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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

1名無しリゾナント:2011/01/18(火) 17:04:23
アク禁食らって作品を上げられない人のためのスレ第2弾です。

ここに作品を上げる → このスレの中で本スレに代理投稿する人が立候補する
って感じでお願いします。

(例)
>>1-3に作品を投稿
>>4で作者が代理投稿の依頼
>>5で代理投稿者が立候補
>>6で代理投稿完了通知

立候補者が重複したら適宜調整してください。ではよろしこ。

392名無しリゾナント:2012/01/05(木) 06:20:25
オーガノイド(鬼人)
オーガメモリーと皮膚のどこかにメモリスロットをもつ者
メモリをスロットに挿すと、そのものの心の鬼を呼びさまし変身する。

オーガメモリー
人の心の鬼を具現化する装置。
装置というより「装置のように見える妖怪」に近い。
USBメモリに顔がついて角が一本生えたような形をしている。
どんな鬼になるかは最初に挿したときに判明する。
以降は起動時に自己の鬼を一言で象徴するような言葉を宣言するようになる。
ある程度本人の素質に関わりなく鬼の姿と能力を制御できるメモリも開発されているが
制限があるほど、本人の能力は限定され弱いオーガノイド(オーガントのほうがいいか?)にしかなれない。

メモリスロット
スロットは銃形の小さい転写機によって簡単に皮膚に転写できる。


寺田家
「鬼による人の革新、これこそが寺田家の夢や。
そのための組織がGOD(ガーディアンオブダークネス)や」
「侵入者によって実験中の例のオーガメモリが盗まれたやて?
琵琶湖から引き揚げてきた「あの娘」も連れ去られた?
いかんなぁそれは」

共鳴者
広義にはオーガノイドだが、普通のオーガノイドとちがい単体では変身できない。
左右の鼠径部に一つづつ、計二つのメモリースロットをもつ。
右のスロットに挿すと自分の体が光の奔流となって相手の周囲に渦巻き、鎧のように体を覆う
左のスロットに挿すと相方をまとう中の人状態になる。
タンデム戦闘機に例えると右の人が火器管制、左の人が機を操縦する方とでもいえばいいのか

393名無しリゾナント:2012/01/05(木) 06:21:08
変身
元ネタライダーとちがい、右は肉体が残らないが現場に一緒にいなければならない。
まず右メンバーがメモリを起動、メモリが自己を宣言する。
左メンバーがメモリを機動、メモリが自己を宣言する。
右メンバーがズボンをずり下げ右鼠径部スロットにメモリを刺す、メモリが吸い込まれ、左メンバーの右スロット上にメモリが転送される。
左メンバーがズボンをずり下げ左鼠径部スロットにメモリを刺すと変身スタート。
元ネタと違い、半分こ怪人ではなく、色が右のメンバー由来のものになり、姿形が左メンバー由来となる。
9人全員が一緒にいるなら一度に最大4体(一人余り)のライダーができあがることになるのか。

例:左メンバー高橋、右メンバー新垣の場合、『ルミナス・ラフター』となる。

「いくよガキさん!」「まぁかせて愛ちゃん!」
『ルミナス!』『ラーフタァ!!!!』

個人名 自分のメモリを刺すスロット 挿す順番 変身後      鬼のデザイン
高橋  左             後から  体を動かす方   ライダーの形を決定する
新垣  右             先に   火器管制的な役割 ライダーの色を決定する

逆に新垣が中の人(左)のときは『ラフター・ルミナス』    
-------------------------------------------------------------------------------

394名無しリゾナント:2012/01/05(木) 06:24:31
本当に申し訳ない。すでにリゾナントスレの面影は無い。
あのライダーが始まった頃、衝動的に思いついてしまったのだ。
くだらなすぎて自分でも頭が痛い。

「サア貴方の罪を数えて!」

----ここまで2009〜2010年-----

395名無しリゾナント:2012/01/05(木) 06:30:36

>>390-394
以上、
ボツ規格 ■ 鬼面ライダーR (オーガライダー・リゾナント) ■
でした。


しかし、愛ちゃん、佐吉、ゆうかりんですでに立ち上がれぬほどの衝撃を受けたというのに
ガキさんまでとは…
かしましメイキングのガキさんのおへそに興奮していた日々が走馬灯のように…
せめて一年は発表せずに続けてほしかった

396名無しリゾナント:2012/01/05(木) 12:45:29
悪役が寺田家なわけね
本家のWでテラーを演じてたのが寺田農さんだったのでその辺の符号が面白いというか
ただ鬼というモチーフは響鬼もあったからなあ
結構真剣にタイガー&バニーにリゾナンターを当てはめたりしたことのある者にとっては、初夢として形になって欲しかったですがね
スマイレージはオリジナルの体制で続くと思ってたんだけどなw

397名無し募集中。。。:2012/01/06(金) 14:22:13
「さゆみんと田中っちの事、心配?」
「何や、がきさん。あーしの心でも読んだか?」
「いや、読まなくても愛ちゃんの事は顔を見ただけでわかるから。」

その日、喫茶リゾナントでは昼ごはんを食べに里沙が来ていた。

「まぁ、私もスパイの経験とかあるから潜入捜査のつらさはわかるよ。それに愛ちゃんも経験者だし。」
「うん、まぁ今回の潜入がそこまで過酷やないと思うけど、聖ちゃんたちもおるんやし。ただ・・・」
「ただ?」
「もしも・・・今回の事件の犯人があーしが潜入した時のやつと同一人物やったら・・・」

それは2年近く前にさかのぼる。

愛は警察機構との窓口となっている特務機関のKに依頼され、私立咲坂高校で起きた超能力関係の事件を潜入捜査することになった。

愛が潜入した数日後、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)を飛び級で卒業し、咲坂高校に転入してきた燈馬想という青年と知り合い、図らずも彼と一緒に身の回りで起きた事件を解決していった。
そしてそんな中、学園で事件を起こしている謎の存在にたどり着こうとした。

「もはやこの学校に用はない。」
「待て!逃がしてたまるか!」

不覚にも愛は一歩手前でその犯人をとらえるどころか自らが捕まり、犯人を取り逃がしてしまった。

398名無し募集中。。。:2012/01/06(金) 14:23:34
その事を思い出した愛は少し落ち込んだ表情をしている。
また里沙はそれを察した。

「あの時のことを悔いても仕方ないわ。美術教師として潜入していたまこっちも言ってたじゃない。あの状況じゃあ仕方ないって。そういえば、愛ちゃんはあの燈馬君とは仲良くしていたみたいだけど・・・」
「なぁ!何言ってるやざ!リゾナンターは恋愛禁止やよ!」
「まだ、私そんな事を言ってないじゃない。」

咲坂高校で行動を共にした燈馬想とは捜査が終了してから会ってはいないが、愛は特に気にしてはいないはずだが・・・

「とにかく、あーしの心配ごとはもしもあーしが2年前に取り逃がした奴が今回の一件に関わっているんやったら、油断ならんよ。」
「そうね、用心に越したことはないわ。そのためにも私たちでしっかりとしたバックアップをしないとね。」

399名無し募集中。。。:2012/01/06(金) 14:24:18
その頃、凰卵学院では・・・

「ここが凰卵学院か・・・まだ男女共学したばかりだから、男少ないだろうな。」

ひとりの眼鏡をかけた青年がとぼとぼした感じで学院の門をくぐった。
しかしあまりにもとぼとぼと歩いていたせいか前方不注意であった。

ドン!
「イタッ!」
「イテッ!」

すると青年の目の前にれいなが尻もちをついていた。

「気をつけると!なにぼぉーとしとると!」
「ごめん、ケガなかったか?」
「ふん、伊達に鍛えてなか!だけど・・・れ、いや二ーナに激突した責任はとってもらうと!」
「責任って!」
「二ーナの召使いになってもらうけん!」
「ええ!」

学院では愛の心配事以外にも心配事が増えそうであった。

400名無し募集中。。。:2012/01/06(金) 14:26:32
>>397-399
「学園潜入 高橋愛の不安」

どうもリゾクラ作者です。
がきさんショックから数日が経過、何とか心を落ち着かせています。
リゾスレの元気を取り戻すためにも長期予定シリーズの序章をあげておきます。
ちなみにさゆみん&れいなはドラマの役名で潜入しています。

401名無しリゾナント:2012/01/10(火) 21:26:55
>>397-400
行ってきました


上のボツネタも行ってきた方がいいのかな?

402名無し募集中。。。:2012/01/10(火) 21:34:27
代理投稿ありがとうございました。
いつの間にか新スレにあがっていたので驚きです。
ちなみに鬼面ライダーRはリゾクラ作者ではありませんので。

403名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:17:10
衣服を裂き皮膚を撫で肉を断つ感触。
血飛沫が舞い骨の軋む音。
それらの微細な感覚が鋼線を通じて里沙の指先に伝わってくる。

はずだった。

「え…?」

里沙は己の右手と眼を疑った。
手応えが、ない。
振り下ろした鋼線の先は無。
そこには空気以外の何物も存在しておらず、得物が獲物を捉えることはなかった。

一瞬、負った深手が視覚にまで影響を及ぼしたのかと思った。
だが違う。目に異常が生じたわけでも狙いを誤ったわけでもない。
そこに標的は“いなかった”のだ。
倒れ動けなくなっていたはずの亀井絵里。彼女はその場から忽然と姿を消した。

「やられた……」

頭をくしゃりと一掻き。里沙はこの大広間を見渡した。
ひびの入った壁。原型を留めない調度品。大量に散らばるなんらかの破片。
戦いの激しさを物語るには充分な光景だが、先程と比べて足りないものが一つある。
この現状を生んだのはそれだ。

武器を手にした里沙の前から人一人消える。否。消せる。
そんな芸当ができるのはこの場においてたった一人しか思い当たらなかった。

「…愛ちゃん……!」

高橋愛も姿を消していた。
恐らくはその力で亀井絵里を連れて。

404名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:17:45

がくり、膝が折れた。
脱力か安堵か、あるいは出血多量のせいか。
なんにせよ里沙は膝をつく。
張りつめていたものが解けていくような心地がした。

「なんで…そんな、勝手な……」

一度解けた感情は止まらない。
浮かんだ数多の「なぜ」と涙が堰を切ったように溢れ出す。

この十年という間を里沙は愛と共に生きてきた。
だから本当は、「なぜ」なんて思う必要はなかったのかもしれない。
愛の考えが里沙には手に取るようにわかった。
人には優しく甘過ぎて…だけど決して己には妥協を許さない彼女の心理。

愛は独りで幕を引きに行った。
里沙にその手を下させないために。
さらには仲間意識と職務意識の狭間で揺れ動く自分自身に引導を渡すために。

勝手過ぎる。
しかしそれが高橋愛という人間だった。

そしてこれが、新垣里沙という人間の姿。
誰より近くにいながら彼女のすることを止められない。
手を伸ばせばすぐなのに、手を伸ばしても届かない。
僅かながらも決定的な二人の実力差。この差がいつも里沙に悔しくもどかしい思いをさせる。
そんなにたくさん背負わせたくないのに。

405名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:18:17
「…っく……っ…」

恐らく愛は誰にも邪魔されない場所を選んだはずだ。里沙にはもう手が出せない。
その事実がまた悔しくて、もどかしくて。
ひどく視界が歪む。零れ落ちる。大粒。
滲み歪んだ里沙の世界にあって、確かな輪郭を保っているのは今や記憶だけだった。

「かめぇ…っ!…みんな……!」

亀井絵里。
ジュンジュン。
リンリン。
そして久住小春。

彼女たちの笑顔が、言葉が、思い出が。
浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。
まるで走馬灯のように。

「……大好きだったよ、守りたかったよ。……でも………………守れなかったね…」

悲痛と無念に染められる魂の叫び。
この広い空間に一人取り残され、咎める者も責める者もいないのに、里沙は声を抑えて秘かに泣いた。

406名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:18:53

―――――――――――――――――――


突然の風切り音がジュンジュンの体を貫いた。
いや突き刺さった。
予期せぬ背後からの一閃に防御も儘ならず、ジュンジュンはその場に崩れ落ちる。

「……あ?」

何が起きたかもわからず呆然としている。
場違いにも、さゆみはジュンジュンのその顔を可愛いと思った。

考えてみれば、彼女に面と向かって「可愛い」と言ったことは一度もなかった。
先輩としてか日本人としてか、はたまた自分の容姿にある程度の自信を持つ年頃の女性としてか。
妙なプライドが邪魔をして、さゆみは正直に彼女を褒めるということができなかった。
こうなる前に一度くらい言ってあげればよかったな。少し後悔をする。
今となってはもう、遅いのだけれど。


愛佳が時間を稼ごうとしているのはさゆみにもわかっていた。
それこそ先輩として、その頑張りを無駄にさせたくない。
敵二人のどちらかが隙を見せたらさゆみはいつでも向かっていくつもりでいた。
誰かに先を越されるなんて考えてもみなかった。

407名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:19:26
「そ、れ……見たこ…ない。田中さ……その武器、なぁに…?」

息も絶え絶えにジュンジュンが振り向いてれいなに問いかける。
れいなはうつ伏せから半身を起こした体勢のまま、まだそれを構えていた。
軽量化された小型のボウガン。
その発射口に矢はない。一発しか用意されていないそれはすでにジュンジュンの左の背中に刺さっている。

さゆみより早くれいなが動いたのだ。
れいなは自らがジュンジュンとリンリンの死角に入った機を逃さず、隠し持っていたボウガンを撃った。
勢いよく口外に飛び出した牙は迷うことなくジュンジュンの心臓付近を突き立てる。

予期せぬ速攻に驚かされたのはさゆみもだが、ジュンジュンにしてみれば思いがけないにも程があるだろう。
気を失っていると思っていたれいなに致命傷を負わされ、しかもそのれいながいつの間にか武器を持つようになっていたなんて。

「…れいなだって変わると」

武器に頼らず己の体技のみで戦うスタイルを採っていたれいな。
そんな彼女が方針転換をしたのは「リゾナンター」が五人になった頃。絵里たちが去ってからだ。
あの日かられいなはボウガンを使うようになった。
『確実に相手を仕留められる手段があったほうがいい』と。
時期はちょうどすれ違い、ジュンジュンが知らなかったのも無理はない。

れいなは徐に立ち上がった。

408名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:20:09
「もう甘い顔はせん。さゆと愛佳を…れいなの仲間を傷つける奴は、ただじゃおかん」

言葉の迫力とは裏腹の静穏な口調。
怒りに震えているようにも感情を抑えつけているようにも見えない。
淡々と言葉が紡がれていく。

あの日から裏でどんな葛藤があったのかさゆみは知らない。
知らないが、彼女の立ち居振る舞いが大きく変化していく様をずっと傍で感じていた。


物腰が柔らかくなった。
一歩引いて全体のことを考えられるようになった。
人に話しかけることが増えた。
反抗的な態度が減った。
以前よりも物事に寛容になった。
少し、優しくなった。


失う痛みを知って今あるものを愛しんでいるのだろうと述べた人物もいた。
しかし、さゆみは。

れいなは全ての敵意を外に向けることにした。だからその分だけ内が穏やかになった。
“これ以上自分から何かを奪おうとする者は容赦しない”。彼女の背中がそう叫んでいるように思えてならなかった。

409名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:21:02

「…その、武器……かっ、こ…いね。これか、らも……使、うの…?」

血塗られた微笑は苦しげな息を吐く。
ジュンジュンは理解しているようだった。満足しているようだった。
己の運命を。
彼女の顔には、失せた殺気や生気の代わりに充足と寂寞の念が拡がっている。

「使っ…て、ほし…な。それがジュンジュン…こ、殺したの、ず…っと、忘、れな…よ…に」

一筋の涙が彼女の頬を伝う。
焦点の定まらない瞳が虚空を見上げた。

「忘れんよ。絶対に忘れん」
「言うだけじゃ……嫌だよぉ…!お願…っい……………」

途切れる。

項垂れる。

よろめく。

横倒れる。

ジュンジュンは動かなくなった。
もう笑うことも話すことも聞くことも歌うことも走ることも食べることも立つことも嘆くことも怒ることも泣くこともない。
彼女は逝った。
“忘れないで”。最期にその一言を残して。

410名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:22:18
誰もその場を動かない。動けない。
ただじっとその亡骸を見つめ、立ち尽くす。
もしかしたら、もしかしたら何事もなかったかのように起き上がるのではないかと。
待っているのかもしれない。
だが本当は皆わかっているはずだった。


賽はとうに投げられた。終わりの始まりは半ばを過ぎた。亀裂の修復は不可能だった。
やり直しのきく段階はとっくに過ぎている。
だけどそれでも。今なら。まだ。
心のどこか深い部分に燻っていた想い。

『戻ろうと思えば戻れるんじゃないのか?』

だけどやっぱり。今となっては。もう。
心の奥に忍ばせていた祈るような想いは露と消えた。
賽の目は開かれた。終わりの始まりは終わった。亀裂は完全に断裂した。
もう元には戻れない。二度と。

時計の針は“今”しか刻めない。
過去に巻き戻すことも未来に早送りすることも叶わないなら、今を生きるしかないのだ。

さゆみは決意を固めた。
目を閉じ集中し、未だ脈打つ痛覚を遮断する。
やるべきことは一つ。
全員の視線がジュンジュンの亡骸に注がれているのを確認し、さゆみはそっと床に手を這わせた。

なぜだか無性に、絵里に会いたくなった。

411名無しリゾナント:2012/01/22(日) 22:24:25
>>403-410

「confrontAtion ―反鳴―」の続きです
ここまでが今話の前半です
後日上げる後半とセットで一話になります

*******
お手数ですがどなたかお暇な時お願いします

412名無しリゾナント:2012/01/23(月) 11:25:35
夜半の方が良かったんでしょうが上げれるうちに上げておこうと思ったのでただいま上げてきました

413名無しリゾナント:2012/01/23(月) 20:29:24
代理投稿とリンクの提示、誠にありがとうございました
昼夜は特に気にしませんのでw

414名無しリゾナント:2012/01/25(水) 16:19:49
これだけ卒業と加入が頻発すると9期もいつかは卒業するんだなって考えてしまう
将来成長した二人が再び戦ったら、どっちが勝つんだろう?
http://noid.s43.xrea.com/apuroda/img/up21423.png

ノノ ゜ v゜) <エ゛エエエリイイイイナアアアアア!!!!!
|||9|゜_ゝ゜) <リ゛ィイイイイイイホォオオオオオオオオ!!!!


ノノ ゜ v゜) <キライだった!キライだった!キライだった!キライだった!!!
|||9|゜_ゝ゜) <信じてた!信じてた!信じてた!信じてたのに!リホォオオオオオオ!!


ノノ ‘ v‘) <それでもいつも目で追ってた。気づくと衣梨奈をみていたよ。
|||9|‘_ゝ‘) <知っとったっちゃ。嫌われとうの知っとったっちゃ。それでもエリは里保のことが好きっちゃん


  ドサァッ

415名無しリゾナント:2012/01/25(水) 16:21:39
>>414
代理投稿願います
こんな短くても水遁とかorz

416名無しリゾナント:2012/01/25(水) 18:00:15
行ってきた
何かバキみたいw

417414:2012/01/26(木) 16:18:02
>>416
どうもありがとうございました

418名無し募集中。。。:2012/01/28(土) 21:56:28
どうもリゾクラ作者です。スレがどうなるか不明なので学園潜入はここに投稿の方向にします。

今週投稿予定の作品はまた後日に

419名無しリゾナント:2012/02/01(水) 18:07:49
 ■ シーデマンデッド −岡守時秀− ■

都内某所、高層マンションの一室、虎刈りにチョビヒゲの男が一人。
いや、一人ではない。男の後ろ、いつの間にか一人の女が壁に寄り掛かっている。
「元気そうっすね…でも、そうやって人の部屋勝手に入るの悪い癖っすよ"姐さん"」
「忘れてへんやろな?」
「なんすか?」
「アンタ、自分の仕事忘れてへんやろなっていうてんの」
「やだなぁ姐さん。
何度も言ってるけど、俺、別に組織の人間ってわけでも、組織に雇われてるわけでもないんすよ。
あくまで趣味でやってるだけなんすから。
それに報告は上げてるじゃないすか。ちゃあんとやってますよオレ」
「あんなペラッペラの作文、報告とは言わんわ」
「そんで、姐さん自らお説教ですか」
男が椅子に座ったまま、くるりと振り向く。
「見れば見るほどぶっさいくな顔やな」
「マジすか?オレ割と気にいってんすけどねコレ。」
「顔も声もしゃべりかたも、なにからなにまでぶっさいくになっとるやん。前の…」
「前のオレのがよかったすか?姐さん意外と面食いっすよねw」
「だまれドアホ」
「冗談っすよー更年期っすか?勘弁してくださいよ」
「マジこのハゲ」
「…殺しますか?俺を…"俺たち"を…そうしてくれるんなら…」

420名無しリゾナント:2012/02/01(水) 18:08:47
―そうしてくれるなら―

長い…沈黙

「…すまん…」
「なーんすか?いいんすよもーマジになっちゃって。
長い付き合いじゃないすかぁやめましょうよそういうの。」
「…せやな…」
「もー意外と姐さんかわいいとこあんだからなー。パンツ盗んじゃおっかなもー…
…え?どん滑りですか今の?」
「なぁ…もしかして…情が移ったんか?あの子たちに」
「またもーなにいってんすか。ただの趣味ですよ趣味。知ってるっしょ?
単なるストーカーっすよオレ。
ただ若い子が好きなだけですよ。情とかそういうんじゃないっすから。」

「わかっとるとおもうがあの子らは…」

「…ま…いい子ではありますよ、四人とも。
楽しいですよ、見てて…
素直で、やんちゃで、とびきり危険で…
『あの頃の』姐さん達ほどじゃないですけどね」

「…」

「心配しなくても大丈夫っすよ。関係ないっす。あのお姫様たちが死のうと生きようと」

…うそやん…

…明日香のとき…アンタは…あんなに…あんなに必死に…

「え?なんすか?」
「…なんでもないわボケ」
「オレ、姐さんの描く未来図、結構気に入ってんすから…付き合いますよ、最後まで。」
「あたりまえや。いまさら嫌やゆうても最後までやってもらうわ。」
「そうそう。やっぱそうじゃないとね姐さんは。」

421名無しリゾナント:2012/02/01(水) 18:10:27
>>419-420

■ シーデマンデッド −岡守時秀− ■
でした

422名無しリゾナント:2012/02/01(水) 19:18:29
転載させてもらいましたよ
ブランクがある所為か2レス目が行数オーバーになったので分割させてもらいました

423名無しリゾナント:2012/02/02(木) 01:56:20
いつでも構いません。どなたかお願いいたします。
タイミングが図りきれずこの時期に投下します。

懐かしい感じ?
愛佳リアル怪我ネタなので苦手な方は回避
9期10期は出ません

424名無しリゾナント:2012/02/02(木) 01:57:06

違和感のある左足を知らず知らずのうちに庇っていたらしい。
歩き方がおかしかったようだ。

愛に、どうしたんや?とその足を指摘され気がついた。

「なんか痛いような痺れるような変な感じなんです」

日が経てば治るだろうと思っていた。寝ているうちに打ったとか、軽く捻ったとか。
行儀が悪いとは思ったが、靴と靴下を脱ぎ椅子の上で三角座りをして弁解しながら、違和感のある左の踵あたりを撫でた。

「見た目ではどうもないんですけどね」

愛が調理場から出てきて愛佳の隣の席へ腰を下ろす。
そして愛佳が乗っている椅子を自分と向かい合うように引っ張り動かした。
反動で愛佳の身体が揺れる、支えるために思わず愛の肩を掴んだ。

「腫れてる、とかではないんやの」

愛の手が愛佳の足を柔らかく掴み、違和感があると訴えるその場所を撫でた。

425名無しリゾナント:2012/02/02(木) 01:58:55

「感覚はあるんか?」

踵の輪郭を愛の指先がなぞる。
確かに、触られている。愛佳は頷いた。

「1回さゆに見てもらえばよかとやん。もうすぐ来るっちゃろ」

夕方に向けて材料の仕込み中だろうか。
れいなの手元は小刻みに動き、まな板と包丁が当たる小気味のいい音を響かせていた。

「いやいや、きっと明日には治ってると思いますし」
「またそうやって無理するー。いつから変な感じだったのさ」

カウンター席にいたはずの里沙がいつの間にか愛佳の向かいに腰を下ろしていた。

いつから、そういわれると結構長いかも。
思い返したがさすがにそれを口にすることは出来ず、一昨日くらいですかね、と言おうとした矢先

「結構長いこと変なんやと」

愛がちょっと怒ったような口調で言い、愛佳の頭をスコンと叩いた。
読まれた!!

「読まれた、ちゃうが。アホ」

再び落ちるげんこつ。
目の前で暴力事件が起こっているにもかかわらず、里沙は止めるどころかニヤついた表情で愛佳を見つめている。

426名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:00:05

「みついが叱られてるなんてめずらしーねぇ」
「いけー!愛ちゃんもっと叱ったれー!」

ガヤが入る。どういうことだ。なんて薄情な先輩たちだ

「ホンマにあんたは。もっと自分のこと大切にせんとアカンやろ」

愛佳は3度目のげんこつに備えて頭を両手で守った。
だが次に降って来たのは温かな掌で。頭を守る腕を柔らかく撫でられる。
恐る恐る視線を上げると、怒ったような呆れたようなそれなのに優しくも見える、そんな表情をした愛と目が合った。

「もうすぐ来るさけ、さゆにみてもらい」
「でも」
「でもやない」

滅多に聞かないドスの聞いた声で愛佳は怯んだ。素直になるしかないのか。

「…はーい」

俯いて返事した頭にポン、と掌を乗せられる。そのあとぐしゃぐしゃに撫でてから愛は席を立った。
その瞬間を見計らったかのようにカウベルが鳴り、リゾナントの扉が開けられる。

「おあよーさゆ。ちょっと愛佳みたって」
「こんにちはの方が正しいけどね、愛ちゃん。てゆーか、突然意味わかんないよ」
「わー!ガキさんが愛佳ちゃんの前にいるー!もしかして叱られてんの愛佳ちゃん」
「ちょっとカメ。あたしが前にいると叱ってるってそれどーゆーことよ」

さゆみと絵里が連れたって現れた。
検査入院から帰ってきた絵里は楽しいものを見つけたかのようなキラキラした目をしていた。

427名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:00:54

「―――なるほどね。それではさゆみ先生が診てあげましょう」

愛から事情を聞いたさゆみが愛佳の隣に腰を下ろす。椅子に乗せられた左足に手のひらで触れた。

「さゆみせんせーって響き、なんかヤらしいよね」
「そんな事思うのはカメだけだと思うけど」

里沙の隣に座った絵里が肩を揺らす。そんな様子を気にすることなくさゆみは愛佳の左足に意識を集中させた。
足に触れるさゆみの手から淡いピンク色の光が放たれる。

「改めて見るとなんか不思議っちゃねー」

相変わらず手を動かしながらもさゆみの能力に力を足していたれいなが声を上げる。
考えてみればこうしてさゆみの能力をまじまじと見るのは珍しいことだった。
いつも戦闘で傷ついている時か、切羽詰っている時が多い。

428名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:01:54

「…うーん、どうだろ。」

光が消える。さゆみは首をかしげながら愛佳の足を撫でた。

「ちょっと歩いてみて」
「はい」

そっと足を床につける。右足で一歩、そして左足。2度ほど同じ動作を繰り返す。

「アカンな。やっぱ歩き方いがんどる」
「目に見える傷じゃないからむずかしいの」
「びょーいんですね」
「病院いきっちゃね」
「今日中に連れて行くからね」
「保険証もっとるか?」
「はい、愛佳ちゃんのお財布の中に確認しましたー」
「ちょっと亀井さん勝手に出さんでくださいよ!」
「さ、みついー靴下と靴はくー」
「絵里の行ってる病院でも大丈夫なんか?」
「いけますよー。整形外科ありますから」
「愛佳ちゃん大人しく準備するしかないの」
「なんか愛佳がこんな状況…ウケるんっちゃけど」

がやがやと騒ぎながらも愛佳の病院行きの準備は滞りなく整った。

「仕方ないから絵里ちゃんが付いていってあげるよ」

何故か嬉しそうに絵里が愛佳の腕に絡みつく。

「行くで」
「はーい」
「…行ってきます」

愛佳の珍しくぶーたれた声のあと、3人は黄色の光に包まれ消えた。

429名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:03:05

「よくよく考えると、あたし達の能力って便利だよね」

里沙の呟きにさゆみとれいなが頷いたその時、二人を送り届けた愛が戻ってきた。

「ほんっとに便利だわ」
「ん?」
「なんでもない。愛ちゃんカフェオレおかわり」
「はいよー。さゆはなんか飲む?」
「抹茶オーレ!」
「最近そればっかりやね。ほな、2人戻ってくるまでティータイム。れーなも休憩しよ」
「そうやね。れーなはモカがいいと」

430名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:04:02

空がオレンジ色に染まった頃、絵里は本日2度目となる病院からリゾナントへの道を歩いていた。
暢気に鼻歌なんかを歌っている。手にはボストンバッグではなく、車椅子のハンドルを握っていた。

「すんません、亀井さん」

愛佳が申し訳なさそうに首だけで振り向く。足には白く分厚いギプスが巻かれていた。
車椅子にちょこんと座る愛佳。本当は松葉杖でもよかったのだが『付き添いの保護者』として絵里が断固拒否した。
『愛佳ちゃんは無理しちゃう性格なんで、マシになるまで松葉杖を与えないでください。
 絶対使いませんよ、ケンケンとかしますよ、この子。だから車椅子にしてください』
いつの間に精神感応を覚えたんだ。思わず絵里を見上げた時、彼女の口角は得意気に上がっていた。


「疲労骨折だなんて絵里初めて聞いたよ。ぽきって折れるだけが骨折じゃないんだねー。」
「愛佳も初めて聞きました。こういうのも骨折なんですね」
「じゃぁ愛佳ちゃんは左足ばっかり疲労させてたってことなの?」
「いや、よーわからんけどそれは違うと思いますよ」

絵里と喋りながら愛佳はきょろきょろと辺りを見回す。目線の高さが変わるだけで、こんなにも景色が違って見えるのか。
見慣れた道に新しい発見。そして、少しの不安。この道を一人で車椅子を漕ぎながら行き来しなければいけないと思うとぞっとした。

「はーい、とうちゃーく。みんなびっくりしちゃうだろうね」

カウベルがちりりん、と鳴った。絵里がリゾナントの扉を開けるより早くそこが開き、二人は一瞬動きを止めた。

431名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:04:39

「オカエリなさい」

出迎えてくれたのはジュンジュンだった。絵里が愛佳の乗った車椅子を押して店内に入る。
仕事終わりで来てくれたのだろう。そこにはリンリンと小春の姿もあった。
予想以上に大事になってしまった。愛佳は情けないような困ったようなそんな表情を浮かべた。

「二人が歩いてるトコロ見えたデスから。みっつぃさん、タイヘンな事になりましたネ…」

リンリンがテーブル席の椅子をひとつ引き出し、窓際に移動させてくれた。そこに愛佳の乗った車椅子が納まる。

「疲労骨折、だって」

車椅子のブレーキをかけながら絵里が言う。

「疲労骨折?左足ばっかり疲労させてたの?」

ついさっきどこかで聞いたような小春の言葉に、愛佳と絵里は顔を見合わせた。

「そういうわけやないと思うんですけど。とりあえず、全治8週間って言われました」

絵里が愛佳のカバンから診断書を出し、テーブルの上に広げた。
『左距骨疲労骨折』医者の達筆な手書き文字に一同は眉間に皺を寄せた。読めそうで、読めない。


「8週間って…2ヶ月くらいってことだよね?」

いち、にい、とカウンターにおいてある小さなカレンダーで8週間を数えながら里沙が言う。
愛佳は改めて聞く『8週間』に溜息を漏らした。

432名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:05:21

「どうしよ…」

めったに聞くことはない、愛佳の口から出た弱音。呆然と診断書を見つめたまま動かない。
怪我の具合は思っていたより深刻だった。ガチガチに固められた左足。歩くことを許さない車椅子。
自宅で普段どおりの生活は到底出来そうにない。そして協力してくれる家族も、いない。

「2ヶ月くらい、ここにおったらええよ愛佳」
「え?」

愛が愛佳の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。重い空気を吹き飛ばすかのように、白い歯を見せて笑う。

「あーしの部屋一人くらい泊めれるスペースあるし、ちゃんと布団もあるし家にいるより…安心できるやろ?」
「そやけど…」
「つべこべ言わんと泊まったらええっちゃん。この家の持ち主がゆうとぉけん」
「絵里がここに来て病院に付き添えばいいし、いい考えなの」
「ま、たまには甘えなさいってこと。」
「ジュンジュンみっつぃさんおんぶして階段あがれるゾ」
「オー!ジュンジュンさすが力持ちデース!」
「いーなぁー絵里ちゃんもおんぶしてー」
「小春も小春もー!」
「こーらー!二人とも!ジュンジュンまで怪我しちゃったらどうするの!」

はしゃぐ声を後ろに聞きながらも、愛佳は顔を上げることができなかった。
無意識のうちに親指の爪を噛んでいる。愛佳が思いつめている時の癖だ。

433名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:06:16

「ホンマにアンタは…」

小さく漏らしながら、愛がその手を柔らかく掴む。
腰を落とし、車椅子の愛佳と視線を合わせた。

「たまには素直に甘え。こんな足で、愛佳ひとりで生活するなんて無理やろが
 なんのためにあーしらが居るんや。もっともっと、頼ってくれたらええが。甘えてくれたらええが」

咎められているわけではない。それでも強い口調で言われた言葉に愛佳の目頭が熱くなり、ぶわっと涙が溢れた。

「不安やったんやろ?わかっとるから。あーしら迷惑やなんてこれっぽっちも思わんで…大事な大事な家族やさけ」


甘えるのが人一倍下手くそな愛佳がたまらなく愛おしかった。
助けてほしいときに助けてと、素直に言える子だったら、彼女はもう少し幸せに生きていたかもしれない。

頬を流れる涙を、愛は乱暴に掌でぬぐってやった。
里沙の手が頭に乗せられて髪の毛をぐしゃぐしゃと混ぜられる。

「さ、みっついさん。新しいお部屋に行きますデスよ」

車椅子の正面にしゃがむジュンジュン。

「早く乗らないと絵里が乗っちゃうよ」
「やーだー小春がのるぅ!」
「アハハ!みっついさんサンドイッチになっちゃいマス!」
「れな上で愛佳の場所つくって待っとーけんね」

434名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:07:46
愛に背中を押され、愛佳はゆっくりと腰を上げた。そしてジュンジュンの背中に体を預ける。

「立ちますヨ?」

しっかりと体を支えられて体が浮く。

「…ありがと、ジュンジュン」
「うん!」

あまりに大きくて温かい背中に愛佳は頬を押し付ける。
後からたくさんのメンバーにサポートされながら階段を上がった。
クッションやらブランケットやらが敷き詰められたソファー
れいなが即席で作ってくれた『愛佳の場所』
ジュンジュンがその上にゆっくりと愛佳をおろす。

「ふわふわっちゃろ。どうすればいいか分からんやったけど、なんかええ感じやない?」

ニヒっと笑うれいなに愛佳もつられて笑った。
その顔に口元を緩める仲間達。

「暫くの間、よろしくお願いします」

律儀に頭を下げる愛佳の小さな体を、8人が取り合うように押し合うように優しく大きく包み込んだ。



「おかえり。愛佳」

435名無しリゾナント:2012/02/02(木) 02:12:35
>>424-434 きみのいるばしょ

でした。
去年6月に書いてたみたいです…完全復帰を願って、の投下ということでよろしくお願いします。



行数などお任せします。
思ったより長くなってしまいました…

436名無しリゾナント:2012/02/02(木) 03:00:19
 ■ ビューティーオブチキン −前田憂佳X萩原舞− ■

「な?無駄だって言ったろ?ハギさん嘘つかねえってのw」
前田憂佳の肩に激痛が走る。
「んぐっ!」
自らが放った弾丸がありえぬ軌道を描き、狙撃手たる自身に跳ね返る。
「確かにアンタは姿を消せるかもしれない。けど、アタシにはなんも関係ない。」
萩原舞は両手をいっぱいに広げてみせる
「こぉのへぇーんはすぅべてアタシの制空権!どこから弾が飛んでこようが全て勝手に発射地点へ送り返されるのさ。」
【慣性歪曲(イナーシアディスト―ション;inertia distortion)】恐るべき能力だった。
「さぁ!どうすんのさ?もっとじゃんじゃん撃ってきたら!?」

前田憂佳は絶望感に襲われていた。

437名無しリゾナント:2012/02/02(木) 03:00:52
四人でいるとき、いつも自分は姿を消し、一人安全なところで高みの見物をしてきた。
もちろん、戦闘の苦手な花音ちゃんを一緒に消して守るという建前はちゃんとある。
それに、敵地潜入、情報収集、時には姿なき狙撃手として直接戦闘にも貢献してきた。
だが、いつも自分一人安全なところにいた。その負い目のようなものを感じてきたことに変わりは無い。
でも、今回は…
やっぱし逃げちゃおうか…。上手く逃げて彩花ちゃんとこまでたどり着ければ…。
ううんだめだ。彩花ちゃんは今、3人を相手に戦ってる。
あたしが彩花ちゃんの力になれるのは、奇襲、強襲、そしてその離脱…
想定された戦闘で最初から彩花ちゃんのサポートについているときだけ。
すでに乱戦になっているであろう戦場に
「脆い」自分がのこのこ出ていけば、"目"を通常能力にセーブしている彩花ちゃんは思い切り戦えなくなる。

それに…また、今回も姿を消すだけなの?

また、力を怖がって「やれる」のに「やらない」で逃げるの?

脳裏に浮かぶ「あの」光景。
あたしのせいで、あたしの…のせいで…ちゃんは、あんな…

前田憂佳は、覚悟を、決めた。

438名無しリゾナント:2012/02/02(木) 03:02:08
「萩原さん。これが最後の降伏勧告です。抵抗をやめ、私たちに協力してください。」
宣言する内容の説得力をまるで台無しにする、幼子がぐずついたような甘い声。
「おっと」
萩原舞が振り向くと、そこには上体を鮮血に染め、肩で息をする前田憂佳の姿があった。
「なんだ意外と近くにいたんだwってなんか言ってることおかしくね?降伏勧告?
それってどっちかっていうとこっちのセリフ?っていうかやっぱこっちのセリフっしょ?」

何で二回?
「こっちのセリフ」って言いたいだけじゃん…萩原さんってやっぱり面白いな…
もっと仲良くなりたかったな…仲良くなって…みんなで…みんなで平和に…
血が足りない。意識が遠のいていく。

「まあいいわw要はそっちも最後までやる気ってことっしょ?こっちだってそう。
アレ?ってゆうか、【不可視(インビジブル;invisible)】が姿出しちゃってどうすんの?
もしかして罠?はったり?いや、もう意識が朦朧として判断力無くなってるん?」

萩原舞はベルトから機関拳銃を抜く。

「まいいや…先手必勝っしょ」

躊躇なく引き金を引いた。
軽快な発射音が連続し、無数の9mm弾が前田憂佳へと吸い込まれて行く。

「残念です…萩原さん」

バチュン!

え?

小さな、ごく小さな音がした。

439名無しリゾナント:2012/02/02(木) 03:03:20
それは萩原自身の胸のあたり、そして立ち込める肉の焦げたような臭い。

ゴツッ!

急に天地がひっくり返り、萩原は頭部をしたたか床に叩きつけられた。

「あれ?なんで?アタシの足?」

視界には萩原自身の脚…やがて、それは膝をつき、どさりと倒れる…
その身体には、上半身が無い。
両断…左の肩口から右の脇腹まで…袈裟がけに萩原舞の体は切断されていたのだ。
もうもうと煙を上げる焼け焦げた切断面から、一呼吸遅れて、ぶくぶくと血が溢れ始めている。

大出力の、レーザー光線…いったいどこから?

遠のいていく意識の中で、
前田憂佳の姿が蜃気楼のように揺らいで見える。
あれは…虚像…?
虚像…蜃気楼…ゆらぎ…光の屈折…、光…

「そうかぁ…前田ぁ…アンタの…アンタの本当の…能…力…は…」

それきり、萩原舞は、何も考えられなくなった。

440名無しリゾナント:2012/02/02(木) 03:04:38
>>436-439
 ■ ビューティーオブチキン −前田憂佳X萩原舞− ■ でした。

お手数おかけしますが
代理投稿お願いいたします

441名無しリゾナント:2012/02/02(木) 12:50:25
>>435
トライしてみる

442名無しリゾナント:2012/02/02(木) 12:59:16
案の定最後でさるさんを喰らった
1時間後に

443名無しリゾナント:2012/02/02(木) 20:42:21
>>440
遅れたけど行ってきたよん

444名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:06:55
>>443
どうもありがとうございました

445名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:08:06
 ■ インターセプトパスト −前田憂佳X萩原舞・中島早貴− ■

萩原舞はベルトから機関拳銃を抜く。

「まいいや…先手必勝っしょ」

躊躇なく引き金を引いた。
軽快な発射音が連続し、無数の9mm弾が前田憂佳へと吸い込まれて行く。

「残念です…萩原さん」

次の瞬間、萩原舞は矢庭に機関拳銃をあらぬ方向に乱射した。
誰もいない、瓦礫と瓦礫の間。
何もないその空間へと。

「うぎゃあっ」

悲鳴と同時に目の前の前田憂佳が陽炎の如くゆがんで消えた。

「言われたとおりにしてみたけど、いったいどういうことなの?なきこ」

萩原は瓦礫の影、すぐ近くの何者かに声をかける

「んーまぁいいじゃんそのへんのことは」

なきこ…中島早貴は曖昧な返答をしながら萩原に歩み寄る。

「逃げた、か。もう一度"やりなおす?"いやアタシの方がもうもたないか…」

不思議な独り言をつぶやき、ふうと息をつく。

446名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:08:55
>>445
ミスがありました
>>445の依頼を取り消します

447名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:09:55
 ■ インターセプトパスト −中島早貴・萩原舞X前田憂佳− ■

萩原舞はベルトから機関拳銃を抜く。

「まいいや…先手必勝っしょ」

躊躇なく引き金を引いた。
軽快な発射音が連続し、無数の9mm弾が前田憂佳へと吸い込まれて行く。

「残念です…萩原さん」

次の瞬間、萩原舞は矢庭に機関拳銃をあらぬ方向に乱射した。
誰もいない、瓦礫と瓦礫の間。
何もないその空間へと。

「うぎゃあっ」

悲鳴と同時に目の前の前田憂佳が陽炎の如くゆがんで消えた。

「言われたとおりにしてみたけど、いったいどういうことなの?なきこ」

萩原は瓦礫の影、すぐ近くの何者かに声をかける

「んーまぁいいじゃんそのへんのことは」

なきこ…中島早貴は曖昧な返答をしながら萩原に歩み寄る。

「逃げた、か。もう一度"やりなおす?"いやアタシの方がもうもたないか…」

不思議な独り言をつぶやき、ふうと息をつく。

448名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:10:44
「詳しい説明はそのうち…ね。とにかく、無事でよかったよ。」

「無事も何も最初から舞の圧勝だったっしょ!どこから攻撃されたって舞は無敵なんだからさー」

「んーそだねーうん。」

「あー!なんかバカにしてる!絶対バカにしてる!」

「いやしてないってハギさんそりゃ誤解だよ」

「いーや!した!絶っ対してる!いっつもそうだよ!舞ががんばってもさーいっつもみんなコドモ扱いしてさー」

またはじまった。舞ちゃんはすぐすねるんだから。

中島早貴は前田憂佳が逃げた方向へと振り返る。
そっちへ逃げても無駄なのに…
全てはもう、 決 ま っ て い る ことなのに…

萩原の不平不満の声が現実へと引き戻す。
考えてもしょうがない。舞ちゃんだけでも救えたならそれでいい。

さようなら。

彼女は心の中でつぶやく。

さようなら、前田憂佳。

449名無しリゾナント:2012/02/03(金) 02:13:16
>>447-448
■ インターセプトパスト −中島早貴・萩原舞X前田憂佳− ■
でした。

お手数おかけして恐縮ですが
以上、代理投稿願います

450名無しリゾナント:2012/02/03(金) 08:10:50
朝から上げるのもどうなのかとも思ったがいつ規制に遭うかもしれんので行ってきました
中島さんは時間をリセットしてるのか、それとも最初から幻の中に誘い込んでいるのか
いずれにせよ前田さんとの話と併せて仲間を守るために同胞を手にかけざるを得なかった者のかなしみが描かれている話だと思いました

451名無しリゾナント:2012/02/03(金) 23:17:14
>>435です
遅くなりましたが代理投稿してくださった方ありがとうございました。

452名無しリゾナント:2012/02/04(土) 14:57:18
>>450
どうもありがとうございました

453名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:02:50
 ■ ドロシーシステム −石田亜佑美− ■

『カムオン!リオン!』

大気が渦巻き、その少女の足元に"何か"が凝縮された。
姿は見えない。だが、"何か"かがそこにいる。
しかし、"能力者"、高橋愛には見えている。

 逆巻く鬣、鋭い牙、巌のごとき体躯

それはまるで、獅子の石像がそのまま動きだしたかのような姿をしていた。

『リオン!アタックモード!』

少女の号令が闇を貫く。
獣の咆哮は少女と、高橋にのみ聞こえているのだろう。

『GO!』

『リオン』と呼ばれた獅子の幻獣は、引き絞るゆみが如く、
たわめた総身を低く伏せ、
一気に高橋の…その喉笛めがけて殺到する。

だが

「ボリン!」

ムッシャ、ムッシャ、ムッシャ…
咀嚼、"それ"は突然現れた。

「リ、リオン!そんなっ!」

454名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:03:22
喰われている。獅子の石像が巨大なアギトに噛み砕かれ、悲鳴をあげている。
巨大な口、無数の棘、二対の腕に二対の脚…この世ならざる魔獣が、そこにいた。

「イリュージョナリービースト…その怪物はそう呼ばれてるんやろ?」

「お…お前もDシステムを持っているのか!?」

「D?ああ、あーしのコレは"ある人"から…いや、いまはあーし自身の力やよ。」

「そんな…Dシステム無しで直接IBを使役するなんて…ありえない…ありえないっちゃ!」

「あーしの名前は高橋愛…石田亜佑美ちゃん。あなたをスカウトしに来た。」

「スカウト?…ふん!断る!Dシステムは渡さない!」

「…あーしは…」

『カムバック!リオン!』

号令とともに、半ば喰われた獅子が空に四散する。

『カムオン!バルク!』

455名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:04:08
連続して放たれた号令は、まるで力士のような体格の、板金鎧に身を固めた巨人を出現させる。
巨人?だが鎧の隙間からは、なにも見えない。空洞。
巨人では無い。巨大な鎧そのものが動いている。

『バルク!アタックモード!』

巨人はその背に負った巨大な鉞を手にとり、主人の号令を待つ。
殺戮の、その合図を。

「無駄やよ…石田亜佑美。」

高橋は冷徹にそう宣言する。

『GO!』

巨人と、魔獣が、激突する。

456名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:09:58
 ■ セットドキュメントヒトミ −吉澤ひとみ− ■

「念動力?ああ"一応そういうことに"なってるわな」

遠い昔、あの人の念動力について聞いてみたことがある。
石川さんと目が合うと、二人で
ばつが悪いような、悲しいような不思議な顔をして笑った。
あの頃、あーしも、みんなも、あの人の能力を、ずっと【念動力】だと思っていた。

――――――――

吉澤ひとみ【念動力(サイコキネシス;psycho kinesis)】
 意思、精神の力で手を触れずに物を動かしたり、破壊したりする能力。
 特に吉澤のそれはまるで直接手で操作しているかのような繊細さと
 反対に巨大な猛獣が暴れたかのような破壊力とをあわせもっていた。
 
吉澤ひとみ【幻想の獣(イリュージョナリービースト;illusionary beast)】
 吉澤ひとみが【念動力】と偽っていた能力。
 『組織』の見解における能力の根源"D"、通常は他の能力者同様、
 いわゆる超能力という形で現実世界へ干渉する。
 だがごくまれに、超能力とは違った形をなして現実世界に干渉することがある。
 古くは陰陽師の式神、世界各地に残る"懲らしめられた怪物が改心して英雄の家来となる"話、
 西洋の悪魔召喚等の逸話の中にもごく少数ながら"これら"の及ぼした事例が、含まれているという。
 通常その実体は自分および同質の能力者同士にしか知覚しえないが
 いわゆる霊感の強い人間のなかにもごくまれに知覚する者がいるという。
 能力者の根幹にかかわる秘密ゆえ、組織でも一部の者しかこの事実は知らされてはいない。
 吉澤ひとみのもつ"それ"は四足の獣のような体躯に巨大な口だけの頭部、
 不自然に生えた四本の腕、背中にびっしり生えた長い棘と非常にグロテスクな姿をしている。

457名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:11:57
>>453-455
■ ドロシーシステム −石田亜佑美− ■

>>456
■ セットドキュメントヒトミ −吉澤ひとみ− ■

でした
以上、代理投稿願います

458名無しリゾナント:2012/02/04(土) 16:33:58
完了しました

459名無しリゾナント:2012/02/04(土) 19:05:44
 ■ インプデントアンサー −石田亜佑美− ■

静寂

石田亜佑美、そう呼ばれた少女が地に伏している。
すでに満身創痍。もはや戦う力は残されていない。

「うそ…IBだけじゃなしに…ぜんぶウチとおなじ力…」

「全く同じ能力というわけじゃないんやよ。
それにあーしはあなたの思考が読める。だから常に先手をとれる、決して後れをとらん。」

「認めない…認めないっちゃ…ウチは負けない。ウチはこんなところで負けるわけには!」

「石田亜佑美。現実をうけいれなさい…あなたはあーしに敗北した。」

「!」

「誤解してほしくないんやよ…あーしはあなたのDシステムを奪うために来たわけじゃない。
ただ…助けてほしい人達がいる…
あーしにはもう出来ないことをあなたに…
"あなたたち"に…だからあなたをスカウトしに来た」

 沈黙…

460名無しリゾナント:2012/02/04(土) 19:06:26
「石田亜佑美、あなたは強い子…でもその力をもってしても、あなた一人だけでは戦ってはいけん…
元に今、たった一人のあーしにすら、あなたは勝てんかった。」

高橋はそっと膝を折る、石田亜佑美の頬に触れ、その額に額を合わせる。

「!?今の…今の人達は…」

「あーしが守りたい人達…あなたに助けてほしい人達…そして、あなたの力になってくれる人達」

石田に見えたものはそれだけでは無かった。
が、石田は何も言わぬことに決めた。もう、答えは出ている。

「わかりました、高橋愛さん。あなたの申し出を受けます。
でも、ウチ…私はまだ完全に負けたとは思っていません。
あなたとは経験が違いすぎた…それだけです。
私はすぐに追いつく…私はもっと強くなる。あなたよりもっと。
必ずあなたを倒します。それまでの間だけ、あなたに従います。」

「生意気な、とっても良い答えやよ。石田。」

461名無しリゾナント:2012/02/04(土) 19:08:00
>>458
ありがとうございました

>>459-460
 ■ インプデントアンサー −石田亜佑美− ■
でした

以上代理投稿ねがいます

462名無しリゾナント:2012/02/04(土) 21:37:47
完了
いいですねこのラッシュ
百の論議よりも一つのネタの方が尊いと思ってるのでどんどん代理していきますよ

463名無し募集中。。。:2012/02/04(土) 23:10:49
リゾ!リゾ!リゾビアー!

『リゾビアの泉 素晴らしきリゾ知識』

「みなさん、こんばんは!リゾビアの泉にようこそ。本日からリゾナン史におけるリゾ知識を品評するリゾビアの泉が始まります。審査していただくのはリゾビア審査委員のリモリさんです!」
「どうぞ、よろしく。」
「それではさっそく最初のリゾビアいってみましょう。まずはこちらから・・・」

リゾビアNo.001
『リゾナンターのリーダー・高橋愛は精神感応者のくせに詐欺にひっかかっている。』

リゾリゾリゾ!

「さっそくリゾボタンが押されましたね。それではこちらが確認のVTRです。」

リゾナンターのリーダー・高橋愛といえば瞬間移動、光の力、そして人の心が読める精神感応という力を持っているリゾナンター最強の戦士である。
そんな高橋愛が詐欺にひっかかったかどうか、本人に話を聞いてみた。

リゾナンターリーダー・高橋愛
(本当に高橋さんは詐欺にあったのですか?)
「はい。確かに私リゾナンターのリーダー・高橋愛は精神感応者のくせに詐欺にひっかかっています。」

高橋さんは詳しい経緯を語ってくれた。
ある日、高橋さんは通りがかりのおじさんにぶつかり、骨が折れたとして1億円の慰謝料を要求されたという。
困った彼女はホストクラブで「タカ」という名前で働くことになったという。

464名無し募集中。。。:2012/02/04(土) 23:11:47
(なぜひっかかったのですか?)
「私は普段は能力を使わない生活に徹しています。お客様の気持ちをくみ取るのに多少は使うかもしれませんが、ほとんど使いません。それにがきさんが言うには私は人が良すぎるのでついつい相手にペースに持っていかれるみたいです。」

(ちなみにホストクラブでは人気があったんですか?)
「はい。私は宝塚のセリフなどを使ってかなり女性の方に人気がありました。もともと宝塚が好きでした。それに自分で言うのはなんですが男装をしたらかなりいけます。」

その事実は高橋愛の行動を怪しんだ久住小春がホストクラブに潜入したことで発覚した。
その後、その騒ぎも収まった。

(大丈夫だったんですか?その後、詐欺は・・・) 
「はい。あの後、事情を聞いたがきさんとれいなが一緒に先方と話をつけにいきました。たぶん穏便にすんだと思います。ふたりに喫茶リゾナント永久無料コーヒー券を預けて渡してもらいましたから。」

(最後に一言)
「みなさん、詐欺は絶対だめですよ。」

みなさんも詐欺を起こそうという気は起こさないでください。
命がないかもしれません

465名無し募集中。。。:2012/02/04(土) 23:12:22
リゾリゾリゾ!
「補足をしますと。その後、高橋さんはもう一度詐欺に引っ掛かります。今度はオレオレ詐欺です。」

リゾリゾリゾ!

「その時は久住小春さん、光井愛佳さんが協力して、詐欺グループを見つけ出しました。しかもその時銀行のATMを破壊していました。そしてその後、高橋さん、新垣さん、田中さんによる制裁を詐欺グループは受けたとのことです。」

パネラーのリゾル小木から質問が・・・

「あの、具体的にはどんな制裁があったんでしょうか?」
「具体的には知られていませんが、光井さんの予知によりますとこんなに一方的で容赦がないのは初めてみたとのことです!」

リゾリゾリゾ!

リゾビアNo。001
『リゾナンターのリーダー・高橋愛は精神感応者のくせに詐欺にひっかかったことがある。』
68リゾ

「他にもリゾビアがございましたら、こちらまでご応募ください。」

466名無し募集中。。。:2012/02/04(土) 23:16:46
>>463-465
「リゾビアの泉 素晴らしきリゾ知識 1回目」

ちょっとためしに作ってみました。
過去の作品を懐かしむ意味を込めたものでほかの皆さんも何かネタがあれが
という気持ちで本当に応募があったらどうしようって感じです。

一応ほかのコーナーも考えています。

もしよければ代理投稿よろしくお願いします。

467名無しリゾナント:2012/02/04(土) 23:32:29
承って候

468名無しリゾナント:2012/02/04(土) 23:36:40
滞りなく終わって候

469名無し募集中。。。:2012/02/04(土) 23:40:16
どうもありがとうございます。

470名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 11:16:38
『ボツリゾの沼』
「このコーナーは数多くのリゾスレ作者が試行錯誤の末に考えたがやむ追えない事情で公開できなかったものを紹介し、その公開できない未練をこのボツリゾの沼に沈めて、消し去るコーナーです。まず最初のボツリゾはこちら・・・」

ボツリゾNo.001
「リゾナンターVS仮面ライダー」

仮面ライダーといえば東映制作の人気特撮ドラマである。
謎の組織ショッカーによって改造人間にされた青年・本郷剛が正義の心で仮面ライダーに変身し、ショッカーと戦う物語である。

なぜこういう作品を作ろうとしたのかその経緯をこの作品を作ろうとした作者に聞いた。

(こういう作品を作ったことはありますか?)
「ハイ、私は一度リゾナンターVS仮面ライダーというものを作ったことがあります。」

471名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 11:17:15
その内容を簡単に説明してもらった。
リゾナンター久住小春はモデルの仕事で数日の間日本を留守にしていた。
そして日本に帰国して、喫茶リゾナントを訪れると毎度おなじみのリゾナンターの面々の様子がおかしいことに気付いた小春はMの吉澤ひとみに相談。
ちょうど、その頃吉澤の知人でインターポールの滝捜査官からリゾナンターがショッカーの構成員と行動とともにしている証拠写真を見せられる。
リゾナンターがショッカーに!
そんなことを信じない小春はどこかへ行くリゾナンターを尾行。
そして小春はリゾナンターがショッカーの蜂女に洗脳されていることを突き止める。
蜂女と対峙する小春であったが、蜂女に力に圧倒され窮地に・・・
そこに駆けつけたのが仮面ライダー1号であった。
仮面ライダー1号は蜂女をみごとに撃破。名も名乗らずその場を去っていく。
こうして無事に平和を取り戻せたのであった。

472名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 11:17:58
(どういう経緯でこの作品を思いついたのですか?)
「これは日進のキャンペーンでモーニング娘。とショッカーが一緒に写っているのを見て、思いつきました。」

(どうして公開しなかったのですか?)
「著作権が怖くて、書くまでは良かったのですが公開するとなると気が引けてしまいました。それと決定的だったのは私の今までのデータが入ったUSBが壊れて復旧できなかったことにあります。」

(ちなみに見どころはどこだったんですか?)
「それはやはり仮面ライダーと久住小春が共演するところでしょう。ただ、作品内では明確に仮面ライダーとは言ってないんですけどね。」

公開はされなかったが、久住小春の目には仮面ライダーの雄姿がしっかりと目に焼き付けられたであろう。

473名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 11:18:44
「ほう、USBを壊した。それはショックですね。でも、リゾスレって意外といろんな共演してますよね。」
「ええ、彼も恐れずに発表していたらどうなっていたかわかりませんね。でも、ここで未練を持っては今後の作家活動に影響がでますので沈めます。」
「ボツリゾよ、さらば!」

「リゾナンターVS仮面ライダー」はボツリゾの沼に沈められた。

「作ったけど、公開できなかった作品。思いつけたけど、書く力がなかったなどの様々なリゾスレ作品を持っている方はぜひここまでご応募ください。」

474名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 11:21:36
>>470-473
「リゾビアの泉 ボツリゾの沼 1回目」

リゾビアの泉のコーナーのひとつです。
みなさんもこんなの思いついてたなぁというのがあればぜひ一度試してみてください。
あともう1コーナー作るつもりです。

現在、パソコンでスレを見れないようなので代理投稿よろしくお願いします。

475名無しリゾナント:2012/02/05(日) 14:51:33
無事に投下できました

476名無し募集中。。。:2012/02/05(日) 16:01:56
どうもありがとうございます。

477名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:41:14
夏だ!
海だ!
リゾートだ!

てなわけで、同僚ウエイトレスの仕草にいちいち萌えてやかましい変態1号こと道重さゆみは、午後の食糧調達班に回された。
ちょっと騒いで、ちょっと隠し撮りして、ちょっと過剰なスキンシップとっただけなのに。
要は邪魔だから追い出されたということで、さゆみはちょっと落ち込んだ。
ちなみに、いちいち萌えて若干キモい笑顔を浮かべていたのは変態2号こと譜久村聖も同様だったのだが、
さゆみと違って前科がないことや、うるさくはしなかったことが考慮されて海の家に残ることが許されている。

用具一式とクーラーボックスを提げながら、さゆみは一人とぼとぼと指定された場所を目指していた。
目的地はこの海岸の先の岩場。
お手軽な磯釣りスポットとして名を馳せるそこで食材となる魚を釣ってくること。
それがさゆみに課せられた使命だった。

「・・・って言ってもさあ」

降り注ぐ真夏の太陽光。
足元からの照り返し。
熱中症対策は、今被っているひと夏のアバンチュール的なつばの広い麦わら帽子とクーラーボックスに入れた濡れタオルのみ。
そしてなにより体力及び磯釣りの経験がまったくない自分。
どこをどう考えてもさゆみのミッション達成の確率は低かった。

ああやっぱりこれは罰なのかなお客さんの幼女をねっとり眺めていたのがまずかったのか

しれない愛ちゃんと絵里とりほりほの可憐なウエイトレス姿(海の家Ver.)を目とフィルム
に焼きつけるだけにしておけばいやでも鈴木やフクちゃんも意外と目が離せなくて以下略

早くも暑さにやられて朦朧としてきたところで、ようやくさゆみは目的の場所に到着した。

478名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:41:58

「うっわぁ・・・・・・もう場所ないじゃん」

岩場にはそれなりの格好をした釣り親父たちが坐しており、新しく割り込めるようなスペースは少ない。
空いているのは、足場が不安定で少しでもバランスを崩したら海へドボン!となりそうなところばかりだ。

「しょうがないよね、うん。場所がないんだもん。帰るしかないでしょ、これは」

さゆみは、里保のベストショットが撮れた時に負けずとも劣らない今日一番のイイ顔を見せた。
よっしゃこれで帰る口実ができた。
さゆみはいそいそとUターン。

が、そこで。

「おっ、おねーさん釣りに来たの?めずらしーねー若い女の子が。こっちおいでよ。よかったら一緒にやんない?」

近くの岩場に腰かけていた、やたらちっちゃい釣り師に声をかけられてしまった。
魚屋のおっちゃんが被ってるような帽子を目深に被っていて顔はわからないが、声からして女性。
さゆみとそう年は離れていない気がする。
せっかく帰れるところだったのに。でもこんな若そうな人が釣りしてるなんてちょっと気になるかも。
半分がっかり、半分好奇心で、さゆみはその人の元へ向かう。

「失礼しまーす」
「どーぞどーぞ。ところでおねーさん、釣りよくやるの?」
「いえ、全然です。釣り堀に一回行ったことがあるくらいで」

小さい釣り師が場所を詰めてくれたおかげで、さゆみも岩場に入ることができた。
目の前はまさに海。
その恐ろしさを知らしめるような深い色が白波と共に音を立てる。
昨日遊んだビーチとは似ても似つかぬ海の本性の一端が見てとれた。

「ふーん、ほとんど初心者か。・・・よし、せっかくだからおいらが釣りのコツと醍醐味ってやつを教えてあげよう!」
「え?あ、はい、ありがとうございます」
「んじゃ、まずは道具を出して」
「・・・はい」

479名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:42:40
面倒見がいいというか、押しつけがましいというか。
心の中でぼやきながら、さゆみはこの暑い中苦労して持参した釣り用具一式を取り出した。
どれも海の家から引っ張ってきたものだ。
あの店は釣りの道具の貸し出しも行っているらしい。

「やっぱり、道具にこだわったほうが大物が釣れるんですか?」
「ん〜、そりゃあどうかなー?こだわれるならこだわったほうがいいだろうけど、結局最後は自分の腕次第だからなあ」

ちっちゃい釣り師は、さゆみと会話しながらてきぱきと釣りの準備を始めている。
餌の用意、釣り竿のセッティング、踏ん張れる足位置の確認、などなど。

「よしっ!こんなもんだろ!」

言って、釣り竿をさゆみに渡してくれた。
しかしさゆみはそこまでの過程に一切手をつけていない。
さすがに申し訳なくなって、やり方を教わろうともう一度お手本をお願いするが。

「あー、いいのいいの!初心者は小難しいことよりまず釣りの楽しさを覚えないと!」
「でも」
「ほら見て。この餌は組織の科学力に物を言わせ・・・じゃない、えーっと、あれだ、手作りの特製ルアー。
 海水に触れると本物の小魚だと思わせる催眠が、いや、その、とにかく本物っぽく動くんだよ!だからちょっと垂らせば・・・」

ちっちゃい釣り師はさゆみの申し出を却下し、渡した釣り竿を二人で握るようにして海に放った。
すると、一分も経たないうちに。

「わっ!かかった!」
「落ち着いて落ち着いて!ここまで来たらこっちのもんだから!」

釣り師の手ほどきに任せ、リールを巻いていく。
さゆみも苦しいが、魚だって苦しい。
じわじわと体力を奪われていく両者。
果たして先に体力が尽きるのはどちらなのか。

480名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:43:27
そして。

「わぁっ!」
「キャハハハ!はい、釣れましたー!」

小さい魚が見事に釣れた。
名前はわからないが、サイズはさゆみの手のひらに収まってしまう程度。
こんなに小さいやつがあんなに強い力で引っ張っていたのか。

それにしても、なんだろうこのスリリングかつエキサイティングな快感は。
釣られまいと粘る獲物との駆け引きがたまらなく楽しかった。
次はどんな反応をみせるだろう。どんな餌を使えばもっと大物が食いついてくれるだろう。
釣りってこんなに楽しかったんだ!とさゆみは思うわけである。

「・・・どうやらあんたにもわかったようだな。釣りの醍醐味ってやつが」

帽子の下で、先輩釣り師が不敵に笑う。
そう、彼女は“先輩”だ。
さゆみは今日から釣り師を目指す。
こんなネタあんなネタでばっさばっさと釣り上げて、釣った獲物を手のひらで転がしてやるのだ。今日の魚のように!

「ありがとうございました。頑張るぜ!先輩!」
「うっしゃ!その意気だ、後輩!」

そんな感じで。
互いに顔も名前も知らない二人は、その後も時に協力し時に競い合って釣りに励んだのであった。

「えいっ!妖精が写り込んじゃったの〜釣法!」
「なんの!私は組織きっての釣り好きで、組織の中じゃ二番目か三番目に釣りに詳しいと思います釣法!」

もちろん、キャーキャーとうるさくて周りの釣り親父たちの顰蹙を買ったのは言うまでもない。

481名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:44:20
おまけ。

釣りを終えたさゆみが、夕方になって海の家に戻ってきた頃のこと。
海の家は閉店間際で、里沙や愛佳たち数人が店の前で後片付けをしている。
そこに、ビーチバレー大会に行ったれいなと小春と衣梨奈の三人が帰ってきた。

「い〜や、小春のほうがポイント高いんだから小春の勝ち!」
「でも最後の長いラリーで決めたのは衣梨奈です!あとラインギリギリの際どい当たりもほとんど私が拾いました!」
「ルールはルールでしょ!えりぽん大人げないよ!」
「久住さんのほうが年上じゃないですかぁー!」

うるさい。

よくれいながキレないなあと、さゆみは不思議な気持ちで見ていた。
キンキンと言い合う二人の横で、れいなは肩を落として暗く沈んでいる。
なにか嫌なことでもあったのだろうか。

「あんたら、やかましいわ!まだお客さん中におるんやから、向こう行っとき!」
「「だって〜・・・」」

「おかえり〜。バレーどうだったー?」
「あー!にーがきさん!」
「新垣さぁーん!」
「・・・うぅ。・・・・・・ビェー!ガキさーん!!」
「うっひょぉええっ!田中っち!?」
「「えぇーっ!!」」

す、すごいものを見てしまったかもしれない・・・・・・
なんと、あのれいなが。
ガキさんとのメールのやり取りは年に一、二回と言っていたあのれいなが。(←多分お正月と誕生日)
小春と生田を押しのけてまで、ガキさんに抱きついている・・・!!

482名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:45:42
「もうこの二人と組むのやだー!(>□<) 次組むならガキさんと組むー!」
「ちょっと!あんたたち田中っちになにしたの!この人本気で嫌がってるよ!?」
「「えー、別に・・・」」

れいなはガキさんの背中に腕を回しているのに、ガキさんの腕は中途半端なところで固まっているのがリアルなようなで案外そうでもないような。
さゆみは動揺を抑えながら冷静に観察していた。

あ、しまったカメラ持ってない。
このレアショットどころではないレアショットを後世に残しておけないなんて。
と思ったら、愛佳が懐からそっとデジカメを取り出してパシャパシャと撮り出した。
普段は「風景撮るほうが好きなんです〜」とか言ってるが、さすがにこの歴史的和解の瞬間は撮らずにいられなかったようだ。
あとで焼き増ししてもらおう。そして二人に見せよう。
そうして我に返って照れまくるれいなと苦笑いするガキさんを写真に収めるまでがワンセット。

別の方向を見ると、聖もデジカメを構えているのがわかった。
姿勢とカメラの形態から察するに、ムービーモードをセットオン。
感動してむせび泣きながらも軸はまったくブレていない。
さすがである。


夕暮れの浜辺。
抱き合う二人のシルエット。
この感動的な場面を周囲の人々は優しく見守っていた。
小春と衣梨奈は割と不満そうに見守っていた。

誰もが時を忘れて見入る中、さゆみの釣ってきた魚だけがクーラーボックスの中でピチピチとその存在をアピールしていた。

483名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:47:37
>>477-482
『リゾナントリゾートin利曽南島 3日目昼(3)―のせてのせられ釣り講座―』

以前リクエストにあった釣りの話に時事ネタを混ぜてこんな形になりました
書いてる本人釣りに詳しくないのでなんか間違ってたらすみません

次が最終回(仮)です





以上をどなたか代理投稿お願いします

484名無しリゾナント:2012/02/24(金) 20:18:17
行ってきます

485名無しリゾナント:2012/02/24(金) 20:27:33
言って来ましたけど2レス目が行数オーバーだったので分割させていただきましたよ

486名無しリゾナント:2012/02/24(金) 22:55:32
ごめんなさい行数チェックするの忘れてました
どうもありがとうございました

487名無しリゾナント:2012/03/12(月) 21:49:58
以下、リゾナントリゾートです
最終回(仮)と最終回後の番外編、二本同時に用意しました
できれば最終回(仮)から時間を置かずに番外編を落としたかったからなのですが・・・
規制中ということで、自分の手でそれができそうにありません

時間を置いて一本ずつでも二本同時投下でも構いませんので、以下をどなたかお願いできますでしょうか

488名無しリゾナント:2012/03/12(月) 21:50:34
夏だ!
海だ!
リゾートだ!

てなわけで、旅行3日目の予定をほぼ消化したリゾナンター13名はホテルのプライベートビーチに集まった。

海の家に提供して、余った野菜その他の食材。
れいなたちがビーチバレー大会で獲得した、牛肉とトロピカルフルーツの詰め合わせ。
さゆみが海で釣ってきた魚。(海の家の料理長の手によってさばかれ済み)
野外用のコンロ。大量の炭。トングや串や人数分の箸。
それらが所狭しと並んでいる。

「よぉし!じゃあ今からバーベキュー始めっぞー!!」

愛の呼びかけに対し、うおー!という12人分の勝ちどきの声が上がった。
今この瞬間から、今回の旅行最後のメインイベント・バーベキューが始まったのだ。

「はい、ガキさん。トングでーす」
「はいよーっ」

ごく自然にさゆみからトングを受け取り、ごく自然に肉その他諸々を焼き始める里沙。
肉食ばかりのリゾナンターだけあって、多くのメンバーが目をギラリと光らせながら様子を見守っている。

「おーい!肉こっちにもあ、むぐっ!」
「いちいち言わんでもええやないですか愛ちゃん」
「向こうは向こう、こっちはこっちで楽しむデスよ、愛ちゃん」

目をギラリとさせたメンバーよりもさらに目を妖しく光らせて、愛佳とリンリンは愛の口を塞ぐ。
卓は二つで向こうは8人、こっちは5人。
明らかにこちらのほうがライバルは少ない。
周りにいた里保と香音も、うんうんと頷いた。

489名無しリゾナント:2012/03/12(月) 21:51:07

「ちょっ、さゆ!今れいなの前にあった肉とったやろ!」
「ケチくさー。いいじゃん、まだあるんだから」
「じつはねー、ジュンジュンはねー、くっすみさんのことがー」
「暑苦しいよー。酔っぱらうの早いよー。あっ、笹食べてみなよ笹!健康によさげな色してるよ?」
「はあ?メダルにサイン?・・・まあいいけど」
「ヤター!後で持って行きますね!」
「はいフクちゃん。お食べ」
「いいんですか!かかか亀井さんに焼いていただいたパプリカ・・・!」

「そしてこれがリンリンマンの必殺ギャグ・・・・・・“ポテト!”Say!」
「「ポテト!!」」
「アヒャー!マジ面白れー!」
「いや笑いどころがわからへん。あ、そろそろ新しい炭取ってこな」

思い思いに盛り上がるバーベキュー。
束の間の平和を満喫するかのようなバーベキュー。
やってることは普段と大して変わらない気がするバーベキュー。

しかし、これだけのメンバーが集まって平和に食事が終わるはずもなく。

「取り消して!今の発言取り消さないと本当に怒るよ!」
「なんで?里保ちゃんかわいい言っただけだよ?」
「被ってるって言ってんの!りほりほ大好きキャラまで真似しないでよ!」
「まねじゃないもん!わたし、ちっちゃくて動きにキレがある子大好きなだけだもん!」

「おう鞘師。その肉食べて腹壊す未来が見えたで。愛佳がのけといたるわ」ヒョイ
サッ「結構です。生焼けの肉程度でお腹を壊すほど水軍流はヤワじゃありません」
「先輩の心遣いは素直に受け取っとくもんやぞ」ヒョイ
サッ「心遣いって、育ち盛りの後輩から大きい肉を横取りすることがですか」

490名無しリゾナント:2012/03/12(月) 21:51:52
それぞれの卓でそれぞれに勃発する騒動の種。
さゆみとジュンジュンは、里保を愛でる権利を巡って。
愛佳と里保は、目の前のとびきり上等そうな肉を巡って。
今、嵐が吹き荒れる・・・!


「上等だぁ!表に出ろやぁ!」
「のぞむところダ!」

「いっぺんおまえとはケリつけなあかんと思ってたんや・・・」ヒョイ
サッ「あなたのこと先輩として尊敬してますが、勝てないと思ったことは一度もありません」

「道重さん!ジュンジュンさん!光井さんと里保ちゃんも!」

ひょうきんだけど案外常識人キャラの香音が二組を止めに入る。
なにしろさゆみとジュンジュンは身長があるし、愛佳と里保は勝つためには手段を選ばなさそう。
こいつらが暴れたらえらいこっちゃなのだ。

「あぁ〜、でも私一人じゃ止められっこないよ!助けてください高橋さん!」

振り返る香音。
助けを求めた先には、みんなの頼れるリーダー・高橋愛。
だが。

491名無しリゾナント:2012/03/12(月) 21:52:38
「れいな、食べカスついてる」
「えっ、どこ?」
「ここ。ってか、これ」
「!? ちょ、愛ちゃん!」

びっくり仰天、頬を赤らめるれいな。
きょとんとする愛。
れいなの口元についていた食べ物のかけらを、愛が指ですくって食べたのである。

「なんじゃそりゃあっ!それ天然でやってるなら凄過ぎるんですけど高橋さん!ってか田中さんの雰囲気も
 いつもと違い過ぎるんですけど!なんか乙女な感じで、ぜんっぜん声かけられないし!」

思わず香音も、コントのツッコミ役みたいなツッコミが飛び出るというものだ。
普段は人に威嚇ばかりしている猫が飼い主の前でお腹見せてゴロニャン、な場面を目撃したような気分。
可愛いけど邪魔をしてはいけない。邪魔したら引っかかれそう。
愛たちを見なかったことにして、香音はもう一人の頼れる先輩に助けを求めることにする。

「新垣さん!みんなを止めてくださ・・・」

「う〜ん、やっぱお土産は日本酒のほうがいいかなあ」
「ちょっとガキしゃーん。まだのむんですか〜?」
「私じゃなくて先輩たちへのお土産だからね。結局この夏の慰安旅行も参加できなかったし」
「オゥ!ガキはんにも先輩がいるですか!」
「そりゃいるよー。中澤さんでしょ保田さんでしょ吉澤さんでしょ、それになんといっても安倍しゃん!でしょー・・・」
「いっぱいいるですね!ダークネスの幹部たちみたいな名前だ!」
「やだやだー!新垣さんは衣梨奈だけを見ててくれなきゃやだー!」
「ちょっとがきしゃーん。まらのむんれしゅかぁ〜?」

「っておい!どう考えてもダークネスの幹部の名前じゃん!まだスパイ設定続いてたのかよっ!つーかあんたたちも気づけよ!」


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