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【個】学生寮『白亜荘』 その3

1『ウェルカム・トゥ・ブレックファストクラブ』:2014/08/18(月) 22:05:27
※過去スレッド
【個】学生寮『白亜荘』
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【個】学生寮『白亜荘』 その2
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※関連スレッド
【供】『Force of “D”Evil』 〜Tres〜
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/

上記スレッドで供与されたPCは無条件で寮への居住を許可する。
その他のPCは管理人NPCに居住の許可を申請し、許可を得ること。

【ミ】『はくらん!』 〜Hack&Run〜
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1405081238/

【個】『白亜荘』談話室【他】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1405081514/

死んでも蘇れる『仮想空間迷宮』とその攻略のための集いのスレッド。
現在は『あかりの迷宮』が常時募集中。腕に覚えがある者もない者も乞う。

・『管理者NPC』

菱倉瀬斗『フランドリヒェン・ヴィジョン』@管理人
神戸あかり『ゴスフォード・パーク』@メイド(現在ひきこもり中)
神戸かげり『パラノイド・パーク』@巨女メイド
神戸みどり『ハイランド・パーク』@双子メイド
神戸ことり『サンセット・パーク』@双子メイド

・『施設』

中央棟:玄関ホール、食堂、事務室、談話室等を備える。
      しかし、何故か菱倉と神戸以外の職員の姿があった試しがない。
      露天風呂付きの温泉大浴場もあり。
      男女共有で、入浴可能時間をズラして使用されている。

男子寮:新築になってピカピカ。屋上では山羊が放牧中。
女子寮:新築になってピカピカ。屋上は和風庭園に離れがございます。

庭:刻一刻とかげりの飼っている動物が増えている。
  現在は大小の犬の群れと養蜂の蜂の群れ、馬などが確認されている。
  雑木林なんかもあるので、夏場はセミがうるさい。

プール:春夏秋冬いつでも入れるプール。
      入れるってことと水温が適正かどうかは別。

地下迷宮:マジでありやがった! ただいまメイドがひきこもり中。
       助け出したりすると『神様』の覚えがよくなります。

尚、女子寮に男子が踏み入ることは『死』を意味する。

136『白亜荘』:2014/10/31(金) 00:03:21
>>134-135(王禅寺、貝橋)
物音の方向は庭の一角だ。
そこには――

       【白亜荘駅】

              『ド ーz_ン』

という看板が一つあった。
傍らには巨女メイドがいい汗かいたとスレッジハンマーを肩に担いでいる。

137王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/10/31(金) 00:09:00
>>135
「あ、貝橋さん。
 こんにちは」

ニコッと笑顔を輝かせながら、先輩相手らしくしっかり会釈する。
貝橋さんもお出かけかな、と考えながら視線を庭に戻すと――

>>136

「は?」

なんか寮に駅ができてた。
唖然としている。

138ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』:2014/10/31(金) 00:18:44
>>136->>137


 「流石っっっっっすっっ!!! かげりの姉御!!
こんな短時間で駅を作っちまうそのハイスペックとハイセンスと其の
パフパフタイムが最高妄想滴るハイボディに、このネイっ
断っ然っ御見それしましたっっすっ!!
 かげりの姉御! はいどうぞタオルですっ! 良ければこの俺が
その豊満な今にも鷲掴みにゲフンゲフンッッ゛ンぅ゛!!
失敬!! その女神アテナも乳負けの爆乳をお拭きにさせて頂いても
よこざんすかねぇ!!? ぐへ、ぐへへへ……っ」

 そのストレッジハンマーを担いだ女性の横に、何時からかタオルと
スポーツドリンクと、其の他もろもろも用意して
巨乳メイドに傅いて差し出してる何かじゃなくも軟派そうな男が居たよ

 王禅寺と貝橋には目もくれず ただ乳を その乳だけを
ただただ乳を 乳による 乳の為だけの視線を巨乳に向けている 
目はやばいし顔もやばい

139貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/10/31(金) 00:19:18
>>137
「ああ。王禅寺君」 「こんにちは」

先客って王禅寺君だったのね。
軽く手を振って挨拶し、巨女メイドが作ったものを見る。

>>136
  「なんだ、駅か……」

 「えたいのしれないロボットでも
 作られてたらどうしようかと思ったわ……」

駅がいつの間にかできているだけであったことに安堵して、
そのまま興味を失い寮の方へ戻ろうとし、

  「おいおいおいおいおいおいおいおい!!」

 「待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!」

ノリツッコミ的に手を突き出しながら巨女メイドに接近するわ。
コイツ、前プールでも見たことあったわよね確か……。

140『白亜荘』:2014/10/31(金) 01:10:49
>>137(王禅寺)

          『ブルルッ』

ちなみに巨女メイドの背後には馬がいます。
多分きっとこれを止める為のモノだろうそうに違いない。


『かげり』:
「えーと、電車の来る角度的には〜」

違った。マジ駅だったこれ。

>>138(ネイ)

『はやり』:
「すみません、妹に性的嫌がらせはやめてください」

   『バッババ』

傍らにはセーラー服を着た女子生徒が居た!
がっちり前を遮ってガード! ちなみに風紀委員の腕章付だ!

「こう見えて、見えた通りに馬鹿なんです」

『かげり』:
「はや姉ちゃんひどい!」

>>139(貝橋)

『かげり』:
「えへへへへへ」

照れている巨女メイド。
コイツこの状況でイカれているのか?

『はやり』:
「馬鹿な妹に代わって説明させていただきます。
 実はココさまが白亜荘まで車で行くのが面倒だから駅作っておいて、と……」

「ご理解いただけましたか?」

姉の風紀委員も真顔だった。

141王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/10/31(金) 01:26:43
>>138-140

「うわぁ……」

うわぁ……。

「そんなもの作るより、早くあかりさんを連れ戻すほうが先なのでは……」

王禅寺も思わずマジレスしてしまうくらいドン引き。
いや、ていうかいくら主人だからって愚直に願いに答えようとするのはどうなの。
仕えるものとして主人を律することもまた奉仕らしいですよ。

142ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』:2014/10/31(金) 01:43:36
>>140-143

 「主君の為に忠義をとことんまで尽くす! さいっっこうに
ビバな信奉精神じゃないっすか! かげりの姉御まじイカスっす!!
 はい、解りましたはやりの姉御! けど折角なんでこうやって
出遭ったのも運命の出会い、良ければメアドと今後のデードの取り付け
いやそれが無理ならせめて名刺を渡すだけでもぉぉぉぉ゛っ゛!!」

 血泪を流しつつ、メイドのはやりに名刺を取り出しつつ訴える。
この馬鹿、何がなんでもナンパしたいようだ。

 「あと、そちらの如何にもな女子高生の方も、このネイに少しでも
気が向いたんなら電話の一本でも!! 貴方の家の間違って閉じてしまった
扉や金庫、そして貴方の心の鍵もついでに開けちゃいます!
 何でも屋ネイをどうか宜しく!!
 そっちの女子高生……女子……高……ん、んんぅぅ゛ぅうぅん゛??
 ……い……やっ、違う、違うぞぉぉネイ! センサーが
発動しないって事はだ!! これはジャパン特有の罠!!
 通称『男の娘』って奴だぁ!!! ヒュ〜〜ゥ!! 危うく
デッドラインを踏む所だったぜぇ……あ、名刺は渡しておく」

 そして首を180℃曲げて、勇敢(無謀とも言う)にも貝橋にも
ナンパをする。そして王禅寺にもナンパしかけたが、歴戦のナンパ(全て失敗)
の経験ゆえか男と辛うじて見破ったようだ。

143貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/10/31(金) 01:52:10
>>140
「なるほど」 「まあ、駅を作っておけっていうのは分かるわ」
「非常識だけど、あの女ならまあそれもあるかって思える」

あたしも大概非常識になっている気がするけれど、此処は認めましょう。
もっとデカいツッコミどころに対応する為には、この前提条件は呑み込まないといけない。
何もかもいっぺんにツッコむっていうのは、あたしには出来ないことなのよ。

             ―――ズゥ

あたしの身体から乖離するように、『バベット』が現れる。
その手には――『トランク』ではなく、『ハリセン』。
もはや生身でのツッコミでは対処できないと判断したから、スタンドを行使する。

  「で」  「も」

    「何でその出来上がった『駅』に馬がいるのよォォォ――――ッ!?!?」

              パ
            ス  ァ   /
                ン ・

『バベット』一閃。身体に栄養を持っていかれたお馬鹿をツッコむ!
っつか、車移動が面倒だってのに馬はねーでしょ、馬は!
駅って言ったらフツー電車でしょあんたら一体何時代の人間よ!?

>>142
「あと風紀委員っぽいの」 「そこの人不法侵入者だからさっさと叩きだしといて」

まあ、こういうのが出て来るのも日常よね。

144『白亜荘』:2014/10/31(金) 02:18:43
>>141(王禅寺)

『はやり』:
「…………ココさまはこうも仰られていました」

「『死んだ子の歳を数えるのはやめましょう。
  生きてる者は前を見て、進まなくてはならないの』、と」

「非常に同感です。あんな姉死ねばいいのです」

              『ハッ』

実の姉が死んだことにされているのを鼻先で笑いやがった。

『かげり』:
「…………えー、でもあかり姉ちゃん居ないと困るよ??」

『はやり』:
「困りません! 全然困らない!!!!
 みんなから笑いものにされる原因を作る姉なんて、姉なんて……!!」

「ところで、試乗してみませんか? 『電車』の」

>>142(ネイ)

『はやり』:
「あの、アナタ空気読めない子なんですか?
 悪いんですけど、今真面目な話をしているので帰ってください」

凄まじい真顔で拒否宣言をしてきた。

「もし、消えないならぶっ飛ばしますよ?」

>>143(貝橋)

              パ
            ス  ァ   /
                ン ・

『かげり』:
「うきゃわん!?」

ハリセン一発! メイドは足りない頭に大ダメージだ!
後ろの馬さんも心配して覗き込んでいるぞ!

『かげり』:
「ううううう、馬さんじゃダメですか……」

『はやり』:
「言ったでしょう。
 ちゃんと電車が来るから、そっちに任せなさいと。
 いのり姉さまに任せておけば大丈夫なんだから」

「すみません、馬はこの子の個人的な乗馬でもあって……

 ところで試乗しませんか、『いのり姉さまの電車』の。
 試しに『SLAYGROUND』か『学園』まで行こうかと思ってたんです」

『風紀委員』から真顔で提案がなされた。

  見る限りレールもない、駅のホームもない。
  どこから電車が来るというのだろうか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そろそろ誰が誰だか判らない人が多いだろう!
なので、ついでに『神戸シリーズ』のキャラ早見表!

長女:神戸あかり『ゴスフォード・パーク』
次女:神戸いのり『パーク・デイ』
三女:神戸みどり『ハイランド・パーク』
四女:神戸ことり『サンセット・パーク』
五女:神戸はやり『パーク・ロウ』
六女:神戸かげり『パラノイア・パーク』
七女:神戸ちこり『ルナ・パーク』

145ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』:2014/10/31(金) 02:33:12
>>144

 「泪が止まらないぜ…オゥライ。これで何度めかの玉砕」

 乾いた笑いが止まらないなか、大人しく肩を下げて立ち去る馬鹿が一人。

 「……あ、良ければそっちの猫使いのレディーに男子も電話して。
俺、簡単な施錠してる扉とかなら開く『力』あるから」

 そう、軽く自分の能力を明かしつつ去っていく。これが縁で
次回に何か共謀して仲が深めればと言う軽い下心も交えてのアピールだ。

 (しっかし、白亜荘ねぇ……豪勢だなぁ。俺の故郷には無い雰囲気だ)

 (『出入り口』は一応一通り見まわしたが……まぁ、気安く侵入
する気ないし。此処は手出し無用、だな)


 そう、軽くマッピングも行いつつ。白亜荘の簡単な位置取り情報を
ゲットした後での離脱だった。

146王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/10/31(金) 19:51:55
>>142>>145

「あ、どうも……」

なんだか変な人に名刺渡された。
うるさいしやなかんじだしあんま関わりたくないな……。


>>143
「おー、かわいい」

バベットに目線を合わせ、頭を撫でる。

>>144

バベットの頭を撫でながら、はやりの話を聞く。

「どんだけ迷惑がられてるのあのひと……」

ちょっとニートしてるだけじゃん……。家のこと全部妹に任せて地下に引きこもってずーっと遊んでるだけじゃん……。


「え、試乗?いやですよ」

この人達が電車って、ぜったいろくでもないものでしょ。
ていうかそもそも、今日はお出かけするつもりで外に出てきたんだから学園も喫茶店も用事はない。

「DIONまで直通ならまだしも、『ココ』さんのずぼらで作られた電車なんて……ねえ?」

147貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/01(土) 00:58:22
>>144(メイド姉妹)
「まあ馬自体は別に良いんだけどさ」

音々ちゃん(と、打ち解けて呼ぶようになった)だって持ってるし……。
ヒジョーシキだとは思うけどさ。まあ、そこは良いわよ。
でも、駅に馬を持ってくるゥゥ〜? やっぱり頭が緩いわねよねぇ……。

でも、電車……ねえ……。


>>146(王禅寺)
『ニャニャアン』 ススス・・・

あ、『バベット』が避けた。
『バベット』は誇り高い性格だから、ペットみたいな可愛がられ方は嫌なのよね。
アイツ、精神的には二〇歳そこそこの礼儀正しいお姉さんって感じだし。
……でももう、いい加減諦めればいいのにねえ。

   「まあ、そう言わずに乗ってみましょうよ。
    コイツらメイドだから、主人であるあの女のものに手を抜くとは思えないし」

そう言って、王禅寺君を誘ってみるわ。
それより重要なのは、『電車』がどこから来るか、よ。
レールはない。つまり、どこからか来るわけだけど……

    「ベタに上から……」

   「と、見せかけて」
       「地面に穴が空く地下鉄風かッ!?」

ついでに言うなら、あたし達の足場ごと穴になって強制落下と見た!

148『白亜荘』:2014/11/01(土) 01:28:43
>>146(王禅寺)

『はやり』:
「………………『本来なら』」

「『白亜荘』の管理は全て、あかり姉さんがすることなんです。
 いなくなると……他の仕事をしている私たち『家族』が揃って来ないと――」

「『姉さんと同程度か劣る程度の働き』が出来ないんです!!!」

                     『クッ』

言い切ってから、顔を背けた。
どうやら『劣等感』を刺激されての毛嫌いらしい。

『かげり』:
「あかり姉ちゃんはすごいもんね〜」

『はやり』:
「だから厭なの。私はみどり姉さんもことり姉さんに同感。
 大体あの人は昔から責任感がないし、何かにつけて適当だし」

「…………『DION』は……駅あったかな?
 あそこのテナントに出店してたのは……」

           『パチンッ ペラペラ』

手帳を取り出し、確認をしているようだ。

>>147(貝橋)

           『ドボオアア!』

予想は――半ば当たった。
地面から鋭い何かが突き出ている――回転しているこれは。


            『ドリュドリュドリュリュリュルルル――ッ』

『ドリル!』 しかも太い! 君の胴回りほどはあるだろう。
それがまるで、地面からタケノコのように突き出ている。

『かげり』:
「あ、来た〜。コレで開通〜」

149王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/01(土) 01:41:24
>>148
「あぁ……」

能力を持った怠け者ほど厄介な人はいないよね……。それが肉親ならなおさら。
はやりさんに同情する。

>>147
「嫌かー」

バベットに逃げられた。苦笑しながらごめんねと謝り、チラッとバベットの着ている『服』を見やる。
……可愛いな。


「うーん……そうですね、せっかくですし」

二回も誘われると、首を縦に振るしかないね。それに、出かけるだけならいつでも行ける。
今日だけの特別な何かがあって外出するわけではないんだから、ここで断る理由はない。


「はは、地面から来るなんてそんな」

>           『ドボオアア!』
>            『ドリュドリュドリュリュリュルルル――ッ』

「馬鹿か?」

どんな判断だ。金をドブに捨ててるだろこれ。

150貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/01(土) 01:49:38
>>149(王禅寺)
「ごめんなさいね」 「『バベット』は誇り高い給仕人だから、
             ペットみたいな可愛がられ方は嫌がるの」
  『ニャア……』
           ペコォ―ッ

『バベット』と初対面の人にはまずする説明ね、これ。
……っていうか、フツーにスタンド見せてたけど、
王禅寺君にスタンドの事まだ説明してなかったじゃない!
王禅寺君からも説明してもらってないし……、……まあそれは電車の中で考えればいっか。


>>148(メイド姉妹)
「どりるっ!?」

思わず飛び退いちまうわ。
……予想が当たったのは良いけど、毛ほども嬉しくない……。

「……空よりは事故の確率が少ないのは有難いけど」

でも空なら、空中脱線みたいなことになっても
『クロス』のパラシュートであたしと王禅寺君だけは逃げれたのよね……。
地下だと落盤とかそういう絶望的な事故しか想像できないわ。

……じ、事故が起こるのを前提に語っちゃダメよね。

151『白亜荘』:2014/11/01(土) 02:33:10
>>149-150

       『ドリュルルルルルル――ッ』

高速回転するドリルは突き出た時点から、後退を開始した。
そのまま穴へと引いていく――と。

               『フッ!』


  『穴が消えた』。
  いや、確かに先ほど貫通して地面に大穴が開いていた。
  人が一人入れるほどの穴だったはずだが……


『かげり』:
「えっと、パス、パスはどこだっけ〜」

『はやり』:
「お姉ちゃんが持ってるから大丈夫。
 そちらのお二人の分は、……これをお使いいただけますか?」

                    『ピッ』

『はやり』がポケットから『栞状の透明なカード』を出した。

  細長い形状をしており、着彩されておらず完全に透明だ。
  しかし、表面に若干起伏があり、模様のようになっている。


『はやり』:
「『パーク・デイ』の『切符』です。
 『そこに書かれていることを信じるなら』……いつでもご利用いただけます」

「あ、使い方は目元に当ててください。それで透かして見るんです」

152王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/01(土) 19:03:17
>>151
「!?」

え、スタンド!?
さ、才能の無駄遣いというか……なんというか……。

「しかもIC?カードで入場って…・…なんでもできますね」

はやりから『透明なカード』を受け取り、言われたとおりに目元に当ててみる。
どうなってるんだろう?どうなるのかな?

153王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/01(土) 19:04:08
>>152
>>150-151

154貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/01(土) 20:33:02
>>151-152
「単語帳とかについてくる赤いアレみたいなものかしら?
                              , へ
                             く ,/ 」
                              `
噴き出しのなかに赤いシートを描きつつ呟くわ。
ともあれ、『起こした干渉を隠す』のが能力? 相変わらず、
あかりさんの姉妹のスタンド能力は規格外っつーかなんつーか……。

         スッ

そんなことを考えながら、目の前にシートを翳すわ。
『バベット』も肩に上らせて、その様子を覗きこませる。

155『白亜荘』:2014/11/01(土) 21:56:28
>>152-154(ALL)

『切符』は『貝橋』の想像した形状に近い。
目元に当てた透明な切符は、触れていると起伏があるのがわかった。

            『  キラ キラ  』

  近づけてみることで、なんて書いてあるかが判る。

        【hollow Earth theory】

  そして、その文字越しに先ほど地面に穴を開けた場所も見えた。
  確かに穴が消えていハズだ。しかし今あるのは。


               『  ゴ ォ ォ  ォォ ォォォ ――  』

  地下に降りる――『地下鉄乗り口』の階段がある。
  こんなもの、先程まではなかった。なかったはずだ。

『はやり』:
「はい、これ。ちゃんとパチンって固定するのよ?」

『はやり』は妹に透明な何かを差し出した。
こちらは――『おもちゃのサングラス』にも似た形だ。

「地下で落とすと生き埋めになりかねないんだから」

156王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/01(土) 23:11:19
>>154-155

「『ホロウ・アース・セオリー』?
 ……!? えっ?!」

なんだこれ、本当にどうなってるんだ?
一回『カード』を外して『地下鉄乗り口』を見て、その後もう一度『カード』を目元につけて『地下鉄乗り口』を見る。

「プラシーボ効果、っていうんですか……そこにないのに、ある。あるけど、ない。みたいな」

自分のスタンドとはスケールが違う……こんなの、個人の精神の枠に収まってるとは思えない。
いや、それをいうならあかりさん含むメイドのみなさんがそうか。
すごい……。

157貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/01(土) 23:15:06
>>155-156
         「相変わらず桁外れね……」

これほどの能力でも、『地下迷宮』を作ったあかりさんの下位互換なんだもんなぁ……。
なんていうかこう、チート過ぎるっていうか。改めて『完璧』なスタンド能力だって思わされるわ。

   「……っつか、あたし達にもそのメガネよこしなさいよ!」
   「なんで外したら生き埋めになるモンをわざわざ渡すのよ!」

シートを目に当てたまま文句つけるわよ。
『バベット』の分の眼鏡も要求するわ!
(必要ないのは目に見えてるけど、オシャレとして)

158『白亜荘』:2014/11/01(土) 23:28:59
>>156(王禅寺)

『はやり』:
「いのり姉さまの『幻想』を共有出来る方じゃないと解らないんです。
 普通は理解できませんから、『共同幻想』の為の『切符』というワケです」

            『フッ』
                 『フッ フッ』

付けて外すを繰り返すと、あったりなかったりが繰り返された。
しかし、『切符』ごしにはある! という確かな実在感がある……

  アーチ状の入り口の向こうは『水晶の階段』が続いている。
  据えられたガス灯の明りが照り返し、眩く輝いていた。

>>157(貝橋)

『かげり』:
「あかりお姉ちゃんと〜、いのり姉ちゃんは同じぐらいすごいんですよ〜。
 でも、『使用人』の能力の中でも、『運転手』の力だから〜」

『はやり』:
「――――普段は私たちと同じところで働いてないんです。
 あかり姉さまに出来ないことが出来るので、同等に重用されます。
 だから…………姉さまに意見が出来る人でもあります」

「……いや、列車に乗ったら大丈夫ですから。
 ていうかパスほしいですか? 本気で? 本気で欲しいです?」

追加で『切符』のほうが手渡された。
一応本体が認識可能な状態なら、それが共有されるようだ。
『はやり』は何故か『パス』を渡すのに躊躇しているようだ。

「姉さまに発券してもらえれば、大丈夫ですけど……」

159王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/01(土) 23:44:11
>>157-158

「ぅわぁー……お伽話っぽい」

ガス灯の光を反射してきらめく水晶の階段なんて、まさにそれじゃないか。
『ドレス』とか着てこの階段を降りたら、本当に『お伽話のお姫様』になっちゃうな……なんて、思っても言わないけども。

「大丈夫ですよ貝橋さん、生き埋めになってもきっと皆さんがどうにかして助けてくれますよ。
 『お友達』ですから」

と貝橋に微笑んで、切符を目元につけたまま一段一段を踏みしめるように『水晶の階段』を降りる。
王禅寺の心中は他人からは察せないだろうが、表面上を見る限りどうも楽しそうだ。
生き埋めなんて不穏なワードが聞こえたというのに、不安な要素が一切見出だせない。
何故かジーンズのポケットを上からつまんだり、着用しているオレンジのパーカーをチラッと見ては少し不満そうにしているが……。


(お姫様……お姫様ロールプレイ……王子様が隣にいたら完璧……!)
(ああでもそうなると『アズ・ユー』を使わないとだし、『球体関節』オッケーな人じゃないと……)
(綺麗だなぁ、本当に魔法だなぁ。うーん、あかりさんが前にくれた『ドレス』……あれを出すなら今しかないかな?)
(……貝橋さんがいるんだった。危うく死ぬところだった。貝橋さん待ちつつ降りちゃお)


――はやりにもかげりにも貝橋にも、きっと心中を察することは出来ないだろう。

160貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/02(日) 00:26:29
>>158-159
「や……やっぱいいや」

そんな風に念を押されると、ちょっとね……。
引き下がりつつ、王禅寺君の言葉に応える。

「……」 「ま、持つべきものはご近所づきあいってところかしらね……」

実際、埋まる程度なら何とかなりそうな気もするわ。
まあ、試す気にはなれないけど。
ってことで、降りていくわよ。さて、中はどうなってるかしら?
小学校のときまでたまに使ってた渋谷駅みたいな迷路には、なってないといいけど。

161『白亜荘』:2014/11/02(日) 00:35:25
>>159(王禅寺)
一足先に、君は地下鉄の階段へと進んだ。

   『キン!
         キン! キンキン!』

  一歩踏み出すごとに、澄んだ音色が響く。
  まるで金管楽器のような、美しい音だ。

    『キ ィ――z ン』
                 『キンキン!』

階段は途中から螺旋状に変わったようだ。
照明はガス灯しかなく、先は見えない。

  しかし、壁に『メートル単位』が書かれているのにも気づいた。


        【↓20m↓】

        【↓15m↓】

  だんだんと『駅』へと近づいていってるらしい。

>>160(貝橋)

『はやり』:
「もし、欲しいなら……これをどうぞ。
 あれば『時間経過』を待つだけで大丈夫です」

            『サッ』

『はやり』が『耳栓』を手渡してきた。
そして、君と君の後に続く姉妹二人も階段を降りていく――

>>ALL
            『キィン キンキン』
               『キキンッ キィーン』

『螺旋状の水晶階段』を降りていくと、下に入口があるのが見えた。

  強い明りでその向こうが照らされているのが見える。
  床は金で縁取りされた煙水晶のタイルで覆われているようだ。

162王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/02(日) 00:42:59
>>161

   『キン!
         キン! キンキン!』

「おおっ」

    『キ ィ――z ン』
                 『キンキン!』

「おー……」      「うふふ」

やばい、すんごいたのしい。すんごい。
結構地下に降りるんだね。貝橋さんたちのペースに気をつけながら進んでいく。
最終的には並んで降りているだろう。


そして入り口が見えてくる。
魔法の階段を降りて行くと、そこは魔法の国でした……なんてことは、さすがに夢の見過ぎだ。
坂道?まだ階段?

「まだ入り口なんだ。てっきり構内があるのかと」

とりあえず、入り口まで階段を降りて(もしくは歩いて)いこう。

163貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/02(日) 00:53:05
>>161-162
「……王禅寺君」 「なんかさっき耳栓渡されたんだけど」
  「良く分かんないけど、うるさくなったらすぐこれ使って良いわよ」

そう言って、王禅寺君に耳栓渡すわ。
あたしは……『集中促進』の効能の『お茶』を飲んで、
耳を塞いで聴覚以外の五感に集中してれば並大抵の騒音は無視できるし。

というわけで、今のうちに『集中促進』の『お茶』を一口飲んで解除しておきましょうね。
王禅寺君の後ろに立って入口へ入って行きたいわ。

164『白亜荘』:2014/11/02(日) 01:16:04
>>162(王禅寺)
階段から先の入り口は、金属製の網状のシャッターだった。
しかし、君が近づくとそれを察知したように――

       『シャ ッ  カカカカカン!』

  一気に『シャッター』が上がり、君は駅内に足を踏み入れた。
  中は駅構内、そのままホームとなっている。


    『  パ   ァ   ア ア ア   』

駅のホームは長く、全てが水晶と宝石、貴金属造りだ。

  床は煙水晶のタイル、ホームのベンチは繊細な細工で、白金製。
  天井から吊り下げられた明りはアラバスターのランプシェードで覆われている。
  どれもが各所が金で縁取りされ、華美な模様が描かれている。
  宝石も埋め込まれているが、不思議と派手な印象がない。

  そしてホーム内にはもちろん『列車』が存在する。

>>163(貝橋)

『お茶』を飲んで集中力を高めた。
自然と視覚に集中し……進む際に響く音色が、若干遠く聞こえるようだ。

駅のホーム内に足を踏み入れると――上の光景と列車が見えた。


                  『シュン  シュン  シュン』

  中にあった電車は、流線型の『弾丸列車』。
  スチームパンク調で全体がパイプが突き出ている。
  先頭の一号車に備えられている『鋭いドリル』。これは先程観たモノだ。

                『 ガ  コン 』

『かげり』:
「あ、お姉ちゃーん!」

先頭車から人が一人降りてきた。

>>ALL

            『キン  キンキン』

出てきたのは――車掌帽を被り、ロングのコートを羽織った『麗人』。

  分厚いコートの生地のせいか、体格は若干わかりづらい。
  しかし、背が高く、薄い手袋に覆われた指は細く長い。
  爽やかな笑みを浮かべると、帽子を外して、君たちに深々と頭を下げる。


        『ペ
           コォ――ッ』

『いのり』:
「こんにちは! 本日は私の『パーク・デイ』にようこそ。
 短い旅でございますが、どうかお楽しみくださいませ」

「私は神戸 いのりと申します。
 これは弾丸地下超特急『いのり号』。

 準備がよろしければこちらへ」

165王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/02(日) 01:35:44
>>163

「耳栓……?なんだろ、気圧で耳がキーンってなるあれかな」

ありがたく受け取って、パーカーのポケットにしまう。
これ居合できる?


>>164

「おおう……自動シャッターって現代的なのに、こんな……ファンタジー」

王禅寺、感動。
こんな綺麗で素晴らしい、どこを見てもどこを切り取っても芸術的な空間。
『魔法』だ。スタンド、って片付けたくない優雅さだ。

王禅寺が構内をキョロキョロしてテンションを上げていると、列車から一人の車掌さんが。

「ど、どうも。初めまして、王禅寺といいます。
 し、失礼しまーす」

あかりさんとかかげりさんとか、メイドさんの平凡な奉仕活動は住んでるうちに慣れたけど……
この、運転手としてのエスコート?には、緊張してしまう。
促されるままに、列車へ足を運ぼう。
『実はスピード狂』とか『シートに座ると豹変』とか、イメージブレイクな設定はない……よね。
頼む!常識人でいてくれ!

166貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/02(日) 02:09:01
>>164-165
「どーも」 「……意外とまともだわ……」(電車が)

 「ねね」 「二人とも……」

  「あの耳栓って何に使うの?」

二人に問いかけつつ、乗り込むわ。

167『白亜荘』:2014/11/02(日) 02:18:29
>>165(王禅寺)

『いのり』:
「王禅寺さま! 存じております、ココさまのお友達ですね。
 どうかそのまま、眼から切符を離さないようにお気をつけくださいませ」

「『いのり号』に乗れば、もう離しても結構でございます。
 あ! そこは段差になっております。お手をお貸ししましょうか」

                『 ス 』

君に対して手を差し伸べてくる『いのり』。
快活な表情、丁寧な態度。『あかり』と正反対だ。

  よくよく顔立ちを見れば、姉妹であるらしく眼元が若干似ている。
  しかし、朗らかに笑う豊かな表情のおかげで、印象がかなり違う。
  どちらかといえば、身長もあって能天気な『かげり』にそっくりだ。

『いのり』:
「はやりちゃ……オホン。はやり、かげり。
 二人とも、先に食堂車へ。給仕が出来るように用意しておいてね」

「本列車は寝台車となっておりまして、中には食堂車がございます。
 本日はそちらで車窓からの風景を眺めていただこうかと」

>>166(貝橋)
君も列車に乗り込もうとする。
『いのり』に言われて、僅かに先行した妹二人に続く形だ。

『かげり』:
「お話を聞くのに必要なんです!」

『はやり』:
「あー…………まあ、その通りですね。
 いのり姉さまの『唯一にして最大の欠点』なんですよ」
 オ カ ル ト マ ニ ア 
「『幻想愛好家』……なんです。
 このスタンドもそれが反映されてるというか……」

「その話を聞かないと、信頼しないから『パス』を発券してくれないんです」

>>ALL
列車内は黒檀で床と壁が作られている。
クラシックな高級車両を思わせる内装だ。
乗り込んだすぐ先には、食堂車があるのが見える。

『いのり』:
「さあさどうぞこちらへ。
 お食事は既に済ませましたか? 軽食ならすぐに用意させますが」

168王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/02(日) 20:50:25
>>166-167

よかった常識人だー!それどころかあかりさんよりもちゃんとしたメイドさんだ!
もしかしていのりさん、『ココ』さんのお抱え運転手なのは能力もだけどあかりさんよりしっかりしてるからでは……。

「あ、ありがとうございます……!」

エスコートされるなんて感動……。
ここは素直にいのりさんのお手を拝借して、『いのり号』に乗り込もう。
列車の名前が安直?いやいや、変に凝った名前にするよりこういう素朴な方が僕は好きですよ。

「うわあ、駅構内も綺麗でしたけど車内もすごく素敵ですねぇ……」

もうすっかりいのりさんのスタンドの虜だ。
カメラを持ってこなかったことを悔やみつつ、

「あぁ、朝はパンを少し食べただけなので、
 よろしければご馳走になりたいです」

促されるままに食堂車へ。
あかりさんのごはんも美味しいけど、かげりさんたちが作ってくれるご飯も同じように美味しいんだ。
あれ?あかりさんいらなくね?

169貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/02(日) 23:11:58
>>167-168
           「オカルトマニア……ねえ」
        オカルト
世の中の不条理って全部スタンド絡みなんだし、タネの分かってる手品に浪漫を求めるものかしら?
それとも、〇〇の正体は××なスタンドだった! って種明かしにカタルシスをおぼえるタイプなのかしらね。
どっちにしても、あたしとは相いれない趣味ねえ…………。

    「ん?」 「『スタンドにも反映されてる』って、どういう……?」

疑問に思いつつ、食堂車に行くわ。
……何でか知らないけど、このシチュエーションって既視感あるわね。
吹っ飛ばされたら消滅する弾丸とか撃たれそうな気がするわ――と思いつつ、配膳車とかの具合を見てみたり。

    「『バベット』、あんた変に気張らなくて良いからね」
                                       『マーオ……』 シュ ッ

『バベット』は解除しておくわ。
一流の給仕が出っ放しで軽食とか出された日には、色々面倒だし。

170『白亜荘』:2014/11/03(月) 00:15:58
>>168(王禅寺)

『いのり』:
「お褒めいただき光栄です!
 これこそが『パーク・デイ』を往く船にして我が友にございます。
 お褒め頂けることは、私自身を褒められたように嬉しく思います」

「かしこまりました。
 それではアフタヌーンティーのセットをご用意しましょう。
 ケーキにサンドウィッチ、スコーンがございます。

 お茶の好みはございますか? 紅茶に限らず取り揃えております――」

          『ヒョイ』

君に手を貸し、車両内へと引き上げた。
食堂車へと足を踏み入れる。

     『 パ  ァ  アアア 』

  食堂車内の内装も一転して変わる。
  温かみのあるオーク材で壁や天井が構成されていた。
  床は絨毯敷きであり、各所にあるテーブルや家具はヴィクトリアンスタイルだ。


「よろしければ自動ピアノによる演奏はいかがですか?
 列車が線路を進む時のリズムも私は快いと感じますが……」

「やはり、音楽こそが心和ませるものです」

  食堂車の奥はバーカウンターが存在し、その対面にはピアノも据え付けられている。

>>169(貝橋)

『はやり』:
「んー……お姉さまの『夢見たままの世界』なんです、ここは。
 これがお姉さまの『作った世界』なのか、『実在する世界』なのか。
 その判別は未だについていません。重要なのはこの世界の殆どの事象」

「お姉さまであろうと手が付けられない制御不可能……」

『いのり』:
「はやりちゃん! お姉ちゃん忙しいからお願いね!
 かげりちゃんは向こうからカートに運んで持ってきて」

『はやり&かげり』:
「あ、はーい」
「はーい! 今行きまーす!」

            『タッタッタッタッタ』

妹二人は会話の途中で食堂車の後尾にある、厨房車へと走っていった。
『いのり』は君に向き直り、ニコニコと微笑みを浮かべている。

『いのり』:
「貝橋さまにお会いできて光栄でございます!
 この町の危機と戦い、一度ならず町を救った使い手であると聞いております」

「今日はひと時ながら、疲れを癒し、旅をお楽しみください」

>>ALL
『いのり』:
「それではお二人とも、席におかけください」

「『いのり号』を出発させますので、揺れにご注意ください」

171王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/03(月) 00:38:47
>>169-170

食堂車もまた素敵だ。
日本にいるのに、外国に来たような錯覚を受ける。

「そうですね……じゃあ、ストロベリーティーで。
 ブランドとかは詳しくないのでお任せします。
 軽食はサンドイッチがいいです」

いのりにオーダーをしたあと、素直に椅子に座る。
至れり尽くせり。来てよかった、と思う。

「いいですね、自動ピアノ。せっかくだしお願いします」

いのりに返答し、窓の外を眺めたい。
……あ、そういえばここって地面の下のはずじゃあ……。
あれかな、今話題のリニアみたいに外のイメージ映像が流れたりするのかな?

172貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/03(月) 02:00:46
>>170(メイド姉妹)
「……」 「ふふん」

  「そ、それほどでもないわ!」 「当然のことをしたまでよね」

   「ま、まあそれなりに場数は踏んでるけど」

ちょっと得意げに言うわ。
なんていうか、オカルトっぽい現象が起こるってことね。
でも大丈夫、この世にスタンド絡みじゃない超常現象なんてないから。
なのであたしはそういう心構えでいかせてもらうわよ。

>>171(王禅寺)
「そーゆー感じだから、色々と不思議現象が発生するらしいわよー」

と、一応王禅寺君に呼びかけておく。
さっきからの話は大体聞こえてるだろうけどねー。

173『白亜荘』:2014/11/03(月) 02:20:43
>>171(王禅寺)

『いのり』:
「ストロベリーティーでございますね。
 かしこまりました。それではピアノさん……」

さっと、『いのり』が舞台めいた仕草で手を振る。

   『ポロロ ロン ロロン♪』

             『ポロロ ロンロロン♪』

  『自動ピアノ』の鍵盤が奏者もなくとも動き出し、音楽を奏で始める。
  流れてくる音色は君たちでも聞き覚えがあるかもしれない。
  ttp://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=jHNQYkR8AWs

「『エンターティナー』!
 映画『スティング』の主題曲としても知られておりますね。

 おっと、窓をお開けしましょうか? 気候は安定していますからどうぞ」

窓の外を眺めるが、地下鉄の駅の壁面が見えるだけだ。

  ぼんやりとした灯りがあるのみ、風景は見えない。
  『いのり』の言う通り、窓の開閉は可能らしい。

>>172(貝橋)

『いのり』:
「ご謙遜なさらずとも。わたくし共は『戦う者』ではございません。
 貝橋さまのような方々がいなければ、町と運命を共にしたでしょう」

「これは姉妹全員に代わっての御礼と思ってくださいませ」

          『ススゥ  ペコォ――ッ』

『いのり』は制帽を取り、深々と頭を下げる。
『アレの妹』にしては随分と人が出来ているらしい。

「それでは出発いたします。
 本駅から進みますと、まず見えますのは……おっと」

「これはぜひ、直接その眼でご確認ください」


>>ALL

          『パア――――ッ』

出発の汽笛が鳴る。

         『ゴト  ン』

                  『ゴトトン』

 『ゴトン  ゴトン  ゴトン! ゴトン!
  ゴトト ゴトト ゴトト ゴトンゴトンゴトン!』

      『プシュゥゥゥゥ』

       『ガッシャ ガッシャ ガッシャ ガッシャ』

  ゆっくりと列車が動き始めた。
  電車が進むにつれて加速していき、窓越しに見える灯りが走る線になっていく。


           『ガッシャガッシャガッシャガッシャガッシャ』


  駅構内を抜けて、地下のトンネル内を進んでいく。
  僅かに上下動しているようだ……そして、不意に外が明るくなった。
  眼にぎらつく光が突き刺さる。単に明るいだけでははない。


                 『パ  ァアアア ッ』

  トンネルを抜けた先には『エメラルド色の空』。『深紅の太陽』。
  そして『地面が白く輝いている』――列車が進んでいるのは。


                   『ギラ!
                        ギラン!』

    『白い砂漠』だ! 結晶質の真っ白な砂に覆われた砂漠が見える!

174王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/04(火) 20:18:27
>>172
「良いじゃないですか、ファンタジーな現象が起こるなんて。
 楽しみですね」

貝橋とはやりたちの会話は、駅構内や車内の様子で興奮しててよく聞いてなかったようだ。
まあ、ヤク決まったようなことにはならないだろうから大丈夫でしょう。


>>173

「あぁ、この曲。有名ですよね」

バックグラウンドミュージックというのは大事だ。この曲が流れ出してから、車内の雰囲気が明るくなったような気がする。
何が見れるのかわくわくしながら、発車を待ち――


>                  『ゴトトン』

> 『ゴトン  ゴトン  ゴトン! ゴトン!
>  ゴトト ゴトト ゴトト ゴトンゴトンゴトン!』

>      『プシュゥゥゥゥ』

>       『ガッシャ ガッシャ ガッシャ ガッシャ』

「おー」

ぱちぱち、と小さく拍手。生まれてこの方電車にしか乗ったことがないので、寝台車やら食堂車やらがある列車は初めてなのだ。
新幹線だって電車みたいなもんだし。

そうして駅から短いトンネルを抜けると、『白砂漠』でした。

「……」

息を呑む、とはまさにこのことだろうか。
広大かつきれいな景色を見て、何も言うことが出来ない。
駅構内や車内も驚いたが、まさかこれほどなんて……。
間違いなく、いのりさんの『パーク・デイ』は素晴らしいものだ。お伽話そのものだ!

175貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/05(水) 00:23:04
>>173
       「な、なにこれ」

幻想的……と言っていいのかしら、この景色は。
なんていうか、あまりにも現実離れしすぎた光景って感じで……
あたしは、綺麗っていうか精神が不安定になってくるわ。

オカルトって……こういうこと?
想像よりも大分おとなしいけど、
ある意味でこっちのがよっぽど破壊力高いっつーか……。

しかも話によると、これでも序の口なのよね……。
あの砂漠からデカい鯨とか出てきそうだわ。杞憂だと良いけど。

176『白亜荘』:2014/11/05(水) 23:44:57
>>174(王禅寺)

          『ガッシュ! ガッシュガッシュ!』

      『ゴゴ ォ――z__ォ ォ ッ』

電車は一路、太陽光線にギラつく『白い砂漠』を走っていく。

   まるで『雪原』のようだが、寒さは覚えない。
   遠くには高い結晶質の柱が立っているのが見える。

『いのり』:
「如何でしょうか? これは『パーク・デイ』のほんの一部です」

「何せ、これを開拓した時は私も震えが――」

                『ガラガラガラ』

そこに割り込むように、『はやり』がカートを押してやってきた。

『はやり』:
「姉さん姉さん、それ以上はダメですよ。
 フツーの人は基本的に興味がないんですから」

『いのり』:
「でも! 実在するんだよはやりちゃん!
 これが! これこそが『アガルタ』にして『煙る太陽の国』――」

『かげり』:
「やめよーねー。あとで私たちが聞いてあげるから〜」

「それと、お茶です〜」

『かげり』がお茶をテーブルに給仕していく。

>>175(貝橋)
『はやり』:
「どうもすみません。驚かせましたか?
 姉さんの『妄想の世界』なんですよ。一言で言えば」

「とはいえいろいろ混じっちゃってるから……
 これはウェルズだっけ? あれ? ヴェルヌ?」

『はやり』がガラスの小瓶を取り出して、君に見せた。

  中には……細かい白い結晶が入っている。
  どうやら『白い砂漠』の『砂』のようだ。

「試してみます? 悪くないですよ」

                『ピッ ペロ』

小指で瓶の中身に触れると、舐めてみせた。

177王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/06(木) 00:19:11
>>176
「あ、ありがとうございます」

かげりの給仕に感謝しつつ、横目でチラッといのりさんを見る。
うーん、自分の願望を表すってことなら『アズ・ユー・ライク・イット』と似てると思うけど……
それが『個人での完結』で終わってないところがすごいなぁ。それだけ願望が強いんだろうか。
わからないわけではない。むしろ、世界にありえないような値千金の風景が見れたんだから感謝している。
これでまだ序の口……なんだよね。最終的には『エメラルド・シティ』とか『アルファ・ケンタウリ』とかまで行きそう。
でも、学園まではそんなに距離ないはずだからすぐ到着するだろうし、正気度が下がるような風景まではいかないはず。
ずっとファンシーな世界だったらいいんだけどねー。

「ん?開拓ってどういうことです?
 いのりさんが見たい世界を自由に見られる、っていう『スタンド』ではないんですか?」

ちょっと気になった単語があったからつついてみる。
ついでにストロベリーティーもいただこう。

178貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/06(木) 00:23:34

>>176-177
「何それ?」「塩」
             『ニャ?』 ズギュ

あ、『バベット』が『逸品』の匂いを嗅ぎつけて来た。
コイツってこういうときはホント素早いからね……。

     「あの『砂』って、『塩の砂漠』なの?」

  「『妄想の塩』かー……」

舐めてみたい気分もあるわね。
尤も、お腹壊したらいやだから『バベット』に舐めさせるけど。

        『ニャニャッ』 ズイ

『バベット』も乗り気だしちょうど良いわ。

179『白亜荘』:2014/11/06(木) 00:56:52
>>117(王禅寺)

『いのり』:
「ええ、全土ではありませんが。
 『いのり号』もその過程で成長して現在の姿になったんです!」

『はやり』:
「姉さんたちがまだ学校に通ってた時ですね。
 『いのり号』が成長して、どこでも線路を張って移動できるようになったんです。
 駅と駅の間しか移動できませんが……それでも地球上ならどこまでも」

『ストロベリーティー』を一口含むと、甘やかな香りが口に広がった。
『いのり』は誇らしげに窓の縁に手を掛けて、外を見ている。

               『キラキラキラ』

  まるで少年のような眼差しだ。本当にこの土地が気に入っているらしい。
  『はやり』は肩を竦めると、君に菓子を給仕してくる。

『はやり』:
「(……何度も連れられてきたから、飽きた感じなんですけど。
  姉さんが楽しそうだと、そういうことも言えないんですよね……)」

>>118(貝橋)

『いのり』:
「『正解』です! この『塩の砂漠』はおそらくは『太古の海』!
 それが水を失って塩の結晶だけが残ったと推測され――」

『はやり』:
「はいはいはい。また教授に来てもらいましょうね。
 いいですよ。よかったらあげます。それ、食堂車のですし」

『いのり』が語ろうとするのを止めつつ、瓶を差し出してくる。
細長い筒状で、中には粒の大きい『塩の砂』が詰まっていた。


>>ALL

           『ゴゴトーン  ゴゴゴトーン』


『いのり』:
「それでは単調な風景だけでは楽しめないでしょう!
 次は女性向けの美しい『峡谷』をお目にかけようと思います!」

           『ギュル  ギュルルルルルル――』

                 『ギュリャリャリャリャリャリャ――ッ』

先頭車から何やら音が響いている……

180王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/06(木) 22:38:04
>>178
「バベットさん、どんな味ですか?」

良さげなら、できれば自分もひとつ頂きたいかも。
調味料は塩派なんです。


>>179

「ふむふむ」

『スタンドの成長』……か。
『アズ・ユー・ライク・イット』も成長するんだろうか。成長したらどうなるのかな。
いや、そもそもどうやって成長するんだろ。今のままでも十分な気がする。

はやりさんの愚痴に苦笑いしながら同情し、お菓子をいただく。
彼女らが出してくれるものはどれも良いものだ。自分はグルメとかソムリエとかじゃないし舌が敏感なわけでもないけど、
それでもいいもの悪いものはわかる。『レストラン』を出したら売れそうなのにな――と、思っても言わない。

>         『ギュル  ギュルルルルルル――』

>               『ギュリャリャリャリャリャリャ――ッ』

「……この音、大丈夫なんですか?」

なんか脱線しそうな感じの音なんですけど……。どこかに掴まる心構えはしておこう。

181貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/06(木) 23:27:01
>>119-120
  『ニャニャ……』

『バベット』は受け取ったお塩を手の甲に振って舐めてるみたいね。
どんな味がするのかしら? まあ、ただのお塩だと思うけど……。

っつか、『塩の砂漠』って確かどっかで聞いたことあるわ。
前に、バラエティ番組か何かで……塩の板をラクダに括り付ける商人がいて……。
うろ覚えだけど。でもなんか凄い思い出になりそうな品よね。

        「さて、どんなものが出て来るのかしら?」

窓を覗きながら、さりげなく耐ショック姿勢をとるわ。
……先頭車両でドリル的なアレが出てきたりはしてないわよね。

182『白亜荘』:2014/11/08(土) 00:13:46
>>180(王禅寺)
給仕されたお菓子は焼きたてのスコーンだ。
クロテッドクリームと各種のベリーソースが添えられている。


   『ゴ  ゴゴ  ゴン!』

電車の車体が下り坂に差し掛かったように斜めになるのを覚えた。

『いのり』:
「あの『ドリル』は距離を短縮するためのモノです!
 掘ることでこの世界の好きな場所へと孔を穿てるのです」

『はやり』:
「脱線はしないですからご安心を。
 走る先へとレールは勝手に作れるんですよ」

「ただ……揺れますから。
 そこに出てるバーに掴まってください」

窓際には突き出ているバーがある。
これで揺れの際はそれに耐えるらしい。

>>181(貝橋)

       『ピコーン』

この塩は絶品だ……!
各種ミネラルが含まれ、単なる塩と異なりまろやかな味わいがある!

『かげり』:
「貝橋さんも気を付けてくださいね〜。
 お茶はこっちにこうやって〜……えーと、えーと」

『かげり』がティーカップを所定の位置に置くと、テーブルを弄る。

       『 ブ ゥン 』

                    『カキカキン!』

『いのり』:
「対ショック仕様の磁力固定式です!
 電熱によって保温も可能ですから決してお茶が冷めることなく……」

>>ALL

            『   ゴゴゴゴ  ゴォオ―――ッ   』

車体が動く――すべり坂を下るように、一気に斜めに傾いだ!
外に見える風景もまた斜め。そしてそれも消え……暗闇となる。

               『ゴトトーン』  『ゴトトーン』

電車は再び闇の中を進んでいる。

183王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/08(土) 00:29:52
>>181-182

> 『ゴ  ゴゴ  ゴン!』

「えっ」

>「ただ……揺れますから。
> そこに出てるバーに掴まってください」

「えっ」

咄嗟に窓際のバーに掴まる。


>      『   ゴゴゴゴ  ゴォオ―――ッ   』

「ぎゃああああああああああああああ!!」

よみがえる『トラウマ』!TDLの『なんちゃらマウンテン』!
王禅寺の精神と時を加速させるッ!

「ブツブツ……ブツブツ……」

貝橋やいのりたちが『いのり号ジェットコースター』に落ち着いた頃に気づくだろうが、
王禅寺はまるで『数千年の間培ってきた自信のある必殺技が破られた時』みたいなうつろな表情で窓際のバーにつかまっている。
プロスポーツ選手でもないので、精神回復法がないぞ!どうにかして!

184貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/08(土) 00:37:15
>>182-183
『ニャニャ!』

あ、お眼鏡に適ったっぽい。早速『トランク』にしまって――

  ガ
    グ ゥ
        !
           「うおおっ!?」

さ、さりげなく耐ショック姿勢をとっていて正解だったわ……。
多少よろめきつつも、しっかり踏ん張るわよ。
ところで、カップが落ちなくても中身のお茶までそうとは限らないんじゃないかしら?
流石にそこまで固定できるお茶って、鉄分が多そうだから飲みたくはないけど。

   「……一回転とかしだしたりしないわよね」

スカートに気を遣いつつ(一回転したら盛大にめくれるからね)、
王禅寺君の様子をチラ見する。……あの子は絶叫系とか駄目なタイプっぽいわね。
(あたし? ああ、男の子の前だったら怖い振りするわよ、そりゃ)

        「だいじょーぶ?」 「生きてるー?」

頬を軽くぺちぺちして意識を戻そうと試みてみる。

185『白亜荘』:2014/11/08(土) 01:27:12
>>183(王禅寺)

『いのり』:
「フフフフ、ご覧下さい。この『宝石峡谷』――」

「……ってあれ??
 あああ、王禅寺様がッ! どうしようはやりちゃん!」

『かげり』:
「おー…………、大丈夫ですよ〜。安心してくださいね」

          『ガバ ン チョ』

軽々と抱え上げられて、そのまま体を揺すられた。
イメージとしては幼児を抱えて、あやすような感じだ。

「コワくないですよ〜、みんな安全ですよ〜」

ちなみにフカフカでムニムニである。
特に頬に当たるあたりがムニムニ。

>>184(貝橋)
対ショック姿勢の状態で、衝撃に凌ぐ――

      『ゴトトーン ゴトトーン』

  既に車体は水平となっており、まっすぐに進んでいる。
  軌道も安定しているようだが、窓の外に変化が見えた。


         『キン! キンキラキラリ!』

          『キラン!
                 キラキラキラ!』

窓の外が『虹色に燃え上がっている』。

  右にも左にも様々な色彩の光が踊り、眩い。
  白一色の先ほどの砂漠とは異なり、変化が多彩だ。


『いのり』:
「これが『宝石の峡谷』です! ありとあらゆる宝石があります!
 駅の素材や電車にも使われております! よろしければ石をおとりしますが?」

  ハッキリと見えてきた。宝石の柱が針山のように突き出ている。
  峡谷の狭間の僅かな隙間から陽光が差し込み、プリズムのように反射しているようだ。

186王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/08(土) 19:41:17
>>184-185

「……はっ」

かげりの母ゴリラの如きやさしみにより、なんとかしょうきにもどった!
でもかげりさんゴリラですよね?

「あ、ありがとうございます……ごめんなさい、ああいうのにはちょっと弱くて」

かげりさんに感謝し、非礼を詫びる。
誰も悪くない、誰も悪くないんだよ……。

ひと通り謝ったところで、いつまでもそうしていても楽しいものではないのでここは窓の外を再度眺めよう。
全く話を聞けていなかったので、いのりさんもう一回ご紹介お願いします。

187貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/08(土) 22:58:21
>>185-186
「わあ〜綺っ麗え〜〜!」

素直に感動するわ。こういう綺麗なモノって、やっぱ心惹かれるわよね。
『バベット』は『逸品』にしか興味なさげだけど、
あたしはもうちょっとこう、こういうロマンチックなのも好きだわ〜。

   「ほんと?」 「なら記念に一つもらっておこうかしら」

      「王禅寺君も一個どう?」

美女と野獣をやってる王禅寺君に尋ねつつ、
いのりさんによさそうな『宝石』を一つ見繕ってもらうわ。

188『白亜荘』:2014/11/09(日) 00:10:08
>>186(王禅寺)
そこはメスゴリラで留めておいていただきたいッ!>ゴリラ
君を軽々と抱えたまま、『かげり』は立ち上がった。

『かげり』:
「ほら、見てください! ここスゴイ綺麗でしょう!
 『パーク・デイ』の中でも一番きれいなところなんですよ!」

『虹色の煌めく壁面』を君は見た。
様々な宝石の結晶が突き出、極彩に輝いている。

          『ガッシュ  ガッシュ』

           『ギギギィィ――――・・・・・』

                『ガシュゥゥ――・・・・』

『いのり号』がゆっくりと停止した。
車掌の『いのり』はコートを脱ぐと、ベルトを腰に巻いている。
採石用のハンマーや小瓶が括りつけられているのが見えた。

『いのり』:
「フフフ、では行ってまいります。
 王禅寺様もお好みの宝石をおっしゃってくださいませ」

>>187(貝橋)

『いのり』:
「私のお客様によろんでもらえるなら、何でもいたします!
 それでは貝橋さまのお好みの石をおっしゃってくださいませ」

「個人的におススメなのは……。
 そうですね、あそこで取れる『アレキサンドライト』などが――」

『いのり』が腕を振り回して、峡谷の上方を指した。
結構高い位置だ。宝石が突き出ているので、手掛かりには困らない。

『いのり』:
「これもあかりちゃ……あかり姉さまの代わりと思ってくださいませ。
 私のような不肖の妹では姉の代わりなどできません。
 ですが、僅かなりとも姉がいない不便を心慰めていただけるなら幸いです」

189王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/09(日) 00:20:57
>>187-188
「ほわぁ、綺麗ですねぇ……」

残念ながら王禅寺は男なので宝石とかのキラキラものはさっきの砂漠よりはそんなでもないが、
とはいえ夢の様な場所であることは間違いないことだ。
宝石同士が光を反射しあって、さぞかしカラフルな景色を見せてくれていることだろう。


「えっ、いいんですか?」

貝橋といのりに宝石はどうかと聞かれ、ちょっとびっくりする。
取ったとしても、実際に持ってかえれるのだろうか?そこが気になる。
もし持って帰れるんだとしたら、しばらく会ってない『姪』が見たら喜びそうだなぁ……。
せっかくだし、お願いしよう。

「えと、それじゃあ誕生石の『エメラルド』があればお願いします」

しかしいのりさん、何の格好でも様になってる。カッコいい。
あかりさんだと、しっかりメイド服着ててもどこか『アレ』な感じだったけど……いや、よそう。故人の悪口なんて良くないことだね。

190貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/09(日) 00:26:44
>>188-189
「んー、そうね。
 それじゃあその『アレキサンドライト』をお願いできるかしら?」

   「別に、あかりさんがいなくても普通に生活できてるっていうか、
    むしろ日曜の朝っぱらからベル連打とかしてこないだけ
    平穏な生活を送れてるカンジもしてるんだけどね……・……」

なんかいちいち健気ないのりさんに申し訳なく思いつつ。
そんなに気にしないでも良いというか、
自分を卑下しなくても良いと思うんだけどねぇ。

191『白亜荘』:2014/11/09(日) 00:51:16
>>189(王禅寺、貝橋)

『いのり』:
「いえ、姉さんには私は結局敵いませんから……
 使用人の才能ではないですからね、これは」

「……承知いたしました! それでは行ってまいります!」

   『ガラガラガラ
               カッタン!』

窓を押し上げて、『宝石峡谷』の壁へと身を乗り出した。
突き出た石に手を掛けると、そのまま這い登っていく。

       『カタ  カチ カキン』
                    『カラカラカラ・・・・・』

  『宝石峡谷』の壁はハングしているようで、真っ直ぐではない。
  昇るのは容易くないが、『いのり』は器用に昇っていく。
  スパイク付のブーツが石に当たり、澄んだ音を立てていた。


『いのり』:
「先に王禅寺様の希望のエメラルドからー!」

      『ヒュルルッ ギュイッ』

フック付きのロープを投げ込み、傍らの『水晶の柱』に引っ掛けた。
それをベルトに接続すると、体勢をを安定させている。

   『カンッ! カンカンッ!』

それから杭を打ち込み、石を取り出そうとしている。

(※手伝ってもいいです。危難:DE)

192王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/09(日) 01:48:37
>>190-191

「おお……」

アグレッシブ。
ロッククライミングは不慣れな人が道具もなしにやると危ないだけなので、大人しく見守ります。
『スタンド』?そんなもの……ウチにはないよ……。

193貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/09(日) 01:53:07
>>191
「がんばれー!」

応援するわ。あたし? いや、行かないかなぁ……。
ロッククライミングとかあんまり好きじゃないし、大変そうだし。
あ、でもアレキサンドライトまで一〇メートルくらいなら、
『バベット』に手伝わせても良いかもしれないわね。

194『白亜荘』:2014/11/09(日) 23:37:39
>>192(王禅寺)

『かげり』:
「いのりおねーちゃんはアウトドア派なのです!
 ワークアウトを教えてくれたのもおねーちゃんでした!」

        『ガインッ! ガッキガッキ』

               『ボゴ ン』

『緑の結晶』が突き出ている土台の岩石を崩し終えた。
そこから抉るようにして、片手で抱えるほどの『エメラルド』を取り出す。

『いのり』:
「採れましたー!
 貝橋さまの分を採り終えましたら、そちらにお運びしますッ!」

ベルトに塊を括りつけると、次にやや上方を目指して壁を登っていく。

           『ゴ  ゴン  ゴゴ』

『はやり』:
「……地鳴り? と、王禅寺さま。
 目が覚めましたか? よろしければおしぼりを」

『はやり』が戻ってきた。
そういえばさっきから姿が見えなかった気がする。
厨房に戻って、おしぼりを持ってきていたようだ。

>>193(貝橋)
壁の高さは大体8メートルほどだろうか。
手掛かりがあり、昇ることそれ自体は難しくないように見える。

『はやり』:
「いのり姉さんは……?
 んん? 窓が開いて――――『ここで?』」

戻ってきた『はやり』は怪訝な顔だ。
車内を見渡して、『いのり』がいないことを確認している。

              『ガバッ』

「…………だ、大丈夫ですか!!
 姉さん! 姉さん! ちょっと! 何してるんですか!?」

195王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/09(日) 23:46:12
>>193-194
「あかりさんは引きこもってそうですからねー……」

豪快に肉のかたまりをバーベキューしそうなイメージがいのりさんについてしまった。
しかもそれも様になってそうな気がする。いのりさんの株が爆上がり。

と、かげりと話している内にエメラルドをとりだした様子。
すごく……大きいです……。

「落ちないでくださいねー!がんばってー!」

貝橋さんと同じように声援を飛ばす。
アウトドアもけっこういいかも。機会があったら教えてもらいたいな。

「あ、はやりさん。ありがとうございます」

確かにさっきまで見なかった。
おしぼりを受け取り、顔を拭っておこう。なんだかおっさんくさいけど、こうすると気分が良くなるからね。

196貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/09(日) 23:52:13
>>196
『バベット』を窓から飛び出させながら、はやりさんに向き直るわ。

「なんか宝石を取りに行くらしいわよ」

   「『バベット』が補佐につくから、まあ大丈夫じゃないかしら」

何をそんなに慌ててるのか知らないけど……、そんなにまずいことなのかしら。
まあ確かに、この世界ってわけがわからないし、そんな世界でロッククライミングって
多分に危険だとは思うけど、仮にも本体なんだし足を滑らせたりしなければ問題ないんじゃないかしら。

『バベット』はさっさと上って、いのりさんの補佐に回るわ。

197『白亜荘』:2014/11/10(月) 01:16:33
>>195(王禅寺)
『かげり』:
「はい! いつもおうちで遊んでました!」

『いのり』:
「お任せください! すぐに運びます!」

おしぼりを手渡した『はやり』は、窓の上を見上げている。
何やら冷や汗が伝い、表情におそれが混じっているようだ。

『いのり』はそれと知らず、壁を這い上りさっきと同じく採掘をしている。
やり方は先程と同じで、ハンマーで杭を打ち込んで抉り取っているが……

>>196(貝橋)

『はやり』:
「おかしいとは思いませんか?
 こんなに大量の宝石があれば、うちの組が黙ってません。
 一度、ここの石を山ほど取ろうとしたんですよ。なんですけど」

『バベット』が外に飛び出す。
手掛かりもあり、昇ることはそう難しくはない。

『いのり』:
「おお、ありがとうございます!
 それでは、こちらにハンマーを打ち込んでください」

          『ガッキン』  『ガッキン』

大きくヒビが入っており、抉り取るのはあと少しといったところ――

>>ALL


            『ゴゴゴン  ゴゴゴン』

地鳴りが響く――規則的な音だ。
まるで遠くでハンマーでも打ち込んでいるような音だ。

            『  ス   ゥ ゥ  』

影が差した。太陽を峡谷の隙間から遮っている何かが居る。
あれは――

ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e9/Redon.cyclops.jpg

『はやり』:
「…………『ルドン』の……ああ、もう」

198王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/10(月) 01:26:14
>>196-197

「……ひっ」

SANITYが大きく削れました。
気絶判定。成功。ギリギリ気絶しなかった。

「な、なんですかアレ……
 いのりさん早く!早く戻って!!」

大声でいのりさんに呼びかける!
明らかにヤバい!あんな禍々しいのがいるなんて聞いてない……!

「貝橋さんも!『バベット』さんを戻して!早く!」

199貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/10(月) 01:33:48
>>197-198
「え、ええ〜……」

な、なんかヤバいことになってるわ。
っていうか、そういえばそうだったわね……。
実は宝石に見えるけどそうじゃなくて、価値はない、とか……。

……じゃなさそうよね。この感じだと。

     「ば、『バベット』! 戻って!」

                  『フニャ?』
                          ガキン! ガキン!

あああああああああああああああああ!!
アイツ事態を把握しきれてねえええええええ!!

200『白亜荘』:2014/11/10(月) 01:48:53
>>198(王禅寺)

『かげり』:
「おねーちゃんたちが好きな絵描きさんの描いた巨人ですよ〜。
                      キュークロ
 えーとえーと、『るーどーん』の……『 Q 黒 』とかいうのです」

              『ジイ』

『Q黒』は電車を眺めているようだ。
何か行動しよう、という感じではない。

なにぶん一つ目では表情が理解しづらい。
何を考えているのか見当もつかない……

>>199(貝橋)

       『ボゴオ!』

『バベット』の助けもあり、土台の岩石を抉り取れた!
『いのり』は意気揚々とそれをベルトに括りつけている。

『はやり』:
「これが姉さんの妄想というか……夢見た世界なんです!
 ああいうの大好きなんですよ!!! だから戻ってー!」

『いのり』:
「はやりちゃん、大丈夫だよー?
 あの大きさと比べたらビーズ大程度だもの。
 これぐらいのサイズなら持ち出してもきっと」

『はやり』:
「そんなの判らないでしょ! 早く戻ってー!」

『一つ目の巨人』は動かない……
ただ、何が起きているの観察しているようにも見える。

サイズは50メートルはあるだろうか。ちょっとした怪獣の大きさだ。
スタンドだとしても……おそらく勝負にもならない。

201王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/10(月) 22:40:49
>>200
「『Q黒』?
 …………あの、それって、『キュクロプス』のことじゃないですよね……」

『雷の精』、『製鉄の神』とか言われてたり、粗暴な怪物だったりっていう、あの……。
ヤバイ。ヤバイ。これはあかんやつや。

「いのりさん『バベット』さんマジでふざけてる場合じゃないんでお願いですからホント!!
 あんなのが襲ってきたらどうしようもないですって!!!
 一生のお願いですから!本当に!帰ったらなんでもしますから!戻ってきてくれー!!」

全力で必死の形相で叫ぶ。
神話世界の怪物はシャレにならないし、こんなところで死にたくない!

202貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/10(月) 23:14:06
>>200-201
 「あばばばばっていうかあれよく考えたら地下迷宮にいるっていう
  巨人みたいに戦闘すること自体がNGな存在なんじゃあばばばばば」

              『ニャニャアウ……ミャアオ!』
              (いいえ違います王禅寺さま……
               この世界がいのりさまの夢なのだとしたら
               おそらく『お約束』がはたらくはずですわ。
                          、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、 、 、
               必死に頑張れば最終的には命からがら逃げられる、という形で!)

あ゛ァァああああああ!?!? 『バベット』が『最終的に死ななければ良いよね』とか
錏葉のアホにも等しい脳筋理論をブチ上げてるううううううううううううう!?!?
誰!? 誰よ『バベット』をこんな常在戦場なキャラに仕立て上げたのは!?!?

         『フギャア!』 グイ!
         (いきます!)

『バベット』が念の為『集中促進』の効能の『お茶』を飲み干してる……、
……勿論、フィードバックであたしの方にも効能の効果が現れる。
んで…………あたし、さっきから『バベット』とテレパシー的な感覚で会話してるから分かるけど。

           『ニャニャ……』
           (いのりさま、お借りいたします)   ヒョイ

アイツ、あたし目掛けてエメラルドを投擲するつもりだわ……! んで、あたしがキャッチするんだわ!
『集中促進』の効能で鋭敏になった集中力を使って、『宝石』を電車の中に叩き込もうってハラよ!
一つ目巨人が宝石の持ち出しを封じる為に動くんなら、宝石がある方を重点的に狙うだろうって予想してる!
でもそれ、スタンド電車で頑丈そうとはいえあたしらのいる方に矛先を逸らしてるってことだからね!?!?

     『ミャ〜オ、ナウ!』          ブン !
     (詩織さま、お願いします!
      いのりさまは気にせず掘削を!)

  「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛いやあああああああああ!!!!」

仕方ないからキャッチするけどもおおおおおおおお!!!!

203『白亜荘』:2014/11/11(火) 01:31:15
>>201(王禅寺)

『かげり』:
「そう! それですよ〜。
 あかりお姉ちゃんといのりお姉ちゃんはあれが大好きなんです」

「えっと、あれが人を捕まえて丸焼きにする映画とか」

『はやり』:
「おやめ! アンタね! この状況で最悪の連想を!
 ちなみにあれは『ルドンのキュクロプス』が原型ですから!
 画家が結婚して超ラブラブだった時期に描いたやつなので!
 そんな物騒なことはしない! しないで! しないでほしい!?」

『はやり』もテンパり始めた!
『いのり』は承知の上か、まだ悠々としている。

              『ジイィィ――ッ』

見ている、見ているぞ。
一つしかないお目目でじーっと観察している。

眼の動きで、あくまで電車を見ていることが判る。
『いのり』には視線が向いていないようだ。

>>202(貝橋)

『はやり』:
「あかり姉さまも大好きなんですよねアレ……
 ああ、お願いだから助けてッ! 食べないでー!」

混乱する本体たち!
だが『バベット』はあくまで冷静――かつ無鉄砲だった!

               『ブオオ ン』

『いのり』:
「ナイスですバベットさま!
 こちらももう回収可能ですのでよろしければ!」

すぐさまに『アレクサンドライト』の塊も手渡された。

そして受け止める側の『貝橋』――だが。
見るからにデカい重い。直で受け止めるには無理がありそうだが……

『はやり』:
「か、貝橋さま!」

咄嗟に『はやり』が『いのりのコート』を投げてきた。
片端を『はやり』が持ち、網のように受け止めるつもりらしい。

204王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/11(火) 22:31:28
>>202-203

「ヒエッ」

いくら好きでも自分から食べられに行くとか正気ですかね……。

「貝橋さん!エメラルドをこちらへ!投げて!」

どうやら『アレキサンドライト』をいのりさんのジャケットで受け止めるようだ。
それなら手を空けないといけないが、もし車内に適当にほっぽり出してエメラルドが割れたらあの巨人が怒るかもしれない!
まだ相手の動きがないのだから、出来る限り機嫌を損ねそうな行動は慎みたい。

ちゃんと受け止められるように構えておく!

205貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/11(火) 23:08:44
>>210
「ひいいいいいいいいいいいい死ぬ死ぬこれは無理
 『バベット』この野郎死ぬからマジでこれは洒落にならないヤツだか、」

そこで、いのりさんのコートをもらう。
……地獄に仏を見たとはまさにこのこと!!

  「あ、ありがとう助かったわ!!」

必死こいて受け止め……、


                『ニャニャウッ』
                (二投目行きます)
                             ドッシュウ
             『フギャウミャ〜オ』
             (いのりさま、我々も退散しましょう)

だああああああからもうちょい間をあけて投げろってのよおおおおおおおお!!!!
コートを反転させて王禅寺君の方にエメラルドを放り投げて渡し、アレキサンドライトもひっくり返した状態のコートで受け止める!

206貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/11(火) 23:09:14
>>205
>>203-204

207『白亜荘』:2014/11/17(月) 23:39:51
>>204-205(ALL)

         『ドッボォォ ン!』

            『ドッス ゥ』

『貝橋』と『はやり』がコートをクッションにキャッチ!
そして、『王禅寺』がそれを続けて受け止めた!

          『 ズシィ z ン 』

  ――――『重ッ!』
  ちょっとした『国宝』になるんじゃねーかって塊だ。
  こんなモノ、プレゼントしたら別の意味でも『重い』かもしれない。


           『ドボウッ!』

続けて『アレキサンドライト』の塊も投擲された。
これでキャッチは終了。そして『キュクロプス』は。


           《………………》

               『キュッ』

  よーく目を凝らすように……一つしかない目を細めている。
  何かされていることに気づいたようだ。顔を寄せてきた。


『いのり』:
「んっふっふー♪ んっふっふー」
「んっふっふー♪ んっふーふーふ――♪」

           『ガラガラガラガラ』

『いのり』は谷の斜面を鼻歌交じりに滑り降りている。
ttp://www.youtube.com/watch?v=mL-rpbdyHKE
『冒険家』気取りなんだろうか、あの人。

『はやり』:
「早く降りてこんかー! 間に合わなくなっても知らないー!」

『かげり』:
「おねーちゃん楽しそうだねえ〜」

『はやり』:
「…………ええいッ!
 出発の準備をさせます! いっそ姉は置いてきます!
 『超特急』で行くのでお二人ともしっかりと掴まってください!」

208王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/17(月) 23:55:12
>>205-207

「ナイッシュ
    『 ズシィ z ン 』
        重ッ!?」

思わず尻もちをつくが、ギリギリ傷はつけてない(はず)!
立ち上がらずにケツで窓際まで移動し、『キュクロプス』の様子見をする。
怒らないでくれー……。

               『キュッ』

「あかん気づかれた!ハリーハリーハリー!」

いざというときのために『エメラルド』を外へ放り投げる用意をしておきながら、
『キュクロプス』の挙動を見張る。
自分の宝物が盗まれたってことがわかったら怒り狂うだろうし、それなら捨ててとんずらこくほうが懸命。はっきりわかんだね。

「『超特急』お願いします!あの人は置いてきましょう!
 どうせいのりさん自身のスタンドなんですしなんとかなるでしょ!」

さっきまでのいのりリスペクトは……粉みじんになって死んだ。

209貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/17(月) 23:58:12
>>207-208
「ちょっと待てバベットバベットバベット!!!!」

あたしのスタンドもあっちにいるんだっての!!
何が悲しくてスタンドを置いてけぼりにしなくちゃいけないってのよ!

『バベット』は『敏捷向上』の『お茶』をいのりさんに飲ませて、
それから自分も一口飲んで敏捷性を最高レベルまで上げておく。
その上で帰還させるけど――間に合わないようなら、
いのりさんから跳躍して『バベット』だけでも帰還するわ。

210『白亜荘』:2014/11/18(火) 00:14:36
>>208(王禅寺)

『はやり』:
「ああ、大丈夫でしょうだから厭なのよおねーちゃんたちの相手は!!!!」

ブチ切れている妹。

『かげり』:
「おねーちゃんはやくはやくー。
 列車出るってー」

動じてない妹。

          『ズザザァァ――――ッ』

『いのり』:
「ハハッ! それは大変だ!
 かげりちゃん、ちょっと手助けを頼むよ!」

楽しそうな姉。


             『ガッシュ ガッシュ ガッシュガッシュガッシュ』

ツッコミが足りないままに動きだす列車!
『キュクロプス』は谷に頭が入らないので、腕を突っ込もうとしている!

       『  ォ  オォォ ォ〜〜〜ッ  』

>>209(貝橋)

『いのり』:
「おお、バベット様のお茶!
 これは助かります! では参りましょう!」

              『グビグビッ』

          『ズッダァァアア――――ッ!』

滑り降りるでなく! 駆け降りてくる!
『バベット』もそれに追随し、動きだす列車の窓に飛び込む!

>>ALL

            『 ドンッ  ドドンッ! 』

一人と一体が何とか飛び込んだ!
『いのり号』が一気に加速していく!


        『ゴトトーン ゴトトーン』

          『ゴゴゴォ――――ッ』

『宝石峡谷』を突っ切り、『いのり号』は超特急で進んでいく――

211王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/18(火) 00:19:23
>>209-210

「た、……助かった?」

全速力で進んでいく列車に対して、窓際のバーを掴むことで身体を安定させる。エメラルドも一役買ってくれるだろう。

「し、死んだかと思った……
 『神話生物』とかマジで聞いてない……知る権利……」

なんかもう生き残れたことに安堵していのりさんへ何か言うこともできない。
ひどい目に遭った……。へとへとに座り込む。

212貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/18(火) 00:33:18
>>210-211
「ふ」

  「ふひぃいいいい〜〜〜〜〜〜」

     「し、死ぬかと……」

口から変な息が漏れつつ、その場にへたり込むわ。
何にしてもこれでアレキサンドライトゲット……よね。
うふふ、宝石なんて初めてだわ。ましてこんなに……。
ついたらジョセフィーヌあたりにお願いして加工させるのも悪くないかもね〜。

213『白亜荘』:2014/11/18(火) 01:12:57
>>211-212(ALL)
君たちは宝石をゲットした!
が、それ以前ちょっと寿命が縮まった気分だ。

『いのり』:
「どうですか楽しんでいただけましたか!!!」

『はやり』:
「楽しめるワケあるかー!」

             『スパーン!』

すかさず妹がツッコミ。


『はやり』:
「もう本当にどうしようもありません。
 じゃあなくて! 申し訳ありませんでした……」

「その宝石はどうかお持ちください。
 その代わり姉の所業は黙っていてください!」

『いのり号』は峡谷を突き抜けて、平野をひた走っている。
平野は草原で、地底だというのに地平線が見える。
そして遠目に……何か巨大なモノが歩いている気がする。

>>211(王禅寺)

『いのり』:
「『神話生物』がお好みですか?
 でしたら、こちらのルートを行きますと……

  ああ、このルートなら是非に『ウォーマシン』を見せたい……」


          『ペラペラ』

マップを取り出し確認している。
このまま口を挟まずにいれば、更なる魔界を進まされそうだ……!

>>212(貝橋)
『アレキサンドライト』――『色が変わる』ことで有名な宝石だ。
その名も『ロシア皇帝』から取られたことで知られている。

非常に希少な宝石のはずだが……

            『ゴロロン』

一抱えほどもある塊。なんかいっそ嘘みたいだ。

214王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/18(火) 01:22:39
>>212-213

「い、いのりさん!!
 きょ、今日は服買いに行かないといけないので!
 できればそろそろ降ろしてもらえるといいかなーっとぇ!!!」

めっちゃ早口で噛むレベルで懇願する。
ウォーマシンってマブカプかなにか?

「あ、『エメラルド』はかげりさんとはやりさんに半分あげます。僕のスケールだと宝石がデカすぎるんで……
 半分にしたあとに部屋に転がしておいてください」

そう言ってかげりに『エメラルド』を手渡したい。
宝石カッターくらいならメイド姉妹の誰かが出せるでしょきっと。
かげりさんもはやりさんもこういうの欲しがりそうだし、日頃の感謝も込めて。
単純に持ち帰れないし。

遠くに何か『巨大なもの』が歩いている?何を言っているんだ……そんなものはいない。いいね?

215貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/18(火) 01:29:13
>>213
「うへ、うへへ……」

これだけの『アレキサンドライト』があれば、一体いくらの金になるか……!
アクセサリーにするんなら別に小さくて十分だから、余ったものは
宝石商(あんのかそんなん? というのは気にしない)に売るとして……、

   「あ、あたしも帰宅賛成!」

早く帰って、色々したいし!
い、一体いくらになるのかしらねぇぇぇ〜〜……!!

                          『……フミャーオ……』

216『白亜荘』:2014/11/18(火) 01:39:24
>>214(王禅寺)
『いのり』:
「なるほど! では、白亜荘に戻ることにしましょう!
 本日は旅を楽しんでいただけて何よりです! またお越しください!」

『はやりとかげり』:
「…………え、いいんですか?」
「おお! ダンベルにつけたい!!!」

        『パララパーパー パッパパー』(効果音)

妹二人は喜色満面。
さながら伝説の剣を掲げるが如く、捧げ持っている。


           『ズシーン』  『ズシーン』

あと、君は現実を忘れた。あの名状しがたい(ry

ちなみに『ウォーマシン』というのはこんなのです。
ttp://www.sorae.jp/entryimage/uchuusenso.bmp
ロンドンを火の海にして滅ぼしたイカすヤツ。弱点は風邪と大阪人。

>>215(貝橋)
『いのり』:
「承知しました! あと、バベット様には助けられました。
 このお礼はぜひさせてくださいませ。さあ、行きましょう!」


        『ギャリギャリギャリギャリ』

唐突に上昇する感覚が襲う――
どうやらレールが坂のように盛り上がっているようだ。
『地底世界』の空へと飛びあがり……天井へと突っ込む!


         『ギュララララララァァァァ――ッ』

『ドリル』が突き立ったかと思えば、そのまま貫通。
トンネルを開けて進む。周囲が暗くなり見えなくなった。

>>ALL

        『ギャリリリリリ
                   ドォーン!』


…………燦々と火が注ぐ。空の色は『青』。
ここは『地上世界』のようだ。

217王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』:2014/11/18(火) 02:14:26
>>215-216

「ええ、どうぞ。他のご姉妹にも分けてあげてください。
 あ、宝石加工が誰かできるなら今度お願いしたいです」

ていうか自分、さりげなく半分もらっていったけどいいのかな……。なんか良心の呵責を感じてきた。キュクロプスくんに。
まあ、くれるというなら貰っておくのが利口だけどさ。

「はぁ、本当に今日はどうなるかと……ん?」

パッと窓から日差しが降り注ぎ、青い空が『いのり号』の帰還を招き入れてくれている。
そうか……

「やっと帰ってこれた……」

無駄に寿命を減らしただけな気がする。
『いのり号』の試運転だったのかな。『一人でやれ』……。

「もう列車はこりごりだよ……」

とほほ。

218貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』:2014/11/18(火) 02:23:49
>>216-217
「んん――――っ!」

  「なんかちょっといただけなのに久しぶりの青空だわ!」

目に優しいって素敵ね!
アレキサンドライトのこともそうだけど、チョー清々しい気分だわ!
ふふ、うふふふふ!!
このまま一部を置物っぽい小物にしたあと、残りは全部売り捌く!

そうすりゃあたしは一躍大金持ちよ――――ッ
流石は『完璧』なスタンドを持つあかりさんの妹!
やっぱりなかなかに『完璧』な使い道だったようね!
おーっほほほほほ!! お――っほほほほほほほほほ!!

219『白亜荘』:2014/11/18(火) 03:03:46
>>217(王禅寺)
君は『キュクロプス』のことを思い出す。
心なしか、最後に浮かべた表情は悲しげだったような……気もする。

『はやり』:
「それなら知り合いにお願いしようかと思います!
 やった! 私だけのアクセサリー! お下がりじゃない!」

          『ギュルルンルルルン』

『はやり』は喜色満面、『かげり』に振り回されてグルグル回っている。
決して広くはない電車内ではかなり危険な行為だが当人は気にしちゃいない。


『いのり』:
「というワケでいつでもご利用ください!
 こちらは『パス』となります!」

                 『サッ』

どういうワケか知らないが、君はサングラス状のパスを手渡された。
どうやら……気に入られたようだ。この『破天荒車掌』に。

――――――――――――――――――――――――――――

〜『王禅寺』のその後〜

半分の塊を受け取ることが出来た。
+既に加工済みの『エメラルドのリング』をゲット!
サイズは事前に確認されたので、好きな径だろう。


>>218(貝橋)

『いのり』:
「楽しめていただけで幸いでございます!
 貝橋さまにも助けていただいたお礼をこちらに!」

君にもサングラス状のチケットが差し出された。
これでもいつでも『地下特急』が使えるぞ! 使いたいか!?

――――――――――――――――――――――――――――

〜『貝橋』のその後〜

『アレキサンドライト』! その素敵な宝石が『貝橋』を行動させた!
これほどの塊ともなれば一攫千金億万長者! ……のはずだったのだが。



               「…………お客様、これは?」

持ち込んだ宝石店で鑑定してもらったら鑑定値は『測定不可能(高すぎる)』。
どこで手に入れたかを問われたが、入手先を言うことは出来なかった。
結果として、『秋映学園』の裏山で拾った……ということになったのだが。


           『パシャッ!  パシャパシャ!』

「つまりこれほどの大きな宝石の鉱脈があの山には存在しうるということなんですか!?」

「こっちに手を振ってー! ハイ笑って笑ってー!」

気づけば、宝石発見という発表記者会見の場に立たされていた。
『女子校生お手柄! 黄金町の新名産!?』という題で新聞記事にもなり……

『アレキサンドライトの塊』はなんやかんやで没収!
よく判らないどっかの研究所の感謝状が渡されただけで済んでしまったとさ。


――――――――――――――――――――――――――――

『黄金町』の『新名所?』

『黄金町』の『町役場』に飾られた『アレキサンドライトの塊』。

値段がつかないほど高い未加工の巨大な結晶。
とある少女が見つけて、『無償』で寄付したようだ。
『秋映学園』の裏山にはこの鉱脈があるという噂?
だが、土地の所有者が立ち入りを許さないらしい……

220蛙石 河子『クワイエット・ドライブ』【高二】:2014/11/19(水) 23:56:54

   シュウウウウ〜〜〜  ミチミチミチ… 『 ぱああああぁぁーーーーん! 』

「うぎゃおっ!? あーッやっちゃったー!」

女子寮屋上から、寮全体に響き渡る破裂音!
悲鳴はペントハウス(日本家屋風)に住んでる蛙石河子のものだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「……あーあ、最後の一つとうとう割っちゃったー」

ゴム風船の残骸を手に、中央棟のロビーに下りてきた。

221蛙石 河子『クワイエット・ドライブ』【高二】:2014/11/21(金) 00:51:10
>>220
「3f風船は完全発注だしなぁ……」

寮の電話で業者に注文を入れると、自室に帰っていった。

222八夜 菖蒲『ザ・ファントム』:2014/11/22(土) 01:50:26



   イライライライライライラ……


 …ったく、ここを自宅か何かと勘違いしてんじゃあないですか?
 共同生活の空間ですよ。公衆のトイレと同じで、用を足し終えたら速やかに出てくるべきなんです。


          コンコンコン!!

 何度目か、女子トイレの個室の扉をノック。
 私だってさっさとしたいんですよ… もう何分、いえ、何十分待ってると思ってんですか…

 てゆーか、一体中でナニしてんでしょうかね。こんなに時間がかかるなんて…


      「……」          『ズ ギュ!』


 『ザ・ファントム』の『遠隔視』で、鍵がかけられたトイレの中の様子を見ます。

223八夜 菖蒲『ザ・ファントム』:2014/11/22(土) 04:04:11


    「ああああああっ、もう!!」

 く、くそ…出て来ない…
 こうなったら、恥を忍んで男子トイレに…

224灰羽『アクエリアス』:2014/12/17(水) 23:04:50
「えーとォ、開始が7がつの27にちだろ?
 それでェ〜今が12がつの17にちだから……」


期限は3ヶ月。
ただし、バトルは1日の出来事と換算するため、
143日−82日(バトルにかかった日数)=61日
食劇終わるまで待ってたら試験の期日がマッハなので動くしかない!


「やばェー……
 あと1ヶ月切ってるじゃん」


寮の庭で頭をかかえる少女。
傍らでは人型スタンドが這いつくばって蟻を観察している。

225アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/19(金) 22:27:37
>>224

「さぁ〜せぇ〜ん」「誰かいませんかぁ〜?」

入り口にて、マフラーで顔下半分を隠した少年が声をあげている。

226灰羽『アクエリアス』:2014/12/19(金) 22:38:15
>>225
「うおー、このままでは死……ん?」


なにか聞こえたので、顔を上げた。
普段は聞き流したかもしれないが、一人で悩んでいるのにも疲れたので、
悩みから逃避するために立ち上がったのだった。


「あ〜
 ……どうかしましたァ?」


寝起きのような髪型の少女が、
入り口からヒョッと上半身だけを覗かせて声をかけてきた。

227アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/19(金) 22:45:07
>>226

「ハァーイ、こんにちはお嬢ちゃん」
「なんか偉そうな人いる?ボクちゃんここにお世話になりたくて来たんだけど」

半目の瞳で、元気よく手をあげると、懐から何かを取り出した。
少女に見えるように示したそれは、手書きのメモらしい。
それにはここの住所と、電話番号が記されていた。

228灰羽『アクエリアス』:2014/12/19(金) 22:58:08
>>227
「あえっ……」


少女は困った。そういうことはよくわかんないのだ。
管理人さんとも親しくないし、そもそも最近は忙しいのか、あんまり見かけない。


「うーんと、その……誰からの紹介で来たんですかー?」


まあ、ここで少女の知る偉い人の名前でも出れば、
入れてしまってもいいんじゃないかなと思って聞いてみた。

229アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/19(金) 23:08:00
>>228

「あーゴメンね、分かんなかったら大丈夫だよー」
「こうして喋ってたら来るかもしんないし、来なかったらまた出直せばいいしねー」
「HAHAHA」

おどけるように肩をすくめて笑い飛ばす。相手は完全に年下だと思っている。

「ん〜?『美早』ちゃんって言うんだけど、知ってる?ここの人とも知り合いらしいけど」

230灰羽『アクエリアス』:2014/12/19(金) 23:18:09
>>229
「あー……知り合いでは無いですねェ……多分」


記憶力と名前と顔の一致具合に自信が無い少女であった。
ちなみに中学二年生だ。どちらかと言えば小柄なのでもう少し幼く見えるかもしれないが。


「……まァー、でもあれですよねエ。
 外、結構寒いですよね。
 ちょっと中に入るくらいなら大丈夫なんじゃないですか? うん」


わりと無責任だが、さすがに外で待たせるのはかわいそうだと思ったらしい。

231アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/19(金) 23:34:04
>>230

「そっかー。流石の美早ちゃんもこれくらいの子には知られてないかー」
「ガックシ」

分かりやすく肩を落とす少年。口調とリアクションは感情豊かだが、表情だけは全く変わらない。
ちなみにこの少年は17歳であるため、相手が年下という認識は当たっていたようだ。やったね。

「えっマジ?!お嬢ちゃん天使!女神!」
「やっぱし日本は優しいな〜これがロシアなら頑として追い出されるか、
 入れて欲しけりゃ金を出せと言われて渡したら追い出されるパターンだよ〜」

両肘を左右に動かしてウキウキ。門を開けて中に入ろう。

「そんでお嬢ちゃんの名前はなんてーの?」

232灰羽『アクエリアス』:2014/12/19(金) 23:41:45
>>231
(美早って人は有名人なのかな?
 私はそこらへんウトいからなァ〜)

「いやア〜……
 でもロシアでそんなことされたら凍死とかしそうなイメージありますけど、
 大丈夫なんですかねぇ」


少女はお世辞にテレた。
ロシア人ということなんだろうか。
外国人の人から見たら日本人は幼く見えるらしいから、もう小学生くらいに見られるかもしれない。


「私は灰羽あとって言います。
 おニイさんは……?」


中に入ると、少女の全身像があらわになる。
ついでに出しっぱなしだった大柄な女性型スタンドもいる。


  『Guuu−』

233アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/20(土) 00:01:06
>>232

「全然死ぬよ〜、最近でも年に数十人死ぬ時もあるし」
「昔のお話だと、一晩で20万人が凍死する時もあったしね〜」
「ほんとおそロシア。な〜んつってな!ガハハ!!」

ロシアンジョークをぶちかます。髪の色は茶髪だが、瞳の色は灰色だ。少なくとも外国人は間違いない。
そして先程の応対からして、完全に保護者のいない子供に接する気分になっている。
年齢の割にしっかりしているなぁとも。

「あとちゃんか、オーケー覚えたよん」
「オレ様はアレクセイ・ヴィクトロヴィチ・スヴィーニン。アリョーシャか
 今みたいにお兄ちゃんって呼んでくれても…ええんやで?」

とセリフを捏造しつつボクはキメ顔でそう言った。
そして大柄なスタンドと目が合う。

「えっなにここ怖い」

234灰羽『アクエリアス』:2014/12/20(土) 00:08:12
>>233
「ええ〜……ナニその国……」


内容がアレだが随分陽気だ。しかしまさか酔っ払っているというわけでは無いだろう。
ロシア人だからってそんな……まだ少年だし……


「あー、アクセレ……アレクセイさん……?」


残念ながらギリギリ最初の方しか覚えられなかったらしい。
最後の方は脳の処理力を超えていたのか聞きながした。


 『GAUuuu?』


スタンドの力強そうな手が伸びてきて、マフラーを引っ張った。

235アレクセイ・В・С『タンガロア』:2014/12/20(土) 00:20:51
>>234

「基本的に人間が住める場所ではないからねー。住むけど」
「あーでも優しい時は優しいらしいよ?モスクワとかは生活も裕福そうだし、結構余裕があるんじゃないカナ?」
「ダイジョーブロシアハコワクナーイ」

観光客も重要な収入だしね。両手を掲げてあとちゃんを洗脳するポーズを取る(ポーズだけ)。

>「あー、アクセレ……アレクセイさん……?」

「………」
「うん…あとちゃんの呼びやすい呼び方でおいちゃん構わんから…」

処理能力を超えているあとちゃんの様子に、思わず憐れみと優しい口調をかけるアレクセイ。
よく考えれば小学生(と思っている)なら仕方ない。と自分で納得した。

「ひぎぃ」

なされるがままに、マフラーを引っ張られる。倒れかけているのを、
『スタンド』が辛うじてマフラーで支えている状況だ。

「なんなの?日本ではこういうのを庭で育てるのがデフォなの?
 のびのびとしたいい子に育つようにって?ファックユー!ゆとり教育はんたーい!」

何故か英語で罵りつつも、怖そうなので反撃はしない。


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