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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

3034チバQ:2016/02/12(金) 19:41:55
http://www.sankei.com/world/news/160212/wor1602120036-n1.html
2016.2.12 17:46
【ポトマック通信】
“暴言王”VSクリントン、娘たちの戦いは…
 家族への感謝を口にするという当たり前のことが「心境の変化」としてニュースになってしまうのは暴言王ならではだろう。9日、米大統領選の共和党候補指名争いでニューハンプシャー州予備選を制した不動産王、トランプ氏は勝利演説で家族の名前を一人一人挙げていった。

 「イヴァンカは今日、7カ所も投票所を回ってくれた」。自らの不動産会社で副社長を務める娘、イヴァンカさん(34)はとりわけ目に入れても痛くない様子で、隣に立たせてその働きをほめた。

 ファッションモデルとしても知られるイヴァンカさんが投票所で父への支持を呼びかけると聞いて、カメラを持って同州ウィンダムの高校まで車を飛ばした。残念ながら厳重なガードで肉声には触れられなかったが、真剣な表情で有権者の言葉に耳を傾ける様子は父親とは対照的だった。

 大統領選は家族ぐるみの総力戦だ。イヴァンカさんの親友で、民主党候補クリントン前国務長官の娘、チェルシーさん(35)も、父の元大統領とともに応援で全米を駆け回っている。母のライバルである上院議員をうっかり「サンダース大統領」と呼んでニュースになってしまった。

 2人の娘を持つ父として、大統領候補の「娘たちの戦い」にも注目していきたい。(加納宏幸)

3035チバQ:2016/02/13(土) 11:07:19
主流派:ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事  マルコ・ルビオ上院議員  マルコ・ルビオ上院議員
保守・強硬派:ドナルド・トランプ氏 テッド・クルーズ上院議員
あとは、ベン・カーソンが残ってるのかな?最近報道されないけど

http://www.sankei.com/world/news/160213/wor1602130022-n1.html
2016.2.13 09:54
【米大統領選】
ギルモア元バージニア州知事が撤退 アイオワではわずか12票 混戦の共和党候補は6人に絞られ
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選に向けた共和党候補指名争いに加わっていたジム・ギルモア元バージニア州知事(66)は12日、選挙戦から撤退すると発表した。

 これまでの獲得票は1日のアイオワ州党員集会で12票、9日のニューハンプシャー州予備選で133票にとどまり、討論会に出る資格も得られなかった。

 最大で17人の混戦になっていた共和党の候補は6人に絞られた。

3036名無しさん:2016/02/14(日) 12:07:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2016021400022
尖閣国有化で危機感=緊張緩和へ対応急ぐ-米政府

 【ワシントン時事】日本政府が2012年9月に沖縄県・尖閣諸島を国有化した後、米政府が急速な日中関係悪化に危機感を募らせ、緊張緩和に向けて対応を急いでいた実態が、米国務省が13日公表したクリントン前国務長官のメールで浮き彫りになった。

 それによると、キャンベル国務次官補(当時)は12年10月2日、「日本・中国」と題したメールをクリントン長官(同)に送信。「摩擦が長引けば地域の安定を害すると分かっていながら、中国と日本は態度を硬化させつつある」と懸念を示し、「双方の顔が立つ繊細な外交」を進める必要性を強調した。 
 具体的には「調停者になることを避けつつ積極的な努力を示す」ため、元政府高官らからなる小規模な超党派グループを両国に派遣することを提唱。「急いで決める必要がある。スピードが不可欠だ」と決断を促した。クリントン氏は6分後に返信し、「前に進めるべきだ。ドニロン大統領補佐官に提案したら、前向きだった」と伝えた。
 キャンベル氏は超党派グループの人選もメールに記しているが、個人名は白く塗りつぶされ、判読できない。ただ、同年10月10日には故ダニエル・イノウエ上院議員が訪日して野田佳彦首相(当時)と会談し、国有化について意見交換している。
 メールの公開はクリントン氏が私用メールを公務に使用していた問題が発覚したことを受けた措置。国務省は月内に全メールの公表を終える予定だが、公開されるたびにメールの一部が機密指定を受けて非公開となっており、大統領選でクリントン氏の打撃になる可能性もある。(2016/02/14-08:50)

3037名無しさん:2016/02/14(日) 12:41:55
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160214-00011085-forbes-bus_all
「怒りの選挙」で誰がアメリカ大統領に?
Forbes JAPAN 2月14日(日)12時31分配信

19カ国「Forbes」編集長に聞く「日本人への注文」

スティーブ・フォーブス編集長が読む2016年の世界
「起業家精神」で日本経済は甦る

クリミア危機にギリシャ選挙、そして移民問題。2015年、世界は大きく揺れた。「経済予測家」として知られる本誌のUS版編集長に15年を総括してもらった。

2015年の世界経済をひと言で振り返るのならば、「失望」だ。

中国経済は明らかに問題を抱えており、日本も景気後退している。アメリカの経済はもう7年近く停滞している。ブラジルをはじめとしたラテンアメリカ諸国もコモディティ価格の下落に苦しんでいる。辛うじてヨーロッパだけが堅調だ。いわば、打率2割台で低迷している野球チームみたいなもので、希望が感じられない。

経済でもう一つ注意すべき点は、連邦準備制度理事会(FRB)、日本銀行、欧州中央銀行(ECB)をはじめとした「中央銀行」による金融政策の迷走だ。

金融緩和は本来、景気刺激策。ところが現実には金融市場を歪め、景気を悪化させている。金利を抑えれば、市場は正常に機能しない。価格統制と同じで、市場を歪める恐れがある。

政治に目を向ければ、ヨーロッパの「移民問題」がある。これは、アメリカが国際情勢に積極的に関与しない場合にどうなるかを顕著に表している。

オバマ政権はリビアのカダフィ政権を追放することに成功したものの、部族間の抗争の激化やテロリストの台頭を招いた。これがシリアへの内戦にもつながり、難民がヨーロッパに雪崩(なだ)れ込む事態になっている。

クリミア問題では、ロシアに対して強い態度を示すことができなかったために、中東問題でも付け入る隙を与えてしまった。

南シナ海の南沙諸島問題も本質は同じだ。アメリカはようやく中国が造成した人工島の「領海」内に海軍を派遣したが、より頻繁に巡視活動を行い、国際法を盾に係争水域であることを主張しなくてはならない。

よくない外交にはそれなりの結果がついて回り、それがひいては反貿易や外国人差別など、政治経済に悪影響を及ぼす。アメリカが外交に対して消極的になると、悪い結果になりがちだ。

3038名無しさん:2016/02/14(日) 12:42:06
>>3037

米国民にとっての怒りの選挙

政治経済の両面で振るわないことから、16年に大統領選を控えるアメリカでは、有権者が政治に対して失望している。

その結果、不満の意思を示すために彼らはアウトサイダーを支持している。暴言で話題になっている共和党候補のドナルド・トランプへの支持もその一例だ。

民主党ではバーモント州知事のバーニー・サンダースが躍進しているが、彼は筋金入りの共産主義者である。当選するとは思えないが、重要なのは彼が支持されている点だ。すなわち、左派の支持者にも怒りや不満が溜まっていることを意味している。

なんといっても、サンダースは冷戦最中の80年代にソ連(当時)の首都モスクワに新婚旅行へ行ったような男である。しかも誘拐されたわけではなく、自ら喜んで行ったのだから驚きだ。同じ敵国でも、せめて太陽とビーチがあるキューバにすればよかったのに、と思う。かなり風変わりな人物だが、それが今では民主党支持者の3分の1から支持されているという。それほどに有権者は怒っている。

民主党からはおそらくヒラリー・クリントン前国務長官が候補者指名争いに勝利するだろう。共和党は、テッド・クルーズ上院議員やマルコ・ルビオ上院議員が要注目だ。ただ、波乱含みで伏兵の台頭もあり得る。ここにきて、ニュージャージー州知事のクリス・クリスティもにわかに注目を浴びている。安易な予測は禁物だが、16年大統領選では共和党にも勝機はあるのではないだろうか。

とはいえ、どの候補が選ばれるかはフタを開けてみないとわからない。候補者も多く、各候補とも資金が豊富。12年の大統領選とは異なり、熾烈(しれつ)なものとなるのは間違いない。少なくとも、16年の2月頃まで候補者の大きなふるい落としはないだろう。

日本復活の切り札とは

日本経済の復活も16年の世界経済を占ううえで、大きな焦点となる。日本は、20年近く金利を抑えてきたが、あまり効果がないこともわかってきた。

円安も経済によいとは言い難い。そもそも、通貨の切り下げは「フールズ・ゴールド(黄鉄鉱)」のようなもの。体重計の目盛りをいじれば、体重が減ったように見えるが実際は違うのと同じだ。

時計が時間を計るのと同じで、お金とは、モノやサービスの適正価値を測るモノサシにほかならない。行きすぎた金融操作は、市場に悪影響を及ぼす。

確かに、短期的には一部の産業を利するかもしれない。しかし、ダメージを受ける産業があるのも事実。それは結果として、経済成長を損ねることになる。

私のささやかな願いは、安倍晋三政権が金融政策に頼るのではなく、真の経済成長を促す税率の引き下げや構造改革を進めることだ。すでに、14年の消費税増税による購買意欲の衰退は教訓となっているはず。所得税率も高すぎる。日本は50〜60年代に頻繁に税率を引き下げ、それが奏功した。歴史から学べることもあるのではないだろうか。

日本にはグローバル企業が数多くあり、国民の教育水準は高く、勤労意欲も高い。それでもかなりのポテンシャルを秘めながら、それを十分に生かせていない。

だからこそ、円安や過度の金融緩和をやめ、税率を引き下げ、財政支出を削ることが必要だ。新規参入しやすいように構造改革を進め、女性やシルバー世代の労働市場への参加を促す?。

構造改革を進めると、起業家が生まれやすくなるという利点がある。これは単に経済回復ということに留まらず、日本を完全に復活させることにもつながる。

70年代、多くのアメリカ人はアップルやマイクロソフトといった企業を知らなかった。でも、そうしたスタートアップは、いまや誰もが知るグローバル企業へと成長した。

日本にもそれができないわけがない。


STEVE FORBES / スティーブ・フォーブス
フォーブス メディア会長兼主筆。1947年、ニュージャージー州生まれ。「経済予測家」としても著名で、翌年の予測が最も正確なジャーナリストに贈られる「クリスタルアウル賞」を4度受賞。96年と2000年の米大統領選に共和党から立候補している。

Steve Forbes

3039とはずがたり:2016/02/14(日) 18:40:18

クリントン氏を米下院黒人議員団が支持、南部予備選に弾み
27日のサウスカロライナ以降、人種構成が多様な州へ進むクリントンへ強力な支援に
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4521.php
2016年2月13日(土)13時13分

 米大統領選の民主党有力候補、ヒラリー・クリントン前国務長官は11日、米下院の黒人議員団から支持の表明を受けた。黒人票がカギを握る南部サウスカロライナ州での予備選を前に、クリントン陣営の士気を高める表明となった。

「クリントン氏はリーダーとしての技量を発揮してきた。様々な任務を経て、国政の最高責任者に就く準備は整った」と、支持を表明した同議員団のG.K.バターフィールド下院議員は述べた。

 9日に開催されたニューハンプシャー州予備選でバーニー・サンダース上院議員に惜敗し、選挙戦の立て直しを図るクリントン氏にとって、同議員団からの支持表明は重要なものとなる。

 今月27日に行われる予備選の開催地、サウスカロライナ州は黒人票が有権者層の主要な一角を占めており、民主党候補者にとって同有権者層からの支持は今後、選挙戦が人種構成が多様な州へとすすむにつれ、重要性が増すものと見られている。

[ワシントン 11日 ロイター]

3040とはずがたり:2016/02/14(日) 19:07:54
トランプ氏に集中砲火=共和候補、第3戦前に討論会―米大統領選
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160214X683.html
16:53時事通信【EPA=時事】

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補によるテレビ討論会が13日、指名争いの第3戦の舞台となるサウスカロライナ州で行われた。第2戦のニューハンプシャー州予備選で圧勝した不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の勢いを止めるため、他の候補はトランプ氏に激しい集中砲火を浴びせた。

 「トランプ氏はリベラルだ」。初戦のアイオワ州の勝者、テッド・クルーズ上院議員(45)は、トランプ氏は保守とは言えないと力説した。サウスカロライナ州の世論調査でトランプ氏は首位。「第3戦も落とせば勢いを止められなくなる」(米メディア)との焦りが背景にある。

 「クルーズ氏は最大のうそつきだ。嫌なやつだ」と反撃に出たトランプ氏に対し、クルーズ氏は「大人は他人の発言を邪魔しない」と皮肉り、「トランプ氏は生涯を通じてリベラル(の政治家)を支えてきた」と畳み掛けた。

 ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)は「トランプ氏は侮辱で指名を得ようとしている」と批判。トランプ氏が「ブッシュ氏の兄の時代に世界貿易センタービルは(米同時テロで)崩壊した」とブッシュ前大統領に矛先を向けると、今度はマルコ・ルビオ上院議員(44)が「ブッシュ前大統領は米国を守った」と反論した。

3041とはずがたり:2016/02/14(日) 19:15:40

クリントン氏、「守れぬ約束」批判=民主候補がテレビ討論会-米大統領選
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201602/2016021200067

 【ワシントン時事】米大統領選に向けて民主党の指名を争う候補者2人のテレビ討論会が11日、ウィスコンシン州で開かれた。9日のニューハンプシャー州予備選はバーニー・サンダース上院議員(74)の圧勝に終わっており、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は第3戦となる20日のネバダ州党員集会を前に「サンダース氏は守れない公約を掲げている」と批判した。
 クリントン氏は、サンダース氏が主張する公立大学無償化や国民皆保険について「政府が約40%大きくなる」と指摘。「サンダース氏が挙げている数字では計算が合わない。国民に正直に言うべきだ」と強調した。サンダース氏は「あなたはまだホワイトハウスに入ったわけではない」と述べ、実現不可能とは言えないと反論した。(2016/02/12-12:51)

3042とはずがたり:2016/02/15(月) 16:06:13

どんな衣装だったんだ?!

邦人殺害で問題発言、市長辞意=抗議が殺到―トリニダード・トバゴ
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/608/d35344936aff766588af4eb2bdf362de.html
(時事通信) 10:03

 【サンパウロ時事】カリブ海の島国トリニダード・トバゴで音楽家の長木谷麻美さん(30)が殺害された事件で、首都ポートオブスペインのキー市長が13日、長木谷さんにも被害の責任があったかのような発言をした責任を取り、辞意を表明した。トリニダード・ガーディアン紙(電子版)など複数のメディアが14日報じた。

 市長は10日、長木谷さんが被害に遭った際にカーニバルの衣装を着ていたことに触れ、「女性は乱暴されないように自ら身を守る責任がある」と発言。被害者にも非があると受け取れる言い方をした。

 市民や女性団体は「犠牲者への冒涜(ぼうとく)を許すな」と激しく抗議し、市長辞任を求めて署名活動を展開。市長は言葉尻を捉えられたと釈明する一方、「不快感を与えた方に謝罪する」との声明を発表したが、市民らの怒りは収まらなかった。

3043チバQ:2016/02/15(月) 22:47:33
http://www.sankei.com/world/news/160214/wor1602140035-n1.html
2016.2.15 06:30
【米大統領選】
暴言王・トランプ氏がブッシュ前大統領に噛みつき、聴衆からブーイング 「イラク派兵は過ちだった…」

【ワシントン=加納宏幸】米大統領選に向けた共和党候補指名争いの第3戦となる20日の南部サウスカロライナ州予備選を前に、候補討論会が13日、同州で開かれた。序盤2州の戦いで候補は6人に絞り込まれ、主流派と非主流派の応酬は先鋭化。イラク戦争の是非や移民制度改革をめぐり議論を戦わせた。

 当初は本命視されながら苦戦しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)は15日、サウスカロライナ州で兄の前大統領の応援を受ける。非主流派の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は前大統領による2003年のイラク開戦を批判した。

 「前大統領は過ちを犯した。(米軍が)イラクに行くべきではなかった。中東を不安定にさせた」

 トランプ氏は主流派が推すブッシュ氏を前大統領に見立てて、たたみかけるように批判した。

 ブッシュ氏は「トランプ氏がリアリティー番組を作っているときに、兄は米国を安全にするための機構を作っていた」と反論したが、トランプ氏は01年9月11日の米中枢同時テロがブッシュ前政権下で起きたとし、安全は守られなかったと強弁し、聴衆からブーイングを受けていた。

 これまでの2戦が行われたアイオワ、ニューハンプシャー両州に比べて人種の多様性が高いサウスカロライナ州では争点の中で移民問題の比重が大きい。ここでも非主流派は主流派を激しく攻撃した。

 トランプ氏がブッシュ氏を不法移民の問題に関して「最も弱い」候補であると断じれば、強硬保守の論客、テッド・クルーズ上院議員(45)は主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)を「オバマ米大統領の違法な(不法移民に対する)恩赦を撤回しないと言った」と批判した。

 これに対し、ルビオ氏はクルーズ陣営がアイオワ州党員集会の直前に元神経外科医、ベン・カーソン氏(64)が撤退するとの虚偽の情報を流したことを引き合いに出して、「クルーズ氏は嘘ばかりついている」と述べた。

 サウスカロライナ州はキリスト教福音派、保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の影響力が強いが、クルーズ氏が勝利した初戦アイオワ州党員集会ほど強硬保守を選ぶ傾向は強くないとされる。

 12年を除き、1980年以来、サウスカロライナ州で勝利した候補が指名候補になってきた。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値ではトランプ氏が35・3%でリード。クルーズ氏16%、ルビオ氏14%、ブッシュ氏11・3%、ケーシック氏11%、ベン・カーソン氏4%と続く。

3044チバQ:2016/02/15(月) 22:48:19
http://www.sankei.com/world/news/160212/wor1602120001-n1.html
2016.2.15 07:00
【米大統領選】
ブルームバーグ前NY市長は台風の目になるか? メリハリ利いた実務手腕 リベラル社会政策&保守的外交に待望論絶えず

 先週半ばの国連本部。潘基文事務総長の隣に座った白髪の男性が満面の笑みを浮かべていた。前ニューヨーク市長で総合情報通信社ブルームバーグの創業トップ、マイケル・ブルームバーグ氏である。

 国連で開いていたのは、地球温暖化といった気候変動リスクをどう運用方針に反映させるかを話し合う投資家会合。ブルームバーグ氏は主賓だった。同氏いわく、「政策は小さな積み重ねで動く」。温室効果ガスを排出する企業に対する情報開示を各国政府に求めるなど、世界中で流行している「地球温暖化を防止する投資家活動」を支持した。

 専門的な分野だが、多くの記者が会合を傍聴していた。「ブルームバーグ氏が無所属で米大統領選への出馬を検討している」との記事が1月下旬に出てから、本人が初めて公の場に顔を出したからだ。

 一連の報道を見る限り、「出馬観測」の精度は高そうだ。投資家会合と同じ日に、ブルームバーグ社のワシントン支局では、「(利益相反で)果敢な取材ができなくなる」と政治部長が辞表を出している。

 「こんなニュースを待っていた」。ニューヨークのクイーンズ地区で生まれ育った自営業者のティム・リーさんは、「出馬観測」に大喜びだ。

 ニューヨーク市長を務めた2002〜13年は、「交通渋滞の解消から教育制度改革まで、メリハリの利いた実務手腕を発揮した」(リーさん)。オバマ政権で国防長官を務めたチャック・ヘーゲル元上院議員など、政界でもブルームバーグ氏の出馬を支持する声が出ている。

 ニューヨークの記者交流会では最近、就職活動中の元ブルームバーグ社記者が目立つ。同氏がブルームバーグ社に復帰した14年、最初に手掛けたのが組織改革。「『私がいない間に規律が緩んだ』と人員削減などのリストラにいそしんだ」(元同社記者)。社員に対する口癖は、「ユア・ジョブ・イズ・オン・ザ・ライン(君は仕事を失うリスクがある)」だそうだ。

 リベラル色の強い社会政策で知られるブルームバーグ氏だが、経済政策は保守本流。小さな政府、規制緩和が信条で、資本主義が物差しである。

 外交政策も保守色が強い。中東政策では親イスラエルで知られ、オバマ政権によるイラン核合意に批判的な論文を掲載した。モザイク模様の信条なのだ。当初は民主党員だったが、ニューヨーク市長選を機に共和党にくら替えしている。

 1912年のセオドア・ルーズベルトや68年のジョージ・ウォレスなど、2大政党制が確立してからの米国では、「第3の軸」として大統領選に出馬して勝った候補者はいない。ブルームバーグ氏が歴史に挑もうとするのはなぜか?

 共和党では右派のトランプ氏とクルーズ上院議員、民主党では左派のサンダース上院議員が勢いを増している。底流にあるのは、ブッシュ家やクリントン家といった支配階級への反発だ。

 強敵で中道寄りのクリントン前国務長官がサンダース議員に敗退すれば、ブルームバーグ氏に勝機が舞い降りる。2大政党の支持層が左右に拡散したところで中間層を取り込むのだ。ニューヨーク市民は、出馬の有無を決めるという3月上旬が待ち遠しい。(ニューヨーク駐在編集委員 松浦肇)

3045チバQ:2016/02/15(月) 22:49:14
http://www.sankei.com/world/news/160215/wor1602150017-n1.html
2016.2.15 19:02

ビヨンセさん演出が波紋 スーパーボウルのパフォーマンス、「政治的」と保守系から批判…背景に差別問題

スーパーボウルのハーフタイムショーに出演したビヨンセさん=7日、米サンタクララ(ロイター=共同)
スーパーボウルのハーフタイムショーに出演したビヨンセさん=7日、米サンタクララ(ロイター=共同)
 米国の人気黒人女性歌手ビヨンセさんが、プロフットボールの祭典「スーパーボウル」で見せたパフォーマンスを、保守系メディアや政治家が「政治的」と批判し波紋が広がっている。過激な公民権運動を想起させる演出のためで、背景には米国の根深い黒人差別問題が横たわっている。

 ハーフタイムショーでビヨンセさんが従えた数十人の女性ダンサーは、黒ずくめの衣装。アフロヘアの頭に載せた黒いベレー帽は、1960〜70年代に急進的な黒人解放闘争を展開した政治組織「ブラックパンサー党」のトレードマーク。

 今年で50回目を迎えたスーパーボウルは、ベイエリアと呼ばれるカリフォルニア州北部のサンタクララで7日行われた。ブラックパンサーが結成されたのも約50年前のベイエリア。ビヨンセさんのスタイリストは、黒人女性の強さと連帯意識を表現しようとビヨンセさんが意図的にブラックパンサーをモチーフにしたと述べた。(共同)

3046チバQ:2016/02/15(月) 22:49:50
http://www.sankei.com/west/news/160214/wst1602140006-n1.html
2016.2.14 17:00
【艶!スポーツ】
ハイレグ、網タイツだけじゃない…スーパーボウルのショーで「ビヨンセ」が込めた思いとは

 7日に行われた第50回スーパーボウルの米国内のテレビ視聴者数が、テレビ番組史上3位の1億1190万人を記録したという。注目度の高さから試合当日が「事実上の祝日」となり、入手困難なチケットは数十万円まで高騰。30秒間のスポットCM料金は500万ドル(約6億円)に達する。

 そんな米国最大のスポーツイベントは試合以外にも見どころがたくさんある。

 そのひとつが、ハーフタイムショー。今回はグラミー賞バンドの「コールドプレイ」やブルーノ・マーズらが出演したが、最も妖艶な“異彩”を放っていたのは2013年以来の登場となったビヨンセだった。

 「最もホットな女性」「最も才能に溢れたシンガーソングライター」「伝説的なディーヴァ」などの異名を持つ歌姫。1981年9月4日生まれの34歳だが、黒革のジャケットに、ハイレグの網タイツ姿で会場を席巻し、リズムに乗って踊る観客たちの動きで、スタンドが揺れるほどの盛り上がりとなったという。

 歌ったのは新曲「フォーメーション」。AFP通信によると、ミュージックビデオには過去2年間の警察による黒人殺害事件の数々がちりばめられており、会場でビヨンセとダンサーらが拳を突き上げたパフォーマンスが黒人民族主義組織「ブラックパンサー党」の敬礼に相当するとの非難の声が一部で上がった。一方で、ビヨンセに勇気づけられたとするネットユーザーもいるという。

 過去には、ジャネット・ジャクソンが胸を露出するハプニングがあったり、ローリング・ストーンズの過激な歌詞が放送で一部カットされたり…と何かと注目を集めるハーフタイムショー。今年は衣装だけでなく、大会後の騒動も含め、ビヨンセが主役の座を奪ったと言えるかもしれない。

3047チバQ:2016/02/15(月) 23:07:13
http://mainichi.jp/articles/20160215/k00/00e/030/119000c
米連邦最高裁
スカリア判事が死去 後任巡り駆け引き

毎日新聞2016年2月15日 10時56分(最終更新 2月15日 10時56分)
 【ワシントン西田進一郎】米連邦最高裁のアントニン・スカリア判事が13日、滞在先の南部テキサス州で死去した。79歳だった。地元メディアは死因を心臓発作だと報じている。スカリア氏は最高裁長官を含む判事9人の中で保守派の代表格として知られた。最高裁判事は保守派とリベラル派が拮抗(きっこう)。オバマ大統領が後任にリベラル派を指名しても、上院多数派の野党・共和党は承認しない見通しで、後任を巡る駆け引きが始まった。

 最高裁判事は基本的に終身制で、スカリア氏は1986年、当時のレーガン大統領の指名を受けて就任。自己防衛のために個人が自宅で銃を所持することの合法性が争われた訴訟で、所持を認める多数派の判決文を書いた。また、同性婚を認めた判決や医療保険制度改革(オバマケア)の合法性を認めた判決では反対意見を述べた。

 スカリア氏を含めた判事の構成は、保守寄りの中道派1人、保守派とリベラル派が4人ずつ。同性婚や人工妊娠中絶の是非など世論を二分する訴訟では5対4で決まることが多い。誰が後任に就くかは、最高裁の方向性や米国の政治・社会に大きな影響を与える。

 大統領の指名を受け上院が承認する仕組みだが、多数を占める共和党はリベラル派の就任に反対。共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務は「次の大統領になるまで判事の補充をすべきではない」との声明を出し、オバマ大統領をけん制した。

3048とはずがたり:2016/02/16(火) 18:15:25

2016年02月16日 16:17短縮 URL
米国の不動産王で、大統領選挙における共和党候補として名乗りを上げているドナルド・トランプ氏は、ロシアに対する自分の愛を認めた。トランプ氏は「自分は、他の共和党大統領候補よりも、はるかにうまく、ロシア政府と作業する事ができるだろう」と述べた。
http://jp.sputniknews.com/us/20160216/1619654.html

トランプ氏は、サウスカロライナ州での記者会見で、共和党の大統領候補を目指しているライバル、ルビオ上院議員やクルーズ上院議員と自分とを比較して、次のように述べた―

「ああした人達が、プーチン氏とうまく交渉できるとは見ていない。生じてしまった馬鹿げたあらゆる事の後で、ロシアと良い関係を維持しようとする事に、何も悪い事など無い。ロシアとの間で、貿易分野における、よい合意の数々を作成するつもりだ。」
なおトランプ氏は、これまでも何度となく、ロシア政府との協力を支持してきた。

米国大統領選挙は、今年11月に実施される。

3049チバQ:2016/02/16(火) 18:36:12
http://www.sankei.com/world/news/160216/wor1602160041-n1.html
2016.2.16 14:07
【米大統領選】
ブッシュ前大統領が弟応援 低迷打開目指す


 米大統領選で共和党の指名獲得を目指すジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)の応援のため、兄のブッシュ前大統領(69)が15日、南部サウスカロライナ州で演説した。

 前大統領は支持率が低迷する弟について「偉大な大統領に必要な経験と資質を備えている」と称賛。「米国の市民が怒りや不満を覚えているのは分かるが、不満をたきつけるような人は大統領として望ましくない」と強調した。

 イラク戦争で信頼を失った前大統領に対する市民の見方は今も複雑。演説がジェブ氏の後押しになるかどうかは不透明だ。

 ブッシュ前大統領は既にテレビの選挙CMには出演していたが、聴衆を前にした応援演説は初めて。2009年1月にオバマ大統領にホワイトハウスを明け渡した後、政治に関して発言することがほとんどなかっただけに、米メディアも大きく取り上げた。共和党の指名争いでは、支持率首位の実業家トランプ氏が、前大統領の実績を擁護するジェブ氏を攻撃。(共同)

3050チバQ:2016/02/16(火) 18:45:26
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160216/cpd1602160500004-n1.htm
最高裁人事で米議会対立 後任判事承認、共和党「選挙後」主張
2016.2.16 05:00
 米連邦最高裁のアントニン・スカリア判事の死去に伴う後任人事をめぐり、民主党と共和党の対立が深まっている。後任の指名には上院の承認が必要だが、多数を占める共和党の指導部は2016年の選挙後まで取り上げないと表明。これに対し民主党側は、オバマ大統領が指名する候補の承認投票を議会は行うべきだと訴えた。

 大統領選で民主党候補指名の獲得を目指すヒラリー・クリントン前国務長官は、オバマ大統領の任期は来年1月まで残っており「判事指名はオバマ氏の仕事だ。上院は承認採決の責任がある」とコメントした。

 クリントン氏と民主党候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、最高裁判事候補の採決を拒否するのは「理解に苦しむ」と述べ、「オバマ大統領に反対する共和党の議事進行妨害が信じられないほどの前例のない水準に強まっている証拠だ」と指摘した。

 9人の判事で構成される最高裁は保守派5人、リベラル派4人だったが、保守的立場だったスカリア判事の死去で4対4となり、中絶や移民といった米国で最も議論を呼ぶ法律問題の一部に直ちに影響が及ぶ見通し。

 スカリア判事は13日、テキサス州西部のリゾートで死亡しているのが見つかった。79歳だった。共和党のマコネル上院院内総務は「次期最高裁判事の人選については米国民が発言権を持つべきだ。従って新しい大統領が就任するまでは空席を埋めるべきではない」との声明を発表。一方、オバマ大統領は同日、ためらわずに後任を指名すると表明した。(ブルームバーグ Todd Shields)

3051とはずがたり:2016/02/16(火) 19:39:18
なるほどw
併し上院で拒否権持ってるみたいだけど。。

【オピニオン】共和党、最高裁判事の死で酔いは覚めるか
http://jp.wsj.com/articles/SB11865717880025093900504581544093742996016?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesFirst
By ALLYSIA FINLEY
2016 年 2 月 16 日 18:04 JST

 米連邦最高裁のアントニン・スカリア判事の死去によって、大統領選は一段と緊張感を増している。ここに希望の兆しがあるとすれば、それは恐らく保守派がようやく酔いを覚まし、「最も保守的な」候補者か、自制のきかない(または節度のない)候補者を(共和党指名の大統領選候補者として)選ぶという自滅的衝動に駆られるのをやめるかもしれないことだ。彼らはようやく「本選挙で勝てる見込み」がいかに重要かに気づき、マルコ・ルビオ・フロリダ州上院議員にあらためて目を向ける可能性がある。

 ニューハンプシャー州予備選でのさえない戦...

3052チバQ:2016/02/17(水) 21:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160217-00000544-san-n_ame
馬に「無慈悲」? どうなるNY名物馬車…協議決裂で当面存続
産経新聞 2月17日(水)17時12分配信

馬に「無慈悲」? どうなるNY名物馬車…協議決裂で当面存続
米ニューヨーク市は観光名物の馬車の存続問題で揺れている(黒沢潤撮影)(写真:産経新聞)
 【ニューヨーク=黒沢潤】廃止か存続かで揺れている米ニューヨーク市名物の観光馬車が、当面は現状の規模のまま存続する見通しとなった。デブラシオ市長が2014年、馬の取り扱いが「無慈悲」であるとして3年以内に禁止する方針を打ち出したのを受け、市側と馬車業界団体が妥協策を探っていたが決裂し、結論が先延ばしされた。

 市側と馬車業界団体は今月上旬までに、セントラルパーク周辺を行き交う馬車を現在の220台から95台に削減する妥協案で合意した。馬が疲弊しないよう、1日の稼働数を最大75台に抑えるほか、市側が厩舎(きょうしゃ)の改築に2千万ドル(約21億円)を拠出するといった内容も盛り込まれた。

 しかし、同案を議会で採決にかける直前、馬車業界団体が「将来に自信を持てない」と翻意。市長派の市議会民主党陣営からも業界への同調者が多数現れ、議会での採決が急遽(きゅうきょ)、中止された。

 13年の市長選の際、デブラシオ氏は動物愛護団体からの支持を得て当選した。馬車廃止を望む動物愛護の活動家からは多額の寄付を受けている。一方、市民や観光客の間では、馬車存続を望む声が強いという。

3053チバQ:2016/02/17(水) 21:48:13
http://www.sankei.com/world/news/160217/wor1602170006-n1.html
2016.2.17 16:40

駐米中国大使館の住所「劉暁波プラザ1番地」に 大統領は拒否権行使と米国務省 投獄中の民主活動家命名法案、上院可決に中国猛反発
(1/2ページ)

 【ワシントン=加納宏幸】米上院が首都ワシントンの中国大使館前をノーベル平和賞受賞者で投獄中の民主化活動家、劉暁波氏にちなんで「劉暁波プラザ」に改称する法案が可決したことについて、米国務省のトナー副報道官は16日の記者会見で改称に慎重な考えを示した。下院で法案が可決しても、オバマ米大統領が拒否権を使うとの見解を明らかにした。

 法案が成立すれば、中国大使館の住所は「劉暁波プラザ1番地」となる見通し。中国外務省の洪磊報道官は16日の定例記者会見で「断固として反対する。法案が成立すれば深刻な結果を招く」と非難している。

 トナー氏は「中国には人権尊重の責務を果たし、他の政治犯と同様に劉氏の釈放を強く求め続けている」と強調した。その一方で、改称に関しては「目標達成のために効果的とはいえない。この種の立法活動はわれわれの取り組みを困難にさせる」と述べた。

 法案は中国に人権状況の改善を促すため米大統領選の共和党候補で強硬保守派のクルーズ上院議員が提出。同党候補で対中強硬派のルビオ上院議員も共同提案者になっている。12日に全会一致で可決され、下院に送られた。成立には下院での可決後、大統領の署名が必要となる。

 米国では1980年代、旧ソ連の抑圧に抗議するため、ワシントンの旧ソ連大使館前の通りがノーベル平和賞を受けた人権活動家の名にちなみ「アンドレイ・サハロフ・プラザ」に改称された例がある。

3054名無しさん:2016/02/17(水) 23:59:42
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/17/news102.html
銃乱射犯のiPhoneパスコードを総当たりへ──米判事、Appleに「10回ミスでデータ消去」機能のオフ命じる
銃乱射犯のiPhoneに侵入するため、パスコード入力を10回間違えるとデータが消去されるiOSの機能をオフにするよう、米判事がAppleに命じた。

 米判事は2月16日、Appleに対し、捜査当局が銃乱射犯のiPhoneに侵入するため、パスコード入力を10回間違えるとデータが消去されるiOSの機能をオフにするよう命じた。捜査当局は、入力可能なパスコードを全て試す「総当たり」でロックを突破可能になるという。米メディアが報じている。

 このiPhoneは、昨年12月2日にカリフォルニア州サンベルナルディーノの福祉施設で起きた銃乱射事件の容疑者が持っていたiPhone 5c。事件では乱射犯によって14人が殺害され、乱射犯の夫婦2人も射殺された。

 米連邦捜査局(FBI)の幹部は先週、捜査の重要な手がかりがiPhoneに残されている可能性があるものの、iPhoneのロック機能のためアクセスできていないことを明らかにしていた。

 報道によると、Appleは「捜査当局を支援できる独自の技術的手段」を持っているが、任意の提供を拒否したという。このため米判事はAppleに対し、捜査を支援する「合理的な技術的手段」の提供を命令。データの暗号化を解除するのではなく、パスコード入力を10回ミスするとデータを全消去する機能の回避手段を提供するよう命じているという。

 Washington Postによると、捜査当局が「ブルートフォース」、つまりパスコードの総当たりでロックを突破することができるようになる。

 Appleは昨年、別の事件で問題になったiPhoneに対し、「いったんロックされたiPhoneのデータは、パスコードを知らない限りAppleでも取り出す手段はない」と回答。「iOS 8とそれ以降を搭載するデバイスでは、Appleはデータを取り出す技術的な能力を持っていない」という。

 背景の1つには、ユーザーデータの秘匿をめぐって米テクノロジー企業と米政府との間で繰り広げられている綱引きがある。iPhoneに捜査当局がアクセスできるようなバックドアの設置にAppleは一貫して反対している。

3055チバQ:2016/02/18(木) 22:40:54
http://mainichi.jp/articles/20160219/k00/00m/030/088000c
米大統領選
共和、中傷合戦過熱 トランプ氏とクルーズ氏

毎日新聞2016年2月18日 21時04分(最終更新 2月18日 21時04分)
 【コロンビア(米サウスカロライナ州)西田進一郎】米大統領選に向けた共和党候補指名争いは20日、南部の初戦サウスカロライナ州予備選を迎える。アイオワ州党員集会を制したテッド・クルーズ上院議員(45)と、ニューハンプシャー州予備選で勝利した不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が火花を散らす。トランプ氏が訴訟をちらつかせれば、クルーズ氏は受けて立つ構えをみせるなど、中傷合戦がエスカレートしている。

 「ドナルド、この広告が中傷だと主張して訴訟を起こしたいなら起こせばいい」

 クルーズ氏は17日、サウスカロライナ州セネカで記者会見し、自身の選挙広告の正当性を主張した。広告は、トランプ氏が1999年のテレビ番組で人工妊娠中絶に賛成の立場を示した映像を含む。トランプ氏は、広告には「うそ」や「中傷」が含まれており、放映を停止しなければ提訴するとの警告状を送っていた。

 サウスカロライナ州には、キリスト教の伝統的価値観を重視する保守的な住民が多い。クルーズ氏はトランプ氏優位の流れを変えようと、同氏は人工妊娠中絶などに前向きな「保守的ではない」人物だと主張している。

 一方、トランプ氏は「提訴には正当性がある」と改めて警告し、「同様に、生まれながらのカナダ人であるクルーズ上院議員に関して訴訟を起こしたければ、私はそうする」との声明を発表。カナダ生まれのクルーズ氏に米大統領の資格があるのかと改めて問題提起し、自らが訴訟を起こす可能性に言及した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した直近の世論調査平均値によると、州内の支持率はトランプ氏が34.5%でリードし、クルーズ氏が17.3%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が16.8%で追う展開だ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが17日に発表した全米規模の世論調査では、党内支持率で前月比7ポイント減の26%だったトランプ氏に代わり、クルーズ氏が8ポイント増の28%で首位に浮上。昨年11月初めに発表された調査以来、約3カ月半ぶりにトランプ氏が首位の座を降りた。

3056チバQ:2016/02/18(木) 22:58:42
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160219k0000m030088000c.html
<米大統領選>共和、中傷合戦過熱 トランプ氏とクルーズ氏

21:04毎日新聞

 【コロンビア(米サウスカロライナ州)西田進一郎】米大統領選に向けた共和党候補指名争いは20日、南部の初戦サウスカロライナ州予備選を迎える。アイオワ州党員集会を制したテッド・クルーズ上院議員(45)と、ニューハンプシャー州予備選で勝利した不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が火花を散らす。トランプ氏が訴訟をちらつかせれば、クルーズ氏は受けて立つ構えをみせるなど、中傷合戦がエスカレートしている。

 「ドナルド、この広告が中傷だと主張して訴訟を起こしたいなら起こせばいい」

 クルーズ氏は17日、サウスカロライナ州セネカで記者会見し、自身の選挙広告の正当性を主張した。広告は、トランプ氏が1999年のテレビ番組で人工妊娠中絶に賛成の立場を示した映像を含む。トランプ氏は、広告には「うそ」や「中傷」が含まれており、放映を停止しなければ提訴するとの警告状を送っていた。

 サウスカロライナ州には、キリスト教の伝統的価値観を重視する保守的な住民が多い。クルーズ氏はトランプ氏優位の流れを変えようと、同氏は人工妊娠中絶などに前向きな「保守的ではない」人物だと主張している。

 一方、トランプ氏は「提訴には正当性がある」と改めて警告し、「同様に、生まれながらのカナダ人であるクルーズ上院議員に関して訴訟を起こしたければ、私はそうする」との声明を発表。カナダ生まれのクルーズ氏に米大統領の資格があるのかと改めて問題提起し、自らが訴訟を起こす可能性に言及した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した直近の世論調査平均値によると、州内の支持率はトランプ氏が34.5%でリードし、クルーズ氏が17.3%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が16.8%で追う展開だ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが17日に発表した全米規模の世論調査では、党内支持率で前月比7ポイント減の26%だったトランプ氏に代わり、クルーズ氏が8ポイント増の28%で首位に浮上。昨年11月初めに発表された調査以来、約3カ月半ぶりにトランプ氏が首位の座を降りた。

3057チバQ:2016/02/18(木) 23:44:40
http://www.sankei.com/world/news/160218/wor1602180027-n1.html
2016.2.18 11:20
【米大統領選】
民主党第3戦は接戦か ネバダ州世論調査


クリントン前米国務長官(左、UPI=共同)、サンダース米上院議員(ゲッティ=共同)
クリントン前米国務長官(左、UPI=共同)、サンダース米上院議員(ゲッティ=共同)
 米CNNテレビは17日、大統領選の民主党候補者選び第3戦が20日に行われる西部ネバダ州で、クリントン前国務長官とサンダース上院議員の支持率がほぼ拮抗しているとの世論調査結果を伝えた。

 調査は10〜15日に実施。両者の支持率はクリントン氏が48%、サンダース氏が47%だった。昨年10月の調査に比べてクリントン氏は2ポイント低下したのに対し、サンダース氏は13ポイント上昇した。

これまでクリントン氏は非白人層の支持でサンダース氏を上回っているとされ、ヒスパニック(中南米系)が多いネバダでは有利とみられていた。今回、サンダース氏の猛追が裏付けられた。

 指名争い序盤の2戦を終え、2人は1勝1敗。クリントン氏は全米レベルで優位を維持しているが、第3戦を落とせば指名争いは混迷しそうだ。(共同)

3058チバQ:2016/02/18(木) 23:51:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160218-00000041-reut-n_ame
オバマ米大統領、3月にもキューバ訪問の可能性=関係筋
ロイター 2月18日(木)10時25分配信

オバマ米大統領、3月にもキューバ訪問の可能性=関係筋
 2月17日、オバマ米大統領は3月にもキューバを訪問する準備を進めている。関係筋が同日明らかにした。写真はカリフォルニア州で16日撮影(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 17日 ロイター] - オバマ米大統領は3月にもキューバを訪問する準備を進めている。関係筋が17日明らかにした。

オバマ大統領は昨年12月、ヤフーニュースとのインタビューで、2016年のキューバ訪問に意欲を表明。両国関係の進展と、反体制派との会談実現を条件に挙げていた。

米当局者は「大統領は条件が整えば訪問したいと話している」と述べた。

両国は2014年12月に国交正常化交渉を開始すると発表。54年ぶりに国交を回復した。

*内容とカテゴリーを追加します。

3059チバQ:2016/02/18(木) 23:58:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2016021800226
人気知事がルビオ氏支持=米大統領選


 【ワシントン時事】米共和党のニッキー・ヘイリー・サウスカロライナ州知事(44)は17日、大統領選の共和党指名争いでマルコ・ルビオ上院議員(44)を支持すると表明した。
 ヘイリー氏は州内で高い人気を誇る女性知事で、共和党の副大統領候補としても名前が取り沙汰されている。ヘイリー氏の支持は20日の同州予備選に向け、ルビオ氏の追い風になりそうだ。(2016/02/18-10:22)

3060チバQ:2016/02/19(金) 20:58:44
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160219k0000e030209000c.html
<米大統領選>ルビオ氏、ブッシュ氏正念場

12:17毎日新聞

<米大統領選>ルビオ氏、ブッシュ氏正念場
対話集会で支持者らに向けて演説するブッシュ元フロリダ州知事=米南部サウスカロライナ州コロンビアで2016年2月18日、西田進一郎撮影
(毎日新聞)
 ◇サウスカロライナ予備選

 【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】米大統領選に向けた共和党候補指名争いの「第3戦」となる20日のサウスカロライナ州予備選を前に、党主流派候補の2人が生き残りをかけて戦っている。勢いづくマルコ・ルビオ上院議員(44)に対し、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)はやや押され気味だ。

 「マルコ・ルビオを(大統領に)選べば、米国の毎日が素晴らしいものになる」。同州チェーピンの集会で17日、ニッキー・ヘイリー州知事(44)が支持を表明した。インド移民の両親を持つ女性知事で、共和党期待の若手として全米での知名度も急上昇中だ。ルビオ氏は満面の笑みを浮かべて知事の発言に拍手を送った。

 ルビオ氏は主流派を糾合する軸になるとみられたが、ニューハンプシャー州予備選で5位に沈んだ。サウスカロライナ州で知事の支持を受け、反転攻勢を狙う。

 ともに若手であるキューバ系のルビオ氏とインド系の知事の連携は、人種的な多様性があるサウスカロライナ州に加え、その先の予備選・党員集会にも好影響が見込める。集会参加者のゲイリー・レメンスナイダーさん(54)は「2位に食い込める可能性がある」と期待を込めた。

 一方、ブッシュ氏は、米軍最高司令官としての適格性と、大統領を輩出するブッシュ家を前面に出して必死に巻き返しを図る。

 18日に州都コロンビアで開いた対話集会では、退役軍人のリンゼー・グラム上院議員(60)が「ルビオは大統領の準備ができていないが、ブッシュはできている」と紹介。ブッシュ氏は「米軍を再建すると誓う」と宣言し、聴衆から大きな拍手を浴びた。同州は八つの米軍基地があり、軍との結びつきが強い。

 昨年6月の立候補表明以降控えてきたブッシュ家のアピールも全面解禁。兄のジョージ・W・ブッシュ前大統領(69)は15日、退任後初めて選挙の応援演説に立った。ただ、イラク戦争開戦を決断した兄への米国民の厳しい見方もあり、効果は不透明だ。支持者のタラ・シッピーさん(38)は、「とにかく経験や責任感に焦点があたるようになれば、状況は変わってくると期待している」ともどかしげに語った。

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3061チバQ:2016/02/19(金) 21:19:33
http://mainichi.jp/articles/20160220/k00/00m/030/100000c
米大統領選
民主クリントン氏ピンチ 全米支持率2位

毎日新聞2016年2月19日 21時01分(最終更新 2月19日 21時17分)
サンダース上院議員が首位に

 【ラスベガス(米ネバダ州)長野宏美】米FOXニュースは18日、米大統領選の民主党候補指名争いの全米支持率で、バーニー・サンダース上院議員(74)が47%、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が44%という世論調査結果を発表した。昨年4月に出馬表明したサンダース氏が首位になるのは初めて。西部の初戦となるネバダ州の党員集会を20日に控え、クリントン陣営には厳しい結果だ。

 政治専門サイトの集計する世論調査の平均値では依然としてクリントン氏が優勢。NBCなどが18日発表した調査でもクリントン氏が53%で、サンダース氏の42%を上回る。だが、1カ月前の調査では25ポイントあったリードが11ポイント差に縮まった。

 初戦のアイオワ州で善戦し、2戦目のニューハンプシャー州で圧勝したサンダース氏が勢いに乗っているのは明確だ。

 ネバダ州の党員集会を2日後に控え、両者はラスベガスで開かれたテレビ局「MSNBC」主催の対話集会に出演。州内の有権者の17%がヒスパニック系であることを意識する両者は、不法移民の合法化につながる移民制度改革に最優先で取り組むと訴えた。

 サンダース氏は「移民制度改革法案を通過させるため全力を尽くし、市民権獲得に道を開く」と強調したが、実現時期を問われると「独裁者ではないので議会と協調しなければならない」と慎重姿勢を見せた。一方、クリントン氏は就任100日以内の法案提出を約束。これまでより踏み込んだ発言でサンダース氏との違いを見せようと攻勢に出た。

 ネバダ州ではヒスパニックに人気の高いクリントン氏が有利とみられていた。だが、サンダース氏は若者を取り込んで支持を広げている。

 運転手のブライアン・アリアスさん(22)は米国生まれだが、母親はホンジュラスからの不法移民で5年前に合法的な滞在資格を得た。母はクリントン氏を応援するが、ブライアンさんと兄(23)はサンダース氏支持だ。

 ブライアンさんは、「サンダース氏は数十年、同じことを言い続けていて信用できる。ヒラリー(クリントン氏)は一貫性がない」と強調。「サンダース氏の方が移民や平等な社会のことを考えていると母にも薦めている」と話した。

3062チバQ:2016/02/19(金) 21:20:16
http://mainichi.jp/articles/20160219/k00/00e/030/177000c
ローマ法王
「キリスト教徒ではない」…トランプ氏を批判

毎日新聞2016年2月19日 10時54分(最終更新 2月19日 12時43分)
 【ローマ福島良典、コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】キリスト教カトリック教会のトップであるフランシスコ・ローマ法王(79)は18日、移民政策で「壁を作ることだけを考えている人はキリスト教徒ではない」と述べ、米大統領選の共和党指名候補選びで不法移民の入国阻止と国外追放を主張する不動産王ドナルド・トランプ氏(69)を批判した。トランプ氏は猛反発している。

 法王はキューバ、メキシコ歴訪の帰路、特別機中で記者団の質問に答えた。メキシコとの国境沿いに2500キロの壁を建設し、1100万人の不法移民を国外追放したいと表明したトランプ氏について、「米国のカトリック信徒はこのような人物に投票できるか」と質問が出た。

 法王は「投票するかしないか、どう助言するかという問いについては、私は関わらない」としながらも、「どこにであれ、壁を作ることだけを考え、橋を作ろうとしない人物はキリスト教徒ではない」「そのようなことを言ったのであれば、その男性はキリスト教徒ではない」と繰り返した。

 トランプ氏は18日、選挙運動中の南部サウスカロライナ州でさっそく反論。「宗教指導者が個人の信仰を疑問視するのはみっともない」と法王を非難した。また、自分が大統領になれば、「キリスト教が常に攻撃を受け、弱体化させられるようなことはさせない」と述べ、バチカンが過激派組織「イスラム国」(IS)に攻撃された場合という例を持ち出して、「トランプ氏が大統領だったらこんなことは起こらなかったのにと、法王が願い、祈ることになると断言できる」とも語った。

 法王は南米アルゼンチンに移住したイタリア系移民家族の出身。2013年3月の就任以来、社会的弱者に寄り添う「貧者の教会」路線を掲げ、難民・移民への支援を呼びかけている。今回のメキシコ訪問では、米国との国境を訪れ、ミサをささげた。

 法王はまた、他者との「出会いと対話」を重視。これまでも、「壁を崩壊させることのできる『出会いの文化』を広めよう」「橋は他者に手を差し伸べ、平和を助ける。人々を分け隔てる壁は崩れ去る運命だ」などと「橋と壁」のたとえを多用してきた。

3063チバQ:2016/02/19(金) 21:25:52
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160219X416.html
トランプ氏は「キリスト教徒にあらず」=移民防止の「壁建設」批判―ローマ法王

06:49時事通信

 【ベルリン、ワシントン時事】フランシスコ・ローマ法王は18日、米大統領選の共和党候補指名を目指す不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、不法移民流入防止のため米メキシコ国境への壁建設を唱えていることに関し、「キリスト教徒ではない」と厳しく批判した。

 これに対し、トランプ氏は「宗教指導者が人の信仰に疑問を投げ掛けるのは、恥ずべきことだ」と猛反発。異例の応酬が、指名争いの行方に影響を与える可能性もある。

 AFP通信などによると、法王はメキシコ訪問から戻る機中、記者団に「架け橋ではなく、壁を築こうとする者はキリスト教徒ではない」と指摘。有権者の投票行動には介入しないとしつつ、「もし彼(トランプ氏)がそのようなことを言ったのなら、キリスト教徒ではない」と強調した。

 米メディアが発言を速報すると、集会に出席していたトランプ氏はすぐさま反論。自身が大統領に就任しなければ、バチカンが過激派組織「イスラム国」(IS)の攻撃を受けることもあり得るとした上で、「攻撃されたとき、法王はトランプ氏が大統領だったら良かったのにと思うだろう」と豪語した。

3064チバQ:2016/02/21(日) 10:15:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160221-00000023-jij-n_ame
民主クリントン氏が2勝目=西部ネバダ州党員集会―米大統領選
時事通信 2月21日(日)8時29分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の候補者指名争いは20日、民主党が第3戦で西部初のネバダ州党員集会を開いた。
 ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)の一騎打ちで、クリントン氏が勝利し、1日の初戦アイオワ州党員集会に続いて2勝目を挙げた。
 クリントン氏は、ネバダ州ラスベガスで支持者を前に演説し、「ありがとうネバダ」と勝利宣言。「(勝てるかどうか)疑う人もいたかもしれないが、われわれは少しも疑わなかった。厳しいレースを戦い抜いたサンダース議員をたたえたい」と述べた。
 約1700ある地区の82%が開票した段階で、得票率はクリントン氏が52.1%、サンダース氏が47.8%。クリントン氏はこれで2勝1敗となった。
 ただ、アイオワでは辛勝、2戦目のニューハンプシャー州予備選(9日)では大差の敗北だった。サンダース氏は全国支持率でもクリントン氏を追い上げており、今後も激戦が続くとみられる。
 一方、共和党も20日、第3戦で南部初の予備選をサウスカロライナ州で実施した。不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が優勢で、テッド・クルーズ上院議員(45)やマルコ・ルビオ上院議員(44)が続いている。同日夜(日本時間21日午前)に投票が締め切られ、開票に入った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160221-00000005-jij_afp-int
クリントン、トランプ両氏が勝利確実 米大統領選指名争い3戦目
AFP=時事 2月21日(日)9時34分配信

クリントン、トランプ両氏が勝利確実 米大統領選指名争い3戦目
米ネバダ州の民主党党員集会で勝利し、夫のビル・クリントン元大統領(右から2人目)と共に支持者の前に現れて手を振るヒラリー・クリントン前国務長官(右、2016年2月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)米大統領選の候補者指名争いは20日、民主党が西部初の党員集会をネバダ(Nevada)州で行った。CNNやFOXニュース(Fox News)、NBCニュース(NBC News)は、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官がバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員を抑えて勝利することが確実になったと伝えた。

 米メディアによると、集計率が80%を超えた段階で、クリントン氏は52.1%の支持を獲得し、サンダース氏の47.8%を上回っている。

 一方、共和党は、南部初の予備選をサウスカロライナ(South Carolina)州で実施した。 投票は午後7時(日本時間21日午前9時)に締め切られ、その後開票が始まった。

 FOXニュースとNBCニュースは、最有力とみられていた不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が勝利を確実にし、 テッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員とマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員が2位を争っていると伝えた。対立候補との差を広げたいトランプ氏にとっては大きな勝利になる。

 大接戦で予想外の展開となっている両党の指名争いは、いずれもこの日が3戦目だった。【翻訳編集】 AFPBB News

3065チバQ:2016/02/21(日) 10:23:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160221k0000m030052000c.html
<米大統領選>存在感増すヒスパニック…ネバダ民主集会直前

02月20日 21:25毎日新聞

<米大統領選>存在感増すヒスパニック…ネバダ民主集会直前
ヒスパニック系移民の応援演説を受けたヒラリー・クリントン氏(中央)=米ネバダ州ラスベガスで2016年2月19日、長野宏美撮影
(毎日新聞)
 【ラスベガス(米ネバダ州)長野宏美】米大統領選で民主党の党員集会が20日に開かれるネバダ州では、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)の支持率が伯仲し、激戦が予想される。現地ではヒスパニック系の不法移民の子どもたちが選挙応援に加わり、存在感を増している。

 ◇不法移民の子が選挙応援

 「不法移民は日陰の存在。改革のため、声を上げて影響力を見せたかった」。サンダース陣営でボランティアをしている大学生のカサンドラ・アルバレスさん(22)の両親はメキシコからの不法移民。2012年の大統領令で合法的に米国滞在資格を得た不法移民の子ども「ドリーマーズ」の一人だ。投票権はないが、戸別訪問やソーシャルメディアなどを通じて、サンダース氏の魅力を訴えている。

 サンダース氏を支持するドリーマーズの18日の集会には50人以上が集まった。高校生のペドロ・デュランさん(18)は「ヒラリーがヒスパニックに人気があるのは移民に優しかった夫の影響と知名度のおかげ。バーニーを知ると彼を支持する人が多い。彼は本物の改革者だ」と語った。

 一方、同州のドリーマーズの活動家9人は今月初め、クリントン氏支持を表明した。ラスベガスで19日に開かれたクリントン氏の集会でも、ヒスパニック系の若い女性が「ヒラリーは私たち(ヒスパニック)の高等教育を前進させた」と強調した。

 高校生のアンディ・バラホナさん(18)はロサンゼルスから駆けつけた。エルサルバドルからの不法移民だった父はアンディさんが2歳の時に強制送還され、昨年亡くなった。友人の多くは公立大学無償化を掲げるサンダース氏に引かれているが、「ヒラリーは実行力がある」と支持する。

 同州のヒスパニックの有権者は1994年は5%だったが、現在は17%に増加。そのうち約45%を80年代から00年代前半に生まれた若者が占め、彼らの動向が注目されている。

3066とはずがたり:2016/02/21(日) 13:55:01
ブッシュの撤退はいいこんだ。ブッシュと聞くだけで不愉快になる。

ブッシュ氏、無念の撤退=「名門」も挽回ならず―米共和予備選
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/862/fa2dbf4c502114009a093d73112eaf77.html
(時事通信) 13:02

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)は20日、予備選が実施された南部サウスカロライナ州で支持者を前に演説し、選挙運動を中止すると発表した。今回の予備選でも上位に入れず、無念の撤退となった。

 ブッシュ氏は演説で、これまでの選挙運動に誇りを持っていると強調しつつ、「しかし、私は(有権者の)決定を尊重する。そして今夜、選挙運動を中止する」と宣言した。今後の選挙戦については「強い保守の共和党指導者がホワイトハウスを勝ち取れる」と期待を込めた。

 大統領経験者の父と兄を持つブッシュ氏は最近、兄のブッシュ前大統領や元大統領夫人で母のバーバラさんも動員し、「名門」の看板を掲げて戦った。しかし、挽回はかなわなかった。

共和党指名争い、トランプ氏が2連勝 米大統領選予備選
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ2P2FBKJ2PUHBI00F.html
09:56朝日新聞

 米大統領選の共和党候補者指名に向けた同党サウスカロライナ州予備選が20日にあり、実業家のトランプ氏(69)の勝利が確実となった。同氏は9日のニューハンプシャー州予備選に続き、2連勝。指名獲得の本命候補としての地歩を固めた格好だ。

 AP通信の独自集計によると、開票率約1%で、トランプ氏が34%強の得票で勝利を確実にした。トランプ氏に続き、クルーズ、ルビオ両上院議員が約2割の票を得て、競い合っている。

 トランプ氏はニューハンプシャー州に続き、2位に大差をつけて連勝する見通し。保守色の強い米南部でも勝利したことで、今後の選挙戦も優位に進めるとみられる。(コロンビア〈米サウスカロライナ州〉=佐藤武嗣)

民主クリントン氏が2勝目=共和トランプ氏も連勝―ブッシュ氏は撤退・米大統領選
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160221X683.html
12:27時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の候補者指名争いは20日、第3戦で民主党がネバダ州党員集会、共和党がサウスカロライナ州予備選をそれぞれ実施した。民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、いずれも2勝目を挙げた。結果を受け、共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)が選挙戦からの撤退を発表した。

 民主党はクリントン氏とバーニー・サンダース上院議員(74)の一騎打ち。クリントン氏はネバダ州ラスベガスで支持者を前に演説し、「(勝てるかどうか)疑う人もいたかもしれないが、われわれは少しも疑わなかった」と勝利宣言した。

 西部で初のネバダ党員集会では、約1700ある地区の88%が開票した段階で、得票率はクリントン氏が52.6%、サンダース氏が47.4%となった。

 クリントン氏はこれで2勝1敗だが、1日のアイオワ州党員集会では辛勝、2戦目のニューハンプシャー州予備選(9日)では大差の敗北だった。サンダース氏は全国支持率でもクリントン氏を追い上げており、今後も激戦が続くとみられる。

 南部で初めてのサウスカロライナ予備選で、共和党のトランプ氏はニューハンプシャーに続く連勝となった。演説したトランプ氏は「国のために勝利の道を進み始める」と誓った。

3067チバQ:2016/02/22(月) 01:20:30
http://www.asahi.com/articles/ASJ2P4JTDJ2PUHBI010.html
撤退のブッシュ氏、うっすらと涙 守勢に回った選挙戦
コロンビア〈米サウスカロライナ州〉=奥寺淳、佐藤武嗣2016年2月21日20時32分
父子で大統領を務めた「名門政治一家」出身として万全の態勢で大統領選に臨んだジェブ・ブッシュ氏が20日、撤退に追い込まれた。自ら知事を務めたフロリダ州予備選を戦う前のあっけない幕切れは、共和党主流派への世論の風当たりの強さを象徴している。

「この国を結束させるために選挙を戦ってきたことを誇りに思うが、(アイオワ州からの)人々が示した意思を尊重したい。今晩撤退することにする」

 ブッシュ氏はサウスカロライナ州予備選の開票が半分進んだところで会場のホテルに姿をみせ、支持者にこう語りかけた。突然の撤退宣言に、支持者から「ノー」と嘆息まじりの声。ブッシュ氏も一瞬声を詰まらせながら「ありがとう」。支持者からの拍手が20秒近く続くと、目にうっすらと涙を浮かべた。

 圧倒的な資金力と支持母体、知名度がありながら、ブッシュ氏の選挙戦は大きく揺れ動いた。

 イラク戦争への厭戦(えんせん)機運が強い世論を意識し、昨年6月に出馬表明した際は父や兄のジョージ・W・ブッシュ氏の姿もなく「ブッシュ家」を封印。「自分は自分自身だ」と独自色を出そうと躍起になったが、インタビューでイラク戦争の是非を聞かれ、発言は二転三転。メディアから「基本的な質問に、準備もできていない」と酷評された。

3068チバQ:2016/02/22(月) 01:21:12
http://www.sankei.com/world/news/160221/wor1602210030-n1.html
016.2.21 20:24
【米大統領選】
若年層ソッポ…クリントン氏また苦戦 「ブッシュ王朝」は敗退 既存政治への嫌悪直撃

 【ラスベガス=加納宏幸、ワシントン=青木伸行】米大統領選に向けた候補者指名争いで、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官がまた大苦戦。共和党はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が選挙戦から脱落した。両者に共通するのは、既存政治に対する有権者の根強い嫌悪感だ。

 クリントン氏は、バーニー・サンダース上院議員に大差で敗れた9日のニューハンプシャー州予備選と同じく、若年層からの支持や信頼度の低さが響いた。

 クリントン氏はラスベガスの高級ホテルでの勝利宣言でサンダース陣営に参じた有権者に呼びかけた。

 「向こう側の若者たちに、あなたたちが直面していることを分かっていると言いたい。大学を出るのに巨額のローンを抱えるのでは、学費を安くするだけでは足りないでしょう」

 サンダース氏による公立大学の授業料無料化や国民皆保険の主張は若者を引き付けている。党員集会参加者に対するCNNテレビの調査によると、30歳未満の層でクリントン氏は14%の支持しか得られず、82%のサンダース氏に大きく水を空けられていた。

 同調査では25%が候補の「誠実さや信頼度」を最重視すると答えたが、これを理由にクリントン氏に投票したのは12%だけ。既存の政治やウォール街に近い「主流派」のイメージが影響しているとみられる。

 勝利宣言でサンダース氏を念頭に「単一争点の国ではない」と述べ、総合力を誇ったクリントン氏。ファーストレディーや国務長官の「経験」を上回るメッセージを打ち出せるかが、本選をにらんだ課題となる。

 「異端児」のドナルド・トランプ氏の旋風を真正面から受け、「ブッシュ王朝」が敗退した-。当初は共和党の最有力候補と目されたブッシュ氏の撤退は、エスタブリッシュメント(支配階級)と、既存の政治に対する国民の嫌悪感を象徴している。

 序盤の3戦で下位に低迷したブッシュ氏は「この国に結束と、確実な道筋をもたらすために戦ってきたが、及ばなかった」と、選挙戦に終止符を打った。

 昨年6月、フロリダ州マイアミで「この国の未来の指揮を執る」と、出馬を宣言した当時は、知名度と人脈、資金力の高さが強みとみられていた。

 父と兄が大統領経験者という毛並みの良さは逆に、「3度目のブッシュ時代」への既視感を伴った嫌悪感を、有権者の間に抱かせた。それをあおり立てたのがトランプ旋風だった。

 ブッシュ氏は「王朝」のイメージを払拭しようと、「ジェブらしさ」を打ち出そうとはした。しかし、それは穏健路線そのもので、オバマ政治への反動から保守化を強める共和党内にあって、埋没した感がある。

 予備選の直前にブッシュ氏は、イラク戦争に踏み切り米国に後遺症をもたらした兄を、応援演説のため初めて登壇させた。この「王朝の負の遺産」ともいえる微妙な存在を表舞台に引き出し、「強い保守」を印象づけようとしたことは、最後の賭けだったようだ。

3069チバQ:2016/02/22(月) 01:21:41
http://mainichi.jp/articles/20160222/k00/00m/030/043000c
米大統領選
トランプ氏、指名獲得へ前進 南部初戦で勝利

毎日新聞2016年2月21日 19時33分(最終更新 2月21日 21時10分)
 【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】20日の共和党サウスカロライナ州予備選で、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が保守的な南部で初戦をつかみ、指名獲得に向け大きく前進した。対抗勢力では、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)をかわしたマルコ・ルビオ上院議員(44)が主流派を糾合して対抗軸を作ることができるかが焦点だ。

 「(次の)ネバダ州、(3月1日の)スーパーチューズデーでも大きな勝利を収め、終わらせよう」。トランプ氏は勝利演説で、サウスカロライナ州で勝った勢いを維持し、10以上の州で予備選・党員集会が開かれるスーパーチューズデーで指名獲得にめどを付けたい考えを示した。

 サウスカロライナ州は黒人や保守的なキリスト教福音派が多い。トランプ氏はリベラルな北東部ニューハンプシャー州で勝っており、リベラルと保守両方の州で勝利できることを証明したことになる。

 出口調査では、連邦政府に不満や怒りを感じると答えた投票者は92%に上った。「共和党に裏切られたと感じる」と答えた人も53%に上り、既成政治・共和党主流派への怒りがトランプ氏への投票につながった。また、イスラム教徒の一時入国禁止についても、投票者の73%が賛成と回答しており、トランプ氏の過激な姿勢が受け入れられたとみられる。

 一方、ルビオ氏は、若手の地元有力上下両院議員や人気があるインド系女性知事のニッキー・ヘイリー知事(44)から直前に支持表明を取り付けて猛追し、2位につけた。出口調査では、直前に投票先を決めた人のうち3割がルビオ氏に投票したと答えており、こうした支持表明が後押しになったようだ。

 同じ主流派でフロリダ州を地盤とするジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)の撤退も追い風だ。ルビオ氏陣営の集会で開票速報を見守ったカート・アーノルドさん(52)は「非常に勢いが出てきた意味のある2位で、主張が似ているブッシュ氏の支持層の獲得も見込める」と語る。

 ルビオ氏は支持者を前に「今夜からは(指名争いは)3人の争いになる。そして候補指名を勝ち取るのは私たちだ」と語った。

 三つどもえの一角、保守強硬派のクルーズ氏は、トランプ氏に勝ったアイオワ州と同様、1万人規模のボランティアが戸別訪問などを繰り返す「どぶ板」選挙も展開したが、伸びなかった。キリスト教福音派を中核とした宗教票を軸に、地元テキサス州を含めた南部で先行しようという戦略は揺らぎつつある。

3070チバQ:2016/02/22(月) 01:22:46
http://mainichi.jp/articles/20160222/k00/00m/030/027000c
米大統領選
ブッシュ氏、無念の撤退

毎日新聞2016年2月21日 18時38分(最終更新 2月21日 18時38分)
 【コロンビア西田進一郎】「アイオワとニューハンプシャー、サウスカロライナの人々は意思を示した。私はその決定を尊重する。今夜、選挙運動を中断する」。米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)は20日、サウスカロライナ州予備選で惨敗する見通しになったことを受け、「撤退」を発表した。続投を望む支持者から「ノー」と声が上がると、一瞬声を詰まらせ、無念さをにじませた。

 ブッシュ氏は大統領経験者の父と兄を持ち、知事としての実績でも知られる。2014年12月に立候補への意欲を示して以降、約半年間は党内支持率でほぼ首位を走り、最有力候補だった。民主党からはヒラリー・クリントン前国務長官(68)が立候補を表明し、身内に大統領を持つ「王朝対決か」ともささやかれた。

 しかし、兄が始めたイラク戦争への国民の厳しい目や「ブッシュ家で3人目」という反感が足を引っ張り、さらに15年夏に立候補表明した不動産王ドナルド・トランプ氏(69)から既成政治に対する不満の矛先にすえられ、支持率が急落。今月始まった党員集会・予備選でも低迷していた。

3071チバQ:2016/02/22(月) 01:25:12
http://mainichi.jp/articles/20160222/k00/00m/030/026000c
米大統領選
クリントン氏とトランプ氏が2勝目 第3戦

毎日新聞2016年2月21日 18時35分(最終更新 2月21日 21時11分)
 【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎、ラスベガス(西部ネバダ州)長野宏美】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いの第3戦としてネバダ州で民主党党員集会、サウスカロライナ州で共和党予備選が20日、行われた。民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)がバーニー・サンダース上院議員(74)を降し、2勝目を挙げた。一方、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が東部ニューハンプシャー州に続き連勝。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)が選挙戦からの撤退を発表した。

 クリントン氏は初戦のアイオワ州党員集会に続く2勝目で、ニューハンプシャー州予備選で圧勝して勢いに乗るサンダース氏を食い止めるうえで重要な勝利になった。

 一方、サウスカロライナ州はキリスト教の伝統的価値観を重視する「バイブルベルト」。共和党予備選では、南部の戦いを占う指標とされ、同州の勝者は1980年以降、1回を除いて最終的に党の指名を得てきた。

 トランプ氏は、序盤3州の2州で勝ち、混戦から抜け出す足がかりを作った。また、主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)が、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)をかわして2位に入った。主流派のブッシュ氏の撤退も支持票がルビオ氏に回るため追い風になるとみられる。

 民主党は27日にサウスカロライナ州予備選、共和党は23日にネバダ州党員集会がある。その後、予備選・党員集会が集中し、序盤戦の山場となる3月1日のスーパーチューズデーを迎える。

各候補者の得票率

【民主党・ネバダ州党員集会】

クリントン氏 52.7%

サンダース氏 47.2%

      集計率96%

【共和党・サウスカロライナ州予備選】

トランプ氏  32.5%

ルビオ氏   22.5%

クルーズ氏  22.3%

ブッシュ氏   7.8%

ケーシック氏  7.6%

カーソン氏   7.2%

     集計率100%

(日本時間21日午後9時現在、米CNNより)

3072チバQ:2016/02/22(月) 21:22:40
http://mainichi.jp/articles/20160223/k00/00m/030/077000c
米大統領選
序盤3州、想定外の激戦

毎日新聞2016年2月22日 21時00分(最終更新 2月22日 21時00分)
 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いの序盤3州で、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)がそれぞれ2勝した。トランプ氏が幅広い支持を集めることも、クリントン氏が厳しい戦いを強いられることも数カ月前には想定すらされなかった展開だ。各候補は、両党が10州以上で同時に予備選・党員集会を行う3月1日の「スーパーチューズデー」に向けて熱い戦いを続けている。【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎、ラスベガス(西部ネバダ州)長野宏美】

共和 「怒りや不満」力に

 「(11月の本選で戦うのは)ヒラリーと私だろう。ものすごい投票率になる」

 共和党のサウスカロライナ州予備選から一夜明けた21日。米CNNのインタビューに応じたトランプ氏は自信をみなぎらせた。

 自信の裏には、性別や年齢層などにとらわれない支持の広がりがある。同州予備選の出口調査では、自分を「穏健派」「やや保守的」と答えた人たちのそれぞれ約35%から支持を得て首位だった。そのうえ「非常に保守的」層でも保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)に6ポイント差の29%まで迫った。さらに、無党派と答えた投票者でも33%を獲得してトップだった。

 原動力は既成政治への怒りと不満だ。連邦政府に怒りを感じる層の44%、不満を感じる層の25%が支持した。物議を醸したイスラム教徒の一時入国禁止案も、投票者の7割超が支持した。選挙戦術も、初戦アイオワ州党員集会での教訓を踏まえ、ボランティアを動員した戸別訪問など「どぶ板」選挙も取り入れるなど「進化」している。

 一方、主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)は、初戦のアイオワとサウスカロライナの両州で直前の追い込みによって都市部を制した。両州とも、「本選で勝てる候補」を重視する人たちの中での支持は他の候補を圧倒。無党派層の取り込みが期待できる主流派の軸になりつつある。まず、撤退したジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)の支持層を引き付ける必要がある。

 クルーズ氏は、保守的なキリスト教福音派の支持を基盤に初戦のアイオワを制した。だが、サウスカロライナではトランプ氏に切り崩された。中でも福音派の支持率で2位に沈んだのは痛い。宗教票や保守層を軸に南部で有利に戦いを進めるためには、まず足元を固め直すことが急務だ。

民主 「経験」VS「信頼性」

 クリントン氏は21日、CNNのインタビューで「私は常に人々の生活を変えるために戦っている」と述べ、自らを信頼に値する人物だと強調した。

 意識しているのは、序盤3州での出口調査だろう。

 NBCテレビの出口調査によると、3州とも、選択の基準に「信頼」を挙げた人の8割以上がサンダース氏に投票した。一方、「本選で勝てるか」を基準にした人の8割、「経験」とした人の9割がクリントン氏だった。

 民主党では、クリントン氏が従来の民主党支持者や高齢者らの支持を得て2勝1敗でリード。サンダース氏は若者やヒスパニック系らの支持をどうやって票に結びつけるかがカギとなる。

 話し合いを経てから投票などをするため拘束時間が長い党員集会と、投票に行くだけの予備選という方式の違いも大きい。

 党員集会だったネバダ州では、44歳以下の72%がサンダース氏、45歳以上の66%がクリントン氏を支持した。だが、投票率は前者が37%、後者が63%。結果は、45歳以上から支持されたクリントン氏の勝利だった。

 一方、予備選だったニューハンプシャー州では無党派層を取り込みやすかった。隣接するバーモント州選出で地の利があったこともあり、サンダース氏が圧勝した。

 今後の焦点は少数派が多い南部など。クリントン氏はネバダ州で黒人票の76%を得て圧倒。若年層が多いヒスパニックは53%がサンダース氏を支持した。

 サンダース氏は21日のCNNインタビューで「多くの黒人やヒスパニックが服役を強いられる刑事司法制度は崩壊しているというメッセージを聞いてくれるはずだ」と期待感を表明した。

3073チバQ:2016/02/22(月) 22:17:24
http://www.sankei.com/world/news/160222/wor1602220047-n1.html
2016.2.22 21:18
【米大統領選】
スーパーチューズデーにらみ共和党三つどもえ激戦 ルビオ氏反攻なるか
 【ラスベガス(米西部ネバダ州)=加納宏幸】米大統領選の候補指名争いは23日の共和党ネバダ州党員集会、27日の民主党サウスカロライナ州予備選で序盤の戦いが終わる。候補たちは21日、指名候補を選出する代議員全体の約4分の1を決める3月1日のスーパーチューズデーをにらんだ運動を展開した。共和党は不動産王、トランプ氏(69)を若手2人が追う三つどもえの戦いが長期化しそうだ。

 ニューハンプシャー州に続き第3戦のサウスカロライナ州予備選を制して勢いに乗るトランプ氏は21日、ジョージア州で集会を開いた後、ネバダ州へ。サウスカロライナ州で2位に付けたルビオ上院議員(44)もテネシー、アーカンソーの両州を経てネバダ州入りした。経由地はいずれもスーパーチューズデーに予備選がある。

 穏健派のブッシュ元フロリダ州知事が撤退したことで、支持者や選挙資金の上積みを期待するルビオ氏は、テネシー州で記者団に「指名候補になったら必ず共和党を統一し、成長させる」と述べた。CBSテレビの番組ではトランプ氏のキャッチフレーズを挙げて「大統領を目指すなら『米国を再び偉大にする』と言うだけでなく、どう政策を実現するか説明すべきだ」と批判した。

 初戦のアイオワ州党員集会で勝利しながらサウスカロライナ州ではルビオ氏と僅差の3位だったクルーズ上院議員(45)は21日、ネバダ州パーランプでピックアップトラックの荷台に立って演説し、銃規制に反対する考えを強調。盛大な歓声に包まれた。

 クルーズ氏も、同氏を「嘘つき」と決めつけているトランプ氏を、「本質的な議論をしたくないから『嘘つき』などと言っている」とこき下ろした。

 ルビオ氏は米議会主流派やビジネス界を中心とする穏健保守、クルーズ氏はキリスト教福音派や保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)などの強硬保守に支持を広げたい考え。ブッシュ氏の撤退でルビオ氏が勢いを増しそうだが、いずれの保守層からも支持を吸収するトランプ氏をどう攻略するかが課題だ。

3074チバQ:2016/02/22(月) 22:17:55
http://www.sankei.com/world/news/160222/wor1602220006-n1.html

2016.2.22 00:33
【米大統領選】
「怒れる有権者」のトランプ旋風に待った…共和党主流派、ついに一本化へ動く
 【ワシントン=青木伸行】米大統領選の候補者指名争いで、共和党のドナルド・トランプ氏は、20日のサウスカロライナ州予備選を制し、ニューハンプシャー州に続き連勝を飾った。23日のネバダ州党員集会も制する勢いだ。ただ、主流派のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が撤退するなど、これまで分散していた主流派への支持票が収斂(しゅうれん)されていくにつれ、トランプ氏の勢いに今後、陰りが生じることも予想される。

 「今夜は特別な夜だ!」

 連勝による党候補指名獲得への手応え、天王山である「スーパーチューズデー」(3月1日)への展望、ブッシュ氏の撤退…。トランプ氏の勝利宣言の言葉には、さまざまな思いが込められていたようだ。

 共和党の牙城であるサウスカロライナ州は、宗教右派色が極めて濃い。世論調査機関ギャラップなどによると、共和党員の6割以上が、プロテスタントの一派である「福音派」だ。

 CNNの出口調査では、福音派の33%がトランプ氏に一票を投じ、福音派を支持母体の一つとするテッド・クルーズ上院議員(27%)は後塵(こうじん)を拝した。

 予備選の直前には、ローマ法王がトランプ氏を「キリスト教徒ではない」と非難し、同氏が法王を逆批判。有権者の投票行動への影響も注目されたが、カトリックとプロテスタントとの違いが、影響を軽微なものにしたとみられる。

 同州はまた、草の根保守運動「ティーパーティー」(茶会)の拠点の一つでもある。だが、茶会が後押しするクルーズ氏とマルコ・ルビオ上院議員の保守層からの得票率は、それぞれ26%と22%で、トランプ氏(33%)に及ばなかった。

 穏健派や無党派層などのトランプ氏への支持も、他候補をしのいだ。最大の勝因はしかし、既存の政治と主流派に不満を抱く「怒れる有権者」の4割以上が、同氏を支えたことだ。

 一方、主流派の支持票はブッシュ、ルビオ、ジョン・ケーシック(オハイオ州知事)の3氏に分散されてきた。ブッシュ氏の撤退は、やはりフロリダ州を地盤とするルビオ氏の求心力を高め、ブッシュ氏の支持票の多くが、同州を筆頭にルビオ氏に流れるとみられている。ブッシュ氏と同様、支持率の低迷にあえぐケーシック氏が今後、仮に撤退すれば、ルビオ氏にはさらに追い風になり得る。主流派の支持票の「一本化」は、トランプ氏にとり嫌な展開に違いない。

3075チバQ:2016/02/22(月) 22:25:18
1223 :チバQ :2016/02/22(月) 22:18:32
http://www.sankei.com/world/news/160221/wor1602210036-n1.html
2016.2.21 21:52
【米大統領選】
「サンダース革命」に追い風 「分かりやすさ」で若者・中南米系取り込み…親の世代は疑問視も

 【ラスベガス=加納宏幸】米大統領選の民主党候補指名争いでバーニー・サンダース上院議員(74)の主張が若者を引き付けている。一騎打ちを繰り広げるヒラリー・クリントン前国務長官(68)の支持基盤とされてきたヒスパニック(中南米系)の過半数も、「政治革命」を掲げるサンダース氏を支持した。

 サンダース氏は20日、ネバダ州党員集会を受け、ラスベガス郊外のヘンダーソンで「金融業界、政界、メディア界のエスタブリッシュメント(主流派)と戦うことは簡単ではない。だが、私たちに追い風が吹いているのは明らかだ」と敗戦演説を締めくくった。

 民主社会主義者を自任するサンダース氏の主張は、富裕層の富を中間層や貧困層に移転させるという分かりやすさが特徴だ。そのためクリントン氏への金融界からの巨額献金を糾弾し、オバマ米大統領が進める環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も雇用の喪失につながるとして容赦なく批判する。そのポピュリズムは、共和党での「トランプ現象」にも通じる。

 20日の党員集会。ラスベガスのホテルに設けられた会場に、メキシコ出身のオネシモ・ムニョスさん(55)は近隣の高級ホテルから調理服で駆け付けた。「大企業を代表するクリントン氏では何も変えられない。国民皆保険や最低賃金引き上げを目指すサンダース氏は全ての米国人を代表している」と語る。

 「過激なアイデアへの準備はいいか?」。党員集会の前夜、サンダース氏がヘンダーソンでの集まりで問うと、若者が目立つ聴衆から喝采が起こった。

 中米エクアドル出身の母を持つ女子大生、ジェイド・フットさん(19)もその中の一人。冷戦後に生まれ、社会主義に否定的な印象は持っていない。

 「社会主義は共産主義と違い、全ての人に利益をもたらす。社会保障も社会主義のプログラムだということをみんな忘れている」

 サンダース氏も「キューバやベネズエラではなくデンマークやスウェーデンのような(福祉)国家」を目指すと説明。理想の大統領は社会保障を含むニューディール政策を進めたフランクリン・ルーズベルトだ。

 ただ、ジェイドさんの母、エリーナさん(49)は娘の熱中ぶりがちょっと心配だ。「大学を無料になんてできる? 娘の決定は尊重するけど…」とつぶやいた。

3076チバQ:2016/02/22(月) 22:26:27
http://www.sankei.com/world/news/160221/wor1602210002-n1.html
2016.2.21 19:00

米最高裁判事の死に“陰謀説” トランプ氏も反応、一部で「オバマ氏が黒幕」の声まで

 米テキサス州のリゾートホテルで13日に急逝した米連邦最高裁のアントニン・スカリア判事=写真(ロイター)=が、何者かに殺害されたとする“陰謀説”が米国内で飛び交っている。発見時の枕の位置がおかしいという証言と、司法の重要人物の変死なのに、地元判事が司法解剖は不要と判断したことが、話を大きくしているようだ。スカリア氏は、民主党オバマ政権の重要政策差し止めの判断をしたこともあり、“オバマ氏による暗殺説”まで飛び出す状態だ。

 ■トランプ氏「真実味ある」

 複数の米メディアは、スカリア氏は79歳と高齢で、高血圧や心臓の持病があり、死因は心臓まひとする医師の見解を報じていた。しかし、スカリア氏が滞在したホテルのオーナー、ジョン・ポインデクスター氏が地元紙の取材に答えた一言が“陰謀説”のきっかけとなった。

 「発見時、横たわったスカリア氏の頭頂部とヘッドボートの間に枕が置かれていた」

 ポインデクスター氏は、米紙ニューヨーク・タイムズにも「全くしわのないシーツの上で、手を組んだ状態だった」などと証言した。このため、枕を使って殺害されたという声が上がり始めた。

 これに加えて、地元判事が即座に「司法解剖の必要なし」と判断したことで“陰謀説”に拍車がかかった。最高裁判事といえば、司法の中枢に身を置く人物。捜査経験を持つウィリアム・リッチー氏は「司法解剖をしなかったのは驚きだ。葬儀までまだ時間がある。専門家に調べさせるべきだ」と指摘する。

 また、CNN(電子版)によると、ジョージ・ワシントン大の法学者、ジョナサン教授は「最高裁判事という重要人物の司法解剖が行われず、現場へ行った保安官の電話報告で死亡確認をしたことに驚いている」と話した。

 “陰謀説”には、激しい米大統領候補指名争いを続ける不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)も反応。「枕が顔の上にあった」とラジオ番組で語り、“陰謀説”には真実味があるとの考えを示した。また、この番組の司会者で保守派のマイケル・サベージ氏も「ケネディ大統領暗殺事件を調べたような調査委員会を設置すべきだ」と主張した。

 ■「オバマ氏が黒幕」も

 スカリア氏は1986年、レーガン大統領の指名で、最高裁判事に就任。9人の最高裁判事の最古参で、銃保有の権利を支持する一方、同性婚や人工中絶に反対するなど、最も保守的といわれ、リベラルな民主党オバマ政権にとって、目の上のたんこぶのような存在だった。急逝の4日前には、二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに05年比32%削減する「クリーン・パワー・プラン」の実施を一時差し止める判断を示した。

 このプランは、民主党オバマ政権が掲げる重要政策の一つだったこともあり、“オバマ氏による暗殺説”が生まれたようだ。
 さらに“陰謀説”は拡大を続け、インターネット上では、米中央情報局(CIA)が「心臓まひを起こさせる特殊銃を使って暗殺した」と言及するサイトもあるという。

 捜査当局は、室内に事件性をうかがわせる痕跡などはなかったという。さらに、CNNに対して「捜査員なら睡眠中に死亡したか、枕で窒息させられたか、現場を見れば区別はつく」と“陰謀説”を一蹴する。

 保守派を代表するスカリア氏の死去で、最高裁はリベラル派、保守派とも4人となった。この微妙なパワーバランスが生んだ“陰謀説”の闇は、なお深い。(SANKEI EXPRESS)

3077チバQ:2016/02/22(月) 22:51:47
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160222k0000e030182000c.html
<米大統領選>トランプ氏が大差リード 序盤3州獲得代議員

11:56毎日新聞

<米大統領選>トランプ氏が大差リード 序盤3州獲得代議員
共和党・主要候補の獲得代議員数(21日時点)
(毎日新聞)
 ◇共和党サウスカロライナ州予備選 代議員50人全員獲得

 【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】米大統領選に向けた20日の共和党サウスカロライナ州予備選を制した不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、同州の代議員50人全員を獲得した。序盤2州は得票率に応じて代議員が比例配分されたが、同州は「勝者総取り」方式。トランプ氏は獲得代議員数でも2位以下を大きく引き離した。

 共和党の代議員は2472人おり、各候補は過半数の獲得を目指す。同州には50人が割り当てられ、州全体の得票数1位の候補と、七つある連邦下院議員選挙区ごとの1位の候補が代議員を獲得するする仕組み。

 トランプ氏は州全体だけでなく、選挙区単位でも全勝した。獲得代議員数を67人に伸ばし、11人のテッド・クルーズ上院議員(45)、10人のマルコ・ルビオ上院議員(44)らを引き離した。

 ただ、序盤3州で決まったのは代議員全体の約4%にあたる103人にすぎない。序盤の山場はテキサス州(代議員数155人)など11州で予備選・党員集会がある3月1日の「スーパーチューズデー」だ。この日は代議員全体の約4分の1にあたる595人の配分が決まる。

 さらに、15日には勝者総取り方式のフロリダ州(同99人)、オハイオ州(同66人)などで予備選・党員集会があり、ここが指名獲得に向けた分かれ道になりそうだ。

3078とはずがたり:2016/02/23(火) 11:45:02
>一般論では「若者が政治に関心を抱き、参加するのは良い事」なのだろうが、Bernie Brosを目撃した今は、疑問を感じずにはいられない。
>妥協を許さない「オール・オア・ナッシング」の理想を貫けば、社会は機能しなくなるし、戦争を回避することもできない。
正論だけど,若者達の絶望をちゃんと汲み取れないと駄目である様に思える。トランプとサンダースに両極に分裂したアメリカ非体制派の絶望の渕は深い。。

ウォール街が富を独占してゐると云う批判は真っ当に思えるけど,ウォール街が富を産みだしてもその他の部門でも豊かに暮らせれば良いんだけどそうなってないのが不満の源泉であろう。今の100倍ぐらいの人間が金融で鞘の争奪戦に参戦すれば配分はまともになるのかねぇ?それでもやっぱり成功するのは一握りで今と変わらない?

中産階級は産革前後では商工業者が,王侯貴族と農民の間に出来て,黄金の20年代以降は工場労働者がその階層として社会の中庸と安定性を担ってきたが,現代に於いてはその工場労働社会層が社会のサービス化に伴って解体しつつあるのに対して新しい中間層が育ってない苦しみがある。その苦しみが終わった後に国民皆ウォール街ビジネスマン化か国民皆IT起業家化に拠って金融かITで年収2千万稼ぐのが中産階級になる…かな??

サンダース旋風の裏にある異様なヒラリー・バッシング
実現困難なサンダースの公約に共感してヒラリーを敵視する「バーニー・ブラザーズ」とは
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4539.php
2016年2月17日(水)15時30分
渡辺由佳里(エッセイスト)

 2008年の大統領選挙では、若者たちがバラク・オバマを熱狂的に支持した。共和党のブッシュ大統領(当時)が始めたイラク戦争が泥沼化し、膠着状態に陥った連邦議会への不信が高まるなか、黒人で、新人上院議員のオバマは、「政治と国を変えてくれる救世主」としてすがりつくのに最適の人物だった。当時若者の間では、アメリカの古い世代とその価値観を否定する行為として、フェイスブックの名前のミドルネームをオバマにならって「フセイン」にするのが「かっこいい」こととして流行った。

 今回2016年の大統領予備選挙で、リベラルな若者たちから熱狂的に支持されているのは、自称「民主的社会主義者」のバーニー・サンダースだ。昨年大統領選への出馬を発表したときには、メディアから「絶対に勝ち目はない」と笑い者にすらされていたサンダースだが、今月9日のニューハンプシャー州予備選では、ヒラリー・クリントンに支持率で25ポイントの大差をつけて圧勝した。

 この珍現象を可能にしたのは、ちょうど大学生くらいの年代の若者たちだ。

 連邦議会の議員としては、ヒラリーより長いキャリアを持ち、しかも6歳も年上の74歳の白人のサンダースを、なぜ若者が支持するのだろうか?

 アメリカでも不思議に思われているこの現象を、ニューハンプシャー予備選の取材を通して体感してきた。

 予備選の投票の4日前、バーニーとヒラリーの両候補が講演する民主党のイベントが開催された。会場前では、マイナス10度の厳しい寒さにもかかわらず、候補のボランティアたちがプラカードを持って立っていた。

 ここまではよくある風景だが、会場入り口に近づくと大音響で音楽が流れている。「政治イベントにしては現代的でヒップな曲だな」と思い見てみると、録音ではなく、テントでDJがプレイしている。テントにはサンダースの愛称「バーニー」と書いてあり、その前で若い女性がフラフープを回しながら腰をくねらせて踊っている。

「どこかで見たような風景だ」と思って、すぐに気付いた。ロックコンサート、それもグレイトフル・デッドのコンサートだ。

 グレイトフル・デッドは、1960〜70年代にかけて流行ったヒッピー文化とカウンターカルチャーを代表するロックバンド。この時代の若者はベトナム戦争で政府への不信感を募らせ、既成の社会体制を否定して新しい価値観を見出そうとしていた。それがカウンターカルチャーであり、ヒッピー・ムーブメントだった。

3079とはずがたり:2016/02/23(火) 11:45:14

 サンダースの支持者は、他の候補と比べると圧倒的に若者が多い。「民主的社会主義」の理念でアメリカの政治を根本的に変えることを約束するサンダースは、現代の若者にとっては「反体制」の指導者であり、21世紀のカウンターカルチャーのリーダーとみなされている。

 もちろん違いはある。20世紀のカウンターカルチャーの背景にはベトナム戦争があったが、徴兵制度がない今の若者にとって、泥沼化しているイラク戦争はさほど身近なものではない。それよりも、値上がりを続ける大学の授業料と就職難のほうが肌で感じる切実な問題なのだ。

 トップ大学の学費は年間500万円を超え、学費ローンという借金を抱える大学卒業生は半数以上。卒業時点での借金の平均は現時点で500万円程度だという。しかも、アメリカでは、四年制の大学を卒業しただけでは高給の職には就けない。「海洋生物学を学んだのに、それを活かすためには大学院に行く必要があり、その資金を貯める就職先がない」と嘆く若者や、「非営利団体での仕事は楽しいけれど、給料が安いのでローンを返せない」とぼやく若者が筆者の知り合いにも沢山いる。しかも彼らは、アメリカでは収入が上位10%に属する中産階級の子弟なのだ。

 国民の収入格差は、現代アメリカが抱える深刻な問題だ。上位0.1%に属する少数の金持ちが持つ富は、下方90%が持つ富の合計と等しく 、70年代にはアメリカの過半数だった「中産階級」(調査機関ピュー研究所の定義では、国民の平均年収の3分の2から2倍の収入がある層) が消えつつある。

 サンダースは、大衆の心をとらえやすく、覚えやすいようにするためだろう、「99% vs 1%」という数字を使っている。不公平な時代に生まれたことに憤る若者たちにアピールするのが、サンダースの「近年では、経済がもたらす新たな収入の99%は、上位1%に行っている」 というスピーチと、次のような公約だ。

・大学の学費を無料にする
・北欧のように国民全員が無料で医療を受けられるようにする
・中産階級から搾取して富を独占するウォール街を解体し、収入と富の平等を図る

 60年代の若者の敵は、戦争や人種差別を続ける政府だった。サンダースを支持する現代の若者の最大の敵は「上位1%に属する大富豪」であり、その1%を独占する「ウォール街」だ。このあたりは、2011年の「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動の流れを受け継いでいる。

 彼らは、共和党候補だけでなく、サンダースのライバルであるヒラリーと、ヒラリーを応援する政治家も、上位1%を支える「体制」側の敵とみなしている。ニューハンプシャー州マンチェスター市で開催された民主党のディナーイベントで、それは如実に見て取れた。

 イベント会場は、ふだんはアイスホッケーの試合が行われるアリーナで、面白いことに、バーニーとヒラリーの双方の支持者が、対戦するホッケーチームを応援するファンのように、ステージを挟んで左右に綺麗に分かれて座っていた。

 ヒラリー応援団には、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)活動家、人権理事会(HRC)、家族計画連盟(Planned Parenthood Federation)といった支援団体のメンバーが目立ち、まとまった感じだった。

 一方のサンダース応援団は若者が多いが、60〜70歳くらいの年配の人が結構混じっている。彼らも、かつてはジャック・ケルアックの本をベルボトムのジーンズのお尻のポケットにつっこみ、ウッドストックや反戦運動に出かけた若者たちなのだろう。

 大学の学費を無料にするためには、巨額な資金が必要だ。医療費もそうだ。「ではその資金はどこから持ってくるのか?」という人々の疑問に対して、サンダース陣営からは「ウォール街から」という答えが戻ってくる。

3080とはずがたり:2016/02/23(火) 11:45:32
>>3078-3080

 シンプルな回答にサンダース支持者は満足しているようだが、少しでも現実的になれば、それが不可能なことは明らかだ。彼らが望むとおりウォール街を解体して搾取しても、経済の混乱を引き起こすだけで国民全員に無料で大学教育と医療を与えることはできない。サンダースが成功例として挙げる北欧諸国は租税や消費税が高いが、彼らはアメリカの税金が上がるのは断固として反対のようだ。トップ1%の金持ちが下方99%のコストを払えばいいと信じている。

 サンダース信奉者たちは、「タダ」を実現するコストについては考えない。

 さらに、60年代ヒッピーの合言葉は「ラブ&ピース」だったが、サンダース支持者たちは、どちらかというと「ラブ」よりも「ヘイト(憎しみ)」の方が強いようだ。

「大学の学費を無料にする」というサンダースの政策に対して、ヒラリーは「私とバーニーが求めることは同じ。けれども、私は現実主義者。できることしか約束しない」と反論するが、サンダースの支持者は許さない。理想主義者の彼らは、少しでも「体制」の臭いがするものを徹底的に攻撃する。

 女性で民主党全国委員長のデビー・ワッサーマン・シュルツがスピーチを始めると、すぐにあちこちからヤジが飛び始めた。私は偶然サンダース応援側の席に座っていたのだが、大声でヤジやブーイングをしているのは、私の周囲にいる若い男性たちばかりだ。

 席を2つ挟んだ右手の男性は、サンダースの名前をネオンのように光らせたプラカードを胸に掲げ、「You suck!(おまえは最低だ!)」とひっきりなしに大声で叫び続けている 。

 これがメディアで噂の「Bernie Bros(バーニー・ブラザーズ)」だ。

 サンダース支持者のなかには、ソーシャルメディアやニュースメディアのコメント欄に人格攻撃に近いヒラリー批判を書きこみ、それに反論する女性がいれば、「自分のほうが正しい」という独善的な態度でその女性まで攻撃する若い男性が増えている。彼らは「Bernie Bros」と呼ばれ、インターネットでは以前から話題になっていた。

 メディアでは「そういう人がいても、少数だけ。それで苦情を言うヒラリー陣営は大げさ」と捉えていたが、このイベントでヤジを飛ばす若い男は少数ではない。

 元女性州知事で現職上院議員のジーン・シャヒーンがヒラリー支持表明のスピーチをしている最中も、ブーイングや大声のヤジは続いた。

 60歳くらいのサンダース支持者の女性が、見るに見かねて前に座っている若者に注意したところ、彼は顔を真っ赤にして「憲法修正第1条で保障された表現の自由を知らないのか? 僕には発言の自由がある!」と、注意した女性に向かって怒鳴り始めた。

 共和党候補のトランプのイベントでも、応援にかけつけた政治家に悪態をつく支持者がいたが、態度の悪さでは、サンダース支持者はトランプ・ファンと同等だ。

 Bernie Brosを見ていると、どうやら「革命」を口実にして、「体制」を象徴するヒラリーやその支持者を血祭りにあげることで自己満足に浸っている若い男性が少なくないようだ。

 一般論では「若者が政治に関心を抱き、参加するのは良い事」なのだろうが、Bernie Brosを目撃した今は、疑問を感じずにはいられない。

 妥協を許さない「オール・オア・ナッシング」の理想を貫けば、社会は機能しなくなるし、戦争を回避することもできない。ヒラリーを叩きのめして、11月の本選で共和党候補を勝たせれば、極右の最高裁判事を任命し、「女性が中絶を選ぶ権利」や「同性婚の権利」が撤回される可能性もある。その危険を訴えるLGBTや人権理事会のメンバーからの意見には、サンダースの熱狂的支持者は耳を傾けようとはしない。

 そんな若者たちが、「票」という武器を手にしてソーシャルメディアで仲間に「革命」を呼びかける現状こそが、アメリカの民主主義の危機なのかもしれない。

3081チバQ:2016/02/23(火) 23:28:37
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160223k0000e030206000c.html
<米大統領選>クルーズ氏が広報担当解雇

11:17毎日新聞

<米大統領選>クルーズ氏が広報担当解雇
広報担当の解雇について報道陣に弁明するテッド・クルーズ上院議員(中央)=米ネバダ州ラスベガスで2016年2月22日、長野宏美撮影
(毎日新聞)
 【ラスベガス(ネバダ州)長野宏美】米大統領選の共和党候補者指名争いで、ネバダ州党員集会を翌日に控えた22日、テッド・クルーズ上院議員(45)が側近の広報担当を解雇した。中傷合戦が過熱する中、マルコ・ルビオ上院議員(44)が聖書を侮辱したと受け取れるビデオをソーシャルメディアで公表したことが原因。クルーズ氏はアイオワ州党員集会の際に、元神経外科医のベン・カーソン氏(64)は近く撤退すると陣営が虚偽の情報を流して支持を働きかけたことで「うそつき」「汚い」との批判を受けていた。

 クルーズ氏はラスベガスで報道陣に「この選挙戦は最高基準で高潔に行われることを明言する。この件は大きな間違いだった」と弁明した。広報担当はフェイスブックで「不正確な話を載せたことをルビオ氏に謝罪したい」と謝った。度重なる虚偽情報の流布で、信頼失墜につながりかねないだけに、早期収束を狙ったとみられる。

 ルビオ氏を支持する共和党のジェームズ・リッシュ上院議員はCNNテレビに出演し、「クルーズ陣営はウソを言い続けている。これはこの陣営の体質だ。大統領選に名乗りを上げた候補者は誠実な選挙運動をする必要がある」と批判した。

 共和党の指名争いは不動産王ドナルド・トランプ氏(69)がサウスカロライナ州を制し、首位を走っている。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)が撤退し、上位3候補の争いが激化するとみられ、対トランプ氏の座をルビオ氏とクルーズ氏が激しく争っている。

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3082チバQ:2016/02/23(火) 23:28:53
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1602230064.html
【米大統領選】23日、ネバダ州で共和党党員集会 トランプ氏10ポイント以上リード、ルビオ氏ら若手どう対抗

20:09産経新聞

 【ラスベガス(米西部ネバダ州)=加納宏幸】米大統領選に向けた共和党の候補指名争いは23日、ネバダ州で党員集会が行われ、1日のアイオワ州党員集会で始まった序盤4州の戦いを終える。ブッシュ元フロリダ州知事の撤退で主流派の支持は穏健保守の若手ホープ、ルビオ上院議員(44)に集中。非主流派の不動産王、トランプ氏(69)や強硬保守のクルーズ上院議員(45)はルビオ氏を守旧派の代表として攻撃している。

 1日のアイオワ州党員集会を皮切りとするサバイバルレースで、候補は12人から5人に絞り込まれた。

 世論調査によると、ネバダ州の党員集会はトランプ氏が10ポイント以上リードしているとみられている。予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」を前に、トランプ氏の勢いを若手2人が止められるかどうかを占う重要な戦いとなる。

 これまでブッシュ氏を後押ししてきた元大統領候補のドール元上院議員は22日、ルビオ氏への支持を表明。ハッチンソン・アーカンソー州知事や上下両院議員も新たにルビオ氏の支援に加わった。ブッシュ氏に流れ込んでいたビジネス界からの献金もルビオ氏にシフトしている。

 これに対し、トランプ氏はラスベガスで1万人近くの聴衆を前に演説し、巨額献金に支配された政治から「この国を取り戻す」と牽制。クルーズ氏に関しても「キリスト教福音派の支持を得られないのは彼が嘘つきだからだ」と批判した。

 クルーズ氏は22日、ルビオ氏が聖書を軽んじているとする虚偽の情報に基づく広告を作ったとして広報責任者を解雇。行き過ぎた他陣営攻撃に批判も出ているが、それでも同氏はラスベガスで、ルビオ氏を現状維持を重んじる政治家であるとして批判した。

3083チバQ:2016/02/24(水) 23:25:32
http://www.sankei.com/world/news/160224/wor1602240029-n1.html
2016.2.24 14:52
【米大統領選】
トランプ氏が3連勝 共和党第4戦 ネバダ州党員集会で 「スーパーチューズデー」に弾み
 【ワシントン=小雲規生】米大統領選に向けた共和党の候補指名争いの第4戦、ネバダ州党員集会が23日行われ、米主要メディアによると、非主流派の不動産王、トランプ氏の勝利が確実となった。

 トランプ氏は1日のアイオワ州党員集会で始まった序盤4州の戦いで3勝したことになり、予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」に向けて弾みをつけた。

 米CNNによると、集計率7%の段階で、得票率はトランプ氏が41・9%でトップ。穏健保守派のルビオ上院議員が25%、強硬保守派のクルーズ上院議員が21・8%と続いた。また、元神経外科医のカーソン氏は7・2%、ケーシック・オハイオ州知事は3・8%。

 トランプ氏、ルビオ氏、クルーズ氏による三つどもえの争いが注目されたが、事前の世論調査でリードしていたトランプ氏が圧勝。穏健派から支持されていたブッシュ元フロリダ州知事は20日に選挙戦から撤退し、各候補の得票率がこれまでの選挙戦とは大きく異なる結果になる可能性も指摘されていた。

3084チバQ:2016/02/24(水) 23:30:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160224-00000100-mai-n_ame
<トランプ氏>ネバダでは「口撃」対象のヒスパニックも支持
毎日新聞 2月24日(水)21時25分配信
 【ラスベガス(米ネバダ州)長野宏美】米大統領選に向けた共和党ネバダ州党員集会で、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が圧勝した。「口撃」の標的にしてきたヒスパニック(中南米系住民)からも高い支持を受けたことで、勢いを加速させている。

 トランプ氏の支持者が集まったラスベガスのカジノ。集会終了直後の午後9時過ぎ、CNNテレビが「勝利確実」を速報すると、「ウォー」と歓声が起きた。

 トランプ氏は「高齢者で勝ち、高学歴で勝ち、学歴が低い人でも勝った」と、すべての層を取り込んだことを誇った。NBCの出口調査によると、党員集会参加者の85%が白人で、うち47%がトランプ氏を支持。ヒスパニックの参加者は8%で少数派だが、ここでも45%が支持した。

 ネバダ州は、ヒスパニックが州人口の約3割を占め、外国生まれも19%に上る。不法移民が人口に占める割合も全米で最高の7・6%に達するため、移民問題への関心は高い。トランプ氏は、不法移民の強制送還やメキシコ国境に壁を建設することを提唱するなど、ヒスパニックを敵視してきたが、反移民政策を取るトランプ氏に共感する人も多い。NBCの出口調査によると、移民問題を重視すると答えた人のうち62%がトランプ氏を支持した。

 米自治領プエルトリコ出身の運転手、オランド・デルガドさん(54)は「(標的とされてきた)メキシコ人はトランプ氏を嫌うだろう。でも不法移民のコントロールは必要だ」と語った。同じくプエルトリコ系のコンサルタント、ハイラム・ペレスさん(64)も「不法移民は米国の経済や治安を壊している。テロの心配もある。強い米国に戻るには成功したビジネスマンの力が必要だ」と語った。トランプ氏に期待し、初めて集会に参加したという。

 また、連邦政府に「不満か怒り」を感じている人が94%に上り、そのうち47%がトランプ氏に投票した。トランプ氏は既成政治への不満を取り込み、幅広い層に支持を広げた。

 党員集会が行われたラスベガスの高校で、白人警官のジョン・トルチェットさん(52)が「トランプ氏は自分の資金で選挙をしていて、誰の利益も代表していない。政治家にはうんざりだ」と投票先を決めていない人に勧めていた。NBCによると、次の大統領は政治の主流派以外を求めると答えた人は61%に上り、そのうち71%がトランプ氏を支持した。

3085チバQ:2016/02/25(木) 00:21:20
http://www.sankei.com/world/news/160224/wor1602240044-n1.html
2016.2.24 21:13
【米大統領選】
なぜ人気?トランプ氏 指名争い3連勝 切り札は「主流派への反感」「現状への怒り」

 米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がネバダ州党員集会も制し、3連勝した。トランプ氏を止められる存在は穏健保守のマルコ・ルビオ上院議員(44)に絞られつつあるが、エスタブリッシュメント(主流派)に対する反感をあおる手法でトランプ氏は雪だるまのように支持を膨らませている。(ラスベガス 加納宏幸)

 トランプ氏は23日夜、カジノが並ぶラスベガスの目抜き通りのホテルで勝利を宣言した。

 「評論家は私たちがこんなに勝つとは予想していなかったが、勝って勝って勝ちまくっている。この国も勝ち始める」

 会場は熱狂の渦に包まれ、トランプ氏が口を開くたびに歓声が起こった。支持者からの「トランプ! トランプ!」「USA! USA!」といった掛け声で、トランプ氏は何度か演説を中断した。

 初戦のアイオワ州をテッド・クルーズ上院議員(45)に奪われた後のトランプ氏の勢いはとどまるところを知らない。その原動力は現状に対する有権者の「怒り」と「不満」だ。

 党員集会の会場でのCNN調査によると、連邦政府への怒りを感じている有権者の49%がトランプ氏に投票すると回答し、2位のクルーズ氏(25%)を大きく上回った。不満を抱いていると答えた層でも43%がトランプ氏を支持していた。

 トランプ氏の矛先は、後手に回ったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)対策、不法移民の取締の手ぬるさ、自由貿易の推進による雇用創出といったオバマ大統領の政策が中心だ。加えて、オバマ政権に「失政」を許している共和党の議会指導部や主流派の大統領候補にも矛先は向かう。党の亀裂を深める言動で自らへの支持を高めている格好だ。

3086チバQ:2016/02/25(木) 00:21:53
 ルビオ氏は逆に、同じ穏健保守のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が撤退したことを受け、トランプ氏に抵抗して党の統一を図る存在になろうとしている。

 「党を成長させ、戦いに勝つ」。ルビオ氏は23日の集会でこう語った。CNN調査ではここ数日でルビオ氏への支持を決めた有権者が多く、ブッシュ氏撤退の効果とみられる。投票に当たり「勝てる候補」を選ぶと答えた24%のうち、過半数の51%がルビオ氏を支持。当選可能性を重視する有権者がルビオ氏を志向していることも分かった。

 しかし、共和党支持者はトランプ氏を追うルビオ、クルーズ両氏に物足りなさを感じているようだ。

 トランプ氏の集会に参加した男性(43)は「クルーズ氏にも当選当初は期待したが、ワシントンでエスタブリッシュメントになってしまった」と語った。別の50代の男性は「民主党のクリントン前国務長官を破る強さがあるのはトランプ氏だけ」と述べた。

 クルーズ氏はオバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)などで共和党の議会指導部にも抵抗してきた「非主流」のスタンスを売りにしてきたものの、CNN調査では非主流であることを理由にした支持は71%がトランプ氏に向かい、2位のクルーズ氏は15%しか得られていなかった。

 この潮流が続けば、トランプ氏が3月1日のスーパーチューズデーで一気に勝負を決める可能性もある。トランプ氏は勝利宣言で「これからは素晴らしい2か月になる。正直、2か月もかからないかもしれないけどな」と述べた。

3087とはずがたり:2016/02/25(木) 19:09:59
2016年 02月 25日 13:44 JST
コラム:米大統領選、トランプ氏優勢が示す「金の力」の限界
http://jp.reuters.com/article/column-trump-money-idJPKCN0VY0CA?sp=true

[ワシントン 24日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米大統領選の共和党候補指名争いを不動産王ドナルド・トランプ氏がリードしていることは、大いなる皮肉を含んでいる。トランプ氏が得票1票に対して費やした選挙資金は共和党候補者の中で最も少ないからだ。

せめてもの救いは、資金力だけでは米大統領選に勝てないことを見せつけた点だろう。

選挙運動を繰り広げている者の多くは、この事実に気付いていないようだ。前回、現職大統領が立候補しなかった大統領選は2008年で、この時の共和党候補に比べて現在の同党候補の選挙資金は既に倍増している。センター・フォー・レスポンシブ・ポリティックスによると、08年はこの時期までに共和党候補が調達した資金は3億0600万ドル。これに対して今年は、直接集めた2億7000万ドルに加え、スーパーPAC(政治活動委員会)を通じた調達が3億5000万ドル近くに上っている。8年前、スーパーPACは合法化されていなかった。


最も資金を浪費したのはジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。確保した選挙資金1億5000万ドルのうち、約1億2000万ドルを使った挙句、支持率が低迷して先週末に選挙戦から撤退した。得票1票当たり約1320ドルを使った計算だ。

マルコ・ルビオ、テッド・クルーズ両上院議員はブッシュ氏に比べれば得票が多く、まだ選挙戦に残っている。しかしルビオ氏は得票

1票当たり260ドル、クルーズ氏は233ドルを投じてなお、過去3回の投票でトランプ氏に得票率で2桁台も水を開けられた。

トランプ氏はすべての候補に恥をかかせた。彼がこれまでに費やしたのは2500万ドル前後。これは昨年9月に選挙戦を撤退する前に3200万ドルを投じたスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事を含め、あらゆる候補者よりも少ない。しかもトランプ氏は、得票1票当たりの資金が60ドルにとどまっているのだ。

とはいえ、国際的な基準に照らしたとき、米国の選挙の乱費ぶりには変わりがない。例えば英国の各政党が昨年の総選挙で使った資金は総額3700万ポンド(5500万ドル)だ。しかも米大統領選はまだ8カ月以上を残している。

トランプ氏は資金を節約し、大衆受けするメッセージ、型破りな振る舞い、自らが支配するメディアでの大きな取り扱いを武器に選挙戦を続けている。理由は何であれ、伝統的な選挙演説スタイルよりも有権者の心をつかんでいることは確かだ。将来の候補者は、資金力だけでなく派手さも必要だという教訓を得るだろう。

●背景となるニュース

*トランプ氏は23日のネバダ州共和党党員集会で、大統領選候補指名争いの投票に勝利した。得票率は46%。これで3連勝となる。

*ルビオ上院議員は今回も2位で得票率24%、3位はクルーズ上院議員の21.4%だった。

*共和、民主両党の党員集会や予備選挙が集中する「スーパーチューズデー」は3月1日。

3088チバQ:2016/02/25(木) 22:53:31
http://www.asahi.com/articles/ASJ2S3W3ZJ2SUHBI016.html
スパイク・リー監督、サンダース氏を支持 米大統領選
ワシントン=佐藤武嗣2016年2月25日11時16分
 米大統領選の民主党候補で左派のバーニー・サンダース上院議員に対し、人種差別をテーマにした作品の多い黒人映画監督スパイク・リー氏が支持を表明した。サンダース氏は、学生時代に人種差別に抗議して逮捕された若き日の写真が公開された。黒人層への浸透に苦労しているだけに、こうした動きが追い風になるかが注目される。

特集:米大統領選挙2016
 映画「マルコムX」などの作品で有名なリー氏は23日、「バーニーは企業から一銭も受け取らず、それは賄賂をもらっていないということだ」と、選挙運動の資金集めの方針に賛同を表明。「彼は生涯をかけて富や教育の平等のために闘ってきた。行動する時だ」と支持を呼びかけた。

 一方、米紙シカゴ・トリビューンは最近、50年以上前に学校の人種差別に抗議して警官に両腕をつかまれ、連行されるシカゴ大の学生だったサンダース氏(当時21歳)の写真を公開。同氏も写真の青年が自分であることを認め、CNNに「逮捕され、警察の護送車に押し込まれ、警察署に連れていかれたことをはっきり覚えている。興味深い一日だった」と語った。

 民主党の候補者指名争いは、27日に南部サウスカロライナ州の予備選を迎える。白人層ではサンダース氏が支持を伸ばすが、投票者の過半数を占めるとみられる黒人層ではクリントン前国務長官が圧倒的に優位とされる。黒人に影響力のある映画監督の支持や、公民権運動に傾倒したサンダース氏の青年時代の写真公開で、同氏がどこまで黒人層に浸透するかが、選挙戦のカギを握りそうだ。(ワシントン=佐藤武嗣)

関連ニュース

3089チバQ:2016/02/26(金) 00:57:07
http://mainichi.jp/articles/20160226/k00/00m/030/063000c
米大統領選
黒人票取り込み焦点…民主・サウスカロライナ

毎日新聞2016年2月25日 21時58分(最終更新 2月26日 00時30分

 【コロンビア(米サウスカロライナ州)西田進一郎】米大統領選の民主党候補指名争いで、第4戦となる27日の南部サウスカロライナ州予備選は黒人票が鍵を握る。ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は夫のビル・クリントン元大統領が誇る根強い黒人人気に加え、人権問題に取り組む姿勢をアピールして支持を拡大。バーニー・サンダース上院議員(74)が過去3戦で強みを見せた若者層でも黒人票を基に食い下がり、全体で優位に戦いを進めている。

クリントン氏優勢

 23日夜、コロンビアの教会で開かれた集会。クリントン氏の周りに座った黒人女性たちが次々と支持を表明した。ある女性は17歳の息子が自警団員に射殺され、別の女性は43歳の息子が白人警官に取り押さえられて窒息死した。みなクリントン氏が自分たちと直接会い、「誰も話を聞いてくれない時から話を聞いてくれた同志だ」と体験談を語った。クリントン氏は「構造的な人種差別を終わらせるためにはみなが関わる必要がある」と強調。黒人でほぼ埋め尽くされた教会が沸いた。

 同州は民主党有権者の過半数が黒人とされ、その動向が勝敗を左右する。NBCテレビなどの世論調査では、クリントン氏の支持率は60%でサンダース氏が32%。黒人に限ると、クリントン氏は68%に伸び、サンダース氏は21%となる。クリントン元大統領は、黒人の多い南部アーカンソー州で生まれ育ち、同州知事から大統領に上り詰めた。子供時代の境遇などから黒人の女性ノーベル賞作家のトニ・モリスン氏が「初の黒人大統領」と評したほど黒人の間に信頼感と人気がある。クリントン前国務長官も人気を共有している。

 2008年の予備選では、クリントン氏が黒人公民権問題を巡って黒人指導者のキング牧師よりも当時のジョンソン大統領の功績を強調したと受け取られる「失言」をした。元大統領もオバマ氏は「黒人の代表」と印象づける戦術をとって批判を浴び、黒人票の8割がオバマ氏に流れた。

 ただ、状況は変わったようだ。黒人人権運動を引っ張るウィリアム・ビリー・マーフィー弁護士らは22日、コロンビアの小さな教会で集会を開いた。マーフィー氏は集会前、クリントン氏について「オバマ大統領に尽くしたし、我々とともに戦ってきた。もう黒人社会との関係改善はできた」と語った。

3090とはずがたり:2016/02/26(金) 16:52:46
南米チャベス路線の終焉。ベネズエラ・マドゥロ大統領、亡命までのカウントダウンが始まった
http://hbol.jp/84397
2016年02月25日

 ベネズエラの代表紙のひとつ『El Nacional』が2月17日付でマリア・フェルナンダ・カバル国会議員のツイートを掲載した。彼女はそのツイートで〈「コロンビアがニコラス・マドゥロの亡命先を提供するか検討している」〉という内容を伝えたのだ。更に、彼女は〈「南米諸国連合(UNASUR)のサンペール(書記長)とベネズエラ政府の要人がマドゥロと家族の亡命先について検討する会合をもった」という情報を得た〉ことも伝えた。

 同紙のミゲル・エンリケ・オテロ社長もマドゥロ政権から迫害されたひとりで、亡命先のスペインから〈「マドゥロ政権はもう末期だ」〉と語っている。また、ベネズエラ議会の野党連合は6か月を目安にマドゥロ政権の終幕に合意しているとしている。(参照:「Bolsamania」)。また、チャベス前大統領の親派で元閣僚経験者らはマドゥロの政治生命は〈あと5か月以上は続かない〉と断言しているという。(参照:「El Mundo」)。

 さらに、スペイン紙『ABC』も、2月20日付で〈米国、バチカン、南米諸国連合そしてラウル・カストロがマドゥロの亡命先を模索している〉と報じた。つい最近もコロンビアのサントス大統領がワシントンでオバマ大統領と会談しているが、恐らくその時にマドゥロ大統領のコロンビアへの受け入れについても相談したものと推察される。ペルーも亡命先としてマドゥロ大統領を受け入れる用意があるという。

ジカ熱感染拡大と医薬品の不足が襲うベネズエラ

 ベネズエラのカラカスに駐在する欧州連合(EU)の外交筋によると、〈食料、医薬品、ガス、電力の不足は深刻な事態にある〉という。更にそれに追い打ちをかけるようにジカ熱の感染が拡がっている。(参照「Hechos de Hoy」)。

 政府は〈4000人が感染している〉と認めているが、NGOでは〈感染者は既に40万人〉と推計しているという。医薬品が不足しているベネズエラでジカ熱の感染拡大を防ぐ能力はないと見られており、隣国のコロンビアとブラジルはそれが拡大することを非常に恐れている。(参照:「ABC」 )。

 スペインのサッカー1部リーグのマラガチームでプレーしているベネズエラ出身のフアンピー選手はベネズエラで薬を手に入れることは〈「冒険をするようなものだ」〉と述べて薬を手に入れるのが如何に困難であるかを『El Pais』紙のインタビューで語った。

16年間で600%超のインフレ

 マドゥロ政権が終焉を迎えざるを得ないベネズエラ経済の疲弊した状態について、3紙『infobae』、『infolatam』、『La Vanguardia』が挙げている数字からかいま見ることが出来る。

 それによると、チャベス大統領が政権に就いた1999年からマドゥロ現政権の2015年までの16年間に〈インフレは615.3%〉上昇した。〈チャベス政権時が309.7%、マドゥロ政権時が305.6%〉だという。特に僅か3年間のマドゥロ政権でのインフレの上昇は激しく、〈2013年は56.2%、2014年は68.5%、そして2015年は180.9%〉を記録した。〈2014年と2015年の2年間でGDPは9.6%後退〉した。1990年代は国家の歳入の70%が原油の輸出に依存していた。しかし、産業の後退と共に税収が減少し、2000年代になってから歳入の90%が原油の輸出に依存するようになった。しかも、原油価格の下落で歳入は大きく減少。その事情下で、例えば、2014年の原油の輸出は370億ドル(4兆4400億円)であったのが、2015年には半減して125億8700万ドル(1兆5100億円)まで歳入が減少した。その影響で2015年の収支バランスは181億5000万ドル(2兆1780億円)の赤字となった。

 軍人出身の州知事らも〈アリアス・カルデナスを筆頭にマドゥロ大統領の政権放棄を望んでいる〉という。勿論、彼ら軍人出身の州知事の間で大統領のポストへの就任要請を期待している者もいるという。また、コロンビアのウリベ前大統領のある協力者は〈マドゥロ大統領がコロンビアのサントス大統領に亡命したい旨を伝えた〉という。

 コロンビア政府は勿論それを否定している。(参照:「El Mundo」)。

<取材・文/白石和幸 photo by Kremlin.ru(CC BY 4.0)>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

3091チバQ:2016/02/26(金) 20:15:06
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160226-OYT1T50111.html
トランプ氏阻止を…ワシントン・ポストが社説で
2016年02月26日 10時51分
 【ワシントン=今井隆】米紙ワシントン・ポストは25日付の社説で、米大統領選の共和党指名候補争いに関し、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が「指名候補になりそうだ」と指摘し、「想像もできないことが不可避になりつつある」と強い危機感を示した。


 その上で、「今こそ、良心ある共和党指導者がトランプ氏を支援できないと表明し、(指名)阻止のためにできることをする時だ」と訴えた。

 社説はまた、選挙戦でのトランプ氏の言動を批判。特に、不法移民1100万人を強制送還するとの公約について、「(旧ソ連の)スターリン政権や(カンボジアの)ポル・ポト政権以来の規模の強制措置だ」と非難した。

 トランプ氏は予備選・党員集会で3連勝しており、指名が現実味を帯びてきている。

2016年02月26日 10時51分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3092チバQ:2016/02/26(金) 20:50:24
http://www.sankei.com/world/news/160226/wor1602260033-n1.html
2016.2.26 19:46
【米大統領選】
「トランプ氏はポーランドからの不法移民を雇っていた」 不動産王へ反撃、「遅すぎた」との声も

 【ワシントン=小雲規生】11月の米大統領選に向けた共和党の候補者討論会が25日、テキサス州で行われ、トップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏が追い上げを狙うマルコ・ルビオ上院議員とテッド・クルーズ上院議員から集中砲火を浴びた。追及を受けたトランプ氏が追い込まれる場面もあったが、予備選や党員集会が集中する3月1日のスーパーチューズデー前の反撃にしては「遅すぎた」との声も出ている。

 ルビオ氏は不法移民問題をめぐり、「トランプ氏はポーランドからの不法移民を雇っていた」「労働者に嘘をついた」と繰り返し攻撃。トランプ氏は「38年前のことだ」と応じたが、ルビオ氏は追及を緩めず、問題を蒸し返し続けた。

 米メディアによると、トランプ氏は1980年代、ポーランドからの不法移民200人から不当に安い賃金で働かされたと訴えられた。ルビオ氏は不法移民の強制送還を打ち出して支持を集めるトランプ氏が実際には不法移民を利用していたと暴露したかたちだ。

 またトランプ氏は司会者から納税記録を公表していないことを追及され、「他の候補者には質問しないのか」「すべての質問が私に向けられるのか」と慌てる場面もあった。トランプ氏は討論会終了後に「討論を楽しんだ」と振り返ったが、ルビオ氏とクルーズ氏の奮闘ぶりが目立った。

 候補者指名が現実味を帯びてきているトランプ氏にはメディアの間での警戒感も強い。米紙ワシントン・ポストは討論会に先立ち、25日付の社説で「トランプ氏にストップをかけるためにあらゆる手段をとるべきだ」と呼びかけた。ただ、「トランプ氏への集中砲火は遅すぎたかもしれない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との指摘もあり、今回の討論会がルビオ氏とクルーズ氏を浮上させるかどうかは不透明だ。

3093とはずがたり:2016/02/26(金) 22:03:58
>>3091

トランプ氏の指名獲得阻止を=米有力紙が異例の社説-大統領選
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201602%2F2016022600087

 【ワシントン時事】米有力紙ワシントン・ポストは25日、大統領選について「思いも寄らなかったことが不可避になりつつある。不動産王ドナルド・トランプ氏が共和党の指名候補になりそうだ」と危機感を示し、トランプ氏の指名を阻止するため、共和党指導者はあらゆる手段を講じるべきだと主張する異例の社説を掲載した。
 ポスト紙はこれまでのトランプ氏の言動を挙げながら「トランプ政権の危険性」を指摘。特に不法移民1100万人の強制送還を言明している点に触れ、「(旧ソ連とカンボジアの独裁者)スターリンかポル・ポト以来のスケールの強制措置だ」と非難した。(2016/02/26-06:58)

3094名無しさん:2016/02/27(土) 16:33:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2016022600144
クリントン氏寄稿は事実誤認=佐々江駐米大使

 【ワシントン時事】佐々江賢一郎駐米大使は25日の記者会見で、日本や中国が為替操作を行っていると批判したヒラリー・クリントン前国務長官の米紙への寄稿について「日本が含まれているのは事実誤認だ」と述べ、日本の政策は円安誘導には当たらないと反論した。その上で「正しい理解を持ってもらえるよう必要な機会に努力したい」と語った。 (2016/02/26-08:30)

3095名無しさん:2016/02/27(土) 17:02:18
>>3094

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160226/k10010422531000.html
駐米大使 クリントン氏の円安批判は「事実誤認」
2月26日 10時18分

アメリカ大統領選挙に向けて、民主党から立候補しているクリントン前国務長官が日本が輸出を有利にするため、円安を誘導していると批判したことについて、佐々江駐米大使は「事実誤認だ」と反論し、理解を求めていく考えを示しました。
ことし11月に行われる大統領選挙に向けて与党・民主党から立候補しているヒラリー・クリントン前国務長官は今週、アメリカの地方紙に寄稿し、「中国や日本、それにほかのアジアの国々は通貨の価値を下げることで意図的に商品を安くしてきた」として、日本が輸出を有利にするため、円安を誘導しているなどと批判したうえで、大統領に当選した場合、対抗措置を取る考えを示しました。
これについて、佐々江駐米大使は25日、ワシントンの日本大使館で行った記者会見で、「日本が含まれているのは事実誤認だ。為替レートはいろいろな要素で成り立っており、アメリカの金融当局も日本が為替操作をしているといった認識は持っていないと思う」と述べ、円安誘導は行っていないと反論しました。そのうえで、「勘違いすることはある。必要な機会に正しい理解を持ってもらえるよう努力したい」と述べ、理解を求めていく考えを示しました。

3096チバQ:2016/02/28(日) 16:28:49
http://www.asahi.com/articles/ASJ2X3CY2J2XUHBI005.html
クリントン氏、大差で勝利 サウスカロライナ州予備選
コロンビア〈米サウスカロライナ州〉=佐藤武嗣2016年2月28日16時13分

 米大統領選の民主党候補者指名を争う南部サウスカロライナ州予備選が27日、行われた。黒人層から支持されるクリントン前国務長官(68)が7割強の票を得て勝利した。一方、サンダース上院議員(74)は伸び悩み、予備選・党員集会が今後本格化する南部での浸透に課題を残した。

 米CNNの集計では、クリントン氏が73・5%の得票で、サンダース氏は26%にとどまった。クリントン氏はこれまで2勝しているが、いずれも僅差(きんさ)での勝利。今回初めて大差でサンダース氏に勝利し、3月1日に11州で予備選・党員集会が実施される「スーパー・チューズデー」に向け、勢いづきそうだ。

 クリントン氏は同日夜、支持者が集まる会場で「我々が共に立ち上がれば、壊せない壁はない」と人種や性による差別を撤廃していく意気込みを改めて強調。「オバマ大統領の実績や達成したものを足がかりに前進を続けたい」とも述べ、大統領選勝利に改めて強い意欲を示した。

 米CNNの出口調査では、黒人の86%がクリントン氏に投票。サンダース氏は青年時代に公民権運動の活動家として人種差別と戦った実績などを強調したが、同州で知名度の低さが響いた。若者や無党派への支持ではクリントン氏をなお上回っているが、黒人の比率が比較的高い南部でどう選挙戦を立て直せるかが大きな課題となった。(コロンビア〈米サウスカロライナ州〉=佐藤武嗣)

■民主党サウスカロライナ州予備選の結果

クリントン前国務長官(68)  73.5

サンダース上院議員(74)   26.0

(数字は得票率(%)。開票率は99%)

 ※CNNの集計による

3097チバQ:2016/02/28(日) 16:45:28
http://mainichi.jp/articles/20160228/k00/00e/030/170000c
米大統領選
クリントン氏3勝目 黒人層から強い支持

毎日新聞2016年2月28日 10時39分(最終更新 2月28日 13時17分)
 【コロンビア(米南部サウスカロライナ)西田進一郎】米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、南部初戦となるサウスカロライナ州予備選が27日に投開票され、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が黒人層から強い支持を受け、バーニー・サンダース上院議員(74)に圧勝した。クリントン氏は西部ネバダ州から連勝。序盤4州を3勝1敗として弾みをつけ、11州と米領サモアの予備選・党員集会が集中する序盤の天王山「スーパーチューズデー」(3月1日)に向かう。

 スーパーチューズデーでは南部7州で予備選・党員集会が行われるため、南部初戦の戦いは黒人票の行方を占う意味で注目された。

 クリントン氏は序盤4州で3勝目で、初めての圧勝。序盤2戦はサンダース氏にリベラル層に加えて若年層の支持も奪われ、押され気味の戦いが続いた。しかし、ネバダ州でサンダース氏の勢いを止め、今回は圧勝でスーパーチューズデーに向けて勢いをつけた。

 一方、サンダース氏は序盤3州の勢いを維持できなかった。勝ち目が薄いとみたサンダース氏は、最終盤はサウスカロライナ州を離れ、スーパーチューズデーで予備選・党員集会を開く州などでの選挙運動に力を入れていた。

3098チバQ:2016/02/28(日) 16:46:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3078544
民主党サウスカロライナ州予備選はクリントン氏勝利、米報道
2016年02月28日 10:32 発信地:コロンビア/米国
【2月28日 AFP】(更新、写真追加)米大統領選の民主党指名候補争いは27日、南部サウスカロライナ(South Carolina)州で第4戦となる予備選挙が行われ、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が勝利したと米メディアが伝えた。指名争いの山場「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」へ向けてクリントン氏が、ライバルのバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員を抑え、弾みをつけた格好だ。

 投票が締め切られた後、CNN、MSNBC、FOXニュース(Fox News)など各局が一斉にクリントン氏の勝利を伝えると、同氏陣営が勝利演説を準備していた同州コロンビア(Columbia)の会場には大きな歓声が沸いた。

 支持者らは声を揃えて「今だ、今だ、今だ、女性がホワイトハウス(White House)へ!」と叫んだ。一方、サンダース上院議員は速やかに声明でヒラリー氏を祝福するとともに「この選挙はまだ始まったばかり。われわれはニューハンプシャー(New Hampshire)で決定的勝利を勝ち取った。彼女(クリントン氏)はサウスカロライナで決定的勝利を勝ち取った。そして、いよいよスーパーチューズデーだ」と述べた。

 民主党候補争いの序盤戦はサウスカロライナ州以前の段階で、接戦だったアイオワ(Iowa)州と、ネバダ(Nevada)州でクリントン氏が3戦中2勝し、夏の全国党大会での投票に参加する代議員数でヒラリー氏がリードしている。クリントン氏陣営はサウスカロライナ州に多い黒人有権者の支持獲得に注力し、同州ではクリントン氏が容易に勝利すると予想されていた。(c)AFP

3099チバQ:2016/02/28(日) 16:46:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3078485
米大統領選、元候補クリスティー氏がトランプ氏支持を表明
2016年02月27日 10:07 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月27日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)に対し、元ライバル候補で既に撤退を表明したニュージャージー(New Jersey)州のクリス・クリスティー(Chris Christie)知事(53)が26日、正式に支持を表明した。反トランプ勢力にとっては大きな後退となる。

 テキサス(Texas)州フォートワース(Fort Worth)でトランプ氏と共に会見したクリスティー知事は、かつて民主党に真っ先に敗北する候補だとやゆした相手について、「米国と世界の両方で、ドナルド・トランプ氏よりも強いリーダーシップを米国民に提供できる候補者はいない」と評価。トランプ氏こそ、今年11月の大統領選で民主党に勝つための最善の選択だと述べた。

「共和党にとって一番大事なのは、(民主党の大統領最有力候補)ヒラリー・クリントン(Hilary Clinon)氏を打ち負かせる人物を指名することだ」

「11月にヒラリー・クリントン氏に勝利できるのは、ドナルド・トランプ氏しかいない。だから私は今日、彼を支持することを喜んで表明する」

 クリスティー氏は民主党支持者の多いニュージャージー州で知事を務める中道派で、連邦検事経験もあり、一時は共和党の最有力大統領候補と目されていた。しかし、アイオワ(Iowa)州の予備選で10位、ニューハンプシャー(New Hampshire)州で6位と結果がふるわず、今月10日に大統領選撤退を表明していた。

 一方、トランプ氏はこれまで3州で勝利しているが、共和党の大物から支持を得るのはこれが初めて。クリスティー氏の支持表明は多くの票には結びつかないとみられるが、11州で党員集会が行われる指名争いの山場「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」を来月1日に控え、党内の反トランプ勢力にとっては大きな後退といえる。(c)AFP

3100チバQ:2016/02/28(日) 16:49:01
http://www.afpbb.com/articles/-/3078552
米白人至上主義KKKとカウンターが衝突、3人刺され13人逮捕
2016年02月28日 13:39 発信地:ロサンゼルス/米国

【2月28日 AFP】(写真追加)米カリフォルニア州(California)で27日、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan、KKK)」の集会中、これに抗議するカウンター(対抗)デモを行った人々との間で衝突が発生し、3人が刺され、13人が逮捕された。警察などによると、刺された3人はカウンター側で、うち1人は重体だという。

 AFPの取材に応じた目撃者のブライアン・レビン(Brian Levin)さんによれば、同州アナハイム(Anaheim)で正午ごろ、デモをしようと集まったKKKのメンバー6人をカウンターデモ参加者が取り囲み、少なくとも1本の角材を使って襲いかかったという。

 現地警察は「KKKのメンバー6人が到着した途端にカウンターデモの参加者が襲いかかった。この最初の衝突がきっかけとなってあちこちで乱闘となり、カウンターの参加者が刺された」としている。カウンターデモ参加者らはKKKのメンバー2人を踏みつけたという。逮捕されたのはKKK側が6人、カウンター側が7人で、それぞれの側で1人ずつが女性で、残りは全て男性だった。

 目撃者のレビンさんは、カリフォルニア州立大学(California State University)の「ヘイト・過激思想研究センター(Center for the Study of Hate & Extremism)」の所長で、第三者として現場にいたが、カウンター側が「KKKが乗ってきたSUV車のフロントガラスを割り、その時点で極めて暴力的な展開になった」と語った。

 中には倒れ込んだところをカウンター側に蹴られるKKKのメンバーもおり、レビンさんは両者の仲裁に入らざるを得なかったという。「私はKKKのメンバー2人がそこから出られるよう助けた。私は、キング牧師(公民権運動指導者のマーティン・ルーサー・キング)はこんなことは良しとしない、この人たち(KKK)に危害を加えるなと叫んだ」

 この後、レビンさんが、群衆の中から助け出したKKKのメンバーに対し「ユダヤ人に命を助けてもらった気分はどうだ?」と尋ねると、KKKのメンバーは「ありがとう」と答えたという。(c)AFP

3101チバQ:2016/02/28(日) 17:13:09
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/227371
米大統領選 特別代議員の支持注目 党実力者で構成 乗り換えも可能 民主はクリントン氏優勢
2016年02月28日 03時00分
 【ワシントン山崎健】米大統領選の民主党候補者指名争い第4戦となる南部サウスカロライナ州予備選が27日朝(日本時間27日夜)、始まった。これまでクリントン前国務長官とサンダース上院議員の激戦が続いており、戦績はクリントン氏の2勝1敗だ。しかし、肝心の獲得代議員数ではサンダース氏に7倍以上の大差を付けリードしている。理由は、党幹部や州知事、連邦議会議員ら実力者で構成する「特別代議員」の支持。指名争いが接戦になるほど、その動向が勝敗に大きく影響する。
 民主、共和両党の候補者指名争いは、人口などに応じて各州に割り当てられた「代議員」獲得レースだ。代議員は州の代表として大統領候補を選ぶ7月の党大会で投票する。過半数を得た候補が党の指名を獲得し、一般有権者による11月8日の本選挙で争う。
 代議員には各州の予備選・党員集会の結果で配分が決まる「一般代議員」と、特別代議員の2種類ある。一般代議員は予備選・党員集会で決まった候補に党大会で投票する。一方、特別代議員は予備選などの結果にとらわれず、自由に投票できる。
 民主党の代議員総数は4761人で、特別代議員は約15%の710人。共和党の代議員総数は2472人で特別代議員は約7%。AP通信などの集計によると、26日現在の民主党の代議員獲得状況は、クリントン氏が505人で、サンダース氏は71人にとどまる。一般代議員はクリントン氏52人、サンダース氏51人とわずか1人差だが、特別代議員は6割以上がクリントン氏支持だからだ。
 オバマ政権で要職を務め、経験豊富なクリントン氏は、党実力者の信頼が厚い。対するサンダース氏は米国では異端な「民主社会主義者」を自称する反主流派。党中央の支持も資金的援助も少ない。
 特別代議員制度は、世論の振り子が極端に触れた場合にブレーキをかけるための仕組みとされる。しかし、民意を反映しない非民主主義的な制度だとサンダース氏陣営は批判する。
 とはいえ、情勢は流動的だ。特別代議員は、いったん誰かの支持を表明しても、党内世論の動向に応じて党大会の投票先を変えることができる。2008年の前回大統領選では、クリントン氏は当初、指名争いの特別代議員数でライバルのオバマ氏を上回っていた。ところが、「オバマ旋風」を受け支持を変える特別代議員が相次ぎ、敗れた。
 今回も、人口の3割近くを黒人が占めクリントン氏有利とされるサウスカロライナや、10州以上の予備選・党員集会が集中するスーパーチューズデーでサンダース氏が善戦すれば、クリントン氏から乗り換える特別代議員が出て、流れが変わる可能性がある。
=2016/02/28付 西日本新聞朝刊=

3102チバQ:2016/02/28(日) 17:35:20
http://mainichi.jp/articles/20160227/k00/00m/020/105000c
米大統領選
両党候補、「反TPP」競い合う

毎日新聞2016年2月26日 21時11分(最終更新 2月27日 00時20分)
 【ワシントン清水憲司】米大統領選は、民主、共和両党の候補者指名争いの山場となる「スーパーチューズデー」を3月1日に控え、日米など12カ国の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への反対論一色の様相になってきた。自由貿易は「製造業を衰退させ、国内の雇用を失わせた」として、両党とも候補者がTPP反対を競い合う展開だ。

 「TPPは最悪だ。米国を打ちのめす第一の方法は(貿易相手国の)通貨安だ。(米建機大手)キャタピラーは日本のコマツとの競争に苦しんでいる」。不動産王ドナルド・トランプ氏は今月中旬の演説で、TPPが参加国の通貨安への対応策を示せていないとして反対論をまくし立てた。序盤4州で3勝し、共和党の指名争いで先頭走者の地位を確立した。

 共和党は自由貿易の支持者が多いが、大統領選では「TPP支持」は、候補者にとってマイナス材料だ。自由化による国際競争の激化で国内企業の経営体力が弱まれば、雇用に悪影響が及ぶとの連想を生みやすいからだ。

 主流派に近く、2位につけるマルコ・ルビオ上院議員は比較的TPPに前向きとみられるが、3位の保守強硬派でTPP反対のテッド・クルーズ上院議員の陣営はインターネット上に「(TPPは)ルビオ氏とオバマ大統領の貿易協定だ」とするページを開設、ルビオ氏を攻撃する。TPP支持のジェブ・ブッシュ氏の撤退も論戦を反対論へと偏らせる。

 大統領選を覆う「反TPP」の波を受け、共和党では米通商代表部(USTR)元代表のポートマン上院議員が今月、「より良い合意が必要」と表明。ただでさえ小差が予想される議会承認は賛成票が減るばかりで、「(TPP承認に必要な)過半数の支持を得られるか分からない」(ライアン下院議長)状況だ。

 一方、民主党は国務長官時代に交渉の一翼を担ったヒラリー・クリントン前国務長官が候補者指名争いをリードする。「反TPP」を旗印に、将来の雇用に不安を感じる若者の支持を集めるバーニー・サンダース上院議員に「嫌々TPPに反対している」と挑発されると、クリントン氏は23日の米紙への寄稿で、中国や日本を名指しして「為替操作に断固たる措置を取る」と対抗措置の導入を表明し、TPP反対の姿勢を強めた。

 TPP承認をめぐる議会審議は11月の大統領選後に持ち越される可能性が高い。推進派は「クリントン氏は、大統領選に勝てば、賛成に転じる」(全米商工会議所のドナヒュー会頭)と、選挙後の情勢変化を見込むが、予断を許さない情勢が続きそうだ。

 【キーワード】TPPの発効手続き

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の合意内容が実際に効力を発揮する「発効」の要件は、協定で定められている。2月4日の署名から2年以内に全12カ国が国内手続きを終えればその60日後に発効。それまでに手続きが終わらない国があっても、6カ国以上が手続きを終え、手続きを終えた国の国内総生産の合計が全体の85%を超えれば発効となる。このため経済規模の大きい日本と米国の国内手続き完了が不可欠となっている。日本政府は今国会で手続きを終えたい考えで、3月に特別委員会を設置、4月から審議を始める見通し。TPPに対する反対論が依然として根強い米国での承認が発効のカギと言われており、日本など各国が注視している。

3103チバQ:2016/02/28(日) 19:21:57
http://www.sankei.com/world/news/160227/wor1602270006-n1.html
2016.2.27 18:47
【米大統領選】
クリントン氏の行方を阻む「ガラスの天井」は実は女性と若者だった オルブライト女史の「地獄」失言も尾を引いて…

 米大統領選の民主党候補指名争いでバラク・オバマ大統領(54)の正統な後継者と強調する民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が2008年の「オバマ旋風」を再現するために乗り越えなければならない壁がある。女性、若者への浸透だ。米国初の女性大統領を目指すクリントン氏が「ガラスの天井」を打ち破る戦いで、女性からの支持が盛り上がりに欠けている。

元国務長官の「失言」

 女性初の国務長官、マドレーン・オルブライト氏(78)が東部ニューハンプシャー州予備選を前にしたクリントン氏の応援演説で「失言」をした。

 「お互いに助け合わない女性には地獄が待っている」

 オルブライト氏は若い女性にクリントン氏への支持を呼びかけたのだが、事実上の謝罪に追い込まれた。ニューヨーク・タイムズ紙で「私の信念を話したのだが、不適切な文脈とタイミングで使ってしまった。女性が単にその性別だけで特定の候補を支持すべきだというつもりはなかった」と書いたのだ。

 同性の足を引っ張る女性は地獄に落ちるという表現はオルブライト氏が25年前から何度も使っているもので、これまで問題視されることはなかった。

 そんな表現が失言として報じられたことは、クリントン氏が置かれている状況を物語る。

 クリントン氏と一騎打ちをしている無所属のバーニー・サンダース上院議員(74)の女性支持者は「女性大統領の誕生をみてみたいが、誰でもいいわけではない。信頼できる女性でなければダメ」(西部ネバダ州でコールセンターに勤める22歳)と答える人が多い。

 私用メール問題やサンダース氏がいう「ウォール街からの巨額の献金」がなければ、サンダースを支持している女性の多くはクリントン氏にくら替えするだろう。問題はオルブライト氏が強調した性別ではなく、クリントン氏への信頼なのだ。

勝敗の鍵握る

 1日の中西部アイオワ州党員集会、9日の東部ニューハンプシャー州予備選での有権者の動向に関するCNN調査をみると、クリントン氏にとり女性票の動向が勝敗の鍵を握っていることが分かる。

 クリントン氏が0.2ポイントの僅差でサンダース氏を破ったアイオワ州で、女性の53%がクリントン氏、42%がサンダース氏をそれぞれ支持していた。しかし、サンダース氏に大差で敗れたニューハンプシャー州では逆に女性の55%がサンダース氏を支持し、クリントン氏への支持は44%にとどまった。

3104チバQ:2016/02/28(日) 19:22:38
 ニューハンプシャー州に関する別の出口調査によると、若年層に人気のあるサンダース氏は30歳未満の女性に限った場合には8割からの支持を受けていた。クリントン氏が勝利した20日のネバダ州党員集会では女性からの支持はサンダース氏よりも高かったが、圧倒的というわけではない。

 サンダース氏との候補指名争いはもとより、共和党指名候補との本選をにらんだ場合、女性や若者からの支持をつかむことが不可欠となる。

マケイン氏と同じ弱さ

 ニューハンプシャー州で、クリントン氏に対する女性の支持はサンダース氏に比べて低く、世代別では65歳以上だけでサンダース氏の支持を上回った。

 クリントン氏が置かれている状況は、2008年の本選でオバマ氏と戦った共和党のジョン・マケイン上院軍事委員長(79)のそれに似通っている。CNNの出口調査によると、女性票はオバマ氏の56%に対し、マケイン氏が43%。マケイン氏がオバマ氏を上回った世代も65歳以上だけだった。

 08年大統領選で、民主党の指名争いでオバマ氏に敗れて本選に進めなかったクリントン氏は08年6月に撤退を宣言した演説で「最も高くて最も硬い『ガラスの天井』を砕くことはできなかった」と語り、女性の進出を阻む障害があると強調していた。

 民主社会主義者を自称するサンダース氏が起こそうとしている「政治革命」をクリントン氏が食い止め、本選を制するためには、まず女性からの信頼を得るという「ガラスの天井」打破が課題だ。

 オバマ氏との近さや、ファーストレディーや国務長官としての経験を強調するだけでは前向きなメッセージを送ることはできない。(ワシントン支局 加納宏幸)

3105チバQ:2016/02/28(日) 19:25:38
http://www.sankei.com/world/news/160227/wor1602270045-n1.html
2016.2.28 13:00
【トランプ研究・上】
スピーチライター不在 「メモには従わない。先導するのは自分だ」 
 米大統領選の共和党候補指名争いで、「不動産王」のドナルド・トランプ氏の勢いが止まらない。2月の序盤4州の予備選・党員集会を3勝1敗で勝ち抜いたばかりか、あらゆる有権者層に支持が広がるという構造的な変化を見せている。米国社会はトランプ氏をめぐる二極化を強めており、さらなる「トランプ研究」を迫られている。(ワシントン 青木伸行)

 トランプ氏は連邦と州の行政、立法府などでの政治経験がない「アウトサイダー」だが、彼のブレーンも同様だ。取り巻きのキーマンは2人。選挙運動の参謀であるコーリー・ルワンダウスキー氏と、政策顧問のサム・クロービス氏である。

 ルワンダウスキー氏は2015年1月にトランプ氏に雇われるまで、保守系財閥の大富豪であるチャールズ・コック氏、デービッド・コック氏の兄弟が支援する財団で、保守系草の根運動「ティー・パーティー」(茶会)の活動を後押しするなどしていた。

 ルワンダウスキー氏を知る関係者は、「彼は爆弾を投げつける。非常に好戦的な人物だ」と評する。いわば「類は友を呼ぶ」といった存在のルワンダウスキー氏は、トランプ氏が保守層に食い込んでいる秘密兵器のようだ。

 一方、クロービス氏は元米空軍の大佐で、安全保障に詳しい。広報担当はニューヨーク人脈で、広報戦略の専門家であるヒックス・ホープ氏が担っている。

 だが、彼ら以上にトランプ氏を支えているのが、「陰の側近」たちだ。例えば、元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏。市の治安を劇的に改善し、01年の米中枢同時テロ当時、市長として復興に辣腕(らつわん)をふるったことで知られる。

 ジュリアーニ氏は「虚心坦懐(たんかい)にアドバイスしている」とし、同氏が“側近”の一人であることをトランプ氏も認めている。

 前国防情報局(DIA)長官のマイケル・フリン氏も事実上のアドバイザーで、「トランプ氏は普通ではない質問をしてくる。恐ろしく理解力が早く、最初に会ったときに強烈な印象を受けた」と語っている。

 トランプ氏が、大統領に就任した暁には財務長官に起用するとした、投資家のカール・アイカーン氏らもいる。だが、政治家につきもののスピーチライターが見当たらない。トランプ氏自身が「広告塔」なのだ。

 こんなエピソードがある。長らくトランプ氏の政治顧問を務め、ニクソン、レーガン両元大統領の選挙運動に従事したロジャー・ストーン氏をクビにしたのだ。

 ストーン氏は13ページのメモを手渡し、「現在の経済システムは、国民を不正に操作している」と訴えるようアドバイスした。トランプ氏はしかし、メモを投げ捨てて言い放った。

 「メモには従わない。投票と世論を先導するのは自分だ」

 つまり、「トランプ氏自身が戦略や有権者へのメッセージなどすべてを管理している」(関係者)のだ。

3106チバQ:2016/02/28(日) 19:26:42
http://www.sankei.com/world/news/160228/wor1602280009-n1.html
2016.2.28 13:00
【トランプ研究・下】
「アメリカン・ドリームは死んだ」 多数論証、脅迫論証、逆言法-扇動家が頼る修辞法

米大統領選の共和党候補指名争いでトップに立つドナルド・トランプ氏は、テレビ番組とお茶の間のタレントのようであり、傲慢で怒りっぽい「扇動家」でもある。その特徴は、国民の偏見を利用し、理性ではなく感情に訴える手法を駆使していることだろう。

 テキサス農工大学のジェニファー・マルシエカ教授(コミュニケーション学)は、トランプ氏の修辞法の特徴を次のように分析する。

 それは(1)「世論調査が示している」といった、大衆が納得しやすい「多数論証」(2)自身への批判に対し、議論ではなく「でくの坊」「弱虫」などと相手の人格批判で応じる(3)「私に歯向かう者はボロボロになる」などの「脅迫論証」(4)「それについては話したくない」と、責任を回避し話題を転換する「逆言法」-といった手法が目立っていることだ。

 扇動家はこうした修辞法に頼りがちで、しかも「事実」には関心がなく、誤った前提に基づき立論することが多いという。例えば、トランプ氏はイスラム教徒について、「ジハード(聖戦)をひたすら信じて憎悪で満ち、人命を尊重しない-と定義している」と指摘する。

 トランプ氏はまた、「米国を再び偉大な国にする」と訴え、拍手喝采を浴びている。だが「どのように」という具体性には乏しい。

 にもかかわらず、支持が幅広い層に浸透しているのはなぜか-。

 世論調査結果や、既存の政治と政治家に不満を抱く「怒れる有権者」の声からは、「『私を信じよ』という自信に満ち、彼なら何かを変えてくれそうだと思わせる。その方が具体性はなくても説得力がある」(支持者の一人)という感覚が浮かび上がる。

 オバマ大統領は「変革」を掲げて登場し、民主党の大統領候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員は、「革命」という最も強い言葉を使う。トランプ氏からは「改革」という言葉も聞かれず、「米国を再び偉大な国にする」などのスローガンを代用している。

 そうしたせりふに支持者が魅了されるのは、「オバマ政権下で閉塞(へいそく)感が強まり、生活も苦しくなり、『アメリカン・ドリーム』がなくなったと感じているからだ」(政治アナリスト)という見方がある。

 トランプ氏も、「悲しいことにアメリカン・ドリームは死んだ」と発言する。大衆の意識を敏感にかぎ取る才能がある。父親の後を継いだとはいえ、「不動産王」と呼ばれるまでにのし上がり「でっかく考えて、でっかく儲(もう)けろ」(邦題)といった啓発本なども多数著している。そうしたことも支持の下地なのだろう。

 当初は「トランプ氏はテレビのショーのホストだ。政治の世界までコメディーになった」と揶揄(やゆ)された。

 しかし今や、米有力紙ワシントン・ポストが「思いもよらなかったことが不可避になりつつある。トランプ氏が指名されそうだ」と危機感を示し、共和党主流派からは「トランプ氏の阻止は手遅れか」と、悲鳴にも近い声が漏れてくる。

 「米国は分裂している」というトランプ氏の高笑いが聞こえてきそうだ。(ワシントン 青木伸行)

3107チバQ:2016/02/28(日) 19:29:40
http://www.sankei.com/world/news/160228/wor1602280031-n1.html
2016.2.28 18:26
【米大統領選】
クリントン氏、「本命」候補の底力示す 州人口3割の黒人票固める 今後の選挙戦も優位に

 【ワシントン=青木伸行】民主党のサウスカロライナ州予備選で圧勝したクリントン前国務長官は、3月1日に11州などで予備選・党員集会が一斉に実施されるスーパーチューズデーに向け、選挙戦を優位に進めており、最有力候補の地位を固めることになりそうだ。

 クリントン氏は2月の序盤4戦を、共和党の候補者指名争いで首位を走るドナルド・トランプ氏と同様に3勝1敗で終えた。クリントン氏は27日夜、「序盤の4州を切り抜けた」と勝利宣言し、スーパーチューズデーを勝ち抜くことへの自信を見せた。

 一方、サンダース上院議員は「われわれは立ち止まらない」と述べ、雪辱を誓った。

 クリントン氏は、オバマ大統領が初当選した2008年の候補指名争いでは、サウスカロライナ州の予備選でオバマ氏に敗れている。それだけに、黒人が多い南部での初戦となった今回の予備選での圧勝により南部での手応えを感じ取ったようだ。

 勝利の決め手は州人口の約3割を占める黒人の支持票だった。一方で、白人の投票者も54%がクリントン氏に投じ、白人を主な支持基盤とするサンダース氏の46%を上回った。

 サンダース氏は若者に圧倒的な人気を博しており、今回も17〜29歳では54%の支持を得たが、クリントン氏も46%と善戦。「非常にリベラル」な層でも7割が同氏に投票した。

 こうした明るい材料を得て臨むスーパーチューズデーは、夫のビル・クリントン元大統領のおひざ元であるアーカンソー州など11州と米領サモア、海外在住者の票、計894人の代議員獲得が争われる。

 各種世論調査では、クリントン氏が11州のうち9州で優勢だ。サンダース氏は地元バーモント州で優位を保ち、リベラルな土地柄のマサチューセッツ州で追い上げを見せている。

 米CNNテレビによると、これまでにクリントン氏は536人の代議員を獲得(うち特別代議員445人)し、83人のサンダース氏(同18人)との差を広げている。

3108とはずがたり:2016/02/29(月) 00:42:35
冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
「トランプ降ろし」の仰天秘策も吹き飛ぶ、ルビオとクルーズのつばぜりあい
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/02/post-813.php
2016年02月25日(木)16時00分

 今週開かれた共和党のネバダ州党員集会では、ドナルド・トランプ候補が45.9%の得票率を獲得し、遂に40%の大台を突破。2位のルビオ(23.9%)、3位のクルーズ(21.4%)両候補に大差をつけています。来週3月1日の「スーパー・チューズデー」(南部の州が多いので大学スポーツリーグの名称を取って別名「SECプライマリー」とも呼ばれる)」では、共和党の場合14州で予備選または党員集会が行われますが、現在のトランプ陣営は絶好調と言っていいでしょう。

 共和党系のアナリストたちは、この事態に「真っ青」になっています。「小さな政府論」も「ブッシュのイラク戦争」も「自由貿易」も否定するトランプの存在は、共和党の中核イデオロギーを破壊するだけでなく、11月に大統領候補として担ぐことになれば、上下両院から地方選挙まで含んだ「巨大な同時選挙」が総崩れになる可能性もあるからです。

 そこで、多くのワシントンの保守派は「トランプは1位になるかもしれないが、代議員数で過半数は取れない」だろうから、その場合は7月の党大会の現場で「代議員の中で各州の予備選結果に縛られずに自由に再投票ができる州の代表」が「談合」して決選投票に臨み、トランプを排除するというシナリオを描いてきました。

 この「党大会の現場での自由な決選投票」のことを「ブローカー・コンベンション(Brokered Convention)」と言い、その場合に起きる「現場での談合」のことを「フロア・ファイト(Floor Fight)」というのですが、64年ぶりにそれに持って行こうというのです。共和党の全国委員会のラインス・プリーバス委員長も「あらゆる可能性を排除しない」と明言していました。

 ところが、この「構想」に暗雲が漂ってきました。というのは、トランプはもしかしたら、この調子で行くと、代議員数で過半数を取ってしまうかもしれないのです。プリーバス委員長は、現在の情勢を見て「誰が当選しても自分は祝福せざるを得ない」とトーンダウンをしてきています。さすがに代議員数で過半数を取った人間を「降ろす」のは難しいし、そんなことを口にしては共和党の党内民主主義が制度的にも崩壊するからです。

 しかし、それでもトランプが予備選に勝って統一候補になるのは困ると考える人は沢山いるようです。そこで、ある「秘策」が検討されていると言われています。ターゲットは終盤に予定されている6月7日の予備選です。実は3月15日以降に予定されている予備選の多くは「1位が代議員を総取り」する規定になっていて、例えばこの6月7日に実施される5州はすべてそうなっています。ここには代議員数が全米最大(172人)のカリフォルニアと、都市型選挙区のニュージャージー(代議員数51人)が含まれています。

 この合計223人の代議員を「トランプに渡さない」ことに成功すれば、トランプは「1位だが過半数ではない」ということになり、見事に「ブローカー・コンベンション」が成立し「フロア・ファイト」という「談合」に持ち込めるというのです。

 NBCのベテラン政治記者チャック・トッドは、カリフォルニアを取るだけの目的でミット・ロムニー前大統領候補を担ぐ動きもあると指摘していますが、トッドのような「ビッグネーム」が言い始めているというのですから、あながち根拠のない話ではなさそうです。

3109とはずがたり:2016/02/29(月) 00:42:52
>>3108-3109

 ところが、これには異論もあります。仮に「フロア・ファイト」となった場合、現在の勢いからすると「2位のルビオ」と「3位のクルーズ」を、どちらかに一本化しなくてはなりません。ですが、この一本化が政治的に不可能だというのです。

 これはワシントン・ポスト紙のジム・タンカーズリー記者が指摘しているのですが、「ルビオはクルーズが大統領になるのは困る」「クルーズはルビオが大統領になるのは困る」という強い政治的な「利害」対立を持っているというのです。というのは、2人は共に44歳(ルビオ)、45歳(クルーズ)と若いところがミソで、仮に今回がダメでも「将来大統領になるチャンスがある」と考えているに違いないからです。

 例えば、クルーズの側から見ると、仮に今回ルビオが大統領になってしまうと、8年やって退任する場合には、その副大統領が有力な後継者になる可能性があります。そうなると12年とか16年待たされる危険が出てきます。

 では、クルーズがルビオの副大統領になればいいかというと、その場合でも8年待って禅譲に期待するしかなくなります。それ以前の問題として、ルビオの副大統領候補にしてもらっても、今回負ければ、「自分も一緒に負けて」しまうことになり、ペイリンやライアンのような立ち位置に追いやられてしまいます。

 また、ルビオが4年やって再選で負けた場合、仮に自分が副大統領であれば、敗北の責任は自分も背負わされます。また2020年に民主党の若い実力者に政権を取られると、そこから4年後の相手の再選狙いの際にチャレンジャーになっても勝ち目は薄くなります。ルビオの側から見ても、この構図は全く一緒です。

 では、このままの勢いでトランプが共和党の統一候補になるのはどうなのでしょうか? 実は、この2人にとってはそんなに悪い話ではありません。トランプが本選で負けて、ヒラリーが勝ったとして、ヒラリーの最初の4年が好景気で推移するとはとても思えないし、年齢の問題もあるので、2020年にヒラリーに挑戦する形で出馬すれば勝ち目はあるというわけです。

 年齢的にも48歳とか49歳という「大統領選適齢期」に勝負をかけることができるし、「ヒラリーを打ち負かす」チャンスとしては、今年より2020年の方が可能性は高いという計算もできます。

 ですから、ルビオとクルーズにとっては、「自分が予備選に勝って統一候補になる」のが良いのは当たり前ですが、次善の策としては「トランプを予備選で勝たせて本選で負けさせる」シナリオなのです。そして「ルビオにとってはクルーズが」「クルーズにとってはルビオが」党大会で勝利するのは「絶対に避けたいシナリオ」だというのです。政治家らしいゲーム理論ですが、これはこれで説得力があります。

 しかし、4位以下はもう「泡沫候補」のレベルとなって撤退が始まっている現状では、「トランプを降ろす」ためには、2位のルビオと3位のクルーズを一本化させるしかありません。それでもこの2人が組めないというのであれば、「トランプ勝利」の可能性は相当高くなるでしょう。

 こうした現状をうかがって、これまでゼロだった議会共和党からの「トランプ支持」がポツポツ出始めました。「スーパー・チューズデー」直前の共和党は大混乱の中にあります。

3110チバQ:2016/02/29(月) 04:53:02
1051 :チバQ :2016/02/29(月) 04:50:28
http://news.livedoor.com/article/detail/11234931/
【米大統領選】トランプ氏支持にあの悪名高い団体の元最高幹部 今後の選挙戦に影響も

2016年2月28日 19時39分 産経新聞
 【ニューヨーク=松浦肇】米国の白人至上主義者からなる秘密結社、クークラックスクラン(KKK)の元最高幹部が米大統領選の共和党候補指名争いでトップに立つドナルド・トランプ氏の支持に回り、物議をかもしている。

 トランプ氏が掲げる不法移民対策やマイノリティーに対する差別的姿勢が注目された格好だが、米国で悪名の高い極右組織の元幹部が「味方」に付いたことで、トランプ氏の今後の選挙活動に影を落とす可能性がある。

 ニューヨークの地元紙デイリー・ニュースによると、KKKの元最高幹部で白人至上主義者として知られる政治活動家のデイビッド・デューク氏がラジオ番組でトランプ氏支持を呼びかけたという。デューク氏は1980年代後半から90年代前半にかけて米大統領選に立候補した経歴があるが、KKKとの関係が暴かれて全米で批判された。

3111チバQ:2016/02/29(月) 04:54:21
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160229k0000m030072000c.html
<米大統領選>1日序盤の天王山 トップ2人優勢揺るがず

02月28日 22:50毎日新聞

<米大統領選>1日序盤の天王山 トップ2人優勢揺るがず
スーパーチューズデーの予備選・党員集会実施州
(毎日新聞)
 米大統領選候補指名争いは3月1日、予備選・党員集会が集中する序盤の天王山「スーパーチューズデー」を迎える。多くの州で、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党では不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が世論調査の支持率でリードしている。【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】

 ◇民主党

 クリントン氏は、サウスカロライナ州予備選で圧勝し、黒人層の支持の高さを見せつけた。1日に民主党が予備選・党員集会を開く11州のうち、7州は南部州。黒人が多い南部はクリントン氏を守る「防火壁」になると予想される。バーニー・サンダース上院議員(74)はこの防火壁を破らなければ、指名獲得への道を切り開くのは難しい。

 事前の世論調査の支持率では、クリントン氏が11州のうち9州でサンダース氏をリードしている。

 「私たちは『米国を再び偉大に』する必要はない。偉大さを失ったことは決してないのだから」

 クリントン氏は27日、サウスカロライナ州予備選の勝利宣言で、共和党の最有力候補トランプ氏のスローガンを真っ向から否定した。さらに「米国を再び一体化する必要がある。壁を築くよりも障壁を取り除かねばならない」と語った。不法移民対策としてメキシコとの国境に巨大な壁を造るというトランプ氏の公約を強烈に皮肉った形で、本選を視野に入れたけん制だ。

 序盤3戦で波に乗れなかったクリントン氏は、南部での初戦となるサウスカロライナ州での戦いを重視した。南部出身の夫ビル・クリントン元大統領の根強い黒人人気を基礎に、オバマ大統領の後継者は自分だと強調し、「構造的な人種差別を終わらせる」と訴えた。狙い通り、サウスカロライナ州でサンダース氏に約48ポイントの大差をつけて勝利した。

 一方、サンダース氏がリードするのは、東部の地元バーモントと隣接するマサチューセッツの2州のみ。圧勝が期待できるバーモント州を除き、サンダース氏が力を入れるのがマサチューセッツ州とオクラホマ州だ。オクラホマ州も南部だが黒人比率は低く、クリントン氏の強みが出にくい。続いて比較的白人が多い中西部ミネソタ、西部コロラド両州も視野に入れる。

 全米に組織を持たず、支持議員なども少ないサンダース氏にとって同時に多くの州で選挙運動を展開するのは難しい。できるだけ多くの場所で大規模集会などを開き、知名度を上げて、格差是正などの主張を広げたい考えだ。

 ◇共和党

 共和党の候補指名争いは1日、11州で党員集会・予備選が行われ、全代議員の約4分の1にあたる595人の配分が決まる。うち7州が保守的なキリスト教徒が多く住む「バイブルベルト(聖書地帯)」と呼ばれる地域に重なる。最有力候補のトランプ氏は初戦アイオワ州で2位だった後、3連勝中。他の候補は攻めあぐねており、トランプ氏が圧勝して候補指名に近づく可能性がある。

 トランプ氏は穏健派の多い東部ニューハンプシャー州、保守派の多い南部の初戦サウスカロライナ州でいずれも勝ち、穏健派と保守派の垣根を越え、性別も年齢層も問わず、各層から広く支持を集めている。距離を置いていた連邦議会議員や穏健派のクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(53)が支持を表明するなど、勢いが加速している。

 世論調査では、11州のうち9州でトランプ氏がリード。スーパーチューズデーで圧勝して早期の指名争い決着につなげたい考えだ。

 全米の支持率で2位につける保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)は大票田の地元テキサス州で勝利し、食い下がりたい。キリスト教保守派を支持基盤とする同氏は、初戦のアイオワ州を制し、保守的な南部で勝利を重ねて指名獲得を目指す戦略だった。しかし、サウスカロライナ州でトランプ氏に敗れるなど切り崩されており、予断を許さない状況だ。

 マルコ・ルビオ上院議員(44)は党主流派を糾合して対抗する戦略だ。しかし、序盤4州で勝利はなく、「対トランプ」の対抗軸になれていない。支持率4位にとどまる主流派のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は3月15日にある同州予備選を念頭に戦い続けており、現時点では一本化も困難。まずはミネソタ州やバージニア州などで勝ち、対抗軸としての足場を固めることが急務だ。

3112チバQ:2016/02/29(月) 04:59:31
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160228-00000539-fnn-int
米大統領選 外信部編集委員が大胆に解説します。
フジテレビ系(FNN) 2月28日(日)19時29分配信
アメリカ大統領選、3月1日はヤマ場といわれる「スーパーチューズデー」です。
トランプ氏とヒラリー氏の一騎打ちになるのか、それとも大番狂わせあるのか。外信部・風間 晋編集委員が大胆に解説します。

注目のスーパーチューズデーは、複数の州で、予備選や党員集会が開かれ、勝敗が積み上がっていく方式だが、今回、3月1日に開かれるのは、11の州。

(このヤマ場に向けて、現在の情勢は?)
まず、民主党なんですけれども、サウスカロライナ州で、大差で勝ったヒラリー氏が、スーパーチューズデー以降も、その組織力や資金力に物を言わせて、サンダース氏との差をぐんぐん広げていくと思います。
一方 共和党ですけれども、こちらはトランプ氏が快調です。
クルーズ氏は、キリスト教強硬派頼みですし、ルビオ氏は、長く共和党を牛耳ってきた主流派をまとめきれず、いずれも伸び悩んでいます。
政治を変えたい、だけれど、宗教がかるのはちょっと嫌だなという人たちが、こぞってトランプ氏を支持するという構図になっていると思います。

(トランプ氏も、予想以上に勢いが落ちていないと。このままいくと、ヒラリー氏とトランプ氏、一騎打ちになる?)
その可能性が一番高いんですけれども、もしかしたら、もう一波乱あるかもしれないなと思っていて。

(もう一波乱、第3の候補者、マイケル・ブルームバーグ氏の本選挙参戦。これは、どういうこと?)
ブルームバーグ氏は、経済情報のブルームバーグ社のCEO(最高経営責任者)で、世界14位の大富豪なんですね。
しかも、ニューヨーク市長を3期12年の経験と実績があって、これまで何度も大統領選挙に出るんじゃないかと取りざたされては、見送ってきた経緯があります。
ところが、ことしは、共和党がトランプ氏じゃないですか。
そして、民主党もヒラリー氏が、左に行き過ぎているということで、両方の党も、今、アメリカ国民が望んでいる候補者を出していないといって、怒っているんですね。
そこで、3月の初旬には、今度こそ、自ら無所属で出馬を表明するんじゃないかという観測が出ているんです。

(無所属でなんですね。ブルームバーグ氏の政治的なスタンスは?)
一言で言うと、共和党的な小さな政府を支持しているんですけれども、同時に、中絶の容認とか、銃規制の推進など、リベラル色もあって、中間層に幅広くアピールできる人だといわれているんですね。
しかも、CEO(最高経営責任者)としてのリーダーシップは、折り紙つきなんです。

(もし、ブルームバーグ氏が参戦して、中間層を取り込むとなると、この選挙戦の様相はガラッと変わる?)。
11月の本選挙で、誰も過半数を取れずに終わる可能性、それを想定しておくべきなんじゃないかなと思います。

(そうなると どうやって大統領を決める?)
それが、200年ぶり決着ルール復活。
合衆国憲法修正12条に、その決着ルールが書いてありまして、連邦議会下院が、大統領を選出します。副大統領は上院が決めます。

(議会が大統領を選べる?)
このルールに従って、議会が大統領を選んだのは、1824年の一度きりなんです。
ブルームバーグ氏が出馬したら、ほぼ200年ぶりの事態ということがあるかもしれない。
これまでの経験則や常識が全く通用しないといわれる、ことしの大統領選にふさわしい決着だと思いませんか。

まず当面は、3月1日のスーパーチューズデーに注目が集まる。

3113とはずがたり:2016/02/29(月) 18:59:58
最高裁もトランプの行動をストップ出来るやろうしね。

「米軍はトランプ大統領の命令拒否できる」元CIA長官
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10195177451869553360604581567721214899738?mod=trending_now_1
By DAMIAN PALETTA
2016 年 2 月 28 日 12:30 JST

 米国の国家安全保障局(NSA)長官や中央情報局(CIA)長官を歴任したマイケル・ヘイデン退役空軍大将は、ドナルド・トランプ氏が大統領に選出され、公約を実施した場合、米軍は最高司令官となるトランプ氏の命令の一部を拒否するだろうと述べた。

 ヘイデン氏は最近まで、共和党の大統領候補指名争いから撤退したジェブ・ブッシュ氏のアドバイザーだった。

 ヘイデン氏はHBOのトーク番組「リアル・タイム・ウィズ・ビル・マー」のインタビューで、「トランプ氏が選挙運動中の公約を行動に移すような政治を行えば、非常に心配になる」と述べた。

 共和党の大統領候補指名争いでトップを走るトランプ氏は、大統領に選出されればテロリスト容疑者に対し、「水責め」の復活など拷問を行うと公約。

 また、米軍に命令してテロリストの家族らを殺害することも示唆している。これはジュネーヴ条約違反であるとの指摘もある。

 ヘイデン氏は、トランプ氏がホワイトハウスから命令を下した場合、軍部はその一部を拒否する必要があると指摘。「米軍は違法な命令に従う必要はない。(トランプ氏の提案の一部は)武力紛争に関するすべての国際法違反になる」と話した。

3114チバQ:2016/02/29(月) 22:46:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201602/CK2016022902000244.html
民主予備選3勝目のクリントン氏 本選に軸足、トランプ氏の資質批判

2016年2月29日 夕刊


28日、米テネシー州メンフィスの教会で演説するクリントン前国務長官=AP・共同
写真
 【ワシントン=石川智規】米大統領選の民主党指名候補争いをめぐり、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は二十八日、南部テネシー州の教会で演説。「私たちはより寛容にならなければいけない。米国の融和を図る必要がある」と訴えた。共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が好戦的な発言を続けることを念頭に、同氏との違いを打ち出した。
 クリントン氏は「(トランプ氏が)米国を再び偉大な国にと言うが、米国は今も偉大だ。むしろ私たち米国は一体になる必要がある」とトランプ氏を念頭に批判。「なぜ私たちは景気回復が必要か。共和党が経済を壊したからだ」と強調した。
 前夜の南部サウスカロライナ州予備選で圧勝したクリントン氏。指名候補争い当初は苦戦が続いたが、三勝一敗となり再び勢いがついてきた。三月一日に行われる序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」だけでなく、大統領選の本選も見据えた発言が増えつつある。
 この日演説したテネシー州は、スーパーチューズデーで予備選が行われる場ともなる。

3115チバQ:2016/02/29(月) 23:02:35
http://www.sankei.com/world/news/160229/wor1602290027-n1.html
2016.2.29 20:26
【米大統領選】
支持集める「反TPP」候補 雇用縮小で
 【ワシントン=小雲規生】11月の米大統領選に向けた候補者指名争いで、2月4日に日米などが署名した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を批判する候補者が支持を集めている。論戦では共和党、民主党ともに有力候補がTPP批判を展開し、支持派の候補者は苦戦を強いられている。背景にあるのは2000年代に入って、米国内で製造業の雇用が約500万人も失われている現実で、候補者たちは反TPPに駆り立てられている。

 「米国は日本との間で本当にぞっとするような合意をした」。共和党の候補者指名争いをリードする不動産王のトランプ氏は2月24日、予備選を1日に控えたバージニア州の大学でのイベントでTPPを酷評した。

 トランプ氏は2月20日にもサウスカロライナ州予備選勝利後の演説で「米国は貿易で勝てていない。中国や日本が米国にしていることを見てみろ」とオバマ政権を批判し喝采を浴びた。日中が為替操作で輸出を促進しているとの批判も繰り返し、中国からの輸入品への高関税も視野に入れる。

 民主党のクリントン前国務長官は23日、新聞への寄稿でTPP反対を改めて強調。サンダース上院議員は1994年発効の北米自由貿易協定(NAFTA)にも反対してきた筋金入りの反自由貿易派だ。

 これに対して自由貿易に前向きな候補は苦戦している。TPP支持を明言し、トランプ氏が唱える中国製品への高関税を「米国内での中国製品の価格が高くなるだけだ」と批判したルビオ上院議員はトランプ氏に先行を許した。「(中国製品に高関税をかければ)中国は当然、報復として米国製品に高関税をかけるだろう」とトランプ氏を批判していたブッシュ元フロリダ州知事は、選挙戦からの撤退に追い込まれた。

 自由貿易に懐疑的な言動への支持の背景には、米国内で製造業の雇用が大幅に減っている事情がある。米労働省によると、1999年末に1730万人いた製造業での就業者は2015年末には1230万人まで減った。かつては30%を超えていた非農業部門の就業者数に占める製造業の割合は現在では9%程度だ。

 有権者の間では、雇用縮小の理由はNAFTAや01年の中国の世界貿易機関(WTO)加盟で、メキシコや中国からの輸入が有利になったことにあるとの思いが強い。米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ユジーン・ロビンソン氏は「自由貿易協定への反対は製造業の海外流出で取り残された労働者階層に希望を与えている」とみる。

 一方、経済の専門家の間では、自由貿易協定は輸出を後押しし、経済全体を拡大させるとの声が強い。また製造業での雇用減少は世界中でみられる現象で、技術革新により生産活動にかかる人手が少なくなったことが主要因だともされる。リベラルな論調で知られるノーベル経済学賞受賞者のクルーグマン・ニューヨーク市立大学教授も「保護主義的な政策をとっていても製造業の雇用減少は起きていただろう」とする。

 ただ米国では大手企業が国内生産を縮小して、海外での生産を増やす事例が多いことも事実だ。米メディアには「有権者は小難しい経済学上の議論に興味はない。候補者に求めているのは雇用を守る強いメッセージだ」との指摘もある。

 候補指名争いは、予備選・党員集会が集中する1日のスーパーチューズデーで最大のヤマ場を迎えるが、TPPへの各候補の対応も焦点の一つとなりそうだ。

3116チバQ:2016/03/01(火) 00:21:54
http://www.asahi.com/articles/ASJ2Y3WJ5J2YUHBI00M.html
トランプ氏対ルビオ氏、罵倒激化 主要メディアあきれ顔
ニューヨーク=金成隆一2016年2月29日22時06分
 米大統領選の共和党候補者指名争いで、先頭を走る実業家トランプ氏(69)と、追い上げを図る上院議員ルビオ氏(44)の非難合戦が激しくなっている。前半戦の山場、全米11州で予備選・党員集会がある3月1日のスーパーチューズデーを目前に、小学生並みの口げんかが続いている。

 「トランプ氏の毛穴は日焼け用スプレーで詰まっているから、汗をかかないんだ」「保守運動を詐欺師に乗っ取られるな」。2月28日、ルビオ氏はバージニア州の演説でトランプ氏への批判を展開した。世論調査で差を広げられ、縮まりそうにない。これまで外交分野などでの政策論争でアピールし、個人攻撃を避けてきたが、戦略を変えた模様だ。テレビ番組でも「天下一品の詐欺師」と非難を繰り返した。

 攻勢が目立ったのは25日の討論会。トランプ氏が「(国境に)壁を作り代金はメキシコに払わせる」と訴えると、横から「トランプ・タワーのように不法移民の労働者を雇うのか」。トランプ氏が雇用流出を問題視すれば、「(トランプ・ブランドの)ネクタイや服は海外産。なぜ米国で作らない」。

 トランプ氏も黙ってはいない。ルビオ氏を「小さなルビオ」「軽量級」とさげすみ、「討論会で彼はプールから出てきた直後のように汗だらけだった」「(ロシアの)プーチンと向き合うには汗をかかない人間が必要だ」。

 集会では「ルビオのマネだ」と言いながら、ペットボトルの水を会場にまき散らし、大喝采を浴びた。討論会で水をよく飲むルビオ氏への中傷だ。

 主要メディアは「校庭でのとっくみあい」(米ニューヨーク・タイムズ紙)などとあきれている。(ニューヨーク=金成隆一)

http://www.asahi.com/articles/ASJ2Q415XJ2QUHBI00T.html
ルビオ氏に追い風? 応援団はまるで「ベネトンのCM」
サウスカロライナ州コロンビア=中井大助2016年2月23日19時36分
■ウォッチ 米大統領選2016

 「まるでベネトンのコマーシャルでしょ!」
 20日にあったサウスカロライナ州の共和党予備選の前日、同州のニッキー・ヘイリー知事が声を上げた。

 ヘイリー氏は直前にマルコ・ルビオ上院議員の推薦を決めたばかり。この日は同州のティム・スコット上院議員、トレイ・ガウディ下院議員と一緒に応援演説に立った。

3117チバQ:2016/03/01(火) 00:22:23
http://mainichi.jp/articles/20160301/k00/00m/030/050000c
米大統領選
注目 序盤の山場「スーパーチューズデー」

毎日新聞2016年2月29日 19時45分(最終更新 2月29日 20時27分)
民主のクリントン氏、共和のトランプ氏 どうなる勢い

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは3月1日、計12州と米領サモアで予備選・党員集会が一斉に開かれる序盤の山場「スーパーチューズデー」(決戦の火曜日)に突入する。序盤4州で3勝した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、多くの州で勝って指名獲得に向けた流れを揺るぎないものにできるかどうかが焦点だ。

 クリントン氏は2月27日のサウスカロライナ州予備選で7割を超える得票で圧勝し、勢いが出てきた。支持の厚い黒人やヒスパニック(中南米系)など非白人が多い南部7州で多くの勝利を重ねる戦略だ。西部コロラド州や中西部ミネソタ州でも優勢で、バーニー・サンダース上院議員(74)を突き放す可能性がある。

 共和党の注目点は「トランプ氏を止められるのか」。保守派強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)と主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)がトランプ氏への批判を強めて突破口を探るが、奏功していない。3連勝中のトランプ氏が候補指名を獲得するとの見方は強まっており、下院議員や有力知事らに続いてジェフ・セッションズ上院議員が28日に上院議員としては初めて支持を表明した。

 スーパーチューズデーで共和党の予備選・党員集会が行われる11州では、ほとんどの州の世論調査でトランプ氏が支持率トップ。米NBCテレビなどが28日に発表した南部3州の世論調査でも、ジョージア州で7ポイント、テネシー州で18ポイントの差をつけている。ただ、クルーズ氏の地元テキサス州では、クルーズ氏が13ポイント差をつけてトランプ氏を抑えている。

 共和党は3月15日から1位の候補が州に割り当てられた全代議員を獲得する「勝者総取り」を採用する州が出てくる。このため、クルーズ氏やルビオ氏がスーパーチューズデーで複数の州で勝ち、代議員数の差でトランプ氏に迫っておけば、3月15日以降の州で逆転を狙うこともできる。

3118チバQ:2016/03/01(火) 20:17:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201603/CK2016030102000139.html
米大統領選序盤戦 「反主流派」が異例の躍進 格差、貧困への怒りが背景

2016年3月1日 朝刊


 【ワシントン=石川智規】二〇一六年米大統領選は当初、「ブッシュ対クリントンの戦い」と言われた。ところが二月に入り指名候補選びが本格化すると構図は一変。共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と、民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)という二人の「反主流派」が、格差や貧困に憤る米国民と共鳴し主要候補を揺さぶっている。異例の展開をたどる序盤戦を振り返った。
 「アメリカを再び偉大な国に」。得意のフレーズに支持者らが大歓声で応える。トランプ氏演説会でお決まりの風景だ。
 掲げる政策は、シリア難民の本国送還やイスラム教徒の入国禁止など極端なものが多い。円安でコマツの建設機械が売れ、米国民の職を奪うと日本を敵視する。対立候補への悪態も多い。強烈な主張はしかし、変革を期待する国民の心をつかんだようだ。時折、イラク戦争批判などリベラルな主張を織り交ぜる点も支持を広げる源泉となる。
 共和党は当初、十人以上の立候補者が乱立した。だが、二月に入りトランプ氏優位の風が強まると、ジェブ・ブッシュ元州知事(63)ら撤退者が相次いだ。現在も選挙戦を展開するテッド・クルーズ(45)、マルコ・ルビオ(44)の両上院議員は、スーパーチューズデーの結果次第で厳しい立場に追い込まれる。
 民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とサンダース氏の一騎打ちの構図だ。
 米テレビ局の世論調査では、昨年三月のクリントン氏の支持率が61%で指名が確実視された。しかし国務長官時代に公務で私用メールアドレスを使った問題などで支持が続落。今年二月中旬の全国調査では、クリントン氏44%に対し、サンダース氏47%となった。
 サンダース氏は、既存の政治家や富裕層が牛耳る現状を指摘し「もうたくさんだ」と繰り返す。また「クリントン氏はウォールストリート(金融街)から献金を受けている」と批判し、経済格差に不満を抱く若者を中心に支持を広げた。
 しかし、指名候補選びの舞台が南部州に移ると黒人層から根強い人気を誇る夫のビル氏やオバマ大統領とのつながりをアピールするクリントン氏が勢いを取り戻してきた。
 これまでの四戦中、クリントン氏は三勝一敗。サンダース氏にとって、三月は正念場となる。

3119チバQ:2016/03/01(火) 20:26:12
http://www.sankei.com/world/news/160301/wor1603010012-n1.html
2016.3.1 08:45
【米大統領選】
トランプ氏さらに支持拡大 共和党、残り候補合計超す
 米CNNテレビは2月29日、大統領選の共和党指名争いで、実業家トランプ氏(69)の支持率が49%に達し、残り4候補の合計を上回ったとの最新世論調査結果を発表した。党員集会や予備選が集中する3月1日のスーパーチューズデーを前に、さらに勢いを増していることが明らかになった。

 民主党はクリントン前国務長官(68)が55%、サンダース上院議員(74)が38%。米メディアでは11月の本選がクリントン、トランプ両氏の対決となる流れだとの論調が目立ち始めている。

 世論調査は2月24〜27日に実施された。共和党支持者の間でのトランプ氏の支持率49%は昨年6月の出馬表明以降、最高。主流派ルビオ上院議員が16%、保守強硬派クルーズ上院議員が15%、元神経外科医カーソン氏が10%、ケーシック・オハイオ州知事が6%。(共同)

3120チバQ:2016/03/02(水) 00:07:29
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016030101002474.html
トランプ氏、本選は不利との予想 CNN世論調査

2016年3月1日 23時18分


 【ワシントン共同】米CNNテレビは1日、米大統領選の共和党候補者選びで実業家トランプ氏が指名を獲得した場合、11月に行われる民主党候補との本選では不利となることが予想されるとの世論調査結果を発表した。
 民主党のクリントン前国務長官とトランプ氏が本選で戦うことになった場合、どちらに投票するかの設問で、クリントン氏に投票と答えた人は52%、トランプ氏に投票との回答は44%だった。サンダース上院議員とトランプ氏との一騎打ちの場合は、サンダース氏55%、トランプ氏43%だった。
 調査結果は、有権者920人に2月24〜27日に行った電話聞き取りに基づいている。

3121チバQ:2016/03/02(水) 00:08:25
http://www.sankei.com/world/news/160301/wor1603010050-n1.html
2016.3.1 20:46
【米大統領選】
最大のヤマ場「スーパーチューズデー」始まる トランプ、クリントン両氏はどこまで迫るか

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは1日、予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎えた。世論調査によると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党は不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が優勢。指名には両党所定の代議員数の過半数を獲得する必要があり、2人がどれだけ近づくかが焦点だ。

 民主党は11州と米領サモアで予備選・党員集会が行われ、海外在住者の投票も始まる。米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(RCP)による最近世論調査の平均値では、南部7州などでクリントン氏が優位にある。バーニー・サンダース上院議員(74)は地元・東部バーモント州でクリントン氏を圧倒。隣接するマサチューセッツ州で接戦に持ち込んでいるもようだ。

 サンダース氏は公立大学の授業料無料化などの主張が若年層から支持され、緒戦2州で善戦。しかし、クリントン氏は第4戦の南部サウスカロライナ州で黒人票を手堅くまとめて圧勝した。スーパーチューズデーに予備選を行う州も黒人票の比重が大きく、クリントン氏に有利とみられる。

 米CNNテレビによると、これまでの獲得代議員数はクリントン氏551人(うち特別代議員460人)に対し、サンダース氏85人(同20人)。

 11州で投票が行われる共和党は、3連勝しているトランプ氏の勢いを他の候補が止められるかが見どころだ。RCPによると、テッド・クルーズ上院議員(45)が地元の南部テキサス州や同アーカンソー州で優位だが、他はトランプ氏が優勢で、主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)は伸び悩んでいる。

 トランプ氏が圧勝すれば指名獲得の可能性が強まる。一方、クルーズ氏は全米で2番目に代議員が多く割り振られているテキサス州を制するかが注目される。ルビオ氏は15日の地元・南部フロリダ州での戦いにつながる結果を出せるかが焦点だ。これまでの獲得代議員数(CNN調べ)はトランプ氏82人、クルーズ氏17人、ルビオ氏16人。

3122チバQ:2016/03/02(水) 00:09:11
http://www.sankei.com/world/news/160301/wor1603010051-n1.html
2016.3.1 20:47
【米大統領選】
どうして火曜日に集中? スーパーチューズデー、馬車移動のなごり 数々のドラマ生む 

 米大統領選の候補選びのための予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」は、数々のドラマを生んできた。火曜日に投票が行われるのは、キリスト教の安息日である日曜が過ぎ、月曜に馬車で遠方の投票所に移動したなごり。11月8日に予定される大統領選の本選も火曜日に実施されるが、スーパーチューズデーは党指名を目指す候補には特別な意味を持つ。

 2月1日のアイオワ州党員集会を皮切りに始まった候補指名争いは、7月に民主、共和両党が開く全国大会で指名候補を正式に決めるため、各州・地域の代議員を奪い合う戦い。最も多くの代議員がスーパーチューズデーの1日で決まる。

 民主党は11州と米領サモアで党員集会・予備選を開き、総代議員数4763人(過半数は2382人)の約5分の1に当たる865人を競う(特別代議員や、1日から投票が始まる海外在住者に割り振られた代議員を除く)。

 共和党は11州で投票が行われ、総代議員数2472人(過半数は1237人)の約4分の1に当たる595人を奪い合う。

 1州ずつ行われてきたこれまでの序盤4州と異なり、スーパーチューズデーは全米レベルで他党の指名候補と戦うことができるか、真の実力が問われる。

 スーパーチューズデーは1984年、大統領候補選びへの影響力を持とうとする州が3つの火曜日に予備選・党員集会を集中させたのが始まり。88年に南部9州が3月8日に実施してから集中日として定着した。

 民主党のビル・クリントン元大統領と同党の指名候補を目指す妻のヒラリー・クリントン前国務長官はスーパーチューズデーに関して対照的な経験を持つ。

 元大統領は、全国的にはほぼ無名なアーカンソー州知事として臨んだ1992年の指名争いで、序盤戦は一進一退を繰り返していた。しかし、3月10日のスーパーチューズデーでの圧勝を機に快進撃を開始。共和党現職のジョージ・H・W・ブッシュ大統領(当時)を破ってホワイトハウス入りする地歩を固めた。

 これに対し、2008年にオバマ米大統領と指名を争った前国務長官は当初、優位とみられながら2月5日、過去最大の22州で実施されたスーパーチューズデーでオバマ氏に互角の戦いに持ち込まれた。南部諸州の黒人がオバマ氏を支持したことが響いた。指名争いは6月まで続き、最終的にオバマ氏に敗れた。(ワシントン 加納宏幸)

3123チバQ:2016/03/02(水) 00:10:16
http://www.sankei.com/world/news/160228/wor1602280040-n1.html
2016.2.29 06:00
【米大統領選】
異端の2候補が覆した法則…トランプ&サンダース支持の原動力は同根の「怒り」なのだ ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

 「どう解釈すればよいのか…」。米国政治研究の権威、コロンビア大学のロバート・シャピロ教授は首をかしげる毎日だ。

 「政界有力者からの支持を多く得た候補者ほど、大統領選を有利に展開する」。政治学の世界には「裏書き効果」と呼ばれる有名な法則があるのだが、「米大統領選で、当初は泡沫(ほうまつ)候補とみられた共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のバーニー・サンダース上院議員が大健闘し、今回は法則が通用しない」(シャピロ教授)という。

 米データ解析ウェブサイトが大統領選候補の「裏書き効果」を数値化したところ、共和党はルビオ上院議員がトップで150点、2位のクルーズ上院議員が34点。民主党はクリントン前国務長官が474点で1位になった(26日現在)。

 だが、全米世論調査の平均値では上位の顔ぶれが変わる。共和党1位はトランプ氏の34%で、2位のクルーズ氏を14ポイント引き離した。民主党はクリントン氏が48%で1位だが、サンダース氏が42%と肉薄する。

 実は、トランプ氏の裏書き効果は22点。サンダース氏は3点しかない。2人の「異端」が定説を覆したのだ。

共通項は「新・負け組」

 右派の「暴言王」に左派の「民主社会主義者」。イデオロギーは正反対だが、両者の支持基盤には共通項が浮かび上がる。ともに、最近の社会構造変化で新たな「負け組」となった層で、怨嗟(えんさ)の声が満ちあふれているのだ。

 25日夜のマンハッタン。ダウンタウンにある居酒屋に10人ほどの市民が集まり乾杯した。「もう一度米国を偉大な国にしよう!」

 トランプ氏を支援する集まりで、中年の白人が目立つ。大学勤務から自営業まで職種はさまざまだが、典型的な中間層である。

 失業率は改善したが、豊かになったのは富裕層だけ。賃金上昇率は鈍く、中間層の平均所得は金融危機前の2006年から5%も減った。「暮らしは楽になっていない」(ニューヨーク郊外に住むベン・ローゼンシャインさん)だけに、自分たちの仕事を奪う恐れのある移民やマイノリティー(社会的少数派)を警戒し、中間層には手厚い社会保障を約束するトランプ氏の主張は耳に心地よい。

投票呼びかけのボランティア登場

 一方、最近のニューヨークでは、「バーニー(サンダース氏)のフォーンバンク」と称するボランティアが増えている。個人の自宅に支持者が集まり、コールセンターのように電話を使って同氏への投票を働きかける活動である。

 参加者の多くは1980〜2000年に生まれたミレニアル世代だ。その一人である33歳のブランドン・ラックダシェルさんは大学を卒業後、映画関連の仕事に就いた。「民主党ですら社会インフラの劣化を看過している。大学などの無償化を訴えるサンダース氏に共感を覚える」という。

 米政府の歳出の大半は、年金や医療保険などシニア世代向けだ。一方で大学などの学費は値上がりし、平均的なミレニアル世代は約1万6000ドルの教育ローンを抱えているとされる。

 瓦解(がかい)する中間層と、困窮する若者世代。「異端2人組」は米国社会のゆがみに便乗したのだ。

(ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇)

3124とはずがたり:2016/03/02(水) 08:32:19
>秋に大統領選挙を控えた米国で、有権 者の間でまったく現実味が感じられないフレーズの一つに、経済は順調だという言い方がある。
日本と同じだw

米国民は怒り心頭:トランプ氏善戦の陰に大恐慌以降「最悪の景気回復」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AF%E6%80%92%E3%82%8A%E5%BF%83%E9%A0%AD%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E5%96%84%E6%88%A6%E3%81%AE%E9%99%B0%E3%81%AB%E5%A4%A7%E6%81%90%E6%85%8C%E4%BB%A5%E9%99%8D%EF%BD%A2%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%99%AF%E6%B0%97%E5%9B%9E%E5%BE%A9%EF%BD%A3/ar-BBqdqjw#page=2
Bloomberg
Victoria Stilwell、Sarah McGregor
2 時間前

(ブルームバーグ): 秋に大統領選挙を控えた米国で、有権 者の間でまったく現実味が感じられないフレーズの一つに、経済は順調 だという言い方がある。

  オバマ大統領が1月の一般教書で使ったように、このフレー ズを使いたければそれを裏付ける統計のヘッドラインを見つけることは 可能だ。しかしながら党候補者指名争いたけなわの現在、共和党の主流 派をドナルド・トランプ氏が脅かし、断然有利だったはずのクリントン 氏に対してバーニー・サンダース上院議員が予想以上に健闘している背 景には、米経済は順調などではないと嫌気が差している国民がいる。そしてヘッドラインの裏に潜む数字に目を向けると、国民の怒りも納得が行く。

  失業率は8年ぶりの低水準なのだろうか。確かにそうだが、 生産年齢人口全体をカバーする指標の大半は弱く、労働参加率は下降トレンドをたどってきた。経済は失速することなく6年以上も成長してき たのだろうか。確かに先進国の大半よりは良い状況だが、このペースでは生産ギャップを埋めるのはどんなに早くても2026年以降になりそう だ。賃金の伸びはようやく上向き始めたのか。全体の数字としてはその可能性もあるが、その度合いは大きくない。そもそも、誰の賃金が伸び たと言うのか。

  コップが半分空っぽになっていることを示すこうした統計 は、2009年に終息したリセッション(景気後退)がいまだに大統領選挙 の行方に影を落としている理由を説明している。ゆがんだ富の配分を批判するサンダース氏。貿易の影響で雇用が失われると猛烈に攻撃するトランプ氏。いずれも米国の政治においては目新しい主張ではない。しかし、大恐慌以降で最悪の不況とそれを受けた最も弱々しい回復を目の当 たりにして、全米の有権者はこの主張に積極的に耳を傾けるようになっ た。

  かつて米議会予算局(CBO)局長を務め、現在は中道右派 のアメリカン・アクション・フォーラムの社長を務めるダグ・ホルツエアキン氏は、「『景気後退は終わり経済は回復し、良いことずくめだ』 と言うが、『ちょっと待てよ。うちは回復どころか、むしろ悪くなっている』というのが一般世帯の反応だろう」と語る。「日常生活において目に見える現実と、耳にする話の間に大きな矛盾がある。それで国民は 怒っているのだ」と続けた。

  2018年までの米経済について、ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、景気後退以降の平均である2.1%成長を大きく上回るペースは予想されていない。

  欧州や日本からみればうらやましい数字かもしれない。しか し、米国の有権者が主流派を敬遠し始めた理由をこうした数字は物語っていると、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズ(ノースカロライナ州シャーロット)のチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は説明す る。

  「有権者は自分たちの現状と主流派の候補者らを結びつけて 考えている」とシルビア氏。「現状はあまり良くないというのが彼らの見方だ。成長率は今後7年も2-2.5%程度なのか。それではアメリカ ンドリームは多くにとってかなわぬ夢で終わる」と述べた。

原題:Angry Americans: How the 2008 Crash Fueled a Political Rebellion(抜粋)

--取材協力:Arit John、Kevin Cirilli.

3125チバQ:2016/03/02(水) 22:51:08
http://mainichi.jp/articles/20160302/dde/001/030/074000c
米大統領選
スーパーチューズデー 共和トランプ氏、6州確保 民主クリントン氏7勝

毎日新聞2016年3月2日 東京夕刊
【ワシントン及川正也】米大統領選で民主、共和両党の候補者指名争いは1日、予備選・党員集会が集中した最大決戦「スーパーチューズデー」を迎え、首位を走る民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)が過半数の州を制して快勝した。両氏の優勢は一段と鮮明になり、今後は11月の本選で激戦州となる南部フロリダや中西部オハイオなど5州で実施される15日の予備選に焦点は移る。

 1日は両党がともに実施した10州に、民主党がコロラド州と米領サモアを加えた11州・1地域、共和党がアラスカ州を加えた11州で実施。争われた代議員は、民主党が865人(選挙結果に左右されないスーパー代議員を含めると1017人)、共和党が595人。7州が南部州で共和党は宗教右派、民主党は黒人票の動向が焦点となった。


選挙集会であいさつする民主党のクリントン氏=南部フロリダ州マイアミで1日、ロイター
 米メディアによると、東部時間1日午後11時20分(日本時間2日午後1時20分)現在、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)が地元の東部バーモント州を含む3州で勝利。南部州での勝利は初めて。クリントン氏は高い黒人支持を背景にテキサスなど南部だけで過半数の6州を制して圧勝した。

 とくに過去2回の大統領選で民主党が勝利し、共和党の独占州から共和、民主両党が競り合う「スイングステート(揺れる州)」になった南部バージニア州を制したことはカギを握る無党派層への訴求力を示した。


選挙集会で演説する共和党のトランプ氏=中西部オハイオ州コロンバスで1日、ロイター
 8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、トランプ氏がジョージアやバージニアなど南部5州と東部マサチューセッツ州で勝利。南部州の多くは本選で共和党が強い州。とくに共和党の「集票マシン」とされるキリスト教右派の影響力が強く、共和党の「本命候補」の座を手中にしつつあることを示した。

 最大票田の南部テキサス州は地元のテッド・クルーズ上院議員(45)が死守し、隣接するオクラホマ州も制して南部決戦でトランプ氏に食い下がった。一方、マルコ・ルビオ上院議員(44)はミネソタ州で勝利し、バージニア州などで善戦したが、トランプ、クルーズ両氏に抑え込まれて劣勢は鮮明になった。15日の地元フロリダ州での逆転にかけるが勝敗は見通せない。

3126チバQ:2016/03/02(水) 22:55:26
>>3111
>サンダース氏がリードするのは、東部の地元バーモントと隣接するマサチューセッツの2州のみ。圧勝が期待できるバーモント州を除き、サンダース氏が力を入れるのがマサチューセッツ州とオクラホマ州だ。オクラホマ州も南部だが黒人比率は低く、クリントン氏の強みが出にくい。続いて比較的白人が多い中西部ミネソタ、西部コロラド両州も視野に入れる。

バーモント:サンダース
マサチューセッツ:クリントン
オクラホマ:サンダース
ミネソタ:?
コロラド:サンダース


>マルコ・ルビオ上院議員(44)は党主流派を糾合して対抗する戦略だ。しかし、序盤4州で勝利はなく、「対トランプ」の対抗軸になれていない。支持率4位にとどまる主流派のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は3月15日にある同州予備選を念頭に戦い続けており、現時点では一本化も困難。まずはミネソタ州やバージニア州などで勝ち、対抗軸としての足場を固めることが急務だ。
ミネソタ:ルビオ
バージニア:トランプ

3127チバQ:2016/03/02(水) 22:56:27
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2016030202000246.html
2016年3月2日 夕刊


クリントン氏に勢い、8勝 米大統領選、トランプ氏6勝

 【ワシントン=斉場保伸】米大統領選挙の民主、共和両党の指名候補を決める序盤戦のヤマ場となるスーパーチューズデーは一日、全米十二州一地域で党員集会・予備選挙の投開票を行った。AP通信のこれまでの開票結果では、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)がジョージア州、バージニア州などで勝利し、勢いづいている。共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)もジョージア州、アラバマ州など過半数を制して大勝。大勢は一日深夜(日本時間二日午後)に判明する。

 スーパーチューズデーは民主党が十一州と米領サモア、共和党は十一州(両党で計十二州一地域)で党員集会・予備選を実施する最大の集中日。ここまでともに三勝のクリントン氏とトランプ氏が候補指名にどれだけ前進できるかが焦点だ。

 トランプ氏はこのほか、バージニア、テネシー、マサチューセッツ、アーカンソー各州でも勝利した。ただ、テッド・クルーズ上院議員(45)は大票田である地元テキサス州以外にもオクラホマ州で勝利。今後の戦いに希望をつないだ。マルコ・ルビオ上院議員(44)はミネソタ州で勝ったものの苦戦している。

 一方、クリントン氏は南部地域で黒人層、中南米系移民層の支持も集めてリードを拡大。テキサス、テネシー、アラバマ、アーカンソー、マサチューセッツ各州、米領サモアでも順調に勝利を積み上げている。

 対するバーニー・サンダース上院議員(74)は格差の解消を訴えて若者を中心に支持を拡大し、自らの地盤であるバーモント州で勝利。さらにオクラホマ、コロラド、ミネソタ各州の勝利を加えることで、クリントン氏に対して善戦している。

 指名候補は、六月までに各州で開かれる党員集会と予備選の結果を踏まえて獲得する代議員の過半数を得れば決まる。スーパーチューズデーで民主党は全代議員の18%に当たる八百六十五人、共和党は24%に当たる五百九十五人の配分が決まる。

3128チバQ:2016/03/02(水) 22:57:23
http://mainichi.jp/articles/20160302/dde/007/030/024000c
米国の選択
16年大統領選 スーパーチューズデー 「怒り」「安定」米世論二分

毎日新聞2016年3月2日 東京夕刊
 【ワシントン及川正也】米大統領選指名争いの天王山となった1日の「スーパーチューズデー」は、共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が大勝した。既成の「ワシントン政治」への不満と期待が交錯する中、トランプ氏は「怒り」のはけ口として、クリントン氏は経験豊かな「オバマ路線」の継承役として、それぞれ指名獲得に大きく前進した。

民主・クリントン氏、支持者「経験」強調

 【マイアミ(米南部フロリダ州)和田浩明】「ヒラリー! ヒラリー!」。1日夕、南部フロリダ州のマイアミで開かれたクリントン氏の支持者集会に集まった有権者らからは、勝利を祝う声が上がった。

 午後9時前、7州で勝利を確実にしたクリントン氏が姿を見せると、会場全体が大歓声で揺れた。「米国は常に偉大だったが、米国を一体にしなければならない」。そう呼びかけると会場からは「USA、USA!」のコールが沸き上がる。

 「今の米国に必要なのは愛と優しさだ。壁をつくるのではなく、障害をなくさなければならない」との言葉にも大きな拍手が湧いた。

 民主、共和両党の深刻な対立や共和指名争いをリードする実業家のトランプ氏らが違法移民の入国阻止の壁建設を訴えていることを意識した演説で、分裂した米国を癒やし復活させる指導者としての意欲を打ち出した。

 フロリダ州北部から車で4時間かけてやってきた女性看護師のアニータ・バルトさんは、「彼女はタフだし、上院議員や国務長官としての経験があり政策も分かっている。共和党候補は『ヒラリーを倒せ』と言うだけでまともな政策がない」と話した。東部マサチューセッツ州出身の白人男性ジェフ・ファニングさん(71)も「どんな問題でも対処できる経験の幅がある」とほめあげた。

サンダース氏、選挙戦を継続

 【エセックスジャンクション(米バーモント州)田中義郎】民主党の候補指名争いで劣勢に立たされたバーニー・サンダース上院議員(74)は、地元バーモント州など3州で勝利した。サンダース氏は地元集会で「この選挙は大統領を選ぶだけではなく、米国を変えるための選挙だ」と述べ、選挙戦を継続する意思を強調した。

 支持者たちから歓声で迎えられたサンダース氏は「経済的正義、社会正義、健全な環境、平和な世界のために全ての州で戦っていく」と力を込めた。集会に参加した建築家のネイサン・ウエストさん(23)は「サンダース氏なら政治を変えられる」と話した。

 世論調査の結果などから、スーパーチューズデーではアフリカ系米国人に人気が高いクリントン氏が有利との事前予想が並んだ。

 サンダース氏がクリントン氏と互角に戦うためにバーモントなど3州だけでなく東部マサチューセッツ州でも勝利を目指したが、クリントン氏に惜敗した。

3129チバQ:2016/03/02(水) 22:57:41
サンダース氏、選挙戦を継続

 【エセックスジャンクション(米バーモント州)田中義郎】民主党の候補指名争いで劣勢に立たされたバーニー・サンダース上院議員(74)は、地元バーモント州など3州で勝利した。サンダース氏は地元集会で「この選挙は大統領を選ぶだけではなく、米国を変えるための選挙だ」と述べ、選挙戦を継続する意思を強調した。

 支持者たちから歓声で迎えられたサンダース氏は「経済的正義、社会正義、健全な環境、平和な世界のために全ての州で戦っていく」と力を込めた。集会に参加した建築家のネイサン・ウエストさん(23)は「サンダース氏なら政治を変えられる」と話した。

 世論調査の結果などから、スーパーチューズデーではアフリカ系米国人に人気が高いクリントン氏が有利との事前予想が並んだ。

 サンダース氏がクリントン氏と互角に戦うためにバーモントなど3州だけでなく東部マサチューセッツ州でも勝利を目指したが、クリントン氏に惜敗した。

共和・トランプ氏、「本選も勝てる」自信

 【パームビーチ(米南部フロリダ州)西田進一郎】共和党のトランプ氏は1日、事前の世論調査の結果通り、保守的な南部諸州から穏健な東部マサチューセッツ州まで次々と勝利を確実にしていった。トランプ氏はフロリダ州にある自身のリゾートクラブで一部メディア向けの記者会見を開催。圧倒的な強さで「本命」候補になったトランプ氏は「米国を『再び一つに』よりも『再び偉大に』の方がいい」と語り、クリントン氏の発言を引用してけん制するなど、本選を見据えた発言も出た。

 トランプ氏は会見で、持論であるメキシコとの国境に「万里の長城」を造ることについても、改めて実現可能だと強調した。一方、共和党内で「党を分断する」と批判されていることについて聞かれると、自身は民主党支持者や無党派層までを共和党に引き寄せ、むしろ党を大きくしているなどと主張した。

 トランプ氏はこの日、予備選・党員集会がある11州ではなく、予備選が5日にあるケンタッキー州と15日にあるオハイオ州とフロリダ州に入った。オハイオ、フロリダは「勝者総取り」で争う州。対立候補、ケーシック知事(63)の地元オハイオ州と、マルコ・ルビオ上院議員(44)の地元フロリダ州で勝ち、指名獲得を決定的にしたい考えだ。

 1日午後、オハイオ州でトランプ氏は「小さなマルコ」「うそつきテッド・クルーズ(上院議員)」など、共和党の対立候補への個人攻撃を展開。クリントン氏についても「大統領としての強さも、スタミナもない」などとこき下ろし、電話で出演したテレビ番組でも「私は他の誰よりもはるかに簡単にクリントンを打ち負かすだろう」と自信をみなぎらせた。

クルーズ氏、テキサス死守

 【ヒューストン(米南部テキサス州)長野宏美】地元テキサス州とオクラホマ州で勝利した共和党のテッド・クルーズ上院議員(45)は1日、ヒューストン郊外で支持者を前に「これまで15州で勝っているのは私とトランプ氏だ。トランプ氏を倒せるのは私たちだけだ」と訴えた。

 トランプ氏が全米でリードを広げており、クルーズ氏は155人の代議員を抱える地元での勝利に生き残りをかけた。スーパーチューズデーに向けて地元に入り、同州のグレッグ・アボット知事やリック・ペリー前知事の応援を受けて集会を重ねてきた。ヒューストンの投票所で報道陣に囲まれたクルーズ氏は「地元ですら勝てない候補者は大きな問題だ」と語った。トランプ氏に対抗するため、「どの州でも勝てなかった候補者は一本化を考える時が来ている」と自身への合流を促した。だが、頼みのキリスト教福音派の票も一部がトランプ氏に流れており、懸念材料になっている。

ルビオ氏、大逆転に望み

 【マイアミ(米フロリダ州)和田浩明】「アメリカをどうしていくか。米国の将来をかけた選挙戦だ。レーガン元大統領のように強い米軍を再構築する」。共和党のルビオ氏は中西部ミネソタ州で勝利。「強い米国」を目指すと重ねて強調した。

 主流派候補の筆頭とされているが、序盤4戦で勝利なし。2月29日は1日でバージニアからオクラホマまで南部5州を駆け足で回り、当日は世論調査で勝算のあるミネソタ州入りした。クルーズ氏の地盤テキサス州のキリスト教福音派教会のリック・ミネット牧師(61)は「本選で民主党に勝利できる本当の保守派はルビオ氏だ」と支持する。

 最大の勝負どころを15日の地元フロリダ州予備選と位置づける。1日夜はマイアミに戻って集会を開催。大逆転に望みをつなぐ。

3130チバQ:2016/03/02(水) 23:22:26
371 :チバQ :2016/03/02(水) 23:21:02
http://www.sankei.com/world/news/160302/wor1603020036-n1.html
2016.3.2 11:08
【米大統領選】
スーパーチューズデーで独走態

勢を固める「嫌われ者」 クリントンVSトランプの戦いか?!

【ワシントン=青木伸行】民主党のヒラリー・クリントン前国務長官と、共和党の不動産王ドナルド・トランプ両氏は、米大統領選の予備選・党員集会の天王山である「スーパーチューズデー」で、大半の州を押さえる勢いで、独走態勢を固める見通しだ。

 米メディアは、両氏が「指名獲得へ抜け出す」(CNNテレビ)などと報じ、大統領選で対決する可能性が高まるとの見方を伝えている。そうなれば「嫌われ者」同士の戦いになりそうだ。

 CNNの最新の全国世論調査によると、民主党員のクリントン氏支持率は55%、共和党員のトランプ氏支持率は49%に達した。

 全国民を対象に、「クリントン対トランプ」の顔合わせでみると、52%対44%。前回調査(1月)では48%対47%だった。昨年6月の時点で、クリントン氏は24ポイント差をつけていたが、9月にトランプ氏が48%で並んで以降、微増、微減の“接戦”となっている。

 両氏の共通点は、「嫌悪度」がトランプ氏60%、クリントン氏55%と高く、支持の一方で毛嫌いする層も多いことだ。

 手腕発揮が期待されている政策分野では、トランプ氏が経済、テロ対策、移民対策、反銃規制。クリントン氏は外交、人種問題、医療と違いが鮮明だ。

 トランプ氏にとっての問題は、大統領候補に指名されたとしても、共和党員の35%が「絶対に支持しない」とし、13%が「多分支持しない」としていることだ。つまり、48%が11月8日の大統領選投票で、トランプ氏に投票しないということが起こりうる。

 一方、クリントン氏が指名された場合の民主党員の不支持は、「絶対」20%、「多分」13%の計33%。両氏にとり中間層の取り込みが重要になりそうだ。

3131チバQ:2016/03/02(水) 23:23:28
http://www.sankei.com/world/news/160302/wor1603020060-n1.html
2016.3.2 20:12
【米大統領選】
どうする共和党、トランプ氏の進撃止められず 党内対立で時間切れ近づく
【ワシントン=加納宏幸】スーパーチューズデーで共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏が大きく前進したことで、同党は分裂の危機に直面している。党内の主流派と非主流派の対立が反トランプ勢力の結集を阻み、「アウトサイダー」(部外者)であるトランプ氏の進撃を食い止められないでいるためだ。

 トランプ氏は1日夜、フロリダ州パームビーチで記者会見し、「私は共和党を拡大した。信じないかもしれないが、私は統一者だ」と述べた。共和党のベン・サス上院議員が、トランプ氏が指名を獲得した場合に離党する可能性を示唆したことを意識した発言だ。

 しかし、最後の望みである反トランプ勢力の糾合は、テッド・クルーズ上院議員が3州、マルコ・ルビオ上院議員が1州でそれぞれ勝利したことで、時間切れが近付いている。

 「まとまった代議員を獲得できていない候補者に対し、結集を求めたい」

 クルーズ氏は1日夜、地元テキサス州でこう述べ、ルビオ氏に撤退を促した。

 だが、ルビオ氏は地元のフロリダ州で「リンカーンとレーガン元大統領の(共和)党と米大統領の座が詐欺師に掌握されることは決してない」とトランプ氏を批判。15日の同州予備選での勝利を目指す決意を表明した。クルーズ氏もトランプ氏やルビオ氏を政権に融和的だとして攻撃しており一本化どころではない。

 共和党全国委員会などの主流派は、過去2回の大統領選でオバマ大統領に敗れたことを教訓にマイノリティー(少数派)や若者の支持拡大を目指してきた。キューバ移民の子で40代のルビオ氏はうってつけの人材だ。ブッシュ元フロリダ州知事の撤退で主流派の一本化に期待が集まった。

 一方のクルーズ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)に代表される強硬保守の論客。2013年、オバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)に反対するため21時間以上のフィリバスター(議事妨害)演説を行い、非主流派の代表格として認知されるようになった。

 だが、共和党が公約するオバマケア廃止は実現されず、支持層はワシントンの「決められない政治」に不満を募らせた。政権に弱腰だとして主流派を批判してきたクルーズ氏も、完全な部外者であるトランプ氏にしてみれば「最悪のワシントン・インサイダー」(陣営CM)だ。

 ルビオ氏の陣営は予備選・党員集会でトランプ氏に総代議員の過半数を取らせず、7月の党大会で決着を付けるシナリオも視野に入れるが、スーパーチューズデーでのトランプ氏の躍進は、共和党の「敵対的買収」(サス氏)が迫っていることを物語っている。

3132チバQ:2016/03/02(水) 23:24:15
http://www.sankei.com/world/news/160302/wor1603020065-n1.html
2016.3.2 20:52
【米大統領選】
トランプ氏圧勝させたのは南部の政治風土、本戦の鍵握る北部は…

 米大統領選のスーパーチューズデーでドナルド・トランプ氏が圧勝したのは、この日に共和党の予備選・党員集会を実施した11州のうち7州が南部に集中していたことが大きい。

 スーパーチューズデーはもともと、南北戦争(1861〜65年)での敗北の歴史を背景に、伝統的に「反ワシントン」の機運が強い南部諸州が大統領選の候補者選びでの発言力を高める狙いで1980年代に設けたのが始まりだ。

 保守的な白人に代表される南部の共和党支持者の多くは連邦政府への不信感が根強く、不法移民の流入や貿易自由化にも批判的だ。潜在的な排外主義者や白人優越主義者も一定の割合で含まれているとみられ、トランプ氏の主張は、これら支持者の思考に合致する。

 「反ワシントン」を唱え、粗野な言動を売り物にする政治家が南部で人気を集めるのは今回が初めてではない。68年の大統領選では、民主党政権の黒人差別撤廃政策に猛反対してきたジョージ・ウォレス元アラバマ州知事(98年死去)が第3党の「米国独立党」から出馬し、本選で同州など南部5州で勝利した。
 また、20〜30年代にかけては、大企業を攻撃し、ルイジアナ州知事や連邦上院議員として独裁的な政治手法を駆使したヒューイ・ロング氏(35年暗殺)が絶大な人気を獲得するなど、南部では大衆迎合的な政治家がもてはやされる土壌が根強い。同州では、今回トランプ氏支持を表明した白人優越主義秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)の元幹部、デービッド・デューク氏が89〜92年に州下院議員を務めている。

 ただ、トランプ氏による今回の勝利は本選での勝利を約束するものではない。

 今回予備選のあった南部諸州は、バージニアを除くと本選で共和党の勝利が確実視される州ばかりだ。同州は近年、保守的傾向が薄れ、両党が拮抗する激戦州と化したが、本選で勝敗の鍵を握る北部のホワイトカラー層は今回、ルビオ氏を強く支持。トランプ氏としては今後、本選をにらんだ激戦州での勝ち方が課題となりそうだ。(黒瀬悦成)

3133チバQ:2016/03/02(水) 23:24:57
http://www.sankei.com/world/news/160302/wor1603020070-n1.html
2016.3.2 22:11
【米大統領選】
トランプ、クリントン両氏は南部で強さ サンダース氏「民主党指名、望みほぼなくなる」と米紙

 【ワシントン=加納宏幸】共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は南部諸州で大きく勝ち越した。いずれも南部サウスカロライナ州予備選での圧勝に続き、各党の伝統的な支持基盤を味方につけたことで指名獲得に向けて大きく前進した。

 トランプ氏は米南部7州のうち5州で勝利し、キリスト教に基づく保守的な価値観が強い南部の「バイブル・ベルト」(聖書地帯)でも強さを発揮した。

 スーパーチューズデーに予備選が実施された南部7州はいずれも聖書の教えに忠実なキリスト教福音派の割合が全米の25.4%よりも高い(米調査機関ピュー・リサーチ・センター調べ)だけに、当初は人工妊娠中絶や同性婚に否定的な見解を取るテッド・クルーズ上院議員(45)に有利とみられていた。

 しかし、ピュー調査で7州のうち最も福音派の割合が高かったテネシー州での米CNNテレビの出口調査によると、同派などのトランプ氏への支持は首位の41%を占め、クルーズ氏の27%を大きく上回っていた。

 また、トランプ氏は各州で共和党だけでなく「無党派」と答える有権者からの支持も集めており、「米国を再び偉大にする」というトランプ氏の下に幅広い層が集まっていた。

 「これまで予備選が行われた州をみれば分かることだが、私は多くの(支持者の)人数を獲得している。これまでの何十年も共和党にはなかったことだ」

 トランプ氏は1日、対抗馬であるマルコ・ルビオ上院議員(44)の地元・フロリダ州パームビーチで記者会見を開き、支持基盤の拡大を誇った。

 これに対しルビオ氏は1日のミネソタ州での勝利を踏まえ、15日に実施されるフロリダ州予備選を制し、穏健保守が強い州で逆転を狙う。クルーズ氏も地元・テキサス州やオクラホマ州で勝った勢いを5日のカンザス、ケンタッキー、ルイジアナ各州の保守地盤での戦いにつなげる考えだ。

 ただ、最新のCNN世論調査では全国でトランプ氏が49%の支持を集めたのに対し、ルビオ氏16%、クルーズ氏15%。ルビオ氏はフロリダ州でもトランプ氏に水をあけられており、巻き返しには反トランプ勢力の統一が急務となる。

 一方、クリントン氏は夫のビル・クリントン元大統領、オバマ米大統領という2代の民主党大統領を誕生させる原動力となった南部の黒人層の後押しが大きかった。夫の地盤・アーカンソーを含む南部7州の6州で勝利。いずれも黒人票の8割以上を獲得した。

 中でもテキサス、ジョージア、バージニアの各州は代議員数も多く、バーニー・サンダース上院議員(74)に差を付けた。

 クリントン氏は2008年の大統領選でオバマ氏に南部の黒人票を獲得させたことが敗因の一つとなったことを教訓に、昨年4月の出馬表明直後からサウスカロライナ州など黒人の多い州で選挙運動を展開した。また、黒人初の大統領であるオバマ氏との「近さ」を強調してきたことも勝因となった。

 サンダース氏は大学生など若年層からの強い支持を背景に地元・バーモント州を含む4州で勝利した。同氏は1日、6月まで続く予備選・党員集会を最後まで戦い抜く考えを強調した。

 しかし、米メディアはクリントン氏が黒人層やヒスパニック(中南米系)から幅広い支持を得ていることを見せつけたことを挙げ、「サンダース氏にとって、民主党の指名候補になる望みはほぼなくなった」(ワシントン・ポスト紙)などと報じている。


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