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自公保観察スレ

1とはずがたり:2003/10/25(土) 00:05
自民党
http://www.jimin.jp/
公明党
http://www.komei.or.jp/
保守新党
http://www.hoshushintoh.com/

4523千葉9区:2008/11/22(土) 01:12:05
>>4456
>>4469
オチとしては微妙・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081122-OYT1T00095.htm
徳島の創価学会会館など爆破、35歳男を逮捕
 徳島市で10月、創価学会徳島文化会館など2か所のビルのドアが爆発物で壊された事件で、徳島県警徳島東署の捜査本部は21日、徳島市不動東町、無職堀太(たか)あき容疑者(35)を爆発物取締罰則違反などの疑いで逮捕した。(「あき」は日の下に高)

 堀容疑者は「自宅で爆竹の火薬を使って爆発物を作った」と容疑を認めているが、動機について「以前から右翼関係の本を読んでいた。敵対する団体を狙った」と供述しているという。

 発表では、堀容疑者は10月13日午前1時20分頃、同市南内町の、県日中友好協会の入った民間ビル1階に仕掛けた爆発物でドアを壊し、同日午前4時半頃には、同市南沖洲の創価学会徳島文化会館正面入り口ドアを爆破した疑い。

(2008年11月22日00時53分 読売新聞)

4524千葉9区:2008/11/22(土) 02:44:26
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20081116ddm003010150000c.html
漂う暗雲、麻生内閣 「選挙仕様」に限界
 ◇調整役不在、給付金で顕在化
 麻生政権が打って出るはずの経済政策で混迷を深めている。定額給付金騒動は、麻生太郎首相が「決着」を強調しても、支給対象などをめぐりなお混乱が続く。「選挙に勝って初めて天命を果たす」。首相がこう宣言して船出した政権は「選挙仕様」。それが最大の使命の衆院選を先送りし、選挙後に取り組むはずの課題に手をつけたことで、矛盾が噴き出し、限界があらわになっている。

 「選挙になっても、河村(建夫官房長官)は選挙に強いから東京にいられる。中曽根(弘文外相)は参院議員だから、外交日程を代わりにやってもらえると思って選んだ」

 今月に入り、政権の迷走を指摘された首相は側近にこう話した。

 麻生政権は、選挙仕様が目立つ。

 その一つが、戦後最年少の34歳で初入閣した小渕優子少子化担当相。「選挙で全国を飛び回ればいい。国会答弁なんてする必要ない」(自民党中堅)などと平然と語られる。

 佐藤勉国家公安委員長も同様。当選4回。本人も驚く「サプライズ人事」で、組閣時に首相から「選挙も含めて頑張れ」と声を掛けられた。地元・栃木4区で、ねじれ国会を仕切る民主党の山岡賢次国対委員長と競合することが首相の念頭にあったのは明らかだ。

 首相は衆院選を「1枚看板」で戦う考えだったため、官房長官も温厚だが地味な河村氏。調整役が務まる人材は用意していなかった。

 その河村氏は給付金問題で傍観に終始。「所得制限」派の与謝野馨経済財政担当相らと、「一律支給」派の鳩山邦夫総務相、中川昭一財務・金融担当相らが綱引きを展開しても調整に入らずじまい。

 10日の記者会見では、所得制限について「首相がそういう方向を打ち出しており、それに沿って結論を導き出すと思う」と語ったが、約40分後に、その首相から否定される。「河村さんに調整役は荷が重いと思っていたが、スポークスマンとしても疑問符がついた」(自民党中堅)との評価が広がる。

 14日の閣僚懇談会も象徴的だった。河村氏は「定額給付金で『閣内不一致』『迷走』と批判を受けている。重要事項は十分連携してほしい」とクギを刺した。だが、野田聖子消費者行政担当相に「何が決まったのか」と問われると、「基本は三つ。全員が原則受け取る……」と、その場を引き取ったのは与謝野氏だった。

    ◇

 給付金問題は選挙にらみがうかがえるもう一つの人事も影響した。漆間巌氏の事務官房副長官への起用だ。

 警察庁出身は32年ぶり。情報収集・分析力が強く、警備・公安畑が長く、北朝鮮問題も詳しい。政権浮揚のため(1)民主党のスキャンダル探し(2)拉致問題進展−−を担うとも指摘される。自民党内では「マルチ業者との癒着が問題になった前田雄吉衆院議員(民主党を離党)の件も漆間さんの仕事では」との見方も飛ぶ。

 事務副長官は本来、「省庁の調整役」だが、政策調整経験に乏しく、前記のような役割を担っているためか、給付金問題では動きは見られなかった。危機感を強めた財務省などの幹部は園田博之政調会長代理らが陣取る自民党本部6階に頻繁に通った。首相官邸3階の玄関はひっそり静まり返ったままだった。

 ◇冷ややかな財務省
 麻生官邸でもう一つ注目すべき人事は、首相秘書官(事務)だ。財務、外務、経済産業、警察の4省庁態勢を1人増やし、しかも筆頭に総務省から岡本全勝氏(53)をすえた。

 岡本氏は麻生総務相時代に官房総務課長などとして支えた間柄。秘書官は財務省が仕切るのが不文律だが、岡本氏は入省年次も財務省出身者より三つ上。「総務省が牛耳る官邸」との見方が広がり、それが首相と霞が関の間にさざ波を立てる。

 「うちがグリップを握り調整していたらこんなことはなかった。こんなんで政権がもつはずがない」。財務省幹部は冷ややかに語る。

 この幹部の視線の先には、道路特定財源を一般財源化する際に1兆円を地方に移す首相の方針がある。1兆円が従来の地方道路整備臨時交付金(約7000億円)と別枠か、合わせて1兆円か、政府・与党内でいまだに意見がバラバラだ。

 麻生首相は14日、次期衆院選について来春以降を示唆した。解散権をしまい込み、選挙仕様で本格的な政策課題にどう挑むのか。

 「年明けからの予算審議を通じ、政権はぼろぼろになる。そのころ選挙ができるのか。来春になったら、首相交代の動きが出てくるかもしれない」。自民党内からは、こんなささやきも聞かれる。

毎日新聞 2008年11月16日 東京朝刊

4525名無しさん:2008/11/22(土) 03:03:09
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiinov08111710/

自民17区支部に寄付/川上県議の資金管理団体にも献金/談合容疑の下田組
政治・行政 2008/11/21  南足柄市発注の市道修繕工事をめぐる談合事件で、競売入札妨害容疑で摘発された建設会社「下田組」(同市関本)が二〇〇一年から〇七年までの間に、河野洋平衆院議長が代表を務めた自民党県第十七選挙区支部に計七十二万円を寄付していたことが二十一日までに分かった。

 さらに同社社長の下田秀史容疑者(59)は、同市選出で県議会副議長の川上賢治県議が代表を務める資金管理団体「賢西同友会」にも、〇一年からの七年間で計八十四万円を寄付していた。

 政治資金収支報告書によると、下田組は〇五年を除く六年間で、年間十二万円ずつ同支部に寄付。また、下田容疑者は賢西同友会に対し、年間十二万円ずつ個人献金していた。

 同支部の会計責任者である河野議長の秘書によると、下田組は地元の企業や経済人でつくる政治団体「小田原育洋会」のメンバーで、同会を通じ毎月一万円ずつ口座に振り込まれる形で寄付。ことしも十月まで計十万円の寄付があった。

 秘書は「談合にかかわったような誤解を与えるならば、少なくともことしの分はお返しする。今後については同会の役員会と相談したい」と述べた。

 一方、川上県議は「談合は、とんでもないこと。寝耳の水。ことし分の十二万円はまだ選管に届けていないので返した。残りの八十四万円は時間がかかるが、手続きを取り次第、会としてできるだけ早く返す」としている。

4526 ◆ESPAyRnbN2:2008/11/22(土) 14:49:28
>>4522
> 首相に近い党幹部は「麻生降ろしをするヤツは公認しない」と言い放った

誰だろう。選対副委員長のスガ?
総裁選の頃から調子に乗った発言が漏れ伝わってきましたが、麻生の内実がさらけ出されるにつれ、
麻生側近の性格もさもありなん、と実感します。

4527名無しさん:2008/11/24(月) 22:36:55
◆ スーパーモーニング
三反園訓「森政権の末期に似てきた」 「麻生後」の「準備」する議員も
2008/11/21

<テレビウォッチ> 麻生総理の「ことば」感覚は相当ひどい。元厚生事務次官宅が狙われた連続殺傷事件についての記者の質問に「うかつに言えないけど」とか「よく知らねえけど」と答えている。

当事者がどう受け止めるかの配慮が全くないかのようだ。

番組は、彼が過去に発した失言、迷言、珍言、最近の誤読、放言を列挙して、スタジオ陣にコメントを求めた。

まず、全国知事会議で医師不足に関して問われ「(医師には)社会的常識が欠落している人が多い」と語って波紋を呼び、「まともなお医者さんにはお詫びしたい」と陳謝した件。これを木場弘子が「まともな、ということからしてことばの選び方が違っている」と批判。

山口一臣が「郵政株売却凍結」発言を取り上げ、「株価が低い今は売り時でないと言っているだけなのに、党内では民営化反対とされてしまう」と指摘すると、村田晃嗣が「小泉さんみたいに支持率が高いと『人生いろいろ、会社もいろいろ』と言っても逃げられるけど、支持率が低い総理だと、負の連鎖でどんどん悪くなってしまう」と続いた。

三反園訓が「新KYというのか、ぶれぶれにぶれてしまっている。森政権の末期に似てきた」として、「党内から『麻生さんは解散しない』と足元を見られているから弱い」と解説すると、大谷昭宏は「次の準備をしている人がいるそうですね」と煽る。

三反園が「この間の総裁選に出た人で『もうそろそろ政局に備えたほうがいいかもね』と言っている人がいる」と話すと、山口が「えっ?えっ? 男性ですか、女性ですか」と反応した。
いつも感ずることだが、山口の「なるほど」「そうですね」「うん、うん」などと入れる合いの手は少々、うるさい。

http://www.j-cast.com/tv/2008/11/21030734.html

4528名無しさん:2008/11/25(火) 07:16:14
麻生政権:「三重苦」の2カ月 いつかの風景、弱体化の道?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081125ddm005010067000c.html

 ◇ねじれ国会、福田政権と同じ/司令塔不在、安倍氏と似通う/発言の軽さ、森氏の二の舞いも

政権浮揚を狙ったぺルー訪問を終えた麻生太郎首相は24日、就任2カ月を迎えた。「選挙の顔」を期待されていた首相だが、最近は「ねじれ国会」に翻弄(ほんろう)され、「司令塔不在」に悩み、自らも「発言の軽さ」を露呈させている。これら「三重苦」はいずれも過去の政権を弱体化させた要素。「麻生政権は『いつか見た風景』になりつつある」との指摘も出始めた。【中田卓二】

 「今の政権を見ていると、どうしておれたち(福田康夫前内閣)が退陣したのか分からなくなるよ」

 町村信孝前官房長官は最近、会食した政府関係者を相手に何度もぼやいた。08年度第2次補正予算案をめぐる民主党の小沢一郎代表との党首会談は決裂。参院で野党が多数を握るねじれ国会に苦しむ状況は前内閣から変わっていない。

 9月29日の所信表明演説で民主党の国会戦術を批判した首相。そこで言及した「合意形成ルール」は見いだせないまま。自民党幹部は「来年の通常国会では法案は衆院での強行採決と再可決の連発」と自嘲(じちょう)気味に語る。

 「政局より政策」の意欲も空回りしている。定額給付金に関する首相の発言は二転三転し、道路特定財源の一般財源化に伴う地方への1兆円配分をめぐっては、使途を限定しない地方交付税化方針に自民党内で批判が噴出した。

 首相は「意見が出ない方がよほど問題なんじゃないか」とあくまで強気だが、省庁幹部からは「とにかく政策が動かない」との嘆きが漏れる。

 支える体制は、もともと首相の「一枚看板」でスタートした内閣だけに河村建夫官房長官らの存在感はいま一つ。側近を「お友達」で固め、官邸が孤立化した安倍晋三元首相とも似通う状況だ。公明党からは「大島(理森国対委員長)さんみたいな人が官邸に入らないといけない」(幹部)など、人心一新を促す声も出始めた。

 一方、首相の発言の粗さは深刻だ。19日の「医師は社会的常識が欠落」は完全な失言。さらに、郵政株式の売却凍結を容認した際には「今年中に売らないといけないルールになっている」と語り、基本部分での事実誤認を批判された。

 「疲れている」と擁護する声もあるが、このままでは「無党派層は寝ていてくれればいい」などの失言で、民心が離れた森喜朗元首相の二の舞いになりかねない。

毎日新聞 2008年11月25日 東京朝刊

4529 ◆ESPAyRnbN2:2008/11/25(火) 12:20:02
>>4528など、全国紙でこういう論調の総括記事が増えてきましたね。

首相、「直球外交」も空回り 内政迷走で成果上がらず
2008年11月25日8時7分

 「政局より政策」を理由に衆院の解散・総選挙を先送りした麻生首相が、金融サミットやアジア太平洋
経済協力会議(APEC)など一連の外交日程を通じ、率直に主張をぶつける「直球外交」を展開している。
しかし、結果は空回り気味。定額給付金などをめぐる内政の迷走を外交で挽回(ばんかい)するのは容易
ではない。

 22日、ロシアのメドベージェフ大統領との初会談。首相は開口一番、領土問題を取り上げ、「国境線の
問題も含め画定していないことが不安定な要素になっている」と前進を迫った。大統領は「このような率直
な会談が好きだ」と応じたが、年内で合意していたプーチン首相の訪日は来年への先送りが決まった。

 22日の中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席との会談では、金融サミットで表明した国際通貨基金
(IMF)への1千億ドル拠出に同調を促したものの、主席は「金融危機にともに努力していきたい」。金融
サミット時に続き、具体的な参加表明は今回もなかった。電話会談で自ら呼びかけ、APEC前後で調整
したオバマ米次期大統領との会談も「外交スタッフが固まっていないと断られた」(政府筋)。

 そもそも内政基盤が固まらない中、外交で具体的な成果を得るのは難しい。海上自衛隊によるインド洋
での給油活動についても、延長法案が解散先送りで民主党の協力が得られず、12月以降に成立がずれ
込んだ。ブッシュ米大統領との22日の会談では「1年延長する法案を国会で審議中。活動継続に向けて
最大限努力したい」。初の日米首脳会談で実績をアピールできなかった。

 12月に入っても、日中韓首脳会談や東アジアサミットなど首脳外交が続く。ただ、与党からは「税制
改正や予算編成など内政で難題を抱え、外交に精力を尽くす余裕があるのか」(幹部)と冷たい視線が
向けられ始めている。(リマ=餌取稔也)

http://www.asahi.com/politics/update/1125/TKY200811250005.html

4530名無しさん:2008/11/25(火) 18:26:36
無年金扱いの93歳女性死亡 社保庁、不支給1千万円超

 原則25年の公的年金の最低加入期間を満たして受給資格があったのに、社会保険庁のミスによる記録漏れで受給資格のない無年金者とされた35人のうち、93歳の女性が総額約1200万円とみられる全額を受け取らずに死亡していたことが25日、分かった。

 同様に無年金者とされて約380万円を支給されなかった84歳の女性ら3人が既に死亡しており、死亡者は計4人となった。生前に受給できなかった総額が1000万円を超えるとみられるケースは初めて。

 今年5、6月に各地の社会保険事務所が本人や家族の相談を受け、35人が無年金扱いされていたと判明。93歳の女性は、13年10カ月分の国民年金保険料の支払い記録が漏れていたことが分かった。女性は11月上旬に亡くなり、社保庁は同月中旬に直近の5年分として約220万円を遺族に支給した。未払い分は総額確定後、12月にも遺族に支払われる。

 民主党の山井和則衆院議員の質問主意書に社保庁が回答した。

2008/11/25 17:37 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112501000612.html

4531名無しさん:2008/11/25(火) 18:30:56
麻生政権「タイタニック現象」が始まった(上) | 政界インサイドレポート
[特別取材]
2008年11月25日 10:29 更新

 麻生政権は発足からわずか2ヶ月で完全に末期症状を呈している。何でも自分が決める”ワンマン型首相”といわれたが、麻生首相は「政局より政策」と解散・総選挙を先送りしながらこの臨時国会に補正予算案を提出できないし、「抜本的に見直す」といっていた後期高齢者医療制度にも手をつけようとしない。首相発言のぶれによる朝令暮改の政治には指導力のカケラも見えない。
 解散先送りという麻生首相の選挙戦略の失敗がそうした求心力の低下を招いたのは間違いないものの、しかし、それは首相1人の責任とはいえまい。自民党は安倍、福田両首相の政権投げ出しの後、「選挙管理内閣」として麻生氏を選んだが、もはや自公連立には”首相の個人的人気”で政権を維持できるほどの国民の支持はないのだ。
 それなのに、与党内にはまたぞろ「看板掛けかえ」という不穏な蠢きが見え隠れしている。いつまでこんな政治を続けるのだろうか。

◆与謝野の造反
「こんなに骨のない男とは思わなかった」
 経済運営の舵取りを担う与謝野馨・経済財政相が側近にそんな首相批判を口にしたのは、2兆円の定額給付金に「所得制限」を設けるかどうかで閣内が割れた時だ。
 麻生首相は「高所得者に給付金は必要ない」「オレはもらわない」と、いったんは与謝野氏が主張する所得制限に賛成したが、盟友の中川昭一・財務相や鳩山邦夫・総務相らが所得制限に反対して巻き返すと、自分では決断できずに最後は「自治体の判断」と責任を放棄した。
 与謝野氏は返す刀で中川財務相をこう切り捨てた。

「あんなバカとは思わなかったよ」
 与謝野側近の自民党幹部はこう語る。
「与謝野さんは総選挙延期論者で、『今は政局より政策が優先』という麻生首相の解散先送りを支持していた。それなら公明党向けの選挙対策である2兆円バラ撒きなど必要はない。金融危機対策に取り組むべきだ。与謝野さんが閣内不一致を覚悟で所得制限を言い出したのは、麻生首相が解散先送りの口実に金融危機を使っているのか、それとも泥をかぶっても無意味な2兆円バラ撒き政策を転換して経済政策に本腰を入れて取り組むつもりなのかを試すためだった。結局、麻生という人に本気で経済を立て直す力量はないし、中川財務相には与謝野さんの投じた一石の意味さえわかっていないと失望した」
“骨のない”総理大臣と“バカ”な財務大臣にこの金融危機を乗り切れるはずがないという判断だ。

 与謝野氏のバックにいるのは「ナベツネ」こと渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長だ。自民、民主の大連立構想の仕掛け人だったことで知られる渡辺氏は、まだ“救国連立”の構想をあきらめていないと見られており、与謝野氏や与謝野グループの番頭格である園田博之・自民党政調会長代理らと会合を持っている。
「ナベツネは早くも麻生政権に見切りをつけ、与謝野氏を軸にした小沢民主党との連立政権の可能性を探っている」(先の与謝野氏側近)という。
 しかし、大連立とは形を変えた自民党政治の延命にすぎない。自民党政治そのものが完全に行き詰っている今、“談合政治の亡霊”のような渡辺氏が政治的影響力を行使しようというこの国の政治の体質を根本的に改めない限り、日本に新たな政治の時代は来ないのだ。

http://www.data-max.co.jp/2008/11/post_3586.html

4532名無しさん:2008/11/25(火) 21:09:00
2次補正:自民中堅・若手議員の間で早くも温度差

毎日新聞 2008年11月25日 20時31分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081126k0000m010070000c.html

 08年度第2次補正予算案の今国会提出を政府に求めた自民党中堅・若手議員のグループの間で早くも温度差が目立ち始めた。急先鋒(せんぽう)の渡辺喜美元行革担当相が麻生内閣の「倒閣運動」と見られることも辞さない姿勢なのに対し、「今、首相を代えることなんてできっこない」との現実論も広がっている。こうした足並みの乱れを見透かし、党執行部や派閥領袖は活動の沈静化に乗り出した。

 第2次補正提出を要求しているのは、塩崎恭久元官房長官や渡辺氏ら同党の衆参両院議員25人。渡辺氏は「首相が『政局よりも政策だ』と言っているのに、ここで何もしないわけにいかない」と麻生太郎首相への批判を強めているほか、山本一太参院議員は衆院の早期解散を提唱する。

 ただ、グループのメンバーは25日、首相の第2次補正提出先送りを受けて、あからさまな政権批判を控えた。「支持するわけにもいかないが、ここで批判したら(倒閣に)完全に振り切れてしまう。悩ましいところだ」(政務官経験者)と自重したためだ。

 一方、津島派の津島雄二会長は同日の党総務会で「若手ならまだいいが、中堅が動いている。敵(民主党)に塩を送るようなことをするなと私も注意したが、みなさんもよろしく頼みます」と党幹部らに要請。森喜朗元首相、安倍晋三元首相、町村信孝前官房長官ら町村派幹部も同日、東京都内で会談し、グループの動きが過激化しないよう注視することを確認した。

 ベテラン議員からは「選挙で苦戦しそうな議員の『売名行為』に過ぎない」という冷ややかな見方も出ている。【高山祐】

4533名無しさん:2008/11/27(木) 06:23:54
>>4531

麻生政権「タイタニック現象」が始まった(下) | 政界インサイドレポート
[特別取材]
2008年11月26日 08:00 更新
http://www.data-max.co.jp/2008/11/post_3587.html

◆自民党”麻生反乱軍”の行方
 民主党の小沢一郎・代表はそうした麻生政権内部の亀裂を見てそれまでの“融和的”な国会運営を転換し、麻生首相との党首会談で、「政局より政策というなら、臨時国会に補正予算案を提出せよ」と突きつけた。
 国会審議で麻生政権をとことん追い詰め、参院で「首相問責決議案」を可決して解散・総選挙に追い込もうという戦略だ。
「麻生首相は2兆円ばら撒きを表明した追加景気対策の記者会見で『赤字国債は発行しない』と約束したが、景気悪化による今年度の法人税収不足は6兆円に達し、赤字国債大量発行は避けられない。それがバレるから自民党は臨時国会に補正予算案を出したくない。赤字国債でバラ撒きをやり、2年後の消費税増税で穴埋めする麻生政策を徹底的に追及する」(民主党政調幹部)
 とはいえ、民主党が麻生政権を追い詰めれば追い詰めるほど、「解散権」を持つ麻生首相は政権にしがみつき、総選挙は先送りされる可能性が高い。
「それならそれでいい。来年9月の任期満了選挙になれば確実に政権交代になる」
 小沢側近はそれは百も承知だという。
 自民党内でも“反乱”が広がり始めた。塩崎恭久・元官房長官、渡辺喜美・元行革相ら「改革派」の中堅・若手議員たちが麻生首相に「補正予算提出」を要求し、総裁選で小池百合子氏を擁立した反主流派の中川秀直・元幹事長も「定額給付金」反対の声をあげるなど政権批判を強めている。
 とはいえ、自民党の反主流派も今や“麻生おろし”が難しいことはわかっている。
「安倍、福田、麻生と3回も看板を変えて、やっぱりダメでしたと4人目の総理をつくっても国民に呆れられて選挙には絶対勝てない。自民党そのものが役割を終えたと考えるべきだろう。麻生首相がこのまま解散・総選挙をできずに任期満了に近づけば、政界再編をにらんで自民党から新しい政治勢力が次々に飛び出す。民主党とそうした新党との連立政権ができる可能性が高い」
“反乱軍”の一人は「離党」を視野にそう語る。
 まさに麻生政権は「沈むタイタニック」と化そうとしている。

4534名無しさん:2008/11/27(木) 08:01:34
麻生首相「何もしない人の分なぜ払う」

 麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが26日に公開された議事要旨で分かった。

 首相は全国知事会議で「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、陳謝したばかり。病気になるのは本人の不摂生のためとも受け止められる発言で、波紋が広がりそうだ。

 20日の諮問会議では、社会保障制度と税財政の抜本改革などを議論した。首相は同窓会に出席した経験を引き合いに出し「(学生時代は元気だったが)よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる」と指摘した。

 その上で「今になるとこちら(麻生首相)の方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからだ。私の方が税金は払っている」と述べ、努力して健康を維持している人が払っている税金が、努力しないで病気になった人の医療費に回っているとの見方を示した。

 さらに「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブ(動機づけ)がないといけない」と話した。

[ 2008年11月26日 21:53 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081126109.html

4535とはずがたり:2008/11/27(木) 08:19:47
>>4534
やれやれ。。
任期満了+総裁選ですな。。

4537名無しさん:2008/11/27(木) 13:12:31
補正予算の実態を知ってますか?

そして、高額順に並べ直してくれた表が下の表になる。





麻生が「先に成立した1次補正で中小企業向けの資金繰り対策は順調に進んでいる」、自民党の細田博之幹事長が「中小企業が年末に倒産してしまうという人がいるが、1次補正で既に年内は10兆円を保証する枠が用意されている」と言っているのは、具体的に何をさすのだろうか。明月さんが調べてくださった補正予算をみると、中小企業向けの資金繰り対策としては、4469億円1000万円が補正予算として組まれているだけなのだが・・・・。


(4)中小企業等の活力向上 (計4469億1000万円)

(株)日本政策金融公庫への出資 3830億4000万円
 経営安定保証対策 297億円

 産業廃棄物適正処理の推進 72億円

4538名無しさん:2008/11/28(金) 22:51:54
漫画首相らしい役職名です
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081128-OYT1T00558.htm?from=navr

メディアでの劣勢ばん回?島村氏を「総裁特別補佐」に起用
 自民党は28日、麻生首相の意向で新設されることになった「総裁特別補佐」に、島村宜伸・元農相を起用する方針を固めた。

 スポークスマンとして、テレビ出演などを通じたメディア対策にあたるほか、広報活動全般の企画にもかかわり、党の政策をアピールする役割を担う。

 党関係者によると、党の中堅、若手議員がテレビ番組で、野党議員や評論家との論争で劣勢に回る場面が目立っていることから、首相と親しく、雄弁に定評のあるベテランの島村氏を中心に、党の発信力を高める狙いがあるという。

(2008年11月28日19時40分 読売新聞)

4539とはずがたり:2008/11/28(金) 23:08:27
>>4538
どっかの漫画に出てきたんですかね??>総裁特別補佐

4540名無しさん:2008/11/28(金) 23:16:45
>>4539
そゆわけじゃないですけど、
「総裁補佐」で良いところを「総裁特別補佐」ってするところが
チープっぽいなあ  と。
首相補佐官(広報担当)でも良かったしw

4541名無しさん:2008/11/28(金) 23:35:15
迷言首相ついに手綱 河村長官 ブレーキ役に
2008年11月27日 朝刊

参院本会議場に入る麻生首相(後方)。前列手前から与謝野経財相、中川財務・金融相、河村官房長官=26日午前、国会で


 失言や放言で迷走状態の麻生太郎首相。「裸の王様にしてはいけない」(政府高官)と周辺が首相の「改造」に取り組み始めた。

 「首相があまり前に出過ぎることがあっても、波紋を広げるようなことがあってもいけない」

 内閣の要である河村建夫官房長官は二十五日の記者会見で、首相の発言や行動に行き過ぎがみられた時は、ブレーキ役となる考えを示した。

 河村氏ら首相官邸サイドは、首相の自由奔放な発言を「何でも答えようとするサービス精神の表れ」として、前向きにとらえようとしてきた。

 しかし、定額給付金や道路特定財源に関する発言が二転三転したために、閣僚や与党の間で議論が紛糾。そこに「医者は社会的常識が欠落している」といった失言が追い打ちをかけて、首相の求心力は著しく低下した。

 事態を重くみた首相官邸サイドは、首相がペルーに出発した二十一日、留守番役の漆間巌官房副長官と村松一郎首相秘書官(政務担当)が対応を協議。首相が記者団の質問に答える「ぶら下がり」取材での答え方や、政策決定時の政府・与党内の根回しなどについて、これまで以上に綿密に打ち合わせをしていくことにした。

 二十五日に帰国した首相に、河村氏が自重を促すと、首相は「悪いとこがあるのなら、どんどん言ってくれればいい」と応じた。その後の「ぶら下がり」では、第二次補正予算案の提出先送りについて、手元の書類を見ながら無難に対応。周辺の気遣いが一定の効果を上げたようだ。

 ただ、首相に近い関係者は「首相は本音では自分の発言は間違っていないと思っている」と口をそろえる。周辺の気苦労が絶えない日々は続きそうだ。 (古田哲也)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008112702000118.html

4542とはずがたり:2008/11/29(土) 05:28:07
>>4540
なるほどw
首相輔佐官ではなく総裁輔佐にしてるってのは政府には入れずに党のって事でしょうけど政府に縛られずにって意図でしょうかねぇ。

4543名無しさん:2008/11/29(土) 21:52:18
ついに出た“阿呆”太郎という週刊誌の見出し
2008年11月29日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

●マトモなアタマの持ち主なら恥ずかしくて表を出歩くこともできないはずだが…

 こうなると本当に「バカ殿」扱いだ。漢字が読めない首相のために、官房副長官や首相秘書官が、その都度間違いを指摘して、大きく報道されないようにすることを決めたという。こんなバカに首相をやらせていていいのか。

 APECでの麻生首相の会見(23日)はお笑いだった。記者団とのやりとりで、首相が「1929年のいわゆる『ブラックマンデー』でしたっけ……」と口にすると、すかさず事務方が「恐慌!」と声を上げ、首相が「恐慌」と言い直した。

 随行団は、会見の前日に「言葉遣いを間違わないようにゆっくりしゃべってもらう」「間違ったら周囲がすかさずフォローする」という失言対策を確認したらしい。

 この先、国内でも官房副長官や秘書官が“お直し係”としてつきっきりでお世話するという。

 麻生首相のバカぶりは度を越している。「踏襲(ふしゅう)」「頻繁(はんざつ)」「未曽有(みぞゆう)」とあれだけ漢字の間違いを連発すれば、少しは気をつけるのが当然なのに、刺された厚労省元次官の夫人について「カイガ(怪我)をされた奥さんの回復を……」と平然と話しているのだから、ハンパじゃない。いくらなんでも、ケガをカイガはないだろう。カイガじゃ日本語として通じない。まあ、麻生首相では怪我は読めないか。

 とうとう、週刊誌は「マンガ脳政権」(週刊朝日)、「阿呆太郎」(サンデー毎日)というタイトルをつけはじめた。

 サンデー毎日の記事では、自民党の若手議員たちがボロクソに批判している。「漢字だけじゃなく、庶民の感覚が読めてない」(後藤田正純)、「ブレブレ首相が世の中をかく乱している」(渡辺喜美)、「解散先延ばしのツケがこの無責任政治だ」(平沢勝栄)と、言いたい放題だ。

 ここまで日本中からバカ呼ばわりされたら、マトモな神経だったら、恥ずかしくて外も歩けないはずだ。

「麻生首相が最悪なのは、傲慢なところです。あれだけ漢字の間違いを連発したら、普通なら恥じ入るとか、謙虚になるものです。ところが、首相は『単なる読み違い』と居直っている。ホテル通いを批判されてもやめない。首相には国民の声に耳を傾けるという姿勢が見られません。カネはありますから、と金持ちぶりを鼻にかけたり、いつも『上から目線』です。これでは首相として資質を問われても仕方ないでしょう」(立正大教授・金子勝氏=憲法)

 文芸評論家の野口武彦氏が、「中央公論」12月号に「政体の末期に人材が払底するのはなぜか」という論文を寄稿しているが、自民党に人材がいないのなら、潔く下野すべきだ。

(日刊ゲンダイ2008年11月26日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/3919837/

4544千葉9区:2008/11/29(土) 23:31:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008112902000107.html
スコープ シーリング見直し圧力再燃 不満が増幅 与党“大合唱”
2008年11月29日 紙面から

 年末の二〇〇九年度予算編成を控え、与党内で公共事業費削減と社会保障費圧縮を定めた概算要求基準(シーリング)の見直し圧力が再燃している。景気後退や衆院解散・総選挙をにらんで、くすぶっていた不満が再び、歳出増を求める“大合唱”として表面化してきた。

  (吉田昌平)

 シーリング見直しを容認する発言は二十八日、与党幹部まで広がった。自民党の細田博之幹事長は記者会見で「どんなに不況が深まっても、靴に足を合わせるようなことは賢いやり方でない」と指摘。公明党の太田昭宏代表も「非常時の経済政策の観点」を強調し、見直しもあり得るとの考えを示した。

 自民党内ではこのところ、見直しを求める決議が相次ぐ。二十五日には地域活性化特命委員会(野田毅委員長)が公共事業費の前年度比3%減方針を撤廃するよう決議。二十七日には党厚生労働部会などが社会保障費の自然増を二千二百億円抑制することに反対することを決めた。

 公共事業費削減と社会保障費抑制方針は、いずれも小泉構造改革路線を継承する「二〇〇六年骨太の方針」に盛り込まれ、今年もこうした路線を踏襲することが七月末に閣議了解された。

 しかし、閣議了解にかかわった町村信孝前官房長官でさえ、二十七日の町村派総会で「七月に決めたシーリングで本当にいいのか」と見直しを訴えた。

 見直し論は七月にもあったが、当時の福田康夫首相は拒否したが、米国発の金融不安などによって「経済状況がすっかり変わった」(党幹部)ことが大きく影響。シーリング見直しの動きを後押ししている。

 さらに「(定額給付金で)二兆円をバーンと配るのに、二千二百億の圧縮にこだわっているのはおかしい」(自民党幹部)などの発言も。衆院解散・総選挙が近づく中、「大盤振る舞い」によって、地方票獲得につなげたい思惑もありそうだ。麻生太郎首相も、社会保障費の自然増抑制に関し「限度にきている。来年どういう案があるかは検討する」と発言。小泉改革の「重し」を下ろしたい考えもにじむ。

 しかし、見直しは構造改革路線の転換を意味し、自民党内に「赤字国債を増発しなければならない状況の中、シーリングは守るべきだ」(党三役経験者)といった反対論も根強い。議論は政府・与党内の新たな火種になりそうだ。

4545千葉9区:2008/11/30(日) 00:25:41
ちょい煽りすぎでは・・・?
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081129/stt0811291744003-n1.htm
中川秀直氏が「反麻生」で議連旗揚げへ
2008.11.29 17:43

このニュースのトピックス:麻生内閣
 自民党の中川秀直元幹事長は29日、大阪市での講演で、社会保障に関する議員連盟を12月5日に旗揚げすることを明らかにした。麻生太郎首相の政策や政権運営に批判的な小池百合子元防衛相、渡辺喜美元行政改革担当相ら約20人が参加する見通し。政策提言が主眼だが、関係者は「次の総裁選でポスト麻生の母体になる」としており、「反麻生」の動きが活発化する可能性もありそうだ。

 中川氏は講演で、国民が医療や年金を確実に受けられるようにするため、すべての社会保障の保険料や税を一元的に管理する銀行口座が必要だと主張。「『暮らしの安心基盤口座』の構築を目指す議連を発足させる」との考えを示した。

4546千葉9区:2008/11/30(日) 21:53:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081130/stt0811301949003-n1.htm
哀愁の国対委員長・大島氏が歴代最長記録 「知将」次なる奇策は? (1/2ページ)
2008.11.30 19:47

このニュースのトピックス:麻生内閣

自民党の大島理森・国対委員長 自民党の大島理森国対委員長の通算在任日数が1日、1128日となり中川秀直元幹事長を抜き歴代最長となる。激動のねじれ国会で心身ともにやつれ果て「早く後進に道を譲りたいの〜」と嘆くが、老獪(ろうかい)な手腕は余人をもって代え難く、麻生太郎首相は来年の通常国会も大島体制で乗り切る構えだ。勇猛果敢な南部男の背中は今日も哀愁が漂っている。(水内茂幸)

 時代劇好きの大島氏は、公明党の漆原良夫国対委員長との「悪代官ごっこ」が目下のマイブームだ。

 大島氏「越後屋、お主も相当のワルよのう…」

 漆原氏「お代官様にはかないませぬわ…」

 大島氏「思えば長い道のりじゃのう…」

 25日までの国会延長が決まり、大島氏は来年を見据えた国会スケジュールで頭がいっぱいだ。持病の糖尿病に加え、口元にヘルペスが再発し、満身創痍(そうい)の大島氏にとって「戦友」の漆原氏との陳腐な時代劇ごっこは数少ない心の癒しとなっているのだ。

 大島氏は安倍政権末期の平成19年夏、森政権で国対委員長を務めた実績を買われて再起用された。衆参ねじれの中、同年秋の新テロ法案をめぐる越年闘争や、揮発油税の暫定税率をめぐるガソリン闘争などで「知将」ぶりを発揮してきた。

 初めは毒舌で相手を威嚇し、その後は「なだめ」「すかし」で翻弄(ほんろう)、最後は人情でホロリとさせ、事を運んでいくのが大島流。先の通常国会でも最後は例年並みの法案79本を成立させた。こうした手法は故竹下登首相の直伝といわれ、相手の弱みを小出しにして譲歩を引き出す手口から「握りの大島」の異名を取る。

 だが、その器用さが災いし、国対委員長職は当分解かれそうもない。麻生首相とはかねて親しく、政権発足時に官房長官への抜擢(ばってき)も取りざたされたが、首相は「悪代官が1日2回も記者会見したら国民に申し訳ないだろ」とあっさり却下してしまった。

 民主党が「最終決戦」と位置づける次期通常国会をどう乗り切るのか。「大島マジック」に注目は集まるが、大島氏は遠い目をしてつぶやいた。

 「一度でいいから『水戸黄門』(TBS)に出たいもんじゃのう…」

4547千葉9区:2008/11/30(日) 22:07:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081130/stt0811301945002-n1.htm
3つ巴のバトル 攻める渡辺氏、苦渋の甘利行革相 内閣人事局めぐる舞台裏 (1/2ページ)
2008.11.30 19:45

このニュースのトピックス:麻生内閣

渡辺喜美氏(瀧誠四郎撮影) 国家公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」をめぐり、政府は平成21年度中の設置を断念、22年4月の設置を目指し仕切り直すことになった。公務員制度改革は、今年6月に基本法が成立して具体化の作業が動きだすはずだったが、福田前政権の退陣による政治の混乱や“抵抗勢力”などによる主導権争いが絡み、収拾不能の事態に陥ったことが背景にある。

 (今堀守通、田中靖人)

 甘利明行政改革担当相は11月28日、公務員制度改革に関する緊急の記者会見を開き、「(内閣人事局設置を)強引に21年度予算に間に合わせるのは必ずしも適切ではない」と設置の先送りを明言した。その一方で「断じて改革の先送りではない」と強調し、(1)今後4年間の「工程表」を来年1月めどに策定する(2)年功序列の給与体系と協約締結権が認められていない労働基本権の見直しも工程表に盛りこむ−方針を示した。

 10日前の18日、自民党行革推進本部公務員制度改革委員会で、基本法成立当時の行革相だった渡辺喜美衆院議員が怒声を上げた。

 「中身が全然ないじゃないか。押し通そうなんて絶対認めないぞ」。

 政府の国家公務員制度改革推進本部顧問会議(座長・御手洗冨士夫日本経団連会長)が14日にまとめた内閣人事局についての報告書が、「拙速」「骨抜き」というのが反対の理由だ。

 なぜ骨抜きになってしまったというのか−。渡辺氏の解説によると、公務員制度改革をめぐり、3つの勢力が存在するからだ。

 自らの「改革派」、人事局に組織が吸収される財務省や人事院などの「真正抵抗勢力」、そして「疑似改革派」。「改革派」は、人事局の組織づくりだけでなく、給与体系や労働基本権の難しい問題にも同時に取り組むことが重要だと強調する勢力だといい、「真正抵抗勢力」は改革をつぶしたい官僚組織など。「疑似改革派」は、「まずは小さい器だけを作り、難しい問題は先送りするだけの勢力だ」という。

 渡辺氏は、疑似改革派に国家公務員制度改革推進本部事務局次長の松田隆利前総務事務次官を挙げ、「骨抜きという意味で真正抵抗勢力と疑似改革派は手を握っている」と松田氏への批判を繰り返している。

 政府は今年8月に21年度中の設置実現のため、人事局への移行可能な組織を並べ、労働基本権などは後回しにする原案をまとめたのだが、その際の中心人物が松田氏だったためだ。

 ただ、内閣人事局をめぐる“バトル”について、政府内には「渡辺氏が改革の主導権を握るため松田氏をスケープゴートにしただけだ」(行革関係者)との指摘のほか、「渡辺氏の松田氏批判は、結果として改革先送りをもくろむ『真正抵抗勢力』を利するだけ」との批判もある。

4548千葉9区:2008/12/01(月) 23:40:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081201/stt0812012233003-n1.htm
内閣支持率30%切る 自民に反麻生連合の兆し (1/2ページ)
2008.12.1 22:28

このニュースのトピックス:麻生内閣
 産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で内閣支持率が急落し、「どちらが首相にふさわしいか」でも、民主党の小沢一郎代表が麻生太郎首相を上回ったことで、政府・与党には1日、衝撃が走った。自民党4役の1人からは政権交代について「だんだんリアリティーが出てきたな」との声が漏れ、首相に批判的な同党議員からは「反麻生連合」をほのめかす発言が飛び出し、党内はきな臭くなってきた。野党側は「内閣はきりもみ状態に入った」(山岡賢次民主党国対委員長)と勢いづいている。

 ■打つ手なし…

 自民党の細田博之幹事長は1日昼、国会内での政府自民党協議で「支持率に一喜一憂しません」と淡々と語った。

 「“一喜”したことがありましたっけ?」

 出席したある幹部は思わずこう突っ込みを入れたくなったが、ようやくその言葉を飲み込んだ。

 細田氏は同日夕の党役員会でも「政策を実現すれば理解は得られる。党は結束して内閣を支えよう」と、首相を前に呼びかけ、出席者らは同調したが、表情は冴えなかった。

 自民党では「麻生氏では選挙をは戦えないと党内の7、8割の議員は思っている」(ベテラン)との弱気の見方が広がる。相次ぐ首相の失言に「言動がブレ過ぎだ」との不満もある。町村派幹部は「しんどい。このままでは(支持率が1ケタになった)森喜朗首相の時と同じになる」と語った。

 公明党も危機感は同様だ。ある幹部は「こんなに下がるとは…。でも打つ手なしだ」とポツリ。同党は麻生政権成立の立役者だっただけに、別の幹部は「サクラが咲くころには支持率が上がると期待する」とだけ語った。

 ■“反麻生連合”の声

 「首相は『百年に一度の非常事態』といいながら、そういう対策に全然なっていない」

 自民党の渡辺喜美元行革担当相は同日のBS民放番組の収録で、首相のだみ声を真似しながら、首相批判を展開。早期の衆院解散で、経済危機に対処する第1、2党の大連立が望ましいとの考えを示した。

 渡辺氏は、首相の平成20年度第2次補正予算案の今国会提出見送りに批判的な中堅・若手の中核。番組収録後には「麻生氏でも小沢氏でもない、第3の人がいいとの声が世間では圧倒的だ」「今は『雨後のタケノコ』みたいなテーマごとの集まりだが、大同団結もあり得る」と、党内で“反麻生連合”が結成される可能性を指摘した。

 渡辺氏は、首相と距離を置く中川秀直元幹事長らとともに近く「社会保障に関する議員連盟」を旗揚げする。中川氏は同日夜、都内で記者団に「内閣支持率低下を重く受けとめねばならない。足を引っ張るとかではない」と語ったが、党内には中堅・若手と同議連が連携すれば「麻生降ろし」が始まるとの見方がある。

 ■勢いづく野党

 「麻生内閣はいつまで持つかね、こんな調子で。そう長く持つとは思えない。とすりゃあ、解散だね」

 小沢一郎民主党代表は同日、訪問先の埼玉県熊谷市内で記者団にこう述べ、麻生内閣は近く衆院解散か退陣に追い込まれるとの見方を示した。

 さらに、世論調査で麻生首相よりも自身が「首相にふさわしい」との結果が出たことについて「国民の皆さんが期待していただけるっちゅうことは大変ありがたいことで感謝しております」と語った。

 民主党の山岡国対委員長は産経新聞などの取材に対し、「(選挙の顔になるとの)麻生神話が崩れた。(自民党は)パラシュートで脱出する人たちが年末にかけて出てきて、空中分解寸前になるのでは」と揺さぶりをかけた。

4549とはずがたり:2008/12/01(月) 23:58:04
>>4546
面白い記事ッスね(;´Д`)
けど,麻生たっての入閣の頼みを地元に帰れなくなるからと大島から固辞したんじゃなかったでしたっけ?

4550小説吉田学校読者:2008/12/02(火) 07:17:01
体のいい利益供与だったのか。切り貼り論文でも書いとけって感じだったのか。
定年退職でもいいかな、と思っていましたが、懲戒免職相当なのかもしれない。
とここまで書いてみたが、もしかすると、この記事もコミンテルンの陰謀なのかもしれません。

アパ代表のみ田母神氏に最高点 論文審査で
http://www.asahi.com/national/update/1201/OSK200811300062.html

 航空自衛隊の田母神俊雄・前航空幕僚長(60)が日本の侵略を否定する論文を発表し、更迭された問題で、懸賞論文を主催したアパグループ(元谷外志雄代表)による審査経過が複数の審査委員(代理を含む)の証言で明らかになった。元谷代表は当初から田母神氏の論文と知り得る立場で審査に加わり、メンバーで唯一最高点を与えていた。田母神論文を含む3作品が同点で並ぶと、元谷代表は田母神論文を推していたという。
 アパグループは、最優秀賞(賞金300万円)に田母神氏の論文「日本は侵略国家であったのか」、優秀賞(同30万円)に大学生と近代史研究家の2点、佳作(同1万円)に10点を選び、12月8日、東京で授賞式と田母神氏の講演が予定されている。
 審査経過を報告したアパ発行の雑誌「アップルタウン」によると、懸賞論文には235点の応募があり、応募者名を伏せたうえで各委員が論文を評価。その結果、田母神論文が最高点を獲得し、満場一致で最優秀に選ばれたとしている。
 4人の審査委員のうち、取材に応じた3人によると、応募作は事前にアパ側が絞りこみ、委員が実際に目を通した論文は全体の1割程度の25作品にとどまった。委員に知らされたのは受理番号のみで、応募者名や職業は伏せられていた。
 委員は作品を「5点」「3点」「2点」「選外」の4段階で評価し、ファクスで送るようにアパ側から求められ、アパ側は10月16日の審査会で集計結果を一覧表にして配った。まだ最優秀作は決まっていない、この時点で応募者名、年齢、職業が委員に明かされた。元谷代表だけが、1作品に限って付けることができた最高点の5点を田母神論文に与えていた。
 委員の一人、花岡信昭氏によると、審査の後、元谷代表が審査前から田母神氏の論文応募を知っていたことを明かしたという。元谷代表は審査委員に名を連ねておらず、アパ側は元谷代表が採点に加わっていた事実をこれまで公表していない。
 山本秀一氏は「元谷代表が、他の委員が高く評価した論文をおしなべて低く評価したことに不自然さを感じた」と話す。
 一覧表では、田母神論文と大学生、近代史研究家の論文が合計点数で同点に並んでいた。元谷代表の提案で大学生の論文をまず優秀賞に落とし、残った2作品のうち、元谷代表が田母神論文を推した。「異存ありませんか」と元谷代表が各委員に確認したが、反対意見は出なかったという。
 小松崎和夫氏は「今思えば、元谷代表は初めから田母神氏の応募を知っていたのだから、トップにしようと思えばできたはずだ」と話す。山本氏は「田母神氏に賞金を贈るための懸賞論文と見られても仕方がない」と語る。
 アパグループの広報担当者は「審査の内容に関しては一切お答えしていない」と話す。元谷代表個人にも取材を申し込んでいるが、11月30日現在、応じていない。

4551小説吉田学校読者:2008/12/02(火) 07:19:18
(続き)いくら随意契約だからといっても、まさか、利益供与じゃないよねえ。まさか、まさか。

小松基地の宿舎、3分の1がアパと契約 03年度以降
http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY200811180178.html

 日本の侵略を正当化する論文を発表、更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)の問題に絡み、03年度以降に航空自衛隊小松基地(石川県)が基地周辺の民間宿舎を借り上げた際の契約状況を防衛省が調べたところ、懸賞論文を主催したアパグループとの契約が3分の1を占めていたことがわかった。
 田母神氏は同基地トップの司令を98年から99年まで務めており、地元石川県小松市出身の元谷外志雄・アパグループ代表とこの時に知り合っている。元谷代表は同時期、「小松基地金沢友の会」を立ち上げて代表を務めるなど、同基地の有力な地元支援者だった。また、田母神氏は異動後も、雑誌の企画での懇談や元谷代表の著書「報道されない近現代史」の出版記念パーティーへの出席など、親交が続いている。
 防衛省・自衛隊では、他基地から長期で隊員が派遣された際などに、基地外で民間のアパートやホテルなどを宿舎として借り上げている。
 防衛省が03年度から08年11月までの小松基地の契約状況を調べたところ、同基地の地元周辺での契約額計約337万円のうち、アパとの契約が106万円で3分の1を占めた。05年度は小松基地の契約額の7割以上をアパが占め、03年度も5割にのぼっていた。原則、随意契約という。
 また、アパグループが全国展開するホテルチェーンと、陸海空自衛隊全体の契約では、03年6月から08年11月にかけて、計32件約466万円の利用があり、小松基地の106万円は全体でも2割を占めていることが判明した。演習時などに、基地内の宿舎で間に合わない際に利用されたという。同ホテルチェーンは、防衛省共済組合を通じた契約先の一つで、組合員の自衛隊員は割引があるという。
 アパグループは、マンションやホテル経営などグループ15社を持ち、拠点を東京都港区に置く。民間信用調査会社によると、中核会社「アパ」の08年2月期の売上高は304億円で、大幅な増収増益決算という。
 アパグループが主催した懸賞論文では、小松基地の第6航空団司令の指示で、隊員62人による組織的な投稿が判明している。また、田母神氏自身が「航空幕僚監部教育課長に懸賞論文を紹介した」と認めており、空幕の教育課長や人事教育部長が全国の部隊に投稿を呼びかけるなど、空自の組織的な協力も明らかになっている。同基地とアパグループとの宿舎契約にも何らかの影響がなかったかどうかが今後、問われそうだ。

4552名無しさん:2008/12/02(火) 07:37:09
自民党:ベテラン、若手を叱責 相次ぐ首相批判に警戒感

毎日新聞 2008年12月2日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081202ddm005010089000c.html

 ◇「総裁を守る気なくて、何で政治家をやってるのか」
 麻生太郎首相の政権運営を巡り、自民党の中堅・若手から批判が相次いでいることに対し、森喜朗元首相らベテラン議員が警戒感を強めている。延長国会で野党が政権批判を強める中、首相批判を容認し続けると、有権者の自民党離れを助長しかねない。党内の結束を求める各派閥領袖クラスと、次期衆院選への危機感を強める若手との間で、世代間対立も強まっている。

 「自分たちが選んで2カ月の総裁を守るという気持ちなくして、何で政治家をやっているのか。マスコミに受けたいのなら、お笑いタレントでもやればいい」

 森氏は11月30日、兵庫県洲本市の講演でこう語り、中堅・若手の動きを厳しく批判した。とりわけ、渡辺喜美元行政改革担当相や塩崎恭久元官房長官に対しては「テレビがくると、我先に麻生さんの悪口をぽんぽん。それなら、(自民党を)やめていけばいい」と不快感をあらわにした。

 自民党内では総裁選で首相を支援した町村信孝前官房長官や伊吹文明元幹事長、津島雄二元厚相ら各派領袖が首相への批判を強める中堅・若手らに直接注意するなど「沈静化」に奔走。森氏も先月30日、首相批判を展開した町村派の若手議員を電話で叱責(しっせき)し、首相擁護で歩調を合わせる。

 森氏らが中堅・若手グループの動きに神経をとがらせるのは、麻生首相の足元が揺らぎ、首相自身に批判を受け止めるだけの「余裕」がないからだ。古賀誠選対委員長は1日夜、東京都内の会合であいさつし、「政局が混迷し、厳しい時こそ挙党一致でやるのが、自民党の良き伝統だ」と強調した。

 ただ、党内では、中堅・若手とは別の動きも広がる。森氏と同じ町村派の中川秀直元幹事長は、週内にも社会保障に関する議員連盟を結成する予定。中川氏の周辺は「政権の足りないところを補う『補麻生』の役割を果たしたい」と説明するが、「反麻生」での連携の可能性もくすぶる。

 渡辺氏は1日のBS11の「インサイドアウト」の収録で、森氏の批判について「平時モードの発想で頭の中が非常時モードになっていない。ちょっと古すぎる」と逆に森氏を批判。収録後、記者団に対し「いろいろな集団が大同団結することもあり得る」と述べ、中川氏らの動きに関心を示した。

 森氏は30日の講演で「自民党が野党になったとき、ぞろぞろ党から出ていった。その傾向が今また表れている」と述べ、あえて93年の衆院選での野党転落当時にふれた。若手議員が政権交代におびえる中で、党内には「各省庁はもう麻生政権を見放して、民主党シフトを取っているのではないか」(参院自民党幹部)との疑心暗鬼まで広がっている。【高山祐、近藤大介】

4553名無しさん:2008/12/02(火) 07:55:48
スコープ 自民内冷める『麻生支持』
2008年12月2日 紙面から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008120202000103.html

 麻生太郎首相の不規則発言や経済政策運営などへの不満から、自民党内の結束が乱れだしている。首相を突き上げる一部中堅・若手の動きが広がる一方で、幹部の間から、こうした動きへ批判も。2カ月前の党総裁選での麻生氏支持の熱気は冷め、路線対立が再び、表面化している。 (冨江直樹)

 首相に二〇〇八年度第二次補正予算案の今国会提出を求めた塩崎恭久元官房長官ら中堅・若手はその後も、独自の動きを強めている。

 塩崎氏ほか、渡辺喜美元行革担当相、茂木敏充前行革担当相らは二十六日夜も会談し、経済や社会保障問題で、首相への政策提言を続けていくことで一致。補正予算案の提出を求めた先月二十一日の申し入れは二十四人の連名だったが、その後も「十人近い人がメンバーに加わりたいと言ってきている」という。

 首相と経済政策路線で一線を画す中川秀直元幹事長も、社会保障政策などに関する新たな議員連盟を五日に立ち上げる。議連には渡辺氏や小池百合子元防衛相らが参加する見通しだ。

 中川氏は自らのホームページで、二千二百億円の社会保障費の自然増抑制方針の「安易な見直し」に反対を表明。「議連は政局ではない。政策だ」と強調するが、きな臭い動きであることは否定できない。

 こうした「反麻生」めいた言動に対し、首相に近い党幹部は「総裁選をやって、圧倒的な形で麻生さん(の内閣)ができた。やっていいことと悪いことを分けてやるべきだ」と批判を強める。首相周辺も中川氏の議連立ち上げに「変な議連だ」と警戒感を示す。

 九月の総裁選では迫る衆院解散・総選挙を意識して党内が結束した。だが、首相が「政局より政策」を優先したことで、もともと党内にあった政策路線をめぐる対立が、中堅・若手や中川氏の動きとなって表れてきた格好。渡辺氏は一日、記者団に「解散も景気対策も先送りでは、求心力がなくなるに決まっている」と、首相への反発を隠さなかった。

4554名無しさん:2008/12/02(火) 22:35:27
広がる「麻生離れ」=衆院選へ危機感−自民

 自民党内で、中堅・若手有志議員が2008年度第2次補正予算案の今国会提出を麻生太郎首相に求めるなど、「麻生離れ」の動きが顕在化してきた。次期衆院選を戦う「顔」として2カ月前の総裁選で圧勝した首相だが、政策課題での迷走や度重なる失言が響いて求心力は低下。党内にあった期待は急速にしぼみ、逆に危機感が広がっている。
 「争点ごとにできたいろいろなグループが、どこかの時点で一致団結することもないわけではない」。政権批判の急先鋒(せんぽう)である渡辺喜美元行政改革担当相は2日、記者団にこう語り、政策課題ごとに集まった議員連盟などが「反麻生」で結集する可能性に言及した。
 渡辺氏は塩崎恭久元官房長官らと「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成し、首相が見送りを決めた2次補正の今国会提出を要求。渡辺、塩崎両氏は、中川秀直元幹事長らが5日に旗揚げする社会保障に関する議連にも参加する。
 同議連には、総裁選で中川氏が後ろ盾となった小池百合子元防衛相も名を連ねている。中川氏は「(政局的な思惑は)全然関係ない」と否定するが、自民党内では「反麻生の受け皿」(中堅)との見方が強い。
 首相に背を向け始めたのは議連参加者だけではない。日本経済新聞社とテレビ東京が11月末に実施した世論調査では、内閣支持率は31%と前月調査と比べ17ポイントも急落。山崎派閣僚経験者は「沈みかけた船からわれ先にと脱出しようとしているのが現状。このままだとのたれ死にだ」と危機感をあらわにする。
 こうした党内状況に執行部は警戒感を隠さない。内部からの批判は民主党など野党を利するだけだからだ。大島理森国対委員長は2日、「テレビに向かって言う前に党内でまず物を言わないと、誰も信用しなくなる」と記者団に述べ、渡辺氏らの動きにクギを刺した。首相の後見役である森喜朗元首相も先月末、「中川議連」に参加する町村派若手からの電話に「いちいち言い訳しなきゃならないことはするな」としかった。
 もっとも、執行部にしても政権浮揚に向けた妙案を持ち合わせているわけではなく、首相周辺からは「抑えつけずに言いたいことを言わせないと、首相の良さを発揮できない」と、「麻生流」への原点回帰を求める声も漏れている。(了)

(2008/12/02-22:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120200990

4555名無しさん:2008/12/04(木) 00:17:52
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20081204k0000m070130000c.html

発信箱:ああ、議院内閣制=与良正男(論説室)
 先週行われた麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表との党首討論で、最も興味を覚えたのは次のやり取りだった。

 「首相は総選挙で国民の信を得ていない」と迫る小沢氏に対し、首相は「大統領制とは違う。英国でもブレア前首相からブラウン首相に代わり、まだ選挙をやっていない」と答えた。

 小沢氏は切り返した。

 「2年半で3人も首相がころころ代わって選挙をしない例はあまり聞いたことがない」

 小沢氏の方が説得力があると思う。確かに日本は議院内閣制で、首相は国会議員の中から国会の議決により指名される。つまり、衆院の多数党が一致して選べば、その人が首相になる。だから、麻生首相が言う通り、法律上問題はない。

 だが、有権者を無視し、自民党の都合で勝手に何度も交代するのは限度がある。しかも、今の自民党の衆院勢力は、小泉内閣時代の郵政選挙で得たものだ。その後、民営化反対論者も次々復党し、最近は民営化見直し話まで進んでいる。これは国民に対する信義、道義という問題なのである。

 麻生内閣の支持率はさらに落ち、自民党内には真顔で「総選挙までに再度、首相交代を」と語る議員が出始めた。まさかと思うが、仮にそうなったら、もはや自民党には政権担当能力がないというべきであり、野党中心の暫定的な選挙管理内閣を作って総選挙をするのが常道というものだ。これも小沢氏の主張の方に分があると私は思う。

 ところで。党首討論で麻生首相は「議院内閣制」というべき肝心なところを「議会制民主主義」と何度も言っていた。これも単なる言い間違い? ああ。

毎日新聞 2008年12月4日 0時00分

4556名無しさん:2008/12/04(木) 14:55:03
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(1/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(2/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_01.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(3/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_02.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(4/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_03.html

4557名無しさん:2008/12/04(木) 15:13:38
「新党つくると面白いよ」 国民新党が自民党「反麻生」分子に“助言”
2008.12.3 17:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081203/stt0812031757007-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表代行は3日の記者会見で、「新党をつくると面白いよ。自民党の中でおかしな連中と口げんかしないで済む。国民新党もかわいがってやるから」と述べ、自民党でくすぶりはじめている新党結成の機運にエールを送った。

 亀井氏は麻生政権について「こんな状態をみたことはない。政府もバラバラ、与党もバラバラ、与党と政府の間もバラバラだ」とした上で、「自民党はそれぞれが党をつくって乱立したらいいんだよ。それで連立政権にすればいい」と指摘した。

 綿貫民輔代表も「(自民党内で)離党するようなことを言う人がいるが、本当に離党してから言えって。離党するとどんなにひどいことか、われわれが1番知っている。やってみろって」と語り、自民党を離党し少数野党暮らしが続く悲哀を込めて“有言実行”を求めた。

4558名無しさん:2008/12/05(金) 03:23:05
「麻生さん、もはや『選挙の顔』じゃない」…迷走する政権

 麻生政権が、発足2か月余りで早くも失速気味だ。

 「衆院選の顔」と期待された麻生首相だが、相次ぐ失言などで内閣支持率は急落し、与党内に「これでは選挙は戦えない」との声が広がっている。

 「私の現在の在任記録である1130日くらい首相をやる気迫でやってほしい」

 3日夜、首相公邸。麻生首相は、自民党の国会対策委員会メンバーと会食し、大島理森国対委員長から激励を受けた。

 大島氏が過剰なほど首相を気遣うのは、政権が早くも苦境に立たされているからだ。今月初めには、日本経済新聞などが行った世論調査で麻生内閣の支持率は30%前後に急落した。この時ばかりは、楽天家の首相も「そんなに落ちたか」と弱音を漏らし、村松一郎・首相秘書官が「とにかく景気対策をやり、実績を示しましょう」と励ましたほどだ。

 9月下旬の総裁選で首相を「選挙の顔」に選んだはずの自民党議員たちの“麻生熱”もすっかり冷めた。

 山本一太参院議員は、自らのブログにこんな内容の文章をつづっている。

 <深刻なのは、内閣の不支持率が6割に達していることだ。仮に7割に達するようなことがあれば、ほとんど「末期状態」だ>

 最新の各社世論調査では「どちらが次の首相にふさわしいか」という質問で、首相と小沢民主党代表の数字がほぼ並び、首相の「党首力」でのリードは2か月で消滅した。山本氏はブログでこう続けた。

 <「麻生VS小沢」の構図に持っていけば十分に勝機があるという首相の基本戦略(?)はもはや使えなくなった。ふう>

 塩崎恭久・元官房長官も「いま選挙戦に突入したら自民党は大敗する」と危惧(きぐ)する。地元を回っていて、支持者から「首相が映ると、テレビのチャンネルを変える」と言われたこともある。

 早期解散を求めてきた公明党もいらだちを募らせる一方だ。同党幹部は、半ば冗談、半ば本気の口調でこう語った。

 「麻生さんはもはや『選挙の顔』じゃない。『選挙の邪魔』だ」

(2008年12月4日22時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081204-OYT1T00834.htm?from=navr

4559名無しさん:2008/12/05(金) 12:42:05
来年、政党の離合集散も=自民・小池氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120500416

 自民党の小池百合子元防衛相は5日午前の朝日ニュースターの番組収録で、今後の政界動向について「来年あたりはまた新党とかポコポコできるのかもしれない」と述べ、次期衆院選を機に政党の離合集散が起きるとの見方を示した。同時に「わたしはもう新党づくりは疲れた」と述べ、こうした動きには加わらない考えを強調した。 (了)(2008/12/05-12:14)

4560名無しさん:2008/12/06(土) 07:04:55
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081206-OYT1T00086.htm?from=navr
「麻生降ろし」かなわず自民に漂泊感、新党・再編…

 「一緒に世の中を良くしていきませんか」

 11月末、自民党の中川秀直・元幹事長は町村派議員に語りかけた。12月中旬に発足させる社会保障制度改革の議員連盟への誘いだ。

 9月の自民党総裁選で、中川氏は麻生氏に対抗して小池百合子・元防衛相を担いだが、得票は46票にとどまり大敗した。「首相失速を、中川氏は復権のチャンスと見たのだろう」という指摘が出ている。議連には、小池氏や、首相批判を繰り返す渡辺喜美・元行政改革相らが参加し、「反麻生」グループとの観測も出ている。

 渡辺氏や塩崎恭久・元官房長官、茂木敏充・前行政改革相らは、景気対策の2008年度第2次補正予算案の今国会提出を求めた。「解散しない、2次補正も出さない。逃げてばかりじゃ、支持率がガタ減りするのは当たり前だ」と渡辺氏は言う。

 ◆造反計画?民主との接触情報◆

 道路特定財源の一般財源化を求める棚橋泰文・元科学技術相ら中堅・若手議員の会も声を上げ始めた。麻生首相や与党幹部が、使途を道路整備など公共事業に限った新型交付金で一致したことに反対し、4日、河村官房長官に再考を求めた。メンバーの一人は「このままでは、関連法案の採決で造反せざるを得ない」と語った。

 自民党の加藤紘一・元幹事長、山崎拓・前副総裁は新党を視野に動き始めている。

 政界関係者によると、加藤、山崎両氏は10月、国民新党の亀井静香・代表代行の仲介で、民主党の小沢代表と会談。小沢氏は「新党を作るなら、衆院選前に言ってきてほしい」と告げたという。加藤氏らは会談について語らないが、「新党と、民主党候補と競合しないよう調整できないか、加藤氏らは小沢氏の感触を探ろうとしたのではないか」との見方が出ている。

 加藤氏は周囲に、「ねじれ国会は与党と民主党が対立し、機能不全になっている。各党を結び付ける役目を担う新党ができないか」と漏らしている。党名の腹案は、「新党結(ゆい)」という。

4561名無しさん:2008/12/06(土) 07:05:36
◆沈没船から逃げ出そうとする…◆

 麻生首相は失言を続け、政府にも与党にも司令塔が不在。年末の予算編成も混乱が続いており、「政権は、はや末期症状」との指摘が出ている。

 しかし、安倍元首相、福田前首相と1年で政権を放り出すように辞めた。もはや、「麻生降ろし」で首相の首をすげ替えて、党の延命を図る手も使えない。自民党議員に強い遠心力が働いているのはそのためだ。公明党議員は4日、「今の自民党議員の姿は、船が沈没しそうになったら逃げ出そうとするネズミみたいなものだ」と語った。

 自民、公明両党の衆院議員は335人。自民党から17人が離党したり、離党しないまでも法案採決で造反すれば、衆院の3分の2の多数で再可決できなくなり、国会運営は行き詰まる。首相周辺は「そうなれば、衆院解散だ」とけん制し、引き締めに懸命だ。

 もっとも、自民党離党後の展望を描くのは簡単ではない。

 選挙前に新党を作るとしても、早すぎれば鮮度を失う。今の小選挙区比例代表並立制は大政党に有利な仕組みだ。小選挙区はもとより、仮に落選しても、惜敗率で比例選で救われる可能性もある。

 中川氏は将来のシナリオをこう描いているという。

 〈衆院選で自民、民主両党とも過半数に届かない場合、中川グループと民主党の一部が合流して新党を作り、キャスチングボートを握る〉

 しかし、仮に民主党が単独過半数を取れば、このシナリオは破綻(はたん)する。「勝ち組」の民主党に、党を割る動きが出る確率も高くない。

 ◆政治家と評論家の違い◆

 中川氏の議連が扱う「社会保障」や、加藤氏らが掲げる「リベラル」「アジア外交重視」などは、党の垣根を越え、民主党と接点を探るキーワードでもある。

 小池氏は5日、朝日ニュースターの番組収録で議連に関して、「新しい年金制度をどう構築するか、政権が代わったら制度も変わるということでは持たない」と強調した。また、「来年あたりは新党とか、ぽこぽこ出来るかもしれない」と指摘。ただ、「私はもう新党作りは疲れていますから」とも語った。

 与謝野経済財政相が掲げる「財政再建」も、与野党を超えた取り組みが必要だ。

 2000年11月、加藤、山崎両氏は、野党提出の森内閣不信任決議案に同調しようとしたが、党執行部の切り崩しで失敗に終わった。「加藤の乱」から8年余。乱は起こるのか。亀井氏は4日の講演でけしかけた。

 「加藤氏は『自民党は賞味期限が切れた』なんて言うが、政治家がそう判断した場合は勇気を出してやらないといけない。評論家なら別だが」

 〈連載「混沌政局」麻生政権迷走(中)〉

(2008年12月6日04時43分 読売新聞)

4562千葉9区:2008/12/06(土) 11:17:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008120502000145.html
スコープ 麻生政権 機能不全のワケは…
2008年12月5日 紙面から


 米国で「ハネムーン期間」と呼ばれる政権発足100日にもならないうちに、迷走を重ねている麻生政権。2009年度予算編成の基本方針をめぐって財政健全化路線からの転換を図る過程でも、政府・与党の機能不全は続いた。原因は麻生太郎首相自身の発言にもあるが、調整役不在によることは明らかだ。 (清水俊介)

■引き立て役
 「本格的に政権運営やることになっちゃったからね」。与党幹部はこう漏らす。

 今の内閣と自民党執行部の顔触れは、首相が、就任直後の衆院解散・総選挙を前提として選んだ陣容だ。内閣では「選挙の顔」となる首相さえ目立てばいい。

 細田博之幹事長も河村建夫官房長官も「首相の引き立て役となる、地味で軽量級人事」とやゆされた。首相は、組閣直後は初入閣の閣僚に「これで選挙を頑張れ」とささやいたほどだ。

 本来、縁の下の支え役になるはずの側近は、中川昭一財務相、甘利明行革担当相のように花形ポストに就いた。自民党の菅義偉選対副委員長は留任したものの、政権を日々切り盛りする中枢ラインに側近と呼ばれる人物は見当たらない。党務経験がほとんどなく、官邸入りさえ初めての河村氏が調整役を十分に果たせないなど「選挙シフト」が解散先送りで裏目に出た。

■場当たり 
 不慣れな政権運営に当たる中枢ラインでは、場当たり対応が目立つ。(1)公共事業の前年度比3%削減(2)社会保障費の自然増分二千二百億円を抑制−との予算編成方針を〇九年度は凍結することに関しても、党執行部の足並みの乱れが露呈した。

 笹川尭総務会長は二日の総務会で、歳出削減路線の見直し要求が相次ぐと、その場で「シーリング(概算要求基準)の撤廃を総務会として了承する」と宣言。

 直後の記者会見で、党四役がそろって首相に申し入れると言い切った。

 これに慌てたのは保利耕輔政調会長。党の政策は、総務会の前に政務調査会の決定を経るのが習わしだが、政調はシーリングの扱いについて協議途中だった。保利氏は申し入れに難色を示し、結局、笹川氏が一人で総務会の意見として凍結要求を首相に伝える羽目に。

 これには党内若手も「(調整役の)幹事長は一体何をしていたんだ」とあきれ顔だ。

 政権発足二カ月余りで「内閣改造人事をするわけにもいかない」(与党幹部)との事情もあり、麻生政権は機能不全に打つ手も見当たらない。

4563名無しさん:2008/12/06(土) 12:28:27
呆れ果ててものを言う 自民党よ解党しなさい
田所誠三2008/12/06

 自民党の自民党による自民党のための政治に、日本の明日を託せない。現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。自民党に解党を、心ある党員には脱党を勧告する。

 「呆れてものを言わなくなっちゃ、オシメェヨ」と麻生総理の口調を借りて、自民党に解党を、心ある党員には脱党を勧告する。

 マスメディアのカメラに向かって宣うた、安倍内閣時の財務大臣 尾身幸次氏の、財政出動しなければ「自民党の将来はない」の一言には、税金を使う自民党の公党としての存在を疑った。「国の将来はない」とでも言うならば、その政策が国にとって良いことかどうかは別にして、政治家としての心は汲み取れる。

 党本部での政調全体会議でも「(我が党の)議員の命がかかっている」とか。なかには「積極財政への大きな方針転換がないと街頭演説もできない」との声も。 国民の命より議員の命を、国の将来よりも、自民党の明日しか心配できない党員の街頭演説は、選挙区民の心を惹きつけるどころか選挙区に騒音を撒き散らすだけ、迷惑である。

 引退を表明している小泉純一郎氏は子や孫につけを回さないようにと訴え続けたからこそ、国民の支持を得たのではなかったか。国のことよりも党の行く末を案じるような党は、政治屋の集団にすぎず、情けない限りである。自民党の自民党による自民党のための政治に、日本の明日を託せない。

 そもそも、いま、衆議院で与党が数に任せて何でもできる状態にあるのは、マスコミも乗せられた、あの、造反議員を排除した是か非か二者択一の、郵政・刺客選挙のお陰ではないか。したがって、圧倒的な国民の支持を得た政府の「聖域なき構造改革」「骨太の方針2006」は(景気の変動に対しての柔軟な対応が織り込まれているはず)、麻生政権でも引き継がれて当然である。その方針を変えるのであるならば、民意を問うべきである。

4564名無しさん:2008/12/06(土) 12:29:01
 外交の場にもかかわらず、「ネエチャン、キレイニナッタネ」と街の盛り場での感覚であろうか、女性の国務長官に声をかけたといわれている首相。そのキャラを党の起死回生の選挙対策用として祭り上げ、総裁に選んだ自民党員だからこそ、カメラの前で、「自民党に将来はない」の言葉が臆面もなく、恥じることもなく出てくるのに違いない。

 来年度の予算編成の基本方針をめぐっては、財政の上限(シーリング)を維持しながら、景気対策のためには財政出動をする、と。わたしには、歳出削減と財政出動は、盾と矛の関係にあると思えるのだが。麻生総理大臣は、矛盾しないと言う。また、錬金術師のような発言をしている党員を見かけるが詭弁としか思えない。

 「自民党をぶっ壊す」ことができ、ムラ社会の組織は解体したと思われたが、総裁が代われば、造反議員は復党し、まさしくゾンビ、蘇ってしまった。

 郵政民営化の後退は当然ながら、道路特定財源の一般財源化も道路族によって蔑ろにされている。民意が刺客選挙のまま、総裁の交代、交代で復活したムラ社会の祭り(総裁選)によって担がれた神輿の総理による政府である。的確な政策を実行できるはずがない。

 師走を迎えた。首相にとって年末と年度末は大して違いがないようだが、庶民にとってはえらい違いである。資金繰りに喘いでいる零細企業者、解雇を余儀なくされている期間従業員や派遣労働者に、用意している定額給付金をもち代や部屋代に充てたほうがまだましである、と年金の当てがあるわたしは思う。

 斯様な訳で、新年を現政権に期待することはできない。統治能力不適格の自覚がなく、「オメエとは違うんだ」と自惚れている自信過剰な首相、構造改革の結果責任も負う与党、現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。

 この衆議院議員の任期で、次の総裁選はもうないであろう。自民党の解党は必然か。

http://www.news.janjan.jp/government/0812/0812052941/1.php

4565名無しさん:2008/12/06(土) 12:29:13
 外交の場にもかかわらず、「ネエチャン、キレイニナッタネ」と街の盛り場での感覚であろうか、女性の国務長官に声をかけたといわれている首相。そのキャラを党の起死回生の選挙対策用として祭り上げ、総裁に選んだ自民党員だからこそ、カメラの前で、「自民党に将来はない」の言葉が臆面もなく、恥じることもなく出てくるのに違いない。

 来年度の予算編成の基本方針をめぐっては、財政の上限(シーリング)を維持しながら、景気対策のためには財政出動をする、と。わたしには、歳出削減と財政出動は、盾と矛の関係にあると思えるのだが。麻生総理大臣は、矛盾しないと言う。また、錬金術師のような発言をしている党員を見かけるが詭弁としか思えない。

 「自民党をぶっ壊す」ことができ、ムラ社会の組織は解体したと思われたが、総裁が代われば、造反議員は復党し、まさしくゾンビ、蘇ってしまった。

 郵政民営化の後退は当然ながら、道路特定財源の一般財源化も道路族によって蔑ろにされている。民意が刺客選挙のまま、総裁の交代、交代で復活したムラ社会の祭り(総裁選)によって担がれた神輿の総理による政府である。的確な政策を実行できるはずがない。

 師走を迎えた。首相にとって年末と年度末は大して違いがないようだが、庶民にとってはえらい違いである。資金繰りに喘いでいる零細企業者、解雇を余儀なくされている期間従業員や派遣労働者に、用意している定額給付金をもち代や部屋代に充てたほうがまだましである、と年金の当てがあるわたしは思う。

 斯様な訳で、新年を現政権に期待することはできない。統治能力不適格の自覚がなく、「オメエとは違うんだ」と自惚れている自信過剰な首相、構造改革の結果責任も負う与党、現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。

 この衆議院議員の任期で、次の総裁選はもうないであろう。自民党の解党は必然か。

http://www.news.janjan.jp/government/0812/0812052941/1.php

4566とはずがたり:2008/12/07(日) 00:46:40
自民:26日に全国幹事長・政調会長会議 麻生首相も出席
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081203k0000m010019000c.html

 自民党は2日の役員連絡会で、全国幹事長・政調会長合同会議を26日に東京都内で開くことを決めた。麻生太郎首相も出席する。年末開催は異例だが、首相は08年度第2次補正予算案を来年1月、通常国会に提出することに地方党員の理解を求める。9月の党総裁選で地方組織の支持を集めた首相だけに、今後の政権運営に協力を訴える狙いもある。

4567あかかもめ@ためされる大地彦根:2008/12/08(月) 12:05:32
>>4561

何をいまさらといいたいね。

これまでは鼻もひっかけなかったくせに政権の座が風前の灯になった途端にこのざまなんだからあきれる。

加藤G辺りは民主党にほしい人材ではあるが来るんなら新党なんてまだるっこしいこと言わないで民主党入りすればよい。

小沢自由党がそうしたように民主党の政策を無条件で受け入れるなら大歓迎だが根幹を揺るがすような条件を出すんであればいらない。

第一、選挙区調整で四苦八苦してるのにてめーが助かりたいがためにトンズラするようなやつはいらないよ。

自民党には総選挙で落とし前をつけなきゃ気が済まん。政界再編なんて次の次の総選挙前にやればよい。

政変でなく政策論争で真っ当な政権交代を実現しないといつまで経ってもこの国の民主主義は成熟しないからね。

4568とはずがたり:2008/12/08(月) 12:35:09

まぁ云わんでも良い事ではありますな。

「小渕氏、子供産んだから少子化相に」自民・笹川氏
http://www.asahi.com/politics/update/1206/TKY200812060214.html
2008年12月6日20時4分

 自民党の笹川尭総務会長は6日、松江市内での党島根県連のパーティーで、麻生政権で初入閣した同郷の小渕少子化担当相について「なぜ(少子化担当相に)なれたか。子供を産んだからです。もし結婚して子供がいませんと、『少子化』って言ったって、お前方法わかるのかって言われます」と発言した。子供がいなければ、少子化担当相になる資格がないともとれるだけに議論を呼びそうだ。

 笹川氏は「私は男の子が5人、孫が14人。本当なら私が少子化担当大臣だった」とも語った。笹川氏は9月30日、米議会下院の金融安定化法案否決を受けて「下院議長は女性(ペロシ議長)。それで破裂した」と発言。社民党などから「女性蔑視(べっし)だ」と抗議を受け釈明したこともある。

4569千葉9区:2008/12/09(火) 00:55:37
>>4568
>もし結婚して子供がいませんと、『少子化』って言ったって、お前方法わかるのかって言われます」
これって大きな問題発言だと思うんですが・・・

「なぜ産めないのか」
経済的に埋めないのか、生理(病理)的に産めないのか
労働(社会的立場)が原因で産めないのか

それを考えることが少子化担当相の職務だろうに。

まあ、そもそも初入閣でつくポストじゃないし。副総理格でもイイくらい重要なポストだろうに。

4570名無しさん:2008/12/09(火) 13:48:49
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081209k0000e010058000c.html

笹川自民総務会長:小渕氏への「出産経験」発言で陳謝

 自民党の笹川尭総務会長は9日昼の記者会見で、小渕優子少子化担当相が入閣したのは出産経験があるからだと評した6日の発言について「子供を産んでないとなれないかのような印象を与えたのは大変申し訳ない」と陳謝。そのうえで「小渕先生は群馬県の宝で、少子化対策基金を積み、すばらしい業績を残している」と持ち上げた。笹川、小渕両氏はともに群馬県選出衆院議員。【山田夢留】
毎日新聞 2008年12月9日 13時35分

4571名無しさん:2008/12/09(火) 13:55:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120800537

自民「毎日失言」=社民・福島氏

 社民党の福島瑞穂党首は8日、都内で街頭演説し、自民党の笹川堯総務会長が小渕優子少子化担当相に関し「(担当相になれたのは)子供を産んだからだ」と述べたことに触れ、「子供がいない人だって子供の未来を考えることができる。毎日、首相や自民党の国会議員が失言を繰り返している。人に対する思いやりも愛情もない発言を日々聞いている」と批判した。 (了)(2008/12/08-16:26)

4572名無しさん:2008/12/09(火) 20:27:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120900920

郵政見直し論をけん制=小泉氏「誓約書提出忘れるな」−推進派が集会

 小泉純一郎、安倍晋三両元首相らを呼び掛け人とする自民党有志の「郵政民営化を堅持し推進する集い」が9日午後、党本部で開かれた。小泉氏はあいさつで、党内の民営化見直しの動きについて「何やら不可解な行動をしているが、そういう方々の多くは(民営化賛成の)誓約書まで書いて復党したことを忘れてほしくない」と厳しく批判した。
 小泉氏はまた、11日の衆院本会議で予定される野党提出の民営化見直し法案の採決に関し「難局にあればあるほど冷静に良識ある行動を取ってほしい」と述べ、党内が一致して否決するよう呼び掛けた。
 「集い」の開催は、麻生太郎首相が日本郵政株の売却凍結に言及したのを受けて勢いづく民営化見直し論をけん制するのが狙い。小泉、安倍両氏を含め議員63人、代理50人が参加した。 
 出席者からは「3年前の衆院選で与党が3分の2の勢力を得た原動力は民営化の推進だ。その原点は忘れてはならない」などの意見が続出。首相に対し、民営化方針の堅持を申し入れることを決めた。(了)
(2008/12/09-20:14)

4573名無しさん:2008/12/09(火) 20:51:44
小泉元首相ら構造改革後退けん制 郵政民営化で会合
12月9日午後8時42分
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news4/article.php?topicsid=2&pack=CN&storyid=174574

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

4574名無しさん:2008/12/09(火) 21:33:04
“小泉の集い”に石原氏、小池氏、細田氏ら

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

 「集い」には細田博之幹事長、石原伸晃幹事長代理、小池百合子元環境相ら60人が参加した。

[ 2008年12月09日 21:10 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081209119.html

4575名無しさん:2008/12/09(火) 21:33:26
“小泉の集い”に石原氏、小池氏、細田氏ら

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

 「集い」には細田博之幹事長、石原伸晃幹事長代理、小池百合子元環境相ら60人が参加した。

[ 2008年12月09日 21:10 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081209119.html

4577名無しさん:2008/12/10(水) 18:46:44
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35362920081210

国民が望んでいるのは政界再編=中川自民元幹事長
2008年 12月 10日 18:13 JST

リンダ・シーグ記者 吉川 裕子記者

 [東京 10日 ロイター] 中川秀直元自民党幹事長は10日、ロイターのインタビューに応じ、麻生太郎内閣の支持率急低下で混迷を深める今後の政治情勢について「国民が望んでいるのは政界再編だ」とし、来年秋までに行われる総選挙後には政界再編の動きが強まるとの認識を示した。 

 最近の世論調査結果を踏まえ中川氏は「今はこちらの失点で政権交代といわれるが、民主党政権誕生前夜のような高揚感も国民の期待感も、全くと言ってよいほどない」と分析。選挙前の大連立を否定し、選挙後には政界再編の動きが高まると予想した。

 衆院解散の時期については「国会の動き次第」とし、2008年度第2次補正予算案や2009年度予算案と関連法案の審議で立ち往生する局面では「話し合い解散という話にならざるを得ない」と語った。

 インタビューの概要は以下の通り。

 ――報道各社の世論調査で内閣支持率が急低下した。原因はどこにあるか。

 「経済政策にある。定額給付金に対する国民の受け止め方はバラマキで、次世代の発展する分野に投資する構造改革を進めるとのメッセージではないと、国民の6、7割がみた。同時に所得制限について異論が出て閣内不統一ではないかとみられ、ここが迷走の始まりと言われる。だた、基本的には、解散を期待された総理が経済危機の中でそれを先送りし、『初めに解散ありき』の戦略を変更した。それが尾を引き、結果的に『政局より政策』と言った趣旨に反すると受け止められた。解散を先送りしたことろから支持率の低下が起きた」

 ――世論調査では経済政策に対する不満も出ている。足元の景気後退に対する麻生政権の政策運営は十分か。

 「経済政策については、経済閣僚、経済財政担当相や財務相の責任が重い。総理に(具体策が)上がる前に与党と調整し方向性を作っていくことが大事だ」

 ――世界的な金融危機の影響で、財政出動を求める声が強まっている。財政再建とのバランスはどう考えるか。麻生政権のスタンスは評価できるか。

 「(歳出改革のバイブルである)骨太の方針2006は維持することになった。方針の『堅持』が『維持』に変わったが、もし、それ(歳出改革路線)を変えるのであれば、その前に政府・日銀が政策目標を共有して、まず金融政策面では量的緩和などしっかり行われることだ。日本経済でカネが回らないことを解決するのは、財政政策ではななく金融政策だ。金融政策が前に出て、それから財政政策だ」

4578名無しさん:2008/12/10(水) 18:47:33
 「第2に、徹底的な無駄を失くすこと。第3に国の(特別会計の)埋蔵金も外為特会を除いてゼロにするくらいの思い切ったことをして、財政規律は維持していることをきちんと言わなければならない」

 「その上でこの危機に対応するための『大胆・柔軟な政策を講じる』としなければならない。その場合も使い方が問題だ。光ファイバー通信網や低公害自動車普及など、環境革命、コミュニケーション革命など新たな発展分野への投資、そういうものへの経済対策が重要だ。財政規律と次の時代の発展基盤を作る経済政策。これを両輪に進めることが重要だ」

 ――麻生首相のままで立て直すことはできるか。支持率は上がるか。

 「ここまで下がった支持率を上げるのは容易ではない。簡単ではない。同時に予算編成の時期になり、政局より国益、これもよく考えなければならない。政局と言われる総理交代ということになると、結果的に予算編成はストップしてしまう。国家予算が決まらない事態にしてはならない。本当に難しい。与党は一枚岩になって通常国会に臨むことが大事だ」

 「ただ、次の通常国会で野党は大変な抵抗をするだろう。簡単に2008年度第2次補正予算案や2009年度予算案、関連法案を通すことは、今まで以上に厳しいと思う。その時にどうするのか。与野党と話し合っていくのか。その時、総理がどうなさるのか。そういう問題になっていくのではないか」

 ――党内では様々な動きが出ており、離党・新党立ち上げ観測も出てきた。

 「今、党内で起きている動きは自民党の国会議員の中で、かなり危機感をもった人たちがこのままではいけないとの危機感を国民に示すべきだという思いで、中堅・若手中心に集まっているのだと思う。新党や離党と言われるが、総選挙の前にはそういうことはないのではないか」

 「国民が望んでいるのは政界再編。世論調査をみても、自民党もこのままではいけないとみれる。しかし、民主党の支持率も全然上がっていない。逆に言うと、自民党と民主党の同じ考え方の人が協力しなさいと言うのが民意ではないか」

 「内閣支持率は低下しているが、民主党政権誕生前夜のムードもない。一部の人が離党するとか新党を作るとかではなくて、政界全体がひっくり変えるようなそういうものを国民は期待しているのではないか」

 「今は、こちらの失点で政権交代と言われるが、民主党政権誕生前夜の高揚感も国民の期待感も全くと言ってよいほどない。自民党も賞味期限がきたかもしれないが、民主党も同様。心配なのは、日本の政治がおしまいになってはいけないということ。それを民意を経てどうするかということになる」

 ――総選挙を経て、政界再編の動きが強まるとみているのか。

  「私は、強まるとみている」

 ――選挙前の大連立の動きは。

  「民主党が動かないだろう。選挙を控え政治的にあり得ない」

 ――衆院解散の時期は。

  「わからない。少なくとも来年の秋までにはあるわけだが、国会の動き次第だ」

 ――国会運営は、予算関連法案が通らない状況が想定される。新年度に立ち往生する可能性は。

 「そうなれば暫定予算を組まざるを得なくなるわけで、野党の協力なしに相当困難だと思う。3分の2での再議決と言っても、簡単にできることではない。たとえば第2次補正予算案で、野党は関連法案にノーと言う。国民があれだけ反対していること(定額給付金)を、3分の2を使って押し切れますか。簡単だとは思わない」

 ――その場合、話し合い解散の可能性は。

 「野党の協力を得るという場合、何で協力を得るかと言うと、野党が解散を求めているので、その話にならざるを得ないだろう」

 ――自からの行動はいつ、どのような基準で判断するのか。 

 「基準も含めて判断する。まだ言えるような段階でない」

 ――抜本税制改革の議論では、消費税上げの時期や幅を大綱に盛り込むかどうかが1つの焦点になっている。

 「経済が名目成長率3%以上に戻すことが最優先課題だ」

 ――経済の回復を前提に将来の上げに言及することも難しいか。

 「難しいでしょう。資産バブルの崩壊と違って、金融市場の正常化には相当時間がかかるだろう。景気回復に3年と言いきれるのか。書くとか書かないとか議論する前に、危機を突破することが先だ」

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者)

4579名無しさん:2008/12/11(木) 16:20:11
http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/ocn/sample/thisperson/081211.html

「新党のパターンを考えたい。ひとつは『持ち株会社分社化型』。次は分党して新党をつくる『協議離婚型』。もうひとつは、何も持たずに飛び出す『裸一貫型』。これは非常にインパクトがあり、覚悟だけでできる」 (朝日新聞12月9日付)
渡辺喜美・元行政改革担当相

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8日夕、国会近くのホテルで開いた自らのパーティーで、「あくまでも頭の体操だ」と断ったうえで、新党結成に踏み込むような発言をした。

 8日のパーティーには、中川秀直元幹事長、小池百合子元防衛相、武部勤元幹事長、塩崎恭久元官房長官のほか、民主党からも枝野幸男元政調会長、松本剛明前幹事長らがかけつけ、渡辺元行革相にエールを送った。

「選挙のまえに、まず景気対策だ、といっておきながら、補正予算は先送り。『なんじゃ、こりゃあ』という感じだ」と、かねて麻生首相を批判してきた渡辺元行革相の過激発言は、とうとう自民党を分裂させかねない政界再編論にまでに発展した。

 この動きにいちはやく反応したのが、清和会の領袖、町村信孝前官房長官だ。「他人の弱みにつけこんで、足を引っぱるのは、まともな大人のやることではない……目立ちたい人がわれ先にと麻生批判をする。最もけしからんやつらだ。こういう人はどんどん(自民党から)出ていってもらいたい」(12月6日)と、不快感をあらわにした。同様に、自民党執行部の菅儀偉選対副委員長も「倒閣や新党で動くなど、政権運営を妨げる行動があった場合、同志として一緒にやっていけるか、判断せざるをえない」(12月9日)と、次期衆院選挙の際の公認取り消しをちらつかせながら、渡辺氏と渡辺氏に同調する若手の動きをけん制した。

 自民党執行部がこうした動きにことさら神経質になっているのには大きな理由がある。渡辺氏は、先月来、塩崎恭久元官房長官ら麻生首相の手法に批判的な中堅・若手議員24人と「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成、第2次補正予算案を今国会に提出するよう、さかんに要求していたからだ。麻生政権が、このところのねじれ国会をなんとかのりきってこれたのも、衆議院から参議院に送付された法案が参議院で否決された場合、衆議院の3分の2以上の賛成があれば再可決できるという、いわゆる「3分の2条項」をちらつかせることができたおかげだ。しかし、もし自民党から衆院議員17人が造反すれば、その「伝家の宝刀」も、たちどころに効力を失ってしまう。その意味では、「有志議員の会」は、麻生政権にとってまさに獅子奮迅の虫ということになる。

 渡辺氏は、中川秀直、小池百合子氏らが近く立ち上げる予定の「社会保障関連議員連盟」や民主党の前原誠司副代表らとの連携も噂されている。いっぽう、小泉純一郎元首相、中川秀直ら郵政民営化推進派は、12月9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を開き、党内の日本郵政グループの株式売却凍結派や「郵政見直しプロジェクトチーム」の動きに批判を強めるなど、20パーセントそこそこに急落した内閣支持率を背景に、党内の麻生批判の声は日増しにおおきくなっている。

 自民党が鳴動とするとすれば、直近は、首相が通常国会に提出する予定の第2次補正予算案とその関連法案の採決だ。不評の定額給付金でもめて参院審議が引き延ばされても、衆院採決が優先され30日後に自然成立するが、関連法案は衆議院で再可決するしか方法はない。政局の大きな山は、1月中旬、第2次補正予算案とその関連法案の衆院通過時に訪れそうだ。

4580名無しさん:2008/12/11(木) 18:24:05
17人造反なら政権立ち往生=与党、衆院再可決できず
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100773

 憲法59条は、参院で否決された法案を衆院で「出席議員の3分の2以上の多数」で再可決すれば成立すると規定している。しかし、現在の衆院の与野党勢力では、与党から仮に17人が造反して反対に回ると再可決はできなくなり、麻生政権は行き詰まる。自民党内で活発化する議員グループの動きを執行部がけん制するのは、このためだ。
 衆院は現在、河野洋平議長と欠員1人を除くと478人。全員が本会議に出席して投票すれば、法案再可決には319票が必要となる。与党議員335人(自民304人、公明31人)以外は全員が反対する場合、与党からも17人が反対すると賛成は318票で、再可決ラインに届かなくなる。 
 政権批判を繰り返す渡辺喜美元行政改革担当相は9日のラジオ番組で、法案再可決の際に造反する可能性について「来年の問題だ」と指摘した。次期通常国会では、定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案と、大半が道路整備に充てられる地方向け新交付金を定めた09年度予算案の各関連法案採決がヤマ場となる。
 一方、与党議員が採決を棄権・欠席した場合は出席議員の数が減るため、再可決ラインも低くなる。与党から50人が棄権・欠席すれば、再可決に必要な286票を確保できなくなる。(了)
(2008/12/11-18:09)

4581名無しさん:2008/12/11(木) 20:00:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100897

「中川勉強会」に57人参加=再編へ布石、麻生政権に影響も−自民

 自民党の中川秀直元幹事長を中心とする議員連盟「生活安心保障勉強会」の設立準備会が11日午後、党本部で開かれ、事実上発足した。57人が参加。年金など社会保障政策に関して、政府と党執行部に提言していく方針を決めた。麻生太郎首相と距離を置く中川氏には、次期衆院選後の政界再編に備える狙いがあるとみられ、同会は低迷する麻生政権の行方にも影響を与えそうだ。
 準備会には、新党結成や倒閣の可能性に言及した渡辺喜美元行政改革担当相をはじめ、首相の政権運営に批判的な塩崎恭久元官房長官、小池百合子元防衛相らが出席。一方で、安倍晋三元首相や菅義偉選対副委員長ら首相に近い議員も加わり、当初取りざたされた「反麻生」色は薄まる形での旗揚げとなった。
 中川氏はあいさつで「政局(狙い)のグループと伝わったが、純粋な勉強会だ。安心して勉強してほしい」と強調。会合では会長に中川氏、最高顧問に安倍氏を充てるとともに、党内に広く参加を呼び掛け、年内に初の総会を開催することを決めた。国民の社会保障に対する不安解消や利便性向上を目的に、年金などの保険料や税を一元的に管理する銀行口座の導入について検討する。 
 ただ、中川氏は先に、衆院選の結果次第で政界再編に動く可能性に触れており、自民党内には同会をその拠点にするのではないかとの見方が強い。準備会終了後、菅氏は「自民党は政局をやっている暇はない」と記者団に語り、反麻生につながりかねない動きをけん制した。(了)(2008/12/11-19:48)

4582名無しさん:2008/12/11(木) 22:06:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100964

渡辺氏の動き「遺憾千万」=自民・町村氏

 自民党の町村信孝前官房長官は11日夜、都内で開かれた同党衆院議員のパーティーであいさつし、麻生太郎首相の政権運営を批判している渡辺喜美元行政改革担当相らについて「自民党(議員)であるにもかかわらず自民党が悪い、麻生が悪いという人がいる。自分につけが回って来ることも分からないのは、本当に遺憾千万だ」と批判した。 (了)
(2008/12/11-21:03)

4583名無しさん:2008/12/11(木) 22:28:22
自民党:麻生批判の若手を批判…各派総会
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081212k0000m010086000c.html

 自民党各派は11日、総会を開き、領袖から麻生内閣の支持率急落で、政権批判を強める中堅・若手に対する批判が相次いだ。

 古賀誠選対委員長は古賀派総会で「後ろから鉄砲玉を撃つことは、絶対にあってはならない」と批判した。中堅・若手でつくる「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の中心メンバー、塩崎恭久元官房長官が総会の司会役を務めており、古賀氏は塩崎氏を見ながら「どうしてもやるなら、しっかり理由を聞かせてもらいたい」とすごんだ。

 また、伊吹文明元幹事長も伊吹派総会で「家の中のことを言いふらして、自分がいい子になろうという姿勢は感心できない」と苦言を呈した。麻生太郎首相の出身派閥・麻生派の中馬弘毅座長(元行革担当相)も総会で「世間がいろいろ騒がしいようだが、首相は健康で『見ておれ』という雰囲気だ」と強調した。【高山祐】

毎日新聞 2008年12月11日 21時41分

4584名無しさん:2008/12/11(木) 22:34:38
中川元幹事長の孤立化画策? 勉強会に町村派“包囲網”
2008.12.11 22:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081211/stt0812112225010-n1.htm

 反麻生勢力のリーダー的な存在である自民党の中川秀直元幹事長が11日、新たな議員連盟「生活安心保障勉強会」を旗揚げした。麻生太郎首相と距離を置く小池百合子元防衛相や渡辺喜美元行革担当相らがずらりと並んだが、首相に近い安倍晋三元首相や菅義偉選対副委員長らも出席し、「反麻生」的な言動に目を光らせる奇妙な展開に…。町村派では「中川包囲網」がジワジワ進んでおり、会合は逆に中川氏の孤立化を浮き立たせる結果となった。

 (石橋文登、加納宏幸)

 「一部の早とちり報道でこの会合が政局グループと伝えられたが、まったく純粋な勉強会なのでご安心いただきたい」

 党本部で開かれた準備会合には57人が出席した。会長に就任した中川氏は冒頭にマイクを握ったが、威勢のいい「中川節」は不発に終わった。

 横に座った安倍氏は「いま政府与党は厳しい状況にある。ここで一致結束して麻生政権を支えていきたい」とあいさつ。その後も安倍、菅両氏はにらみを利かせ、出席者の発言は純粋な政策論ばかりで過激な言動は影を潜めた。

 議連の活動目標は「安心基盤口座」の導入だ。社会保障制度や税制を「個人勘定」に統合し、安倍政権が導入を決めた「社会保障カード」を発展させるという構想だ。民主党も「年金手帳」導入を主張しており、与野党の接点を探りたいとの思惑もある。

 だが、この議連発足が浮上したのは、自民党内で首相批判が吹き荒れた11月下旬。「中川氏が反麻生でいよいよ決起する」とのうわさは一気に広がった。

 「議連に反麻生勢力が結集したら町村派が分断しかねない」。そう思った安倍氏と町村信孝元官房副長官は先手を打った。

 安倍氏は21日の衆院本会議で森喜朗元首相に「このままでは町村派が反主流とみられてしまう」と町村派幹部会の招集を求めた。25日昼の幹部会では、町村氏が「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を痛烈に批判し、安倍、森氏も合いの手を打った。暗に黒幕として中川氏を指弾したのは明白であり、中川氏は「おれはあの議連とは関係ない!」と釈明に追われた。

 安倍、町村、森の3氏が共闘態勢をとったことで、中川氏は窮地に追い込まれた。このまま反麻生で突っ走れば、町村派を追われかねないからだ。

 中川氏は5日の議連発足を11日に延期。安倍、菅両氏らに自ら電話し、議連への加入を求めた。反主流色を薄めようと考えたようだが、安倍氏らはこれを逆手に取り議連の骨抜きに動いた。裏では森氏が町村派若手を「麻生さんが大変なときにバカな行動をするな! 中川を総裁にする気か!」と電話で恫喝(どうかつ)した。

 この企ては奏功し、議連は純粋な勉強会と化した。議連終了後、安倍氏は勝ち誇ったように語った。「政局がらみの議連では全くない。中川さんが参加しているから、そういううわさになってしまうのでしょうが、そういう思惑で参加した人はいません…」。首相−幹事長と二人三脚で政権を運営した友情関係はもはやかけらも見えなかった。

 一方、中川氏は11日夕、都内のホテルで開いた自らのセミナーでこう語った。

 「麻生内閣は支持率にとらわれず思い切った政策を打ち出すべきだ。いまは倒閣の時ではない。麻生首相に最も距離のある私がいうのだから間違いない」

 事実上の休眠宣言といえる。ただ、派閥レベルでの締め付けに若手には不満が渦巻いており、次なる政変の潮目が近づけば、中川氏が改革の旗手として再び動き出すことは間違いない。

4585千葉9区:2008/12/11(木) 23:14:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081211/stt0812111901006-n1.htm
郵政株売却凍結法案を否決 “自民分裂誘発”は不発 衆院
2008.12.11 19:00

 民主、社民、国民新の野党3党が提出した日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案は11日、衆院本会議で自民、公明両党などの反対多数で否決された。野党は法案採決を郵政民営化見直しの是非をめぐる「踏み絵」と位置づけ、復党組を抱える自民党の分裂を誘発する思惑もあったが、不発に終わった。ただ、同党内で民営化に関する対立は解けておらず、国民新党は次期通常国会で抜本的な民営化見直し法案を提出し揺さぶる構えだ。

 衆院本会議の採決で、自民党は武部勤元幹事長ら10人が欠席(閣僚を除く)した。しかし、欠席者には復党組はおらず、与党議員は粛々と否決に回り混乱は起きなかった。社民党幹部は「普通に終わってつまらなかった。期待外れだ」とため息をついた。

 もっとも野党側には、凍結法案が否決されることは織り込み済みだった。国民新党の亀井久興幹事長は本会議後、「凍結法案に反対したことは、抜本的な郵政見直しはやらないという意思表示ではないか。(自民党は)本気で見直す気はないと自ら証明した」と語った。綿貫民輔代表は、「選挙目当てで郵政票がほしいというような、よだれをたらす人たちのことは知らない」と述べ、自民党が11月下旬に立ち上げた「郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)」の動きをやり玉に挙げた。

 自民党PTは、与党が主導する形で次期通常国会に日本郵政グループの経営形態などを見直す法案提出を予定している。

 これに対し、郵政改革を金看板として断行した小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を推進し堅持する集い」を開き、見直し派を強く牽制(けんせい)した。

 PTが実際に民営化見直しに踏み切れば、党分裂の危機も招きかねない。一方で、次期衆院選では民営化の弊害が叫ばれる地方での苦戦が予想されており、郵政票をあてに見直し案を袖にできない事情もある。野党側から抜本的な見直し法案が提出されれば、麻生首相は難しいカジ取りを迫られそうだ。

4586名無しさん:2008/12/12(金) 01:43:49
自民・中川秀直元幹事長が議員連盟準備会合開く 小池元防衛相、渡辺元行革担当相ら出席
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20081211/20081211-00000686-fnn-pol.html

「反麻生グループ」かとも取りざたされている新たな勉強会が11日に行われた。この会には、中川秀直元幹事長に小池 百合子元防衛相、渡辺喜美元行革担当相らが出席した。
11日、韓日議員連盟の幹部が首相官邸を訪問し、麻生首相は得意の英語であいさつした。
こうした中、自民党で麻生首相と距離を置く中川元幹事長が新たに議員連名を立ち上げ、11日午後3時、準備会合が行われた。
目的は「社会保障について勉強する」というものだが、メンバーには、総裁選で麻生首相と闘った小池元防衛相や渡辺元行革担当相も出席した。
「反麻生グループの結集では」という声も出ているが、安倍元首相は「そういう思惑で参加した人はいないなと思います。(政局ではない?)政局ではない」と述べるなど、参加議員はこういった見方を否定した。
しかし、渡辺元行革担当相は「政局がらみと誤解されるくらいに閉塞(へいそく)感がまん延してしまったということだと思います」と述べた。
今後、この議連が政界再編の1つの軸になるのではという見方も浮上している。
また、「反麻生」の急先鋒(せんぽう)として、新党結成の可能性をも示唆してきた渡辺元行革担当相の姿勢に、11日、党内の重鎮から相次いで苦言があった。
伊吹元幹事長は「家の中のことを外へ出て言いふらして、自分がいい子になろうというのは、政治家としては感心した姿勢ではない」と述べた。
古賀選対委員長は「後ろからの鉄砲玉は、絶対あってはならない。これが一番支持率を下げるんです」と述べた。
こうした声に、渡辺元行革担当相は「あっそう」とだけ述べた。
実は12月11日は、自民党議員として政党助成金の交付を受けるための承諾書の提出締め切り日。
この承諾書に署名していると、年内に離党することができなくなる。
しかし、渡辺元行革担当相は「サインしたか?」と問われると「知らない」と述べた。
[11日19時52分更新]

4587名無しさん:2008/12/12(金) 19:53:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081212/stt0812121920005-n1.htm

中川元幹事長、首相の「幕僚」根回し不足を批判 
2008.12.12 19:18

 自民党の中川秀直元幹事長は12日、民放ラジオ番組で、平成21年度与党税制改正大綱に消費税率引き上げ時期が明記されず、麻生太郎首相の指示が反映されなかったことについて「政策のラインの責任者が首相の指示を無視するのは、後ろから鉄砲を撃つようなものだ。首相の幕僚は、首相指示から絶対にぶれさせないような根回しが必要なのに欠けている。閣僚や党執行部は首相の権威を守らなければならない」と批判した。

 また中川氏は麻生首相が「11月総選挙」を先送りしたことに触れ、「(臨時国会)冒頭で解散すべきだった。戦略変更したからリーダーシップに制約を受けている」と語り、衆院選の洗礼で民意を得なかったことが求心力低下を招いたとの見方を示した。

4588名無しさん:2008/12/13(土) 11:33:11
自民党「もち代」支給 200万円上積みも
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/12/13/05.html

 自民党は12日までに、所属国会議員に対し年末の政策活動費「もち代」の支給を始めた。金額は公表していないが、関係者によると例年同様に「支部交付金」として配布する250万〜400万円に加え、今回は早期衆院解散を見込んだ選挙事務所開設などで出費がかさんだ事情に配慮し、「選挙活動費」200万円程度を上積みしたという。支給は各議員が設置する支部の銀行口座への振り込み。金額を明らかにしないのは「不況で国民が苦しんでいる時に政治家だけ優遇されているとの批判を受けかねない」(執行部)と懸念したためとみられる。

[ 2008年12月13日 ]

4589名無しさん:2008/12/13(土) 12:09:25
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000812120005

寒風あびる麻生内閣 自民衆院議員答える
2008年12月12日

 ■12月の麻生内閣支持率22%に、山梨県の自民衆院議員困惑


 麻生内閣の支持率が急落している。朝日新聞社が6、7日に実施した全国世論調査(電話)では22%。景気が悪化する中、国民の見る目が日増しに厳しくなっていることがうかがえる。12日には記者会見を開き、「国民生活防衛」のための施策をアピールした。9月の自民党総裁選では、県内の自民党衆院議員3人が麻生首相に一票を投じ、国会の首相指名選挙では4人全員が支持した。それから2カ月。世論の動きをどうみるのか、4人に聞いた。



 ■支持率の急落


 総裁選では、小池百合子衆院議員に投票した小野次郎衆院議員は、内閣支持率の急落について「党の『看板』として7割近い人が支持して決まった人。足を引っ張るつもりはなく、『麻生おろし』にも参加していない」と話す。


 急落の原因について、「見かけ倒しと判断されたのだろう」とみる。小泉内閣と比べて、「自分で各論まで言ってしまい、矢面に立ってしまった。注意してあげる取り巻きもいない」と同情する。


 麻生首相とは旧宏池会で一緒だった堀内光雄衆院議員は「大変深刻に受け止めている」とする。急落の原因は「景気や雇用情勢が悪化。内閣への期待感を低下させている」と分析しつつ、「首相の印象も数字に表れていると思う」と感じている。


 長崎幸太郎衆院議員も「大変厳しい」と受け止めている。「国民生活の先行き不安を背景として、政策決定過程の混乱やもたつきに対する批判が最大の原因。失言の影響も否定できない」と話す。


 一方、赤池誠章衆院議員は「麻生内閣の政策の成果がまだ表れていない」と慎重だ。「第1次補正予算の経済対策の結果は、これから出てくる。政策を着実に実行し、その結果を見て判断してもらうしかない」と訴える。



 ■一票の責任


 安倍、福田、麻生と3代続けて自民党総裁選で事実上、首相が決まってきた。党国会議員として、その「責任」について、有権者にどう説明するのか。


 堀内氏は「憲法に基づく議院内閣制によるものであり、方法自体に問題ない」とする。赤池氏は「自公の政党の枠組み自体は任期4年間の信任を得ている」と話す。


 長崎氏は「結果として政権を投げ出したことについては、真摯(しん・し)に反省している」などと言う。小野氏は「郵政選挙で圧倒的多数の議席を獲得したのだから、改革路線を継承する人が首相に選ばれるべきだ」としている。



 ■解散・総選挙は


 堀内氏と小野氏は、来年度予算案が成立した後の4月ごろ、総選挙があると想定する。


 堀内氏は「争点を明確にして、有権者の判断を仰ぐことが望ましい」、小野氏は「勝てる総裁のもとで戦いたい」と考える。


 赤池氏は「経済状況を踏まえれば、選挙どころではない。景気の下支えができた後に総選挙をやるべきだ」と言う。長崎氏は「来年度予算案と関連法案の成立なしの解散は、国民生活軽視のそしりを免れない」とし、早期解散論をいさめている。




 ■自民県連会長代行「失言、決断力の欠如」■公明県本部代表「国民の不安が増大」


 「麻生が、やりぬく。」
 「政治に真正面から向き合います」


 自民党山梨県連のホームページには、麻生首相と富士山の写真を組み合わせた画面がある。全国の党都道府県連で、麻生首相の顔写真などを前面に打ち出すのは少数派だ。


 県連会長代行の前島茂松県議は内閣支持率の急降下について、「元々党に対する世間の風当たりは強かった。底値にあったから、特段の驚きはない」と冷静だ。要因については「失言、決断力の欠如。実行力が不安視された」とし、さらに、金融危機や世界同時不況が重なったことを挙げた。


 「麻生首相に代わる人材は今のところいない。不穏な動きは問題だ」と、党内の動きを牽制(けん・せい)。「我が家を台風が襲っているのだから、家族ぐるみで我が家を守るべきだ」とする。


 連立を組む公明党県本部の秋山雅司代表は「国民の不安が増大している」として、深刻な受け止め方をしている。「首相指名(9月)の時の判断を今、論じても意味がない」とし、総選挙も「麻生首相のもとでやるべきだ」と考える。ただ、国民の審判を経ず、投票権のある国会議員による選挙だけで首相が交代していくことについて、「自然なことではない」との見方も示した。

4590名無しさん:2008/12/13(土) 12:16:30
首相の消費税発言「意味ない」=公明政調会長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121300159

 公明党の山口那津男政調会長は13日午前のTBS番組で、麻生太郎首相が3年後の消費税率引き上げに改めて意欲を示したことについて「経済の底はまだ見えない。(この1年で危機を)乗り切ることが大事で、その2年後にどうこうすると示しても意味がない」と述べ、首相の判断に疑問を呈した。
 山口氏はまた「麻生首相がやらなければならないのは3年以内に景気を回復させることだ」と指摘した。 
 これに関連し、公明党幹部は「衆院解散の日程も決められない人に、消費税の引き上げ時期を決められるのか」と述べ、首相を批判した。(了)
(2008/12/13-11:00)

4591名無しさん:2008/12/13(土) 13:05:10
http://www.zakzak.co.jp/top/200812/t2008121029_all.html
漢字に続き…麻生、今度は「歴史も知らない」疑惑
第2次大戦が真珠湾攻撃で!?

 「未曾有(みぞう)」を『みぞゆう』、「怪我(けが)」を『かいが』といった漢字の読み間違いで国民の失笑を買っている麻生太郎首相に、今度は「歴史も知らない」疑惑が浮上した。これで自民党文教族の幹部というのだから…。

 先に配信された首相の動画マガジン「太郎ちゃんねる」の第10回で、首相は「1941年12月に第2次世界大戦が真珠湾攻撃で始まるんですけど、10年後に日米安全保障条約なんて想像した人は、たぶんあのとき1人もいない」と発言した。

 しかし、教科書出版大手の山川出版社の用語集では世界史、日本史ともに「第2次世界大戦」は、1939年9月1日にナチスドイツがポーランドを侵攻したことに始まったとされている。別の小中学生向けの参考書でも同様で、首相の話は、大戦の一局面である「太平洋戦争」の解説になっている。

 首相の祖父、吉田茂元首相は戦後日本の復興を軌道に乗せた大人物だが、首相は国語に続いて社会科でもボロを出してしまった。自民党内からは「揚げ足取りにも聞こえるが、簡略化しすぎて正確でないことは確かだ。官邸内にチェックするスタッフはいないのか」(中堅議員)とため息も聞こえてくる。

4592 ◆ESPAyRnbN2:2008/12/13(土) 14:18:24
>>4591
正直、大したネタではないですが、関連として。

麻生太郎オフィシャルサイト 嘉麻の里
2005年6月号 『戦勝百年「陸」』

 また織田信長と武田信玄の姉川の合戦で武田の騎馬軍団が織田の鉄砲隊に負けた歴史も知っていたと想像されます。
            ̄ ̄ ̄ ̄ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2005_6.html

4593名無しさん:2008/12/13(土) 15:27:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121300215

麻生首相、森政権末期と酷似?=問題発言連発、「資質」問われる

 「森政権末期と似ている」。麻生太郎首相を取り巻く状況について、与党内ではこうささやく声が出ている。相次ぐ失言が原因で森内閣の支持率は急落。これに危機管理対応のまずさも加わり、森喜朗首相(当時)は退陣した。麻生首相も同じように失言や政権運営での指導力不足で支持率は大幅にダウン。「末期症状」とも指摘される麻生政権の姿が、森政権と重なって見えるようだ。
 森氏は2000年5月、「日本は天皇を中心とする神の国」と発言したことなどから、内閣支持率が10%台に急落。続いて同年6月の衆院選投票日直前に「(無党派層は)寝てしまってくれればいい」と述べ、有権者の反発を招いた。01年2月には、米原子力潜水艦と実習船の衝突事故の際、ゴルフ場にとどまった対応に批判が集中。首相としての資質まで問われた森氏は、同年4月に退陣した。
 一方、麻生首相も「(医師には)社会的常識がかなり欠落している人が多い」「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の金(医療費)を何で私が払うんだ」といった問題発言を連発。定額給付金など政策をめぐっても首相の発言がぶれて、政府・与党は迷走した。漢字の誤読まで指摘され、首相の資質が問われた点は森氏と酷似している。
 それでも首相は「気丈に振る舞っている」(参院幹部)とされ、12日夜の記者会見でも、「政府として国民生活の不安を取り除く。不況から脱出するため、あらゆる努力をしたい」と政権運営に決意を示した。
 自民党内には「麻生首相で衆院選は戦えない」(中堅)との悲鳴が上がる一方、「後継首相候補は見当たらない。麻生氏に代わる新総裁を擁立しても世論の猛反発を浴びる」(閣僚経験者)との見方が強い。公明党幹部は「首相が自発的に辞任しない限り支え続けるしかない。退くも地獄、進むも地獄だ」とため息をついている。(了)
(2008/12/13-14:52)

4595名無しさん:2008/12/14(日) 01:31:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/65523

「地元政界にも地殻変動」 「佐世保御三家」辻産業経営破たん
2008年12月14日 00:52 カテゴリー:九州・山口 > 長崎

 佐世保市の造船・舶用機器関連メーカー辻産業が創業121年目に経営破たんし、オーナー一族の辻昌宏会長らが退陣した。今月に入り、同市でバス事業を展開する西肥自動車も親和銀行の再建計画を受け入れ、中村克介社長が退いた。地元政財界をけん引してきた「佐世保の御三家」と呼ばれる2社の相次ぐ創業家一族の退陣に「経済だけでなく、政界にも地殻変動が起きるのでは」と自民党支持者たちは雲行きを案じている。

 12日夕、辻産業は緊急会見で、県内では過去2番目となる741億円の負債を抱え、会社更生法の適用を申請したことを発表。辻会長は「切り抜けられると思ったが、結果として読み違いだった。ざんきに堪えない」と沈痛な表情を浮かべた。

 経営破たんの引き金は中国進出(2002年)後の大型造船所建設などの設備増強策。「5年後には2000億円の売り上げを見込んでいた」という強気の戦略も、地元では数年前から「中国に技術力だけを盗まれているらしい」「単価の安いばら積み船ではもうけにならないはず」と心配の声も多かった。

 同社の主要取引行の親和銀行は昨年10月、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)に完全子会社化され、不良債権処理を本格化。西肥自動車の経営陣刷新に続き、地元有力者や市長、国会議員を輩出してきた「御三家」のもう一角の辻産業が経営破たんに至ったことに、ある自営業者は「これまでは親和銀行に保護されてきたが、ついに御三家のメンバーも福岡の波に洗われた。もっと早く正常化すべきだった」と指摘する。

 今年10月下旬、辻会長は北村誠吾防衛副大臣の後援会事務所開きで最高顧問としてあいさつに立った。「県北の中心、佐世保の経済を活性化するのは、港の防衛機能の強化が第一。総選挙では防衛の専門家を中央に送りだそう」と声を上げた。9日後には兄の洋三氏に代わり、経済界の顔といえる佐世保商工会議所会頭に就任した。選考委員会で決定した異例の就任に、経済界からは「みんなに慕われればいいが…」「強引な運営は勘弁してほしい」との声も聞かれた。

 保守系分裂の激戦となった昨年4月の佐世保市長選で初当選した朝長則男市長の選挙対策本部長を務めたのも辻会長。朝長市長は今年10月の訪中でも辻産業の江蘇省の工場を視察し、「あからさまに関係を示さない方がいいのに」と市役所内部からも2人の関係が懸念されていた。

 自民党の支持企業として絶大な存在感を示してきた2社。衆院選を控え、自民党関係者からは早くも嘆き節が漏れる。「恐ろしい事態だ。正直こたえる。2社は支持表明もできず、表立って動けば、批判も受けるだろう」

=2008/12/14付 西日本新聞朝刊=

4596千葉9区:2008/12/14(日) 02:18:05
>保守系分裂の激戦となった昨年4月の佐世保市長選で初当選した朝長則男市長
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku3/01.html
割れる保守 支持絞れず




 統一地方選で実施される佐世保市長選の告示(四月十五日)まで二カ月となった。三期目の光武顕市長が圧勝した前回選挙戦とは一転、「刷新」を掲げる自民県議と「継承」を訴える前市助役の新人二人による激戦になりそうだ。前哨戦を追った。



 佐世保市内のある民間企業の休憩室には、二種類のリーフレットが置いてある。四月の同市長選への立候補を表明した自民県議、朝長則男(58)と、同市前助役、野口日朗(62)の二人分だ。

 市議選、県議選で連続トップ当選を飾ってきた朝長。医師で、かつて地元政界に強い影響力を持った故・富永雄幸のいとこでもある。野口は自民県議、衆院議員時代からの支持者を持つ現職の光武顕(75)の後継として名乗りを上げた。

 「取引先には朝長寄りも、野口という所もある。営業担当からは『(仕事がしづらいから選挙で)動かないで』とくぎを刺されている」。この企業の社長は、両陣営が支持を求めて持ってきたリーフレットを一つに絞りきれずにいる。

 社長は以前、国政選挙で肩入れした候補者が落選し、一部の取引先から距離を置かれた経験がある。「(市内企業を)二分する選挙戦で色をはっきりさせるのは勇気がいる。かかわりたくない」。市長選での判断は従業員らに任せてある。

 昨年十月、自民は所属議員でもある朝長の推薦を決めた。しかし、自民に近い団体は一枚岩ではなく、情勢は混沌(こんとん)。同十二月、佐世保市医師会の政治組織「県医師連盟佐世保支部」が推薦したのは野口。同医師会は「光武市長とは相互協力の実績がある。後継指名された野口氏を推すのが適切と判断した」とする。

 だが、開業医の一人は別の理由を挙げる。二〇〇〇年の衆院選で、朝長は自民の長崎4区責任者を「内部への不満から」(関係者)、辞任した。結局、医師会が推した自民公認候補は落選。「(朝長の離脱に)裏切られた、という思いがある。今は『非自民』という若い医師も多い。医師会イコール自民という図式が崩れている」

 佐世保商工会議所の政治組織「日本商工連盟佐世保地区」は昨年十月、朝長推薦を決定。ただ、「市を二分する選挙に首を突っ込むべきではない」とする一部役員が辞任する事態にもなった。

 一方、選挙経験のない野口は「草の根選挙」を標ぼうする一方、光武後援会を足掛かりに、市役所退職者や同窓会などとの連携で「風を起こしつつある」(後援会関係者)。しかし、光武後援会は高齢化が進み、本格的な選挙戦は光武が初当選して以来、十二年ぶり。どこまで支援の輪が広がるかは未知数だ。

 これまで県議選は朝長、市長選は光武と態度を鮮明にしてきた市内の企業は今回、朝長、野口両方を推薦。「今回は見極めが難しい」。関係者は風向きを読みかねている。(敬称略)


2007年2月15日長崎新聞掲載

4597とはずがたり:2008/12/14(日) 13:03:05
>>4595-4596
いやぁ自民直系企業が潰れるのは好ましいです♪
政治に口出しせず真面目に経営しろってんだ。
金融再編を(個人的に←ネット上からw)応援してきた甲斐があったってもんです。
九州スレの方にも転載しておきます。

4598とはずがたり:2008/12/15(月) 18:40:34

町村氏VS中川氏、自民・最大派閥の2極化鮮明に
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20081213-567-OYT1T00859.html?fr=rk
2008年12月14日(日)08:12
(読売新聞)

 自民党最大派閥の町村派が揺れている。もともとライバル関係にある町村信孝・前官房長官と中川秀直・元幹事長の両代表世話人の 軋轢 ( あつれき ) が、麻生首相との距離を巡る路線論争と重なり、派内を二分する争いに発展する可能性もある。

 11日の町村派総会では、町村氏と中川氏の間に緊張した空気が流れた。

 たばこ税の増税反対の持論を展開していた町村氏の隣に座っていた中川氏が、突然、「国民の6割がたばこ税を上げろと言っているんだ」といら立ちの声を上げたためだ。

 町村氏は、麻生首相を支える姿勢を鮮明にすることで、派内の実力者で首相に近い森、安倍両元首相との連携を深め、派内の基盤を固めようとしている。9日には首相官邸に麻生首相を訪ね、「首相の主張を来年度予算で実現してもらうことが大切だ」と激励した。

 森、安倍氏と盛んに接触しており、「町村氏は『ポスト麻生』として次の党総裁選に名乗りを上げるための布石を打っている」との見方すら出ている。

 一方の中川氏は9日に「郵政民営化を堅持し推進する集い」、11日には「生活安心保障勉強会」の準備会を開催した。「集い」は出席者63人中25人、準備会は57人中26人が町村派で、派内の中堅、若手に影響力があるところを見せた。

 いずれのグループも麻生政権後を見据えた「政界再編の布石」と見られており、首相との関係は芳しくない。関係者によると、経済人が仲介して12日に首相と中川氏との会談が予定されたが、結局、実現しなかった。

 かつて側近として支えた森氏との関係は冷え込む一方で、10日に都内で開かれた森氏のパーティーには、町村氏が2年連続で呼ばれたが、昨年呼ばれた中川氏の姿はなかった。

 派内の対立が先鋭化することを懸念して安倍元首相が中川氏の勉強会にも参加するなど町村、中川両氏の間を取り持つ役回りを果たそうとしているが、派内には「二極化が分裂につながらなければいいが」と心配する声も多い。

4599とはずがたり:2008/12/15(月) 18:47:19
>>4592
第二次大戦に関してはひっかけ臭い感がなきにしもあらずだけど,姉川の戦いと長篠の戦い間違えますかねぇ??

4600名無しさん:2008/12/15(月) 19:37:57
伊吹文明氏:政権運営を批判 選挙前の首相交代には否定的
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081216k0000m010034000c.html

 伊吹文明前財務相は15日、新潟市で講演し、麻生太郎首相の政権運営について「(衆院)選挙が延びたのは、麻生さんが判断を間違ったんじゃないか。党執行部がやる気だったのに、(側近の)『お友達』が止めちゃった。お友達は大切だが、引っ張られちゃだめだ」と厳しく批判した。ただ、「選挙を受けずに4代目(の総裁)を選んで、総選挙なんて、そんな政党をだれが信用しますか。今は我慢のしどき」とも述べ、次期衆院選前の首相交代に否定的な見解を示した。選挙時期は「頑張り抜いて、早くて5月。それ以外だったら追い込まれて負ける選挙」との見通しを語った。【渡辺暢】

毎日新聞 2008年12月15日 18時58分

4601名無しさん:2008/12/15(月) 20:25:14
社説ウオッチング:麻生内閣支持率 3紙同時急落の衝撃
 ◇毎日・朝日・東京「2次補正後、総選挙を」
 ◇読売・産経・日経「解散に判断示さず」

 毎日21%、朝日22%、読売20・9%−−。8日の朝刊3紙には、それぞれこんな数字が1面トップで報じられた。もちろん、麻生太郎内閣の支持率である。

 「3社で申し合わせたのでは?」との質問も今回受けるが、そうではない。調査をいつ実施するかは各社ごとの判断であり、重なったのは偶然だ。一方、同じ支持率調査でも質問の仕方などが異なり、各社の数字には若干の違いが出るのが通例だが、3紙がほぼ同水準となったのも今回の特徴だ。しかも、読売に至っては11月調査から、ほぼ半減する急変ぶりだ。

 麻生内閣発足から、まだ3カ月足らず。3紙の調査と、その報道が政界に与えた衝撃は大きかった。自民党内からは公然と内閣を批判する声が出始め、党内にさまざまなグループが生まれているのも支持率急落と無縁ではない。その意味では新聞報道の影響力、いや、世論の影響力を改めて示した1週間だった。

 当然、各紙は社説で取り上げた。結論を言えば、急落の要因については、各紙の分析はほぼ一致している。だが、この事態を受け、麻生首相はどうすべきかに関しては主張に違いが出た。

 ◇原因の分析は共通
 まず、なぜ支持率が大幅に下がったのかを見てみよう。

 「麻生太郎首相の下で現実に行われている政治の迷走ぶりも深刻で、もはや政権は末期的症状を呈し始めているといっていい」

 調査結果が出たのを受け、8日朝刊で即座に社説を掲載した毎日は今の状況をこう記した。支持率が3割を切れば、内閣は危険水域と言われてきたが、その数字以上に今の内閣は深刻なのではないかとの指摘である。

 朝日も「朝日調査で、これまでの首相の仕事ぶりについて『期待外れだ』『もともと期待していない』と答えた人が合わせて8割を超えたのは象徴的だ。まさに落第ということである」と手厳しい。

 日経は「最大の要因は『政局より政策』『景気最優先』と言いながら、今国会に景気対策を具体化する第2次補正予算の提出を見送ったことだろう」と書いた。各紙調査では目玉政策だった定額給付金に対しても評価は極めて低い。ここに麻生内閣の苦しさがあるとの指摘も各紙共通している。

 同様に今回の調査で各紙が注目したのは、これまで「麻生首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」といった質問では、麻生首相が倍以上、上回っていたが、今回は小沢氏が逆転した点だ。

 読売は「『選挙の顔』として期待していた『麻生人気』の低下に、自民党内には焦燥感が深まっている」と書き、麻生首相に最も理解を示していると思われる産経も、首相と小沢氏との先の党首討論を例に挙げ、「世論調査では説得力で小沢氏に大きく後れをとり、討論にも強くないと評価された」と分析するほどだった。

4602名無しさん:2008/12/15(月) 20:26:14
 ◇自民党にも大きな責任

 東京が「2カ月余前の総裁選で首相を圧勝させたのは自分たちではなかったのか」と批判したように、責任は自民党にもあるとの指摘も全社共通している。

 では、これをどう打開するか。これまで一貫して早期の衆院解散・総選挙を求めてきた毎日、朝日、東京は今回も、雇用対策など与野党で一致できる経済対策は早急に第2次補正予算として成立させたうえで、速やかに衆院選で有権者の信を問うよう求めるべきだとの主張で足並みをそろえた。

 実際に調査結果を見ても、早期解散を求める声が急速に強まっている。迷走を続ける今の状況こそが「政治空白」だと多くの国民も感じているのだろう。

 一方、産経は「一度決めた方針が揺らぐようなことはさせない。奇をてらわず、着実に成果を積み上げるべきだ」と、なお麻生首相に期待を寄せた。

 ◇有権者が変える

 読売は今回、支持率急落の解説・分析が社説の大半を占め、「金融危機下、当面なすべきは、首相とともに、有効な景気・雇用対策の立案と遂行に全力をあげることだろう」と結論づけて、衆院選に関しては判断を示さなかった。金融危機が深刻になって以来、早期解散論から「政治休戦して与野党で対策を」との主張に転じた日経は「『景気対策を先送りするなら、早く解散して政治は出直せ』という声に首相はどう応えるのだろうか」と結んだ。いささか歯切れの悪さを感じたがどうか。

 日本漢字能力検定協会が発表した、今年の世相を最も反映した漢字は「変」。オバマ氏が当選した米大統領選。金融危機や気候変動。日本も今年、首相がまた交代した。しかし、日本の政治に強い閉塞(へいそく)感を感じるのは、有権者がその「変」にかかわれず、蚊帳の外に置かれているからではないか。袋小路に入ったままの日本政治。総選挙を通じて国民自らが動かす政治に変えていきたいものだ。【論説室・与良正男】

毎日新聞 2008年12月14日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/watching/news/20081214ddm004070010000c.html?link_id=NP002

4603とはずがたり:2008/12/15(月) 22:33:44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6922
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6924
この記事ですな。しかしどう云う意図でしょうか。

これは古賀ではなく新聞記者にだけど「〜かもしれない」は言明とは云わないんじゃないのw

「公明切れば勝てるかもしれない」古賀氏 2008/12/15 21:49
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2008/12/2008121501000724.html

古賀自民党選対委員長は「公明党を切れば、支持層が戻り、衆院選で勝てるかもしれない」と言明。

4604とはずがたり:2008/12/15(月) 22:46:37

古賀氏「公明党切れば勝てる」
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

自民党の古賀選挙対策委員長は今夜、自民党の各派閥の事務総長と会談した。出席者によると、古賀氏は公明党との選挙協力に言及し、「公明党を切れば、自民党の支持層が戻り、衆院選で勝てるかもしれない」と述べたという。自民党と公明党は次期衆院選に向けて選挙協力の体制作りを進めているが、自民党の選挙対策委員長である古賀氏のこの発言は、自公の協力体制に大きく影響を与えるものとみられる。

4605とはずがたり:2008/12/15(月) 23:20:18

上の記事は今日のもの。
下の記事は11月末の記事。調べたら同じ物を名無しさんが既に此処http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6670で貼り付けてくれてました。

このまま行けば風を起こさないと自民党は潰滅するのはほぼ確実でしょうけど公明切っても風は其処迄吹かないでしょうから,自民党が潰れる瀬戸際なので比例は公明の貢献が足りなくても文句云うなと云う事か?

公明は変態山崎派と懇意なのか。亀井・加藤・山崎http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1222283633/38-40と公明で新進新党でも造ってくれ。

「比例は公明」完全解消も 古賀氏、協力見直しに言及
12月15日午後10時56分
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6927

目立つ地域の独自協力 自公、比例協力の中止後 '08/11/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811290233.html

 次期衆院選に向け自民、公明両党が地域レベルで独自に協力を強めるケースが目立ってきた。九月には自民党の古賀誠選対委員長と公明党の北側一雄幹事長が、自民党の小選挙区候補への見返りの形で行われてきた「比例は公明」という呼び掛けを原則として行わないことを確認したが、公明党の現場に「自民への一方的な支援になる」と不満が強いためだ。

 宮城県では自民党県連と公明党県本部が十月に「新宮城方式」で合意。自民党側は(1)ポスターに「比例は自民へ」と記載しない(2)候補者集会で公明党代表者があいさつする機会を設ける―という内容。二〇〇五年衆院選で、公明党が「比例代表票の前回比三万票増」という目標を達成できなかったことが、支援の在り方見直しにつながった。

 古賀氏が、公明党の支援が減速しかねないにもかかわらず北側氏と原則確認したのは、自民党の党勢低迷で公明党を支援する余裕がない上、他党支援が足腰をさらに弱めるという懸念があるためだ。しかし、現場レベルでは、当面の生き残りが優先されているようだ。

 神奈川県でも「神奈川方式」が始まった。公明党が自民党の小選挙区候補十七人に、各区ごとの支持団体有力者名簿を提供するのと引き換えに、自民党候補が公明党の上田勇氏が出馬する神奈川6区に居住する知人をそれぞれ二百人紹介する。

 九州・沖縄地方では自民党山崎派との連携が強まっている。比例代表を含めて九州・沖縄選出の衆院議員が十三人と最も多い同派と、比例代表九州・沖縄ブロックで一議席増が課題の公明党の利害が一致した。山崎氏は集会で「比例は公明」と連呼。公明党側も支持母体の創価学会幹部が山崎氏の事務所を訪れる“蜜月関係”だ。

4606とはずがたり:2008/12/16(火) 00:37:41
もう何を云っても批判されちゃう状態ですな〜。

「しのぎ、すごい」麻生首相、“暴力団用語”で環境施設ほめる (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_tarou_aso2__20081215_35/story/20081215_yol_oyt1t00072/

 麻生首相は14日、北九州市を訪れ、リサイクル施設を中心とする環境関連産業の集積地「北九州エコタウン」などを視察した。

 エコタウンでは、職員からペットボトルのリサイクル処理などの説明を受け、首相が「民間で(環境対策を)銭にしちゃおう、しのぎにしようというところがすごいね」と、暴力団の資金獲得活動を指す意味で使われることもある「しのぎ」を口にする一幕もあった。

[ 2008年12月15日13時20分 ]

4607とはずがたり:2008/12/16(火) 00:52:45

未だ麻生を支持する阿房が350人も居るんですなぁ。

若い女性から多数? 麻生に激励クリスマスカード殺到 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_tarou_aso3__20081215_50/story/15fuji320081215201/

 麻生太郎首相の議員会館にある事務所に、首相を励ますクリスマスカードが多数届いていることが15日、分かった。漢字の読み間違いや失言、政策のブレなどが直撃し、内閣支持率が急落して厳しい冬を迎えている首相だけに、極めて異例の出来事とも言えそうだが、いったい何が起きているのか。

 首相周辺によると、カードははがきや封書で郵送されたものが15日までに約250通、FAXが約100通届いた。どれも「景気対策を優先する首相を支持しています」、「私たち国民の力が元気玉のように集まり、麻生総理の力に」など首相を応援する内容だ。

 若い女性からとみられるものも多く、雪だるまやクリスマスツリーのシールが張ってあったり、首相やゴルゴ13の似顔絵を載せるなど思い思いの装飾が施されている。ほとんどに送り主の住所と氏名も書かれ、全国から届いているという。

 首相とはいえ、支持率は各種世論調査で急落中。さらに議員の事務所にこれほど大量のカードが届くのは異例なこと。関係者によれば、当初は事務所サイドも「突然、どうしたのか」と、嬉しさとともに戸惑いも隠せない様子だったという。

 実はこのクリスマスカード、火がついたのはインターネットからだったようだ。今月8日、匿名掲示板「2ちゃんねる」に「麻生総理にクリスマスカードを送るオフ」というスレッドが立ち、「なるべく議員会館に」「住所と氏名を書いて」といった送付方法が議論されるなかで賛同者が増え、さまざまなブログなどでも紹介される形で全国に広がったとみられる。

 ネットの住人が匿名の枠を超え、特定の政治家を応援する郵便物を送るイベントが自然発生するのも前代未聞。クリスマスが近づくにつれ、日に日に届くカードの量も増えているそうだが、麻生事務所では「ありがたく思っています。しっかりと政策をやらせていただきます」と話している。

[ 2008年12月15日17時00分 ]

4608とはずがたり:2008/12/16(火) 01:17:59

なぜか浮き立つ小池百合子 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_koike_yuriko__20081215_3/story/15gendainet02039533/

 常に権力者に寄り添う女。“政界渡り鳥”こと小池百合子元防衛相が、性懲りもなく動き回っている。

 11日、中川秀直元幹事長を中心とする議員連盟「生活安心保障勉強会」の設立準備会が開かれた。

 渡辺喜美元行革相や塩崎恭久元官房長官をはじめ57人が参加したが、小池氏は準備会の中心メンバーのひとりだ。

 小泉純一郎元首相が呼びかけ人になった議員連盟「郵政民営化を堅持し推進する集い」にも、当然のごとく小池氏は参加。8日には、渡辺氏のパーティーにもシャシャリ出てきていた。

「乾杯の音頭を取った小池氏は、『大胆なチェンジ』『真のチェンジ』と、オバマ次期米大統領を真似たフレーズを連発して失笑を買っていました。渡辺氏については『先の総裁選で強力にサポートしてくれた』と、完全に上から目線。自分の方が“格上”だと誇示するような態度でしたね」(与党関係者)

 総裁選で惨敗し、しばらくおとなしくしているのかと思ったら、「反麻生」の集まりには必ず顔を出し、存在感をアピールしている。

「麻生降ろしが本格化すれば、必ず“次は小池”の声が上がると思っているのです。マスコミに注目される会合に出て、必死で顔を売っているのは、次の総裁選にそなえてのこと。反麻生グループが一致団結して自分を担ぐと期待しているのでしょう」(与党関係者=前出)

 しかし、そう簡単にコトが運ぶはずはない。渡辺氏を中心とした「速やかな政策実現を求める有志議員の会」と、中川―小池ラインの議連は、「反麻生」で一致する大集合に見えても、思惑はバラバラだ。

 小泉チルドレンのひとりは「小池さんだけは担ぎたくない」と断言するし、渡辺氏に近い中堅議員は「小池氏とは主張が違う。同志のように思われるのは迷惑」とあからさまに嫌な顔をする。要は、小池氏にまったく人望がないのだ。

「強力な“後ろ盾”だった小泉氏が引退表明で影響力を失い、中川氏に乗り換えてみたものの、若手からは総スカン。党を割って出るにも、彼女についていく若手はいない。化粧だけでなくツラの皮も分厚い小池氏といえど、さすがに“帰ってきた渡り鳥”で、民主・小沢代表の元に戻ることはできないだろうし、何より小沢氏が許すはずもない。小池氏の居場所はどこにもありません」(政治部記者)

 浮き立っているのは本人だけだ。

(日刊ゲンダイ2008年12月12日掲載)

[ 2008年12月15日10時00分 ]

4609名無しさん:2008/12/16(火) 01:37:14
「反麻生」48人リスト
2008年12月15日 AERA
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081222-01-0101.html

沈没寸前の麻生丸から、生き残りをかけて自民党議員が動きはじめた。余裕で勝てるか、
何かしないと確実に負けるか――「強者弱者連合」が、政局をにらんで揺さぶりをかける。
編集部 福井洋平
 ドアの外まで大声が響いた。
「提言を執行部にのませるのか。のまないなら(野党が出す)内閣不信任案賛成までやるのか」
 9日に自民党で開かれた「速やかな政策実現を求める有志議員の会(速やか議連)」で、その日初参加だった柴山昌彦衆院議員はそう発言した。参加者の反応はなかった。
 11月21日に2次補正予算の早期国会提出を内閣に求め、「反麻生勢力」の旗頭と見なされるようになった速やか議連。当初24人の会員はこの日、48人にふくれあがっていた(出席は25人)。
 この日のテーマは、次の行動や政策提言を何にするか。年金、道路特定財源、議員報酬――議員たちが自分の関心を披露しあう中、柴山議員の発言は「政局より政策」という会の建前をKYぎみに崩してみせたわけだ。
 中心メンバーは言う。
「麻生さんが提案に耳を傾けず、我々を造反扱いして選挙で公認しないなんてことになると、大変なことになりますよ」
 呼びかけ人である塩崎恭久元官房長官は会合後、「(野党の内閣不信任案に賛成するかどうか)筋論から言うと難しい」とはぐらかしたが、「17人という数字は意識しているのか」と問われるとニヤッと笑顔を見せた。


あのときも勉強会乱立

 48人全員が仮に不信任案に票を投じても可決はされない。ただし、うち17人が造反すれば、参院で否決された法案を衆院3分の2以上の賛成で再可決できなくすることが可能だ。麻生政権は国会運営に行き詰まり、解散・総選挙となる。
 柴山議員は発言の趣旨を、「不信任の覚悟もないのに、下手な行動はしないほうがいいということです」と説明するが、「塩崎さんが変に反応したから話が大きくなってしまった」(議連参加者)。
 当初は純粋な政策勉強会だったが、「数」は政局を動かすには十分なところまできている。ダッチロールの止まらない麻生政権からなんとか逃げだそうという自民党議員の思惑は、速やか議連の人数急増のほか、勉強会の乱立という形で表れてきた。
 9日には小泉、安倍両元首相も参加する「郵政民営化を堅持し推進する集い」に60人が出席。11日に発足した「生活安心保障勉強会」は中川秀直元幹事長が会長をつとめ、約60人が出席した。勉強会が乱立する状況を、ジャーナリストの上杉隆さんは「自民党が下野した1993年前夜を思い出す」と語る。

4610名無しさん:2008/12/16(火) 01:37:59
盟友たちまで麻生離れ

 とにかく、麻生政権の求心力低下は当時以上に深刻だ。自民党税調は首相が希望していたたばこ増税を見送る方針を決め、中川昭一財務相は国会審議のため、党税調に説明にも行かなかった。首相が求めていた消費税値上げ時期(3年後)の与党税制改正大綱への明記も実現しなかった。盟友の鳩山邦夫総務相も麻生離れが顕著だ。
「周りに『あんなバカとは思わなかったよ』と愚痴をもらすほどです」(上杉さん)
 盟友ですらこう。中堅、若手の不満はもはや抑えられない。
「政府の中小企業への資金供給策は、十分とは思えない。もっと思い切った姿勢をとってほしい」(山内康一衆院議員)
「道路特定財源の一般財源化を骨抜きにする今の政府案は福田政権時に閣議決定した路線をひっくり返すもの。もし、こういう法案が提出されたら、賛否も考えないといけない」(水野賢一衆院議員)
「麻生政権を支えるつもりだが、政権が浮揚するためには年明け早々にも閣僚、三役をベテランから中堅中心に改造すべきだ」(後藤田正純衆院議員)
 とはいえ、即、政局とはいかないようだ。仮に、自民党を飛び出して、解散総選挙に追いこんでも、小選挙区制度で、小政党が戦うのは困難だ。
 政治アナリストの伊藤惇夫さんはこう語る。「選挙に強い人と弱い人が群れて強者弱者連合を作っているのが、今の勉強会。『速やか議連』に入っている渡辺喜美元行革担当相が強気な発言を繰り返しているのは、彼が選挙に強いからです」。
 8日の自身のパーティーで新党のシナリオまで披露し、倒閣への意欲を見せる渡辺議員は、父・美智雄元副総理の代からの強固な地盤を誇る。


勉強会を「免罪符」に

 一方で、同じく二世ながら民主党が地元の人気キャスターを対抗馬にぶつけてきた塩崎議員は、苦戦が伝えられている。ましてや、小泉チルドレンの83人は70人が落ちるとまで言われ、生き残りの道は限りなく細い。
 政権目前の民主党が分裂する可能性はゼロに等しく、政界再編が選挙前にあるとは考えにくい。民主党はすでに公認、推薦あわせて300選挙区中245選挙区に候補を用意しており、民主党へのくら替えも難しい。
 ある中堅議員がつぶやく。
「私たちは、民主党に片思いするしかないんですよ」
 政界再編も、民主党へのくら替えという手もない。選挙が危ない自民党議員にとって勉強会は「自分は麻生とは違うんだ」という免罪符、せめてもの生き残り策なのかもしれない。
「こういう時はね、動かないほうがいいんだよ」
 天才的な政局観で長期政権を築いた小泉元首相は、周囲にそう自制を呼びかけているというが、未曽有の危機が、自民党議員を大きく揺さぶっている。

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。

4611名無しさん:2008/12/16(火) 22:37:01
きしむ自公に新たな火種=古賀氏の選挙協力見直し発言

 自民党の古賀誠選対委員長が次期衆院選比例代表での公明党との協力見直しを示唆したことが、波紋を広げている。衆院選への危機感を背景に、なりふり構わぬ姿勢を見せ始めた自民党に対し、公明党は選挙区選挙での協力関係再考もちらつかせてけん制。この問題は、政策課題などをめぐりぎくしゃくする自公連立の新たな火種となる可能性もある。
 「選挙区選挙に影響するのは自民党も分かっているはずだ。こちらは人物本位でやる」。公明党幹部は16日、古賀発言についてこう語り、衆院選で同党への依存傾向を強めている自民党に「警告」した。
 1999年に自由党(当時)も含めた連立をスタートさせて以来、自民、公明両党の間では、個々の選挙区で公明党が自民党候補を支援する見返りに、同党候補が「比例は公明に」と呼び掛ける戦術を容認してきた実態がある。ただ、それぞれの支持者の不満などを考慮、両党間では次の衆院選で公明党への投票呼び掛けをやめることで原則合意していた。
 このタイミングで古賀氏があえて方針を徹底させる考えを示唆したのは、麻生内閣の支持率急落で、自民党内に衆院選後の政権維持への危機感が広がっていることが背景にある。「比例で自分の所属と違う政党への投票を求めることはそもそもおかしい。自民党が弱体化する」。古賀氏は16日の党役員連絡会で改めてこう強調した。
 同党内には、麻生太郎首相が示した3年後の消費税増税方針に公然と異を唱えるなど、このところ政策課題で「首相に物を言い過ぎる」(幹部)公明党への不満もうっ積。古賀氏と各派事務総長らによる15日の会合では、出席者から連立解消を求める声も上がったほどだ。
 一方、公明党の太田昭宏代表は16日の記者会見で、古賀発言を冷静に受け止めながらも、「これまでの延長線上で考えるのは普通の考えだ」と述べ、選挙協力は比例での見返りを前提に、各選挙区の実情に応じて進める構えを見せた。
 自民党は22日、太田氏の地元の東京都北区で開催するセミナーに、首相と太田氏を招くことを計画している。自公両党の結束をアピールするのが狙いだが、自民党幹部は「古賀発言で(会合が)吹っ飛ぶかもしれない」と懸念を隠さない。
 「公明党と連携をきちんと取って、連立与党として選挙に臨みたい。基本だ」。首相は16日夜、記者団にこう語り、沈静化を図った。(了)(2008/12/16-22:18)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121600988

4613名無しさん:2008/12/17(水) 21:53:13
消費増税で綱引き激化 「超然内閣」批判も '08/12/17

 自民、公明両党は十七日、中期プログラムに関するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開き、消費税率引き上げをめぐる綱引きは与党税制改正大綱での調整に続き第二ラウンドに入った。自民党は、二〇一一年度の引き上げ明示にこだわる麻生太郎首相の意向を尊重したい考え。しかし公明党は衆院選をにらみ年次明記に反発しており、双方のせめぎ合いが激しさを増すのは必至だ。

 公明サイドには連立の亀裂が決定的になるのを避けるため、文言調整で政府案との接点を探る動きもある。ただ中央突破を狙う首相に対しては、自民党内からも「(明治・大正期に政党を軽視し)官僚に依拠した『超然内閣』なのか」(中川秀直元幹事長)との批判も飛び出し、着地点はまだ見えない。

 「首相の思いもある。何とか協力いただきたい」。河村建夫官房長官はPT会合に先立ち、公明党の北側一雄幹事長を議員会館事務所に訪ねた。しかし北側氏は税制改正大綱が引き上げ年次の明記を見送ったことを踏まえ「大綱は何だったんだという意見もある。自民党だってそうでしょう」と強調。河村氏は「大綱では来年の通常国会は乗り切れない」と食い下がったが、北側氏は了承を避けた。

 その後のPT会合では、与謝野馨経済財政担当相が一一年度を明示した政府案について「税制大綱や首相の発言との整合性を確保した。案に沿って同意いただけるよう願っている」と要請。だが公明党側は「与党で大綱をまとめたのに、政府側がこのような案を出してくるのは一体どういうわけか」と突き上げ、協議は平行線だった。

 ただ公明党内には「大綱で明記を見送らせたので、今回はある程度譲らざるを得ない」との声もある。自民党に「公明党は何様だ」との反発が広がっていることへの懸念も軟化を後押ししている格好だ。

 幹部の一人は「景気回復が前提という点をもう少し強調すれば支持者に説明しやすい」と指摘。別の幹部は「二十四日にはまとまる。この問題で亀裂はない」と明かす。

 だが自民党で経済成長を重視する「上げ潮派」の面々も黙っていない。その代表格の中川氏は政府案について、記者団に「経済発展の状況を見込まずに増税だけを語っている。極めて無責任だ」と切って捨てた。

 与党の綱引きに民主党は「高みの見物」を決め込む。鳩山由紀夫幹事長は「国民が明日の命、仕事に必死になっているときに三年後の増税を高らかに打ち上げる心境が分からない。ほとんどの国民が『三年後の首相は麻生氏ではない』と思っている」と皮肉った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812170343.html

4614名無しさん:2008/12/17(水) 23:49:31
「新党」立ち上げを画策する第二次「加藤の乱」も不発か
2008年12月17日 週刊文春

 発足から三カ月足らずで支持率が半減し、早くも政権末期の様相を呈する麻生内閣。永田町では「森内閣と同じパターン」との評がもっぱらだ。
 
 確かに両内閣はよく似た道筋をたどっている。ともに群馬県選出の首相(故小渕恵三元首相と福田康夫前首相)の突然の退陣を受け、自民党幹事長から総裁に昇格した。
 
 しかし、大した仕事もしないうちに得意のはずの弁舌で失敗を繰り返し、潮が引くように人心が離れていくという、典型的な自滅パターンである。
 
 森喜朗元首相は支持率急落後も粘り腰を発揮し一年余り政権を維持したが、参院選を前に「一桁の支持率の森首相では戦えない」と与党内から退陣要求の大合唱が起こり、総辞職を余儀なくされた。その森元首相に、真っ先に弓を引いたのは、当時、党内第二派閥・加藤派の会長だった加藤紘一元幹事長だ。野党が森内閣不信任決議案を提出すれば、盟友の山崎拓前副総裁のグループと連携して賛成もしくは欠席すると宣言し世間の耳目を集めた「加藤の乱」である。
 
 最後は執行部に切り崩され、単身、本会議場に賛成票を投じに行こうとした加藤氏を側近の谷垣禎一元国土交通相が涙ながらに「加藤先生、大将なんだから一人で突撃なんて駄目ですよ」と慰留したシーンをご記憶の方も多いだろう。
 
 あれから八年。歴史は繰り返す。子分も離れ無派閥の一匹狼となった加藤氏が、また「乱」を起こそうと動きを速めているという。
 
 山崎派議員の一人が証言する。
 
「加藤氏は次期衆院選後の政界再編をにらみ、新党を作ろうとしている。一九九三年の衆院選後にできた非自民連立政権で日本新党の細川護熙代表が首相になったように、選挙結果によっては小さい政党にも首相の座が回ってくる可能性があると計算しているようだ」
 
 この議員によると、加藤氏は旧加藤派のメンバーに声を掛けているほか、山崎氏にも「山崎派から何人か貸してくれないか。あなたは後から参加すればいい」と打診した。しかし、かつての“同志”からは色よい返事はなく、山崎氏も「俺が新党をつくると言っても誰も付いてこない。貸すなんて到底無理」と断ったという。
 
 第二次・加藤の乱も不発に終わるのか――。

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081217-01-0702.html

4615名無しさん:2008/12/17(水) 23:51:17
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081217-01-1301.html

悲しき自民党
2008年12月17日 The Commons

 麻生総理がテレビに映るたびに自民党は支持を失う。そんな状態が続いているのに本人も周囲も気づいていないのか、総理は週末ごとに地方に赴いてテレビに映り、小泉チルドレンとランチを共にしてはワイドショーにネタを提供する。それが支持率アップのためだと考えているのなら勘違いもはなはだしい。
 
 勘違いしているのは総理だけではない。政府与党からは「景気対策を反転攻勢のきっかけにする」とか、「支持率は間もなく底を打つ」とか、「国民にわかりやすく説明する」とか、そんな言葉が聞えて来る。それを聞く度にまた支持率が下がる。これらの言葉にはまるで危機感がない。その鈍感さにこれが政治家かと驚く。
 
 デフレスパイラルではないが、自民党は既に負のスパイラルにはまり込んでいる。景気対策をしっかりやれば反転攻勢をかけられるというレベルは過ぎた。総理と国民との信頼関係が崩れてしまっているから、そもそも「政策」を説明する前提を消失している。どんな対策を打とうとも麻生総理がやるのでは国民は受け付けない。この状況を変えられるのは「政策」ではなく「政局」である。選挙をやるしかないのだが、麻生総理の下では自民党議員が受け付けないから、一刻も早くリーダーを代えてもらうしかない。それが出来ないなら自民党はもはや政権政党ではない。
 
 かつての自民党であれば10月末に解散を見送った時点で「麻生おろし」が始まっていた。それに麻生総理が抵抗して党内抗争が勃発すれば、分裂状態にならないうちに知恵者が裏で根回しをし、なるべく傷がつかないやり方でリーダーの顔を変え、自民党のダメージを回避した。そうした巧妙さをかつての自民党は持っていたが、今の自民党にはその片鱗もない。
 
 「選んだばかりのリーダーを代える訳にはいかない」などと言っている。一体誰のためのリ−ダーなのか。総理は自民党だけのリーダーではない。日本国1億3千万人のリーダーである。そして自民党議員は総理に雇われている訳ではない。国民の税金で養われている。自民党の都合ばかりを優先すると自民党はいよいよ「国民の敵」になっていく。
 
 間違いだと気づいたら直すのに早すぎる事はない。政治空白を再び作る訳には行かないから、自民党は国民に詫びた上で、時間をかけずに国会議員だけで次の総裁を決めれば良い。そして決めたら速やかに衆議院選挙を行うことだ。国民に信任されない限り政治不信は解消されない。

4616名無しさん:2008/12/17(水) 23:53:03
 麻生総理の間違いは国民の審判を逃げたことにある。金融危機を口実に景気対策で誤魔化そうとした。しかしその景気対策が命取りになった。選挙が出来ないほどの危機だと言いながら、選挙のことだけを考えた「バラマキ」を景気対策と言ったので収拾がつかなくなった。本気で危機に立ち向かう気がない事を国民は見破った。だから政権は信頼を失った。
 
 そうなった以上、どんなに景気対策をひねくり回して国民の鼻面にぶら下げても、国民の審判から逃げていては説得力がない。だから次の総理の仕事は何よりも選挙を行うことである。誠実な態度で選挙に臨めば、仮に政権を失っても自民党が死ぬ事はない。いずれ政権に復帰する日が必ず来る。しかし今のような対応を続けていれば、自民党は消滅する。
 
 私は自民党総裁選挙が華々しく行われていた最中に、「自民党破滅へのシナリオ」というコラムを書いた。そこで総裁選挙が「自民党を破滅に導く」と予測した。政治は今そのように動いている。コラムで指摘した事は、代表選挙を見送った民主党と異なり、総裁選挙を実施した自民党は国民の支持を得ると言うが、そうはならない。第一に、政権交代がない時代の自民党総裁選挙は国民の関心事だが、政権交代が近づいている今は、総裁選挙が関心を呼ぶ事はない。自民党は勘違いをしている。
 
 第二に、党首選挙は民主主義と何の関係もない。だから英国などの民主主義国はなるべく党首選挙をやらない。やれば党内分裂を生み出して有害である。国民が参加する選挙に負ければ党首を代えるが、選挙で勝てば党首は代えない。民主党が代表選挙を見送ったのは民主主義の道理に適って正解だが、自民党には分裂の可能性が高まる。
 
 第三に、リーマンブラザースが破綻した時に総裁選挙をやっている暇はない。さっさと総裁を決め、直ちに国会を召集して補正予算を成立させ、速やかに解散すべきだと書いた。しかし自民党の感覚は鈍かった。リーマンブラザースの破綻を「蚊に食われた程度の影響」と言い切り、総裁選挙をダラダラと続けた。テレビに映る時間が長ければ支持率も上がるという錯覚である。
 
 自民党総裁選挙は私の予想どおり国民の関心を呼ばなかった。そして自民党内は分裂含みとなった。選ばれた麻生氏は金融危機に手を打つため補正予算の成立に全力を挙げるかと思ったら、国連総会出席という意味のないパフォーマンスに懸命で、真面目に政治に取り組むタイプでない事がはっきりした。

4617名無しさん:2008/12/17(水) 23:53:47
 だから10月初めに「政治家の資質」というコラムで、麻生総理には「総理の資質がない」と書いた。組閣人事と所信表明の内容のひどさ、さらには株価の暴落を口実に解散を先送りしたからである。政治のプロならば金融危機は解散の絶好のチャンスと思う筈である。黙っていても危機は与党に追い風になる。それを見逃したのだから政治音痴もはなはだしい。
 
 何故こんなに政治を知らない政治家が存在するかを考えてみた。おそらく傍流を長く続けてきたからだろう。権力が何かを外からしか眺めてこなかった。外形だけで判断して内実を知らない。だから総理の格好はするが中身が伴わない。権力者は決して自分の心を漏らさないものだ。ところがこの総理はそうではない。つまらない相手にもむきになる。感情を抑える術も知らないが、言葉の重みも分かっていない。
 
 仮に支持率が下がらなくとも自民党の総裁が務まる人物ではなかった。その人物を守ろうとしている自民党に政権政党の面影はない。このところ資質に欠ける人物が総理を務めてきたせいで、自民党の感覚も麻痺してしまっているのだろう。あまりにも悲しい政治の現実である。
 
 最近、麻生総理を最後の将軍徳川慶喜にたとえる話が出回っているがとんでもない。慶喜は徳川家康の再来と言われるほどの明晰な人物だった。将軍に担ぎ出された当初から幕藩体制が続かない事を知っていた。だから無駄な抵抗はせず、権力を朝廷にお返しする事で、徳川家がその後も政治を続けられるように策した。幕藩体制に代わる郡県制を用意して新時代に備える準備もしていた。つまり時代を読む力があった。しかし西郷の謀略で鳥羽伏見の戦いが始まると、内戦を避けるために戦場から逃げ、そのまま静かな隠遁生活に入った。その生き方は麻生総理ではなく、民主党と大連立を策した福田前総理にこそ良く似ている。
 
 ここに来て福田前総理の言った「私はあなたと違って自分を客観的に見る事が出来るんです」という言葉が思い出される。メディアは「逆ギレ」と言って散々馬鹿にしたが、私は素直にその言葉を受け入れた。福田氏は総理就任当初から現在の政治状況を正しく把握していた。だから民主党と対立するよりも協調する道を選んだ。大連立はまさしく大政奉還に匹敵する政治行動である。安全保障政策を大転換する覚悟までした。それ以外に自民党が生き延びる道はないと判断していた。しかし徳川慶喜と同様にその企てはかなえられず、慶喜が江戸開城の2ヶ月前に鳥羽伏見の戦いから逃亡したように、自らも政権を投げ出した。福田氏は自らの立場を客観的に理解していたからこそ政権を投げ出した。それを理解できない「あなた」とは質問をした記者だけではない。現在の行動を見ていると麻生総理の事を指していたのかもしれないと思えてしまうのである。
(田中良紹)

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。

4618名無しさん:2008/12/18(木) 13:53:43
自民幹事長「離党者に刺客」、武部氏「うぬぼれるな」
2008年12月18日11時29分
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY200812180118.html

 自民党の武部勤元幹事長は18日朝、東京都内で講演し、同党の細田博之幹事長が離党した衆院議員の小選挙区に「刺客」を送ると発言したことについて、「本当に馬鹿な発言。政党がそれほどうぬぼれてちゃだめだ」と強く反発した。

 武部氏は、郵政民営化が争点になった05年総選挙時の幹事長で、民営化法案に反対した議員の選挙区に刺客を送った当事者。細田氏の発言は麻生首相の政権運営を批判し、政界再編をほのめかす渡辺喜美・元行革担当相らを念頭に置いたとみられるが、渡辺氏は武部氏に近いことから、かみついたようだ。

 また、武部氏は消費増税の時期を3年後と明記した政府の「中期プログラム」原案について、「いたるところで萎縮(いしゅく)している時に消費税の議論をやるのはずれている」と批判。「今は非常事態対応を優先すべきだが、改革後退は許さないとの旗が見えないので(政府与党の)対応が後退を象徴するようなバラマキに映っている」と指摘した。

4619片言丸:2008/12/18(木) 18:36:16
>>4615-4617
これはなかなか面白いですね。
今後も注目したい筆者です。

4620 ◆ESPAyRnbN2:2008/12/18(木) 19:54:55
通常国会こそ最も危険な政局を迎える、と臨時国会延長前の11月初に予測した、
↓の過去記事も良かったです。
二次補正予算案提出を、通常国会に延期させた細田と大島の狙いは何か。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081110-01-1301.html

この記事からリンクされている、「私が決めます」からの一連の考察も面白い。

4621名無しさん:2008/12/19(金) 21:48:45
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081219-441940.html

自民森氏がTBS番組で中川氏を批判記事を印刷する

 自民党の森喜朗元首相は19日、TBSの番組収録で、麻生政権に距離を置く中川秀直元幹事長を重ねて批判した。旧新自由クラブ出身で自民党生え抜きではない中川氏の政治経歴を問題視するような発言も飛び出し、両氏の「冷たい関係」(町村派中堅)が露呈した格好だ。

 森氏は、中川氏が麻生太郎首相の消費税率引き上げ方針を批判したことについて「今はみんなで心を1つにして難関を乗り越えていくときだ。自民党と政府が苦労して政策を打ち立てたときは(発言は)慎重であってほしい」と苦言。

 さらに、中川氏が衆院選後の政界再編に言及していることに触れ「新党をつくろうという考えが多少あるのかもしれない。そこが僕ら(最初から)自民党にいた人たちと違う」と指摘した。(共同)

[2008年12月19日19時36分]

4622名無しさん:2008/12/19(金) 23:39:02
自民党:大阪で古賀氏自ら釈明「自公で過半数」

 自民党の古賀誠選対委員長は19日夜、大阪市内で開かれた自民、公明両党共催の国政報告会であいさつし、両党の選挙協力見直しに言及した自らの発言を念頭に「選挙協力は広く奥深く、それぞれの政党の歴史・伝統を尊敬し、自公で過半数を取る戦略を作り上げることが大事だ。敵は野党だと忘れずに戦おう」と釈明した。古賀氏は会場で公明党の支持母体・創価学会幹部と会話を交わすなど、関係修復に努めた。

 公明党は次期衆院選で8人の小選挙区候補を擁立するが、関西地区は6人が集中する重点地区。ただ、自民党内では定額給付金など公明党主導の政策への不満がくすぶっており、古賀発言に理解を示す議員も少なくない。古賀氏はあいさつの中で「公明党にも、政策は80%で我慢してもらわないといけないこともあるかもしれない」とクギを刺すのも忘れなかった。【田所柳子】

毎日新聞 2008年12月19日 23時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081220k0000m010112000c.html


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