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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

480名無しリゾナント:2012/02/24(金) 19:43:27
そして。

「わぁっ!」
「キャハハハ!はい、釣れましたー!」

小さい魚が見事に釣れた。
名前はわからないが、サイズはさゆみの手のひらに収まってしまう程度。
こんなに小さいやつがあんなに強い力で引っ張っていたのか。

それにしても、なんだろうこのスリリングかつエキサイティングな快感は。
釣られまいと粘る獲物との駆け引きがたまらなく楽しかった。
次はどんな反応をみせるだろう。どんな餌を使えばもっと大物が食いついてくれるだろう。
釣りってこんなに楽しかったんだ!とさゆみは思うわけである。

「・・・どうやらあんたにもわかったようだな。釣りの醍醐味ってやつが」

帽子の下で、先輩釣り師が不敵に笑う。
そう、彼女は“先輩”だ。
さゆみは今日から釣り師を目指す。
こんなネタあんなネタでばっさばっさと釣り上げて、釣った獲物を手のひらで転がしてやるのだ。今日の魚のように!

「ありがとうございました。頑張るぜ!先輩!」
「うっしゃ!その意気だ、後輩!」

そんな感じで。
互いに顔も名前も知らない二人は、その後も時に協力し時に競い合って釣りに励んだのであった。

「えいっ!妖精が写り込んじゃったの〜釣法!」
「なんの!私は組織きっての釣り好きで、組織の中じゃ二番目か三番目に釣りに詳しいと思います釣法!」

もちろん、キャーキャーとうるさくて周りの釣り親父たちの顰蹙を買ったのは言うまでもない。


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