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あ艦これ文藝部

559, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/11(火) 00:40:52 ID:xGZR40IM
普通の文体で書くと、細部に拘泥していたずらに時間を喰うことが判った(今更)。
那智さんネタで書いてたら、4連続で那智さんがドロップして、
因縁めいたものを感じずにはいられない。

【艦これ】深夜の葛城画像スレ
37. 名も無き提督 2015年07月04日 23:49 ID:5eIOAKse0
加賀さんに同じシャワー室に連れ込まれて、
「五航戦が育てた娘がどんなものか、見せてもらうわ」と。
生温いシャワーの滴が降り注ぐ中、加賀はさんは身を強張らせた葛城の秘処に指を潜らせ、
鮮花の如くに瑞々しく綻ぶ柔肉を弄びながら、葛城の舌を臍に潜らせ、
蛞蝓のようになだらかな腹部と。肋骨を一本一本這い上がり、腋窩に顔を埋めて舌先でそこを苛み、
葛城が思わず身体を跳ねさせ、悦楽の嬌声を溢すと、
「五航戦の娘より、可愛い声で鳴くのね」と言われ、
嬉しさと、瑞鶴に対する罪悪感とやるせなさがない混ぜになった感情に襲われ、
葛城がシャワーの中で、言葉を噛み殺して涙を溢れさせるような同人誌やSSって無いですか?

56名無しの提督さん:2015/08/11(火) 13:52:17 ID:vvbMaYjs
>>54
復活楽しみにしています!

579, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/11(火) 17:00:47 ID:xGZR40IM
[湯に煙る船縁に立つ波波の 火照る肌駆く那智の白瀑]

浴室に澱んだ湯気が、天井に露を結び、滴り、床に弾けた。
しばしの静寂の後、澱(よど)みを貫くように、長い吐息が響き、
それが止むと、引き戸が打って開けられた。
その身に白いバスタオルを巻き、長い黒髪をタオルで結い上げた姿は、
乳色に霞む室内気を切り開き、裾がはだけることも厭わぬかのように、決然とした大股で歩む。
浴室としてはやや広い、それでも六畳程度の浴室を、二三歩ばかりで距離を詰める。
ほっそりとした白い肢形は湯船の縁で足を止め、仁王立ちに立ちはだかった。
「失礼する。お湯をご一緒させて頂いて、宜しいだろうか?」
言葉こそ力強いが、語尾は震え、裏返り、視線はあちらへこちらへと、泳いで回っている。
先に湯船に浸かり、行儀悪く船縁に足をひっかけ、のけぞり、
湯を独占していた男は、能面じみた感情の薄い微笑を湛えたまま、答えた。
「断る。と、言ったらどうするかね?」
声にこそ出さなかったが、苦心の呻きが喉を詰まらせ、
気ぜわしく視線が上下左右を撥ねて回る。
その様子を愉しむように、男は手を振って湯気を払った。
「冗談冗談。せっかくご足労頂いたものを、ここまで来て追い返す筈が無いじゃないか?
私は凡俗だけど、そこまで心理の機微が分からないほど、朴念仁の唐変木ではないつもりでいるからねぇ。
色欲も俗人並みに持ってるつもりだから、美人さんと同じ湯に浸かれるなら大歓迎だよ、那智さん」
男は、ヘラヘラと笑うわけでもなく、相変わらず判で写したような、軽薄な笑顔を貼り付け続けていた。
「で、では、ご一緒させていただく」と、那智は体を覆っていたバスタオルの、
胸元の折り目を解くと、外套を拡げるように広げ、その肢体の全てを曝け出した。
白い肢体の乳房や恥部、首筋や鎖骨、太腿を蝕むように這う視線は、おそらく気のせいではあるまい。
だが目の細い、表情の読めないこの男の視線は、どこを見ているのかも判然としない。
その焦点が、現(うつ)し世にあるのか、何処か別の次元をさまよっているのかも。
那智はバスタオルを畳みながら頼んだ。
「済まないが、少し視点をずらしてもらえるだろうか?
流石にジロジロ見られていては、その、少し恥ずかしいのでな……」
「これは失礼。美人さんの裸そっちのけで、天井の水滴を眺めている方が、無礼だと思ったのでね」
悪びれもせずにそう嘯くと、男は瞑目し、黙考するように頭を壁に預けた。
那智は畳んだタオルを抱えて足の指先を湯に差した。思っていたよりも熱い。
思わず引き上げた指先が、仄かに赤らんでいた。
「ああ、勿論分かっていると思うけど、ちゃんとかけ湯をしてから入ってくれないかな?
まあ、どうせこの後誰かが入る予定も無し。お湯なんて変えれば良いことなんだけど。
一応、形式的にね。形式的に」
目を瞑(つむ)ったまま、冷やかすように男は言った
「わ、分かっている!」
那智はタオルを湯船の縁に起き、
手近にあった黄色い湯桶を取り湯船の湯を掬うと、肩から掛け流した。
熱い湯が体を滝のように走り、湯を浴びていない額や首筋も汗腺が開き、
汗が吹き出すのを覚えた。そして吹き出した汗を流すべく、
左右互いに二度、三度と湯を浴んで、熱さに体が馴染んだところで、
ようやく那智は湯桶を置いた。
「では、失礼する」と、細い足の指先から浸らせていくが、思っていたよりも熱かった。
かけ湯と違って、肌をすっかりと覆い尽くす湯が、熱の逃げ場を奪っていく。
まだ腰までしか浸かっていない時点で既に上半身からは、汗がボタボタと滴り始めていた。
胸元まで体を湯に沈めると、那智は男、提督の傍に身を寄せた。
肩と肩の触れない程度、拳にして半個分ほどの間を空け、湯気の揺蕩(たゆた)う余地を与える。
提督の顔は、これだけの温度の湯に使っていながら、病的なまでに色が白い。
その横顔を見つめ、湯面(ゆおも)に目を伏せ、那智はためらいがちに口を開いた
「あの、もう目を開けてもらって構わない」
「どうも」と、提督は眠たげに答える。
「貴様は、もうどれくらい風呂に入っているんだ?」
那智はなるべく、無難な話題から切り出した。

589, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/11(火) 17:01:48 ID:xGZR40IM
湯面に視線を落とすと、胸の谷間の奥から、鼓動に合わせた細波(ささなみ)が、
同心円系の波紋を打って、澄んだ湯に広がり、溶けていく。
「さて? フタマル頃に入った気がするなぁ。そこから考え事したり、うつらうつら船を漕いだり」
提督は眠たげな半目で、首をユラユラさせながら答えた。
「フタマル!? もうフタサンサンマルだぞ!?
随分長い時間見てないと思ったが、三時間以上湯に浸かっていたのか!?
いくら、司令部要員専用浴場とはいえ、限度というものが……」
「まあ、いいじゃないか。秘書艦も優秀だし、
その秘書艦なら余裕で片の付く程度の残務しか置いてこなかったのだ。
故に、君はここにいる」
「貴様が手を貸してくれたら、もう少しゆっくり出来たものを」
口を尖らせ那智は詰るも、提督は痛痒も無い様子で、
「ああ、見立てより十六分から十八分ばかり遅かった。
これは私も、少し見立てを改める必要があるだろう」
「改める必要は無い。次には、その期待に応えてみせよう。
否、期待以上の働きをしてみせる」
「これは、頼もしい」
提督は声を立てずに、肩だけを揺らして笑った。
湯面に小さな波の山脈が立ち、船縁に当たって、小さな音を立てて砕けた。
「それで、艦娘寮の大浴場ではなく、
わざわざこんな小さな司令部要員浴場に、わざわざ何のご用かね?」
露骨に見透かした物言いで、提督は那智に尋ねた。
「姉と妹達が、お世話になっているようでな」
那智は、自分の心臓の打つ細波が、
さっきより明らかに大きくなってきていることに気付いた。
「ああ、お世話になっているのはこちらの方だよ。
妙高さんはよく気が回るし、足柄さんはエネルギッシュ。
羽黒さんは気こそ小さいが、強い芯の持ち主だ。
那智さんも優秀だが、それにも劣らぬ良い御姉妹に恵まれているな」
「そういう一般的な話をしているわけではない!」
湯気で模糊とした室内気を、鋭い声が抉り、撥ねた。
湯面が大きく乱れる。湯船の縁に跳ね返った波が、
後から来た波と重なり、綾の紋を織り上げる。
「妙高に、足柄に羽黒に、貴様は良い様に猫にしてくれたようだな」
「猫、とは?」
提督は既にその意味するところを把握しているはずでありながら、
相変わらず人を食ったような、とぼけた顔で首を傾げる。
「皆まで私に言わせるつもりか!
妙高も、妹達も踏まえるべき最低限の慎ましさは踏まえているがゆえ、
一々事細かに語って聞かせたりはしないが、
態度を見ていれば貴様と『何か』があったことは、姉妹である私には分かる!」
「興味深い。客観性こそ欠くが、姉妹艦同士の感応現象の一事例として、
非常に貴重なデータになる」
「話を逸らすな!」
那智は湯面に拳を叩きつける。
跳ねた大きな飛沫が提督の顔を濡らしたが、
まさに蛙の面に雨滴とばかりに、顔色を揺るがせなかった。
提督は顔を一撫でして、切り返した。
「私は話に合わせているだけだ。
話を逸そうと、搦手に回ろうとしているのは、君の方ではないかね、那智さん?」
「な、何を!?」
那智は意図せぬうちに腰が退け、提督から距離を置こうとした。
「待ち給えよ」
そう言うなり、提督の腕が敏捷性や力強さとは無縁の、
極めて普通の、それでいて邪視にも似た麻痺性の挙動を以って、那智の首と腰に回される。
那智は、それに全く抗うことが出来ぬままに、その身を捕らえられた。
提督は那智と紙一重、吐息の感じられるほどの距離まで、額を詰めた。
「自分から仕掛けて来ておいて逃げを打つとは、君らしくもない。
あまり聡い手とは言えないな」
生気の乏しい、玉眼めいた眼差しとは裏腹に、口元は三日月型に釣り上がり、
那智にまるで人喰いザメのような恐怖を惹き起こさせた。
「とどのつまりは、姉妹皆餌食にされておきながら、
自分だけが取り残されていることに、不満があったと?」
「違う! 私はそんな、卑しい女ではない!」
語気こそ強いが、既に声は震えていた。
下方に逸らした視線は、落ち着くこと無く揺れ続けている。
逃れようと身をよじるが、提督の腕は鋼の箍のように固く、身動きがとれない。

599, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/11(火) 17:09:33 ID:xGZR40IM
「そうだろう、そうだろう。那智さんはそういう気高い女性だ。
だからこそ、そう易々と自分から顎門に飛び込んでくるものではないと分かっていた。
故に私も、相応の用意を布いた。
まあ、苦役とは無縁の、役得とでも言えるものであったがね」
首に回されていた提督の右腕が、首筋を滑り、
鎖骨の窪みをなぞり、その更に下の、白く柔らかな乳房を掴んだ。
その指は猛禽の指のように鈎の如くに曲げられ、みずみずしい量感を持った、美しい白い果実はその形を歪め、
淡紅色の尖端は熱く屹立し、あらぬ方を指して震えていた。
那智は反射的にその腕に手を掛けたが、引き剥がす程の力は込められなかった。
むしろ、理性とは裏腹に、その掌をより自分の深部へと引き込み、
自らの胸郭内で激しく脈を打ち続ける心音を、その掌へと伝わせた。
「提督よ。『気高い』などと評してくれたことは光栄だが、そんな回りくどいやり口を使わずとも、
一言、私を『抱きたい』と言ってくれれば、私はこの身を悦んで差し出すつもりだった」
那智は、湯温とは全く別の、体の内奥から熱い血が駆け上がり、体を巡り、
殊更に顔を赤く透かし染めるのを感じ、顔を伏せた。
提督は捕らえられていない側の手で那智の顎を摘み、自分の顔へと正対させた。
「君の側から求めてくれてこそ、そこに至尊の価値が生じるのだ」
細い目から覗く黒玉を埋めたような瞳は、深淵にも似た深い色を漂わせ、
魔力めいて、見つめる那智の心の箍を融かし、情動を突き動かした。
「……な、ならば、提督。私を、私を姉妹達のように、
いや、姉妹の中で一番、激しく抱いてくれ……!」
理知の箍が融け落ち、熱く潤む目で那智は、自ら情けを乞うた。
「悦んで」
提督の両腕が、再び首と頭に廻される。
胡粉を塗ったような顔と、魔術的な妖しい輝きの瞳が目前まで迫るという怯えに耐え切れず、那智は目を瞑った。
熱を持った唇が重ねられ、そこを橋頭堡に、薄い舌が口腔内へと躍り込む。
口腔内を余すところ無く丹念に舐め回され、二人の唾液が澱むこと無く掻き混ぜられる。
那智は初め息を止めていたが、堪え切れなくなり鼻で息をすると、湯気とは異なった、
生々しく、熱い呼気を吸った。貪るように吸い続けた。
やがて、提督が舌を抜き、唇を離すと、那智の未練の表れのように、
唾液が細い糸を引いて、垂れた。
那智は提督におとがいに指をあてがわれ、頭を反らすと、
その意味するところを解し、口中に溜まった二人の腺液の混合物を、音を立てて嚥下した。
口が、喉が、食道が、次々と火照っていくような感覚に、那智は襲われた。
熱病に浮かされたような、靄のかかった意識で、那智は提督の肩にしなだれかかった。
興奮で過敏になった胸の尖端が、提督の骨張った胸板に押し付けられ、擦られるほどに、
那智は微弱な電流を流し込まれているような、しびれに似た蕩楽を覚えた。
「なあ。貴様は、私を屈従させるために、最後まで手を着けなかったと言ったが、本意だったのか?」
那智は、既に内側から茹だっている頭で、懸命に言葉を紡いだ。
提督はそれと知ってか知らずか、相変わらず薄笑いを浮かべたままに、
那智のよく引き締まった体を、キメの細かい肌を、緩々と撫で回した。
「さて? ただし、私の傾向としては、好物は最後までとっておく主義でね」
抱きかかえた那智の尻を撫でながら提督は答えると、那智はくすぐったそうに「フフ……」と笑った。
提督は空いた方の手で、那智の黒い長髪を巻き上げるタオルを解き、湯船の縁へと放った。
「あ。湯が……、汚れる…………」
海藻のように湯船の中に広がる黒い髪に、那智は萎縮するように呟いた。
「汚れてなんていないさ。汚れならこれから、広がる。
そして湯など、変えれば良い。今はそれが、許される時代だ」
提督はそう言うと、何かを言わんとする那智の唇を、再び塞いだ。
骨張った細い指が、那智の内腿を撫で上げてくる。
今や遅しと煮えるばかりのそこは、熱い湯と共に、提督を迎え入れる。
嗚咽を含んだ嬌声が、湯けむりに霞む一室に、切なくこだました。
(了)
――――――――――
これで5000字弱ですな。
調子さえ良ければ、一晩で1万字も行けたけど、最近は体力が……。
若いんだけどね! 若いんだけど!

文芸部的活動として、『文体診断λόγων(ロゴーン)』様(ttp://logoon.org/)を紹介しておきます。
自分の文体が文豪で言うと誰に似ているかを診断してくれるサイトです。
上の文章だと、中島敦に似ていると判定されました。
皆様も試してご覧になってはいかがでしょうか? などと……。

60名無しの提督さん:2015/08/12(水) 13:27:39 ID:9Qi71m/A
>>55
そんなSSや同人誌をお前が作るんだよおうあくしろよ

619, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/13(木) 00:36:17 ID:K1HIYoTE
【艦これ】大鳳さんの装甲が甘い例のポイント! 他
66. 名も無き提督 2015年07月05日 12:26 ID:AekGyPbo0
三式弾で撃ち出したら、空中で「ミンチよりひでぇや」になりそう。

お腹にガスが溜まりがちだと悩む大鳳に、治療だという名目でスパッツを脱がせ、
白桃のようにキメの繊細な尻の谷間の、奥にヒクつく窄まりに、
唾液で濡らした指先を潜らせて、丹念に揉み解し、筋肉の輪の中央に指を沈めると、
押し殺したような喘ぎと、直腸からガスが放出される恥ずべき音が溢れ、
耳まで真っ赤に染めた大鳳の上体を抱き寄せ、脇の開口部から掌をおもむろに差し込み、
「そこは……、関係ないんじゃ?」と余裕の無い声で質す大鳳に、
「こうした方が、気持ち良いんだよと」と耳元で囁き、薄い胸板の、
桜桃のような突起を弄んでいたら、海軍特別警察隊に踏み込まれてお縄になりました。
――――――――――
再掲分でどれだけ時間が稼げるかと数えてみたら、120以上弾数があるので、
少しゆっくり出来るかなと(慢心)。

>>60
書く分には喜んで書くけど、刷る方のノウハウが無いですからなぁ。
そもそも需要が……。

629, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/13(木) 23:08:46 ID:K1HIYoTE
男は、影から影へと、児戯のように跳んで移っていた。
その顔には遊びのような余裕は無い。
人目を忍ぶその挙動は、傍から見るには滑稽で、幾人かの艦娘の目を引いた。
その度に男の背を冷たい汗が、水簾のように駆け落ちる。
肝が冷えて、小さく萎むように痛む。
ジリジリと焼けるような陽の下だというのに、全く心地良さを感じることは無かった。
艦娘達が怪訝そうな目をして通りすぎてくれる度に、
男は一時の安堵を貪り、また影から影へと渡り、駆けた。
「何も言わずに通り過ぎてくれたということは、まだ全体に知られていないということだ!」
男は建ち並ぶ資材倉庫の間を通る、一等狭い通路を疾り抜けた。
否。疾り抜けようとした。
明るく陽に焼ける路地と男の間に、ムクリと黒い影が膨れ上がった。
男は喉まで突き上がって来ていた驚叫を、歯噛みして殺した。
が、脚を止めた反動で無様に後ろに尻餅を搗き、
誰何の言葉も出て来ぬまま、獅子頭のようにカチカチと歯を鳴らすばかりだった。
冷や汗が全身から噴き出し、ボタボタと滴り、軍衣に濃色の染みを作った。
「お急ぎですかな?」
黒い影は焦らすかのように、ゆっくりと立ち上がった。
その姿は「異形」の一言に集約される。
身に纏う第三種軍装から、この影が、男と同じく海軍に属する者だと知れた。
襟に取り付けられた階級章に、線や桜は一切無く、黒いだけの札だった。
身には剣帯を締め、腰には軍刀を吊っている。
問題はそこではない。
第一ボタンまでキッチリ閉め、紺のネクタイを締めた首筋から、耳や後頭部まで、
黒革の覆いに身を包み、手にはやはり黒革の手袋。
最も目を引くのが、その顔を覆う、くすんだ薄緑色の被甲(ガスマスク)だった。
昆虫めいた丸いレンズ窓は、煤をまぶしてあるかのように、
光沢は無く、中の表情も読み取れない。
古代生物の摂食器官にも似た、節のあるホースパイプは、
おそらく背に負われた濾過缶に繋がっているのだろう。
頭には略帽と、その上から被った覆い付きの鉄兜。
人型をしてはいるものの、人間らしさが毫程も見いだせないその影は、
悠々と挙手敬礼をし、その腕を下ろした。

639, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/13(木) 23:09:46 ID:K1HIYoTE
「な、何だ? 何なんだ、お前!? お前は一体何なんだ!?」
男は内心の狼狽を隠し切れない様子で、同じ質問を矢継早に繰り出した。
被甲顔の男は、その質問を軽く手で遮ると、
面越しとは思えぬ、朗々とした声で述べた。
「海軍特別警察隊です。貴官の処分に参りました」
「処分……だと?」
「然様(さよう)。艦娘の合意無く暴行を加えんとし、職分を放棄し、
あまつさえ、鎮守府構内からの逃走を企図し、
海軍の威名を毀損せしめんとした貴官の所業は恕(ゆる)しがたく、
海軍の意志により、貴官の処分が決定されました」
被甲顔の男は、公営放送のアナウンサーのような、
はっきりとした、無感情な、高くも低くもない、そんな平坦な声色で告げた。
「処分だと!? 聞いてないぞ、そんなことは!
俺は提督だ! 将官だ! 辞令も無しにそんなもの受けられるか!」
掴みかかる男から、被甲顔は足音も高く身を躱した。
「信じずとも結構。しかし、私には状況如何では、海相でも軍令部総長でも処分する権利がある。
末端の艦隊指揮官たる貴官を、一々慮(おもんぱか)る理由は無い」
被甲顔の男は声を低めて告げた。
「お覚悟召されよ」
闇雲に、男はポケットを探った。
硬い触感に、男は巧妙を見た気がした。折り畳みナイフだ。
数十分前に少女の下着を裂くのに用いたものが、
今度はこの眼前の不気味な男の血肉を裂くことになる。
男はナイフを腰だめに構えて、被甲顔の男の胴に突進した。
銀色の灼光を帯びた短刀は、皮膚を貫き、肉を裂く、重い手応えを確かに伝えた。
男は致命傷を与えるべく、切っ先で臓腑を掻き回そうとした。
その途端、一瞬の硬い手応えの後、重みは消失した。
ナイフは、柄の根本から折れていた。
被甲顔の胴体には、埋まったままの刀身の断面と、
破れた砂袋から溢れ出る、煤のような黒い粉末があった。
男は、現実を受け入れられないかのように、首を振りながら、
また腰を抜かして、地べたを這い擦った。
被甲顔の男は、刺される前と全く変わらない、
平坦な声で告げた。
「お覚悟召されよ」

649, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/13(木) 23:12:55 ID:K1HIYoTE
☆☆☆
遠征艦隊が帰ってきた時、鎮守府は鯨幕を掲げた宴会場の様相を呈していた。
セクハラ、パワハラで非常に悪評の高かった提督が、急逝したのだという。
聞けば、ある駆逐艦娘を執務室に呼び、手籠めにしようとしたところに、
何者かが施錠してあった扉を、解錠して突入、
泡を喰って遁走した提督を、事情を聞いた主力艦娘達による自警団が、
「もはや看過出来ぬ」と、捕追にかかったところ、
倉庫と倉庫の間の狭い路地で、今度は泡を吐いて死んでいたという。
医務官の検死によれば事件性はなく、急性心不全だという。
顔まで白いブランケットに覆われ、担架に乗せられ、
運ばれていく亡骸を、ある者は喜色を隠せず、ある者は少し寂しそうに見送った。
そんな喧騒の中を、背の高い人影が、靴音も高く歩き去る。
その姿を、誰も見咎めはしない。
まるでいない者のように、誰の意識にも触れること無く、
斜陽に伸びた濃い影に踏み入ると、
その人影は、風に巻かれた煤のように、溶けて消えた。
(了)
――――――――――
標題つけ忘れてた。
「海軍特別警察隊のお仕事」(非工口)ってとこで一つ。

659, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/14(金) 00:29:54 ID:tDJsdrA6
日曜午前中までに、書き下ろしもう一本、行けるか?
(無理だったらズルズルと一週間ずつ伸び続けるんだ)

【艦これ】サイコミュ高機動試験用北上さまだよ〜 他
45. 名も無き提督 2015年07月05日 13:55 ID:AekGyPbo0
昼下がりの執務室でわざとドアに鍵を掛けず、僅かな隙間を開けたまま、
北上様とネンゴロな情誼を交わし、白い肌を舐り、桜桃のような胸の突起を指で苛み、
しとどに濡れそぼった媚肉をクチュクチュと音を立てて弄び、
繋がっては北上様の体の奥の女芯を激しく突き上げ、
黒髪をのたうたせ、唾液の銀糸を引き、目に涙を溜めて悩乱する様を、
ドアの向こうで覗く大井っちに見せつけ、接合部分がよく見えるように体位を改めた状態で、
北上様にドアの向こうから覗かれていることをそっと耳打ちし、
羞恥と悦楽の狭間で悶え苛まれる北上様を存分に味わった日の晩に、
嫉妬に狂った大井っちに扼殺されたいだけの人生だった。

669, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/15(土) 00:00:18 ID:SBCXVOz6
(闕字的空白)

679, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/15(土) 00:01:22 ID:SBCXVOz6
終戦忌なので、たまには文芸部らしく真面目な作品の紹介をば。
本来なら、黙祷のある正午頃に書き込む方が良いのでしょうが、所用がありますゆえ。
鎮魂・戦時回顧の足掛かり、もしくは興味を抱いていただく契機になれば、これ幸いと。

『鎮魂頌』 作詞:折口信夫
        作曲:信時潔

 思ひみる人の はるけさ。
 海の波 高くあがりて
 たゝなはる山も そゝれり。
 かそけくもなりにしかなや。
 海山のはたてに 浄く
 天つ虹 橋立ちわたる。

 現し世の数の苦しみ
 たゝかひにますものあらめや。
 あはれ其も 夢と過ぎつゝ
 かそけくも なりにしかなや。
 今し 君安らぎたまふ。
 とこしへの ゆたのいこひに。

 あはれ そこよしや。
 あはれ はれ さやけさや。
 神生まれたまへり。
 この国を やす国なすと。
 あはれ そこよしや。
 神こゝに 生まれたまへり。

混声合唱:ttps://www.youtube.com/watch?v=4f4eezf7J-s
男声独唱:ttps://www.youtube.com/watch?v=zeTsAQTPP6c

[現代語訳](『西洋軍歌蒐集館』様(ttp://gunka.sakura.ne.jp/nihon/chinkon.htm)より引用)
 あの大戦で散った人々の偉大さを思い返してみる。
 何事もなく平穏に海には波が押し寄せ、
 山々はそそりたっている、
 そんな平和な今の世の中ではあるけれども、
 かの人たちの勲功は霞んでしまったというのであろうか。
 否、今もみなの心のうちにはっきりとある。
 海と山の果ての空には美しく虹がかかっている。
 そんな平和な世にも忘れ去られる事はないのだ。

 ただでさえ世の中には苦しい事が多いのに、
 わざわざ戦いに赴くものがいるであろうか。
 しかしかの人たちは敢えて戦いに征かれたのだ。
 ああ、そういった戦いも夢のように早く過ぎてしまったけれども
 かの人たちの勲功は霞んでしまったというのであろうか。
 否、今もみなの心のうちにはっきりとある。
 今、天皇陛下は変わず憂いなくおわしますのも、
 かの人たちの戦いによるものなのだ。

 ああ、立派なことだ。
 ああ、天晴れ潔いことだ。
 大戦に亡くなった英霊は神となられた。
 この国を安んじようと決意され、
 (ああ、その立派な心意気よ)
 散華された英霊はこの靖国神社で神となられたのだ。

[余話]
『海ゆかば』を作曲した信時潔(ノブトキ・キヨシ)の、数少ない戦後の作品。
作詞の折口信夫(オリグチ・シノブ)は、養嗣子を硫黄島の戦いで喪っている。

689, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/15(土) 00:02:14 ID:SBCXVOz6
(闕字的空白)

699, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/15(土) 00:52:50 ID:SBCXVOz6
下世話な話に次元を戻すと、折口信夫という人は、
国学・民俗学の大家であったのと同時に、「ケガレ」に対して強い忌避を抱いており、
その「ケガレ」の源となる女性嫌いでも有名で、生涯独身。
養嗣子の春洋(ハルミ)氏とも、事実上の愛人関係にあったとされる。
先輩筋に当たる柳田國男も、折口の門下には「牝鶏(めんどり)になるなよ」と警句を与えていたり
(男性同士の同性愛交渉を「鶏姦」という)、割りと手当たり次第に落として回っていたらしい。
とはいえ、春洋氏に注いでいた情愛は並々ならぬものであったようで、
春洋氏の戦死は1945年3月19日と判明しているものの、
つらい戦いを続けさせるのは忍びないと、米軍の硫黄島上陸の2月17日を「南島忌」と定め、
没するまで線香を絶やさなかったと言われる。

なお、角川書店の創業者角川源義氏を国文学の世界に引き込んだのも折口信夫で、
この人がいなければ角川書店は創業していなかったかもしれないし、
現在のKADOKAWAグループも、存在していたかもわからない。
そう考えると、『艦これ』の根幹に非常に深く関わる人だとも言えるんじゃないかな?(牽強付会)

70名無しの提督さん:2015/08/15(土) 19:08:25 ID:mdFxzJC6
※蘭への復活をお待ちしている一人であります。楽しく拝見させていただいてます。
自分も一点投下しても…?もちろんスペースを荒らすつもりは毛頭ありませんが、ご迷惑でしたら読者の一人を継続します。

719, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/15(土) 20:28:59 ID:SBCXVOz6
>>70
勿論、大歓迎です!
私としても、色々な方の文体を拝見して勉強したいですし。

何より独りで貼り続けていると、虚しくなってくるもので……。

729, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/17(月) 01:00:38 ID:EvUdEqfI
[貪欲赤城さん]

褥に仰臥しているところに、赤城さんが股座に顔を埋めて、
赤い蜥蜴の這うようにこちらのモノに舌を絡ませつつ、
唾液をふんだんにまみれさせ、ソレを咽喉から抜き外すと、
体液に汚れた口元を手の甲で拭い、
「提督、私のお腹を満たしてくださいますか?」
と、隠し遮る物の何も無い、白くなだらかな曲面で描かれる下腹部を、
軽く指でさすりながら微笑し、こちらがそれに頷くと、
「では、恥ずかしながら……」
と、はにかみつつ、こちらの腰を跨いで膝立ちになり、
二指でその部分を割り拡げると、白い肌の狭間に、
すでに潤みを帯びた、珊瑚色をした肉厚の花弁が露わになり、
その奥が生を享ける時を今や遅しと渇望するかのように、
ヒクつき、息づくように蠢くのをまざまざと魅せつけられ、
「お情けを……、頂戴しますね」
と、もう一方の手で隆々反り返り、粘液に塗れたモノに手を添え、
雄性の凝実とでも言うべき、灼けるような色合いに照り光る、
その剛直の先端を花芯の中央へと導くと、
おもむろに腰を下ろし、柔肉が密に詰まった、
煮えるばかりの蜜を湛えた狭径にソレを沈めさせ、
自らの奥まで穿たせると、
「提督、ご覧になれますか? 私の中に、提督のものがすっぽりと……」
と、上気した顔でその部分を拡げて魅せつけてくるので、
悪戯心で、突き立って震える、花弁と同じ色合いの、
露に照り光る花芽を軽く抓ると、力が抜けるような、儚い声を吐き、
中に収まっているものとは逆向きに、大きく背を反らせると、次の瞬間には、
反動で、糸の切れた人形のように、こちらの上体を覆うように倒れ伏し、
その豊かな双つの果実を、こちらの胸板に擦り付け、
赤城さんの長い髪の簾に覆われた中で、吐息が交じり合うばかりに顔を接し、
一頻りその熱に魘(うな)されたような瞳の色を見つめ続け、
どちらが求めたわけでもなく、互いの唇を求め、重ね合い、
二人絡まり合いながら、体の上下で情念の熱量を認め合うも、
赤城さんが唇を振り切り、唾液の糸を中に舞わせ、
今にも絶え入りそうな、苦悩と享楽が撹拌されたような声で鳴くと、
その内側も激しく引き攣(つ)れるようにざわめき立ち、
こちらも激情の放出をあと一歩のところで踏みとどまるも、赤城さんは、
「私のお腹も、満たしてくれるっておっしゃいましたよね?」
と、汗で額に張り付いた射干玉の髪を指で払いつつ、
気息奄々に、そして普段の静謐な表情に潜めた、貪婪な性情を覗かせた笑みを見せ、
身を起こすと、自身の内奥により深くソレを穿ち込ませ、
奔馬を駆るが如く、髪を振り乱し、眉間に影を顰(ひそ)めさせ、
己の臓腑を掻き混ぜさせるかのように激しく求め、
ついに耐え切れず、赤城さんの中に白熱した奔騰を流し込み、沁み渡らせると、
ようやくひと心地ついたのか、そのまま再び肌を重ね合い、
「……少し、一休みしましょう。流石に、少し疲れました」
と、こちらの体に抱き枕のようにしがみつき、
すぐに穏やかな寝息を立て始めた赤城さんを抱きかかえながら、
二人繋がったまま一時のまどろみに溺れるような並行世界って、
次元を幾つ超えたら辿り着けますかね?

(記事の方でチラッと書き込んだ分を元に、増補しました)

73名無しの提督さん:2015/08/17(月) 07:28:22 ID:IO2VNGVg
IDは全く違いますが70です。
掲載許可ありがとうございます。新着を読ませて頂いてますます投下に尻込みしている現在、生まれたてホヤホヤのゴリラのように足がgkbrです。
レスの遅れ、申し訳ありません…なんとなく察してください(←知るか!)

749, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/17(月) 09:07:49 ID:EvUdEqfI
>>73
おう、あくしろよ(童貞もせっかち)。

拙文御高覧いただき、ありがとうございます。
掲載許可だなんて大袈裟なものでもなく、
基本的に好きな時に好きなように書き込んでいただければ、幸いです。
基本理念は「『尊重と寛容』、『各人の判断と良識』の許す限りにおいて『なんでもござれ』」方針なので、
自由にお使いいただければと。
リクエストのみでもOK牧場です。

なお、ゴリラは強靭な肉体を持ちながら、高度な知性を併せ持ち、
揉め事が起こりそうになると、第三ゴリラが介入し、
話し合いで決着をつけるという、見た目によらず非常に平和主義的な性質。
しかも手話で会話も出来る。しかも基本草食系。
そんなゴリラをレッドゴリラ=サンのように扱うとは、つくづく人間というものは、御し難いな!
ゴリラ凄い。いや、ゴリラさん凄い。

75名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:03:27 ID:ddEE2grQ
では失礼して、

※先に断っておきます。NTR+欝ENDの苦手な方はスルー推奨です。

これは父から聞いた話を補完しといささか脚色したものなのですがー

 父方の祖父のはなしです(以下祖父を私として書きます)

南太平洋で乗艦を沈められ夜の冷たい海に投げ出され、このまま鮫の胃の中で終わるのかと思い覚悟を決めたものの、幸か不幸かそうはならなかった。その運命を辿ったのは私と同じく海で漂流していた上官や部下たちであった。暗く冷たい水の中、つい先程まで名前を呼び合っていた者が、あるものは断末魔の悲鳴とともに、あるものは前触れも音もなく、またある者はわたしの目の前で奴らに喰われていく。銃も刃物もなく、また寒さと疲労で舌を噛み切ることすらままならない絶望的な情況で手を差し伸べてくれたのは鬼畜と習い理解していたアメリカ兵だった。明け方、同海域を航行中だった駆逐艦に私と何人かの兵員たちは救助されたのだった。船が沈んだ時は確かに二桁の数生き残っていた同僚たちは、助けられたわたしたち4人を残して皆、海の底へと沈んでいったのだ。
「敵に捕まり虜囚となるくらいであれば自刃して見事果てるべし」
そう教えられてきたが、あの漂流の夜の恐怖を味わった者でなければ、囚われの身とはいえ、生き残ったこの奇跡を手放す気になどなれようはずもなく。わたしたちは敵国の捕虜となって、そのまま終戦を迎えたのだった。

76名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:04:44 ID:ddEE2grQ
[さらに長くなりますので収容所での生活はオミットします、脳内補完するまでもなくここ数日のTVの特集枠ででも垂れ流してくれることでしょう。きれいな部分だけを]

収容所の解体に伴いそこに居た者達は所属・階級・部隊をバラバラに分けられ日本に送還されることになった。すっかり元気をとりもどした収容所の面々の中にはアメリカ兵に食って掛かる者もあったが銃の台尻で殴られ地に這わされると境遇を思い出したかのようにおとなしくなったものだった。このまま、黙って彼らに従っていれば日本に、家族のもとに帰ることが出来る。あともう少し、九死に一生をひろったのだ、絶対に生きて帰る。そう自分に言い聞かせて耐え忍び、帰還の船の上から日本の陸を見た時には、大の大人の男たちが声を上げて泣いたものです。

降り立った港湾付近はわたしの住んでいた街からはひどく離れてしまっている上、日本人よりも外国人が多く、そこが日本であるのか実感がひどく希薄でした。時折見かける薄汚れた格好の男たちが日本人の容貌のそれであっても、死んだような目で黙々と作業をする彼らはまるで収容所時代の同僚たちを見ているようで、気軽には声を掛けられる雰囲気ではなかった。なにより彼らの中から向けられる暗く陰湿な視線が、わたしにそれを許さなかった。
軍港の入り口まで歩いて行くと門の近くで派手な化粧をした女達がアメリカ兵に誘われてジープに乗り込んでいた。キーキーと耳障りな声で笑い、わりと流暢に英語を話す彼女たちはわたしを一瞥すらしなかった、いや、一人。あの港で働いていた男たちと同じ目でわたしを睨めつけた女がいた。それがとても恐ろしくてとっさにわたしは目を反らした。なんという目で見るのだろう?彼女たちはわたしと同じ日本人のはずなのに、あの目は、まるで…

それでもバラックだらけの街を駅に向かって歩く頃にはそんな視線にも慣れたものだった。時折、調子はずれな軍歌が聞こえてきてそちらを見やれば四肢の一部をなくした者たちが座り込んで、演奏をしている。壊れたアコルディオンや、ハープの音がひどく不気味で、異質で、あれほど帰りたかった場所が実は地獄だったのではないかとさえ思った。
遅く駅に着いた所為でその日は野宿するはめになった。ここは日本でわたしは日本人のはずなのに異界に迷い込んでしまったような心持ちで、目を閉じればわたしに向けられるあの目線を思い出して眠ることはできず、背嚢を抱いてうずくまればまもなく初夏だというのに震えてきた。

77名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:05:47 ID:ddEE2grQ
翌朝、始発の汽車に揺られて7時間、尻が椅子の形に固まる頃にはわたしの家のある街の近くに着くことができた。しかし家につくためには、ここからまたしばらく歩かなくてはならない。それでも我が家の近くまで来れたことに安堵したのか、わたしの身体は空腹を訴えてきた。思えば昨日の船内からなにも食べてはいない。
駅の近くは復興が早いようで、何軒かのめし処があった。世辞にも綺麗とは言いがたいのにわたしはその敷居を跨ぐことはできなかった。昨日から、そして今もわたしに向けられるあの視線に私の心はすっかり卑屈になってしまっていたのだ。
それでも腹は減っている、なんとかほったての飯屋を見つけてそこで帰還後初の飯にありつけた。その時食べた雑炊は汁ばかりで身がなく、味もひどいものだったが、それでもわたしの身体に味噌の塩気が滲みたのだった。

先に言っておくとわたしは家には辿りつけなかった。帰る家がなかったのだから。
路や町の面影を頼りにどうにか着いたその場所にわたしの家はなく、家族も居なかった。
このために、この時のために戦って生きてきたというのに。なんということか、わたしはしばらくそこに座り込んでなにもできなくなってしまったのだ。

不意に後ろから名前を呼ばれ、わたしは発条仕掛けのように頸をおこしたそこに居たのは当時近所に住んでいた老夫婦で、今はここから近い場所にバラックを立てて住んでいるのだという。よくお帰りなさった、南方で艦が沈み、あんたも運命を共にされたものとばかり、きっと郷里のご両親もお喜びになるだろうとわたしより一回りは小さい体で未だ立てずにいるわたしの肩を優しく抱いてくれた。そんなことがありがたくて、うれしくて、ほんの少しでもわたしは身体に力が戻るのをおぼえた。
言葉や思いやりはそれそのものに効力(チカラは)なくとも人を前に進めるキッカケをくれるものである。思えば老夫婦はわたしを慮ってそこに触れずにいてくれたのに、わたしは聞いてしまった。
「わたしの家族はどうなりましたか?」
と。
夫婦は顔を合わせて居心地の悪そうな顔をしたものだった、そして
「皆、健在ではある」
とだけ答えた。

78名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:07:10 ID:ddEE2grQ
夫婦は最初、わたしの家族についての話をはぐらかし、なんとか違う話題にするようにしていたのだが、詰め寄る勢いのわたしほだされたのか諦めたのか3人の居場所を白状した。わたしの家族はそこから徒歩で2時間しないところに暮らしていると教えられた。
底に向かう途中、わたしは夫婦の言葉を思い出していた。二人の話の内容から別の男と夫婦になっているらしいことはわかった。
生きていたのになんの連絡もよこさないでと責められた。
この時代、女手ひとつで二人の子供を養っていくのは至難なのだと説かれた。
もう彼らには新しい暮らしを始めている止められた。
わたしという存在は彼らにとって過去のものなのだからと言い聞かされた。
自分が忘れられた亡霊というなら、それならそれで構わない。元気で幸せな姿を見ることが出来さえすればそれでいい、と。遠くからでいい、せめてひと目。

79名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:08:16 ID:ddEE2grQ
恐らく戦火の被害を免れたその場所は、閑静な住宅が立ち並んでいて、道に人の気配は少ないものの、進むほどに自分がここにいることの場違いを痛感するようだった。暫く行くと、わたしは奇妙なものをみつけた。家の前で二人の子供が立っている。遊ぶでもなく、話すでもなく、まもなく夕餉の時間だろうになにをしているのだろうか?
風体はこのところ街で見る子供達よりかは良いようで、わたしが話かけるのは些か憚られる思いはしたが、その時はなぜかそのままにしておけなかった。声をかけると案の定ビクリと身体を震わせ怯えた目でわたしを見る(弟の方など泣き出しそうだ)。彼らに比べれば大概な風体のわたしに対しては当然とも言える反応、予想の範囲内であった。物で釣るのは気が引けたが確かアメリカ兵にもらったチョコレートがあったことを思い出し、兄の方に差し出すと彼は小さく首を振った。そしてポケットから同じチョコレートの包み紙を出した。どうしてそれを…?
問いただそうとした時、一台の車が車が家の目の前につけられた。進駐軍のジープ運転席と助手席にいるアメリカ兵がコチラを見とめると一言二言言葉を交わしていた。完全に理解できなかったが友好的なものではない、収容所でも聞いた悪意のこもった言葉だったはずだ。程なくして家の中から男と女が連れ立って出てきた。ジープに乗っている兵士とは違う制服ーひと目で彼らの上官とわかるーその横に。
老夫婦がわたしをとめた理由が、今はっきりわかった。自分の女房が敵国の情婦になって生きている。まだ、家も生活もままならない人々を尻目にアメリカ人に身体を開いてまっとう以上の暮らしをしているなど、地獄からようやく帰ってきた人間に告げる行為はあまりに人でなしであろう。
妻ははじめ、子供達と一緒にいる帰還兵を怪訝な顔で見ていたが、次の瞬間「あっ」と声を上げて二歩散歩後ろに後ずさった。ただならぬ様子に隣にいた将校が支えるように彼女の方を抱いて声をかけている。日本語と英語の交じったでやりとりだったのでわたしはダイジョウブ、ナンデモナイノを聞き取ることができた。何かがわたしの中で動くのを感じる。殴りかかってもいいはずだ、いや、◯◯したっていい。夫不在の折に妻を寝とって堂々と玄関から出て行くなど、なんと猛々しいことであろうか。
そしてわたしは立ち上がり、
帽子を脱いで会釈をした。
帽子を、深くかぶり直すと、今まで来た道をよろよろと、幽鬼のような足取りで戻っていった。
これが敗北というものなのだ、これが戦争に負けるということなのだ。

その後わたしは闇市で仕事を見つけどうにか命をつなげたが、しばらく後、風のうわさであるアメリカ人将校の情婦が幼い兄弟を遺して◯んだ話をききつけた。
性病をもらったという話もあれば、自◯したという話もきかれた。あるいは不興を買って◯されたとも。

80名無しの提督さん:2015/08/17(月) 10:10:31 ID:ddEE2grQ
以上です。尻切れ感は否めませんがこのくらいがちょうどいいのでは…と。

NTRの直接描写も考えましたが、【本職】ではないのでやめておきました。(何より想像するに胸焼けが…)艦これとは無縁な、リアルな方向に引っ張ってしまった創りになってしまったので、もしも次回があれば、艦娘たちを絡めたお話を投下してみたいなと。駄作を長々垂れ流しましたが、この国にはこれに似通った終戦も、きっとあったであろうと、それも忘れてはならないんだと思って書いた次第です。
お目汚し申し訳なく。最後に投下、遅くなりましたことを重ねてお詫びいたします。

819, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/17(月) 16:44:43 ID:EvUdEqfI
>>75-80
貴重なお話を頂戴し、真実にありがとうございます。
直接的な艦これではないものの、あの世界像の裏側に、紛う方無く刻まれているであろう、「人」の物語。
終戦後、どこかしらで同様の事が起きていたと思うと、「戦争に敗れる」ことの重みを、改めて感じますね。
(「体が動くうちにもう一回戦争に行きたい」と、手ぐすね引いていたうちの爺様は、やはりオカシかった)

82名無しの提督さん:2015/08/17(月) 17:31:34 ID:B9n8lzt.
≫9
高覧ありがとうございます。
改めて読み返すと誤字も繰り返し表現もひどい、うぅはずかしいよう…
≫9のお爺さまのお話しも、私の【創作】も、公共電波では忌避されがちな内容です。
けれども、昨今の恋愛ドラマ準拠の【おはなし】がますます主流になるのかと思うと、それが実話に基づいたものであっても複雑な気分になります。
例えば、お薦め図書で「暗夜行路」を渡すような教師もいないでしょうから、それは仕方のないことなのかなとも思いますが。
忘れてはならないのは、憎しみや恨みの感情ではなく、そこで起きていた事実だと言うこと。それがもう、おそらく自発的な勉強でしか学べなくなりつつあるのは歯がゆさを覚えますが。
≫9、長々申し訳ありません。レス、ありがとうございました。では。

839, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/18(火) 23:09:04 ID:SWUY86ig
次元を卑俗なレベルまで下げるのだ!
季節ネタの再掲は、その季節中でないと情趣が無い。

【艦これ】浴衣着た由良ちゃんと縁日の喧騒から離れた茂みで二人きり 他
52. 名も無き提督 2015年07月31日 18:26 ID:JF0e6K7N0
IDが変わっているが、※18とは全く無関係な別人なのだが、その後のことを語ると、

参拝客で賑わう参道の人混みの中では、下駄の鼻緒の修繕は難しいので、
とりあえず少し落ち着けるとこに行こうにも、由良が身動きできない状態なので、
かと言って背負えば着物がはだけるしと、寸刻ばかり考えて、「あまり、暴れるなよ」と由良を横抱きに抱え上げ、
身を屈めて下駄を拾わせ、「少し落ち着けるところに行こう」と言うと、
「そうですよ! こんなの、恥ずかしいじゃないですか!」と露店に下がる白熱球の、
暖色よりもなお熱く、顔を赤らめた由良は、
ラッコのように、帯を巻いた腹の上に下駄を乗せ、腕をこちらの首に回し、
「贅沢を言うようで申し訳ないんですけど、なるべく揺らさないでいただけますか? あの、恐いので……」と、
目線を落として頼むので、「善処しよう」と答えつつ、
参道脇に軒を連ねる露店街の裏側、まだ青い芒が頻々と茂る裏側へ来ると、
「もう少し奥へ」と言うので、「あまり奥へ行くと、藪蚊に喰われるぞ」と答えると、
「藪蚊より、もっと凄いものに喰っていただきたいんですもの。
人目があっては、都合もよろしくないでしょう?」と、
参道の賑やかな電球色から、月の射す幽かな青の色へ、
艶然とした笑みを目元に浮かべ、まるで女の童が戯れるように足をパタパタさせる由良とともに二人、
青い匂いの鎮守の森へと沈んでいき、
小一時間の後、遊び疲れた様子の駆逐艦達を回収し、帰ろうとすると、
夕立が「由良さん、首筋にキスマークっぽい?」と尋ねられ、
由良は襟元を直しながら、「藪蚊に喰われただけよ?」と、
分かる者にしか分からない含意のある微笑を投げかけてきた、

と、いうことがあったらしい(伝聞)。

849, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/21(金) 00:46:32 ID:DnwViQ56
【艦これ】深夜の駆逐艦画像スレ
48. 名も無き提督 2015年07月06日 00:39 ID:g21kk10K0
いつもピンクな妄想駄文を書き並べているが、
本当は磯波と病葉の散る石畳の小路を、寺山修司の詩を諳んじ合いながら、
付かず離れずの距離で歩いて、一緒に食事をしたり、一緒に図書館で調べ物をしたり、
些細な事では笑い合うのに、クリスマスやバレンタインにはあと一歩が踏み出せず、
いつの間にか多忙さに巻かれて段々と疎遠になり、後ろ暗い思いを抱きながらも想いは止まず、
10年くらいを経た後にパッタリと再開し、苦笑いしながら「好きだったんですよ」と告げられ。
「僕は、今でも好きだ」と意を決して切り出すも、微妙な空気になるが、
「じゃあ、同じですね」と照れ笑いに魅せられ、ようやく手と手を触れ合わせるような、
そんなプラトニックな交際がしたかった! したかったァッ!!(切歯扼腕血乃涙)
(参考:司令はんと!番外 【寺山修司と艦娘詩集】 | ざさ氏 ttp://u111u.info/mgpp)
――――――――――
一番愛着のある艦娘は、磯波です。

859, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/22(土) 01:34:27 ID:yJTMInrM
[高雄の慰労]

彼が書類を取り上げた拍子に、机の端に置いてあったペンが転がり、
カーペットの上に低く、小さな音を立てて落ちた。
彼はそれを拾いに立とうと腰を浮かせたが、
秘書艦の高雄が微笑を彼に向けてそれをとどめ、
速やかに、かつ気忙しさ無く席を立ち、膝を屈めてペンを拾った。
その光景は極々わずかの時間しか存在しなかったが、
その色彩の鮮烈さは眼底を灼き、その像は脳裏に瞭然と刻み込まれた。
エナメルの光沢の赤いバンプスから伸びる、黒いニーソックスに覆われた優美な曲線の美。
そしてそこから唐突に、血色を潜ませながらまばゆい白さを放つ、
柔和さと張りとを兼備した、むっちりとした太腿が露わになり、
恥じらうかのように、すぐさま青い制服のスカートのうちへと逃げこんでいく。
しかし、かなり上端まで切れ込んだスカートの隙間から覗く肌と、
その表面を這う黒いガーターベルトが、一層の劣情を煽った。
更に立膝にしゃがみこんだことで、スカートの中を危ういまでに晒しそうになったが、
窓から射す強い日差しが、濃い影を作ったことで、彼の視線からその部分を隠したが、
それがかえって彼の心を掻き乱し、彼の懊悩を誘った。
そのような心中を毫とも知らぬかのように、高雄は屈託無い笑顔で、
「どうぞ」とペンを差し出し、彼もその麻のように乱れた内面を表に出すこと無く、
礼を述べてそれを受け取った。
それから就業時間の終了までの間、彼は報告書や申請書の作成に勤しみながらも、
高雄から香る雌の匂いに惹かれる視線を、抑えこむことに苦心することになった。

執務室の柱時計が単調な低い響きで、鐘を17回打ち鳴らした。
一般業務終業の合図だ。
彼は凝り固まった筋を解きほぐすように、首や肩を回すと、
ポキポキと小気味良い音がし、気分だけは疲労が軽減される気がした。
「随分とお疲れですね」
苦笑しながら、高雄は処理済みの書類束を
「裁可待ち」と手書きされた書類ケースに滑り込ませた。
「何、この程度は前線で制海権確保で戦っている艦隊や、
資源確保で輸送船団護衛に付いている娘らに比べれば、大したことではあるまいよ」と、
彼は自分でも顔の筋肉が疲労で強張っているのを感じながら、引き攣れた笑顔で応えた。
「お言葉ですが、やっぱり相当お疲れのように見えますよ。少しゆっくりなさっては?」
そう言われたものの休養をとったところで、
半日寝て、もう半日は天井の木目を眺めて妄想に耽るくらいしか趣味のない人間としては、
「善処しよう」と、極めて誠意に乏しい答えをするしか選択肢が無かった。
高雄は、大袈裟に溜息をついた。そして、
「提督、この後少しお時間を頂いてよろしいでしょうか?」と尋ねつつ、執務椅子の傍らに立った。
「良いけど、一体何か……」
そう言う間にも、零コンマ数秒の単位ではあるものの、
数回にわたって視線が高雄の赤い瞳と、白い太腿とを往復した。
「すこし、椅子を後ろに退げて頂けますか?」
彼が言われるがままに、執務椅子を退げると、高雄は彼とデスクの間に割って入り、
有無を言わさぬうちに「失礼します」と、彼の膝の上に腰を下ろした。
「な、何を……!?」
狼狽を隠せない彼を肩越しに顧みながら、高雄は答えた。
「提督の視線に気付いていないとお思いでしたか?
女性は存外、視線には敏感なんですよ。ましてや、想いのある殿方からの視線には特に」
そう言うと、高雄は彼に背中を預けた。
眼下に、悪戯っぽい笑みを浮かべた高雄と、その豊かな胸が広がる。
内で押し殺してきていた獣欲が、むくむくと頭をもたげ始めるのを、彼は抑えきれなかった。
高雄は小さく笑うと、彼の肩に頭を乗せ、首筋を狙う獣のように、目を細めながら囁いた。
「私が、及ばずながら、提督の労を慰めますわ。
この高雄、お好きな様にお使い頂いて構いません……」
そう言いつつ、高雄は彼の手を取り、一方は胸へ、もう一方は太腿へと導いた。
「お好きな様に……」
熱病に浮かされたような、蕩然とした声音で、高雄は促した。
彼はそれに応えるかのように、ずしりと重量感のある柔らかな膨らみを鷲掴みにし、
太腿に沿わされた手を、スカートの中へと這い入らせた。
固く膨らんだ彼のそれを更に駆り立てるかのように、高雄の尻がヒクヒクと蠢く。
既に赤い陽の射す執務室に、高雄のこそばゆいような笑い声がたゆたう。
その声は、分厚い樫材の扉に遮られ、外へと聞こえることはなかった。
――――――――――
やっぱり真面目に書くと、底の浅さが露呈するね……。

869, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/24(月) 00:49:21 ID:oqP1BsR6
波の下降線に捕まった感じ? 石原莞爾? 中島莞爾?

【艦これ】ドイツ艦の夏休み 他
45. 名も無き提督 2015年07月05日 22:12 ID:AekGyPbo0
日本文化研修兼野外宿営訓練という名目でビス子・オイゲン・レーベ・マックス・ユーちゃんを
渓流沿いのキャンプに誘い出し、オイゲンに年少組とかまどを組んでおくように支持を出し、
ビス子と夕食用のイワナを釣りに出かけて、燦々と降り注ぐ陽射しを避けて、
この葉の陰がまだらを織りなす岩場近くの繁みで、互いに意味を含んだ眼差しを交わし、
身体を重ね、唇を触れ合わせ、舌を絡め、遠くでオイゲンと年少組がはしゃぐ声を聞きつつ、
白い肢体を抱き、普段は気位の高いビス子を狗のように四つに這わせ、
背後から責め立て、震える豊満な臀肉と、背汗に張り付く金髪に魅入られ、激しく突き続け、
ビス子の時折零す余裕の無い呻吟に愉悦を覚え、ひとしきりの戯れを終えた後で、
粘液まみれになったその部位を洗いに腰まで川に浸かったところを、
河童に脚を攫われて、そのまま溺死したい人生であった……。(別ルートは無い)

879, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/26(水) 23:04:04 ID:laiNhLYs
薬の量が0.5mg変わるだけでこんなにも調子が狂うとは……。

【艦これ】バンジージャンプに挑戦する大丈夫な榛名 他
41. 名も無き提督 2015年07月06日 12:02 ID:g21kk10K0
課業開始前に秘書艦の榛名に「今日はそれを着けて業務にあたって欲しい」と、
振動する玩具を与えて、日中の合間合間にリモコンを操作して、
榛名が背筋を震わせるのを見て愉しみ、課業終了後、
榛名に「君が今スカートの下に穿いているのは水着だったかな?」と、問いかけ、
「いえ、普通の下着ですが」と、返されると、ならばと招き寄せ、腰に手を回し、
頭を仄かな温もりを感じる榛名の腹部に寄せ、もう一方の手をスカートの裾から、
白い腿の間に潜らせ、「じゃあ、どうしてココはこんなに濡れているんだ?」と、
じっとりと蜜で潤んだ布地越しに、熱い肉感と、玩具によるものではない震えを愉しみつつ、
榛名が答えることの出来ないのを良いことに、布地越しの指をより深くへと穿っていったところで、
海軍特別警察隊に踏み込まれ、御用となったものであります。証言に相違はゴザイマセン。

88名無しの提督さん:2015/08/29(土) 00:33:58 ID:iUFMmyb2
【艦これ】服を着てると落ち着かない祥鳳さん 他
39. 名も無き提督 2015年07月06日 13:24 ID:g21kk10K0
祥鳳さんの弓射を訓練場の隅で眺めて、一通り発艦させた後、
「一応、済みましたよ。帰ってくるまでに、少し時間がありますね」と、蠱惑的な笑みに誘われ、
「でも、此処だと広すぎる。誰かの目があるかもしれない」と、躊躇うと、
「誰かに見られて、困るような関係でしたか?」と微笑みながら私の手を取り、
自らの胸の谷間にあてがい、「こんなに胸が高鳴ってるんですよ。お情けを」と、言われた時には、
既に弓道場の床へ押し倒し、晒しをはだけさせ、白い肌を露わにし、柔らかな双丘を揉みしだき、
仄紅く色付いた唇を吸い、銀色の唾の糸を引きながら頭を上げ、袴を解くと、
下着を着けていないそこは、既に内奥から滲む蜜に照り艶めき、
準備も万端とばかりに整っていたので、己を祥鳳さんの煮えるかのようなそこへと沈め、
白い肢体を絡みつかせ、髪を振り乱し、悩乱に任せるままの祥鳳さんに(以下省略)。

899, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/29(土) 00:40:26 ID:iUFMmyb2
名前入れ忘れていたので、ストック2つ目を投下。
ストックがあると思うと、安穏として打鍵が進まない……。

【艦これ】暁コーヒーを飲む! 他
50. 名も無き提督 2015年07月06日 20:32 ID:g21kk10K0
暁ちゃんに「一人前のレディはもっと苦くて、生臭いものも飲めないと成れないよ」と嘯いて、
それは何かと尋ねられたら耳打ちして教え、顔を真っ赤にして「大丈夫だし! 飲めるし!」と、
虚勢を張る暁ちゃんに、煮え血の滾ったような、熱く膨満した己のナニを見せつけ、
「ソレが出てくるまで、お口で奉仕できるのが、本当の大人の女性だよ」と優しく教えてあげて、
もう後戻りできなくなったまま、いきれの立つそれに恐々唇を寄せ、
目に涙を溜めながら奉仕する暁ちゃんの、拙い舌遣いと、小さな歯が当たる感覚に、
冒涜的な喜悦を覚えつつ、内から噴き上がる激情を暁ちゃんの口腔へと流し込み、
むせて涎を垂らす暁ちゃんの姿に、更なる深部を探りたいという情動に駆られ、
押し倒そうとしたところで、一段落した様子の海軍特別警察隊に取り押さえられ、
ブタ箱に入れられました。解せぬ……。

909, ◆xbIVZZ4e4A:2015/08/31(月) 00:42:49 ID:0PXv7fQg
改行、追加しました。

【艦これ】「加賀さん!!!お揃いですね!!!!」 他
50. 名も無き提督 2015年07月06日 21:33 ID:g21kk10K0
サウナに入っていると、5分ぐらい経った頃に木組みのドアが開き、
白いバスタオルでその優美なスタイルを包み、胸元も太腿も露わにした加賀さんが「あら、お先にいらしたの?」と、
素っ気ない様子で入ってきて、こちらは昂ぶる鼓動を抑えつつ、「ああ」と軽く頷き、平静を装おうとするも、
加賀さんが拳一つ分くらいを空けて隣りに座った時点で、脳漿が沸騰しそうな、
室温が20度ばかり上がったかのような焦熱感を覚え、特に話すこともないままジリジリと時間が過ぎていき、
ふと加賀さんの方に目をやると、玉のような汗が磨き上げた大理石のような肌を滑り、
胸の谷間へと落ちていくのが見え、目の端で見ていたはずなのに、
「ご覧になってるの、バレバレですよ」と冷めた声で言われ、「あ、いや、ちがっ」と弁明しようとするも手で遮られて、
「構いませんよ。私はあなたになら、どれだけ見られても」と、言うなり、加賀さんは沈着な手つきでバスタオルをはだけさせ、
その女性美の一つの到達点のような、豊満さと繊細を兼備した、
その肉体を惜しげも無【行数切れ・ココまで】

919, ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/02(水) 23:56:57 ID:bKwy0Hs2
【艦これ】深夜の阿武隈画像スレ
49. 名も無き提督 2015年07月07日 00:44 ID:rDOw8UXO0
※5 想定しうるあらゆる可能性を考慮に入れた、A1タミヤメソッドの使い手か。

阿武隈が北上様に可愛がられてイジられまくっているのを、
嫉妬の炎を燃やしていた大井っちに、人目のない工廠裏で烈火の如く詰り倒され
あまりの剣幕に毒気を抜かれた状態で廊下を彷徨っているところを提督執務室へと保護して、
相談に応じてやるうちに段々と感情が昂ぶり、涙を流しつつ口角泡を飛ばしながら、
弁明を続ける阿武隈に鎮静剤を入れたコーヒーを勧め、
それを口にして十数分後には夢の境へと堕ちたところを見計らって、
幼さの残るまだ生固い乳房に触れる前に拳銃弾に手の甲を砕かれ、
海軍特別警察隊に身柄を確保されたので、まだ猥褻行為は一切無いと主張するものである。

929, ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/05(土) 17:56:31 ID:h12Ay2gY
【艦これ】料理中の足柄さん 他
64. 名も無き提督 2015年07月07日 13:22 ID:rDOw8UXO0
MVPを獲った時には大はしゃぎで帰投して、その日の晩は「寝かさないわよ」とヤル気満々で、
前戯までは二つ名の如くに貪婪に、こちらのモノを貪るものの、
本番になった途端にしおらしくなり、まるで犬のように背後から激しく責め立てると、
盛りのついた雌犬のように可愛らしい声で、喘ぎ、よがり、悶え、
緩くウェーブのかかった髪を振り乱し、白い背を折れんばかりに反り返らせ、
汗と涙と涎で濡れた顔を枕に埋め、時折一際深く突き込むと、全身を震わせて嬌声を溢し、
一通り事を終えた後、自らの奥に射込まれた白濁の滴を指で掻き取り、掬い上げ、
愛おしむように丹念に赤い舌で舐め取り、枕を同じにして一時の休息を得るなんてことは、
現実には起こりえない話であり、実際の人物・団体等には一切関係ございません。

93名無しの提督さん:2015/09/07(月) 23:35:07 ID:OCDL324M
淫靡チックな官能小説じゃなくてプラトニックな純文学を
書きたい&読みたいんだけど?それもありだよねここ?

94「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/08(火) 00:30:08 ID:av0IoD72
>>93
勿論、OKです。大歓迎です。

95「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/08(火) 00:42:25 ID:av0IoD72
HNに少し手を加えてみたりの。
書きたいネタはあるのに、体調と予定の都合が付かぬ……。

【艦これ】舞風「えへへ、まだいけるんだ♪ じゃぁ、もっと踊ろ・・・提督//」 他
68. 名も無き提督 2015年07月07日 13:44 ID:rDOw8UXO0
「踊りすぎたぁ…..、.全身マッサージよろしくね」と舞風に言われて、
衣服着用のままだと骨格や筋肉の動きが把握出来ないので、衣服は全部脱いで欲しいと言って騙し、
訝しげな顔をしながらも全てを脱いだ舞風を、マグロを捌く大俎板のような台に横臥させ、
細い脛や白い太腿、柔らかな尻肉にまだ肉付きの浅い胸、
薄く肋骨の浮いた胴から引き締まった腰回りまで、その未発達な肢体を隈無く愛撫し、
ほしいままに弄び、明らかな違和感に気付いていながらも言い出せずに、
呼吸を熱く、甘くしていく舞風に、「体の中まで、マッサージする?」と、問いかけたところで、
海軍特別警察隊の強行突入に遭い、さすまたでしこたま殴られた挙句、海老責めにかけられました。

96「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/09(水) 00:35:41 ID:xo10Cm2Q
【艦これ】大淀さんの魅惑のスリットをよく見せてくれと頼んでみたら…… 他
36. 名も無き提督 2015年07月07日 14:10 ID:rDOw8UXO0
「不要な艦を2隻解体してください」と言われ、「解体されるのは、君だ!」と返し、
その勢いでセーラー服を引き裂いて剥ぎ取り、袴スカートの帯を解いて裸体を曝け出すも、
全く抵抗がないことを怪訝に思い、「何故暴れない?」と問いかけると、
「あなたの手にかかるなら、本望ですから」と冷めた眼差しで目を貫かれ、
狂奔と激情に駆られ、その控えめな、形の良い乳房を鷲掴みにし、しなやかな肢体を掻き抱き、
キメ細やかな肌に、汗の滲む掌を這い回らせ、白い太腿の狭間に仄紅い花弁を咲かせる、
大淀の雌芯へと指を潜らせ、感情の奔騰に任せてそこを掻き回し、
潤びれたそこにいきり立つ己のモノを収めようとしたところで、内務省の特別捜査官に踏み込まれ、
全ては大淀の仕組んだ陰謀に気付いた。解体されるのは私、提督自身だったのだ……。

97「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/11(金) 00:20:13 ID:iN7WklYE
【艦これ】深夜の朧画像スレ
21. 名も無き提督 2015年07月07日 23:37 ID:rDOw8UXO0
朧と一緒にギネスクラスのヤシガニを捕りに南洋諸島の密林へと分け入り、
毒蟲や猛獣を退けながら進むも、ふと油断した隙に朧がニシキヘビに足を取られ、
巻きつかれ、締め上げられて苦悶でのたうっているところを、鉈刀の鼻でニシキヘビの頭を砕き、
拘束から開放したことで、これまでよりも強固な信頼関係が築かれ、
生死の境から生じた激情に突き動かされて、熱い抱擁を交わし、
人跡未踏の、獣と蟲くらいしか視線の交わらない中で、
そのまま感情に任せたアレやコレやを行って、結局目標だったサイズには満たなかったものの、
十分なサイズのヤシガニを捕獲して、日焼けと擦り傷だらけで帰投したところで、
漣から「ヤシガニ、カニとちゃうで。ヤドカリのデカイのやで」と煽られて、
諦念と挫折感に苛まれながら、二人で茹でたヤシガニを食べたいだけの人生だった。
――――――――――
余談ですが、私は無脊椎動物が食べられません(生理的に相容れない、嫌悪感がある)。
前世に海に沈められて、カニやシャコの餌にされたんでしょう。

98「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/12(土) 01:34:57 ID:aDpiQ9zc
【艦これ】ビキニの上にホットパンツを重ねるスタイルの五月雨ちゃん 他
42. 名も無き提督 2015年07月08日 11:41 ID:RxA1CjHH0
五月雨ちゃんと海水浴に行って一緒に泳ぐも、泳いでいるうちに五月雨ちゃんの胸を覆う、
ビキニの紐が解けていることに気が付き、五月雨ちゃんが海面に飛び出そうとした瞬間、
後ろから両掌で五月雨ちゃんの胸を抑え、その慎ましやかな穢れ無き部分が、
衆目に晒されるのを防いだものの、「ひゃあ〜!」と素っ頓狂な悲鳴を上げられ、
違う違うと弁解しながら、早く水着を着け直すように促し、五月雨ちゃんは顔を真っ赤にして謝り、
「あの、でも、イヤじゃないんですよ、私は! あの、いや、そういう意味ではなくて」と弁明し、
また「ゴメンナサイ!」と謝って泳いで逃げて行く五月雨ちゃんの水しぶきを見ながら、
まだ掌に残る薄い肉付きの下に感じた肋骨の触感と体温と、
グミキャンディーのような小さな突起の感触を思い出していたところで、
マッチョなライフセーバーのお兄さんと、明らかに暑さで不機嫌そうな警官に取り押さえられました。

99「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/14(月) 07:56:57 ID:83jZeTks
【艦これ】ごろごろ加古ちゃん 他
24. 名も無き提督 2015年07月08日 16:44 ID:RxA1CjHH0
昼下がりの鎮守府構内の野外ベンチで、
野生を喪ったネコのようにひっくり返って寝ている加古を見つけ、
周囲に人気がないことを確認した後、無防備に曝け出されているセーラー服越しの、
柔らかな曲線を描く胸に触れてみると、その外見に違うこと無く柔らかく弾力があり、
忘我して揉み続けていると「ん……」と漏らした吐息に、反射的に手を引っ込め、
今度は眩しいばかりに白い太腿に手を這わせると、優美で白く滑らかな肌の奥に潜む、
筋肉と血管の律動が感じられ、自身の鼓動も痛いほどに昂ってきたところで、
「提督」と加古の声で呼びかけられ、冷水を浴びたように背中に汗の滝が出来上がったものの、
眠たげな、力の無い声で「もっと奥に、好きにしてくれても良いんだぜ?」と言われ、
「許された!」と思ったものの「いや、駄目だな」と、恐い警備科のお兄さんたちに捕まりました。

100「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/15(火) 23:42:05 ID:D2kATtCo
【艦これ】お昼の野分画像スレ
64. 名も無き提督 2015年07月08日 13:34 ID:RxA1CjHH0
消灯時間後、一糸纏わぬ舞風と野分がベッドに腰掛け、濃厚な口づけを交わし、
ベッドに仰臥した舞風を組み敷くように、上下逆に野分が覆い被さり、
お互いの股座に顔を埋め、熱く滾る蜜壺や、鋭敏に屹立した小さな肉芽に舌を這わせ、
次第にその行為に没頭し、白い肢体を絡め合い、その幼さの抜け切らない、しなやかな肉体一杯に、
雌としての享楽を満たし合いながら、眠りの沼に堕ちていくまでの一部始終を、
ベッドの下で軋みを聞きながら物思いに耽っていたかった……。

具体的性器・性交描写は無いので、実際健全。猥褻は一切無い。
海軍特別警察隊しょっぴかれる謂れは無い!
――――――――――
ちょっち調子が上向いてきたので、
今週中には新しいのが御披露目できる鴨(あるいは無理鴨)。

101「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/18(金) 23:31:35 ID:tiROOTQQ
【艦これ】提督、このローマに何かご命令が? そう、ならいいの 他
56. 名も無き提督 2015年07月08日 17:12 ID:RxA1CjHH0
「子宮口の入り口は、本当にパスタ一本分」という俗説を検証すると称して、
下着を排除したローマを、大股を開いた恥態に固縛して、
市販のスパゲッティで一番径の太いものから一本取り出し、ローマの一条の縦筋、
柔肉と柔肉の狭間の、狭隘な谷底に挿し入れ、「ここかな? ここかな?」と内壁をつつき回し、
鋭い感覚が体内を刺し穿つ度に微かな痛みと、爆発的な嬌媚の官能に襲われ、
恥辱的な姿を晒しているにも関わらず、ソコをしとどに濡れそぼらせているという事実を容れ難く、
嗚咽を漏らし始めてしまうローマの涙に濡れたを観て、いよいよ昂ってきたところで、
イタリア大使館のエージェントにベレッタ M12で背後から蜂の巣にされとうはなかった。

102「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/21(月) 11:29:51 ID:cfmftAdE
【艦これ】深夜の鳳翔画像スレ
44. 名も無き提督 2015年07月09日 00:06 ID:pBfAtMoq0
うなじから蕩惑的な甘美な微香が漂っていそうな艦娘2年連続第1位(2位は妙高)。

鳳翔さんは提督が重巡や戦艦、空母連中から「童貞童貞!」とはしゃぎ立てられるのを、
少し離れたところから、微笑を浮かべながら見ていて、
提督が脱童貞のために鳳翔さんに土下座して迫ったら、苦笑いして応じてくれて、
いざその時ぞと、思っていたよりキツイ肉壷の深みに己のモノを穿ち込んだら、
微かな金気臭いような、生臭いような、違和感のある臭気に気が付き、繋がった部分を見ると、
紅い滴りがその部分を染め上げていて、言葉の出ないほど動揺する提督に、
「私も、艦『娘』ですからね……」とはにかんだ笑みを見せる鳳翔さんの痩せた肩を掻き抱き、
その身も砕けんばかりに抱き締めて、絶対幸せにすると誓いたい人生であった。
――――――――――
なんというか、書き殴った感じでないと勢いが出ないね……。

103「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/23(水) 23:56:53 ID:6Nx/QIrc
【艦これ】童貞を殺す服のプリンツ・オイゲン 他
105. 名も無き提督 2015年07月09日 15:22 ID:pBfAtMoq0
オイゲンちゃんにビスマルクの招聘要請を出す事と引き替えに、
「その先は言う必要ないですよね。自分で考えてみてください」と、
某ト○ボ鉛筆人事採用担当者みたいなことを言って、
白い頬を赤く染め、苦悩の表情で歯を食いしばるオイゲンちゃんに、
「分かりました。付いて来て下さい」と、工廠裏のプロパンガスボンベ小屋の脇に連れて来られ、
「さあ、煮るなり焼くなり、好きなようにして下さい!」と自棄気味に言われ、
「好きなようにってこんな事かな?」と丈の短いスカートの裾に手を入れ、
下着を指に引っ掛けて、おもむろに膝まで摺り下ろし、
「おやおや、こんな卑猥な事を考える割に、下着は清純そうな白じゃないか」と、
言葉で苛み、弄び、己の胸板にオイゲンちゃんの額をあてがわせながら、
スカートを捲り上げ、ずっしりとした質感のある、
よく熟れた桃のように柔らかで、桃よりも遥かに弾力に富む白い臀肉を鷲掴みにし、
じっくりといたぶるように揉みしだき、谷間の蕾を指で擽り、押し殺した呻吟が溢れるのを聞きながら、
オイゲンちゃんの女の花弁へと指をやり、
既にじっとりと、内奥から滲み出た蜜で濡れそぼっているのを確かめ、
「では、FAXします」と、本番に及ぼうとしたところで、
急遽到着したビスマルクの38cm砲で粉砕されました。
私は童貞です。
――――――――――
初掲時のものに一部文言と、改行を追加しました。
なお、私は未だに童貞です。

104「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/26(土) 00:53:27 ID:QBfbnP1Q
【艦これ】お姉様たちには内緒で清霜と二人でお祭りに行きたい 他
61. 名も無き提督 2015年07月09日 17:56 ID:pBfAtMoq0
清霜ちゃんに「戦艦には戦艦の、駆逐艦には駆逐艦の役割がある。憧憬を抱く分には結構だが、
駆逐艦としての役割を怠ること無く、堅実に務めたまえ。君に出来ても、
大和・武蔵には出来ない仕事は幾つでもある。駆逐艦であることの矜持を、忘れないで欲しい」と、
口では大層な御高説を垂れながら、裸に剥いた清霜を膝の上に乗せ、
白く、まだ青い果実のような、未熟な体躯に指を這わせたり、
敏感な部分を摘んだり、弾いたりして、膝の上の清霜が体を慄わせ、硬直させたり、
吐息に甘さと熱とが増してくるのを耳で味わったり、
膝の上に熱い滴りの感覚がズボンを滲みて伝わってくるのを感じたりして愉しんでいたら、
微笑を浮かべたままの夕雲姉さんに、頚椎にフォークを突き立てられ、
首から下をサイバネボディにすげ替えることになりました。カッキェー!

105「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/09/29(火) 00:16:52 ID:lhu2NcIk
【艦これ】「雷ちゃんほっぺについてるのです」 他
25. 名も無き提督 2015年07月09日 23:36 ID:pBfAtMoq0
第六駆逐隊を連れてデパートの屋上遊園地に行き、
「好きに遊んでおいでと」一人あたり1000円分程度の100円玉をがま口に入れて渡すも、
「レディはこんな子供騙しではしゃがないの!」と一人がま口の受け取りを拒否し、
妹達がいろんな乗り物に乗って休日を満喫している様子を見て、
内心のウズウズが態度に現れている暁ちゃんに、
「ちょっと本屋の方見てくるから、妹達のこと見といてあげてね。
足りなくなった時の為のお金も渡しておくから」と、ずっしり重いがま口を暁ちゃんに預け、
自分は小一時間書店で正子公也氏の画集とかを買い漁り、その後迎えに行き、
クタクタに遊び疲れた四姉妹から空のがま口を受け取って、
夕日を浴びながら手を繋いで帰路に着くような休日を過ごしたかった。

106文楽堂:2015/09/29(火) 22:39:08 ID:8BIGxAq2
素肌をさらうひやりとした冷たい秋の夜風が秋の虫の微かな音色をひっそりと更け行く夜長のしじまへと伝わせて
漂う黒い雲影の群が移ろうごとに十六夜の月が淡く儚げな明りを纏い仄かな闇に満ちた執務室を薄らと照らす中
密かに逢瀬を重ねる二人の影が蕩けた意識の虚像のように一つになって高鳴る鼓動の位相の響きが溢れるように
共振し身体に更なる加速を与え、零れる淫らな甘美の吐息が熱った脳裏に記憶を刻み、今まさに快楽の果てへと
指を這わせて蕩け堕ちんとしたその刹那予期せぬ来訪者のノックの音に我に返り猛る熱情を装った平静さで抑え
耳の先まで真っ赤に染めて紅潮した面影を隠すように俯き銀髪のロングヘアを揺らした君は。「月に叢雲、花に風」

今夜は十六夜の月だというのでそれに月は叢雲〜の言葉を掛け合わせた話をお一つ。叢雲の包容力で圧死したい。

107「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/02(金) 15:48:00 ID:iZ42uq8A
>>106
(遅まきながら)良いです喃、好いです喃。
「やっぱり叢雲は声が大きいんでしょうかね?」と、特に何かに限定したわけでない質問をすると、
赤くなって取り乱した叢雲に肯定の痛撃を貰えるらしいです。東スポに書いてあったので間違い無い。

自分もいつまでも萎んでおらず、そろそろ動き出さねば。

108「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/04(日) 22:04:25 ID:twNqiJjg
【艦これ】深夜の初霜画像スレ
51. 名も無き提督 2015年07月10日 00:48 ID:DDGbjv4f0
※41
初霜ちゃんに肛門拡張とな?
初霜ちゃんが命令に従順なのを良いことに、ソックスとローファー以外を全て脱がせて、提督執務室のカーペット上に這いつくばらせ、まだ肉付きの薄い臀部を高く突き上げさせて、恥辱の格好をさせた挙句、その谷間を割り拡げ、奥にヒクつく菫色の蕾に唾液を滴らせ、思わず漏らした小さな悲鳴に一層の昂ぶりを覚え、唾液にまみれたその幼い窄まりを、執拗に指で擦り、擽り、苛み、仄紅く綻び始めた頃合いに指を埋め、初霜ちゃんが額に脂汗を浮かべ、嗚咽とも呻吟ともつかぬ切なげな声で鳴くのを聞きながら、イソギンチャクのように収縮しようとする筋肉の輪と、体液を滲潤させる滑らかな内壁を指先で愛撫しつつ、潤びれ、受け容れる態勢が整ったと思われるソコに、自身の歪んだ情念で膨満し、反り返る、強暴なモノを刺し穿ち、沈め、華奢な体を小刻みに慄わせ、涙を浮かべて声無き悲鳴を叫ぶ初霜ちゃんを、更にじっくり弄ぶような真似はヤメるんだ!
(あ、元ネタが港湾水鬼ってことは把握してます)
――――――――――
低きに流れる性……。

109「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/04(日) 22:24:41 ID:twNqiJjg
改行入れ忘れてました。
読みにくさに大した違いは無い筈。

【艦これ】深夜の初霜画像スレ
51. 名も無き提督 2015年07月10日 00:48 ID:DDGbjv4f0
※41
初霜ちゃんに肛門拡張とな?
初霜ちゃんが命令に従順なのを良いことに、ソックスとローファー以外を全て脱がせて、
提督執務室のカーペット上に這いつくばらせ、まだ肉付きの薄い臀部を高く突き上げさせて、
恥辱の格好をさせた挙句、その谷間を割り拡げ、奥にヒクつく菫色の蕾に唾液を滴らせ、
思わず漏らした小さな悲鳴に一層の昂ぶりを覚え、唾液にまみれたその幼い窄まりを、
執拗に指で擦り、擽り、苛み、仄紅く綻び始めた頃合いに指を埋め、初霜ちゃんが額に脂汗を浮かべ、
嗚咽とも呻吟ともつかぬ切なげな声で鳴くのを聞きながら、
イソギンチャクのように収縮しようとする筋肉の輪と、体液を滲潤させる滑らかな内壁を指先で愛撫しつつ、
潤びれ、受け容れる態勢が整ったと思われるソコに、自身の歪んだ情念で膨満し、反り返る、
強暴なモノを刺し穿ち、沈め、華奢な体を小刻みに慄わせ、
涙を浮かべて声無き悲鳴を叫ぶ初霜ちゃんを、更にじっくり弄ぶような真似はヤメるんだ!
(あ、元ネタが港湾水鬼ってことは把握してます)

110「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/07(水) 22:42:46 ID:/eVXNFts
【艦これ】浜風のビーチボールで夏を満喫したい 他
75. 名も無き提督 2015年07月10日 13:44 ID:DDGbjv4f0
浜風が童貞だけを殺す服を着ると、『だがしかし』の枝垂ほたるに見える。

よく晴れた月の晩、消灯時間後に浜風を私室に呼び出して、
覚悟と期待と不安の入り混じった面持ちの浜風に、着衣を全て脱ぐように指示し、
月の光の射し込む、白いシーツの褥の上に端座させ、背後からその姿を凝然と、
舐め回すように鑑賞し、その艶美なうなじから背筋にかけての曲線、磨き上げた大理石のような、
滑らかな肩甲骨の張り出し、脇の間からさえ覗く、豊かで張りのある乳房、幅広で量感に溢れる臀部などを、
小一時間掛けて堪能し、百合の花弁のように白く、瑞々しく、透明感のある肌に人差し指を当て、
うなじから、尻の谷間の手前まで、長い息を吐きながらゆっくりと滑り下ろし、浜風がその身を慄わせ、
鼓動を高鳴らせるのを噛み締めるように堪能した上で、「服を着て、もう帰ってよろしい」と、
浜風の期待と覚悟を打ち砕き、女になれなかった失望と、女としての矜持を傷つけられたことに、
ドアの外で啜り泣く浜風の声を聞き、歪んで醜怪な悦楽を味わい、
翌日、浜風に湯呑みにフルオロスルホン酸を盛られて死にたいだけの人生だった。

111名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:25:34 ID:dPehfSz6
以前、まとめのコメ欄で間宮さん・伊良湖のエロ書いた者だが、あれからまた無性に伊良湖を書きたくなったので書いた。反省はしていない
クッッッッ(中略)ッッッッソ長くなったので、トコトン暇な人以外は回れ右推奨。マジで
一応前回書いたまとめへのリンクも貼っておく ttp://akankore.doorblog.jp/archives/44839058.html 【艦これ】間宮さんの提督専用サービス 他 ←のまとめの、72から75の後日談
あと蛇足だろうが、登場人物の簡単な説明も。あくまで前作・今作限りの超個人的脳内妄想設定です。あしからず

提督  … 提督。それなりに有能。艦娘からの評判も悪くない。秘書艦は大淀。20台半ばのイメージ。性欲強し
      間宮さんとは恋愛感情からと言うより、職場の特性上、女性に囲まれている中で過ちを犯さないようにと酒の席で誘われ、関係を持ち始めた
      他の艦娘と違って戦場に立つ事がない身であるために艦隊編成上の軋轢を生まない事、何より体の相性が抜群に良かった事から、以後も関係を続けている
 
間宮さん… 給糧艦。時に童女、時に悪女のように振舞う。鎮守府内で甘味処「間宮」を経営。20台半ばで提督より1,2歳年上のイメージ。性欲強し
      自身なりに戦場に立てない身である事を気にしており、そんな折に酔った提督から「周りが女の子ばかりで落ち着かない」という愚痴を聞かされた
      提督を支えるという形で艦隊のために尽力しようという思いも嘘ではないが、体の相性の良さにも嘘はつけないと冷静に自己分析している

伊良湖 … 給料艦。甘味処「間宮」の看板娘にして前作・今作の被害担当艦。10台後半のイメージ。性の目覚めを迎えたばかり
      鎮守府着任初日、道に迷って途方に暮れている所、ジョギング(と言う名のサボタージュ)中の提督と出会って間宮さんの元に案内してもらう
      最初はただの職員と思い接してしまった自分を責めず、荷物まで持ってくれた事から、年上の男性への憧れも相まって淡い想いを抱くに至る
      男性にしては珍しく甘味好きな提督が甘味処に来てくれるのが日々の小さな幸せで、間宮さんからは度々からかわれていた 
      未だ憧れ寄りの好意であったが、半ば強引に舞台に引きずり出されるようにして提督と関係を持つ

               



――例の件から2週間が過ぎた
最初の2,3日こそ艦娘たちの追及から逃れるのに必死であったが、ちょっとからかうつもりでビックリさせたら思い余って泣かせてしまったが悪気は無かった事、記事は例によって青葉君の早合点である事を説明し、どうにか信じてもらう事ができた
艦娘たちの話を聞く限りでは伊良湖君は皆に大変慕われているようで、「あんな良い子を泣かせるなんて…!」と随分お冠の一航s…空母の艦娘もいた
しかしそのせいでここ2週間は流石に「間宮」に通う訳にも行かず、身も蓋もなく言ってしまえば相当に溜まってしまっている
今も「あの時」の伊良湖君の泣き顔を思い出しただけで股間が張り詰め始めている…我ながら重症だ
時刻は17時を回っている。そろそろ甘味処も店仕舞いを始める頃だろう…電話を取って「間宮」にかける
しばらくの呼び出し音の後、受話器が持ち上げられた「はい、甘味処『間宮』です」――伊良湖君の軽やかな声が耳朶を打つ
「私だ、提督だ。忙しいところ済まない。間宮さんはいるだろうか」と問い掛けると「て、提督さんっ!?ひゃ、ひゃいっ!しょしょうお待ちくだしゃいっ!」と返ってきた…どうやらまだ傷は完全には癒えていないようだ
「お電話変わりました、間宮です」クスクスと笑いながら間宮さんが電話口に出る…浜茶屋での一件の元凶とは到底思えない可憐さだ


「ご無沙汰しています…いつもの『予約』をお願いしたいんですが」
「…はい、承ります」
「『羊羹』を一つ、夕食後に伺いますので、お願いできますか」
「かしこまりました、『羊羹』をお一つですね…ご一緒に、『最中』もいかがですか?」

再びクスクスと笑いながらそんな事を言ってくる。『最中』…欲しいか欲しくないで言えば、無論欲しいが…

「…『最中』も、大丈夫なんですか?」
「そうですね…少し準備が必要でしょうが、夕食後にはご用意できていると思いますよ」
「…では『最中』も一つ、お願いします」
「はい、承りました。お待ちしております」

112名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:26:19 ID:dPehfSz6
電話を切る。怒張は既に期待に膨らみ窮屈さを覚えるほどだ。立ち上がって遠征から帰ってくる艦娘たちを窓から眺める振りをしながら姿勢を整える
業務を終え、夕食を摂り、「間宮」へと向かう。一応周囲に気を遣うが、「間宮」の一帯は店仕舞いが早い事、艦娘たちも出撃・遠征から帰還して憩いの一時を過ごす時間である事もあって、人の気配は感じられない
「間宮」の裏口に回り、呼び鈴を鳴らす――「はい、間宮です」
「『予約』した者です」最早名乗りは不要だろう。そもそも自分以外に『予約』する者は鎮守府にいない
カラカラと戸が開き、未だ甘味処の店員姿の間宮さんが顔を覗かせる。「お待ちしておりました。どうぞお入りください」
招き入れられるままに戸をくぐる。「随分とご無沙汰でしたね」と微笑みかけられたので「自業自得です」と返す。誰の、とは言わない
座敷に案内され、腰を下ろす。すぐに薄く切った羊羹とお茶が出てきたので、礼を言って早速口に運ぶ。相変わらず美味い
「…ところで、『最中』は?」二切れ目を口に運びながら言うと、向かいに座っていた間宮さんが口を尖らせる
「もう、そんなにがっついて…まるで初めて女を知った男の子みたいですよ?」…そんなに落ち着かない素振りだったろうか
すっと隣に座ってしな垂れかかり、手は当然のように股間を撫で始める
「ここも、もうこんなにパンパンにして…余程溜まってらっしゃるんですね」亀頭に当たる箇所を指でくすぐられて、思わず身を捩る
「伊良湖ちゃんならお風呂ですよ」クスクスと笑いながら続ける。「お電話の後、急に落ち着きがなくなって…さっき晩御飯を食べている時に、後で提督がいらっしゃるって言ったら、盛大にお茶零しちゃって…」それはまた、愛い反応だ
「よろしければ、提督も入っていかれますか?」それはまた、反応に困る提案だ
「いや流石にそれは…」と渋ると「あら、『初めて』の子にあんなにしたくせに今更そんな事言うんですか」とからかわれる。貴女も共犯でしょうに
気まずさを誤魔化すように湯飲みを手に取り口に運んだ所で、飲み干していた事に気がつく。その様を見てまた笑いながら「おかわりお持ちしますね」と厨房へ入っていく

どうにも調子が狂うな――そんな事を思いながら、頭を掻く。久しぶりに来たからだろうか
ふと耳をそばだてると、厨房の方から声がした
「はい、じゃあ伊良湖ちゃん、こちらおかわりお持ちして…零しちゃダメよ?」「は、はい…!」
そのまま待っていると、厨房から盆に茶を載せた伊良湖君が顔を出す
「ど、どうぞ…!」かなりぎこちない様で、お茶を差し出される。手がプルプルと震えている…昔テレビで見た、茶運び人形みたいだ
礼を言って受け取り、口をつける。風呂上りだからだろう、髪がしっとりしており、シャンプーのものと思しき香りがする
希望を言わせてもらえれば、風呂に入っていない方が良かったな――そんな思考が脳裏を過ぎり、我が身の節操無さに呆れてしまう
そのまま去らず、隣に膝を突いたままでいるので目線をやると、それだけで頬を赤らめ目を伏せてしまう…一々反応が可愛いくて困るな
「あ、あの…も、申し訳ありません…!」唐突に頭を下げられ、目前のつむじからより強い芳香が漂う
何の事だろうと首を傾げたのを察して、伊良湖君が言葉を続ける
「その…間宮さんから、提督さんが最中をご所望だと伺っていたんですが、ちょうど今日の注文で材料を幾つか切らしてしまいまして…」
…なんだか嫌な予感がする
「折角ご予約いただいたのに、申し訳ありません…間宮さんの羊羹はありますので、最中は後日また改めてご用意させていただければと…」


間宮さーーーんッ!いや間宮ッッッ!!!

113名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:27:07 ID:dPehfSz6
思わず厨房に目をやると…甘味処の店主がしてやったりといった笑顔を覗かせ手を振っている
酒の席から始まった関係、それらしく合言葉でも作りましょうかと、やはり酒の席の戯言から始めた『羊羹』の『予約』…何も説明していないのか、あの人はッ!
と言うか待て。この流れで、且つこの先に進もうとするのであれば、自分が説明しなければならないのか。素面で。何も知らぬ子に。合言葉の意味を
何たる仕打ち…先の浜茶屋での一件、実は相当根に持っていたのかあの人は…ッ!用意しておくと言っていたのはなんだったんだ一体…ッ!
顔を顰め眉間を揉み始めたのを見て、伊良湖君が一層済まなそうな顔をしていく…いかん、更に誤解を深めてしまっているな…
「その…だな、伊良湖君、最中の事は気にしなくて構わない」出来るだけ優しい声を意識して出す
「ですが…」思いっきりすれ違った理由で落ち込む姿に、より罪悪感が刺激される。これはもう腹を括るしかないか…
「いや、今の顔は忘れてくれ。最中を切らしていたのが理由と言うわけではないんだ」
「そう…なんですか?」キョトンとした顔でこちらを窺ってくる…こんな子に今からアレを説明するのか…
出来る限り事務的に、しかし冷淡にはならぬよう努めて、「羊羹」「最中」「予約」について説明していく。それら合言葉が出来た経緯とどこぞの店主がちゃんと説明していなかった謝罪も込みで。私を悪者にして…と言った顔でこちらに恨めしそうな視線を送るどこぞの店主は一端意識の隅に追いやる

全ての説明を終えて、理解が浸透した途端、伊良湖君は真っ赤になって俯いてしまう
「あの…という事は、『羊羹の予約』と言うのは…」
「間宮さんを抱きに行く、と言う合図だ」もう半ば自棄になって率直に答える。伊良湖君の顔がより一層赤みを増す
「そ、その…『最中の予約』と言うのは…」
「伊良湖君を抱きたい、と言う希望だ」伊良湖君がひあっと声を上げ硬直してしまう

今更、本当に今更だと思いながら、それでも腹に力を込めて言葉を続ける
「伊良湖君…あのような形から関係を持った自分が言っても何の説得力もないだろうが、自分に今後の関係を強制する気は毛頭ない」
「ここで断っても、君の今後の生活になんら罰則も制限もない。『あの時』の事も、自分と間宮さんの間の秘密として墓の下まで持っていくと誓う」
今更どれだけ言葉を尽くしても綺麗にはならんな、と心のどこかで自嘲しつつ、それでもなお言葉を尽くす
…と、いつの間にか近づいてきていた間宮さんが、伊良湖君の肩にそっと手を置いて話しかける
「伊良湖ちゃん…この人の言う事は本当よ。勿論私も貴女が望むなら強制はしないし、『あの時』の事も絶対口外しないと約束する」
伊良湖君がゆるゆると視線を上げ、こちらを見つめる
「…間宮さんから、聞きました。提督さんが過ちを犯さないよう、支えているって」…そこはちゃんと話したのか
「その通りだ。私と間宮さんに限って言えば、双方の合意を得ている関係だ」
その言葉を聞いて、目を瞑って何かを思い切るようにしてから、またこちらを見る。未だ顔は紅潮していたが、ひたむきで真っ直ぐな視線だった
「私は…私も、提督さんのお力になりたいと思います」真摯な言葉に、胸を打たれる
先の一件で彼女が自分に向ける好意を知っていながらも、それでも思わず確認してしまう「本当に、良いのか?」
はい…と、か細くも答えた声を聞いて、目の前の少女を抱き締めたい衝動に駆られるも、ギリギリで押さえ込む。ここで暴走しては浜茶屋の二の舞だ
「その…これからも、宜しく頼む」「いえ、こちらこそ…」二人して膝をついて頭を下げあう。何故か間宮さんも一緒に頭を下げている
「今日なんだが…この間より優しくするから、心配しなくていい」…正直あまり自信は無いが
その言葉を聞いて、これからの事に思考が至ったのか、再び赤くなって俯いてしまう。そんな伊良湖君の背中を撫でながら、咎める様に間宮さんが言う
「お願いしますよ…この間は、伊良湖ちゃん滅茶苦茶で訳分からなくされちゃったんですから。初めてだったのに」貴女も共犯でしょうに
「大丈夫よ、伊良湖ちゃん。今日は最初からじっくり教えてあげるから」…なんだかとても嫌な予感がしてきた
「さ、それじゃ上に行きましょうか」

114名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:28:30 ID:dPehfSz6
甘味処「間宮」は住居一体型の店舗だ。一階が甘味処で、二階に店主である間宮さんの生活スペースがある
勝手知ったる何とやらで間宮さんに続いて階段を上ると、「今日は、こちらで」と間宮さんが部屋の戸を開ける。そこには入った事がないが…
後ろに続いていた伊良湖君が背中越しに「ま、間宮さん…!」と声を上げるのを後目に戸をくぐる
何度か入った間宮さんの部屋と間取りはほとんど変わらないが、飾ってある小物などが妙に可愛らしい
「ここは、伊良湖君の部屋か」そう言って部屋を見回す。後ろでわたわたしている少女はとりあえず気づかない振りをしておく
「ええ、そうですよ。ちなみに伊良湖ちゃんが間宮に来てから、この部屋に一番最初に入った男の人が提督になります」それはなんとも光栄な事だ
「更に、そちらのベッドの横にあるチェストの一番上の引き出しにh」「ま、間宮さんッ!」真っ赤になった伊良湖君が間宮さんの腕にしがみ付いて止める
間宮さんはこちらを向くと、にっこりと笑って容赦なく続けた「…引き出しには提督の写真が」…それはなんとも、光栄な事だ
また一つ秘密を暴露され、伊良湖君が萎れるようにしてベッドに倒れ込む
「その、男冥利に尽きる…だから、あまり気にしなくて良い」とフォローを入れると、顔だけ上げた伊良湖君がこちらを向く
「ホント…ですか?その、気持ち悪いとか…」「いや、全く思わない…ちなみに写真はどこで?」
「青葉さんから、最中と交換で貰いました」…そのレートが適正かどうかは分からないが、青葉は後日呼び出そう

「さ、気を取り直してそろそろ始めましょう」場を乱した張本人がすまし顔で言う
「伊良湖ちゃんも、そろそろ緊張もほぐれたでしょう?」「あ、はい…間宮さん、そのために…?」
ええ勿論よと笑う間宮さんを見て、一瞬納得し感心しかけるが、いや半分以上は伊良湖君をからかうためだろうと結論付ける。伊良湖君は素直に受け止めているようだが…将来悪い人間に騙されやしないか不安になるな
「それじゃ提督、ベッドに座ってくださいな」そう促されたので、伊良湖君に一言断ってから腰を下ろす
この間は勢いに流されるままだったから、今日は順を追って伊良湖ちゃんに教えていきましょう、という勢いに押し流した張本人の言葉で夜の一時が幕を開けた――

115名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:29:34 ID:dPehfSz6
ベッドに腰掛けると、目の前に間宮さんと伊良湖君が膝をつく
「まずは、ズボンを脱がせてみましょう」そう言って口頭で伊良湖君に脱がし方を説明する
少女の白魚のような指が恐る恐るとベルトに伸びてきて、カチャカチャと戸惑うように外していく
「提督はまだ動いちゃダメですよ?…次はジッパーね」そう言ってたどたどしい手つきを見守る
ちーっとやや間の抜けた音を立て、ジッパーを降ろされる。すぐ傍に感じる少女の体温に、股間は下着の中で最早完全にいきり立っている
伊良湖君もジッパーを降ろしながら下着越しの熱を感じたのか、頬を赤らめながらも視線を送っている…そう言えばこの間はいきなり全裸から見せたんだったな
ズボンを脚から抜き取られ、下半身には下着を残すのみとなる。その下着もいきり立つ逸物に押し上げられて浮き上がり、所々を先走りで濡らしている
「下着越しに触ってみて…熱くなってるでしょう?」間宮さんに誘導され、伊良湖君の手が股間に伸びてくる。すっと撫でるように触れられただけで、期待に膨らむ逸物はびくんと震える
「動いた…」呆然と呟きながらも、伊良湖君はゆっくりと手を動かす。竿を撫で、時に手に挟んでみたりとその感触を確かめるようにしている
不慣れな手つきに新鮮な快感を覚えていると、「じゃあ、下着を下ろしてみましょうか」と言われる
腰を少しだけ上げながら、上も脱いでいく…流石に下だけ脱いだままなのは間が抜けているにも程がある
「あら、上も伊良湖ちゃんに脱がせて貰おうと思ってましたのに」ならまず上から脱がせてくださいよ
伊良湖君はと言えば、自分の部屋に初めて招き入れた男が、下着だけを残した姿でベッドに座っていると言う状況にすっかり気圧された様子だ
ゆっくりと下着が下ろされ、解放された逸物は、いつに無く勢いよく震え、今にも腹につかんばかりに反り返っていた
仰ぎ見るようになった格好になった二人を見れば、間宮さんはうっとりと見蕩れ、伊良湖君は呆けたように口を開いている
「そ、その…この間見た時より、大きいような…」全然余裕なさそうだったのに、よく覚えているな…
「2週間分溜まってるからでしょうね。ほら、ここもこんなにパンパン」と玉袋をやわやわと刺激される
「それじゃ、次は口と指で気持ち良くする方法を教えてあげましょう」そう言って、まずは実演とばかりに間宮さんが逸物に口を寄せる
慣れた動きで竿を舌で嬲り、玉袋を揉みながら亀頭の先走りを音を立てて啜る。それが終われば、すっと口に一物を納め始める
まるでぬるま湯に浸かったかのような快感が逸物を包む。全体を這うように舌が動き、雁首の汚れを落としていく。流石に手慣れて、いや口慣れている
一通り実演して見せると、「さ、伊良湖ちゃん」と場所を譲る。何故か正座にシフトした伊良湖君が恐る恐る逸物に口を近づける
間宮さんと同じように動こうとしているのだろうが、そこはやはり経験値の差が出るのだろう。拙さの方が目立つ
口にも入りきらず、唇と下で竿や亀頭を愛撫するのが精一杯の様子だ…が、健気に舌を、指を動かして刺激を与えようとしている姿に微笑ましさにも似た愛おしさを覚える
このまま伊良湖君の口に出すか、それとも二人にかけるかを思案していると、間宮さんが伊良湖君の動きを止めてしまう
伊良湖君の口から解放された逸物は、二人の唾液でてらてらと赤黒く光り、より一層硬度を増していた
このままでは生殺しだ、そう抗議しようとしたのを見計らうように、間宮さんが笑う
「ダメですよ、提督…お口に出すのは、また今度です。今日は基本を教えるんですから」
口でしたら口に出すのが基本じゃないのか、と不満混じりの疑問を覚えたのを見透かしたかのように、間宮さんが続ける「…今日は、こちらに出していただかないと」
そう言って伊良湖君のスカートの中に伸びた間宮さんの手が蠢き、小さく震えた伊良湖君のそこから確かに湿った音が聞こえて、抱いた疑問は一瞬で脳裏から追いやられていた

116名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:30:14 ID:dPehfSz6
体勢を変え、ベッドに伊良湖君を押し倒して上から覆いかぶさる格好になる
手首を掴んで押し付けるようにし、脚の間に体を入れて、戯れに逸物でスカートを持ち上げてみる
持ち上げられたスカートが先走りによって淫靡な染みを作るのを見るとも無しに見ながら、間宮さんに尋ねる
「今日は、間宮さんが後ですか」
「ええ、そのつもりです。先日は勢いとは言え、あんな形で伊良湖ちゃんの初めてをしてしまいましたから…今日はちゃんとさせてあげたいと思って」
それを優しさと呼んで良いのだろうかと思うが、少なくとも今ここでこうしている自分に論じる資格はないだろう
「伊良湖ちゃん、そういう訳だから今日は貴女から…提督、くれぐれも優しくしてあげてくださいね?」
言いたい事は色々あるが、間宮さんは間宮さんなりに伊良湖君を可愛がっても大事にしてもいるんだろうと結論付ける
伊良湖君はと言えば、間宮さんでも、逸物に押し上げられるスカートでもなく、私の顔にジッと視線を向けている
「それじゃ…挿入るよ、伊良湖君」
はい、と小さく答える声を皮切りにスカートの中に腰を進め始める
まずは下着の上から逸物で擦る。既に湿り気を帯びていたが、逸物が下着に触れ擦り始めた瞬間、更に愛液が零れ始めたのが伝わってくる
愛撫が不十分ではと心配だったが、これなら十分だろう。そう判断し、指を潜り込ませ、下着をずらす
のしかかるようにして逸物を秘所に埋め、そのまま体重をかけて隘路を割り開きながら、最奥を目指す
決して性急にならぬよう、ゆっくりと体重をかけながら進んでいるが、それが却って伊良湖君の中をつぶさに感じながら征服しているかのようで気持ちが昂ぶる
間宮さんのそれと違い、未だ使い込まれていない――どころか、ただ一度、ただ一人の男を迎えただけのそこはやや強張りを残しているが、ぎこちなくも再会を喜ぶかのように抱擁してくる
まるで初めて愛しい人を抱き締めるかのような、不器用で加減を知らないその抱擁を、逸物全体で感じながら奥へと進んでいく
伊良湖君はと見れば、ぎゅっと目を閉じ、私の背に回した手に力を込め、未だ不慣れな刺激に耐えるような表情だ
挿入を続けながら、その小さな唇に、そっと口付ける――思えば、口付けるのはこれが初めてだった
唇に感じた刺激に目を開いた伊良湖君と、目が合う。口付けされたのを察して、ほぅと吐いた息がくすぐったい
僅かに開いたその隙間を見逃さず、伊良湖君の目を見つめながら再び口付け、今度は舌を潜り込ませる
初めての刺激に反応しきれず、戸惑うように揺れる舌や小さな歯、頬の裏をくすぐってやり、唾液を送り込む
驚いた表情に、これは噎せ返るか吐き出すかしてしまうかと身構えるも、何とか対応してこくこくと嚥下する様子に胸を撫で下ろす
そうして口内を愛撫している内に、逸物が最奥を叩く。驚いて口を離してしまった伊良湖君の口からこちらの口へ橋を作った唾液の筋を舌で舐め掬う
「一番奥まで入ったな・・・痛かったり、辛かったりはしないだろうか?」
「は…はい、大丈夫、です…ゆっくり、して頂けましたから…」少し息を荒くしながら伊良湖君が答える
「よく頑張ったわね、伊良湖ちゃん」横に控えた間宮さんが伊良湖ちゃんの髪を撫でる…自分も暴走しないよう頑張ったんだが
こうしている今も、逸物のほとんど全てを飲み込んだ其処は、少女らしい活発さで締め付けを続けている。正直、今にも激しく腰を振りまくって溜まりに溜まった精を吐き出したくて堪らない
ただでさえ先ほど口で愛撫され、かなりの危険域まで上ってきているのが自覚できる。情けない話だが、これはあまり長く持ちそうにも無い
「このまま動いても、大丈夫だろうか?」渋れを切らせ、しかしそうとは悟られぬよう、極力平静を装ってそう聞く
二人の顔を見ると、間宮さんは流石に察したようだが、経験のほとんど無い伊良湖君には気づかれていないようだ
瞳に少し涙を滲ませながらも、伊良湖君が微笑んで頷く
「大丈夫です・・・提督さんの、気持ちいいように動いてください」健気なその言葉に呼応するかのように、膣壁が蠕動する

117名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:30:55 ID:dPehfSz6
――いかん、と思った時には最早堪え切れない域まで昂りが上り詰めていた。せめてもの抵抗として最奥にグッと押し付け、溜まりに溜まった精を吐き出す
間宮さんの言葉を借りるなら、女を知ったばかりの男のような、無様な暴発だった
「え、て、提督さんっ!?・・・ふぁぁっっ・・・!」突如最奥まで割り開かれ、押し付けられながら吐き出される熱い濁流に伊良湖君が感じ入ったかのような嬌声を上げる
溢れ出すほどに吐き出し、ちらと横を向けば、間宮さんが「あらら、やっちゃいましたねぇ」とでも言いたそうな顔で苦笑している
「・・・すまない、暴発した」不甲斐なさを押し殺して伊良湖君に詫びる
「い、いえ・・・ちょっとビックリしたけど、私も気持ちよかったですから」だから気にしないで、と言外に匂わせて慰められる
十近くも年下の少女に男としての無様を気遣われ、一層惨めな気分になる。悪気が一切感じられないのがまた拍車をかけていた
「まぁまぁ、提督も随分久しぶりで溜まってらしたでしょうから」仕方ないですよ、と言外に匂わせる間宮さんの言葉からは、悪気はなくともからかうような響きが感じられる。畜生
とりあえず一度抜いて、復活するまでは間宮さんを口と手で攻め倒してやろうか、などと意趣返しを検討し始めていると、未だ組み敷いたままだった伊良湖君がもぞもぞと身じろぎしているのに気がつく
「苦しかったか」そう言って体を起こすが伊良湖君は起き上がらず、もどかしそうな表情でこちらを窺いながら言った

「いえ、大丈夫です・・・・・・あ、あの、提督さん・・・まだ、出来そうですか・・・?」
――ぷつん、と何かが切れる音が聞こえた気がした

抑えの利かない自身の情けなさに対する憤りか
年端もゆかない少女に男の機能を気遣われた羞恥か
続きをねだるかのような言葉に掻き立てられた獣欲か
それらが混然となり、自棄にも似た衝動が幾つもの堪忍袋の緒を一斉に断ち切る
奇妙な可笑しさが腹の底から込み上げて来て、口元を卑しく歪ませる
提督として、また目の前の少女に対しては年上の男として身に纏っていた、誠実じみた化けの皮がボロボロと剥がれ落ちる心地がした
最後に、天啓のように脳裏に降りてきた言葉は、至極単純な物だった――滅茶苦茶にしてやる

「伊良湖君」意識してゆっくりと名前を呼ぶ
「・・・?は、はい・・・」先程までと様子が変わったのに気が付いたのか、訝しそうに少女が応える

「気にすることはない、大人でもよくある事だ」細いが健康的な脚を抱え込んで、身動きを封じながら上体を倒す
未だ戸惑いを多分に含んだその顔が、諸々の液体でぐしゃぐしゃになるのに、然程の時間は要さなかった
一度精を吐き余裕を取り戻した、むしろ一回目より更に太く硬く張り詰めた逸物で、少女の体を思う存分に蹂躙する
突き崩すように膣奥をこね回し、未だ内に残ったままの精液を全て染み込ませるよう縦横無尽に擦り付ける
膣を嬲るだけに留まらず、全身満遍なく指や舌を這わせ、その瑞々しい感触を愉しむ
間を置かず上げられる断末魔のような嬌声に、いっそ介錯にも似た慈悲さえ感じられるかのような腰の動きで応え続けた・・・

118名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:31:31 ID:dPehfSz6
――気が付けば、窓の外で雀の鳴く声がした
爽やかな朝の情景とは裏腹に、幾度か入った事のある間宮さんの自室では、膝詰めでのお説教が始まっていた
伊良湖君から抜いた直後は尚もいきり立ち、湯気を立てんばかりだった逸物も、今は叱られ項垂れているかのような有様だ
「聞いてるんですか、提督」目の前で同じように正座した間宮さんに注意される・・・こちらは残念ながらもう服を着ている
「あれほど優しくしてあげてくださいね、と申し上げましたのに」・・・これは随分とお冠の様子だ
「返す言葉もありません・・・・・・あの、伊良湖君は?」恐る恐ると窺うように尋ねる
「今は客間で寝ています・・・誰かさんが朝まで寝かせてあげませんでしたし」語調は若干柔らかくなったが、言葉の棘が痛い
「伊良湖ちゃんのベッドはぐちゃぐちゃになってますし、部屋にも匂いが籠ってしまっていますから」言葉の棘が次々と放たれる
「本当に、返す言葉もありません・・・我を忘れてしまいました・・・」ただただ頭を下げる。いい歳をした大人の男としてはあまりに情けない言い訳だ
そんな姿に可笑しさを覚えたのか、溜息一つ吐くと間宮さんは呆れ交じりの笑みとともに続けた
「・・・伊良湖ちゃん、怒ってなかったですよ。むしろまた恥ずかしい姿を見せてしまったと落ち込んでいました」――それを聞いた自分の顔にも、おそらくは間宮さんの顔に浮かんだのと同じような笑みが浮かぶ
「自分が言えた義理ではありませんが・・・本当に人の好い子ですね、伊良湖君は」本当に、こんな悪い大人たちに付き合わせてしまったのが申し訳なくなる
「えぇ、本当に」慈しむようなその声音からは、間宮さんも自分と同じ気分でいることが窺えた
今後のことについては、何より伊良湖君の意志を一番に尊重しよう――悪い大人なりにそう決意を固めていると、それを察したかのように間宮さんがポンと手を打った
「そうそう、提督には今回の罰として、いくつかお願いしたいことがあるんです」貴女も共犯者でしょう、と言いたいが、今回に関しては自分の非が大きい
「自分に出来る事なら何でも・・・差しあたっては、伊良湖君のベッドのクリーニング代でしょうか」話を聞いた感じでは一式まとめて業者に出した方が良さそうだ
「そうですね、そちらもお願いしたいと思います」手を打った姿勢のまま、間宮さんはにこにこと微笑んでいる
・・・なんだか途轍もなく嫌な予感がする

119名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:32:06 ID:dPehfSz6
「伊良湖ちゃんの部屋をしっかりと綺麗にしてあげたいので、明日からしばらくの間、秘書艦室に伊良湖ちゃんを泊めてあげてください」秘書艦室は、司令室の隣にある秘書艦の私室だが・・・
「いや、あの客間があるのでは・・・」「ありません」「いや、先ほど伊良湖君が休んでいると」「ありません」鉄壁の笑みで断言された
「し、しかし、伊良湖君も気まずい思いをするのでは・・・」と言うか流石に自分が気まずい
「先程提案したら、ちょっと恥ずかしがってたけど、行きますと言ってましたよ」何故だ、伊良湖君・・・
「それに、秘書艦室の事となると、大淀君の許可も取らないと・・・」「先程電話しました。伊良湖ちゃんの部屋を改装するからと言ったら快く承諾してくれましたよ」大淀君まで・・・
伊良湖君の意志を尊重しようという決意がさっそく揺らいでしまいそうになる・・・しかし、考えてみればこれはいい機会かもしれない、とも思う
確かに前回・今回の件を思えば気まずさの極みであるが、伊良湖君の気持ちを知った今、自分の心にも変化が表れているように感じる
ゆっくりと話す機会も得られるだろうし、何かと情けない姿を見せてきたがちゃんと働いている姿を見てもらえばその印象も払拭できるかも知れない
――そんな甘い考えを打ち砕くように、間宮さんが「最後の罰」を口にした
「最後に・・・提督には、明日から何日間か、こちらに通って頂きたいと思います。今日の埋め合わせに」
「それ、は・・・」「時間はいつもの頃で。伊良湖ちゃんには、罰ではなく『羊羹が欲しいから』行くのだという態でいてくださいね」
自分を慕う少女が傍にいて、その想いも既に知って男が、合意の上とは言え性欲発散のためいそいそと他の女の元へ通う姿を見せる――つまりは、そういう事か・・・どこから見ても、最低な男だな・・・
目前の男がそこまで思い至ったのを見て取って、間宮さんはこの二日間で一番の、極上の笑みを見せた
すっと、吐息が触れるような近さに寄られ、膝頭を指でくすぐられながら耳元に囁かれる・・・

「駄目ですよ、提督。今更一人だけ、正道に立ち戻ろうなんて、そんな真似は。私たちは『共犯』でしょう?」
「『羊羹』も、ご無沙汰でしたから念入りにご準備していましたのに、ほとんどお召し上がりになりませんでしたし」
「多少の気まずさは飲み込んでくださいな・・・その苦さを忘れてしまうくらい、おもてなし致しますから」
「伊良湖ちゃんに仰ってましたよね、『秘密は墓の下まで持っていくと誓う』と」
「――今度は、『全ての秘密と一緒に、同じ墓の下に眠ろう』と、言わせてみせますわ・・・」

・・・その後に関しての詳細な描写は自分の名誉のために避けるが、それからしばらくの間は夜になると伊良湖君の拗ねる様な、咎める様な視線を背に感じながら鎮守府を出て、間宮さんに毎晩腰が抜けるほどに搾り取られ、あげく伊良湖君の視線から何かを察した大淀君からタレこみがあったらしく、青葉新聞に「外道!提督が伊良湖ちゃんの乙女心を弄ぶ!・・・かも、です」とフライデーされた事を付け加えておく



――夜の帳が下り始める頃、人目を忍ぶように、甘味処を訪れる影がある
予約した者です、とだけ言って戸を潜るその影に、夜に舞う蝶のような軽やかな声がかけられる

「いらっしゃいませ。ご注文は『羊羹』と『最中』、どちらにいたしましょうか?」――――――――

120名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:34:04 ID:dPehfSz6
あ、今更だけど名前欄に①とか入れた方が良かった・・・111から119までで一本の話になっています。あしからず

121「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/12(月) 14:02:47 ID:2UifarYU
>>111-119 さん
おゝ、コレほどの文量を……。ありがとうございますッ!
名前に関しましては、どうぞご随意に。
私の場合は一応記号として付けてあるという、その程度のものなので。
そして、またいつでも書きに来てくださってもヨロシクってよ(唐突な女性言葉)。

122名無しの提督さん:2015/10/14(水) 00:08:22 ID:GKLqrzjw
>>111-119
ブラボー!

123名無しの提督さん:2015/10/14(水) 02:57:45 ID:lPUBOM2I
>>111-119 さん長文お疲れ様です。伊良湖ちゃん良い……。

頭から読ませてもらいましたがこのスレの雰囲気すごい好きです。いつか自分もここに投稿させて頂きたいと思います。

124「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/14(水) 11:50:21 ID:c8V0c2Hs
【艦これ】深海のオシャレさん 他
46. 名も無き提督 2015年07月10日 14:31 ID:DDGbjv4f0
そのフリルの多さから「絵師だけを殺す深海棲艦」の異名も持つ離島棲鬼じゃないですか〜。

周囲を艦娘に包囲され、制海権も制空権も奪われ、味方への救援要請を出すものの、
「アナタ ノ キュウエン ノ タメ ゾウエン ヲ オクルコト ハ センリャクテキイギ ニ トボシイ」と返信され、
憤怒と絶望と惨めさに苛まれたまま、弾丸雨飛の中にドレスもズタズタに撃ち破られ、
「やれやれ、海軍の艦砲射撃と航空爆撃だけで終わってしまっては、
自分の役割がありませんな」と慨嘆する強襲揚陸艦あきつ丸に押し倒され、
涙の滲む目で睨みつけるも、「そんな目では全く恐くありませんな。
野良犬の方が、まだ威厳があるであります」と言いつつ、
残る僅かな襤褸(つづれ)をも乱暴に破り払われ、肉付きの薄い胸板に芽吹く、
綻びかけの花芽のような柔らかな尖端を甘咬みされ、舌先で弄ばれ、身を捩らせ、
逃れようとするほどに、あきつ丸の腕は錦蛇のように、華奢な離島棲鬼の身を強固に締め上げ、
「貴女にも、提督殿から仕込まれた戯れを、教えて差し上げるであります」と、
あきつ丸は右手を離島棲鬼の背中から下方へと滑らせ、まだ青い果実のような小振りな肉丘の谷間の、
小さな蕾に指を挿し穿ち、的な内容のウス異本に描きたいって、オータム・クラウド先生が言ってた。

125「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/18(日) 00:36:19 ID:V0yH/G.6
【艦これ】鬼怒っぱいマジパナい! 他
58. 名も無き提督 2015年07月10日 16:05 ID:DDGbjv4f0
プールサイドで管理人ちゃんがビキニを着た鬼怒の、目を瞠るほどの大きさではないものの、
活発な性格に相応しい程良い大きさと、張りのある形の良い胸の双丘の、
露曝された白い素肌を、「鬼怒ちゃんのパナイ島は、ココかな!? ここかな!?」と
言いながら突き回すも、鬼怒は苦笑いをしながらいつものポーズをとり続けているのを良いことに、
薄い布地に覆われた、丘の頂き辺りを「ん〜ここかな?」と軽く弾き、
鬼怒が短く悲鳴をあげるのにも関わらず、「ん!? まちがったかな……」と、
迷い無い動作で今度は臍の窪みに指を引っ掛け、「ひゃん!」と、鬼怒が仰け反って跳ねるのを、
くぐもった笑いで見ていたところで憲兵の登場だ。
問答無用の鉄拳乱打からの北斗神拳奥義・残悔積歩拳を浴びせられ、
気が付くとプールサイドから廃ビルの屋上に飛ばされていて、後は「うわらば!」(雑)。
――――――――――
最上・三隈の百合百合しいものを書いているので、週前半には御披露目出来る(筈)かと。
磯波のワンドロも来ているので、磯波の健全ものも書きたい……。
全ては処方薬の効力次第(責任回避用安全線)。

126「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/21(水) 03:29:36 ID:de5WOFS2
「(仮称)最上・三隈の百合百合しいの」

戸車の転がる軽快な音が、湯気のたゆたう淡い乳色の空間に響く。
浴室に入ったその人影は、後ろ手に引き戸を閉めると、
ピタピタと足音を立ててタイル張りの床を進んだ。
湯気の帳を掻き分け、湯船の傍に佇んだ人影は、
既に影ではなく、瞭然とした色と形を姿形を顕なものとしていた。

「もーがみん」
と、弾むような声色で、小首を傾げて微笑みかけたのは、
この船渠に付属する浴場の先客である、最上の妹艦娘、三隈であった。
特徴的な二つ結びの黒髪は解かれ、タオルで纏めて頭の上に巻きつけられている。
緩やか曲線を描く胸元を、押さえ隠すように横たえた左腕からは、
白い手拭いが裸身の前面に垂れ、その肌を覆い隠してはいる。
しかし、まだ乾いたままのそれは、僅かの挙動に揺れて、その下の白い肌と、
艶めかしい、秘せられるべき妖しさを内包した雌芯を曝け出しかねないあやうさがあった。

「三隈、君も入渠なのかい?」
胸元まで湯に浸かったままに、最上が尋ねる。
白く女性的な柔らかな印象を与える三隈に対し、
その四肢と顔貌は小麦色に焼け、
精悍で溌溂とした生気を、内に宿したものであった。

「ええ。小破だったのだけど、提督が近く、航空巡洋艦を基幹に据えた、
打撃機動艦隊を編成したいから、航空巡洋艦は万全の態勢で臨んで欲しいって」
「うひゃあ! それじゃあ、また敵泊地に殴りこみかけるのかぁ……」
最上はのけぞり、大息を吐いた。
湯面が大きく波立ち、最上の上半身が露わになる。
少年的な容貌にそぐわない、量感と張りのある二つの膨らみが、
小島のように一時、波間に姿を見せた。
だが、最上が一息つくと、また湯の波間へと没して行った。

三隈は苦笑しながら、躊躇無く体の前面を覆っていた腕と手拭いを取り去った。
自らの姉妹艦、それも四姉妹の内、同じ設計で建造されたうちの二隻である、
最も濃密な関係の姉妹艦に、隠すべきことなど、
否、隠せることなど無いと割り切ったのであろう。
三隈は湯船の脇に積まれていた手桶を取ると、湯船の湯を掬って、
左右の首から肩に、それぞれ二度ずつ掛け流した。
少し熱めの湯は、三隈の宵風に冷えて凝んだ筋の強張りを解かし、
その身に纏わり付いていた塵埃を流し去った。

三隈は存外に深みのある浴槽に、胸下まで浸かると、
曳き波をまといつつ、おもむろに最上の隣、
浴槽の壁面沿いにしつらえられた、腰掛けばかりの幅の段差に、
並んで腰を下ろした。

「久しぶりですわねぇ、こうやって一緒にゆっくり体を休めるのも」
筋肉の筋という筋の間にこびりついていたような疲労感が、
氷のように溶け出し、解れていくような感覚が三隈の体を覆う。
その肌は既に上気し、淡紅梅にも似た、
みずみずしく、華やいだ色合いに染まりつつあった。

「そうだねぇ。前に一緒に入渠したのは、鉄底海峡打通作戦の頃だっけ?
ちょうど二年前かぁ。早いものだなぁ」
最上は重ねた月日を見上げるように、ゆっくりとおとがいを反らし、
また深く息をついた。
湯面に透けるその肢体は、四肢と頭と首周りこそ日に焼けているものの、
湯に衣服に覆われる胴は三隈に劣らぬほどのまばゆさを残し、
やはり三隈に同じく、仄紅く色づいていた。

「あの時は、まだ着任した人数が少なくって、
自転車操業みたいな状態で、出たり入ったり大忙しだったねぇ」
「本当、駆逐艦の娘達がイッパイで、芋を洗うような大混雑でしたわねぇ」
「こんなにゆっくりお風呂に入れる日が、こんなに早く来るなんて、
あの頃は思ってもなかったや」
「誰も欠けず、誰もはぐれず、今度はみんな揃って勝てそうですわね」
「いやいやいや、そこで慢心は禁物だよ。三隈。
ほんの一時の油断が戦況をひっくり返す大敗北に繋がるんだから、
最後の一瞬まで気を抜いたら駄目」

言っている事こそ正論ではあったが、それを語る最上の顔は弛緩しきり、
手脚を湯の中にゆらゆらと遊ばせていた。
「そんな顔で言われても、説得力がありませんわ」と、
三隈はむくれた。

127「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/21(水) 03:31:15 ID:de5WOFS2

そして、自らの胸元に視線を落としたが、
すぐに、比べるように最上の胸元も視線でなぞった。
三隈は何度か視線を往復させたが、
その度毎に視線はヒグマのような知性と獰猛さを増し、
最上の胸に視線が固定された時には、
その目は間違い無く捕食者の輝きを以って、獲物となる柔肉を捉えていた。

三隈はおもむろに、最上へと手を伸べる。
静かな慎重さから、確実な力強さへ。
三隈の掌は最上に踊り掛かった。
「ニャウッ!?」
三隈の狩りは容易かった。
油断したままだった最上は、
脊柱がスッポ抜けたかのような驚声を上げて、身を慄えさせた。
三隈の掌は、最上の乳房をガッチリと鷲掴みにしていた。

「何するんだよ、三隈!」
最上は半ば怒り、半ば混乱した様子でただす。
だが三隈も、全く動じる様子も無く、最上の胸を掴んだまま答えた。
「『慢心は禁物』、そう教えてくれたのはもがみんじゃなくって?」
「そうは言ったけど、ここは休息の場所と時間じゃないか。
働き時と休み時を曖昧にしたら、効率の良い回復が出来なくなるよ!」
「でも、先人は言いました。『常在戦場』、常に戦場に在れと!」
「それが僕の胸を掴むのと、どう関係があるのさ!?」
「関係や理屈なんて、そんな面倒なもの足柄さんに喰わせましたわ」
「足柄さんの扱いが酷い!」
「くまりんこが怒っているのは、女の子らしく振舞っている私より、
男の子みたいに振舞っているもがみんの方が、おっぱいが大きいことですわ!」
「僕の方がお姉さんなんだから、大きいのは妥当でしょ!?」
「軽空母勢で古株の龍驤さんの前でも、同じことが言えまして?」
最上は、「うっ」と言葉に詰まった。

「それに、昔くまりんこが沈む原因になったのは、だれの所為でしたかしら?」
「あの時は七戦隊の指揮が混乱してたし、損傷も僕の方が酷かったんだよ?」
「でも結果的に、くまりんこが囮になる形で逃げ切れましたよねぇ?」
三隈が、掴む手にわずかに力を加える。
最上は、温水に身を浸しているにも関わらず、
尾骶骨から背筋を駆け上がる官能に、鳥肌を立てた。

「くまりんこは、何も無茶なことを要求したいわけじゃありませんの。
もがみんと、もっと深い関係になりたいだけ」
三隈が最上の胸を掴む手を僅かに揺り動かすと、
掌中で擦られた最上の桜色の突起に熱い血が集まり、
硬度を増していく。
「もがみんだって、満更ではないんでしょう? 体は正直ですもの」
温浴とは明らかに異なる血の気の巡りで、最上の顔は茹だったように赤く染まっていた。

三隈は、最上の乳房を掴んでいた手を話すと、
遊泳する熱帯魚のような優雅で緩やかな動作で、今度は最上の手をとった。
そして、それを自らの下腹へといざない、柔らかな肉の間に走る、
粘膜に覆われた、珊瑚朱色を秘めた谷底へと導いた。

「もがみんには、もっともっとくまりんこと一緒にいてほしいの」
三隈は、最上の引き締まった体躯を掻き抱いた。
「ダメだよ、三隈。お湯が汚れちゃう……」
蚊の鳴くような声で、最上は三隈の耳元にか弱い抗弁をした。
だが、三隈は、
「今日の入浴割、私達が最後でしてよ」と、悪戯っぽく微笑むと、
髪を巻いていたタオルを解いた。
そして最上の唇を奪うとそのままもつれ込むように、二人で湯船の底へと沈んだ。
浮力と重力が拮抗し合うその中で、二人は絡み合い、
三隈の長い髪の毛と、二人の吐息の泡だけが、人気の無い浴場に踊っていた。

(了)
――――――――――
改行についての試行。

128「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/21(水) 09:29:57 ID:de5WOFS2
【艦これ】「巡視艇しきなみ/ともなみ」ちゃん 他
34. 名も無き提督 2015年07月10日 22:41 ID:DDGbjv4f0
コメント欄がもう既に振り切って、振り抜いて、発電機が回せるくらいに回転状態になっている。

蒼龍を膝に座らせ、背後から恥ずかしさに震えるその体を抱き、
「駄目だなぁ、たとえそういう日でもノーブラは。折角形も大きさも素晴らしい物を持っているのに、
それをみすみす傷ませるような真似は、提督はあまりオススメ出来ないなぁ」と、
蒼龍の耳元でねちっこく囁き、着物の襟の合わせ目から手を潜らせ、
白い柔丘の片方を掌中に弄び、味わうかのように愛撫し、尖端を摘み、爪弾き、
その度毎に体を小さく撥ねさせ、甘い呻きを漏らすのを、盛りのついた狒狒のような表情で堪能し、
君も、正直満更でもないんだろう?」と、脇アキから手を差し込み、
さしもの蒼龍も「ヤダ、ヤダヤダヤダァ……」と、嫌悪感を露わにし、抵抗する様子を見せたので、
「海軍特別警察隊です」とエントリーし、面食らった様子の提督、
もとい被疑者を「貴様に軍法会議は必要無い」と、その場で射殺し、
業務を完遂させたものであります。報告は以上です。

129「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/25(日) 00:27:49 ID:pBpU.2JM
【艦これ】深夜の川内型画像スレ
31. 名も無き提督 2015年07月10日 23:43 ID:DDGbjv4f0
(前略)

神通さんに、夜戦狂の川内に他の艦娘から解体の請願が上がってきていると虚偽の話をし、
同時に那珂ちゃんのアイドルとしての経歴に「瑕」を付けたくなければ、
「後は分かるよね?」と関係を強要し、陽が落ちた後、逢い引き宿で待っていると、
天井を破って川内が、畳を返して那珂ちゃんが飛び出し、
状況を理解する間も無く簀巻きにされ、裏のドブ川に沈められ、
肺に汚水が流れ込み、酸欠で脳組織が死んでいくのを感じながら、
姉妹の絆と愛の深さに思いを馳せて、川下へと流されて逝きたかった。
――――――――――
冒頭部余談を削除&改行を追加。

130「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/30(金) 23:39:19 ID:4clLhTbM
【艦これ】DT督殺し&ノーブラの大和から一言 他
55. 名も無き提督 2015年07月11日 11:07 ID:5t1Tb7zE0
脱衣場に入ってきた大和が、脱いだセーラー服を畳んで籠に収めているところに、
浴場から上がってきた赤ら顔な龍驤ちゃんが、「おう、姉ちゃん。結構盛っとるなぁ、オイ」と、
セクハラおやじ丸出しな事を言いつつ、九一式徹甲乳を指で弾き、硬質な音を響かせ、
「ええ、やっぱり自分に自信が持てなくて……」と、大和がはにかむのを、
「なぁに、艦娘の価値は乳の大小で決まるんやない。星(戦果)の数とメンコ(飯缶=年季)の数や」と、
龍驤ちゃんはカラカラ笑うも、大和が九一式徹甲乳を外すと、十分に豊かで均整のとれた、
美しい双丘がまろび出たのを見て、「結局己も裏切り者かァッ! ユダか! 南斗紅鶴拳か!」と、激昂し、
小柄な体躯で大和に当て身を喰らわせ、転倒した大和の上に素裸のまま馬乗りになり、
「何が『自分に自信が持てなくて』じゃあ! こんだけ大層なもん持って自信が無いとか、嫌味か!」と、
口角泡を飛ばしながら大和の白い二つの膨らみを鷲掴みにし、乱暴に揉みしだき、
「崩れろ! 崩れてまえ、こんなもの!」と責め苛み、大和が儚げな声で鳴く様子を、
脱衣場の天井裏で撮影していたところ、直下から龍田さんに薙刀で頸部を刺されて、検挙されました。
以前にも申しましたが、私は童貞です。
――――――――――
書き込みから四ヶ月が経とうとしていますが、未だに童貞です。
「今月中にハロウィンネタ(非エロ)を!」と書き上げようとしていたら、
ハロウィン仕様は次回メンテまで継続というアナウンスンーを聞き、
低きに流れそうです(可及的速やかに書き上げるつもり(低温意志表明))。
傷だらけの人生ならぬ、筈だらけの人生どすなぁ……。

131名無しの提督さん:2015/10/31(土) 14:02:15 ID:yJZyFzgE
ながもん成分注意

鎮守府恐竜 ナガトン
プレックス製のゼッ●ンさんフィギュアを見て長門に
「これお前に似てない?」
と言ったら
「バカを言え!こいつは怪獣だろう?私はビッグセブン、名前からしてあからさまにヒーローだろう!」
と膨れ出した。
「でも●ットン人気あるんだぞ。駆逐艦達にも囲まれるだろうなあ」
と続けた所怒って執務室から出て行ってしまった。
次の日陸奥に
「長門がなんか自室で『ぴぽぽぽ…違うな…』と呟いてたけど何かあったの?」
と聞かれた。
今年の忘年会は期待できそうだ。


共通点は黒髪ロング・頭に触角・露出多いぐらいなんで似てるかどうかは個人のセンスと言うことで…

132「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/10/31(土) 16:44:30 ID:O1n4qPcc
>>131
ながもんさんにそっと『ウルトラ怪獣擬人化計画』(ttp://gs.dengeki.com/news/11565/)のページを、
プリントアウトしてそっと渡してあげる勇気。
しかし、ゼットンさんの方が肌の露出が少ない希ガス……。
やはりしずま氏は常識人の皮を被った変態だったのか。

133名無しの提督さん:2015/11/01(日) 01:51:19 ID:iM1LavkQ
>>132
お目汚し失礼しました。
ウルトラ怪獣擬人化計画は1つの怪獣に複数擬人化デザインがあるようで
今回の元ネタにしたのはプレックスってメーカーから出てるゼットンさんフィギュア
(アマですが参考 ttp://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00T753Q0A)
で露出も長門とタメ張るくらいの痴女スタイルです。
らしんばんで友人(元提督)が普通に長門フィギュアと勘違いしてたのがことの発端だったりします。

134「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/02(月) 00:31:31 ID:6lH1wu1I
>>133
目汚しなど、とんでもない。
大変楽しく拝読させていただきました。
遅まきながら、ありがとうございました。
勿論、忘年会編もありますよね?
ながもんさんに舞台上で凌辱されるウルトラマン役の誰か(色と立ち回りで、扶桑姉様しか思い浮かばない……)とか、
一兆度の火の玉で窓ガラスを割るながもんさんとか!(落ち着け)

しかし、ウルトラ怪獣擬人化計画は3パターンで展開しているんですねぇ。
ゾフィーの頭を燃やしたり、グレートをゲイ風キャラにしたり、
新シリーズのウルトラマンが電光超人グリッドマン風だったり、
現代の円谷プロはフリーダムだ……(今のところは良い意味で)。

135名無しの提督さん:2015/11/02(月) 03:31:10 ID:ovnVoEPc
ここって、妄想物(というか創作)でもいいんです?文才に乏しき素人が書いても?(ちょっと書きたくなりました)

136「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/02(月) 14:37:49 ID:6lH1wu1I
>>135
どうぞご随意に、というか大いに歓迎します。
>>1に掲げた通り政治ネタと、妄想SSスレとの競合を避けるためにシナリオ型はご勘弁
(これは妄想SSスレが一杯になった後次スレが立っていないのでもう少し様子見ですが)願いますが、
それを除いては、基本的に良識に任せの「寛容と尊重」方針です。
原稿用紙1枚未満の短短編から、100レス超の超大作まで、
創作意欲の発露の場として、ご自由にご利用下さい。

137名無しの提督さん:2015/11/02(月) 15:24:14 ID:zds75AYo
>>136
では、お言葉に甘えて…(ただ、当方、本当に文才に欠けます故、お見苦しい箇所あるかもしれません)

【軍神提督の鎮守府プロローグ】
ーー活動記録第○○○○節ー記録者木曾ーー
今日は出撃予定も少ないし、丁度いいから昔を思い出すのも悪くないだろう…

ある日、提督が更迭された
まあ、色々と黒い噂の絶えなかった奴だったから、いつかはそうなるだろうと思っていた
高レベルの艦娘は余所へ引き抜かれ、残ったのは所謂“二隻目”…練度1のまま、待機させられていた連中だ
かつてはそこそこ知られた鎮守府だったが、指揮官も無く練度も無い俺達は、鬱屈とした日々を過ごしていた

「おい、聞いたか?今度新しい提督が来るんだってよ!それも…」

と、息巻いて話してきたのは天龍の奴だ…
こんな地方の、落ちぶれた鎮守府にとばされてくる指揮官なんて、ろくなもんじゃねえ
そう思っていた俺に続けて浴びせられた言葉は意外なものだった

「あの、鎮守府通信にも何度も出ていた、『軍神』と呼ばれた奴なんだってよ!これで俺達も暴れられるぜ!」

…あの日、鎮守府は再び動き出したんだ…

次回『軍神着任』予定

138名無しの提督さん:2015/11/02(月) 16:34:15 ID:zds75AYo
【軍神着任】記録者天龍

「儂が鬼ヶ島 豪太郎である!!」

講堂の天井も崩落するんじゃねえか?という大声で挨拶をしたのは、頭が天井に届かんばかり、軍服がはちきれんばかりの、筋肉ダルマのような毛むくじゃらの大男だった
「はわわわわ…」
…おいおい、早くも駆逐艦の一部、涙目じゃねえかよ…暁の奴、漏らしてねえよな…?
大男の訓示中に周りを見渡したが、今の鎮守府に残っている連中は20名足らず
戦艦や空母等誰もいないし、練度もない、装備もないし資源だってない
幾ら軍神と呼ばれてようが、こんな鎮守府で何ができるか見物じゃねえか…

「…ちゃん?…天龍ちゃーん?聞こえてるかしらぁー?」
っと…つい考え事していたら相棒の龍田が話しかけてきていた…俺に悟らせねえとは、腕を上げたな?
「ああ、わりいな…で、なんだよ?しかし、あんなクマみてえな指揮官とはな…龍田ァ、ビビってんじゃねえぞ?」
「…天龍ちゃーん?司令官は、最後に挨拶した、若くて物静かそうな人よー?聞いていなかったのねー?」
…聞いていなかった…
どうも龍田の話では、提督のほかに、かつての部下も一緒にやってきたんだそうだ…全く紛らわしい!

とりあえず、俺は龍田と執務室に行くことにした。どんな奴か、よく見ておかねえと…そして俺を戦場に出してもらわねえと、な…フフ…
「軽巡天龍、入るぜぇ?」
そう言った俺を出迎えたのは…
「あ?…電?」
俺もよく知る駆逐艦、電だった


【秘書艦の名は…】へ続く…

139名無しの提督さん:2015/11/02(月) 17:38:37 ID:zds75AYo
【秘書艦の名は…】記録者龍田

「…電…だよな…?」
天龍ちゃんは驚いていた。かくいう私も、驚いていたに違いない。そこにいたのは確かに駆逐艦電だった。でも、明らかに私達のよく知る電ではなかった。
「なのです」
そう答えた彼女の、おかしな点のまず一つ、体格だ。彼女は駆逐艦で、私達より小柄だったはずだが、目の前の彼女は並みの軽巡…いや、小柄な重巡程はありそうだ。そして服装。いつものセーラー服ではなく、黒いドレスのような物を纏っている。
「初めまして、なのです」
そして、この言葉。恐らく、彼女は…
「本日付で、司令官と共に着任しました、電です。どうぞよろしくお願いいたします、なのです」
そう、以前官報に載っていた、新しい提督、『宮守』大将の相棒、伝説級の駆逐艦…
「新しい秘書艦さんかしらぁ〜?よろしく〜♪」
そういいつつ、私は彼女を観察する…身に纏う雰囲気だけでも、圧倒的練度を感じる…
当然練度は99を超えているのだろう…120、いや、もっとだろうか?
「なかなか強そうじゃねえか、今度演習に付き合えよ…それとも、怖いのか?」
天龍ちゃんは、挑発するかのように話しかけるが…

「…今の貴女では、お相手はお勤めできません。鍛練が足りていません」

…絶句する天龍ちゃん。でも、残念だけどそのようね…
私は天龍ちゃんを促して退室する。どうにも一波乱ありそうだ。
今夜、皆を集めて話し合うべきだろう。今後のことを…


【初演習】へ続く…

140名無しの提督さん:2015/11/02(月) 19:28:47 ID:zds75AYo
【初演習】記録者五十鈴

新提督着任から三日、鎮守府近海への出撃を繰り返し、私は改装を行った
暫くは私を軸に戦力拡充を目指すそうだ。まあ、当然と言えば当然ね。
今日は近隣鎮守府と初めて演習を行う、とのことだった。
正直、出撃や対外演習の方が楽だ…。訓練指導官となった鬼ヶ島曹長は、神通以上の鬼だった…
練習航海中に深海棲艦に襲われたとき、指導としてイカダを漕いでついてきていた曹長が、駆逐ハ級を櫂で叩き潰して撃沈させた…
正直、あれが突撃したほうがいいんじゃないだろうか?五月雨が誤射した弾も叩き落していたし…

「五十鈴先輩、今日はよろしくお願いします!」
元気がいいのは吹雪だ。新体制になってから張り切っている…まあ、いいことだわ
今日の演習は私、吹雪、白雪、初雪、深雪、叢雲で挑むそうだ
なんでも提督の古い知人だそうで、高名な元帥なんだそうだ
勝てるかは厳しいが、格上と戦うことで学べることもあるでしょう…


結果としては、戦術的敗北だった…
相手は戦艦ビスマルク単艦だったのだが、やはりレベル差、性能差は覆せなかった
でも、私達も練度を上げれば強くなれる…もう、海軍のお荷物とは呼ばせない!
この子達も改になれば、きっといけるわ!


【海上護衛、輸送ラインを防衛せよ】へ続く…

141名無しの提督さん:2015/11/02(月) 21:50:11 ID:zds75AYo
【海上護衛、輸送ラインを防衛せよ!】

「どうして…こんなことになったのでしょうか…?」
周囲には、残骸が漂っている…
先程まで、自分達と命の奪い合いをしていた連中…そして…

「えぇっと…無事…とは言えんわなぁ…どないしょう?」

隣で困り声をあげているのは、自分の妹だ
今日、自分達は、燃料供給線の確保、防衛を目的として出撃していた
輸送船を護衛して、敵船団と交戦し、妹を庇って被弾し…

気がつくと、敵艦隊旗艦を沈め、護衛対象も姿なく、周囲の海は、油まみれになっていた…

「…これ、まずいやろ…」

いったい、どうしてこんなことになったのか…
よく覚えていないのだが、敵ごと撃ちぬいたかもしれない…

「…不知火に、何か落ち度でも…?」
「落ち度しかないわ!」
…今夜は、始末書を書き終えるまで、不知火は休めないようです…


【決戦!南西諸島防衛戦!】へ続く…

142名無しの提督さん:2015/11/03(火) 13:20:56 ID:fqpaEBa6
【決戦!南西諸島防衛戦!】

「…リベンジですね」
そう呟くのは、桃色の髪の少女。前回の失態後、暫く謹慎処分を受けていたが、今回の作戦から復帰の運びとなったのだ。
『南1号作戦』
そう呼ばれる今回の作戦は、接近しつつある敵空母擁する敵艦隊の撃破が目標だ。
「まあ、そういうてもなんとかなるやろー」
やや楽観的な口調の妹、黒潮…ともに謹慎明けの身だ。
「今回は重巡もおるし、空母も新兵器があるって話やしねえ」
不知火も、それは聞いている。先日ドックよりやってきた新顔『重巡古鷹』、そして新開発された『電探』。
これを五十鈴さんが装備する事で『対空カットイン』ということができるそうだ。
「じゃー、いこうかー?」
黒潮に続いて、出撃する…五十鈴さんを中心に、やや離れたところにいるのが、例の重巡か。なるほど、少しはできるようだ。
ともに出撃する駆逐艦に遅れを取らないよう、陽炎型の力を見せなくては…!

さあ、敵旗艦部隊が見えてきた…不知火が、沈めてやる…!


【幕話、祝賀会】へ続く…

143名無しの提督さん:2015/11/03(火) 23:01:53 ID:nZzb4NCU
文芸部長が何も批判を下さらないので、続けていいんですかね?


【幕話、祝賀会】

「南西諸島防衛戦勝利を祝して!」
祝賀会が開かれる中、龍田に呼び出された雷は、鎮守府の廊下を歩きながら先程の話を思い返していた。
龍田から聞かされた、司令官の話。伝説と語られるほどの、数々の武勲をたてた栄光の鎮守府。
ー当然、知っていた。この鎮守府に着任して以来、控えとしていつ解体・改修されるかと怯えながらも、鎮守府の図書室から見つけた官報。
一通り目を通して、憧れた。こんな、英雄譚に出てくるような司令官がいるのか、と。
いつか、このような司令官の指揮の元で戦場に立ち、その右腕として働き、支えるのだ。
だが、かなわないはずの夢だった。あり得ないはずの空想だった。そう遠くないうちに居なくなるかもしれない、泡沫の幻影のはずだった。

だが今、あの司令官が、ここにいる。今、雷は、彼の率いる艦隊の一員なのだ。
これが、奇跡でなければ何なのだろうか?
司令官の隣に立つには、今の自分では足りない…。そびえる壁は、あまりにも高い。
だが、たかが駆逐艦でも、鍛えれば…。
あの秘書艦は、まさに体現者ではないか。
目標は決まった。もう、立ち止まる事はない。必要もない。あの場所を目指して、走り続けるだけだ。
私になら、できる。雷は、止まらない!
まずは、明日への英気を養うとともに、司令官への挨拶からだ。

「待たせたわね!雷様の登場よ!」


【カムラン半島攻防戦、一航戦合流!】へ続く…

144「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/03(火) 23:40:13 ID:VIdg21pU
>>143
よろしい、続けたまえ(ムダニ エラソウ)。
遅参の段、失礼しました。
一つの物語を複数の登場人物の視点で綴るというのも、オモシロイ試みですね。
推理物に派生させてみると、読者の撹乱にもなったりで、有効に楽しめそうです。

あと余計なことですが、私は部長というほどでもなく、
ただの発起人、スレ立て人、エヴァーで言うところの冬月先生、
サークル・シマナガシのフィルギア=サンポジションで居たい(コレも随分ヨクバリ)ので、
「9,」(ナインカンマ)とでもお呼び置き下されば、と。

145133:2015/11/04(水) 00:45:27 ID:WLHQU8WY
>>「9,」殿
>>143殿の連載の邪魔にならぬよう引っ込んでましたが一区切りついたようのなので
お名前はカギカッコ付きが正しいという認識でいいでしょうか?
あとフィルギア=サンということは囲んで丸太で叩けと・・・(違)

とりあえずアレは思い付きの産物なので忘年会編はぷ、プランBということで…
しばらく載らなかったらボクのこと、忘れてください。うぐぅ

…って今の人に通じるのかこれ?
とりあえずあまり期待なさらずに…

146「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/04(水) 01:07:40 ID:7eUXtO16
>>145
名前のカギカッコについては、特にこだわりはありません。
9,だけだと見栄えが若干貧相なことと、カンマが読みづらいので「9,」と表記しています。
あと、囲んで棒で叩くのはご勘弁。札束ではブたれたいです。(俗物)

忘年会編については過大な期待はしないようにお待ちしております。
愚生のハロウィン物も下手すると11月中旬にズレ込みそうなので、
季節物についてもユルユルで行きませう(他人には甘く、自分には更に甘い)。

プランB :KMM団の戦略的撤退のことですね!(間違ってはいない筈だが中途半端)
ボクのこと、忘れてください。うぐぅ:『Kanone』ですね!(決定的に違う)

147名無しの提督さん:2015/11/04(水) 20:39:32 ID:xp7Nksy2
>>144
ありがとうございます。許された…?

【カムラン半島攻防戦、一航戦合流!】
「ここの敵艦隊旗艦部隊を撃破で、赤城さんが加わる、と…久しぶりになりますね…」
そうみたいやね、と返答する。
…正直なところ、赤城は頼りにはなる。それは自分も認めるところだ。だが、自分や鳳翔が見劣りするとは思わない。
赤城や加賀には負けない…。負けていいはずがない。何故ならば…
「そういえば、提督も驚いておられましたね。この熟練度制度には。」
そう、あの軍神提督も、艦隊指揮にはブランクがある。当時、熟練度システムはなかったらしい。
このシステムを上手く使えば、あいつらには負けんわ…

「やったわ!ボスマス当てたわ!ま、まあ、一人前のレディーとして当然ね!」
実際、こいつは良くやってくれたと思う。あの軍神提督も、羅針盤には強くないようだ、と思うとちょっと可笑しい。優秀な息子の、意外な弱点にきづいた母の気分だ。
「って…誰が母やねん!」
まあ、空“母”ではあるけれども。訝し気な目線を送られるが、別にいいだろう、今は。間もなく修羅場なのだから。

「敵機接近中…!」
確か、この桃色の髪の駆逐艦は、南西諸島防衛戦で空母とやりあったのだったか。一方的に撃たれ、爆撃されるのはさぞや怖かっただろう。だが、もう大丈夫だ。
「艦載機のみんな!お仕事お仕事!」
式神を艦載機に変えて、空に放つ。敵に制空権など与えない。
「いつもの練習、と言うわけには参りません!」
その言葉に、艦隊の皆の目に、力がこもる。
さあ、戦争のお時間だ。


なお、久しぶりにあった赤城は、でかかった…

【ボーキサイトを求めて】へ続く…

148名無しの提督さん:2015/11/05(木) 00:46:38 ID:6Et.9YPg
【ボーキサイトを求めて】

ボーキサイトを求めて、バシー島沖を攻めることになった。別に資源が不足しているわけではない。あの軍神提督は、資材管理も一流な様だ。
ただ、資源は幾らあっても困るわけではないし、新顔が増えたことで艦隊全体の練度を上げる必要があると判断したのだ。
「まあ、私は夜戦が出来ればいいんだけどね」
自分の気持ちを口に出す。近くにいる妹達には生温かい目で、困った目で見られるが、偽りない本音だ。
時刻は夜。撤退を始めた敵艦隊の追撃中だ。
「ねえ…うちも行かないと、あかんの?」
だるそうに話す軽空母。まあ、この人は夜戦、参加できないしね…勿体ないよね?あんなに楽しいのに…
「敵艦隊です!追いつきました!」
「やったー!待ちに待った夜戦だー!」


…さて、鎮守府に帰った私を待っていたのは、興奮し過ぎて憶えてなく、どう書いていいかわからない報告書と、別働隊が持ち帰ったボーキサイトの方が私達より多かったという事実だった。
「ねえ、神通…那珂ちゃん…これ書いて?」


【対潜哨戒!奴らはソコにいる…!】へ続く…

149名無しの提督さん:2015/11/05(木) 21:25:46 ID:pwrHJDCg
お前らマジで目障りだからコメ欄に出没せんよう頼むで

150「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/06(金) 02:44:33 ID:/FW1L8Zw
>>149「お前らマジで目障りだから」
斯くも辺鄙なスレッドまで、態々御警世頂きありがとうございます。

しかし、「それってあなたの感想ですよね?」
客観的視点とからコメント利用者の公益性を害すると判定されない限り、
本邦においては誰しも表現の自由は保障されている筈ですが、
そういった自由のない国からの書き込みでしょうか?
難解と言われる日本語を御読解なさること、ご苦労様でございます。

私としてはスレッドを建てたのも晦匿の為であり、
また、打たれ弱い性質故、以後(多分)表には出ず、
コチラもなるべくsage進行で行きたいと思いますが、
他の方の書き込みについては容喙出来る立場にも無く、
また表現・言論の自由については国法にて保障されているものですので、
如何ともしがたいということを、ご理解いただければ幸甚であります。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

151名無しの提督さん:2015/11/06(金) 20:34:11 ID:.X0mj1Hw
>>149
ひとくくりにするのは良くないですな。ここだけにしか書いてない人も多いでしょう?

【対潜哨戒!奴らはソコにいる…!】

鎮守府近海に、その敵潜水艦が集まっている。そう報告を受け、私達は対潜装備を整えて出撃しました。出来れば、沈めるまではしたくありませんね…
出撃したのは、私達四人姉妹です。司令官の期待にはお答えしたいです。

「なんじゃ、たいした手合いではないのう」
扇子を広げて口元を隠しながら笑う、一番上の姉さん。守ります。
「うう…潜水艦なんて怖くない…怖くない…」
二番目の姉さんは、昔の苦い思い出があるようです。私が必ず守ります。
「ぶつかるなよ」
やや無愛想な、三番目の姉さん。はい、気を付けますね。

みんなとっても大事な姉さん達です。
初春姉さんの言う通り、特に危なげなくボスまでたどり着けました。このまま何もなければいいのですが…。
「く!?魚雷を受けた…!?だが…悪くない…!」
突然、姉さんが中破しました…!まさか、敵の先制攻撃だなんて!
「応戦するぞ!若葉の仇討ちじゃ!」
「…沈んでいない」
ともあれ、私達は攻撃する。
暫くの交戦の後、ソナーに反応は無くなりました。一隻でも助けたかったのですが…
ともあれ、敵潜水艦の中には先制攻撃をしてくるものがいる、報告しなくては…

「ソナーに反応が!?爆雷いっくよー!」
「海の中からこんにちわー!ゴーヤ…きゃああああああ!?」
「…新たな仲間発見、だそうだ…」

不覚でした…

【潜水艦の受難】へ続く…

152名無しの提督さん:2015/11/07(土) 11:52:54 ID:043z.oaY
合言葉は「寛容と尊重」。ここでは緩やかな精神を持ち合わせることが大切。

153名無しの提督さん:2015/11/07(土) 15:23:46 ID:eyQ9ld8k
ただし他人の意見は尊重しない

154名無しの提督さん:2015/11/07(土) 20:21:25 ID:3wwg925g
目障りでも「寛容」に受け止めて俺のオナニーを「尊重」しろってね

155名無しの提督さん:2015/11/07(土) 20:38:59 ID:YjH4iqZY
意見あれば、お聞きしますよー?(反映させるとはわかりませんが)

【潜水艦の受難】

○月×日
伊168、愛称イムヤです。先代の司令官の頃からこの鎮守府にいる人達が言うには、先代の司令官は潜水艦を酷使する人だったそうね。
挨拶に行ったら、優しそうな人だったけど…

○月×日
伊58だよ!今日、着任しました!…は、いいんだけど、いきなり爆雷を浴びせられました。提督への挨拶より先にドック入りとは思わなかったでち。あのピンク頭、今度あったらたたじゃおかないでち!

○月△日
近代化改修を終えた私達は、早速オリョール海に出撃したわ。ボスマスで大破して、負けちゃったけど、司令官は慰めてくれたわ。…次は頑張らないと!

○月△日
オリョール行ったら初戦で大破したでち。僚艦に怒られたでち。

○月■日
ひょんなことから、ゴーヤの日記を見ちゃったけど…苦労してるのね…

○月■日
…もう嫌でち!イムヤの運よこすでちぃぃぃぃぃ!!!!!

▲月×日
…二人とも、仲いいのね…うらやましいのね…

【独白】へ続く…

156「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/07(土) 23:58:44 ID:KNkZSbtc
「寛容と尊重」そして己の責任の名の下に、何人も自由である。入野自由ではない。
――――――――――
【艦これ】DT督殺し&ノーブラの大和から一言 他
55. 名も無き提督 2015年07月11日 11:07 ID:5t1Tb7zE0
脱衣場に入ってきた大和が、脱いだセーラー服を畳んで籠に収めているところに、
浴場から上がってきた赤ら顔な龍驤ちゃんが、「おう、姉ちゃん。結構盛っとるなぁ、オイ」と、
セクハラおやじ丸出しな事を言いつつ、九一式徹甲乳を指で弾き、硬質な音を響かせ、
「ええ、やっぱり自分に自信が持てなくて……」と、大和がはにかむのを、
「なぁに、艦娘の価値は乳の大小で決まるんやない。星(戦果)の数とメンコ(飯缶=年季)の数や」と、
龍驤ちゃんはカラカラ笑うも、大和が九一式徹甲乳を外すと、
十分に豊かで均整のとれた、美しい双丘がまろび出たのを見て、
「結局己も裏切り者かァッ! ユダか! 南斗紅鶴拳か!」と、激昂し、
小柄な体躯で大和に当て身を喰らわせ、転倒した大和の上に素裸のまま馬乗りになり、
「何が『自分に自信が持てなくて』じゃあ! こんだけ大層なもん持って自信が無いとか、嫌味か!」と、
口角泡を飛ばしながら大和の白い二つの膨らみを鷲掴みにし、乱暴に揉みしだき、
「崩れろ! 崩れてまえ、こんなもの!」と責め苛み、大和が儚げな声で鳴く様子を、
脱衣場の天井裏で撮影していたところ、直下から龍田さんに薙刀で頸部を刺されて、検挙されました。
以前にも申しましたが、私は童貞です。
――――――――――
前回から1週間ばかり経ちますが、相変わらず童貞です。
山がいつまでも山として聳えているように、童貞もいつまでも童貞なのです(時々噴火もする)。
繁殖? そんな低次元な話はしたくないな……(切歯扼腕)。

157名無しの提督さん:2015/11/08(日) 13:57:23 ID:NJNUHIv6
見たくないというのになぜわざわざここに来たのか、コレガワカラナイ

158名無しの提督さん:2015/11/08(日) 16:24:23 ID:jeiamLpQ
コメ欄で長文書くなよ(意訳) ってことを伝えに来ただけだろうに
なんでこのスレの住民さんはこうも攻撃的なのか
寛容と掲げてるのに相手の気持ちを理解しようともしない
尊重と掲げてるのに相手の意見を取り入れて改善しようともしない

159名無しの提督さん:2015/11/08(日) 17:37:46 ID:NJNUHIv6
>>158
>コメ欄で長文書くなよ(意訳) ってことを伝えに来ただけだろうに
その場で言えばいいんじゃ?と思ったけどなるほどね
わかりますた

160名無しの提督さん:2015/11/08(日) 19:44:53 ID:jeiamLpQ
はて コメ欄でも指摘されてるところを何度も見かけていましたが
てっきりその指摘を受け止めた結果コメ欄の代わりにこのスレで続けてるものだと

161名無しの提督さん:2015/11/08(日) 22:36:32 ID:7.6RE2Cs
【独白】

電です。かつての鎮守府が解散して以来、もう戦いに身を投じることは無い、と思っていました。
生き残った仲間はそれぞれの道を歩んでいきました。別の鎮守府に転籍した人、軍役を退いた人、海軍に残った人…
電は、司令官…いえ、元・司令官についていく道を選びました。この身尽きるまで、貴方と共に…。貴方が着任してから、常にそばに居た者として、他の道など考えられませんでした。

あの日から、どれくらい経ったのか…
大本営から勅令を受けて、私達は再び、海にやってきました。
あの時と変わらない、この海へと…
後悔なんてありません。電は、いつも司令官のお傍に…
志を共にした僚友達の分まで、いつまでも…
いつか、この海が静かになるまで…
いつか、宿命が私達を割いたとしても…

【砕かれぬ者】へ続く…

162「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/09(月) 00:47:33 ID:TVV0Wz0I
>>158
「コメ欄で長文書くなよ(意訳) ってことを伝えに来ただけだろうに
 なんでこのスレの住民さんはこうも攻撃的なのか」

伝えに来た際の最初の物の言い様が、
>>149 「お前らマジで目障りだから」
に始まり、
>>153 ただし他人の意見は尊重しない
>>154 目障りでも「寛容」に受け止めて俺のオナニーを「尊重」しろってね

といった、露骨な悪意のある言い様であれば、それ相応の応対になるでしょう。
「寛容と尊重」は、同じ穴の狢たる者同士、多少の見解の相違は寛い心で受け容れて、
その相違を否定すること無く尊重していこう、という意図で掲げたもので、
そういった趣旨(説明不足ではありました)を解せず、「悪口も『寛容と尊重』だろぉ?」とばかりに、
土足で上がり込んで来て、礫を投げられれば、それを弾くくらいの権利は認められる筈です。

「なんでこのスレの住民さんはこうも攻撃的なのか」
という答えについては、上記に挙げたものを参考として頂きたく思います。
また、平常このスレッドを利用してくださる方々からのレスポンスはあくまで一般的な反論であり、
「攻撃的」と評されるだけのものはほとんど無いのではないかと思われます
(最初の私の反論には、挑発的な表現がありました。反省)。
それを以って「攻撃的」と断じられるのは、甚だ遺憾とするところであります。

今後、表コメント欄にて「不快な」長文SS等を見かけたら「掲示板の文藝部に行け」と誘導してくだされれば、
コチラとしても盛況に繋がりますので、是非勧誘の程、宜しくお願い申し上げます。

また、以降新たな問題が発生しない限り、私としてはこの件に容喙するつもりは無いと明言すると共に、
私の蒔いた種で今次の問題を惹起させてしまったことを、利用者の皆様に深謝申し上げます。

163名無しの提督さん:2015/11/09(月) 01:03:43 ID:vzW.UQBI
とりあえず>>149 >>153 >>154が自分の意見押し付ける典型的無能指示厨なのはわかった。
人を従わせたいならRTSをシングルでやっててくださいね。マルチだと迷惑にしかならないからw

164名無しの提督さん:2015/11/09(月) 13:45:37 ID:/zSQzcg6
【砕かれぬ者】

「フォローミー!私に続いてくださいネー!」
旗艦金剛お姉様の指揮に併せて、出撃する。
沖ノ島…ここに敵艦隊が接近している。私達四人が揃ったからには、敵艦隊の思うようにはさせません。
この、艦隊一の頭脳を目標とする霧島、必ずや勝利をもたらしましょう!


「榛名ッ!」
榛名が金剛お姉様を庇って被弾。赤城さんも被弾し、これ以上の攻撃が難しい状態。
蒼龍さんも傷を負い、榛名に肩を貸す比叡お姉様も、浅めとはいえ手傷を…。
この霧島の分析に誤りがあったのでしょうか…
「お姉様、ここは残念ですが、撤退を進言いたします…」
榛名に至っては、次攻撃を受けたら危険だ。大事を取るなら退くべきだろう。
「いえ、お姉様…榛名は…大丈夫です…!ここまで来れば、勝利は、目前です…。」
「…ワカリマシタ…進軍デース」
「お姉様!?わかっているのですか!?今の榛名は…!」
次攻撃を受けたら危険な榛名を連れて進撃など…!
「霧島…大丈夫ネー。榛名も、赤城も、蒼龍も、比叡も霧島もワタシが守りマース」


私達は追撃を開始した。ここまで榛名は無事だった。
「これでフィニッシュ?ナワケナイデショウ!ワタシは喰らいついたらハナサナイワ!」
金剛お姉様が探照灯を照射する。必然的に生き残った敵艦の砲がお姉様の方へ向かう。
「サア、霧島!フィニッシュは貴女にマカセマース!遠慮なく撃ちぬくネ!」
ご自身の砲撃を終えたお姉様は敵艦隊を照らしながら艦隊を離れていく。
集中砲火を浴びるお姉様、その身に報いる為には…
「全門斉射!」
敵旗艦が、業火に包まれて海中に還っていく…金剛お姉様、我々の勝利です!

165名無しの提督さん:2015/11/10(火) 22:39:14 ID:hWvWEMUU
【閑話休題、広報課のお仕事】

広報課の朝は早い。近隣住民との良好な関係を保つべく、なすべき仕事は多い。さあ、今日も相棒と仕事の時間だ…。

「と、言う訳で皆さんのあられもない寝姿を撮りますよー!」
…広報課の仕事って…なんだっけ?頭が痛くなってきた…この仕事の出所は何処なのか?問いたださないと…
「ああ、近隣の商店街の青年会の方々が若い娘の写真集が欲しいとの事で…」
…あいつらか。今度空母の皆さんに“誤爆”してもらおうか?さすがに司令官に止められるか…?
「さあ!先ずは依頼のあった…白露型の部屋に潜入しましょう!」
ちょ、ちょっと!本当に行くの!?

「ふふふ…やってきました白露型の部屋!早速カギを開けて…ここからは小声で行きますよー」
なんでこんな盗人のような格好を…
「じゃあ、まずは村雨ちゃんを…おお、この娘スタイルいいですねえ…このはち切れんばかりの胸元のボタンをちょっと外して…」パシャ、パシャ…
…良いのだろうか…?なんか、来週には広報課無くなっているんじゃあ?
「ふう…最近の駆逐艦はけしからんですねえ…お次は…春雨ちゃんにしましょう、あどけない寝顔ですねえ…」パシャ、パシャ…
…相方が犯罪者にしか見えません…どうしよう?
「続いて、海風ちゃんと江風ちゃん…おお、この二人、抱き合って眠るんですねえ、ぐふふふふ…」
…寧ろ、まずこいつをどうにかするべきだろうか?
「白露ちゃんは特に要望なかったから、時雨ちゃんと夕立ちゃんを…」
…今から私だけでも逃げようかしら

「さて、次は大人気陽炎型の娘達をターゲットにしましょう」
…まだやるの?
「最初は浦風ちゃんですね。この娘もいやらしい体ですよねえ…さて、この娘もパジャマの上を剥いで…」
…完全に性犯罪者だ…
「ちょっと胸の間に棒状の物を挟んで…」
もう、解体待ったなしだわ…
「次は浜風ちゃん、磯風ちゃんどちらにしましょうかねえ?」
憲兵さん、今すぐきてー…

【広報課のお仕事(パート2)】へ続く…

166名無しの提督さん:2015/11/13(金) 00:51:20 ID:0FPl4Vj.
【広報課のお仕事(パート2)】記録者青葉

さて、良い写真が取れましたよ!これで商店街の方々にも喜んでもらえますねえ!
「…もう帰りたい…」
おや?何故か相棒の顔色が悪いようですよ?全く体調管理も出来ないなんてプロ失格ですよ。
まあ、いいです。これで17駆逐隊は撮り終えましたし…後は黒潮ちゃん不知火ちゃん陽炎ちゃんの寝姿を激写です!
「提督にばれたら…いや、それよりも軍監の人達に見つかったら…」
…全く相棒は心配性ですねえ…ばれなきゃいいんですよ。では早速、陽炎ちゃん達、服を脱ぎ脱ぎしましょうね〜♪

…ふう、全く素晴らしい姉妹ですねえ、じゅるり。
では名残惜しいですが、次に行きましょう。
次は、睦月型の部屋です!依頼にあったのは皐月ちゃん、文月ちゃんが多めですねえ。では…
「…!あ、青葉!誰か来るわよ!」
おっと!隠れないと…!



「睦月、もう眠いのです…如月ちゃんももう寝ちゃおう?」
…く、睦月型の娘がまだ起きていたとは。ですが、負けませんよ!先に第6駆逐隊から行くだけです!

さて、商店街の人気者の第6駆逐隊の撮影腕が鳴りますねえ…
「…何をしているんだい?」
み、見つかっちゃいました!?
「暁…借りるよ?探照灯を…」
ま、眩しい!?目が、目があ!?
「ウラー!!」
ひぎゃああああああ…!?
き、衣笠…助けて…!ワレアオバ…
「全く…このことは司令官に報告させてもらうよ?」
…青葉、やられました…

【キス島突入前夜】へ続く…

167名無しの提督さん:2015/11/13(金) 01:25:46 ID:svVAyyz.
日刊提督新聞 十一月十二日号 生活面より

【サンマと間違えドクカマス食し提督危篤】

艦娘によるサンマ漁が盛況を極めていた先月下旬、
無類の海外艦好きとして知られていたD提督(36)が
食中毒で生死の境を彷徨っていたことが明らかとなった。

事の発端はやはり秋津洲。「おっきいサンマかも!」と
体長1.5mにも達する巨大な魚を持ち帰ったのが悲劇の始まりであった。

これを受け取ったのは、才色兼備でD提督の覚えめでたいBismarck。
肉食民族で魚の知識など皆無な彼女が、これを塩焼きにして
提督に献上したのは無理からぬことである。

「ほら、油がのっているでしょう。食べてもいいのよ?」と
明らかに「カマス」の形状をした魚を「サンマ」として供されたD提督の心中や如何に。

供述によれば、「全部食べてから『これはサンマじゃなくてカマスだぞ』と
額を小突いてやるつもりだった」ということだが、3分の1ほど食したところで
やおら箸を取り落とし、異変に気付くも既に時遅し。
全身の発熱、しびれ、嘔吐が収まらず、三日間生死の境を彷徨ったという。

なお、この記事の掲載が遅れた理由だが、毒魚に詳しい戦艦日向さんに
所見を伺ったところ、「カマスにかまされたとは、笑うに笑えないな」、と
アリューシャンの流氷のような駄洒落を直撃されてしまい、
記者も三日間生死の境を彷徨ったためである。

168「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/14(土) 00:19:20 ID:twolv6/Y
80. 名も無き提督 2015年07月11日 16:25 ID:5t1Tb7zE0
※79
不粋にも、大和さんは穿いていると推定されている。
通常コスチュームで、脇アキから覗く顕になった側腰部に、
錨を結わえ付けてある紐が、それであると言われている。
つまり、これはいきなり袴の裾を捲り上げて楽しむのではなく、
大和の秘部を覆う、最後の砦たる薄布を、自らの手でほどき、
剥ぎ取るという一手間を加えることで、
本番までのヴァーチュアル・アドレナリン量を増大させる効果があるという説がある。
つまり、「焦らしは重要」(論点のすり替え)。
――――――――――
気力・体力の罐の圧が上がらない……!
ナマモノにもダメコンが使えたら良いのに。

169名無しの提督さん:2015/11/15(日) 02:01:36 ID:DjV7cxvY
日刊提督新聞 十一月十四日号 社会面より

【潜入取材 キスカ缶詰工場】

 [1] 一波、潜入す

この一年、各鎮守府で「駆逐余り」が叫ばれている。
大本営調べによれば、鎮守府で出撃任務を与えられる
駆逐艦の数は平均4.3。駆逐の活躍の場たる遠征任務を
与えられる艦も7.1に過ぎない。対して、鎮守府所属の
駆逐艦は平均34.2。これの意味するところは
「任務なき駆逐」が大量に存在するという事実に他ならない。

大本営もこの事実を重く見ており、出撃・遠征以外にも
各駆逐艦娘の適性に応じた任務を与えるよう指導している。

キスカ島に存在するカニ缶工場「アケボノ」は、大本営指導を
受けて開設された、駆逐艦娘が働く工場の第一号である。
しかし、「艦娘能力開発」の成功例として知られるこの工場には
数々の黒い噂が絶えない。記者は工場の実態を知るため、
決死の潜入取材を試みることとした。

まずは綾波型のセーラー服を調達し、体毛を処理する。
40を超えた身でスネ毛の脱毛は流石に辛いが、
真実の追求には犠牲がつきものである。
三年ほど切らずにおいた長髪をリボンで束ね、
鉄屑屋で買った鉄パイプで艤装を自作し装着。
ほぼ完璧な駆逐艦娘の姿となることができた。

綾波型は非常に数が多いため、それらしい名前を名乗れば
実在を疑うものはいない。私は駆逐艦「一波《ひとなみ》」を
名乗り、10月にして既に斬りつけるような風の吹く、
晩秋のアリューシャンに向かった。 [続]

170名無しの提督さん:2015/11/16(月) 01:12:43 ID:SGF8h/iw
【キス島突入前夜】 記録者如月

私達は北部海域、キス島近辺に停泊、突入準備をしています。ここで頑張って司令官に褒めてもらっちゃおうっと。
そういえば、司令官ここの情報を聞いて驚いていたわね…なんでもかつては、ここの海域は、駆逐艦だけで作戦を行う必要があったらしいわね。
今は、旗艦限定で軽巡も参加出来るみたいね。そして今回、多摩さんを旗艦に、私達第30駆逐隊が出撃することになったわ。助っ人の皐月ちゃんもよろしくね?

「如月ちゃん、燃料補給は出来てるかにゃ?」
「如月ー、弾ぎれおこさないように、ちゃんと補給しといてよ?面倒事はいやなんだよー」
ふふ、大丈夫よ?ありがとう睦月ちゃん、望月ちゃん。
弥生ちゃんは…黙々と補給中ね。皐月ちゃんは…気力に満ちてて眩しいわね。
明日はいよいよ突入作戦を実行する日ね…救助を待つ人達を見捨てられないわね。
っと…明日は晴れちゃうのかしら?いっそ霧でも出れば、それに乗じて着岸できるかしら?
風が強いと嫌ねえ…陽射しも弱くならないかしら?
なんだか、妙な胸騒ぎがするのよね…

「如月ちゃん、睦月、これ作ったの。弾除けのお守り…みんなの分あるから、全員無事に帰れるようにって…」
…!
睦月ちゃん…お守りなんて迷信だとも思うけど、この気遣い、嬉しいわね。さすがはおねえちゃん、ね。
でも、多摩さんのはないのかしら?
「もちろんあるよぉ?これ、あげるんだ!にゅふぅ」
…秋刀魚型…無駄に凝っている…
「球磨さん達から、多摩さんにって預かったにゃしぃ!」
睦月ちゃん作じゃなかったのね。随分と細かく作ってあるわぁ…
「『大井が作ったクマー』なんだって」
へえ、意外ねえ?あの人は北上さんだけだと思っていたから…

「大井から魚雷も託されたにゃ。これで殊勲賞はもらったにゃ」
多摩さんは自信ありのようだ…ともあれ、私達も、球磨型に負けない絆がある。
明日は必ず勝って帰りましょう。もちろん、全員で司令官に報告できるように、ね?
おやすみなさい、司令官。明日は勝利の報告をお持ちしますわ。


【キス島突入作戦決行!私達は沈まない】へ続く…

171「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/18(水) 23:29:53 ID:FVx/sC72
【艦これ】咥えゴム望月 他
42. 名も無き提督 2015年07月11日 13:38 ID:5t1Tb7zE0
ケッコンカッコカリを遂げた最初の晩、二人で素裸のまま一つの褥に入り、
照れ隠しで「メンドクサイからさぁ、好きにしてくれていいよ」とぶっきらぼうに嘯く望月の白い体を抱き、
「では遠慮無く」と、蛞蝓が這うかのように丹念に愛撫し、時折指が敏感な部分に触れる度に、
痙攣のように体を撥ねさせるのを受け止めながら、蜜を溢れさせる花芯の奥へと、
熱い肉の隘路を、尺取り虫のような動きで指を這わせ、爪の先がソコを掻く度に息を詰まらせ、
体を慄えさせて、枕に顔を埋める望月の細首を軽く掴み、
頭を上げさせ、窓から射し込む青白い月の光に、上気した顔を晒させると、
「言った通り、好きにさせてもらうぞ」と、眦から溢れた涙が頬を走るのを舐め取り、
そのまま唇で唇を塞ぎ、そのままお互いの体を上下で絡み合いながら、
お互いの情念で肉体と魂を瀰漫させたいだけの生涯だった。

(直接的・具体的な性交・性器描写は無いので、実際健全。猥褻が一切無い)
――――――――――
イベントが始まったけど、限定家具絡みでないイベントには不参加勢。
全体的に殺伐とした雰囲気になって、場所をわきまえずに噛み付いて回る手合が多くてコワイ……。
表を追われたのも、夏イベの時でしたなぁ……(すっかり遅筆モードに)。

172名無しの提督さん:2015/11/22(日) 00:46:09 ID:QvQsurX6
一番場所をわきまえずに長駄文投下しまくってたヤツが何言ってんだか

173「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/23(月) 00:15:33 ID:6mb.40iU
【艦これ】夏イベが珊瑚海海戦がモチーフなら祥鳳や古鷹・加古でルート固定ありそう!
60. 名も無き提督 2015年07月11日 21:21 ID:5t1Tb7zE0
※1
嫌がる祥鳳さんを磔にして、脇の下を擽ったり、脇腹を突いたり、耳に息を吹き込んだり、
うなじに指を這わせたり、太腿を舐めるかのように撫で回したり、
靴を脱がせ、いきれの立つ蒸れた足の指の間を舐めたり、
臍に指を挿れて、臓腑を練るようにゆっくり掻き回したりして、
焦らしに耐えられなくなった祥鳳さんの方から求めるように哀願させて、
後は己の欲望と本能に隷従して、獣のように交わりたいとな? この変態! ド変態!!

174「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/23(月) 00:28:38 ID:6mb.40iU
【艦これ】しおいはいつもあんな感じでち 他
53. 名も無き提督 2015年07月11日 23:25 ID:5t1Tb7zE0
※36
「キブフwww」ではなく、「キブフWWW」と表記して、
「ワールド・ウーメンズ・レスリングス(World Women's Wrestling)・フブキ」と読めば、
あっという間にマッシヴなアマゾネスめいたファイターに早変わりだ。

泳ぎ疲れて水着を脱ぎ捨て、全裸で足を海に浸したまま、桟橋で大の字になっているしおいちゃんに、
桟橋を軋ませて歩み寄り、「せめて下は何か穿きなさい」と苦言を呈すも、
「別に誰かに見られる場所じゃないから良いじゃないですか」とあっけらかんと答えられ、
「俺が見ているだろう」と返すと、「提督は特別だから良いんですよ」と悪戯っぽく笑い、
「折角体乾かしてたのに、また濡れてきちゃったなー。誰かに見られる場所でもないですし、もう一戦いっちゃいます?」と
海面から片足を抜いて片膝を立てると、その部分があられもなく曝け出され、海水とは違う、
粘り気のある潤いを纏った、海棠の花弁のようなその部分見せつけられ、
理性の焼き切れた、焦げたような臭気を鼻腔の奥に感じつつ、
灼けるような陽光と潮風の中で、二人は舌を交わせ、睦み合うのであった。(リア充死すべし)
――――――――――
ハロウィンネタは無期延期(出来るだけ早めに出来たら晒す)だ!
季節感などというセンチメンタルは、実艦標的戦艦薩摩に積んで海に沈めた。

175「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/23(月) 00:51:40 ID:6mb.40iU
【確認事項】
・このスレッドにおいては、いかなる文藝活動も基本的に自由なものであります。

・脚本形式については住み分けの問題で現在は扱っていませんが、
 スレッド利用者御各位の御意見・御要望で方針を決めていければと思います。

・その他、掌編・短編・長編・大長編は勿論、「俺、こんな設定考えた!」のようなメモから、
 リクエスト等も大いに歓迎という方針は変わりません。

・「寛容と尊重」の謳い文句の下、責任感を踏まえた創作活動を愉しんでいただけますよう!

現在ポンコツ「9,」ヨリ申シ上グル事柄ニテ御座候。(改行による読み易さについての実験も兼ぬ)

176名無しの提督さん:2015/11/24(火) 02:16:40 ID:TllOOkTU
【キス島突入作戦決行!私達は沈まない】記録者多摩

多摩にゃ。キス島突入作戦開始するにゃ。
「面倒だけど、やってやるってー」
…面倒くさがりな奴にゃ。まあ、多摩が居れば問題にゃい。見ているといいにゃ。

…敵艦隊発見にゃ!みんな多摩に続くにゃ!
「…シズメ!」
っ…!強力な砲撃。さすが戦艦にゃ、直撃していたらひとたまりもにゃいにゃ。
でも、今の多摩にゃ、問題にゃい!多摩の砲撃、当てるにゃ!

「…敵主力艦隊発見…です…」
遂にきたにゃ!駆逐隊の子達に中破した子もいるが、これなら行けるにゃ!
多摩の水雷戦隊は無敵にゃ!続くにゃ!


「もっともっと睦月を褒めるがよいぞー、褒めて伸びるタイプにゃしぃ。にゅふふふー」
成し遂げたにゃ…北上や大井には出来ない戦果、あげてやった…にゃ…
燃え尽きた…にゃ…
駆逐艦の声が…遠くに…聞こえる…にゃ…
「…多摩さん…」
「拾った秋刀魚を食べていないで、戻りますよ」
にゃ…もっと、食べたい…にゃ…
「食べ過ぎた重みで沈む訳ないでしょ!戻るよ?」
…苦しいにゃ…


【衝突】へ続く…はず…(イベント後までには?)

177「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/28(土) 23:48:49 ID:.CKToxhk
【艦これ】加賀さんにサンオイルを全身で塗ってあげたい 他
53. 名も無き提督 2015年07月12日 00:51 ID:kZb8ROGk0
うつ伏せになりビキニの胸の覆いを外した加賀さんに、サンオイルを丹念に塗り込むべく愛撫し、
乳房の裏や脇腹に塗りこむうちに、その呼吸が段々と熱と甘みを帯びてくるのを覚えながら、
白く眩しい太腿の内側などにも入念に塗りこむものの、一通り塗り終えたたところで、
「サンオイル塗布サービスはここまでです。追加料金でオプションがありますが、
いかがなさいますか?」と、加賀さんの眼前に餌を投じ、その作為に気付いているものの、
体の疼きは抑えがたく、目を逸らしてぶっきらぼうに「お願いするわ……」と言う内容のビデオを、
ベータマックスのビデオテープで販売したところ、即座に買い手がついて、
「本番のテープも早く発売するずい!」と発破が掛かったので、現在鋭意編集中です。
が、出るかどうかは分からぬ。
――――――――――
酷すぎる誤字があったので粛清!

178鹿島SS-1:2015/11/29(日) 02:50:17 ID:O3QHZfBA
行為を終え、体を離した鹿島がコンドームを外して「今日もこんなに…ふふっ、この調子なら『本番』が出来る日も、遠くないかもしれませんよ…?」と微笑まれ、もうなんなら今日ここでガッツリ生で種付けしてやろうかと第二ラウンドを検討し始めた瞬間、それを察したように「それでは、おやすみなさい、提督さん。いい夢を♪」と軽やかにベッドを下りて退室されたい


――艦娘はほぼ人間と同一の肉体を持つが、人間との性行為によって妊娠しにくいと言う研究結果がある
研究結果によると、一定量以上の精液を一定以上の勢いで子宮口に流し込む事で受精させる事が出来るが、この「一定」が通常の人間のそれより多く、強くなければいけないのではないかとの説が有力である
しかも一度子宮で射精を受けると、戦闘する素体としての、次代により強い子を残そうとする本能か、2回目以降はより多く、強い射精でないと受精の確率が下がるとする仮説も持ち上がっている
有体に言ってしまえば、最初の射精での受精が最も難易度が低く、それ以降は徐々に難易度が上がっていくと言うことである。そしてこの学説を支持する鹿島は、愛する提督の射精量と強さを鍛えるため、「練習」を提案した
今回の「練習」は1週間の自慰禁止、及び3日前から食事は精のつくメニューを取り揃え臨んだ物である。「一定」の明確な基準こそ出ていないが、男に組み敷かれ孕ませられる女としての本能から、今回の「練習」の射精量と勢いはその「一定」まで後僅かに迫っていると確信する――

「提督さん、次は2週間…いえ、16日間の自慰禁止をお願いできますか?…もう、そんな顔しないで」
「え、何でそんな半端な日数なのかって?…ふふっ、私、16日後が、いちばん、『あぶない』んです…」
「私、はじめての『本番』楽しみにしてますから…ちゃんと、ここに一杯、くださいね…?」


――16日後、念願の『本番』当日
先日の「練習」から自慰を禁じられ、そのくせ食事はしっかり栄養バランスを考えた上で更に精のつく物が毎食並んだ
執務中も、焦らすかのようにスキンシップを続けられた。廊下で擦れ違う度に二の腕や腰をさすられ、椅子に座って書類と向き合っていると後ろから覗き込む体勢になり、制服越しでも量感のある乳房を首筋に当て、耳に唇をそっと当てて「ほら提督さん、手が止まってますよ」と囁かれた
拷問としか思えない日々を、それでもどうにか耐えられたのは、鹿島に対する信頼と…何より、「鹿島に種付けしたい。孕ませたい」と言う強い欲望の賜物だった
起床時からガチガチに勃起し、苦心して下着の中に押し込み過度に刺激せぬようズボンを履く。足を動かして歩くだけで股間が擦れるのには脳内で般若心境をエンドレスループさせる事で耐える
それでもやや前屈みになるのは抑えられず、しかしどうにか司令室に辿り着き、前屈みのままそっと椅子に座り執務を始める
しばらくしてやってきた秘書艦でもある鹿島は、そんな私の様子を見ると全てを察したかのように、「ふふっ、提督さん、おはようございます」と微笑んだ
…私が提督に就任してから、間違いなく最も長い一日であった

夜も更け、本日の業務も滞りなく終了した。
「提督さん、お疲れ様でした」執務机の前に立った鹿島が、折り目正しく深々と一礼しながら労ってくれる
「あぁ、君もな」前屈みのままそう答える…正直、視界に鹿島がいるだけで射精してしまいそうで、限界が近い
少し俯いて眼を閉じた鹿島は、しかし顔を上げると、頬を上気させながら言葉を続けた
「提督さん…私のわがままに付き合ってくださり、本当にありがとうございました…」そう言いながら細い指でスカートの前を摘むと、すっとたくし上げる
机越しからでも、下着の上からでも、今にも零れ落ちんばかりにしとどに濡れ、湯気を立てんばかりなのが明らかなそこに眼が釘付けになり…思わず机の上に倒れこむようにしてスカートに目を寄せる
無様な姿にも呆れることなく、むしろ視線の強さにより一層昂ぶったのか、腰を前に押し出すようにして鹿島が囁く

「『本番』を、始めましょう…私も、我慢できないです…」
「鹿島の、いちばんあぶない日のおまんこに、提督さんの種付けミルクで、いっぱいにしてください…」
「今までの『練習』の成果、私にぶつけてください…」

179鹿島SS-1:2015/11/29(日) 02:53:18 ID:O3QHZfBA
いかん、投下ミスった。178は無視してください

とりあえず先日(と言うかここ連日やってるが)鹿島まとめでちょろっと書いた鹿島SS投下
冒頭あたりは、※欄に投下した時から微修正したもののほとんどそのまま。なんで「本番」以降と文体違うのは、まぁ愛嬌って事で一つ

鹿島に射精管理されたい。毎日執務が終わると、「提督さん、お疲れ様です…さぁ、それじゃ『練習』を始めましょうか…?」とあどけなさと妖艶さが入り混じった顔で誘われたい
「これは、あくまで『練習』ですから、ね?」と期待から既にパンパンに勃起した逸物を下着から出され、丁寧な仕草でコンドームを装着されたい
対面座位で繋がり、「それじゃ提督さん、頑張ってくださいね?」と微笑まれたのを契機に、腰を上下に激しく動かし、鹿島の華奢な体を思う存分に揺らしたい
「んっ、いいです、今日も、元気ですね…ッ」と喘ぎ混じりに耳元で囁かれ、貪るように愛するも、スタートから暴走して激しく動き始めたせいで息が切れそうになり、少しペースを落として腰を回すような動きに移行したい
「あっ、もう、それはダメだって…ッ」と弱点である奥をグリグリと攻められて息を乱した鹿島に、頭を胸元に抱き寄せられ、「もう、疲れたからって、いじわるしないでください…ほら、がんばれ♪がんばれ♪」と頭を撫でながら膣穴を締められ、更には上下の動きをねだる様に腰を揺らされ、辛抱溜まらなくなってラストスパートをかけたい
達しそうになった鹿島の脚が腰の裏に回り、そのまま締め付けられるままにどくどくと射精し、「やっ、ぴゅっ、ぴゅーって、ぴゅっぴゅーって、出てるの分かります…ッ」という鹿島の言葉を聞きながら、長い射精を堪能したい
行為を終え、体を離した鹿島がコンドームを外して「今日もこんなに…ふふっ、この調子なら『本番』が出来る日も、遠くないかもしれませんよ…?」と微笑まれ、もうなんなら今日ここでガッツリ生で種付けしてやろうかと第二ラウンドを検討し始めた瞬間、それを察したように「それでは、おやすみなさい、提督さん。いい夢を♪」と軽やかにベッドを下りて退室されたい


――艦娘はほぼ人間と同一の肉体を持つが、人間との性行為によって妊娠しにくいと言う研究結果がある
研究結果によると、一定量以上の精液を一定以上の勢いで子宮口に流し込む事で受精させる事が出来るが、この「一定」が通常の人間のそれより多く、強くなければいけないのではないかとの説が有力である
しかも一度子宮で射精を受けると、戦闘する素体としての、次代により強い子を残そうとする本能か、2回目以降はより多く、強い射精でないと受精の確率が下がるとする仮説も持ち上がっている
有体に言ってしまえば、最初の射精での受精が最も難易度が低く、それ以降は徐々に難易度が上がっていくと言うことである。そしてこの学説を支持する鹿島は、愛する提督の射精量と強さを鍛えるため、「練習」を提案した
今回の「練習」は1週間の自慰禁止、及び3日前から食事は精のつくメニューを取り揃え臨んだ物である。「一定」の明確な基準こそ出ていないが、男に組み敷かれ孕ませられる女としての本能から、今回の「練習」の射精量と勢いはその「一定」まで後僅かに迫っていると確信する――

「提督さん、次は2週間…いえ、16日間の自慰禁止をお願いできますか?…もう、そんな顔しないで」
「え、何でそんな半端な日数なのかって?…ふふっ、私、16日後が、いちばん、『あぶない』んです…」
「私、はじめての『本番』楽しみにしてますから…ちゃんと、ここに一杯、くださいね…?」


――16日後、念願の『本番』当日
先日の「練習」から自慰を禁じられ、そのくせ食事はしっかり栄養バランスを考えた上で更に精のつく物が毎食並んだ
執務中も、焦らすかのようにスキンシップを続けられた。廊下で擦れ違う度に二の腕や腰をさすられ、椅子に座って書類と向き合っていると後ろから覗き込む体勢になり、制服越しでも量感のある乳房を首筋に当て、耳に唇をそっと当てて「ほら提督さん、手が止まってますよ」と囁かれた
拷問としか思えない日々を、それでもどうにか耐えられたのは、鹿島に対する信頼と…何より、「鹿島に種付けしたい。孕ませたい」と言う強い欲望の賜物だった
起床時からガチガチに勃起し、苦心して下着の中に押し込み過度に刺激せぬようズボンを履く。足を動かして歩くだけで股間が擦れるのには脳内で般若心境をエンドレスループさせる事で耐える
それでもやや前屈みになるのは抑えられず、しかしどうにか司令室に辿り着き、前屈みのままそっと椅子に座り執務を始める
しばらくしてやってきた秘書艦でもある鹿島は、そんな私の様子を見ると全てを察したかのように、「ふふっ、提督さん、おはようございます」と微笑んだ
…私が提督に就任してから、間違いなく最も長い一日であった

180鹿島SS-2:2015/11/29(日) 02:54:20 ID:O3QHZfBA
夜も更け、本日の業務も滞りなく終了した。
「提督さん、お疲れ様でした」執務机の前に立った鹿島が、折り目正しく深々と一礼しながら労ってくれる
「あぁ、君もな」前屈みのままそう答える…正直、視界に鹿島がいるだけで射精してしまいそうで、限界が近い
少し俯いて眼を閉じた鹿島は、しかし顔を上げると、頬を上気させながら言葉を続けた
「提督さん…私のわがままに付き合ってくださり、本当にありがとうございました…」そう言いながら細い指でスカートの前を摘むと、すっとたくし上げる
机越しからでも、下着の上からでも、今にも零れ落ちんばかりにしとどに濡れ、湯気を立てんばかりなのが明らかなそこに眼が釘付けになり…思わず机の上に倒れこむようにしてスカートに目を寄せる
無様な姿にも呆れることなく、むしろ視線の強さにより一層昂ぶったのか、腰を前に押し出すようにして鹿島が囁く

「『本番』を、始めましょう…私も、我慢できないです…」
「鹿島の、いちばんあぶない日のおまんこに、提督さんの種付けミルクで、いっぱいにしてください…」
「今までの『練習』の成果、私にぶつけてください…」

…気がつけば、裸になって鹿島を布団に押し倒していた
司令室から自室まで、どのように彼女を連れてきたのか、いつの間に服を脱いだのか、完全に記憶から抜け落ちていた
解放された逸物は、性欲旺盛であった十代の頃でもここまでではなかったと確信できるほど張り詰め、腹につくのではと思うほどに反り返っており、鈴口には既に我慢汁が浮いていた
鼻息も荒くのしかかる男のそれに、鹿島はうっとりと目をやって、疼きを抑えられないと言うように体をよじる
「すごい、今までで一番逞しいです。匂いも凄くて…あ、でも綺麗です。洗ってくれたんですね」まじまじと観察しながら囁かれる
「…記念すべき日だからな」正直、洗う際の刺激でかなり危なかったが
「私は、提督さんの匂いが篭った、洗っていないのも好きですよ?…でも、そのお気持ちは嬉しいです、ふふっ」その言葉だけでまた我慢汁が新たに浮き始める
「じゃあ次は洗わないでおくよ…これからまだまだ何度でも機会はあるんだ」こちらの準備は万端整ったので、鹿島の準備を進めていく

制服の前を開け、胸元を曝け出す。既に乳首はこれでもかと自己主張を始めている
スカートと靴下は脱がさず、下着だけを脱ぎとり、丁寧に畳んで脇に置く
「…全部脱がさないの好きですよね、提督さん…」されるがままの鹿島に、くすくすと笑われる
「裸にするのはいつでもできるからな。服を着た鹿島も、裸の鹿島も、両方抱きたいんだ」もっとも今までは二回戦はお預けばかりだったから、裸の鹿島を愛したことはまだ無いが

双方準備万端整い、最後に鹿島の眼を見る
「挿れるぞ」
「はい、来てください」

怒張が愛液で満たされた秘壷を割り開いて、押し通っていく
最奥に先端が辿り着いたのが分かった瞬間――全ての枷を解放し、激しく腰を振り始めた
「やっ、やっ、提督さん、激しいですっ」
「お、おっきぃ、それにっ、やっ、ふといっ…こ、こんなのはじめて…やぁっ、だめっ」
「れっ、れんしゅうとっ、ぜんぜん、ちがいますっ…やっ、ま、まだおっきくっ…」
16日間の、いやそれ以前からの鬱憤を全て晴らさんとばかりに腰を叩きつける
禁欲生活続きで暴発してしまうのでは、と言った不安も吹き飛ばさんほどに、激しく腰を振る
そうして突いている中で、いつもあと一歩で逃げられていた「そこ」を見つける――鹿島の、子宮口
首の後ろに手を回し、息も絶え絶えに喘ぐ鹿島の後頭部を抱き締め…固定する
「ここが、鹿島の子宮口だな」耳元に囁きながら、グリグリと腰を回す
「はいっ…はいっ…!」固定され逃げ場を奪われた体の全身まで快楽の電流を流し込まれた鹿島が、泣きながら答える

181鹿島SS-3:2015/11/29(日) 02:54:53 ID:O3QHZfBA
「ここに、出すぞ。今まで溜め込んだの全部」
「鹿島の、一番あぶない日のおまんこに、ドロッドロの精液、溢れるぐらい流し込んでやる」
「子宮も膣も、一杯にしてやるからな」

鹿島の耳元で囁きながら腰を回し、子宮口を責める。こちらの言葉でまた昂ぶったのか、先ほどから小さな波を何度も迎えている膣口がきゅんきゅんと締め付けてくる

「はいっ…はいっ…おねがいします、おねがいします…っ」
「鹿島に、提督さんの、強い種付けミルク、一杯ください…っ」
「孕ませてっ…提督のっ、赤ちゃんっ…くださいっ…」

子宮口を完全に捉えた逸物の堰が溢れそうになった瞬間、鹿島の頭を引き寄せ、口付けをしながら射精を開始する
どびゅるっという音が聞こえるかのような放出に続き、玉袋の中身を全て吐き出さんとするかのように、腰を押し付け捻じ込む様にして、子宮の中へ精液を送り込む
痙攣を続ける鹿島に、舌を噛まれるのではという不安が一瞬首を脳裏を過ぎるが、それでもなお唇を離しがたく、口付けたまま射精し続ける
間違いなく過去最大の量、過去最高の勢い、過去最長の長さの射精だった

長い射精を終えてもまだ硬さを保ったままの逸物を、そっと膣から抜く
「…すごい、すごかった、です…こんなに、いっぱい…ここで、とぷとぷしてるの、わかります…」
下腹部をいとおしげに撫でながら息を整える鹿島の姿を見ていると…また、欲望が首をもたげて来た
「…続けよう」鹿島の体を起こして反転させ、尻を持ち上げる
「え、て、提督さん?…その、もうちょっと休んでからでも」「必要ない」
四つん這いにさせ、尻だけ高く持ち上げた鹿島の膣に後ろから侵入していく

「やっ、一回出したのに、すごく、かたい…っ」
「一回ぐらいじゃ、とても収まらない…今日は、壊れるくらい、愛してやる」
「あっ、あっ、だめっ、そんなっ、はげしっ…やっ、そこはほんとにっ、だめ…っ」
「そうか?締りがよくなったぞ?…折角注いだんだ、零れないよう、蓋をしてもらわないとな」
「やぁっ、ふ、ふたならっ、提督さんが、いまっいれて…っ」
「この体勢はいいな、いつもと違うが、鹿島を屈服させているみたいで…興奮する」
「やっ、も、もぅ、鹿島は、提督さんにっ、負けちゃってますからっ、提督さんのっ、つよいのに…っ」
「そういうこと言われると、もっと負かしたくなるだろ…」
「い、いいですっ、まかしてっ、提督さんのつよいのでっ、いっぱいまかしてくださいっ、げんきな赤ちゃん、生まれるようにっ」


――数年後
「ままー、きょうがっこうでてつぼうやったよ!」
「あら、そうなんですか。ちゃんと出来ました?」
「んー、さかあがりだけできなかった」
「ふふっ、さかあがりは、難しいですからね」
「うん…ぱぱはできるかな、さかあがり」
「どうでしょう、でもたぶんできますよ、パパなら」
「そうなの?…ぱぱはおとなだから?」
「ふふっ、いいえ、パパはいーっぱい『練習』しますから」
「れんしゅう…」
「ええ、パパは『練習』大好きで、いーっぱい『練習』して、『本番』は一回で成功させちゃう、すごい人ですから」
「おー、ぱぱすごい…」
「ふふっ、そうです、パパすごいんですよ」

「ね、パパ…今日も『練習』、がんばりましょうね。ふふっ」

182「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/11/30(月) 01:59:29 ID:wVGNdcGI
>>179-181
おゝ、久々の直球モノ!
しかも時節ネタの鹿島とは、流石筆が早う御座る。
最後の鹿島の一言が、悩乱するばかりに工口(「コウグチ」ナノデ)いと思います!(思春期並感)
私が現在半ば死に体なので、代わりと言っては失礼千万ではありますが、
自重することなく自由な表現の場として使っていただければ、コレ幸甚に御座ります。

183「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/12/05(土) 02:27:47 ID:RtprHcas
【艦これ】しおいはいつもあんな感じでち 他
53. 名も無き提督 2015年07月11日 23:25 ID:5t1Tb7zE0
※36
「キブフwww」ではなく、「キブフWWW」と表記して、
「ワールド・ウーメンズ・レスリングス(World Women's Wrestling)・フブキ」と読めば、
あっという間にマッシヴなアマゾネスめいたファイターに早変わりだ。

泳ぎ疲れて水着を脱ぎ捨て、全裸で足を海に浸したまま、桟橋で大の字になっているしおいちゃんに、
桟橋を軋ませて歩み寄り、「せめて下は何か穿きなさい」と苦言を呈すも、
「別に誰かに見られる場所じゃないから良いじゃないですか」とあっけらかんと答えられ、
「俺が見ているだろう」と返すと、「提督は特別だから良いんですよ」と悪戯っぽく笑い、
「折角体乾かしてたのに、また濡れてきちゃったなー。誰かに見られる場所でもないですし、もう一戦いっちゃいます?」と
海面から片足を抜いて片膝を立てると、その部分があられもなく曝け出され、海水とは違う、
粘り気のある潤いを纏った、海棠の花弁のようなその部分見せつけられ、
理性の焼き切れた、焦げたような臭気を鼻腔の奥に感じつつ、
灼けるような陽光と潮風の中で、二人は舌を交わせ、睦み合うのであった。(リア充死すべし)

184名無しの提督さん:2015/12/10(木) 16:29:23 ID:hQWUI3W2
【衝突】記録者深雪

深雪様だぜ!おっと、タイトルと記録者から深雪様が電と衝突する話だと思ったかい?
心配すんなって。そうそうぶつかってられるかよ、こんなSSで。
まあ、電がかかわるってことじゃあ似たもんだけどな

事の発端は天龍さんだ
あの人は提督が着任してから、毎日のように秘書艦に喧嘩売ってんだよ
その度に龍田さんやほかの人が抑えてるし、秘書艦の方も相手にしてないんだが、どうも空気が重くってな
そんなわけで今日は、初雪と一緒に秘書艦の調査と、打ち解けるための親睦会を開くぜ!まあ、今更だけどな…

マルナナサンマル、早速調査開始だぜ!
調査対象、秘書艦のでかい電は司令官と食事をしている
雪風に借りた双眼鏡を通しているんだが…たまに奴はこっちに目線を向けてくる。まさか見つかっているのか?
初雪はまだ来ないが、調査を続行する

マルキュウマルマル、デカ電は司令官と一緒に書類に目を通している
あの司令官が着任してから、うちの鎮守府にも演習の申し込みが多いし、書類も増えたんだろう

ヒトマルマルマル、よそから演習に来た奴らとうちの連中との戦闘を司令官とチェックしている
こうしてみると、大人に近づいたスタイルといい、漆黒のドレスといい、駆逐艦とは思えない雰囲気だ

ヒトフタマルマル、結局奴自身は演習に参加しなかった
そして昼食…の前に天龍さんが突っかかっている
相変わらずあしらっているようだ
午後も引き続き調査を継続する


【調査対象電】へ続く…


秋イベントで力尽きました
短めで

185「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/12/11(金) 02:51:26 ID:2vVPVWEg
【艦これ】深夜の胸部装甲画像スレ
装甲空母である大鳳がまな板である。
つまり、胸部装甲とは乳房の大小によって決められるものではないということだ。

浦風を裸に剥いて壁に手を突いて、脚を開いて立たせ、その背に浮いた背骨や肩甲骨のライン、
幅広の腰から広がる豊かな臀部の肉付き、腋窩から下方に向かって、肋骨が薄く浮く脇腹、
白く弾力に富む太腿、そして、胴体の両脇からはみ出して覗く、柔らかに膨らむ肉丘(裏パイ)を、
背後から見えるところまで凝視して、存分に眼に焼き付けた後、
おもむろにその肢体をさすり、撫で回し、且つ感覚が鋭敏になっている部分には一切指も触れず、
雌の顔をした浦風に「もぉ。いけず……」と陶然とした声色で詰られたかった。

(「裸」の字は出てくるが、猥褻描写は無い。実際健全。)
――――――――――
改行を追加。
アレも書きたいコレも書きたいなのに、懸案事項の量と処理能力が吊り合わない!
クリスマスネタではなにか書きたいです(挫折フラグ)。

186「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/12/20(日) 00:49:07 ID:op56Bxbg
【艦これ】黒ビキニ加賀さん 他
86. 名も無き提督 2015年07月12日 22:08 ID:kZb8ROGk0
遮光カーテンの隙間から陽が射し込み、肌がじっとりと汗ばみ始めて、
眠りが薄れた頃に水仕事の音で目が覚め、むっくりと疲れの抜け切らない気怠い体を起こすと、
台所で昨日の夜遅くまで、絡みあうようにダンケダンケしてた加賀さんの、
晩のままの白い背中が目に入り、あくび混じりに「何してんの?」と尋ねると、
「昨日のお夕飯の後始末。昨日は食べてお風呂入った後、そのまま寝ちゃったから」と、
いつもと変わらない平坦なトーンで答えられ、
「もうちょっとゆっくりしようや。どうせ日曜なんだし」と言いつつ立ち上がり、
なるべく音を立てないように背後へ歩み寄り、「でも」と言いかけた加賀さんの脇下から手を潜らせ、
ずっしりと量感のある、露に濡れた果実の肌のように汗ばんだ双つの白丘を、
下から持ち上げるようにして掌で包み、血の色を淡く透かしたような、澄んだ色の頂点を指で摘み、
僅かに眉をひそめた加賀さんに「好きなのね」と、詰るような声色で言われ、
「ああ、好きだ。大好きだ。愛してる。君だってそうだろう?」と、昨晩の酔いの残る舌先で、
耳元で囁くように並べ立て、「そうでなければ、こんな格好で台所には立たないだろう?」と嘯き、
乳房を支える掌の一方を、腹部のなだらかな曲線へと這わせ、
「まだ洗い物が……」と困ったように、尻すぼみになる加賀さんの唇を奪い、
「後でやれば良いじゃないか。どうせ休日だ」と、キッチンの床に二人で崩れるように押し倒し、
「床、冷たい……」と心地良さげに呟く加賀さんの上に覆い被さり、「すぐにここも熱くなるさ」と、
蛇口から滴る水の音だけを聞きながら、二人で床に汗の跡を刻むような行為は、阻止。
――――――――――
季節ネタは時期を逸すと、ツラい。

187「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2015/12/28(月) 04:58:57 ID:qtFxmKrA
【艦これ】鳥海ちゃんと寝たい 他
51. 名も無き提督 2015年07月12日 22:46 ID:kZb8ROGk0
鳥海が抵抗しないのを良いことに、改二のスカートの、飾り紐で縫いかがった隙間から指を挿し込み、
鼠蹊部を形作る緩やかな曲線をねっとりと指でなぞりながら
「こんなところまで見せちゃうスカート穿いてるってことは、見せたいんだよねぇ?
こうやって指で探っても、下着に当たらないんだけど、穿いてるのかなぁ?
まあ、自分から見せに行くような娘が穿いてるはずもないかぁ?」とねちっこく言葉と指で嬲りながら、
鳥海が目に涙を溜めて我慢している様子を愉しんでいると、「おい」と背後からドスの利いた声で呼ばれて、
振り向くと羅刹女のような形相の摩耶様がゲッタードラゴン立ちで立ちはだかっており、
「アタシの妹に何してくれてんだ、あぁん!?」と凄まれるも、
「ああ、そういうことか。嫉妬しなくても良いよ、摩耶君。僕は艦娘は皆等しく愛しているんだ。
君も混ぜてあげよう」とヌケヌケとほざくも、「ざっけんなぁっ!」と殴りかかってきたところで、
――――が発動して、摩耶と鳥海はゲス提督の玩具として、
姉妹で睦み合う様子を酒肴にされてしまうのであった(雑ぅッ!)。

188名無しの提督さん:2015/12/29(火) 20:13:56 ID:2Piuo2iU
軍神提督の鎮守府19(くらい)話
【調査対象電】記録者深雪

ヒトサンマルマル、ようやく初雪が起きてきたぜ。もう今日は一人で調査するのかと思ったよ…
さて、デカ電は今日も天龍さんを受け流してかわしていた。天龍さんは龍田さんに愚痴をこぼしている
一方奴の方は司令官と昼食をとっていた。今日食べていたのは洋風の料理だった。
長く経験を積むと、覚えるものだろうか?深雪様も覚えてみるかね?

ヒトヨンマルマル、午後の執務室。奴は司令官と一緒に、ドック担当の整備士から報告を受けている。
あの整備士の姉ちゃん、綺麗な人だよなあ…見たところ司令官と同じ年代か?司令官狙いなのか?…どうでもいいか
そういえば、奴は先日、空母の艦載機整備を手伝って助言もしていた。奴に出来ないことはないのだろうか?というか、何で本業の奴より整備出来るんだよ…?

ヒトゴーマルマル、奴は間宮であんみつを食べている。甘いもの好きか…今度この辺から仕掛けてみようか…
って初雪サン!?そんな大きいパフェを、いつのまに!一口分けてくれ!

ヒトシチマルマル…初雪に負けて、深雪様のだんごまで奪われた…ちくしょう、明日こそ勝つ!
…え?電?奴はゴリラ教官と香取さんと、艦隊演習の指導をしているよ。
そういえば磯波が、奴に教わってから命中率が伸びたとかなんとか…今度教わるか?
暗くなってきたし、川内さんを交えて夜も電を探っていくぜ!

【続行!秘書艦電を調査せよ!】へ続く…

文芸部長さん、部員の皆さん、書くのが遅くって申し訳ないです…

189「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/02(土) 01:52:24 ID:n.2OHcOY
>>188
書く速度は人それぞれなので、気にしなくて良いと思いますよ。
田中芳樹に西尾維新の早さで本を出せとか、星新一に京極夏彦みたいな大長編を書けというのが無茶なように、
自分のペースで満足のいく作品が書ければOK、ということにしませう。
(というか、11月中に何とかしようと思っていたネタが未だに収拾がつかない自分がYABAI。剣勇伝説YABAI)

190名無しの提督さん:2016/01/02(土) 07:35:01 ID:fp.6NaDM
軍神提督の鎮守府20話
【続行!秘書艦電を調査せよ!】記録者深雪、

さて、ヒトハチマルマル。川内さんと合流して、調査を続行するぜ!
奴は現在、調理場でカレー他、夕食を準備している。…腹減ってきたぜちくしょー…
それにしても、うまそうなんだよなー…

ヒトキュウマルマル。ホシは司令官と夕食を食べ始めた。そういえば、あの二人は普段何話してるんだろう?
つーか、川内さん何食べて…え?厨房に忍び込んで、ちょっと拝借した?…なにしてるんすか…え?くれる?あざっす。
…お、美味い

フタフタマルマル。鎮守府内の見回りをしている…というか川内さんがうるさい…夜戦なんてないっすよ。
えっと…まずは空母寮にて鳳翔さんや赤城さんと何かを話していた。続いて戦艦寮で長門さんと武蔵さん、重巡寮では妙高さん、高雄さん…
一体何を…

マルマルマルマル、どうやら鎮守府正面海域の深夜哨戒を行うようだ。うーん…今日は用意もないし、ここまでか…

「夜戦に行くんだね!?私も一緒させてね!」

…え?


【秘書艦電の実力】へ続く…

191名無しの提督さん:2016/01/03(日) 21:37:03 ID:DmzW/LWc
>>189
星新一は長編も書くけどな

192「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/08(金) 01:31:10 ID:2zUrUE3c
>>191
学が浅いのがバレましたな。失敬失敬。死刑! ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

193「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/11(月) 00:16:29 ID:HiyCcgBM
1月9日は特I型駆逐艦9番艦の日だと聞き、イソナミストとしては居ても立ってもおられず、
夜打ち朝駆けして某所に投稿したものの、ロビンに初めて挑んだプニキの如くに空振ったものを、
供養がてらに奉納します。落胆して下さい、非エロですよ!

――――――――――
《磯波善哉》

焼き網の上の餅がぷうっと膨らみ、吐息ほどの微かな音を立てて、割れた。
それを磯波は、菜箸で摘んでひっくり返す。
火に当たっていた裏面はキツネ色に焼け、真ん中部分に黒い焦げが出来ていた。
磯波は、もう一つの焼け具合が良ければ、この焦げたものを貰おうと思った。

台所にはふつふつと鍋の煮える音と、甘い匂いが広がっている。
その鍋の中を、磯波はゆっくりと、
焦がさないよう、豆を潰さないよう、丹念にかき回した。
木べらが濃紫色の湯面に、柔らかい波の弧を描く度に、
台所の甘い匂いが少しずつ濃くなっていくようだった。

鍋に煮える小豆は、はち切れんばかりにふっくらと煮上がり、
焼き網の餅も、食されるのを焦らされているかのように、白い顔を膨れさせた。
既に用意は万端と整っていたが、磯波は今少し待ちたいと思った。

鍋の煮える音だけが、冷めかけたぬるい空気をさざめかせていた中を、
掠れた金切り音が飛び過ぎる。
磯波はエプロンを掛けたまま、玄関へ小走りに急いだ。
「お疲れ様です、提督!」

そう呼ばれた男は、カーキ色の戦闘帽に付いた雪の粒を払いながら、
「ああ」と頷いた。
「官舎周りの雪は大体片付いた。
が、また降りだしたから、2時間もすれば元の木阿弥だな」
大した感慨も無さそうに云いながら、
彼は帽子を玄関の壁に設えられたコートハンガーに掛け、黒い外套を脱いだ。

「こいつは酷い」
自分のナリをそう評しながら、コートもハンガーに引っ掛ける。
上着もネクタイも着けていない、第一ボタンを外した第三種軍装の若葉色のシャツは、
前面も背面も両の袖も、汗でペッタリと濡れ、濃い色に滲みてズボンにまで及ぼうとしていた。

「今、タオルをお持ちしますね!」
「宜しく、お願いする」
磯波は脱衣場に向かおうとするほんの一瞬、
上がり框に腰掛けてゲートルを外す彼の背中を盗み見た。
湯気の上がる背中には濡れたシャツが貼り付き、
痩躯中背といえど堅牢そうな骨柄と、山猫のような肉付きが窺え、
磯波の鼓動を早くさせた。

194「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/11(月) 00:17:19 ID:HiyCcgBM
▽▽▽

磯波が居間の炬燵にぜんざいを装った椀を置いていると、
室内着に着替えた彼――提督が姿を見せた。
季節を問わない藍染め木綿の着流し姿。
歌舞伎役者のような細面にへの字口。
黒縁のロイド眼鏡は、時代に逆行する象徴のようだった。

「見えん」
廊下と居間の気温差で眼鏡が真っ白に曇り、僅かに眉をひそめるのを見て、
磯波は小さく笑った。

「見えんが、良い匂いがする」
後ろ手に戸を閉めながら、抑揚無く彼は云った。
見えないながらも、勝手知ったる己の仮住まい。
そこは悠々定位置に着くと、胡座をかいて炬燵に入る。
しばらくもすると、眼鏡の曇りも晴れてきた。

「ぜんざいか」
そのつぶやきに磯波は、この娘としては珍しく声を弾ませ、
「はい!」と答えた。
「しかも栗入りとな」
「お正月の栗金団に使った甘露煮が余っていたので」

「ふーむ」と、彼は唸り、ヒゲのない顎をさすった。
「贅沢だな」
「お気に召さなかったでしょうか……」
磯波は途端に、怯える子犬のように首をすくめた。
「先の戦中でも、標語に書かれていた。曰く、『贅沢は〈素〉敵だ』と」
しかつめらしい顔のまま云われ、磯波は首をすくめたまま小首を傾げた。
「贅沢は素敵だ。浪費はマズイが贅沢は素敵だ。
それで良い、それで良かろう」
彼はウンウンと頷き、勝手に納得しているようだったので、
磯波も肩の力が抜けていった。

彼は自分の椀を見、それから磯波の椀を見た。
「こっちの椀には栗が二個で、そっちの椀は栗が一個なのか」
「あ、ハイ。甘露煮の余りが三つだったので、提督の方におまけしておきました」
「ふーむ」と、また彼は唸り、顎をさすった。
「あの、何か?」
「美観的にな。深い紫のぜんざいに白い餅、そして黄色い栗と並べたが、
栗の数は二個より一個の方が調和が取れているのではないか?」
「はぁ……」
「よって、交換を申請する」
「あ、あの、見た目は食べ始めてしまえば同じなんじゃ……」
「交換を要求する」
「あの、こっちのお餅は少し焦げちゃってて……」
「交換に応じなければ、陛下への上奏文をたてまつり、大海令の発議を以って……」
「わ、わかりました! 交換します! 交換しますから!」
真面目くさった顔で淡々と迫られると、どこからが冗談なのかが分からなくなるのだった。

二人は椀を取り替え、「いただきます」と声と手を合わせ、食べ始めた。
彼が、熱々のぜんざいを冷まそうと吹きかけた息が湯気を巻き上げ、彼の眼鏡を覆った。
彼は眼鏡を曇らせたまま、呟いた。
「見えん」
磯波は笑いをこらえきれず、小さく咽込んだ。

「甘いな」
彼が白眼鏡のまま呟いた言葉に、磯波はまた首をすくめた。
「あの、甘すぎたでしょうか……」
「いや、これくらいで良かろう。
僕は廣瀬中佐に負けず劣らず甘いモノが好きだから、天井知らずに甘くとも良い」
「あまり甘すぎると、お体に障ります」
「うむ。ゆえに、砂糖を増やさずぜんざいを甘くする術を知っている」
「サッカリン……でしょうか?」
「そこまで極端に走らずとも良い。
なに、簡単なこと。塩を気持ち一つまみ入れてやるのだ」
「気持ち一つまみ……ですか?」
「『甘くなれ』という気持ちの一つまみだ」
「スイカにかける塩と同じ、ということでしょうか?」
「原理はな。だが、その『気持ち』が重要なのだ」
彼は、そう云うとズズズと椀をすすった。

平素から「唐変木」と揶揄されるこの男に、
ダジャレ以外でこのような一側面があることを知るのは、磯波の特権だった。
「くれぐれも、他所で僕がこんなことを云っていたなどと口外してくれるなよ。
そんなことをされたら、僕はこの営内で頬かむりして歩かねばならん」
彼は、仏頂面を崩すこと無く釘を差した。

195「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/11(月) 00:21:59 ID:HiyCcgBM
▽▽▽

二人で小豆の粒の欠片までも余さずぜんざいを平らげた後、
磯波が台所で片付けをしていると、
居間で艦隊新聞の校正・校閲を行なっている提督から声がした。
「君は、行かずとも良かったのか? 南方海域に」

艦隊の他の要員は「強襲! 南方棲地」の名目の下、
雪降るこの泊地から南方海域へと侵出し、リゾート地奪還に全力を挙げている。
リゾート地ほどではないにせよ、臨時停泊地となった港も風光明媚で、
かつ過ごしやすい気候であると磯波も聞いていた。

「はい。みんな行ってしまうと、浦波ちゃんが帰って来た時に寂しいですから」
彼は、深く息をついた。
「そうだ、な」

彼は、更にもう一つ尋ねた。
「今日のぜんざい。アレは豆から炊いたのかね?」
「あ、ハイ……。柔らかすぎたでしょうか?」
磯波は物怖じしつつ答えた。
「いや、良い塩梅だった。柔らかいが豆の形を保ち、粒が艷やかだった。
缶詰の茹で小豆では、ああもいくまいよ。見事、見事だ」
「あ、ありがとうございます!」
磯波の顔がほころぶ。鼓動が高まるのを磯波は感じた。

「あれだけの腕前があれば、深海棲艦との戦争の終結後も、嫁の行き手に困ることはなかろう。
海軍だの兵器だの、政治だの軍人だのと関わらずとも、
生きていく術がちゃんとある。善き哉、善き哉」
満足そうに語られるその言葉を、磯波はささやかながらの消沈と聞いた。
そして、台所から覗き込んだ居間で、書類束に向かう彼の表情に浮かぶ微かな喜色に、
磯波は一抹の寂しさを抱いた。

▽▽▽

後日、磯波がぜんざいを甘くするコツを(勿論誰から教わったかは云わずに)、
磯風に伝授したことで、食堂を呻きの坩堝に変える「飽和食塩水おしるこ事件」が、
また、そのコツが比叡にも伝わり、
バレンタインデーに提督と金剛にハート型に研磨した岩塩の塊が贈られる
「しょっぱいバレンタイン事件」が引き起こされることを、
この時誰も、知る由は無かった。

(了)

――――――――――

今更ながらに、これオッサンSSですな。
遠からず、少し毛色の違うものをご覧に入れられるハズ。
(挫折フラグですが、季節ネタではないので遅かれ早かれ必ずや)

196「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/17(日) 00:59:44 ID:WXdV6pcE
【艦これ】暑さに弱い吹雪型 他
125. 名も無き提督 2015年07月13日 00:53 ID:.JuesVYg0

(中略)

休日は磯波ちゃんと日がな一日、縁側で梅干用の梅のヘタを楊枝でつつき出して、
山と積まれた青梅を漬物樽で塩漬けにして、「目と指が疲れましたねぇ」と、
はにかんだ笑いを交わしながらながら、お互いの体に染み付いた梅の香を感じつつ、
カラカラと音を立てて回る型落ちした扇風機の前で、一枚のタオルケットを二人で被って、
赤い夕陽が部屋を照らし、東の空が濃藍に染みる頃まで、夢と現の間を彷徨して、
睡魔が抜け切らない頭で身を起こすと、まだ磯波ちゃんが寝ているので、
そっと夕飯の買い出しに行こうとするも、服の裾を掴まれていることに気が付き、
「もう少しこのままでも良いか……」と、二度寝を決め込み、
結局夕食はストックしておいたサッポロ一番塩ラーメンとチャーハンを半分ずつに分けて食べ、
晩になって「おやすみなさい、提督」と微笑まれ、
「ああ、もっと甲斐性を鍛えて、楽な生活をさせてやりたいなぁ」と思いつつ、
縁側で安酒を呷るような休日を過ごしたかった。過ごしたかったァッ!(血涙)
――――――――――
時間稼ぎー。
ええ、イソナミストですとも、ええ。

197「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/01/25(月) 03:30:46 ID:JcT613TQ
【艦これ】深夜の北上画像スレ
53. 名も無き提督 2015年07月13日 02:03 ID:.JuesVYg0
北上様は貧乳でも巨乳でもない、慎乳であると何度言ったら……。

北上様が「駆逐艦? ああ、ウザい」と素っ気ない態度を取りながらも、甲斐甲斐しく面倒は見たり、
球磨型姉妹の中でも立ち位置を鮮明にせず、玉虫色の態度を貫き、
それでいて阿武隈にはちょっかいを出して、イチャイチャしてる様子を、
大井っちが奥歯も砕けよとばかりに歯噛みして見ていて、
ある時入渠が一緒になった大井に「大井っちと一緒だと、入渠も楽しいねー」と微笑みかけたところで、
大井っちのリミッターが外れ、「北上さんは私のもの、私だけのものであるべきなの!」と、
北上様を浴場の壁に追い詰め、瞳孔の開ききった目で迫り、
「やめて、やめてよ、大井っち……。アタシ達、姉妹なんだよ」と説得するも聞く耳持たず、
大井は吸血鬼のように北上の首筋を強く吸い、赤い唇の跡を刻み込むと、
己の歪み、屈折した性的な衝動の奔騰をを噴出させ、後は姉であるはずの北上様を、
己が肉欲の唆すが儘に陵辱し尽くして、最終的には大井っちの性的な奴隷にへと思考を弄り倒され、
大井の愛玩動物に堕すことになった北上様と、
自身の姉であり、性奴隷となった北上に隷従して仕える大井という、
ドロドロの倒錯した関係に陥るウー・ス・異本って無いですかね?

――――――――――
書いていたものがイロイロ行き詰まっていてアレなので、気分転換がてらですが、
書きなぐり型にはなりますが、「書け!」と仰せになるお題を募集しまづ。
任意の艦娘のみでもOKですし、シチュエーション付きでもOKです(出来ると確約はしない)。

官製はがきに住所「東京市麹町区霞ヶ関1丁目2番2号」、
宛先「海軍省教育局第4部第7課 教養・娯楽掛りマデ」と記入して投函して下さい。
(郵便番号? そんな戦後23年経って導入された制度は知りませんナ)

198名無しの提督さん:2016/01/27(水) 14:03:15 ID:Hm/85Z6s
軍神提督の鎮守府21話
【秘書艦電の実力】記録者川内

ふふーん♪夜戦だあ…!夜戦、いいよねえ!
そういえば、秘書艦の特Ⅲ型と出撃するのは初めてだね。特Ⅲは夜戦好き?
…あんまり好きじゃない?そもそも戦闘が好きじゃない?ふーん…そうなんだ…

「…川内さんはどこでもこうなのですね…ふう…」
どこでも…?ああ、確かこの特Ⅲは、以前あの提督と、別の鎮守府に居たんだっけ…そこにも私がいて…?
うーん…会ってみたいなあ。いろんな鎮守府の私と組んで夜戦…夢が広がるなあ!
ん?どうしたの、特型ちゃん?

「なあ、電…サン…?なんだってこんな時間に、こっそりと出撃してん…デスカ?」
ああ、それは私も不思議に思ってた。夜戦好きってわけでもないなら、なんでかなーって。
…誰かと逢引き!?…なワケないか…
「ちょっとした警戒なのです。それよりも…装備は身につけていますか??」
もちろん!探照灯、照明弾、夜偵!夜戦といったらこれだよねー♪
私の可愛い夜戦セット!ああ、最高…
「主砲もないのです!?」
そんなの載せたら持てないじゃん、夜戦セット!
「深雪様は何も持ってきてねえよ?」
…どうしたの、特Ⅲ型?頭抱えちゃって…そもそも鎮守府正面海域に、そんな手ごわいのは居ない…あれ?あそこに見える敵艦隊は…!?

て、敵空母!?なんで!?
「仕方ありません…電が片付けるので、川内さんと深雪さんはサポートをお願いするのです」
特Ⅲ型!?
「鎮守府防衛の為に、殲滅させちゃいます!」

…秘書艦は、結局特Ⅲが一人で片付けてしまった…なんという力…!
「まだ、敵艦隊はいるのです。進撃するのです」


【鎮守府正面海域夜間警備】へ続く…

199「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/02/07(日) 03:22:08 ID:XEHdbHfw
52. 名も無き提督 2015年07月13日 18:24 ID:.JuesVYg0
夕暮れ時に鎮守府構内を移動していると、野外に設置されたベンチで脚をブラブラさせている弥生を見つけ、
声を掛けてみると明らかに憂悶な、伏し目がちの挨拶をされたので、これは何かあったと思い、
横に腰を下ろして、「何か話したいことがあれば聞くよ? 秘密にして欲しいなら、絶対言わないし」と
持ちかけると、弥生は唇を開くも、何度か躊躇い、まるで忌まわしい言葉を吐き捨てるかのように
「うーちゃんと喧嘩したんです」と答え、「バナナの皮の剥き方で喧嘩したんです!」と、
強い語調で続け、「弥生はバナナを下の方、房に繋がってない方から剥くのを、
うーちゃんがオカシイって言うんです!」と聞き、
「ああ、他愛も無い子供の喧嘩か」とは思いつつも放っておく訳にもいかず、
「そーだねー、自分のやり方否定されるのは嫌だよねー」と、適当に同情をしつつ、
「で、弥生ちゃんはどうしたい訳?」と尋ねると、「弥生は、怒ってないから、別に……」
「じゃあ、喧嘩したままかー。困るなー。司令官、編制組むの困っちゃうなー」と露骨な揺さぶりを仕掛け、
「司令官が困るんなら、仕方無いです……」の言葉を引き出したところで内心でガッツポーズを決め、
「じゃ、日も暮れてきたし帰ろーか。PX(酒保・売店)寄って」と弥生を促し、
「なんでPX寄るんですか?」という問いに「バナナ買ってから帰ろうねー。お互いのやり方で皮を剥いてみて、
それでお互いの良い所を、見つけ合おーじゃないの」と、弥生の手を引いて立たせ、
少し後ろを歩く弥生から鼻を啜るような、噛み殺した嗚咽を聞いても聞こえてないフリを決めこんでPXに寄り、
叩きき売り状態の価格のバナナを一房買って駆逐艦寮に行き、
やはりこちらでも泣き腫らした、兎のように赤い目をした卯月を、お互いを認め合わせ、
ひとしきり抱き合って泣くのを眺めながら、まだ青い匂いの立つバナナを囓り、
弥生と卯月が涙の晴れた顔でバナナを食べるのを見て、
「ああ、今日もいい仕事をしたなぁ」と思っていたところで、
海軍特別警察隊にいきなり「またお前か!」としばき倒され、簀巻きにされてブタ箱にブチ込まれ、
弥生と卯月の証言によって解放されるまでの間、駿河問いで吊るされました。絶許。

バナナで何か卑猥な想像をするような人間は、この次元にはいないだろう。
ここは健全だからね。猥褻は一切無い。

200名無しの提督さん:2016/02/22(月) 02:48:31 ID:Uduf55XY
【艦これ】居酒屋鳳翔出張店 他
67. 名も無き提督 2015年07月13日 22:04 ID:.JuesVYg0
研修名目で非番の艦娘引き連れて、海水浴バスツアーを開催したところ、
鳳翔さんが参加してきて「珍しいな」とは思いながら、近場の磯浜にほど近い砂浜にバスを走らせ、
到着し、「艦隊、この長門に続け!!」と少女のように目を輝かせながら飛び出していった長門に続き、
他の艦娘も鉄砲水のように飛び出して行き、帰投時刻まで一眠りしようかとリクライニングを倒すと、
「みんな、元気ですねえ」と鳳翔さんが微笑み、
「アレ? 鳳翔さんは海水浴行かなくて良いんですか?」と訊ねると、
「え、ええ。水着を忘れてしまったもので」とはにかんで笑うのを、
「いや、忘れてないでしょ? 着物の下に着て来てますよね」と鎌を掛けてみると、パッと顔を耳まで赤くし、
着物の襟の合わせを閉ざし「なんでそれを!?」と驚くものであるから、
「いや、なんとなく。着こなしがいつもとどこか違うなと思って。それより、折角気合充分に着て来たなら、
尚更泳いできたほうが良いでしょうに」と勧めるも、
「そ、そーなんですけどぉ、あのぅ、帰りの下着を忘れてきてしまって……。
それに、若い子達の中で泳ぐのも気が引けると云いますか……」と尻すぼみになるので、
鳳翔さんだって、まだ「娘」なのに、「空母の母」という肩書も重いものであるなぁと思いつつ、
「じゃあ、こうしましょう。鳳翔さんの水着姿は、俺だけが拝む。他には絶対漏らさない」と、断言し、
まだまごつく鳳翔さんを尻目に、バスの窓の遮光カーテンを閉ざし、青葉がセットしていったカメラも壁に向け、
「さあ、どうぞ」と促すと、「もう、仕方ないですね」と、恥ずかしそうに苦笑いしながら、
袴の紐を解き、着物を肩から滑らせ
(記録はこのページ以降喪失し、最後一行のみ判読可能状態で残る)
鳳翔さんは、下着無しで帰った。

――――――――――

「季節遅れではない。季節先取りだ」と容疑者は語っており……。

201「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/02/22(月) 02:54:01 ID:Uduf55XY
鳥付け忘れたので、ついでにもう一本。

――――――――――

【艦これ】夏でムレムレな日向 他
46. 名も無き提督 2015年07月13日 22:44 ID:.JuesVYg0
師匠と言ったらつくば山山頂の賢者と東方不敗マスターアジアと日向でしょ。

艦娘の間で日向はインナーの下は何も着けていないのではないかという疑惑を漏れきき、
秘書艦の当直で日向が回ってきた時、デスクワークをして緩んだ着物の間から、
薄く黒い布地に覆われた緩丘と、その先端に一際黒く、影を濃縮した小さな突起が二つ確認出来、
胸が高鳴る思いがしたものの、こちらを見つめる日向と視線がぶつかった瞬間、
血の温度が五度ばかり下がり、冷たい汗が吹き出すのも分かり、軽蔑されるのを覚悟したが、
「私の顔に、何か付いているのか?」と訊かれ、「い、いや、何でもないデス」と答えると、
「そうか。まあ、息抜きも必要だが、今は仕事の時間だ。目と口を動かす暇があったら、手を動かそうな」と、
淡々と諭され「ハイ、ワカリマシタ」と、完全に主従が逆転した返事をし、再び仕事に手をつけたところ、
作業の手を止めること無く日向が「ちなみに君のさっきの視線は、セクシュアル・ハラスメントに相当するものだ。
私は特に気に留めないが、誰彼と無く向けるべき視線ではないな」と、追い打ちを喰らい、
心が死にかけたところで「そんなに見たいのならば、直接言えば見せてあげるものを。私とて女だ。
好意を抱いている相手に見られて、不愉快になろう筈もない」と言われ、
どう反応してよいか悩んだまま業務を続け、一日を終えたのだった。
日向のインナーの下は、薄くだが腹筋が割れていた。それより上は豊満な瑞雲が瑞雲して、
瑞雲的瑞雲を瑞雲で、瑞雲瑞雲瑞雲、繁み雲瑞雲瑞雲、
瑞雲瑞雲瑞雲瑞雲滴る瑞雲瑞べき雲瑞雲瑞雲瑞雲瑞雲瑞雲瑞雲……………………

202由良さんと①:2016/02/25(木) 23:32:10 ID:U3dUjhU.
先日、由良さん画像まとめのコメ欄でSS書いたら思いのほか興が乗ったので、付き合ってから後日談を書いてみた
コメ欄の方でもうゴールイン確定してんじゃねーか!と思われるかも知れないが、反省はしていない。いいじゃない、由良さん可愛いんだもの

主人公:姉の友達である由良さんに想いを寄せている。姉・由良さんより2歳年下
やや愛想が無いように見えるが姉と同様、世話焼きで頼みごとを断らないタイプ

五十鈴:主人公の姉。由良とは昔からの友人。弟に対しては時に横暴な面もあるが、姉弟仲は良い
弟と由良さんをからかいつつも、なんだかんだ応援していたりと面倒見が良い

由良さん:五十鈴の友人で同級生。昔から五十鈴の家に遊びに来ていた
一見落ち着いて見えるが、一度ペースを乱されると弱いタイプ

姉の友人:長良・名取・阿武隈・鬼怒の4人。連携プレイに定評あり

とりあえず①はまとめのコメ欄に書いたものを手直しした物。②から後日談です


<由良さんとバレンタイン・告白ver>
家に遊びに来た由良さんに「久しぶりだね」と笑いかけてほしい。すれ違うと姉とは全然違う良い匂いがしてドギマギしたい
ジュースとお菓子を届けに行って「ありがとう」と言われるも、由良さんが座ってるクッションが気になって仕方が無く、後で回収すべきか否か悶々としたい
その様子を見た姉から「こいつ照れてやんの」みたいに由良さんの前でからかわれたい
ある日、同級生と思しき男と歩いているのを偶然見かけて死にたくなるほど苦しみたい
意気消沈しているのを見た姉から、たまたま通学路で会っただけの同級生よ、と聞いてコロンビアしたい
バレンタインデーにチョコを貰い、義理でも姉への友チョコのついででも良いと神に感謝を捧げたい
お返しをどうするべきか迷いに迷い、姉に貢ぎ続け家の掃除当番を代わり続けること3週間、由良さんが好きな菓子店を教えてもらい、姉に跪いて感謝を捧げたい
ホワイトデー当日、「姉から教えてもらいました」と照れ臭さからぶっきらぼうになりながらもどうにか渡して、思いの外喜んでくれたその笑顔に見蕩れ、ほとんど無意識的に「由良さんが好きです」と口走ってしまい、「えっ」と驚いた由良さんのその後の反応を見るのが怖すぎて背を向けて逃げ出してしまいたい

帰宅して自室に篭って「なんだあの告白は…!てかなんで逃げたんだ俺…!」と猛烈に後悔し、次会った時どんな顔すれば良いんだと悶えたい
するとその日の内に由良さんが遊びに来て、いつも通りに姉と談笑しているらしき姿に安堵と落胆を感じていたら、姉から「あんたちょっと来なさい」と呼び出されたい
死刑宣告を受けた囚人の気持ちで姉の部屋に入り、「そこ座んなさい」と言われて正座するも、とても由良さんの顔を見る事は出来ず俯いていると名前を呼ばれ、恐る恐る顔を上げると腕を組んでジト目をした由良さんと目が合い、「あそこで返事も聞かずに逃げるのはどうかと思うな」と言われ頭が真っ白になりたい
もうこのまま消えてしまいたいと思っていると、由良さんが顔をほころばせて「これからも、よろしく、ね?」と言ってくれて、横で姉がニヤニヤしているのを見てやっと今のはOKの返事だと察し「こ、こちらこそ、よろしくお願いします!」とどうにか答えたい
その後、姉から「こいつ告った時どんなだったの」と質問され、「顔真っ赤にして一生懸命なのが伝わってきて可愛かったよ」と由良さんが答えるのを聞いて姉が爆笑し、羞恥のあまり叫んでしまいそうになりたい

10年後、姉から「で、こいつ指輪渡す時どんなだったの?」と質問され、全く同じように「一生懸命で可愛かった」と由良さんに評されて姉からは爆笑されるも、由良さんの指に輝く指輪を見ているだけで死んでも良いと思えるぐらいの幸せを感じたいだけの人生だった

203由良さんと②:2016/02/25(木) 23:32:56 ID:U3dUjhU.
<由良さんと家庭教師>
由良さんが近所の子の家庭教師を始めたと聞いてモヤッとしたい
「すごく素直」「勉強熱心」「毎日笑って挨拶してくれる」とベタ褒めなのを聞いて、愛想が無いと言われる我が身を省みたい
それでも男の意地で顔には出さぬよう努めて相槌を打っていたが、姉には容易に見透かされ「それ女の子よ。それも小学生」と呆れたように指摘されたい
由良さんの顔を見ると、なぜ姉がわざわざそんな事を言ったのか理解していないようだったが、こちらと目が合うと「あっ」と何かに気がついたような顔をされたい
知らなかったとは言え女の子、それも小学生に嫉妬したとバレた事を悟って、もう穴掘って埋まってしまいたい
由良さんが「その、誤解させるようなこと言ってごめん、ね?」と謝ってくるので尚更居たたまれなくなりたい
しまいには「えっと、その・・・そういうところも、可愛いよ?」とまるで彼氏がヤキモチ焼きの彼女に入れるようなフォローをされ、堪らず噴き出した姉を睨みつける事で精一杯の抵抗をしたい

204由良さんと③:2016/02/25(木) 23:33:34 ID:U3dUjhU.
<由良さんとタブー>
身体測定があった日、姉が露骨に機嫌悪そうなのを由良さんとなだめたい
本人の想定を超える数値が検出されたらしく、そりゃ毎日あれだけ間食していれば・・・と思ったが流石に口には出さないよう堪えたい
と言うか、身体測定の日=由良さんもそういう格好で同じ校内にいたと言う事実に今更ながら気がつき、隣にいるのに何考えてんだと心を鎮めたい
姉が「決めた・・・明日からジョギングするわ。美容対策に」という毎年恒例の言葉を口にしたので、思わず「いやそれダイエ」まで本音が漏れた辺りで由良さんの手で口を塞がれたい
由良さんの柔らかい手の感触に思わず顔を赤らめたのを見て幾分気が削がれたのか、姉が不貞腐れたように「違うし。胸がちょっと成長したからバランス取るだけだし」と言うのを、由良さんと苦笑して見守りたい
そんな俺たちを見た姉が、やっかむように「由良だって他人事じゃないでしょ。アンタ私と違って下に肉」まで口にした辺りで部屋の体感気温が下がったように感じられ、思わず居住まいを正したい
「五十鈴・・・それは、ね?」「アッハイ」という短い遣り取りに言葉を挟むことも出来ず、かと言ってここで由良さんの・・・その、下の方に目をやれば致命的な事態を招くことも流石に察せられ、神妙な顔で壁時計の秒針を追いかけたい
しかし由良さんが帰る際、後ろを振り向いた瞬間に思わず・・・その、下の方に目をやったのを姉は見逃していなかったらしく、「アンタを敷けるぐらいには大きいわよ」とニヤニヤ笑いながら告げられ、俺の脳内由良さんノートに新たな情報として追加したい

205由良さんと④:2016/02/25(木) 23:34:19 ID:U3dUjhU.
<由良さんと初デート>
由良さんと初めてのデートをする約束を取り交わし、この世の全てが輝いて見えるようになりたい
「この間良さげな喫茶店見つけたんですけど、行ってみませんか?」の一言を発するまでに、数十回に渡る脳内シミュレートを繰り返し、パターン決定してからも誘うまで更に三日を要したい
三日目の朝に姉から「・・・私がお膳立てしたげようか?」と妙に優しい目で言われて、流石に初デートでそれはとどうにか踏ん切りをつけたい
意を決して誘うと由良さんはパッと微笑み、「いいね、テストもこの間終わったし、三人で行こうか!」と当然のように姉をぶっこんで来たので、内心で「姉ェ・・・」と頭を抱えつつ、どうにか「いや、その・・・ふ、二人で」と伝えたい
これで「由良さんと姉の二人で行ってみませんか?」という解釈をされたら、姉が冷蔵庫に隠している高級プリンを食い尽くして泣き寝入りしようと心を固めたい
流石に由良さんも気がついたのか、「あっ、そうだよ、ね。ごめん・・・ね?」と少し赤くなった頬を誤魔化すように両手で擦りながら言う姿が可愛すぎて、俺の心(と姉のプリン)が救われたことを感謝したい
更には「じゃあ・・・デートだね、ね?」とか首を傾げて笑うので、なんかもうこのまま路上で抱きしめてしまいたい衝動を必死で堪えて、「は、はい・・・デート、です…」と答えたい

由良さんを見送って家に帰ると、先に学校から帰っていた姉が「で、誘えたの?」と聞いてきたので「ちゃんと誘えたよ」と冷静を装って答えたい
すると姉がにじり寄って来て「じゃあ・・・デートだね、ね?」とニヤニヤ笑いながら首を傾げてきたので、こいつまさか尾行を・・・ッ!と戦慄したい
いやいや単に由良さんと付き合いの長い姉のことだから由良さんのしそうな返事をトレースしただけだろうハハハ、と冷や汗混じりにスルーを決め込みたい
それを見た姉が更に「顔真っ赤にしてwww一生懸命なのがwww伝わってきてwww可愛かったよwww」と噴き出しながら言って来やがったので、問答無用で冷蔵庫から秘蔵のプリンを強奪し、姉と譲れぬ死闘を繰り広げたい

206由良さんと⑤:2016/02/25(木) 23:34:52 ID:U3dUjhU.
<由良さんと文化祭①>
文化祭当日、真っ先に由良さんのクラスに遊びに行きたい
入り口で客引きをしていた姉の友人に「あ、五十鈴の弟くんだ」と声をかけられ挨拶をすると、同じく客引きをしていた数人に「おぉ、あの噂の」と囲まれたじろぎたい
姉の事だから普段ロクな話してないだろうなと思いつつも、何と言っていたのか聞いてみると「五十鈴?いや五十鈴からはあんまり話聞かないけど。図体のデカい犬みたいって言ってたぐらい?」と聞かされたい
じゃあ噂のってなんだよと訝しんでいると、クラスから出てきた姉に見つかり、「ちょうど良いトコに来たわね」と問答無用で着ぐるみを渡され、「暇なら手伝いなさい。イイ物見せたげるから」と有無を言わせず手伝いに駆り出されたい
二足歩行のデカい犬と化した自分を尻目に、友人たちに何やら耳打ちしていた姉が、着替えた自分を見て噴き出し「似合う似合うwww3割増でイイ男に見えるわよwww」とか言いやがるので、帰ったらまたプリン戦争だなと心を固めたい
するとチラシを持った由良さんが戻ってきたのが廊下の先に見え、着ぐるみの頭を取って出迎えようとした所、姉から無慈悲な肘打ちで止められ悶絶したい
悶絶していると姉から「ちょっと黙って立ってなさい」と告げられ、姉とその友人たちが由良さんを出迎え談笑し始めたのを横目に見たい
「他のクラスにチラシ配ってきたよ」「ありがとー、後は一般入場始まってからだね」「・・・ね、五十鈴、来た?」「んー、まだよ」(来たって誰がだろ・・・?)
「そっかぁ。クラスにいなかったからこっち来てるのかと思ったんだけど」「五十鈴の弟くん?私らまだ会った事ないんだよねー」(俺ならここに・・・と言うかネーじゃないだろ!)
「で、どんな子なの?五十鈴の弟くん・・・ってか由良の『噂の』彼氏くん」と、そこまで聞いて「噂」の出所が由良さんだと察し、思わず居住まいを正して聞き耳を立てたい
そして「前にもちょっと話したと思うけど、ね」という前置きと共に、由良さんがはにかみつつも俺について話すのを聞きたい
「告白される前から、私の前ではちゃんとしていようって一生懸命なのが伝わってきて可愛いって思ってた」「ほうほう」
「真面目で気遣いも出来て、そういう所も良いなってずっと思ってたから、向こうから告白してくれた時は、年上ぶって平静装っちゃったけど、本当は凄く嬉しかった」「ほうほうほう」
「人に馴れた大型犬みたいで可愛いって思うことが多いけど、勉強とかスポーツに真剣に取り組んでる時の顔は男の子って感じで、ちょっとカッコ良いなって思う、かな」「ほーうほうほう」
姉の友人たちの適当な相槌も気にせず語る由良さんの言葉に、感極まってちょっと嬉し泣きしそうになりたい
「今日も、約束はしてなかったけど来てくれると思う」という由良さんに、朝一番で来た自分を見透かされているようで、恥ずかしくも嬉しくなりたい
・・・と、由良さんが話している隙に背後に回った姉の友人の一人に「えいっ」と着ぐるみの頭を取られて、「えっ」と固まった由良さんとご対面させられたい
しかもそのまま「あ、一般入場そろそろね」「じゃチラシ配りよろしくね、二人で」と生温かい笑顔と共に送り出され、途方に暮れたい
チラシを持って歩き始めた由良さんに着いて横に並んで歩き、嵌められたとは言え盗み聞きするような形になった事を謝ろうと「あの、さっきは」と話しかけると「今、話しかけないで」と返されたい
あああこれ絶対由良さん怒ってるよと狼狽し、横目で表情を窺おうとすると、その気配を察して「今、こっち見ないで」と釘を刺されたい

207由良さんと⑥:2016/02/25(木) 23:35:28 ID:U3dUjhU.
<由良さんと文化祭②>
いやでも悪いのはこちらなんだしやっぱり謝らないと、と意を決して由良さんの方を窺うと、由良さんの首筋が赤く染まっているのに気がつきたい
その時、前方から同級生の男子たちが歩いてくるのが視界に入り…半ば反射的に由良さんの手を取って、近くの空き教室に二人で入りたい
男子たちが通り過ぎたのを確認してから由良さんの方を振り返ると、今まで見た事のない顔をした由良さんと目を合わせたい
いつものおっとりとして余裕の感じられる表情はそこになく、耳まで赤くして潤んだ目でこちらを見る由良さんに見蕩れてしまいたい
目が合った瞬間、「ごめんなさい」と揃って頭を下げ、なぜ目の前の相手が謝っているのか分からず二人して怪訝な顔をしたい
結果として盗み聞きする形になった事を謝ると「それは気にしてないから」と苦笑しながら言われ、、由良さんからは、こちらの気持ちを知っていながらずっと何も言わず年上ぶっていた事を謝られたい
「俺も、それは気にしてないですから」と由良さんの言葉を借りたような返事をすると、由良さんに「なんで?」となんだか子供みたいな返しをされたい

「由良さんが俺の気持ちを知ってても、先に好きになったのがどちらでも、俺は由良さんのこと好きだって言ったと思うから」と、自分の中にある言葉で出来る限りの想いを伝えたい

俺の言葉を聞いた由良さんがバッと俯くのを見ながら、「あと、急に手を引っ張ってきたのも、ごめんなさい」と謝りたい
由良さんが俯いたまま、「それも、なんで?」と聞くので、前から歩いてきていた同級生の男子に、真っ赤になった由良さんを見せたくないなと思ったから、と白状したい
何やら小さく唸り始めた由良さんが顔を上げて「…その格好、似合う、ね」と、何やら据わった目で言ってきて、軽くへこんでいると「…お手」と手を出されたい
由良さんちょっと壊れ気味?と思いつつ着ぐるみの手をぽふと由良さんの手に乗せると、少し満足したような顔で今度は「…お座り」と命令されたい
戸惑いつつもお座りの姿勢をとると――不意にかがんだ由良さんが、そっと触れるように唇を重ねてきて、自分の唇に残る感触に呆然としたい
かがんだままの由良さんに、耳元に唇を寄せて「…次は、あなたから、ね?」と囁かれ、触れる頬の熱さと、耳元をくすぐる吐息と、今までに無い距離から感じる由良さんの匂いに、感覚の全てを支配されたい
「じゃあ、行くね?」と教室を出て行く由良さんが、最後に振り向いて見せた笑顔は、今まで見た中で一番可愛くて、綺麗で、言葉を失いたい


その後、軽く10分以上同じ体勢で放心していたが、ふと自分の姿を見返し、この着ぐるみをこれから姉のクラスに返しに行かなければいけない事に思い至り、頭を抱えたい
店の入り口で、客引きをしている人に姉を呼んでもらって返そうと姉のクラスに向かうと、ちょうど教室を出てきた由良さんとバッタリ出くわし、全速力で逃げられたい
廊下の端に消えていく由良さんを見送った姉とその友人たちに「こいつ何やらかしたんだ…?」とケダモノでも見るような目で見られ、今こそ着ぐるみに身を包んで犬の真似でやり過ごしたいと冷や汗を掻きたいだけの人生だった

208由良さんと⑦:2016/02/25(木) 23:40:53 ID:U3dUjhU.
<由良さんとお花見①>
由良さん(と姉)とお花見に行きたい
桜も見ごろになってきたからと姉が提唱し、俺が場所取りに行き、昔から家族でたまに来ていた穴場で、3人でささやかな宴を開きたい
乾杯早々に菓子をぱくつき始めた姉に「花より団子…」とボソッと呟きたい
全く堪えた様子も無く「そういうアンタは花より団子より由良でしょうが」と返され、全くもってその通りなのでぐうの音も出ず黙りたい
「もう、何言ってるの」と嗜めつつ満更でもなさそうな由良さんを横目に見て、つい唇に引き寄せられそうになる視線を留め、3人でとりとめもない雑談に興じたい
風も日差しも強すぎず、絶好の花見日和だなぁと思いながら桜を見ていると、由良さんに「綺麗だね」と声をかけられ、「そうですね」と頷きたい
それを見た姉が桜餅(2パック目)を空けながら、「そこは『私とどっちが綺麗?』ぐらい聞けばいいのに」などと絡んでくるので「なに言ってんだこいつ」と視線で訴えたい
比べるような物じゃないだろと返そうとしたら、何故か真に受けたらしき由良さんが緊張した表情で「わ、私とどっち、が…」などと呟き始めたのに気がつきたい
由良さんが問いを発する前に、勢いのまま「比べられるような物じゃないと思いますけど、でも由良さんの髪は桜色で綺麗だなって、ずっと思ってました」と由良さんの目を見ながら告白したい
――先日、文化祭が終わって帰宅した姉にいい物見せてくれたお礼としてプリンを献上して、上機嫌になった姉から「由良はああ見えて想定外の事態でペース乱されるのに弱いのよ」と教えてもらい、脳内由良さんノートに書き留めておいた情報を信じたい
果たして由良さんは、紙コップを両手で持ったままバッと俯いてしまい、その拍子に赤くなった耳が覗いて見えて、引かれなくて良かったと胸を撫で下ろしたい
スマホで何かを調べた姉が「ちなみに、桜の花言葉って『精神の美』とか『優美な女性』って言うらしいわよ」と言うのに、反射的に「ぴったりだな」と答えると、俯いたままの由良さんが「な、何言ってるの…」と呟く声が耳に届き、姉のスルーパスに心の中で喝采を上げたい
「でも、その…ありがとう、ね?」と上目遣いに言ってくる姿が愛くるし過ぎて、またも唇に引き寄せられてしまった視線を今度は留められずにいると、それを由良さんも察し…た辺りで、横からカシャッとシャッター音が聞こえて、我に返って振り向きたい

209由良さんと⑧:2016/02/25(木) 23:42:06 ID:U3dUjhU.
<由良さんとお花見②>
スマホを構えた姉に由良さんと二人で視線の圧力をぶつけるもどこ吹く風で「なによ、桜撮ってただけよ?」などとのたまい、挙句「まぁ桜色の綺麗なものもちょっと写ったかも知れないけど」とからかわれたい
更にそのままスマホを操作し始めた姉に気がついた由良さんが「…五十鈴、なにしてるの?」と尋ねると、「んー?お裾分け。幸せの」と答え、少し置いて由良さんが自分のスマホを取り出すのを見て、猛烈に嫌な予感がし始めたい
スマホで何かを確認したらしき由良さんが詰め寄り「なにしてるの!」と訴えるのを、「大丈夫よ、リスト限定公開だから」とかわしながら、姉が自分のスマホを渡してくるので恐る恐る確認すると、桜を背景に熱っぽく見つめ合う俺と由良さんの画像が、姉のツイートに添付されているのを発見したい
姉の友人限定リストらしいが、その友人たちからは「うわバカップルだ」「映画のワンシーンみたいだねぇ」「由良がさくらんする姿が目に浮かぶよ!サクラだけに!┗(゜`o´゜)┛」「こっちは花粉症で死にそうなんですケド!?」としっかりコメントが残されており、膝から崩れ落ちたい
尚も抗議しようとする由良さんに加勢を始めると、姉に「大体アンタ、文化祭の時に、バレてないと思ったの?」などと爆弾発言をかまされ、由良さんと二人して「見てたの!!??」と叫びたい
あまりの剣幕に驚いた姉が俺を見ながら、「いや、由良がよくアンタの噂してて、あの時いた子達には付き合ってるのバレてるって、文化祭の時のアレで分かるでしょ。流石のアンタでも」などと言うので、二人して今の流れを振り返り…頭を抱えたい
年上としての意地か、先にどうにか動揺から立ち直った由良さんが「つ、付き合ってるのはバレてても、写真ばらまかれたりするのはやっぱり恥ずかしいから、ね?」と流そうとするのに、ひたすら頷いて乗っかりたい
しかしその程度で誤魔化されるような姉ではなく、「ほーうほうほうほう…で、何がバレたと思ったの?何を見られたと思ったの?お姉さんに話してみなさい、ん?」と桜餅(3パック目)片手に迫られ、由良さんともども追い詰められたい
執拗な姉の尋問の中で、何とか由良さんとのアイコンタクトに成功し、「あの着ぐるみ姿が妙にツボに入った由良さんのリクエストで、お手やお座りなど犬の真似を披露した」という真実混じりのネタが姉の琴線に触れて爆笑を買ったことでどうにか解放されたい

――後日、姉の友人たちの間で「友達の弟でもある後輩をペット調教している」として由良さんドS女王様説が浮上し、落ち込む由良さんを「俺は由良さんの犬なら、なっても良いです!」と慰め、今度は若干引かれてしまい、女心の難しさを実感したい




―――10数年後、いつかとは違う3人で、お花見に来たい
満開の桜を前にはしゃぐ娘を、由良さんと二人で微笑ましく見ていたい
シートを敷いて荷物を置くやいなやその辺りを走り出したのを見て、花より団子にならなかったのは良いが、あのお転婆さはどっちの遺伝だろうなどと思いたい
「おとうさん、あれやって!ワンワン!ワンワン!」と娘にせがまれ、犬の真似で娘にじゃれついて喜ばれたい
一通り父親を犬扱いするのに満足してまたその辺りを走り始めた娘を「元気だなぁ」と思いながら見ていると、由良さんに名前を呼ばれたい
振り向くと横目でこちらを見た由良さんに「私の犬じゃ、なかったの?」と笑いながら言われ、若き日の自分の暴走を悔い改めたい
「お手」ぽふと手を乗せ、「お座り」胡坐から座り直し、「よく出来ました」と頭を撫でてもらいたい

耳元に口を寄せ、「…続きは、帰ってから、ね?」と囁かれ、誘うように視界に揺れる桜色にただただ見蕩れたいだけの人生だった―――

210「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/02/28(日) 15:48:45 ID:EI8O/udY
>>202-209
由良の「ねっ」、カワイイですね。ね?
今年の夏は水着グラ来るんでしょうか?
五十鈴姉さん、走り込みは体脂肪率は減るけど体重は増えますぜ……。

また思いついたネタ等あれば、お気軽に御書き込みくださればと。

私もそろそろ落ち着いてきたので再起動しないと。

211名無しの提督さん:2016/03/02(水) 12:54:19 ID:0ONHXj1Y
軍神提督の鎮守府22話
【鎮守府正面海域夜間警備】記録者川内

夜の鎮守府近海。私達にとって勝手知ったる海域は、昼とは別の顔を見せていた。居るはずのない艦種。あり得ない性能…ここは、本当に鎮守府近海なのだろうか?
「見えてきたのです…!」
そう。おかしい、あり得ない敵編成…なぜ、こんなところに、戦艦棲姫がいるのか…!
「そう身構えなくても大丈夫なのです。あれは戦艦棲姫の中でも弱めの個体…たいした相手ではないのです!」
あ!ちょっと!
…とりあえず、夜偵と照明弾で援護しようか…。特型ちゃんも応援しかしてないし。本来駆逐艦娘ちゃんに無理はさせられないけど、秘書艦は私より大きいし、重巡並だし


で、説明してもらえるかな?
…秘書艦は、結局相手に何もさせず、攻撃を躱して、一方的な殲滅をしてみせた。
正直、これだけの力があれば、天龍じゃどうしようもないね。勝負にならない。
ちょっと見てみた限り、火力も雷装も桁が違うわ、これ。
まあ、それはともかく。なぜ秘書艦がこんなことをしているのか?
「…司令官の為、なのです。かつて、若くして多大な戦果を挙げた司令官は、深海側にも要警戒人物として注目されています。その様子を偵察に来た部隊を、こうして潰しているのです。」
「さあ、帰還しましょう、なのです」

こうして、せっかくの夜戦で、私は何もせずに帰ってきたのだった。今度提督の事をよく調べておこうかと思う。

【鎮守府の愉快なスタッフ達】へ続く…と思う
気力はあるのだけれど…

212「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/03/21(月) 00:15:36 ID:TuM9IhqM
【艦これ】深夜の尻画像スレ
>おしりにおっぱいついてたらすごくよさそうだなーとふと思った
もしかして?:クリーチャー

鎮守府正面海域の比較的易しい海域とはいえ、帰投命令を無視し、
敵を深追いして大破した暁ちゃんのお尻を、ダメージ量分引っ叩いた上でドックに行かせて、
その日の業務を終えて宿舎に帰ると、通い妻と化した加賀さんが夕食を作ってくれていたので、
一緒に夕飯を頂くも、食卓で「ところで、暁を引っぱたいたそうね」と、いつもの平坦な声に、
微かな冷たい蔑みの色が見て取れたので、
「ああ、うん。安易に手を上げたことは反省している。でも、命令に反して深追いし、
手痛い反撃を喰らったのだから、その苦い戒めにしてもらいたいと思っている」と弁明するも、
「私の言いたいことは、そういうことじゃないの」と箸を止め、
真っ直ぐこちらを見据えてきて、「あんな年端もいかない娘ばかりお尻を叩いて、ずるいわ。
私も叩いて欲しいのだけれど」と予想外のド直球な返答を受け「善処します」と答え、
その日の晩は、四つん這いになった加賀さんの白く丸い尻に、力一杯平手を打ち込み、
すると柔らかな肉丘は波打つように震え、背筋と肩甲骨が影を描き出す白い背中を捩らせて、
苦悶と喜悦の綯い交ぜになった、悩ましげな呻きを溢し、
肩越しに視線で「もっと」とせがまれているように感じ、掌が堪えうる限りに叩き続けたのであった。

翌日、尻朶に赤い手形を貼り付けた加賀さんは、歩き方もどこか覚束ない様子であったが、
計画日程は演習と自主訓練だけだったので、あまり障りはなかったようだが、
こちらは掌が真っ赤に腫れあがり、ペンさえ握れない有り様となったのであった。

と、青葉から聞いたずい。ヤラシイ。ヤラシイ雌豚ずい、加賀さんは!
提督も、私にも叩かせるべきだったと思うずい!!

213「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/04/24(日) 22:58:36 ID:GG33Xbo6
【艦これ】水着でぱんぱかぱーん!な愛宕さん 他
78. 名も無き提督 2015年07月14日 18:10 ID:E.sKwvCv0
提督から愛宕を呼招するように言い遣わされた年少兵が、鎮守府構内を探して回るもなかなか見つからず、
ようやく芝生広場の木陰で、木にもたれかかって居眠りしているのを発見し
「愛宕さん、提督がお呼びです」と声を掛けてみるも、安らかに寝息を立てるばかりで、
今度は若干の勇気を絞って肩を揺すり、「愛宕さん、起きて下さい。提督がお呼びです」と揺さぶるも、
据わらない首がグラグラと揺れた挙句、バランスを崩して、上体が倒れてしまい、倒れこんだ瞬間、
たわわな胸が水風船のように弾み揺れるのを目の当たりにし、
さらに倒れた拍子に脚を広げる格好になってしまったものだから、ついつい心に魔が差し、
「愛宕さーん、起きてくださーい。提督がお呼びですよー」と、若干声を潜めながら足元に回り、
黒いレース生地の重ねで作られたスカートの中を、這いつくばるような格好で覗き込んでみるも、
黒いスカートに黒いパンスト、おまけに濃い木陰の下では両股の付け根は良く見えず、
それでもスカートの中に淀んでいた、蒸れた濃密な空気を肺腑一杯に詰め込み、
今度は上体の傍らに腰を下ろし、また「愛宕さーん、提督がお呼びですよー」と、耳元で呼びかけるも、
幸せそうな寝顔を崩さないものだから、その豊かな乳房を指で突いてみると、思っていたより弾力があり、
驚嘆を覚えながらも、更につつき、尖端を探るべく指を這わせてみた瞬間、(続

79. ※78 続 2015年07月14日 18:11 ID:E.sKwvCv0
承前)白い手が手首を掴み、声を上げる間も無く押し倒され、覆い被さられ、
長い金髪が顔の脇に垂れると、仄かな花の香りがし、
その甘美な感覚に耽る前にこちらの手首を掴んだ愛宕に、悪戯っぽい笑みを投げかけられ、
「駄目でしょ、寝ている女の子にイタズラしたら」と云われ、
このまま海軍特別警察隊に引き渡されるのかと恐々としていたら、
「君は、私に一体何をしたかったのかしら?」と尋ねられ、「それは……」と言葉に詰まると、
「じゃあ、実際やってみてくれるかしら?」と言うなり、愛宕はその豊かな胸を押し付け、
桜桃のような唇の間から、赤い舌をこちらの口中に滑り込ませ(以下略)。

※30 私も童貞です。

――――――――――
丸ひと月放置してしもうた……。
後で既出をまとめて上梓する、かも。

214「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/04/25(月) 02:40:27 ID:.5mj28gg
【艦これ】開き直った瑞鶴 他
92. 名も無き提督 2015年07月15日 00:06 ID:ZCKz44J80
小破の傷と疲れを癒やすために瑞鶴が入渠ドックに入ると、
先客で修復完了残り時間6時間半で膝を抱えて湯に浸かっていた翔鶴がうつらうつら舟を漕いでおり、
「あれ? 翔鶴姉も入渠?」と声を掛けると、ハッと驚いた様子で顔を上げ、
「ああ、瑞鶴。そうなの。敵艦爆の急降下爆撃を回避したら、丁度そこに魚雷が来てて、
被雷して大破してしまったの。毎度毎度、修復の為の資材を使わせてしまって、申し訳無いわ……」と
悲しげな面持ちで語る様子を、見ていられなかった瑞鶴は、体に巻いたタオルを外し、
湯船の翔鶴の傍に身を寄せ、「確かに、翔鶴姉は運が悪いかもしれないけどさ、
その運の悪さを埋め合わせるのが戦術や戦略でしょ? 毎回翔鶴姉を大破させる、提督さんが悪いんだよ!」
と、詰ると、翔鶴は厳しい表情で「瑞鶴、あの人の事を悪く言うのはやめなさい。
あの人はあの人なりに考えているの。大破はしても、今まで誰も沈んでこなかったのは、
提督の采配のおかげでしょ」と、たしなめられ、「それはそうだけど……」と口元まで湯に沈める瑞鶴であったが、
その胸には、姉を愛人として娶った男に対する、冥い嫉妬の焔がちらついており、そればかりか、
瑞鶴にとっては超えるべき先達にして、憧憬する目標であった加賀さえも、正妻として奪われたことに、
瑞鶴は提督に対して鬱屈した感情を抱いたままであったが、翔鶴がその男を庇ったことで、
より一層胸中の黒い火怨は、音を立てて爆ぜるのであった。

93. ※92 続き 2015年07月15日 00:06 ID:ZCKz44J80
「瑞鶴、私は貴女が羨ましいわ……」今にも湯気の中に掻き消えそうな儚げな面持ちで、
翔鶴は瑞鶴の、肉付きの薄い、女性的な豊満さこそ欠くものの、しなやかで、
躍動感を内に秘めた胸に手を当てて呟いた。瑞鶴は心臓が早鐘のように高鳴るのを感じた。
おそらく、これは翔鶴の掌にも伝わっているだろう。
だが、身動きも取れぬまま、瑞鶴は翔鶴の為すがままに身を委ねた。
翔鶴は今度は、空いた方の手で瑞鶴の手を取ると、自らの乳房に導き、握らせた。
瑞鶴の掌中には、茹で卵の剥き身のように艷やかで、それよりもなお柔らかで張りのある柔肉と、
熱い血潮を廻らせ、生固く凝った先端突起が感じられた。
「提督は私を兵器ではなく、一人の女として見てくれるの。嬉しかったわ。
でも、兵器の化身として生まれた以上、やっぱり兵器としての勤めも果たしたいの。
瑞鶴、あなたの活発な体が、私には羨ましい……」
翔鶴はそう言うと、瑞鶴へと更に身を寄せた。長い睫毛が、瑞鶴にはよく見えた。憂いを含んだ眼差しが、
瑞鶴へと押し迫る。「ちょ、翔鶴姉、近いって」その言葉は、最後まで語られることは無かった。
瑞鶴の引き締まった痩躯は、温浴の中で翔鶴の柔らかな肢体に包み込まれ、
二人の意識は恍惚の内に、白い湯気の奥へと溶けて、たゆたった。

近代化改修に成功しました!

215「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/04/26(火) 02:49:19 ID:FDPy8oP6
【艦これ】Guten Tag.(なんてラブリーな日だ)他
51. 名も無き提督 2015年07月15日 15:58 ID:ZCKz44J80
つくし さなりさんのイラストはGIF動画か。
アブナイアブナイ、馬鹿には見えないイラストかと思って「帽子を除いては一糸も纏わぬZ3が、
大きく股を開いてしゃがみ込んで、股間の前には空いたラムネ瓶が立ててあり、
その向こうの華やいだ乙女の色を滲み透かし、左手の小指で乳首を隠し、
右の乳首は右手に持った半分飲みかけのラムネ瓶で押さえ、小首を傾げた陶然とした、
淫らな笑顔で舌を出し、その赤い舌の上には、
青いビー玉が唾液に濡れて、ぬらと艶光っているぞ」なんて書いてたら、
大恥を書くところだった。確認はタイセツタイセツ。

216「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/05/26(木) 11:51:46 ID:s/PJ.Io.
【艦これ】妙高さん浴衣似合いそう 他
53. 名も無き提督 2015年07月15日 22:37 ID:ZCKz44J80
庭先に縁台を出して、浴衣姿の妙高さんと間に蚊取り線香を挟んで並んで座り、
打ち上げ花火が色鮮やかに花開き、一呼吸置いて響く遠雷のような轟きが肌をざわつかせ、
夜の濃藍に白い煙の影を残して溶けていくのを眺めては、時折視線を下ろし、妙高さんの華奢なうなじと、
結い上げた髪からほつれた後れ毛が、少し汗ばんだ白い肌に貼り付いている様に胸をときめかせ、
ふとした瞬間に視線がぶつかり、「いやですわ、提督。せっかくの花火なのに、私ばかり見られても」と苦笑され、
視線を気取られていたことに一抹の恥ずかしさを覚え、「いやぁ、ハハハ」などと気まずい愛想笑いを返すも、
妙高さんは微笑んで、「ご覧になりたい時は、仰ってくださればいいのに」と、
妙高さんの背後に黄金色の大輪の花が咲く。「私、提督のこと……」、
一拍遅れて数百の大太鼓を打ち鳴らしたような、大音響が夜気を震わす。
一番肝心な部分を聞き取れず、「もう一度!」とせがむも、
「重要な情報は一度きりしか申し上げられません」と断られ、フフフと微笑みながら、蚊取り線香をどかし、
こちらに上体を預けてくる妙高さんの体から流れ昇る石鹸の香りを、
蚊取り線香の煙の中から嗅ぎ取るだけの職業ってありませんかね?

――――――――――
ビョーインから帰ってきたので、取り急ぎ。

217「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/05/29(日) 22:37:33 ID:5V1n6nZ6
【艦これ】深夜のちとちよ画像スレ
17. 名も無き提督 2015年07月15日 23:22 ID:ZBWlDF2d0 ※17は私の書き込みではありません。
姉には手を出さないという約束で千代田を調教して行きたい。
そして、最初は抵抗を見せながらも徐々に快楽に抗えなくなり羞恥と快楽の狭間で悶える段階まで進んだと

ころで調教済みの千歳とご対面からの3Pがしたいです。
はい、扶桑姉妹でも同じ事を考えています。
でも変態じゃないです(真顔)

35. 名も無き提督 2015年07月16日 00:08 ID:ue0AxkCE0
※17
王道はやっぱり良いよね。
しかし、そこで敢えて若干のひねりを加えて、まず千歳を堕とし、徹底的に蹂躙して、
体のいたるところが性器になるよう調教し、ゴムの臭いだけで濡れるように条件付けして、
女としての悦びに溺れきった状態で、千歳の方から「千代田にもこの悦びを教えてあげたい」と、
言い出させ、その言葉を引き出したところで、「千歳に手を出されたくなければ……」と、
千代田にも手を掛け、四つん這いにさせ、後ろの孔の調教に入った頃に、背後からガンガン抉り、
掻き回すように責めながら、「実はお前に、こういう愉しみを教えたがっている奴がいるんだ」と囁き、
全裸で隣室からはにかんだ微笑を浮かべて出てきた千歳が雌の顔をしているのを見て、
全てを悟った千代田が、髪を振り乱して獣のように狂乱するのを抑えこみ、
千代田の下に千歳が仰向けに滑り込み、屈辱と憤怒に滂沱の涙を滴らせる千代田の頬を、
千歳が舐め取り、豊満な乳房同士を重ね合わせ、
愛撫する様を鑑賞しながら白熱した奔流を千代田の中へと流し込み、感情が枯れ、
木偶となり果てた千代田が、白濁を内壁にこびりつかせた、
仄赤い口を開けたままの臀部を突き出して突っ伏しているのをよそ目に、既にソコに蜜を漲らせ、
一刻も早い情けを乞う千歳と第二ラウンドとか、誰か薄い本で書いてくれないかな―?(チラチラ)

218名無しの提督さん:2016/06/01(水) 17:20:39 ID:n4MArzKA
激務に疲れた様子の提督を見て、大淀は提督と一緒に休暇を取ってプールへ行くことに
二人は更衣室の前で分かれて着替え、提督は先に着替え終えて合流地点へ・・・そこに大淀が競泳水着を着てやって来た
「提督、どうですか?」
見慣れない競泳水着にちょっとドキッとする提督であったが、すぐさま平常心を取り戻し、普通に似合ってるよと返す
ちょっと不機嫌そうな大淀だったが、二人一緒に遊ぶことに
ウォータースライダーを滑ったり、流れるプールで流されるまま流れたり、ボール遊びしたり・・・
遊び疲れた二人はそろそろ帰ろうか?と思いシャワールームへ行こうとするが、なぜか大淀が提督の手を引き、一緒のシャワー室へ
そしてシャワー室に入るなり、提督に抱き着く大淀
「提督・・・お疲れでしょう?その・・・してあげますね?」
そして耳にささやく甘い声・・・思わず大淀を抱きしめる・・・
「提督・・・大好きです・・・」
その一言で・・・提督の理性は崩壊した・・・

・・・さて、これを小説で書き直さないとなあ!(完成まで何か月かかるのやら・・・)
今日の大淀記事を見て、こんな文を思いついた
文芸ってのはこれでいいのか・・・違う気もするが、初投稿投下じゃあ!

219「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/06/06(月) 01:19:55 ID:KmAkad0k
>>218
競泳水着、良いですよね……(水泳アスリートは除く。だって肩幅がビフィダスさんだもの……)。
一時期流行った競泳水着のレーザーレーサーは、着用に数人の補助が要ると聞いた時にはグッと来ました。

>>1で掲げたご勘弁事項にさえ触れなければ、もう是非是非の御自由にお書き込みくだされれば。
スレ立て人自体が時間をやりくり出来ずに寂しいことになっていますので、
お楽しみくだされれば幸甚の至りで御座留。

――――――――――――――――――――――――――――――

【艦これ】日本の夏に順応しつつあるビスマルクさん 他
85. 名も無き提督 2015年07月16日 17:38 ID:ue0AxkCE0
着任当初は「ゲルマン軍艦の誇り」を振り回して、居丈高、高飛車な態度であったが、
昨夏の酷暑日に、通気性の悪いドイツ海軍で仕立てた制服と艤装を着用して出撃し、
無傷で帰投しながらも熱中症で港で倒れ、「大変だ、大変だ!」と、救護室へと担ぎ込まれ、
ブドウ糖液を点滴されて数時間後、ようやく目を覚ましたので、
「ゲルマンの誇りだか何だか知らんが、自己の体調管理も出来ないような艦娘に、
 戦闘という重大事が務まるか!?」と、叱り飛ばした所、
「ごめんなさい、アドミラール……。
 だって、どうやって接していけば良いのか、分からなかったんですもの……」と鉄面のようだった白い頬を赤くし、
涙で頬を濡らし、鼻をスンスンと鳴らしながら啜り泣くビスマルクの肩を抱き、胸を貸して、
葛藤と弱音と思いの丈を思う存分に吐き出させ、涙で濡れた碧い双眸で、
物欲しげに見つめてくるものだから、ついその求めに応じ、唇を重ね、柔らかな肉丘を掴み、
二人で再び、ベッドに倒れ込み、存分に情けを与えてやった結果、
救護室のベッドシーツを一枚、洗濯機行きにしてしまったのであります。
現在のビスマルクは、鎮守府構内では甚兵衛に下駄。
昼食に素麺が出ると、色付きの麺を巡って暁とレディ論を戦わせる毎日です。

220名無しの提督さん:2016/06/06(月) 10:48:55 ID:ljsGfVCM
誤ってageてしまってから3ケ月。書きたいけど時間が取れない…
ので、他の方の作品を拝読させていただく日々…

221「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/06/15(水) 22:12:22 ID:gGBSfHwk
【艦これ】朝潮って「これは命令だ」って言えば何でもやってくれそう
46. 名も無き提督 2015年07月16日 23:34 ID:ue0AxkCE0
太い鉄格子と金網が二重に嵌められた窓から鬼灯色の陽が射し込む、
カビ臭い資料倉庫に朝潮を呼び出し、ただ「声を出すな」とだけ命じて、
要領を得ない様子の朝潮の背後に廻り、その小柄な細躯を掻き抱き、一方の手はブラウスの中へ、
もう一方の手はスカートの中へと潜らせ、自分が今何をされているかを把握できていない朝潮をよそに、
ブラウスに潜らせた方の手は、薄く肋骨が浮く胸板を愛撫し、まだ未熟な、
青い果実のような膨らみを掌に包み込み、生固く突出する尖端を指の間に挟んで弄び、
もう片方は綿の布地越しに朝潮の秘せられた場所を指で探り、
感覚が鋭敏に集中した突起に指を掛けては、朝潮が「!?」と、
思わず喉を突いて出そうになる声を噛み殺し、体躯を活エビのように撥ねさせるのを愉しみながら、
朝潮の柔肉の狭隘に沈めた指に、布地越しに雌蜜が溶け出すように染みてくるのを感じつつ、
吐息を荒らげる朝潮に「少し静かに」と、ダメ出しをし、「申し訳……ございま、せん……」と、
答える間にも、耳孔に舌を這わせ、脊髄に電流が奔ったかのように身を震えさせるのを、抱きすくめ、
顔を上気させて喘ぐ朝潮に、「四ツに這え」と命じ、従順に従った朝潮のスカートを捲り上げ、
クロッチ部分とその周囲が、しとどに濡れた白いパンツに指を掛け、おもむろに引き下ろしていくと、
茹で卵のように艷やかで、シミひとつ無い、美しくもまだ熟すに到っていないが故の、
危うさを孕んだ白い双つの丘が茜色の陽光に曝し出され、
隙間に入り込み濡れた布地が引き摺り出されるに到っては、息を詰めて、
体の震えを押し殺そうとしているのを味わいつつ、今度は露わになった白い双丘を割り拡げ、
谷間の底の、微細な皺が集中し僅かに菫色にくすんだソコに舌を這わせると(文字数制限により以下省略)。

222「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/06/30(木) 02:15:09 ID:eQocmpt6
【艦これ】雷ちゃんにラムネを差し出されたい人生でした 他
20. 名も無き提督 2015年07月17日 00:33 ID:XN6W6SI.0
六駆を磯浜に連れて行って、海辺の生き物採集をするに辺り、一応水着に着替えるというので、
近くの海からも海岸沿いの酷道からも視線の届かない岩陰を見つけ、
「手早く済ませろよ〜」と、その場を離れようとしたら、雷ちゃんに服の裾を掴まれ、
「司令官は保護者じゃない? こういう時は目を離しちゃ駄目なのよ」とお説教され、
「その通りだ」と頷く響ちゃん、「はうぅ、恥ずかしいのです……」と身を縮める電ちゃん、
「れでぃの着替えるところなんて、本当は見せるのは無粋なんだけど、
司令官の顔を立てるために仕方ないから認めてあげる」と渋面の暁ちゃんらが
首から巻きタオルを被り着替える様子の一部始終を「監督」することになり、
「ちょっと! あんまり見ないでよ!」と見たら怒るくせに、
見ていないと「目を離すんじゃないわよ!」と文句をつける暁ちゃんの複雑な乙女心に悩んだり、
色々無頓着に、淡々と着替えを進めるが、かなりキワドイところまで見せつける響ちゃんに胸を高鳴らせたり、
「心ゆくまで、もっと見てもいいのよ」と言いつつ、大袈裟に体をくねらせて、
巻きタオルの綴じ目部分の隙間から、肌の色を惜しげも無くチラ見せする雷ちゃんに心乱されたり、
後ろの方でそそくさと着替えながらも、時折上目遣いにこちらを意識している電ちゃんにジャストミートされたりするも、
やはり一番堪えるのは足元に白いパンツが落ちる瞬間と、水着に体を通すため、
水着を広げて片足で立つ瞬間であるなぁと感慨しつつ、着替えを終えた六駆の、
未発達ながらも健康的な、若さと活力で張り詰めた肢体に眩しさを覚えては、
磯の生き物採集に望んだのでありますが、
何故か生息地から南下してきていた2m超のミズダコに響が襲われるという事件があったのでありますが、
紙幅(電幅?)の都合上収まりがつかないので、ここで筆を終えたいと思います。

――――――――――――――――――――

表で新たな文藝部員候補が活動しているようですが、私ではありませんので。
私はウルトラ5つの誓いの式目追加第68条項、癸条の制約によって、表には出られませぬゆえ。
(オノレ……ウルトラマンゼ○ス…………)

223「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/07/21(木) 04:12:44 ID:GZ9U.8RU
【艦これ】「北上さんとの方が良かった?」 他
67. 名も無き提督 2015年07月18日 00:05 ID:I5KBcf910
北上様には絶対手を付けないという条件の下、大井っちを徹底的に調教し、
肉体も耳の裏を指でなぞるだけで全身に鳥肌が立ち、雌芯が疼くばかりに躾け上げ、
日中は提督と艦娘、消灯時間後は飼い主と雌犬という二重生活が、しっかりその身に刻み込まれた頃、
鎮守府営外のホテルに大井っちを呼び出し、煌々とした簡易的なシャンデリアに照らされた、
ベッドルームに飾られた大きな鏡の前で、自ら着衣を外させ、
ベッドに招き寄せては、大井っちに己のモノを口と舌でしごかせつつ、白く柔らかな曲線を描く臀部から、
程よい太さとしなやかさを併せ持つ太腿を愛撫し、既に蜜を溢れさせ、雫の滴る内腿に舌を這わせ、
珊瑚色の花弁が幾重にも折り重なる、雌の匂いを濃密に醸しだすソコを強く吸い、その奥へと舌を潜らせ、
屹立する紅い肉芽を指先で軽く摘むと、喫驚の呻きと共に体を跳ねさせ、歯が当たったことを口実に、
罰として雌の肉花より恥ずかしい、後背の窄まりに蜜を存分に塗れさせ、じっくりと愛撫し、
大井っちが恥辱と苦悶の呻吟を漏らすのを愉しみながら、指が三本入るくらいまで拡張し、
「さあ、自分で挿れてみるんだ」と、仰臥したまま、反り返らせたそれの上に大井っちをしゃがみこませ、
緩んだその部位にゆっくりと先端をあてがい、腰を沈めていくのを、熱い血の集まるソコで存分に堪能し、
「鏡に向かって自分で動きながら、自分で慰めるんだ」と指示し、顔を汗と涙と涎と生臭い体液でドロドロに汚しながら、
悩乱と恍惚の表情で鏡の中自分が、後ろの孔を穿たれた状態で、秘すべき女の部位を曝け出し、
ソコに幾本もの指を埋め、抽挿をしている様に、思考回路が青白い火花を散らして糜爛し、
焼け落ちていくのを感じながら、自身が肉欲に飲まれ、堕落していく様子を、鏡像に認め、
冒涜的な悦楽が胸中に芽吹き始めた頃、

68. ※67 続 2015年07月18日 00:06 ID:I5KBcf910
「そろそろ、今回のメインイベントと行こうか」と提督がリモコンで室内の電灯を消すと、
室内は枕頭の読書灯の白熱電球の灯りだけが薄暗く室内を照らし、鏡の向こうでは、
呆然とした面持ちの北上様が、部屋を隔てる鏡面に手をついて、涙ぐんでいるのを見て、
大井っちの目には瞭然とした殺意が宿り、提督を睨めつけるも、
「約束通り、北上には一切手を付けていない。それをキミが信じるかどうかは別問題だが」と、嘯かれ、
下から強く突き上げることで、大井っちはまた雌の声で鳴き、乳房を弾むように波打たせ、
愛する北上様の見ている目の前で、大井っちはあまりにも凄惨な痴態を曝け出し、
雌としての快楽と、北上様に対する愛おしさと後ろめたさの狭間での苦悶に、より一層悩乱するのであった。
といった感じのウース異本って誰か書いてくれないものでせうか?

224「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/07/21(木) 04:15:50 ID:GZ9U.8RU
【艦これ】メガネ利根なのじゃ 他
58. 名も無き提督 2015年07月18日 15:47 ID:I5KBcf910
秘書艦当直の利根がデスクワークの間の休憩時間に、
「ところで提督。赤ん坊はどこから来るのかと聞かれたら、お主は何と答えるのじゃ?」と訊かれて、
「そんなもんは橋の下で拾ってくるもんだろ」とインスタントコーヒーを啜りながら答えたら、
「いや、そういう現実味の無い話ではなくて」と振ってくるので、
「生物学的な胎児の発生と、それに到る経緯くらいは、重巡クラスならしっていると思ってたんだがなぁ」と呟くと、
「お゛!?」と急所に打撃を喰らったかのような呻きを上げて、顔を引き攣らせ、
「む、無論知っておるとも! ただ、早熟な駆逐艦達に尋ねられてしまってのぅ。なんと答えるべきか、苦慮しておるのだ」と、
脂汗を額に浮かべ、固い笑みを貼り付けた利根の表情にその真意を酌み取り、
「そうだなぁ、雄しべと雌しべがくっついて、雌しべの奥に花粉がくっつくと子供が出来るとか、そんなくらいかねぇ」と答えると、
「そ、そんな簡単なものなのか?」と拍子抜けした様子で聞いてくるので、
「まあ、植物とは違うから、愛情の確認とかがいるけれど」と云うと、「愛情の確認?」と小首をかしげるので、
チョイチョイと手招きして、小走りに寄って来た利根を膝の上に座らせ、(続

59. ※58 続 2015年07月18日 15:48 ID:I5KBcf910
承前)「それで、愛情の確認とは」と振り返った利根の唇を奪い、のたうつ舌をよそに、歯茎の隅から隅を舐め回し、
「ぷはっ」と唇を離すと、利根の紅梅色の唇からは唾液の糸が垂れ、
「愛情とは……コーヒーの甘い香りなのじゃな」と陶然と呟く利根のスカートの隙間に手を挿し込み、
下着の薄い布地越しに、柔肉の間の狭隘な渓谷の奥を探りつつ、
「そしてここが雌しべ」と、体を撥ねさせる華奢な体を抱きしめ、
「そしてお前の尻の下で、固く大きくなってきているのが、雄しべだ」と、甘い吐息を口中から溢れさせる利根の耳元で、
「受粉のシミュレートまでやってみるか?」と尋ねると、利根は体を震えさせ、小さく、顎を引くのであった。

225「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/01(月) 23:04:47 ID:YfHV9N0o
【艦これ】「司令官、これはちょっと布の面積が少なすぎやしないか…?」 他
36. 名も無き提督 2015年07月18日 21:40 ID:I5KBcf910
態度は固くとも命令には柔順な菊月に、跪き、額づくように命令し、その背後に廻り、腰に軽く手を当て、
上へと少し持ち上げさせ「司令官?」と、怪訝そうに訊ねる菊月に、
「黙るんだ。今から『よし』と言うまで、口を利くんじゃない」と、命じ、スカートを捲り上げ、
白く清潔な綿のパンツを、黒のストッキング諸共に膝まで引き下ろし、
脚の自由を奪い、「!?」と、声を上げることも出来ず、息を呑んで惑乱する菊月の反応を愉しみながら、
限りなく黒に近い濃紺の制服と、下地の色を一切窺わせない、密なストッキングの布地に覆い隠されていた、
白桃のような滑らかな肌を、慈しむかのように丹念に愛撫し、
薄い肉付きの底から、恥辱と混乱と怯懦の震えが伝わってくるのを読み取りつつ、
捲り上げたスカートの際、腰の上辺に指を立て、双つの白丘の狭間、柔肉の間の、生固い谷底の小径へと、
ゆっくりと指を滑らせ、肌に僅かな湿りを帯び、皺が密に折り入った、谷間の中心を指が差したところで、
打って変わって少々乱暴に、双つの丘を割り拡げ、おそらく最も恥ずべきところを、己の眼下に曝け出させ、
その狭間へと顔を沈め、薄香色に色付いた、菊月の後ろの門に舌を這わせ、
わざとピチャピチャと音を立てながら舐り回し、菊月がその部分をヒクつかせ、吐息を荒らげるのを、
「少し音が大きいぞ」とたしなめたら、「おう、そうだな」と海軍特別警察隊に検挙されたのであります。
本番には及んでいないという証拠として、現場で撮影していたビデオを納めますので、保釈して下さい……。

226「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/08(月) 22:46:51 ID:H0z9gxc.
【艦これ】飛鷹とも海に行きたい 他
56. 名も無き提督 2015年07月18日 22:30 ID:I5KBcf910
研修及び慰安旅行名目で海水浴に砂浜に来て、隼鷹はキワドイビキニを纏って、
たわわな胸を揺らしながら、駆逐艦や軽巡の娘らを率いて、砕ける白波に突撃をかける一方、
ビキニを着ながらパラソルの下、ビーチチェアに身を預け、サングラス越しにハーレクイン文庫を読み耽る飛鷹に、
「せっかく海に来て水着まで着たんだから、ちょっとは泳げよ」と、促すも、「嫌よ、焼けるし」と、素っ気なく返され、
「こんな照り返しのある砂浜に来たら、パラソルくらいじゃ焼け石に水だぞ」と、苦言を呈すも、
「そうね。じゃあ、コレ、お願いしようかしら?」と、日焼け止めの瓶を投げ渡され、
「隈なくお願いするわね。後になってまだらに焼けるのは、御免よ」と、言いながら、白いビーチチェアにうつ伏せになり、
豊かな胸乳をそこに押し付けると、背後に腕を回し、胸元を覆うビキニの布地を繋ぎ留める、頼り無さげな細紐を解き、
ビーチチェアよりなお白く、魅惑的な光沢と陰影を潜めさせる背中を露わにし、長い黒髪を、どこに持っていたのか、
紅いヘアゴムで結い上げ、うなじまで視線に晒し、「さ、お願いね」と言う、蠱惑的な声色と流し目に、
心拍数と血液温度をグングン上昇させながら、日焼け止め液を手の平に振り、その白い乳液を、
数本の後れ毛が絡みつくうなじに当てると、「ん……」と、一瞬、電気が流れたかのように体を小さく撥ねさせ、
声を漏らしたものの、その後はコレといった反応はせず、大理石のように白く艷やかで、蒟蒻のように弾力のある、
悩ましいばかりの肢体を、丹念に愛撫し、乳液を擦り込んで、肩甲骨の辺りまでは記憶があるものの、
その後は背面全部を塗り終え、「前も、お願いね」と、言われたところで、熱中症で倒れたらしく、
記憶にございません。皆様も、水分・ミネラル分の補給には十分ご注意なされますよう。

227「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/08(月) 22:54:34 ID:H0z9gxc.
【艦これ】二航戦と五航戦ってどんな会話してるんだろ
74. 名も無き提督 2015年07月18日 22:47 ID:I5KBcf910
二航戦の二人が瑞鶴に百合百合しい園への道程を、自分達でやってみせたり、
瑞鶴の体躯にその悦びを刻み込んだりして、段々百合の香に染まっていく瑞鶴は、
平素と変わらぬ穏やかな様子で接してくれる姉、翔鶴に劣情を抱き始め、
自身の欲望と、姉に手をかけるという背徳感と、翔鶴に対する愛おしさで葛藤に苦しむも、
翔鶴は既に、瑞鶴が内心で敬慕する加賀によって染め上げられ、
一日も早く妹の手によって蹂躙される日が来るのを、雌芯を疼かせて待っていた。
赤城はいつもドンブリ飯です。
ってな感じの、屈折した正規空母艦隊は、指揮するのもキツそう(精神的に)。

228「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/08(月) 22:58:00 ID:H0z9gxc.
【艦これ】TBS「報道特集」の"陸奥の謎の爆発"特集でいきなり艦これが…
191. 名も無き提督 2015年07月18日 23:16 ID:I5KBcf910
陸奥の爆沈に関して、10年ほど前に見かけた話で、面白いものがあったな。
1943年6月7日、甲板清掃をしていた水兵数名が、第三砲塔の上に立って笑う、
身の丈一丈(約3m)ばかりの、燃えるような赤い髪の女を目撃。
急に怖くなり、泡を喰って艦内に逃げ込むも、目撃した全員が急な高熱を発して倒れ、
軍医長が「原因が分からないので手の施しようが無い。感染症の可能性もあるから、退艦させた方が良い」と判断して、
陸の病院に預けられるが、陸に上がった途端全員ケロリと回復。
「一応一日様子を見て、何もなければ艦に戻そう」ということになったが、結局その後、熱がぶり返す様子も、
感染症の反応も出なかったので、「じゃあ、帰るか」と言っていた矢先に陸奥が吹っ飛んだと。
「赤い髪の大女、アレは悪魔か、それとも犠牲者を少しでも減らそうとする、陸奥の意志だったのか?」と、
目撃した水兵の間でも結局答えが出なかったと。
そして本当に恐かったのは、スパイ容疑で取り調べにやってくる、憲兵や特高警察や内務省調査官とかであったそうな。
チョコチョコ記憶の齟齬に因る脚色が入ってるかもしれないけど、概ねこんな感じだったはず。

229「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/08(月) 23:02:29 ID:H0z9gxc.
【艦これ】TBS「報道特集」の"陸奥の謎の爆発"特集でいきなり艦これが…
207. 名も無き提督 2015年07月19日 01:05 ID:BQFF2f0P0
※191
なにそれ恐い・・・。

まあ、報道特集という自体政治的な番組だからなあ。ただ、もちろんあ艦これを荒らしたくはないね。個人的に思ったことは別の番組でまったく違う趣旨で取材したものを流用した事、そしてインタビューされた人との意向と全然別な方向で番組にされたのが問題かなぁ、と。すこし悲しいしTV恐い。

まあ、とりあえず、この残念な気分を劣情に変えて競泳水着むっちゃんにぶつけて来るよ・・・。

236. 名も無き提督 2015年07月19日 10:13 ID:miflYJ9.0
※207
その均整がとれ、女性的でメリハリの付いた、幻惑術めいた白いしなやかな肢体を、背中が大きく開いたハイレグカットの、
黒地にワンポイントで黄色と橙色のラインが入った水着に包み、
ラッタルからプールサイドへと上がりながら濡れた髪の飛沫を払いつつ、
プールサイドで大の字に仰臥する※207 の元まで歩み寄ると、「で、こういうのが良いの?」と、
豊満さと繊細さを併せ持つ、美しい曲面で描き上げられた、長い脚で※207 の頭部を跨ぎ、
細い黒布が喰い込んだ、白い両腿の間の艶かしい恥丘を、背後から回した腕の先の、白魚のごとき指先で押さえると、
ぽたぽたと雫が滴り、※207は砂漠を彷徨した、渇えた旅人のようにその雫を、一滴も零さぬように口腔で受け止め、
陸奥は「フフ、気持ち悪い……」と、悪戯めいた微笑を浮かべ、片脚を上げ、※207の熱き血潮を漲り亘らせ、
痛みさえ感じんばかりに屹立したソレを、海パン越しに足の指でじっとりと愛撫し、
「盛りのついた犬じゃあるまいし、もうちょっと落ち着いたら?」とたしなめつつ、脚を戻し、
「あなただけで愉しまないで、私にも少しは分けてよね?」と言いながら、おもむろに腰を下ろすと、
まだ雫の滴るその部分を、貪欲な大魚のように口をパクつかせる※207 の口唇の間へと、押し付けるような行為は認めぬ!

230「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/20(土) 16:24:37 ID:xnkWBjZg
【艦これ】TBS「報道特集」の"陸奥の謎の爆発"特集でいきなり艦これが…
207. 名も無き提督 2015年07月19日 01:05 ID:BQFF2f0P0
※191
なにそれ恐い・・・。

まあ、報道特集という自体政治的な番組だからなあ。ただ、もちろんあ艦これを荒らしたくはないね。個人的に思ったことは別の番組でまったく違う趣旨で取材したものを流用した事、そしてインタビューされた人との意向と全然別な方向で番組にされたのが問題かなぁ、と。すこし悲しいしTV恐い。

まあ、とりあえず、この残念な気分を劣情に変えて競泳水着むっちゃんにぶつけて来るよ・・・。

236. 名も無き提督 2015年07月19日 10:13 ID:miflYJ9.0
※207
その均整がとれ、女性的でメリハリの付いた、幻惑術めいた白いしなやかな肢体を、背中が大きく開いたハイレグカットの、
黒地にワンポイントで黄色と橙色のラインが入った水着に包み、
ラッタルからプールサイドへと上がりながら濡れた髪の飛沫を払いつつ、
プールサイドで大の字に仰臥する※207 の元まで歩み寄ると、「で、こういうのが良いの?」と、
豊満さと繊細さを併せ持つ、美しい曲面で描き上げられた、長い脚で※207 の頭部を跨ぎ、
細い黒布が喰い込んだ、白い両腿の間の艶かしい恥丘を、背後から回した腕の先の、白魚のごとき指先で押さえると、
ぽたぽたと雫が滴り、※207は砂漠を彷徨した、渇えた旅人のようにその雫を、一滴も零さぬように口腔で受け止め、
陸奥は「フフ、気持ち悪い……」と、悪戯めいた微笑を浮かべ、片脚を上げ、※207の熱き血潮を漲り亘らせ、
痛みさえ感じんばかりに屹立したソレを、海パン越しに足の指でじっとりと愛撫し、
「盛りのついた犬じゃあるまいし、もうちょっと落ち着いたら?」とたしなめつつ、脚を戻し、
「あなただけで愉しまないで、私にも少しは分けてよね?」と言いながら、おもむろに腰を下ろすと、
まだ雫の滴るその部分を、貪欲な大魚のように口をパクつかせる※207 の口唇の間へと、押し付けるような行為は認めぬ!

231「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/08/25(木) 20:55:30 ID:7a8u15BQ
【艦これ】時雨沼誘致の会
117. 名も無き提督 2015年07月19日 00:45 ID:miflYJ9.0
コレは、近々#暁型沼誘致の会のまとめもあるかな?

執務室に入ったら、黒髪ロングの淑女然たる美少女が、
「おはようございます、提督。本日の秘書艦はわたくしが務めさせていただきます」と、
微笑を浮かべて差し出した紅茶を受け取り、啜りながら、「ああ、よろしく頼むよ、時雨。
で、その格好と口調は、イメージチェンジかね?」と揶揄すると、
「もう、折角一泡吹かせようと思ったのに、MK5だよ!」と頬を膨らませる時雨をなだめながら、
「扶桑や鈴谷にも手伝ってもらって、完璧に偽装したはずなのに、なんで提督は気付いたんだい?」と、訊かれて、
時雨を膝の上に座らせ、「まず、声が時雨の声だった。第二に、目が時雨の眼差しだった。
第三に、紅茶の香りが時雨の淹れたそれで、第四に、私が時雨の声を聞き違えることは無いからだ」と、
豊かな黒髪をいくらか覚束ない手先で三つ編みに結いつつ答えると、
「そ、その……そこまで明言されると、流石に恥ずかしいかな? なんて……」と、言葉尻を濁す時雨に、
「ほら、出来たぞ。慣れない作業だったから、いくらか雑な部分はあるが、目はつぶってくれ」と頼むと、
「提督に結ってもらった、三つ編みだもの。勿論大切にするよ」と、
指先の仄かな温かみの残る三つ編みを愛おしげに頬にあてがい、その徐々に失われる温度を噛み締める時雨。
的な薄い本を、誰か、早う!

――――――――――

「#暁型沼誘致の会」は無かったものの、
「#第六駆版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」は現実化しましたな。

最上のものについては、水曜日中には出来なかったものの、
書いてはいるので遠からず……。

232「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/09/14(水) 22:43:43 ID:cj9f.kIM
【艦これ】最強のふたり 他
56. 名も無き提督 2015年07月19日 20:39 ID:miflYJ9.0
秘書艦としてデスクワーク中の扶桑の背後にそっと回り、胸に実るたわわな果実の下に掌を入れ、
「キャッ!?」と小さな悲鳴を上げ、身を強張らせた扶桑のソレを、弄ぶように掌中で揺さぶり上げ、
「いやぁ、随分と立派なものをお持ちのようだ。さぞかし、肩も凝るだろう」と、淫虐な笑みを浮かべながら耳元で囁くと、
扶桑は眉根に影を潜めさせながら、「肩が凝るだろうと仰るなら、肩をお揉み下さいませんか?」と、返し、
「ああ、その通りだな」と、頷きながらも、その艶美な曲線を描く稜線を、舐るかのような手つきでなぞり上げ、
袖の空いた肩口へと掌を潜り込ませるも、絹のように艶めいたその肌に、あるべきものの感触が無いことに気が付き、
指を鎖骨へと這わせ、雪面を這う蝸牛のごとき慎重さで、ゆっくりと掌を這わせ、雪のような肌が徐々に熱と湿りを帯び、
その柔らかな胸の膨らみの下に、激しく脈動する血流の鼓響を感じながら、頂点へと達し、
己の予想が間違いではなかったことを悟りながら、おそらく珊瑚色をしているであろう、
血を凝らせ、ツンと屹立したその頂点を、指の間に挟んで弄びながら、
「付けてきていないのか? イケない娘だ。せっかくの美しい形が崩れてしまうぞ」と、耳元でささめくと、
扶桑は白い頬に熱い血の色を滲ませて、「提督のために、付けてきませんでしたの」と、微笑み、
聞こえるか聞こえないか、ほぼ吐息のような声で「し・た・も……」と呟くと、体を抱き寄せ首筋に深々と唇を沈めた。
で、ニャンニャン堪能して、執務室を出たら、山城にワスプナイフで刺されました。

233「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/11/04(金) 00:06:35 ID:o/g7bS8E
【艦これ】髪水着(かみずぎ)じゃ 他
59. 名も無き提督 2015年07月19日 21:45 ID:miflYJ9.0

提督がプールサイドで監視台に腰掛け、「アチぃ〜、(サルバトール)ダリぃ〜」と独りごちながら、
すっかりぬるくなったスポーツ飲料を啜りつつ、駆逐艦達が水遊びに興じているのを、
半ば羨ましげに、半ば恨めしげに眺めていると、「なんじゃ、情けない。もうちっと職務に力を入れんか」と、
まだ改二でもないのに、裸足に改二のノースリーブセーラーワンピースをまとった初春が横に立ち、たしなめてきたので、
「だって暑いモンは暑いんだから仕方ないだろ。大体、俺は提督なのに、なんでプールの監視員なんて、
体育大学のバイトみたいなことやらされてんの?」と、尋ねるも、
「それがお主の器に丁度良いとみなされたのじゃろう」と、普段なら扇で口元を覆って笑うところを、
今日は手の甲で覆っているので、「初春はさぁ、泳がないの? なんか色々普段と違う感じだけど?」と尋ねると、
「勿論、わらわとて水浴みに来たのじゃ。それ以外に、ぷぅるに来る理由など無かろう」と言うなり、
白いセーラーワンピースの裾を掴み、捲し上げると、体の形をピッチリと描き出す、
大きく背中の空いた黒のハイレグカットの競泳水着に包まれた、駆逐艦としては発達の良い肢体が露わになり、
「では、わらわも少し戯れてこようかの?」と、呟きつつ、監視台の傍らにおおまかに畳んだワンピースを置き、
プールへと歩む脚を止め、肩越しに振り返り、「お主が望むなら、後でお主と戯れてやっても良いぞ」と、
陽に焼かれたのか、少し赤い顔でそう言うと、
白い体に黒い水着、藤紫の髪を揺らしながら、プールに入っていく初春の姿を見ながら、
今晩の予定が何も入っていなかったことを、手帳を捲って確認するのであった。

――――――――――

丸一月半放置していたダゼ!
もがみんのが1万字超えてしまって、再編しようか考え中。
ハロウィンネタも10月30日の終わり頃に思いついて、
短編として書き始めたものの間に合わなかったので、
ハロウィンのほとぼりが冷めた頃にシレッと上梓しようかしらん?

234「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/11/28(月) 05:51:50 ID:zAAT/Vwc
【艦これ】ネットの高さを駆逐艦に合わせた結果 他
58. 名も無き提督 2015年07月19日 23:04 ID:miflYJ9.0
浜茶屋の軒先で天龍ちゃん遅いなーと待ちぼうけしてたら、
しなやかな肢体を悩惑的な黒ビキニに包んだ龍田に手首を掴まれ、
首から下を巻きタオルで覆ったままの天龍が引きずり出されて来て、何をやってるのやらと思っていると目が合い、
「見んな! 見んな見んな見んな!!」と捲し立てられると、どうしても見たくなるという、
シロクマ効果的なものが働き、「龍田! 巻きタオルを剥ぎ取れ!」と命じると、龍田も喜々として「アイアイサー!」と、
勝手知ったるなんとやらとばかり、魚を卸すより手際良く、巻きタオルを剥ぎ取ると、
肉付きも豊かな、男好みのしそうな体躯を、布地の少ない白のビキニで要処だけを隠し、
普段の明け透けな態度とは打って変わって、脚も内股気味に、胸も手で隠して、
「ジ、ジロジロ見てんじゃねぇよ!」と、半分涙目に吠えかかってくるので、
「ははーん、普段はスポーティーな印象で売っていたのに、服を脱いだらトンだスケベバディであったと」と、
言葉でイジメつつ、ジリジリと躙るように距離を詰め、
「いや、それは何も悪いことではないんだぞ。女体として、一定量の皮下脂肪は蓄えておくべきで、
あまり足りないのも問題でな。そもそも、女性が思っているほどに、男の痩身嗜好は深刻なものでもなく、
むしろある程度の肉付きがある方が好ましいくらいで……」と、
天龍の弾力のある、顔を埋めたいような腹肉を、アッチコッチとつつき回し、
「ヤメロって!」と払いのける手を躱し、左の掌全体で腹肉を掴むように捕らえながら、
中指を臍に潜らせたところ、「ヒィン」と、哀れな声で鳴いて尻もちを突き、
本格的にぐずり始めたことで、より一層の嗜虐心が煽られ、十本の指を触手のように蠢かせながら、
天龍ちゃんに迫ったところで、龍田サンの呼んできたライフセーバーと恐い警察のお兄さんに取り押さえられ、
一人海水浴から離脱することになりました。それでもボクはやってない。

235「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/11/28(月) 05:53:19 ID:zAAT/Vwc
つまり、ここまでのあ艦これに詰める紳士諸卿の意見をまとめると、
白いパーカー(?)に袖を通しながらも、肩脱ぎにはだけさせ、骨柄も華奢な時雨の背後に廻り、
慎ましやかながらも女性を象るその胸には敢えて触れること無く、
巻き位置の浅い、下に水着を穿いているかどうかも危うげなパレオから上の、時雨の肋骨のラインから、
その下の艶美な曲面で構成される白い腹部をトレースするかのように、
アンボイナが這うかのような、危険な手つきで愛撫しながらも、
パレオの内へは指先一節分くらいしか潜らせず、時雨がその白い肌に汗の珠を浮かべ、
「待て」を命じられ、忍耐の限界に到達しつつある雌犬のような、陶酔した眼差しで、
煮えた糖蜜のような蠱惑的な声色で情けを乞うのを、敢えて望むままにせず、
うなじから貝の剥き身にも似た外耳の裏へと舌を這わせ、臍に指を挿し入れて臓腑を捏ね回すようにしたり、
鼠蹊部の緩やかな曲線をなぞり、内奥から滲む蜜で濡れそぼっているであろうその部分には一切指を付けず、
時雨を嬲り続け、悩乱させ続けたい。
と、いう認識で宜しいか?(憲兵隊への通報電話を持ちつつ)

236「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/11/28(月) 05:54:29 ID:zAAT/Vwc
【艦これ】早く海に行きたい島風ちゃん 他
61. 名も無き提督 2015年07月20日 17:09 ID:MYG.Lv6L0
執務室で書き物をしていると、ドアを破る勢いで「オッはようございまーす!」と、
小麦色に肌の焼けた島風が入室してきて、時計を見ると短針がもうすぐ天辺を指そうとしていたので、
「もう1130過ぎだ。それと、なんだその肌は。適度な日光浴は必要だが、肌を焼くほどの紫外線は、
シミやくすみ、小じわやたるみの原因だと、既に一般常識の筈なんだが……」とまでお説教はしてみたものの、
初手からそんな常識に拘泥する娘ではなかったなと思い直し、「で、要件は?」と、
尋ねると、「ん〜、何だっけ? 誰かに言伝てを頼まれたよーな、頼まれてないよーな?」と、
全く要領を得ないので、「じゃあ、特に用が無いなら帰ってくれないか? ドアが開けっ放しだと、
せっかくの冷房の冷気が逃げて行くし、この書類を正午までに書き終えないと、
大淀さんにセメント靴で海底を歩かされる」と、力無く頼むと、「だーめ! 一番肝心なことが終わってないもん!」と、デスクの上に身を乗り出して来た島風の襟元から、
まだ稜線の浅い小麦色の丘と、その頂きに淡く色づく先端が見え、顔を背けながら、
「ちょ、ちょっと、見える。見えるから、隠しなさい」と、促すも、島風は「見える、じゃなくて、見えた、でしょ?」と、
小悪魔めいた笑みを浮かべ、デスクに上り、膝立ちになると、スカートの脇のボタンを外すと、
青い超ミニのスカートが重力に引かれて落ちるに任せ、膝にわだかまらせたまま、
「全身隈なく焼きたかったんだけど、ここだけは残っちゃったのね」と、黒のハイレグパンツの両脇を指に引っ掛け、
持ち上げると、紐のようなその下着の位置にだけ、白い焼け残りが露わになり、
小さな布地に、柔らかな曲面そこに走る一筋の縦線が形取られ、
「最後は提督にやって、欲しいなぁ」と、駄々をこねる子供のように口を尖らせ誘うので、
思わず開かれた肌と下着の隙間に掌を滑り込ませ、島風の指からパンツの紐を指伝いに受け取り、
ゆっくりと、額を滴る汗も拭わず引き下ろしていくと、島風の股越しに、
死に逝くブラックホールのホーキング輻射より更に低い温度で笑顔を固着させた大淀さんと目が合い、ジ・エンドでございます。海底を歩かされました。
島風もお仕置きを受けたそうですが、その旨、具体的な情報を募集中です。

237「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/12/20(火) 06:44:46 ID:xKnq8pNE
【艦これ】朝霜とサボローしたい 他
92. 名も無き提督 2015年07月20日 21:08 ID:MYG.Lv6L0
朝霜に「アタイとヤり合おうってのかい?」と、喧嘩を吹っ掛けられ、「負けた方が勝った方の足を舐めるって条件な!」と、
勝つ気満々の朝霜と対峙し、「流石に子供相手に本気は出せんだろ」と思いつつ、間合いを取るも、
一跨ぎで距離を詰められ、懐に潜り込まれ、腰の回転を効かせた本気パンチの一撃を鳩尾に穿たれ、
惨めに胃液を吐きながら崩折れた頭を踏みつけにされ、「まだヤるつもりかい?」と聞かれたので、
額から脂汗を垂らしながら首を横に振ると、「チェツ、張り合いがねぇなぁ」と、つまらなそうにしながら、
「じゃあ、約束通り……、あ、ちょっと待ってろよ! 逃げんなよ! 絶対だぞ!?」と喚きながら物陰に隠れ、
こちらがようやく落ち着いた頃に、「じゃあ約束通り、足を舐めてもらおうか!」と、片手に丸めたストッキングを持ちながら、
腰に手を当て、ふんぞり返るように左足を差し出すので、蒸れた汗の匂いの立つ、白い小さな足に手を添え、
言動とは裏腹に、可愛らしい小さな指の間の谷間を、一つ一つ丹念に舌で舐め上げ、
指を口中に咥え、白い指と艶やかなピンクの爪の間から、指の付け根に到るまでを、味わい尽くすようにしゃぶり、
明らかに一本目の指の時点で動揺が隠せない朝霜をよそに、攻守交代とばかりにこれでもかと五指を舐め回し、
唾液でベタベタに汚れた脚をぶら下げたまま、
「お、おう。アタイはもう気が済んだからさ、もう相手を見ずに喧嘩吹っ掛けるんじゃねーぞ」と、虚勢を張って言う朝霜に、
「もう片方も」と催促すると、「も、もういいって言ってるだろ!」と手足をバタつかせて喚く朝霜だったが、
片足で立っていたが故にバランスを崩し、盛大にスカートの中をおっ広げて倒れ込む直前に、
その小さな体を抱き支え、目と目が合い、心が繋がり、その桜餅のような唇を吸うと、
「テメェ! 人の足舐めた口でキスしてんじゃねぇ!」と、顎に掌底を喰らい、
まだ白昼なのに視界に明滅する星を、無意識に目で追っていると、
「ちゃんとうがいしてからなら、続きヤってやっても良いぜ! 今度は絶対負けないからな!」と、
走り去る足音を聞きながら、星が薄れていく視界に、
逆さまに写り込んだ夕雲に「あんまりウブな娘をからかっちゃ駄目ですよ」と、
全く目の笑っていない微笑のまま介抱されたいだけの人生だった。

238「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/12/20(火) 06:45:36 ID:xKnq8pNE
【艦これ】「阿武隈改二!ご期待に応えます!」 他
77. 名も無き提督 2015年07月20日 23:02 ID:MYG.Lv6L0
名前のアイデンティティを秋津洲に、性能のアイデンティティを阿武隈に奪われたあきつ丸が、
二人を昏睡させ、裸にひん剥いて廃鉄鋼工場に監禁し、黒地に金の装飾を施したベネチアンマスクを着け、
謎の仮面艦娘「サークル・オブ・オータム・フォード」を名乗り、二人にお互いの肉体を慰めさせ合い、
先に情欲を満たされて絶頂に達した方を、生きたまま溶鉱炉に沈めると、「デデンデンデデン」なBGMを流しながら説明し、
「さあ、始めるのであります!」と手を打って戦いを宣言し、
顔を青褪めさせながらキャットファイトを繰り広げる阿武隈と秋津洲を、高みの見物を決め込んでいたところで、
突如憲兵隊数十人が重い鉄の扉を押し倒して雪崩れ込み、阿武隈と秋津洲に丈の長い外套を被せて保護し、
サークル・オブ・オータム・フォードには「拉致・監禁及び最重要機密無許可持ち出し」の廉で逮捕すると令状を突き付け、
「自分は、自分は……」と狼狽え、口ごもるサークル(以下略)の首根っこを押さえつけ、
「良い所を選んだものだな、サークル(以下略)さんよぉ。ここなら確かに、泣いても喚いても娑婆には聞こえねぇぜ」と、
下卑た嘲笑いを浮かべる憲兵達に取り囲まれ、マスク以外を剥ぎ取られ、
憲兵たちに「尋問」の名目で慰み物にされるあきつ丸を描いた漫画が発見されましたが、
ここに描かれた娘達は傷ついています。心当たりのあるものは、至急提督まで出頭、もしくは申告しなさい。以上。

239「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2016/12/20(火) 06:51:38 ID:xKnq8pNE
【艦これ】深夜の明石画像スレ
95. 名も無き提督 2015年07月21日 00:53 ID:DgozpIq40
時計も午前10時を過ぎて、暑くなり始めた頃、倉庫に補給物品を買いに行ったら、
明石さんがペールグリーンと白のマーブルなビキニの上に、エプロンを着けた格好で作業をしていたので、
「それ、安全的に大丈夫なんすか?」と尋ねると、
「こうでもしないと暑くてぶっ倒れちゃいますもの。で、今日は何がご入用かしら?」と額の汗を手の甲で拭いつつ、
笑いかけられたので、あれやこれやを何がしずつと注文した文句を、
手近にあったクリップボードの反古紙の裏に走り書きして、「じゃあ、昼前には工廠に届くように手配しておきますね」と、
答えが来たので、「じゃあ、宜しく候」と帰ろうとすると、「え〜、帰っちゃうんですか〜」と口を尖らせて言うので、
「だって早く帰らないと大淀さんや当直秘書艦に怒られるし」と言い訳するも、
「大淀さんなら私が丸め込めますし、大淀さんが黙るんなら、秘書艦の娘だって文句言いませんよね〜」と言いつつ、
こちらの答えを待つこと無く、明石さんはこちらの手を引いて、倉庫の中でも一際影の濃い、
切り立つダンボール箱の峡谷の狭間にへと誘い込み、「せっかく水着でお待ちしてたのに、
手を付けないなんて野暮ですよ」と、
ダンボール箱の袋小路で、明石さんは自らの首の後ろに手をやると、するりと頸に掛かっていた細紐が解け、
前へと垂れ下がり、そのまま腕を下におろし、同じように動かすと、微かな衣擦れの音と共に紐が解けたのが分かり、
明石さんは胸を覆っていた淡い色の布片を、麻地のエプロンと肌の隙間から引っ張り出し、
用を果たさなくなった布切れを適当な高さに積まれたペール缶の上に無造作に置くと、
エプロンの下に手を差し入れ、軽く揺すると、厚手のエプロン地越しにも、
揺れる豊かな双丘の頂きで、鋭敏な部分が期待に膨らみ、小さいながらも屹立しているのが瞭然と判り、
視線がその部分に吸い寄せられているのを手に取るように見抜かれて、「コッチは、提督ご自身で解いてみます?」と、
下腹部を覆う水着の結び目を軽く抓み、蠱惑的な笑みを浮かべる誘惑には抗いきれず、
生唾を嚥下する音と共に深く頷き、明石の腰骨の、両脇を飾る慎ましやかな飾り結びの端を抓み、引っ張ると、
あっけないほどに簡単に解けたが、下の水着は、両端の結び目こそ垂れ下がるも、本丸への守りはいまだ解けず、
「濡れてくっついているんです。提督のお手ずからに、どうぞ剥いて下さいませ」と勧められ、ゆっくりとそれを下ろすと、
ニチャアとした、濃い蜜のような粘り気のある水音が小さくこぼれ、引き剥がした股布は、濃い雌の腺臭を醸し出し、
上の水着と同様、じっとりと汗と蜜とで濡れそぼったそれも、同じくペール缶の上に置き、(続
「さあ、ご自由にお愉しみください」と、両手を広げて迎え入れる明石を、
麻地のエプロンに覆われた正面から掻き抱き、片方の手は白い背中を撫でまわし、
もう片方の手は臀部の、豊潤な肉丘の谷底の、小さな蕾を嬲り苛み、
エプロンで覆われたままの明石の肉襞の奥の雌芯を突き上げるたびに、たわわな果実が揺れ弾み、
尖端が目の粗い麻地のエプロンに擦れて、嬌声を溢し続けるのを堪能しながら、共に汗にまみれ、
躯二つを一つに抱いて、酷暑の倉庫の中で融けていきたかっただけの人生だった 。

追記。明石さんからは追加料金を取られました。
追々記。大淀さんには明石さん諸共こっぴどく叱られました。
追々々記。大淀さんからはお説教の後、「今度は私も混ぜてくださいね」と言われました。やっぱりムッツr

240名無しの提督さん:2017/01/05(木) 02:00:15 ID:ar.CN1Pc
以前投稿していたものを、設定とか整理してみました。そのうち落としてもいいでしょうか?

241「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2017/01/13(金) 23:16:09 ID:oW9rI2ks
>>240
大いに! お願いします!
ご覧の態でゴザイマス故、ご披露の場にしていただけるなら何卒々々。

反応がめがっさ遅れて申し訳もゴザンセン<(_ _)>

242「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2017/01/13(金) 23:25:19 ID:oW9rI2ks
しまった。sage忘れた。

【艦これ】朧ちゃんとカニ採りに行きたい 他
62. 名も無き提督 2015年07月21日 17:41 ID:DgozpIq40
ワタリガニになって瀬から瀬へと、海底を這い擦ってさまよい、エイやサメ、底引き網からも命からがら逃げおおせ、
ようやく辿り着いた浜辺には、大きなパラソルとその根本に敷いたレジャーシート、
そしてそこに、緑の簡素な意匠の水着に、紺のスカートを穿いた少女が、仰臥してうたた寝しており、
どことなく自分と同じ浜の香を少女に感じ取り、疲弊して、鉛のような躯に喝を入れながら、八脚を駆使して這って駆け、
近くで見ると尚々美しい、しなやかで活発な筋肉を奥に潜ませた陰影と、女性らしい艶美な曲面を描き上げる、
真珠のような白い肌に惑乱されつつ這い寄ると、すでにその躯の上、淡い緑の薄布で包まれた双つの丘陵の狭間には、
近族が鎮座ましまして、ハサミを鳴らしてこちらを威嚇しておるもので、これはイカンと、
別の場所から登るべく、白い山脈のような肢体を流し見しつつ、その優美な白い柔肌に、
己の甲殻に覆われた青黒い爪を立てて這い回ることを妄想しつつ、両脚の間に回り込み、更に奥へ進むと、
両腿から天蓋のように張り渡された、スカートの下へと潜り込み、蒼い天蓋の下、
緑の薄布に覆われたその頂きへ昇るべく、八本の脚と一対の爪を、白い渓谷と、緑の壁面へと突き立て、
登攀を始めた途端に大きな揺れが来て、
背中を鷲掴みにされ、「なんだろ、こいつ? あたしのカニさんとは違う種類だ」と、呟き、
こちらはハサミを振り回して懸命に暴れるも、少女の指に傷一つ与えることが出来ず、
そのまま30がらみの男の処に引っ立てられ、「おお、そいつはワタリガニだ。珍しいな!」と、
男は少女からこの身柄を引き取ると、「喰っていいのか!?」と、尋ね、「慈悲を、慈悲を」と内心にせがむも、
「お好きなように」と言い放たれ、天命が尽きたことを思い知り、「こうやると美味いらしいな〜」と、浮かれた気分の男に、
濃密な甘い香りの液体に満たされた、甕の中に押し込まれ、酒精に全身を侵されながら黄泉への旅路を渡り始め、
次生まれる時は、あの胸元にいた蟹と同種に生まれたいと、願いながら死んでいきたいだけの人生だった。

(鯉に酒を飲ますのが虐待なら、ワタリガニを紹興酒に漬けるのは良いのだろうか?)
(生きたドジョウを煮え立つ鍋にぶっこむのはOKなんだろうか?)

243名無しの提督さん:2017/01/16(月) 19:01:13 ID:dTOJxRms
許可が出たので。多分にゲームにない設定とかあるのは気にしないでください。

再掲『軍神提督の鎮守府』第0話  記録 青葉

どうも、青葉型一番艦の青葉です!今日は鎮守府に残った皆さんにニュースを届けちゃいます!
先月司令官の数々の悪事が暴かれて御用となりましたが、私たちの鎮守府に新しい司令官がやってくることとなりました!
ハイ、暁さんなんでしょう?新しい司令官がどんな人か、と?そうですよね気になりますよね!
前の司令官は散々な人でしたからねぇ。艦娘に手を出すわ、えこひいきするわ、支給される予算は着服するわでもうとんでもない人でしたからね…従わないと解体でしたし。
さて、今度着任されるのは、海軍の生ける伝説!かつて「軍神」と言われた方の様ですよ!
え?知らない?まあ駆逐艦の子たちは知らない人も多いかもですね。いちおう10年前の軍広報誌に記載もありますが…
ではでは、この青葉先生がかの「軍神」提督について簡単に説明しちゃうゾ!

―えっと、ですね。今から10年ちょっと前です。能力ある提督を育成するアカデミーに一人の有望な若者がいました。彼はアカデミーを首席で卒業し、激戦地に設立された鎮守府に赴任いたしました。
そこで彼は未熟だった艦隊を鍛え上げ、知らぬ者のいない強豪鎮守府へと成長しました。
そうした中で武名を絶対としたのが、かの有名な伝説の一戦「南海の大救出戦」です!
この戦いは現在「御簾の向こうのお方」がまだその地位に就く前に南国へ留学されていた際に、そこの島国が深海棲艦に襲撃されたのです。
そこで各鎮守府に「全戦力ヲ持ッテ救出セヨ」と勅令がおりました。ですがその戦いは大破時以外の轟沈ストッパーが適用されず、撤退しようにも敵艦による執拗なまでの追撃、圧倒的な敵艦隊…。そういった障害を前に歴戦の提督たちは持てる戦力を次々と喪い、救出を断念していきました。
そのような状況下、所属艦の大半を喪失しながらも任務を成功させたのがかの司令官なのですよ!その後彼は軍務を退き、生き残った艦娘たちはエリートとして本土防衛のために大本営直属の部隊に配属されたそうですね。
その司令官が、今回司令不在となった当鎮守府に、「御簾の向こうの方」の要請で着任することになったそうですよ!

―今この鎮守府に残っているのは先代司令に「不要」とされ、解体や改修の餌にされるのを待つ日々だった我々だけ…。ですが、「海軍のお荷物」、「不祥事の鎮守府」「不要艦隊」と言われた私達が!かの司令官と共に飛躍する機会を得たのです!
この青葉、鎮守府に残された唯一の重巡洋艦として頑張る覚悟です!みんなも一緒に頑張ろうね!
司令官の着任は明日…。そこで今日は鎮守府の大掃除です!綺麗にして新司令をお迎えしましょう!!


―新司令着任前日の鎮守府運営会議の様子

244名無しの提督さん:2017/01/16(月) 19:37:27 ID:.ENhWQxc
久々に読んだけど磯波と間宮伊良湖のやつが特によかったな

245「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2017/01/19(木) 23:58:36 ID:124r44u.
>>243
語り部青葉に期待!
苦節の日々から這い上がる話は、王道だけど良いデスよね。

246名無しの提督さん:2017/01/22(日) 04:46:04 ID:v8cNnnxw
『軍神提督の鎮守府』第1話 記録 天龍

ついに新しい提督が来やがった。青葉サンが言うには、かつて相当の有名人だったようだ。だが、この鎮守府においてはオレの方が先輩だ。この鎮守府の事、困んねえ様にキッチリと教えてやんなきゃなあ…?
早速この就任あいさつが終わったら龍田と突撃してやんぜ!覚悟しとけよオラア!

―ほう、誰でも希望があれば戦闘に出れる、と…いいじゃねえか。前の提督では俺をほとんど出しちゃくんなかったからよ。まあ、世界水準を軽く超えちまったオレ様だからよ、温存しときてえのもわかるぜ?
そんなオレが望むがまま戦場に…こりゃあ対深海棲艦共の戦況が一変しちまうなあ!オイ、龍田。手前ェもこの天龍様の相棒なんだからよぉ、オレのおまけとしてだが各戦線へ引っ張りだこだぜ?準備しとけよ?

っと、あれは…誰だ?顔は電っぽいが…それにしちゃあ随分とでけえ…服装も暁あたりが背伸びして買ったようなドレスを思わせる黒い衣装…漂う雰囲気は駆逐艦じゃねえ…それどころか、重巡…いや、戦艦すら超えるんじゃねえか…?

なるほど、提督が以前指揮を執っていた鎮守府の生き残りか…。後で川内辺りに調べてもらうか。
鎮守府の新スタッフ…まあ、どうでもいいか。よっしゃあ!演説も終わったようだし、さっそく司令室に突撃すんぞ!ついてきやがれ龍田ァ!ああ、緊張して転ぶんじゃねえぞ?


艦娘レポート01
青葉
鎮守府に残っていた唯一の重巡。ずば抜けた実力ではないが現艦隊の最強格。先の提督更迭後、新提督着任まで司令代理を務めていた。
特技は情報収集。趣味は集めた情報を纏めたものを眺めて自らの仕事ぶりに悦に入ること。
早く衣笠に着任してほしいと願っている。

247名無しの提督さん:2017/01/24(火) 17:14:54 ID:4QBP1r22
『軍神提督の鎮守府』第2話 記録 川内

はーいおまたせー!新しい提督が連れ込んだ秘書艦の、おっきい特Ⅲの事調べたよー。
いやあ徹夜しちゃったよ、えっへっへー。夜戦っていいよねぇ、うふふふ…
ああ、そうだ。特Ⅲちゃんの事だっけね。

―――えっとねー、あのこは着任挨拶の時に紹介された通り、提督が前の鎮守府に着任したときの初期艦なんだってさ。もちろんその頃は普通の駆逐艦だったそうだよ。能力的にも、体格的にも普通の駆逐艦。
で、提督の10年前の武勇伝は青葉さんの言ってた通りなんだけど、その時のことも調べたんだ。
そのことなんだけど…どうやら提督は、当時出された難易度ゲキムズの任務を成功させた後、表彰の場で軍の上層部を殴って軍務を退いたみたい。普通なら捕まるところをエライ人の口添えで、何とか穏便に済んだって。
で、その時生き残っていた所属艦娘が大本営直属になったり、各地の鎮守府に転属になったときにあの特Ⅲは命令を拒否して提督についていったんだってさ。
あの子の持ってる装備は当時の戦友の遺品を組み合わせたりしたのもあるみたい。廃材を修理したり、ね。本来は駆逐艦の装備じゃないのもあるんだけど…大きくなってるあの子はもう「駆逐艦」って枠に入れないみたい。
言ってしまえば…そう。深海棲艦の鬼や姫みたいな感じ?あいつらってホラ、駆逐棲鬼とか駆逐古姫とかって駆逐艦だけど枠としては鬼や姫って分類じゃん?あんな感じみたい…。

話が逸れたね。あの子、深夜に一人で訓練してたり、人知れずこっそりと出撃してるじゃん?
夜戦なのを我慢してこっそり追跡して調べたんだよー。
その時の戦い方…あれはやっぱ駆逐艦の戦い方、戦力というか…艦娘の戦い方じゃないよね。
どちらかというと、深海側か、あるいはいつだったかの霧の艦隊みたいな・・・
魚雷を一度に何体にも撃ったり、2回3回くらい攻撃したり・・・

まあ、話に聞くよりも見てもらった方がいいよねー?
ふふーん。私がこっそりとったこのVTR…見ちゃう?
え?この編集?そりゃあ昨日帰投してから朝までかかっちゃったよ。じゃあ、さっそくね―――

艦娘レポート02
天龍
軽巡洋艦。好戦的な性格だが同時にきめ細やかな面を持ち合わせている。長らく不遇の立場にあり、かつての提督からは専ら遠征隊に組み込まれていた。
義理堅く、上下関係に厳しい。趣味は刀剣型艤装の手入れと呑み会。ただし年少者がいる場合はアルコールはとらない様に努めている。

艦娘レポート03
川内
軽巡洋艦。夜戦が好き。妹達以外にはほとんど知られていないが家事全般が得意で鎮守府内の雑事をこっそりとこなしている。正面から褒められるのは苦手で真っ赤になる。
趣味は夜戦、家事、散歩。鎮守府近海をひとりで散歩するのが趣味。

248名無しの提督さん:2017/01/29(日) 02:00:40 ID:TUiwnUWQ
『軍神提督の鎮守府』第3話「響無双」 記録 響

やあ、秘書艦の電。元気かい?
ああそうか。それはよかった。こうして電に見降ろされる日が来るとはね。大きくなって嬉しいよ。
…ん?どうしたんだ、不思議そうな顔をして。10年前の鎮守府にも響はいたんだろう?ならば私も同じようなものだよ。
いや、まあ、別個体であるのは確かだよ。不死鳥の名は伊達じゃない。ところで電。久しぶりに姉妹水入らずで話さないか?

―――さて、どこから…何から話そうか。
ああ、気にしなくてもいいさ。先ほど言ったとおり、私はかつて君と同じ時を生きた響じゃない。あの響は、あの時の救出戦で仲間と共に沈んだだろう?
だがまあ、そんなことは些末な問題さ。それよりも君には心労を背負わせたね。
わかるよ。かつては私も抱えていたからね。大切な姉妹や仲間を喪って、自分だけが生き残ってしまった、あの気持ちは、よく知っているさ。
…と、こんなことを話したいんじゃないんだよ。まったく、難儀なことだね。

―――本題に入ろうか。
電。気負うことはないよ。私たちは君の姉なんだ。もちろん今の君は重巡のように大きく強い。でも、それでもだ。
この鎮守府で、君は新参だし、古参の連中の中には君を疎んじる者もいるだろう。今まで自分たちのいたところに、あとから入った元駆逐艦が、司令官の隣から自分たちに指示ばかり出し、自分が表立って出撃することはない…
君の戦歴を知らなければ、反発する者もいるだろう。
そうはならないだろうが、つらいときなどは頼るといい。あそこにいる電も、いま私の前にいる電も、どちらも暁型の末妹であることに変わりはないんだからね。


艦娘レポート04

駆逐艦であるのだが、たまに妙に大人びた面を見せるほか、自身が体験したかのように物事を語るときがある。
不死鳥の通り名のように、まるで生まれ変わっているかのような、あるいは記憶が各響間で共有されているのだろうか?
趣味はオセロ、ひなたぼっこ、釣り、旅行。特技はものまね。

249名無しの提督さん:2017/02/01(水) 23:40:25 ID:FQieTT5Q
『軍神提督の鎮守府』第3.5話「復帰の知らせ」

―――海軍本部、廊下
如月ちゃん、聞いた聞いた?提督が…睦月たちの提督が10年ぶりに戦線復帰したそうにゃし!残念だにゃあ。大本営勤めでなかったら、今すぐ異動願い出したのに。

―――提督育成アカデミー、職員室
ふうん、あの人が復帰ねえ。私も電みたいに上に逆らってたら、今頃また一緒に居れた、のかなあ。私を見たら、「丸くなったな」とかいうのかしらね。

―――某鎮守府
あの人が復帰、かあ。あの人は、私を私として見てくれたわねぇ、電探とか餌じゃなく。え?馬鹿ね、10年も前よ?妬かないの。ただ、あの人のもとで生き抜いて、今はこうしてあんたの隣にいられるんだから。

―――海軍本部、敷地内料亭
あの人が復帰ですって!?懐かしいわね。瑞鶴先輩や鳳翔さんにいろいろ教わって、受け継いで。ね、鳳翔さん。…みんな、向こうでは元気でしょうかね?

―――某鎮守府
ほう、奴がまた戦場へ、か。またみんなで飲みたいものだな。あの鎮守府で生き残ったのは、今も海軍に籍を置く睦月、如月、叢雲、五十鈴。一線を退いた葛城、鳳翔。軍務を退いた奴らが数名。私を含めても10名足らず。感慨深いものではあるな…。



艦娘レポート番外編
睦月、如月、叢雲
かつて軍神とよばれた提督が率いていた鎮守府の生き残り。現在は大本営の事務職、教職に就いている。
現在でも艤装を纏えば、並の艦娘など歯牙にもかけない実力を持っている。

五十鈴
生き残り組の一人。現在は別の鎮守府へ配属され、その鎮守府の提督とカッコカリをしている。

那智
生き残り組の一人。現在は艦娘を引退し、なんと女性提督として一つの鎮守府を預かっている。
所属艦娘とよく吞んでいるとの噂がある。

鳳翔、葛城
生き残り組。本部敷地内にて将校向けの料理屋を任されている。


生き残り組。
軍を離れ、民間人として生きている元艦娘が少数。

250名無しの提督さん:2017/02/02(木) 14:17:00 ID:QJGztq/k
『軍神提督の鎮守府』第4話「葛藤」 記録 霞

貴方が新しく赴任した司令官ね。ふん、過去にどれだけ戦果を挙げたか知れないけど、10年も間をおいてまともな指揮が執れるのかしら!?この霞が…
これは…しっかりと整備・改修された装備一式…
補給はどうなっ…全艦補給済み…
資源は!?燃料も弾薬も、いくらあっても十分だなんて…上限いっぱい…
高速回復材は!?いざという時のために…これも上限…
ふ、ふうん!まあまあ及第点ね!でもまだよ!大事なのは艦隊の質よ!この鎮守府には碌に近代化改修も練度も低い艦娘が20人満たない程度にしかいな…
これは…今後の育成計画?戦艦なんて一人も…今ドックで建造中?じゅ、重巡だって青葉司令代理だけ…私が遠征から帰ってくるまでにもう古鷹型、妙高型、高雄型、最上型、利根型揃ったですって!?もう改修済み!?
ふ、ふーん!悪くはないわね!でも大事なのは私達駆逐艦よ!ここがしっかりしてない艦隊なんて…揃えられる艦は揃い済みですって!?しかも私たち以外改修済んで順次練度上げに入ってる!?
え!?今遠征から帰った子たちも改修に入った!?お前も改修してこいですって!?ふん、偉そうに指図しないでよね!まだ認めてないんだから!でも改修はさせてもらうわ!!いったん下がるわよ!!

―――
たく、なんなのよあいつは…!これじゃあ私の口出す場が…ん?曙?あんたこんなところで何を…
はあ?提督はみんなクソ提督じゃないのか?知らないわよそんなの!急に物わかりの良い、こちらの気持ちを汲んで、力を活かしてくれる上官と出会って気持ち悪い!?
あー…まあ、その…調子狂うのは確かね。
え?落ち度を見つけてけなそうと思って、特に文句言えずに帰ってきた?あんたねえ…。

―――
まったく、曙をあっさりと懐柔するなんて…あ、満潮!いいところに…
え?別に悪くない、ですって!?なに即断速攻で落とされてんの!?
あーもう!!私は負けないから!!この霞の方が上だってわからせてやるんだから!!


艦娘レポート05

駆逐艦。しっかり者で世話焼き。手のかかる相手を見るとつい口出し手出しをしてしまいがちだが、今回の上官を相手になかなか口出すスキがなく、よい上官を持った、と思うと同時に一抹の不満、寂しさがあるようだ。
負けず嫌いで、対等以上と認めた相手にはなにかと張り合う。
趣味は自主トレ、鍛錬、座学。

251名無しの提督さん:2017/02/06(月) 22:33:58 ID:J4IZzibI
『軍神提督の鎮守府』第5話「古株の集い」 記録 青葉

ハイ皆さんお待たせしちゃいました。当鎮守府古参の皆さん!!ええ、司令官が新しく着任されてからうちの鎮守府も資源量、所属艦娘数も大幅に増えました!
ですが、古くから在籍している青葉達こそはこの鎮守府の黎明期を生きてきた屋台骨。まあ、前司令官に重宝されてた子たちはそのまま軍務を退いたり、セクハラから気を病んで入院しちゃいましたからね。
だからこそ前司令のセクハラに反抗した青葉達はレベル1のまま解体処分を待つ身となっていたのですが…まあ、過ぎた暗い過去はどうでもいいですね!
今の司令官はちゃんと青葉達もキチンと起用してくれますし、立ててくれますからね。ならば育ててくれた恩はキッチリ返すのが艦娘道。司令や司令を慕って集まってくれて青葉達を支えてくれているスタッフ達にお返ししますよー!
幸いにもその機会はもうじきです!青葉が入手した情報では、我が鎮守府は通常海域を攻略開始する計画だそうです。司令不在の間に制海権を喪ってしまって、近海にまで敵艦隊が迫ってますしね。
ちなみに青葉達が訓練や演習で練度を上げている間の鎮守府防衛は秘書艦の黒電さんがお一人で防いでくれてます。いわゆる「たわーでぃふぇんすげーむ」っていうんですかね。鎮守府正面に陣取って迫りくる敵艦隊をちぎっては投げちぎっては投げ…
え?メタはいいから進行?まあそうですね・・・

さて、今日は青葉達古株の古株による古株のための壮行会です!皆さんもご存じのとおり、実は青葉も通常海域への出撃は初めてですからねー。いままで艦隊のエースって言ってましたが、正直今震えてます。だからこそ、頑張ろう会として今夜集まったのです!
では予習のために鎮守府正面海域、通称1-1の資料映像です。初出撃は私達古参メンバーを出してくださるそうですからね。敵を知り己を知れば百戦危うからず、といいます。よーく研究して大戦果を上げちゃいましょうー!!
はい、なんですか朧さん?ああ、そのことですか?じゃあ青葉と川内ちゃんで掴んだ極秘情報も今紹介しちゃいますよー


艦娘レポートEX(青葉纏め)
電(ケッコン艦)
駆逐艦ではあるが、現在は重巡並みに成長しており、カテゴリーから外れている。
かつて「軍神」と呼ばれる前の提督が着任した鎮守府に配属された初期艦。
多くの戦いを越えて身に着けた力は最近の艦娘とは一線を画すものとなっている。
10年前の特殊ステージにて多くの仲間を喪った際大本営直属艦の辞令を断り、軍務を辞した提督について除籍となり、提督の故郷に付き添った。
かつての仲間から教わった技術・知識を有し、所持している艤装もかつての戦友の忘れ形見を拾い集め、自身の艤装に溶接を繰り返し魔改造を施している。
責任感が非常に強く、かつて自分が強ければ仲間を喪うことはなかったと思っている。服装は黒いドレスのようなものを着用(戦艦棲姫のようなもの)色はかつての仲間への弔意。
趣味は俳句。特技は事務仕事、戦闘訓練。好きなものは平和、平穏、司令官、仲間。嫌いなものは戦闘。
レベル255耐久75火力69雷装119対空89装甲69回避399対潜129索敵139運115
古式主砲+Ⅹ(火力+18、対空+5、命中+3)×2
古式酸素魚雷+Ⅹ(雷装+20、命中+8)
古式電探+Ⅹ(命中+20、対空+5、回避+8、索敵+16)
小型偵察機(命中+1、回避+1、対潜+2、索敵+4)
特殊能力「先制雷撃」「先制対潜」「多数艦同時攻撃」「二回連続攻撃」

252風流提督:2017/07/09(日) 21:54:40 ID:br1hyuhI
艦上と境界線と

鎮守府に着任し、海の何処からやってくるか分かっていない敵と戦う新任の海軍提督。
自身もそのような訳の分からぬ敵が何故襲ってくるのか分からない。
が、向こうから攻撃してくる以上、反航戦をするのが軍人としての義務でもある。
偶に…いや、最近は頻繁に私服に着替えて鎮守府の外を散歩するのが習慣になっていた。
一部の艦娘からは「やる気がない」、「放浪してるだけ」、「責任感がなくなった」などと言われているのはとっくに知っていた。
代理としての指揮官は置いてはいるものの、総責任者は司令官。つまり提督である。それを分かってもいた。
気分転換という意味もあった。それから、自分の居る場所…海に面する街。執務室からは軍港しか見えない。
立っている両脚の位置が正直分からなくなっていたのである。
いつも座っているベンチに腰を下ろしていると、街人達の活発な声や井戸端会議も聞こえる。
「ねぇ、あの人…最近よくあそこに疲れた顔して座ってない?」
「あぁ、そうだな。飛ばされてきたんじゃないかね?」
「いや、というか…つい最近赴任してきたそこの鎮守府の提督に顔が似てるみたいなのよね…気のせいかしら?」
「ああ。私がその、つい最近赴任してきた飛ばされ提督だよ。それがどうかしたかね?」
反射的に答えてしまい、その連中はささっと散って行った。
そして、自分の隣に1人の少年が座っているのに気づいた。
「これ、食う?甘いよ?」
そう言ってその少年は団子を差し出した。
「生憎お金は持ってきていな…むぐっ!」
無言で少年は持っていた団子を無理矢理口に押し込んだ。
「………本当に美味い…君が作ったのか?」
「そうだよ!ウチ、団子屋なんだ!この椅子の斜め前にあるんだけど…ずっと気づかなかった?」
無言で首を振るしかない。全く気付いていなかったのだから。
「おいでよ、今持ってるのはボクのおやつだからさ!もっと美味しいのあげるって!」
そう言って提督の手を引っ張った。
「いや、だから…支払うお金を持ってきていないから、それは無理だよ。」
「良いからもう!!四の五の言わずにおいでってば!!」
そこまで言われて結局店の中に入れられてしまった。
「いらっしゃ…あっ!」
「…?」
「お、弟が失礼を…どうかお許し下さいっ!」
いきなり畏まられて謝罪されてはどうにも反応のしようがなかった。
「え〜…私としては…何で貴女が謝るのかが分からないのだが…」
「あの…もしかして…最近いらっしゃった鎮守府の方、ですよね?」
黙ったまま頷いた。事実なのだから。
「私は伊良湖と申します。その…ご休憩を…ウチの弟が邪魔をして申し訳ありません…
邪魔をするなと言い付けてあったのですが…」
「それは別に気にしてはいないよ。そのように畏まらなくても構わない。」
「姉ちゃん!この人絶対疲れてるって!! 何か出してやってよ!!」
「弟くん、さっきも言ったが…私はお金を持ってきていないんだよ。」
「いえ、弟の非礼もありますから。直ぐに疲れの取れそうなものをご用意させていただきます!」
提督は手で制止しょうとしたが、直ぐに調理場内に行ってしまった。
その弟も遊びに行ったようだ。待つしかなかった。
暫く煙草を吸って待っていたら、伊良湖が出てきた。
「あの…取り急ぎですので…宜しかったらどうぞ。ご遠慮無くお食べ下さい。」
「ありがとう。では戴きます。」
出てきたのは宇治抹茶のカキ氷だった。

253風流提督:2017/07/09(日) 21:55:33 ID:br1hyuhI
2
盛り付けも器も非常に綺麗で非の打ち所がなかった。
一口食べたら、身体に染み渡るような味。
本物の抹茶で、しかも上等なものを使っているのは味からしても見てくれからしても明らかだった。
「あ、あの…お味の方は如何でしょう…か?」
「とても美味しい…心がこもっているのが分かるよ。
せっかくのカキ氷が解けてしまうから、先に食べさせてくれないか?
何か話もあるようだが、すまんね。」
「い、いえ…」
ゆっくり味わうように食べ、一服した。
「とても美味しかったよ、本当にありがとう。
で、何か話したいことがあるようだが?」
「あ、あの…その…」
「遠慮は無用だよ。で?」
「重ね重ねあの子の非礼をお詫びします…あの子は実の弟ではなく、私が引き取ったのです。」
「…続けてくれ。」
「一ヶ月程前の爆撃で親を亡くしたようで、怪我もしておりました。
生きるか死ぬかの境目だったのですが、お医者様のご厚意で助かりました。」
「それは私に言うべきことではないよ。」
「いいえ、貴方様でございます。」
「なぜ?」
「そのお医者様は<提督からこれ以上1人も死なせるな>との厳命を受けて鎮守府から来ている>と。
沢山のお医者様が街に来ていました。」
「………」
「その時の鎮守府の提督は貴方様でございます。」
「…済まない…私の索敵指示が遅かったせいだ。
亡くなった一般市民の命は帰ってこないが…申し訳なかった。」
「とんでもございません! 貴方様のそのご指示がなかったら、もっと犠牲者が出ておりました!! 
生意気申し上げるようですが…」
下を向いて黙ったままの提督。
伊良湖は続けて言った。
「私はその大勢のお医者様方に指示をする貴方も見かけました。
貴方様は大勢の命を救って下さったのです。
一部の焼け落ちた場所の修復でも私は貴方様を見ました。
私のお店も同じでございます。」
「貴方様は大勢のお命を救って下さったのです。私も…私も……」
「続けてくれ。」
「私は、私は…あの時…貴方様に応急処置を施された者の内の1人でございます。」
「覚えていない…覚えていることが在るとすれば、あの時私は必死だっただけだ。」
頭を振って否定した提督。伊良湖はいつの間にか涙を流していた。
提督は黙ったままハンカチを差し出して聞いていた。
伊良湖が落ち着くまでじっと待っていた。
暫くして落ち着いた彼女はそのハンカチを大事に折りたたんで、両手で持っていた。
「貴方様は…あの時と全くお変わりになられておられないのですね……
疲れた時はいつでもここに立ち寄ってお休み下さいね。」
「そのハンカチはだな…その…そうさせてもらう…そうだな…証拠みたいなものだ。」
そう言って、立ち上がって鎮守府に戻ろうとした瞬間に後ろから強く抱き付かれた。
「あ…あ…あ………あぁあああ!!」
顔を見ずとも溢れ出ている涙には直ぐに察せられた。
何を言おうとしているかも。
提督は立ったままじっとしていた。
その涙に救われている気がしたからでもあった。
受け止めてやりたいとも思ったからである。
「私はどこにも逃げたりはしないよ、伊良湖。大丈夫だ。」
伊良湖はパッと離れて、自分の取った行動に顔を真っ赤にしていた。
「は…い……あの、このハンカチは綺麗に洗って…」
彼女の正面に軍人らしく振り返り、笑顔で敬礼した後、鎮守府の方向に歩いていった。
伊良湖はずっとその姿を焼き付けるように見送っていた。

254風流提督:2017/07/09(日) 21:56:29 ID:br1hyuhI
なんだか
「本文が長すぎます!」と表示が出たので、無理矢理分けましたww

255風流提督:2017/07/10(月) 23:41:45 ID:U5OprF0I
〜いずこから天恵は〜
第一章
不幸の最中の光 1
ここは街中の料理屋の厨房。朝から板長の怒鳴りが響く。
「何回言うたら判るんじゃぃ! そこは生のまま切るて言っただろ!!また寝ぼけ眼で茹でて切った上に失敗しやがって!」
「姉様ぁあああ、私を庇わずに逃げてぇ!」
「おいおい…逃げるも何も…お前ら、ここの丁稚。」
「ごめんなさい、板長様。妹に後でよく言って聞かせるので、どうかお許し下さい…」
「う…ま、まぁ…そないに涙目になってまで謝ることちゃうけど…じゃあもっかいやり直し。今度ミスったら今日の飯は抜きやぞ。」
 丁稚奉公していて御飯を抜かれる事程、意味のない、そして辛いことはない。
二人共気合が入り、仕込みがいつもより格段に早く終わった。
 そして開店。常連しか来ないような場所にある料理屋。立地条件も良いとは言い難く。偶々海軍基地がそれ程遠くないというだけが救いだった。
それから海の幸が豊富で新鮮である。もっともこれらの新鮮な海産物は海軍の艦艇からただ同然で貰っているものである。
 「よ、大将!また着たぞ!ほら、遠征隊が帰ってきたからこれやるよ。まだビチビチ跳ねとるやろ?」
「毎度毎度助かります。あれ?鎮守府の新しい方…ですかぃ?」
「ああ、せやで。今日着任したばかりや。ま、これは着任の挨拶代わりや。」
 そんな会話を裏方で2人の女性丁稚達が聞いていた。

256風流提督:2017/07/10(月) 23:42:47 ID:U5OprF0I
「姉様、新任の司令官ですって!聞いた?」
「ええ、聞こえたわ。それがどうかしたのかしら?」
「ちらっと覗かない?ね!姉様っ!!」
「はしたないですわ。褒められた行動ではありませんことよ?」
「ちょっとだけだから!ちょうどつきだし作ったところだし。ね?」
 強引に姉を押して、カウンターに出てきた姉妹。
「あっ、お前ら!!盗み聞きを…」
「ん?その2人は何かの料理を持っとるやん。」
「あ、こいつらはウチの丁稚でして…すんません…顔出すなって言いつけてたんですが…」
 そしらぬ顔でその新司令官は聞いた。
「君達、名前は?」
「私は扶桑と申します。妹が勝手な真似をして申し訳ありません。何卒お許しを…」
 新任司令官は謝罪は聞かずに、二人の持っている料理を見ていた。つきだしにしては大きい皿に盛られた料理だった。
「それは?」
 愕然とした表情を浮かべ、宙を見上げながらボソリと言った言葉に新司令官はびっくりした。
「それ扱い…そ…れ…それ…それ、メンソ〜レ…もの扱い…私、やっぱり不幸だわ………」
司令官は軍人である。特段宗教はどうでも良い。聞きなれないその言葉に口が空いたままである。
「あ…あの…この子は妹の山城と言います。この子の口癖なんです。どうかお気になさらず…」
やっと言葉が出たその司令官。だが、不幸という言葉を連発した上でめんそ〜れ、追加、不幸だと言ったその丁稚を更に不幸だと言わせるものだった。
「え〜…不必要に大きいな。」
この司令官はつきだしっぽい料理のことを言ったのだが、主語がないために誤解された。
「(私の背丈もスタイルも小さいと?!)くっ!!…この…扶桑姉様を変な目で見ないでくださる?!」
「えぇっ?!いやいや、オレは料理をそれって言うただけであってだな…(え〜いきなり矛先が…どうすれば…)」
 責めるようなガン飛ばしをする山城。板長は山城の頭を叩いた。
「謝れ、このスカタン!!新鮮な魚介類を毎回持って来て下さる海軍の方になんて事言ってやがる!!」
 ふざけた態度の司令官の眼光が殺気を帯び、板長を睨む。
「…………」
「ど、どうしやした?」
「貴様が今その娘に取った行動をオレにも出来るか?」
「う…」
「謝れ。」
大きくはないが鋭い声。唖然とする扶桑と山城。
「っ!すすすす…すんませんでしたっ(こ、怖いっ……)」
「扶桑と山城言うたな?別に君らを妙な目線で見てはおらんよ。全くとは言わんがな、ははは!その手に持っている料理がもっと気になったから聞いてるだけや。」
「あ…これは一応…魚の粗から身をこそげ取って…煮込んだものです。下に御飯があります。」
「不幸だわ…姉様…私って不幸よね?この司令官様は私を一切眼中に入れていないのよ?」
「さっきから不幸不幸って繰り返しとるからどう返したら分からんだけやって。誤解誤解。」
「私は不幸ではなく、扶桑でございます。この子、山城もどうか視野の中に入れてやって下さい、お願い申し上げます。」
「え〜っと…」
出された料理を取り敢えず口にしようと受け取って食べてみたら、意外と美味い。見てくれは猫飯だが、味も濃すぎずにご飯が進んだ。
ちょうど腹も減っていたので皿に盛られた山盛りのつきだしをパクパクと平らげた上に、思わず無言で皿を返しておかわりを要求してしまった。
「へっ? ほ、ホントに?そ…そんなに美味しかったの?それとも…新任でいびられて御飯なし…とか??」
 口にまだご飯が残っている為に言葉が出せず、無言で首を振り、空の皿に2人を指差ししてから皿をコツコツと叩くその司令官。山城はその意味を理解できずに、首をかしげていた。
扶桑も解らなかったが、もうその料理はないのでお水を差し出した。グラスを受け取らずに水差しごと水をごくごく飲んだ。

257風流提督:2017/07/10(月) 23:43:39 ID:U5OprF0I
「慌てて食べるから喉が詰まったんですよ。お気を付けて下さいね。」
「山城…と言うたか? いびられているのは当たらずとも遠からず、ってやつや。そこで、だ。」
「やったぁ!姉様っ!!私達のサクセスストーリーの開幕よ?!」
「私達2人を…どうしようというのでしょうか?度々の妹の無礼をお許し下さい…」
(サクセスかどうか分からんが…妙なところで頭のキレが良い?!)
「え…引き抜かれるとあっしが…その…困るんで…っ!」
 いきなり軍刀を鞘ごと喉元に突き付けられた板長。
「現物支給だ。わかったか、こら?」
 ジェントルメンぶっておいて損はないと判断し、かっこつけた新司令官。
「荷物は置いたまま。こっちで全て用意するから。秘書として2人を雇う。(引っ越してきたばかりでみかん箱しかないし…)」
 取り敢えずはみかん箱整理係というのも知らず、扶桑は涙目。山城は扶桑に抱きついて嬉々としていた。
(秘書の仕事はこれから始まるとか何とか言えば何とか成るやろ…も〜適当に。アバウトに行くかな。)
「飛行機とか大砲とかぶっ放したりするのですよね、そうですよね?!」
「飛行機はぶっ放したりしたらあかんやろ…中に操縦士居るんやし。」
「山城?貴女の得意な言葉を貰ってもいいかしら?」
「へっ?」
「なんでもないわ…気にしないでいいのよ。」
2人は魚介類一箱で鎮守府にドナ・ドナされているという厳然たる事実には気付いていない。ほっとした新司令官。
「私が行くからにはごはん抜きとかさせたりしませんわ!」
 と…大いなる誤解を持ったままの山城と、妹の尻拭いは続くという不幸な扶桑。
山城には護衛を頼み、扶桑には、妹はこれから立派に育つ、などという適当極まりない発言でごまかした。
「そうですわね…私達が司令官様をお守りする御役目なら…期待できそうですわ。」
 2人を持ってきた手押し車にほいほいっと乗せて、さながら人力車のように、その新司令官は鎮守府に向かって引っ張っていった。
 当然行きの魚介類だけよりも人2人の方が圧倒的に重い。自身の発言がいきなり事実になるとは露知らず。新司令官は鎮守府の近くで力尽きて、2人の肩を借りながら手続きを済ませた。
自然に載せられて引っ張ってこられた扶桑と山城は肩を貸している段階から、ここからもう護衛任務であると誤解していたのである。

258セイバー:2018/01/03(水) 20:46:07 ID:09JZ..z2
第二章
錯綜と思い込みと
1.
山城と扶桑に担がれて、新任提督は医務室に運ばれた。不幸からの脱却どころかサクセスストーリーの序章と誤解して、医務室の外で仁王立ちになる山城。
扶桑はというと、医務室にある道具を使って、提督に水を飲ませた。
「えっと…こういう時って確か…そうね…首の後ろと脇の下冷やさないといけないのだったかしら?で、でも…本人の意識のないまま剥くなんて…はしたないですわよね。」
「姉様?緊急措置よ! 剥いて冷やさないとダメ!」
「う、う〜ん…そ、そう。そうよね!!」
服のボタンなんぞ一切無視して、提督の服を破り、文字通り剥いてしまった扶桑。茹でダコのように真っ赤になった顔。
医務室なので大抵のものは揃っている。
氷をオペ用の手袋に詰め込んで、おでこと脇の下に仕込んだ。
「つめたっ! あ、あれ?! 何で俺、服が破れてんだ?!」
「扶桑姉様が貴方を剥きましたの。」
「山城?その言い方だと私がまるで寝ている間にいかがわしいことをしようとしていたようではなくて?」
提督は自身が意識がなくなってからとこの状態…つまり首の後ろ、腋下を冷やされているのを比べて気づいたが、態とイヂワルを言った。
「ほほぅ?しかし扶桑は一切脱いでいないな。不公平だな、山城?」
「そそそ、そんな意味ではないから!姉様はそんな事しませんっ!!」
「判ってるって。少しイヂワル言っただけ。」
一張羅は破られた一着しかない。後は昔の水兵服が数着。ジャージ。のっけから提督としては全く威厳のないジャージ。
立って取りに行くつもりだったが、ふらついたところを扶桑に支えられた。
「無理してはダメですわ。」
「でもよ…このまんまの剥かれた服で居るわけにも…」
「では一緒に取りに行きましょう。着替えたらまたここに戻って休みましょうね?」
途中で何人もの艦娘達にびっくりしたような、また憐れむような、そして含み笑いをするような目で見られた。
「司令。その方は?お会いしたことがありませんね。鎮守府の関係者ですか?」
不知火が相変わらずの口調で聞いてきた。間違いなくこの服の破れ方と扶桑を見て、何か考えているはずだが表情には一切出していない。
提督は黙って首を振って、返事とした。黙礼をしながら立ち去った不知火。会った時より足早に歩いている。どうせ誰かに言いふらすのだろうなぁ、などと思った。
「ああ、ここ。俺の部屋。鍵は開いてるから。」
「失礼致します。」

259セイバー:2018/01/03(水) 20:47:08 ID:09JZ..z2
2.
本当にみかん箱数箱しかなかった。
「あ、あの〜…お荷物は…これだけですの?」
「うぁ…まだクラクラする…あ、あんだけだよ。どれに入ってるか分からん。すまない。」
扶桑は提督をソファーに寝かせた後、ダンボールを一つずつ開けて、ジャージを探していた。
「ちょ、ちょっとあんた!なにやってんのよ?! 押し込み強盗?! 私の新米提督に何したのよ?!」
「違います、押し込み強盗なんて事は致しません。それにもしそうなら、こんなにゆっくり探すと思われますか?」
「う…う〜ん…それもそうよね…ごめんね。勘違いして。私は雷っていうの。カミナリじゃないの。ここポイントよ。貴女は?」
お目当てのジャージを探し当てて提督の方に持って行きながら答えた。
「私は扶桑と申します。今後とも宜しくお願い申し上げますね、雷さん。」
「え〜っと…じゃあ…提督がひん剥かれているのは一体…なんで?」
「それは私がやりました。私と妹がここに連れてこられた時に、この御方は私達を台車の上に載せてここの近くまで引っ張ってこられたのです。それでこの暑さで倒れられまして…申し訳ありません。」
「ああ…じゃあ暑さにヤられたのね。仕方ないわ。私は急ぎの任務があるから。じゃあね、扶桑!」
「はい。」
提督はと言うと待っている間にボロボロに破れた上着を既に脱いでいた。何とも言えない複雑な表情をしながら。綺麗なオネエサンに介抱されるのはともかく、着替えまではさせられない。
それにいきなり下から脱いだら叩かれかねない。上着をボロボロにするような力の持ち主。叩かれたら首が吹っ飛びそうな気がしていた。
「提督、見つかりましたわ。う、上を脱がれたのですか?!」
「いや、下を脱ぐよりましだろ?シャツにジャージを着るよ。下を履く時は後ろを向いててくれるか?」
「も、ももももちろんですっ?」
声が上ずり、アクセントも変になっていた。ささっとジャージを着て、後ろを向くように指示。顔を覆いながら後ろを向く扶桑。
見えないのだから顔を覆わなくとも良いものを…と提督は思った。
「着替え終わったぞ〜」
「ははは、はいっ?!」
「すまんがまた医務室まで連れて行ってくれないか?階段のところが危なっかしくて…まだフラフラするし…礼はちゃんとするから。」
「お礼なんて…そんなもの要りませんわ。」
医務室に戻った早々に山城にツッコミを入れられた。クスクス笑いながら…
「貴方様は本当に提督なの?料亭での迫力と威厳が形無しよ?ププッ!」
やれやれという表情をするしか無い提督だった。

260名無しの提督さん:2018/07/02(月) 02:37:26 ID:jtnipg1g
ある休日、由良さんに誘われて一緒に大型レジャープール施設へやって来た
ひとまず更衣室で着替えた後に由良さんを待ちしばらくすると
新型スクール水着を着用した由良さんがやって来た
「てーとくさん・・・ちょっと失敗しました///」
どうやら水着を間違えて新スク水を持って来てしまい強引に着たらしい
しかしスラッとしてスレンダーな由良さんの身体に新スク水はすごく似合っていて思わず固まってしまう
何とか言葉を探そうとするが素直に似合っているとしか言えない自分の語力能力の無さに泣きたい
「もう・・・相変わらず何だから・・・」
そんな由良さんに怒られながらも由良さんの身体をじっくりと眺めていたい

真面目に二人で軽く準備運動した後に流れるプールに入り一緒に泳いでいたら
「てーとくさん・・・由良、あれに乗ってみたい・・・」
とどうやらシャチフロートを指指しておねだりされる
珍しく由良さんのおねだりに快く快諾して早速シャチフロートをレンタルして由良さんが乗るとこれまた似合いつつ、ぴったりと身体に張り付いた新スク水を視姦する
顔を赤らめつつも楽しそうにしてる由良さんを見て心がときめきつつもイタズラしたい気持ちも芽生えてくる
「あの・・・てーとくさんも乗りません?・・・私の・・・後ろに///」
そんな考えを見透かされてか単に由良さんだけが恥ずかしいのか解らないが渡りに舟と思って一緒にシャチフロートに乗ってみた
思った以上にバランス感覚が必要な事にびっくりしたが
由良さんのお尻に股関を抑え込まれ、背中に抱き付いて由良さんの身体をじっくり触りたい

一通り流された後、気がつけば人気のない場所に流れ着いた由良さんと自分
「てーとくさん一度降りて・・・あっ!ゆっくり、しんちょ・・・きゃっ!」
由良さんから言われて降りようとしたらバランスを崩して一緒に倒れてしまう
すぐに立ち上がったとはいえ膨れ顔の由良さんに
「もう・・・最後まで話は聞いて下さい・・・」
と怒られながらずぶ濡れの由良さんの身体をもう一度視姦したい
と思っていたら由良さんがプールから上がりシャチフロートも持って奥に行くので慌てた追い掛けるとそこに何故か独立したシャワー室が
何でと思っていたら由良さんはずかずかとシャワー室に入って行くので再び追い掛けると一部屋が広めに作られたシャワー室が姿を現した
ますます疑問が湧く中、由良さんに手を引かれてシャワー室に入ると由良さんに抱き締められた!
「てーとくさん・・・ずっと我慢させて・・・ごめんなさい・・・」
謝られながら、状況が理解出来ないでいると由良さんは自分の股間を水着越しに触られる
「こんなに硬くさせて・・・苦しいでしょう?・・・さあ、由良に任せて下さい!」
そして由良さんに押し倒され、シャチフロートの上で情熱的一時を過ごした・・・


勢いで書いた・・・後悔はしていない

261名無しの提督さん:2018/12/05(水) 01:04:39 ID:GUp9bx8g
競泳水着インストラクター リシュリュー

日々の業務が早めに終わったので日頃の運動不足を解消すべく鎮守府内のプールへ
水着に着替えてプールサイドで準備運動しているとジャージ姿のリシュリューがやってきた
「あら、提督?珍しいですね・・・泳ぎにきたんですか?」
素直に泳ぎに来たのと運動不足の解消と答えると
「ふーん・・・ま、身体を動かすのは大事よね・・・よろしければ私も手伝ってあげますよ?」
どうやら一緒に泳いでくれるらしい・・・一人で黙々と泳ぐよりは一緒に泳ぐのが楽しいだろう
お願いするとリシュリューは了承してジャージを脱ぎ始め・・・初めて見るリシュリューの競泳水着姿に思わず息を飲んだ
仏艦だからお洒落な水着・・・と思ったらまさか機能性重視の競泳水着・・・ハイレグ型の競泳水着だったのだ
リシュリューの肉体を包む競泳水着は美しく綺麗で思わず見とれてしまい無意識に愚息も反応してしまう
「・・・提督・・・生理現象は仕方ないですけど、私は何もしませんよ?」
冷ややかな視線と冷めた表情で言われたらさすがに恐縮してしまう・・・これはダメだ真面目にやろうと心に誓って・・・
「それじゃ提督、準備運動はしっかりやりましょうかそこに座って下さい」
そこから先は問答無用のシゴキが始まった・・・

なおシゴキの内容として
準備運動は本格的ストレッチで情け容赦なく身体が悲鳴をあげる
いざプールに入っても問答無用の指導で限界まで泳がされる
指導が終わってもアフターストレッチでまた身体が悲鳴をあげる
本当の地獄とはこのことか・・・

・・・シゴキが終わってリシュリューはさっと引き上げたが身体が動かずプールサイドでぐったりしていた
とはいえ少しすれば楽になったので立ち上がりシャワー室へ移動する
シャワーを浴びなからなんであんな指導をしたんだろう?と疑問に思ったが考えれば
入隊しての訓練より美人なインストラクターにマンツーマン指導だからマシと考えた
それにリシュリューは遠慮はなかったが身体が密着しても気にする素振りはせず
むしろ事故で触っても「もっと触りたければ頑張りなさい!」だったので頑張ったのだ
・・・あれ?俺は眼中にない?
心は折れかけるもリシュリューの競泳水着姿を見れたし触れたからこれ以上は望むまいと心に誓って更衣室に戻ろうとして・・・
「提督、次のレッスンよ!」
なぜかリシュリューがシャワールームにいて訳も分からず手を掴まれて連れられる
「ほんと、提督は真面目なヘタレね・・・もう少し積極的にならなきゃ」
言われながらシャワールーム内の広めに造られた個室に入りそこでリシュリューに抱きしめられる
「提督・・・緊張しないで・・・私が全部してあげる!」
そのまま唇を塞がれてリシュリューに押し倒された・・・

・・・勢いで書いた・・・後悔はしない
いつかこの続き(R-18)を書いてよそで投稿しよう

262「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2019/08/30(金) 17:24:58 ID:34IGF9pU
朝練の走り込みを終えて帰ってきた長良を、
私室に呼び出して素ッ裸に剥いた上で、
汗の冷たさといまだ火照りの残る肌に掌を這わせ、
首筋、背筋、脇腹、臀部と、
激しく打つ鼓動と体温を感じながら、更にその下、
付け根までは白く、小麦色に焼けた太ももから、
固く引き締まった細い脚の感触を愉しみつつ、
いきれの立つ柔毛の薄い繁みにそっと顔を寄せ、
頭上から零れ落ちる含羞の喘ぎを耳にしながら、
汗と秘蜜に潤んだ雌蕊に舌を這わせ、潜らせ、
吐息が切なさにはちきれそうになるのを確かめると、
あえてそれより奥には触れず、
花弁の奥から這い出させ、
神経の凝らされた小さな肉芽を避け、
つややかで柔らかな肌に汗の味を感じながら、
下腹から腹部、更にその上へとねっとりと舐め上げ、
まだ生固い膨らみの先端に立つ、
淡い桜色の突起を唇で咥えたところで、
長良に頭を抱きしめられ、押し倒され、
走り込みより更にハードな運動に一緒に堕ちていきたみないですかね?

リハビリなんやなぁ……。

263「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2019/08/30(金) 17:26:01 ID:34IGF9pU
「sage」忘れたッ……!!(恥)

264「9,」 ◆xbIVZZ4e4A:2019/08/30(金) 18:06:48 ID:34IGF9pU
潜水艦娘の「スクール水着は提督指定」という話を真に受けて、
スクール水着を着て泳法訓練に来てしまった鳳翔さんの、
慎ましくなだらかな体躯に、濃紺の生地が存外に似合い、
細い四肢の白さを一層引き立たせた上、恥じらう仕草に、
目をそむけねばと思いつつも視線を惹かれ、
更に水に浸かると布地が肌に密着し、
体の輪郭線がより克明に浮かび上がる様子に、
懊悩で殺されそうになりながらも監督業務はなんとかこなし、
泳法訓練の終了を見届けるも、プールから上がった鳳翔さんに、
「ずっと、ご覧でしたよね……」と、気まずそうに囁かれ、
失望を買ってしまったかもしれないという危惧で、
頭がゾクリと粟立ったものの、
「今夜、よろしければいっぱい」と呟き、
顔を赤らめながら足早に立ち去るその後姿に、
安堵と堪えがたい興奮を覚えながら、
終業時間を待ったりしたいっすね(仕事しろ)。


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