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民主党政権綜合スレ

5855チバQ:2011/09/02(金) 18:50:25
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090201000634.html
閣僚に鳩山系ゼロ、所属なし7人 民間起用も見送り
 閣僚の顔触れを民主党内の主要8グループでみると、菅改造内閣でゼロだった小沢グループから2人が起用される一方、政権交代以来、常に閣僚を送り込んできた鳩山グループはポストを逃した。いずれのグループにも所属しない閣僚が7人と最多を占めた。民間からの登用はなかった。

 ほかに首相が率いる野田グループと、前原グループが2ポストずつ(首相本人除く)。菅、旧民社、旧社会の各グループにもそれぞれ1ポストを充てたが、樽床グループからの閣僚起用はなかった。

2011/09/02 18:07 【共同通信】

5856チバQ:2011/09/02(金) 19:59:42
代表経験者5人全員無役になりましたね


奉行は
岡田 無役
前原 無役
野田 総理
玄葉 外務
樽床 幹事長代行
枝野 無役
仙谷 無役

5857チバQ:2011/09/02(金) 22:40:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090200555
新閣僚の横顔
◇旧民社系のリーダー格=川端達夫総務相
 旧民社党系グループのリーダー格。代表選では同グループ内から出馬を求める声が上がったが、固辞した。派手さはないが、仕事の手堅さには定評がある。鳩山内閣時代は文部科学相として、衆院選マニフェスト(政権公約)の柱の一つである高校授業料無償化の実現に尽力した。労働組合活動を経て1986年に政界入り。民間企業時代は海水を真水に変える技術の開発に当たった。大の読書家で、阪神タイガースの熱烈なファンとしても知られる。66歳。(民主)
◇「党の法制局長官」=平岡秀夫法相
 党内の中堅・若手でつくる護憲グループ「リベラルの会」の世話人。「どの国も敵国視しない平和主義」を訴え、北東アジア非核地帯の創設を唱える。弁護士資格を持つ元大蔵官僚。内閣法制局参事官の経験もあり、法律を熟知した緻密な議論が得意。「民主党の法制局長官」とも呼ばれる。菅内閣の総務副大臣として地上放送デジタル化を担当し、東日本大震災の被災3県の移行延期に関わった。今回の代表選で出馬への意欲を一時示した。料理が趣味。57歳。(民主)
◇政策調整のキーマン=玄葉光一郎外相
 菅政権で国家戦略担当相と党政調会長を兼務、政府と党の橋渡し役を務めるとともに、子ども手当など党の主要政策見直しをめぐる自民、公明両党との合意形成に奔走した。裏表ない誠実な人柄に、交渉相手の石破茂自民党政調会長も一目を置く。3月に自身に近い議員が勉強会を発足させ、事実上の「玄葉グループ」結成との見方が党内で流れた。ただ、自らは政局的な動きから距離を置き、先の代表選では松下政経塾の先輩である野田佳彦首相の勝利に尽力した。47歳。(民主)
◇財政は未知数の安保通=安住淳財務相
 国対委員長として菅直人前首相に仕えたが、政権末期には距離を置いた。菅氏が6月、政務官人事で自民党議員を一本釣りすると、「(ねじれ)国会の厳しさが分かっているのか」と公然と反抗した。東日本大震災で被災した宮城県石巻市が地元。ただ、復興に関して「首長は泥をかぶらない」と発言し、反発を招いたことも。防衛副大臣を務め、安全保障政策には詳しいが、財政は未知数。復興財源の確保や円高対策で早速手腕が問われる。NHK記者出身。49歳。(民主)
◇岡田氏に近い政策通=中川正春文科相
 東日本大震災後、党の特別立法チームの座長として、復興基本法の立案に関わった。派手さはないが、税制、金融、科学技術、安全保障など幅広い政策に通じる。官僚からは「重箱の隅をつつくように細かい」と煙たがれる面も。野党時代に党「次の内閣」財務担当だった際、ドル建て米国債の購入に否定的な発言をして、円高の進行を招いた。同じ三重県選出の岡田克也氏の側近として知られる。今回の代表選では野田陣営の選対事務局長を務めた。61歳。(民主)
◇子ども手当「生みの親」=小宮山洋子厚労相
 民主党の看板政策、子ども手当を発案した一人。同手当を所管する厚生労働副大臣に就いたものの、菅直人前首相が退陣条件に掲げた特例公債法成立を優先させるため、民主、自民、公明3党合意により2011年度限りでの廃止を余儀なくされた。前原誠司氏のグループに所属。09年3月には西松建設の違法献金事件をめぐり、小沢一郎氏に「言い訳しながらでは選挙に勝てない」と、党内で先陣を切って代表辞任を求めた。NHK解説委員から政界に転じた。62歳。(民主)

5858チバQ:2011/09/02(金) 22:40:39
◇代表選出馬で存在感=鹿野道彦農水相(再)
 当選11回のベテラン。菅政権の主流派とも小沢一郎元代表とも一定の距離を置き、中堅・若手議員に請われて代表選に出馬した。決選投票では、「上着を脱ぐ」サインで野田佳彦首相への投票を仲間に促し、野田氏の勝利を決定付けた。自らも久々に存在感を示し、代表選後に党内グループを結成した。農林水産相再任で東日本大震災や福島第1原発事故で深刻な被害を受けた農林水産業の再興に引き続き取り組む。「楽中に楽なし、苦中に楽あり」が人生訓。69歳。(民主)
◇農政のプロ自任=鉢呂吉雄経産相
 農業問題に詳しく「農政のプロ」を自任する。北海道の農家に生まれ、北大卒業後、地元農協職員を経て政界入りした。党国対委員長、選対委員長を歴任し、党務経験は豊富だが、閣僚としての手腕は未知数。与党の国対委員長として初めて臨んだ昨年秋の臨時国会では、与野党の調整役として機能を果たせず、今年1月の党役員人事で退任。その後、副代表として捲土(けんど)重来を期すべく地道に活動した。旧社会党出身。面倒見がよく、人望も厚いと評される。63歳。(民主)
◇物静かな保守系ベテラン=前田武志国交相
 「自民党時代から政治改革を志す同志」として鹿野道彦氏に代表選出馬を促した。1993年に小沢一郎氏らと自民党を離党、新進党などを経て民主党に合流した。労組出身者の多い参院民主では珍しい保守系ベテラン。輿石東氏の対抗馬として参院議員会長候補に名前が挙がったことも。予算委員長時代に仙谷由人官房長官(当時)を「仙谷総理大臣」と呼び間違えたりしたが、落ち着いた委員会運営は与野党から評価された。物静かな性格で、愛称は「マエタケ」。73歳。(民主)
◇全方位外交でスピード出世=細野豪志環境・原発相(再)
 菅政権で首相補佐官、原発事故担当相に起用され、福島第1原発事故の対応に専念。菅直人前首相から「最も事情を分かっている」と絶大な信頼を得た。昨年9月の代表選では小沢一郎元代表を支持したが、今回は自らが所属するグループの前原誠司氏を推した。幹事長当時の小沢氏に組織・企業団体委員長などの役職で仕え、全方位に人脈を築いた。スピード出世に対し、党内からは「ごますりが巧み」とやっかむ声も。女性キャスターとの不倫騒動の古傷を持つ。40歳。(民主)
◇小沢氏に近い元農水官僚=一川保夫防衛相
 民主党の小沢一郎元代表に近く、菅政権では輿石東参院議員会長の下で参院政審会長を務めた。農政には詳しいが、安全保障問題に対する手腕は未知数だ。農林水産省官僚から県議を経て、1996年衆院選で新進党から初当選。その後、小沢氏と行動を共にして自由党、民主党と移った。衆院時代には石川2区で森喜朗元首相と激しい選挙戦を繰り広げたが、07年参院選で参院にくら替えした。誠実な人柄で、自宅近くの畑で農作物を育てるのが息抜き。69歳。(民主)
◇実務派の野田氏側近=藤村修官房長官
 野田佳彦首相のグループで会長を務める側近。岡田克也氏とも近く、岡田氏が外相時代には外務副大臣、幹事長時代には幹事長代理として支えた。交通遺児や震災遺児の救済をライフワークとし、あしなが育英会の顧問などを歴任。現在も募金集めで街頭に立つ。温厚、誠実な人柄で知られ、対立が絶えない民主党にあって、悪口が聞かれない数少ない一人だ。酒にめっぽう強く、日本酒好きな民主党有志議員による「熱かんの会」のメンバーでもある。61歳。(民主)

5859チバQ:2011/09/02(金) 22:41:01
◇菅降ろしの勉強会主導=山岡賢次国家公安委員長・消費者相
 小沢一郎元代表に近いベテラン。4月に菅直人首相(当時)の政権運営に不満を持つ非主流派議員を集めて勉強会「総調和の会」を設立し、「菅降ろし」に動いた。自民党を振り出しに、新生、新進、自由各党を小沢氏とともに歩んだ。野党時代の2007年に国対委員長に就き、強気の国会運営を指揮。鳩山政権下でも続投した。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について「雲の上のお話。生活に影響しない」と述べるなど時折失言も。義父は作家の山岡荘八氏。68歳。(民主)
◇郵政見直しに執念=自見庄三郎金融・郵政改革相(再)
 昨年6月から金融・郵政改革担当相を務め、郵政民営化見直しのための郵政改革法案の成立に執念を燃やす。自民党衆院議員時代の2005年に郵政民営化法案に反対し、直後の衆院選で「刺客候補」を立てられて落選。07年参院選の比例代表で国民新党から当選して以降、党副代表や幹事長を務め、亀井静香代表を支えてきた。「話が長い」ことで知られ、現在でも小泉純一郎元首相と竹中平蔵元経済財政担当相が進めた経済政策への批判で長広舌を振るう。65歳。(国民新)
◇秀才肌の政策ブレーン=古川元久国家戦略・経済財政相
 前原誠司氏のグループに所属し、代表選では同氏を全面支援した。旧大蔵官僚を経て、旧民主党の結党に参加。1996年の衆院選で政界入りした。若手の有望株として政調会長代理など党の要職を歴任し、政権交代後、鳩山内閣で内閣府副大臣や国家戦略室長、菅内閣で官房副長官を務めるなどキャリアを重ねてきた。秀才肌の政策ブレーン的存在で、菅直人前首相や仙谷由人氏らの信頼が厚いが、党内には「官僚的な思考が抜けていない」との厳しい見方も。45歳。(民主)
◇事業仕分けで奮闘=蓮舫行政刷新・少子化相
 民主党政権が鳴り物入りで導入した事業仕分けに、行政刷新担当相などの立場で関わった。官僚を厳しく追及する姿が脚光を浴びる一方、「(世界)2位じゃ駄目なのか」と予算削減を迫った次世代スーパーコンピューター開発で、国産機が世界一の性能を達成するという皮肉な結果も味わった。菅政権末期に首相補佐官に降格されたが、先の代表選で野田佳彦首相の推薦人として必死に運動し、再入閣を果たした。元タレントで、白のジャケットがトレードマーク。43歳。(民主)
◇本格復興へ正念場=平野達男復興・防災相(再)
 東日本大震災の被災地での高圧的な発言で辞任した松本龍氏の後任として、7月に復興担当相に就任。「復興は地域が主体で」との姿勢で、被災自治体などとの信頼関係構築に努めてきた。引き続き重責を担うことになり、本格復興へ向けて正念場を迎える。岩手県北上市出身。農林水産省の技官を経て、2001年に政界入り。所属する小沢一郎元代表のグループには復興増税への異論が強いが、自らは前向きだ。実務能力が高い半面、「発信力が弱い」との声も。57歳。(民主)
(再は再任)(2011/09/02-16:50)

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5860チバQ:2011/09/02(金) 22:41:35
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110902/t10015327241000.html
新内閣 民主党内の人脈と経歴
9月2日 15時10分
野田新内閣の民主党の17人について、党内のグループ別に見ると、▽野田総理大臣のグループは、野田氏をはじめ藤村官房長官と蓮舫行政刷新担当大臣の3人です。▽前原政策調査会長や仙谷前官房副長官のグループは、小宮山厚生労働大臣と、古川国家戦略担当大臣です。細野原発事故担当大臣は、今回の代表選挙で前原氏の推薦人に名を連ねました。▽玄葉外務大臣と平野復興担当大臣は、同じ勉強会のメンバーです。▽安住財務大臣と中川文部科学大臣の2人は、岡田幹事長に近い議員として知られています。▽鹿野農林水産大臣のグループは、鹿野氏と前田国土交通大臣の2人です。一方、▽小沢元代表に近いグループからも一川防衛大臣と山岡国家公安委員長の2人が入閣しました。さらに、▽菅前総理大臣に近いグループが、平岡法務大臣1人、▽旧社会党出身者らのグループが、鉢呂経済産業大臣1人、▽旧民社党出身者のグループが、川端総務大臣1人となっています。▽鳩山元総理大臣のグループと、▽樽床幹事長代行のグループからの入閣はありませんでした。経歴でみると、野田総理大臣と同じ松下政経塾の出身者は、閣僚では玄葉外務大臣1人ですが、長浜官房副長官、それに前原政策調査会長と樽床幹事長代行も松下政経塾の出身です。また、民主党の国会対策委員長の経験者が、野田総理大臣と、川端総務大臣、安住財務大臣、鹿野農林水産大臣、鉢呂経済産業大臣、山岡国家公安委員長の6人います。いわゆる「ねじれ国会」のもとで、野党との連携を見据えて国会運営に精通した人物を重視したことが伺えます。

5861チバQ:2011/09/02(金) 22:42:42
http://gendai.net/articles/view/syakai/132424
無名官房長官 抜擢の決め手は底なし酒豪
【政治・経済】 2011年9月2日 掲載
呆れた「飲んだくれ」内閣
<顔は地味だが、ド派手な選挙パフォーマンス>

「アンタ、ダレ?」――国民の多くがクビをかしげたことだろう。新内閣の要となる官房長官に抜擢された藤村修前幹事長代理(61)である。どじょう首相に輪をかけて地味なルックスで、政界でも全く無名の存在。野田の側近中の側近というが、初入閣で党の要職の経験も乏しく力量は未知数だ。こんなオッサンに内閣のスポークスマン役が務まるのか疑問だが、大役を射止めた決め手は「うわばみ」だった。

「まあ、藤村さんはぎょうさん飲みますよ。大の日本酒党で、一晩に1升ぐらい軽い軽い。『底』がどこにあるんか分からへん。本当の酒豪ですわ」
 藤村の選挙区である大阪・吹田市の市議会議員の証言だ。野田もまた大酒飲みで、酒を酌み交わしながら天下国家を語るのが好きなタイプ。2人とも超の付くのんべえなのだ。
 藤村は1993年に野田とともに日本新党で初当選。その頃から「野田を首相にする」との思いを抱き、政治行動を共にしてきた。現在は野田グループ「花斉会」の会長を務め、今回の代表選では選対本部長を任された。野田が最も信頼する政治家である。
「藤村さんはいくら酒量が進んでも、まるで乱れへん。普段とちっとも変わらないまま、淡々とお銚子を並べていく飲み方ですわ。野田さんも底なしの酒豪と聞いていますから、ウマが合うのでしょう。酒の力で首相の『女房役』をゲットしたんと違いますか」(前出の市議会議員)
 吹田市出身で府立豊中高から広島大工学部に進学。所属した体育会の自動車部で「交通遺児育英会」(後に、あしなが育英会に分離)の活動を知った。
「たまたま、育英会のスタッフが自動車部に協力を求めると、藤村氏は活動内容に感銘。学生時代から活動に参加し、卒業後は育英会の職員となって25年間、働いてきました。広島大に出向いたスタッフは、後の民主党参院議員で在職中にがんで亡くなった山本孝史氏。藤村氏と山本氏は93年衆院選で日本新党から出馬した仲間です」(大阪府政関係者)

“あしながおじさん”だから世に隠れているわけではないだろうが、とにかく地味な男だ。
「ところが、選挙パフォーマンスはド派手なんですわ。遺児のボランティア学生が応援に参加。羽織はかま姿で鍋を打ち鳴らし、政界風刺の歌をうたったり、駅前で自民党政権批判の寸劇や漫才を披露したり。むちゃくちゃ目立つんです」(大阪府政関係者)
 そのかいもあって、選挙には強い。初当選から当選6回を重ね、逆風の郵政選挙でも比例復活に救われた。
 妻・真弓氏は茨城キリスト教大看護学部の教授。かつて聖路加国際病院の看護師だった頃に藤村の政策秘書となり「国会での勤務実体はないのに、政策秘書給与をだまし取っている」と週刊誌に書かれたことがある。
 それにしても、飲み友達を要職に起用するなんて……。

5862チバQ:2011/09/02(金) 22:44:47
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011090290140213.html
原発・復興 継続を重視 野田内閣 経産相に新エネ派・鉢呂氏
2011年9月2日 14時02分

 野田新政権は東日本大震災、福島第一原発事故に直接担当する閣僚を再任し、復興シフトを敷いた。一方、焦点の原発政策に関与する経済産業相には原発に慎重で再生エネルギー開発を主張する鉢呂吉雄氏を起用。脱原発依存の方向性が強まる可能性もある。

 鉢呂氏は旧社会党出身で自分の選挙区に泊原発を抱えている。同原発の再稼働に当たっては「安全性の確保」を訴えてきた。二〇〇六年の民主党経済産業部門会議では原子力政策について「原子力にはリスクがある」と指摘。原発行政を進めてきた政官業学界の「原子力ムラ」とは縁のない人物だ。

 野田新首相自身は「電力は経済の血」と述べるなど、急速な脱原発依存には慎重な考えを示しているが、あえて鉢呂氏を起用したことを考えれば、原発見直しで柔軟な対応も期待できる。

 一方、再任の細野豪志原発事故担当相は環境相も兼任することになった。政府は原発の安全規制を一元的に担う「原子力安全庁」を環境省の外局として設置する方針。細野氏の兼任はその「地ならし」の狙いがある。国民の関心が高い原子力安全分野への気配りもみえる。平野達男復興対策担当相の再任によって、円滑な復興に向けて継続性を重視した。

 消費税や復興財源を確保するための復興増税問題では、野田氏の主張通り、増税に向かうことが予想されるメンバーがそろった。カギを握る財務相には安住淳、厚生労働相には小宮山洋子の両氏をそれぞれ起用。両氏とも税と社会保障分野で野田氏と考え方が近い。野田氏の「財政再建がなければ、経済成長はない」との路線を実現するためのシフトだ。

 政治的には野田氏が党代表選で訴えた党内対立の「ノーサイド」を実現するため、菅政権で排除された小沢一郎元代表に近い人材を三人入閣させるなど党内融和を図る布陣といえる。

 小沢元代表の側近を自任する山岡賢次氏を国家公安委員長に起用。再任した平野氏、防衛相になる一川保夫氏も小沢元代表に近い。

 菅直人首相は小沢元代表に近い人物の起用を極力避けてきた。民主党マニフェストの扱いなど政策面で考え方の異なる人材を入れれば、閣内で政策をまとめるのが難しくなると判断したためだ。

 野田氏の組閣哲学はこれとはまったく逆で、まず党内融和を実現しなければ、政策を進めることができなくなると判断した。ただ、税や民主党マニフェスト見直しで考え方の異なるメンバーを閣内に入れたことで、内閣の政策の方向性がうまく共有できるか。野田新首相は難しいかじ取りを迫られる。(城島建治)

(東京新聞)

5863チバQ:2011/09/02(金) 23:24:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110902-00000110-mai-pol
<野田内閣>新しい経済財政諮問会議模索 古川戦略相が役割
毎日新聞 9月2日(金)21時40分配信


拡大写真
認証式を終え、首相官邸に入る古川元久国家戦略相=2011年9月2日午後4時53分、竹内幹撮影

 野田佳彦首相は、経済関連で乱立している会議を集約し政策決定の効率化を進める考えだ。小泉純一郎政権で経済財政政策の司令塔となった経済財政諮問会議を念頭に置いている模様で、財界にも参加を呼びかけている。

 民主党政権はこれまで、「新成長戦略実現会議」や「経済情勢に関する検討会合」などの会議を新設したが、「議論が重なる部分も多く非効率」(経済官庁幹部)との批判もあった。首相は1日に米倉弘昌経団連会長と会談した際、会議を集約する考えを説明し、協力を呼びかけた。首相は、関係閣僚や財界人らが出席し、首相指示で方向性を示すなどして「官邸主導」の象徴となった諮問会議の復活をイメージしているようだ。

 諮問会議では竹中平蔵氏や与謝野馨氏ら、進行役の経済財政担当相が政策の方向性を左右した。このため、新組織では古川元久国家戦略・経済財政担当相の采配ぶりが注目される。古川氏は鳩山、菅両内閣で成長戦略や税・財政改革に携わるなど政策能力には定評があるが、「会議を仕切る指導力を発揮できるか」(経済官庁幹部)が問われる。【赤間清広、宮島寛】

5864チバQ:2011/09/02(金) 23:24:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110902-00000349-yom-pol
官房副長官に竹歳国交次官…異例の現職次官
読売新聞 9月2日(金)10時42分配信

 政府は2日、事務担当の滝野欣弥官房副長官の後任に竹歳誠国土交通次官をあてる人事を決めた。

 現職次官が官房副長官に起用されるのは異例だ。竹歳氏は1972年に旧建設省に入省し、2010年8月から次官を務めている。

 また、野田新首相を補佐する首相秘書官も内定した。政務担当は、野田氏の財務相政務秘書官の河井淳一氏を起用した。事務担当には、太田充・財務省主計局次長、寺沢達也・経済産業省通商機構部長、山下史雄・警察庁総務課長、金杉憲治・外務省アジア大洋州局参事官、吉田学・厚生労働省保険局総務課長を充てる。防衛省出身の前田哲首相秘書官は再任する。

5865チバQ:2011/09/02(金) 23:26:55
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110902-OYT1T01142.htm?from=navr
防衛相「安保は素人、これが本当の文民統制」
 一川防衛相が2日、自らを「安全保障の素人」と称したうえで、「これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べ、自民党の石破政調会長がかみつく場面があった。


 一川氏は2日の認証式前、記者団に、「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」と述べた。石破氏は都内で記者団に、「大臣解任に値する。任命した野田首相の見識も問われる」と批判した。

 一川氏は2日夜、首相官邸で記者団に「ほとんどの国民は(安保政策は)素人だ。一般の国民を代表する国会議員が監視するのがシビリアンコントロールだと思っている。国民目線で、国民が安心できるような政策が大事だと(いう意味で発言した)」と釈明した。

(2011年9月2日22時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110902-OYT1T00573.htm
山岡氏、小沢氏に入閣報告…「よかったなあ」




民主党
 国家公安委員長に就任する山岡賢次・元民主党国会対策委員長は2日午後、首相官邸で、報道陣に入閣について小沢一郎元代表に報告したかと問われ、「『任命されました』と報告した」と述べた。

 また、それに対し、小沢元代表が「それはよかったなあ」と言ったことも明らかにした。

(2011年9月2日13時19分 読売新聞)

5866名無しさん:2011/09/03(土) 00:34:05
>>5856
前原は政策調査会長では?

5867チバQ:2011/09/03(土) 10:14:57
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110903/CK2011090302000101.html
「党内優先」「実務的」評価は二分 野田内閣発足
2011年9月3日

 2日発足した野田佳彦首相率いる新内閣。県内の各党や首長は、新閣僚の顔ぶれに「党内融和の優先で、政策の意思統一ができるのか」「地味だが、実務的な人材ばかりだ」など評価は分かれた。震災対策や円高、景気対策など待ったなしの課題が山積する中「野田丸」の船出に期待と不安が交錯した。

 民主党県連副代表の中村友美県議は「派手さはないが、信頼できる布陣。県にとって最重要課題である円高対策に早急に取り組んでほしい」と期待を寄せる。県内から古川元久衆院議員=愛知2区=が国家戦略担当相として入閣し「地元としても応援していきたい」と話した。

 閣僚の中で、藤村修官房長官とは昔から付き合いがある。高校、短大時代に交通遺児育英会から奨学金を受けていた中村議員は当時、育英会の職員だった藤村さんから「強くなれ、強くなれ」と励まされた。議員になってからも「元気か」などと気にかけてくれたという。「困った人や弱い人の立場で行動する人。ぜひ活躍してほしい」と話す。

 一方の野党。自民党県連の藤川政人会長は「菅政権までと同じような顔ぶれで、ポストのたらい回し。人材不足なのだろうか」と、厳しい見方を示した。

 特に疑問を感じるのは、菅政権の時、行政刷新担当相として事業仕分けをまとめた蓮舫参院議員の復帰だ。「事業仕分けは、地方を考えていないという批判もあった。菅政権までの功罪を検証した人選なのか」と首をかしげる。

 ただ、野田政権に手ごわさも感じる。千葉県議から議員生活を始めた野田首相。地方議員を経験した首相は、大分市議、県議を経た村山富市元首相以来、15年半ぶりだ。自らも愛知県議から国政に出た藤川会長は「地方への配慮があり、地に足がついた政策も実行するはず」と分析する。

 公明党県本部の鬼頭英一幹事長は「バランスを重視した組閣だ」と、野田首相の党内融和が最優先との姿勢を感じた一方、党内の各グループから入閣させただけに「政策など内閣の意思決定の際に、難しい面が出るかもしれない」と指摘する。

 遅れが目立つ復興、景気対策への対応を期待しつつ、民主党マニフェストの見直しを盛り込んだ民主、自民、公明の3党合意への姿勢を注視する。野田首相は合意を守る意向を示すが、民主内にはマニフェスト維持派もおり「3党合意と野党への対応で、首相が党内をまとめられるかが重要」と話した。

◆知事は辛口「超地味内閣」
 県内の首長からは景気対策や地方分権、過疎対策などで期待や注文が相次いだ。

 大村秀章知事は、新内閣の印象を「華がある人があまりおらず『超地味内閣』かな」と辛口の評価。急激な円高で、中小・零細企業の経営悪化が懸念されるだけに「一丁目一番地の政策として、円高・デフレを全力で止めてほしい。スピード感をもった対応を」と注文した。

 榊原純夫半田市長は「党内融和の顔ぶれ」と好感を抱く。内閣が進める社会保障と税の一体改革では「地方の視点を忘れないで」と話した。

 久野孝保大府市長も「現段階では最高の人材がそろった」と評価。地方への財源移譲を求めた上で「子ども手当など国の方針がくるくる変わり、地方は仕事量が増えて疲弊する原因になっている」と、政策の一貫性を求めた。

 佐原光一豊橋市長は「民主党本来の『しがらみのない政治』を実行して」と原点回帰を要望。「東日本大震災の復興への道筋、ビジョン、行動指針を国民に早急に示してほしい」と述べた。竹中良則刈谷市長は「震災復興や原発事故対応などの閣僚が留任している点は、早期復興、早期解決への首相の意志の表れ」とし「この国の未来に希望がもてる政策を実行してほしい」と話した。

 民主党政権下で進められた公共事業抑制の見直しを求めたのは過疎に悩む横山光明設楽町長。特に事業凍結中の設楽ダムに関し「建設に同意し生活再建を進める住民などは不安視しており早く方向性を見いだせるような対応を求めたい」と話した。

 ほぼ1年ごとに首相が交代する現状を憂慮する谷一夫一宮市長は「国の命運が懸かっている内閣。地方はわれわれが頑張るので、国の方向性をしっかり打ち出してほしい」と話した。

 県選出の古川元久国家戦略担当相には「民主党政権の目玉だったが影が薄くなった印象。官僚出身の経験を生かし、官僚を排除するのではなくうまく生かしてほしい」と期待した。

5868チバQ:2011/09/03(土) 10:15:48
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110902-OYT1T01261.htm
野田流組閣の舞台裏、岡田氏はなぜ固辞したのか
 2日に発足した野田内閣は、閣僚人事でポスト調整に手間取るなど、多難なスタートとなった。「野田流」の組閣の舞台裏を検証した。


 組閣作業が難航した最大の要因は、野田首相が、最も信頼を寄せる岡田克也民主党前幹事長の意向を読み違えたことだった。

 「重要な役割をお願いするかもしれません」

 8月29日。代表選で当選した直後、野田は岡田にこう告げた。内閣の要である官房長官への就任を求めるつもりだった。

 岡田は「幹事長退任後は、しばらく休みたい」と公言していた。

 しかし、野田は、岡田が大きな期待を自分に寄せていることを自覚していた。その自分が心から説得すれば最後は受けてもらえる、と踏んでいた。

 野田はまず、岡田に近い安住淳前国会対策委員長を通じて意向を探った。1日午前には自ら電話で頼み込んだが、岡田は「僕ではまとまらない」と答えた。

 野田は諦めなかった。岡田が日ごろ信頼する藤井裕久元財務相にも説得を求めた。しかし、藤井が1日午前に電話すると、岡田は午後の早い時間にはもう、「やはりお断りします」と電話を返してきた。

 「あのムードでは無理だ」

 藤井が報告すると、野田は「残念です」と肩を落とした。

 なぜ、岡田はそこまでかたくなだったのか。

 最大の理由は、首相と肩を並べるような「大官房長官」はうまくいかないと岡田が考えていたことだ。

 過去には、菅首相に「実力長官」として迎えられた仙谷由人前官房副長官が結局、首相と反りが合わなくなり、わずか7か月で退任した。

 野田以上に経験豊富な自分が官房長官に就けば、野田の求心力にとってマイナスになる――。

 岡田は憂慮した。

 岡田側は財務相ポストの打診はなかったとしている。だが、野田周辺は「1日夕にお願いしたが、了解を得られなかった」と話す。

 岡田に近い議員の間には「増税を担当する財務相をやれば、また敵を増やす。来年秋の代表選を考えれば、絶対に受けてはダメだ」と、岡田の政治生命へのダメージを危惧する声があった。岡田が“体力温存”を優先させた、という見方も党内では消えない。

(2011年9月3日08時41分 読売新聞)

5869チバQ:2011/09/03(土) 10:16:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011090302000026.html
挙党に腐心適材後回し 野田新内閣 誕生舞台裏
2011年9月3日 朝刊


 新内閣の顔ぶれは、野田佳彦首相が民主党代表選で公約した党内対立の「ノーサイド」を実現するため、党内融和を配慮した陣容となった。ただ、閣僚人事は順調に進んだとはいえず、要の官房長官人事で迷走した。組閣の舞台裏を探った。 (城島建治)

 首相は二日の就任記者会見で、組閣でノーサイドを意識したことを認め「言葉だけでなく、具体的にどう表すかは自分なりに心を砕いた」と述べた。

 閣僚の構成を見ると、菅政権で主流派だった菅、前原、野田各グループから中間派、非主流派の小沢一郎元代表グループまで幅広く登用した。特に、菅改造内閣でゼロだった小沢グループから二人を起用した。

 小沢元代表は二日、周囲に「いい構成ではないか。相当、みんなに気をつかっている」と評価した。挙党態勢を組めずに身内から足を引っ張られるようでは、肝心の政策実現はままならない。まずは最初のハードルをクリアした。

 ただ、官房長官人事でつまずいた。

 首相は先月三十一日夜、都内のホテルで岡田克也前幹事長と極秘に会談し「大きな仕事をお願いするかもしれない」と、重要閣僚での起用を打診。岡田氏は「海外の多い仕事では、あなたをサポートできなくなるので断る」と難色を示した。

 しかし、首相は政治手腕を評価し、経済財政政策も近い岡田氏の起用をあきらめ切れず、一日朝に再び接触。官房長官への就任を要請したが、岡田氏は「イメージがよく分からない。官邸の主は一人で良い」ときっぱりと断った。

 岡田氏としては、首相より政治経歴が長い自らが官房長官になれば、官邸で二重権力構造を生み、首相が仕事をしにくくなると懸念しての固辞だった。

 また、首相は挙党態勢を築くには、代表選で戦った対立候補の入閣は欠かせないと考えていた。前原氏は党政調会長に起用し、残るは鹿野道彦農相ら三人。鹿野氏が決選投票で支持に動いてくれたこともあり、再任を要請。ところが、鹿野氏は代表選で自らを支援した中堅議員を閣僚に推薦。首相は納得せず、粘って説き伏せた。

 しかも、こうした人事の動きは組閣当日まで外に漏れなかった。新閣僚の一人は「前夜に内示はあったが、首相が箝口令(かんこうれい)を敷いていたから電話にも出られなかった」という。ある党幹部は「新閣僚に『あなたしか知らない。漏れたら差し替える』と言っておいたんだ」と明かす。

 挙党態勢はどうにか実現したものの、それを意識するあまり「適材適所」が後回しになったと指摘する声もある。首相に近いベテラン議員は鉢呂吉雄氏の入閣を首相に勧めたが、経済産業相と聞き「てっきり得意分野の農相だと思っていた」と驚きを隠さなかった。

 首相を支持したある中堅議員も、財務相や外相など主要閣僚に首相に近い人物をそろえ、小沢グループからも起用した手法を「顔ぶれを見て腰が抜けた。論功行賞と派閥順送りの混ぜ合わせだ」と批判する。

 首相は就任会見で「バランスを考えたのは事実だが、基本的に適材適所だ。万人が納得する人事は、なかなかありませんよね」と述べた。

5870チバQ:2011/09/03(土) 10:23:20
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011090200827
誤算の「岡田玉突き」=藤井氏の説得不調−閣僚人事
 野田内閣が2日、発足した。閣僚の顔触れを見ると、「ノーサイド」を宣言した野田佳彦首相の民主党内各グループへの配慮がうかがわれるが、当初思い描いた完成図とは微妙に異なった。

 ◇安住財務相「本当に私…」

 党内で最も「サプライズ人事」と受け取られているのが、安住淳前国対委員長の初入閣での財務相就任だ。経済、財政は専門外で、9日からは先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が控えている。安住氏自身も「本当に私なんですかと言ったら、とにかく一生懸命やれという首相のお言葉で…」と驚きを隠さない。
 首相周辺は、今回の閣僚人事のポイントを「岡田玉突き」と明かす。それによると、首相は、岡田克也前幹事長を官房長官、次に財務相への起用を検討したもののそれぞれ固辞され、その都度、人選の修正を迫られたという。
 「大事な仕事をお願いしたい」。首相は民主党代表に選出された8月29日夜、会場となったホテルで岡田氏に要職で処遇したいとの考えを伝えた。1日朝には官房長官就任を打診したが、同日昼に「自分が官房長官ではまとまらない。イメージが湧かない」と断ってきた。このため、首相は藤井裕久元財務相に説得を依頼した。昨年9月の菅改造内閣発足時、菅氏の要請を受けて藤井氏が岡田氏に、幹事長就任を説き伏せた「実績」を考慮してのことだ。
 「大物官房長官で(政権が)ゴタゴタしたこともあったけど、要は気の持ちようだ」。藤井氏は電話で口説いたが、岡田氏は「今回はお引き受けできません」と首を縦に振らずじまい。結局、二匹目のドジョウとはならず、藤井氏は「力が至らなかった」と首相に説得断念を報告した。
 首相はこの間、旧民社党系の「大物」の川端達夫総務相の官房長官起用も真剣に検討したが、条件が合わず、側近の藤村修氏の官房長官起用を決断。岡田氏を財務相に充てることも模索したが、これも諦め、岡田氏の下で国会対策に当たっていた安住氏にお鉢が回った。

 ◇小沢系最多3.5人

 「バランスを考えたことは事実だが、基本的には適材適所だ」。首相は2日午後の記者会見で、組閣の方針をこう説明した。山岡賢次国家公安委員長と一川保夫防衛相が初入閣し、再任の平野達男復興担当相と合わせ、小沢一郎元代表のグループから3人が入った。前原誠司政調会長のグループからも3人が入閣したが、このうち細野豪志原発事故担当相は小沢氏とも近い。実質「3.5人」の小沢グループは最多とも言える。
 首相が人事で示した「挙党態勢」に対し、小沢氏を支持する中堅・若手グループ「一新会」の鈴木克昌会長は「十分配慮された」と評価した。小沢氏も「気を使ってくれている」と好意的という。だが、グループ内の反応は一様ではない。
 小沢グループとはいえ、山岡氏ら閣僚3人はいずれも旧自由党出身で、菅政権を徹底批判してきた急進派の若手議員とは肌合いが異なる。山岡氏の入閣について、若手の間では「不適材不適所だ」などと冷ややかな声が漏れる。
 代表選で小沢グループと共同歩調を取った鳩山由紀夫元首相のグループの反応も複雑だ。鳩山氏自身は「若々しい(内閣だ)」と語ったが、グループからの入閣はゼロ。メンバーの一人は「勝手にやってくれ」と突き放した。(2011/09/02-21:08)

5871チバQ:2011/09/03(土) 10:24:05
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210902044.html
【組閣】防衛白書を読んでいた安住氏が財務大臣に(09/02 17:31)


総理官邸では野田総理大臣の記者会見が続いているようですが、今回の組閣の舞台裏ではどんな動きがあったのでしょうか。

 閣僚人事は、野田総理にとって思い通りにいった点といかなかった点が混在する結果となっています。やはり、ポイントは官房長官人事でした。野田総理は、すでに代表選で勝利した夜に「大事な仕事をお願いしたい」と岡田前幹事長に告げていました。しかし、正式に官房長官就任を打診したのは1日の朝になってからで、岡田氏は「自分が官房長官ではまとまらない」と固辞しました。岡田氏周辺は「幹事長が決まる時に官房長官も打診すべき。遅いということは、岡田が一番ではなかったということだ」として、結果的にボタンのかけ違いがあったことをにじませました。また、野田総理は当初、樽床幹事長代行も入閣させる予定でした。しかし、今度は輿石幹事長が樽床氏を代行に置きたいとして樽床氏の入閣はなくなりました。一方、財務大臣人事で、防衛大臣就任を意識して直前まで防衛白書を読んでいた安住氏を起用したことは、安住氏本人にとっても寝耳に水の事態となりました。ただ、野田総理肝いりの財政再建路線については、関係する安住財務大臣、古川国家戦略担当大臣ともに考え方は一致しています。グループのバランスを重視しつつも、財政再建という野田総理のカラーが強く打ち出された人事といえます。

5872チバQ:2011/09/03(土) 10:29:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000506-san-soci
担当相兼務の山岡氏「拉致軽視としか…」被害者家族は悲嘆
産経新聞 9月3日(土)0時54分配信

 「野田佳彦首相の拉致問題への考え方が出ている。拉致問題軽視としか言えない」。消費者相と国家公安委員長と兼務で山岡賢次氏が拉致問題担当相に就任したことに、増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で拉致被害者の家族会事務局長の照明さん(55)は、失望感をあらわにした。

 山岡氏は、超党派の国会議員でつくる拉致議連にも所属せず、拉致問題に関しては全くといっていいほど活動実績がない。拉致被害者家族らは「拉致問題での発言を聞いたことがない」と声をそろえる。

 山岡氏は2日、官邸で記者団に「家族会とは、今まで直接、お話はしていないが、お気持ちは心得ているつもり。全力で対応していきたい」と語った。

 しかし、家族会などが平成21年の総選挙前に行った拉致問題への取り組みを問う議員アンケートでは、回答すらなかっただけに家族らの不安はぬぐえない。

 菅直人前首相ら民主党議員側による拉致事件容疑者の長男が所属する政治団体側への巨額献金の発覚に続き、菅前首相は辞任直前に家族らが反対する朝鮮学校無償化の審理再開を指示するなど、家族らの民主党政権への不信は募る一方だ。

 その中で、家族らは政策の継続性を訴え、中野寛成前担当相の留任を求めたが、その声も無視され、民主党政権の2年間で5人目の拉致問題担当相の就任となった。

 野田首相は2日の会見で頻繁に担当相が替わることを問われ、「拉致問題を含め、その継続性で信頼を取り戻すことがこの内閣の最初の課題だ」と述べた。

 しかし、山岡氏は2日の会見で野田首相からの拉致に関する指示が6項目中の5番目だったことを明かしており、拉致問題軽視の姿勢が浮かぶ。

 消費者相などとの兼務に対する家族の懸念も大きい。田口八重子さん=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(73)は、「これまで兼務になると、拉致問題がおろそかにされてきた。また一から出直さなきゃいけないと思うとつらい」と力なく語った。

 横田めぐみさん=同(13)=の母、早紀江さん(75)はこう嘆く。「こんなことの繰り返し。いつまでこんな状態が続くのか、言葉にもなりません」

5873チバQ:2011/09/03(土) 10:31:39
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110903/mca1109030501002-n1.htm
財政重視 成長政策に懸念 野田内閣 エコノミスト評価 (1/2ページ)2011.9.3 05:00

 2日決まった野田佳彦内閣の顔触れから、市場関係者はどんな経済財政運営の姿を見通しているのか。エコノミストに評価してもらった。

 大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは「財政再建への布陣」と分析する。元大蔵(現財務)官僚で霞が関のパイプに通じる古川元久氏が経済財政担当相に就任。野田首相の影響を受けて、財政規律に軸足が置かれる姿勢がうかがえるためだ。熊谷氏は「古川氏は成長戦略にも理解があるはず。財政再建とあわせて取り組んでほしい」と注文を付けた。

 SMBC日興証券の末沢豪謙金融市場調査部長は「ねじれ国会の中で、補正予算成立に向けて野党の協力を得るための布陣にした」と分析している。

 それを象徴的に示すのが、国会対策委員長経験者の経済閣僚などへの起用という。国と地方自治体の財布を握る財務相の安住淳氏、総務相の川端達夫氏、産業政策を主導する経済産業相の鉢呂吉雄氏は、みな国対経験が豊富だ。

 また、末沢氏は「まずは復興優先。財政再建至上主義にはならないだろう」と分析している。その理由の一つが、事業仕分けで注目を浴びた蓮舫行政刷新担当相の返り咲きだ。「無駄をできるだけ省いて、増税規模を圧縮させようとする考えがうかがえる」という。

 一方、第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは安住財務相について、「これまで財政、為替への発言がほとんどなかった。財務省の意向が通りやすくなるのでないか」とし、その手腕を測りかねている。また、鉢呂経産相が成長戦略の柱となり得る環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉をどう判断するかに注目。「財政再建が進む一方で成長戦略が遅れれば、経済への不安が大きくなる」と警戒している。

                   ◇

 ■エコノミストの組閣評価

 ≪大和総研チーフエコノミスト熊谷亮丸氏≫

  寸評/注目閣僚:財政再建の布陣だ。TPPなど成長戦略への行方を注視/古川元久経済財政・国家戦略担当相

 ≪SMBC日興証券金融市場調査部長末沢豪謙氏≫

  寸評/注目閣僚:ひとことでいえば「挙党態勢・復興対策推進内閣」/安住淳財務相 蓮舫行政刷新担当相

 ≪第一生命経済研究所主席エコノミスト永浜利広氏≫

  寸評/注目閣僚:党内融和を強く意識した組閣で経済政策には懸念が生じた/安住淳財務相 鉢呂吉雄経済産業相

5874チバQ:2011/09/03(土) 10:33:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110903/bsg1109030500000-n1.htm
経団連「随所に政策通 手堅い布陣」2011.9.3 05:00
日発足した野田佳彦内閣に対し、経済界からは期待と注文が相次いだ。経団連の米倉弘昌会長は新内閣について「随所に政策通を配した手堅い布陣だ」と評価。日本商工会議所の岡村正会頭は「日本経済の再生に向け前進してほしい」と期待感を示し、経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「確実に成果を挙げる実行力のある内閣になってほしい」と要望した。特に、原発維持や貿易自由化推進など野田首相が掲げる政策は経済界の主張と一致することから、「エネルギー政策の策定に向けた落ち着いた議論、国際競争環境の整備、経済連携の推進など全力で当たってほしい」(日本貿易会の槍田松瑩(うつだしょうえい)会長)と、経済政策の前進に期待が集まった。

 岡村会頭は野田首相の政策方針について、「共感することが多く大変心強い」と強調。東日本震災後、菅直人前政権の迷走などで行政の停滞状態が続いたことから、米倉会長は「スピーディーな実行」を期待している。

 ただ、震災復興、成長戦略、税・財政の一体改革、円高対策、エネルギー政策など新内閣の課題は山積しており、成果を挙げるのはそう簡単ではない。長谷川代表幹事は「所信表明演説で政策の優先順位を示すべきだ」と処方箋(せん)を指南する。岡村会頭も「大規模かつ大胆な第3次補正予算の早期編成と執行」を要望した。

 原発問題をはじめとしたエネルギー政策については、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は「どのようなエネルギーを選択していくのか、オープンな場で長期的かつ複眼的な視点をもって国民的な議論を十分に積み重ねていただきたい」とコメント。原子力政策には慎重に対応するよう求めている。

5875チバQ:2011/09/03(土) 12:50:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110902/stt11090223430012-n1.htm
仙谷氏は「政策闇将軍」
2011.9.2 23:38 (1/2ページ)
 野田新内閣では、民主党が平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた「政策決定の内閣への一元化」の旗を降ろした。しかも玄葉光一郎外相、安住淳財務相ら重要閣僚が担当分野での経験が浅いため、民主党政策調査会の存在感が増すのは確実だ。仕切り役は前原誠司政調会長。これまで玄葉氏が政調会長と兼務した国家戦略担当相に起用された古川元久氏も前原氏と同じグループ。閣外に去った前原氏の後見人の仙谷由人前官房副長官が「闇将軍」として影響力を発揮しようとするのは間違いなさそうだ。(水内茂幸)

 「すべての法案、予算、条約が原則、政調会長の事前承認になる。政府側がマニフェスト(政権公約)にしっかり取り組まなければ、努力を働きかける」

 前原氏は2日、国会内で記者団にこう語った。政策次第では、首相に圧力をかけることもいとわないと宣言したのと同じだ。

 前原氏の強気には裏付けがある。首相は8月30日、前原氏の起用に当たり、法案、予算、条約の国会提出について「政調会長の了承を原則とする」と明言した。政調会長代行のポストを新設し城島光力前政調会長代理を起用、後任に三井辨雄衆院議員を充てる人事も決め、機能を強化した。

 自民党政権下では「部会→政務調査会→総務会」と積み上げる事前審査が機能していたが、前原氏はさらに強い政策の生殺与奪権を握ったのだ。

 民主党は政権交代以来、政策の事前審査の仕組みを否定してきた。自民党政権下では、各省ごとに設けられる部会に参加する議員の権限が増し、「族議員」を生んだからだ。マニフェストで掲げた「内閣への政策決定一元化」の名の下に、各省の政務三役が政策を決める仕組みに変えた。

 ところが、党での議論は「政府への政策提言」という位置づけとなり、「政権に登用されない議員のガス抜き」(党中堅議員)と揶揄(やゆ)されるほど低調だった。

 今回の政調改革は、前原氏が代表選で「全議員が政策決定に関与できるシステムを作りたい」と意欲を示したことで実現した。事実上の事前審査の復活だ。前原氏は「党が特定の団体の言いなりになり、族議員化しないようチェックする」と述べたが、具体的な監視手法は不透明のままだ。

 「財政のかじを取る安住氏や古川氏ははっきり言って軽量級。政調の発言権が急速に増しそうだ」

 組閣名簿をみた財務省幹部は複雑な表情を浮かべて語った。政府と党の要職を歴任した重量級の岡田克也前幹事長の財務相就任に期待していたからだ。

 東日本大震災の本格的な復興のための平成23年度第3次補正予算、24年度予算の編成で、前原氏が主導権を握ることになるのは間違いなさそうだ。仙谷氏も手ぐすねを引く。

 「前原グループが政調会長を取ったのは大きい。仙谷氏は前原氏に協力し、政調を通じて若手との接点を持とうとしている」

 同グループの中堅議員はこう語る。

 小沢一郎元代表のグループは2人が入閣したことで「撃ち方やめ」の雰囲気だが、小沢氏側近は仙谷氏への警戒を緩めていない。

 「仙谷氏が糸を引き、前原氏を通じて政策決定権を握ろうとするはずだ」

5876チバQ:2011/09/03(土) 12:52:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110902/plc11090222320060-n1.htm
問われる小宮山厚労相の調整力
2011.9.2 22:31

会見する小宮山洋子厚労相=2日午後、首相官邸(緑川真実撮影)
 野田内閣の社会保障政策は、子ども手当を今年度末で廃止する民主、自民、公明の3党合意を含め、大筋で菅内閣の政策を継承することになりそうだ。ただ、子ども手当などマニフェスト(政権公約)との整合性を問われる課題も多く、小宮山洋子厚生労働相の調整力が問われる場面も多そうだ。

 子ども手当をめぐっては、3党合意で来年度から廃止および所得制限付きの児童手当復活が決まっている。首相は1日の自民党の谷垣禎一総裁らとの会談で「約束したわけだから、ぜひ信頼してください」と述べた。

 ただ、マニフェストの看板政策撤回には、小沢一郎元代表を支持するグループを中心に党内の反発は根強い。所得制限対象世帯への負担軽減策や、手当の名称などについては与野党間で折り合いがついておらず、難しいかじ取りを迫られそうだ。

 年金制度改革をめぐっても、民主党がマニフェストで掲げた年金一元化と全額税財源の最低保障年金(月額7万円)創設について、首相は平成25年度までの関連法案提出に意欲を表明している。しかし、首相は税と社会保障の一体改革でも与野党協議に意欲を示しており、実現すれば民主党案の大幅な見直しは不可避だ。

 マニフェストで廃止を明記している後期高齢者医療制度についても、首相は性急な制度設計の変更には慎重な姿勢を示しているが、その整合性も問われそうだ。

5877チバQ:2011/09/03(土) 18:16:24
>>5866
そうでした。
存在感がないので忘れてました

5878チバQ:2011/09/03(土) 18:50:19
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110903/plt1109031515004-n1.htm
この4大臣が“どじょうの火薬庫”!大炎上で窒息死も2011.09.03

 “軽量級”を集めたと揶揄される野田内閣だが、抱える火だねはヘビー級だ。自民党など野党は“攻めどころ満載内閣”とほくそ笑んでいる。さっそく失言を犯したり、過去の言動に問題があったりと、追及の矢面に立たされそうな大臣が4人もいる。

 新内閣の失言第1号は一川保夫防衛相(69)。2日、国会内で記者団に「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べた。

 文民統制は国民から選ばれた政治家が軍隊を統制するという意味で、安全保障に無知な者が軍事組織のトップになることではない。米軍普天間飛行場移設問題や空母艦載機の陸上離着陸訓練移転など難題を抱える防衛省は素人大臣を迎える余裕はないはずだ。自民党の石破茂政調会長(54)は「その一言をもって大臣解任に値する。任命した総理の見識も問われる」と厳しく批判、国会で追及する考えを示した。

 国家公安委員長、拉致問題担当相を兼務する山岡賢次消費者担当相(68)も格好の追及対象だ。過去にマルチ商法(連鎖販売取引)関連業界との関係が取り沙汰され、2008年には山岡氏ら民主党議員5人の政治団体が過去に講演料などで計約4000万円を受け取っていたことが明らかとなっている。みんなの党の渡辺喜美代表は「あきれた人事だ」と非難している。

 国家公安委員長としても「選挙違反で陣営が告発されるなどしているのに大丈夫か?」と適性を疑う声も出始めている。

 子ども手当ての推進役を務めてきた小宮山洋子厚生労働相(62)もターゲットの1人。子ども手当は3党合意で来年度から廃止および所得制限付きの児童手当復活が決まっている。マニフェストとの整合性を問われる中で、小宮山氏の調整力が問われる場面も多そうだ。

 不遜な態度から付いたあだ名が「ちびっ子ギャング」の安住淳財務相(49)も内閣の弱点だ。「これからは政策の安住」とアピールするが、「裏では年長の実力者を『クソじじい』呼ばわりする口の悪さなど、とにかく人間が軽いイメージがつきまとう。国会で厳しい追及を受けたとき、生来の口の悪さがぽろりと出そうだ」(中堅議員)との声も。

 どじょう内閣は早々に呼吸不全に陥るか。

5879チバQ:2011/09/03(土) 18:52:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011090302000040.html?ref=rank
死刑 当面執行せず 法相意向
2011年9月3日 朝刊

 平岡秀夫法相は二日夜、初登庁後の記者会見で、死刑執行について「国際社会の廃止の流れや、必要だという国民感情を検討して考えていく。考えている間は当然判断できないと思う」と述べ、当面執行しないとの認識を示した。

 平岡法相は「大変厳しい刑。慎重な態度で臨むのは当然だ」とも指摘。法務省内に設置された死刑に関する勉強会の議論を引き継ぎ、整理した上で判断すると説明した。

 死刑をめぐっては、千葉景子元法相が昨年七月二十八日、民主党政権下で初めて二人の刑を執行。その後、法相に就任した柳田稔、仙谷由人、江田五月の三氏は一度も執行しなかった。

 また取り調べの録音・録画(可視化)の導入論議について、平岡法相は「目指すべきは全事件・全過程可視化だ」とした上で「ただ費用や効率などの課題を総合的に考えるべきだ」とも述べた。

 特捜部については「独走するようなやり方は改善すべきだが、特捜部が果たした役割は非常に大きい」として今後も存続すべきとの立場を明らかにした。

http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY201109030007.html
2011年9月3日5時57分
平岡法相、待ちぼうけ 官邸から連絡なし
 自分は本当に入閣しているのか――。首相官邸から閣僚予定者への連絡が行われていた2日午前、平岡秀夫法相にはまったく連絡が来ず、閣僚名簿の読み上げがテレビで放送されて初めて法相就任を確認した。

 平岡氏によると、1日の夜、野田佳彦首相から電話があり、「法相をお願いしたい。まだ一切口外はしないで下さい」と言われた。平岡氏は「変更の可能性もある」と思い、正式な就任要請を待った。2日午前、一部報道で「平岡法相」が伝えられ、報道各社が平岡氏の事務所に押しかける中、正式な要請を待ったが、連絡は一向になし。途中、藤村修官房長官にも確認の電話を入れたが、「打ち合わせ中です」と切られてしまった。

 他の閣僚が次々と官邸に入る姿がテレビに映し出され、事務所に待機する法務省幹部が「まだ大臣なのか分かりませんが、この秘書官でよろしいでしょうか」と平岡氏に相談する場面も。その後テレビで藤村氏が閣僚名簿を読み始めて、平岡氏は法相就任を再確認。あわただしくネクタイを締め、官邸に向かった。

5880チバQ:2011/09/03(土) 18:58:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000089-mailo-l10
八ッ場ダム・流転の行方:歓迎と不安が交錯 野田内閣、新国交相に建設省OB /群馬
毎日新聞 9月3日(土)12時30分配信

 野田内閣が2日発足し、八ッ場ダム問題を担当する国土交通相には、旧建設省河川局OBの前田武志参院議員が就任した。建設推進派は「ダムの必要性を分かってくれるはずだ」と歓迎する一方、中止派からは公正に検証が行われるか不安視する声も上がった。
 地元、長野原町の高山欣也町長は「素人では困ると心配していたが、専門知識を持った人が就任すると聞いて安心した。治水において、ダムに勝るものはないと分かってくれるはず」と語った。
 これに対し、前田氏と同じ羽田グループに所属する宮崎岳志衆院議員(群馬1区)は「河川局出身だからといって、ダム推進に偏る人ではない。地域住民の気持ちを一番に考え、冷静に結論を出してくれるだろう」と話す。
 一方、ダム建設の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「本当に公正な検証をするのか一般の人に疑問を持たれないように、官僚に適切な指示を出して検証を進めてほしい」と語った。【奥山はるな】

5881チバQ:2011/09/03(土) 18:59:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090300191
野田首相、財務省カラー濃く=外交手腕に不安
 「財務省の組織内候補」「ミスター増税」。野田佳彦首相は民主党代表選でただ一人、東日本大震災の復興財源に増税が必要だと訴え、こんなレッテルを貼られた。代表選は、小沢一郎元代表の「かいらい政権」が誕生することへの拒否感から首相が激戦を勝ち抜く結果となったが、党内には増税路線への抵抗が強い。また、国際舞台の経験が少なく、過去の保守的な言動もあって、外交手腕には不安がつきまとう。
 「バケツの水をザルに流し込むようなもったいない使い方は改めてきたが、気を抜くと、働きアリが納めた税金にシロアリがたかる構図が出てくる」。代表選があった8月29日の党両院議員総会で首相はこう訴え、徹底して行政改革を進める方針を強調。6月から官房長官が兼務していた行政刷新担当相を切り離し、「事業仕分け」のけん引役だった蓮舫氏を再登板させた。
 財政健全化は野党時代からの持論だが、その軸足は、増税よりも無駄の排除にあった。党「次の内閣」財務相だった2005年には、当時31あった特別会計のうち24を廃止する「野田プラン」をまとめた。一方、消費増税については、09年に出版した著書「民主の敵」で「安易に認めてしまうとそこで思考停止し、(税金が無駄に使われる)からくりの解明はストップしてしまう」と指摘している。
 増税色が濃くなるのは、09年9月の政権交代後だ。副大臣として当時の藤井裕久財務相を補佐し、菅政権では財務相に昇格。10年代半ばまでに消費税を10%に引き上げるとした社会保障と税の一体改革の成案取りまとめを主導した。
 財務省内の評価は「安定感がある政治家」(幹部)と高いが、民主党内には「役所の言いなり」との批判も。8月9日の参院財政金融委員会では、同党の金子洋一氏が国債整理基金特別会計から2兆円を復興に回すことを提起したのに対し、「市場からの信認を損なう恐れがないか慎重に検討しなければならない」とつれなかった。
 外交政策では、日米同盟を基軸とする考えを強調しているが、手腕は未知数だ。政府の憲法解釈で認めていない集団的自衛権の行使については、容認を主張している。中国への姿勢は厳しく、著書では04年に訪中して国務委員だった唐家セン氏と会談した際、尖閣諸島への中国人活動家上陸事件などを取り上げ「お互いにナショナリズムをあおり立てるようなことは避け、行動を慎むべきだ」と抗議したエピソードを紹介している。
 05年には「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」とする質問主意書を提出。8月15日の会見で「考え方は基本的に変わりない」との認識を示して中国や韓国の反発を招き、9月2日の首相就任会見では「政府の立場なので、出てきた答弁書を踏まえて対応する」と軌道修正した。(2011/09/03-14:28)

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5882チバQ:2011/09/03(土) 18:59:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011090302000025.html
増税に大きくかじ 「財政規律派」を登用
2011年9月3日 朝刊

初閣議後に記念撮影に臨む野田首相(前列中央)と新閣僚ら=2日午後、首相官邸で


◆消費税・復興増税
 「将来の子供たちへ莫大(ばくだい)なつけをつくることは、許されない」と発言している安住淳財務相、旧大蔵省OBでもある古川元久国家戦略相兼経財相は、ともに財政規律派。野田首相が自らの方針を実行するために起用した。

 「二〇一〇年代半ばまでに消費税率10%」とする「社会保障と税の一体改革」について、安住氏は「財政の国債依存度をただすため、消費税もタブーにしないで国民の前で議論すべきだ」と発言している。

 野田政権は消費税率引き上げを含む一体改革の関連法案を来年三月までに国会提出したい方針。社会保障のために消費税率を引き上げる方針に理解を示す閣僚が大多数で、方針の大きな転換はないだろう。

 問題は安住氏自身だ。財政問題にそれほど詳しくない上、民主党国対委員長の時に菅直人前首相を「(ねじれ国会の)難しさが分かっているのか」などと批判するなど、発言の軽さも目立つ。

 安住氏は二日、記者団に対し、震災の被災地の宮城県出身の議員として「財務省にはけちけちするなと言っていきたい」と発言。復興のためとはいえ、野田氏の財政優先の立場をやや逸脱する発言もしている。

 財務省幹部はこうした不用意な発言で与党内の慎重派や野党を硬化させかねないと指摘。民主党幹部は「財務省は事実上、野田首相自身が面倒を見て、安住氏は下働きをするような形になる」という。

 一方、復興債の償還財源を確保するための復興増税。安住氏はこれにも異論はない。ただ、復興増税については党代表選で野田首相以外は慎重だった。最も早ければ一二年度から増税を行う可能性があったが、野田首相も「財政原理主義ではない。現実的に対応する」と景気などに配慮する姿勢を示すなど、ここにきて軌道修正を図っている。増税実施時期が先送りされる可能性も出てきた。

◆円高・TPP 
 歴史的な水準が続く円高対策も急務となっている。首相は二日の記者会見で「空前の産業空洞化の危機を感じざるを得ない」と指摘。安住氏は二日、「秋の臨時国会に向けて、中小企業や観光業支援などの具体的な対応を検討する」と述べた。

 首相の指示を踏まえて円高対策を取りまとめるのは古川氏。古川氏は「円高のメリットで海外資産を買うべきだ」と主張する前原誠司・民主党政調会長に近い存在で、こうした前原氏の大胆なアイデアが実現する可能性もある。

 関税撤廃などを行う環太平洋連携協定(TPP)への参加については、担当する鉢呂氏が二日、「国内の産業にどう影響するかも考慮しながら対応していきたい」と、慎重姿勢をみせた。再任した鹿野道彦農相も慎重で、キーパーソンがいずれも慎重派になった。

 首相自身はTPPに積極的で二人をどう説得するか。調整に時間がかかりそうで、早期決着は困難な情勢だ。

5883チバQ:2011/09/03(土) 19:05:22
>>3916
http://www.asahi.com/politics/update/0902/TKY201109020650.html
首相の臨時代理、1位は藤村官房長官
 野田佳彦首相は2日の初閣議で、首相が海外出張で不在の時や職務が遂行できなくなった際に臨時代理となる閣僚順位を指定した。1位藤村修官房長官、2位鹿野道彦農林水産相で、その後は川端達夫総務相、山岡賢次国家公安委員長、前田武志国土交通相の順。

5884チバQ:2011/09/03(土) 19:07:13
>>3766
鬼門ポストの農林水産大臣を無事務めた(再任された)鹿野は凄い!?

5885チバQ:2011/09/03(土) 19:09:55
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110903-OYT1T00375.htm
野田首相にも外国人献金…在日韓国人から15万

民主党
 野田首相が、2001〜03年にかけ、在日韓国人から15万円余りの個人献金を受けていたことがわかった。

 政治資金規正法は、外国人から政治活動に関する寄付を受けることを禁じている。この献金については公訴時効(3年)が成立している。

 政治資金収支報告書などによると、野田首相の資金管理団体「未来クラブ」は01〜03年に千葉県船橋市の不動産業の男性から計15万8000円の献金を受けていた。男性は読売新聞に、在日韓国人であることと献金の事実を認めた。

 男性は当時から在日本大韓民国民団(韓国民団)の支部の役員を務めていると言い、「野田さんは私が外国籍であることは知っていたはず」とする一方、献金は日本名で行ったことから「献金者が私だと気付かなかったのかもしれない」としている。

(2011年9月3日13時18分 読売新聞)

5886チバQ:2011/09/03(土) 19:43:52
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110903/plt1109031514003-n1.htm
野田内閣“真の主”はこの2人!“影の番長”民主シメる2011.09.03
. .

 野田内閣で仙谷由人元官房長官(65)の入閣が見送られたが、その「裏支配」はむしろ強まっている。法案や予算案の生殺与奪権を握るまでに権限強化された民主党政調会長に、子飼いの前原誠司元外相(49)が就任。内閣では、前原グループの軽量級閣僚を遠隔操作する構えなのだ。また、財政・外交を担う若い閣僚は岡田克也前幹事長(58)に近いだけに、岡田氏が助言をする形で影響力を発揮する場面もありそうだ。

 「すべての法案、予算、条約が原則、政調会長の事前承認になる」

 前原氏は2日、国会内で記者団にこう鼻息を荒げた。

 民主党政調はこれまで、内閣への「政策決定一元化」の名のもと、ただのガス抜きの場に過ぎなかった。

 しかし、今後は政調会長や政調会長代行ら5人で構成する政調幹部会か、5人に関係副会長らも加わる政調役員会で審議、その判断次第で法案の扱いや賛否を決めることが可能となる。

 幹部会には「官房副長官や政務三役の出席を要請する」としたが、政府側の権限は明確になっていない。“党高政低”は明白だ。そして権限を握る前原氏の後見人をつとめるのが仙谷氏なのだ。

 民主党中堅議員は「閣僚が軽量級なので前原氏の発言力は絶大なものになる。仙谷氏は前原氏を通じて党内支配を強めるだろう」と話した。

 また、内閣、特に「税と社会保障の一体改革」を担う閣僚に対する仙谷氏の支配力は大きい。

 まず、安住淳財務相(49)は国家財政に関して門外漢で、「財務省の操り人形になるのでは」と危ぶまれているが、財務省の勝栄二郎事務次官は仙谷氏に近い。

 また、古川元久経済財政相(45)は前原Gで仙谷氏側近。組閣に当たり、仙谷氏が野田佳彦首相(54)に「今回は私より古川君を優先してほしい」と直談判したほどだ。

 小宮山洋子厚労相(62)も前原G。「厚労省には仙谷氏が政権交代の際に舛添要一元厚労相から引き継いだチームがある。ここを通じて小宮山氏を動かすのでは」(中堅)との見方もある。

 一方、民主党関係者によれば、岡田氏は官房長官就任を打診された際に「官邸に主は2人もいらない」と固辞。財務相就任に待望論もあったが、入閣しなかった。

 周辺は「首相よりもキャリアが上の自分が官房長官になれば二重権力を疑われるし、重要閣僚に処遇されたら小沢一郎元代表(69)に近い議員らを刺激して挙党一致ができないと思い身を引いた」と語る。

 しかし、安住財務相や玄葉光一郎外相(47)は若いうえに岡田氏に近いだけに、「実質、岡田財務相兼外相だ」(中堅議員)との指摘もある。

 政治評論家の浅川博忠氏は「仙谷氏は小沢氏の復権を阻むため、フリーハンドで裏の権力を握ることを選んだ。岡田氏は来年9月の代表選をにらみ、足場を固めるために距離を置いたのだろう。表向きは挙党一致だが、党内の暗闘は激化するのではないか」と話す。

5887チバQ:2011/09/03(土) 21:38:09
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011090390135524.html
ドジョウの話術 支持つかめる? オバマ流と共通点
2011年9月3日 13時55分

野田首相は3日午前、東京・虎ノ門の10分1000円のヘアカット専門店で散髪した。財務相当時からの行きつけで「庶民派」首相をアピールした形だ


 野田佳彦首相が、自らをドジョウにたとえるなど、ユニークな表現を演説や記者会見で連発している。豊かな表現力は政治家にとって大きな武器で、民主党代表選での勝利にも貢献したが、今後、国民の心までつかめるか−。 (岩田仲弘)

 「ドジョウが金魚のまねをしても仕方ない。ドジョウらしく、泥くさく政治を前進させる」

 首相は八月二十九日、代表選の政見表明で、詩人相田みつをさんの作品を引用した。相田さんファンの輿石東幹事長に支持を求める「ラブコール」(周辺)でもあったという。

 政見表明では「このルックスなので、首相になっても支持率は上がらない。だからすぐに衆院解散はしない」と、“自虐ネタ”で早期解散を否定。

 代表選では、党内融和を訴えようと「政権運営とは、雪の坂道を、雪だるまを押していくようなもの。みんなで押し上げていくしかない」と強調。新代表に選ばれた後は「戦略的にパスを回せるミッドフィールダー集団が必要」とチームプレーを訴えた。

 国会で首相指名を受けた直後「総理!」と声をかけられると、「アイム ソーリー!」と反射的にだじゃれを返したことも。

 野党時代の二〇〇三年には、民主党が、小沢一郎元代表率いる自由党と合併した際「『モーニング娘。』に天童よしみが入ってきた感じ」と違和感を表現した。

 こうした軽妙な話術は、選挙区で二十年以上、街頭演説を続けてきた経験で磨き上げられたようだ。

 「あの演説はなぜ人を動かしたのか」の著者で、コピーライターの川上徹也氏は「感動する演説は(1)何かが欠落した主人公(2)険しい目標(3)困難に突き進む姿−の三要素が、必ずといっていいほど含まれている」と指摘。首相は、言葉を武器に黒人初の大統領になったオバマ米大統領と同様、「感動のツボ」を押さえているという。

 ただ、川上氏は「身内の議員に呼び掛ける選挙演説としては効果的だったが、国家観や重要政策を訴える中で、国民をどれだけ引きつけられるか分からない」とも述べている。

(東京新聞)

5888チバQ:2011/09/04(日) 02:01:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000010-mai-pol
<野田内閣>背後に岡田・仙谷氏 海江田氏「財務省内閣だ」
毎日新聞 9月3日(土)2時30分配信


拡大写真
初閣議に臨む野田佳彦首相(中央)ら閣僚=首相官邸で2011年9月2日午後6時、竹内幹撮影

 今回の閣僚人事で、野田佳彦首相の意思が鮮明に表れたのが安住淳財務相と古川元久経済財政担当相の起用だ。2人とも初入閣で行政手腕は未知数だが、後ろに民主党の岡田克也前幹事長と仙谷由人元官房長官が控える。「野田−岡田−仙谷ライン」がにらむのは消費税率を10年代半ばまでに10%に引き上げる税と社会保障の一体改革。抜てき人事は、その実現へ向けた「一体改革シフト」(内閣官房幹部)の意味を持つ。

【野田内閣の顔ぶれをチェック】

 「せっかくのお話ですが、今回はお受けできません。1年間は休ませてください」

 岡田氏は1日、財務相就任を勧める藤井裕久元財務相に伝えた。藤井氏は財務相時代、野田首相を副財務相に重用、昨年9月には幹事長就任を固辞する岡田氏を説得した。野田、岡田両氏にとっては「師匠格」の長老だ。

 藤井氏は野田首相に託した消費税引き上げの道筋が途絶えるのを懸念し、人事構想を練る首相に「財務相を任せられるのは岡田君しかいない」と助言。全面的に賛同した首相は、藤井氏への固辞電話の後もギリギリまで就任要請を試みた。

 それでも岡田氏は首を縦に振らなかった。幹事長として小沢一郎元代表の処分を主導したことで小沢グループの反感を買ったことを重視し、すでに党側との調整窓口となる官房長官の打診も固辞していた。周辺は「岡田氏が財務相をやったら党内が反発してまとめられない」と説明する。

 そこで白羽の矢が立ったのが、国対委員長として岡田氏を支えた安住氏。予期せぬ大役に戸惑いを隠さず、昼食の席で記者団に「口を慎んで頑張ります。味の感覚がない」と神妙に語った。古川氏は仙谷氏の側近で、税と社会保障一体改革を藤井、仙谷両氏と連携してまとめた。仙谷氏は首相に「今回は自分より古川君を優先してほしい」と伝えていた。

 「影の財務相が岡田さん、影の経済財政担当相が仙谷さん」(民主党中堅議員)という指摘が出ている。

 挙党態勢を狙った閣僚・党役員人事には歓迎ムードも広がっている。だが、そうした中で閣外に去った海江田万里前経済産業相は周辺に不満を漏らした。「『財務省内閣』ですよ。私は増税反対と言ったから入閣はないと思っていました」

5889チバQ:2011/09/04(日) 02:03:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000559-san-pol

政界の頂点に立った「松下政経塾政権」 前原氏もパシリ扱い
産経新聞 9月3日(土)22時46分配信

 「政経塾政権」−。2日に発足した野田佳彦政権はこう評される。「次世代リーダーを養成したい」との理念を掲げ、故松下幸之助氏が設立した松下政経塾。野田首相は同塾出身者として初めて、政界の頂点に立った。政経塾出身の国会議員は1期生の野田首相含め38人。今や公明党(40人)に次ぐ「第4勢力」として、名実ともに政界の中核となりつつある。

 玄葉光一郎外相(政経塾8期)、長浜博行官房副長官(同2期)、前原誠司政調会長(同8期)、樽床伸二幹事長代行(同3期)…。野田政権の中枢には、政経塾出身者がずらりと並ぶ。首相が政務秘書官に起用した河井淳一氏も政経塾の1期後輩。「ノーサイド」を標榜(ひょうぼう)し、挙党態勢が目立った野田人事のもう一つの側面だ。

 「おーい、前原! ビール6本追加!」

 「分かりました! すいませーん。ビール6本お願いします」

 平成21年夏の政権交代後に開かれた政経塾OBの懇親会には、「先輩」の指示を受けてこまめに動き回る前原氏の姿があった。

 前原氏は当時、鳩山由紀夫政権の国土交通相を務めていた。しかし、政経塾の集まりでは、現役閣僚であっても「先輩」の命令は絶対。席順も1期生から順に並ぶのが不問律だ。

 「口先ばかりで社会経験が乏しく、組織を動かせない頭でっかちの集団」。永田町では、こんな評判がつきまとう政経塾出身議員だが、民主、自民両党に張り巡らされた結束の強さは、部外者の目に脅威と映る。

 民主党政権追及の最前線に立つ自民党の逢沢一郎国対委員長は首相と同じ政経塾1期生。逢沢氏は今も、首相のことを親しみを込めて「野田っち」と呼ぶ。3日のテレビ朝日番組でも「しっかりと首座を保ちながら日本国を引っ張ってもらいたい」とエールを送った。「国対委員長は差し替えなければいけないかもしれないな」。自民党幹部からは冗談ともつかない声が漏れる。

 別の評価もある。1期生の鈴木康友浜松市長は「前原なんて全然先輩の言うことを聞かない。野田君に対抗して民主党代表選に出馬したのがいい証拠でしょ」と笑いながら語る。

 あるOB議員は政経塾の体質を如実に物語るエピソードを覚えていた。

 「1、2期生のころに研修でサッカーをやったが、みんなが『俺がシュートする』といって試合にならなかった。チームプレーができない体質なんだ」

 「ミッドフィルダーに徹してもらいたい」と党内に呼びかけた野田首相。その脳裏には、個性が強すぎ「大人になりきれていない」政経塾出身者への不安があるのかもしれない。

5890チバQ:2011/09/04(日) 02:04:01

 もともとジャーナリスト志望だった野田佳彦首相が松下政経塾の門を叩くきっかけは、父親がたまたま見かけた「1期生募集」の広告だった。

 「金権体質の(地元の)千葉を変えたいんだ。政治をもっと国民に身近なものにしたい」

 入塾後の首相はこんな理想を仲間に熱く語っていたという。しかし、「経済や外交で議論したことはほとんどない」という、今では信じがたい証言もある。

 故松下幸之助氏が創設した政経塾だが、首相をはじめ松下翁から直接薫陶を受けた初期の世代と、その後の世代とでは、塾から得たものは相当違うようだ。

 2期生の元杉並区長、山田宏日本創新党党首は「幸之助さんは3期ごろまで毎月のように塾に来ていた。『私はいつ死んでもええ』と悲壮な気持ちで語りかけていた」と話す。

 その後、松下氏は病気となり、国の行く末を憂える「幸之助イズム」を伝授する機会は減った。8期生の徳永久志参院議員は「1、2期はひざ詰めで指導を受けたから、そのプライドがあるのだろう。僕らは講義録の資料でしか読めなかった」と語る。

 首相が今回の民主党代表選で争った前原誠司政調会長は8期生。前原氏の出馬で一時は「当選圏外」とまで言われながら、首相が意志を曲げなかったのは、1期生としての自負だったのかもしれない。

 ここに1枚の写真がある。国会議事堂を背にして中央に立つブレザー姿の男性が若き日の首相だ。撮影されたのは平成5年の衆院選直後。細川護煕元首相率いる日本新党や新党さきがけなどの新党ブームに乗り、政経塾出身議員は一気に15人に増えた。写真には、自民党の逢沢一郎国対委員長のほか、前原氏や樽床伸二幹事長代行、玄葉光一郎外相、長浜博行官房副長官の姿が見える。

 それまで政経塾は「功なり名を遂げた老人の隠居趣味」と揶揄(やゆ)された。最初から政治家の道が保証されていたわけではない。あるOBは「大学を出て普通は就職するのに自分は何をしているのか。夜も眠れない日々が続いた」と明かす。

 今も決して全員が順風満帆というわけではない。5年に初当選した宇佐美登元衆院議員は、15年の衆院選で比例復活したのを除き5度の国政選挙で落選。スキャンダルや選挙違反で議員辞職したまま国政復帰を果たせないOBも多い。

 悪評が頂点に達したのが18年の偽メール事件だ。当時代表の前原氏は「確証がある」と断言しながら、虚偽が判明し代表辞任に追い込まれた。質問にゴーサインを出したのは国対委員長だった野田氏だ。

 それでも、OBの多くは政経塾の強みを強調する。山田氏は「既得権益や利害打算にとらわれない人が多い」と指摘する。民主党の吉田治衆院議員(6期)も「政経塾ができるまでは30代で国政に出ることができるのは世襲議員だけだった。お金がないと選挙に出られないという風潮も打破した」と語る。

 首相の入塾試験の面接官も務めた松下翁は、選考基準を問われ「運と愛嬌(あいきょう)のあるやつ」と語ったという。「経営の神様」に認められた強運は政権発足後も続くのか。(杉本康士、尾崎良樹)

5891チバQ:2011/09/04(日) 10:59:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011090402000033.html
野田内閣支持62% 世論調査
2011年9月4日 朝刊

 共同通信社が野田内閣発足を受け二、三両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、内閣支持率は62・8%に上った。昨年六月の菅内閣発足時の61・5%を超え、一九九八年の小渕内閣以降の九政権で四番目の水準。不支持率は18・1%だった。政党支持率も民主党が27・2%と自民党の23・6%を上回った。野田佳彦首相が歳出削減を徹底しても足りなければ必要とする東日本大震災復興財源を賄うための増税に関しては賛成派が58・7%に上った。 

 内閣支持率は菅内閣末期の八月下旬調査の15・8%から急回復。支持理由は「首相を信頼する」が30・0%で、「ほかに適当な人がいない」の32・2%に次いだ。低姿勢で挙党一致態勢や野党との対話を訴える野田首相の姿勢に対する国民の期待が表れたとみられる。

 民主党支持率は19・3%から回復したものの、二〇〇九年九月の鳩山内閣発足時の47・6%、菅内閣発足時の43・8%とは大きな差があり、党勢回復は道半ばだ。

 民主党の小沢一郎元代表に近い輿石東参院議員会長の幹事長起用は、「評価する」が45・1%、「評価しない」が41・2%で拮抗(きっこう)した。小沢氏の党員資格停止処分解除は「しない方がよい」が77・3%に達し、「した方がよい」は15・9%にとどまった。

 復興増税は「賛成」「どちらかといえば賛成」の賛成派(58・7%)に対し、「反対」「どちらかといえば反対」が38・3%となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011090402000030.html

内閣支持率「好スタート」 首相、主導権確保図る
2011年9月4日 朝刊

 野田内閣が支持率六割を超える好スタートを切った。野田佳彦首相は国民の期待を追い風に、二〇一一年度第三次補正予算案の編成や今月中旬にも召集する臨時国会運営での主導権確保を目指す。一方の野党は三次補正の編成には協力的だが、政権に失態があれば、いつでも巻き返しに出る構えだ。 (三浦耕喜)

 歴代民主党政権の発足時の支持率をみると鳩山内閣は72・0%、菅内閣は61・5%と、いずれも高い支持率で船出した。

 しかし、いずれも実績を上げられないまま支持率を落とし、政権崩壊へと至った。

 野田政権の最大の難関は、「ねじれ国会」を乗り切るために必要な野党からの協力を得られるかどうかだ。

 首相は組閣の前に自民、公明両党と個別の党首会談を行って、東日本大震災からの復旧復興、円高対応、税制改革などでの実務者協議の開催を求めた。

 自民党内には、民主党を早期の衆院解散・総選挙に追い込むべきだとの意見もある。しかし、現執行部は三次補正の成立で復興にめどが立つまでは、与党に協力していく姿勢を示している。

 さらに、野田政権が高支持率でスタートを切ったのを受けて、自民党は一層、野田政権を攻撃しにくい状況になった。

 首相としては好機を逃さず、できるだけ民主党が主導する形で三次補正を編成し、早期の成立に持ち込みたいところだ。

 しかし、閣僚の不祥事などで支持率が下がれば、野党が主導権を奪おうとするのは間違いない。

 自民党の石破茂政調会長は二日、一川保夫防衛相が「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と発言した問題について、「解任に値する」と批判。臨時国会で、一川氏と合わせて、首相の任命責任も問う考えを示した。

 山岡賢次国家公安委員長についても自民党は閣僚就任前から、マルチ商法業界との関係を追及してきた。首相が外国人から献金を受けていたことも三日、明らかになった。

 「支持率が高いのはありがたいが、ちょっとしたことでガクンと下がる。浮ついては駄目だ」。政府関係者はこう話している。

5892チバQ:2011/09/04(日) 11:01:01
http://www.asahi.com/politics/update/0904/TKY201109030574.html
2011年9月4日7時5分
内閣官房参与に成田氏 細川元首相の秘書官
 野田佳彦首相は3日、細川護熙元首相の政務秘書官を務めた成田憲彦・駿河台大大学院教授を内閣官房参与に起用することを決めた。成田氏は同日、参与就任を受諾。政策一元化などの政府と与党の関係、内閣のスタッフ体制などについて首相に助言するという。

 成田氏は国会図書館政治議会課長などを経て、1993年、細川氏の首相秘書官に就任。諸外国の内閣制度や選挙制度に詳しい成田氏は細川氏を支え、現行の小選挙区比例代表並立制導入に尽力した。野田首相は、細川氏の日本新党で衆院議員初当選を果たしている。

5893チバQ:2011/09/04(日) 17:04:23
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110904-OYT1T00175.htm
政策決定、大きく変わる?…事前審査と3党協議


 野田政権で、政府・民主党の政策決定システムが大きく変わりそうだ。


 自民党政権で行われた与党の「事前審査制」の導入、自民、公明両党との政策協議の場の創設と、二本立ての体制を築きたい考えだ。2009年衆院選政権公約(マニフェスト)で掲げた「内閣の下の政策決定への一元化」は事実上、撤回される。

 「すべての政策が原則、政調会長の事前承認になるので、しっかり党内の議論をしていきたい」

 民主党の前原政調会長は2日、記者団にこう語り、事前審査制による政策論議の活性化に意欲を示した。

 前原氏がまとめた政策決定システム見直しの原案は、政調会長や、政策調査会の下部組織の「部門会議」などの了承を得なければ、政府提出法案などが閣議決定できない仕組みにされている。菅、鳩山両政権では、内閣に政策決定権を集約し、政務三役に入っていない議員から「政策決定に関与できない」と強い不満が出ていたが、党側にも決定権を与えることで不満は解消に向かうとの期待が出ている。

(2011年9月4日16時52分 読売新聞)

5894名無しさん:2011/09/04(日) 22:20:39
族議員再びってことか>5893
結局民主党で一番の癌は前原たちだったな。

5895チバQ:2011/09/07(水) 00:05:46
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/35450.html
政務三役が初会議- 医療・介護担当は辻、藤田両氏
 厚生労働省の政務三役会議が9月6日、野田新内閣の発足後、初めて開かれ、それぞれの所掌分担が決まった。医療・介護分野については、辻泰弘副大臣と藤田一枝政務官が担当する。



辻副大臣と共に医療・介護分野を担当する藤田政務官(9月6日、厚労省)
 辻副大臣と藤田政務官は、年金、子育て支援、感染症対策も所掌する。労働と福祉分野を牧義夫副大臣と津田弥太郎政務官が担当する。
 会議終了後に記者会見した藤田政務官は、2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定について、「従来通りの方針の中で動いていくのだと思う。これから、辻副大臣と連携して作業に当たらせていただく」と述べた。

 この日の会議ではほかに、野田佳彦首相から指示された、▽東日本大震災の被災者の生活支援と原発作業員の安全確保▽社会保障と税の一体改革の前進▽求職者支援法の活用と被災地の雇用創出―の3点について確認した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110906/plc11090611210012-n1.htm

【野田新内閣】
拉致担当副大臣、松原国交副大臣の兼務発表 場当たり的との批判も
2011.9.6 11:20

 松原仁国土交通副大臣が拉致問題担当副大臣を兼務する人事が6日、正式に発令され、山岡賢次国家公安委員長・拉致問題担当相が同日午前、閣議後の記者会見で発表した。内閣府以外の省庁の副大臣が拉致問題担当副大臣を兼務するのは極めて異例。

 拉致問題担当相が頻繁に代わることを不安視する拉致被害者家族の声を受け、山岡担当相が5日、急遽(きゅうきょ)、野田佳彦首相に松原氏の兼務を要請し、了承された。

 松原氏は超党派の国会議員でつくる拉致議連事務局長を務める。兼務の理由について山岡担当相は「拉致被害者家族とコミュニケーションを十分取っており、信頼も厚い」と説明した。

 ただ、国交副大臣という畑違いの職務との兼務に野田政権の場当たり的対応との批判もある。山岡担当相は「異例なことだが、役所のルールより、ご家族と国民の意思を優先すべきと考えた」と述べた。

5896チバQ:2011/09/07(水) 00:07:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110905/plc11090522230017-n1.htm
大丈夫? やりとりチグハグ…拉致担当相引き継ぎ
2011.9.5 22:21
 野田佳彦内閣が本格始動した5日朝、内閣府で新旧の拉致問題担当相の引き継ぎ式があった。山岡賢次国家公安委員長・拉致問題担当相は開口一番、「何年やられましたか」と中野寛成前担当相に質問。担当相が短期間で頻繁に交代している現状を認識しているのか疑わせる発言をした。

 中野前担当相は「いや、7カ月半です。私は何をやっても短い」とやや語気を強め、「その分、(拉致被害者の)ご家族には申し訳ない」と答えた。

 民主党政権の2年間で拉致問題担当相は山岡氏で5人目。山岡担当相は4日の拉致被害者の家族会などによる集会に出席し、被害者家族と面会したが、担当相がコロコロ代わることが批判された。

 これを受け、5日午後に記者会見し、野田首相に被害者家族と早期に面会し、拉致問題担当副大臣人事で特別な配慮をするよう要請したことを明らかにした。首相は了承したという。新副大臣にサポートしてもらうことが狙いのようだが、“弱気”な一面は被害者家族の目にどう映るか−。

5897チバQ:2011/09/07(水) 00:09:48
http://www.asahi.com/politics/update/0905/TKY201109050432.html
2011年9月5日20時33分印刷

副大臣・政務官も党内融和優先 野田政権人事

 野田政権は5日、副大臣や民主党役員人事を発表した。副大臣と政務官人事では、小沢一郎元代表のグループなど代表選で野田佳彦首相と対抗した議員を登用。党役員人事でも配慮を示し、2日の組閣に続いて党内融和を印象づけた。東日本大震災の被災地の議員も積極的に起用した。

 首相は5日の臨時閣議で、内閣府副大臣には代表選で鹿野道彦農水相の推薦人だった石田勝之前衆院財務金融委員長と、海江田万里前経産相の推薦人だった中塚一宏衆院議員を起用。馬淵澄夫元国交相の推薦人だった滝実衆院議員を法務副大臣に充てた。復興行政を担う総務副大臣には、黄川田徹衆院復興特別委員長(岩手3区)、総務政務官には主浜了参院議員(岩手選挙区)を起用した。

 また、官邸に常駐して首相を支える5人の首相補佐官も決めた。首相側近の手塚仁雄衆院議員や安全保障政策に詳しい長島昭久元防衛政務官のほか、輿石東幹事長に近い水岡俊一参院議員も登用した。

 藤村修官房長官は5日の記者会見で、一連の人事の狙いについて「今まで政府でやってきた方はできるだけ党に、まだ政府に入ってない方はできるだけ政務三役にとの考え」と説明。党内融和に配慮したのではないかとの質問には「見方の問題。適材適所が貫かれた」と強調した。

 一方、党役員人事では、政策調査会長代行に仙谷由人元官房長官、国会対策委員長代理に松本剛明前外相など、閣僚経験者を起用して手厚い布陣を敷いた。

 輿石氏を補佐する筆頭副幹事長には小沢系の中堅議員でつくる「一新会」の鈴木克昌会長を起用し、副幹事長には小沢氏の元秘書の樋高剛氏を充てた。党の資金を握る財務委員長には野田氏に近い武正公一氏を配した。

 党税制改正プロジェクトチームは党税制調査会に改組し、藤井裕久元財務相が会長に就任。財政再建論者の藤井氏が党側から首相を支える構図だ。また、国会論戦の前線に立つ衆院予算委員会の筆頭理事には、岡田克也前幹事長の起用が内定した。

5898チバQ:2011/09/07(水) 00:12:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2011090500015
総務副大臣に黄川田氏=野田内閣が本格始動へ
 政府は5日午後に臨時閣議を開き、野田内閣発足に伴う各府省の副大臣人事を決定する。内閣府に石田勝之、総務に黄川田徹、法務に滝実、外務に山口壮と山根隆治、文部科学に奥村展三と森裕子、国土交通に奥田建、環境に横光克彦、防衛に渡辺周の各氏の起用が内定。財務の五十嵐文彦、農林水産の筒井信隆両氏の再任に加え、藤田幸久・財務、岩本司・農水両副大臣の新任も固まった。
 各副大臣はこの後、皇居での認証式を経て正式に就任。政務官人事の決定も踏まえ、野田内閣が本格始動する。
 野田佳彦首相は同日午前、宿泊先のホテルを出る際に記者団に心境を問われ、「頑張ります」と語った。
 首相は3、4の両日、藤村修官房長官や民主党の輿石東幹事長らと人事をめぐり協議。党役員人事では中野寛成前国家公安委員長の常任幹事会議長就任と、直嶋正行副代表兼両院議員総会長の再任が固まった。平野博文国対委員長を補佐する国対委員長代理には、松本剛明前外相と加藤公一元首相補佐官を充てることが内定した。 (2011/09/05-13:46)

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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2011090500495
首相補佐官に末松氏ら5人
 政府は5日午後の臨時閣議で、首相補佐官に民主党の末松義規前内閣府副大臣ら5人を充てる人事を決めた。末松氏は東日本大震災復興対策を担当する。
 他の首相補佐官は手塚仁雄衆院議員(国会対策担当)、長島昭久元防衛政務官(外交・安全保障担当)、本多平直衆院議員(省庁間調整担当)、水岡俊一参院議員(国会対策担当)。手塚、長島両氏は党内で野田佳彦首相を支持するグループ、末松、本多両氏は菅直人前首相のグループにそれぞれ所属。水岡氏は旧社会党系グループで、参院議員の輿石東幹事長との連絡役を担う。(2011/09/05-16:51)

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5899チバQ:2011/09/07(水) 00:13:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2011090500566
政務官人事を決定=外務に浜田氏
 政府は5日午後の臨時閣議で、各府省の政務官人事を決定した。民主党以外では、外務政務官に無所属の浜田和幸参院議員を起用。国民新党の森田高総務政務官は再任された。各府省の政務官は次の通り(敬称略)。
 内閣府=阿久津幸彦(2日発令、再任)、大串博志、園田康博(再任)▽総務=福田昭夫、主浜了、森田高(再任)▽法務=谷博之▽外務=中野譲、加藤敏幸、浜田和幸▽財務=三谷光男、吉田泉(再任)▽文部科学=城井崇、神本美恵子▽厚生労働=藤田一枝、津田弥太郎▽農林水産=仲野博子、森本哲生▽経済産業=北神圭朗、柳沢光美▽国土交通=津川祥吾(再任)、津島恭一、室井邦彦▽環境=高山智司▽防衛=下条みつ、神風英男(2011/09/05-17:55)

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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2011090500613
復興対策副大臣に後藤氏
 藤村修官房長官は5日午後の記者会見で、後藤斎内閣府副大臣が東日本大震災復興対策担当副大臣を兼務すると発表した。これまで復興副大臣だった山口壮衆院議員(民主)の外務副大臣就任に伴う人事。
 被災3県に置かれている現地対策本部の本部長のうち、岩手の津川祥吾国土交通政務官、福島の吉田泉財務政務官は再任する。宮城の本部長についても「近日中に決める」(藤村長官)方針だ。(2011/09/05-18:31)

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5900チバQ:2011/09/07(水) 00:14:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2011090500616
副大臣略歴
 5日の臨時閣議で決まった副大臣22人の略歴は次の通り。
 【内閣府】
 石田 勝之氏(いしだ・かつゆき)日大法卒。衆院海賊対処・テロ防止特別委員長、衆院財務金融委員長。衆院埼玉2区、当選4回。56歳(民主)
 後藤 斎氏(ごとう・ひとし)東北大経卒。文部科学政務官、党政調副会長。衆院山梨3区、当選3回。54歳(民主)
 中塚 一宏氏(なかつか・いっこう)京大工卒。党副幹事長、衆院財務金融委理事。衆院神奈川12区、当選3回。46歳(民主)
 【総務】
 黄川田 徹氏(きかわだ・とおる)早大法卒。党国対副委員長、衆院復興特別委員長。衆院岩手3区、当選4回。57歳(民主)
 松崎 公昭氏(まつざき・きみあき)早大商卒。党副幹事長、衆院倫理選挙特別委員長。衆院千葉8区、当選4回。67歳(民主)
 【法務】
 滝 実氏(たき・まこと)東大法卒。法務副大臣、党総務委員長。衆院奈良2区、当選5回。72歳(民主)
 【外務】
 山口 壮氏(やまぐち・つよし)東大法卒。内閣府副大臣、党政調筆頭副会長。衆院兵庫12区、当選3回。56歳(民主)
 山根 隆治氏(やまね・りゅうじ)埼玉大退。党副幹事長、党常任幹事。参院埼玉選挙区、当選2回。63歳(民主)
 【財務】
 五十嵐 文彦氏(いがらし・ふみひこ)東大文卒。党「次の内閣」総務担当、衆院災害対策特別委員長。衆院埼玉9区、当選4回。62歳(民主)
 藤田 幸久氏(ふじた・ゆきひさ)慶大文卒。党国際局長、参院財政金融委員長。参院茨城選挙区、当選1回、衆院2回。61歳(民主)
 【文部科学】
 奥村 展三氏(おくむら・てんぞう)立命館大退。党役員室長、党総務委員長。衆院滋賀4区、当選3回、参院1回。67歳(民主)
 森 裕子氏(もり・ゆうこ)新潟大法文卒。参院予算委理事、党参院国対委員長代理。参院新潟選挙区、当選2回。55歳(民主)
 【厚生労働】
 牧 義夫氏(まき・よしお)上智大退。衆院環境委員長、衆院厚生労働委員長。衆院愛知4区、当選4回。53歳(民主)
 辻 泰弘氏(つじ・やすひろ)東大教養卒。参院厚生労働委員長、党政調副会長。参院兵庫選挙区、当選2回。55歳(民主)
 【農林水産】
 筒井 信隆氏(つつい・のぶたか)早大法卒。党「次の内閣」農林水産担当、衆院農林水産委員長。衆院新潟6区、当選5回。66歳(民主)
 岩本 司氏(いわもと・つかさ)日大生産工卒。参院厚生労働委員長、党参院政審会長代理。参院福岡選挙区、当選2回。47歳(民主)
 【経済産業】
 牧野 聖修氏(まきの・せいしゅう)中大法卒。法務政務次官、衆院政治倫理確立・公選法改正特別委員長。衆院静岡1区、当選4回。66歳(民主)
 松下 忠洋氏(まつした・ただひろ)京大農卒。内閣府副大臣、衆院内閣委員長。衆院鹿児島3区、当選5回。72歳(国民新)
 【国土交通】
 奥田 建氏(おくだ・けん)日大理工卒。党副幹事長、衆院法務委員長。衆院石川1区、当選4回。52歳(民主)
 松原 仁氏(まつばら・じん)早大商卒。党国対副委員長、衆院海賊対処・テロ防止特別委員長。衆院東京3区、当選4回。55歳(民主)
 【環境】
 横光 克彦氏(よこみつ・かつひこ)北九州大外語卒。衆院懲罰委員長、党組織委員長。衆院大分3区、当選6回。67歳(民主)
 【防衛】
 渡辺 周氏(わたなべ・しゅう)早大政経卒。総務副大臣、党選対委員長。衆院静岡6区、当選5回。49歳(民主)(2011/09/05-18:33)

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5901チバQ:2011/09/07(水) 00:31:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110906-00000095-san-pol
日教組出身の文科政務官 副大臣人事、小沢系に配慮
産経新聞 9月6日(火)7時55分配信

 政府は5日の臨時閣議で野田内閣発足に伴う各府省の副大臣などの人事を決定したが、日本教職員組合(日教組)出身の神本美恵子、水岡俊一両参院議員を、文部科学政務官と首相補佐官にそれぞれ起用する異例の人事を行った。同じく日教組出身の輿石東幹事長兼参院議員会長に配慮した形だが、野田政権で文部行政に日教組がさらに介入する懸念が出てきた。

 日教組出身者の文部行政への関与は、平成7年の村山内閣当時に、佐藤泰介氏が文部政務次官に就任して以来とされる。

 副大臣人事では、小沢一郎元代表を支持するグループの主要メンバーから副大臣22人中、5人を起用し、閣僚人事同様に小沢グループに配慮を示した。衆院中堅・若手グループ「一新会」の奥村展三会長代行と参院小沢系の代表格、森裕子氏は、そろって文科副大臣。内閣府副大臣には小沢氏側近の中塚一宏衆院議員を起用した。東日本大震災で被災した黄川田徹氏は総務副大臣、牧義夫氏は厚生労働副大臣に就任した。

 手腕が未知数の玄葉光一郎外相と安住淳財務相がトップの外務、財務両省では外務省出身の山口壮元内閣府副大臣が外務副大臣に横滑りし五十嵐文彦財務副大臣が再任。両大臣をてこ入れする狙いがありそうだ。

 政務官人事では、今年6月に菅直人前首相が参院自民党から「一本釣り」した浜田和幸元総務政務官を外務政務官で重用した。与党への「転籍」を誘う呼び水にしているとみられる。

5902チバQ:2011/09/07(水) 00:32:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000090-mai-pol
<野田内閣>本格始動 首相補佐官に5人、官邸の態勢固まる
毎日新聞 9月5日(月)20時36分配信

首相補佐官らと記念写真に納まる野田佳彦首相(手前中央)と藤村修官房長官(同右から2人目)=首相官邸で2011年9月5日午後2時58分、竹内幹撮影

 本格始動した野田内閣は週明けの5日、野田佳彦首相に近い民主党議員ら5人が首相補佐官に任命され、首相を支える首相官邸の態勢が固まった。

 補佐官の担当は、東日本大震災復興対策=末松義規衆院議員▽政治主導の政策運営と国会対策=手塚仁雄衆院議員、水岡俊一参院議員▽外交・安全保障=長島昭久衆院議員▽内政の重要政策の省庁間調整=本多平直衆院議員−−と決定。首相は外務、経済産業両省の事務次官を官邸に呼び、外交・エネルギー政策などの説明を受けた。菅直人前首相は事務方だけと面会することは少なく、「対官僚」の姿勢の違いを示した。

 一方、台風12号の豪雨による被害が先週末から拡大し、平野達男防災担当相らが対応に追われるなど、いきなり危機管理を問われる滑り出しとなった。政府は5日、非常災害対策本部の第2回会合で水害対策を協議。藤村修官房長官は記者会見で、本部設置が4日夜になったことについて「政治空白があったのでは」と問われ、「防災相は継続(再任)で、空白なく着実にやってきた」と説明した。【小山由宇、中井正裕】

5903とはずがたり:2011/09/07(水) 22:35:39

野田内閣:支持56% 不支持は14% 毎日新聞世論調査
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110904k0000m010070000c.html?inb=yt

内閣発足時の支持構造
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/20110904k0000m010082000p_size6.jpg

 野田内閣の発足を受け毎日新聞は2、3日、緊急の全国世論調査を実施した。野田内閣の支持率は56%で、不支持率は14%。菅内閣退陣直前の支持率15%(8月20、21日調査)から回復し、支持率が不支持率を上回った。政党支持率も民主党が19%と、自民党の16%を逆転した。民主党の小沢一郎元代表の党員資格停止処分については「見直す必要はない」が75%に達し、「見直すべきだ」(21%)を大きく上回っている。

 社会保障や震災復興財源として、消費税などを増税することの賛否を聞いたところ、「賛成」が53%に上り、「反対」は43%にとどまった。「原発に依存しないエネルギー政策」を打ち出した菅直人前首相の方針について、野田内閣も「引き継ぐべきだ」との回答が64%を占めた。

 民主党の輿石東参院議員会長の幹事長起用については「評価しない」が46%に上り、「評価する」は41%にとどまった。小沢元代表の党員資格停止処分の見直しについては、民主支持層でも69%が「見直す必要はない」と回答。支持政党なし層の77%が見直しに慎重だった。

 発足直後の内閣支持率としては野田内閣は歴代8位で、09年9月に発足した民主党政権では鳩山内閣の77%、菅内閣の66%を下回った。民主党への政権交代は「よかった」「よくなかった」とする回答がともに46%で並んだ。昨年8月の同様の調査では、「よかった」が62%を占めており、政権交代から2年が経過し、民主党政権に対する国民の期待感が薄れている現状もうかがわれる。

 民主党政権の首相が早くも3人目となったことを踏まえ、どこに問題があったかを聞いたところ、「民主党の体質」を挙げた人が38%で最多。次いで「国会や内閣の制度」(23%)、「首相個人の能力」(22%)、「自民党など野党の姿勢」(13%)の順だった。

 野田佳彦首相は自民、公明両党に対し、税制改正などに関する実務者協議機関の設置を提案している。自民党などと内閣を作る「大連立」の賛否では「賛成」は18%で、「政策ごとの協力でいい」の66%を大きく下回った。【影山哲也】

    ◇

 福島第1原発事故で警戒区域などに指定されている福島県の一部地域は、今回の調査対象に含まれておりません。

毎日新聞 2011年9月3日 21時30分(最終更新 9月3日 23時30分)

5904チバQ:2011/09/07(水) 23:37:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110907/plt1109071543006-n1.htm
“どじょう首相”大化け?公明に異常接近で「民公連立」着々2011.09.07


笑顔で握手をかわす野田首相(左)と、公明党の山口代表(右)。2人の距離感がにじみ出ている【拡大】
 野田佳彦首相(54)は8日、東日本大震災と原発事故で苦しむ福島県を訪問し、佐藤雄平知事(63)と会談する。内閣の最優先課題である被災地復興に向け、現地の生の声を聞くためのものだが、年齢のわりに「老かい」とされる野田首相には別の狙いもあるとみられる。今回の福島訪問は、衆参ねじれを解消するため、公明党との連立・連携を視野に入れた行動ともいえるのだ。

 「なるべく早く入りたいと思います」

 野田首相は6日午前、首相官邸で記者団にこう語った。福島訪問では、東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域の視察も検討している。実はこの視察、公明党への極めて巧みな秋波といえそう。

 内閣発足の前日(1日)、野田首相と公明党の山口那津男代表(59)の党首会談が国会内で行われた。終始和やかなムードだったこの席で、野田首相は同日の公明新聞のコラム「直言」が、「野田首相は早く被災地に赴け!」と訴えていたことを取り上げ、「ぜひ、早く行きたい」と語っていたのだ。

 いつも低姿勢を心がけ、年配者の話をよく聞き、アドバイスを受ければ即行動する。「爺殺し」と言われる野田首相の十八番である。公明党側の進言をいち早く受け入れた野田首相は、「当然、公明党の支持母体である創価学会も意識しているはずだ」(官邸周辺)という。

 これが影響したのか、山口氏は組閣直後の記者会見で、「いずれ信を問わざるを得ないが、今は被災地の復旧・復興が優先課題だ。第3次補正予算をつくるだけでなく、執行過程を見極める必要もある」と語り、菅内閣時代は自民党とともに強く求めていた早期解散・衆院選の主張をやや後退させた。

 昨年夏の参院選敗北以来、民主党は衆参ねじれで苦しんでいる。これを克服するため、野田首相は代表選の最中から「救国内閣を作るべきで(具体的には)連立だ。そうでないと政治は前進しない」と発言。就任直後も、子ども手当などに関する民主、自民、公明の3党合意について「最低限でも3党合意を順守する」と明言しているが、数字上は自公両党と大連立する必要はない。

 参院定数は242議席で、過半数は122議席。民主党(105議席)と公明党(19議席)が連立すれば124議席となり、簡単に衆参ねじれを克服できるのである。

 民主党ベテラン議員は「そもそも、民主、公明両党の多くの議員は、新進党時代に行動をともにしている。野田首相も山口氏も『同じ釜のメシを食った仲間』といえる。政策も、天と地ほど違うものはない。外国人参政権も、ともに推進派だ。『被災地の復興』『日本経済の再生』といった大義のために、連立・連携していくことは十分できるはずだ」という。

 現に、政権交代後の一昨年9月、当時の鳩山由紀夫首相と山口氏が会談した際には、「基本的に政策は似ている」という認識で一致。鳩山氏が協力を求めると、山口氏は「党の方向性と合って国民の理解があれば、協力はやぶさかではない」などと応じている。

5905チバQ:2011/09/07(水) 23:38:05


 「史上最悪の宰相」という障害がなくなった現在、民主党が公明党を誘い込む絶好のテーマがある。定数是正と選挙制度改革である。

 最高裁大法廷は今年3月、1票の格差が最大2・30倍だった2009年の衆院選について、「憲法の要求する投票価値の平等に反する状態に至っていた」とし、選挙は違憲状態だったと判断した。

 次期衆院選までに、定数是正と選挙制度改革の問題を決着させなければならないのだ。

 政治評論家の浅川博忠氏は「公明党としては自民党との選挙協力を約10年続けてきたが、前回選挙で党代表までが落選し、『失うものが多かった』『自民党に利用された』という評価が高まりつつある。次の選挙では、みんなの党に第3党を奪われかねない心配もある。定数是正と選挙制度改革は党利党略が絡み、そう簡単ではないが、民主党が『一緒に検討しよう』というだけで、公明党は乗りやすくなる。次の選挙は自民党が勝ちそうなため、公明党もまだ両にらみだろうが、民主党としては、自民党と公明党にクサビを打ち込むだけでも成果は大きい」という。

 これと符合するのか、公明党の井上義久幹事長(64)は4日、公明新聞のインタビューで「(野田首相の)政権運営を厳しくチェックする」といい、こう続けている。

 「衆参両院の『1票の格差』の是正も喫緊の課題です。選挙制度についても一刻も早く、各党協議の場を設け、議論を始めなければなりません」

 山口氏も6日夜、BSフジの番組で「民意が正しく反映する、そういう選挙制度を目指すという大きな議論を行うべきだと思っている」といい、「テーマによって協議をして合意をつくる。この実績を積み上げることが、次の展開につながることになる」と語った。

 これらは、一種のメッセージではないのか。

 気になる動きも発覚した。民主党最大の支持組織である連合の古賀伸明会長と、公明党の山口代表が5日夜に都内で会談していたのだ。古賀氏は「さまざまな面で支援をお願いしたい」と述べ、野田首相の政権運営に協力を要請した。

 公明党関係者は「野田首相の謙虚な言動は、わが党の支持者、学会の方々も親しみを感じやすい。前首相のような傲慢でペテン師的な態度は絶対にダメだ。そもそも、小沢、鳩山、菅のトロイカは『学会批判』をした過去がある。野田首相はしていない。これは極めて大きい」という。

 「どじょう宰相」は、したたかに“大化け”を狙っている。

5906チバQ:2011/09/07(水) 23:52:16
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110907-OYT1T00999.htm
臨時増税に異論噴出、税目提示難しく…政府税調

 首相の諮問機関である政府税制調査会(会長=安住財務相)は7日、野田内閣の発足後初めての会合を開いた。


 東日本大震災の復興財源を確保するための臨時増税が主題で、野田首相は税調に対し、具体的な税目の選択肢を示すよう求めた。しかし、増税に反対する一部の委員から異論が噴出し、安住財務相らが目指す来週中の税目提示は極めて難しい情勢となった。

 野田首相は会合の冒頭、「将来世代に負担を先送りするのではなく、今を生きる私たちの世代でいかに連帯して負担を分かち合うか。これが復興基本方針の理念だ」と述べ、所得税や法人税など基幹税の税率や、引き上げ時期の選択肢を示すよう委員に求めた。

 しかし、委員側からは臨時増税について「経済の足を引っ張る要因になる」(松原仁国土交通副大臣)、「安易に増税して経済の悪化を招き、逆に将来に負担を送ることになるとの議論がある」(森裕子文部科学副大臣)と反対論が相次いだ。

(2011年9月7日21時40分 読売新聞)

5907チバQ:2011/09/08(木) 12:19:05
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/09/07/20110907ddm005010152000c.html
成田内閣官房参与:野田首相と小沢元代表のパイプ役に 細川内閣でも調整役
 野田内閣の内閣官房参与に就任する成田憲彦氏が民主党代表選を控えた8月、野田佳彦首相と小沢一郎元代表の連絡役を務めていたことが6日わかった。野田首相に近い細川護熙元首相の意向を受けたもので成田氏の参与起用は小沢元代表との「パイプ役」の役割を期待する面もある。

 野田首相と小沢元代表は民主党代表選の告示直前の8月25日、細川元首相を仲介役に3者で会談している。成田氏は8月中旬に小沢元代表の側近の平野貞夫元参院議員に連絡。野田首相が元代表と会談したいとの要望を伝えた。成田氏はその後も平野氏を通じ、「小沢グループは野田氏以外の候補の支援をしないでほしい」と要請したという。

 成田氏は細川内閣で首相秘書官を務め、平野氏らを通じて首相官邸と小沢元代表との調整にあたってきた実績がある。野田氏は93年に日本新党から初当選した「細川チルドレン」で、政府・与党の政策調整に向け、当時のパイプを生かそうという試みだ。【葛西大博】

毎日新聞 2011年9月7日 東京朝刊

5908チバQ:2011/09/08(木) 12:21:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110907-00001270-yom-soci
消費者相、マルチから献金…4年で254万円
読売新聞 9月8日(木)3時7分配信

 消費者被害を防ぎ業者を監督する立場の山岡消費者相が、マルチ商法(連鎖販売取引)の業者やその業界団体から計254万円の献金を受けていたことが分かった。

 山岡氏は同業界を支援する議員連盟の会長を務めていたこともあり、識者からは「献金を受けたまま監督官庁のトップにいることは問題ではないか」との声が上がっている。

 政治資金収支報告書によると、山岡氏が代表を務める政党支部「民主党栃木県第4区総支部」は2005〜08年、東京都内のマルチ商法業者2社と、業者らの政治団体「ネットワークビジネス推進連盟」(旧「流通ビジネス推進政治連盟」)から計206万円の献金を受けていた。山岡氏の資金管理団体「賢友会」も、主催するセミナーの参加費などとして、同団体から少なくとも07年に48万円を受け取っていた。

 違法なネズミ講(無限連鎖講)と違い、商品などの販売者が代理店形式で次の販売員を勧誘すると収入が得られるマルチ商法は「ネットワークビジネス」とも呼ばれ合法だが、勧誘方法などを巡ってトラブルが多く、国民生活センターなどには苦情や相談が06〜10年だけで9万件以上寄せられている。販売目的を隠した勧誘などは、消費者庁が所管する特定商取引法で禁じられている。

5909チバQ:2011/09/08(木) 18:35:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110908/plc11090814260014-n1.htm
山岡氏「後輩に頼まれ会長に」と釈明 マルチ企業献金
2011.9.8 14:22

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山岡賢次国家公安委員長
 山岡賢次・国家公安委員長は8日、国家公安委員会後の記者会見で、マルチ商法の企業から政治献金を受けていたことについて、「後輩議員に頼まれて、健全なネットワークビジネスを推進する議員連盟の会長を一時的に引き受けた。そういうことがあって献金を受けた」と説明した。

 一方で、会長を引き受ける際は「内容も名前も定かではなかった」、「後輩議員から『仕事はしないで結構』といわれた」などと釈明。「合法的に運営されていると認識しているが、誤解を受けないように、問題化した年から受けないよう指示した」と述べた。

 また、民主党政権下で政府が「影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透している」という内容の答弁書を閣議決定している「全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)」との関係について、「参院選の北関東ブロックの責任者だったとき、お願いをしたわけではないが、候補者を応援してくれていたことからご縁があった」と説明した。

 さらに、「どの団体でも推薦をいただいているみなさまは同志」とし、「選挙のときなどに、党から党を代表していくようにという指示あるので、応援している」と述べた。

5910建設的与党らいおんはーと#:2011/09/09(金) 23:54:17
何が問題なのかまったくわからん。事実だろ。
ウソでも美辞麗句並べた気休め言わなきゃならないってか?現実直視しないで復興なんかありえんだろが。
_______
鉢呂経産相「死のまち」発言を撤回、陳謝
http://www.asahi.com/politics/update/0909/TKY201109090364.html
 鉢呂吉雄経済産業相は9日午後の記者会見で、視察に訪れた福島県の東京電力福島第一原子力発電所の周辺市町村について「死のまち」と述べたことについて、「被災者の皆さんに誤解を与える表現で、真摯(しんし)に反省する。表現を撤回させていただき、深く陳謝を申し上げる」と語った。

 鉢呂経産相は午前中の記者会見で、前日に野田佳彦首相の同行で訪れた原発周辺自治体について、「市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」と述べていた。

 鉢呂経産相は午前の会見で、「福島の汚染が経産省の原点ととらえ、そこから出発すべきだ」「現場の作業員は予想以上に前向きで、活力を持って取り組んでいる」という発言もしており、午後の謝罪の会見では、「表現が十分でなかった」「全体の私の思いは皆さんにも理解いただけると思う」と述べた。

5911建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/10(土) 01:24:45
鉢呂経産相の「死の町」「放射能がうつる」発言をマスコミがことさら問題視するのは、
それが「実は皆が思っている、でも人には言えない本音」だからだ。
それを表に出して言ってしまったから、後ろめたさを刺激されて、余計に排除したがるのだ。
彼らの意識の投影。

5912建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/10(土) 01:34:42
思い起こせば管が「脱原発を心に決めた頃」から「復興が進まない!」などの批判が党内外から噴出し、
最後は「人間性が嫌い」と国民が思い込んだ。
鉢呂さんは脱原発を断言したが死の町発言等で「大臣の資質」を問われているそうだぞ!
死の町と言われたら誰が困る?あなたが脱原発なら鉢呂さんを守ろう!

5913チバQ:2011/09/10(土) 07:52:50
【当選】未入閣議員について【5回以上】
3:09/08(木) 23:05 0SjemN8c
小平忠正 当選7回
古賀一成 当選7回
田中直紀 当選7回(衆4、参3)
田中慶秋 当選6回
池田元久 当選6回
横光克彦 当選6回
東祥三 当選5回
小林興起 当選5回
筒井信隆 当選5回
渡辺周 当選5回
近藤昭一 当選5回
川内博史 当選5回
長浜博行 当選5回(衆4、参1)
増子輝彦 当選5回(衆3、参2)

5914チバQ:2011/09/10(土) 11:43:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110909-00000610-san-bus_all
復興財源で郵政株売却が浮上 野党との調整は不透明
産経新聞 9月9日(金)21時41分配信

 東日本大震災の復興財源として、政府が保有する日本郵政株を売却する案が大きな焦点となってきた。最大6兆円程度を確保できるため臨時増税を大幅に圧縮できるからだ。ただ、売却には国会でたなざらし状態の郵政改革法案を成立させる必要がある。政府は平成23年度第3次補正予算に反映させるよう財源論議を決着させたい考えだが、法案に反対する野党との間で調整のめどは立っていない。

 「あらゆる財源を駆使する方向で検討してほしい」

 藤村修官房長官は9日午前の会見で、郵政株売却を前向きに検討する考えを示した。蓮舫行政刷新担当相も同日、「一つの選択肢ではある」と積極姿勢をみせた。

 政府は郵政株の100%を保有。22年3月時点の簿価ベースでは約9兆6千億円に上る。先の通常国会で継続審議となった郵政改革法案が成立すれば、政府の保有比率を3分の1超まで減らせるため、残り3分の2をすべて売却すれば約6兆4千億円が懐に入る。

 政府は、3次補正以降に必要となる復興費は13兆円程度と見積もっている。当初はこのうちの10兆円程度を臨時増税で賄う方向だったが、野田政権は増税への反発を回避するため、増税幅の圧縮を検討。郵政株売却はその有力手段だ。

 小泉政権の郵政改革は郵政株売却のほか、日本郵政傘下の金融2社の完全民営化などが柱だった。それが政権交代後に軌道修正。株式売却をいったん凍結するとともに、金融2社に対する政府関与を残す形で組織を見直す郵政改革法案が提出された。このため法案が成立しなければ郵政株は売却できなくなっている。

 そんな中で浮上したのが復興財源をめぐる論議。特に同法案成立を最大の目標とする連立与党の国民新党は前向きで、亀井静香代表は「(同法案が)成立すれば株価もちゃんと付く」と述べるなど売却の背中を押している。

 問題は与野党調整だ。公明党では、石井啓一政調会長が「凍結されている日本郵政株式を売却したらどうか。相当、捻出できる可能性がある」と提案するなど売却容認論もあるが、小泉改革を否定する同法案に反発する自民党の理解を得られる保証はない。

 そもそも株式市場が低迷する中、市場では「復興財源として期待するには、あまりに頼りない」(市場関係者)との声もある。与党には同法案とは別に株式売却だけを可能にする法案を提出する案も浮上しているが、川端達夫総務相が「切り離すことは法理論上できない」と否定的な見解を示すなど、今後の議論が迷走する可能性も高い。

5915チバQ:2011/09/10(土) 11:45:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000007-mai-pol
<鉢呂経産相>「放射能つけた」発言 野田政権に強い打撃
毎日新聞 9月10日(土)2時31分配信


閣議を終え退室する野田佳彦首相(左)と鉢呂吉雄経産相=首相官邸で2011年9月9日午前9時19分、藤井太郎撮影
 鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と表現したり、記者に「放射能をつけたぞ」などと発言した問題で、政府・与党内では厳しい見方が広がった。野田政権は東日本大震災の復旧・復興と福島第1原発の早期収束を「最優先の課題」と位置付けてきただけに、政権に与える打撃は計り知れない。大震災を巡っては7月に松本龍前復興・防災担当相が自らの発言で辞任したばかり。野党側は追及姿勢を強めており、野田政権は発足早々、難題を抱えることになりそうだ。

【鉢呂経産相】失言 福島「ふざけるな」「くだらない」の声

 民主党幹部は9日昼、「死の町」発言について「復興して頑張っていこうということを言ったのではないか。仕事ぶりをみればいい」と擁護したが、「放射能をつけた」発言が浮上。福島県の被災地では原発事故の対応を巡り、住民が帰還する見通しがつかない厳しい状況に政府への批判が強い。汚染地域の除染など困難な課題が山積しており、鉢呂氏の発言が「被災地の住民の神経を逆なでしかねない」(党幹部)との危機感が募っている。

 経産省の政務三役の一人は「我々は涙を流しながら一生懸命やっているのに、福島の人が聞いたらどう思うか」と怒る。また別の経産省の政務三役の一人は「辞める辞めないは首相が判断することだが、事実なら問題になる」と厳しい表情で語った。

 別の経済官庁の政務三役の一人は「野田佳彦首相が慎重にしているのに、なんでそんな話をするのか。辞めないですむかわからない」と困惑の表情。福島県選出の国会議員は「ちょっと信じられない。放射能の問題には神経を使い、言動には当然注意しなければいけない」と語った。

 鉢呂氏の一連の発言に対し、野党は一斉に猛反発しており、辞任は当然との声が相次いだ。

 自民党の石破茂政調会長は取材に対し「経産相としてではなく人間として不適格で、間違いなく辞任だ。首相の任命責任と言うより、民主党の責任だ。一川保夫防衛相や平野博文国対委員長の問題発言と合わせ、予算委員会で追及する」と非難した。

 自民党の逢沢一郎国対委員長は「大臣として不適格で、そういう人を任命した首相の責任は問われる」と声を上げた。

 社民党の福島瑞穂党首は「将来は脱原発すべきだと発言した鉢呂氏が、こんな非常識なことを言うのは真に残念だ」と語った。

5916チバQ:2011/09/10(土) 11:45:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000006-mai-pol
<鉢呂経産相>失言 福島「ふざけるな」「くだらない」の声
毎日新聞 9月10日(土)2時31分配信


 「不用意」では済まされない発言が、東京電力福島第1原発を視察したばかりの閣僚から飛び出した。発言の主は原発を所管する鉢呂吉雄経済産業相。今も避難生活を強いられる被災者、原発事故を巡る政府の対応に振り回されてきた自治体の首長らからは「この人には何を言っても届かない」「辞任に値する」との声も上がった。【神保圭作、高橋直純、田中裕之】

 福島県南相馬市の自宅が立ち入り規制中の警戒区域(原発から20キロ圏)内にある主婦、黒沢千恵子さん(41)は、中2と小6の子供と一緒に同市内の警戒区域外にある仮設住宅に身を寄せている。「『死の町』とか『放射能をつける』とか、住民にとっては言ってほしくないこと。子供にもそういう目が向けられていると思うと怖い」と話す。

 第1原発が立地する大熊町から猪苗代町のホテル「リステル猪苗代」に避難している無職、福岡渉一さん(60)は「あそこを見てきたら、まともな街じゃないということは誰でも分かるが、『死の町』とまで言うのなら国はもう住めないと早く宣言してほしい」といらだちを募らせた。

 大熊町から白河市に避難している元畜産農家の池田美喜子さん(52)は原発事故のため廃業に追い込まれた。「肉牛30頭を置いて来ざるを得なかった人の気持ちを全く理解していない。こうした発言が風評被害を拡大させることになるのだろうが、この人には何を言っても届かない」と語った。

 計画的避難区域に指定されている飯舘村の菅野典雄村長は「ふざけるなと言いたい。我々は放射能で何十年も苦しまなければならない状況にある。政治家としてまともに理解しているとは思えない発言で辞任に値する」と怒りをあらわにした。

 原発作業員も憤りを隠さない。大熊町から田村市の仮設住宅に避難中で、第1原発での作業経験がある亀田典夫さん(59)は「原発作業員たちが事故をどうにか収束させようと懸命に働いているのに、開いた口がふさがらない」と話す。現在も福島県外の原発で働いている双葉町出身の男性(24)は「『放射能をつけたぞ』は子供じみていて本当にくだらない。そんな発言をするくらいなら視察に来ないでほしい」とあきれた様子だった。

 ◇民主議員も戸惑い

 鉢呂経産相の発言には民主党議員からも戸惑いの声が上がった。

 福島県出身の山口和之衆院議員(比例東北)は「言葉だけでは判断できない。今、福島は復興に向けて全力で戦わなくてはならない時。揚げ足取りで国会がストップするようなことになってほしくない」と話す。

 古賀一成衆院議員(比例九州)は「責任者として現場に行ってきたことを何か表現したかったのだろうか。こんなことで、もし政権がガタガタするなら日本の政治は世界の笑いものになる」と述べた。【青島顕】

5917チバQ:2011/09/10(土) 17:57:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011091002000051.html
内閣官房参与10人退任 首相「鳩菅色」一掃
2011年9月10日 朝刊

 野田佳彦首相は九日、内閣の知恵袋である内閣官房参与十四人のうち十人を退任させ、新たに成田憲彦駿河台大教授を起用した。退任する十人のうち、福田内閣から在任した西村六善元地球環境問題担当大使を除く九人が鳩山、菅内閣で起用されている。野田首相には、「鳩菅色」を一掃し、政権の一新を図る狙いがある。

 退任する九人のうち有冨正憲東工大原子炉工学研究所長ら五人は、今年三月の東日本大震災発生後、当時の菅直人首相が東京電力福島第一原発事故や危機管理のアドバイザーとして選任した。

 劇作家の平田オリザ氏は鳩山由紀夫元首相に起用され、元首相の演説にアドバイスを行った。

 菅前首相が起用した評論家の松本健一氏は四月、「福島第一原発周辺には当面住めない」との発言を菅前首相の発言として公表した後、自らの発言だったと訂正した。

 一方、新任の成田氏は、野田首相の“師”といえる細川護熙元首相の首相秘書官を務めた人物。衆院小選挙区比例代表並立制導入に携わるなど選挙制度に詳しい。

 成田氏の起用について、藤村修官房長官は九日の記者会見で「衆院も参院も、各党で選挙制度改革が議論されている。内閣もこれを横目に、専門家である成田先生の助言をいただきたい」と述べ、選挙制度改革をにらんだ人選だと認めた。

5918チバQ:2011/09/10(土) 18:02:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110908/plc11090801160002-n1.htm
【どじょう宰相 野田佳彦の実像(上)】
(1)「保守政治家」の原点封印 口癖は「日本の曲がった背中を伸ばす」だったが…
2011.9.8 01:13 (1/2ページ)

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政府税制調査会の全体会合であいさつする野田首相=7日午後、首相官邸
 ここに1冊の本がある。「私たちはどのような国をめざすのか」。故松下幸之助が昭和54年に設立した松下政経塾(神奈川県茅ケ崎市)のOBが平成21年3月に出した発行1千部程度の非売品だ。

 1期生の野田佳彦を含む政経塾OB、在塾生の計十数人は「松下政経塾政経研究所国策研究会」を立ち上げ、18年春から毎月1回、東京・六本木の政経塾東京事務所に集まり、議論を戦わせ、その結果を本としてまとめた。野田は研究会座長を務めた。

 野田が担当した第1章「日本人の歴史観を正す」には「東京裁判史観」を真っ向から否定する言葉が並ぶ。

 「東京裁判の判決は戦前の日本を断罪するもの。裁判によって戦争行為のみならず、これまでの日本の歩みと存在が否定されてしまった」

 「日本の首相の靖国神社参拝や歴史教科書に対して中国や韓国は必ず干渉してくる。事あるごとに中国は南京大虐殺を持ち出し、韓国は従軍慰安婦を持ち出すが、そのたびに日本政府は頭を垂れて謝罪を繰り返している有様だ」

 野田は研究会で口癖のように訴えていた。

 「日本の背中は曲がっている。それをなんとか伸ばさなければならないんだ!」


× × ×


 研究会を立ち上げた時、野田は失意の底にあった。18年2月にいわゆる「偽メール事件」の責任をとり国対委員長を辞任。同じく党代表を辞任した政経塾8期生、前原誠司とともに「頭がいいだけで社会を知らない未熟者」とのレッテルを貼られた。冷たい視線が注がれ、表舞台に出ることも少なくなった。

 研究会は自衛官の息子として育ち、「保守政治家」であることを自任してきた政治家・野田の原点を見つめ直し、再スタートをきるきっかけでもあった。

 野田は本の「まえがき」で「万人が共鳴する確固たる国家理念の下に日本の政策は実行されなければならない」と書いている。


× × ×


 研究会立ち上げから5年後の8月30日、民主党代表選を逆転劇で制した野田は首相に指名された。だが、首相として初めて臨んだ今月2日の記者会見で、靖国神社の公式参拝を「総合判断して」行わないと明言した。

 「A級戦犯と呼ばれる人たちは戦争犯罪人ではない」と指摘した17年の自らの質問主意書についても「政府の立場なので出てきた答弁書を踏まえて対応する」と歯切れが悪かった。

 松下の秘書を長年務め、野田の政経塾入塾の面接も行ったみんなの党参院議員、江口克彦は「首相になって考え方を変えるのは詐欺だ」と手厳しい。

 保守政治家としての野田のアイデンティティーはどこに行ったのか。





 民主党政権で3人目となった野田首相。その来歴や何を目指してきたのかを含めて、一般的にはよく知られていない存在だった新首相の実像に3回にわたって迫る。(敬称略)

5919チバQ:2011/09/10(土) 18:04:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110908/plc11090801190003-n1.htm
(2)「引くに引けなくなった」代表選出馬 計算ずくか 優柔不断か
2011.9.8 01:17 (1/3ページ)

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国民新党の亀井静香代表(右)との会談に臨む野田佳彦首相=7日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
 「代表選には出ざるを得なくなるだろうな」

 6月2日、菅内閣不信任決議案の採決をめぐり民主党を二分する騒ぎになった直後、財務相だった野田佳彦は親しい友人にこう漏らした。

 約30人の野田グループ(花斉会)では主戦論が強まっていった。野田とたもとを分かった元国土交通相の馬淵澄夫や元国対委員長、樽床伸二が出馬すれば、花斉会は完全に草刈り場になるからだ。

 「飛ばしているなあ」

 野田は8月1日、議員会館の自室を訪ねてきた馬淵に笑いかけ、先輩の余裕を見せた。だが、財務相として特例公債法の成立まで「代表選」に色気を出しにくい野田には、自由に政策を発信できる馬淵がうらやましかったに違いない。

 馬淵はかつて、「野田代表」を夢見ていた。

 「出たいという大将を担がなくてどうするのか」

 馬淵は3年前の平成20年8月、花斉会の会合で主戦論をぶった。3選を目指していた当時の党代表、小沢一郎という厚い壁にひるむメンバーも多く、野田は泣く泣く出馬を断念した。肝心な時に決断できないと野田に愛想を尽かした馬淵は花斉会を飛び出した。

 旧友たちは口をそろえて「慎重すぎて鈍くさい」と野田を評する。14年に初めて代表選に挑戦した際も、若手の一本化で元外相、前原誠司との調整が難航し、勝機を逃した。

 今回の代表選も8月23日に各種世論調査で支持率が高い前原が立候補を表明し、明らかに野田は形勢不利な状況に追い込まれていた。

 野田が信頼する元財務相、藤井裕久は8月27日の代表選告示前、立候補を踏みとどまるよう「最後の説得」に乗り出した。

 「代表選に出るべきではない。財務相の後任者がいないじゃないか」

 円高を理由に手を下ろすこともできたが、野田は申し訳なさそうに答えた。

 「引くに引けなくなっちゃったんです…」


×  ×  ×


 8月29日の代表選直前、野田は松下政経塾の1期後輩の前東京都杉並区長、山田宏と向き合っていた。

 山田「今までの首相がやれなかった集団的自衛権行使を容認すべきだ」

 野田「それは、分かっている」

 「集団的自衛権を保有するが、憲法上許されない」とする矛盾した現行の政府解釈に対し、「行使を容認する」というのは野田の持論である。山田は内閣発足直後に宣言するよう求めたが、野田が記者会見で触れることはなかった。

 野田は今月10日発売の月刊誌「Voice」に掲載される論文に「あらためて学ぶべきは大平正芳さんの政治のあり方」と記した。一般消費税を掲げて衆院選を戦おうとした元首相、大平の「気概」に見習うという。

 クリスチャンとして知られた大平は、靖国神社の春秋の例大祭に計3回参拝している。昭和54年、参院内閣委員会で先の大戦との関連で靖国参拝について追及された際には、「A級戦犯あるいは大東亜戦争というものに対する審判は、歴史がいたすであろう」とも答弁した。

 A級戦犯に関し、野田が質問主意書を出してまもなく官房長官に就任したのが元首相、安倍晋三だ。安倍が7月半ばに野田と会った際、主意書が話題となった。安倍が当時、野田に電話して「主意書は大変立派だ」と伝えたことを持ち出すと、野田は「よく覚えています」と応じた。

 安倍は続けた。

 「あなたの考え方はしっかりしている。ただ、政治家だったらそれを現実社会に生かさなければならない」

 「その力がついた時にはぜひやります」

 野田は深くうなずいたという。


× × ×


 東日本大震災の復旧・復興の遅れや長引く東京電力福島第1原発事故、小沢に対する党員資格停止処分をめぐる党内対立のしこり、衆参ねじれ国会…。前首相、菅直人の「負の遺産」を継いだ野田にとって、目の前に山積する課題に対処するのは精いっぱいなのが現状だ。

 野田に近い議員は「来年9月の代表選で勝てば『本格政権』ができる」と語る。理想とする保守政権は1年間はお預けというわけか。

 「集団的自衛権の行使に相当することをやらざるを得ないことは現実的に起こりうる。原則として行使を認めるべきだ」

 野田は21年の政権交代直前に出版した著書「民主の敵」に記した。有事は明日起きるかもしれない。いつまで「保守」を封印し続けるのだろうか。(敬称略)

5920チバQ:2011/09/10(土) 18:06:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110909/plc11090901220001-n1.htm
【野田佳彦の実像】
(中)「変心」吸い込んだ財務省の論理
2011.9.9 01:20 (1/3ページ)

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 福島県伊達市の富成小で除染作業を視察し、集まった人々に手を振る野田首相=8日午後
 「財務省で覚えた言葉を使うなよ」

 今年6月末。国会近くの居酒屋で一人の男がまくし立てていた。目の前に座っているのは2カ月後に首相となる野田佳彦。だが、野田は反論もせず、ただ黙っているだけだった。

 松下政経塾1期と野田と同期で、衆院議員から浜松市長に転じた鈴木康友にとって、野田の「変心」は我慢ならなかった。

 「どんどん人が離れているじゃないか。取り返しが付かなくなるぞ」

 野田の後見人、元首相の細川護煕も同じ懸念を持っていた一人だ。

 民主党代表選を翌日に控えた8月28日深夜、細川は野田に電話をかけた。

 「つまらない演説でした。これでは決選投票で勝てませんよ」

 政権交代後、財務副大臣、財務相と「財務畑」を歩み続けた野田には「財務省のいいなり」というレッテルが貼られていた。

 それでも野田は、党代表選の公開討論会で言った。

 「EU(欧州連合)も米国も債務の問題で信用不安、経済不安が出てきた。そういうことにならないよう、注意深く経済財政運営をしていく」。どうしても「財務臭」が漂う。

 かつては違った。民主党は平成21年夏の衆院選マニフェスト(政権公約)で徹底した歳出削減で16・8兆円を捻出すると主張。そのころまでの野田は「ニッポン丸洗い」を掲げ、増税ではなく「無駄遣い排除」を主張していた。

 「国民負担を軽くする意識を持っていなければならない」。財務副大臣になった直後も、野田はまだ、以前の言葉を使っていた。

 だが…。野田は「変心」していく。

  × × ×

 野田を財務の世界に引き込んだのは、民主党税調会長に就任した大蔵官僚出身の元財務相、藤井裕久だ。

 「野田君はどうかな」

 細川とともに野田を後見する藤井は、財務省幹部に、野田の副大臣起用を相談したことがある。

 返事は早かった。

 「最高ですよ」

 財務省は、野田の性格を知り尽くしていた。

 無駄遣い排除を叫ぶ政治家は、削れるものがないと悟った瞬間に、財務省の味方になる−。政治家の変心を見続けてきた財務省幹部は見切っていた。

 「ようやく税財政を理解してくれる人物が財務省に来てくれた。これで増税一本道になった」

 実は前首相、菅直人も財務相当時に同じ道をたどった。財務に疎い菅は、22年春のギリシャ経済危機に衝撃を受け、持ち前のエキセントリックさも相まって、財政健全化を叫び始めた。

 野田が菅と違うのは、菅のようなショック療法なしでも、財務官僚の言葉を吸い込んだことだ。

 藤井から予算担当を任された野田は、マニフェスト実施にこだわる閣僚との折衝が始まると、もう増税しか言わなくなった。

 「副大臣になってすぐに増税論に転じましたよ」。財務省幹部は振り返る。

 財務相になった昨年12月、平成23年度予算の編成中の野田は、何度もこんな弱音を吐いた。

 「公約通りに施策を実現していくなら増税が前提だ。10%を超える消費税が必要な計算になる。とにかく財源がないな…」

× × ×

 「松下幸之助は50歳で終戦を迎え、50代前半でパナソニックの基盤を作った。私も50代で本気で政権をとりにいく」

 19年5月、50歳の誕生日を迎えた野田は、地元・千葉の企業経営者らで作る「政経?楽部連合会」(吉田平理事長)の月例会で、首相を意識した発言を繰り返すようになった。

 この会のメンバーも野田の「変心」を感じ取った。巨額の「埋蔵金」があるとされる「特別会計の廃止」を野田が言わなくなったからだ。

 県立船橋高校の同級生、寒竹(かんたけ)郁夫も感じていた。

 「官僚から毎日説明を受けていると、役所寄りになっちゃうのかな…」

 首相のポストが視野に入っていた野田は、軸足を財務省に決めたかにみえた。

 首相になった野田は、野党時代にはあれほど批判してきた自民党政権の「経済財政諮問会議」とウリふたつの組織「国家戦略会議」(仮称)を設置することを決めた。

 あまりの段取りの良さに、財務省の影を感じた側近の一人が助言した。

 「せめてメンバーをもっと考えた方が…」

 だが、野田は返事をしなかった。(敬称略)

5921チバQ:2011/09/10(土) 18:19:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110910/plc11091000080000-n1.htm
【野田佳彦の実像】
(下) 愚直な誠実さどこまで 「非自民」貫く政治スタイル
2011.9.10 00:05 (1/3ページ)
 昭和55年に松下政経塾に入った野田佳彦は1期生の中でも寡黙で目立たない存在だった。それだけに政経塾の創始者、松下幸之助との懇親会で、野田が発した一言に同期たちは驚いた。

 「血のしょんべんが出ました!」

 数カ月前、松下は塾生たちに「君らは血のしょんべんが出るぐらい頑張ったことがあるんか」と叱咤(しった)したことがある。ただ一人、野田だけがこの言葉を真に受けて、睡眠を削り「血のしょんべん」が出るまで勉学に明け暮れたわけだ。

 「政経塾に集まってくるのは政治家志望で自己主張の強いやつばかり。野田君は無駄なことをしゃべらないからみんな『こいつは何なんだ』と思っていた…」

 同期生の浜松市長、鈴木康友はこう振り返る。

 地味だが、愚直なまでに誠実−。政経塾での野田評は政界でも変わらない。

 野田は国対委員長時代も、当時の自民党国対委員長、中川秀直ら先輩議員を立てて会合では必ず下座に座った。当時の公明党国対委員長、東順治も「電話をかければ必ずコールバックしてくる男だ」とその律義さをたたえる。

 「金権体質の千葉を変えたいんだ…」

 入塾当時、野田はこう繰り返していた。出身地の千葉ではこの頃、金権選挙が横行し、おにぎりや座布団の中に金を入れて配るような選挙違反が日常茶飯事だったという。野田は自著「民主の敵」にこうつづる。

 「自民党金権政治への失望感が私の原則である『非自民』につながっています。あくまでも非自民を貫いてもう一つの保守政党を作ろう。それが私の意地であり、矜恃なのです」

5922チバQ:2011/09/10(土) 18:19:52
 × × ×

 「保守政治家」を自任しながらも野田の軌跡は「非自民」で一貫している。

 62年からの千葉県議時代は、政党に所属せず一人会派で活動。平成5年の衆院選で日本新党から初当選し、直後に細川護煕が首相指名され、非自民連立政権が発足したが、野田は、自民党を割って出ながら自民党批判を続ける新生党代表幹事の小沢一郎らと距離を置いた。「彼らはずるいよね…」。これが野田の偽らざる気持ちだった。

 野田は8年の衆院選で落選。浪人中に新進党が解党し行き場を失った。小沢の自由党入りする選択肢もあったが、自民党と連立を組んだため拒否。14年の民主党代表選に出馬した際も「非自民を貫いているのは私だけだ」と胸を張った。

 「飲み会は割り勘。野田さん自らがお酌をして回ることはない。氷代、もち代を配ることもない」

 野田が率いるグループ「花斉会」(約30人)所属の議員はこう証言する。派閥領袖(りょうしゅう)が物心両面で子分の面倒を見て総裁選などで従わせる自民党のスタイルとは無縁だといえる。

 とはいえ、野田の非自民的な手法はもろ刃の剣でもある。前外相の松本剛明や、元国土交通相の馬淵澄夫は「親分」の優柔不断さゆえに花斉会から離れた。

 先の代表選でも花斉会の一人は「野田さんは包容力があり報復するような人じゃない」と他候補に投票した。野田はそんな自由放任主義をどこまで貫くことができるのだろうか。

   × × ×

 「なぜ小沢前幹事長は首相を目指すのか。私には理解できません。民主党をクリーンな政党にするため幹事長職を辞したはずだ」

 小沢と前首相、菅直人の一騎打ちとなった昨年9月の代表選直前、野田は小沢を痛烈に批判した。15年の民主、自由両党の合併の際も「モーニング娘。に天童よしみが加入したようなものだ」と揶揄(やゆ)している。

 資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件、上意下達で統率された100人以上のグループ−。自民党以上に自民党らしい小沢は野田にとって煙たい存在に違いない。

 それでも野田は8月20日ごろ細川の仲介で極秘に小沢と会談。小沢に近い輿石東を幹事長に起用し、小沢系2人を入閣させた。

 「輿石さんはこっち寄りの人なんだからあまり悪く言うもんじゃない。野田君は一生懸命やっているじゃないか」

 小沢は1日夜、都内の洋風居酒屋で赤ワインを飲みながら輿石の幹事長就任をなじった若手議員を叱りつけた。野田が目指す「怨念を超えた政治」はひとまず成功したかにみえる。

 ただ、消費税増税やマニフェスト(政権公約)見直しなど党内を揺さぶる政治課題はめじろ押しだ。野田は愚直さを押し通せるのか。松下の秘書を長く務めたみんなの党参院議員、江口克彦はこんな懸念を示す。

 「人事では、自分の考えを貫くことよりも争いを好まない野田君の人の良さがマイナスに出た。ドジョウは危機を察知すると泥の中に逃げていくんだよね…」

(敬称略)

     ◇

 この連載は加納宏幸、酒井充、杉本康士、尾崎良樹が担当しました。

5923チバQ:2011/09/10(土) 18:26:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000265
野田政権、いきなりピンチ=経産相進退で動揺
 鉢呂吉雄経済産業相が福島第1原発事故に絡んで不適切な発言をした問題で、今月2日に発足した野田政権は、いきなり緊迫した局面を迎えた。野党は鉢呂氏の即時辞任を求めるとともに、野田佳彦首相の任命責任も厳しく追及する構え。与党内でも辞任論が広がった。更迭か、続投か、首相はぎりぎりの判断を迫られるが、いずれにしても政権に深刻な打撃となるのは確実だ。
 首相は2日の就任記者会見で、東日本大震災の復興と原発事故収束に最優先で取り組む決意を表明。「福島の再生なくして日本の再生はない」と語っていた。
 それだけに、福島第1原発周辺を「死の町」と表現し、「放射能を付けたぞ」と記者に発言した鉢呂氏に対しては、民主党内にも「被災者の心情を傷つける発言は駄目だ」(中堅)との批判が強い。ましてや鉢呂氏は原発の所管閣僚でもあり、首相周辺は「弁解の余地がない」と突き放す。
 首相は就任以来、記者団のぶら下がり取材に応ぜず、発信の機会を極力抑えている。藤村修官房長官も記者会見では応答要領に沿った対応を繰り返すなど、「安全運転」に徹している。その一方で、本来首相を支えるはずの閣僚や民主党幹部からは、政権の足を引っ張る失言が続出。一川保夫防衛相が就任直前に「安全保障は素人」と発言するなど、野党側に次々と追及材料を提供している。
 鉢呂氏について、別の首相周辺は10日、「放言をする人ではないのに…」と落胆を隠せない様子で語った。
 閣僚らの問題発言は、首相が目指す野党との連携にも影響を与えかねない。13日召集の臨時国会の日程をめぐり、民主党は会期を4日間とする方針を崩さず、「論戦逃れ」の姿勢を鮮明にしている。鉢呂氏の問題を受け野党が一段と反発を強めるのは確実で、民主党内では今後の与野党協議が滞ることへの懸念が広がっている。
 「最後は首相官邸の判断だが、切るなら早い方がいい」。民主党中堅は10日午後、こう語り、首相が鉢呂氏更迭に踏み切ることへの期待を示した。(2011/09/10-17:38)

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5924チバQ:2011/09/10(土) 18:35:17
http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY201109090741.html
「事務次官会議」復活へ 政治主導わずか2年
 2009年の政権交代で廃止された「事務次官会議」が復活しそうだ。東日本大震災後に事務次官を集めてつくった「各府省連絡会議」が、毎週金曜日に定例化され、国政全般の幅広いテーマが扱われる。会議の名称こそ異なるが、官僚の発言権が強まるのは確実だ。

 9日正午、首相官邸に事務次官級の17人が集まった。野田政権になって初の「各府省連絡会議」。廃止された事務次官会議と同じく主役は次官だ。その中には野田佳彦首相に近い財務省の勝栄二郎事務次官もいる。司会は国土交通省の事務次官から昇格した竹歳誠官房副長官が務めた。

 藤村修官房長官は「蓮舫行政刷新相が(無駄の削減を)ビシバシやるので、皆さんそのつもりで対応して欲しい」とあいさつ。次官たちは昼食をとりながら、震災復興対策や円高対策、台風12号被害への対応などについて意見交換した。

5925チバQ:2011/09/10(土) 20:02:36
>>5917
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090900376
参与に成田氏ら5人=14人からリストラ−野田内閣
 政府は9日、内閣官房参与に細川内閣で政務担当の首相秘書官を務めた成田憲彦駿河台大学前学長(65)ら5人を決めた。成田氏の役割について、藤村修官房長官は記者会見で「選挙、議会制度などの分野に優れた識見を有しており、政府・与党の政策調整の在り方、選挙制度改革で首相に情報提供や助言を行う」と説明した。
 成田氏のほかは、前田匡史・国際協力銀行部長、峰崎直樹元財務副大臣、小林芳雄・元農林水産事務次官、中村祐輔・東京大学医科学研究所教授で、4人は菅内閣からの続投。一方で、田坂広志多摩大学大学院教授、望月晴文元経済産業事務次官ら10人が退任した。菅直人前首相は東日本大震災発生後、東京電力や経産省への不信感から原子力の専門家などを次々と内閣官房参与に任命し、菅内閣総辞職時には14人いたが、野田内閣は5人でのスタートとなった。(2011/09/09-12:42)

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5926チバQ:2011/09/10(土) 21:54:09
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210910034.html
鉢呂経済産業大臣が辞任 “放射能発言”で引責(09/10 20:55)


「放射能をつけたぞ」などの発言で問題となっていた鉢呂経済産業大臣は、10日夜、野田総理大臣に対して辞表を提出しました。野田総理は、これを受理しました。

 鉢呂大臣は、視察から戻った野田総理と議員宿舎で会い、自らの発言が波紋を広げ、今後の国会審議などに影響が出かねないと判断し、自ら辞表を提出しました。発足から9日間での閣僚の辞任は、野田政権に大きな痛手となります。

5927チバQ:2011/09/10(土) 21:59:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000349
最近の閣僚辞任・罷免例
【小泉内閣】
02・ 1・29 田中真紀子外相      外務事務次官らとの対立
03・ 3・31 大島理森農水相      元秘書の口利き・献金流用疑惑
04・ 5・ 7 福田康夫官房長官     国民年金保険料未納問題
05・ 8・ 8 島村宜伸農水相      ※衆院解散手続きに反対
【安倍内閣】
06・12・27 佐田玄一郎行革相     政治資金収支報告書の虚偽記載
07・ 7・ 3 久間章生防衛相      原爆投下「しょうがない」発言
07・ 8・ 1 赤城徳彦農水相      不明朗な事務所費計上問題
07・ 9・ 3 遠藤武彦農水相      組合長を務める農業共済組合の不正
【福田内閣】
08・ 9・19 太田誠一農水相      事故米の不正転売問題
【麻生内閣】
08・ 9・28 中山成彬国交相      日教組批判などで問題発言
09・ 2・17 中川昭一財務相      G7後の記者会見での失態
09・ 6・12 鳩山邦夫総務相      日本郵政社長人事をめぐる対立
【鳩山内閣】
10・ 1・ 6 藤井裕久財務相      体調不良
10・ 5・28 福島瑞穂消費者・少子化相 ※米軍普天間飛行場移設めぐる対立
【菅内閣】
10・ 6・11 亀井静香金融・郵政改革相 郵政改革法案をめぐる対立
10・11・22 柳田稔法相        「国会軽視」発言
11・ 3・ 6 前原誠司外相       在日韓国人からの政治献金
11・ 7・ 5 松本龍復興相       東日本大震災の被災地の知事に「知恵を
                      出さないやつは助けない」と発言
【野田内閣】
11・ 9・10 鉢呂吉雄経産相      福島第1原発事故をめぐる不適切発言
(注)※は罷免
(2011/09/10-20:58)

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5928チバQ:2011/09/10(土) 22:00:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000379
傷口拡大恐れ即断=経産相辞任
 野田佳彦首相は、福島第1原発事故をめぐり不適切な発言を繰り返した鉢呂吉雄経済産業相を、就任からわずか9日目で更迭することを決断した。被災者の心情を傷つける鉢呂氏の不用意な言動に弁解の余地はない。13日召集の臨時国会での論戦を前に、鉢呂氏を守って政権の傷口を広げるよりも、事態の早期収拾を優先した。
 鉢呂氏は8日夜、福島第1原発視察を終えて都内の衆院議員宿舎に戻った際、記者の一人に防災服を近づけ「放射能を付けたぞ」と発言。翌日の記者会見では、原発周辺地域を「人っ子一人いない死の町」と表現した。終わりの見えない避難生活を強いられる被災者の神経を逆なでする言動で、政治家としての資質を疑われても仕方がない。
 首相は、鉢呂氏の「死の町」発言を「不穏当」と批判。謝罪・訂正も求め、当初から厳しく対処する姿勢を示していた。原発事故収束を最優先課題と位置付ける首相にとって、原発政策の担当閣僚が犯した過ちをこのまま放置するわけにはいかなかった。
 鉢呂氏の入閣の背景には、首相が信頼を寄せる岡田克也民主党前幹事長の推薦があったとされる。旧社会党出身では唯一の閣僚で、首相が目指す挙党態勢に向けた「バランス重視」の一環とも言える。
 しかし、こうした「内向き」の論理が、人選に際して首相の目を曇らせた面は否めない。首相は任命責任を重く受け止め、態勢立て直しにどう取り組むのか説明を尽くすべきだ。そうでなければ失った信頼を取り戻すことは到底できない。(2011/09/10-21:38)

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5929建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/10(土) 22:14:43
もし 鉢呂 が慎太郎だったら〜謝罪編
「死の町って表現がね、若干言い過ぎだって批判がありますけど、
文学者としての感性の問題でね。福島の人は悲惨ですよ。
しかし彼らのレゾンデー…

5930建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/10(土) 22:21:18
毎回毎回言ってるが、マスゴミ主導で
オマエらすぐにヒヨってんじゃねーよ!

5931名無しさん:2011/09/11(日) 01:58:50
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-807.html

5932チバQ:2011/09/11(日) 09:01:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011091102000045.html
鉢呂経産相辞任 原発見直し 遅れ必至
2011年9月11日 朝刊

 鉢呂吉雄経済産業相の問題言動による辞任によって、原発事故の補償問題や原発の見直しを含むエネルギー政策などに対する野田政権の取り組みは大きく出遅れることになる。鉢呂氏は辞任したとはいえ、福島第一原発事故の被災地の気持ちを傷つけるような言動によって、被災地の政府に対する信頼も大きく失われた。

 鉢呂氏は過去の発言などを見る限り原発推進に慎重で、再生エネルギーの開発に積極的な人物と評されていた。

 これまで原発行政を推進してきた経産相にこうした人物が起用されたことで脱原発依存の方向性が強まるのではないかとの見方も出ていた。

 しかし、「死の町だ」「放射能をうつしてやる」などの無神経と言わざるを得ない言動は鉢呂氏だけではなく、政府の信頼を大きく傷つけることになった。政府は被災地に対するいわれのない風評被害を食い止める立場だった。

 それにもかかわらず、経産相自身が風評被害を拡大させかねない発言をしたのであっては被災地の住民にとっては裏切られたも同然であり、被災地と政府の関係は今後難しくなる。こうした事態を恐れて、野田首相は鉢呂氏辞任で早期決着を図ったが、それでも、後遺症は残る。

 当初、民主党内には鉢呂氏の言動に対して「この程度の発言であれば、鉢呂氏が辞任することはない」(中堅)との見方も出ていた。政府・民主党の「甘さ」の表れといえ、鉢呂氏が辞任しても、政権や民主党のイメージを大きくダウンさせることになる。

 鉢呂氏の辞任は具体的に復興対策のための二〇一一年度第三次補正予算案編成に影響が出てくる可能性がある。

 復興や「脱原発依存」は進むどころか、スタートで大きく、つまずいた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011091102000044.html
TPPなど停滞も 経産省困惑
2011年9月11日 朝刊

 環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加の是非やエネルギー基本計画の見直し、超円高を受けた産業空洞化対策など、多くの課題を抱える経済産業省。鉢呂吉雄経産相が就任後まもなく辞任に追い込まれたことで、重要政策が停滞する懸念が強まっている。

 TPPについては、鉢呂氏自身が農協出身のため「慎重派」ともみられていた。ただ、就任直後の本紙などとのインタビューでは、「(賛成、反対の)双方が利益を見いだす関係をつくり出せるのではないか。具体的な材料を提供し、政治の判断でまとめたい。世論をまとめていけるのではないかと思っている」と自信も見せていた。

 実際、鉢呂氏は十日夜の辞任会見で、強硬に反対している全国農業協同組合中央会(JA全中)と全国漁業協同組合連合会(全漁連)に大臣就任後に足を運び、説得に乗り出していたことを明らかにした。省内には「農業の知識を持っている人の方が、推進するにしても説得力がある」(幹部)と期待の声も聞かれていた。

 別の幹部は「国対委員長を務め、日本全体のことを考える広い視野を持っている人が来てくれて心強く思っていたが」と残念がった。超円高対応やTPP交渉への参加をめぐる判断に時間的な余裕はないだけに、突然の交代に「今後の政策の方向性がどうなるか分からない」と不安を漏らした。

5933チバQ:2011/09/11(日) 09:02:43
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110910-OYT1T00807.htm
失言辞任、2年で3人…柳田・松本龍氏に続き


 2009年9月の民主党政権発足以来、不祥事や失言、政権運営を巡る対立などで閣僚が辞任したり罷免されたりするのは、鉢呂経済産業相で7人目となる。

 10年7月の参院選で大敗し、参院で与党が過半数割れするねじれ国会となって以降は、失言による引責辞任が目立つようになり、柳田稔法相(当時)、松本龍復興相(同)に続き、鉢呂氏が3人目だ。

 民主党政権ではこれまで、失言などで批判が強まった閣僚の辞任が先送りされ、政権の傷口を広げるケースが相次いだ。

 昨年11月に国会を軽視したととれる発言で柳田氏が辞任した際は、菅首相(同)は当初、厳重注意にとどめ、辞任の必要はないとの考えを示していた。しかし、野党の強い反発を受け、結局は辞任に追い込まれ、政権の失速を招いた。

 仙谷由人官房長官(同)と馬淵澄夫国土交通相(同)は昨年11月、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の対応不備などを理由に参院で問責決議案が可決されたが、菅氏はそのまま続投させた。仙谷、馬淵両氏を今年1月の内閣改造まで40日以上も閣内にとどめたことで、内閣支持率の低迷だけでなく、与野党協議を阻害することにもつながった。与党内からも菅氏の判断を批判する声が出ていた。

(2011年9月11日02時16分 読売新聞)

5934チバQ:2011/09/11(日) 09:04:40
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110910/trd11091023470018-n1.htm
原発再稼働 TPP…経済政策迷走へ
2011.9.10 23:45
 鉢呂吉雄経済産業相の辞任により、日本の経済政策が迷走することは避けられない。鉢呂氏の発言は民主党の政権担当能力への疑問を抱かせ、原子力発電所の再稼働や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加など意見の対立が根深い問題について、野田佳彦政権が議論をリードすることが難しくなる。政府にとっては信頼回復という新たなハードルが加わった。

 「どうして首相はわざわざこんな人を大臣に選んだのか。混乱は必至だ」。経産省幹部は鉢呂氏の辞任の知らせに天を仰いだ。

 元農協職員、旧社会党出身の農水族という鉢呂氏は経産相としては異色の経歴の持ち主。「農水族だからこそ、TPP問題で産業界と農業関係者の仲介役となれる」「原発がある北海道選出の政治家として原発の地元を説得できる」と期待されての就任だったが、政策以前の「政治家としての資質」が引き金となって辞任に追い込まれた。

 鉢呂氏は10日、辞任後の会見で「重い責任をもつ大臣として、期待があったと思っている。きちんと貫き通せなかったのは無念」と述べた。しかし鉢呂氏の言動は、野田政権全体への不信感を招いており、次の経産相が誰であれ、信頼回復から始めなければならない状況に陥った。

 TPP交渉参加9カ国は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での大枠合意を目指し、協議を継続中。交渉参加が遅れれば、それだけ日本の要望を盛り込むことは難しくなる。

 また、電力不足問題では、原発のストレステスト(耐性検査)の1次評価の結果が出る年内にも地元への説明を始めなければならない。山積する課題を前に、政権の信頼回復は一刻を争う。

5935チバQ:2011/09/11(日) 11:07:25
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110911-OYT1T00155.htm
「謝罪決着」困難…首相、経産相に自ら引導?

 野田内閣が発足早々に直面した鉢呂吉雄経済産業相の不適切発言問題は、鉢呂氏の辞任でひとまず決着した。


 高支持率でスタートした野田内閣だけに、世論の反発への機敏な対処を重視せざるを得なかったものだ。13日召集の臨時国会を前に、野党との対立を長引かせるのは、今後の与野党協議に大きなマイナスになるとの判断もあったようだ。

 問題行動が明るみに出てから、わずか1日での辞任劇だった。

 「内閣が発足した直後に大変ご迷惑をおかけする」

 鉢呂氏は10日夜の首相との会談で、こう謝罪の言葉を述べた。

 鉢呂氏が記者会見で、福島第一原発周辺の自治体の印象を「死のまち」と表現したのは9日午前。首相は素早く発言の撤回と謝罪を指示し、首相官邸はこれで幕引きできると信じていた。

 だが、9日深夜、鉢呂氏に新たな問題行動が発覚すると、首相官邸側の空気は微妙に変化した。防災服の袖を記者にこすりつけるしぐさをして、「ほら、放射能」と発言したことは、閣僚とは思えない軽率な振る舞いで、進退問題への発展を憂慮する声が出始めた。

 政府・与党内では、民主党の輿石幹事長らを中心に「辞めるよう求めている幹部はいない」(党幹部)とし、首相の厳重注意で決着を図ろうとする動きもあった。重要閣僚の辞任による政権への打撃を懸念したためだが、首相の判断は違った。

 首相は政権発足以来、原発事故の収束を政権の最優先課題と位置づけてきた。8日に福島県庁を訪れた際、「福島の再生なくして、元気な日本の再生はないという気持ちを知事と共有したい」と述べ、佐藤雄平知事に鉢呂氏らを紹介した。その閣僚から飛び出した問題発言を看過すれば、被災地はもとより、世論にも政権の姿勢に強い疑念を抱かれるのは避けられないからだ。

 10日昼、首相が視察先の宮城県気仙沼市で、「(鉢呂氏の)真意を確かめたい」と発言したのは、すでに謝罪などで決着させるのは難しいと判断していたからだとみられる。

 野党の強硬姿勢も、首相の判断に影響したのは確実だ。自民党の石破政調会長は10日午前、野党が多数を占める参院で、鉢呂氏に対する問責決議案の提出を辞さない構えをみせた。公明党幹部も「辞任しないと収まらない」と強調していた。

 鉢呂氏の進退をめぐり、臨時国会の冒頭から自民、公明両党と全面対決すれば、菅前首相の退陣で障害が取り除かれた与野党協調への道は閉ざされる。首相が目指す、東日本大震災の復興対策、復興財源確保などでの税制改正、経済対策の3テーマによる実務者協議の構想も頓挫する。

 「ねじれ国会」の下、鉢呂氏を続投させれば、与野党の激しい対立で政策実行の基盤を欠いた「菅内閣の二の舞いになる」(民主党参院議員)のは必至だ。輿石氏らの判断とは別に、党内には「続投すればするだけ、ダメージが続く。早くやめてもらった方がいい」(政務三役の1人)などとの声が広がっていた。

 辞任は鉢呂氏からの申し出によるものだったとされる。ただ、党内では、10日午後まで続投に意欲を見せていた鉢呂氏が「変心」したのは、首相が事実上、引導を渡したのではないか、との見方も出ている。

(2011年9月11日10時30分 読売新聞)

5936とはずがたり:2011/09/11(日) 16:44:47

アホすぎる。。

鉢呂経産相:「放射能つけたぞ」記者に防災服をすりつける
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110910k0000m010135000c.html

 鉢呂吉雄経済産業相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした。不用意な行動と批判されるのは必至で、原発を所管する担当閣僚としての資質が問われそうだ。

 鉢呂氏は防災服をすりつける仕草をした後、記者団に「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した。報道陣は、鉢呂氏の福島第1原発の視察後の見解を聞くため、取材していた。鉢呂氏は9日、仕草について「厳しい状況だったということを話した」と周囲に釈明している。

 鉢呂氏は9日午前の会見で、福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言。野田佳彦首相が訂正を求め、鉢呂氏は同日午後の会見で発言を撤回し、陳謝した。鉢呂氏は8日、野田首相に同行して福島第1原発や同原発から半径20キロの警戒区域を視察していた。

毎日新聞 2011年9月9日 22時36分(最終更新 9月10日 1時11分)

5937建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/11(日) 22:53:33
鉢呂発言でのマスコミ報道に抗議する
http://approaches.blog135.fc2.com/blog-entry-6.html
一国の大臣辞任を左右する事態で、マスコミが捏造報道をすることなど許されない。

9月10日に鉢呂経産相の放射能発言がマスコミで一斉に報道された。
マスコミは鉢呂氏の発言を、このように報道した。
読売「ほら、放射能」
朝日「放射能をつけちゃうぞ」
産経「放射能をうつしてやる」
FNN「放射能を分けてやるよ」
毎日「放射能をつけたぞ」
日経「放射能をつけてやろうか」

鉢呂氏のたった一言が、どうしてこれほどまでも違うのか。
鉢呂氏は本当はどう話したのか。

詳細は次のようだ
★読売新聞
 『着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と語りかけていた』
★朝日新聞
 『記者団に「放射能をつけちゃうぞ」と発言していた』
★産経新聞
 『記者に防災服の袖をすりつけるしぐさをし「放射能をうつしてやる」などと発言した』
★FNN
 『防災服の袖を取材記者の服になすりつけて、「放射能を分けてやるよ」などと話し』
★毎日新聞
 『報道陣に対し「放射能をつけたぞ」との発言』
★日経新聞
 『報道陣の1人に袖をすりつけ「放射能をつけてやろうか」と冗談まじりに述べた』


どれも話言葉を使って、鉢呂氏がそのような言葉を実際に『語った、発言した、話した、述べた』と報道している。
取材記者たちはその場で実際に鉢呂氏から同じ話を聞いていながら、これほどまでに、同じ言葉が違う言葉に聞こえるのだろうか。
なによりも国民に正確な報道をすることがマスコミの役目である。
今回のように勝手に創作した内容を国民に報道することは、報道機関としてもマスコミの信頼性を大きく損なう行為である。

今回の報道は、記者の創作であり不正確な内容である。
すなわち鉢呂氏自身の発言とは異なっているということだ。
もし、どれか一つが本当だとしたら、その他は記者の作文だということだ。

大手マスコミで働く記者たちは、たった一言も覚えられないほど能力が低いのか、
もしくは人の話を正確に聞く能力がないということだ。
そして、よく聞こえないときは適当に創作して記事にしてしまうということだ。

距離が遠かった記者が良く聞こえなかったとしても、
鉢呂経産相自身が実際に話した言葉を確かめることは鉢呂氏の一番近くにいた一記者を取材すれば明確になることなのに、
それさえしていない。今回の件は記者たちも当事者である。
だから当然、その一記者とは誰なのか、そこに集まっていた報道陣は誰なのかも明確にすべきだ。
そもそも、その時の録音はないのか。

このようなことが平気で行われているようでは、今後マスコミが、だれだれがなになにを言った、
と報道しても、到底、信用などできない。もし鉢呂氏の問題発言が一言でないならば、その全文を報道すべきである。
一国の大臣辞任を左右する事態で、マスコミが捏造報道をすることなど許されない。
鉢呂発言でのマスコミ報道に断固抗議する。
そしてマスコミ各社に対して訂正記事を要求する。
もし報道機関がこれに反論する場合には、その前提として訂正記事の掲載と実際に鉢呂氏が話したことの報道を求める。

5938建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/11(日) 22:57:38
「放射能発言」報道を検証=オフレコ漏れを問題視か−民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091100188
 藤村修官房長官は11日午後の記者会見で、鉢呂吉雄前経済産業相の「放射能を付けたぞ」
という趣旨の発言が報道されたことについて、民主党幹部が経緯を検証し、今後のメディア対応も検討する意向を示していることを明らかにした。
オフレコの非公式懇談での発言などが報道されたことを問題視しているとみられる。
 藤村長官は、鉢呂氏と記者団のやりとりに関し「今後の報道との付き合いにおいても、少し検証しないといけないと(党側から)聞いている」
と説明。また、「報道されている件は非公式懇談で(出たもので)、報道と本人の言っていることが違うようだ」と指摘した上で、
「ちょっとこの問題は重要なので、輿石東幹事長の方で少し動くかもしれない」と語った。 (2011/09/11-19:58)

5939建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/11(日) 22:59:08
「ちょっとこの問題は重要なので、輿石東幹事長の方で少し動くかもしれない」=「ちょっとこの問題は重要なので、小沢一郎の方で少し動くかもしれない」

5940建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/12(月) 19:10:06
今日は新聞休刊日だから、日曜日までにカタ付けたかったわけか。
何というマスゴミ主導!

5941チバQ:2011/09/12(月) 20:21:35
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001109120011
わずか1週間 地元落胆 鉢呂経産相 辞任
2011年09月11日


辞任の記者会見を終え、会見場を後にする鉢呂吉雄経産相=10日午後10時6分、経産省、金川雄策撮影

■新幹線・農業…期待一転


 福島第一原発事故による住民避難や放射能汚染の懸念について、「死のまち」「放射能をつけちゃうぞ」などと発言した鉢呂吉雄経済産業相(63)の辞任が決まった。地元・北海道から今後の働きを期待された初入閣は、わずか1週間余りで終わりを告げた。失望や落胆が広がり、怒りの声もあがった。


   ◇


 鉢呂氏は道4区(札幌市手稲区、小樽市など)選出で、衆院議員7期目。民主党北海道の代表を長らく務めた。これまで閣僚の経験がなく、初入閣には地元や党内からの喜びが大きかった。


 連合後援会の山本文雄会長は「軽い気持ちで言ったのかもしれないが、本人が責任を取るという考えなら納得するしかない。残念でならないが、これからもしっかり支えていく」。北海道電力泊原発は鉢呂氏の地元選挙区にあり、同村の牧野浩臣村長は「本人に悪意があっての発言ではないと思うが」と擁護しつつも、「公的な場での言葉としては好ましくなかった」と話し、辞任は不可避との見方を示した。


 斎藤博行・小樽市議は、鉢呂氏と大学時代からの友人。「『死のまち』という表現は、原発事故の災害の深刻さを説明する言葉として、間違っているとは思わない。こんな形でやめることになったのは残念だ」


 泊原発に近い、共和町の公務員丸山泰秀さん(48)は、鉢呂氏を応援していたという。「(記者団に語った)『放射能をつけちゃうぞ』という発言は、悪ふざけが過ぎた。(輸入関税の撤廃を目指す環太平洋経済連携協定)TPPや原発に慎重な人だったので辞任は残念」と話した。


 怒りの声もあがった。泊原発に反対している住民グループ「岩内原発問題研究会」の斉藤武一代表(58)は「『放射能がつく』という言葉は、北海道に疎開してきた福島の子供たちを最も傷つける、いじめの言葉。議員もやめて謝罪するべきだ」と、鉢呂氏の一連の発言を厳しく批判した。


   ◇


■「政権とのパイプ失った」自治体


 自治体関係者らもショックを隠せない。


 札幌市では、上田文雄市長が7日、就任したばかりの鉢呂氏と大臣室で会談。北海道新幹線の札幌延伸について「所管外ではあるが、早急に着工できるように閣内で頑張って頂きたい」と伝えると、鉢呂氏は「当然、頑張ります」と応じたといい、市長も大きな期待を示していた。


 同市の幹部は「これから(北海道)新幹線の延伸や産業振興で活躍していただきたかった。発言力も行動力もある人だっただけに非常に残念。民主党政権への大きなパイプを失った」と話した。


 原発の安全対策などにかかわる道危機対策局の幹部も、地元選出の大臣として、原発の諸問題にどう対応するのか注目していたという。「考え方や方針が明確になる以前の段階で辞任することになり、残念だ」


 TPPについて、野田内閣では交渉参加を検討しているが、JA北海道中央会は「北海道農業への打撃が大きい」と反対の立場だ。TPPは経産省の所管で、鉢呂氏は農協出身。JAは鉢呂氏の後押しに期待していた。


 JA北海道中央会の飛田稔章会長は、鉢呂氏が地元農業や地域経済を熟知した経産相として、大きな力を発揮すると期待していた。「TPPへの対応にも大きな期待をしていた矢先に辞任され、誠に残念」と述べた。


   ◇


■与党からも厳しい声


 道内の政党関係者からは、与野党問わず厳しい声が上がった。


 民主党北海道の岡田篤幹事長は「政治力に大いに期待をしていたが、このような事態は極めて残念」。辞任につながった一連の発言については「福島の県民に不快感を与えたということでは遺憾だ」と述べた。今後の政権運営については「当然影響が出る」との見方を示し、「死にものぐるいで党内が一致協力して突き進むしかないと思う」。


 自民党道連の岩本剛人幹事長は「人として許されない発言だが、(原発行政を担う)経産相の立場ならなおさらだ。3次補正予算も復旧・復興もさらに遅れることになり、責任はあまりに重い」と非難。「民主党にはやはり挙党一致は無理なのか、という有権者の失望は大きい。政治不信がさらに高まってしまう」と話した。

5942チバQ:2011/09/12(月) 22:27:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110912-00000126-mai-pol
<枝野経産相>原子力経済被害担当相も兼務
毎日新聞 9月12日(月)22時3分配信

辞令交付後に記念撮影に納まる(左から)野田佳彦首相、枝野幸男経産相、藤村修官房長官=首相官邸で2011年9月12日、梅田麻衣子撮影

 野田佳彦首相は12日の持ち回り閣議で、東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な言動で引責辞任した鉢呂吉雄前経済産業相の後任に、枝野幸男前官房長官(47)を充てることを決めた。原子力経済被害担当相も兼務する。枝野氏は同日夜、皇居での認証式を経て正式に就任した。菅前政権の官房長官として原子力政策やエネルギー問題に精通する枝野氏の起用で、首相は政権運営への影響を最小限に抑えたい考えだ。

 藤村修官房長官は12日の記者会見で枝野氏の就任を正式に発表した。枝野氏起用の理由については「やはり即戦力で、東日本大震災以降の復旧・復興、福島県の(原発事故)問題に深く携わってきた実績も買われた」と説明。首相は11日に枝野氏から内諾を取り付けたという。

 一方、前政権退陣の責任を問われる立場の枝野氏を新政権の発足直後に再起用したことについて、藤村長官は「全員野球という意味では、(首相が掲げる)挙党態勢に何ら影響しない」と述べた。

 枝野氏は民主党政調会長、行政刷新担当相、党幹事長などを歴任し、1月の菅内閣改造で官房長官に就任した。3月の大震災発生以降は政権中枢で、福島第1原発事故の対応などにあたってきた。

  枝野経産相は12日夜、経産省内で記者会見し、「菅内閣で官房長官などを務めた経緯から、野田内閣では裏方から支えたいと言ってきた。しかし、野田首相から(就任の)強い要請を受け、内心の思いは置いて引き受けた」と語った。原発事故の対応については細野豪志原発事故担当相らと連携し、事故収束や被害者支援に全力を挙げる一方、エネルギー政策の見直しや急激な円高対策に取り組む考えを示した。【松尾良】

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091200826
前原、仙谷氏説得に折れる=枝野氏「充電」できず−経産相後任
 東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な発言で辞任した鉢呂吉雄前経済産業相の後任に、枝野幸男前官房長官が決まった。枝野氏は「一兵卒の立場から野田内閣を支えたい」との意向を表明していたものの、民主党の前原誠司政調会長や仙谷由人政調会長代行らが説得し、最後は折れた。
 野田佳彦首相は2日の政権発足に当たり、枝野氏の閣僚起用を見送った。同氏が属する前原グループから4人を入閣させれば党内バランスが崩れ、挙党態勢が揺らぐことは必至だからだ。
 しかし、鉢呂氏が失言で辞任に追い込まれたことで、後任には安定感が欠かせなくなった。臨時国会召集を13日に控え、十分な調整時間も取れないため、原発事故を熟知している枝野氏の「即戦力」に頼らざるを得なくなったとみられる。
 政府関係者によると、枝野氏は「入閣を相当嫌がった」。枝野氏は首相より7歳若いが、初当選同期でライバル関係にもある。首相が輿石東幹事長を登用したサプライズ人事を目の当たりにし、枝野氏は、「野田氏は5年くらい、じっくりと首相になったときのことを考えていたのだろう」とうなったという。「いずれは先頭に立って役割を果たしたい」と公言する枝野氏としては、自身の将来を見据えた「充電」の必要性を感じていたのは間違いない。
 それでも、野田政権の発足間もないつまずきに際し、前原氏や「兄貴分」の仙谷氏に口説かれ、11日夜には内諾した。前原、仙谷両氏は12日、それぞれ「適任だ」と周囲に語った。
 ただ、枝野氏が幹事長として指揮を執った昨年7月の参院選で民主党は敗北。その後同氏が幹事長代理、官房長官の要職に就いたことへの批判は根強い。不評を買った菅直人前首相の「女房役」だったことへの反発もある。枝野氏にとり、経産相就任は重荷になるかもしれない。(2011/09/12-21:10)

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5943チバQ:2011/09/12(月) 22:28:17
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110912-OYT1T00430.htm?from=top
党内力学より能力?…要職歴任し手堅い枝野氏
 辞任した鉢呂吉雄前経済産業相の後任に内定した枝野幸男前官房長官(47)は弁護士出身。

 2009年の政権交代後、鳩山政権で行政刷新相として初入閣し、菅政権で民主党幹事長、官房長官と要職を歴任してきた。官房長官当時、記者会見や国会答弁を手堅くこなした。

 民主党内では前原政調会長のグループに所属し、原子力安全規制行政の組織再編を担当する前原グループの細野原発相と、原発対応で連携できる点への期待もあるとみられる。首相との関係も良好とされる。

 前原氏は12日、首相官邸で記者団に「適任だと思う」と語った。民主党の閣僚経験者の一人も「官房長官として原発問題にも取り組んだ経験があり、継続性、安定性の面からもいい人事だ」と評価した。

 前原グループの若手は「後任の経産相人事で失敗すれば野田政権へのダメージは計り知れないところだった」と指摘。旧社会党系グループに所属する鉢呂氏の経産相起用は、党内グループのバランスに配慮した人事だったと評されたが、首相は後任人事で、政権の立て直しのために能力を重視したとの見方を示した。

(2011年9月12日14時23分 読売新聞)

5944建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/12(月) 23:27:00
俺に郵政民営化の賛否を問い詰められ、返答に窮した餌駄野、今でも忘れちゃいねーよwww

5945建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/14(水) 00:00:53
m.sakade
東京新聞・長谷川幸洋氏が本日、鉢呂氏に取材できたそうだ。
長谷川氏によると、「鉢呂氏は放射能をつけたなどとは言っていない」と話したそうだ。
しかも、「第一報を流したフジテレビは、記者が現場にいなかった」と。

5946チバQ:2011/09/15(木) 23:13:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000062-jij-pol
脱原発派、調査会で増員=着工済み原発の稼働も―首相、議員定数削減で協議呼び掛け
時事通信 9月15日(木)15時1分配信

 野田佳彦首相は15日午後の衆院本会議で、原発依存度の低下に向け、新たなエネルギー基本計画を審議する総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)について、「これまでの政策に批判的な委員の数を増やす」と述べ、「脱原発」派の委員を積極的に起用する考えを表明した。公明党の井上義久幹事長への答弁。
 同調査会は来年夏までに基本計画を実質的に策定する。現在、原発推進派が委員の多数を占めており、先に辞任した鉢呂吉雄前経産相が構成を見直す意向を示していた。首相はこれを断行することを明確にし、「オープンでバランスが取れた議論ができるようにする」と強調。枝野幸男経産相も「(推進派と批判派が)半々になるか断言はできないが、バランス良く選ぶ」と述べた。
 首相はまた「原発の新増設は困難」と指摘する一方、着工済みの原発に関しては「進捗(しんちょく)状況もさまざまであり、立地地域の意見も踏まえながら個々の事案に応じて検討する」と述べ、完成後に稼働させることもあり得るとの認識を示した。

5947チバQ:2011/09/15(木) 23:14:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000140-mai-pol
<民主党政権>16日で丸2年 首相3人、主張も迷走
毎日新聞 9月15日(木)22時10分配信

衆院本会議で所信表明演説をする野田佳彦首相=国会内で2011年9月13日、藤井太郎撮影

 民主党が政権交代を果たしてから16日で丸2年。この間、2人の首相が途中で辞任し、3人目の野田佳彦首相は13日に開会した臨時国会で「目の前の危機、課題を着実に乗り越えていく」として野党と官僚に協力を呼びかけた。09年10月の臨時国会で鳩山由紀夫元首相が明言した「脱官僚依存」は政策決定の混乱を生み、09年衆院選のマニフェストは色あせ、日米関係は立て直しの途上にある。民主党政権2年間の迷走が国会答弁の変遷からも読み取れる。

 ◇<政治主導>政策決定は自民型に回帰

 「閣僚は一丸となって職責を果たす。官僚は専門家として持てる力を最大限に発揮する」

 野田首相は13日の所信表明演説で国力の結集を訴えた。だが、09年10月、民主党政権の初代首相として鳩山氏が行った所信表明は「政治主導」の高揚感にあふれていた。

 「政策決定は官僚を介さず、政務三役会議が担う。無血の平成維新、官僚依存から国民への大政奉還だ」

 民主党は野党時代、自民党政権に「政官財癒着」との批判を浴びせ、政権交代直後に実行したのが、閣議案件を事前に決めてきた事務次官会議の廃止だ。自民党政調の各部会が政策を事前承認するシステムが「族議員」を生んだとして民主党政調を廃止。鳩山氏は「政府の意思決定を内閣に一元化させた」「『政治が変わったな』と国民に夢と希望を与える」と胸を張った。

 政治主導になればすべてがうまくいくとの幻想は2年で霧消し、野田首相の所信表明に「政治主導」は一度も登場しなかった。政策決定から官僚を排除しようとしたツケは、東日本大震災の救援・復旧・復興対応の遅れとなって顕在化。一時は事務次官ポストの廃止も口にした仙谷由人元官房長官が震災後は事務次官を集めて「各府省連絡会議」を開き、被災地支援の実務調整に当たらせた。

 そして、野田政権はこの会議を定例化させ、民主党政調による事前承認制も導入。政策決定システムは「自民党型」に回帰しつつある。【田中成之】

5948チバQ:2011/09/15(木) 23:15:13
 ◇<マニフェスト>財源捻出は困難認める

 「マニフェスト財源の捻出で実現可能性の検証に不十分な部分があったことは率直に認めなければならない」

 野田首相は14日の衆院本会議で、自民党の谷垣禎一総裁からマニフェストの撤回を迫られ、財源捻出が困難な現状を認めた。自民、公明両党とは子ども手当などの目玉政策を見直す3党合意を交わしており、首相は合意の「誠実な履行」を約束。11年度第3次補正予算案の編成へ向けた与野党協議を呼びかけた。

 2年前の衆院選で民主党が掲げたマニフェストは政権交代の象徴となった。中学生まで1人当たり月額2万6000円を支給する子ども手当などに必要な財源を年16.8兆円と見込み、特別会計を含む国の総予算207兆円の全面組み替えによって捻出することをうたっていた。

 「民主党はマニフェストを国民との契約として戦った。政権交代により従前と異なる政策が取られ、抜本的な改廃を行うことも当然。それが民意」

 09年10月の参院本会議で鳩山氏はマニフェストの実行に自信を見せたが、財源捻出はかけ声倒れとなる。3党合意では、子ども手当の支給額を原則1万円に抑えて所得制限も導入するなどの大幅な見直しを受け入れた。

 「マニフェストに掲げた基本的な考え方は誤っていない。政策は優先順位を定め、3党合意を踏まえて進めていく」

 マニフェスト重視を迫る小沢一郎元代表らとの党内融和と、「ねじれ国会」とのはざまで野田首相の苦しい政権運営が続く。【松尾良】

 ◇<外交・安保>普天間移転めぐり沖縄に陳謝

 「民主党政権として、沖縄の皆様に大変なご迷惑をおかけしたことは深くおわびしなければならない」

 野田首相は15日の参院本会議で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐる迷走を陳謝した。

 民主党は野党時代、自民党政権の外交を「米国追従」と批判し、政権交代後は鳩山氏が同飛行場の「県外・国外」移設を目指した。これが日米関係を悪化させ、鳩山氏は県外移設を断念。同県名護市辺野古に移設する自民党政権時代の案に回帰し、混乱の責任を取って鳩山氏は辞任した。

 「引き続き沖縄の皆様のご理解を得るべく誠実に努力していく」

 野田首相はこう繰り返すが、沖縄側が受け入れる見通しは立っていない。普天間問題は日米間の「のどに刺さった大きなとげ」となり、日米安全保障条約改定50周年を迎えた10年に予定していた「日米共同声明」は先送り。民主党政権の首相はまだ一度も米国を公式訪問していない。

 そのため野田首相は鳩山氏が華々しく打ち上げた「東アジア共同体」構想も棚上げにする構えだ。同構想は「米国離れ」を警戒する米側の疑心暗鬼に拍車をかけた。

 「私の政権では大きな構想を打ち出すよりも、当面の諸課題に着実に取り組んでいくことがむしろ重要」

 日米関係の修復が外交の最優先課題となり、自民党政権以上に対米重視の姿勢を強めている。【西田進一郎】

5949建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/09/16(金) 08:40:54
当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側!
鉢呂経産大臣は原発村を揺るがす「原発エネルギー政策見直し人事」の発表寸前だった
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/19475

5950名無しさん:2011/09/16(金) 21:35:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2011091600805
松本国対代理ら辞表提出=会期延長の混乱で引責−民主
 民主党の松本剛明、加藤公一両国対委員長代理と松野頼久国対副委員長は16日午後、平野博文国対委員長に辞表を提出した。同党幹部が明らかにした。松本氏らは、会期延長をめぐり党国対の対応が混乱した責任を取るとしており、党幹部が慰留している。
 松本氏らは、会期を延長せず16日に国会を閉じるとした党執行部の方針に従い、衆院の各委員会の民主党理事に、会期末手続きの準備をするよう指示していた。しかし、執行部はその後、30日まで会期を延長する方針に転換。松本氏らは「誰かがけじめを付けないといけない」として辞表を出した。当初方針を貫けなかった平野氏らへの不満もあるとみられる。 
 これに関し、輿石東幹事長は16日の党代議士会で「委員会の理事や委員長にご迷惑をかけ、混乱させたことをおわびしたい。この責任は私自身に取らせてほしい」と陳謝した。(2011/09/16-20:36)

5951チバQ:2011/09/16(金) 22:33:36
http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201109160464.html
所得増税10年、首相が指示 復興財源 消費増税は排除

 野田政権は16日、東日本大震災の復興財源にあてる臨時増税について、法人減税を3年間凍結し、所得税は「復興貢献特別所得税」として、税額を一定割合上乗せする定率増税を10年間行う方針を固めた。民主党税制調査会と調整し、月内に政府・与党案をまとめたい考え。所得増税が実現すれば、年収500万円の世帯で年間4300〜8800円の負担増となる。

 この日、政府税制調査会(会長・安住淳財務相)は(1)法人減税の3年間の凍結と所得税の5〜10年間の増税(2)法人・所得増税と、たばこ増税などの組み合わせ(3)消費増税――の3案をまとめた。安住氏が、この増税の選択肢を野田佳彦首相に示したところ、首相は消費税を外し、所得増税の期間を10年とするよう指示した。

 政府の復興基本方針によると、5年間の復興費19兆円のうち、財源の手当てが必要なのは15.5兆円。日本たばこ産業(JT)などの政府保有株式の売却や、財政投融資特別会計の剰余金の活用などで5兆円を捻出できる見通しが立った。このため、残り10.5兆円とB型肝炎訴訟の和解金0.7兆円を合わせた11.2兆円を増税でまかなう。

5952チバQ:2011/09/16(金) 22:36:00
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110916-OYT1T00996.htm
政府税調、復興増税の選択肢2案を決定


 政府税制調査会(会長・安住財務相)は16日、東日本大震災の復興策に充てる臨時増税の選択肢とする2案を決定した。

 政府は、所得税と法人税を組み合わせた案を軸に検討を進める。給与収入500万円の夫婦と子ども2人の家族の場合、年間4300円の負担増となる見通しだ。政府は早ければ2012年度からの増税実施を目指す。

 政府税調が示した2案は、「所得税と法人税」とする案と、「所得税と法人税とたばこ税など」とした案。増税分には「復興貢献特別税」(仮称)と名付けて国民に理解を求める。

 会合では、両案のほかに、消費税を充てる案も示されたが、会合後に野田首相が安住財務相に除外するよう指示した。

 所得税の増税期間も、政府税調は当初、「5年」と「10年」案を示したが、野田首相の判断で、被災者への負担に配慮し、「基本的に10年」とすることになった。

 増税の期間と税率は、「所得税・法人税」案の場合、所得税は10年間、納税額に5・5%分上乗せする。また、今年から実施した所得控除の見直しによる増収分を5年間、復興財源に充てる。

 法人税は3年間、10%の増税を行う。

 「所得税・法人税・たばこ税」案の場合、所得税は10年間、納税額に4%分上乗せする。たばこ税は1本1円の増税を5年間または10年間継続するなどとする。

 いずれも、国税である所得税とたばこ税に対応する形で、地方税も個人住民税と地方たばこ税をそれぞれ増税する。

(2011年9月16日21時27分 読売新聞)


http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011091600607
復興増税、所得・法人軸に2案=首相指示で消費税除外−政府税調
 野田佳彦首相は16日、安住淳財務相と首相官邸で会談し、東日本大震災の復興財源を賄う臨時増税について、所得税と法人税を軸とする2案をたたき台に政府・与党案を策定するよう指示した。増税規模は11.2兆円で、期間は2012年度からの10年を基本とする。本格的な復興策を盛り込む11年度第3次補正予算案の早期編成に向け、月内に政府・与党案を決定し、与野党協議に臨みたい考えだ。
 政府税制調査会が復興増税の選択肢として同日示した3案を、会長の安住財務相が首相に報告した。首相は、増税期間5年のパターンを見送り、社会保障財源として税率引き上げを決定済みの消費税の増税案も除外するよう指示。これを政府税調案として決定した。今後は、政府税調案を基に民主党税調(会長・藤井裕久元財務相)が本格的な議論を進める。
 政府税調案は(1)所得税と法人税の増税(2)所得税と法人税にたばこ税(または酒税、揮発油税など)を加えた増税−の2案。当初は、消費税を13年10月から1年半、3%増税する案もあった。
 所得税には10年間、税額に4%か5.5%を上乗せする付加税を課す。夫婦と子2人のサラリーマン世帯の場合、年収400万円なら月額142円か200円の負担となる。実施に当たっては「復興貢献特別所得税(仮称)」などの名称も検討する。
 法人税は、継続審議となっている11年度税制改正法案に盛り込んだ実効税率(国税と地方税を合わせた税負担率)の5%引き下げを実施。その上で3年間、国税の税額に10%の付加税を課す。(2011/09/16-21:12)

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5953チバQ:2011/09/16(金) 22:56:09
http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201109160617.html
政権批判の経産官僚・古賀氏、辞意を撤回
 民主党政権の公務員制度改革などを批判し閑職に追いやられ、枝野幸男経済産業相から退職を勧められて受け入れた経産省の官僚、古賀茂明氏(56)=大臣官房付=が16日、辞めるのをやめると表明した。

 枝野氏はこの日朝の閣議後の記者会見で、古賀氏の退職について、「私が直接、対応すべき人事の対象ではない。事務次官以下に任せる」と述べた。

 これに対し、古賀氏はこの日夜、自らのツイッターで、「枝野さんは私の人事については自分の仕事でないと言ったそうです。辞表を撤回して再度大臣としての判断を求めることにしました」と書き込んだ。

5954チバQ:2011/09/17(土) 11:15:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110917/plc11091709400012-n1.htm
「増税ありき」政府に異論噴出 民主の対立、再び先鋭化
2011.9.17 09:38
 政府税制調査会が東日本大震災の復興に充てる臨時増税案をまとめた16日、民主党の税制調査会(藤井裕久会長)も初めて総会を開き、本格的な党内議論を開始した。復興財源をめぐり「増税ありき」の政府の姿勢に出席者から批判が集中するなど、8月の党代表選での対立が再燃した。

 「増税を前提に議論するのはおかしい。税外収入だけでやろうという選択肢はないのか。党は増税はないという立場で政府と交渉してほしい」

 政府税調が調整してきた復興増税3案が説明された後、意見交換に移ると増税反対を明確にする宮崎岳志衆院議員が口火を切った。

 「デフレ時の安易な増税は景気を冷やすだけだ」(大谷啓衆院議員)「増税は最後の手段だ。今、増税したら被災地は死んでしまう」(斎藤恭紀衆院議員)

 その後も、政府保有株売却や公務員人件費削減でまかなうべきだなどとの主張が続き、賛成意見はでなかった。

 この日、党税調が政府税調案提示に先立って総会を開き、党所属議員の意見を聴いたのは、野田佳彦首相が掲げる「党内融和」を優先し、増税慎重派に配慮したからだが、その思惑は裏目に出た。

 古本伸一郎党税調事務局長は「復興財源については、増税ありきではない」と述べて場を取り繕ったが、増税をめぐる対立の構図が改めて浮き彫りになっただけだった。

 復興増税は代表選の最大の争点だった。野田首相は増税路線を強調したが、海江田万里元経済産業相ら4人の候補は増税に慎重な態度を表明。早期増税に慎重な小沢一郎元代表に近い勢力は海江田氏を支持した。

 この日発言した大谷氏は小沢系。宮崎氏ら「中間派」と呼ばれる勢力にも増税に否定的な意見が多い。

 出席者の一人は「首相は党代表選の最初の投票で、全体の4分の1しか得票できなかったことを忘れてはいけない」と指摘した。

 執行部は来週にも党としての案をまとめたい考えだが、難航必至だ。


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