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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6134名無しさん:2015/04/05(日) 21:11:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150405/CK2015040502000175.html
【埼玉】

注目区を歩く<1>南17区(志木市) せんたく代表に自民“刺客”

2015年4月5日


 「保守系無所属の仲間を増やさない限り、県議会は変わりません」
 県議選が告示された三日午後。志木市の東武東上線志木駅近くで、無所属現職の鈴木正人(まさと)(46)が声を張り上げた。続いてマイクを握った知事上田清司は「鈴木さんは若手県議のリーダー、全国の若手のリーダーだ。県議会の丸洗いを」と支援を呼び掛けた。
 二人が批判の矛先を向けたのは、県議会最大会派の自民県議団だ。鈴木は過去三回の県議選(前回は無投票)で政党の公認や推薦を受けていないが、保守層を中心に浸透してきた。鈴木の支持者の中には自民支持者も少なくなく、自民はこれまで鈴木への対抗馬を擁立したことがない。その鈴木が今回は政治団体「プロジェクトせんたく」の代表として、上田とともに「県議会で自民を過半数割れに追い込む」と訴えている。
 対する自民は、新人で医療法人役員の穂坂泰(やすし)(41)を擁立した。穂坂は、元志木市長で県議を五期務めた自民の重鎮・穂坂邦夫(73)の次男だ。
 「私が現場で携わっている教育、子育て、介護の三本柱を充実させたい」。三日朝、穂坂は志木駅近くで開いた出陣式で力強く抱負を語った。邦夫は集まった有権者と握手を交わして支持を求め、地元選出の自民衆院議員豊田真由子(40)も応援に駆け付けた。
 選対本部長は、自民志木支部長で志木市議の小山幹雄(66)が務めている。小山はこれまで鈴木の選挙運動を支えた一人だが、今回は真っ向から争うことに。出陣式では「泰君は小学校のPTA会長や青年会議所の理事長を務め、福祉医療関係の仕事もしている。志木を良くするために、泰君は県政に行かなければならない」と訴えた。
 県議会では今夏の知事選をにらみ、上田と自民県議団の対立が深まっている。三期目の上田が四選出馬に含みをもたせる発言を繰り返す中、独自候補の擁立を目指す自民は、県議会で上田提出の予算案をたびたび修正させるなどした。そこで上田に近い保守系会派「刷新の会」代表の鈴木らが二月に結成したのが、せんたくだった。
 せんたくが県議選で公認・推薦した三十三人(民主党の候補者十人を含む)は計二十九の選挙区に立候補し、上田はせんたくの「応援団長」として各選挙区を駆け回っている。穂坂は演説ではあえてせんたくに言及していないが、取材には「選挙のための互助会にすぎない」と言い切った。
 両陣営が予想する当選ラインは一万数千票。昨年十二月の衆院選で自民は志木市で約九千九百票の比例票を得ているが、小山は「現職との一騎打ちは厳しい戦いだ」。鈴木も「個人商店が大企業に戦いを挑むようなもの。相手は強敵だ」と危機感を強めている。(敬称略、服部展和)
      ◇
 県議選は五十二選挙区のうち九選挙区で無投票となり、四十三選挙区で計百五十三人が舌戦を繰り広げている。注目の選挙区を歩いた。 
◆南17区(志木市)
 (定数1-候補2)
鈴木正人46 運送会社役員  無現<3> =せ
穂坂泰41 医療法人役員  自新

6135チバQ:2015/04/06(月) 00:49:24
>>6133
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/249641
チラシに首相とツーショット 民主、候補に厳重注意

2015年04月5日 09:00

 千葉県議選の市原市選挙区に民主党公認で立候補した元同市議会議長の竹内直子氏(45)が、安倍晋三首相とのツーショット写真を掲載したチラシを支援者に配布し、同党県連から厳重注意を受けたことが4日、分かった。

 写真は、竹内氏が全国議長会の活動で安倍首相と面会した時のもの。議長時代の活動を報告するために支援者がチラシとして作製し、竹内氏自らも数十枚を配布した。

 その一部がインターネット上に出回ると、竹内氏の事務所には支援者から「なぜこのようなものを配るのか」といった問い合わせなどが数十件寄せられたという。

 千葉日報社の取材に竹内氏は「反省している。私の不徳のいたすところ」と陳謝。党県連の小西洋之選対委員長は「党や関係者に迷惑を掛けた」とし、厳重注意をした上で党本部にも報告したことを明らかにした。

6136チバQ:2015/04/06(月) 20:47:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk08010002000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/上 /茨城
毎日新聞 2015年04月03日 地方版

 県内では19日、統一地方選の3市長選と12市議選が告示される。21日には3町村長選と2町議選が告示され、いずれも26日に投開票される。このほか、2市町議会の補欠選挙が同日程で行われる。各選挙の情勢について3回に分けて紹介する。

 ◆水戸市長選

 ◇現新、一騎打ちの公算大
 前回4人が乱立した水戸市長選は、無所属現職の高橋靖氏(49)=自民、民主、公明推薦=と元県議の無所属新人、大内久美子氏(65)=共産推薦=が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。

 高橋氏は東日本大震災直後に行われた前回市長選で初当選。昨年9月の定例市議会で、「市政停滞は許されない」と再選出馬を表明した。2期目の公約として、市庁舎建て替えや新市民会館整備など大型プロジェクトの推進のほか、都市機能の集積と交通ネットワークを合わせたコンパクトシティーの実現、芸術やスポーツなどの文化を成熟させたまちづくりを掲げる。

 共産党県副委員長の大内氏は3月13日、政治団体「明るい水戸市をつくる会」の擁立発表を受け、立候補を表明した。市議5期、県議5期の経験をアピールするとともに、現市政を「公共事業中心」などとして批判し、「住民福祉の向上」を目指した市政への転換を強調する。また、日本原子力発電東海第2原発の廃炉要求など計6項目の基本政策を掲げている。【佐久間一輝】

 ◆取手市長選

 ◇現職に新人挑む構図へ
 3選を目指す無所属の藤井信吾氏(55)=公明推薦=に対し、元市議の無所属新人、高木晶氏(70)=共産推薦=が挑む構図となりそうだ。ほかに新人1人が出馬の動きを見せており、三つどもえになる可能性もある。

 藤井氏は1月27日に立候補を表明。3月1日に開かれた事務所開きには自民党の葉梨康弘衆院議員らが出席し、支援を約束した。このほか、連合茨城や農協など40団体の推薦を得ているという。市職員を約2割削減した行財政改革や取手駅西口開発の立体駐輪場開設、健康施設「ウェルネスプラザ」着工など2期8年の実績を強調し、アピールしている。
 高木氏は3月18日、任意団体「とりで市民の会」から擁立され、出馬を表明した。市議7期23年間の経験を踏まえ、建設費20億円に上るウェルネスプラザの妥当性を疑問視するなど現市政を批判。出馬表明が遅れたが、同29日に市内で開かれた集会では「市民の手に市政を取り戻したい」と市長交代を旗印に掲げ、支持拡大を図っている。

 茨城南青年会議所は4日午後2時半、立候補予定者の公開討論会を同市東1の市民会館で開く。【安味伸一】

 ◆日立市長選

 ◇4期連続無投票当選か
 引退する吉成明市長(70)の後継候補として、無所属新人の前副市長、小川春樹氏(67)=自民、民主、公明推薦=が出馬を表明している。このほか、立候補の動きはなく、無投票当選の公算が大きい。同市長選の無投票当選は4期連続となる。

 小川氏は「みんなの力で地域共創〜安心と活力に満ち笑顔輝くまちづくり」をスローガンに活動。3月4日の後援会発足式では、吉成市長が「第1副市長として二人三脚で取り組んできた。市発展への一番の近道」と小川氏への支持を訴えた。

 4期連続の無投票当選には、一部市民から「街の衰退につながる」という声も出ているが、自民、民主系の市議らは「行政手腕にたけた候補者だ」などとして小川氏を推す。小川氏自身は「選挙ありきで運動している。市民が行政の継続性と安定性を求めているのも事実」と話している。【臼井真】

6137チバQ:2015/04/06(月) 20:47:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150404ddlk08010049000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/中 /茨城
毎日新聞 2015年04月04日 地方版

 ◇3町村長選、無投票の可能性大
 ◆茨城町長選

 無所属現職の小林宣夫氏(67)が立候補を表明し、3選を目指している。立候補予定者説明会と事前審査では小林氏陣営のみが出席し、町内に立候補の動きもないことから、前回2011年町長選に続き、2期連続の無投票当選になりそうだ。

 元町収入役の小林氏は07年、前町長の後継候補との一騎打ちを制して初当選。今回の町長選について、「すでに選挙事務所も構え、後援会の組織固めも図っており、臨戦態勢を整えた」とした上で、「力を入れてきた農業や教育分野で成果が出ている。3期目でさらなる充実を図りたい」と支持を訴えている。【中里顕】

 ◆美浦村長選

 立候補を表明しているのは3選を目指す無所属現職の中島栄氏(67)しかおらず、無投票の可能性が強まっている。前回2011年村長選で自民県連の推薦候補と一騎打ちし、約2200票差で制した中島氏は今回も「村民が主役」の村民党を強調する。

 さらに、2期8年の実績として、村立全3小学校の耐震化工事、冷暖房整備や医療費無料化の拡大など教育・子育て政策の充実を強調。3期目の公約には、大型商業施設を誘致し、子どもとお年寄りが交流できるコミュニティー施設も併設することなどを掲げている。【福沢光一】

 ◆五霞町長選

 3選を目指す無所属現職の染谷森雄氏(68)=自民推薦=が立候補を表明している。染谷氏のほか、出馬の動きはなく、前回2011年町長選に続き、2期連続無投票当選の公算が大きい。

 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の五霞インターチェンジが3月29日に開通。併せて周辺の新4号バイパス複車線化も実現し、首都圏へのアクセスが良くなった。染谷氏は町政報告会などで、「町が大きく発展する可能性を秘めている」とした上で、「小さいながらも存在感のあるまち、住民が誇りに思えるまちを実現したい」などと支持を求めている。【若狭毅】

6138チバQ:2015/04/06(月) 20:47:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150406ddlk08010032000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/下 /茨城
毎日新聞 2015年04月06日 地方版

 ◇14市町議選、人口減対策など争点
 県内では、統一地方選第2ラウンドで14市町議選(12市議選、2町議選)が行われる。市議選は19日、町議選は21日に告示され、いずれも定数を上回る候補者が立候補する見込み。定数を1〜4削減した結城、古河、石岡、龍ケ崎を中心に激しい選挙戦が予想される。

 政党別の公認・推薦候補者は3日現在、自民21▽民主13▽公明37▽共産23▽社民、維新各5▽かしま志民4。維新の党と地域政党「かしま志民党」は県内統一地方選に初挑戦で、勢力拡大を目指している。

 各選挙では地域活性化や人口減少対策などが争点となるみられるほか、東海村の日本原子力発電東海第2原発から30キロ圏内にある水戸、日立両市議選では、同原発の再稼働の是非や広域避難計画のあり方なども議論になりそうだ。

 また、統一地方選と同じ日程で、取手市議補選(改選数2)と茨城町議補選(同1)が行われる。【蒔田備憲】

==============

 ◇26日投開票の市町議選
自治体  定数

<市議会>

水戸   28

日立   28

土浦   28

古河   24

石岡   22

結城   18

龍ケ崎  22

常総   22

牛久   22

鹿嶋   22

筑西   24

行方   20

<町議会>

五霞   10

利根   12

<補選>

取手市  2※

茨城町  1※

※は改選数

6139チバQ:2015/04/07(火) 21:16:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk11010200000c.html
託す地方自治:’15統一地方選 さいたま・北区、ダブル無投票 民意反映できずショック 有権者から戸惑いの声 /埼玉
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 今回の統一地方選前半戦で、選挙区が重なる県議選南4区(さいたま市北区、定数2)とさいたま市議選の北区(定数7)はいずれも定数を超える立候補者が出なかったため「ダブル無投票」となった。市内の他の選挙区でせわしなく選挙カーが回る中、北区では告示翌日の4日から「投票はありません」とアナウンスする広報車3台が走っている。

 2001年に合併して同市が誕生して以降、市議選では補選も含め無投票となったことはない。さらに北区が県議選南4区となった03年以降の選挙でも初の無投票となった。2日現在の同区の選挙人名簿登録者数は11万5584人。市選挙管理委員会によると、投票の際に必要な投票所整理券の郵送代だけでも約313万円に上ったという。

 投票の機会が失われた同区の有権者からは戸惑いの声が上がった。無職の高綱美子さん(75)は「選挙がなくなり民意を反映できないのはショック。立候補者の話を聞いて、自分で(議員を)選びたかった」と残念そう。20歳で選挙権を得てから一度も棄権したことがないという主婦(57)は「人口の少ない地方ならわかるが、さいたま市でも無投票になったのは驚いた」。誰が議員になっても同じとの思いはあるものの「投票もしないで議員が決まるのは腑(ふ)に落ちない」と不満を語った。

 無投票で当選が決まった現職たちの表情もさえない。無所属の女性(66)は「選択肢を有権者に示せなかった」と反省。1人しか擁立しなかった共産の男性(63)は「党としては、選挙で議席を増やすためにはある程度定数が多いところでやらざるを得ない」と苦しい胸の内を明かした。同党は、定数8の同市見沼区では2人擁立している。

 同区選管によると、市議選の立候補者のポスターを張る掲示板は区内181カ所(県議選も同じ)に設置されたが、4日から業者が撤去作業を開始。告示後初の週末だった4、5日には、無投票が決まったにもかかわらず、区内2カ所の期日前投票所に計370人が訪れたという。同区選管は投票日前日の11日まで職員1人を待機させるほか、区内25カ所の投票所には無投票を知らせる張り紙をして対応する予定。【川畑さおり、西田真季子】

6140チバQ:2015/04/07(火) 21:46:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150407/CK2015040702000156.html?ref=rank
【栃木】

<統一地方選>急増 1人会派の行方は 県議選後の勢力図に注目

2015年4月7日


写真
 定数五〇の議席をめぐり、各候補者の訴えも日増しに熱気を帯びる県議選。地方議会では、主義主張を同じくする議員が「会派」というグループを結成して行動するが、二〇一一年の改選直後に五つだった県議会の会派数は、今回の選挙前には九つに増えた。グループを離れて一人会派をつくる人が続いたのが主な要因で、個々の事情も絡む。選挙後は会派構成がどう変わるのかも注目される。 (藤原哲也)
 四年間の会派の変遷を見ると、別の会派に移った人もいれば、所属政党を離党したのに伴い、県議会の会派も離脱して新たな会派をつくった人も。第二会派の「みんなのクラブ」は、元党代表の政治とカネの問題や、議会を混乱させた個人的責任などで一人会派をつくる人が続出した。今回の県議選前には四つの一人会派があり、このうち三つは元みんなの議員だった。
 議会事務局によると、一人会派だと、議会運営を話し合う議会運営委員会の委員になれないことや、本会議の会派代表質問ができないなどのデメリットがある。いずれも三人以上の会派が参加要件だが、議会運営委員会は委員外議員としての参加が可能で、制限付きながら発言もできるという。
 一方、会派ごとに支給される一人当たり月額三十万円の政務活動費や、本会議での一般質問の時間、個々の議案調査など一般的な議員活動に差はない。会派ごとに割り当てられる控室も、原則個室が与えられる。
 一人会派に所属し、県議選に立候補している現職は、告示前の取材に「一人でやると決めてから、全部自分で責任を取って活動してきた。政治家には決断力が必要。将来を考えれば、逆に良い経験ができた」と前向きに振り返る。
 四年間の任期途中で一人会派になった別の現職は、「四年間ずっと一人は大変だが、限られた期間で自分の判断はできた」。ただ、「好ましい状況ではないことは分かっている。今回の改選で、解消されるのではないか」とも述べた。
 県議会の最大会派は、過半数を占める「とちぎ自民党議員会」。自民が議席を伸ばすのか、ほかの政党の公認候補や無所属候補が巻き返すのかも焦点の一つとなる。

6141チバQ:2015/04/07(火) 21:46:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150318/CK2015031802000122.html?ref=rank
<統一地方選> 恵まれすぎ? 議員の待遇

2015年3月18日


写真
 四月十二日投開票の統一地方選の前半戦で、県内の議員は県議と横浜、川崎、相模原市の三政令市議が有権者の判断を仰ぐ。議員の給料や活動にどれだけの公費が投じられているのか、あらためて主な項目を点検した。 (統一地方選取材班)
【県議会】
 議員報酬は月額九十七万円。期末手当を含めた年間支給額は二〇一四年度で千五百三十五万円になる。期末手当は昨年十二月、人事委員会勧告に基づく県職員の引き上げに合わせて、支給を〇・一五月増やして四・一〇月とした。
 一四年度までの二年間は、厳しい県財政と不景気による民間給与の低迷を踏まえ、報酬の7%と期末手当の5%をカット。だが一五年度以降はカットせず、議員は年間千六百四十一万円になる。一五年度予算では議員全体で十六億九千万円を計上している。
 議会出席時に「旅費」などとして支給される費用弁償は、かつては県内を六地域に分けて一万二千〜一万四千五百円を定額支給していたが、〇七年度から自宅と県議会の往復交通費の実費支給にしている。
 政務活動費は議員一人当たり月額五十三万円。議会改革の一環で、情報公開請求への対応を速めることや収支報告書をインターネット上で公開することが今月決まった。領収書の紛失時や電車・バスを利用した際は、会派の経理責任者が「支払証明書」で支出を認めていたが、今回の改選後から廃止される。
【横浜市議】
 議員報酬と期末手当は千五百二十四万円で、全国の政令市でも最高水準。高額との批判を受け、この四年間で五回、報酬を減額する条例を一部の議員が提案した。一回は可決され、二〇一三年七月から一四年三月に10%減額されたが、他の四回は否決か継続審議となった。
 費用弁償は〇七年に廃止していたが、「議員活動の充実を図るため」として一三年に復活させた。支給額は議員の居住地に応じて日額千〜三千円。資料代などの雑費も含めるため、交通費の実費支給にはしなかったが、〇七年の一律一万円よりは減額した。昨年一年間の支給実績は議員一人当たり十万九千円。ただ、全議員八十四人のうち三十二人は「市民の理解が得られない」として受け取りを拒否している。
 政務活動費も全国の政令市でトップレベル。ほとんどの議員が使い切っているが、一三年度は八人の議員が返却した。返却額の最高は三百三十一万円だった。
【川崎市議】
 一人あたり月額報酬は八十三万円。国家公務員の給与などが削減されたことを受け、二〇一三年十月から半年間は議員報酬が7%削減されたが、その後、元の額に。費用弁償は交通費相当を実費支給している。
 政務活動費は月額四十五万円。かつて、政務調査費をめぐっては目的外支出があり、返還が不十分として市民団体メンバーが〇七年に提訴。一二年の横浜地裁判決は、自民、民主、公明三会派に計約一億一千七百四十万円を返還させるよう市長に命じている。
【相模原市議】
 議員報酬は年間八百四万円で一九九七年から変わらず二〇一〇年の政令市移行後も同額を維持している。
 期末手当は昨年十二月分から年間〇・一五カ月分増額。昨年十一月に改正条例案を賛成多数で可決した。県議会と同様、市人事委員会の勧告に基づき、市職員の期末手当などが引き上げられたことを理由にしている。
 政務活動費は残額の返還が義務付けられており、一三年度の使用額は一人当たり平均約九十二万円だった。費用弁償は実費支給。海外視察は必要性に疑問を唱える世論を受け、友好都市への視察以外、一三年度から凍結されている。
     ◇
 議員待遇には世論の風当たりも厳しく、現職議員の間では「民間が厳しいときに、自分たちももっと身を切らなくては」との声が出る一方、ベテラン議員からは「支持者に郵便物を発送するだけで数十万円かかる。金持ちや組織抱えの人間しか、なり手がいなくなる」とぼやきも。「適正価格」の模索が続いている。

6142チバQ:2015/04/07(火) 21:54:30
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070060-n1.html
2015.4.7 07:09
【埼玉県議選】
自民VSせんたく、7選挙区で一騎打ち

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 自民の公認候補とプロジェクトせんたくの公認・推薦候補のみが議席を争っているのは計8選挙区。3人が立候補した東3区加須市以外の7選挙区は、定数1をめぐる一騎打ちとなっている。

 一騎打ちの内訳は、南14区桶川市▽南15区北本市▽南17区志木市▽西9区毛呂山町・越生町・鳩山町▽西11区鶴ケ島市▽東6区白岡市・宮代町▽東12区吉川市・松伏町-の7選挙区。

 このうち、南17区志木市では、せんたく代表の無所属現職、鈴木正人(46)に自民公認の新人、穂坂泰(41)が挑む。

 東12区吉川市・松伏町では、現職が吉川市長選に出馬したことに伴い、無所属でせんたくが推薦する元県議秘書、戸田馨(42)と、自民公認の前同市議、松沢正(55)の新人対決となっている。(敬称略)

6143チバQ:2015/04/08(水) 07:56:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddm041010132000c.html
選挙:統一地方選 千葉県議選 選管、立候補を却下 市長時代収賄実刑、被選挙権なし
毎日新聞 2015年04月08日 東京朝刊

 千葉県選管は7日、3日に告示された統一地方選の県議選八千代市選挙区(定数3)に立候補した無所属元職の大沢一治氏(67)について、立候補の届け出を却下したと発表した。収賄罪で実刑判決を受けた同氏の被選挙権が失われていたことが判明したため。立候補に要した供託金60万円は没収される。

 大沢氏は八千代市長だった2002年11月に県警に収賄容疑で逮捕され、04年2月に懲役2年6月の判決が確定した。公職選挙法は公職にある間に収賄罪に問われ、実刑の期間を終えてから10年間は被選挙権を失うと規定しており、大沢氏の被選挙権は回復していなかった。

 県選管によると、大沢氏は3月にあった事前審査の際、自身に被選挙権があるとする「宣誓書」を提出。県選管の規定では、「告示後直ちに候補者の被選挙権を調査する」と定めているため、届け出を受理した3日に八千代市に郵送で照会したところ、被選挙権が回復していないことが7日に判明したという。

 7日夜に記者会見した県選管幹部は「犯歴など極めて個人的な情報を受理前に確認することは難しかった」と述べた。

 同市選挙区は大沢氏のほか計6人が出馬した。大沢氏は毎日新聞の取材に対し「私も勉強不足だったが、選管はプロのはず。選挙用のリーフレットでは逮捕も服役も記しており過去は隠していない。期日前投票で1票を投じてくれた人もいる。支援者に申し訳ない」と話した。【岡崎大輔、味澤由妃、円谷美晶】

6144チバQ:2015/04/08(水) 21:46:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150405ddlk09010018000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/1 大田原市、矢板市、那須塩原市・那須町 真価問われる「元みんな」 /栃木
毎日新聞 2015年04月05日 地方版

 ◇攻勢かける自民
 「自民党で2議席を取ろうではありませんか。現職候補とともに当選して、自民の基盤をさらに強くしてほしい」

 現職2人と新人1人が激しく争う大田原市選挙区(定数2)。無所属新人の小西久美子氏の出陣式に、自民現職の池田忠氏の事務所からはしごして駆け付けた簗和生衆院議員(自民)はそう言って支援者らを鼓舞した。自民公認は得られなかったものの、地元選出議員の一言は、小西氏の陣営にとって力強い援護となった。

 「2議席独占」を狙って勢いづく背景には、県北部を中心に半世紀にわたって続いた「渡辺王国」の陥落がある。渡辺喜美元代表が結党した旧みんなの党は「第三極」への期待を受け、前回県議選では県内の公認候補17人のうち13人が当選した。しかし昨年末、党は解党し、渡辺氏は衆院選で落選。今回の統一地方選で、表舞台に渡辺氏の影はない。

 前回、みんな公認でトップ当選した相馬憲一氏は今回は無所属での出馬を余儀なくされ、出陣式にも旧みんなの国会議員の姿はなかった。第一声では「改めて真価が問われている。絶対に負けられない」と背水の陣を強調。相手陣営の集会では、名指しこそされないものの「国とのパイプがなくなった地方議員はただの迷子だ」との発言まで出ている。「元みんな対自民」の構図が作られる中、後援会幹部は「大田原から相馬をなくしたら大変なことになる」と支持者の危機感をあおり、必死で引き締めを図っている。

    ◇

 前回選ではみんな候補が自民を破った矢板市選挙区(定数1)も状況はほぼ一緒で、同じ顔ぶれによる一騎打ちとなった。みんな解党により無所属で再選を狙うことになった斎藤淳一郎氏は「市民目線」を強調しながら「ブレずに地元の課題に取り組む」と実績をアピール。一方、過去当選3回の自民元職、青木克明氏は「国と県と市をつなぐ役割を果たす」と、国政と直結する強みを強調する。

    ◇

 一方、混戦気味なのは定数4を現職3人、新人3人が争う那須塩原市・那須町選挙区。前回3議席を占めたみんなは市長に転身したり引退したりして、今回無所属で1人だけ出馬する。逆に自民は現職2人に加え、無所属新人も支援する。「元みんな対自民」に“台風の目”として割って入ろうとしているのは、県北唯一の共産候補として、3月に入ってから出馬表明した新人。共産は昨年末の衆院選比例代表で、那須塩原市と那須町で前回の約2・4倍に当たる5235票を獲得しており、陣営はこの勢いを生かそうと、党政策の主張を貫いている。

    ◇

 統一地方選第1ラウンドの県議選は、12日の投開票に向け、無投票となった5選挙区を除く11選挙区で各候補者が舌戦を繰り広げている。激しい争いが展開される選挙区を訪ねた。【柴田光二、藤田祐子】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇大田原市(定数2−3)
池田忠 59 農業 (1)自現

相馬憲一 57 [元]市議(3)無現

小西久美子 64 酒販業 無新

 ◇矢板市(定数1−2)
青木克明 62 会社役員(3)自元

斎藤淳一郎 42 [元]県職員(1)無現

 ◇那須塩原市・那須町(定数4−6)
阿部寿一 60 会社員(2)自現

関谷暢之 52 会社社長(1)自現

相馬政二 58 会社役員(1)無現

斎藤剛郎 39 [元]町議 無新

槙昌三 71 党県委員 共新

斎藤進 71 演歌歌手 無新

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)※政党略称は、自=自民党、共=共産党、無=無所属

6145チバQ:2015/04/08(水) 21:47:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150406ddlk09010056000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/2 宇都宮市・上三川町 争点見えぬ「少数激戦」 /栃木
毎日新聞 2015年04月06日 地方版

 ◇生き残りへ候補絞り込み
 県議選が告示され、選挙カーが一斉に走り出した3日、宇都宮市のオリオン通りの風景はいつもと何ら変わりがなかった。買い物に来ていた市内の主婦(58)は「つい最近まで選挙があることすら知らなかった。地方議会には何も期待していない」と冷ややか。宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)の投票率は前回(41・73%)、前々回(41・93%)とも全選挙区で最低だ。大きな争点が見えない中、17候補が少数激戦を繰り広げている。

 「どうか、どうか、どうか、よろしくお願いいたします」。元みんなの無所属現職、渡辺幸子氏は出陣式で長い髪が地面に付くほど深々と頭を下げた。目には涙が光っていた。前回3議席を獲得したみんなは昨年末に解党し、今回はいずれも無所属で出馬した。若さと渡辺喜美元党代表の後ろ盾で新人ながら1万4204票を獲得しトップ当選した渡辺氏も「無所属としての初陣だ」と気を引き締める。

 候補者を擁立した主要政党は、いずれも手堅く人数を絞り込んだのが同選挙区の特徴だ。「1強多弱」で国政を独走する自民も例外ではなく、出馬したのは現有議席数と同じ6人。唯一の新人、吉羽茂氏は作新学院高校のラグビー部監督を長年務め、全国大会出場の実績もある。現在は県ラグビー協会副会長。一般の人への知名度は低いが、陣営幹部は「ラグビー関係者の中では知らない人はいない。教え子たちから輪が広がり、若者に浸透していけば当選が見えてくる」と話す。

 民主と公明も現職2人ずつを擁立し、議席維持を目指す。運動の中心はそれぞれの支援組織や支持母体の票固めだ。

 民主は前回5人を立てたが、当選は2人にとどまった。定数13に12位で滑り込んだ斉藤孝明氏は「危機感を持って、運動の効率を高めていきたい」と課題を挙げる。4日朝は大型商業施設のタイムカードの前に立ち、「手を握ったことのある候補と無い候補では有権者の受け止めも全然違う」と言って、出勤してくる一人一人と握手を交わした。連合栃木の推薦を受けており、重点地区の一つと位置づける日産栃木工場のある上三川町にも複数回入るという。

 公明の野澤和一氏は、網の目状に張り巡らされた支援組織や相互のネットワークを最大限に駆使する。告示日は、届け出番号が決まると連絡を受けた支援者らが一斉にポスター貼りをスタート。陣営関係者は「支援組織がしっかりしており、担当を細かく決めて待機していたので、速やかに貼れた」と胸を張った。党の宇都宮市議や町議も連日応援に駆けつけ、元住宅メーカー社長の経歴も生かし企業回りにも力を入れている。

 議席奪還に燃えるのは共産元職の野村節子氏。陣営関係者は「有権者の党への期待が大きく、これまでにないチャンスだ」と話し、告示直前、県議選では初めて志位和夫委員長も来県した。告示後は「高齢者や関心の低い人にも聞いてもらえるように」と、街頭演説の時間をこれまでの15分から12分に短縮し、その分、1日に15〜16回を精力的にこなしている。【長田舞子、猪飼健史】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇宇都宮市・上三川町(定数13−17)
斉藤孝明 43 [元]参議員秘書(2)民現

野澤和一 55 党県幹事長(1)公現

中島宏 46 [元]市議(1)自現

西弘次 46 研究所代表 無新

中川幹雄 64 会社役員(3)無現

佐原吉大 47 医師(1)無現

野村節子 62 党県副委員長(1)共元

山口恒夫 51 党県代表(2)公現

渡辺幸子 32 NPO理事(1)無現

五月女裕久彦 62 会社役員(3)自現

吉羽茂 66 [元]高校教頭 自新

増渕賢一 68 会社役員(9)無元

螺良昭人 55 県議長(4)自現

佐藤栄 68 党県副代表(4)民現

横松盛人 56 [元]中学教員(1)自現

高橋文吉 72 会社会長(6)自現

山田美也子 59 [元]団体職員(3)無元

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)※政党略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属

6146チバQ:2015/04/08(水) 21:47:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk09010015000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/3 栃木市 鍵握る旧西方町票 /栃木
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 ◇「どの候補者もなじみない」
 「新人の私のために……」

 花冷えの4日夕、栃木市の旧西方町地区を訪れた自民元職の日向野義幸氏は、集まった有権者に頭を下げた。政治活動歴23年。2003〜10年に旧栃木市長を務め、1市5町の合併を推進した。今回12年ぶりの県政返り咲きを目指すベテランも「西方では新人だ」。選対本部長の古沢悦夫・前西方町長とともに「皆さんに『合併して良かった』と言ってもらえるような状況を作りたい」と訴えた。

 平成の大合併に伴い、県議選の選挙区も変遷してきた。旧西方町は07、11年の県議選で「鹿沼市・西方町選挙区」だったが、11年10月に栃木市と合併し、今回から「栃木市選挙区」(定数4)になった。

 町を歩いていた60代男性が苦笑いする。「どの候補者もなじみがないからね。まだ、誰がいいか分からないんだよ」

 昨年末の衆院選時点で旧西方町地区の有権者は5397人。栃木市全体(13万4315人)の4%に過ぎない。しかし、旧栃木市地区を地盤とする自民3陣営はいずれも「西方の票は無視できない。過去に(候補者6人の)誰の名前も書いたことがない人たちだから。当落の鍵を握る草刈り場になる」と注目する。

 前回の「栃木市・岩舟町選挙区」は定数4に5人が立候補し、自民現職(当時)だった櫛淵忠男氏が4位当選者と約700票差で落選した。「戦い方を誤った。旧郡部は町長や町議と連携した選挙戦が必要だった」と櫛淵氏。今回は自民新人の増山敬之氏を支えるが、旧郡部での出遅れ感があるという。「投票日までひたすら歩き、心で訴えるしかない」。候補者中ただ一人の農業従事者として、農村票の掘り起こしを目指す。

 前回、県内最多票を獲得した自民現職の平池秀光氏は、旧西方町地区を地盤とする市議から支援を受けライバルに先んじて浸透を図る。告示当日の3日には早速旧西方町地区に入り、さまざまな実績を挙げ「西方のことなら何でもやる。私に任せてくださいよ」と現職の強みをアピールしてみせた。「合併後、鹿沼の県議はこっちに来てくれなくなった。そんなときに頼りになったのが平池さん」と支持者は信頼を寄せる。

 一方、07年県議選まで「下都賀郡南部選挙区」だった大平、岩舟、藤岡の旧3町地区。11年県議選で「栃木市・岩舟町選挙区」として旧栃木市地区などと一緒になり、今回、さらに旧西方町地区が加わった。旧下都賀郡南部3町地区を地盤とする3候補は、めまぐるしく変わる選挙区への対応に、戸惑いもある。

 前回、みんな新人として追い風に乗った角田正展氏は「旧大平町の議席を失うわけにいかない。この地域の声を県政に届ける責任は大きい」と地元に根ざした選挙戦を強調。今回、みんなの解党により無所属に転じたが「党が目指した『身を切る改革』が間違っていたわけではない。(解党しても)続けられるところは続けたい」と語る。

 過去2回、民主公認候補として議席を得た保母欽一郎氏も、今回は無所属で立候補した。「初当選時の下都賀郡南部選挙区に、前回は旧栃木市地区などが加わり、今回さらに広くなった。やりづらさはある」と陣営関係者。連合栃木の推薦を受けて労組票を固め、告示前には6地区それぞれで集会を開いた。それでも「どこでどれくらいの票が取れるか予測しづらい」と不安をのぞかせる。

 前岩舟町長で無所属新人の市村隆氏は「岩舟町半世紀の想(おも)いを県政に」がスローガン。岩舟出身の県議が48年間不在だったことを指摘し、地域住民の心情に訴えている。「(栃木市を構成する旧1市5町の)一体感は、そう簡単に生まれるものではない。むしろ各地域の特色を生かすべきだ」と言い切る。立候補表明が遅れたこともあり、旧西方町地区など市北部での浸透不足は認識しているが、まずは旧下都賀郡南部地区を固めることを優先する。【田内隆弘】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇栃木市(定数4−6)
増山敬之 36 [元]市議 自新

角田正展 45 会社役員(1)無現

市村隆 57 会社役員 無新

平池秀光 74 会社社長(6)自現

日向野義幸 56 会社役員(1)自元

保母欽一郎 55 [元]衆議員秘書(2)無現

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽職業・肩書([元]は前職を含む)▽当選回数(カッコ数字)▽党派▽現元新の別 ※政党略称は、自=自民党、無=無所属

6147チバQ:2015/04/08(水) 21:47:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk09010005000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/4止 さくら市・塩谷郡 最終処分場が最大争点に /栃木
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 ◇説明迫られる候補者たち
 「自然はいったん壊したら取り返しがつかない。皆さん、高原山の水を飲んでいるでしょう。処分場は塩谷町だけの問題ではありません」。さくら市・塩谷郡選挙区(定数2)の民主新人、船山幸雄氏は、マイクを握る時間のほとんどをこの訴えに費やす。羽織ったジャンパーの背中にも、塩谷町に構えた選挙事務所の大看板にも「最終処分場白紙撤回!」の文字が躍る。

 東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で昨年7月、塩谷町が候補地に選ばれたことで、同選挙区が揺れている。

 同選挙区の1市2町の有権者数(2日現在)は、さくら市3万5451人▽高根沢町2万4476人▽塩谷町1万374人。市町村合併に絡み定数が3から2に減った2007年の県議選で塩谷町出身の自民現職が敗れて以降、自治体規模が最も小さい同町から県議は出ていない。

 その塩谷町が選挙結果に大きく影響を与えたのが昨年12月の衆院選。同町を含む栃木2区は民主前職の福田昭夫氏と自民前職で当時の農相だった西川公也氏が激しい接戦を繰り広げ、処分場建設反対を強く訴え同町で2200票の大差を付けた福田氏が199票差でかわした。

 これを受け、福田氏の秘書の船山氏が告示1カ月前に急きょ出馬表明した。告示直前に県内入りした民主党の長妻昭代表代行は宇都宮市を素通りして、さくら市と高根沢町で演説。陣営は「塩谷の票だけでは勝てない。処分場を選挙区全体の争点にして、イエスかノーかで一点突破したい」と気合を入れる。

 さくら市に事務所がある無所属新人の酒井さつき氏も、子育て支援や議会改革とともに、最終処分場の白紙撤回と各県ごとに処理する基本方針を定めた放射性物質汚染対処特措法の見直しを掲げる。7日には、経営するカフェの前に立ち「なぜ(最初の候補地は)矢板だったのか、なぜ今度は塩谷なのか。安全の立証なしに候補地を決めるのは乱暴だ」と訴えた。陣営は「候補者の地盤は1992年から開発が始まった別荘住宅地。古い慣習にとらわれず、政党にも縛られず、目の前におかしいと思うことがあれば声を上げる層がいる」と話す。

 一方、政権与党として国の基本方針を支える立場の自民現職2人は、積極的にはこの問題に触れていない。さくら市喜連川地区が地盤で過去3回トップ当選の花塚隆志氏は、是非には触れないものの「責任を持って早期解決を図る」と公約集に刷り込み、政権与党の実行力をアピールする。前回はみんな公認で当選し、2013年に離党して自民に移った神林秀治氏は地元の高根沢町出身の参院議員とのパイプの太さを強調し、票固めを図る。いずれも自民党の国会議員が相次いで応援に入るなど強力なバックアップを受け、福田富一知事も応援に入る予定だ。

 ショッピングセンターでの買い物中、遊説車の前で足を止めたさくら市喜連川の農業の女性(74)は「地元の問題って、今は指定廃棄物の処分場以外にないんじゃないですか」と語気を強めた。「ずっと田んぼをやってきて、環境汚染は死活問題なんですよ」

 同市氏家のパート女性(43)は「子育て中なので保育施設や小児科医の充実が気になりますが、指定廃棄物の問題も、子育て支援も、安心して地元で健康に暮らしたいという点ではつながっている」と指摘。「処分場問題だけで決めるわけではないが、無投票にならず議論になって良かった」と候補者をしっかり見つめた。【藤田祐子】=おわり

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 ◇立候補者
 ◇さくら市・塩谷郡(定数2−4)
船山幸雄 61 [元]衆議員秘書 民新

花塚隆志 55 会社員(3)自現

神林秀治 55 種苗店代表(1)自現

酒井さつき 37 会社社長 無新

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽職業・肩書([元]は前職を含む)▽当選回数(丸囲み数字)▽党派▽現元新の別

 ※政党略称は、自=自民党、民=民主党、無=無所属

6148チバQ:2015/04/08(水) 21:58:43
>>6143
http://www.sankei.com/politics/news/150407/plt1504070045-n1.html
2015.4.7 23:06

期日前投票始まっているのに…千葉県議選で立候補届け出を却下「被選挙権なし判明」

ブログに書く2




(1/2ページ)

県議選八千代市選挙区に立候補した大沢一治氏の届け出却下について説明する県選管の関口龍海書記長(中央)=7日、県庁(中辻健太郎撮影)
 統一地方選の千葉県議選(12日投開票)で、県選挙管理委員会は7日、八千代市選挙区に出馬した元同市長の大沢一治氏(67)=無所属元職=の被選挙権がないことが確認されたとして、立候補の届け出を却下したと発表した。県選管によると、立候補後に届け出を却下した例は過去にないという。

 県選管などによると、大沢氏は八千代市長だった平成14年11月、同市清掃センターの運転管理業務委託をめぐる贈収賄事件で逮捕され、収賄罪で懲役2年6月の実刑判決が確定した。

 大沢氏は県議選の事前審査の際、「候補者となることができない者でないことを誓います」という宣誓書に署名し、県選管に提出した。県選管は告示日の3日に届け出を受理した後、県の規程に基づき、大沢氏の本籍地である同市に被選挙権の有無について照会した。その結果、7日になって同市から大沢氏の被選挙権が回復していないとの連絡があったという。

 公職選挙法11条の2では、公職の間に収賄などの罪により刑に処せられた者は刑期が満了してから10年間は被選挙権を有しないなどと規定している。大沢氏によると18年9月に刑期を終えたというが、刑期満了日から10年は経過していなかった。

 県議選はすでに期日前投票が始まっており、大沢氏に投じられた票は無効票となる。県選管は事前審査などで被選挙権がないことが判明しなかったことについて、「宣誓書をいただいており、犯歴などの情報は極めて個人的な情報で、届け出が確定するまでは照会ができない。期日前投票も始まっており残念だ」としている。

 一方、大沢氏は「7日夜に県選管から選挙活動をやめるようにと電話があった。事前審査も通って受理もされており、被選挙権がないことは知らなかった。応援してくださった方たちに大変申し訳ない。選管の説明を聞いて、まず事情を把握したい」と話した。

6149チバQ:2015/04/08(水) 22:20:58
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/08/05.html
2015年4月8日(水)
<統一地方選>単独過半数狙う自民 せんたくは11選挙区で対抗馬

 統一地方選の前半戦(12日投開票)は中盤戦に入り、県議選は無投票当選区を除く43選挙区で舌戦を繰り広げている。このうち注目を集めるのが定数1の「1人区」=※。単独過半数を目指す自民党は20の1人区全てに候補者(推薦含む)を擁立。一方、上田清司知事が応援団長を務める「プロジェクトせんたく」は11の1人区に候補者(同)を立て自民の過半数割れを狙う。1人区の勝敗が両者の浮沈の鍵を握りそうだ。

 激戦となっているのは南17区(志木市)。せんたく代表の現職と、元同市長の次男の自民新人が激しいつばぜり合いを展開している。「志木は上田知事の"お膝元"でもあり、絶対に落とせない」と必勝を期すせんたく陣営関係者。対する自民関係者は「ここでの勝利は自民の勝利を意味する」と議席奪取に意気込む。

 せんたく現職に自民新人がぶつかる1人区は他に南22区(和光市)と東6区(白岡市など)。逆に自民現職にせんたく新人が挑む構図の1人区は7選挙区に及ぶ。

 このうち県議会議長を務める自民現職にせんたく新人が挑む西11区(鶴ケ島市)と、同じく自民現職とせんたく新人が一騎打ちを展開する西9区(毛呂山町など)は接戦の様相。「自・せ」に無所属が加わる構図となる南11区(さいたま市緑区)と東5区(蓮田市)、東11区(幸手市など)でも自民現職とせんたく新人が軸となる激戦を繰り広げている。

 東12区(吉川市など)は自民とせんたくの新人同士の一騎打ち。南5区(大宮区)は自民現職と清水勇人さいたま市長の元秘書の無所属新人がしのぎを削る。

 2011年県議選は、39の1人区で自民が28議席(無投票含む)を積み上げ、過半数突破(52議席獲得)の土台とした。今回は条例改正により1人区は27に減少。無投票となった七つの1人区のうち6人を自民現職が占めた。

※15年県議選、1人区の対決構図

南5区(大宮区)自・無
南8区(桜区)自・無
南11区(緑区)自・せ・無・無
南12区(岩槻区)自・無
南14区(桶川市)自・せ
南15区(北本市)自・せ
南17区(志木市)せ・自
南19区(蕨市)自・無
南22区(和光市)せ・自・共
西3区(飯能市)自・無
西6区(富士見市)自・共
西9区(毛呂山町など)自・せ
西10区(坂戸市)自・無
西11区(鶴ヶ島市)自・せ
東1区(行田市)自・無
東5区(蓮田市)自・せ・無
東6区(白岡市など)せ・自
東9区(八潮市)自・無・無
東11区(幸手市など)自・せ・無
東12区(吉川市など)自・せ

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6150チバQ:2015/04/08(水) 22:25:59
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150407-OYTNT50372.html
県議選注目区 川崎区 定数減サバイバル戦に
2015年04月08日
 今回の県議選では、川崎市川崎区と横浜市青葉区で、それぞれ定数が1減となり、現職も必ず1人が落選するサバイバル戦を展開している。また、前回は保守系無所属の会派「県政会」の候補が無投票当選した1人区でも、これまで協力関係にあった自民が新人候補を擁立、激しい選挙戦となっている。


 「『消費税は反対だ』『軽減税率は反対だ』という共産党にこれからの政治を任せられるはずがない」

 告示日の3日午前、JR川崎駅東口で第一声を上げた公明党の山口代表は厳しい口調で訴えた。

 その5時間半後、同じ場所に立った共産党の志位委員長は「消費税には反対だが、軽減税率は一貫して要求している。デマを飛ばすのはやめてほしい」と反論。「川崎区の大事な議席を、自民、公明、民主の消費税増税を進めた増税3兄弟に渡すわけにはいかない」とたたみかけた。

 さながら国政選挙のような党首同士の批判合戦が繰り広げられた川崎区は、自民、公明、民主の現職3人と共産新人で2議席を争う大激戦区となっている。

          ◆

 公明・西村は「しがみついてでも当選したい」と執念を燃やす。前回は1万6000票余りを得て2番手に入ったが、今回は定数減に伴い、「当選ラインは2万票以上になる」とみる。党は「全国で最も厳しい選挙区」と位置づけ、代表の全国遊説と告示日両方のスタート地点に選んだ。票の上積みで期待するのは「自民党の協力」(西村陣営)だ。

 自民・杉山は、3回連続のトップ当選。地元10区選出の田中和徳衆院議員は「圧倒的な票を取り、公明を援護射撃するんだ」と杉山に発破をかけるが、杉山陣営内には「組織力が弱っていてこっちも必死。票を分け合うほどのゆとりはない」との声も漏れる。

          ◆

 前回、共産候補と1000票差で3番手に滑り込んだ民主・栄居は、選挙ポスターに「自民・公明の『与党勢力』による2議席独占に待った!」と大きく掲げ、対決姿勢を鮮明にした。狙うのは、昨年12月の衆院比例選で維新が獲得した1万1000票の取り込みだ。親交のある維新や元みんなの党の市議らに協力を求め、企業などへのあいさつ回りを進める。

 共産・後藤は「やりたい放題の県議会。自民、公明、民主のオール与党体制に歯止めをかける」と主張。衆院選で党が躍進した流れを引き継ごうと、集団的自衛権や憲法改正など国政レベルの問題にも言及し、党として16年ぶりとなる同区の議席を目指す。

◇愛川町・清川村 県政会現職に自民新人挑む

 「自民、民主、公明、共産など幅広い意見、指導をいただき、県政に反映する。それが県政会です」

 3日、愛川町で開かれた出陣式で、無所属・馬場が強調した。県政会は1951年に発足した県議会の会派名だ。馬場は2003年に初当選した翌年、県政会に入った。県政会と協力関係にある自民はその後、対抗馬を立てず、2回連続で無投票当選した。

 今回、馬場は単独過半数を目指す自民から、公認での出馬を要請されたが、「1人区のため、党派に関係なく政治活動をしたい」と断った。自民は愛川町議だった篠崎の擁立を決めた。

 「せっかくうまくやっているところに、党派政治を持ち込むとおかしなことになる」。地元選出の民主・後藤祐一衆院議員は、馬場の出陣式に駆けつけ、自民の手法を批判した。

 町内の体育館で5日に開かれた篠崎の演説会には、小泉進次郎内閣府政務官や義家弘介衆院議員が顔をそろえた。篠崎は「若い世代で地域の高齢者を支え、少子化に歯止めをかけたい。スピード感を持って進めるには自民党しかない」とアピールした。県連は重点区と位置づけ、10日には甘利経済再生相も投入する予定だ。(敬称略)

2015年04月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6151チバQ:2015/04/09(木) 21:08:09
http://hamusoku.com/archives/8777317.html
千葉市の選挙に25歳引きこもりニートが出馬→只者ではないオーラを放つ選挙公報が話題に

上野竜太郎氏(ニート25歳)の選挙公報

*花見川選挙区

6152チバQ:2015/04/09(木) 21:14:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk12010054000c.html
’15統一地方選・ちば:注目区ルポ・浮沈をかけて/上 指定廃棄物の最終処分場問題 /千葉
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 ◇争点化の動き鈍く 定まらない仮保管の出口
 筑波山を望む柏市最北部の船戸山高野地区。利根運河を背にした清掃工場「北部クリーンセンター」(北部CC)を住宅が取り囲む。「毎朝、『煙出ているかな』なんて煙突を眺めていますよ。あること自体、いい気持ちはしませんね」。自宅が北部CCの目と鼻の先にある60代の男性は淡々と話す。

 高度成長時代、柏市はベッドタウンとして成長。昭和40年代になると、近くにし尿処理場と清掃工場が立て続けに造られた。そこへ、降って湧いた放射性物質に汚染された焼却灰(指定廃棄物)の保管問題。2011年3月の東日本大震災で起きた東京電力福島第1原発事故の影響だ。

 「今度は汚染灰か。老い先短い私らはいいが、子や孫のことを考えると心配。地価も下がるし、将来新しく移り住もうなんて人もいなくなる」。生まれ育った地域に迷惑施設などが偏る不公平感や割り切れなさが増す。

 原発事故後、柏、松戸、流山3市では可燃ごみを焼却すればするほど汚染焼却灰が増え続けた。昨年12月時点で県内の汚染焼却灰は3687トンだったが、3市だけで2500トン超。保管に窮した3市は2年余り前、500トン以上を一時保管してもらうため、手賀沼終末処理場(我孫子・印西市境)に持ち込み、急場をしのいだ。しかし、一時保管の期限だった今年3月末までに国が最終処分場を確保できない見通しが強まり、3市は結局、昨年12月から順次、同処理場から焼却灰を持ち帰って各自で仮保管することになった。

 柏市は市内の仮保管先の一つとして、北部CCを選定したが、仮保管が半永久的に続くことを懸念した住民が強く反発。市との確認書に「期限の明記」を求めて難航した。今年2月になって「国の最終処分場確保まで」「3年後にそのめどが立たない場合、今後の対策を協議する」と仮保管の期間をあやふやな表現にして確認書の締結にこぎつけたが、町会内の強硬派を外して締結したのが実情であり、住民にわだかまりが生じている。

 「国が責任を持って最終処分場を確保すべきだ」。柏市選挙区では早期解決を訴える候補もいるが、有効な手段は見えてこない。防犯や医療などの身近な問題にかき消され、大きな争点になっていないのが現状だ。

 「仕方ないでは済まされない。このまま、最終処分場になってしまう可能性もある」。仮保管がいつまで続くか分からない中、男性は将来に禍根を残すとの思いが募る。

6153チバQ:2015/04/09(木) 21:14:28
   ◇   ◇

 県内の汚染焼却灰は、柏などの3市をはじめ各自治体が分散保管する状況が続いている。国は、安全に保管するため県内に1カ所の最終処分場を確保しようと、5000カ所の候補地から選定作業を進めている。

 「市原市が最終処分場の最有力候補地とされていることをご存じですか」−−。同市の住民が昨年夏、住民団体「放射性廃棄物を考える市原市民の会」の発足に向け、参加を呼びかける文書を作成した。夕刊紙が名指しして「有力」と報道。同市などの一部住民に不安感が広がっている。

 特に市原市は、汚染焼却灰を排出していない。候補地が決められる前に拒否の姿勢を強調して名指しされるのを避けようと、市議会は昨年12月、指定廃棄物を現在保管していない市町村を候補地に選定しないことを求める決議を可決した。今年2月には、同会が望月義夫環境相宛てに県内の最終処分場候補地の選定中止を求める要望書を提出。濱屋(はまや)郁生代表は「房総半島の水源や地下資源を守るため、最終処分場建設には反対だ」と訴える。

 同会は告示前、県議選の市原市選挙区の立候補予定者に「市原が候補地になった場合、反対を貫くか」などのアンケートを実施し選挙の争点化を試みたが、反対の立候補予定者がいた一方、半数以上が無回答か無記名回答だった。ある市議は「市議会で反対決議したのに、問題にしているのは今や一部の政党などに限られる」。

 「汚染灰問題はみんな、ひとごとだ」。仮保管に反対する柏の男性は市民の無関心ぶりを嘆いた。将来にわたる問題に発展しかねない課題だが、議論が深まる気配はない。

 宮城県や栃木県では候補地が示されたものの、住民の反対で調査は進んでいない。たとえ県内の候補地を国が提示しても、最終処分場が確保されて仮保管状態が解消されるかどうか先行きは見えず、道のりは険しい。手賀沼終末処理場の一時保管を批判し続けた住民団体「広域近隣住民連合会」の小林博三津事務局長は「排出元以外に焼却灰を押しつけるのはどうなのか。最終処分場のあり方を国民みんなで話し合い、合意を得るべきだ」と話す。

    ×   ×

 指定廃棄物、人口減少、財政問題−−県はさまざまな課題を抱える。地域によって深刻さ、捉え方に違いがある中、解決の糸口はあるのか。今後を占う県議選選挙区を歩いた。

==============

 ◇柏市(定数5−7)
加藤英雄 62 党県委員 共現(3)

舘池美央子 40 [元]地域紙記者 維新

阿部俊昭 56 党県議会局長 公現(2)

中田学 42 [元]衆議員秘書 民現(1)

中沢裕隆 44 団体職員 自現(1)

浜田穂積 68 党県幹事長 自現(6)

松本寛道 37 [元]市議 無新

 ◇市原市(定数4−7)
山本友子 66 党県代表 ネ現(2)

山口勇 68 [元]市議 共新

鈴木昌俊 68 [元]会社社長 自現(3)

竹内直子 45 [元]市議長 民新

伊豆倉雄太 31 [元]衆議員秘書 無新

塚定良治 60 党県副幹事長 公現(3)

水野義之 52 [元]市議 無新

 ※届け出順

6154チバQ:2015/04/09(木) 21:15:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk12010045000c.html
’15統一地方選・ちば:注目区ルポ・浮沈をかけて/中 人口問題 /千葉
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 ◇減少、歯止め策なく 転入増でも育児支援など悩み
 「4年前に比べて人口が3千人減少」「人口減少に歯止めを」−−同様の文言が並ぶ2枚のパンフレット。山武市選挙区(定数1)で争う、2候補のものだ。

 2006年3月に成東町や蓮沼村など4町村が合併して誕生した山武市。当初約6万人あった人口は今年4月1日現在で5万4594人に減った。民間有識者で作る日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は、少子化と人口流出の試算から「消滅可能性都市」として名前を挙げる。人口減が続けば税収も減り、地域の活力が失われていく−−。市の関係者の危機感は強い。

 自民現職の松下浩明候補(54)は「産業振興と雇用の確保が対策の要だ」と強調。労働人口の増加を目指し、企業誘致の推進などを訴える。次世代の党新人の鈴木匡哉候補(45)は「知名度アップが最優先課題」とし、市内の主要駅「成東」の駅名に自治体名を入れて「山武成東」に変更するよう主張する。

 しかし、人口減少は日本の構造的な課題でもある。椎名千収市長が嘆くように「今は高度成長期ではなく、短期的にV字形の回復を望める策はない」のが現状だ。「特効薬がない中で、できることを全てやっていくしかない」。ある候補者はつぶやいた。

   ◇   ◇

 「『子育てに一番の流山』に実態を伴わせなければ」

 通勤客が激しく行き交う朝の南流山駅前で候補者の演説が響く。だが、ほとんどの出勤客らは急ぎ足で通り過ぎ、耳を傾ける有権者の姿は見当たらない。駅では、混雑するつくばエクスプレスが動き出していた。

 人口減少を不安視する自治体が少なくない一方、千葉県は14年の人口移動報告で、転入者が転出者を上回る「転入超過」が8364人と前年からの増加数では全国一を記録した。中でも県内最多となったのが流山市(2387人)だった。

 人口を押し上げた要因は05年のつくばエクスプレス開通だ。通勤圏としての魅力が大幅に増し、マンション開発が激化。特に子育て世代の流入が激しく、市は今春、新たに市初となる小中併設校「おおたかの森小・中学校」(同市市野谷)を開校させた。待機児童も増加。対策として保育所の定員を開通時から倍以上に増やすなどしているが、かえって需要を掘り起こすことにもつながり、抜本的な解消への道は遠い。

 定数2に4候補が名乗りを上げた流山市選挙区。原則的には基礎的自治体=市の課題にもかかわらず、有権者の関心も高いため、各候補が待機児童対策を公約に掲げる。ある候補者は「子供の増加は読み切れない。県との協力が不可欠だ」と強調する。

 慢性的な交通渋滞、区画整理事業に伴う生活道路の通行止め−−人口増の反動は教育・保育施設不足にとどまらないが、「(マイナス面が出ようと)人口が増えるに越したことはない」という意見は多い。市と県の密な協力を要する重要課題に対し、候補者の一人は「市が解決し切れない課題を県などに伝えて解決を目指すのは、どの地域の県議も変わらずにやっているはず」と話す。

6155チバQ:2015/04/09(木) 21:15:36
  ◇   ◇

 栄町職員にとって、流山市の課題は「ぜいたくな悩み」に映るようだ。

 栄町は日本創成会議が昨年発表した「2040年に子供を産む世代の女性の減少率」で、県内でワーストワンの77・3%と試算された。人口は2万1656人(4月1日現在)と、ここ10年で3000人以上減少。人口減対策を担当する町職員は「人口が増えている自治体とは状況も課題も違いすぎる。栄町にもつくばエクスプレスのような列車が一本通ってくれれば」とうらやんだ。

 しかし、印旛郡選挙区(栄町・酒々井町、定数1)に出馬する2候補の主要政策には、人口減対策についての直接的な言及はない。候補者の一人は、成田空港に近いこともあり、地域の活性化を目指して史跡など既存の「資源」を生かした観光都市化を訴えるが、「人口減に対する関心は低い」と言い切る。「大合併の機運もない今、人口減少に対してできることは限られている。やれることは着実な街づくりだけだ」

 さらに事情を複雑にしているのが2候補の地盤だ。両者の地盤は選挙区を構成する栄、酒々井両町に分かれており、「自治体間の代理戦争」の様相を呈している。「同じ町という理由で支援が広がる」(陣営関係者)ことも多いという。「人口規模も同じ、合併もしないなど、状況は同じなのだが……」。他方の町で手応えを感じない候補者は腕を組んだ。

 地域代表となる県議は、それぞれの要望をどう県の政策につなげるのか。選挙区によって異なる問題、選挙区内の複雑な事情を抱えながら模索を続けている。

==============

 ◇流山市(定数2−4)
矢田春代 48 党副支部長 共新

小宮清子 64 党県代表 社現(4)

武田正光 45 公認会計士 自現(2)

保坂隆裕 29 党県政策委員 維新

 ◇山武市(定数1−2)
松下浩明 54 党県副幹事長 自現(2)

鈴木匡哉 45 IT会社社長 次新

 ◇印旛郡(定数1−2)
岩井泰憲 45 [元]学習塾講師 無現(1)

金塚学 41 動物霊園経営 自新

 ※届け出順

6156チバQ:2015/04/09(木) 23:37:55
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/09/04.html
2015年4月9日(木)
<統一地方選>自民過半数を射程 1人区の勝敗焦点



 統一地方選前半戦の投票を12日に控え、埼玉新聞は県議選(52選挙区=定数93)の選挙区ごとの取材情報を基に8日までの終盤情勢をまとめた。それによると、組織力のある自民が堅調に票を集め、43議席前後(無投票当選含む)を固めたもよう。単独過半数(47議席)を射程に入れた。だが定数1の1人区を中心とする10選挙区で、上田清司知事が支援する「プロジェクトせんたく」の候補者らと接戦を繰り広げており、過半数維持をめぐる攻防は予断を許さない。残り3日間の活動や投票率の行方によって勝敗が入れ替わる可能性がある情勢。

 選挙戦を展開しているのは無投票区を除く43選挙区(計82議席)の153候補。

 無投票当選を加えた議席獲得数を予測=別表参照=すると、推薦を含め65人を擁立した自民は現職を中心に手堅く支持をまとめており、現有49議席の確保も射程に入れた。しかし現新10人前後がせんたくや無所属の有力候補と横一線の激戦を展開しており、その結果次第では過半数を割り込む可能性もある。県連の新藤義孝会長が精力的に候補者応援に出向くなど、終盤の追い込みに躍起だ。

 一方、自民の対抗勢力として保守系県議らが立ち上げたせんたくは、メーンに据えた「県議会改革」の訴えが十分に浸透していない。現職を中心に議席を固めたのは8人前後で、自民現職とぶつかる1人区の勝敗が過半数割れに追い込めるかどうかの鍵を握る。上田知事も小まめに候補者支援に動いている。

 自民とせんたく候補が競り合う1人区は、南11区(さいたま市緑区)▽南17区(志木市)▽西9区(毛呂山町ほか)▽西11区(鶴ケ島市)▽東11区(幸手市ほか)など。他の1人区では東1区(行田市)で自民県連幹事長の現職を無所属新人が猛追。南5区(さいたま市大宮区)と東9区(八潮市)でも自民現職と無所属新人が激戦を展開している。

 定数2の2人区では東3区(加須市)と東4区(久喜市)で、自民がともに現職の2議席を確保できるかが焦点となる。

 複数区に16人(推薦含む)を立てた民主は現職を中心に堅実な戦いぶり。現有12議席の確保が視界に入り、南16区(鴻巣市)と西7区(川越市)、北4区(深谷市)では新人が議席争いに加わる。

 現職9人の「完勝」を目指す公明は8日に山口那津男党代表が激戦区の南1区(草加市)や南2区(川口市)に入るなど最後の追い込みに力を注ぐ。共産は南2区と西1区(所沢市)で現職の2議席を固め、都市部の複数区で新人が最終議席を争う。

 新旧別では新人18〜28人程度の議席獲得が予想される。

6157チバQ:2015/04/10(金) 23:11:30
栃木
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150405-OYTAT50005.html
県議選激戦区ルポ
「河南」票を奪い合い
2015年04月05日 05時00分
出陣式で気勢を上げる支援者(3日、足利市で)
出陣式で気勢を上げる支援者(3日、足利市で)

 「先生の票を奪おうと周りは必死だ。結束しよう」。早川尚秀の出陣式である市議がこう呼びかけた。その間も近くを他候補の選挙カーが通る。元市長の父から譲り受けた組織を背景に3期連続トップ当選中だが、若さを全面に若年層の支持獲得に躍起になっている。

 7人が名乗りを上げた足利市は、“最激戦区”。市は、渡良瀬川を境に河北地区と河南地区に分けられる。前回選の当選者は河北3、河南1。今回、4人が票を奪い合う河南は特に激しい戦いだ。

 河南の前回との違いは、早川ら3候補に加え、塩田等が出馬したことだ。前回市議選で無所属ながらトップ当選している塩田は、市政での実績を強調する。ほかの3候補の選対関係者は、「支持者を奪われるのではないか」と危機感を募らせる。

 前回選はわずか91票差で次点だった斉藤具秀は、市議4期、県議4期で築いた安定した支持層がある。これまで市議選で塩田を支援する代わりに、自身の県議選で協力してもらっていた。支持層が重なるだけに「票が流れるのは覚悟している」とし、気を引き締める。

 前回選で涙をのんだ杉田勉は出陣式で、「背水の陣で臨む」と熱弁を振るった。だが、前回のように自民の公認はない。市議の息子と住宅地でのポスティングや企業回りで靴底をすり減らす。他候補から「一番足を棒にして動いている」と評されるほどだ。

 一方の河北地区では、現職3人がそれぞれの組織や支持層を生かす。

 7期目を狙う木村好文は、市内各団体から推薦を受けるほか、自治会長連絡協議会や有力企業、建設関連企業などから多くの支援を受ける。ベテランらしく、これまでの実績や、地元選出の衆院議員の茂木敏充や福田知事らとの親密さも強調する。

 加藤正一は、連合栃木からの支援で再選を目指す。前回選では現職をわずかに上回って4番手に滑り込んでおり、選対関係者は「予断を許さない」と焦りを募らせる。支持層を地盤の市西部から市中心部へ広げるため、企業回りを重ねる。

 前回選でみんなの党への“風”に乗って初当選した鶴貝大祐は、同じくみんな系だった前市長の大豆生田実から支援を受ける。ただ、前回のように浮動票を取り込めるかは不透明で、選対関係者は「若年層からの支持を増やす」と再選に意欲を燃やす。

(敬称略)

2015年04月05日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6158チバQ:2015/04/10(金) 23:11:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50000.html
県議選激戦区ルポ
地盤重なる自民3人
2015年04月06日 05時00分
出陣式でガンバロー三唱をする支持者たち(3日、栃木市で)
出陣式でガンバロー三唱をする支持者たち(3日、栃木市で)

増山 敬之 36 自新 〈公〉

角田 正展 45 無現《1》

市村  隆 57 無新

平池 秀光 74 自現《6》〈公〉

日向野義幸 56 自元《1》〈公〉

保母欽一郎 55 無現《2》 

* 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

 

 「守り抜く? 攻め抜くんですよ。攻撃こそ最大の防御なり!」

 前回トップ当選した平池秀光の出陣式。建設業界からの支持が厚く、1000人規模を動員する力があるが、選対幹部は、危機感をあらわに声を張り上げた。陣営は各地区に設けた連絡所をフル稼働させ、かつてないほど引き締めを図っている。

 旧1市5町からなる栃木市選挙区で、とりわけ激戦なのが旧栃木市地区。6人の候補のうち、平池ら自民公認の3人が地盤としている。

 平池が危機感を抱くのは、日向野義幸が出馬したからだ。県議選は16年ぶりだが、元栃木市長で抜群の知名度がある。平池陣営近くで行った出陣式では、日焼けした肌と、出馬表明した昨年6月以降すでに3足目という履きつぶした靴で地道な活動をアピール。「人口だけ増えても仕方ない。栃木市に元気を取り戻す」と熱っぽく語った。

 もう一人の自民公認は、新人の増山敬之。市議出身で、市議会最大会派の支持を受けて大御所とも言える2人に挑む。30歳代の若さと誠実さをアピールしながら、県政の刷新と若者の雇用の創出を訴える。女性陣が自転車にのぼり旗をくくりつけて1日60キロ走る「レディース自転車部隊」も陣営に花を添える。

 旧栃木市の3候補が票の上積みを目指し、旧5町にも支持を広げようとするのに対し、旧5町が地盤の3候補も必死だ。

 旧大平町が地元の角田正展は、前回はみんなの党で当選したが、今回は無所属。地上戦と空中戦を織り交ぜて再選を目指す。同級生や親しい飲食店経営者らのネットワークを活用しながら地元をくまなく回る。一方、活動の様子や政治信条をドキュメンタリー風に編集した映像をフェイスブック上で公開し、若年層への浸透を図る。

 3選を狙う保母欽一郎は旧大平町、旧岩舟町が地盤。民主党から無所属になったが、連合栃木の推薦を受け、労組票を固める。日中は人の集まる場所で、生活者や弱者の目線に立った政策を繰り返す。夜はミニ集会を4回開き、新規の支持者向けに人口減や少子高齢化に対応するための持論を丁寧に説明している。

 市村隆は旧岩舟町長。岩舟地区はすでに回り終えたとして、旧藤岡町、旧大平町での浮動票獲得に取りかかっている。市全域で知名度が高いわけでなく、「とにかく顔を覚えてもらい、町長時代にやり残したことを地道に訴えたい」として、各地のイベントに駆けつけ、支持を訴えている。

(敬称略、都梅真梨子)

2015年04月06日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6159チバQ:2015/04/10(金) 23:12:23
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50004.html
県議選激戦区ルポ
旧今市地盤3人火花
2015年04月07日 05時00分
渡辺渡 72 自現《7》〈公〉
平木ちさこ 62 民新 〈社〉
阿部博美 54 自現《1》〈公〉

* 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

 

 自民が2議席を守るか、民主が奪うか、女性独占区の誕生か――。大票田の旧今市市が地盤の3人が火花を散らす。

 「中央と太いパイプを持ち、行政課題に精通している渡辺さんを失ったら、大変な損失だ」。3候補の中では最多の市議12人から支援を受ける渡辺渡。市議はそれぞれの地元で渡辺への支持を訴える。

 8選を目指すベテランの渡辺は、女性2人と戦うことについて「やりづらい」と漏らす。5日、夕刻からの集会に出席した渡辺は、スポーツ合宿客をターゲットにした観光振興などのアイデアを披露。「ようやく県の執行部に物申せる自信がついてきた。『8期は長い』という声があるが、長いからできる仕事もある」と自らの強みを存分に強調した。

 今回の県議選は1年前の市長選のリターンマッチの様相も見せる。渡辺は現市長の選対本部長だった。平木ちさこは候補者。阿部博美は、立候補したいとこで前市議の選対本部長を務めていた。

 市長選では草の根選挙を展開し最下位だった平木だが、民主公認となり、一気に有力候補となった。「ついに現職2人に追いついた。あと一歩だ」。3日の出陣式で、民主党県連代表の福田昭夫はこうぶち上げた。日光市は福田のおひざ元。小選挙区で勝利した昨年末の衆院選に続き、福田後援会と連合栃木がタッグを組み、市議4人とともに支援する。

 5日、選挙カーで今市地区から奥日光まで終日走り回った平木は、介護職などの経歴を紹介し、「子ども、高齢者、働く人、経営者の気持ちを学んできた。女性の目線で政治を変えたい」と訴えた。

 県議48人のうち女性は3人。その1人の阿部は前回無所属で出馬し、民主候補に競り勝って初当選した。

 幼稚園長として15年。卒園者、父母らとのつながりが強みだ。市議6人が支援し、県議を6期務めた父親の後援者にも支えられる。

 阿部は市議時代から障害者福祉、幼児教育の充実に力を注いできた。それだけに、「女性」「福祉」「教育」というキーワードが重なる平木の存在に危機感を抱く。5日の街頭演説ではこう声を張り上げた。「政権与党、県会最大会派の自民の一員だから、予算を持って来て、しっかり仕事ができる」

(敬称略、古川英樹)

2015年04月07日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6160チバQ:2015/04/10(金) 23:13:33
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50039.html
県議選激戦区ルポ
ベテランも若手も舌戦
2015年04月08日 05時00分
◆小山市・野木町選挙区(定数5)

候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(3日、野木町で)
候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(3日、野木町で)

 「私にもう少し頑張らせてほしい」。県議会最多を更新する12選を目指す板橋一好は5日、小雨の中でも傘をささず熱弁を振るった。出馬した8人で最年長の板橋には「高齢」「多選」との批判もあるが、張りのある声で「若い人は当選するのに精いっぱい」と切り捨て、政策実現力を訴える。

 最年少の候補は、小山市議から転身の中屋大。街頭では「中屋大、36歳」と声を張り上げ、「子育て世代代表として子育て施策に力を入れる」と訴える。一方で、1日には民主党代表代行の長妻昭を招いて集会を開くなど政党色を前面に出し、党の議席奪還を狙う。

 30代から70代まで各年代の候補が競う激戦区は、世代間競争に加え、自民3人と公明、無所属の現職に民主、共産、無所属の新人が挑み、政党対決の色も濃い。

 「オール与党の県議会を改革します」。平野正美は、1日10か所以上の街頭演説でこう強調する。小山市・野木町選挙区では12年ぶりの共産党候補であるだけに、党の政策を前面に出して他党との差別化を鮮明にし、「県議会には共産党議員が必要」と訴える。

 前回選で公明党初の議席を得た西村真治は、固い組織票に支えられる中、議席死守が使命だ。4日には比例北関東ブロック選出の党衆院議員・輿水恵一とともに街頭に立ち、自身と党の実績をアピール。支持者に「圧倒的勝利を」と呼びかけた。

 政党候補に対し、無所属候補はしがらみのなさを前面に出す。

 「政党から出た人は議会に行ったら何も言えない」。初挑戦の前回選で無所属ながら2位で当選した白石資隆は3日、街頭で声を張り上げた。演説では「投票率が低ければ得をするのは今の政治家」とも強調し、無党派層に投票を呼びかける。

 「まず党ありきの政治から人ありきの県政へ」と訴えるのは、野木町議を辞して臨む舘野崇泰。前回選は民主公認で次点だったが、今回は地元重視を強調して無所属で戦う。「野木町唯一の候補」として、まずは町内の票固めを図る。

 野木町の票を重視するのは他候補も同じだ。

 4選を狙う自民の五十嵐清は、同僚議員との関係で前回選まで手を広げていなかった小山市南部と野木町に照準を合わせ、支持拡大を図る。一方で、最下位当選だった前回選を教訓に「より多くの対話を」と、選挙区内全域でミニ集会を重ねる。

 2012年の補欠選挙で初当選した五十畑一幸は、「国道50号以南唯一の自民党現職」を強調。ビラには地盤の小山市南部と野木町に関する政策が並ぶ。5日は町内で街頭演説を重ね、「町の将来を私に託して」と訴えた。(敬称略、谷和幸)

平野正美 68 共新
西村真治 53 公現《1》
白石資隆 39 無現《1》
五十嵐清 45 自現《3》
板橋一好 74 自現《11》
舘野崇泰 39 無新
中屋大 36 民新
五十畑一幸 41 自現《1》

 届け出順。白抜き数字は当選回数

6161チバQ:2015/04/10(金) 23:14:11
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150409-OYTAT50012.html
県議選激戦区ルポ
「みんな」解党 構図変化
2015年04月09日 05時00分
 

◆大田原市選挙区(定数2)

 

交差点で通行車両に手を振って支持を訴える運動員(4日、大田原市で)
交差点で通行車両に手を振って支持を訴える運動員(4日、大田原市で)

 前回選と同じく女性新人を含む3人が定数2を争う大田原市選挙区。ただ、2度の衆院選、みんなの党の解党を経て、前回からは大きく構図が変わった。

 「県政で発言力を大きくするため、トップで勝つ必要がある」。5日夜、池田忠の個人演説会に駆けつけた衆院議員の簗和生は力を込めた。同席していた大田原市長の津久井富雄の妻と池田の妻が姉妹であることに触れ、「市長と県議の日頃の関係が大切。このパイプを太くして、国とも連携することによって大田原は発展できる」とアピールした。

 前回は無所属で出馬し当選した池田は、2012年末の衆院選を機に自民入り。今回は選挙区唯一の自民公認候補だ。「与党議員の発信力は大きい。無所属のときと同じ発言をしても、県の対応が違う。政権政党の議員だから、発信した提案が実現できる」と強みを強調する。

 大田原市はみんなの党を結党した元代表の渡辺喜美の地元だ。渡辺と簗は過去2回の衆院選で激突し、昨年の選挙では簗が渡辺を破っている。

 小西久美子は自民系の無所属候補で、池田と同じく簗の支援を受ける。小西は市議からの転身。12年の衆院選で、渡辺ではなく簗の支持に回った旧みんな系の議員団の1人だ。

 3日の出陣式で簗は、「(池田と)2人を当選させて自民党の基盤を強くしていただきたい」と訴えた。前市長の千保一夫も選対本部長として小西をバックアップする。

 6日夜、合併前に町議を務めた黒羽地区で開かれた「女性の集い」。「県北初の女性県議を」とエールを受けた小西は「政治に女性の視点が必要。生活者の声をしっかりと県政に届けたい」と熱っぽく語った。大型店の女性店員たちを集めたミニ集会でも「女性が安心して働けるシステムを作っていく」と話し、支持を訴えた。

 前回みんなの党から出馬した相馬憲一は、みんなへの追い風もあってトップで3選を果たした。昨年の衆院選では、渡辺の選対幹部として必死に動いた。

 今回は無所属での出馬で、前回選で支援を受けた市議の多くが小西の支援に回った。渡辺も出陣式に姿を見せなかった。

 しかし、「無所属となって、党を超えた支持が集められる」と陣営は強気だ。相馬は旧大田原市出身。3候補の中でただ1人、中心市街地に事務所を構える。

 街頭で陣営幹部は「街中から県議の灯を消してはならない」と語気を強めた。相馬も3期の実績を強調しながら、「子供たちの未来を守り、命を大切にする政治を目指す」と力説した。(敬称略。佐藤範明、小堀日出春)
 
池田忠 59 自現《1》〈公〉
相馬憲一 57 無現《3》
小西久美子 64 無新

 

 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

2015年04月09日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6162チバQ:2015/04/10(金) 23:14:47
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150410-OYTAT50000.html
県議選激戦区ルポ
最終処分場が争点
2015年04月10日 05時00分
さくら市・塩谷郡選挙区(定数2)

候補者の訴えに拍手を送る支持者たち(7日、高根沢町で)
候補者の訴えに拍手を送る支持者たち(7日、高根沢町で)

 指定廃棄物の最終処分場問題で揺れる塩谷町を抱える選挙区だけに、その対応が争点の一つになっている。

 民主党衆院議員の福田昭夫の秘書を9年間務めてきた船山幸雄は塩谷町在住。「最終処分場白紙撤回!」と書かれた黄色のジャンパーに決意を込める。3日の出陣式で船山は、「塩谷だけの問題ではない。荒川下流域のさくら市、高根沢町の米、野菜も風評で売れなくなる」と、選挙区全体の問題だと強調した。

 自民党への風が吹いた昨年の衆院選で福田が小選挙区で勝利した原動力について、陣営は「処分場反対運動の盛り上がり」と分析。「この勢いを県議選にも持ち込む」と期待をかける。民主系の元県議、菅谷文利も応援する。

 「大切な高原山に作ってもらっては困るという気持ちはみなさんと同じ」。県議会副議長の花塚隆志は5日昼、町内の街頭演説でこう切り出した。しかし、環境省の方針を容認する知事の福田富一を支持する立場もある。「反対、反対では解決しない。納得いく解決策を探り、実行できるのは政権政党だ」と力説した。

 花塚は、秘書として仕えた自民党衆院議員の西川公也が衆院選で福田に敗れたことに危機感を抱く。ただ、旧喜連川町長の長男である花塚の選対本部長はさくら市長の人見健次が務め、多くの市議の支援も受ける。

 みんなの党で初当選し、2014年に自民入りした神林秀治。選挙区内の高根沢町議も4期務め、同町の票固めがカギだが、最終処分場問題も避けて通れない。6日夕、塩谷町役場前での街頭演説会で神林は、「町民の悲痛な思い、不安を県政につないでいく」と理解を示した。

 7日夜、高根沢町内でのパネル討論。パネリストの町在住の自民党参院議員、高橋克法と町長の加藤公博を前に、「国、県、町を連携させ、地域を元気にする」とアピールした。

 告示1週間前に立候補を表明した酒井さつきは、最終処分場問題について、同世代の子育て中の母親の目線から白紙撤回を主張する。

 7日昼前、さくら市内で告示後初めて街頭演説を行った。「なぜ塩谷町が候補地になったのか、もう一度考える必要がある。安全・安心を立証しない限り、どこも候補地になり得ない」

 経営するカフェが政見の発信基地。カフェに来る人と街おこしのアイデアや政治のあり方について話し合い、その内容をインターネットで発信しながら支持を訴えている。(敬称略。佐藤範明、小堀日出春)(おわり)

船山幸雄 61 民新
花塚隆志 55 自現《3》〈公〉
神林秀治 55 自現《1》〈公〉
酒井さつき 37 無新

 *届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

2015年04月10日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6163チバQ:2015/04/10(金) 23:16:38
http://www.shimotsuke.co.jp/category/journal/election/news/20150408/1922960
「候補者知らない」 選挙区変更、旧西方町民戸惑い 栃木県議選
4月8日 朝刊



 12日投開票の県議選で、2011年の前回は鹿沼市・西方町選挙区だった旧西方町が、市町合併により栃木市選挙区に変更される。旧町民になじみ深い候補者は鹿沼市選挙区となり、地元住民からは「誰も候補者を知らない」といった戸惑いの声が上がる。一方、選挙区が拡大する栃木市の候補者は「新たな票田」として旧西方町票の取り込みを目指す。選挙区から外れる鹿沼市の候補者は失う票に危機感を感じている。

 旧西方町中心部の東武金崎駅前で自営業を営む50代の男性は、栃木市選挙区から立候補した6人について「誰も知らない」と言い切る。

 西方町は11年10月に栃木市と合併。14年4月に市長選、市議選が行われたが、栃木市選挙区として県議選が行われるのは初めて。男性はなじみのない候補者に戸惑いつつ「これから政策を見比べ、景気回復を実現してくれる候補者に投票したい」と話す。

 同駅近くに住む無職女性(80)も「直接知っている人はいないね。だから選挙も盛り上がらないのかな」と冷めた表情。12年、14年の衆院選では鹿沼市を含む2区だったことを「ややこしい」と批判しつつも、最後は「知り合いから頼まれた人に1票入れるよ」とつぶやいた。

6164チバQ:2015/04/10(金) 23:19:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk10010177000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/1 高崎市区・コンベンション計画 争点化の動き鈍く 論戦求める声も /群馬
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 JR高崎駅から東へ1キロ。市街地の一角に広大な空間がある。2004年に廃止された高崎競馬場の跡地だ。東京ドームの2倍以上の約10ヘクタール。ここに県は約280億円の事業費でコンベンション施設を建設しようとしている。施設建設の是非は、県議選高崎市区(定数9)の候補10人の間で賛否が分かれており、有権者に判断を仰ぐべき明確な対立軸の一つと言える。

 「ハコを作れば人が来る時代は終わった。今後は人に対し税金を使っていかなければならない。群馬に何が必要か、慎重に考える必要がある」

 告示翌日の4日、現職候補の一人は個人演説会で語気を強めた。しかし選挙戦では議論が成り立っていない。主要な争点からこぼれ落ちそうになっているのが現状だ。

 施設整備については、自民の岸善一郎、清水真人、桂川孝子、橋爪洋介、関根圀男の5氏と公明の福重隆浩氏、無所属の中島篤氏が基本的に賛成。民主の角倉邦良氏、後藤克己氏と共産の伊藤祐司氏は反対・慎重の立場を取ってきた。

 県はこれまで、展示会や見本市、国際会議、コンサートも開けるコンベンション施設は、交流人口を増やし、百億円単位の経済波及効果をもたらし、群馬の経済をけん引する存在になると説明してきた。それでも今回の選挙戦では、予定地周辺の座談会や個人演説会で建設計画に触れられる程度の場合が多い。

 背景には、「地域によって温度差がある」(岸氏)、「景気回復を求める人が多い。市民の関心が高い話題を話したい」(橋爪氏)、「建設計画自体が変わってきており、意見を集約し方向性を定める方が大事」(福重氏)−−といった各陣営の考えがあるという。候補者は現職9人、元職1人と10人全員が県議経験者。一進一退の攻防の中で、現職候補の陣営幹部は「効果が図りにくいコンベンション計画にあえて触れるのはパンドラの箱を開けるリスクがある」と明かし、触らぬ神にたたりなしの構えだ。

 一方、有権者からは論戦を求める声も上がる。競馬場跡地から徒歩10分圏内に住む50代女性は「計画の問題点を指摘する演説を聞くことはあるが、施設のメリットについてもじっくり聞いてみたい」。別の男性会社員(48)は「群馬の発展がかかる計画だからこそ、各候補の主張と結びつけ1票を投じたい」と話した。

 コンベンション施設は県が2020年までの開業を目標とする。有権者の意思が反映される機会は、実質的に今回の県議選と今夏の知事選の2回しかない。別の現職候補の陣営関係者は小声でつぶやいた。「群馬の今後数十年間を占う重要問題。本来は賛成、反対意見を戦わせ、有権者に判断してもらうテーマなのに、もったいない」【角田直哉、山本有紀】=つづく

   ×  ×

 12日の投開票日に向け、激戦が繰り広げられている県議選の注目選挙区を歩いた。

6165チバQ:2015/04/10(金) 23:19:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk10010221000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/2 太田市区・富士重の企業城下町 民主重鎮に危機感、自民4氏も懸命 /群馬
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 「前回は最下位。5期やっても安泰なんて絶対にない」。太田市区(定数5)の現職、黒沢孝行・民主党県連会長の地元で4日夜に開かれたミニ集会で、選対委員長の長谷川嘉一・元県議が熱く訴えた。呼応して会場の熱気が高まるわけでもなく、出席した20人足らずの支持者は黒沢氏の話に静かに聴き入った。

 太田は富士重工業の企業城下町。連合傘下の自動車、電機を中心とした労組票が存在し、自民王国の群馬で民主が大量得票できる可能性がある数少ない地域とみられてきた。実際、民主が政権交代を果たした2009年の衆院選では比例代表で4万8542票を獲得し、自民の2万9956票を大幅に上回った。県議選でも常に3議席目を狙ってきた。しかし、11年の前回は候補3人で計2万7343票。黒沢氏は前々回より3000票以上も減らし、次点と657票差の最下位当選だった。黒沢氏は「党への逆風が強かったのに、選対は安泰ムードで笛吹けど踊らず状態だった」と振り返る。

 前回からの4年間で民主の退潮傾向に歯止めがかかったとは言い難い。県連は県議選に向け候補発掘を続けてきたが、擁立できた新人は県内全域で1人のみ。「守りの選挙」の象徴が、候補を前回の3人から現職2人に絞り、県連会長が議席死守を目指す太田市区だ。

 自民は今回、穂積昌信、山崎正紀、山崎俊之、高田勝浩の4氏を擁立。うち1人は「自民は候補者が出過ぎ。異常な状況」と漏らす。別の自民候補も「4人も出ると保守票が割れるだろう。正直やりにくい」と語る。しかし、前回トップ当選後に衆院議員に転出した笹川博義氏は「それぞれが地元を固められれば全員当選できるはず」とそろばんをはじく。強固な支持母体を持つ公明現職の薬丸潔氏も組織を固める。

 後援会組織を持たず浮動票に狙いを定める民主現職の阿部知世氏も市内全域をくまなく回る。昨年末の衆院選比例代表で民主は、市内の得票が1万6920票にとどまった。今回、仮に票の上積みがないまま2候補が支持を二分すると、ともに当選ラインに届かず共倒れの恐れもある。連合は「県連会長を絶対に落選させない」と躍起になっている。黒沢氏は「実績は票に結び付かない。自民4人に囲まれ、完全にターゲットにされている」と危機感を強める。

 黒沢選対幹部の一人は現在の情勢を「うんと強い人も、うんと弱い人もいない団子レース」と分析する。自公5人による議席独占が非現実的ではないという意味でもある。【吉田勝】=つづく

6166チバQ:2015/04/10(金) 23:20:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk10010092000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/3 邑楽郡区・半世紀不在の自治体 争点なき「地縁戦」 冷めた声も多く /群馬
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 「52年間、邑楽町から県議が生まれていない。このチャンスを逃したら、あと15年や20年は出せない」。前邑楽町議会議長で保守系新人の本間恵治氏は3日の出陣式で繰り返した。邑楽郡区(定数3)の候補者は自民2人と保守系無所属4人の計6人。新人5人は元町議だ。板倉、明和、千代田、大泉、邑楽の5町からなる邑楽郡では、各候補の政策の違いは分かりにくく、地元代表を送り出せるかどうかの激戦が繰り広げられている。

 有権者が2番目に多い邑楽町では、金子万喜太氏(故人)が1963年まで県議を務めて以降、2人が挑んだが当選者はいない。本間氏の出陣式では共産党の町議も「地元に県議がいるのと、いないのでは大きな違いがある」と支持を訴え、あいさつした8人のうち6人が県議不在を憂えた。本間建次選対委員長(72)は「町内の区画整理事業も地元県議がいればもっと順調に進むはず」と期待をふくらませる。

 有権者が最少の明和町。明和工業団地を東西に貫く町道の県道昇格が懸案になっている。約100ヘクタールの団地内には飲料充填(じゅうてん)メーカーや電子機器、印刷などの工場が並び、町道の通行量は、南側に平行して走る県道を上回る。町は道路の「交換」を毎年要望している。町の担当者は「生活道路として整備した町道は路盤が薄く傷みが激しい。歩道の整備も遅れ、危険な通学路になっているが、町による維持管理は財政的に厳しい」と指摘する。59年に久保庭仁一郎氏(故人)が落選して以来56年間、県議を出していない。町議だった薗田繁氏が「県議に頼めば直るところもあるのに、身近にいなかった」と県議転身を目指す。79年の県議選に社会党(当時)公認で立候補し約600票差で次点だった岡安利一さん(70)は、薗田氏の後援会長として「県議は明和の悲願だ」と話す。

 県議を輩出してきた大泉町からは自民現職の久保田順一郎氏と無所属新人の山口将氏が出馬。板倉町からは自民の川野辺達也氏と無所属の森田義昭氏の2新人が立候補している。板倉町の陣営幹部は「血縁や知人関係がなければ地縁が票になる」と他陣営の選挙戦術を分析する。

 一方、陣営関係者以外の有権者からは冷めた声が多く聞かれる。「地元と県のパイプ役」は利益誘導を約束する県議候補の決まり文句だが、明和町の30代女性は「県議は町議よりも遠い感じで選びにくい」と困った表情。邑楽町の60代男性は「選挙になると出てくるが、いつもは何をしているのか分からない。お化けみたいだ」と笑った。

 明和町役場に入って47年になる矢島修一副町長(65)は「地元に県議がいないことが当たり前で、不都合はないと思ってきた。県議がいることで地元の課題が解決するのかどうかは長い目で見ないと分からない」と冷静に話した。【金沢衛】=つづく

6167チバQ:2015/04/10(金) 23:21:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk10010092000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/4止 藤岡市、多野郡区・危機感の山間部 「町が消えてしまう」 /群馬
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◇大票田ばかり重視
 藤岡市・多野郡区(定数2)は、2日現在の有権者5万8699人のうち95%が藤岡市民だ。郡部の神流町と上野村で選挙区面積の62%を占めるが、広大なエリアには5%の票しかない。今回の県議選でも候補者3人全員が藤岡出身。選挙期間中、大半の時間を市内で費やしている。

 「候補者には、町村部の将来についてもマニフェストを示してほしい。何もしなければ本当に町は消えてしまう」。神流町の男性(56)は、ため息を漏らした。町内の商店街振興や若者の雇用創出のための具体策が選挙の争点になっていないと感じるからだ。

 この4年間で町内の有権者は13%も減少した。昨年、「消滅可能性」を指摘した日本創成会議の推計では、2040年時点の推定人口は691人で、30年前より71%減ると予想されている。ある陣営の選対幹部は「山間部の将来人口や過疎に対する危機感は切実。現実感が薄い藤岡市内の有権者とは異なる」と言う。

 それでも、選挙運動は藤岡市中心となる。各候補が町村部に入るのは9日間の選挙期間中に2回程度。ある陣営の責任者は「人口も少なく、行くまでに時間がかかるため、選挙運動としては非効率的」と話す。別陣営の幹部も「大票田の藤岡市内を行き来した方がはるかに票は伸びる」と本音を漏らす。

 神流町からは1987年を最後に県議が出ていない。県選管によると、戦後、上野村からの当選者はゼロだ。神流町のベテラン町議は「多野郡だけでは票が少なく、県議会に出たくても出馬しようがない。神流町に一番目を向けてくれている候補を推すしかない」と話す。それは誰か。

 自民現職の新井雅博氏は「人口減を前提とした街づくり」を強調。無所属新人の神田和生氏は「若い世代の柔軟な発想を取り入れた政治」を掲げ、金井秀樹氏は副市長を8年務めた行政経験を挙げ「即戦力」をアピールする。

 山間部の町村にとっては、人口減少による「消滅可能性」といかに闘うかが喫緊の課題だ。上野村の男性(60)も「人口対策やインフラ整備について関心があるが、各候補の政策をじっくり聞ける機会は少ない。結局は日ごろお世話になっている候補へ投票することになってしまう」と話す。

 町村部の投票率は高い。09年の神流町議選は90・67%(13年は無投票)。11年の上野村議選は91・70%だった。前回の県議選では、県全体の投票率は過去最低の49・08%だったが、地元出身の候補がいない神流町では83・03%、上野村では80・98%だった。有権者が1票に託した思いの強さを感じさせる数字だ。【田ノ上達也】=おわり

6168チバQ:2015/04/10(金) 23:33:11
http://www.jomo-news.co.jp/ns/8314285944773942/news.html
〈上野村議選〉駆け込み定数削減 10から8 再選挙回避
更新日時:2015年4月10日(金) AM 06:00
 任期満了に伴う21日告示、26日投開票の群馬県の上野村議選で、村議会は9日臨時会を開き、議員定数を現行の10から8に削減する議員発議の条例改正案を賛成多数で可決した。告示まで2週間を切っての駆け込み削減は異例だ。人口が減少し村民から削減を求める声が上がっていたことが背景にあるが、村議選の立候補者が定数に満たない可能性があり、再選挙や無投票を回避する狙いもある…

6169チバQ:2015/04/10(金) 23:35:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040502100006.html
注目区を歩く<1>南17区(志木市) せんたく代表に自民“刺客”

2015年4月5日


 「保守系無所属の仲間を増やさない限り、県議会は変わりません」
 県議選が告示された三日午後。志木市の東武東上線志木駅近くで、無所属現職の鈴木正人(まさと)(46)が声を張り上げた。続いてマイクを握った知事上田清司は「鈴木さんは若手県議のリーダー、全国の若手のリーダーだ。県議会の丸洗いを」と支援を呼び掛けた。
 二人が批判の矛先を向けたのは、県議会最大会派の自民県議団だ。鈴木は過去三回の県議選(前回は無投票)で政党の公認や推薦を受けていないが、保守層を中心に浸透してきた。鈴木の支持者の中には自民支持者も少なくなく、自民はこれまで鈴木への対抗馬を擁立したことがない。その鈴木が今回は政治団体「プロジェクトせんたく」の代表として、上田とともに「県議会で自民を過半数割れに追い込む」と訴えている。
 対する自民は、新人で医療法人役員の穂坂泰(やすし)(41)を擁立した。穂坂は、元志木市長で県議を五期務めた自民の重鎮・穂坂邦夫(73)の次男だ。
 「私が現場で携わっている教育、子育て、介護の三本柱を充実させたい」。三日朝、穂坂は志木駅近くで開いた出陣式で力強く抱負を語った。邦夫は集まった有権者と握手を交わして支持を求め、地元選出の自民衆院議員豊田真由子(40)も応援に駆け付けた。
 選対本部長は、自民志木支部長で志木市議の小山幹雄(66)が務めている。小山はこれまで鈴木の選挙運動を支えた一人だが、今回は真っ向から争うことに。出陣式では「泰君は小学校のPTA会長や青年会議所の理事長を務め、福祉医療関係の仕事もしている。志木を良くするために、泰君は県政に行かなければならない」と訴えた。
 県議会では今夏の知事選をにらみ、上田と自民県議団の対立が深まっている。三期目の上田が四選出馬に含みをもたせる発言を繰り返す中、独自候補の擁立を目指す自民は、県議会で上田提出の予算案をたびたび修正させるなどした。そこで上田に近い保守系会派「刷新の会」代表の鈴木らが二月に結成したのが、せんたくだった。
 せんたくが県議選で公認・推薦した三十三人(民主党の候補者十人を含む)は計二十九の選挙区に立候補し、上田はせんたくの「応援団長」として各選挙区を駆け回っている。穂坂は演説ではあえてせんたくに言及していないが、取材には「選挙のための互助会にすぎない」と言い切った。
 両陣営が予想する当選ラインは一万数千票。昨年十二月の衆院選で自民は志木市で約九千九百票の比例票を得ているが、小山は「現職との一騎打ちは厳しい戦いだ」。鈴木も「個人商店が大企業に戦いを挑むようなもの。相手は強敵だ」と危機感を強めている。
  (敬称略、服部展和)
      ◇
 県議選は五十二選挙区のうち九選挙区で無投票となり、四十三選挙区で計百五十三人が舌戦を繰り広げている。注目の選挙区を歩いた。 
◆南17区(志木市)
 (定数1-候補2)
鈴木正人46 運送会社役員  無現<3> =せ
穂坂泰41 医療法人役員  自新

6170チバQ:2015/04/10(金) 23:36:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040602100011.html
注目区を歩く<2>南9区(さいたま市浦和区) 元みんな 台風の目に

2015年4月6日


 「小林君は若くして楽天の執行役員を務めた経済の専門家。埼玉を豊かにするには、こういう人を県議会に送り込む必要がある」
 三日夜、さいたま市のJR浦和駅西口。無所属新人の小林司(44)の応援演説に立った元大蔵大臣松永光(86)が力を込めた。
 小林は、インターネット通販大手「楽天」の執行役員を務めていた二〇一〇年、参院選埼玉選挙区にみんなの党公認で出馬。約四十二万票を得たが、当選を果たせなかった。その後は楽天子会社の社長などを務めたが、再び政治家を目指して退職。「自民党であればみんなの党より政策実現の可能性が高い」と一三年に自民党員になり、県議選に出馬するため、松永が支部長を務める自民党浦和区支部の推薦を受けた。
 街頭では「自民党浦和区支部推薦の小林司です」と繰り返し、自身を自民候補だと強調している。一方で自民県連は小林から今年一月に申請があった公認を認めず、推薦も出さなかった。このため県連としては「(小林は)自民候補ではない」との見解だ。
 「今回も自民の候補は私一人だけ。支部推薦とポスターに書いている人がいるが、支部推薦なんて制度はない」。四日、浦和駅西口に立った自民現職の荒川岩雄(75)が語気を強めた。四選を目指す荒川は過去三度とも南9区に唯一の自民候補として出馬し、接戦を制してきた。
 荒川があえて「小林批判」を口にするのは、南9区には民主党支持者も多く自民が二議席を独占するのは難しいことが背景にある。ある自民関係者は「荒川さんは昨年から引退を視野に後継者探しを始めた。しかし、小林さんと反りが合わなかったため出馬を決心した」と打ち明ける。
 小林の出馬で自民支持層の票が割れれば、民主現職の浅野目義英(56)に有利になる-。「一見そう見えるが、小林さんには楽天の看板と若さがある。これまで自分が得ていた浮動票が小林さんに流れれば、弱り切った民主でどこまで戦えるのか」。浅野目自身はそんな不安を口にする。
 三選を目指す浅野目は今回、知事上田清司が支援する政治団体「プロジェクトせんたく」の推薦を受けた。スタッフの選挙ジャンパーには、急きょ作った「プロジェクトせんたく」の大きなシールを貼った。四日には上田とともに浦和駅周辺の商店街を練り歩き、「知事とともに議会改革まっしぐらでやります」と声を張り上げた。
 過去二回、荒川と浅野目が議席を分け合ってきた南9区の情勢は、小林の登場で混沌(こんとん)としている。 (敬称略、岡本太)
◆南9区(さいたま市浦和区)
 (定数2-候補4)
小林司44 (元)楽天執行役員 無新 =自
浅野目義英56 党総支部幹事長 民現<2> =せ
荒川岩雄75 弁護士 自現<3> =公
阿部健仁50 クリエーター 無新

6171チバQ:2015/04/10(金) 23:36:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040702100006.html
注目区を歩く<3>南16区(鴻巣市) 「分断」解消 混戦に

2015年4月7日


 「県議会に送る地元代表を選ぶ選挙に参加するのは長年の夢でした。それがかなったんだから、みんな喜んでいます」。三日、鴻巣市の川里地区(旧川里町)で県議選候補者の演説に聞き入っていた住民の野呂鉄春(74)は、そう言って顔をほころばせた。
 野呂の住む旧川里町は二〇〇五年、旧吹上町とともに旧鴻巣市と合併し、現在の鴻巣市になった。当時の県議選は旧吹上町と旧鴻巣市が同じ選挙区で、旧川里町は旧騎西町(現加須市)などと同じ選挙区。しかし〇七年、一一年の県議選とも区割りは変わらず、旧川里町民は「鴻巣市代表」としての候補者に一票を投じることはできなかった。
 同じ自治体に複数の選挙区がまたがる「分断区」は鴻巣、加須、久喜、春日部、ふじみ野の五市にあった。野呂は「同じ市民なのに選挙区が異なるのはおかしい」と、是正を求める署名活動を一〇年に行った。旧川里町で有権者の半数近い約三千二百人分を集めて県議会に請願を出したが、「一五年の統一選で見直すべきだ」と先送りにされた。そして昨年にようやく区割りなどが変更され、五市とも分断区がなくなった。
      ◇
 新しい南16区では現職一人と新人三人が二議席をめぐりしのぎを削る中、川里地区も激戦の舞台になっている。
 旧川里町の有権者数は約六千九百人で南16区全体の7%にすぎず、当初は「川里での選挙運動に力を入れる候補者はいないだろう」と見る関係者もいた。ところが、実際は告示前から激しい前哨戦が繰り広げられてきたという。ある陣営幹部は「各陣営は競い合うようにリーフレットを全戸配布し、告示前に四巡目になった」と明かす。
 地元市議は川里地区の有権者について「農家が多いという土地柄から義理堅く、一度支援してくれたら“浮気”をしない方が多い」と話した上で、「このまま接戦が続けば、川里での得票数が当落を左右するかもしれない」。
 「川里攻略」の手法は四者四様だ。三選を目指す自民現職の中屋敷慎一(55)は、二月に発足した党の川里支部を拠点にし、自民の野中厚衆院議員(38)の支援を受けている。自民新人の元市議織田京子(62)は働く女性や子育て支援、介護問題を丁寧に訴え、女性票の掘り起こしに力を入れている。
 無所属新人で不動産管理会社代表の佐藤泰彦(57)は、自民公認で出馬した前回に続く挑戦だ。地元市議らの人脈を足掛かりに支持を広げる。無所属新人で元鴻巣市議の新人並木正年(44)は市長原口和久(62)の全面支援を受け、知事上田清司とパイプがあることもアピールしている。
 前回の旧東4区(旧川里町など)は無投票だったが、選挙戦となった前々回で旧川里町の投票率は36・32%。同区全体の51・03%を大きく下回った。「分断区だった川里地区の有権者は県議選への関心が低かった」と振り返る野呂は言う。「今回の投票率は間違いなく上がる」(敬称略、花井勝規)
◆南16区(鴻巣市)
 (定数2-候補4)
佐藤泰彦57 会社代表 無新 =次
中屋敷慎一55 洗剤製造販売業 自現<2> =公
織田京子62 (元)鴻巣市議 自新 =公 
並木正年44 (元)鴻巣市議  無新 =民せ

6172チバQ:2015/04/10(金) 23:36:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040802100006.html
注目区を歩く<4>西7区(川越市) 2世とベテラン 火花

2015年4月8日


 県議選告示日の三日午後七時すぎ、川越市の結婚式場で民主新人の山根史子(ふみこ)(31)の決起大会が開かれた。会場の大スクリーンで市議四年間の活動が音楽とともに紹介された後、スポットライトを浴びて本人が登場。知事上田清司が来賓として応援演説するなど、若い新人としては破格の集会だった。
 山根は「働きながら二人の子どもを育てる母親として、女性の立場で政策提言していきたい」と唯一の女性候補を前面に打ち出し、前回失った民主の議席奪回を目指す。父親の元参院議員山根隆治(67)はマイクを握ると「この半年間、駅頭に一緒に立ってきた。娘を一人前の地方議員に育てていただきたい」と頭を下げた。
 元衆院議員中野清(79)を父に持つ自民現職の中野英幸(53)は三日、出陣式の演説の最後に父親が以前、商店主らに配ったという詩を読み上げ「二期目の挑戦に全力で、死ぬ気で戦う」と声を張り上げた。
 前回は新人ながら、父親から受け継いだ後援会がフル回転してトップ当選。今回、陣営幹部は「他陣営が『中野は大丈夫だから』と言って回っている」と票の目減りに神経をとがらせる。四日、花見客でにぎわうまつり会場を歩き回った中野は「後援会も世代交代の過渡期。本当に四人の中の一人になるのが精いっぱい」と額に汗を光らせて「安泰」説を打ち消した。
 三期目を目指す無所属現職の舟橋一浩(43)は一月に元川越市長の父舟橋功一を、二月に元衆院議員の祖母松山千恵子を相次いで亡くした。後援会幹部は「選挙前の一番大事な時期に活動できなかったとも言えるが、受け止め方の問題」と弔い合戦の盛り上がりに期待をかける。三日の出陣式で舟橋は「祖母の好きな言葉は『右顧左眄(さべん)すべからず』、父は『不撓(ふとう)不屈』の言葉を大事にしてきた」と根強い舟橋ファミリー支持者の心情に訴えた。
 一方、六期目を目指す公明現職の福永信之(62)は「私は県営住宅の六畳二間で生まれ育った。庶民の代表だ」と二世たちとの違いを強調する。「事前ポスターや文書など、過去五回とは比較にならない激しい選挙になっている」と危機感を募らせ、これまではあまり乗らなかったという選挙カーに朝から乗り、こまめにつじ立ちを繰り返す。四日午後、住宅街の児童公園前でマイクを握った福永は「政治家は結果が大事。名前だけでは価値がない」と実績を強調した。
 「中野と山根は親子、舟橋は(ファミリーの)ブランド、福永は(支持母体の)創価学会。一番危ないのは何もない私だ」。五期目を目指す自民現職の渋谷実(71)は、支持者回りから戻った事務所で厳しい表情を見せた。「今年に入り、一日二カ所のミニ集会を重ね、新しい理解者も増やした」と言う。陣営幹部は「前回は中野さんに数千票を持って行かれた。今回は今まで入らなかった路地裏まで入り『ドブ板作戦』をやる」と巻き返しを狙う。
 共産新人の本山修一(67)は川越市議を五期二十年務めたベテラン。出陣式では「戦争への道か、平和への道かが問われる選挙。国政の大問題について国民の願いを表明する絶好のチャンス」と支持を訴えた。選対幹部は「安倍政権の暴走に対し、不安の声がビンビンと返ってくる」と手応えを語る。
 無所属新人の清水英生(48)はポスター貼りを自分でこなしながら「バランスのよい健康な社会づくり」を訴えている。
  (敬称略、中里宏)
◆西7区(川越市)
(定数4-候補7)
渋谷実71 建材会社社長 自現<4>
山根史子31 (元)川越市議 民新 =せ
中野英幸53 製菓会社副社長 自現<1>
福永信之62 党県副代表 公現<5>
本山修一67 党地区委員 共新 
舟橋一浩43 NPO代表理事 無現<2> =せ
清水英生48 社会問題研究家 無新

6173チバQ:2015/04/10(金) 23:37:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040902100008.html
注目区を歩く<5>南1区(草加市) 本命不在 7人しのぎ

2015年4月9日


 「『自民はおごりすぎだ。三人も出して』と言う人がいる。支部は二人で頑張るはずだったが一人増えた、ということなんです」
 県議選が告示された三日、東武草加駅前。無所属新人で自民草加支部の推薦を受ける須永賢治(50)の出陣式で、選対本部長が自民系の新人三人が立候補した経緯に触れ、理解を求めた。
 自民票の奪い合いが避けられない中、須永と自民公認の中野徹(45)、無所属で自民推薦の竹村美保(41)が出馬した背景には、自民県連と草加支部のねじれがあった。
 支部は昨春に須永と中野の推薦を決めたが、県連は「県議のことは県連が決める」とあらためて選考を実施。中野を公認、支部選考で漏れた竹村を推薦の候補者として擁立し、須永には推薦を出さなかった。県連は「そもそも支部推薦という制度はない」と突っぱねるが、支部は「須永推薦は支部の意思」と取り消さなかった。ある支部関係者は「一番怖いのは三人共倒れだが、我々もそんな間抜けではない。ただ三議席独占は難しい」と話す。
 「私の後を託せる人は、彼しかいません」
 無所属新人の木下博信(50)の出発式で、選対本部長を務める元県議谷古宇(やこう)勘司(64)が木下を後継指名した。続いて登壇した木下は「市長の経験を生かし、県政から草加を誇れるまちにします」と拳を突き上げた。
 木下は市長を三期、谷古宇は県議を八期務め、ともに知名度は高い。谷古宇は次の国政選挙への出馬をにらみ木下支援に回ったとみられている。ただ木下は五年前に二度の不信任決議で失職し、出直し選で落選。昨秋の市長選でも敗れている。他陣営の幹部は「木下、谷古宇とも一定の個人票を持つが、具体的な集票力は未知数」と実力を読みあぐねている。
 女性候補が三人いるのも南1区の特徴だ。竹村の出陣式には、参院議員の片山さつき(55)が駆けつけ「女性代表として頑張ってほしい」と激励した。民主現職の山川百合子(45)は、一昨年の参院選で夫が日本維新の会(当時)公認で出馬した際「筋を通す」と民主を離党したが、今回の県議選直前に復党。前回はトップ当選だが、街頭演説では「今回はかつてないほど厳しい」と繰り返している。
 もう一人の女性候補は共産新人の今村典子(68)。草加市議を四期務めたベテランだ。告示後は一日十カ所程度のスポット演説を精力的に展開する。共産は昨秋の草加市議選で、新人二人を含む五候補が全員当選するなど勢いがあり、他陣営も「今回の共産は手ごわい」と警戒する。
 「ここに来て、情勢が非常に厳しい。急きょ応援に駆けつけました」
 告示後初の週末、公明現職の蒲生徳明(54)の応援演説に立った参院議員の矢倉克夫(40)が危機感をあらわにした。「組織票があり、現職の強みもある」と他陣営が口をそろえる蒲生だが連日、国会議員が選挙区入りするなど「過去にない態勢を敷いた」(陣営幹部)とテコ入れに躍起だ。街頭では「国、県、市の各議員が連携できるのが公明党。他党とは違う」と政策実現能力の高さをアピールする。
 定数三に七人がしのぎを削る県内有数の大激戦区。「誰が勝っても不思議ではない」(複数の陣営幹部)と、本命不在の戦いは混迷を深める。 (敬称略、竹内章)
◆南1区(草加市)
(定数3-候補7)
木下博信50 (元)草加市長 無新
蒲生徳明54 党県委員長 公現<3>
竹村美保41 行政書士 無新 =自
今村典子68 (元)草加市議 共新
須永賢治50 機械製造会社社長 無新 =自
中野徹45 運送倉庫会社員 自新
山川百合子45 (元)NGO職員 民現<3> =せ

6174チバQ:2015/04/10(金) 23:37:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015041002100007.html
注目区を歩く<6>南5区(さいたま市大宮区) 首長参戦で再び白熱

2015年4月10日


 三日夕、さいたま市大宮区の住宅街で無所属新人の藤井健志(たけし)(39)と市長清水勇人(53)が肩を並べた。「県議選で、この大宮区だけは当選させたい人間がいます。長年秘書を務めてくれた藤井健志、その人です」。そう呼び掛けた清水からマイクを受け取った藤井は「かつての上司に熱いメッセージをもらった。身が引き締まる思いだ」と応えた。
 大宮は民主党幹事長の衆院議員枝野幸男(50)のお膝元で、民主支持層が根強いとされてきた。県議選の選挙区が大宮区全体で定数一となった二〇〇三年以降、議席を独占してきたのも民主の重鎮県議だ。前回はこの県議が引退し、藤井は後継として民主公認で出馬。自民公認の沢田力(つとむ)(47)と新人同士の一騎打ちで争ったが、約四千二百票差で涙をのんだ。
 その後は知事上田清司(66)の事務所長を半年間、清水の政務秘書を三年余り務め、再び南5区に名乗りを上げた。今回は政党の公認や推薦を受けず、「市長と知事とのパイプをアピールする戦術」(選対関係者)で挑んでいる。
 上田は四日に藤井とJR大宮駅周辺を四時間も練り歩き、藤井支持を呼び掛けた。上田は今回の県議選で、「自民の過半数阻止」を掲げる政治団体「プロジェクトせんたく」の候補者を応援するため県内を駆け回る中、藤井に長時間を割いた。藤井は街頭で「自民党そのものを批判しない」と言う一方で、自民が最大会派の県議会については「大宮の町づくりの足を引っ張っている」と主張している。
      ◇
 現職として藤井を迎え撃つ沢田は、今回も自民の看板を前面に出す作戦だ。
 「国、県、市。一本の背骨が通ることで大宮が元気になる。無所属の方が当選してしまっては、一本の背骨にならない」。沢田は三日の出陣式でそう訴え、応援に駆け付けた自民の衆院議員牧原秀樹(43)も「市、県、国が一体となって大宮を発展させなければ」と声を張り上げた。
 大宮出身の沢田はさいたま市議を三期務め、前回の県議選で初当選した。当時の民主党政権で官房長官だった枝野の“牙城”で議席奪還を果たし、「自民復活」を象徴する一人となった。
 一方、昨年十二月の衆院選で埼玉5区(大宮区など)は枝野と牧原ら三人が争い、枝野が約三千四百票差で次点の牧原に競り勝った。今回の県議選で枝野は表立って藤井を支援していないが、沢田陣営の幹部は「枝野さんの支持者は、無所属でも藤井さんに投票するだろう」と話し、「今回は清水市長と上田知事の応援が怖い」と警戒する。
 五日、大宮駅西口で沢田の応援に立った参院議員片山さつき(55)は「国会が最も期待する県議が沢田力。(自民党の)安倍総裁、谷垣幹事長からは『沢田力を頼む』(と言われた)」とアピールした上で、自民との対決姿勢を明確にしている上田について「『あんまり対抗するな』と申し上げたい」とけん制した。
 前回の得票数は沢田が約二万一千票、藤井は約一万七千票。沢田陣営の幹部が「二万五千ぐらいで圧勝を」と目標を語る中、藤井は十日に大宮駅前で上田、清水との初のそろい踏みを計画。激戦は最終盤までもつれ込みそうだ。 (敬称略、谷岡聖史)
 =おわり
◆南5区(さいたま市大宮区)
(定数1-候補2)
藤井健志39 (元)参院議員秘書 無新
沢田力47 (元)三菱商事社員 自現<1>

6175チバQ:2015/04/10(金) 23:39:20
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070072-n1.html
2015.4.7 07:04
【千葉県議選】
激戦区を行く(上)船橋市選挙区 県内最多、10人が争う7議席

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 船橋市選挙区(定数7)は自民、民主、維新、公明、共産の公認5人、無所属5人が立候補し、県内最多の10人が議席を争う。このうち無所属4人は保守系で、保守支持層の動向にも注目が集まる県内屈指の激戦区だ。

 春の雨が降る。5日午後3時。船橋市の表玄関、JR船橋駅前。自民の現職、斉藤守氏(62)が傘を差さずに立ち、マイクを握って訴えた。

 「ここ船橋から成長をつくっていく。みなが喜びを分かち合う社会にしよう。日本、千葉、船橋のために働かせてください」

 片山さつき参院議員や木村哲也前県議らが応援に駆けつけ、支持者は熱い拍手を送った。自民は無所属候補者の3人から公認・推薦の申請を受けたが、公認候補を斉藤氏1人に絞り、組織票を固めて必勝を期す。

 「地盤だけでなく、市内全域を回り、支持団体に支援をお願いした」

                   ◇

 告示日の3日午後1時。JR津田沼駅前。「県政改革」の旗が林立する中で、民主の新人、野田剛彦氏(54)が街頭演説を始めた。兄の野田佳彦前首相が見守る。多くの市民が集まっており、「野田党」と称される支持基盤は強固だ。

 「少子高齢化が進む。県内の医療、介護を改革しなければならない。社会的立場の弱い人に政治の光を当てる仕事をしたい」

 船橋市議だったが、県議選への出馬を決断。昨年12月の衆院選挙前から野田前首相と駅頭に立って支持拡大を目指してきた。

 「民主党が守ってきた議席を死守します」

                   ◇

 維新の新人、大崎雄介氏(34)は「身を切る改革を。船橋に維新の旗を立て、議席を獲得したい」と訴える。

 保守系無所属候補の動きも活発だ。夕闇迫るJR西船橋駅前。船橋市議4期の実績を踏まえ、県政に挑戦する新人の中村実氏(47)がマイクを握った。「西船橋地区の治安を強化するため、船橋西警察署を新設しよう。県の教育も正していく」

 新人の槻谷岳大氏(33)は大手自動車メーカーの海外駐在員だった。政治家を志し、松下政経塾に入塾。今回の県議選に焦点を合わせてきた。白いスピーカーを肩に担ぎ、「若い力で千葉県政を変えます」と訴える。他の候補たちも連日、市内を走る。7つの議席をめぐる選挙戦は激しさを増している。(塩塚保)

6176チバQ:2015/04/10(金) 23:39:54
http://www.sankei.com/region/news/150408/rgn1504080051-n1.html
2015.4.8 07:07
【千葉県議選】
激戦区を行く(中)千葉市中央区選挙区





 ■「事実上の自民候補」で情勢混迷

 「県政に新しい風を吹き込みたい」。県議選が告示された3日、桜の花びらが舞う千葉市中央区の福正寺で、無所属の新人、鷲見隆仁氏(36)の声が響き渡った。その様子に熱い視線を送る支持者らの中に、自民党政権下で法相などを歴任した臼井日出男氏の姿があった。臼井氏は鷲見氏の後援会最高顧問を務めている。マイクを握ると「自分の選挙より気合を入れて応援する」と力を込めた。

 県都・千葉市中央区選挙区の3議席は前回の選挙で、自民の佐野彰氏(66)と本間進氏(60)、民主の網中肇氏(42)が分け合った。経験と実力を兼ね備えた3氏に、臼井氏の強力な後ろ盾を得た「事実上の自民候補」(別の陣営関係者)の鷲見氏が加わり、情勢は混迷を極めている。

                   ◇

 鷲見氏が当選すれば自民に合流するとみられ、自民の「3議席独占」の可能性もある。だが、佐野氏、本間氏の陣営は、鷲見氏を支える臼井氏の行動に冷ややかな視線を送っている。

 佐野氏のある陣営関係者は、臼井氏が古巣の自民候補ではなく無所属新人を支援することに「裏切り行為だ」と声を荒らげる。「臼井氏の参戦で保守票が割れ、共倒れになる危険性もある」

 佐野氏はかつて臼井氏の親戚と県議の椅子ををめぐって火花を散らした経緯もあるだけに、陣営は「負けられない」と闘志を燃やしている。

 本間氏の陣営も、臼井氏の存在には「緊張感がある」とし、鷲見氏に対しては「新人だからといって油断はできない」と表情を引き締める。本間氏自身も事務所での出陣式では「全力で選挙戦を戦い抜いていく」と支持者に誓い、県議5期の実績に甘んじない姿勢を見せた。

                   ◇

 一方の民主は議席の死守に躍起だ。網中氏の陣営関係者は「保守系の内部分裂は好機だが、党への逆風はまだ強い」とみる。昨年12月の衆院選で同市中央区を含む千葉1区は民主の田嶋要氏が約7800票差で自民の門山宏哲氏を破った。だが、同区だけでみると門山氏の得票数が田嶋氏より約1500票上回っていた。

 告示前の3月15日には網中氏の県政報告会に田嶋氏のほか、野田佳彦前首相と小西洋之参院議員がそろって出席。野田氏は「網中氏は民主にとっての宝。ぜひとも当選させてほしい」と支持を呼びかけた。選挙期間中も、1期4年の実績を訴え、政策勝負で再選を目指している。

 「自民3議席独占」か「独占阻止」か。激戦区となった県都に、春の嵐はどう吹き荒れるのか。(中辻健太郎、大島悠亮)

                   ◇

 ◆千葉市中央区 届け出順 (3-5)

 高沢由里 46 元看護師 無新
 佐野彰 66 保護司  自現 【公】
 本間進 60 元市議  自現 【公】
 鷲見隆仁 36 歯科医師 無新
 網中肇 42 元市職員 民現

6177チバQ:2015/04/10(金) 23:40:16
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100073-n1.html
2015.4.10 07:00
【千葉県議選】
激戦区を行く(下) 柏市区





 ■衆院選の「禍根」 維新と民主激突

 昨年12月の衆院選で自民の1強に対抗するため、県内で選挙区調整を行った民主と維新。だが、今回の県議選では一転し、市川市、船橋市、松戸市、柏市、八千代市の5選挙区で議席を争う“全面対決”の様相となっている。中でも、衆院選で維新の太田和美氏が復活当選した千葉8区に含まれていた柏市では、調整をめぐる「禍根」が尾を引き、民主現職と維新新人が激しい火花を散らしている。

                   ◇

 「維新との選挙区調整は失敗だった」

 民主県連幹部は前回衆院選を振り返り、こう断言する。

 衆院選で民主県連は、千葉7、8区で独自候補の擁立に動いたが、「維新との調整区」であることを理由に、党本部が県連の申請を「黙殺」。県連が擁立を断念した両選挙区には維新の候補者が出馬し、そのうち8区の太田氏は柏市内で4万8620票を獲得し、比例代表で復活当選を果たした。その一方で、民主は候補者不在が響いて党への比例票が伸び悩んだとされ、明暗が分かれる結果となった。

 それから約4カ月経って迎えた県議選。地元では「維新は擁立せず、民主を助けるのではないか」という憶測もあった。「借りを次回の選挙で返す」ことは、政治の世界ではまれにあることだからだ。

 だが、維新は太田氏の地盤を県内での党勢拡大の足がかりとする道を選び、新人の舘池美央子氏(40)を擁立した。知名度が高い太田氏との「一体感」をどこまで浸透させられるかが得票のカギとなる。

 ただ、維新支持者らの間でも、かつて民主の「看板」として県議と衆院議員を務め、その後も所属政党を変えた太田氏に違和感を覚える人は少なくない。

                   ◇

 一方の民主は、前回衆院選で8区での擁立の動きがあった現職の中田学氏(42)が再選を狙う。陣営幹部は「民主への期待を街頭で感じた」と手応えを話す。別の陣営関係者は「他陣営の動きに惑わされず、しっかり戦うだけだ」と力を込める。

 柏市選挙区はほかにも、自民県連幹事長を務めるベテランの浜田穂積氏(68)や同党の中沢裕隆氏(44)、3選を目指す公明の阿部俊昭氏(56)ら強力な現職がひしめき、7人が5つの椅子を奪い合う激戦区となっている。 (江田隆一)

6178チバQ:2015/04/10(金) 23:43:28
>>6121さんビンゴですね〜
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150410/k10010044521000.html
さいたま市議選で立候補の届け出却下
4月10日 22時56分

さいたま市議選で立候補の届け出却下
今月3日に告示されたさいたま市議会議員選挙で南区選挙区に立候補した無所属の候補について、さいたま市選挙管理委員会は、被選挙権がなかったとして、10日、立候補の届け出を却下しました。
これは、10日夜、さいたま市選挙管理委員会が記者会見して明らかにしました。それによりますと、今月3日に告示されたさいたま市議会議員選挙で南区選挙区に立候補した無所属で新人の山口節生氏について、市選挙管理委員会が届け出を受理したあと被選挙権があるかどうか調べたところ、被選挙権がないことが明らかになり、10日、届け出を却下したということです。
公職選挙法では、禁錮以上の刑に処せられた場合、その執行が終わるまでは立候補できないと定められています。市選挙管理委員会によりますと、山口氏は、届け出翌日の今月4日に、警察の書類を破った公用文書毀棄の罪で、実刑判決が確定していたということです。市選挙管理委員会は、候補に被選挙権があるかどうかは、通常、届け出を受理したあとに確認しているということです。
さいたま市議会議員選挙は、今月4日から期日前投票が始まっていますが、山口氏に投票された票は、無効票として扱われるということです。
これにより、今回の統一地方選挙で実施されている、17の政令指定都市の市議会議員選挙の立候補者は、合わせて1476人となりました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041000996

市議選候補の届け出却下=実刑確定、被選挙権なし-さいたま市選管


 さいたま市選挙管理委員会は10日、12日投開票の同市議選に南区選挙区から立候補した不動産鑑定士の山口節生氏(65)=無所属・新=について、被選挙権がないとして届け出を却下したと発表した。市議選の候補者は81人となった。
 市選管によると、山口氏は告示翌日の4日に、公用文書毀棄(きき)の罪で懲役8月の実刑が確定した。公職選挙法は禁錮以上の刑を受けた者について、執行が終わるまで被選挙権を有しないと定めている。
 山口氏の妻を名乗る人物から、同氏が実刑判決を受けているとの連絡が市選管にあり、本籍地の東京都港区などに確認したところ分かったという。 (2015/04/10-22:45)

6179チバQ:2015/04/11(土) 01:05:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk14010147000c.html
’15統一地方選:県議選・市町議選の定数削減 現職必ず落選の激戦区/無投票の可能性も /神奈川
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 今回の統一地方選に合わせ、県議会と4市1町議会で定数が削減された。政令市議選では、現職が必ず落選する激戦区が生まれたが、人口減少が進む地域は立候補者が少なく、定数を減らしても無投票の可能性がある自治体も見られる。多様な住民の代表を選出することが望まれる議会の格差が、ここでも顕著になった。【飯田憲、田中義宏】

 「定数削減で現職が1人は落選する激戦です」。県議選(3日告示、12日投開票)の横浜市青葉区選挙区。7日午後、東急たまプラーザ駅前で現職候補が支持を訴えた。同選挙区は自民2人、維新1人、神奈川ネットワーク運動1人の計4人の現職に加え、民主1人、無所属1人の元職の計6人で3議席を争う。

 定数が3から2に減った川崎市川崎区選挙区も自民、公明、民主の現職3人と共産の新人が出馬。告示日には公明と共産の党首が応援に入る熱の入れようだった。県議会は今回、定数を107から105に削減。議席を分け合ってきた選挙区で与野党の対決が激しさを増している。

 一方、定数を削減しても無投票になりかねない自治体もある。定数を14から12に減らした中井町議選(21日告示、26日投開票)では、3月に開催した事前説明会に定数と同じ12陣営しか参加せず、2007年以来の無投票の可能性がある。

 議員定数を15から13に削減した三浦市も2月の事前説明会には定数に満たない12陣営しか出席せず、定員割れの可能性もあった。その後、2陣営が出馬を表明したが、ある市議は「財政難の市町村では立候補者が定数に満たない現象が出ている。選挙がないのは問題であり、削減に踏み切った」と明かした。

 神奈川県地方自治研究センターの勝島行正主任研究員は「議会の活性化は定数削減だけでは実現できない。立候補者が少ないということは、その地域の住民に『自分たちの代表を議会に送る』という思想が欠けているとも言える。定数が減る中、民主主義実現のためには、これまで以上に議会が果たす役割が重要だ」と話している。

==============

 ◆第18回統一地方選で議員定数が削減される選挙の日程

         定数

 ◇3日告示12日投開票
県議選    107→105

相模原市議選  49→46

 ◇19日告示26日投開票
平塚市議選   30→28

綾瀬市議選   21→20

三浦市議選   15→13

 ◇21日告示26日投開票
中井町議選   14→12

6180チバQ:2015/04/11(土) 01:06:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk11010087000c.html
託す地方自治:’15統一地方選 止まらない議員の高齢化 現職から若手切望の声も なり手が出てこない現状 /埼玉
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◇専門家「新たな仕組み必要」
 少子高齢化が急速に進む中、議員の高齢化も止まらない。現職の地方議員からは若手議員を切望する声が聞かれるが、なかなか若い世代のなり手が出てこないのが現状だ。専門家は旧来の「地域の後ろ盾」がなくても当選しやすくなる新たな仕組みを提案する。

 「(市名)を変える若い力!」。統一地方選後半戦(19日告示)で実施される県東部の市議選に立候補予定の現職男性(41)は、選挙戦に向けて作製したポスターに若さをアピールした言葉を入れた。男性は2012年の補選で初当選。当時、30代の候補者が出たのは約20年ぶりと言われた。「若手議員ばかりがいいとは思わないが、ベテラン議員に世代交代してほしいと思うことは多々ある」と胸の内を明かす。自身も議員活動は3期までが望ましいと考えており「次の世代を育てるための地盤作りをしたい」と意気込む。

 毎日新聞が昨年末から今年1月に行った「全国自治体議会アンケート」によると、回答した県内61市町村議会で議員の平均年齢が最も高かったのは白岡市議会の68・0歳。最も低かったのは富士見市議会の49・3歳だった。平均年齢が60歳以上だったのはほぼ半数の30議会で、このうち町村議会が17議会と半数を超えた。県議会議員の平均年齢は56・1歳、さいたま市議会議員は55・0歳だった。

 「もっと若い人が出れば町のためにもなるのに」と話すのは、県北部の町議選に立候補予定の現職女性(59)。なり手がいない現状について「現職議員に新しい世代を育てて引き継ぐ意識が低い人が多い」と課題を挙げる。

 松本正生・埼玉大社会調査研究センター長は、地方の議員ほど地域推薦で出る傾向が強く「昔は地域社会の中で議員団が再生産されていたが、今は人間関係が希薄になり、後継者になる人がいない」と指摘。「地域の人たちがこれであきらめてしまうと、盛り返すのは容易ではない」と危惧する。最近は住民投票のように議会を通さない動きもあり「議員の高齢化は、議会の存在意義の希薄化を象徴している」とみる。

 若手が立候補しやすくするにはどうしたらいいか。松本センター長は「複数人投票制」を提案する。1946年に1度だけ採用された「大選挙区連記制」のように、複数人を選んで投票できるもので「地域推薦以外の人も選べ、地域の後ろ盾がなくても出やすくなると思う」と話している。【川畑さおり】

6181チバQ:2015/04/11(土) 09:00:34
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150411/CK2015041102000166.html
県議選あす投開票 自民と農協に隙間風

2015年4月11日


TPPめぐり農家に不信感
 統一地方選の前半戦として論戦が続く県議選が十二日、投開票される。無投票となった七選挙区を除く十一選挙区で、四十一議席を五十八人が争っている。各党は各種団体からの支援を受けて選挙戦をしているが、長年にわたって蜜月関係にあった自民と農協との間には「隙間風」も吹いている。 (菅原洋)
 五十八人の内訳は現職三十二人、新人二十三人、元職三人。党派別では、無投票当選した九人全員が自民だった結果、自民が二十七人(現有議席三十一人)で、民主六人(同五人)、公明三人(同三人)、共産三人(同二人)、維新一人(同一人)、無所属十八人(同五人)。
 自民は建設などの業界団体から支援を受け、昨年末の衆院選で圧勝した追い風を受けて選挙戦を優位に進める。
 民主は全員が連合群馬の推薦を受けて労働組合の組織力を生かし、党本部の幹部も応援に駆け付けた。
 公明は衆院選での追い風を期待し、強固な組織力で現有議席の維持を図る。
 伊勢崎市区で新人を擁立した共産は、国会議員も応援に来県し、一議席の上積みを目指す。
 維新は現有議席を守るため、無党派層の取り込みなどに懸命だ。
 各種団体の中でも、「農業県」の県内で大きな比重を占めるのが農協。自民の候補者は集会を農協のビルで開くなど、有力な支援組織にしてきた現職が多い。
 ところが、政府・自民が進める環太平洋連携協定(TPP)は県内の農家に動揺を及ぼし続けている。
 さらに、政府が決めた農協改革は、上部組織の全国農業協同組合中央会(JA全中)が傘下の農協に持つ監査・指導権を廃止するのが柱だ。
 JA群馬中央会(前橋市)の大沢憲一会長は先月中旬の記者会見で、農協改革を批判した上で、「政府は各農協とともにTPPの反対運動をしているJA全中の力を、農協改革によって弱めたいのではないか」との見方を示した。
 ただ、大沢会長は県議選候補者への支援については、「自民の県議には農家の気持ちを理解してもらっている。これまで通り応援し、農家の声を県や国に伝えてほしい」と述べた。
 しかし、県内の農協関係者は声を潜めて話す。「選挙期間中に自民の県議が農協に来たが、政府の一連の対応を弁明しているように聞こえた。選挙で応援しても、実際は首を絞められるような気がして内心複雑だ。政党で判断するのではなく、本音は農家を支えてくれる人に投票したい」
 こうした隙間風を敏感に察知した民主、共産などの候補者たちは「TPP反対」などを主張し、農協票の取り込みを狙っている。

6182名無しさん:2015/04/11(土) 16:20:26
神奈川県の選挙区ごとの情勢はまとまっていないのかな?

6183選挙&法律ヲタ:2015/04/11(土) 16:47:40
>>6178
チバQさま

こんにちは。

山口氏、予想通りになってしまい、驚いています。
かつては加藤盛雄さんという生粋のU翼の方が、10万票を獲得し、
今回は「国マニア」の吉田さんが無投票当選するなど、
さいたま市も政治的に凄い街だと感じました。

6184チバQ:2015/04/12(日) 20:01:32
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070063-n1.html
2015.4.7 07:10
【埼玉県議選】
注目区を行く 東3区 自民重鎮にせんたく挑む 

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 「古沢さんは、新しい風を起こそうとしている勇気ある方です」

 6日午後、加須市でプロジェクトせんたく公認の古沢道雄の横で声を張り上げたのは、上田清司知事。「新しい風」が向かう相手は、ともに自民公認で11選を目指す重鎮、野本陽一と、元知事特別秘書の柿沼トミ子だ。

 「上田知事から『県議会を変えてくれ』と言われ、短期間に結論を出さなければならなかった」。告示翌日の4日夜、古沢は支援者に頭を下げ、加須市議から県議を目指す決断が今年1月になったことに理解を求めた。同時に、「上田知事に頼まれた」というニュアンスを強くにじませた。

 民主、維新の推薦も獲得し、集会には旧みんなの党時代の仲間で参院議員、行田邦子も応援に駆けつけた。掲げる主な政策は、同市の救急医療体制の整備と県議会改革。ただ、支援者からは「地元でしっかり連携しないと、10期もやってる人には勝てない」「戦略が不明瞭だ」と厳しい声も上がった。

 一方の自民。4日には野本と柿沼が選挙カーを並べ、集まった約100人に合同演説を実施。党本部から復興相の竹下亘が駆けつけ、「政治経験豊かな野本さんと、行政経験豊かな柿沼さんを選び続けていただきたい」と訴えた。

 東3区は今回、旧川里町を除く旧東4区が加わり、定数が2に増加。自民同士の票の奪い合いを防ぐため、野本は旧加須市を、柿沼は町長を務めた旧大利根と騎西、北川辺地域を主戦場としすみ分けを図る。

 演説で野本は「救急医療があれば全部解決するような単純な話ではない」と暗に古沢の政策を批判。柿沼は「上田知事とはけんかもしていない」と笑わせた上で、「自民で唯一の女性県議として切り口は持っている」とアピールした。

 ただ、柿沼陣営の一人はこう漏らす。「『知事に頼まれた』という部分を前面に押し出されると、知事の名前の下に票が集まり、選挙戦の行方は全く分からなくなる」。自民にせんたくが挑む戦いは熾烈(しれつ)さを増している。=敬称略(佐藤祐介)

                    ◇

 県議選立候補者(届け出順)

 東3区 (2-3)

 柿沼トミ子 67 元大利根町長 自現 【公】

 野本陽一 75 党県副会長  自現 【公】

 古沢道雄 65 元加須市議  せ新 【民】【維】

6185チバQ:2015/04/12(日) 20:01:54
http://www.sankei.com/region/news/150408/rgn1504080034-n1.html
2015.4.8 07:06
【埼玉県議選】
注目区を行く 北3区 16年の空白、本庄の戦い

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 「4人が横並びで混沌(こんとん)としている」。北3区で戦うある陣営の幹部は、激しい選挙戦中盤の情勢をこう語る。一方、有権者の6割を占める大票田の本庄市で働く男性会社員(32)は「県議選の話題は職場でも出ない」と言い、盛り上がりを感じられないという。このギャップの背景となっているのが、同市で平成11年を最後に16年間に及んだ無投票期間だ。

 今回、北3区は選挙区再編で上里町、神川町に本庄市が加わった。同市の票の掘り起こしは4陣営の共通課題で、元同市議の飯塚俊彦は、病気療養のため引退する同市出身の県議5期、竹並万吉の支援を受ける。一見盤石だが、不安材料はやはり16年の空白。一時は1万人以上を誇った竹並の支援者も高齢化し、「現状の数は把握できていない」(竹並)という。

 6日夜、同市内で開いた集会で飯塚は支援者に対し、「知り合いに『飯塚を県議として働かせてやってくれ』とお願いしてほしい」と必死で訴えた。陣営は市内を中心に街頭演説や集会で足場固めを急ぐ。

 「自分は本庄ではまっさらな新人で、現職のメリットはない」と話すのは、自民現職の斉藤邦明だ。前回、旧北3区(上里、神川、美里の3町)で初当選したが、地盤の上里、神川両町の有権者は同市の半数程度しかいない。「4陣営とも政策に大きな違いはなく、組織固めも難しい」と斉藤。それでも「4年間で草の根的に広げた支援の輪は、本庄市にも届いている」と期待する。

 元上里町議の小暮敏美は、同市と合併した旧児玉町が地盤だった元自民県議、田島敏包の支援を得て支持拡大を図る。田島は6日、同市内で「市民の力を借りて、小暮敏美をお願いしたい」と絶叫した。

 一方、70代での政治家転身を目指す鯨井武明は、JA県中央会連合会長など農業、消防で要職を務めた知名度の高さを武器に、政策の浸透を図っている。

 本庄票を16年の眠りから覚ますのはどの陣営か。幹部らは「最終的に僅差の勝負になるのでは」と表情を引き締める。(川畑仁志)

                   ◇

 ◆連続無投票後、3選挙区で区割り変更

 無投票が続いた後に区割り変更が実施された選挙区には北3区以外に西12区(定数2)と東4区(同2)があり、いずれも混戦模様となっている。

 西12区東松山市・川島町・吉見町は、旧西14区(東松山市)と旧西13区(川島町、吉見町)を統合。旧西13区で平成19、23年の過去2回、無投票当選した議員が昨年末に死去し、今回出馬した現職は旧西14区の無所属、江野幸一のみ。江野に無所属、松坂喜浩と自民、横川雅也の2新人が挑む。

 東4区久喜市は旧東5区(旧久喜市)▽旧東7区の旧菖蒲町▽旧東12区(旧栗橋町、旧鷲宮町)で構成。旧東5区では15、19、23年の過去3回、自民現職の樋口邦利が無投票当選してきた。今回は樋口と自民、梅沢佳一の2現職と石川忠義、吉田耕、梅田修一の無所属3新人の計5人が出馬している。(いずれも敬称略)

6186チバQ:2015/04/12(日) 20:02:31
http://www.sankei.com/region/news/150409/rgn1504090029-n1.html
2015.4.9 07:06
【埼玉県議選】
注目区を行く 西7区 各党乱立、6候補伯仲

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 「実行力のあるベテラン県議がいないと困る。落選させてはいけない」

 7日夜、小雨に煙る川越駅東口。5期目を狙う自民現職の渋谷実の街頭演説会に駆け付けた親交のある参院議員、佐藤正久は危機感をあらわに、集まった支持者にげきを飛ばした。

 西7区は4議席をめぐり自民、民主、公明、共産の主要4党と無所属の有力6候補がひしめく。勝敗の動向は依然不透明で、選挙戦はさらに熱を増している。

 2万票以上の固定票があるとされる公明の福永信之。6日午後、同市砂の住宅街で「大接戦です」と訴えた声は、既にガラガラにかれていた。5回当選のベテランも「同じことをやっていたのでは落ちる」と従来力を入れてこなかった選挙カーに乗り、こまめな遊説を繰り返す。

 「女性の立場で県政改革を進めたい」。3日夜、結婚式場で行われた民主新人、山根史子の決起集会。唯一の女性候補は駆けつけた知事、上田清司の応援に力を得て民主が失った議席の奪還を誓った。父の元参院議員、山根隆治は「二人三脚で半年間頑張ってきた。皆さまの導きで一人前の地方議員に育ててほしい」と訴えた。

 元川越市長の父、舟橋功一と元衆院議員の祖母を今年初めに亡くした無所属の舟橋一浩。7日朝、川越駅西口で「祖母は『右顧左眄(うこさべん)せず』を大事にし、父は『不撓(ふとう)不屈』で頑張った。2人の背中から教わった」と話し、3期目への決意を新たにした。葬儀の影響で選挙準備の遅れに不安が残る中、陣営では「弔い合戦だ」の声が飛ぶ。

 元衆院議員の父、中野清の後援会を引き継ぎ、前回は新人でトップ当選の自民・中野英幸。7日夕、川越駅東口での街頭演説会で「横一線の戦い。一歩でも二歩でも抜け出せるようにさらなる力を」と猛アピール。終盤に向け、陣営の引き締めに躍起だ。

 川越市議から転身を図る共産の本山修一。昨年の衆院選選挙区で同党は川越市で2万票を超え、党の重点選挙区の一つに。3日の出発式で本山は「必ず勝ち抜き、県民の声に応えたい」と強調。活発な活動に他陣営からは警戒の声が上がっている。=敬称略(石井豊)

                  ◇

 ■県議選立候補者 (届け出順)

  ◇西7区 (4-7)

 渋谷実 71 生コン製造業 自現 
 山根史子 31 元川越市議  民新【せ】
 中野英幸 53 菓子会社役員 自現 
 福永信之 62 党県副代表  公現 
 本山修一 67 元川越市議  共新 
 舟橋一浩 43 NPO理事  無現【せ】
 清水英生 48 元IT会社員 無新

6187チバQ:2015/04/12(日) 20:02:54
http://www.sankei.com/region/news/150409/rgn1504090031-n1.html
2015.4.9 07:08
【埼玉県議選】
注目区を行く 11候補競う南2区

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 自民、民主、公明、共産の主要4党がぶつかり合う選挙区は西7区のほかに、定数3〜7の南1区草加市▽南2区川口市▽南13区上尾市・伊奈町▽西1区所沢市▽東8区越谷市-の5選挙区がある。

 中でも、南2区は前回選挙後、旧川口・鳩ケ谷両市が合併し、定数が1増え県内最多の7となり、現職5人、元職1人、新人5人の11候補が入り乱れる最激戦地となった。

 現有1議席の自民は公認2人に無所属2人を推薦。民主も公認1人に加え無所属1人を推薦し、倍増を狙う。公明は手堅く現職2人を公認。共産も現有1議席の確保を目指す。主要政党の公認・推薦を受けない無所属2人も元職、二世候補で、せんたくの推薦を得て虎視眈々(たんたん)と議席を狙っている。

6188チバQ:2015/04/12(日) 20:03:12
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100077-n1.html
2015.4.10 07:04
【埼玉県議選】
注目区を行く 南1・西11区でも分裂

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 保守系候補者同士が議席を争う選挙区は、西2区のほかに南1区草加市(定数3)や西11区鶴ケ島市(同1)などがあり、いずれも激戦となっている。

 南1区では、自民県連が新人の中野徹を公認し、無所属新人の竹村美保を推薦した。一方、自民草加支部は無所属新人の須永賢治を推し、県連と支部の間で候補者支援のねじれが発生。計7人が立候補する中で、3人の自民系候補が議席確保に奔走している。

 西11区では、自民鶴ケ島支部長で県議会議長の現職、長峰宏芳と、同副支部長で前同市議の新人、大曽根英明が一騎打ち。大曽根は政治団体「プロジェクトせんたく」の公認を受けており、自民支持層の一部も取り込んでいる。(いずれも敬称略)

6189チバQ:2015/04/12(日) 20:03:42
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100078-n1.html
2015.4.10 07:05
【埼玉県議選】
注目区を行く 西2区/保守三つどもえの激戦 

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 「2つの枠に新人1人が入るのは確実。残り1枠に県とのつながりがある人間を送っていただきたい」

 5期目を目指す自民公認の斉藤正明は5日夕、買い物客でにぎわう入間市内のスーパーの前で声をからした。

 西2区では平成24年に自民現職の田中龍夫が同市長選に出馬したことで欠員1になり、自民入間支部は候補者を公募した。同支部幹事長で元入間市議の駒井勲と、松下政経塾出身の杉島理一郎が名乗りをあげ、駒井が推薦を獲得したが、杉島は無所属での出馬を決断。保守系候補3人による三つどもえの様相を呈している。

 斉藤は同市長選で自民推薦の田中ではなく対立候補の選対本部長を務めたとして、県連から役職停止処分を受けた過去がある。しかし、今回の選挙では田中とも綿密に連携。地元の商工会長を務めるなど経験と実績を強調し「国や県から補助金などを引っ張り、市の負担を軽くするのが県議の務め。新人がいきなりできるような簡単なものではない」と現職の強みをアピールする。

 同じく田中との協力を強くにじませるのは駒井だ。市議6期のベテランとして地元を中心に支援体制をまとめる。国と県、市の連携を訴え「国は衆院議員の大塚拓、県は駒井、市は田中という態勢をつくっていく」と訴える。

 「東日本大震災で、私の郷里、気仙沼で住み込みでボランティアをやってくれた。彼のおかげで立ち直った水産加工場や商店はたくさんある」

 告示日の3日、杉島の隣で前防衛相の衆院議員、小野寺五典が声を張り上げた。「あくまで個人的な応援。被災地の人間として感謝の気持ちを伝えに来た」と小野寺。同じ自民の斉藤と駒井の元には入らず、自身の元秘書の背中を押す。杉島も演説で「30年先の未来への責任を果たす若さがある」とアピールする。

 3候補とも政策面で重なる部分が多い。斉藤陣営の1人は「保守だけの戦いは経験がなく困惑している」とこぼしながらも、「おのおのの戦いを展開するだけだ」と気を引き締める。 (佐藤祐介)

        □ 

 ■県議選立候補者 (届け出順)

  ◇西2区 (2-3)

 駒井勲 64 元入間市議  無新 【自】
 斉藤正明 66 市商工会長  自現 【公】
 杉島理一郎 32 元議員秘書  無新

6190とはずがたり:2015/04/13(月) 08:16:27

(埼玉県)
県議選 自民過半数に届かず
http://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20150413-OYTNT50176.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選とさいたま市議選は12日、投開票が行われた。県議選は無投票で当選した9選挙区11人を含め93人の新議員が決まった。自民党は45議席の獲得にとどまり、公認候補だけでは過半数に届かなかったが、推薦候補を含めれば過半数に達した。上田知事に近い政治団体「プロジェクトせんたく」は1議席を獲得。さいたま市議選では自民党が第1会派を維持した。県議選の投票率は37・68%(前回選39・54%)と史上最低。

6191とはずがたり:2015/04/13(月) 08:31:22

こ,輿石王国(;´Д`)

(山梨県)
県議選 民主1 推薦も6当選
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150413-OYTNT50042.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 ◆後藤知事誕生追い風

 県議選は12日、投開票が行われ、新議員38人が決まった。民主は党出身の後藤知事の誕生を追い風に公認1人と推薦6人が当選し、支持団体の連合山梨が推薦した2人も議席を得た。自民は公認12人と推薦2人が当選したが、前回より公認の議席を2議席減らした。維新は初の議席獲得はならず、公明は公認と推薦各1人が当選、共産は1議席を維持。無所属も多く、今後は会派構成が焦点となる。

 今回の県議選は、2月に後藤知事が就任して初めて迎える県議の改選で、今後の知事の県政運営を占ううえで重要な選挙となった。後藤知事は自民、民主、公明の3党から推薦を受けて当選したが、民主党出身の後藤知事に対して是々非々の姿勢を示す議員も多く、改選後の議員や会派の構成比率によっては県政運営に大きな影響を与えることが予想される。

 後藤県政で「与党」としての存在感を発揮したい民主の公認・推薦候補は、選挙戦で知事との距離の近さをアピールする作戦が目立った。対して、昨年12月の衆院選小選挙区での敗北や、1月の知事選や甲府市長選での独自候補擁立断念などで厳しい状況が続く自民の公認・推薦候補は、反転攻勢のきっかけと位置づけて県議選に臨んだ。

 維新は初の議席獲得に向けて公認候補を擁立し、公明は公認のほか、推薦候補を擁立。共産は昨年の衆院選での全国的な躍進を背景に複数議席の獲得へ挑んだ。

 一方で、既成政党の枠組みでくくられることを避け、党籍を持ちながら無所属で出馬する候補も多く、各党公認候補の人数は前回の25人より少ない21人だった。
2015年04月13日

6192とはずがたり:2015/04/13(月) 08:51:48
関西でのだめっぷりに比べると他所では民主は堪えてる感じっすかねぇ。

(千葉県)
自民 過半数51 県議選
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20150413-OYTNT50136.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選(定数95)と千葉市議選(同50)は12日、投開票が行われた。県議選では、自民党が無投票当選していた20を加え、単独過半数(48議席)を超える51議席を獲得した。民主党は17議席で、2011年の前回での獲得議席と同数にとどまった。これまでで最多の8人を擁立した公明党は全員当選を果たした。共産党は5議席と、前回の4議席をわずかに上回った。維新の党は2議席を獲得し、初めての議席を確保した。この結果、県議会の勢力図に大きな変化はなく、森田県政を自公両党が支える構図が続くことになった。前回から定数が4減った千葉市議選では、自民が16議席と最大勢力を維持し、民主は8議席を獲得した。

6193チバQ:2015/04/13(月) 22:01:50
http://www.asahi.com/articles/ASH4F1PGDH4FULOB002.html
91歳が1票差落選「休めという天の声」 相模原市議選
山元一郎、小北清人2015年4月13日11時27分
「もうお前は休め、という天の声と受け止める。ただ90になっても議会の第一線でやれる姿を見せられなくなったのは少し残念」

 12日投開票の相模原市議選(南区)で、13回連続当選がならなかった溝渕誠之さんは、同日深夜から自宅に集まった支持者らに頭を下げた。91歳。統一地方選前半戦に出馬した知事、道府県議、指定市長、指定市議選の全候補者の中で最高齢だった。

 「1票差でした」。13日午前0時45分、自宅に落選の報が届くと、「ああー」と支持者から嘆声が出た。前回は最下位で当選したが、「年配者に生きがいを」などと訴えた今回、3303票を得たが、あと一歩及ばなかった。

6194チバQ:2015/04/13(月) 22:02:28
http://www.asahi.com/articles/ASH4D67GRH4DUTIL020.html
「みんな」解党、無所属で挑んだ現職7氏 栃木県議選
2015年4月13日02時20分
 自民でも民主でもない第三極として有権者の期待を受けながら、昨年11月に結党から5年で解党したみんなの党。党を立ち上げた渡辺喜美元代表(63)の地元、栃木県議選(定数50)では、看板を失った現職7人が無所属で挑み、4人が当選した。

 渡辺元代表のおいの妻、渡辺幸子氏(32)は「(元代表の父)渡辺美智雄の『奉仕の精神』を引き継ぐ」と亡き元副総理を前面に出し、再選を果たした。

 結党後初だった4年前の県議選では、新顔8人を含む13議席を獲得し、最大会派の自民党に次ぐ勢力を占めた。しかし、この4年間で6人が離脱し、会派は今期限りで解散。渡辺元代表は今回、表立った動きを見せず、後ろ盾のない選挙戦を強いられた。

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6195チバQ:2015/04/13(月) 22:37:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150413/CK2015041302000199.html

<統一地方選>県議選 自民 推薦含め過半数 「せんたく」伸びず

2015年4月13日


写真
 統一地方選前半戦の県議選とさいたま市議選は十二日、投開票が行われた。県議選で自民は現職六人が落選したものの、無所属の推薦二人を含め過半数の四十七議席をぎりぎり維持した。上田清司知事が支援した政治団体「プロジェクトせんたく」(せんたく)は公認一人と、無所属の推薦九人が当選(民主系会派入りを予定している江原久美子氏を除く)したが、目標とした「自民の過半数割れ」には追い込めなかった。さいたま市議選は、最大会派の自民の公認・推薦二十三人が全員当選した。投票率は県議選が37・68%(前回39・54%)、さいたま市議選が40・39%(同43・60%)でともに過去最低となった。
 県議選(定数九三、五十二選挙区)には百六十四人が立候補した。九選挙区で計十一人が無投票当選し、残る四十三選挙区の八十二議席を百五十三人で争い、自民が過半数(四十七議席以上)を維持するかが最大の焦点となった。
 自民は、全五十二選挙区のうち四十九選挙区に候補者六十五人(公認五十七、推薦八)を擁立。過半数を最低ラインに、改選前の四十九議席を大きく上回る「六十議席獲得」を目標に掲げて戦った。石破茂地方創生相や竹下亘復興相ら党幹部が相次いで県内入りし、国との連携を強くアピールした。
 せんたくは、「自民の過半数割れ」を目指して二月に結成。県議会の保守系会派「刷新の会」所属で上田知事に近い現職らを中心に五人を公認、無所属の十八人を推薦した(民主の推薦を受け、民主系会派入りを予定している江原久美子氏を除く)。上田知事は候補者の応援に連日駆け回り、「自民党県議団は県議会の情報公開に消極的だ」などと批判。「自民対せんたく」の一騎打ちで注目された南17区(志木市)では、せんたく代表の現職鈴木正人氏(46)が自民新人の“刺客”を破った。
 民主は大敗した前回からの立て直しを図ったが、候補者は十五人(公認十二、推薦三)で前回の三十二人から半減。岡田克也代表らが西7区(川越市)の新人の応援に入るなどし、現職全員と新人二人が当選し改選前より二増とした。
 公明は前回と同じ九人を擁立し、全員が当選した。共産は改選前の二議席から五議席に大きく伸ばした。次世代は新人一人を推薦したが、議席獲得はならなかった。
 東7区(春日部市)では十一期目の当選を目指した無所属現職佐久間実氏(74)が落選した。 (岡本太)

6196チバQ:2015/04/14(火) 00:44:54
http://www.nikkansports.com/general/news/1460846.html
プリティ長嶋氏が千葉県議選で再選
[2015年4月13日9時41分 紙面から]
 第18回統一地方選は12日、前半戦となる10道県知事選や5政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。

 長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督の物まねで知られるプリティ長嶋氏(60=無所属)は、千葉県議選(市川市選挙区、定員6人)で再選を果たした。立候補した7人中、6番目の1万7500票を獲得した。同氏は、07年の同市議選で初当選。11年の県議選に鞍替え出馬、当選し、県議として活動している。

6197チバQ:2015/04/14(火) 21:52:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk10010138000c.html
’15統一地方選:県議選を振り返る ゆらぐ固定票 /群馬
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票の県議選で自民は改選前の31議席から勢力を伸ばせず、民主は過去最高の6議席を獲得した。過去最低の投票率45・14%を記録する中、議席数に現れなかった特徴は何か。データと当事者の総括で振り返る。

 今回の県議選で有権者の審判を受けたのは58人。投票総数60万4563票を党派別に見ると、自民=30万2926票▽民主=7万4135票▽公明=4万4637票▽共産=3万2513票▽維新5670票▽無所属=13万3887票。前回より得票を伸ばしたのは共産だけで、他党は票を減らした。自民は5万6000票以上の大幅減。無党派だけでなく、従来は「固定票」と見られていた自民党の中核支持層も投票所に足を運ばなくなった可能性がある。

 選挙戦に臨んだ候補1人あたりの得票数は、自民=1万1219(前回1万2385)▽民主=1万2355(前回8591)▽公明=1万4879(前回1万5301)▽共産=1万837(前回9721)▽維新=5670(前回みんな7691)。

 自民候補の得票力が1割近く低下したのに対し、候補を絞り込んだ民主は票の集中で1人当たり44%アップし、候補者数が前回と同じだった共産は支持を11%拡大した計算になる。公明の集票力は3%ダウンし、みんなの党から維新にくら替えした候補は26%の票を失った。

 前回と今回の投票率を比較すると、市部が3・19ポイント低下だったのに対し、郡部では15・32ポイント減と大幅に落ち込んだ。政治的要因以外に、高齢化の進行や投票所の減少によって有権者が投票しづらくなっている可能性もある。

 旧来の支持層に頼りきった選挙では将来の展望が開けないことを暗示している。【角田直哉】

 ◇組織力では勝てない
 「有権者の関心の低さは相当なもの。私が初当選した28年前と比べても政治離れが加速している」。投開票から一夜明けた13日、県議を7期務め引退する中村紀雄氏(74)は、残念極まりないという表情でつぶやいた。

 中村氏は昨年、前橋市区(定数8)の後継として萩原裕司氏(30)を指名。自ら選対委員長として陣頭指揮し、二人三脚で支持者訪問や街頭宣伝をこなしてきた。萩原氏は今回の全候補者で最年少。「若さ」と「行動力」を前面に押し出したが、中村氏の前回の得票から5000票以上も減らし落選した。

 陣営幹部は直接の敗因を「活動期間が半年しかなく、知名度が向上しなかったせいだ」と振り返る。しかし、若者を中心とする浮動票の取り込みに失敗したのも事実。強固な地盤を継承することに失敗した中村氏は「有権者のうち、特に若い世代は絶望的に政治への関心が低い」と悔しそうに漏らした。

 一方、前橋市区で前回民主公認で落選した本郷高明氏(43)は今回、無所属で7位当選を果たした。選挙前にはポスター約3000枚をほとんど自分で張り、ほぼ毎日、市内十数カ所で街頭演説を繰り返したという。13日の当選証書授与式の後、「約2年間、究極のどぶ板選挙に徹した。本当にきつかった」と振り返った。

 自民党県連の幹部は「組織力だけでは勝てなくなった。投票率低下が進む中、無党派層をどう取り込むかが大切。本郷さんの戦い方から学ぶことは多い」と話す。

 投票率低下に歯止めがかからない中、とりわけ無党派層が多いとされる都市部では、組織を固める戦い方が通用しなくなってきていることを示した。【吉田勝】

==============

 ■県議選の党派別得票数と得票率

      今回(2015年)        前回(2011年)

自民  30万2926票(51.02%) 35万9187票(53.23%)

民主   7万4135票(12.49%)  8万5916票(12.73%)

公明   4万4637票 (7・52%)  4万5905票 (6.80%)

共産   3万2513票 (5.48%)  2万9164票 (4.32%)

維新     5670票 (0.95%) −−−−−−−−−−−−−−−−

みんな −−−−−−−−−−−−−−−−    7691票 (1.14%)

無所属 13万3887票(22.55%) 14万6902票(21.77%)

6198チバQ:2015/04/14(火) 21:53:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk19010056000c.html
’15統一地方選:県議選を振り返って 主張の違い不明確 オール与党県政で /山梨
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選。首長選を中心に全国的に自民、民主両党を軸に党派色が前面に出た「政党間対決」の構図で選挙戦が展開されたにもかかわらず、県内の投票率は54・22%と過去最低を更新した。1月の県知事選では自民、民主、公明の3党相乗りで新知事が誕生。それから2カ月余りで同じ県政課題を争点に各党が競ったことが有権者にとって分かりにくかった側面もあるとみられる。【統一地方選取材班】

 県議選が終盤にさしかかった今月9日。自民党の茂木敏充選対委員長が、自民推薦の新人、田原一孝氏(68)の応援で、韮崎市内でマイクを握った。「(全国の自民推薦・公認候補で)一番接戦を演じている一人。ぜひ押し上げていただきたい」と聴衆に訴えた。

 民主推薦の山田七穂氏(47)と田原氏の新人対決となった韮崎市選挙区(定数1)。両党国会議員らが連日地元に入り、各候補への支持を訴えた。

 同選挙区は前回の2011年、自民県連会長を務めた清水武則県議と元市長で民主推薦の小野修一氏が戦い、49票差で清水氏が辛勝。「政党対決になりやすい素地があった」(党関係者)とされる。

 自民党は野党時代、地方選で勝利をつかんだ勢いを国政選挙に結び付けて政権復帰を果たした。民主党もかねて地方議員の確保が課題とされてきた。このため、地方選も近年、「党営選挙」の色彩を強くしている。

 今回の県議選では自民県連として初めて総決起集会を開き、国会議員も一丸となって取り組むことを確認。民主県連も国会議員らがフル稼働して各選挙区を走り回った。山田氏側は40代という若さに加え、民主推薦もアピール。田原氏側は政権与党としての「自民党の推薦候補」を前面に出した。森屋宏・県連会長代理らも応援にかけつけ、国政選挙さながらの様相となった。市内の女性(57)は「なんで県議選なのに」とつぶやいた。

 しかし、同区の投票率は前回は県平均より2・87ポイント上回っていたが、陣営や政党が激しく競い合っても今回は0・75ポイント上回るにとどまった。自民党関係者は「地元となじみの薄い国会議員も応援に入り、『結局、誰の戦いだったの』という選挙戦になってしまった」と話した。

 県議選の投票率は過去最低を2回連続で更新した。盛り上がりを欠いた背景の一つには、元民主党衆院議員の後藤斎知事が、自民、民主、公明から推薦を得た「相乗り」で誕生したことも影響している。韮崎市選挙区では「自民対民主」の政党対決の構図だったが、他の選挙区では自民、民主系の候補者を問わず、「後藤県政を強力に支援」「県人口100万人への挑戦」など、後藤県政との「近さ」を強調する候補が少なくなかった。

 5党の公認・推薦候補が立候補した甲府市選挙区(定数9)に住む男性(53)は「3党相乗りだった知事選の後で、各候補の主張の違いが分かりにくく、選挙に興味が湧かなかった」と話す。同選挙区では、共産党の現職、小越智子氏(51)が約9000票を得てトップ当選。花田仁・県委員長は勝因の一つを「オール与党の県議会に対する批判票の受け皿になった」と分析する。

6199チバQ:2015/04/14(火) 21:55:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk12010350000c.html
’15統一地方選:森田県政、安定続く 自民1強、緊張関係緩み懸念も /千葉
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日に投開票された統一地方選前半戦の県議選は自民党が51議席を獲得し、単独過半数を維持した。森田健作知事の2期目の折り返しで迎えた県議選だが、県議会はこの2年間、知事提案議案の全てに否決や修正はなく、原案通り可決や承認された「無風状態」だった。「自民1強」の継続で、森田県政の安定飛行は続きそうだが、議会と行政の緊張関係の緩みを懸念する声も漏れる。【岡崎大輔、円谷美晶、橋口正】

 「是々非々だが、森田知事を誕生させた政党として『是』が多くなるのは当然だ」

 告示日の3日、無投票当選を決めた自民現職は今後の知事との距離感をこう宣言した。

 県議会事務局によると、森田知事が再選した2013年3月以降、県議選前の最後の定例会となった2月議会までの間、知事提案の議案は387本。全てが原案通りに可決されている。

 01年から2期8年務めた堂本暁子前知事時代は、自民が県政史上初めて、県提案条例案を否決するなど、「知事VS自民」の対立が鮮明だった。森田県政では一転して、知事が繰り返し口にする「オール千葉」でまとまっている。森田知事は「完全無所属」を旗印とするが、国会議員時代は自民に所属。ある自民県連幹部は「実態は(自民に)『よろしく』ということだ」と解説。その上で「(知事提案の)議案は最初は疑問符が付くものもあるが、水面下で調整し、世に出る時は100点でないが、無難な内容になっている」と打ち明ける。

 自民は前回54人が当選したが、木更津市長への転出などで告示前は51議席に。今回、現有勢力を維持した上、会派入りを望む無所属議員もおり、盤石と言える4年間が続く。だが、極端な「1強」は、議会が首長の行政運営を監視する二元代表制の根幹を揺るがす危険性もはらむ。

 前回16人が当選したが、会派離脱などで告示前14議席で臨んだ民主党は17議席どまり。今後の議会対応について、党県連幹部は「自民には無所属当選者も加わるだろうが、こちらは是々非々で対応するしかない」と語る。前回4人が当選した共産は自民への対決姿勢をアピールし、告示前の3議席から2増。県委員会幹部は「『数の力』では勝てないが、課題ごとに県民運動を起こしていきたい」と強調した。しかし、いずれも「1強」のブレーキ役となり得るか、疑問符も付く。

 一夜明けた13日、記者団から議会との距離感を尋ねられた森田知事は「国は権力闘争だからいろいろあると思う。しかし、県政は一致団結しないといけない。会派が違っても自分の政策、考えを賛同いただけるよう頑張りたい」と述べた。

 2020年の東京五輪を見据え、議会との二人三脚で県政運営を進める構えを強調する森田知事。だが、ひとたび、緊張感のないなれ合いになれば、有権者の地方政治に対する無関心が加速しかねない。事実、投票率は37・01%で過去最低を更新した。千葉大の関谷昇准教授(政治学)は「議会が行政の『追認機関』になっている」と指摘。その上で「議員が有権者と政策課題を共有する姿勢を示さなければ、さらに投票率は下がり、議会の形式化が進むだろう」と懸念する。

6200チバQ:2015/04/14(火) 22:05:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150413ddlk09010111000c.html
’15統一地方選:県議選 自民28議席維持 民主6、第2勢力に 公明3守る、旧みんなは5人 /栃木
毎日新聞 2015年04月13日 地方版

 ◇投票率過去最低
 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数50)は12日、無投票となった5選挙区を除く11選挙区で投開票され、すべての当選者が決まった。自民は改選前と同数の28人が議席を獲得、過半数(26人)を維持した。民主は6人、公明は3人が当選し、民主が議会第2勢力となった。共産は宇都宮市・上三川町選挙区で4年ぶりに議席を奪回した。前回みんな公認で当選した議員13人のうち10人が出馬、5人が当選した。投票率は44・14%(前回46・27%)で11回連続低下し、過去最低を更新した。

 自民は全選挙区に現職28、元職3、新人2の33人を擁立。無投票当選を決めた7人に加え21人が選挙で当選し、過半数を維持した。定数が13と最も多い宇都宮市・上三川町選挙区には6人が立候補、全員が当選した。

 民主は現職3人、新人4人の計7人を擁立して党勢拡大を図った。結果は、連合栃木の支援を受け実績を訴えた現職候補が堅実に議席を守るなどして6人が当選した。

 公明は宇都宮市・上三川町選挙区と小山市・野木町選挙区に現職計3人が立候補。全員が当選し、現有勢力を維持した。

 共産は空白となっていた議席奪還を目指し、12年ぶりに複数候補を擁立。宇都宮市・上三川町選挙区で元職が当選し、議席を取り戻した。社民は3人を推薦するにとどまった。

 無所属候補は、1人が無投票当選を決めるなど12人が当選した。前回選でみんな公認で当選した13人は、現職11人のうち10人が立候補。このうち9人は無所属で出馬し、5人が当選した。残りの1人は任期中に自民に移り今回は同党公認で出馬し、落選。ただ、みんな会派は任期満了とともに解散が決まっており、今後の議員活動の進め方は不透明で、発言力低下は否めない。

 ◆宇都宮市・上三川町

 ◇共産・野村氏、議席奪還 無所属・渡辺氏も再選
 宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)は自民6人、民主2人、公明2人、共産1人の政党公認候補と2人の無所属候補が当選した。

 大きな争点は見えなかったものの17人が激戦を繰り広げた同選挙区。自民は県議会議長の螺良昭人氏が、築き上げた支持層をしっかり固め5選を果たすなど、現職が手堅く議席を確保した。

 民主は連合栃木、公明は創価学会と、それぞれの支持母体を固め現有議席を維持した。共産は昨年末の衆院選で党勢を拡大した勢いに乗り、元職の野村節子氏がトップ当選で議席を奪還し、4年ぶりの県政復帰を果たした。

 前回選挙ではみんな公認でトップ当選を果たし、今回は解党を受けて無所属で立候補した渡辺幸子氏も再選を果たした。

 ◆足利市

 ◇無所属・塩田氏初当選 自民・早川氏ら議席守る
 混戦となった足利市選挙区(定数4)は、自民の早川尚秀、木村好文両氏、無所属で民主推薦の加藤正一氏の現職3人が議席を守り、無所属新人の塩田等氏が初当選した。

 国政選挙では茂木敏充自民党選対委員長が盤石の強さを誇る同市。2年前の市長選で同党推薦の市長が誕生するなど党勢を強めており、現職2氏は手堅い勝利。公認の元職、斉藤具秀氏は79歳の年齢も影響し涙をのんだ。

 加藤氏は支援の労組票に加え、地元の市西部地区で浸透し再選。前回市議選でトップ当選の塩田氏は草の根選挙で支持を広げた。無所属現職の鶴貝大祐氏は大豆生田実・前市長の支持層をまとめきれなかった。無所属新人、杉田勉氏は2回目の挑戦も実らなかった。

 ◆日光市

 ◇女性2人が議席独占 自民・渡辺氏8選ならず
 日光市選挙区(定数2)は、自民現職の阿部博美氏が再選を決め、民主新人の平木チサ子氏も初当選を果たし、女性2人で議席を独占した。8選を目指した自民公認の渡辺渡氏は及ばなかった。

 阿部氏は幼稚園園長として父母とのつながりを生かし、女性の視点、教育、若さなどのキーワードを強調して支持を獲得した。

 平木氏は昨年4月の市長選は無所属で出馬したが落選。今回は日光が地盤の福田昭夫衆院議員の後援会や連合栃木の組織力を動員する一方、福祉重視の訴えなどで無党派層にもアピールした。

 渡辺氏は実績を強調し、後援会組織も総動員したが、女性2人の争いに埋没する形となり、高齢や多選批判も重なり議席を失った。

6201チバQ:2015/04/14(火) 22:05:46

 ◆大田原市

 ◇現職が議席守る
 現職2人と新人が三つどもえの激戦を繰り広げた大田原市選挙区(定数2)は、自民の池田忠氏、みんな解党で無所属となった相馬憲一氏の現職2人が新人の小西久美子氏をはねのけ議席を守った。

 前回無所属で当選し、後に自民入りした池田氏は、義兄の津久井富雄市長の応援を得て「市、県、国のパイプ役」を強調し、着実に支持を伸ばした。

 相馬氏は前回トップ当選の知名度を生かしての戦い。地区ごとの住民集会で「声を形にする政治」を強力に訴え、党の後ろ盾無しでも地力を見せた。

 小西氏は千保一夫前市長が陣頭指揮を取り、当選後の自民入りを公言していたが届かず。北那須地域初の女性県議誕生はならなかった。

 ◆さくら市・塩谷郡

 ◇「撤回」の船山氏初当選 最終処分場で注目
 東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場建設問題で注目を集めたさくら市・塩谷郡選挙区(定数2)は、計画の白紙撤回を訴えた民主新人の船山幸雄氏が初当選した。候補地の塩谷町を含む選挙区に反対派県議が誕生したことが、建設問題にどう影響するか注目される。

 4期連続トップ当選を果たしたのは、地盤のさくら市喜連川地区を中心に手堅くまとめた自民現職の花塚隆志氏。高根沢町を地盤とする自民現職の神林秀治氏は前同町長の高橋克法参院議員のバックアップを受けたが、地元以外に支持が広がらなかった。無所属新人の酒井さつき氏は準備期間が短く、知名度の低さも響いた。

 ◆矢板市

 ◇斎藤氏が議席死守
 前回と同じ顔合わせの一騎打ちとなった矢板市選挙区(定数1)は、前回みんな公認で当選し今回無所属に転じた斎藤淳一郎氏が、自転車で回るなど草の根をアピール、無党派層にも支持され議席を死守した。

 自民元職で過去当選3回、議長経験もあるベテランの青木克明氏は国会議員の応援も受けたが及ばなかった。

 ◆真岡市

 ◇民主奪還ならず
 12年ぶりの選挙戦となった真岡市選挙区(定数2)は、民主の議席奪還はならなかった。

 過去2回、民主公認で当選した一木弘司氏は12年に離党して今回は無所属で立候補。民主が新たに擁立した元市議の新人、高橋昇氏を退けて4選を果たした。“非自民”票が分裂する中、県連幹事長を務める自民現職、石坂真一氏は危なげなく6選を果たした。

 ◆栃木市

 ◇自民が3議席
 自民3人、無所属3人が争った栃木市選挙区(定数4)は、自民が3議席を獲得し、強さを見せつけた。

 自民は現職の実績を強調した平池秀光氏が7選を果たし、元職の日向野義幸氏も旧栃木市長としての知名度で、12年ぶりに県政へ返り咲いた。新人の増山敬之氏も、茂木敏充選対委員長の元秘書として中央とのパイプをアピールし、知名度の低さを補った。前回は民主公認だった保母欽一郎氏は無所属に転じ、連合栃木の推薦を受けて労組票をまとめ3選を果たした。

 前回はみんな公認で初当選した角田正展氏は無所属で再選を目指したが、追い風を失ったのが響いた。立候補表明が遅れた無所属新人の市村隆氏は追い上げが及ばなかった。

6202チバQ:2015/04/14(火) 22:14:31
>>6066民主は千葉市緑区選出の現職、竹内圭司の妻で市原市議の新人、竹内直子(45)を擁立

>>6133>>6135

http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk12010356000c.html
’15統一地方選:県議選 民主・竹内氏が818票差で落選 首相との写真影響? /千葉
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 安倍晋三首相と一緒に納まった写真をビラに掲載した民主党公認の新人、竹内直子氏(45)は県議選市原市選挙区に挑んだが、818票差で次点となり落選した。竹内氏は同市議会議長時代、公務で上京した際に安倍首相と撮影した写真を掲載したビラを作成し、今回の県議選で数十枚を支援者に配布。党県連から口頭で厳重注意処分を受けた。県連幹部は「騒動がなければ当選していただろう。本人の管理が甘い」とため息をついた。


 ◇市原市(定数4−7)
当 19928 鈴木昌俊 68 自現

当 18524 塚定良治 60 公現

当 12343 伊豆倉雄太 31 無新

当 11645 山本友子 66 ネ現

  10827 竹内直子 45 民新

  10014 山口勇 68 共新

   7492 水野義之 52 無新

 =選管最終発表

6203チバQ:2015/04/14(火) 22:41:34
>>4630
http://www.news24.jp/nnn/news8885569.html
臼井成夫県議が自民党復党へ
(山梨県)

自民党県連は甲府選挙区で当選した無所属・臼井成夫県議の復党手続を進めることを決めた。臼井氏は過去の衆院選対応をめぐり除名処分を受けていた。森屋宏県連会長代理が13日に臼井氏と面談、し復党手続きを進めることを確認した。。臼井氏は「県連の立て直しに加わり、微力を尽くしていきたい」と話している。自民党県連は昨年末の衆院選で敗れたうえ、知事選、甲府市長選に候補が擁立できず、組織の弱体化が指摘されている。県連は臼井氏復党を組織再建の足掛かりにしたい考えで森屋会長代理は「環境を整えながら他に除名処分などを受けた県議についても復党を検討していきたい」としている。
[ 4/14 19:25 山梨放送]

 ◇甲府市(定数9−11)
当 8952 小越智子 51 共現

当 8676 安本美紀 61 公現

当 8413 臼井成夫 70 無現

当 7707 永井学 40 自現

当 7227 飯島修 60 民現

当 6309 土橋亨 62 無現

当 5673 皆川巌 69 自現

当 5636 宮本秀憲 36 無新

当 4076 佐藤茂樹 59 無新

  3428 飯島正樹 51 維新

  3212 輿石 修 54 無新

 =選管最終発表

6204チバQ:2015/04/14(火) 23:09:14
>>6198
http://www.sankei.com/region/news/150414/rgn1504140038-n1.html
2015.4.14 07:05
【山梨県議選】
韮崎市区 民主系の山田氏が制す

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 自民と民主がそれぞれ推薦する新人同士が1議席を争う一騎打ちとなった韮崎市選挙区は、民主が推す会社役員の山田七穂氏(47)が制した。山田氏は12日夜、同市内の選挙事務所で「自民党に対抗できる民主党をつくっていきたい」と自民に勝利した喜びを語った。

 選挙戦では、自民が推す元市議の田原一孝氏(68)に対峙(たいじ)し、「若さ」と「世代交代」を訴え続けた。山田氏は「託してくれ、信じてくれてありがとう。支持してくれた人たちに後悔はさせません。後藤斎知事を全力で支え、韮崎の生の声を県政に届けていく」と支持者に感謝。そのうえで、「暮らしやすく、子供を安心して育てられ、(市外に出た人が)戻ってきたいと思える韮崎をつくりたい」と抱負を述べた。

 選対本部長を務めた中島克仁衆院議員(山梨1区)は、勝因について安倍晋三首相の経済政策、アベノミクスに触れ、「地方には影響が見えていない。市民が一定の判断を下した結果だ」と指摘し、「1人区の韮崎で勝ったことは(党として)意義がある」と話した。

 同選挙区は、現在5期目で元自民県連会長の清水武則氏が今期限りで引退。自民は議席死守を目指したが競り負けた。




 ◇韮崎市(定数1−2)
当 6744 山田七穂 47 無新

  6573 田原一孝 68 無新

 =選管最終発表

6205チバQ:2015/04/14(火) 23:37:01
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/14/06.html
2015年4月14日(火)
<県議選>自民、50議席視野に 一夜明け各会派

 12日投開票された県議選で今後4年間(任期は30日から)の県政を担う93人の顔ぶれが決まった。

 推薦を含めて過半数(47議席)を維持した自民、議席を伸ばした民主と共産、9議席を得た「プロジェクトせんたく」、無所属で当選した9人の動向は県政運営にどのように影響するのか。審判から一夜明けた各会派の思惑や動きを追った。

■自民

 自民は推薦を含めて辛うじて単独過半数の47議席(現職39人、新人8人)を維持したが、改選前から議席を二つ減らした。

 自民県連幹事長の鈴木聖二県議は「落選させてはいけない(現職)議員を落としてしまった。非常に有能で、真剣に政策を立案してきた議員が落ちてしまった」と悔しさをにじませた。「1人区では、首長派と前首長派の遺恨の綱引きの中で戦われていたところがあった」と振り返った。

 無所属で9人(現職1人、新人8人)が当選しており、自民はこれから会派入りを働き掛ける方針。全ての常任委員会で過半数を占める「絶対安定多数」(53議席)を確保できるかが焦点となるが、鈴木幹事長は「まずは50人にしたい」と話した。

■民主

 民主は推薦を含めて手堅く2議席増の14議席(現職11人、新人3人)を獲得し、引き続き第2会派を形成する。公認、推薦を受けなかった中川浩氏(西4区)は今後も民主会派に所属する考え。会派は15人になりそうだ。

 県連代表の大島敦衆院議員は「課題は医療や介護、高齢化へのまちづくり。各候補者が課題に対し、しっかり訴えたことが県民の安心につながった」と評した。さらなる組織の足腰強化が必要と説き、「民主への期待が大きくなっていると感じる」と話す。

 県連幹事長の畠山稔県議は県議会運営について、「議会改革などプロジェクトせんたくと方向性は同じ。自民を暴走させないためにも、協力すべき場面では協力していかなくてはならない」と述べた。

■公明

 公明は目標通り現職9人が全員当選を果たした。県議団の西山淳次団長は「どの選挙区も大変厳しい選挙戦だった」と振り返りながら、「党員や支持者の激烈な支援のおかげで、何とか全員が当選することができた」と安堵(あんど)の様子で話した。

 29人の自民候補を推薦し、26人が当選を果たした。西山団長は「基本は自民と協力することになるが、時には自民のブレーキ役になることも必要」と述べた。

■共産

 共産は前回(2011年)の2議席から5議席に躍進するとともに、12年ぶりに4議席を上回った。

 共産県委員会の荻原初男委員長は「『安倍政権の暴走ストップ』を掲げ、その共感が広がった。反自民の受け皿になったと思う」と、今後につながる手応えをのぞかせた。

 それでも目標は8議席だっただけに、「もう一歩、届かなかった。あと1議席はほしかった。今回はちょっぴり躍進」と101票差で惜敗した選挙区もあり、悔しさをにじませた。

■せんたく

 「県議会改革」を旗印にした「プロジェクトせんたく」は公認、推薦の候補者22人のうち9人(現職6人、新人3人)が当選。せんたく代表の鈴木正人県議は「県議会改革は象徴的なものとして掲げたが、それだけでは届かなかった」としながら、「県議会の在り方などが明らかになったことは、意義があった」と自負した。

 現職の1人は本来、民主会派に所属。残り8人で活動するかどうかも流動的な要素がある。鈴木代表は「自民と十分に戦うには厳しい人数だが、8人いれば条例の提案ができる。一定の勢力は保てた」と前向きに話した。

6206チバQ:2015/04/14(火) 23:37:37
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/14/09.html
2015年4月14日(火)
<さいたま市議選>市長の対峙勢力伸長 自公で過半数、共産も増

 さいたま市議60人が、12日に決まった。清水勇人市長との対決色が薄まったとはいえ、自民と公明が計34議席となり、過半数に到達。市長与党は民主が現状維持、議会内会派「改革フォーラム」は大きく減らし、計16議席に後退した。

 共産など、より強く市長に対峙(たいじ)する勢力も伸長。清水市政の基盤が弱まる可能性もあり、議会運営は不透明さを増しそうだ。

 最大会派の自民が推薦1人を含む23人全員が当選し、現有20議席から拡大。現職12人を公認した民主も全員が当選し、第2会派を守った。公明も11人全員が当選し、現有10議席から勢力回復。現有7議席の共産は、1増の8議席を確保。

 一方、無所属は8議席から4議席に半減し、そのうち改革の実質的メンバーは、7人から4人に減った。

 自民の中山欽哉団長は、「自民党に対する有権者の期待の表れで、非常にいい結果だ」と歓迎する。

 4年前の市議選では、清水市長率いる埼玉改援隊をめぐって対立。今回は、多くの候補者に市長の為書(ためがき)が贈られ、出陣式などで市長があいさつした陣営もあった。だが、中山団長は「チェック機能を果たすためにも、(是々非々の)スタンスは変えない」とくぎを刺す。

 民主の高野秀樹団長は、「党勢回復には至っていないが、全員が当選できたのはいいことだ」と評価。ただ、市長を支えるため共同歩調を取ってきた改革が「敗北」を喫したことを受け、「自公が過半数となり、バランスが崩れた。対抗できるよう考えなければいけない」と、会派の枠組み再編も視野に入れる。

 無所属の議員で構成する改革は、副議長となったため会派を離れていた細沼武彦氏が落選。清水市長誕生に大きく貢献した中心人物を失い、議会運営委員会に参加できる「交渉会派(5議席以上)」の座からも脱落した。

 添野ふみ子団長は、「現在の選挙制度は無所属にかなりのハンデがある。今後の方向性を早急に決めなければ」と言う。

 共産は議席増こそ1だが、全国的な勢いを市議選にもつなげることに成功した。山崎章団長は「福祉を切り捨て、イベントに金をつぎ込む清水市政への疑問が示された。一致できれば、ほかの会派とも共闘したい」と反清水色をより鮮明にする方針だ。

 元職の吉田一郎氏を中心に結成され、2人が当選した無所属・無党派は、会派を構成せず無所属で活動する予定。吉田氏は「清水市政にはたいへん厳しい結果。ハコモノ反対、地下鉄7号線の岩槻駅延伸反対などを徹底的に訴えたい」と勢いづいている。

6207チバQ:2015/04/15(水) 00:21:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00010000-chibatopi-l12
落選の「ニート25才」候補に千葉市長 「参院選比例区なら当選も」
ちばとぴ by 千葉日報 4月14日(火)12時26分配信

 千葉市議選花見川区(定数10)に立候補し、「ニート」を全面に押し出す白黒コピーの選挙ポスターなどでインターネット上で話題になった上野竜太郎氏(25)の選挙戦について熊谷俊人市長は13日、「市議選だと一部の地域の人しか投票できないが、ネットで全国的に話題になったのだから参院選比例区だったらひょっとしたら受かるぐらいの票になったのでは」と述べた。

 一方で「地方選は地元の活動とネット上の活動のバランスが必要」とも指摘。地方選ではネットだけの活動での当選は難しいとの考えを示した。

 上野氏のポスターは氏名と「ニート25才」としか書かれておらず、顔写真もない白黒コピーだったことがツイッターなどで話題に。選挙カーなどによる一般的な選挙活動は行わず、10年間の引きこもり経験から同じ境遇の人の気持ちを代弁するなどと真摯(しんし)に訴えた選挙公報やブログの内容にネット上で支持が広がったが、15人中12位で落選した。

 ◇花見川区(定数10−15)
当  8981 川村博章 51 自現

当  8194 三瓶輝枝 60 民現

当  5581 村尾伊佐夫 60 公現

当  5171 川岸俊洋 60 公現

当  5135 段木和彦 56 民現

当  5005 盛田真弓 50 共現

当  4559 中村公江 48 共現

当  4506 岩井雅夫 55 自現

当  3299 石川弘 61 無新

当  3081 桜井崇 48 維現

   2126 鈴木明子 64 ネ新

   1399 上野竜太郎 25 無新

   1396 小村貴司 40 無新

   1381 若生良太 26 無新

    161 阿波克往 48 無新

 =選管最終発表

6208チバQ:2015/04/15(水) 00:23:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150413-00010000-chibatopi-l12
民主・野田剛彦氏トップ当選 佳彦前首相の弟 船橋市 【ちば県議選2015】
ちばとぴ by 千葉日報 4月13日(月)14時18分配信
 千葉県内選挙区で最多10人で争われた船橋市選挙区(定数7)。再生途上の民主党が立てた新人・野田剛彦氏は佳彦前首相の弟。順調に得票数を伸ばし、トップ当選を果たした。

 当選確実になると、同市薬円台の事務所では支持者から拍手がわき起こった。

 支持者の前に現れた野田氏は、「多くの皆さんに支えられて勝利を得ることができた。社会的に立場の弱い人たちにより政治の光を当てるため精いっぱい頑張る」とあいさつ。

 引退する堀江はつ県議が佳彦氏とともに全面支援。野田氏は市議選4連続トップ当選の実力も示した。



◇船橋市(定数7−10)
当 46520 野田剛彦 54 民新

当 30020 斉藤守 62 自現

当 24917 仲村秀明 45 公新

当 23123 丸山慎一 59 共現

当 17586 西尾憲一 64 無元

当 10537 中村実 47 無新

当  7426 大崎雄介 34 維新

   6378 槻谷岳大 33 無新

   5347 大原俊弘 45 無新

   4730 佐藤浩 49 無現

 =選管最終発表

6209チバQ:2015/04/15(水) 00:25:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150414/CK2015041402000178.html?ref=rank
県議選 女性6人当選 倍増 旧みんなに代わり民主第2会派へ

2015年4月14日


選挙戦の勝因などを語る野村氏(左)と共産党県委員会の小林委員長=宇都宮市で
写真
 十二日に投開票された県議選は五十議席の当選者が全て確定し、女性は現有議席の倍で史上最多となる六人が当選した。議席数を伸ばした民主は、旧みんなの勢力に代わり、県議会第二会派になる見通し。最大会派の自民は現有議席と同数を維持した。
 十七人が争った宇都宮市・上三川町選挙区(定数一三)では、四年ぶりに返り咲いた共産元職の野村節子氏が他党候補らを抑えてトップ当選。一夜明けた十三日、共産党県委員会の小林年治委員長と宇都宮市内で会見した野村氏は「安倍政権の暴走を食い止めてほしいという共感や、オール与党の県議会では駄目との意見が幅広い年代から寄せられた」と自己分析した。
 福田富一知事は十三日、県議選の結果を受けて県庁で記者団の取材に応じ、さくら市・塩谷郡選挙区(定数二)で「指定廃棄物」の最終処分場計画の撤回を訴えた民主新人の船山幸雄氏が当選したことについて、「塩谷町に住所のある議員が登場し、地域の思いが議会で発せられる機会が増えると思う」と語った。
 投票率は、過去最低をさらに下回る44・14%。福田知事は「(県民から)県政が遠い存在になっていることが、結果的に棄権と結び付いていると思う」と指摘。県内でも、統一地方選の後半戦となる市町議選などが控えており、有権者に参加を呼び掛けた。
 当選者の内訳は現職四十人、元職三人、新人七人。公認の党派別では、自民二十八人、民主六人、公明三人、共産一人、無所属十二人という構成になった。今後は、県議会の新たな会派構成などをめぐって政党間の駆け引きが活発化しそうだ。
 当選者の最年長は、ともに自民現職の平池秀光氏と板橋一好氏の七十四歳。最年少は無所属現職の渡辺幸子氏の三十二歳。当選回数別では、二回の十六人が最多だった。 (藤原哲也)

6210チバQ:2015/04/15(水) 00:42:41
http://www.sankei.com/politics/news/150413/plt1504130041-n1.html
2015.4.13 07:51
【統一地方選】
平成生まれ2人が初当選 相模原市議選





【統一地方選2015】
 12日投開票の相模原市議選で、平成生まれの2人が初当選した。いずれも被選挙権が得られる25歳。

 緑区選挙区で当選した共産党新人田所健太郎氏は平成2年生まれ。子育て支援策の充実などを掲げた。

 南区選挙区の無所属新人鈴木晃地氏は元年生まれ。松沢成文参院議員の元公設秘書で、介護施設で働いた経験から介護士の待遇改善などを訴えた。

6211チバQ:2015/04/15(水) 01:01:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015041302000211.html
さいたま市議選 元日本代表GK 都築さん初当選

2015年4月13日 朝刊


 さいたま市議選では、サッカーのJ1浦和レッズなどで活躍した元日本代表GKで自民新人の都築龍太(りょうた)氏(36)が緑区選挙区(定数五)で初当選を果たした。
 緑区にある埼玉スタジアムは浦和レッズの本拠地。都築氏は事務所で「さいたま市をしっかり守る守護神になれるよう、頑張りたい。いろいろな市民の意見を聞いていきたい」と抱負を語った。
 都築氏は一九九七年からガンバ大阪や浦和レッズなどに所属。二〇〇〇年のシドニー五輪で日本代表に選出され、一一年一月に引退した。同年四月の統一地方選で行われた埼玉県議選では、同じ緑区の南11区(定数一)に無所属で出馬。ジャージー姿で遊説しサッカーファンとの集会も開くなどして約九千七百票を得たが、次点で涙をのんだ。
 今回は「もっと身近な問題に取り組みたい」と市議選に転じ、自民公認で立候補。「元サッカー選手」の色を封印して街頭演説はスーツ姿でこなし、待機児童の解消やスポーツ振興策を訴えて支持を広げた。


 ◇緑区(定数5−7)
当  7046 石関洋臣 33 自新

当  7000 都築龍太 36 自新

当  6073 神崎功 59 民現

当  5803 松村敏夫 40 共新

当  5643 神坂達成 48 公現

   3872 村松順子 67 無現

   2315 堤日出喜 41 無新

6212チバQ:2015/04/15(水) 01:02:55
>5584
http://www.chibanippo.co.jp/senkyo/2015/g/chibag/251090
飲酒事故の元職落選 千葉市議選

2015年04月13日 20:35

 飲酒運転で事故を起こした責任を取り昨年7月に辞職した元千葉市議の山浦衛氏(68)が市議選稲毛区に無所属で立候補していたが、次点で落選した。

 山浦氏は地域福祉施設の充実などを訴え、後援会の引き締めを図ったが、「不祥事から1年もたたずに立候補とは…」と出馬を疑問視する声も上がっていた。

 ◇稲毛区(定数8−12)
当  6813 小松崎文嘉 44 自現

当  6636 茂手木直忠 69 自現

当  6614 桜井秀夫 46 公新

当  6498 川合隆史 47 民現

当  4592 吉田直義 27 共新

当  4453 渡辺忍 42 ネ新

当  3894 阿部智 39 無現

当  2996 山本直史 45 無現

   2558 山浦衛 68 無元

   2025 山下純範 58 維新

   1723 村山健一 32 無新

    755 小梛晃彦 34 無新

6213チバQ:2015/04/15(水) 01:13:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk19010057000c.html
’15統一地方選:富士吉田市長選 元市議の勝俣氏、出馬へ 選挙戦に /山梨
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 統一地方選の第2ラウンドの富士吉田市長選(19日告示、26日投開票)に元市議の勝俣進氏(59)が13日記者会見し、出馬を表明した。市長選には現職の堀内茂氏(66)が3選を目指して出馬を表明しており、選挙戦となることが決まった。

 勝俣氏は会見で「富士北麓(ほくろく)新都市構想」とし富士吉田市を中心に北麓1市1町3村が富士山とともに歩む「新都市構想」を掲げ、富士山麓の環境や立地条件にあった企業誘致で就労の場の確保などの政策を明らかにした。現職には「心の通った将来的な施策がないとの多くの声が出ている。3期目を託してはいけないと熟慮して立候補を決意した」と述べた。

 勝俣氏は同市職員から市議4期、議長を務め、前回2011年の県議選富士吉田市選挙区に出馬し、次点。サッカーJリーグ「ヴァンフォーレ甲府」監督を1999年2月から1年間務めた。現在、富士吉田サッカー協会会長。【小田切敏雄】

6214チバQ:2015/04/15(水) 01:15:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150413ddlk19010186000c.html
’15統一地方選:県議選 自民14議席確保 民主、微増7議席 公明・共産1議席守る(その2止) /山梨
毎日新聞 2015年04月13日 地方版

 ◇山田氏、2新人当選
 ■甲斐市

 現職2人に新人4人が挑んだ激戦区は自民現職の山田一功氏、いずれも無所属の新人、猪股尚彦氏、民主が推薦する清水喜美男氏の3人が当選した。

 山田氏は「何とか3番目に滑り込んだ。一票一票を背負って議会で発言したい」と述べた。

 猪股氏は、甲斐市議を昨年の任期満了で辞職して準備を整え、優位に進めた。雇用の拡大や子供・高齢者福祉の充実を訴えた。

 清水氏は、前回トップ当選の木村富貴子県議(72)の後継。再生エネルギー推進などで「日本をリードする環境都市を構築する」と訴えた。

 無所属新人の坂本一之氏は、地域消防団の装備充実など防災対策強化を訴えた。自民現職の保延実氏は、甲斐警察署の建設推進などを主張した。無所属新人の込山伸一氏は、「しがらみのない政治」を訴えた。

 ◇高木氏、トップ当選
 ■山梨市

 現職の高木晴雄氏が最多得票で再選を果たした。残る1議席で新人の奥山弘昌氏が同じく新人の河合嘉徳氏を降し、保守系無所属同士の戦いを制した。

 民主と社民、連合山梨の推薦を得た高木氏は、豪雪による農業用ハウス再建支援策などの実績を強調。「後藤(斎)知事の県と、市を結ぶ役割をしっかり果たし、成果を作る。今まで以上にフットワークよくやっていく」と喜びを語った。

 奥山氏は「新しい人が住めるようにして、地域を元気にしたい」と主張。若手企業家の発掘と育成による雇用創出なども掲げ、市議らの応援も受け、保守系をまとめた。河合氏は旧牧丘町長の経験を生かした即戦力を訴えたが、浸透しきれなかった。

 ◇武川氏5選ならず 「世代交代」を象徴
 ■富士吉田市

 富士吉田市長、県議長を歴任した自民現職の武川勉氏が5選を目指したが落選。故金丸信氏の国会議員時代の秘書から市議、県議、市長と地方政治に長い経験を持つベテランだが、かつて共に県議の椅子を分け合った秋山隆信元県議のおいで、無所属新人の30代の渡辺淳也、無所属現職で40代の早川浩の両氏に及ばず、「世代交代」を象徴した。

 武川氏はリニア中央新幹線開業を見据えた「新新御坂トンネル」計画の推進などを前面に4期の実績を訴えたが、前回選挙で早川氏が新人ながらもトップ当選した流れを止められなかった。「政治活動、議員活動と選挙は別次元のものだ」と言葉少なに語った。

 前回は次点にも達しなかった渡辺氏は、巻き返しを図るべく日常活動で浸透。早川氏は「しがらみのない政治」を訴えるなどして再選を果たした。

6215チバQ:2015/04/15(水) 01:17:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150413ddlk12010109000c.html
’15統一地方選:県議選(その1) 自民「1強」揺るがず 公明、共産は手堅く 千葉市議選も自民 /千葉
毎日新聞 2015年04月13日 地方版

 ◇18選挙区無投票、低調な論争
 統一選前半戦の県議選と千葉市議選は12日、投開票された。県議選では、告示前と同じ51議席を確保した自民党は最大会派を維持し、「1強」を印象づけた。告示前14議席だった民主党は3増にとどまり、劇的な回復には至らなかった。公明党、共産党は堅実な戦い。県議選初参戦の維新の党は2議席。社民党は1議席、市民ネットは2議席だった。地方創生や人口減への対応などが争点だったが、無投票選挙区が46選挙区の約4割を占めるなど政党間の論争は盛り上がらず、投票率も過去最低を更新した。一方、全区で選挙戦となった千葉市議選も自民党が最大会派を守った。【岡崎大輔】

 54人(現職46人、新人8人)を公認した自民党。昨年、県議会各会派が議論した選挙区割りの見直しや定数削減について、自民は最大会派の数の力で先送りした。党県連関係者は「慣れた選挙区が(統一選で)戦いやすいから」と漏らした。

 昨年末の衆院選は全13区のうち、1区と4区で民主党に敗れた以外は勝利を収めた。野党第1党の民主の「戦意を奪った」(自民県連幹部)ことで、県議選でも優位な戦いを進めた。

 海江田万里前代表から岡田克也代表に交代後、初の大型選挙となった民主。しかし、伸び悩む政党支持率を反映し、擁立は前回から10人減の21人にとどまり、厳しい選挙戦となった。党県連幹部も「民主党の『看板』を背負う人間がいない。人材発掘が急務だ」と述べ、出口の見えない状況を嘆いた。

 初めて県議選に8人を公認した公明党は支持団体の強力な後押しを受けて全員当選した。共産党は国政選挙と同様に、自公政権への対決姿勢を打ち出し、告示前の3議席から2議席増やした。

 ◇千葉市議選も自民 定数削減の影響、最小限に
 県議選とは対照的に定数が8年ぶりに削減された千葉市議選。中央、花見川、稲毛、若葉の4区でそれぞれ1減され、定数50の新議席を巡って激しい選挙戦が繰り広げられた。

 定数10の中央区には、現職だけで11人が立候補し、元職と新人を含め計17人が激突。花見川区は政令市移行後、定数の超過数が最多となり、各候補者は定数削減が決まった昨年6月直後から、事実上の選挙活動を進めてきた。

 支持組織や地盤が強固な自民党は最大会派を維持し、定数削減の影響は最小限にとどめた。一方で、少数政党や知名度が低い地域政党、無所属の候補は苦戦を強いられた。

6216チバQ:2015/04/15(水) 01:17:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150413ddlk12010121000c.html
’15統一地方選:県議選(その2止) 民主3増、伸び悩む /千葉
毎日新聞 2015年04月13日 地方版

 ◇前回選、震災液状化で混乱 浦安市、予定通り開票
 浦安市では午後9時から、市文化会館大ホールで県議選同市選挙区(定数2)の開票が行われた。

 前回2011年の県議選の投開票日は、東日本大震災直後の4月10日だった。浦安は市域の86%が液状化し、断水でトイレが使えずに市外へ避難している市民も多かった。そのため、市側は「選挙ができる状況にない」と延期を求めたが、県選管が予定通りの実施を決めたため、両者の対立が激化。市側が投開票の事務を拒否し、告示して3人の候補が選挙運動をしたのに、投開票が行われない異常事態となった。

 結局、2週間後の市議選は4月24日、予定通り実施され、県議選は約1カ月後の5月22日に浦安だけの再選挙が実施された。

 4年たち、市内で生活に支障のあるインフラ被害はなくなりつつある。市選管担当者は「この4年間、国政選挙、知事選、市長選など滞りなく執行してきた。今回もミスなく粛々と進めるだけ」と話し、開票作業に臨んだ。【市村一夫】

 ◇我孫子市選挙区 水野氏が初当選 今回女性最年少、無党派票集め
 県議選我孫子市選挙区では、今回の女性候補者で最年少の無所属新人、水野友貴氏(32)が初当選を果たした。同市白山2の選挙事務所で水野氏は支援者らと握手を交わした。

 自民現職、民主新人の男性候補と定数2を争った水野氏。選挙戦では「政党や組織の応援を得ない完全無所属」をアピール。組織固めに主眼を置くライバル候補とは対照的に、街頭活動をネット中継したり、ブログやツイッターで支持を呼びかけるなど、無党派層への浸透を図った。

 千葉県議会の女性議員の割合は1割に満たず、今回、最大会派の自民は女性候補もゼロだった。水野氏は「多くの女性が地方政治に関わるようにし、県政を身近にしたい」と語った。【橋本利昭】

6217チバQ:2015/04/15(水) 01:28:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000022-san-l19
【山梨県議選】「分裂自民」2議席減
産経新聞 4月14日(火)7時55分配信

 統一地方選の前半戦となった県議選は12日深夜までに、新議員38人全てが決まった。自民党は公認・推薦14人が当選して「第一党」を守ったが、前回選挙より公認の議席を2議席減らすなど、厳しい状況が続いている。一方、民主党は公認の1議席は前回と同じものの、推薦6人が当選し、党出身の後藤斎知事が誕生した勢いを追い風にした形だ。今後は、会派構成が焦点になるとみられる。

                   ◇

 今回の県議選は、2月に後藤知事が就任してから初めて実施された。無投票6選挙区の11人を含む当選者の内訳は、現職29人、新人9人。党派別では、自民党12人(前回選挙14人)、民主党1人(同1人)、公明党1人(同1人)、共産党1人(同1人)=いずれも公認、無所属23人(同21人)。男女別では、男性37人、女性1人となった。

 自民は、昨年12月の衆院選で県内全2選挙区で敗れ、県連4役が引責辞任したのに続き、今年1月の知事選と甲府市長選に独自候補を立てられず、民主出身の候補に相乗りするという厳しい状況が続いている。

 県議選には挽回を期し、公認14人と推薦5人の計19人を擁立。しかし、公認のベテラン現職2人が議席を失ったほか、推薦した新人4人のうち初当選は1人にとどまり、前回の公認・推薦15人から微減となった。議会内の自民党系会派は2つに分裂しており、勢力図の変化が注目される。

 民主は、衆院選山梨1区での勝利に続き、党出身者が知事と甲府市長に就いたことから党勢拡大の好機として臨んだ。推薦の新人が自民推薦の新人と一騎打ちになった韮崎市選挙区を制すなど、公認・推薦8人のうち7人が当選し、前回の公認・推薦6人より微増とした。当選者のうち推薦1人は社民党県連が重複推薦。

 維新の党は、公認1人を擁立して初の議席獲得を目指したが、及ばなかった。公明党は、前回と同じ公認1人に加え、県本部推薦の1人が当選。共産党は、前回より1増の公認4人を立てたが、前回と同じ当選1人だった。

6218チバQ:2015/04/15(水) 01:29:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000377-kana-l14
共産躍進、勢い本物? 県議会で悲願の議席奪回
カナロコ by 神奈川新聞 4月14日(火)7時3分配信
 統一地方選の前半戦で、共産党が県議、政令市議選で躍進を果たした。一昨年の参院選、昨年末の衆院選で議席を伸ばした勢いを地方選にも持ち込み、県議会では悲願の議席奪回を成し遂げた。「安倍政権に正面から立ちはだかる唯一の存在として認知された」とみる県組織は、躍進の流れを一過性に終わらせまいと、統一選後半戦や来夏の参院選をにらむ。勢いは本物か-。働き盛りの世代への浸透や政策実現力を課題に挙げる声もある。

 「すごい、すごい。(当確の)花が足りなくなるよ」。13日未明、横浜市港北区の小さな事務所は活気にあふれていた。

 港北は、県議選で大山奈々子氏(52)が初当選。市議選でも、現職の白井正子氏(55)が共産議員としては44年ぶりにトップ当選を果たし、「躍進」の象徴区となった。「民意無視の安倍政権へのノーが躍進につながった」。大山氏の声は興奮でうわずっていた。

 基地の街・横須賀の県議選でも、井坂新哉氏(43)が同党議席を8年ぶりに回復。「米軍基地問題を県政で取り上げる」と決意を新たにした。

 議席がなかった県議会は6議席に伸ばし、代表質問に立てる「交渉会派」に。政令市議選でも横浜の4増をはじめ、3市すべてで議席増を成し遂げた。

 当初から力が入っていた。志位和夫委員長は告示日の3日に加え、9日にも来県。大山、井坂両氏らが出馬した重点区でマイクを握り、安倍政権の集団的自衛権行使容認の動きを指弾。「戦争立法ストップの声は、党をつくって93年、反戦平和を貫いた共産候補へ」と力を込めた。

 結局、41道府県議選全てで当選者を出し、議席がない「空白県」を初めて解消。「重要な躍進を勝ち取った。後半国会では戦争立法を廃案に追い込むため、全力を挙げる」。13日、志位氏はそう宣言した。



 「自民、公明、維新は集団的自衛権の行使容認に前のめり。民主は立ち位置を示せない中、ぶれないわれわれに反戦平和の願いが託された」。共産県委員会の田母神悟委員長は躍進理由をこう説明する。加えて前回、旋風を巻き起こしたみんなの党の解党など、第三極の弱体化が有利に働いた、とみる。

 後半戦で市議選の告示を控える党関係者も「間違いなく弾みがついた」と笑顔。県委員会はすでに来夏の参院選に照準を定め、「候補を至急、定めたい。できるだけ若い人を、と思っている」。

 課題は、躍進の流れを持続的なものにできるかどうかだ。共産は1998年の参院選で畑野君枝氏が神奈川選挙区で議席を獲得。翌99年の統一選で、県議会は6議席に躍進した。しかし、その後は自民、民主の二大政党の波にのまれて埋没、長期低迷した。

 今回も昨年末の衆院選の比例南関東ブロックで畑野氏が10年ぶりに国政に復帰。翌春の統一選での飛躍につなげた。畑野氏は「同じ轍(てつ)を踏まぬよう、政権を任せてもいいと認めてもらえる、政策力を磨かないと」と話す。

 田母神氏は党員の高齢化を指摘。原発や派遣労働問題を挙げ、「若者とかみ合う問題は多いが、40代の現役世代の支援者が少ないのが気掛かり」と話す。

 東北大大学院の河村和徳准教授は、今回の躍進に関し、民主党が候補を絞り込んだことと、低投票率で組織政党に有利だった点を挙げ、「共産党は政権を取らない『完全野党』だから、安心して政権批判票を投じられる面がある」と分析。「完全野党と思っていた共産が政策を実現しようとすると、支持が離れかねないジレンマを抱えている」とも指摘する。

6219チバQ:2015/04/15(水) 01:29:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000378-kana-l14
どうなる?4議会の構図 自民堅調、共産躍進
カナロコ by 神奈川新聞 4月14日(火)7時3分配信

 統一地方選前半戦の県議選、横浜、川崎、相模原の3政令市議選が12日に投開票され、積極擁立した自民党が堅調に議席を伸ばした。昨年の衆院選の勢いを持続させた共産党も、前回失った県議会の議席を奪還するなどすべての議会で躍進。それぞれの議会の構図がどう変わるのか、今後を展望した。


◆県議会 「3派連合」に変化
 県議会は、これまで議会運営の主導権を握ってきた自民党、公明党、県政会の「3派連合」の体制が、今選挙を機に様変わりしそうだ。単独過半数を目指し積極擁立を進めた自民が県政会の地盤の1人区に公認候補を擁立し、これまでの協力関係が一変した。失っていた議席を大幅に伸ばし交渉会派の要件を満たした共産党のスタンスも注目点だ。

 自民は改選前から4議席伸ばし過去最多に並ぶ45議席を獲得。さらに無所属で当選した11人の中には自民入りも含めて検討している議員もおり、30日の会派結成届時には所属議員が増える可能性もある。

 自民は、公明との2会派で定数105の過半数を確保している。

 一方、県政会は現職2人が落選し、2議席にとどまった。交渉会派入りするにはほかに2人以上必要だが、すでに複数の無所属議員が会派入りを検討中。

 今後の議会運営について、自民党県連の竹内英明幹事長は「今後県政会がどうなるか、状況をみて判断する」との認識を示した。公明の鈴木秀志団長も「無所属議員の動向を注視し、方向性を見守りたい」とした。

 前回議席を失った共産は6人が当選。党県委員会の田母神悟委員長は「共産党が県議会にいない間、黒岩県政はほぼノーチェックだった。福祉を切り捨てる県政をただす立場で追及していく」と述べ、野党の立場で活動する方針だ。

 民主党は改選前から3議席増やして25議席となり第2会派を維持。維新の党は5議席で交渉会派の要件を満たした。

6220チバQ:2015/04/15(水) 01:30:06
◆横浜市会 自公民の協調が軸
 横浜市会(定数86)では、自民党が改選前の32議席と同数を維持し、引き続き市会最大会派の座を保った。1増の16議席と堅調だった公明党が単独で第2党となり、自公で従前通り過半数を確保した。市会運営は両党と、これまで協調してきた民主党を合わせた3党を軸に展開することになりそうだ。

 改選前、公明と同数の15議席だった民主は副議長経験のベテランや中堅現職が落選、第3会派の13議席となった。維新は改選前と同じ9議席を確保した。

 共産党は現職5人に加え、新人3人、元職1人も当選して大きく躍進。維新と並ぶ9議席となった。

 市会では慣例として、会派の人数に応じて常任委員会や特別委員会の正副委員長ポストを割り当てるドント方式を採っている。共産にも委員長ポストが割り当てられる可能性があり、存在感が増しそうだ。

 議会事務局によると、常任委員会の委員長ポストに共産の市議が就いたのは2002年が最後で、今回委員長ポストが割り当てられれば13年ぶりとなる。また、1人会派や無所属の計7人が今後、互いに連携したり、他会派に協力したりするのかについても注目される。


◆川崎市議会 存在感を増す自民
 川崎市議選(定数60)は、自民党が7選挙区のうち5選挙区でトップ当選し全員当選を果たすなど告示前から4議席伸ばして第1会派を堅持した。市長選で戦った福田紀彦市長に対し是々非々の立場を取ってきた自民が、これまで以上に存在感を増しそうだ。

 公明党も全員が当選し13議席を維持。国政与党の自公での過半数確保に、「議会運営はやりやすくなる」(公明党市議)との見方も出ている。公明は第2会派を確保したため、慣例で副議長ポストを手にした。

 民主党は、議長も経験したベテランが落選する一方、元職が返り咲いて現有の11議席は確保した。しかし、現職1人が無所属会派だったこともあり、民主推薦の無所属新人も含め、第3会派確保をめぐって今後の会派構成が注目される。

 共産党は衆院選の勢いを維持し、高津区で1議席を増やし、民主と並ぶ11議席を獲得した。維新の党は5選挙区で次点となるなど現職1人が当選するにとどまり、存在感をみせられなかった。3人以上の会派に認められる代表質問はできなくなった。

 神奈川ネットは元職が返り咲いて議席を回復したが1議席のみ。福田市長の与党的立場の政治団体「新しい川崎の会」は4人を擁立するも、当選は現職1人と苦戦。福田市長にとって施策推進のバックアップ勢力が後退する形となった。無所属は現職1人、新人2人が当選し、今後1人会派の連携も考えられる。


◆相模原市議会 自民、最大会派形成へ
 相模原市議会(定数46)は、自民党単独の会派が形成される見通しだ。党公認で当選した保守系最大会派の新政クラブの現職12人と新人2人の計14人に、党推薦の新人1人を加えた15人で構成。他会派の形成にもよるが、最大会派となる可能性が強い。

 新政クに次ぐ議会勢力の公明党は、引退した2人に代わる新人2人を立て、現職6人を含めて8人全員当選。引き続き、現有勢力を維持する。

 民主党公認の民主・新無所属の会は、現職6人中5人が当選。これに党公認で無会派の現職と新人の計2人を加えて会派を形成するが、さらに無所属での当選者が合流するかは流動的。

 無所属中心に構成される颯爽(さっそう)の会は、民主公認の現職1人が落選したため4人。ただ、ここも無所属の当選者を含めた会派構成は不確定な状況だ。

 市民連合は現職1人が引退し、社民党公認と推薦の現職2人だけになった。議会運営委員会の委員を出せる3人会派以上の形成を目指している。

 共産党は現職1人が県議選に転身し、現職2人に新人3人の計5人を擁立。全員当選で議会での発言力を増すことになった。

6221チバQ:2015/04/15(水) 01:31:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000383-kana-l14
「綾瀬の未来のために」 綱嶋氏、新人一騎打ち制す
カナロコ by 神奈川新聞 4月14日(火)7時3分配信

「綾瀬の未来のために」 綱嶋氏、新人一騎打ち制す
選挙報告会で「笠間市長とスクラムを組み、綾瀬のためにがんばりたい」と述べる綱嶋氏=綾瀬市内
 12日に投開票が行われた県議選綾瀬市選挙区は、無所属で元市議の綱嶋洋一氏(47)が1万4719票を獲得。自民党の元県議秘書笠間功治氏(41)を約3千票差でかわし、新人同士の一騎打ちを制した。

 綱嶋氏は一夜明けた13日、市内で選挙報告会を開き、「笠間城治郎市長としっかりとスクラムを組み、綾瀬の未来のために働きたい」と抱負を語った。

 笠間市長は選挙中、綱嶋氏を事実上応援。地元衆院13区選出の甘利明経済再生担当大臣や、菅義偉官房長官(衆院2区)が相手の自民党公認候補の応援に入る中、市長後援会と一体となって、支持を訴えた。「自主投票」とした公明も告示当日は現職市議4人全員が綱嶋氏の出陣式にのみ出席した。

 綱嶋氏は選挙戦を振り返り、「非常に厳しい選挙戦だった。市長後援会はじめ、多くの方のおかげで何とか勝つことができた。3期12年の市議経験で、綾瀬と県の太いパイプを築けるのではないか、と有権者が期待してもらった結果だと思っている」と述べた。

◇綾瀬市(定数1−2)
当 14719 綱嶋洋一 47 無新

  11638 笠間功治 41 自新

 =選管最終発表

6222チバQ:2015/04/15(水) 01:31:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000385-kana-l14
「医療拠点誘致を」 瀬戸氏、現職6選阻む 県議選南足柄選挙区
カナロコ by 神奈川新聞 4月14日(火)7時3分配信

「医療拠点誘致を」 瀬戸氏、現職6選阻む 県議選南足柄選挙区
支援者からの祝辞に笑顔の瀬戸良雄氏=13日午前0時15分ごろ、南足柄市千津島の事務所
 12日投開票された県議選南足柄市選挙区では、県議会の「県政会」の重鎮で6期目を目指した現職の川上賢治氏(76)が新人の瀬戸良雄氏(67)に敗れた。波乱の展開の末、4年前と両者の明暗が逆転した。

 同日午後10時40分すぎ、同市関本の川上氏の事務所にいた近隣首長らが、席を立って同市千津島の瀬戸氏の事務所に移動し始めた。

 市選挙管理委員会の確定が出たのは、同10時49分。瀬戸氏9623票、川上氏7901票。瀬戸氏は、川上氏に敗れた前回県議選から約2800票積み上げた。

 支援者らに囲まれて万歳三唱が繰り返された事務所前で、瀬戸氏は「1票をいただいた皆さんに感謝です。市民の良識が示された」と満面の笑み。「前回苦杯をなめてから4年間地道に地域を回った。現職の実績は評価するが、5期は長いという多くの声が6選阻止を選んだと思う」と勝因を分析した。

 初めて臨む県議会に向けて「県の進める未病対策を具現化するため、大学など医療・福祉の拠点を足柄地域に誘致できれば。道の駅をはじめインフラ整備にも取り組みたい」と力強く述べた。

 一方、一夜明けた13日、川上陣営では、支援者らが事務所の後片付け。川上氏は「私の力不足だった。市議・県議を通じて36年間、私を支援してくださった市民の皆さんに心から感謝したい」と敗戦の弁を述べた。選挙戦では、一部報道された政務活動費問題について「違法性はなかったと説明に努めたが、影響を払拭(ふっしょく)しきれなかった」と悔しさをにじませた。



◇南足柄市(定数1−2)
当  9623 瀬戸良雄 67 無新

   7901 川上賢治 76 無現

 =選管最終発表

6223チバQ:2015/04/15(水) 01:35:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015041302000291.html
91歳最年長、25歳若手に託す 相模原市議選

2015年4月13日 夕刊


自宅で開票結果を待つ溝渕誠之さん=12日、相模原市で
写真
 12日に投開票された相模原市議選(南区、定数18)で、首都圏の議員候補で最高齢の91歳現職は議席を逃し、初当選した平成生まれの25歳に「社会のために尽くしてほしい」と託した。 (西田義洋、<1>面参照)
 「介護改革などを実現し、四年後の選挙に一人でも多く行ってもらえるよう頑張りたい」。十七番目で初当選した鈴木晃地(こうち)さん(25)は十三日未明、小田急相模原駅近くの選挙事務所で決意を語った。
 その少し後、十二期連続で当選してきた溝渕誠之(せいし)さん(91)は一票差で落選が決まり、市内の自宅で支援者数人を前に「選挙は天の声だから仕方ない。四月から始めた認定こども園に本腰を入れ、新しい人生を切り開きたい」。
 代わって政治の世界に飛び込む鈴木さんに「資質があるかないかは、年齢ではなく、社会のために活動することに情熱を持てるかどうかだ」とエールを送る。
     ◇
初当選が決まり、喜ぶ鈴木晃地さん=13日、相模原市で
写真
 鈴木さんが政治を目指す原点になったのは、高校三年の夏休みに経験したボランティアだった。十七歳、同級生は大学を目指していたが、やりたいことが見つからず、母の知り合いのケアマネジャーから誘われてお年寄りの話し相手になった。「ありがとう。また来てね」。人に感謝される喜びを知った。
 地元の福祉専門学校で介護を二年間学び、東海大健康科学部社会福祉学科の三年に編入。「社会保障が破綻の危機にあるのに無関心な人が多い。自分たちの世代が声を上げなければ」と政治家を志した。
 初めての選挙、告示後に駅頭で演説していると、中年男性から「期日前投票で入れたのは、将来のためだ」と激励された。自分が出ることで同世代の若者にも投票に行ってほしい。低投票率の原因は、政治家が選挙のときにしか姿を見せないからだと思う。「どんなに忙しくても、週に一回は駅頭に立って活動報告をしたい」と誓う。
     ◇
 溝渕さんは故郷高知で教師を目指したが「国のために命をささげるのは日本人として当然だ」と陸軍予備士官学校に入学。しばらくして迎えた終戦時は、二十二歳だった。
 「国際連盟脱退や対米開戦が失敗だった。国際情勢を見極める力があれば」との思いを抱いた。終戦から十九年後に設立した幼稚園で、考える力を育てる教育を実践した。
 一九六七年、知り合いの市議の引退に伴って出馬して初当選。今回は「少子化と超高齢化という激動期に私の経験と知識を生かしたい」と挑んだ。
 続く低投票率には「医療や介護、子育てなど、皆同じことを言うので、有権者は無関心になる」。危機感は安全保障をめぐる現在の政治情勢にも。「日本が近隣諸国を侵略したのは事実。安倍首相は『軍』と言った。軍という言葉の向こうには敵がある。こういう流れは怖い」と話す。
 鈴木さんには伝えたい。「賢者は歴史に学ぶ。歴史を学んでほしい」と。
◇相模原市議選(南区、定数18)で僅差になった当落線上4候補の結果
  順位 確定得票数
当(17)3,435.889 鈴木晃地 25 無新
当(18)3,304.000 小林丈人 43 民新
 (19)3,303.339 大槻和弘 59 無元=自
 (20)3,303.000 溝渕誠之 91 無現=自
 ※鈴木さん、大槻さんはともに同姓の候補がもう一人いた。このため得票数は、姓しか書かれていなかった票などをそれぞれの獲得票に応じて計算した。

6224チバQ:2015/04/15(水) 01:35:56
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150413-OYTNT50517.html
1票差 3人の明暗
2015年04月14日
選挙報告会で支援者に感謝を伝える溝渕さん(13日午後、相模原市南区相模台で)
選挙報告会で支援者に感謝を伝える溝渕さん(13日午後、相模原市南区相模台で)

 相模原市議選南区選挙区では、1票差にひしめいた3人のうち1人が当選し、2人が涙をのむ結果となった。13回連続当選を目指し、落選した91歳の溝渕誠之さんは「このへんで休めという天の声と受け止めている」と語った。

 同選挙区は定数18に29人が立候補する激戦区で、最下位で当選した小林丈人さん(43)と、同姓の候補者がいるため、案分票が出て1票未満の差で次点となった大槻和弘さん(59)、次の溝渕さんの得票差は1票以内だった。「91歳」は、統一地方選前半戦で行われた全国の選挙の候補者で最高齢。溝渕さんは元教員で、1967年に初当選。教育環境の整備に情熱を注いできた。卒寿を超えた今でも背筋が伸び、生き生きとした声には張りがある。

 溝渕さんは13日午後、支持者を集めてあいさつし、「立派な青年が当選していますから、市議会を任せても大丈夫」と語った。今後は議員と二足のわらじをはいてきた幼稚園長の仕事に専念するといい、「1日に新しい認定こども園が開園したばかり。今は元気だからもう一仕事したい」と、前向きな考えを示した。

 一方、僅差で初当選した小林さんは「初めての選挙で1票の重みを痛切に感じた」と感慨深げ。「ずっと尊敬していた溝渕さんの分まで議会で働きたい」と意気込みを語った。

 次点の元市議、大槻さんは「選挙結果に納得していない」と話している。

6225チバQ:2015/04/15(水) 21:51:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150415ddlk19010025000c.html
’15統一地方選:県議会各会派、新人獲得へ動き 水面下の攻防激しく /山梨
毎日新聞 2015年04月15日 地方版

 統一地方選第1ラウンドの県議選を終えた県議会(定数38)の各会派は、多数派を構成しようと早くも当選した新人議員などの獲得に乗り出している。会派の所属議員の数は議長、副議長など得られるポストに直結し、議会の発言権にも影響する。今回の選挙で会派代表が落選するなど所属議員を大きく減らした会派や所属県議が引退し、代表質問ができる人数を割り込んだ会派もあり、会派再編の水面下の攻防は激しさを増している。【統一地方選取材班】

 「議会の役割を果たすために協力してほしい」。当選者の1人は最近、ある会派に所属していた候補者の訪問を受け、当選後の会派入りを要請された。別の候補者によると、選挙期間中から選挙応援をするのと引き換えに打診をしてきた会派もあったという。

 改選前の県議会会派構成は、自民党・県民クラブ(14人)▽自由民主党・創明会(11人)▽民主党系の「フォーラム未来」(4人)▽超党派会派の「チームやまなし」(4人)▽公明党(1人)▽日本共産党(1人)▽無所属(1人)−−の7会派があった。

 フォーラム未来は14日午後、早速入会希望者の新人を集めた説明会を県議会内で開いた。会派代表の木村富貴子議員は「議会改革など皆さんには期待が寄せられている。得意分野を生かし、地域の声を質問に反映していきましょう」などと呼びかけた。会議には、いずれも民主推薦を受けて当選した新人の山田七穂氏(韮崎市)と清水喜美男氏(甲斐市)、佐藤茂樹氏(甲府市)が出席。今後の議会日程などを確認した。同会派は木村氏が引退するが、この3人が既に加入を明言し、計6人になる見通しだ。

 さらに行き先未定の議員を獲得しようと、各会派がそれぞれの思惑を胸に水面下で働きかけている。流動的なのが保守系会派だ。

 県民クラブは所属していた議員1人が首長選に転出したが、選挙の結果、残り13人は全員当選した。創明会は会派代表の保延実氏の落選や引退などで4減の7人と大きく減らした。創明会所属県議は「今後、どうなるのか。何も分からない。とにかく集まって話し合う必要がある」と沈んだ声で話した。県民クラブ所属県議も「まだこれから。もう少し時間がたたないと見えてこない」とする。

 会派のうち議会で会派代表質問や議会運営委員会の委員が割り当てられる「交渉会派」になるには所属議員4人以上が必要だ。交渉会派か否かは、会派の発言権や存在感に直結する。改選後の所属が3人で、交渉会派になれるか瀬戸際のチームやまなし代表の永井学県議は「もちろん4人は欲しい。新人には全員声をかけている。(入会の見通しは)一生懸命努力するとしか言えない」と話す。

 新会派入会の届け出は21日に県議会に提出する必要がある。しかし、新人を中心に態度を明言しない新議員も複数いて、新会派を巡る綱引きが続く。

6226チバQ:2015/04/15(水) 21:59:09
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/15/04.html
2015年4月15日(水)
知事と自民、夏の知事選へ火花

 県議選を終え、県政界の衆目は夏の知事選に移った。独自候補の擁立を目指す自民党県連の新藤義孝会長(衆院議員)は13日、候補者選定の最終調整に入っていることを明かした上で、3期までとする多選自粛条例を定めた上田清司知事に対し「これを廃止する条例を制定しない限り(上田氏の)立候補の法的根拠はない」とけん制。複数の自民県議は知事が県議選で「プロジェクトせんたく」の支援に回ったことについて「4選出馬に向けた地盤づくり」とみており、「首長が選挙で特定候補に肩入れするのはやりすぎ」と反発を強めている。

 一方、自身の進退表明は6月としている上田知事は14日の定例会見で去就を問われ「自粛をするための努力をしている。だからと言って絶対そうだという話ではない。任期の途中で勝手に(進退について)憶測されるのは迷惑な話」と従来の主張を繰り返し、報道を通じた自民関係者の発言に不快感を示した。

 新藤会長は13日の会見で2011年の知事選時に「自民県連は3期までということを確認した上で上田さんを支持した」ことを明らかにし、立ち会ったという県議団幹部もこの経緯を明言する。

 これに対し上田知事は14日の会見で「そういう話は全くない。大変失礼な話」と語気を荒げて否定。強く4選出馬の余地を残そうとすることが逆に周囲に出馬の意思があると受け取られるのでは、という記者の質問には「パーティー(知事選)が始まる前からビールの栓を抜く人はいない。(任期満了の)1年前から辞めますという人はいないじゃないですか」と、独特の節回しでかわした。

 「上田知事はご自身のポリシーで(3期までと)決めた。通常の解釈なら次の知事選に現職はいない。私たちは責任政党として、それを前提に(候補者擁立の)準備を進める」と新藤会長。一方、せんたく、民主関係者は「自民の操り人形のような人物が知事になって県政は良くなるのか」と4選出馬に動く。春を終え、夏の政治決戦へ向けた準備が加速している。

6227チバQ:2015/04/15(水) 22:14:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000400-kana-l14
風やみみんな消えた 第三極の期待感しぼむ
カナロコ by 神奈川新聞 4月15日(水)7時3分配信

風やみみんな消えた 第三極の期待感しぼむ
楠氏(右)の当選が決まり、あいさつする浅尾氏(中央)=12日午後11時35分ごろ、栄区の事務所
◆県議選で当選1人
 統一地方選前半戦の県議選で、旧みんなの党に所属していた現職の多くが議席を失った。解党後も流れをくむ地域政党「みんなの改革」の公認候補5人のうち再選したのは、浅尾慶一郎代表(衆院4区)のお膝元で出馬した1人だけ。4年前、「非自民、非民主」の受け皿として旋風を巻き起こした勢いはどこへ-。強固な地盤を持たず、浮動票を狙った風頼みの「第三極」は今、地方議会でも窮地に立たされている。

 「すべては私の不徳のいたすところにあるが、個の力では難しかった」

 5議席をめぐり10人が出馬した藤沢市選挙区。3選を目指して落選した塩坂源一郎氏が、厳しかった選挙戦を振り返った。

 旧みんなの党で県総支部の幹事長を務め、今回はみんなの改革の推薦を受け無所属で挑んだ。県内随一の激戦区で浅尾氏らの応援を受けたが、及ばなかった。

 みんなの改革で当選したのは、浅尾氏の地元・横浜市栄区選挙区で立候補した楠梨恵子氏ただ一人。たもとを分かった維新の党から出馬した現職も、同様に厳しい戦いを強いられた。再び議員バッジを手にしたのは、無投票当選した斉藤尊巳氏(川崎市高津区)と江田憲司代表(8区)の地元・横浜市青葉区で出馬した赤野孝之氏だけだった。

 「みんなの改革の名前を知っている人はほとんどいなかった」と振り返る塩坂氏は、こう続けた。「当選したのは、みんなの党が強かったところばかり」

◆直前まで模索続け
 4年前の前回県議選で、旧みんなの党は22人を擁立。新人13人を含む15人が当選し、県議会の第3会派へと躍進した。前知事の松沢成文氏を立てた2013年の参院選では、自民に次ぐ約74万票を獲得する勢いがあった。

 しかし同年12月、江田氏らが渡辺喜美代表(当時)の党運営に反発し党を離れた。その後、代表に就いた浅尾氏と渡辺氏の路線対立が激化し、14年11月に解党した。

 統一地方選まで半年を切っての党消滅。組織的な支援を受けず、強固な地盤を持たない現職の多くは、党の「看板」を失って浮足だった。昨年の衆院選での維新のビラ配り、競争率の低い選挙区への国替え、民主党を含む他党からの出馬-。県議選の告示直前まで、模索を続けた者もいた。

◆「日常活動の差」
 「短期間で浸透できず、厳しい結果だった。得票を見れば、日常活動の差が出ている。敗因分析が必要」。県議、横浜市議選で8人が出馬し、各1人の当選に沈んだみんなの改革の浅尾代表はこう総括し、統一選後半戦の葉山町議選に出馬する現職の土佐洋子氏は「4年前とはまったく違う。今回は、第三極はどこも厳しい」と不安を隠さない。

 来夏に改選を控える参院議員の中西健治代表代行も厳しい現状を受け止め、こう話した。「(この4年間で)第三極の期待感はしぼんでしまった。政権運営の失敗で民主党にすら期待感がない。第二極にないのに、ましてや第三極は…」

6228チバQ:2015/04/15(水) 22:17:00
◇藤沢市(定数5−10)
当 20634 国松誠 53 自現

当 18790 斎藤健夫 46 民現

当 17513 渡辺均 56 公現

当 17467 加藤なを子 56 共新

当 14208 市川和広 44 自新

  12660 松長泰幸 46 自新

   9657 原田建 50 無新

   8105 塩坂源一郎 51 無現

   7271 小林伸吾 37 維新

   6653 甘粕和彦 32 次新

 =選管最終発表

◇横浜市栄区(定数1−2)
当 25352 楠梨恵子 34 み改現

  17896 志田一宏 31 自新

 =選管最終◇横浜市栄区(定数1−2)
当 25352 楠梨恵子 34 み改現

  17896 志田一宏 31 自新

 =選管最終発表発表

6229チバQ:2015/04/15(水) 22:19:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000407-kana-l14
高橋氏14年後の雪辱 県議選足柄下選挙区
カナロコ by 神奈川新聞 4月15日(水)7時3分配信

高橋氏14年後の雪辱 県議選足柄下選挙区
初当選を決め、泣きながら支援者と握手する高橋氏(左)=12日午後10時25分ごろ、湯河原町宮上
 県議選としては2001年の補選以来、14年ぶりの選挙戦となった足柄下選挙区(箱根、真鶴、湯河原町)では、無所属の高橋延幸氏(53)が、自民党の石倉幸久氏(62)との新人同士の一騎打ちを制した。「現職の後継者」と「湯河原町議経験者」が対決し、後者が勝利する構図は14年前と同じ。だが、かつて現職後継で敗れた高橋氏は今回、議員経験を経て前者から後者へ転じ、雪辱を果たした。

 01年は、高橋氏の父でそれまで18年間にわたり県議として地盤を守ってきた実氏が急逝。直後の補選に高橋氏が後継として出馬したが、今回引退した向笠茂幸氏(67)が湯河原町議から転じ、勝利した。

 高橋氏は敗北後の03年に同町議補選で初当選。今回出馬のため辞職するまで4期12年務めた。前回の町議選ではトップ当選し、議長も経験するなど着実に湯河原で地盤を構築。議員交流などで他町にも人脈を広げた。今回選挙では、選挙区の3町の議員の多くが高橋氏の支持を表明。知名度が低い箱根町では同町議会の最大会派「至誠会」が全面的に高橋氏をサポートした。

 向笠氏の後継指名を受けた石倉氏は自民党の支援を背景に選挙戦を展開。高橋氏は地元町議の応援を受けながら個人商店前や町営住宅での街頭演説を重ね、どぶ板選挙を繰り広げた。

 12日の投開票日。午後10時ごろに当選の報が入ると、高橋氏は顔をくしゃくしゃにして、父・実氏の遺影を抱く長女(22)らと抱擁。「地域の仲間に支えてもらって選挙ができた。町民の声を代弁するのが議員の使命。これから足柄下郡のため一生懸命働かせていただきます」と熱く語った。



 ◇足柄下(定数1−2)
当 10635 高橋延幸 53 無新

   8558 石倉幸久 62 自新

 =選管最終発表

6230チバQ:2015/04/15(水) 22:54:48
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159021
「オレは消えない…」渡辺喜美氏が統一選“勝利”で大ハシャギ

2015年4月15日
 みんなの党の代表だった渡辺喜美氏(63)が大ハシャギしている。今月12日の統一地方選の前半戦で、地元の栃木県議選(定数50)に甥の妻、渡辺幸子氏など子飼いの7人が無所属で挑み、4人が当選したからだ。この結果に大喜びだという。

 渡辺氏といえば昨年4月、「8億円のウラ金問題」が発覚してみんなの党代表を辞任。昨年11月には解党し、衆院選は無所属で出馬したが、自民候補に約1万1000票の大差で敗れ落選した。すっかり姿を見せなくなったが、現在はどうしているのか。

「当初こそ落ち込んでいましたが、最近は『渡辺は消えない』と周囲に話すほど元気になっています。一時は奥さんとの不仲説を報道されていましたが、今回の統一選は夫婦そろって戦っていました」(元みんなの党関係者)

 渡辺氏はみんなの党の解党後、千葉県の石崎英幸市川市議が立ち上げた「闘う改革の会」の顧問に就任。本人は本気で再起できると思っているらしい。

「統一選では渡辺派の議員が全国で30人以上立候補し、勝率は6割近い。“闘う改革の会”が支援したプリティ長嶋さんも千葉県議選で当選しています。その一方、みんなの党を解党して喜美さんと対立した浅尾慶一郎氏は、地元の神奈川県議選で1人しか当選させられなかった。機嫌がいい要因かもしれません」(前出の元みんなの党関係者)

 ハシャぐのは勝手だが、8億円の借り入れ問題の説明など、まだやるべきことがあるのではないか。

6231チバQ:2015/04/15(水) 23:14:11
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO015271/20150414-OYTAT50037.html
2015県議選・検証
民主・連合系勢力拡大/組織脆弱「衆院2区内」に課題
2015年04月14日 05時00分
自民推薦候補を破り、民主党の中島克仁衆院議員(左)、同党県連の望月利樹副代表(右)と肩を組んで勝利を喜ぶ山田七穂さん(12日、韮崎市内で)
自民推薦候補を破り、民主党の中島克仁衆院議員(左)、同党県連の望月利樹副代表(右)と肩を組んで勝利を喜ぶ山田七穂さん(12日、韮崎市内で)

 新知事が誕生して初めて迎えた県議選で新たな顔ぶれが決まった。「与党」を標榜する議員が多数を占める一方、ベテラン議員が落選し、世代交代が進むなどの変化も現れた。来月の臨時議会に向け、各会派の合従連衡の動きは早くも始まっている。県政運営に与える影響や、来夏の参院選をにらんだ各党の動きを展望する。(敬称略)

 「民主勢力が1人区で、韮崎で勝利したのは歴史的なことだ。流れは変わってきている」。韮崎市選挙区で山田七穂(47)が初当選を決めた12日午後10時半過ぎ、山田の選対本部長を務めた民主党衆院議員の中島克仁(47)は、熱っぽく語った。自民が占めてきた議席を奪った喜びに酔いながらも、目線の先には既に来年夏がある。「参院選には大きな影響があると思う」

 政権の座から滑り落ちてから、全国的な支持率低落に悩む民主。だが、県内では違う風が吹いている。昨年の衆院選では山梨1区で中島が自民候補を破り、今年2月には党出身の後藤斎(57)が知事に、樋口雄一(55)が甲府市長にそれぞれ就任。こうした追い風を受けて、勢力拡大を目指して臨んだ県議選だった。

 結果は、韮崎市選挙区で山田が自民推薦候補を破り、大月市選挙区(定数1)でも、民主党の支持団体・連合山梨が推薦した卯月政人(52)が自民推薦候補に勝利。それぞれ長年自民公認や自民系が占有してきた議席を奪った。この2人を含め、民主・連合が公認・推薦した当選者は計9人に上った。

 ただ、この中には保守層の支持を得て当選した人も多いため、全員で統一会派を組めるかは不透明な状況だ。だが、自民系が分裂、対立しているため、無所属で当選した新人の取り込みによっては、県議会内で大きな勢力になる可能性も秘めている。

 後藤は県議選の結果を受けて13日、「自分は『県民党』の立場で支援していただいた。その姿勢は変わらない」と述べるにとどまったが、甲府市選挙区(定数9)で再選を果たした県連代表の飯島修(60)は、「志を同じくするメンバーが増えたので、後藤県政をしっかりと支えていきたい」と語った。

 だが、今回の県議選で、民主が公認・推薦した計8人が立候補したのは6選挙区で、ほとんどが中島が勝利した山梨1区の地域内だ。昨年の衆院選で候補の擁立すらできなかった山梨2区の地域内では、山梨市選挙区に推薦候補を擁立しただけだった。

 参院選は全県区の選挙のため、山梨2区地域内の組織強化は欠かせない。来年夏は同党参院議員の輿石東(78)が改選を迎えるが、県連では「参院選の対応は全く未定」としている。

 昨年からの追い風は「自民が自滅してくれたため」という冷めた見方も関係者から聞かれる。支持団体である連合山梨の関係者からも「風頼みばかりでなく、今のうちに、組織が脆弱ぜいじゃくな2区地域での基盤強化など以前からの課題に早急に取り組むべきではないか」と指摘する声が上がっている。

2015年04月14日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6232チバQ:2015/04/15(水) 23:14:31
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO015271/20150414-OYTAT50040.html
2015県議選・検証
分裂保守歩み寄り 除名・離党議員 自民復党へ条件交渉
2015年04月15日 05時00分
 14日、甲府市役所で行われた県議選・甲府市選挙区の当選証書付与式の直前。控室から廊下に出た皆川巌(69)は、記者に囲まれた臼井成夫(70)を見つけて足を止め、歩み寄って手を差しのべた。皆川が幹事長を務めていた自民党県連が、臼井を除名してから約2年。対立を続けてきた2人だったが、この日は互いに笑顔を浮かべ、記者の前で固く手を握りあってみせた。


 昨年12月の衆院選で小選挙区の議席を失い、今年1月の知事選と甲府市長選には独自候補を擁立できなかった自民。反転攻勢のきっかけをつかもうと臨んだ県議選でも、公認・推薦候補19人のうち5人が落選。特に、県連執行部を輩出していた会派「自由民主党・創明会」は、代表など複数のベテランが議席を失った。

 保守系の現職県議は主に「創明会」と、自民を除名・離党した県議を含む会派「自民党・県民クラブ」に分裂し、知事選対応などでも保守として統一的な行動が取れなくなっている。「集会では支持者から『いつまで内輪もめしているんだ』と批判される。我々が考えている以上に県議団の分裂は批判的に見られていた」。ある現職県議は県議選を振り返り、こう吐露した。

 選挙の結果、県民クラブがほぼ議席を維持したのに対し、創明会は3分の2に減らした。まず動き出したのは、役職不在の県連で暫定的な会長代理を務める参院議員の森屋宏(57)だった。県民クラブの重鎮で、無所属でありながら「自民党県連の再建」を県議選の公約に掲げた臼井に復党を持ちかけ、開票翌日の13日には9選を果たした臼井が森屋に対して復党願を提出。臼井が両会派の橋渡し役となることが決まった。臼井は14日、取材に対して「戻ってくれと言うなら戻る。過去のことを言い出したらまとまらない」と前向きな姿勢を明らかにした。

 昨年の衆院選敗北の責任を取って県連幹事長は辞任した皆川だが、自らも甲府市選挙区で6選を果たし、創明会の残り少ない一員として県議会に残る。この日、記者の面前で臼井に歩み寄っただけでなく、記者の問いに対して臼井の名を挙げ「ご指導いただきながらやっていく」と持ち上げてみせた。

 県連・創明会側が存続をかけて臼井に歩み寄り、臼井も受け入れる姿勢を示しているが、保守一本化への道のりは容易ではない。県民クラブには臼井のほか、過去の衆院選や参院選の対応を巡って除名・離党した県議が3人おり、全員が当選を果たした。県連・創明会側と臼井との間で今後、復党に向けた条件交渉が行われるが、条件次第では県民クラブ側の態度が硬化することも予想される。県民クラブ側の1人は14日、「まずはお手並み拝見だ」と話した。(敬称略)

 (この連載は、福士由佳子、山口優夢が担当しました)

2015年04月15日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6233チバQ:2015/04/15(水) 23:24:44
’15統一地方選:県議選 開票結果 /山梨
毎日新聞 2015年04月13日 地方版
 ◇甲府市(定数9−11)
当 8952 小越智子 51 共現
当 8676 安本美紀 61 公現
当 8413 臼井成夫 70 無現   県民クラブ:復党へ
当 7707 永井学 40 自現    チームやまなし
当 7227 飯島修 60 民現
当 6309 土橋亨 62 無現
当 5673 皆川巌 69 自現    創明会
当 5636 宮本秀憲 36 無新
当 4076 佐藤茂樹 59 無新
  3428 飯島正樹 51 維新
  3212 輿石 修 54 無新
 =選管最終発表
 ◇富士吉田市(定数2−3)
当 9896 渡辺淳也 36 無新
当 9477 早川浩 46 無現
  7442 武川勉 67 自現    創明会
 =選管最終発表
 ◇都留市・西桂町(定数2−3)
当 7424 杉山肇 55 自現    県民クラブ
当 6904 水岸富美男 51 無現
  3106 小林義孝 72 共新
 =選管最終発表
 ◇山梨市(定数2−3)
当 7009 高木晴雄 64 無現
当 6650 奥山弘昌 55 無新
  3068 河合嘉徳 71 無新
 =選管最終発表
 ◇大月市(定数1−2)
当 9031 卯月政人 52 無新
  6807 山田政文 63 無新
 =選管最終発表
 ◇韮崎市(定数1−2)
当 6744 山田七穂 47 無新
  6573 田原一孝 68 無新
 =選管最終発表
 ◇南アルプス市(定数3−5)
当 7925 桜本広樹 53 自現
当 7375 上田仁 61 無新
当 6946 久保田松幸 64 無現    創明会
  4996 藤本好彦 35 無新
  3539 遠藤昭子 63 共新
 =選管最終発表
 ◇北杜市(定数2−4)
当 8278 大柴邦彦 56 自現    創明会
当 7344 浅川力三 67 自現    県民クラブ
  6682 篠原真清 64 無新
  2078 志村清 62 共新
 =選管最終発表
 ◇甲斐市(定数3−6)
当 6257 猪股尚彦 59 無新
当 5269 清水喜美男 67 無新
当 5123 山田一功 55 自現    県民クラブ
  4798 坂本一之 51 無新
  3403 保延実 66 自現     創明会
  3102 込山伸一 42 無新
 =選管最終発表
 ◇上野原市・北都留郡(定数1−2)
当 7817 石井脩徳 74 無現    県民クラブ
  7239 市川正末 59 無新
 =選管最終発表
 ◇中央市(定数1−2)
当 6620 河西敏郎 65 無現    県民クラブ
  5038 小林幸典 60 無新
 =選管最終発表


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