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紫の歌×鈴扇霊
1
:
ピーチ
:2012/06/22(金) 18:16:24 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
ここでは主につっきーの小説とのコラボ小説を書こうと思いまーす。
荒らしはスルーでーす。
479
:
心愛
:2013/03/04(月) 15:40:05 HOST:proxy10070.docomo.ne.jp
>>ピーチ
久々の更新きたぜー!
そうだよね皆さん二十歳超えてるもんね!
うちのバカが年上相手に好き放題しててすみません…。
敬意ってものを知らないのよ…。
天音ちゃんたち、いつもピンチに陥ってる気がするよ!
がんばれー!
480
:
ピーチ
:2013/03/05(火) 05:11:53 HOST:EM49-252-6-237.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
久々の更新だぜー!←
だいじょーぶ! 四人とも同い年として扱ってるから!
敬意を知らないのはこっちも同じだよ!
そーなの天音達はピンチに陥らないと話が進まないの!
481
:
ピーチ
:2013/03/05(火) 05:33:56 HOST:EM49-252-6-237.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「え…」
茫然と呟いた彼女の瞳が、音を立てて凍り付いた。
「し………」
―――力、寄越セ…
そう言った『それ』が、天音に向かって襲い掛かる。
「―――凛然(りんぜん)たるは、紅き眼(まなこ)」
突然、鈴を転がしたような声が響いた。
―――ナニ……!?
「憎き骸(むくろ)を血に染めて」
僅かに赤みがかった薄い膜が、青年を包み込む。
「―――我先に、彼(ひ)へと行(ゆ)く」
りん―――
左手で扇を払い、右の手首に巻き付けた紅い鈴を微かに鳴らす。
その瞳に、今までなかった色が浮かび上がっていた。
「昇…………っ!」
宿主の意を受けたかのように、薄い膜が音もなく消え去った。
「……?」
唐突に、あおりが首を巡らせた。
「…? どうかしました?」
シェーラの問いに、あおりが苦笑を返す。
「ううん、ちょっと…」
刹那。
「あおりちゃん!」
「え?」
慌てたような柊一の声が、耳朶を打った。
「昇か天音に、何かあったかもしれない」
「………え?」
何か、とは。
「…まだ、分からない。から、行ってみよう?」
促した柊一の後に続くように、あおりが走りかける。だが、不意に止まって。
「貴方たちも来て?」
「え?」
突然言われたシュオンたちが思わずと言ったように問い返した。
「あたしたちの手の届かない場所に居られたらまもることさえできないでしょう?」
早口にそれだけ告げると、あとは任せるというかのように駆け出した。
482
:
心愛
:2013/03/05(火) 16:55:55 HOST:proxyag110.docomo.ne.jp
>>ピーチ
すみませんほんとうちの子敬意払わない上に足手まといで!
ファンタジーのくせに特殊能力持ってるのソフィアしかいないし不安定だし(つд`)
魔法使えるミレーユなら加勢できるのかな…?
護衛よろしくねあおりちゃん…!
483
:
たっくん
:2013/03/07(木) 15:01:46 HOST:zaq31fa58ac.zaq.ne.jp
そういえばさっき言い忘れたが・・俺の銀行の口座に
100円振り込め
いつも世話になってるんだからそれくらい当然だろう。
それと夕ご飯おごってくれるって話どうなったの?
待ってるんだけど・・ではまた後日
484
:
たっくん
:2013/03/07(木) 15:04:10 HOST:zaq31fa58ac.zaq.ne.jp
ちゃんと俺に金を恵めよお前
でないと面倒見てやらないからな
それと以前話してた1991年のカードダス20
お前らが買うんじゃなくて俺に買ってくれよちゃんと
そのくらいしろよクソスレ名人
485
:
たっくん
:2013/03/07(木) 15:04:58 HOST:zaq31fa58ac.zaq.ne.jp
カードダス買ってくれよ
1988年〜1991年のな
新作はいらないからな
ちゃんと覚えとけよ俺の言う事
486
:
ナコード
:2013/03/07(木) 18:01:17 HOST:i118-17-185-78.s41.a018.ap.plala.or.jp
>>483
>>484
>>485
貴方の言動はこのスレ内に有るまじき物ですよ?
言葉の意味分かりますか?
何なら国語辞典片手に考えてみて下さい。
『迷惑』の意味を。
487
:
ピーチ
:2013/03/12(火) 15:31:20 HOST:EM1-114-198-155.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
大丈夫だよ全然問題ないよ!
あおりは場所視以外では特別な力持たないからなぁ…
まぁ、ソフィア様たちを護るためなら何とかなるさ!←
488
:
ピーチ
:2013/03/12(火) 16:12:25 HOST:EM1-114-198-155.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「……二人とも、大丈夫かな…」
「多分、どちらか一方はやられてる」
あっさりと返す柊一の言葉に、あおりが目を伏せた。
「ですよね…」
「でも、急げば何とかなることも、あるかもしれない」
自分の勝手な、ともすれば希望よりも儚い思い。
それがあるから、迅速に動くことが出来た。
「それに……」
柊一が、死ぬほどの致命傷を負ったとも限らない、と言おうとした直後。
「――――――…っ……!?」
唐突に、柊一とあおりの足が止まった。
「…? どうしたんですか?」
「……まずい、かも…」
困ったように苦笑して、言いたくなさそうに声を吐き出した。
「………やられた方、分かった」
「昇………っ!?」
今の妖は、確か。
「―――あ…」
人の命(み)を喰らうと言われている、蛇道(じゃどう)。
だが、なぜそんな凶悪なものがここに。
一瞬考えたが、今はそんなことを考えている暇はない。
回復を促す言祝(ことほ)ぎが、あったはずなのに。
「―――君が為にと、言わずして……」
少女の口から放たれた言霊が、辺りに木霊した、その時。
「天音、昇!」
突如として聞こえた声に、天音が目を瞠る。
「……え………?」
「天音、大丈夫!?」
あおりの問いに対し、天音は首を振る。
「私は大丈夫なの。でも、昇が……」
天音の言葉に、少女が目を瞠る。柊一が額に手を置いた。
「やっぱり昇だったか……」
僅かに遅れてきたソフィアたちも目を瞠った。
「昇さん……?」
シェーラの呟きを拾ったあおりが、微動だにしない青年に近寄った。
489
:
心愛
:2013/03/12(火) 18:46:38 HOST:proxy10066.docomo.ne.jp
>>ピーチ
昇くーん!
致命傷じゃないよね、ねっ?
あとやっぱり真っ先に駆けつけるのはあおりちゃんですよね分かります!
490
:
ピーチ
:2013/03/13(水) 05:07:00 HOST:EM114-51-28-190.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
昇は大丈夫! しぶとさも取り柄の一つだから!←
やっぱりって感じだよね! あおりにはこれからもーちょい頑張ってもらいますw
491
:
ピーチ
:2013/03/13(水) 05:47:04 HOST:EM114-51-28-190.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「昇………?」
あおりの呟きに、返ってくる声はない。
「どうしたの? いつもなら答えるでしょ?」
何だよ、と。ぶっきらぼうで、でもどことなく優しい口調で。
「返事くらい、しなさいよ…………っ!」
少女の瞳から大粒の滴が零れた。それに構わず、あおりが昇を揺する。
半ば叫びながら呼べば、彼はうるさそうに耳を塞ぐのに。うるさいと言って、本当に迷惑そうに。
「昇…、」
刹那。
「眠れ―――目覚めんとする厄鬼(やっき)」
穏やかさを思わせる声が、耳朶を打った。
はっと顔を上げると、柊一の苦笑気味の表情が映る。
「そんな顔しないでよ、俺が昇に怒られるから」
青年の言葉に、あおりがえ、と呟いた。
「でも……」
「大丈夫だよ。どんな手段使ってでも叩き起こす」
場を明るくさせようと、あえて彼がそんなことを言っていることは分かる。だが、どうやって。
「問題ないわよ。柊なら」
力なく発された言葉に、あおりが天音を見た。酷く痛々しげで、己を蔑んでいるかのような。
しかし、やがて扇を手に、天音がソフィアたちの傍へと駆け寄った。
「……あの類の妖はね、群れで行動することが多いの。…一匹だけ紛れ込んだような、馬鹿げた妖じゃなければ」
天音の予測が正しかったのだろう。
しばらくしても別の妖気が感じられることはなかった。
「あの…天音さん」
「何?」
いつもと、なんら変わらない表情。穏やかで、でもシュオンやヒースには意地悪く。
「昇さん、大丈夫ですよね?」
シェーラの言葉に、天音が軽く目を瞠った。しばらく考え込むような素振りを見せ。
「―――大丈夫、かな…。私が言えたことでもないけど」
自嘲気味に、天音が笑った瞬間―――。
「昇っ!」
唐突に、あおりの声が聞こえた。それを聞いたソフィアたちが、何事かと前を向く。
「……あおり…?」
彼女を見つけた青年が、億劫そうに身を起こしている。
「……あ」
「無事…だったみたいね」
ほっと安堵したように呟かれた言葉にシェーラたちも知らずの内に頬が緩んだ。
これで、無事すべてが終了―――と思ったのだが。
そうは問屋が降ろさなかった、らしい。
「ばかぁっ!!」
唐突に響き渡った、甲高い声。
昇のみならず、回りまでもが一斉に耳を塞ぐほどの金切り声だ。
「昇のばか……っ! 本当に、死んだかと思ったんだから…っ」
そう言ったあおりが、彼にしがみついた。
突然のことに事態が呑み込めていない昇も、これには驚いたようだ。
「え? ちょ、あおり……?」
「勝手に死ぬなんて、絶対許さないから」
軽く睨んで威嚇したつもりが、涙のせいで台無しになっている。
それを見た柊一が、苦笑しながら言った。
「まぁ、昇も帰ってきたし、とりあえずこれを何とかしよう?」
柊一の言葉に、一同が彼の指す方を見る。
大きな残骸となって残っていた蛇道の姿が目に入った。
492
:
彗斗
:2013/03/13(水) 16:10:03 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
お久しぶりです☆ 受験から返ってきた彗斗です!
ほぼ一か月ぶりに読ませてもらいました……何故か凄くあおりちゃんの気持ちか分るのは何故だろうか……
まぁ、それはそれとして……私の作品の復帰作一発目にアクアさんを起用させていただきました☆
なんかもう間違ってる気しか起こらないので添削宜しくお願いします!!
493
:
心愛
:2013/03/13(水) 23:03:26 HOST:proxy10042.docomo.ne.jp
>>ピーチ
どこかで聞いたような評価!
よかったね昇くん…!
コラボで死んだら死んでも死にきれないよね…!
女の子にあんまり心配させちゃだめだぞっ?
494
:
名無しさん
:2013/03/15(金) 05:41:56 HOST:EM49-252-224-96.pool.e-mobile.ne.jp
慧斗さん>>
久しぶりー!
あおりの気持ちかー…あたし分からないながらに書いてた←おい
アクアさん起用してくれてありがとう! 何かもう良すぎて言うことなっし、みたいな感じだったよ!
ここにゃん>>
だよねどっかで聞いたよね!←
とりあえず死の淵から這い上がってきた根性男ですw
女の子を心配させちゃうの! ピーチキャラはなぜか!←
495
:
心愛
:2013/03/16(土) 10:59:50 HOST:proxy10067.docomo.ne.jp
>>ピーチ
罪な奴らだぜ男性陣…w
でもやるときにはキメてくれるよね(*^-^)ノ
昇くん然り柊一くん然り。
496
:
ピーチ
:2013/03/16(土) 20:59:43 HOST:EM114-51-179-122.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
こんなキャラがいーなーとか思って作ったら自然とこんなのが出来上がってたw
やる時だけね! あとはちょこちょこ天音に怯えてるだけね!←
497
:
ピーチ
:2013/03/16(土) 22:05:04 HOST:EM114-51-179-122.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「…これ、は……」
珍しく困惑するようなそぶりを見せた天音が、小さく唸る。
「あっちに持って行ったら、今度こそ面倒になるわね……」
「じゃあ、どうする?」
「何か、話が見えねぇけど…」
天音と柊一の言葉に、昇が渋面を作る。
彼を見て、天音が気まずそうに視線を泳がせる。
「? ………天音?」
「……ごめんなさい」
突然の言葉に、昇が目を瞠った。
「へ? え、天音?」
彼女が謝る理由が分からない。
しばらく悩んでいた昇に、柊一が大まかに説明をした。
曰く。
昇から見てどこか様子がおかしかったらしい天音の目の前に、蛇道が襲い掛かってきた。
それを見た昇が、条件反射で飛び出したために天音は無傷だった。
柊一の仮定と昇の言葉を組み合わせたらこうなった。
「嘘だろおい……」
思わず呟いた昇である。条件反射だか何だか知らないが、まさか本気で自分が天音を守ったとは。
「いや、守ったとまでは言えないか……」
いささか疲れたように肩を落とした青年に、柊一が穏やかに笑った。
「昇、ありがとう。天音を守ってくれて」
「え?」
「でもさ」
表情を強張らせ、柔和な面立ちの青年が苦笑する。
「………飛湘を泣かせろとは、言ってないよ?」
「う……っ」
柊一と昇が互いに苦笑している傍で、天音だけが浮かない顔をしていた。
「天音? おーい、あーまーねー?」
あおりの声ではっと我に返ったらしい天音が、再び沈鬱な表情になる。
「天音ー? 昇のことだったら気にしなくていいよー?」
「―――は?」
ちょっと待ていくら何でもそれはあおりが決めていいことなのか。
「だって昇ほどタフな人も珍しいし。ちょっとやそっとのことじゃ問題ないよ、死にさえしなければ」
からりと笑ったあおりのその性格は、恐らく昇から学んだものだろう。いや、学んでいいと言えるものでもないが。
「それに、あんまり後悔ばっかしてると昇に嫌われるよ?」
「……そう、ね…」
苦く笑った天音に、あおりが笑みを浮かべる。
「…そういえば」
唐突に聞こえたシェーラの声に、天音たちが彼女の方を向いた。
小鹿色(フォーン)の髪を揺らした少女があおりに言う。
「あおりちゃんって可愛い名前ですよねー」
天音ちゃんも可愛いけどあおりちゃんも可愛いー
そんなシェーラの言葉に、あおりが苦笑した。
498
:
たっくん
:2013/03/18(月) 12:25:04 HOST:zaq31fa59a5.zaq.ne.jp
>>1
とっとと俺に金よこして消えな
オークションでドラゴンボールの当時物(レトロもの)買うんだよ
早く100円出せよカス
クソスレ立ててる暇があったら
俺にカードダス20の一枚でもおごってくれ
頼んだぞ
499
:
心愛
:2013/03/18(月) 17:24:35 HOST:proxyag096.docomo.ne.jp
>>ピーチ
空気読めないシェーラだねw
うん、天音ちゃんもあおりちゃんも可愛いよ! 響きが素敵!
500
:
ピーチ
:2013/03/19(火) 05:34:24 HOST:EM114-51-37-149.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
ごめんねシェーラちゃん何か天然らしきところがありそうで!←
天音は普通に考え付いたけどあおりは面白いエピソード(?)があるよ!
501
:
矢沢
:2013/03/19(火) 13:55:10 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>498
加虐者たっくん。
僕は被虐者矢沢です。
君は、死ぬ。病気で。ざまみろ。
502
:
矢沢
:2013/03/19(火) 13:58:38 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
ピーチのおしり
503
:
たっくん
:2013/03/19(火) 14:34:49 HOST:zaq31fa59a5.zaq.ne.jp
早く白人女性のヌード写真買ってくれ
金出せ金
とっととよこせクソガキ
大人をなめるなよ
504
:
たっくん
:2013/03/19(火) 14:35:39 HOST:zaq31fa59a5.zaq.ne.jp
>>1
クソガキにゃ白人女性の魅力なんて分からなねぇーよ
お前らはその辺の小娘で充分
505
:
心愛
:2013/03/19(火) 20:23:06 HOST:proxy10051.docomo.ne.jp
>>ピーチ
大丈夫、シェーラは天然だよ! ばっちりだよ!
ほう、あおりちゃんとな?←
506
:
ピーチ
:2013/03/19(火) 22:01:08 HOST:EM114-51-160-122.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
よ、良かった……!
そだよー! これから昇の悪事(?)をばらしていくよー!←
507
:
心愛
:2013/03/20(水) 10:15:14 HOST:proxy10056.docomo.ne.jp
>>ピーチ
悪事…
女の子に向かってそれはないかもだよねw
あおりんごー(*^-^)ノ
508
:
ピーチ
:2013/03/20(水) 19:28:51 HOST:EM1-114-57-214.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
あ、昇だけじゃなかった、柊一もだった。
女の子にむかってそれはないよねw
ちなみにその後、なぜか昇だけが容赦なく殴られたっていう更に酷い裏話があったり←
あおりんごーw
509
:
ピーチ
:2013/03/20(水) 20:14:12 HOST:EM1-114-57-214.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「ありがとう、シェーラちゃん多分、『あの』言葉よりも先に可愛いって言われたの、初めてだわ」
苦笑気味に笑ったあおりの言葉に、少女が首を捻った。
「何でですか? 可愛いのに」
シェーラの言葉を聞いた天音の肩が、傍で小さく震え出す。柊一と昇は、どこか気まずそうな表情であらぬ方を見ていた。
「? 昇さん、柊一さん?」
呼ばれた二人が苦く笑いながら顔を見合わせる。
それを見たあおりの瞳に、ほんの一瞬殺気が満ちた。
「教えてあげましょうか? あたしの名前を聞いた昇が、最初に何て言ったか」
「え?」
傍で黙って聞いていたソフィアたちも、興味を持ったらしく無言で集まってくる。
それを見て苦笑したあおりが、辺に晴れやかな笑みを浮かべた。
『―――あおり? 何かあおりんごみてぇだなー』
「……って、言ったの」
ねぇ? と笑顔で確認するあおりに、昇が降参と言うかのように片手を上げた。
「だから悪かったって! それに、俺だけじゃねぇだろ?」
「あ、そうだったね。ね、天神さん?」
少女の問いに対し、是を唱えるかのように青年が苦く笑う。
「と、ところで天音! これどーする?」
話題を切り替えた昇が、天音に言った。それを受けた天音が再び思案に暮れる。
「……先に私が戻って、私が着いた頃に柊たちが送る…としか、方法なんて浮かばないわよ?」
「あ、じゃあそうする?」
「え?」
あまりにもあっさりとした返答に、思わず天音とあおりが問い返す。柊一が笑った。
「でも、天音が先に戻るんじゃなくて、俺たちが先に戻る。それでいいだろ?」
もうしばらく残っててほしそうだしね、と言う彼の言葉に、天音がソフィアたちを振り返る。
そしてしばらく考えた後、やがて諦めたように息を吐いた。
「じゃあ、そっちは頼むわ。気配は一瞬で消せるはずだから」
「うん」
答えた柊一が小さく何かを唱える。瞬間、漆黒の突風が巻き起こった。
「じゃあ、俺たちはこれで」
穏やかに笑った柊一が、シュオンにそう告げた。それとほぼ同時に、昇が片手を上げる。
「ヒー……じゃなくて黒髪も、」
「俺の名前はヒース=ユーゼルだっつってんだろーがっ! 何回言えば……っ」
「あーはいはい分かった分かった」
まるで子供のけんかである。
軽く嘆息した柊一と昇の姿は、今度こそ見えなくなった。
510
:
心愛
:2013/03/20(水) 23:18:35 HOST:proxyag095.docomo.ne.jp
>>ピーチ
殴ったのか! あおりちゃん容赦ねえ!
そして柊一くんもという…←
でもあおりんご可愛いよー?
511
:
ピーチ
:2013/03/23(土) 09:56:27 HOST:EM1-114-3-215.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
殴っちゃったの! あおりはある時は情け容赦の欠片もないから!←
柊一はどっちかって言うと口でさんざん怒られたって感じかな
あおりんご…本人はなぜか嫌ってる呼び名ですw
512
:
心愛
:2013/03/23(土) 18:52:30 HOST:proxy10069.docomo.ne.jp
>>ピーチ
いいじゃん可愛いじゃんあおりんごー!
容赦ないんだね…あおりちゃんもやっぱり、天音ちゃんのお友達だよね(どういう意味だ
513
:
ピーチ
:2013/03/23(土) 22:00:06 HOST:EM49-252-247-164.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
お久しぶりです飛湘です!
……心愛さん、あたし小学校の時に男子にそれ言われて条件反射で殴りまくっちゃったんですよ?
そんな忌まわしいあだ名はできれば封印したいんです!←
514
:
心愛
:2013/03/24(日) 00:01:40 HOST:proxy10056.docomo.ne.jp
>>ピーチ
お久しぶりですあおりちゃん!
あおりちゃんある意味天音ちゃんより豪快じゃないかい!?
大丈夫だよ可愛いよ!
515
:
ピーチ
:2013/03/24(日) 00:17:54 HOST:EM49-252-247-164.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
ある時ある意味天音以上に強いあおりですw
可愛いかなー…自分で言うのもなんだけど←
516
:
ピーチ
:2013/03/24(日) 13:24:12 HOST:EM114-51-148-79.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒
「わ……っ」
着地の際に均衡を崩した柊一が、反射的に腕を前に出した。
それを見た昇が意外そうに目を見開く。
「珍しいな、寝不足か?」
茶化すような口調の青年に苦笑を返し、柊一が黒曜の瞳をすっと細めた。
「―――始めるよ?」
「いつでも」
対する昇も不敵に笑い返す。
静寂が満ちる。
もしここに立つのが彼女だったら、あるいは自分以上に手早く済むかもしれない。
尊大な様子を思わせる、でも繊細な少女を思い浮かべ、柊一がくすりと笑む。
刹那。
―――来た。
「―――立ち還る山代の燐光を帯たるもの、真実我が姿に成り代わりて」
向こうから送られた、光に包まれた蛇道の姿が、朧に浮かんで容(かたち)を持ち始める。
柊一が蛇道を処分する間に、昇が群がってこようとする妖たちをその大剣で切り刻む。
「躯(むくろ)を葬る死刑人(しけいびと)、断末の雄たけびを聞き届け」
鈴を一鳴り鳴らした青年の漆黒の髪が、不自然に揺らめいた。
「―――臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」
瞬間―――。
昇が相手をしていた妖たちが、仄白い燐光を帯びて霧散した。
それを見た柊一が鈴を括った腕を下げ、昇がふてぶてしく笑う。
「こっちは終わったよ……天音、飛湘?」
青年の言葉を聞いた昇が、小さく笑った。
517
:
心愛
:2013/03/24(日) 18:39:14 HOST:proxy10052.docomo.ne.jp
>>ピーチ
可愛いともさ!
林檎ちゃんって名前もあるくらいだし!
昇くん柊一くんお疲れ様です!
あとは天音ちゃんたちだね(・∀・)
518
:
たっくん
:2013/03/25(月) 11:31:23 HOST:zaq31fa52d6.zaq.ne.jp
【貴方のサイフでフィギュアをおごってもらう】
単刀直入に言いますが、18号のフィギュアを私におごって下さい。
貴方のおこづかいで。
もし買って頂けない場合は、 18号のこと諦めます。
フリーザに乗り換える事にします。フリーザのほうを好きになります。
私がフリーザを好むか、人造人間18号を好むかは
>>1
さんのサイフにかかっているのです。
貴方が私にフィギュアを買ってくれるかどうかで
その後の展開が変わりますよ。
それにしても何故18号のフィギュアだけ入手できないのだろうか・・?
何度入札しても落札できない。
超サイヤ人孫悟空およびフリーザのほうが比較的簡単に入手する事ができます。
この文をご覧になってもし、18号のほうを愛せよとおっしゃる方がいらっしゃいましたら
フィギュアを私に譲って下さい。お願いします。
寸法20cm以上希望。最低でも20cmは欲しいです。
でなければ即フリーザに乗り換えますからね
フリーザでも別にいいんですよ私は
元々好きだったのは、超サイヤ人覚醒時の孫悟空ですから。
フリーザ戦のエピソードです。
さあ
>>1
さんはどうするか?
おごるのか、おごらないのか?さあどっちだ?
また来ますから返事はその時で結構です。
519
:
たっくん
:2013/03/25(月) 11:31:52 HOST:zaq31fa52d6.zaq.ne.jp
返答次第では
フリーザに乗り換えますからね。
520
:
たっくん
:2013/03/25(月) 11:46:55 HOST:zaq31fa52d6.zaq.ne.jp
>>1
サイフから金出たか?
もうそろそろ返事くれないと
フリーザになっちまうよ
521
:
ピーチ
:2013/03/25(月) 20:53:57 HOST:EM1-114-34-228.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
そーだね後は女子軍だね!
まぁ、後始末だけだから大丈夫だと思うぞ!←
522
:
心愛(ピーチの代理です)
:2013/03/26(火) 17:05:32 HOST:proxyag106.docomo.ne.jp
紫と紅と黒
「っ…………」
ふっと瞳を見開いたあおりが、天音に笑みを向ける。
「終わったみたいだよ、天音?」
それくらい、この親友ならすぐに感づくのだろうが、一応。
声に出さないのと声に出すのとは、やはり重みが違ってくるのだ。
「えぇ」
僅かな安堵が、声音から感じ取れる。それに気付いたあおりが苦笑する。
何だ、口では何だかんだ言ってもやはり二人のことを気にかけていたのか。
そんなことを思ったとき、少女の声が聞こえた。
「えーっ!」
「へ?」
唐突に聞こえた声に二人が同時に振り返る。
シェーラが不満そうな表情で天音たちに問うた。
「もう帰っちゃうんですか? シュオン様がいいって言えば、ちょっとくらい上がって……」
「………ごめんなさい、それだけは遠慮しておくわ」
彼の母の存在を知ってなおあの邸に足を運ぼうなどとは、到底思えない。
それを彼女の表情から読み取ったシュオンが苦笑する。無言で謝っているようだ。
「? 何で?」
ただ一人意味が通じないあおりが、天音を見た。あの強情の塊のような彼女をそうまで言わせる人物など、そう居ないだろう。
そう思っての問いだったのだが、天音をはじめとし、それぞれが視線を逸らす。
「え? ちょ、天音っ?」
一人置き去りにされたようであおりが焦った。柊一たちも知っているだろうが、あの天音がこの状態では、二人が口を割るとはまず思えない。
「……何なら、あおりだけ直に会ってみれば?」
少女の提案に、ソフィアたちはもちろん、シュオンとヒースもさすがに言葉を挟んだ。
「え、ちょ、止めとけって! これ以上犠牲者を増やすわけには……っ」
「それに、喜ぶのは母上だけだしね…」
「分かってるわよ」
二人の言葉に冗談だと返し、天音が僅かに苦笑する。
「まぁ、私たちも色々とあるから……ごめんね?」
シェーラにそう言って、天音はソフィアたちを顧みた。
ソフィアたちもシェーラと同様のことを思っているのだろうが、彼女たちがそれを口にすることはあまりないのだろう。
「…それに」
さすがに疲れたように、しかし妙に晴れやかに彼女は言った。
「―――もう、定期的にこっちにも来た方がいいみたいだから」
「え?」
天音の言葉を受けたソフィアたちの瞳が僅かに輝いた。
「だから、今回は帰るわ。またね」
「…はいっ!」
元気よく答えたシェーラの言葉を聞き届け、天音とあおりの周りに突風が吹き荒れる。
そして、薄い微笑を湛えた天音と、軽く手を振ったあおりの姿が、闇に呑まれた。
523
:
心愛
:2013/03/26(火) 17:07:05 HOST:proxyag106.docomo.ne.jp
>>ピーチ
移動しておきましたw
また遊びに来てね四人ともー!
遊びじゃなくてどちらかといえば仕事っぽいけどー!
524
:
ピーチ
:2013/03/26(火) 22:09:19 HOST:EM114-51-188-154.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
ごめんなさいわざわざごめんなさいー!
今度ネタを拾ったときは(え?)完璧な遊びで連れてくるから!←
525
:
心愛
:2013/03/27(水) 12:58:29 HOST:proxy10029.docomo.ne.jp
>>ピーチ
おお、それは楽しみだw
いつでも遊びにおいでー(`・ω・´)
526
:
ピーチ
:2013/03/28(木) 07:05:29 HOST:EM114-51-160-221.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>
じゃあ次は頑張って遊ぶために連れて行くから! 足りない頭で考えて!
じゃーいつでも行きまーす←
527
:
心愛
:2013/03/29(金) 09:23:19 HOST:proxy10049.docomo.ne.jp
>>ピーチ
足りなくないだろむしろ満ち足りてるだろ!
いつもいつもすみませんなぁ(つд`)
ここあは気楽に待ってるよw
528
:
ピーチ
:2013/05/15(水) 11:56:35 HOST:zaq31fa543a.zaq.ne.jp
貴方のスレは最高です!
感動しました!こんなにも素晴らしいスレがあるとは・・・
でも所詮はアホ女かな?
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