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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

1名無しリゾナント:2011/01/18(火) 17:04:23
アク禁食らって作品を上げられない人のためのスレ第2弾です。

ここに作品を上げる → このスレの中で本スレに代理投稿する人が立候補する
って感じでお願いします。

(例)
>>1-3に作品を投稿
>>4で作者が代理投稿の依頼
>>5で代理投稿者が立候補
>>6で代理投稿完了通知

立候補者が重複したら適宜調整してください。ではよろしこ。

453名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:02:50
 ■ ドロシーシステム −石田亜佑美− ■

『カムオン!リオン!』

大気が渦巻き、その少女の足元に"何か"が凝縮された。
姿は見えない。だが、"何か"かがそこにいる。
しかし、"能力者"、高橋愛には見えている。

 逆巻く鬣、鋭い牙、巌のごとき体躯

それはまるで、獅子の石像がそのまま動きだしたかのような姿をしていた。

『リオン!アタックモード!』

少女の号令が闇を貫く。
獣の咆哮は少女と、高橋にのみ聞こえているのだろう。

『GO!』

『リオン』と呼ばれた獅子の幻獣は、引き絞るゆみが如く、
たわめた総身を低く伏せ、
一気に高橋の…その喉笛めがけて殺到する。

だが

「ボリン!」

ムッシャ、ムッシャ、ムッシャ…
咀嚼、"それ"は突然現れた。

「リ、リオン!そんなっ!」

454名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:03:22
喰われている。獅子の石像が巨大なアギトに噛み砕かれ、悲鳴をあげている。
巨大な口、無数の棘、二対の腕に二対の脚…この世ならざる魔獣が、そこにいた。

「イリュージョナリービースト…その怪物はそう呼ばれてるんやろ?」

「お…お前もDシステムを持っているのか!?」

「D?ああ、あーしのコレは"ある人"から…いや、いまはあーし自身の力やよ。」

「そんな…Dシステム無しで直接IBを使役するなんて…ありえない…ありえないっちゃ!」

「あーしの名前は高橋愛…石田亜佑美ちゃん。あなたをスカウトしに来た。」

「スカウト?…ふん!断る!Dシステムは渡さない!」

「…あーしは…」

『カムバック!リオン!』

号令とともに、半ば喰われた獅子が空に四散する。

『カムオン!バルク!』

455名無しリゾナント:2012/02/04(土) 15:04:08
連続して放たれた号令は、まるで力士のような体格の、板金鎧に身を固めた巨人を出現させる。
巨人?だが鎧の隙間からは、なにも見えない。空洞。
巨人では無い。巨大な鎧そのものが動いている。

『バルク!アタックモード!』

巨人はその背に負った巨大な鉞を手にとり、主人の号令を待つ。
殺戮の、その合図を。

「無駄やよ…石田亜佑美。」

高橋は冷徹にそう宣言する。

『GO!』

巨人と、魔獣が、激突する。


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