したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

聖典引用 板

2239SAKURA:2013/05/01(水) 22:49:36 ID:BEUD3XFA
「トキ様」 へ  「観覧者の皆様」 
こんばんは……。  ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
>>2041>>2042>>2044>>2045>>2046>>2048>>2050>>2068>>2069>>2115>>2118 >>2119>>2123
>>2124>>2143>>2158>>2159>>2162>>2163>>2168>>2174>>2175>>2181>>2182>>2183>>2188
>>2209>>2212>>2225>>2226>> 「女の浄土」投稿の続きです。

■■ 『女 の 浄 土シリ−ズ…SAKURA論』    谷口雅春著
――――― 【 第八章  家庭はかうして光明化される 】―――――

■ 感謝し合って逆下睫の治った話
 わたしがまだ赤坂の檜町の道場で、午後一時から花嫁学校の生徒に一時間講義をして、そのあと
の時間を、一般の信徒及び未信徒のために個人指導をしてゐた頃のことであります。

 八十歳になる老母をつれて来た五十五、六歳の奥さんがありました。その老母は逆睫で、眼をひ
らくと、睫毛が眼球を逆に刺して痛くて仕方がないので、眼をつむってその奥様に手をひかれて来
たのでした。

『どういふ心でこのやうな逆睫になるのですか』と、その奥さんは病状を説明してから尋ねられまし
した。そこで私は、

『眼球といふものは光を見るために神様から與へられたものです。“光”といふものは神様の恵みで
す。その光を素直に受け入れないで逆にそれを衝く心といふものがあるために、それが形にあらはれ
て、光を見ることが出来ないで、神様から與へられた眼球を衝くことになるのですよ。肉体は“心の
影“といひまして自分の心の相(すがた)があらわれて、それを見て自分の心を直すやうに色々の形が
あらはれて来るのです。人から深切に言ってくれる事を逆にとって、それに腹を立てて突き返すやうな
心、人の深切を素直に受け容れないで、逆にとって、ブツブツ不平を言ふ心――そのやうな心を棄てる
やうになさいましたら、瞼も睫毛も素直になって眼球を衝かなくなりますよ』
と答えました。すると、奥さんは、八十歳の老母に向って、

『それみて御覧なさい。お母さん、先生の被仰る通りですよ』と言って、私の方を向いて、『母は眼
が不自由で、人の世話にならねば何事もできないのですのに、どんなに深切にしてあげても、少しも
感謝したことはないのです。いつもブツブツ小言を言って不平ばかり言ふのでございますよ。先生、
よくこの母に言ってきかせてあげて下さい』
と言ふのです。

そこで私はその奥さんに言ひました。
『あんたは、“どんなに深切にしてあげても”などと、自分がこんなに深切にしてあげてゐるのに、し
てあげてゐるのに、と恩に着せがましい心で深切をしてあげてゐるからいけないのですよ。人にいく
ら深切をしてあげても、“こんなに私はお前に深切をしてやってゐるぞ。これがわからなぬか”といふ
ふうに、恩に着せがましく押し付けがましい心で、世話をしてやってやるぞといふふうにやられると、
いくら深切にしてあげても反撥心が起って感謝できなくなるものですよ。お母さんが八十歳以上にな
るまで健康で生きてゐて下さること、そしてそのお母さんをお世話させて頂くこと、その事だけでも、
ありがたいのですよ。それなのにそれを有りがたいと思はず、“こんなに世話をしてやってるるのに
“と思ふ。あんたが感謝がたりないで世話してゐるから、お母さんも世話してもらいひながら感謝が
できなくなるのですよ。あんたの方からは、“お母さんのお世話をさせて頂いてありがとうございます
“と感謝の言葉を心のうちで唱へなさい。そしてお母さんの方は、”眼が不自由でいちいちお世話になら
ねばならぬのに、よくお世話をして下さいました、ありがとうございます“と心のうちで唱えなさい』
                                 つづく


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板