこともあった。だがその半年後、菅氏の後継を決める自民総裁選で岸田氏は態度を明らかにせず、首相に就任してからもその是非に踏み込むことを避けている。

 自民内には最大派閥の安倍派を中心に、伝統的な男女観や家族観を重んじる主張が幅を利かせており、選択的夫婦別姓への慎重論も根強い。党内基盤が強いとは言えない首相はこうした事情に配慮し、世論や党内の風向きを見定めようと、様子見しているとされる。

 首相の煮え切らない答弁にしびれを切らした西村氏は、「逃げ続けるのはひきょうだ」「さまざまな意見があることを理由に逃げるのは、政治家としていかがなものか」と語気を強めて追及したが、首相は「国民にとっても家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ。丁寧さが必要だ」と説明した。最後まで誘いには乗らず、言質も取らせなかった。

 (河合仁志)

8485OS5:2023/02/02(木) 20:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/75105669879d40c28d314cbac356d03d55c4d3a2
首相、同性婚に否定的な考え 「社会が変わってしまう」
2/1(水) 18:17配信
 岸田文雄首相は1日の衆院予算委で、同性婚の法制化に関し「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べ、否定的な考えを改めて示した。同性カップルに結婚の自由を認めようとしない理由について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と強調した。

 首相が指摘する家族観や価値観は、日本社会で圧倒的多数を占める異性愛者の、婚姻に関する固定観念を指すとみられる。結婚の自由を願うLGBTなど性的少数者の求めに応じれば、固定観念を重視する層の反発を招きかねないとの認識が透ける。

 質問した立憲民主党の西村智奈美代表代行は「実現を待っている方々の声を過小評価しないでいただきたい」と批判した。

8486OS5:2023/02/04(土) 11:27:58
お?珍しく仕事が早い
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230204-567-OYT1T50089.html
性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」
2023/02/04 08:20読売新聞

性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」

荒井勝喜首相秘書官(右から3人目) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相は4日、性的少数者(LGBT)や同性婚カップルを巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官(55)について、「今回の発言は、政府の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ。進退を考えざるを得ない」と述べ、更迭する方針を明らかにした。首相公邸で記者団に語った。

 首相は「厳しく対応せざるを得ない発言だ。至急、具体的な対応を考える」とも語った。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団の非公式取材に対し、同性婚カップルについて「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と発言した。同性婚の合法化に関し、「認めたら、日本を捨てる人も出てくる」などと語った。同日深夜に公式に謝罪し、撤回した。

 荒井氏は経済産業省出身。2021年10月の岸田内閣発足時から首相秘書官を務めている。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230204X178.html?_gl=1*1iiz7d8*_ga*MzQ0MzAyOTExLjE2NjY0MDI2MzY.*_ga_XJ5END643J*MTY3NTQ3NzU0Mi4xMTQuMS4xNjc1NDc3NjEzLjU4LjAuMA..
荒井秘書官、LGBTは「嫌」=岸田首相「言語道断」、更迭へ―政権打撃
2023/02/04 09:00時事通信

荒井秘書官、LGBTは「嫌」

経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回した。【時事通信社】

(時事通信)

 経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官(55)は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回したが、岸田文雄首相は4日、荒井氏を更迭する考えを示した。首相秘書官の差別的な発言は政権に打撃を与えそうだ。

 荒井氏はまずオフレコの取材に応じ、「同性婚なんか導入したら、国を捨てる人も出てくる。首相秘書官室全員に聞いても同じことを言っていた」とも発言。同時に「LGBT(の人)も好きでなっているわけじゃない。サポートしたり、救ってあげたりしないといけない」と語った。

 この後、報道各社が問題視すると実名での取材を受け、「誤解を与えるような表現をして大変申し訳ない」と陳謝。「個人の意見」として発言をおおむね撤回したが、「見るのも嫌」に関しては「そういうふうには言っていない」と否定した。

 荒井氏は「慎重にあらゆる発言に気を付ける」と続投する意向を示したが、首相は4日朝、北陸地方出張を前に首相公邸で記者団に「政権の方針とは全く相いれず言語道断だ。進退をも考えざるを得ない。至急具体的な対応を考える」と述べ、更迭する考えを示した。

 首相は1日の衆院予算委員会で同性婚に関し、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」として慎重に対応する考えを示した。荒井氏の問題発言は、この答弁に関する記者の質問に対して飛び出した。

8487OS5:2023/02/04(土) 22:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b33cb3d0868a44877d59ef41eb9d5593e3938693
首相、荒井勝喜首相秘書官を更迭 LGBTQや同性婚巡り差別的発言
2/4(土) 16:40配信


 岸田文雄首相は4日、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭すると表明した。福井県坂井市で記者団の取材に応じた。


 首相は「大変深刻に受け止めている。当然、任命責任を感じている」と述べた。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団に性的少数者について「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別的な発言をした。

 ◇「異能の官僚」将来の次官就任有力視

 性的少数者を巡る差別的発言で首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏は、経済産業省時代に東芝やシャープの経営再建問題で手腕を発揮した異能の官僚として知られる。

 神奈川県出身の55歳。関係者によると、高校卒業後にいったん就職。その後、早稲田大政治経済学部に入学し、1991年に通商産業省(現・経産省)に入省した。

 94年に米ペンシルベニア大ウォートン校に留学。2009年から3年間、日本貿易振興機構(JETRO)の産業調査員としてニューヨークに赴任するなど海外経験も豊富。課長時代は主に情報通信や産業政策を担当し、15年に発覚した不正会計問題で揺れた東芝の経営再建や、16年の台湾企業・鴻海(ホンハイ)精密工業によるシャープ買収に深く関わった。

 シャープ再建を巡っては、官民ファンドの産業革新機構(当時)とホンハイがシャープ争奪戦を繰り広げた際、経産省は機構による再建案を主導した。一方、荒井氏はホンハイの郭台銘会長(当時)が来日するたびに面会を重ね、雇用の維持など政府として守りたい一線を提示。買収を通じたシャープ再生への道筋をつけた。

 その後、大臣官房総務課長、総括審議官と経産省の中枢を歩み、21年7月に53歳で電機業界やデジタル政策を担当する商務情報政策局長に抜てきされた。21年10月の岸田政権発足時に首相秘書官に起用され、首相のスピーチライターを務めた。同期入省組の出世レースでトップを走り、将来の事務次官就任が有力視されていた。【横山三加子】

 ◇首相秘書官発言のポイント

 荒井勝喜首相秘書官が3日夜、オフレコを前提とした記者団の取材で性的少数者に関して述べた主な発言

 ・(同性婚制度の導入について)社会が変わる。社会に与える影響が大きい

 ・マイナスだ。秘書官室もみんな反対する

 ・隣に住んでいるのもちょっと嫌だ

 ・同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる

8488OS5:2023/02/05(日) 01:58:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f7529bd97dfca8d5cc23f489ecde62f00ab75c
後任の伊藤氏 主要政策に精通する平成6年入省のエース
2/4(土) 20:19配信

産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相は更迭した荒井勝喜元首相秘書官(経済産業省出身)の後任に、同省秘書課長の伊藤禎則氏(51)を充てる人事も発表した。伊藤氏はエネルギーや通商政策などに精通する平成6年入省のエースとされ「もう失敗は許されない」(同省幹部)中で、安定した仕事が期待される。

【写真】後任の伊藤禎則氏

伊藤氏はこれまで経産省の主要政策を担うポストを歴任したほか、宮沢洋一経産相時代には大臣秘書官を務めるなど、バランス感覚や調整能力にも定評がある。

■伊藤禎則氏(いとう・さだのり) 東大卒。平成6年通商産業省(現経済産業省)入省。商務情報政策局総務課長などを経て、令和4年2月から大臣官房秘書課長。千葉県出身。

8489OS5:2023/02/05(日) 10:10:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce5a02a370ec1fc6d330ae9c8215de1e713ee50c
官邸中枢、人権意識乏しさ露呈 岸田首相答弁発端、保守派配慮か
2/5(日) 7:10配信


63
コメント63件


時事通信
荒井勝喜秘書官の更迭を発表する岸田文雄首相=4日午後、福井県坂井市(代表撮影)

 岸田文雄首相は4日、性的少数者(LGBTなど)を巡り差別発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭した。

 発言の発端は同性婚の法制化に消極的な姿勢を示した首相答弁。保守派への配慮もあったとみられるが、官邸中枢の人権意識の乏しさを図らずも浮き彫りにした格好だ。

 首相は同日午後、視察先の福井県坂井市で記者団に、荒井氏を交代させたと説明。「性的指向や性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない。任命責任を感じている」と厳しい表情で語った。判断の遅れを批判された昨年の「閣僚ドミノ辞任」とは対照的な対応で、問題の重大性を認識したためとみられる。

 荒井氏は3日夜、オフレコの取材で性的少数者などについて「見るのも、隣に住んでいるのも嫌だ。同性婚を導入したら国を捨てる人も出てくる」などと発言。ほかの首相秘書官も同様の認識を示したと語った。

 端緒は1日の衆院予算委員会の質疑にあった。「LGBT法制がないのはG7(先進7カ国)議長国の日本だけだ」と指摘した立憲民主党の西村智奈美代表代行は、同性婚の法制化を求めた。首相は「極めて慎重に検討すべき課題」とした上で、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だからこそ、社会全体の雰囲気、全体のありようにしっかり思いを巡らせた上で判断することが大事だ」と答弁した。

 3日夜のオフレコ取材は、答弁の真意をただそうとしたものだった。

 党内基盤の弱い首相は一昨年の自民党総裁選の時から最大派閥安倍派に配慮してきた。同派は「保守派」が多いことで知られる。昨年8月の人事で、女性や少数派への差別的な言動が目立った同派の杉田水脈氏を総務政務官に起用。批判の高まりを受け同12月に更迭した。

 先月の施政方針演説では「多様性が尊重される社会」「包摂的な経済社会」を掲げたものの、LGBTや同性婚といった問題への言及は一切なかった。

 ◇野党は一斉反発
 西村氏は4日、取材に「明白な差別発言。任命責任と首相自身の責任、官邸の人権感覚を厳しく問う」と批判。同性愛者であることを公表している立民の石川大我参院議員はツイッターで「我慢の限界だ。最大の抗議の準備をしよう」と呼び掛けた。共産党の小池晃書記局長は取材に「首相の性的少数者に対する考え方が問われる」と問題視した。

8490OS5:2023/02/05(日) 10:35:24
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASR245FLDR24TLZU001.html
危ない橋も渡る「介入派」、霞が関では異色の経歴 更迭の荒井秘書官
2023/02/04 16:45朝日新聞

危ない橋も渡る「介入派」、霞が関では異色の経歴 更迭の荒井秘書官

岸田文雄首相(左)と荒井勝喜首相秘書官=2022年1月6日午後7時27分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏は、東大卒が多い霞が関のキャリア官僚の中では異色の経歴だ。横浜市の公立高校を卒業後いったん大手自動車会社の工場で働くつもりでいたが、その後、早大に進学。1991年に旧通商産業省(経済産業省)に入省した。一時は長髪を茶色に染めていたこともあった。

 経産省には、特定業界や個別企業の育成や支援を重視する「介入派」と、公平な制度を設けてあとは市場にゆだねる「制度派」という二つの政策思想の対立があったが、荒井氏は「欧米はどこも介入政策をやっている。日本がお人よしすぎる」と言い、明確な介入派だった。シャープの経営危機の際には、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収案に対して、官製ファンドの産業革新機構(現INCJ)を通じた再建をめざした。東芝の経営再建をめぐり、「もの言う株主」のアクティビストファンドを排除しようと水面下で動いたこともあった。

8491OS5:2023/02/05(日) 10:36:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230204k0000m010203000c.html
オフレコ取材報道の経緯 性的少数者傷つける発言「重大な問題」
2023/02/04 20:48毎日新聞

オフレコ取材報道の経緯 性的少数者傷つける発言「重大な問題」

記者団の取材対応を終え、首相官邸を出る岸田文雄首相(左)と荒井勝喜首相秘書官(右)=東京都千代田区で2023年2月3日午後6時16分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 荒井勝喜首相秘書官に対する3日夜の首相官邸での取材は、録音や録画をせず、発言内容を実名で報じないオフレコ(オフ・ザ・レコード)を前提に行われ、毎日新聞を含む報道各社の記者約10人が参加した。首相秘書官へのオフレコ取材は平日はほぼ定例化している。

 3日の取材では、岸田首相が1日の衆院予算委員会で同性婚の法制化について「社会が変わっていく問題だ」と答弁したことについて記者から質問があり、荒井氏は首相答弁の意図などを解説した。その中で「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと発言した。現場にいた毎日新聞政治部の記者は、一連の発言を首相官邸キャップを通じて東京本社政治部に報告した。

 本社編集編成局で協議した結果、荒井氏の発言は同性婚制度の賛否にとどまらず、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、岸田政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大な問題だと判断した。ただし、荒井氏を実名で報じることは、オフレコという取材対象と記者の約束を破ることになるため、毎日新聞は荒井氏に実名で報道する旨を事前に伝えたうえで、3日午後11時前に記事をニュースサイトに掲載した。これを受けて、荒井氏は3日深夜、再度、記者団の取材に応じ、発言を謝罪、撤回した。2回目の取材はオンレコで行われた。

 過去に政権幹部らのオフレコ発言が問題になったケースでは、02年に福田康夫官房長官(当時)が、オフレコの記者懇談で「非核三原則」見直しに言及▽09年に漆間巌官房副長官(当時)がオフレコの記者懇談で、西松建設の違法献金事件の捜査に関し「自民党議員には波及しない」と発言▽11年に鉢呂吉雄経済産業相(当時)が、福島第1原発を視察した後、衆院議員宿舎で記者団に「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言▽11年に当時の沖縄防衛局長が飲食店での記者懇談で米軍普天間飛行場の辺野古移設に関して性的な表現を使って発言――などがあった。

8492OS5:2023/02/07(火) 08:02:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/60a418ab43644d4ca1ca37d0b08b397706f9d787
岸田首相、政権への苦言目立つ菅前首相と25分間会談…「アドバイスもいただいた」
2/6(月) 20:41配信

読売新聞オンライン
菅義偉前首相

 岸田首相は6日、衆院議員会館で自民党の菅前首相と約25分間会談した。政府・与党内で浮上している児童手当の所得制限を撤廃する案などについて意見を交わしたとみられる。


 首相は会談後、首相官邸で記者団に「様々な政治課題や動きについて近況報告をした。アドバイスもいただいた」と述べた。

 菅氏は最近、岸田内閣の政治姿勢に関し、防衛力強化に伴う増税議論の進め方や、首相が就任後も岸田派会長を務めていることなどを巡り苦言を呈する場面が目立っていた。

8493OS5:2023/02/07(火) 10:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1f342dd339dfe2a2b8c8ddeabd927cfba12b695
“チーム岸田のエンジン”乏しい人権意識 首相に痛手
2/7(火) 10:12配信

西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄首相が、同性婚やLGBTなど性的少数者を巡って差別発言をした荒井勝喜(まさよし)首相秘書官をすぐさま更迭した。早期に幕引きを図り、政権運営への影響を最低限に抑えたい狙いが浮かぶ。荒井氏は重要政策の立案、調整から、首相の答弁作成まで幅広い職務を担い、「チーム岸田」の中でも特に首相の信頼が厚かった。頼りにしていた側近を失っただけでなく、政権自体の人権意識が厳しく問われるのは必至で、首相は大きな痛手を負った。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 問題の発言は3日夜、荒井氏が官邸で報道陣のオフレコ取材に応じた際に飛び出した。「同性婚を認めたら、日本を捨てる人が出てくる」「僕だってそういう人が隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」…。1日の衆院予算委員会で、首相が同性婚に関し「社会が変わってしまう課題」と述べた答弁を、解説する中で口をついて出た失言だった。

 まもなく、内容を問題視した一部の報道機関が荒井氏の発言を速報。官邸での対応から約2時間後、荒井氏は急きょ公邸に報道陣を集めて釈明し、発言を撤回した。普段は笑みの多い荒井氏も、この時ばかりは表情を引きつらせていた。

 自民党内には安倍派を中心に、伝統的な男女観や家族観を重んじる主張が根強く、とりわけ同性婚やLGBTなど性的少数者を白眼視する向きがある。「LGBTには生産性がない」などと月刊誌に寄稿し、昨年末に更迭された杉田水脈(みお)前総務政務官の記憶も新しい。党内基盤が強いとは言えない首相はこうした党内事情を考慮し、「幅広い国民の理解を得る必要がある」と慎重姿勢を貫いてきた。

 だが、「荒井発言」は週末夜のインターネット上で拡散。「感覚のずれがひど過ぎる」「時代錯誤も甚だしい」との批判が渦巻き、ただでさえ世論の支持を失いつつある政権を、大きく揺さぶる火種となった。

 事態を重く見た首相は、すぐに事態収拾に乗り出す。翌4日早朝、荒井氏を更迭する方針を記者団に説明。夕方には、視察先のカメラの前で、荒井氏の更迭と後任人事を同時に発表した。急転直下の対応に「一考の余地もなかった」と政府関係者。週明けに控える衆院予算委員会など、国会審議への影響を考慮したものの、野党は既に徹底追及の構えを見せている。


  ◇    ◇

 荒井氏は1991年に通商産業省(現経済産業省)に入庁。2015年に発覚した不正会計問題で揺れた東芝の経営再建や16年の台湾企業によるシャープ買収で手腕を発揮し、「経産省のエース」と称されていた。21年10月の岸田政権発足時に首相秘書官に起用された。

 8人いる首相秘書官の中でも、首相のスピーチライターとして重宝され、昨年9月に行われた安倍晋三元首相の「国葬」でも、弔辞の原案を書いている。

 経済政策の立案にも深く関わり、原発の建て替えや新増設を盛り込んだ「グリーントランスフォーメーション(GX)」政策や、高騰する電力料金対策などで古巣との調整役を担った。

 政府高官は荒井氏を「チーム岸田のエンジン」と評し、選挙情勢や岸田政権に関連する報道などの情報収集も任されていた。「レッドラインを越えたら駄目だ。チームで乗り切るしかない」。4日夜、官邸幹部はがっくりと肩を落とした。

 首相は視察先の福井県で報道陣の取材に対し「今の内閣の考え方にはそぐわない、言語道断の発言だ」と厳しい言葉で断じた。ただ、自身の任命責任については「感じているからこそ、今申し上げた対応をした」と多くを語らなかった。

 政権中枢による人権意識を欠いた発言に世論の反発は大きく、支持率が低迷する岸田政権にまた一つ、ダメージが加わった。 (岩谷瞬)

8494OS5:2023/02/11(土) 22:03:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a47f38d5bc421d5bfbcbd585f46b6c37fc5db6b6
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<1>中曽根康弘・元首相の「教え」、心にきざみ
2/9(木) 15:28配信

読売新聞オンライン
 安倍晋三・元首相が生前、政権運営や外交の舞台裏を語った「安倍晋三 回顧録」(中央公論新社)が8日、発売される。回顧録につづられた安倍氏の言葉や当時の関係者の証言から、最長政権の軌跡をたどる。

 「首相は常に最前線で風を受けている。逆風を受けても、前に進んでいくんだ、という強い気持ちが必要です」

 安倍氏が語る、宰相としての心構えだ。通算3188日間の首相在任中、安全保障関連法など難題を成就させてきた。その気概の背景には、1980年代に5年間の長期政権を築いた中曽根康弘・元首相の「教え」があると明かしている。

 2003年に若くして自民党幹事長に抜てきされた安倍氏は、中曽根氏に引退を勧告するつらい役回りを担った。1対1で沈黙が続き、説明に困っていると、「君も貧乏くじを引いたな。幹事長の役目は選挙に勝つことだ。応援するよ」と逆に激励され、涙が出るほどうれしかったという。その3年後に首相に就任した際、中曽根氏から受けた「自分が正しいと確信がある限り、常に間違っていないという信念でいけ」との助言を心に刻んでいた。

 直接的な指導だけではない。第2次内閣以降の人事は「中曽根内閣を参考にした」と打ち明ける。中曽根内閣では安倍氏の父・晋太郎氏が外相、竹下登氏が蔵相を4年近く務めた。安倍氏は「安定した長期政権を築くには柱は代えない方がいい」と学んだ。

 証言もある。官房長官を務めた菅義偉・前首相は第2次内閣発足から間もない頃、安倍氏が中曽根内閣に触れ、「うまくいった政権は閣僚も長かったんだよな」と、あえて自分の耳に届くようにつぶやいたのを聞いた。菅氏は「官房長官を長くやれという事実上の辞令と受け止めた」と懐かしむ。

 歴代最長政権を実現できた最大の要因は何か。安倍氏はこう答えている。

 「第1次内閣で失敗を経験したことでしょう」

 安倍氏は、第1次内閣の1年間を「普通の政治家人生の15年分にあたるんじゃないか」と振り返った。



「同じ過ち繰り返さない」決意の再登板 経済最優先
(写真:読売新聞)

 「私は第1次内閣当時、首相の職を担うには未熟すぎました」

 2006年9月、安倍晋三・元首相は戦後最年少の52歳で首相に就いた。「戦後レジームからの脱却」を掲げ、教育基本法改正や防衛庁の省昇格などを実現したが、閣僚の不祥事が相次いで07年参院選では惨敗。体調の悪化もあり、わずか1年で退陣した。

 安倍氏は、官房長官を務めた経験から、当初は政権運営を楽観していたという。当時の考えを「うぬぼれだった」と自省し、「経済政策が弱かった」「党内に配慮や目配りができなかった」と反省点を分析した。

 第1次内閣で内閣広報官を務めた長谷川栄一氏は07年暮れから、体調が戻りつつあった安倍氏を励まそうと、高尾山(東京都八王子市)登山に誘い出した。長谷川氏は「当時は再登板するとは思っていなかった」と振り返る。

 だが、この登山は再起の契機となった。登山客から激励の声をかけられ、安倍氏は「自信の回復につながり、だんだんともう一度挑戦しようという気分が湧いてきた」と回想した。

8495OS5:2023/02/11(土) 22:03:17
 「やる気になったきっかけは菅さんの言葉です」

 12年9月の自民党総裁選には、安倍氏、石破茂氏、石原伸晃氏、町村信孝氏、林芳正氏の5人が立候補した。安倍氏は、党員票を含む1回目の投票で石破氏を下回ったが、議員票による決選投票で逆転勝利を収めた。安倍氏の出身派閥が割れる形となったが、決選投票で町村氏が安倍氏への一本化に動いたことなどが勝因となった。

 安倍氏はそもそも総裁選出馬に慎重だったが、総裁選の1か月ほど前、菅義偉・前首相に背中を押される形で出馬を決断した。菅氏は安倍氏の私邸を訪ね、「ぜひ出るべきだ」と促し、「決選投票に持ち込めば勝つ」と熱心に説いた。結果は、菅氏の読み通りとなった。

 出馬の経緯は、菅氏が昨年9月の国葬での弔辞で、銀座の焼き鳥屋で安倍氏を説得したと明かしている。菅氏によると、この説得の後、決意が揺らいでいないかの確認で私邸を訪れたという。菅氏は「絶対にもう一回、首相をやらせたいとの思いだった」と振り返る。

 一方、安倍氏は、総裁選の勝利には麻生太郎・元首相の支持が不可欠と考えていた。12年8月下旬の深夜、安倍氏は麻生氏の行きつけのバーに足を運び、「麻生さんの支持が得られなければ出馬しません」と伝えた。

 麻生氏は「野党転落後の3年間、自民党を引っ張ってきた」として、党総裁だった谷垣禎一氏を支持する腹づもりだった。しかし、谷垣氏が出馬を断念したことで、安倍氏の支持に回った。これで安倍氏が総裁選に臨む環境が整った。

 「かつて厳しい体験をした官邸チームで、もう一度、政治を動かしてみよう」

(写真:読売新聞)

 12年12月16日。自民党が圧勝した衆院選投開票日の夜、第1次内閣で首相秘書官だった北村滋氏は、安倍氏から都内のホテルの一室に呼ばれた。最新の内外情勢のレクチャーの依頼だった。北村氏は「すでに首相官邸内の体制を固めていたのだろう」と推し量る。

 首相に返り咲いた安倍氏は、政務の首相秘書官に、第1次内閣で事務の首相秘書官を務めた経済産業省出身の今井尚哉氏を起用。北村氏を内閣情報官(後に国家安全保障局長)、長谷川氏を首相補佐官に充てた。首相官邸の中枢スタッフに3人を迎えたのは、「必ずあの時の失敗、挫折の経験をいかしてくれるだろう」との期待があったためだ。

 安倍氏は、12月26日に首相官邸入りした際、「同じ過ちは繰り返さない」と誓った。再結成された「官邸チーム」が第1次内閣の教訓を踏まえ、最優先課題として最初に掲げたのは、経済再生だった。

 政権の金看板として「アベノミクス」などを打ち出したことで、政権初期の内閣支持率を安定させることができた。安倍氏は「国民的なニーズだった経済政策の実行を根幹に据えた」と説明する。集団的自衛権の憲法解釈変更などの難題に取り組むためにも、政権基盤を固める必要があった。

8496OS5:2023/02/11(土) 22:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/730da5a68f557eb716d26938e7d35806a6a4b222
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<2>安保法制整備、固い決意…支持率低下「承知の上」
2/9(木) 11:43配信

読売新聞オンライン
 「政策の優先順位も考えなければなりません。二兎(にと)を追えば、政権に負荷がかかります」

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相の2度目の政権運営は、経済政策「アベノミクス」により日経平均株価が2012年12月の内閣発足から半年で約5000円値上がりするなど、順調に滑り出した。

 好調な経済を背景に、安倍氏は国内に反対論の強い政策に着手するが、第1次内閣で「あらゆる課題を全面突破しようとした」という反省から安全保障政策は先送りした。13年7月の参院選までに優先したのは、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加だった。

 安倍氏は、自民党副総裁だった高村正彦氏がまとめた「聖域なき関税撤廃を前提にする限り交渉参加に反対」との方針を踏まえ、一定の農産品などの関税撤廃の是非を先送りすれば、交渉参加は可能とみていた。

 自民党の支持団体の農協などには反発が根強く、官房長官の菅義偉・前首相ら政府・自民党内では、参加表明を参院選後とする意見が大勢だった。だが、安倍氏は「早く表明した方が交渉国の中で有利な立場に立てる」と判断。3月に交渉参加を表明し、参院選にも勝利した。菅氏は「大局的観点に立った安倍さんが正しかった」と話す。

 その後のTPP交渉を任された甘利明・元TPP相は「交渉は何回も壁にぶつかったが、安倍さんの後ろ盾で強気の姿勢を貫けた」と回想する。各国との協議は15年10月に大筋合意に達したが、トランプ前米大統領が離脱を表明。米国を除く11か国の協定として18年12月に発効した。

(写真:読売新聞)

 「国滅びて法制局残る、では困るんですよ」

 安倍氏は第2次内閣発足にあたり、沖縄県米軍普天間飛行場移設を巡る民主党政権の迷走などで冷え込んだ日米関係の立て直しが不可欠と考えていた。

 参院選を乗り切った安倍氏は、13年12月に国家安全保障会議(NSC)を創設し、特定秘密保護法を制定するなど、安保体制の強化策を矢継ぎ早に実現した。さらに、集団的自衛権の行使容認に向け、同年8月に内閣法制局長官を外務省出身の小松一郎氏に交代させる異例の人事で、憲法解釈の変更に布石を打った。

 「憲法上認められない」とする従来の主張に固執する法制局に、安倍氏は「北朝鮮に核(の使用)を躊躇(ちゅうちょ)させるのが政治の責任だが、そんなことは憲法解釈とは関係ありません、という姿勢だった」と憤った。

 法制局長官の交代について、安倍氏は、解釈変更に慎重だった公明党に「確固たる決意を示す」狙いもあったと明かす。公明党の山口那津男代表は「法制局に真っ向から挑んだ安倍さんの意地がはっきり表れていた」と振り返る。

 一方、安倍氏は、集団的自衛権行使の範囲では「憲法改正しない限りフルスペックで認めるのは無理」として、公明党も受け入れ可能な限定行使を採用した。自公両党は武力行使の歯止めとなる「新3要件」で合意し、政府は14年7月、憲法解釈を変更する新たな政府見解を閣議決定した。

 「内閣支持率の低下は承知の上ですね。正しいと信じていたし、選挙でも約束していますから、動じる必要はないのです」

 閣議決定を受け、政府は15年5月、安全保障関連法案を提出した。同法は野党の抵抗で、通常国会では過去最長となる95日間延長の末、9月19日に成立。内閣支持率は読売新聞の世論調査で41%と、第2次内閣発足以降で最も落ち込んだ。

 安倍氏は冷静だった。世論の動向には「日本人は現状変更が嫌いなので、法律ができる時に反対しても、成立後は現状を受け入れる」と分析していた。

 一連の法整備で安倍氏が頼ったのが高村氏だ。弁護士の高村氏が、1959年の「砂川事件」の最高裁判決の一般法理を現実の安保環境にあてはめた理論は、安倍氏が集団的自衛権行使や安保関連法の合憲性を説明する土台となった。

8497OS5:2023/02/11(土) 22:04:00
 安倍氏は高村氏を「私が同じ話をしても袋だたきになるが、高村さんは淡々と受け入れてもらえる。高村さんの魅力は、ニュートラルな立場に見えるところだ」と評する。高村氏は、首相を退任した安倍氏と食事をした際、「国会答弁では、いつも高村さんのメモをポケットに入れていた」と改めて感謝されたという。

 北朝鮮の核・ミサイル問題は深刻化し、ロシアのウクライナ侵略や中国の軍事圧力などで日本の安保環境は厳しさを増す。高村氏は「安保法制がなければ日米同盟は揺らぎ、大変なことになっていた」と語る。

 安倍氏が国論を二分する課題を実行できたのは、選挙に勝ち続けたためでもある。「勘によるところが大きい」という衆院解散の判断についても、安倍氏は率直に明かしている。

8498OS5:2023/02/11(土) 22:04:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf47a8c021de736153483b22fd31d11bced00638
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<3>「伝家の宝刀」2度抜いて難局突破、政治力を回復
2/10(金) 10:50配信

読売新聞オンライン
 「増税論者を黙らせるためには、解散に打って出るしかない」

(写真:読売新聞)

 衆院解散は、首相の「伝家の宝刀」だ。安倍晋三・元首相は在任中2度、その刀を抜いた。2014年11月、消費税率の8%から10%への引き上げ時期を、15年10月から17年4月に1年半先送りする方針とセットで最初の解散を表明した。

 消費税率の段階的な引き上げは、12年6月の民主、自民、公明による3党合意に基づくものだ。安倍氏は意思決定に関与していなかったが、13年10月に14年4月からの8%への引き上げを予定通り決定した。財務省から「いったん景気が下がってもすぐ回復する」と説明されたが、なかなか回復せず、財務省への不信感を募らせた。

 増税延期を掲げた「奇襲」解散は、財務省を意識したものだ。「自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来る」と警戒し、自民党内の批判を回避するために、政務秘書官の今井尚哉氏と水面下で準備を進めた。

 安倍氏が懸念したのは、幹事長の谷垣禎一氏の反応だった。野党・自民党総裁として3党合意をまとめた当事者だったためだ。

 谷垣氏は証言する。

 安倍氏から「今の経済情勢を見ると、消費税率を上げる時期ではない」として、解散の意向を伝えられた。財務相経験者で、財政健全化を重視する立場だったが、「最初に決めた段取りでできるほど簡単な話ではない」と考えて受け入れた。

 安倍氏は「谷垣さんに助けられた」と、この時を振り返る。

 「そもそも自民党の総裁任期はおかしいでしょう。2期6年は短すぎます」

 安倍氏は自民党総裁に復帰した直後の12年秋から、総裁任期延長が念頭にあった。長期政権でなければ、憲法改正や外交・安全保障の安定などを実現できないと考えていたためだ。その道筋は見えていなかったが、きっかけを作ったのは、自転車事故でけがを負った谷垣氏の後任の幹事長に起用した二階俊博氏だった。16年8月の就任時の記者会見で任期延長に言及し、流れを作った。二階氏は「党内を見渡して、それが一番良いと思った」と話す。

 安倍氏は二階氏との間柄について、日中関係になぞらえて「戦略的互恵関係」と評する。政治的リアリズムにこだわる、安倍氏ならではの言い回しだ。任期延長について「打ち合わせなんかしていない。お願いすると借りができる」と述懐した。

(写真:読売新聞)

 その後も反対論はくすぶったが、17年3月の自民党大会で総裁任期を「連続3期9年まで」に延長する党則改正を実現した。安倍氏は「二階さんの政治力がなければ、3期目は実現しなかった」と語った。

 21年9月末まで首相を務めることが可能になった安倍氏は、18年9月の総裁選をにらみながら、2度目の衆院解散を模索した。

 「不意を突いて、解散というカードを切ったつもりだったのだけれど、向こうから『ジョーカー・小池』が出てきてしまった」

 安倍氏は17年9月、消費税の増収分の使途変更などを掲げ、衆院解散を表明した。秋の臨時国会で、野党は「森友・加計学園」問題の追及を強める構えを見せていた。同年7月の東京都議選で圧勝した小池百合子・東京都知事が率いる「都民ファーストの会」を警戒し、国政進出の機先を制する狙いもあった。

 だが、解散表明と同じ日に、小池氏が「希望の党」の結党を発表。自民党内に動揺が広がり、安倍氏に解散中止を直談判する動きもあった。安倍氏は「小池さんにやられた、と思った」と当時の心境を明かした。

 安倍氏は小池氏を「トランプのジョーカー」に例える。「ジョーカーなしでも多くのゲームは成り立つが、ある種のゲームではグンと強い力を持つ」と分析する。

 だが、その後、希望の党は失速した。小池氏が解散翌日、民進党からの合流を巡り、安全保障政策や憲法観などで「排除する」と発言したことが影響したためだ。安倍氏は「自民党がハト派の首相だったら、保守層が流れたかもしれないが、岩盤支持層は崩れなかった。小池さんは目算を誤った」と指摘する。

 17年の衆院選で自民党は追加公認を含めて284議席を獲得した。2度目の解散で政治力を回復したことで、内政・外交両面の重要課題への取り組みを加速させることになる。

8499OS5:2023/02/12(日) 21:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/53a03a8c78c7954783c20570209e07bf8e4d4c7c
岸田首相に衝撃 菅前首相が“ポスト岸田候補”に河野太郎氏、萩生田光一氏を挙げた意味
2/12(日) 7:15配信

NEWSポストセブン
将来の首相候補として名前を挙げられた河野太郎・消費者相(右)と萩生田光一・自民党政調会長(時事通信フォト)

 側近の不祥事や増税方針に対する党内からの反発など、“身内”からの思わぬ攻撃によって窮地に立たされている岸田政権。そこに追い打ちをかけるのは、そんな政権を内側から瓦解させようとするさらに強い力だった──。

【表】何が違う? 岸田首相と菅前首相の危機対応や官僚への対応を比較

 岸田文雄・首相は不祥事や失政が露見すると、場当たり的な対応で失敗を取り繕おうとして混乱に拍車をかける悪いクセがある。

 安倍晋三・元首相の銃撃事件で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題に批判が強まると、形ばかりの「被害者救済法」を成立させただけだ。今回の同性婚をめぐる首相秘書官発言でも、慌ててLGBT理解増進法案を国会提出するように自民党に指示した。

 予算の大盤振る舞いも大好きだ。防衛費を倍増、子育て予算の倍増、ODA(政府開発援助)も倍増を言い出し、財源に困ると「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」と増税を押しつける。喜ぶのは、防衛、厚労、外務など予算が増える役所の官僚たちと、増税できる財務官僚だ。

 こんな岸田首相のやり方に「自民党の権力構造が壊れる」と危機感を募らせているのが菅義偉・前首相だ。岸田政権のやっていることは、政策は官僚にまかせ、自民党の派閥政治を復活させ、財界に迎合する。安倍──菅政権が築いた「政治主導」を否定し、官僚主導という旧来の自民党政治に逆戻りさせるものだ。

 菅氏は年初から積極的な岸田批判を繰り出した。「総裁は在任中は派閥を離脱する」という自民党の慣例を破って岸田首相が岸田派会長にとどまっていることを「派閥政治」と批判し、防衛増税は「議論がなさ過ぎた」、少子化対策の財源に消費税増税論が浮上すると、「消費税の議論はあり得ない」と牽制した。しかし、岸田首相は増税も改めなければ、派閥会長も辞めようとはしない。

8500OS5:2023/02/12(日) 21:37:35

 そこでさる2月3日、痛烈な一撃を浴びせた。インターネットの番組で、将来の首相候補として河野太郎・消費者相と萩生田光一・自民党政調会長の名前を挙げたのだ。

 河野氏は前回総裁選で2位につけ、萩生田氏は自民党最大派閥・安倍派の有力な後継者候補の1人で、「会長席をいつまでも空席にしておくわけにはいかない」と安倍氏の一周忌(今年7月)までに会長を決めるべきだと発言し、自身の会長就任にも意欲を見せた。2人とも大臣、自民党三役として岸田政権を支える立場の人物だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は、菅氏がこのタイミングでポスト岸田の具体的な名前を出したことは大きな意味があるという。

「岸田政権は昨年末から閣僚辞任が相次ぎ、総理秘書官まで更迭され、目を覆いたくなるほどの体たらくです。支持率もジリ貧。自民党内でも岸田首相への不満が高まっている。それでも政権を維持できているのは、これという後継総理候補がいないからです。党内の不満派も、代わりの総理がいないから岸田降ろしが起きない。そこに菅さんは、“後継総理ならここにいるぞ”と名前を挙げ、新たな内閣をつくることができると国民と自民党に示したわけです」

 この発言に最も衝撃を受けたのは、岸田首相その人だった。

 岸田首相はどんなに支持率が下がっても、“どうせオレの代わりの総理はいない”と高をくくって菅氏の批判を黙殺してきたが、後継者発言を聞くと、慌てて菅氏を議員会館の事務所に訪ね、その足で自民党本部に向かって後見人の麻生太郎・副総裁に報告したのだ。

「前回の総裁選の候補の中で岸田氏のライバルとして生き残っているのは河野氏だけ。しかも、河野氏は国民の人気が高く、麻生派ながら岸田首相が頼みにする麻生副総裁とは折り合いが悪い。岸田首相にとっては扱いにくい人物です。

 もう一人の萩生田氏は旧統一教会問題を抱えているとはいえ、若手時代から安倍派の中で故・安倍氏に一番近かった。安倍派の後継者候補は他にもいるが、政治の混乱期には萩生田氏のように政局に強い人物が相応しい。安倍派会長の最有力候補と言っていい。菅さんが2人を後見するとなれば、それなりの数の自民党議員が河野氏なり萩生田氏なりを支持し始める可能性もある。菅氏の一撃が、最終的に、政権を倒す動きにつながっていく可能性は十分に考えられます」(有馬氏)

 党内では、河野氏がポスト菅の総裁選をにらんで麻生派から独立するのは時間の問題と見られており、そうなれば岸田政権を支える麻生派分裂につながる。岸田首相の政権基盤には打撃になる。

 萩生田氏が菅氏の支援で最大派閥・安倍派を継いで反岸田を鮮明にすれば、自民党では反岸田勢力が圧倒的な勢力になる。

 菅氏は、河野氏と萩生田氏という強力な“2人の刺客”を岸田首相に向けて放ったのだ。

※週刊ポスト2023年2月24日号

8501OS5:2023/02/13(月) 22:00:33
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2023021301001133.html
ひき逃げ容疑で自民衆議員スタッフ書類送検
2023/02/13 19:58共同通信

 自民党の阿部俊子衆院議員の事務所スタッフが昨年12月、岡山県で街宣車を運転中、女性をひき逃げしたとして、岡山県警が道交法違反などの疑いで書類送検したことが13日、捜査関係者への取材で分かった。

8502OS5:2023/02/14(火) 21:11:32
https://mainichi.jp/articles/20230214/k00/00m/010/225000c
ポスト安倍継承、萩生田氏が決意? 「リーダーを」ざわつく派内
東久保逸夫

毎日新聞 2023/2/14 19:48(最終更新 2/14 19:48)
 自民党最大派閥の安倍派(96人)の萩生田光一政調会長が、安倍晋三元首相の一周忌にあたる7月をめどに新会長を選出すべきだとの考えを示し、派内がざわついている。萩生田氏が「ポスト安倍」に名乗りを上げる腹を固めたのでは、との見方が出ており、集団指導体制を敷いてきた同派の均衡が崩れる可能性がある。

 「一周忌をめどに、しかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい」。萩生田氏は1月31日のインターネット番組でこう述べた。安倍氏の急死後の派を預かってきた塩谷立会長代理が新会長選出の「動きは今のところない」と発言し、集団指導体制を当面継続する考えを公言してからわずか5日後のことだった。

 萩生田氏はネット番組で「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」とも語った。明言こそしなかったが、自身の会長就任の可能性を排除しないとの意思表示と受け止められた。

 萩生田氏の周辺は「そんな意図はない」と打ち消すが、同氏に近い議員は…

8503OS5:2023/02/16(木) 19:27:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7da892869d85a02f99ad0a667b485f3b57a8e4a
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<5>コロナ逆風、菅氏にバトン…対策批判され自身も不調に
2/16(木) 11:11配信

読売新聞オンライン
 「官邸の力が、知事や厚生労働省の技官、さらに医師会には及ばなかった」

(写真:読売新聞)

 世界中を襲った新型コロナウイルスに、安倍政権は翻弄(ほんろう)された。「官邸一強」と呼ばれた強力な首相官邸主導は、十分に機能しなかった。

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相は当初、国内の流行は抑え込めると踏んでいた。だが、2020年1月15日に国内初の感染者が確認されて以降、感染は急拡大。病床は逼迫(ひっぱく)し、十分なPCR検査数も確保できない「目詰まり」に苦しめられた。

 コロナ対策の担当相だった西村康稔・経済産業相はこの頃、安倍氏が「いつまで『目詰まりを解消する』と言い続けなければいけないのか」と不満げに語る姿を何度も見かけた。安倍氏は「権限や仕組みがなく、自治体や保健所、医療機関を国が動かせない。壁は厚かった」と悔しさをにじませた。

 感染収束の兆しが見えない中、政府は全国一斉の休校要請や布マスクの配布など様々な対策を講じた。安倍氏は「走りながら考えた」と説明するが、調整不足なども相まって、世論の批判を浴びる結果となった。中国の習近平(シージンピン)国家主席の国賓来日や東京五輪・パラリンピックも延期となり、4月7日には、緊急事態宣言の発令に踏み切った。

 「一律10万円は、もはや理屈ではない。気持ちの問題です。経済合理性は考えず、国民に寄り添う政策を実行すべきではないかと思いました」

 政府は宣言発令に合わせ、減収世帯などへの30万円給付を盛り込んだ20年度補正予算案を閣議決定した。しかし、給付対象世帯の線引きなどを巡って与党に不満が残り、公明党の山口那津男代表が「政治的に大変なことになる」と、全国民に一律10万円を給付するよう安倍氏に直談判した。その結果、閣議決定から9日後に、補正予算案を組み替える異例の方針転換を決断。20日に閣議決定をやり直した。安倍氏は「責任を問われかねない極めて危険な行為だった」としながらも、「自粛ばかり求められて国民に憤懣(ふんまん)が鬱積(うっせき)する中、不安を払拭(ふっしょく)する責任が政治にはあると考え直した」と説明する。

 その後も迷走は続いた。5月には検察庁法改正案の通常国会での成立を断念。6月には地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の配備中止に追い込まれたほか、河井克行・元法相夫妻が公職選挙法違反容疑で逮捕される不祥事も起きた。

 悪循環は、安倍氏の体調にも影響することになる。

 「これはダメかもしれないと弱気になった瞬間には、もう交代すべきなのです」

 安倍氏は6月に慶応大病院で受けた検査で潰瘍性大腸炎の再発の兆候が確認され、7月には体調が悪化した。「精神面も含め、いろんな疲れがたまってしまった」と振り返る。

 甘利明・自民党前幹事長は証言する。8月12日に首相官邸を訪れた際、安倍氏の異変に気づき、「休んでください」と進言して退席した。首相秘書官の今井尚哉氏に「こんな状態で執務させちゃダメだ」と申し入れたが、今井氏も「聞き入れてもらえない」と困惑していたという。甘利氏は「生気が感じられず、第1次内閣の退陣がフラッシュバックした」と語る。

 実際、安倍氏は6日の広島の平和記念式典の頃から辞任を考えていた。式典に出席するのもきつく、このままではコロナ対策の陣頭指揮を執ることはできないと判断したためだ。第1次内閣で国会開会直後に辞任して混乱を招いた反省も踏まえ、官房長官の菅義偉・前首相や、今井氏ら側近だけに辞意を伝え、水面下で退陣の準備を進めていた。

8504OS5:2023/02/16(木) 19:27:15
 安倍氏は「なるべくスムーズにバトンを渡したいとの思いがあった」と話す。8月28日の辞任記者会見に合わせて冬に向けたコロナ対策を発表したほか、退陣前に敵基地攻撃能力の保有を含む「ミサイル阻止」に関する「内閣総理大臣の談話」を公表することができた。

 安倍氏の後継を決める9月の自民党総裁選には、菅氏、政調会長だった岸田文雄首相、石破茂・元幹事長の3人が出馬し、菅氏が勝利した。安倍氏は「ポスト安倍」候補の一人に岸田氏の名前を挙げたこともあったが、「私のことを縁の下で支えてくれた。菅さんの恩は大きかった」として、菅氏を支持した。妻の昭恵さんから「あなたは官房長官時代、(首相だった)小泉さんをそこまで支えたのか」と言われたと明かした。一方で、岸田氏に対しては「本当に申し訳ないことをしました」と語っている。

8505OS5:2023/02/16(木) 19:27:47
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230213-OYT1T50213/?ref=yahoo
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<4>「シンゾーが言えば大統領も聞く」…トランプ氏と蜜月築く
2023/02/15 11:36
この記事をスクラップする
  「大上段に構えて文句を言い、日米関係が厳しくなっても、何の利益にもならないでしょう」

 安倍晋三・元首相は第2次内閣発足以降、「地球儀を 俯瞰ふかん する外交」を掲げて80か国・地域を訪問し、国際社会での日本の存在感を高めた。安倍氏は「外交の基本はリアリズムだ」と強調する。

 特に耳目を集めたのは、トランプ前米大統領との蜜月関係だ。トランプ氏は2016年の大統領選中、日本企業の批判や日米同盟を軽視するような発言を繰り返していた。安倍氏は「没交渉はまずい」と、大統領選後の11月17日、ニューヨークに赴き、世界の首脳で初めてトランプ氏と会談した。


 「米国第一」を掲げるトランプ氏の言動には批判が多かった。だが、安倍氏は「日本が彼の標的になれば国全体が厳しい状況に陥ってしまう。国と国の関係を考え、割り切って付き合う」と意に介さず、ゴルフなどを共にすることで親密な関係を築いた。

 懐に飛び込むことで信頼を得た安倍氏は、トランプ氏から米国の外交や内政の相談を受けた。杉山晋輔・元外務次官(前駐米大使)は「『シンゾーが言えば大統領も話を聞くから』と、米当局からトランプ氏への説得を頼まれることもあった」と証言する。

 安倍氏が腐心したのは、トランプ氏に安全保障政策の重要性を理解させることだった。トランプ氏は好戦的な対外イメージとは裏腹に軍事行動に消極的な考えの持ち主で、このことに北朝鮮が気づくと圧力が利かなくなるため、大統領周辺とともに「本性を隠しておこうと必死だった」と明かす。安倍氏は「つくづく異例ずくめの大統領だった」と振り返った。


  「中国との外交は、将棋と同じです。相手に金の駒を取られそうになったら、飛車や角を奪う一手を打たないといけない」

 「安倍外交」は、視野の広い国際戦略を打ち出したことも特徴の一つだ。安倍氏が16年に提唱した「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は、海洋進出を強める中国への対抗を念頭に置いた構想として、米欧やインドなど各国で定着している。

 この構想は、第1次内閣の07年8月、インドで日印の結束を訴えた「二つの海の交わり」という演説が原点だ。スピーチライターを務めた谷口智彦・元内閣官房参与は「中国の巨大な大陸に対し、海のつながりが対抗軸になる」と解説する。

 安倍氏は各国の首脳と会談した際、中国の話題を必ず出して、軍備増強や強引な海洋進出を警戒すべきだと説いた。中国側に伝わることも見越した発言だったという。その真意を「中国は、勝負を仕掛けるとこちらの力を一定程度認める。厄介な安倍政権は長く続くぞ、と思わせる神経戦を繰り広げてきた」と説明する。

8506OS5:2023/02/16(木) 19:28:09
 一方で、安倍氏は17年6月、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力を表明し、経済面では連携にカジを切った。「安全保障上の課題をマネージしながら、中国の市場的価値をチャンスに変えるのが政治の技術」との考えがあったからだ。杉山氏は対中外交について、「対抗するだけでなく、対話の道も模索し、重層的だった」と指摘する。

  「硬直的な考え方にとらわれていたら、結局、国は衰退しちゃいます」

 課題を前進させるためには、路線変更もいとわなかった。北方領土問題もその一つだ。


 安倍氏は16年5月にプーチン露大統領との会談で、8項目の経済協力プランを柱に「新しいアプローチ」で解決することで合意した。さらに18年11月の首脳会談では、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させていくことを確認した。「4島一括返還」方針の事実上の転換は、2か月前にプーチン氏が「年末までに前提条件なしに平和条約を結ぼう」と提案してきたことを受けた対応だった。

 2018年12月の日露首脳会談では、19年6月に大阪で開催される主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせた会談での決着を目指す方針で一致していたと明かし、「日露が最も近づき、本当に2島返還のチャンスだった」と強調した。


 しかし、実際の実務協議では、露側が北方領土への米軍駐留などに懸念を示し、交渉は行き詰まった。安倍氏はプーチン氏と通算27回の会談を重ね、信頼関係の構築に努めたが、「ロシアの米国不信は拭えなかったのかもしれない」と分析する。安倍氏が首相退任後も交渉は停滞したが、昨年2月にロシアがウクライナを侵略したことで完全に暗礁に乗り上げた形となった。

 安倍氏の思い通りに進まなかったのは、北方領土問題だけではなかった。20年には、新型コロナウイルス対応に苦しみ、政権の体力を奪われることになる。

8507OS5:2023/02/17(金) 16:37:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a5d1df53d31afac459d6a05b0b883d879415721
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<6>硬軟自在のリアリスト ハト派的政策にも力
2/17(金) 11:31配信
 「岸、池田内閣がやったことを、1内閣でやっちゃおう」

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相が長期政権を担うことができたのは、硬軟織り交ぜて戦略的に政策を実現してきたことが大きい。タカ派のイメージが強かったが、ハト派的な政策にも力を入れた。その参考にしたのは、日米安全保障条約を改定した岸信介内閣と、所得倍増計画を掲げた池田勇人内閣だ。

 安倍氏は安保関連法成立後の2015年9月、「1億総活躍社会」を目指す方針を表明し、17年の衆院選では「全世代型社会保障」を掲げた。「安保関連法で支持率が低下することは分かっていたから、局面の転換を図ろうとした」と狙いを明かす。

 自民党幹事長だった谷垣禎一氏は当時を振り返る。安保関連法の成立直後、「次はみんなが協調できる政策を打ち出してください」と提案すると、安倍氏は「そういうことを考えています」と応じた。谷垣氏は「厳しい言葉で対立をあおっても、終わった後には亀裂を修復しようという発想があった」と語る。

 「一度は通らなければならない道だった。総理在任中の二度目の参拝はできない、と思っていました」

 第1次内閣で靖国神社を参拝できなかったのは、安倍氏にとって「痛恨の極み」だった。首相に返り咲いた安倍氏は、政治的に最も影響のない時期を模索した結果、終戦記念日などを外して、13年12月26日に参拝することを決めた。

 首相秘書官の今井尚哉氏には「参拝するならば、秘書官を辞める」とまで言われたが、「外交的に摩擦を起こしても行くべきだ」と判断した。実際、中国や韓国だけではなく、米政府からも「失望している」との批判を受けた。安倍氏は「やるべきことは果たせた」と強調する一方、その後、在任中の参拝を控え、これ以上の摩擦を引き起こすことはなかった。官房長官を務めた菅義偉・前首相は「参拝前に見送った時には緊張していたが、首相官邸に帰ってきた時は本当に肩の荷が下りた感じだった」と証言する。

 安倍氏は保守派の「岩盤支持層」に支えられたが、情勢を見極めて柔軟に対応できるリアリストでもあった。その一例は、15年8月に政府が閣議決定した戦後70年の安倍首相談話だ。

 安倍氏が考えたのは、戦後50年の村山首相談話の「誤り」を正したうえで、国民のコンセンサスや国際的な了解を得られる首相談話を作ることだった。

 安倍氏は村山談話について、「善悪の基準に立って日本が犯罪を犯したという前提で謝罪している」としたうえで、「当時の世界はどうだったのか、という視点がすっぽり抜けている」と指摘。こうした点を踏まえ、70年談話は、日本は国際社会の潮流を見誤ったという政策的な現状認識の誤りに基づいた内容になった。書きぶりを工夫して、「私がおわびします」といった表現を避ける一方、「侵略」、「おわび」、「植民地支配」、「痛切な反省」といった村山談話のキーワードを盛り込んだ。

 このため、安倍氏は保守派から批判を浴びた。「常に100点満点を求めてくるが、政治の現場では無理だ」と打ち明ける。一方でリベラル層からは評価されたといい、「期待値を上げすぎないということは、政権運営の要諦だ」と語った。

8508OS5:2023/02/17(金) 16:38:08
 「そもそも政治家として目指したものは、憲法改正であり、拉致問題の解決でした」

 17年5月3日付の読売新聞のインタビューで、憲法9条に自衛隊の根拠規定を追加することなどを柱に20年の施行を目指す考えを表明した。衆参両院で憲法改正に前向きな勢力が、国会発議に必要となる「3分の2」を超えていたが、安倍氏は「実質的にはあまり意味がない」と、厳しく見積もっていた。

 その理由について、「公明党を説得できない限り、前に進まない。『加憲』を掲げているが、改憲勢力に計算するのは無理がある」と説明。特に公明党の山口那津男代表には「憲法本体はダメという雰囲気」を感じていたという。この状況を打開するためには、世論の喚起が必要だと考え、19年の参院選では、憲法審査会の議論に応じない野党への批判を強めた。安倍氏は「本当に力を入れた」と振り返るが、「3分の2」を割り込む結果となり、改憲の機運は高まらなかった。

 拉致問題に関しても、安倍氏は「在任中に結果を出せなかった」と悔やんだ。トランプ前米大統領や中国の習近平(シージンピン)国家主席らに働きかけて、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する際、拉致問題を提起してもらったが、目に見える進展はなかった。前国家安全保障局長の北村滋氏は「ありとあらゆることをやったが結果を出せず、じくじたる思いを抱いていた」と語る。

 昨年7月8日、安倍氏は参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた。首相退陣後、体調も回復し、自民党最大派閥・安倍派会長として再始動していたところの惨事だった。歴代最長政権で安倍氏がやり残した憲法改正や拉致問題は、現政権が引き継ぎ、取り組んでいかなければならない宿題でもある。

8509OS5:2023/02/19(日) 20:50:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f926736bbd9b5de6d953df6a809cdcc4819b0d37
「ポスト岸田」萩生田氏が存在感 政府と党の調整役、首相との距離感に腐心
2/19(日) 10:53配信
北海道新聞
萩生田政調会長の首相に対する発言

 自民党の萩生田光一政調会長が、岸田文雄首相との距離感に腐心している。防衛費増額に伴う首相の増税方針に否定的な党内保守派の意向を代弁し、税以外の財源確保を模索。一方、「ポスト岸田」に色気を見せ、最近は首相への配慮をにじませる発言も多い。首相と距離を置く菅義偉前首相との関係も良好で、政府と党の調整役を果たし、存在感を高めようとしている。

【動画】「警備犬」イベント会場や空港で活躍 道警「小隊」に密着

 「国民に負担をお願いする前に、できる限りの方策を尽くさなければならない」。萩生田氏は17日、防衛費の財源を検討するため自らが主導して立ち上げた党の特命委員会で、首相の増税方針をけん制した。

 防衛費増額を巡り、党内保守派をけん引した故安倍晋三元首相が生前に国債発行による財源確保を主張したこともあり、萩生田氏らは首相の増税方針に反発。萩生田氏は昨年末の民放番組で「(増税の)明確な方向性が出た時は国民に判断いただく必要がある」と述べ、首相の解散権にまで踏み込んだ。
 所属する党内最大派閥、安倍派は会長不在が続く。萩生田氏は1月末のネット番組で「(安倍氏の)一周忌をめどにリーダーを立てるべきだ」「私で役に立つことがあると言ってくれるなら、どういう立場でも頑張る」と発言し、会長就任に含みを残した。

 そうした中、萩生田氏は同30日の衆院予算委員会で「将来世代に負担を先送りしないという首相の強い責任感を共有する」と首相を持ち上げた。自民の閣僚経験者は「首相が言えば保守派は反発するが、萩生田氏が言えば反対できない」と解説。首相にも配慮を示しつつ、保守派のまとめ役を務め、「ポスト岸田」の座を狙う姿勢がうかがえる。

8510OS5:2023/02/20(月) 07:48:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c76851925d3f57b2c53f6d039f90d4bc5e62af25野中広務を「猛毒」で潰せ!小泉純一郎が「農協のフィクサー」を衆議院議員に仕立てあげた過程が凄まじすぎた《日本人が知らない戦後史の闇》
2/20(月) 7:12配信


12
コメント12件


現代ビジネス
GettyImages

 「農協の独裁者」と呼ばれる男がいる。その名は中川泰宏。

 中川が1995年から会長を務める「JAバンク京都信連」(京都府信用農業協同組合連合会)の貯金残高は、1兆2567億円に達する。副会長を務めるJA共済連(全国共済農業協同組合連合会)の保有契約高は、なんと227兆円だ。JA共済連で保険商品を売り歩く農協の職員数は、18万6000人にのぼる。

【写真】岸田文雄と写真におさまり、山口組五代目とも盟友だった「同和のドン」

 京都の農協で27年以上にわたってトップに君臨しながら、中川泰宏は農協の労働組合潰しや悪質な地上げに手を染めてきた。2005年には「小泉チルドレン」として政界に進出し、野中広務と骨肉の争いを繰り広げる。

 「週刊ダイヤモンド」記者として取材してきた千本木啓文氏が「農協の独裁者」中川泰宏の実像に迫る。新刊『農協のフィクサー』から集中連載で読みどころを抜粋、ご紹介しよう。(以下、文中敬称略)。

郵政民営化選挙の「刺客」に指名される
 「農協のフィクサー」中川泰宏は、どうにかして国会議員として中央政界に進出したかった。だが中川が京都農協のドンであることが、政界進出を阻む。チャンスが訪れるたび、同じ京都を地盤とする野中広務から激しい妨害を受けたのだ。

 ところが小泉純一郎の登場によって潮目が変わる。「郵政民営化」一点張りで勝負をかけた2005年9月の衆議院総選挙で、「小泉チルドレン」「自民党守旧派への刺客」に指名されたのだ。

 〈〇三年、野中は政界を引退した。野中自身は国会議事堂に雷が落ちたのを天啓のように感じたことが引退のきっかけであると語っているが、実際は政敵である小泉純一郎との戦いで刀折れ矢尽きたからに他ならなかった。

 野中は同年九月、小泉の首相続投を阻止しようと政治生命を懸けて自民党総裁選に臨んだ。しかし、仲間であるはずの平成研究会の有力者(当時の参議院幹事長の青木幹雄や同派閥会長代理だった村岡兼造)が次々と小泉陣営に取り込まれていくのを見て、自らの政治力が衰えていることを認めざるを得なかった。

 「早過ぎる」と惜しむ声が多かった野中の政界引退に、中川の存在が影響していたとみる京都の政治関係者は少なくない。野中は、金庫番として頼ってきた秘書が電子機器メーカーなどから約五〇〇〇万円の提供を受けていた問題が浮上するなど弱みを抱えていた。このような野中の泣きどころを探し出し、地元・京都での影響力をそぐのが中川の役割だった。中川は、小泉一派が仕込んだ「毒針」だったのだ。〉(『農協のフィクサー』211〜212ページ)

「猛毒が要る」「誰ですか?」「中川だ」
中川泰宏氏

 野中広務は、小泉純一郎の「郵政民営化旋風」を阻もうとしていた張本人だ。自らの権力基盤を盤石に固めるため、小泉は野中広務一派を潰す「刺客」を送りこみ、野中の後釜にとどめを刺しておきたかった。

 野中広務潰しの計略を練ったのは、小泉純一郎秘書官として長年にわたってブレーンを務めてきたスキンヘッドの男・飯島勲だ。

 〈郵政民営化法案に反対した造反議員に対して送り込まれた刺客としては堀江貴文(当時はライブドア社長)や小池百合子といった著名人が注目されたが、政治的に最も重要なのは、「郵政族のドン」だった野中の本丸、京都四区の刺客だった。

 小泉の側近で刺客の選定を任されていた首相秘書官、飯島勲は田中に勝てる候補者探しに腐心していた。京都四区では現役を退いたとはいえ野中の人気がいまだ高く、手足となって動く地方議員たちも多い。土地にゆかりのない落下傘候補では太刀打ちできないことは目に見えていた。

 そうした状況で、中川に白羽の矢が立てられるまでの経緯は、大下英治が著した『野中広務 権力闘争全史』に詳しい。中川は大下の取材を受け、同書が発行されると親しい支援者らに献本までしているので、同書は中川の立場から見た郵政選挙の「正史」だといえる。

 同書によると、自民党は財務省のキャリア官僚を京都四区の公認候補にすることを決定していた。ところが、ある“著名な人物”が飯島にかけた一本の電話で、公認候補の決定がひっくり返ることになる。

 その人物は、「毒(野中一派)を制すには毒が必要だ。毒に餡蜜(あんみつ)(財務官僚)は似合わない」と語ったという。

8511OS5:2023/02/20(月) 07:48:44
 飯島は聞いた。

 「どれくらいの毒が必要か?」
「猛毒が要る」
「猛毒とは、誰ですか?」
「JA京都の中川というのが、(筆者註・野中一派の)田中に対して猛毒になる」

 中川を「猛毒」と表現した著名な人物は相当な見識の持ち主に違いない。なぜなら、野中の牙城に送り込まれる刺客は極めて厳しい選挙を戦わなければならないし、仮に当選できても京都の自民党議員のほとんどは野中の息が掛かっており、四面楚歌になることは目に見えている。相当にタフでなければ刺客は務まらない。その任に堪えるのは中川をおいて他にいなかった。〉(『農協のフィクサー』213〜214ページ)

野中広務が伊吹文明に放った恫喝
 2005年の「郵政民営化選挙」は、すでに政界を引退したはずの野中広務にとって、中川泰宏との代理戦争の様相を呈した。

 〈郵政選挙の公示日八月三〇日を迎える前から、野中と中川の鞘(さや)当ては始まっていた。

 野中は同月一八日、京都市の自民党京都府連で記者会見を開き、「(中川は〇二年の)京都府知事選挙で自民党に反旗を翻した人だ。党本部はその経緯を咀嚼しないまま公認した。私は先頭に立ってやります」と宣戦布告した。
(略)
舞台裏ではもっと緊迫する場面があった。

 場所はやはり自民党京都府連の会議室だった。同府連会長だった伊吹文明ら京都府選出の国会議員が居並ぶ幹部会議で、野中は「もし府連が中川を全面的にバックアップするなら私は京都一区から出ます」と啖呵(たんか)を切ってみせた。
(略)

 京都府連が郵政選挙で中川を応援するならば、離党してでも自らの古巣と徹底的に戦うという覚悟を示したものだった。そして、よりによって野中が出馬すると言った京都一区は自民党京都府連の会長である伊吹の選挙区なのだった。

 野中の発言は、国政を引退した顧問が現役の執行部に対してクーデターを起こす可能性をちらつかせる脅迫に近いものだった。野中は当時七九歳である。(略)

 野中が啖呵を切った後、会議室は水を打ったように静まり返った。伊吹はしばらく間を置いて「そんなこと(中川への全面的な支援)はしません」と言うのが精いっぱいだったという。〉(『農協のフィクサー』215〜216ページ)

 野中広務と「農協のフィクサー」の罵り合いはその後ますますヒートアップした。「中川泰宏を選挙で絶対に落とすわけにはいかない」と躍起の小泉純一郎首相は、選挙期間中二度にわたって京都入りし、中川への応援演説をブッている。

 〈小泉が中川と握手を交わし、演壇に上がると会場の熱狂は最高潮に達した。小泉は三〇分に及ぶ大演説を行い、メイン会場だけでなく、予備の会場にも足を運んだ。SPは止めたがっていたが、小泉は、聴衆一人ひとりと握手をして回った。「勝負師」と称された小泉はこのとき、完全に戦闘モードに入っていた。野中陣営にとどめを刺しに行っていたのだ。〉(『農協のフィクサー』219ページ)

 こうして「農協のフィクサー」は、156票差というギリギリの僅差を制して、「小泉チルドレン」として衆議院議員に当選したのだ。小泉純一郎と飯島勲と「農協のフィクサー」の暗躍によって、野中広務は戦いに敗れた。

千本木 啓文(ダイヤモンド編集部記者)

8512OS5:2023/02/21(火) 10:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/94721c9fe66f0fcd91915bfc51ded2e80f09dbab
水面下で後継争い激化!自民党最大派閥「安倍派」一周忌をにらむ攻防、萩生田政調会長の発言で広がる波紋
2/21(火) 5:01配信
 自民党の萩生田光一政調会長が、同党最大派閥安倍派(96人)幹部の1人として、安倍晋三元首相の「一周忌」をメドに新会長を選出すべきだとの考えを示したことが、党内に複雑な波紋を広げている。

 萩生田氏は1月31日のインターネット番組で、安倍派の今後について「(安倍氏の)一周忌をめどに、しかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい。私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」と語った。

 萩生田氏は安倍氏の最側近として知られ、昨秋から安倍派を代表する形で党運営の司令塔の一角を占めている。このため、党内ではこの発言が「『ポスト安倍』に名乗りを上げる意向を固めた」(閣僚経験者)と受け止められた。

■菅元首相も「度胸がある」と評価

 ただ、安倍氏死去後同派会長代理として派閥運営に当たってきた塩谷立元総務会長が、萩生田発言の5日前の26日の同派定例会合後、後継体制について記者団に「昨年の(集団指導体制)継続で今年もやっていく。新会長選出の動きは今のところない」と説明したばかり。

 それだけに、萩生田発言はすぐに党内を駆けめぐり、「いよいよ萩生田氏が動き出した」とのうわさが飛び交う状況に。萩生田氏周辺は「そんな意図はまったくない」とあわてて打ち消したが、萩生田氏を支持する議員は「ポスト安倍への準備が整ったということだ」(安倍派若手)と勢いづいた。

 さらに、官房長官として安倍氏を支え続けた菅義偉前首相も、2月3日のネット番組で将来の総裁候補の1人に萩生田氏を挙げ、「度胸がある」と評価。これを受け、党内では「ポスト安倍はポスト岸田につながる」(菅氏周辺)との声も出ている。

 しかし、安倍派内の事情を知る党幹部は「そのこと自体が集団指導体制で維持されてきた派内均衡を崩し、空中分解につながりかねない」との懸念を示した。安倍派だけでなく党内の権力闘争にも複雑に絡むからだ。

 安倍派領袖で党最高実力者だった安倍氏が7月に死去後、同派の後継体制づくりは混迷が続いてきた。昨年9月下旬の国葬後、いったんは塩谷氏の昇格案が浮上。しかし、同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相や、若手議員の一部の反対で白紙に戻り、以来、現在まで集団指導体制が続いている。

■安倍派の後継候補は「どんぐりの背比べ」

 そもそも同派内には、萩生田氏以外に次期会長を狙う有力議員として、会長代理の塩谷、下村博文(元文科相)両氏を筆頭に、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の6氏が存在。「それぞれの立場で虎視眈々と将来をうかがっている」(安倍派若手)とみられている。

 ただ、党内では「今のところ衆目の一致する突出した後継候補は存在しない。どんぐりの背比べだ」(自民長老)との見方が支配的。だからこそ同派としては、「集団指導体制を維持することで、会長候補同士の主導権争いによる派の分裂を回避してきた」(安倍派長老)のが実態だ。

 それだけに、今回の萩生田発言は「ライバルたちを刺激」(安倍派中堅)している。総裁選出馬経験者の西村氏は、すぐさま2月1日の国会答弁で、萩生田氏に党内調整が委ねられている児童手当の所得制限撤廃について、「限られた財源で高所得者に配るより、厳しい状況の人を支援すべきだ」とあえて閣内から反対姿勢をアピールした。

8513OS5:2023/02/21(火) 10:40:58
 一方、参院を仕切る世耕氏は、昨年末の台湾訪問で蔡英文総統と会談し、安全保障分野での連携強化を確認。蔡総統の安倍氏死去への弔意に対し、世耕氏は「偉大な政治家の思いをしっかり引き継ぎ、今後も日本と台湾の関係の深化のために努力したい」と応じるなど、安倍氏の後継者然と振る舞った。

 また、安倍政権下で要職をこなしてきた下村氏も、萩生田発言を意識したように2月2日の同派会合で、「党が掲げる憲法改正4項目の条文イメージの見直し」を提起。これを受け、同派は16日にプロジェクトチーム(PT)の会合を党本部で開催し、自民が提示している改憲4項目の「たたき台素案」のうち、憲法9条や「1票の格差」問題について検討を進める。

 このPTの座長を務めるのが安倍派の稲田朋美衆院議員。同氏は安倍氏の寵愛を受けて安倍政権時代に党政調会長や防衛相を歴任した。そのころ安倍氏が「初の女性首相候補の1人」と評価していたこともあり、現在も派内の総裁候補への意欲を失っていない。

 安倍氏は、稲田氏と同様に森雅子元法相も評価していた。さらに、2021年秋の自民総裁選では、派を離れた高市早苗氏(現経済安保相)を支持し、当選した岸田首相を追いつめる場面も演出した。この3人の「安倍ガールズ」はなお健在だが、現在は立場の違いも際立つ。

 2月3日の側近秘書官の「差別発言」で窮地に陥った岸田首相はその直後、LGBT理解増進法案の今国会成立に動き出した。その推進役となるのは超党派議連だが、2月15日の同議連総会で、稲田氏は自民を代表する形で「(理解増進法案の)1日も早い成立」を訴えた。

 そうした中、岸田首相は2月17日、女性活躍担当首相補佐官の森雅子氏に、新たにLGBT理解促進担当を兼務させることを決め、その後官邸でLGBT関連団体の当事者と面会した際、前首相秘書官の差別発言について謝罪する一方、わざわざ森氏を紹介した。

 理解増進法案をめぐっては、反対論を展開してきた高市氏が、国会審議で野党から攻め立てられている。岸田首相がそれを承知で高市氏のライバルの稲田、森両氏を同法案促進グループの代表格に位置付けたのは「岸田流の安倍グループ分断戦術」(自民長老)ともみえる。

■他の派閥の領袖たちもハラハラ

 安倍派内には、来年秋の総裁選をにらんで「最大派閥に明確な総裁候補がいない状況は不健全。すぐに新体制を築くべきだ」(若手)との声も少なくない。その動きが現実化すれば、岸田首相への大きな圧力となるのも間違いない。

 経過や結果はどうあれ、最大派閥の後継問題がどう決着するかは「今後の政局展開も左右しかねない政治的重大事」(閣僚経験者)だ。このため、岸田首相や麻生太郎(副総裁)、茂木敏充(幹事長)両氏ら他派閥の領袖たちは今後も、「それぞれの立場で牽制しつつ、ハラハラしながら展開を見守る」(同)ことになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8514OS5:2023/02/21(火) 20:12:36
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-60868.html「他の指示は無視して良い」〈秘書への指示メール入手〉秋本真利外務政務官が国会で虚偽答弁の疑い
2023/02/21 16:00文春オンライン

 秘書給与法違反の疑いが浮上している秋本真利・外務大臣政務官(47)が、国会で事実と異なる答弁をしている疑いがあることが、「 週刊文春 」の入手したメールからわかった。

これまでの報道を裏付ける証拠を入手
 秋本氏は2012年に千葉9区から初当選し、現在、当選4回。昨年8月の内閣改造で、外務大臣政務官に就任した。再生可能エネルギー事業の推進に熱心で、河野太郎デジタル相の最側近としても知られている。


河野デジタル相最側近の秋本真利政務官 ©時事通信社
「 週刊文春 」2月2日発売号では、秋本氏の地元事務所が無許可で市街化調整区域内に建築され、違法状態にあった旨を報道。秋本氏は翌3日の国会で「深く反省をしています」と述べたうえで、事務所を移設する方針を示した。また、「 週刊文春 」2月9日発売号では、再エネ事業を手掛ける「レノバ」との関係を巡り、秋本氏がレノバ関係者からの献金について国会で否定していたにもかかわらず、同社の創業メンバーで特別顧問だった人物の会社から献金を受け取っており、虚偽答弁の疑いがある旨を報道。秋本氏は「法的には何ら問題ないものだと認識している」などとしている。

 さらに「 週刊文春 」2月16日発売号で報じたのが、秘書給与法違反疑惑だ。

「秋本事務所では2021年6月、弁護士の小林亞樹氏が政策秘書に就任した。ただ、彼女は本業が忙しく、殆ど国会事務所に出勤できない。日常業務に支障が出ないよう代わりの常勤秘書が必要でした」(事務所関係者)

 そんな中、小林氏に誘われ、私設秘書になったのがC氏だ。C氏は2021年5月から昨年6月まで、国会事務所に平日は9時から18時まで勤務。名刺には〈秋本真利 秘書〉と記され、個人用アドレスも支給されていた。ところが、C氏に給与を支払っていたのは、秋本事務所ではなく、小林氏だったのだ。

衆院予算委員会で秋本氏は疑惑を否定
 それを裏付ける証拠が、「週刊文春」が入手した「業務委託契約書」(2021年6月1日付)。小林氏とC氏の所有する賃貸物件を管理する個人会社の間で締結されたものだ。〈衆議院秋本真利の政策秘書業務に付随する一切のサポート業務を委託〉し、銀行振込で〈報酬として月額25 万円を支払う〉旨が明記されていた。公費である政策秘書給与から、C氏の報酬を出せば、秋本事務所は人件費を支出する必要がない。事実上、秋本氏が私設秘書の給与を政策秘書に肩代わりさせている構図で、国会議員による秘書への寄附の要求を禁じた秘書給与法21条の3に違反する疑いがある。

 2月17日の衆院予算委員会では、秋本氏の秘書給与法違反疑惑が取り上げられた。ただ、秋本氏は政策秘書の給与を私設秘書と二人で分けていたとの疑惑を否定。その根拠は、C氏はあくまで「B氏(小林氏)が自身の政策秘書業務を補完するために契約した方」であり、自身の指示ではなく、小林氏の指示で仕事をしているというものだ。

秘書給与法違反疑惑の重要な争点は
 実際、野党議員の質問に対し、次のように繰り返していた。

――イエスかノーでお答えをください。秋本衆議院議員が直接仕事を指示したことはありますか。

「C氏は、議員会館などにおいて、B氏(小林氏)の指示で仕事をしてくれておりました」

――直接指示をしたのかを聞いているんですよ。お願いします。

「繰り返しで大変申し訳ないんですけれども、C氏は、B氏(小林氏)の了解の下に事務を行っているわけであります」

 つまり、秘書給与法違反疑惑において、C氏は秋本議員の指示で仕事をしていたのか、あるいは政策秘書である小林氏の指示で仕事をしていたのか、が重要な争点となっているのだ。もしC氏が秋本議員の指示の下、繰り返し仕事をしていれば、C氏の雇用者は秋本議員ということになり、給与を小林氏に肩代わりさせていたことになる。

「週刊文春」は、私設秘書であるC氏への取材依頼を重ねてきた。当初は断っていたものの、最終的にC氏は、以前から相談をしていた知人M氏の同席のもとで取材に応じることを決断。M氏から「重要なのは事実を伝えること」と助言を受け、「週刊文春」の求めに応じ、秋本氏とやり取りしたメールを提供した。そこに記されていたのは――。

8515OS5:2023/02/21(火) 20:15:21
国会答弁とは明らかに矛盾しているメール
 例えば、2021年7月18日、秋本氏はC氏に次のようなメールを送っている。

〈明日から千葉の団体回りをスタートさせてください。会長や事務方の名前、分からない団体は話したように進める事〉

 2021年7月と言えば、任期満了に伴う衆院選が同年10月末までに予定され、各議員は選挙区回りを活発化させていた時期。そうした中、秋本氏もC氏に対し、自らの選挙区(千葉市若葉区など)回りの指示を出してきた。

 2021年7月28日には、以下のようなメールを送っている。

〈若葉区以外の千葉市+いくつか示したと思ったけど。Cさん(原文は本名。以下同)の中でそうなってないなら若葉区以外の千葉市を回った時点で他は回らずに一度終えて下さい〉

 そして、こう続けた。

〈Dは不正確だし私と違う事を言いそうなので指示は受けなくて良いです。私に確認して下さい。他からの指示は無視して良い〉

 D氏は秋本事務所の公設第二秘書。しかし、D氏の指示は不正確ということもあり、自身の“直接指示”以外は従わなくていいと命令しているのだ。これに対し、C氏は〈若葉区以外の千葉市を回った時点で、報告致します。途中経過も都度、報告しますので、よろしくお願い致します〉と返事をしている。

 これらのメールの内容は、「C氏は小林氏の指示で仕事をしていた」旨を繰り返してきた国会答弁とは明らかに矛盾している。

秋本事務所に事実関係の確認をすると、以下のような回答が
 永田町法律税務事務所の長谷川裕雅弁護士が指摘する。

「C氏が実際に議員事務所や選挙事務所に通勤し、議員から日常的に指示を受け、それに従った労務を提供していたならば、労働基準法が適用される雇用関係の存在が認定される可能性が高い。仮に議員事務所として賃金を支払っていなければ、タダ働きをさせていたことになり、賃金を支払う義務が生じる。タダ働きでないとすれば議員からC氏への給与が支払われていない以上、やはり政策秘書に給与の一部からC氏の給与を支払わせていたことになり、秘書給与法21条の3(寄附の要求の禁止)違反の疑いも強まる」

 秋本事務所に事実関係の確認や、国会での虚偽答弁及び秘書給与法違反の疑いに対する見解を求めたところ、以下のように回答した。

「ご質問の人物(※編集部注:C氏)は公設秘書(※小林氏)が自分の仕事を補完させるために委託していたものであり、同秘書の指示のもとに動いておりますので、貴誌のご懸念は当たりません」

 秋本事務所の回答について、C氏はこう語る。

「国民を守るべき立場でありながら自分達の保身と利に走ることが残念に思います」

今後どのような説明を行うのか
 秘書給与を巡る問題でも虚偽答弁の疑いが浮上し、秘書給与法違反の疑いも強まってきた。相次ぐ虚偽答弁疑惑に、秋本氏の説明には大きな疑問が投げかけられている。政府の一員として、今後どのような説明を行うのか、対応が注目される。

 2月21日(火)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および2月22日(水)発売の「週刊文春」では、菅義偉元首相の名前も登場する秋本氏がC氏に送ったメールの詳細や、C氏が支給されていた車両通行証の存在などについても報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年3月2日号)

8516OS5:2023/02/21(火) 20:19:38
https://mainichi.jp/articles/20230217/k00/00m/010/375000c?inb=ys
無風国会、リスクは「岸田答弁」? 少子化対策費、同性婚…
小田中大
政治

速報
毎日新聞 2023/2/20 05:30(最終更新 2/21 18:20)
政府与党は2023年度当初予算案を28日に衆院本会議で可決し、衆院通過させる方針だ。予算案の年度内成立は確実な情勢。今国会は大きな閣僚スキャンダルもなく、政権にとっては順調なペースで進むが、その中で目立つのが、少子化対策や同性婚などを巡る岸田文雄首相の不用意な発言の数々だ。22日の衆院予算委員会の集中審議でも野党の追及は必至で「岸田答弁が波乱要因かもしれない」との見方が与野党から上がっている。

 「首相答弁は間違っていたんですか」(立憲民主党・梅谷守議員)

 「私が申し上げた内容は、首相の答弁の趣旨について説明をしたもので、修正ではありません」(松野博一官房長官)

 17日の衆院予算委は、子育て予算を含む「家族関係社会支出」を巡り冒頭から紛糾した。

 発端となったのは15日の予算委での首相の答弁だ。20年度の家族関係社会支出が国内総生産(GDP)比2%だったと紹介し、「それをさらに倍増しようと言っている」と明言した。GDP比4%となれば総額は20兆円を超え10兆円以上の追加予算が必要だ。増税議論に直結する可能性もあり、政府はすぐに火消しに走った。

 松野氏は記者会見で…

8517OS5:2023/02/23(木) 09:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d0762facf1e65a7017e3ea6224cf6db79980af
東京・豊島区長選に元朝日新聞記者が出馬表明 「受け継ぎたい」
2/22(水) 18:16配信
毎日新聞
東京都豊島区

 統一地方選で実施される東京都豊島区長選(4月16日告示、23日投開票)で、元朝日新聞記者の神沢和敬氏(41)が22日に記者会見し、無所属で立候補する意向を表明した。

 神沢氏は区内の合計特殊出生率の低さや空き家率の高さを挙げ、「みなさんが生活に不安を抱えず、豊かさを実感できる街にしたい」と述べ、所得制限のない子育て世帯への支援や区独自の賃上げなどを政策に掲げた。

 今月85歳で亡くなった高野之夫前区長については「アイデア力や新しいことに挑戦する気持ちを受け継ぎたい」と語った。

 神沢氏は早稲田大大学院を卒業後、朝日新聞社に入社して経済部や政治部などで記者を務めた。同区長選への立候補表明は神沢氏が初めて。【小林遥】

8518OS5:2023/02/23(木) 13:14:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7272f65dc97168a9ba773c43d9d3ac63d895fa51
二階俊博元幹事長(84歳)が直面する「ひとりぼっち問題」…女房役・林幹雄(76歳)が「二階離れ」を始めた!
2/23(木) 7:03配信
現代ビジネス
トイレにまで付き添う仲だった
photo by gettyimages

 「いつも二階(俊博)さんの傍らには林幹雄さんが付いていたのに、最近は林さんの姿が見えないんです。トイレにまで付き添う仲だったのに……いったい2人に何があったんでしょうか」(自民党二階派議員)

【写真】「安倍さんは中国美女の接待を必ず断っていた」井川意高が明かす秘話

 歴代最長となる1885日間にわたって幹事長を務めた“最後の最後のドン”二階氏の周囲で、異変が起きている。最も信頼を置く側近中の側近、林幹雄衆院議員(76歳)が二階氏から離れはじめているのだ。

 二階氏の幹事長時代には、林氏は「幹事長代理」として日程調整やマスコミ対応を担った。与党幹部との重要な会食にも必ず同行するなど、二階氏の「懐刀」として存在感を発揮してきた。

 二階氏が幹事長職を離れてからも、派閥の総会や本会議への移動時には常に林氏が二階氏の側につき、行動を共にしてきた。その林氏が、「二階離れ」をしはじめている──。

 以心伝心の両者の間にいったい何が起こったのか。実はこれには林氏の事情が関係しているという。

 「林さんは引退し、長男に代替わりするつもりなんですよ。林さんの長男は千葉県会議員の幹人氏ですが、今年4月に行われる県会議員選挙には出馬せず、国政を目指す方針なんです。林さんは次期総選挙には出馬せず、引退して息子に選挙区を譲ると見られています」(全国紙政治記者)

 76歳で引退を考えはじめた林氏とは対照的に、2月17日に84歳の誕生日を迎えた二階氏は、引き続き次期総選挙出馬に意欲を燃やしている。

誰が面倒を見るのか?
 「二階さんは区割りの関係で定数が減るから引退するわけにはいかず、とうぜん次も出続ける考えです。そんな二階氏に面と向かって『自分は引退する』なんて、口が裂けても言えない。だから林さんは、二階さんから少し距離を置き始めたんです」(別の二階派議員)

 二階氏の側近だった河村建夫氏(80歳)は、2021年に政界を引退してしまった。加えて林氏まで引退しようとしていることで、派閥内では新たな問題が持ち上がっている。

 「いったい誰が二階さんの面倒を見るのかと騒ぎになっています。江崎鉄磨さん(79歳)も次は引退だろうし、そうなったら誰も二階さんの面倒を見ることができなくなってしまう」(同前)

 同世代の政治家はとっくに引退し、年下の側近たちも次々に政界を去っていく。

 84歳となった派閥の長を誰が支えるのか。二階派は大きな壁に直面している。

週刊現代(講談社)

8519OS5:2023/02/24(金) 13:05:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5865c7c3cee09cf1ce57c38f2e456d49e0b6172c
茂木幹事長、激しい気性のせいで敬遠され… 幹事長室には「アポが入らず閑古鳥」
2/23(木) 5:56配信
デイリー新潮
浮かれている場合ではない

「頭脳明晰」の一方で「政界きっての気分屋」とも評される自民党の茂木敏充幹事長(67)がゴキゲンだという。


「通常国会の代表質問で表明した、児童手当の所得制限撤廃が注目を集めて悦に入っているんです。一部メディアから“ポスト岸田に弾み”と持ち上げられ、すっかり浮かれていますよ」

 とは政治部デスク。そもそも、児童手当の所得制限は野党時代の自民党が要求したもので、茂木氏もその急先鋒の一人だったはず。

「野党は“どの口が言うか”と白い目ですが、本人は“過去にこだわっても仕方ない”とどこ吹く風。むしろ、講演の場で自身に反省を求める野党を揶揄して笑いのネタにするなど、完全に開き直っています」

「“自分が輝くため”の間違いでしょ」
 自己中に見える幹事長への反感は身内の党や政府にも広がっている。自民党ベテラン議員が指摘する。

「旧統一教会問題への対応では失点続きだったから、危機感が募ってのスタンドプレーだろう。“子どもや若者が輝く未来のため”なんて言うけど、“自分が輝くため”の間違いでしょ」

 岸田文雄総理(65)の周辺も「議論をリードしているように見せかけて手柄にしたいんだろう」と冷ややかで、政府内でも西村康稔経産相(60)や加藤勝信厚労相(67)といった現職閣僚らが、公然と茂木氏への異論を口にし始めているという。

 再び政治部デスクが言う。

「西村はともかく、加藤は幹事長が会長を務める茂木派の所属ですからね。図らずも人望のなさが浮き彫りになった格好ですよ」

 背景には、茂木氏の計算高い一面もあるようだ。

 先のベテラン議員が言う。

「国民受けする少子化対策には手を突っ込みながら、総理秘書官の罷免を機に再浮上した性的少数者(LGBTなど)への理解増進法案にはノータッチ。総理に法案提出の準備を指示されても、党の政調や超党派の議連に丸投げだからなあ」

 その理由とは――。

「LGBTに理解を示せば党内の保守派からたたかれるし、反対すれば国際社会やリベラル勢力から強い反発を受ける。どちらにしても、自分の利益にならないと踏んでいるんでしょう」

幹事長室にアポが入らず閑古鳥
 扱いが難しいとされる茂木氏の性格は、永田町で広く知られている。

「若手の頃から仕事は抜群にできるんだけど、少しでも気に入らないことがあると、年上だろうが相手をどやしつけるんだよ」(同)

 一昨年には、茂木氏が経産相だった当時に官僚が〈大臣出張等メモ〉なる“トリセツ”を作成していたことが明るみに。22枚ものA4用紙には、茂木氏が好む食材や土産の種類などが詳細に記されていた。

 茂木氏の性格は繊細でデリケートともいえそうだが、

「党本部4階の幹事長室は、連日、役人や地方議員でごった返すのが普通。それが茂木さんが幹事長に就任して一変した。激しい気性が敬遠されたのか、なかなかアポが入らず閑古鳥で……」(自民党関係者)

 最近ではこんな一幕も。

「党本部のエレベーター前で囲み取材をしていたら、近くを人が通るたびに“静かにして!”と叱責。イライラが募って最後には“どうしたらいいんだ!”とキレ出し、取材が一時中断したほど」(政治部記者)

「週刊新潮」2023年2月23日号 掲載

新潮社

8520OS5:2023/02/24(金) 13:07:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a000fb936dddc36576abece5cb11f3b39e1fc0d6
G7で唯一…岸田首相がキーウを訪れたい理由 なぜ実現できないのか
2/21(火) 20:00配信

朝日新聞デジタル
主要7カ国(G7)の緊急のオンライン首脳会議で発言する岸田文雄首相=2022年10月11日午後10時25分、首相公邸、内閣広報室提供

 24日のロシアのウクライナ侵攻から1年を前にしても、主要7カ国(G7)の首脳で、岸田文雄首相だけが、キーウを訪問していない。なぜ、実現できないのか。立ちはだかる壁はなにか。


 「首相のキーウ訪問については、現地の安全対策など、諸般の情勢を踏まえながら検討を行っているところだが、現時点では何も決まっていない」。松野博一官房長官は21日午前の記者会見でこう述べた。

 そもそもなぜ、首相はキーウ訪問をしたいのか。

 首相は20日、東京都内での会合で、24日にウクライナのゼレンスキー大統領も招いてG7首脳テレビ会議を主催すると表明した。日本が議長国として5月に広島で開催するG7首脳会議(G7サミット)で、ロシアによるウクライナ侵攻を主要な議題にする考えだ。サミットに向け、政府関係者は「首相がキーウを訪問すれば、ウクライナ問題に積極的に関与している日本の姿勢をアピールできる」と指摘。首相官邸関係者は「現地の状況を見ているのと、見ていないのでは(説得力が)違う」と説明する。

 訪問にこだわる必要はない、という見方もある。別の外務省関係者は、首脳がキーウを訪問した他の6カ国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国だと指摘。「NATOとアジアの日本とではできることは別。大事なのはロシアによる国際法違反の侵略をどう止めるかで、それに資する行動をとるべきだ」と話す。

 侵攻開始1年にあわせたキーウ訪問は見送りになったが、首相にはキーウ訪問への意欲自体はある。1月、両首脳による電話協議でゼレンスキー氏が首相に訪問を要請。ドイツ・ミュンヘンで今月18日に林芳正外相と会談したウクライナのクレバ外相も「首相のウクライナ訪問が重要だ」と伝えた。外務省関係者は「招待されているからには、訪問の可能性は探り続ける」と語る。

 ただ、首相のキーウ訪問には二つの壁が立ちはだかる。

 ひとつは激しい戦闘が続く現地での安全確保だ。ウクライナ上空にはミサイルやドローンが飛び交うため、飛行機で入ることは難しい。バイデン氏と同様、隣国のポーランドから陸路でのウクライナ入りが想定されるが、防衛省は「自衛隊法上、海外で要人を警護できるという明示的な規定がない」。外務省関係者は「米軍の力を借りなければならないし、完全な防護はできない」と説明する。

 もう一つの壁は、国会との関係だ。

 憲法63条は首相や閣僚は「答弁または説明のため出席を求められたときは、(国会に)出席しなければならない」と定めており、首相は国会日程に拘束される。法律や規則に定めはないが、慣例として、国会開会中の海外出張は、衆参両院の議院運営委員会の理事会で官房副長官が日程などを説明し、了承を得ることが必要とされている。

朝日新聞社

8521OS5:2023/02/26(日) 23:59:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/20aa0ac5101b3b05a7178be14b6e2a22e0a7abc9
「岸田降ろし」機運なく 消極支持背景に安定飛行
2/25(土) 20:17配信

産経新聞
4月の統一地方選や衆参の補欠選挙を前に岸田文雄内閣の支持率は伸び悩んでいるが、25日の自民党全国幹事長会議が不満の声で大荒れになることはなかった。一因となっているのが安定した党内政局だ。「ポスト岸田」候補は現れず、逆に首相は有力者に配慮を重ねて取り込んでいる。首相への消極的支持が政権の低空安定飛行につながっている。

■茂木、麻生両氏に配慮

「次の世代に希望あふれる明るい日本を引き継いでいくためには安定政権の維持、強化が不可欠だ」

茂木敏充幹事長は25日、党青年局、女性局などの合同会議でこう述べ、同席した首相が看板政策に掲げる少子化対策や経済再生に注力する考えを示した。

政調会長や外相を歴任した茂木氏は有力なポスト岸田候補だが、今は麻生太郎副総裁とともに首相を支える姿勢を鮮明にする。

「あと何日か待ってください。必ず2人には最初に伝えます」

8日夜、東京・四谷の日本料理店。首相は夕食をともにした茂木、麻生両氏に、日銀総裁人事についてこう伝えた。意中の元日銀審議委員、植田和男氏の名前こそ明かさなかったが、党運営の中枢を担う2人に配慮した形だ。

首相は党内第5派閥の岸田派(宏池会、43人)のトップに過ぎない。それぞれ54人を擁する麻生派(志公会)、茂木派(平成研究会)を率いる麻生、茂木両氏との連携は政権の安定に不可欠といえる。茂木氏は麻生氏と良好な関係を築き、支持者には「いずれかのタイミングで期待に応える」と頂点への意欲を隠さない。

ただ、茂木氏が政権を支える幹事長職にとどまる限り、総裁選に挑戦して首相に弓を引くことは難しい。焦点の一つとなるのが9月までに行われる党役員人事だ。茂木派議員は「首相が幹事長続投を打診するのか。打診されたとして茂木氏が受けるのか」と語る。

知名度も課題だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の1月の合同世論調査で「次の首相にふさわしい人」を尋ねたところ、河野太郎デジタル相が19・7%でトップだったのに対し、茂木氏は1・1%だった。ある自民議員は「茂木氏の能力に疑問の余地はないが、選挙の顔としては…」と言いよどむ。

■一長一短

その河野氏も不安要素が多い。突破力や発信力に定評があるが、令和3年の総裁選では国会議員票が伸びず首相に敗れ、仲間づくりが課題となっている。総裁選で河野氏を支えた菅義偉前首相は、最近は河野氏らと共闘するそぶりを見せず、党内の非主流派がまとまる気配もない。

首相は昨年8月の内閣改造で河野氏を入閣させ活躍の場を与えた。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済法制定を主導するなど、河野氏が首相を救うような場面も目立つ。

党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、96人)では、「安倍派との交渉窓口」(首相周辺)として重用される萩生田光一政調会長に注目が集まっている。

ポスト岸田を目指す上で関門となるのは、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている安倍派の後継会長問題だ。最近の萩生田氏は「私で役に立つことがあるなら、どういう立場でも頑張るつもりだ」と新会長への意欲を否定しない。ただ、昨年の臨時国会では旧統一教会との関係を追及され「猛省」(萩生田氏)を口にする場面もあった。

茂木氏と河野氏、萩生田氏はいずれも一長一短で「岸田降ろし」の機運はない。党内には「政局で体力を削るよりも、手堅い首相に頑張ってもらうのが一番いい」との声も多い。(原川貴郎)

8522OS5:2023/02/28(火) 02:40:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/08931c56865a5d5b66f4438299641617e8e3c2fd自民に痛手、連立構想暗礁に 国民予算反対が波紋
2/25(土) 7:18配信


716
コメント716件


時事通信
衆院本会議に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表=1月25日、国会内

 国民民主党が2023年度予算案に反対する方針を決めたことは、政権安定に向けて同党との協力を当て込んでいた自民党執行部に痛手となった。

【図解】政党支持率の推移

 国民を連立政権に取り込む構想も暗礁に乗り上げたとの見方が強まりそうだ。

 「うまくいっているように見えたのだが、なぜこうなったのか」。国民が24日午前の党会合で予算案反対を決めると、自民党幹部の一人は肩を落とした。自民党側には、先週の段階で玉木氏から「賛成は難しそうだ」という感触が伝えられていたという。同党関係者は「4月の統一地方選前に『賛成』では党内が持たなかったのだろう」とみる。

 国民は昨年、22年度当初予算と2回の補正予算に賛成し、「準与党」路線を歩んできた。さらに与党側に引き寄せようとしたのが、自民党の茂木敏充幹事長や麻生太郎副総裁だ。今国会では、茂木氏が賃上げと子育て支援に関して公明党も交えた3党政策協議の枠組みをつくり、「予算賛成」取り付けへの環境整備を図ってきた。

 自民党内には、国民の連立入り構想も浮上していた。国民を支持する連合の票が期待でき、野党「分断」にもつながる。自民党には「憲法改正に消極的な公明党をけん制できる」と、パワーバランスの変化を望む声もあった。

 一方で国民内が「与党路線」で結束できるのか疑問視する声は当初からあった。政権との協力に前のめりな玉木氏だけでは、与党側にメリットは少ない。岸田文雄首相(自民党総裁)は22日の衆院予算委員会で、玉木氏が要求した政府、労働界、経済界の代表による「政労使会見」実現に前向きな考えを示したものの、別の自民党関係者は「それ以上の見返りを与える必要はない」と言い切った。

 4月の補欠選挙では千葉5区、参院大分選挙区などで与野党対決が予想される。国民が政権と一定の距離を置くことになれば、次期衆院選も含めて「選挙に響いてくるかもしれない」と懸念を示す自民党関係者もいる。立憲民主党の幹部は「国民が予算案に反対すれば、連合も(野党候補の)支援をやりやすくなる」と野党連携に期待を示した。

8523OS5:2023/02/28(火) 08:54:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc695121083efceb3f83acede35f2726ae22c7f9
自民大会、4月選挙へ「総決起」 岸田首相、解散の「試金石」意識 支持率向上がカギ〔深層探訪〕
2/28(火) 7:00配信

時事通信
自民党大会で演説する岸田文雄首相(党総裁)=26日午前、東京都港区

 26日の自民党大会は、4月の衆参補欠選挙と統一地方選に向けた「総決起大会」(茂木敏充幹事長)の様相を呈した。衆院議員任期の折り返し点が10月末に迫る中、党内には岸田文雄首相(党総裁)が年内の衆院解散に傾いているとの観測も浮上する。ただ、4月選挙の結果次第では党内に「岸田離れ」の動きが広がりかねない。

 ◇サミット後解散
 「一致結束して春の戦いを勝ち抜いていく」。首相は大会の総裁演説をこう締めくくった。この後、党役員らと再び壇上に上がり、「勝つぞ」と右拳を一斉に突き上げた。

 首相の声に力が入るのは、両選挙が衆院解散へのフリーハンドを得られるかの「試金石」(党関係者)となるからだ。結果が振るわなければ、岸田首相の下では衆院選を戦えないとの声が党内に広がりかねない。首相は25日の党会合で「政局に大きな影響を与えるかもしれない大事な選挙だ」と危機感を隠さなかった。

 党内では、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を成功裏に終え、8月の内閣改造・党役員人事で刷新感をアピールした上で、首相が直ちに解散に踏み切るとの見方が一部にある。内閣支持率が上向いていることが前提条件で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを5月に「5類」に引き下げることは好材料となり得る。

 年末には防衛力強化に伴う増税論議が再燃する上、来年9月には総裁任期満了を迎える。閣僚経験者は「総裁選が迫れば『岸田降ろし』の動きが出てくる恐れがある。首相が再選を目指すなら、今年中に解散せざるを得ない」と指摘した。

 ◇懸念材料
 早期解散にはいくつもハードルがある。首相は3月末に「異次元の少子化対策」の具体案のたたき台を打ち出し、4月選挙でアピールする戦略を描くが、児童手当の所得制限などを巡る政府・与党内の意見は依然割れている。中身が伴わなければ、逆に世論の批判にさらされかねない。

 選挙区事情も懸念材料だ。衆院補選が行われる4選挙区のうち、千葉5区では補選の引き金となった「政治とカネ」の問題を巡る批判が根強く、擁立が難航した和歌山1区は陣営の結束に不安が残る。新たに補選対象に加わる見通しとなった参院大分選挙区は野党の支持層が厚く、「目標の5戦全勝は容易ではない」(党幹部)のが実情だ。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る批判も収まっていない。「自民党の議席を守り抜こう」。首相は演説で5補選全勝は厳しいとの「本音」もにじませた。党内では「長年野党の議席だった和歌山1区などでの苦戦を予想し、勝敗ラインを下げようとした」(関係者)との見方も出ている。

 ◇首相、応援行脚へ
 首相は6日、連合の芳野友子会長と会談し、政労使会議の復活を「前向きに検討する」と約束。与党は16日に国民民主党との政策協議を再開した。ともに野党陣営の分断を狙った動きだったが、国民民主党は24日に2023年度予算案への反対を決定。出席が一時取り沙汰された芳野氏の姿は自民党大会になかった。党幹部は「補選に響く」と漏らした。

 首相は3月5日に山口県にある故安倍晋三元首相の墓参りをした上で、補選が行われる衆院山口2、4区に応援に入る方向で調整している。4月選挙に向けた応援行脚の第1弾だ。茂木氏は大会後、衆参5補選について「政権の真価が問われる」と記者団に語った。

8524OS5:2023/02/28(火) 10:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/b56d5db6c54f058772ad69502bd559f4af832dcb
茂木の独断専行に岸田首相がブチ切れそう「プライドの高い茂木さんが一番気にしているのは、岸田総理が自分の2歳下ということ」
2/28(火) 7:03配信
茂木さんの宣戦布告
Photo by gettyimages

 「最近の茂木さんは、木原(誠二官房副長官)さんに電話を入れて『こう言うからな』と一方的に通告するだけ。それで記者には『官邸の了解を得たうえでの発言だ』と説明するからタチが悪い。

 木原さんも木原さんで、やる気をなくしているので『ハイハイ、どうぞ』と流してしまう。岸田総理は不快感を示しています」(自民党岸田派関係者)

 自民党の茂木敏充幹事長が、政権の方針から外れた発言を繰り返している。1月25日の衆院本会議で、与党が慎重なはずの「児童手当の所得制限撤廃」を突然主張したことを皮切りに、所得税の新税制「N分N乗」導入を唱えたり、マスク着用の継続について「海外で着けている人はほとんどいない」と発言したりして、論争の的になった。

 「特に児童手当の件は党として強く反対してきたから、政局の宣戦布告とみなされた。案の定、世耕(弘成党参院幹事長)さんたち安倍派幹部も参戦して異論を唱え始め、収拾がつかなくなっている」(自民党中堅議員)

 相次ぐ茂木氏の不規則発言には、共通点がある。野党の主張と一致している、ということだ。

 「どれも国民民主党と日本維新の会が訴える政策です。茂木さんの目的は、彼らを味方につけること。国民民主はずっと茂木さん自ら交渉して連立入りを模索してきたし、維新は政権内に人脈を持つ人がいないから、パイプを作れれば強みになる」(前出と別の自民党中堅議員)

 すべては、まもなく訪れる「勝負の時」に備えてのことだ。5月に広島で行われるG7サミットが終われば、岸田政権はひと区切りを迎える。

 
「プライドの高い茂木さんが一番気にしているのは、岸田総理が自分の2歳下ということ。すぐにでも俺に代われ、と思っているんですよ」(同前)

 政権発足以来、茂木氏は選挙をめぐる公明党との関係悪化、旧統一教会問題の対応と失点が続いている。そろそろぶちキレられてもおかしくない。

 「週刊現代」2023年3月4日号より

週刊現代(講談社)

8525OS5:2023/02/28(火) 11:31:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb7e9178c8d0110910c729aa488a40d47fc7403a
「違う!」「ミスリードだ」子ども関係予算倍増で首相が声荒らげ反論 強硬姿勢で「火に油」 
2/27(月) 20:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日午後、国会内

 子ども関係予算倍増を巡り、岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭元厚生労働相らと論戦した。首相は木原誠二官房副長官の「子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく」との発言を、「政府方針と齟齬(そご)はない」と擁護。基準となる予算値を「検討中」としながらも「倍増実現」を強調する姿勢を、立民側から「説明にならない説明」などと批判されると、「違う」「ミスリードだ」と声を荒らげ反論した。

 木原副長官は21日放送のBS日テレ番組の中で子ども関係予算倍増について「子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく。出生率がもしV字回復して上がってくれば、割と早いタイミングで倍増が実現される」と説明。「1人当たり」ではなく「総枠2倍」との新論を持ち出し波紋を広げている。倍増問題は決着せず「強硬姿勢で火に油」(公明議員)の状態だ。

 同日の予算委で木原副長官は「齟齬はない」との首相答弁を受け、「諸条件で倍増のタイミングが変わり得るとの意味で話した。『子どもが増えれば予算は倍増する』などとは言っていない」と説明。長妻氏は「ごまかしだ。そもそも前提となる出生率の持ち直しが当面は見込めないという各種検証を政府中枢が把握していないのは問題。少子化対策をやる気がない何よりの証拠だ」と断じた。

 長妻氏は「防衛は裨益(ひえき)(助けとなり役立ち補うこと)が全国民におよぶ点が少子化対策などと違う」(1月30日参院予算委答弁)との旨の首相発言を引き、「混乱は総理の誤った認識が背景。子育て関係予算は長い目で見れば益は全国民に及ぶ。答弁を撤回し認識を改めよ」と追及。しかし首相は「少子化や子育て政策上の意義は否定していない。財源上の見方を説明しただけだ」などと拒否した。

神奈川新聞社

8526OS5:2023/03/01(水) 09:36:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6a5a2ef379cbc3a0c4ffb7fc3fa7313a476b3b
林外相、G20欠席 予算審議優先、省内ため息
2/28(火) 20:34配信

時事通信
記者会見する林芳正外相=28日午後、外務省

 林芳正外相は、3月1、2両日にインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合を欠席する。


 2023年度予算案の参院審議と重なったためだ。日本は先進7カ国(G7)の今年の議長国で、政府内では外交への影響を懸念する声が出ている。

 参院予算委員会は、岸田文雄首相と全閣僚が出席し1、2両日に予算案の基本的質疑を行う。17年から定例化したG20外相会合を日本の外相が欠席するのは初めて。林氏は28日の記者会見で「G7議長国としてしっかり発信したい」と強調した。政府は山田賢司副大臣を代理で派遣する方針だ。

 G20には中ロなども参加。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、G7と異なる立場の国もあり、日本政府は今年のG20議長国インドとの連携を重視している。首相は「5月のG7広島サミットの成果を9月のG20サミットにつなげる」と訴えていることから、外務省幹部は「外相の欠席は痛い」とため息交じりに指摘。政府関係者も「インドとの間でしこりが残らなければいいが」と漏らした。

 印政府がG20外相会合の日程を発表したのは1月17日。外務省関係者によると、早くから関係者への根回しを始めたが理解を得られなかった。自民党の世耕弘成参院幹事長は28日の記者会見で「基本的質疑は参院質疑の中でも非常に重要度が高い」と語り、出席見送りはやむを得ないとの認識を示した。立憲民主党の参院幹部も予算審議を優先するよう求めた。

 インドではG20に続き、3日には日米豪印4カ国の連携枠組み「クアッド」外相会合が開かれ、外務省幹部は「せめてクアッドには行きたい」と語る。3日には参院予算委で要求された閣僚が出席する一般質疑が行われる方向のため、与野党の調整が続きそうだ。

8527OS5:2023/03/02(木) 18:02:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d2e57df3734b6033a237758d24e5f592c8d925
これほどとは…田中角栄が地元・新潟でやっていた「徹底的な利益誘導」、その“凄まじい現実”
3/2(木) 7:33配信


72
コメント72件


現代ビジネス
徹底的な利益誘導
田中角栄〔PHOTO〕gettyimages

 田中角栄といえば、新潟という地方出身、中央工学院卒業という政治家にとっては不利な経歴を跳ね除けるようにして、権力の階段を駆け上がり、その出世ぶりから「今太閤」と称されたことで知られています。いまも熱い人気を誇り、2010年代の半ばから後半にかけて、空前の「角栄ブーム」が起きたのは記憶に新しいところです。

【写真】圧巻…田中角栄の若かりし日の姿

 そこでは、名言集がヒットを飛ばすなど、彼のリーダーシップの「正の側面」に光が当たってきました。

 しかし一方で田中は、地元への徹底的な「利益誘導」に励んできたことでも知られ、その事実が批判的にとらえられることも少なくありません。

 平成に入ってから日本の政界で起きた一連の「政治改革」は、田中的な利益誘導やそこから生じる政治腐敗を阻止するためのもの……という側面を強く持っていたとされます。

 裏を返せば、田中による利益誘導をあらためて振り返ることは、現在の政治を底のほうで規定しているものについて知ることにもつながりそうです。

 ところで、田中の「地元で熱烈な人気ぶり」について詳細に記した書籍に、著名な政治学者である高畠通敏(1933〜2004年)の『地方の王国』(最初に出版されたのは1986年)があります。高畠は同書において、1983年の新潟を取材し、田中が地元・新潟三区でどのようにして熱烈な人気を獲得してきたのかを描き出しています。

 同書の中心は、新潟の有権者たちが、田中のどのような発言、その裏にある論理や情熱に惹かれてきたのかを中心に総体的に分析することにありますが、同時に、利益誘導の現実も生々しく描かれています。

 その一端を見てみましょう(引用は、改行の位置を編集してあります)。

 〈田中の政治的地位が高まるにつれ、田中が公共事業の決定にいわばオールマイティな力をもつようになったことは、毎秋慣例となった田中の秘書の主宰する新潟三区の有名な“越山会査定”に象徴的にあらわれている。

 越山会(編集部注:田中の後援会)員による選挙区内公共事業陳情の現地受付としてはじまった山田泰司秘書による選挙区行脚は、実質的に来年度の事業内容がそこで決定されてしまうとあって、市町村長や地方土木事務所長なども出席する半公式的なものへと発展したまま、今日にいたっている。

 そして、山田秘書すなわち田中によって調整され、決定された三区内の来年度事業計画は、ほとんどそのまま各官庁によって正式決定され、予算化されて、事業化される。越山会と田中事務所は、その意味で新潟三区において、国の資金を分捕って各市町村に分配する“陰の県庁”の役割をはたしているのである〉(同書29頁)

上越新幹線が四ヵ所も停車する
写真:現代ビジネス

 こうした個別の利益誘導の結果、以下のような事態が出来することになる、と高畠は書きます。

 〈とにかく、越山会が田中角栄を強く支えているかぎり、中央から新潟三区には無限に公共投資が降り注いでくる。それは、この二十年間、新潟三区に生活するものにとっては、否定のしようのない実感的事実なのだ〉

 〈上越新幹線が開通して三区内を縦断し、四ヵ所も停車する。関越、北陸の高速道が次々に建設され、一、二年のうちに全通する。県道はもとより、町村道までがどんどん国道に昇格して全面舗装される。たった数十戸しかない山村にトンネルが開通し、町場への交通路が開ける。河川改修事業が進み、ダムがつくられ、橋がかけられる

 これらすべてが田中先生のお声がかり、越山会員の陳情に対する先生の配慮の下で、実現したのである〉

 いまの時代ではなかなか考えにくい、高度成長の余勢をかった利益誘導。こうしたもののうえに田中角栄の権力が成り立ち、さらに平成の政治改革もあるという経緯は、政治について考える際に、一つの視点を与えてくれるかもしれません。

 さらに、【つづき】〈「東大を出たエリートに負けるな!」、田中角栄を“熱烈に支持”した人たちの「やり切れない気持ち」〉では、新潟において田中角栄を支持した人たちの心情に迫ります。

8528OS5:2023/03/02(木) 18:03:16
https://gendai.media/articles/-/106871?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2023.03.02
「東大を出たエリートに負けるな!」、田中角栄を“熱烈に支持”した人たちの「やり切れない気持ち」
学術文庫&選書メチエ編集部
プロフィール
圧倒的な「地元人気」
田中角栄といえば、新潟という地方出身、中央工学院卒業という政治家にとっては不利な経歴を跳ね除けるようにして、権力の階段を駆け上がり、その出世ぶりから「今太閤」と称されたことで知られています。

いまも熱い人気を誇り、2010年代の半ばから後半にかけて、空前の「角栄ブーム」が起きたのは記憶に新しいところ。現代の政治を眺める際にも、参照点となるような政治家と言えそうです。

周恩来と会談する田中角栄(1972年)〔PHOTO〕Gettyimages
田中の特徴の一つとして挙げられるのは、その恐るべき「地元人気」でしょうか。とくに1950〜70年代、田中の地元であった新潟三区での、田中の人気は圧倒的なものであったと言われます。その人気・支持は、田中が権力の頂点から去り、ロッキード事件によって裁判にかけられてなお、凄まじいものだったとされています。

では、田中はいったいなぜそれほどの人気を実現することができたのでしょうか。もちろん、お得意の利益誘導が大いに影響していると考えられますが、一方で、「人気」というのは、人々の入り組んだ心理的要因が絡んでいるもの。利益だけでは説明できない、より複雑な何かがありそうです。

そのあたりを詳しく描き出しているのが、著名な政治学者である高畠通敏(1933〜2004年)の『地方の王国』(最初に出版されたのは、1983年)という書籍です。

「自分は新潟三区の人間だ!」
高畠は、田中の地元である新潟県が、「南のほうの諸県」に比べると、豪雪などの影響によってなかなか経済成長・近代化を遂げられなかったこと、そのために新潟の北部に暮らす人たちのなかには、やりきれない思いや怨恨が募っていたことという、いわば、日本国内の「南北問題」を指摘したうえで、そうした状況が田中の利益誘導によるインフラ整備によって徐々に変化しつつあったことを描き出し、こう続けます。

〈このようにして、新潟三区の山奥の村々にトンネルが掘られ、全面舗装された国道や県道が走るようになったのである。それと同時に、在郷の村落共同体は越山会(編集部注:田中の講演会)によって固められ、意識の下に沈んでいたかつての怨恨は、“南”側先進諸県に対抗する強烈な“ナショナリズム”に裏打ちされた連帯へと高められていったということができよう〉(同書39頁)

さらに高畠は、田中が国政において出世してもなお、地元を歩き、地元の事情に精通し、その知識をもって地元のインフラ整備に力を注いでいたことを描いたうえで、このように書きます。

〈それは、田中がいくら中央で出世しても、自分は新潟三区の人間だといいつづけたことと無縁ではないだろう。実際、彼は、代議士となっても故郷から「出稼ぎ」にいっているのだと自称し、総理大臣になってもそのいいかたを変えなかった。(中略)それは、田中の心があくまで新潟三区という“こちら”側の世界にあり、南国や太平洋側の“あちら”側の世界にないという忠誠にほかならない。

他の代議士たちはすべて、中央で出世するに従い、心を“あちら”側に移していった。新潟出身でも東大などのエリート大学を出て官僚になった連中が、すべて“あちら”側の人間である。ひとり、農民たちと同じように学校も満足に出なかった田中だけが、そういう官僚たちをあごの先でつかいながら、その心を“こちら”側に保ちつづけてくれているというわけだ〉(同書40頁)

8529OS5:2023/03/02(木) 18:03:31
ただの「今太閤」ではない
新潟三区の有権者たちは、こうした田中の姿勢に強く同一化した、と同書は書く。

〈このように見てくれば、田中の出世物語は、地元の選挙民にとっては、単なる“今太閤”の物語ではあり得ない。出世した太閤は、決して昔の仲間の農民を訪れてサービスするなどということはしなかっただろう。またそれは、代議士と選挙民との間の、単なる利益誘導と票をめぐる取引ゲームにとどまる種類のものでもない。

(中略)田中は、まさにその“あちら”側の牙城、東大出の官僚の集団の中にのりこんでゆき、彼らから「所詮、土建屋」と陰口を叩かれながら、しかしその彼らを堂々とつかいまくってきた。そこに、越山会員にとっての田中の本質的な意味があるのだ〉(同書40〜41頁)

地元・新潟では、ロッキード事件が「仕組まれたものである」とする陰謀説が強い影響力を持ったとされますが、高畠によれば、これも“あちら”側の人間に田中が足をすくわれたという見方、すなわち〈在郷越山会員たちの田中に対する熱い想いのそこにあるものを裏返しにした反応にほかならない〉といいます。

日本という国のなかにある凹凸や起伏が、田中角栄という政治家への熱い想いを生み出したという指摘は、私たちに政治を見るうえでのヒントを与えてくれるかもしれません。

なお、田中がおこなっていた利益誘導については、〈これほどとは…田中角栄が地元・新潟でやっていた「徹底的な利益誘導」、その“凄まじい現実”〉でその一端に触れています。

8530OS5:2023/03/02(木) 23:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d3a5d063523898fb09530ae8cb4cae477500a5
林外相のG20欠席 与野党が責任押しつけ
3/2(木) 20:18配信



2日の参院予算委員会は、林芳正外相が同委への出席のためインドでの20カ国・地域(G20)外相会合を欠席した問題が尾を引く展開となった。岸田文雄首相は林氏の派遣を模索したものの、国会日程のため見送る判断となったと説明した。一方、国益を損なう事態を招いたことに与野党などが責任を押し付け合う泥仕合も始まっている。

「一つ苦言を呈したい。それは、昨日(1日)と今日(2日)、林氏がこの場に座っていることだ」

日本維新の会の音喜多駿氏は、質疑の冒頭にこう切り出し、林氏が国会を優先し、G20会合の欠席に至った経緯を疑問視した。

首相は「林氏の出席の可能性を追求したが、国会を含む日程などを総合的に勘案した」と説明したが、音喜多氏は「納得できるものではない」と突き放した。さらに、前日の1日の審議で林氏への与野党の質問がわずか1問、53秒だったことにも言及し「林氏の無駄遣いだったと言わざるを得ない」と指摘。「『外交の岸田』らしく国益を優先する判断をしていくべきだ」と注文をつけた。

ただ、そもそも林氏のG20会合出席に待ったをかけたのは国会側だ。

2日の参院予算委理事会では、立憲民主党が「G20については外務省から話を一切聞いていなかった」と外務省の失態を指摘した。実際、外務省の日程調整の動きが鈍かったことは否めず、政府高官は「もっと日程調整すべきだった」と悔やむ。

だが、国会側も「基本的質疑は首相出席のもと全閣僚出席で行うことが原則だ」(自民党の野上浩太郎参院国対委員長)との主張が大勢だった。与野党とも林氏のG20会合出席に積極的に協力した形跡はない。

閣僚の海外出張を巡っては、昨年2月にも鈴木俊一財務相がG20財務相・中央銀行総裁会議への出席を国会日程のため見合わせており、同様の失態を繰り返したことになる。

自民の麻生太郎副総裁は2日の麻生派(志公会)会合で「(林氏が)出られなくなったのはどうかね。国会論議が理由でというのは、どういう反響があるのか考えないといけない」と苦言を呈した。

首相は同日の予算委で「国会の理解を得つつ、積極的な外交を展開したい」と語ったが、国会が「慣例主義」を見直さなければ、外交よりも国内事情が優先の「ガラパゴス国会」の返上は容易ではない。(永原慎吾)

8531OS5:2023/03/02(木) 23:16:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e9d2ae8542bfac82634896cea2692b57d452567
G20外相会合、閉幕へ ウクライナ侵攻巡り対立、共同声明の調整難航
3/2(木) 20:07配信
毎日新聞
インド・ニューデリーに設置されたG20の看板=2023年2月28日、AP

 インドの首都ニューデリーで開催中の主要20カ国・地域(G20)外相会合で2日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り米露の外相が応酬を繰り広げた。ロシアに制裁を科す米欧などと、これに反発するロシアや中国などとの間で対立が深まっており、共同声明の内容を巡っても調整が難航している模様だ。会合は2日、閉幕する。

 会合にはブリンケン米国務長官、ロシアのラブロフ外相、中国の秦剛外相らが出席。加盟国では、日本を含むG7や韓国などが対露制裁に参加する一方、今年の議長国インド、中国、ブラジル、インドネシアなどは制裁に加わっておらず、ウクライナ危機を巡って立場が異なる。

 2日は世界の食糧危機やエネルギー価格の高騰などについて協議した。インドのモディ首相はビデオメッセージで「あなた方は世界が深く分断されているときに会議を開いている。協議が地政学的緊張に影響されるのは当然のことだが、我々はこの部屋にいない人々に対する責任も負っている」と訴えた。「グローバルサウス」(南半球を中心とする新興国・途上国)の国々が過大な債務を抱える中で食糧やエネルギーの価格高騰が進んでいることを踏まえ「(ウクライナ危機という)共に解決できない問題が、(食糧など)解決できる問題の妨げになってはいけない」と呼びかけた。

 だが米露は互いに相手を非難した。AP通信によると、ブリンケン氏は2日、「今回の(G20外相)会合もロシアによるウクライナに対する不当な戦争によって台無しにされた」とした上で「侵略戦争を終結させるようにロシアに求め続けなければならない」と訴えた。一方、ラブロフ氏は対露制裁を念頭に「西側による自分勝手な政策がもたらしたリスクが緩和されるよう期待したい」と述べた。タス通信が報じた。

 ラブロフ氏は協議の合間に、トルコや南アフリカなど対露制裁をしていない国々の外相と会談し、取り込みを図った。一方、オランダのフックストラ外相は2日、中国がロシアに武器供与をする可能性があるとの米政府の情報を踏まえ「(ウクライナ危機の)責任はロシアにある。他のすべての国々はロシアへの軍事支援を控えるべきだ」と記者団に語った。

 インドネシアで22年11月に開催されたG20首脳会議の共同宣言では、参加国のほとんどがウクライナでの戦争を強く非難したことを明記する一方で、対露制裁などに異論が出たことも併記した。だが今年2月25日までインドで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議では、同様の表現を巡ってロシアや中国が反対。共同声明の採択は見送られた。外相会合でも、ウクライナ危機の文言を巡り調整が難航しているとみられる。

 G20は9月にインドで首脳会議を開催する予定。【ニューデリー川上珠実】

8532OS5:2023/03/03(金) 18:12:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9edf3bd5354e2b49b1c099c06cd9950138deb3c
かすむ岸田色…身内も「信念ない」 参院論戦、保守派へ配慮鮮明
3/3(金) 10:57配信

西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄首相が、論戦の舞台を移した参院でも自民党安倍派や保守層に配慮した答弁を続けている。安倍派を中心に異論が強いLGBT理解増進法案を巡っては党内議論を見守る姿勢に徹し、逆に安全保障政策では踏み込みを増している。4月の統一地方選や衆院補欠選挙を前に、党内外の保守派をつなぎ留める狙いは明らかだが、指導力や政策への熱意はかすみがちだ。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 1日の参院予算委員会。立憲民主党の杉尾秀哉氏から、理解増進法案の早急な整備を自民総裁として指示するよう求められた首相は「議員立法として議論されてきた経緯がある。自民も法案提出の準備を進めている」。衆院で繰り返した説明をなぞるだけだった。

 伝統的な家族観を重視する自民議員には、2年前に与野党の実務者間で合意した法案への忌避感が今も強い。法案には「性的指向および性自認を理由とする差別は許されないとの認識の下」との記述があり、反対派は訴訟リスクが高まる恐れなどを指摘する。「私自身、反対だと言ったことは一度もない」と語る首相も、無視できないでいる。

 一方、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)保有に関しては「今後は米国の打撃力に完全に依存することはなくなる」と強調。

 2日、共産党の小池晃書記局長から反撃能力保有に否定的な古賀誠元自民幹事長の見解を「重く受け止めるべきではないか」と問われても「平和国家としての歩みは変わらない。多くの国が理解を示している」と気にするそぶりはなかった。

 古賀氏は首相が率いる宏池会(岸田派)の前会長だが、最近は距離がある。リベラル色が濃い宏池会についても首相は「本質は徹底的な現実主義を追求する政策集団だ」と語り、イメージ脱却に躍起だ。岸田派関係者は「首相に信念はなく、現状を追認しているだけ。このままでは第2安倍派になってしまう」と嘆く。

 2月の自民党大会で憲法改正の実現を説き、安定的な皇位継承策の検討にも意欲を示した首相。政権の行方を左右する春の政治決戦に向けた支持固めが露骨に前面に出ているだけで、本気度には疑問符が付く。 (河合仁志、大坪拓也)

8533とはずがたり:2023/03/06(月) 21:46:42
高市早苗の孤立で「おひとりさま」の無情…奈良県知事選でみんな「二階氏に忖度」
3/1(水) 7:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/925ec2ca1ecbfa440dfe5adf3f72b5da46d2ca14
現代ビジネス

 「初の女性総理」を目指す高市早苗経済安全保障担当相が、窮地に立たされている。奈良県知事選(4月9日投開票)に向けて、県連会長の高市氏は平木省氏(48歳)を推薦することに決め、党本部の決定を待っていた。平木氏は高市氏の総務相時代に秘書官を務め、同郷のよしみもあって目をかけられていたようだ。

 ところが、党本部は1ヵ月以上、回答を保留している。現職の荒井正吾知事(78歳)が出馬を決め、党本部に直接、推薦を働きかけているからだ。

 「荒井氏の裏にいるのは二階俊博元幹事長です。荒井氏は運輸省の元官僚で、二階氏が細川護熙内閣で運輸政務次官をやっていた時には一番の部下だった。その時の縁で、いまでも親密なのです」(自民党中堅議員)

 分裂選挙になることで、維新から出馬する山下真元生駒市長(54歳)が漁夫の利を得る可能性も高まっている。だが、孤立化した高市氏に助け船を出す者はいない。

 「荒井氏は'01年に参議院議員に転じた際、宏池会に所属していたため、同じ派閥の岸田(文雄)総理も積極的に動こうとしない。茂木(敏充)幹事長も二階氏に忖度して静観を続けています。高市氏は2月21日に二階氏に直談判を試みましたが、二階氏はほぼ無言だったとか。無派閥の高市氏は、党内でいよいよ『おひとりさま』になってしまいそうです」(同前)

 故・安倍晋三元総理から評価され、政界の階段を駆け上がってきた高市氏だが、ひとり残されては何もできそうにない。

 「週刊現代」2023年3月4日号より

週刊現代(講談社)

8534OS5:2023/03/06(月) 23:09:20
https://www.jiji.com/jc/v8?id=2023tenbyo07
萩生田氏が安倍派会長に意欲【点描・永田町】
2023年03月06日

facebookhatena-bookmark
政治ジャーナリスト・泉 宏
萩生田氏が安倍派会長に意欲【点描・永田町】
2023年03月06日
自民党の最大派閥・安倍派(96人)幹部の萩生田光一政調会長が、故安倍晋三元首相の「一周忌」をめどに同派の新会長を選出すべきだとの考えを示したことが、党内に複雑な波紋を広げている。永田町では「萩生田氏が『ポスト安倍』に名乗りを上げる意向を固めた」(自民長老)と受け止められているが、「集団指導体制で維持されてきた派内均衡を崩し、安倍派の空中分解につながる」(同)との見方もあり、同派だけでなく党内の権力構図を一変させかねないからだ。


 萩生田氏は1月31日のインターネット番組に出演した際、安倍派の今後について「一周忌をめどにしかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい」と語った。ただ安倍氏の死去後、会長代理として最大派閥の運営に当たってきた塩谷立元総務会長が、同26日に開かれた安倍派の定例会合の後、同派の後継体制について「昨年の継続で今年も当面やっていく。新会長選出の動きは今のところない」と記者団に説明したばかりだっただけに、萩生田氏の発言が党内で注目されたのだ。

 萩生田氏は番組でのやりとりの中で「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」とも発言。これが自身の会長就任への意欲と受け止められた。同氏周辺は「そんな意図は全くない」と慌てて打ち消したが、同氏を支持する議員は「ポスト安倍への準備が整ったということだ」(安倍派若手)と勢いづく。

 さらに、官房長官として安倍氏を長く支えた菅義偉前首相も、2月3日のネット番組で将来の総裁候補の一人に萩生田氏を挙げ、「度胸がある」と評価した。これを受け、党内では「ポスト安倍はポスト岸田につながる」(菅氏周辺)との声も相次ぐ。


6氏が争えば「空中分解」の危機も

 安倍派の領袖(りょうしゅう)で、自他共に認める党の最高実力者だった安倍氏が昨年7月に死去した後、同派の後継体制づくりは混迷を深めた。同9月下旬の国葬後、いったん塩谷氏の昇格案が浮上したが、安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相や、若手議員の一部の反対で白紙に戻り、以来、現在まで集団指導体制が続いている。

 そもそも同派内には、次期会長候補とされる有力者として萩生田、塩谷両氏のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長がおり、この6氏が覇を競うが、衆目の一致する後継者は見当たらない。だからこそ集団指導体制を維持することで、会長候補同士の主導権争いによる派内混乱を回避してきたのが実態だ。

萩生田光一文部科学相(左)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(肩書はいずれも当時)=2020年9月17日、東京都中央区【時事通信社】
萩生田光一文部科学相(左)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(肩書はいずれも当時)=2020年9月17日、東京都中央区【時事通信社】

 それだけに萩生田氏の発言がライバルたちを刺激したのは当然で、西村氏がすぐさま2月1日の国会答弁で、急浮上した児童手当の所得制限撤廃論について「限られた財源で高所得者に配るより、厳しい状況の人を支援すべきだ」と反対姿勢をアピールした。会長代理の下村博文元文部科学相も同2日の派閥会合で、党が掲げる憲法改正4項目の条文イメージの見直しを提起。さらには世耕氏も、安倍氏の意向を踏まえての昨年末の台湾訪問や、防衛財源確保に向けた党内論議の提唱など、言動を活発化させている。

 そうした中、森氏は2月20日掲載の地元紙インタビューで、萩生田氏について「(後継候補の中で)総合力は最も高い」と評価。安倍派内にも、来秋の総裁選をにらんで「すぐに新体制を築くべきだ」(若手)との声が広がるが、なお「萩生田氏の突出は派の空中分解につながる」との指摘もある。同派の内紛は「政局にも影響する」(自民長老)だけに、首相や党幹部は「ハラハラしながら推移を見守る」(同)ことになりそうだ。

(2023年3月6日掲載)

8535OS5:2023/03/08(水) 21:36:50
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-963189.html?_gl=1*1h8zdfi*_ga*MzQ0MzAyOTExLjE2NjY0MDI2MzY.*_ga_XJ5END643J*MTY3ODI3ODM3MC4xNTIuMS4xNjc4Mjc4OTg1LjU2LjAuMA..
岸田総理が「安倍家の墓参り」をドタキャンした裏事情 自民幹部から「あまりにもお粗末」の声も
2023/03/08 06:02デイリー新潮

岸田総理が「安倍家の墓参り」をドタキャンした裏事情 自民幹部から「あまりにもお粗末」の声も

岸田総理

(デイリー新潮)

 4月に迫る衆議院補欠選挙を前に、岸田総理が動いた。去る3月5日、二つの選挙区で補選が行われる山口県を訪問したのだ。そのうちの一つ、山口4区といえば、昨年7月に銃弾に倒れ、帰らぬ人となった安倍晋三元総理の地元選挙区。国葬まで執り行った“自民党のレジェンド”の後継者を負けさせるわけにはいかぬと、現地に乗り込んで行ったというわけだ。ところがこの“山口入り”の、ある予定変更をめぐって、党内部から批判の声が上がっている。

墓参りがキャンセル
 政治部デスクが言う。

「岸田総理は、3月5日の午前に羽田空港をたち、山口宇部空港に降り立ちました。そしてまず向かったのは、下関市。故・安倍元総理が当選を重ねてきた、山口4区の中心地区です。安倍氏の後継として出馬する新人候補を応援すべく、訪れたというわけです」

 岸田氏は、応援演説を行う前に、安倍氏の元地元事務所に足を運び、そこに掲げてあった安倍氏の遺影に黙祷を捧げたという。ところが、これ、当初の予定にはなかったものだった。

 地元関係者が言う。

「実は、岸田総理は当初、安倍家のお墓を訪れ、墓前に花を手向けて補選での必勝を誓う、という予定が組まれていました、受け入れる地元もその準備をしていたのですが、直前になって墓参りがキャンセルとなってしまったのです」

 現職総理が、銃撃に倒れた元総理の墓に手を合わせる――。いかにも“絵になるシーン”であり、選挙応援のスタートとしてこれ以上ないものと思われるが、なぜ中止となってしまったのか。

分骨でさえ踏ん切りがつかない
「出発の前になって、党幹部が念の為遺族側に確認したところ、お墓にはまだ安倍氏の遺骨は納められておらず、富ヶ谷の自宅にあるということがわかったのです。納骨前に墓参りをするのは不自然ではないかという判断で、急遽、遺影への黙祷に切り替わったのです」

 一体なぜ、遺骨がお墓に収められていないのかといえば、

「当然ながら、奥様の昭恵さんの判断です。病気や老衰などではなく、突然に、しかも銃撃という、あまりにも衝撃的な形で夫を亡くした悲しみは今も全く癒えておらず、遺骨を自宅に置いていて、朝も夜も問わず、手を合わせ、語りかけているそうです。もちろんいずれは、と昭恵さんも考えているようですが、その時も、分骨して、一部は自宅にと考えているようです。ただ、その分骨さえまだ踏ん切りがつかないで、気持ちの整理がつくのが、いつになるかは、誰にも分からないというのが現状です」

もう少し上手くやってくれ
 このドタキャンには、自民党幹部も呆れる。

「そもそも、なんでそんな重要なことを、岸田さんは直前まで知らなかったのかが問題です。あまりにもお粗末すぎます。墓参りの話はマスコミにも伝わっていましたし、恥ずかしいこと限りない」

 しかも、

「本当に安倍さんに必勝を誓いたいなら、山口入りの前にでも、富ヶ谷の自宅にいって手を合わせるべきだったのに、それもしない。しかも、ご遺族と十分にコミュニケーションを取ってこなかったわけです。つまり、墓参りも遺影の前の黙祷も、全く気持ちのこもっていない、単なる選挙のためのパフォーマンスに過ぎないということが、明らかになってしまった。正直、もう少し上手にやってくれよと思いますね。こんなことでは、彼のやることなすこと、全部パフォーマンスじゃないか、と国民は思ってしまいますよ」

デイリー新潮編集部

8536OS5:2023/03/10(金) 07:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad12dc0a6b5ab36b9d2a7baa66b741e2a5f9c115
体調不良説再燃…!? 菅前首相の体に異変が起きて、永田町に走った「大激震」
3/10(金) 7:03配信

現代ビジネス
体調に異変ありか
photo by gettyimages

 「マスクをずっと外さないし、以前より背中が丸まって、歩幅が狭くなっているようにも見える。もともと声が大きい人じゃないが、いまの菅さんを見ると『覇気がない』と感じる人もいるだろうね」(自民党中堅議員)


 菅義偉前総理の「体調不良説」が流れたのは、'22年春のこと。講演会や会合で言葉に詰まる場面があり、「様子がおかしい」という噂が自民党の内外に走ったのである。

 ここにきて、その「体調不良説」が再燃している。最初に異変を察知したのは、地元・神奈川の自民党関係者だった。

 「年明けの1月6日、菅さんは横浜の『ドン』と言われる藤木企業会長・藤木幸夫さんのもとを密かに訪れ、面会しました。その際、同席した関係者から『少し呂律が回っていないようだった』とか『会話が前後した』といった話が出たのです」(自民党神奈川県連関係者)

 ただ菅氏と藤木氏はここ数年、横浜のIR(統合型リゾート施設)誘致をめぐって対立しており、この日は「手打ち」の会合だった。菅氏に近い自民党議員からは「菅さんの動きを警戒して、牽制のために情報を流している人がいるのでは」という声も上がった。

 実際、菅氏はその後の2月初め、東京ビッグサイトで開かれたイベント「宿フェス」でいたって元気そうな姿を見せ、周囲を安心させた。ある側近には「最近、健康診断を受けたが異常はなかった。毎日散歩もしている」と語り、噂は収まったと思われていたのである。

 ところがその直後、3度目の異変が起きて、永田町は激震した。

 「2月中旬に北海道を訪れた際に、囲み取材で10秒以上黙り込むことがあったのです。やはり、体調に多少の波があるのかもしれません」(前出・自民党神奈川県連関係者)

 「キングメーカー」として再始動した矢先の変事。真相がどうあれ、動き始めた政局に、大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

 「週刊現代」2023年3月11・18日合併号より

 仮に菅氏の勢いが削がれたとしても、岸田首相はまだまだ安心できない。「岸田失脚」を夢見ている政治家は永田町に少なくないと見られており、「あの人」の動向も注視すべきだろう。連載記事『自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前』にて、詳しく説明していく。

週刊現代(講談社)

8537OS5:2023/03/13(月) 14:17:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39d25cd3106d86dba08f9ab16f198cded84dad0
菅前総理の失速ぶりに自民関係者はあきれ顔 麻生太郎の抗議に“敵前逃亡”
3/13(月) 5:56配信



 現職総理への批判を繰り返し、「反岸田」勢力の受け皿と期待を集めた菅義偉前総理(74)が失速している。

 自民党関係者もあきれ顔だ。

「2月5日に行われた北九州市長選挙で、菅さんは岸田文雄総理を後見する麻生太郎副総裁との対決を嫌がり、現地での応援演説をやめちゃった。結果的にその候補は落選し、周囲から“また逃げた”と落胆の声が上がっているんです」

 菅氏に支援を依頼したのは、かねて近い関係にある武田良太元総務相。自民党本部は武田氏が擁立を主導した、元国交省官僚の津森洋介氏を公明党や立憲民主党との相乗りで推薦した。が、一方で武田氏と「犬猿の仲」である麻生氏は、水面下で元厚労省官僚の武内和久氏を支援していた。

「菅さんは告示直前に九州入りする予定でしたが、急に中止が決まった。理由は麻生さんが菅さんに“福岡の話に首を突っ込むな”と強く抗議したからです。麻生さんのあまりの剣幕に恐れをなしたというワケ」

“相変わらず戦えない人だ”
 周囲がドン引きする、まさかの敵前逃亡だったが、菅氏には“前科”があった。

「菅さんは総理在任中も、麻生さんに配慮し過ぎて二階(俊博幹事長=当時=)さんのクビを切ろうとしましたし、総理の座もわずか1年で投げ出した。武田さんをはじめとする菅シンパの議員たちは“相変わらず戦えない人だ”と、潮が引くように菅さんから距離を置き始めています」

 武田氏の親分格で菅氏と盟友関係にあった二階氏も、最近は冷ややかだという。

 政治部デスクが指摘する。

「菅は1月に月刊誌のインタビュー記事で“岸田総理は未だに派閥の会長を続けています”“派閥政治を引きずっているとのメッセージになる”と、派閥に居続ける岸田総理と派閥政治そのものをやり玉に挙げた。これまで派閥の合従連衡を生き残ってきた二階は“派閥の何が悪いんだ”と、すっかりおかんむりです」

 昨年2月に麻生派を飛び出し、いまも“菅派”の立ち上げに動く佐藤勉元総務相も同様だという。

「佐藤はあの発言を“自分は派閥を作らないと宣言したようなもの”とボヤいているとか。党のカネや人事ポストは派閥単位で配分されるので、菅派の誕生に期待を寄せていた議員たちは一様に肩を落としています」

あいさつの場で言葉が出てこない
 株価暴落が続く菅氏には、新たな健康不安説が追い打ちをかけている。

「昨年、循環器系を患って一時は入院した、という説が流れました。今年に入ってからは、パーティーや会合でのあいさつの場でしばらく言葉が出てこない様子が何度も目撃されています。もとより饒舌なタイプではありませんが、健康状態はかなり不安視されていますよ」

 2月18日、菅氏は北海道の上士幌町を訪問。ふるさと納税制度による寄付金で町民の保育料を無料化させた、認定こども園の視察だった。

「かつて自身が推進した政策のアピールで求心力を回復させる狙いだったんでしょう。ただ、菅さんは役人を恫喝するのは得意ですが、根っからの政局オンチで議員付き合いも超苦手。自身に近い河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相らが伸び悩んでいるうえ、安倍派後継の最右翼と見られる萩生田光一政調会長にしても、未だ菅さんの秋波に呼応する様子は見られません」(先の自民党関係者)

「週刊新潮」2023年3月9日号 掲載

新潮社

8538OS5:2023/03/13(月) 14:59:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bf1c0c924ed5bfd9f1659420e95d759ba3674af
菅前首相、リーダー候補「HKT」と初会合 キングメーカーの鍵握る
3/13(月) 14:33配信


3
コメント3件


産経新聞
自民党の菅義偉前首相(鴨志田拓海撮影)

自民党の菅義偉前首相は12日夜、東京都内の日本料理店で萩生田光一政調会長や加藤勝信厚生労働相、武田良太元総務相と会食した。萩生田、加藤、武田の3氏は菅政権を閣僚として支えたメンバーで、各氏の名前の頭文字から「HKT」とも呼ばれる。3人は菅政権退陣後も定期的に会食を重ねているが、菅氏が会合に加わるのは初めて。

関係者によると、この日の会食では菅政権時代の思い出話を中心に、岸田文雄政権が取り組む子育て支援などの話題が出た。また、菅氏が今月末に超党派の日韓議員連盟の新会長に就任することから、3人は菅氏を支えながら「韓国との議員外交にしっかり取り組もう」との意見で一致したという。

萩生田、加藤、武田の3氏は平成15年の衆院選で初当選の同期。令和3年の党総裁選で菅氏再選のために集まったのが始まりだ。菅氏は総裁選には出馬せずに退陣したが、定期的に会合を開いて情報交換を重ねている。

萩生田氏は安倍派(清和政策研究会)、加藤氏は茂木派(平成研究会)、武田氏は二階派(志帥会)でそれぞれ番頭格や次世代のリーダー候補と目されている。3氏との強固な絆は、菅氏が「キングメーカー」の道を歩む上で重要なカードとなりそうだ。

8539OS5:2023/03/14(火) 09:07:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/73dd336bc9bf0179d22fe21b223f5f2f1ab2ed74
少子化対策、自民内で「要望合戦」 調査会や議連、相次ぎ提出
3/13(月) 21:51配信

毎日新聞
自民党

 岸田文雄首相が打ち出した「異次元の少子化対策」をめぐり、自民党内の調査会や議連が13日までに、相次いで要望をまとめた。近く党の提言として集約し、政府が3月末をめどに作成する少子化対策のたたき台に反映させる見通しだ。財源の確保策として「教育国債」まで飛び出し、さながら要望合戦となっている。

 ◇月内に集約「相反するものもある」

 要望を提言に集約するのは「こども・若者」輝く未来創造本部(本部長・茂木敏充幹事長)の下部組織である実現会議。13日に党本部で会合が開かれ、少子化対策調査会の衛藤晟一会長は、持論である児童手当の大幅拡充のほか、新婚世帯への住宅費補助の引き上げを要望。旧民主党政権時代に廃止された、16歳未満の扶養家族がいる世帯に所得税と住民税を減税する年少扶養控除の復活も求めた。

 この日は、成育基本法推進議連(会長・野田聖子前こども政策担当相)も加藤勝信厚生労働相に、医療界や障害児を育てる親からの要望を提出。10日には全国保育関係議連(会長・田村憲久元厚労相)が小倉将信こども政策担当相に対し、保育士の配置基準の改善を求めている。

 さらに、大学など高等教育費の負担も重いことから、文部科学省系の教育・人材力強化調査会(会長・柴山昌彦元文科相)も参戦。貸与型奨学金の減免の拡充、所得に応じて返済できる出世払い型奨学金の導入を訴え、財源は教育国債を検討すべきだとした。

 もともと児童手当などの所得制限をめぐっては党内でも賛否が入り交じる状況。実現会議の幹部は「相反して両立しないものもある。整理が必要だ」と精査する考えを示した。【奥山はるな、小鍜冶孝志】

8540OS5:2023/03/18(土) 22:54:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4aebce690bb23419d97b6fb3c59f3dd8f3c7dfe1
かつては「首相候補」だったが…高市早苗・経済安全保障担当大臣 “逆ギレ女王”が迎えた「崖っぷち」
3/18(土) 8:00配信


315
コメント315件


FRIDAY
当該の発言があったとされるレク自体がなかったと答弁したことで、総務省行政文書問題は混迷を極めている

〈私は、間違ってない。私は、できる〉

永田町から赤坂議員宿舎へ帰る公用車内、心の中で何度も繰り返しながら、サポーターを着けた右手をぎゅっと握り締めた。総務省の行政文書問題で渦中(かちゅう)にある高市早苗経済安全保障担当相(62)が、政治生命の崖っぷちに立たされている。

【画像】すごい…!ミニスカート姿でウインクする30年前の高市早苗氏…!

発端は、’15年に作成された「放送法」に関する総務省の行政文書の内容が公表されたことにある。当時総務相だった高市が「そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?」などと発言したことが記されており、当人は「捏造だ」と猛反論。立憲民主党の小西洋之参院議員(51)に「内容が事実なら国会議員を辞(や)めるか」と問われると「結構ですよ」と啖呵(たんか)を切った。

その後、総務省が文書はホンモノだと認める″追撃″をしても、〈私は、間違ってない〉とばかりに支離滅裂な発言を繰り返し、かえって立場を危うくしている。

「過去にも似たようなことがありました。総務相時代の’16年、放送局に対して電波停止命令を出す可能性を示唆(しさ)。『表現の自由を脅(おびや)かす大問題だ』とバッシングを受けました。発言を撤回するかと思いきや、『民主党も与党時代に同じことを言っていた』と逆ギレする始末。素直に矛(ほこ)を収められない性格なのです」(自民党関係者)

日本初の女性首相候補と持ち上げられたのも今は昔、クビ寸前の”逆ギレ女王”となってしまった。

神戸大から松下政経塾を経て渡米した才媛は、ハデなエピソードに事欠かない。’92年、地元奈良から初出馬するのに先立って出版したエッセイ本では〈地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだった〉〈彼がすばらしいテクニックを持っていることは言うまでもない〉など、男性との情事を赤裸々に記述。その内容は今でも政界の語り草となっている。

「’93年の総選挙ではオープンカーに乗って選挙活動を行い、インタビューでは昔バイクを乗り回していた『不良娘』だったことを詳(つまび)らかにするなど、思いつきで行動するタイプ。一方で、政治家らしい付き合いや根回しは苦手で、ブレーンも友達もいない。政務が終わり次第、宿舎に引き上げるとか」(全国紙政治部デスク)

それでいながら今の地位まで上り詰めたのは、ひとえに故安倍晋三元首相の寵愛を受けたからだ。政治ジャーナリストの安積明子氏は言う。

「彼女の求心力は’21年の自民党総裁選がピークだったと言えます。この時も安倍元首相の呼びかけで推薦人が集まり、保守層を中心に『高市推し』で団結した。その議員たちも、今回は沈黙を貫いており、擁護する様子は見えません。清和会(安倍派)への出戻りも難しいでしょう」

8541OS5:2023/03/18(土) 22:55:14
◆二階の反感まで買った

「保守のマドンナ」というメッキはとっくに剥がれている。加えて高市は、岸田文雄首相(65)の怒りも買ってしまった。「”高市流”のパフォーマンスが災いした」と、安倍派中堅議員は声を潜める。

「高市さんは、岸田首相から現ポストの打診を受けた際、『受け入れられない』と一度固辞しています。彼女なりのパフォーマンスで、結局就任を受け入れた。こんなふうにコケにされたら、岸田首相だって怒ります。今の高市さんは『触れるな、キケン』というのが正直なところ」

トドメを刺しかねないのが、先述した「根回し」の弱さだ。4月9日に高市の地元・奈良で行われる県知事選で、高市が擁立した新人候補と現職の公認をめぐって党内が分裂。一本化できないまま、日本維新の会の候補が当選する可能性が浮上しているのだ。

「高市さんが現職に勇退を要請した際の発言が、当人に受け入れ難いものだったことが原因です。結果、現職は出馬を決め、混乱を招いたとして二階俊博元幹事長(83)や森山裕選挙対策委員長(77)ら重鎮の不評を買いました。明らかに高市さんの根回し不足で、地元での評判も良くない」(前出の議員)

〈私は、できる〉。自らを強く見積もっても、独りぼっちでは無力だ。早晩、岸田首相はじめ党幹部は決断を下すだろう。

数少ない味方は、議員宿舎で高市の帰りを待つ夫・山本拓前衆院議員(70)だ。’21年に再婚した山本氏は料理上手で、毎朝妻に野菜ジュースを振る舞うという。発言を謝罪し、「内助の功」を受けながら、陣笠(じんがさ)議員として政治家余生を全(まっと)うするのが、彼女に残された唯一の道なのか―─。

(文中一部敬称略)

『FRIDAY』2023年3月31日・4月7日号より

FRIDAYデジタル

8542OS5:2023/03/21(火) 19:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/46b5822981c37a2e88299ada34049ac0afbfd405
安全確保、国会の承認…ハードルも実行 首相のウクライナ電撃訪問
3/21(火) 12:18配信
岸田文雄首相は昨年以降、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウへの訪問を模索し続けてきた。ウクライナ情勢が主要な議題となる5月の広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国を務めるにあたり、現地を訪れてゼレンスキー大統領と直接言葉を交わすことが不可欠だと考えていたからだ。だが、首相の安全確保や国会の事前承認などのハードルが立ちふさがり、実現までの道のりは難航を極めた。

「私自身、ウクライナに招待されてから訪問の時期は検討し続けてきた。今は何も具体的に決まったものはない」

19日夜、インドを訪問する前、首相は公邸で記者団にこう語った。だが、水面下ではインドを訪れてモディ首相との会談などを行った後、ウクライナに電撃訪問する手はずを整えていた。

首相が現地入りする計画を立てたのは今回が初めてではない。昨年6月にはドイツでのG7エルマウサミットに合わせたウクライナ訪問を検討した。隣国のポーランドを経由し、陸路で首都キーウを目指す案だったが、他の外交日程との関係で両立できなかった。

同様の計画は昨年末にも持ち上がった。だが、ロシア軍によるキーウに対するミサイルや自爆型ドローンの攻撃が激しさを増し、実現には至らなかった。

「簡単なことではない」。首相周辺は頭を悩ませた。

訪問が難航したのはNATO(北大西洋条約機構)などに加盟しておらず、安全上の制約があったことが大きい。戦後、日本の首相が戦闘が行われている国や地域を訪れたことはない。

加えて、今年1月の国会召集後は海外出張の慣例となる国会の事前承認がネックとなった。渡航の日程が明らかになれば首相の安全確保が難しくなるからだ。

ただ、2月にバイデン米大統領がキーウへの電撃訪問を果たし、現地を訪れていない首脳が首相だけとなると、与野党から「(事前承認が)当てはまらない場合もある」(自民党の高木毅国対委員長)などとの声が相次いだ。首相は事前承認がなくても国会の理解は得られると見極めた。

それでも首相自身の安全上のリスクが消えたわけではなかったが、電撃訪問の決断を下した。(永原慎吾)

8543OS5:2023/03/21(火) 20:06:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b8b51f78ae0553088f7417f410b9fc00d138602
岸田首相、少子化・外交で反転狙う 3日連続会見、選挙を意識
3/18(土) 7:18配信

時事通信
記者会見に臨む岸田文雄首相(手前)=17日夜、首相官邸

 岸田文雄首相が、政権の最重要政策に掲げる子ども・子育て対策や外交のアピールに躍起だ。


 17日に子育て支援策を発表するための記者会見を実施。その前日と翌日にも外国首脳との共同記者会見を行うなど、国民への発信を強化する。4月の統一地方選や衆参補欠選挙をにらみ、自身が先頭に立って反転攻勢を狙う。

 「目指す社会像、少子化対策の基本理念、方向性を話したい」。首相は17日夜の会見で、最低賃金引き上げや男性の育児休業取得率の大幅増を目指す方針を説いた。

 政府関係者によると、この日の会見は数日前に急きょ決まり、関係省庁が準備に追われた。ただ、焦点となっている少子化対策の財源や児童手当見直しの具体案は語らずじまい。6月の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の取りまとめへ調整を続ける。

 首相会見は、政権運営の節目や重大発表時に行われることが多い。この日は「肩透かし」となった印象が否めないが、それでも各種世論調査で内閣支持率下落に歯止めがかかった結果が相次ぐことから、自民党幹部は「首相は自信を持ち始めている」と指摘する。攻めの姿勢で積極的に政権の政策を国民に訴える作戦だ。

 外交にも精力的だ。韓国の尹錫悦大統領と16日に首脳会談を開催。韓国側が元徴用工問題の解決策を発表したことを受け、関係正常化へ踏み出した。18日は来日するドイツのショルツ首相と会談し、ウクライナ危機や対中国での連携を話し合う。ドイツは先進7カ国(G7)メンバー。首相が議長となる5月の広島でのG7首脳会議(サミット)へ協力を確認する。

 視線の先にあるのは4月の選挙だ。自民党関係者は「首相は補選や知事選を気にしている」と話した。首相周辺は「外交は首相の得意分野」と強調する。

 首相は国会審議では、防衛力強化や原発政策転換などを巡り、野党の追及をかわす「守りの答弁」が目立つ。その首相が会見や外交で露出を増やすことについて、立憲民主党の泉健太代表は17日の会見で「焦りがあるのだろう。防衛予算優先のイメージを払拭(ふっしょく)したいとの思惑があると感じている」と当てこすった。

8544OS5:2023/03/22(水) 19:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/faa615d521d92a717d3f0dde66060a4727efaec7
高市早苗大臣を潰そうとしている二人の自民党「大物議員」とは? すでに岸田総理に進言か
3/22(水) 11:32配信


デイリー新潮
二つのスキャンダル
高市早苗大臣

 放送法における「政治的公平」の解釈変更を巡る問題に端を発した国会答弁から、危うい立場に立たされている高市早苗大臣(62)。さらに地元の奈良県知事選で保守分裂を引き起こすなどのトラブルもあって、党内では「二人の大物議員」が辞任を進言する事態に……。

【写真を見る】高市早苗氏と夫・山本拓氏との2ショット

 ***

 3月15日の参院予算委員会で、高市氏は「私が信用できないなら、もう質問をなさらないでください」と、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員に答弁し、「国会軽視だ」と議会が紛糾。20日には「答弁を拒否していると受け止められるのは本意ではない」と釈明するも、批判は収まらず、「質問しないで」発言を撤回することになった。

 その高市氏が抱えるもう一つの難題は地元の奈良県知事選(4月9日投開票)だ。昨年12月に立候補を表明した平木省氏は、高市氏が総務相だった時代に秘書官を務めた人物。しかし、過去に自民党が支援してきた現職の荒井正吾知事も年明けに出馬を表明。高市氏が会長を務める県連は平木氏を推すと決め、保守分裂選挙となってしまった。彼女の根回し不足は否めない。

 こうしたトラブルが重なったこともあって、「身内」からも辞任を求める声が上がっているという。

二人の大物議員
 官邸関係者によれば、

「一人は外相の林芳正さんです。林さんは昨年2月、ウクライナ情勢が緊迫する中でロシアの閣僚と会合を行いました。当時政調会長だった高市さんはそのことを“ロシアを利することになる”と批判。その因縁もあるのか、林さんは総務省問題が起きた後に岸田総理に“辞めさせた方がいい”と進言したそうです」

 もう一人は党幹部だ。

「茂木敏充幹事長ですよ。周囲に“辞めてもらっていい”と語るほど、あきれかえっています」(同)

 ポスト岸田を狙う茂木氏にとっては、一部に熱烈な支持者を持つ高市氏は目障りな存在なのかもしれない。では、実際に岸田総理が高市氏を更迭する可能性はあるのか。先の官邸関係者は、

「いまのところ、岸田さんにそのつもりはありません」

 しかし、高市氏を巡るトラブルは今に始まったことではない。

「昨年12月の防衛費増税問題の時も高市さんは“罷免されるなら仕方ない”と公然と反旗を翻しました。ただ、その後に騒動が収まると、高市さんは岸田総理に直接“ガス抜きが必要でした。行き過ぎた表現で誠に申し訳ありません”と謝罪をしたそうです。そんな彼女に岸田総理もうんざりしているのでは」(同)

 敵は野党か、身内か、それとも両方なのか。3月23日発売の「週刊新潮」では、“高市問題”とともに、政権が抱える難題についても詳報する。

「週刊新潮」2023年3月30日号 掲載

8545OS5:2023/03/22(水) 19:20:30
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02010556/?all=1
高市早苗氏と稲田朋美氏の力関係が再び逆転? 高市氏の求心力が低下…「杉田水脈は稲田に乗り換えた」との声も
国内 政治

2023年02月01日
4月9日が投開票予定の奈良県知事選挙を舞台にした、自民党の候補者選びが揺れている。1月15日、党奈良県連は高市早苗県連会長(61)=経済安保相=に一任する格好で元総務官僚の平木省(しょう)氏(48)の推薦を決定した。が、これに5選を目指す現職の荒井正吾知事(78)が猛反発し、県連に推薦の取り消しを求めているのだ。

【写真を見る】高市早苗氏と夫・山本拓氏との2ショット

「このままなら保守分裂選挙になる。原因はひとえに高市さんにあるんですよ」

 ため息交じりに語るのは、とある自民党関係者。

「平木さんは高市さんが総務相だった時の大臣秘書官で、彼女にとっては“子飼い中の子飼い”です。昨年、高市さんの命を受けた秘書が知事選に関する独自の調査結果を手に知事室に乗り込んで、“あんたじゃ維新に勝てん”と知事に引退を迫ったとか。高圧的な物言いに怒った知事は、すぐに二階俊博元幹事長(83)らに協力を要請し、年明けの会見で出馬を表明。自身も県連に推薦を求めたんです」

 そもそも平木氏の擁立に関する高市氏の根回しは、余りに不十分だったという。

「平木さんの擁立構想の打診が唐突過ぎて、当初から県連には知事への同情論がまん延していた。傲岸な高市さんへの反発からか、“知事が出ないなら自分が”と一部の首長が名乗りを上げる騒動にも発展したんです」

“杉田は高市から稲田に乗り換えた”
 高市氏を巡っては、1月15日付の「しんぶん赤旗日曜版」が、彼女が代表を務める政党支部の政治資金収支報告書に関する疑惑を取り上げた。本人は「まったく事実でない」と否定したが、新年早々に永田町を騒がせたことは間違いない。

 政治部デスクが解説する。

「お騒がせといえば、高市は去年の暮れにも岸田文雄総理(65)が表明した、防衛費増にともなう増税方針に強い反対を明言しましたね」

 記者会見で「罷免されるのであれば、それはそれで仕方ない」と大見得を切った姿は記憶に新しい。

「国民や野党に“閣内不一致”との不信感を与えかねない、程度の低いパフォーマンス。すぐに党内には“文句なら大臣を辞めてから言え”との強い批判があちこちから噴出しました」

 当然、高市氏の求心力は急速に低下したそうだ。

「その後に高市の“妹分”として知られる杉田水脈衆院議員(55)が開いた政治資金パーティーでは、主賓格として稲田朋美元防衛相(63)が紹介された。稲田と高市は保守系のライバル同士と目されるだけに、党内は“杉田は高市から稲田に乗り換えた”ともっぱらですよ」

力関係が逆転か
 永田町の住人は機を見るに敏。官邸も例外ではなく、

「岸田総理は先の総裁選で争った遺恨からか、年末に検討していた内閣改造で高市の更迭を検討していたフシがある。後任には稲田の名前がありました」

 その稲田氏はかつて安倍晋三元総理の寵愛を一身に受け、一時は“保守派のプリンセス”ともてはやされた。が、その後に夫婦別姓やLGBTに理解を示したことで愛想を尽かされている。

「稲田はすぐ、防衛増税について“総理の方針は正しい”と擦り寄った。内閣改造は見送られましたが、総理に楯突いた高市と、こびて貸しを作った稲田との力関係は再び逆転しつつある」

 当の自民党本部には、荒ぶる高市氏を尻目に「平木と荒井の推薦を見送る」との見方も出始めている――。

週刊新潮 2023年2月2日号掲載

8546OS5:2023/03/22(水) 19:22:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea081daabeb128568568ca372edb9c6c85479ed3
岸田首相「G7議長国」にこだわり 4月選挙視野、実績づくり狙う キーウ訪問
3/22(水) 7:08配信


13
コメント13件


時事通信
先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議で協議する岸田文雄首相。画面内はウクライナのゼレンスキー大統領=2月24日夜、首相公邸(内閣広報室提供)

 岸田文雄首相が前例のないウクライナ電撃訪問に踏み切ったのは、「法の支配」などを重視する先進7カ国(G7)の議長国として、目に見える形でウクライナ支援に向けた指導力をアピールすることにこだわったためだ。

 来月に統一地方選と衆参両院の補欠選挙が控える中、政権の実績づくりを急いだ側面もある。

 核軍縮をライフワークとする首相は、5月に地元広島で開くG7首脳会議(サミット)に強い思い入れを持つ。主要テーマの一つは、ウクライナで核兵器の使用も辞さない姿勢を示したロシアへの対応だ。

 ただ、昨年2月のロシアによる侵攻以降、日本以外のG7各国首脳は戦地となったウクライナを軒並み訪問。首相も昨年末などに模索したが果たせず、ゼレンスキー大統領の招待を受けながら一人後れを取った格好だった。

 政府関係者は先週、首相の様子について「G7で議長だけ現地を見ていない状況への焦りはかなり深い」と明かし、インド訪問に合わせてウクライナ入りに踏み切る可能性を示唆した。首相は今回の外遊出発当日の19日、スケジュールの合間を縫うように広島で後援会の会合に出席。広島サミットで「法の支配に基づく国際秩序」の堅持を発信することに重ねて意欲を示した。

 昨年来、内閣支持率は低空飛行を続ける。1月からの通常国会では、首相秘書官によるLGBT(性的少数者など)差別発言や、防衛費増額の財源確保を巡り、防戦に回る場面が目立った。

 一方で今月に入り、首相は韓国の尹錫悦大統領との会談で元徴用工問題などで悪化した日韓関係の正常化を確認。各種世論調査でも好意的に受け止められつつある。外相の経験が長く、「外交の岸田」を自任する首相として、反転攻勢に手応えを感じているもようだ。

 ウクライナ訪問は、モスクワを訪れた中国の習近平国家主席とプーチン大統領の会談と時期が重なり、好対照を内外に示すことにもつながった。

 ポーランドを回って帰国する23日には統一地方選がスタート。4月に入れば補欠選挙も実施される。今夏以降の衆院解散・総選挙も視野に入りつつある。広島サミットが近づく中、ある政府関係者は電撃訪問について「政権に追い風を吹かし得る数少ないチャンスだった」との見方を示した。

 「タイミングを見て、という気持ちが(首相には)あったのだろう。良いタイミングで訪問した」。自民党の森山裕選対委員長は21日、福島市内で記者団の取材にこう語った。

8547OS5:2023/03/23(木) 09:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f67f2632da57c3c0aa10d7ecafe10a242b9f6d4
電撃外遊、政府日程に影響 岸田首相不在で重要事項決定も
3/23(木) 7:18配信


15
コメント15件


時事通信
閣議に臨む松野博一官房長官(中央)=22日午前、首相官邸

 岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問し、帰国予定がずれ込んだことに伴い、22日に首相出席が予定されていた政府の会議はトップ不在のまま開かれ、一部日程は取りやめを余儀なくされた。

 前代未聞の極秘外遊で、首相と面会するため日程を確保していた自治体関係者らにも影響が及んだ。

 当初の予定では、首相は22日午前1時すぎにインドから帰国。同7時40分から首相官邸で物価・賃金・生活総合対策本部、閣議を挟んで原子力災害対策本部会議などの合同会合に臨むはずだった。会議はいずれも予定通り開かれ、松野博一官房長官が首相に代わって締めくくりのあいさつを述べた。

 物価・賃金・生活総合対策本部では、物価高騰対策として予備費から2兆円超を支出する方針を決定。原子力災害対策本部会議では、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域の一部について避難指示解除を決めた。

 こうした重要事項を首相不在で決めたことに関し、松野氏は記者会見で「私が首相の臨時代理として対応し、政府全体として内外の重要な課題に適切に対応している」と述べ、問題ないとの認識を示した。

 午前の閣議では、本来首相が座る中央の席に松野氏が着席。午後の月例経済報告関係閣僚会議も首相が出席しないまま開かれた。

 同じく官邸で開催されたこども政策の強化に関する関係府省会議は、首相に代わって座長の小倉将信こども政策担当相が仕切った。午後5時15分には先進7カ国首脳会議(G7サミット)や関係閣僚会合が開かれる広島県、札幌市、仙台市など15の自治体関係者が首相を表敬する予定だったが、日程自体が取りやめとなった。

8548OS5:2023/03/25(土) 13:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2ce94b280be0ce3692fcc721116f3e450e97f1f
高市氏は「逃げ切った」? “過剰”答弁連発に与党から辞任論も
3/24(金) 22:14配信
 政府・与党は2023年度当初予算案を28日の参院本会議で可決、成立させる方針だ。その後、予算委員会は当面予定されておらず、国会は「開店休業」に近い状態になるとみられる。このため、放送法の「政治的公平」に関する文書を巡り、連日、野党の追及を受ける高市早苗経済安全保障担当相について、与党内には「逃げ切った」と見る向きもある。ただ、過剰とも受け取られる答弁を繰り返す高市氏の対応を不安視する声は消えない。

 「いきなり更迭うんぬんはあまりに論理が飛躍している」。岸田文雄首相は24日の参院予算委員会でそう述べ、野党からの高市氏の罷免要求を拒否した。

 予算案審議が参院に移った3月上旬、第2次安倍政権当時の官邸幹部が放送法の政治的公平の解釈を巡り総務省と協議したことなどが記された行政文書を立憲民主党が公表し、政治報道に対する官邸の圧力があったと指摘した。

 これに対し、当時総務相だった高市氏は官僚によるレク(説明)など自身に関する記載内容を一貫して否定し、文書を「捏造(ねつぞう)」と断言。文書が事実なら閣僚や議員を辞職すると表明した。結果、高市氏の去就ばかりが注目され、官邸による「圧力の有無」よりも文書の正確性に議論が集中した。

 総務省はその後、捏造があったとは「考えていない」「レクがあった可能性が高い」などとする調査結果を発表したが、高市氏は24日の予算委でも改めて「文書は不正確だ」と反論。言った言わないの水掛け論となり、野党側には手詰まり感も漂う。この問題をキャンペーン化してきた立憲はこの日の予算委で、2人の質問者のうち1人が総務省文書に一切言及しなかった。

 予算案は憲法の規定により月内の成立が決まっており、野党は年度内成立を人質に、首相に高市氏更迭を迫る審議拒否戦術は取れない。自民党幹部は「あとは(世間の)記憶が薄れていくだろう」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 一方、高市氏は「信用できないなら質問しないでほしい」といった答弁で度々、野党の反発を招いてきた。この日も、日本維新の会の音喜多駿議員が「高市氏は(放送法を巡る)話題の中心ではなく、出処進退に結びつける話でもない」と助け舟を出したが、高市氏は「簡潔な答弁を」との呼びかけを無視して4分近く「文書に書かれたようなことは、あり得ない」などと熱弁を振るった。

 自民中堅は「捏造は言い過ぎで、政府答弁の不一致を招きかねない。高市氏は静かにしていればいいのに、自ら形勢を不利にしてしまっている」と嘆く。だが高市氏は複数の月刊誌5月号に「文書は捏造」と主張する手記やインタビューを掲載するなど周囲の懸念を気にするそぶりはない。政界の後ろ盾だった安倍晋三元首相の死去後、党内で孤立を深めているとの指摘もある。

 高市氏は昨年末の防衛増税方針決定の際にはツイッターで「真意が理解できない」と首相を公然と批判するなど、これまでも言動が物議を醸してきた。公明党幹部からは「政権にリスクになりかねない。もう辞めさせるべきだ」との声も飛び出している。【小田中大、畠山嵩】

8549OS5:2023/03/25(土) 17:35:36
下村博文は呼ばれもしないのか?
https://www.sankei.com/article/20230324-JHLUCHIYR5PABJ7TEEFKQ5LI5M/
自民安倍派、森元首相と会食 派閥運営巡り意見交換か
2023/3/24 22:15
自民党安倍派(清和政策研究会)の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長らは24日夜、東京都内のホテルで会食した。同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相が出席。安倍晋三元首相の死去後、空席となっている会長ポストを含め、派閥運営を巡り意見交換したとみられる。松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長も参加した。

森氏は23日の会合で萩生田、世耕、松野、西村、高木各氏の名前を挙げ「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」と述べていた。

8550OS5:2023/03/25(土) 19:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab02d14f4eb2dfde9f029915163fd1110da6d9b
森元首相が安倍派会長に「萩生田氏を指名」か 地元紙に語っていたライバルたちへの「苦言」「けん制」
3/25(土) 15:33配信

SmartFLASH
Copyright©2023 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.

 安倍晋三元首相の死去から、長く空席になっている自民党・安倍派(清和会)会長の椅子。「後継候補の最有力として名前が上がるのは、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、西村康稔経済産業相の3人です。それぞれやる気満々ですが、誰がなっても分裂含みなので『集団指導体制』でうやむやにしているのが現状です」(政治担当記者)というが、3月24日の夜、動きがあった。

【写真あり】森喜朗をもっと見る

 東京都内のホテルで、森喜朗元首相(85)が「次の会長候補」として名前を挙げていた萩生田氏、世耕氏、西村氏に加え、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の5名と会食をしたのだ。ここで事実上の「萩生田指名」がおこなわれたのではないかと見られている。

「森さんは、2月に地元の北國新聞社のインタビューを受けています。そこで、松野氏について《今は自分のことで精いっぱいでしょう。まずは官房長官としてしっかり存在感を示してほしい》、高木氏は《総理総裁を狙っているわけではない》、世耕氏については《頭がいいし、弁も立つ。近畿大の理事長で資金力まである(笑)》と言いつつも《参院のドンと呼ばれた「第二の青木幹雄(元官房長官)」になれよと言っているんです》と、衆院への鞍替えをけん制しました。

 そして西村氏に対しては《一番自信を持っているのは西村さんでしょう》としつつも《秘書がよく辞めるが、元経産省の能吏だけに指示が細かいんでしょう》と、苦言を呈しました。しかし一転、萩生田氏のことは《力を付けてきた。大したもんです。総合力は最も高い》と褒めちぎったのです。西村氏は萩生田氏より当選回数も多く、年上ですが《1回ぐらいの当選回数の差は気にならなくなる》とも言っています。インタビューから1カ月。後継のことが話し合われないわけがありません」(政治ジャーナリスト)

 萩生田氏といえば、2022年に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との親密な関係が明らかになり、衆院予算委員会で「国民の皆さまに深くおわびをし、反省しなければならない」と陳謝。「私を含め、自民党の議員の関与が、結果として教団の信用を高めることに寄与してしまったのではないかという指摘を、真摯(しんし)に受け止め、猛省をしなくてはならない」と語っていた。

「安倍派は自民党の最大派閥です。その領袖は自民党総裁、果ては総理大臣にもなりうる地位です。旧統一教会問題は、報道も少なくなっていますが、すべてが解決したわけではありません。それを引きずる萩生田氏が安倍氏の後継になるとしたら、波乱含みです」(永田町関係者)

 政治と宗教の問題は、早くも棚上げされてしまったのだろうか。

8551OS5:2023/03/27(月) 18:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7679b29667fa3aa3e1045951e21f6d74307bf491
ネクタイ外し「爆弾酒」…胸襟開いた日韓首脳 異例の“はしご”夕食会
3/27(月) 10:07配信
 【東京ウオッチ】首相官邸で16日に行われた岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のトップ会談により、冷え込んだ日韓関係は雪解けに向けて大きく動き出した。政治、経済など諸課題の解決へ一定の道筋を付けた会談自体もさることながら、特に友好ムード演出に一役買ったのが、日本政府が全面プロデュースした東京・銀座での“はしご夕食会”だった。官邸筋によると、日本政界きっての酒豪として知られる岸田首相に負けず劣らず、尹氏もかなりの愛飲家。ネクタイを外し「爆弾酒」を片手に、胸襟を開いて大いに語り合ったという。政権幹部への取材から振り返る。(岩谷瞬)


首相「楽しく、有意義だった」
 「大変楽しいお酒だった。お互いの信頼関係を深める意味で、大変有意義な会話をさせていただいた」

 17日の記者会見で、前日の夕食会の感想を問われた首相は満面の笑みを見せた。

 日本での日韓首脳会談は約5年ぶり。両首脳は、11年以上途絶えていた相互訪問「シャトル外交」の再開で合意し、韓国政府が示した元徴用工訴訟問題の解決策についても着実な履行を確認した。会談や共同記者会見で、首相が「日韓関係の新たな章を共に開く」と強調すれば、尹氏も「協力の新たな時代に進み出す第一歩」と共鳴してみせた。戦後最悪とされる日韓関係改善への両トップの強い意思がにじみ出ていた。

尹氏好物のすき焼きに広島地酒
 会談と会見を終えた16日午後7時半過ぎ、2人が真っすぐに向かった先は、東京・銀座にある老舗日本料理店。夕食会の1軒目だ。互いの夫人も同席し、松阪牛を使った尹氏の好物というすき焼きを囲んだ。ビールや首相の地元広島の地酒も振る舞われ、締めのうどんまで、両首脳は舌鼓を打ちながら1時間半にわたって意見を交わした。

異例の2次会はオムライス
 酒豪と愛飲家の夜はまだ終わらない。すぐそばの洋食店に河岸を変え、異例の2次会へ突入。官邸筋によると、両首脳はそれぞれの通訳1人だけを同席させた上で、まずはビールで乾杯。2人で一気に飲み干した。

 午後9時を過ぎ、酒も回ってか、すっかり打ち解けた様子の首相と尹氏。2人とも背広を脱ぎ、ネクタイも外して、名物のオムライスやとんかつ、ハンバーグなどをつまみながら、話に花を咲かせた。尹氏が、韓国の焼酎にさまざまな酒を混ぜ合わせる「爆弾酒」を首相に振る舞うと、首相は喜んで飲んだという。

 「仕事はもちろん、家族などプライベートなことも話題に上ったようだ」と首相周辺。2人はここでも1時間ほど語り合い、店を後にした。

タフな交渉へ気持ち新た
 一連の夕食会は元々、関係修復への第一歩にしようと日本側が韓国側に打診して実現したもの。2次会の洋食店は、尹氏が過去に訪れたことがある思い出の店でもあり、政府高官は「おもてなしの意図は十分に伝わったはずだ」と自賛する。

 とはいえ、両国間に積み残された課題はなお少なくない。元徴用工訴訟問題の解決策に関しても韓国世論の反発は依然として強く、日本でも過去の経緯から、保守派を中心に「韓国側がほごにするのではないか」との疑念がつきまとう。

 「良い会談になったが、まだまだ(懸案解決に向けた)プロセスの第1段階でしかない。一つ間違えばすぐに崩れるほど、両国間の土台はもろい。首脳同士の信頼関係を深めつつ、タフな交渉を続けていくしかない」

 首相が心置きなく最大限の歓待ができるよう、厳戒態勢の銀座の夜を見守った首相側近は、ネクタイをきつく締め直し、官邸へと戻った。

8552OS5:2023/03/28(火) 09:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/68d11eebad22cf1a95fb3f007189a9eacb7c671d
選挙区を巡って岸田総理と茂木幹事長が激モメ…!「ポスト岸田」へのほとばしる野心が生む自民党内のヤバすぎる衝突
3/28(火) 7:03配信
現代ビジネス
茂木氏の攻勢に耐えるか岸田氏
photo by gettyimages

 「岸田さんは自分の支持率ばかり気にして、地元がめちゃくちゃになっても構わんと思っているんじゃないか。ウクライナ訪問が成功したから『5月のサミット後に衆議院を解散したい』と言っているなんて話も聞くけれど、どう収拾をつけるのか」(自民党広島県連関係者)


 岸田総理のお膝元・広島の自民党が大混乱に陥っている。次の総選挙に向けた候補者調整で、区割り変更後の「新4区」をめぐって揉めているのだ。しかも、その背後には「ポスト岸田」への野心を隠さない茂木敏充幹事長の影が見え隠れする。  

 これまでの4区と5区の大半が合わさる新4区では、現4区で当選してきた茂木派(平成研究会)所属の新谷正義氏と、現5区で当選してきた岸田派(宏池会)所属の寺田稔氏が公認争いを繰り広げてきた。3月14日、党県連は「岸田総理の意向を汲んで寺田さんに公認を出し、新谷さんを比例に回すことに決めた」(前出・県連関係者)のだが、これに新谷氏が猛反発。

 「茂木さんはコスタリカ方式にすると言っている」と、党関係者やマスコミの記者に言いふらし、今度は寺田氏が激怒した。

 「コスタリカとは、2人の候補が選挙のたびに選挙区と比例で交代して出ること。新谷さんは茂木さんだけでなく、森山(裕)選対委員長にも確認したと言っているのですが、森山さんがそれを否定したものだから、余計にややこしい事態になっている」(自民党広島県議)  

 寺田氏は'22年11月、政治資金に関する不祥事が発覚して総務大臣を更迭された。しかし、宏池会の祖・池田勇人元総理大臣の孫を妻にもつ寺田氏を、岸田総理としては無下に扱えない。

 「その事情がわかっていて、茂木さんはあえて新谷さんを突っ張らせているんじゃないでしょうか」(前出・広島県議)  

 次の総選挙の結果次第で、政権の浮沈が決まる。選挙を仕切る幹事長の立場を使った茂木氏の攻勢に、岸田総理は耐えられるか。

 「週刊現代」2023年4月1・8日号より

 さらに関連記事『自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前』では、自民党内の“次なる動き”についてレポートする。

週刊現代(講談社)

8553OS5:2023/03/29(水) 11:59:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/064fd77a92141bfd30fe17c8409575acb0989d20
総務省文書問題 高市氏「自然発火」で大炎上 自民「逃げ切り」も徒労感 岸田首相も周囲に嘆き
3/29(水) 5:01配信


301
コメント301件


カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡る野党の追及は28日の参院予算委員会でも続いたが、高市早苗経済安全保障担当相は「捏造(ねつぞう)」との見解を撤回せず、議論は平行線をたどった。この日、2023年度予算も成立し自民党は「逃げ切った」(幹部)と安堵(あんど)。「もともと高市さんさえ『自然発火』しなければここまで大炎上することはなかった」(同)との徒労感も漂った。

 「狙いは礒崎つぶしだ」。3月2日、立憲民主党の小西洋之参院議員が会見で明らかにした文書を見た与野党の国会対策委員会関係者から感想が漏れた。

 当時の首相補佐官で一連の文書の主役である礒崎陽輔氏は大分県選出の参院議員だったが落選中。今年の統一地方選の知事選の流れで想定されていた参院補選への出馬が取り沙汰された。政府関係者によると、旧自治省出身で仕事には厳しく特に後輩の多い総務省には恐れられていた。国対関係者の文書流失の共通の見立ては「礒崎氏の出馬を封じるためのリーク」だった。

 「自然発火」とは文書記載当時の総務相だった高市氏の反応。小西氏会見直後の記者団の取材に「捏造」「怪文書まがい」と怒りをあらわにした。

 自民の閣僚関係者は「自分自身がターゲットではないのだから『昔のことは調べないと分からない』とかわした上で『内容は不正確では』とやんわり否定すれば良かったのに」とし、「感情に走ってかつての部下を巻き込み『大臣と官僚のどちらかがうそつき』との構図にしてしまった」と惜しむ。岸田文雄首相も周囲に「だれか事前にアドバイスできなかったのか」と嘆いたという。

 野党の国対幹部も「本来の追及ポイントは所管外の首相補佐官が口をはさんで放送法の解釈をねじまげたことなのだが、高市さんからけんかを売られて焦点がずれた」と認める。「言った言わないの繰り返しは与党のみならず、『何度も同じことを聞くな』という野党への不信も招いてしまった」と歯ぎしりだ。

神奈川新聞社

8554OS5:2023/03/30(木) 19:29:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ba36d6ac3fdf76a7c2d4f0d33eac0307c1929f
国会でチャットGPTが初質問 岸田首相「私の方が…」 AIに対抗心?
3/29(水) 12:13配信

毎日新聞
衆院内閣委員会で立憲民主党の中谷一馬氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年3月29日午前9時18分、竹内幹撮影

 29日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の中谷一馬氏が人工知能(AI)を用いた対話型の自動応答ソフト「チャットGPT」で作成した質問を、岸田文雄首相に問う一幕があった。中谷氏はチャットGPTが作った「首相答弁」も紹介。首相はAI答弁について「ぱっと見て、(自分の方が)より実態を反映した答弁をしている」と答え、AIへの対抗心をちらつかせた。


 中谷氏によると、国会審議でAIを用いて首相に質問するのは史上初という。中谷氏は、審議中の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について、「衆院議員だったら首相にどのような質問をすべきか」とチャットGPTに「質問案」作成を依頼。チャットGPTが作成した「地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させているのかどうか。そして、改正法案に対する関係者の反応について教えてください」との質問案をそのまま首相にぶつけた。首相は「今回の法案は(関係者の)意見、要望に十分応えている改正になっている」などと答えた。

 中谷氏は続いてチャットGPTが作成した首相の「答弁案」も披露した。「(同法改正案は)地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させるように努めている」などとする内容で、中谷氏は「首相の答弁より誠実でピントが合っているかもしれない」と指摘した。これに対し、首相が「(自らの方が)より具体的に関係者の名前などを挙げている」などと反論すると、委員会室に笑いが起きた。

 首相は対話型のAIについて「適切に使用することで行政職員がより多くの情報を効率的に利用する可能性がある」とした上で、「活用の進め方を検討したい」と述べた。【小田中大】

8555OS5:2023/04/05(水) 16:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf82ee828d64e6168b47e07ad8f78857d3c6965
暴走する茂木幹事長に激怒する大物議員の名前は? 「異次元の少子化対策」を巡って“内紛”か
4/5(水) 11:37配信
デイリー新潮
「官邸は完全に寝耳に水」
茂木敏充幹事長

 3月31日、政府は「少子化対策のたたき台」を発表した。その内容は児童手当の所得制限撤廃、出産費用の保険適用の検討などだが、肝心の財源の裏付けが取れず実現性の薄いものだという。このような不完全なたたき台が提出された背景には、スタンドプレーに走る茂木敏充自民党幹事長(67)の存在があるという。


 ***

 たたき台の中でも特に波紋を呼んだのが、「給食費の無償化」だった。提唱者は自民党最高幹部である茂木幹事長。3月20日、福島県の認定こども園を視察後、茂木氏は「家庭の事情に関係なく支援をしていく観点から、小中学校の給食費無償化を実現したい」とぶち上げたのだった。

「官邸は完全に寝耳に水の話でした」

 と困惑するのは、さる官邸関係者である。

「茂木さんは児童手当の所得制限撤廃も最初に言及したのですが、その際も官邸への根回しは不十分でひんしゅくを買っていました」

 実際、給食費無償化には総理側近や官邸幹部から不満の声が続出。実現には年間4600億円ほどの財源が必要だとされていて、例えば、さる総理側近は周囲に、

「学校に行けばただでメシ食えるなんていいのかよ」

 そう語り、財源に話が及ぶと、

「簡単に言うなよ! アホみたいな政策出しやがって」

 と怒りをぶちまけたという。先の関係者が続ける。

「横浜市などは中学校の給食を全面的に実施しておらず、全国的に無償化すると、家計の負担軽減に地域差が出てしまう。茂木さんはそうした問題や財源をどうするかについて全く考えておらず、文科省や財務省もほとほと困り果てています」

ないがしろにされた萩生田政調会長
 さらに物議を醸したのは、自民党の提言を党内ですり合わせていないことだ。

 本来、自民党の政策責任者は政調会長である萩生田光一氏(59)。が、今般の提言は茂木氏が本部長を務める党の「こども・若者」輝く未来創造本部でまとめられ、萩生田氏はないがしろにされた格好だ。

 実は先の給食費無償化ももともとは政調の案だったとされる。それを嗅ぎつけた茂木氏に近い人物から耳打ちされ、幹事長は自らの腹案として表明したという。萩生田氏にすれば面白いはずがない。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏の解説。

「今回の提言が党の政務調査会を通していないことで、萩生田さんは周囲に不満を口にしています。党の政策は政調を通して総理に上げるという原則がありますが、それを無視した形です」

 今回の提言は、官邸内でもすこぶる評判が悪いという。

「さる現職大臣は“提言といえるのかね。ただのメモ書きでしょ”と一刀両断していました。財源論を先送りにして、統一地方選を前に国民ウケしそうな政策を言いたい放題で並べているだけですからね」(先の官邸関係者)

茂木氏に激怒する人物
 独断専行の茂木氏には党幹部もおかんむりだ。その筆頭が森山裕選対委員長。

「森山さんは最近、茂木さんに激怒しているようです」

 と自民党関係者がささやく。

「児童手当の所得制限撤廃には森山さんもかねて反対の立場。にもかかわらず何の相談もなしにどんどん進めていく上、公明党との関係でももめているんです」

 公明党とは小選挙区の10増10減にともなう衆院選の区割り変更でどの選挙区に公明党の候補を立てるか、調整が続いている。

「茂木さんは創価学会の佐藤浩副会長と候補者調整のやり取りをしていました。が、佐藤副会長サイドはこの協議の中で学会の要望を聞き入れない森山さんを“外せ”と茂木さんに打診したのです。結果、森山さんは協議から事実上締め出され、茂木さんに対する不信感を募らせています」(同)

 そもそもこの「異次元の少子化対策」に実効性はあるのか。政権の人気取りの材料になっているだけということはないのか。4月6日発売の「週刊新潮」では、出産費用の保険適用が実現した場合に医療現場で起こるトラブルなどと併せて、今回のたたき台の問題点について詳報する。

「週刊新潮」2023年4月13日号 掲載

新潮社

8556OS5:2023/04/05(水) 18:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd1915cd7e3b287958a0846cee845ea3cee1e05
麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ
4/5(水) 17:10配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄政権は4日、発足から1年半となった。長らく首相の頭を悩ませてきた内閣支持率は持ち直しの兆しを見せ始め、来月には「岸田外交」の集大成と位置付ける地元広島での先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に臨む。2024年9月末に迎える自民党総裁の任期が折り返し地点を迎え、本格政権樹立に向けた首相の衆院解散戦略にも関心が集まっている。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 首相は3日、二階俊博元幹事長と党本部で会談。同席した二階氏側近から、6月21日の今国会会期末までに衆院を解散するとの観測が報じられていると話を向けられたが、「それはマスコミに聞いてみないと分からない」と煙幕を張った。

 解散論浮上の背景には、半年以上にわたり低迷してきた支持率の回復傾向がある。日韓首脳会談やウクライナ訪問を機に追い風が吹き、広島サミットも成功に導けば、「解散に向けた環境が整う」(自民ベテラン)とみられるからだ。

 6月に「将来的な子育て予算倍増の大枠」を示し、防衛力強化やエネルギー政策の転換に関する法案を成立させると、首相が優先する「先送りできない課題」にも一定のめどが付く。

 ただ、首相が長期政権を目指す上でハードルとなる来年9月の党総裁選までは1年以上ある。総裁再選を最優先に考えるのであれば、あまり現実的ではない。首相が政権運営の相談を欠かさない麻生太郎副総裁も周囲に「焦ることはねぇんだよ」と語るなど、消極的とみられる。

 現時点で有力視されているのが、秋の臨時国会中の解散だ。

 事前に内閣改造と党役員人事で刷新感を演出し、岸田政権2年間の実績を巧みにアピールして信を問う。

 年末には防衛費増額のための増税論議を控え、遂行に向けた推進力を得ることも可能。自民内には「野党の準備が整っていないから有利だ」とみる向きもある。

 もっとも、衆院議員の任期はようやく半分に達する程度。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や増税への世論の反応を見ながらの判断となりそうだ。

 年をまたぐ場合は、自民総裁選にできるだけ近づける案が取り沙汰されている。総選挙で「選挙の顔」としての存在感を党内外に示せれば、総裁選での無投票再選も視野に入るという理屈だ。

 逆に、複数の候補者による総裁選を経て、露出を最大限に高めた上で総選挙に突入する一手もあり得る。

 だが、その場合は総裁選に勝つことが大前提であり、党内の「岸田降ろし」につながるリスクも伴う。

 (河合仁志)

西日本新聞社

8557OS5:2023/04/12(水) 20:24:10
https://www.asahi.com/articles/ASR4D66K2R4DUTFK00M.html
5歳の森喜朗元首相「あと5年はおれが」 安倍派で高まる存在感
有料記事自民

森岡航平2023年4月12日 19時30分
 森喜朗元首相が、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)でひときわ存在感を高めている。安倍晋三元首相が亡き後は会長不在が続くなか、政界引退から10年以上が経った85歳は岸田文雄首相と会食を重ね、人事の要望もする。永田町で再び「キングメーカー」然として振る舞う姿に、「森派回帰」と皮肉る声があがる。

 「長期政権をめざして、岸田総理を支えてほしい」

 6日夜、東京・銀座の老舗料亭で首相と会食した森氏は、同席した経済人らにそう呼びかけた。森氏は首相に「頑張ってほしい。みんなでしっかり支える」と全面支援も約束し、首相は「ありがとうございます」と相好を崩した。

 森氏の動向が注目を集めるようになったのは、昨年7月に安倍氏が銃撃され亡くなって以降のことだ。

 森氏は清和研元会長として、今も派内に絶大な影響力を持つ。衆目一致する新会長がいないことから、派閥の先行きを案じて分裂回避へと動いた。当面は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国会対策委員長の「5人衆」での集団指導体制を進言した。

 一方で、大黒柱を失った安倍…

8558OS5:2023/04/13(木) 07:34:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/24e951fea0fcb7935ddf0d3d656ff109e49d3662
地元知事選敗北、高市氏に痛手 資質に疑問符、遠のく自民党総裁選
4/13(木) 7:05配信


15
コメント15件


時事通信
閣議後に記者会見する高市早苗経済安全保障担当相=11日、東京都千代田区

 9日の奈良県知事選は、自民党分裂の「漁夫の利」を得た日本維新の会候補が勝利した。

 自民県連会長として一本化に失敗した高市早苗経済安全保障担当相には痛手で、党総裁候補としての資質を疑問視する声も出ている。

 「維新の躍進に至った責任は県連会長を務める者として痛感している」。高市氏は11日の閣議後記者会見でこう語った。

 知事選を巡り、高市氏は総務相時代に自身の秘書官を務めた新人の平木省氏の擁立に動いた。現職の荒井正吾氏には勇退を促したが説得し切れず、逆に反発した荒井氏が5選を目指し出馬を表明。党本部の調整も不調に終わり、分裂選挙に突入した。

 投開票の結果、平木氏と荒井氏を足した票数は維新新人の山下真氏を上回り、分裂選挙の影響が如実に示された。大阪府外での初の維新公認首長の誕生は維新の全国政党化へ弾みとなる可能性があるだけに、自民内では「高市氏は最後まで一本化に努力すべきだった」(閣僚経験者)と恨み節が漏れる。

 高市氏の国会答弁も追い打ちとなった。3月初めに放送法に関する総務省の内部文書が明るみに出ると、高市氏は「全くの捏造(ねつぞう)文書」と断言。捏造でなければ衆院議員を辞職するとたんかを切り、審議は高市氏への追及一色となった。

 3月中旬には「信用できないなら、もう質問しないでほしい」と野党議員に言い放ち、末松信介参院予算委員長(自民)から「敬愛の精神を忘れている」と注意を受ける場面もあった。高市氏は同月下旬に知事選が告示されても「もう近寄れない。票を減らすだけだ」と周辺に漏らし、地元に応援に入ったのは最終盤のわずか1日だけだった。

 11日の会見で高市氏は、荒井氏を森山裕選対委員長が電話で激励したとの報道を取り上げ、「県連と党本部が別々の候補を応援したのではないか。きちっと検証することも大切だ」と主張した。

 こうした発言には党内から「墓穴を掘る結果になる」(二階派ベテラン)と冷ややかな視線が向けられる。高市氏は2021年の総裁選で岸田文雄首相に次ぐ国会議員票を獲得。その後も安倍晋三元首相の支援を受け、「保守派のエース」として次期総裁選へ意欲をにじませてきたが、今回の経緯に「もう推薦人20人は集まらないだろう」(茂木派中堅)ともささやかれている。

8559OS5:2023/04/15(土) 14:57:49
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000456.html
岸田首相の補選遊説は告示後初めて 昨年の安倍元首相銃撃死受け各地で厳戒警備態勢だった
[2023年4月15日12時54分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ取り押さえられる男(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ逃げ惑う住民(共同)

15日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で岸田文雄首相が訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、白煙のようなものが上がり、大きな爆発音が起きた。

何者かが、爆発物のようなものを投げ込んだとみられ、集まっていた人から悲鳴が上がった。煙が立ち上った後、爆発音がしたという。現場では、警官や周辺にいた人が男1人を取り押さえる様子が確認された。

昨年7月の参院選中、安倍晋三元首相が演説中に奈良市内で銃撃され死亡する事件が起きた。和歌山1区を含め、23日に投開票される衆参の5補選は、それ以来の国政選挙となり、首相や各党幹部が候補者の応援に回っている。

そのため演説会場周辺ではどこも、厳重な警備体制が敷かれていた。

衆参5補選が11日に告示された後、岸田首相が応援演説に回るのは、和歌山1区が初めてだった。

自民党関係者によると、首相はすぐに避難し、現場を離れたという。けがはないという。首相は選挙の応援演説をする直前だったが、演説は中止となった。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000498.html
岸田首相の補選応援演説はすべて予定通り 自民党が発表 和歌山、千葉、大分で遊説予定
[2023年4月15日13時31分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込み取り押さえられる男(中央上)(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込んだ男を取り押さえる人たち(共同)

自民党広報の公式ツイッターは15日、公表している岸田文雄首相の衆院補選の応援演説について、予定通り実施すると発表した。

「大変ご心配をおかけしております。本日の岸田総裁の街頭演説会は【予定通り】実施いたします」と記した。

また、明日16日に参院大分補選に向けて大分県内3カ所で予定されている遊説も、予定通り、行うとしている。

首相はこの日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で演説直前、男に爆発物のようなものを投げ込まれた。首相はすぐ避難し、和歌山県警本部に移動した。けがはないという。

首相は15日、和歌山1区で2カ所、千葉5区で2カ所、補選の自民党候補の応援演説を行う予定が組まれていた。雑賀崎漁港での遊説は中止されたが、15日午後、首相はJR和歌山駅前での遊説を、予定通り行った。

首相はこの後、千葉県内での遊説に入る。

8560OS5:2023/04/18(火) 13:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/767178c351ced1c5b900dcfc66e77e67bf2c5df5
【山口2区補選】世襲・岸信千世氏の「はじめてのせんきょ」が不評 支援者からは「想像以上のお坊ちゃま」
4/18(火) 10:36配信
「はじめてのおつかい」のようにホッコリとはならなかったようだ。衆院山口2区補選に立候補した自民新人の岸信千世氏(31)である。「演説の中身がない」「挨拶すらできない」「家系図頼りのお坊ちゃま」……。3代にわたって岸家を支えてきた陣営からは、こんなため息ばかり漏れ伝わってくるのだ。

 ***

問題を並べるだけで「どうしたい」がない
 公示日の4月11日。純白のジャンパーを羽織った信千世氏は、山口県岩国市の民間施設で第一声をあげた。

「素敵なこの山口県、この県の東部、岩国市があると、日本国があるというのはですね。これは先人が守ってきたからであります。先人のみなさまが大切に守り抜いてきた山口と、この誇り高き日本を、次の世代により良いかたちで託していく。これが今を生きる、われわれの責任ではありませんガァー!!」

 ひときわ声を張り上げた後、しーんと静まり返った聴衆。やがてパラパラと拍手が起きた。現場にいた支援者が振り返る。

「ヤバいと思いました。ぐだぐだと基地問題や少子高齢化問題などを並べているんですが、肝心のどうしたいかがない。薄っぺらいんです。『想像以上のお坊ちゃまだった』と周囲は騒然としました」

心配して電話してきた古巣の先輩に逆ギレ? 
 そればかりではない。選挙区を回れば回るほど評判が下がっていくという。

「挨拶すらできないのかと心配されています。有力支援者の顔がわからないのはしょうがないにしても、だったら周囲に聞くなり、手当たり次第、平身低頭に行けばいいのにそういうしたたかさがない。見るにみかねて、ある時、選対本部長を務める柳居俊学(しゅんがく)県議会議長が説教をしたというんですが、それが1時間以上も続いて、その後の集会が後ろ倒しになったり、もう大変です。古巣の大先輩にあたるフジテレビの政治部長も電話でアドバイスをしたようなんですが、逆ギレしたなんてウワサまで飛び交っています」(同)

 さらに、本来ならば経験不足の本人を支えるべき身内までもが足を引っ張ってしまったという。信千世氏の母親・智香子氏だ。

「田布施町という瀬戸内海に面した風光明媚な地域があるんですが、そこの集会に現れ、『こんな田舎に』みたいな町を小馬鹿にするような言い方をして支援者を怒らせてしまった。スタッフも無風の選挙戦しか経験がないので、新人候補を支えるノウハウがないのです」(同)

消えたホームページ
 当初は楽勝との下馬評だったが、共同通信の調査でとうとう1ポイント差まで詰められる始末。

「読売新聞も5ポイント差という厳しい結果を出しています。一騎打ちとなっている立憲民主党候補の平岡秀夫元法相が猛追している状況。相手は69歳の高齢者なんで、本来、年齢差でも有利なはずなんですが……」(地元記者)

 そういえば、岸信介、安倍晋三、佐藤栄作元首相の名などを連ねた「華麗なる家系図」を掲げ、猛批判を受けたあのホームページはどうなったのか。Googleで信千世氏の名前をいくら検索しても出てこない。どうやら閉鎖してしまったようだ。

「一時期は後援会の入会フォームが出てくる仕様に変え、さらに批判を浴びていましたが、とうとう面倒くさくなってしまったのでしょう。このご時世で、ホームページを作らない新人候補なんて彼くらいですよ。Twitterすらやっていませんからね。唯一やっているInstagramも、選挙ポスターをアップしている程度のやる気のない内容です」(同)

 家系図頼りでどこまで戦えるか、見ものである。

デイリー新潮編集部

新潮社

8561OS5:2023/04/19(水) 07:05:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/202dea80f6a29bc565c05762b13e784b05dc1f59
二階派41人に 中川郁子氏が退会、自民第5派閥の順位は変わらず
4/18(火) 18:58配信


57
コメント57件


毎日新聞
自民党

 自民党の二階派は中川郁子衆院議員(比例北海道ブロック)が提出していた退会届を20日の派閥役員会で受理する。関係者が明らかにした。

 中川氏の退会で所属議員は41人になる。党内第5派閥の順位は変わらない。【李舜】

8562OS5:2023/04/25(火) 23:44:44
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/081000c
退陣1年半で再脚光、政権は神経とがらせ 菅前首相のいま/1

毎日新聞 2023/4/25 05:30(最終更新 4/25 12:14)

 千葉都市モノレールが乗り入れる千葉市郊外のJR都賀駅前。3月21日の夕暮れ時、車から降り立った自民党の菅義偉前首相を待っていたのは、ロータリーを囲むように詰めかけた400人ほどの聴衆だった。割れんばかりの拍手の中、街宣車の上へとよじ登ると、「菅さん、頑張って!」と声援が飛んだ。照れくさそうな笑みが、菅氏の顔に浮かんだ。

「自信になった」
 菅氏がこの地を訪れたのは、県議選の自民党候補の応援のためだった。

 新型コロナウイルス対策、不妊治療の保険適用、携帯電話料金の値下げ、ふるさと納税……。

聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影拡大
聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影
 マイクを握った菅氏は首相や総務相時代の自身の実績を一つ一つ、かみしめるように列挙した。「どうでしょうか、皆さん」と呼びかけると、再び拍手が湧き起こった。


 演説を終えた菅氏の元へは多くの聴衆が押し寄せた。「皆様の元に菅前首相が参りますので押し合ったりしないでください」とのアナウンスが流れる中、菅氏はロータリー沿いを200メートルほどゆっくりと歩きながらグータッチを重ねた。

 「あれだけ人が集まるとは思わなかった。自信になったよ」。菅氏は後日、周辺にこう語った。

 首相として世論と自民党内の激しい反発を受けた菅氏は2021年10月、追われるように政権の座から去った。追い打ちをかけたのが、翌22年7月の盟友・安倍晋三元首相の急死だ。


 「何もかもやる気がなくなっちゃった」。当時、周囲にそう語ったこともある。落ち込み方は激しく、一時は健康不安説すら流れた。

岸田政権の失速で…
 そんな菅氏に脚光が集まったのは、岸田政権の迷走が要因だ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題や相次いだ閣僚辞任で岸田政権への批判が強まるにつれ、インターネット上で岸田政権との対比から菅政権の実績を評価するコメントが相次いだ。退陣から約1年半。菅氏の立場は党内随一の「人気弁士」へと一変した。


子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影拡大
子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影
 統一地方選では各陣営から応援依頼が殺到。菅氏は多忙な日々を送った。千葉市の演説も群馬県での講演を終え、直接駆け付けた。その前日は沖縄県を訪問。千葉市の演説後も北海道や愛知県などを回った。演説内容は自身の実績の列挙が中心で、岸田政権を評価することもない。それでも多くの聴衆が押し掛けるケースが目立つ。自民党関係者は「あれだけ人を集められる政治家はいない」と口をそろえる。

政権警戒「不気味な存在」
 「前内閣総理大臣 菅義偉と握手しよう!」。4月1日、菅氏の地元・横浜市のJR横浜駅前の知事選候補者の応援演説で立て看板が並んだ。長い列ができ、菅氏は演説後、12分間、グータッチを続けた。

 「菅氏を核に非主流派が結集すれば脅威になる」。政府関係者はこう漏らす。政権にとって「不気味な存在」にもなった菅氏のいまを追った。

8563OS5:2023/04/25(火) 23:45:36
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/084000c
接近する岸田氏、提案を丸のみ その心中は 菅前首相のいま/2

毎日新聞 2023/4/25 05:31(最終更新 4/25 19:56)

 3月30日夕、国会内の菅義偉前首相の事務所を訪ねたのは、岸田文雄首相だった。岸田氏がこの場で菅氏に明かしたのは、政府の「異次元の少子化対策」のたたき台に、出産費用への公的健康保険適用の検討を盛り込む方針だった。

 出産費用の保険適用は菅氏が3月初旬から打ち上げた案だ。「いいアイデアですね」。岸田氏が持ち上げると、菅氏は「取り入れてくれてありがとうございます」と謝意を述べた。

 菅氏には首相時代、不妊治療の保険適用を主導し、実現させた成功体験がある。菅氏の事務所には、保険を適用して不妊治療を受けた家族から感謝の手紙も数多く届けられた。出産費用の保険適用もこの延長線上にある。

 岸田氏が「丸のみ」したのは、菅氏への配慮からだ。

 岸田氏は菅氏の動向を気にかけており、首相就任以来、たびたび菅氏と面会している。3月の面会は8回目。前回の2月6日の面会では、岸田氏は日銀新総裁人事について「迷っている」と吐露してみせた。

 「菅氏が政権に対して何か仕掛けてくるのではないか…

https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/087000c
有志の勉強会を封印 「次」へ展望描けるか 菅前首相のいま/3

毎日新聞 2023/4/25 05:32(最終更新 4/25 05:32)
 今のところ、菅義偉前首相は政権との対立を避けようと腐心している。

 自民党の佐藤勉元総務相は1月17日昼過ぎ、二階俊博元幹事長と党本部で会談し、「菅氏に近い無派閥議員を集めて勉強会をしたい」と告げた。「じゃんじゃんやればいい」。二階氏はそう応じたという。

 佐藤氏はもともと菅氏に近く、菅氏も首相時代、佐藤氏を総務会長として重用した。佐藤氏はいまでも「菅政権時代に菅氏を守り切れなかった」との後悔を抱える。2022年2月、麻生派を離脱して菅氏と同じ無派閥となり、勉強会設立を目指したのは「菅氏を守る集団を顕在化させたい」との思いからだ。菅氏から選挙指南など側面支援を受けた若手の無派閥議員を束ねれば、菅氏にとって格好の「次」への足場にもなる。

 ところが、菅氏自身は勉強会設立に消極的だった。

8564OS5:2023/04/27(木) 09:05:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eeb59291b5a364b21f84d1dbf4c3f30f24276d0
悪い流れ断てるか… 二階派が結束へパーティー 選挙で苦戦
4/26(水) 19:40配信


38
コメント38件


産経新聞
志帥会パーティーであいさつを終えた二階俊博会長=26日午後、東京都内のホテル(矢島康弘撮影)

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会、42人)は26日、東京都内のホテルで他派閥に先駆けて政治資金パーティーを開いた。派を挙げて挑んだ衆院和歌山1区補選では敗北を喫し、退会者も相次いでいる。鉄の結束を再確認し、悪い流れを断てるのかが焦点となる。

「素晴らしいふるさと、日本社会を築く努力。政治はその先頭に立たなくてはならない。志帥会はその真ん中で頑張っていくことを誓う」

二階氏は派閥パーティーのあいさつでこう語り、一致結束して政策課題に取り組む考えを示した。来賓として岸田文雄首相(党総裁)も駆けつけ、「政局においては『目配り』『気配り』『心配り』が大切だといわれる。これを体現されているのが二階氏だ」と持ち上げた。

パーティーでは二階氏が昨年4月、在日ウクライナ大使館に見舞金を届けて以来、親交を深めている同国のセルギー・コルスンスキー駐日大使が講演した。

二階氏は今月、日中議連会長に就任し、中国要人との会談に向け訪中時期を模索中だ。また、5月4〜9日に訪問するベトナムではボー・バン・トゥオン国家主席らとの面会を予定するなど、外交面で健在ぶりを示している。

ただ、2年前の党総裁選でまとまった投票行動がとれなかった派閥は現在も結束力に課題を残す。

参院議員を辞して徳島県知事選に出馬した三木亨氏以外にも退会者や退会希望者が相次いでおり、派閥の勢力は最近、首相が率いる岸田派(宏池会、45人)に抜かれて5位に転落した。

最近の派の選挙戦績も芳しくない。支援した三木氏は徳島県知事選で落選。また、「二階氏の地元で間違いがないようにしないといけない」(伊吹文明元衆院議長)と総力を挙げて臨んだ衆院和歌山1区補選でも、派出身の元衆院議員が日本維新の会の新人に後れをとった。

派閥幹部は悪い流れを断ち切るかのように「去る者は追わず。二階氏の下で結束し、改めて筋肉質な政策集団を目指す」と話した。(大島悠亮)

8565OS5:2023/04/27(木) 09:18:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d37ecbcc2694394a812b851993fb0c76f20285
〈和歌山だけひとり負けでどうする?二階元幹事長〉揺らぐ王国、派閥退会者が相次ぐなか、あの不倫路チュー議員もひっそり…「それでも二階先生はいつかやり返す」
4/27(木) 7:02配信
4月の国政5補欠選挙を「4勝1敗」で乗り切った自民党だが、唯一の黒星が「二階王国」と呼ばれる和歌山での選挙だった。所属議員の派閥退会が相次ぐなど、二階元幹事長の影響力低下は必至だ。

【画像】4月の補選期間中にひっそりと二階派を去った「不倫路チューで」世間を騒がした女性議員

4月23日に行われた国政5補欠選挙で、自民党は山口2・4区、千葉5区、参院大分選挙区の計4選挙区で勝利した。

永田町では早期解散の憶測も強まる中、自民内で「ひとり負け」状態なのが、和歌山1区の議席を日本維新の会にとられた形の、二階俊博元幹事長が率いる和歌山県連だ。「二階王国」の選挙とあって、所属議員や秘書が総出で応援に駆けつけていた二階派にも、落胆が広がっている。

候補者選考から波乱 「不倫路チュー」元議員の擁立に「タマが悪かった」
これまで和歌山1区で5期連続当選を誇ってきた岸本周平氏が知事に転出したことに伴う補選で、自民はこれまで岸本氏に4連敗してきた門博文氏を擁立した。

「候補者を決める際に自民党が実施した調査では、知名度の高い鶴保庸介氏なら余裕で勝てそうで、当初は鶴保氏を擁立する調整が進められていました。でも二階氏の選挙区からの衆院転出を狙う世耕弘成氏にとっては、鶴保氏が先に衆院に鞍替えすることが面白くなかったんでしょう。

二階氏にとっても、二階派に所属していた門氏が当選すれば、派閥にとってプラスです。結局、和歌山県連は、岸本氏の支援をとりつけたことで、門氏でも勝負できるとみて、門氏の擁立を決めました」(二階派関係者)

だが、門氏を「勝てない相手ではない」と考えた維新が、和歌山市議を務めていた林佑美氏を擁立すると、雲行きが怪しくなる。

前出の二階派関係者が語る。

「門氏はもともと選挙に弱かったのに、2015年、女性衆院議員との『不倫路チュー』も撮られてしまい、今もスキャンダルの影響が強く残っています。今回、維新の候補が女性だったことも、門氏にとって戦いづらかったはずです」

そして告示日以降は、各社の情勢調査で門氏の苦戦が伝えられることに。その途端、世耕氏は手のひらを返すように「タマが悪かったんだよ」と周囲にこぼし始めるなど、和歌山県連と、派閥総出で選挙の応援をしていた二階派をとりまく雰囲気は重苦しくなっていった。

最終日には、1週間前に爆発物を投げられた岸田文雄首相や、二階氏と親しい小池百合子都知事も応援に入ったが、「停滞した和歌山に新しい風を」と訴える林氏には及ばなかった。

8566OS5:2023/04/27(木) 09:18:57
「一匹、いなくなったな」 所属議員がポロポロと二階派を退会
「王国」の県都をとられた二階氏の足元は、永田町でもゆらぎつつある。

「安倍・菅政権で二階氏が幹事長を務めていたときの二階派には、続々と入会者がいました。それが、ここ最近では、二階氏の力の陰りを象徴するように、ポロポロと退会者が続いているのです」(全国紙政治部記者)

二階氏の幹事長時代には、陳情団を連れて頻繁に二階氏に面会していた片山さつき元地方創生相は、岸田政権が誕生し、二階氏が幹事長職を退いた直後の2021年末、「このまま二階派にいても、先がない」と、二階派を退会する意向を早々に伝達。

その後も衛藤晟一元少子化相、泉田裕彦衆院議員が相次いで派閥を去った。

さらに今回の補選期間中、ある女性議員がひっそりと退会届を出したことも注目を集めた。

「門氏の『路チュー』相手だった中川郁子氏です。中川氏は故・中川昭一元財務相の元妻で、当時は独身でしたが、門氏は既婚者。

中川氏は『門先生が当選して、二階派に戻ってきたら、私は二階派にいられない』と周辺に話していたといい、門氏の当選を見越して退会届を提出した形です。

門氏が当選していたら、中川氏とプラスマイナスゼロでしたが、門氏が落選したことで、派閥内には『補選が終わるまで情勢を見極めればよかったのに』とぼやく声もあります」(同)

以前、ある議員が退会したときには、「一匹、いなくなったな」とつぶやいた二階氏。

「議員を動物のように『匹』と言うところが、いかにも二階氏らしいですが、かつて幹事長派閥として人数を増やしていた時代は終わりました。今は非主流派の党内第5派閥として、苦しい時期が続いています」(同)

「生徒会やってんじゃないんだよ」 首相への恨みは今も
二階氏の周囲でも今後、大きな転換点がやってきそうだ。

二階氏の側近、林幹雄・自民党財務委員長の長男で、千葉県議を4期務めてきた幹人氏が4月の県議選に出馬せず、国政選挙をめざす意向を表明した。このことで、林幹雄氏が次期衆院選に出ず、幹人氏に継がせるのではないか、とささやかれている。

林氏は二階氏が幹事長だったころに幹事長代理を務め、現在も二階氏の側近中の側近として知られる。

全国紙政治部記者は、林氏が引退した後の二階氏をこう心配する。

「林氏は、二階氏が国会内で道に迷ってしまったときも案内してあげたり、二階氏が、菅義偉元首相、森山裕選挙対策委員長といった重鎮と会食をするときも同席したりと、ぴったりと寄り添ってきました。

口数が少なく『おう、そうか』くらいしか言葉を発しないことも多い二階氏の『通訳』とも言われており、林氏がいなくなったら、二階氏はどうなるのでしょうか……」

それでも、二階派議員は「二階先生は、こんなところじゃ終わらない。俺はいつまででもついていく」と話す。

そもそも、二階氏が「非主流派」に置かれたきっかけは、岸田首相が2021年の自民党総裁選に出馬するときに、5年にわたって幹事長を務めていた二階氏を念頭に、総裁以外の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする公約を掲げたことだった。

二階氏は、岸田首相の政権運営を「政治はみんなでやるもんだろう。自分が目立てばいいわけじゃない。総理は生徒会長じゃない。生徒会やってんじゃないんだよ」と吐き捨てる。

永田町、和歌山の双方で二階氏の威光に陰りが見えるなかでも、二階氏周辺は鼻息が荒い。

「二階先生は、いつか必ずやり返す。自分が幹事長だったときに、岸田総理に刺された恨みは、決して忘れていない」(同・二階派議員)

取材・文/集英社オンラインニュース班

8567マザー:2023/04/27(木) 22:53:31
テスト

8568OS5:2023/05/02(火) 00:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b02e64cc199bb2c9b4b53f716b1335ded5105de
安倍派の会長選び停滞…萩生田氏ら有力候補に決定打なし、分裂懸念し現状維持望む声も
5/1(月) 7:23配信

 【マニラ=山崎崇史】自民党最大派閥の安倍派で、安倍晋三・元首相の後継会長選びが停滞している。有力候補は絞られつつあるものの、いずれも決定打を欠くためだ。早期の衆院解散の観測も飛び交う中、派閥の分裂回避を優先し、複数の幹部で運営する現状維持を望む声も出ている。

 「皆さんで納得できる人を選んでいかなければならない。派内でよく意見交換しながら収れんしたい」

 萩生田政調会長は30日、訪問先のフィリピンで記者団に対し、新会長の選出について、こう強調した。萩生田氏は過去に、「安倍氏の一周忌(7月8日)までをめどに、しかるべきリーダーを立てたい」と語っていたが、急がない考えを示したものだ。

 萩生田氏は、会長の有力候補の一人と目されている。4月29日から5月3日にかけてインドネシアとの2か国を歴訪中で、この日はフィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領と会談した。

 派内では、萩生田氏と、西村経済産業相の2人を軸に会長選びが進むとみられている。ともに安倍氏の側近だったことで知られ、政府や党の要職を経験している。元会長で今も同派に一定の影響力を持つ森喜朗・元首相は「あと5年は後見人として関与する」と周囲に伝え、新会長候補として複数の名前を挙げているが、萩生田、西村両氏を競わせる意向とされる。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とする暫定的な運営体制を続けており、下村氏を推す声や、参院安倍派をまとめる世耕弘成参院幹事長を共同代表とする案もある。総裁選出馬に意欲を持つ議員が複数いることから、新会長を総裁候補と切り分けるべきだとの意見もある。

 森氏や派幹部が気にかけるのは、主導権争いによる分裂だ。「鉄の結束」を誇った田中派や竹下派の分裂例を踏まえ、政界では「派閥が100人を超えると分裂する」との戒めが言い伝えられている。安倍氏も生前、気にしていたとされるが、安倍派は4月27日、衆参補欠選挙で初当選した議員ら4人が入会し、所属議員が100人に達した。

 幹部の一人は「無理に会長を選び、派内で摩擦を生むべきではない」と訴える。年内の衆院解散もささやかれており、会長選びより、それぞれの地元活動に力を注ぐべきだとの声も広がっている。5月16日に予定される安倍派の政治資金パーティーでも「新会長のお披露目は間に合わない」との見方がもっぱらだ。

8569OS5:2023/05/02(火) 00:57:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d32efe2231d16955bde542dd8dfd45de4bb13f36
自民派閥補選で明暗 安倍、麻生派は勢力拡大、祝勝ムード 二階派は元職敗れて消沈
4/29(土) 12:50配信
自民党各派閥は27日、衆参5補欠選挙後初となる定例会合を開き、初当選した新人議員も出席した。参院大分選挙区などで勝利した3人が入会した党内最大派閥安倍派は、所属議員数を99人にまで拡大。麻生派も衆院千葉5区を制した新人が加わり、55人とした。一方、衆院和歌山1区で、派に所属した元職が落選した二階派は補選の話題には触れず、存在感に陰りも見えつつある。

 党本部であった安倍派例会は冒頭から大きな拍手に包まれた。塩谷立会長代理が「見事に当選を果たし、3人とも入ることになった」と報告すると熱気は最高潮に。新人も「ご指導のほどを」「力を尽くしてまいりたい」と決意表明した。

 勢力は3桁の大台まであと1人。安倍晋三元首相の死去後、会長ポストの空席は続くが「数は力。多いに越したことはない」と参院中堅。派幹部は「(他派閥は)努力してないんじゃないか」と冗談を飛ばした。

 麻生派は同数で並んでいた茂木派をかわし、単独第2派閥となった。接戦をものにした新人が先輩議員たちを出迎え、選挙戦での尽力に頭を下げて回った。会長の麻生太郎副総裁は「今日から一員として迎える。活躍に期待したい」と満足げにエールを送った。

 祝勝ムードに沸く安倍、麻生両派。対照的に、二階俊博元幹事長率いる二階派は重苦しい雰囲気が漂った。補選は、和歌山が地元の二階氏を先頭に派の総力を挙げたが、5補選で唯一敗れた。会合で二階氏は、26日に開いた派閥の政治資金パーティーについて「グループ(派)の存在感を発揮することができた」と触れたのみで言葉少なだった。

 安倍、菅両政権で幹事長を5年超務め「キングメーカー」として権勢を誇った二階氏も、現政権下では非主流派とみなされ、退会者も相次いで第5派閥に転落した。自民関係者は「二階氏に往時の力はもうない」と冷ややかに語った。 (御厨尚陽、河合仁志)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板