[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
6401-
6501-
6601-
6701-
6801-
6901-
7001-
7101-
7201-
7301-
7401-
7501-
7601-
7701-
7801-
7901-
8001-
8101-
8201-
8301-
8401-
8501-
8601-
8701-
8801-
8901-
9001-
9101-
9201-
9301-
9401-
9501-
9601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
自民党スレ
8176
:
チバQ
:2022/08/09(火) 10:38:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b40ee089a4d6cfbb29c30e8f3a3139558ba2e94
萩生田氏、政調会長起用へ 総務会長は遠藤氏、あす内閣改造 岸田首相
8/9(火) 8:13配信
時事通信
首相官邸に入る萩生田光一経済産業相=8日
岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に実施する内閣改造・党役員人事で、萩生田光一経済産業相(58)を党政調会長に起用する方向で調整に入った。
総務会長には遠藤利明選対委員長(72)を検討している。
萩生田氏は最大派閥の安倍派に所属し、故安倍晋三元首相の片腕として知られる。安倍派に配慮を示すとともに、安全保障政策の見直しや原発再稼働など与党内調整への手腕を期待する。
遠藤氏は、首相を支える谷垣グループ代表世話人を務める。留任する麻生太郎副総裁(81)、茂木敏充幹事長(66)とも良好な関係を保つ。
8177
:
チバQ
:2022/08/09(火) 10:45:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5662c423fc009de53520da9d70c8fef1dac2fe
見通せぬ政権浮揚…旧統一教会が政権運営に影
8/9(火) 9:32配信
「政治、行政の空白は一切許されない」-。岸田文雄首相(自民党総裁)は党臨時役員会でこう力強く述べ、10日に行う内閣改造・党役員人事の一任を取り付けた。7月の参院選を圧勝に導いた首相だが、ここにきて閣僚や自民議員との接点が次々に明るみに出ている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題が、政権運営に影を落とす。狙い通り、体制刷新によって政権浮揚につなげられるかは見通せない。
役員会に先立ち、党本部で首相は、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と40分近くにわたり会談。2人とはそれぞれ先週末にも面会しており、具体的な人事の構想や、焦点となっている安倍派議員の処遇について意見を交わしたとみられる。
政権発足から10カ月。ここまで「高水準で安定」(茂木氏)していた内閣支持率には陰りも見え始める。報道機関の各種世論調査で、最近まで60%前後あった数字は急落。8日にNHKが報じた内閣支持率は3週間前から13ポイント減、特に旧統一教会と政治との関係について「説明が足りない」と答えた人が82%に上った。自民内では「旧統一教会の問題が尾を引いているのは間違いない」(衆院中堅)と見る向きが少なくない。
こうした閉塞(へいそく)感を打破するため首相は、今回の人事をてこに再浮上をもくろむ。6日の記者会見では「とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と語り、周辺も「大規模な内閣改造になる」との見通しを示している。
ただ、実際には首相の選択肢には制約も多く、フリーハンドには程遠い。
「当然、継続してやっていくことが望ましいのではないか」。安倍派の有力議員の一人で、党政調会長など党4役への起用も取り沙汰される萩生田光一経済産業相は8日、続投の意向をあえて表明。萩生田氏は7日、首相と面会しており、衆目の一致する後継者がいない派内からひんしゅくを買わないよう、予防線を張る意味合いもあったとみられる。
安倍派重鎮からは「党4役ポストと閣僚6人」と強気の要求が出ており、自ら率いる岸田派が第4派閥で必ずしも党内基盤が強固とは言えない首相もむげにはできない。一方で、政権の足かせとなりつつある旧統一教会との接点が安倍派議員に目立つのも事実。刷新するはずの人事で首相がつまずけば元も子もなく、参院若手は「冷遇の理由にされかねない」と警戒する。
菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近い非主流派議員の処遇も焦点となる。「国内外から突きつけられた課題」(首相)に挙党一致で臨み、首相が本格政権をうかがう上で、菅氏ら実力者の協力は欠かせない。自民関係者は「派閥均衡型の人事にならざるを得ない」とみている。
(東京支社取材班)
8178
:
チバQ
:2022/08/09(火) 11:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e82065039ae670d080943890a3f1d74022a8b195
自己評価は異常に高いが、支持率は「0%」…旧統一教会の名称変更当時の文科相・下村博文の“野心”とは
8/9(火) 6:12配信
文春オンライン
©文藝春秋
この数年、私は下村博文先生を熱烈に推してきました。最近になって下村ウォッチの醍醐味が広がりつつあるようで嬉しい。
まず、政治家・下村博文の“魅力”をあげます。
〈「清和会(安倍派)の実行部隊のように見える」
「その割には発言がフラフラしてあまり自分の立場をわかってなさそう」
「しかし自己評価はとてつもなく高い」〉
いかがでしょうか、下村先生にちょっと興味がわいてきませんか?
「旧統一教会の名称変更当時の文科相」
最近の話題で言うなら下村氏が「旧統一教会の名称変更当時の文科相」だったことが注目されています。教団は1997年に名称変更を相談したが却下され、2015年になって申請したら認められた。
この点についての下村発言を追うとたまりません。7月21日に記者団の取材に「(自身は)まったく関わっていない」と強調。それでいて文化庁の担当者から「事前」も「事後」も報告があったと発言。8月4日には「今となれば責任を感じる」と語った一方で「当時は名称変更もほとんど報道されなかった」と開き直る。ああ、期待を裏切らない博文先生。
ちなみに名称変更当時に文科審議官だった前川喜平氏は「何らかの政治的な力が働いたとしか考えられない」と野党ヒアリングで証言(8月5日)。
同じ日に末松信介文科相は「要件を満たした申請書が提出されたため、受理し、認証の決定をした」と説明。つまり正しく揃った申請書を拒めば訴訟リスクがあったことを受理の理由に挙げた。これに対し前川氏は「リスクがあったとしても、この名称変更はすべきではないというのがあるべき政策決定だった。その決定をどう法的に正当化するか考えるべきだったのでは」と反論(8月5日毎日新聞)。
安倍派の集票力は「文教&宗教」
私は以前に自民党の集票力について詳しい記者に聞いたことがある。昭和の時代からだいたい「宏池会(岸田派)は大企業、竹下派(現・茂木派)は業界団体、清和会(安倍派)は文教&宗教」だと言っていた。今まさに注目されているのが安倍派の「文教&宗教」なのである。
だから、安倍派の醜聞が出てくる度に文科省の「中の人」だった前川氏が発言する流れにここ数年なっている。なるほど安倍派にとっては厄介な人物なのです。
文化庁の宗務課担当者は、2015年になって旧統一教会から名称変更の申請があった理由は「教団側のタイミングだ」と述べている。このタイミングは下村大臣だったからというより第二次安倍政権だから満を持して申請したのではないか? そう考えると下村氏個人が今もフワフワした言動なのは理解できる。
「新国立競技場問題」でも注目が…
さて、2015年には別の大問題もありました。「新国立競技場の建設費問題」である。ここでも下村博文先生が注目を浴びていたのを思い出してほしい。
膨れあがった建設費用に批判が強くなり、下村文科相は舛添要一東京都知事との会談で500億円の負担を求めたが反発された。そのあと下村氏は「一貫して明確な責任者がどこなのか、よくわからないまま来てしまった」と言い放った。すごすぎる博文節。とにかく明るい安村ならぬ、とにかくずさんな下村。
しかしこれも「下村博文よりエライ人」の動きをみると興味深いのだ。当時の毎日新聞の社説は、事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長、監督する立場にある下村博文文科相の責任は問われなければならないと書きつつ、
《その背景には関係者が「重鎮」に配慮し、河野氏の諮問機関に過ぎない有識者会議が重要事項を決定する機関となっていた実態がある。》(社説『新国立検証報告 無責任ぶり確認された』2015年9月25日)
と指摘している。
8179
:
チバQ
:2022/08/09(火) 11:38:12
有識者会議は2012年3月にスタート。メンバーは日本ラグビー協会の要職にある森喜朗氏をはじめ、超党派のスポーツ議員連盟に所属する政治家、日本オリンピック委員会や日本体育協会、サッカーなど競技団体の幹部や著名作曲家ら「各界の重鎮」が並び、
《会議は利益代表者による陳情の場と化していた。》(同前)のである。
開閉式の屋根を備えた8万人収容のスタジアムという基本構想は有識者会議から生まれ、総工費は膨れあがった。言うまでもなく森喜朗は清和会と文教族のドンであり、有識者会議スタートの2年後には東京五輪組織委員会の会長に就任している。
こんな時期に下村博文は文科相だったのである。清和会の実行部隊として使い勝手が良かったのだろうが、2015年に勃発した建設費問題では右往左往し、森氏や安倍首相が慌てて動いてザハ案は白紙撤回となった。この年はいろんなことがあった。今話題になっている旧統一教会の名称変更問題と併せて「2015年の下村博文」がどこを向いていたか、あらためて検証するべきなのです。
自己評価が異常に高い
そんなガキの使い感がすごい下村先生ですが、自己評価は異常に高いのも魅力。こんな記事があった。
『安倍派継承 息巻く下村氏』(信濃毎日新聞7月24日)
安倍氏亡きあと下村氏は派閥のトップの座に意欲を示しているというが、その性急な動きが反発を招いているという。下村氏は安倍氏の通夜直後から岸田首相に「清和会をないがしろにするな」とテレビ番組で発言。これに対し、
《派内に「よく言ってくれた」という声はあまり聞かれず、むしろ「まだ葬儀も終わっていないのに…」と評判が悪い。》
ああ、博文先生。
支持率が「0%」だった
そういえば昨年の自民党総裁選に下村氏は出馬を匂わしても周囲はまったく盛り上がらなかった。
圧巻は、昨年8月30日だった。官邸に呼ばれ当時の菅首相から「出馬見送りか、政調会長を辞任するかを迫られ、出馬断念を決断した」(日刊スポーツ)。脅しにあっさり引き下がった下村先生。自民党都連会長時代には都議選でコテンパンに小池百合子氏にやられて辞任したこともあった。永田町の“ケンカ”に弱いのにトップへの野心は隠さない下村先生。
昨秋の「週刊文春」は日経新聞の世論調査で下村博文氏の支持率が「0%」であったことから「ミスター0%」と書いていた。確かに日経(2021年8月30日)、読売(2021年9月6日)での下村氏の数字は0%だった。
しかしである。共同通信(2021年9月5日)の調査では0.6%あったのだ。最近流行のアルコール度数0.5%の「微アルコール」と似ていた。それ以来私は「微アル博文」と呼ぶようになった。
下村博文先生、もう少し酔わせてください。
プチ鹿島
8180
:
チバQ
:2022/08/09(火) 14:44:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/446583a8965df7e73c618f8ee0aecf4a4146380e
内閣改造で早くも清和会に安倍元首相が亡くなった影響が 萩生田経産相にも不満噴出
8/9(火) 11:07配信
時事通信は8月8日、「安倍派『塩谷・下村氏』体制に 名称存続、会長は当面空席」の記事を配信した。安倍晋三元首相(享年67)が死去したため、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会:略称、清和研)を、塩谷立・元総務会長(72)と下村博文・前政調会長(68)の2人が、会長代理として束ねていくという内容だ。
【写真を見る】36年前、昭恵さんとの結納を済ませた安倍晋三元首相。当時32歳
***
2人の“素顔”を簡単に紹介しておこう。塩谷氏の地元は静岡8区、当選10回。父親の塩谷一夫氏(1920〜1989)も自民党の衆議院議員という二世議員だ。ちなみに、2021年の衆院選では小選挙区で落選し、重複立候補していた比例東海ブロックで復活当選を果たした。
下村氏の地元は東京11区、当選9回。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合。以下「統一教会」)が名称を変更した2015年、所轄する文部科学大臣を務めていたのが下村氏だった。
統一教会の関連団体からの寄付を受領したことも明らかになっており、「統一教会と関係の深い国会議員」としてメディアだけでなく有権者も注視している。
この2人が安倍派=清和研を仕切ることになったわけだ。彼らにとって最重要課題は、明日に控えた「内閣改造における閣僚ポストの確保」であることは論を俟たない。担当記者が言う。
「安倍さんが射殺されるという悲劇が起きなかったら、今も岸田さんは様々な場面で安倍さんの意向を聞く必要があったでしょう。しかし安倍さんは亡くなられました。安倍派が自民党における最大派閥なのは変わりませんが、岸田さんが内閣改造でどのような姿勢を安倍派に示すのか、大きな関心を集めています」
岸田・塩谷会談
8月5日、「TBS NEWS DIG」は「【速報】岸田総理、来週10日にも内閣改造・自民党役員人事の方針固める」との速報を配信、YAHOO! ニュースのトピックス欄にも転載された。
「速報が流されたことからも明らかですが、まさに岸田さんによる“サプライズ改造”です。安倍さんの国葬決定に加え、統一教会と自民党議員との深い関係が次々に明らかになり、岸田内閣の支持率は低下しています。閣僚の顔ぶれを変えることで支持率を回復しようということでしょう」(同・記者)
翌6日、岸田文雄首相(65)は地元の広島市で行われた平和記念式典に出席。記者会見で改造を行う理由として、統一教会の問題に言及した。新内閣の顔ぶれからは、統一教会と深い関係にある国会議員を一掃する必要があるというわけだ。
「興味深いことに、内閣改造の速報が配信された前日の8月4日、塩谷さんが首相官邸を訪れ、岸田さんと会談を持ちました。この様子を一部の新聞社などは、内閣改造の意向が発表された後に記事化しています。例えば共同通信の記事は、8月7日に全国の地方紙やブロック紙が掲載しました」(同・記者)
安倍派の閣僚は4人
九州のブロック紙、西日本新聞は「安倍派処遇 ジレンマ 内閣改造・自民役員人事 旧統一教会と多数が関係 最大派閥へ配慮欠かせず」との見出しで報じた。
《人事がもっと先だとみられていた4日、会長代理の塩谷立元文科相は首相を官邸に訪ね「うちは政権を支える最大派閥だ。人事でそれなりの要求をさせてもらう」と伝えた。現在の閣僚数4人は「派閥の規模に比べれば少ない」(安倍派中堅)との不満もある》
《応対した首相は「なかなか比例代表のドント式のようにはいかないんだよなあ」とはぐらかした》
会談の内容を知る自民党の関係者は、「ドント式で計算すれば、安倍派=清和研における閣僚のポストは5になります」と言う。
「岸田内閣で閣僚4人を擁したことがあるのは、安倍派と茂木派(平成研究会)、そして岸田派(宏池会)です。岸田さんが安倍派に配慮していたことが浮き彫りになりますが、安倍派は90人を超える大所帯、茂木派は50人台、岸田派に至っては40人台です。塩谷さんが『ウチは最大派閥だから閣僚枠を1人増やせ』と要求したということでしょう」
8181
:
チバQ
:2022/08/09(火) 14:45:10
もし安倍氏が岸田首相に「4人を5人にしてほしい」と要望したのなら、岸田首相も真剣に考えたかもしれないという。
余裕の冗談!?
「しかし会談で、岸田さんは塩谷さんに『ドント式は無理』と返答しました。つまり『安倍派から5人はない』という意味です。安倍さんが亡くなられたことで、岸田さんは『安倍派に特別な配慮をする必要はなくなった』と判断したということでしょう」(同・関係者)
ちなみに記事に出てくる「ドント方式」とは、比例選で政党に投じられた票数を議員数として配分する計算式のことを指す。
「岸田さんは『いくら安倍派の議員数が多くても、自動的に閣僚の数を増やすわけにはいきませんよ』と釘を指したわけです。更に興味深いことに、岸田さんは塩谷さんの要望は無下にしながらも、同じ安倍派の萩生田光一経産相(58)は評価しており、積極的に意見交換をしています」(同・関係者)
萩生田氏に関しては複数の新聞社が、政調会長の可能性を報じた。これに萩生田氏は8日の記者会見で“不満”を表明した。
「会見で萩生田さんは、経産相を続投したいと明言しました。更に、岸田さんが内閣改造について『骨格は維持する』と説明したことに触れ、経産相交代説が報じられている自分は『ああ、俺は骨格じゃなかったのかとそんな思いもあります』と冗談を口にしました」(前出の記者)
統一教会との関係
要するに萩生田氏は、冗談を口にできるだけの余裕があるのかもしれない。
「萩生田さんは安倍さんが亡くなった後、茂木敏充幹事長(66)に『安倍派における今後の窓口は自分にしてもらいたい』と申し入れたそうです。今回の組閣にあたっても、岸田さんサイドから『安倍派の入閣候補者は?』と問い合わせがあり、萩生田さんが対応しています。この話は塩谷さんや下村さんの耳にも入っていて、『自分たちの頭越しに交渉している』と激怒しているようです」(前出の関係者)
岸田首相は萩生田氏を「失言など突拍子もないトラブルとは無縁で、安定感がある」と評価しているという。ただし、閣僚にとどまることは避けてほしいようだ。
「読売新聞などが報じていますが、萩生田さんは統一教会の関連イベントで挨拶するなど、密接な関係が疑われています。もし経産相でなくとも大臣として閣内にとどまれば、統一教会との関係を国会で問われるのは間違いありません。それを避けるため、岸田さんは政調会長など党三役を考えているようです」(同・関係者)
女性議員にも関心が集まる
政治家は人一倍、嫉妬心が強いとも言われる。岸田首相は安倍派と距離を置く姿勢を見せながら、萩生田氏とは“特別な関係”を構築しつつあるようにも思える。となれば、安倍派の議員としては黙っていられない。
「塩谷さんや下村さんの頭越しに官邸と交渉したということも大問題ですが、経産相の残留を会見で希望したことも反発を集めています。岸田さんが考えている安倍派の閣僚ポストは4です。うち参院枠が1あるので、安倍派の衆議院議員が閣僚になれるのは残り3ということになります。ところが萩生田さんが閣内にとどまると、残りは2に減ってしまう。そのため安倍派内から『萩生田さんが勝手なことを言っている』との声が出ています」(同・関係者)
デイリー新潮編集部
新潮社
8182
:
チバQ
:2022/08/09(火) 16:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/afd864c5b0d032336139e0a7e7b31598f1be2c78
選対委員長は森山裕氏で調整 非主流派、取り込み狙いか
8/9(火) 15:19配信
朝日新聞デジタル
安倍元首相への思いを語る森山裕氏=2022年7月9日午後2時1分、鹿児島市の自民党鹿児島県連、野崎健太撮影
岸田文雄首相は9日、自民党の選挙対策委員長に森山裕総務会長代行を充てる方向で調整に入った。森山氏が率いる森山派は岸田政権で非主流派に位置づけられてきたが、党4役に処遇することで主流派に引き込み、党内基盤を強化する狙いがある。
森山氏は安倍・菅両政権下で国会対策委員長を務め、政権与党内では調整力に定評がある。首相は森山氏に選対委員長として、衆院小選挙区の新しい区割りを受けた候補者調整を担わせる考えだ。
朝日新聞社
8183
:
チバQ
:2022/08/09(火) 16:35:29
https://www.asahi.com/articles/ASQ866GQTQ86UTFK023.html?oai=ASQ8951YYQ89UTFK00R&ref=yahoo
非主流派からは「やれるもんなら」 内閣改造、安倍派外しが焦点に
有料会員記事岸田政権
安倍龍太郎、吉川真布 楢崎貴司2022年8月7日 7時00分
岸田文雄首相が6日、内閣改造・自民党役員人事の実施を正式表明した。安定政権を見据え、自民党の麻生太郎副総裁ら政権の「骨格」を維持する考えだが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が取りざたされる議員が多い安倍派の処遇が焦点となる。
首相は6日、広島市の平和記念式典に参列した後、現地で記者会見に臨んだ。
内閣改造と自民党役員人事について、「与党とも相談し、来週にも行いたい」と表明。理由として、新型コロナや物価高への対応、ウクライナ・台湾情勢、防衛力強化、災害対応、経済対策などを列挙。安倍晋三元首相の国葬や今後の警備体制の強化も挙げ、「様々な課題を考えると、とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と説明した。
与党内では8月下旬から9月上旬の実施との見方が強まっていたが、首相は「いろいろな方々が9月だ何だとかおっしゃっていたが、元々できるだけ早く体制をスタートさせなければいけないと考え続けてきた」と述べ、局面打開をねらって一転したとの観測を打ち消した。
首相はさっそく人事への動きを加速。広島から首相公邸に戻った6日夜には1時間以上にわたって麻生氏と会談し、今後の人事構想などについて協議した。
政権の屋台骨である麻生氏や茂木敏充幹事長、松野博一官房長官を首相は留任させる。首相が率いる岸田派は党内第4派閥にとどまり、政権基盤を安定させるには第2派閥の茂木派と第3派閥の麻生派の領袖(りょうしゅう)である茂木、麻生両氏の存在が欠かせないためだ。
対応次第では高まりかねない首相への不満
新型コロナの感染拡大や旧統一教会の問題などで報道各社の世論調査では内閣支持率が下落傾向にあり、今回の人事で若手や女性らを登用し「刷新感」をアピールできるかも問われる。閣僚経験者の一人は「国民に『目の前の問題から目をそらすための改造だ』と思われれば、決して政権浮揚にはつながらない」と指摘する。
また、菅義偉前首相や、二階…
8184
:
チバQ
:2022/08/09(火) 16:36:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3791df748d20da3b35af110118bc3da32d62ecdc
萩生田政調会長で安倍派後継レースに波紋 「統一教会と関係ないな」内閣改造で厳しい身体検査 〈dot.〉
8/9(火) 16:08配信
キーワードは「旧統一教会」と多くの議員が口をそろえる8月10日の内閣改造。閣僚候補らには厳しい「身体検査」が予想される。そして、問題はそれだけではない。五輪に絡む巨額の資金提供疑惑も捜査が進んでいる。いずれの問題にも絡まず、なおかつ岸田文雄首相のお眼鏡にかなう人材はどれだけ残っているのだろう。
【写真】会見する萩生田光一経産相
「今回の内閣改造はまさに旧統一教会改造だよ。この問題をひきずると岸田首相は、大変な事態になると危惧して、思い切った前倒しを仕掛けた」
そう話すのは、岸田政権を支える麻生派の幹部。7月8日の安倍晋三元首相の銃撃事件以降、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員との接点についてのニュースが連日のように流れている。
自民党の国会議員を中心に地方議員までが結びつき、選挙支援を受け、旧統一教会のイベントに参加するなど、自民党と旧統一教会の「闇ルート」が次々と白日の下にさらされている。
自民党内には、SNSなどで旧統一教会の関連団体などとの関係を積極的にアピールしていた議員も少なくない。
その一人のある自民党衆院議員はこう打ち明ける。
「関係していた団体の名称から旧統一教会とは想像もしなかった。ネットで少し調べればわかったのかもしれないが、まったく違和感がなかった。霊感商法が騒がれていたのは30年近く前で、その時はまだ子どもだったのでピンとこなかった。議員になってからイベントにも参加したし、選挙の支援も受けたけど、これを機に旧統一教会との関係はきっぱり断つ。正直、今でもあの人たちが旧統一教会の関係者だとは信じられない……。ただ。ここまで騒がれると政治生命には大きなマイナスだ」
その上で、
「党内では、2人寄れば、内閣改造、党人事の話。旧統一教会と関係がある議員は徹底的に排除されるだろうという空気感だ」
と内情を話した。
とりわけ、今回の党人事は早々に、茂木敏充幹事長の留任が決まった。注目は、政調会長だ。
高市早苗政調会長は交代との声が多く聞こえてくる。また、党三役の一人、福田達夫総務会長は閣僚ポスト起用もあるとの見方が出ている。
「これまで、高市政調会長は茂木幹事長ともめている、と何度も報じられた。党の内側の話が記事になるのは、かなりギクシャクしている証拠。岸田首相は、茂木幹事長をとり、高市政調会長は切る決断をしたんじゃないか。高市政調会長の後ろ盾だった安倍元首相が亡くなり、派閥にも入っていないからやりやすいのでは。後任は萩生田光一経済産業相で決まりとの声も聞く。岸田首相とも親しく、安倍派だから」
岸田派の元職員で自民党本部の政調担当を長く務めた、政治評論家の田村重信さんはそう推測する。
そうなると安倍派内のパワーバランスにも影響を及ぼすという(安倍派内の後継争いについては8月8日のAERAdot.「『アッキー』不出馬で安倍派分裂がささやかれる後継争い」で詳報)。
「萩生田経産相が政調会長となれば、安倍派の後継者に大きく近づく。政調会長は『大臣3人前』と言われるほど大きなポスト。萩生田経産相よりも年長の塩谷立、下村博文両会長代行は、かなりきつくなるでしょう。今後の派内は、萩生田経産相と松野博一官房長官が軸になって、トップを争うんじゃないでしょうか」
8185
:
チバQ
:2022/08/09(火) 16:37:22
そして、閣僚も半分以上が交代する見込みだという。
二階派の国会議員が話す。
「9月の改造と思っていたらお盆前。予想より1カ月も早い。派閥から推薦を出さないと大変だと、大慌てでやっている。それでなくても非主流派と呼ばれて冷や飯食っているんだから。とにかく、『旧統一教会との関係はないな』と念を押してから推薦するんだ。こんな身体検査は初めてだ」
一方、自ら旧統一教会との関係を明らかにしたのは岸信夫防衛相。末松信介文部科学相、山口壮環境相ら数人の閣僚も同様だ。
「岸防衛相だけは、体調を考えて、という理由で外れるだろう。他の旧統一教会と関係のあった閣僚は、よほどの理由がない限り交代だ。昨年10月の総裁選に勝った後の組閣は、安倍元首相、麻生副総裁にかなり気を使った人事。今回は、岸田首相自身の政策をしっかり遂行できるような配置にするはず。それに、昨年10月の衆院選、今年7月の参院選と2度、国政選挙に勝っていることがポイント。党内では、その功績が大きく評価されているので、より強い力を発揮できる」(前出の田村氏)
また、自民党の閣僚経験者からは、
「副大臣、政務官の人事も注目だ。選ばれるということは、旧統一教会との関係がない、クリーンだというイメージになる。当選回数などで、就任が確実視されても名前がない議員は、旧統一教会と関係ありだろう。今後の人事にも響いてくる」
との指摘もある。
旧統一教会関係だけでも頭を抱える問題だが、実は自民党はもう一つ、隠れた難題がある。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事の高橋治之氏の会社が、紳士服大手「AOKIホールディングス」側から多額の資金提供を受けたとされ、東京地検が捜査している事件。
高橋氏は、電通の元役員で、東京五輪・パラリンピックの招致や、スポンサーの選定などに大きな影響力を有していたのではないかと、みられている。
そこで、微妙なのが遠藤利明選挙対策委員長だ。
「遠藤選対委員長は、党三役の総務会長へ、との声も強い。しかし、遠藤氏は五輪担当相で、五輪の組織委員会副会長という要職にあった。高橋氏の事件がいつ弾けるかわからない状態で、岸田首相がそこをどう考えるかですね」
と自民党の閣僚経験者が語る。東京地検特捜部がすでに強制捜査に着手しているが、逮捕には至っていない。「高橋氏の背後にバッジ(議員)がいるから慎重に進めている」との情報も永田町には流れているという。
「旧統一教会」という前門の虎、「五輪疑惑」という後門の狼。岸田首相は、奇策の前倒し内閣改造で乗り切れるのか?
(AERA dot.編集部・今西憲之)
8186
:
チバQ
:2022/08/09(火) 17:12:29
総裁 岸田派
副総裁 麻生派
幹事長 茂木派
政調会長安倍派
総務会長谷垣G
選対員長森山派
国対委長安倍派
https://news.yahoo.co.jp/articles/7905b5fb7322311ae09f35129b4f26c9688efca2
選対・森山氏、政調・萩生田氏 自民四役、総務は遠藤氏で調整 岸田改造内閣10日発足
8/9(火) 14:06配信
岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、内閣改造・党役員人事を行う。
党執行部は、麻生太郎副総裁(81)、茂木敏充幹事長(66)が続投し、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)、選対委員長に森山裕前国対委員長(77)をそれぞれ起用する。総務会長は遠藤利明選対委員長(72)とする方向で調整。首相は9日中に閣僚19人の顔触れも固める考えだ。
萩生田氏は最大派閥の安倍派に属し、銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相の側近。国家安全保障戦略の改定など重要課題の調整を託すことで、同派を含む保守系に配慮を示す狙いがある。
森山氏は菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近い。「非主流」の重鎮を起用し、挙党態勢の構築を目指す。
8187
:
チバQ
:2022/08/09(火) 17:13:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/06795a2429b9cebf0834e0cac951120f255de305
岸田内閣で「重用」か「冷や飯」か 菅前首相の処遇「側近が入閣情報を流しているだけ」〈dot.〉
8/9(火) 12:32配信
どこの世界でも人事は大きな関心事。8月10日の内閣改造に向け、あちこちから様々な観測が聞こえてくる。注目人事の一つは、菅義偉前首相が重要ポストに起用されるかどうか。後援会からは期待する声が上がり、「副総理」という具体的なポストも聞こえてはくるが、希望的な観測に過ぎないという見方もある。
菅氏の選挙区がある神奈川県では、地元紙の神奈川新聞が6日に、「内閣改造・自民党役員人事で飛び交う観測 岸田首相、『菅氏重用』で無敵に」という見出しで、「副総理や幹事長など重要役職への起用観測が週末の永田町で飛び交っている」と報じた。
周囲はどう考えているのだろうか。菅氏の神奈川県の側近はこう話す。
「岸田(文雄)首相から入閣の話があっても、ポストによっては受けないかもしれない。おそらく、安倍晋三元首相のレガシーだった米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をかかえる沖縄・北方担当相なら受けると思うね。菅さんも官房長官時代から沖縄の基地問題には熱心で、しょっちゅう沖縄へ行ってたから」
菅氏の後援会幹部は、菅氏にはもう一花咲かせて欲しいという。
「菅さんは安倍元首相と二人三脚でやってきた人で、岸田氏とは対峙(たいじ)した関係です。いざという時に、岸田首相とは考えが違う人として相談できる人がいた方がいいと思います。もし岸田首相が反対意見を封殺し、自分の思うままにやると、歴史の常として、結局は何もできないということになりかねないです」
そして、こう期待感をにじませる。
「菅さんはまだ隠居するつもりはないと思います。菅さんの影響力は低下しているでしょうけれど、首相としてやったことが評価されるのはこれからです。菅さんには政治家としてやることがまだまだ残っています」(菅氏の地元後援会幹部)
菅氏はTBSのCS番組で入閣への意欲を聞かれ、「私は総理大臣までさせていただきましたから、そういう意味でいろんな場所で、閣内、閣外に関わらず進めていくことが、そこは大事だと思います。閣内でということで限定すれば、そこは考えていないということです」との考えを述べた。
菅氏の重要ポストでの起用に否定的な見方を示すのは、政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。
「菅氏が入閣するかもしれないとか、副総理かもしれないといった情報を流しているのは菅氏の側近です。菅氏を入閣させると政権が盤石になる、ということはないと思います。岸田首相は、茂木敏充幹事長と、麻生太郎副総裁がいれば十分だと思っているはずです」
昨年9月の自民党総裁選では、岸田首相は河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏と戦った。岸田氏を支援した安倍派の福田達夫氏は総務会長に就任した。
「自民党4役は茂木幹事長以外は交代する方針だから、高市氏も福田氏もクビだということ。菅氏が推した河野氏も、当面国政選挙がないわけですから、たいして仕事がないわけですよ。だから、そのままでもいいのかもしれないけれど」(角谷氏)
大方の予想よりも、内閣改造が早まったことについて角谷氏は、
「内閣改造が早まったのは、二之湯智国家公安委員長に原因があると思います。国家公安委員長なのに、統一教会についてほとんど知識がなくて、発言も迷走。それに安倍元首相の銃撃事件の責任を警察関係者はまだ取っていない。警察のトップのケジメが必要という意味もあるのでしょう」
とみている。そして、その事件後、連日取り沙汰されている、自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についても、岸田首相がどういう考えで人事に反映するのか興味深いところだ。
8188
:
チバQ
:2022/08/09(火) 17:13:42
その点について角谷氏は、
「旧統一教会の関係団体に『祝電を打つぐらいならいいのではないか』という議員もいるかもしれないが、それが広告塔になり、教団にお墨付きを与えることになるわけだから、祝電くらいならいいという発想を変えなきゃいけないわけですよ」
と指摘し、こう続けた。
「内閣改造は政務官まで含めると100人規模の人事になる。旧統一教会とまったく関係ない人だけでは内閣はつくれないでしょう。だけど、すでに疑惑が伝えられている人は外すしかない。ここまで来たら、岸田内閣も旧統一教会の問題と向き合わざるを得なくなった。今回は身体検査が厳しくなると思います」
ただ、そうなると、旧統一教会との接点が最も多いとされる安倍派の議員の処遇はどうなるのか。
「統一教会にかかわっている議員が多いから、当面、党の役職とか首相補佐官とか、国会で答弁しなくてよい役職に選ぶでしょうね」(角谷氏)
内閣改造によってまずは刷新のイメージを国民に示せるのか。さらには旧統一教会の影が見えない内閣をつくることは可能なのだろうか。
(AERA dot.編集部・上田耕司)
8189
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c5b720d211f44d0b48607d8a8e67085f02300e
河野太郎氏のデジタル相起用固まる
8/9(火) 19:18配信
共同通信
岸田首相は自民党の河野太郎広報本部長のデジタル相起用を固めた。
8190
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:13:22
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762471000.html
内閣改造 文部科学相に永岡桂子氏起用へ 初めての入閣
2022年8月9日 19時35分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、文部科学大臣に、自民党麻生派の永岡桂子氏を起用する意向を固めました。永岡氏は初めての入閣です。
永岡氏は、衆議院茨城7区選出の当選6回で68歳。
自民党麻生派に所属しています。
衆議院議員だった夫の洋治氏が死去したのを受け、平成17年の衆議院選挙に立候補し、初当選しました。
これまでに厚生労働副大臣や文部科学副大臣、衆議院の文部科学委員長などを務めています。
岸田総理大臣としては、女性政策などに取り組んできた永岡氏に期待し、所属する麻生派の意向なども踏まえ起用したものとみられます。
永岡氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762491000.html
内閣改造 環境相に安倍派の西村明宏氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時57分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、環境大臣に自民党安倍派の西村明宏氏を起用する意向を固めました。西村氏は初めての入閣です。
西村氏は、衆議院宮城3区選出の当選6回で、62歳。
自民党安倍派に所属しています。
三塚博・元大蔵大臣の秘書を経て平成15年の衆議院選挙で初当選しました。
国土交通副大臣や官房副長官などを歴任し、現在は、党の筆頭副幹事長を務めています。
岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派に所属し、政府や党内でさまざまな調整役を務めてきた西村氏を起用することで、政権運営の円滑化を図る狙いがあるものとみられます。
西村氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762511000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済安全保障担当相に高市早苗氏起用へ
2022年8月9日 20時10分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、経済安全保障担当大臣に自民党の高市早苗・政務調査会長を起用する意向を固めました。
高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選9回で61歳。
自民党では無派閥で活動しています。
平成5年の衆議院選挙で無所属で初当選し、旧新進党などを経て、その後自民党に入党しました。
安倍元総理大臣と政治信条が近かったことで知られ、安倍政権当時、総務大臣や自民党の政務調査会長などを務めました。
去年の自民党総裁選挙では安倍氏の支援も受けて立候補し、岸田総理大臣らと争いました。
そして、岸田政権発足に伴って再び党の政務調査会長に起用されました。
岸田総理大臣としては、政務調査会長を務めてきた高市氏を重視する経済安全保障政策の担当大臣に起用してさらに推進するとともに、安倍氏に近かった高市氏を起用することで、挙党態勢をアピールするねらいもあるものとみられます。
8191
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:14:13
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762561000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 総務相に寺田稔氏を起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時11分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、総務大臣に自民党岸田派の寺田稔・総理大臣補佐官を起用する意向を固めました。寺田氏は初めての入閣です。
寺田氏は、衆議院広島5区選出の当選6回で、64歳。
岸田総理大臣が率いる自民党岸田派に所属しています。
寺田氏の妻は、岸田派につながる派閥を結成した池田勇人・元総理大臣の孫で、財務省の主計官などを経て、平成16年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに防衛政務官や総務副大臣などを歴任し、去年から、岸田総理大臣のもとで、核軍縮・不拡散や国家安全保障などを担当する総理大臣補佐官を務め、NPT=核拡散防止条約の再検討会議に向けた各国との調整にあたってきました。
岸田総理大臣としては、みずからに近く、行政経験が豊富で幅広い分野の政策に精通した寺田氏を起用することで、政権基盤を安定させる狙いがあるものとみられます。
寺田氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762611000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 法相に葉梨康弘氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時09分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、法務大臣に自民党岸田派の葉梨康弘氏を起用する意向を固めました。葉梨氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762581000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 農相に野村哲郎氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時08分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、農林水産大臣に、参議院議員で自民党茂木派の野村哲郎氏を起用する意向を固めました。野村氏は初めての入閣です。
野村氏は、参議院鹿児島選挙区選出の当選4回で、78歳。
自民党茂木派に所属しています。
鹿児島県農協中央会の常務理事を経て、平成16年の参議院選挙で初当選しました。
これまでに、農林水産政務官のほか、参議院の農林水産委員長や決算委員長などを歴任しました。
現在は、党の参議院議員副会長を務めています。
岸田総理大臣としては、農林水産行政に精通し、党内第2派閥の茂木派に所属する野村氏を閣僚に起用することで、政権運営の円滑化を図るねらいがあるものとみられます。
野村氏は初めての入閣です。
8192
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:15:13
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762551000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済産業相に西村康稔氏起用へ
2022年8月9日 20時09分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、経済産業大臣に安倍派の西村康稔・前経済再生担当大臣を起用する意向を固めました。
西村氏は、衆議院兵庫9区選出の当選7回で、59歳。
旧通産省を経て、平成15年の衆議院選挙で初当選しました。
政策通としても知られ、第2次安倍内閣以降、官房副長官などを務めたあと、経済再生担当大臣として初入閣し新型コロナの感染対策などに取り組みました。
岸田政権発足後は、自民党の選挙対策委員長代行や、新型コロナ対策本部の本部長を務めています。
岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派で事務総長を務める西村氏を起用することで、挙党態勢の構築を図るねらいがあるものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762601000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 復興相に谷公一氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時06分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、復興大臣に自民党二階派の谷公一氏を起用する意向を固めました。谷氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762571000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 地方創生担当相に岡田直樹氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時57分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、地方創生担当大臣に、自民党安倍派の岡田直樹・参議院国会対策委員長を起用する意向を固めました。岡田氏は初めての入閣です。
岡田氏は、参議院石川選挙区選出の当選4回で、60歳。
自民党安倍派に所属しています。
森元総理大臣と親戚関係にあり、新聞記者や石川県議会議員を経て、平成16年の参議院選挙で初当選しました。
その後、財務副大臣や参議院国土交通委員長、それに官房副長官などを歴任し、現在は、党の参議院国会対策委員長を務めています。
岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派に所属し、党の要職も務めてきた岡田氏を閣僚に起用することで、政権基盤を安定させるねらいがあるものとみられます。
岡田氏は初めての入閣です。
8193
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:16:46
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762501000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 二階派の小倉將信氏 初入閣へ
2022年8月9日 19時52分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は自民党二階派で当選4回の小倉將信氏を入閣させる意向を固めました。小倉氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762541000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 防衛相に浜田靖一氏起用へ 2回目
2022年8月9日 19時53分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、防衛大臣に無派閥の浜田靖一氏を起用する意向を固めました。浜田氏は、2回目の防衛大臣となります。
浜田氏は衆議院千葉12区選出の当選10回で66歳。無派閥です。
父親の浜田幸一・元衆議院議員の秘書などを経て、岸田総理大臣と同じ平成5年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに、自民党の国会対策委員長のほか、防衛庁の副長官や衆議院安全保障委員長、麻生内閣で防衛大臣を務め、安全保障分野を中心に取り組んできました。
岸田総理大臣としては、ウクライナ情勢や米中対立など厳しい安全保障環境の中、浜田氏の安全保障の知見を生かし年末に控える「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3つの文書の改定に向けた与党側との調整を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762521000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 厚生労働相に加藤勝信氏起用へ 3回目
2022年8月9日 20時07分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、厚生労働大臣に自民党・茂木派の加藤勝信・前官房長官を起用する意向を固めました。
加藤氏は3回目の厚生労働大臣となります。
加藤氏は、衆議院岡山5区選出の当選7回で、66歳。自民党茂木派に所属しています。
旧大蔵省出身で、義理の父親の加藤六月・元農林水産大臣の秘書などを経て、平成15年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに官房副長官や一億総活躍担当大臣を歴任し、厚生労働大臣を2度務めたほか、党の総務会長や菅内閣で官房長官も務めました。
義理の父親の六月氏は、亡くなった安倍元総理大臣の父親、晋太郎・元外務大臣の盟友で、安倍元総理大臣と加藤氏も旧知の仲で知られています。
岸田総理大臣としては、加藤氏が、厚生労働行政をはじめ幅広い分野の政策に明るいことや、官房長官として省庁間や与党などとの調整にあたってきた実績を評価して起用を固めたものとみられます。
8194
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:34:22
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762501000.html
内閣改造 少子化相に小倉將信氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時52分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、少子化担当大臣に、自民党二階派で当選4回の小倉將信氏を起用する意向を固めました。小倉氏は初めての入閣です。
小倉氏は、東京23区選出の当選4回で41歳。自民党二階派に所属しています。
日本銀行の職員を経て、平成24年の衆議院選挙で初当選しました。
その後、総務政務官などを歴任し、現在は、自民党の青年局長を務めています。
岸田総理大臣は、去年の自民党総裁選挙で、中堅・若手の登用を掲げた経緯があり、当選4回の小倉氏を起用することで、みずからの公約を着実に実現させる姿勢を示すねらいもあるとみられます。
小倉氏は初めての入閣です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762621000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済再生相に山際大志郎氏留任
2022年8月9日 20時17分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は自民党麻生派で新型コロナ対策も担当する山際大志郎・経済再生担当大臣を留任させる意向を固めました。
山際氏は、衆議院神奈川18区選出の当選6回で53歳。
自民党麻生派に所属しています。
獣医師などを経て平成15年の衆議院選挙で初当選しました。
去年10月の岸田内閣の発足に伴い、経済再生担当大臣として初入閣し「新しい資本主義」の実現に向けた取り組みを進めてきました。
また、新型コロナ対策担当大臣としても社会経済活動と感染拡大防止の両立を図る政策の推進に努めてきました。
さらに、今月からはスタートアップ担当大臣も兼務し、経済成長と社会的な課題の解決に向けて、革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業の支援を強化する司令塔の役割を担っています。
岸田総理大臣としては、新型コロナの感染者が全国で拡大する中で、対策の継続性を重視するとともに新しい資本主義の実現に向けた取り組みを加速させるねらいがあるものとみられます。
8195
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:45:01
総理相 岸田文雄(岸田派)
総務相 寺田稔 (岸田派)初入閣
法務相 葉梨康弘(岸田派)初入閣
外務相 林芳正 (岸田派)留任
財務相 鈴木俊一(麻生派)留任
文部科学 永岡桂子(麻生派)初入閣
厚生労働 加藤勝信(茂木派)3回目の厚労相
農林水産 野村哲郎(茂木派)初入閣
経済産業 西村康稔(安倍派)
国土交通 斉藤鉄夫(公明党)留任
環境相 西村明宏(安倍派)初入閣
防衛相 浜田靖一(無派閥)2回目の防衛相
国家公安
官房長官 松野博一(安倍派)留任6
復興相 谷公一 (二階派)初入閣
デジタル 河野太郎(麻生派)
経済安保 高市早苗(無派閥)
経済財政 山際大志郎(麻生派)留任
地方創生 岡田直樹(安倍派 参)
少子化相 小倉將信(二階派)初入閣 当選4回
副総裁 麻生太郎(麻生派)
幹事長 茂木敏充(茂木派)
政調会長 萩生田光一(安倍派)
総務会長 遠藤利明(谷垣G)
選対委長 森山裕 (森山派)
国対委長 高木毅 (安倍派)
安倍派 西村康稔 松野博一 西村明宏 岡田直樹 【萩生田光一 高木毅】
麻生派 鈴木俊一 河野太郎 永岡桂子 山際大志郎 【麻生太郎】
茂木派 加藤勝信 野村哲郎 【茂木敏充】
岸田派 岸田文雄 林芳正 寺田稔 葉梨康弘
二階派 谷公一 小倉將信
森山派 【森山裕】
谷垣G 【遠藤利明】
無派閥 浜田靖一 高市早苗
公明党 斉藤鉄夫
8196
:
チバQ
:2022/08/09(火) 20:46:50
はやいな
国家公安委員長以外決まったか?
茂木派の参院から公安委員長出すかな?
ちょっと二階派冷遇感あるかな
8197
:
チバQ
:2022/08/09(火) 21:26:48
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762661000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 国家公安委員長に谷公一氏起用 初入閣
2022年8月9日 20時37分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、国家公安委員長と防災担当大臣に自民党二階派の谷公一氏を起用する意向を固めました。谷氏は初めての入閣です。
※谷氏は復興大臣への起用が固まったと一時掲載しましたが、国家公安委員長と防災担当大臣への起用が固まりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762681000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 復興相に秋葉賢也氏を起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時45分
10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、復興大臣に、自民党茂木派の秋葉賢也氏を起用する意向を固めました。秋葉氏は初めての入閣です。
秋葉氏は、衆議院比例代表・東北ブロック選出の当選7回で60歳。
自民党茂木派に所属しています。
宮城県議会議員を経て、平成17年に行われた衆議院の補欠選挙で初当選しました。
これまでに、復興副大臣や厚生労働副大臣などを歴任しています。
岸田総理大臣としては、被災地が地元の秋葉氏を起用することで、復興を加速させるねらいがあるものとみられます。
秋葉氏は初めての入閣です。
8198
:
チバQ
:2022/08/09(火) 21:34:18
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-401083.html
【速報】“焦点”小渕優子氏は入閣見送り あす内閣改造 大詰め調整
2022/08/09 18:56
岸田首相は、焦点となっていた小渕優子組織運動本部長の入閣を見送る方針を固めた。
政府与党関係者によると、要職での起用が取りざたされていた小渕優子氏について、岸田首相は、党の組織運動本部長を続投させる方針を固めた。
また岸田首相は、自民党の役員人事について、政調会長に萩生田経産相、総務会長には遠藤選挙対策委員長、代わりの選対委員長に森山総務会長代行を起用する方向で最終調整に入った。
岸田首相は9日午後、官邸に戻り、10日の人事に向け入閣予定者らに個別に連絡をする見通し。
内閣改造
8199
:
チバQ
:2022/08/09(火) 21:34:51
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220809k0000m010236000c.html
萩生田氏は政調会長 自民党四役固まる 挙党へ向け派閥に配慮
2022/08/09 18:38毎日新聞
萩生田氏は政調会長 自民党四役固まる 挙党へ向け派閥に配慮
萩生田光一経産相
(毎日新聞)
岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に行う党役員人事で、茂木敏充幹事長(66)=茂木派=を再任させ、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)=安倍派、総務会長に遠藤利明選対委員長(72)=無派閥、選対委員長には森山裕総務会長代行(77)=森山派=を起用する方針を固め、党の「四役」が出そろった。挙党態勢の確立に向けて、派閥のバランスや党内力学に配慮した配置だ。
首相が腐心したのは「非主流派」の取り込みだ。政権発足時は、二階、森山両派や菅義偉前首相に近い無派閥議員らの起用を限定的にとどめる「冷遇」ぶりが際立ったが、今回は森山氏を抜てきした。
森山氏は第2次安倍政権から菅政権にかけて歴代最長期間、国対委員長を務め、与野党に幅広い人脈を持つ。菅氏や二階俊博元幹事長に近く、9日朝には二階氏に電話で選対委員長就任を告げた。衆院選挙区定数の「10増10減」を巡っては党内や与党間の選挙区調整を担う。
萩生田氏の起用は党内最大派閥・安倍派に配慮を示す狙いがある。萩生田氏は銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相の側近の一人だが、岸田首相の信頼も厚い。今後、物価高対策や防衛費増額など重要政策がヤマ場を迎えるが、首相は萩生田氏に調整役を担わせることで、同派の「離反」を防ぎ、政権基盤の安定化につなげたい考えだ。
首相は一方で、遠藤氏を選対委員長から総務会長に横滑りさせた。遠藤氏は谷垣グループの代表世話人で、2021年の総裁選で岸田陣営の選挙対策本部長を務めるなど首相の「盟友」として知られる。首相は再任する麻生太郎副総裁(81)=麻生派=と茂木氏に加え、遠藤氏に引き続き党の要職を与え、「骨格」を維持した。結果的に党中枢の5人のうち、3人を派閥のトップが務め、党内では「重厚すぎる布陣」(ベテラン議員)との声が上がる。【小田中大】
8200
:
チバQ
:2022/08/09(火) 21:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ea601b7715de28703195422a240b7dfc42f4af2
梶山幹事長代行は留任 自民党役員人事
8/9(火) 19:41配信
産経新聞
自民党の梶山弘志幹事長代行(春名中撮影)
岸田文雄首相(自民党総裁)は9日、党役員人事で梶山弘志幹事長代行を留任させる方針を固めた。
8201
:
チバQ
:2022/08/10(水) 03:28:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/70cdcc0d0f585d33d74baa434e9c50527be28d57
厚生労働相がワクチン相兼務 岸田首相方針、10日内閣改造
8/9(火) 23:50配信
岸田文雄首相は10日の内閣改造で、松野博一官房長官が兼務していた新型コロナウイルスのワクチン接種推進担当相を、厚生労働相の兼務とする方針を固めた。厚労相には第2次安倍政権で厚労相を務めた加藤勝信前官房長官を充てる。
岸田政権では堀内詔子前五輪担当相がワクチン担当相を兼務していたが、3月末の閣僚枠1減に伴い、堀内氏が退任したため、松野氏が兼務していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7534ea8ffbe8c2a476c73741493bf483859d8b3
旧統一教会と「関係」の7閣僚を交代 萩生田氏は自民政調会長に
8/9(火) 23:11配信
岸田文雄首相は10日の内閣改造で、現閣僚のうち、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との「関係」を認めた7人を交代させる。
交代するのは、岸信夫防衛相▽末松信介文部科学相▽二之湯智国家公安委員長▽小林鷹之経済安全保障担当相▽野田聖子地方創生担当相▽山口壮環境相▽萩生田光一経済産業相。このうち萩生田氏は自民党政調会長として起用する。
岸氏は選挙支援を旧統一教会から支援を受けていたと明言。末松氏は教会関係者が自身のパーティー券を購入したと明らかにした。二之湯氏は関連団体のイベントの実行委員長を務めたと説明している。萩生田、小林両氏は関連団体のイベントであいさつし、野田、山口両氏は祝電を送ったと明らかにした。
首相は内閣改造にあたり、新閣僚と再任される閣僚に対して旧統一教会との関係の有無を点検し結果を公表するよう指示する考えを表明しており、9日の記者会見では「自ら点検し、厳正に見直していただくことが、新閣僚、党役員においても前提となる」と述べた。
8202
:
チバQ
:2022/08/10(水) 03:29:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c249da96023ba2f49b751a8e10a6fdffe7c19ab2
内閣改造19閣僚中14ポストを入れ替え…防衛相退任の岸信夫氏は安保担当の首相補佐官
8/9(火) 22:41配信
岸田首相(自民党総裁)は10日に行う内閣改造・党役員人事の顔ぶれを固めた。全19閣僚中14ポストを入れ替える一方で、閣僚経験者を多く登用する。防衛相は浜田靖一氏(66)、厚生労働相は加藤勝信氏(66)と、いずれも経験者を再登板させる。経済安全保障相には自民党政調会長の高市早苗・元総務相(61)を起用する。
浜田氏は無派閥の衆院当選10回。麻生内閣の2008〜09年に防衛相を務めた。台湾情勢の対応に加え、年内に国家安全保障戦略など3文書の改定が控える中、経験が評価された。
加藤氏は、安倍内閣で厚労相を2度務めた経験があり、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮にふさわしいと判断された。
その他の閣僚経験者では、河野太郎・元外相(59)をデジタル相に、西村康稔・前経済再生相(59)を経済産業相に充てる。
初入閣組は各派閥の推薦を重視する姿勢が目立った。岸田派の寺田稔首相補佐官(64)を総務相、麻生派の永岡桂子・元文部科学副大臣(68)を文科相、安倍派の西村明宏・元官房副長官(62)を環境相、二階派の谷公一・元復興副大臣(70)を国家公安委員長に起用する。
山際大志郎経済再生相(53)は留任させる。
国家安全保障を担当する首相補佐官には、岸信夫防衛相(63)を起用する。
党役員には、各派閥から重量級を充てる。麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)を続投させ、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)、選挙対策委員長に森山裕総務会長代行(77)、総務会長に遠藤利明選対委員長(72)を起用する。
新たな閣僚や党役員と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係について、首相は9日の長崎市での記者会見で「自ら点検し、厳正に見直すことが前提だ」と述べた。首相は9日に各議員に電話で入閣を打診した際、旧統一教会と関係を断つよう求めた。
首相は10日午前に党役員を決定し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめる。午後に閣僚名簿を発表し、皇居での認証式を経て第2次岸田改造内閣が発足する。首相は同日夜の記者会見で内閣改造の狙いを説明する。
8203
:
チバQ
:2022/08/10(水) 03:33:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d3894fa31824062520640fbbb91b1c8636e8590
異例の「お盆の直前」改造、霞が関や党内に不満の声…安倍派閣僚「生前に配慮求めていたはず」
8/9(火) 20:27配信
読売新聞オンライン
首相官邸に入る岸田首相(9日)
岸田首相(自民党総裁)が内閣改造・自民党役員人事を10日に行うことに、政府・自民内から不満の声が出ている。お盆の直前という異例の時期での実施が唐突に表明され、議員の地元回りや省庁職員の夏休みに影響したためだ。
党内では、執行部を含めて内閣改造・党役員人事の時期は9月上旬頃との見方が大勢で、5日の臨時国会閉会後、政党や各省庁は事実上の夏休みに入ると見る向きが多かった。5日夕に「10日にも内閣改造」との一報が伝わると、党内や各省庁は騒然となった。
中堅議員は「全く理解できない。この時期は戦没者を悼み、静かに過ごすべきだ」と批判する。省庁からも「旅行を急きょキャンセルした」などと困惑の声が上がった。
安倍派の閣僚は記者団に対し、銃撃事件で死去した安倍元首相は生前、閣僚がお盆の時期に地元に入る「お国入り」が可能になるよう配慮を求め、首相は人事を9月に行う考えを安倍氏に伝えていたと不満を示した。一方、首相は6日の記者会見で「新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べ、首相側は「安倍氏と9月の人事を約束した事実はない」と否定している。
8204
:
チバQ
:2022/08/10(水) 03:38:59
https://www.sankei.com/article/20220809-KMEAFBHS5NPVVPADDOSGFUTD2Q/
参院国対委員長に野上氏就任へ 自民党
2022/8/9 20:38
自民党は9日、初入閣が決まった岡田直樹参院国対委員長の後任に、野上浩太郎参院幹事長代行を起用する方針を固めた。党幹部が明らかにした。
参院自民の役員人事は関口昌一参院議員会長の一任となっており、野上氏の参院国対委員長就任は、10日に世耕弘成参院幹事長の続投とともに発令される。
8205
:
チバQ
:2022/08/10(水) 07:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c863f4f06e60b9ad53c53206c606e64c976f055
萩生田光一経産相が政調会長就任で“ポスト安倍”の筆頭に 徹底した“子分肌”と森&菅コンビの強烈後押し
8/9(火) 17:31配信
「政治活動を市議の秘書から始めた、という経歴からわかる通り、叩き上げの中の叩き上げです」
【写真あり】「萩生田光一」のリーゼント番長時代
とは、八王子市議だったころからの萩生田光一経産相の後援者だ。
ほぼ1カ月も前倒しになった、唐突な内閣改造。最注目株は、萩生田経産相の処遇だ。銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相が領袖だった「安倍派(清和会)」は、旧統一協会との関係が深い議員を多数、抱えていることから、世論の集中砲火を浴びている。現在は、幹部7名による「集団指導体制」となっているが、今回の内閣改造を機に、萩生田経産相が“ポスト安倍”競争で一歩、リードするという。
そもそも萩生田経産相は、安倍元首相の“子飼い”として出世してきた。
「大柄で一見、押し出しが強く見えて、じつに腰が低いんです。上下関係が厳しい割りに、スタンドプレーをする議員が目立つ安倍派の中で、親分を絶対に裏切らず、自ら泥を被ることさえ厭わない。“子分肌”を徹底したことで、安倍さんや森(喜朗)さんにかわいがられてきたんでしょう」(同前)
明治大学在学中から、八王子市の黒須隆一市議(のちに市長)の私設秘書になったのが政界への端緒になるが、その後、不動産会社の経営者として八王子市青年会議所に入会。
青年会議所が主催した拉致被害者の会の講演会に携わったことで、安倍元首相と出会い、現在の地位にたどり着いた。
「安倍さんとは、個人的にも親しい関係のようでした。支援者との会合では必ず、その場で安倍さんに電話をしてくれます。安倍さんも調子を合わせて、『〇〇さん(支援者)のことは、萩生田君からよく聞きます、ありがとうございます』などと、お上手を言うのです。萩生田後援会の結束は、“安倍さんとのパイプ”という点で固くなっていました」(同前)
岸田首相はすでに「(内閣の)骨格は変えない」と明らかにしているが、それを受けて萩生田経産省は「俺は骨格じゃなかったのか」と、愚痴をこぼしている。ベテラン自民党議員がその真意を解説する。
「萩生田さんは、政調会長になる予定です。後継のゴタゴタに加えて、統一教会問題がある安倍派は今、内閣改造人事に口出しができない状態。萩生田さんが政調会長になって、政務官や部会長などの人事を差配することになります。今回の改造は、安倍派には不満が残るものになりますが、萩生田さんが泥をかぶって取りまとめるということ。逆にいえば、『清和会のトップとしてまとめてくれ』というメッセージです」(政治部記者)
そのメッセージを発しているのは、菅義偉(よしひで)前首相と、森元首相だ。
「菅前首相は、萩生田さんの手腕を高く評価していて、じつは前回の総裁選では、河野太郎さんではなく、萩生田さんを担ぐ腹案もありました。そして、萩生田さんを評価しているのは、派閥の元会長の森元首相も同じ。すでに森元首相は、萩生田さんを派閥の後継に考えている可能性が高いとすらいわれています」(同前)
萩生田経産相には、2014年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)主催のイベントに出席したことや、関連団体へ自身の政治団体から会費を支出したことなど、旧統一教会との接点も確認されている。
「岸田首相の一強体制は当分、続くでしょう。となれば、党内の関心は『ポスト岸田』に向きます。安倍さん亡きあとの自民党の重鎮といえば、元首相の麻生さんと菅さん。麻生さんは、ポスト岸田には茂木幹事長を考えているようです。一方の菅前首相は、安倍路線の継承を掲げて、萩生田さんを推してくる可能性は高いと思いますよ。森元首相の後押しもありますから、かなり強力な候補のひとりになるでしょう」
萩生田氏が、今回も“子分肌”を発揮し、泥をかぶって派閥を守る、ということか。
8206
:
チバQ
:2022/08/10(水) 08:31:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信
岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。
「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。
森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。
複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。
旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。
党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。
ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。
8207
:
チバQ
:2022/08/10(水) 19:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f700887e72bc99934d19126cb2e071914b0dc0
「人事権のない格下げ」である、河野「デジタル大臣」と高市「経済安全保障担当大臣」
8/10(水) 17:30配信
29
コメント29件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
ニッポン放送
数量政策学者の高橋洋一が8月10日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。岸田総理が、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施することついて解説した。
【写真】デジタル相に就任が決まり、認証式に向かう河野太郎氏
岸田総理、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施
【参院選2022 投開票】取材に応じる自民党の河野太郎広報本部長=2022年7月10日午後、東京・永田町の自民党本部 写真提供:産経新聞社
岸田総理大臣はきょう(8月10日)の内閣改造・党役員人事で、浜田靖一元防衛大臣を再起用する方針を固めた。高市早苗政調会長を経済安全保障担当大臣に、河野太郎広報本部長をデジタル大臣に充てる。また、寺田稔総理補佐官を総務大臣として初入閣させる。加藤勝信前官房長官は厚生労働大臣に、西村康稔前経済再生担当大臣は経済産業大臣として再入閣する。
飯田)留任は松野博一官房長官、鈴木俊一財務大臣、林芳正外務大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、山際大志郎経済再生担当大臣ということです。各紙に名簿が出ていますね。
高橋)本日(10日)発表するものがもう出ている。
飯田)正式決定はきょうの午後のはずなのですが。
高橋)普通はきょう「本当にくるのかこないのか」ということで、スーツを用意するかしないかと大騒ぎだったのです。小泉政権の2001年くらいからそのような感じでした。20年以上前の組閣ですね。
飯田)そうなりますね。たしかにサプライズのようなものもけっこうあって。
高橋)それが派閥均衡で、もう初めからできているのでしょう。
親中派の林外務大臣は留任、防衛大臣には浜田靖一氏を再起用
飯田)これだけ日本を取り巻く環境が厳しいなかで、外交安全保障が気になるところですが。
高橋)そうですね。外務・防衛閣僚協議(2プラス2)などにおいて、外務大臣と防衛大臣は重要なのですが、外務大臣はコテコテの親中派でそのままです。骨格なので、そこは動かないということなのでしょうが。
飯田)林大臣は動かず。
高橋)林芳正さんは動かなかった。そうすると防衛大臣がどうなるのか。岸さんは台湾派なのです。
飯田)いままでの。
高橋)親中と親台湾とでバランスが取れていたとも言えるのですが、今回は崩れて防衛大臣は浜田さんという人事です。浜田幸一さんの息子さんですが、浜田幸一さんのようなイメージはまったくなく、温厚で穏やかな方です。どちらかと言うと、この方は石破茂さんに近いのです。
飯田)石破茂さんを推していらっしゃった。
海上保安庁の船には建設国債が使えて海上自衛隊の船には使えない理由
高橋)防衛費の話だと、財務大臣が留任。そして要求側の防衛大臣が浜田さんですが、石破茂さんが「積み上げていく」という話をしていたので、なかなか大変でしょう。いろいろ積み上げていくと。これで「防衛国債」の話は飛んでいってしまったということだと思います。
飯田)防衛費をどうするかという話のなかで、ことさらに財源論の話が出てきました。「何らかの税金で手当てしない限りはできない」ということが骨太の方針にも載りかかり、いろいろな議論がありましたが。
高橋)建設国債や赤字国債の話は意味がないと思うのですが、いまの枠組みでは、海上保安庁の船は建設国債が使えるのです。しかし、海上自衛隊には使えない。どうして使えないのかわかりませんよね。 耐用年数が海上保安庁の方は長いから、耐用年数があって資産としてあるからということで、海上保安庁の船は建設国債を使ってもいいというロジックなのです。
飯田)海上保安庁の船は。
高橋)しかし、有事になった場合、海上自衛隊と海上保安庁の船のどちらが先に攻撃を受けるかという話になると、最初に攻撃を受けるのは、前線に出ている海上保安庁なのです。
飯田)現状としてはそうですね。
高橋)尖閣などで、いまいちばん現場に出ているのが海上保安庁であり、背後にいるのが海上自衛隊です。有事になったとき、海上保安庁の船が速やかにどこかへ退出できるとは思えません。
8208
:
チバQ
:2022/08/10(水) 19:53:33
海上保安庁のトップが国交省の事務キャリアの背広組に戻る 〜すべてが昔に戻ったよう
参院選2022 会見で選挙公約を発表する、自民党の高市早苗政調会長=2022年6月16日午後5時26分、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社
飯田)既に、来年度予算をどうするのかという概算要求の話も出ていますが、自民党国防部会による話だと、5.5兆円などと「ほとんど変わっていないではないか」という数字が出ていますが。
高橋)それでは防衛費をGDP比2%まで増やすことはできないでしょう。2%の議論をするときに財務省が変な手を使ってくるのですが、これは北大西洋条約機構(NATO)基準というもので、入れるときに海上保安庁の予算を一緒に加えて計算するのです。こういうときに海上保安庁に関しては、適当に数字をかさ上げして入れたりするのです。
飯田)海上保安庁については。
高橋)先ほどの話では海上保安庁は別という扱いでしたが、そういうことを平気でやるのです。そんな数字がたくさん出てくると思うので、惑わされないようにしなくてはいけません。しかし、今回のような人事だと、防衛省の方からもそういうものが出てきそうですね。人事が変わったことで事務次官も変わったでしょう?
飯田)事務次官も防衛省側も、今年(2022年)は3文書の改訂があるから、「それまでは同じ人でやりたいのです」と言っていたのを、内閣人事局が変えたという話が出てきています。
高橋)海上保安庁も菅政権までは、3代続けて制服組がトップだったのですが。
飯田)長官をやっていましたね。
高橋)今回は背広組でしょう。いわゆる国交省の事務キャリアが。
飯田)昔に戻ったようですね。
高橋)全部昔に戻っているという感じです。
飯田)一連の話のなかで海保の予算が優遇されているかというと、まったくそんなことはなく、「海上保安庁は国交省のなかだから、国交省の予算でやってくださいね」と。そうすると旧建設、旧運輸の予算の取り合いのなかで、「そこまでは予算を削れませんよ」というようなことになる。
高橋)国内総生産(GDP)を計算するときに上乗せしたり、いろいろとやると思います。都合よく数字を変えるのが財務省のテクニックなのです。
飯田)ダブルスタンダード、トリプルスタンダードがまかり通っている。
高橋)それをマスコミの人がわからずに騙されるから、そのまま言います。「いまは5.5兆円だけれど、海保を入れると実は6兆円に近いです」とか、「GDPの数字で上手くいっています」などというような言い方になるのではないですか。
高市早苗氏の「経済安全保障担当大臣」と河野太郎氏の「デジタル大臣」
飯田)今回の顔ぶれを見たときに、高市さんが経済安全保障担当になるということですが、この人事はどうご覧になりますか?
高橋)これは内閣府大臣というものです。少子化や経済安保、地方創生など。内閣府大臣は通常の大臣とは少し違うと考えた方がいいでしょう。同じ大臣なのだけれど、実は人事権がないのです。
飯田)内閣府特命担当などと。
高橋)特命担当で、人事権を誰が持っているかと言うと、官房長官なのです。すると役人は、「大臣は人事を行う人ではない」という感じで対処するのです。だから、そこに骨を埋める人はまずいません。骨を埋めたときに代わってしまうのだから。人事はまったく別系統なので、いくら高市さんにいろいろ言っても、自分の人事には関係ないのです。役人は自分の人事を中心に、それを目標にする人が多いのです。
飯田)自分が出世するのかどうか。
高橋)そうです。だから、この大臣にいくら言っても人事は関係ないと思うと、それなりの扱いをするのです。私から見れば内閣府担当大臣は格下げのイメージです。河野太郎さんもそうですけれど。もともと省庁大臣をしている人でしょう。省庁大臣というのは、防衛省や総務省など、人事ができる大臣なのです。
飯田)自分の手足となる官僚が組織として存在している。
高橋)人事ができるから、みんな従うのです。そういう大臣を務めていた人が内閣府大臣を担当するということは、「格下げになったな」というイメージです。
飯田)なかなかに巧妙な人事なのですね?
高橋)巧妙と言えば巧妙だけれど、閣内に入れたとは言っても、手足を取ってしまったという感じがします。
飯田)なるほど。そのまま一議員としてではなく、閣内で反旗を翻すわけにはいかない。
高橋)おまけに周りに手下がいません。いない状態にさせるには内閣府大臣が適当なのです。
飯田)この難局にそれでいいのかと。
高橋)本当にそう思います。
8209
:
チバQ
:2022/08/10(水) 19:55:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d944a2961e14a5cf051b6a636130b2f78fb96235
自民党新体制の人事案了承 非主流派を取り込み、挙党態勢を演出
8/10(水) 11:29配信
朝日新聞デジタル
自民党臨時総務会を終え、記念撮影に応じる新執行部の(左から)森山裕選対委員長、遠藤利明総務会長、麻生太郎副総裁、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長ら=2022年8月10日午前10時21分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影
自民党総裁の岸田文雄首相は10日午前、党臨時総務会で、新しい党役員の人事案を説明し、了承された。麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長、小渕優子・組織運動本部長、高木毅・国会対策委員長は続投。政調会長に萩生田光一・経済産業相、総務会長に遠藤利明・選挙対策委員長、選対委員長に森山裕・前国会対策委員長を起用した。広報本部長には石田真敏元総務相を充てた。
首相は臨時総務会で「心機一転、気持ちを新たに難局突破、政策断行に邁進(まいしん)していきたい」と強調した。その上で、「日本は今、戦後最大級の難局の最中にあり、政治の空白は一時も許されない。高い緊張感を持って、難局に臨んでいただきたい」と呼びかけた。
「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と党所属議員との関係について、茂木氏は終了後の記者会見で、党所属議員全員に対し、国民から疑念を持たれることがないように関係を点検して見直すよう要請したと説明した。
萩生田氏は関連団体のイベントに出席したことを認めた。会見で今後一切関係を断ち切るのかと問われ、「これだけ社会的な問題になっている。団体とのつきあいは我々としては一線を画すことを決めた」と述べた。遠藤氏は「記憶する限りまったく関係ない」と発言。森山氏は「まったく関係はないし、ご案内さえ、いただいたことはないんじゃないかなと。残念ながら」として関与を否定した。
8210
:
チバQ
:2022/08/10(水) 19:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信
109
コメント109件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町
岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。
【写真】報道陣の取材に応じる自民党の森山裕前国対委員長
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。
「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。
森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。
複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。
旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。
党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。
ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。
8211
:
チバQ
:2022/08/10(水) 19:59:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b093c8141532c3c06fbb9be5b089a218aeaac6dd
派閥バランス腐心の跡 入閣「待機組」に明暗
8/10(水) 19:44配信
0
コメント0件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
皇居での認証式に向かう浜田靖一氏(手前)ら閣僚内定者=10日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)
10日に発足した第2次岸田文雄改造内閣の閣僚19人と自民党四役は、全ての派閥から登用するなど党内バランスを意識した顔ぶれとなった。一方で第1次岸田内閣では13人に上った初入閣は9人にとどまり、各派の衆院当選5回以上、参院当選3回以上の「入閣待機組」は明暗が分かれた。
麻生太郎副総裁率いる麻生派(志公会、50人)は、永岡桂子文部科学相が初入閣。鈴木俊一財務相と山際大志郎経済再生担当相が続投、河野太郎前広報本部長がデジタル相で再入閣し、閣僚の数を改造前の3人から4人に増やした。
ただ、入閣待機組の当選7回の伊藤信太郎衆院議員がポストから漏れたことには不満の声もあがる。同派ベテランは初入閣が永岡氏のみだったことに「閣僚は4人に増えたが、3人がリピーターというのはどうなのか」と語気を強めた。
今回の人事で、領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相を失った影響が注目されていた最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)からは、萩生田光一前経済産業相が政調会長に起用された。また、松野博一官房長官が留任、西村明宏環境相が初入閣するなど閣僚の数は4人で変わらなかった。
第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)は、会長の茂木敏充幹事長が再任となったほか、野村哲郎農林水産相と秋葉賢也復興相が初入閣、加藤勝信厚生労働相が再入閣を果たした。ただ、閣僚の数は1減の3人となり、同派所属議員は「(第3派閥の)麻生派の閣僚4人と比較すると、もう一声ほしかった」と声を落とした。
首相率いる岸田派(宏池会、43人)は林芳正外相が留任で、寺田稔総務相と葉梨康弘法相が初入閣。また、二階俊博元幹事長が主導する二階派(志帥会、43人)は、入閣待機組だった谷公一国家公安委員長と、閣内最年少の41歳の小倉将信少子化担当相が初入閣を果たした。
最小派閥の森山派(近未来政治研究会、7人)からは、会長の森山裕前総務会長代行が選対委員長に就任。これまで非主流派と位置づけられてきただけに、同派ベテランは森山氏の抜擢(ばってき)を「7人しかいない派閥で党四役に就けたのは、満額回答だ」と歓迎した。
岸田派所属議員は首相の心境について、「バランスを重視する一方、課題が山積しているため、各派の入閣待機組に十分配慮するのは難しかったのではないか」と読み解いた。(今仲信博)
8212
:
チバQ
:2022/08/11(木) 00:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e528c797731ecd853d45e75f02504da53b4892d
島田前次官「参与」は退職 浜田防衛相が指示
8/10(水) 23:28配信
産経新聞
浜田靖一防衛相は10日、前事務次官で大臣政策参与兼防衛省顧問の島田和久氏について、大臣政策参与としては退職し、省顧問として留任する人事を指示した。島田氏は安倍晋三元首相の首相秘書官を6年以上務めた元側近。7月に事務次官を退任後は、岸信夫前防衛相の判断で大臣政策参与兼省顧問に着任した。事実上の降格となるが、浜田氏は兼務は分かりにくいと指摘したという。
8213
:
チバQ
:2022/08/11(木) 02:35:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5e069cd7e7d88e0e023431bdb0afd02d9618b0
旧統一教会の「関係」閣僚、最後まで釈明 軒並み交代、言葉少な
8/10(水) 20:11配信
毎日新聞
退任記者会見する二之湯智・国家公安委員長=東京都千代田区で2022年8月10日午後0時12分、幾島健太郎撮影
自民党と宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が取り沙汰される中で10日、発足した第2次岸田改造内閣。旧統一教会や関連団体との関係を認めていた閣僚は軒並み交代となった。「もう少し考えていれば」「総理のご判断」。退任記者会見ではさまざまな声が聞かれた。
【写真特集】内閣改造の一日
◇二之湯氏「もう少し考えるべきだった」
国家公安委員長を退任した二之湯智氏は7月、旧統一教会の関連団体が開いたイベントの実行委員長を務めたと認めていた。10日の退任会見では「今となってはもう少し考えるべきだった」と神妙な表情だった。
国家公安委員長は警察行政トップの立場だが、二之湯氏はこれまで「どういう教義をもって布教活動しているのかさっぱり分からないが、お付き合いの一環として名前を貸した」と釈明してきた。「霊感商法に関する事件は2010年を最後に被害届はない」とも語り、その後警察庁の担当者が「被害届ではなく検挙」と修正する場面もあった。
「最後に銃撃事件や旧統一教会という問題があったが、私なりに一生懸命頑張った」。7月に参院議員の任期を満了し民間人閣僚となっていた二之湯氏。今回の退任で政界引退となる。
「お付き合いもあるし、選挙の際もお手伝いをいただいた」。旧統一教会のメンバーから過去に選挙支援を受けたと明らかにしていた岸信夫防衛相。防衛省では10日に退任会見は開かれず、2日前が最後の会見だった。
その際の締めくくりの質問は、実兄の安倍晋三元首相が旧統一教会の友好団体主催のイベントに寄せたビデオメッセージの感想を尋ねるものだった。「見ていない。(今後も見る)予定はない」。淡々とした口調で言い残し、会見場を後にした。
8214
:
チバQ
:2022/08/11(木) 02:35:36
◇末松氏「やましいことはない」
「(祝電は)頼まれたら全部出している。よっぽどおかしい団体じゃなければ」。環境相を退任した山口壮氏は5日の記者会見で、旧統一教会の関係イベントに祝電を出していたことを認めた。山口氏は「機械的に出した。まったく意識(的で)はなかった」と動じる様子はなかった。
だが、こうした様子や発言がSNS(ネット交流サービス)などで批判を浴びた。3日後の会見では21年に2回祝電を出したと明らかにしたが、表情はこわ張ったまま。「おかしい団体かどうか、どう線引きしていたか」などと問われても「今後は気をつけたい」と繰り返した。10日は退任会見は開かれなかった。
文部科学相を退任した末松信介氏は、旧統一教会関係者にパーティー券を購入してもらっていた。10日の会見では在任中の成果を振り返り、改めて問題への言及はなかった。会見後に毎日新聞が取材すると「やましいことはない」としたうえで「今後お付き合いする気はない」と断言した。
地方創生担当相を退任した野田聖子氏は、旧統一教会の関連団体が共催したシンポジウムに祝電を送ったり、秘書が代理出席したりしていた。10日の会見では「事実上その団体と関係は全くない。相手も『野田さんとは全く関係ない』と言っている」と強調した。「主催ではなく非常に分かりづらくて(統一教会との関係の確認が)漏れてしまった」と最後の会見でも釈明に追われた。
同じく関連団体主催イベントでのあいさつや祝電を明らかにしていた小林鷹之氏も科学技術担当相を退任した。10日の会見では、旧統一教会と関わりがあった閣僚が軒並み退任することに質問が及んだが「総理のご判断に尽きると思う」と述べるにとどまった。【松本惇、内橋寿明、岡田英、深津誠、村田拓也、鳥井真平】
◇「岸田さんも同じか」とがっかり
◇カルト教団をテーマにした著書もある作家の中村文則さんの話
旧統一教会と関わりのあった閣僚はおおむね交代したというが、その一方で、系列の雑誌の表紙を何度も飾り、選挙で旧統一教会の関連票を振り分けていたという証言まで出た安倍晋三元首相の国葬は実施するとは、ギャップが大きすぎて理解できない。旧統一教会の問題を「適正に見直す」といったあやふやな言葉でごまかす対応や、法的根拠が曖昧で国民の意見が割れる中でも国葬を実施する分断のやり方に「岸田(文雄)さんも安倍さんや菅(義偉前首相)さんと同じか」とがっかりした。イメージだけの一新では意味がない。
◇宏池会重視で中長期政権目指す
◇国際政治学者の三浦瑠麗さんの話
旧統一教会との関わりを認めていた人を一旦閣内から外すのは世論への対応で、イメージを良くする狙いがある。しかし今回の組閣の本質は、妥協や目配りはしつつも、自身の派閥である宏池会を重視した人事で中長期政権を目指していることだ。防衛費問題などでプレッシャーをかけ続けてきた安倍晋三元首相がいなくなり、思い通りの政権を作ることが可能になった。安倍氏の後継とされる萩生田光一氏を政調会長に充てて混乱する安倍派のとりまとめを任せる一方、ライバル関係である西村康稔氏を経済産業相とすることでくさびを打ち込み、安倍派の動きをけん制していると言える。
8215
:
チバQ
:2022/08/11(木) 02:37:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a859ef8ad49526d8e1ab8811f237d35afbb0bb52
野官房長官ら5人の「骨格」留任…岸田首相、有事に対応する「政策断行内閣」
8/11(木) 2:35配信
読売新聞オンライン
記念撮影に臨む岸田首相(前列中央)ら(10日夜、首相公邸で)=源幸正倫撮影
第2次岸田改造内閣は10日、皇居での認証式を経て発足した。全19閣僚のうち14ポストを入れ替えて大幅な刷新を図りつつ、多くの閣僚経験者を据え、即戦力と実務を重視する布陣とした。首相は同日の記者会見で、「有事に対応する政策断行内閣だ」と強調した。
首相は記者会見で、内閣改造の狙いについて「骨格を維持しながら、山積する課題に対して経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用した」と述べ、松野博一官房長官(59)、林芳正外相(61)、鈴木俊一財務相(69)ら5人を「骨格」として留任させたと説明した。
首相は、重点課題に〈1〉防衛力強化〈2〉経済安全保障〈3〉新しい資本主義〈4〉感染症対策〈5〉子ども政策――を挙げた。これらの分野を担う浜田靖一防衛相(66)、高市早苗経済安全保障相(61)、西村康稔経済産業相(59)、河野太郎デジタル相(59)、加藤勝信厚生労働相(66)はいずれも閣僚経験者で、浜田、加藤両氏は再登板となった。子ども政策の担当には、初入閣で衆院当選4回の小倉将信少子化相(41)を充てた。
初入閣は、安倍元首相の「国葬(国葬儀)」の警備責任者となる谷公一国家公安委員長(70)、食料安全保障などを担う野村哲郎農相(78)、教育行政を担当する永岡桂子文部科学相(68)ら計9人だった。
首相補佐官人事では、国家安全保障と核軍縮・不拡散問題の担当に、防衛相を務めた岸信夫氏(63)が起用された。他の4人の首相補佐官は再任された。
一方、自民党は10日の臨時総務会で、新たな党役員を決定した。麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)が留任したほか、茂木氏以外の党四役には、遠藤利明総務会長(72)、萩生田光一政調会長(58)、森山裕選挙対策委員長(77)が就任した。
8216
:
チバQ
:2022/08/11(木) 02:44:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080800902&g=pol
「安倍後継」萩生田氏を重視 岸田首相、政権安定へ保守対策―内閣改造
2022年08月09日07時06分
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町
首相官邸に入る萩生田光一経済産業相=8日、東京・永田町
岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、安倍派の萩生田光一経済産業相の処遇を重視している。安倍晋三元首相亡き後、政権の安定へ保守派の取りまとめ役を期待するためだ。政調会長など党四役に起用して存在感を高めさせたい考えだが、萩生田氏本人は留任の希望を口にした。
「最後は首相の判断に委ねるが、引き続き経産行政に全力を挙げたい」。萩生田氏は8日の記者会見でこう強調。冗談交じりに「一部報道で『骨格維持』と出ている。(経産相ポストは)骨格ではなかったのか」と語った。首相と7日に首相公邸で差しで向き合ったことに関しては「人事を含め意見交換した。中身は控えたい」とかわした。
首相は人事を行う意向を6日に表明した後、政権の屋台骨を支える麻生太郎副総裁と同日夜、茂木敏充幹事長と7日に会談した。いずれも主流派閥の領袖(りょうしゅう)。会長不在の安倍派では塩谷立会長代理と4、8両日に協議しているが、同派で無役の萩生田氏とも会ったことは異例の対応だ。
近年、安倍氏最側近の立場にあった萩生田氏は党内外の保守派と関係が良好で、安倍氏自身が周囲に「いつか派閥を継がせたい」と漏らしていた。一方、伝統的にハト派に位置付けられる宏池会(岸田派)会長の首相では、「保守層の心をつかめない」(党幹部)と言われる。
萩生田氏の調整能力に対しては、麻生、茂木両氏が高く評価する。菅前政権下で首相が無役だった頃、安倍氏の「代理」として会合を重ねてきた経緯もある。
◇安倍派揺さぶり?
萩生田氏が難色を示すのは、安倍派内の事情を考慮しているからだ。97人を擁する最大勢力とあって、重要ポストを望む有力者も多い。萩生田氏は衆院当選6回と議員歴が比較的浅い半面、第2次安倍政権以降は官房副長官や幹事長代行、文部科学相を歴任しており、やっかみもある。
党内では、安倍派内に不協和音を生じさせることも首相サイドの狙いだとの見方が出ている。ある岸田派中堅は「首相の側近が仕掛け人」と語り、石破茂元幹事長周辺は「安倍派が分裂すれば首相に好都合だ」と指摘する。首相は塩谷氏と面会した際、萩生田氏の処遇について「最後は自分が決める」と伝えた。
8217
:
チバQ
:2022/08/11(木) 07:10:14
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220810-567-OYT1T50463.html
茂木派「まあまあ」・安倍派は「文科」取れず…即戦力起用で各派とも「満額回答」とならず
2022/08/11 05:00読売新聞
岸田首相(自民党総裁)が10日に行った内閣改造・党役員人事を巡り、各派閥からは、党内融和を重視した布陣を基本的に評価する声が上がった。「即戦力」となる閣僚経験者を多く起用した結果、各派からの要望は全面的には受け入れられなかった。
「自民党は多士済々、多様な価値観を持つ政党だ。一致結束して、この国をリードしていきたい」
首相は10日、党本部での臨時総務会で、新布陣で臨む今後の政権運営に意欲を示した。今回の内閣改造で、首相は、派閥均衡を意識し、各派への閣僚数の割り当てを大きく変えなかった。
閣僚数が4人から3人に減った茂木派の幹部は、「重要ポストの厚生労働相が取れた。幹事長も参院議長も茂木派で、結果的にまあまあだ」と受け止めた。茂木幹事長は10日の記者会見で、「難局突破、政策断行を進める岸田政権をしっかり支えていきたい」と強調した。
閣僚数が横ばいだった岸田派からは、「人事は首相に任せている。総裁派閥が取り過ぎるのも良くない」との声が出た。所属議員が10人に満たない森山派では、選挙対策委員長に森山裕氏が就き、評価する声が出た。
一方、最大派閥の安倍派では、2012年の第2次安倍内閣発足以降、ほぼ独占状態だった文部科学相を麻生派に譲った。閣僚割り当てでも、要求していた5枠は取れなかった。安倍派の入閣者4人のうち2人は留任と再入閣で、「経験者でポストを回していたら、新しい人に順番は回ってこない」との不満も漏れた。
二階派を率いる二階俊博・元幹事長は10日、派閥事務所で、「我々に成り代わって活躍いただくわけだ。本当にうれしく思う」と述べ、同派からの入閣者2人を激励した。ただ、同派は3人の入閣希望リストを事前に提出していたが、リストからの起用は1人だけだった。麻生派も、入閣リストからの登用は1人にとどまった。
派閥の要望を全て受け入れれば、首相の独自色発揮は困難になる。自民内では、「首相は各派の顔を立てつつ、『岸田色』を出すことに腐心したのだろう」との見方が出ている。
8218
:
チバQ
:2022/08/11(木) 07:24:38
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889416.html
内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ
2022/08/11 06:03デイリー新潮
内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ
ついに農林水産大臣に
(デイリー新潮)
第2次岸田内閣の顔ぶれが出揃った。加藤勝信厚労相、河野太郎デジタル相など、再入閣組が5人、そして、待望の初入閣組が9人誕生した。初入閣のうち、少子化担当相に抜擢された小倉将信氏は41歳で最年少と話題になった一方、78歳で最高齢初入閣となった人物がいる。野村哲郎農水大臣だ。
遅れてきた議員
政治部デスクが言う。
「野村さんは、鹿児島県の農協中央会の理事を経て、2004年の参院選で、当時60歳という年齢で初当選を果たした、遅咲きの議員です。当選後は、これまでの職歴を活かして、農林水産政務官など、農林水産系の要職を歴任してきました。本人もゆくゆくは農水大臣を、と願っていたのですが、内閣の中で参院議員に割り振られているのは、わずか2枠。なかなかチャンスは巡ってきませんでした」
そうした中、野村氏の入閣の気運が高まったのが、20年の菅内閣誕生のタイミングだった。野村氏はこの時すでに3選目で、さらには党の農林部会長も務めており、入閣する資格は十分にあった。参院からの枠候補の中にも野村氏の名前が入っていたのだが――。
「ここで運命の歯車が狂ったのです。蓋を開けてみると、参院枠で農水相に就任したのは、野上浩太郎氏だったのです」
野上浩太郎氏は、富山県富山市生まれの55歳。三井不動産勤務を経て、1999年に富山県議会議員選挙に出馬し、当選。01年に参院選に自民党から出馬し、国政進出を果たした。05年には、第3次小泉内閣で財務政務官を務め、その後、国土交通副大臣や、内閣官房副長官を歴任する。つまり、農林水産系とはほとんど無縁の政治家人生を歩んできた人物である。
「野」の字
自民党関係者が続ける。
「“なんで野上氏が……”、と、党内でも話題になりました。“どこで伝言ゲームに失敗したのか”とか、“野村も野上も野の字がついているから、「野の字」つながりで、菅さんが勘違いしたんじゃないか”と勘繰る人もいましたね。2枠しかない参院のポストで、しかも農水大臣。“ここは野村さんの間違いでしょ”と。何より野上さんも、農水は全然専門じゃないから、入閣を喜びつつ、戸惑っていましたよ」
いずれにせよ、願い虚しく、この時、農水大臣の椅子に座ることは叶わなかった。野村氏、この時すでに75歳――。
訪れた転機
先の政治部デスクが引き受ける。
「意気消沈した野村氏は、周囲に、次の選挙、つまり、今年の7月の参院選への出馬を取りやめ、引退を仄めかしていました。実際、それを見越して、次の候補を探す動きもあったのですが、そんな中、昨年11月、茂木敏充衆院議員が自民党幹事長に就任、そして平成研の会長に上り詰めた。無論野村氏はその平成研の所属です。所属する派閥が、幹事長閥となれば、当然、入閣のチャンスは高まるわけです」
一転、現役続行を決めた野村氏、見事選挙を勝ち抜き、78歳にして4選を果たした。
「そして今回こそ間違いなく、野村氏が農水相の座をゲットできたというわけ。今回も参院からの推薦ですが、茂木さんの力添えがあったからこその入閣と言えるでしょう。もちろん、岸田さんの、幹事長の話を“聞く力”も、ここでも存分に発揮された形ですね」
紆余曲折を経て、ついに掴んだ大臣の座。就任の喜びで燃え尽きなければいいが――。
デイリー新潮編集部
8219
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:10:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba38ceb6a470b0b20a17a6364ff3e8719116b83
自民新執行部、安倍氏失い重厚布陣 萩生田氏「『聞かない力』も発揮」
8/11(木) 9:46配信
西日本新聞
萩生田光一氏
10日に始動した自民党の新執行部は、要職に派閥の領袖(りょうしゅう)らが顔をそろえる重厚な布陣となった。安倍晋三元首相の死去で党内力学が変容し始める中、党内でも意見が割れる防衛力強化や衆院小選挙区定数「10増10減」の選挙区調整といった難題に挙党一致で臨みたい考えだ。
岸田文雄首相(自民党総裁)は、それぞれ派閥を率いる麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を続投させる一方、政調会長に最大派閥・安倍派の萩生田光一氏、選対委員長に非主流派とされた森山派トップの森山裕氏を起用。総務会長には谷垣グループ代表世話人の遠藤利明氏を選対委員長から横滑りさせた。
党の政策責任者となる萩生田氏は安倍氏の側近だったことから、保守派との橋渡し役も期待される。萩生田氏はこの日の記者会見で、重要課題に外交・防衛力の強化や物価高への対応を挙げ、「直面する課題にしっかり取り組む」と意気込みを述べた。
ただ、防衛政策や財政政策を巡っては党内でもさまざまな意見がある。萩生田氏は「総裁に倣って『聞く力』を発揮し、時には『聞かない力』も発揮して結果を出すことに全力を尽くす」と話した。
衆院定数の「10増10減」も党内で異論が多い。選対委員長として調整役を担う森山氏は、安倍・菅両政権下で党国対委員長を歴代最長の約4年2カ月にわたって務めるなど優れた調整力に定評があり、首相が「識見と人徳と人望のある森山先生しかいない」と打診したという。
今後は秋の臨時国会に提出が見込まれる「10増10減」を反映させた法案の取りまとめ作業が本格化する。長崎県や和歌山県など定数減となる10県では現職同士の公認争いなどの選挙区調整が待ち受け、定数が増える首都圏で擁立に意欲を示す公明党との調整も必至だ。森山氏は「大変デリケートで難しい課題だが、結論を出すべく努力をしたい」と述べた。 (黒石規之、金沢皓介、御厨尚陽)
8220
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:13:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/686b3c74cb1efff75a8e5325ba88693123f4854f
自民党幹部「“統一教会”との関係性は4段階ある」――「入閣した人・外れた人」線引きは? 首相「過去の暴露合戦では収拾つかない」
8/11(木) 10:15配信
10日発足の改造内閣では、“統一教会”との関係を認めている新閣僚がいる一方、外れた人もいます。「教団との関係は4段階くらいある」という自民党幹部の見立てに沿うと、1つの線引きがあるように見えます。教団との関係をめぐっては、自民党支持者も説明責任を果たすよう求めています。
◇◇◇
■「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ
「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ
有働由美子キャスター
「今回の改造内閣で、いわゆる“統一教会”との関係を認めた新閣僚は6人います。『関連団体に会費を支払った』『イベントに出席した』などの理由です」
「一方で、教団側から選挙で支援を受けたなどと認めていて、今回外れたのは7人います。この外れた人と入閣した人の間の線引きは、何でしょうか?」
■教団との関係性「4段階」の中身
教団との関係性「4段階」の中身
小栗泉・日本テレビ解説委員
「ある自民党幹部は『教団との関係性について4段階くらいあると思っている。1段階目は祝電を送るくらい、次は会合に出るくらい。その先はいわゆる“統一教会”だとしっかり分かった上で会合に出る、4段階目は組織的に支援を受ける』という考えを示しています」
「これに沿って見ると、2段階目と3段階目の間、つまり相手がいわゆる“統一教会”であると明確に認識した上での付き合いだったと認めざるを得ないものかどうか、というところに、1つのラインがあるようにも見えます」
■辻さんが指摘...「説明しない理由付け」
辻さんが指摘...「説明しない理由付け」
小栗委員
「ただ、岸田首相は周辺に対し『過去のことをいつまでも暴露合戦していても収拾がつかない。とにかく何かあったら、きちんと説明する。今後は付き合わない。そういった形にしてもらう』と話しているということです」
辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「岸田さんの『収拾がつかない』というのは、説明を果たさない理由付けのように聞こえました。調査も説明も足りていないから、暴露合戦になっているのではないかなと思いました」
「『今後は付き合わない』とも言っていますが、まずはこれまでの問題を、議員1人1人への調査はもちろん、自民党として第三者も入れてしっかりと調査をした上での説明責任を果たさないと、なかなか国民の信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います」
8221
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:13:53
■「説明責任果たしていない」82%
「説明責任果たしていない」82%
有働キャスター
「説明責任ですよね」
小栗委員
「NNNと読売新聞が8月5〜7日に行った世論調査(全国有権者に電話、計1035人が回答)でも、政党や国会議員が、いわゆる“統一教会”とのつながりについて『説明責任を果たしているとは思わない』と答えた人が、自民党支持者に限ってみても82%に上りました」
「岸田首相は10日夜の会見で、内閣改造を行った理由について『有事に対応し、政策を実行に移すため』と強調しました」
「実際、新型コロナウイルスの急速な再拡大、相次ぐ物価高、緊迫する国際情勢など、私たちを取り巻く課題は待ったなしです。これを解決するためにも、政権の足元の揺れがこれ以上広がらないよう、しっかり説明してほしいものです」
有働キャスター
「ぼかしたり、曖昧にされたりすると『何か隠してるんじゃないか』と余計に疑念が湧いてしまいますので、洗いざらい説明するなら今しかないと思います」
(8月10日『news zero』より)
8222
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3c1d6ead733072f2a8d95160f108452b4c3c09
日中・日韓、続く難路 正念場の岸田外交 内閣改造
8/11(木) 7:20配信
79
コメント79件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
林芳正外相=2日午前、東京・霞が関の外務省
岸田文雄首相は内閣改造で林芳正外相を留任させ、昨年末に打ち出した「新時代リアリズム外交」の展開を図る。
最大の懸案は台湾情勢の緊迫化で一変した対中外交の立て直し。厳しい安全保障環境を勘案すると日韓関係の改善も急務で、正念場が続く。
首相は「自由で開かれたインド太平洋」構想を通じて中国をけん制しつつ、経済面のつながりを重視して関係維持に腐心してきた。今回、日本を含む先進7カ国(G7)が軍事的威嚇を批判したことに中国が反発。4日に予定された外相会談は見送られた。
日本は対話の機会をなお模索する構え。国交正常化50年の節目を9月29日に迎えることから、その2日前に開かれる安倍晋三元首相の国葬に中国が要人を派遣するかが今後を占う試金石となる。
日韓は北朝鮮の核・ミサイル開発を踏まえ、関係改善の必要性では一致しているものの、元徴用工問題などの行方は見えない。韓国側は「望ましい解決策」を示すとするが、時間との勝負になっているのが実情。原告への支払いに充てるため差し押さえられた日本企業の資産が現金化されれば、重大な影響を与えそうだ。
ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、日本はG7と連携して圧力をかけ続ける方針。ロシア側が揺さぶりを強める中、エネルギーの安定供給をどう図るかが課題となる。
来年5月には首相が議長を務めるG7首脳会議(サミット)が被爆地・広島で開かれる。首相はライフワークの「核なき世界」を主要議題の一つに据える意向。ただ、ロシアがウクライナ危機で核兵器使用を示唆するなど逆風にさらされており、核軍縮の機運を高められるか見通せない。
8223
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:15:10
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202208tenbyo01&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto_custom
【点描・永田町】安倍派、集団指導体制の“行く末”
2022年08月08日
facebookhatena-bookmark
政治ジャーナリスト・泉 宏
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
世界に衝撃を与えた安倍晋三元首相の非業の死を受け、自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の“行く末”が永田町で注目の的となっている。同派は党内保守勢力(タカ派)の牙城で、第2次安倍政権誕生以降、内政・外交の全般にわたって日本政治の方向付けを主導してきたが、「安倍氏死去後の影響力維持は困難」(自民長老)とみられているからだ。同派は9月27日の「国葬」までの服喪期間も考慮し、当面は集団指導体制での派閥運営を確認したが、その背景に「安倍氏に代わる後継者不在」があることは否定できない。このため、党内では「後継争いは長期化必至で、結局は分裂する」(岸田派幹部)との見方が支配的で、今後の安倍派の動向次第で党内の権力構図が揺れ動くことは避けられそうもない。
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
同派は7月21日、安倍氏死去後初の総会を開き、当面は安倍氏に代わる新会長を置かず、塩谷立会長代理ら現在の執行部による集団指導体制とすることを最終確認した。総会には安倍氏の妻・昭恵氏が出席し、「遺志をしっかり派閥で引き継いでほしい」とあいさつ。これを受け、塩谷氏は(1)清和会の責務は一致結束して安倍氏の遺志を引き継ぐ(2)派閥の呼称は「安倍派」のままとする──ことなどを、同派の総意として取りまとめた。
安倍氏が昨年11月の会長就任時に塩谷、下村博文両氏を会長代理、西村康稔氏を事務総長とする現体制を決めたため、今月下旬以降に想定される第2次岸田改造内閣発足の際の党・内閣人事の同派窓口は塩谷氏とし、国葬後の派閥運営については改めて協議する方針も確認した。
「分裂必至」でも首相は配慮優先?
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
そこで問題となるのは、安倍派内に衆目の一致する後継候補がいないことだ。安倍氏の訃報を受け、同派幹部は参院選終了直後の7月11日夜に東京都内で対応を協議したが、「派閥としての一致団結した行動」の確認にとどまった。同21日の総会での集団指導体制決定はこれを踏まえたものだが、「各幹部の思惑が交錯し、とても後継者を決められる状況にない」(同派若手)という派内混乱が背景にある。
ただ、集団指導体制では最大派閥としての求心力維持は困難視され、参院選後も膨張を続けて100人の大台に迫る安倍派の動向は、岸田文雄首相にとって当面の人事だけでなく、その後の政権運営に大きな影響を及ぼすのは確実だ。しかも近い将来の同派分裂が現実のものとなれば、党内権力構図も一変しかねない。
自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
8224
:
チバQ
:2022/08/11(木) 23:15:28
安倍派の後継争いの現状を見ると、下村氏が当選回数や経歴で先行するものの、萩生田光一経済産業相や松野博一官房長官、西村氏、参院の安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長らも虎視眈々(たんたん)とされる。さらに若手の間では、同派創始者の故福田赳夫元首相の孫の福田達夫総務会長を「正統な後継者」と推す声が台頭。その一方で「実質的なまとめ役は森喜朗元首相しかいない」との指摘もあり、「まさに星雲状態」(同派長老)だ。
その森氏は、5月に開かれた安倍派の政治資金パーティーで「『あと何人で100人』というときが一番危ない」と警告した。一時代前に最強軍団を誇示した旧田中派(現・茂木派)が100人を超えて分裂、その後の自民下野の原因となったからだ。加えて、清和研も分裂を繰り返してきた過去がある。
だからこそ「誰が後継者になっても分裂は避けられない」との見方が広がるのだが、「安倍氏の通夜状態」(首相官邸筋)が継続する中での安倍派への岸田首相の配慮は、「安倍氏存命中より大きくなる」との指摘もある。このため、国葬後も首相が同派への対応に苦慮する状況が続く可能性も少なくない。
(2022年8月8日掲載)
8226
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:17:34
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_TI5IJ6EASJIJJMF4E2RWVDA2KI.html
首相、〝異端児〟河野氏の「突破力」にデジタル改革託す
2022/08/12 20:52産経新聞
岸田文雄首相は縦割り行政打破の象徴といえるデジタル相人事で河野太郎元外相に白羽の矢を立てた。遅れている行政のオンライン化などの改革を加速するため、「異端児」とも称される河野氏の突破力に期待した。その河野氏は12日の就任記者会見でも独自色を見せ、首相の判断が吉と出るか凶と出るか注目される。
首相は10日の記者会見で河野氏起用の理由について「わが国のDX(デジタルトランスフォーメーション)を一気に加速するため、持ち前の実行力、突破力で進めてもらいたい」と述べた。首相の中でデジタル相の重要度は高い。デジタル庁は発足から約1年たつが、取り組みのスピードが遅いと感じており、内閣改造前、周囲に「河野しかいない」と語っていた。
かつての河野氏には周囲と軋轢(あつれき)を生む場面が少なくなかった。防衛相時代には地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画中止を与党への根回しもなく打ち出し、反感を買った。調整能力不足や仲間作りの不得手ぶりが指摘され、所属派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁に「一般的な常識に欠けている」と評されたこともある。
一方、菅義偉政権下のワクチン担当相時代には、実現困難といわれたワクチン接種「1日100万回」を、時に抵抗を受けながらも達成した。
無駄排除や慣例打破にこだわる姿勢は就任初日の10日から表れた。首相官邸は全閣僚に同日中の記者会見を要請したが、河野氏は開催が夜遅くなるとして「12日に行う」と官邸に返答し、了承を得たという。
12日の記者会見では、省庁のテレワーク推進を強調し「いろんな制約があるが、それを一つずつあぶり出して潰していかなければいかん」と述べた。また、兼務する消費者担当相として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に関連し、霊感商法に関する消費者庁の検討会の早期立ち上げを表明。スピード感重視の仕事ぶりをアピールした。(田中一世)
8227
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:18:25
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889815.html
幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人
2022/08/12 11:22デイリー新潮
幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人
小渕優子氏
(デイリー新潮)
ドリル優子、完全復活ならず──。自民党総裁の岸田文雄首相(65)は8月10日、内閣改造と党役員人事を行った。実は永田町で、小渕優子氏(48)の処遇が注目を集めていたのだ。
***
何しろ「入閣しない」という速報も配信されたほどだった。FNNプライムオンラインは9日、「【速報】“焦点”小渕優子氏は入閣見送り あす内閣改造 大詰め調整」との記事を配信した。
結果は「自民党組織運動本部長」の続投で落ち着いた。まさに“大山鳴動して鼠一匹”という印象だが、一体何が起きていたのか、大手メディアの報道では全く分からない。
そこで改めて詳細をお伝えしよう。まずは“端緒”について担当記者が解説する。
「新聞各紙の『首相動静』を見ると、岸田首相は8月3日の午後6時20分から、東京・虎ノ門のThe Okura Tokyo(註:旧・ホテルオークラ東京)の日本料理店で会食を行いました。そこに参加した政界関係者に注目が集まったのです」
岸田首相と会食を共にしたのは、森喜朗元首相(85)、“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元自民党参院議員会長(88)、遠藤利明選対委員長(72)──そして、小渕氏だった。
会食の真相
読売新聞と産経新聞は「首相動静」だけでなく、別記事まで掲載した。
見出しは「森元首相らと会食」(読売)、「首相が森元首相らと会食」(産経)。会食の様子は、産経が《内閣改造・党役員人事に向けて意見を交わしたとみられる》と報じた。
記事が掲載された翌5日、岸田首相が10日に内閣改造と党役員人事を行うと報じられたのだが、会食では《意見を交わした》どころか、もっと突っ込んだやり取りが行われていたという。
その様子をお伝えする前に、自民党の派閥「平成研究会(平成研)」の歴史を確認しておこう。
「1985年、竹下登さん(1924〜2000)が田中角栄さん(1918〜1993)に反旗を翻す形で、勉強会という位置づけの『創政会』を設立しました。そして87年に新派閥の『経世会』が誕生し、実質的に田中派は竹下派となったのです。94年には党内の派閥解消の流れに連動して経世会は解散し、政策集団『平成政治研究会』が発足。その後、現在の『平成研究会』に名称を改めました」(同・記者)
現在、平成研トップは茂木敏充幹事長(66)だ。そのため平成研は、茂木派とも呼ばれている。
入閣を依頼
小渕氏の父である小渕恵三元首相(1937〜2000)は、平成研の第3代会長。青木氏も会の重鎮として君臨し、小渕内閣では官房長官を務めた。
更に青木氏は2000年、小渕首相が病に倒れると首相代理を務め、内閣総辞職を決定。森氏が次期首相となる橋渡しを行った。
こんな面々が集まり、なおかつ小渕元首相の次女である優子氏も列席したわけだ。永田町が色めき立つのは当然だと言える。
自民党の国会議員は、「あの会食で、青木さんは岸田さんに『小渕優子の入閣をよろしくお願いします』と依頼したのです」と明かす。
「青木さんは昔から、『平成研は将来、小渕優子がトップになるべき』という考えを持っています。一方、現会長の茂木さんには、良い印象は持っていません。『自分のことしか考えていないし、派閥の継承も認めていないぞ』というわけです」
青木幹雄という名前を聞いても、「もう過去の人じゃないか」と思う向きもあるだろう。だが、依然として平成研の参議院議員には強い影響力を持っているという。
8228
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:18:37
「ドリル優子」の誕生
岸田首相としても“参院のドン”から直々に依頼されれば、無下に断るわけにもいかない。しかしながら、小渕氏の入閣にはかなりのハードルがある。
「週刊新潮は2014年、小渕さんに関する政治資金規正法違反をスクープしました。当時、小渕さんは経済産業大臣でしたが、辞任に追い込まれました。また週刊新潮は、証拠隠滅のため、事務所のパソコンのハードディスクが電動ドリルを使って穴を開けられたことも報じました。この反響は大きく、ネット上では『ドリル優子』という“あだ名”が流布したほどです」(前出の記者)
政治資金の問題が依然として入閣のハードルとなっている理由は、その責任を取って経産相は辞任したものの、小渕氏は今に至るまで有権者への説明を行っていないからだ。
「2015年には元秘書の刑事裁判が東京地裁で開かれましたが、小渕さんは『裁判の行方を見守りたい』というコメントを出しただけでした。このコメントにも、産経新聞が社説で《ひとごとのよう》と批判し、説明責任を果たせと求めました」(同・記者)
茂木氏の猛反発
このため岸田首相も、小渕氏どう処遇するか、かなり悩んだという。
「入閣させると、野党の追及で火ダルマになってしまうかもしれません。それでは『ゆくゆくは派閥の長、そして自民党総裁に』という青木さんの想いに反してしまいます。そこで『党四役ならどうだろう』と考えていたようです」(前出の自民党議員)
自民党四役の定義は諸説あるが、ここでは幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長を指す。入閣と比べても何の遜色もない充分過ぎる“抜擢”だと言える。
「党四役なら、国会で野党の質問に答弁する必要はありません。そもそも岸田さんとしても、小渕さんを抜擢するのは悪い話ではない。知名度の高い女性議員ですから、マスコミや有権者が『女性を登用した』と評価することが期待できます。『小渕さんを総務会長でどうか』という具体的な役職名も出たという話もありますが、いずれにしても、この動きを察知した茂木さんが首をタテに振らなかったというのです」(同・自民党議員)
改めて流れを確認しておくと、8月3日に会食があり、5日に内閣改造の方針が報じられた。
そして8日には大阪のMBS(毎日放送)が夕方のニュースで会食の様子を紹介し、「小渕氏が要職で入閣」する可能性があると報じている。
ライバルは潰せ
同日、デイリースポーツの電子版がMBSの報道を伝えた。こうして「小渕氏入閣か」の報道が熱を帯び、永田町でも小渕氏の処遇に関心が高まっていく──。
一方の茂木氏だが、NHKは今年3月27日、「自民 茂木幹事長“政権安定へ全力”将来の総裁選に意欲も」という記事を配信した。タイトルの通り、茂木氏は将来、自民党総裁選に出るつもりだと公言しているのだ。
「総裁選への出馬を考えている茂木さんにとって、小渕さんが入閣や党四役入りを果たし、“完全復活”をアピールされるのはごめんだというのが本音です。自分の派閥から自分より目立つ議員が出ては困る、ということでしょう」(同・自民党議員)
バトル再燃!?
岸田首相が「幹事長は茂木氏が続投」と決めていたことも大きな影響を与えたという。
「仮に小渕さんが総務会長に就任すると、党四役のうち2人が茂木派になってしまいます。これはいくら何でもバランスが悪い。こうして岸田さんは、小渕さんの登用を諦めたわけです」(同・自民党議員)
あの時、説明責任を果たしていれば、こんなことにはならなかったのに──こんな風に受け止める有権者も多いだろうが、永田町では新たな“遺恨”が生じたことも注目を集めているという。
「小渕さんの完全復活が幻と終わり、青木さんは茂木さんに不快感を抱いていると思います」(同・自民党議員)
デイリー新潮編集部
8229
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:19:45
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-56443.html
〈誰が安倍の跡を継ぐのか?〉リーダー亡き後に“舞い上がる小物たち”
2022/08/12 11:00文春オンライン
月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年9月号に掲載している同コラムの拡大版「清和会7人のバトルロワイヤル」を一部転載します。
◆◆◆
独断文書に「それは筋が通らない」と異議
元首相の安倍晋三が暗殺されたことによる「力の空白」は、自民党内の権力構造を大きく変えようとしている。
思い起こせば、1991年5月に安倍晋三の父親である晋太郎が病に倒れた後、三塚博と加藤六月が「三六戦争」と呼ばれる激しい派閥の跡目争いを繰り広げた。この2人に森喜朗、塩川正十郎を加えた4人が「安倍派四天王」として君臨。自分より10歳若い実力者の森を味方につけた三塚が後継の座を奪取した。だが、今回は様相が全く異なる。清和会(安倍派)の後継を狙う有力者の不在が、遠心力を強めているのだ。
安倍死去の直後、まず突っ走ったのは清和会事務総長の西村康稔だった。凶行の翌日、安倍の遺体が東京・富ヶ谷の自宅に戻ると、西村は弔問客の対応を取り仕切った。この日訪れたのは首相の岸田文雄をはじめ、森や小泉純一郎、菅義偉ら首相経験者、現職の自民党三役など。西村は自らの存在をアピールするかのように安倍宅の玄関先から遺体が安置された3階まで彼らを案内するなど動き回った。
派内の不興を買ったのは、彼が独断で決めて配布した文書だった。そこには「弔問はお受け致しません(清和研会員であってもご遠慮ください)」と記されていた。この文書は、派閥が百鬼夜行の混乱状態に陥る遠因となった。経産相の萩生田光一や安倍政権で官房副長官を務めた西村明宏らは「それは筋が通らない」と異議を唱え、安倍宅へ向かった。父晋太郎の仏壇横に安置された棺に眠る遺体のすぐ側に陣取っていたのは、西村康稔だった。後から来た安倍派会長代理の塩谷立と下村博文は、棺の後ろで手を合わせていた。
「事務総長だからという理由は立つが、それにしても動きが露骨だったね」。温厚な性格で他人の悪口を滅多に言わない会長代理の塩谷も思わずこう漏らしたほどだが、西村のスタンドプレーはその後も続く。
「世話人会方式」の崩壊
7月11日午後6時、増上寺。安倍の通夜の参列者は2500人にも及び、長蛇の列ができた。祭壇横の会場の出口前には、妻の昭恵、安倍の実兄の寛信夫妻が立ち、その横には車椅子に座った実弟で防衛相の岸信夫夫妻が並び、延々と続く弔問客を最後まで見送った。
耳目を引いたのは会場の外だった。弔問客が遺族に挨拶して会場から外に出るとすぐ横の通路には、安倍派の幹部がずらりと並ぶ。さらに外に出ると、そこには西村が一人で立っていた。
生前、安倍氏が「落ち着きのない人だね」と評した男
派閥幹部が並ぶ一角は遺族のいる場所と近接するため、弔問客との会話は最低限の挨拶に留めざるを得ない。しかし西村は、弔問客と一対一でゆっくり話ができる場所に陣取っていたのだ。通夜・葬儀の実務を取り仕切る事務総長の立場を利用して自分だけ良いポジションを確保し、派閥を支援する経済人らに自分をアピールする――。他の幹部たちは一様に眉をひそめた。
西村は安倍派の意思決定機関として世話人会方式を画策した。西村に加え、塩谷、下村、官房長官の松野博一、参院安倍派会長の世耕弘成、国対委員長の高木毅、そして萩生田の7人体制である。森にも根回しし、7月15日夕刻にセットした臨時の派閥総会で了承を得ようと動いた。だが、安倍が生前、西村を「落ち着きのない人だね」と評していた通り、性急な動きはすぐに頓挫する。
「国葬までは、安倍さんが残した現体制を堅持するのが筋ではないですか。喪中の最中に、なぜ新設の世話人会なのか、説明がつかない。私は反対します」
かつて派閥会長だった三塚博元蔵相の秘書から後継に転じた西村明宏が松野や安倍派最高顧問の衛藤征士郎らに説いて回ると、新たな世話人会メンバーの大半が賛同。安倍政権の最後、西村康稔の後に官房副長官を務めた西村明宏は、温厚篤実な人柄で同じ西村でも康稔とは対照的だ。康稔の自分ファーストな言動は、とりわけ中堅以上の議員には嫌われ「彼だけは担ぎたくない」と公言する議員も少なくない。
その結果、派閥総会はいったん流れ、翌週に「現体制の継続」が了承された。どちらも集団指導体制には違いないが、世話人会方式で主導権を握ろうとした西村康稔の思惑は外れた。安倍の死からわずか1週間前後のこの暗闘は、派の行く末を暗示する派内政局だったのだ。
8230
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:20:38
舞い上がる小物たち
2017年、安倍は父親の命日の5月15日に元晋太郎番記者らが開いた「安倍晋太郎をしのぶ会」に出席。そこで「新たな四天王は誰か」という話題になった際、下村、松野のほかに元防衛相の稲田朋美の名前を挙げていた。直後の派閥の政治資金パーティーでは「昔の記者の人達から名前が出た」と言い訳したが、当選回数の多い下村と松野、女性の稲田の名前を挙げておけば派内からの不満が比較的小さいと、咄嗟に思いついただけだろう。
だが、名前を挙げられた3人は舞い上がり、地味な存在の松野ですら、岸田内閣で官房長官に起用されると「松野さんまで『自分も首相候補だ』と本気で考えるようになった」(派閥の中堅議員)という。
後継争いの予兆は2020年春からあった。安倍が首相続投の意欲なしと漏らすようになった途端、「派閥代表として総裁選に立候補したい」と安倍に直訴した議員が3人も出たことはあまり知られていない。
その筆頭が稲田だった。安倍の寵愛を受けた稲田だが、防衛相在任時の失言やPKO部隊の「日報」問題で醜態を晒し、失脚。安倍は周辺に「清和会に総裁候補がいないから、育てようと思った。『女性初の首相』の看板も立つと考えたんだが、任に堪えなかったね」と漏らした。
そんな経緯をすっかり忘れた稲田は「本気で次の総裁選に出馬したいんです」と理解を求めた。安倍は「焦らなくていい。次は派として岸田さんを推すことも検討しているからね」と説得したが、稲田は「能力は岸田さんには引けを取らない」と抗弁した。安倍は周辺に「あんな失敗をしたのに、自分のことが分かってない」と呆れ顔で漏らした。
さらに西村康稔、世耕も安倍のもとを訪れ、総裁選出馬の意向を伝えた。だが安倍はこの2人にも自重を促し、「どうしてもと言うならまずは自力で20人の推薦人を集めてみたら」と言って追い返した。
菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」
この3人より早くから安倍側近を自任してきた下村も総裁選立候補に意欲を示してきたが、もちろん派内に待望論は起きていない。それでも空気が読めない下村は、安倍死去からわずか3日後のBS日テレの番組で、内閣改造・党役員人事をにらみ「岸田首相が清和会を軽視するようなことがあれば、清和会が掴んでいる保守層からの支持を失う可能性がある」と、さも安倍派を代表するかのような口ぶりで岸田を牽制してみせた。下村の頓珍漢な感覚に、派内からも嘲笑と批判が交錯する有り様だった。しかも下村を巡っては、安倍銃撃事件のきっかけとなった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名称変更で、文科相当時の関与が指摘される始末である。
一方、安倍が目を掛けてきたのが経産相の萩生田だ。西村より一期下ながら安倍内閣では西村より前に若手議員の登竜門である内閣官房副長官に起用され、文科相として初入閣したのも経済再生相として入閣した西村と同時だった。森や官房副長官当時の上司で官房長官だった菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」。下村や稲田と違い、萩生田だけはトップを目指す考えを決して口にしないところも安倍や森に気に入られていた。安倍は親しい記者らに「萩生田はうちのエースだ」と明言し、岸田内閣発足にあたっては官房長官への起用を希望していた。
8231
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:20:52
だが、所詮まだ当選6回で、安倍や総裁選出馬に意欲を示してきた下村らに遠慮して派内の若手議員との個別の会食もあまり行ってこなかったことから、派内に強力な支持グループがあるわけではない。
安倍氏は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を
それにしても、なぜ安倍派にはかくも“小物”しかいないのか。安倍が明確な派閥の後継候補を示さなかったのは、誰を選んでも不満が溜まり、派閥が分裂しかねないという懸念があったからだ。
そしてもうひとつ、隠された理由があった。安倍は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を吐露していた。それは2024年に想定される国際的な緊張を睨んだ青写真だった。(文中敬称略)
◆
赤坂太郎「清和7人会のバトルロワイヤル」の全文 は、文藝春秋「2022年9月号」と 「文藝春秋digital」 にてお読みいただけます。
(赤坂 太郎/文藝春秋 2022年9月号)
8232
:
チバQ
:2022/08/12(金) 23:21:34
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_GC2HGWK7OJNTPFJQWOWF45VZEA.html
政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得
2022/08/12 06:30夕刊フジ
政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得
自民党の茂木敏充幹事長
(夕刊フジ)
自民党では、「一番早く、政治家の頂上である首相の地位にたどり着ける登竜門は幹事長」とされてきた。その意味で、今回の内閣改造・党役員人事で留任が決まった茂木敏充幹事長は「ポスト岸田」の一番手に位置するといえるだろう。
茂木氏は、東大経済学部卒業後、丸紅や読売新聞社に勤務し、ハーバード大学ケネディ行政大学院で公共政策を学んだ。日本新党から立候補して初当選を果たした後、自民党に入党した。
参院選の応援演説中に、凶弾に倒れた安倍晋三元首相や、岸田文雄首相とは当選同期で、「三羽ガラス」といわれてきた。安倍、岸田両氏に次いで3人目の総理・総裁を意識するのは当然であろう。
「党内屈指の政策通」と言われる。答弁能力の高さは折り紙つきである。当選10回で、外相や経産相、金融担当相など閣僚を7回経験している。党役員も、選対委員長、政調会長2回、そして、昨年秋の衆院選後、甘利明幹事長の辞任を受けて待望の幹事長に就任した。
幹事長に就任した時点で、田中角栄元首相が唱えた「首相の条件」(党三役のうち、幹事長を含む2つと、閣僚のうち、蔵相=現財務相=か外相、通産相=現経産相=のうち2つ)を満たす、唯一の政治家となった。
さらに、昨年12月には、平成研究会会長となり、念願の派閥領袖(りょうしゅう)の地位も得た。総理・総裁への外形的な条件はそろったといえる。
しかし、ポスト岸田を確実なものにするために、解決しなければ課題が2つある。
1つは、かつて「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院自民党会長との関係修復である。青木氏は、竹下登元首相の秘書から参院議員となり、小渕恵三内閣で官房長官、参院自民党会長などを歴任。引退後も政界に影響を持つとされる。
茂木氏と青木氏が対立した原因は、安倍氏と石破茂元幹事長が立候補した、2018年の総裁選にさかのぼる。青木氏は「石破氏支持」で派閥をまとめようとしたが、茂木氏は無断で派内の衆院議員を「安倍氏支持」でまとめた。これで青木氏の怒りを買い、両者は断交状態にある。
2つ目は、頭の回転の速さが裏目に出ることだ。
「待てない性格」「熟慮に欠ける」「根回しが苦手」「合理的で人情味に欠ける」―などの批判は、茂木氏の頭の良さに起因する。政治家に必要とされる「義理と人情とやせ我慢」ができない性格なのだ。そのためか、多くのポストを経験している割には、その省庁からの「待望論」はあまり沸き上がってこない。
茂木氏は、こうした課題を克服することができるのか。幹事長ポストは茂木氏にとって、さらなる高みを目指すうえでの試金石といえる。 (政治評論家・伊藤達美)
8233
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:20:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b2d5ae42759d4461c53b99779a7db27d21b3ef
杉田水脈氏 大臣政務官就任にネットは騒然 SNSに意見続々「多くのお祝いに感激」過去炎上騒動
8/14(日) 20:18配信
岸田文雄首相の内閣改造で、総務大臣政務官に就任した杉田水脈議員(55)が14日、SNSに投稿。「総務大臣政務官就任にあたり、多くの皆様からお祝いのお言葉をいただき、大変感激しております皆様のお言葉を胸に刻み、邁進して参ります」と記し、直近の活動などを記した。
【写真】政務官就任にどや顔?首相官邸で岸田首相らと記念撮影
杉田氏は過去に言動が炎上する騒動を起こしており、報道陣に追われた際の「エア電話」疑惑など、お騒がせも。
今回の政務官就任でネット上がザワついており、13日付で「総務大臣政務官を拝命いたしました。身が引き締まる思いです」と投稿したツイートには800件超のコメントが集まっている。激励、応援も多い一方で、過去発言を指摘するなど批判もあり、発言に慎重になるよう求める意見もみられる。
8234
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b654ce4b8c8f6d68caab580772a078864e42847
「岸田1強」へ布石 内閣改造・党人事「安定重視」も透ける「計算」【解説委員室から】
8/13(土) 11:01配信
時事通信
第2次岸田改造内閣の発足を受け、記者会見する岸田文雄首相=10日、首相官邸
岸田文雄首相は10日、内閣改造・自民党役員人事を断行した。党内では「9月上旬」との見方が多数だっただけに、驚きが広がったが、中身は各派に配慮した安定重視の布陣。ただ、個々の人選からは、自身の求心力を高めるための計算も読み取れる。「岸田一強」へ布石を打ったようだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)
【図解】第2次岸田改造内閣の顔触れ
◇お盆前に局面転換
首相は「新しい体制を早くスタートさせたいと考えていた」と説明するが、急いだ判断の一つに、先の参院選で大勝したにもかかわらず、政権への逆風が吹き始めたことがあるのは間違いない。
8日に発表されたNHKの世論調査で、内閣支持率は46%(前回7月比13ポイント減)と政権発足以来最低を記録。読売新聞や共同通信でも、支持を減らした。時事通信が内閣改造前の6〜8日に実施した調査でも支持率は44.3%で、前回7月比5.6ポイント減だった。
新型コロナウイルスの感染爆発、安倍晋三元首相の銃撃死をきっかけに次々と判明した自民党議員らと「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係、エネルギーや食料品を中心とする物価高…。これらが、支持率を押し下げた主たる要因とみられる。
8月のお盆休みは、政治や経済の動きが止まることから、大きなニュースが少なくなり、メディアの世界では「ニュースの夏枯れの時期」と言われる。この結果、重要ニュースのフォローや、読者の関心の高い事項を何回も扱うのが通例。当然、新聞やテレビは、コロナの感染と医療現場の逼迫(ひっぱく)状況や、統一教会の問題などを引き続き取り上げることになり、内閣支持率のさらなる低下が予想される。
首相は人事を断行することで、コロナ対策を含めた諸懸案への取り組み強化や、旧統一教会との「決別」をアピールし、支持率の低下に歯止めをかける。このため、お盆前に局面転換を図ったのだろう。
◇安倍派、非主流派に配慮
今回の人事で首相は、内閣の骨格は維持。鈴木俊一財務相、林芳正外相、松野博一官房長官ら5閣僚を留任させた。その上で、自民党各派に配分された閣僚数を見ると、最大派閥の安倍派4(うち参院1)、茂木派3(同1)、麻生派4、岸田派3、二階派2、無派閥2。改造前と比べ、麻生派が1増で、茂木派が1減となった。
個別のポストに目を向けると、原発再稼働を担う経済産業相に安倍派幹部の西村康稔前経済再生相、経済安全保障法施行へ詰めるべき課題が山積する経済安保相に安倍氏と思想信条の近かった高市早苗前政調会長を、それぞれ起用。亡き安倍氏、安倍派への配慮がにじむ。
また、年末の2023年度予算編成で防衛費の増額が焦点の防衛相には、国防族の実力者である浜田靖一氏が再登板し、コロナ対策に当たる厚労相には加藤勝信前官房長官が3度目の就任。国や地方のデジタル改革を推進するデジタル相には、昨年9月の総裁選で争った河野太郎前広報本部長が起用された。西村、高市両氏を含め、課題の多いポストには、政治経験が豊富な閣僚経験者を充てた。
一方、党役員人事では、岸田政権を中心で支える麻生派会長の麻生太郎副総裁、茂木派会長の茂木敏充幹事長はそろって続投。安倍氏の最側近だった萩生田光一前経産相は政調会長に就いた。また、当選同期で首相の信頼が厚い谷垣グループの遠藤利明氏は選対委員長から総務会長に横すべりし、同氏の後任には、首相と距離を置く非主流派・森山派会長の森山裕前総務会長代行が起用された。二階俊博元幹事長が率いる二階派から引き続き2人を入閣させたことと合わせ、非主流派にも配慮した。
8235
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:23:45
◇抜てき激減、福田氏外れる
首相は昨年10月の政権発足時、世代間のバランスを重視し、若手を積極的に登用。福田達夫氏を総務会長、小林鷹之氏を経済安保相、牧島かれん氏をデジタル相にそれぞれ抜てきした。直後の衆院選や翌年の参院選を控え、世論対策の意味があった。
しかし、両選挙を乗り切ったことで、今回は抜てき人事が激減。衆院当選4回以下で入閣したのは小倉将信少子化担当相1人。経済安保相に就いた高市氏とは対照的に、総務会長を退いた福田氏は要職で処遇されなかった。
女性の閣僚は改造前と同じ2人。党4役はゼロとなった。首相が各派に配慮し、難しいポストに経験者を配置するなど安定を重視したのは、就任から間もなく1年を迎え、「結果」を求められる段階に入ったことを意識してのことだろう。首相は10日の記者会見で、改造内閣のネーミングを求められると「政策断行内閣」と強調した。
首相は昨年9月の総裁選で、当時の菅内閣のコロナ対応を厳しく批判し「最悪を想定」した取り組みを約束したが、改造当日の10日に1日当たりの新規感染者数は初めて25万人を超えた。菅義偉前内閣の比ではない。また、「令和版所得倍増」を掲げ、中間層を中心とした所得の引き上げを訴えたが、いまだ計画段階。その一方で、物価上昇が止まらず、国民生活を圧迫する。対米公約でもある防衛費の増額と財源の確保も、年末までに結論を迫られる。
首相が人事に際し、世論を意識しての刷新感より、党内融和、安定を重視したゆえんだ。その意味では、「内向き」「守り」の布陣と言えよう。非主流派の中堅議員は「難しいポストにベテランを配置したのは理にかなっているが、内閣としての政策の方向性が見えない。支持率アップにはパンチ不足」と指摘する。
◇「トリオ」から「コンビ」に
もっとも、「人事好き」とされる首相だけに、したかささも垣間見える。安倍派の次期会長候補と目される松野、西村、萩生田の3氏を内閣・党の要職に据え、競わせる形にした。実力者を競争させることで、自身の求心力を高めるのは、人事の要諦。巧みな人事で党内を掌握し「人事の佐藤」と言われた佐藤栄作元首相は、後継候補の田中角栄、福田赳夫両氏を、変わり身の早さから「風見鶏」と評された中曽根康弘元首相は、竹下登、安倍晋太郎、宮沢喜一の3氏をそれぞれ競わせた。
森山氏の選対委員長起用には、非主流派の結束を弱める効果もありそうだ。菅前首相、二階氏、森山氏は非主流派の中心人物で、岸田政権発足以降、3人で会合を重ねてきた。森山氏が抜ければ、非主流派重鎮「トリオ」から「コンビ」となり、菅、二階両氏の存在感は低下しかねない。
その森山氏も選対委員長として、衆院小選挙区の「10増10減」実現に向けた党内調整を直ちに迫られる。政治家にとって、選挙区を失うことは、政治生命にかかわる。「能力は抜群だが調整は不得手」とされる茂木幹事長の下、関係議員の説得に当たることになろう。
さらには、河野氏も難しいポジションを任された。昨年9月のデジタル庁発足を受け、高度なスキルを持つ民間人材を活用し、国や自治体のデジタル化を進めるには、行政の縦割り、官僚の抵抗を打破することが欠かせない。デジタル化が停滞すれば、持ち味の「突破力」に疑問符がつき、人気に影響するかもしれない。河野氏を知る議員は「官僚を使いこなすのが得意ではないだけに、簡単にはいかないだろう」との見方を示す。
8236
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:24:03
◇高支持率、維持が難題
首相が衆院を解散しない限り、国政選挙(補選を除く)は3年間ない。政局の次なる焦点は、首相の総裁再選がかかる24年9月の総裁選だ。安倍派(97人)の実力者3人がそれぞれ力を付けることは、会長候補が一人に絞られていくのではなく、分裂の可能性を高める方向で作用するだろう。もし分裂となれば、97人がまとまって「反岸田」で動く可能性はなくなる。
今回の内閣改造・党役員人事は、安倍派の3人を同格のポストで競わせ、非主流派を分断、2年後に再度ライバルとなり得る実力者を閣内に取り込み、難しい役割を課す。そういう一面もあると言えよう。
各派の状況を見ると、安倍派は分裂含み。麻生派を率いる麻生氏と二階派会長の二階氏はいずれも80歳を超え、世代交代の時期にさしかかる。茂木幹事長は茂木派を率いるものの、議員引退後も参院側に影響力がある青木幹雄元参院議員会長との確執は解消されておらず、結束に不安が残る。これに対し、岸田派は次の会長候補が林外相に絞られ、中長期的に結束が揺らぎそうにないのは、岸田派だけだ。
さらに、総裁を除く党役員の任期は1年のため、首相は総裁選までに少なくとももう1回、人事を行うことになる。首相は次の人事でも、再選への環境整備に向け、仕掛けを施すだろう。党内力学的には今後、首相の力が強まる「岸田1強」への流れは変わりそうにない。
このことを踏まえ、再選への最大のハードルとなり得るのは何か? それは、「国民の支持をどうつなぎとめるか」だろう。その意味で、内閣支持率が重要だ。
菅前内閣は衆院選を直後に控え、支持率を大きく落とした結果、党内で「菅降ろし」の嵐が吹き荒れ、再選出馬断念に追い込まれた。首相も支持率を落とせば、対抗馬に支持が集まり、再選に黄色信号がともりかねない。
◇臨時国会が最初のヤマ場
読売新聞、日経新聞、共同通信の各社が10、11の両日に実施した世論調査によると、内閣支持率は日経、共同が微増、読売は下落。ただ、3社とも50%台で、高水準を保った。これを2年間、維持できれば、首相の再選は動きそうにないが、政権を取り巻く状況を考慮すれば、簡単とは思えない。
首相は会見で、党所属国会議員に旧統一教会との関係を断ち切るよう求めたが、対応はあくまでも議員任せ。関係を認めた議員が複数、閣僚におり、秋の臨時国会で野党側は、関係の具体的な内容を徹底的にただすだろう。このほか、コロナ、物価高、防衛力強化と防衛費、賛否が割れる安倍氏の国葬、所得引き上げの具体策など、追及材料に事欠かない。論戦で守勢に立たされれば、支持率の低下は避けられそうにない。
内向き人事で足元を固めた岸田自民党、態勢立て直しを迫られている野党第1党の立憲民主党、新代表が近く就任する日本維新の会。今後の政治を占う上での最初のヤマ場は、9月27日の国葬後に召集される見通しの臨時国会となろう。
8237
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/43a3f02929725d188fc7c27e5541de10f4faba7a
旧統一教会問題、底なしの様相 岸田内閣、多難な再スタート〔深層探訪〕
8/13(土) 8:28配信
岸田文雄首相が10日行った内閣改造・自民党役員人事は、骨格を維持しつつ重要課題には閣僚の続投や再登板で対応、党内各派のバランスにも配慮した「手堅い陣容」(同党ベテラン)となった。だが、政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題は底なしの様相を呈しており、払拭(ふっしょく)には程遠い。党内からは「内閣支持率は上がりそうにない」(閣僚経験者)と冷めた声が漏れる。
【図解】岸田内閣の支持率推移
◇過去の関係は問わず
「社会的に問題が指摘されている団体との関係は、国民に疑念を持たれることがないよう十分に注意しなければならない」。首相は10日の記者会見で、旧統一教会への対応を自ら切り出した。
閣僚の人選に当たり、首相が最も神経を使ったのは、教団との関わりだ。政府では首相側近の木原誠二官房副長官、党側では梶山弘志幹事長代行が、それぞれ「身体検査」を担当。改造前の閣僚のうち、教団側に祝電を打ったり選挙で支援を受けたりするなどの接点が判明していた7人は全員、閣外に去った。
だが、初入閣組や続投組も「シロ」とはいかなかった。岸田派所属の寺田稔総務相が2018年、教団の関連団体の会合に参加費2万円を支払っていたことが10日になって発覚。留任した山際大志郎経済再生担当相も会見で、18年に関連団体のイベントに出席していたことを明かした。
首相は入閣を打診した際、教団との関係の点検を求め、「結果を踏まえて厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と会見で説明。過去の関わりには事実上、目をつぶった格好だ。議員本人もきちんと把握していないケースもあるとみられ、党関係者は「統一教会と党所属議員の問題はこれからも出てくるだろう」と諦め顔だ。
首相は全閣僚に説明を尽くさせることで乗り切る構えだ。就任会見は深夜に及ぶことを理由に、祝日明けの12日に先送りしようとしていた官庁は少なくなかったが、首相官邸は全閣僚に対し、10日中に会見して説明するよう急きょ指示した。
◇「配慮し過ぎ」
今回の人事は、昨年10月の衆院選と7月の参院選を乗り切り、本格政権の足場を築いた首相がどのような陣を敷くかが注目された。
派閥ごとにみると、安倍派と麻生派が各4、茂木派と岸田派が各3、非主流の二階派が2、無派閥2と、各派への配慮が鮮明になった。ただ、各派が求めた「入閣待機組」の起用には必ずしも応じず、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策に山際氏とともに当たる厚生労働相に、茂木派から経験者の加藤勝信氏を起用。国家安全保障戦略など関連3文書の改定を年末に控える防衛相には、無派閥の浜田靖一氏を再登板させた。
結果として留任と再登板が合わせて10人と、初入閣の9人を上回った。自民党ベテランは「各派に配慮し過ぎで斬新さがない」と冷ややかに語り、首相周辺も「派手さはない」と認めた。
唯一、目玉人事になり得ると目された菅義偉前首相の入閣もなかった。ただ、昨秋の総裁選で菅氏が推した河野太郎氏が、菅氏肝煎りで発足したデジタル庁の担当閣僚に就任。菅氏は「これはいいよね」と満足そうに語ったという。同氏と気脈を通じる森山裕氏の選対委員長起用と併せ、首相は非主流派の取り込みにひとまず成功したようだ。
公明党とも神経戦があった。12年の政権奪還以降、公明党の「指定席」となっている国土交通相を取り戻そうという動きが自民党にあったためだ。だが、公明党は来春の統一地方選をにらみ「非常にうまみのあるポスト」と手放す気はさらさらなかった。同党の山口那津男代表は8日に首相と会談した際、「国土交通相には斉藤鉄夫さんをよろしくお願いします」とくぎを刺した。
8238
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:25:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cae9f092f64cb06319359078067e70f2abe8c85
突然の内閣改造で4連休吹き飛び、官僚は首相に恨み節 「家族で焼き肉食べるはずが…」
8/13(土) 5:41配信
副大臣・政務官人事が決定した12日はお盆間近の連休の谷間だった。霞が関や永田町では官僚らから代休申請が相次いでいた。しかし突然の内閣改造で「4連休」は吹き飛んだ。新型コロナウイルス感染防止にらみの「自然発生の行動制限」(県内衆院議員秘書)も立ち消え。官邸周辺に岸田文雄首相の判断への不満が渦巻いた。
「焼き肉セットのお取り寄せをして家族とゆっくり過ごす予定だったんですよ。それも全て組閣で吹っ飛びました」。ある官庁の幹部職員はぼやいた。
河野太郎氏(衆院神奈川15区)が行革担当相時代に残した「無駄な残業や出勤はやめよ」との指示は各省庁内で生きていた。12日に代休をとって4連休を取得予定だったという。同職員は「コロナ禍第7波でもあり里帰りは自粛して自宅でゆっくり過ごそう」と同僚や部下に呼びかけていたが、突然の組閣に「裏切られた」。「機をとらえた内閣の改造は総理の専権事項」と認めるが、今回のタイミングについては「あまりに唐突で15日の週以降でも良かったはずだ。狙いが見えない」とぼやいた。
入閣への秋波を送られていた菅義偉前首相(衆院神奈川2区)も戸惑った1人。周囲には「このタイミングは何? (総理の)考えていることが分からない」と明かしている。菅氏側近は「人事の事務は後ろに延びる。仕事の起点が8月10日(改造日)だと11日以降の休暇取得は困難になる」と解説。「官僚たちの恨みを買うのは必至。(菅氏も)そのあたりもくんで入閣構想にくみしなかったのでは」と推測した。
神奈川新聞社
8239
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4ffcf92c2af0994f06311ceb4c17df95a59cf4d
各派閥のバランスに配慮 副大臣・政務官人事
8/13(土) 0:30配信
12日に決まった第2次岸田文雄改造内閣の副大臣と政務官の顔ぶれをみると、自民党内の各派閥に気を配り、党内バランスを意識した人事となった。
副大臣を自民の派閥別で見ると、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)から最多の6人を起用。茂木派(平成研究会、54人)と麻生派(志公会、50人)がそれぞれ4人、岸田派(宏池会、43人)3人、二階派(志帥会、43人)2人と続いた。
政務官でも安倍派が7人と最多。次いで岸田派と二階派がそれぞれ5人で並んだ。二階派は現政権下では「非主流派」に位置づけられる。改造前の二階派の政務官は6人だったが、首相は挙党体制を重視し、自らが率いる岸田派と同数の5人を起用し、配慮する姿勢を見せた。二階派も「派内から不満は聞こえてこない」(閣僚経験者)と受け止めている。
首相と近い岸田派幹部は、今回の副大臣と政務官人事に関し「前回は党総裁選で汗を流した若手に重点を置いたが、今回は本人の希望など総合的に勘案した」と説明した。
また、森山裕選対委員長が率いる森山派(近未来政治研究会、7人)からの起用は、今回は副大臣、政務官ともゼロだった。党内最小派閥を率いる森山氏を党四役に起用した反動といえる。同派関係者は「留任などで副大臣か政務官を1枠でも取りたかったが、難しかった」と語った。
一方、自民と連立政権を組む公明党の副大臣と政務官はそれぞれ3人ずつで、人数の増減はなかった。(今仲信博、児玉佳子)
8240
:
チバQ
:2022/08/15(月) 20:20:02
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-890244.html
岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い
2022/08/15 10:10デイリー新潮
岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い
岸田総理の隣に並ぶ、高市経済安保相
(デイリー新潮)
“あの女性”の不在
岸田文雄首相による内閣改造をめぐって、NHKが痛恨のミスを犯した。国家公安委員長に就任した谷公一氏を復興大臣に起用と誤報。経済安全保障大臣は小林鷹之氏の続投で調整と報じたが、蓋を開けてみれば政調会長だった高市早苗氏が就任した。【武田一顕/ジャーナリスト、映画監督】
***
NHKでは、選挙の当確と組閣・党役員人事で誤報を打ったら、その記者は一生、東京に戻れないと言われていた。さすがに今はそこまで厳しくないようだが、それでもこの手のニュースにNHKはとても敏感だ。
NHKと新聞を含む他のマスメディアとでは「厳格さがまったく違う」というのは永田町の常識だが、今回は2回も誤報。この背景には、あの女性の存在があると考えざるを得ない。安倍晋三元首相と太いパイプを持ち、第二次安倍政権発足以来、特ダネを報じ続けてきた岩田明子記者(その後、解説委員)だ。
岩田氏は7月末にNHKを退職した。安倍元首相が在命ならば、そして岩田氏が在職していたならば、こんなミスは決して起きなかっただろう。NHKの報道力の源泉は、豊富な予算と記者の人数のはずだが、頭数だけ揃っていてもダメだということが露呈した。
政治は情報産業の側面があり、最大派閥のトップには正確な情報が集約される。安倍氏亡き後、情報が集約される実力派政治家がいなくなったということか。岩田氏は局内に残留しているらしいが、第一線での取材は控えているとみられる。
政治取材では、最高権力者たる首相自身からすべての情報が聞ければ良いが、普通この手の人事は、多忙をきわめる首相に代わって、別の幹部がマスコミにリークして情報をコントロールする。その過程に齟齬があり、今回の失態につながったのだろう。
その岸田「検討使」首相による内閣改造は、新味のないものとなった。19人の閣僚のうち5人が留任。彼らはまさに、岸田内閣の「骨格」だと分かる。また、防衛大臣の浜田靖一氏はじめ再入閣した5人は、「骨格」に支えられて働く「筋肉」といった位置付けだろうか。
8241
:
チバQ
:2022/08/15(月) 20:20:52
「位打ち」
さて、残る9人は初入閣なのだが、ここに岸田首相の「検討使」ぶりがよく現れた。というのもこの9人、政局にある程度の知識がある人でもあまり名前を知らないし、表だった実績もない。岸田派2人、安倍派2人、二階派2人、茂木派2人、麻生派1人。見事なまでに各派閥からの意見を聞き、検討し、そして配置していることが分かる。
彼らは「骨格」とも「筋肉」とも言えない。となると「脂肪」という言葉が頭をよぎる。体脂肪は人体にとって必須の組織だが、身体の動きを鈍くすることもある。
そんな中、今後の動きが注目される人物は、党役員では安倍派の萩生田光一政調会長、内閣では無派閥の高市早苗経済安全保障大臣だろう。
萩生田氏は東京の八王子市議会議員から都議会議員、衆議院議員、そして自民党三役まで出世してきた、今や党内では絶滅危惧種とも言える生粋の党人派だ。
今回の政調会長抜擢については、萩生田氏が経産大臣時代、ロシアとの天然ガス事業で難しい交渉をこなしてきたことなど、その業績を岸田首相が評価したからだと言われている。
一方で、萩生田氏が岸田首相に重用されていることに対し、トップを失って集団指導体制となった安倍派(清和会)内では不協和音が生まれている。もともと萩生田氏は「気も遣えるし、その反面で押しも強く、なかなかの政治家」(自民党中堅議員)と、党内での評価も高い。派閥内で萩生田氏が一歩抜きん出た状態は、一部の清和会幹部にとっては目の上のたんこぶなのだ。
また、政策的にも大きな違いがある清和会と岸田首相との橋渡しに、萩生田氏は相当苦労することになる。このため、密かに「位打ち」を望み、今は態度を表に出さない清和会幹部もいる。
「位打ち」とは、トントン拍子に身分不相応な出世をさせて、相手を重圧の中で自滅させる陰謀のことだ。後鳥羽上皇が鎌倉幕府3代将軍の源実朝に位打ちをした例がある。また、後白河法皇が源義経に官位を授けて、その結果、義経が滅んだことからも、権力闘争を本質とする政治の世界では、高位高官に就くことは危険と隣り合わせだというのは歴史が教えている。萩生田氏は一歩間違えれば、義経よろしく出身派閥から恨まれる事態に陥るだろう。
「棚上げ人事」の思惑
なお、萩生田氏は内閣改造直前の記者会見で経産大臣続投に意欲を示し、自分は骨格ではなかったのかと拗ねてみせたが、実はこれは、政調会長をクビになる高市早苗氏への配慮と見られている。自分が猟官運動をして政調会長を射止めたわけではなく、あくまで岸田首相の意向だということをアピールして、高市氏の機嫌を損ねないようにした……。もし本当にそうだとすれば、「なかなかの政治家」である。岸田首相にとって、骨格と呼ぶにふさわしい人材といえる。
一方の高市氏だが、経済安全保障は岸田首相の目玉政策だ。その担当大臣に、女性登用かつタカ派勢力に配慮するかたちで高市氏を充て、閣内に取り込んだ。
これには岸田首相の「棚上げ人事」の思惑が透けて見える。というのも、政調会長時代の高市氏は、特に政府提出法案の党への説明で、「重箱の隅をつつくような文句を言う」(キャリア官僚)のが常態化していたからだ。
岸田首相が財政再建を重視し、消費税増税派なのに対して、亡くなった安倍元首相の薫陶を受けた高市氏は積極財政派で、消費税増税にはやや消極的。政策の食い違いがあるので、これ以上、政策全般を左右する党の役職に就けてはおけないが、タカ派の反発をおそれて野に放つこともできない。その意味で、経済安保大臣にうまく棚上げした格好だ。
8242
:
チバQ
:2022/08/15(月) 20:21:07
つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい
今回のつまらない内閣改造で、日本の政治にはダイナミズムが欠如していることが露呈した。
長期政権を築いた安倍元首相は、次々に問題提起をしては賛否両論の渦中で国政選挙を戦い、6度も圧勝してきた。有事法制しかり、アベノミクスしかり……。そこには安倍氏個人の理想があり、実現しようとする信念があった。世間の耳目を集めることで、良くも悪くもダイナミズムが生まれ、一般国民の政治への関心を呼んだ。
一方で、民主党から民進党、立憲民主党へと退化していった野党にはまったく魅力がなく、最大のダイナミズムを生むはずの政権交代も、2009年を機に「ろくなものではない」とのイメージが国民に植え付けられてしまった。
いきおい、政権を奪われる心配のない自民党は、政治のダイナミズムにこだわる必要などなくなり、安倍政権末期になると、桜を見る会やモリカケ問題が噴出し、政権の増長が明らかになった。そして今回の岸田の内閣改造では、ひたすら安全運転に終始して変化を生まないように努めることになった。
政治からダイナミズムが失われれば、国民の関心は薄れ、選挙での投票率は低迷する。国内の貧富の格差はますます広がっており、貧困が根にあるテロ事件も必ず増える。「貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」は論語の言葉だが、日本の富の分配は公正ではないと多くの国民が感づいている。つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい。政治に倦(う)んだ国民全体を徐々に蝕んで、テロの温床になってしまうのではないか……。
ウクライナで戦争が続き、中国が海洋進出を強め、円安や物価高で庶民生活は痛めつけられている。コロナ第7波は参院選が終わった途端に日本全体を襲っていて、選挙が終って政権が緩んでいるのではないかとも思いたくなる惨状だ。国会で安定した議席を得て、政権安泰だから運営は安全に……では今の国際環境も経済環境も乗り越えられない。
岸田首相の「聞く力」が、議論を避ける言い訳になっている現在の状況を危惧している。
武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。初監督作品にドキュメンタリー映画「完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙」。
デイリー新潮編集部
8243
:
チバQ
:2022/08/16(火) 12:57:07
https://mainichi.jp/articles/20220811/k00/00m/010/314000c?inb=ys
安倍派「防波堤」狙い萩生田政調会長に固執 首相の人事の舞台裏
深掘り 小田中大 源馬のぞみ 遠藤修平
政治
速報
政局
毎日新聞 2022/8/11 21:34(最終更新 8/12 01:27) 有料記事 2496文字
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
岸田文雄首相は10日、第2次岸田改造内閣を発足させ、自民党の役員体制も改めた。首相は人事で何にこだわったのか。舞台裏を検証する。
「どういう結果でも受けてほしい」
人事の3日前の7日午後、首相公邸。首相がひそかに招き入れたのは安倍派の萩生田光一経済産業相(当時)だった。「党政調会長をお願いしたい。経産相留任もあり得るが、信頼できる人に党にいてほしい」
首相は萩生田氏にこう告げた。防衛費の増額や原発再稼働など重要政策を挙げ、政調会長の重要性を説いた。
だが、萩生田氏は即答は避けた。経産相として経験はまだ1年足らず。ウクライナ情勢により急速にロシアとの関係が悪化する中、エネルギーの確保策など重い課題は積み上がったままだ。このタイミングの交代に頭を悩ませた。
翌8日午前の記者会見では揺れる思いを吐露した。次々に重要課題を列挙し「こんな大変なことを人が代わって大丈夫なのかという思いがある」と語った。それでも首相の腹は「萩生田政調会長」で固まっていた。その夜、萩生田氏に電話で「どういう結果でも政権を支えるために役職を受けてほしい」と通告した。
首相が今回の人事で最重視したのは、党の執行部体制の強化だ。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の「骨格」を維持し、総務会長に首相の「盟友」の遠藤利明氏を据え、選対委員長には「非主流派」の重鎮・森山裕氏を充てる重厚な布陣を敷いた。
中でも首相がこだわったのが政調会長人事だった。首相自身、第2次安倍政権で政調会長を務め、その重要性を熟知している。
首相は当初から党内最大派閥・安倍派に政調会長ポストを与えて政権基盤を固める戦略を描いていた。7月の銃撃事件で、最高実力者の安倍晋三元首相が急死し、動揺が続く同派は保守色の強…
8244
:
チバQ
:2022/08/16(火) 14:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/801d7658441d2e42139c1ac12978502ad4abdeca
西村経産相vs萩生田政調会長「安倍派後継争い」の醜悪バトル再び…靖国参拝でもアピール
8/16(火) 13:30配信
日刊ゲンダイDIGITAL
それぞれに、靖国神社を参拝する西村康稔経産相(左)と萩生田光一自民党政調会長(C)共同通信社
岸田内閣の改造人事により、安倍派の跡目をめぐるバトルが再び露骨になってきた。
■靖国参拝でアピール
安倍元首相の「遺志」を継ぐ後継は、安倍元首相を長らく支えた“岩盤保守層”の支持を得る必要がある。そこで、先に動いたのは西村経産相だ。15日の終戦の日を前に13日、ひと足早く靖国神社を参拝。岸田内閣発足後、閣僚の参拝は初めてだったこともあり、注目を集めた。
西村氏は玉串料を私費で納め、「衆院議員 西村康稔」と記帳。参拝後、記者団に「故安倍晋三元首相のことも思いながら、日本の平和と発展のために全力を尽くす決意をした」と述べた。13日を選んだ理由については「静かな環境の中でお参りしたいという思いだ」と語った。
一方、15日は萩生田政調会長も靖国を参拝。玉串料を私費で納め、「自民党政調会長」と「衆院議員」の肩書で記帳した。
保守系の政界関係者はこう話す。
「安倍派の中でしのぎを削っている2人ですから、どうしても比較してしまいますが、この時期の靖国参拝の王道は、やはり8月15日ですよ。記帳もしっかり大臣なりの役職を書かないと。その点では早めの参拝をした西村氏は、パフォーマンス臭を感じてしまいます。『静かな』と言うのなら、15日の早朝でもいいんじゃないですか」
西村氏は経産相だった昨年も8月13日に、一昨年は8月16日に参拝している。萩生田氏は文科相だった昨年と一昨年ともに8月15日の参拝だった。
■国葬後に本格的に号砲か
内閣改造人事において、岸田首相が萩生田氏を公邸に呼び、派閥内の事情を聴いたことから、「安倍派の後継争いで萩生田氏が先頭に立った」(安倍派関係者)という見方が出ているが、一方で岸田首相は、西村氏を再入閣させ、松野官房長官を留任させた。岸田首相にとって安倍派の跡目は、イコール次の総裁選に向けた自身のライバル。「萩生田氏を独り勝ちにさせないで、競わせる戦略」(岸田派関係者)とも。
安倍派はひとまず「集団指導体制」になってはいるが、「本格的な後継争いは、国葬後に号砲となるのでは」(前出の安倍派関係者)。それまでアピールや牽制の醜悪バトルが続きそうだ。
8245
:
チバQ
:2022/08/16(火) 17:25:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9564b8e5e8978a1d0f67d25b813c31d6d0ff85d5
安倍氏の遺志継承 「創生日本」が月内にも活動再開へ
8/16(火) 17:12配信
産経新聞
安倍晋三元首相(矢島康弘撮影)
参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の保守系議員連盟「創生日本」が、会長不在のまま活動を継続することが分かった。安倍氏の遺志を継承するため、生前の取り組みを学ぶ勉強会を月内にも始める。関係者が16日までに明らかにした。
議連は8日、幹部会合を開き、今後の運営方針について協議した。当面は後任の会長を置かず、安倍氏の「四十九日」後となる今月下旬にも活動を再開することを確認した。再開後初の勉強会では、安倍氏の葬儀で昭恵夫人があいさつの中で引用した幕末の志士、吉田松陰の「留魂録」を取り上げる。
議連は安倍氏の経済政策「アベノミクス」や憲法改正、外交・安全保障といったテーマごとに講師を招き、勉強会を行う方針だ。保守の旗振り役だった安倍氏が死亡したことによって自民の「岩盤支持層」といわれた保守層の離反が懸念される中、党内の保守系議員の糾合を目指す。
議連幹部は「本当は参院選後に安倍氏に講師役をしてもらう計画だった。安倍氏の考え方や政策を学び、今後の政治に生かしていきたい」と語った。
創生日本の前身は、第1次安倍内閣が退陣した平成19年に中川昭一元財務相が立ち上げた「真・保守政策研究会」で、21年の中川氏の死去に伴い安倍氏が会長に就任した。24年の総裁選では安倍氏の勝利を後押しした。第2次安倍内閣発足後はほぼ休眠状態にあったが、令和2年10月、首相を辞任した安倍氏を慰労する目的で東京都内のホテルで会合を開いていた。
議連には中曽根弘文元外相や衛藤晟一元少子化問題担当相、高市早苗経済安全保障担当相ら自民の国会議員約130人が所属している。(広池慶一)
8246
:
チバQ
:2022/08/16(火) 18:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ba4625439d264edc56a8b8626b112fcc6b98b9
萩生田光一政調会長、生稲晃子氏の選挙支援を統一教会に要請か 教会関係者は「萩生田さんは家族同然」
8/16(火) 11:31配信
デイリー新潮
「ビデオは回さないように」と指示
萩生田光一政調会長
第2次岸田改造内閣の発足により、政調会長に就任した萩生田光一氏。その萩生田氏が先の参院選で、生稲晃子氏への支援を要請するため、生稲氏を伴って教会の関連施設を訪問していたことが明らかになった。
【写真】「合同結婚披露宴」での安倍晋三元首相 昭恵夫人は当時25歳
***
萩生田氏は統一教会との関係について、これまで、意図したものではなかったと弁明している。ところが、統一教会の関係者は「実情は違う」と反論する。萩生田氏は2009年、自民党が下野するきっかけとなる衆院選で落選し、12年まで3年間、浪人生活を余儀なくされているが、
「ちょうどその間、月に1〜2回のペースで八王子市内の教会施設を訪ねてくれました。その施設は3階が講堂になっており、そこに数十人の信者を集めて演説をなさっていたのです」
そして、萩生田氏の演説の場では“ある特別なお触れ”が出されたそうだ。
「萩生田さんがみんなの前で演説する場合、教会長や青年部長ら幹部が“ビデオは回さないように”と信者たちに指示していました」
どうやら証拠を残さぬように、という意図らしい。
信者に取って萩生田氏は「家族同然」
さらに、
「今さら、統一教会との関係を一切なきものにしようだなんて、人間として薄情すぎやしませんか。以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれたりもしてたんです。萩生田さんが来ると、やっぱりその場がパッと盛り上がるし、みんなそうやって楽しく過ごした時間を覚えています。信者たちからすれば“家族”同然だと思っていたんですから」
地元八王子の政界関係者によると、毎年クリスマス・イブの前後に八王子市内の宴会場で、統一教会の関連団体である「世界平和女性連合」が主催するクリスマス会に、萩生田氏の秘書は必ず出席し、本人も夫人同伴で何度か顔を出していたという。
生稲氏の支援を統一教会に要請
萩生田氏と統一教会の関わりは、先の参院選にも影響を及ぼしていた。
東京選挙区で初当選を果たした元おニャン子クラブのメンバー・生稲晃子氏。彼女の擁立工作を主導した萩生田氏は選挙中、生稲氏を伴って八王子市内の統一教会関連施設を訪ね、支援を要請していたというのである。この件について、生稲氏の事務所に質すと、
「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました。その際に(演説の)現場にいらっしゃったご地元の萩生田先生に同行していただきました」
萩生田氏は生稲氏とともに施設に立ち寄ったことを認めた上で、自身と教会の関係については、
「選挙の際、当方から支援依頼をしたことはなく、選挙戦のお手伝いをしていただいた事実はありません。旧統一教会が主催する礼拝やバーベキューに参加した事実はございません」
と回答した。8月17日発売の「週刊新潮」では、統一教会ベッタリ内閣の全容について詳報する。
「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載
8247
:
チバQ
:2022/08/16(火) 19:03:20
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/717267/?rct=n_politics
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
08/13 10:52 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
12日の首相官邸。岸田文雄首相は物価高騰の影響を受ける企業経営者らから実情を聞き取った後、「15日に地域の実情に応じたきめ細かな支援や、エネルギーと食料品に集中して追加策を講じるよう指示する」と述べ、お盆期間中も休まず対策に取り組む姿勢をアピールした。
閣僚19人のうち14人を入れ替えた一方で、5人を再入閣させ、即戦力と安定感に重きを置いた第2次岸田改造内閣。首相は10日の記者会見で「政策断行内閣」と銘打った上で「約束してきた政策を実行に移す段階だ」と力を込めた。
首相が重点課題として挙げたのは、新型コロナウイルスの感染症法の位置づけ見直しや新しい資本主義による経済再生など5項目。その中で筆頭に挙げたのが防衛力の抜本的強化だ。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を含め「あらゆる選択肢を排除せず検討していく」と強調。麻生太郎内閣で防衛相を務めた国防族の浜田靖一氏を再登板させ、「わが国の安全保障、防衛政策を熟知している」と起用理由を説明した。
■専守防衛、逸脱懸念
ただ、相手領域内のミサイル発射基地などを破壊する敵基地攻撃能力は、防衛力行使を必要最小限にとどめる「専守防衛」を逸脱するとの懸念が根強い。「(能力を)保有すれば北朝鮮だけでなく中国も刺激してしまう。実際、難しい」。首相自身も就任前に周囲にこう漏らしており、議論は一筋縄ではいかない。
さらに曲折が予想されるのが、1票の格差是正のため次期衆院選から小選挙区定数を「10増10減」する区割り変更だ。首相は秋の臨時国会で公選法改正案を成立させたい考えだが、定数1減となる10県は自民の支持基盤が強く、二階俊博元幹事長(和歌山3区)をはじめベテラン議員が多い。
党内から不満の声が公然と上がる中、首相は党内調整を担う選対委員長に森山裕氏を起用。「識見と人徳と人望があるのは、あなたしかない」と口説き落としたものの、森山氏も10日の就任会見で「人口だけで定数を決めていいのか、大きな疑問がある」と語った。法改正を急いで党内調整をないがしろにすれば、不満がさらに高まり、政権基盤を揺るがしかねない。
区割り変更は首相の衆院解散戦略も左右する。1票の格差が2倍以上のまま解散に踏み切れば、違憲判決が出る可能性がある。その一方で、「区割り変更を行い、合憲の状態で国民の信を問うのは立派な大義になる」(関係者)として、法改正によって解散の環境が整うとの見方がある。
■党総裁再選へ布石
今回の内閣改造・党役員人事では、首相は党総裁再選に向けた布石も打った。総裁任期は2024年9月まで。昨年の総裁選で争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保担当相を入閣させた。河野氏周辺は「閣内に入ったら変なことはできないということだ」と話し、起用は両氏に対するけん制とみる。
茂木派の茂木敏充幹事長や安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相といった「ポスト岸田」候補と目される面々も軒並み党役員や閣僚で留任、起用した。特定の人物や派閥に偏らない差配に中堅は「岸田さんは巧みだ」と話す。
ただ、改造後の報道各社の世論調査で内閣支持率は下落か微増。改造効果は不発との見方もある。政治課題が山積し、繊細な党内力学を抱えた状態で、第2次岸田改造内閣が始動した。(吉田隆久、袖山香織)
8248
:
チバQ
:2022/08/16(火) 19:03:42
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716907/?kk
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
08/13 10:51 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
「まるで安倍政権だな」。岸田文雄首相(自民党総裁)の側近は内閣改造・党役員人事が固まった9日夜、自嘲気味に語った。参院選の遊説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相と関係が近い面々がそろったからだ。
■パイプ役に期待
伏線はあった。7日午後、萩生田光一経済産業相(当時)が首相公邸に入った。安倍氏の最側近で、最大派閥の安倍派でも「将来の総裁候補」と目される。派閥の窓口となる事務総長ら以外の一閣僚が、首相と人事の相談をするのは「極めて異例」(党関係者)だ。
萩生田氏は留任を希望していたが、首相は「とにかく引き続き支えてほしい」と要請し、党政調会長起用で押し切った。防衛力の抜本的強化や財政政策などの議論が本格化するのを前に、安倍氏を失い混沌(こんとん)とする党内保守派との「パイプ役」を期待した。
内閣改造でも安倍派事務総長の西村康稔氏を経済産業相、昨年の総裁選で安倍氏が全面支援した高市早苗氏を経済安保担当相に充て、安倍政権で厚生労働相を2度務めた加藤勝信氏も復帰させた。加藤氏は茂木派所属だが、義父の六月氏が安倍氏の父晋太郎氏の盟友として知られる。
「安倍さんへの配慮と思ってもらって構わない。国葬をスピード決定した時点で振り切れている」。首相の胸の内を周辺はそう解説する。強い影響力を誇った安倍氏の「遺志」を重視する姿勢を人事で示すことで、党内の結束を強め、政権運営をスムーズに進めたい思惑があるとみられる。
内閣改造・党役員人事は当初、9月上旬が有力視されていたが、首相は早期実施も狙っていた。秋の臨時国会への準備期間を十分確保するためだ。官邸と党国対でひそかに調整して「臨時国会閉会後の人事」を探り、5日夕に10日の組閣が報じられると、永田町は「不意打ちだ」と騒然となった。茂木敏充幹事長も10日の沖縄出張を取りやめた。
茂木氏を巡っては、党幹部職員が幹事長交代を念頭に、首相側に「大胆な人事を」と直談判していた。実務能力は高いが、高圧的な姿勢が目立つとされ、党職員の不興を買う。安倍氏の国葬に反対する声を「認識していない」と言い放つなど物議を醸すことも多い。政権与党の「骨格」として留任は早々に固まったが、調整力には疑問符も付く。
■閣僚5人に接点
改造内閣の始動直後から直面するのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題だ。留任となった山際大志郎経済再生担当相ら閣僚5人に接点があったことが既に判明している。
首相は10日の記者会見で新閣僚と党役員について「それぞれ関係を点検し、厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と説明。ただ、山際氏は同日夜、関連団体のイベント出席と会費支出を認めた上で「首相に説明はしていない」と明かした。政権として、教団との関わりの実態解明に向けた客観的調査を行う姿勢はない。
官邸は早期幕引きを図ろうと、全閣僚に10日の記者会見で教団との関係を説明するよう求めたが、河野太郎デジタル相と斉藤鉄夫国土交通相は会見を見送った。自民内で非主流派とされる河野氏については、来年の党総裁選を見据え「閣内での取り込みを図った」(党関係者)が、早くも反乱分子となった形だ。
首相が一気呵成(かせい)に仕上げた新体制はガラス細工のような危うさをはらむ。(竹中達哉、勝間田翔)
8249
:
チバQ
:2022/08/16(火) 19:04:13
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716905/?rct=n_politics
ニュース > 政治
PR
PR
英語の習得はYouTubeで十分!元CN... Creajoy
アイヌ施策担当相新設 道内「心強い」「格下げ」
08/12 05:00
10日に発足した第2次岸田改造内閣で新設されたアイヌ施策担当相について、道内のアイヌ民族からは政策推進が加速するとの期待の声が出た。一方、大臣は他の担当と兼務のため、どこまでアイヌ施策を実行できるかは未知数だと国の動きを注視する見方も出た。
「国が真剣に取り組むという姿勢の表れだと心強く感じた」。北海道アイヌ協会の大川勝理事長=日高管内新ひだか町=は担当相の新設をこう歓迎した。差別や貧困に苦しむ人は高齢者を中心に今も多いとし「この国に生まれて良かったと誰もが思える社会を創造してほしい」と話した。
担当相は岡田直樹沖縄北方担当相が兼務する。岡田氏は就任後の記者会見で、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の活性化などに意欲を示した。
日高管内平取町の萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(64)は「アイヌ施策はこれまで内閣官房長官が担っていた。担当相新設と言っても兼務では格下げに感じる。どこまでできるのか」と不安視する。2019年施行のアイヌ施策推進法は5年後の見直しが迫るなど、これからがアイヌ施策の重要な時期になると指摘し「付け焼き刃の知識では解決できない。地域の声を丁寧に聞きながら対応してほしい」と注文した。(田鍋里奈)
8250
:
チバQ
:2022/08/18(木) 07:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeca8ef85c85a4e8df27a80870301f139d93ca33
安倍派・塩谷立会長代理 安倍元首相亡き後をまとめた手腕に注目 派閥の「流動化」防げるか
8/17(水) 17:00配信
17
コメント17件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
夕刊フジ
塩谷立会長代理
【政界マル秘紳士録】
安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、岸田文雄首相が初めて実施した内閣改造・党役員人事で、安倍派は「ほぼ満額回答を得た」とみられている。
【表でみる】第2次岸田改造内閣の支持率
党四役に、萩生田光一政調会長が就任したほか、内閣では、松野博一官房長官(留任)、西村康稔経産相、西村明宏環境相、岡田直樹(参院枠)地方創生相の4人が入閣した。高木毅国会対策委員長も再任された。
今回、安倍派を代表して岸田首相と交渉したのが塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理である。
塩谷氏は、1950年、静岡県生まれ。米アンバサダーカレッジと慶應大学法学部を卒業。父、塩谷一夫氏の後を受け、90年の衆院選で初当選した。当選10回。一夫氏は三木派を経て安倍派に加入した。その関係で、塩谷氏も初当選時から安倍派に所属した。
地味な存在だが、文科相や総務会長、選対委員長など、要職を着実にこなしてきた。安倍派最古参議員の1人である。二世議員だが、2回の落選を経験した苦労人で、政治家には珍しく感情を表に出すことがない穏やかな性格として知られる。
リーダー不在となった派閥は、流動化して分裂していくのが常だが、集団指導体制で結束していくことになったのも、塩谷氏の人柄に負うところが大きかったのではないか。
とはいえ、安倍派の内部は複雑だ。
「次期リーダー」として、萩生田氏や西村康稔氏が有力視されているが、現時点においては、実績、人望ともに力不足の観は否めない。今回の要職起用で、2人がどのように成長していくかが焦点となる。
将来的には、派閥の創設者、福田赳夫元首相の孫、福田達夫前総務会長が浮上する可能性が高い。岸田政権の発足にあたり、3回生にもかかわらず総務会長に抜擢(ばってき)された。
福田氏は、総務会長が終われば「ただの4回生」と語っているが、「周辺が福田氏を放っておかない」というのが党内の見方である。ただ、これも一定の時間が必要で、直ちに後継会長とはいかないだろう。
塩谷氏を中心とした集団指導体制は当面、安倍氏の「国葬(国葬儀)」までとなっているが、今回の人事で成果を上げたことで、今後しばらく、この体制が続くことになるのではないか。
岸田首相も政局の不安定要因となる「安倍派の流動化」は望んでいない。塩谷氏を中心にまとまっていってくれるなら、それを支援するにやぶさかではないだろう。
塩谷氏が大派閥をどのようにまとめていくか。その手腕が注目される。
8251
:
チバQ
:2022/08/18(木) 10:52:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/53c1be2867bc615e6072dd30daae3cd670e448f3
河野太郎氏「デジタル担当相」入閣は“反岸田”封じ…本人は「次の首相」狙いでヤル気満々
8/18(木) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
「ブロック太郎」と揶揄される河野太郎デジタル担当相(C)日刊ゲンダイ
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】
河野太郎デジタル担当相
(神奈川・衆院9回・59歳)
◇ ◇ ◇
昨年10月の岸田内閣の最初の人事では、ワクチン担当の行革相から自民党の広報本部長に“降格”させられたが、今回はデジタル担当相として入閣。この人事には岸田首相の計算が働いたという。
「昨秋の総裁選で勝利して以降、岸田さんが最も警戒しているのが、何かと目立つ河野さんです。総裁選で河野支援に回った菅前首相らと連携し『反岸田』の動きを起こされることを恐れている。閣内に取り込むことで、河野さんの動きを抑え込む狙いがあったようです」(自民党関係者)
ところが、岸田首相の思惑通りにはいかない可能性がある。
「河野さんは岸田さんの狙いを百も承知。次の総裁選出馬を視野に、閣僚としてガンガン仕事をし存在感をアピールするつもりだそう。ヤル気満々になっています」(同)
実際、就任会見では兼務する消費者問題担当相として、岸田首相が解明に後ろ向きな統一教会関連で、「霊感商法」の対策検討会の立ち上げを表明した。
■セレブの3世議員
1963年、神奈川県生まれ。米ジョージタウン大卒業後、86年に富士ゼロックスに入社。日本端子へ移った後、96年に初当選。祖父は河野一郎元副総理、父親は洋平元衆院議長という3世議員。閣僚の資産公開では、総資産が1億円以上で「超」がつくセレブだ。
■ブロック太郎
冗談を交えた投稿が話題となり、ツイッターのフォロワーは250万人を誇る。「発信力バツグン」(霞が関関係者)との評もある。ところが、好意的な投稿には答える一方、気に入らない投稿者に対しブロック機能を多用することから「ブロック太郎」と揶揄されている。
■岸田首相のワクチン行政を批判
岸田政権下でワクチンの3回目接種が遅々として進まないことに批判が集中していた今年2月、河野氏はワクチン担当相を務めた経験をもとにツイッターで、〈私の時と比べてワクチンチームの人数が激減〉〈都道府県とのリエゾン(橋渡し)チームが解散させられた〉とチクリ。〈それじゃ私だって仕事できないよ〉とつぶやいていた。
■周囲を混乱に陥れる可能性
デジタル庁は「行政のデジタル化」を目的として昨年9月に設置されたが、「ほとんど何も進んでいない」(永田町関係者)のが実態だ。河野氏はヤル気満々だそうだが、果たしてデジタル化を推進できるのか。
「改革志向の強い河野さんは、何もせず大臣の椅子にふんぞり返るようなことはしないでしょう。防衛相時代には陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の配備計画を突然停止したほど。今回も何かしらアクションを起こすのは間違いない。ただ、デジタル化を進められるか、周囲を混乱に陥れるだけに終わるかは未知数です」(前出の自民党関係者)
空回りしなければいいが。
8252
:
チバQ
:2022/08/18(木) 10:55:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/17bb2062b4a84dbf77f30124e84a8086a58325e4
高市早苗経済安保担当相 入閣は「辛い」と謎のボヤキ…党きってのタカ派は最大の後ろ盾失う
8/17(水) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】
高市早苗 経済安保担当相
(奈良・衆院9回)
◇ ◇ ◇
無任所大臣の軽量級ポストが気に食わないのか。就任早々の14日に自身のツイッターでこう呟き、波紋を広げた。
<組閣前夜に岸田総理から入閣要請のお電話を頂いた時には、優秀な小林鷹之大臣の留任をお願いするとともに、21年前の掲載誌についても報告をいたしました。翌日は入閣の変更が無かったことに戸惑い、今も辛い気持ちで一杯です>
「21年前の掲載誌」とは旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)系の月刊誌「ビューポイント」のこと。2001年に政治評論家らと登場していた。
■ナンバー2
閣議前に集まる応接室の席次は、岸田首相の左隣に厚遇された。総理大臣臨時代理順位第2位の「内閣ナンバー2」が座る位置だ。ナンバー3の右隣には林外相が座る。
■4度目の入閣
1961年、奈良市生まれ。神戸大経営学部卒。松下政経塾を経て、93年に無所属で初当選。96年に自民党入りし、06年の安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。その後、総務相2回、政調会長2回など歴任。
昨年の総裁選に出馬。安倍元首相の全面バックアップで岩盤保守層から熱烈な支持を集めたが、得票数は4候補のうち3位で決選投票に進めなかった。直後の党役員人事で2度目の政調会長に就任するも、茂木幹事長と折り合いが悪く、政策について「連絡がない」などとたびたび不満をブチまけていた。
■お茶会事件
関係修復のため、今年3月に茂木幹事長が党四役による「お茶会」を企画したが、高市氏は「アフタヌーン・ティーのようなお紅茶やケーキが出てくるのかなと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」と会見でダメ出し。翌月のお茶会では、高市氏が好きな「イチゴが入った白いケーキ」を茂木幹事長が都内の有名店から手配。猫舌の高市氏のためにアイスコーヒーまで用意した。
■再婚
自民党の山本拓元衆院議員と04年に結婚したが、「政治スタンスの違い」から17年に離婚。ところが昨年、元サヤで再婚していたことが分かった。今回は山本氏が高市姓になったという。夫の山本氏は、昨年の総裁選で高市氏を支持。その後の10月に行われた総選挙で落選。
自民党きってのタカ派で、今年も8月15日の「終戦の日」に靖国神社を参拝。もし自民党総裁や内閣総理大臣に就任しても参拝を続けると表明しているが、「最大の後ろ盾であった安倍元総理を失い、無派閥で仲間も少ない高市さんは総裁選に出ることも難しくなった」(自民党議員)。
8253
:
チバQ
:2022/08/18(木) 10:56:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2883d1e08537c4ebbc90813dfcd52f31ffdc85
萩生田光一政調会長は保守派の「抑え役」を期待されるも…世論「評価せず」厳しい目
8/16(火) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#1
萩生田光一政調会長
(東京・衆院6回)
◇ ◇ ◇
経済産業相から党4役への横滑りの可能性が報じられた際、「俺は骨格じゃなかったのか」と大臣交代に異議を唱えるような発言をし、物議を醸した。高すぎる自己評価に呆れる声もあったが、「官房副長官、文科相、経産相と連続して要職に就いてきた。派閥(安倍派)のやっかみをかわすためのポーズだったのではないか」(官邸関係者)。
亡くなった安倍元首相の最側近だった。政調会長は党の政策責任者。積極財政から緊縮財政への転換を図ろうとしている岸田首相が、党内保守派の「抑え役」を期待して起用したとされる。
だが、国民の視線は厳しい。加計学園問題で疑惑の中心人物のひとりとして登場し、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とは“濃厚接触”が明らかになっている。改造後の読売新聞の世論調査では、政調会長起用を「評価する」(32%)より「評価しない」(40%)の方が多かった。
■叩き上げ
サラリーマン家庭に生まれ、八王子市議を3期務めた後、都議1期。2003年衆院選で国政に転じ、初当選。市議時代に拉致問題を通じて安倍氏との知己を得た。国政に引っ張ったのも安倍氏だという。
家族は妻、長男、長女。好物はラーメン。
■停学処分
早稲田実業高校時代、朝鮮高校の生徒と喧嘩して停学処分を受け、早大への進学はかなわなかった。1浪して明治大に入学。
政調会長就任により、衆目の一致する後継者のいない安倍派の跡目争いで、頭一つ抜け出たとの見方も。岸田首相は今回の人事で、安倍派の窓口として、塩谷会長代理だけでなく、萩生田氏からも意見を聞いた。派閥の大ボス・森喜朗元首相も萩生田氏をかわいがり、バックアップしている。
「萩生田氏は『爺殺し』タイプ。官房副長官の時は、菅長官にもスリ寄っていた。一方、若手を飲ませ食わせで面倒を見ながら、脅しすかしで仕切る。人望があるかというと微妙」(自民党中堅議員)
■圧力文書
脅しすかしはメディアに対しても、だ。安倍政権下で党の総裁特別補佐だった14年衆院選時、在京テレビ各局の与党キャップを呼び出し、「報道の公平中立ならびに公正の確保」を求める文書を突きつけた張本人である。
8254
:
チバQ
:2022/08/18(木) 11:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ca24742cb5305a8afde6ebf6f05c4932bcda6a
「反共」てこ、岸元首相と気脈 孫の安倍氏が関係継承 旧統一教会と自民の半世紀
8/18(木) 7:06配信
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係は半世紀に及ぶ。
教団は1968年に設立した反共産主義の政治組織「国際勝共連合」をてこに、党内きっての反共親米派だった岸信介元首相と気脈を通じ、つながりを深めた。両者の関係は岸氏の孫、安倍晋三元首相に受け継がれたとみられる。
◇「偉大な指導者」
教団系の「光言社」が出版した「日本統一運動史」によると、教団は54年に文鮮明氏によって韓国で創設された。59年ごろから日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。日本法人の初代会長は立正佼成会出身の久保木修己氏。67年には大学生らへの勧誘が「親泣かせ原理運動」などと報じられた。
勝共連合設立時には、「右翼のドン」とも言われた当時の笹川良一日本船舶振興会会長が名誉会長に就任。70年前後から笹川氏と親交が深かった岸氏や党幹部が教団本部を訪問したり、関連団体の会合に出席したりした。
教団は64年、本部を東京都渋谷区南平台町に移転。岸内閣時代には首相公邸として使用された場所で、隣には岸氏の自宅があったという。岸氏は再移転後の73年に教団本部を訪れた際、笹川氏から「統一教会に共鳴して運動の強化を念願」していると伝えられたことを紹介。「久保木君の情熱のこもった話は非常に頼もしい」などと語った。
74年の文氏訪日に伴う夕食会では、岸氏の後見を受けていた福田赳夫蔵相(後の首相)が「アジアに偉大な指導者現る。その名は文鮮明」と称賛。久保木氏は著書で「岸先生に懇意にしていただき、勝共運動を飛躍させる大きなきっかけになった」と述懐している。
80年代後半以降は、運動史に自民党議員に関する記述はほぼ見当たらない。霊感商法が社会問題化し、92年には日本の有名歌手も参加した合同結婚式が盛んに報じられたことなどが影響した可能性がある。
◇安倍氏の力の源泉
ただ、教団と自民党の関係は続いていた。「昭和から平成にかけて選挙事務所には勝共連合を名乗る人が大勢いた」。当時を知る党職員はこう語る。全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士は7月の記者会見で、「3桁の信者が野党を含む国会議員秘書になっていた。二十何年か前に調べたときは自民党が多かった」と明かした。
安倍氏の地元、山口県の政界関係者によると、教団とのつながりは岸氏から女婿の安倍晋太郎元外相、晋太郎氏から次男の晋三氏に受け継がれた。弁護士連絡会は晋三氏が小泉内閣の官房長官だった2006年と、首相退陣後の21年、関連団体の会合に祝電やビデオメッセージを送ったとして抗議している。
前出の関係者は「晋三氏が教団の票を差配していた。力の源泉の一つだったのは間違いない」と指摘。今回の参院選では、第1次安倍政権で首相秘書官を務めた井上義行氏の支援に回したとみる。井上氏は当選後、自身が教団の「賛同会員」だと認めている。
自民党の茂木敏充幹事長は2日の会見で、教団との組織同士の関係に関し「これまで一切持っていない」と否定。党としての内部調査には消極的だ。だが、党関係者からは「かつて党本部には勝共連合から送り込まれた職員がいた」との証言も出ている。
岸田文雄首相は世論の反発を受けて内閣改造・党役員人事を急いだが、閣僚、副大臣、政務官から新たな接点が次々に判明した。立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は17日、コメントを発表。「もはや一部の閉会中審査で済むものではない」として、次期臨時国会の早期召集と徹底審議を求める考えを示した。問題の収束は見えないままだ。
8255
:
チバQ
:2022/08/18(木) 16:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b159fcd3f5fbd29513f32fe0be746a3a6c9d3b6
山際経済再生相やっぱり旧統一教会とズブズブ!はるばる“ネパール詣で”の過去
8/18(木) 14:10配信
“後出しジャンケン”じゃ済まされない。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりをゴマカし、留任した山際経済再生相はやっぱり教団とズブズブのようだ。旧統一教会の関連団体が主催するイベントに出席するため、5000キロ以上も離れたネパールまで飛んでいたことが判明。道理で歯切れが悪いわけだ。この男はトコトン信用できない。岸田首相は頬かむりを続けるのか。
【リスト】岸田新内閣には神政連関連18人、日本会議関連11人…“差別容認集団”と蜜月関係の閣僚ズラリ
◇ ◇ ◇
岸田首相が内閣改造を表明したのは6日。旧統一教会をめぐっては「新たに指名する閣僚だけでなく現閣僚、副大臣なども含め、関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにし、適正な形に見直すことを指示したい」と言っていた。
結果、教団との関係を認めた7人が交代したが、山際氏の往生際の悪さは群を抜いていた。2日の会見では「お答えは差し控えたい」、8日も「きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたい」と言葉を濁し、ゼロ回答。口を割ったのは、留任が確定した10日だった。
「私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」と前置きし、こう説明した。
「事務所で調べましたところ、2018年10月のアフリカビジョンセミナーへの出席、13年に関連団体への会費支出について確認がされた。確認ができたのはこの2つです」
くだんのアフリカビジョンセミナーは、旧統一教会の関連団体「UPF」(天宙平和連合)から派生した「平和大使協議会」が横浜市で主催したイベント。
山際氏は「私は長くアフリカ関連の政治的な仕事というものを務め、19年にTICAD(アフリカ開発会議)がありました。アフリカ関連のイベントが各地で行われていた時期だと思うんです」「アフリカに深く関連してきた身として、そのことで出席を決断したんだと思います」などと、ぐだぐだ釈明。国際会議の延長線上と強調したわけだが、はるばるネパールまで出向いたのはどういう了見だったのか。
■国際指導者会議でスピーチ
旧統一教会の関連媒体ワシントン・タイムズが編集した「ILC2016」(16年11月30日発行)には、山際氏のスピーチがこう紹介されている。
〈見ず知らずの者同士が一堂に会し、それぞれの国や世界が抱える多くの課題に挑戦することは素晴らしいことです──。7月28日から31日までネパールのカトマンズで開催された国際指導者会議にて、日本の国会議員山際大志郎氏〉
UPFが16年に主催した「ILC国際指導者会議」に出席していたというのだ。この会議にはタイの国会議員も参加していて、タイ議会にプログラムを提出。それには「未来の世代のためにより良い世界を」と題したセッションのスピーカーとして、「日本の衆議院議員 山際大志郎氏」と記載があった。
一体どういうことなのか。非同盟中立を外交方針とし、世界最貧国に数えられるネパールで国際会議が開かれることはまずない。山際事務所に質問状を送付し、事実関係や経緯の説明などを求めたところ、「現在確認中です」との回答だった。いい加減、洗いざらい白状し、首も洗って待っていたらどうか。仮病を使うにはまだ若い。
8256
:
チバQ
:2022/08/19(金) 09:00:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/32c3656c8fbc9586df1ba26ddb8f1fbc8b6e596d
岸田内閣改造の陰で動いた森喜朗元首相 安倍派の分裂防ぎ、人事を差配
8/19(金) 7:15配信
国民の批判をかわすために内閣改造するのは政治の常套手段だが、これほど見事に“疑惑隠し”に失敗したのは珍しい。
「新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含めて当該団体(旧統一教会。世界平和統一家庭連合)との関係をまずしっかりとそれぞれ点検してもらい、その結果を明らかにしてもらう」
岸田首相はそう語って旧統一教会関係大臣を排除する方針で内閣改造に臨み、同教団との関係を認めていた閣僚7人を交代させ、教団ととくに関係が深いとされる安倍派からは故安倍晋三・元首相の実弟である岸信夫・前防衛相、安倍側近だった萩生田光一・前経産相、末松信介・前文科相の主要閣僚を閣外に出した。
ところが、フタをあけると新内閣にも8人の大臣が旧統一教会と関係があることが判明。改造前と同じ4人が起用された安倍派の大臣では、新入閣の岡田直樹・地方創生相、西村明宏・環境相の2人が教団との接点を認めた。
そればかりではない。岸田首相は、参院選前の6月に安倍派の新人候補だった生稲晃子氏とともに旧統一教会関連施設を訪問するなど教団との深い結びつきが指摘されている萩生田氏を自民党3役の政調会長に昇格させ、「選挙の際もお手伝いをいただいている」と教団との関係を認めた岸氏も国家安全保障担当の総理補佐官として官邸入りさせた。
なぜ、排除できなかったのか。内閣改造の背後で動いたのは安倍派元会長の森喜朗・元首相だった。
改造前の8月3日、岸田首相は都内のホテル内の日本料理店で森氏、その盟友で“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元官房長官と会食した。いずれも政界を引退しているが、いまなお自民党内に隠然たる力を持つことで知られる。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。
「安倍元総理の死去の直後から萩生田、西村康稔の両氏と元安倍派の高市早苗氏が後継者に意欲を示して収拾がつかず、安倍派は分裂含みの様相を見せていました。そこに元会長の森さんが間に割って入り、どうにか派内は結束を保った。森さんがいなければ今頃、安倍派は崩壊していたかもしれません。
先の組閣人事で岸田総理はそんな森さんの意向を無視できず、萩生田氏を政調会長に起用し、ライバルの西村氏をその後釜の経産相に就けてバランスをとった。加えて政調会長でありながら岸田総理と対立してきた高市氏を入閣させたのも森さんの意向に沿ったものと言われています。つまり、森さんが健在であり、派閥をまとめている間は最大派閥の安倍派は依然として力を保ち、岸田総理も言うことを聞かざるを得ない」
岸田首相が“旧統一教会排除内閣”をつくるには同教団と最も結びつきが深い安倍派を政権中枢から遠ざける必要があったが、最大派閥の軛を断つことができなかったのだ。ちなみに、旧統一教会との接点を認めた前述の安倍派の新任大臣、岡田地方創生相は森氏の義甥(姪の婿)にあたる。
森氏は改造人事について地元紙のインタビューに「私がお願いしたことはその通りになった」と語り、ご満悦な様子だ。
折しも、その森氏が会長を務めた東京五輪組織委員会を舞台に汚職事件が発覚、東京地検特捜部が組織委員会(清算法人)に強制捜査に入り、元理事を逮捕した。「五輪汚職」捜査は政界に波及するという見方もある。
自民党と旧統一教会問題とのつながりが安倍政治の残した“遺産”なら、東京五輪も安倍政権が招致し、森氏や橋本聖子氏という安倍派人脈が歴代の組織委員会会長を務めた同派肝煎りの国家プロジェクトだ。岸田政権は内閣改造後も安倍派の“負の遺産”によって支持率が急落し、窮地に立たされつつある。
※週刊ポスト2022年9月2日号
8257
:
チバQ
:2022/08/19(金) 10:01:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5041cf77a701dfd2115da31feeb038c84dcbcb46
福田達夫氏、自民の筆頭副幹事長に起用へ…幹事長代理ポストは1人増
8/19(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
福田達夫・前総務会長
自民党は18日、筆頭副幹事長に福田達夫・前総務会長を起用する方針を固めた。
幹事長代理ポストは1人増やし、茂木派の若宮健嗣・前万博相、麻生派の井上信治・元消費者相、岸田派の上川陽子・元法相の計3人を充てる方向だ。党幹部が明らかにした。
8258
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c577d2e47096d94faf917594226b9216ca6f6057
ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀
8/21(日) 15:00配信
デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。
***
8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。
萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。
「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)
萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。
また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。
09年の落選が“依存”の契機
「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同)
萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。
地元政界関係者の話。
「もともと二世でも家柄が良いわけでもない萩生田さんは、お金も強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」
不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。
学会からソッポを向かれる悲哀
八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。
学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。
しかし、前出の地元関係者はこう話す。
「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」
創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。
「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」
萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。
デイリー新潮編集部
8259
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/23980570c66f5b1f1f70cd37c9441946d1fc44d3
森山裕・自民党選対委員長 非主流派を取り込んだ「挙党体制」を象徴する起用 「10増10減」の衆院区割改定を担う
8/20(土) 17:00配信
19
コメント19件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
夕刊フジ
【政界マル秘紳士録】
10日に実施された内閣改造・自民党役員人事で、森山裕(ひろし)元国会対策委員長は、党4役である選挙対策委員長に起用された。
森山氏は、岸田文雄首相と距離があるといわれる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長と近く、昨年の総裁選では菅氏とともに河野太郎氏を支援した。いわば非主流派を取り込んだかたちで、岸田首相が目指した「挙党体制」を象徴する人事だ。
森山氏は、衆院鹿児島4区選出の当選7回。昨年10月の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長から派閥を引き継ぎ、森山派会長となった。
鹿児島市議会議長などを経て、1998年の参院選で初当選した。山中貞則元税制調査会長の逝去に伴う2004年の衆院補選で、後継候補として白羽の矢が立ち、衆院議員に転身した。
農水相や衆院農水委員長などを歴任し、農政通として知られる。また、安倍晋三政権の17年から、菅政権までの4年あまり、国会対策委員長として与野党調整に汗をかき、歴代最長の在任記録を塗り替えた。
岸田政権発足後は、総務会長に抜擢(ばってき)された若い福田達夫氏を総務会長代行として支えた。
調整能力に定評があり、党内外に幅広い人脈を持つ。党4役入りは今回が初めてとなる。
選対委員長の最大職務は、解散・総選挙に向けた公認調整だ。そして、その前に横たわるのが、いわゆる「10増10減」の衆院の区割改定だ。衆院選挙区画定審議会(会長・川人貞史帝京大教授)の勧告を受け、政府は秋の臨時国会にも関係法案を提出したい考えだ。
しかし、選挙区の変更は議員には死活問題で、すんなり党内調整が進むとは思えない。しかも、今回の改定では過去最多の25都道府県、140選挙区の区割りを見直す。法案成立には、自民党だけでなく公明党や野党も含めて合意を得なければならない。
区割り改定法案の成否は、岸田首相の解散戦略に直結する。同法案が成立しなければ、解散権が事実上、縛られているに等しいからだ。
岸田首相は、森山氏に対し、「識見と人徳と人望のある森山先生、あなたしかいませんから」と頭を下げたといわれる。
森山氏もそのことは十分、心得ている。
就任の記者会見で「衆院は常在戦場であると教えられてきた。ということは選挙制度そのものがしっかりしているということが大事な課題だ」との認識を示し、「大変デリケートで難しい課題だが、総裁、幹事長のご指導を頂きながら、結論を出すべく努力をしたい」と抱負を述べた。
政権の命運を任された森山氏が、どのような手腕を発揮するのか、注目である。 (政治評論家・伊藤達美)
8260
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c25cb9637d5bfcf45a73021bfec7b00626a9914
浜田靖一氏「防衛相」再登板はヤキモキする自民タカ派への牽制か、調整か?
8/21(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
丸く収める手腕に期待か(C)共同通信社
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#6
浜田靖一防衛相(千葉・当選10回/66歳)
◇ ◇ ◇
米国と一緒に戦争ができる国を目指して防衛費倍増論を主導し、核共有までブチ上げた安倍元首相が凶弾に倒れ、タカ派の連中はいろんな意味でヤキモキしている。そんな中での再登板だ。
13年ぶりに防衛省へ戻った浜田氏は自民党国防族の主要メンバー。年末までに改定される安保関連3文書での書きぶりが注目される防衛費のGDP比2%以上への引き上げについては、「慎重派」と解説される。就任会見では「必要な事業をしっかり積み上げる」とし、金額ありきの議論と距離を置いた。次官時代に増額論を主導した大臣政策参与の島田和久氏を事実上更迭。省顧問としてのみ留任させるなど、バッサリやった。政権安定ありきの岸田首相は保守層に媚を売ってきたが、一応ハト派の宏池会領袖。路線修正が疑われているものの、浜田氏は「調整派」を自任しているという。
■ハマコーの息子
1955年、千葉県富津市生まれ。93年の衆院選で初当選以来、負けなしの大ベテランだが、「浜田靖一」よりも「ハマコーの息子」の方が通りがいい。「国会の暴れん坊」と呼ばれた故・浜田幸一元衆院議員の長男で、親父の地盤を引き継いだ。地元名門の県立木更津高を卒業後、米ヒルズデールカレッジに留学。帰国して専修大経営学部経営学科を卒業後、親父の盟友でもある「ミッチー」こと故・渡辺美智雄元農相の事務所入り。渡辺氏の蔵相就任に伴って大臣秘書官を務めた。その後、親父の秘書に転身。
防衛費増額をめぐっては、岸田首相と早大時代から飲み友達の岩屋元防衛相がメディアに出まくって牽制。「数値目標が先で、そこに向かって買い足していくような雑なやり方をしてはいけない」と予防線を張っていた。
「安倍元首相の実弟の岸大臣を交代させ、後釜に岩屋さんを据えるのは露骨すぎる。温厚な性格で知られ、長らく無派閥の浜田大臣は据わりがいい。改造内閣で再任された大臣に通底するのは、党に対しても役所に対しても丸く収めるのがうまい人ばかり」(与党関係者)
世論が猛反発した安保法制をめぐる国会審議で、衆院平和安全法制特別委員長だった浜田氏は野党が欠席する中、1時間半も時計を「空回し」。安倍官邸の意向に沿った仕事ぶりだった。
■石破茂元幹事長とのカンケイ
国防族の先輩である石破茂元幹事長の元側近。安保法制の強行採決でフラフラ、人事でグラついた石破氏に愛想を尽かし、2015年の石破派立ち上げには参加しなかった。とはいえ、「人間関係は悪くない」(中堅議員)。
■野田聖子のボディーガード
昨年の総裁選では、当選同期の野田前少子化担当相を陣営幹部として支えた。若手時代は「聖子のボディーガード」と称された。岸田首相、安倍元首相、高市経済安保担当相も同期。林外相とは国会議員バンド「ギインズ」の仲間。酒は全く飲めない。家族は妻、長男、長女の4人。
旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりが露見していない数少ない自民議員の一人だ。
8261
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/661b3e16683419898f282bf2624a452608a4333a
自民党傍流派閥だった安倍派 支持基盤少ない中で旧統一教会の集票力に頼った
8/20(土) 7:15配信
NEWSポストセブン
安倍氏の父、晋太郎氏は竹下氏に敗れた(時事通信フォト)
自民党が旧統一教会汚染の問題をいくらクリーンにしようとしても、最大派閥の安倍派を排除しない限り、それは難しい。今回の内閣改造で、岸田文雄・首相には全くその力などないことがはっきりした。自民党はこのまま、安倍派とともに沈むのか──。
安倍派の正式名称は「清和政策研究会」(略称・清和会)。安倍晋三氏の祖父、岸信介・元首相が率いた岸派を源流として福田赳夫・元首相が創設し、安倍氏の父・晋太郎氏へと受け継がれた名門派閥だ。
だが、自民党の派閥の歴史では、池田勇人氏が創設した宏池会(岸田派)や田中角栄氏の流れを汲む旧経世会(茂木派、平成研)が「保守本流」と呼ばれるのに対し、清和会(安倍派)は長い間、傍流の派閥とされてきた。
自民党と旧統一教会の関係は、傍流派閥だった清和会が、党内で力をつけるために結びつきを強めてきた経緯がある。安倍家と旧統一教会の接点は岸信介氏から始まるが、派閥としての関係に広げたのは自民党幹事長や外相を務めた安倍晋太郎氏だった。
安倍氏の生い立ちと安倍家の政治的系譜を描いた『安倍晋三 沈黙の仮面』の著者で政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。
「晋太郎さんはポスト中曽根の総裁選で当時の最大派閥・経世会を率いていたライバルの竹下登氏に敗れた。それからは『(総理になるには)やはり数だ』と口癖のように語り、派閥拡大のために新人発掘と選挙応援に力を入れた。しかし、当時は自民党の主要な支持基盤である建設業界票や郵政票、農業票は経世会がガッチリ握り、財界の名門企業は伝統的に宏池会(当時は宮沢派)支持だったから、傍流の清和会は支持基盤が少なかった。
そうしたなかで子分を増やすためには無理な票集めが必要になり、岸さん以来の関係があった旧統一教会の政治団体、国際勝共連合の集票力を大いに頼みにしなければならなかった。その支援もあって、晋太郎さんは1990年の総選挙で派閥の新人を20人以上当選させて勢力を増やしたが、翌年、志半ばで病で亡くなった」
この1990年総選挙で初当選したのが晋太郎氏の元秘書で、安倍晋三氏の大学の先輩でもある古屋圭司・元拉致担当相だ。古屋氏はかつて旧統一教会との関係について、〈故・安倍晋太郎氏の紹介で、セミナー、集会に参加。初選挙時、雑用係5人を受け入れた〉(『週刊現代』1999年2月27日号)と説明している。
改めて古屋氏に聞いた。
「選挙のお手伝いは記憶していますが、セミナー、集会の方の記憶はない。しかし、当時取材に答えているということは、記憶がないとはいえ、事実でしょう。その後は協力などを受けてはいません」(事務所回答)
元建設官僚で自民党参院幹事長を務めた脇雅史・元参院議員が旧統一教会に頼る「議員心理」をこう語る。
「岸さん以来の清和会の主要メンバーが統一教会と親密だったのだから、清和会の議員の面々が関係を結んでいくのは自然でしょう。親分から、統一教会関連の集会に『顔を出しておけ』と言われたら、子分が行かないわけにはいかない。とくに比例代表の候補は、『この団体の票をつけてやる』と言われることは多い。
私は建設業界の支援を受けていたから、『その票はいりません』と断わることができたが、いろんな分野の票をもらっている人は、統一教会の票を回すと言われたら『お願いします』となる」
岸氏から始まった旧統一教会と安倍・岸家の絆は、晋太郎氏の代に派閥との組織的協力関係に発展した。
清和会は晋太郎氏の死後、2000年の森喜朗内閣誕生で福田赳夫内閣以来25年ぶりに政権を奪回。そして森首相の退陣後に登場した異色の総理、小泉純一郎・首相の時代に旧竹下派を追い落として最大派閥の座を奪った。
※週刊ポスト2022年9月2日号
8262
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:21:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/de294f3cb7498dd07324de92c6a4a9e16d410033
西村康稔経産相は安倍派の後継候補でも…露骨な自己アピールとパワハラ体質で良いところなし
8/20(土) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】
西村康稔経産相
(兵庫・当選7回)
◇ ◇ ◇ 昨年10月に経済再生担当相を退任して以来の再入閣。自民党の最大派閥・安倍派内で、萩生田政調会長と「跡目争い」を繰り広げている。
「エネルギーやインバウンドなど、経産省主導の政策をめぐって党政調会長の萩生田さんとバチバチやるのかどうか。西村さんは長い物に巻かれるタイプですし、元経産官僚なので、岸田首相にしてみれば使いやすい。政調会長に抜擢された萩生田さんが、自分だけ取り立てられては安倍派内からバッシングを浴びるため、あえて後任に西村さんを据えるよう岸田さんに直訴したともいわれています」(官邸関係者)
■世界各国美人図鑑
昨年5月末、西村が公式サイトで「とっておきの1枚」と題して投稿していた写真がSNS上で大炎上。「世界各国美人図鑑」と名付け、国内外で撮った女性の写真を〈美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?〉などの一言を添えて紹介していた。中には、被写体に承諾を得ていない“盗撮”と思われるものもあり、ネット上で〈気持ち悪い〉などと批判を浴びた。
名門・灘高校を経て、東大法学部を卒業。2003年に初当選。エリートゆえのおごりか、部下に対するパワハラがたびたび週刊誌上で取り上げられている。夜中に「明朝まで」という指示メールを送ったり、「おまえらの能力が低い」などと面罵したり。下に厳しすぎる一方、上にはペコペコする性格が自身の評価にも直結。仲間内でも評判は芳しくない。
「肩書は安倍派事務総長ですが、とにかく人望がない。安倍元首相が銃撃された際、搬送先の病院にいち早く駆け付け、最期を看取り、葬儀では弔問客の対応を遺族の傍らで仕切っていた。一応、『事務総長だから』という理屈は通りますが、後継をアピールするような露骨な動きに、派閥幹部の中には『あいつは何様なんだ』と面白く思わない人もいたといいます」(自民党関係者)
■「コロナとの死闘」
今年5月に出版した著書「コロナとの死闘」が酷評の嵐。コロナ担当相時代を自画自賛しつつ振り返った内容に、Amazonのカスタマーレビューでは527件の評価のうち「星1つ」が92%を占める。
8263
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04352d10417fad86ab828c771e73e4765094889
“コロナ無能大臣”加藤厚労相なぜ再登板…「責任転嫁」体制づくりを粛々と進めるのか
8/19(金) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】
加藤勝信厚労相
(岡山・衆院7回・66歳)
◇ ◇ ◇
厚労相就任は異例の3度目。ある医療関係者は「この人の再登板は最悪だ」と語った。3年前の2度目の入閣時、コロナ禍に見舞われ、後手対応をさらけ出した。
とりわけ、相談の目安として「37度5分以上の発熱が4日継続」を示したことで、早期発見ができず、感染拡大を招いた。しかし、加藤氏は目安なのに基準のようにとられたとして「我々から見れば誤解ですけど」と国民に責任転嫁。猛批判を食らった。
所属する茂木派の推薦はなく、岸田首相の一本釣りで再登板。
「岸田政権はコロナについて、国の関与が大幅に縮小される『5類』に早く変更したいが、厚労省内には慎重論もある。ゴリ押しするには加藤氏が適任と考えたフシがある」(医療関係者)
“働きぶり”がよくわかるシーンがある。2018年、裁量労働制を違法適用していた野村不動産へ特別指導した際のこと。資料にある「過労死」という言葉の黒塗りを外そうとした厚労省幹部に対し、厚労相だった加藤氏は「理屈じゃない。これは戦いなんだ」と叱りつけ、最後まで黒塗りを貫いた。
■元農相の娘婿
1979年、東大経済学部卒業後、大蔵省に入省。役人時代に加藤六月農相(当時)の次女と結婚。98年参院選と2000年衆院選の落選を経て、03年初当選し、7回連続当選。12年の第2次安倍内閣で官房副長官に抜擢されて以降、閣僚、党3役(総務会長)と順調に出世。菅政権では官房長官を務めた。
将来の首相と目されたこともあったが、最近は派閥会長の茂木幹事長の陰に隠れている。
「岸田首相は次の総裁選でライバルとなる茂木氏の台頭を警戒し、加藤氏を閣僚に起用したとの見方もある」(政界関係者)
■広告塔
悪質な預託商法により多数の被害者を出したジャパンライフの宣伝用チラシに登場。
■旧統一教会
14年と16年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体に「会費」として計3万円を支出。就任直後のNHK日曜討論で「関連団体への支出」を指摘されると、キレ気味に「関連団体の会費ではなく、関連団体が主催する懇親会にたまたまご案内いただいたので、懇親会費を払った」。“ご飯論法”は健在だ。
責任転嫁が十八番。国がコロナの責任を取らなくて済む体制づくりを粛々と進めるに違いない。
8264
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/75cbe6f9549c882839bc2d40995a31e7c5eb2c63
安倍派を服従させ、菅元首相を完全につぶす…岸田首相の「優等生内閣」にある冷徹な政治意図を解説する
8/10(水) 19:16配信
岸田文雄首相は8月10日、内閣改造と自民党役員の人事を行った。そこにはどんな意味があるのか。政治ジャーナリストの鮫島浩さんは「安倍派を服従させたうえで、菅元首相の影響力を排除するという狙いが読み取れる」という――。
■「凡庸な人事」に込められた岸田首相の野心
何とも代わり映えのしない顔ぶれである。勉強ができる「優等生内閣」という評もあるが、筆者は「いつか見た内閣」と命名したい気分だ。
岸田文雄首相が8月10日に実施した内閣改造・自民党役員人事はまったく面白味に欠ける内容に終わった。9月上旬に予定していた人事を大幅に前倒しした狙いは、いったい何だったのだろう。そう首を傾げる読者も少なくないのではないか。
しかし、サプライズのカケラもなくどこからみても凡庸なこの人事には、恐るべき政治的意味が込められている。
今回の人事は、安倍晋三元首相が凶弾に倒れて政界から突如退場し、最大派閥・清和会(安倍派)が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の直撃を受け金縛り状態にあるなかで電撃的に断行された。
後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉(しゅうえん)させ、長らく低迷してきた宏池会(岸田派)時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。
2001年の清和会支配の幕開けとなった小泉純一郎政権の劇場型政治とは裏腹に、国民の関心とは遠く離れた閉鎖的な永田町で目立たぬように進んだ清和会時代の終焉と宏池会への権力移行――。今回の人事の政治史的意味をじっくり解説していこう。
■中枢ポスト維持、岸田―麻生体制はより強固に
岸田首相は今回の人事で、自民党のキングメーカーである麻生太郎副総裁(麻生派)と麻生氏に従順な茂木敏充幹事長(茂木派)、内閣の要である松野博一官房長官(安倍派)、林芳正外相(岸田派)、鈴木俊一財務相(麻生派)を留任させた。
政権中枢ポストはそのまま維持し、岸田―麻生体制をより強固にするという狙いはいかにもシンプルだ。
厚生労働相の加藤勝信氏(茂木派)と防衛相の浜田靖一氏(無派閥)は再登板。デジタル相には河野太郎・元行政改革相(麻生派)、経産相には西村康稔・元経済再生相(安倍派)。山際大志郎経済再生相(麻生派)は留任。このあたりの人選は「いつか見た内閣」といったイメージをかき立てる。
自民党政調会長だった高市早苗氏(無派閥)は経済安全保障相に、経済産業相だった萩生田光一氏(安倍派)は自民党政調会長に、自民党選挙対策委員長だった遠藤利明氏(谷垣グループ)は総務会長に横滑り。このあたりはポストをたらい回しにしているだけだ。
初入閣組は9人で岸田政権発足当初の13人から大きく減った。寺田稔総務相(岸田派)、永岡桂子文科相(麻生派)、西村明宏環境相(安倍派)、谷公一国家公安委員長(二階派)らは各派閥の入閣待望組の推薦をそのまま受け入れた順送り人事である。
旧統一教会と自民党の濃密な関係に世論の批判が高まるなかで、新閣僚に新たな問題が発覚して内閣支持率がさらに下落するのは避けたい。そうしたなかで「守りの人事」になった側面は否めない。
8265
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:46:10
■起用されなかった「影の主役」――福田前総務会長と菅元首相
それにしても話題を集めようがない布陣である。わざわざお盆休みの前に人事を前倒しして、夏休みの間に人事があったことを忘れてもらいたいという狙いを込めているのではないかと勘繰りたくなるような人選だ。
では、今回の人事が政局的に何の意味もなかったのかというとそうではない。
今回の意味は「起用された人」よりも「起用されなかった人」に注目しなければわからない。それは福田達夫前総務会長(安倍派)と菅義偉前首相(無派閥)だ。今回の「影の主役」はこの二人だった。
この二人を外す人事の意味をより深く理解するには、安倍亡き自民党で随一のキングメーカーとなった麻生氏と、麻生氏を後ろ盾に首相の座をつかんだ岸田首相の二人が描く今後の政局の道筋についてあらためて確認しておく必要がある。
参院選が終わり、しばらく国政選挙はない(次の参院選も2025年夏。衆院議員の任期満了は2025年秋。永田町では国政選挙を気にすることなく政権運営できる「黄金の3年間」とささやかれている)。
岸田首相の自民党総裁任期は2024年秋まで。当面は選挙を気にすることなく政権運営に専念できる。岸田首相と麻生氏にとって今回の人事で国民的人気を引き寄せ、内閣支持率を引き上げなければならない切迫した事情はない。
むしろ二人にとって今必要なのは、自民党内の基盤を強固にすることである。その意味で今回の人事が「国民向け」とはならず、「党内向け」になったのは当然の帰結であったといえるかもしれない。
■福田氏が総務会長を外された意味
麻生氏には野望がある。祖父・吉田茂の直系である池田勇人が旗揚げした老舗派閥・宏池会は清和会支配のなかで分裂・弱体化した。その流れをくむ麻生派、岸田派、谷垣グループを再結集して「大宏池会」を再興し、清和会をしのぐ最大派閥に躍り出て、伝統ある自民党史に新たな章をつくることである。
岸田政権発足後、安倍氏の求める「高市幹事長、萩生田官房長官」の人事案を拒絶し、安倍氏の地元・山口県の政敵である岸田派ナンバー2の林氏を外相に抜擢してポスト岸田の一番手に位置付ける人事を断行した。
さらには清和会の安倍系と福田系の抗争の歴史を踏まえ、福田赳夫・康夫元首相に続く三代目の福田氏を自民党総務会長に、松野氏を官房長官に抜擢し、安倍氏の影響力をそぐ人事を露骨に展開した。安倍長期政権下で続いた安倍氏と麻生氏の蜜月関係は最大派閥の座をめぐる駆け引きが激化し、すでに終わりを告げていた。
参院選後の内閣改造・党役員人事は麻生氏にとって、もともと清和会支配を終焉させ、大宏池会再興を進める第一歩に位置付けられるものだった。
そこで福田氏を重要閣僚に抜擢して安倍氏後継の最有力候補に引き上げ、清和会内部の安倍系と福田系の抗争をあおり弱体化させていくシナリオを描いていたのである。
■安倍派を弱体化させるシナリオは不要になった
そこへ予期せぬ事件が起きた。安倍氏が凶弾に倒れ、清和会はリーダー不在となったのである。安倍氏は三度目の首相返り咲きの芽を残すため、後継者を絞っていなかった。
安倍系筆頭格である下村氏をはじめ、安倍氏のお気に入りだった稲田朋美元防衛相、衆院に鞍替えして総理総裁を目指す意欲をみせている世耕弘成参院幹事長、萩生田氏、西村氏ら安倍系に加え、福田系の福田氏や松野氏を含めて、清和会は安倍氏後継をめぐる群雄割拠の内部抗争で岸田首相や麻生氏が外から手を突っ込まなくても自滅しそうな状況に陥ったのである。
しかも安倍氏をはじめ清和会全体と旧統一教会の濃密な関係が露見したことで清和会は身動きがとれない状況になった。
下村氏は文部科学相時代に旧統一教会の名称変更を認めたことに批判が殺到し、福田氏は記者会見で自民党と旧統一教会の関係が「何が問題かわからない」と言い放って集中砲火を浴びた。
清和会は支柱を失って崩壊状態となり、当面は集団指導体制をとることを決定。求心力は大幅に陰り、岸田首相と麻生氏にとっては大宏池会再興を進めて清和会に取って代わる絶好の機会が訪れたのだ。
8266
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:46:44
■「安倍亡き安倍派」を掌握した岸田首相と麻生氏
ここで岸田首相や麻生氏ら宏池会側が老獪だったのは、福田氏を安倍氏の実弟である岸信夫防衛相の後継に抜擢する案を流したことだろう。福田氏が重要閣僚に引き立てられれば、清和会会長の有力候補としての地位を固めることになる。福田氏の先輩格にあたる萩生田氏や西村氏らにとってこれは受け入れ難い人事だった。
今回の人事に際し、現職閣僚だった萩生田氏や清和会事務総長の西村氏は岸田首相や麻生氏、茂木氏らと接触した。
宏池会関係者は「萩生田氏や西村氏は福田氏の重要閣僚起用を何としても阻止するよう、岸田首相や麻生氏に懇願した。岸田首相と麻生氏はこれを受け入れ、その代わりに岸田政権への忠誠を誓わせたという構図です」と話す。
清和会を支配下に置く狙いはここに完成した。萩生田氏の政調会長起用と西村氏の経産相起用は、清和会が大宏池会の軍門に下ることを示す象徴人事といっていい。
「萩生田氏や西村氏はすこしでも楯突くそぶりをみせたら福田氏を抜擢されてしまう恐れがあり、もはや岸田首相や麻生氏には逆らえません」(宏池会関係者)。
いちばん割を食ったのは、安倍系の下村氏や稲田氏、世耕氏らだが、萩生田氏と西村氏を引き抜かれたうえに、旧統一教会問題の直撃を受けて岸田政権に反旗を翻す余裕はないと足元をみられている。今回の人事で岸田首相や麻生氏は安倍亡き清和会をかなり掌握した。
清和会をしのぐ大宏池会の再興に動いても清和会を挙げて反旗を翻すことはないという手応えを感じたに違いない。
■これは完全な「菅つぶし」人事である
もうひとり、今回の人事で外されたのは菅氏である。菅氏については副総理格で入閣させるのではないかという臆測が広く流布されていた。
岸田首相は菅氏とまったくそりがあわない。麻生氏も菅氏とは安倍政権下でことごとく対立し、最大の政敵ともいえる存在だ。自前の派閥を持たず党内基盤の弱い菅氏を無役で干し上げて影響力を一掃するのは、岸田政権発足当初からの方針だった。
だが、菅氏をあまりに追い詰めると、清和会の不満分子と結託して岸田政権に反旗を翻す恐れがある。それはやっかいだ。そこで副総理格で閣内に取り込み、菅氏の動きを封じる構想が岸田政権内にあったのは事実である。
清和会は安倍氏が退場したうえ、旧統一教会問題が直撃して一気に弱体化し、萩生田氏や西村氏を中心に宏池会支配に従順になった。菅氏を野に放って清和会の一部不満分子(下村氏や稲田氏ら)と結託したところで、もはやさほどの脅威にはならない。
岸田首相や麻生氏はそんな手応えを感じ、心置きなく菅氏を外すことができたのである。これは完全な「菅つぶし」人事だ。菅氏にとっての最大の誤算は清和会が予想を超えるスピードで弱体化してしまったことだった。
■河野太郎氏の入閣は「菅つぶし」の一環
菅氏は安倍長期政権下の官房長官時代にその地位を利用し権力基盤を築いた。この先2〜3年、国政選挙や自民党総裁選が予定されていない「凪」の時代、無役のまま求心力を維持するのは容易ではない。できれば副総理格で入閣し、そのポストを復権への足掛かりにして求心力を維持したいところだった。
岸田首相と麻生氏から明確に決別された今回の人事はかなりの痛手だ。菅氏は8月8日収録のCS番組で入閣の意欲を問われ「閣内でということで限定すれば、そこは考えていない」と答えた口調は弱々しかった。岸田首相や麻生氏が自らを入閣させる気がないことを事前に察し、この先の展望が閉ざされたショックを隠し切れなかったのだろう。
さらに菅氏にとって岸田―麻生体制に立ち向かう最大のカードである河野氏を閣内に取り込まれたのも厳しい。
河野氏は地元・神奈川つながりで築いてきた菅氏との連携を維持するつもりはあっても、菅氏に同調してこの先2〜3年も冷や飯を食い続ければ存在感が埋没することを恐れたに違いない。河野氏入閣にも岸田首相と麻生氏の「菅つぶし」の徹底ぶりがうかがえる。
8267
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:47:03
■もはや脅威ではなくなった
菅氏としては二階俊博元幹事長や石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相らとの連携を強化するしかないが、二階氏は高齢のうえ幹事長を離れた後は存在感が急速に薄れている。石破氏も「過去の人」になった感は否めない。
小泉氏ら菅シンパも岸田政権の長期化が見込まれるなかで菅氏と徐々に距離を置く可能性もある。安倍政権が石破氏を見せしめのように冷遇することで求心力を増したように、岸田政権は菅氏を徹底的に干し上げることで求心力を高めるのではないか。
菅氏の盟友である日本維新の会の松井一郎代表は、すでに政界引退を表明しており、菅氏は手詰まり感を深めそうだ。
公明党・創価学会は岸田首相や麻生氏との接点が薄く、菅氏を自民党との交渉窓口にしてきたが、早ければ9月にも予定されている山口那津男代表から石井啓一幹事長への世代交代を踏まえ、岸田政権の長期化をにらんで新たなパイプづくりを模索することになるだろう。
■安倍派を制圧…清和会から宏池会の時代へ
まったく面白味に欠ける内閣改造・自民党役員人事だったが、岸田首相と麻生氏にとっては清和会をほぼ制圧し、最大の政敵である菅氏に大打撃を与え、自民党内の権力基盤を着実に固めるものになった。
自民党は清和会時代から宏池会時代へ確実に移行したといっていい。
その強固な体制のなかで岸田政権が次に目指すものは何か。安倍氏の悲願であった憲法改正は後景に退くであろう。ここでも旧統一教会の憲法観と自民党の憲法改正案が似通っているという世論の批判を口実にすることができる。
池田勇人、大平正芳、宮澤喜一ら大蔵省(現財務省)出身の首相を輩出した宏池会の悲願は、憲法改正ではなく、消費税増税だ。
財務相を9年近く務めた麻生氏がキングメーカーとして君臨するなかで大宏池会が再興し、最大派閥として自民党支配を確立した先にあるのは、消費税増税であろう。
----------
鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
----------
ジャーナリスト 鮫島 浩
8268
:
チバQ
:2022/08/21(日) 21:49:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e791654f5aa784b41fed1b477c27a044d8effd8
林芳正外相 戦後どの外相も経験のない難局に挑む「困ったときの林さん」 経歴からすれば「親中派」というより「親米派」!?
8/18(木) 17:00配信
林芳正外相
【政界マル秘紳士録】
自民党内では「困ったときは林(芳正)さん」と言われる。幅広い分野の政策に精通し、答弁能力に優れ、誰もが尻込みするような難しい仕事をそつなくこなすからである。
実際、林氏は2015年、「政治とカネ」の問題で辞任した西川公也農水相の後任として急きょ登板、農協改革などの取りまとめに奔走した。また、17年には加計学園をめぐる騒動でガバナンスが揺らぐ文科省に大臣として乗り込み、立て直した実績を持つ。
林氏の政策の守備範囲は広い。党税制調査会のインナーメンバーを務めるほど財政・経済に精通する一方、外交、安全保障は海外の専門家と英語で議論するほどだ。さらに、最近は農水相や文科相も経験し、食料政策や文教、科学技術政策への造詣を深めている。要するにオールラウンドプレーヤーなのである。
東大法学部を卒業後、三井物産に入社。その後、林家のファミリー企業であるサンデン交通、山口合同ガスに入社。山口合同ガスでは、工事現場でガス管を埋める穴掘り作業という肉体労働も経験している。その後、米国のハーバード大学大学院に入学、ハーバード大学ケネディスクールに入学。この間、米下院議員、スティーブ・ニール氏の銀行委員会スタッフ、米上院議員、ウィリアム・ロス氏の国際問題アシスタントを務めた。
林氏は代々続いた政治家の血筋である。高祖父の林平四郎、祖父の林佳介も衆院議員。父の義郎氏も衆院旧山口1区から9回当選し、厚生相(現厚労相)や蔵相(現財務相)を歴任した。
また、大分県の広瀬勝貞知事は義理の叔父でもある。林氏が持つ大人(たいじん)の風格は、こうした家系も影響しているのかもしれない。
1995年の参院選で初当選。2021年に5期務めた参院議員を辞して、衆院山口3区にくら替え、当選を果たした。すでに衆参を通じて26年を超える議員歴を持つ。昨年の衆院選後に発足した第2次岸田政権で自民党幹事長に就任した茂木敏充氏の後を受けて外相に就任した。
日中友好議員連盟の会長を務めたため、一部に「政界屈指の親中派=媚中派」として批判する向きもある。ただ、林氏の経歴からすれば、むしろ「親米派」というべきだろう。そもそも、わが国を取り巻く情勢を考えれば「親中派」「親米派」に色分けして、非難合戦を繰り広げるいとまはないのではないか。
台湾海峡をはじめとする緊迫した状況で、いかに国益や平和を守っていくか。林氏が直面する課題は、戦後、どの外相が経験したよりも難しい局面にある。「困ったときの林さん」の真骨頂を発揮できるかが問われる。 (政治評論家・伊藤達美)
8269
:
チバQ
:2022/08/22(月) 21:00:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20220820-OHT1T51228.html
【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか
2022/08/21 12:00スポーツ報知
【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか
井上咲楽
(スポーツ報知)
まさかのお盆直前に内閣改造が行われました。岸田文雄首相は、各派閥に配慮して、どんな人事を構成するのかな〜と思っていましたが、安倍派後継者争いの筆頭である西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の3人を全員登用しましたよね。3人が頑張った分だけ、岸田氏の手柄になり、それぞれの仕事ぶりがこれから試されると思います。
内閣改造も終わり、一段落したかと思いきや、旧統一教会と政治家の関係に関する報道は一向に収まる気配がありません。看板人事だった萩生田氏も、6月に生稲晃子氏とともに関連施設を訪問していたことが明らかになり、本人も「反省している」と述べられていました。今後の内閣支持率にも影響が出る可能性がありますよね。
次の選挙では旧統一教会からの支援は一切なくなるわけで、これまで支えられていた議員もいたと思いますが、その方々はちょっと大変になるのかな。世論は、スパッと関係を断ち切ることを求めていますから。岸田氏は内閣改造を終えても、まだしばらくは頭を抱える日々が続くのではないでしょうか。
ちなみに私が今回、初入閣で注目したのは二階派・小倉将信少子化担当相です。二階派にも入閣を目指す待機組がたくさんいる中で、岸田氏は若手の小倉氏を登用しました。岸田氏は二階派の力をそぐ狙いがあったのではないかなと思いました。再入閣した河野太郎デジタル相は、仕事ぶりがとても楽しみですね。次期総裁選も狙っているでしょうが、破天荒な部分もいいふうに出ればいいなと期待!
留任した茂木敏充幹事長、林芳正外相は実力を発揮し、着実にポスト岸田への道を歩んでいるなと感じました。私は、結構前から「林氏は首相候補」と言っていたんですが、その時は皆から鼻で笑われていたのに、急浮上しています。この2人に河野氏、高市早苗経済安全保障担当相も手を挙げると面白くなってきますね!(タレント・井上咲楽)
8270
:
チバQ
:2022/08/22(月) 21:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/13fc434deba175c734a02d3979badce22134dbf7
防衛強化と財政規律両にらみ 浜田防衛相、国民理解へ見せ場
8/22(月) 21:04配信
産経新聞
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、「台湾有事」への脅威を「大いに感じる」「ある程度感じる」とする回答が計88・2%にのぼった。10日の内閣改造で再入閣した浜田靖一防衛相は当選10回のベテランで、今後の防衛費増額の議論に向けて「絶妙な人事」(防衛族議員)など評価がある一方、防衛費が急激に膨らむことには国民の不安もくすぶる。浜田氏は国民の理解を得ながら、日本を取り巻く厳しい安全保障環境に対応できるか。
防衛相は本来、中堅議員の登竜門ポストだが、今回は年末にかけて国家安保戦略など戦略3文書改定と防衛費の大幅増額という大役を任される。しかも、防衛力強化の旗振り役だった安倍晋三元首相が不在の中、国防族議員ら大幅増を求める積極派と、財政規律を重んじる慎重派の双方を納得させなければならない。
浜田氏は平成20〜21年に麻生太郎内閣で防衛相を務め、防衛族議員の最重鎮の一人。性急な防衛費増額の議論とは一線を画しつつも、防衛力強化にも強い意思を示してきた。党安保調査会の会合で「本当に(防衛力強化を)やるなら本気で戦う覚悟を持たなければならない」との趣旨を発言し、奮起を促したという。安保政策に精通すると同時に、予算全体への目配りも欠かさない浜田氏の登板について、防衛族議員は「重しになる存在」「最適解の一つだ」と語る。
防衛費の具体的な数字目標が先行することを警戒する岸田文雄首相としては、浜田氏の登用で積極派ににらみを利かせたい考えだ。浜田氏は就任初日に安倍氏の側近だった島田和久前事務次官を大臣政策参与から降格させる動きを見せた。
今秋想定される臨時国会や年末の令和5年度予算案の編成に向け、防衛力強化に慎重な公明党との調整や財務省との折衝が本格化する。無派閥でしがらみがなく、党国会対策委員長などを歴任し、多彩な人脈を持つ浜田氏の見せ場となりそうだ。(市岡豊大)
8271
:
チバQ
:2022/08/23(火) 20:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/24161a33afa5bd367b5db21cf7442453befb0fef
首相コロナ感染で波紋 「岸田マジック」息切れか 危機管理不足と油断の指摘相次ぐ 菅前首相との対比も
8/22(月) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)
岸田文雄首相の新型コロナウイルス感染が21日に判明した。6日間の夏休みを取り、22日から公務に復帰する予定だった。外遊見送りなど影響や波紋が広がったお盆明けの同日、対応に追われる霞が関や永田町では危機管理不足や油断を指摘する声が相次いだ。菅義偉前首相(衆院神奈川2区)との対比まじりの批判も聞かれ、就任1年で衆参両院の選挙を勝ち抜いた「岸田マジック」も息切れ気味だ。
「ゴルフや温泉を満喫して『さあ仕事』という時に感染とは。さぞかし本人もばつが悪いだろう」。ある省庁の幹部は推測した。先の内閣改造はタイミングがお盆のさなかとあって、各省庁に戸惑いが広がったばかり。官僚の間では「総理は将来の感染を予測して組閣を急いだのではないか」との冗談も聞かれた。
実績がまだない中で迎えた総選挙を突破、感染拡大の下でも高い支持率を維持して参院選も乗り切った。関係者の間で語られる岸田首相の「強運」の背景が「菅総理の置き土産」だ。「高齢者医療費負担の増額」「福島第一原発処理水の海洋放出」の方針決定である。「菅総理が在任中に処理して岸田さんに持ち越さなかった。これなくして両院選挙の勝利はなかった」(内閣府職員)との理屈だ。
それだけに関係者の間では、菅前首相の昨年8月の過ごし方を引き合いに現首相の行動への疑問が広がる。当時、官邸から公表された総理日程によると前首相が休んだのは議員宿舎で過ごした29日のみ。21日午前に人間ドックの再検査に出向いた以外は全て公務や面会をこなした。自民党幹部は「五輪やパラリンピックがあったからだが、菅総理は業務を優先して会食などそれ以外の活動は自粛した」と振り返り、「2大国政選を乗り切った岸田総理には油断があるようだ。菅さんのような緊張感が足りない」と苦言を呈した。
官邸では7月から松野博一官房長官をはじめ秘書官らの感染が相次いでいた。そんな中でも岸田首相は会食を続け、夏休みも家族で旅行に出向いている。野党は「危機管理がなっていない」(立憲民主党幹部)と追及の構えだ。官邸スタッフは「ここへ来て旧統一教会の問題など悪い材料ばかり。感染まで政局にされてはたまらない」とため息をついた。
神奈川新聞社
8272
:
チバQ
:2022/08/23(火) 20:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9ddbf13fda950212327bde97f1be350a9b0f69
世論の風当たり強く…岸田首相「三重苦」の様相
8/23(火) 9:54配信
西日本新聞
亡くなった安倍元首相に黙とうをささげる自民党総裁の岸田首相=7月
約1週間の夏休みを終え、22日から公務を再開した岸田文雄首相が政権発足以降、最大の試練を迎えている。21日には自身の新型コロナウイルス感染が判明し、30日まで公邸内にとどまる事態に。10日に断行した人事の刷新感は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政務三役や党幹部の起用により早々に吹き飛んだ。賛否が割れる安倍晋三元首相の国葬を含め、いずれも世論の風当たりは強く、さながら「三重苦」の様相を呈している。
22日夜、療養中の公邸からリモートで取材に応じた首相は「自分が感染する事態を想定し、万が一の場合に備えてきた」と強調した。予定していた外国訪問や国際会議への参加もオンラインで対応し、「可能な限り、通常同様の対応を行っていきたい」と語った。
「国政に支障が出ないよう万全を期している」と胸を張る官邸サイド。これに対し、インターネットを中心に非難の声は絶えない。
官邸内では7月以降、松野博一官房長官や首相秘書官らの感染が相次いだものの、首相は夜の会食を継続。感染が確認される直前には、家族と茨城県でゴルフをしたり、静岡県内を旅行したりしていた。「トップとしての責任感が薄い」。自民関係者からも厳しい指摘が。一般の人が受けにくくなっているPCR検査を、首相の陽性判定に使ったことも、ネット上で火に油を注ぐ形となっている。
新型コロナを巡っては先週の段階で、全国の1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新するなど、「第7波」の猛威が続く。首相はこの日、「保健所や医療機関のさらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と語ったものの、「なぜ早めに手を打てなかったのか。遅きに失している」との声が政府内からも漏れる。
19日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で「危機感が足りない」(立憲民主党の長妻昭氏)と追及を強めていた野党に、首相の感染はさらなる攻撃材料を与えた格好となり、自民中堅は「タイミングが最悪だ」と嘆いた。
旧統一教会の問題も、政権の逆風となっているのは明らかだ。共同通信社が10日の内閣改造を受けて行った世論調査で、自民や所属議員の「説明が不足している」との回答は89・5%に。毎日新聞が22日に報じた調査結果では、岸田内閣の支持率は前回7月より16ポイント急落。お盆休みを挟んで火種が沈静化するどころか、火力は勢いを増している。
政府が9月27日に予定する安倍氏の国葬にも、冷ややかな目を向ける国民は少なくない。東京都内では中止を求めるデモが行われ、22日には国葬に反対する大学教授らが国会内で記者会見し、署名への賛同を呼びかけた。「こんな状態で、憲法改正や安全保障に関する議論を進められるのか」。与党重鎮からは政権の先行きを案じる声が出ている。
(河合仁志、御厨尚陽)
8273
:
チバQ
:2022/08/24(水) 09:52:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1af1a878a760a44df8140dfdcd134d46e79ede0
森山選対委員長は最終学歴「夜間高校」の大物 党内融和演出で非主流派から党4役に抜擢
8/24(水) 9:06配信
15
コメント15件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
日刊ゲンダイDIGITAL
戦争末期の1945年、防空壕で生まれた(自民党の森山裕選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#8
森山裕選対委員長
(鹿児島参院・6回・77歳)
【写真】旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ
◇ ◇ ◇
岸田首相と距離がある“非主流派”から選対委員長に抜擢。党内融和を象徴する人事だ。菅前首相や二階元幹事長と近く、2017年から21年まで4年にわたって国対委員長として政権を支えた。新執行部による記者会見では旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係について聞かれ、「まったく関係ない。ご案内さえいただいたことはないんじゃないかな、残念ながら」と話した。
■苦労人
戦争末期の1945年4月、鹿児島県鹿屋市の防空壕で生まれた。中学卒業後、鹿児島市内で働きながら夜間高校に通った。鹿児島県立日新高校(夜間課程)卒業後、中古車販売会社を立ち上げた。
■叩き上げ
75年に鹿児島市議会議員の補選で初当選して以降、98年まで7期連続当選。98年の参院選に鹿児島選挙区から自民公認で出馬し、当選。2004年に山中貞則元通産相の死去に伴い、後継として衆院鹿児島5区に鞍替えし、補選に当選。郵政民営化法案の採決で造反して05年総選挙は無所属で戦い勝ち上がった。とにかく選挙に強い。
選対委員長の重要な仕事が公認調整だ。秋の臨時国会では、衆院の区割りを改定する「10増10減」の関連法案が提出される見込みだが、選挙区の変更は議員にとって死活問題。しかも、過去最多の140選挙区が区割り見直しの対象で、すんなり党内がまとまるとは思えない。
「今回の選挙区調整には、かなりの腕力が必要だが、森山さんは調整力に定評がある。公明党や野党との話し合いも不可欠で、党派を超えてパイプのある森山さんは適任。彼以外にこの法案を成立させられる人は見当たらないくらいです」(自民党ベテラン議員)
■最小派閥
昨年10月の総選挙で落選した石原伸晃元幹事長に代わり、12月に近未来政治研究会の会長に就任。石原派から森山派に衣替えした。所属議員7人の党内最小派閥を率いる。
党内有数の農水族議員。15年の第3次安倍第1次改造内閣で農相に就任した。70歳での初入閣で、かつて地元紙に書かれた“黒い交際”疑惑が再燃。鹿児島市議会議長を務めていた88年当時、暴力団幹部との付き合いがあったというものだが、森山氏は組事務所に行ったことは認め、「後になって暴力団事務所だと知った」と説明。旧統一教会問題でも頻出する自民党議員お得意の回答で乗り切った。
8275
:
チバQ
:2022/08/24(水) 11:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db58b0672b22fffdadb87f4fe47b8f276979ab4f
「安倍派」はどうなる? 「パンツ泥棒」騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ
8/24(水) 11:01配信
故・安倍元総理が率いてきた自民党の最大派閥・「清和政策研究会」(略称・清和会)の次の事務総長に、高木毅・自民党国会対策委員長(66)が就任する見込みであることが、関係者への取材でわかった。8月25日(木)に開かれる派閥総会で正式に決まる予定だ。派閥の事務総長と言えば、一般的に派閥の実質ナンバー2であり、その派閥が総裁候補として推す人物ということになる。しかしこの決定に、はやくも疑問の声も上がっていて――。
なんで彼が
政治部デスクが言う。
「安倍元総理が7月8日に銃弾に倒れこの世を去ってからも、清和会は新しい代表を決められず、塩谷立(72)、下村博文(68)両氏が会長代理を、そして西村康稔氏(59)が事務総長という現体制維持を貫いてきました」
ところが、
「西村氏はかねて閥内での人気がなく、“なんで彼が事務総長なのか?”という声は多かった。そんな中、先の内閣改造で、経済産業大臣に任命されたため、派閥内から、“政府の要職についたのだから、派閥の事務総長は後進に譲るべし”との声があがりました。ところが、本人は意に介さず、一向に辞める気配を見せなかったのです」
膠着状態が続く中、登場したのが、清和会の長老・森喜朗氏(85)だったという。
「会長代理の塩谷氏に、“次の事務総長は、高木で”との意向を伝えたようなのです。これで一気に事態が動き、高木氏が事務総長に就くことになったというわけです」
高木氏と言えば、福井県出身の衆議院議員で、当選8回を誇り、過去には、復興大臣や衆議院の議院運営委員長を務め、現在は国会対策委員長という要職に就いている“重鎮”。こうした肩書だけを見れば、事務総長という役職もおかしくはない。
パンツ大臣が
しかし、他派閥の自民党議員が言う。
「和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」
パンツ泥棒――。そう、2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、「週刊新潮」が、高木氏が一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。
しかも一度ではなく、複数回に亘って行われたとも。さらに、当時表沙汰にならなかったのは、父親が地元敦賀市の市長を務めていたからという、衝撃的な内容だった。
パン泥の箱
「この報道を受け、自民党福井県連が独自に調査をすると、警察が高木氏を窃盗の件で事情聴取したことを確認。報道は“事実”と断定したのです。無論本人は報道を一貫して否定していますが、地元や永田町は、“パンツ大臣が誕生した”、と大騒ぎになりましたね」
この高木氏の内定情報を巡って、こんな話も出ている。
「先の総裁選で安倍さんが全面支援した高市早苗氏(61)が、会派を立ち上げるのでは、という噂が流れているのです。高市さんは入閣してますから、なかなか難しいかもしれません。ただ、もしなにかしら枠組みを彼女が作れば、総裁選で高木さんを担ぎたくない、清和の議員が合流してしまうのではないか、そんな心配をする人が多いです」
開けてはならぬ「パン泥」の箱が、今再び開かれようとしている――。
デイリー新潮編集部
新潮社
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板