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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

4182とはずがたり:2020/06/19(金) 21:07:38
やるきねーなーw

自民拉致対策本部、早期解決訴えるも…目立つ空席
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2006190016.html
2020/06/19 14:54産経新聞

 自民党は19日、北朝鮮による拉致問題対策本部(山谷えり子本部長)の会合を党本部で開いた。横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、滋さんの死去を受け、改めて早期解決を目指す方針を確認した。ただ、出席議員は20人あまりにとどまり、会合は熱気を欠いた。

 会合冒頭、滋さんへの黙祷(もくとう)がささげられた。山谷氏は「国家の威信をかけて一日も早く解決しなければいけない。意見交換を活発に行いたい」と訴えた。出席議員からは「政府・与党が一丸となって取り組むべきだ」「なぜ進展しないのか検証すべきだ」といった声が上がった。

 ただ、会場には空席が目立った。この日から新型コロナウイルス対策として求められていた「県をまたぐ移動」の自粛が解除され、多くの国会議員が地元に帰ったことが影響したとみられる。出席議員の一人は「みんなずっと地元に帰れていなかった。仕方がない」と語る。

 とはいえ、拉致問題の解決は安倍晋三首相(自民党総裁)が政権の最重要課題に位置付け、18日の記者会見でも「私の使命」と言及している。自民党は挙党態勢で後押しすべき立場にあるが、党会合が振るわない状況では“本気度”を疑われかねない。(石鍋圭)

4183チバQ:2020/06/22(月) 00:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a364459521003d0ecd1b94c2e99ac35c9f008cd6

1.5億円使途、自民内に不信感 首相の説明求める声も 河井夫妻逮捕




6/20(土) 7:22配信


時事通信


 昨年7月の参院選をめぐり、前法相の衆院議員河井克行容疑者と妻の参院議員案里容疑者(ともに自民党離党)が逮捕された公職選挙法違反事件で、党本部は夫妻側に送金した計1億5000万円の使途を「広報費」としか明らかにしていない。

 党内には安倍晋三首相(党総裁)ら執行部の説明不足に対する不信感が募る。一方、これを「買収の原資」とみる野党は、一段と攻勢を強めた。

 「首相には、なぜ1億5000万円も払わないといけない候補だったのか、説明責任がある」。自民党幹部の一人は19日、こう言い切った。

 ◇「広報費」に疑問
 二階俊博幹事長は夫妻が離党した17日、1億5000万円の使途について、記者団に「党勢拡大のための広報紙を複数回、全県に送った費用に充てられた」と説明。「買収資金に使うことはできない」と強調した。

 しかし、夫妻が逮捕された18日は記者団の質問に応じず、「捜査の推移を見守りたい」とのコメントを文書で発表するにとどめた。

 案里容疑者の陣営は、広島県内の全世帯に3〜4回程度、チラシを配布したとされるが、費用の詳細は不明。党参院幹部は「(地元議員らに渡ったとされる)2570万円の原資だったのか、調べないといけない」と指摘した。

 「広報費」との説明に対し、党内からは「帳簿上はそうなっているが、怪しい。党の資金以外にも官房機密費が使われている可能性もある」(関係者)との疑念も漏れる。

 1億5000万円の提供を誰が決めたのかも不透明なままだ。党関係者の一人は「これだけ多額の資金を一人の候補者に振り込むことは、通常あり得ない。首相官邸の指示がないとできない」と指摘した。

 先の参院選で案里容疑者と競合、落選した岸田派ベテランに、党本部から提供されたのは、10分の1の1500万円だった。岸田派が18日に開いた例会では「(広報費に)1億5000万円もかかるわけがない。ちゃんと説明すべきだ」との恨み節が漏れた。

 ◇「買収資金」と追及
 野党側は真相究明を求めて勢いづく。立憲民主党の安住淳国対委員長は19日、自民党の森山裕国対委員長と会談し、国会の閉会中審査で首相が直接説明するよう要求。森山氏は「前例がない」と難色を示したが、安住氏は「答えられる人は首相しかいない」と譲らなかった。

 衆参両院の法務委員会は19日の理事懇談会で、法務省から事実関係を聴取した。野党共同会派の階猛氏は「1億5000万円が買収資金に使われたのではないか」とただしたが、与党側は「この場で議論すべきではない」と反発。理事懇後、階氏は記者団に「(与党が)非常にナーバスになっている」と述べ、今後も追及する考えを示した。

4184チバQ:2020/06/22(月) 18:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8d74656c412eb4c08e94d90127eb1731ab52a8
安倍首相の周囲にいる大臣以上の権力持つ7人の「君側の奸」
6/22(月) 16:05配信

NEWS ポストセブン
安倍首相の傍らにはいつも今井氏がいる(時事通信フォト)

 三国志で知られる後漢末期、皇帝に取り入った十常侍(じゅうじょうじ)と呼ばれる宦官たちが権勢をほしいままにし、王朝の滅亡を早めた。安倍晋三・首相の周囲にも、総理の威を借りて大臣以上の力を持ち、行政をねじまげてきた7人の“君側の奸(くんそくのかん)”がいる。

 その筆頭が「総理の振付師」と呼ばれる今井尚哉・総理首席秘書官だ。「今井ちゃんはすごく頭がいいんだよ」。安倍首相は今井氏をそう絶賛する。

 父は勤務医で、宇都宮高校から1浪して東大法学部に入学し、通産省(現・経済産業省)に入省(1982年)。第一次安倍内閣で総理秘書官を務めたことで首相の信頼を得た。父方の伯父は城山三郎の『官僚たちの夏』のモデルの1人である今井善衛・元通産事務次官、もう1人の叔父は今井敬・元経団連会長という官界のサラブレッドで、省内では“将来の事務次官候補”と見られていた。

 しかし、安倍氏は首相に返り咲くと資源エネルギー庁次長に出世していた今井氏を政務の総理首席秘書官としてスカウトする。今井氏は経産省を辞職して官邸入りし、2019年からは総理補佐官(総括担当)を兼務して名実ともに国政全般で総理を補佐する立場になった。

 コロナ対策でも今井氏が官邸から実質的な指揮をとっているとされる。安倍首相が文科省の反対を押し切って全国一斉休校を要請したのは今井氏の進言とされ、新型コロナ治療薬の開発でも古巣の経産省に「アビガン・チーム」を発足させ、安倍首相に「5月中に承認したい」と言わせた。ただし、現在も承認のめどは立っていない。

『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』の著書があるノンフィクション作家・森功氏が語る。

「今井氏は国民に選挙で選ばれた政治家ではなく、あくまで総理の助言者だが、いまやその官邸官僚が安倍政権そのものを傀儡化するといういびつな権力構造になっている。今井氏の頭にあるのは国民生活や国益より、自分を重用してくれた安倍総理の支持率をあげること。そのために経産官僚を用いて政策を総合的に動かし、経産省の後輩の西村康稔をコロナ担当相に抜擢するなど閣僚人事にも影響力を行使するまで権力を肥大化させた」

 官邸官僚はこの今井氏を中心に人脈がつながる。

◆上役を叱りつける

「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」。安倍首相にそう進言した“アベノマスクの発案者”とされるのが佐伯耕三・総理秘書官だ。

 灘中、灘高から東大法学部を卒業。経産省の先輩である今井氏に引き立てられて官邸の“チーム今井”に入り、史上最年少の42歳で総理秘書官(事務)に抜擢された。いまや今井氏を通さずに安倍首相に直接意見を具申できる立場とされる。

「桜を見る会」では、首相のそばに寄り添い、地元支援者や芸能関係者を甲斐甲斐しくアテンドする映像が流れた。

「学生時代の友人に取材すると、佐伯氏は『頭は抜群にいいが、朗らかで偉ぶらない』という人物評だった。それが官邸で権力を持つと人が変わった。アベノマスク配布をめぐるトラブルでは経産省の7期上の上役である荒井勝喜・政策立案総括審議官を『安倍内閣を潰す気なのか』と叱りつけている」(森氏)

 国会でも、加計学園問題で総理を追及した野党議員に対し、佐伯氏が控え席から「違う」と野次を飛ばして大問題になった。“虎の威”官僚の典型だろう。

 官邸の経産省人脈で今井氏、佐伯氏の大先輩にあたるのが長谷川榮一・内閣広報官兼総理補佐官である。

 長谷川氏が安倍首相と親交を深めたのは2人が“不遇”な時代だった。第一次安倍内閣で内閣広報官を務めた長谷川氏は10年に退官したが、民主党政権下で満足な天下り先が用意されなかった。

 その頃、持病の悪化で退陣を余儀なくされた安倍氏も“失意の底”にあった。長谷川氏はそんな安倍氏を誘って後輩の今井氏とともに高尾山に登山するなど親交を絶やさなかったが、そのことが思わぬ出世につながった。安倍氏が首相に返り咲くと、再び内閣広報官に起用されたのだ。

「内閣広報官に復帰すると、『拾われた身だから恩返ししたい』と言っていたそうです」(同前)

 その言葉通り、「総理の護衛役」を任じ、長谷川氏が室長を務める内閣広報室は毎日のテレビ番組の内容を監視し、政権を批判するコメンテーターなどの発言をチェックしている(本誌・週刊ポスト6月5日号既報)。

4185チバQ:2020/06/22(月) 18:26:52
 また、長谷川氏自身、安倍首相の記者会見の進行役を務め、厳しい質問が続くと会見を切り上げることでも知られる。

「総理は自分の口から言えないから」
 官邸官僚の権力を笠にきた乱脈ぶりをさらけ出したのがこのカップル、和泉洋人・総理補佐官と大坪寛子・審議官だろう。

 公務での海外出張中、2人は内扉でつながったコネクティングルームに宿泊するなど公私混同の“不倫旅行”などが報じられ、京都出張ではかき氷を「あ〜ん」と食べさせながら、ノーベル賞学者の山中伸弥・京都大学教授の研究所を訪問してiPS細胞研究予算の打ち切りを宣言し、大坪氏は「私の一存でなんとでもなる」と恫喝した。

 一方の和泉氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって、文科省の前川喜平・事務次官(当時)に「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」と早く認可を出すように迫ったとされる(前川証言)。

 まさに政権の汚れ仕事を担う“隠密”のような存在であり、パートナーの大坪氏はさしずめ“くの一”といったところだ。

 その和泉氏は今井氏らとは人脈が違う。東大工学部から建設省(現・国土交通省)に入省した技術キャリア。第二次安倍政権発足と同時に「国土強靭化」担当の総理補佐官に抜擢される。

 安倍政権が官邸に「健康・医療戦略室」を新設すると、和泉氏は室長を兼務し、厚労省から参事官として出向していた大坪氏を内閣審議官室次長に引き上げた。

「和泉氏は各官庁に幅広い人脈があって、神出鬼没で加計学園から辺野古の米軍基地移設、東南アジアへのインフラ売り込みやコロナのクルーズ船対応まで多くの分野に口を出す。一連のスキャンダルの責任を取らせて解任説もあったが、政権の恥部を知るだけに官邸も首を切ることができなかったようです」(森氏)

 警察人脈も官邸で重用されてきた。霞が関官僚の頂点に立つ杉田和博・官房副長官と北村滋・国家安全保障局長だ。

「総理の守護神」と呼ばれる杉田氏は警察庁警備局長から内閣情報調査室長、初代の内閣情報官、内閣危機管理監を歴任した危機管理のプロで、退官後、「2008年に失意の時代の安倍氏とスキー旅行で親交を深め、第二次安倍政権の内閣官房副長官に抜擢された」(森氏)という人物だ。後に加計学園問題で官邸の介入を告発する前述の前川・文部科学事務次官を“出会い系バー通い”で注意した人物でもある。

 北村氏と安倍氏との出会いは1989年。「北村氏が警察署長だった時に、順天堂病院に入院した安倍首相の父・晋太郎氏をなにかと気にかけた。その時、まだ秘書だった晋三氏と知り合った」(同前)

 その後、警察庁総括審議官、内閣情報官を歴任し、特定秘密保護法の成立から北朝鮮外交まで安倍首相の“特命”で動いてきた。

 杉田氏と北村氏の2人はインテリジェンス(諜報)のプロで、各省庁の情報を握って政権の危機管理を担ってきた。安倍政権がこれまでスキャンダルを乗り越えてきたのは彼らが目を光らせてきたからでもある。

 北村氏は「官邸のアイヒマン」の異名がある。

 ある者は官邸から官庁の頭越しに指示を出し、ある者は上役を怒鳴り上げ、またある者は情報に目を光らせ、“隠密”となって敵を恫喝する。

 安倍首相に“忠誠”を誓う7人の官邸官僚が国民に牙を剥いたとき、この政権は坂道を転がり始めたのだ。

※週刊ポスト2020年7月3日号

4186チバQ:2020/06/22(月) 22:33:07
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-38571.html
【ポスト安倍】不仲説は本当? 岸田文雄氏に菅官房長官との関係を直撃
2020/06/21 06:00文春オンライン

「前回の総裁選に出馬された石破(茂)さんも政治家です。自らどうあるべきか、どう行動すべきか、絶えず自問自答しておられるのでしょう。石破さんは同じ1957年生まれで、以前から一緒に誕生会を開いている間柄でもある。ただ、私としては他人をどうこう言うより、まずは自分がやるべきことを考えるほうが先。腹の中は別として、表向きはそうありたいと思っています」

「文藝春秋」7月号のインタビューで、そう語ったのは、岸田文雄政調会長(62)。「ポスト安倍はどっちだ」と題した同じ7月号のインタビューで、石破茂元幹事長が二階俊博幹事長や菅義偉官房長官へ秋波を送るなか、安倍晋三首相が次期総裁の「本命」と見ている岸田氏の動向が注目されている。

古賀氏も認めていた岸田氏と菅氏の「距離感」
「文藝春秋」2019年11月号に掲載したインタビューで、初めて総裁選出馬を明言した岸田氏。ただ、「ポスト安倍」候補を尋ねる世論調査では軒並み支持率は3〜4%程度に留まり、知名度の低さは相変わらずだ。

 それでも、安倍首相や麻生太郎副総理らは、岸田氏を次期総裁候補として位置付けてきた。第1次補正予算案で当初、首相の意を受け、「減収世帯への30万円給付案」を取りまとめたのも岸田氏だった。ところが、公明党・創価学会の反発を受け、「国民一律10万円給付案」へ舵を切らざるを得なくなったのは記憶に新しいところだ。

 首相らの支持を背景に先頭を走ってきたはずの「ポスト安倍」レースに暗雲が立ち込めるなか、焦点となっているのが、菅氏との関係である。

 古賀誠元幹事長が「文藝春秋」4月号で「どうも互いが互いを苦手にしているのか、接点があまりないようです」と述べたように、両者に距離感があるのは事実。菅氏が裏では、岸田氏に否定的な発言を重ねているとも伝えられる。そんな中、若手議員らへの影響力も大きい菅氏との連携に期待感を滲ませたのが、総裁選のライバル・石破氏だ。

「二人だけでお話しする機会はありません」
 果たして岸田氏は、“不仲説”が取り沙汰される菅氏との関係をどう受け止めているのか。

「私が現在会長を務めている宏池会の先輩、古賀誠名誉会長が『文藝春秋』(4月号)のインタビューで『岸田総理を菅(義偉)さんが支える』と仰ったそうですね。どういう趣旨なのか、詳しくは聞いていませんけれど(笑)。もちろん菅さんとは仕事柄、時々お会いします。かなり昔ですが、菅さんも一時期、宏池会にいらっしゃいました。ただ、最近は二人だけでお話しする機会はありません。いずれにしても、菅さんをはじめ様々な方の意見を聞き、決断をしていくことが大事だと思います」

 世論調査の数字が低迷するなか、岸田氏は今、来年9月に予定される総裁選についてどう考えているのか。その答えは、「文藝春秋」7月号ならびに「文藝春秋」digitalに掲載した岸田氏のインタビュー「 リーダーには『聞く力』が必要だ 」をお読みいただきたい。そのほか、安倍首相の新型コロナウイルス対応に欠けている点や、黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャン問題、「大好き」と語るお酒との付き合い、自身が目指す「コロナ後の国家像」などについても8ページにわたって語っている。

※「文藝春秋」編集部は、ツイッターで記事の配信・情報発信を行っています。 @gekkan_bunshun のフォローをお願いします。

※音声メディア・Voicyで「 文藝春秋channel 」も放送中! 作家や編集者が「書けなかった話」などを語っています。こちらもフォローをお願いします。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2020年7月号)

4187とはずがたり:2020/06/23(火) 23:06:03
まあ規格外は全部二階みたいなとこあるけど安保オタクの石破のとこの方が似合ってたような。

長島昭久氏が二階派入りへ 幹部に意向伝える
6/23(火) 15:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1615a4784858726542f2091253411032e686138c
産経新聞
長島昭久衆院議員

 旧民進党出身で昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員が二階派(志帥会、46人)に入会することが23日、分かった。二階派幹部に入会の意向を伝え、近く了承される見通し。長島氏の加入により、二階派は所属議員数で党内第4派閥の岸田派(宏池会、47人)と並ぶ。

4188とはずがたり:2020/06/24(水) 00:49:15
まあ今の段階ではリップサービスだろうけど,安倍がやばくなったら全自民党議員が石破に靡いて自民党は変わったとかいうやろし,そんな中,一番初めから石破を支持してたみたいな顔してどっかり幹事長席に坐るのが二階だと思ってるw

ポスト安倍レースで石破氏に勢い 二階幹事長が支持表明、鍵握る麻生副総理
2020年6月23日(火)11時32分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93752.php?t=1

ポスト安倍を巡る与党内議論が流動化している。首相が後継者として期待してきた岸田文雄政調会長に対する支持が広がりを欠いているためだ。その中で各種世論調査で人気の高い石破茂元幹事長に二階俊博幹事長が支持を明言し、これを菅義偉官房長官も側面支援。写真は都内で2015年7月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

ポスト安倍を巡る与党内議論が流動化している。首相が後継者として期待してきた岸田文雄政調会長に対する支持が広がりを欠いているためだ。その中で各種世論調査で人気の高い石破茂元幹事長に二階俊博幹事長が支持を明言し、これを菅義偉官房長官も側面支援。次期首相は岸田氏よりも石破氏が有利との見方が与党内で浮上しつつある。これまで安倍首相と共に岸田氏を支持してきた麻生太郎財務相兼副総理の意向が注目されつつある。

安倍首相の自民党総裁任期まで1年以上あるにもかかわらず、ポスト安倍が取り沙汰されるのは、首相が安倍政権を批判し続けてきた石破氏が後継者となるのを嫌い、岸田氏に禅譲を目指すのであれば、任期前の辞任が必要とみられてきたためだ。自民党の党則で、総裁が任期満了前に辞任すれば、石破氏の人気の高い地方票の影響が少ない形で、主に国会議員の意向で総裁を決められるためだ。

首相が退陣し得るタイミングとして、1)東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルスの世界的な感染継続懸念により今秋に中止された後、2)米大統領選で安倍首相と良好な関係を構築してきたトランプ氏が落選した場合──などが想定されている。


このため首相が所属する党内最大派閥の細田派と麻生派、岸田派が連携し、安倍首相が任期中に退陣すれば「岸田政権」への禅譲は可能とされていた。

しかし、ここにきて自民党内では岸田氏の不人気が表面化し、このシナリオに黄信号がともり始めた。新型コロナ対策の2020年度第1次補正予算案策定では、困窮者向けに30万円給付を打ち出したが、閣議決定後に公明党の反対で配付対象を全世帯一律に広げた10万円給付に差し替えられ、「リーダーシップがない」(自民中堅)とみられ、「真面目だが、演説が面白くない」(自民党幹部)などと言われ始めた。

一方、報道各社の世論調査で軒並みポスト安倍人気首位に立つ石破氏については、従来「与党内では人気はない」(細田派)とされてきたが、二階幹事長が8日、「将来さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星の一人だ」「自民党でも最も古い最も経験豊かな政治家の一人だ」と持ち上げ、支持を明確にしたことで、流れが変わってきた。

従来から岸田氏のリーダーシップ不足を批判してきた菅義偉官房長官も二階氏と石破氏の接近を「裏でつないだ」(自民党幹部)とされる。石破氏支持を公言しないのは、「官邸の要職についているから控えている」(二階派幹部)とみられる。

その中で、岸田氏不利との観測は広がりを見せている。首相のお膝元の細田派内で下村博文選挙対策委員長、稲田朋美党幹事長代行らが、岸田氏に対抗してポストコロナ時代を見据えた政策勉強会を立ち上げたほか、自民党内の票読みでは「岸田氏は結局、岸田派からしか支持を得られないことになる」(閣僚周辺)との試算もあるようだ。このため「国会議員だけで総裁選を実施しても岸田氏が勝てるかどうか分からない」(麻生派)との見方も出てきた。

このため麻生氏の判断に注目が集まっている。複数の自民党幹部によると、麻生氏は安倍首相に対して、岸田氏では党内がまとまらないとの情勢分析を伝えたもよう。「現時点では石破氏・岸田氏両にらみだが、現実的判断に傾くのは時間の問題」(自民中堅)との観測も聞かれ、動向が注目される。


[ロイター]

4189チバQ:2020/06/24(水) 10:47:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca4bcca0b0c831627564fda54247876d9cfd872
自民人事、二階氏続投が焦点 党内安定か刷新か 「ポスト安倍」の戦略左右

6/24(水) 7:11配信
 9月に任期満了を迎える自民党役員人事では二階俊博幹事長(81)が続投するかが最大の焦点だ。

 安倍晋三首相(党総裁)が留任させて政権基盤の安定を狙うのか、党内きっての実力者を交代させて人心一新を図るのか。「ポスト安倍」を目指す石破茂元幹事長(63)と岸田文雄政調会長(62)も注視している。

 首相と二階氏は24日夜に会食し、党内情勢を話し合う予定。2人は新型コロナウイルス感染拡大で自粛していた「夜の会合」を再開させ、連日のように党内の実力者と顔を合わせている。24日は秋の人事をにらみ腹を探り合う前哨戦となりそうだ。

 二階氏の処遇が注目されているのは、来年9月末が総裁任期満了となる首相にとって最後の党役員人事となる可能性が高いためだ。昨秋の人事では二階氏の交代を一時模索し、見送った経緯もある。今回は政権総仕上げに向けた首相のメッセージとなる。

 河井克行前法相夫妻の逮捕などで政権の土台が揺らぐ中、首相が続投を選択すれば、党内ににらみを利かす二階氏を取り込むことで、引き続き安定を重視したとみられる。一方、幹事長交代ならば人事刷新で政権立て直しを図る意図が伝わる。新幹事長に岸田氏を据えれば、自身の後継者とする狙いも鮮明になる。

 人事は石破、岸田両氏の戦略も左右しそうだ。石破氏は総裁選での後ろ盾を期待し、二階氏との連携強化を模索。18日のBS番組でも二階氏を「政界の表も裏も、人の心のあやも、与野党の関係も一番知っている方だ」と持ち上げた。二階派内には、幹事長から外れれば二階氏が石破氏と「反安倍」で結束すると警告する声もある。

 岸田氏はコロナ対策で主導した「30万円給付」案が二階氏の発言を契機にひっくり返ったこともあり、関係はぎくしゃくしたままだ。岸田派内には二階氏との距離を縮めようとする動きがある一方、総裁選をにらみ「岸田氏は幹事長をやった方がいい」(派閥幹部)との意見も根強い。ただ、岸田氏が幹事長ポストを狙えば、続投を求める二階派との関係悪化は避けられない。

 細田派ベテランは幹事長人事について「現状維持だろう。二階氏を代えるリスクは高い」と指摘した。

 石破、岸田両氏は23日夜、東京都内で石原伸晃元幹事長らを交えて定例の食事会を行い、政治情勢をめぐって意見を交わした。

4190チバQ:2020/06/24(水) 13:39:17

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bfda739daffcc59ed52842742ed0926d3c3c2c6

自民無派閥の長島昭久氏、二階派加入の意向固める




6/23(火) 23:03配信


毎日新聞







長島昭久氏=川田雅浩撮影
 旧民主党政権で首相補佐官などを歴任し、2019年自民党に移籍した長島昭久衆院議員(東京21区)が、二階派に加入する意向を固めた。二階派幹部が23日明らかにした。長島氏はこれまで無派閥で活動してきたが、支持者などへの説明を終え次第、加入手続きに入るという。

 二階派の所属議員数は公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された参院議員の河井案里容疑者の離党に伴い46人になっていたが、長島氏の加入で47人に戻る。【野間口陽】

4191チバQ:2020/06/24(水) 21:31:33
https://www.sankei.com/politics/news/200624/plt2006240023-n1.html
自民、党内にじわり解散風? 首相「頭の片隅にもない」
2020.6.24 19:41
 衆院議員の任期が残り約1年4カ月となる中、政界で安倍晋三首相が早期の衆院解散・総選挙に打って出るのではないかとの臆測が広がっている。年内のタイミングを逃せば「追い込まれ解散」となり、防戦を余儀なくされる可能性が高まるためだが、新型コロナウイルスの第2波に備える必要などから慎重論も根強い。(広池慶一)

 「いつ解散があってもいいという、研ぎ澄まされた感覚で政治に臨んでいかなくてはならない」

 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、解散時期をめぐり、さまざまな発言が増えていることに、こうクギを刺した。

 党内では、早期解散論への指摘が増えている。森山裕国対委員長は20日、鹿児島市で開いた党会合で「そう遠くない時期にある。しっかり備えなければならない」と強調。首相に近い世耕弘成参院幹事長も23日の会見で「いつあってもおかしくない」と語った。

 早期解散の臆測は、首相と麻生太郎副総理兼財務相とが10日、2人きりで約1時間会談した後、一気に広まった。麻生氏は首相時代、支持率の高かった就任直後の解散機会を逸し、衆院議員の任期満了近くとなる「追い込まれ解散」を強いられ、下野した苦い経験がある。党幹部は「失敗を知るだけに早期解散を進言しているはずだ」と見る。

 解散風に神経をとがらせているのは野党も同じだ。国民民主党の玉木雄一郎代表は24日の会見で、「常在戦場という言葉があるが、常に備えを万全にしていく」と強調。立憲民主党の枝野幸男代表も「お盆明けにも解散だと思っている」と警戒を強める。

 特に選挙基盤の弱い若手を中心に危機感が強まっており、国民の幹部は「野党は大きな固まりにならなければ勝てない」と語った。

 一方、解散論と距離を置くのが、新型コロナの影響で得意の組織運動を封じられている公明党だ。党幹部は早期解散について「準備が間に合わない。こんな状況で選挙をしたら自民も公明も負ける」と断言。24日に首相と会談した山口那津男代表も記者団に、首相が「頭の片隅にもない」と語ったことを強調した。

4192チバQ:2020/06/24(水) 21:33:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/81ae5a530643d77e0415c1052e813e95a9ebed7d
年齢差別?「定年制の乱」に二階氏・進次郎氏も参戦!自民「73歳規定」廃止めぐりベテランと若手が火花
6/24(水) 12:00配信

FNNプライムオンライン
自民党独自のルール「比例73歳定年制」めぐる世代間闘争
FNNプライムオンライン

自民党内で適用されている、衆院選の比例代表の「73歳定年制」が、国会閉会後もベテラン議員と若手議員の間の対立の火種となっている。

【画像】自民党若手議員がベテラン議員に反発

自民党の現在の規定では、党内の「世代交代」を促す目的で、73歳以上の衆院選候補者は比例代表への重複立候補が認められず、小選挙区で敗北した場合、比例復活当選ができないことになっている。これは小泉政権の時から適用された、自民党独自の決まりだ。

この規定について党内のベテラン議員らが、「政府が人生100年時代を唱える中で年齢により“差別”を行うのはおかしい」と廃止を求めたのに対し、定年制維持を求める若手議員らが猛反発しているのだ。

定年制廃止へ動き出したベテラン議員
6月12日、自民党の衛藤征士郎元衆院副議長(79)と平沢勝栄広報本部長(75)が、二階幹事長(81)や下村選挙対策委員長(66)と面会し、定年制廃止を直訴した。両氏は、「いやしくも候補者にハンディを附すことは著しく平等を欠く」「年齢によって優劣の差を条件にすることは、議会制民主主義に著しく逆行する」として定年制廃止を求めた「有志議員一同」名での要請書を提出した。

要請後、衛藤氏は記者団に対し、二階幹事長も定年制廃止について「当然じゃないか、当たり前じゃないか」と述べ賛同したと強調した上で、次のように若手議員をけん制した。

「あえて若手の候補者に一言申し上げたい。高齢者の高き志に対し、果敢に挑戦し、圧倒する意気込みと迫力を示してほしい」

若手議員らがベテランに反発
こうしたベテラン議員らの動きに対し、党内の若手議員らはすぐさま反発した。ベテラン議員らによる申し入れの直後、若手議員中心の青年局が議論を行い、小林史明青年局長(37)が、73歳定年制の維持を下村選対委員長に申し入れた。

小林局長は、その後の記者会見で次のようにベテラン議員を批判し、挑発的とも言える言葉で、定年制廃止への「断固反対」を強調した。

「コロナにおいて大変国民が厳しい状況にある中で、国会議員の立場を守るための議論が行われていることに正直、優先順位が全く違うと驚きを隠せない。新しい課題を解決したいと国政に挑戦してくる新しい方々に門戸を開くことが優先順位は最も高い。高き志を持っている先輩方にはぜひ堂々と小選挙区で戦っていただきたい」

会見に同席した若手議員からも次のように、定年制維持を求める声が相次いだ。
「厳しい初陣を戦う人たちが国民の負託に応えるためには比例の枠を活用することもある」
「比例には選挙が脆弱な若い人たち、女性に枠を設けるべき」
「(定年制)導入の際には中曽根元総理や、宮沢元総理にも引退いただいた、ある意味多くの血を流した制度だ」

ある青年局所属議員は「ベテランは余人を持って代えがたいと言う人もいるが、選挙で選ばれているんだから誰だって余人を持って代えがたい」と強調している。現時点で73歳以上の自民党国会議員は、党の全議員の1割以上を占めていて、若手議員には党内の「世代交代」への期待の声が強い。

自民党幹部の反応は二分
この「73歳定年制」をめぐるベテラン議員と若手議員の真っ向からの対立に、党幹部である二階幹事長と岸田政調会長(62)の意見は真っ二つに分かれた。

二階幹事長:
「上の年齢なんかとやかく言うべきではなくて、選挙があるから、選挙がすべてではないか。年齢制限よりも選挙に勝つことが大事ではないか」

岸田政調会長:
「定年制を設けることによって、選挙基盤の弱い若手や、多様な人材により大きなチャンスを与えるという趣旨で設けられていると理解している。そういったことから意味はあると思っている」



廃止賛成の二階氏と、廃止反対の岸田氏。両氏は去年の人事での幹事長ポスト争いや派閥所属議員の選挙区調整、さらにポスト安倍をめぐっても緊張関係にあるが、この定年制をめぐっても真っ向対立する形となった。

4193チバQ:2020/06/24(水) 21:35:09
閣僚も賛成・反対分かれ“閣内不一致”に
今の安倍内閣の閣僚の中でも、それぞれの立場により意見が分かれた。定年制廃止に賛成の立場を示したのは竹本直一IT相(79)だ。かつて73歳を目前にして比例復活したこともある竹本氏は12日の記者会見で、閣僚としてではなく個人の見解として次のように述べた。

「そもそも年齢制限があるという国はあまりないんじゃないか。100歳までの人生設計を考えることを国政でやらなきゃいけないという時に、年齢で除くというのはどうかと個人的には思っている」

一方、定年制維持を明確に主張したのは小泉進次郎環境相(39)だ。小泉氏もかつて青年局長を務めた上、この定年制を導入したのは父の小泉純一郎元首相だったという経緯もある。小泉氏は会見で、「これは自民党の青年局魂が発揮されるところだと思う」と述べた上で、次のように廃止反対を訴えた。

「小選挙区は定年ありませんから。人生100年時代と合わせて今回の比例の定年制を見直せという動きがあるそうですが、小選挙区であれば人生100年時代という以上に、100歳であっても200歳であっても、小選挙区は定年制がありませんから。だから私は反対です」

党幹部への直訴“第2ラウンド”が同日に勃発
このように閣僚も参戦し賛否が入り乱れる中で、党執行部への働きかけをめぐる戦いの第2ラウンドが始まった。

小林氏率いる青年局は18日、自民党幹事長室、下村選対委員長、岸田政調会長に対し、再度申し入れを断行した。73歳定年制が堅持されることで、女性をはじめとした多様な人材が登用されやすくなると論陣を張り、地方議員らも含めた青年局の総意だと主張した。

一方で同日夜、二階幹事長と食事を共にしたのは衛藤氏、平沢氏ら定年制廃止を唱えるベテラン議員たちだった。「能力ではなく、年齢で一律に差別されるのはおかしい。選挙にはどうしても不確定要素がある。比例復活の保証があるかどうかでは安心が全然違う」と力説した出席者の1人は、二階幹事長が「不退転の決意で(定年制廃止を)やる」と明言したと廃止への自信を見せた。

平均寿命が延び、頭脳明晰なベテラン議員も活躍している中で、「年齢だけで差別されるのはおかしい」と訴えるベテランたち、一方で「世代交代への逆行」だと異を唱え、多様な人材が登用されやすくする定年制の重要性を訴える若手たち、どちらの意見も十分傾聴に値するだろう。

党内の世代間闘争にポスト安倍をめぐる政局的要素も絡み始めたこの議論。秋にも解散総選挙が行われる可能性が取りざたされる中で、どのような結論に至るか議論の推移を見守りたい。

(フジテレビ政治部 山田勇)



山田勇

4194とはずがたり:2020/06/24(水) 22:18:52
いよいよ「政局モード」 首相が「よろしければ」二階氏と会食 「通訳」は林幹雄氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月24日 21時11分(最終更新 6月24日 21時11分)
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/010/252000c

 安倍晋三首相は24日夜、自民党の二階俊博幹事長と東京・赤坂の日本料理店で会食した。首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食を共にした。通常国会が閉会し、内閣支持率が低迷する中で、首相は与党の引き締めを図るためか会合を増やし始めた。衆院解散や内閣改造・自民党役員人事などを巡って「政局モード」に入りつつある。

 首相と二階氏の会食には、二階氏の腹心である林幹雄幹事長代理も同席した。首相は自身の後継候補と見込む岸田文雄政調会長を秋の党役員人事で幹事長に起用する案を抱いているとされ、二階氏の反応を探った可能性がある。二階氏は続投に意欲的で、会談の行方によっては党内情勢が緊迫化しそうだ。

4195とはずがたり:2020/06/24(水) 22:21:05
いよいよ「政局モード」 首相が「よろしければ」二階氏と会食 「通訳」は林幹雄氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月24日 21時11分(最終更新 6月24日 21時11分)
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/010/252000c

 安倍晋三首相は24日夜、自民党の二階俊博幹事長と東京・赤坂の日本料理店で会食した。首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食を共にした。通常国会が閉会し、内閣支持率が低迷する中で、首相は与党の引き締めを図るためか会合を増やし始めた。衆院解散や内閣改造・自民党役員人事などを巡って「政局モード」に入りつつある。

 首相と二階氏の会食には、二階氏の腹心である林幹雄幹事長代理も同席した。首相は自身の後継候補と見込む岸田文雄政調会長を秋の党役員人事で幹事長に起用する案を抱いているとされ、二階氏の反応を探った可能性がある。二階氏は続投に意欲的で、会談の行方によっては党内情勢が緊迫化しそうだ。

4196チバQ:2020/06/25(木) 20:06:37
>>4167
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200625k0000m010254000c.html
自民・高鳥修一氏が新保守グループ 稲田幹事長代行と距離
2020/06/25 19:44毎日新聞
自民・高鳥修一氏が新保守グループ 稲田幹事長代行と距離

自民党の高鳥修一衆院議員

(毎日新聞)

 自民党の高鳥修一筆頭副幹事長らが25日、新たな保守系グループ「保守団結の会」を発足させた。高鳥氏は稲田朋美幹事長代行と行動を共にしてきたが、稲田氏が女性活躍に活動の力点を移し選択的夫婦別姓にも理解を示したことから、距離を置く姿勢が見え隠れする。次期総裁選への立候補に意欲を示す稲田氏には痛手となりそうだ。

 同日党本部で開かれた設立総会には25人が出席。高鳥氏は冒頭あいさつで「総裁選のための会ではない。稲田さんに対抗するための会でもない」と断りつつ、「日本の保守主義を政治理念とし、この国難にあたり生ある限り祖国に尽くす。その一点だ」と述べた。

 党内には稲田氏が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会(伝創会)」があり、高鳥氏も参加。2人は安倍晋三首相の側近として連携し、高鳥氏は稲田氏の総裁選立候補を応援すると公言してきた。ただ、稲田氏は近年、「女性議員飛躍の会」などを通じた一人親支援や性的少数者の地位向上に注力し、伝創会は事実上休止状態になっている。【遠藤修平】

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200625X903.html
稲田氏から離反の動き=自民有志が「保守団結の会」
2020/06/25 19:39時事通信

 自民党保守派の有志議員でつくる「保守団結の会」が25日、党本部で設立総会を開いた。稲田朋美幹事長代行と行動を共にしてきた議員が、稲田氏が選択的夫婦別姓に理解を示したことなどに反発、離反する形で設立した。次期総裁選出馬に意欲を示す稲田氏の足元が揺らいでいる。

 代表世話人に就任した高鳥修一筆頭副幹事長は冒頭、「保守主義を政治理念とし、国難に当たり生ある限り祖国に尽くす」と、設立趣旨を説明した。総会では、憲法改正や伝統的な家族制度の堅持などの活動方針を確認した。出席者は25人で、稲田氏が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」ともメンバーが一部重なる。

4197とはずがたり:2020/06/25(木) 23:51:29

ふささんによるとこれで小池を潰して自分の後継を当選させたとのことw

「小池氏、総理へのラストワンチャンス」山崎拓元副総裁
2017年10月2日 18時16分
https://www.asahi.com/articles/ASKB25HZRKB2UTFK015.html

 今度の選挙で一番の注目点は、小池百合子・東京都知事が立候補するかどうかだ。(小池氏側近の)若狭勝・前衆院議員が政権奪取は「次の次ぐらい」と言っていたが、「次の次」なんて政治の世界では通らない。政治生命というものはそんなに長くない。一寸先は闇の政界で「次の次」を論じるのは、悪い冗談としか思えない。

 小池さんは女性の議員でもっとも権力闘争に強いから、総理大臣を狙っているだろう。年齢からしても、総理になるラストワンチャンスじゃないか。今度出なければ、もう総理の道は閉ざされると思う。「衆院選に立候補しない」という報道もあるが、私はまだフィフティー・フィフティーで可能性は残していると思う。もし出なければ、この希望の党はあっという間に失速するだろう。(都内での講演で)

4198チバQ:2020/06/28(日) 23:34:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fdfbd0d3f205693169ddd1b29c73ea7abc1bd32
【点描・永田町】“絶滅危惧種”二階氏の変幻自在
6/28(日) 19:02配信

時事通信
自民党の会議に臨む二階俊博幹事長(手前)と石破茂元幹事長(手前から3人目)=6月11日、東京・永田町の同党本部

 コロナショックで安倍晋三首相の苦闘が続く中、政権ナンバー2の二階俊博自民党幹事長の言動が、政界で注目の的となっている。混戦模様の「ポスト安倍レース」でも、首相の「4選」に言及したかと思えば、反安倍の立場を鮮明にする石破茂元幹事長を「期待の星」などと持ち上げる変幻自在ぶり。首相を筆頭とする世襲政治家とは対照的な「(組織に所属しない)一本どっこの叩き上げ」(自民長老)と位置付けられる二階氏。持ち前のしたたかな腹芸ぶりから「政界の絶滅危惧種」(同)とも呼ばれるだけに、「コロナ政局を動かすキーマン」(自民幹部)になることは間違いない。

 これまで、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官と共に「政権の3本柱」として、首相を支えてきたのが二階氏。ところが、緊急事態宣言を受けてのコロナ対策の目玉だった国民への現金給付をめぐり、政府に「困窮家庭限定30万円」を「全国民一律10万円」に大転換させるきっかけをつくったのが、二階氏の「国民には10万円給付を求める切実な声がある」との発言だった。これを受けて公明党の山口那津男代表が政権離脱もちらつかせて方針転換を迫った結果ではあるが、政界では「公明党と意を通じる二階氏が仕掛けた」と受け止められた。政府がいったん閣議決定した第1次補正予算案の組み直しを余儀なくされたのは前代未聞の事態で、これを機に「首相の求心力低下が加速した」(閣僚経験者)のは間違いない。

 二階氏が6月8日に石破氏と会談して、9月に予定される石破派政治資金パーティーでの講演を快諾したことも、ポスト安倍に絡む動きとして、自民党内に波紋を広げた。会談後に二階氏が「高みを目指してほしい期待の星の一人」と、石破氏を持ち上げたからだ。その一方で、国会閉幕直後の18日に告示された東京都知事選では、早くから小池百合子知事の再選支持を公言し、自民党都連の反対を抑え込む剛腕ぶりも見せつけた。「党のことは俺が決めるとのアピール」(側近)だ。

狙うは「最強のキングメーカー」?
参院予算委員会で麻生太郎副総理兼財務相(右)と話す安倍晋三首相=6月11日、国会内

 二階氏はすでに81歳と高齢で、常々体調不安説もささやかれ、永田町では「政界引退は間近」との声も少なくない。数々の“”爆弾発言”も「その場の思い付きにすぎない」(政府筋)との指摘もあるが、二階氏周辺は「極めて緻密な戦略に基づくもの」と強調する。「ここにきて、二階氏の発言が政局の流れを変えている」(二階派幹部)のは事実だからだ。17日の国会閉幕を受けて、政界では夏から秋にかけての、「コロナ解散」やその前段となる党・内閣人事の断行説が流布されている。「お定まりの衆院解散と人事による党内の抑え込み」(閣僚経験者)とみる向きも多いが、二階氏は1日の記者会見で「早期解散の必要性は感じていない」などと機先を制してもいる。

 その一方で二階氏は、首相との“隙間風”がささやかれる菅氏と「水面下で連携を進めている」(細田派幹部)との見方も多い。首相は国会での野党の質問に「官房長官とは一心同体」と強調したが、昨年9月の党・内閣人事で二階氏の交代を模索した首相を押しとどめたのが菅氏だったことは、永田町で周知の事実だ。

 そうした中、首相が10日に盟友の麻生氏と2人だけで約1時間も密談したのも、「解散時期や人事を話し合ったとの憶測を党内に広げることでの求心力回復作戦」(自民幹部)とみられている。ただ、こうした「3本柱の足並みの乱れ」(岸田派幹部)が、政局運営での二階氏の存在感を高める要因となっており、二階氏周辺からは「狙うはポスト安倍での最強のキングメーカー」(側近)との声も出ている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」6月22日号より】

4199チバQ:2020/06/30(火) 14:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9a59abe4027ad9586ed818fa10b41f855aecb3
岸田氏、敵基地攻撃で問われる手腕 自公調整、ポスト安倍へ試練




6/30(火) 7:09配信

 安倍晋三首相が唱える敵基地攻撃能力保有に関し、自民党の岸田文雄政調会長は与党内の調整段階で板挟みとなる可能性もありそうだ。

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」計画断念を受け、30日から議論を開始する自民党は前向きな一方、公明党が慎重な立場を崩していないためだ。

 岸田氏は29日の記者会見で、「わが国のミサイル防衛体制、安全保障体制が十分か議論を深めるのは大事だ。あるべき姿を提言し、与党として責任を果たす」と語った。

 30日にスタートする自民党国防族議員による「検討チーム」は、岸田派の小野寺五典元防衛相が座長を務める。小野寺氏は党が2017年に敵基地攻撃能力保有の検討を政府に求める提言をまとめた際の中心人物。このため、検討チームは従来方針に沿って議論を進め、7月中に提言をまとめる見通しだ。

 これに対し、「平和の党」を掲げる公明党は保有に消極的で、山口那津男代表は23日の記者会見で「慎重に議論したい」と明言した。同党関係者は、来年7月に任期満了を迎える東京都議選や衆院議員の残り任期が1年4カ月であることを踏まえ、「選挙前に持ち出されても困る」と不快感を示す。

 自民党は党内議論の結論を踏まえ、公明党との協議に入るとみられる。ただ、岸田氏は新型コロナウイルス感染拡大をめぐり、「減収世帯への30万円給付」が断念に追い込まれ、調整能力に疑問符が付けられたばかり。自民党関係者は「給付金すらまとめられず、岸田氏で大丈夫か」と語る。

 後手が目立つ新型コロナ対応などで首相の求心力は低下し、岸田氏の「禅譲」路線にも狂いが生じ始めている。国民の間で岸田氏の人気は広がりに欠けており、首相も周辺に「岸田氏の演説は心に響かない。大事なことは情念だ」と漏らしたという。岸田氏は、さらに失策を重ねたら難しい立場に立たされそうだ。

4200チバQ:2020/06/30(火) 19:53:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200630X443.html
自民、「73歳定年」維持=亀裂懸念、個別に例外容認
2020/06/30 19:01時事通信

 自民党は30日、衆院比例代表候補の「73歳定年制」を維持することを決めた。撤廃を求めるベテラン議員と堅持を訴える若手がそれぞれ署名活動を展開しており、これ以上亀裂を広げるべきではないと判断した。執行部は定年制の例外を認めるなど柔軟に対応する方針だ。

 73歳定年制は党の内規に定められ、「世代交代」をアピールするため小泉政権下の2003年衆院選で本格運用がスタート。この時は中曽根康弘、宮沢喜一両元首相(ともに故人)が引退に追い込まれた。

 見直しを主張したのは衛藤征士郎元衆院副議長(79)ら。二階俊博幹事長(81)に申し入れ、二階氏もいったんは前向きな意向を示したため、小林史明青年局長(37)ら若手が反発。中堅クラスにも反対論が広がった。

4201チバQ:2020/07/01(水) 18:24:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3d5a20c0cabff2b9226e5e09ab55246f45e7dbf
自民・長島氏が二階派入り 入党促した細田派は反発




7/1(水) 15:58配信

 旧民主党政権で首相補佐官や防衛副大臣などを務め、昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員(58)が近く同党二階派(46人)に入会する方向となった。

 これに対し、入党を後押しした細田派(97人)は、自派に取り込もうとしていただけに猛反発している。

 長島氏は衆院当選6回。旧民主党などを経て、2017年には希望の党の結党メンバーに名前を連ね、同年の衆院選では東京21区で当選を果たした。二階派幹部によると、近く同派を率いる二階俊博幹事長と面会し、今月中旬にも入会が正式決定する見通し。

4202チバQ:2020/07/01(水) 21:40:10
https://www.sankei.com/politics/news/200623/plt2006230047-n1.html
【ポスト安倍の夏】岸田文雄政調会長 支持拡大へ 必要なのは「情念」
2020.6.23 23:11
 「どうしたら岸田をシャキッとさせることができるか」

 10日午後、官邸で向き合った首相(自民党総裁)の安倍晋三と副総理兼財務相の麻生太郎が口にしたのは、政調会長の岸田文雄が求心力に欠けることへの危機感だった。

 2人は「ポスト安倍」に岸田を推す考えだが、知名度では元幹事長の石破茂に大差をつけられている。

 安倍は首相候補として研鑽(けんさん)を積ませるため、岸田を党の政策責任者に抜擢(ばってき)したが、腕をふるうはずの新型コロナウイルス対策では、逆に深い傷を負った。令和2年度第1次補正予算の編成で、安倍とともに主導した減収世帯への「30万円給付」が党幹事長の二階俊博と公明党の反発にあい、1人当たり10万円の一律給付にひっくり返されたのだ。

 当初は岸田も一律給付を唱えていた。それを押し殺して安倍に従い、「経済対策になっていない」などと反発した若手らも激論の末、平定したはずなのに-。

 党内外に指導力をアピールする意味も込め、2次補正の編成でこだわったのが、休業を余儀なくされた中小・小規模事業者らに最大600万円の家賃を補助する案だ。財務省や官房長官の菅義偉は、すでに最大200万円を給付する「持続化給付金」制度があるとして反発したが、岸田は、休業要請に苦しむ事業者にとって不可欠だと考えた。

 「助けてくれないか」

 岸田が電話口でこう訴え、家賃支援に関するプロジェクトチーム(PT)の座長就任を求めたのは、同じ昭和32年生まれの元幹事長、石原伸晃だった。岸田には、石原が平成24年の総裁選に出馬した際、支援に回った経緯もある。PTの座長代理は、岸田派(宏池会)で事務総長を務める前厚生労働相、根本匠に頼んだ。いわば、気心の知れた2人とチームを組み、窮状の打開に挑んだのだ。


 岸田が固執した家賃支援策は、「岸田のために」と考えた麻生が財務省を抑え、安倍も衆院予算委員会の場で、質問に立った岸田にお墨付きを与えた。谷垣グループ(有隣会)の閣僚経験者は「首相と麻生が岸田を支える様子が、逆によくわかった」と振り返る。

 次期総裁選に向けた岸田の戦略は、安倍からの「禅譲」路線を基本としながらも、党内から幅広い支持を集め、組織力で石破を圧倒することだ。

 岸田は2次補正に絡み、雇用調整助成金の拡充、マイナンバーカードの活用、学生支援、企業への資金供給に関するPTを発足。細田派(清和政策研究会)の事務総長を務める元文部科学相の松野博一、竹下派(平成研究会)の元総務相、新藤義孝ら閣僚経験者を座長に置いた。

 6月4日には「ポスト・コロナ」の社会像を議論する「新国際秩序創造戦略本部」の初会合も開いた。実質的なトップに据えたのは、安倍の盟友で麻生派(志公会)に所属する税調会長、甘利明だ。甘利は岸田に「岸田政権の大きな構想としてどんどん前に出せばいい」とエールを送った。

 石破をターゲットにした戦略的な布石も打っている。今月22日、岸田が本部長を務める党経済成長戦略本部は、新型コロナ収束後の成長戦略に関する提言をまとめた。

 提言は、デジタル化を進めて地域分散型の「デジタル田園都市国家構想」の実現を掲げ、宏池会の会長を務めた元首相、大平正芳が地域間格差の是正の構想として提唱した「田園都市構想」を受け継いだ。これは石破の看板政策である「地方創生」に「あえてぶつけた」(岸田側近)という。

 岸田が得意とする「聞く力」を生かし、最近は他派閥の若手議員とも夜に会合を重ねている。17日には、都内のレストランで議員10人と会食。最近、岸田派の若手から「若手が発言できる場を作ってほしい」と意見されたことを気にしてか、「政調でやりたいことがあれば、どんどん言ってほしい」と声をかけた。

 岸田は「チーム力」で政策を着実に実現しようと努めるが、世論にはこうした党内の努力は見えづらい。安倍は19日午後、官邸で根本と面会した際、こうアドバイスした。

 「情念が大事だよね」

(長嶋雅子) =敬称略

4203チバQ:2020/07/01(水) 21:42:32
https://www.sankei.com/politics/news/200629/plt2006290026-n1.html
【ポスト安倍の夏】(4)河野太郎防衛相「常識欠ける」も変化の兆し 地上イージス停止で謝罪行脚
2020.6.29 20:29
 15日夕、防衛相の河野太郎は防衛省で緊急記者会見を開き、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画停止を発表した。自民党への根回しは一切していなかった。

 慌てた党は翌朝、部会を招集した。ミサイル防衛政策に取り組む国防族議員らが防衛省に説明を求めたが、河野本人は出席せず、怒りと不満が渦巻いた。

 4時間後、自民党本部1階のエレベーターホールで、河野は元防衛相の浜田靖一と鉢合わせした。浜田の隣にいた元総務相の野田聖子が一瞬の気まずい空気を察したのか、「噂をすれば!」と明るく声をかけた。

 「動揺が走っているわよ。特に一生懸命やってきた人たちに」

 うつむいた河野は言葉少なで、浜田は冷めた視線を向けながら立ち去った。

 昨年7月の参院選秋田選挙区(改選数1)でイージス・アショアの秋田配備反対を訴え勝利した野党の寺田静(無所属)はブログで、河野から緊急記者会見後に電話で連絡を受けたと明かした。一方、配備予定地を地元とする自民党議員は「防衛省の事務方のメールで知らされた」と絶句した。

 河野の判断には「ずるずると先延ばしにするよりも良い」と好意的な評価も多いが、「段取りに問題があった」(所属する麻生派=志公会=幹部)と受け止められた。

 河野は25日に再び開かれた部会に出席し、頭を下げて謝罪した。さらに寺田に敗れて議員の座を失った前参院議員、中泉松司の名前も挙げ、声を震わせた。

 「本当に取り返しがつかない。申し訳ない…」

 合理主義者で、過去には官僚や党幹部をもストレートに批判し、不協和音を生んだ河野。国会対策など党務で汗をかいた経験は浅い。部会の出席者は「河野さんがこんなに頭を下げたのは初めてじゃないの。いい経験になるかもしれないね」と驚く。


 人気と政策あるが…

 「総裁選に出馬しないのですか?」。13日、インターネット動画サイトのライブ配信で質問を受け、河野はサラリとこう宣言した。

 「しようと思っています」

 党総裁は選挙時の「党の顔」。河野の知名度は上昇気流に乗っている。

 ツイッターのフォロワー数は160万人以上を誇り、自衛隊の災害派遣活動や周辺国の動向を発信して評判はいい。

 新型コロナウイルス対応にあたる医療従事者らに感謝するため、5月末の航空自衛隊アクロバットチーム「ブルーインパルス」の東京都心での飛行を発案し、称賛された。防衛省幹部は「前例がないことを『やろう』と言うのは河野さんならでは」と語る。

 そんな河野を、麻生派所属議員はこう解説する。

 「国民人気、発信力はある。政策もある。ないのは常識」

 外相時代の平成30年12月の記者会見では、日露関係に関する質問を無視して「次の質問どうぞ」と4回連続で繰り返し、謝罪に追い込まれた。麻生派領(りょう)袖(しゅう)で副総理兼財務相の麻生太郎も「何が欠けているといえば一般的な常識に欠けている」と愛のむちをふるう。

 後輩議員と食事会も

 「仲間と宴席を共にすることを大切にしろ」

 最近の河野は麻生の助言を守ろうとしている。

 今年に入り、信頼を置く同派の中堅議員に幹事役を頼み、4、5人単位での派内の中堅・若手を集めた食事会を繰り返している。

 参加した議員の一人は「同じ派閥の河野さんにいつか総理総裁になってほしい。でも何が何でも次だとは思わない」と語る。

 麻生にとって「ポスト安倍」の本命は、盟友で首相の安倍晋三と同じく、政調会長の岸田文雄とみられる。河野にとってカギを握るのは、官房長官の菅(すが)義(よし)偉(ひで)(無派閥)の動向だ。


 同じ神奈川県選出で当選8回の同期だが、14歳も年上だ。河野の発信力などを買い、安倍に重要閣僚への起用を進言した。「総裁選で河野を担ぎ出すのでは」との噂は絶えない。

 麻生が出馬を自制するよう求めても河野は振り切り、菅らの支援を受けて名乗りを上げる-。そんな見方も根強い。そのとき河野は麻生派で孤立するのか、発信力で岸田に勝る「選挙の顔」として多くの支持を取り付けるのか。(田中一世)

 =敬称略

4204チバQ:2020/07/01(水) 22:43:54
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200630/pol2006300001-n1.html
10月解散・総選挙急浮上 安倍首相の“秘策”は… 消費税率8%、所得1000万円以下に所得税免除 (1/2ページ)
永田町・霞が関インサイド
2020.6.30
 永田町に「解散風」が吹き始め、与野党の衆院議員は浮足立っている。永田町では、気の早い向きの間で次期衆院選日程「10月13日(仏滅)公示・25日(大安)投開票」まで流布されている。

 年内早期の衆院解散・総選挙説が急浮上したのは、安倍晋三首相が6月19日、約3カ月ぶりに夜会合を再開したことがトリガー(引き金)となった。

 安倍首相は同夜、東京・虎ノ門のホテルアンダーズで、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明・自民党税調会長と2時間半、会食した。

 早期解散論者として知られる麻生氏の呼びかけに、安倍首相との隙間風が指摘されてきた菅氏が応じたことから、安倍、菅両氏の関係修復が喧伝された。

 4者会食前後他の夜会合も、その日時と場所をチェックすると興味深い。

 16日=東京・赤坂の日本料理店「浅田」で、麻生氏と、二階俊博幹事長。両氏の側近である鈴木俊一総務会長と松本純国対委員長代理、林幹雄、金田勝年両幹事長代理が同席。

 17日=東京・東麻布の中国料理店「富麗華」で、二階、菅両氏。菅氏に近い森山裕国対委員長と、二階氏最側近の林氏が同席。

 22日=東京・丸の内のパレスホテルの日本料理店「和田倉」で、安倍首相と細田博之元幹事長。細田氏は党内最大かつ首相の出身派閥である清和会(細田派)の領袖(りょうしゅう)。

 24日=赤坂の日本料理店「たい家」で、安倍首相と二階氏。林氏同席。

 「浅田」は赤坂で数少なくなった料亭のなかで自前の高級和食を供する店で、二階氏の麻生氏への配慮である。

 「富麗華」は中国料理が好きな菅氏への配慮である。そして、「たい家」も鯛料理で名高い名店であり、安倍首相への気配りである。

 店選びにも気を配る二階氏が、9月に予定される内閣改造・自民党役員人事で自らの幹事長続投を強く願っていることがうかがえる。

 肝心の「今秋解散総選挙の可能性」である。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないので難しいとの指摘は承知している。

 だが、安倍首相とその側近グループが総選挙に向けて秘策を胸中に秘めているとみる。

 その秘策とは、消費税率8%への引き下げと、所得1000万円以下を対象に1年間の所得税免除。前者は年5兆6000億円歳入減、後者が約7兆円の歳出で可能となる。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

4205とはずがたり:2020/07/03(金) 01:20:12
無能でブレブレの稲田の政治生命は終わったんだよ。

稲田氏、伝統と創造の会にわび状
選択的夫婦別姓推進への反発念頭
https://this.kiji.is/651380999974012001
2020/7/2 20:18 (JST)7/2 20:27 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

自民党の稲田朋美幹事長代行
 自民党の稲田朋美幹事長代行は、会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」メンバーに宛て、選択的夫婦別姓の議論推進など自身が取り組む政策を念頭に「皆さんが疑問に思い、心配されたのは事実だ。説明不足だったことは率直に反省している」と釈明する文書を配布した。関係者が2日、明らかにした。

 伝統的家族観を重視する議員が多く、稲田氏に不満を持つ一部議員が6月に別の保守グループを発足させた経緯がある。

 文書は、伝統と創造の会が15日に開く総会の案内とともに配った。具体的政策への言及は避けつつ「常に時代を先取りし、変えるべきものは変えていく」などと理解を求めた。

4206チバQ:2020/07/05(日) 22:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ed03c90cd4a354298b147c6b5c2657679d551ef
茂木敏充外相 タフな手腕 鍵は派内参院との関係修復
7/4(土) 12:00配信

産経新聞
参院決算委員会で答弁する茂木敏充外相=6月15日、参院第1委員会室(春名中撮影)

 国会閉会を翌日に控えた6月16日昼、外相の茂木敏充は自身が会長代行を務める竹下派(平成研究会)の会合に顔を出した。国会が閉じれば、永田町の関心は衆院解散のタイミングや自民党の次期総裁選の行方に移る。

【表】茂木敏充とはどんな人?

 「ポスト安倍」の一人と目される茂木は会合後、記者団に総裁選に向けた対応を問われると、「世の中の状況がどうなっているかをみながら、よく議論していきたい」とけむに巻いた。だが、決して総裁選を傍観する腹ではない。

 2日後の18日夜、都内のフランス料理店に姿を見せた茂木は、自民党衆院議員の村井英樹や小林史明、福田達夫ら、将来を嘱望される若手数人とテーブルを囲んだ。話題は茂木が得意とする経済政策から安全保障まで多岐にわたった。

 出席者の一人がフランスで認められている事実婚制度に話を移し、「茂木内閣でやりましょう」と持ち掛けると、茂木は「それで出生率は上がるかな」と応じ、終始笑みを浮かべながら意見に耳を傾けた。

 仲間内で「茂木勉強会」と呼ばれるこの会合は、茂木が経済再生担当相だった約3年前、自身のもとで内閣府政務官を務めていた村井に声をかけて始まった。村井と小林は岸田派(宏池会)、福田は細田派(清和政策研究会)に所属するなど、派閥を超えた茂木のネットワークとなり、数カ月に1度集まっている。

 新型コロナウイルスの感染が国内で拡大し、学校の一斉休校が実施された直後の3月5日夜の会合では、若手から「お母さんたちが大変だ」「現金給付が必要」との声が上がり、茂木がその場で文部科学相の萩生田光一に電話をかけた。茂木は若手に「すぐに案をまとめろ」と指示し、翌日には萩生田のもとに届けさせた。勉強会メンバーの一人は「政策を実行させる腕力を見た」と振り返る。

 商社や外資系コンサルタント会社を経て政界に転じ、「政策新人類」と称された茂木は、自ら政策を練り上げ、成し遂げることへの思いが強い。交渉力への評価も高く、経済再生担当相として日米貿易協議を担ったころには、米大統領のトランプから「モテギはタフ(手ごわい相手)だ」と一目置かれた。

 新型コロナへの対応に追われる今も、出国や移動ができなくなった在外邦人の帰還に向け、自ら関係国の外相に掛け合い、1万人以上の帰国を実現させた。入国制限の緩和をめぐっても、ベトナムやタイなど4カ国の外相と電話で会談し、道筋をつけている。

 こうしたリーダーシップが茂木の強みだが、来年の総裁選を見据えれば、最大の課題は足元にある。6月9日夜、都内の中華料理店に当選3回の竹下派衆院議員約10人を集めた茂木は、「いざというときに派内が固まっていることが大事だ」と熱を込めた。念頭にあるのはこの数年の間に続いた派閥内の騒動だ。

 平成30年初め、当時の派閥会長、額賀福志郎の退任を求める声が派内の参院議員から噴出し、「額賀降ろし」につながった。額賀の退任を阻止しようとした茂木と参院側の確執は深まった。

 派内の参院に今も影響力をもつ元参院議員会長の青木幹雄は同年9月の前回総裁選で元幹事長の石破茂を支援し、参院側は首相の安倍晋三を支持した衆院の大半と対応が分かれた。衆院側を「安倍支持」でまとめようとした茂木に「今も参院の反発は残っている」(中堅参院議員)とされる。

 衆院側では当選回数別に年に数回の会合を持ち、結束に動く茂木も、参院側との関係修復は今も果たせていない。派内には厚生労働相の加藤勝信や元経済産業相の小渕優子を総裁候補に推す声もある。派閥幹部は「次の本命は茂木だ」と断言するが、「参院側をまとめられればの話だろう」と冷ややかに見る衆院議員もいる。

 茂木にとって、派内の参院とどう融和を図るかが「ポスト安倍」に向けた重要なポイントとなる。(大橋拓史、力武崇樹)=敬称略

4207チバQ:2020/07/05(日) 22:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/db1947f5be3ac7455527d5cf07298b1ac90b3065
「ポスト安倍」ここに来て「二階=菅」ラインが見えてきた…!
7/4(土) 7:01配信

現代ビジネス
「策士」「寝業師」の異名
写真:現代ビジネス

 7月4日は三木武吉の命日である(1956年7月4日死亡。享年71歳)。三木は、戦後政治史で言う「55年体制」の確立とされた55年11月15日の日本民主党と自由党の保守合同で誕生した自由民主党(自民党)結成の最大功労者の一人である。

【写真】安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった

 54年12月7日に吉田茂内閣が総辞職、3日後の10日に鳩山一郎内閣が誕生した。反吉田勢力を統合した中核には後に首相となる日本民主党(鳩山総裁)の岸信介幹事長と三木総務会長が位置していた。

 岸自身保守合同について、『岸信介証言録』(原彬久編。毎日新聞社刊)のなかで「民主党から岸、三木、自由党から石井光次郎(元自民党総務会長)、大野伴睦(同元副総裁)が(合同準備のために)4者会談を数えきれないくらい持った」と語っている。

 「策士」「寝業師」の異名を取った三木武吉は戦後、日本自由、分党派自由、日本民主、自由民主党などで党務の重責を担うが一度も主要閣僚を経験していない。52年10月衆院選の立会演説会(旧香川1区)で対立候補から「三木は4人の妾を持っている」と攻撃されるや、「いや4人ではなく5人であります。5を4と数えるごとき、小学1年生といえども恥ずべき間違いであります」と一蹴、当選したエピソードは有名。豪放磊落なのだ。

 中曽根康弘元首相は後年、中曽根政権下の幹事長だった金丸信、小渕恵三政権の官房長官だった野中広務両氏の絶頂期を称して「三木武吉を超える党人派政治家」と言ったことも永田町では語り草となっている。

安倍首相と菅官房長官の関係に変化が…?
photo by gettyimages

 なぜ今、三木武吉を取り上げるのか。各メディアは安倍晋三首相の求心力低下を報じている。コロナ禍抜本対策が迷走し、景気大幅後退の打開が見えず、米中対立激化に伴う国際情勢の激変もあり、内閣支持率の低迷が続く中で、「ポスト安倍」を念頭に9月予定の内閣改造・自民党役員人事と、今秋衆院解散説が取り沙汰される政局の先行きに永田町の耳目が集まっている。

 これまでの「安倍1強」を支えてきた麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長の権力構図に亀裂が生じているとの指摘がなされて久しい。とりわけ、マスコミ各紙(誌)報道の焦点になっているのが、安倍首相と菅官房長官の間の「隙間風」である。

 筆者はこれまで一貫して、菅氏と安倍周りの「官邸官僚」には「対立」はあっても、安倍氏とは今なお「不離一体」であり、今後も「偕老同穴」の関係にあるだろうと書いてきた。

 ところがここに来て、その見立てを修正する必要を感じるようになった。その理由は、安倍首相を含む自民党有力者や政権主要閣僚の夜会合が活発となる中で、特に二階幹事長と菅官房長官のそれが絶妙且つ微妙な時期に繰り返し行われていることである。

2週間に2回も会食
photo by gettyimages

 9月人事で幹事長続投に強い意欲を持つ二階氏を軸に夜会合の日時、場所と相手をチェックする。

 6月16日:東京・赤坂の「浅田」で二階氏と麻生氏が会食(両氏側近各々2人が同席)
17日:東麻布の「富麗華」で二階氏と菅氏が会食(二階氏側近の林幹雄幹事長代理と菅氏に近い森山裕国対委員長が同席)
19日:虎ノ門のホテルアンダーズのレストラン「ザ・タヴァン・グリル&ラウンジ」で安倍、麻生、菅氏と甘利明党税調会長が会食
22日:丸の内のパレスホテルの「和田倉」で安倍氏と細田博之元幹事長が会食。
24日:赤坂の「たい家」で安倍氏と二階氏が会食(林氏が同席)
7月1日:「たい家」で二階氏と菅氏が会食(評論家の鈴木棟一氏が同席)
2日:紀尾井町のホテルニューオータニの「千羽鶴」で二階氏と岸田文雄政調会長が会食(両氏側近各々2人が同席)

 こうして見ると、多くの夜会合が二階氏主導で行われていることが分かる。筆者が関心を抱くのは2週間に2回も会食した二階、菅両氏であり、特に「毎日新聞」政治部OBの鈴木氏が見届人然と同席した2回目である。同氏が二階、菅両氏が手を握れば「ポスト安倍」政局の主導権を掌中に収められると煽ったのではないかと推察しているのだ。

 まさに老獪な二階氏、凄みの菅氏の2人が合体すれば、それこそ三木武吉超えの「キングメーカー」になり得る。いや、菅氏の場合は「メーカー」を外した「キング」そのものになるかも知れない。二階氏が菅氏に「菅さん、遠慮せず貴方が(総裁選に)出たら」と語ったと漏れ伝わってきている。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

4208チバQ:2020/07/07(火) 20:28:45
なんでいまさら?
https://www.sankei.com/politics/news/200707/plt2007070019-n1.html
自民、清水鴻一郎元衆院議員の復党審査へ 元小泉チルドレン
2020.7.7 13:16
 自民党は7日の党役員会で、「小泉チルドレン」の一人だった清水鴻一郎元衆院議員の復党をめぐり党紀委員会で審査すると決定した。清水氏は平成17年の郵政選挙の際、同党公認で衆院京都3区から立候補。比例近畿で復活し、初当選した。21年衆院選で落選後、旧みんなの党から22年参院選に出馬する意向を示したため、自民党から除名された。

4209チバQ:2020/07/07(火) 20:44:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020070701069&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
習氏国賓「中止」を明記 二階氏反発、岸田氏と亀裂―自民決議
2020年07月07日18時57分
 自民党は7日、中国による香港統制を強める「香港国家安全維持法」を非難する決議をまとめた。習近平国家主席の国賓来日について「中止を要請せざるを得ない」と明記。ただ、中国とのパイプを持つ二階俊博幹事長の反発を踏まえ、原案より抑制的な表現に修正した。政策責任者として決議を後押しした岸田文雄政調会長との亀裂が浮き彫りになった。

 外交部会などの役員会は当初、習氏来日について「中止を要請する」との原案をまとめた。しかし、6日の外交部会・外交調査会の合同会議では、二階派議員を中心に「その一言が独り歩きする。修正すべきだ」と異論が噴出。一方、保守系議員らは「中国には厳しく対峙(たいじ)すべきだ」と主張し、議論が紛糾した。
 二階、岸田両氏は7日、党本部で会談して対応を協議。決議は党の総意ではなく、外交部会などによるものと位置付けることを確認した。「新たな時代の友好関係構築に向け、中国への強い働き掛けを要請する」との表現を盛り込み、日中友好の重要性にも配慮した。
 決議はもともと、保守系議員の要請を受け、岸田氏が外交部会に作成を指示した。中山泰秀部会長は決議を了承した7日の政調審議会の終了後、記者団に「通常のプロセスにのっとり決裁をもらった」と正当性を強調。政府に近く申し入れる意向も示した。
 これに対し、二階氏は7日の記者会見で、決議について「外交は相手があることで、慎重の上にも慎重に行動するべきものだ」と苦言を呈した。周辺には「党の正式なものではない」と突き放すなど、岸田氏とのしこりが残った格好だ。

4210チバQ:2020/07/09(木) 17:43:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0e8d5f7faa215a7c9e8e7bdc512b2576b81fad7

対中姿勢から見る「ポスト安倍」有力4候補 識者「4人は中国寄りだ。国際的には通用しない」




7/9(木) 16:56配信

夕刊フジ
 中国発の新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)や、東・南シナ海での中国の軍事的覇権拡大、香港への「国家安全維持法」施行などをめぐり米中対立が激化している。米国の同盟国である日本としては、中国とどう距離をとるかが重要になりそうだ。そこで、日本のかじ取り役を目指す「ポスト安倍」の有力候補らの対中姿勢を探った。

 「日本の安全保障の基軸はあくまで米国です。一方で、隣国である中国との関係もうまくマネージしていかなくてはならない」「強ければ、人権を重んじるなど『基本的な価値観』を犠牲にしてよいとは日本人は決して思わないのではないか」

 自民党の岸田文雄政調会長は、月刊誌「文芸春秋」7月号のインタビューで、こう語った。後半部分は、チベットやウイグルでの人権弾圧が指摘される中国を念頭にしたものといえそうだ。

 岸田氏は、党内リベラル派とされる「宏池会」(岸田派)を率いている。第2次安倍晋三政権の発足から4年8カ月間、外相を務めた。対中姿勢については、やや穏便に済ませようとしている印象を受ける。

 ライバルである石破茂元幹事長は3日、日経新聞社主催の講演で「日本は日米同盟をとるか、中国をとるか二者択一の立場ではない」と述べた。日経新聞が翌日報じた。

 石破氏は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相に口説かれて政界入りしている。

 サンデー毎日(1月19日号)の記事「私の保守王道再生宣言」でも、中国の習近平国家主席の「国賓」来日について、「(国賓招待を)日本国として表明した以上、今更覆すことは反対だ。米国の顔色をうかがっても仕方ない」と「中国寄り」の発言をしていた。

 これに対し、河野太郎防衛相は最近、自らのブログ「ごまめの歯ぎしり」で、中国の強大な軍事力への対処が課題だと言及している。

 対中関係では外相時代の昨年6月13日、自らの公式ツイッターで、香港での「逃亡犯条例改正案」に反対する民主化運動に理解を示していた。日本政府が静観するなか、「香港の友人」との個人的な立場で、「香港の自由と民主が維持されることを強く期待する」と発信し、称賛の声が上がった。

 菅義偉官房長官は、対中国では目立った見解は示していない。

 あくまで安倍政権のスポークスマンとしてだが、冒頭の香港への国家安全法施行には「強い懸念」(5月25日)から「遺憾」(6月30日)と、記者会見で選ぶ言葉をみると、中国批判のトーンを強めているようだ。昨年5月の外交デビューでは、隣国中国ではなく米国を選んだ。

 「ポスト安倍」候補をどう分析するか。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「米中対立が深まるなか、日本は腹をくくって『自由』『平等』といった共通の価値観を持つ米国と一緒に歩むしかない。親中派のリーダーでは、日本は北米市場から締め出され、国際社会からもバッシングを受ける。候補4人は安倍首相よりも中国寄りだ。とても国際的に通用しない。中国にハッキリものが言える指導者に期待したい」と語っている。

4211チバQ:2020/07/12(日) 12:13:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/503e874936a541d0d2767cc3a5201178c576554f
【動く「ポスト安倍」の夏】稲田朋美・自民幹事長代行 突破力期待も応援団不在
7/11(土) 9:30配信

産経新聞
自民党・稲田朋美幹事長代行=30日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 「ちょっと相談したいことがある」

 自民党幹事長代行の稲田朋美は6月24日夜、東京・新橋のすし店に総裁外交特別補佐の薗浦健太郎、経済産業副大臣の松本洋平、首相補佐官の木原稔を呼び出した。自身が力を入れる女性政策などが理解されないことを悩み、稲田が会長を務める「伝統と創造の会」(伝創会)の設立メンバーである薗浦らに、相談を持ちかけたのだ。

【表】稲田朋美氏とはどんな人?

 話題は筆頭副幹事長の高鳥修一が新たに立ち上げた保守系グループ「保守団結の会」に及んだ。高鳥は伝創会副会長として稲田とともに行動してきた盟友だ。

 「なんでやろ」

 不満そうな稲田に、薗浦らは「何も説明してこなかったあなたが悪い」と諭した。「みんな忙しそうで声を掛けるのを遠慮していた」。稲田は説明不足だったことを認めた。

 稲田は平成17年、当時幹事長代理だった現首相、安倍晋三に政界入りを促され、衆院選で初当選した。以降、選挙に強い保守政治家として頭角を現し、翌18年には当選同期の議員が稲田のもとに集まり、伝創会が設立された。

 安倍も稲田を首相候補に育てようと、当選3回で行政改革担当相、政調会長に抜擢(ばってき)した。しかし、防衛相時代には東京都議選に関する失言や学校法人「森友学園」問題をめぐる国会答弁などで失態を重ねた揚げ句、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で辞任に追い込まれた。稲田は「辞任直後は『立ち直ることができるだろうか』と悩むほど落ち込んだ」と振り返る。

 この挫折が稲田に変化を生んだ。昨年3月に女性議員を増やすための議連「女性議員飛躍の会」の共同代表に就くと、選択的夫婦別姓の実現やLGBT(性的少数者)の問題に本格的に力を入れるようになった。未婚のひとり親を「寡婦(夫)控除」の対象に加える税制改正にも奔走した。

 「保守とは多様性を認めること」。稲田はこう説明し、新たな保守の姿を模索している。

 だが、周辺は「ウイングを広げようとしているのだろうが、やればやるほどついて行けない人たちがいる」と語り、支持層が離反する原因だと分析する。稲田に近い議員も「宇宙人的なところを含めて突破力は買っている。しかし、党三役も閣僚も経験したのに、何でも相談できる本当の仲間がいない」と指摘する。

 稲田は今月5日、次の総裁選に関し「女性目線で政策を語ることは絶対必要だ。そのために努力したい」と語り、出馬への意欲を示した。ただ、現状は立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保できる見通しはない。

 稲田は1日、国会の議員会館にある伝創会メンバーの事務所に個別に出向き、15日に開く総会の案内を配って回った。周囲には「原点に戻って再出発したい」と語る。仲間づくりは緒についたばかりだ。(広池慶一)=敬称略

4212チバQ:2020/07/12(日) 12:14:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/30088450d0fb862a0c61f11bff794d3ded4650a3
安倍首相が後継者選び失敗 自民党「四分五裂」相関図
7/11(土) 7:05配信

NEWS ポストセブン
ポスト安倍との声もあるが…(時事通信フォト)

「次の総理」は誰になるのか──歴代最長政権となった安倍晋三・首相にとって“後継者選び”は何よりも「求心力」を維持できる道具だったはずだ。しかし、コロナ対応で安倍首相の重用する後継候補が何の成果も挙げられず、一気に「遠心力」が生まれ始めた。“だったら俺にやらせろ”──。都知事選を圧勝した小池百合子氏が国政復帰を見据えるなか、自民党は四分五裂の状態に陥りつつある。

【相関図】ポスト安倍を巡る「8大政争」

 その最大の原因は、安倍首相が「後継者選び」に失敗したことだ。歴代最長政権を誇る安倍首相にとって、「後継者選び」は自らの権力維持の重要な手段のはずだった。

 かつて中曽根康弘・首相(在任5年)は3人の後継者を競わせ、最後は「中曽根裁定」で竹下登氏を後継総裁に指名する力を維持した。小泉純一郎・首相(在任5年5か月)も安倍氏を後継者として養成し、総裁選で圧勝させた。

 安倍首相が後継者に据えようとしてきたのが岸田文雄・政調会長だ。面長の顔に顎を隠せない小さなアベノマスクを国会でも議員会館でも着用し続けて首相に“忠誠”を示していることで知られる。首相は自分に決して逆らわない岸田氏であれば、退陣後も「院政」を敷けると考えていた。

 ところが、その判断は裏目に出た。自民党内に“ボロ神輿は担げない”という不満が広がったからだ。岸田後継に最も反発したのが菅義偉・官房長官と二階俊博・自民党幹事長だとみられている。

「菅さんは岸田さんと同じ派閥にいたことがあるが、“何がやりたいのかわからない”と政治家としての評価は最低レベルで、“発信力がないから選挙に勝てない”と総理にふさわしくないと考えている。二階さんも同じ党三役として、岸田さんの調整能力の乏しさに失望している」(自民党役員経験者)

 安倍首相が昨年の内閣改造でその岸田氏を幹事長に起用して後継レールに乗せようとしたときも、二階―菅ラインが阻止。以来、2人と首相との溝が深まっている。

 コロナ対策の給付金でも岸田氏は力量不足を露呈した。首相と会談して所得が減少した世帯への「30万円」給付を決めたと胸を張ったものの、二階氏や公明党に「一律10万円」給付へと一晩でひっくり返された。それを誤魔化そうと〈自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施する〉とSNSで発言して恥を上塗りする始末だった。政治評論家・有馬晴海氏が語る。

「岸田氏は外相や自民党政調会長など要職を歴任してきたが、これといった実績は残していない。政界の名門家系の3世議員で宮沢家の親戚というだけで派閥の会長になった。俗に存在感がない人を毒にも薬にもならないというが、政治家の場合は国民にとって毒にしかならない。国難の中でリーダーシップを取れる人物ではないという評価は政界に広く定着している」

“その程度の人物”が総理・総裁候補とあって、「岸田を担ぐならオレが」と首相のお膝元の最大派閥・細田派では、西村康稔・新型コロナ担当相、稲田朋美・幹事長代行、下村博文・選対委員長、萩生田光一・文科相らがポスト安倍に意欲を見せ始めたのだ。

 西村氏が新型コロナ対応で出番が増えて知名度を上げると、下村氏と稲田氏はコロナ後の社会を考える「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」を設立。“初の女性首相”を目指す稲田氏は他にも「女性議員飛躍の会」や「伝統と創造の会」などを主宰して勢力拡大に動いている。3人とは派内でライバル関係にある萩生田氏も意欲ありと見られている。

 第二派閥の麻生派からは河野太郎・防衛相が「岸田後継」に反旗を翻した。新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備中止を表明し、「次は出る、と言っている」と事実上の総裁選出馬を表明。「岸田支持で派内を一本化したい麻生さんは出馬を止めるだろうが、河野さんは聞く耳持たない」(麻生派議員)という。

4213チバQ:2020/07/12(日) 12:14:36
 安倍首相が後継者の人選を見誤ったことで、細田派、麻生派の主流派から我も我もと“自称後継者”が出現して政権に遠心力が働いている。

 それだけではない。コロナ危機は総裁レースの様相を一変させた。岸田氏に次いで首相の覚えがめでたい総理候補とされていた加藤勝信・厚労相はコロナ対策が後手後手に回って評価を下げ、茂木敏充・外相も外交場面そのものがなくなって存在感を失い、レースから脱落しかかっている。

◆石破総理だけはマズい…

 それでもなお、安倍首相は岸田後継を諦めていないとされる。理由は「石破さんだけは絶対に総理にしたくないから」(安倍側近)という。

 ポスト安倍では岸田氏が地盤沈下する一方で、首相の「政敵」である石破茂・元幹事長が最右翼に浮上し、新聞の世論調査の「次の総理にふさわしい人」で他に水をあけて1位に位置している。

 官邸が警戒しているのは総理・総裁選びと検察の動きが連動することだ。河井克行・前法相と案里夫妻の選挙買収事件をめぐる東京地検特捜部の捜査は、自民党本部から夫妻に流れた1億5000万円の“買収資金”の流れの解明を目指している。ターゲットは自民党首脳部だ。

 公選法では、「買収行為をさせる目的をもって金銭・物品の交付を行った者」も「買収交付罪」に問われる(221条)。自民党側で河井夫妻に1億5000万円もの資金を交付すると決裁した者にも捜査が及ぶ可能性があるのだ。

 買収の舞台となった昨年の参院選で安倍事務所は案里陣営に4人の秘書を派遣し、案里氏の後援会長だった町議も、克行氏から「安倍さんからです」とカネを渡されたと証言している。それだけに特捜部は巨額の党資金の決裁に安倍サイドがどう関わっていたかを注目しているとされる。

 かつて田中角栄内閣の跡を継いだ三木武夫首相は、ロッキード事件が発覚すると政敵の田中前首相を守らずに検察捜査にゴーサインを出した。

「今回の選挙買収事件が自民党中枢に波及し、11月危機と重なって次が石破首相になると、“第2の三木”となって捜査を安倍勢力の弱体化に利用しかねない。そうした懸念があるだけに、石破後継を阻止して安倍総理の意向に従う後継者を選ばなければならない」

 首相周辺にはそうした警戒の声がある。麻生太郎・副総理の「9月解散、10月選挙」論も石破後継阻止という首相サイドの思惑と一致する。永田町には、解散論の裏に安倍―麻生への「政権禅譲」シナリオがあると囁かれている。

4214チバQ:2020/07/12(日) 12:14:53
「11月危機で退陣に追い込まれる前に、安倍首相が麻生氏に首相の座を禅譲し、麻生内閣が五輪中止など安倍政権の残務整理をする。9月解散で自民党が議席を減らせば総理交代の口実になるし、一度選挙をやれば自民党議員は当面選挙の心配がなくなるから、来年の総裁選では人気のない岸田氏を総裁に担ぎやすい」(自民党関係者)

 麻生リリーフ首相の後に、岸田“傀儡”政権をつくるシナリオだ。

 そして、自民党の外からは、東京都知事選で圧勝し、“いつ国政に復帰すべきか”とひそかに野心を燃やす小池百合子氏が、自民党の人材不足を象徴する総理選びの迷走を、舌なめずりしながら見つめている。

※週刊ポスト2020年7月24日号

4215チバQ:2020/07/12(日) 18:36:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100345&g=pol
アイヌの歴史で「価値観の違い」 萩生田氏
2020年07月11日11時03分


 萩生田光一文部科学相は10日の記者会見で、北海道白老町で12日にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に関し、「原住民と新しく開拓される皆さんの間で、さまざまな価値観の違いというのは、きっとあったのだと思う。それを差別という言葉でひとくくりにすることが、果たして後世にアイヌ文化を伝承していくためにいいかどうかは、ちょっと考えるところがある」との見解を示した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100438&g=pol
アイヌ民族「困難な時代も」 萩生田氏、差別めぐる発言で釈明
2020年07月11日17時21分


 萩生田光一文部科学相がアイヌ民族をめぐり「差別でひとくくりにするのはどうか」などと発言したことについて、同氏は11日、北海道白老町で記者会見し、「もちろん困難な時代を越えてきたアイヌの人たちがいたのも事実だ」と釈明した。同氏は会見に先立ち、町内に12日開業するアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の記念式典に出席した。

 萩生田氏は10日、「原住民と新しく開拓される皆さんの間で、さまざまな価値観の違いはあったと思う。それを差別という言葉でひとくくりにすることが、果たして後世にアイヌ文化を伝承していくためにいいかどうかは、ちょっと考えるところがある」と語っていた。
 同氏は11日の会見で「これまでの歴史や経緯を全て差別という言葉でひとくくりにすることが、アイヌ文化を伝承していくためによろしいのかという発言だ」と改めて述べ、ウポポイについて「(差別の歴史を)正しく伝承しながらアイヌ文化を国内外に発信する拠点として活用いただきたい」と語った。

4216チバQ:2020/07/12(日) 21:10:46
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200711X743.html
自民、河井夫妻辞職に賛否=「党員が反発」「補選回避を」
2020/07/11 17:25時事通信

 昨年7月の参院選をめぐる公職選挙法違反の罪(買収)で起訴された前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員=ともに自民党離党=が議員辞職を否定していることに、同党内の賛否が割れている。党員をはじめ世論の強い反発を受け、辞職を求める声が相次ぐ一方、辞職すれば逆風下での補欠選挙を強いられることを懸念し、執行部は静観の構えだ。

 河井夫妻の事件では、党本部の振り込んだ計1億5000万円の選挙資金が、買収の原資となった疑いが取り沙汰されている。これには政党交付金のほか、党費も含まれているとみられ、党員は反発を強めている。

 折しも自民党は6月、党所属国会議員に年間1000人の党員獲得目標を課し、達成できなければ次期衆院選で比例代表との重複立候補を認めない方針を決めたばかり。中堅議員は「河井夫妻のところに行く金は払えないと党員から言われる。早く議員辞職させた方がいい」と訴えた。

 閣僚経験者も「離党だけでは全然駄目だ」と指摘。「2人に(国会議員としての)ボーナスが出るたびに『ふざけるな』と言われる」とため息をついた。連立を組む公明党も辞職論一色だ。

 これに対し、執行部は辞職を求めることには慎重だ。党幹部は「本人は無実と言っているから何とも言えない。推定無罪だ」と述べ、あくまで裁判の推移を見守る姿勢を強調。早期の補選を回避し、事態の沈静化を図る思惑が透ける。

 昨年の参院選をめぐる「1票の格差」訴訟が継続しているため、案里議員が辞職しても、参院広島選挙区補選は来春以降となる見通し。一方、克行議員が9月15日までに辞職すれば、衆院広島3区補選は10月に行われる。

 しかし、広島県政界は現在、河井夫妻から現金を受け取った首長らの「辞職ドミノ」で、混乱状態に陥っている。今秋に補選が行われた場合、組織が機能しづらい上、買収事件が争点となることは確実で、自民党としては「避けたい」(ベテラン議員)のが本音だ。

 「この問題をうやむやにするには早期の衆院解散しかないのではないか」。党関係者からはこんな声も漏れる。

4217チバQ:2020/07/13(月) 15:23:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/41d19dc17e8a17da2d474ad2658d662878588138
狙いは「幹事長ポスト」死守 二階氏、秋人事へ布石 党内政局仕掛け活発

7/13(月) 11:37配信
 今秋に迎える自民党役員人事に向け、二階俊博幹事長の動きが慌ただしくなっている。安倍晋三首相(党総裁)ら政権幹部と相次いで会食する一方、首相と反目する石破茂元幹事長にも急接近。こうした党内政局を仕掛けることで、その中心に身を置き、存在感を強調している。狙いは、自身の力の源泉でもある「幹事長ポスト」の死守に他ならない。

【画像】二階幹事長を巡る相関図

 「(首相に)『しっかり支える』と言っておいてほしい」。今月初旬の党本部幹事長室。二階氏は首相に近い二階派幹部に告げた。6月中旬に「現政権が任期いっぱい務めることを幹事長として補佐していく」と記者団に語った二階氏。この幹部は首相への「伝言」は9月にもある党役員人事での幹事長続投を強く意識した発言と受け止めた。

 二階氏は6月中旬以降、活発に動いている。麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官とそれぞれ会食。24日は首相の誘いで2時間、都内の日本料理店で杯を交わした。首相と二階氏の少人数の会食は2年3カ月ぶり。首相は、二階氏が口火を切った新型コロナウイルスの緊急経済対策の現金給付「一律10万円」への転換劇に触れ「言ってくれて良かった。おかげで党の面目を保てた」と謝意を述べたという。首相が昨秋の党役員人事で、自身の後継含みで岸田文雄政調会長への幹事長交代を画策してから首相と二階氏には微妙な距離感が生じていることから、党関係者は「和解も含め、互いに腹の内を探り合う場だった」と推察する。


    ■   ■

 幹事長は選挙の公認権や資金の差配を握る党ナンバー2のポストだ。二階氏は2016年の就任以来、この立場を活用し、老練な政治術を駆使。反安倍派を抑え込み、党内のバランスを保ってきた。9月8日まで務めれば「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜き通算在職日数は歴代トップとなる。ただ、81歳の高齢などを理由に今秋の役員人事で「交代論」がくすぶる。

 幹事長を巡り、ライバルと目されるのは昨年と同じく岸田氏だ。二階氏は今月2日、岸田氏と双方の派閥幹部を交えて会食した。二階氏はこの席で「(岸田氏は)トップを目指すのだから。前途洋々、次に期待する」と岸田氏にエールを送ったが、党内に言葉通りに受け取る向きは少ない。

 もっとも二階氏は既にポスト安倍レースで岸田氏と競う石破氏との「接近」という布石も打つ。6月に石破派の政治資金パーティーの講師役を引き受け、従来「党の人材の一人」と評し距離を取ってきた石破氏を「期待の星」と持ち上げた。二階派ベテラン議員は「『石破とも組めるぞ』という首相や岸田氏へのけん制だ」と解説する。

 来年9月に総裁任期を迎える首相にとって今秋が人事権を振るう最後の機会とみられる。昨秋と比べ新型コロナ対応の混迷などで内閣支持率は低迷し、ぐらつく政権の体力は少ない。首相は党内政局の火種を生みかねない幹事長交代を選ぶか否か。二階氏周辺は警告する。

 「二階氏を外すなら首相は『安倍降ろし』に動くリスクを覚悟する必要がある」 (一ノ宮史成)

4218チバQ:2020/07/15(水) 09:50:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/65284c439c762646e64db4ebd3638f4d7ef2440a
「ポスト安倍」で激突、河野&西村両大臣の明暗

7/15(水) 5:50配信
 ここにきて閣僚としての存在感が際立ち、「ポスト安倍」候補にも名前の挙がる河野太郎防衛相と西村康稔経済再生・コロナ担当相。両者の派手な言動が永田町の注目を集めている。

 河野氏は陸上迎撃ミサイルシステム(イージス・アショア)配備計画の「停止」を、西村氏はコロナ対策での政府専門家会議の「廃止」を、どちらも唐突に宣言して、政権内外に賛否両論を巻き起こした。

 どちらの「宣言」も、事前に政府・与党や関係者への根回しがほとんどなかったことで、「独断専行の政治的パフォーマンス」(自民幹部)などの批判や反発が相次いだ。ただ、国民レベルの評価は河野氏が高く、西村氏には批判的な声が目立っている。ポスト安倍レースでも明暗が分かれる展開となりつつある。


■河野氏の決断は「大英断」と評価

 河野氏が配備計画の停止を宣言したのは、国会閉幕直前の6月15日。迎撃ミサイルを発射する際に使う「ブースター」と呼ばれる推進補助装置を演習場内に確実に落下させるには、ソフトとハードのシステム改修が必要となり、千億円単位の巨額な経費と10年程度の期間が想定された。

 安倍晋三首相や菅義偉官房長官ら官邸中枢の了解は得ていたものの、与党への事前説明はまったくなかったため、二階俊博幹事長を激怒させ、自民党内の防衛相・防衛庁長官経験者らからも「防衛省はわれわれをだましてきた」「代替措置をどうするのか」などの批判、反発が相次いだ。


 ただ、配備予定の自衛隊演習場を抱える秋田、山口両県では、配備計画決定時から反対運動が続いていた。特に、秋田では地元への計画説明の際の防衛省のデータの誤りなどから、関係自治体や住民が猛反発。同県への配備計画は頓挫しつつあった。河野氏の決断は秋田、山口県では歓迎され、「大英断」と評価する声が広がった。

 これを受けて、政府は6月24日の国家安全保障会議(NSC)4大臣会合で、配備計画の撤回を正式決定。NSCでは9月までに陸上イージスに代わるミサイル防衛などについて一定の方向づけをして、年内に外交・安保の基本方針「国家安全保障戦略」と防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を改定する段取りを確認した。

 河野氏は、自ら秋田、山口両県を訪れて知事や関係者に謝罪。自民党国防関係合同会議では、2019年夏の参院選秋田選挙区で同党現職が落選したことにも言及し、「本当に取り返しがつかない」と声を詰まらせながら謝罪するというパフォーマンスも繰り返した。

 一方、コロナショックの深刻化を受けて、安倍首相が西村経済再生相をコロナ担当相と兼務させたことで、西村氏がコロナ対応の前面に躍り出た。それまで、国会答弁も含めて政府対応を一手に引き受けていた加藤勝信厚労相に代わって、西村氏は政府の責任者としてメディアにも積極的に出演している。「西村氏の顔をみない日はない」(政府筋)という活躍ぶりで、国民的知名度を一気にアップさせた。


 ただ、自信満々の多弁ぶりが、「おしゃべり大臣」(官邸筋)と揶揄されるなど、政府与党内での批判も噴出。4月の政府の緊急事態宣言時に休業自粛要請の対象業種などをめぐって小池百合子都知事と激しく対立した際は、「社長だと思っていたら、中間管理職だった」と痛烈に皮肉る小池氏に「事実上押し切られる結末」(自民幹部)となった。

4219チバQ:2020/07/15(水) 09:50:58
■謝罪と苦しい釈明を迫られる西村氏

 西村氏の言動が非難されたのが、6月24日の記者会見でコロナ対策の「専門家会議廃止」発言だった。ほぼ同じ時間に専門家会議の脇田隆字座長(国立感染症研究所所長)や尾身茂副座長(地域医療機能推進機構理事長)らが記者会見している最中で、記者団から西村発言を問われた尾身氏が「それは知りませんでした」と首を傾げた。


 尾身氏らは「会議の発展的解消」は知っていたが、自分たちの会見に合わせたように西村氏が「廃止宣言」するとはまったく予想していなかったとされる。与党内からも「そんな話は聞いていない」(公明党幹部)と批判が相次ぎ、国民の間からも「専門家会議に失礼だ」との声があがった。

 このため、西村氏は6月28日の記者会見で「『廃止』という言葉が強すぎた。専門家会議の皆さんを排除するように取られてしまったことも反省している」と謝罪と苦しい釈明を強いられた。

 尾身氏は安倍首相の会見に同席し、具体策の説明役となる一方、同氏を含めた専門家会議メンバーが会見で「接触の8割削減」「新しい生活様式」などのキーワードを説明し、法的位置づけを超えるコロナ対策のリード役を果たしてきた。

 24日の脇田、尾身両氏らの会見は、政府対策本部と専門家会議の関係を検証することが目的だった。脇田氏らは専門家会議の一連の活動が「前のめりだった」などと反省する内容の文書を説明していたが、「その最中の西村氏の廃止宣言はまさに不意打ち」(専門家会議関係者)だった。


 与党内には「専門家会議が政府とのあつれきを公表することを懸念した西村氏が、先手を打つ形で廃止宣言したのでないか」(公明党幹部)との疑念が広がった。

 専門家会議は、新たな対策本部の分科会に主要メンバーを残留させたが、議事録公表も含めて分科会の内容は不透明となり、会議後の会見も行われていない。7月に入って東京を中心にコロナ第2波とみえる感染拡大が続いているが、政界では「専門家会議の廃止は政府の隠蔽体質の表れ」(共産党幹部)などの批判も相次ぐ。


 国会閉幕後は安倍首相がコロナ会見に応じなくなり、一連の批判が西村氏に集中している。

4220チバQ:2020/07/15(水) 09:51:22
■ポスト安倍レースで競い合う

 防衛とコロナという国家的課題への対応で明暗が分かれる河野、西村両氏だが、ともに57歳で同学年。当選回数は河野氏8回、西村氏6回だが、両氏は自民党が衆院選で惨敗して政権を失った際の2009年9月の総裁選にそろって出馬するなど、当時から若手成長株としてのライバルでもあった。

 この総裁選には自民党政調会長などを歴任した谷垣禎一氏が出馬。対抗馬と目された石破茂氏らが不出馬を決めたため、河野、西村両氏に出番が回った。特に西村氏は、首相退陣後の蟄居中だった現首相の安倍晋三氏の代理出馬との見方もあった。


 総裁選の結果は国会議員199、地方票300の合計で谷垣氏が圧勝。獲得票は河野氏144、西村氏54だったが、議員票では西村氏の43票が河野氏の35票を上回った。ちなみに、西村氏の推薦人代表は現在、厚労相としてコロナ対策でコンビを組む加藤勝信氏だった。

 その両氏が競い合うことで、混戦模様のポスト安倍レースの一角に食い込みつつあるのは事実だ。両氏とも閣僚としての注目度は高く、有力政治家としての存在感も高まっている。

 河野氏は陸上イージス停止宣言に前後して、コロナ禍に対応する医療従事者らを激励するための航空自衛隊ブルーインパルスの飛行を都上空で実施して、都民らの大喝采を浴びるなど話題作りにも余念がない。

 一方、西村氏は首相の腹心だが、所属する細田派には下村博文党選対委員長や稲田朋美幹事長代行、萩生田光一文科相ら、将来の首相を目指すライバルが多い。ただ、総裁選への出馬経験があるのは西村氏だけで、派内でも「総合的評価は西村氏がトップ」と期待する向きもある。


 祖父の河野一郎元建設相、父の河野洋平元衆院議長が果たせなかった首相の座を目指す河野氏は、アメリカの名門大学卒業という有力政治家としては変わり種。一方、西村氏は東大法学部卒で、通産省(現経済産業省)からの政界入りしたエリートだ。どちらも選挙区での人気は高く、「よほどのことがない限り落選の不安はない」(自民選対)とみられている。

 ここにきて、ポスト安倍レースには10人近い候補が浮上し、大混戦の状況だ。その中で、麻生派所属ながら、菅氏とも近い河野氏は、石破、岸田両氏に次ぐ「第3の候補」として「大逆転で首相」(自民若手)との声も出る。一方で西村氏は、最大派閥・細田派のホープではあるが、「ポスト安倍へのハードルは高い」(同派幹部)のが実情。8月か9月に予想される党内閣人事での処遇も含め、河野、西村のライバル関係は「これからが勝負どころ」(自民長老)とみる向きが多い。


泉 宏 :政治ジャーナリスト

4221チバQ:2020/07/15(水) 11:22:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/37db0a18bbbf7b32e942dfd454421581d329bc69

【独自】白須賀議員、受領金で数十万円高級バッグ…カジノで使用も

7/15(水) 7:54配信

読売新聞オンライン

白須賀貴樹・衆院議員
 カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に絡み、中国への視察旅行中に中国企業側から100万円を受け取った白須賀(しらすか)貴樹(たかき)・衆院議員(45)(自民、千葉13区)が、その現金でお土産の高級ブランドバッグを購入していたことが関係者の話でわかった。カジノでも使用し、余りは日本に持ち帰っていた。

 関係者によると、白須賀氏は2017年12月27〜29日、秋元司・衆院議員(48)(収賄罪で起訴)に誘われ、中国企業「500.com」が秋元被告を招待した視察旅行に同行。「自民党宮城県第五選挙区支部」の支部長を務める勝沼栄明・前衆院議員(45)らも参加し、中国・深センの同社本社やマカオのカジノ施設を訪れた。旅費は同社側が負担した。

 白須賀氏は旅行2日目の同月28日、マカオのショッピングモールの通路上で同社元顧問・仲里勝憲被告(48)(贈賄罪で起訴)から100万円入りの封筒を受領。勝沼氏もトイレ内で仲里被告から100万円を受け取ったという。

 白須賀氏はその現金を使い、モール内の高級ブランド「イヴ・サンローラン」でバッグを数十万円で購入。残りは香港ドルに替えてカジノで使用し、余った分は持ち帰って日本円に両替したという。

 白須賀氏は東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、相手は思い出せないとしつつ、100万円の受領やバッグの購入を認め、「非常に反省している」と述べたという。勝沼氏も受領を認め、生活費に充てたなどと説明した。

 白須賀氏の事務所は14日、「当局からの聴取には真摯(しんし)に協力し、何ら法令に反する点はないと説明している。これ以上の詳細は差し控える」とのコメントを出した。勝沼氏の事務所は「お答えは控える」としている。

 事件では、内閣府のIR担当副大臣だった秋元被告が、「500」社側から視察旅行の旅費など計約185万円相当を含む総額約760万円相当の賄賂を受け取ったとして起訴された。秋元被告は起訴事実を否認している。白須賀氏は当時、IRに権限のある政府の役職に就いておらず、旅費と現金100万円について、収賄容疑での立件は見送られた。勝沼氏は17年10月の衆院選で落選していた。

4222チバQ:2020/07/15(水) 11:22:26
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200714-OYT1T50092/

【独自】IR汚職、白須賀衆院議員が100万円受領…中国企業側から視察中に


2020/07/14 10:14















中国・深センの「500」社本社を視察した際に撮影された写真。(左から)白須賀貴樹・衆院議員、勝沼栄明・前衆院議員、秋元司・衆院議員、同社の潘正明・最高経営責任者(当時)、同社日本法人元役員の鄭希被告(2017年12月27日撮影)中国・深センの「500」社本社を視察した際に撮影された写真。(左から)白須賀貴樹・衆院議員、勝沼栄明・前衆院議員、秋元司・衆院議員、同社の潘正明・最高経営責任者(当時)、同社日本法人元役員の鄭希被告(2017年12月27日撮影)
 カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に絡み、白須賀貴樹・衆院議員(45)(自民、千葉13区)が2017年12月、秋元司・衆院議員(48)(収賄罪で起訴)への贈賄罪で起訴された中国企業側から現金で100万円を受け取っていたことが関係者の話でわかった。白須賀氏は東京地検特捜部の任意の事情聴取に受領を認めたが、IRに関する職務権限がなく、立件は見送られた。




 これまでの複数回の取材に対し、白須賀氏は「ノーコメント」とし、文書での取材にも回答がなかった。

 関係者によると、白須賀氏は17年12月27〜29日、秋元被告に誘われ、同被告が中国企業「500.com」から招待された中国への視察旅行に同行。17年10月の衆院選で落選し、現在、「自民党宮城県第五選挙区支部」の支部長に就く勝沼栄明・前衆院議員(45)らも参加した。旅費は「500」社側が負担した。

4223チバQ:2020/07/16(木) 18:04:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/668855dd281b984d6db989f126d31aea2fa5912b

二階氏との距離感反映? 対中決議めぐり石破、岸田両氏が対照的な反応




7/16(木) 14:34配信


産経新聞







自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)
 中国の習近平国家主席の国賓来日をめぐり、自民党の「ポスト安倍」候補が対照的な反応を示している。石破茂元幹事長は中国の香港国家安全維持法の施行後も予定通り国賓として招くべきとの考えを示した一方、岸田文雄政調会長は表現を後退させたものの、党の非難決議にあった「国賓来日中止」の文言を死守した。次期総裁選のカギを握る二階俊博幹事長との距離感が反映されたとの見方もある。

【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較

 石破氏は9日の石破派(水月会)の会合で、香港の人権問題を改善させる必要性に言及しつつ、「安倍晋三首相が国賓としての来日を要請した事実がある。民主主義国家として礼儀を尽くさないといけない」と述べ、国賓来日中止に触れた非難決議に同調しない考えを示した。

 石破氏は次の総裁選を見据え、党内に強い影響力を持つ二階氏に9月に予定される派閥パーティーの講師を依頼している。国賓来日に反対しなかったのは、中国との関係改善を重視する二階氏への配慮との見方があり、実際、石破派幹部は「二階氏の考えにも合わせたのだろう」と語る。

 対照的な印象を残したのが岸田氏だ。外交部会などがとりまとめた決議の原案をめぐっては、6日の党内会合で二階氏に近い出席者が「中止を要請する」との文言に反発。岸田氏が二階氏らと調整した結果、「外交部会として中止を要請せざるを得ない」という抑制的な表現へと修正を余儀なくされたが、「中止」の削除は譲らなかった。

 党幹部は「岸田氏は二階氏に対しても腰砕けにならず、筋を通した」と評価した。しかし、二階氏周辺は「岸田氏とは歴然たる差だ」と石破氏の対応を高く評価した上で、岸田氏をこう牽(けん)制(せい)した。

 「虎の尾を踏んだかもしれないね」(奥原慎平)

4224チバQ:2020/07/16(木) 18:07:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec0e839c6514fae427cdc99d98615967610bbd38

旧民進出身の長島昭久氏が二階派入会

7/16(木) 13:28配信
産経新聞

長島昭久衆院議員
 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会)は16日の会合で、旧民進党出身で昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員の入会を正式に了承した。所属議員数は47人になり、党内第4派閥の岸田派(宏池会)と並んだ。

 長島氏は会合で、中曽根康弘元首相が政治家を志した原点だったと説明し、「中曽根氏を源流とする伝統ある志帥会に入会させていただき感無量だ」とあいさつ。「1年生議員になったつもりで一から勉強し直したい」と語った。

4225とはずがたり:2020/07/16(木) 21:28:47
>入党を仲介した細田派は二階派入りに反発している。

フサギコさんの解説だと落選した前任者が二階派入りしたので,だそうな。

長島氏が二階派入り 自民
2020年07月16日14時21分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600732&g=pol

 自民党二階派は16日の例会で、長島昭久衆院議員の入会を正式に決めた。長島氏は、会長の二階俊博幹事長らを前に「感無量だ。1年生議員になったつもりで一から勉強し直したい」とあいさつした。

 二階派の所属議員は47人となり、岸田派と並ぶ党内第4派閥となった。長島氏は旧民主党や旧希望の党を経て昨年6月に自民党入り。入党を仲介した細田派は二階派入りに反発している。

4226チバQ:2020/07/17(金) 10:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1b0123c25226702490ed87d1235e35a10d79dda

長島昭久元副防衛相が二階派入り 47人で岸田派と並び党内第4派閥に

7/16(木) 21:46配信

毎日新聞

長島昭久 衆院議員=東京都千代田区で、川田雅浩撮影
 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派は16日、長島昭久元副防衛相の入会を了承した。二階派は47人となり、岸田文雄政調会長が率いる岸田派(47人)と並ぶ党内第4派閥となった。

 長島氏は旧民主党の野田佳彦内閣で首相補佐官を務めたが、2017年に旧民進党を離党。地盤を衆院東京21区から東京18区に移し、19年に自民に入党した。【野間口陽】

4227とはずがたり:2020/07/17(金) 15:59:31
観光県宮崎の選出だからしょんないけーがまあ基本自民党ガス抜き要員の1人。

玉川徹氏「GoTo」に理解を求める自民党の武井俊輔衆院議員に質問「GoToをやって感染者が出るのはある程度仕方がないとお考えですか?」
2020年7月17日 10時16分スポーツ報知 # 社会
https://hochi.news/articles/20200717-OHT1T50089.html
テレビ朝日

 17日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)で、政府が国内旅行代金の一部を補助する「Go To トラベル」キャンペーンについて、東京発着を対象外とする方針を決めたことを報じた。

 番組には自民党の観光立国調査会事務局次長の武井俊輔衆院議員がリモート生出演した。武井氏は、観光業界の窮状を示した上でGoToキャンペーンの必要性を訴えた。一方でコメンテーターで同局の玉川徹氏は「感染が収束していない以上、本当はやるべき時期じゃないというのが私の考えです」などと指摘し武井氏と「GoTo」を巡り議論を重ねた。

 武井氏は、ウイズコロナの視点から経済を回しながら感染防止に努めることを繰り返し主張した。最後に玉川氏は「一言だけ聞きたいんですけど、GoToをやって、結果として感染者が出るのはある程度仕方がないとお考えですか?」と尋ねた。

 これに武井氏は「そういうことを言っているわけでは決してありません」と答えると玉川氏は「イエス、ノーで答えてください」と迫った。武井氏は「いえ、いえ、イエス、ノーで答えるって…」と返答せず「だからこそ、努力をしてきてるわけですからしっかりと、本当に今、努力してますから、ぜひそこは分かっていただきたい。そこを分かっていただいた上で経済を回していく、その努力をこれからも政治も観光業界も努力していくことはご理解いただきたいですし、旅行を行かれる方もそこを心がけて一緒に成功させていくそれが今回のGoToトラベルだとぜひご理解いただきたい」と訴えていた。

4228チバQ:2020/07/18(土) 07:32:07
789 チバQ 2020/07/12(日) 12:15:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/84cd293ffde014354bfa96a15c947b3f366c4b57
額賀元財務相「ゆで卵ボヤ」と茂木外相「漁夫の利」の行方
7/10(金) 6:00配信

文春オンライン
元産経記者。経済財政担当相、防衛庁長官などを歴任した額賀福志郎元財務相 ��躑ζ営命�社

 東京・赤坂の衆院議員宿舎でボヤ騒ぎがあったのは7月2日午後11時のことだった。部屋の主は自民党の額賀福志郎元財務相(76)。ゆで卵を作る途中で眠りこけ、鍋が空だきに。煙を感知し駆けつけた消防に泥酔したまま暴言を吐き、顰蹙を買ったという。

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 源流を辿れば田中角栄元首相に行き着く名門派閥・平成研究会(現竹下派)。つい2年前まで領袖だった額賀氏だが、からきし存在感がない。「ポスト安倍」レースに向けて活発に夜会合をこなす年長の二階俊博幹事長(81)や麻生太郎副総理(79)とは大違いだ。

 平成研は、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三という歴代首相を生み、「一致団結、箱弁当」という鉄の結束を誇ったが、もはや遠い過去。前回2018年9月の総裁選の半年前には、領袖の額賀氏を引きずり下ろすクーデターが勃発。竹下亘・元総務会長が領袖になり、「竹下派」が復活した。総裁選で、竹下氏は、兄・登氏の秘書だった青木幹雄元党参院議員会長の意向を受け、石破茂元幹事長で派をまとめようとしたが、安倍晋三首相を推したい衆院側と分裂し、自主投票に追い込まれた。

「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声
 次の総裁選で竹下派はどう動くか。意欲を示すのは茂木敏充外相だが、前回、衆院側で安倍首相支持を取りまとめた中心で、参院側からは「今も茂木は許せない」(ベテラン)との怨嗟が渦巻いてきた。しかし、ここにきて茂木氏に追い風が吹き始めている。発生源は「ポスト安倍」に岸田文雄政調会長を推してきた安倍、麻生の両氏だ。安倍首相周辺からは「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声が漏れ、茂木氏を一方的に嫌っていた麻生氏との関係も、会食を約束するまでに修復された。

「岸田氏はコロナ対策で失態続き。『岸田首相じゃ選挙に勝てない』との声が広がっている。このままでは安倍、麻生両氏が、どうしても避けたい『石破政権』が誕生しかねず、2人は“次善の策”を考え始めた」(政治部デスク)。党員人気はあるものの、国会議員の支持が広がらない石破氏にとって、竹下派(54人)は、固まった議員票が見込める貴重な存在。安倍、麻生両氏が茂木氏に秋波を送るのは、石破氏を「数の論理」で追い込むためでもある。岸田氏の失速、そして実力者2人の石破嫌い。「漁夫の利とはいえ、派内を固め切れていない茂木氏には渡りに船の展開」(政治部記者)。茂木氏の総裁選出馬に向かって竹下派が久々に「一致団結」できるかもしれない情勢だ。ただし、「最近派内の若手とも会食を重ねたりしているが、元々パワハラ体質で人望はない」(同前)。“箱弁当”の復活は簡単ではなさそうだ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月16日号

4229チバQ:2020/07/19(日) 23:07:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df8d2ac176cef1801c125c536739bec98cecb09

自民党麻生派 他派閥に先がけ「コロナ対応」パーティー
7/16(木) 22:37配信

朝日新聞デジタル
飛沫(ひまつ)防止の透明なシートが設置された演台であいさつする麻生太郎副総理兼財務相=2020年7月16日午後6時50分、東京都千代田区、藤原伸雄撮影

 自民党麻生派(54人)の政治資金パーティーが16日夕、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた。東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を更新するなか、他派閥に先駆けて開催に踏み切った。出席者に感染防止策の徹底を求め、飲食物は提供しない異例の会合となった。

 パーティーは「3密」回避のため、同ホテル内で3会場に分け、着座形式で行われた。参加者には来場時に検温を求め、マスク着用を原則とした。政府が提供する接触確認アプリの利用徹底を促し、登壇者の前にはアクリル板を設置。パーティー券の購入者には、インターネットの同時配信も行った。

 麻生太郎副総理兼財務相はあいさつで、新型コロナ対応について「今の憲法が緊急事態に対応できるのか。我々は責任政党、政権与党として憲法改正に向けた議論もしっかり行っていくべきではないか」と訴えた。ビデオメッセージを寄せた安倍晋三首相も「立党以来の悲願である憲法改正への挑戦、その歩みを止めるわけにはいかない。自民党総裁として、任期中に憲法改正を成し遂げたい。その決意に変わりはない」と応じた。

 その後、派閥重鎮の甘利明税制調査会長が「コロナ後」の社会像をテーマに講演し、パーティーは約1時間で終了した。

 麻生派はもともと4月に開催予定だったパーティーを新型コロナの感染拡大を受けて延期した。5月の緊急事態宣言の解除を受け、他派閥が9月以降の開催を予定するなか、7月の開催を決めた。麻生氏は最近、早期の衆院解散・総選挙に前向きな言動を強めており、党内では「衆院選に向けた資金集めを急ぐ狙いがある」との臆測が広がった。

 東京都内の新規感染者が16日には280人を超え、派内では開催に慎重な意見もあった。だが、準備段階で日本感染症学会の監修を受けたと説明。例年は4千人ほどの参加者を減らし、時間も短縮したりして開催できると判断した。

朝日新聞社

4230チバQ:2020/07/19(日) 23:08:41
https://www.youtube.com/watch?v=qlgXp9GFVIw
これ、じゅうぶん3密じゃね!?

4231チバQ:2020/07/19(日) 23:09:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf901e860c87b2914ac30db5a4514258cf3c4121
麻生派が政治資金パーティー ポスト安倍政局へ先陣
7/16(木) 20:16配信

産経新聞
麻生派(志公会)パーティーの会場を後にする麻生太郎財務相=16日午後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(酒巻俊介撮影)

 自民党麻生派(志公会、54人)は16日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各派閥がパーティーを秋に延期する中、次期総裁選に向けて先陣を切る形となった。派内では「ポスト安倍」候補として岸田文雄政調会長を念頭に置いた声がある一方、同派所属の河野太郎防衛相が出馬に意欲を示しており、結束を維持できるかが注目される。

 「今、われわれは変化に挑戦する勇気を持たなければならない。志公会は政権のど真ん中で引き続き精進し、政権をしっかり支えてまいりたい」

 派閥を率いる麻生太郎副総理兼財務相はパーティーでこう述べ、安倍晋三政権を支えていく姿勢を重ねて強調した。パーティーは新型コロナが収束しない中での開催となり、「3密」を防ぐためホテル内の3会場に入場者を分散。来場できない人のためにオンライン中継で視聴できるようにもした。また、従来の立食形式から着席に変更し、飲食物の提供は控えた。

 安倍首相はビデオメッセージを寄せ、「第2次安倍政権の発足から7年半が経過した。この間、屋台骨として支えていただいたのが麻生氏だ」とたたえた。

 安倍政権をど真ん中で支えてきた党内第2派閥の麻生派だが、ポスト安倍に関し足並みがそろうかは不透明だ。麻生氏の本命は首相も期待する岸田氏とみられるが、派内では発信力が強い河野氏が総裁選出馬に意欲を示しているためだ。

 麻生氏は最近、派閥の結束を強めるため、当選同期同士で懇談を行うよう指示を出した。派閥幹部は「総裁選に向けた麻生会長の考えはまだ白紙だが、態度を決めたらそれで結束するのが派閥だ」と強調。河野氏の動向については「総裁選に出ると言っているが、いつの総裁選とは言っていない」と話す。

 とはいえ、河野氏は中堅・若手を集めた食事会を繰り返し開くなど派内での浸透に力を入れる。以前はあまりみられなかった行動で、次期総裁選に出馬する可能性は否定できない。

 他派閥の中堅議員は、河野氏が麻生氏の制止を振り切った場合、「派内からどれぐらいの議員が同調するのかが焦点になる」と指摘。その上で「麻生氏が分裂を避けるため『次は岸田』とならずに河野氏の挑戦を追認する形になれば、総裁選をめぐる状況は一気に変わる」と語った。(今仲信博)

4232チバQ:2020/07/20(月) 20:45:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007190013.html
総裁選へ「鉄の結束」下準備? 竹下派若手が勉強会
2020/07/19 18:19産経新聞

総裁選へ「鉄の結束」下準備? 竹下派若手が勉強会

鈴木宗男参院議員

(産経新聞)

 自民党竹下派(平成研究会)の若手議員が「ポストコロナ」の社会像をテーマに勉強会を重ね、注目されている。新型コロナウイルスの感染収束後の社会を先取りする議論もさることながら、首相経験者やベテラン議員らが相次いで講師を務め、派閥の奮起を促しているためだ。秋に予定する政策提言の発表が主眼だが、次期総裁選に向けた下準備との臆測も呼んでいる。

 「自分のグループから(総裁候補を)出せばおのずとまとまる。戦う気概を持たなければ先に進めない」

 かつて同派に所属した日本維新の会の鈴木宗男参院議員は14日の勉強会でこう述べ、次期総裁選では派内から候補を立てるよう訴えた。

 同派は前身の「経世会」時代を含めると、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏を首相に出した名門派閥だ。ただ、小渕氏のあとは首相の座から遠ざかり、かつての最大勢力も現在は党内第2派閥に甘んじる。

 同派の強みだった「鉄の結束」も、揺らぎ始めている。平成30年の前回総裁選では衆院の大半が安倍晋三首相を支持したのに対し、参院は石破茂元幹事長を支援し、対応が割れた。

 鈴木氏が自派閥からの候補者擁立を説いたのもこうした経緯が念頭にあり、「派閥から候補を立てることで求心力が生まれる」と強調した。東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は今月8日の勉強会で、人間関係の大切さを説いた。

 派内では茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、小渕優子元経済産業相の名前が総裁候補として挙がる。最も有力視されているのが茂木氏だが、前回総裁選で衆院側を率いた中心人物でもあり、参院側との溝は今も残っているとされる。

 若手勉強会は衆参双方の議員でつくり、両院の同派幹部とも綿密に連携を取りながら進めている。若手議員の一人は「結束を取り戻すための環境整備になればいい」と話す。(大橋拓史)

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200718X517.html
揺らぐ「岸田氏禅譲」路線=麻生氏らが疑問符―菅氏でつなぐ案浮上
2020/07/18 14:24時事通信

 安倍晋三首相の盟友である麻生太郎副総理兼財務相ら首相に近い有力者から、自民党の岸田文雄政調会長を「ポスト安倍」候補として推すことに疑問の声が漏れ始めている。課題の発信力が向上せず、党内での指導力も見えにくいためだ。首相が避けたい石破茂元幹事長の党総裁選出阻止のため、菅義偉官房長官を担ぐ案も浮上しており、首相が描く岸田氏への禅譲路線が揺らいでいる。

 「平時の岸田だ。乱世の岸田じゃない」。麻生氏は最近、同僚議員にこう語った。麻生氏はこれまで首相が目指す岸田氏への禅譲路線に異を唱えていなかったが、立場に変化が表れた。

 岸田氏の肝煎りとされた新型コロナウイルス対策の「減収世帯への30万円給付」は、公明党が求める一律10万円給付に覆され力量不足が露呈。各種世論調査の「次の首相にふさわしい人」では石破氏に大きく水をあけられ、差が縮まる気配もない。首相周辺は「あれでは石破氏に負けてしまう」と危機感を隠さない。

 首相の信頼が厚い閣僚の一人は、首相の後継として政権を任せる場合、岸田氏ではなく「菅氏がつなぐのが一番いい」と指摘する。菅氏は党内に一定の支持派を抱え、党側を押さえる二階俊博幹事長との関係も良好だ。

 岸田氏に対する不安の声は首相の耳に直接入っている。ただ、2018年総裁選で自らの支持固めのため岸田氏を不出馬に追い込み、「禅譲」をちらつかせてきた首相としては、ここではしごを外しにくい。最近も「岸田氏の面倒を見てほしい」と周辺に伝え、岸田氏を擁護してみせた。

 「ポスト安倍」選びが「選挙の顔」を決める印象を強めれば、知名度の高い石破氏に支持が雪崩を打つ展開は否定できない。「もう少し発信したらいいのに」。首相は岸田派幹部にこう不満を漏らした。今後の評価次第で首相の岸田氏に対する姿勢に変化が生じる可能性もある。

4233名無しさん:2020/07/21(火) 03:06:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007200019.html
【ポスト安倍の夏】加藤勝信厚労相 続く雌伏のとき、突破口はどこに  
2020/07/20 20:04産経新聞

【ポスト安倍の夏】加藤勝信厚労相 続く雌伏のとき、突破口はどこに  

衆院予算委員会で答弁する加藤勝信厚労相=10日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染が収束するまでの時限的措置として、4月から解禁された医療機関の初診からのオンライン診療。日本医師会(日医)は受診履歴のない患者にまで認めることに抵抗したが、解禁にかねて前向きだった厚生労働相、加藤勝信は厚労省内の動きを押さえ込み、ゴーサインを出した。

 6月29日にはオンライン診療を実施する川崎市内の病院を視察した。記者団には「オンラインか対面かというより、全体として病気になったときの対応力を上げるため活用するのが大事だ」と必要性を強調した。

 オンライン診療の解禁は指導力を発揮したケースの一つだ。ただ、政府では調整力の方を買われることが多い。良くも悪くも自身をあまりアピールせず、地味なイメージがつきまとう。旧大蔵省出身とあって、役人気質との評も消えない。

 5月に自民党本部で行われた厚労族による非公式の会合で、ある議員がこう苦言を呈した。

 「あのコメントには違和感を覚えた」

 やり玉に挙がったのは、同月8日の記者会見で語った、新型コロナウイルス感染症に関する保健所などへの相談・受診の目安に関する「誤解発言」だ。目安とは、厚労省が2月に提示した「37.5度以上の発熱が4日以上続く」を指す。野党は「目安のせいでPCR検査を受けられなかった人が多い」と批判した。

 加藤は目安が相談や受診の基準のように捉えられたとして、「われわれから見れば誤解だ。幾度となく通知を出し、相談や受診は弾力的に対応してほしいと言ってきた」と釈明した。「誤解」という言葉からは通知内容が行き届かなかったことへの反省はうかがえず、世論の反発を招いた。

 ここに加藤の弱点がある。手堅い手腕で答弁能力も高いとされるが、世間の受け止めより、政策の整合性に重きを置く役人的な感覚が顔をのぞかせる。

 これまでは「ポスト安倍」について「常に高みを見据えながら進めていきたい」と語ってきた。加藤の地元・岡山県の関係者によると、平成27年10月に59歳で1億総活躍担当相として初入閣し、お国入りした際「あと10年あるかないかという中、橋本龍太郎先生と同じ椅子に座れるかというとなかなか…」と周囲に漏らしたという。首相の座はしっかり意識している。

 ただ、置かれた政治的な立ち位置が、振る舞いを難しくしている。首相の安倍晋三の父、晋太郎を支えた「安倍派四天王」の一人で元農林水産相の加藤六月(むつき)の娘婿で、晋三の母親と六月の夫人は大の友人だ。晋三の信頼は厚いが、後継者として視界にあるのは、政調会長の岸田文雄とされる。

 所属する竹下派(平成研究会)のポスト安倍候補である外相、茂木敏充とは同じ64歳だが、永田町で物を言う当選回数は、茂木の9回に対し加藤は6回だ。

 祖父が元島根県議会議長ということもあり、派内に影響力をもつ島根県が地元の元参院議員会長、青木幹雄にかわいがられている。しかし、青木は30年の前回総裁選で元幹事長の石破茂を支援した。首相の座を目掛け、どこに突破口を見いだすのか。(坂井広志)=敬称略

4234チバQ:2020/07/21(火) 03:07:35
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2020071400036.html
習近平問題で激怒の二階幹事長 「ポスト安倍」仕掛けるも足元揺らぐ
2020/07/15 08:00AERA dot.

習近平問題で激怒の二階幹事長 「ポスト安倍」仕掛けるも足元揺らぐ

影響力の低下も指摘されはじめた二階幹事長 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 安倍長期政権を支え、自民党幹事長の連続在職日数最長を更新中の二階俊博幹事長が最大のピンチを迎えているという。4選支持まで一時は打ち出していたが、「次の改造で幹事長交代の可能性もある」と二階氏に近い自民党幹部は話す。



 昨年7月の参院選を巡って、前法相で衆院議員の河井克行被告と妻の河井案里被告が7月8日、公職選挙法違反(買収など)で起訴された。案里被告は参院議員となり二階派に入ったが、疑惑が浮上し、自民党を離党。しかし、前出の自民党幹部は内情をこう話す。

「案里被告は離党の際も『今後も二階先生のご指導を仰ぎたい』と希望していた。二階氏も了承したので、保釈されたら案里被告は二階派の特別会員です」

 二階派でもう一人、自民党を離党して特別会員になっているのは、昨年12月に収賄罪で逮捕、翌1月に起訴された秋元司被告。派閥から逮捕者が2人も出ている。

 さらに、二階氏の影響力低下を裏付けるような出来事があった。4月に予定されていた中国の習近平・国家主席の国賓としての訪日。これを中止するようにと、自民党外交部会が菅義偉官房長官に申し入れたのだ。

 習氏は6月に、民主化運動が続く香港に対し、「香港国家安全維持法」を強引に施行。半世紀は不変とされた高度な自治「一国二制度」を覆しかねない状況で、国際的な批判を浴びている。外交部会に所属する国会議員が訪日中止についてこう話す。

「施行後、香港独立の旗を持っているだけで逮捕される市民が出るなど、香港に保障されていた民主主義が脅かされている」

 だが、“寝耳に水”だった二階氏は激怒。自民党内で習氏と最も太いパイプを持つだけに「軽々しく決めるな」と外交部会や官邸に反旗を翻したのだ。

「二階氏は外交部会の決定に『何を言ってんだ』『わかってないぞ』と大荒れ、めちゃくちゃ怒っている。自身が安倍政権を支えていると自負しているが、外交部会の主要メンバーが首相に近いことが気に入らなかったよう。怒りに拍車がかかっている。その上、秋元被告に続き、案里被告も起訴され、『なぜ、うちの派閥だけこうなるんだ』と不快感を隠せないようです」と前出・自民党の幹部が解説する。

 岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長ら「ポスト安倍」の面々と会食するなど、精力的に動き回る二階氏。

「夏の内閣改造で安倍首相に幹事長を代えられたら、石破氏をポスト安倍に担ぎ、総裁選で負けたら最悪、自民党を割って出るという選択肢も考えているようだ」(同幹部)

 しかし、力の源泉である「派閥」と、「中国」というカードが切れず、足元が揺らいでいるようだ。(今西憲之)

※週刊朝日  2020年7月24日号

4235チバQ:2020/07/21(火) 14:38:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/d26392cf48e34751407fd2f385c86d98abdd7bbf

戦後保守政治の裏側 「右派ポピュリズム」のコンプレックス




7/19(日) 18:05配信


時事通信



意外な苦言





参院本会議で代表質問する自民党の世耕弘成参院幹事長(手前)。奥右は安倍晋三首相=2019年10月8日、国会内
 国会では本会議であれ、委員会であれ、与党の質問に耳目を集めるものは少ない。内閣にとっては身内だから疑惑や不正の追及が難しいというのは人情だろうが、特に「安倍1強」になってからは、歯の浮くようなチョウチン質疑も目立つ。【日本テレビ政治部デスク・菊池正史】


 しかし昨年10月から12月まで開かれた臨時国会では、参院本会議で自民党から興味深い代表質問が飛び出した。安倍の「お友達」の一人であり、その直前まで経済産業大臣を務めていた世耕弘成が、演壇に立った時だ。

 「外国首脳との会談では、相手の提起した論点に一つ一つ丁寧に応答し、相手の心をわしづかみにしていく。そして難病を経験されたからでしょうか、人に対して何とも言えない優しさを示される。そういう総理の人柄に強く惹かれたという面もまた大きいものがあります」

 ここまでは、お馴染みのゴマスリかと思って聞いていたら、突然、口調が変わった。

 「しかし国会審議の現場では、時々、私の知る総理とは異なった一面が垣間見えることがあります。私は安倍政権に否定的な立場の方にお会いすることがあると、その理由を尋ねるのですが、『答弁の時の居丈高な態度が気に食わない』『やじにいちいち反応するところが嫌いだ』といった理由を挙げる方が少なくありません。総理の普段の人となりを知る者として、これほど残念でもったいなく感じることはありません。総理、これからの国会審議では、ぜひ謙虚で丁寧な対応に徹していただくよう、強くお願いしたいと思います」

 今の内閣には「お友達一掃内閣」という批判が付きまとうので、あえて苦言を呈する演出でもあろうが、それにしても本質的、かつ的確な指摘だったと思う。 私が政治取材を始めた1993年の首相は宮沢喜一だった。それから13人の首相を現場で見てきたが、安倍ほどやじを飛ばす首相を見たことがない。

 2012年に第2次政権が発足したばかりの時は、たった1年で政権を放棄したという自らの失態を念頭に置いてか、「過去を振り返っても、あるいは前政権を批判しても、今現在、私たちが直面をしている危機、課題が解決されるわけではありません。我々は過去を振り切り、今から未来に向かって力強く第一歩を踏み出していきたい」(2012年12月26日の首相就任会見)などと謙虚に話していた。

 ところが、2013年7月の参院選で自民党が圧勝して政権が軌道に乗り始め、反対論も多かった特定秘密保護法の成立にこぎ着けたあたりから野党への敵対姿勢が強くなった。そして2014年になって、念願だった集団的自衛権の行使容認をめぐる議論が活発になり始めると、野党のやじに頻繁に反応し、自らもやじり、すっかり謙虚さは影を潜めることになる。

やじ将軍





安倍晋三首相の東京都議会議員選挙の応援演説で、掲げられた抗議のプラカード=2017年7月1日、東京都千代田区のJR秋葉原駅
 象徴的だったのが、2015年2月19日の衆院予算委員会。当時民主党議員だった玉木雄一郎(現国民民主党代表)が閣僚の「政治とカネ」の問題について追及した時だ。突然、大臣席から「日教組はどうするの!」とやじって審議は混乱し、与党の委員長にすら注意される始末となった。つい先日も、立憲民主党議員の辻元清美に「鯛は頭から腐る」などと疑惑を抱える安倍政権の体質を批判されると、「意味のない質問だ」とやじを飛ばして審議をストップさせた。

 安倍の反撃は、国会だけにとどまらない。2017年の東京都議選の街頭演説の際には、「辞めろ」と叫ぶ一部聴衆に対し、「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」とやり返した。「反安倍」も含めて首相が代表する「国民」であるはずだ。野党からは「品位に欠ける。器量が小さい」と批判も出たが、どこ吹く風だ。

 2019年になってからは、2012年の就任会見のことも忘れて、民主党政権を「悪夢」と繰り返し罵っている。

4236チバQ:2020/07/21(火) 14:39:00
 世耕の苦言に安倍はこう応じた。

 「この忠告を拳々服膺し、そして野党の皆さま方からもですね、謙虚で丁寧な総理大臣だと言っていただけるように努力を重ねてまいりたい」

 しかし、その舌の根も乾かぬうちに、直後の国会審議でもやじを飛ばし続けた。

 加計学園の問題をめぐって、野党系無所属の今井雅人が、萩生田光一文部科学相の関与をうかがわせる文書を取り出して追及すると、席から「あなたが作ったんだ」と指をさして発言し、国会を混乱させた。

 また、高市早苗総務相が2016年に放送局への電波停止の可能性に言及したことについて質問した立憲民主党の杉尾秀哉に対しては、突然「共産党!」と叫んで、委員長に注意される一幕もあった。

 与党にでさえ「まるで子どもの口喧嘩」とあきれる議員も多い。とにかく安倍は第2次政権が発足してからというもの、歴代首相にはなかった「やじ将軍」ぶりを発揮している。

 なぜ安倍は批判されようが、忠告されようが、やじをやめないのか。かつて病に倒れ、どん底を見た人間ならではの捨て身の新境地なのだろうか。その開き直りによって野性が解き放たれ、怒りをコントロールできないのだろうか。

 しかし、安倍が意識をしてか、しないでか分からないが、このやじは、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)を魅了する強力な武器となっている。

強くありたいという精神





参院予算委員会で野次に苦言を呈す安倍晋三首相=2014年2月5日、国会内
 安倍を支持している右派ポピュリズムは、権力への抵抗に軸足を置く左派ポピュリズムとは対照的に、国家権力や権威との一体化に快感を抱き、人々を統制しようとする強さに憧れる。だからこそ、野党への敵意を剥き出しにしてやじり返し、「安倍辞めろ!」と叫ぶ国民にも口角泡を飛ばす「強い安倍」を見ていると爽快な気分になり、快感に浸るのだ。

 水島治郎の著作「ポピュリズムとは何か」(中公新書)では、欧米で台頭した右派ポピュリズム政党が分析されている。そのリーダーたちのスタイルとしての特質に「大胆かつ粗野な言葉使い」があるという。その最たる者がオランダで「自由党」を率いるヘールト・ウィルデスで、閣僚や与党議員に「臆病者」「田舎者」「番犬」といった罵詈雑言を浴びせ、「議会にストリートの言葉とスタイルを持ち込んでいる」と、指摘されたそうだ。

 この「崩壊したマナー」が、左右を問わずポピュリズムと親和性がある。既存の体制と闘うためには、既成勢力が構築してきた「常識」を突き破り、「タブー」を破壊しなければならない。そこに不満分子は魅了されていく。

 ただ、水島によると左派ポピュリズムは「大衆を可視化して支配エリートに圧力をかける」手法だった。まさに戦後日本の労働運動や、学生運動がその典型だろう。

 これに対し、現在、台頭している右派ポピュリズムは、「メディアやインターネットを通じ、内心で不満を鬱積させている『サイレント・マジョリティ』に訴え、その共感を呼ぶことで」支持を集めるという。「サイレント・マジョリティ」は街頭でデモなどしない。テレビに映し出される「やじ将軍」を見て興奮し、SNS(インターネット交流サイト)で「左派」や「中国、韓国」にゲスな言葉を浴びせ、鬱積した不満を発散させるのだ。

 その不満は、戦後日本の「リベラル保守」を支えてきた「エリート」や「インテリ=知識人」への不満であり、理性的で抑制的な議論をしようと努力する協調型システムへの不満なのだろう。

 内閣総理大臣が、頻繁にやじを飛ばすという行動は、「リベラル保守」を支えてきた「エリート・インテリ」たちには見ることのできなかった行動様式だ。子どもの頃から「他人の意見をしっかり聞け」「わがまま言うな」「喧嘩してはいけない」「弱い者をいじめるな」「言葉遣いに気を付けろ」と「大人のマナー」を教育され、勉学に励んで偏差値の高い大学に入学し、あるいは苦労してたたき上げて実績を残し、自分の実力で社会的地位を築いた「エリート・インテリ」たちには受け入れてもらえない、むしろばかにされ、蔑まれ、否定されるものだ。

4237チバQ:2020/07/21(火) 14:41:09
 しかし、その「エリート・インテリ」に及ばず、疎外され、でも少し憧れ、その反動でひがみ、嫉妬し、それを人前で発露できなかった「サイレントな非エリート・非インテリ」層は、安倍のやじに自己投影して不満や嫉妬の発露を見いだす。安倍のやじは、戦後の保守本流の裏側で、鬱々としてきた不満や劣等感を一気に吹っ飛ばしてくれるのだ。

 「一国の総理が俺たちの気持ちを代弁して喧嘩してくれている」という思いと、安倍のやじが粗野なものであればあるほど、「なんだ、一国の総理も俺たちと同じレベルで口喧嘩している」という思いが交錯し、そういうレベルでの「一体化」「同質化」が右派ポピュリズムの底流となって安倍の支持率に流れ込んでいる。

戦後レジームからの脱却“劇場”





靖国神社参拝に臨む安倍晋三首相(中央)=2013年12月26日、東京・九段北
 安倍という「我らがリーダー」と一体化し、同質化した右派ポピュリズムは、たとえ幻想であろうと、イメージであろうと、自分たちも「強者」になろうとする。「強者」であるということは、常に何かと闘い、勝利しなければならない。そのためには「敵」が必要となる。左右にかかわらず、ポピュリズムは「敵」を求める。

 「既得権にしがみつくエリート」「豊かなブルジョア」「イスラム教徒」「移民」などなど、時代と状況に応じて設定される「敵」の姿はさまざまだが、敵と味方の二極対立をつくり上げて、敵を徹底的にたたくことがエネルギーとなる。「敵」を罵倒することが、「強さ」の幻想を担保する。

 かつて、小泉純一郎が郵政民営化に反対する人々を「抵抗勢力」として設定し、「刺客候補」を擁立して落選に追いやったように、この「二極対立」には妥協や協調の余地はない。議論は主張と批判の応酬となって形骸化し、優れたアジテーターであることがリーダーの資質となる。ポピュリズムを煽るリーダーにとって、広く合意を求める議論は必要ない。むしろ弊害だ。敵を攻撃し続けることが自らの求心力を高める。

4238チバQ:2020/07/21(火) 14:41:25
 しかし、小泉が演出した「劇場型政治」は、既に幕を下ろした。そして、今、前回の時事通信社「地方行政」2020年1月6日号で指摘したように、安倍が新たに提示した「戦後レジーム」という「敵」に、右派ポピュリズムが刺激されている。その「敵」は吉田茂に始まり、田中角栄から野中広務に至る系譜が支配してきた「保守本流」だ。これは戦争経験と、理性、自制をもって護憲を許し、協調外交、協調型意思決定を重視して、「左派」との共存を図ってきた。

 右派ポピュリズムは、それに我慢できず、苛立ち、抑え込まれてきたナショナルアイデンティティーを取り戻したいという願望によって、戦闘意欲を掻き立てている。

 しかし、その「敵」は、「保守本流」だけではない。背後には、「戦後レジーム」をつくり上げた米国がいる。だから極めて堅固なのだ。

 これも以前、指摘したが、安倍が東京裁判史観からの脱却をにおわせ、靖国神社に参拝した途端、米国から拳骨を落とされる始末だ。米国との対等性なくして「真の独立」などあり得ないが、米国からの「自立」がいかに難しいかは、ここで語るまでもあるまい。

 「右派」でも一部のインテリはその難しさを知っているが、右派ポピュリズムはそこまで求めはしない。「戦後レジーム」を「米国製憲法」や「弱腰外交」という言葉に落とし込んで、安倍が「憲法改正」「拉致被害者奪還」「北方領土返還」「韓国元徴用工問題は解決済み」などと叫ぶ姿に、ナショナルアイデンティティーの回復を期待し、ストレスを発散させているのだ。

 かつて文芸評論家であり保守論客だった江藤淳は、米国との戦争に敗れ、米国に占領されたことで、近代の中で日本人が「辛うじてつくり上げようとした独自の価値体系」が破壊されたと悔やんだ。そして、次のように憤りを露わにしている。

 「一夜にして『民主主義』の謳歌者に変貌させられた日本人が、どんな奇怪な心理的操作を迫られ、どんな痛みを内面に感じたかについて、世の『転向』論者が口を緘して語らないのを私は奇怪至極と訝らぬわけにはいかない」(江藤著「成熟と喪失─“母”の崩壊─」)

 「戦後レジームからの脱却」とは、その「痛み」を与えられたことに、一矢報いるための挑戦ではなかったのか。安倍の「強さ」が「米国が許す範囲」のものにすぎないとすれば、まさに「脱却“劇場”」であり、「右派ポピュリズム」を巻き込んで空騒ぎするための諧謔にすぎない。第2次安倍内閣発足以降、安倍自身からとんと「戦後レジームからの脱却」と聞かなくなったのは、それを自覚してのことだろうか。【時事通信社「地方行政」2020年2月20日号より】

 菊池正史(きくち・まさし)日本テレビ政治部デスク。1968年生まれ。慶應義塾大大学院修了後、93年日本テレビ入社、 政治部に配属。旧社会党、自民党などを担当し、2005年から総理官邸クラブキャップ。11年から報道番組プロデューサー等を経て現在は政治部デスク。 「著書に「官房長官を見れば政権の実力がわかる」(PHP研究所)、「安倍晋三『保守』の 正体」(文藝春秋)などがある。

4239チバQ:2020/07/21(火) 15:46:36
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600608&g=pol
【点描・永田町】「3A1S」会談復活の裏舞台
2020年07月19日19時00分


参院予算委員会で麻生太郎副総理兼財務相(右)と話す安倍晋三首相=6月11日、国会内
 梅雨明け間近の永田町は、「真夏の政局」で暑苦しさが増している。来年9月の安倍晋三首相の任期切れをにらんだ「ポスト安倍」の動きが加速する一方、秋の衆院解散説も飛び交っているからだ。コロナ禍への対応の迷走や、相次ぐ政権スキャンダルなどで求心力低下が目立つ首相だが、政局運営の主導権を確保しつつ、国会閉幕直後の6月19日の麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明自民党税制調査会長との4者会談を手始めに、本格的な党内工作で“1強復活”を狙う構えだ。このため、今後の政局夏の陣では、解散や党・内閣人事にポスト安倍レースも絡んだ複雑な神経戦が展開されそうだ。

 首相と麻生、菅、甘利3氏の会談は、それぞれの頭文字から「3A1S」と呼ばれてきた。首相の盟友の麻生、甘利両氏と、内閣の大番頭の菅氏は、2012年暮れの第2次安倍政権発足以来、結束して首相を支えることで「真の政権中枢」(自民幹部)とされてきた。それだけに、3カ月ぶりに夜の会食を再開した首相が、まず3氏を相手に選んだのは「政権運営の原点に戻る」(官邸筋)との判断があったことは間違いない。

 その一方で、4氏だけでの会食は2017年7月以来約3年ぶりとあって、自民党内では直ちに「衆院解散や内閣改造をめぐって意見調整した」(閣僚経験者)との憶測が広がった。特に、昨秋から関係悪化が噂され、「官邸の隙間風」などと揶揄されている首相と菅氏が、久方ぶりの「3A1S」会談で改めて結束ぶりをアピールしたことで、与党内では「今後の政権運営の主導権確保を狙う“安倍戦略”の一環」とみる向きも多い。

◇「隙間風」払拭の狙いも

安倍晋三首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の二階俊博幹事長(中央)=7月10日、首相官邸

 この4者会談に3年もの空白期間が生じたのは、首相の後見人を自認する麻生氏と、首相の女房役の菅氏との間での政治的あつれきが目立つ一方、甘利氏も政治とカネの問題での閣僚辞任後、表舞台から遠ざかっていたことで、首相にとっても「集めにくい雰囲気が続いていた」(側近)からだ。しかし、首相が苦闘を強いられたコロナ国会が6月17日に閉幕。19日からは都道府県をまたぐ移動やイベント開催が解禁され、プロ野球も開幕するなど日本社会全体が新たな日常に動きだしたことが、久しぶりの4者会談につながったとみられる。

 会談の発案者は麻生氏で、同10日の安倍・麻生会談で提案、首相も快諾したとされる。首相と麻生氏は「運命共同体を自認する盟友関係」(政府筋)で、政権が危機を迎えた際には、麻生氏との会談が首相の“精神安定剤”となってきたのは周知の事実。一方、菅氏は麻生、甘利氏とは一定の距離を置いてきたとされ、消費税など重要な政策決定や衆院解散のタイミングなどをめぐる意見対立も目立っていた。

 このため4者会談の復活には「隙間風」払拭の思惑もにじむ。3年前はいわゆる「モリ・カケ疑惑」で内閣支持率が急落し、都議選での自民惨敗を受けての会談で、その後の17年10月の衆院選につながったとされる。それだけに「3年前のビデオテープのような会談」(自民長老)との見方もあり、これをきっかけに「9月末解散・10月25日投開票」説が浮上したのも事実だ。

 ただ、当時とは党内事情が大きく異なる。党ナンバー2の二階俊博幹事長は首相に対抗するように、党内各派領袖らとの個別会談を精力的に進める一方、二階氏とのパイプが太い公明党は「準備ができていないし、コロナ対応が最優先だ」と解散論をけん制する。このため、「3A1S」に二階氏が絡む主導権争いの結末はまだまだ見えてこない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」7月13日号より】。

4240チバQ:2020/07/22(水) 13:09:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbd077aa87a4362697f6ed407bf07cf24613ca1b
ポスト安倍レースかき乱す「二階幹事長」の思惑
7/22(水) 6:01配信


7月10日、安倍晋三首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の二階俊博幹事長(写真:時事)
 政界随一の「寝業師」と呼ばれる自民党の二階俊博幹事長の「生臭い動き」(自民幹部)が、コロナ禍と長梅雨でよどむ永田町の空気をかき乱している。

 二階氏は6月17日の国会閉幕前後から安倍晋三首相や自民党各実力者らとの個別会談を繰り返し、その変幻自在な言動でポスト安倍レースをにらむ自民党内に揣摩臆測を広げている。

 お盆明けから始まる見通しの「政局秋の陣」は、党・内閣人事とそれを受けての解散・総選挙の有無が焦点だ。ただ、「すべてはコロナ次第」(政府筋)で確たる見通しが立たず、それゆえに「二階劇場」が政界の耳目を集めている。
■変わる「ポスト安倍レース」の展開

 二階氏の最初の仕掛けは、6月8日の石破茂元幹事長との会談だった。二階氏は、各種世論調査でポスト安倍候補の人気ナンバーワンとなっている石破氏を「さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星の1人」と持ち上げ、9月の石破派政治資金パーティーでの講師も快諾した。

 石破氏は党内実力者では唯一人、安倍首相の政権運営を厳しく批判し続け、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相から敵視されている。その石破氏が政権の支柱でもある二階氏と気脈を通じれば、ポスト安倍レースの展開も大きく変わるだけに首相周辺に疑心暗鬼が広がっている。
 7月2日には岸田文雄政調会長とも会談した。両氏が率いる二階、岸田両派の幹部も交えての懇親会で、二階、岸田両氏の親密な会食は約1年ぶり。同席者によると、両氏は思い出話に花を咲かせるなど和気あいあいで、終わり際に二階氏が「前途洋々、次に期待する」と岸田氏にエールを送った。

 二階、岸田両氏は2019年秋の党内閣人事で幹事長ポストをめぐって火花を散らし、安倍首相が秋口に断行するとみられる党人事でも、再び幹事長職の争奪戦を演じる可能性が指摘されている。岸田氏にとって次の人事で幹事長になれば、ポスト安倍への展望が開けるからだ。それだけに、このタイミングでの二階・岸田会談は自民党内に複雑な波紋を広げた。

 二階氏はかねてから「現政権が任期いっぱい、しっかり務めることを幹事長として補佐したい」と語るなど、幹事長続投への強い意欲を隠さない。9月8日まで幹事長を続ければ、通算在職日数で田中角栄氏(元首相)の1497日を抜いて最長記録保持者となる。そのため、「幹事長の座を死守する必要がある」(側近)。

 安倍首相はかねて自らの後継者に岸田氏を推す意向をにじませており、二階氏が岸田氏に接近することにも「複雑な思いを隠せない」(周辺)とされる。二階・石破会談で生じた二階氏への不信感も絡み、安倍首相が幹事長人事でどういう決断をするのか、強い風圧になっているのは間違いない。

4241チバQ:2020/07/22(水) 13:10:12
■二階・麻生がポスト安倍で手を組む? 

 石破、岸田両氏との個別会談と並行して、二階氏は安倍首相や麻生氏を含む与党有力者とも相次いで会談している。国会閉幕直前の6月16日には麻生氏と会談。衆院解散のタイミングやポスト安倍をめぐり、互いに腹を探り合ったとされる。両氏は7月15日にも再会談しており、「2大実力者としてポスト安倍で手を組むのでは」(細田派幹部)との憶測も広がる。

 さらに、菅義偉官房長官とは6月17日と7月1日に会談している。前者は二階・麻生会談の翌日、後者は二階・岸田会談の前日という「まさに政局的なタイミング」(自民長老)での会談だ。
 菅氏は二階、麻生両氏とともに政権の3本柱の一角を占める。二階氏の幹事長続投で連携したとされる2019年夏以来、政権運営でも二階、菅両氏の連携が目立つ。こちらも「ポスト安倍をにらんだ二階流の戦略」(閣僚経験者)との指摘が多い。

 そうした一連の政局会談のさなかの6月24日に、二階氏は安倍首相と密談した。二階氏側近の林幹雄幹事長代理が介添え役として同席したが、安倍首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。安倍首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食をともにしており、安倍首相と二階氏の会談は「与党内の政局モードを一気に加速させた」(自民幹部)結果となった。

 このトップ会談は、首相サイドが「お時間があれば」と持ち掛けたとされる。国会閉幕後も政府のコロナ対応への批判などから内閣支持率が低迷しており、安倍首相としても二階氏との連携をアピールすることで、求心力回復を狙う思惑もちらつく。

 会談内容は明らかにされていないが、 「党・内閣人事や今秋解散の是非について、お互いの腹の内を探った」(自民幹部)のは間違いなさそうだ。安倍首相は二階氏が自民党実力者との会談を繰り返す狙いを探り、幹事長続投を狙う二階氏は安倍首相の感触を探るという「生臭さ満載の会談」(同)とみられている。
■「二階発言」で流れが変わる政局

 二階氏はこれまで、混戦模様のポスト安倍レースに絡めて安倍首相の4選にも言及するなど、「変幻自在な二階流」(側近)で真意をつかませないできた。二階氏は、安倍首相を筆頭とする世襲政治家とは対照的な「たたき上げの党人派」(自民長老)で、したたかな腹芸で「政界の絶滅危惧種」(同)とも呼ばれている。

 その一方、二階氏は野党出身議員を相次いで二階派に迎え入れることで派閥拡大も進めている。これらの野党出身議員は各派閥の現職と選挙区で競合するケースが多く、次期衆院選に向けて「激しい二階氏への反発」(岸田派幹部)にもつながっている。
 22日からのGoToトラベル事業でも、政府の迷走ぶりが国民の強い批判にさらされた。とくに、都知事選で圧勝した小池百合子知事と事業推進役の菅官房長官のあつれきが政権不信を拡大させている。

 その小池氏を都知事選で全面支援したのは二階氏で、小池氏も二階氏の幹事長続投に強い期待を示しているとされる。GoTo事業の混乱についても、安倍首相と二階氏がそろって沈黙を守り、政府は菅氏が、自民党は岸田氏らが全面に出てそれぞれの立場で発言しているのも「何やら意味ありげ」(閣僚経験者)ともみえる。
 二階氏はすでに81歳と高齢で、体調不安説もささやかれている。相次ぐ政局向け発言についても、「その場の思いつきでは」(政府筋)といぶかる声が少なくないが、「二階氏の発言が政局の流れを変えている」(二階派幹部)のは事実だ。

 東京でのコロナ感染再拡大が国民の不安をかき立て、「政局秋の陣もすべてはコロナ次第」(閣僚経験者)ではあるが、複雑なポスト安倍レースのカギを握るのは安倍、麻生、菅、二階の4実力者であることは間違いない。二階氏周辺からは「狙うはポスト安倍での最強のキングメーカー」(側近)との声も出る中、今回の二階劇場の結末はまだまだ見えてこない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト

4242とはずがたり:2020/07/23(木) 13:08:35
自民 二階幹事長「解散よりもやるべきことがある」
2020年7月21日 13時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200721/k10012525951000.html

衆議院の解散について自民党の二階幹事長は記者会見で、新型コロナウイルス対策や豪雨災害への対応などを優先すべきだとして、早期解散に否定的な考えを示しました。

この中で自民党の二階幹事長は、衆議院の解散について「解散は安倍総理大臣の専権事項なので、幹事長は意見を求められたときには申し上げたいと思うが、今、そういう要請があるわけではない」と述べました。

そして「安倍総理大臣に『今すぐ解散する考えがあるか』と尋ねたことはない。今は解散よりも国民からの要請でやるべきことがたくさんあり、これらを着実にやっていく。政局の問題だけで政治を左右するのはいかがかと思う」と述べ、新型コロナウイルス対策や豪雨災害への対応などを優先すべきだとして、早期の衆議院解散に否定的な考えを示しました。

4243とはずがたり:2020/07/25(土) 23:56:02
民・谷垣グループが全方位外交…次期総裁選へ存在感高める狙いか
2020/07/25 21:46
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200725-OYT1T50207/

 自民党の谷垣禎一・前総裁を中心とするグループ「有隣会」(24人)が、次期総裁選に向けて全方位外交に徹している。特定の「ポスト安倍」候補に肩入れしないことで存在感を高める狙いがありそうだ。

 有隣会の代表世話人を務める中谷元・元防衛相は21日、ポスト安倍候補の岸田政調会長、石破茂・元幹事長らと昼食をともにした。中谷氏は、前回総裁選で石破氏の推薦人となったが、岸田派と有隣会との会食も企画し、幅広い人間関係づくりに腐心する。

 同じく代表世話人の遠藤利明・元五輪相は、岸田氏の下に近く設置される国家戦略を検討する特命委員会で会長代行を務める。また、二階幹事長らが近く設立する地方創生などをテーマとする議員連盟には、有隣会所属の複数議員が呼びかけ人として参加する予定だ。

 有隣会は緩やかなつながりのグループで、他派閥との掛け持ちが可能だ。定例会合も各派閥が行う木曜日ではなく、水曜日に開いており、政界引退を表明した谷垣氏も時々顔を見せる。一時は派閥化する案もあったが、「他派閥との交流を増やすことで活動幅が広がる利点を生かしたい」として見送った経緯がある。

 有隣会幹部は「ポスト安倍選びが本格化すれば、全方位外交で培った人脈で存在感を高めたい」と語る。

4244とはずがたり:2020/07/25(土) 23:56:17
ずっとsageてた。。

4245チバQ:2020/07/26(日) 17:19:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007250004.html
資金集め、どうしたら…若手議員深刻、コロナでパーティー二の足
2020/07/25 18:44産経新聞

資金集め、どうしたら…若手議員深刻、コロナでパーティー二の足

パーティーを開いた麻生派(志公会)。岸田文雄政調会長(右から3人目)らがあいさつした。右端は二階俊博幹事長=16日午後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(酒巻俊介撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国会議員が政治資金パーティーを開きにくい状況が続いている。近く衆院解散・総選挙があるとの臆測も飛び交う中、選挙基盤が脆弱な若手議員らは資金不足に不安を隠せない。

 ■持ち出し1000万円超…土地売ってしのぐ

 「金持ちか、集金能力の高いやつしか政治家にはなれないってことだね」

 活動資金が枯渇し、親から受け継いだ土地を売って当座をしのいでいるという自民党の衆院当選2回の議員はこう漏らす。

 秋までに政治資金パーティーを開けなければ、自らの政治活動にかかる今年の持ち出し額は1千万円超になるという。この議員は「秘書らの人件費がかかり、周囲には『年越しができるか心配』と漏らす同僚もいる」と明かす。

 ■歳費削減…家賃安い青山宿舎へ

 与野党は、感染拡大で国民生活に影響が出ていることを踏まえ、国会議員の歳費を5月から1年間、2割削減することを申し合わせた。衆院議員には、出費を節約しようと、月の家賃が約13万8千円(3LDK)の衆院赤坂宿舎から約2万1600円(2DK)の衆院青山宿舎に転居した議員もいるという。

 新型コロナ禍で3月以降、政治資金パーティーはほとんど開かれない状況だ。緊急事態宣言の解除を受け、開催を予定する議員も出てきたが、多くは「東京で感染が再拡大し、収束が見通せない中ではやりにくい」と二の足を踏む。

 ■企業も経営難「券買ってと言えぬ」

 夏のパーティーを延期した衆院当選3回の若手は「コロナで経営難の企業にパーティー券を買ってくれとはいえない」とあきらめ顔だ。資金不足解消のためやむなく秋にパーティーを開催する若手は「例年は700人ぐらい呼ぶが、300人程度に絞る」と語る。

 一方、自民党の各派閥の政治資金パーティーは16日の麻生派(志公会)を皮切りに10月末までに全7派閥が実施を予定している。

 所属議員に重くのしかかるのは1枚2万円のパーティー券の販売ノルマだ。当選1回の衆参議員は50枚、2回以上で閣僚未経験の議員は100枚といった具合に義務を課す派閥が多い。当選3回の若手は「(新型コロナの影響で)今回は達成できないかもしれない」と頭を抱えている。(長嶋雅子)

4246チバQ:2020/07/26(日) 20:57:48
https://www.sankei.com/politics/news/200725/plt2007250005-n1.html
幹事長の座は? 自民・岸田政調会長、連続在職日数トップに
2020.7.25 19:33
自民党の岸田文雄政調会長が連続在職日数の記録を更新し続けている。平成29年8月に就任し、今年6月に記録を塗り替えた。党の政策責任者として新型コロナウイルス対応などに汗をかくが、今後は「ポスト安倍」への足がかりとして、秋にも行われる党役員人事で幹事長の座を射止められるかが焦点となる。

 政調会長は党の政策立案の責任者で、幹事長などとともに「党三役」と呼ばれ、総裁への登竜門としても知られる。

 岸田氏は外相として戦後歴代2位、連続・専任では戦後最長の1682日務めた後に政調会長に就任。今年6月14日、平成7〜10年に政調会長だった山崎拓氏の連続記録(1035日)を超え歴代最長となった。

 岸田派(宏池会)からは、次の総裁選を見据え、党の政治資金や公認権などに絶大な影響力を持つ幹事長に「次は何としても就任を」と期待がかかる。ただ、9月8日に通算在職日数が単独で歴代最長となる二階俊博幹事長も続投に意欲的とされる。

 安倍晋三首相(党総裁)は昨年9月の党役員人事でも岸田氏の幹事長起用を検討したが、同年7月の参院選で勝利に貢献した二階氏の続投を認めた。岸田氏にとって、政調会長の連続在職記録は本意でない面もあるだけに、秋の人事で記録の行方が注目される。

 (永原慎吾)

4247名無しさん:2020/07/26(日) 21:15:57
https://www.sankei.com/politics/news/200723/plt2007230005-n1.html
迷走「Go To」舞台裏 菅官房長官の巻き返しで東京のみ除外
2020.7.23 18:56
 政府の観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンは、新型コロナウイルスの感染が再拡大している東京都発着の旅行を割引対象から除外したが、政府内では当初、神奈川、埼玉、千葉を加えた1都3県を除外する案も一時浮上した。しかし、政府内で観光振興の旗を振ってきた菅義偉(すが・よしひで)官房長官が中心となって巻き返し、最終的に除外対象は「東京のみ」となった。

 「仕方がない。東京都が外れると(経済)効果が落ちるが、安心感につながる」。安倍晋三首相は方針が決まった16日、周囲にこう語った。

 赤羽一嘉国土交通相が8月上旬を予定していた「Go To」事業の開始を今月22日に前倒しすると発表したのは10日。だが、東京都の新規感染者は9日に前日の約3倍の224人に跳ね上がり、以後も高水準が続いて隣県への感染拡大の兆候が見えていた。

 感染の再拡大が進む中での前倒しに対し、野党や都道府県知事、自治体からは、感染拡大を恐れ「コロナばらまきキャンペーン」「人災」などと事業の延期を求める声も高まった。

 政府関係者によると、「東京除外」が決まる前には、ほかにも意見があった。有力だったのが1都3県の対象からの除外だ。ホストクラブやキャバクラなど、接待を伴う「夜の街」飲食店の感染防止対策を1都3県で一体的に行ってきたことが背景にあり、首相や西村康稔経済再生担当相も理解を示していたという。延期論もあった。

 一方、菅氏は経済を重視する立場から東京も予定通り「Go To」の対象とするよう主張。ただ、政府高官は「強行すると公明党の赤羽氏が矢面に立つことになる。赤羽氏を傷つけてはいけないということで、見直しが必要だという空気になった」と振り返る。


 こうした中、東京都の小池百合子知事が都民に都外への不要不急の外出を自粛するよう要請し、「Go To」にも異論を唱えた。

 菅氏は「東京問題」という言葉を用いて東京が実効性のある感染防止策を講じず、軽症者向けホテルのベッド数を減らしていることなどを批判し対立した。その裏では、自身が影響力を持つ千葉県の森田健作知事、神奈川県の黒岩祐治知事らを通じ、「Go To」から両県が除外されないよう働きかけた。菅氏は周囲に「前から東京は難しいと思っていた」と明かした。

 与党からは「山形県など反対している自治体を外してはどうか」との強硬論も届いた。しかし官邸側は「踏み絵を踏ませることはできない」と突っぱねた。

 公明党の山口那津男代表は16日の政府の決定に先立ち「東京は慎重に」と述べた。「東京外し」は政権のコンセンサスになった。(沢田大典、大島悠亮)

4248チバQ:2020/07/27(月) 10:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/04305c6a9639b8ae0ef6e08c8554ff152a7222e9
稲田氏、ポスト安倍へ模索 LGBT、夫婦別姓に理解 自民保守派「変節」
7/25(土) 10:24配信

支持拡大は不透明

稲田氏を巡る関係図
 自民党の稲田朋美幹事長代行(61)が「ポスト安倍」に向け、模索を続けている。安倍晋三首相や二階俊博幹事長との近さをアピールしつつ、足場固めに奔走。保守のイメージが強いが、最近はLGBTら性的少数者や選択的夫婦別姓などの問題にも取り組み、リベラル色も打ち出し始めた。ただ党内保守派からは「変節した」との批判の声も上がり、ジレンマも抱える。

 「女性目線で政策を語ることは絶対に必要だ」。稲田氏は今月5日、BS番組で次期党総裁選への立候補に意欲を示した。出馬に必要な推薦人20人を集めるのは難しいとした上で「努力したい」と語った。

 稲田氏は2005年、当時、幹事長代理だった安倍首相に促され、政界に進出。「安倍派」の代表格として、行政改革担当相や党政調会長を歴任したが、17年には自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で防衛相を辞任した。

 19年からは幹事長代行を務め、二階氏に接近してきた。周囲に「最後まで幹事長に尽くす」と語るほか、8月には二階氏の地元和歌山で女性議員の研修会を開催。総裁選を視野に後ろ盾としたい思惑が透ける。

 最近は未婚のひとり親支援や選択的夫婦別姓などに理解を示し、昨年3月には女性議員を増やすための議員連盟「女性議員飛躍の会」を設立。保守派グループ「伝統と創造の会」を主宰するなど右派の論客とのイメージが強かっただけに、「ウイングを広げて党内支持を広げる狙い」(党関係者)との見方が強い。

 だが、こうした動きについて党内保守派からは失望の声が漏れ、伝統と創造の会から分裂する形で新たな保守グループもできた。所属する細田派では、新型コロナウイルスの感染が収まった後の国家ビジョンを考える議連を一緒に設立した下村博文選対委員長のほか、西村康稔経済再生担当相もポスト安倍をうかがっており、支持拡大はなお見通せない。(竹中達哉)

4249チバQ:2020/07/27(月) 10:48:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/92c01781821f849d1575688fee1d6ac9e628e4ee
野田聖子氏、周辺議員と会食 総裁選立候補への理解求める
7/21(火) 22:00配信


自身に近い国会議員との会食後、記者団の取材に答える野田聖子元総務相=2020年7月21日夜、東京・四谷、松山尚幹撮影
 自民党の野田聖子元総務相が21日夜、東京都内の日本料理店で自身に近い国会議員と会食した。野田氏がめざす次期総裁選への立候補に向けて協力を求めた格好だが、立候補に必要な推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。

 会合には、2015年総裁選で野田氏支持を公言した尾辻秀久元参院副議長、野田氏と同じ岐阜県が選挙区の渡辺猛之参院議員のほか、川崎二郎元厚生労働相、三原じゅん子・党女性局長ら野田氏を含め自民党国会議員8人が出席した。

 野田氏は会合後、記者団に「自民党は自由で多様な政党だと表現できる一人になりたい」と総裁選立候補をめざす意向を示し、出席者に理解を求めたという。
朝日新聞社

4250チバQ:2020/07/29(水) 10:28:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d6e3531c82dd7c60f3fbeeee6af94949652174
麻生派の存在感際立つ 第2次安倍政権以降の自民党派閥の伸長
7/28(火) 23:52配信

 自民党の派閥の中で、麻生派(志公会、54人)の拡大傾向が目立っている。平成24年12月の第2次安倍晋三政権発足以降は入閣数もトップクラスで、派を率いる麻生太郎副総理兼財務相の存在感が際立つ。二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)の伸長も著しいが、麻生、二階両氏とも安倍晋三首相(自民党総裁)との協力関係を力の源泉としてきた。来秋の首相の党総裁任期が近づく中、こうした構図に変化は起きるのか。

 「人事については首相が権限を持っているので、コメントは控えたい」

 自民党最大の細田派(清和政策研究会、97人)幹部の世耕弘成参院幹事長は28日の記者会見でこう述べ、次の内閣改造・自民党役員人事への具体的な言及を避けた。細田派からは第2次政権発足から28人(延べ数、以下同)が入閣し、他派をしのぐ。97人という規模を考慮すれば、首相の出身派閥で他派に配慮する事情があるとはいえ、少ない印象を拭えない。

 その点、当初は27人だったメンバーを旧山東派(番町政策研究所)との合流などで54人まで増やした麻生派は、旧山東派から閣僚になった3人を含め、25人を入閣させている。

 首相も今月16日に都内で開かれた麻生派の政治資金パーティーで、「第2次安倍政権の発足から7年半、まさに『屋台骨』として支えていただいたのが麻生副総理だ」と持ち上げるなど、麻生氏に寄せる信頼は厚い。

 麻生派以上の伸びを示すのが二階派だ。野党から入党した議員だけでなく、他派からも積極的に取り込み、所属議員は2倍超の47人に増えた。

 田中角栄元首相を政治の師と仰ぐ二階氏は、「数は力」の論理で動いた田中派のDNAを色濃く受け継ぐ。「角栄先生を思い出さない日は一日もない」と話すほど敬慕し、他派から「二階派はかつての田中派のようだ」と評される。

 田中派の流れをくむ竹下派(平成研究会、54人)は、平成30年初めに派内で額賀福志郎会長(当時)に退任を迫った「額賀降ろし」が象徴するように、往時の鉄の結束にほころびが目立つ。所属議員は10人増、入閣者は18人にとどまる。

 「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)からは、26人が入閣した。岸田氏は発信力の弱さをたびたび指摘されるが、今の内閣には入閣待機組だった竹本直一科学技術担当相(衆院当選8回)ら2人を押し込み、領袖(りょうしゅう)の面目を保った。

 この7年半で新たに誕生した石破派(水月会、19人)は、発足時の20人からメンバーを1人減らした。「ポスト安倍」の有力候補とされる領袖の石破茂元幹事長は世論の高い支持を得ながら、自民党の議員には支持の広がりを欠く。

 石破氏は「うちはベンチャー企業のようなもの。(仲間が自分以外に)18人いるのはありがたい」と強調するが、総裁選に向け、党内基盤の強化が大きな課題となる。(力武崇樹)

4251チバQ:2020/07/29(水) 19:09:59
>橋本副大臣と自見氏 不倫報道
yahooのみだしが↑だったので 橋本聖子と自見パパかと思った・・・
パパ元気だなあ と



https://news.yahoo.co.jp/articles/2c610292db9159baaa2fcf6563acd13e0871f151
コロナ拡大の中、2週間で5回不倫デート 厚労省の橋本岳副大臣と自見英子政務官が交際
7/29(水) 16:00配信

文春オンライン
厚労省のナンバー2、橋本岳副大臣 ©共同通信社

 感染者数が過去最多となるなど全国に感染が拡大している新型コロナ。コロナ対応の最前線に立つ厚労省では、官僚たちが終電間際まで残業を続けている。その最中、ナンバー2である橋本岳副大臣(46)と、ナンバー3の自見英子政務官(44)が、不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていることが「週刊文春」の取材で分かった。橋本氏には妻と4人の子供がいる。

【画像】肩を寄せ合う橋本氏と自見氏

「週刊文春」の取材では7月、最近の2週間で、赤坂の居酒屋、丸の内の和牛レストラン、ホテル内のとんかつ屋などでゆっくりと食事を楽しみ、その後は散歩をしたり、コンビニで買い物をしたりする仲睦まじい様子が頻繁に確認された。

 また、東京都のコロナ新規感染者が293人と過去最高(当時)となった7月17日の夜には、橋本氏は自見氏が住む参議院麹町宿舎を訪れ、翌朝午前4時近くまで約7時間にわたって滞在していたことも判明した。

「週刊文春」の直撃取材に橋本氏は「(17日夜の宿泊は)記憶にありませんね」「副大臣と政務官として食事をすることはあります」などと答え、今の妻と離婚が成立したら自見氏と再婚するのか、との問いかけには「それは神のみぞ知ることです」と答えた。

 一方の自見氏は、「毎日、お昼も夜も一緒に食べているので、付き合っているって言われても仕方ないのかな」と言いつつ、「(橋本氏は)物凄く尊敬する国会議員の先輩。(ただ橋本氏とは)別にお付き合いしている人がいる」などと不倫交際は否定したが、連日行動を共にしていることは否定しなかった。また「(橋本氏と自分は)コロナセットとして仲良く頑張っています。これからも変わらず2人セットで仕事をしていくと思います」とも語った。

 厚労省については、7月1日の衆院厚労委員会の閉会中審査でも、新型コロナ対応によって厚労省職員の今年1〜5月の残業時間が昨年よりも大幅に増えたことが議論された。延べ555人が過労死ラインとされる月100時間を超える残業をしていることも話題になっている。橋本副大臣を巡っては、ダイヤモンド・プリンセス号対応の混乱の張本人とされ、また接触確認アプリ「COCOA」の責任者を務めるがダウンロード数が伸び悩んでいる。コロナ感染が拡大し、政府をあげて対応にあたる中、2人の行動は論議を呼びそうだ。

 橋本氏の父・橋本龍太郎首相時代に郵政大臣として初入閣したのが自見氏の父・自見庄三郎氏だった。サラブレッド同士の不倫愛はどう展開するのか。

 7月30日(木)発売の「週刊文春」では、2人が5度のデートでとった不可解な行動や、参院宿舎を訪れた際の橋本副大臣の「ルール違反」、仲を深めるきっかけになったダイヤモンド・プリンセス号での言動などを、デート現場のツーショット3ページと合わせ、合計9ページにわたって詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年8月6日号

4252とはずがたり:2020/07/30(木) 21:16:07

菅官房長官がついに大勝負に出た…「ポスト安倍」仁義なき戦いの勝算
GoToで見えた「決断する政治家」の姿
伊藤 博敏ジャーナリスト
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74483

「GoTo」ふたりの立役者
コロナ禍が拡大、全国的に感染者数が増えているなか、政府による観光支援策の「GoToトラベル事業」を、前倒しで進めるのはリスキーだが、そこに菅義偉官房長官は、あえて踏み出した。

国民の8割近くが「時期尚早」と捉え、外出に積極的になれないなか、利用拡大に多くは望めず、逆にGoTo利用者の感染が地方に及べば、批判されるのは必至。誰もが旗振り役は菅氏と知っているだけに、「ポスト安倍(晋三)」の猟官運動とみなされる恐れがあり、GoToに失敗すれば、「焦り過ぎ」と、嘲笑されよう。

GoToのもうひとりの立役者は、二階俊博自民党幹事長。知る人ぞ知る「観光のドン」。GoToの運営業務を国交省から約1895億円で受託したのはツーリズム産業共同提案体だが、中心となるのは一般社団法人全国旅行業協会であり、会長は二階氏である。

このところ二階、菅の両氏は急接近。8月下旬には、地方創生と防災力強化を目的とした議員連盟を創設。呼びかけ人には、2人のほか65人が名を連ね、半数が二階派だが、9月にも行われる党役員人事や、今後の政局を見据えた動きだという。

「二階と菅は同床異夢。二階の狙いは、カネと権力を握る幹事長ポストを継続すること。9月の人事で、岸田(文雄)政調会長を幹事長に就けたいという安倍の思惑がわかっているだけに、菅を取り込んでおきたい。菅も、二階と組むことで、石破(茂)への浮上をなにより恐れる安倍を牽制できる」(ベテラン政治記者)

「ポスト安倍」レースの行方
「安倍一強」を支えたのは、今井尚哉首相補佐官兼秘書官を中心とする官邸官僚と、右腕の杉田和博官房副長官を使い、霞が関人事と情報網を操る菅氏である。

双方をバランスよく使い、長期政権につなげた安倍首相だが、岸田後継を鮮明にする安倍首相に対し、「情報発信力も胆力もない政治家」と、岸田氏を酷評する菅氏は、「ポスト安倍」に名乗りをあげ、菅グループを形成していった。

今井氏はもちろんその周辺も、所詮は官僚であり、安倍政権が終われば「次はない」が、「岸田なら安倍院政で、それなりのポストが用意される」という計算も成り立つ。

そこで、小中高の全国一斉休校を菅氏に相談しないなど、露骨な「菅外し」を行った。菅氏の方にも、「菅枠」で政権に送り込んだ河井克行前法相と、菅原一秀前経済産業相が相次いで失脚。その背後には、「菅の検察パイプ」といわれた黒川弘務前東京高検検事長が、賭けマージャンで失職するという蹉跌もあり、「菅の(首相の)目はない」という評価が定着しつつあった。

だが、そこは秘書、市議、代議士とのぼりつめた策士である。電通に丸投げした持続化給付金で今井氏ら官邸官僚が下手を打ち、GoToを同じ枠組みのなかでやろうとして仕切り直し。経産省の扱いではなく、各省庁の事業とした。そこに尻拭いの形で入ってきたのが菅氏だった。

国交省を完全にコントロール
菅氏は、国交省を完全にコントロールしている。1カ月以上前、国交省幹部が、筆者にこう告げた。

「次官人事を差配しているのは菅さん。国交省の『たすき掛け人事』を守りながら、自分の意中の人物を次官にしており、次の次まで菅人事だ」

その言葉は、7月21日発令人事で証明された。

4253とはずがたり:2020/07/30(木) 21:16:22
>>4252
01年の中央省庁再編で、建設、運輸、国土、北海道開発庁の4省庁が統合した国交省は、旧建設事務官、同技監、旧運輸事務官の3者が、順序良く1年で事務次官ポストを譲り合っている。

ここ4代は、武藤浩氏(旧運輸)、毛利信二氏(旧建設)、森昌文氏(同技監)、藤田耕三氏(旧運輸・82年)と続いていた。7月21日の人事で、後を継いだのは栗田卓也氏(旧建設・84年)で、その次に、技監の山田邦博氏(84年)を据えるつもりで留任させ、その次に官房長の水嶋智氏(旧運輸・86年)を就けるのが菅氏の考えだという。

「水嶋氏は前鉄道局長で、リニア新幹線では着工を認めない川勝平太静岡県知事と激突した人物。筋を通す官僚で、川勝知事は『許せない!』と、今も怒っているが、JR東海の葛西(敬之)名誉会長のレガシーであるリニアを完成に導くには、水嶋氏が必要だというのが菅氏の判断」(国交省幹部)

「信念なくパフォーマンスに走る政治家」が大嫌い
ここまで、国交省を押さえている菅氏にとって、GoToの前倒しスタートは造作ない。発着から東京を外すのも同じである。

菅氏は、記者会見での冷静な受け答えから、落ち着いた人柄を想像させるが、実は頑固で好き嫌いが激しい。

嫌いなのは、岸田氏のように「政治家として勝負しない人」であり、もっと嫌いなのは「信念なくパフォーマンスに走る政治家」。その典型が、菅氏が「名前を聞いただけで嫌になる」という小池百合子東京都知事だ。

常に敵を作り、闘う姿勢を見せることで人気を得てきた小池氏。築地移転騒動の時の敵は石原慎太郎元知事や自民党東京都連のボスたちであり、コロナ騒動が始まってからは、「早く緊急事態宣言を!」と、決断しない安倍首相に迫り、ハッパをかけることで評価を高め、都知事選で圧勝した。

「『動くな!』と、小池さんがいうのなら都民には動かいないでいてもらおう」――。

これが、嫌み半ばの菅氏の本音だろう。

もともと、コロナ対策は必要だが、経済を回していかなければ、困窮による自殺者も含め、日本は大変なことになる、というのが菅氏の考えだ。

もちろん、感染者爆発の米国の例が示すように、経済を回せば感染者は増える。そのリスクは承知しつつ、側近の和泉洋人氏などを通じて、日本の致死率の低さなどのデータも取っており、アクセルとブレーキのバランスには留意しているという。

いずれにせよ、GoToで菅氏が見せたのは、決断する政治家であること。それが「宰相の条件」だとして、臆することなく表面化させた菅氏の野望が叶うかどうかは、それほど遠くない時期に判明しよう。

4254チバQ:2020/07/30(木) 23:38:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020073001160&g=pol
安倍首相、岸田氏が会食 人事・ポスト安倍で意見交換
2020年07月30日22時18分


 安倍晋三首相は30日夜、東京都内の日本料理店で、自民党の岸田文雄政調会長と会食した。9月末の党役員任期切れまでに見込まれる内閣改造・党役員人事や、「ポスト安倍」をめぐる党内情勢などについて意見を交わした。衆院解散・総選挙にも話が及んだという。

 党人事では、続投に意欲を示す二階俊博幹事長と岸田氏の処遇が焦点。岸田派内には、「ポスト安倍」に向けた足掛かりとして岸田氏の幹事長昇格を望む声がある。
 一方、二階氏は30日夜、都内の中華料理店で、自身が国対委員長だった当時の国対幹部を集めた会合を主催し、加藤勝信厚生労働相らが参加した。岸田氏は首相との会食後、この会にも加わった。

4255チバQ:2020/07/31(金) 09:48:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/238c0277c8fb3773ad220d46e0ebf7723a4bc6a3
「自・公・維の連立構想」でポスト安倍に 菅官房長官が急浮上のワケ〈週刊朝日〉
7/31(金) 8:00配信


菅官房長官 (c)朝日新聞社
 コロナ対策と同時進行で、橋下徹氏がかつて挫折した大阪都構想の準備も着々と進んでいる。
 今年11月1日に予定される大阪都構想の住民投票では、前回反対した自民と公明は賛成に回る見通しだ。

「自民党の大阪府連、二階(俊博)幹事長はこれまで頑なに維新の都構想を否定し、対立してきました。しかし、維新は大阪では無敵。菅(義偉)官房長官の説得もあり、今回は自民、公明が折れた。閣僚ポストを維新に約束すれば、連立に乗ってくるだろう」(自民党幹部)

 ただ、連立がまとまるまでには、越えなければならないハードルも残されている。まずは次の解散総選挙での選挙区調整だ。

 吉村洋文大阪府知事は自民・公明との選挙協力を否定しているが、過去の選挙では維新と公明は選挙区調整をしたこともある。17年10月の衆院選では、大阪都構想の住民投票実施に賛成することと引き換えに、維新は関西の6選挙区で公明党に対抗馬を立てなかった。次の総選挙でどのような選挙協力をするかが連立入りの試金石となる。維新の国会議員がこう言う。

「自民、公明との連立に対しては慎重な意見も多い。だが、幹部は閣僚ポストを割り振ってもらって与党になることは頭の中に入れている。大阪都構想が実現したら初代知事は吉村さんに任せて、松井(一郎)さんが国政に出るかもしれない」

 自・公・維の連立構想は、安倍晋三首相の後継者選びにも影響を与えている。『小池百合子の大義と共感』の著者大下英治氏がこう話す。

「名前が挙がっている次の首相候補をタイプで分けると、平時の岸田文雄(政調会長)、乱世の石破茂(元幹事長)、大乱世の菅義偉。今のコロナ状況は、およそ平時ではない。安倍首相は3人の中では支持率が最も高い石破さんだけは後継にしたくないと考えている。大乱世の今、維新と公明の両方とつながりのある菅さんが浮上してくる。菅さんが吉村さんとの蜜月をアピールするのも、選挙後の政権の枠組みを考えての行動とも読める。ポスト安倍のキーマンである二階さんも、官房長官を務めてきた菅さんのしたたかな手腕を十二分に認めている。ポスト安倍の最有力に躍り出た」

 しかし、このシナリオは絵に描いた餅になる可能性もある。

 安倍首相が憲法改正を争点の一つに掲げた19年の参院選では、公明は比例代表の得票数が約654万票で、前回から約104万票減らした。安倍首相が維新と進めようとする憲法改正は、公明の支持母体である創価学会に評判がよくない。憲法改正を次の衆院選の争点にすることに、公明党幹部は警戒心を隠さない。

「憲法改正の発議をするのは国会で、最後は国民投票で決めるのがルール。衆院選の争点で憲法改正を掲げて選挙するというのは、憲法改正の道筋として間違っているし、国民投票の形骸化につながる」

 だが、日本維新の会の馬場伸幸幹事長はこう話す。

「公明とはこれまでいろいろあり、吉村さんは以前、『公明党をぶっこわーす』と言っていたが、今では維新と公明は超大人の関係です」

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2020年8月7日号

4256チバQ:2020/07/31(金) 14:09:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b132da20500b333d58fc40164d6a276bd555cd3
首相から二階氏へ「はしご」会食 岸田氏の思惑は・・・
7/30(木) 21:48配信


自民党の岸田文雄政調会長
 自民党の岸田文雄政調会長が30日夜、安倍晋三首相と同党の二階俊博幹事長との会食を「はしご」した。9月に任期満了となる党役員人事では、安倍首相(党総裁)が、幹事長職に意欲を見せる岸田氏を二階氏に代えて起用するかが焦点。動向が注視される2人のキーパーソンと、岸田氏自ら次々に会食した格好だ。

【写真】安倍晋三首相

 岸田氏はまず首相と東京都内の日本料理店で会食した。2人の夜の会食は今年3月以来。「ポスト安倍」を選ぶ次期総裁選に向けた党内情勢のほか、秋の党役員人事、解散・総選挙を控えた今後の政権運営などについて意見を交わした。

 続いて岸田氏は、東京・麻布の中華料理店で開かれていた二階氏らの会合に合流した。二階氏とは今月2日、都内のホテルで会食をしたばかり。岸田氏にとっては、距離があるとされる二階氏と関係改善を図る狙いがある。この会合には岸田派幹部の小野寺五典元防衛相や二階派の江崎鉄磨元沖縄北方担当相らも出席した。
朝日新聞社

4257チバQ:2020/08/02(日) 20:09:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008020005.html
菅氏、「ポスト安倍」の動き活発化に「正直、早すぎる」 
2020/08/02 12:14産経新聞

菅氏、「ポスト安倍」の動き活発化に「正直、早すぎる」 

会見に臨む菅義偉官房長官=7月31日、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は2日のNHK番組で、安倍晋三首相の自民党総裁任期が来年9月に満了するのをにらみ「ポスト安倍」をめぐる動きが活発化していることについて、「正直、早すぎるのではないか」と指摘した。自身が有力候補の一人に挙げられていることについては「私個人は、考えたこともない」と重ねて強調した。

 また、今秋との観測もある衆院解散・総選挙については「まずは感染防止策に政府を挙げて取り組むことが大事だ」と述べ、否定的な認識を改めて示した。「首相の判断だが、首相自身、新型コロナウイルス対策に全力で取り組んでいる」とも語った。

 新型コロナに関しては、「入院や重症化するケースは前回(3、4月のピーク時)と比べたら少ないが、中高年層への拡大が徐々にみられ、重症者も増加傾向にある状況だ。しっかり注視しながら対応していきたい」と強調。使い勝手の悪さなどが指摘されている改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に関しては「感染が収束した際には特措法改正を含め、政府の対応を検証していく必要がある」と語った。

4258チバQ:2020/08/02(日) 20:50:47
https://www.sankei.com/politics/news/200802/plt2008020010-n1.html
菅長官、ポスト安倍レース再浮上 首相とのすきま風払拭
2020.8.2 20:32
 政府の新型コロナウイルス対策への批判が集まる中、菅義偉(すが・よしひで)官房長官がメディアへの露出を増やしている。テレビ番組などに積極的に出演し、コロナ対策を最優先課題とする安倍晋三政権の方針を強調しつつ、今秋との観測もある衆院解散・総選挙にも否定的な姿勢を示す。一時は安倍首相との「すきま風」も指摘され、求心力に陰りが見えたが、政権の安定に不可欠な役目に徹する姿が見直され、「ポスト安倍」レースで再浮上したとの見方が広がっている。

 「国民生活が立ち行かなくなることは避け、絶対に感染防止するという強い決意で取り組んでいる」。菅氏は2日のNHK番組でこう強調し、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組む政府の考えを重ねて強調した。菅氏がテレビ番組の出演・収録をこなすのは、先月半ば以降4回目。雑誌のインタビューなどにも応じ、自身が矢面に立って政権批判を和らげる狙いもあるようだ。

 テレビ番組に出演する際の菅氏は平日に行われる記者会見と「違う顔」を見せる。7月30日のTBSのCS番組収録では今秋の衆院解散・総選挙について「なかなか難しいのではないか」と言及。記者会見では触れたがらない政局がらみの質問にも踏み込み、新たな政府方針を打ち出すこともある。ポスト安倍への意欲を一貫して否定するが、一連の言動が意欲の表れとも受け止められている。

 菅氏はコロナ対応をめぐって一時、首相との間で溝があるとされていた。政権の危機管理を担う菅氏が政府の一斉休校要請や布マスク配布などの政策判断に関わっていなかったからだ。


 だが6月19日に麻生太郎副総理兼財務相や甘利明自民党税調会長を交えて首相と会食し、改めて結束を確認。首相は月刊誌「Hanada」9月号のインタビュー記事の中で菅氏を「(ポスト安倍の)有力な候補者の一人であることは間違いない」と持ち上げた。

 菅氏に近いベテラン議員は「流れが変わった。コロナ禍の中、日本のためには首相と菅氏がもう一度がっちり組むことが重要だ」と語る。党内でも次期総裁候補として菅氏に期待する声がある。自民党の二階俊博幹事長も安倍政権を中枢で支え続けた菅氏の手腕を高く評価している。

 ただ、新型コロナ対策をめぐり、安倍政権は厳しい世論にさらされている。今後感染の再拡大をコントロールできない事態に陥れば、社会経済活動再開の旗振り役を務める菅氏に批判が集まりかねない。菅氏にとっては至難の時が続くことになりそうだ。(大島悠亮)

4259チバQ:2020/08/03(月) 11:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/96c1150b4a7cf60c7dff47238ba2dd4d4fe61e5d
自民の森山国対委員長、3日で在職3年 9月に連続最長、処遇注目
8/3(月) 7:08配信


自民党の森山裕国対委員長=7月28日、国会内
 自民党の森山裕国対委員長(75)が3日、就任から丸3年を迎えた。

 このまま務めれば、9月3日に在職日数が1128日となり、小泉政権下の中川秀直氏を抜き、連続では歴代単独1位となる。安倍晋三首相や菅義偉官房長官らの信任も厚く、9月末までに見込まれる内閣改造・党役員人事で、その処遇が注目されている。

 「臨時国会に付託する議案が何なのか定かではない」。森山氏は7月31日、野党が求める臨時国会の早期召集に対し、記者団にこう述べて反論。首相官邸サイドの消極姿勢を踏まえたもので、自民党幹部は「森山氏だと安心できる」とその手腕を高く評価する。

 森山氏は鹿児島市議7期の「たたき上げ」。1998年の参院選で初当選した。2004年に衆院へ転じ、15年に農林水産相として初入閣。17年8月3日から国対委員長を務めている。

 高収入の専門職を労働時間規制から外す「働き方改革」関連法や、外国人材の受け入れを拡大する改正出入国管理法など、重要な与野党対決法案の成立に尽力。同時に、立憲民主党の安住淳国対委員長ら野党幹部とも一定の信頼関係を築き、政権内では「森山氏でないと野党を抑えられない」(政府関係者)との声が上がる。

 ただ、森山氏が自民党鹿児島県連会長として臨んだ7月の知事選は、保守分裂の影響で与党推薦の現職が敗北。党内には「森山氏は無傷ではいられない」(閣僚経験者)と、国政での影響力低下を指摘する向きもある。

 今秋の人事では、党4役など他の幹部ポストへの横滑りも取り沙汰される。後任には、松本純国対委員長代理(70)や佐藤勉衆院憲法審査会長(68)、高木毅衆院議院運営委員長(64)らの名前が挙がる。

 その一方で、森山氏に国対委員長の続投を望む意見も根強い。政府関係者は「森山氏以外に適任者はいない」と強調した。

4260チバQ:2020/08/03(月) 15:54:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f10419ea2cadd66b1fc56a3020c960ba2f2f8fea
【点描・永田町】「政局秋の陣」をにらむ自民各派
8/2(日) 19:04配信


自民党麻生派の政治資金パーティーで、あいさつする会長の麻生太郎副総理兼財務相=7月16日、東京都内のホテル
 コロナ第2波への不安が募る中、自民党内では「政局秋の陣」に向けた各派閥の動きが活発化している。まず、7月16日に党内第2勢力の麻生派が政治資金パーティーを決行、他派閥も8月のお盆明け以降に、それぞれ研修会やパーティーを計画している。各派とも、秋口とみられる党・内閣人事やその後の衆院解散の有無、さらには来年9月の安倍晋三首相(自民党総裁)の任期切れに向けたポスト安倍レースをにらみ、派の結束や軍資金確保を目指す。ただ、「今後の展開はすべてコロナ次第」(自民長老)だけに、各派の活動には政局的思惑も交錯する。

【図解】政党支持率の推移

 先陣を切る形となった麻生派パーティーでは、首相の盟友で各派領袖との活発な個別会談も続ける麻生太郎副総理兼財務相が「政権のど真ん中で(首相を)しっかり支えていきたい」と派の結束を訴えるとともに、憲法改正の必要性を力説。ビデオ出演となった首相も「任期中に憲法改正を成し遂げたい」と、早期改憲実現で足並みを揃えた。

 麻生氏は、パーティー開催に先立つ15日に、党内第4勢力の二階派を率いる二階俊博幹事長と両派幹部も交えて会談するなど、ここにきて政局を意識した動きが目立っている。このため、党内では「解散時期も含めて、首相の意向を受けた動き」(閣僚経験者)との憶測も広がり、麻生氏と首相のあいさつが注目されていた。しかし、麻生氏は持論の今秋解散説には全く言及せず、首相も政局絡みの発言を避け、出席者には拍子抜けの表情も目立った。

 各派のパーティーは春から初夏にかけての開催が通例だが、今年はコロナ禍の影響で、いずれも夏以降に延期された。東京の新規感染者急増もあって、16日の麻生派パーティーは、検温・マスク着用に加え、参加者を3会場に分散させ、着席で飲食なしの講演会形式とすることなどで感染防止策を徹底した。
「3前の法則」に身構える各派

多くの所属国会議員が出席した自民党細田派の例会=5月28日、東京・永田町の同党本部
 一方、麻生派以外はパーティーに先立ち研修会を開催する予定だ。すでに3派閥が日程を決めており、最大勢力で総裁派閥の細田派が8月23〜24日、竹下派と石破派が9月7〜8日に、それぞれ所属議員などによる研修会を開催する。さらに9月中旬から、石破派(9月17日)、細田派(同28日)、岸田派(10月5日)、二階派(同7日)、石原派(同8日)、竹下派(同30日)の順でパーティーを開催する予定だ。

 この中で政界が注目するのは、細田派の日程だ。8月のお盆明けに研修会、9月末にパーティーという設定は「秋口解散を意識した日程」(岸田派幹部)とも見えるからだ。自民との選挙協力体制を組む公明党が細田派パーティー前日の9月27日に党大会を開くことも、「何やらきな臭い雰囲気」(自民長老)を醸し出す。その一方で、岸田派など4派閥のパーティーがいずれも10月となっているのは「秋口解散はないとの読みから」(閣僚経験者)との見方が多い。

 麻生氏による今秋解散説について、永田町では「3前の法則」が噂されている。首相の解散断行は(1)晩秋から予測されるコロナ感染再拡大の前(2)米国の政権交代もあり得る大統領選の前(3)東京五輪開催中止の検討が進む前──が前提との見立てだ。たしかに、コロナ“第2波”だけでなく、米大統領選では首相の盟友のトランプ氏の苦戦が予想され、国際オリンピック委員会(IOC)が秋以降に五輪中止の本格検討に入れば、「政権への逆風」となる可能性が大きい。首相サイドは「首相は解散など考えていない」と煙幕を張るが、10月にパーティーを設定した各派は「状況次第では日程前倒しも」と身構えているのが実態だ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」7月27日号より】

4261チバQ:2020/08/04(火) 11:26:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/238820a8180da9c31e9aa2563f15b361a2cad10f
「ポスト安倍」に菅官房長官が急浮上する事情
8/4(火) 5:46配信


安倍政権下で菅義偉官房長官の存在感が高まっている。写真は7月31日の記者会見(写真:時事)
 新型コロナウイルスの感染再拡大が加速する中、巣ごもりを続ける安倍晋三首相に代わって、菅義偉官房長官が政権の指揮官としてフル稼働し始めている。

 感染防止と経済回復の両立を大義名分に、反対論を押し切って観光業救済のためのGoToトラベルを7月22日に見切り発車させたのが菅氏だ。その前後からテレビ出演などで露出度も急増し、コロナ対応の成果と正当性のアピールに余念がない。

■政権運営は菅氏主導に

 菅氏は、国民の猛批判を浴びた「アベノマスク」の医療施設などへの追加配布見直しも主導したとされ、布マスクを着用し続けてきた安倍首相も8月1日から別の大型マスクを着用。メディアは「とうとうアベノマスクから卒業」とはやし立てた。
 野党などからGoToトラベルの中止や臨時国会の早期開会を求める声にも、菅氏は平然と政府の立場を説明している。存在感が薄れる安倍首相と対比させて「もはや菅氏主導の政権にしかみえない」(閣僚経験者)との声が広がる。

 全国的に梅雨明けとなった8月2日、菅氏はNHKの討論番組に出演し、政府与党を代表する形で当面のコロナ対応などについて約30分間にわたって見解を披露した。その中で菅氏は「感染防止と経済の両立は極めて困難な対応だ」としつつ、感染再拡大に伴う緊急事態再宣言には「重症者が少ないから状況が違う」と否定。GoToトラベルについても「関連する900万人が瀕死の状況だ」として計画続行の必要性を力説した。
 野党や地方自治体が強く求めるコロナ対応での特措法改正とそのための早期の臨時国会召集についても、「まずは現行法を活用して感染拡大阻止に取り組むべきだ」と慎重姿勢を崩さなかった。

 国民への一律10万円給付やGoToトラベルをめぐる東京除外など相次ぐ方針転換については、「批判は受け止めるが、初めてのことでもあり、専門家などの意見も聞いて対応している」とかわした。

 安倍首相は8月24日に連続在任記録が歴代1位となるが、すでに7年8カ月を超える菅氏の官房長官在任日数には、政界関係者のほとんどが「永遠に破られない記録だ」と驚嘆する。

 菅氏が長期間、首相の女房役で官邸の大番頭、さらには霞が関の人事を仕切る「影の総理」という重要な役割を着実にこなしてきたのは、「鉄壁ガースーと呼ばれるガードの固さと、黒衣に徹する姿勢によるもの」(政府筋)との評価からだ。

 2019年4月の新元号発表をきっかけに、「令和おじさん」として国民的人気が爆発し、その後の7月参院選や9月の党・内閣人事でも影響力の大きさを誇示した。その結果、自民党内では「ポスト安倍の最有力候補」(自民幹部)との声が広がった。
■国会閉幕後に息を吹き返す

 ただ、好事魔多し。菅氏の側近として初入閣した菅原一秀、河井克行両氏に公選法違反疑惑が持ち上がり、それぞれ経済産業相、法相を辞任した頃から与党内でも菅氏への批判が拡大。安倍首相との不仲説も取り沙汰され、徐々に影響力が削がれた。

 その後も、桜を見る会の私物化疑惑での国会答弁や記者会見での迷走でさらに精彩を失い、1月末から本格化した政府のコロナ対応でも、担当相に指名された西村康稔経済再生相の影に隠れる場面が続いた。
 コロナ対応では、4月7日の緊急事態宣言発出時も含め、安倍首相が会見して説明することが定着し、政府のスポークスマン役からも実質的に外れることになった。「政策決定でも、いわゆる官邸官僚に主導権を奪われた」(自民幹部)とされ、存在感が薄れていた。

 その菅氏が息を吹き返したのは、国会閉幕後だ。安倍首相が6月18日の会見を最後に直接国民に訴えることがなくなり、専門家会議の存廃問題や都道府県各知事との意見対立で西村氏も右往左往。与党内でも菅氏の指導力への期待が高まったからだ。
 隙間風が目立っていた安倍首相との関係も、6月19日に安倍首相と菅氏、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明自民党税制調査会会長が会談して修復をアピール。これをきっかけに、菅氏自身も自民党を取り仕切る二階俊博幹事長と連携を強め、政権運営の主役として影響力を復活させた。

 与党内では当面、9月上中旬と想定されている党・内閣人事と、その後の解散総選挙の可能性も視野に入れた実力者間の駆け引きがお盆前後から本格化するとみられている。

4262チバQ:2020/08/04(火) 11:26:47
 もちろん、「すべては安倍首相の意向次第」(官邸筋)だが、政府部内からは安倍首相の気力や体力を不安視する声が漏れてくる。GoToトラベルが始まった7月下旬の4連休以降、休日に出勤してもごく短時間で、平日でも半休で済ませるケースが目立っているからだ。

 これとは対照的に、菅氏はメディア各社のインタビューに積極的に応じ、各省庁の夏の人事を差配することで霞が関も掌握した。「政権運営の表舞台と裏舞台の両方を仕切る状況」(政府筋)を作り出している。ここにきて、与党内で「ポスト安倍は菅氏」との声が急増しているのも、「菅氏の意欲的な動きへの評価と期待」(自民長老)からとみられている。
■狙いはポスト安倍のキングメーカー

 菅氏は2日のNHK番組で、司会者から「次の人事でも政権の骨格は維持されるのでは」と水を向けられると、「首相の判断で、私の立場で言うことはない」と煙幕を張り、ポスト安倍に名前が挙がることについても「来年9月の話。早過ぎるし、私は(ポスト安倍など)考えたこともない」とかわした。

 政界の一部でなおも取り沙汰される今秋解散説については、「これも首相の専権事項」としながらも、「現状からは、まずコロナ対策に全精力を注ぐべきだ」と否定的見解を強調した。早期解散に反対する公明党と太いパイプを持つ菅氏だけに、「あえて首相の解散権を縛るような発言」(閣僚経験者)をした格好で、政界の注目も集めた。
 こうして、従来の守りの姿勢をかなぐり捨てる形で政権運営の前面に出てきた菅氏だが、GoToトラベルに異を唱えた小池百合子都知事との感情的対立は収まりそうもない。7月の4連休に観光業を後押ししたことが、全国的なコロナ感染拡大につながったかどうかは、8月5日前後には判明するとみられている。

 政府は5日にコロナ対策の有識者会議や専門家による分科会を開く予定だが、その時点で全国の感染者数が過去最多を大きく更新すれば、お盆休みの移動や外出の自粛要請が必須となり、GoToを主導した菅氏への風当たりが強まりそうだ。

 菅氏はそもそも、「危機管理も含めた守備力が持ち味で、大向こうをうならせるような弁舌や行動は不得意」(政府筋)とされてきた。ここにきてのテレビ出演も「ガードの固さばかりが目立ち、スポークスマンとしては落第」(有力コメンテーター)との厳しい評価もある。

 「安倍首相にとっての魔の8月を菅氏がどう切り回すかが、菅政権誕生の可能性を占うカギになる」(菅氏周辺)とされるが、「菅氏の本当の狙いは、ポスト安倍以降のキングメーカー」(細田派幹部)との見方も根強い。
 菅氏が「政界の師」と尊敬する故梶山静六元幹事長は、「大乱世の梶山」と評された。現在の状況はまさに「大乱世」と見えるが、「調整型の菅氏は平時向きで、乱世は不得手」(自民長老)との評を覆せるのかどうか。菅氏にとっても正念場の8月となるのは間違いない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト

4263チバQ:2020/08/06(木) 13:13:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/baeb11c0f8773bd1d2f76a01e78865984f8eb697
発信力強化? 自民・岸田政調会長がテレビをはしご出演 ポスト安倍見据え
8/5(水) 20:51配信


自民党・岸田文雄政調会長
 自民党の岸田文雄政調会長が、テレビ局をはしごして番組収録に臨むなど、長年の課題とされてきた発信力不足の克服に動き出している。「ポスト安倍」を問う世論調査ではライバルの石破茂元幹事長らの後塵(こうじん)を拝しており、積極的な露出により政治家としての考えやキャラクターを浸透させる狙いも透ける。

【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較

 「自分の色を十分出し切れていなかった。岸田文雄がどう思っているのかをしっかり出さないといけない」。岸田氏は5日放送のテレビ朝日番組で発信力強化への意欲をこう語った。

 これに先立つTBSでのCS番組の収録では、新型コロナウイルスに対応する改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正について「休業要請に応じなかった方に厳しく対応する考え方はあっても良い」と強調。特措法改正に慎重な意見が目立つ政府・与党の幹部の中では踏み込んだ印象を残した。

 毎週月曜日の定例記者会見でもメディアの注目を集める発言が増えており、3日には地元・広島での「黒い雨訴訟」で原告全員の請求を認めた広島地裁判決をめぐり、国が援護の対象とする区域の拡大を求める考えを表明した。

 発信力強化の背景には、次期党総裁選に向けての焦りも見え隠れする。岸田氏側は安倍晋三首相や、その盟友の麻生太郎副総理兼財務相の後押しを支えに勝ち抜く戦略を描いてきた。しかし、最近は両氏の周辺から発信力が上向かない岸田氏を推すことに懐疑的な声も上がっていたからだ。

 岸田派(宏池会)ベテランは「ギアが入ってきた」と変化を歓迎しており、従来の「温厚で堅実だが地味」というイメージから脱却できるかが、今後の焦点になりそうだ。

(永原慎吾)

4264チバQ:2020/08/11(火) 00:42:23


878 :チバQ :2020/08/11(火) 00:37:39
https://www.sankei.com/politics/news/200809/plt2008090016-n1.html
【動く「ポスト安倍」の夏・派閥編】石破派 他派閥連携へ側近奔走 恩人・吉田氏墓参、二階氏接近
2020.8.9 21:20
 うだるような暑さに包まれた7日。「ポスト安倍」を狙う自民党元幹事長、石破茂ら石破派(水月会)の13人は、東京・信濃町の寺院を訪れ、昨年10月に死去した元参院幹事長、吉田博美の墓前で手を合わせた。

 石破にとって、吉田は政治生命をつないでくれた恩人だ。首相の安倍晋三との一騎打ちとなった平成30年の前回総裁選で、吉田は自身が率いる参院竹下派(平成研究会)を石破支持でまとめた。石破派だけでは、出馬に必要な20人の推薦人すら確保できなかった中、吉田の加勢がなければ再起もままならない大敗となった可能性もあった。

 8日には、石破派が中心となり、吉田が地盤とした長野県喬木(たかぎ)村で「しのぶ会」も開いた。石破は吉田関係者を前に演説し、こう力を込めた。

 「望めば大臣は何回もできたが、声をかけられても『人にやらせてくれ』という。稀有(けう)な政治家だった」

 実は、今回の墓参りと「しのぶ会」をアレンジしたのは、派の会長代行の元農林水産相、山本有二だった。「人間関係の機微が分かっていない」とみられがちな悪評を軽減する狙いがあったという。次の総裁選でも参院竹下派の支持を期待する思惑も垣間見える。

 石破派はこれまで、石破の知名度と発信力に一方的に頼る傾向が強かった。ただ、安倍の党総裁任期満了まで約1年1カ月に迫る今でも、肝心の党内で石破に対する議員の支持は伸び悩む。こうした事態を改善しようと、最近は派のメンバーが能動的に動く場面が目立つようになった。

 山本は7月8日、吉田の墓参に了承をもらうため、参院竹下派に今も絶大な影響力を誇る元参院議員会長、青木幹雄の個人事務所も訪れた。次の総裁選で引き続き同派から支援を得られるかどうかは、石破にとって死活問題だ。頭を下げる山本に、青木は「最近は元気にしているのか」と石破を気遣ったという。

 9月の石破派パーティーに幹事長の二階俊博を講師に招くプランも山本が発案した。1月には、ポスト安倍でライバルとなりうる官房長官の菅義偉(すが・よしひで)とも会食し石破支持を呼びかけた。

 他派の系統を引かない石破派は、「束縛がなく自由にやれる」(中堅)雰囲気がある。その半面、わずか19人のメンバーが増えないどころか、派内の若手議員や秘書と石破の連携不足を指摘する声も多い。

 同派事務総長の元厚生労働相、田村憲久は年が明けると、東京・麹町の飲食店で石破と同派秘書との会食を設けた。

 普段から「人に頭を下げるのが苦手」と語る石破だが、会食では秘書から他派の議員と交流を深めるよう訴えられ「自分から誘うのは苦手だが、機会があればやろう」と応じたという。以降、若手が他派議員と会食する際、石破は時折、顔を出すようになった。

 石破はこれまで、安倍の政権批判ばかり目立たせてきたためで、党内には「きれいごとだけで汗をかかない」(党三役経験者)という不信感が根強くあった。側近が派の内外で棘(とげ)を取り除く作業を始め、石破も頭を下げて協力を求める場面が増えてきたことで、かみ合わなかった歯車は動き出すのだろうか。

(奥原慎平)

=敬称略

4265チバQ:2020/08/11(火) 09:31:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b25637370dd0a77453f7d1e4c54663d9fb4ee45d
菅氏「ポスト安倍」再浮上 岸田・石破氏の影で存在感
8/11(火) 7:08配信

時事通信
 安倍晋三首相の後継として衆目が一致する候補が不在の中、女房役の菅義偉官房長官が再浮上する気配が出始めた。

 首相が「禅譲」を探った自民党の岸田文雄政調会長は発信力の乏しさを依然克服できず、首相と敵対する石破茂元幹事長は党内の支持が上向かない。対照的に、菅氏が安定した存在感と指導力を再び示しつつある。

 「感染拡大防止と経済を両立させていかないと国民の生活が立ち行かなくなる」。菅氏は7日のインターネット番組で持論を展開した。新型コロナウイルス感染が急拡大する中、肝煎りの観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンに批判は絶えないが、菅氏の発言にぶれはない。

 菅氏は昨年4月の新元号発表で「令和おじさん」として知名度を高め、「ポスト安倍」の一角に躍り出た。しかし、同9月の入閣を後押しした菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相が「政治とカネ」で辞任するなど、周辺で不祥事が相次いだ。コロナ対応では首相との「すきま風」もささやかれ、失速ぶりは否めなかった。

 それだけに、政権の命運を左右するコロナ対応での確固たる姿勢は、もともと定評があった危機管理への自信を取り戻したかに見える。7月中旬、在沖縄米軍基地で感染者が多数確認されると、菅氏は外務省に「このままではまずい。数を出させた方がいい」として、在日米軍司令部に感染者数を公表させるよう指示。菅氏の意向と知った同司令部は、基地別の公表に応じた。

 ここへきて、政権中枢のポスト安倍戦略には変化の兆しも見える。複数の政府関係者は、首相が「意中の人」としてきた岸田氏に見切りを付けたのではないかと指摘。石破氏を阻止したい首相周辺からは「菅氏も選択肢」との声も漏れる。

 首相は7月、月刊誌のインタビューで、菅氏について「有力候補の一人であることは間違いない」と明言。同時に「『菅総理』には『菅官房長官』がいないという問題がある」と、菅氏の「裏方」としての能力を評価してみせた。だが、ある政府高官は「菅氏はまんざらでもない。『俺は表だってできる』と思っている」と明かした。

 菅氏自身は首相後継について「全く考えていない」と繰り返す。一方で7月中旬以降、テレビなどの番組出演を重ね、地方経済を支える観光業を下支えすると力説。地方重視の姿勢は、党総裁選の行方を左右する地方票にも結び付く。党を押さえる二階俊博幹事長とも関係強化に余念がない。

 とはいえ、コロナ対応を誤れば菅氏も無傷ではいられない。次期総裁選びは今のところ、岸田、石破両氏の争いが軸となっており、菅氏が名乗りを上げるとしても、まだ先のことになりそうだ。

4266チバQ:2020/08/12(水) 15:27:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12deacb81ec48c45bb8da843e7b2b1cc6d1d826

岸田氏「発信力」強化に懸命 「ポスト安倍」へ巻き返し




8/12(水) 7:06配信


時事通信







インタビューに答える自民党の岸田文雄政調会長=4日、東京・永田町の同党本部
 自民党の岸田文雄政調会長が課題の「発信力不足」を克服しようと懸命だ。

 「ポスト安倍」の有力候補と目される岸田氏だが一般からの人気は伸び悩み、「次の首相にふさわしい人」の世論調査では石破茂元幹事長に水をあけられている。9月に想定される内閣改造・党役員人事を前にメディアへの露出度を増やすなど、巻き返しを図っている。

 「やりたいことを三つ言っている。新しい資本主義、デジタル田園都市、ソフトパワー外交」。岸田氏は8月に入り、テレビ番組出演やインタビューに積極的に応じている。自らの「政権構想」の一端を披露し、岸田カラーのアピールに余念がなく、9月には自身の基本政策をまとめた著書の出版を予定。被爆地広島が選挙区であることを踏まえ、核軍縮・不拡散をテーマにした書籍も企画中だ。

 「踏み込み不足」と言われてきた発言にも変化が出始めた。広島地裁が政府による援護対象区域外の原告を被爆者と認めた「黒い雨」訴訟判決を受け、3日の記者会見では対象区域について、「範囲の拡大はしっかり求めていかなければならない」と断言。21日には岸田派若手議員が広島市で開く勉強会で講演し、足場固めも図る。

 だが、党内からの岸田氏への視線は厳しさを増す。新型コロナウイルス対策の給付金をめぐっては、岸田氏が中心となってまとめた減収世帯への30万円支給案が世論の猛反発を浴び、二階俊博幹事長や公明党の主導で国民一律10万円給付に急転換。岸田氏の調整手腕に疑問符が突き付けられた。

 安倍晋三首相の選択肢には岸田氏への政権「禅譲」もあるとされる。しかし、岸田氏の評価が上向かない中、ある党幹部は「次が岸田氏でいいのか、首相は悩んでいる」と明かす。首相は月刊誌「中央公論」インタビューで、指導者に必要な資質に「情熱」を挙げた。岸田氏を念頭に奮起を求めたとみられる。

 当面の焦点は内閣改造・党役員人事での岸田氏の処遇。岸田氏は幹事長就任に意欲を見せ、岸田派中堅議員も「天下取りへのステップとして、幹事長は絶対に経験するべきだ」と指摘する。ただ、二階氏は幹事長続投に強い意欲を表明。内閣の要の菅義偉官房長官も二階氏を後押しする姿勢をにじませており、岸田氏の思いが首相に通じるかは見通せない。

4267チバQ:2020/08/16(日) 20:34:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8876763f6b40a4cb11dd0a96b13e49eda99db070
安倍首相、残り任期占う改造人事 求心力に陰り、駆け引き活発化 二階・岸田氏焦点
8/16(日) 7:14配信

時事通信
 秋に予想される内閣改造・自民党役員人事は、来年9月末に党総裁任期切れを迎える安倍晋三首相の最後の人事になる可能性が高い。

 既に党内の駆け引きは活発化しており、求心力に陰りが指摘される首相がフリーハンドで臨めるかも、今後の政権の行方を占うポイントとなりそうだ。

 秋の人事について、政府関係者は「もう政権に体力はないから、骨格は変えられない」との見方を示す。骨格とは政権中枢の菅義偉官房長官、麻生太郎副総理兼財務相、党の要である二階俊博幹事長のことだ。

 収束の見えない新型コロナウイルス対応をめぐり、「後手」「迷走」などの批判を浴びてきた首相。与党の圧力による「10万円給付」への方針転換では威信低下も露呈した。自民党ベテラン議員は「首相は体調が良くないように見える。気力もなさそうだ」と表情を曇らせる。実際、12日に「黒い雨」訴訟で控訴したことを受け、首相が記者団に政府対応を説明した声は聞き取れないほど小さかった。

 人心一新で態勢立て直しを図ろうにも、こうした状況ではリスクを伴いかねない。二階氏を幹事長から外せば「何をするか分からない」(閣僚経験者)との危うさを指摘する声もある。二階氏は6月24日の首相を皮切りに、7月1日に菅氏、同2日に岸田文雄政調会長、同15日に麻生氏らと立て続けに会食し、留任へのアピールに余念がない。

 二階氏周辺は「続投は当たり前だ」と首相をけん制する。二階氏が留任した場合、政権安定を重視した守りの布陣との印象が強くなる。

 一方、「ポスト安倍」をうかがう岸田氏も幹事長の座を虎視眈々(たんたん)と狙う。7月30日には二階氏に対抗するかのように首相と会食し、じっくり意見を交わした。岸田派内からは「天下取りのため、幹事長は絶対に経験しないといけない」(中堅議員)との声が上がる。

 5日のテレビ朝日の番組に出演した岸田氏は、幹事長ポストへの意欲を問われると「あまり表立って何か言うのは控えないといけない」との表現で否定しなかった。

 ただ、発信力の弱さが改善されないことなどもあり、首相の意中の後継候補とされる岸田氏の評価は上向かないままだ。幹事長人事は、ポスト安倍選びに向けた首相の胸中を推し量るバロメーターにもなり得る。

4268チバQ:2020/08/16(日) 20:36:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b78454d1ba47ff8f72c121491e27d393ece9476
自民保守系グループ別々に靖国へ 総裁選へ稲田氏は足場に不安
8/15(土) 18:32配信

共同通信
 終戦の日を迎えた15日、自民党の保守系グループ「伝統と創造の会」と「保守団結の会」が別々に靖国神社を参拝した。団結の会は6月、伝統の会を率いる稲田朋美幹事長代行への不満から発足した経緯がある。党内保守系の溝が深まり、次期総裁選をうかがう稲田氏は足場に不安を抱える。

 伝統の会は元々、2005年の郵政選挙初当選組のうち保守色の濃い議員が06年に発足させた。ただ、会長を務める稲田氏が昨年、議員連盟「女性議員飛躍の会」をつくり、選択的夫婦別姓の議論など女性政策を推進。伝統の会の一部メンバーが疑念を強め、団結の会結成に至った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7878a1a0260c2fa1bb92728ac0be65e45e91d93
小泉氏ら4閣僚が靖国参拝 現職4年ぶり、政権最多 安倍首相は玉串料
8/15(土) 16:26配信

時事通信
靖国神社へ参拝に訪れた小泉進次郎環境相=15日午前、東京都千代田区

 小泉進次郎環境相、高市早苗総務相、萩生田光一文部科学相、衛藤晟一沖縄・北方担当相の4閣僚が終戦記念日の15日、東京・九段北の靖国神社を相次いで参拝した。

 終戦の日の閣僚参拝は2016年以来4年ぶりで、安倍政権では最多。一方、安倍晋三首相は参拝を見送り、自民党総裁として代理人を通じ、私費で玉串料を奉納した。

 入閣前から毎年参拝してきた小泉氏は、環境省で記者団に「不戦の誓いは一衆院議員であろうと閣僚であろうと変わらない」と表明。高市氏は「どの国であれ、国のために命をささげた方をどうお祭りし、慰霊するかはそれぞれの国民が判断することだ」と語った。

 閣僚が参拝したのは、16年の高市総務相と丸川珠代五輪担当相(いずれも当時)以来。首相自身は13年12月を最後に参拝を控える一方、終戦記念日は毎年玉串料を、春秋の例大祭には祭具の真榊(まさかき)を納めている。

 首相は玉串料の奉納に当たり「今日の平和の礎となられた戦没者に心から敬意と感謝の念をささげ、み霊の平安と恒久平和を祈る」とのメッセージを代理人の高鳥修一自民党総裁特別補佐に託した。首相は15日、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花。続けて政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。

 閣僚以外では、自民党の下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行、木原稔首相補佐官ら保守系議員が参拝。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は新型コロナウイルス感染拡大を受け集団参拝を見送り、会長の尾辻秀久元参院副議長らが代表して参拝した。

4269チバQ:2020/08/16(日) 20:37:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/11899d9a1038c1a21832c68d76b1d53b374bdab2
茂木氏、手堅い外交手腕で存在感 「ポスト安倍」へ派内融和が鍵
8/15(土) 7:20配信

時事通信
外遊先のシンガポールからオンラインで取材に応じる茂木敏充外相=13日(外務省提供)

 自民党の「ポスト安倍」候補として、茂木敏充外相の存在感が増しつつある。

 外交分野でも持ち前の政策遂行力や交渉力を発揮。手堅い仕事ぶりに、安倍晋三首相ら政権幹部の信頼は厚い。ただ、茂木氏が会長代行を務める竹下派は、次期総裁選をめぐり「一枚岩」とは言い難い。派内融和が今後の鍵を握りそうだ。

 「行動制限もあったが、その分の成果もあった」。茂木氏は13日、訪問先のシンガポールでバラクリシュナン外相と会談し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で停滞するビジネス目的の往来再開を確認。その後、オンライン形式で記者団の取材に応じ、コロナ禍の中で今月から解禁した「対面外交」の意義を強調した。

 茂木氏は昨年、経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨むと、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と渡り合い、評価を高めた。外相就任後は、新型コロナ対応をめぐり、在外邦人の帰国支援に奔走したほか、入国制限緩和に向けた協議を推進。首相は「ポスト安倍」候補の一人として、茂木氏の名前も挙げる。

 次期総裁選について、茂木氏自身は「外相の仕事に集中したい」と明言を避けるが、その言動には変化が見えるという。かつては周囲に求める仕事の厳しさから、批判的な声も多かったが、最近は「性格がマイルドになった」(外務省関係者)と評判だ。

 他派閥との連携も意識する。先月31日には、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と東京都内の日本料理店で会食。党関係者によると、麻生氏は総裁候補として「茂木氏を高く評価している」という。

 一方、茂木氏にとって次期総裁選に向け、最大の課題は身内である竹下派内の掌握だ。

 2018年の総裁選で同派は対応が割れた。首相支持を主導した茂木氏に対し、石破茂元幹事長を推したのは派内に今なお影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長。党参院幹部によると、両者間のしこりは残ったままで、現在も疎遠な関係が続いているという。

 同派では加藤勝信厚生労働相も「ポスト安倍」候補に取り沙汰される。将来の独自候補として、小渕優子元経済産業相に期待する声も根強い。派閥幹部は「茂木氏が総裁選に出馬すれば、派内の対応は必ず割れる」と危惧する。

 「青木氏との関係を変えるには、茂木氏本人が頭を下げるなりして理解を求めるしかない」。茂木氏に近い同派中堅はこう指摘した。

4270チバQ:2020/08/16(日) 20:37:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/62181422f1e91f2e1598b5ad776c1af6d1df6e22
首相、影響力保持に腐心 「ポスト安倍」へ対応焦点 連続在職単独1位へ〔深層探訪〕
8/15(土) 8:30配信

時事通信
 安倍晋三首相の連続在職日数が24日、大叔父の故佐藤栄作元首相(2798日)を抜いて歴代単独1位となる。新型コロナウイルス感染拡大や急速な経済悪化など相次ぐ難題にうまく対処できず、長期政権の緩みも露呈して求心力は低下。退陣後を見据え、「ポスト安倍」選びを通じて影響力をどう保持するかに腐心する。最後は政権の体力を失い、後継者を指名できなかった佐藤首相の轍(てつ)は踏みたくないところだ。

 ◇「石破氏以外なら」
 「石破(茂・元自民党幹事長)でなければ誰でもいい。菅(義偉官房長官)でもいい」。ポスト安倍をめぐる首相の心境を、側近はこう明かす。首相の意中の候補は、信頼を置く自民党の岸田文雄政調会長であることは半ば公然の事実だったが、党内外で岸田氏への支持は広がらない。首相の迷いを証言するのは、この側近だけではない。

 首相の党総裁3期目の任期は来年9月末まで。党則は連続4選を認めておらず、首相もルールの変更を繰り返し否定する。党内では既に次期総裁レースの前哨戦が始まっている。

 これまでのところ、現政権の基本路線を引き継ぐ岸田氏と、政権批判を隠さない石破氏の争いが軸。ここへきて、岸田氏への事実上の「禅譲」を狙った首相の戦略に狂いが生じており、菅氏ら「第3の候補」が急浮上する可能性も取り沙汰されている。実際、菅氏については「やる気を感じる」(政府関係者)との声も漏れる。

 首相の出身派閥で最大勢力の細田派(98人)も一枚岩ではない。西村康稔経済再生担当相、下村博文選対委員長、稲田朋美幹事長代行が総裁選出馬に意欲を示し、首相の意向で派内がまとまるかは見通せない。首相は後継候補に誰を指名するのか、あるいは意思表示をしないのか。首相の対応は派内、ひいては党内への影響力を測るバロメーターともなり得る。

 ◇佐藤氏は後継指名できず
 「後継者は育てるものではなく、育ってくるものだ」。首相は6月18日の記者会見でポスト安倍について聞かれた際、佐藤政権に言及。後継候補の田中角栄、福田赳夫両氏らについて「(佐藤氏が)育てたかと言えば、まさにその人たちを活用する中で、彼らは切磋琢磨(せっさたくま)しながら、地位を生かしてチャンスをつかんだ。私も育てるより、活用させてもらう」と語り、先例を強く意識していることをうかがわせた。

 実際、佐藤首相は晩年、求心力を失い、意中の福田氏を後継指名できなかった。長期政権への「国民の飽き」に加え、2度にわたるニクソン・ショックで外交も行き詰まり、沖縄返還を花道に退陣。自民党は田中氏を次期首相に選んだ。

 こうした歴史を繰り返したくない安倍首相にとって、長く続いた「1強」体制への党内外の批判や不満は気掛かりだ。「身内」の岸田氏ですら、7月4日のラジオ番組で「長期政権のおごり、飽きがあるのではないかということについては謙虚に受け止めなければならない」と苦言を呈した。

 首相が政権立て直しに向け、衆院解散・総選挙や内閣改造・自民党役員人事にどう臨むのか。ある党幹部は、佐藤氏の記録を塗り替える24日に注目する。「首相はそこを区切りに考えていると思う。そこからどうするかだ」と指摘した。

4271チバQ:2020/08/16(日) 20:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a409f585b2de238c003df436c99bc5f5f47e505
二階、菅氏の接近鮮明 自民総裁選で連携か
8/15(土) 7:20配信

時事通信
政府・与党連絡会議に出席するため、首相官邸に入る自民党の二階俊博幹事長=3日、東京・永田町

 自民党の二階俊博幹事長と菅義偉官房長官の接近ぶりが目立ってきた。

 互いに政治家としての手腕を高く評価する発言を繰り返し、地方創生を掲げ9月に発足する議員連盟の呼び掛け人に共に名を連ねた。党と内閣の要をそれぞれ担う実力者は、安倍晋三首相の後継を選ぶ次期総裁選での連携を視野に入れているとの見方も出ている。

 「政局観、政治観がずばぬけている。内閣として本当に頼りになる幹事長だ」。菅氏は7月30日のCS番組で、二階氏をこう絶賛。二階氏も7日放送のBS番組で、菅氏に「立派な指導者として活躍している」と賛辞を贈った。

 二階氏は元和歌山県議、菅氏は元横浜市議で、共に地方議員出身という共通項を持つ。菅氏は7日発売の月刊誌で「『地方創生』を抜きにして日本の発展はあり得ない」と力説、こうした認識を共有できる政治家として二階氏の名を挙げた。二階派関係者も、二階氏の胸中を「菅氏は『同じ言語で話せる政治家』という認識だろう」と代弁しており、両氏の関係は今や「蜜月」に見える。

 両氏の利害が重要局面で一致したのが、昨年9月の自民党役員人事だ。首相は早くから自身の「後継」と見定めていた岸田文雄政調会長を二階氏に代えて幹事長に据えようとしたが、二階氏側が反発。二階氏の「政権の重し」としての役割を重視する菅氏もこの人事案に反対し、最終的に二階氏続投で落ち着いた経緯がある。

 首相の総裁任期は残り1年余りとなり、石破茂元幹事長と岸田氏の争いが前哨戦の様相を呈しているが、いずれも支持に広がりを欠く。こうした中、菅氏は「第3の候補」として存在感を増しつつある。実際、二階派議員は、菅氏が後継争いに名乗りを上げれば二階氏が支持に回るとの見方を示し、「『菅首相』なら二階氏は幹事長続投だ」と期待を隠さない。

 その二階氏は「ポスト安倍」争いでキーマンと見なされ、石破氏も岸田氏も秋波を送る。老練な二階氏は石破氏に「最も経験豊かな政治家だ。期待の星の一人だ」、岸田氏には「前途洋々だ。次に期待する」と好意的なメッセージを発して選択肢を自ら狭めず、党内情勢を見極める構えだ。

 二階氏と菅氏は、9月に設立される「地方創生・未来都市推進議員連盟」で行動を共にする。最大派閥の細田派を率いる細田博之元幹事長、麻生派の鈴木俊一総務会長ら重鎮に加え、二階氏側近の林幹雄幹事長代理、菅氏に近い森山裕国対委員長らも参加。総裁選の行方を左右する全国の党員に、注目の2人が「地方重視」を印象付ける場となりそうだ。

4272チバQ:2020/08/16(日) 20:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd196622013204f17bcbcaefd4db3a7adf4cabc8
石破氏が故・吉田博美氏に誓った「総裁選リベンジ」 党内基盤の弱さに周辺は焦りも
8/10(月) 11:22配信

西日本新聞
吉田博美氏の事務所前で手を合わせる石破茂氏(中央)=8日、長野県松川町

 自民党の石破茂元幹事長は8日、昨年10月に死去した吉田博美前参院幹事長の初盆に合わせ、吉田氏の地元の長野県で講演した。吉田氏は2018年の前回総裁選で石破氏「善戦」の原動力となった人物。故人に次期総裁選でのリベンジを誓った石破氏だが、課題の党内基盤の弱さは克服されず、周辺からは焦りの声も上がる。

【画像】吉田博美氏をしのび、講演する石破茂氏=8日、長野県喬木村

 「『閣僚に』と声が掛かっても他に譲り、大勢から感謝される、まれな政治家だった」。8日午後、長野県喬木村のスポーツ施設。登壇した石破氏は、吉田氏の支援者ら約100人を前に故人をしのんだ。

 同日午前には同県松川町にある吉田氏の事務所前で手を合わせ、7日には東京都内で墓参。「未来永劫(えいごう)続く政権はない。一昨年よりもさらに国家国民、党のために役に立てる自分であらねばならない」と記者団に語り、次期総裁選への意欲をにじませた。

 吉田氏は参院自民を束ねる「ドン」と呼ばれた。安倍晋三首相に近かったが、18年9月の総裁選では、先代の「ドン」である自民党の青木幹雄元参院議員会長の意向を受け、所属する竹下派参院側を石破氏支持でまとめた。石破氏の国会議員票は73票。石破派中堅議員は「みっともない票だったら『ポスト安倍』の資格を失っていた」と吉田氏への恩義を口にする。

 それから2年。首相の求心力が低下する中、世論の期待を背景に石破氏は存在感を維持。石破氏を「期待の星の一人だ」と持ち上げた二階俊博幹事長に続き、菅義偉官房長官も7日、「総裁候補に名乗りを上げるということは(党内で)そういう評価をされているのではないか」と発言した。

 ただ党内基盤の弱さは隠せない。今回の墓参や講演でも、石破派幹部が竹下派参院側に同席を打診したが断られた。竹下派参院側幹部は「竹下派には茂木敏充外相ら『ポスト安倍』候補もいる。現段階で一緒には動けない」と手厳しい。

 最大のライバルと目される岸田文雄政調会長は、麻生太郎副総理兼財務相ら実力者との会食を着々と重ねる。「党内の支持拡大に一層力を入れなければ置いていかれる。もう吉田さんはいないのだから」。石破派のベテラン議員は焦りを募らせる。 (湯之前八州)

4273チバQ:2020/08/17(月) 19:30:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200817k0000m010247000c.html
首相の体調は「本当に大丈夫なのか」 検査で広がる健康不安説
2020/08/17 19:20毎日新聞

首相の体調は「本当に大丈夫なのか」 検査で広がる健康不安説

慶応大病院での検診を終え、私邸に戻る安倍晋三首相=東京都渋谷区で2020年8月17日午後6時16分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 安倍晋三首相が17日に東京・信濃町の慶応大病院で検査を受けたことを巡り、政府・与党からは首相の体調を懸念する声が出ている。首相は新型コロナウイルス対応でまとまった休みが取れておらず、周辺は「疲れがたまっているだけ」と健康不安説を打ち消すが、自民党内からは「体調が心配だ」などと不安の声も漏れる。

 首相は第1次政権時の2007年7月の参院選で大敗後、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、任期途中の同年9月に辞任した。この時に入院したのも慶応大病院だったが、その後は治療薬の効果もあり、健康に問題はないとされている。

 自民党幹部は検査について「念には念を入れてのことだ。心配ない。また首相が表に出てくれば、健康不安説はなくなっていく」と話した。西村康稔経済再生担当相も17日の記者会見で「首相は体力・気力とも充実しているとの認識をずっと持っている」と語った。

 首相の健康を巡っては、写真週刊誌「FLASH」で、7月6日に吐血した情報があると報じられた。菅義偉官房長官は8月4日の記者会見で「私は連日お会いしているが、淡々と職務に専念している。全く問題ないと思っている」と首相の健康悪化説を否定した。

 一方、自民党の甘利明税制調査会長は16日のフジテレビの番組で「ちょっと休んでもらいたい。数日でもいいから強制的に休ませなければならない」と指摘した。党内からは「普通、リーダーに休むべきだなんてことは言わない。首相側近の甘利さんが殊更に休んでほしいというなんて、本当に大丈夫なのだろうか」(中堅議員)と、首相の健康状態を不安視する声も上がる。【花澤葵、東久保逸夫】

4274チバQ:2020/08/17(月) 19:31:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-pol2008130002.html
【ポスト安倍の条件】石破茂氏 最大の懸念は「外交軽視」 回りくどい話しぶり…鳩山由紀夫元首相と同じ轍?
2020/08/17 17:15夕刊フジ

【ポスト安倍の条件】石破茂氏 最大の懸念は「外交軽視」 回りくどい話しぶり…鳩山由紀夫元首相と同じ轍?

石破茂氏

(夕刊フジ)

 報道機関の世論調査で、自民党の石破茂元幹事長は「ポスト安倍」として支持が高い。与党支持率が低調なら、田中角栄元首相の後を三木武夫元首相が継いだ「椎名裁定」の再現もあり得る。

 ところが、自民党の支持率は高く、安倍晋三首相への批判はモリカケ問題とか、新型コロナウイルス対策での漠然とした不満だけである。党内野党に徹し、選挙のときですら味方を背後から攻撃し続けた石破氏が後継者では、与党支持層の大半は行き場がなくなってしまい、理不尽だ。

 最大の懸念は、石破氏の「外交軽視」である。

 石破氏は国際経験が乏しく、もっと自ら外遊して海外の要人と会ったり、彼らが集まるスイスのダボス会議などに出かけて、英語でスピーチなどをすべきである。

 回りくどい話しぶりも良くない。ドナルド・トランプ米大統領には、韓国の文在寅(ムン・ジェンイ)大統領と同じように嫌われ、日本の国益を守れないだろう。

 最近の月刊「正論」(9月号)のインタビューで、「(米国を取るか、中国を取るか)単純な二者択一」は許されないとか、米軍普天間飛行場の移設問題で「他の解(代替案)を見つける努力をすべき」と発言していたが、民主党の鳩山由紀夫元首相と同じ轍を踏みかねない。

 中国の民主化を厳しく主張しつつ、習近平国家主席の「国賓」招請に賛成というなど、多分に「口だけ番長」チックだし、誤ったメッセージを避ける慎重さに欠ける。

 地方振興が看板だが、個別の地域が隙間狙いで田舎らしさを生かせば成功するという「里山資本主義」では、いくつかの成功例はつくれても地方衰退という流れの挽回にならない。だらからこそ、地方創生相として期待に応えられなかった。

 師である竹下登元首相を代表とする地方政治家的な発想では、その場しのぎのカンフル剤にしかならない。地方での選挙応援に熱心だから、票集めに協力する人は多いが、彼らに聞いても評価が高いわけでない。また、杉村太蔵元衆院議員からマクロ経済政策についての知識不足を批判されて話題になった。

 憲法第9条については、現行憲法の解釈でも改正問題でも、安倍首相よりタカ派的といえる。自民党幹事長時代、集団的自衛権を容認した場合の自衛隊の活動範囲について、「地球の裏側でも排除はしない」という考えを披露した。現実性に欠ける一方、野党や自称リベラル系マスコミは「反安倍」というので現時点では利用しているが、首相になったら容赦するはずがない。(評論家・八幡和郎)

4275チバQ:2020/08/18(火) 01:09:06
言わなきゃいいのに
https://www.chunichi.co.jp/article/105836

野党「体調を注視する」 安倍首相の病院受診で

2020年8月17日 11時22分 (8月17日 11時46分更新)��会員限定

 安倍晋三首相の慶応大病院受診について、野党からは17日「首相の体調がどうなのか注視する必要がある」(立憲民主党幹部)との声が出た。首相周辺は「通常の健康チェックだ」としている。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は国会内で記者団に「検査だと聞いている。体調が悪いのであれば、静養して一日も早い回復を祈念する」と述べた。

 野党国対幹部は取材に「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、政治的な空白を生むべきではない」と指摘。立民の若手議員は「もし本当に体調が悪いのであれば、首相は交代するべきだ」と述べた。

4276チバQ:2020/08/18(火) 17:25:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3caeb9c00d259fb7df19d01f0c8428b6cb704ed6
「淡泊」岸田氏、殻破れるか ポスト安倍の存在感発揮に焦り
8/17(月) 14:27配信


イメージ(写真と本文は直接関係ありません)
 安倍晋三首相が後継にと望む筆頭候補でありながら、存在感がなかなか高まらず苦しむ自民党の岸田文雄政調会長。ライバルたちの動向に焦りを深め、ようやく「慎重居士」を払拭(ふっしょく)して発言をとがらせ、党内で賛否が交錯する課題の調整にも汗をかき始めた。首相との良好な関係が崩れれば命取りとなるだけに、独自色発揮のさじ加減には神経を使っているようだ。

 4日夜、都内のフランス料理店。「ポスト安倍」レースの行方を左右する一人、麻生太郎副総理兼財務相に向き合い、岸田氏は「力を貸してください」と頭を下げた。首相の党総裁任期まで1年余り。改めて次期総裁選への熱意を訴えた岸田氏に対し、麻生氏は「もうちょっとアピールしねえと、人も集まってこねえぞ」。従来の助言を念押しした。

 麻生氏が徹底的に支えてきた首相も「リーダーには情念が大事なんだ」と話し、岸田氏に淡泊な言動から脱皮するようけしかける。2人の言葉が響いているのか、5日のテレビ番組で岸田氏は率直に語った。「自分が何をしたいのか、しっかり出していかなければいけない。分かりやすく思いを訴えるように、努力している」

 首相からの後継指名を錦旗とし、首相の出身派閥である細田派、自身が率いる岸田派、麻生氏が領袖(りょうしゅう)の麻生派を核に党内多数派を形成し、一気にトップをつかむ-。この必勝シナリオを首相と温めてきた岸田氏の視界は今、不良と言える。

 「次の首相」を問う世論調査では、下位に低迷。新型コロナウイルス対策でも、首相と合意していた「収入減世帯対象の30万円給付」案を与党内の反対に遭ってあえなくひっくり返された。

 対照的に、世論の支持が堅調な石破茂元幹事長は最近、二階俊博幹事長の懐に飛び込むなど党内の支持拡大になりふり構わない。一時期は「ポスト安倍」から脱落したとみられていた菅義偉官房長官もメディア露出を増やしており、求心力を完全復活させた形だ。「この難しい時代に、剛腕でない岸田さんでは心もとない」との空気が、細田派などに広がりつつある。

   ■ 

 「人は人。自分の特徴を大事にしたい」と、気にするそぶりを見せない岸田氏だが、実際には「よほど、尻に火が付いている」(自民関係者)。それを裏付けるように、言動には変化が目立つようになった。

 7月にはNHKの討論番組で、観光支援事業「Go To トラベル」を巡る政府方針の変更をいち早く発信。党外交部会などが中国・習近平国家主席の国賓来日中止を求める決議案をとりまとめた際も、親中派の二階氏らを押し切って議論を先導してみせた。自ら政府や党の幹部を夜の会合に誘い、杯を交わして関係を築き固めようとする場面も多い。

 ただ、岸田氏の言動はあくまでも「首相が後見人」の範囲内にとどまらざるを得ない。次の人事でのステップアップに執念を燃やそうにも、党内多数派のひんしゅくを買ってしまっては逆効果。難しい立ち位置に、岸田派幹部は「首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)でいくしかない。他に選択肢はないんだから」と自らに言い聞かせる。

(河合仁志)

4277チバQ:2020/08/20(木) 10:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ffff2400f720c48c9b36e79e027b11fa7ddbbd0
自民・秋本真利議員秘書、有権者にマスク配布 公選法抵触の恐れ
8/20(木) 6:00配信




秋本真利議員=千葉県庁で2014年11月20日、渡辺暢撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出ていた4〜5月ごろ、自民党の秋本真利議員(衆院千葉9区)の秘書が、選挙区内の有権者に対し使い捨てマスクを配布していた。毎日新聞の取材で明らかになった。秋本議員側は政党支部としての「適正な政党活動」と主張しているが、専門家からは「公職選挙法に抵触する可能性がある」との指摘が出ている。

 同選挙区内に住む70代の男性によると、秋本議員の男性秘書が4月末ごろ、自宅を訪問。「こういうご時世ですのでマスクを持参しました」などと話し、茶封筒を手渡された。封筒の中には、使い捨てマスクが7枚入っていた。

 男性は後援会などには入っていないが、昨年末に秋本議員を囲む会合に参加したことがあった。取材では他に5月初めに選挙区内の医療機関にもマスクが郵送されていたことが確認できた。

 秋本議員の国会事務所に対し事実確認を求めたところ、同議員が支部長を務める「自民党千葉県第9選挙区支部」から書面で回答があった。「(新型コロナの)感染拡大阻止という公衆衛生の見地から、9区支部で入党して頂いている方等に債務の履行としてマスクを配布したものだ」と答えた。

 秋本議員は現在3期目の45歳。国土交通政務官などを務めた。【川崎桂吾】

4278チバQ:2020/08/20(木) 10:28:15
俺にもマスクくれ!w

4279チバQ:2020/08/20(木) 21:59:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008200022.html
秋元容疑者所属の二階派幹部「推移見守る」 自民内に影響「不可避」の声も
2020/08/20 18:34産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件に絡んだ証人買収事件で再逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)が特別会員として所属する自民党二階派(志帥会)の幹部は20日、「再逮捕は驚いた。容疑が事実なら重いが、有罪が確定していない以上は、これまで通り推移を見守るしかない」と語った。

 秋元容疑者は20日午前、別の派閥幹部に電話をかけ、証人買収事件に絡み東京地検特捜部が近く秋元容疑者を聴取するとの報道について「ご迷惑をおかけしている。報道にあるようなことは一切ない」と説明していた。

 一方、自民党中堅議員は秋元容疑者について「すでに離党しており、党とは関わりはない。議員としてきちんと説明すべきだ」と述べた。その上で、二階派について「前回の逮捕後も籍を置かせていたのは節操がなさすぎる。影響は避けられない」とも語った。

 秋元容疑者は昨年12月の逮捕直後に自民党を離党したが、二階俊博幹事長率いる二階派に所属したままとなっている。

4280チバQ:2020/08/20(木) 22:05:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200820k0000m040234000c.html
「信じてたのに」支援者ショック 「焦りの表れか」「ただ、ため息」 秋元容疑者逮捕
2020/08/20 21:12毎日新聞

「信じてたのに」支援者ショック 「焦りの表れか」「ただ、ため息」 秋元容疑者逮捕

東京拘置所に入る衆院議員の秋元司容疑者を乗せたと見られる車両=東京都葛飾区で2020年8月20日午後7時32分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で身の潔白を訴えてきた衆院議員、秋元司容疑者(48)が20日、東京地検特捜部にまたも逮捕された。保釈から半年。自身が裁判で有利になるように「虚偽証言」を働き掛けた疑いで再び拘置所に収容されるというまさかの事態に、支援者たちは「無罪を信じていたのに、ショックだ」と失望の声を上げた。

 東京都江東区にある秋元議員の地元事務所には20日夕、特捜部の係官が家宅捜索に入った。事務所は店舗やマンションが並ぶバス通り沿いのビルにあり、窓や出入り口はシャッターやブラインドが下ろされていた。事務所に出入りしたことがあるという支持者の男性は「ここまで危ないことをする議員だとは思っていなかった」とつぶやいた。

 秋元議員は大学在学時から政治家を目指し、小林興起・元衆院議員の事務所で学生秘書として活動。2004年、国政初挑戦の参院選比例代表で当選した。落選の憂き目も見たが、再起して17年に副内閣相と副国土交通相に就任。たたき上げの政治家として活躍する傍ら、パチンコやエンターテインメント業界などとのつながりを深め、「素性の悪い企業との付き合いがある」「金集めに特に熱心」との評価も付きまとった。

 だが、政治家人生は19年12月に暗転する。自身が力を注いできたIR事業を巡り、参入を目指していた中国企業から賄賂を受け取ったとして収賄容疑で逮捕され、再逮捕を経て計50日間、身柄を拘束された。

 それでも一貫して無罪を主張。20年2月に保釈されると、記者会見を開いて「特定の事業者のために便宜を働くようなことは断じてない」と身の潔白を訴え、政治活動を再開させた。インターネット上に、駅周辺でフェースシールドを着けて演説する姿や政治についての解説動画を投稿し、7月には東京都内で政治資金パーティーを開いた。

 ただ、一部の支援者たちは、保釈後の秋元議員の行動に「違和感」があったようだ。選挙運動を支援していた地方議員の男性は「選挙にも勝たなければならないし、もう一度、政治人生を立て直そうと思って行動していたのだろうが、焦っているようにみえた。今回の事件もその表れではないか」とみる。

 3度目の逮捕となった証人買収事件で、特捜部は、IR汚職事件で収賄罪に問われた秋元議員が自身が有利になるよう、贈賄側の被告に虚偽供述を働き掛けたという構図を描く。「証人買収の指示なんて、あり得ない。秋元議員は普通とは感覚が違うのだろう」。ある検察幹部は、現職の国会議員が3度逮捕された異例の事件をそう評した。

 秋元議員は日ごろ、地元で開かれるイベントに頻繁に顔を出していた。地元の後援会関係者は「祭りやラジオ体操にも駆けつけていて、若くて期待していた。逮捕のニュースをみて、ただ、ため息しか出なかった。こんな人を応援していたと思うと、悔しい」と声を落とした。【国本愛、五十嵐朋子、遠山和宏】

4281チバQ:2020/08/20(木) 22:06:03
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr2008200024.html
秋元容疑者「議員と思えぬ裏人脈」 逃亡のコンサル男と接触か
2020/08/20 20:49産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件に続き、証人買収事件でも逮捕された衆院議員、秋元司容疑者(48)。資金力のある支援者に囲まれ、献金や政治資金パーティーの収入は多く、政党支部、後援会とも多い年で1億円前後の収入がある。一方、他の国会議員が距離を取るような人物とも親密につきあうことでも有名だった。ある支援者は「地縁のない選挙区で票と資金をがむしゃらに集めてきた。ブラックマネー(汚い金)もいとわず、脇が甘いところがある」と話す。

 秋元容疑者は昨年12月、IR汚職事件で、事業参入を目指す中国企業「500ドットコム」側から現金などの供与を受けたとして、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された。今年2月3日までに総額約760万円相当の賄賂を認定され起訴された。

 同月12日に保釈されると、14日に記者会見を開き「起訴された事実すべてを否認して無罪を主張していく」と強調。起訴段階で認定された賄賂のうち、平成29年9月に衆院議員会館で受け取ったとされる現金300万円については「そもそも贈賄側とは(渡したとされる日に)会っていない」と訴えていた。

 関係者によると、秋元容疑者は保釈後、支援者だった会社役員、淡路明人容疑者(54)や、逮捕状が出ながら行方が分かっていないコンサルタント会社経営の男と複数回、面会していたとみられる。淡路容疑者は独自の暗号資産(仮想通貨)を連鎖販売取引(マルチ商法)で販売していた会社を経営していたことがあり、会社経営の男も幅広く事業を手がける。2人を知る人物は一様に「(2人とも)資金力がある」と話す。

 淡路容疑者は佐藤文彦容疑者(50)と共謀し、IR汚職事件の贈賄側である中国企業「500ドットコム」元顧問、紺野昌彦被告(48)に接触。紺野被告らが300万円を渡したと供述している29年9月に「会っていないことにしてほしい」と持ちかけた疑いがもたれている。

 関係者によると、淡路容疑者は特捜部の調べに「(買収は)秋元容疑者に依頼された」と話しているといい、秋元容疑者の逮捕につながったもようだ。特捜部は今後、面会時の会話など、秋元容疑者の関与について捜査を進めるとみられる。

 特捜部は紺野被告だけでなく、「500」社元顧問、仲里勝憲被告(48)の買収工作についても秋元容疑者の関与がないか捜査を続けている。会社経営の男は那覇市の会社役員、宮武和寛容疑者(49)と共謀し、仲里被告に同趣旨で、現金の支払いを申し込んだ疑いがもたれている。

 関係者によると、宮武容疑者が仲里被告に提供しようとした現金は、会社経営の男が用意したという。宮武容疑者と秋元容疑者を会社経営の男がつないだ疑いがある。

 秋元容疑者をよく知る人物は「国会議員とは思えないほど、裏の人脈はすごい。資金力のある支持者を集めて、互いに利用しあう関係なのだろう。犯罪行為を上塗りするとは驚いた」と話した。

 

■IR汚職事件

 日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への参入を目指す中国企業「500ドットコム」側から賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は令和元年12月25日、収賄容疑で秋元司容疑者を、贈賄容疑で同社側の3人を逮捕。

 特捜部は、議員会館での現金提供や北海道留寿都村への旅費負担、中国旅費負担など計約760万円相当の賄賂の授受があったとして、秋元容疑者らを起訴した。秋元容疑者は無罪を主張し、今年2月の保釈後に議員活動を再開。公判日程は未定だが、贈賄側は26日に初公判がある。

■証人等買収罪

 刑事事件で、うその証言や証拠隠滅をしてもらう報酬として、事件の関係者に金銭を提供する行為を処罰する組織犯罪処罰法の規定。相手が受領しなくても、提供を申し込めば対象となる。法定刑は2年以下の懲役または30万円以下の罰金。平成29年に「テロ等準備罪」の趣旨などを盛り込んで組織犯罪処罰法を改正した際に新設された。


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