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大中華世界的話題

4385チバQ:2012/12/09(日) 23:02:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121208/chn12120820210007-n1.htm
習近平派が胡錦濤派追い落としか 中国、反腐敗名目で権力闘争
2012.12.8 20:19 (1/2ページ)[中国]

外国人の学者らとの座談会に臨む中国共産党の習近平総書記=5日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=矢板明夫】国営新華社通信などの中国メディアは今月に入ってから連日、汚職官僚摘発のニュースを大きく伝え、習近平・新指導部を「腐敗と真剣に戦っている」と持ち上げている。しかし、摘発された幹部の大半は胡錦濤国家主席が率いる共産主義青年団派につながっている人物で、反腐敗の名を借りた新たな党内の主導権争いではないかとの見方も浮上している。

 中国メディアによると、11月14日の党大会閉幕から今月8日までの約3週間で、当局は少なくとも14人の局長級以上の高官を取り調べた。地域的に調べが集中しているのは広東省で4人の高官が対象になっている。しかし、腐敗問題に詳しい中国人記者によれば、香港に隣接する広東省は中国でも最も権力に対する世論の監督が厳しいところで、内陸部と比べて腐敗現象は少ないはずという。

 一連の摘発の目的は同省トップの汪洋氏のイメージダウンを狙った可能性もある。汪氏は胡派の若手ホープで、来春に副首相への就任がささやかれている。

 また、今回摘発された最高位の幹部は李春城・四川省党委副書記だ。李氏の元上司、劉奇葆・前四川省党委書記は胡主席の腹心として知られる。劉氏は先月に政治局員に選ばれ、党中央宣伝部長に転出したばかり。調べられている李氏の汚職事件は劉氏の四川省在任中に発生しており、直接巻き込まれなくても、監督責任が問われる恐れもある。劉氏の政治生命に一定の影響が出そうだ。このほか、山西省、安徽省、河北省でも高官が調査を受けているが、いずれも共青団派の有力政治家がトップを務めている地域だ。

 さらに、米国の中国語サイト「明鏡新聞網」によれば、胡主席の側近中の側近だった令計画・党統一戦線工作部長の妻と義弟も最近、拘束され、令氏の実弟は拘束を逃れるため、出国したという。不正蓄財疑惑が持たれており、令氏本人の関与は不明だという。令氏は胡政権の官房長官にあたる中央弁公庁主任を5年間務めた実力者だが9月に更迭された。

 一連の腐敗摘発を主導しているのは、習氏と同じく太子党(元高級幹部子弟)に属している王岐山・中央規律検査委員会書記だ。摘発された高官の派閥があまりにも偏っているため、「5年後の党大会で、最高指導部入りする可能性のある胡派の次世代指導者の周辺にターゲットを絞り、調査したのではないか」(共産党関係者)と指摘する声も上がっている。

4386チバQ:2012/12/09(日) 23:12:31
http://mainichi.jp/select/news/20121209mog00m030006000c.html
中国:腐敗追放に本腰 習体制、地方幹部12人摘発
2012年12月09日

 【北京・工藤哲、上海・隅俊之】中国共産党の習近平(しゅうきんぺい)総書記による新体制が発足した中国で、地方主要都市の党幹部が重大な規律違反の疑いで取り調べを受けるケースが相次いでいる。習氏は就任以来、腐敗の追放に全力を挙げる考えを示しており、党指導部が毅然(きぜん)とした対応を示すことで求心力を高める狙いとみられる。

 国営新華社通信などは5日、四川省党委の李春城(りしゅんじょう)副書記が党中央規律検査委員会の取り調べを受けていると報じた。李氏は四川省のナンバー3で、11月の共産党大会で中央候補委員に選出された要人。一部メディアは四川省成都市の有力企業トップとの関係を指摘している。

 また、広東省規律検査委によると、元深セン市副市長の梁道行(りょうどうこう)氏も規律違反の疑いで取り調べを受けている。広東省英徳市で副市長や党政法委書記などを務めた鄭北泉(ていほくせん)氏も経済問題に関する容疑で取り調べが始まった。

 鄭氏は元部下から「違法な薬物グループを守っている」とインターネット上で異例の告発を受けていた。6日には山西省公安庁副庁長兼太原市公安局長の李亜力(りありき)氏が息子の暴行事件をもみ消そうとしたことも判明、停職となり当局の調査が進んでいる。

 8日付の北京紙「新京報」によると、党大会が閉幕した先月14日以降、取り調べを受けている党幹部は12人に上る。中国版ツイッター「微博」などで動かぬ証拠が暴露され、処分が不可避となる事例も相次いでいる。

 習氏は同15日の総書記就任直後の同17日、党政治局の学習会の場で「腐敗問題が深刻になれば、最終的に党や国が滅ぶ」と述べ、腐敗の解決に挑む姿勢を強調。今月5日の政治局会議では、接待を減らすなど無駄を戒める方針を確認している。

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4387チバQ:2012/12/09(日) 23:34:18
http://mainichi.jp/select/news/20121206mog00m030016000c.html
選択:韓国大統領選/1 「北風」触れぬ両候補 ミサイル発射予告、国民に疲労感
2012年12月06日


 韓国大統領選は19日の投開票に向け、与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)が激しく争う。南北関係、日韓関係はどうなるのか。その激しい選挙戦のキーワードを追った。

 北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射予告から一夜明けた2日午前。ソウルの民主統合党本部で、文在寅陣営の幹部が言った。「発射には断固反対だ。韓国はこれまで北朝鮮から数々の挑発を受けてきた。気分は良くはないが、危機を直接感じるほどではなく、大統領選には影響しないだろう」

 同じころ、北東部・江原道春川(カンウォンドチュンチョン)。朴槿恵候補の遊説に集まった支持者も、この幹部と同じ見方が多かった。

 「北朝鮮の挑発には、強い対応は必要だが、彼らのやることは世界中が知っている。だから影響なんてない」(具錦竜(ククムヨン)さん、50歳)−−。江原道は北朝鮮との境界である38度線に接し、安全保障意識が強い地域とされていた。しかし、春川での遊説で朴氏は北朝鮮に一切言及しなかった。

 これまで韓国では大きな選挙が近づくと「北風が吹く」と言われてきた。突然、南北関係を揺るがす事件が起き、結果に影響を与えるという意味だ。

 一般的に「北風」は安全保障の意識を刺激し「保守」に有利とされた。10年3月に北朝鮮による海軍哨戒艦沈没事件が起き、同6月の統一地方選でハンナラ(現セヌリ)党は「安保強化」を訴えた。

 しかし、票は民主(現民主統合)党へ流れた。終盤に「戦争か平和か」を強調したのが効いたとされる。「国民には北風に対する疲労感があり、これを選挙で利用しようとすると逆の風が吹く可能性がある」(韓国紙記者)。今回、両陣営とも仕掛けにくくなっている。

 柳吉在(リュギルジェ)北韓大学院大学教授も「普通の人は『またか』と思うだけ。一種のあきらめがあるような気がする。そして、そのような話をすることも面倒くさく、うっとうしい、と思っている」とみる。

 4日夜の主要候補による初のテレビ討論。文氏は自分が一員だった盧武鉉(ノムヒョン)政権時代に「一度も(南北の)衝突はなかった」と指摘すると、朴氏は「支援で維持される平和は偽の平和だ」と切り返し、「積極」と「慎重」という姿勢の違いを見せた。ただ、両候補とも「前提条件なし」の対話の必要性は認める。

4388チバQ:2012/12/09(日) 23:34:35
 一方の北朝鮮。これまで朴氏を名指しで批判し、1日には李明博(イミョンバク)政権の「対決政策と大胆に決別」することなども求めた。

 朴陣営関係者が言う。「今は諸外国と同じく韓国も選挙では外交安保より生活関連の比重が高まった。投票前に発射すれば影響しないことはないのだろうが……」

 激戦のなかの突然の「北風」を両陣営は息を凝らして見守る。【ソウル西脇真一、澤田克己】

 ◇02年は保守派が敗北
 韓国大統領選前に北朝鮮の挑発的行動が注目を浴びる状況は、選挙の約2カ月前に新たな核計画の存在が明らかになった02年に似ている。北朝鮮はこの時、凍結していた核施設の再稼働を投票1週間前に宣言した。

 選挙戦は、与党・民主党の盧武鉉(ノムヒョン)候補と保守野党・ハンナラ党(現セヌリ党)の李会昌(イフェチャン)候補の争い。李候補は、当時の金大中(キムデジュン)政権の政策を「失敗した太陽政策」と批判し、後継者の盧氏には核問題を解決できないと攻撃。盧氏は「強硬派の李氏が当選したら戦争になる」と訴えた。

 結果は盧氏の勝利。盧氏の最側近だった千正培(チョンジョンベ)議員はこの時、毎日新聞の取材に「韓国人はもう北朝鮮を怖いと思っていない」と指摘した。

4389チバQ:2012/12/09(日) 23:35:48
http://mainichi.jp/select/news/20121207ddm007030192000c.html
選択:韓国大統領選/2 対日政策、語られず
毎日新聞 2012年12月07日 東京朝刊


韓国の最大野党・民主統合党に送られてきたくいを持って会見する同党関係者=ソウルの民主統合党で2012年12月4日、民主統合党提供
拡大写真 韓国の最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補陣営が4日夕、「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいが日本の右翼から送られたと発表した。文氏の対日姿勢を非難する手紙が同封されていたという。

 手紙には「親日派の朴正熙(パクチョンヒ)元大統領」という表現もあった。韓国で「親日派」は植民地支配に協力した「売国奴」と同義だ。日本との国交正常化に踏み切った朴元大統領は、与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補の父。経済成長の立役者と独裁者という二つの顔を持つ父は、朴氏にとって最大の政治的資産であると同時に、反対派に攻撃される最大の弱点でもある。

 韓国の選挙に詳しい慶応大の李洪千(イホンチョン)講師は「無視すべきだったが、朴候補のイメージダウンを狙って公表したのだろう」と見る。ただ、普段は感情的になりやすいネットを含め、韓国の世論はほとんど反応しなかったという。

 8月の李明博(イミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸に対し、日本側が敏感な反応を見せる一方、韓国側はそうでもないという構図。「日本側の激しい反応に韓国側が戸惑っている。韓国側が感情的だった今までとは正反対」と両国の専門家が口をそろえる。

 韓国大統領選と日本の総選挙。二つの選挙戦でも同じ光景が見られる。自民党の安倍晋三総裁は「北方四島や竹島に外国の指導者が上陸することは自民党政権時代にはなかった」と各地で力説するが、韓国大統領選の遊説では対日政策は出てこない。朴陣営幹部は「他に重要な問題が多いから」とすげない。

 選挙戦で対日政策が語られるのは、日本人記者に質問された時や、テレビ討論で米中と並べて周辺諸国との関係を聞かれた時だけ。しかも、朴、文両氏が口にするのは「未来志向だが、歴史や領土では譲れない」という原則論。文氏は8月に「慰安婦問題で日本政府の法的責任を問う」などという「5大歴史懸案」を発表したが、その後は、質問されれば「歴史問題では断固たる対応」と話す程度で、具体策があるわけではない。

 それでも日本政府関係者からは「文氏が当選したら日韓関係は厳しくなる」という声がもれる。だが、韓国国民大の李元徳(イウォンドク)日本学研究所長は「文氏の『5大歴史懸案』を知っている有権者などいないし、政権を取ってから実行に移せるかも疑問だ。独島や従軍慰安婦が問題になれば、誰が当選しても対応は同じはず。むしろ、朴氏に対する日本側の高すぎる期待感が心配だ」と話している。【ソウル澤田克己】=つづく

4390チバQ:2012/12/09(日) 23:36:26
http://mainichi.jp/select/news/20121208mog00m030999000c.html
選択:韓国大統領選/3 共鳴呼ぶ経済民主化
2012年12月08日

 「失敗は、長い人生の中での練習。たくさん練習した方が上達は早い」

 先月29日夜。ソウル市内の4400人収容のホールを埋めた聴衆が、大学入試に失敗したという男子学生に語りかける社会派の僧、法輪(ポムニュン)師(59)の言葉に聴き入った。法輪師は今年、「希望コンサート」と名付けた対話集会を300回開いた。集まった人々は合計で21万人を超える。

 韓国大統領選で、出馬を辞退したものの台風の目となっている安哲秀氏は昨年、法輪師が若者を対象に企画した同様の集会「青春コンサート」で全国を回った。

 安氏は、財閥中心の経済構造が作り出した格差社会を激しく批判し、就職難などに悩む若者たちから熱狂的な支持を受けるようになった。ソウル郊外での集会に参加した韓智云(ハンジウン)さん(34)は「社会が変われば私たちの状況もよくなるのでは、と希望を持てるようになった」と話す。

 対話集会が人気な理由を、金賛鎬(キムチャンホ)聖公会大教授(社会学)は「生活の中での不安だ」と話す。韓国社会は97年の通貨危機以降、激しい競争社会へと変質した。大企業の正社員でも、実績を残せなければ40代での早期退職が当然視される。金教授は「もともと集団主義的な意識が強い社会なのに、個人単位での厳しい競争を強いられるようになった」と不安感の背景を説明する。

 不安心理を裏づけるのが自殺の急増。97年に15・6人だった人口10万人当たりの自殺者が、10年には33・5人。日本の1・5倍で、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で群を抜いた1位だ。

 財閥規制を中心とする「経済民主化」を持論とする金鍾仁(キムジョンイン)元保健社会相は、対話集会の人気を「社会的な不平等がひどくなりすぎたからだ」と指摘。安氏が強い支持を得ているのも、格差社会で未来に対する希望が失われたのが原因という見方を示す。

 金氏は昨年、経済民主化で共鳴する法輪師らと安氏を担いでの政界再編を画策したものの、手法を巡って安氏と決別した人物だ。その金氏を、セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補は公約作りの中心人物として招き入れ、経済民主化を主要政策とした。財界からの巻き返しで朴氏の政策は後退したとも言われるが、金氏は「基本線は守っている。誰が大統領になっても経済民主化は無視できない」と断言した。【ソウル澤田克己】=つづく

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4391チバQ:2012/12/09(日) 23:37:06
http://mainichi.jp/select/news/20121209mog00m030027000c.html
選択:韓国大統領選/4止 SNSが票左右
2012年12月09日

 小雪の舞う7日午後、ソウルの市場前で行われた与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)の遊説。朴氏の声に合わせるように、スマートフォン(多機能携帯電話)を持った支持者の手が、ぐっと伸びた。

 「友人、知人に写真をすぐ送り、情報共有できるのがいい」と、朴氏の高校の後輩だという李熙淑(イヒスク)さん(50)。画面には陣営から遊説日程などが続々と入ってきていた。

 インターネット大国・韓国。03年の盧武鉉(ノムヒョン)政権誕生にもネットが大きな役割を果たした。それでも選挙運動には法的規制があったが、今年4月の総選挙から虚偽事実や相手を中傷する内容でなければ「サイバー空間では投票日以外なら運動が可能になった」(中央選管)。いわば「SNS選挙元年」である。

 韓国のスマホ加入者は3000万人を突破し、普及率は6割。このため、各陣営ともスマホの無料メール・通話アプリ「カカオトーク」や「ツイッター」「フェイスブック」などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じた情報発信に力を入れる。カカオトークに朴氏は約48万人、最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)も約33万人の「友人」がいる。

 文陣営の趙漢起(チョハンキ)SNS支援団長は「実際の選挙運動よりかなり自由度が高い。独自性のある話や感動的な話を発信するよう心がけている」と話し、発信力の特に強い「パワーブロガー」の存在を意識する。

 一方、SNSを逆の方向から選挙に活用することも行われている。データ解析会社ダウムソフトの権美敬(クォンミギョン)さんは「韓国でツイッターの『つぶやき』は1日500万から1000万件といわれるが、こうした内容を分析すれば、有権者がどんなことに関心があり、反応しているのかがリアルタイムで分かる」と言う。

 朴陣営の金〓均(キムチョルギュン)SNS本部長がこんな話をしてくれた。朴氏が海産物を買った際、先に渡した小額紙幣が注目され「物価も知らない」と問題にされかけたが、察知して拡散を防いだ−−。

 今回の大統領選は当初「盛り上がりに欠ける」といわれたが、「有権者はSNSで陣営や候補と直接つながり、昔のように街で話題にする必要がなくなったからだ」と言う陣営関係者もいた。一方、SNS選挙の隆盛を見て「候補が遊説して動く票なんてない」と感じる議員もいる。

 セヌリ党は総選挙での公認決定の際「SNSでどれぐらい話題となっているか」も選定基準の一つとした。金本部長が言う。「SNSの影響を確実に受けており、政党も変わっていくに違いない」【ソウル西脇真一、写真も】=おわり

4392チバQ:2012/12/09(日) 23:39:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012120900074
野党・文氏、反与党結集で新党=朴氏も支持層拡大目指す−韓国大統領選
 【ソウル時事】19日投開票の韓国大統領選の最大野党民主統合党候補、文在寅氏は9日、記者会見し、選挙後に幅広い勢力による新たな「国民政党」を結成すると表明した。これに対し、僅差でリードする保守系与党セヌリ党の朴槿恵氏側も野党候補の公約を積極的に取り入れる方針を表明。両陣営とも、無党派の中道層が勝負のカギを握るとみて、取り込みに躍起となっている。
 文氏は当選後、民主統合党以外のさまざまな勢力から人材を登用する「大統合内閣」を目指す考えも示した。文氏との候補一本化の末、出馬辞退した安哲秀氏の掲げた「政治革新」の意思をアピールし、反与党勢力を結集させる狙いがある。与党が国会の過半数を占めているため、当選後、安定した国政運営の基盤づくりを目指す意図もありそうだ。(2012/12/09-13:10)

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4393チバQ:2012/12/10(月) 20:45:36
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000m030020000c.html
韓国大統領選:朴氏がわずかながら優勢…韓国紙世論調査
毎日新聞 2012年12月10日 19時03分(最終更新 12月10日 19時04分)

 【ソウル西脇真一】19日投開票の韓国大統領選で、朝刊各紙は10日、最新の世論調査結果を発表した。朝鮮日報の支持率は与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)が47.5%、最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)は42.7%だった。他の調査も朴氏が引き続きわずかながら優勢となっている。若者や無党派層の支持を受けた安哲秀(アン・チョルス)氏(50)が文氏の全面支援を表明したが、今のところ効果は限定的なようだ。

 朝鮮日報によると、安氏が全面支援表明する前日の5日と比べ、朴氏と文氏の差は5.5ポイントから4.8ポイントにわずかに縮まった。

 投票先について「分からない」、「無回答」のいわゆる浮動層の割合は、15.4%から8.1%に減少。朝鮮日報は浮動層の一部が文氏へ流れる一方、危機を感じた保守層が結束したため結果的に双方の支持率が上がり「安効果を相殺した」と分析している。

 ハンギョレ新聞も朴氏46.0%対文氏41.7%。ただ、20〜30代で文氏の支持率が上がるなど変化の兆しもうかがえる。

 安氏は7日から街頭に出ているが、政治改革の必要性や「投票に行こう」と訴えるにとどまり、文陣営の選挙カーでマイクを握っていない。10日には「(文氏による)次の政権でどんな任命職も引き受けるつもりはない」とも発言。出馬辞退を表明した際の「白衣従軍する」(一兵卒として頑張る)という線を固守する姿勢が目立っている。

4394チバQ:2012/12/10(月) 20:52:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/asi12121020280000-n1.htm
チベット亡命議会 35万人署名を国連に提出 相次ぐ焼身自殺で調査団派遣求める
2012.12.10 20:26

焼身自殺者の写真を身にまとってニューデリーで行われた集会に参加するチベット人ら=10日、岩田智雄撮影
 【ニューデリー=岩田智雄】インド北部ダラムサラのチベット亡命議会は10日、中国政府による弾圧に抗議するチベット人が相次いで焼身自殺を図っている事態を受け、国連に対してチベットへの独立国際調査団の派遣などを求める35万1千人以上の署名をまとめ、ニューデリーの国連事務所に提出した。

 亡命議会は「共産党・中国によるチベットの残忍な占領以来60年以上に渡り、中国政府はチベットへの強硬策をまったく変えていない」と中国政府を非難。「状況は日々、悪化している。チベット人は問題の平和的解決とダライ・ラマ14世の帰還を求めるとともに、こうした大望と悲しみを国連や国際社会に知ってもらうため、次々自らに火をつけている」と訴えた。

 10日の国連「人権デー」には、ニューヨークの国連本部などにも署名を提出。署名の大半は日本を含む30カ国で集められた。

 チベット亡命政府によると、9日には中国で17歳の少女が焼身自殺した。焼身自殺を図った人は2009年以来、95人に上る。ニューデリーでは10日、中国政府への抗議集会も行われ、数百人のチベット人らが自殺者の冥福を祈った。

4395チバQ:2012/12/10(月) 20:52:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/chn12121014130001-n1.htm
中国の格差深刻化、ジニ係数世界最悪水準 警戒線を超える
2012.12.10 14:11 [中国]
 【北京=山本勲】10日の中国各紙報道によると、所得格差の代表的指標であるジニ係数が中国で2010年に0・61と、世界最悪水準に達していたことが明らかになった。ジニ係数は国際的に0・4以上が「社会紛争の多発する警戒線」とされているが、中国ではこれをはるかに上回る格差が生まれているわけだ。今秋の反日暴動も、こうした貧富格差に憤る出稼ぎ労働者らの不満発散の“はけ口”に利用された観があった。

 ジニ係数は0(格差ゼロ)から1(一戸が全所得を独占)までの幅で測られる。中国の同係数は改革・開放政策が始まった1980年代初頭まで0・3以下だったが、04年には0・465と国際警戒線を大きく上回るところまで上昇。その後は政府が調査結果を公表しなくなっていた。

 今回の調査は、政府重点大学の一つ、西南財経大学(四川省成都市)と中国人民銀行(中央銀行)金融研究所の共同事業で、全国25の省・直轄市・自治区8400戸余りの家庭を調べた。それだけに信頼性はかなり高いとみられる。

 これによると、都市部は0・56、農村は0・6、全体で0・61。教育水準で分類すると大卒以上の0・46に対し、小学校卒業以下で0・58と、低学歴の家庭ほど格差が大きい。

 中国のジニ係数は昨年あたりから、「すでに0・5を超えている」(国営新華社通信)との見方が一般化していたが、0・61との調査結果は衝撃的だ。世銀の調査では2010年の世界平均は0・44という。

 過去の国連などの調査でも、0・6台はボツワナ、シエラレオネ、中央アフリカ、ボリビア等の一部アフリカ・中南米諸国に限られていた。

4396チバQ:2012/12/10(月) 21:03:41
http://mainichi.jp/select/news/20121210k0000e030109000c.html
エジプト:大統領、権限拡大を撤回…国民投票は決行
毎日新聞 2012年12月10日 11時44分(最終更新 12月10日 11時51分)


 【カイロ樋口直樹】新憲法の策定などを巡り混乱が続くエジプトのモルシ大統領は8日夜、大統領権限を拡大する「憲法宣言」(暫定憲法)を撤回すると発表した。反大統領デモを続ける野党勢力に大幅な譲歩を示したものだが、イスラム色の濃い新憲法案の是非を巡る15日の国民投票は予定通り決行する。一方、野党連合「国民救済戦線」は9日夜、大統領の対応が不十分だとして「国民投票拒否」の方針を発表。抗議行動の継続を確認した。

 モルシ大統領は8日、野党を含む全ての政治勢力に参加を呼びかけた「国民対話」を開催した後、憲法宣言の撤回を決めた。国民救済戦線など主な野党は国民対話をボイコットしていた。先月22日に発令された憲法宣言には、新憲法の策定を急ぐ大統領が、対立関係にある裁判所の判断を一時的に無効化する狙いがあった。このため、野党は「独裁制につながるものだ」として反発、大規模な抗議デモを繰り広げてきた。

 政権側は、メッキ副大統領が国民投票延期の可能性を示唆していたが、8日の国民対話を経て「現行法上、国民投票の延期は不可能」との結論に至った。これに対し、憲法宣言の撤回とともに、国民投票の延期や憲法起案のやり直しなどを求める国民救済戦線は「さらなる分裂と暴動を招く国民投票は拒否する」との声明を発表。11日に新たな大規模デモを実施する方針も明らかにした。

 新憲法案はモルシ大統領の支持母体、ムスリム同胞団などイスラム勢力の支配下にある憲法起草委員会が策定。イスラム法やイスラム聖職者による政治介入の恐れや、イスラムの価値観に反する「表現の自由」や「女性の権利」の侵害を懸念する声が上がっている。だが、最高憲法裁判所はムスリム同胞団などの圧力によって、合憲性に関する審議ができない状況にある。

4397チバQ:2012/12/10(月) 21:07:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012121000785
地方公安局長を停職・拘束=息子の飲酒運転もみ消し、ネットで暴露−中国
 【北京時事】中国山西省共産党委員会は、同省太原市の李亜力公安局長(省公安庁副庁長)が、飲酒運転した上、警官を殴った息子の事件の隠蔽(いんぺい)を図ったとして停職処分にした。局長は職権乱用の疑いで当局に拘束された。10日の中国メディアが伝えた。
 局長は、10月13日に飲酒運転し、取り締まりの警官を殴った息子の事件をもみ消そうと画策したが、そうした情報がネットに流出した。具体的には、息子の取り締まりに当たった警官が事件の様子を収めた携帯用の記録装置を没収し、関係する映像を削除。また警官の携帯電話も取り上げ、しばらく休暇を取るよう要求したほか、警官やその家族が情報を漏らさないよう電話を盗聴するなどしたという。(2012/12/10-19:16)

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4398チバQ:2012/12/11(火) 22:26:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012120900074
野党・文氏、反与党結集で新党=朴氏も支持層拡大目指す−韓国大統領選
 【ソウル時事】19日投開票の韓国大統領選の最大野党民主統合党候補、文在寅氏は9日、記者会見し、選挙後に幅広い勢力による新たな「国民政党」を結成すると表明した。これに対し、僅差でリードする保守系与党セヌリ党の朴槿恵氏側も野党候補の公約を積極的に取り入れる方針を表明。両陣営とも、無党派の中道層が勝負のカギを握るとみて、取り込みに躍起となっている。
 文氏は当選後、民主統合党以外のさまざまな勢力から人材を登用する「大統合内閣」を目指す考えも示した。文氏との候補一本化の末、出馬辞退した安哲秀氏の掲げた「政治革新」の意思をアピールし、反与党勢力を結集させる狙いがある。与党が国会の過半数を占めているため、当選後、安定した国政運営の基盤づくりを目指す意図もありそうだ。(2012/12/09-13:10)

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4399チバQ:2012/12/11(火) 22:32:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121211/chn12121108350004-n1.htm
中国共産党は「男の政党」 2人の女性が政治局員に選ばれた理由は…
2012.12.11 08:33 (1/2ページ)[中国]
 中国共産党の新しい指導部人事に関して、私がもう一つ注目したのは、政治局員に女性が2人も選出されたことである。これは1969年以来の出来事である。

 党の最高指導部を構成する政治局常務委員(通常7人前後)の下に位置する政治局員は、通常二十数人で、今回は25人が選ばれた。8300万を超える一般党員、そして13億余の国民からみれば、雲の上の人である。

 共産党が政権を握った1949年以降、政治局員はほとんどが男性で、この六十数年間に政治局員にまでのぼった女性は6人しかいない。ただ、文化大革命中の1969年4月、第9回党大会直後の中央委員会総会において、今回同様、女性2人が政治局員に選ばれている。江青と葉群で、2人は独裁的最高権力者である毛沢東とその後継者である林彪の妻だった。

 当時、事前の候補者名簿作成段階で、毛沢東と林彪はそれぞれ、自分の妻を政治局員に昇格させることに反対した。そのため、容易にはまとまらなかったが、毛沢東から名簿作りを任されていた周恩来は、毛沢東と林彪の反対にもかかわらず、江青と葉群の昇格を強く主張した。毛沢東も林彪も最終的には周恩来の主張を受け入れた。周恩来は毛沢東や林彪の「本心」を見抜いていたのである。その周恩来の妻も、夫の死後、政治局員になっている。

 江青と葉群が同時に政治局員だった期間は、1971年9月までの約2年半と短かった。葉群が林彪事件で、夫や息子らとともに亡くなったからである。

 今回、2人の女性が政治局員に選ばれた理由や背景は明らかでないが、中国共産党の歴史においては、きわめて異例なことなのである。

 もっとも、2人に増えたといっても、その割合は1割にも満たず、全党員に占める女性党員の割合である23%にも及ばない。党に限らず、政府や議会など政治の場において、男性が女性を数と比率で圧倒しており、地位が上にいくほど、その傾向が強くなっている。

 スイスの「世界経済フォーラム」は毎年、議員・閣僚の男女比などをもとに、「ジェンダー・ギャップ指数」の世界ランキングを発表している。男女差が小さいほどランクが上になる。中国は今年、69位で、日本は101位だった。両国ともなお男女差が大きいということである。中国や日本で、女性が党総書記や首相といった政治の最高ポストに就く日がやってくるのだろうか。(敬称略)=滋賀県立大学教授・荒井利明/フジサンケイビジネスアイ

4400チバQ:2012/12/12(水) 00:06:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121211/chn12121123440009-n1.htm
チベット族自殺多発で取り締まり強化 習近平氏への失望広がる
2012.12.11 23:43 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】中国のチベット族居住地で最近、共産党の宗教弾圧に抗議し焼身自殺を図るチベット族の若者が急増する中、中国当局は自殺教唆容疑でチベット仏教の僧侶らを逮捕するなど、取り締まりの強化に乗り出した。習近平総書記による少数民族政策の改善を期待していたチベット族支援者の間で落胆の声が広がっている。

 国営新華社通信などによると、四川省と甘粛省で8日、20代のチベット族男性各1人と、青海省で9日夜、チベット族の10代の女子中学生が焼身自殺した。11月に28人が自殺を図ったが、12月はそれを上回るペースだという。

 民族問題研究家の阿部治平氏によると、チベット族の自殺の原因は、(1)当局の露骨な宗教介入への抗議(2)民族差別を受ける若者たちの進路の悩み−などが挙げられるという。

 しかし、共産党政権は自らの「少数民族と宗教政策に問題はない」(外務省報道官)と強調し、原因はチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の指示を受けた僧侶らがあおった結果だと主張してきた。

 四川省の警察当局は9日、同省アバ・チベット族チャン族自治州のチベット僧(40)と、おい(31)を自殺教唆容疑で逮捕したと発表。チベット族の自殺で同容疑の逮捕者が出るのは異例だ。「今後、自殺者が出る度に僧侶が逮捕される可能性もある」と関係者の間で懸念の声が上がっている。

 チベット族の支援者によると、11月中旬に発足した習近平指導部に対し、民族の融和を期待する向きもあった。習氏はチベット騒乱を弾圧した前任者の胡錦濤前総書記(国家主席)と異なり、チベット族の間に嫌悪感がない。

 むしろ、父親の習仲勲氏には地方指導者だった1950年代、青海省でチベット族に融和的な政策をとった実績があることから、習氏とダライ・ラマ側との対話再開を楽観する支援者さえいた。

 しかし、今回の僧侶らの逮捕により、胡錦濤時代の宗教弾圧を継承したことが判明した。チベット族の間で失望が広がりつつある。

4401チバQ:2012/12/12(水) 23:23:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121212/kor12121219440023-n1.htm
1週間後に大統領選控えた韓国 対北政策が重要争点に
2012.12.12 19:40 (1/2ページ)[核・ミサイル事情]

 【ソウル=加藤達也】韓国は19日の大統領選挙まで、12日で1週間となった。このタイミングでの北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射について「大統領選各候補の安全保障観や危機管理能力に対する関心が高まってきた」「ミサイル発射への対応や対北政策が選挙の争点としての重みを増した」(聯合ニュース)との見方が出ている。

 一騎打ちの接戦を展開している保守系与党セヌリ党の朴(パク)槿恵(クネ)候補(60)と左派系の最大野党民主統合党の文(ムン)在寅(ジェイン)候補(59)は12日の遊説で早速、北朝鮮のミサイル発射について、それぞれの見解を表明した。

 両候補はともに、発射が国連安全保障理事会の決議に違反すると述べたが、対応をめぐっては温度差が出た。

 朴候補は「(北朝鮮のミサイル発射は)韓国のみならず、世界に対する挑発だ」と北朝鮮を正面から非難した。その一方で、「(韓国の)安保が脆弱な場合もある」と暗に北朝鮮に対する融和路線を主張する候補を批判。「(北朝鮮から国を守るという)確実な国家観を持った勢力を選択してほしい」と自身への支持を訴えた。

 一方、文候補はミサイル発射について「韓(朝鮮)半島の平和を脅かす行為は断固反対だ」とし、北朝鮮に対し「国際社会の責任ある一員として行動することを促す」と述べた。その半面で「国家安保問題を選挙に悪用してはならない」と主張し、間接的に朴候補や保守勢力を批判した。

 文候補は公約で北朝鮮との融和路線を強調しているが、朴候補側が「北朝鮮と対峙する国家観」を強調することにより、自らの対北朝鮮政策に“弱腰”の印象を植え付けられることを警戒している。文候補陣営は今後、李明博政権の「対北強硬政策」が北朝鮮の挑発を誘導したとする批判を強め、今回のミサイル発射を自陣営に有利に作用させることが考えられる。

4402チバQ:2012/12/12(水) 23:24:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121212/kor12121219190022-n1.htm
立ち後れにいらだつ韓国 ロケット失敗、ミサイルは制限
2012.12.12 19:19 (1/2ページ)[核・ミサイル事情]
 【ソウル=黒田勝弘】韓国は北朝鮮の「長距離弾道ミサイル発射成功」に表面的に平静を保ってはいるが、内心はかなりいらだっている。というのも、ロシアの支援を受けた韓国の大型ロケットは打ち上げ失敗を繰り返し、3度目の正直だった11月の打ち上げも直前に故障で延期になったままだからだ。

 さらに兵器の弾道ミサイルは共同防衛体制を担う米国との協定で射程が800キロまでに制限され、北朝鮮に比べると“威力”は8分の1に過ぎない。

 北朝鮮の核開発に加えた執拗な長距離弾道ミサイル開発は韓国の対抗心理を確実に刺激しつつある。世論はロシアや米国に依存する現状に不満が募っており、国力に見合った独自開発を求める声が高まるのは避けられない。宇宙開発や軍備をめぐる南北の競争が激化しそうだ。

 韓国の宇宙開発は、人工衛星はすでに数多く打ち上げられ実用化している。しかし、韓国の衛星としては最重量の1トン級の実用衛星を今年、日本のロケット(H2)で打ち上げたように、韓国独自のロケットによる打ち上げにはまだいたっていない。

 そこでロシアと共同でロケット開発を進めきたが、2009年8月、10年6月と2回の打ち上げに失敗。今年も10月から11月にかけ打ち上げを目指したが延期となった。現地からの中継で多くの国民が見守るなか、発射予定16分前に中止され世論の失望は大きかった。

 一方、ミサイルの方は「米韓ミサイル指針」によって韓国軍のミサイルは射程300キロまでと大幅に制限されていたが、米国との話し合いの結果、今年10月、指針改定に合意。やっと射程800キロまで可能となった。

 ただ、射程は短距離ミサイルの域を出ず、韓国からは中部以北で発射した場合のみ辛うじて北朝鮮全域が射程に入る。北朝鮮はすでに射程6000キロ以上の長距離ミサイルを開発中で、今回も3000キロ以上飛んだものとみられている。

 韓国の経済力(国内総生産・GDP)は北朝鮮の約40倍。にもかかわらずロケットやミサイル開発では北朝鮮に後れをとっていることになり、国民の欲求不満は強い。

4403チバQ:2012/12/13(木) 22:59:33
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000m030041000c.html
韓国大統領選:朴候補わずかに優勢 文候補が猛追
毎日新聞 2012年12月13日 19時18分(最終更新 12月13日 19時29分)


ソウル市内の投票所で韓国大統領選の不在者投票をする兵士ら=2012年12月13日、AP
拡大写真 【ソウル澤田克己】韓国大統領選で韓国メディアは13日付で一斉に世論調査を発表した。与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補がわずかに優勢を維持しているものの、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補が出馬辞退した安哲秀(アン・チョルス)氏の支援を受けて猛追する展開になっている。

 19日の投開票を前に13日、不在者投票が始まった。14日まで。19日に投票できないと事前申告した108万人余が対象で、07年の前回に比べて33.9%増えた。今回から実施された船上投票は11日から一足早く始まった。

 一方、韓国の公選法は投票6日前(13日)以降の世論調査結果の公表を禁じており、今回が最後。SBSテレビでは朴氏が48.9%で42.1%の文氏に6.8ポイントのリードをしているが、文化日報では朴氏42.8%、文氏41.9%とほぼ横一線。他メディアの調査では朴氏が3ポイント前後のリードとの結果が多いが、差は縮まりつつある。

 安氏は7日から、文氏支援のため街頭に出ている。文氏への投票を訴えるというより、「新しい政治を実現するために必ず投票を」と呼びかける独特のスタイルだが、「徐々に効果が出てきている」(文陣営関係者)という。文陣営は「逆転が見えてきた」と意気込み、朴陣営は「接戦になりそうだ」と警戒心を強めている。

 一方、大統領選期間中での北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射となったが、選挙戦に大きな影響を与えないという見方が強い。この日の候補者らの遊説でも特に大きく取り上げられなかった。

4404チバQ:2012/12/13(木) 23:02:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121213/kor12121320040009-n1.htm
朴氏を文氏が猛追、大接戦 安氏の支援奏功
2012.12.13 20:04
 【ソウル=加藤達也】韓国の大統領選挙は19日の投開票まで1週間を切った。各メディアが13日に伝えた世論調査では、保守系与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)が左派系最大野党民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)を僅差でリードしているものの徐々に差を縮められる展開で、大接戦の様相となっている。

 韓国では公職選挙法により世論調査結果の公開に制限があり、13日以降に実施した世論調査は公表できない。過去には公表可能な最後の世論調査で優勢が伝えられた候補が当選している。

 ただ、12日までの各種世論調査では、両者の支持率はいずれも40%台で、調査機関のリアルメーターによると、48%の朴氏に対して文氏が47・5%と肉薄。ほかの調査でも差は最大で6・8ポイントとわずかで、「文氏の猛追が目立つ」(民主統合党関係者)。

 結果について文氏の陣営では出馬を取りやめた安哲秀(アン・チョルス)氏(50)が文氏支援を本格化した効果が出ているとみている。

 中央選挙管理委員会による投票への意識調査によると、79・9%が投票に「必ず行く」と回答し、前回選挙前の同時期(67・0%)よりも大幅に上昇。実際の投票率も前回の63・0%を上回る公算が大きい。

 投票率が高くなるほど若年層の投票が増えるのが一般的だ。この層は非保守系候補を支持する傾向があり、選挙結果への影響が注目される。

4405チバQ:2012/12/13(木) 23:07:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012121300838
国情院に世論操作疑惑=野党が告発、情勢に影響も−韓国大統領選
 【ソウル時事】19日に韓国大統領選の投開票が迫る中、情報機関の国家情報院(国情院)が、最大野党・民主統合党の文在寅候補をインターネット上で中傷するなど、組織的な世論操作を行っていた疑惑が浮上した。事態の推移が終盤情勢に影響を与える可能性がある。
 民主統合党は11日、内部情報として、国情院が2011年11月から院内に約70人から成るチームを組織し、政治的懸案について野党を批判する書き込みをさせていたとの疑惑を提起。20代の女性職員を警察に告発した。11日夜には党職員が選管、警察と共に女性職員の住むマンションに押し掛け、ドアを「開けろ」「開けない」の押し問答となった。
 民主統合党は証拠を示しておらず、国情院は世論操作疑惑を全面否定。与党セヌリ党の朴槿恵候補は13日の遊説で「民主統合党は、何の罪もない国情院の女性職員を人質にしている。証拠があるなら提出せよ」と非難した。与党側は、民主統合党が女性職員を尾行、監視していたことも「人権侵害」と批判している。(2012/12/13-19:22)

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4406チバQ:2012/12/14(金) 21:34:05
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000m030087000c.html
韓国大統領選:激戦地・釜山で朴、文両候補が対決
毎日新聞 2012年12月14日 20時55分(最終更新 12月14日 21時20分)

韓国南部の釜山で大雨の中演説する与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補=2012年12月14日、ロイター
拡大写真 【釜山(韓国南部)・米村耕一】19日投開票の韓国大統領選は14日、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)の両者が、戦略的な激戦地、韓国南部釜山(プサン)市入りし、市民や支持者らを前に「直接対決」した。

 釜山は従来、保守系が強くセヌリ党の地盤とされる。しかし、文候補の出身地でもあり民主統合党がセヌリ党の基盤を少しずつ切り崩しつつあるのが現状だ。周辺地域を合わせると600万を超える有権者を抱える釜山地域で、朴氏が優位を守りきるかどうかは、選挙結果に大きな影響を与えると見られている。

 この日の釜山地域は「豪雨注意報」が出る大雨。両陣営は共に市内のほぼ中心部に位置する繁華街を演説会場に設定した。先に現場に入った朴候補が全国的な公約と共に「(地元の)市場の国際的な観光地化の推進」など地元密着型の政策をアピールすると、ずぶぬれになっていた熱狂的な支持者たちが歓声を上げた。

 一方、約2時間遅れでほぼ同場所で演説した文候補は、韓国各紙の世論調査で朴候補を猛追していることを強調。「私が前に出ている調査もあるのは、皆さんも見たでしょう。必ず勝ちます」と、追い風ムードの加速を狙った。

 朝鮮日報が14日に報じた釜山地域の世論調査では朴候補が58.9%、文候補が33.1%だった。しかし、朴陣営の地元区議、チェ・ボングク氏は「すでに6対4まできたと見ている。非常に警戒している」と語った。一方、追う立場の文陣営は意気が上がっている。文陣営のソン・マンジョンさん(51)は「目標は45%。ただ、釜山地域で40%を超えれば全国で勝てる可能性が高く、すでに良いムードだ」と自信を見せた。

 こうした背景について、地元区議の一人は「安哲秀(アンチョルス)氏の辞退直後は、文陣営内部がぎくしゃくしていたが、最近になってエンジンがかかってきたようだ」と解説。実際、釜山地域でも文候補の支持拡大の動きが目立ってきているという。

4407チバQ:2012/12/14(金) 21:40:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000106-jij-kr
韓国大統領選、大接戦に=投票率が左右か―朴氏やや優勢、文氏激しく追い上げ
時事通信 12月13日(木)17時45分配信

 【ソウル時事】19日投開票の韓国大統領選まで1週間を切り、13日以降に実施した世論調査は公表が禁じられる。公表可能な最後の世論調査では、いずれも与党セヌリ党の朴槿恵氏がやや優勢なものの、最大野党民主統合党の文在寅氏が徐々に差を縮めており、大接戦の様相。李明博氏(現大統領)の圧倒的優位で投票日を迎えた前回2007年の選挙より投票率が上がると予想されており、結果を左右しそうだ。
 12日までに行われた各世論調査では、両者の支持率は40%台で、差は0.5〜6.8ポイント。ほとんどの調査で文氏が差を縮めており、出馬辞退した安哲秀氏が先週後半から文氏への支援に乗り出した効果が表れ始めたもようだ。年代別では、20〜30代では文氏が、50〜60代では朴氏がそれぞれ圧倒的優位で、40代で両者が接戦を演じている。

4408チバQ:2012/12/16(日) 17:10:02
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121215-OYT1T00871.htm
遊園地総局・大量餓死…正恩氏、成果乏しき1年

北朝鮮
 【ソウル=門間順平】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が死去してから、17日で1年。


 後継者の金正恩(キムジョンウン)第1書記は、事実上の長距離弾道ミサイル発射で権威の誇示を図ったものの、国民生活の向上や政権基盤固め、対外関係の確立などでは具体的な成果はなく、課題が山積している。

 「我が国の総合的な国力の一大誇示だ」――。15日の北朝鮮国営メディアによると、正恩氏は北西部・東倉里(トンチャンリ)の発射場を訪ねて科学者や技術者をねぎらい、金日成(キムイルソン)主席と金総書記の遺体に「(発射を)報告しよう」と語った。14日には平壌で15万人規模の祝賀集会を開催。しかし、国際社会の反発を覚悟で発射を強行したこと自体、体制の基盤が依然不安定で、何らかの成果を打ち出すのを迫られていたと言える。

 正恩氏は4月の金主席生誕100年記念日に行った初演説で、「人民が二度とベルトを締め付けない(飢えない)ようにする」と述べ、改革に意欲的と期待された。6月末に発令したとされる「新経済管理改善措置」では、農業分野の改革を打ち出し、農家は収穫の7割を国家に納めれば、残り3割を自由に処分できると見込まれていた。

 ところが、北朝鮮消息筋によると、実際には全量を国に納め、3割相当分の現金を還元する形となり、国に納めた農作物の多くは軍に回って市場に出ず、穀倉地帯とされる南西部・黄海道(ファンヘド)で大量の餓死者を生むという悲惨な結果となった。

 一方で、5月には全国の遊園地を管理する「遊園地総局」を新設。韓国メディアによると、党の古参幹部の間からは「子どもが現実を知らずに好き勝手にやっている」との不満が漏れている。ミサイル発射への住民の反応も、「食べていくのが精いっぱいで、関心がない」と冷ややかだと消息筋は話す。

(2012年12月16日16時16分 読売新聞)

4409チバQ:2012/12/17(月) 20:03:12
http://mainichi.jp/select/news/20121218k0000m030040000c.html
北朝鮮:正恩体制に失望感 金総書記死去から1年
毎日新聞 2012年12月17日 19時31分(最終更新 12月17日 19時47分)


平壌市内で行われた金正日総書記の追悼大会終了後、会場を去る金正恩第1書記(右端)=2012年12月16日、AP
拡大写真 【ソウル米村耕一】北朝鮮は17日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去から1年の節目を迎えた。朝鮮中央テレビによると、北朝鮮各地で同日正午、追悼のサイレンが鳴り、国民は3分間黙とうした。後継で第1書記の金正恩(キム・ジョンウン)氏による体制に対し、国内外で大胆な改革を期待する声が高まっていたが、1年たっても動きはなく失望感に変わりつつある。金第1書記は総書記の遺訓とされた事実上の長距離弾道ミサイル発射実験を強行して国威発揚を図るなど求心力アップに懸命だ。

 金第1書記は17日、李雪主(リ・ソルジュ)夫人とともに金総書記と金日成(キム・イルソン)国家主席の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽(クムスサンテヤン)宮殿の開館式に出席した。

 北朝鮮の国営メディアは今年初めから、金第1書記の「親しみやすさ」をアピールする写真や映像を数多く報道してきた。「身分を隠して一兵卒として軍務についていた」「予告なしに現地視察をするので実情をよく分かっている」など、金第1書記が市民生活の苦しさを知っているとの内部教育も盛んに推進した。今春ごろから「経済管理体制の改善」と称する経済改革の一部に着手したとされ、国民の間で「秋には中国のような改革開放に向かう可能性もある」との期待が広がった。

 だが、秋になっても大規模な経済改革策が発表されることはなく、試験的に実行に移された政策も国民が変化を実感できるものではなかった。中朝貿易関係者によると、金第1書記の下での経済改革について、平壌市民の間でも「結局は方向性が定められない状態だ」との意識が広がりつつあるという。

 金第1書記は10〜11月、秘密警察である国家安全保衛部を相次いで訪問した。また11月下旬には司法・検察部門の幹部らに「不純な敵対分子の動きを徹底的に制圧、粉砕しなければならない」と指示する書簡を送った。市民が当初、金正恩新体制に抱いていた期待感が薄れ、かわりに失望感が広がり始めている状況があり、これに北朝鮮指導部が強い危機感を抱いているとみられる。

 一方、金第1書記は朝鮮人民軍幹部人事に積極的に手をつけているようだ。後見役とされていた李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長を7月に粛清。韓国紙の報道によれば最近、金正角(キム・ジョンガク)人民武力相も解任された。これらの人事は、金第1書記が軍を十分に掌握していることの証左とする見方が強い。

4410チバQ:2012/12/17(月) 20:05:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121217/kor12121719350005-n1.htm
僅差の接戦で19日投開票 支持動向に極めて敏感に
2012.12.17 19:32 (1/2ページ)

韓国大統領選で、テレビ討論を前に握手する野党民主統合党の文在寅候補(左)と与党セヌリ党の朴槿恵候補=16日、ソウル(代表取材=共同)
 【ソウル=加藤達也】韓国大統領選挙は19日、投開票を迎える。保守系与党セヌリ党の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)候補(60)と左派系野党民主統合党の文(ムン)在(ジェ)寅(イン)候補(59)の事実上の一騎打ちで、朴氏が優勢を維持、これを文氏が猛追しているもようだ。選挙戦最終盤を迎え、両陣営は有権者の支持動向に極めて敏感になっている。

 公職選挙法上、公表が許された最後の各種世論調査では、支持率の差は0・5〜6・8ポイントだったが、その後の情勢では、文氏がさらに肉薄したとされる。各陣営は非公表の調査結果に基づき「極めて混とんとした状況に突入した」(セヌリ党筋)、「寸分の手抜かりも許されない」(民主統合党筋)とみている。

 両候補は16日夜、3回目となる最後のテレビ討論に出演。教育や治安など社会問題について激しい論戦を展開した。ところが、討論6時間前に親北・左翼のミニ政党である統合進歩党の李(イ)正(ジョン)姫(ヒ)候補(42)が突然、選挙戦からの降板を表明した。世論調査では李氏の支持率はわずか0・7%(東亜日報)で、選挙の大勢に影響はないはずだが、僅差の接戦の状況下、「李氏の票の行方に結果的に極めて重大な意味が出てくる可能性もある」(大手シンクタンク幹部)。

 李氏は1回目の討論会の際、朴氏に対して「あなたを落とすために来た」と“宣戦布告”しており、選挙戦の行方はさらに予測困難となった。

 朴、文両氏は選挙戦最後の土曜日の15日、ソウル市内でそれぞれ大規模な遊説を行ったが、演壇には、文氏と政権交代で“共闘”する安(アン)哲(チョル)秀(ス)氏が登場。聴衆の大歓声を受け、追い上げへの勢いを見せた。

 激戦が続く中、両陣営は相手候補への非難中傷合戦も展開している。文氏陣営は、情報機関、国家情報院の女性職員がネットに文氏を中傷する書き込みをしていたとする問題を「組織的謀略」として警察に訴えた。しかし、警察は「書き込みの痕跡はなかった」と発表。文氏陣営がこれに激しく反発するなどの騒動も起きている。

4411チバQ:2012/12/17(月) 20:07:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121701138
対日関係、争点ならず=韓国大統領選、19日に投票
 【ソウル時事】19日投開票の韓国大統領選まで残り2日。与党セヌリ党の朴槿恵候補と最大野党民主統合党の文在寅候補が終盤に入り、過去に例を見ない大接戦を演じている。今年は島根県・竹島や歴史問題をめぐり日韓関係が悪化したが、選挙戦の争点とはならなかった。
 日本との歴史・領土問題に対しては、両候補とも公約で「断固対応する」と厳しい姿勢を示している。
 ただ、遊説では取り上げられず、4日のテレビ討論でも「日本の正しい歴史認識が必要だ。過去を超え、未来を見据える幅広い思考も重要だ」(朴氏)。「未来志向的関係に発展させるが、歴史に関しては断固として対応する」(文氏)と一言述べ合っただけだった。 
 日韓関係は8月の李明博大統領の竹島上陸を機に一気に悪化した。ただ、その後、日本側が準備に入った国際司法裁判所(ICJ)への単独提訴を先送りするなど、互いに刺激を避けている。
 東北アジア歴史財団の郭真吾研究委員は「韓国の政治家にとり現在の対日関係は敏感過ぎる問題。日本に良いことを言っても、悪いことを言っても攻撃材料となる恐れがあるので、なるべく何も言わない」と指摘する。
 韓国の歴代政権は、発足直後は日本との関係強化に力を入れてきており、両候補も同様の方針とみられる。郭氏は「自分たちからは言いにくいが、韓国側も対日関係を改善させたいと思っている」と語った。(2012/12/17-17:11)

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4412チバQ:2012/12/17(月) 20:11:13
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012121790104433.html
韓国大統領選の第3野党候補、出馬取りやめ 
2012年12月17日 10時44分

 【ソウル=辻渕智之】19日の韓国大統領選を前に、革新系第3野党・統合進歩党の李正姫(イジョンヒ)候補(42)が16日、出馬を取り下げた。李氏の支持率は世論調査でわずか1%前後だが、同じ革新系の最大野党・民主統合党、文在寅(ムンジェイン)候補(59)に支持票が動いて有利に働く可能性がある。

 李氏は会見で「改革勢力が力を合わせて政権交代を実現せよという国民の熱望を果たすため」と述べた。

 李氏の辞退で、16日夜の最後のテレビ討論会は初めて文氏と与党セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)候補(60)だけの対決に。朴氏には「一対一の議論が苦手」との評価もあり、李氏が文氏を援護射撃した形となった。

(中日新聞)

4413チバQ:2012/12/17(月) 21:04:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121217-00000099-mai-kr
<韓国大統領選>地域対立より世代差 2候補支持に濃淡
毎日新聞 12月17日(月)20時37分配信

 【ソウル米村耕一】韓国大統領選が19日に投開票される。大接戦を展開する保守系与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補と最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補は最終盤の17日、ともに大票田のソウル首都圏を中心に各地を遊説した。今回の選挙では従来の地域対立の色合いが薄まる一方、世代間で支持に濃淡が出ている。特に若年層の支持が多い文氏陣営は、若者の投票率アップを狙う戦略に注力している。

 韓国では伝統的に、韓国南東部の慶尚道(キョンサンド)が保守系、南西部の全羅道(チョルラド)が民主統合党など進歩系の支持基盤で、過去の選挙戦は地域対立の様相を呈してきた。

 だが今回は、釜山(プサン)を含む慶尚道地域でも若い世代に文氏支持が浸透している。地元紙記者は「若い世代は(保守系の)現政権は自分たちに何もくれなかったとの意識が強い」と解説する。文氏は、自身が仕えた故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領と共に釜山近郊出身であるためだ。

 逆の現象も起きている。進歩系の支持が高い全羅道でも「田舎にいけば、お年寄りの中には『朴氏がいい』という人が意外に多い(民主統合党職員)」という。

 一方、今回の選挙では、世代間対立も注目を集める。韓国紙・朝鮮日報が14日に報じた世論調査では、20〜30代の6割弱が文氏支持、50〜60代は6割強が朴氏支持と答えた。

 出馬辞退後、文氏支持に回った安哲秀(アン・チョルス)氏も投票率アップを呼びかけて文氏を側面支援する。16日午後、安氏はソウル市内の繁華街で支持者との集会に出席し、「投票しなければ、政治が国民を恐れない。周囲の人にも必ず伝えてほしい」と呼びかけた。

4414チバQ:2012/12/18(火) 22:39:40
http://mainichi.jp/select/news/20121219k0000m030056000c.html
韓国大統領選:19日投開票 朴氏、文氏が大接戦 
毎日新聞 2012年12月18日 20時03分(最終更新 12月18日 20時20分)


韓国大統領選に立候補した朴槿恵(左)、文在寅両候補のポスターに目を留める男性=ソウルで2012年12月17日、AP
拡大写真 【ソウル澤田克己】韓国大統領選は19日、投開票される。与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)と、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)による事実上の一騎打ち。当初は朴氏が若干リードしていたが、出馬を辞退した無所属の安哲秀氏(50)の支持を得た文氏が終盤にかけて激しく追い上げ、現在はほぼ横一線に並んでいる。朴氏は高齢層、文氏は若年層を中心にそれぞれ支持を広げており、投票率が勝敗を分けるカギとなりそうだ。

 選挙戦最終日の18日は、朴氏が南部・釜山から中部・大田を経てソウルへと北上するルートで遊説。文氏はソウルから大田、南東部・大邱を経て釜山へと南下した。

 首都圏は有権者の半数が集中する大票田。釜山はセヌリ党の伝統的地盤だが、文氏の地元でもあり、両氏は最後まで激しい攻防を繰り広げた。

 朴氏は釜山駅前の集会で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の側近として大統領秘書室長を務めた文氏を念頭に、「野党が主張する政権交代は、失敗した盧政権に戻るということ」と批判。国民生活に直結する雇用政策や福祉政策に力を入れて「時代交代」を成し遂げると約束した。

 一方、文氏はソウル駅前の集会で、「国民の苦労を一緒に分かち合える政府を作りたい」と強調。「投票率が高ければ(若者層に強い)私の勝ちだ」と訴え、「友人や家族、両親ら、皆に声をかけて」と呼び掛けた。

 韓国紙・朝鮮日報が14日に報じた世論調査(12日実施)では、30代以下の6割弱が文氏、50歳以上の6割強が朴氏を支持している。一方、40代の支持率は両者とも40%台で、同調査では文氏がやや有利となったが、別の調査では朴氏優勢となるなど拮抗(きっこう)している。

 有権者は19歳以上の約4053万人。このうち30代以下は約1549万人で、50歳以上は約1622万人。これまでの大統領選では30代以下の有権者の方が多かったが、少子高齢化の影響で、今回は50歳以上が初めて30代以下を上回る。

 聯合ニュースは18日、中央選管による事前の意識調査を基にした推測として、投票率は70%前後との見通しを伝えた。政界ではこれを大きく下回るなら朴氏が有利、大きく上回るなら文氏有利との見方が多い。今回と同じような接戦となった02年の大統領選は、70.8%だった。

4416チバQ:2012/12/18(火) 22:52:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012121800734
胡春華氏、広東省トップに=「ポスト習近平」最有力−中国
 【香港、北京時事】18日の新華社電によると、中国共産党中央はこのほど、内モンゴル自治区党委員会の胡春華書記(49)を広東省党委書記に任命した。胡書記は胡錦濤国家主席(前党総書記)の直系で、若手指導者の筆頭格。総書記をこれから10年務めるとみられる習近平氏の後任候補として最有力とされている。
 広東省は改革・開放の先進地区として知られ、経済規模や貿易額が全国最大。このため、政治的な位置付けは北京などの直轄市並みに高く、これまでに複数の同省党委書記経験者が最高指導部の党政治局常務委員に昇進している。
 胡書記は11月の第18回党大会で政治局員に昇格しており、2017年の第19回党大会で政治局常務委入りする可能性がある。
 胡書記は胡主席や李克強副首相(次期首相)ら有力指導者を輩出してきた共産主義青年団(共青団)出身。胡主席がチベット自治区党委書記だった頃の部下でもあり、「小胡錦濤」と呼ばれるほど胡主席との関係が近い。(2012/12/18-20:28)

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4417チバQ:2012/12/18(火) 23:24:28
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201212180304.html
2012年12月18日20時5分
候補者に現金貸すと利子つく? 韓国大統領選、応募殺到

 【ソウル=広島敦史】韓国の大統領選で、候補者に現金を貸すと、選挙の結果によって利子がもらえる「選挙資金ファンド」が登場した。好きな候補を応援しながら現金も増えるシステムが人気で、有権者の応募が殺到した。

 ファンドは、大統領選の当選者や有効投票数の15%以上の票を得た候補者の選挙費用を、国が穴埋めする制度を利用。有権者から借りた金を選挙運動に使い、穴埋めされた後に利子をつけて返す仕組みだ。

 与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補は11月末、「約束ファンド」と名づけて250億ウォン(約19億円)をホームページで募集。1万ウォン単位で申し込みができ、年利3.1%がつく。

 野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補も、年利3.09%で2回にわたって計300億ウォンを公募。両陣営によると、いずれも3日とたたないうちに目標額に達し、募集を打ち切ったが、両氏のホームページ上の掲示板ではさらなる募集を求める声が相次いでいた。

4418チバQ:2012/12/19(水) 21:50:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121219/kor12121920380006-n1.htm
【韓国大統領選】
“外華内貧”寂しい幕切れ ジリ貧だった李明博政権
2012.12.19 20:35 (1/2ページ)[韓国]
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の新大統領誕生で李明博政権の幕が下りる。新大統領就任の2月25日まで任期は残るが実質的には終わったに等しい。5年前、国民の大きな期待のなか500万票もの大差で当選した李明博氏だったが、最後は支持率20%前後という寂しい幕切れとなった。

 李氏は「漢江の奇跡」といわれた韓国の高度経済成長を担った財閥企業の経営者出身。「経済大統領」を看板に「国民に豊かな安定した暮らし」を公約したが、肝心の経済で国民を失望させた。

 世界経済がいわゆる“リーマン・ショック”の後、停滞が続くなか、確かに韓国経済は成長を維持し金融不安も回避できた。「サムスン」「現代」に代表される韓国企業ブランドは国際的に定着し、貿易量は1兆ドルを突破し世界8位となった。

 世界の首脳を集めた「G20会議」もソウルで開催し「世界に羽ばたく韓国」を国際ビジネス社会に印象付けた。

 しかし国内では「勝ち組、負け組」の二極化で格差社会が広がった。不動産景気が消え家計負債が急増。雇用不足で「大学は出たけれど…」と不満が渦巻いている。結局、「財閥ばかり太り国民の財布は薄くなった」というわけだ。

 5年後の大統領選で与野党候補とも「経済民主化」を最大公約にしたのは、経済大統領・李明博氏には痛恨の皮肉だった。

 李明博政権の外交は、日本にとっては竹島上陸、天皇謝罪要求発言など最後になっての反日言動が印象的だ。日本の世論では最悪の政権というイメージだが、全体的には対米関係強化など点数は低くない。特にオバマ米大統領とは親密さが目立った。

 また原発や武器の売り込み、資源確保などで世界を飛び回るビジネス外交も成果を挙げている。

 北朝鮮政策では哨戒艦撃沈、延坪島砲撃など軍事挑発を受け対北安保を強化。「対話と支援」をすべきだという国内圧力に耐え、国際社会の対北制裁に協力した。歴代大統領がこだわる南北首脳会談開催という“誘惑”も振り切った。

 対北政策では頑張った印象が残るが、これも今となっては逆に「南北関係を硬直させた」と批判を受けている。

 李明博政権を総括すれば「外華内貧」となるかもしれないが、日本との関係でいえば、韓流ブームなどで近年、革命的に好転していた日本国民の対韓感情を一気に冷え込ませた罪(?)は大きい。日本生まれで決して反日的ではなかった李明博氏にとっては、想定外の結果だっただろう。

4419チバQ:2012/12/19(水) 21:53:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012121900581
李鵬・元首相の子息、山西省長代理に=中国
 【北京時事】新華社電によると、中国山西省人民代表大会(議会)常務委員会は19日、李鵬・元首相(84)の息子の李小鵬・常務副省長(53)を省長代理に任命した。王君省長(60)が内モンゴル自治区党委書記に任命されたのを受けた人事で、近く省長に昇格する見通し。(2012/12/19-15:22)

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4420チバQ:2012/12/19(水) 21:53:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012121900927
朴槿恵氏が勝利=韓国初の女性大統領誕生−父娘2代で政権

 【ソウル時事】任期満了に伴う韓国大統領選は19日、開票作業の結果、与党セヌリ党の朴槿恵候補(60)が最大野党民主統合党の文在寅候補(59)を僅差で制し、当選を確実にした。初の女性大統領で、李明博政権に続く保守政権となる。また、父の朴正煕元大統領に次ぐ初の親子2代の大統領となる。
 大統領就任式は来年2月25日で、任期は5年。朴氏は李政権で悪化した南北関係の改善を目指し、断絶した対話の再開を模索する見通しだ。ただ、核・ミサイル問題などでの北朝鮮の前向きな姿勢も求めている。また、李大統領の島根県・竹島(韓国名・独島)上陸以降、冷却化した日韓関係の立て直しを図る。
 内政では、大企業中心で格差が拡大した李政権の路線を修正し、「経済民主化」を主張。雇用、福祉の充実などで中産層の拡大を目指す。一方で、大企業の競争力も温存し、早期に景気停滞局面からの脱却を図りたい考えだ。また、公平な人事などを通じた「国民統合」も目指す。
 中央選管によると、開票率35.4%の段階で、朴氏の得票率は52.6%で、文氏は46.9%。開票が進んでも差はほとんど縮まっていない。
 大接戦の展開から世論の関心は高く、投票率(暫定)は75.8%と、過去最低の63.0%だった前回2007年、70.8%だった02年を上回った。高い投票率で若年層の投票が増えれば文氏に有利と予想されたが、逆に、人口が増えている高年齢層を中心に、保守層の危機意識が高まったとみられる。(2012/12/19-21:49)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012121900953
「悲劇の娘」、朴槿恵氏大統領に=約束重視の原則主義者−韓国大統領選
 両親を暗殺された「悲劇の娘」が、韓国初の女性大統領に上り詰めた。高度経済成長と民主化運動弾圧で功罪相半ばする朴正煕元大統領の娘という宿命を背負いながら、父にはできなかった「国民大統合」を目指す。
 朝鮮戦争中の1952年、南東部の大邱で生まれる。小学6年の時、父が大統領に就任。「国母」と呼ばれた最愛の母、陸英修氏の愛情を受けながら厳格に育てられ、弁当は麦飯だった。今も骨とう品のようなクーラーを使うという徹底した倹約家だ。
 「国の産業発展に貢献したい」と西江大学の電子工学科に進学し、理工学部を首席で卒業。大学教授を目指しフランスに留学中、母が銃撃で死亡し、運命は一転する。
 22歳から約5年間、ファーストレディー役として父を支え、政治感覚を磨いた。その父も79年、側近に暗殺される。「(北朝鮮と接する)前線に異常はないですか」。一報を聞き、真っ先に口にしたのは国の心配だった。
 失意の中で、隠とん生活に入ったが、アジア通貨危機をきっかけに政治を志し、98年に初当選する。2004年に保守系のハンナラ党代表に就任。不利な状況で行われた同年と今年4月の総選挙で善戦し、「選挙の女王」の異名を持つ。
 06年の統一地方選では遊説中に暴漢に顔を切りつけられ重傷を負った。07年の前回大統領選の与党予備選では李明博氏に惜敗した。
 熱烈な支持者が多い一方、朴政権の軍事独裁を批判する勢力の反発は今も残る。「信頼と約束を重視する原則主義者」で、柔軟性や親しみやすさに欠けるともいわれる。
 独身を通すが、選挙活動最終日の18日、こう呼び掛けた。「私には面倒をみる家族も、財産を譲る子供もいない。国民が私の家族で、家族のためにすべてをささげる母の気持ちで国民に尽くす」。(2012/12/19-21:42)

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4421チバQ:2012/12/19(水) 21:55:26
http://mainichi.jp/select/news/20121220k0000m030010000c.html
韓国大統領選:李明博氏、庶民への「共感」不足で不人気
毎日新聞 2012年12月19日 18時04分(最終更新 12月19日 19時15分)


 【ソウル澤田克己】企業経営者出身の李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領は07年の大統領選で、経済再生への期待を背に圧勝した。李大統領は、輸出志向の経済政策で成長を実現させ、08年のリーマン・ショックもいち早く乗り切った。本人が誇る実績だが、国民には「財閥をうるおわせて格差を拡大させた」という不満の方が強い。背景には、国民とのコミュニケーション不足というもう一つの問題があったようだ。大統領選で台風の目となった安哲秀(アン・チョルス)氏の人気は、そうした不満の裏返しでもあった。

 18日、ソウル駅前で開かれた最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)氏の選挙集会に来ていた金東根(キム・ドングン)さん(72)は「経済を立て直してくれるというから、前回は李大統領に投票した。でも、庶民の生活は苦しくなるばかりだ」と話す。今回は、誠実さを感じられる、として文氏支持という。

 世論調査で支持率25%程度の李大統領。街頭で話を聞いても批判の声が圧倒的に多い。大統領選でも、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)氏が「政権交代」を叫ぶ野党に対抗しようと「私が勝ったら『時代交代』」と主張したほどだ。

 李大統領が嫌われる理由は、経済運営が期待外れだった▽側近や親族のスキャンダルが多い▽国民や与野党とのコミュニケーション不足−−に大別される。これを意識する朴、文両氏は選挙戦で、財閥規制を中心とする「経済民主化」▽汚職対策の強化▽反対派とも対話する政府−−を強調した。

 韓国の社会意識に詳しい金賛鎬(キム・チャンホ)・聖公会(ソンゴンフェ)大教授は、経済については「グローバル化が進む時代の中、韓国だけで対処できない問題も多いのに、大統領への期待が高すぎる」と一定の理解を示しつつ、コミュニケーション面では問題があったと指摘。今の韓国社会では「共感」がキーワードになっているのに、李大統領にはそれが欠けていたと批判する。「困っている人の声に耳を傾け、大変さを理解し、寄り添ってくれるというイメージが求められているのに、李大統領はそれができなかった」というのだ。

 「共感」が求められるようになった背景には、97年の通貨危機で韓国社会が急激に変わらざるをえなかったことがある。

 変化を象徴するのが、最大手財閥サムスンだ。系列会社の元社長は「それまでは解雇などなかったし、同期との年収差も多くて10%という会社だった。それが、能力がなければ自然に姿を消すようになった。年収も、入社5年目で2倍の差がつく」と話す。財閥情報専門サイト・財閥ドットコムによると、サムスン系列会社では、社長の平均在任期間は2・6年。成績が悪ければ、どんどん代えられていくということだ。

 元社長は「内部での激しい競争こそ韓国企業が急成長した理由だ」と強調する一方で、いきなり競争社会に放り込まれた人々の不安心理は強くなった。80年代に10万人当たり8人程度だった自殺者数は通貨危機後に急増し、10年は33・5人。80年代には日本の半分以下だったのに、今では日本の1・5倍以上になっている。

 大統領選期間中に遊説先の車中で取材に応じたセヌリ党有力者は、格差問題に対応するための福祉拡充が必要だと話しながら、「こんなに自殺率が高いのは問題だ」とため息をついた。こうした問題意識が保守政党であるセヌリ党の中にも、中小企業や庶民を守るために経済民主化が必要だと考える勢力を生んでいるようだ。

 そして、金教授は、安氏がカリスマ的人気を得たのも「自分たちの悩みに耳を傾け、共感してくれる」というイメージ作りに成功したからだと見ている。安氏は昨年、若者を対象にした対話集会を何回も開き、就職難などの背景にある社会の構造的問題への批判を繰り返したことで政治的な注目を集め始めた。李大統領が「共感」というメッセージを人々に伝えられず不人気に拍車をかけたのと対照的といえそうだ。

4422チバQ:2012/12/19(水) 21:55:57
http://mainichi.jp/select/news/20121220k0000m030025000c.html
韓国:暗殺、自殺… 歴代大統領、哀れな末路
毎日新聞 2012年12月19日 19時35分(最終更新 12月19日 20時21分)

 【ソウル西脇真一】韓国の歴代大統領は「建国の父」といわれる李承晩(イ・スンマン)氏の時代から亡命や暗殺、本人や家族の逮捕など哀れな末路をたどってきた。

 1948年の建国で就任した初代大統領の李承晩氏は、60年の大統領選での不正に学生らが反発。大規模デモが発生して辞任した。結局、李承晩氏は妻とともにハワイ亡命に追い込まれた。

 朴槿恵(パク・クネ)氏(60)の父、朴正熙(パク・チョンヒ)氏は陸軍少将だった61年、クーデターで実権を掌握。大統領となった後、開発独裁で経済成長を実現させた。しかし、74年の在日朝鮮人による暗殺未遂事件で陸英修(ユク・ヨンス)夫人が流れ弾に当たり死亡。本人も79年に側近の中央情報部長に暗殺された。

 同年、保安司令官だった全斗煥(チョン・ドゥファン)氏は「粛軍クーデター」で実権を握り、翌年には大統領に就任。しかし、退任から7年後の95年、同クーデターの反乱首謀容疑で逮捕された。80年の光州事件での責任も問われ、無期懲役が確定した。

 88年に大統領に就任した盧泰愚(ノ・テウ)氏も秘密政治資金の存在が明らかになり、退任後の95年に収賄容疑で逮捕された。光州事件の責任も問われ、懲役17年が確定した。しかし、両大統領は97年に特赦を受けた。

 次の金泳三(キム・ヨンサム)氏は大統領在職中の97年、次男が知人の会社社長らから不正に金を受け取ったなどとして逮捕された。また、金大中(キム・デジュン)氏も息子2人が02年、金銭授受容疑で相次いで逮捕された。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)氏(59)が最側近として仕えた盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏は大統領職を退いた後の09年、収賄容疑で検察の事情聴取を受け、自殺した。

 さらに、現職の李明博(イ・ミョンバク)大統領も今年7月、国会副議長や韓日議連会長を歴任した実力者の兄が、不正資金を受け取った疑いで逮捕。また、長男も脱税の疑いで国税庁に通報されている。

 強大な権力が集中する韓国大統領には、家族も含めさまざまな誘惑の魔の手が伸びるといわれる。

4423チバQ:2012/12/19(水) 22:44:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000094-mai-kr
<韓国大統領選>「陰の主役」安氏、新党設立の見通し
毎日新聞 12月19日(水)22時11分配信

 【ソウル澤田克己】韓国大統領選は、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補と最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補が激しく競り合う展開となった。一方で、文氏を支援して支持率を引き上げた安哲秀(アン・チョルス)氏の今後の動きにも注目が集まる。安氏は今後、民主統合党とは一線を画して新党を設立すると見られており、韓国政局は再編含みの動きが続きそうだ。

 「選挙に勝った側は敗者をいたわり、負けた側は結果を受け入れて新政権に協力し、未来を切り開いていくことを望む心境だ」

 ソウル市内の自宅近くで投票した安氏は19日午後、こんなメッセージを残して仁川空港から米国へ旅立った。周辺によると、米国滞在は1〜2カ月の予定で、これまで訴えてきた「新しい政治」を実現するために何をすべきか考えるのだという。

 安氏は「文氏が当選しても新政権の任命職にはつかない」と宣言している。この日の出国は、選挙後に文氏から連携を迫られるのを避け、フリーハンドを保持していたいという考えを行動で示したのだろう。

 選挙戦での安氏の存在感は、非常に大きかった。文氏と安氏が一緒に街頭へ出ると予告されると、マイクも使わずに、投票するよう呼びかけるだけの安氏を見ようと、若者を中心にした数千人の支持者が押しかけるという場面も珍しくなかった。

 だが、安氏は、大統領選出馬を表明するまで政治経験ゼロの大学教授だった。成功したベンチャー企業家で、財閥中心の社会構造を批判して喝采を浴びていたとはいえ、安氏がこれほどの影響力を持つ「安哲秀現象」は普通の出来事ではない。

 朴陣営の公約を作った金鍾仁(キム・ジョンイン)元保健社会相は、背景にあるのは「社会的不平等がひどくなりすぎたことだ」と指摘。格差社会で未来に対する希望を失った人々が、安哲秀現象を起こしたという見方を示す。選挙戦の争点が、財閥規制を柱とする「経済民主化」や福祉に集中した背景も、結局は同じことだ。

 保守派の候補である朴氏も、格差問題を深刻化させたと批判される李明博(イ・ミョンバク)大統領と距離を置き、経済民主化を持論とする金氏に公約作りを任せるという思い切った手を打った。財界からの巻き返しで一部の政策は後退を余儀なくされるなど、党内の不協和音も目立ったものの、朴氏が福祉重視の姿勢を変えることはなかった。

 一方、北朝鮮が12日に事実上の長距離弾道ミサイル発射実験を強行したことについては、与野党とも「まったく影響なかった」と話す関係者が多い。北朝鮮政治を専門とする柳吉在(リュギルジェ)北韓大学院大教授は「韓国人は北朝鮮問題に関心がなくなっている。(ミサイル発射にも)普通の人々は『またか』と思うだけだ」と話している。

4424チバQ:2012/12/19(水) 23:00:02
http://mainichi.jp/select/news/20121220k0000m030075000c.html
韓国大統領選:朴槿恵氏が当選 女性初、親子2代
毎日新聞 2012年12月19日 22時46分(最終更新 12月19日 22時53分)


 【ソウル西脇真一、澤田克己】韓国大統領選挙が19日投開票され、大接戦の末、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)が最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)を破り、当選を決めた。東アジアで最初の女性大統領で、60〜70年代に独裁した父、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領に続き初の親子2代の大統領が誕生する。前回選挙で10年ぶりに復活した保守政権は引き続き維持された。朴氏は「準備された女性大統領」をキャッチフレーズに、急激な変革より安定感を望む有権者の支持を集めた。来年2月25日に就任する。

 中央選挙管理委員会によると、午後10時35分(日本時間同)現在、朴氏は文氏に約76万票の差をつけている。

 北朝鮮は12日、「人工衛星打ち上げ」名目で事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行。朴氏は「韓国だけでなく世界に対する挑発だ」などと、北朝鮮の姿勢を強く批判した。

 ただ、選挙戦を通じ朴氏は「南北対話に前提条件はない。必要なら首脳会談にも応じる」(4日のテレビ討論)と述べるなど、李明博(イ・ミョンバク)政権時代に悪化した南北関係の改善の必要性を認めてきた。

 一方、旧日本軍による従軍慰安婦問題や、李大統領の竹島(韓国名・独島=ドクト)上陸で最悪の状態となった日韓関係の改善も課題だ。朴氏は「独島は協議対象ではない」と韓国の立場を強調しつつ、基本的に関係改善に積極姿勢を見せている。

 朴氏は各種世論調査で早くから優位に立っていたが、大統領選には朴、文両氏に加え韓国のIT企業家として有名だった安哲秀(アン・チョルス)氏(50)が無所属からの出馬を表明。若者や無党派層の強い支持を受け「安哲秀現象」と言われるブームを起こし、台風の目となった。

 野党陣営は「政権交代」を最大目標に掲げ、文氏と安氏で候補者一本化を図り、選挙戦に突入後、安氏が文氏の全面支援を表明して合同遊説も実施。終盤、朴氏を文氏が激しく追い上げる展開となったが及ばなかった。

 中央選管によると暫定投票率は75.8%。過去最低だった前回の63・0%を12.8ポイント上回った。有権者は約4051万人。

4426チバQ:2012/12/20(木) 22:18:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122020110012-n1.htm
ジンクス破った「中高年パワー」 高投票率で保守系勝利
2012.12.20 20:09 (1/2ページ)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の保守系与党セヌリ党の朴(パク)槿恵(クネ)氏(60)が当選した韓国大統領選は前例のない展開となった。大票田ソウルを制せずして当選はなく、70%を超す高投票率なら保守系は負ける−。こんな定説を覆し、初の女性大統領を誕生させたのは、当落の鍵を握るとされた若者の投票行動ではなく、スマートフォン(多機能型携帯電話)を駆使して危機感を共有した50代以上の「中高年パワー」だった。

 韓国大統領選の投開票があった19日夕、各投票所では奇妙な現象が見られた。朝早くに投票を済ませることが多い中高年が午後6時の投票締め切り前に相次ぎ駆け込む姿だ。

 投票に合わせた公休日のこの日、当初投票に行くつもりがなく、スポーツセンターや登山に出かけていた中高年が「このままではまずい」と慌てて投票所に向かったのだ。登山服姿で投票に並ぶ中高年もいた。

 「まずい」と受け止められたのは、2007年の前回や02年の前々回を大きく上回り、75・8%となった高い投票率からだ。午後2時には50%を超えており、テレビなどでこれを知って投票所に急いだ中高年もいたという。

 韓国では50代以上の中高年が保守系、20〜30代の若者が左派系−と世代によってくっきり支持が二分される。高投票率は普段、政治に関心の低い若者が多く投票したことを意味した。

 実際、投票率が80・7%だった1997年の選挙では左派系野党の金大中氏が、70・8%だった前々回は金氏の後継の盧武鉉氏が当選。逆に63%止まりだった前回は李明博現大統領が当選した。

 野党民主統合党の文(ムン)在寅(ジェイン)氏は、北朝鮮問題でも金・盧両政権を継承した北朝鮮への経済協力を打ち出していたため、「このままでは金大中氏の『太陽政策』の失敗の二の舞になる」と危惧した中高年も少なくなかったようだ。

 今年からインターネットを使った選挙運動が解禁され、両陣営は若者に人気のスマートフォン向けメッセージサービスを通じて、親しみやすさをアピールすることに力を注いだ。

 5人に3人がスマートフォンを持つとされる韓国で、メッセージサービスは若者だけのものではない。韓国メディアは、スマートフォンで友人や同窓生に投票を呼びかける中高年の姿を伝えていた。実際、友人からのメッセージで投票に行った中高年も少なくないという。

 その結果、中高年の投票率は89・9%に上り、朴氏は若年層の多いソウルで文氏にリードを許しながら当選を果たした。この現象を中央日報は「不安感から『老風』が吹いた」とし「中高年の『反乱』が朴氏を後押しした」と表現した。

4427チバQ:2012/12/20(木) 22:20:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122020050011-n1.htm
儒教社会で初の女性大統領 韓国社会の変化、「家族の威光」も
2012.12.20 20:03

記者会見する韓国大統領選で当選した与党セヌリ党の朴槿恵氏=20日午前、ソウル市内の党本部(共同)
 韓国大統領選で与党セヌリ党の朴槿恵氏(60)が第18代大統領に選出された。韓国で初めてというだけでなく、東アジアで女性が大統領や首相に就任するのは初めてだ。

 アジア全体では近年、タイのインラック首相やミャンマー最大野党を率いるアウン・サン・スー・チー氏ら多くの女性政治指導者が活躍しているが、韓国は「(家父長制など)男性優越主義が残っている儒教文化圏」(20日の韓国紙・中央日報電子版)でもあるだけに朴氏当選は驚きをもって伝えられた。

 中央日報はまた、「この地域での女性大統領登場はさらに歴史的な意味がある。地域の政治・社会の雰囲気に影響を及ぼすだろう」と自賛したほどだ。

 朴氏の当選には韓国社会の変化が大きく作用している。韓国では1990年代以降の民主化に伴って女性の権利拡張が進み、男女平等意識が浸透してきた。95年には女性の社会進出を促す女性発展基本法が制定され、2004年には国会の比例代表で女性枠を定めたクオータ制が導入された。

 日本を上回る少子化に悩まされていることもあり、「男女の別などいっていられない」(関係者)事情もあるという。

 一方、朴氏に限らずアジアの女性リーダーには「家族の威光」を背景にしているケースが多い。

 神戸学院大学の中村宏教授は「アジアでは父、もしくは夫を継ぐ存在、つまり政治的家系の一員として政治の場に出てくることが多い。サッチャー英元首相のように個人として政治に参戦する西欧とは違う」と指摘する。 

 実際、スー・チー氏やインドのインディラ・ガンジー元首相、インドネシアのメガワティ元大統領は父がカリスマ政治家であり、その生き方に影響を受けた「父の娘」だという。

 日本でも田中真紀子文部科学相が典型的な「カリスマ政治家の娘」だが、田中氏は首相の座はおろか今回の衆院選で敗れた。

 中村教授は「田中氏は組織のために人を動かせるタイプではないのではないか。『父の娘』であってもさまざまな条件を兼ね備えていなければトップにはなれない」と指摘する。

 中央日報は「韓国政治は女性という最後の壁を越えた」と評したが、日本の女性がこの壁を越えるのはいつになるだろうか。(長戸雅子)

4428チバQ:2012/12/20(木) 22:21:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122019060010-n1.htm
「33年ぶりの帰還」 朴槿恵氏、悲劇で去った大統領官邸に再び
2012.12.20 19:02 (1/2ページ)
 【ソウル=黒田勝弘】韓国で新しい大統領に当選した朴槿恵(パク・ク・ネ)氏(60)の「33年ぶりの帰還」が話題になっている。1979年10月26日、父の朴正煕(チョン・ヒ)大統領(当時)が側近に暗殺された後、妹と弟を連れて大統領官邸を去ってから33年。父母の“非業の死”を乗り越え、あらためて「権力の座」につく彼女の心境に世論は思いをはせ感慨無量だ。

 韓国国民が33年前の「朴槿恵の悲劇」を思い出したのは大統領選のテレビ討論だった。「朴槿恵候補を落とすためにきた」と公言する左翼政党の女性活動家、李正姫(イ・ジョン・ヒ)候補が「10・26事件の後、全斗煥(チョン・ドゥ・ファン)大統領から受け取った6億ウォン」の話を持ち出したからだ。

 「父の朴政権が財閥からくすねた金ではなかったのか?」という嫌がらせの質問だった。保守政権の政経癒着、金銭疑惑イメージで朴槿恵候補をおとしめようとしたのだ。

 しかし朴候補も説明していたように、この金は母に次いで父もなくした彼女(当時27歳)に対し、大統領暗殺事件の捜査責任者だった全斗煥・国軍保安司令官(当時)が官邸の金庫に残されていた金として「当分の生活のたしにしてほしい」と手渡したものだった。

 父母を亡くし一家の中心となった長女の彼女は、弟の志晩(チ・マン)さん(同21)と妹の槿令(クン・リョン)さん(同25)の3人でソウル市内にあった元の自宅に移り、ひっそり暮らすようになった。

 テレビ討論で朴候補は「呆然(ぼうぜん)自失の状態で受け取ったものだった。自分には子供も家族もないし、その金は今後、社会に還元したい」と語ったが、国民は当時の彼女の心境を思い左翼の「非情な質問」に憤慨。逆に朴候補に同情した。

 父に先立ち母の陸英修(ユク・ヨン・ス)さんは1974年「8・15光復節記念式典」の際、北朝鮮から指令を受けた在日韓国人青年の狙撃で死亡している。

 朴槿恵氏は回想記で、血染めになった母のチマ・チョゴリと父のワイシャツを官邸で泣きながら洗ったと記している。その官邸に今度は“主人”として帰っていく。実際の帰還は大統領就任式の2月25日になるが、誰にもまして彼女が一番感慨深いことだろう。

4429チバQ:2012/12/20(木) 22:23:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122008190005-n1.htm
ネット解禁の副作用 あふれる中傷・虚偽
2012.12.20 08:19 [韓国]
 【ソウル=桜井紀雄】今年からインターネットを使った選挙運動が解禁され、与野党両陣営で交流サイトなどを使った宣伝合戦が過熱した。一方で中傷や虚偽の書き込みが広がる“副作用”もあり、課題を残した。

 韓国では日本同様にネットを使った選挙運動が禁じられてきたが、憲法裁判所判決を受け、虚偽や中傷の書き込みでなければ利用が認められるようになった。

 韓国で人気のメッセージサービス「カカオトーク」などを通じて愛犬と戯れる候補の写真を配信し親しみやすさをアピールするなど、両陣営は若者の支持獲得の“武器”に用いた。だが、双方の中傷合戦もあって「疑惑」「不正」といった否定的なキーワードが躍り、両陣営が打ち消しに躍起になる場面もあった。

 情報機関、国家情報院の女性職員(28)が中傷する書き込みを広げ、選挙妨害しているとして野党陣営が警察に訴えると、女性への関心が一気に集中し、その女性とされる写真までネットに流れた。

 「ハッキングすれば開票結果を操作できる」などのデマに加え、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、金正男(ジョンナム)氏が「韓国に亡命し、北朝鮮に対する盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の発言を暴露し、選挙情勢が揺らぐ」といった嘘の書き込みまであった。

4430チバQ:2012/12/20(木) 22:30:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000062-mai-kr
<韓国大統領選>慶尚道と全羅道の対決、色濃く 投票結果
毎日新聞 12月20日(木)19時35分配信

 【ソウル澤田克己】韓国の選挙では、朴槿恵(パク・クネ)氏の父である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が地盤とした南東部・慶尚道(キョンサンド)と、朴正熙政権下で民主化闘争をした金大中(キム・デジュン)元大統領の地盤だった南西部・全羅道(チョルラド)の対決が色濃く反映される結果が多く出てきた。

 今回の選挙でも、金元大統領の率いた政党の流れをくむ民主統合党の候補である文在寅(ムン・ジェイン)氏の得票が全羅道で9割近かった。朴氏も、地元である大邱(テグ)市や慶尚北道では8割の票を得た。ただ、文氏が釜山(プサン)近郊の出身であることもあり、釜山を含む慶尚南道地域の票は割れ、文氏が約4割を得票した。

 首都圏では文氏がわずかに上回ったが、北朝鮮に近い北部地域では朴氏の優勢が目立った。セヌリ党選対幹部は「北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射実験などが影響したのかもしれない。ソウルや他の地域と違い、安全保障問題に敏感な地域性が出たようだ」と話した。

4431チバQ:2012/12/20(木) 23:27:52
http://mainichi.jp/opinion/news/20121220ddm003030155000c.html
クローズアップ2012:韓国大統領に朴氏(その1) 「日韓」好転へ模索
毎日新聞 2012年12月20日 東京朝刊

 19日投開票された韓国大統領選で与党・セヌリ党の朴槿恵(パククネ)氏(60)が野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)氏(59)に勝利したことで、揺れる日韓関係の改善に向け動き出す。26日発足予定の安倍政権の出方を見極めつつ、来年2月の大統領就任式を立て直しの契機としたい考えだが、双方とも歴史や領土問題で歩み寄る態度は示しておらず、緊張関係がすぐに好転する見通しは立っていない。【ソウル西脇真一、吉永康朗】

 ◇「竹島の日」扱い注視
 「朴氏は日韓関係の改善を目指すと言っている。新しい自民党が韓国との関係を重視し両国が地域の発展のために努力することを願う」。韓国政府関係者は朴氏が日本側の動きを見極めつつ改善を模索すると指摘する。ただ、衆院選で圧勝した自民党が「憲法改正で自衛隊を国防軍に位置づける」などと掲げたことへの警戒は強い。

 韓国政府が特に気にするのは島根県が制定した2月22日の「竹島の日」の扱い。公約集では政府主催で祝う式典を開催すると明記している。来年はその3日後の2月25日に大統領就任式が控える微妙なタイミングだ。

 韓国政府関係者は「日本政府主催で行事を実施すれば、就任式に日本の首相や高官を招待するのも難しくなる」と懸念。日本の出方次第で両国の新政権はスタート時から険悪な雰囲気になりかねないと危惧する。別の韓国政府関係者は「『竹島の日』に日本政府がどう振る舞うか。それがリトマス試験紙となる」と漏らす。

 韓国政府は外国首脳らを招く大統領就任式直前に竹島問題で対立を先鋭化させないよう日本側に自制を求める意向だ。日本政府内にも対立をあおらず、就任式の際に首脳会談開催を模索する案が浮上している。

 民主化宣言後の88年2月に開かれた盧泰愚(ノテウ)大統領の就任式には当時の竹下登首相が出席、首脳会談へと続いた。03年2月の盧武鉉(ノムヒョン)大統領の際は小泉純一郎首相が、08年2月の李明博(イミョンバク)大統領には福田康夫首相がそれぞれ出席し、両国関係の重要性を確認した経緯がある。

 旧日本軍による従軍慰安婦などの歴史認識問題や、8月の李大統領による竹島(韓国名・独島(ドクト))上陸で、首脳同士によるシャトル外交が中断するなど悪化した関係を「就任式に日本の首相が出席することでリセットするちょうど良い機会になるのではないか」(韓国の大学教授)との見方が広がっている。

 ◇日本は「慰安婦」警戒

 朴氏は公約で日本に特に言及はしていないが、11月の外国メディアとの記者会見では、領土問題や慰安婦問題では韓国の立場を強調しながらも「日本は大事な友邦で協力がとても重要だ」と指摘。さらに「日本や韓国は高齢化社会に入り、新たな成長動力が必要」として、日韓自由貿易協定(FTA)など経済協力の必要性にも言及した。国際経験を取り上げたテレビCMでは小泉元首相や安倍晋三自民党総裁とのツーショット写真も流れる。 冷え込んだ日韓関係だが、現在は閣僚会合を再開するなど改善ムードが出てきている。日本政府は既に始まっている日中韓FTA交渉などもテコに関係を改善させたい意向だ。このため、一時は強硬姿勢を見せた竹島問題での国際司法裁判所(ICJ)への提訴では、単独提訴に踏み切るかどうか慎重に判断している。

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射や核実験問題への対応も「東アジアの平和と安定が大事という基本は同じ。韓国の新政権も日米との協調重視路線は変わらない」(外務省幹部)とし、協調関係は継続できるとみている。韓国内では安倍氏のタカ派色に警戒感があるが、周辺は「安倍氏は一線を越えず、関係改善を優先するのではないか」と語る。

 ただ、李大統領の竹島上陸直後、朴氏陣営は韓国紙・朝鮮日報のアンケート調査に「国益のためになるなら(竹島)訪問を検討することもありうる」と回答。歴史や領土など敏感な問題は譲歩しない姿勢を示している。日本政府高官は「朴氏は慰安婦問題について日本に対応するよう強く言ってくるだろう。人権を重視する米国が同調する可能性がある」と警戒。「朴氏に期待し過ぎてはいけない」(同省関係者)と引き締める声もある。

4432チバQ:2012/12/20(木) 23:28:02

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 ◇父は故朴正熙元大統領 「選挙の女王」の異名も
 韓国を経済発展させた父・朴正熙(パクチョンヒ)元大統領と、銃弾に倒れた母・陸英修(ユクヨンス)さんへの今も根強い人気が、朴槿恵氏を大統領に押し上げたことは間違いない。一方で04年や今年4月の総選挙で党の厳しい情勢を挽回し、「選挙の女王」との異名も持つ。15年間の政治経験が今回、結実した。

 絶大な権力を持つ大統領の長女として青瓦台(大統領官邸)で育った。それだけに、母は質素な生活を心がけ、自身は両親の顔に泥を塗らないように「大学時代、誰もがしている合コンに一度も行けなかった」と自著で明かしている。

 それでも「庶民の生活が分からないお姫様」との批判はついて回った。感情の起伏をあまり表に出さず、「コミュニケーションができない」と若年層に敬遠されもした。

 しかし、男性からみても「強い女性だ」と言わしめるタフさが「いずれ大統領に」との期待につながった。06年5月、ソウル市内での遊説中にカミソリで右頬を切られて重傷を負っても政治活動を続けた。「国にすべてをささげる」として独身を貫いてきた。

 子育て経験がなく、「女性」をどこまで前面に出すか、陣営に迷いはあったようだが、最終的に「準備された女性大統領」をキャッチフレーズにした。英、仏、中、スペイン語に堪能。

4433チバQ:2012/12/20(木) 23:28:36
http://mainichi.jp/opinion/news/20121220ddm002030142000c.html
クローズアップ2012:韓国大統領に朴氏(その2止) 対北朝鮮、米と協調
毎日新聞 2012年12月20日 東京朝刊

 ◇ミサイルで対話一転
 韓国大統領選で当選を決めた与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)氏は北朝鮮政策で「前提条件なしの対話」を掲げてきた。李明博(イミョンバク)政権下で悪化した南北関係の改善が必要との認識からだ。しかし、選挙中の12日に北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」名目で事実上の長距離弾道ミサイル発射実験を強行したことを受け、米国など国際社会と歩調を合わせた形での対北朝鮮政策を模索することになりそうだ。

 朴陣営の外交ブレーンを務めるセヌリ党国会議員の一人は「何もなかったかのように対話をするのは問題だ。ただ、北朝鮮に対しては対話を通じてメッセージを伝えなくてはならないということもある。公開、非公開などの形はともかくとして接触は必要だ」と、ミサイル実験のために北朝鮮政策が困難さを増したことを強調する。

 ◆安堵の米

 一方、米国では、中国と北朝鮮に融和的だった盧武鉉(ノムヒョン)前政権の流れをくむ最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)氏が当選すれば、対中、対北朝鮮政策で再び米国と距離を置こうとするのではないかとの警戒感があった。このためオバマ米政権は保守系の朴氏の当選に、ひとまず安堵(あんど)しているとみられる。

 韓国外交に詳しい米外交問題評議会のスコット・スナイダー上級研究員は18日、「朴政権は米国との強固な関係を維持しながら中国との関係を強めるだろう」との見解を発表した。

 朴氏は選挙戦で、北朝鮮との対話の必要性を認める一方、経済支援の条件として「非核化」を北朝鮮に求めた。在ワシントン外交筋は「朴氏の対北朝鮮政策は、北朝鮮への積極的関与を求める文氏よりも米国の政策に相対的に近い」と指摘し、オバマ政権にとって朴氏当選は「朗報」との見方を示した。

 ◆中国は関係維持

 また、中国は日本との緊張関係が続くなか、韓国とは良好な関係を維持したい考えだ。中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)副報道局長は19日の定例記者会見で韓国の記者から「新大統領に何を期待するか」と問われ、「韓国側とともに現在の良好な関係を基礎として相互信頼をさらに深め、協力を強化しながら戦略的パートナー関係を発展させていきたい」と述べた。ただ、北朝鮮をめぐる対応では中韓に温度差があり、李明博大統領の任期中には南北関係の悪化に中国が振り回されてきた面は否定できない。中国としては「事態のエスカレートを避ける対応」(中国外務省報道官)を今後も韓国側に働きかけていくとみられる。

 また、北朝鮮は経済交流が劇的に増加した進歩系政権時代の南北関係に戻す戦略で、文氏の政権誕生を望んでいた。一方、02年には訪朝した朴氏に金正日総書記が会い手厚く遇している。【ワシントン白戸圭一、北京・成沢健一、ソウル米村耕一】

4434チバQ:2012/12/21(金) 19:52:19
>>4424
東アジア初って、大統領制引いてるの韓国とモンゴルだけじゃんか

4435名無しさん:2012/12/22(土) 19:31:04
.

4436チバQ:2012/12/24(月) 01:47:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122007050004-n1.htm
【どうなる韓国】
(上)不透明な外交 対北協調、安保に懸念
2012.12.20 07:04 (1/3ページ)[韓国]
 ハプニングはテレビの生中継中に起きた。いきなり投げつけられた“暴言”を朴槿恵は受け流したが、文在寅陣営幹部の目には「一瞬、顔が引きつった」と映った。

 朴は今月4日、文ら政党公認候補がそろった初のテレビ討論会に臨んだ。その席で親北朝鮮・左翼政党、統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)が朴の父親で元大統領の朴正煕に触れたのだ。

 「(日本統治からの)解放後にクーデターで政権を取り韓日(請求権)協定を押しつけ、独裁の鉄拳をふるった。親日と独裁の子孫である朴候補…」

 安全保障や外交をテーマとしたこのテレビ討論会で朴、文が示した対日政策は「日本に『正しい歴史認識』を求める」というものだった。もっとも、朴は討論の中でこう主張している。

 「韓日間の歴史をめぐる葛藤については、知恵を絞って対処する。過去を乗り越えて未来を見据える幅広い思考が重要だ」。「過去清算」にこだわる文とは明らかに違う認識を示したといえる。

 韓国左派勢力は朴正煕に「親日」レッテルを貼った。数%の支持率を争う接戦で、そのイメージの極大化は朴陣営にとって致命傷になりかねなかった。そしてその事情は大統領就任後も変わらない。「親日と見られることを恐れ、朴槿恵政権の対日政策が縛られるのではないか」。日本外交筋はこう懸念する。

 朴の対日政策で大きな役割を果たすとみられる人物がいる。4月の総選挙で初当選したセヌリ党国会議員で、元中央日報論説委員の吉●宇(キル・ジョンウ)だ。前原誠司ら日本の有力政治家と親交がある知日派である。

 吉は今月3日、韓国のシンクタンクのセミナーで、日韓関係について「(韓国の)新政府が解決すべき課題の中で最も深刻なものになる」と話している。

 そして日本の政治状況に触れ、「自民党の安倍晋三総裁が首相になり、竹島の日(2月22日)を国の行事に格上げすれば、日本の首相を大統領就任式(同25日)に受け入れられるかどうか」。保守政権のブレーンが日本の次期政権を牽(けん)制(せい)する発言をする−。これが今の日韓関係の現実である。

                  □  □

 韓国には一部で、有事が発生した場合に女性が韓国軍の「最高司令官」であることへの抵抗もある。

 朴は専門家から「延坪(ヨンピョン)島砲撃のような事態が発生したとき、断固たる意思決定ができるのか」と質問され、「男性か女性かではなく、正しい選択ができる安全保障観と世界観を持っているかが重要だ」と応じた。

 ただし朴は、南北間の早期対話に積極的な文に対抗するためにも、ソウルと平壌に「南北交流協力事務所」を設置する構想など北朝鮮との対話姿勢を打ち出した。

 米国からは、韓国の新政権誕生で対北安保体制に亀裂が入るのではないか−との懸念の声が上がっている。米シンクタンク、ヘリテージ財団が今月10日に開いたセミナーで、ブルース・クリングナー上級研究員は「朴氏と文氏のどちらもオバマ大統領より柔軟な対北政策を発表した」と指摘。「今後、(対北安保をめぐり)米韓が衝突する可能性もある」と新政権の対北協調政策を牽制した。

 北朝鮮の民主化に取り組む自由北韓放送の金聖★(キム・ソンミン)代表は「北朝鮮が態度を改めない限り結局は、現路線を継承するしかないだろう」との見方を示している。(敬称略)

                   ◇

 国家を二分する大激戦の末、当選を確実にした朴槿恵氏率いる韓国はどこに向かうのか。内政、外交の課題を探る。

 (ソウル 加藤達也、桜井紀雄)

●=火へんに正

★=王へんに文

4437チバQ:2012/12/24(月) 01:48:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121221/kor12122107140001-n1.htm
【どうなる韓国】
(中)格差 くすぶる若者 江南スタイル・財閥批判
2012.12.21 07:12 (1/3ページ)[韓国]

朴槿恵(パク・クネ)・韓国次期大統領(保守系与党、セヌリ党)プロフィル=2012年12月18日現在
 今年、韓国で最もヒットしたのは男性歌手PSY(サイ)のダンス曲「江南(カンナム)スタイル」だろう。馬乗りダンスというコミカルな振り付けが爆発的に受け、米ビルボードでも2位に付けるなど一世を風靡(ふうび)した。江南はソウルで富裕層が集中する街として知られる。♪夜になれば心臓が熱くなる女〜。踊りと歌詞で彼らの生活スタイルを笑い飛ばし、韓国の若者に絶大に支持された。

 11月、与党セヌリ党の支持者集会で、若者と馬乗りダンスに興じる朴槿恵(パク・クネ)(60)の姿があった。

 朴自身、江南に暮らす富裕層だ。パフォーマンス嫌いで知られる朴の、自虐的な馬乗りダンスは、当落の鍵を握るとみなされた若者の支持を取り付けるためのなりふり構わぬ姿だった。


【エンタメよもやま話】江南スタイル…ガガ超えた「PSY」


 韓国では伝統的に、南東部慶尚道(キョンサンド)が保守(セヌリ党)、南西部全羅(チョルラ)道は左派(民主統合党)の地盤という激しい地域対立があった。

 19日の大統領選では、慶尚道の中心都市釜山(プサン)で野党候補、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)が4割の票を獲得、全羅道でも朴が食い込むなど、あしき地域対立は和らいだと指摘されている。

 代わって鮮明になったのが、50代以上は朴、20〜30代は文支持という世代間の二極化だった。若者が文支持に流れたのは、「財閥出身で“経済大統領”と呼ばれた李明博(イ・ミョンバク)は結局、大企業優先だった。潤ったのは一部だけで、若者にしわ寄せが来ている」との不信感からだ。富裕層を皮肉った「江南スタイル」のブームとも重なる。

 各国が不況にあえぐ中、スマートフォンや液晶テレビの売り上げを世界中で伸ばしているのは、サムスン電子をはじめ韓国企業だ。

 サムスンなど10大財閥の総売上高は昨年の国内総生産(GDP)の実に8割を占めるが、その半面、これら大企業に勤めるのは国民の1割に満たないという、いびつな構造がある。

 特に大卒の4割が仕事に就けない就職難にあって、若者の不満が李政権の否定に結び付いた。

 「財閥と特権層を守る勢力と戦おう!」。こうした若者らの不満を受け、文は「財閥改革」を訴えた。

 対する朴は成長を重視し、財閥をある程度容認する立場。一方で「国民生活(の政策)に失敗した」と李政権とは一線を画し、雇用創出や高校無償化、大学の学費負担半減など、若者におもねる公約を並べた。

                 □  □

 それでも、19日の投票で若者の票が大きく朴に流れることはなかった。

 20〜30代の支持が3割にとどまった朴を当選に導いたのは、「(父親の)朴正煕(チョンヒ)元大統領が成し遂げた“漢江(ハンガン)の奇跡”(高度経済成長)こそ今の韓国に必要だ」と信じる50代以上の世代だった。50代の投票率は約9割にも達した。

 選挙戦で悪役にされた財閥企業に勤め、若者と高齢者の谷間の世代は今回の大統領選をどう見たのか。

 サムスングループの幹部職から今年、別の財閥企業に移った男性(40)は「支持を得るため、大企業批判をするのは仕方ない。ただ、経済成長がなければ雇用も生まれず福祉財源も確保できない。朴氏がバランスある経済策を進めることを期待したい」と話す。

 次期大統領の朴は20日の記者会見でこう強調した。

 「国民の多様な意見を聴き、分裂を和解に変えていく」「経済成長の果実を共に分け合えるようにする」

 今回の大統領選が突き付けた世代間格差という問題を克服し、“第二の漢江の奇跡”を実現できるか。

 バトンは“経済大統領”から“朴正煕の娘”に渡された。=敬称略(ソウル 桜井紀雄)

4438チバQ:2012/12/24(月) 01:48:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121222/kor12122210280003-n1.htm
【どうなる韓国】
(下)「忍耐の人」朴槿恵 困難ではない、新たな対日決断
2012.12.22 10:27 (1/3ページ)
 1979年、父・朴正煕(パク・チョンヒ)が暗殺事件で亡くなった後、朴槿恵には不遇な時代があった。朴体制下でいじめられた野党陣営の闘士、金大中(キム・デジュン)や金泳三(ヨンサム)らが復活し、朴政権のナンバー2だった金鍾泌(ジョンピル)も彼女とは距離を置いた。

 そんな80年代に1度、日本をブラリ訪れたことがある。たしか日本船舶振興会会長で日本財団の創始者である右派の大物、笹川良一の招きだった。その時、京都などを観光旅行した。彼女にとってはいわば“癒やしの旅”だった。

 98年に政界入りした後、平壌での金正日(ジョンイル)総書記との会談(2002年)を含め数多くの外遊をこなしてきた。その中で日本には06年3月、野党ハンナラ党(現セヌリ党の前身)の代表として公式訪問した。

 この時、小泉純一郎首相や安倍晋三官房長官ら多くの日本の要人と会ったほか、日本記者クラブで記者会見して対日観を披露した。

 韓国は竹島問題などで「対日外交戦争」を公言するなど、対日強硬路線の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の後半だった。小泉の靖国神社参拝などに刺激され、対日感情は悪化していた。日韓関係は冷え切っていた。


□  □


 朴槿恵は当時、野党代表で1年後の大統領選への出馬を考えていた。したがって対日感情悪化の中での日本訪問は国内政治上、危うかった。

 左派の盧政権や反対派からは、韓国では今なお「売国奴」を意味する「親日派」の悪罵(あくば)を使って、「親日派の娘」と非難されることの多かった彼女にとって日本訪問は重い。しかし「何とか突破口を開きたい」との思いで訪日に踏み切ったという(自叙伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』から)。

 この訪日の際の発言が、彼女の最もまとまった対日観である。

 「過去の歴史には確かに加害者と被害者は存在した。その事実に変わりはない。その認識のもとで対話がなされなければならない。対話はしないからといって問題が解決するわけではない」

 「歴史の転機を作っていかなければならない。人が違えばその(対日外交の)方法も違ってくると思う。韓日関係を友邦関係として発展させていくことにおいて、私には私の方法があります」

 記者会見での公式発言だから原則論が中心だったが、靖国神社参拝問題では「隣国の国民感情を配慮した他の成熟した方法を模索する必要がある」と注文している。

 6年前の野党時代の意見だが、朴槿恵の考えがこのままだと安倍晋三には厳しい。しかし「国民感情」は日本にもあるのだから、2人はそのあたりをじっくり「対話」すればいい。

 彼女はこの時、「安倍官房長官とも長い間、話を交わすことができた」と述べているが中身は明らかでない。自叙伝では要人との対話について「歴史問題さえ除けば各分野での考えは一致させられた」と回想している。

 自叙伝では「孫子の兵法」を引用しながら「怒りにまかせて戦えばせいせいするかもしれないが、事をし損じるだけだ。私は戦わないで勝つことがまさに外交の力と考える。他のいかなる国との関係より忍耐が必要なのが、日本との外交だ」といっている。


□  □


 激動を数多く経験してきた朴槿恵は「忍耐の人」である。安倍も「忍耐と対話」で歴史問題をはじめ日韓の懸案に対処すればいい。そして朴槿恵にとっては、父が日韓国交正常化の際、圧倒的な国内世論の反対を戒厳令で抑えて踏み切ったことを考えれば、新たな決断などそう難しくないかもしれない。=敬称略(ソウル 黒田勝弘)

4439チバQ:2012/12/24(月) 01:58:18
http://mainichi.jp/select/news/20121223k0000m030095000c.html
中国:「無駄な慣例」廃止求める通知 中央軍事委
毎日新聞 2012年12月22日 20時41分

 【北京・工藤哲】中国軍の最高指導機関である中国共産党中央軍事委員会は幹部や地方組織に対し、式典や日常業務などでこれまで続けてきた「無駄な慣例」をなくすよう求める通知を出した。22日付の中国各紙が報じた。中央軍事委トップには先月の党大会で新たに習近平(しゅう・きんぺい)党総書記が就任しており、軍運営の効率化を目指す習氏の姿勢を内外に示す狙いがあるとみられる。

 報道によると、通知は幹部らを対象とした表彰式や祝賀会、検討会など従来、続けてきた慣例の簡素化や廃止を規定。幹部による会議や文書の作成、写真撮影、電報、揮毫(きごう)なども簡略化し、「無駄」を省くという。

 地方都市への幹部の訪問、接待に関しても細かく規定。スローガンを記した横断幕を掲げての大々的な出迎えや、歌や踊りを披露しての歓迎会、飲酒、記念品の提供、高級ホテルでの宿泊なども控えるよう求めた。通知は、こうした慣例が軍内部に長く存在してきたことを事実上認めた形だ。

4440チバQ:2012/12/24(月) 12:58:56
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121220/mcb1212200501000-n1.htm
マレーシア 都市再整備に本腰 快適な街づくり 14年の「観光年」に弾み (1/3ページ)2012.12.20 05:00

 マレーシアは年間を通じて観光が活気づくシーズンを迎えている。国内の学校が11月上旬から年末まで続く長期休暇に入ったほか、クリスマスと年末年始などの行事も重なり、主要な観光名所は国内外の旅行客でにぎわう。マレーシア政府観光局もPR活動に力を入れ、2014年の「マレーシア観光年」に向けて弾みをつけたい考えだ。

 だが、世界有数のショッピング街の首都クアラルンプールなど都市部を中心に、観光誘致を阻む壁がある。交通の便が悪いことだ。汚名返上とばかり、政府は都心部の交通渋滞緩和と都市再整備を推進する「大クアラルンプール/クランバレー圏開発」プロジェクトの推進を本格始動させ、快適な街づくりをめざしている。

 ◆高架遊歩道が完成

 高さ452メートルのペトロナス・ツインタワーがそびえるクアラルンプール・シティセンター(KLCC)と商業施設が密集するブキッ・ビンタン。片やクアラルンプールのビジネス中心地であり、一方は多くの観光客が訪れるショッピングエリアだ。

 しかし、両地区を結ぶ鉄道はない。また、わずか1キロ程度の距離にもかかわらず、国内で交通渋滞が最もひどいことで知られる。渋滞に巻き込まれると身動きができないほど交通が不便だ。徒歩で移動するにしても、横断歩道が極めて少なく、ホテルやマンションなどビルの建設ラッシュにより、道が歩きにくい。熱帯の肌を突き刺すような強い日差しのもと、1キロの距離とはいえ、日中に外を歩くのは苦行に等しい。

 この“難所”を克服するために政府が講じた対策が、このほど完成した高架遊歩道だ。幅5メートルで全長562メートル。トンネル状で内部にはエアコンを完備、防犯カメラが設置され、警備員も配置されている。建設費用は、国営石油会社ペトロナスの社会貢献ファンド事業の一つとして約1億リンギット(約27億7000万円)が充てられた。

 早朝6時から午後11時まで利用でき、徒歩10分程度で快適かつ安全に渡れる。観光客のほか周辺で働くビジネスパーソン、子供連れの家族や車椅子使用者など、幅広い層の利用者から好評を得ている。

 ◆市内循環バス運行

 路上でも人々の“便利な足”が加わった。ショッピングエリアを含むクアラルンプール中心部の主要個所にアクセスできる無料市内循環バス「GO−KLシティバス」だ。今年のマレーシア独立55周年を記念してあらたに導入された。

 このバスは郊外と市内を結ぶ主要駅にも止まるため、観光客の利用のみならず、通勤者や市内のオフィスで働く人たちの移動や交通利便性の向上を図り、渋滞緩和にも貢献しそうだ。バスルートは2本あり、駅や主要オフィスビル、ホテル、商業施設、博物館や中華街などの観光スポットを通常30〜40分ほどで一巡し、5〜15分間隔(毎日・午前6時〜午後11時)で運行されている。

 一方、渋滞緩和と観光に一役買っている高架遊歩道の完成と無料市内循環バスの導入に不満を募らせているのが、首都圏で営業する約4000台のタクシー運転手たちだ。今年初めから実施されている空港や主要ターミナル駅、大型ショッピングモールのタクシー乗り場での「クーポン券制度」や客待ちエリアへの乗り入れ制限に加え、収入に大きな打撃を受けていると訴える。だが、市民から同情の声は聞こえてこない。

 土地勘のない観光客に近距離で法外な乗車料金を請求したり、メーター使用を拒んだり、行き先や値段交渉を要求した上での乗車拒否など、タクシー運転手への苦情は月200件以上にのぼるという報告(政府観光局調べ)もあり、観光立国を掲げる政府にとっては、頭の痛い問題だ。

 このままではイメージダウンにつながりかねないと、身だしなみを整え、車内を清潔に保ち、接客と基本的な会話のマナーを身につけた品格のある優良運転手を選出するために「観光タクシー大使」の養成にも乗り出した。

 このほか、大規模な宅地開発が進む郊外からビジネス街に乗り入れる車両数が年々増加しているため、政府は軽量輸送の旅客鉄道(LRT)やモノレール、5年後の運営開始をめざして工事が始まった大量高速輸送鉄道(MRT)など公共交通機関の整備を急ピッチで進めている。それらが完成すれば、交通渋滞の改善が大きく前進するに違いない。(在マレーシア・ジャーナリスト 大野素子)

4441名無しさん:2012/12/25(火) 16:25:51
北は帰胞の息子、南は親日派の娘。
どちらも日本無しには有り得ないですな。

4442えり:2012/12/25(火) 20:03:24
前代未聞

集スト被害者のデモ行進
http://www.youtube.com/watch?v=PlsDG7dTBVo&feature=youtu.be

被害を認識出来なければ、被害にはなりえません。

単なる偶然で不幸の連鎖が起こっていると片付けられるでしょう。

潜在的な被害者が全国にたくさんいます。

4443チバQ:2012/12/26(水) 22:25:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121226/kor12122611260000-n1.htm
輸出立国に反感高まる韓国 財閥支配が抱える矛盾
2012.12.26 11:20 (1/3ページ)[韓国]
 保守系与党セヌリ党の朴槿恵候補が激戦を制した今回の韓国大統領選では「経済民主化」が一大争点となった。韓国経済を支配する財閥系企業の活動に対する規制強化を求め、世論は盛り上がった。

 この問題に関しては、革新系候補だった文在寅氏に比べ朴候補の姿勢は穏健だ。韓国の経済界でも朴候補の勝利に歓迎ムードが広がっているようだ。


あからさまな格差


 韓国では財閥企業による支配の構造が鮮明だ。2011年には、10大財閥の売り上げが国内総生産(GDP)の77%を占めた。02年に比べて23ポイントも上昇したという。

 1997年のアジア通貨危機で経済破綻した韓国は国際通貨基金(IMF)の管理下に入った。IMF主導で財閥企業の解体と集約が徹底して行われたが、サムスンを筆頭に生き残った財閥は残存者利益を享受。さらに経済のグローバル化の波に乗って輸出を拡大したことで韓国経済発展の牽引(けんいん)役となった。

 拍車をかけたのが、財閥企業(現代建設)の経営者出身である李明博大統領である。当局によるウォン安誘導は韓国企業の輸出攻勢に強力な援軍となった。法人税率やインフラ価格(たとえば電力価格は日本の4割前後)の引き下げも含め、企業への優遇姿勢は明確だ。

 「経済民主化」というスローガンには、財閥最優先の路線から置き去りにされた庶民の不満が託されていた。とくに、雇用不安が強い若年層にそれが顕著だ。韓国の失業率は3%台で推移しているが、就職できずに大学にとどまっている学生など実質的な失業者が膨大にいる。彼らを含めると失業率は10%近いという推計もあるほどだ。

 若年層の就職難の大きな要因に、大企業と中小企業の賃金格差、また正規雇用と非正規との待遇格差の問題がある。韓国ではアジア通貨危機後に非正規雇用の比率が上昇し、いまは3割強と日本並みの水準だ。利益が大企業に集中する構造があまりにあからさまで、その特権と無縁の人々の不満は根深い。


企業ばかり栄えて


 財閥企業に入っても安心はできない。定年前の早期退職が慣習化している韓国企業では、40歳代後半が実質的な定年として意識される。ホワイトカラーの再就職は難しく、焼き肉店かフライドチキン店の自営というのがお定まり。だが、この2つはソウル中にあふれ、成功するのは容易ではない。

 韓国の出生率は1.23と先進国でもっとも低い。企業にとってあまりにも都合のよい雇用慣行、そして社会保障の不備がその大きな要因といえるだろう。グローバル化に日本より素早く、かつ過激に対応した韓国社会が抱える問題は日本にとっても大きな参考事例になりうる。韓国発の世界的ヒット「江南(カンナム)スタイル」は、ソウルの富裕層のライフスタイルを揶揄(やゆ)した曲だ。輸出立国の韓国が抱える矛盾を映した歌が、世界でウケている。これもまた大きな皮肉である。(フジサンケイビジネスアイ/「週刊東洋経済」副編集長 西村豪太)

4444チバQ:2012/12/27(木) 23:23:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012122702000090.html
赤字・環境問題 難題積んで全線開通 中国高速鉄道網1万キロ近くに
2012年12月27日 朝刊


 【北京=新貝憲弘】中国の南北を縦断する「世界最長の高速鉄道」北京−広州間が二十六日、全線開通した。高速鉄道網は六年近くで一万キロ近くに達し、中国の急成長を象徴する一方、負債や環境などの難題も山積している。

 中国メディアによると北京−広州間は全長二千二百九十八キロと青森−鹿児島間(約二千キロ)より長く営業区間では世界最長。開業時は時速三百キロで運転し駅を最短八時間以内で結ぶ。これまでより十二時間半も短縮され競合区間の航空路線では最高八割超の値引き合戦も起きているという。

 中国の高速鉄道は二〇〇七年一月の中国版新幹線開業を契機に急速に発展。一一年七月に浙江省温州で起きた高速鉄道事故でいったん拡大にストップがかかったが、景気を下支えするインフラ整備の一環として今年後半から再び建設が加速した。中国政府は二〇年までに総延長五万キロ以上、人口五十万人以上の都市をカバーする高速鉄道網を整備する計画を打ち出している。

 一方で、採算を度外視したツケは重く、北京−上海間など一部を除きほとんどが赤字と言われる。鉄道省の累積負債は二兆六千億元(三十五兆一千億円)を超え、運賃も割高との批判が根強い。

 環境問題も各地で浮上。高速鉄道の建設を検討している北京市東部では今月、沿線の住民らが環境影響評価の見直しを求め抗議。普通列車路線だが四川省ではパンダなどの動物保護区を通るため、湖北省では騒音などを理由にそれぞれ建設計画が中断している。

4445チバQ:2012/12/30(日) 12:19:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121230/chn12123009010000-n1.htm
胡氏 全人代で巻き返しへ 側近が国家副主席就任の見通し
2012.12.30 08:59
 【北京=矢板明夫】中国の胡錦濤国家主席の側近である李源潮政治局員について、来年3月5日開幕の全国人民代表大会(全人代=国会)で国家副主席に選出する方向で最終調整が進んでいることが分かった。複数の共産党筋が明らかにした。胡派の別の有力者である汪洋・政治局員も全人代で副首相に就任する見通しだという。11月の共産党大会にともなう党内人事で他派閥に押され気味だった胡派は、政府人事で2つの重要ポストを獲得し、巻き返す勢いだ。

 若い時から胡氏の部下だった李氏は、今秋まで党の幹事長にあたる中央組織部長を約5年間担当した。11月の党人事で最高指導部入りが有力視されたが、事前調整で江沢民前国家主席や李鵬元首相らに強く反対され、政治局常務委員の7人に選出されなかった。

 李源潮氏は組織部長在任中、多くの重要ポストに胡派の若手を抜(ばっ)擢(てき)する一方、長老たちの子息の昇進に消極的だったとして反感を買い、「党を私物化した」と批判されたという。

 同氏に近い共産党高官によれば、習近平総書記は当初、李氏を閑職の全国政治協商会議副主席に据えたい意向だったが、胡氏が「李氏はそれなりに処遇したい」と強く求めた。このため習氏は現在、自ら兼務する国家副主席のポスト引き渡しに同意したという。

 習氏は来春の全人代で胡氏の後任として国家主席に就任予定とあって、この時期に対立するのは避けたいとの思惑があるという。国家副主席は最高指導部メンバーが就任することが一般的で、政治局員にすぎない李氏が就任すれば異例の抜擢といえる。

 ただ、江沢民氏ら長老は、党内序列5番目の劉雲山・政治局常務委員を国家副主席に就任させたい意向とされ、党中央委員会総会に提出される人事案が固まる来年2月末まで、なお流動的な面も残っている。

 また、胡派の有力者で広東省書記だった汪洋氏については、副首相に就任することが決まったと複数の共産党筋が明らかにした。4人いる副首相のなかで産業、交通、エネルギーなどを担当するという。

4446チバQ:2012/12/30(日) 22:27:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012123000093
東アジア4国でトップ交代=2、3世が席巻−選挙の年回顧

中国共産党の習近平総書記=11月15日、北京(AFP=時事) 2012年は世界各地で注目の選挙などが相次いで行われ、一部でトップが交代した。特に東アジアの変化は激しく、日本、中国、韓国、北朝鮮の4カ国で、そろって指導者が入れ替わった。また4人とも著名政治家の2、3世であることも話題となった。

 ◇激闘の末、再選・返り咲き

 選挙の年の最初を飾ったのは1月の台湾の総統選。馬英九総統(国民党)が野党・民進党の蔡英文氏を破って再選を果たした。馬氏は人気低迷や与党系の分裂という逆風を受けたが、経済的利益を生む対中融和政策が支持された形。経済交流から政治対話に進みたい中国にとっては望ましい結果だ。
 米国のオバマ大統領(民主党)も11月の大統領選で再選。景気低迷を批判する野党・共和党のロムニー氏に激しく追い上げられたものの、投票前に雇用状況が上向き、突き放した。
 ロシアのプーチン首相(統一ロシア)は3月の大統領選で返り咲きを果たしたケース。選挙戦は、事実上の長期政権に対する有権者の反発で苦しく、柔道黒帯のプーチン氏は勝利宣言しながら涙を見せた。

 ◇初の女性大統領と政権交代



韓国の朴槿恵次期大統領=19日、ソウル(AFP=時事) 与党勝利は韓国も同じ。選挙の年の締めくくりに行われた12月の大統領選で、与党・セヌリ党の朴槿恵氏が接戦の末、野党・民主統合党の文在寅氏を破って、韓国で初の女性大統領の座を勝ち取った。韓国でも高齢化社会が到来し、朴氏を支持する中高齢層の有権者数が文氏を推す若年層を上回ったのが勝因の一つだった。
 一方、政権交代が起きたのがフランス。野党・社会党のオランド氏が5月の大統領選決選投票で、サルコジ大統領(国民運動連合)を制した。サルコジ氏の強引な政治手法に有権者が愛想を尽かした結果とされる。
 「アラブの春」とも形容された民衆デモでムバラク独裁政権が崩壊したエジプトでは、6月の大統領選決選投票で、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏(自由公正党)がシャフィク元首相に勝利。エジプトで初めて文民出身者が率いる政権が誕生した。

 ◇中朝で新リーダー

 国民選挙によらないトップ交代もあった。
 11年12月に金正日総書記が死去した北朝鮮では、4月、三男の金正恩氏がそれぞれ新設された「労働党第1書記」と「国防委員会第1委員長」に就き、権力継承作業を終えた。29歳の若い最高指導者は自身の権力と権威を強化するため、公開の席に夫人を積極的に伴うなど新スタイルを取る一方、国連安保理決議違反の長距離弾道ミサイル発射を断行した。
 中国では、11月の中国共産党・第18回大会と中央委員会第1回総会で、習近平国家副主席が胡錦濤国家主席に代わって総書記に選ばれた。党・政府幹部の深刻な腐敗や所得格差の著しい拡大など民衆の不満が強い問題への対処が迫られている。
 その習氏は中国の長老政治家、習仲勲元副首相の長男。韓国の朴氏は独裁体制を敷きながら、日本と国交を正常化し、経済発展を導いた朴正熙元大統領の長女だ。年末の衆院選の結果、首相に復帰した安倍晋三氏が政治名門の出なのは言うまでもない。金第1書記と併せ、東アジアの4カ国ともに有力政治家を父などに持ち、生まれが似ていることから、コミュニケーションを図りやすいとの見方もある。この地域では、領土をめぐる問題などで対立が目立つが、13年、新リーダーたちはどのような手腕を見せるだろうか。

◇2012年の選挙・指導者交代


 1月14日    台湾総統選で馬英九氏再選 3月 4日    ロシア大統領選でプーチン首相当選 4月11日    北朝鮮の金正恩氏、労働党代表者会で党第1書記に就任   13日    金正恩氏、最高人民会議で国防委員会第1委員長に就く 5月 6日    フランス大統領選決選投票で野党・民主党のオランド氏当選 6月16、17日 エジプト大統領選決選投票でムスリム同胞団出身のモルシ氏勝利11月 6日    米大統領選でオバマ氏再選   15日    中国共産党中央委員会総会で総書記に習近平国家副主席選出12月19日    韓国大統領選で与党セヌリ党の朴槿恵氏が勝利
(2012/12/30-18:18)

4447チバQ:2013/01/01(火) 15:09:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130101-00000252-yom-int
「戦場にかける橋」泰緬鉄道ミャンマーで再生へ
読売新聞 1月1日(火)11時31分配信


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読売新聞

 第2次大戦中に旧日本軍がタイからビルマ(現ミャンマー)へ軍事物資を輸送するために建設した泰緬(たいめん)鉄道のルートに、ミャンマー政府が新たに鉄道と幹線道路を建設する計画であることが、明らかになった。

 建設に動員された捕虜などが多数犠牲になり、今も「死の鉄道」と呼ばれるが、政府はタイとアンダマン海側を結ぶ「貿易鉄道」として再生し、少数民族地域の経済浮揚を図りたい考えだ。

 旧泰緬鉄道のビルマ側は大戦後、大半が少数民族武装勢力の新モン州党(NMSP)やカレン民族同盟(KNU)の支配地域に入り、廃線状態となった。だが、政府が昨年、NMSP、KNUと停戦協定を結んだため、鉄道ルートの活用が可能になった。

 和平交渉を担当するアウン・ミン大統領府相によると、鉄道と道路は、鉄道のビルマ側起点だったタンビュザヤから、国境のスリーパゴダパスまでの約100キロ・メートルに建設する。政府は先月中旬、すでにルートの現地調査に着手しており、テイン・セイン大統領は最近、道路建設の調査費計上も認めた。

 大統領は、タイ国境沿いに経済特区を数か所建設し、少数民族地域の経済発展を目指す考えで、スリーパゴダパスにも特区を開発する予定だ。

 タイ側には、バンコク方面からスリーパゴダパス付近まで幹線道路が延びており、ミャンマー政府は双方の道路を接続させる一方、旧泰緬鉄道のタイ・ナムトクからミャンマー側までの断線区間の整備などもタイ政府と協議し、経済特区の機能性を高めて外資などの工場進出を促す。

 モン州の州都モーラミャイン周辺には、貿易港を整備する計画もあり、鉄道と道路が開通すれば、日系工場が集まるタイやベトナム側とインド、欧州方面を結ぶ新たな動脈になる。

 資金計画は調査結果を基に検討するが、アウン・ミン大臣は「外国から資金を得たい」と開発援助に期待する一方で、政府単独でも建設を進める方針を示した。
(ミャンマー東部タンビュザヤで 深沢淳一、写真も)

 ◆泰緬鉄道=旧日本軍が1942年7月〜43年10月に建設したタイ・ノンプラドックとビルマ(現ミャンマー)・タンビュザヤを結ぶ415キロ・メートルの鉄道。英国軍の捕虜やアジア人労働者が動員され、過酷な労働や疫病などで7万人以上が犠牲になったとされる。

 タイ西部カンチャナブリにある鉄橋は、映画「戦場にかける橋」の舞台となった。現在、鉄道はタイ側の一部で運行されている。

4448名無しさん:2013/01/01(火) 18:37:53
産経新聞は12月31日、安倍晋三首相が、過去史に関して新たな談話を作る意向を明らかに
 したと報じた。安倍首相は、自民党総裁選挙や総選挙の過程で既に、村山談話・河野談話など
 日本の歴代政権の「過去史反省3大談話」全てを修正したいと語っていた。

 安倍首相は、12月30日に同紙のインタビューに応じ「(村山談話は)終戦50年を記念して当時の
 自社さ政権で村山富市元首相が出した談話だが、あれからときを経て21世紀を迎えた。
 私は21世紀にふさわしい未来志向の安倍内閣としての談話を発出したいと考えている」
 と語った。また新たな談話の内容や発表時期については、有識者会議を結成して検討したいと
 いう考えを明らかにした。

 村山談話は、社会党出身の村山富市首相が1995年に発表した談話で「植民地支配と侵略に
 よって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。
 私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、
 ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と語っている。

 26日の時点では、安倍内閣の菅官房長官が、村山談話を継承すると語っていた。産経新聞は
 「首相の発言は村山談話自体は破棄しないものの、『安倍談話』を新たに出すことで、政権
 としての歴史問題に関する立場を示す狙いがあるとみられる」と報じた。
 安倍談話は事実上村山談話を否定する内容を含むことになる見込みだ。

 また安倍首相は、日本軍の慰安婦強制動員を認めた河野談話について、専門家の意見などを
 聞き、官房長官レベルで検討したいと語った。河野談話は、1993年8月に河野洋平官房長官が
 発表した談話で、日本軍に強制動員された従軍慰安婦の存在を認め、謝罪している。過去史
 反省3大談話とは、村山談話、河野談話、宮沢談話のことを指す。

 宮沢談話は、1982年に宮沢喜一官房長官が発表した談話で、教科書検定基準に「近隣の
 アジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な
 配慮がされていること」という、いわゆる近隣諸国条項を盛り込んだ。(抜粋)
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/01/2013010100378.html

4449チバQ:2013/01/01(火) 21:43:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130101/chn13010120590004-n1.htm
香港デモ、親中派のトップ辞任要求 13万人参加と主催者発表
2013.1.1 20:57

梁振英行政長官の辞任などを求め行進するデモ参加者=1日、香港(AP)
 香港の中心部で1日、親中派の香港政府トップ、梁振英行政長官の辞任などを求めるデモが行われ、主催者によると、約13万人が参加した。

 昨年3月の行政長官選では、別の親中派の有力候補が自宅の違法建築問題で失速。代わって中国政府の後押しを受けた梁氏が当選したが、中国政府が選挙に干渉したとの反発を受けた。

 その後、梁氏の自宅にも違法な建築物があることが発覚。昨年7月に就任後、梁氏の支持率は低迷が続いている。

 デモに参加した会社員の男性(41)は「香港返還から約15年たったが、中国政府による締め付けは厳しくなった」と指摘。「梁氏は信用できない。普通選挙で行政長官を選ぶべきだ」と訴えた。(共同)

4450とはずがたり:2013/01/04(金) 15:54:17

右翼活動家って韓国の,なんか。韓国にも右翼って居るんですねぇ。

活動家、空港で腹切る=額賀氏来訪に抗議―韓国
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130104X027.html
2013年1月4日(金)12:54
 【ソウル時事】ソウルの金浦空港で4日午前、安倍晋三首相の特使である自民党の額賀福志郎元財務相の韓国来訪に反対する右翼活動家の男が自分の腹を刃物で切る騒動が起きた。男は出血したが、すぐに周りの人に押さえられ命に別条はないもよう。この後、男は警察車両に乗せられた。

 男は昨年7月、従軍慰安婦問題に関する抗議のため、ソウルの日本大使館にトラックで突っ込み、有罪判決を受けて執行猶予中。

 右翼活動家ら5〜6人は、額賀氏の到着直前に空港ロビーで、「安倍首相の特使を追い出せ」「極右政治家は韓国に謝罪せよ」などと大声を張り上げた。さらに、日の丸と猿の絵が描かれた布に唐辛子と塩をかけ、踏みつけるパフォーマンスを行った。

 辺りは騒然とした雰囲気に包まれ、活動家は到着した額賀氏にも怒号を浴びせたが、額賀氏らは無言で空港を後にした。 

[時事通信社]

4451とはずがたり:2013/01/04(金) 16:30:47

米紙記者退去に懸念 中国外国人記者クラブ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130103/chn13010321160000-n1.htm
2013.1.3 21:14 [中国]

 北京の中国外国人記者クラブ(FCCC)は3日、米紙ニューヨーク・タイムズのクリス・バックリー記者が報道ビザの更新を受けられずに中国本土から退去したことについて「非常に残念」とし、中国当局に理由を明確にするよう求める声明を出した。

 声明では、ビザを発給しない理由について中国当局から一切説明がないと指摘。同紙は昨年、温家宝首相の一族が巨額の資産を保有していると伝えており、「記事への報復との疑念を抱かざるを得ない」と懸念を示した。

 その上で報道ビザに関する手続きの透明性や迅速性を高めるよう当局に促した。(共同)

4452とはずがたり:2013/01/05(土) 17:20:44

「オサケ」大好き 韓国で日本酒ファン急増中
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130105512.html
2013年1月5日(土)11:08

 年末に発表された韓国における酒類の輸出入統計で、日本酒や日本産ビールの輸入増が目立ち話題になっている。とくに日本酒が前年比で70%以上も増えた。背景の一つには輸入酒に関する流通上の規制緩和があるが、ワインやウイスキーに比べ日本酒の伸びが突出している。

 韓国における日本酒ファンの急増を物語るものだが、もっと大きな背景は日本風居酒屋ブームだ。ソウルでも今や日本人経営より韓国人経営の方が多く、どこも若い世代でいっぱいだ。その結果、日本酒が若い世代を中心にブームになっている。

 日本酒つまり清酒は韓国では以前は「正宗」の韓国語読みで「チョンジョン」といった。古い世代は今でもそういう。日本酒に「○○正宗」といった銘柄が多かったため、日本統治時代からの名残でそういわれてきたのだが、それも最近は「サケ」あるいは「オサケ」というようになった。

 ビールも日本産が依然、好調だ。これも30%近く増えて全体の輸入ビールのなかで26%を占めて堂々の1位。従来のアサヒ人気に加え、猛暑だった昨年は涼しい北海道イメージでサッポロが善戦したとか。筆者は韓国の飲み友達には日本産ビールの絶品、サントリー・プレミアム・モルツをいつも薦めている。もちろん“伝統のキリン”もいいが。(黒田勝弘)

4453とはずがたり:2013/01/06(日) 17:03:51

非マレー系の公務員応募が75%増、優遇策が奏効
http://news.goo.ne.jp/article/response/trend/response-number-188191.html
2013年1月6日(日)11:20

公共サービス委員会(PSC)はマレー系以外の公務員への応募者数を増やすためのイニシアティブを推進しているが、昨年下期の非マレー系による公務員応募者数は前年同期比75%の増加となったことが明らかになった。

PSCのマフムード・アダム委員長によると、昨年下期に寄せられた応募数は13万6677件で、民族別の内訳はインド系が2万1481人、中国系が1万1848人、サバ・サラワクのブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)を含めたその他が10万3348人だった。昨年下期に採用された公務員4万7335人のうち、1万3908人が非マレー人だった。2011年下期の採用人数は2万9547人で、うち8571人が非マレー人だった。

昨年の応募総数は81万4659件で、2009−2011年の年間平均応募件数、100万件からは減少した。

4455チバQ:2013/01/06(日) 20:53:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/chn13010500500001-n1.htm
憲政求める社説すり替え 習近平体制、メディア統制の強化相次ぐ
2013.1.5 00:49 (1/3ページ)[中国]
 中国広東省の週刊紙、南方週末の編集部は4日、社説が共産党広東省委員会の検閲で一方的にすり替えられたとして、同委宣伝部トップの辞任を求める異例の声明を発表した。「憲政」実現を求める内容だったが、党賛美の社説に変えられた。また、政治改革を主張する有力月刊誌、炎黄春秋のサイトも今年に入り閉鎖された。国営新華社通信によると、党中央で宣伝を担当する序列5位の劉雲山政治局常務委員が4日、全国宣伝部長会議で「メディアは党と政府の主張をしっかり広めよ」と要求。習近平指導部が報道機関への締め付け強化に動き出した。(上海 河崎真澄、北京 矢板明夫)

 4日の香港紙、明報(電子版)によると、南方週末の編集部は当初、「中国の夢、憲政の夢」と題する3日付の社説を出稿した。だが印刷直前になって党広東省委宣伝部トップの●(=度の又が尺)震(たくしん)部長が、「われわれは民族復興の偉大な夢に最も近づいた」とする原稿に差し替えるよう命じた。

 新たな社説では、憲政や民主、自由、平等などの表現はすべてカット。暴徒化した反日デモ参加者に理性的な行動を求めた部分も削られたという。

 ただ、新社説には、4千年前とされる治水工事を2千年前としたり、「城」と書くべき字を「誠」としたりするなど誤記も目立っており、編集部側が抗議として間違いを修正しなかった可能性も指摘されている。

 南方週末の編集部は中国版ツイッター「微博」で4日公開した声明で、社説のすり替えは不当だとして、党規約に基づき●(=度の又が尺)部長の辞任と謝罪を要求した。党管理下にある中国メディアが党幹部を批判し、辞任まで求めるのは異例。国営新華社通信の副社長を歴任した●(=度の又が尺)氏は昨年5月、同省党委宣伝部長に登用された。

 南方週末や同紙の僚紙、南方都市報などはこれまでも、高速鉄道追突事故や劉暁波氏ノーベル賞受賞などで、ぎりぎりの体制批判を行ってきた。

 この問題で、中国メディアの多くは沈黙を保っているが、ネット上では「南方週末事件」として検閲非難の発言が相次いでいる。

 全国の宣伝部トップを集めた4日の会議では、前中央宣伝部長の劉雲山政治局常務委員が、党の政策や原則的問題に対し「正確な立場と確固たる態度を持たなければならない」と発言。習近平指導部として、報道機関に党の方針を徹底させる姿勢を明確にした。

 また、共産党機関紙、人民日報系の環球時報も4日付で、「中国メディアは国家や政治の現実から離脱できず、西側メディアと同じではない」と言論統制の必要性を主張した。

     ◇

 北京の著名な改革派雑誌、炎黄春秋では、手続きに不備があったなどとして、当局により1日からホームページが強制閉鎖されている。

 同誌は1月号に新年社説を掲載し、「共産党は憲法と法律の下で活動しなければならない」「言論の自由を保障すべきだ」と主張。それを当局が問題視したとの見方が広がっている。

 同誌は1989年に失脚した趙紫陽元総書記の部下をはじめ、共産党古参幹部や、民主化を主張する知識人を中心に編集されている。これまでも政治改革を呼びかける記事を掲載し、当局から度々注意を受けたが、ホームページの閉鎖は初めてという。

 炎黄春秋の楊継縄副社長は4日、産経新聞の電話取材に対し、「中央宣伝部の担当者が昨年12月31日に、事前に届けていないことと、請負業者が変わったことを理由にホームページの閉鎖を命じた。だが、いずれも事実無根だ」と説明している。

4456チバQ:2013/01/06(日) 20:53:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130106/chn13010620390004-n1.htm
大学教授に弁護士グループ… 社説すり替えられた週刊紙に応援団 中国
2013.1.6 20:37
 【上海=河崎真澄】中国広東省の週刊紙、南方週末の社説が共産党広東省委員会の検閲で一方的にすり替えられた問題で、公開の場で同委宣伝部トップの辞任を求めるなど、異例の抗議を行っている同紙編集部の立場を支持する書簡を、学識経験者や大学生らが6日までに相次ぎ公表した。

 北京大や清華大など国内有名大の教授、副教授に加え、香港や台湾の学識経験者も含む27人が署名した書簡では、社説すり替えを行った同委宣伝部の●(=度の又が尺)震(たくしん)部長の罷免を求めた。応じなければ同委に負の影響が出ると指摘するなど、踏み込んだ内容になっている。

 また、中国国内の大学教授や記者、作家らがインターネット上で●部長の更迭を求める署名を広く呼びかけており、6日昼までの段階で約1600人が署名した。このほか、同省の中山大学や曁南(きなん)大学の学生らも編集部の立場を擁護する声明を相次ぎ発表した。

 いずれも●部長のあからさまな報道機関への検閲に抗議しているが、「言論の自由」そのものを求める動きや共産党体制批判につながらないよう、微妙な表現で呼びかけている。

 同紙編集部では、すり替えられた3日付の社説以外にも、同委宣伝部に書き換えさせられたり掲載が認められなかったりした記事が昨年1年間だけで1034本に上ったとし、検閲の実態を明らかにしている。

 さらに国内の弁護士グループは、編集部関係者が不利な扱いを受けた場合、無条件で弁護を引き受けるとの声明を発表。編集部支援の動きが広がっている。

 一方、中国版ツイッターの「微博」では、「南方週末」「●」など、問題に関連する語句や文字の検索ができなくなっており、中国当局側がネット上での批判拡大に神経をとがらせ始めたようすがうかがえる。

4457チバQ:2013/01/06(日) 20:54:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130106/chn13010618010003-n1.htm
【海外事件簿】
金塊と愛人…台湾元消防トップのあきれた収賄生活
2013.1.6 18:00 (1/5ページ)[海外事件簿]

台湾の元消防トップの収賄事件と、愛人の存在などを報じた「壱週刊」(吉村剛史撮影)
 台湾の台北地検は12月25日、消防当局の元トップを収賄罪で起訴するとともに、同罪では最も厳しい無期懲役を求刑した。2009年に台湾を襲った大水害では災害対策の陣頭指揮を執り、馬英九総統から「英雄」と称賛された人物だが、あろうことか在任中に防災事業の物資調達にからんで業者から1924万台湾元(約5600万円)もの金銭を得ていたという。家宅捜索では大量の金塊や外国通貨などが発見され、愛人や密会用マンションの存在も表面化。汚れた英雄のあきれた所業とは…。(台北 吉村剛史)


さながら清朝の腐敗高官


 無期懲役が求刑されたのは台湾の内政部消防署(消防庁に相当)の元署長(長官)の黄季敏被告(60)。

 黄被告の実子と実兄、当時の部下、業者など事件に関係した計12人もマネーロンダリングや文書偽造罪などでそれぞれ起訴された。

 起訴状や台湾の各紙によると、黄被告は03年から09年まで台湾の消防トップを務めたが、この間、航空消防隊のUH−1Hヘリの運用システム(2370万台湾元=6900万円)や、災害用遠距離無線電気通信システム(2800万台湾元=8100万円)など計9件、総額約1億4800万台湾元(4億2900万円)の防災・災害対策物資を調達。業者から見返りに総額の約13%の賄賂を得ていた。

 黄被告の不動産の名義人になるなど、資金洗浄に関与した実子は米国で姿を隠しており指名手配されたが、実兄ら関係者の一部が罪を認める中、黄被告は最後まで罪を認めず、「後悔していない」と開き直っているという。

 このため台北地検は、「人々の命を守り、救うための公金を、職権を用いて着服した悪質かつ重大な犯行」と指摘。収賄罪では最も厳しい量刑を求めた。

 保守系有力紙、中国時報(26日付)は、黄被告を皇帝の威光を背に専横の限りを尽くした清朝の腐敗高官になぞらえて報じた。


大量の金塊、外貨、豪華不動産…


 事件は昨年(2012年)8月30日に表面化。法務部(法務省)調査局が、同29日に黄被告(09年に消防署長を退任後は台湾プラスチックグループの副社長兼麦寮総工場長)を逮捕し、台北地検に汚職収賄罪で身柄を送検。地検は黄被告やその家族ら容疑者十数人の事情聴取を行った。

 端緒は2009年8月の台風8号の襲来だ。

 台湾南部の山間部で数百人が生き埋めになるなど、死者・行方不明者が約700人にのぼった未曾有の大災害「八八水害」として記憶されているが、この際、消防署が総額6億7000万台湾元(19億4300万円)をかけて導入していた災害救難指揮通信車やシステムが全く機能しなかったことから、同局が黄被告の汚職を疑い、内偵捜査に乗り出していた。

 逮捕時の、自宅や事務所など関係先の家宅捜索では、時価約3000万台湾元(8700万円)にのぼる金塊約20本(20キロ)が発見されたという。

 また現金で台湾元400万元(1160万円)、日本円600万円、米ドル4万ドル(340万円)、香港ドル18万ドル(220万円)も見つかり、別に預金680万台湾元(1970万円)も。

 さらに台北市内の豪邸や近郊の土地といった不動産、またシンガポールで金売買口座と、すでに台湾に送金されていた3500万台湾元(1億150万円)が露見するなど、元公務員の所得などからは想像できない巨額の資産所有が浮き彫りになった。

4458チバQ:2013/01/06(日) 20:55:16
密会用マンションも所有


 黄被告については、このほか、身内の名義による蓄財も指摘されており、実兄名義で台北駅の目の前の一等地のマンションも所有していた。

 金塊の一部がここで発見されたのに加え、女性の名札や高級料理であるツバメの巣のスープの空き缶、化粧品、アダルトグッズなどが見つかっている。

 この名札の主は行政院(内閣)主計総処のナンバー3にあたる女性主任秘書で、妻と2人の子を持つ黄被告の愛人であるとされ、有力週刊誌「壱週刊」(10月4日号)は、この駅前のマンションが2人の「愛の巣」であったと報道。

 地検の調べによると、黄被告は、この女性と電話連絡する際、「水曜日」などというキーワードを用いて密会場所や時間のやりとりをしていたという。

 また8坪(約26平方メートル)ものウオークインクロゼットがある別の台北市内の豪邸からも多数のブランド品、宝石類が出てきており、黄家の毎月のクレジットカードの支払いは100万台湾元(290万円)にのぼっていた。


余罪追及で政権のクリーンイメージ強調か


 黄被告は1952年生まれ。中央警察大学を卒後、南部の南華大学の生死学研究所で修士、中央警察大学犯罪防治研究所で博士を取得。台北市警局隊長や警察大学総務長、消防署副署長などを歴任した。

 警察畑出身のため、内偵期間中も電話や、飲食の席の話題では細心の注意を払われており、非常に用心深い性格だったという。

 一部報道では陳水扁政権時代に、陳総統夫人の呉淑珍氏に対し、800〜1000万台湾元(2300〜2900万円)を贈って消防トップのイスを手にいれた、とも指摘されており、事実とすれば台湾の官界全体の土壌、体質なども問題となりそうだ。

 今回は、事件の端緒となった災害救難指揮通信車やそのシステムなどの4案件が手つかずのままで、地検担当官は、「まだ第一段階に過ぎない」と、余罪の追及が示唆されている。

 こうした汚職事件に対し、馬英九政権では汚職摘発庁である廉政署と、検察による合同捜査も行えるように体制を見直し、贈収賄罪の適用範囲が広がる「職務贈賄罪」も制定した。

 馬総統は、法務部長(法相)などを歴任し、2008年の総統就任後は最高検の特捜部とは別に廉政署を発足させるなど、クリーンイメージを前面に打ち出してきている。

 昨年1月の再選後は、公共料金の値上げ問題などを機に支持率が急落し、その後も低迷していることもあってか、他にも与党・中国国民党のホープだった行政院前秘書長や、鉄路(鉄道)局幹部の汚職が発覚する中、たびたび汚職追放の決意を表明してきた。

 来年、2014年の台湾は主要都市の市長選など大規模な地方選が控えていることもあり、今回の事件でもさらに厳しい姿勢を強調するものとみられている。

4459チバQ:2013/01/06(日) 21:06:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013010502000092.html
日韓関係の修復 首相が呼び掛け 額賀氏、朴氏に親書
2013年1月5日 朝刊

4日、ソウルで韓国の朴槿恵次期大統領(右)に安倍首相の親書を手渡す自民党の額賀元財務相=共同(代表撮影)


 【ソウル=篠ケ瀬祐司】安倍晋三首相の特使として訪韓した自民党の額賀福志郎元財務相らは四日午後、ソウル市内で朴槿恵(パククネ)次期大統領と会談し、安倍首相の親書を手渡した。

 額賀氏や朴氏の報道官によると、額賀氏は、日韓首脳会談の早期開催を望む安倍首相の意向を伝え、朴氏の訪日を要請。朴氏も「日程調整する」と応じた。

 また額賀氏は「日韓両国の新政権スタートを機に、良い関係を築きたい」との安倍氏の言葉を伝達。「多くの分野で信頼を深め、大局的な見地で関係改善に努力することが大事だ」と、李明博(イミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸以降、冷え込んだ両国関係の修復を呼びかけた。

 朴氏は竹島や旧日本軍慰安婦など個別のテーマには触れなかったものの「歴史を直視しつつ、融和と協力の未来を目指さなければならない」と、関係改善には歴史問題での日本側の配慮が不可欠だとの考えをにじませた。

 額賀氏は金星煥(キムソンファン)外交通商相とも会談し、日韓犯罪人引渡条約に基づき、日本側が要求した中国人の元受刑者の引き渡しを拒否されたことに対し、遺憾の意を伝えた。金氏は、司法が出した法律的判断を韓国政府は尊重しており、日本も司法判断を尊重してほしいと述べた。

 韓国側によると、朴氏は中国からの特使として訪韓する張志軍外務次官と十日に会談。韓日議員連盟会長で、朴氏に近い与党セヌリ党の黄祐呂(ファンウヨ)氏らが八日から訪日するなど、周辺国との外交が本格化してきた。

4460チバQ:2013/01/06(日) 21:11:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/kor13010500390000-n1.htm
額賀特使訪韓に冷や水、後味悪く 怒号の中を移動、切腹未遂騒動…
2013.1.5 00:38 (1/2ページ)[外交]

4日、韓国の首都ソウルで、朴槿恵次期大統領(右)と握手する額賀福志郎元財務相(ロイター=共同)
 【ソウル=加藤達也】安倍晋三首相の特使として訪韓した額賀福志郎元財務相らが到着したソウル金浦空港で4日、特使訪韓に反対する男が自分の腹部を刃物で切って病院へ運ばれたり、強硬な反日団体が横断幕を掲げて大声を上げたりする騒動があった。額賀氏らの日程に支障は出なかったが、李明博大統領の島根県・竹島上陸以降悪化した日韓関係を修復したい日本側関係者にとっては後味の悪い訪韓となった。

 日本外交筋は「日本の首相特使が暴力的な団体や人物の怒号の中を移動させられたのは心外だ」と韓国政府の対応を批判している。

 日韓の外交筋によると、韓国警察当局は額賀氏らの訪韓に合わせ、反日団体が抗議行動を計画していることを事前に把握し、警備態勢を強化。訪韓前日には、金浦空港到着後の混乱を避けるため、駐車場まで一般旅客とは別のVIP専用通路を利用して移動することになっていた。

 ところが4日午前、警察当局に対し、上級官庁から「青瓦台(大統領府)の意向」として、「VIP専用通路は規則上、閣僚級以上でないと利用できない。国会議員は利用不可だ」と、額賀氏らの移動経路を一般通路に変更するよう指示があったという。空港で自らの腹を切りつけたのは昨年7月にソウルの日本大使館の正門にトラックで突入した男で、有罪判決を受けて執行猶予中だった。

 韓国政府はこの日午前、靖国神社の門に放火したとして警視庁が逮捕状を取り、日韓犯罪人引き渡し条約に基づき引き渡しを請求していた中国籍の劉強容疑者(38)を仁川空港から中国に出国させていた。

 韓国メディアは「裁判所が法に基づいて下した決定」とする韓国政府の見解を一様に支持している。

 額賀氏は金星煥外交通商相との会談で遺憾の意を示したが、金外交通商相は「手続きにのっとって司法が判断した」と述べただけだった。

 同行筋は、「朴槿恵次期大統領との会談時の周囲の雰囲気が悪くなかっただけに、朴次期政権と現政権の対日外交観の違いが見えるようだ」と指摘している。

4461チバQ:2013/01/06(日) 21:12:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013010600086
韓国政権引き継ぎ委が発足=政策準備、組閣作業へ−次期大統領
 【ソウル時事】韓国の朴槿恵次期大統領の就任準備を進める政権引き継ぎ委員会が6日、正式に発足した。朴氏は委員への任命状授与を行い、「引き継ぎ委が最高の価値とすべきなのは国民の暮らしだ。50年たっても模範的な引き継ぎ委だったと評価を受けられるように努力してほしい」と語った。
 引き継ぎ委メンバーは委員長らを含め26人で、九つの分科委に分かれて活動。側近政治家の起用を避け、専門家中心の政策を重視した布陣となった。2月25日の大統領就任までの間、引き継ぎ委で大統領選公約を基にした政策づくりや就任式の準備などを進めるほか、朴氏は首相や閣僚、大統領府高官の人選を行う。(2013/01/06-17:45)

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4462チバQ:2013/01/06(日) 21:16:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date4&k=2013010300109
張成沢氏が常務委員昇格?=メディアでの順位5番目に−韓国紙
 【ソウル時事】3日付の韓国紙・京郷新聞は、外交筋の話として、北朝鮮の金正恩第1書記の後見人とされる張成沢国防委員会副委員長が昨年、最高指導部である労働党政治局常務委員に昇格したと伝えた。
 外交筋は「張氏が昨年、常務委員になったという話を北朝鮮の高官から聞いた」と語った。昇格した時期は不明。事実とすれば、名実ともに正恩体制を支える中心人物になったと言える。また、別の消息筋の話として、張氏が4月の最高人民会議で首相に就任する可能性があるとの情報もあるという。
 最近、北朝鮮メディアの行事などの報道では、張氏は、序列2〜4位でいずれも常務委員である金永南最高人民会議常任委員長、崔永林首相、崔竜海軍総政治局長の次に紹介されている。また、昨年11月、党や内閣の最高幹部が委員を務める国家体育指導委員会の委員長に就いた。(2013/01/03-11:46)

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4463チバQ:2013/01/06(日) 21:17:28
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/06/2013010600294.html
記事入力 : 2013/01/06 12:05
韓国新政権が組閣に着手 統合・経済通キーワードに

【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領は政権引き継ぎ委員会の構成が完了したことを受け、新政府の首相と長官指名に向けた組閣作業に入った。


 新政府の国政哲学と価値を実現できる専門性を持つと同時に、人事聴聞会での検証を通過できる人選に力を入れているとされる。首相指名は日程上、今月末ごろになるとみられる。国民大統合、経済通、改革性などが人選のキーワードとなっている。


 引継ぎ委の尹昶重(ユン・チャンジュン)報道官は5日の会見で、「朴次期大統領は国民大統合の意志を基本哲学に、引き継ぎ委の人事を慎重に決めた」と明らかにした。


 朴次期大統領はすでに野党を「国政パートナー」と発言している上、スムーズに人事聴聞会を通過させるため、野党が納得できる人物を首相に選ぶとの観測が出ている。


 また、経済危機の深刻性を強調してきただけに、経済を再生できる経済通が起用される可能性もある。政府革新・検察改革などに強い意志を持つ改革的な人物を起用し、政府と官僚社会に改革の風を吹き込むとの観測もある。


 朴次期大統領は、首相人事が国会の聴聞会を通過すれば、首相から閣僚候補者の推薦を受け、長官を指名する予定。

4464チバQ:2013/01/06(日) 21:50:15
http://mainichi.jp/select/news/20130105k0000e030144000c.html
インドネシア:またがり座り規制に「女性差別」の声
毎日新聞 2013年01月05日 11時03分(最終更新 01月05日 12時31分)


「フェイスブック」などで広まっている、またがらずにバイクの後部座席に乗る方法を撮影した写真。「横座り」(左上)の他、後ろ向きに座ったり、座席に寝る様子などを紹介し、「横座り」以外禁止の新たな規制を皮肉っている
拡大写真
ロクスマウェ市の位置
拡大写真 【ジャカルタ佐藤賢二郎】女性の権利に厳格なイスラム法(シャリア)の施行が認められているインドネシア・スマトラ島アチェ州で、女性がバイクの後部座席にまたがって座ることを禁止する規則が導入されることになり、波紋が広がっている。足をそろえた「横座り」以外は罰則の対象で、人権団体は「明確な女性差別で、危険でもある」と批判。フェイスブックなどネット上では「正しい乗り方」と新規則を皮肉る写真も登場している。

 女性の「またがり座り禁止」を導入するのは同州北部ロクスマウェ市。「女性がまたがる姿はアチェ文化とシャリアに反する」とのイスラム聖職者団体の提言を受けた市長が2日、規則を定めた文章に署名した。数カ月の試行期間を経て施行される予定で、施行後は足をそろえた「横座り」以外の座り方は罰則の対象になる。

 地元人権団体の責任者は「(イスラム教の聖典)コーランに女性の座り方の規則などない」と市当局の対応を批判。「(市は)貧困撲滅など、もっと優先度の高い問題に取り組むべきだ」と訴えている。

 インドネシア北西端のアチェ州は同国で最も早くイスラム教が普及した地域の一つで厳格な信者が多い。特別自治法に基づきシャリア施行が認められている。

 州内では近年、女性のスカート着用が義務付けられ、パンク音楽ファンの若者が宗教警察に頭を丸刈りにされる事件も起きている。人権団体によると、「シャリアに反する」との理由で起きた暴力事件は昨年だけで50件に上り、増加傾向にある。

4465チバQ:2013/01/06(日) 21:51:10
http://mainichi.jp/select/news/20130105mog00m020011000c.html
着せ替え人形:リカちゃんの友達、ビッキーです 台湾生まれの11歳
2013年01月05日

 【台北・大谷麻由美】タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」の友達として昨年11月末に台湾で発売された「薇〓(ビッキー)ちゃん」が人気を集めている。「台湾生まれで台北のアメリカンスクールに通う11歳の女の子」という触れ込みで、現地ニーズに合わせ、リカちゃんより目を大きくして巻き髪にした。台湾の女の子からは「私たちの好み」と声が上がっている。

 リカちゃんは1967年に販売が始まり、台湾、中国、香港でも日本と同じ人形が売られている。リカちゃんシリーズでは「英国出身のエミリーちゃん」など外国人の友達の人形が販売されているが、あくまで日本市場向けに販売されている。薇〓ちゃんの場合、当初から台湾市場向けに製作している。「台湾は日本の文化に強い親しみを感じてくれている」(タカラトミー)ことが理由だ。

 台湾でリカちゃんは15年前から莉〓(リカ)の名前で販売され、知名度は抜群。2月10日の春節(旧正月)商戦に向けて薇〓ちゃんの販売拡大が期待される。(〓は王へんに其)

4466チバQ:2013/01/07(月) 21:56:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/asi13010721500000-n1.htm
ミャンマー空軍カチン州を空爆 高まる国際非難 中国も警戒
2013.1.7 21:49
 【マニラ=青木伸行】ミャンマー空軍が、北部カチン州の少数民族カチン族の拠点を空爆し、これを国連が非難するなど、ミャンマー政府に対する国際的な圧力が強まっている。国境を接する中国は、爆弾が自国領内に着弾したとし、警戒を強めている。

 ミャンマー政府は、少数民族からなる多くの反武装勢力と停戦に合意したが、カチン州の武装勢力「カチン独立軍」(KIA)との間では交渉が難航しており、戦闘が続いている。カチン州からの避難民は7万5千人にのぼっている。

 空爆があったのは先月30日で、ミャンマー政府は1月2日にこの事実を認めた。空軍はヘリコプターやジェット機を投入し、KIAを攻撃。KIAは「機関砲やロケット弾、爆弾による攻撃を受けた」としている。

 この事態を受け、国連の潘基文事務総長は「民間人を危険にさらす行為の中止」を要請。米国務省のヌランド報道官も、停戦と対話を呼びかけた。

 これに対し、ミャンマー政府は、空爆は「防衛のための最大限抑制的なものだ」と反論している。

 空軍機が一時、中国の領空を侵犯したとの情報もあった。だが、中国外務省は4日、「ミャンマー空軍機は(中国の)領空から5キロ離れていた」と、領空侵犯を否定。その一方で「爆弾3発が領内に着弾した」とし、「同様の事態を繰り返さないよう、速やかに効果的な方策をとるよう要求する」と、強く牽制(けんせい)した。

4467チバQ:2013/01/07(月) 21:58:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/chn13010718270005-n1.htm
胡耀邦元総書記の銅像完成、失脚した改革派指導者、異例の建立
2013.1.7 18:26
 【上海=河崎真澄】7日付の中国紙、中国青年報によると、改革派指導者で中国共産党の総書記だった1987年に、保守派や長老に批判されて失脚した胡耀邦氏(89年4月死去)の銅像が浙江省台州市沖の大陳島に完成し、6日に除幕式が行われた。胡氏は生誕90周年の2005年に再評価の動きがあったが、銅像の建立は異例という。

 胡氏は、胡錦濤国家主席の出身母体でもある共産主義青年団(共青団)トップの第1書記を務めていた1956年、大陳島の開発を呼びかけた。若者らが島に渡って開墾し、後に総書記となった胡耀邦氏がその労をねぎらった経緯がある。

 共青団機関紙である同紙は、「50年あまりの建設で島の環境は一新し、国家級の漁港と水産品の交易拠点になった」と、胡氏の先見の明をたたえた。同紙以外の中国メディアは銅像完成をほとんど報じていない。

 党幹部の子弟らでつくる太子党出身で昨年11月に総書記に就任した習近平氏が政治改革に消極的との見方が強まる中で、党内権力闘争で劣勢となった共青団が今後、改革の象徴として胡氏の業績を改めてアピールすることも考えられる。

 胡氏の死去に伴う追悼が学生らの民主化運動に発展し、89年6月の天安門事件につながった。

4468チバQ:2013/01/07(月) 22:12:07
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201301070217.html
2013年1月7日19時19分
中国、「縦長」で領土強調 南シナ海と一体の地図、発行

 【北京=林望】中国地図出版社は近く、南シナ海の大部分を中国が領有していることを示す「縦長」の中国全土地図を初めて発行する。従来の全土地図で縮尺を変えて別枠で示してきたのを改め、南シナ海の島々が中国大陸と一体だと強調する狙いがある。

 新たに発行される中国全土地図は、中国が南シナ海で領有権を主張する時に用いる「九段線」(通称・牛の舌)を、中国大陸とひとつながりの地図に同じ縮尺で書き込んだ。そのため、地図全体が縦に伸び、海南島を南限としていた従来の横長の中国全土図とは大きく様変わりした。

 同出版社関係者によると、地図は来月に発行される見通し。地元紙「新京報」は、全土図の改訂は、中国の領有権が南シナ海に広く届いていることを視覚的に強調し、学校などでの教育に生かす目的だとしている。南シナ海や東シナ海で領有権を巡る周辺国との対立が高まる中、中国政府は地図や文献などの表記を政府見解に統一させる取り組みを急いでいる。

4469チバQ:2013/01/07(月) 22:47:25
http://mainichi.jp/select/news/20130108k0000m030074000c.html
中国:南シナ海と大陸収めた地図発行 権益強調が狙いか
毎日新聞 2013年01月07日 20時50分(最終更新 01月07日 21時09分)


 【北京・成沢健一】7日付の北京紙「新京報」によると、中国地図出版社は南シナ海を中国大陸とともに収めた縦長の地図を発行した。中国が領有権を主張する南シナ海の島々は従来、縮尺を変えて別枠で収められることが一般的だったが、縦長の地図は「海洋権益を強調し、(領土)保全の概念を示す」(同出版社元幹部)との狙いがあるようだ。

 新たな地図は、南シナ海の100を超す島々や岩礁などを明記しており、同紙は「中国の版図が南北に長いことが一目瞭然だ」と伝えた。海洋権益の確保に向けて「海洋強国建設」を掲げる中国は、昨年から発行した旅券に南シナ海の大半を自国領とする地図を載せており、周辺国が反発している。

4470チバQ:2013/01/07(月) 22:52:26
>>4454-4456
http://mainichi.jp/select/news/20130107k0000e030158000c.html
中国:記者スト宣言…ネット支持拡大 党幹部改ざん指示で
毎日新聞 2013年01月07日 12時05分(最終更新 01月07日 13時18分)

 【上海・隅俊之】腐敗の追及など改革的な報道路線で知られる中国広東省の週刊紙、南方週末の新年号記事が、メディアを管轄する同省共産党委員会宣伝部の※震(たく・しん)部長の指示で改ざんされた問題で、同紙の記者らによる抗議と、封じ込めを図る当局の攻防が激化している。記者たちは7日、※部長の引責辞任や謝罪を求めてストライキを実施。当局側は中国版ツイッター「微博」で記者たちの書き込みを次々と削除するなど、締め付けを強化した。しかし記者らへの支持はネット上で爆発的に拡大しており、当局側はさらなる対応を迫られそうだ。

 南方週末の本社前には7日午前、ネット上のデモの呼び掛けに応じた市民らおよそ数百人が集結した。周辺には多数の私服警察官が配置され、緊張が高まっている。

 この問題で、同紙の微博公式アカウントには「(記事が改ざんされたという)ネット上のうわさは事実ではない」との説明が6日夜、突然掲載された。これに対し同紙記者らは「(当局側に微博の)パスワードを出すよう要求された」と主張、当局の圧力で編集幹部が勝手に書き込んだと暴露した。その後、同紙の編集委員ら約90人が連名で「公式アカウントの書き込みはウソだ」との共同声明を発表。声明は数万回転送されるなど反響が広がっている。

 南方週末の関係者は毎日新聞に対し「特に前線の記者には、報道介入に対する怒りが強い。徹底的に闘う」と語った。

 当局側は、南方週末の記者たちの微博上の訴えや告発を次々と削除。微博では、「南」「方」「週」「末」のいずれの漢字で検索しても「関連法規により結果は表示できない」と表示され、問題についてまったく検索できなくなっている。ただ、微博では「一緒にデモをしよう」「宣伝部長は辞任せよ」など同紙を支持する市民の意見の書き込みが当局の削除を上回る規模で続いており、規制は事実上機能していない状態だ。

 中国メディア関係者によると、南方週末は3日付の新年号の記事で、憲法に基づく政治の重要性を訴える記事を用意していた。しかし、※宣伝部長からの直接の指示で、担当者が不在のうちに現状を支持する内容の記事に差し替えられ発行された。※宣伝部長は昨年5月、国営新華社通信の副社長から転任。「改革に積極的な南方週末の編集部に何度も介入してきた」(中国紙記者)と言われ、報道に対する姿勢が特に保守的と評される。

 習近平(しゅう・きんぺい)総書記による共産党の新指導部が今後、この問題でどのような対応をとるのかが注目されている。北京で4日に開かれた全国宣伝部長会議では、前中央宣伝部長で新たな政治局常務委員となった劉雲山(りゅう・うんざん)氏が党の政策や原則について「正確な立場と確固たる態度を持たせなければならない」と指摘、報道機関への指導を徹底するよう求めたばかり。今回の問題でも、新指導部が強硬姿勢をとる可能性がある。

 ※は「席」の巾が尺

 【ことば】中国のメディア規制

 中国には共産党機関紙、人民日報など「官製メディア」以外に、広東省の南方週末や上海紙の東方早報など独自報道をする地方紙(都市報)が各地にあり、読者の人気を集めている。ただ、いずれも編集幹部の人事権を持つ中国共産党委員会中央宣伝部の管轄下にあり、党体制の維持に不利な報道は検閲を受ける。11年に起きた高速鉄道の追突事故では、車両を地面に埋めるなど鉄道省の対応に批判が集まったが、宣伝部は国営新華社通信の記事以外を使うことを禁止、記者だけでなく国民の強い反発を呼んだ。

4471チバQ:2013/01/07(月) 22:53:12
http://mainichi.jp/select/news/20130107k0000e030197000c.html
北朝鮮:グーグル会長、前ニューメキシコ州知事ら平壌へ
毎日新聞 2013年01月07日 15時18分(最終更新 01月07日 16時59分)


平壌へ向け北京国際空港で出国の手続きに向かう米IT大手グーグルのシュミット会長=2013年1月7日、共同
拡大写真 米IT大手グーグルのシュミット会長と米国のリチャードソン前ニューメキシコ州知事は7日、北朝鮮・平壌を訪問するため、経由地である中国・北京の空港に到着した。同日中に平壌に入る予定。

 前知事は報道陣に「私的な訪問だ。米政府を代表したものではない」と説明。北朝鮮が現在拘束している米国人男性の解放を働き掛けるほか、核・ミサイル問題についても話し合う意向を示した。

 前知事は米メディアを通じ、グーグルの事業とは直接関係のない訪問との立場も強調してきた。ただ、北朝鮮はIT産業育成を重視しており、今回の訪朝をグーグルとの関係構築の好機とみている可能性が高い。(共同)

4472チバQ:2013/01/07(月) 23:54:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013010700838
バンコク知事が辞任=任期満了直前、不正疑惑で−タイ
 【バンコク時事】タイ野党・民主党のアピシット党首は7日、同党に所属するバンコクのスクムパン知事が8日付で辞任すると明らかにした。任期は10日までだが、高架鉄道運営契約をめぐる不正疑惑が浮上していた。
 任期満了による知事選は2月17日で調整が進んでいた。しかし、辞職した場合は「60日以内の実施」となるため、3月上旬に延期される見通し。任期満了直前の辞任には、選挙までの期間を延長する狙いもあるとみられる。(2013/01/07-20:34)

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4473チバQ:2013/01/08(火) 20:25:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013010800422
北朝鮮で「異変」の可能性=李政権、白書で分析−韓国紙
 【ソウル時事】韓国夕刊紙・文化日報は8日、李明博政権が1月末に発行予定の政権5年間に関する「白書」で、「北朝鮮内で異変が起きるエネルギーが、いつどのような状況で臨界点に達するかは不明だが、上昇し続けている」と分析していると伝えた。
 大統領府高官らが執筆した白書は「李政権は北朝鮮の好ましい変化を重要目標とし、目立たないが重要な成果を得た」と強調。「異変」へのエネルギーが高まっている背景として、「(韓国などが)北朝鮮に対し、外部世界と自国の現実を知らせる努力をし、底辺から変化を促している」「国際社会の制裁で配給制度が崩れ、闇市場などの私的領域が拡大している」点を挙げた。(2013/01/08-13:27)

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4474チバQ:2013/01/08(火) 23:58:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130108/kor13010822180010-n1.htm
中国に傾斜する韓国 ソウルで日中が外交戦
2013.1.8 22:16 (1/2ページ)[日韓関係]
 【ソウル=黒田勝弘】韓国での朴(パク)槿恵(クネ)政権のスタートを前に、日本と中国がソウルで外交戦を展開している。日本が先週、額賀福志郎・日韓議連幹事長(元財務相)を安倍晋三首相の特使として派遣したのに続き、中国も9日、張志軍・外務次官を特使としてソウルに送り込む。

 日中とも韓国の新政権を自らに有利に取り込もうと懸命だが、韓国はこのところ中国への傾斜が目立ち、日本にとっては厳しい状況になっている。

 「日本より中国」を物語る象徴的な場面は、朴槿恵氏の大統領当選直後の各国大使との面談。過去、歴代の当選者は米国大使の次には必ず日本大使に会ってきたが、今回、初めて中国大使が2番目になり、日本大使は3番目に“格下げ”となった。

 経済力をはじめこの地域での中国の存在感が大きくなった結果とはいえ、初めてのことだけに日本にとってショックだ。「当選祝いの花輪とメッセージを届けたのは日本が1番だったのに」(日本大使館筋)「韓国で日本が中国の後塵(こうじん)を拝するのは19世紀末の日清戦争前以来ではないか」(ソウルの外交筋)との声さえ聞かれる。

 靖国神社放火の中国人容疑者引き渡し問題でも、韓国は日本の引き渡し要請を拒否し中国に送還した。法治主義を無視し「反日無罪」の立場で中国の主張をそのまま受け入れたのだ。「日本への配慮より中国への配慮が優先した結果」(同)である。

 「日本に文句を言われても大したことはないが、中国を怒らせると実害があるとの判断からだろう。裁判所の決定であっても最近の韓国の対日、対中意識を反映しているとみて間違いない」(同)という。

 韓国ではこれまで公式、非公式を問わず主要国の名前に触れる場合は必ず「米国、日本、中国、ロシア…」の順だったが、最近は「米、中、日…」になる場合が多い。以前はよく耳にした「伝統的な友邦、日本…」という言葉もほとんど聞かれなくなった。

 この傾向は中国の経済規模が日本を追い抜いた一昨年あたりから強まった。代わってメディアや識者の議論でしきりに登場するのが「G2」。世界を率いるのは「米国と中国の2大国」という意味だが、国際的にはそれほど一般化していないのに、韓国では国際情勢を語るときの“合言葉”になっている。

 今回、特使受け入れでは日本が先んじたかたちだが、今後の日程では2月25日の大統領就任式の際の“祝賀外交”や、新大統領が東京と北京のどちらをまず訪問するかが関心を集めている。過去、日本より先に中国を訪問した新大統領はいない。

4475チバQ:2013/01/09(水) 21:48:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130109/kor13010914460002-n1.htm
正月三が日、初の休息か 北朝鮮軍、砲兵部隊も撤収 韓国紙報道
2013.1.9 14:44
 韓国紙、国民日報(電子版)は8日、韓国政府当局者の話として、北朝鮮の朝鮮人民軍が今月1〜3日に、前線で最小限の部隊が警戒任務に就いたのを除き、訓練などの活動を一切行わず休息を取ったと報じた。正月三が日でも軍が活動しなかった例は過去になかったという。

 また、昨年10月から前線に配置していた砲兵部隊を最近、本来の配置地域まで撤収させたという。

 北朝鮮は韓国の李明博現政権を非難し続けているが、昨年12月の大統領選後、当選した朴槿恵次期大統領への批判は避けている。同紙の報道が事実なら、韓国次期政権に対し緊張緩和姿勢を見せる意図がある可能性もある。(共同)

4476チバQ:2013/01/12(土) 00:06:49
http://mainichi.jp/select/news/20130110k0000m030117000c.html
中国:週刊紙問題 広東省トップが調停案、収拾に乗り出す
毎日新聞 2013年01月10日 02時24分(最終更新 01月10日 10時17分)


新京報の社内で泣く記者たちとされる写真。中国版ツイッター上に投稿されたもの=中国版ツイッター「微博」から 【上海・隅俊之】中国広東省の週刊紙、南方週末の新年号の記事が、メディアを管轄する同省共産党委員会宣伝部の※震(たく・しん)部長の指示で改ざんされたとされる問題で、広東省トップの胡春華(こ・しゅんか)党委書記が、抗議していた記者の処分はしないなどの調停案を示し、事態収拾に乗り出したことが分かった。南方週末の関係者が毎日新聞の取材に明らかにした。ロイター通信によると、胡氏は引責辞任を求められていた※氏の将来的な更迭も示唆したという。

 この問題では、中国版ツイッター「微博」で記者らの反発が拡大。中国や香港の作家や学識者らも声明を出すなど同紙支持が広まっていた。

 メディアの扱いは共産党中央の意向が強く働くため、昨年11月に発足した習近平(しゅう・きんぺい)指導部には、一定の歩み寄りを見せ事態の幕引きを図りたい狙いがあるとみられる。

 南方週末の関係者によると、一部の記者たちは7日から抗議のストライキを実施し、党宣伝部と編集部の話し合いが続いていた。宣伝部は検閲の緩和を示唆したという。今後は通常の発行体制になる。胡春華氏は記者の大半は処分しない方針だが、ロイター通信などによると、編集部トップの黄燦(こう・さん)氏が責任をとって辞職するという。

 昨年12月に着任した胡春華氏は習近平総書記ら第5世代に続く第6世代のホープ。改革にも意欲的とされる。

 ただ、今回の措置は中国の報道を巡る環境全般が改善されることを意味しない。

 中国紙記者によると、共産党中央宣伝部は7日、「管理は揺らがない」と国内メディアに通知。体制に刃向かえば「必ず敗者となる」と警告した共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙、環球時報の社説を転載するよう一部の新聞に要求した。

 8日付の北京紙・新京報は掲載しなかったが、同紙記者とみられるツイッターの書き込みによると、北京市共産党委員会宣伝部は編集部の解散を示唆しながら掲載を要求。新京報は9日付の朝刊で短く転載したが、同紙の社長が抗議して辞意を表明したという。

 ネット上には、編集部で悔しさから泣き崩れる記者たちの写真が流れており、この問題で中国人記者の反発が各地に飛び火すれば、指導部は新たな対応を迫られる可能性もある。

※は「席」の巾が尺

4477チバQ:2013/01/12(土) 00:10:32
http://mainichi.jp/select/news/20130111k0000m030083000c.html
中国:南方週末、改ざんに間接的抗議 最新号を発行
毎日新聞 2013年01月10日 20時52分(最終更新 01月10日 23時38分)


中国・上海の売店で発売された「南方週末」の最新号(手前)=2013年1月10日、AP
拡大写真 【上海・隅俊之】中国広東省の週刊紙「南方週末」の新年号の記事がメディアを管轄する同省共産党委員会宣伝部の※震(たく・しん)部長の介入で改ざんされたとされる問題で、同紙は10日、予定通り最新号を発行し、評論欄で「一方的に強大な権力で現状を変えれば必ず混乱をもたらす。絶対にしてはいけない」と改ざんに間接的に抗議した。ただ、最新号でも一部の記事の掲載が編集幹部の判断で見送られたという。共産党寄りの社説を転載するよう強要された北京紙「新京報」の記者にも強い反発が残っており、「報道の自由」をめぐる火種はくすぶっている。(※は席の巾が尺)

 南方週末は評論欄で、「(各地の宣伝部長は)独りよがりでかたくなな説教は断固として捨てるべきだ」とした7日付の中国共産党機関紙「人民日報」や、中国共産主義青年団の機関紙「中国青年報」などの記事を掲載。記事に添えた意見の中で「党によるメディア管理は原則だが、その方法は時代とともに進歩すべきだ」と指摘し、理性的で建設的にメディアを守らなければ「(改革を進める)チャンスを失う」と警告した。

 南方週末の関係者によると、広東省トップの胡春華(こ・しゅんか)党委書記の意向を受けて当局側から今後の検閲の緩和が示唆され、記者の大半は通常の仕事に戻った。しかし、最新号では今回の問題について読者に説明する記事の掲載が検討されたが、最終的に編集幹部の判断で見送られたという。この関係者は「改善を期待していた記者からは失望感が漏れている」と話した。

 中国の新聞社には党宣伝部の指導で記事を「自己審査」する部門があり、「内容によっては夜中に宣伝部が直接的に介入する」(中国紙記者)。南方週末では、※部長が昨年5月に着任して以降、省の宣伝部からの介入が増大。新年号の原稿も1日未明にいったん決着したが、その後、編集者や記者が休みに入っている間に、宣伝部の介入で記事が書き換えられたという。

 中国紙の記者は「共産党の意思が働く現状では一定の検閲ルールの中でやるしかない。だが、圧力が強まれば記者の反発も強まる。南方週末のケースも具体的に検閲がどこまで緩むか次第だろう」と話した。

 北京市共産党委員会宣伝部の介入に抗議して社長が辞意を表明した新京報も10日、通常通りに発行した。

 ◇南方週末◇

 広東省に拠点を置く「南方報業メディアグループ」傘下の週刊紙で、北京や上海など中国各地で販売されている。官僚汚職や不正の追及など独自の調査報道で発行部数を伸ばしてきた。公称約170万部。09年にオバマ大統領が訪中した際に単独インタビューした。同様に独自取材に定評がある南方都市報も同じメディアグループ。新京報も、もともとは南方日報報業グループが別の中国紙と共同でつくった新聞で、改革志向が強い紙面が人気を呼んでいる。

4478チバQ:2013/01/12(土) 10:17:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130112/chn13011210030003-n1.htm
中国 不動産価格再び上昇の兆し バブル抑制に逆行 背後に太子党の影
2013.1.12 10:02
 【北京=川越一】中国で不動産価格が再び上昇する兆しを見せている。昨年11月の中国共産党大会で「新型の都市化」を推進する方針が決められたことが関係業界に弾みをつけた。温家宝首相が格差是正を目的に進めようとした「不動産バブル抑制」に逆行する動きの背後には、習近平総書記(国家副主席)の出身派閥で不動産業界と太いパイプを持つ太子党(高級幹部子弟)の影がちらついている。

 中国では近年、投機目的の不動産売買が横行し、不動産バブルが社会問題となった。温首相は一昨年、価格暴騰を「断固として抑制する」との決意を表明し、一時、沈静化に向かいかけた。ところが、利下げや地方で不動産バブル対策の部分的緩和が拡大したことで、昨年6月ごろから住宅価格は上昇に転じた。

 中国国家統計局が発表する主要70都市の新築住宅価格によると、昨年6月、前月比で価格が上昇したのは25都市だった。それが同年11月には60都市まで増加した。北京では今年に入って、1平方メートルあたりの不動産価格が「1千元(約1万4千円)上がった」「40%上がった」との情報が伝えられている。

 中国メディアは「昨年の十八大(第18回共産党大会)以降、都市化の概念は不動産市場で熱い支持を受けている。その影響で、業者は将来のマーケットに期待を膨らませ、土地取得のリズムは明らかに加速している」と指摘。香港で出版された暴露本「太子党金権帝国」などによると、その不動産業界と深くつながっているのが習氏に代表される太子党の面々という。

 中国では、金回りが早い不動産売買は短期間で利益を得られる商売とされている。カギになるのは「土地」と「資金」。特権階級が人脈を活用して、銀行から融資を引き出し、入札で便宜を図ってもらうという構図は、中国では半ば常識と化している。

 習氏は昨年末、河北省の貧困地域を視察し、「貧困をなくし、共に豊かになることが社会主義の本質的要請だ」と強調。都市化促進で農民工(出稼ぎ労働者)の就業機会増加を期待する声もあるが、不動産市場の活況は、格差をさらに拡大する結果を招きかねない。

4479チバQ:2013/01/12(土) 10:29:54
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000m030086000c.html
中国紙記事改ざん:検閲緩和でも険しい「言論の自由」
毎日新聞 2013年01月11日 20時59分(最終更新 01月11日 23時21分)

 【上海・隅俊之】中国広東省の週刊紙「南方週末」の新年号の記事が同省共産党委員会宣伝部の介入で改ざんされたとされる問題は、省トップの胡春華(こ・しゅんか)党委書記が調停に乗り出し、省宣伝部が今後の検閲を緩和すると提示したことで収拾に向かった。しかし、党による検閲がどこまで緩むのかは見通せない。習近平(しゅう・きんぺい)総書記は憲法を尊重する姿勢を強調したが、その憲法で保障するとしている「言論の自由」実現への道のりは険しそうだ。

 同紙の関係者によると、7日に一部の記者が「謝罪まで仕事はしない」と宣言して以降、宣伝部と同紙編集幹部との協議が断続的に行われた。宣伝部は胡春華氏の意向により(1)記者の処分はしない(2)今後の検閲を緩和する−−などの条件を示し、通常の発行体制に戻ることで一致。AP通信は、印刷前の検閲中止で合意したと伝えた。

 ただ、編集部に近い南方週末の関係者は「事前検閲が完全になくなる保証はない。党がメディアを管理するという前提を撤回するわけがなく、今後の宣伝部の動き次第だ」と話し、検閲継続に警戒感をにじませる。

 同紙編集部の声明や関係者によると、1日、広州市の共産党委員会が入る庁舎で、宣伝部の楊健(よう・けん)副部長が同紙の黄燦(こう・さん)編集長と伍小峰(ご・しょうほう)副編集長を呼び出し、「新年号の『中国の夢』は内容を変えなければならない」と指示。伍副編集長は「この半年の事前審査(検閲)で編集部には怒りがたまっている」と反論したが、拒否された。

 宣伝部による新年号の検閲が始まったのは昨年12月23日。宣伝部は▽反日デモでの理性的な行動に関する記事▽官僚らの財産公開に関する記事−−などの削除を要求。1面の写真は国威発揚のためか中国初の空母の写真にせよとまで求めた。論説委員が書いた「中国の夢、憲政の夢」という新年あいさつも改変が繰り返されていた。

 1日午前3時、最終的な紙面が決まり、徹夜で作業していた5人の編集者たちも休みに入った。だが、黄編集長と伍副編集長を呼び出した楊副部長は、新年あいさつ記事のさらなる書き換えや見出しの変更などを要求。黄編集長らが2日、本社で変更作業をした。現場の記者たちの知らぬところでの「改ざん」。記者たちは一斉に反発した。

4480宇都宮 玉ち:2013/01/12(土) 18:49:26
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4481チバQ:2013/01/13(日) 00:52:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130112-OYT1T00797.htm?from=ylist
マレーシア下院選、政権奪取向け野党連合が気勢

 【バンコク=石崎伸生】マレーシアの首都クアラルンプールで12日、今年6月までに実施される下院選(定数222)に向けて野党連合が大規模集会を開き、政権奪取に向けて気勢を上げた。


 集会は市内の競技場で開かれ、AP通信などによると、4万人以上(警察発表)が集まった。出席した野党指導者のアンワル・イブラヒム氏は、現政権下で汚職が横行していると批判し、「我々が政権を取れば、汚職は許さない」と訴えた。

 マレーシアでは1957年の独立以来、統一マレー国民組織(UMNO)を中心とする政権が続いているが、2008年の選挙では野党陣営が、改選前の20議席を大きく上回る82議席を獲得した。次の選挙でも激戦が予想され、専門家の間では野党側が更に議席を伸ばすとの見方もある。

(2013年1月12日20時05分 読売新聞)

4482チバQ:2013/01/13(日) 00:57:53
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000e030191000c.html
タイ:最低賃金引き上げめぐり産業界と政府で論戦
毎日新聞 2013年01月12日 12時05分

 【バンコク岩佐淳士】タイ全土で1月から始まった大幅な最低賃金引き上げを巡り、国内で賛否両論が巻き起こっている。低賃金労働力に依存する産業界からは企業の経営悪化を懸念する声が出る一方、政府は「貧富の格差是正は長期的にはタイ経済の活性化につながる」と反論している。

 引き上げで、タイの最低賃金は1日300バーツ(約890円)となった。バンコクなど1都6県では既に昨年4月から300バーツと定められていたが、今回、それ以外の70県も含め全国一律とされた。最も賃金が低かった地域では2倍近くに跳ね上がった。

タイは13年の実質国内総生産(GDP)成長率が4.5〜5.5%と見込まれ、経済は堅調だ。ただ、企業の多くは低賃金のメリットを生かした労働集約型で、激しい貧富の格差が産業構造を下支えしているのが実情だ。

 タイ工業連盟のタニット・ソラット副会長(62)は「賃金引き上げは中小企業にダメージを与え、物価の上昇も引き起こす」と語り、最低賃金上昇が経済の失速につながることを懸念。国内では年明け以降すでに約2500人の労働者が解雇されており、地元メディアは最低賃金引き上げによる企業経営悪化と関連づけて報じている。日本企業などタイに生産拠点を置く海外企業からも不安の声が上がっている。

 これに対し、政府は「労働者の生活保障のために賃金上昇は必要で、人々の購買力が上がり国内需要が伸びれば経済も活性化する」(インラック首相)と主張する。

 タイ中央銀行のスムサジー・シカサマット統計情報システム部長(52)は「急激な最低賃金上昇は物価や雇用に悪影響を与えるため、地域の実情に合わせた段階的な引き上げを行うべきだ」と指摘しつつ「最低賃金引き上げを労働者の技能向上につなげられれば、知識集約産業の育成やタイ製品の品質向上に結びつく」と話す。

4483チバQ:2013/01/13(日) 00:58:28
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000e030183000c.html

台湾:中台軍事衝突の危険減り志願兵集まらず
毎日新聞 2013年01月12日 11時28分

 【台北・大谷麻由美】台湾で1949年の中台分断以来、続いてきた徴兵制が15年から完全志願制になるのを前に、準備を進めている志願兵の募集が思うように進んでいない。昨年は1万5000人の募集に対して、男性が目標人数の54%の採用にとどまった。

 台湾の若者の間で職業軍人に対する人気は、中台関係の改善で軍事衝突の可能性が低くなっていることや、少子化の影響で低くなっている。国防部(国防省)は制度の変更に合わせて、志願兵の初任給を2万9625台湾ドル(約9万円)と平均初任給より約3000台湾ドル(約9100円)高く設定。結果として増えたのは、事務職への配属の可能性が高い女性で、昨年は目標人数を超える111%の採用となった。

 安全保障の専門家からは、台湾の自主防衛能力が懸念されているとの声が上がっている。

4484チバQ:2013/01/13(日) 01:04:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130113/chn13011300500000-n1.htm
【中国紙社説すり替え】
共産党VS中国メディア “宣伝機関”からの脱皮なるか
2013.1.13 00:48 (1/2ページ)

中国紙、南方週末の本社=12日、中国広東省広州市(共同)
 【上海=河崎真澄】改革志向の中国週刊紙、南方週末の社説が中国共産党賛美の内容にすり替えられた問題は、編集部側が抗議の矛を収めて10日に通常通り最新号を発行し、表面上は収束に向かった。だが、河南省の地方紙が11日付で南方週末を公然と支持するなど、党の“プロパガンダ機関”から脱皮したいメディアやそれを支持する知識層の抵抗は続いている。一党支配を覆す民主化運動への発展を警戒する共産党は言論統制を強め、水面下の攻防は激しさを増している。

 12日付の香港紙、明報によると、河南省の東方今報は1面に「南方週末」の題字を載せ、その横に「私たちは一緒にいる」との見出しで、支持を表明した。

 社説すり替え問題への直接言及はなかったが、南方週末が10日付の1面で多数の孤児が死亡した河南省の火災を報じた記事に、東方今報が提供した写真が使われたことが紹介された。

 言論統制に反発して社長が辞意を表明した北京の新京報も、南方週末と発音が似た「南方的粥」(南方のおかゆ)を唐突に紹介して暗に支援。ニュースサイトの新浪網は、漢字を縦に読むと「南方周末加油」(南方週末がんばれ)となるメッセージを埋め込んだ。

 党幹部の汚職や土地の強制収用トラブル、大災害や事故対応など以外に、報道のあり方をめぐってメディア側が共産党に反旗を翻すのは極めて異例のことだ。

 中国では憲法35条で「言論、出版、集会、結社、デモの自由」が認められながら、その実、新聞やテレビなどのメディアは、共産党の主義や主張を代弁し宣伝する「喉(のど)と舌」と位置づけられ、中央から地方まで共産党宣伝部が、すべての国内メディアを管理し人事権も握ってきた。

 社説すり替え問題が発覚した翌日の4日、共産党が全国の宣伝部トップを集めた北京での会議で、前中央宣伝部長の劉雲山政治局常務委員が、党の政策や原則に対し「正確な立場と確固たる態度」を求めると強調し、習近平指導部としてメディア側の“暴走”を阻止する態度を明確にした。

 昨年11月にスタートしたばかりの新指導部が「報道の自由」を求める動きに譲歩する隙を見せれば、民主化運動に火をつけかねない。共産党は、表向きは高圧姿勢を控えながらもメディア監視を強化。インターネットで「南方」など関連語句を検索不能にするなど、神経をとがらせている。

 南方週末は広東省広州市に本社を置く南方報業伝媒集団が発行元。やはり改革志向の南方都市報や南方日報は僚紙で、人権活動家の劉暁波氏の2010年ノーベル平和賞受賞や11年の高速鉄道追突事故などをめぐり、直接対決は微妙に避けながらも、共闘して共産党を批判してきた。

 民主化を求めた1989年の天安門事件当時に学生だった世代が編集幹部に多いことや、言論の自由が保障された香港メディアの影響が強く、改革志向の読者も多い広東省の風土が今回の抗議活動の背景にある。

 南方週末を支援した大学教授らは抗議声明で「南方が進めば中国も進む。南方が負ければ中国も負ける」と書き、南方の広東省から共産党の改革路線に火をつけることにも期待を示した。報道機関への脱皮をめざす中国メディアが、どこまで共産党のかたくなな姿勢を崩せるか、注目される。


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