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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

945チバQ:2009/12/19(土) 20:41:09
>>442>>450
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141672
上峰町長給与半減案可決 「奇跡」と満面の笑み 武広氏「町改革の第一歩に」
2009年12月19日 01:15 カテゴリー:九州 > 佐賀
 町長給与を半減するための条例改正案が上峰町議会で可決された18日、武広勇平町長は「財政再建に向けた姿勢を示すことができた。町改革に向けた第一歩になる」とうなずいた。議会の信任を得るまでに時間はかかったが、自らの公約が実現に向かったことで、さらなる財政健全化に意欲を示した。

 議会終了後、取材に応じた武広町長は「会期中の感触では(可決は)難しいと思っていたが、奇跡が起きた。込み上げるものがあった」と満面の笑み。3月の就任後から議会対策に苦心してきただけに、表情には安堵(あんど)感があふれていた。

 6月議会で否決された給与削減案は7月1日の施行を求めていたため、武広町長の就任前、既に町長給与の15%削減を議決していた議会側が「議決を尊重すべきだ」と反発、3対6の賛成少数で否決されていた。今回は来年4月からの適用としたこともあり、前回反対の議員も「何もかも反対では前に進めない」と容認、7対1(病欠1)の賛成多数で可決した。

 ただ、同案がもたらす影響に不安の声も上がっている。吉富隆議長は「町長は『削減は自分だけ』と言うが、議員や職員も同様にしなければという意識になるのでは」と指摘。町内からさらなる歳出減を求める声が続く可能性に懸念を示した。

 このほか、町職員が起こした不祥事の責任を取り、武広町長が来年1月から3カ月間、自身の給与を10%削減する条例改正案など10議案も原案通り可決した。

=2009/12/19付 西日本新聞朝刊=

946チバQ:2009/12/20(日) 20:46:00
>>928
http://mainichi.jp/area/oita/news/20091218ddlk44010529000c.html
玖珠町:町長辞職、出直し選へ出馬表明 リコール派、対抗馬擁立の構え /大分
 玖珠町の後藤威彦町長(65)が12月議会最終日の17日に突然辞職し、「町民に信を問う」と出直し町長選への再出馬を表明。町内に衝撃と波紋を投げかけた。町総合運動公園建設を巡る「公約違反」や政治姿勢を理由に町長リコール(解職)請求署名運動中だった「玖珠の町政を考える会」の繁田弘司代表は候補擁立を進める構え。一方、「ごたごたはもうご免。早く町政正常化を」との町民の声も強い。出直し選挙の日程は18日の選管で決めるが、1月後半になりそう。町長職務代理者は、18日から太田尚人副町長が務める。【楢原義則】

 ◇後藤町長
 後藤町長は本会議の休憩を申し入れ、藤本勝美議長に「退職申し立て」を提出。さらに本会議場で「任期途中で多大なご迷惑をかける」と断った上で「運動公園の公約変更で町民から意見や批判があり、解職請求につながった。町民世論を二分させては町政に大きな影響や禍根を残す」と淡々と辞職表明。「再度、町民に信を問い、私の考えをきちんと訴えたい」と再出馬への意欲を示した。

 閉会後、記者会見。この時期の辞職について「出直し選挙で誰が町長になろうと、第5次町総合計画を練るこの時期が最適と判断した」「辞職し、いったん責任を取る。リコールの成立をかわす意図はない」と語った。

 既に着工し、来春造成が終わる運動公園は「(再選したら)検討委員会など諮問機関を設置し、多くの町民の声を吸い上げて内容を決める」と述べた。

 ◇リコール派
 繁田・考える会代表は突然の辞任に「びっくりした。公約違反について町民が『おかしいものは、おかしい』『後藤町長は選挙の争点(公約)を守るべき』というごく当たり前のことを理解し、リコール運動でも浸透していった。それが、辞職につながったのではないか」と分析。有権者の署名数が目標(6000人)の8割強に達していたことを明らかにした。辞職表明を受けて運動を中止した。

 出直し選挙での対抗馬については「意中の人が2、3人おり、役員会で話し合ってみたい」と前向き。「町の中心部や周辺部を総合的に見回しながら、町民ときちんとコミュニケーションをとり、約束事はちゃんと守る人物を選び積極的に支援したい」と語った。

 ◇町民
 リコール運動に賛成署名したという自営業者(66)は「玖珠町は九重町との合併不成立でみそをつけた。明るい展望もない中での今回の混迷ぶりはよくない。特に、運動公園の公約違反は信用できない。再選挙で問題点を整理し、町政のビジョンを描ける人が出てほしい」とごたごたに嫌気の表情。

 後藤氏の支持者だという農家の男性(62)は「後藤さんも苦渋の選択をしたのだろう。ただ、公約を簡単にひるがえしたのが残念。出直し選挙では候補者の意見や公約をじっくり点検してみたい」

 中立の立場だった一級建築士の尾方秀則さん(55)は「運動公園問題は出直し選挙で決着をつけ、混乱の収拾を図ってほしい。その上で、町活性化策などの将来展望について前向きな議論を展開し、明るい道筋をつけてほしい」と語った。

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 ■解説

 ◇問われた「公約の重み」
 「公約の重み」が試された、今回の玖珠町政の混迷劇。中央で民主党連立政権がマニフェストを順守できるか注目されるなか、町総合運動公園を巡る後藤氏の「公約違反」はより鮮明にクローズアップされた。

 昨年8月の町長選。「二十数年来の町民の悲願」と建設推進を訴える現職に対し、後藤氏は「財政負担が大きく計画中止。購入済み用地は他に有効活用」と訴え、大差で初当選する原動力になったことは衆目一致する。

 だが、当選後1カ月も経たずに「国への巨額の補助金返還」などを理由に「推進」に転じた。法的に禁止された1年間を待ってリコールの機運が高まったころ、町長にこう話したことがある。

 「議会は推進決議しているが、公約順守や政治信条をあくまでも貫くべきだった。どうしても推進せざるを得ないときに初めて、支持者も納得する」

 後藤氏は支持者からも「腰の弱さ」を追及され、議会からは「くみしやすい町長」「主張が一貫していない」とのレッテルを張られた。これでは、思い切った町政のかじ取りは無理。改めて「信を問う」しかなかった。

947チバQ:2009/12/21(月) 12:10:46
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091221-OYT1T00069.htm
生え抜き「影の知事」…裏金接待疑惑の福岡副知事
 21日にも辞任する福岡県の中島孝之・同県副知事(67)は、市町村運営を指導・助言する「地方課」畑を歩んできた生え抜きのエリートだった。


 町村会幹部が、市町村に多大な影響力を持ち続けてきた県政ナンバー2とのパイプ作りのため、裏金に手を染めたという構図が浮かび上がる。

 中島氏は副知事になって10年余。3人いる副知事で最も県政を熟知し、重要案件の推進や県議会との調整に不可欠な存在で「影の知事」とも呼ばれた。

 1964年に入庁。地方課(現・市町村支援課)の参事、副課長、課長を歴任。約20年間にわたり、市町村とのかかわりが深い仕事に携わり、企画振興部長だった99年に麻生渡知事の目にとまって副知事に抜てきされた。県議らは「労を惜しまず足を運ぶ気配りの人」「アメとムチを使い分け、物事を上手に進める」などと評する。

 副知事2年目、筑後川の中州に計画されたごみ施設建設を巡る市町村間の対立では、仲介役を務めた。「関係首長をよく知っているからと頼まれた」という中島氏はこの時、町村会の顧問に就いた。

 ほかに接待を受けたとして、名前が挙がっている県幹部も中島氏の腹心で、地方課畑の職員やOBだ。

 「県庁の御三家と言えば、財政、人事、旧地方課。町村会にとって、地方課出身で県の中枢にいる中島さんとのパイプ作りは当然の仕事だった」。県幹部は、今回の接待疑惑をこう読み解く。県職員人事にも強い影響力を持つとされる中島氏は、近い関係の幹部を各部局に配置し、町村からの要望を直接指示できる立場だった。

 県はカラ出張などによる裏金問題が発覚した96年以降、再発防止策を講じてきた。ベテラン県議は「町村会は県民の目が届きにくい。県の幹部たちは、それに乗じて甘い汁を吸い続けたのではないか」と指摘する。

 「旧通産省出身の知事が打ち出す政策は先進的だが、実現への課題も多い。中島さんは、その折衝を一手に担ってきた」。県庁内から調整役を失った県政の停滞を懸念する声も上がっている。

(2009年12月21日09時18分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091221-OYT1T00067.htm?from=nwla
福岡副知事の観光旅費、町村会負担…裏金支出か
 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、辞任の意向を示している中島孝之・副知事(67)が、公務で東京に出張した際、近辺の観光地を旅行し、その旅費を町村会側に負担させていたことが20日、関係者への取材で分かった。


 県警は、この旅行にも町村会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)らがプールした裏金が使われたとみている。

 関係者によると、中島副知事は、東京で開かれる町村会の全国会議に出席した際、近くの観光地にも足を延ばしていた。出張には天野被告も同行しており、数回にわたって出張先近辺の旅行を企画。その費用は町村会側が支払っていたという。

 天野被告は、元町村会事務局次長、田中剛佑被告(70)(同)らと共謀。コピー用紙を架空発注する手口で町村会事務局から、約100万円を詐取したとして逮捕された。県警は、天野被告らが同様の手口で、財団法人・福岡県市町村振興協会など複数の団体からも1000万円以上をだまし取ったとみて捜査している。

 詐取した金の使途について、天野被告は「中島副知事ら幹部を福岡市・中洲の高級クラブやマージャン、ゴルフで接待するために使った」と供述。さらに、中島副知事がクラブのホステスらとヤフードーム(福岡市)でプロ野球観戦をする際にも、天野被告らが同席し、チケット代や飲食代などを支払っていたことがわかっている。

(2009年12月21日09時16分 読売新聞)

948チバQ:2009/12/21(月) 12:16:29
>>405ほか
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912200002
錦江町長に楠元氏/町政の刷新選ぶ
2009年12月21日

 20日投開票された錦江町長選のやり直し選挙で、元町議の楠元忠洋氏(62)が悲願の初当選を果たした。わずか5票差で敗れた4月の町長選から8カ月。前町長が推した前副町長の秋元達矢氏(59)=いずれも無所属新顔=を破って雪辱を果たした形だ。当日有権者数は8034人で、投票率は84・52%だった。
 不在者投票事務の不備などを理由に県選管が選挙無効を裁決し、当選した野元良一氏(61)が辞職して実施された再選挙。楠元氏と、野元前町長を副町長として支えた秋元氏が町政の刷新か継続かをめぐって論戦を繰り広げた。
 楠元氏は「『チーム錦江町』をスローガンに、町民みんなで住民本位のまちづくりに取り組みたい」と語って支持を集めた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091220-OYT8T00825.htm
やり直しの錦江町長選は楠元さんが雪辱果たす
 県選管の選挙無効裁決を受け、野元良一・前町長が辞職したことに伴う錦江町長選は20日投開票され、元町議・楠元忠洋氏(62)(無所属)が、前副町長・秋元達矢氏(59)(同)を破って初当選した。

 楠元氏は選挙無効となった4月の町長選にも出馬し、やり直しとなった今回は、「町政を刷新し住民本位のまちづくりをする」と訴えて支持を広げた。

 秋元氏は、野元前町長の実質的な後継として、副町長の経験と実績をアピールしたが及ばなかった。

 県選管が10月に行った裁決は、野元・前町長が5票差で楠元氏を破った4月の町長選について、不在者投票を行った特別養護老人ホームでの投票立会人の事務が不適切で、投票結果に影響したと判断した。これを受けて、同町選管は、今回の選挙から、不在者投票の管理と運営について、施設側が選任する立会人とは別に、選管委員と職員を派遣。投票事務の指導や助言を行う改善策を取り入れている。

 ▽当日有権者数 8034人▽投票者数 6790人▽投票率84・52%

(2009年12月21日 読売新聞)

949名無しさん:2009/12/21(月) 21:07:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009122100775
中村副知事が出馬へ=長崎知事選
 任期満了に伴う長崎県知事選(来年2月21日投開票)で中村法道副知事(59)は21日、長崎市内で知事選への出馬を表明した。22日に退職願を提出する予定。
 同知事選には、民主党が推薦する前農林水産省官僚の橋本剛氏(40)、元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(52)ら5人が出馬を表明。金子原二郎知事(65)は不出馬を表明している。(2009/12/21-19:07)

950名無しさん:2009/12/22(火) 07:11:52
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000912210001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮崎> 記事

宮崎市長選「後継」巡り議会二分
2009年12月22日


NPO主催のタウンミーティングで顔をそろえた立候補予定の戸敷、斉藤、由利の3氏(左から)=17日、宮崎市橘通西3丁目


 来年1月17日告示、24日投開票の宮崎市長選。いずれも無所属の旧佐土原町長の戸敷正(57)、前市議の斉藤了介(43)、元県議会副議長の由利英治(59)の3氏が名乗りを上げている。今期で引退する津村重光市長(62)=4期目=の路線継承を焦点に、市議会の対応も真っ二つに割れている。一方、国政選挙で結束してきた民主党県連と社民党県連合の間に立ち始めたさざ波は、市長選にも及ぶ。選挙の構図を探った。


 「議会として津村市長を支えてきた流れを絶やさないため、応援することにした」。12日にあった斉藤氏の事務所開き。選対本部長の日高義幸市議が訴えた。横には自民、民主系の市議15人が並んだ。


 定数46の市議会のうち、斉藤氏を支援する市議は20人以上。「斉藤氏が津村市長の後継」が、理由だ。


 元県議の津村氏は1994年に初当選。それ以降、民主、社民、自民、公明など共産を除く各党の選挙協力を得て、当選を重ねた。その津村氏は9月、「1人の人間がずっととどまるのは好ましくない」と述べ、次期市長選への不出馬を表明。自民系のベテラン市議らが白羽の矢を立てたのが、40代の斉藤氏だった。


 斉藤氏は、「後継者」との評に「意味がちょっと分からない」と不満げだ。だが、建設業者は市の工事を受注できるランクに応じて斉藤氏の後援会員集めを進めるなど、「津村後継」を期待して走り出している。


     □■□


 過去の市長選で、津村氏と最も票差を詰めたのが、捲土(けんど)重来を期す戸敷氏だ。


 94年に1万7千票の大差をつけて当選した津村氏は、その後2回は無風選挙。それが前回、今夏の衆院選宮崎1区で落選した元文部科学相、中山成彬氏の支援を受けた戸敷氏に9千票差まで迫られた。当時、自民系市議は中山派と反中山派に分裂した。


 今回は11人の市議が戸敷氏を支援。戸敷氏が町長だった旧佐土原町を地盤とする市議のほか、津村氏が導入した地域コミュニティ税など津村市政からの脱却を狙う面々だ。伊地知義友市議は「増税なのに市民の理解を得られていない」と廃止を訴える。


 この新税に対して戸敷氏は廃止の可能性に触れ、斉藤氏は総論で賛成の立場だ。


     □■□


 県都決戦に政党も入り乱れる。


 自民は宮崎市の6地域支部のうち4支部で態度を決めていないが、2支部は戸敷氏の推薦を決定。一方、公明は斉藤氏側に回るとみられ、民主県連と連合宮崎も斉藤氏の推薦を決めた。


 ただ、選挙に関する対応は全会一致で決めるケースが多い連合宮崎は今回、異例の多数決をとった。幹部20人のうち斉藤氏推薦に賛成11人、反対6人、保留3人。連合傘下の最大組織、自治労は反対した。


 自治労が支持するのは、社民県連合。その社民はまだ対応を決めていない。理由として取りざたされているのが、民主県連との関係だ。


 衆院選宮崎1区は、両党が推薦した無所属候補が当選したが、民主県連の井上紀代子代表は早々に来夏の参院選に独自候補の擁立を明言。現在、選定を進める。10月には07年参院選で両党が推した無所属の参院議員が民主入りし、社民の神経を逆なでした。


 社民は旧社会党時代から過去4回とも津村氏を推薦。が、新税には反対だった。津村氏にも民主県連にも協力してきたのに袖にされた――。社民県連合の不満は募り、ある幹部は「市長選を民主が自力でどれだけやれるか、やってみればいい」。


 11月に立候補を表明した由利氏は、出遅れを取り戻そうと、19日に後援会事務所を開設した。


【地域コミュニティ税】市民税に一律500円を上乗せする市独自の新税で、2009年4月スタート。税収は18地域自治区へ人口に応じて分配し、自治区ごとに使途を決めてまちづくりに活用する。自治会加入率の減少などを受けて市が07年に構想を掲げ、08年3月の市議会に提案。増税や地域のあり方をめぐって市民も巻き込んだ議論に発展し、最終的に周知のためなどとして導入を1年先送りする案が賛成31、反対14で可決された。

951名無しさん:2009/12/23(水) 10:57:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20091223-OYT8T00157.htm
ホーム>地域>長崎
知事選 各政党、展望や意気込み
 来年2月の知事選に立候補表明した中村法道副知事(59)が22日、金子知事に辞職願を提出した。これで立候補を表明したのは6人と、本県知事選では最多となった。激戦が予想される選挙について県内の政党幹部に聞いた。

 ほかに立候補を表明しているのは、元ルーマニア大使の東良信氏(61)、市民団体事務局長の深町孝郎氏(67)(共産推薦)、元農林水産省職員の橋本剛氏(40)(民主推薦)、元参院議員の大仁田厚氏(52)、県議の押渕礼子氏(71)。

 橋本氏を擁立した民主党。県連の渡辺敏勝幹事長は、「全くの新人なので、有権者に顔と名前を覚えてもらうのが第一。中村氏は知名度があり、行政経験も豊富なので最強のライバル」と警戒する。

 中村氏を支援する自民党県連の田中愛国幹事長は、「現県政を継承しつつ、景気などの面で底上げを図る必要がある。草の根運動でどんどん盛り上げたい。中村氏の豊富な経験を信頼しており、しっかり応援する」と意気込んだ。

 公明党県本部の江口健幹事長は、「これから正式な支援要請があれば、幹事会を開いて決めるが、県政の方向性が極端に変わるのは困る。新知事には雇用や景気対策を充実させてほしい」と注文した。

 深町氏を推薦する共産党県委員会の山下満昭委員長は、「大型公共事業を推進してきた金子県政を継承させてはならない。こうした政治に反対してきた深町氏をサポートし、主張を広めていく」と語った。

 橋本氏が推薦願を出している社民党県連合の吉村庄二代表は、「政権交代で中央が変わったように、地方も変えなければならない。橋本氏の人物像や政策を見極めたうえで、応援するか議論したい」と話す。

(2009年12月23日 読売新聞)

952とはずがたり:2009/12/23(水) 11:50:56
長崎も与党への不満が高まるとまた宮崎みたいなゲテモノに票が集まってしまうかも知れませんなぁ。。ちょい心配。

953チバQ:2009/12/23(水) 17:33:09
http://www.373news.com/modules/pickup/area.php?areaid=26&storyid=21209
鹿屋市長選 新たに2人 出馬断念
(2009 12/22 09:36)
 2010年1月17日告示、同24日投開票の日程で行われる鹿屋市長選挙に立候補表明していた、元東串良町長で社会福祉法人理事長の北園洋一氏(73)=東串良町川東=と、病院職員の本田仁氏(61)=同市花岡町=の2人が21日、立候補を取りやめることを明らかにした。今回の立候補断念により、一時7人いた表明者は計3人となった。
 北園氏は同日、市役所で記者会見し「私と同じような政策を掲げる候補者がおり、市外在住の私が出る幕はないと感じた」と説明。本田氏は南日本新聞の取材に対し「税金の無駄遣いを指摘している私が出ることで、(各候補が法定得票数を獲得できずに)再選挙になっては市民に申し訳ない」と述べた。
 現在、立候補の構えを見せているのは、鹿屋商工会議所前会頭の岡崎継義氏(70)=同市寿7丁目=のほか、鹿屋市議の本白水捷司氏(66)=同市海道町、会社社長の嶋田芳博氏(61)=同市西原2丁目=の3人。

954チバQ:2009/12/25(金) 00:06:38
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091224-OYS1T00651.htm
みやま市長宅にタヌキ死体放置、ガラスも割られる
 福岡県みやま市の西原親市長宅で23日未明に窓ガラスが割られ、タヌキの死体が置かれるなどの被害が起きていたことが24日、わかった。県警瀬高署が器物損壊容疑で捜査している。市長や同署によると、23日午前8時半ごろ、同市瀬高町の市長宅で、市長の妻が炊事場と居間の窓ガラスが1枚ずつ割られているのに気づき、110番した。玄関には、タヌキの死体1体が置かれていた。

 西原市長は元県議で、2007年1月の瀬高、山川、高田の3町合併に伴う市長選で初当選した。市長は「心当たりがない」と話している。

(2009年12月24日 読売新聞)

955チバQ:2009/12/25(金) 21:55:45
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000912250005
地方議会、「つて」求め自民変化
2009年12月25日

 政権への「つて」を求め、激しく反目してきた民主系首長に歩み寄ったり、民主党議員を議長に担いだり――。政権交代から24日で100日が過ぎ、県内の地方議会にも中央の政変の影響がじわりと及んできた。野党に転じた自民党は、高速道路無料化など政府の看板政策に反対する意見書採択を次々と各議会に働きかけ、反攻を仕掛ける。自民色の強かった地方議会の勢力地図は変わるのか。攻防はこれからが本番だ。(上山崎雅泰、市川雄輝)


 「奇跡が起きました」。18日、上峰町議会(定数10)の12月定例会最終日。議場を出て報道陣に囲まれた武広勇平町長(30)が顔をくしゃくしゃにした。


 3月の町長選での公約に掲げた自らの給与50%カット議案が賛成多数で可決された。民主党参院議員の秘書から転じて迎えた3度目の議会。就任9カ月でようやく宿願を果たせたのは、反目してきた「前町長派」が歩み寄った結果だった。


 武広町長は、前町長が公職選挙法違反(寄付行為)の有罪確定で失職したのに伴う3月の町長選で初当選、現職で全国最年少首長になった。対立候補の前副町長を支援した「前町長派」7人は、就任した武広町長と反目し続け、町長給与カット案を6月議会で否決。9月定例会でも再提案を検討したが、対立の構図は変わらず「否決は必至」と判断、不戦敗を強いられた。だが今回、5人が賛成に回った。


 ここに来て、なぜ前町長派が態度が軟化させたのか。


 県内自治体ワーストという町財政の再建には武広町長の持つ民主党人脈が不可欠だからだ――。こう複数の前町長派は打ち明ける。


 町には来年度末、町内の旧リサイクル工場敷地を購入した際に民間から借りた約2億7千万円の一括返済が迫る。借り換えをしたいが、悪化する財政指標が国の基準を超え、国や県の許しを得ないと借金できない状況だ。


 政権交代で、地方自治を所管する総務相に就いたのは、佐賀1区選出の原口一博・民主党県連代表。町長は早速11月、大臣室を訪ねて総務相との直談判を実現した。同行した前町長派の吉富隆議長は「町長の力で、借り換えの件も何とかしてくれるのではないか」と期待も口にするようになった。


 11月に改選した鳥栖市議会では、2人会派「民主クラブ」から原康彦氏(55)が民主党所属では県内初の地方議長に選ばれた。党県連幹事長(辞意を表明)として毎週のように各自治体の陳情をさばく立場とあって、「陳情が国に届きやすくなる」と、自民系も含む各会派の思惑が一致した結果だった。


 ■民主党所属議員数 ※党籍を持つ議員。カッコ内は定数


  県(41)3人
  佐賀市(38)5人
  唐津市(34)1人
  鳥栖市(22)2人
  小城市(26)1人

956チバQ:2009/12/25(金) 21:56:00
 ◇


 民主への接近の動きの一方、11〜12月の各議会定例会では政権に真っ向から対抗する動きも広がった。自民党県連による「意見書攻勢」だ。


 県議会(定数41)は定例会最終日の17日、陳情窓口を都道府県連に一元化した民主党の新ルールを批判し、直接地方の声を聞くよう国に求める意見書を賛成多数で可決した。最大会派「自民党」(30人)が発議した。


 鳩山政権の目玉政策の一つ、高速道路の無料化に反対する意見書は、佐賀市など5議会が採択。全国学力調査の抽出方式切り替えや、永住外国人への地方参政権付与に対しても反対する意見書の採択が相次いだ。


 仕掛けたのは自民党。全国を挙げての取り組みだ。


 党本部の石破茂政調会長は10月23日、全国都道府県連の政調会長を集め、民主党の政策に対抗して意見書の採択に地方議会で取り組むよう呼びかけた。県連もこれに呼応し、旧市町村ごとの地域支部を通じて系列議員に意見書の発議や採択を働きかけた。


 「政権を離れた今、意見書は陳情に変わる政策実現の最大のツールだ」と県連の岩田和親政調会長(県議)は言う。


 自民党の政策に沿う意見書が地方議会を席巻すれば、政権も政策転換せざるを得なくなると岩田氏は見る。「中央は民主が多数派でも地方は違う。今の政権が本当に国民の声を映すものなのか。どんどん問いかけていきますよ」


 ■鳩山政権の施策に反対する主な意見書
  (意見書の項目/採択した議会(町議会除く)


 全員を対象とした全国学力調査の継続を求める意見書/県、佐賀市、小城市、嬉野市、神埼市、鳥栖市、鹿島市


 高速道路原則無料化の撤回を求める意見書/佐賀市、唐津市、嬉野市、神埼市、鳥栖市


 国が直接地方の声を聞く仕組みの保障を求める意見書/県


 永住外国人への地方参政権付与に反対する意見書/県、小城市、嬉野市、鳥栖市


 ※11、12月定例会での採択分

957とはずがたり:2009/12/25(金) 23:32:43
>>955
凄いっすねぇ。
地方では与党の看板が効くなぁ。
2人会派から議長てw

958名無しさん:2009/12/26(土) 13:16:37
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091225/02.shtml
中村氏が知事選に出馬表明 無所属、「総合力で県政運営」



中村法道氏
 前副知事の中村法道氏(59)は24日、長崎市内で会見し、来年2月の知事選に立候補することを正式に表明した。「これからの荒海を乗り切るには長年の行政経験と地域の事情に対する明るさが必要。即戦力として役に立ちたい」と決意を述べた。

 中村氏は自民党に近い経済界のトップらでつくる「新知事をつくる県民の会」準備会や同党県連などの要請を受けて出馬を決意。政党への推薦願は出さず無所属で立候補するという。

 具体的な政策では「アジア・国際戦略本部」の設置や地域の声を県政に反映させるための「長崎県・市町連携推進会議(仮称)」の創設などを挙げた。

 九州新幹線長崎ルート整備と石木ダム建設については推進の立場を表明。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査は反対とした。県庁舎整備問題では現在、県が進めている基本構想の策定などの取りまとめを受けた上で「幅広く県民の意見を聞き、最終的に判断したい」と明言を避けた。

 金子原二郎知事の後継ではないかとの質問には「もともと行政は継続性が非常に強く求められる。各候補の主張にもあまり差を感じない。後継との指摘は当たらない」と否定。当選した場合に金子県政とどう違いを出すのかについては「トップダウンで政策を進めることもあるだろうが、より職員の総合力を生かした県政運営を進めたい」と述べた。

 中村氏は南島原市有家町出身。長崎大経済学部を卒業後、1973年に入庁。対馬支庁長や農林部長、総務部長などを経て今年4月から副知事を務めていた。

 知事選への立候補表明は6人目。これまでに前ルーマニア大使の東良信氏(61)、前共産党県委員会委員長の深町孝郎氏(67)=共産党推薦=、前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主党推薦=、元参院議員の大仁田厚氏(52)、県議の押渕礼子氏(71)が表明している。

959名無しさん:2009/12/28(月) 21:01:50
国政ネタ中心ですがどこに貼っていいかわからんので。

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000912280001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮崎> 記事

野党の現実、かみしめ
2009年12月28日


「まずは野党に転落して、おわびを申し上げなければならない」。16日、東京都千代田区の中央畜産会。自民党衆院議員(宮崎2区選出)の江藤拓(49)は応対した幹部に会うなり、こう言って頭を下げた。


今夏の衆院選。江藤は、民主の新顔道休誠一郎(56)に約4万の得票差をつけ、3度目の当選を果たした。だが、自民自体が大敗し野党に。江藤は党の農林水産関係団体委員会の委員長を務めており、この日は参院選での協力を求め、党職員と共に自民と関係が深い団体を回っていた。


そして去り際には「お見捨てなきようよろしくお願いします」。あくまでも平身低頭だった。4団体を駆け足で巡りながら「おれたちは野党。これぐらいやらなきゃ駄目なんだ」。移動の車中でつぶやいた。


   ◇◇


「大物農水族」として知られた父の故・隆美氏の後を継いだ江藤は「2区の代弁者たり得るのは私」と自負する。かつて自民議員に批判的な意味で向けられた「族議員」「利益誘導」という言葉も、「地元の皆さんに喜んでもらえれば泥をかぶってもいい」と言い切る。


ただ、政権交代を経て、派閥の取材に集まる報道陣のテレビカメラは小型のハンディータイプになった。出てくる朝食も「前は箱弁当だったけど、今はおにぎり2個、卵焼き、ウインナー、漬物かな」。党や派閥から来る活動資金は半分に減ったという。「負けるっていうのは、こういうこと。悔しいことや惨めなことがあって当然」と、「野党」をかみしめる。


   ◇◇


クリスマスの25日。自民党衆院議員(宮崎3区選出)の古川禎久(44)=3期目=は朝8時から都城市で年末のあいさつ回りをしていた。訪問先は企業や農協など。午前中だけで20カ所ほどになった。だが「他の人もみんなやってること」。常に外に出て人々と意見交換することを「政治の原点」と話す。


6月、当時の麻生太郎首相を前に「大政奉還を決断すべきだ」と発言し話題に。衆院選後の総裁選では「党再生につなげたい」と江藤と共に若手を担いだ。そして今、執行部に対し「国会対策が生ぬるく、腰の引けた駆け引きに終始している。思いが国民に届いていない」と手厳しい。


どう党を立て直すのか。古川は、立ち寄った事務所で「原点に戻ることだ」と強調すると、再びあいさつ回りに出掛けるため、大急ぎで席を立った。


   ◇◇


政権を取った民主党は、陳情の窓口を幹事長室に一本化したり、握った予算をちらつかせたりして、自民を支持してきた業界団体に攻勢を強めている。


県医師会の稲倉正孝会長は10月、民主党国会議員らの訪問を受けた後「いい医療政策を実現するためには、すべての政党と付き合わなければ」と強調。今月には農業共済関係団体の集会で民主党参院議員の外山斎(いつき)(33)が、江藤、古川も出席するなか、「ある特定の政党を応援している団体ではないかという民主党議員も数多くいる」と発言し、波紋を呼んだ。


県内でも力を増す民主に対し、江藤と古川の活動の成果は、来夏の参院選で試されることになる。(敬称略)


(この連載は、今村優莉と石田一光が担当しました)

960チバQ:2009/12/29(火) 12:21:24
http://www.asahi.com/politics/update/1229/SEB200912290003.html
阿久根市長、自在に職員処罰? 支持派市議を賞罰委員に2009年12月29日10時34分


 阿久根市の竹原信一市長は28日、職員の処罰を協議する市の賞罰審査委員会の委員に市長を支持する市議2人を任命する意向を、市の課長会で明らかにした。竹原市長は、一般的に副市長や市の部課長で構成する同委員会に民間から委員を任命できるよう、今月9日付で規定を改めていた。市長自らが委員会を招集できるように規定も改定しており、職員の処罰を市長の思い通りに進めようとする狙いがあるとみられる。

 4人いる委員のうちほか2人は市企画調整課長と市美しい海のまちづくり公社事務局長にする意向だという。

 さらに同市長はこの課長会の席上、来年から職員の定期昇給を停止する方針を示した。市によると定期昇給は毎年1月1日付で全職員を対象に行われており、月額で2千〜1万円、平均は約3500円。市職労役員は「労使交渉事項であるのに事前の交渉もなかった。12月議会で上程して条例を改正すべきだった」と反発している。

 これらの問題について、竹原市長は取材に対し「応じない」と総務課職員を通じて伝えた。また28日、市役所であった仕事納め式の取材にはテレビカメラだけを入れ、新聞社の取材は「市長の意向」(市総務課)で拒否した。

961チバQ:2009/12/29(火) 12:47:33
http://www.asahi.com/national/update/1228/SEB200912280009.html
酒気帯び運転容疑の市議が議員辞職 福岡・大牟田2009年12月28日12時40分

 酒気帯び運転の疑いで検挙された福岡県大牟田市の塚本二作市議(65)は28日、西山照清議長に対して議員辞職願を提出し、辞職が許可された。同市議会ではこの日朝から緊急の各会派代表者会議が開かれ、辞任を求める厳しい意見が相次いだことから、最終的に議員辞職を決断した。

 塚本市議は03年に初当選し、現在2期目。28人の同市議のうち7人を占める最大会派のひとつ、自民党議員団の団長を務めていた。

962とはずがたり:2009/12/29(火) 13:35:16
>>959
あざーす。
国政ネタも各県連ネタは各地方スレでやってるのでここで宜しいと思いますヽ(´ー`)/

>>960
もう何処迄も喧嘩しようという腹ですな〜。

963チバQ:2009/12/31(木) 15:26:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091231/lcl0912310702000-n1.htm
【疑惑の濁流】ブログ市長が窮地に “権力乱用”で阿久根市「非常事態」 (1/5ページ)
2009.12.31 07:00

 市議の不人気アンケートや1円単位での市職員全員の給与一覧を掲載した鹿児島県阿久根市長のブログが再び“炎上”している。市議会や公務員の厚遇批判で「ネット世論」の喝采(かっさい)を浴びた市長だが、障害者への差別ともとれる書き込みでは全国からの激しい非難にさらされ、窮地に立たされているのだ。反市長派との泥仕合を制した出直し市長選から7カ月。障害者団体のほか、右翼団体の街宣車も集結した地元は厳戒態勢の中にあり、支持者たちの市長離れも加速しているという。(花房壮)


静かな町にある日、街宣車が…

 12月21、22の両日。阿久根市役所周辺は朝から緊迫感に包まれていた。

 正面玄関以外の出入り口が施錠された庁舎内外には警察官が立ち並び、駐車場の出入り口も不審車両の進入を防ぐため1カ所に制限されていた。

 「竹原信一市長への抗議のため九州各地から右翼団体の街宣車7、8台が集まり、その警戒でものものしかった」

 地元市議はそのときの様子を振り返る。

 市役所周辺は厳戒態勢で、庁舎にも『住民票等窓口以外のご利用はご遠慮ください』という市長名の張り紙もあり、来訪者もいつもより少なかったという。市長も警護上、登庁を見送るという異常事態だったのだ。

 静かな漁村に街宣車の一団が押しかけた原因は、竹原市長のブログ「阿久根時事報」の内容にあったとされる。

 《高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、養護施設に行く子供が増えてしまった》

 《『生まれることは喜びで、死は忌むべきこと』というのは間違いだ》

 《センチメンタリズムで社会を作る責任を果たすことはできない》

 こうした書き込みが記されたのは11月8日付のブログだった。医師不足対策を論じる中で、高度医療に対する考え方や自らの死生観を吐露したようだ。

 障害者への差別ともとれる書き込みに対し、右翼団体側は、竹原市長が市議時代に自らのブログにつづった天皇制批判とあわせて、謝罪を要求する街宣活動を行ったのだ。

 12月市議会でも市議が障害者をめぐる書き込みを取り上げ、議会としても謝罪を求める決議を賛成多数で可決した。

 さらに、鹿児島県議会も竹原市長に関係者への謝罪を求める決議を可決するなど、問題は拡大の一途をたどっている。

 「市町村の問題について、県議会が決議をとるのは異例。県全体のイメージダウンにつながるとの危機感が県議会にもあったのではないか」と市議会関係者は口にした。

 実際に、問題となった竹原市長のブログ内容は、全国の障害者団体から猛抗議を受け、「団体の中には鹿児島県産品の不買運動を検討したところもあったようだ」(関係者)という。


「謝罪はしない」「不信任を出せ」

 抗議の電話が殺到した市役所では、「仕事に手がつかない状態が続いている」(議会関係者)というが、渦中にある竹原市長の対応はどうか。

964チバQ:2009/12/31(木) 15:27:10
 問題の書き込みが行われた翌11月9日付のブログでは、発言を批判するメールを紹介した上で、《慎重さを欠く見解に見えたかもしれない》としたが、謝罪の言葉はなかった。

 12月市議会での一般質問に対しても、「差別というのは誤解。謝罪はしない」と答弁し、頑なな姿勢をみせた。

 障害者に関する書き込みは現在《修正中》となっているが、考え方に変化はなさそうだ。

 今月中旬に福岡市の信用調査会社が主催した会社経営者らへの講演会で、市長は「社会づくりは木を育てるようにしなきゃならない。枝の先が腐ってきたら切り落とさないかん」と強調。講演後、報道陣から障害者をめぐる書き込みとの関連性を追及される一幕もあったが、市長は「分からない人には答えない」と話した。

 市長のこうした対応について、地元の市議はクギを刺した。

 「さまざまな思想を持つのは本人の自由だと思うが、それが一度、ブログなどで表明されると、傷つく人もいるということを知ってほしい」

 その上で、こうも指摘する。

 「以前から周囲のアドバイスに耳を貸さなかったが、最近は特にその傾向が悪化している。今回の騒動については市長自体も問題の予想以上の広がりに驚いているのではないか」

 事態が収拾しないことに焦りを感じているのか、12月市議会では辞任を迫る市議に対し、「(市長の)不信任を出してください」と、挑発とも自暴自棄ともとれる言葉が議場に響いた。

「裁判所は人事を論じる資格なし」

 阿久根市が抱える火種は市長のブログへの書き込みだけではない。

 クリスマスの25日午前10時。鹿児島地裁の法廷に竹原市長の姿があった。

 市庁舎内で各課の人件費総額を記した紙をはがしたとして懲戒免職処分になった元市係長の男性(45)が、「処分は裁量権の乱用で違法」と市に取り消しを求めた訴訟の第2回口頭弁論が開かれていた。

 市議会で弁護士費用を否決されたため、市長本人が出廷したのだ。

 市長は準備書面で、「人事は首長の専権事項であり、円滑な行政に必要として行われた以上、適法」と主張。その上で、「裁判所は首長と対等の立場から人事の適否を論じる資格を持たない」などとした。司法機関への“宣戦布告”ともとれるものだった。

 市長は平成21年春の出直し市議選や出直し市長選を通じて、市職員の高給を攻撃対象に掲げ、1円単位での職員給与一覧を市のホームーページや自らのブログでも閲覧できるようにした。一般住民の年収レベルを大幅に上回る市職員の高給ぶりは市民の反発感情に火をつけ、市長派議員の増加と市長の支持基盤拡大に貢献したのだ。

 人件費総額のビラは選挙後も庁舎内に張られていたが、何者かによって、はがされるという“事件”が起きた。後で名乗り出たのが元係長だったのである。「職場環境の正常化を図る」というのが理由だったが、市長は7月末、この元係長を懲戒免職処分にしたのだ。

 ただ、元係長は地裁に処分の効力停止を求め、10月21日に処分の執行停止が決定された。市側の即時抗告も福岡高裁宮崎支部によって棄却されたのだ。

 市長による免職処分が司法によって“やりすぎ”と認定された格好だが、市側は地裁決定後も「市長の指示がない」として元係長の職場復帰を認めず、賃金やボーナスも支払っていない。

 職員との“闘争”では、市長もブログ上で批判を展開している。

 例えば、11月24日付のブログはこうだ−。

 《公務員の中には年休取り放題。飲みすぎた朝に電話で連絡、代わりの職員が年休届けをする。好き放題で休みをとっているのが結構居るようだ》

 《阿久根市役所にも居るらしい。急に休んで申し訳ないとも思わない。こんなふざけた連中を組合が支えるのだ》

 こうした書き込みについて、地元の市議は「確かに、市職員にも緩んでいるところはあるのかもしれないが、だからといって、裁判所の決定を無視してよいわけではない。市長もちょっと慎重さに欠けている」と漏らす。

 5月の出直し市長選で市長を支持した地元の会社員は「市長選のころは、言動は確かに過激だったが、任期がまだ1年未満と短く、財政改革にどこまで切り込めるかもう少し見てみたいという感じで支持した」と述べた上で、こう続けた。

 「ただ、今の市長のやり方では市職員との摩擦が大きくなるだけ。やっぱり市長を変えるしかないのかも…」

 地元では市長に対するリコール運動も起き始めているといい、わずか半年の間で竹原市長を取り巻く環境は厳しくなったようだ。

965名無しさん:2010/01/01(金) 10:24:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20091231-OYT8T00654.htm
ホーム>地域>熊本
参院選と11首長選…10市町村議選も
 県内の今年の選挙は、7月に改選期となる参院選をはじめ、県都・熊本市を含めた11市町村長選と、10市町村議選(補欠選を含む)が実施される見通し。

 参院選熊本選挙区(改選数1)では、民主は自薦、他薦で応募があった5人の中から党本部とも協議して絞り込み、松野頼久官房副長官(衆院熊本1区)秘書で新人の本田浩一氏(42)の擁立を決めた。民主は連立政権を組む社民、国民新に支援を要請する方針。

 自民は参院選では初の公募を行っており、5日から比例選出の松村祥史氏(45)ら4人による予備選を実施し、18日に候補を決定する予定。改選を迎える現職の木村仁氏(75)は不出馬を表明した。

 公明は比例選に集中して戦う方針。

 共産は党県国政対策委員長で新人の安達安人氏(53)を擁立する。

 一方、熊本市長選には現職を含め、まだ誰も正式に立候補を表明していない。

(2010年1月1日 読売新聞)

966名無しさん:2010/01/03(日) 11:49:37
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100103-582040.html
東国原知事「九州を独立国」道州制に意欲記事を印刷する

 今夏の参院選前の新党結成をブチあげた宮崎県の東国原英夫知事(52)が2日までに、道州制が実現した際には「首相よりも九州の州長が魅力だ」とアピールした。まだ道筋もできていないが、今の日本を救うのは地方に主権委譲をする道州制であると常々明言している。また、仮に首相になれるならという質問に「今の霞が関をぶっ壊すのならやりたい」と鳩山由紀夫首相(62)を挑発した。

 昨夏の総選挙前、自民党に自らを総裁選候補とすることを要求した東国原知事に素朴な質問をぶつけた。

 今、首相になりたいですか?

 一瞬視線を右上に漂わせて「あのねぇ、微妙なんですよね。地方分権が完ぺきにできていれば、道州制が採用される。それで、日本が州に分かれてしまったら、首相、っていうのはあまり魅力がないかな」とつぶやくように話した。

 各州知事にしっかりした人物が配置されて、行政権、財政権、立法権が各州に移譲されるのであれば、国の機能は外交折衝、防衛配備、金融と通貨の調整ぐらいになってしまうためだ。オデコにしわをよせて「だから、究極としては1つの国、九州という独立国ですね。30年後には道州制が導入されていないといけない。そのときに九州五輪を誘致したいなぁ」と夢を語った。

 ただ、道州制導入に懸命だったのは昨夏、野党に転落した自民党。現民主党政権は全国を300の基礎自治体にする案を持っており、すぐさま道州制論議には着手できない事情もある。盟友の橋下徹大阪府知事(40)も福井を含む2府5県での関西州の実現に動いているが、地方の声は現政権にはなかなか届かない。

 「もし、今首相になれるのであれば、今の霞が関をぶっ壊すための首相でしょう。ぶっ壊すというか地方に権限を移譲する。霞が関の規模を半分ぐらいにするということ。そのための首相だったら面白いかもしれませんね」と渋い顔をしながら、煮え切らない鳩山首相へけん制球を投げた。

 かつて道州制を叫んだ自民党には「あのでかい党本部はいらない。中にはいると怨念(おんねん)を感じますもん。とにかく暗い。なんかイヤ〜な心霊スポットの感じがある(笑い)。地価も高いでしょうから、売っ払って、ビルを間借りした方がいい…というぐらいの改革が必要でしょうね」とジョークを交えて自民党改革案を提示した。

 [2010年1月3日8時30分 紙面から]

967チバQ:2010/01/03(日) 14:02:24
佐賀
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001001030003
4月に5首長選 病院問題など焦点
2010年01月04日

 政権交代を経て迎えた今年の県内選挙は、7月に改選期を迎える参院選と、5首長選が集中する4月の「ミニ統一選」が大きなヤマ場だ。参院選は、前回07年に続く連勝で足場を確かにしたい民主党と、後がない自民党が雌雄を決する場となる。首長選では公立病院など地域医療のあり方も争点になりそうだ。


 参院佐賀選挙区(改選数1)では、自民現職の岩永浩美氏(67)が4選を目指して立候補を準備している。自民県連は昨夏、岩永氏の公認申請をしたが、党本部から再検討を迫られた。県連内にも候補差し替え論がくすぶっており、結論はまだ出ていない。


 民主は、県連役員らを通じて募った4人から、30代の女性弁護士を軸に人選を進めたが、結論は出ず、党本部に判断を委ねた。前回、民主と選挙協力した社民はまだ態度を決めていない。共産は独自候補擁立を検討中だ。


 地方選は首長選8、議員選7の計15選挙。統一地方選で19選挙があった07年並みで、うち八つが4月に集中する。


 4月11日に集中する3首長選は、いずれも公立病院を巡る問題が焦点となりそうだ。


 武雄市長選は、3選を目指す現職の樋渡啓祐氏(40)と新顔の元県立博物館・美術館長、谷口優氏(62)がこれまでに名乗りを上げた。樋渡氏は08年、推進する武雄市民病院の民間移譲に反対する住民団体によるリコールに先んじて出直し市長選に挑み、再選された。谷口氏はこうした政治手法を批判、「ワンマン市政を転換する」と訴える。


 有田町長選では、同町と伊万里市で進む両市町の公立病院統合計画に反対する住民団体代表の新顔、岩尾俊志氏(55)が名乗りを上げている。計画の牽引(けん・いん)役だった岩永正太町長は今期限りでの引退を表明したが、計画推進の立場を取る後継候補が立ちそうだ。


 この病院統合問題は伊万里市長選でも争点になりそうだ。新顔で弁護士の曽場尾雅宏氏(44)は統合反対を訴えており、現職で3選を目指す塚部芳和氏(60)と、財政再建も絡めた論戦が予想される。


 同月18日の2首長選では、新政権が進める大型公共事業の見直しにどう臨むかが、争点の一つになりそうだ。


 神埼市長選では、城原川ダム事業の是非が争点に。再選を目指す現職の松本茂幸氏(50)は、現政権の進めるダム事業の見直しに懸念を隠さない。一方、新顔の元市職員、狩野常徳氏(35)は、民主党が掲げる「ダムに頼らぬ治水」に理解を示す。前回、九州新幹線西九州(長崎)ルートの是非が最大の争点となった鹿島市長選では、立候補表明がまだない。事業反対を唱えて5選を果たした桑原允彦市長の進退が注目される。


 嬉野市長選で谷口太一郎氏(63)、吉野ケ里町長選で江頭正則氏(62)、玄海町長選では岸本英雄氏(56)の3現職が再選を目指し、他に出馬表明している候補はまだいない。

968チバQ:2010/01/03(日) 14:10:41
>>801
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/143961
江藤市長の辞職が成立 久留米市
2010年1月3日 01:57 カテゴリー:九州 > 福岡
 くも膜下出血で倒れ療養中の江藤守国・久留米市長(68)の辞職が3日午前0時、成立した。

 江藤氏は先月14日、同市議会の栗原伸夫議長に辞職願を提出。地方自治法に基づき、提出から20日後に自動的に退職を迎えた。市長職務代理者は引き続き今月31日まで臼井浩一副市長が務める。

 同市長選は24日告示、31日投開票。これまで、いずれも新人で、元同市副市長の楢原利則氏(61)と、元同市議の南牧夫氏(75)の2人が立候補を表明している。

=2010/01/03付 西日本新聞朝刊=

969チバQ:2010/01/03(日) 15:08:50
>自民党には「あのでかい党本部はいらない。(中略)地価も高いでしょうから、売っ払って、ビルを間借りした方がいい…というぐらいの改革が必要でしょうね」

彼は自民党本部が国有地に立っていることを知らないようですね。

970チバQ:2010/01/04(月) 13:49:20
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100104rky00m040005000c.html
選挙イヤー:今月 名護、南城市長選
 重要選挙が続く選挙イヤーの皮切りとして、24日に名護市長選挙、31日に南城市長選挙の投開票が行われる。昨年8月の衆院選後、県内で市長選が実施されるのは初めてとあって、政権交代後の政局を占う意味でも注目される。ただ、いずれの市長選でも自民、公明を与党とする現職候補が、政党からの推薦を受けない戦略を取っており、これまでとは違う選挙戦の様相も見られる。

 両市長選とも現職対新人の一騎打ちとなる公算で、名護市長選は現職の島袋吉和氏(63)に新人の稲嶺進氏(64)、南城市長選は現職の古謝景春氏(54)に新人の親川盛一氏(68)がそれぞれ挑む。

 新人候補が「反自公」の政党から推薦を受けるのに対し、現職は政党への推薦願を出さない方針を表明。「主役は市民。市民を中心にした選挙戦を展開したい」として「市民党」の立場を強調している。

 現職陣営は、特定の党派に偏らない幅広い市政運営をアピールする狙いだが、衆院選の自民大敗を踏まえ、政党と距離を置きたいという思惑もあるようだ。自民党県連幹部は「衆院選では自民の名前を出すだけで批判を受けた。いまだ国政でも失地回復の兆しが見えない。候補者からすれば、政党の看板が前に出てもマイナスにしかならないという判断だろう」と指摘する。

 それでも同党県連は12月28日、普天間移設問題を抱え国政にも影響する名護市長選について同市内で議員総会を開き、島袋氏の再選支援に取り組むことを確認。「勝っても政党のおかげとはならないが、もし負けた時には自民はやっぱり駄目だと言われる。政党として無関係とはいかない」(同県連幹部)と意気込む。

 しかし、この日に早速予定していた自民県議団による街頭遊説が、島袋後援会の合意が得られていないとして、待ったが掛かる一幕もあった。党再生に懸ける県連だが、政党色が表に出ることを避けたい地元の意向との間で、効果的な連携の在り方を模索する。

 一方、国政レベルの自公協力が解消し、地方選挙への対応が注目されるのが公明党県本。同党支持母体である創価学会の組織票の行方は形勢に影響するとあって、表向きは政党推薦を受けないとする現職陣営も、水面下では実質的な支援のつなぎ止めに躍起だ。

 同党県本は昨年末、島袋、古謝両氏の「支持」を表明した。正式な支援要請がなく、政策協定を結ぶ手続きもなしに選挙支援を決めるのは異例の対応だ。同県本幹部は「形にはこだわらないが中身が欲しいということだろう。今までにない(政権交代後の)新しい展開ということだ」と語った。(与那嶺松一郎)

(琉球新報)

2010年1月4日

971チバQ:2010/01/04(月) 19:20:23
http://www.asahi.com/politics/update/0104/SEB201001040015.html
「私のやり方加速」阿久根市長、ブログでは「革命宣言」2010年1月4日17時31分


 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は4日、市役所であった仕事始め式で約3分間あいさつし「今後は私のやり方を加速する。命令に従わない職員は辞めてもらいます」と述べた。

 式には職員約50人が出席した。新聞各社の取材は09年の仕事納めと同様に拒否した。出席者によると、竹原市長は「今の市の状況で、給料が上がらないと言う職員はいらない。私がやることは国がまねします」などと語った。

 また、1日付のブログでは「今年は激動の年になります。阿久根市政に革命をおこします。これからの作業に比べれば、これまでのものは児戯です」と記載。「革命には多くの苦労と、おそらく血も涙も伴います。全(すべ)てを乗り越えます。私は、これからの作業に全てを賭けようと思います」と宣言した。

972チバQ:2010/01/06(水) 21:48:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010010600795
防災無線で報道批判=阿久根市長が計3回−通信局「行政目的」と不問・鹿児島
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は5日夜と6日早朝、市内の約8600戸に向けた防災行政無線で、自身のブログでの障害者への差別的記述をめぐる報道について「意図的に誤解を誘導し、悪意を感じる」と批判する録音音声を放送した。「強烈、迅速に改革を推進する私の手法を国と全国の市町村がまねするべきだ」とも訴えた。
 防災行政無線は災害時の連絡や市の行事の広報に使われる。総務省九州総合通信局は、電波法違反(目的外使用)の可能性があるとして市側に事情を聴いたが、「施政方針を示す範囲にとどまり、行政目的」として違反ではないと判断した。
 市関係者や市民によると、5日午後7時半すぎに市のほぼ全域で放送された。さらに同じ内容で、6日午前6時5分と同6時50分に地区別で流された。長さは約5分間で、4日に録音した。(2010/01/06-18:54)

973チバQ:2010/01/06(水) 21:55:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100106dde041010006000c.html
鹿児島・阿久根市長:防災無線で報道批判、計3回 電波法抵触の可能性も
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が5日夜と6日早朝、「意図的に誤解を誘導するキャンペーン」などとの報道批判や竹原市政の実績を訴える録音テープを市の防災行政無線で放送した。市議らは「無線を悪用し、選挙演説しているようなものだ」と批判。電波の目的外使用を禁じた電波法に抵触する可能性もあり、総務省九州総合通信局(熊本市)は「情報収集中」としている。

 市関係者によると、放送は約4分20秒。竹原市長は4日朝、市総務課にテープを手渡し、放送を指示。5日は午後7時半過ぎに、6日は地区別に午前6時過ぎと同6時50分の2回に分けて流したという。

 複数の市民らによると、新年のあいさつのスタイルで、竹原市政の実績をアピール。昨年11月に自身のブログに書いた障害者に対する差別的記述が約1カ月後に報道されたことを「誤解を誘導するキャンペーン」と批判。「新聞社は、私が本当の情報公開をやることで進んでしまう社会改革に危機感を覚えているのだと思う」とも述べた。「今後も出されるであろう新聞騒ぎでは、しばらくの間、大目に見てほしい」と述べたという。

 九州総合通信局によると、市の防災行政無線は本来、災害情報の提供が目的だ。【福岡静哉】

974チバQ:2010/01/06(水) 21:58:46
http://www.data-max.co.jp/2010/01/post_8294.html
福岡市長選 民主の動向
[政治]
2010年01月06日 08:00 更新

 昨年末、吉田宏福岡市長は、副市長らともに民主党福岡市議団とゴルフに興じたという。06年の当選直後からぎくしゃくしていた市長と市議団との間だが、ここにきて急速に関係修復が進む。もちろん背景には、昨年8月の総選挙で民主党が大勝し、政権交代が実現したことがある。
 民主党推薦で初当選しながら、その後は財界や自民党に接近し、民主党福岡県連と「冷たい関係」(県連幹部)にあった吉田市長。総選挙では「どの政党も応援しない」として洞ヶ峠を決め込んだが、鳩山政権誕生で方向転換をかけたものと見られる。

 今年秋の市長選挙、民主市議団は吉田推薦で走る模様だが、マニフェストを重視する党の方針と吉田市政の3年間が合致しないことは衆目の一致するところだ。民主推薦がすんなり決まるとは思えない。こども病院人工島移転の強行で市民の反発を受け、自らのマニフェストも平気で反故にする吉田氏を推薦すれば、福岡都市圏の民主党候補は、来年春の統一地方選挙で壊滅的打撃を受けるとの指摘もある。あながち間違いとは言い切れないほど、吉田市長の不人気は定着している。

 民主党県議団や国会議員団からは、「吉田ではダメ」といった厳しい声が聞こえてくる。民主党福岡県連の新会長との会食を目論むなど、二期目への布石を打つことに懸命な吉田市長だが、いかんせん反発が根強い。「市議団だけで選挙をやればいい」と、突き放した意見もあるほどだ。

 民主党県連内部で進められているはずの吉田市長のマニフェスト検証については、途中経過さえ公表されていない。すでに市民から「落第点」(県連幹部)が突きつけられている現状では、公表しようにも「反発が恐ろしくてできない」(同)状態だろう。下手に庇うと民主党自体が傷つくことになるからだ。

 夏の参院選直後から一気に市長選モードに突入することだけは間違いない。

975チバQ:2010/01/07(木) 12:15:43
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100107/04.shtml
1月7日のながさきニュース
長崎新聞



知事選に東氏が立候補断念 高比良氏も出馬見送り

 2月4日告示、21日投票の知事選に立候補を正式表明していた前ルーマニア大使、東良信氏(61)が、出馬を断念することが6日、明らかになった。民主党県連は同日、東氏が前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主推薦=を支援すると発表した。

 立候補に意欲を示していた民主党県議、高比良元氏(57)も同日、出馬を見送る意向を明らかにした。

 関係者によると、東氏は5日夜、電話で知人らに「橋本氏と共同戦線を張ることになった」などと断念の意向を伝えた。

 東氏と橋本氏は6日午後、長崎市内で会談し基本政策について合意。7日に2人そろって記者会見する。東氏は「現時点ではノーコメント」としている。

 一方、高比良氏は長崎新聞社の取材に対し「民主党の推薦を得ないまま出馬すると支持者に迷惑を掛ける。金子知事が出ないので、立候補する意義がなくなった」としている。今度、どの立候補予定者を支援するかについては「自分をどう役立ててもらえるか見極めて決めたい」と述べた。

 2人の出馬断念で、知事選は新人5人の戦いという構図がほぼ固まった。

976チバQ:2010/01/12(火) 12:17:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-155485-storytopic-3.html
沖縄市長選の保守一本化 しこり解消狙う
2010年1月12日
 沖縄市長選挙で保守陣営の候補者選考委員会は、元県歯科医師会長の喜屋武満氏で一本化することを決めた。喜屋武氏も出馬要請を受諾した。保守陣営の喜屋武氏一本化の背景には、保守系が分裂した昨年の衆院選のしこりを解消する狙いがある。
 これまで保守陣営の候補者は、行政経験者や議員が選ばれてきた。今回も市議や元県議らの名前が挙がったがまとまらず、選考作業は難航した。そのような状況下で、政党色が比較的薄い喜屋武氏が出馬に意欲を表明したことは、選考委にとって“渡りに船”だった。
 一方、2期目に意欲を示す東門美津子市長は社民、共産、社大、民主の各党に協力を要請するとともに、不在となっている後援会長の選任など組織の態勢構築を急ぐ。
 今後、保守陣営は一本化した強みを前面に打ち出し、現職に劣る知名度の浸透を図る考えだ。衆院選での自民惨敗で表面化した支持者離れや組織の弱体化への対応も課題となる。
 「市民党」を強調する喜屋武氏は、民主に協力を求めるなど保革、与野党を超えた幅広い支持層への浸透を図る意向だ。態度を表明していない民主の動向も注目される。(問山栄恵)

977チバQ:2010/01/12(火) 20:47:06
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/09/20100109ddlk45010539000c.html
風雲・宮崎:3都市長選/上 地域コミュニティー税 /宮崎
 ◇是非巡り初の市民審判
 今年度、全国で初めて導入された地域コミュニティー税(地コミ税)。税を原資とした街づくり事業で、市内の檍(あおき)地区(約4万人)では741万円の交付を受けた。使い道は防犯灯の維持管理、芸能祭の開催、三世代交流。制度は順調に滑り出したかのように見える。

 しかし、津村重光市長が「地域再生」を掲げて積極的に導入した制度が、地域社会に亀裂を生む皮肉な事態が起きた。昨年度、田代町自治会(約320世帯)が同地区の自治会連合会を脱退したのだ。同自治会会長の吉行三十四(みとし)さん(65)は「私たちの地区では『地コミ税は必要か』と疑念の声が上がった」と新税の恩恵はあてにしない姿勢を見せる。

 地コミ税は個人市民税を支払う市民に、新たに1人500円を課税するものだ。課税対象は16万人。市は集まった8000万円を、主に人口に応じて市内19の地区に分配。各地区は独自の街づくりに充てる。市地域コミュニティー課は「幅広く市民が街づくりに参画するため」と意義を強調する。

 「増税の前に財政改革が必要だ」と憤る吉行さんは08年12月、市長と議会に1万7500人分の反対署名を提出した。「実際の反対論者は署名よりも多いはず。市長選では反対論者の意見が票に現れるだろう」と市長選の動向を見守る。

 地コミ税は議会内でも反対論は少なくなかったが、結局、09年3月の議会で「今年度導入」を決めた。今回出馬する元市議の斉藤了介氏(43)も賛成に回った1人。「基本的に賛成。活動の推移は監視する」と話す。一方、元佐土原町長の戸敷正氏(57)と元県議の由利英治氏(60)は「街づくり費用は一般財源から」と明確に反対意思を示す。

 市民世論を二分した地コミ税だが、今まで是非を問われたのは議会でのみ。今回の市長選では、出馬予定者によって意見が割れており、初めて制度への市民の直接審判が下るという色合いも濃い。

  ◇   ◇

 県の大都市・宮崎、都城、延岡の3市長選が17日に告示される。宮崎市は4期16年務めた津村市長が引退を表明、新人3人による争いとなる。都城、延岡市では現職に新人が挑む構図となりそうだ。それぞれの市の争点や選挙情勢を伝える。【種市房子】

978チバQ:2010/01/12(火) 20:47:32
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/10/20100110ddlk45010334000c.html
風雲・宮崎:3都市長選/下 合併・財政改革 /宮崎
 ◇ハコモノ整備、岐路に
 佐土原町の住吉海岸。11年のオープンに向けて国民宿舎「石崎浜荘」の改築工事が進む。老朽化した国民宿舎を、隣接する屋内プールと一体で改築する構想だ。総事業費約20億円のうち、市の負担は6億7000万円にとどまる。返済に国の支援を受けられる「合併特例債」を活用した事業だからだ。市は「市民の健康増進に役立つ」と説明するが、一部地元住民からは「施設は豪華すぎる」と疑問の声が上がる。

 とりわけ批判の的となっているのがプールだ。「競技会も開催できるように」と容量は日本水連公認予定の25メートル、8コース。床は自動調節の可動式だ。400〜500人分の客席も設置される。「改築はうれしいが、住民の憩いの場となる程度の施設で十分だった。作っても使わないのは目に見えているのに」。旧施設のプールを使い続けてきた地元住民の田中克子さん(68)は疑問を投げ掛ける。「施設が子どもや孫の代に負担を押し付けるのかと思うとお先真っ暗」と苦い表情だ。

 4年前の旧3町の合併を機に、津村重光市長は合併特例債を活用して次々と公共施設を作ってきた。石崎浜荘改築工事だけではない。市中心部の駐車場「ワイワイパーク」、再開発ビル「アートセンター」−−。合併特例債の発行は06年からの3カ年で178億円に上る。合併特例債でハコモノを整備する手法は、一見「市の財布を痛めなくて済む」という見方もある。しかし、建設後は維持管理に費用がかかるのも事実だ。

 市債残高は08年度決算で2033億円に上る。一人当たりの負担は約55万円で、全国の41中核市のうち5番目の高さだ。合併により財政規模が拡大したため単純な比較はできないが、津村市長就任前の2・6倍にも上る。公共施設の整備などと引き換えに、未来への借金が増えたことがうかがえる。

 こうした市の台所事情には、3人の候補予定者とも危機感を持っている。元佐土原町長の戸敷正氏(57)は「起債より歳出カットが先」、元県議の由利英治氏(60)は「一般市民をメンバーに事業仕分け会議を開く」、元市議の斉藤了介氏(43)は「市民の意見も入れて必要な事業だけをする」といずれも歳出抑制の重要性を説く。津村市政が残した借金は重くのしかかかる。16年ぶりに誕生する新しい市長には、市財政を健全化するリーダーシップが求められている。【種市房子】

毎日新聞 2010年1月10日 地方版

979チバQ:2010/01/12(火) 20:48:05
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/11/20100111ddlk45010270000c.html
風雲・都城:3都市長選/上 一騎打ち /宮崎
 ◇合併の成否問う2氏
 都城市長選は、再選を目指す現職の長峯誠氏(40)と、前市議の山田裕一氏(49)=ともに無所属=が立候補を予定する。「争点が見えない」との声もあったが、7日の公開討論会などを通じて両氏の主張の違いが浮き彫りになってきた。

 合併新市の初代市長である長峯氏が、合併の最大の狙いであるスケールメリット、つまり行財政改革の成果を強調するのに対し、山田氏はこの4年で旧町が寂れ、市民サービスも低下したと批判。そのひずみを手当てする政策を前面に掲げる。市長選は合併の成果を問う構図になりつつある。

 長峯氏は04年の旧市長選で初当選し、全国最年少市長として脚光を浴びた。1市4町の対等合併に伴う前回は、相手候補に2倍以上の票差をつけて圧勝した。再選を目指す今回、注目点の一つが「3選問題」だ。

 国政選挙のたびに名前が取りざたされる長峯氏は、自らの在任期間について「3期12年が一つの区切り」と公言してきた。次期は新市で2期目だが、旧市との通算では3期目となる。ただ、旧市の在任期間は合併のため1年しかなかった。

 力点が「3期」にあるのか「12年」か。長峯氏は「今は白紙」と言葉を濁すが、いずれにしても次期を正念場と思い定めているのは間違いない。看板政策の「サブシティ構想」の達成をマニフェスト(公約)の第一に掲げ、「今期で辞めるわけにはいかない」と闘志をあらわにする。

 山田氏は、旧市で2期、新市で1期、市議を務めた。初当選直後の1回を除き、毎議会の一般質問を欠かしたことがない論客だ。今回も、実施時期や予算額を明記した9分野、90項目の詳細なマニフェストを公表して政策論争を挑む。

 県商工会議所青年部連合会長を務めた企業人。民主、公明や各種団体の推薦に加え、市内15地区に後援会組織を張り巡らす長峯氏との一騎打ちを「組織対草の根の戦い」と表現する。「組織や知名度に頼った選挙ではなく、政策で戦う」。商工関係者や趣味の音楽・スポーツの仲間、ボランティアらが運動を支える。

 昨年5月の出馬表明以来、ほぼ毎日街頭に立ってきた。のぼりに染め抜いた文字は「ルーキーが奇跡を起こす」。マニフェストをいかに浸透させるかがポイントになる。【木元六男】

980チバQ:2010/01/12(火) 20:48:34
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100112ddlk45010231000c.html
風雲・都城:3都市長選/下 まちづくり /宮崎
 ◇対抗する二つの構想
 山田氏 確かに借金(地方債残高)は減ったが、市民サービスが切り捨てられ、旧町も寂れた。借金返済に充てる予算の半分を民間に投資し、市民所得を上げることも必要だ。

 長峯氏 改革には犠牲や痛みが伴う。帽子の大きさを決めてから頭にかぶるのだから、痛いのは当然だ。孫子のために今は少し我慢し、知恵と汗を出し合うことが大切だ。

 旧都城市と北諸県郡4町が「究極の行財政改革」といわれる合併を実現して4年。新市の初代市長である長峯誠氏(40)は「借金を85億円減らし、職員数を154人削減した。県内トップ級の行財政改革だ」と胸を張る。一方の山田裕一氏(49)。行財政改革の必要性を認めた上で、そのしわ寄せやひずみを指摘して修正を迫る。

 「総合支所が寂しい。住民が知らない職員も多くなった」。昨年12月議会。旧町選出の市議が高崎総合支所の充実強化を訴えた。

 同支所は元の高崎町役場。合併前の05年に132人いた職員は72人(09年4月1日現在)に半減した。異動で顔ぶれも変わり、旧町時代の職員は6割にとどまる。

 市によると、旧町役場を引き継いだ他の3総合支所も事情は変わらない。管理部門は本庁に移り、4総合支所の合計職員数は合併前の525人から320人に減った。支所の周辺商店の購買力低下を指摘する声もある。

 山田氏はマニフェストの第一に「五つ星構想」を掲げ、旧4町の活性化を打ち出している。人材と権限、財源を大幅に移譲する一方、旧市の中心市街地には体育館などの公共施設を整備してにぎわいを取り戻し、五つの地区を一体的に活性化する構想だ。「まず100人規模の職員を旧町に移し、衰退を食い止める」と述べ、「サブシティ構想は新市の一体的発展につながらない」と批判する。

 長峯氏の看板政策であるサブシティ構想は、都城インターチェンジ周辺に都城市郡医師会病院など医療・健康3施設を新築移転する一方、20ヘクタール規模の工業団地を造成して雇用機会の創出を目指す。合併で市域が広がる中、市南部にある医師会病院の地理的な偏りを正す狙いもある。

 長峯氏は「中心地に救急施設ができる。市活性化の核になる」と、構想が旧1市4町に満遍なく恩恵をもたらす施策であることを強調。次期4年での完成に強い意欲を示す。

 サブシティ構想と五つ星構想。合併4年間を検証し、将来に向けた新市のまちづくりをどう進めるのか。市長選の論点になる。【木元六男】

981チバQ:2010/01/12(火) 20:50:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100110/plc1001102315010-n1.htm
名護市長選 国政揺るがす首長選 不幸な歴史いつまで (1/2ページ)
2010.1.10 23:14

 沖縄では首長選が日本の安全保障の根幹を揺るがす不幸な歴史を繰り返してきたが、過去を振り返るとギリギリで妥協点を見いだす県民の絶妙なバランス感覚が浮かび上がる。ただ、今回は鳩山政権の誕生により、そのバランス感覚は根底から崩れつつある。

 過去の名護市長選で最も緊迫したのは、比嘉鉄也市長が代替施設受け入れ表明と引き換え辞任したことを受けた10年2月の市長選だった。反対派の大田昌秀知事は投票日直前に受け入れ拒否を表明し、流れを作ろうとしたが、容認派の前市助役、岸本建男(たてお)氏が接戦を制した。

 この年も今年と同じく11月の知事選まで県内各地で地方選が続く「選挙イヤー」だったが、名護市長選を受け、反基地闘争の色合いは薄まった。

 容認派勝利にはさまざまな要因があるが、政府・自民党が北部振興策による「生活の充実」を対立軸に打ち出したことが大きい。

 これを受け、県内での大田知事の影響力は次第に低下し、10年11月の知事選では容認派の稲嶺恵一氏が勝利した。稲嶺氏は小渕恵三首相(当時)と蜜月関係を築き、沖縄振興策は着実に進展。12年7月には名護市で主要国首脳会議(沖縄サミット)も開かれた。

 稲嶺氏は、代替施設「15年使用期限」が受け入れられなかったことなどから17年10月に移設拒否に態度を変えたが、翌18年11月に容認派の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事が当選。「振興策重視」の保守派はなんとか県内で勢力を維持し、政府との共存関係を築き上げてきた。

 ところが、今回は政府の方が基地問題を争点化してしまった。鳩山由紀夫首相は「名護市長選の結果を見てそれに従って方向性を見定めていく」と語り、安全保障を自治体選挙に委ねた。これで安全保障と首長選を切り離す長年培われてきた不文律は消え去った。

 名護市長選が7月の参院選、11月の知事選などに影響を与えることは確実だが、政府・民主党内で沖縄全体に「反基地」の流れが強まった場合の対応策が検討された形跡はない。

 那覇市議会は昨年12月、「国家の安全保障という決断を一地方の選挙民に負わせることは到底容認できない」とする意見書を首相に提出した。首相はこの「重み」を理解しているのだろうか。(加納宏幸)

982チバQ:2010/01/12(火) 20:51:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100110/plc1001102312009-n1.htm
名護市長選ルポ(上)4度目の「国策市長選」に漂う厭戦感情 (1/2ページ)
2010.1.10 23:10

 沖縄県名護市が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の受け入れ先に浮上して13年余り。24日投開票の名護市長選はその是非を問う4度目の市長選となる。これまで容認する候補が勝利したが、鳩山政権の普天間移設計画見直しの動きを受け、選挙結果はその行方を大きく左右する方向となった。改めて選択を迫られる市民の心境は複雑だ。(宮本雅史)

 沖縄県北部の中心都市・名護市は人口約6万人。平成8年、普天間飛行場の移設先に辺野古が浮上して以来、市民は、住民投票と3回にわたる市長選で容認派と反対派に分断され、肉親の間でも激しい対立を強いられた。

 政府は、同市が移設を受け入れた事実上の見返りとして、12年から19年までの8年間に北部振興策として総額600億円を投じた。その結果、辺野古などでは国立沖縄工業高専やコールセンターの誘致などに成功した。市の中心地には7階建ての産業支援センターが建ち、情報・金融特区への企業誘致とそれに伴う約950人の雇用も確保。市民の間のしこりは解消されつつあった。

 しかし、鳩山政権が普天間計画見直しを打ち出したため、市民は再び二分化された。

 「もう、うんざりだ」。多くの市が口にするのは、争点が相も変わらず基地問題に集約される「国策市長選」への“厭戦(えんせん)”感情だ。

 市民の心の中には「基地アレルギー」はある。それでも心理的にも物理的にも基地受け入れ態勢を築き上げてきた。今回の市長選で、それが徒労に終わりかねないという懸念が、アレルギーを超越しているといえなくもない。

 「(普天間移設先が)辺野古に決まったのだから仕方がない。基地受け入れは地域振興にプラスになるから問題はない」

 こう語る飲食店経営者(65)は、辺野古移設の是非が改めて問われることへの不安を隠さない。

 「容認派の島袋吉和市長が再選されれば鳩山政権は何も言えない。だが反対派の稲嶺進前教育長が勝って辺野古への移設が白紙となれば、経済支援も立ち消えになるから、名護市は取り残されてしまう」

 建設工事に雇用、消費…。市民には「基地=経済」という思いも強い。

 名護市中心部から約8キロ離れた辺野古に基地が移設されても騒音は届かない。むしろ、メーン商店街のシャッター通りの静寂ぶりが際立つ。民間調査会社によると、同市では18年以降で20以上の建設業者などが倒産した。背に腹は変えられない事情がある。

 自営業者(58)は「辺野古移設を認めることで、手厚い経済援助を受けてきたことを忘れている。必要なのは不況をどう打開するかだ。基地反対だけを言っていてもだめだ」と訴える。

 基地の移設先とされた辺野古住民はより現実的に受け止めているようだ。

 ある市議は「辺野古では早く移設を決めて欲しいという声が活発化している。辺野古は13年かけて受け入れを了承したのだから当然だ」と言い切る。

 辺野古商工会や有志約40人でつくる「代替施設推進協議会」の宮城安秀会長(54)は「補償やインフラ整備など条件付きで住民の9割は受け入れ賛成だ。基幹産業のない沖縄は基地産業を相手にしていくしかない」と話し、言葉をつないだ。

 「移設阻止を訴えている勢力はイデオロギーだけ。彼らはジュゴンの保護など環境も盾にしているが、私自身はジュゴンを見たという人に会ったことはない」

983チバQ:2010/01/12(火) 20:52:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100112/plc1001120011000-n1.htm
名護市長選ルポ(下)普天間はどこへ…選挙結果を注視する宜野湾市民 (1/3ページ)
2010.1.12 00:05
 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市民も、名護市長選(1月24日投開票)の行方を注視している。結果次第では名護市辺野古地区への移設問題が完全に宙に浮き、基地の固定化を余儀なくされかねないからだ。「いつまでも待てない」。「世界一危険」とされる基地の周辺で米軍機による騒音と墜落の恐怖におびえる宜野湾市民から悲痛な叫びが聞こえてきた。

 日米間で普天間飛行場の全面返還が合意されて13年余りが経ったが、移設問題をめぐる鳩山政権のもたつきで宜野湾市民のいらだちは頂点に達している。

 返還決定直後から「内定」していた名護市辺野古への移設が袋小路に入り、普天間返還自体が事実上の「凍結」となる不安が日増しに強まっているのだ。

 「返還計画は進展していたのに白紙に戻ってしまった。一刻も早く辺野古に移設してほしい。だから名護市長選を見守っている」

 住宅密集地の真ん中にある普天間飛行場の近くに住む飲食店経営者(50)はこう話す。その声も、耳をつんざく米軍機の轟音(ごうおん)にかき消されそうだ。

 基地と共存する市民の恐怖は平成16年8月に現実のものとなった。飛行中の米軍大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落、炎上した。

 45年間基地周辺で暮らす男性(64)は、その事故で上空を覆ったどす黒い煙が瞼(まぶた)に焼き付いて離れない。

 「10年前から辺野古に移ると信じていた。固定化にしろ、移設にしろ、早く決めてもらいたい。政治に弄ばれているようで我慢できない。名護市長選で現職が再選されれば民意ということで、一気に移設が実現すると期待している」

 土地を米軍に提供している軍用地主の男性(65)は「県民感情としてはまず辺野古に移し、その後、具体的に基地の縮小問題を考えるべき。鳩山政権が決断できないから全く進まない。一番困っているのは宜野湾市民だ。鳩山政権の尻を叩くうえでも市長選の意義は大きい」と話す。

 市民の間では「辺野古でなく、県外に移設しないと意味がない」(元教員)という声もある。

 しかし、前衆院議員の安次富(あしとみ)修氏(53)は、「沖縄の目標は自立経済の発展にある。そのためには政治が安定しないといけない。日米合意に基づいて辺野古に移し、その後、新しい沖縄を形成するための議論をすべきだ。まず一歩進めないと何も解決しない」と指摘する。

 沖縄県の世論はいま、「オール・オア・ナッシング」になっている。県内の米軍基地問題については段階的に整理縮小することが基本だった。それが、いつの間にか急進的になり、本質を忘れてしまっているようだ。普天間飛行場を抱える宜野湾市民の間では、名護市長選は基地縮小への新たな第一歩になると期待する声も広がりつつある。

 前述の普天間飛行場近くの飲食店経営者は、あてなき「県外移設」になおも固執する伊波洋一宜野湾市長の姿勢をもいぶかる。

 「なぜ危険除去のために辺野古への移設を進めないのか。名護市は受け入れを承諾しているのに市長の真意が理解できない。本気で移設を考えているのか」(宮本雅史)

984チバQ:2010/01/12(火) 20:53:44
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2009-12-24_848
現職対元県議の公算 南城市長選告示まで1カ月
両氏 選挙態勢整う
政治 2009年12月24日 10時46分


 【南城】任期満了に伴う南城市長選は来年1月24日の告示(31日投開票)まで24日で1カ月となる。これまでに、現職の古謝景春氏(54)と元県議の親川盛一氏(68)が出馬を表明。政党の推薦を受けない古謝氏と、民主、国民新、社民、社大、政党そうぞうの推薦を得た親川氏の一騎打ちとなる公算だ。両陣営とも11月中に後援会本部の事務所開きを済ませ旧佐敷町、知念、玉城、大里村の4支部を立ち上げるなど、選挙態勢を整えている。

 古謝氏は佐敷地区に本部を構える。嶺井光県議(自民)が選対本部長に内定。政党色は薄いが自民、公明党議員も支援する。

 津波元徳旧佐敷町長や屋宜由章旧大里村長ら旧町村の首長を中心に結成した後援会や、与党系市議らがまとめる各支部が戸別訪問やローラー作戦など活発に運動を展開。字ごとに役員を配置、連日のように各字懇談会を開き支持拡大を図っている。20日には女性・青年部の合同総決起大会を開催した。

 4年間の実績として(1)土地利用計画の策定(2)無線ブロードバンドの整備(3)教育環境の充実(4)体験滞在型、医療と結びつけた観光振興―などを列挙。普天間問題に関しては早期の危険性除去と国外移設を訴える。スローガンである「日本一元気で魅力ある街づくり」へ向け、「10年後を見据え、これまで取り組んできた施策を地道で確実に粛々と進めていく」と強調する。

 親川氏は大里地区に本部を置き、野党系市議や旧町村議員らと戸別訪問や企業へのあいさつ回りなど精力的に集票活動を展開。旧玉城村長の大城晃氏が後援会長として選挙戦の陣頭指揮を執る。

 選対本部長に内定している瑞慶覧長敏衆院議員(民主)とのポスターを各地に設置するなど瑞慶覧氏を軸にした運動を展開。民主県連の選挙カーで市内を巡回するなど、政党色を強めた運動を実施している。字ごとの地域懇談会も実施し、支持拡大を図る。

 基本政策として(1)第1次産業の振興による所得向上(2)税制の検証と見直し(3)中小企業支援(4)行財政改革の推進―などを挙げる。普天間問題では危険性の除去を訴え、辺野古への新基地建設反対を強調。「公正公平で明るく住みよい潤いある市」を理念に掲げ「合併効果を検証し、民主連立政権との連携をしっかり保ち施策を進めたい」と訴える。

985チバQ:2010/01/12(火) 22:43:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20100110-OYT8T00798.htm
2氏舌戦火ぶた 枕崎市長選

 枕崎市長選は10日告示され、現職・瀬戸口嘉昭氏(69)と、前市長・神園征氏(66)(ともに無所属)が立候補を届け出た。両氏の顔合わせは前回に続いて2度目で、再選を目指す瀬戸口氏と、返り咲きを狙う神園氏が激しい選挙戦を繰り広げている。

 2006年1月にあった前回は市町村合併の是非が争点となり、合併推進を掲げた瀬戸口氏が、当時現職だった神園氏らを破って初当選を果たした。今回、両陣営は攻守所を変え、激しく競り合っている。

 瀬戸口氏は同市港町の選挙事務所前で第一声。約600人(陣営発表)を集めた。行財政改革や企業立地など1期4年間の実績をアピールし、2期目の公約として、枕崎港のしゅんせつなど岸壁の整備、沿岸のも場造成、茶業振興、小学入学前までの医療費無料化などを挙げた。瀬戸口氏は「さらなる前進を目指し、第2次の行財政改革に取り組み、公約を確実に進めながら市民のため元気なまちづくりに努めたい」と市政の継続を訴えた。

 神園氏は、同市千代田町の市民会館前で出陣式を開き、約400人(陣営発表)を前に、「枕崎のありのままを率直に伝え、市民と情報を共有して力を合わせながら、明るく開かれた市政運営をやっていきたい」と抱負を述べた。コミュニティーバスの機能充実や雇用確保などを公約に掲げ、「寂れた市街地をもう一度活性化させる。歩いて暮らせる範囲に日常生活で必要な機能を集めて、にぎわいを取り戻さなければならない」と決意を語った。

 投票は17日午前7時〜午後6時(うち6か所は午後5時までに繰り上げ)に、市内20か所で行われる。午後7時半から枕崎小屋内運動場で開票される。有権者数は9日現在、2万304人。

(2010年1月11日 読売新聞)

986チバQ:2010/01/16(土) 10:26:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100113-OYT8T01440.htm
迫る宮崎市長選 <上>
「4年間」に手応え 戸敷氏


後援会事務所で支援者と意見交換する戸敷氏 女性副市長は必要か――。

 「必要です。管理職で女性が必要な部署は相当ある。審議会を含めて半数は占めるように考えていきたい」

 女性団体が6日に開いた宮崎市長選の立候補予定者による公開討論会。旧佐土原町長・戸敷正(57)の訴えに、出席した女性たちはうなずいた。

 現職・津村重光(62)に敗北した前回市長選から4年。再挑戦する戸敷の後援会幹部は「支援する女性が相当、増えた」と手応えを感じている。昨年4月に開いた「女性のつどい 1000人集会」には、約1200人が集まった。

 「女性の支持」以外にも、戸敷を巡る政治状況は前回と比べて大きく様変わりしている。市内に11の地域後援会を整え、戸敷をして「政党色を出さず、今回は自分の組織で戦うことができる」と言わしめるゆえんだ。

 「自前の組織」という自信は、2006年の市長選で強力な支援を受けた自民党系の元衆院議員中山成彬(66)を頼らない、との決意を意味する。

 宮崎市を含む宮崎1区を選挙区とする中山。前回の選挙では、戸敷の選挙カーに乗り込み、自らマイクを握る熱の入れようだった。「中山にとって自分の選挙を盤石にするには、戸敷とタッグを組むことが有効だった」(複数の自民党系市議)からだ。

 その中山は昨年夏の衆院選で落選。その後、戸敷との間で「今回は自力で戦う」と意見の一致を見た。中山は「戸敷さんの応援に関して表には出ない。現職じゃないし、自民党も政権与党ではなくなった。私が出ることがマイナスに働くことも考えられない訳ではない」と、一定の距離を置く姿勢を貫いている。

 ただ、「中山ファン」はむげにできない存在でもある。中山は6回の当選を重ねた閣僚経験者。企業経営者や商業者らの間に今も熱烈な支援者は多い。

 「市民党を目指す戸敷にとって、政党色の強い中山の全面支援は問題があるが、その支援者は大切にしていきたい。距離感が難しい」。戸敷を支援する市議の一人が、こう打ち明ける。

 陣営は、市内で2万数千票の集票を期待できる公明党の対応には危機感を強めている。立候補を準備する前市議・斉藤了介(43)と前県議・由利英治(60)のうち、斉藤を推薦することを決めたからだ。戸敷自身、「動揺がないと言えばうそになる」と心境を明かし、陣営の引き締めに躍起となっている。(文中敬称略)

     ◇

 無所属新人3人で争う構図がほぼ固まった宮崎市長選の告示が17日に迫った。前哨戦をリポートする。

(2010年1月14日 読売新聞)

987チバQ:2010/01/16(土) 10:27:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100114-OYT8T01319.htm?from=nwlb
迫る宮崎市長選(中)


後援会事務所開きで市政への意気込みを語る斉藤氏  「市長の後継者という意識はありません」

 宮崎市で4日に開かれた賀詞交歓会。額に汗を浮かべながら忙しく名刺を配っていた前市議・斉藤了介(43)は、その動きをとめ、当惑した表情を浮かべた。

 「市長と私は別人格。継承という言葉の概念がよく分からない」と不満げだ。

 ただ、本人の思いと周囲の見方にはやや隔たりがある。斉藤が候補者として名乗りを挙げた経緯には、現市政の路線継承を願う与党市議たちの思惑が濃厚にあった。

 現職・津村重光(62)が5選断念を表明したのは昨年9月8日。後任について、津村から事前に「若い人。40歳代の人が望ましい」と打ち明けられていた市議の一人が振り返る。「我々としても『後任がいないのに勝手に辞めることは許されない』との思いだった」

 不出馬の表明を受け、市長を支えてきた市議たちによる後継者選びは本格化する。同月下旬、市議たちが集まり、意見を交わした。「(市長選に意欲を示す)斉藤君を応援しようではないか」

 斉藤は市長友好会派の政新会に所属。津村の強い意向で導入された地域コミュニティ税についても賛成の立場だった。「市長に友好的な市議にとって、斉藤は問題のない路線継承者だった」(ある市議)。擁立の方向で話は動き出した。

 斉藤は同月28日、満を持して記者会見を開き、正式に出馬を表明。津村市政を支持してきた市議26人が斉藤を支える会を結成した。

 「市長も斉藤の立候補を期待していた。現市政の継承を求める市議たちの思いも重なり、擁立が実現した」。市幹部の一人はこう解説する。

 後継と目された斉藤に、市長友好団体からの支援決定が続いた。津村後援会も昨年12月23日、支援を決めた。「津村と同様の政治的な考え方をしている」などが理由だった。

 民主党県連に加え、公明党県本部も推薦を発表。「市長の実質的な後継者なので」

 ただ、斉藤陣営は津村後継を前面に出すことはない。陣営関係者は「そうと認めれば、逃げていく有権者もいるから」と説明する。

 斉藤は、旧佐土原町長・戸敷正(57)、前県議・由利英治(60)に比べて知名度が劣る。「できるだけ多くの市民の皆さんに会い、私という人間を知ってもらうだけ」。斉藤は企業の朝礼やつじ立ちをこまめにこなし、必勝を期す。(文中敬称略)

(2010年1月15日 読売新聞)

988チバQ:2010/01/16(土) 16:40:14
http://mainichi.jp/seibu/news/20100110sog00m010007000c.html
民意の行方:「国とのパイプ」綱引き 普天間移設、4度目の是非/名護市長選まで1週間

平野博文官房長官は普天間飛行場に隣接する住宅地を歩いて視察した=沖縄県宜野湾市で2010年1月9日午後0時18分、三森輝久撮影 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に大きく影響する沖縄県名護市長選は、告示まで1週間となった。沖縄県を訪問している平野博文官房長官は9日、普天間飛行場を視察。基地内だけでなく、基地に隣接し、校舎上空を米軍ヘリコプターが飛び交う普天間第2小学校(児童数698人)や住宅地にも足を運んだ。「ここまで実際に歩かれた官房長官は初めてと思う。現場で普天間の危険性を見ていただいて非常によかった」。案内した伊波洋一宜野湾市長は笑みを浮かべた。

  ◇   ◇

 普天間の移設候補先となり、13年間にわたって揺れ続けた名護市では基地問題を軸に争う市長選は4度目。地元振興策など、これまで移設と密接に絡んできた「国とのパイプ」を巡る舌戦が激しさを増している。

 「政権は変わった!日本は変わった。『国とのパイプ』は現市長と県知事にはありません」。9日、名護市の各戸へ配られ始めたビラに大小の活字が躍る。国との距離が近いのはどっち、と訴える内容だ。移設反対を主張する前市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民など推薦=の陣営の新たな一手だ。

 準備は昨年末に始まった。12月25日昼過ぎ、稲嶺氏の後援会事務所に、民主党の玉城デニー衆院議員(名護市など沖縄3区選出)の姿があった。デニー氏は、来年度政府予算案で、沖縄への鉄道導入に向けた調査費が計上されたことなどに触れ「今の政権になって新たに実現するものがある。候補者の政策にリンクさせながら政権側としてサポートしていきたい」と語った。沖縄本島を縦断する鉄道敷設は県民の悲願とされ、経済界などで経済振興や交通渋滞解消を期待する声が強い。

 ビラには鉄道調査費が大見出しで入った。13日には民主党県連主催で建設業者らを対象にした会合も計画されている。

 「国とのパイプ」は過去3回の市長選では、辺野古への移設を条件付きで容認する現職の島袋吉和氏(63)ら容認派サイドの〓売り文句〓だった。

 「トップセールスで28社を誘致し、1000人近い雇用が生まれた」。再選を目指す島袋氏は支援者の集会で、自公政権時に国とのパイプを生かしてきた4年間の実績を重ねて強調する。

 後援会本部長の比嘉鉄也氏は、97年に移設を容認して辞任した市長で、現在は94年に公設民営で名護市に開学した名桜大の学校法人理事長。同大の整備には、移設容認と引き換えの北部振興策などの国費が投入された。

 昨年12月25日、比嘉氏は同大の今春公立化を会見で発表。公立化を担う名護市には交付税が年間12億円増え、授業料が半分程度になる。会見に同席した島袋氏は「これまで以上に地域の活性化に資する人材育成がなされていく」と胸を張った。

 パートナーだった自公は政権を去ったが、後援会幹部は「北部振興は国が交わした約束。政権が変わろうと、引き続き求めていくだけだ」と語る。

   ◇  ◇

 9日、平野官房長官は現行計画のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))を視察したが、宜野湾とは対照的に島袋市長には会わないまま、宿泊先の那覇市にUターン。市長選への影響を懸念したとみられる。政府が市長選に表れる民意の行方に神経をとがらせる証しでもある。【井本義親、三森輝久】

2010年1月10日

989チバQ:2010/01/16(土) 16:41:07
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100112ddp041010010000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 両陣営とも「市民党」
 ◇普天間対応「政党のずれ」封印
 米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設を条件付きで容認する現職の島袋吉和氏(63)、そして県外移設を主張する前市教育長の稲嶺進氏(64)。普天間移設を巡って主張は対立するが、両陣営とも共通して前面に掲げるのが「市民党」。実際には島袋氏が自民、公明の支援を受け、稲嶺氏は民主、共産、社民などの推薦を受けるが、「市民本位」のイメージ効果を狙っての言葉だ。普天間飛行場移設問題を巡る両陣営の組織事情も透けてみえる。【井本義親】

 再選を目指す島袋氏の陣営は、前回推薦を受けた自民、公明への推薦依頼を見送った。陣営は「市民党が陣営のスタンスで、政党に頼るのはおかしいという判断」と理由を説明する。ただ、自民党県連、公明県本部には支援を要請。陣営と政党の線引きはあいまいだ。

 「市民党」へのこだわりは、陣営の選挙戦略も影響している。島袋氏は雇用増など4年間の実績を強調する一方で、普天間移設問題については一切言及しない。陣営幹部は「政党と絡むと、どうしても基地問題とつながってしまう。自民が昨夏の衆院選で惨敗してまだ半年。その影響も否定はしない」。あえて政党推薦を得る理由がないというわけだ。

 一方、地域政党を含め6政党から推薦を受ける稲嶺陣営のビラにも「市民党」の文字。保守から革新までの幅広い勢力が集まるが、実態は寄り合い所帯。後援会とは別に、政党が独自に事務所を構えたため、計五つの事務所が“乱立”する結果に。

 普天間移設への対応でも政党間で主張にずれがある。革新系の市議は「保守から共産までいる。バラバラなのは織り込み済みで、無理に一つになろうとすると足並みの乱れが出てくる。それよりは各政党がそれぞれの支援者を固めることに徹した方がいい」と話した。

毎日新聞 2010年1月12日 西部朝刊

990チバQ:2010/01/16(土) 16:41:49
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100115ddp012010017000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 基地論戦、かみ合わず 不況で経済策重視も
 ◇移設先二の次
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の行方を左右する名護市長選。自公政権が米政府と合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))への移設を条件付きで容認する名護市長、島袋吉和氏(63)と、移設反対を主張する前市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民など推薦=が前哨戦を繰り広げるが、基地を巡る論戦はかみ合っていない。【三森輝久、井本義親】

 12日夜、大西区公民館であった島袋氏の地区懇談会。島袋氏は私立名桜大の公立化など教育や医療の実績を強調する一方、移設問題には一切触れなかった。元市長の比嘉鉄也後援会本部長は「鳩山首相が5月に移設先を決めると言っている。何も市を二分して争う必要はない」。普天間移設は争点ではないというわけだ。

 一方の稲嶺氏。10日、市中心部での街頭演説で「名護の民意を全国に伝えるため、答えを出さなければならない」と声を張り上げた。チラシには「辺野古・大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせません」。移設先を巡って迷走を続ける党中央に対して「県外移設」を主張してきた民主党県連の新垣安弘幹事長は「県外移設を明確にするよう稲嶺氏に求めた。本人の決意は固まっている」と明かす。

 ただ、中央政界の変化も微妙な影を落とす。民主党の小沢一郎幹事長は12月29日、与党3党幹事長・国対委員長の忘年会で「きれいな海を埋め立てるのは駄目だ」と辺野古移設に否定的な考えを示した。党の最高実力者の発言に、稲嶺陣営からは「もはや移設は争点ではないのでは」との声も漏れる。名護市内の男性(60)は「不況が長引き、経済政策に目がいく。基地問題は二の次という感覚だ」と話した。

 基地問題が問われる4度目の市長選に、市民の間には倦(う)んだ空気も流れる。だが、琉球大教育学部の島袋純教授(地方自治)はこう指摘する。「辺野古への移設の可能性は消えておらず、選挙結果は移設に対する名護の民意と受け止められ、移設に大きく影響する」

毎日新聞 2010年1月15日 西部朝刊

991チバQ:2010/01/16(土) 16:42:30
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100116ddp041010021000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 自民も民主も、大物不在−−あす告示
 ◇中央と県連「普天間」ズレ
 沖縄県名護市長選は17日の告示を前に、立候補を表明する現職の島袋吉和氏(63)、前市教育長の稲嶺進氏(64)両陣営が総決起大会を開き、事実上始まっている選挙戦は熱を帯びてきた。米軍普天間飛行場移設の行方を左右する注目選挙だが、両陣営に中央からの“大物応援弁士”の姿はない。移設方針を巡り、自民、民主双方とも党中央と県連にあるねじれが背景にある。

 「私の最も信頼できる首長が島袋さん。一緒に頑張りましょうね」。15日夜、名護市であった島袋陣営の総決起大会。応援に駆けつけた仲井真弘多知事は約5000人(陣営発表)の支持者らに訴えた。自民党中央からのテコ入れはなし。前回市長選では、小池百合子・沖縄北方担当相(当時)が応援に駆けつけたのと対照的だ。

 自民党県連関係者は「政権与党でもないし、大物より知事の方がアピールできる」と語る。県連が県外移設へと方向転換した一方、党本部は辺野古推進の立場。別の陣営幹部は「自民が目立つと基地イメージがつきまとう」と明かした。

 この3日前、稲嶺陣営の総決起大会。「私たちの反基地の思いは前回は涙をのんだが、今回はこんなに多くの人が集まった」。名護市を抱える沖縄3区選出の民主党衆院議員、玉城デニー氏が約3000人(陣営発表)を前に雪辱を期した。与党3党を含む6党から推薦を受ける稲嶺氏。壇上に上がった県選出国会議員は玉城氏ら4人だったが、あいさつは玉城氏だけだった。

 反安保の共産から保守の国民新までの寄り合い所帯。各党の主張が飛び出ては収まりがつかない。そのうえ、鳩山政権は普天間移設では衆院選前の「県外移設」とは打って変わって迷走し、民主党県連は県外移設を主張。県連幹部は「大物が来てもプラスになるかマイナスになるか、読み切れない」と声をひそめた。【井本義親、三森輝久】

毎日新聞 2010年1月16日 西部朝刊

992チバQ:2010/01/17(日) 16:02:40
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-17_1732
告示まで1週間 南城市長選
現職・新人がしのぎ
政治 2010年1月17日 09時53分
(6時間8分前に更新)

 【南城】南城市長選は24日の告示まで17日で1週間となる。現職で2期目を目指す古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=と元県議の親川盛一氏(68)=社民、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=が立候補を表明。4年間の実績を前面に訴える古謝氏に、県議と県知事公室長を務めた経験をアピールする親川氏が激しくしのぎを削っている。


 古謝氏は各字に役員を配置して精力的に地域懇談会を開催。初代市長として行財政改革などの実績を訴え、自民、公明からの支持を背に票の取りまとめに力を入れる。


 親川氏は民主党の瑞慶覧長敏衆院議員を中心に企業、戸別訪問を積極的に展開。選挙カーで市内を回り市政刷新を訴えるなど政党色を前面に出し、支持拡大を図っている。


観光振興に力注ぐ
総決起大会で古謝氏


 【南城】31日投開票の南城市長選で、2期目を目指す現職の古謝景春氏(54)の総決起大会が16日、同市佐敷のユインチホテル南城で開かれた。古謝氏は「わたしに大きな夢を託してほしい。実現のために、2期目のかじ取りを担う決意だ」と支持を訴えた。


 古謝氏は学校施設改築やブロードバンドの整備など1期4年の実績を強調。「観光に力を入れ、市に人が流れる

仕組みをつくる。学校給食に地元の農産物を利用するなど一次産業の振興も図る」と意欲を示した。


 仲井真弘多知事は「これまでの実績、能力を見ても今交代する理由はない」と強調。自民党の島尻安伊子参院議員や公明党県本部の上原章幹事長代理らも駆け付け、支援を呼び掛けた。

993新党日本支持者:2010/01/17(日) 17:13:20
>>992
共産党はどうしたんでしょうね?

994チバQ:2010/01/17(日) 20:57:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2010011701.shtml
ながさき新着ニュース(17日AM 10:21)
長崎新聞



松浦市長選告示、3人が立候補 市議選には21人

 任期満了に伴う松浦市長選と同市議選が17日、告示された。市長選には現職と新人2人、市議選には定数19に対し21人(現職16、新人5)が立候補の届け出を済ませ、街頭での訴えを始めた。

 市長選に立候補したのはいずれも無所属で、再選を目指す友広郁洋氏(67)と前市議会議長の中塚祐介氏(58)=民主推薦=、元県議の田中広太郎氏(62)の3人。

 市議選は今回から定数を1削減。前回は旧市町ごとに選挙区を設けたが、今回は全市統一となる。政党別では民主、共産が各1、無所属19。

 市長、市議選とも投票は24日午前7時〜午後6時(黒島は午前8時〜午後5時)、市内25カ所で行われ、午後8時半から市文化会館で即日開票される。

 有権者数は2万1203人(男9914、女1万1289)=16日現在、市選管調べ=。

995 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/18(月) 11:52:24
凄い露骨だ。構図が全く逆になってる。
> 陣営は、政府への要望活動を通じて親交のある前原誠司国土交通相の応援メッセージを披露し、
> 中央とのパイプも誇示

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001001180002
延岡市長選、「組織」と「後援会」対決
2010年01月18日

 延岡市長選には、いずれも無所属の前県議会副議長で新顔の井本英雄氏(63)、現職で再選を目指す首藤正治
氏(54)=民主、公明、社民推薦=の2氏が立候補を届け出た。16日現在の有権者数は10万8989人。

 井本氏は午前9時から、延岡市恒富町4丁目にある春日神社駐車場で出陣式に臨んだ。
 支持者ら約200人(陣営発表)を前に、井本氏がまず強調したのが雇用創出。延岡公共職業安定所管内の有効
求人倍率が県内で最低レベルであることに触れ、「若い人はみんな外へ出て行き、人口は減って減って減りまくって
いる。延岡のどこに中心市街地と呼べるところがあるのか」と訴えた。

 自民県議を4期務め、県議会副議長も歴任した井本氏だが、古巣の自民を含む政党や団体などの支援は受けず、
個人後援会による「草の根選挙」を展開。「大きな組織は敵方が持っていった。私は皆さん方の力を頼りにしている。
どうか、一人一人の力で当選へ導いてください」と支持を求めた。

                 ■

 首藤氏の出陣式は午前9時から延岡市卸本町の延岡卸商業センター会館前であり、陣営によると、約1千人が
集まった。
 第一声で首藤氏は「企業誘致、行政改革、医療など様々な課題に取り組んできた。大きな問題の解決はこれから。
何が何でも勝つ」と再選への決意を語った。

 出陣式には推薦を得た民主、社民両党の県議や市議のほか、自民系の市議らも出席。JAや医師会、建設業、
漁協など推薦団体は170に上り、各組織の幹部も顔をそろえた。陣営は、政府への要望活動を通じて親交のある
前原誠司国土交通相の応援メッセージを披露し、中央とのパイプも誇示。岸上照夫・選対本部長は「1票1票を積み
重ねて、勝利につなげよう」と呼びかけた。

                 ■

 市議補選(被選挙数1)には、前職2人と元職1人が立候補を届け出た。党派別は自民1人、無所属2人。

996チバQ:2010/01/18(月) 21:51:39
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100118k0000m010038000c.html
名護市長選:新人、現職の争いに 普天間争点、与野党対決

移設問題が争点となっている米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で2009年10月11日、本社機から野田武撮影 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)移設に大きく影響する沖縄県名護市長選が17日、告示された。自公政権が米政府と合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古=へのこ)への移設に反対し県外移設を訴え、民主党などが推薦する前市教育長の稲嶺進氏(64)と、辺野古移設を条件付きで容認した現職の島袋吉和氏(63)の無所属2人が立候補した。

 鳩山政権は辺野古も選択肢に残して移設先を再検討しているが、稲嶺氏が当選した場合は名護市としての移設受け入れは困難となり、移設問題の行方に大きく影響する。24日、投開票される。

 名護市は96年の日米両政府による普天間返還合意以降、政府が移設先にしてきた。97年の市民投票では、代替施設の建設反対が過半数を占めたが、98、02、06年の市長選ではいずれも容認派が当選している。普天間移設が争点になる市長選は4度目だが、移設見直しを進める鳩山政権下では初めてで、市民の選択が注目される。

 稲嶺氏は、島袋市政下で市教育長を務めた。市の人事や基地対策で島袋市政に不満を持つ保守系市議らが擁立し、反自公勢力が結集。当初、辺野古移設を「見直す」としていたが、民主などの推薦を受けて「県外移設」を前面に打ち出した。

 島袋氏は辺野古移設では建設場所の沖合移動を求めてきた。選挙戦では「政府方針を早く決めてほしい」と述べる程度で、移設にはほとんど触れていない。移設問題で歩調を合わせてきた仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事や自民、公明が支援する。

 16日現在の有権者数は4万5521人。【三森輝久】

 立候補者次の通り。(届け出順)

稲嶺進(いなみね・すすむ)64前市教育長=無新[民][共][社][国]

島袋吉和(しまぶくろ・よしかず)63市長=無現(1)

997チバQ:2010/01/18(月) 21:52:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100118/elc1001182035000-n1.htm
名護市長選、「政党隠し」に腐心の両陣営 それぞれにお家事情 (1/2ページ)
2010.1.18 20:34
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に焦点があてられている名護市長選(24日投開票)。新人の稲嶺進、現職の島袋吉和の両氏ともに「政党隠し」に腐心している。同市長選は普天間問題の行方に影響するとされる「国策市長選」とも指摘されるが、両陣営ともに中央政党とは微妙な距離を置かざるを得ないお家事情がある。

 最近の地方首長選では、中央の主要政党の支援を仰ぎながら「無党派」をアピールする候補が後を絶たないが、「政権交代後、最も注目される地方選」(民主党関係者)と言われる名護市長選もほかでもない。人口6万人の一地方都市の「身の丈にあった市長選」になっているようだ。

 島袋氏の遊説車には、奇妙な正方形の3枚テープが張られている。よく見ると、4年前の市長選で書かれていた「自民党」の文字が消されているのだ。

 島袋氏は前回市長選で自民、公明両党から「推薦」を受けたが、今回はそれを固辞。公明県本部が「支持」、自民県連も実質的な支援にとどまり、キャッチフレーズは「市民党」だ。

 島袋氏は普天間飛行場の名護市辺野古への受け入れ容認の立場をとるが、選対幹部は「頭痛のタネの基地問題をかすませるには、辺野古移設を決めた旧自公政権とベッタリという印象を消さないといかない」と苦しい胸の内を明かす。

 自民県連も昨秋、普天間飛行場の「県外移設」へ方向転換しており、「自公離れ」に動く大義名分はある。「中央の自公幹部に応援を頼むこともない」と陣営関係者はいう。

 一方、基地問題を最大の対立軸に据える稲嶺氏には、民主、共産、社民、国民新の各党などが推薦し、支援態勢を整えているが、「寄り合い所帯」ゆえの悩みも尽きない。

 17日の出陣式では、推薦する政党の沖縄県選出国会議員が次々とあいさつに立ったが、それぞれの持ち時間を大幅に超え、「さながら言いたい放題」の演説会の様相を呈した。

 追い風とみる普天間移設問題へのスタンスとて、一枚岩ではないのだ。陣営関係者は「政党ごとの主張を声高に繰り広げたら、混乱しかねない」と懸念を抱く。基地問題は両刃の剣の側面もあるというわけだ。

 辺野古移設に完全に「ノー」を突きつける共産、社民両党の“過激”さが突出し、移設先をめぐる鳩山由紀夫首相のフリーハンドを確保しておきたい民主党とは微妙な「溝」がある。

 市内を走り回る共産党関連団体の遊説カーには、稲嶺氏のポスターと「日米安全保障廃棄せよ!」という“党是”の文字が同居している。陣営には保守系市議6人も加わっており、その一部の市議は「あまり共産党や社民党が表に出ると、保守票が逃げる」と悲鳴を上げているという。

 このためか、稲嶺氏は遊説で「民主党政権とのパイプ」を強調しつつも、「市民の目線」を叫び続けている。陣営関係者は「中央は中央。鳩山政権も政治とカネの問題などでもたついている。あくまで市民本位の政治を実直に訴えていくしかない」と語った。(高木桂一)

998チバQ:2010/01/18(月) 21:54:39
>>692>>985
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100118ddlk46010349000c.html
選挙:枕崎市長選 神園氏、返り咲き2選 現市政批判が浸透 /鹿児島
 任期満了に伴う枕崎市長選は17日、投開票され、元職で学習塾経営、神園征氏(66)=無所属=が現職の瀬戸口嘉昭氏(69)=同=を破り、返り咲きの2選を果たした。

 ◇投票率は過去最低
 投票率は過去最低の69・74%だった。

 神園氏は「人口減、財政難など現状は危機的」と瀬戸口市政を批判。雇用問題の改善や、9歳未満児の医療費無料化などの子育て支援策を公約。職員の地域担当制をつくり、市民協働による地域活性化を訴えた。草の根的な選挙を展開し「開かれた市政を実現する」と現市政への批判票を追い風にした。

 瀬戸口氏は実績を強調し続投を訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は、2万150人(男9033人、女1万1117人)。【村尾哲】

==============

 ◇枕崎市長選 開票結果=選管最終発表
当 7,269 神園征   66 無元

  6,629 瀬戸口嘉昭 69 無現

==============

神園征(かみその・ただし) 66 無元(2)

 学習塾経営[歴]市PTA連絡協議会長▽市議2期▽市長▽全国水産都市協議会副会長▽早大

999名無しさん:2010/01/19(火) 12:41:35
名護市長選挙世論調査
朝日&沖縄タイムス
民主石嶺
民主党支持層7割
無党派層6割
自民島袋
自民党支持層8割
公明大半
読売新聞世論調査
民主稲嶺
民主党支持層7割
社民支持層9割
共産大半
自民島袋
自民党支持層8割
公明大半
琉球新報
名護市長選挙の争点は?
基地問題15.9‐3番目
※各社、民主先行、自民追う。投票態度を決めていない、2割‐3割
このままでは、民主党が勝ちそうですな。
仮に、民主党候補が勝てば鳩山首相は高度な政治決着が求められる事にもなりますね。
諸刃の剣と言った所か

1000とはずがたり:2010/01/20(水) 08:39:33

此処は落とした方が民主にとっては良さそうですけど。。

移設反対 稲嶺氏先行、名護市長選で本紙調査
普天間移設
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100119-OYS1T00171.htm

 読売新聞社は24日投開票の沖縄県名護市長選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。民主など4党推薦の新人・稲嶺進氏が先行し、自民、公明両党の支援を受けて再選を目指す現職・島袋吉和氏が猛追している。有権者の2割弱は態度を決めておらず、情勢には流動的な面もある。

 市長選は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設受け入れの是非が焦点。自公政権下で日米両政府が合意した名護市辺野古への移設計画に反対する稲嶺氏と、容認姿勢を示す島袋氏の一騎打ちとなっている。

 稲嶺氏は民主支持層の約7割、社民支持層の9割以上を固めた。共産支持層も大半が稲嶺氏を支持している。島袋氏は自民支持層の約8割、公明支持層の多くから支持を得た。

 普天間飛行場の移設先については「国外」が46%、「県外」が27%に上り、「日米合意通り辺野古にすべき」は16%にとどまった。与党3党が新たな移設先を検討していることには「評価する」が56%、「評価しない」が31%だった。

 投票については「必ず行く」が85%、「なるべく行く」が12%で、大半が投票への意思を示した。

 調査は告示日の17日午後から18日にかけて、名護市の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1374世帯のうち、760人(回答率55%)から回答を得た。
(2010年1月19日 読売新聞)

1001チバQ:2010/01/20(水) 21:21:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/147372
「政治とカネ」逆風警戒 長崎知事選で民主県連
2010年1月20日 19:29
 「政治とカネ」の問題で支持率が急落している鳩山内閣。2月4日告示の長崎県知事選に初めて独自候補を擁立する民主党県連は、中央からの“火の粉”を払いのけようと躍起になっている。

 「『迷惑かけてます』ぐらい言うべきだ。きちんと説明を」。18日夜、長崎市で開かれた同党が知事選で推薦する元農水官僚を「囲む会」。内閣や党支持率の一段の低落が報じられる中、県議が「国政の問題もいろいろありますが」と述べるにとどまったことに支持者の男性は声を荒らげた。

 同党は昨年夏の衆院選で県内の全4小選挙区で勝利。政権交代の余勢を駆って臨むはずの知事選だったが、党のトップ2人の金銭疑惑が噴出。同党関係者は「まさかの逆風。いいとばっちりだ」と肩を落とす。

 県連は、薬害肝炎問題で知名度が高い福田衣里子衆院議員(長崎2区)を知事選の応援に積極投入し、イメージの回復を図る。小沢氏も出席した17日の県連政治資金パーティーで、福田氏は小沢氏以上の声援や拍手を浴びており、山田正彦農林水産副大臣(同3区)は「福田さんが顔を見せれば反応が違う。全県回ってもらう」と期待する。

 さらに、24日の赤松広隆農相の来県をはじめ、党幹部、閣僚級を続々投入し、政権与党の立場を強調する構えだ。

 一方、知事選で前副知事を支援する自民党県連は「民主への風がやっとやんだ」(幹部)と安堵(あんど)、2月3日に小泉進次郎衆院議員(神奈川11区)を招き「福田人気」に対抗を図る。

 県連会長の北村誠吾衆院議員(比例九州)は、18日の国会開会前の党代議士会で小沢氏の政治資金パーティー出席を皮肉り「情けなや小沢のカネで知事選挙」との句を披露するはしゃぎぶりだったが、県連幹部は「民主批判が自民回帰につながらないのが痛い」と戒めも忘れなかった。

=2010/01/20 西日本新聞=

1002名無しさん:2010/01/20(水) 23:18:43
まあ、名護は稲嶺(移転反対)が勝つということになってるんでしょうな
沖縄の意思として

1003新党日本支持者:2010/01/21(木) 00:22:19
気が早いですが知事選の方はどうなりますかね。
沖縄は公明票も多いだけに気がかりです。

一応前回の分析らしきものを見つけました。
新党日本の醜聞もあります。

青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方1
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7227.html
青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方2
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7228.html
青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方3
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7229.html

1004チバQ:2010/01/21(木) 21:40:09
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210007
「生活」「基地」割れる争点/名護から
2010年01月21日


広報車から支援を訴える当間里子さん=16日午後2時13分、名護市


新顔の総決起大会。渡具知智佳子さんは家族と「ガンバロー」と気勢を上げた=12日、名護市

 米軍普天間飛行場の移設問題で揺れ続けてきた沖縄県名護市の市長選が17日、告示される。容認派の現職と反対派の新顔が立候補する予定。市内の辺野古が移設先に浮上してから13年余。政権交代後に迎えた今回の市長選に、市民はどんな思いを託すのか。名護の人たちを追う。


 16日朝、閑散とした街中で広報車から現職の島袋吉和氏(63)の支援を訴える声が響いた。「活力あふれる名護市の未来を……お車からの声援、ありがとうございます」


 マイクを握る当間里子さん(39)は対向車に手を振り返した。朝8時にスタート。車から降りたのは2時間おきの数分の休憩と昼食時だけだ。


 中心街で基地問題に触れることはない。辺野古を通った時だけ「精いっぱい取り組んでまいります」と口に出す。


 自民支持者だった両親の縁で、市長選を手伝うのは前回に続き2度目。「反対してもどうせ国が決めること。容認する現職なら、安全性や地元の振興を考えてくれる」


 辺野古で生まれ育った。普天間問題が降ってきた年に生まれた長男はいま中学2年の13歳。その長男が1歳の時に離婚して以来、家業の酒屋を手伝い、生計を立てた。寂れていく辺野古を見るのがつらかった。地元の中学校は1学年1クラス。自分たちの時代の半分に減った。


 そんな故郷に政府からの振興策で新しい建物がいくつもできた。2004年には国立沖縄高専ができた。長男には来年高専を受験するよう勧めている。「基地はない方がいいけど、豊かになるなら、子どものためにもいい」


 政権は代わったが、新しい受け入れ先が見つかるとも思えない。「市長選の争点は基地じゃない。生活をどうするか」。定職を探している当間さんの実感だ。


   □   □


 穏やかなサンゴ礁の海に臨む瀬嵩集落。大浦湾をはさんで辺野古が見える。


 渡具知智佳子さん(48)は朝から慌ただしかった。測量士の夫(53)と、野球の試合があった12歳の長男を送り出し、車で30分以上離れた本島中部にあるコールセンターでの仕事に向かった。職場でも市長選が気になって仕方がない。


 1週間前、移設に反対する新顔の稲嶺進氏(64)を応援しようと夫と交代で辻立ちを始めた。16日朝は夫の当番。「ジュゴンもすむ、静かで美しい海を守って」。通り過ぎる車に呼びかけた。


 1997年、移設の是非を問う市民投票。生後6カ月の長男を抱き、夫と街頭に立った。子どものために、自然に囲まれた静かな暮らしを守りたい。その一心だった。結果は反対が過半数。だが、当時の市長は受け入れを表明した。「市民投票で終わったはずなのに。どうして10年以上も苦しみ続けなければいけないの」


 そのころ、地元の子どもたちが考えついた遊びがある。名護ジャンケン。負けた方が勝ちになるルールだった。


 「県外移設」を掲げた民主党が政権をとったのに、普天間問題は終わらなかった。また民意は覆されてしまうのか。昨年暮れ、鳩山由紀夫首相に手紙を書いた。「子どもを授かってから移設問題に振り回され続けています」。決着をつけるには、今度の市長選で反対の民意を示すしかない。渡具知さんはそう考えている。

1005チバQ:2010/01/21(木) 21:40:44
http://www.asahi.com/politics/update/0121/SEB201001210011.html
名護市長選、「期日前バトル」過熱 全投票の半数の勢い(1/2ページ)
2010年1月21日16時16分
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期日前投票所の前で「不正投票監視団」の旗を掲げる市民団体のメンバー=沖縄県名護市
  
 米軍普天間飛行場の移設問題が争点の沖縄県名護市長選で「期日前バトル」が過熱している。移設容認派は集会の場で期日前投票に直行するよう呼びかけたり、支援組織の割当表をつくったり。反対派も「行き過ぎ」を気にしながらも、同じ土俵に上がり始め、前回比1.6倍のハイペースに。このままの勢いが続けば、期日前投票が全体の投票者数の半分近くを占めるという異例の事態になりそうだ。

 「日曜日になると忙しいでしょう。堂々と期日前投票してください」。18日夜、市民会館で開かれた移設容認派で現職の島袋吉和氏(63)の集会。建設業者ら約千人を前に選対本部長が呼びかけた。集会が7時半に終わると、数人が同じ敷地内にある期日前投票所に向かった。

 期日前投票の呼びかけは島袋氏を支える保守系勢力の「お家芸」(陣営関係者)。島袋陣営作成の「各部会期日前投票目標」の表には「建設A 800」「商工観光部会 300」との文字が並び、毎日、人数を報告させる。目標は計1万人だ。

 新顔で移設反対派の稲嶺進氏(64)の陣営も手をこまねいてはいない。元島袋派の保守系市議らもお年寄りを車で送迎し、支援する労働組合も期日前投票所の地図付きビラを作成した。目標は計6千人だが、事務所内では「せめて4対6とか半々に盛り返したい」との声も上がっている。

 2006年の前回市長選では不在者投票の276票と合わせると、9864票で、投票者数の30.5%を占めた。今回はどうか。市選挙管理委員会によると、有権者4万5521人(16日現在)に対し、期日前投票者は18〜20日の3日間で計6249人。初日、2日目は前回比1.5倍、3日目は1.7倍と加速している。仮に1.6倍で推移すれば、6日間で1万5千人以上となる。投票率を前回並みの75%と想定すれば、投票者数の45%前後を占めることになる。

 一方で、過熱ぶりに冷ややかな見方も出始めている。稲嶺陣営のある市議は「演説を聞きながら1週間かけて投票先を考えるのが本来の投票のあるべき姿。自分は積極的にはなれない」とため息をつく。

 期日前投票所の周辺には「心に自由を」「不正投票監視団」ののぼりを持った一団が陣取る。半強制的に投票に動員するようなことがあれば、自由な投票を脅かす、とみている。呼びかけた男性は、移設候補地に生息するジュゴンの保護を求める市民団体のメンバー。「どれだけの投票者が自主的に来ているのか疑問。とにかく公正な選挙を望みたい」(奥村智司、山根久美子、河口健太郎)

1006チバQ:2010/01/21(木) 21:41:12
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210001
名護市長選/上
2010年01月21日

 米軍普天間飛行場の移設先として日米両政府が合意した沖縄県名護市の市長選が17日告示、24日に投開票される。今のところ、移設容認で現職の島袋吉和氏(63)、反対で新顔の稲嶺進氏(64)の一騎打ちとなる見込み。鳩山政権の最大の懸案である普天間問題。その行方を左右する現場は――。



 名護市の山あいにある人口700人ほどの集落に昨年11月末、新しい公民館ができた。赤瓦の屋根に真っ白な外壁。住民100人以上が集まった完成式典で、島袋氏はこうあいさつした。「ご高配を賜りました沖縄防衛局に、厚く御礼申し上げます」


 事業費約1億1千万円のうち、約7割をまかなったのが防衛省から市に入る米軍再編交付金。基地を受け入れた自治体に、移設作業の進み具合に応じて政府から支給される「出来高払い」の交付金だ。


 建築を請け負った市内のある業者は年間売上高の2割前後をこの工事で稼いだ。「公共事業が減り続ける中、本当にありがたい。いろいろ言われるけど、基地がなかったらやっぱりみんな困るんじゃない?」


 名護市で公民館の建て替えが加速したのは、岸本建男前市長が米軍普天間飛行場の移設受け入れを表明した翌年の2000年以降。市内55地区のうち24地区で新しい公民館ができた。うち14地区は防衛予算が事業費の9割以上を占めた。まったく入っていないのは5地区しかない。


 以前はほとんどなかった1億円以上の施設が3分の1以上。極め付きは、普天間飛行場の移設先とされた辺野古地区。事業費は9億円を超え、約9割を防衛予算が占めた。


 体育館ほどの広さの多目的ホール、デスクトップ型13台を備えるパソコン室、トレーニング器具12台が並ぶレクリエーション室……。近くに住む女性は「まるでお城のよう」と笑う。


 「アメとムチなんてことは分かっている。でも受け入れるしかなかった」。工事にかかわった建設会社の元社長は語る。会社は07年3月の公民館完成から2年を待たずに倒産した。


 「選挙が仕事のようなものだった」。普天間問題が争点になった1998年以降の3度の市長選は、いずれも受け入れ派を支援。従業員には、1人あたり10人を期日前投票に行かせろ、とはっぱをかけた。「当選させれば、受注しきれないぐらい仕事が来ると思って一生懸命やった。業界は辺野古にすべてをかけていた」


 転機は2006年。県発注工事での談合を理由に、公正取引委員会が県内152社に排除措置命令を出した。元社長の会社も営業停止処分を受けた。談合で利益を分け合う仕組みが壊れ、各社は安値受注に走った。大型の工事ほど、体力のある県中南部の業者に奪われ、会社は倒れた。


 名護市には、米軍基地がある市町村に支払われる交付金などに加え、普天間移設の事実上の見返りとして、様々な交付金や北部振興事業などがつぎ込まれてきた。こうした収入が市財政に占める割合は1998年度、それ以前の数%〜10%程度から15%超に急上昇。2001年度には30%近くに達した。「基地バブル」とも呼ばれた。


 だが、名護市では過去5年に建設業10社が倒産した。ハコモノ中心の振興策は地元が当てにしたほど経済効果をもたらさなかった。


 「あれだけの金をどこに使ったのかというのが多くの人の実感。観光や教育問題、お年寄りの施設などに使わなければならない」。稲嶺氏は街頭での演説で振興予算の使い道を批判するが、自分自身も08年までは市の幹部だった。


 公共事業を集中的に投入する土建政治型の基地政策に向けられる視線は厳しい。「街がよくなった実感がまるでない。新しい基地を造っても、結局はまた同じことの繰り返しじゃないか。だったら、次の世代に負担を残さない分、基地が来ない方がいいんじゃないか」。一昨年、会社を倒産させた建設会社の元社長は言う。


 取引先が倒産し、そのあおりを受けた。いまは地元の生活用品の売店の店番に立つ。かつては選挙といえば東奔西走したが、今回は投票依頼の声もかからない。「本当に熱心にやってるのは一部の業者だけ。選挙なんてもう、やる気はない」

1007チバQ:2010/01/21(木) 21:41:36
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210002
名護市長選/中
2010年01月21日

 沖縄県名護市の中心部にある市民会館で13日、民主党県連の「陳情説明会」が開かれた。すべて県連を窓口とし、党幹事長室を通さないと各省の政務三役には会えない――。近隣市町村の幹部や建設業者ら約50人を前に、地元沖縄3区選出の玉城デニー衆院議員や党本部の佐藤公治副幹事長が説明。最後にこんな発言も飛び出した。


 「陳情に来る人の中には、自民党とべったりな人もいる。せめて中立になるようお願いすることがある」


 市長選で民主の推薦を受ける新顔の稲嶺進氏(64)の陣営関係者は「旧態依然とした言葉は使いたくないが、民主の役割は中央とのパイプ役だ」と明かした。


 鳩山内閣は昨年末、2010年度の予算案に移設受け入れの事実上の見返りとされる北部振興策に、従来通り70億円を計上した。県連役員の一人は「民主政権では、基地を受け入れなくても振興策をもらえる」と語る。


 しかし、民主は利益誘導型の政治手法を批判してきただけに、県連内には懐疑的な声もある。「辺野古に基地を造ることを前提に、ハコモノばかりをつくってきた振興策を無批判に継続したのでは、自民党と変わらない」


 肝心の普天間飛行場の移設問題をめぐっては中央と地元で温度差が生じている。「県外移設を求める」と主張する稲嶺氏と県連の足並みはそろっているが、鳩山内閣は迷走を続けた揚げ句、先送りを決めるのがやっと。支持者には不信感が残り、稲嶺氏の集会では公然と民主を批判する声も上がる。県連幹事長の新垣安弘県議は「県連は稲嶺さん、党本部は辺野古移設に話を落としたいから現職。そんな最悪の状況にならなかっただけでもよかった」と言う。


 現職の島袋吉和氏(63)の陣営も、前回推薦を受けた自民党との間にすきま風が吹く。昨年末、名護市内のホテルを自民県議11人が訪れた。当初は島袋氏の後援会事務所で陣営幹部らと支援態勢を話し合うつもりだったが、断られ、会場を変更。島袋氏も顔を出さなかった。


 「推薦依頼は出さない」。地元側の説明に県議の一人が気色ばんだ。「こんな大事な選挙にかかわらなければ、党の支持者に説明がつかない」。自民は昨年の衆院選で県内4小選挙区で全敗。今年夏の参院選、秋の知事選を考えると、市長選は負けられない戦いだ。


 一方で、辺野古移設を推進してきた自民県連は昨年11月末、「鳩山政権が年内に方針を決めなければ、県外移設を求める」と方針転換。県連役員は再三、島袋氏に同調するよう持ちかけた。だが、「移設工事に期待する業界の選挙支援が受けられなくなる、という島袋氏との議論は平行線に終わった」(自民県連役員)。


 自民にとって最大の課題は辺野古移設よりも党勢の回復。翁長政俊幹事長は「政権与党の時は、辺野古に基地を造らせてもらおうと必死だった。政府も党も一枚岩で現職を支援した」と振り返り、「野党となった今は人も資金も投入するような状況にはない」と本音を漏らした。


 移設問題では島袋氏と二人三脚を続けてきた仲井真弘多知事は「島袋さんの考えと、私の考えはほとんど一緒。可能な限りの支援をしたい」と明言。15日の総決起大会にも出席する予定だ。


 だが、島袋氏の周辺からは「普天間問題には触れないでほしい」との意向が伝えられている。県幹部は「知事と市長の一致点は、辺野古容認に尽きる。政権とのパイプが失われたいま、ほかに何が語れるのか」とこぼす。残る任期が1年を切った仲井真氏も戦略を描けていない。

1008チバQ:2010/01/21(木) 21:41:57
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210003
名護市長選/下
2010年01月21日

 沖縄県名護市辺野古にある米軍キャンプ・シュワブで、兵舎の建て替えが進んでいる。米軍普天間飛行場の移設に向けて、敷地内の建物を整理する工事だ。


 2010年度の政府予算案にも、普天間移設の関連予算として13億円が計上されている。基地問題を担当する防衛省幹部は言う。「名護市長選で現職が勝てば、辺野古案は生き延びる。新顔が勝てば、もう無理だろう」


 12日夜、市内の屋内運動場で新顔の稲嶺進氏(64)の総決起大会があった。「辺野古の美しい海に絶対に基地を造らせないという強い信念を約束し、貫いて参ります」。千人を超える聴衆を前に、稲嶺氏は声を張り上げた。


 稲嶺氏は元市職員。いずれも移設を容認してきた過去3代の市長の下で、総務部長や収入役、教育長と重職を担ってきた。1999年の12月には、ホテルにこもった当時の岸本建男市長(故人)のもとに何度も足を運び、飛行ルートの制限、15年の使用期限、沖合での建設など、受け入れの条件を一緒に練り上げた。


 稲嶺氏は立候補の意思を明らかにした昨年3月、「県外が一番望ましいが、これまでの経緯と、市や沖縄が置かれた現状も無視できない」と、移設への賛否を明らかにしなかった。稲嶺氏を推すのは、現職の島袋吉和氏(63)の市役所人事などの市政運営に不満を持つ市議ら。移設容認派もいる。


 県外移設を唱えていた民主党が政権を奪取した後、稲嶺氏は「現行の移設案の見直し」を主張。国外移設を掲げる新顔の擁立を目指していた共産系市議らとの間で一本化の話し合いがまとまった11月、「辺野古に新しい基地は造らせない」と踏み込んだ。


 支援する政党が増えるとともに移設反対への傾斜を強めた稲嶺氏だが、陣営関係者からは心配の声も上がる。「多くの市民は長年、普天間問題に振り回され、うんざりしている。この問題を言えば言うほど、離れていく支持者もいる。争点にすべきじゃない」


 一方の島袋氏は毎晩、飲食店や公民館、支持者宅などを10カ所前後回り、少人数の懇談会を重ねる。


 3日夜、辺野古地区の住民が開いた新年会ではこう語った。「みなさんが苦渋の選択で受け入れたというのは、まさしくその通り。国はふらふら揺れ動いているが、名護市は動きません」


 だが、島袋氏が普天間問題に触れることはめったにない。7日に市内の公民館に約400人を集めた集会では、女子プロゴルファーの諸見里しのぶを取り上げた。「去年は6勝して賞金1億5千万円獲得した。名護市民だから市に1千万円以上入る。名護にも明るいニュースはある」


 島袋氏は昨年11月、緊急記者会見し、「決して基地を誘致しているわけではない」と強調した。鳩山政権の方針が定まらない中で移設容認の姿勢を続ければ、市が基地を呼び寄せている構図になってしまう。そんな危機感からだった。


 移設容認の市政を支えてきた稲嶺氏と、誘致派とみられるのを恐れる島袋氏。「普天間問題はどちらにとってもアキレス腱だ」。かつて反対運動の中心になった元市議は言う。


 市中心部の商店街にある雑貨店。店番の女性はこう語った。「人口6万の市長選に国の大問題を押しつけることがそもそもおかしいんじゃない」


 普天間飛行場の移設先として名護市が浮上してから13年。4度目の市長選が17日に告示される。

1009チバQ:2010/01/22(金) 00:47:58
06年名護市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2362
前市議会議長島袋吉和氏(59)が元市議会議長我喜屋宗弘(59)、前市議大城敬人(65)両氏を破っての初当選を確実にした。

同市への普天間移設を巡っては、97年12月の住民投票で移設反対が賛成を上回った。しかし、翌98年2月の市長選で、移設推進派が擁立した岸本市長が反対派候補を破って初当選。02年の市長選で再選を果たした。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2882
与党15,野党12→与党19(基地は賛成13,反対2,保留4),中立1,野党7

新沿岸案 2氏反対、4氏保留 名護市議会与党は19人

1010チバQ:2010/01/22(金) 12:10:15
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-22_1926
当選圏1万8000票か 名護市長選
革新4勝のち保守6勝 投票率上昇も
政治 2010年1月22日 09時33分
(2時間36分前に更新)

 【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日の投開票まで2日に迫り、立候補している前市教育長で新人の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、保守系で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の集票合戦が激しさを増している。過去に行われた同市長選の結果や投票率などのデータをまとめた。


■連勝と連敗


 70年の旧1町4村合併以降、革新統一候補の渡具知裕徳氏が4期連続で市政を担当。3、4期目は無投票当選を果たした。


 12年ぶりの投票となった86年は、保守系で元市議会議長の比嘉鉄也氏が1679票差で渡具知氏を破って初当選。90年、94年も革新候補を退けた。


 98年選挙は、海上ヘリ基地の受け入れを表明した比嘉市長の辞任を受けて行われた。ヘリ基地建設をめぐり、市前助役の岸本建男氏と革新系県議の玉城義和氏が立候補し、岸本氏が1150票の小差で当選。前年に行われた市民投票の結果を覆す形で、保守市政を継承した。


 2002年の選挙では、岸本氏が市議の宮城康博氏に大差をつけて再選。岸本氏が体調不良で3選出馬を断念した06年は、自民、公明が推薦する島袋氏と、保革相乗りの我喜屋宗弘氏、革新系市議の大城敬人氏の三つどもえとなり、島袋氏が大差をつけて当選した。


■86年ピーク


 投票率は、1986年の89・69%をピークに、5回連続で下がり続けている。全国的な政治離れなどによる低下傾向を反映しているとみられる。今選挙について、両陣営とも70%台後半を予想。有権者数は4万5521人(男2万2316人、女2万3205人)で、当選ラインは1万8000票前後とみている。

1011チバQ:2010/01/22(金) 21:33:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010012202000072.html
補助金漬け 自活力奪う 農業半減、倒産相次ぐ 24日市長選 名護13年で500億円
2010年1月22日 朝刊

「建設絶対反対」の看板が立つ「まちなか市営住宅」=沖縄県名護市大東で


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の受け入れ是非を争点にした市長選挙の投票が二十四日に行われる同県名護市。日米の沖縄特別行動委員会(SACO)で普天間移転先とされて十三年が経過、この間、見返りの振興策に五百億円近い国費が投下された。巨額の公共投資は名護市に何をもたらしたのか。 (編集委員・半田滋)

 繁華街の大東地区で八階建て(五十六戸)の「まちなか市営住宅」の基礎工事が進む。すぐ横に「建設絶対反対」の看板。いきなり着工した市に住民が反発、工事は昨秋まで一年間中断した。

 市建設部は「説明が遅れたのは事実。だが、国の北部振興策を利用しないと今後、建設できる見込みがなかった」。事業費十三億千四百万円のうち、九割は防衛省が負担する。

 周辺には空室のアパートが多く、近所の主婦は「なぜ民間業者を圧迫するのか。今でも反対」という。比嘉弘量区長は「反対しても止められない。その代わり、市は新しい公民館を造ると約束してくれた」。その公民館も国費で建設される。

 郊外には昨年五月、「名護市スポーツリハビリテーションセンター」がオープンした。スポーツ施設に整形外科・内科の診療所が併設されている。総事業費十億八千万円のうち、やはり九割を防衛省が負担した。

 昨年十一月までの利用者は一日百三十八人で、市が目標にした採算ラインの五百人に遠く及ばない。市議会で追及した仲村善幸市議は「国は建設費を払うが、維持・管理するのは名護市。目先の公共事業が後になって市民を苦しめる」と話す。

 国の厚遇は、建設工事だけではない。名護市は誘致企業が税制面で優遇される金融・情報特区に全国で唯一、指定された。東海岸にあるマルチメディア館にはIT企業十六社が入り、五百三十五人が採用された。

 市金融・情報特区推進室は「雇用創出につながった」というが、地元雇用の大半が契約社員だ。マルチメディア館で二年間、働いた男性は「仕事が終わるのは毎日深夜。それでも給料は十万円台。結婚をきっかけに辞めました」。

 日米の合意通り、キャンプ・シュワブへの普天間移設が実現すれば、「二見十区」と呼ばれる東海岸北部はヘリコプターの飛行ルートになる。「騒音を押しつけるのか」との不満に、市は国の補助で消防署、診療所、地区公民館を次々に建設した。

 同地区に住むフリーライターの浦島悦子さんは「ほとんどの区長が賛成に転じた。施設の管理は地元に任されているが、維持できるはずがない。『国に頼るには普天間を受け入れるしかない』、そう考えるよう仕向けられている」。

 あふれるほどの公共事業の一方、名護市では過去五年で建設業十社が倒産。空き店舗率は一九九九年の二倍の23%に。県内二位を誇った農業生産高は、二十年間で九十億円から五十億円に半減した。

 飲食店経営の女性は言う。「カネは国がくれる。みんな知恵を出そうとしなくなった」

1012チバQ:2010/01/23(土) 10:57:37
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-23_1960
あす投開票 名護市長選 接戦で終盤
政治 2010年1月23日 09時47分
(1時間9分前に更新)

 【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日に投票、即日開票される。新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、現職で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の一騎打ちは接戦のまま最終盤を迎えている。米軍普天間飛行場の移設予定地をめぐる対応や地域振興などが争点。22日、両陣営は市街地を中心に活発に運動を展開し、集票活動も熱を帯びてきた。


 稲嶺氏は企業回りなどの後、街頭演説し、「ともに新しいまちづくりを始めよう」と呼び掛けた。


 島袋氏は地域回りやスポット演説で、「継続は力。力を貸していただきたい」と支持を訴えた。


 23日は稲嶺陣営が午後5時から同市宮里の国道58号沿いで、島袋陣営が午後6時から同市城の選対事務所前で1週間の選挙運動を打ち上げる。

1013とはずがたり:2010/01/23(土) 16:49:53
浮動票獲得へ懸命 あと1日、各陣営追い込み
2010年01月23日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=23241

 宮崎、都城、延岡市長選の投票日まで、あと1日。宮崎市長選には新人3人、都城、延岡市長選は新人と現職の2人が立候補している。


 各陣営が気にするのは浮動票の行方で、宮崎日日新聞社が17、18日に実施した電話世論調査では、投票する人を決めていない有権者は3市で5〜2割に上った。最後の追い込みをかける各陣営は浮動票の掘り起こしに腐心している。

 無所属新人の3人が立候補し、世論調査で半数の有権者が投票する人を決めていない宮崎市。「女性副市長の登用」などを公約に掲げ、草の根運動に徹してきた由利英治さん(60)は「自転車を使ったつじ立ちなどこれまでやってきたことを信じる」と強調。

 戸敷正さん(57)は4年間市内を回って得た支持層を固めつつ、浮動票の取り込みにも余念がない。街頭演説を増やし、若手支持者らが電話を使った作戦などを展開する。

 組織力で他を圧する斉藤了介さん(43)は「若さ」も売り。選挙戦最終日の23日夕には市中心部で街頭演説と歩行遊説を行う予定で、支持を呼び掛ける。

    ■   ■

 都城市長選には無所属新人山田裕一さん(49)と無所属で現職の長峯誠さん(40)が立候補している。大きな政党、団体の支援を受けない山田さん。浮動票獲得は大きなテーマだ。22日は市内中心部を重点的に遊説。市民税引き下げなど、有権者の関心が高い政策に絞り込んで訴える戦略を貫いた。

 長峯さんは後援会を軸に票固めし、特に浮動票を意識した戦略はない。ただ、前回、前々回と「浮動票を取り込んできた」自信から、陣営は「(浮動票は)こちらに来る」と強気だ。

    ■   ■

 延岡市長選に立候補した新人の井本英雄さん(63)、現職の首藤正治さん(54)=いずれも無所属=の陣営は、いずれも当選ラインを3万票に設定。両陣営は医療、雇用政策をめぐり論戦を展開。世論調査で4割を超えた無党派層も意識して戦っている。

 井本陣営は「相手の組織票を超えるには、いかに無党派層に浸透できるか」とみて、幅広い層への支持拡大に向け後援会がフル回転している。

 井本さんを組織力で上回る首藤陣営が目指すのは「圧倒的勝利」。後援会長に女性を据えるなど、女性票を意識した動きも目立つ。

1014チバQ:2010/01/23(土) 19:51:38
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100120ddlk42010567000c.html
どうする!?4大事業:知事選/1 九州新幹線長崎ルート /長崎
 ◇いまだ根強い「不要論」
 低迷する県経済の最大の浮揚策として、県などが建設推進をアピールしてきた九州新幹線長崎(西九州)ルート。計画決定(73年)から35年を経て、08年3月にようやく着工認可された。現在は武雄温泉−諫早間(45キロ)でトンネル掘削工事が進む。

 着工までの道筋を付けた金子原二郎知事は昨年12月の仕事納め式で「予算は09年度が60億円、10年度当初も70億円付いた。実は消化に苦労している」と順調ぶりを語った。しかし、上機嫌なトップをよそに、新幹線整備は県民の間で「不要論」がいまだに根強い。

 理由はわずかな時間短縮効果だ。長崎ルートは博多−長崎間を結ぶが、その過半区間は在来線を活用。このため、開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入できたとしても、所要時間は26分短縮にとどまる。総事業費は約2600億円(うち県負担は約300億円)で、1分短縮するのに約100億円かかる計算だ。

 県は「鹿児島ルートも(1分短縮に)約103億円の計算だ。割高ではない」と反論するが、未着工区間の諫早−長崎間が認可されれば、総事業費は約1100億円(うち県負担分は約200億円)上乗せされる。

 さらにJR長崎駅の連続立体交差400億円(同81億円)などの構想もあり、トータルではどれだけ膨れ上がってくるのか。

 そんな不安感を受け止めたのか、政権交代後、事業を再検討する動きが出始めた。前原誠司国交相は「前政権の合意にとらわれない。全くの白紙」と発言。知事選出馬に名乗りを上げた5氏のうち3氏は建設に反対だ。

 その一方で、金子知事は定例会見で「今さら中止するの?」とけん制。県選出の民主党国会議員らの発言をとらえ、先行する鹿児島ルートと同じ「全線フル規格」の整備を期待する。

 結局、10年度は予算措置はなされる方向だが、未着工区間の財源確保やフリーゲージトレインの実現性などの課題は残ったまま。一体、長崎ルートはどんな形になるのか。ゴールは不透明だ。

    □  □

 任期満了に伴う知事選は2月4日告示、同21日投開票される。金子県政が推進した事業について、立候補予定5氏の主張とともに考える。

〔長崎版〕

1015チバQ:2010/01/23(土) 19:52:15
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100121ddlk42010505000c.html
どうする!?4大事業:知事選/2 石木ダム /長崎
 ◇「脱ダム」の流れ加速
 川棚川水系の治水と佐世保市の利水を目的に、県と同市が川棚町に建設を計画する石木ダム(総貯水量548万トン)。国の事業認可から今年で35年になるが、水没予定地の地権者13世帯が移転に応じず、今も着工に至っていない。県と市は昨年11月、土地の強制収用も可能となる事業認定を国土交通省九州地方整備局に申請したが、政権交代により「脱ダム」の流れが加速。事業の先行きには不透明感が漂う。

 「佐世保には水が必要だ。そのことを主張していきたい」。4日の佐世保市の仕事始め式。朝長則男市長は従来通りの考えを改めて述べた。国交省が昨年暮れ、石木ダム事業を継続するかどうかの検証対象に選定したことを受けての発言で、「どのような形で展開するか分からない」とも言い、懸念をのぞかせた。

 県の動きも停滞気味だ。一昨年夏に示した工程表では、付け替え道路など周辺工事に着工するのは今年度で、残るは2カ月余り。「計画通り準備している」(県河川課)とあくまで強気だが、時期はいまだに「未定」。軌道が定まらない現状に、知事選立候補予定者5人のうち事業推進、反対を明確にしているのは各1人で、あとの3人は判断先送りを決め込む。

 一方、反対派は勢いづく。昨年12月、佐世保市で開いた「シンポジウム 佐世保の水これから」には、約170人が参加。全国でダム反対運動を繰り広げる水源開発問題全国連絡会の遠藤保男・共同代表が、1日1万トンもの漏水がある同市の水道事業の「粗雑さ」を指摘。海水淡水化装置などの代替案も示され「ダム不要論」が語られた。

 出席した建設予定地の地権者の一人、松本好央さん(34)は「話を聞いて励みになった。私たちの住むところを奪ってまでダムが必要なのか、と市民に伝えたい」。

 反対派が攻勢を強めているが、佐世保市の水事情が厳しいのは事実。ダムか、代替案か、漏水対策で十分なのか。新知事は難しい決断を迫られる。

〔長崎版〕

1016チバQ:2010/01/23(土) 19:52:48
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100122ddlk42010538000c.html
どうする!?4大事業:知事選/3 諫早湾干拓 /長崎
 ◇開門巡る論争激化
 「漁業不振の原因解明には開門調査が必要です」。昨年12月13日、諫早市中心部のアーケード街で、国営諫早湾干拓事業(諫干)の開門調査を求め、市民対象の1万人署名活動をする人たちが大声を張り上げた。署名活動で、諫干の地元にどれだけ開門を求める声が集まるのか注目されている。86年の事業着手以降、事業の賛否を巡る論争は今も続いているからだ。

 諫干は総事業費2533億円。諫早湾央部を潮受け堤防で閉め切り、湾奥部に672ヘクタールの干拓地を造成する事業は既に完工し、現在は41経営体が営農に取り組む。

 “開門論争”が激化したのは、08年6月。堤防撤去などを求めた訴訟で、佐賀地裁が「因果関係解明の開門調査をしないことは、もはや立証妨害」などとし、5年間の開門を国に命じてからだ。国は控訴しているが、開門調査の是非を検討する環境アセスメントの準備は進めている。

 有明海の漁業者たちの間では、堤防閉め切りが環境悪化を招いているとし、開門を求める声が多い。諫早湾では、17年連続で二枚貝のタイラギ漁が休漁するなど漁業不振が続き、水揚げが最盛期の3分の1以下に低下したと訴える漁民もいる。小長井町漁協(諫早市)の松永秀則さん(56)は「アセスの結果を待っていては、生活は破たんする」と嘆く。

 しかし、国は事業着手前から漁獲量は減少傾向だったと譲らず、干拓地周辺住民らも開門反対の意向を強める。「諫早湾防災干拓事業推進連絡本部」は昨年11月、約2200人を集めて総決起大会を開き、栗林英雄本部長が「調整池に海水は入れられない」と気勢を上げた。

 自治体の長たちの立場を見ると、金子原二郎知事、諫早市の宮本明雄市長は、開門調査すれば、干拓地に塩害などを及ぼすなどとして開門反対の立場。逆に、佐賀県の古川康知事は漁業者の窮状を代弁する形で賛成の立場を取る。政権交代後は農水相が地元同士の話し合いを要望し、佐賀・長崎両県知事の会談は実現したが、折り合いはついていない。

 知事選の立候補予定者5人の間では開門賛成は1人だけで、反対3人、「県民投票で決定」が1人だ。松永さんは「候補者は市民の意見をもっと聞くべきだ。政治的な解決こそ必要なのに」と指摘する。

〔長崎版〕

1017チバQ:2010/01/23(土) 19:53:26
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100123ddlk42010518000c.html
どうする!?4大事業:知事選/4止 県庁舎 /長崎
 ◇“魚市跡地”慎重姿勢も
 長崎市中心部に位置する県庁舎。つぎはぎ、タコ足、駐車できない……。さまざまな問題を抱えている。

 県の本庁舎は53年、県警本部の本庁舎は54年に建設。老朽化により、07年度までの5年間だけで改修費は4億円以上。耐震基準を満たさず、震度6強の地震で倒壊か崩壊の危険性が高いという。さらに、建物そのものも手狭で、県は長崎市内に13棟、県警本部は6棟を新たに庁舎としている。これら庁舎の民間からの借り上げ費用は年間約2億円に上る。

 「何とかしよう」。庁舎移転を巡る議論は97年、高田勇前知事が県議会の議論を踏まえ、建設場所としてJR長崎駅近くの旧長崎魚市跡地を「最適」と表明し、本格化した。その後、長崎市長の同意を受け、魚市跡地が埋め立てられた。

 一方、県庁周辺の商店街にとっては、“一大企業”の県庁が移転すれば、人の流れだけでなく、街並みの様相まで変わる恐れがある。周辺16商店街や自治会などの代表らは「県庁舎整備計画を考える会」を発足させて反対運動を展開、現地建て替えを訴えた。

 しかし、09年1月には、金子原二郎知事の諮問機関が魚市跡地への移転新築を提言。県議会も「移転する場合の建設場所は魚市跡地」とする意見書を可決し、県は新庁舎の基本構想を策定中だ。県にとって移転問題は解決したはずだった。

 大きな変化が起きたのは、09年8月。衆院選で政権交代したうえ、県内4選挙区すべてで、公共事業削減を掲げる民主党公認候補が当選。移転を推進してきた県議会最大会派の自民党県議たちは「庁舎移転は難しくなるのでは」と頭を抱えた。

 5人の知事選立候補予定者を見ると、4人が県庁舎移転計画に「反対」「一時凍結」。「推進」の立場は1人だけで、その1人も「県民の意見を聞く」と慎重姿勢を示す。

 事態を憂慮する金子知事は今月18日の定例会見で「この時期を失したら、県庁舎移転とか、新しい長崎のまちづくりとかは、できないと思っている」と強調。逆に、考える会の宮城直泰代表の鼻息は荒い。「これまでの約3万人分の反対署名は新知事に提出したい」と、新たな展開を見据える。県庁舎は移転するのか。知事選後が注目される。(おわり)(この連載は阿部義正、山下誠吾、柳瀬成一郎が担当しました)

〔長崎版〕

1018チバQ:2010/01/24(日) 10:20:57
>>869-871>>984>>992
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-24_1980
南城市長選きょう告示 現職と元県議対決
政治 2010年1月24日 09時54分
(25分前に更新)

 【南城】任期満了に伴う南城市長選は24日、告示される。投開票は31日。これまでに現職で2期目を目指す古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=と、新人で元県議の親川盛一氏(68)=無所属、社民、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=が出馬を表明しており、一騎打ちとなる見通し。


 合併で2006年に誕生した南城市の2期目のかじ取り役を選ぶ戦い。行財政改革や観光、第1次産業の振興などを争点に、激しい集票合戦を繰り広げている。


 古謝氏は1期4年間の実績を前面に「協働の街づくり」を強調。親川氏は県議や行政職の経験を掲げ「地域間格差の是正」を訴える。


 同市選挙管理委員会によると、23日現在の選挙人名簿登録者数は3万1597人(男性1万5767人、女性1万5830人)。

1019チバQ:2010/01/24(日) 16:52:10
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-12_1616/
[国策に揺れて・名護市長選を前に](1)5度目の選択
反対の火胸に旅立つ 勝ったのに振り出し
政治 2010年1月12日 10時00分


 通称「ジュゴンの見える丘」から望む大浦湾は、琉球ガラスを思わせる鮮やかな群青色を見せる。普天間飛行場の移設で揺れ続ける名護市東海岸の嘉陽区。ここで食堂を営む宮城廣さんが昨年12月、闘病の末に67歳で亡くなった。基地反対運動の表舞台から姿を消して約10年。自殺未遂による首の傷跡も薄れ、表向きは国策をめぐる喧噪(けんそう)から遠い世界に身を置いていた。「これで移設もなくなるぞ」。胸の奥に封印していた本音があふれたのは、新政権誕生の昨年夏だった。


   ■    ■


 「今度だけはここに入れて」。政権交代が現実味を帯びていた衆院選前。宮城さんは、辺野古移設の見直しに前向きな民主党へ投票するよう妻の和恵さん(64)に頼んだ。投票先に口をはさむのは初めて。和恵さんは、夫の胸に基地反対の信念が種火のように残っていることをあらためて感じた。

 だが、9月の新政権発足から1カ月もしないうちに、運命は暗転した。宮城さんは肝臓などを悪くして入院。だれよりも気にしていたはずの名護の行く末を見届けないまま、息を引き取った。

 かつて宮城さんは、基地反対の最前線にいた。住民でつくる「二見以北十区の会」の初代代表に選ばれ、道ジュネーや集会に奔走した。それから数年後。心身共にぼろぼろになり、自宅で首をつった。和恵さんに発見され、一命だけは取り留めたものの、運動からは離れた。

 従来の日米合意で移設先とされたキャンプ・シュワブのゲート前。十区の会は昨年12月26日、この年最後のピース・キャンドルを開いた。宮城さんの告別式が嘉陽の墓地で行われたのは、その数時間前。基地のフェンス沿いを照らす数え切れないほどのろうそくの明かりが、宮城さんを悼む送り火となった。


   ■    ■


 建設関連業の男性=40代=は、選挙のたびに基地容認候補のため走り回る。かかわった選挙は連戦連勝。集票目標を割り振り、知り合いに片っ端から電話をかけた。

 しかし、何度勝っても移設は進まず、次の選挙ではまた基地問題が蒸し返された。ゴールしたはずが、気付くとまたスタート地点に戻っていた。

 そして政権交代。移設が見直され、これまでの国に協力してきた努力が否定されたような無力感に襲われた。基地という大きな“取り引き材料”を失えば、振興策もなくなるのではないか。たとえ市長選で勝っても、国が県外移設を決めたら…。宙に浮いているような不安はある。それでも市長選の勝利がまちの発展につながると信じ、もがき続ける。


   ■    ■


 「みんなごめん。続けていけない」。同市の別の自営業男性=40代=は数年前、親から受け継いだ会社をつぶした。かつて多いときは100人もいた従業員が、20人を切っていた。会社の最後の日。苦楽を分け合った仲間に、男性は何度も頭を下げた。「どこでも採用されるよう技術だけは持っておきなさい」。会社が傾いてからは、それが口癖。1年後、ほとんどの元従業員が新たな働き口を見つけたと聞き、ようやく肩の荷が下りた。

 「生まれ育った古里を捨てたくない。産業がほしい」。会社がつぶれた今も、その思いは変わらない。

1020チバQ:2010/01/24(日) 16:52:24
変わらぬ信念 シマを守らないと

「和」取り戻したい 経済低迷に危機感


「ここが本当に大好きな人でねえ…」。妻の和恵さんは宮城廣さんの生前の姿に思いをはせる。高校まで地元で育ち、就職後は中南部暮らしが長かったが、休みのたびに集落に帰っては友人と会い、海で魚を取ったという。古里にUターン後、米軍基地の移設問題が浮上し、慣れない住民運動に飛び込んだ。

 当初、基地建設に反対一色だった地域は、1997年の名護市民投票後に変わった。振興策の話が次々に持ち上がり、潮が引くように人が離れていった。若いころ警察官だった宮城さんには、運動から抜けるよう古巣の関係者から圧力もかかったという。「やめるわけにはいきません」「自分たちの手でシマを守らないと…」。電話口で険しい顔を浮かべる宮城さんを、妻の和恵さんは痛ましい思いで見守った。そして自殺未遂が起きた。

 それから数年後、宮城さん夫婦が集落で始めた食堂。店名「和(かず)」は、和恵さんの名前に由来する。そしてもう一つ。昔の仲の良い地域を取り戻したい―との祈りを込めた。


   ■   ■


 「どちらの方ですか?」。4年前の名護市長選の期日前投票。自分の車で有権者を投票所まで運んだ同市の建設業男性=40代=は、不審そうに近づいて来る投票所の係員を振り切るようにその場を去った。1票でも多く、振興策を前面に打ち出す候補者に入れてほしいと、初めて有権者を“動員”した日。隣の車には何十人も乗っていた。選挙にかかわる者は、だれもが必死だった。

 男性は、小さいながらも建設関連会社を経営。地域経済の低迷を肌で感じてきた。職を求めて古里を離れる若者たち。倒産が絶えず、高校の先輩は二つも三つも会社を渡り歩いた。

 「学校を出てもろくに働き口さえない」。名護市では2000年以降、30社以上の建設業者が倒産した。


   ■    ■


 振興策を使って素通りされないまちをつくろう、軍民共用空港なら産業の拠点になる―。振興策の話が持ち上がると、男性は仲間と壮大な夢を語りあった。

 名護市に米軍基地の移設計画が浮上して以来、名護市に注がれた北部振興策や島田懇談会事業などの振興策は600億円以上。沖縄サミットや国立高専も実現した。市内の金融・情報特区には約1000人の新規雇用が生まれた。

 しかし、地域経済が上向いた実感はそれほどない。いつしか目の前の生活に追われ、移設がなくなれば振興策さえ見通せない。かつて描いたまちの“未来図”は、どんどん遠ざかる。

 「早く移設問題を終わらせ、普通の市長選でまちづくりを競い合いたい」

 新たな一歩を踏み出したいと渇望する。(名護市長選取材班・鈴木実)


……………………………

 名護市長選が17日告示される。同市辺野古への移設計画は、民主党中心の新政権発足で振り出しに戻った。国が移設先を手探りする中で、市民の選択に注目が集まる。市民投票と過去3回の市長選を含め、基地建設が大きな争点になるのは今回で5度目。国策の前に揺れる名護を報告する。

1021チバQ:2010/01/24(日) 16:53:00
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-13_1617/
[国策に揺れて・名護市長選を前に](2)移設の系譜
「V字案」に初の審判 新旧政権と市対立


普天間飛行場の移設先として日米が合意したキャンプ・シュワブ

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政治 2010年1月13日 10時27分


 「『可能な限り沖合』というが、受け入れた時に騒音への考えはあったのか」

 昨年の市議会12月定例会。野党議員からの激しいヤジと厳しい質問に島袋吉和市長が苦々しい表情を浮かべる場面が目立った。

 島袋市長は就任2カ月後の2006年4月、米軍普天間飛行場の代替施設としてキャンプ・シュワブ沿岸部へ2本滑走路を建設する「V字案」で政府と基本合意。だがその後、建設位置をめぐり日米両政府と名護市、県の対立が続いた。交渉を拒む強硬な姿勢に、名護市や県は環境影響評価(アセスメント)の方法書受け取りを「拒否」するなど協議は度々暗礁に乗り上げた。

 市幹部は「防衛が強引過ぎた。建設計画は誠意を持って協議するという基本合意の約束通り、名護が求める『沖合』に耳を傾けていたなら市も県も合意し、すでに着工していたかもしれない」と振り返る。

 自公政権が「沖合移動」を事実上棚上げし、手続きだけが進められていた昨年8月、総選挙で普天間飛行場の「県外移設」を訴えた民主党が圧勝し、事態は一変する。


    ■     ■


 「苦渋の選択をしてきた地元住民の意向を無に帰すかのごとく、普天間問題に具体的方針を示されないことは誠に遺憾」

 島袋市長は昨年11月、辺野古なのか県外なのか、移設方針が定まらない民主党政権に、強く反発。会見を開き「誘致ではない」「早期に解決できる代替案が提示されれば歓迎する」と強調した。本紙の取材に対し、新政権が辺野古移設の結論を出したとしても「ただ、はい、はい、ではいかない」と、割り切れない心情を垣間見せた。


    ■     ■


 1997年の名護市民投票では海上ヘリ基地建設に反対が、過半数を占めた。98年、岸本建男氏は「知事の結論に従う」として市長に当選。2002年、県内移設が条件とされる中「リーフ上の沖合」との方向性を示し再選。06年の島袋氏は日米合意の「沿岸案」反対を訴え当選した。V字案に対し市民の審判が下されるのは、今回の市長選挙が初めてとなる。

 一方、新人の稲嶺進氏は「過去13年間市民を二分した普天間問題は終わりにしたい。辺野古のきれいな海に基地はつくらせない」と移設反対を訴えている。(名護市長選取材班・知念清張)

1022チバQ:2010/01/24(日) 16:53:39
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-15_1685/
[国策に揺れて・名護市長選を前に](3)基地関連収入
医療や教育にも浸透 依存深める懸念も


小学校統合に伴うスクールバスで登校する児童ら=名護市瀬嵩・久志小学校前

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政治 2010年1月15日 15時58分


 炎に包まれた民家。大やけどを負った女性。一昨年、名護市の屋我地島で火災と遭遇した今帰仁村の村議は、凄惨(せいさん)な光景に息をのんだ。救急車の到着を待ちきれずに何度も消防に電話していると、遠くの空からヘリの音が聞こえてきた。民間ドクターヘリ、MESH(メッシュ)だった。「離島やへき地では病院の搬送まで時間がかかる。北部地域に救急ヘリは欠かせない」。村議はそう確信した。


 メッシュの拠点である名護市は、本年度予算に運航補助2000万円を盛り込んだ。使われたのは2007年度分から支給が始まった米軍再編交付金だ。


 メッシュは財政的な理由で08年にいったん運航休止していた。医療関係者が中心となって立ち上げたNPO法人メッシュ・サポートが募金などを基に再開したが、運航費用は年間1億円以上かかる。同団体の医師は「命を救うためには費用がかさむ。行政の支援はありがたい」と感謝する。


 同交付金は、在日米軍の再編に伴い訓練や施設などを受け入れた自治体が対象。受け入れを拒否すれば凍結されることから、「アメとムチ」との批判もつきまとう。


 本年度から4小学校が統合された同市東海岸のスクールバスも、再編交付金でまかなう。10年間分として8000万円が基金に積み立てられた。


 「命や教育まで基地に預けていいのか」。市議会では、生活基盤そのものが基地に委ねられかねないことに懸念も。市当局は「自主財源は限られる。国の予算でできるものは利用したい」との立場だ。


■     ■


 移設計画が浮上した1997年前後から、名護市は基地関係の収入が激増し、2001年度には90億円を超えた。歳入全体に占める割合は、97年以前は6〜9%台だったが、その後は20%前後に上昇。01年は30%近くまで達した。07年度は19・9%だった。


 厳しい財政のまちを支える側面と、基地への依存体質を深める側面と。基地関連収入が持つ二面性を有権者がどう判断するのか、名護市長選は一つの試金石になる。


 「基地と引き換えの金は受け取らないで」。正会員としてメッシュを支援する東恩納琢磨名護市議は以前、同団体の関係者に手紙を書いた。この関係者は「人命優先ですから…」と戸惑う。生活の隅々にまで投影された基地の存在が、人々に難しい選択を迫る。(名護市長選取材班・鈴木実)

1023チバQ:2010/01/24(日) 16:54:15
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-16_1720/
[国策に揺れて・名護市長選を前に](4)医療・雇用
診療制限が続く産科 空き店舗対策課題


産婦人科の診療制限が続く県立北部病院=名護市大中

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2010年1月16日 10時52分


 「限界を超えている。この環境で、いつまで続けられるだろうか」

 北部の産婦人科医が疲労感をにじませた。

 年間約1000人の新生児が誕生する北部。出産に伴う危険性が高い妊婦を受け入れる県立北部病院の産婦人科は、2005年に医師不足で休止、現在2人体制の診療制限が続く。

 名護市消防本部で、それまで年間2〜6件だった中部病院への妊婦搬送が、05年以降、37〜86件と急増。数年に1件だった救急車内での分娩(ぶんべん)も、年間3件程度に増えた。

 「一生懸命やってもあくまで応急処置。万が一何か起きたら、対応した隊員はショックで仕事を続けられなくなるんじゃないか」

 男性救急救命士(36)は、救急車内で逆子の出産に立ち会った。約1時間かかる中部病院から医師が向かっていたが、間に合いそうもなかったという。「たまたま正常に生まれてくれた。いつ最悪の事態になってもおかしくない」


    ■     ■


 06年6月〜07年3月、防衛医大の医師が短期間のローテーションで勤務した。ただ、1人で再開するのは不可能で、他科の支援が主な業務。原則分娩、外来、救急診療は行わなかった。10カ月間で北部病院の産婦人科は分娩ゼロ、婦人病の手術2件、1日の診療患者数は平均1人だった。

 「緊急時に、いるのといないのとでは全く違う」と評価する声がある一方、北部の医療関係者は「防衛医大のある埼玉の産婦人科医不足は沖縄より深刻。北部病院では医師1人で、妊婦に対応できる機会は少なかった。現場のニーズと乖離(かいり)していた」と振り返る。


    ■     ■


 08年度、名護市の法人市民税は約9億5千万円で、金融・情報特区の進出企業がけん引し、前年度と比べ2倍以上に伸びた。一方、空き店舗率は19・5%(県観光商工部調査)。回答率が異なるため単純には比較できないが、県内11市で最も高く、商店街の活性化が課題。市町村民所得は188万円(06年度)で、県平均の208万円を下回る。

 ハローワーク名護には連日、多くの人が訪れる。照屋真樹さん(37)=辺野古=は「市長に選ばれた人には、正社員の増加に力を入れてほしい。市長選では基地、雇用、どちらも関心がある」と話した。(名護市長選取材班・新垣晃視)=おわり

1024チバQ:2010/01/24(日) 16:55:18
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-19_1804/
稲嶺・島袋氏 激しく競る 名護市長選/普天間移設反対65%
北部振興は評価二分 沖縄タイムス・朝日新聞調査
政治 2010年1月19日 09時50分


 【名護】24日投開票の名護市長選挙で、沖縄タイムス社と朝日新聞社は17、18の両日、市内の有権者を対象に電話調査を行い、取材で得た情報を加味し、情勢を探った。新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、2期目を目指す現職の島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=が激戦を繰り広げている。


 調査時点では3割近くが投票態度を明らかにしておらず、投票率の動向や終盤の運動が情勢を左右しそうだ。


 情勢調査と同時に実施した世論調査で、争点となっている米軍普天間飛行場の辺野古移設は反対が65%で賛成の16%を、大きく上回った。北部振興策は「評価しない」が43%、「評価する」は38%で、ほぼ二分した。


 稲嶺氏は民主支持層の7割を固めた。無党派層の半数を超える支持を集める。


 島袋氏は自民支持層を8割以上固め、民主支持の一部を取り込んでいる。


 普天間飛行場の辺野古移設に「反対」と答えた人では稲嶺氏、「賛成」と答えた人では、島袋氏の支持が強い。


 投票する際に、普天間問題を「大いに重視する」が40%、「ある程度重視する」44%、「あまり重視しない」は11%だった。


 移設問題に対する鳩山政権の取り組みは「評価しない」が50%で、「評価する」の28%を上回った。


 普天間移設の事実上の見返りとして自公政権下で、10年間進めてきた北部振興策については「評価しない」と答えた人では稲嶺氏、「評価する」と答えた人では、島袋氏の支持がそれぞれ厚い。


 市長選挙に「必ず行く」と答えた人は89%、「できれば行きたい」が8%だった。


 調査方法 17、18の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、名護市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1291件、有効回答は844人。回答率65%。

1025チバQ:2010/01/24(日) 16:56:36
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-24_1989/
総力戦最後まで 名護市長選
稲嶺陣営 未来託す大歓声/島袋陣営 再選信じ応援歌

政治 2010年1月24日 09時54分
(7時間1分前に更新)

 【名護】名護市長選は23日、選挙戦最終日を迎え、稲嶺進さん(64)、島袋吉和さん(63)が、打ち上げ式を行い、「最後の1票まで協力を」と呼び掛けた。米軍普天間飛行場の辺野古移設の今後を占い、全国的な注目が集まる中、盛り上がりを見せた市長選。「接戦」との前評判から両陣営とも総力戦で走り抜けた。市民が託すリーダーは誰か。24日の投開票で明らかになる。


 「基地問題に終止符を打ち、新しいまちづくりに一歩踏みだそう」。市宮里の交差点で開かれた集会。夕暮れの中、稲嶺さんが声を張り上げると、寒風を吹き飛ばすような熱気が会場を覆った。


 周辺は、青いはちまきを締めた支持者でごった返した。ジュゴンのぬいぐるみや「基地いらない」「市政を変えて若者に仕事を」と書かれた横断幕やプラカード。稲嶺さんや応援弁士らが名護の未来を力強く語る度に、大歓声や指笛、太鼓の音が沸き上がった。


 稲嶺さんは「辺野古に基地はいらないということを示す最大で唯一のチャンス。明日の勝利で答えを出そう」ときっぱり。鉄軌道の調査費が計上されたことなどを挙げ、「一緒に夢を見て、語り、実現しよう」と訴えた。集会後、握手攻めに合いながら最後の遊説に向かった。


 島袋さんは、選対事務所がある中心市街で打ち上げ式。約150メートルの沿道に緑色のはちまきを巻いた支持者が詰めかけ、「市政継続」と声を上げた。


 「よーし、よーし、よしかずっ」。選挙戦でおなじみとなった応援歌の中、島袋さんは、一人一人と約30分かけて握手。太鼓やドラ、指笛に押されるように登壇し、「活性化は真の市民党であるヨシカズにしかできない」と絶叫した。


 応援弁士の比嘉鉄也元市長が「期日前投票に行った人」と呼びかけると、参列者のほとんどが挙手。「後はみなさんの周りの浮動票をつかみ、勝利しよう」と強調した。


 打ち上げ式後も市街地への訴えに出た島袋さん。8時すぎに選対事務所に戻ると、事務所スタッフと固い握手を交わし、「フル回転した。明日もしっかり臨みたい」とほほえんだ。

1026チバQ:2010/01/24(日) 17:07:44
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=22853
攻防最前線<上>宮崎市
2010年01月05日


■組織と知名度の戦い

 昨年12月23日、宮崎市民プラザ。「斉藤市長の誕生を祈念しガンバロー」。現職の津村重光(62)の地域後援会の三役ら約160人が集まった会合で、出席者全員が気勢を上げた。津村が公然と高く評価する前市議斉藤了介(43)の支援が決まった。同後援会は津村市政を支えた支持母体の一つ。その2日後。市内に2万数千票の基礎票を持つとされる公明も、斉藤の推薦決定を発表した。

   □    □

 前回、津村を追い詰めた元佐土原町長の戸敷正(57)の出馬表明から遅れること約半年。4年間、市内をくまなく回り政策を訴えた戸敷に対し、市議を2年半しか務めておらず知名度不足が懸念される斉藤。組織力で相手を上回って初めて、戸敷と肩を並べることになる。

 津村の地域後援会と公明のうち、特に戸敷も推薦願を出していた公明の推薦を取り付けたことで、ある陣営関係者は「相手に与えたダメージは小さくない」と手応えを感じ始めた。

 民主、連合宮崎など津村を支えてきた団体を中心に推薦が相次ぐ。「年内は組織を広げるだけ広げ、1月からはその組織で浸透を図る」。こう戦略を描くのは、選対本部長の市議日高義幸(62)。津村の後継というイメージがどう左右するか。若さを武器に無党派層をいかに取り込めるか。組織を固めたとはいえ、不安要素は尽きない。

   □    □

 戸敷は7万176票を獲得した前回市長選以降、市内全45小学校区で250回を超えるミニ集会を重ねてきた。先行する知名度の高さを生かし、昨年は600人規模の集会を3回開催。元日から宮崎神宮などでつじ立ちをこなし、精力的に企業も回った。後援会連合会長の武田新一(72)は「戸敷の人柄を知り、本気で応援してくれる人は増えてきた」と自信を深めている。

 しかし、元国交相中山成彬から強力な支援を受け、台風14号災害対策への批判票なども上積みした前回と状況は一変した。昨年の衆院選で自民党は与党から転落し、中山も落選。戸敷は今回、市内の同党4支部から推薦を受けたものの、最大の宮崎市支部は態度を決めておらず、どれほどの集票に結びつくかは不透明だ。

 地元佐土原町では、前回先頭に立った県議が静観し盤石とは言えないなど、自身の支持票を測りかねている状況。市民目線の政治を訴え、合併や地域コミュニティ税に不満を持つ層の支持を取り付けたい考えだ。

 「県都の市長選の選択肢がこれだけでいいのか」と昨年11月に出馬表明した元県議の由利英治(59)。後援会組織に頼らず、自転車で市内を回る。年明けは2日から街頭演説を始め、「まったく知らない人からも声を掛けてもらえることが増えた」と支持の広がりに期待している。

   ×    ×

 宮崎、都城、延岡の3市長選は24日に投開票を迎える。各陣営の対決構図を追う。(敬称略)

1027チバQ:2010/01/24(日) 17:08:20
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=22918
攻防最前線<中>都城市
2010年01月07日


■実績に政策差で対抗

 新年の雰囲気が残る4日夜。都城商工会議所主催の賀詞交歓会で、約2週間後の市長選で相まみえる現職の長峯誠(40)と前市議の山田裕一(49)が顔をそろえた。

 交歓会には市内政財界から約450人が出席。2人は歓談が始まると、急いでテーブルを回り始め、自ら出席者に声を掛け握手し続けた。間近に迫った決戦を意識したような前哨戦に「頑張って」との声も飛んだ。

 「やるべきことはやってきた。今日も温かい激励をいただいた」と余裕をみせる長峯。山田も「頑張ってくれと多くの激励をもらった。日に日に支持は拡大している」と手応えを口にした。

   □    □

 2004年の旧都城市長選から3度目の戦いとなる長峯。06年の合併により、就任してわずか1年で迎えた前回とは異なり、今回は1期の新都城市長のかじ取りが審判を受ける。

 企業誘致数(23社)も目標の2倍、行財政改革で職員154人削減―。後援会は4年間の実績を強調した政策ビラ5万枚を作製。長峯自身も集会で「マニフェストを達成した」と実行力を前面に打ち出し、山田との実力差を印象付ける。

 保守が分裂した過去2回は対立候補の支援組織の動きは見えやすく、6選を目指した元市長と、自民党の元県議を退けた。だが、今回は特定の組織、政党の支援を受けない無色の新人とあり、「表立った動きが見えず戦術が立てにくい」と苦悩する。

 長峯陣営は経済団体などの推薦に加え、市内15地区の後援会組織を再構築して足元固めに余念がない。が、市民の市長選への関心がいまひとつであることを気にする。選対本部長の市議会議長の村吉昭一(71)は「後援会の個票が上がってこない。安泰ムードが怖い」と警戒を緩めない。

   □    □

 旧市2期、新市1期の市議を経て挑む山田。実績を訴えながら盤石な組織選を展開する長峯に対し、「ルーキーが奇跡を起こす」とのキャッチフレーズで米大統領選や昨夏の衆院選における「変化」をイメージした戦略により市政刷新を訴える。

 実家が中心市街地で靴店を営んでおり、商業者を軸にした草の根運動に取り組むが、特に期待しているのが合併に伴う市民の不満だ。合併した旧4町では「住民サービス低下などで住民の不満は予想以上に大きい」(陣営幹部)とみている。

 長峯が行財政改革の効果として職員削減効果を挙げれば、山田は旧4町総合支所への職員増員を強調。合併を推し進めてきた長峯に批判の矛先を向けさせるなど、政策の違いを鮮明化させる。「(現職に対抗するには)政策論争に持ち込むしかない」

 さらに、政策決定において情報公開などが不十分とし、「市政に閉塞(へいそく)感がある」とする長峯に批判的な市議らも取り込み、現職の壁の切り崩しを狙う。(敬称略)

1028チバQ:2010/01/24(日) 17:09:00
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=22919
攻防最前線<下>延岡市
2010年01月08日


■雇用政策めぐり論争

 延岡市内全域に約2千本ののぼりを掲げた井本英雄(62)。「延岡を変えます」のスローガンには、現職の首藤正治(54)への批判票を取り込みたい思惑がにじむ。

 「延岡を変えられるのは自分しかいない」。昨年9月の出馬表明以降、井本はこう訴え続けてきた。「変化」を強調する背景にあるのが雇用情勢の低迷。県内でも最低水準で推移する延岡市の有効求人倍率の現状を「北は夕暮れと揶揄(やゆ)されてきた」と表現し、「この4年間でも何も変わっていない」と対決姿勢を鮮明にする。

 日豊海岸を生かした観光開発や大学病院の設置など5項目のマニフェストの中で、目玉に据えるのが3千人の雇用創出だ。昨年12月に本格化させたミニ集会でも「雇用がなければ地域経済の浮揚はあり得ない」と強調。「誘致する企業の当てはある」と政策実現に自信をみせるが、首藤陣営は「実現性が低い」と応酬する。

   □    □

 延岡市内で4日に開かれた賀詞交歓会。地元有力者を前に首藤は「約300人の新規雇用を生む大型の企業誘致に成功した」と実績をアピールした。しかし、この4年間の首藤市政に対し「何をしたのか見えない」と指摘する声もあり、井本はそうした声の広がりに期待して支持を広げる戦略を展開する。

 危機感を強める首藤陣営は実績をアピールしながら、「井本の政策の根拠のなさ」を突く。首藤自身も昨年11月の集会で、「3千人雇用は現在の旭化成と同規模だが、それだけの受け皿となる用地の整備は現実的でない」と真っ向から否定する場面もあった。

 首藤は6日、メディア向けにマニフェストを公開し、重点施策の一つに1500人以上の新規雇用を打ち出した。明確な雇用人数を盛り込んだことについて、首藤は「(井本の政策を)意識した点もある」とした上で、「実現可能な数字かどうかが重要になる」とけん制した。

   □    □

 告示前の総決起大会を勝敗の行方を占う試金石とする両陣営は、組織の引き締めに力を注ぐ。その中で、現職の強みを生かした首藤の「組織力」と、後援会活動を足場とする井本の「草の根」の構図も鮮明化する。

 自民、公明、民主、社民党が相乗りで推薦し、幅広い業界団体から支持を取り付けた首藤は、1500人を超える動員の協力を要請。一方、井本陣営は県議時代を支えた後援会がフル回転し、政策ビラの配布や電話によるローラーを仕掛けるなど支援要請に動いている。

 自民党出身の井本の出馬に保守票が割れるとの見方も広がっており、両陣営は「浮動票の取り込みが鍵」とみる。前回市長選で初当選の原動力となった浮動票をつなぎ留めたい首藤。批判票の受け皿として「風」を起こしたい井本。告示を間近に控え、激戦が本格化する。(敬称略)

   ◇

 県央、きりしま、県北面で、宮崎、都城、延岡市長選の立候補予定者の動きを追いながら対決の構図を探る「3都決戦 同時進行ドキュメント」を掲載します。また同ドキュメントは宮崎日日新聞社携帯サイトでも掲載しています。

1029チバQ:2010/01/24(日) 17:09:40
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=22814
組織再構築の長嶺、批判票狙う山田 都城市長選
2010年01月03日


 現職で再選を目指す長峯誠(40)、新人で前市議の山田裕一(49)=いずれも無所属=の2人が立候補を表明し一騎打ちの公算が大きい。

 長峯は新都城市の初代市長として、この4年間で宮崎自動車道・都城インターチェンジ付近に医療、雇用ゾーンを整備するサブシティ構想の推進や行財政改革、大学・企業誘致などに取り組んだ。自治公民館単位の市政報告会を月2、3回ずつ継続。市長選を前に後援会態勢を再構築し、中学校区11校区と旧4町を合わせた15地区に満遍なく組織を張り巡らせる。

 昨年11月の後援会事務所開きには医師会など市内の主要団体の代表が顔をそろえ現職の強みをみせつけた。団体などによる推薦は前回並みの50〜60団体を目指しており、組織戦を展開。新年からは後援会15地区の個人演説会できめ細かに浸透を図る。

 旧都城市時代を含め市議3期を務めた山田は「政治への閉塞(へいそく)感を払しょくし市民参加の政治を実現したい」と昨年5月に出馬表明。サブシティ構想見直しの立場で、旧4町と中心市街地の一体的なまちづくりの必要性を訴える。

 市商工会議所議員、県商工会議所青年部連合会会長を務めた経験から商工業者が支援の中心で、草の根で浸透を図る。主要産業でもある農業分野からの支持も開拓しようと、昨秋から子牛の競り市を訪れるなど、畜産農家と対話を重ねている。

 旧4町では商店街などを回り、市民の窮状に耳を傾け、合併後の市政に不満を持つ住民の声の受け皿を目指している。反市長派の市議6、7人も支援に加わり、現職への批判票取り込みも狙う。

1030チバQ:2010/01/24(日) 17:50:09
http://www.373news.com/modules/pickup/area.php?areaid=26&amp;storyid=21732
鹿屋市長選 あす投票
(2010 01/23 09:26)
 鹿屋市長選の投票は、24日午前7時から午後7時まで、市内82カ所で行われ、午後8時半から市体育館で即日開票される。午後11時ごろには当落が判明する見通し。
 市長選に立候補しているのは、いずれも無所属新人で、会社社長の嶋田芳博氏(61)、元鹿屋商工会議所会頭の岡崎継義氏(70)=公明党推薦、元鹿屋市議の本白水捷司氏(66)の3人。
 嶋田氏は「経営者としての理念や視点から鹿屋のまちをチェンジしたい」と訴え、市民の声と力を生かす街づくりを提唱。対話・改革・挑戦・飛躍の四つの基本政策を掲げる。
 岡崎氏は企業経営50年間の経験をもとに、行財政改革の断行や市長給与のカット、販路拡大による農業産出額の1.5倍などを主張。「4年間で鹿屋市を変える」と訴える。
 本白水氏は「誰もが安心して暮らせる鹿屋」を唱え、市議時代の実績をアピール。企業誘致による雇用創出や市民所得向上、高所得率作物導入などによる農業振興など掲げる。
 期日前投票は23日まで市役所本館で午前8時半〜午後8時、串良、吾平、輝北の3総合支所で午前8時半〜午後6時に受け付ける。
 16日現在の選挙人名簿登録者数は8万4135人(男3万9387人、女4万4748人)。

1031チバQ:2010/01/24(日) 17:52:26
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001001230001
3市長選あす投開票 三都の選択
2010年01月23日



宮崎、都城、延岡の3市長選と都城市議選(定数34)、宮崎、延岡両市議補選(被選挙数1)は24日、投開票される。現職の引退表明を受けた宮崎市長選は、4期16年続いた現市政への評価も争点に選挙戦は過熱。都城、延岡両市長選はともに現職に新顔が挑むという構図で、合併後のまちづくりの現状やあり方などをめぐり舌戦が繰り広げられている。合併の特例措置が切れ、議席が減った都城市議選は混戦模様だ。審判の大勢が判明するのは、24日深夜から25日未明になる見通し。



      ■□■


宮崎市長選は、元県議会副議長の由利英治(60)、旧佐土原町長の戸敷正(57)、前市議の斉藤了介(43)=民主、公明推薦=のいずれも無所属で新顔の3氏が立候補し、激しい選挙戦となっている。


由利氏は、地元支持者や5期務めた県議時代に築いた人脈で草の根選挙を展開。自転車と選挙カーを使いこなし、各地でこまめに辻立ちを続ける。旧3町にも入り、知名度アップに力を注ぐ。


 「中心部では、10人会えば1人は顔を知ってもらっている。市長選候補として浸透してきた」と陣営幹部。ただ由利氏が期待する無党派の票は投票率次第で、「とにかく投票に行くよう声を掛け合って欲しい」と呼びかける。「地域コミュニティ税」廃止など公約が重なる戸敷氏の票の切り崩しにも精力的だ。


 一方、前回市長選で1万票差で敗れた戸敷氏は4年間、後援会組織の強化を図ってきた。現在は旧3町を含む5カ所に支部を設置。300以上の団体や企業の推薦も取り付けた。前回は自民党国会議員の強力な支援を得たが、「今回は完全な自前の選挙。告示1週間ほど前にぐっと勢いが出てきた」と長友哲夫選対本部長代理は手応えを感じる。


 告示後は、各地で集会や街頭演説をし、市の特別職や管理職の削減、子ども医療費の無料化など政策を強調。後援会も「あと、1人5票の掘り起こしを」と発破をかける。


 若さを前面に出し、1日10回以上の街頭演説をこなすのは、3候補のなかで最年少の斉藤氏。20日に開いた総決起集会には約2700人(陣営発表)が詰めかけ、日高義幸選対本部長は「本当の選挙戦はこれから。風が吹き始めている」と終盤の盛り上がりに自信をみせる。


 津村重光市長の事実上の後継者として、20人を超す市議らもバックアップ。出陣式で応援演説した津村氏の後援会や公明党県本部、民主党県連、連合宮崎などが相乗りで組織戦を推し進め、「票固め」を急ぐ。


 市議補選(被選挙数1)では、自民前職1人といずれも無所属の新顔2人が争う。


    ■□■


 都城市長選は、前市議の山田裕一氏(49)と再選を目指す現職の長峯誠氏(40)=民主、公明推薦=の一騎打ち。「手作りの草の根選挙」をうたう新顔が組織を固める現職に挑む構図で、市の活性化策などをめぐって論戦を繰り広げている。


 山田氏は街頭活動をこなしながら、選挙戦中盤には旧町部の山之口町と市総合文化ホールの2カ所で決起集会を開催。合併後の疲弊が著しいとして旧4町に人材や財源、権限などを大幅移譲すると提唱し、長峯氏の「サブシティ構想」では新市の一体的な発展につながらないと批判した。


 公約には市民税の引き下げや学校給食の段階的無料化、女性の副市長登用も掲げ、現市政の批判票に加えて女性や若者層の支持を取り込みたい考え。児玉吉巨選対副本部長は「無党派層が増えればマニフェストが効いてくる」と、投票率増にも期待する。


 長峯氏は全市に15の後援会の網を張り巡らせ、医師会や建設関係など約70団体の支援も取り付けた。各地区での個人演説会を連日重ね、22日には市総合文化ホールで総決起集会を開き、サブシティ構想の推進などを訴えた。


 市職員120人削減や民間委託の推進など行財政改革の続行も強調。15件の企業立地や子育て支援策として子どもを預かる「ファミリーサポートセンター」の創設、観光客3万人アップも公約に掲げる。陣営幹部は「4年間の実績を粛々とアピールしている。6万票を超える得票を目指す」と話している。


 定数8減となる市議選(定数34)は、現職33人と新顔14人の計47人による激戦。全市が一つとなった選挙区で各候補者は連呼を繰り返している。

1032チバQ:2010/01/24(日) 17:52:45
     ■□■



 延岡市長選は、前県議会副議長の井本英雄氏(63)と現職の首藤正治氏(54)=民主、公明、社民推薦=が競り合っている。後援会中心の草の根運動を展開する井本氏に対し、推薦団体による組織戦を進める首藤氏。雇用や地域医療問題などを争点にしのぎを削る。


 井本氏は告示後、1日2回の集会をこなし、陣営幹部は「どこも満員。終盤に向け反響も次第に大きくなっている」。公約の中でも新規雇用3千人、医師不足解消策などに話が及ぶと特に有権者の反応が良く、選挙戦も盛り上がってきているという。


 合併後初の市長選となる旧3町への浸透にも重点を置き、「山が荒れた」「若者が少ない」「バスが来ないから医者にも行けない」など現市政への反発の声をすくい上げる。23日には後援会メンバー100人を動員し、街頭で支持を呼びかける。


 首藤氏も各地域での個人演説会に力を入れ、市政の継続を強調。毎回百人単位で集まるといい、21日夜の北浦町公民館での演説会では後援会幹部が「カツカツで勝つようではいかん。圧勝できるよう、皆さんの協力をお願いしたい」と力説した。


 政党以外に農協や漁協、建設業、医師会など170の団体の推薦を受けて組織固めを急ぐほか、無党派層の獲得も狙う。陣営幹部は「リードしている感触はあるが気を抜かず、1票1票を積み上げて結果につなげたい」と気を引き締めている。


 市議補選(被選挙数1)では、前職2人と元職1人が支持拡大に懸命だ。

1033チバQ:2010/01/24(日) 19:39:21
□2006年1月29日実施の選挙の結果
◇宮崎市長選挙(宮崎県)開票結果 投票率53.67%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 79986 津村重光(無現、民・社推薦、58歳、四選) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃  70176 戸敷 正(無新、53歳)          ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   5369 松本 隆(共新、44歳)          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※前回の投票率は34.00%。

◇延岡市長選挙(宮崎県)開票結果 投票率60.25%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 23749 首藤正治(無新、50歳、初当選)      ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃  14965 桜井哲雄(無現、公・社推薦、70歳)    ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃  10646 戸田行徳(無新、61歳)          ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   8998 小田忠良(無新、56歳)          ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃    629 清水 光(無新、71歳)          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


□2006年2月5日実施の選挙の結果
◇都城市長選挙(宮崎県)開票結果 投票率70.41%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 67535 長峯 誠(無新、36歳、初当選)      ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃  28868 堀之内憲一(無新、56歳)         ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※新「都城市」は、旧「都城市」、山之口町、高城町、山田町、高崎町
が合併して誕生。今回の選挙は初代市長を決める選挙。当選した長峯氏
は旧・都城市長。
□2004年11月28日実施の選挙の結果
◇都城市長選挙(宮崎県)開票結果 投票率58.53%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 32261 長峯 誠(無新、35歳、初当選)      ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃  29011 岩橋辰也(無現、77歳)          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

1034杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/01/24(日) 20:01:56
名護市長選、稲峰候補当確@ニュースバード

1035秋田2区の名無し:2010/01/24(日) 20:08:50
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が争点になった沖縄県名護市の市長選が24日あり、日米が合意した同市辺野古への移設に反対する新顔の稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆、そうぞう推薦=が、移設を容認する現職の島袋吉和氏(63)を破り、初当選を確実にした。鳩山内閣は5月末までに移設先を決める方針だが、辺野古への移設は極めて困難になった。
(朝日新聞)

1036チバQ:2010/01/24(日) 20:09:33
朝日はゼロ打ち
http://www.asahi.com/politics/update/0124/SEB201001240006.html
普天間移設反対の新顔・稲嶺氏が当選確実に 名護市長選
2010年1月24日20時0分


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が争点になった沖縄県名護市の市長選が24日あり、日米が合意した同市辺野古への移設に反対する新顔の稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆、そうぞう推薦=が、移設を容認する現職の島袋吉和氏(63)を破り、初当選を確実にした。鳩山内閣は5月末までに移設先を決める方針だが、辺野古への移設は極めて困難になった。

1037チバQ:2010/01/24(日) 20:32:39
w

959:01/24(日) 20:25 BsJgJSUQ
産業経済新聞だけは意地でも当確発表を行わずw

1038二階席:2010/01/24(日) 21:46:47
>>1037

出ました。

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100124/elc1001242141000-n1.htm

名護市長選】移設反対派の稲嶺氏が当選確実
2010.1.24 21:41
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題を争点とする同県名護市長選は
24日投票が行われ、移設反対を掲げた新人の元市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、
社民、国民新、沖縄社大推薦=が、容認派の現職の島袋吉和氏(63)=公明支持=を破り
初当選した。
 普天間飛行場を名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設する現行計画は事実上、
困難となり、政府は新たな移設先の検討を急ぐ。だが、米国が計画変更に応じる見通しはなく、
普天間飛行場の移設自体が白紙に戻る危険性が強まった。

1039ももだぬき:2010/01/24(日) 21:55:51
3K新聞にとっては屈辱的な結果だね。笑

1040チバQ:2010/01/24(日) 22:04:06
宮崎を民主系が落としました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015187941000.html
任期満了に伴う宮崎市長選挙は24日に投票が行われ、無所属で新人の戸敷正氏の初めての当選が確実になりました。戸敷氏は57歳。4年前に宮崎市と合併した旧佐土原町の町長を2期務めました。

1041名無しさん:2010/01/25(月) 00:22:29
名護市長選挙
 
民主17.950票
自民16.362票
 
確定。
産経が遅いとか言ってたが、この結果なら他が早すぎたんだろうね。

1042名無しさん:2010/01/25(月) 00:39:07
ゼロ打ちしちゃいけない結果でしたね。最近の選挙もヌカ喜びが多いですからね。

1043名無しさん:2010/01/25(月) 02:09:47
宮崎市長選挙
 
戸敷81.951票自民中山系
斎藤48.739票民公
由利10.892票自民??系
 
宮崎は自民が強いとはいえ、第1区は昨年の衆院で自民中山氏が敗れた所。
 
名護市議補欠選挙は自民が支援する候補当選。
国民のバランス感覚かな。 
※宮崎市長選挙の公明票は2万票あると俗に言われている。

1044とはずがたり:2010/01/25(月) 02:20:02
解説感謝です。
宮崎は惜しいですなぁ。。
火の玉が息を吹き返しそうだ。。


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