したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題

4443チバQ:2012/12/26(水) 22:25:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121226/kor12122611260000-n1.htm
輸出立国に反感高まる韓国 財閥支配が抱える矛盾
2012.12.26 11:20 (1/3ページ)[韓国]
 保守系与党セヌリ党の朴槿恵候補が激戦を制した今回の韓国大統領選では「経済民主化」が一大争点となった。韓国経済を支配する財閥系企業の活動に対する規制強化を求め、世論は盛り上がった。

 この問題に関しては、革新系候補だった文在寅氏に比べ朴候補の姿勢は穏健だ。韓国の経済界でも朴候補の勝利に歓迎ムードが広がっているようだ。


あからさまな格差


 韓国では財閥企業による支配の構造が鮮明だ。2011年には、10大財閥の売り上げが国内総生産(GDP)の77%を占めた。02年に比べて23ポイントも上昇したという。

 1997年のアジア通貨危機で経済破綻した韓国は国際通貨基金(IMF)の管理下に入った。IMF主導で財閥企業の解体と集約が徹底して行われたが、サムスンを筆頭に生き残った財閥は残存者利益を享受。さらに経済のグローバル化の波に乗って輸出を拡大したことで韓国経済発展の牽引(けんいん)役となった。

 拍車をかけたのが、財閥企業(現代建設)の経営者出身である李明博大統領である。当局によるウォン安誘導は韓国企業の輸出攻勢に強力な援軍となった。法人税率やインフラ価格(たとえば電力価格は日本の4割前後)の引き下げも含め、企業への優遇姿勢は明確だ。

 「経済民主化」というスローガンには、財閥最優先の路線から置き去りにされた庶民の不満が託されていた。とくに、雇用不安が強い若年層にそれが顕著だ。韓国の失業率は3%台で推移しているが、就職できずに大学にとどまっている学生など実質的な失業者が膨大にいる。彼らを含めると失業率は10%近いという推計もあるほどだ。

 若年層の就職難の大きな要因に、大企業と中小企業の賃金格差、また正規雇用と非正規との待遇格差の問題がある。韓国ではアジア通貨危機後に非正規雇用の比率が上昇し、いまは3割強と日本並みの水準だ。利益が大企業に集中する構造があまりにあからさまで、その特権と無縁の人々の不満は根深い。


企業ばかり栄えて


 財閥企業に入っても安心はできない。定年前の早期退職が慣習化している韓国企業では、40歳代後半が実質的な定年として意識される。ホワイトカラーの再就職は難しく、焼き肉店かフライドチキン店の自営というのがお定まり。だが、この2つはソウル中にあふれ、成功するのは容易ではない。

 韓国の出生率は1.23と先進国でもっとも低い。企業にとってあまりにも都合のよい雇用慣行、そして社会保障の不備がその大きな要因といえるだろう。グローバル化に日本より素早く、かつ過激に対応した韓国社会が抱える問題は日本にとっても大きな参考事例になりうる。韓国発の世界的ヒット「江南(カンナム)スタイル」は、ソウルの富裕層のライフスタイルを揶揄(やゆ)した曲だ。輸出立国の韓国が抱える矛盾を映した歌が、世界でウケている。これもまた大きな皮肉である。(フジサンケイビジネスアイ/「週刊東洋経済」副編集長 西村豪太)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板