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大正冒険奇譚 臨時避難所
37
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/06(金) 11:11:32
避難所2のdatを広辞苑にアップロードしておきました
私も何を質問され何を答えたか覚えてないのでおあいこですね!
決定力不足に関しては、そうですねえ
ブルー君マリーちゃんをNPCとして再利用しますか?
二人とも足掛かりがあって初めて戦闘力を発揮出来るタイプですし
38
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/07(土) 20:08:06
GMさん避難所のアップロードありがとうございました。
よく読み直してレスを考えます。
とと、よろしければ
>>31
の質問の回答もいただけたら嬉しいです。
39
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/07(土) 23:30:11
うぉっとすみません!見落としてました!
王様には息子がいます
年齢は十代の半ばと言ったところです
賢い子ですが、それ故に王様が自分を跡継ぎとして認識していない事にも気付いてしまっている事でしょう
40
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/09(月) 21:58:47
>>39
回答ありがとうございます!
ん〜〜〜いざレスを書こうとすると
考えがまとまらないというか困難にぶちあたるというか
今までいかに頼光さんやブルーさんに頼りっきりだったかというのが身に染みてきます。
特に、冬宇子は地味な行動しかできないので、
否が応でも強制的に状況を動かしてくれていた頼光さんの存在は本当に大きかったんだななんて、
今更ながら痛感している次第です。
誰がどこにいるのかハッキリしないとレスを考えづらいというのもありまして
北方戦線に辿り着いた現在の各キャラの状況を整理してみます。
鳥居 ・・・・・・北方戦線、遺跡探索に参加
冬宇子・・・・・・北方戦線、遺跡探索に参加
生還屋・・・・・・北方戦線、遺跡探索に参加
頼光・・・・・・清の王宮で待機
マリー・・・・・・?
ブルー・・・・・・?
あかね・・・・・・?
?のところはどう扱ったらいいんでしょうかね〜……
すいません。
なんか頭が働かなくって、中々レスを書き出す事が出来ません。
41
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/10(火) 00:33:46
そうですねぇ
多分
あかね:探索に参加。ピンと来ないとただの小娘なので動死体の大群に絶句なう
ブルー:探索に参加。これは流石に強行突破は無理だという事で自分より賢い誰かの意見待ちなう
マリー:探索に参加。何かで動死体共の気が引ければ、だが火薬はもう使ってしまったし……的な独り言なう
こんな感じなんじゃないでしょうか
つまり立ち往生です
うーん、一区切りついたところですし
ここらでST方式にシフトするって選択肢もアリ……ですかね?
PCっぽく使えそうなキャラはフーがいますが
42
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/13(金) 22:04:13
あー暑い!ここんとこ暑いですね〜
不思議な事に真夏の間は平気だったのにここにきて夏バテでげんなりです。
>>41
回答ありがとうございます!
冬宇子のレスなんですが……
すいません〜書きたいんですが書こうとすると頼光君のこととか考えてしまって
気持ちが追いついてきません。
なんとか連休明けまでには投下できるようにします。
お待たせしてすいません。
43
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/13(金) 22:38:32
どうしても書けそうにない時はまた連絡します。
迷惑かけてすいません。
それと「ST形式に」というと具体的にどんな感じなんでしょう?
結末を決めずになりゆき任せという感じかな?
44
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/13(金) 22:49:25
了解しました。まぁゆっくりやって下さい
>>43
いえ、単に自分が敵役やシナリオを担当しつつも
味方側にもキャラを参加させようかなと。もちろん二人旅の補助役程度にですが
45
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/15(日) 23:52:51
GMさんにこっち陣営のキャラクターをやってもらえると心強いです。
といっても生還屋やらあかねちゃんやらずっとやってもらってましたねw
GMさんに大勢のキャラをお任せして負担をかけてもいけないし
私も一人何役かやった方がいいのかな?
レス……すいません。全く書けてないです。
46
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/16(月) 02:31:29
すいません
しばらく休んでいる間にTRPG的な勘が鈍ってしまったのか
今回のレスの着地点がどこなのか見えなくなってしまいました。
GMさんがどんな感じの展開を想定していらしたのか
もしよければヒントだけでも頂ければありがたいなと思いまして。
レスを書くための参考にさせていただきたいなと。
度々ご迷惑ばかりかけて申し訳ありませんがお願いできないでしょうか?
47
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/16(月) 03:39:49
>>46
まぁ生還屋やあかねは、ヒント要員や進行を滞らせない為のキャラって感じでしたので
それよりも更にPC寄りのキャラとしてフーを使おうと思います
複数キャラの使用は、別段こちらから要求したりはしませんよ
別にこれまでも負担とは思っていませんでしたし、これから負担になるとも思っていませんから
レスについては仕方のない事だと思います
個人的な最善策は見つからないように立ちまわるより、むしろ動死体の気を引く何かを起こす事だと思います
マリーさんやブルーさんがいたなら、強行突破&時間を稼ぐから入り口を見つけてくれ
なんて展開も面白かったかもしれませんが
入り口を見つける方法は、強欲が過ぎて封じられた不死の王の遺跡
そんな大層な場所なら何らかの術で保護や隠匿が施されている筈なので、それを糸口にしてみるとか
あるいは、いっそ見つける事を諦めてしまうのも一つの手かもしれません
48
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/17(火) 22:10:33
>>47
ヒントありがとうございます。
というとフー・リュウは今回、遺跡攻略に同行してくれていると考えていいのかな?
フーがいれば術士として冬宇子のできる事以上のことを大抵やってくれそうですがw
レスはごめんなさい。全く書けませんでした。
約束破ってしまって本当にすいません。
今度の連休明けまでには、もう次は無い気持ちで、不退転の覚悟で書きますので、
何卒ご容赦下さい。
49
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/17(火) 23:00:24
>>48
その辺はですねーそうですねー
今まで説明する機会が無かったんですけど
大正世界での道術は所謂『道』(タオ)と一体化を目指す為の術ではなくて
単純に一つの道に特化した術全般の事を指しているんです
中国大陸は昔から戦争が頻発してましたから
何十年もかけて仙人を目指されても誰も得しなかったんですね
だから道教はあくまでただの、現代日本的な気休めや啓発に近い宗教として
術に関しては徹底して一つの術理を極めさせ、とにかく即戦力になれる人材を作る教育がどこの国でも主流でした
とは言え、そういう流れに逆らって本当の意味での道教道術を守ってきた人達は今もいる筈です
フェイの爺さんなんかは、そちらのタイプかもしれません
まぁそんな訳で、フー君も中国大陸では一般的な特化型で教授タイプな術師でして
自分が受け継いできた『流れ』と固有の才能の『祓う』事以外に関しては
ちょっとよく分かんないです系男子なのです
ですから術師としてフーが出来る事、分かる事の範囲は、実は案外狭かったりします
という事にしますのでご安心下さい!
レスに関しては、やっぱりまぁ仕方ない事だと思ってますので
ホントまったりやって下さい
私はいくらでも待てますから
50
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/21(土) 20:25:14
>>49
回答ありがとうございます。
とはいえ呪災に関しては専門家ですし冬宇子より詳しいはずですので
フーちゃんには色々と動いていただくことになるかもですw
すいません!
念のため確認しますが、清王はまだ不死を手に入れてませんよね?
51
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/21(土) 20:28:20
そりゃあもう、ありませんよ!
52
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/21(土) 20:49:04
すいません〜
鳥居さんのレスに「不死になりたての清王」という言葉があったので
私がどっか読み落としてるのかと思いまして。
53
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/23(月) 10:41:31
遅くなってすいません!
レスは半分くらい書きあがってるんですが投下は明日になるかもです。
>GMさん
北方戦線にある例の遺跡はどんな姿をしていますか?
土の中に埋もれているのかな?
それとも一目見て遺跡とわかるような建物が建っているんでしょうか?
54
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/23(月) 20:02:50
地上にも小規模の城、砦の跡のような建造物があります
建物の配置による風水効果で、余程強い目的意識や遺跡の正体を知っていなければ
そこに近寄ろうとも思えない、ぼんやりとしか認識出来ないようになっているとか
55
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/09/24(火) 01:30:09
ようやく投下できました。
お待たせしてすいませんでした!!
かなり無理のあること強行しようとしてるんで
ツッコミどころがあれば遠慮なくフーちゃんに追及させてください。
56
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/09/30(月) 18:36:14
すみません!もう少し時間を下さい!
最近ちょっと忙しくて!
57
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/01(火) 03:15:18
了解です!
お気になさらず〜!私なんか一ヶ月近くレスを止めちゃってますので(汗
お忙しいそうですし無理のないようにしてくださいね〜
58
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/07(月) 19:27:10
すみません!
まだ書き切れてませんが、とりあえずリアクションの想定の為に区切りを付けて投下しました!
もうちょい続きます!
59
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/14(月) 02:07:22
遅くなってしまい申し訳ありませんでした
投下完了です
60
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/14(月) 09:21:52
>>59
忙しい中投下乙です。
>鳥居さん
順番ですが次は鳥居さんと自分どっちが先がよろしいでしょうか?
61
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/10/14(月) 17:17:29
GMさん、倉橋さん、お疲れ様です。
>倉橋さん
ぼくから先に書かせてほしいです。
たぶん、鳥居の力では
少年の冷気から
皆を守りきれないし
死ぬようなめにあわせてしまうかも。
だから倉橋さんには
御迷惑をおかけすると思います。
62
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/16(水) 20:41:21
>>61
了解ですー
冬宇子もたまには死ぬような目にあえばいいんですよw
>GMさん
質問です。
フィールド効果の冷気というのはどれ位の効果ですか?
ただ寒いだけ?何か物理的なダメージはありますか?
63
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/16(水) 21:12:09
物理的ダメージはありません
呪災エリアに満ちていた、人体に流れ込み陽氣を追い出すそれと同じです
ですが濃度がまるで違いますので、これまで通じていた対策も効果が不十分になってしまうでしょう
対処出来なければ、瞬く間に陽氣を失っていく筈です
とは言え、正直アレはRPGのボスキャラが1ターン目は不敵に笑っていたりするのと同じようなものなので
そこまで深刻な攻撃という訳でもありません。既に見た事のあるものの延長線上です
64
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/10/16(水) 23:48:27
馬車の中で倉橋に質問されたことに
鳥居は答えることにした。
本当に数百年も生きてきたのかい?
そんな不思議な質問は生まれて初めてされたような気がする。
「はい。生きてきました。
今までに知り合いの人間が、年老いて何人も
死んでるところを見てきましたから」
そう言って無言。
倉橋がその前に言った「それでよく団長が務まるねぇ」
みたいなことはしばらく意味を考えてみる。
もしかして倉橋は鳥居のことを子供と思っているのだろうか。
じゃあ大人ってなんなんだろう。
もちろんここにいる皆は大人だ。
合間を見計らって、倉橋の振り袖を引っ張る。
「えっと、じまわりなんて僕の姿を見たら震えあがって
お酒を飲ませる代わりに警備をさせて欲しいって哀願してくるんですよ。
それに基本的には、みんな貧しいからお金をあげたら大人しくなります。
それでも言うことを聞かない人はちょっと小突いたら大人しくなります」
鳥居は目をぱちぱちさせながら倉橋に言う。
さも大人の対応をしている感じで。
※ ※ ※
しばらくして、一同は遺跡の奥へと入ってゆく。
鳥居は不老となった少年と王様が
どうやって寂しさを紛らわせているか
それが知りたかった。
でも、最初に見つけたのは変になった王様だった。
(これが不老の成れの果て?)
ゾッとする鳥居。
やるせない気持ちが溢れてくる。
そして対峙する伊佐谷とマリー。
いずれここにも訪れるであろう蠢く動死体を想定し、
ブルーも覚悟を決めている。
彼等の行動に何故と問いかけたら
それは彼等が彼等であるということなのかも知れない。
以前マリーは、弱いものが犠牲になるのは許せないとか言っていた。
それが強い気持ちを生み出すのだろう。
死ぬかも知れないのに、死んでも譲れない気持ち。
あと鳥居は、ブルーのことはよく知らないが
飛行機の中でお茶らけていた彼とは別人に見えた。
ブルーは倉橋たちとの行動の中で心境が大きく変化していったのかも知れない。
よくわからないが、これはきっと格好いいことなのだ。
そしてこれが、生きるということなのかも知れない。
65
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/10/16(水) 23:49:57
最後の部屋には少年がいた。
少年は希望や夢を抱いたまま皆を不死にして
丸ごと凍結させるのだと言う。
それを聞いた鳥居はその行為が間違っていると思う。
「凍結された心も体も、たぶん偽物みたいなものになります。
成長しなくって変われないことって駄目なことなんです。
変わりゆくものの中で変わらない気持ち。
それが本物になってゆくものだと僕は思います」
ふとマリーたちのことを思い、鳥居は涙が溢れそうになる。
彼女たちは親友でも何でもない、ただの同行者。
でもこの世に生まれて何かを感じ心を育てて生きてきた。
彼女たちはすでに本物を手に入れているのだ。
鳥居はふと倉橋を見る。
しかしすぐに視線を外し
「……誰か、彼の言う通りになりたい人っていますか?
なりたくない人は僕の近くに来て下さい!」
神気の炎を両手に展開。
冷気が強すぎるために、神気を最大にし続ける。
ここで力を抜いたら一気に氷ってしまいそうだった。
それに吸血鬼の力は同時には使えない。
「……くっ、情けないです。
これだから、いつも子供扱いされちゃうんですね」
苦笑するしかない鳥居だった。
66
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/10/16(水) 23:56:04
代理お願いします。
倉橋さんは足かくののが好きと
常々おっしゃられていましたので
死にそうになって想いを吐露する展開がよいのかな〜と思っていました。
悪くとられてしまったらすいませんでした。
67
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/21(月) 20:43:56
すいません風邪ひきました。
レスは週末まで待ってください。すいません〜!
68
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/22(火) 00:17:53
お大事にー
ゆっくりやってくだせえ
69
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/26(土) 22:07:22
すいません!風邪が長引いてお腹具合が悪くて約束よりレスが遅れるかもしれません
来週の前半までには必ず!
GMさんにちょっと質問
遺跡の壁の引っかき傷は誰がつけたんでしょー?
すいません解読力がなくて…
70
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/26(土) 22:15:05
マジでお大事に。ゆっくりでいいんですよ
今日とかえらく寒かったですからね
壁は一人ぼっちでおかしくなった王様が、せめてその先にいる少年に会いたくて引っ掻いていたのでしょう
71
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/26(土) 22:26:24
>>70
いつもすいませんです。なるほど王様でしたか。
金や宝石は話しかけても返してくれませんからね〜
出口でなくて少年の方に救いを求めるあたりが切実ですね。
72
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/30(水) 22:31:50
すいません、思うように進みません。
もう少し待ってください。
なくてもいいというか、本筋からすると意味のない部分で申し訳ないんですが
鳥居君との会話のところだけ先に投下しておきます。
73
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/10/31(木) 21:17:43
>GMさん
冬宇子から男爵に話しかけたいことがあるんですが、
あんまり長くならない方がいいですかね〜?
74
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/10/31(木) 21:58:09
大 歓 迎
ですよ
75
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/03(日) 22:05:28
大変お待たせしてすいません。
無闇に長くなってしまったことを、切にお詫びします。
伊佐谷男爵との久方ぶりの対面を逃すのも勿体無いとばかりに、ついつい、詰め込みすぎました。
反省ーーー!
>GMさん
ごめんなしあ。
ちょっと、あかねちゃんを喋らせて動かしてしまいました。
ぶっちゃけ氷の壁は落ち着いておしゃべりする場所が欲しかっただけなので、
次ターンで壊されちゃってもいいんで〜どうかご容赦ください。
>鳥居さん
呪音君への問いかけは、依頼を受けた動機の明確化なんかに使ってもらえればな〜なんて思いまして。
76
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/08(金) 05:15:29
今回は早めに投下が出来て嬉しい限りです
何か分かりにくいところがあったら言ってやって下さい
77
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/09(土) 00:17:28
投下乙です。
この短期間しかも平日にこのボリューム!凄いです。
でも寝不足になられてませんか?無理はしないでくださいね〜
もう少し考えて分からないところがあったら質問させていただきます。
しかし不死組とその他大勢で考え方や意見の違いが出て来しまいそうな予感。
78
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/10(日) 20:49:48
GMさんにちょっと質問
伊佐谷の「結果的にはそうなった」という答えの意味は
「閉じ込められている可哀想な少年術士をスカウトに来たんだけど
呪災で大陸めちゃくちゃになってるし永久覇王になりたいなんて言ってる人もちょっとアレな感じだし
新世界の足掛かりが作り安そうなんでそうすることにしたよ」
という解釈でいいんでしょうか?
何か下衆な解釈ですね〜すいません。
あと些細なことだし本筋とは関係ないことなんですが
伊佐谷男爵はどんな風に未来を予知してるんでしょうか?
未来のヴィジョンを断片的に見る感じかな?
79
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/10(日) 23:03:22
呪災の発生や王様のアレ具合は伊佐谷にとってはまぁ予想の範疇だったので
一番大きな理由は、不死の少年が予想外の思想(不死者の王様になって皆を幸せにするよー)を持っていたからです
肉体という枷から解き放たれる事で自己=魂は完全な形になれると思っている伊佐谷は
同じく魂を幸せな形で保存したいという少年の思想に共感するところがあったのでしょう
なにせ元々スカウトする為に来たんですから、止める理由もないですしね
伊佐谷は見たいと思った未来を様々な五感を通して見る事が出来ます
見え方、感じ方はその時見る未来によって変わります
(例えばマリーとブルーに挟み撃ちされる未来を見る場合、俯瞰的な視点による予見になるでしょう
王様の企てを予知した時は複数のシーンを音声付きで見た筈です)
「見たい」の内容は漠然としたものでも、例えば「避けたい未来」とかでも予知は機能するようです
人間だった頃は見たい未来と見るべき未来のギャップに悩んだりもしてたそうですが、最近はそんな事もないようで
予知は変えようと思えば変えられるのでしょう
「結果的にそうなった」と言っている辺り、他者の行動によって変わる場合もあるようですね
ただ、皆が皆変えられるという訳でもないみたいですが
80
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/11(月) 00:59:54
丁寧な回答ありがとうございます!
>肉体という枷から解き放たれる事で自己=魂は完全な形になれると思っている伊佐谷
そこらへん、形而下的というか肉体信仰の強い冬宇子とは対照的ですね〜
魂は肉体の付属物としか思っていないようですので。
というのも、流しのイタコみたいな母親について歩くうちに
時が経つにつれて自分が誰かも分からなくなって恨みやら思い残しの念だけになった
怨霊やら亡霊を数知れず見ていますのでそんな考えになったものと思われます。
再会時の衝突というか口喧嘩が楽しみだったりw
しかし「避けたい未来」が見れるなら「望ましくない未来の避け方」も分かりそうな気が
するようなしないような…
81
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/11(月) 01:40:52
そこら辺はですね
不死の少年に関して予想外の事があったように
自分の予知した未来を変えられるほどの力を持つ者が深く関わる未来は、よく見えないそうです
清の王様が目をつけるまで不死の少年の事に気付けなかったのも
「自分達の同類を見つける未来」は上記の法則に引っかかってしまうから見れなかったのです
少年が原因である呪災もそうですが、誰かを巻き込むなど間接的な形になって初めて見えるようになるようです
「避けたい未来を避ける方法」も、それが自分やその同類に深く関わってしまう場合、見る事は出来ないそうです
そもそもの避けたい未来を知っているのが伊佐谷自身なので、避ける方法が見れる可能性はとても低いでしょう
勿論、見れない≠避けられないですが、避け方を選べないのは時に大きな問題となってしまいます
日ノ神村でも予想外の長期戦で見えるけど避けられないような状況になってしまったのがいい例ですね
決して後付けとかじゃありませんよ!
82
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/11(月) 21:02:47
>>81
うーんむつかしい!分かるような分からないような……
つまり、未来を変える事が出来るのは、なんか凄い能力を持つっている人だけで
一般ピーポーにはどうにも出来ないということなのかな?
すいません、なんか上手い言い方が思いつかなくて。
それとこれも重箱の隅をつっつくような、どうでもいいことなのかもしれないですが
どうにも気になったのでついでに質問しちゃいます。
不死になった少年の肉体が『在る時点』を境に時の凍結によって『状態を固定されている』のだとしたら
どの時点で固定されているんでしょー?
五千年前の状態で固定されているのなら、髪が伸びたり光に当れなくて肌の色素がなくなってしまったりというようなことも
無いような気がするような、しないような……?
すいません〜しょーもないことばかり気になってしまって。
>鳥居さん
調子はどうですか?
今回のシナリオは不死というキーワードで鳥居君とあかねちゃんが中心になってくると思いますので
色々と考える事も多く難しいのかな〜?
もし煮詰まっていたら相談してくださいね。
大して役には立てないとはおもいますが、気晴らしの雑談くらいはできるかと思いますので、
一人で悩まずに気軽にご相談を〜!
83
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/11(月) 23:18:40
>>82
少なくとも伊佐谷には一般ピーポーに未来をどうこうされる未来は見えないようです
実際には何か変え方があるのかもしれませんが、それを探し当てる未来もやっぱり見えないようで
少年は幽閉されてから暫くして自分に不死の法を使いましたが
時ってのは人の認識によって在り方の変わる不確かなものです
脳の機能は凍り付いていないけど、脳だけが老化してしまってもいない辺り
一言に時を凍らせたと言っても結構細かい所で、無意識的な調整がされているようです
当時は死にたくないから漠然と肉体の時を凍らせただけで、
肌の色や髪も脳の機能と同じように、『凍らせる時』の認識の外にあったのでしょう
多分髪に関しては、今ではもう伸びる事はないでしょう
不死になって更に暫くしてから
「なんか髪だけ伸びてたけど、これ放っておいたらすごく邪魔になりそう」と改めて時を凍らせてしまったようです
84
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/12(火) 00:16:07
お二人ともすいません。
難しいけど頑張って書いています。
考えてます。
あと一日あったら書けると思いますのでおまちくださ〜い。
85
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/12(火) 02:06:46
>「時が、本物の気持ちを駄目にしてしまうんだよ。
だから僕が、そうなる前に凍らせてあげるんだ」
うぷくっ…、と鳥居は唸った。
少年の言う通り、消えていった気持ちの中にも本物はあるのだろう。
でもだからといって、気持ちを凍らせてしまったら本物も嘘になってしまうのではないか。
人間というものは尊い思い出を、記憶の大切なところにしまっておくものだという。
確かに大切なものが消えてゆくことは悲しいことで、
鳥居もなんとかそれを克服できないものかと思い
ここまできたようなものだ。
「でも、君の心のなかにはまだ残ってるんでしょ。
王様になでなでしてもらって、嬉しかったきもち……」
「もしかしてそのきもちも凍らせて残しているの?
さみしさが君を壊してしまうから?」
鳥居は小さい子と話す時のように問いかける。
少年はある意味妥協しているのだと思う。
気持ちは変わってしまうから
術の力で凍らせるしかないと諦めているのだ。
そして、ぶつかり続ける冷気と神気の炎。
鳥居は少年に、諭すようなことが言えて、ちょっとした達成感もあったが、まだ彼の心には届いていないようだ。
勝手に命を凍らせることはダメなことと、もっと説得力のある教えかたはないものかと考えてみる。
すると倉橋が……
>「……だったら自分はどうなのさ?
>自分が何の為に、何をしに、ここに来たのか……
>いい加減見極めて、肚を据えるこったね。」
「……え?」
倉橋の言葉に、ぎょとして目を見開いてしまう鳥居。
鳥居は少年に対して、自分が正しいと思っていることを言った。
それは嘆願とは別のこととしてだ。
だが鳥居は、倉橋に本性を見透かされたような気もする。
まるでそれは、やわらかいお腹を冷たい指先でなでられた感じがして
思わず心をよじってしまうのだった。
「し、仕方なく嘆願を受けてて何が悪いんですか?
そもそも僕は、遺跡を守るために来たんです。それと遺跡に興味があったからです。
でも倉橋さんが嘆願をこなすわけはお金のためですよね?
汚いお金でも何でも、お金さえもらえたら幸せなんですよね。
会えば皮肉みたいなことばかり言っちゃって
馬車のなかで言ってたこともそうです。
自分のカフェーの経営が大変だからって
僕が楽してサーカスをやってるのをあなたは僻んでたんですよ」
そこまで言って、鳥居は慌てて手で口を押さえる。
支離滅裂というか、理路整然とは程遠いことを平気で言ってしまうこと。
こういうところが幼いと言われる所以なのかもしれない。
86
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/12(火) 02:09:22
そんななか、あかねが氷壁を作る。
鳥居は倉橋に促され脱兎の如く避難。
凍てつく空間に作られた、その小さな場所で暫しの安堵を覚えた。
ふう、と小さなため息が震える喉から溢れ出す。
そしてぶるぶると身を縮めながら、倉橋とフーの会話を聞く。
だがその心は、まだ倉橋の言葉に揺さぶられていた。
――肝を据える。
それは覚悟を決めるということなのだろうか。
マリーやブルーのように…。
鳥居は彼等のことを思うと、悲しくなる反面、羨ましくも思えた。
それは自身の命をかけられるほどの主義があるからだ。
だがしかし、不老不死の鳥居には命懸けという言葉はない。
そのかわりにあるものと言えば空漠とした寂しさ、孤独。
思い返せば嘆願の途中に聞いた少年の噂。
彼なら孤独を克服する何かを知っていると鳥居は思っていた。
しかし彼のそれは、受け入れるにはあまりにも常軌を逸していたのだ。
>「――ねえ、どうして分かってくれないのさ」
>「君達も、僕と同じ不死の存在でしょ?だったら、僕の言ってる事が分かる筈だよ。
君達は悲しくないのかい?変わってしまう事が。
大事なものも。大好きだった人も……皆僕らを置いていってしまうんだよ?」
>「君達と一緒にいる、その人達だってそうだよ。 ここで凍っておかなくちゃ、いつかは君達を置いて変わってしまう……死んでしまうんだ。
君達は、それが嫌じゃないのかい?」
(きみたち?)
87
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/12(火) 02:12:26
嫌な予感がした。緊迫した空気。
鳥居は一つ唾を飲み込む。
眉根を寄せて祈るようにたたずむ。
続いて生還屋の怒声。あかねの反論。
そして、咲く血の花。
微かに震えるあかねの手が鳥居に向かって差しのべられた。
「……あかねさん!」
掴み返して体を支える。
支えようとした。でも…力が抜けてゆく。
それはまるで嫌な夢のようだった。
空気の槍を少年に放つあかね。
少年は吹き飛び磔にされたが、ぽたりと抜け落ちるように虚空に停止する。
>「まぁ……絶望が深くなればなるほど、その裏にある希望もまた大きくなる。
だから……足掻きたければ、足掻けばいいよ。
不死である僕には決して、勝つ事なんて出来ないけどね」
「さっき君は本当の不老不死は
心も変わらないことって言ったよね。
……でも、僕は変わりたいよ。
僕が寂しかったり苦しいのは何もない空っぽな人形みたいなものだからだよ。
だから変わりたい。
今のあかねさんにだって、事実を受け入れる時間が必要なんだ。
君だって不死の国の王様になることを夢見てるんだよね?
ならなんでさ?
君のやってることは人の未来を勝手に奪ってることなんだよっ」
88
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/12(火) 02:24:38
ここまで書いて次の行動に迷っています。
倉橋さんとフーさんのいってる
とっかかりがわからなくって
少年を拘束したとしても
凍結できる以上、てこでも動かせないような〜。
あとたまには守ってもらいたいなあみたいな気もしていて
へろってる鳥居、あかねとともに動けずみたいなのもありでしょうか。
倉橋さんが次のレスで仕掛けるのであれば
鳥居はつららをふせぎたいです。
89
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/12(火) 02:55:16
その場にいる鳥居君が思うように感じるように行動すればよいのですよ
90
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/12(火) 22:08:06
>>81
GMさん
丁寧にお答えいただきありがとうございます。
つまんないことに疑問を持ってすいませんでした〜!
それと前回のレスのように「常世」とか「予知」の仕組みみたいなものって
あまり書かない方がいいでしょうか?
GMさんの考えと認識にズレがあったらちょっと不都合ですかね〜?
不都合だったら、あくまで冬宇子が聞いた話ということで受け流しちゃってください。
>>88
鳥居さん
お疲れ様です〜
ん〜冬宇子は直接仕掛けられるような能力を持っていませんので
次ターンももうちょっとフー・リュウとお話して作戦を練りたかったりします。
つららを防いで下さるなら有難いですよ〜!
それとですね、前レスの冬宇子から鳥居君への問いかけは
「数百年――どうしてそうも清廉無垢に……世間擦れした所がこれっぽっちも無く、生きてこれたのか
お前が何処で、どんなふうに暮らしてきたのか、私にゃ不思議で堪らないんだよ。」
↑この部分が本題で、そのほかは前フリみたいなものです。
世間の垢に塗れ捲った世界を斜に見ている冬宇子にとって、どういう風に生きてきたら、子供みたいな感性のまま
よく言えば純粋、悪く言えば世間知らずに、五百年も生きてこれたのか不思議でたまらないようです。
この疑問は、中の人つまり私にとっても興味深い疑問であったりします。
一人で世の中を渡ってきたにしては、如才なさや逞しさみたいなものが欠けてるし、
ずっと誰かの保護下で生きてきたのかな?
自分よりもずっと早く死んでしまう保護者を代々どうやって獲得していたんだろう…
みたいな疑問が尽きないんですw
そのうちでいいので気が向いたら教えてください。
あとついでに、
>>85
のレスですが
冬宇子はしがない女給です。店を経営したりしていませんよ〜。現代風に言うならママじゃなくてキャバ嬢です。
店でもなんでも、自分自身以外に守らなければならないものが一つでもあれば、
冬宇子もあれほどケンのある性格にはなってないと思うんですねー
まあ鳥居君がそういう勘違いをしているだけなら別に何も問題はないんですが。
細かくてすいません。
ついでのついでにお節介…というかごく個人的な意見なんですが、
キャラクターにとって他のキャラクターから浴びせられる、否定、批判、罵詈雑言
こういったものって凄く美味しいと思うんですよ。
波紋が立つことで心の綾を描き易いですからね。
特に冬宇子なんていうキャラクターは我を忘れる位に怒らせないと本気を出しませんのでね〜
伊佐谷男爵の嫌味なんか非常に美味しいです。
今後、冬宇子のコンプレックスやらツボを抉り立てて逆撫してくれるような、更なる強烈な言葉攻めに期待ですw
91
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/13(水) 01:10:20
>>90
いえいえ、私は倉橋さんが時折見せるああいう世界の話が大好きですので
これからも是非やってほしいと思っています
伊佐谷の見えてるものはまた少し違うものだとか、まぁなんとでも言えますから
92
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/13(水) 01:25:43
遅れてすいません。
書き上げました。
少し訂正あります。
御手数ですが代行お願いします。
93
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/13(水) 01:26:35
>「時が、本物の気持ちを駄目にしてしまうんだよ。
だから僕が、そうなる前に凍らせてあげるんだ」
うぷくっ…、と鳥居は唸った。
少年の言う通り、消えていった気持ちの中にも本物はあるのだろう。
でもだからといって、気持ちを凍らせてしまったら本物も嘘になってしまうのではないか。
人間というものは尊い思い出を、記憶の大切なところにしまっておくものだという。
確かに大切なものが消えてゆくことは悲しいことで、
鳥居もなんとかそれを克服できないものかと思い
ここまできたようなものだ。
「でも、君の心のなかにはまだ残ってるんでしょ。
王様になでなでしてもらって、嬉しかったきもち……」
「もしかしてそのきもちも凍らせて残しているの?
さみしさが君を壊してしまうから?」
鳥居は小さい子と話す時のように問いかける。
少年はある意味妥協しているのだと思う。
気持ちは変わってしまうから
術の力で凍らせるしかないと諦めているのだ。
そして、ぶつかり続ける冷気と神気の炎。
鳥居は少年に、諭すようなことが言えて、ちょっとした達成感もあったが、まだ彼の心には届いていないようだ。
勝手に命を凍らせることはダメなことと、もっと説得力のある教えかたはないものかと考えてみる。
すると倉橋が……
>「……だったら自分はどうなのさ?
>自分が何の為に、何をしに、ここに来たのか……
>いい加減見極めて、肚を据えるこったね。」
「……え?」
倉橋の言葉に、ぎょとして目を見開いてしまう鳥居。
鳥居は少年に対して、自分が正しいと思っていることを言った。
それは嘆願とは別のこととしてだ。
だが鳥居は、倉橋に本性を見透かされたような気もする。
まるでそれは、やわらかいお腹を冷たい指先でなでられた感じがして
思わず心をよじってしまうのだった。
「し、仕方なく嘆願を受けてて何が悪いんですか?
そもそも僕は、遺跡を守るために来たんです。それと遺跡に興味があったからです。
でも倉橋さんが嘆願をこなすわけはお金のためですよね?
汚いお金でも何でも、お金さえもらえたら幸せなんですよね。
会えば皮肉みたいなことばかり言っちゃって
馬車のなかで言ってたこともそうです。
自分が只の女給だからって
僕がサーカスの団長をやってるのをあなたは僻んでるんですよ」
そこまで言って、鳥居は慌てて手で口を押さえる。
支離滅裂というか、理路整然とは程遠いことを平気で言ってしまうこと。
こういうところが幼いと言われる所以なのかもしれない。
94
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/13(水) 01:27:59
そんななか、あかねが氷壁を作る。
鳥居は倉橋に促され脱兎の如く避難。
凍てつく空間に作られた、その小さな場所で暫しの安堵を覚えた。
ふう、と小さなため息が震える喉から溢れ出す。
そしてぶるぶると身を縮めながら、倉橋とフーの会話を聞く。
だがその心は、まだ倉橋の言葉に揺さぶられていた。
――肝を据える。
それは覚悟を決めるということなのだろうか。
マリーやブルーのように…。
鳥居は彼等のことを思うと、悲しくなる反面、羨ましくも思えた。
それは自身の命をかけられるほどの主義があるからだ。
だがしかし、不老不死の鳥居には命懸けという言葉はない。
そのかわりにあるものと言えば空漠とした寂しさ、孤独。
思い返せば嘆願の途中に聞いた少年の噂。
彼なら孤独を克服する何かを知っていると鳥居は思っていた。
しかし彼のそれは、受け入れるにはあまりにも常軌を逸していたのだ。
>「――ねえ、どうして分かってくれないのさ」
>「君達も、僕と同じ不死の存在でしょ?だったら、僕の言ってる事が分かる筈だよ。
君達は悲しくないのかい?変わってしまう事が。
大事なものも。大好きだった人も……皆僕らを置いていってしまうんだよ?」
>「君達と一緒にいる、その人達だってそうだよ。 ここで凍っておかなくちゃ、いつかは君達を置いて変わってしまう……死んでしまうんだ。
君達は、それが嫌じゃないのかい?」
(きみたち?)
95
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/13(水) 01:29:47
嫌な予感がした。緊迫した空気。
鳥居は一つ唾を飲み込む。
眉根を寄せて祈るようにたたずむ。
続いて生還屋の怒声。あかねの反論。
そして、咲く血の花。
微かに震えるあかねの手が鳥居に向かって差しのべられた。
「……あかねさん!」
掴み返して体を支える。
支えようとした。でも…力が抜けてゆく。
それはまるで嫌な夢のようだった。
空気の槍を少年に放つあかね。
少年は吹き飛び磔にされたが、ぽたりと抜け落ちるように虚空に停止する。
>「まぁ……絶望が深くなればなるほど、その裏にある希望もまた大きくなる。
だから……足掻きたければ、足掻けばいいよ。
不死である僕には決して、勝つ事なんて出来ないけどね」
「さっき君は本当の不老不死は
心も変わらないことって言ったよね。
……でも、僕は変わりたいよ。
僕が寂しかったり苦しいのは何もない空っぽな人形みたいなものだからだよ。
だから変わりたい。
今のあかねさんにだって、事実を受け入れる時間が必要なんだ。
君だって不死の国の王様になることを夢見てるんだよね?
ならなんでさ?
君のやってることは人の未来を勝手に奪ってることなんだよっ」
そう言って、鳥居は頭上の異音に気づいた。
張りつめた空気に響く硬質な音。
それは氷が固まって軋む音だった。
少年があれを使うとしたら理由はたった一つ。
生きてる者を殺す。
それだけは許せない。
脳裏に走る殺戮の予感に、鳥居は無意識で飛翔。
そして、その背には燃える朱雀の翼。
鳥居は倉橋たちの真上で氷槍を受け続けた。
その体に、その翼に。
翼の出力を失い落下するその時まで。
「……うくく。みなさん大丈夫ですか?ここで誰かに動死体になられちゃったら困りますからね。
僕が嘆願をこなして無事に日本に帰るためにはみなさんの力(知恵)が必要なのです」
ころりと仰向けになる鳥居。
「それと倉橋さんは僕を尊敬しました?
僕はあなたの大切な命を守りました。
文字通りの金の亡者になるのを防いであげたのです。
それって、お金よりも大切なことですよねぇ?
それじゃいつもカフェーで男の人にやってるみたいに僕をなでなでしてくれませんか?」
むっくりと起き上がると、頭を差し出す鳥居だった。
96
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/13(水) 18:40:20
きのう、眠くって
頭がまわらなかったから
今、レスです。ぱんぱかぱーん☆
毎回、GMさんってすごいこと考えてるな〜って思います。
御釈迦様の手のひらにのっかってるみたいっていうか
いいこと考えちゃったみたいなことが
じつは誘導されてる感じですw
あと倉橋さんの質問には
おいおい答えてみたいかもです。
いつか冬宇子を泣かせるくらいいじめられたらいいなって
思っています。
97
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/13(水) 23:14:22
お疲れ様です。代行しましたー
>>91
ありがとうございますー!
とはいえ、あまり踏み込んだ所までやり過ぎないように注意します〜
>>96
鳥居君に泣かされる冬宇子……ちょっと想像つかないですねw
それと、多分分かってらっしゃることとは思いますが
冬宇子が王様の嘆願を受けたのは、呪災の裏ステージの仕組みを詳らかに知るためです。
知ったからといって何も出来なくても、関わった人間を思う存分嘲ったり罵倒することで
鬱憤が晴らせるという…なんとも下衆な「知の欲求」からであります。
そんなことを口に出していない以上、知る由もないので呪音君が、
いかにもガメツそうな冬宇子のことを「金の亡者」と非難するというのは勿論正解なんですが
まあ一応念のため確認をばw
あと、
>>88
のご要望ですが、
鳥居君を守るような行動というのは、ちょっと難しかろうと思います。
ドリルで体を抉られてもすぐ再生しちゃうような体質の人だと理解していていながら
一般ピーポーの冬宇子が危険を冒して守ろうとするというのは、どうにも不自然さが拭えないというか。
私には上手いやり方が思いつきません。
ごめんねーーー!
98
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/14(木) 01:21:41
了解です。
たしか女の好奇心とか
あと陰陽寮にいる親戚のかたに
この事件に一枚噛んでおきながら
のほほんと日本に帰ったら
バカにされるとか何を言われるかわからないとか
そんなことが書いてあった気もします
99
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/14(木) 01:25:23
本来はそういうのは、あかねちゃん辺りの役回りなんですよねえ
強さや善悪よりも自分の良心、感性に従って行動出来るタイプの子ですから
とは言えGMが自分でピンチを作って自分でキャラを動かしてそれを救うっても変な話ですしねえ
100
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/14(木) 01:28:02
代行ありがとうございました。
101
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/14(木) 01:54:22
>>99
いやー…いくらなんでも
絶対に死ななくてほっとけば直ぐ再生すると分かりきってる相手を
自分の命を犠牲にして守ろうとするほどに、あかねちゃんもアフォウではないような
気がするようなしないようなwもう何度も呪音君の再生シーンは目にしてる筈ですし。
といっても、不老不死である事が判明した今となっては
多少、自分の身を粗末にして相手を助けてもデメリットはなかったですね。
そういう意味でなら納得であります!
実際問題、呪音君を守るような行動を取れる人物というのは
呪音君の不死性を知らない普通の子供だと思ってる人でないと難しいのではないかと。
まあ不老不死で再生能力を持つ吸血鬼なんていう強力なキャラクターを作られている時点で
守られポジションが無理というのは、鳥居さんも在る程度、覚悟の上だとは思うのですが。
102
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/14(木) 01:54:35
ん〜、そうですよね。
美味しくなるロールって難しいです。
やっぱりGMさんのおっしゃる通り
キャラの思うことをやってたら
まちがいはおこらないのかも…。
103
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/16(土) 23:54:33
>GMさん
すいません。また些細なことが気になってしまって馬鹿な質問かもしれませんがお願いします。
>王様の企てを予知した時は複数のシーンを音声付きで見た筈です)
とありますが、伊佐谷含む、じぇねしす団が大陸にやってきたのは
この王様の予知がきっかけなのでしょうか?
伊佐谷は全く面識の無い会った事もない人間の未来も見ることが出来るんでしょうか?
霊体になる前に太平洋戦争を予知したときみたいに
清王がよからぬ企てをしているという予知は、意図して見たものではなく
全く偶然に頭に入ってきたようなものなのでしょうか?
>鳥居さん
えーと、レスを読ませてもらって気になったことを質問させていただきます〜
遺跡の保護という依頼は表向きのダミーで、
冒険者達は清王から改めて本物の依頼内容を明かされた上で、それを引き受けて遺跡に来たわけなのですが、
(少なくとも冬宇子に関してはそういう訳なんですが)
呪音君は清王からの依頼の内容を全く理解していないというか、聞いていなかったという認識でいいのかな?
本当にごめんなさい。
因果な性分で些細な事ばかり気になって、レスを考えようとしてもまとまらないんです。
104
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/11/17(日) 03:19:07
>>103
はい、彼女達が中国大陸にやってきたのは、その予知がきっかけです
また彼女は何らかの事柄を予知する時、それに見知らぬ人物が関わっていても問題なく予知が出来ます
ですが王様の企てを予知出来たのは偶然ではなく、何かしらの「見たい未来」を予知しようとした結果、今回の一件が引っかかったようです
何が見たかったのかは、まぁその内
105
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/17(日) 19:53:04
すみましぇん。
鳥居も王宮で王様の嘆願の内容は聞いていて
少年を連れて帰るつもりではいると思います。
ただ好奇心から、少年に会ってみたいという気持ちはありました。
清王はあやしいけど
言うこと聞かないと酷いめにあわされそう。
嘆願達成後のことはもうしらないです。
こんな感じてす。
もしかして矛盾とかあったらすいません。
106
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/24(日) 22:16:25
GMさん鳥居さん回答ありがとうございます。
土日中に野暮用が入ってレスを仕上げる事ができませんでした。
いつもいつも遅れてばかりで申し訳ないのです。
進行の度合いとしては1/3くらいしか書けてません。
今回はそんなに長くならない筈なのですが中々筆が進まなくて。
お二人に比べて自分のポンコツぶりが情けない限りであります。
水曜日くらいまでに何とか投下できるように努力します。
すいませんでした。
>鳥居さん
もし良かったら呪音君がどういう状態を「嘆願達成」と考えているのか
教えていただけたらうれしいな。
せっかく接触の機会が出来ても噛み合わないのも残念なので、あらかじめ教えていただけてたら助かります。
それと凄い今更なんですが、呪音は吸血鬼に戻ったからといって
生身の体になった際に手に入れた朱雀の力を失うことはないんですね。
107
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/26(火) 00:54:17
いつもお心遣いありがとうございます。
お体のこととか心配していました。
待つことは苦にもならなくて
待っている時間も尊く感じます。
ですので気にしないで下さい。
鳥居の嘆願達成は
清王の依頼がなくなる時かもです。
清王の最終的な狙いは
わからないので
今は危機感を持っていません。
>朱雀の力
ほんとうは足かくべきなのに、御都合主義的過ぎてすいません。
たぶん、鳥居の生き方が決まったら
どちらかに安定する時がくるのかもです。
でも、
108
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/11/28(木) 00:08:37
すいませんーーー!
案の定今日中には無理っぽいです。
仕上がり具合としては半分くらいです。
正直に言ってしまうと冬宇子が少年術士君と戦わなければならない理由が
いまひとつ見当たらないんですよね〜
>鳥居さん
回答ありがとうです!
ところで「足かく」ってどういう意味ですか?
辞書で調べたけどよくわからなかった…(汗
109
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/11/28(木) 19:54:04
ん〜、今までずっと
足掻くを間違えて読んでいました(~Q~;)
またひとつ賢くなりました。
ありがとうございました。
110
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/12/01(日) 01:25:20
大変お待たせしてすいませんでした。
投下しました。
鳥居君との口喧嘩のあたりなんか、切迫した状況なのに随分余裕あるなあ…みたいな不自然なことになってますが
そこらへんはフー・リュウさんあたりが頑張っていてくれていたということで。
ご都合主義ですが、どうかご勘弁を。
存思の法で、少年の不死術(時の止った肉体)を破れるのではないかと提案していますが
冬宇子は今ひとつ気が進まないようです。
まずは、清王と約束した仕事を果たそうと、言葉で少年に清王のところに同行してくれるように交渉しています。
交渉決裂、あくまで少年が冬宇子達をカチンコチンにするんだい!と言い張ったら
仕事の方は放り出して、自分の命を守るために少年と戦うことになるでしょう。
『存思』については上手く説明できてないんですが、
少年の肉体の上の凍らせた時間を、映像化・具象化しようという試みです。
具象化できれば、通常攻撃で術が破れるのではないかと、冬宇子は考えているようです。
そのほか、説明が足りなかったり、意味の分からないところがあったら質問下さい。
111
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/13(金) 04:13:30
投下しました。遅くなってすみません
不明な所などあれば言ってやってください
112
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/12/14(土) 12:24:15
>>111
お疲れ様です!
いつもながらお話をグイグイ牽引していただいて感謝しています。
一読者のような感覚でこの先どうなるのかワクワクしている自分がいたりもしますw
いや〜なんとも…敵さんの真ん前で
全く無関係なことで怒り狂ったりそ急にそれを反省したりと、
そんなシュールで不合理な行動を、敵さんに黙って観察されているというのは
かなりの羞恥プレイだなと改めて気付かされた次第です。反省ーーーーー!
ところで、鳥居君は「今のままじゃまだ触媒に使える域にまで届いていない」
とのことですが、もう少し具体的に触媒として欠けている部分のヒントが頂ければ
私だけでなく鳥居さんも助かるかと思いますので、
どうかちょっとだけヒントをお願いします〜!
113
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/15(日) 02:40:29
GMさん、倉橋さん、お疲れ様です。
たぶんですが
少年がやってることは安楽死みたいなことで
患者さんを苦しみから解放されることなのかも。
死んでしまった患者さんは
見返りもなんにもないけど
少年はそれを素晴らしいことって信じてる
でも鳥居は
ショーを見せたから
誉めて〜拍手して〜
みんなが僕を見てくれたら
僕は孤独を忘れられるもん
みたいなことかも
114
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/15(日) 03:10:51
確かに少年と鳥居君の違いはそこですね
ですが、その違いがそのまま触媒になり得ぬ理由ではないですよ
これはキャラクターの精神面に関わる事なので、何か、これが正解だと明言はしません
ていうか特に正解なんてありません。同様に間違いもありません
ただ、触媒ってのは対象に触れる事でその働きを発揮し始めるものですよね
触れる事が必要なのです
もちろんここで言う「触れる」は物理的なものではありませんが
それと、多分ヒントとしてはこっちの方が役に立つと思いますが
触媒になり得るのは何も鳥居君だけとは限りません
TRPG的にはちょっとどうかなって気もしますが、セカンドプランもありますよ
115
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/12/15(日) 07:25:46
おはようございます。
皆様回答ありがとうございますです。
>GMさん
セカンドプランというのがあかねちゃんを指すのなら、
できれは鳥居君にがんばってほしいな〜と思う次第です。
心理的に掘り下げるならNPC化したキャラクターよりも
プレイヤーのいるキャラクターの方が適当かなという程度の理由しかありませんので
色々と無理があったらこの要望は却下していただいても構いません。
私の要望よりは鳥居さんの気持ちが第一ではありますが。
「触媒なんて地味な仕事やってられるか!やるなら攻撃側だい!」と思われていたら無理強いはできませんしねw
116
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/15(日) 14:17:52
>>115
まぁ、あくまで状況的にはそういう事も出来るよってだけで
自分も出来る事ならNPCに必要以上の活躍をさせるのはどうかなーと思っております
もちろん却下したりはしませんですよ
あ、それと
>>114
の「触媒ってのは対象に触れる事で〜」からの三行は
必要とあらばフー君がそんな感じの事を実際に発言したって事にしてもらってもOKです
117
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/17(火) 19:57:28
すいません。レスはもう二三にちかかるかもしれません。
それと質問があります。
本編と関係あるやうなないようなことなのですが
ものごとって自己満足とか自己愛として考えたら
何もかもそれになってしまいそうな気がするのですが
どうしたらよいのでしょうか?
118
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/18(水) 00:27:07
えーと、私はぶっちゃけ、そういう考えに肯定的ですからね
少なくとも自己愛や自己満足の為に動く事が悪だとは思っていません
人が為すあらゆる行いは、突き詰めれば全て自分の為だ。なんて事をレスの中でも書いた気がしますし
むしろ今章のキャラクターは皆、それらを原動力にして動く連中ばかりだった気がします
清王様も突き詰めれば、「この大陸を永遠に統治したい自分を満たしたい」から不死の法を求めているんです
どれほど他人の為になる行動も、それを自分が行いたいという利己的な願望が根っこにあると自分は思っています
ですが、そんな事……つまり全ての行為は突き詰めていくと自己愛や自己満足に行き着くという事そのものは
正直、それほど大事ではないんじゃないでしょうかね
これ単品ではただの中の人の思想に過ぎません
大切なのは、キャラクターがそれに対してどういう姿勢を取るのかじゃないかなと思います
そもそもそんな事には無自覚だったり、そんな自分に開き直ったり、悩んだり、決心してみたりと色々出来ますからね
それによってキャラクターの性格や考え方、葛藤や成長を描く事が出来ます
鳥居君がそういう考えに至ったのだとしたら、それは袋小路ではなく新たな分岐路なのではないでしょうか
とても良い事だと思いますよ
119
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2013/12/18(水) 21:46:53
お疲れ様です〜
私も言いたいことはGMさんとほとんど同じです。
倉橋冬宇子も、まさに自己愛と自己満足だけにしか価値を置いていない浅ましいキャラクターなんですが
必ずしも、鳥居君までその価値観を共有する必要はないのではないかと思います。
大事なのは鳥居さんがどう考えるかではなく、鳥居呪音というキャラクターが何を思うかです。
大事なのは、キャラクターの考え方、ものの感じ方の芯になるような物を見つけることだと思います。
どんなに裏切られようとも、あくまで人間の善意を信じて、それにすがって生きようとするのも芯と言えますし、
たとえ理想主義に過ぎなくても、正しさや正義というものに絶対的な価値があると信じて
自らが信じる正しい道を邁進していくのも芯のある思考です。
人間は弱いから法の力で律してやるべきだと信じて、厳しい権威者になる道にも芯があるし
どうせ浮世は辛いものだから、嫌な事は見ない触らない忘れるで、ひたすら楽しく生きようという考えも
一つの芯があると言えると思います。
芯の無い者が芯を見つけていくことにもドラマがあるし、
自分なりの芯を持っている者が、芯から外れるイレギュラーを見せることにもドラマがあります。
もう少し身近な例で言うならば、
今回の清王様からの依頼に対しての、何故依頼を受けたのかという各キャラクターのスタンスの中にも
それが垣間見えるのではないかと。
双篠マリーは、あくまでプロフェッショナルとして、善悪は度外視して
一度請けた依頼を最後まで完遂しようという意思が見えます。
ブルー・マーリンは、とにかく冒険好きの血が騒ぐ!血が沸き立つような危険が待ち構えている死地で
思いっきり暴れまわりたい!という子供のように純粋な欲望が元々の芯にあったところ、
最近では「船長=人の上に立つ者」としての自覚も芽生えはじめています。
冬宇子が「何故清王の依頼を受けたのか」尋ねてみたのも、鳥居君の芯が知りたかったからだったりします。
現在も鳥居さんなりの鳥居呪音というキャラクターの芯はお持ちのこととは思いますが、
また、新たなドラマを見せていただけるのではないかと期待していますですよ〜!
120
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/22(日) 20:34:35
すいません。夜明けまでには書き上げます。
121
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/23(月) 02:52:27
>「馬鹿だねえ……ひと様に尊敬されるような、いい男になりたかったら、恩を着せるような口を利くんじゃあないよ。
褒めてやらなきゃ、満足に仕事も出来ないのかい、お前は?」
倉橋冬宇子に怒られたあと、強く頭を撫でられた。
でもそれは鳥居にとって、思ったよりも心地のよいものではなかった。
あれれ、と思う自分がいて不思議だった。
まるで小骨が喉に刺さった感じ。
皆、報酬や見返りが欲しいから何かをする。
愛やお金など、何かを欲していることには何ら変わりはない。
だから亡者が他の亡者の貪り喰う姿をあさましいと笑えるはずもなく
倉橋が鳥居の言葉に虫酸が走ると言ったのはそういうことなのかも知れない。
きっと倉橋はそんなこともわからない鳥居の幼さを憐れんでいたのだろう。
だからそれに気づいた鳥居は面白くなかった。
それはまるで倉橋に置いてけぼりにされたような気持ちだった。
でも裏を返せば倉橋の言った言葉は、人は違いがあるというだけで、皆平らと言うことだ。
(……あるのは違いだけで皆同じ場所にいるのかな?)
鳥居は冬宇子のことが少しだけわかったような気がした。
そう考えれば、鳥居の少年に対する、こんなふうにも考えられるよ、
という提案は単なる押し付けでしかなかったのだろう。
自分たちを守ろうとする鳥居の言葉は少年への拒絶の証に過ぎなかったのだ。
122
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/23(月) 02:54:35
>「そうなってから、『今』を恋しく思っても遅いんだよ。 今ならまだ、その人の手の温もりも、頭に残っているんじゃないかな。
僕なら、その温もりごと、君を凍らせてあげられるんだ」
それでも少年は鳥居に手をさしのべる。
彼は彼なりに他人の幸せを考えてくれている。
その行為に他人からの見返りはない。
少年は鳥居と似ているようで、まるっきり違う。
少年には他者に影響されない意志がある。
少年と倉橋の会話が終わり、鳥居はこう呟いた。
「ごめんよ。
僕に、手のぬくもりは、まだ足りないし
君の言うそんなことでも僕は繰り返していたいんだ。
だって、このまま自由のほうが……楽しいから」
鳥居は人に好かれたい。
だから他人の顔色をうかがう。
サーカスでは客の反応に敏感だ。
ゆえに皆が喜ぶことを正しいことと考えていた。
世間一般の総意。そのなかに正しいことを見つけ、すがる。
マリーやブルーの行動に正統性を見つけて、
少年の理念と天秤にかけたりしたのも自己が脆弱だからだ。
それはきっと吸血鬼に人間の心がわかるわけがないというほの暗い自己暗示。
でも今、鳥居は少年の考えを拒絶した。
拒絶の行動をとった。
神気の炎を気流の結界へと放出し、
死王の攻撃に応射する。
それは少年とは違う今を守るための行動だった。
鳥居は少年の理念を認めたうえで拒絶し
自分の存在を承認した。
それは万人の総意でもなく、一般的な正義や大義でもない自分自身。
(皆の笑顔をみたい)
できることなら笑顔に変えたいと断言したかった。
でもそれは実現不可能な望みであり烏滸がましいこと。
それならこの場にいる者たちの命を守る。
生きて帰れば、いつか笑顔を見ることができる。
そう胸に秘めて鳥居は倉橋の前に立つのだった。
123
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2013/12/23(月) 03:00:47
遅くなってしまってすいません。
御手数ですが代行をお願いします。
御礼を言えなくてすいません。
インフルエンザっぽいのと合併して力尽きてます。
124
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/24(火) 00:12:12
代理しましたー
いいですねー。これで鳥居君はただ手前勝手な「良いこと良くないこと」を頼りにするのではなく
少年の考えを理解した上で、言い換えれば考えにちゃんと触れた上で、自分なりの答えを返しました
今なら触媒になる事も可能なのではないでしょうか……なんて事をフーがきっと言ってくれる筈です
125
:
◆Iny/TRXDyU
:2013/12/24(火) 00:38:11
トリップ合ってるかな…
お久しぶりです、ブルーです
若船長のバカ船長のブルー・マーリンです
126
:
◆u0B9N1GAnE
:2013/12/24(火) 03:41:10
おやまぁ、お久しぶりです
避難所が移転してしまったのに、ここを見つけて下さってとても嬉しいですよ
それで、さて、まずは、どうしましたか?どうしますか?とだけお聞きしますね
127
:
◆Iny/TRXDyU
:2013/12/24(火) 07:50:02
えっと、まず顔を出せなかったのはここが見つからなかったからです
千夜万夜にいけなくなって、どうすればいいのかわからず
ここのリンクを探せませんでした、ほかに学校での試験や家庭内のごたごたもあって
探すのをやめていました、申し訳ございません
そして…おこがましいですができればこのTRPG復帰したいです
128
:
GM@携帯
:2013/12/24(火) 13:57:02
なるほど、分かりました
では復帰出来るようにしましょう
幸いブルー君は殆どキャラをいじってもいません
超あっさりした受け答えになってしまいましたが、これは別に漫画にありがちな静かな怒りがどうのこうのとか、そういう訳じゃなくてですね
ぶっちゃけた話、私は今回の長期音信不通の件、そう気にしていないのです
少し寂しくは思いますが、この遊びではわりとよくある事でもありますのでね
なので、良くない事をしたと既に思っているのならそれでいいのです
改めてよろしくお願いします
それで、復帰前に
・スレを離れてから、これまでのログ(いきさつ)は確認していますか?
・すぐにでも復帰出来ますか?しますか?
この二つをまずは確認しますね
ついでに年末年始進行についてですが、今日から年明け後二週間まででよろしいでしょうか
その期間は事前の連絡さえあればどれだけ遅れてもオッケーです
まぁ、その期間以外でも大して違いはありませんけどねー
129
:
◆Iny/TRXDyU
:2013/12/28(土) 18:39:34
返信遅れてすみません
ありがとうございます
こちらこそ改めてよろしくお願いします
現在がんばってログを見返しております
完全把握できるまではまだ復帰はしないでおきます
130
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/01/02(木) 21:08:19
皆様明けましておめでとうございます!
そしてブルーさんお帰りなさい!再参加を心待ちにしております。
年末年始のあわただしさにすっかり挨拶が遅れてしまいました。すいません〜
そろそろレスを用意しようかと取り掛かろうとしているところなのですが、ちょっと壁に突き当たってしまいました。
「鳥居君を存思の触媒に」なんて考えを出しはしたものの具体的にどういう手順を踏んだらいいものか、
さっぱりアイディアが浮かびません。
自分で言い出した案ながら情けないのですが、何かアイディアや提案がありましたら教えていただきたい次第です。
宜しくお願いします。
>GMさん
ところであかねちゃんは「他人の生気を吸い取って維持するタイプの不老不死」ということですが
果たして吸い取らなかったらどうなるんでしょうか?
131
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/01/03(金) 04:25:32
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
>>129
はい分かりました
まぁノンビリとやってください
>>130
うーん、そうっすねえ。フー君なら多分
「筋道立てて考えるんだ。道術……君のは陰陽道だったかな。
とにかく、どんな術にだって理屈がある。科学的じゃあないだけでね」
とか言ってくれるでしょう。最近不死に関して色々勉強したので
「何故、水銀が不死の仙丹の材料と呼ばれるようになったか知ってるかい?
水銀は硫黄と反応させると辰砂に変化する。そして辰砂を熱すると今度は水銀と硫黄に戻る。
そこに永遠性を見出されて、水銀や辰砂は仙丹の材料になったんだ」
なんて例えも挙げてくれると思います。
それを踏まえつつフー君が思うに鳥居君と死王君は同一の性質を持っていて、その精神も触れ合ったんだけど、決して交わる事はない
いわばコインの裏表のような関係にあります
故に死王君の何かを映し出したいのなら、それは鳥居君の背後に現れるようにするといい
表に働きかけて裏にあるものを見たいのなら、透かせばいい
つまり照らすのが有効なのではないでしょうか
丁度おあつらえ向きのモノもありますしね
ですがそれだけでは、不死の法だけを照らし出す事は出来ません
何かを使って不死の法の部分だけを色濃く映し出す必要がありますが……その何かも既に手札の中にある筈です
とかどうでしょう
あかねちゃんは「吸い取らない」って事は多分出来ないでしょう
彼女の不死は母親の深い愛情によって掛けられたものです
行き過ぎた情が害悪であるように、あかねの不死は呪いと同義であり、彼女の意思でどうこうは出来ません
もし周りに人がいないなど「吸い取れない」状況で死んでしまった場合、
吸い取れる対象が近寄ってくるまで仮死のような状態になるのではないでしょうか
132
:
倉橋
:2014/01/09(木) 21:12:40
レス遅れてすいません。
週末までには何とか埒を明けるつもりです。
いつもすいません。
133
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/01/10(金) 21:14:56
すいません〜!
GMさんにお尋ねします。
また敵さんの目の前でのんびり作戦会議というのも間抜けな状況なので
今ターンでまたあかねちゃんに氷壁作りをお願いしようかと思うのですが
彼女を動かしているGMさん的には、あかねちゃんはそういうことが出来る精神状態ではないと思われますでしょーか?
あかねちゃんにお願いするところでレスを区切ろうかとも考えたんですが、
そうするとまったく話が進まないうちにレスが終わってしまうので。
操作許可の出ているNPCだし勝手にやらせちゃおうかとも思ったのですが、
あかねちゃんに関してはGMさんに色々とお考えがあるかなと思いまして。
どんなものでしょう?
鳥居さんにも質問
鳥居君は前のレスの最後で「冬宇子の前に立った」とありますが
これは不死少年君の攻撃、剃刀氷へのリアクションとしてですか?
もちょっと具体的にどんな反応をしたのか(神気の炎でバリアーかな?)
教えていただけるとうれしいです。
134
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/01/10(金) 23:14:38
そうですねー
あかねちゃんも自分だけ塞ぎ込んでるような状況ではないと分かっていますし
鳥居君がちょっとカッコいいとこ見せた事もあって多少は精神的にマシになっているでしょう
なので氷壁作りは実行出来たという体で進めて構いませんです
135
:
鳥居 呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/01/11(土) 20:26:30
ブルーさん、おまちしているますよぉ〜。
みなさま明けましておめでとうございます。
倉橋さん
前に立ったのは死王さんの次の攻撃を構えて待っているのと
術をかけてもらうのを待っているのとの二つの理由かも。
136
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/01/18(土) 22:23:18
遅くなってすいません。
明日までには必ず投下します。
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