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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

298チバQ:2014/07/11(金) 21:23:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140711/mds14071120540008-n1.htm
エジプト、仲介の動き鈍く ガザ衝突 クーデターでハマスとの関係悪化
2014.7.11 20:54 (1/2ページ)

ガザ地区南部で11日、イスラエル軍の空爆で破壊された家屋のがれきを取り除き、生存者を捜す人々(ロイター)
 【カイロ=大内清】8日に始まったイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘は、仲介役に期待されるエジプトが目立った動きを見せず、停戦交渉の兆しが見えない状況にある。今年6月に発足したシーシー政権が、ハマスやその源流のムスリム同胞団と敵対関係にあるためだ。

 エジプト外務省のアブデルアティ報道官は9日、同国がイスラエルとハマス双方と接触しているとはしつつも、現時点では「(停戦に向けた)仲介は行っていない」と明らかにした。

 ガザに隣接しイスラエルとも平和条約を結ぶエジプトは、2012年11月の大規模戦闘で停戦を仲介。同胞団を出身母体とする当時のモルシー大統領が、ガザに首相を派遣するなどしてハマス寄りの立場を取り、交渉はハマス有利に進んだ。結局、このときはイスラエルが国際的な圧力により停戦を受け入れた。

 エジプトでは昨年7月、クーデターでモルシー政権が崩壊。その後の暫定政権や現在のシーシー政権は同胞団メンバーらの大量摘発を行った。ハマスに対しても、東部シナイ半島とガザを結ぶ密輸トンネルを破壊することで軍事物資の補給を遮断するなど、経済的な締め付けを強めてきた。

 以前に比べ弱体化が著しいハマスとしては戦闘長期化は避けたいのが本音。一方のイスラエルは、ハマスのロケット弾攻撃停止が停戦の前提と主張している。

 ハマス軍事部門の報道官はこれに対し、(1)ガザへの攻撃停止(2)イスラエルが11年に釈放し最近、再拘束したパレスチナ人の解放(3)ハマスとパレスチナ主流派ファタハが進める和解への妨害禁止−などを要求。ムバラク政権期から緊密な関係にあるエジプト情報機関を通じ、交渉を模索しているともいわれる。

 ただ、クーデター後のエジプトは「情報機関レベルでも対ハマス関係が希薄化している」(外交筋)とされる。シーシー政権は、今回の戦闘でハマスがさらに弱体化するのを望んでいるとの見方もあるだけに、仲介に乗り出した場合でも早期の合意に結びつけられるかは不透明だ。

299チバQ:2014/07/11(金) 21:31:30
http://mainichi.jp/select/news/20140712k0000m030034000c.html
エジプト:大統領、財政改革を連発…不満の声も
毎日新聞 2014年07月11日 19時24分

 【カイロ秋山信一】エジプトのシシ大統領(59)が8日、就任1カ月を迎えた。財政難解消に向けて、懸案だった補助金削減に着手し、富裕層に対する課税も強化した。一方で貧困層支援のために低価格で生活必需品を提供する制度を拡充するなど、矢継ぎ早に改革を打ち出した。ただ事前の周知がないままガソリンや電気が大幅に値上がりし、バス業者などからは不満の声も上がっている。

 「なぜ突然、値上げするのか。対応しきれない」。7日、首都カイロのガソリンスタンドで給油していたバス運転手のサイード・ムバラクさん(53)が嘆いた。燃料補助金の削減は今月4日、予告なしに実施された。軽油は1リットル1.1エジプトポンド(約16円)から1.8ポンド(約26円)と約6割上昇。カイロ−アレクサンドリア間で運行するバスの片道運賃を30ポンドから32ポンドに上げたが、軽油の値上がり分をまかなえないという。「これ以上、運賃を上げれば逆に客が離れる」と途方に暮れる。

 シシ大統領は就任後、財政改革を次々と打ち出した。燃料補助金の削減で、ガソリンは5〜6割値上がり。ガスや電気代も最大8割程度上がる見込みだ。政府補助が適用される低価格のパンの購入にも1人月150枚の上限を設けた。自身の支持基盤の富裕層にも負担を求め、株式売却益やアルコール類、たばこなどに対する課税を強化。また、貧困層対策として、政府が市価の6〜7割で食品などを提供する配給制度を拡充。対象を米、油、砂糖の3品目から、小麦粉、茶、肉類など20品目に広げた。

 不満の声も上がるが、シシ大統領は「人気取りなど考えている余裕はない。補助金削減は国の債務削減のために絶対に必要だ」と強調した。

 エジプトは2011年の革命後、治安の混乱が続き、主要産業の観光業や海外からの投資が低迷。外貨準備高が減少して、燃料を十分に輸入できなくなり、停電や軽油不足が頻発。モルシ前政権の人気が低迷し、軍事クーデターで政権が転覆する一因となった。

 昨年7月の軍事クーデター後、サウジアラビアなどから120億ドル(約1兆2000億円)の援助を受けて急場をしのいできたが、歳出の約25%を占める補助金の削減は必須との見方が強かった。

300チバQ:2014/07/11(金) 21:32:27
http://mainichi.jp/select/news/20140712k0000m030092000c.html
ガザ:「被害、女性と子供ばかり」…ハマス幹部は地下潜伏
毎日新聞 2014年07月11日 21時17分

 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)大治朋子】イスラエルの空爆にさらされるパレスチナ自治区ガザ地区の病院を訪ねた。医師らは「搬送されてくるのは女性や子供ばかりだ」と口をそろえた。

 ◇ガザ空爆、死者100人超
 イスラエルとガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスの戦闘は11日で4日目を迎えたが、双方とも攻撃の手を緩めていない。ハマスやイスラム過激派の幹部はイスラエルが軍事作戦を開始した8日ごろから一斉に姿をくらまし、それほど多くの犠牲者は出ていない。代わりに今後、女性や子供の犠牲者はさらに増えるとみられる。

 8日以降、ガザから発射されたロケット弾は計約600発、イスラエル軍の空爆は100回に達した。ガザの保健省によると、100人以上が死亡、670人以上が負傷。イスラエル側の死者はなく13人が負傷している。

 ガザを拠点とする武装組織は、規模が最も大きいハマスの軍事部門(約2万人)のほか、イランの支援を受ける「イスラム聖戦」の軍事部門アルクッズ旅団(約1000人)などがある。こうした組織がハマスと共闘してロケット弾を撃ち込み、イスラエルが反撃している。

 アルクッズ旅団のアブ・アナス・アベド幹部(40)が住んでいたガザ市南部のアルゼイトーン地区の自宅は9日、イスラエル軍に空爆された。アベド幹部の父ムハンマドさん(60)ら家族13人は事前予告を受け、脱出して無事だった。

 アベド幹部は、すでに1週間以上前から姿を消しているという。「どこにいるかは言えない。イスラエルからパレスチナを解放するために戦っている」。ムハンマドさんは、20年前に同旅団に入り幹部となった次男について誇らしげに語った。

 イスラエル軍南部総司令官は10日、記者会見し「テロ関連機関を破壊している。戦闘員らが(隠れ家の)トンネルから出て来たら、破壊を目にすることだろう」と指摘。幹部が雲隠れして攻撃し切れずにいる現状を言外に認めた。幹部らは地下壕(ごう)のような施設に隠れ、実働部隊に指示を出しているとされる。

 10日夕、ガザ北部の病院を訪ねると、ナエル・ジョマさん(14)が顔面血だらけで搬送されてきた。ジョマさんは隣家への空爆による衝撃で自宅が大きく揺れて転倒した。顔面や頭を強くを打ち、ショックで涙ぐんでいた。近くのベッドには空爆の衝撃で飛び散ったコンクリート片が当たり左腕を骨折した男児が横たわっていた。

 イスラエル軍は空爆の予告をしているとして民間人への配慮を強調する。しかし、爆弾の威力は着弾地点だけでなく周辺にも大きな衝撃を与え、ガザの簡素な民家は崩れてしまうことが少なくない。病院幹部(47)は「(着弾地点の周辺に住んでいた)女性や子供の被害が圧倒的に多い」と話した。ロイター通信はパレスチナ保健省のデータとして、10日現在の死者は77人としており、うち60人が市民だったと報じた。

302チバQ:2014/07/12(土) 20:57:22
http://www.cnn.co.jp/world/35050762.html
イラク首相、クルド人の外相解任 内政混乱さらに悪化の恐れ

2014.07.12 Sat posted at 16:07 JST
バグダッド(CNN) 複数のイラク政府高官は11日、マリキ首相が少数派クルド人のジバリ外相を同日解任したことを明らかにした。暫定的な後任者には、同首相と同じイスラム教シーア派に属するフセイン・シャハリスタニ副首相(エネルギー問題担当)を任命した。

ジバリ氏は過去10年以上、外相を務めてきた。マリキ首相は現在、スンニ派系の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の軍事攻勢に直面する他、同国北部のクルド自治政府が独立の構えを強めるなど政権存続の危機にあり、退陣圧力も強まっている。ジバリ氏の解任は、宗派抗争や民族対立をさらに煽る可能性がある。

マリキ首相は10日、クルド自治政府と、ISISや旧フセイン政権時代の与党であるバース党関係者のつながりをほのめかす発言を行い、クルド人勢力の反発を買っていた。政権に参加するクルド人閣僚は閣議をボイコットするなどしていた。首相はこの後、ジバリ氏解任の措置に踏み切っていた。

クルド人勢力は首相の言動について、内政危機の原因をシーア、スンニ両派間の宗派抗争からアラブ人対クルド人の民族対立にすり替えようとしていると批判している。

一方、クルド自治政府は12日までに、北部にある中小規模の油田2カ所を新たに制圧したと発表した。イラク石油省との間で最近締結していた新たなパイプライン敷設計画が意図的に妨害されたことを制圧の原因としている。自治政府とバグダッドの中央政府は北部の一部地域の帰属権の問題で長年争っている。

303チバQ:2014/07/12(土) 21:01:55
http://www.cnn.co.jp/world/35050759.html
厳しいガザの医療現場 イスラエルは攻撃の正当性主張

2014.07.12 Sat posted at 12:18 JST

エルサレム(CNN) イスラエルからの攻撃が続くガザの医療現場が厳しい局面を迎えている。病院では、緊急治療室が満員のため、患者は床の上で治療を受けており、また医薬品も不足している。ガザの保健省によると、ガソリン不足で救急車は半数しか走れず、病院内の照明に電力を供給している発電機もあと数日しか使えないという。

医療関係者によると、これが現在のガザの状況だという。そして、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル政府は、ともに一歩も引く気配はなく、悲惨な状況はこのまま続くか、さらに悪化する恐れもある。

ガザからイスラエルに向けて発射されるロケット弾は脅威であり、危険だ。イスラエル軍によると、11日にもイスラエル南部ベエルシェバで民家にロケット弾が着弾し、女性1人が負傷したという。また同日、イスラエル国防軍(IDF)が対戦車ミサイルによる攻撃を受け、兵士2人が軽傷を負ったという。

ハマス、イスラエルの対立は、先月末にイスラエル人の少年3人が殺された事件をきっかけに激化した。しかし、両者の犠牲者数にはかなりの差がある。

これまでハマスはイスラエル南部に向け数百発のロケット弾を発射したが、今のところイスラエル人の死亡者はおらず、数人が負傷しただけだ。

一方、ガザの保健省によると、ガザではイスラエルの攻撃により、少なくとも子ども23人、女性24人を含む100人以上が死亡、800人近くが負傷したという。犠牲者の数は12日も増え続けている。ハマスの治安当局筋によると、同日、イスラエルがガザ北部ジャバリヤを攻撃し、ハマスの複数のメンバーが死亡したという。

また負傷者が治療を受けている病院も例外ではなく、少なくともガザの病院1カ所が攻撃を受けたという。ガザの満員の緊急治療室や医薬品不足について伝えた医療関係者は、現在のガザの状況はシリアの内戦中に現地の病院で目撃した混乱と大差ないと語った。

またガザにいるCNNのスタッフによると、現地では頻繁に停電が発生し、さらに空爆でポンプ場が被害を受け、一部の地域が水不足に陥っているという。

一方、イスラエルも攻撃の正当性を主張する。平和は望んでいるが、自分たちの領土を守るために反撃している、というのがイスラエル当局の主張だ。

この点について、イスラエルのネタニヤフ首相も11日に、ガザからの攻撃が止まない限り、停戦は実現しないとの考えを改めて示した。今後、イスラエルがガザに派兵し、攻撃的姿勢をさらに強めるのでは、との懸念が高まっているが、ネタニヤフ首相はあらゆる可能性を排除しないと語った。

304チバQ:2014/07/13(日) 17:35:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140713/asi14071311550001-n1.htm
アフガン大統領選、全投票を再調査 両候補が合意

2014.7.13 11:55

12日、カブールで、アフガニスタン大統領選決選投票の票の数え直しで合意し、握手する候補者のガニ元財務相(左)とアブドラ元外相(ロイター)
12日、カブールで、アフガニスタン大統領選決選投票の票の数え直しで合意し、握手する候補者のガニ元財務相(左)とアブドラ元外相(ロイター)


 アフガニスタンを訪問中のケリー米国務長官は12日、首都カブールでアフガン大統領選候補者のガニ元財務相、アブドラ元外相と共に記者会見し、6月に行われた決選投票の全投票、約800万票を国際社会の監視の下で再調査することで両候補が合意したと明らかにした。

 両候補は再調査の結果を受け入れることを約束。結果確定後、新大統領が挙国一致政権を組織することでも同意した。不正疑惑により選挙プロセスの破綻が危ぶまれていたが、米国の仲裁で決定的な対立は回避された。

 再調査は数週間かかり、8月2日に予定されている新大統領の就任式は延期される見通し。

 ケリー氏は会見で「(合意は)選挙プロセスの正当性の回復を求める両候補の強い願いのあらわれだ」と述べ、両候補の決断をたたえた。(共同)

306チバQ:2014/07/14(月) 21:12:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140713/mds14071322350005-n1.htm
ガザの死者160人超す イスラエル特殊部隊とハマス交戦 地上侵攻の観測も
2014.7.13 22:35

 13日、パレスチナ自治区ガザ南部に着弾したミサイル。イスラエル軍機が発射したとみられる(ロイター)
 【カイロ=大内清、ニューヨーク=黒沢潤】イスラエル軍の空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区北部の海岸線に13日未明、同軍特殊部隊が上陸し、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの長距離ロケット弾発射施設を攻撃、ハマス側と交戦した。AP通信によるとこの戦闘で特殊部隊員4人が負傷した。8日の軍事作戦開始以降、ガザでの地上戦は初めて。ガザの死者は160人を超した。

 またイスラエル軍は13日、ガザ北部の住民に退避するよう警告するビラを散布、同日にも地上侵攻に関する決定が下されるとの観測も出ている。

 ただ、同国のネタニヤフ政権内では、地上侵攻を主張するリーベルマン外相ら強硬派とネタニヤフ首相との対立も取り沙汰されており、イスラエル兵の犠牲も予想される本格的な地上戦に踏み切るかは不透明だ。

 同軍はこれまでに1300回以上の空爆を実施、ガザからはロケット弾800発以上が発射された。

 一方、国連安全保障理事会は12日、イスラエルとハマスの双方に2012年11月の停戦合意への復帰を求める報道声明を発表。同国とパレスチナ自治政府の対話再開支援も表明した。

307とはずがたり:2014/07/15(火) 17:05:04

アルカイダはなんでカリフの擁立に動かなかったんだ?やはり周辺部と昔からイスラム帝国の中原の勢力地の違いか?

ISIS、イスラム国家の樹立宣言―アルカイダなどに従属要求
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303844704580000151170593066
By MATT BRADLEY
2014 年 6 月 30 日 13:31 JST

【バグダッド】イラク北部を制圧するイスラム教スンニ派武装組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」は29日、「カリフ(予言者ムハンマドの後継者)」を最高指導者とするイスラム国家の樹立を宣言し、アルカイダなど他のイスラム組織に従属を求めた。

 ISISはイスラム教で聖なる月とされるラマダン(断食月)の初日に音声ファイルをソーシャルメディアで流し、一連の宣言を行った。ISISの名称は「イスラム国」に改められ、イスラム国家のカリフはISISの指導者アブバクル・バグダディ容疑者であるとされた。

 カリフを最高指導者とするイスラム国家は、90年前にトルコのアタチュルク初代大統領によって廃止されて以来、広く認められた政治組織としては存在してこなかった。今回の宣言は、こうした政教一致国家の復活を目指したものだ。

 ただ、この宣言がどこまで大きな意味を持つのかはまだ不透明。この宣言の重要性は、国際テロ組織アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者の反応に大きく左右される。かつては大きな勢力を持っていたアルカイダだが、この1年の間にISISがシリアの武装勢力として台頭するのに伴い影響力が薄れている。

 アルカイダとは異なり、ISISは統一されたイスラム国家を実現する首長になることを目指すという点において、他の武装勢力とは一線を画している。ザワヒリ容疑者はこれまで、ISISが制圧する地元住民に凶悪な攻撃を加えていることを理由にバグダディ容疑者を批判してきた。ザワヒリ容疑者は今年、バグダディ容疑者のISISをアルカイダ系組織から追放した。

 今回の宣言は、アルカイダと他の敵対勢力に対する警告の意味合いが強い。これがイラク政府やそれを支援するイランや西側に対するISISの早々の勝利宣言だからだ。

 米ワシントン近東政策研究所のイスラム集団専門家アーロン・ゼリン氏は「これはイスラム内部の問題だ。西側には影響がない」とし、「これまで以上に内紛が起こる可能性がある。またそれはシリアに限られたことではない」と述べた。

308チバQ:2014/07/15(火) 20:31:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140715/mds14071513110005-n1.htm
リビア首都空港、武装勢力の衝突続く 駐機中の航空機9割損傷
2014.7.15 13:11

国際空港付近から上がる黒煙=13日、トリポリ(ロイター)
 リビアの首都トリポリの国際空港で13日から続く武装勢力同士の激しい衝突をめぐり、同国政府報道官は15日、駐機場の航空機の9割が損傷し、管制塔もロケット弾による攻撃を受けたと述べた。フランス公共ラジオが報じた。

 空港は13日に閉鎖されたが、イスラム系武装勢力と、敵対する民兵勢力との衝突が続いているもようだ。これまでに少なくとも7人が死亡し、報道官は治安回復のため国際社会に軍部隊の派遣要請を検討中だと述べた。

 リビアでは、イスラム勢力放逐を掲げる元軍将官派の民兵とイスラム武装勢力などとの衝突が各地で頻発し、治安が極度に悪化している。(共同)

309チバQ:2014/07/15(火) 20:51:51
http://mainichi.jp/select/news/20140715k0000e030231000c.html
イラク:スンニ派、内紛激化…イスラム国と旧政権残党
毎日新聞 2014年07月15日 13時12分(最終更新 07月15日 15時47分)


駐車した車に仕掛けられた爆弾が爆発した現場=バグダッド市内の商業地域で14日、AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】イラクで侵攻を続けるイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」と、これまで協力関係にあった同じスンニ派のフセイン政権の残党との間の対立が表面化している。一方、政府軍は空爆などで反撃しているが、失地回復にはつながっていない。シーア派、スンニ派、クルド人の政治対立も収束の見通しが立たない。

 ◇政府側、失地回復遠く
 イスラム国に協力するフセイン政権時代の独裁与党・バース党元幹部によると、イスラム国は6月下旬に新国家建設を一方的に宣言した後、モスルでバース党の元党員や旧政府軍幹部を次々と拉致しているという。元幹部は取材に「狙いが分からない。身代金目的の可能性もある」と話した。ロイター通信によると、25〜60人が拉致された可能性があるという。

 イスラム国とバース党は同じスンニ派だが、国家観が異なる。バース党の残党らは政教分離主義で、イスラム国はイスラム法に基づく統治を目指している。当初は「反マリキ政権」で一致していた両者が、内部対立を始めたとの見方が強まっている。

 政府側にとってイスラム国側の内紛は反転攻勢の好機だが、進撃は鈍い。モスルやフセイン元大統領の出身地ティクリートなどイスラム国側の支配地域に断続的に空爆を行っているが、地上作戦に必要な補給路の確保がままならない。バグダッドへの侵攻は食い止めたが、約50キロ北のバクバ近郊では戦闘が続いている。米国は6月に軍事顧問団を派遣し、ロシアも中古戦闘機を供与したが、戦況を大きく好転させるには至っていない。

 米国が軍事支援強化の条件とする「挙国一致体制の確立」も程遠い。スンニ派やクルド人は、シーア派との協調の条件として首相退陣を要求しているが、マリキ氏は強硬に拒んでいる。

310とはずがたり:2014/07/16(水) 11:15:57
>イラクでは、多数派のシーア派が国政の実権を持つ首相に、クルドが名目的元首の大統領に、スンニ派が国会議長に就くのが慣例。
そんな慣例が出来てたんか。

>10年12月に発足した第2次マリキ政権は総選挙から組閣まで9カ月半を要しており、今回の政権協議も長期化する可能性は高い。
揉めるのは毎度のことなのか・・。

マリキ降ろし「本命」不在 議会初日は大混乱、国家分裂の危機
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140703/mds14070309060002-n1.htm
2014.7.3 09:06

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の攻勢にさらされるイラクで、次期政権を担う首相選びが不透明感を増している。北部クルド自治政府のバルザニ議長が1日、自治区の独立の是非を問う住民投票を数カ月以内に行うと表明するなど国家分裂の危機が高まる中、スンニ派や一部シーア派勢力は「マリキ首相降ろし」の動きを強めているが、マリキ氏に代わる“本命”は浮上していない。

 首相などの主要ポストを選ぶ国民議会が初招集された1日、議場にはシーア派、スンニ派、クルド各勢力の怒号が飛び交った。多数の議員が退席し、議長さえ決まらぬまま散会した。

 イラクでは、多数派のシーア派が国政の実権を持つ首相に、クルドが名目的元首の大統領に、スンニ派が国会議長に就くのが慣例。イスラム国の台頭で各勢力の利害関係が複雑化する中、合意形成の難しさが改めて浮き彫りとなった。

 「(政権作りは)憲法に従って行われるべきだ」。マリキ氏は先月25日の演説などでこう強調してきた。4月の総選挙で勝利したシーア派会派「法治国家連合」を率いる自身にこそ、正統性があるとの主張だ。

 これに対し、マリキ氏の過度なシーア派優遇がイスラム国の台頭を招いたとするスンニ派は同氏の退陣を要求。シーア派内でもマリキ氏と対立するサドル師派などは批判を強めている。イラクに軍事顧問団を派遣した米国や、イラクに強い影響力を持つイランでも首相交代論が高まっているとされ、マリキ氏は孤立を深めている状況だ。

 ただ、有力な首相候補はなおも不在だ。イランに近いハキム師の会派に属するアブドルマハディ元副大統領やジャビル元財務相、チャラビ元副首相らの名前が挙がっているが、ハキム師派の議席は法治国家連合の約3分の1にとどまり、政権運営は難航が予想される。

 2003年のイラク戦争後に移行政府首相を務めたジャアファリ氏のほか、マリキ氏の側近とされるナジム氏やファイヤード首相補佐官、マリキ政権の重鎮であるシャハリスタニ副首相らを推す声もある。ただ、マリキ氏に近い人物が政権を握った場合、同氏の影響力が残るとの見方もあり、反マリキ派の異論は強い。

 10年12月に発足した第2次マリキ政権は総選挙から組閣まで9カ月半を要しており、今回の政権協議も長期化する可能性は高い。

311とはずがたり:2014/07/16(水) 11:21:29

過激派組織「イスラム国」指導者重傷か 軍空爆受けシリア側へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140705/mds14070519430005-n1.htm
2014.7.5 23:14

 イラクの一部メディアは5日、イラク中西部アンバル州カイムのシリア国境近くで同日までにイラク軍による空爆があり、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」指導者のバグダディ容疑者が負傷したと報じた。イスラム国はこの報道を確認しておらず真偽は不明。

 報道では、空爆があったのは4日で、他のイスラム国メンバーにも死傷者が出たという。バグダディ容疑者は重傷を負い、シリア側に逃れたとしている。イスラム国は6月下旬、カイムの国境検問所を制圧した。

 一方、イスラム国は5日、短文投稿サイトのツイッターで、シリア東部デリゾール県の「全ての油田を制圧した」と表明した。

 フランス公共ラジオによると、イスラム教スンニ派の宗教権威カラダウィ師は5日、イスラム国による政教一致国家の樹立宣言を「無効だ」と非難した。(共同)


国境にサウジ兵3万 過激派「イスラム国」の勢力拡大を警戒
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/mds14070411170004-n1.htm
2014.7.4 11:17

 中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは3日、サウジアラビア軍がイラクとの国境地帯に兵士3万人の部隊を配置したと報じた。イスラム過激派「イスラム国」の勢力拡大を警戒した対応とみられる。詳細は不明だが、イラク軍が国境地帯の警備から撤退したとの情報がある。サウジは、イラクと約800キロの国境を砂漠地帯で共有している。国営サウジ通信によると、アブドラ国王は「サウジの治安と安定のために必要なあらゆる手段を講じる」との方針を示していた。

 ロイター通信によると、イラク北部クルド自治政府のバルザニ議長は3日、自治議会に対し、クルド人自治区独立の是非を問う住民投票の管理委員会を組織するよう要請した。中央政府との対立激化は避けられない情勢だ。シリア人権監視団(英国)によると、イスラム国は3日、シリア東部デリゾール県にあるシリア最大のオマル油田を制圧した。油田を制圧していた国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」が撤退したという。(共同)

312とはずがたり:2014/07/16(水) 11:21:44
>>309

シーア派同士が争い 統治揺らぎに拍車
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/mds14070419130005-n1.htm
2014.7.4 19:13

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織とシーア派主導の政府側との戦闘が続くイラクで、シーア派同士の争いが顕在化し始めている。ロイター通信などによると、1日から2日にかけ、中部のシーア派聖地カルバラで、シーア派聖職者サルヒ師を支持する民兵と、政府の治安部隊が衝突し45人が死亡した。シーア派内の分裂は、イラク統治の揺らぎに拍車をかけている。

 イラクでは、6月にスンニ派過激組織「イスラム国」が国内で攻勢を拡大させて以降、シーア派最高権威のシスタニ師が国民から志願兵を募ったり、スンニ派やクルドを含む各政治勢力に団結を呼びかける声明を相次いで発表。これに対しサルヒ師は最近、ネット上で反対を表明した。

 シスタニ師派との関係が緊張する中、サルヒ師派民兵は1日、カルバラ市内の道路を封鎖、治安部隊がサルヒ師逮捕に乗り出して戦闘となった。同師は戦闘中に自宅から逃れたという。

 サルヒ師は、シーア派の隣国イランでとられている政治体制「ベラーヤテ・ファギーフ(イスラム法学者の統治)」をイラクで実現することを目指しているとされる一方、イランからの政治的影響力の排除を主張。イラン生まれで同国と近い関係にあるシスタニ師には以前から批判的で、過去にも双方の民兵が衝突する事件などが起きていた。

 イラクでは先月、イスラム国が「カリフ制国家」樹立を宣言したほか、北部クルド自治政府も独立に向けた住民投票を実施すると表明し、国の枠組みが大きく揺らいだ状態にある。

 こうした時期にサルヒ師が、多くのシーア派信徒から尊敬を集めるシスタニ師の権威に公然と挑戦する行動に出たのは、混乱の中で自身の影響力を拡大させる狙いがあるためだ。

 一方でシーア派内では、過度な自宗派優先と強権的な政権運営がイスラム国台頭を招いたと批判されるマリキ首相に退陣を迫る動きが広がっている。ただ、後任選びはシーア派勢力同士の主導権争いなどから難航も予想されており、早期に足並みをそろえられるかは不透明だ。

313チバQ:2014/07/16(水) 18:55:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140715/mds14071522570008-n1.htm
イラク新議長にジュブリ氏 首相人選は難航か
2014.7.15 22:57
 イラク連邦議会(国会)は15日、4月の総選挙を受けた新議会の議長にイスラム教スンニ派のサリム・ジュブリ議員を選出した。今後45日以内に首相候補が選ばれる規定になっているが、マリキ首相は強まる退陣要求を拒否しており、人選には難航が予想される。

 新議会は今月1日に初招集され、直ちに新議長を選出する予定だったが、人選をめぐる各派の合意に手間取った。憲法によると、議会は議長選出後30日以内に大統領を選出し、大統領は15日以内に首相候補を指名する。

 マリキ氏が率いるシーア派中心の政党連合は総選挙で第1勢力となったが、マリキ氏はシーア派偏重のこれまでの政権運営がスンニ派の過激派「イスラム国」の台頭を招いたと批判され、スンニ派やクルド人勢力のほか一部シーア派政党からも退陣要求が出ている。(共同)

314チバQ:2014/07/17(木) 21:20:11
http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m030045000c.html
イラク:連邦議会、新議長を選出…次期政権樹立へ一歩
毎日新聞 2014年07月16日 19時23分(最終更新 07月16日 22時35分)

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派「イスラム国」が主導するスンニ派武装勢力の侵攻が続くイラクで15日、連邦議会が開かれ、スンニ派のサリム・ジュブリ氏を新議長に選出した。

 憲法の規定では、議会は今後30日以内に大統領を選出し、大統領が首相候補に組閣を命じる。4月の連邦議会選挙に基づく次期政権樹立に向けて一歩踏み出した格好だが、首相の座を巡って、続投に意欲を見せるマリキ首相と反マリキ派の政争が続いている。

 15日の本会議には、反マリキ派も含めた大半の議員が出席し、スンニ派の最大会派が推すジュブリ氏が議長選で勝利した。2003年のフセイン政権崩壊後、イラクでは首相をシーア派、大統領をクルド人、議長をスンニ派から選ぶことが慣例化している。

 次の焦点は大統領の選任となる。クルド人はシーア派に対して首相候補を一本化するよう求めている。マリキ首相の党派は最多議席を占めており、続投の道を模索している。だが、シーア派内でも混乱を招いたマリキ氏に反発する声は強い。

 スンニ派武装勢力は北部や西部の広域を支配し、バグダッド近郊でも戦闘が続いている。

315とはずがたり:2014/07/19(土) 19:22:46
イラク軍、ティクリート近郊で進撃阻止される―武装組織の地雷に
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303844704579655323113393910?mod=WSJJP_article_outbrain&obref=obinsite
By MATT BRADLEY AND LAITH AL HAYDAR
2014 年 6 月 30 日 11:18 JST

 【バグダッド】28日午後にイスラム・スンニ派武装組織への反撃を開始したイラク政府軍は29日午前、北部ティクリート近郊で進撃を阻まれている。現地政府軍当局者が同日明らかにした。

 軍の臨時司令部があるバクダッド北方サマラの治安部隊司令部によれば、武装組織はサマラ・ティクリート間の幹線道路に広範囲にわたって地雷を埋設した。一方、イラク国営テレビは政府の声明として、政府軍はティクリートを制圧したとし、数時間以内にサマラを州都とするサラーハッディン州全域の奪還に向け準備に入ると伝えており、現場からの報告と矛盾する。ティクリートの複数の住民によれば、29日午前現在イラク軍はティクリートを制圧できていない。同地は故サダム・フセイン大統領の出身地でスンニ派による占領米軍への抵抗運動の発火点となった。

 政府軍がスンニ派武装組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」からティクリートを奪還できれば、政府にとっては心理的に大きな勝利となる。また、4月の議会選を受けて7月1日に招集される新議会でマリキ首相の3期目の続投を阻止する動きが強まっているが、同首相にとっても大きな勝利となる。

サラーハッディン州の検問所のクルド自治政府治安部隊の兵士(28日) Reuters
 イラクは、2003年の米軍進攻以来最大の国家安全保障上の危機から脱却するため、国内外から挙国一致内閣を早急に組織するよう強い圧力を受けている。議会選ではマリキ首相率いる与党会派が勝利したが、与党内から同氏が国家の団結を弱め、軍事的な敗退をもたらしたと批判する声が強まっている。

 政府軍のティクリートに向けた進攻が、派遣された米軍顧問団の支援を受けたものかどうかははっきりしない。オバマ米大統領が先週派遣を発表した300人の軍事顧問団のうち、少なくとも180人がすでにイラク入りしている。

 イラク議会安全保障・国防委員会のメンバーであるアンマー・トーマ氏は、イラク軍の攻勢はタイミングや質の高さからみて、おそらく米軍顧問団が計画に関与していたと推測する。同氏はまた、オバマ大統領はイラク政府からの武装組織への空爆要請を拒否したものの、米軍の「F18ホーネッツ」戦闘機が連日バクダッドの上空を30回以上偵察飛行していると指摘する。

 イラク国防省は28日、ロシア製「スホイ25」戦闘機5機がこのほどバクダッドに到着したと発表した。イラク空軍には装備がほとんどなく戦闘機はこの5機だけだ。しかし、イラク軍パイロットがこのスホイ25の操縦訓練を十分に受けているかどうかははっきりしない。

316チバQ:2014/07/20(日) 18:55:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3020849
シリア難民少女、幼すぎる結婚が倍増 ヨルダン

2014年07月17日 17:10 発信地:アンマン/ヨルダン
【7月17日 AFP】ヨルダンへ国外避難しているシリア難民の中で、貧困や性的暴力から身を守るために幼くして結婚する少女たちの数が倍増している。

 子ども支援の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」が発表した「Too Young to Wed(若すぎる結婚)」と題する報告書によると、シリアで2011年に武力衝突が勃発する以前は、子どもの結婚は同国の結婚全体の13%だった。しかし「内戦が始まって以降、ヨルダンにいるシリア難民の少女の間では、幼くして強制され結婚する例が倍増している」という。そうした少女たちの48%は、自分よりも10歳以上年上の男性との結婚を強いられている。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が16日に発表した統計によると、ヨルダンにいるシリア難民の間で子どもの結婚率は、2012年には18%、13年には25%に上昇し、今年1〜3月の調査では32%に跳ね上がっていた。

 報告書は「18歳以前に結婚する少女たちは、他の少女よりも家庭内暴力を経験する傾向が高く、また性と生殖に関する健康のケアを受ける機会が限られており、妊娠した場合には身体的に若すぎ危険にさらされる可能性が極めて高い」と警告している。

 ヨルダンには60万人を超えるシリア難民が退避している。シリア難民の少女たちは、裁判所の承認があれば18歳未満でも結婚できる。ヨルダン政府の統計によると、シリア難民の少女の結婚が届けられた件数は、11年には42件だったが、13年には735件だった。(c)AFP

317チバQ:2014/07/20(日) 18:56:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3021014
ガザ地区の戦闘激化、双方の犠牲者347人に

2014年07月20日 10:15 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
【7月20日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で19日、イスラエルの軍事作戦によってパレスチナ人46人が死亡し、1日の死者数としては本格的な戦闘が始まった今月8日以降で最悪の水準となった。同日はイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)からの攻撃でイスラエル側にも兵士2人と民間人1人の犠牲者が出た。

 イスラエル軍がガザ地区で「プロテクティブ・エッジ作戦(Operation Protective Edge)」を開始してから12日目の同日までにパレスチナ側の死者は342人に達した。複数の人権擁護団体は、子供の犠牲者が増えていると警鐘を鳴らしている。

 一方のイスラエルは、境界線を越える地下トンネルの破壊を目指して地上作戦を強化する用意があると警告した。

 こうした激しい攻撃にもかかわらず、ガザ地区中心部のパレスチナ部隊がトンネルを通ってイスラエル南部への侵入に成功した事例が3件あり、そのうちの1件ではイスラエル兵士2人が死亡した。パレスチナ側は一連の攻撃で4人が死亡した。

 また警察によると同日、イスラエル南部のベドウィン(アラブ系遊牧民)の野営地にロケット弾が着弾し、ベドウィンの男性1人が死亡。幼児2人を含む家族4人が負傷した。

 今回の戦闘が始まった今月8日以降、イスラエル側の死者数は、兵士3人と民間人2人の計5人となり、2009年以降のイスラエルとハマスの戦闘で最も多くなっている。

 イスラエル軍の記録によると、19日はロケット弾と迫撃砲76発がイスラエル国内に着弾し、この他に14発が迎撃された。これにより、この12日間におけるイスラエルへの発射数合計は1321発で、うち356発が迎撃された。(c)AFP/Adel ZAANOUN

318チバQ:2014/07/20(日) 18:57:27
http://www.afpbb.com/articles/-/3021020
キリスト教徒ら大脱出、イラク北部 「イスラム国」改宗など強制

2014年07月20日 11:45 発信地:モスル/イラク

【7月20日 AFP】イラク北部のモスル(Mosul)を支配するイスラム教スンニ派(Sunni)の武装勢力「イスラム国(Islamic State、IS)」が、モスルに住むキリスト教徒にイスラム教への改宗、特別税の納付、モスルからの退去のいずれかを求め、19日正午(日本時間同日午後6時)の期限を前に多くのキリスト教徒がモスルから脱出した。

 数千人のキリスト教徒が住むモスルを約1か月半前に制圧したイスラム国は、キリスト教徒がこの要求に従わない場合、「彼らに残されるのは剣しかない」としていた。

 モスルで取材している AFP記者によると、キリスト教徒らは期限に間に合わせようと、自家用車やタクシーにすし詰めになっていたという。

 家族を車に乗せてモスルから脱出してきたというあるキリスト教徒は、「町を離れる時、武装勢力の検問所でお金や宝石類をすべて取り上げられた家庭もいくつかある」と語った。(c)AFP

319チバQ:2014/07/20(日) 19:23:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071822180008-n1.htm
石打ちで女性を処刑 シリア、イスラム国

2014.7.18 22:18 [中東・アフリカ]


 シリア北部ラッカ県で18日までに、同県の大半を実効支配するイスラム過激派「イスラム国」が、不貞行為に及んだとして、石を投げ付ける「石打ちの刑」により女性を「処刑」、殺害した。フランス公共ラジオが報じた。

 処刑は17日夕、ラッカ県の町の広場で行われた。シリア人権監視団(英国)によると、イスラム国がシリアで、こうした処刑を行ったのは初めてという。

 イスラム国は、イスラム教の戒律を厳格に適用する国家の樹立を目指し、掌握地域のラッカなどで、女性に全身を隠す衣装「ニカブ」の着用を強要するなどしてきた。(共同)

320チバQ:2014/07/20(日) 19:25:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071811170004-n1.htm

【イスラエル・ガザ進攻】
作戦と同時に停電、闇夜に迫る攻撃音 「恐ろしい夜だ」
2014.7.18 11:17

17日、ガザ地区北部に撃ち込まれたイスラエル軍のロケット弾(ロイター)
17日、ガザ地区北部に撃ち込まれたイスラエル軍のロケット弾(ロイター)


 闇夜に突然、激しい空爆と砲撃音が迫ってきた−。イスラエル軍は17日夜、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの地上作戦に踏み切った。家族で身を寄せ合っているというガザ住民は「恐ろしい夜だ」と声を震わせた。

 この住民によると、作戦と同時にガザのほぼ全域が停電。家族は同じ部屋に集まり、ろうそくに灯をともし、ラジオでニュースに聞き入った。街中に人影はないという。

 現場からの映像によると、照明弾が撃ち込まれるたびに、ガザの住宅街が照らし出され、一部では白煙が上った。

 ロイター通信によると、イスラエル軍はガザとの境界に沿って海と陸から砲撃を加え、ヘリコプターが空爆を展開した。部隊がガザを包囲する形で侵攻を進めている可能性もある。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/amr14071812550002-n1.htm
米が「強い支持」 秘密トンネル「差し迫った脅威」とネタニヤフ氏

2014.7.18 12:55 [米国]

17日、ガザ地区近くを走行するイスラエル軍の戦車部隊(ロイター)
17日、ガザ地区近くを走行するイスラエル軍の戦車部隊(ロイター)


 【ワシントン=加納宏幸】米国のケリー国務長官は17日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議し、同国軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への地上進攻を自衛権に基づく措置として「強い支持」を表明した。一方で、事態の拡大を回避し、一般市民の犠牲を招かないようイスラエル、イスラム原理主義ハマスの双方に自制を求めた。

 ネタニヤフ氏は協議で、ガザからイスラエルにつながる秘密トンネルが同国民にとり「差し迫った脅威」になっていると主張。ケリー氏は、作戦はトンネルに限定されるべきだとする米政府の考えを伝え、2012年の停戦合意に戻るよう重ねて求めた。

321チバQ:2014/07/20(日) 19:25:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071819170005-n1.htm
停戦調停難しく、戦闘長期化の可能性

2014.7.18 19:17 (1/2ページ)

17日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近を進むイスラエル軍戦車(ロイター)
17日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近を進むイスラエル軍戦車(ロイター)


 【カイロ=大内清】今回のイスラエルによるガザ地上侵攻に至った展開は、8日間で停戦合意に至った2012年11月の大規模戦闘よりも、3週間の長期作戦となった08〜09年に近い。ハマスは、仲介役であるエジプトに強い不信感を抱いていることからも停戦調停は難航が予想され、戦闘がいたずらに長期化する可能性もある。

 「軍事作戦は、必要な限り継続する」。イスラエル軍報道官は地上侵攻決定後の17日、こう述べ、地上部隊撤退までの期限は設けていないことを強調した。

 イスラエルとハマスの間では、08〜09年と12年に大規模な軍事衝突が発生している。

 このうち12年の場合は、ハマスの源流であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が主導するエジプトのモルシー政権が早くから仲介に乗り出し、イスラエルが地上侵攻に乗り出す前に停戦合意が成立。ハマスは、ガザ封鎖の緩和や、エジプトがそれを保証することなどの「外交的成果」を挙げた。

 しかし今回、エジプトのシーシー政権が提示した停戦案は、無条件での戦闘停止後に停戦合意の詳細を協議するとするもので、ガザ経済の改善に向けて封鎖解除を強く求めているハマスにとっては不十分な内容だ。同政権がハマスに不利といえる提案をしている背景には、敵対する同胞団と緊密な関係にあるハマスを弱体化させたいという、イスラエルと共通した思惑がある。
 こうした構図は、08〜09年に発生した軍事衝突と似通った点が多い。

 この衝突の際もイスラエルは大規模な空爆作戦後にガザへ地上部隊を派遣。イスラエルと良好な関係にあった当時のエジプトのムバラク政権などが停戦案を提示したがハマスはこれを拒否し、地上作戦はイスラエルが一方的に停戦を宣言するまで2週間にわたって続いた。この衝突によるガザの死者は1400人超に上った。

 今回のハマスとの戦闘についてネタニヤフ政権内では、連立与党の極右「イスラエルわが家」を率いるリーベルマン外相がハマスの完全武装解除に向けてガザを再占領するべきだと主張するなど強硬な意見も出ている。国際社会の関心がウクライナでのマレーシア航空機撃墜事件に集まっていることで停戦圧力が弱まるとの見方もあり、停戦機運が高まるかは不透明だ。

322チバQ:2014/07/20(日) 19:32:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140721/mds14072118000001-n1.htm

【海外事件簿】
イラン変わらぬ「言論封殺」 FBユーザーの若者に長期禁錮刑
2014.7.19 12:00 (1/2ページ)[海外事件簿]


 イランの裁判所はこのほど、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックで自国を批判するプロパガンダ(政治宣伝)を流布したなどとして、ユーザーの若者8人に禁錮21〜8年の判決を言い渡した。同国では昨年夏、「より開かれた社会」を標榜(ひょうぼう)するロウハニ政権が発足したが、約1年がたった今も、体制批判につながりかねない言論を封殺する体質は変化していないようだ。(カイロ 大内清)

 イラン反体制派系のウェブサイトなどによると、8人は昨年12月、ネットを監視するサイバー警察によって検挙された。8人の身元や容疑とされる「プロパガンダ」の詳しい内容は明らかにされていないが、イランでは過去にも、最高指導者であるハメネイ師や、イスラム法学者が国家の統治を担う政治システム「ベラーヤティ・ファギーフ」を批判したなどとして長期の禁錮刑が言い渡されたケースがあり、8人も同様の罪に問われたものとみられる。

 同国ではフェイスブックなど多くのSNSは禁止されているが、多くの国民は政府の規制を迂回(うかい)できるソフトを使ってそれらを利用しているのが実情だ。アフマディネジャド前政権時代の反政府デモの呼びかけなどにSNSが利用されることも多かった。

 このため政府は、ネット上で特定の単語を検索するフィルターなどを使ってSNSを監視。同国の人権専門家は「厳しい刑を言い渡すことでネットユーザー全体に警告を発している」と指摘する。その意味では今回の事件も、一罰百戒を狙った“みせしめ”といえる。

 イランでは今年5月にも、米人気歌手ファレル・ウィリアムスさんのヒット曲「ハッピー」に合わせて踊る動画をネット上に投稿した男女7人が、「反イスラム的だ」「公共道徳に反している」などとして逮捕され、国際的な批判を浴びた。女性の出演者が、同国では屋外で隠すことが義務づけられている髪の毛を露出させていたことなどが逮捕の根拠となった。

 ロウハニ大統領はこの際、短文投稿サイトのツイッターで「ハッピーになるのは国民の権利だ。喜びから引き起こされたこのような振る舞いにあまり厳しくするべきではない」などと述べ、ネット上の「表現の自由」に一定の理解を示した。

 ただ、同国の司法界は宗教的に厳格で反欧米的な保守派に支配されているほか、指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊が社会のあらゆる面に影響力を持っているのが実情。約1年前、国民からの高い人気と期待を背負って政権の座に就いたロウハニ師だが、改革は容易ではない。

323チバQ:2014/07/21(月) 10:39:00
http://mainichi.jp/select/news/20140721k0000m030056000c.html

ガザ:死者400人超える…戦闘激化、医療態勢は崩壊寸前

毎日新聞 2014年07月20日 21時02分(最終更新 07月21日 04時49分)


 【ガザ市(パレスチナ自治区)大治朋子】パレスチナ自治区ガザ地区北東部で20日、イスラエル軍の猛爆撃で少なくとも50人のパレスチナ人が死亡し、イスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が本格化した今月8日以降の死者数は400人を超えた。ロイター通信などが伝えた。激しい攻撃が続く現場には救急隊も近づけず、数千人の住民が逃げ惑った。

 赤十字国際委員会の仲介で、イスラエルは20日午後1時半から2時間、ガザ北東部で停戦すると発表。同地から死傷者を搬出するためで、ハマス側も合意したが停戦はわずか1時間で破られた。

 17日深夜の地上戦開始後もイスラエルに対するハマスのロケット弾攻撃はやまず、イスラエル軍の攻撃も激しさを増している。市民の死傷者は急増。医師らが不眠不休で治療にあたっているが、輸血用の血液や麻酔が欠乏するなど、ガザの医療態勢は崩壊寸前だ。

 ガザ保健省によると、同地では8日以降の死者が400人を突破したほか、負傷者は2600人に上る。イスラエル側ではハマスのロケット弾攻撃で民間人2人、ガザでの交戦などで兵士5人が死亡している。

 「重傷者が続々と運び込まれているのに医師が足りない。輸血も麻酔もなくなりつつある」。ガザ市中心部のシファ病院で19日、オバイド医師(44)が疲れ切った様子で語った。ガザ最大の病院だが、輸血用の血液が大幅に不足。点滴器具や注射器など最低限必要な医療器具すら欠乏している。集中治療室は1室しかなく、「救える命を救えない」。

 保健省のケドラ氏は「今回の紛争前から(ヨルダン川西岸の)パレスチナ自治政府に医療品の支援を求めてきたが、何もしてくれなかった」と指摘。パレスチナ内部の問題も大きいと強調した。

 激しい戦闘が続くガザ北部ジャバリアのカマル・アドワン病院でエブラヒム副院長(47)が言った。「市民の大半は戦闘は無関係なのに、犠牲を払うのはいつも市民だ」

 イスラエル軍は「ハマスが民家や病院、学校を兵器の保管場所に使っているため、やむを得ず民間施設を攻撃している」と訴える。17日には、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校でロケット弾20発が発見された。ハマスなど武装組織が民間施設を「人間の盾」に使っているのは事実だ。

 エブラヒム氏は「負傷者の多くは近隣の空爆に巻き込まれた人々だ」と話す。イスラエル軍の爆撃の威力は極めて大きく、標的だけでなく周辺住宅の損害も大きい。

 UNRWA運営の学校など55施設で避難生活を送る市民は6万3000人。国連世界食糧計画(WFP)は避難所で食料配布を開始したが、20日現在、2万人分にとどまっている。

324チバQ:2014/07/26(土) 10:11:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140725/mds14072513340009-n1.htm
イラク大統領にマスーム氏 クルド人、首相候補指名へ

2014.7.25 13:34

イラク新大統領に選出され、会見するフアド・マスーム氏=24日、バグダッド(AP)
イラク新大統領に選出され、会見するフアド・マスーム氏=24日、バグダッド(AP)


 イラク連邦議会(国会)は24日、4月の総選挙を受けた新大統領にクルド人政治家フアド・マスーム氏(76)を選出した。国家元首の大統領は政争と一線を画した象徴的な存在とみなされており、宗派、民族対立が深まる国内各勢力の融和が課題となる。

 マスーム氏は15日以内に首相候補を指名する。マリキ首相は強まる退陣要求を拒否しており、指名は難航が必至だ。マリキ氏率いるイスラム教シーア派中心の政党連合は4月の総選挙で第1勢力となったが、過半数には届かず、続投には他勢力の協力が必要。

 マスーム氏は、退任するタラバニ大統領が創設したクルド人政党、クルド愛国同盟(PUK)の創設メンバー。イラク戦争後、諮問評議会の議長など要職を歴任してきた。今回、クルド人各勢力により大統領の統一候補に選ばれていた。(共同)

325チバQ:2014/07/26(土) 10:12:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140726/mds14072600160001-n1.htm
500キロ余りを結ぶ、トルコで高速鉄道開業 イスタンブールと首都

2014.7.26 00:16


 トルコの首都アンカラと最大都市イスタンブール間の500キロ余りを結ぶ高速鉄道が25日、開業した。経済成長を背景に巨大プロジェクトを推進してきたエルドアン首相が一番列車に乗り「数々の障害を乗り越え、開業にこぎつけた」と自賛した。

 フランス公共ラジオによると、車両はスペイン製、線路などは主に欧州企業が建設した。最高時速250キロで、所要時間は従来の6時間余から3時間半に短縮される。ただ、イスタンブールのターミナル駅はアジアと欧州を隔てるボスポラス海峡のアジア側の郊外にあり、欧州側の中心部への延伸が今後の課題だ。

 トルコの鉄道はオスマン帝国時代の19世紀に整備された後、近代化が遅れ、国内交通はバスと飛行機が中心。政府は鉄道網の改修を進めており、昨年10月にはボスポラス海峡に日本の支援で海底鉄道トンネルが完成した。(共同)

326チバQ:2014/07/26(土) 10:12:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140725/mds14072510070003-n1.htm
イスラエル新大統領にリブリン氏就任 ペレス氏の後任

2014.7.25 10:07

議会で宣誓するイスラエルのリブリン新大統領=24日、エルサレム(AP)
議会で宣誓するイスラエルのリブリン新大統領=24日、エルサレム(AP)


 イスラエルのリブリン新大統領(74)の就任式が24日、同国国会で行われた。任期を満了したペレス氏の後任。イスラエル大統領は政治的実権を持たない象徴的存在で、任期は7年。

 イスラエル国会は6月、大統領選挙を行い、リブリン氏が当選した。リブリン氏は国会議長などを務めた右派の重鎮。

 ノーベル平和賞受賞者のペレス氏は国際的に知名度が高く、中東和平などに関して積極的に発言してきたが、リブリン氏はペレス氏ほどの発信力は持たないとみられる。(共同)

327チバQ:2014/07/28(月) 21:14:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140728/amr14072810060003-n1.htm
アフガン大統領選、決選2候補に不協和音 再集計が停滞 
2014.7.28 10:06 (1/2ページ)

 【ニューデリー=岩田智雄】大統領選の決選投票の再集計が進むアフガニスタンで、新大統領就任後に発足させる挙国一致内閣のあり方について、ガニ元財務相、アブドラ元外相の両候補の間で不協和音が表面化している。双方は票の再集計の手法でも対立、26日には作業が3度目の停止に追い込まれるなど、来年以降の駐留継続を目指す米国をやきもきさせている。

 決選投票では、暫定結果2位のアブドラ氏が不正を訴え、ケリー米国務長官の調停により全ての票を再集計し、最終結果発表後に両候補が挙国一致内閣を樹立することで合意していた。

 外交筋によれば、挙国一致内閣案は敗者が行政長官となり、約2年後のロヤ・ジルガ(国民大会議)での憲法改正を経て新ポストの首相に就任するという内容。取材に対し、アブドラ氏陣営の関係者は合意案を認めたが、暫定結果1位のガニ氏の陣営幹部は「制度変更については合意していない」と明らかにした。

 米国など北大西洋条約機構(NATO)加盟国は、国際治安支援部隊(ISAF)撤退後の駐留枠組みを9月上旬の首脳会議で協議する。それに先立ち、8月最終週に就任予定の新大統領と駐留兵の地位を定める協定に署名する意向だ。

 しかし、17日に始まった票の再集計は無効票の判定法をめぐり対立し、27日からの週の後半まで停止された。対象の約2万3千個の投票箱のうち1300箱余りしか検査が終わっておらず、波乱含みの様相だ。

328チバQ:2014/07/28(月) 21:22:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014072802000120.html
一時停戦にらみ合い ハマスとイスラエル ガザ
2014年7月28日 朝刊

 【カイロ=中村禎一郎】ロイター通信によると、イスラム原理主義組織ハマスは二十七日、国連の求めに応じ、人道支援を目的に午後二時(日本時間午後八時)から二十四時間の一時停戦に合意したと発表した。しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は米CNNテレビとのインタビューで「ハマスは自ら言った停戦を守っていない」と非難した。

 午後二時の停戦開始時刻を過ぎても、パレスチナ自治区ガザ地区ではイスラエル軍の砲撃の音が聞こえ、イスラエル側ではハマスによるロケット弾を警戒するサイレンが鳴った。だが、イスラエルは午後六時半(日本時間二十八日午前零時三十分)現在、戦闘を控えているもようだ。

 ガザを実効支配するハマスとイスラエルは、二十六日、一時停戦に同意。戦闘は午前八時(日本時間午後二時)から十二時間、停止された。さらに、イスラエルは国連の要請を受け、停戦の四時間延長を決定した。イスラエルはその後の治安閣議で停戦をさらに二十四時間延長し、二十八日午前零時(日本時間午前六時)までとすることも決めていた。

 ところが、ハマスは最初の十二時間の停戦が終わった時点で延長を拒否。「イスラエルの装甲車がガザから撤退しない限り、人道的停戦は無効だ」として、イスラエルへのロケット弾攻撃を開始し、イスラエルの最大都市テルアビブなどにロケット弾を発射した。

 イスラエル軍も、ガザからロケット弾が発射されたとして軍事行動を再開。イスラエルは一時停戦にあたり、ハマスが攻撃を再開すれば反撃する姿勢を示していた。

 AFP通信によると、イスラエル軍は停戦時間中もガザで、地下トンネルの破壊活動を継続。これまでに三十以上のトンネルを発見している。ガザでは一時停戦時間中、がれきに埋まっていたパレスチナ人の遺体が百四十七体見つかり、犠牲者は千六十二人に上っている。イスラエル側では、民間人三人を含む四十六人が死亡している。

 一方、たとえ一時停戦が実現しても本格停戦は難しいとの見方は強い。ガザに隣接するエジプトでは昨年、ハマスの母体でもあるイスラム主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ政権が崩壊。現シシ政権は同胞団を抑圧する政策を取っており、支援を期待できないハマスは、存続の危機に立たされている。

 同胞団に詳しい専門家ハムディ・レスク氏は「ハマスは、何らかの成果がなければ決して本格停戦には応じない」と分析。戦闘を続ける背景に、パレスチナ自治政府のアッバス議長がトップを務めるパレスチナ解放機構(PLO)との統一暫定政権樹立があると指摘する。「戦闘でハマスの求心力が高まっている。近く予定されている評議会と議長選挙でアッバス氏に勝利することを目指しているのではないか」と話した。

329チバQ:2014/07/29(火) 20:09:34
http://mainichi.jp/select/news/20140730k0000m030043000c.html
アフガニスタン:大統領選 決選投票の再集計が難航
毎日新聞 2014年07月29日 19時39分

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタン大統領選で決選投票の再集計が難航している。独立選挙委員会(中央選管)は約810万のすべての投票について不正を調査しているが、不正票の選別基準などを巡り両候補者がたびたび対立。26日には再集計の作業が3度目の中断に入った。最終結果が出るまで当初は「3週間程度」と言われていたが、発表のめどは立っていない。

 決選投票はアシュラフ・ガニ元財務相(65)が暫定結果で過半数を獲得したが、対立候補のアブドラ・アブドラ元外相(53)が「不正があった」として結果を拒否。12日にケリー米国務長官の仲介で再集計することなどが決まった。

 選管などによると、再集計は17日に始まったが、両陣営で不正票の判断基準が食い違うなどして作業が停滞。再集計が終わったのは、投票箱約2万3000個のうち1300個あまり。オバマ米大統領は25日、両候補に電話で結束を保つよう求めたが、選管は26日、再集計を一時中断した。関係者の協議を経て、ラマダン(イスラム教の断食月)明けの祝祭「イード」が終わる31日にも再開する方針だ。

 新大統領は8月末にも就任する予定だが、再集計作業が停滞すれば遅れる可能性もある。

330チバQ:2014/07/29(火) 20:21:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140729/asi14072908220002-n1.htm
タリバン、カブール周辺で攻勢 国際支援部隊撤収前に治安維持に不安
2014.7.29 08:22 (1/2ページ)

 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが首都カブール周辺で攻勢を強めている。隣接州の一部地域では幹線道路近くを支配下に置き、最近はカブールの国際空港を繰り返し襲撃。年末までの国際治安支援部隊(ISAF)撤収を控え、アフガン政府の治安維持能力を改めて不安視する声が上がっている。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、タリバンの攻撃が強まっているのは、カブール北方のカピサ州と東方のナンガルハル州。欧米の当局者は、タリバンが試験的な攻撃を繰り返し、いかに迅速に進撃できるかを推し量っていると明らかにした。

 地元当局者や住民は、この2カ月でタリバンは大胆に攻撃してくると証言。カピサ州では複数の地域でアフガン治安部隊を追い出し、タガブ郡では、中心部を除く地域がタリバンの手に落ちた。アラサイ郡は1週間にわたって支配され、隣の郡の警察の中には、助かるためにタリバンと協定を結ぶケースもあった。

 ナンガルハル州では、州都ジャララバード近郊の郡が最近1カ月間、タリバンに占領されており、付近の主要幹線道路の治安が脅かされている。タリバンは従来の支配地域である南部ヘルマンド州などから、首都近郊の戦略的に重要な地域へと影響力を拡大しようとしているもようだ。

 現地の日本大使館によると、6月に全土で起きたテロ関連事件は2827件で、前月比約4割増となった。大統領選挙の初回投票と決選投票が行われた4月5日と6月14日には、ナンガルハル州で、全34州のうち最多の計117件の襲撃などの事件が発生した。

 国連の報告では、アフガンでは今年上半期、戦闘による死者が仕掛け爆弾による死者を初めて上回った。戦闘は、ISAF部隊が基地を閉鎖した地域で増えているという。

 カブール空港への攻撃では7月3日、カルザイ大統領専用ヘリコプターを含むヘリ4機が破壊された。17日にはロケット砲などによる攻撃があり、インドの航空会社スパイス・ジェットはこの日以降、運航を停止している。

 米軍はISAF撤収後も駐留し、2016年末までに完全撤退する予定だが、タリバンの指導者オマル師は、28日からのラマダン(断食月)明けの連休を前に、外国兵が1人でも残っているかぎり攻撃を続けるとの声明を発表した。

331チバQ:2014/07/29(火) 20:22:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140729/mds14072908160001-n1.htm
ガザ情勢、住民被害増大の裏にハマスの「人間の盾」戦術 病院・学校に軍事拠点 
2014.7.29 08:16 (1/2ページ)

28日、パレスチナ自治区ガザ地区の墓地で、イスラエル軍の攻撃でできた巨大な穴を見つめる少年(AP)
 【カイロ=大内清】パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘は死者が千人を超え、イスラエルの大規模作戦で1400人超が死亡した2008〜09年の軍事衝突の際に迫る被害規模となっている。ガザ地区で民間人の犠牲が増大しているのは、イスラム原理主義組織ハマスが軍事拠点を住宅密集地に置くなど、一種の「人間の盾」戦術を駆使していることも要因となっている。

 「われわれは民間人に退避を促しているのに、ハマスが(攻撃対象地域に)とどまらせている」。イスラエルのネタニヤフ首相は27日、米テレビ局のインタビューでこう述べ、ハマスはガザ住民の犠牲をあえて増やして国際的な宣伝戦に利用していると非難した。

 ハマスが、病院や学校などの民生施設を隠れみのに利用していることを示す情報もある。国連の潘基文事務総長は23日、ガザ住民の避難先となっている国連管理下の学校の一つで大量の武器類が見つかり、その後所在が分からなくなっていると指摘した。ハマスなどの武装勢力が武器隠匿に関与している可能性は高い。

 ハマス軍事部門は、司令部をハマス系の病院の地下やその付近に設置しているなどとも指摘される。

 軍事力で圧倒的に劣勢なハマスは従来、拠点を分散させて攻撃を受けにくくする戦術をとっており、そのことが軍事目標と民間施設との区別を難しくしている。また、イスラエルから退避警告があったとしても、狭いガザ地区で逃げ場が少ないのも事実だ。国際社会による停戦調停が難航する中、ハマスには、停戦の前提条件としているガザ封鎖解除の保証を得るため、ガザの惨状をアピールする思惑もありそうだ。

 一方、イスラエルとしては、どの時点で停戦に踏み出すかが大きな問題だ。

 イスラエル軍は、地上作戦の目的はガザからの秘密トンネル網破壊と、ハマスのロケット弾攻撃を阻止することにあるとしている。

 しかし、ネタニヤフ政権内では、極右「わが家イスラエル」を率いるリーベルマン外相らがガザ再占領とハマスの完全武装解除を主張。シャロン政権期の05年に一方的に撤退したガザやヨルダン川西岸を含めた領域が本来のイスラエルの版図だと唱える「大イスラエル主義」勢力なども「再占領」を支持している。

 再占領には軍事的・経済的に多大なコストがかかると予想され、現実味は薄いとの指摘もあるものの、一連の強硬意見が軍事作戦のさらなる拡大につながる可能性もなお排除できない。

332名無しさん:2014/07/29(火) 20:23:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140729/asi14072917440006-n1.htm
カルザイ大統領のいとこ、自爆テロで死亡
2014.7.29 17:44
 アフガニスタンのメディアによると、アフガン南部カンダハル州で29日、大統領選候補のガニ元財務相の陣営幹部で、カルザイ大統領のいとこであるハシュマト・カルザイ氏が自爆テロに遭い、殺害された。

 犯人は、ラマダン(断食月)明けの祝日の訪問客にまぎれてハシュマト氏の自宅に侵入し、隠し持っていた爆弾を破裂させたという。(ニューデリー 岩田智雄)

333名無しさん:2014/07/29(火) 20:59:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3021710
過激派「イスラム国」が結婚相談所を開設、戦闘員の花嫁募集
2014年07月29日 11:16 発信地:ベイルート/レバノン

【7月29日 AFP】シリアとイラクの一部を支配下に置いたイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、「結婚相談所」を開設し、戦闘員らの花嫁となる女性たちの募集を始めた。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が地元住民らの話として伝えた。

「イスラム国」のシリア北部アレッポ(Aleppo)県バーブ(Al-Bab)事務所が、ISの戦闘員との結婚を望む「独身女性と夫を亡くした女性」を募集しているという。シリア人権監視団が地元住民の話として伝えたところによると、興味を持った女性が氏名と住所を知らせれば、「IS戦闘員が女性宅のドアをノックし、正式に結婚を申し込む」そうだ。

 他にも「イスラム国」は、戦闘員のハネムーン支援や、支配地域の一部への民間人訪問客の誘致など、観光業にも手を広げた。週2回催行するツアーでは「イスラム国」の黒い旗を掲げた専用バスでシリア北部ラッカ(Raqa)からイラクのアンバル(Anbar)までを旅する。移動中の車内ではBGMに「イスラム聖戦士」の歌が流れ続けるという。

「イスラム国」は先月末、シリアとイラクにまたがる地域を掌握し「カリフ制国家」の樹立を宣言した。同組織が実効支配する地域はシリア北部と東部の広域、イラクとシリアの国境地域、イラクの北部と西部の一部だ。これらの地域では住民の大量拉致や殺害、石うちやはりつけによる処刑など「イスラム国」による残虐行為が報告されている。(c)AFP

334チバQ:2014/07/31(木) 21:33:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014073100951
首相の辞任認めず=ウクライナ議会
 【モスクワ時事】ウクライナ最高会議(議会)は31日、臨時本会議を開き、辞意を表明していたヤツェニュク首相の退任を認めなかった。これを受け、首相は続投することになった。
 最高会議では24日、親欧州連合(EU)派のウダル、自由の2党が連立与党から離脱。重要法案可決前の連立崩壊に抗議し、政党・祖国のヤツェニュク氏が辞意を示していた。
 憲法によると、連立崩壊から30日後に大統領は議会を解散でき、さらに60日後に総選挙が実施される段取り。解散総選挙は10月26日にも行われる見通しとなっている。(2014/07/31-20:44)2014/07/31-20:44

335チバQ:2014/08/04(月) 20:38:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014080400020
副大統領が不正指示か=元外相、極秘会議の録音暴露−アフガン大統領選
アフガニスタン大統領選候補のガニ元財務相(左)とアブドラ元外相=7月12日、カブール(EPA=時事) 【ニューデリー時事】アフガニスタン大統領選挙で、候補のアブドラ元外相は3日、カルザイ政権のハリリ第2副大統領が選挙管理委員会関係者らとの極秘会議で発言した内容の録音テープを公表した。現政権が票の水増しなどの不正に関与した証拠だと主張している。
 6月実施の大統領選決選投票では、選管が組織的不正があったと認めている。今回新たな証拠が提示されたことで、アブドラ氏の対立候補であるガニ元財務相に、現政権が不正に勝利をもたらそうとした疑いが強まってきた。
 極秘会議が開かれたのは決選投票前で、選管やガニ陣営関係者が出席していたとみられる。ハリリ副大統領はこの中で「カルザイ大統領と政府、国際社会は(ガニ氏の)勝利を望んでいる」と発言し、「どのような手段を使っても(ガニ氏に)勝利をもたらせ」と指示していた。
 アブドラ陣営幹部は記者会見で「この国では選挙結果はあらかじめ決められ、有権者の投票が全く無意味だったことが証明された」と批判した。(2014/08/04-05:54)2014/08/04-05:54

336チバQ:2014/08/04(月) 20:45:34
http://mainichi.jp/select/news/20140804k0000m030079000c.html
イラン大統領:「自由な社会」道半ば 国際的孤立は脱却
毎日新聞 2014年08月03日 23時54分(最終更新 08月04日 01時34分)


イランの首都テヘランで、大統領当選1年の記者会見後に記者に手を振るロウハニ大統領=2014年6月14日、田中龍士撮影

 【テヘラン田中龍士】イランの穏健派ロウハニ師が3日、大統領就任1年を迎えた。基本路線の「対話外交」を推進し、アフマディネジャド前大統領の強硬路線が招いた国際社会での孤立から脱却しつつあり、国内の平穏も保たれている。公約とした経済再生、自由な社会の実現は前政権に比べ前進しているが、容易にはいかない現実も浮き彫りになっている。

 「ハピネス(幸福)は人々の権利だ。我々は、喜びが引き起こす振る舞いに厳し過ぎてはいけない」。昨年6月、ロウハニ師は大統領選挙で保守強硬派の候補を破った後、こう短文投稿サイト、ツイッターに投稿した。これを揺るがす事件が5月に起きた。

 米国人歌手の大ヒット曲「ハッピー」に合わせて踊る動画をインターネットサイト「ユーチューブ」に投稿したイランの若者6人が逮捕された。「社会の道徳を傷付けた」とするテヘラン警察署長に対し、表現の自由を巡り国内外から批判が相次いだ。ロウハニ師は事件後、当選時にツイッターに投稿した「ハピネス」で始まるメッセージを再投稿し、警察当局の対応を暗に非難した。

 イランでは、フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)への接続規制が前政権から続く。中東民主化運動「アラブの春」のようにSNSを通じて体制批判が拡散するのを防ぐ狙いがあるとみられる。ロウハニ政権下で、映画や出版の検閲緩和を進める文化・イスラム指導相のジャンナティ氏は「文化の活性化には、開かれた空間が必要」などと繰り返し、SNS解禁を訴える。だが、国内強硬派を中心とした反対に阻まれている。

 イスラム教シーア派最高権威の宗教指導者、マカレム・シラジ師にSNS解禁反対の理由を聞いた。シラジ師は「道徳、社会、政治的な堕落を招き、イスラム法の考えに反するため許されない」と携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)で回答した。

 ◇強硬派との対話がカギ
 「イランは、米国とイスラエルの結束や、アラブ諸国の団結をある程度崩し、自国に対する暗く、悲観的な雰囲気を軽減した」。元国会議員のファラハピシェ・アラメタバタバイ大教授は取材に対し、イラン核協議の進展が対外関係の改善を後押ししたと指摘する。

 ロウハニ師は対話外交を重視し、イラン革命(1979年)後の在イラン米大使館占拠事件以降、断交していた米国のオバマ大統領との電話協議を実現。昨年11月には、米欧など6カ国との核交渉で暫定合意にこぎ着け、一部制裁緩和も引き出した。

 その結果、経済制裁の全面解除後のイラン市場を狙う各国の動きが活発化し、イランへの対応が軟化した。シリア内戦で対立していたトルコは、経済協力を積極的に働きかけ、敵対していたイスラム教スンニ派国家サウジアラビアも5月末、「中東地域の安定に協力したい」とイランのザリフ外相の招待を表明した。ファラハピシェ教授は「オマーン、クウェート、カタールも緊張緩和に向き始めた。サウジとイランの接近はイスラム世界の平和に貢献する」と期待する。

 核開発をはじめとした重要政策は、最高指導者ハメネイ師の専権事項だ。ハメネイ師に近い強硬派とうまく渡り合いながら、国内外の課題に対処できるか、ロウハニ師の手腕が試される。

337チバQ:2014/08/04(月) 20:48:00
http://mainichi.jp/select/news/20140804k0000e030137000c.html
イスラム国:イラク最大のダムや油田掌握
毎日新聞 2014年08月04日 11時32分(最終更新 08月04日 13時42分)


モスル・ダムの位置
拡大写真 【カイロ秋山信一】イラクで侵攻を続けるイスラム教過激派組織「イスラム国」主導のスンニ派武装勢力は3日、クルド人治安部隊ペシュメルガとの戦闘の末、イラク北部ニナワ県にある同国最大のモスル・ダムやアインザラ油田を掌握した。国営テレビが報じた。ペシュメルガは6月以降、撤退した政府軍などに代わって重要インフラを守ってきたが、イスラム国側の攻勢に屈した。イスラム国側は、大規模油田がある北部キルクーク県への攻撃も強めており、支配をさらに拡大しそうだ。

 国営テレビなどによると、イスラム国側は2日、アインザラ油田に近いズマルなどでペシュメルガへの攻撃を始め、少なくとも14人を殺害。ペシュメルガは3日までにズマルやモスル・ダムなどの拠点を放棄し、イスラム国側が掌握した。イスラム国側が支配下に置いた油田は5カ所目となる。

 モスル・ダムは発電や治水などの多目的ダムで、下流のチグリス川は首都バグダッドやモスルなど主要都市を流れている。イスラム国側がダムを狙った背景は不明だが、ロイター通信は「(イスラム国が)下流で洪水を起こしたり、農業用水を制限したりすることも可能になった」と指摘した。

 イスラム国側は6月に大規模侵攻を開始し、ニナワ県やアンバル県などで実効支配を拡大している。さらに首都バグダッド侵攻に向けて、バグダッド北方のサマラやバクバで、政府軍やシーア派民兵との激しい戦闘を続けている。

 支配地域では、イスラム法(シャリア)に基づく統治を開始。キリスト教徒に人頭税の支払いを義務づけたり「偶像崇拝につながる」として詩人や音楽家の銅像を破壊したりするなど、シャリアの極端な解釈・適用に住民から不満の声も上がっている。

338とはずがたり:2014/08/04(月) 21:46:47
プラハの春から伯林の壁迄随分掛かったが,アラブの春も失敗した春として次のアラブ解放の時迄随分と時間が掛かりそうだね。。

<リビア>首都で燃料タンク炎上 高まる内戦突入への懸念
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20140730k0000m030078000c.html
毎日新聞2014年7月29日(火)20:55
 ◇戦闘激化で米欧諸国や日本が大使館を一時閉鎖

 【カイロ秋山信一】民兵組織同士の衝突が続くリビアの首都トリポリで27〜28日、国際空港近くにある燃料タンク2基が相次いでロケット弾で攻撃され、火災が起きた。周辺では戦闘が続いているため、消火活動も難航。国営石油会社は「制御不能な状態」と警告した。各国が大使館を一時閉鎖する動きも加速し、カダフィ独裁政権崩壊から3年になるのを前に、内戦突入への懸念が高まっている。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、600万リットルのガソリン入りタンクが27日に攻撃を受け、大量の黒煙を上げて炎上した。28日には別の燃料タンクも被弾した。国営石油会社は同日、消防隊が戦闘の影響で退避を余儀なくされたことを明らかにした。

 空港近くでは7月中旬以降、世俗派民兵とイスラム系民兵との戦闘が続き、燃料タンクをどちらが攻撃したかは不明。29日までに市民を含む97人が死亡している。

 戦闘激化に伴い、米欧諸国や日本は大使館の一時閉鎖に踏み切った。27日には陸路で隣国チュニジアに向かった英国の大使館スタッフらの車列が、トリポリ郊外で武装集団に襲撃される事件も起きた。武装集団は護衛に撃退され、けが人はいなかった。

 リビアでは2011年8月に内戦を経てカダフィ政権が崩壊した。だが反カダフィ派の民兵らは武装解除を拒否。世俗派とイスラム勢力の政治対立が続き、たびたび武力衝突が起きている。7月中旬以降はトリポリと東部ベンガジで戦闘が激化しており、約150人が死亡した。軍や警察が弱体で治安維持能力がないため、リビア政府は国際治安部隊の受け入れも検討している。

339チバQ:2014/08/05(火) 20:15:49
http://mainichi.jp/select/news/20140806k0000m030051000c.html
リビア:暫定議会を初招集 イスラム政党がボイコット
毎日新聞 2014年08月05日 19時46分

 【カイロ秋山信一】6月の選挙によるリビア暫定議会(定数200)が4日、東部トブルクで初招集された。首都トリポリや東部ベンガジで世俗派民兵とイスラム武装勢力の武力衝突が続き、エジプト国境に近いトブルクで本会議を開く異例の事態となった。さらに、イスラム政党が議会をボイコットし、国内分裂の根深さも浮き彫りとなった。


 選挙では治安悪化のために一部選挙区で投票が行われず、12議席が欠員となった。AP通信によると、4日の本会議には当選者188人のうち、世俗派を中心に少なくとも144人が出席。イスラム組織ムスリム同胞団系などのイスラム政党は「トリポリで国会を開くべきだ」と主張しボイコットした。

 暫定議会は、憲法制定後に正式な国会が発足するまで立法機能を担う。当初は中央政府に不満を抱く東部の部族勢力に配慮し、東部の主要都市ベンガジで開かれる予定だった。

 しかし、7月中旬以降に世俗派民兵とイスラム武装勢力の衝突が激化したため、トブルクに変更になった。

 双方の衝突は4日もトリポリやベンガジで続き、7月以降の死者は230人に上った。世俗派には政府軍の一部も加勢している。トリポリでは国際空港が破壊され、大型燃料タンクへの砲撃も相次いでいる。

 ベンガジではイスラム武装勢力が優勢で、特殊部隊の基地などを占拠している。内戦状態になったことから、日本や欧米諸国は大使館を一時的に閉鎖。外国人労働者も陸路で次々と出国している。

340チバQ:2014/08/06(水) 21:40:18
http://mainichi.jp/select/news/20140806k0000m030130000c.html
ガザ:激戦地の住宅密集地は根こそぎ崩壊 立ち尽くす人々
毎日新聞 2014年08月06日 00時17分(最終更新 08月06日 07時15分)


がれきと化した自宅から「娘のお気に入りの洋服」を見つけ出した父親ら=ガザ北東部シュジャイヤで8月5日午後、大治朋子撮影
 【シュジャイヤ(パレスチナ自治区ガザ地区北東部)大治朋子】イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスなどが72時間の一時停戦入りした5日の昼過ぎ(日本時間同夜)、最大の激戦地だったガザ地区北東部シュジャイヤに入った。イスラエル軍の猛爆を受けた住宅密集地は、まるで凶暴な大型台風にのみ込まれたように根こそぎ崩壊していた。数週間ぶりに自宅に戻った人々は変わり果てた我が家に言葉を失い、ぼうぜんと立ち尽くしていた。

 イスラエルの検問所を抜け、ガザ市に向かう幹線道路を左へ曲がるとシュジャイヤの住宅街に入る。ハマスの「シュジャイヤ大隊」と呼ばれる精鋭部隊が拠点にしていた地区だ。イスラエルはここに市街戦の特殊訓練を積んだ「ゴラニ大隊」を投入。激しい戦闘で住民数百人とイスラエル兵13人が死亡した。

 「すべてを失ってしまった」。3児の母ナビール・アルアガラビさん(30)は、ぺしゃんこに潰れた自宅から布団を取り出していた。脇には、がれきの間からお気に入りの赤いまくらや皿を見つけた息子のユーセフ君(7)が無表情に立っている。アルアガラビさんは「当面は避難所で暮らすしかない。布団が無かったけれど、今日から硬い床の上で眠らずにすむ」と疲れた表情。ユーセフ君は空爆を恐れてあまり眠らず、笑わなくなったという。

 がれきの間を縫うように歩いていくと、イスラエル兵が残したとみられる血のついたガーゼや医療用の手袋、ヘブライ語の書かれた点滴の袋などが散乱していた。生々しい交戦の様子が浮かび上がる。

 わずかに塔の部分だけが残るモスク(イスラム礼拝所)が見えてきた。壁から飛び出た鋼が無残に折れ曲がっている。隣の巨大ながれきの山はナセル・ファラジさん(29)の自宅だという。ファラジさんはわずかな隙間(すきま)に身をかがめて入り、少しずつ家財を取り出して袋に入れていた。4児の父。「娘のお気に入りの洋服が見つかった」。汗まみれの額をぬぐい、うれしそうにそう叫んだ。

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341チバQ:2014/08/06(水) 21:41:10
http://mainichi.jp/select/news/20140806k0000e030226000c.html
アフガニスタン:外国人へ攻撃相次ぐ…軍人・警官が狙う
毎日新聞 2014年08月06日 12時26分

 【ニューデリー金子淳、ワシントン和田浩明】アフガニスタンで駐留外国軍の兵士などが軍人や警官に攻撃される事件が相次いでいる。5日には首都カブールでアフガン軍兵士とみられる男が米軍幹部らを殺傷したほか、東部パクティア州でも警官が外国軍に発砲し負傷者が出た。こうした内部からの「インサイダー攻撃」は外国軍や治安当局の脅威になっている。
 アフガン国防省などによると、カブールの事件は英軍が運営する軍士官学校で起きた。アフガン軍の制服を着た男が米軍将校を射殺。北大西洋条約機構(NATO)軍幹部ら15人も負傷した。死亡したのはハロルド・グリーン少将。米メディアによると、1970年代のベトナム戦争以降、海外の前線任務で殺害された将官としては最も高位だという。

 事件を受け、アーネスト米大統領報道官は、オバマ大統領が5月に発表した「2016年末までの米軍撤退」の予定に変更はないことを確認した。

 AP通信によると、アフガン軍兵士などによるインサイダー攻撃では、12年に53人、13年には16人が殺害された。今年も4月に外国人記者2人が警官に撃たれ死傷したほか、カブールの病院で米国人医師3人が警備員に射殺された。7月にもカブールの国際空港近くで警備員の制服を着た男が自爆し、外国人4人が死亡している。

 インサイダー攻撃は旧支配勢力タリバンがひんぱんに実行してきたが、外国人の存在に恨みを抱き個人的に攻撃するケースもあるとされる。駐留外国軍の誤爆などで市民の犠牲が相次いでいることなどが背景にあるとみられる。タリバン報道官は5日の「インサイダー攻撃」で実行犯を称賛したが、犯行声明は出していない。

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342チバQ:2014/08/06(水) 22:51:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140806/mds14080621120006-n1.htm
リビア 民兵の覇権争い先鋭化、各地で戦闘 “内戦”さながら
2014.8.6 21:12 (1/2ページ)

トリポリで、燃料タンクから立ち上る黒煙を見るゼンタン民兵部隊の兵士=2日(ロイター
 【カイロ=大内清】カダフィ政権崩壊後の混乱が続くリビアで、イスラム主義勢力と世俗派の対立を軸とする権力闘争が先鋭化している。首都トリポリや第2の都市の東部ベンガジでは民兵同士が交戦。政治面では4日、新たな暫定議会が始動したが、各地で軍閥化した民兵を統率する力はない。独裁が消滅して3年、リビアが再び内戦に陥る懸念が強まっている。

 トリポリの国際空港周辺では7月中旬以降、一帯を「縄張り」とする西部ゼンタンの民兵部隊と、それに対抗する西部ミスラタを中心とするイスラム系民兵部隊の戦闘が続き、これまでに百数十人が死亡した。

 ゼンタンとミスラタの両民兵は、2011年のカダフィ政権崩壊につながった内戦で反カダフィ派の中核を担った部隊。当時からライバル関係にあり、内戦終結前からトリポリ各地にそれぞれが部隊を駐屯させ首都の支配権を争ってきた。

 両者の衝突激化の背景には、イスラム主義勢力と世俗派の対立構図がある。

 リビアでは今年に入り、ベンガジなどで元軍司令官のハフタル氏が、当時の制憲議会で優勢だったイスラム勢力が過激派組織「アンサール・シャリーア」などを支援して同国のイスラム国家化を図っていると主張し、支持を拡大。ハフタル氏自身の民兵部隊が過激派と戦闘を繰り返しているほか、ゼンタン部隊なども呼応してイスラム勢力への対決姿勢を強めていた。

 民兵同士の覇権争いに、国の方向性をめぐるイデオロギー闘争が絡んだことで事態がいっそう複雑化した格好だ。

 こうした中、同国では6月、制憲議会に代わる暫定議会を選ぶ選挙が行われ世俗派が圧勝した。ただ、イスラム勢力は新議会に正統性はないとしてボイコットしており、議会主導での混乱収拾は難しい状況だ。今月4日に行われた新議会の初会合は、治安状況悪化などを理由に、首都ではなく東部トブルクで行われた。

 リビアでは11年の内戦で英仏を中心とする北大西洋条約機構(NATO)軍が軍事介入し、カダフィ政権が崩壊。しかし、その後も民兵の武装解除は停滞し、憲法制定などの政治プロセスは一向に進んでいない。

 米欧各国や日本は7月下旬以降の治安悪化を受けて相次ぎ在リビア大使館の館員らを退避させているが、リビア政界では「国際社会はリビアに責任がある」と、秩序回復への寄与を求める声も出ている。

343とはずがたり:2014/08/07(木) 15:21:03

米将軍、アフガニスタンで殺害−ベトナム戦争以来で初
By NATHAN HODGE, DION NISSENBAUM AND MARGHERITA STANCATI
2014 年 8 月 6 日 10:52 JST 更新
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303513604580074354145514006?mod=WSJ_article_EditorsPicks

 【カブール】アフガニスタンの首都カブール近郊の陸軍士官学校で5日、同国軍の軍服を着た1人の男が米陸軍の少将を射殺した。アフガニスタンでの10年以上にわたる戦争の犠牲者で最高位の米軍人だ。他の国際治安支援部隊(ISAF)将校ら17人も負傷した。

 死亡したのは、ハロルド・J・グリーン陸軍少将。最近ISAFの副司令官として同地に赴任してきたばかりだった。

 米国防総省のジョン・カービー報道官によると、男はアフガニスタン人兵士と見られ、その場で射殺された。軍の軍服を着た外部の反政府勢力兵士とは考えられないという。

 アフガニスタンの警官や兵士が多国籍軍兵士に発砲する事件は繰り返し起きており同盟諸国間の信頼は揺らいでいる。しかし、5日の事件は、高位の軍人が犠牲者になったという意味でかつてない出来事だ。国防総省当局者は、ベトナム戦争以来、海外の戦闘地域で米軍将官が殺害されたのは初めてとみられると述べた。

 カービー報道官は、米軍と北大西洋条約機構(NATO)の将校は、訓練センターへの定期的な巡回に参加しており、そこで発砲事件に遭遇したと述べた。

 多国籍軍へのこの種の攻撃件数は2012年にピークに達し、少なくとも多国籍軍兵士61人がアフガニスタン警察や軍の制服を着た人物によって殺害された。このようなgreen-on-blue incidents(味方ないし身内からの攻撃。blueは味方、greenは味方の協力軍、さらにredが敵を意味する)」の事件は、多国籍軍がそのプレゼンスを縮小したため、最近数カ月間は減少していた。

 カービー報道官は、このような攻撃は、完全に排除するのは不可能だと述べた。しかし同報道官は、最近ではまれになってきており状況が進展しているあかしだと述べた。

 米当局者は、今回の攻撃による、アフガニスタンにおける米国の戦略全体、あるいはアフガニスタン治安部隊に対する米軍の信頼に影響は全くないだろうと述べた。多国籍部隊の現在の軍事ミッションは12月に終了するが、米政府は期限後も限定的な兵力をアフガニスタンに駐留させる。これは次期アフガニスタン大統領が米国との安全保障協定に署名することが条件となっている。

 アフガニスタンは6月14日に大統領選挙を実施したが、2人の候補者がいずれも勝利を主張しており、票の数え直しを余儀なくされている。両者とも大統領に就任したら安全保障協定に署名すると誓約している。

 5日の襲撃は、アフガニスタン兵士たちが国際的な監視の下で訓練を受けている安全とみられる施設で発生した。多国籍部隊当局者によれば、犯人は自動小銃で武装し、現地時間の正午ごろ、多国籍軍将校とアフガニスタン将校が会見している最中に、発砲した。

 多国籍軍将校のほか、施設の司令官を含むアフガニスタン高級将校3人も負傷した。負傷者の中にはドイツ軍の准将も含まれているが、ドイツ軍によれば、生命に危険はないという。

344とはずがたり:2014/08/07(木) 15:26:40
両陣営がどんな支持構造かは知らないけど北部(旧北部同盟)と南部(パシュトゥン人)の連邦国家にした方が安定するんちゃうか。

アフガン新大統領決まらず、再集計後れで 両陣営の対立続く
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303513604580070434204472878
By NATHAN HODGE
2014 年 8 月 4 日 12:06 JST

 【カブール】アフガニスタンの新大統領の就任式は2日に行われる予定だったが、6月14日実施の大統領選挙決選投票の再集計がまだ終わっていない。決選投票で争ったアシュラフ・ガニ元財務相とアブドラ・アブドラ元外相の対立が続いている。

 アフガン選挙管理委員会は3日、ケリー米国務長官の仲介で再集計作業を再開した。カルザイ大統領は2日に退任し新大統領と交代することになっていたが、アブドラ氏はガニ氏勝利とされた決選投票の暫定結果を大量の不正があったとして受け入れなかった。そのためケリー長官が仲立ちして、両陣営が国連監視の下に800万票以上について再集計を行い、その結果に従って挙国一致内閣を形成することで合意していた。

 しかし再集計は何度も中断され、国際監視団のいら立ちは募っている。不正が行われているとの主張もぶり返されている。アブドラ陣営は3日記者会見し、ガニ氏を支持するカルザイ政権のハリリ副大統領が支援者に対し、政府も国際社会もガニ氏の勝利を後押ししていると述べたとする録音テープを公表し、「再集計は茶番である」と訴えた。ハリリ副大統領側は、録音テープは「完全なねつ造」と反論した。

 アフガン選挙管理委は3日、アブドラ陣営が立ち会いをボイコットしたため1週間にわたって中断していた再集計作業を、再開したことを明らかにした。アブドラ陣営は、監視の基準をめぐって国連と話し合いを続けていると述べ、4日に立ち会いに復帰する見通しを示した。アブドラ、ガニの両陣営は、不正投票で無効とする基準をめぐって対立してきた。

 カニンガム駐アフガン米大使は、再集計のスピードを大幅に加速すれば、8月末までに新大統領は就任できるだろうとの見通しを示した。

345名無しさん:2014/08/08(金) 00:13:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140807-00000140-jij-m_est
過激組織、キリスト教徒の町制圧=クルド拠点都市に接近―イラク
時事通信 8月7日(木)20時32分配信

 【カイロ時事】イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」は、新たにイラク北部モスル東方のキリスト教徒の町カラコシュなどを制圧した。町から逃げ出した人々が7日、AFP通信に対して明らかにした。
 住民の証言では、イスラム国の武装集団は制圧後、教会から十字架を外し、保管されていた写本を燃やすなどしている。これに伴い、多数の住民が家を追われた。
 カラコシュは、クルド人自治区の中心都市アルビルの西方約60キロに位置する。イスラム国の自治区侵入を阻止するため、クルド人治安部隊「ペシュメルガ」が治安維持を担っていたが、7日までに撤収。イスラム国のアルビル接近を許した形だ。
 カラコシュは、イラク最大級のキリスト教徒の町として知られる。6月下旬から激しい戦闘が起き、大量の住民がアルビルなどクルド人自治区への避難を開始していた。 
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346とはずがたり:2014/08/08(金) 12:55:01
米大統領、イラクへの限定的な空爆を承認
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0G806W20140808
2014年 08月 8日 11:39 JST

[7日 ロイター] - オバマ米大統領は7日、イラク北部に展開しているイスラム過激派組織「イスラム国」に対する限定的な空爆の実施を承認したと表明した。

「イスラム国」がイラク北部のクルド人自治区の中心都市アルビルに向けて進軍した場合、現地の米国人を保護することが狙い。

大統領は、過激派に包囲されている少数派の住民が「虐殺される恐れがある」とも指摘、人道支援物資の投下を認めたことも明らかにした。

米軍によるイラク空爆は2011年末のイラク駐留米軍撤退後初となる。大統領は、地上部隊を投入することはないと強調。米国がイラクの戦争に深く関与することはないと述べた。

大統領は「我々は虐殺行為を防ぐため、慎重かつ責任を持って行動できる」と発言。「このため、必要な場合、限定的な空爆を認めることを決めた」と述べた。

347チバQ:2014/08/10(日) 19:28:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140810/mds14081016200005-n1.htm
トルコで初の大統領選 首相のくら替え当選確実
2014.8.10 16:20
 トルコで初の直接選挙による大統領選が10日、行われた。首相からくら替え出馬したエルドアン氏(60)の当選が確実視されている。当選には過半数の票が必要で、早ければ同日夜(日本時間11日未明)に当選が判明。過半数に届かなければ24日に決選投票が行われる。

 2003年に首相に就任し空前の経済成長を果たしたエルドアン氏は高い支持率を誇り、最近の世論調査では国民の過半数の支持を得ている。イスラム色の強い与党、公正発展党(AKP)の規則で首相続投が不可能なため、大統領選への出馬を決めた。

 エルドアン氏は、首相に実権がある現在の議院内閣制から、憲法を改正して大統領が実権を持つ体制への移行を目指すと公言。今後、最大2期10年の大統領任期を務める「超長期政権」を狙っている。(共同)

348チバQ:2014/08/10(日) 19:31:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140809/mds14080921200012-n1.htm
【米軍イラク空爆】
米が追加空爆、イスラム国側に死者 大統領「顧問団を保護」
2014.8.9 21:20 (1/2ページ)[イラク]

8日、米ホワイトハウスで、ヨルダンのアブドラ国王と電話協議するオバマ大統領(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】米国防総省は8日、イラク北部クルド人自治区の中心都市アルビル郊外で現地時間同日夕、追加空爆を行い、無人機とFA18戦闘攻撃機4機がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の迫撃砲陣地などを攻撃したと発表した。米メディアはイスラム国側に複数の死者が出たと報じている。

 国防総省によると、最初の空爆は現地時間8日午後1時45分、ペルシャ湾上の米空母から出撃した2機のFA18が、レーザー誘導弾で移動式火砲などを攻撃。さらに同日午後5時から同6時半ごろにかけても、無人機と4機のFA18がそれぞれ追加空爆を行った。

 オバマ米大統領は9日、週末恒例の国民向けビデオ演説を行い、空爆は、アルビルにある米領事館の外交官や米・イラク両軍の統合作戦センターに駐留する米軍事顧問団の保護が目的であると強調した。

 米政府は米国人保護に加え、北部シンジャールの山頂で孤立しているクルド人の少数民族ヤジド派約4万人の解放を支援することなどを目的に、空爆を継続する構えだ。オバマ氏はビデオ演説で「必要ならば引き続き実施する」と述べた。アーネスト米大統領報道官も8日の記者会見で「大統領は作戦終了日を決めていない」と指摘した。

 国防総省によると、8日の空爆のうち、無人機はイスラム国の迫撃砲陣地を攻撃し部隊を掃討。その約1時間20分後に4機のFA18が8発の爆弾を投下し、イスラム国側の7両の車列と迫撃砲陣地の攻撃に成功したという。

 米軍は8日、前日に続いてシンジャールの少数民族に対し、大型輸送機から人道支援物資を投下した。今回は約2万8千食と飲料水などを提供し、2日間で投下した食料の総計は約3万6千食となった。

349チバQ:2014/08/10(日) 19:32:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140809/amr14080921290013-n1.htm
【米軍イラク空爆】
「女性奴隷」判明で急転…協議2時間、オバマ氏の決断
2014.8.9 21:29 (1/3ページ)[イラク]

 【ワシントン=青木伸行】オバマ米政権のイラクでの限定的な空爆は、急転直下決断されたものだった。その軌跡の一端を関係者の話などを基に追った。

 6日、オバマ大統領は、ワシントンで開かれた米・アフリカ首脳会議に忙殺されていた。その頃、約9600キロ離れたイラク北部シンジャールでは、約4万人のクルド人が、イスラム過激派「イスラム国」に山頂へと追いつめられていた。

 ホワイトハウスでは、安全保障担当の高官らが情報を分析していた。クルド自治区の中心都市アルビル近郊で、クルド人部隊がイスラム国の攻勢の前に、後退を余儀なくされているとの情報ももたらされた。

 こうした情報は大統領にも伝えられた。首脳会議の会場を後にし、ホワイトハウスへ戻るリムジンの中で大統領は、同乗していたデンプシー統合参謀本部議長につぶやいた。

 「クルド人の人道危機を、何とかしなければならないのは分かっている」

 翌7日朝、ホワイトハウス西棟の地下にあるシチュエーションルーム(状況分析室)。大統領、ライス大統領補佐官らが顔をそろえ、外遊中のケリー国務長官などの顔もスクリーンに映し出されていた。

 情勢は悪化するばかりで、クルド人の女性はイスラム国の戦闘員にとらえられ、奴隷になっている…。室内には切迫した空気が漂い、「潜在的な大量虐殺か」と口にする者もいた。

 約2時間にわたる協議の間、出席者の一人は大統領が限定的な空爆を決断するだろうと思ったが、確信はできずにいた。ようやく最後に大統領は言った。

 「限定的な空爆と、クルド人への支援物資投下を承認する」

    

■  ■


 8日午後、ホワイトハウスの記者会見室。アーネスト大統領報道官は、次の点を繰り返し力説した。

 「イラクが直面している問題は、イラクのみが解決し得る。米国はイラク軍を支援するのであって、長引く紛争に引き込まれない」

 つまり、空爆に踏み切ったのは、あくまでイラク軍を支援している米軍などの要員の保護と、クルド人に対する人道上の観点からであり、“深入り”するつもりはないということだ。

 このため、有識者や共和党議員らの間には「空爆はオバマ政権のわずかな戦術変更にすぎず、場当たり的で長期的な戦略を欠いたままだ。空爆は戦略の代用にはならない」(アメリカン・エンタープライズ研究所のマイケル・ルービン氏)など、厳しい評価もある。

350チバQ:2014/08/10(日) 19:32:28
 一方、米紙ワシントン・ポストなどの世論調査では、空爆に45%が賛成、46が反対と拮抗(きっこう)しており、11月の中間選挙にも微妙な影響を与えるとみられる。

351チバQ:2014/08/10(日) 19:36:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140809/mds14080922380013-n1.htm
イスラム過激派、対米テロ活発化か 周辺国は飛び火警戒
2014.8.9 22:38 (1/2ページ)[イラク]

イラク北部シンジャールで崖に座り込むヤジド派住民=2005年9月(AP=共同)
 【カイロ=大内清】イラク北部での米軍によるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への空爆を受け、同組織をはじめとするイスラム過激派は、報復として米国や米国を支持する国々へのテロ戦術を活発化させる可能性が高い。

 これまでのところ、米軍の空爆についてのイスラム国の声明は確認されていない。ただ、イスラム国はもともと、2003年のイラク戦争後に対米闘争を展開した武装勢力を母体としており、6月のイラク北部モスル制圧後も各地で自爆テロなどをくり返してきた。

 今年初めに袂(たもと)を分かったとはいえ、国際テロ組織アルカーイダが唱える全世界的な「ジハード(聖戦)」には今も強く共鳴。全イスラム教徒を導く「カリフ制国家」を自称する現在は、アルカーイダに代わるジハード主義勢力の“元締め”の地位を狙っているとみられるだけに、対米テロを強めようとするのはむしろ自然の流れだといえる。

 米軍の空爆については、フランスのオランド大統領が8日、「参加の用意がある」と表明したほか、ドイツのシュタインマイヤー外相もロイター通信に「短期的には空爆が唯一の道だ」と支持を言明。こうした国々がテロの標的となることも十分に考えられる。

 一方、9日現在、イラク周辺のイランやトルコ、アラブ諸国は空爆に明確な反応を示していない。各国は6月以降、イスラム国の急速な勢力拡大に強い危機感を示してきたが、その半面、米国の軍事介入を嫌う国内世論への配慮やイスラム国との戦いの矢面に立つことへのためらいがあるとみられる。

 イスラム国はここ数年、その活動範囲であるイラクや内戦下のシリアで、欧米を含む外国出身の戦闘員を吸収し勢力を拡大。戦闘技術を磨いた戦闘員の一部はすでに母国に帰還を始めているとされ、汎アラブ紙アッシャルクルアウサトなどによると内戦状態に陥りつつあるリビアでは現地のイスラム系民兵組織に参加している者も多いという。

 各国政府には、潜在的脅威であるこれら「帰還兵」が、米軍の空爆をきっかけにテロ活動に向かう事態は避けたいとの思惑がある。

352チバQ:2014/08/10(日) 20:46:10
http://mainichi.jp/select/news/20140810k0000m030038000c.html
イラク空爆:経済利権死守も狙い…米大手、油田開発
毎日新聞 2014年08月09日 20時00分(最終更新 08月09日 22時31分)

「イスラム国」に対抗して展開するクルド人部隊「ペシュメルガ」の兵士たち=イラク北部アルビル近郊で2014年8月8日、ロイター
 【カイロ秋山信一】米軍がイラク北部のクルド人自治区周辺で、イスラム過激派組織「イスラム国」への空爆を始めた。自治区は治安が保たれ、多くの外国企業が進出する。新規の油田開発も進んでおり、自治区へのイスラム国の侵攻を許せば混乱拡大は必至だ。米国が軍事介入に踏み切った背景には、人道的見地や自国民保護だけでなく、経済利権を守りたい思惑も透けて見える。

 「テロリストと戦うには、もっと武器が必要だが、イラク政府は助けてくれない。だから我々は米国に支援を求めたのだ」。クルド自治政府のファラハ・ムスタファ外相は8日、地元メディアにこう語り、米軍への期待感を表した。

 オバマ米大統領はクルド人自治区にいる米国人の安全確保と、宗教的少数派の保護を軍事介入の目的に挙げた。米軍が8日に実施した空爆はいずれも自治区の中心都市アルビル付近で、自治区防衛に重点が置かれていることが鮮明になった。アルビルには米軍の軍事顧問団が拠点を置き、クルド人部隊ペシュメルガとの連携を図っている。米軍の空爆後、ペシュメルガも地上からイスラム国を攻撃している模様だ。

 2003年のフセイン政権崩壊後、イスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立などで、イラクの治安情勢は一貫して不安定だ。しかし、クルド人が大半を占める自治区は治安や政情が安定している。治安の安定は欧州やトルコからの投資も呼び込み、アルビルには高層ビルが建ち並び「第2のドバイ」とも称される。自治政府によると、13年の経済成長率は12%に上る。

 自治区の魅力の一つが未開発の油田だ。現在の原油生産量は日量約40万バレルで、イラク全体の1割程度。だが原油埋蔵量はリビアと同等の450億バレル以上(国別の世界9位に相当)とも推定される。既に米国の石油メジャーなどが開発に乗り出しており、軍事介入には石油利権を守る意味合いもあるとみられる。

353チバQ:2014/08/11(月) 18:20:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3022795?ctm_campaign=next
イラク首相、大統領の「憲法違反」で法的措置へ 首都に部隊展開
2014年08月11日 12:00 発信地:バグダッド/イラク
【8月11日 AFP】イラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相(64)は11日未明、国営テレビ放送で演説し、フアード・マスーム(Fuad Masum)新大統領が憲法に違反したと批判、法的措置を取る意向を表明した。また首相はこれに合わせ、首都バグダッド(Baghdad)各地に大規模な治安部隊を展開させた。

 マリキ首相は、7月末に新大統領に選出されたクルド人有力政治家のマスーム大統領について、自身を次期首相候補に指名しないことなどによって2度にわたり憲法に違反したと非難した。

 4月末に行われた議会選挙では、マリキ首相が率いるイスラム教シーア派の「法治国家連合」が圧勝。だがイスラム教スンニ派の過激派武装組織が6月9日にイラク攻撃を開始しイラク北部の広域を掌握したことから、マリキ首相は高まる退陣圧力に直面している。

 さらに、首相候補を指名できる議会の最大会派に関する憲法解釈をめぐり各派閥が対立するなど、議会政治も混乱に陥っている。

 一方、治安当局筋がAFPに語ったところによると、首都各地にはテレビ演説の約1時間半前に当たる10日午後10時半ごろから、非常事態に相当するほどの大規模な治安部隊が展開された。憲法に関するマリキ首相の主張が妥当なものかは定かではないが、首都への対テロ特殊部隊を含む治安部隊の展開は、自身の権力を誇示する狙いがあるのは明らかだ。(c)AFP/Abdelhamid Zebari

354チバQ:2014/08/11(月) 18:21:46
http://www.afpbb.com/articles/-/3022684
「イスラム国」が勢力拡大を続ける5つの理由
2014年08月11日 14:02 発信地:バグダッド/イラク

【8月11日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が過去数週間にイラク北部の町などを相次いで武力制圧しているのを見ると、ISは数的に相手を圧倒しているように感じられる。

 6月9日の襲撃でイラク政府軍を敗走させ、イラク第2の都市モスル(Mosul)を制圧したISは、先週から再び攻勢をかけ、各地の戦線でクルド人自治区の民兵組織部隊を度々撃退している。

 だがISの部隊の規模は比較的小さく、その力は数ではない。軍事専門家が見た、ISが武力により勢力拡大を続ける理由5つを以下に挙げる。

■兵器の接収

 ISは、制圧した相手部隊から接収した戦車や高機動多目的装輪車両、ミサイル、その他の重火器などを活用している。

 2か月前のISの攻勢でイラク政府軍が置き去りにした兵器は、ISの能力を大きく変化させた。これらの兵器は米国製が多い。

■シリアでの経験

 ISは以前からイラクに足場を持っていた。だが現在の姿に変わったのは、隣国シリアでの戦闘を通じてだった。

「シリアでの3年間の戦闘はISにとって、訓練と学習のまたとない機会となった」と、米国を拠点とする情報コンサルティング会社のソウファン・グループ(Soufan Group)は最近の声明で述べている。

■戦闘の選択

 ISは鋭い洞察力で戦闘を選択してきた。ISが力を注ぐのは、支持の得られるスンニ派地域での戦闘や、重要なインフラ拠点、防衛能力の低い施設などの標的だ。またISは不必要な犠牲者を出さないことで勢いと内部の結束を保っている。

■効果的なプロパガンダ

 ISは抵抗を受けずに都市などを制圧するため、「恐怖」を用いてきた。ISは切断された頭部やバラバラの遺体などの画像をインターネットなどに投稿し、急進的な若者にアピールする一方で敵側に恐怖を植え付けてきた。

「(ISは)人を超えた悪というような幻想を与えている」とソウファン・グループのパトリック・スキナー(Patrick Skinner)氏は語る。先週、ISがあと数時間でイラク北部の都市シンジャル(Sinjar)に到着すると警告すると、恐慌状態となった住民はシンジャルから避難した。

「PRと脅迫はISの重要な戦術だ」と、危機管理会社AKEグループ(AKE Group)のジョン・ドレーク(John Drake)氏は語る。「接収した兵器を全て使うかどうかにかかわらず、ISはそれらを撮影し、プロパガンダに利用する」

■弱い敵

 ISが強力に見える最大の理由は、相手側勢力の弱さだろう。

「クルド人自治区の民兵組織部隊はイラク国内の基準では比較的優れているとされているが、彼らは軽装備の歩兵部隊だ。サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領と戦った経験のある人員はいなくなり、若者たちに置き換わっている」と、米シンクタンク「戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies、CSIS)」のアンソニー・コーズマン(Anthony Cordesman)氏は指摘した。(c)AFP/Jean Marc MOJON

355チバQ:2014/08/11(月) 18:29:46
http://www.asahi.com/articles/ASG8C0GL8G8BUHBI237.html
トルコ大統領、エルドアン氏が当選確実 超長期政権狙う
アンカラ=吉武祐
2014年8月11日10時13分
大統領選で勝利したエルドアン首相は10日、アンカラで支持者に手を振って感謝した=AP

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 トルコで10日、国民が初めて直接選ぶ大統領選があり、即日開票の結果、親イスラムの与党・公正発展党(AKP)のエルドアン首相(60)が過半数の票を得て当選することが確実になった。地元の報道によると、得票率は52%前後の見込み。強権色を強めるエルドアン氏は、超長期政権を築く第一歩にする意向だ。

 国家元首の大統領職は国会議員による投票で選ばれてきたが、2007年に国民の直接投票に変更され、今回が初の選挙。現在は、政党に属さず政治には口を出さない儀礼的な役割だが、エルドアン氏は大統領権限を強める方針で、そのための憲法改正も視野に入れている。

 エルドアン氏は03年から首相として安定政権を率い、1人あたりGDPを約3倍にするなどの経済発展の実績を誇る。イスラムの価値観を重視し、信心深い人たちや低所得者層の間で熱狂的な支持がある。

357チバQ:2014/08/11(月) 18:42:07
http://mainichi.jp/select/news/20140811k0000e030095000c.html
トルコ大統領選:エルドアン氏圧勝得票率52%権限強化へ
毎日新聞 2014年08月11日 11時11分

 【エルサレム大治朋子】トルコで10日、大統領選挙の投票が行われ、即日開票された。大統領はこれまで議会が選出してきたが、初めて国民の直接選挙で選ばれた。地元メディアによると、与党・公正発展党(AKP)を率いるエルドアン首相(60)が過半数を得て当選確実となった。28日に就任する。

 地元メディアの開票速報(98%)によると、エルドアン氏は過半数の得票率51.95%を獲得した。野党有力2党の統一候補として出馬したイスラム協力機構(OIC)の前事務局長、イフサンオウル氏(70)は38.34%だった。正式な得票結果は11日に発表される予定。

 エルドアン氏は首都アンカラのAKP本部で、支持者ら数千人に「今日は画期的な日だ。トルコは生まれ変わるのだ」と、勝利を宣言した。直接選挙を機に、象徴的だった大統領の権限が強化される見通し。任期はこれまでの7年から5年に短縮された。

 エルドアン氏は2003年から首相を務めてきた。「緩やかなイスラム主義」を掲げながら大胆な経済改革を断行。過去10年で国内総生産(GDP)を約3倍に押し上げるなど大幅な経済成長を成し遂げた。

358チバQ:2014/08/12(火) 01:25:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140811-00000087-jij-m_est
アバディ副議長を首相指名=マリキ氏反発、政局一層混迷へ―イラク
時事通信 8月11日(月)21時48分配信

 【カイロ時事】イラクのマスーム大統領(クルド人)は11日、アバディ連邦議会副議長を首相候補に指名し、組閣を要請した。続投を目指すマリキ首相の反発は必至。イスラム過激派に対する米軍の限定的な空爆作戦が続く中、イラク政局は一層混迷を深める事態になりそうだ。
 アバディ副議長は、マリキ氏に反発するイスラム教シーア派議員の勢力が主導して候補に立てた。マリキ氏は、自身が率いるシーア派「法治国家連合」が4月末の議会選で第1会派になったことを理由に続投が妥当と訴えていたが、マスーム大統領は国内外でマリキ氏続投への反対が強まっている状況を踏まえ、アバディ氏を選んだ。
 一方、マリキ氏はマスーム大統領を憲法違反で裁判所に訴えた。マスーム氏が憲法規定に従い、7月24日の就任から15日以内に新たな首相を指名しなかったことを理由としている。裁判所はマリキ氏が指名されるべきだと判断しているとされ、首相の座をめぐり激しい正当性争いが繰り広げられそうな状況だ。 
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359とはずがたり:2014/08/12(火) 10:13:35
>政府の主要機関が入っている建物の周辺などに、マリキ首相に忠誠を誓う軍の戦車や治安部隊が展開している
更なる内戦の危機ですな。マリキはどうしようもないなぁ。。

イラク戦争当時から俺が主張してる様にイラクは連邦制を導入して事実上解体するしかないんちゃうか。将来的にはクルド人・シーア派・スンニ派の3国家鼎立になってもやむを得ない。

イラク マリキ首相「続投」強調
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140811/k10013721551000.html
8月11日 13時09分

イラクでイスラム過激派組織に対するアメリカ軍による空爆が続くなか、事態打開のための挙国一致の政権づくりに向けて去就が注目されるマリキ首相は、改めて首相を続投する考えを示すとともに大統領を批判し、政治的な対立が浮き彫りとなっています。

イラクでは、アメリカ軍が攻勢を強めるイスラム教スンニ派の過激派組織に対して空爆を続けていて、事態の鎮静化に向けて挙国一致の政権づくりが求められています。
こうしたなかマリキ首相は10日、国営テレビを通じて緊急に演説し、改めて首相を続投する意向を示したうえで、「大統領は憲法に違反している」と述べ、首相を指名する手続きを巡って、新たに選出されたばかりのクルド人勢力出身のマスーム大統領を批判しました。
イラクでは、イスラム教の宗派間の対立を激化させたことが過激派の勢力拡大につながったとして、マリキ首相の退陣を求める声が高まっています。
現地からの報道によりますと、首都バグダッドでは、政府の主要機関が入っている建物の周辺などに、マリキ首相に忠誠を誓う軍の戦車や治安部隊が展開しているということで、首相への退陣圧力が強まっていることに反発した動きと見られています。
マリキ首相が退陣を拒否し大統領を批判したことで、政治的な対立が改めて浮き彫りとなり、事態の打開に向けた見通しが立たない状況です。

米「マスーム大統領を全面的に支持」
アメリカ国務省のハーフ副報道官は10日、声明を発表し、「イラクで起きている状況を注視するとともに、イラク側の指導者たちと連絡を取り合っている」としたうえで、「イラクの憲法を守る担い手として、アメリカ政府はマスーム大統領を全面的に支持する」と述べ、マスーム大統領への支持を強く打ち出しました。
さらにハーフ副報道官は、新しいイラクの首相は国民の意見が集約されて選ばれた代表者であるべきだと強調したうえで、「強制的なやり方によって成し遂げられる試み、それに憲法上の手続きや司法のプロセスを不正に操作する試みをアメリカ政府は拒絶する」と述べて、退陣の圧力に反発して首都バグダッドに軍を展開しているとされるマリキ首相を強くけん制しました。
そして、イスラム教スンニ派の過激派組織と対抗するために、アメリカ政府としてイラクの挙国一致の新たな政権作りを支援していく意向を示しました。

360とはずがたり:2014/08/12(火) 10:30:04
イスラム帝国伝統の政策ですな〜。
1世帯55万イラクディナール(約4万8000円)の納付ってどの位の負担なんやろ。

「イスラム国」:キリスト教徒人頭税 拒否すれば処刑も
http://mainichi.jp/select/news/20140722k0000m030046000c.html
毎日新聞 2014年07月21日 20時51分(最終更新 07月24日 12時16分)

 【カイロ秋山信一】イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が7月中旬、支配下に置くイラク北部モスルのキリスト教徒に対して人頭税(ジズヤ)の支払いを命じたことに、国内外から非難が高まっている。モスルには7世紀のイスラム教創始以前からキリスト教徒が暮らしてきたが、数万人が迫害を恐れてクルド自治区などに逃れた。

 「宗教や民族の違いを理由に組織的な迫害を加えることは人道に対する罪だ」。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は20日に声明を出し、イスラム国による異教徒迫害を非難した。マリキ首相も「テロリストの極端な犯罪志向が明らかになった」と批判した。

 イラクからの報道によると、イスラム国は今月18日、キリスト教徒に人頭税を課すとの布告を出し、19日までにイスラム教への改宗、納税、モスルからの退去のいずれかを選ぶように迫った。米CNNテレビによると、1世帯55万イラクディナール(約4万8000円)の納付を要求し、拒否した場合は処刑することも示唆した。

 イスラム国家は、人頭税の支払いと引き換えに、同じ一神教のユダヤ教徒やキリスト教徒らの信仰を容認してきた歴史がある。イスラム国家復活を目指す「イスラム国」も、これに倣ったとみられ、シリア北部でも同様の統治を行っている。

 モスルではイスラム国が侵攻した6月上旬以降、迫害を恐れるキリスト教徒やシーア派住民ら数十万人がクルド自治区などに避難した。

361とはずがたり:2014/08/12(火) 10:33:15
一度過激派に政権取らせてみれば穏健化するんでないの?今は異教徒の圧迫で何を云ってもやっても逆効果なような。。そもそも貧困対策とかで政府が無策・無能なのがいけない。。政府はその他にも色々やらなあかんことあるんやろうけど・・。

中東:7月の死者9000人 「アラブの春」以降最悪
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m030063000c.html
毎日新聞 2014年08月06日 20時10分(最終更新 08月07日 00時40分)

 【カイロ秋山信一】紛争やテロ事件が相次ぐ中東諸国で、今年7月だけで死者が計約9000人に上ったことが分かった。2011年の民主化要求運動「アラブの春」以降、1カ月の死者としては最悪となった。

 シリア内戦やパレスチナ自治区ガザ地区の紛争に加えて、イラク、リビア、イエメンで紛争が拡大。エジプトやチュニジアでもイスラム過激派によるテロや軍との衝突が頻発した。8月に入っても各地で武力衝突が継続しており、中東の混迷は深まっている。

 国連や各地の保健当局・人権団体によると、7月の紛争に関連した死者は▽シリア5342人▽イラク1737人▽ガザ地区約1400人▽イエメン約300人▽リビア約120人。

 シリアとイラクではイスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を広げ、政府軍やシリア反体制派、少数民族クルド人との衝突が激化した。ガザ地区では7月上旬からイスラエル軍の攻撃が強まり、死者が急増。イエメンではイスラム教シーア派武装組織と政府軍、リビアでは世俗派民兵とイスラム武装勢力の対立が激化した。

 こうした紛争地は、「アラブの春」で独裁体制が崩壊し、混乱が続いている国が多く、イスラム過激派の勢力拡大が混乱に拍車をかけている。

362チバQ:2014/08/12(火) 19:06:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140811/mds14081123280010-n1.htm
イラク次期首相にアバディ氏指名 マリキ氏は抵抗、部隊展開し恫喝
2014.8.11 23:28 (1/2ページ)

イラクの次期首相候補に指名されたアバディ氏=2009年12月5日、バグダッド(AP)
 【イスタンブール=大内清】イスラム過激派との戦闘が続くイラクのマアスーム大統領は11日、マリキ首相に代わり、イスラム教シーア派連合が推すアバディ第1副議長を新首相候補に指名した。ロイター通信が伝えた。ただ、首相続投を主張するマリキ氏は今後も抵抗を続けると予想され、国際社会が求める「挙国一致政府」樹立が順調に進むかはなおも不透明だ。

 マリキ氏は10日、マアスーム氏が議会最大勢力を率いる自分を首相候補に指名しないのは「憲法違反だ」と非難した。これに前後してマリキ氏は、首都バグダッドに指揮下の特殊部隊を展開。自身を排除しようとする各政治勢力への“恫喝(どうかつ)”とみられる。

 これに対しケリー米国務長官は11日、「マアスーム氏を支持する」と述べてマリキ氏側を牽制(けんせい)するとともに、各政治勢力が政治的駆け引きに武力を使用しないよう自制を促した。

 イラクでは、少数民族クルド人が名目的な国家元首の大統領に、多数派のイスラム教シーア派アラブ人が行政権限を持つ首相に、スンニ派アラブ人が国会議長に就くのが慣例で、大統領の指名を受けた首相候補が組閣にあたる。アバディ政権が実際に発足するには閣僚名簿の議会承認が必要となることから、当面は各勢力の綱引きが続きそうだ。

 マリキ氏が率いるシーア派会派「法治国家連合」は今年4月の議会選で第1勢力となった。

 しかし、スンニ派過激組織「イスラム国」が急速に勢力を拡大した6月以降、マリキ政権の過度なシーア派優遇が国内分裂を招いたとしてスンニ派や一部のシーア派勢力がマリキ氏退陣を要求。イラクを支援する米国も、危機克服には全勢力の合意が重要だとして、実質的にマリキ氏への退陣圧力を強めていた。

363チバQ:2014/08/12(火) 19:12:53
http://mainichi.jp/select/news/20140812k0000e030180000c.html
イラク:首相指名で政界混迷 マリキ氏認めず
毎日新聞 2014年08月12日 11時01分(最終更新 08月12日 11時22分)

 【カイロ服部正法、ワシントン及川正也】イラクのマスム大統領は11日、シーア派のハイダル・アバディ連邦議会副議長を次期首相に指名した。挙国一致体制を優先するため、スンニ派やクルド人などから「シーア派偏重」と批判されるマリキ首相を退陣に追い込む構えだ。オバマ米政権も支持を表明した。これに対しマリキ氏は同夜、指名を認めない意向を表明。同氏の反発でイラク政界は一層混迷を深めそうだ。

 イラク北部などでスンニ派中心のイスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大、米軍の軍事介入を招く中、イラク内政の混乱は対イスラム国戦線にも影響を与える可能性がある。

 ロイター通信によると、アバディ氏は指名を受け「テロリストに対抗するため我々は協力しなければならない」と国営テレビで述べ、宗派・民族間の対立解消を訴えた。イラクでは4月の総選挙でマリキ派の党派が最多議席を獲得したが、反マリキ派から異論が出て首相を決められない状態が続いていた。

 イラク憲法は議会最大会派からの首相選出を規定している。国営テレビは11日、最高裁がマリキ派の党派を最大会派として認めたと伝えていた。

 一方、オバマ米大統領は11日、アバディ氏の新首相指名について、宗派を超えた挙国一致内閣樹立に向けた「重要な一歩」と歓迎し、支持を約束するとともに早期の組閣に着手するよう求めた。

 オバマ政権は「シーア派偏重」とされるマリキ氏の続投には消極的だった。マリキ首相側は反発を強めているが、ケリー米国務長官は「マリキ氏が状況を混乱させないよう望む」と強調した。

 オバマ氏は声明でアバディ氏を「支持する」と明言。「(電話で)アバディ氏にすべてのイラク人を包括し、代表する新たな内閣をすみやかに発足させるよう促した」と明かした。そのうえで「すべての政治的指導者が政治プロセスを通じ、平和的に協力するよう求める」と述べ、反発を強めるマリキ氏の動きをけん制した。

 オバマ政権は、イスラム国に対抗するためにも、挙国一致政権の樹立が必要だと認識している。マリキ氏の「続投阻止」は米国にとって思惑通りの展開だが、マリキ氏側の抵抗を食い止められるかは見通せていない。

364チバQ:2014/08/12(火) 19:13:40
http://mainichi.jp/select/news/20140812k0000e030198000c.html
イラク:「明日どこに行けば…」イスラム国に追われ
毎日新聞 2014年08月12日 11時40分(最終更新 08月12日 13時19分)


イラク北部アルビルの路上で避難生活を送るラヒアさんの一家。地べたに座る母親に抱かれて、2歳のフセイン君が眠っていた=2014年8月11日午後、秋山信一撮影
 【アルビル(イラク北部)秋山信一】気温40度を超える炎天下、イラクの少数民族シャバクの一家5人が、幹線道路沿いの建物の陰で一息ついていた。北部クルド人自治区の中心都市アルビル。モスル郊外の故郷は6月にイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の手に落ちた。2カ月を超える流転の生活で、所持金は底を突いた。「明日はどこに行けばいいのか」。ラヒア・マフムードさん(40)は途方に暮れた。長男フセイン君(2)が母親の腕の中で泣き出した。

 シャバクは16世紀からイラク北部モスルに定着。多くはイスラム教にキリスト教の要素が加わったとされる宗教の信者だ。

 記者がアルビル入りした10日、約40キロ西では米軍がイスラム国の部隊を空爆し、地上ではクルド人部隊が戦っていた。住民によると、イスラム国が自治区に近いカラコシュに進攻した7日には緊張が高まったが、空爆が始まった8日以降は平静を取り戻した。

 しかし幹線道路から一本入ると、イスラム国の支配地域から逃れ、建設途中のビルに身を寄せる人々が散見される。牧畜を営んでいたラヒアさんも避難民の一人だ。6月中旬、イスラム国の戦闘員2人が自宅に来た。ラヒアさんはイスラム国が敵視するシーア派系。「イスラム教徒はこんなことはしない」。口をついた言葉が男たちを逆上させ、銃を突きつけられた。

 自宅には2〜9歳の4人の子供もいた。「こんな幼子も殺すのか」と言うと、男たちは銃を下ろした。着の身着のまま逃げ出し、自宅や80匹の羊を失った。近くの村々を転々とし、8月上旬にアルビルに来たが、身寄りもなく、路上生活を送るしかなかった。

 イスラム国は「抑圧された人々を救い、神の支配を実現する」として、支配地域でのスンニ派の厳格な教義の適用を強制。住民に飲酒や喫煙を禁じ、女性にはニカブ(目以外の全身を覆う黒布)の着用を義務付ける。一方でスンニ派以外のイスラム教徒や異教徒を迫害。支配地域でキリスト教教会が破壊されたり、女性が暴行を受けたりする事案などが起きているほか、クルド人系の宗教少数派ヤジディー教徒が800人規模で殺害・拉致されたとも伝えられている。

365チバQ:2014/08/12(火) 19:13:55
 仮住まいを見つけた避難民も不安定だ。中学3年生のトーマ・アムルさん(14)は、アルビル北部の中学校の一室で、生後10カ月の双子を含む親戚20人と暮らす。約7000人のキリスト教徒が住むカラコシュ出身だ。6日夜にクルド人部隊が突然撤収し、住民の大半が自治区に逃げた。

 キリスト教系の政党がクルド自治政府に依頼し、学校での避難生活が認められた。約15畳の部屋にカーペットを敷いて暮らす。食事は近所の人が差し入れた野菜やパンでまかなう。だが、3週間後に学校が再開されれば、退去を迫られる運命だ。

 トーマさんは、カラコシュの教会で宗教儀式を手伝っており、将来は聖職者になりたいと思っている。「イスラム国のことはよく分からない。だけど宗教が説くのは、愛と平和のはずだ」

366チバQ:2014/08/13(水) 18:07:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014081302000112.html
イラン、アバディ氏支持 イラク首相候補 マリキ氏見限りか
2014年8月13日 朝刊

 【カイロ=中村禎一郎】イラン国営のアラビア語衛星テレビ・アルアラム(電子版)によると、イランのザリフ外相は十二日、イタリアのモゲリーニ外相とイラク情勢について電話会談し、イラクのマスーム大統領が新首相候補に指名したアバディ氏に、「挙国一致政権」を早期に樹立するよう求めることで一致した。イランが事実上、アバディ新首相の誕生を支持した形。マリキ首相からの政権交代が進む可能性が高まった。

 イスラム教シーア派国家のイランは、イラクのシーア派の後ろ盾とされ、マリキ政権もシーア派主体のメンバーとなっている。イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の脅威が強まる中、後ろ盾のイランがマリキ氏を見限ったとの見方が出ている。

 一方、AFP通信によると、米国やフランス、トルコなど各国も相次いでアバディ氏の新政権樹立を歓迎する姿勢を表明。マリキ氏は三選を目指す構えを崩していないが、国際社会の退陣圧力が強まる中、権力の維持は難しいとの見方が支配的となっている。

 イラクでは、四月の連邦議会選挙でマリキ氏が率いる政党グループ「法治国家連合」が勝利したものの、過半数には届かなかった。法治国家連合はマリキ氏の三選に向けて連立交渉を続けてきた。

 だが、シーア派を偏重してきたマリキ氏に対するスンニ派勢力の反発は強い。さらに、シーア派からはスンニ派の過激派組織「イスラム国」の進攻を招いた責任を問う声も上がり、新政権が樹立できない状態が続いていた。

 バグダッド在住の政治評論家ハダド氏は本紙の取材に、イラクのスンニ派勢力もアバディ氏を容認する意向を示していると指摘。「イランは、隣国のイラクを不安定化させるマリキ氏よりは、アバディ氏を支持する方が得策だと判断したのだろう」と話している。

367チバQ:2014/08/16(土) 00:54:57
http://mainichi.jp/select/news/20140816k0000m030079000c.html

米政権:新たな「重荷」負う 外交工作でマリキ氏辞任

毎日新聞 2014年08月15日 20時46分(最終更新 08月15日 20時49分)

 【ワシントン及川正也】イラクの挙国一致体制構築には「マリキ首相交代」が不可欠とみていたオバマ米政権は、イラク国内外を巻き込んで「包囲網」を固めてマリキ氏を辞任へ追い込んだとして、外交工作の成果をアピールしている。しかし、勢力を拡大するイスラム過激派組織「イスラム国」への対処や、脆弱(ぜいじゃく)なイラク軍の立て直しなど新たな課題を解決する道筋は描けていない。

 マリキ首相の辞意が公表される前、オバマ大統領は休暇中の北東部マサチューセッツ州で声明を発表。「最も重要なのは、イスラム国に対して形勢を逆転するためイラク国民が一致結束するよう求めることだ」と語った。

 オバマ政権はマリキ首相が自派のイスラム教シーア派を偏重したことが国内の混乱やイスラム国の増勢を招いたと判断。マリキ首相に見切りを付け、退陣に追い込むための外交工作を展開してきた。

 ケリー米国務長官は辞任を拒絶するマリキ首相に「状況を混乱させるべきではない」とけん制。オバマ大統領が欧州やカナダなど主要国首脳と連絡を取る一方、バイデン米副大統領はイラク国内の政治指導者らと協議し、首相指名されたアバディ連邦議会副議長を中心とする「挙国一致政権」樹立への支持拡大に動いた。

 14日、マリキ首相退陣表明を受けライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)がイラク国内外からアバディ氏への「幅広い支持」が集まったと強調したのは、米国の外交工作が奏功したとアピールする狙いがある。

 オバマ政権はイラク北部で8日から、イスラム国の拠点などに対し空爆を続けている。地上軍派遣など大規模な軍事作戦を回避するオバマ政権にとって、イラクの治安回復には課題が多い。クルド人治安部隊やイラク軍への軍事支援を強化し、イスラム国への抗戦能力の向上を側面支援する方針だが、イラク軍の脆弱さはオバマ大統領も認める「誤算」だった。米軍によるイラク軍への訓練強化の必要性も指摘されるが、軍事顧問団などの派遣が長期化すれば安全確保なども新たな課題になる。イラク問題はオバマ政権の新たな「重荷」になりつつある。

368チバQ:2014/08/16(土) 00:55:25
http://mainichi.jp/select/news/20140816k0000m030078000c.html

イラク:北部で国外クルド勢力「共闘」 イスラム国攻撃に

毎日新聞 2014年08月15日 20時43分(最終更新 08月15日 23時24分)

 【アルビル(イラク北部)秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」の侵攻が迫るイラク北部のクルド人自治区周辺で、シリア、トルコ、イランの周辺3カ国を本拠とするそれぞれのクルド人武装組織が、クルド自治政府の治安部隊に加勢していることが15日、自治政府関係者への取材で分かった。クルド人は国ごとに分断されてきたが、イスラム国の脅威を前に「共闘」が実現した形だ。

 自治政府関係者や有力政党クルド愛国同盟の幹部によると、3カ国のクルド人組織は8月上旬、イスラム国が北西部シンジャルなど自治政府の実効支配地域に侵攻したのを受けて参戦。それぞれ数百人以上の戦闘員が、自治政府の治安部隊ペシュメルガに加勢している。

 シリアのクルド人武装組織は国境を越えて、少数派ヤジディー教徒への迫害が懸念されるシンジャル付近に展開し、イスラム国と交戦。山岳地で行き場を失っていたヤジディー教徒のために、シリア側への避難路を確保した。

 トルコのクルド労働者党(PKK)や、イラン・クルド民主党の系列武装組織は、それぞれクルド人自治区内に以前から置いている拠点で活動するメンバーを動員。トルコ系クルド人の難民キャンプがあるアルビル郊外のマフムールなどで戦っている。トルコ、イランからの参戦に関してクルド自治政府は、両政府に配慮して、戦闘員が越境して参戦することは認めていないという。

 クルド人はトルコやイラクなどに推定2000万〜3000万人いるとされ、独自の国家を持たない最大の民族と言われる。クルド独立を警戒する各国政府の思惑もあり、連携はこれまで難しかった。イスラム国の侵攻を受けて、イラクの自治政府は独立への動きを強めており、他国のクルド人組織からも期待の声が高まっている。

369チバQ:2014/08/16(土) 00:58:33
http://mainichi.jp/select/news/20140815k0000m030082000c.html

クルド・ヤジディー教徒:「虐殺を止めて」…夫は撃たれた

毎日新聞 2014年08月14日 20時48分(最終更新 08月14日 21時51分)

 【ドホーク(イラク北部)秋山信一】歴史上74度目にして最悪の迫害だ−−。イラク北部でイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の侵攻を受け、クルド人自治区ドホークに逃れた少数派ヤジディー教徒が口々に訴えた。1000人以上が殺害され、女性ら500人以上が拉致されたとの情報もある。「誰でもいい。この虐殺を止めてほしい」。1000年以上にわたる歴史の中で受けた迫害を伝承しつつ、信仰を守り続ける「不屈の民」から悲痛な叫びが上がった。

 13日昼、ドホーク郊外。建設中の10階建てビルに無数の人影が見えた。近づくと、約300人のヤジディー教徒が、コンクリートに薄い布を敷いて生活していた。「故郷を取り戻して」。マヘバイ・アフマドさん(35)が強い口調で訴えた。

 イラク北部の街シンジャル。住民の証言によると、8月3日朝に惨劇は始まった。前日からイスラム国と戦っていたクルド自治政府の治安部隊が住民に何も告げずに撤収し、混乱が広がった。スンニ派の教義を絶対視するイスラム国が、ヤジディー教徒を「悪魔崇拝者」とみなし、殺害を予告していたのを知っていたからだ。

 「早く逃げましょう」。郊外の農村に住むマヘバイさんは、夫ハラフさん(40)や4人の子供に声をかけ、野菜畑の一本道を農業用トラクターが引っ張る荷車に乗って逃げた。しばらくするとイスラム国の戦闘員が乗ったトラックが追いついてきた。パン、パン−−。発砲に気づいた瞬間、荷車が横転。しばらくして起き上がると、戦闘員らが去っていくのが見えた。

 「お父さん……」。長男(16)の声がした方向に視線を移すと、ハラフさんが頭から血を流して倒れていた。応答はなかった。マヘバイさんは子供らをせかし、徒歩で再び逃げた。南から来るイスラム国を避け、北のシンジャル山を目指す。夫の遺体を置いてきた自責の念から、後ろは振り返れなかった。

 標高約1300メートルの岩がちな山には当時、数万人が避難していた。イスラム国の攻撃に加え、別の恐怖も始まった。渇きと飢えだ。強烈な日差しが照りつけ、気温は45度を超える。湧き水は山に2カ所しかない。食料もほとんどなく、岩陰で過ごす時間が1週間続いた。マヘバイさんと一緒にいた友人のイリヤス・モラーディさん(64)は「人生で一番つらい時間だった」と語った。

 クルド人民兵が10日ごろに山の西側に位置する避難路を確保し、避難民の多くは隣国シリアやトルコ、イラク領内のクルド人自治区に逃れた。だがシンジャル山に数千人が取り残され、付近で数万人がイスラム国の支配下にある模様だ。

 ヤジディー教徒の記者ナリーン・シャモーさん(27)によると、拉致された女性約50人が人身売買されたとの未確認情報もある。さらにイスラム国は、シンジャルに残るヤジディー教徒に対して「協力しなければ殺害する」と脅している。

 「多くの人が死を選ぶかもしれない」。同胞の信心深さを知るナリーンさんが、そっと目を伏せた。

 シンジャルのヤジディー教徒を救出するため、米軍は13日も、6日連続となる空爆を行ったが、地上部隊の派遣は見送った。

370チバQ:2014/08/16(土) 01:09:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140815/mds14081521250003-n1.htm
「挙国一致内閣」加速へ マリキ首相退陣表明 アバディ氏を支持

2014.8.15 21:25 (1/2ページ)

14日、退陣表明したイラクのマリキ首相のテレビ映像(AP)
14日、退陣表明したイラクのマリキ首相のテレビ映像(AP)


 【カイロ=大内清】イラクのマリキ首相は14日夜、国民向けのテレビ演説で、マアスーム大統領から指名を受けた国民議会のアバディ第1副議長を次期首相候補として認めると述べ、退陣を表明した。アバディ氏指名に強く反発していたマリキ氏の退陣表明で、国際社会が求める「挙国一致内閣」の編成作業が加速する見通しだ。

 マリキ氏は「国の利益のためにアバディ氏支持を決めた」と発言。イラク北部で戦闘を続けるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対抗するため、「今後も一兵卒であり続ける」とも語った。演説にはアバディ氏も同席した。

 マリキ氏はこれまで、4月の議会選で最大勢力となったシーア派会派「法治国家連合」を率いる自分に首相続投の資格があると主張してきた。しかし、「イスラム国」が北部の主要都市モスルを制圧した6月以降、同氏の過度なシーア派優遇が宗派対立を激化させたとして、国内外で「マリキ退陣論」が高まった。

 マアスーム大統領は今月11日、マリキ氏と同じ会派の所属ながら、他のシーア派連合が推すアバディ氏を次期首相候補に指名して組閣を要請。これに対しマリキ氏は「大統領の判断は憲法違反だ」として徹底抗戦の構えを見せていた。

 マリキ氏の姿勢転換の裏側で、政治混乱の長期化を懸念する米国や隣国イランの圧力が働いた可能性もある。

 憲法上、約1カ月以内に閣僚名簿を議会に提出しなくてはならないアバディ氏は、組閣に向けた各政治勢力との調整を開始。ポストや財源の配分を通じ、マリキ政権下で冷遇されてきたと感じているスンニ派やクルド勢力の不満をどこまで解消できるかが政権運営の成否を握る。

 ただ、シーア派に対するスンニ派の不信感は根強く、イスラム国がイラク国内で一定の支持を得た一因にもなっただけに、対立の克服は容易ではない。首相の座を失ったとはいえ、軍やシーア派民兵の一部に影響力を持つとされるマリキ氏をどのように処遇するかにも注目が集まっている。

372チバQ:2014/08/18(月) 19:37:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140818/mds14081807560005-n1.htm
【日本人拘束】
激戦地アレッポ、入り乱れる武装勢力 対立の構図、判別しにくく
2014.8.18 07:56 (1/2ページ)

動画サイト「ユーチューブ」に投稿された、イスラム国に拘束された日本人男性とみられる人物(顔を画像加工しています)
 【カイロ=大内清】日本人が拘束されたとの情報があるシリア北部アレッポの周辺は、シリア内戦の最激戦地の一つとして知られ、アサド政権側の軍部隊や反体制派武装勢力「自由シリア軍」、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」などが入り乱れる状況にある。

 同国商業の中心地だったアレッポでは2012年ごろから戦闘が激化。反体制派やイスラム過激派勢力は一部郊外を支配下に置いているものの、昨年末以降は政府軍が「たる爆弾」と呼ばれる焼夷弾による空爆作戦を強化して東部の空港周辺地域を奪還するなど反攻を進めている。

 シリアの在外人権団体などによると、これまでの政府軍の空爆や砲撃により、市内の約30%の建物が破壊されているという。

 また、ここのところは、支配地域内に厳格なシャリーア(イスラム法)による統治を敷くイスラム国など過激派勢力と、それに反発する反体制派部隊との戦闘も激しさを増しており、勢力間の対立構図が判別しにくい状況も生まれている。

 そうした中で、存在感を強めているのが、イラクとシリアにまたがって活動するイスラム国だ。

 イスラム国はもともと、ヨルダン出身のザルカウィ容疑者がイラクで率いていた武装勢力を母体とする。2003年のイラク戦争後に国際テロ組織アルカーイダに忠誠を誓い、同国でテロを展開し、13年にはシリア内戦に本格参戦した。

 現在の指導者はアブバクル・バグダーディ容疑者で、第1次大戦後に米欧列強によって引かれた現在の国境線の打破を唱える。他のアルカーイダ系組織と対立し、今年、アルカーイダ本体から“破門”されたが、今年6月にはイラク第2の都市の北部モスルを制圧し、全イスラム教徒を導く「カリフ」を自称した。

 イスラム国は、シリア内戦で調達した国内外の戦闘員や武器などの物資をイラクでの戦闘に活用しているほか、モスルなどの戦闘で強奪した多額の現金をイラク・シリア両国でのさらなる戦闘員の徴募に利用しているとされる。

373チバQ:2014/08/18(月) 19:38:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140818/mds14081811370007-n1.htm
シリア反体制組織「イスラム戦線」に同行か 戦闘取材中に拘束 地区幹部が証言
2014.8.18 11:37 [中東・アフリカ]
 内戦中のシリア北部アレッポで日本人男性が拘束されたとされる事件で、男性がシリアの反体制派武装組織「イスラム戦線」に同行していたとみられることが18日分かった。組織の地区幹部が共同通信の電話取材に応じた。男性は残したパスポートから湯川遥菜さん(42)とみられる。地区幹部は男性が過激派「イスラム国」との戦闘を15日に取材に行き、拘束されたと証言した。

 湯川さんは、自身のブログなどによると千葉市在住で民間軍事会社とする東京都江東区の「ピーエムシー(PMC)」の最高経営責任者。地区幹部は湯川さんの解放を求めイスラム国と接触を試みているが反応はなく「日本を脅して身代金を取るのでは」と語った。

 この幹部によると、湯川さんは7月28日、トルコ南部キリスの国境からシリアに入国し、「現場リポートを書きたい」としてイスラム戦線に同行していた。(共同)

374チバQ:2014/08/18(月) 20:11:39

http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000e030184000c.html
シリア:「イスラム国」、敵対部族700人を処刑
毎日新聞 2014年08月18日 12時03分(最終更新 08月18日 13時26分)

 【アルビル(イラク北部)秋山信一】在英のシリア反体制派組織「シリア人権観測所」は16日、イスラム過激派組織「イスラム国」がシリア東部デリゾール県で、敵対する部族のメンバーら700人を処刑したと発表した。反体制派主要組織シリア国民連合は16日、米国に対して、イラクだけでなく、シリアでも「イスラム国」への空爆を始めるよう要請した。

 人権観測所によると、イスラム国は7月、敵対する国際テロ組織アルカイダ系の反体制派組織「ヌスラ戦線」などを駆逐し、東部デリゾール県のほぼ全域を掌握した。だが一部の地元部族はイスラム国に反発し、戦闘に発展。イスラム国は今月に入って、服従しないシェイタト部族のメンバーら少なくとも700人を処刑した。大半は戦闘員ではなく、市民だという。

 シリア国民連合のバハラ議長は16日、トルコで記者会見し、「国際社会の沈黙は信じがたい。イスラム国による非人道的な犯罪は毎日のように起きている」と主張し、米軍などによる空爆を求めた。

 ただシリア内戦では、アサド政権、反体制派、イスラム国、クルド人の4勢力が互いに抗争している。反体制派を支援する米国にとって、イスラム国への空爆はアサド政権を利することにつながる。さらにイラクでは政府間協定に基づいて空爆しているが、シリアの場合はこうした法的根拠も乏しく、単独での攻撃は難しいのが現状だ。

ews/20140818k0000e030184000c.html

375チバQ:2014/08/18(月) 20:14:29
http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000e030177000c.html
シリア邦人拘束:アレッポ 政権と反体制派争う激戦地
毎日新聞 2014年08月18日 11時37分(最終更新 08月18日 13時16分)


シリア政府軍の爆撃により炎上したと見られる市街地に立つ男性=シリア北部アレッポで13日、ロイター

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられる湯川さんは、内戦下のシリア北部アレッポで反体制派武装組織と行動を共にしていたとみられる。アレッポはシリア第2の都市で、アサド政権と反体制派が争う最大の激戦地だ。最近ではイスラム国も勢力を伸ばし、三つどもえの戦いになりつつある。

 アレッポは交通の要衝で、古代から商業地として栄えた。2011年に内戦が始まると、アサド政権の支配が及んでいないトルコ国境から反体制派が進出、政権側と街を二分する戦いを続けてきた。アサド政権は13年冬ごろから反体制派支配地域に対して空爆を強化。命中率が低く、標的以外にも被害を及ぼす「たる爆弾」が多用され、連日のように市民の犠牲者が出ている。

 さらに東部で勢力を伸ばすイスラム国もアレッポ方面への進攻を開始し、アサド政権、反体制派と三すくみの構図となっている。

 戦闘員やジャーナリストとして外国人が入国するケースも多いが、アサド政権は反体制派の手引きで入国した場合には「テロリスト」とみなしており、攻撃対象となる恐れが大きい。イスラム国などの武装組織が身代金目的で外国人を拉致するケースもある。12年には日本人女性ジャーナリストの山本美香さんも、同市で銃撃に巻き込まれて死亡した。

 外務省は「戦闘に巻き込まれる恐れが高く、安全を確保することが非常に困難」として、同省が出す危険情報の中で最も強い「退避勧告」を出していた。

376チバQ:2014/08/18(月) 22:22:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140818-00000032-jij_afp-int
仏パリでサウジ王子の車列襲撃、現金25万ユーロ奪われる
AFP=時事 8月18日(月)16時25分配信

仏パリ郊外のルブルジェ空港近くの高速道路(2013年6月18日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】(一部更新)仏警察によると18日夜、パリ(Paris)北部でサウジアラビアの王子の車列が武装集団に襲われ、現金25万ユーロ(約3400万円)と「機密」を含む文書が強奪された。

サウジ王子が仏ディズニーランドで豪遊、19億円の出費

 車列は市内のサウジアラビア大使館からパリ郊外のルブルジェ(Le Bourget)空港に向かっていたが、パリ北部ポルト・ドゥ・ラ・シャペル(Porte de la Chapelle)付近でカラシニコフ自動小銃を持った集団に襲われた。けが人はなかった。襲撃に使われた車は盗難車で、後に燃やされた状態で見つかった。これまでのところ逮捕された容疑者はいない。

 仏日刊紙パリジャン(Le Parisien)は「機密」に相当する文書も盗まれたと報じている。警察筋はAFPに対し「異例の襲撃事件。一味は明らかに情報をよくつかんでいた。非常にまれな手段を使った」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News
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377チバQ:2014/08/20(水) 19:45:45
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140820/frn1408201538005-n1.htm
凶悪「イスラム国」の恐ろしすぎる実態 一般市民や捕虜も惨殺 シリア日本人拘束 (1/2ページ)2014.08.20


 民間軍事会社を経営する湯川遥菜(はるな)さん(42)とみられる日本人男性を拘束したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」。イラク北部とシリア東部にかけて幅広い範囲で活動を活発化させており、アルカーイダをしのぐ世界最大規模の国際テロ集団だ。捕虜や方針に従わない一般市民を容赦なく惨殺するという、他の過激派組織とは比しない残忍さで知られている。

 湯川さんは、シリア北部アレッポ郊外バーブで拘束されているという情報がある。直前まで同行し、イスラム国とも戦闘を続ける反体制派武装組織「イスラム戦線」の地区幹部は共同通信の取材に対し、「命を賭けてでも助ける」と明言。自分たちが拘束しているイスラム国の戦闘員との「捕虜交換」を提示しているが、イスラム国から明確な返答はないという。

 ロイター通信によると、イスラム国は19日、シリア内戦の取材中に武装グループに拉致され、行方不明になっていた米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏とみられる人物を処刑する映像を公開した。

 中東だけでなく世界全体の脅威となっているイスラム国。もともとは2003年のイラク戦争後、国際テロ集団アルカーイダに忠誠を誓い、イラクでテロを展開していたが、13年に隣国のシリア内戦で台頭した。昨年末から再びイラクでの攻勢を強め、今年6月、国境を越えた「イスラム国」の樹立を宣言し、組織名もイスラム国を名乗ると発表した。

 指導者のバグダディ容疑者は、イスラム教にとって最高権威である「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」を名乗り、世界のイスラム教徒に結束を呼びかけている。

 「米軍がイラクから引き上げた後、シーア派のマリキ政権下で弾圧されたスンニ派の部族指導者らを取り込み、急速に支配地域を広げた。決定的な出来事は、今年6月に、イラク第2の都市モスルを制圧したこと。十何倍もいるイラク政府軍を破り、政府軍は武器や戦車を残して逃げてしまった。そこで大量の武器が手に入り、市内の銀行からカネを奪って、戦闘レベルが一気に上がった」

 『イスラムのテロリスト』(講談社+α新書)などの著書がある軍事アナリストの黒井文太郎氏は、急拡大の背景をこう分析する。

 規模は一万数千人ともいわれる。黒井氏は「コアなメンバーはそれほどいない。メンバーは流動的で、これ以上増えることはないだろう」と指摘するが、インターネットなどで若者を勧誘し、ヨーロッパやロシアのチェチェンなど海外の志願兵も多いという。

 最も狂信的な組織とされ、容赦なく殺害する残忍さは類をみない。他の過激派組織との衝突も多く、路線の違いや残虐性から、今年2月にはアルカーイダ本体から断絶された。

 「自分たちに従わない者は見せしめに殺すというもので、捕虜は片っ端から首を切り、支配地域にある民間人やほかの宗派への暴力行為、処刑も頻繁に行われている。イラク北部の少数派のヤジディ教徒の住民は改宗を迫られ、殺害された。7世紀のイスラム社会に戻すことを目指していて、窃盗した人は手足を切断するなど、当時のイスラムの法律を厳格に適用しようとしている。彼らにしてみれば、正しいイスラム国家のあり方であり、悪いことをしている意識はない」(黒井氏)

 人、武器だけでなく、シリア東部の油田も獲得し、資金力も豊富にあるとされるイスラム国。黒井氏は「アルカーイダは弱体化しており、テロワールドから退場している。過去にもイスラム国ほど領土を広げた過激派組織はなく、圧倒的な存在感で、しばらくは台風の目になるだろう」とみている

378とはずがたり:2014/08/21(木) 11:02:37
アルカイダ上回る残虐さ=女性を性奴隷、身代金誘拐―弱体化は当面困難・イスラム国
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140818X135.html
時事通信2014年8月18日(月)06:53

 日本人男性を拘束した可能性があるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は、異教徒を敵視して殺害するなど、その残虐さは源流の国際テロ組織アルカイダも上回る。シリアとイラクをまたぐ地域で6月にイスラム国家樹立を宣言し、イラク軍から奪った兵器で戦闘力を高めており、米軍による空爆でも弱体化させるのは困難との見方もある。

 イスラム国はシリア内戦に介入後、「イラク・シリアのイスラム国」と名乗り、自爆攻撃を多用するほか、シリア軍兵士を処刑したり、首を切り落としたりして、過激な活動で存在感を誇示してきた。シリアで別のアルカイダ系組織で反体制派の「ヌスラ戦線」と交戦を始めたため、アルカイダ指導部は破門扱いとした。

 イラク北部で6月以降、支配地域を急激に広げており、少数派のキリスト教徒やクルド人少数派ヤジディ教徒を迫害。特にヤジディ教徒に対しては「悪魔崇拝」と汚名を着せて改宗を迫り、拒否すれば殺害しているとの情報もある。また、ヤジディ教の女性を性奴隷にしていると伝えられる。

 最近も、イスラム国に加わったオーストラリア人の男の息子とみられる少年(7)が切断されたシリア兵の頭部を持つ写真が豪紙に掲載され、同国のアボット首相は「この組織がどれほど残虐かを示す証拠が次々出てくる」とコメントした。

 国際テロに詳しい外交筋は、「イスラム国はインターネットを使った巧みな宣伝活動で実態以上の存在感を示しており、欧米からも若者が相次いで加わっている」と指摘する。支持者からの献金や武器の転売、文化財や麻薬の密売、銀行強盗のほか、身代金目的の誘拐も資金源になっている。

 米軍のイラク空爆は、米国民保護とヤジディ教徒迫害を念頭に置いた人道目的に限定しており、イスラム国の弱体化を意図したものではない。イスラム国はシリアに一大拠点を築いており、弱体化させるなら、シリア領内にも攻撃を加える必要がある。だが、オバマ米政権はシリア内戦に介入しない方針で、シリアはイスラム国にとって比較的安全な活動拠点になっているのが実情だ。

379とはずがたり:2014/08/21(木) 11:59:39
後輩に千葉県出身の湯川君がいるけど親戚でも何でも無いそうな。因みに彼は博士号取った後これで僕も湯川博士ですね,と云っていた。

戦闘現場に取り残され拘束か シリア反体制派が証言
共同通信 2014年8月19日 17時56分 (2014年8月19日 18時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140819/Kyodo_BR_MN2014081901001554.html

 【ダマスカス共同】シリア北部アレッポ郊外で拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)=千葉市=は、同行していた反体制派武装勢力の混成部隊と過激派「イスラム国」が戦闘になった際、現場に取り残され、イスラム国に捕らえられた可能性があることが19日までに分かった。反体制武装組織「自由シリア軍」幹部が明らかにした。
 親欧米の自由シリア軍は、反体制派有力武装組織「イスラム戦線」とイスラム国に対して共闘。アレッポ郊外で14日、イスラム国と衝突した際、劣勢に追い込まれた混成部隊が退却。湯川さんが逃げ遅れ、誤ってイスラム国の戦闘員がいる方に向かったとみられるという。

380チバQ:2014/08/21(木) 22:05:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140820/mds14082021350009-n1.htm
汚職反対の閣僚失職 イラン、国会が弾劾
2014.8.20 21:35
 イラン国会は20日、ファラジダナ科学技術相の弾劾決議を賛成多数で可決し、同相は即日失職した。アフマディネジャド前政権時代に拡大された大学奨学金制度が汚職の温床となっているなどとして、合理化に乗り出していたが、保守強硬派の反発を招いた。イランメディアが伝えた。

 ロウハニ大統領が3カ月以内に後任を任命する。穏健路線を掲げて国際社会との対話を進めるロウハニ政権だが、昨年8月の発足以来、強硬派との対立は解消されておらず、初めて閣僚が失職する事態となった。(共同)

381チバQ:2014/08/23(土) 07:24:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140822/mds14082207290007-n1.htm
トルコ首相、後継にダウトオール外相指名 近く与党党首に任命

2014.8.22 07:29


 ロイター通信によると、トルコ次期大統領のエルドアン首相は21日、政権与党、公正発展党(AKP)の党首と首相の後継者に、ダウトオール外相を指名した。ダウトオール氏は27日の党大会で党首に就任し、近く首相に任命される見通し。

 10日の大統領選を制したエルドアン氏は、28日に大統領に就任する。エルドアン氏は政治的中立を求める憲法の規定に基づき、大統領就任とともに離党する必要があり、次期党首に注目が集まっていた。

 ダウトオール氏はエルドアン氏の側近で、事実上、今後もエルドアン政権が続くとみられる。(共同)

382チバQ:2014/08/25(月) 21:55:14
http://mainichi.jp/select/news/20140826k0000m030067000c.html
シリア:イスラム国が台頭 親欧米の自由シリア軍劣勢に
毎日新聞 2014年08月25日 20時04分

 【カイロ秋山信一】内戦中のシリアで、イラクにも侵攻するイスラム過激派組織「イスラム国」が台頭する一方、親欧米の反体制派武装組織「自由シリア軍」の劣勢が顕著になっている。自由シリア軍はアサド政権とイスラム国という「2強」との二正面作戦を強いられ、実効支配地域は縮小の一途で、正念場を迎えている。
 「自由シリア軍に高性能な兵器を供与することがイスラム国と対決する最も有効な方法だ」。親欧米の反体制派で構成する主要組織「シリア国民連合」は今月15日に声明を発表し、国際社会に向けて傘下の自由シリア軍に対する支援強化を訴えた。さらに16日には米国に対して、イラクだけでなくシリアでもイスラム国への空爆を実施するよう求めた。

 国民連合によると、イスラム国は8月中旬以降、自由シリア軍の重要拠点アレッポ郊外で攻勢を強め、次々と拠点を制圧。反体制派に同行していた日本人男性がイスラム国に拘束されたとみられるのも、こうした戦闘地域だった。24日にはシリア北部ラッカ県で、シリア政府軍がこの地域で確保していた最後の軍事拠点だった空軍基地を制圧した。

 アレッポは2012年に本格化した内戦初期から自由シリア軍が拠点としており、トルコ国境からの補給路を確保しながら、アサド政権と市街地を二分する戦闘を続けてきた。「反アサド」で一致する国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」などイスラム勢力とも連携し、局面の打開を図ってきた。しかし、イスラム国ばかりでなく、アサド政権も5月に中部ホムスを制圧した勢いで、アレッポでも攻勢を強め、反体制派支配地域を連日空爆している。

 一方、イスラム国は既に東部デリゾール県と北部ラッカ県など国土の3割以上を実効支配。反体制派によると、7月以降、新たに6000人以上の戦闘員が加わった。

 イスラム国の「強さ」の理由は複合的だ。米専門家などによると、イスラム国のバグダディ指導者の下にはイラクの正規軍や情報機関で勤務した経験者が多数おり、軍事戦略を立てている可能性があるという。また、支配地域で取れた石油や小麦などの販売収入で潤沢な資金を得ている。支配地域でイスラム法の厳格な適用を進めていることも、思想背景が似た反体制イスラム勢力から、共感した戦闘員がイスラム国に流入する一因となっているようだ。

383名無しさん:2014/08/25(月) 22:41:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3024044
「イスラム国」内部捉えたドキュメンタリー公開
2014年08月25日 16:46 発信地:ニューヨーク/米国

写真購入のお問合せはこちら 【8月25日 AFP】「将来は何になりたい? イスラム聖戦士、それとも殉死作戦を遂行する人物?」──。

 イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派グループ「イスラム国(Islamic State、IS)」が掌握しているシリア北部ラッカ(Raqqa)の様子が先週、ドキュメンタリー作品の中でおぼろげながら初めて明らかになった。

 英国系パレスチナ人ジャーナリストのMedyan Dairieh氏が撮影した全5話から構成されたドキュメンタリー「The Islamic State」シリーズは、米ニューヨーク(New York)に本社を置くVice Newsが公開したものだ。

 同作品によると、ここでは子どもたちも教義を学び、そしてシャリア(イスラム法)は銃で守られるとされる。作品は、Dairieh氏が同組織を3週間にわたって撮影したもの。ISの戦闘員が「シャリアは武器によってのみ成り立つ」と早々に述べ、ドキュメンタリーのトーンがセットされる。

 Dairieh氏によると、ラッカではイラク進攻中に奪った米軍の装甲車に乗る重武装のイスラム過激派戦闘員らの様子や、またシャリアに基づく警察がライフル銃を肩にかけて通りや市場を巡回している様子が見られたという。

 取材に同行したISの広報担当者アブ・モサ(Abu Mosa)氏は、「イスラムのカリフ統治領は確立されている。われわれはそれをやめるつもりはない」と作品中で述べている。

■子ども対象の訓練キャンプ

 訓練キャンプでは、カメラを見つめる幼い少年たちが「異教徒殺害」の教義を支持することに誓いを立てている。

 ある成人男性は、6歳の息子に向かって「将来は何になりたいのか」と尋ねる。すると息子は促されるように「イスラム聖戦士。異教徒はイスラム教徒を殺すから」と答える。

 15歳未満の少年たちがシャリアのキャンプに参加する一方で、年上の少年たちは軍事作戦について学ぶという。

 ある男性は「この世代の子供たちは、カリフの世代だとわれわれは考えている。この子たちは正しい教義を学んでいる」と語り、「彼らは全員、イスラム国建設のため、そして神のために戦っている」と続けた。

 ドキュメンタリーには、女性の姿も若干写っていた。女性らは全員、ヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)を着用している。

 Dairieh氏は、裁判所も撮影。作品中、手続きは国際法に準拠しているのかと質問された裁判所のある関係者は、「われわれの目的は、神を満足させることだ。だから国際法など気にしていない」と回答している。

 メディアによるISへの取材は、安全保障上の理由により極めて異例だ。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は先月、この組織についての取材報道を行ったが、ドキュメンタリーの著者やインタビューを受けた人物らの特定は行っていない。

 報道によると、モサ氏ともう一人のIS関係者は、ドキュメンタリーに出演したことを理由に殺害されたという。こうした残忍さを鑑みると、Dairieh氏がベールに隠されたIS内部に潜入できたことは、極めて異例といえる。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU

384名無しさん:2014/08/25(月) 22:42:08
http://www.afpbb.com/articles/-/3023978
ボコ・ハラム、ナイジェリアの町を「イスラム国家の支配下に」
2014年08月25日 12:56 発信地:カノ/ナイジェリア

【8月25日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は、AFPが24日に入手した動画の中で、同組織が今月掌握した同国北東部の町グウォザ(Gwoza)について、カリフ(預言者ムハンマドの後継者)が統治するイスラム国家の支配下に置かれたと宣言した。

 一方のナイジェリア政府軍はシェカウ容疑者の声明を否定。「ナイジェリア国家の主権と領土の一体性は現在も無傷だ」との声明を発表した。

 シェカウ容疑者は7月に公開した動画の中で、イラクとシリアの領土の一部を掌握したイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の指導者で、自身をカリフかつ「全イスラム教徒の指導者」と主張するアブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者への支持を表明していた。

 しかし、シェカウ容疑者は最新動画の中でバグダディ容疑者に対する自身の立場を明確にしておらず、グウォザについての言及がバグダディ容疑者の呼びかけに応じたものなのか、それともナイジェリア国内での新たなカリフ制国家樹立を意味しているのかも不明だ。

■民間人処刑や惨殺映像も

 動画では、シェカウ容疑者の25分間におよぶ演説に続き、携行式ロケット弾などの武器を搭載した車列や、重武装して路上を行進するボコ・ハラム戦闘員らが写っている。映像からボコ・ハラムはナイジェリア軍基地を掌握し、武器や多数の弾薬、燃料などを奪ったものとみられる。

 さらに動画の後半になると、民間人とみられる男性約20人が後ろ手に縛られた状態で道端にうつぶせに寝かされ、至近距離から銃で撃たれる映像や、女装して町を脱出しようとしたとされる男性2人がシャベルで撲殺される映像、既に多数の遺体で埋まった塹壕らしき溝の脇で2人が銃殺される映像など、処刑とみられる残忍な場面が続いている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR

385チバQ:2014/08/25(月) 23:54:50
http://www.asahi.com/articles/ASG8S53QKG8SUHBI00C.html
大使館は退去、空港は閉鎖 リビアで内戦再発の危機
カイロ=川上泰徳
2014年8月25日03時04分
リビアの首都トリポリで23日、ロケット弾が着弾し炎上する建物=ロイター
 3年前にカダフィ政権が崩壊したリビアで、民兵組織間の戦闘が激化している。ほとんどの外国大使館は退去し、首都の国際空港も閉鎖。政府や議会が民族派とイスラム派に分裂して統治機能を失っている。弱体な国軍は民兵を抑えられず、ほとんど内戦再発の状況になっている。

 アラビア語衛星放送アルジャジーラの報道によると、首都トリポリの国際空港が23日、首都の東方のミスラタを拠点とするイスラム系民兵組織によって制圧された。首都では、今年7月初めから、ミスラタ民兵組織と首都の南西のジンタンを拠点とする民兵組織が、戦闘を続けていた。ジンタンの民兵組織は、部族有力者や旧カダフィ政権から離反した旧政権幹部などからなる民族派と連携しているとされる。

 空港を巡る戦闘は、今月17日から18日にかけて、ミスラタ民兵の拠点に正体不明の爆撃機による攻撃があったことをきっかけに激化していた。空港では、エジプトとチュニジアからの航空便が飛んでいたが、空爆以来、運航は止まった。

 トリポリでは停電が続き、市中心部で民兵同士の銃撃戦が起きてほとんどの外国人が退去している。在リビア日本大使館は7月下旬にカイロに退避した。

386チバQ:2014/08/26(火) 00:06:10
間違えてた

147 名前:チバQ 投稿日: 2014/08/25(月) 21:38:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140824/mds14082422590006-n1.htm
トルコ エルドアン氏、大統領就任前に党内権力固め 後継に側近指名、古参のギュル氏排除
2014.8.24 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】トルコ大統領選に勝利したエルドアン首相(60)が、28日の大統領就任前に党内権力の強化を進めている。イスラム系与党・公正発展党(AKP)の後継党首に最側近のダウトオール外相(55)を指名。かつての盟友で、党重職への復帰に意欲をみせていたギュル大統領(63)=憲法規定で党籍離脱中=を実質的に締め出し、次世代にも影響力を拡大することで、党内基盤をいっそう強めそうだ。

 ギュル大統領はエルドアン首相の勝利から一夜明けた今月11日、退任後は「(自身が)創設に深く関わったAKPに戻るのが自然だ」と述べ、再び党内で指導的役割を担うことに意欲を示していた。

 トルコ憲法は大統領が在職中、特定の党に所属することを禁じており、ギュル大統領の発言は、エルドアン首相の党首退任後を見越した発言とも受け止められた。

 ところが、エルドアン首相側は、後継党首を正式に決める臨時大会を大統領就任式の前日となる27日に開催すると決定。ギュル大統領の復党が不可能な時期に開催することで、影響力の排除を狙ったと受け止められている。

 エルドアン首相とギュル大統領は、2001年のAKP創設から結束を維持してきた。02年に政権を奪取すると、イスラム教徒を扇動した罪で被選挙権を剥奪されていたエルドアン首相に代わり、ギュル大統領が首相に就任。翌年、エルドアン首相が国会議員に当選すると、すぐにギュル大統領は首相職を譲り渡した。

 しかし、最近ではエルドアン政権が反対派による汚職追及キャンペーンを封殺するため、インターネットを規制したことにギュル大統領が公然と異議を唱えるなど、2人の対立が表面化していた。

 一方、後継党首に指名されたダウトオール外相は、エルドアン首相の最側近として知られる。指名の背景について、トルコ有力英字紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)は、エルドアン首相が「簡単に操れる人物を後継に求めた」ことがあると指摘する。

 エルドアン首相が権力を固めるため、AKPの世代間闘争を利用しているとの見方も強い。結党時からの「第1世代」を代表するギュル大統領を排除し、比較的若い世代のダウトオール外相らを重用することで、影響力を次世代にも拡大させたいとの思惑だ。

 来年6月には総選挙が予定されており、AKPが大勝すれば、エルドアン首相が目指す大統領権限の大幅強化に向けた憲法改正が現実味を増す。行き場を失ったギュル大統領が新党結成に動くとの観測もあり、今後の去就にも注目が集まっている。

387チバQ:2014/08/26(火) 21:38:04
http://mainichi.jp/select/news/20140827k0000m030087000c.html
クルド武器供与:独の決断 欧米歓迎…背景に高まる緊張
毎日新聞 2014年08月26日 20時52分

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧米は、ドイツのイラク北部クルド自治政府への武器供与方針を歓迎している。ロシアのウクライナへの介入で欧州大陸の軍事的緊張が高まったうえシリア、イラク、リビアなどが大きく不安定化し、欧米が軍事的に関与する可能性が高まっているからだ。北大西洋条約機構(NATO)の外交筋は「武器供与だけでなく、派兵や財政面での貢献も期待したい」と話す。


 NATOは来週の首脳会議で、72時間以内に域内外に展開する「速攻部隊」の設立で合意する見通しだが、十分に訓練された兵員、輸送機などの装備、高額な維持費用が必要で、ドイツはじめ大国の貢献が期待されている。

 ドイツの国防費は国内総生産(GDP)の1.3%(2013年)とNATOの目標の2%には届かず、負担増は義務との見方もある。

 ドイツは、戦争責任も常に明確にしており、ガウク大統領は3月にギリシャ、5月にチェコを訪れナチへの反省と欧州での平和構築の重要性を強調した。

 欧州内でドイツへの警戒感は皆無なのが実情だ。在ブリュッセルのドイツ外交筋は「ドイツは常にNATOと欧州連合(EU)の枠組みの中で慎重に外交を進めてきた。その信頼が、期待に変わった」と話す。

388チバQ:2014/08/26(火) 21:44:46
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140826-00000365-fnn-int
「氷水バケツ」パレスチナ版 ガザの現状訴え、がれきを浴びる
フジテレビ系(FNN) 8月26日(火)13時14分配信

世界的なブームになっている難病支援の運動が、形を変えて広がっている。
破壊された建物の前に立つ男性が、バケツに入った粉々のがれきを頭から浴びる。
この男性は、パレスチナ自治区ガザのジャーナリストで、氷水を浴びて支援の輪を広げるチャリティー活動の「パレスチナ版」として、動画を公開した。
イスラエルとパレスチナ・ハマスの停戦協議は、決裂したままで、動画の中で男性は、「ここでは水も手に入らない」と、イスラエル軍の空爆が続くガザの現状を訴えている。

389チバQ:2014/08/27(水) 20:55:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014082702000116.html
UAEがリビア空爆 イスラム勢力の伸長警戒
2014年8月27日 朝刊

 【カイロ=中村禎一郎】AFP通信によると、米当局者は二十五日、アラブ首長国連邦(UAE)がエジプトの基地を使用し、リビアを空爆したことを明らかにした。リビアでは乱立する武装勢力の戦闘により内戦状態に陥っている。各首長国が絶対君主制をとるUAEは、近隣諸国でのイスラム主義勢力の伸長が自国の体制を脅かすと警戒しており、空爆はイスラム勢力に打撃を与えるのが目的とみられている。

 空爆は最近一週間で二回実施された。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、まず首都トリポリの兵器庫を標的に攻撃が行われ、六人が死亡。二回目は二十三日早朝、トリポリ南部でロケット弾発射装置を狙った。米国は知らされていなかったという。

 中東の衛星放送アルジャジーラは二十四日、トリポリを所属不明の戦闘機が爆撃したと報じていた。隣国エジプトが介入したとの見方が出ていたが、エジプトは空爆の実施を否定した。

 リビアでは二〇一一年に中東の民主化運動「アラブの春」の影響で民衆の抗議運動が広がり、カダフィ体制が崩壊。現在、リビア軍の力は弱く、多くの武装勢力がカダフィ時代に拡散した武器を手に互いに戦闘を繰り返しており、背景には世俗派勢力とイスラム主義勢力の対立がある。

 一方、エジプトでは、イスラム主義組織ムスリム同胞団に支えられた前モルシ政権が昨年七月に崩壊。軍出身の現シシ大統領は国内でイスラム主義勢力を抑え込む政策をとっている。リビア空爆への協力も、この一環とみられる。

 AFPによると、今年七月中旬にはトリポリの国際空港の支配権をめぐって武装勢力が戦闘を繰り広げ、約九割の航空機が破壊されて空港は閉鎖。八月に入っても攻防は続き、二十三日にはイスラム主義勢力が空港を掌握した。

 六月には、暫定議会の選挙が実施され、世俗派勢力が勝利。しかし、イスラム主義勢力は正統性がないと主張して反発しており、議会は事実上機能していないもようだ。リビアの混乱を受け、米国や英国、日本など多くの国が大使館員をリビアから避難させている。

 <アラブ首長国連邦(UAE)> アブダビやドバイなど7首長国による連邦制で、各首長国は絶対君主制。石油資源が豊富なアブダビが力を持ち、1971年の独立以来、2代続けて大統領はアブダビ首長が務めている。中東の民主化運動「アラブの春」後のイスラム主義勢力の伸長を警戒。イスラム主義組織「ムスリム同胞団」主導のエジプト・モルシ政権が倒された昨年7月のクーデターを支持し、30億ドル(約3000億円)の支援を表明した。

 <リビアの政治体制> 1951年に英仏から連合王国として独立。69年、当時27歳のカダフィ大佐ら青年将校団による無血クーデターで共和制に。77年に政党や議会がない直接民主制国家(ジャマヒリヤ)への移行が宣言されたが、事実上、公式の肩書がないカダフィ氏による軍事独裁体制が続いた。カダフィ体制崩壊後も政情不安が続き、今年6月に暫定議会選が実施されたものの、新憲法制定や本格政権樹立に向けた民主化プロセスは停滞している。

390チバQ:2014/08/27(水) 21:56:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140827/mds14082708490005-n1.htm
イスラエル、ハマスと無期限停戦で合意 ガザへ人道支援物資搬入
2014.8.27 08:49 (1/2ページ)

26日、ヨルダン川西岸ラマラで、イスラエルとの停戦合意を勝利と祝うパレスチナ住民(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘で、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスは26日、仲介役のエジプトが提案した無期限での停戦を受け入れた。停戦は26日午後7時(日本時間27日午前1時)に発効した。エジプト外務省は26日、イスラエルが同国からガザへの人道支援物資や建設資材の搬入などに合意したと発表、ハマスが要求していた港湾や空港の建設などについての間接協議を1カ月以内に再開することも明らかにした。

 7月8日の軍事作戦開始から約7週間でようやく本格停戦にこぎ着けたことを受け、ガザでは26日夜、避難生活を強いられていた多くの市民が街へ繰り出し、終夜、祝砲の音が響いた。

 ハマス政治部門のナンバー2、アブーマルズーク氏は26日、ネット上で、停戦合意は「(ハマスによる)抵抗の勝利だ」と宣言。

 しかし、今回の停戦でイスラエルが明確に合意したのは、ガザへの物資搬入量増加のほかは、ガザ住民が漁業に利用できる海域を拡大したことなどに限定されており、ハマス側にとっては成果の乏しいものとなった。

 イスラエル政府当局者は26日、ロイター通信に、今回の合意はハマスが7月中旬に拒否した、無条件での戦闘停止を柱とする停戦案と基本的には同様のものだとの認識を示し、ハマスに大きな譲歩はしていないことを強調した。

 イスラエルとハマスは今月11日に一時停戦で合意後、本格停戦に向けた間接協議を行った。だが、ガザ封鎖解除を主張するハマスに対し、イスラエルは強硬な態度を崩さず協議は19日にいったん破綻。その後、仲介役のエジプトが双方との調整を進めていた。

 一連の戦闘でガザでは800人超の子供や女性を含む2140人以上が死亡し1万人以上が負傷、イスラエル側は69人が死亡している。

391チバQ:2014/08/27(水) 22:26:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140827/mds14082722160010-n1.htm
【ガザ停戦】
乏しいハマスの「成果」 経済、住民生活…イスラエルが主導権握る
2014.8.27 22:16 (1/2ページ)

26日、ガザ地区北部で、空に小銃を発射して停戦合意を喜ぶパレスチナ人(AP)
 【カイロ=大内清】イスラエルとハマスが合意した無期限停戦は、ハマスにとっては成果が乏しい内容となった。イスラエルは一連の軍事作戦で目標としていたハマスの秘密トンネル網破壊を達成したのに対し、ハマスが求めたガザ封鎖解除に関する実質的な交渉は1カ月以内に再開される間接協議に先送りされた。ガザ経済の根幹は相変わらずイスラエルが握る状況が続くとみられる。

 ロイター通信によると、イスラエル政府当局者は26日、「われわれは7月15日の時点で停戦案を受け入れていた」と述べ、今回の合意は、仲介役エジプトが7月に提示した停戦案と基本的には同じ内容で、ハマスがようやくその受け入れを受諾したにすぎないとの認識を示した。

 停戦案は、無条件で戦闘を停止した後にガザ封鎖問題などを協議するとしていた。封鎖解除の保証がないことなどから、ハマス側が「降伏勧告に等しい」と拒否した経緯がある。

 今回の合意でも、ハマスが求める港湾や空港の建設などは今後の協議に委ねられる見通しで、協議再開後もイスラエルが応じる可能性は低い。またイスラエルは今回、沖合3カイリに制限しているガザの漁業海域を6カイリとし、将来的に12カイリまで拡大することを容認はしたものの、ハマスとの緊張が高まれば海上封鎖などの手段も容易に取りうる。

 こうした状況からみて、イスラエルが基本的にガザ住民の運命を握る構図に大きな変化はない。

 さらに、ハマスはイスラエルの作戦で秘密トンネル網だけでなく多数の軍事部門幹部を失い、軍事力の要であるロケット弾の保有数も大きく減らした。

 にもかかわらず、ハマスがイスラエルへの「勝利」を宣言しているのは、体面を失って弱体化すれば求心力を失う恐れがあるためだ。

 今後の協議では、エジプトとガザを結ぶラファハ検問所の通行を緩和する条件として、ハマスとライバル関係にあるパレスチナ自治政府主流派ファタハの治安部隊が同検問所を監視下に置くことなども検討されるとみられている。

 その場合、2007年の軍事制圧以降、ハマスが保ってきたガザ支配が揺らぐ可能性もあり、和解協議が進むファタハとの力関係への影響も避けられない。ハマスにとっては、むしろこれからがガザの「統治者」としての正念場となる。

392チバQ:2014/08/28(木) 20:19:35
http://mainichi.jp/select/news/20140829k0000m030042000c.html
アフガン大統領選:混乱深まる アブドラ氏側「結果拒否」
毎日新聞 2014年08月28日 19時54分

 【ニューデリー金子淳】再集計が続くアフガニスタン大統領選で、再び混乱が深まっている。AFP通信によると、候補者のアブドラ・アブドラ元外相の陣営は27日、再集計作業の立ち合いを取りやめたうえ、結果の受け入れ拒否を表明した。独立選挙委員会(中央選管)は当事者不在で再集計を続けているが、このまま結果が確定すれば選挙の正当性が揺らぐ事態になりかねない。アブドラ氏とアシュラフ・ガニ元財務相の候補者同士が合意した「挙国一致政府」の見通しも立たなくなり、米欧など諸外国の懸念も膨らんでいる。

 地元メディアなどによると、アフガニスタン・パキスタンを担当する米国のフェルドマン特別代表は27日、首都カブールで両候補者と会談し、8月末までに再集計を終わらせる必要性を強調。キャメロン英首相も28日、両候補に電話で挙国一致政府の早期発足を求めた。

 アブドラ陣営は不正票の判断基準について「政治の影響下にある」と批判しており、最終結果を拒否する意向だ。対立が解消されないまま新政権が発足すれば、政情不安は避けられず、治安や復興へ悪影響を及ぼすことになりそうだ。

393とはずがたり:2014/08/29(金) 14:28:08
米、スンニ派諸国の連合構築急ぐ シリア空爆決断には時間
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082901001144.html

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は28日、ホワイトハウスで記者会見し、シリアからイラクにかけて勢力を拡大するイスラム教スンニ派の過激派「イスラム国」の脅威に対処するため、ケリー国務長官を近く中東に派遣し、スンニ派諸国による連合構築を急ぐ考えを表明した。

 その一方でオバマ氏はイスラム国に対抗するための米国の全体的な戦略は「まだない」と述べ、イラクでの空爆をシリア側に拡大することをすぐに決断できる状況にはないとの考えを示した。

 さらに、国防総省に軍事的選択肢の策定を指示したと述べ、空爆などの具体的対応策の提示は受けていないことも示唆した。

2014/08/29 08:25 【共同通信】

394チバQ:2014/08/29(金) 22:58:35
http://www.47news.jp/47topics/e/256511.php

【リビア分裂】二つの政府が対立 空港黒こげ、国内は無法状態

 イスラム勢力とリベラル派など反イスラム勢力の対立から、リビアが再び内戦の危機に直面している。イスラム勢力の民兵が首都トリポリをほぼ掌握し、これを支持する旧制憲議会が25日、6月の選挙で誕生した反イスラム勢力中心の暫定議会を無視して「首相」指名を強行。リビアは事実上、二つの政府ができる分裂状態に陥った。
 民主化運動「アラブの春」で、40年以上続いたカダフィ独裁政権が崩壊して3年。イスラム、リベラル両勢力、各地域の民兵や部族間の対立が噴出して混乱が拡大。北アフリカの不安定化が加速する懸念がある。

 ▽無法地帯

 砲撃で尾翼がもがれた航空機。黒こげのターミナル。リビアの「玄関口」トリポリ郊外の国際空港は24日、民兵同士の攻防戦で荒れ果てていた。


 旧制憲議会は憲法起草などをめぐる両勢力の主導権争いから機能不全に。事態打開を目指して今年6月に新たに議会選が行われ、リベラル派が勝利、暫定議会ができた。
 イスラム勢力を西部ミスラタの民兵が支持、西部ゼンタンの民兵はリベラル勢力を支援。トリポリや第2の都市東部ベンガジで7月中旬以降、戦闘が拡大した。

 欧米や日本の外交官は国外に退避。暫定議会は北東部トブルクに避難、各地は無法地帯と化した。今月23日、トリポリの国際空港に駐留していたゼンタン派をミスラタ派が追い出して空港を制圧。ゼンタン派はトリポリ撤退に追い込まれた。

 外交筋は「トリポリを追われた中央政府は、実質的な権限を失いつつある」と指摘した。

 ▽ちらつく影
 リビア国内の対立には、ムバラク独裁政権の崩壊後に一時政権を握ったイスラム組織、ムスリム同胞団が軍事クーデターで追放された隣国エジプトの影がちらつく。
 トリポリから追われた暫定議会はエジプトの「協力」に強く期待。クーデターにより実権を握ったエジプトのシシ大統領は、再びイスラム勢力の台頭が自国にも及ぶことを警戒しており、利害は一致する。

 米紙ニューヨーク・タイムズは過去1週間に2度、アラブ首長国連邦(UAE)の戦闘機がエジプトの基地を使い、トリポリのイスラム勢力の民兵を空爆したと報じた。両国はともに反イスラム勢力の立場。エジプトは空爆を否定、UAEはコメントしていない。

 欧米5カ国は25日、「外部からの干渉は現在の分裂を深刻化させる」との共同声明を発表した。

 新生国家を目指していたはずのリビア。「われわれはトンネルに入り、出口を見つけられないでいる」。ゼンタンの指導者の一人は同紙にこう嘆いた。(カイロ共同=橋本新治)

(共同通信)

395チバQ:2014/08/29(金) 23:43:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000030-jij_afp-int

イスラム国、拘束の欧米人を「水責め」で拷問 米紙報道

AFP=時事 8月29日(金)13時22分配信







イスラム国、拘束の欧米人を「水責め」で拷問 米紙報道


米ニューヨークのタイムズスクエアで開かれたデモで、米当局による「水責め」の尋問手法をまねる参加者(2008年1月11日撮影、資料写真)。


【AFP=時事】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は28日、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、シリアで拘束した少なくとも4人の欧米人に対し、拘束期間の早期の時点で水責めによる拷問を加えていたと報じた。これら欧米人の中には、今月殺害された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏も含まれていたとされる。

 同紙がイスラム国の手法に詳しい筋の情報として伝えたところによると、人質となったフォーリー氏ら欧米人は「数回」にわたって水責めに遭っていた。人質解放作戦に関与している情報筋もAFPの取材に対し、少なくとも1人の人質が水責めに遭ったのは確実だと語った。

 水責めは2001年の米同時多発テロ事件後に拘束されたテロリスト容疑者たちに対する尋問の最中に米中央情報局(CIA)が使用し、拷問的手法だとして各方面から糾弾された。

 ポスト紙が引用している情報源は、イスラム国に拘束されている人質の扱われ方について直接知っており、この人物によると、イスラム国はCIAが行った水責めのやり方を「正確に知っていた」という。また同氏が拘束されていた状況に詳しい別の情報筋も、同氏が水責めをはじめとする拷問を受けていたと話しているという。

 2012年11月に拉致されたフォーリー氏を含む人質たちが水責めが行われた時点で拘束されていたのは、「イスラム国」がカリフ(預言者ムハンマドの後継者)を指導者とするイスラム国家の樹立を宣言した地域の中心地であるシリア北部ラッカ(Raqa)県だったと同紙は報じている。

 フォーリー氏の処刑シーンを写したビデオに登場する黒い覆面の戦闘員は、同氏を殺害することはイラクのイスラム国に対する米軍の空爆への報復だと述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

396チバQ:2014/09/01(月) 21:57:57
http://mainichi.jp/select/news/20140902k0000m030084000c.html
パキスタン:デモ隊が国営TVを一時占拠
毎日新聞 2014年09月01日 21時05分

 【ニューデリー金子淳】反政府デモと治安部隊の衝突が続いているパキスタンの首都イスラマバードで1日、デモ隊が政府庁舎の敷地内に侵入、国営パキスタンテレビ(PTV)の本社を一時占拠した。治安部隊の一部は職務を放棄してデモ隊の侵入を許したとみられる。シャリフ政権がコントロールを失いつつある証拠との見方も出ている。

 地元メディアなどによると、デモ隊は1日朝、一部が政府庁舎の門を破壊し敷地内で座り込みを始めた。さらに国営テレビの本社にも侵入し、建物を占拠。約1時間後に軍の退去命令に従い国営テレビを出たが、放送は一時中断した。

 デモを主催する野党・正義のための運動(PTI)のイムラン・カーン党首は、昨年の総選挙で不正があったとしてシャリフ首相の退陣を要求している。カーン党首は1日も「国中からシャリフ退陣の声が上がっている」と訴えた。

 デモは8月30日夜から過激化し、治安部隊と衝突。31日も断続的に衝突が続いた。軍は31日夜に幹部会議を開いた後「さらなる武力行使は事態を悪化させるだけだ」とする声明を発表しており、介入には慎重な姿勢を見せている。シャリフ政権は事態収拾の糸口を見いだせておらず、専門家からは「シャリフ首相はデモが勢いを失うのを待つしかない」との指摘も出ている。

397とはずがたり:2014/09/02(火) 19:35:30

米国との共闘模索か=対過激組織でアサド政権―シリア
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140825X131.html
時事通信2014年8月25日(月)21:03

 【カイロ時事】シリアのムアレム外相は25日、イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」に対処するため、敵対関係にある米国との協力を「歓迎する」と表明した。AFP通信が伝えた。アサド政権はイスラム国の脅威が拡大する中、米国との共闘を模索しているもようだ。

 ムアレム外相は「テロとの戦いで地域、国際社会と協力、調整を行う用意がある」と強調し、相手には米国も含まれると明言した。一方「われわれとの調整がなければ、侵略行為だ」と語り、シリア政府を無視した過激派攻撃は容認しない姿勢を示した。

 米国は、市民弾圧を理由にアサド政権の退陣を要求してきた。しかし、流血が拡大の一途をたどるシリア情勢をめぐっては、国際社会の中で過激派への対処が優先との認識が広がっている。

 米国は既にシリアの隣国イラクでイスラム国に対する限定的な空爆作戦を実施。イスラム国による米国人殺害事件を受け、空爆をシリアでも実施すべきだとする声が勢いを増している。

米、イスラム国封じに躍起 シリア領内の空爆念頭に周辺スンニ派諸国懐柔
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140830109.html
産経新聞2014年8月30日(土)07:56

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は28日、ホワイトハウスで記者会見し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対するシリア領内での空爆を念頭に、中東諸国や欧州などとの「有志連合」の構築を急ぐ考えを示した。米政府は敵対するシリアのアサド大統領と共闘する考えはなく、基地使用や情報などで周辺のスンニ派諸国の協力を得てイスラム国を封じ込めるのが狙いだ。

 オバマ氏は記者会見で、イスラム国がイラクだけでなく湾岸諸国全体にとっての差し迫った脅威になっていると指摘し周辺のスンニ派諸国などと「長期的にイスラム国を弱体化させるための地域戦略」を立てる必要性を強調した。

 空爆を含む軍事行動に関し、オバマ氏はヘーゲル国防長官とデンプシー統合参謀本部議長に「幅広い選択肢」の検討を指示したことを明かした。ただ、イスラム国にどのように対応するかの「戦略はまだ持っていない」と述べ、空爆の条件は今のところ整っていないことを示唆。軍事行動に踏み切る場合には、米議会と協議する考えも示した。

 オバマ政権はアサド政権が自国民に対し化学兵器を使用したとして、正統性がないと主張。そのためシーア派の一派とされるアラウィ派が中枢を握る同政権を頼らず、イスラム国を「地域の全スンニ派諸国が関係する課題」(オバマ氏)と定義付けることで米国の軍事行動やシリア国内の穏健な反体制派勢力への支援で協力を得ようとしている。

 米紙ニューヨーク・タイムズが当局者の話として伝えたところによると、オバマ政権はすでに英国、オーストラリア、サウジアラビア、トルコ、ヨルダン、カタールからなる協力国リストを作成。トルコから基地、ヨルダンから情報、サウジアラビアから資金の提供をそれぞれ期待しているという。オバマ氏は9月4、5両日に英国で開かれるNATO首脳会議でイスラム国との戦いに対する協力を要請した上で、ケリー米国務長官を中東に派遣し、スンニ派諸国との調整に当たらせる。


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