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2414SAKURA:2013/07/11(木) 22:33:24 ID:pMLLKHKU
「トキ様」 へ  「観覧者の皆様」 
こんばんは……  ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
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■□▬▬▬▬ 【 お答えします!!   法貴雪子 著  】  ≪ 日本教文社発行 ≫

■□ 第一章     信仰
―――――― 母との和解  ―――――  その①

 ■当時、私の実家は空襲で丸焼けとなり、多摩川の近くに小さな家を借りて、父と母と女中さんが
一人、やっと生活していました。
 終戦と同時に父は戦犯となり、二人の弟は戦地に行ったまま行方不明でした。
 私は、いきなり台所で下駄を脱ぐと、あげ板をカタカタと踏みならして茶の間に飛び込みました。
 ちょうど、父は留守でした。女中さんもお使いに行っていませんでした。
 
あの美しく、立派であった母が、洗いざらしの浴衣を着、白粉もつけず、やせ衰えて、
悄然と座っていました。
「お母様、私が悪かった、ごめんなさい、これから親孝行するから、堪忍して」
私はいきなり母に抱きついて、そういいました。

 すると母は、今迄、一度も優しく抱いてくれなかった母は、私を固く抱きしめ、自分の顔を
私の顔にこすりつけ、涙を滝のように流して、こう言いました。
「私は五人の子供のあるところへ来て、一番先に私を『お母様』と呼んでくれたあなたが、一番
可愛かった。でも、あなたは、小さいときは『ハイ、ハイ』と言うことをきいてくれたけど、
大きくなってからは口返答ばかりして、少しも言うことをきいてくれなかった。どうしたら
良い子になって、いいところへお嫁にやれるかと思ってきびしく躾けをしただけだ」
と母は声を上げて泣きました。
私は本当に驚きました。 母はやはり私を愛していたのでした。
「この世は愛である、すべての人を愛し合っている」 とかって五銭のパンフレットで読んだことは
本当だったのです。それから、私と母とは抱き合って一時間も泣きました。
こうして、母と私は心の底から解け会うことが出来たのです。

                         つづく


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