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五十路過ぎても なんとかファイト【V】
1
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 00:30:58 ID:ua7vDcBE0
/\
_/ \
/ニニ÷ニヽ
レ', .ノノノヽ〉 一年経っても
ハヽゝ^▽^ノゝ やっぱり終わってねーじゃねーの!!
> ̄s <つ ウンコ メコレ!
/∪ニニ\
 ̄ i__)i__)
2
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:04:20 ID:ua7vDcBE0
《なんとかファイトファイトまとめ1》
【超神会編】
糞スレ創作
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219852732/224-
(一応の○○編と括りがあるが 打ち切りのため続きは存在しない)
{以降の話補足}
魔力を失い幼女化したフーリャンは魔力を取り戻すため、世界各地に存在する魔力が湧き出るの『魔力地場』を巡る旅に出る。
しかし魔力を失い幼女になったフーリャンにとってその旅は過酷であり、思うようにいかない自分に苛立っていた。
そんな旅の中でフーリャンは色々な人々に出会い、そしてあらゆる場面で助けられた。
今までそんなパンピー達を『弱者』として目にも掛けず虐殺しまくっていたフーリャンは、ここに来て人の善意に触れちょっぴり考えを改めたのだった。
旅が続くに連れ、旅に同行する仲間も次第に増えていった。
ねこの親友うさぎ、
チェリー魔法使いサナバー、
笑い男ワラース、
ロリコン騎士発泡スチロール(当時マリモス)……。
そんな心強い仲間と共に世界を巡り、少しずつ魔力を回復しつつ…カルト教団超神会と戦いを繰り広げ、そしてその背後にうごめく陰謀に触れて行くのだった。
旅も終盤に掛かり、魔力がほぼ回復したフーリャンの前に、かつてフーリャンの魔力を奪った宿敵ミャンチューが現れる。
絶大な魔法耐性能力を持つミャンチューを前に、魔力が回復したにもかかわらずフーリャンは手も足も出ず、仲間達もミャンチューには敵わなかった。
そして…ついにミャンチューがフーリャンにトドメを刺そうとした……その時
いぬがフーリャンを庇い、命を落とした。
いぬはフーリャンに故郷を滅ぼされ、怨みを持っていた。
しかし、それでもいぬはフーリャンを守ったのだった。
いぬを侮辱するミャンチューにフーリャンは怒り、暴走モードへと覚醒。
急上昇した魔力により魔法耐性を持つミャンチューですら防ぎ切れず、フーリャンはミャンチューに勝利した。
そのあと、他の超神会の幹部達を破ったフーリャン一行は、超神会が復活させた黒幕にして“終わりを司る神”……『終末の影・エス』と対峙する。
エスは世界を終わらせる力を持つ神である。
暗い未来しかないこの世界を哀んだエスは、せめて苦しみなく平等に死を世界の人々に与えるため、この時代に復活したという。
超神会を利用し世界に終末感を蔓延させ力を増大させていたエスは、ついに世界を滅ぼす力を発動する…。
だが世界各地を回り、あらゆる希望や夢に触れてきたフーリャン一行はそれに反抗し立ち向かう。
他人のために命を投げ出したいぬの姿を脳裏に刻みながら
フーリャンは初めて人々のために戦おうと決意し
最強の『英雄』へと覚醒……そしてついにエスを打ち破ったのだった。
3
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:04:45 ID:ua7vDcBE0
《なんとかファイトファイトまとめ2》
【夢編】
うんこ小説
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249284639/
それでは! なんとかファイト!
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1260210952/
それでは!! なんとかファイト!!
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1269349433/
それでは!!! なんとかファイト!!!
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277892965/
4
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:06:10 ID:ua7vDcBE0
それでは!!!! なんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281701648/
恐怖の なんとかファイト…‥
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1287897248/
なんとかファイトでかたたたたたたき
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1292216615/
7つ集めると金のなんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1295790667/
5
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:06:28 ID:ua7vDcBE0
八つなんとかファイト村
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1298009776/
なんとかファイトQ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1300467535/
なんとかファイト天国
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1303749690/
いいなんとかファイトですね!!!!!
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1306585978/
6
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:06:53 ID:ua7vDcBE0
夢のなんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1309443655/
隠された なんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1311948608/
普通のなんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1314352626/
7
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:07:32 ID:ua7vDcBE0
いちご味のなんとかファイト
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1317026680/
なんとかファイト色
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1319988280/
なんとかファイトがいない………
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1324297918/
(夢編以上、全18スレ)
8
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:07:53 ID:ua7vDcBE0
《なんとかファイトファイトまとめ3》
【魔反会編 第一部】
なんとかファイト耳
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1328288406/
なんとかファイトでGO
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1331618359/
においたつなんとかファイト
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1335452396/
なんこつなんとかファイト
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1338891788/
9
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:08:10 ID:ua7vDcBE0
なんとかファイト不通
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1341398191/
なんとかファイト文
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1344171613/
不思議ななんとかファイト
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1346418394/
なんとかファイトの残像
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1349219330/
10
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:08:33 ID:ua7vDcBE0
醤油辛いなんとかファイト
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1352470320/
なんとかファイトになった貝
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1355862797/
なんとかファイトvs鶏
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1359463860/
なんとかファイトははたけのお肉
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1362058326/
11
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:08:52 ID:ua7vDcBE0
みそじ過ぎてもなんとかファイト!!
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1365246320/
なんとかファイトあいす
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1370160460/
ミニミニなんとかファイト
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1372846972/
なんとかファイト耳 ふたたび
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1375835878/
12
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:09:24 ID:ua7vDcBE0
必殺の なんとかファイト縫い
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1378545680/
みこみこ なんとかファイトみーこ<3
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1381048110/
なんとかファイト 目力勝負
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1384013536/
なんとかファイト三男坊
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1389274672/
13
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:09:44 ID:ua7vDcBE0
なんとかファイト参り
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1393329555/
ありがとうなんとかファイト(棒)
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1397488242/
四十路過ぎてもなんとかファイト
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1400077329/
(魔反会編第一部以上、23スレ)
14
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:10:01 ID:ua7vDcBE0
《なんとかファイトファイトまとめ4》
【魔反会編 第二部】
それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1403327104/
なんとかファイト フォーメーションC!!
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1403014906/
死んで蘇る なんとかファイト
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1426247063/
15
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:10:21 ID:ua7vDcBE0
なんとかファイト流 しし舞おどり
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1454429542/
ドスコイ! なんとかファイト大相撲
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1480866732/
明日の なんとかファイト ジョー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/-319
(
>>319
まで)魔反会編第二部以上、6スレ
16
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:12:07 ID:ua7vDcBE0
《なんとかファイトまとめまとめ5》
【魔反会編第3部】
明日の なんとかファイト ジョー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/
真夜中 なんとかファイト
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1557925486/
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1631899136/
以上、現行4スレ目(うち過去編2スレ以上)
17
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:12:35 ID:ua7vDcBE0
【アプロダサイト】
なんとかファイトのアップローダです。
なんとかファイトや創発関連なら自由にお使い下さい。
https://ux.getuploader.com/nantokafight/
18
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:13:33 ID:ua7vDcBE0
>>17
訂正
《なんとかファイトまとめまとめ5》
【魔反会編第3部】
明日の なんとかファイト ジョー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/
真夜中 なんとかファイト
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1557925486/
なんとかファイトの 走馬灯【4K】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1631899136/
以上、現行4スレ目(うち過去編2スレ以上)
19
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 22:54:09 ID:ua7vDcBE0
【過去編登場人物】
《ぬるもっこり隊》
・ジュリー(ジュルジュリ・グリーブルー)
過去編の主人公。真人間と魔法使いの戦争を終わらせ、共存する未来を夢見る。
そのためなら非情になってでも戦争を戦い抜く覚悟を持つ。
エロい事が好き。
・イリリシカ
ジュリーの良き理解者。ジュリーに淡い思いを抱き彼の思想にも同調している。
常に先を行くジュリーに追いつこうと日々頑張っている。
カナリという妹が居る。
・イキル
イリリシカの親友。もらし魔。
ジュリーには厳しいが、彼の考えには賛同している。
退魔の技はからっきしだが、弓矢の名手。
ぬるもっこりに恋をしている。
・プティング
ぬるもっこり隊一番の眼鏡ファッショニスト。
眼鏡を着させたらプティングの右に出るものは居ない。
ジュリーの夢を知る数少ないうちの1人。
気功冠の達人。
・スコンビュー
田舎育ちのだべだべっ娘。
やさしくて気遣いもバッチシで戦闘能力も高い。
気色の術という技で気を風の性質に変化させ操る。
ジュリーの夢を応援しており、その一環として魔法使いと真人間が共存する漫画を描いており作画を担当している。
・モシメベ
ほぼ黒目しかないパイオツカイデーの義足戦士。
ジュリーに恋心を抱いているが、イリリシカの思いも知っているため その気持ちを心の内に留めている。
蹴りを主体とした体術が得意。
スコンビューの漫画に協力し、背景等を担当している。
・ぬるもっこり
ぬるもっこり隊の隊長。
かなりの変態性を持つが、付き合いの長いジュリー達からは信頼されている。
受けた魔法を地面に流す減魔ヨガという退魔の技を得意としている。
イキルの激しいアタックに答えてやるべきか、と最近思い始めている。
・ミャラダイン
ぬるもっこり隊イチの狂(強)戦士。
常に自分の実力を高めたいと望んでおり、強い存在との戦いを求めている。
魔法が殆ど効かない体質をしている。
嫁(身長290cm)と子供(4歳・身長220cm)が居る。
・ループマー
誠実で堅実な実力を持ったベテラン戦士。
熱血で仲間思い。イリリシカと同等以上の実力を持つ。
・グュース
ループマーの同期。パワーファイター。
アルシーとは大の親友だった。
古代類人海驢を祖先に持つ。
アルシー
・グュースの親友で慎重な技巧派だった。
聖都最終防衛戦にて闇の魔女ルーミィに自爆攻撃を仕掛け死亡。
・ハーステンポー
元は別の隊の隊長だったが、編入してきた。
お金をためて働かない悠々自適な生活を送ることが夢。
あらゆるものを中に閉じ込めるシャボン玉を操る異能を持っている。
学生時代、先輩のバルライカ(♀)を男と思い込んで告白してしまい、それからバルライカと絡む度にその事を思い出して萎縮してしまう。
今でも好き。
闇の魔女ルーミィと交戦し下半身を失ってしまったように思える。
・バルライカ
元『超機動戦騎部隊』の隊長だった。
馬を駆り戦う達人だったが、闇の魔女ルーミィとの戦いで愛馬を失い、さらにトラウマを植え付けられお嬢様にされてしまう。
現在はスティーブというぺトロを馬の代わりにして乗っているが、まだまだ乗りこなせていない。
後輩のハーステンポーをからかうのが日課。
彼女からの思いには気付いていない。
20
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 23:16:17 ID:ua7vDcBE0
《リーベス隊》
・リーベス
リーベスの隊長であり、退魔軍の元帥。退魔軍でトップクラスの実力をもつ。
目下の兵にもよく気を回しており、人望もかなり厚い。
特殊な異能や特技はないが、経験に裏打ちされたクオリティの高い退魔の技が強み。
・リハン
リーベスの懐刀の1人。
実力は、現時点での退魔軍では上から数えた方が早い。
気を武器に込め研ぎ澄ます『白龍』という技術を得意ととしている。
・ゲンキ
リハンと同じくリーベスの懐刀だった。
突如退魔軍領を侵攻した十大魔女を止めるべく全存在を賭け立ち向かうが、力の魔女スイグンの反撃により命を落とす。
・ラスパピルト
リーベスの侍女。
リーベスに尽くす立場だが、その迫力にはリーベスも頭が上がらないという。
割とキツい物言いを遠慮なくするので、リーベスと違って兵達からは恐れられている。
21
:
名無しさん@避難中
:2025/01/07(火) 00:54:07 ID:xG4lL8g.0
《その他の退魔軍関係者》
・サンクレア
対魔法特化兵装の開発と運用を担当する『特化B部隊』の開発主任。
現在はその責任者が退魔軍から脱走したため、実質的な責任者代理となっている。
戦闘能力はないが退魔兵器への知識は他の追随を許さない。
プティングとは同じ眼鏡同士強く通じ会うものがある。
・レイショー
『特化B部隊』の開発担当で、サンクレアの執事だった。
サンクレアを守るために身を呈し、魔女の攻撃により死亡。
・カズナ
カズナ隊の隊長で、退魔軍の全軍大隊長。
リーベスに匹敵する実力の持ち主だった。
赤口門での魔女迎撃戦にてレティシアと戦闘を繰り広げ、激戦の末敗北…。
四肢を失い戦えない体となり戦線を離脱した。
魔法を吸収に打ち返す『阿弥陀羅』という異能を持っていた。
・ホノリオン
カズナ隊の後継となるホノリオン隊の隊長。
異能をコピーする異能、を持つ。
カズナとのつき合いは長く、ジュリーとイリリシカのような関係。
公私共に支えていた。
・チャー太
ホノリオン隊のチャラ男。ジェスチャーによって様々な効果をもたらす異能を持っていた。
・カマリンキ
侍のような盲目の剣士。
未来を先読みする異能を持つ。
・チッター
羽を生やす異能を持っていた。
ショーユーが好き。
・ショーユー
視覚情報を共有する異能を持っていた。
チッターが好き。
・無限パイナップル花
聖都防衛を主とする最強の近衛師団の隊長。
普段はおしとやかだが、戦いの事を考えるとテンションが上がってしまう。独身。
その剣技は間違いなく退魔軍最強と言えるレベルだという。
スピードも退魔軍最速。
行方不明の姉が2人居る。
・マツナツリ
無限パイナップル花をサポートする近衛師団の副隊長。
なんらかの異能を持っている。
・しめてくれ…
元ぬるもっこり隊で現在は近衛師団所属。
退魔軍総本部のハッピーマート大聖堂内を防衛中。
・オルタナティ・ドガードゥ
退魔軍の総帥。つまり退魔軍で一番偉い存在。
最近は病気で伏せがちで、公務のほとんどをリーベスに任せている。
かつてはリーベスのように元帥として最前線に立っていた。
・メメトス
かつてリーベスと同じ隊に所属しており『三闘神』と呼ばれ恐れられていた。
剛気という強力な気を操る異能数少ない人間で、白兵戦ならば退魔軍最強とされていた。
カレンダ大運河での大戦争のあと襲撃してきた次元の魔女ヘテムとの戦闘により死亡。
・ファンテブー
リーベスやメメトスと同じ隊に所属していた『三闘神』の一角。
雷の性質を持った最強の気色の術の使い手で、遠距離・中間距離戦闘においては敵なしとされていた。
宿敵レシドとの戦いの後、リハンとゲンキによって粛清されたようだが……。
その事実を知る者はいない。
・カナリ
イリリシカの妹。
生まれた時から親が居らず、姉とともに頑張って生きてきた。
そるから退魔軍に拾われ育てられたため退魔軍に入隊することが運命づけられていたが
姉イリリシカの計らいにより、前線とは縁のないサポート部隊に配属され
現在はカオス町という辺境にいる……
・モッコロ
ジュリー達と同年代だが無垢な感性を持った少女。
ぬるもっこりと同郷だが、生まれた時からとある凶悪な魔法使いにより監禁されており、世界を知らずに育っていた。
絵本で見た『勇者』という存在に憧れと夢を抱いており自分の中の勇者像をジュリーに重ね、彼に対する感情は恋に等しい。
放っておけない性格で、誰もが守りたくなるほどの純粋さを持つ。
しかし結構積極的で、天然ではあるがジュリーに猛アプローチをしている。
退魔軍に恩を返すために退魔軍に入隊を希望し現在はカナリと同じ部隊に配属されている。
辺境の地で戦いとは無縁の生活をしている。
・ゼゾォン
元『特化B部隊』の隊長。
野心が強く他者を踏みにじり、蹴落とすことになんのためらいもない。
そして敵である魔法使いにはまったく容赦がなく、非戦闘員であっても残虐に殺す。
その性質がジュリーと合わず何度も対立し、果てはジュリーの退魔気を封印し弱体化させる、という暴挙に出る。
その上中立の存在である『連合騎士団』に攻撃を仕掛け、最後は保身のために退魔軍から脱走し姿を消した。
現在は行方不明。
・タノシン
『特化B部隊』の開発担当の一人で、サンクレアと同等の頭脳と技術を持つ。
ゼゾォンの野心に同調しており、ゼゾォンと共に退魔軍から脱走し姿を消した。
22
:
名無しさん@避難中
:2025/01/07(火) 01:09:02 ID:xG4lL8g.0
❌
・モッコロ
放っておけない性格で、誰もが守りたくなるほどの純粋さを持つ。
⭕
・モッコロ
誰もが放っておけない様な守りたくなるほどの純粋さを持つ。
23
:
名無しさん@避難中
:2025/01/07(火) 02:19:22 ID:xG4lL8g.0
《魔法使い軍・十大魔女(現)》
・レティシア
十大魔女序列1位。光の魔女。
非常に高潔、自分の行く道こそ正道と信じて疑わない。
同族である魔法使いに対しては慈悲深いが、敵である真人間には非情。
歴代の光の魔女、ひいては全十大魔女の中でも最強の実力者と言われている。
しかしそこに慢心はなく、常に鍛練を欠かさない。
子持ち。
・ヘテム
十大魔女序列2位。次元の魔女。
貴重で強力な替えの利かない魔法を扱うため、厳重に保護されていた。
しかしレティシアの革新改革によって新たな十大魔女として登用された。
自分の魔法に絶対的強さを感じており、レティシアよりも優れている と自負している。
そのため、レティシアに対抗心を向けておりその座を奪おうと虎視眈々と狙っている。
メメトスと激闘を繰り広げ、ほぼ一方的に勝利をおさめた。
・ルーミィ
十大魔女序列3位。闇の魔女。
レティシアのいとこ。だが実の姉妹のような関係。
魔女にしては全方位に優しく、無用な殺生を嫌う。
その代わりに敵を闇に呑み込んで精神攻撃を与えるが余計に残酷だと言われている。
敵であっても、美しい精神性を目の当たりにすると戦うことをやめて称賛する。
レティシアからは甘いと常々注意されている。
仲間内でティータイムするのが好き。
子持ち。
・クゥペン
十大魔女序列4位だった。水の魔女。
80年くらい現役で戦場に立ち魔女としては70年くらいのキャリアを持っていた。
水魔法の他に退魔の技を使いこなし、敵からの退魔の技を昼夜していた。
水魔法を多く使うと、保湿力がアップし若返る体質を持っていた。
ジュリーによって倒され死亡。
子供は流動的マホメットのヤーダバイカン。
・シャイナ
十大魔女序列5位。炎の魔女。
攻撃に全振りした性質の魔女。
攻撃範囲と威力は十大魔女の中でも上澄み。
ゲンキの攻撃により両腕を失い戦線離脱。
・ワハリーン
十大魔女序列6位。召喚の魔女。
かつて十大魔女序列2位にまで登り詰めた召喚魔法使いレシドの妹。
姉を軽蔑するような言動をとっていたが、本当はレシドに憧れを抱いていた。
姉と同じく召喚魔法の極致を使いメメトスと戦ったが撃破され、
魔力を生み出せない体になってしまい戦線離脱。
子持ち。
・スイグン
十大魔女序列7位。力の魔女。
脳筋の魔女。
ドーピング系の魔法を得意とするが、
その肉体は自分で鍛え抜いたナチュラルな筋肉である。
その肉体強度は退魔軍のトップ層よりも強靭。
魔女なのに魔法があまり得意ではないため序列は低いが、実力は間違いなく上位クラス。
・ルーテリター
十大魔女序列8位だった。雷の魔女。
その時の雷魔法の使い手の中で一番の実力者だったため雷の魔女に選ばれたが、
経験が浅く魔女としての心構えが低い。
更に前任の雷の魔女が優秀すぎたため、どうしても比べられてしまっていたようま。
最後は我が身のために敵に情報を売ろうとしたため、クゥペンに殺された。
・リスリス
十大魔女序列9位。斬撃の魔女。
元は骨魔法の特血。刃状に変形させた骨から斬撃魔法を飛ばす。
家柄は下級。リスリス本人も元々当主ではなかったため、ほぼゼロキャリアからのスタートだったが
そこから自分の実力一つで十大魔女にまで登り詰めた。魔法使い軍の中では異色の出世とされている。
実力はスイグンのように肉体主体で、高次元の体術を武器とする。
明らかにルーテリターあたりよりは強いが、アホっぽいキャラがマイナスとなり序列は9位と 低く見積もられている。
・パルラー
十大魔女序列10位。氷の魔女。
元々はレシドが使役していた魔獣だったが、レシドの魔法により人間になった。
元が魔獣だったので上層部(十大魔女より上)に蔑まれており、どんなに活躍しても序列は10位のままだった。
本来ならばもっと上を目指せる。
以前は魚の下半身をしていて魔力をセーブしていたが、本気になった現在は人間の脚に戻し本来の実力がいつでも出せるようになっている。
24
:
名無しさん@避難中
:2025/01/07(火) 08:28:24 ID:kilJaQik0
>>23
訂正
❌
・クゥペン
十大魔女序列4位だった。水の魔女。
80年くらい現役で戦場に立ち魔女としては70年くらいのキャリアを持っていた。
水魔法の他に退魔の技を使いこなし、敵からの退魔の技を昼夜していた。
水魔法を多く使うと、保湿力がアップし若返る体質を持っていた。
ジュリーによって倒され死亡。
子供は流動的マホメットのヤーダバイカン
⭕
・クゥペン
十大魔女序列4位だった。水の魔女。
80年くらい現役で戦場に立ち魔女としては70年くらいのキャリアを持っていた。
水魔法の他に退魔の技を使いこなし、敵からの退魔の技を昼夜していた。
水魔法を多く使うと、保湿力がアップし若返る体質を持っていた。
ジュリーによって倒され死亡。
子供は流動魔法使いのヤーダバイカン
25
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 12:24:51 ID:7k6VlCPY0
《魔法使い軍・十大魔女(元)》
・バビニキュ(エキシティイ)
元風の魔女。
十大魔女の中においてかなり異端な考えを持ち、真人間との共存を望んでいた。
その思想を『漫画』という独自の方法で広めていたが、魔法使い軍から裏切り者として追われる立場となった。
その最中ジュリー達と出会い交流、短い時間ながら彼らに大きな影響を与えた。
そして自分の夢と願いを託した後、雷の魔女アタテトリによって粛清された。
・アタテトリ
元雷の魔女。
バビニキュとは旧知の仲。
かつては争いを好まない純粋な少女であったが
十大魔女に選ばれ戦場を経験したことで精神がねじ曲がりバトルジャンキーとなってしまった。
レティシア達からは将来を期待されていたほどの才能を持っていた。
かつての友・バビニキュを殺した後、怒ったジュリー達と交戦。
その時点では本来なら覆せない実力差があったはずだが敗北、死亡した。
・レシド
元召喚の魔女
ワハリーンの姉。
召喚魔法使いでありながら十大魔女のトップ層に名を連ねていたが
常に自分の思った事を優先する性格がたたり、なんやかんやで十大魔女を追放される。
更に『魔獣は道具』という実家の考えに反発し、魔獣を我が子のように扱っていたため血族内でも孤立。
追われるように家から飛び出し、とある山で愛する魔獣達とともに隠れるように過ごしていた。
そこに現れたファンテブーと自身の境遇を重ね合わせ、何かシンパシーのようなものを感じ引かれ会うが
真人間と魔法使いという敵同士。十数年と戦い続けた。
最後はぬるもっこり隊の加勢もあり追い詰められ、召喚魔法の極致を解放するもファンテブーとの激闘の末敗北した。
・マクリコ
元土の魔女。
魔力は十大魔女としては弱く、土魔法そのものがそもそも強い属性ではないので十大魔女内での序列は低かった。
しかし指揮能力は高かったため退魔軍を長い年月に渡り苦しめたという。
リーベスによって討伐された。
・メクリスタ
元土の魔女。マクリコの後任。
まだ十代前半という若さでマクリコの後任に選ばれた有能さを持つ。
レティシア達からも将来を期待されていたが経験不足が致命となり、配属されたばかりのジュリーの活躍もあり倒され捕縛された。
その後聖都に送られ処刑を待つ運命となったはず…………だが
26
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 12:47:21 ID:7k6VlCPY0
《大魔属》
・コウギョク
龍魔法の使い手で当主クラス。シュギョクの兄。
十大魔女上位勢と遜色ない実力を持っているという。
が、しかし自由人気質でいつも勝手に旅に出掛け放浪している。
そのため現在でも行方が分からないようだ。
・ハキョーセイ
治癒魔法の特血で当主クラス。
過激な男尊女卑思想の持ち主。
しかし十大魔女とともに退魔軍領を侵攻するなかで、その考えを改めつつあったようだ。
若い頃から臓器を体内で培養しており、それを入れ換えた際に肉体が若返り子供の姿になった。
現在退魔軍の策により川に押し流され行方不明。生死不明。
・ダイノーズ
フワラル魔法の特血で当主クラス。
本来は貴族でもない一般特血だが、有用なフワラル魔法を魔法使い軍に共有させる事を条件に大魔属入りした。
一般特血の上フワラル魔法は補助魔法なので大魔属の中でも格が落ちるように見られているが
そのフワラル魔法を極限まで鍛え必殺にまで昇華させており、戦闘力もそれなりにあった
兄にコンプレックスを持っており、その兄を暗殺し自分の体に縫い付けていた。
イキル、スコンビュー、モシメベの3人によって倒される。
・アンバサダ
魔法学者の家系であらゆる魔法を使いこなすオールラウンダー。
その知識を魔法使い軍で重用されていたが
ある日バビニキュの漫画を見たことで『共存』への道を探るようになる。
退魔軍との戦いの中、退魔軍の中で自分と同じ考えを持つジュリー達と内通する。
しかし以前より十大魔女達にその思想を見抜かれ危険視されており、レティシア達に追及されてしまうこととなった。
隙を見て逃げ出すもレティシアの攻撃により瀕死の重傷を負う。
その後ジュリー達に助けられ、彼らの案内で魔法使いと真人間が共存する世界唯一の地『イエロスティ』に保護されることになった。
・フハノレー
召喚魔法の特血で当主クラス。
姉であるレシドを軽蔑し『魔獣は道具派』の急先鋒。
最後は自分の魔獣になぶり殺される。
ワハリーンからも馬鹿にされていた。
27
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 18:55:14 ID:7k6VlCPY0
《魔法使い軍・その他》
・ネンオン
魔法使い軍の魔宮神官長。十大魔女よりも上の立場。
実質的な魔法使い軍のトップだがその存在は十大魔女と一部の魔法使い以外には存在が隠されている。
命魔法を扱い、その力はレティシア達すら恐れている。
ある存在を復活させようと企む。
・ハイミー
ネンオンを守護する結界魔法使い。
個を殺しネンオンに付き従うが本来はかなりの常識人。
能力は十大魔女並みとされている。
・無限桃花
ネンオンを守護する異世界の剣士。
ネンオンによってこの世界に呼び出されるまで様々な世界を渡り歩いて居たという。
男を見ると襲いたくなる性質をしている。
《その他》
・段ボール・タションコ
『イエロスティ』の騎士団団長。かなりの女傑。
若い少年を見ると興奮してしまう性癖を持つ。
・メタクリル樹脂
段ボールを補佐する騎士団の副団長。
日々かさぶた作りに励む変態。
・ジョオズ
イエロスティの元騎士団員。ある怪我が原因で騎士団を引退している。
本人は傷が癒え後遺症が無くなれば騎士団に戻るつもりのようだ。
・超ハッピーニューイ・ヤー
あけましておめでとうございます。
ジョオズの嫁。
・セシル
『御前の玉楼』で何かを守る青年。
退魔軍にも所属していない。
28
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 19:27:16 ID:7k6VlCPY0
【3000年後(本編)の登場人物たち】
・大魔女フーリャン
主人公。現代最強の魔女。
ジュリーの話が長くて怒っている。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/243/1736330233636.png
・ねこ
フーリャンの下僕の忍者。
どう見ても酷い扱いを受けているが
本人はフーリャンに尽くすことを生き甲斐としている。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/244/1736331152978.png
・チロリーン
ジュリーの子孫で勇者。
天性の身体能力を持ち、ジュリー譲りの気功術の才能まで持ち合わせている。
本人には自覚が無かったが、気に自我を持たせ『エネルギー巨人』として操るのはれっきとした異能である。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/245/1736331670158.png
29
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 19:56:01 ID:7k6VlCPY0
・サナバー
フーリャンに淡い恋心を抱くチェリーの魔法使い。
一般的に流通している魔法ならなんでも使える。
おばあちゃん以外と手を繋いだ事がない。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/246/1736333149335.png
・うさぎ
ねこの同僚忍者。
見た目からは想像もつかないキック力を誇り、全力で蹴りを放てば都市一つが壊滅する。
エンデリルの彼女。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/247/1736333172753.png
・エンデリル
吟遊詩人魔法を使う魔法使い。
フーリャン一行の中ではダントツに弱い。
フーリャンからは将来性を期待されている。
うさぎの彼氏。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/248/1736333211799.png
30
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 20:27:23 ID:7k6VlCPY0
・ジュリー
なんやかんやあって骨の姿で3000年生きている大昔の英雄。
昔はもっと強かったが、今は衰えてしまったというが、退魔の技の知識とキレは1級品。
チロリーンの先祖にあたる。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/249/1736333873483.png
・ローシン
狼の神。
現代のフーリャン達の敵である『魔反会』によって呼び出され、罪もない少女の肉体に封じられ戦力として使われていた。
フーリャン達と出会い、体の少女を救うため一行に仲間入りした。
通常時は少女の姿で居るが、本気を出すと狼の神本来の姿に戻りその恐るべき力の一端を見せつける。
純潔な乙女(うさぎ等)に目がない。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/250/1736335022277.png
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/251/1736335063535.png
31
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 20:28:41 ID:7k6VlCPY0
訂正
❌
・ジュリー
なんやかんやあって骨の姿で3000年生きている大昔の英雄。
昔はもっと強かったが、今は衰えてしまったというが、退魔の技の知識とキレは1級品。
チロリーンの先祖にあたる。
⭕
・ジュリー
なんやかんやあって骨の姿で3000年生きている大昔の英雄。
昔はもっと強く今は大幅に衰えてしまったというが、それでも退魔の技の知識とキレは1級品。
チロリーンの先祖にあたる。
32
:
名無しさん@避難中
:2025/01/08(水) 21:34:54 ID:7k6VlCPY0
・ワラース
かつて兵器会社『デス社』に勤めていた。
魔反会との大規模な戦闘の最中に行方不明、死亡したと思われていたが
仮面を付けた姿でフーリャン達の前に現れ対峙した。
どうやらデス社の取締役ラクータに操られているようだ……
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/252/1736338146425.png
・発泡スチロール
現代の『イエロスティ連合騎士団』の副団長。
誰もが憧れを抱く高潔な精神を持つがロリコンという性癖を持つ。
ワラースとともに魔反会との戦いの中で行方不明……死亡する。
しかし、デス社の技術によってサイボーグとして甦らせられた。
現在はネアメルートに鹵獲され人形として飾られている。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/253/1736338204682.png
33
:
名無しさん@避難中
:2025/01/09(木) 23:33:01 ID:o/SdMclA0
ライバルたち
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/254/1736432395341.png
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/255/1736432525091.png
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/256/1736432553395.png
34
:
名無しさん@避難中
:2025/01/15(水) 23:59:31 ID:OInVCgTE0
マツナツリ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/259/1736953037197.png
35
:
名無しさん@避難中
:2025/01/16(木) 00:38:40 ID:qh0ext9s0
【前ファイトのあらすじ】
バーサーカー登場!!!!!
36
:
名無しさん@避難中
:2025/01/17(金) 00:31:25 ID:6cOcIRis0
ガラガラガラガラガラガラガラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《爆発により崩壊したビルの瓦礫が降り注ぐ中ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「わはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「瓦礫に紛れて…………!?
……貴様! 新手か!!!!!
何者じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 名乗れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「名乗り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
必要ですかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どうせ殺し殺され斬り斬られの関係でございましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
では!!!!! この太刀をば受けきれたならば! 改めて名乗りましょうッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュウウウウウンッッ……!!!!!!
チャキッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……無限流 “神速” ──────」
キィィィィィィィィィィンンンッッ……!!!!!!!!!!
レティシア「───!」
《───瓦礫が落ち行く中……レティシアはただ一点パイナップル花だけを注視していた……
パイナップル花の所作はゆっくりに見えた………………おかしな動きはなかった…………──ように見えた
パイナップル花は空中で止まっている………… “留まっている” …………!?》
チンッ……
レティシア「ッッ──────!!!!!!!!!!?」
《それが異常だと気付いたのは、自分の “背後” で刀を鞘に納めた音が響いた瞬間であった!》
レティシア「なに……!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!
《後ろを振り向くッッ!》
無限パイナップル花「─────もう斬った」
ザァッ
レティシア(いつの間にッッ………………ッ?!)
ズバンンンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「く、くぁっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《レティシアの脇腹から血が噴いた!!!》
無限パイナップル花「あら……
体を切り裂いたつもりでしたが…………
なるほど……魔力による防御で体を固めていましたか……
ハッハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう一回遊べるドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニカァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……ぐ……ぅ!!!!!!」
ギロッ!
無限パイナップル花「……一太刀受けたのでお答えしましょう……
私は退魔軍近衛師団総隊長……無限パイナップル花…………
じゃあまた斬るよォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャシャーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
37
:
名無しさん@避難中
:2025/01/19(日) 01:27:02 ID:qbJDGI5Q0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
レティシア「ぐぬ……ぅ……!!
…………無限…………?!」
無限パイナップル花「さてもう一撃!!!!!!!!!
……ん?」
ガラガラガラガラガラガラガラガラッッ!!!!!!!!!!!!
ドドォォーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「おや……物理的な邪魔が……」
レティシア「───!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《まるで雨のように瓦礫がレティシアへと落ちる!!!!!!!》
レティシア「ハティスト ビーカリー バクサハレ メコレディカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュカァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババァァァァァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは魔法で瓦礫を消し飛ばした!!!》
無限パイナップル花「おほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……素晴らしい」
レティシア「次はそちが消し飛べ……!
パラレル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「あら……」
ジュッ……!
《無限パイナップル花はスーパーノヴァに飲み込まれた!》
レティシア(死んだ!!!!!!)
ヒュッ……
無限パイナップル花「ここまで連戦をしてきたというのにまだここまで大技を使えるのですね
ヨッッ、ペース配分のプロッッッひゅーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「!!!!!!!!!!?」
《倒した確信があった!!! レティシアはそう思っていた!!!!
だが、パイナップル花はレティシアの懐に体勢を低くしていつの間にか潜り込んでいた!!》
クイッ
無限パイナップル花「抜鞘」
ビュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴッ
レティシア「!!!──────」
グラァッッ
《無限パイナップル花は上に向けた刀の鞘を勢い良く抜いてレティシアのアゴにぶつけた!
レティシアは脳を揺さぶられふらついた!!》
無限パイナップル花「無限流剣術『司馬狩』」
ザシュンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ごぁっ……!!!!!!!!」
くるっ
無限パイナップル花「新しい場所へご案内しましょう」
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐごっ……!!!!!」
ドギュウウウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは腹を斬られ、そして蹴り飛ばされた!
遠くへ飛んでいくレティシア!!!!》
無限パイナップル花「うほほーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
待て待て〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーーーッ!!
38
:
名無しさん@避難中
:2025/01/20(月) 02:45:36 ID:F3MC8isg0
───
ヒュゴォォォォォーーーーーッゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《蹴り飛ばされたレティシアは聖都の別のビル群区画に墜落した!》
ぱらぱらぱらぱら……
レティシア「……はぁはぁはぁ……」
ブシュッ……!!!!!
レティシア「なんてザマじゃ……!!!!
せっかく回復していた体が……アテ戻りしてしもうたわ……!
……く…………僅かに日の光がさしこんでいる……!
回復せねばッ……」
コァァァァァァァァァァ……
レティシア「……………………っくそ……」
ギリッ
レティシア(近衛師団……総隊長……
この聖都防衛の要……! その頭目!!!!
恐らくリーべス並みの戦力と見た……
しかし…………無限……………………無限とは……
…………我が魔都に居る “あやつ” と同じ姓…………
……微かに似ている気がするが…………しかし……
“あやつ” は『別世界』から来た存在のはずじゃ……
………………)
レティシア(いや、今はそんな事はどうでも良い
解明すべきはあの者の…… “能力” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今も……その前も!!!!! 妾は不可解な現象を目にした!
あの者は一定の場所に留まっていると思いきや、気づいた時には間合いに居る!!!!!!!
異能か…………それも瞬間移動!!!!?
先程のコピーの女が使っていたものとは性能がまるで違う!!!!!!!)
無限パイナップル花「回復をしていますか」
コツ……
レティシア「!」
レティシア(またじゃ……
いつの間にか目の前に……!)
無限パイナップル花「良い心掛けです
もう少し回復の時間を設けましょうか?」
レティシア「なんのつもりじゃ……」
無限パイナップル花「分かりきったことです……
も〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとこの実戦を楽しむためッサーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひょーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「…………戦闘狂か」
カチカチカチ……
《その時……周囲から謎の音が!?》
レティシア「……!?」
無限パイナップル花「あら……気が速い事」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガララララララララララララッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《またも周囲のビルが爆発! 崩壊!!!
瓦礫が降る!!!!!!!!!》
レティシア(これは──────やはり、人為的に!!!!!!!!!!!)
ゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「聖都の高層の建物には爆弾が仕掛けてあります
もちろんあなたを倒すためにここまでしたのです
聖都は、あなたを確実に殺すためのフィールドなのですよ」
レティシア「……!! 自分たちの本拠地を……そこまでするか!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「我々が守るのは退魔軍の “礎” ……『大聖堂』!!!!!
そのためならば、どんな損害もいとわない!!
……さぁ、空中戦と行きましょう」
ヒュッ……
レティシア「!!!」
無限パイナップル花「蹴ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャアァンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガヒュウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「──────!!!!!!!!!!」
《無限パイナップル花のムーンサルト!!!!!
剣で受けるも、レティシアは空中へ打ち上げられる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
39
:
名無しさん@避難中
:2025/01/23(木) 01:32:13 ID:Tjz37msk0
ギューーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……ぬぅ!」
《空中へ吹っ飛ばされたレティシア!
落ちてくる建造物の巨大な破片が迫る!!》
レティシア「……フワラル レーロー メコレ!!!!!!!!」
ヒュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「空中戦…………
フワラル魔法を持つ妾と…………正気か!」
ガラガラガラガラ……!!!
レティシア「落ちてくる瓦礫が邪魔じゃ……吹き飛ばすか!!!!」
キュココココココココ……
無限パイナップル花の声「上に気をとられていていいのでしょうか」
レティシア「!!!!!」
ギィアァァァァンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギッ……
レティシア「ぬ、うぅッッ!!!!!!!!!!!!」
《刀を天に向け、地上からロケットのように突撃してきた無限パイナップル花!
レティシアはなんとか剣で防御するが……》
無限パイナップル花「無限流剣術『月炳弾』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《無限パイナップル花は剣を押し込みレティシアを更に上へ吹き飛ばす!!!!
レティシアが吹き飛んだ……その先に!!!!!!!!!》
ドッガアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「がはっ……!」
《丁度落ちてきた巨大なビルの壁に激突!!!!!!!》
パラ……
レティシア「───……!!!!」
ギロッッ!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ハイババム ゴコー レティピカ メコレ リハラク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギキィィィィィーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパズパズパズパァァァァァーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは背中から幾筋もの光線を発射した!!!!!!!
激突した瓦礫、そしてその向こうの瓦礫も全て切り刻んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「フワララ…… コントーロー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……おや……
瓦礫が不自然な軌道でこちらに向かって落ちてきます
なるほど、操って私に当てるつもりですね
燃える展開だッッッーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
40
:
名無しさん@避難中
:2025/01/23(木) 02:05:38 ID:Tjz37msk0
ガラガラガラガラァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「まぁ……こんなに沢山瓦礫が……
こんなものに当たったら地面にまっ逆さまですね
まぁ……」
スタンッ!
無限パイナップル花「私には良い足場ですが」
チャキッ!
無限パイナップル花「ここからあなたを狙わせてもらいましょう」
スゥゥゥゥ……
《狭い足場の上で……無限パイナップル花は刀を構えた!》
ゾクッッ!!!
レティシア(攻撃が来る!!!!!!!!!
今度は見逃さぬ……そちの異能……! 見破るッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……無限流剣術居合い……」
スゥッ……
パァッッ!!! パァッッ!!! パァッッ!!!!!!
レティシア「!!!? 増え……!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《その時! 無限パイナップル花の姿がいくつにも増えた!!!!
増えた無限パイナップル花は徐々にレティシアに近づいていた……そして!!!!!!!!》
ズバンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「──────!!!!!!」
ブシュッ!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーッッ……
レティシア「そ……そちは……
光を……操るのか……!!!!!?
光を操り自身の像を空間に投影し……敵の目を欺く異能か……!?」
無限パイナップル花「なにをおっしゃいますやら」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そのまま猛スピードで地上へと落ちるレティシア!!!!!!!
そして……レティシアよりも早く地上で待ち受けていたのは!》
シュタンッ!
無限パイナップル花「私は異能持ちではありませんよ
私はただ単純に……………… “速い” だけです
あなたが見た、空間に留まっているという私の姿は……………………ただの残像ですよ」
チャキキ……
レティシア「──────!!!!!」
無限パイナップル花「無限流剣術『落籍』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《墜ちてきたレティシアに合わせて斬撃をお見舞いした!!!
その直後、無情に降り注ぐ瓦礫の山!》
ドガララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
41
:
名無しさん@避難中
:2025/01/23(木) 02:30:10 ID:Tjz37msk0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ……
無限パイナップル花「私は『無限流』という独自の剣術を築いた道場の生まれでして
その『無限流剣術』には3つの “流派” が存在するのです
1つは “剛” に特化した『無限剛剣流』
“技” に特化した『無限妙剣流』
そして “速” に特化した『無限刹剣流』…………
私が修めたのは『無限刹剣流』……………………私のスピードに敵う者は、退魔軍にも魔法使い軍にも1人も居ないでしょう
……………………と。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
しーーーーーん………………
無限パイナップル花「……応答はありませんか
ここまでの連戦……よく戦いましたね
出来ることなら万全のあなたと戦いたかった………………
…………さて、これで私の名声が世界中に届くでしょうか……
いなくなったお姉様方に伝わる程に……───
───!!」
ピクッ……!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ハァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時! 無限パイナップル花は何を思ったか自身の背後に刀を突き向けた!!!!!!
すると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ガギィィィィィィィィィィィンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《なんと!!!!
無限パイナップル花の背後には誰もいないはず……
しかし無限パイナップル花は “何らかの攻撃” を止めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギギギ……
無限パイナップル花「……なんですか? 私の後ろには何もいないはずなのに……何故殺気が?
あまつさえ、攻撃を防いだ感触が間違いなくある──────
……光の魔女の攻撃ですね……
生きてんジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニコーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアの声『イクスパラレル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドギュンッッ……ズズズッ……
ドッッッカァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《凄まじい爆発が瓦礫を原子レベルのチリへと変えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
じゅうううううううううううううッッ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザリッ……
レティシア「初見で……『スターボウ』を防ぐとは………………恐るべき戦闘勘と言わざるを得まい…………
そちこそ……妾がこれまで戦った中で、間違いなく最強と言えよう……!!!」
ボロ……!
ゴオオオオオオオッッ……!
42
:
名無しさん@避難中
:2025/01/27(月) 01:44:58 ID:lU9KCezM0
無限パイナップル花「おぉ……
十大魔女の長からなんというお褒めの言葉でしょう
テンション爆アゲMAX〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもまだまだ私の全力じゃありゃしませんよほほほほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……」
無限パイナップル花「さぁッッ やりましょうっ!!!!!!!!!!
続きを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あなたと私の魂のふれあいを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「…………そちは、本心を隠そうとしないのう
この聖都を守護する総大将でありながら、そちの本質は全てを滅茶苦茶にしても構わないほどの戦いを求めておる
そちの中では、聖都の守護より血湧き肉躍る戦いの方が比重が大きいじゃろう」
無限パイナップル花「ふふ、確かにおかしいでしょうね
これは、生まれた時から武の道に立つことを運命付けられた私の、性です。
私は常に自分の力を量る機会を求めている……
そしてこの力を世の人々に知らしめたいという欲求が溢れている……
どれも誉められたものではありません
しかし……これが私です
私の尊敬する2人のお姉様方は自分の生き方を変えることはありませんでした
だから私も変えるつもりはありません」
レティシア「…………」
無限パイナップル花「ですが……不思議な巡り合わせといいますか……周りに恵まれていたといいますか……
私は私の思うままに……自分を変えずに生きて、ここまで上り詰めたんです
もちろん私を良く思わない人々はいますが……このような私を許してくれた退魔軍の大多数の人々には感謝しかありません
……ですから、あなたは一つ勘違いをしています」
レティシア「……?!」
無限パイナップル花「私の中で『思うままに戦うこと』と『聖都を守ること』は両立している……!
“好きに戦って、好きに守る” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
滅茶苦茶になったのなら直せばいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当に大事なものを守ればそれで十分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上の『大聖堂』と『人命』への被害は絶対に出さない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャッハーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……手強い女だ……
………………そして…………心底……」
キュイィィーーーーーーーンッッ……!
無限パイナップル花「……! むっ!」
レティシア「ッッ!!!!!!!!!」
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドォォォーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガァァァァァァーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……これは……滅魔砲!」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
43
:
名無しさん@避難中
:2025/01/27(月) 02:19:19 ID:lU9KCezM0
ズドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジジ……
サンクレアの声『滅魔砲どんどん放ってくだサイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
無限パイナップル花「この声……サンクレア殿ですか?」
サンクレアの声『はいっ! 無限総隊長!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横やり申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし、このチャンスを逃すわけにはいきませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今現在、滅魔砲と共に出来うる限り最大出力で『魔力減退アンチ波動砲』を発動させています!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のうちに!! 我々がレティシアを止めているうちに、トドメを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
無限パイナップル花「承知しました」
チャキ……
無限パイナップル花「どうやらお開きのようですね
短くも楽しい戦いを……ありがとうございました」
スゥゥッ……
無限パイナップル花「無限流真速居合……『涯那兇』─────────」
ダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュオオオオオオオオオオオオオンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《刀を構え、凄まじい踏み込みで弾幕の中に閉じ込められたレティシアへと向かう無限パイナップル花!!!!!!!!!!!
……だが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「──────!?」
ピタッ!!!!!!!!!!
サンクレアの声『無限総隊長!!!!!? 何故止ま───』
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「大聖堂各員、衝撃に備えろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアの声「……マテリアマッシブル………………スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《レティシアは弾幕の隙間から、僅かな魔力をあらゆる方向に放った!
僅かな質量を持ったその魔力は、光速で動く光子と接合し!!!!!!!!!! 凄まじい破壊的エネルギーを生み出すッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは、滅魔砲や魔力減退アンチ波動砲を撃ち出す建物……そして!
大聖堂へと飛来する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギャオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
44
:
名無しさん@避難中
:2025/01/28(火) 00:59:08 ID:QvFK2VWE0
キィィィィィィィ…………ンン……!!
ドッ……………………
ドゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズウウウウゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーッッ……ンッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《聖都の至る場所で大爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「───!
……サンクレア殿……応答を…………
サンクレア殿……」
ジジ……ザザザ……
サンクレアの声『……──ちら……サン……レア………………
…………こちら……サンクレア!!!!!!!!!!』
ピピピッ……ガガッ……
無限パイナップル花「被害状況を」
サンクレアの声『レティシアによる攻撃が大聖堂に披弾……
大聖堂が一部半壊………………
人的被害……確認中………………
我々は……披弾場所の反対に居たので無事です……
しかし聖都に配備された退魔兵器を遠隔操作する本部の大型機械が破損した模様……
さらに聖都各所に配置していた『魔力減退アンチ波動砲』などの大型退魔兵器が狙い打ちされ消失……
これ以上の援護は不可能……
これ以上の我々からの援護は不可能……!!
すみません……!!!!!』
サンクレア「分かりました
ご苦労様でした……
それではあなた方は、今の攻撃による被害の詳細を補足しておいて下さい
あとは……私におまかせを」
プツ……
─── 大聖堂……特化B部隊本部……
サンクレア「っく…………!!!!!!!」
ダンッ……!!!!
特化B部隊兵「やはり……今の攻撃で、我々がここから操作していた殆どの退魔兵器が破壊されました……
『アンチ波動砲』……『滅魔砲』等もことごとく……!
それにここの機械もこんな調子では……!」
ジジッ……プシューーーーッ…………ボロ……
《部屋に並べられたありとあらゆる機械が、ショートしたかのように火花を散らしていた……》
特化B部隊兵「もう……ここで我々に出来ることはありません……
サンクレア統括……無限総隊長が指示されたように、我々は大聖堂の被害状況を確認しましょう
大聖堂に待機している近衛師団の第4・第5部隊とも連絡をとる必要がありますね……」
サンクレア「……それは……あなたに一任しても良いデショウカ…?」
特化B部隊兵「え……? サンクレア統括はどうするんです?」
サンクレア「遠隔操作の大型退魔兵器はなくなってしまいましたが……
マダ前線用の小型・中型の退魔兵器が残っティマス……!
ワタシはそれで……聖都内に出ます!!!!!!!!!
ワタシも……前線で戦うんディス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
45
:
名無しさん@避難中
:2025/01/29(水) 00:37:46 ID:6xm1djAM0
特化B部隊兵「と、統括が!!!!!!!?
無理ですって!!!!!!!!! 統括みたいなインドア派のクソザコナメクジミミズミルワームユムシ毛虫女が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「這う系のキモいやつ全網羅!!!!!!!!!!!!?」
ズズーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特化B部隊「……しかし……そんな統括がそれほどまで強い意思を表示されることは今まで無かった……
本気なんですか……?」
サンクレア「…………ハイ……
色んな方が……ワタシの指示のもと命を懸けてくれマシタ……
だったらワタシも…………命を懸けないとイケマスェン……!
主要な兵器が使えなくなったからと……戦うのをやめるわけにはいないのディス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特化B部隊兵「……分かりました
では、こちらは私にお任せください!
統括は…………何人か兵を引き連れて前線に!!!!!!!!!!!」
サンクレア「ハヒッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特化B部隊兵「……ゼゾォンやタノシンの代わりが……あなたで良かった
どうか……ご武運を!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サンクレア「……!!!」
サンクレア(ワタシを変えてくれたのは……
命を犠牲にしてワタシの命を繋いでくれたレイソックゥン……
そして…………)
プティングのイメージ『君に、眼鏡を曇らせる涙は似合わない……』
サンクレア「……行ってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
───
ゴオオオオオオオオ……
ガラ……ガラ……ボゴォッッッ!!!!!!!
レティシア「…………」
ガシャア……
無限パイナップル花「……やってくれましたね」
レティシア「…………くくく…………
…………………………」
レティシア「……『大聖堂と人命の被害は絶対に出さない』…………だったか……
…………ふ……ふ…………
…………くくくくくくくく……」
無限パイナップル花「…………」
レティシア「どっちも守れなかったなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひひひひひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンバンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……急に人が変わったようですね」
レティシア「………………疲れた………………
光の魔女として……十大魔女の長として厳格に振る舞うのが…………
そちを…………見ていて…………
心底、羨ましく思えた……………………
職務を全うしながらも……自分のやりたいようにやるそちが…………
…………妾も……そうなりたい……」
無限パイナップル花(……! 光の魔女…レティシア……
…………ここにきて、自身の “殻” を……破りそうな……
そんな予感がする………………)
ゾクッ……!
46
:
名無しさん@避難中
:2025/02/03(月) 01:07:34 ID:IMoH3aOk0
レティシア「思えばここに来るまで幾度も戦いを続けて来たが……
妾は常に “魔法使い軍の象徴” としての戦いに拘ってきた…………
だが……実際はどうじゃ…
ちんぽこ要塞では決死の退魔兵の一撃で大怪我を負い
赤口門では異能に翻弄され実力を発揮できず、退魔軍の策に嵌まり、突破したのもギリギリじゃ
そして……この聖都でも。
…………妾の掲げた理想なぞ…………とっくに破綻しておるのじゃ……
………………それならば……!」
スゥゥゥゥゥーーーー……チャキンッッ!!!!!!!!!!!
レティシア「…………妾ももう…… “好きにやる” ……!!!!!
そちのように……! 己が思うまま!!!!!!!!!!!!!!!
光の魔女レティシア……としてではなく、
本来の『クリステュー』として!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花(……魔力を! 一気にここまで開放!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とても後先考えているとは、思えない!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ふはははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思う存分やるかァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花ぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクゾクッッ……ブルッ!!
無限パイナップル花「………………うひッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうこなくっちゃあねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ピカレーデル セコサツ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュビビィィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スィッ……グゥンッ……!!!!!
無限パイナップル花「無限流───」
《無限パイナップル花は最小限の動き───前に倒れ込むような動作でレティシアの光線を避け……!!!
そしてそのままの勢いで……踏み込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「『神速一転抜刀』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
47
:
名無しさん@避難中
:2025/02/07(金) 01:11:04 ID:14puDk2o0
無限パイナップル花(私の速度に、レティシアは感知できない!
この一撃は入る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィィィィィィィ…………ンンッッ……!!!
無限パイナップル花「……!?」
ギギギギギギギ……
レティシア「……取ったぞ……!!!」
ニィッ……!
《レティシアは無限パイナップル花の刀を両手で挟んで止めていた!!》
無限パイナップル花「真剣白刃取りッッ─────────!!!!」
レティシア「スティーク ザンツイ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュラアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「───!!」
サッ!!!!
《両手の間から光の斬撃を放つレティシア!
だがパイナップル花はソレを回避!!!!!!》
ごおおおおおおお!!!!!!
無限パイナップル花(私の攻撃を捕らえた……
まさか私のスピードに対応したと…………?
それとも……まぐれ……?)
チャキッ……!
無限パイナップル花「……面白いねぇッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあもう一回やってみるかァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限流──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ……!
レティシア「…………」
無限パイナップル花(今度は、もっと速い───!!!!)
無限パイナップル花「『朱音華』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥルルルルルルルルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《 “静止した残像” を複数生み出すほどのスピード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアの死角に回り込み、斬るッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ザギュイィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「!!!!!!!!?」
ギィィィィィィンッッッ……!
レティシア「……にやっ……!」
《なんと……レティシアは無限パイナップル花と同時に剣を振るい、無限パイナップル花の刀を受け流すように弾いていた!》
無限パイナップル花(───間違いない!!!!!!
レティシアは……私のスピードに完全に対応している!!!!!!!!!!!!!!)
ヴンンッッ……!
レティシア「光速度不変の……斬撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヒュゥッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
48
:
名無しさん@避難中
:2025/02/08(土) 01:03:05 ID:ORk3VgYM0
ザァァァァァァァーーーーーンンッ……!
ブバッ! ブシュウウーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……ぐっ……!」
レティシア「初めて血を流したな……」
ツーーー……
無限パイナップル花「血…………」
ぺろ……
ぐ……
無限パイナップル花「………………ふふ……
…………あぁ、血の味………………
ふふふふふふふふふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなの何年ぶりでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁ、懐かしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きてる実感を抱きますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はこの味を求めるあまりたまーにそこらへんの鉄サビを内緒でナメてたんですよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺろぺろぺろぺろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ははぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいか!!!!!!
ならばもっと血を飲ませてやるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『光速度不変・連斬』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュンンンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザババババババババババババババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「無限流移動術『地弾空蝉』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパッ!
スゥッ……
ズパッ!
スゥッ……
シュウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの斬撃に切り裂かれるパイナップル花!!!!!
だがそれは霞のように消えた……!
斬られたのはパイナップル花の残像だった!!!!!!!!
そしてレティシアの懐に突如現れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花(無限流───『刃掛け一文字』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《懐を侵略した無限パイナップル花は切れ味鋭い刀の刃を真っ直ぐとレティシアに押し付ける!!!!!!!!!!》
ガギィッッンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「!!」
ギギギギギギギリリッ……!
レティシア「……惜しかったな……」
《レティシアはパイナップル花と自分の体の間に剣を差し込み、パイナップル花の刀を止めた!》
無限パイナップル花「ふむ…………
あなたはやはり、私の動きが見えていますね
一体、どういうトリックでしょう?
……ん……?」
レティシア「…………さぁて……」
つーーーーーーー……
《その時……
レティシアの目から大量に流れる……血!!!!!!!
血涙だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
49
:
名無しさん@避難中
:2025/02/10(月) 01:50:15 ID:ISJ9MQ9c0
無限パイナップル花「その血涙……
もしやそれが私の動きを捉える秘密ですか?
例えば……視力の強化……でしょうか」
レティシア「くっく……まぁ遠からず……といったところかの……
今の妾は…………全ての情報を “光” に変換して見ておる
無駄な情報を省き、単純な光の運動として見れば……妾に反応出来ぬものはない……!
お前のスピードでもな……!」
無限パイナップル花「なるほど……」
ヒュインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキャアィィィィッッ!!!!!
レティシア「ほぅら!!!!!!! このように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギ……
無限パイナップル花「退魔軍の『三闘神』以外で私のスピードについてこられる人間が居るとは、
感動に打ち震えています」
ブルブルブルッ……
レティシア「フフッ! 恐怖で震えているのではなかろうな!!!!?」
無限パイナップル花「しかし懸念が少々……その血の涙ですよ
滝のように流れるその血……
相当な負担がその目に掛かっていると推測出来ます
その状態が長引けば取り返しのつかない事になるのではないのですか?」
レティシア「くくッ……そうじゃな……
もしかしたら失明してしまうかもしれぬな……
だが……それがどうした!!!!?
そんなリスクを背負おうが……妾はお前を倒したい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「!!」
『光速度不変の斬撃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーンッ……ババッ
無限パイナップル花「───…」
ニカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「その意気や善しッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならばあなたの目がどこまで持つかッッ、私と共にその閾値を調べて見ましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「無限流『背高泡立姫』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブブブブブンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花は複数に分身したように見えるほど高速移動しレティシアに切り掛かる!!!!!!!!!!!
互いの剣を打ち合う金属音が響きわたる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「全力を出そうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無限パイナップル花!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………ファイレ オンブザー ボゥボゥ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
50
:
名無しさん@避難中
:2025/02/10(月) 02:20:26 ID:ISJ9MQ9c0
ボオオオオオオオオッ!!!!!!!
《レティシアの放った炎が建物の残骸を焼く!!!》
無限パイナップル花「炎!!!!?」
レティシア「ヒューバズー モガスパ メコレッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュウンビュウンビュウゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……! 風……!!!!!」
レティシア「向かい風で足が止まっているぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャアアアアアッッ!!!!!!!!
無限パイナップル花「む……!!!!!!!!」
レティシア「バクサゾン スコーパル メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザァッ……!
無限パイナップル花「爆発魔法……!」
チリ……
レティシア「意外そうな顔をしておるな
妾が光魔法以外を使ったことに驚いたか?」
無限パイナップル花「えぇ……少し
魔法使い軍の十大魔女達は一つの得意属性のみを極めているかと思いましたが……」
レティシア「まぁ基本はそうかもしれぬな
どの魔女達も一定の魔法に絞って極限まで鍛え、練り上げておる(もちろん多少は使える)
だからこそ各々が違った強みをもっておる……
だが……妾やルーミィは違う
それぞれの得意属性とは他の魔法も……一定は鍛えておる……高い水準でな!!!!!!!!!
サンビリガ バリゴゴ シューティゴン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリズドドォォォォォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《雷撃のビームを放つレティシア!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「フぅッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タッ!
無限パイナップル花(光以外の属性魔法!!!!!! 多角的な攻撃が可能なのは脅威ですが……
光魔法の速度に比べれば対応はしやすい)
チャキッ……
無限パイナップル花(しかしこちらが侵略しづらいのは確か……
この相手にこちらの攻撃を加えるならば……)
無限パイナップル花「もっと速度をあげなければなりませんね……」
グンッ……!!!
ビシシッ……!!!! バキバキッ……!
《構えを取るパイナップル花! その足元の地面にヒビが入る……!
パイナップル花はそれほど重く地面を踏みしめている……!》
レティシア「……! なんじゃっ……」
無限パイナップル花「無限流剣術───」
スゥゥッ……
無限パイナップル花「『二十年ノ矢』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
51
:
名無しさん@避難中
:2025/02/10(月) 03:06:09 ID:ISJ9MQ9c0
ザァァァンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!」
ブパパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐぅ!!!!!!!?」
チャキキンッ!
無限パイナップル花「……流石に見えなかったようですね」
ぐぐ……!
レティシア「そち……! まだスピードに上があったのか!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「まぁ……多少のリスクもありますが」
レティシア「どこまでも……面白い!!!!!!!!!!!!!!!!
ピューコオル バ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パパパパパパパァッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷点下の霧が辺りを包む!》
無限パイナップル花「こちらの体を冷やしてパフォーマンスを下げるつもりでしょうか?
……無駄無駄ァッッ!!!!!!!!!!!
こちらの心と体は砂漠のように燃えているッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな冷気じゃ手袋もいらないさァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ!! ビシッ……バキバキィッ!!!!
無限パイナップル花「『二十年ノ矢』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「くっ……!!!!!!!!」
タタンッ……グッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「さらにもう一発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシビシッ……ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシッ!!!!!!!!
シュタタンッ……
無限パイナップル花「……今の感触は……」
しゅううううううううう……
レティシア「……そう何度も簀巻のように斬られても敵わぬわ」
ピキィィィーーーーン……
無限パイナップル花(……三撃目の傷が浅い……
…………肉体強化の魔法で防御力を上げたようですね)
無限パイナップル花「ならばもっと斬撃の鋭さをあげるのみ!!!!!!!!!!
そしてスピードを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググゥゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!! ビキビキ……!!!!
《パイナップル花は再び強く踏み込む!!!
だが……その時!!!!!!!》
レティシア「マグヅ パカリンコ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッ!
ボゴオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガクッ!
無限パイナップル花「───!! ……地面が……!」
《無限パイナップル花が強く地面を踏み込んだ瞬間!
大地が大きく歪み、割れた!!!!!!!》
レティシア「そちのその超神速の秘密は “踏み込み” にあろう!!!!!!
出鼻をくじけば封殺出来る!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花(構うか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ググゥッ……ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《パイナップル花は強引に更に踏み込み、飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
52
:
名無しさん@避難中
:2025/02/11(火) 23:06:49 ID:ysv/sZ/I0
ザァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッズァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオッッ……
ギギギギギギッ……
無限パイナップル花「……!」
レティシア「……ふっ……取ったぞ……!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは無限パイナップル花の超神速の刀を止めた!!!!!》
レティシア「足場が不安定なところを、無理矢理強行しすぎたのう
そちが生み出す光の道筋がよぅく見えたぞ……」
ギギギギリリリッ……
無限パイナップル花「…………なるほど……お恥ずかしいことです……」
ググッ……
《無限パイナップル花はレティシアの手から刀をを抜こうとするが……》
グギギッッ……
レティシア「……ふふふ……離してやらぬよ
肉体強化で固めた拳で掴んでおる……!
そちに奪い返せるかな?
………………そちの “弱点” …………見えてきておるぞ」
にやり……
無限パイナップル花「……」
レティシア「妾には少し品がないやり方じゃが……
このまま強化した拳で打ち沈めてやるぞ!!」
ググッ……! ゴォォォォッ…… メキメキメキッ……
無限パイナップル花「…………あいにく……刀はこれだけではないのです!!!!!!!!」
スッ……チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花は懐から小さな刀……脇差を取り出した!!》
レティシア「おおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「無限流剣術『杭津繰』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヒュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシィィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐぅっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュッ!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……ッッぐ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギョォッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴオオオオオオオオオオンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《両者同時に攻撃が入り、、吹き飛ぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ガララッ……
レティシア「……ごふっ……」
パラパラパラ……
無限パイナップル花「ふぅ………………」
ヒュンヒュンッ……チャキィンッ!
レティシア「……ふむ……刀を奪えなかったか……
二刀流で行くのか?」
無限パイナップル花「えぇ……楽しくなってまいりましたので……」
レティシア「そうか……ならばもっと楽しませてやるぞ……
ウォータボン カンコゥン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボグブブブブブブブブブッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
53
:
名無しさん@避難中
:2025/02/11(火) 23:43:10 ID:ysv/sZ/I0
じゃあぁーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドタプンッ……!!!!!!
無限パイナップル花「水の塊……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!
《無限パイナップル花の頭上に巨大な水の塊が浮かんでいた!!!!》
無限パイナップル花「あの塊を私に向かって落とすのでしょうか?
随分とシンプルな魔法のようです……
そんなもの、斬ってしまいますが」
スチャ……
レティシア「くく……そんな捻りのないことはせぬ……
妾は……やはり光の魔女……よ
水の塊は……こう使う!!!!!!!
コォーコ ピカガリー ゴーゴン
メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギョンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズブブブブブッ……
《水の塊の……更に上に現れた光の球!!!!
それは水の中に潜り込んでいく……そして!!!!!!》
ピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイピュイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《水のなかを通った光が拡散レーザーのように降り注ぐ!!!!!!!》
レティシア「光は水のなかで乱反射する!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「なかなかの弾幕です」
シャシャシャシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《それを軽快に避けるパイナップル花!》
レティシア「ははは!!!! やるな!!!!!!!
だが仕込みはまだある……!!!!!
覚えているか!! 妾が氷の魔法を放った事を!
あれはそちの動きを鈍くするためではない!
“氷の結晶” を、撒き散らすためのものじゃ!!!!!!
光を反射する……結晶をな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「!!!!!」
キュンキュンッッ……!!!!!
ピカッ……!!!!!!
ピカァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《更に中空で不規則な動きでパイナップル花を襲う光のレーザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バシュウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《火だるまになるパイナップル花!!!!!!!!!!》
レティシア「はははは!!! この光のレーザーは物体を一瞬でもやし尽くす!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「ハァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バササァッ!!!!!!!
ヒュンンッ……シュタッ!
レティシア「ほう………………随分と思い切った格好になったな……」
ボオオオオ……バサァッ……
無限パイナップル花「えぇ……これでまた身軽になりました」
ババンッ!!!!!!
《着物の大部分を脱ぎ捨てた無限パイナップル花……! その肉体をさらけだす!!!!》
54
:
名無しさん@避難中
:2025/02/11(火) 23:45:05 ID:ysv/sZ/I0
無限パイナップル花 新
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/260/1739232619824.png
55
:
名無しさん@避難中
:2025/02/12(水) 01:24:37 ID:v.QCNBGI0
無限パイナップル花「さぁ、続きを始めましょう」
ジャキンッ!
レティシア「……いつでも来い」
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
無限パイナップル花「……」
レティシア「……」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………!
ズシンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「カキン チンクルァ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バコオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「無限流剣術『緋願華』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザザザザザザザザザザザァァァァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパパパパパッ……!
レティシア「レバオトウ バクサエンボ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……」
チャキッ! ググッ……
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「間合いは取らせん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超神速を放つ間は与えんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「なるほど」
チャキ……
無限パイナップル花「ならば連撃を放つのみ!
無限流剣術『華美乱波』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュビビビビビビビビビビビビビビビンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐぬぅぅぅ!!!!!!!!!」
レティシア「二刀流になったことで更に刀の鋭さが上がったな……! しかし!
それは……そちの……弱点が顕著になっただけのこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「弱点…………」
ヒュアィッッ……
レティシア「そうじゃ……そちは!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ……
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「 “非力” じゃッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《同時に放たれた無限パイナップル花の刀と、強化されたレティシアの拳撃!
吹き飛ばされたのは……無限パイナップル花!!!!!!!》
56
:
名無しさん@避難中
:2025/02/12(水) 02:46:03 ID:v.QCNBGI0
ドカカァッ!!!!
無限パイナップル花「ぐっ……!」
バヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ハァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ぐっ!!!」
《レティシアは倒れたパイナップル花の体を押さえつけ身動きを封じる!》
レティシア「そなたの剣技は強力じゃ……そしてスピードも……!
どれも至高と言える……!
今まで様々な局面で、妾を殺すことの出来る瞬間があったはず……だが!!!!
それが叶わぬかったのは何故か……
それはそちの “非力” さ故よ……
そちには圧倒的に “攻撃力” が足りぬ!!!!
肉体強化魔法で固めた防御力でよりそれが如実になった……!」
無限パイナップル花「…………」
レティシア「身体能力の殆どを、スピードを生み出す脚力に回しすぎたか?」
無限パイナップル花「…………」
無限パイナップル花「…………えぇ、そうですね……
…………私は生まれつき、腕に筋肉が付きにくい体質なんですよ……
………………無限流剣術の神は、私には微笑んではくれなかった……
だから私はお姉様方のようにはなれなかった」
私の姉……無限桃花と、無限彼方は……私にない全てを持っていた……
その上で更に、お姉様方はそれぞれ別の道を極めた
『無限剛剣流』を極めた桃花お姉様はその力強い剣で全ての敵を切り伏せた
ある時、5つに重ねた畳(カーボンファイバー製)を竹刀で真っ二つに切り裂いて見せた
その逸話から生まれた桃花お姉様の二つ名は『五座射の桃花』……
『無限妙剣流』を極めた彼方お姉様は流れるような剣さばきで多くの敵を一瞬にして沈めた
ある日、500人の敵に囲まれたお姉様はその全てをたったの数分で倒しきってしまった
敵が倒れ、広く抜けた平らな荒野にただ1人立っていた彼方お姉様に付いた二つ名は『地平線の彼方』……
誇りだった……そして羨ましかった
ですが私はお姉様方のようになれなかった
あの当時の私は、剣を振るうことすらままならぬ非力な子供……
だけどお姉様方は、私を見捨てなかった
いつでも私を待っていてくれた
『パインは足が速いから、きっといつか私達なんて追い抜いちゃうよ』……そう言って慰めてくれていた……
その言葉を胸に、私はお姉様方にいつか並ぶために、自分の出来る限りの鍛練を続けたんです……
だけどある日…… お姉様方は “ある強大な敵” と戦うと言って……私を置いてどこかへ消え……そして帰ってこなかった……
道場の者達はきっと死んでしまったと言っていた……
だけど私は信じなかった
お姉様方はきっと生きている
役目を終えて、どこかで隠居暮らしをしているんだと……
いつか絶対にまた会うんだと…………純粋な子供心で思っていました
だから……ずっと走り続けた……
走って走って戦って……自分の名前を世界に轟くほどに知らしめたかった……
きっとどこかに居る、お姉様方に伝わるように……!
走って……走って……走って……!!!!! 走って!!!!!!!
ゴオオオオオオオ……
レティシア「…………なんじゃ…………
急に自分語りして……」
ず〜ん……
無限パイナップル花「……あぁ……
そうですね………………なにが言いたいかというと…………」
無限パイナップル花「確かに私は非力です……しかし
あなたの言ったように…… “脚力” は鍛えているんですよ…………誰よりも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「『無限冠決閃脚』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《無限パイナップル花の “蹴り” がレティシアの体に入った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
57
:
名無しさん@避難中
:2025/02/12(水) 02:47:35 ID:v.QCNBGI0
無限姉妹
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/261/1739191075453.png
58
:
名無しさん@避難中
:2025/02/12(水) 03:21:20 ID:v.QCNBGI0
ギュウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キィーーーーーーーーーーーンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ごふっ……ごぶぉっっ……!!!!!!!!!!!!
じょ、上空に吹き飛ばされてしもうた……! くっ……!
フワラル フワリン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キキキィィィィィィーーーーーッッ……!
フワフワ……
レティシア「ハァハァ……ゴフッッッ!!!!!!」
ビチャッ!!!!!!
レティシア「骨が何本かイッたかの…………」
ズダァンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ん!!? 地上から……轟音!!!
地面を……踏み抜いた音!!!!!」
バッ!
ギュギュウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「アハハハハハハハハハァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「また空中戦か!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!
レティシア(だが有利はこちら!!!
何度目かの空中戦! 最初は奴に有利を取られた!
だが今は! あの時のような、降り注ぐ瓦礫はない!
つまりパイナップル花にとっての “足場” がない!!!!!!!
今、この目で捉える事が出来ているあやつが、これ以上空中で加速することは不可能!!!!!!!!!!
故に対応は可能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴォォォォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「迎撃するぞ! パイナップル花!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イクスパラレル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュイアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「…………」
ググググ……
レティシア(……なんじゃ!!!!?
足を踏み込んでいる!!!!!? 足場もないのに!!!!!!!!!?
なんじゃ……あの足は………………
いや……あの足の “気” は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とてつもない密度じゃ……!!!!!! まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
無限パイナップル花「………………ッッ」
ググググググッ……!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
─── “空中を…足場に” ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「『三十年ノ矢』ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
59
:
名無しさん@避難中
:2025/02/13(木) 00:08:48 ID:lenXvmPU0
カマリンキ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/262/1739372617490.png
リハン 新
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/263/1739372641380.png
60
:
名無しさん@避難中
:2025/02/14(金) 01:42:26 ID:DvgHBlGc0
─── 空中に立っている!!!!!!
レティシア「……!!」
退魔の連中が、空を駆ける技を編み出したことは知っている
だがあの技は、常に魔力を乗り継いでいなければ落下してしまうような、フワラルにも遠く及ばない未熟な技だったはず
だが! パイナップル花の行っている “アレ” は違う!!!!!!
奴はまさに、空中の上に “立っている” !!!!!
まるで地面に立つかのように!!!!
そしてまさにその状態となんら変わらないかのように腰を落とし、剣を構えている!!!!!
踏み込む──────
あァ……あの足! あの足に纏っている尋常ならざる気が……そうさせるのか!!!!!!
魔法でもないのに……物理法則を軽々と破るその理不尽!!!!!
レティシア「──────」
《レティシアは…………目の前の光景に気を取られてしまった…………
無限パイナップル花が構えている姿は……認識できていたはずなのに……》
レティシア「ッッ」
バッ……
《我に帰り、防御のためにやっと動き出した時、レティシアはそこで初めて───》
ボタァッ──────
レティシア「なッッ……」
《───…自身の “左腕” が切り落とされたことに気付いたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュウウウウウウウウウウウウウウォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……どうです……
非力でも………………これほどのスピードがあれば………………
筋肉を上回る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スピードこそパワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーーーーーーんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グルンッ……!
ダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ハァ……ハァ……!」
グググッ……
《パイナップル花は空中で反転し、再び自身の足元に “地” を形成したッッ!!!!!!!!!》
ビキキッ……
無限パイナップル花「………………三十………………
…………………………二十年ノ……矢!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「…………タクティカル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《広範囲に広がる魔力の爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
61
:
名無しさん@避難中
:2025/02/14(金) 02:15:00 ID:DvgHBlGc0
ゴオオオオオオオオオオ……
ヒュルルルルルルル……
ドガァァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううう…………
ガラガラガラガラ……
よろろ……
レティシア「ハッ……ぜっ…………ハ…………ハァ………………」
レティシア「ぐ、ぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《腹に切り傷が入る!!》
レティシア「なんと……いうことじゃ…………」
ス……
ボタボタボタボタボタボタ……
レティシア「左腕が……!」
ヒュンッッ……スタッ
無限パイナップル花「勝負は決したようですね」
ボロ……
レティシア「……そちも黒こげではないか……」
無限パイナップル花「えぇ、先程の攻撃を受けてしまったので……
ですがあなたほどのダメージではありません
まだ……余裕を持って戦えますよ」
チャキ……
レティシア「……」
無限パイナップル花「投降して下さい
このまま動くと死にますよ?
大人しくすれば、まだ生きられます」
レティシア「……敵に捕まって……生き長らえて……どうなる……
妾は十大魔女の長であるぞ……!!!!!!
妾は……戦いの中で……死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「!」
レティシア「ヤミマノ クラガリー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブワワワワワワワワワワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは暗闇の雲の中に隠れた!》
無限パイナップル花「闇魔法……? 姿を隠しますか」
レティシアの声「マテリアルマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッ……
ドドオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴァァァァァァァァァァァァッッンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドドドドーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……凄まじい威力!!!!!!!
これは当たれば……ただではすまない!!!!!!!!!!!」
暗闇の中のレティシアの声「マテリアルマッシブル・スーパーノヴァアローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは暗闇の中から、最強のスーパーノヴァを放ちまくる!!!!!!!!!!!》
62
:
名無しさん@避難中
:2025/02/15(土) 00:26:23 ID:EHV3LDlQ0
ギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオンギュオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……なんと危ない!!!!!!!」
ダダンッッ!!!!!!!!!!!
バババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッドオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボガガァアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズウウウウウウウウウウウウンッッゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアのスーパーノヴァが聖都を確実に破壊していく!!!!》
無限パイナップル花「まずいですね
私が攻撃を避けると、その分聖都に被害が出ます
こうなると……」
無限パイナップル花「攻撃の元から断たねばなりません」
ジャキンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花(レティシアはあの暗闇の雲の中……
この攻撃をかいくぐりながら、近づき……斬る…………!
求められるのは短期決戦…………!
私はあまり気功術が得意な方ではないので、この足の……『韋駄天』は長続きしません
これが……切れるまでの勝負!!!!!!!!!!!!)
スチャアッ……!!!!
無限パイナップル花「…………燃えて来たァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花はスタートを切った!!!!!!!
レティシアの潜む暗闇の雲へと向かうッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飛んでくるスーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《それを回避しながら……ついに眼前!!!!!
暗闇の雲が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「無限流『旋回閃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルルルルルゥゥゥゥゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッッザッッッッンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花はついに暗闇の雲を両断した!》
63
:
名無しさん@避難中
:2025/02/17(月) 01:09:48 ID:ajlYdGq.0
サァァァァァァァ……ンン……!
無限パイナップル花「……!? この手応えのなさは……!?」
ヒュアアアアアアアアア……
ザザァァァァーーーーーー……!
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カラ〜!!!
無限パイナップル花「……! いない……!」
ズ……
ゾクッ!!!!!!!!
無限パイナップル花「……! 足下!!!!!!!?」
バッ!!!
ズブッ……ズズズッッッ……ガシッ!
レティシア「……足の一本くらい……持っていかねば割に合わぬ……!」
《なんと!!!!! レティシアは “パイナップル花の影の中” から現れたッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
シュウウウウウ
無限パイナップル花(ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暗闇の中から……私の影に移動!!!!!!!!!!?
……!! 足を掴まれた!! 韋駄天で振りほどッッ……)
レティシア「オブナル マッサツ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシュウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの放った斬撃魔法!!!!!!!!! 無限パイナップル花の右足が飛んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズブォアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「バクサドーレ グランバム メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドグァアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ぐッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《さらに続けて爆発魔法!!!!!!
身を捩るも回避間に合わず!!!!!! 顔の右半分に爆発の衝撃を受ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限パイナップル花「─────────」
グラァァァァァァ…………
レティシア「終わりだパイナップル花ァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
光速度不変の斬げ─────────」
無限パイナップル花「──────ッッ」
ギョギョンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ググンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「『三十年ノ矢』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッッ……こぁッッ……!!!!!!」
64
:
名無しさん@避難中
:2025/02/17(月) 02:16:01 ID:ajlYdGq.0
レティシア「〜〜〜〜〜〜〜ッッ……!!!!!!!」
ザブーーーーーーーーーッッッ……!!!!!!
《体を袈裟に斬られたレティシア! 血が狂ったように……噴き出す!!!》
ザザンッ……
無限パイナップル花「深い……動けば臓物が飛び出しましょう」
レティシア「………………パイナップル花…………片足で……!
それだけのスピード……を……!!」
無限パイナップル花「いかなる状況も想定して鍛えておりますから…
しかし……この足と……この顔半分………………
私も貴女に負けず劣らず生死の淵ですよ」
レティシア「ゴ、ゴフーー……ゴフーー……
………………グブォッ……!!!!! グ……………………」
ビチャビチャッ……
無限パイナップル花「……苦しそうですね……
…………あなたは素晴らしい好敵手でしたよ
せめて……これ以上苦しめないよう……止めを刺してあげます」
スゥゥゥ……チャキンッッ!!!!!!!!!
ズ……
無限パイナップル花「二十年ノ…………矢ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花はレティシアに、最後の突撃!!!!!!!
……だが!!!!》
ヂヂッ……!!!!!
無限パイナップル花「!」
レティシア「………………そちが突っ込んできたその場所には……既に仕込んであった……
……………… “質量” が……!!!!!!!!」
ズゥンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花の進行方向! そこにある光子に、質量が宿る!!!!!!!!!!!!!!!!》
『マテリアマッシブル・スーパーノヴァ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボウウウウウウウウウンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「━━━━━━ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《無限パイナップル花は直前でブレーキをかけ、スーパーノヴァの直撃を避けた!
だがそれでも、エネルギーの超発散が起こす爆風により遥か遠くへ吹き飛ばされた!!!!!
……しかし!!!!!!!!》
無限パイナップル花「──────韋駄天!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダァンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《 “空中で、横向きに着地” するパイナップル花!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボロ……ボロ……ギシギシ……
無限パイナップル花「……………………あぁ……助かります……
……………………おかげで “助走距離” を稼げましたよ……
これで最後です…………」
ミシミシっ……
『 四 十 年 ノ 矢 』 ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
65
:
名無しさん@避難中
:2025/02/17(月) 02:37:31 ID:ajlYdGq.0
ギィィィィィィィンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンンンンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアに向かって飛んでゆくパイナップル花!!!!!!!!!!!!!!!!!
空気の壁をいくつも破った音がした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その衝撃波が周囲のビルを破壊し、瓦礫を吹き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギャオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
───
レティシア「……………………来る……………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「……妾は逃げん……やってやるぞ……パイナップル花…………
この体で……放てる……技…………………………!!」
ゴゴゴゴオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ガウン フレアズ ギグモレード ビカピカ メコレ ギオラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コパパァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《放たれたし太陽のごとく光の破壊球!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「ッッ─────────!!!!!!!!!」
ギュインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「おりゃあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドッッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花はレティシアの魔法を貫いた!!!!!!!!!
そして……そのまま!!!!!!!!!!!!!!!!!!! その切っ先をレティシアへ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(…………──────ルーミィ………………あとは……任せたぞ……)
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
66
:
名無しさん@避難中
:2025/02/17(月) 20:57:27 ID:ajlYdGq.0
ゲンキ 新
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/264/1739792988844.png
ヤーダバイカン
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/265/1739793242663.png
67
:
名無しさん@避難中
:2025/02/18(火) 09:26:58 ID:uspkeHtE0
※スロー再生……
ゴオオオオオッッッッ
《超音速で突っ込む無限パイナップル花の刀は、その切っ先を確実にレティシアの心臓へと向かってゆく》
レティシア「───」
スゥ……
《レティシアはもはや反撃をやめた…………
すべてを諦め、それでも真っ直ぐ仁王立ち
その目を静かに閉じて、敗北を受け入れた…》
カシャッ
《無限パイナップル花の刀とレティシアの心臓まで、あと2m》
カシャッ
《無限パイナップル花の刀とレティシアの心臓まで、あと1m》
カシャッ
《あと50cm》
カシャッ
《あと30cm》
カシャッ
《あと10cm ──────》
──────……
ズッダァァァァァァァァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「───」
《そして、レティシアの背後に着地する無限パイナップル花!!!!!!!!》
オオオオオオオオォォ……
無限パイナップル花「ハァハァハァ……ガフッ!!!!!!!!」
ブシュッ!
ヴヴッッ……フッ……
ガクゥッ
無限パイナップル花「……!!!」
《無限パイナップル花、吐血…………そして韋駄天の効果が切れ……失った足でバランスを崩し膝を付いた…》
無限パイナップル花「ハッッ……ハァッ…………ゴホゴホ…………フ〜……ハァ…………」
ズ……
ヒュオオオオオオオオ……
レティシア「───」
《レティシアほ、立ったまま無限パイナップル花に背を向け動かない……》
無限パイナップル花「レティシア…………私は全力を出しました……
人生で初めての……そしてこれが最期と思えるほどの……!
そして全てを懸けた私の刀は!! あなたの生命の中枢に、届いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「───」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
無限パイナップル花「届いたッッ………… “ハズだ” ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なのに何故…………手応えがないのですッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花が握っている刀には…… 血が付いていなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「………………パイナップル花……」
くる…………
《無限パイナップル花の方に向き変えるレティシア………………すると……》
レティシア「……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズズ……
??「うふふ……」
無限パイナップル花「!!!!?」
《無限パイナップル花の側に……いつの間にか現れた “存在” が、立っていたッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「アンギール レイパチ シューティガン メコレ」
68
:
名無しさん@避難中
:2025/02/18(火) 11:14:46 ID:uspkeHtE0
ドガァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「ッッ──────」
ドゴォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボガァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドッドオオオオオオオオオンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガドガドガドガドガガガガガガガアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッゴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限パイナップル花は “空間に弾かれ” 吹き飛んだ!!!!
いくつもの建物に衝突し、ついには聖都の外壁に叩き付けられた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ガラガラガラガラ……
プシューーーーーー……
無限パイナップル花「…………ッ………………───…っ………………──────」
ガク…………
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
──────……
レティシア「…………ッ!
……そちは……!!!!!!!」
ズズズズズズズズズズズズズズ……
??「ふふふふ……」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「やっほー」
【十大魔女 序列2位 次元の魔女 ヘテム】
レティシア「!! ヘテム…………!」
ヘテム「うふふふ……カレンダで負った傷が良くなったからさァ……来てやったよ……あたしが」
ニィ……
レティシア「…………
…………………………」
ヘテム「くくくく……
それにしても…………ボロッボロだねぇ……おたくぅ……
序列1位なのにさぁ……
このまま放っておいて見てたら、内臓ぶちまけて死んじゃいそ……♡
くくくくくく……うふふふふふふふふふふふふ……」
ニィヤァァァァァァァ……
レティシア「……………………───」
グラァッ……
ドッシャアアアアアアアアアアアァァァ……
……──────
─────────……
ゴオオオオオオオ……
ぼーーーー……
ユフリマツ「…………
……アァ━━━━━━……」
パクパクパク……
ザ……ズヴヴ……
ルーミィ「…………ふぅ………………
なかなか強い精神の持ち主でした……
時間が掛かりましたね……」
キョロ……
ルーミィ(お姉様が遠くで戦っていた気配を感じていた……
それもとても強い相手と連続で………………
………………だけど今は……………… ……!!?
……お姉様の魔力が……消えた……?! ……跡形もなく……! この世界から……!!!!!
どういう事ですか……!!? まさか…………)
ルーミィ「お姉様!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!
ザンッ……!
ツリマルハ「闇の魔女……! よくもユフリマツをッ!!!!!!!
許さんぞッ……!!!!!!!」
ビキッ!
ルーミィ「……おどきくださいませ!!!!!!!!
わたくしは今……気が立っているッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなた方を美しく葬る余裕はないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギロロォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
69
:
名無しさん@避難中
:2025/02/19(水) 00:14:33 ID:Ra.7clG20
───
ズンズンズンッ!!!
スイグン「ギャボボボボボボボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《大聖堂……目前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこに向けて歩を進めるのは、スイグン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
スイグン「見えたァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドスゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あそこが大聖堂ドスかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
悪い奴らがたくさん居る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オイドンが更地にしてやるドスァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュイイイイイインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュインッチュインッチュインッチュインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ぎぃっ!!!!!!!?」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「これ以上力の魔女を近づけてはイケマスェン!!!!!!!!
過剰でも熱い弾幕を張って動きを封じマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!! ブィイイイイイインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【サンクレア専用カスタム装甲車
殺魔ガトリング、魔圧砲、凝縮滅魔弾搭載!】
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『いっけぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズ┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《退魔の技と退魔兵器でスイグンを攻め立てる!》
チュインチュインチュインチュインチュインチュインチュインチュインガガッチュインチュインチュインチュインチュインチュイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「………………はぁーーー…………うんざりドス!
聖都に入ってから……こんな連中ばかりドス!!!!!
さっきやっつけた札を使う奴らといい…………
自分の力を使わない卑怯ものばかり!!!!!!!
外で戦ったやつらはガッツがあったドスゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな心の籠ってない奴らにオイドンは負けないドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員叩き潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシンッ……! ズシンッ……!!!!!
サンクレア「……! 凝縮滅魔弾!!!!!!!!」
ぼうっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュルルルルルルルルルルッッッ……!!!
スイグン「そんなもん効かん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカァァァァァァァァァァーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオオオオオッ……
スイグン「……!?」
70
:
名無しさん@避難中
:2025/02/19(水) 00:42:17 ID:Ra.7clG20
ざわっ!
退魔兵1「スイグンの足が止まった!!!!!」
退魔兵2「今の…………効いたのか?!」
ズズズゥ……
スイグン「…………ッ」
ギロッ!!!!!!!!
スイグン「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《再び進軍するスイグン!!!!!!》
サンクレア「もう一度ディス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシュウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ぐゎばッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァンッッ!!!!
退魔兵1「今度は膝を付いたぞ!!!!!」
退魔兵2「サンクレア殿……これは!!!!!?」
サンクレア「スイグンの左脇腹ディス!!!!!!!!!!!
恐らくあそこが一番痛んでいます!!!!!!!!!!! あそこに集中攻撃を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
退魔兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
スイグン「ぐ…………」
ビキ……
スイグン(……確かに左の脇腹は他よりちょっと痛いドス……
でもそれはほんの僅かな一点だけ……
何故それが分かったドス……?! エスパーさんか……!?)
サンクレア「先ほどの弾幕攻撃でワタシが注目していたのは、被弾した時の音のチガイディス!!!!!!!!!
スイグンの鍛え抜かれた肉体はまるで鋼鉄のごとく弾をはじき返しマシタガ、僅かに一部分だけ! 音が鈍い場所がアリマシタッ!!!!!!!
そこがあの左脇腹ディス!!!!!!!! おそらくあの部分にはダメージにより血の塊が出来ている……!
つまり他よりダメージが深い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵3「そ、そうだったのか!!!!!!!!!」
スイグン「…………むぅー……
…………意味が……分からん!!!!!!!!!!
だがやはりエスパーさんなのは間違いないようドス!!!!!!!!!!!
だけどオイドンはめげない! ショゲない!!!!
泣いちゃダメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行け行けスイグン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッズンッズンッ!!!!!
退魔兵2「うわぁ! 深く考えず来たぞ!!!!!!!!!」
退魔兵1「だが弱点は分かった!!!!
奴の左脇腹へ集中攻撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
退魔兵達『おっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
チュドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュンンンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ぐぁっ……ごぉッ……!!!!! ぎぎぎ……!!!!!!」
ガグ……
ビキビキビキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ま"だま"だァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モリモリモリィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
71
:
名無しさん@避難中
:2025/02/19(水) 01:31:49 ID:Ra.7clG20
ギル
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/266/1739895903365.png
ヤンデル
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/267/1739895931829.png
ツバメオー
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/268/1739895993807.png
72
:
名無しさん@避難中
:2025/02/19(水) 01:59:28 ID:Ra.7clG20
ドシャアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ゴォアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
退魔兵1「ス、スイグンが肉体強化で巨大化!!!!!!!」
サンクレア「……怯んではダメディス!!!!!!!!!
弱点の面積は大きくなった!!!!! どんどん攻撃をっ……」
スゥゥゥゥッ!
スイグン「ギャボボボボボオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドカドカドカァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「こ、声で……!!」
スイグン「あ・と・ひ・と・りィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズダダァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「わ、わあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バツツツツツツツツツッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「効か〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アドレナリンMAXーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア(ダ、ダメ……!!
弾幕が……足りない……!!!!!!
も、もう…これまで……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュッ……
??「私が来るまでよく持ちこたえた」
サンクレア「!!?」
ザッ……ズズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーベス「ここは大聖堂…………
悪いが全力で御守らせてもらうッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「リ、リーベス元帥!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
73
:
名無しさん@避難中
:2025/02/21(金) 00:52:11 ID:SLDY.OYI0
ドドーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーベス「君…………少し離れていた方が良いぞ
……私からも、だ」
ドドンッッ……!
ビクッ……!
サンクレア「……! ハ…ハイ……!!」
そそそっ……
リーベス「……さぁー…て
…………力の魔女……か
完治していないこの体には……ちと難儀な御相手だ」
コキコキ……
ズンッ……
スイグン「……リーベス…………元帥……
元帥といったドスな!!!!!!!!?
知っているドス……!
元帥が退魔軍で一番の奴ドス!!!!!!!!!!!
“元気な教師” ……略して元帥ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーベス「うーむ……厳密には一番では、ないのだがね……
それに別に教師でもないぞ」
スイグン「オイドンは知ってるドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は色んなオイドンの仲間達を殺した悪い奴ドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアどんのカーチャンも!!!! ゴリゴリウーミンも!!!! オッペケ友美も!!!!!! ウーパンコーボも!!!!!!!!!!!
殺したのはお前だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リーベス「ふむ……御懐かしい御魔女達の名前だな…」
スイグン「そしてオイドンの一番の友達だったマクリコどんも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が殺したァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪い奴!!!!!!!!!!! 絶対悪い奴ゥゥゥゥゥオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキィーーーッッ!
リーベス「御互いに正義があった……その是非を語るつもりはないが……
怒りがあるなら御ぶつけて来るが良いさ
私は……御逃げんぞッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ククイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ゴルルァアアアアアァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなの仇ィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
74
:
名無しさん@避難中
:2025/02/22(土) 01:32:55 ID:qOAWeVqc0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コソ……
サンクレア「リ、リーベス元帥サマと力の魔女の戦い……!」
ゴク……!
サンクレア(い、いくら退魔軍最強と呼ばれる元帥サマでも……今の状態ではまちがいなく分が悪い!!!!!!!!!!
本来はギプスも外せないような大怪我をしているはずなのに……! リーベス元帥サマは今そうとう無理をしている!!!!!!
その怪我のため数ヶ月……いや、一年以上全選手にも出ていないから体も鈍っているはず……
…………このままじゃ……
このままでは……退魔軍の指揮系統の中枢を失ってしまう……!
……どんなに危険でも……ヤハリ、ワタシも加勢すべきでは……!?)
ギリッ……!
ズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「!!」
ビクッ!
サンクレア「……ッッ!!? き……気の……鳴動!!!!!!!!!?
せ、聖都が揺れた…………な、なんて強力な……!
今の……元帥サマ?!!!」
ポリ……
リーベス「やれやれ……
どうやら隠れている子にいらん御心配をさせてしまっているようだな……
……ふふ…………私の御活躍した御全盛期も、とうに過ぎ去った過去か……
今の若者達が分からないのも御無理はないか…………」
ギンッッ!!!!!!
リーベス「だが、今の私は…………あの時と何一つ変わらんよ
……全盛期と呼ばれた、あの時からな……」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
スイグン「……ぬぅぅぅ……」
じり……
スイグン「…………強い…………!
……………………だったら……
出すしかないドス…………
オイドンの……!」
バウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「全力を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリモリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スイグンの筋肉は数倍に肥大化!
そしてスイグンの体も……巨大に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
スイグン「ギャララァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア「は、はやい!!!!!
あそこまで巨大化して……あのスピードを出せるナンテ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
複数の強化魔法……! おそらく10は下らない種類の強化を……!
一気に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
げ、元帥サマッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾォォーーーーッ!!!!!!!!
ドゥオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コオオオオッ!!!!
リーベス「…………御私の………… “聖拳” を……見るかい……!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
75
:
名無しさん@避難中
:2025/02/22(土) 23:36:38 ID:qOAWeVqc0
塩化ビニール
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/270/1740233741265.png
ビラコ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/271/1740233774950.png
ウソニ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/272/1740233819496.png
76
:
名無しさん@避難中
:2025/02/22(土) 23:40:32 ID:qOAWeVqc0
もみーの
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/273/1740233872833.png
ネコ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/274/1740233909407.png
ディミリア
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/275/1740233945291.png
77
:
名無しさん@避難中
:2025/02/22(土) 23:43:38 ID:qOAWeVqc0
スパルティー
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/276/1740233999394.png
ヒャダオ(まとも)
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/277/1740234705379.png
コンジキ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/278/1740234734448.png
78
:
名無しさん@避難中
:2025/02/24(月) 01:27:30 ID:B13Hnzhk0
ボンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リーベスは拳に気を纏わせた!!!!!!!!!!!!!!!!
それは金色の輝きを放つッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドオオオオオオオオンンッッ……!!!!!!!!!!
リーベス「これが私の “聖拳” だ……」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「なにが出るかと思いきや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいつはちんぽこ要塞で殺した目隠しや……ミャラダイン……他の奴らも使っていた技ドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまりはありふれた技!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真新しさなんてないドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リーベス「はは
確かにな……御昨今、退魔軍の訓練プログラムの改革により気を一点に集中させる技術もありふれたものになった
御若者の間では……気功冠のフェーズなになに…………と呼ばれていると記憶していたが……」
スイグン「そんなもんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オイドンのパワーで押し返すゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズグォオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーベス「……だがな! 私の聖拳は他の者達とは少しモノが違うぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギュンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクレア(な、なんて気の量……
そ、それに…………全く淀みない……!!!!
メメトス様のような “剛気” ではないけど…………
あの無駄のない気からは…………剛気に匹敵する凄みを感じマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴクウウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ガアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオッッ!!!!!!!!!!
79
:
名無しさん@避難中
:2025/02/24(月) 01:45:55 ID:B13Hnzhk0
ギュオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ギャオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《スイグンはリーベスに飛び掛かった!!!!!!!!!!》
スゥゥゥゥゥゥ……
リーベス「……フゥゥゥ……」
コオオオォ……
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーベス「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボッ……
リーベス「『聖拳』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メゴオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ゴォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《リーベスの中段突き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは美しいと言えるほどの完成されたフォルムだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグンの腹に深く刺さるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
メキメキメキキキッッ……!
スイグン「ッッッ……こんな……もッ…………オ"ッッ?!」
リーベス「ぜぉりゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ブッバアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バカァァァァァァンッ……!
《リーベスの拳を受けたスイグンは吹き飛んだ!!!!!!!!!!》
ズッッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラパラ……
スイグン「ギ……ギ……」
グググ……
びぎぃぃぃぃぃっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ッッッ……ギィッ?!!!!!」
80
:
名無しさん@避難中
:2025/02/24(月) 02:02:27 ID:B13Hnzhk0
ブシュウウウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ぐ、ぐあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんドスゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か……体のッッッ……内部が……やけるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザ……
サンクレア「……!!
な、なんて苦しみよう……!
あ、あのタフな力の魔女が!!!!!!!」
サンクレア(今の攻撃……確かに強力だけど……攻撃力だけならミャラダイン氏やゲンキ氏の方があるように思えマシタ!!!!!
だ、だけどあの苦しみかたは…………他の人達の攻撃とまるで違う?!!!!!!!!!!!!!!)
ザンッ……
リーベス「これが私の『聖拳』だ」
サンクレア「聖拳……!」
リーベス「……私が練り上げる退魔気は特殊でね……
魔力を帯びたものとブツかると…… “内部に侵食する” 」
サンクレア「!!? そ、そんな性質が!!!!!!!!!!!?
で、では……今のスイグンは……体内に元帥サマの退魔気が混入したことで……苦しんでいる?!
そ、そんな事が……!」
リーベス「長年の鍛練の果てにたどり着いた私の御奥義だ
私はこの聖拳の特性を『聖天ダン彁』と呼んでいる」
サンクレア「すごい…………この技があればどんな魔法も破り……
どんな魔法使いも倒せる……!!!!」
リーベス「はははっ! そこまで万能でもない
今回はスイグンが元より弱っていたから効果てきめんだったのだ
……ここまで皆が頑張ってくれたおかげだな
…………さて」
ザッ!
スイグン「……ぐ……ぅぅぅおおおおおおおおおお……!!!!!!!!!!!」
ビギッ……ビギッ……
リーベス「力の魔女スイグンを拘束する
……私もまだ万全ではないからな……流石に殺すとなると骨が折れる」
シュルッ……ギュギッ……!!!!!!!!!
リーベス「……………………これで残りの魔法使いの気配は…………
闇の魔女ルーミィ………………
……………………光の魔女レティシアの力は感じなくなったな……
その代わりに現れたこの魔力は……なんだ?
こちらも出たり消えたりして、まるでオボロだな
嫌な感じだ
もうしばらく私はここで御待機していたほうが御良さそうだ…………」
サンクレア「……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
81
:
名無しさん@避難中
:2025/02/24(月) 03:05:42 ID:B13Hnzhk0
リーベス 新
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/279/1740333781631.png
82
:
名無しさん@避難中
:2025/02/26(水) 12:19:47 ID:0JFYgIXs0
──────
…………?
なんだ…………ここは…………
妾は今まどろみの中にいる…………
いつも居る世界とは違うような……だが何故か
何故か愛着のある……奇妙な世界たち……
ここに長く居た……気がする………………
「お帰りの時間見たいね
ま……なかなか頼りになったわよ…」
……?
どこかで、会ったか?
顔がハッキリと見えぬ……
だが、この魔力……………………
「あ……もう記憶が初期化されてるみたいれふす
ぼくたちの事も、この冒険のこともきっと忘れてる…………」
「ふーん……なんだかつまらないわね
でもね……頭で忘れても、体が忘れないことだってあるのよ
例えば……………………」
「ゲリ ゲロ ワキガ アシノウラ イカ ウンコ チューニュ メコレ」
ギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
━━━━━━
レティシア「お、おげげーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオ……
レティシア「ハァハァハァ……
な、なんじゃ……?
今のは………………夢か……?」
レティシア「…………やけに現実感のある夢じゃった……
しかし…夢の内容をもう忘れてしもうた……なにか大きな事を……した気がするが…………
………………んっ?」
キョロキョロキョロキョロ……
レティシア「………………ここは………………
……………………まさか、聖都か?
…………………………そういえば、妾は…………」
《レティシアは頭を巡らせ、自身の記憶を辿る……
数々の戦いの記憶…………ホノリオン……無限パイナップル花…………
そして……》
レティシア「そうじゃ……! 妾は……!!!
………………!!?」
キョロキョロ……
スゥ……
ヘテム「やっと目が覚めたのぉ?」
レティシア「!! ……ヘテムか……?
何故そちが……」
ヘテム「あはっ、まだ記憶が混濁しているみたいだね、おたくぅ
そうだよ
覚えてる? おたく死にかけてたんだよ?」
レティシア「……む……
……そうじゃ……そうじゃったの……
記憶が何故か曖昧じゃ……
ヘテム……妾は何時間気を失っておった?」
ヘテム「ん? そうだね……まぁ5分くらいかな」
レティシア「5分?!
まさか……あり得ぬ
妾がまどろみの中で感じた記憶は数分ではきかぬ
下手すれば数ヶ月……いや、もっとそれ以上……」
ヘテム「うふふ! 5分っていうのは “この世界” での感覚だよ
“異次元” に居たおたくの感覚は知ったこっちゃないね……」
レティシア「異次元!? どういうことじゃ……」
ヘテム「ふふふふ……おたくぅ……
自分の状態を見て、なにか違和感を感じないの?」
レティシア「……? …………!
魔力が…………回復している!?
それに体力…………深手を負っていた傷も……!」
ヘテム「でしょ? 全快とまでは行かずとも……結構回復してるでしょ?」
レティシア「……この感覚…………前にも感じたぞ
……そう、あの『コピー』の異兵(ホノリオン)と戦った後にも……
まさか……あの時も……今回も……」
ヘテム「うふふ……
そうそう
そのどっちも……おたくを助けてやったのは……あたしだよ」
ニィ……
83
:
名無しさん@避難中
:2025/02/26(水) 23:57:52 ID:vS6d1Iio0
レティシア「…………そうか
ヘテム…………そちの次元魔法で妾を別次元に飛ばしたのか
その別次元で妾はこの傷を、長い時を掛けて癒したと……
それはこの世界ではほんの僅かな時間だったというわけか」
ヘテム「ふふ…………流石、理解が早くて助かるよ
大体そんな感じ
まぁこっちに戻ってくるのには色々条件があるんだけどさ
おたくはその条件を異次元で果たして無事に戻ってこれたってわけ…」
レティシア「…………妾がどんな世界にいたか……そちは把握してるのか?」
ヘテム「さぁ?
最初は傷を癒すのに適した場所に送ったと思うんだけど……傷がある程度癒えてからおたくがどういう世界を跨いでここまで戻ったかまでは知らないなぁ
正直、戻ってこなかったら戻ってこなかったで別に良かったんだけどさぁ……」
レティシア「ふむ………………
次元魔法………………やはりやることのスケールが大きいな」
ヘテム「当たり前でしょ?
……そーれにしても、笑った笑ったぁ
『おげげー!!』なんて絶叫しながら目覚めるんだもん
威厳もなにもないわーーーーー……ぷぷぷぷぷ!」
レティシア「………………」
レティシア「…………!
…………ん!!!?
こ……これは…………」
ヘテム「あ。気付いた?
“ソレ” 〜〜〜」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「妾の “左腕” がッッッ……!」
ワキワキ……
《そこには元気に閉じたり開いたりする左腕の姿が……!!》
レティシア「これも……そちの仕業なのか?
左腕は完全に切断されておった……
いくら異次元で癒したとはいえ、切れたものが繋がるなどあり得ぬ……
ハキョーセイのような治癒魔法など使えないだろう?」
ヘテム「ふふ、あたしが使うのは次元魔法だけ……
その腕もあたしの次元魔法のおかげよ
ま…………正直にいうと治癒って大層なもんじゃないよ
くっついているように見せてるだけ」
レティシア「どういうことじゃ?」
ヘテム「おたくの腕は、おたくの体から切断された
これはつまり、腕と肉体が “空間” という壁を挟んで離ればなれになったということ
でもあたしは空間の法則を操る次元魔法使い……
あたしに掛かれば、おたくの肉体と腕の間にある “空間” の距離を『ゼロ』に出来る」
レティシア「………………なるほど
つまりこの腕と肉体は “繋がっている状態” ではなく “ただ隣り合っている状態” ……というわけかのう…」
ヘテム「そう
ただ離れた腕と肉体の距離がゼロなだけ……
こうでもしないと治せないし、文句ないよね」
レティシア「あぁ、感覚は元々と変わらぬ
それに動かせるから問題はない
感謝するぞ」
ヘテム「んふふ……まぁあたしが気ぃ抜いたり、死んじゃったりしたら元通りに離れちゃうかもだけど……
まぁあり得ないからおたくが生きてる間は問題ないよ」
レティシア「…………ヘテム…………
すまぬな……そちには助けられた
ありがとう」
ヘテム「うふふふふ!!!!!!!!
十大魔女のトップの……いけ好かないエラソーなやつに感謝されるのは気持ちいいねぇ
……でも、そんなものはいらないなぁ
あたしが欲しいのは………………おたくの座!!!!!!!!!
十大魔女の頂点!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!
レティシア「…………なるほど、そういう魂胆か……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
84
:
名無しさん@避難中
:2025/03/02(日) 01:34:39 ID:Kt8IDCIA0
レティシア「……ふっ……なるほどな
そちの思惑は……それか
十大魔女の頂点……つまり序列1位を譲れ……か」
ヘテム「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「…………あぁ……構わぬ……譲ろう……」
ヘテム「!! ……」
レティシア「妾は既に無限パイナップル花に敗れておる
……いや、そちの助けがなければコピーの異兵と戦い終えた時点でリタイアしておったかもしれぬ
敗北した人間が頂より落ちるのは自明の理よ
…………敵に対しても甘さのあるルーミィにその座は重かろう……
だが、そちならば──────」
ヘテム「…………は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???」
レティシア「……!?」
ヘテム「ちょっと……おたくぅ、何か勘違いしてない?
おたくに勝手に一人で納得されて十大魔女の頂点の座を譲られても全然嬉しくないんだよね」
レティシア「……なに?」
ヘテム「あたしが求めるのは……絶対的な力を見せつけ、認めさせてからの到達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり、おたくを…
魔力で!!!! 魔法で!!!!! 戦いで超えたい!!!!!!!!
だから……戦え!!!!!!! あたしと!!!!!!!!!!!!!!
光の魔女・レティシア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「………………」
ぽか〜〜〜ん……
ヘテム「なに? 豆が鳩喰ったみたいな顔して?」
レティシア「………………そち……
まさかそのために……
妾と正々堂々と戦うために、わざわざ妾を治療したのか?
次元魔法まで使って……」
ヘテム「そうだけど!!!?」
レティシア「………………
…………くくく…………
……はっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「はぁ〜〜〜?!!!!! なにが可笑しいの?!!!!!!!!!!」
レティシア「は、はぁ……ふふ……いやなに……
そち……思いの外……純なやつじゃの……」
ヘテム「なに!!!!? 馬鹿にしているのぉ?!」
レティシア「いや………………
なかなか可愛いげがあるなと思っての……
くく……いや、悪かった
これまでのそちの態度から、あまり良い印象を抱いておらぬかった故な……
てっきり努力もせずなんでも手にはいると思っている箱入り半裸マント変態チビ貧相かと……
全く悪気はないがそう思っておった……」
ヘテム「悪意100%で馬鹿にしてんじゃねーかッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キイィィーーーーッ!!!!!!! やっぱりムカつく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺しときゃ良かったかなぁ?!!!!!!!」
レティシア「いや…………
……………………分かった……」
ズズズ……!
ヘテム「……!」
レティシア「そちの希望……応えてやろう……
いや…妾はそちに助けられた身……もとより断る事など出来ぬ
そちがそう望むなら……今、ここで……!
十大魔女の序列を決める戦いを……しよう……!!!!!!」
ヘテム「……ふふふふっ……!
そうこなくっちゃねぇぇぇ!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ただ……敵地でただの私闘とは体裁がよくない……
戦いながら聖都を破壊する…………それでも良いか」
ヘテム「問題ないよ!!!!
ていうかさぁ! おたくとあたしが戦って……無事なフィールドなんてありゃしないよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオオンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
85
:
名無しさん@避難中
:2025/03/05(水) 00:40:17 ID:/5c9glYY0
───…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ルーミィ「…………なんてこと……
わたくしったら……怒りにまかせて酷い事をしすぎましたわ」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッッ……!!!!
ツリマルハ「───」
グチャチャ……
《ルーミィの足元に転がる近衛師団兵達の骸……》
ルーミィ「……ですが仕方ありません……
わたくし、お姉様のことで頭がいっぱいなのです
…………お姉様……わたくしは……あなたがいないと……………………」
ビビビッ!!!!
ルーミィ「───√ ̄ ̄ ̄ !!?
これは…………テレパス!!?
しかもこのテレパス番号は…………間違いない…お姉様っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ!
ルーミィ「お、お姉様!!!!!!? お姉様ですよね……!!!!!?
心配しておりました………………一体何が………………え!?」
ルーミィ「死にかけてた!!!!? そ、それで……
えっ! …………ヘテム様が?! まぁ……
お姉様を助けてくださるなんて……なんと殊勝な……
………………えっ!? 決闘……?! 十大魔女の序列を賭けて!!!!?
まぁ…なんてこと! お姉様……いくらなんでも……
……はい…………しかし………………はい…………
……………………分かりました………………お姉様がそこまで言うなら…………
ですが…………それなら、わたくしも側に居た方が宜しいですか?
……え? やってほしいこと……?
………………
…………なるほど、お姉様達が戦うその場所に退魔軍の方々を近づけないようにすれば良いのですね
分かりましたわ……
でも…………お姉様………………お願いですから……無理はなさらないで下さい…
はい……では……」
ガチャリ……ツー……ツー……
ルーミィ「……ふぅ……
まったく……お姉様にはいつも振り回されますわ……
……ですが、それがまた良い……
えぇ…………果たしましょう……お姉様のお願いを……」
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ……!
近衛師団兵「こ、こちらです! マツナツリ様!!!!!
……うっ!! ツリマルハ様が……!」
マツナツリ「……! ツリマルハ…………」
ルーミィ「あら…………ごめんあそばせ……
命まで奪うつもりはなかったのですけど……」
マツナツリ「……先ほどあちらでユフリマツを見つけた……
ユフリマツは……精神をやられ……もはや再帰不能だろう…………
貴様は……例え命を奪わずとも、どの魔女よりも残酷だ……
貴様は生かしておくわけにはいかない」
チャキッ!
ルーミィ「…………ひどい…………
決めつけはよくありませんわ……
わたくしが闇の中に誘った方々は……幸せな幻を見ているのかもしれませんのに……」
くるぅ……! ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾッ……
近衛師団兵「ひっ……! な、なんだ!!?
顔に影が掛かっているようでよく見えないぞ……!」
ルーミィ「すみませんね……今、とても見せられる顔ではありませんの……
それで…………どうしますか?」
マツナツリ「貴様は俺が討つッ
そしてこの先から魔力を感じるレティシアも……討つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「いいえ……それは不可能でしょう
あなた様も……わたくしの闇にどうぞ救われて下さいまし……」
ゾゾゾゾゾゾワワワッ……
ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛師団兵「や、闇の波だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「異能解放!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『胃食銅源』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
86
:
名無しさん@避難中
:2025/03/05(水) 00:45:10 ID:/5c9glYY0
訂正 マツナツリの異能
❌
『胃食銅源』
⭕
『胃食胴源』
87
:
名無しさん@避難中
:2025/03/06(木) 02:24:50 ID:nxfP/ktA0
ドゥドオオオオオオオオオオンッッ……!!!!!!!!
ルーミィ「……呑まれた………………んっ?」
パァァァァァァァァァッ……!!!!
ルーミィ「わたくしの闇が晴れていく…… ……!」
シュアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ルーミィの闇が霧散した!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ザッ……ザッ……
マツナツリ「悪いが、俺は貴様の闇には呑まれん」
ルーミィ「なにを致しました?
わたくしの闇は……剛気でもなければ対抗出来ないはずですが
例え退魔の技であっても…
…………そういえば先ほど…… “異能” と……
なるほど異兵の方ですか……どんな能力を?」
マツナツリ「さぁ…な」
近衛師団兵「マツナツリ様……!」
ひそ……
マツナツリ「……ルーミィは私にまかせろ
何人か残してお前達は下がれ……
そして各所の部隊と合流し、レティシアの討伐に向かえ…………
恐らく聖都15番街あたりに居るだろう」
近衛師団兵「……分かりました……!」
ススス……
ルーミィ「おや…………お仲間の方はお下げになりますのね」
マツナツリ「あぁ……御一人で十分だからな
……悪いが貴様にとって俺は、相性が悪いぞ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ……!!!!!!!
88
:
名無しさん@避難中
:2025/03/06(木) 22:42:35 ID:nxfP/ktA0
ルーミィ「まぁ怖い……
一体どんな異能なのでしょう…………」
マツナツリ「…………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
しん……
ルーミィ「えっと……わたくしと戦うのですよね?
何故武器を抜かないのでしょう?
その背中の剣を?」
マツナツリ「ふむ……
武器がないように見えるか」
ス……
《マツナツリは何も手にしてない両手をルーミィに見せつけるように前につきだす……》
ルーミィ「えぇ……なにも…… ……ッ」
ゾクッ!!!!!!
ドウッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「……ぐっ!!!!!!!」
ブッシィィ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ルーミィの太ももから血が噴き出す!》
ルーミィ「な、なに?!」
マツナツリ「……ほう。膝を狙って行動不能にしようと思ったが、避けたか
なかなかの反応速度だ」
ポウ……
ルーミィ「……ヒュア キュア メコル……」
ズググググ……
ルーミィ(……いやな予感がしたので回避を取りましたが……間に合いませんでしたわ…
今の攻撃は……一体……?
遠距離攻撃の退魔といえば点砲……
しかし、彼がつきだした手からは退魔気を感じませんでしたわ
……わたくしならば……退魔の技の “起こり” を見逃すはずがない──────
だから今の攻撃は退魔の技ではない……
ならば……今のが異能!!!!? 不可視の攻撃!!!!!!?)
マツナツリ「貴様は攻撃しないのか?
それとも…………恐れたか?」
ルーミィ「…恐れ?
何をおっしゃいます
闇を司るわたくしに……恐れなどありませんよ……!
攻撃をしたならば、こちらも返すのみ!!!!!!!!!!!
カゲーザン マッサカリン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの影が鋭利な刃となり牙を剥く!!!!!!!!!!》
マツナツリ「……他者の影を利用した攻撃か」
パパァッ……!
マツナツリ「やはり遣り口が陰湿だな」
シュワアアアアアアアアア……!!!!
ルーミィ「!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ(……また!!!! わたくしの闇が霧散…………無効化された!!!!!!
発動すらせずに!!!!!!!!!!!!
今のは…………あの時……あの女の子(イリリシカ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1631899136/622
)が取った対抗策とは全く違います!!!!!!!!!!
……もしやこの御方の異能は “魔法無効化” !!!?)
ルーミィ「……確かめる必要がありますわね……」
ルーミィ「カーズ コート トメティオ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「!」
ヴヴヴンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュウウウウウウウウウウウウウウウウンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《闇の球体に囚われるマツナツリ!》
ルーミィ「そのまま闇の中に沈めましょう!!!!!!!」
クググゥゥゥッ!!!!
マツナツリ「無駄だッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボシューーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!
《マツナツリはルーミィの闇を破るッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
89
:
名無しさん@避難中
:2025/03/07(金) 00:26:16 ID:jIrqMlsc0
マツナツリ「貴様の魔法は俺には効かん」
ザッ……!!
ジリ……
ルーミィ(……やはり魔法の無効化……!
…………しかし! それでは、先ほどの “不可視の攻撃” とは両立出来ない!!!!!!
一体!!!!? なにッ!!!!!!!?
…………あぁ…………なんて悩ましい……
確かにわたくしとは相性が悪いようです……)
ギリ……
マツナツリ「次は此方から行くぞ」
チャキッ……
ルーミィ「!!」
マツナツリ「ドォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ッッ!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッッッ……
マツナツリ「避けたか」
ルーミィ「驚きました……足もずいぶんとお速い…」
マツナツリ「無限総隊長ほどではない
……まぁ、走り出しは総隊長よりも速いと自負しているが…な」
ルーミィ「……しかし不自然ですわね
特に今の初速は人間のものとは思えません……魔法でも使わない限り…
……リスリス様が似たような事をしていたような気がしますが、しかしあれは………………」
マツナツリ「…………ご託は終わりだ
次も避けられるか」
ググ……!
ルーミィ(……今のスピードも異能によるものならば、よく観察して見極めなければなりません!)
グッ
マツナツリ「だぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ロケットのようなスタートを切るマツナツリ!!!!!!!!
剣を構え、ルーミィの懐に!!!! そして剣を振るう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「つぉアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒラリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの剛剣をひらりとかわす!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ルーミィ「わたくし……体術は得意とは言えませんがお姉様との組み手のおかげで高速の攻撃を避けるのは得意ですわ!!!!!!」
マツナツリ「果たしてちゃんと避けられたか?」
ルーミィ「……!?」
ツツ…………
ズバァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「あうううううっ!!!!!!!!!!!!」
《その時! ルーミィの体から鮮血が舞う!!!!!!》
ルーミィ「……う……うぐ……」
ポタポタ……
《ルーミィの体に斬撃のあとが刻まれている!!》
ルーミィ(よ、避けた……はず……
あの御方の剣は間違いなく……よけた……
見当違いはあり得ない!!!!!!!!!
しかし……ならば一体 “なんの攻撃” がわたくしの体を傷つけたのでしょう!!!!!!?)
ポタポタポタポタポタポタ……!
マツナツリ「恐れているか」
ルーミィ「……!」
ギッ……
コオオオオオオオオオオッッッ!!!
ルーミィ「……闇よ……集まれ…………!!!!!!!!!!!」
ゾババババババババババババババババババッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《建物の影……すでに死人となった人間の影…………
ありとあらゆる影が……闇が!! ルーミィの元へと集まる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズォオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「わたくしが使える唯一の奥義……!!!!!!
ブラックルーン・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キャイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
90
:
名無しさん@避難中
:2025/03/10(月) 01:32:35 ID:WD9CmpnU0
ズギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「この闇で塗りつぶしてあげましょう!!!!!!」
コオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「……まさに漆黒……
さすがにこれは “この表皮” でも防ぎきれないな……
だが……」
ス……
スタスタスタスタスタスタッ……!!
《マツナツリは悠然とルーミィのもとへ歩んで行く!!!!!!!!!!》
ルーミィ「……なんと?! この圧倒的な力を前にして、逃げるどころか近付くなんて!!!!!!!!!
一体なんのつもりでしょう!!!!!!!?」
スタスタスタ……
マツナツリ「闇の魔女…………貴様の魔法はレティシアにも匹敵する根源的な力を持った強力なものだが……
レティシアの魔法と違って明確な弱点が存在しよう
…………赤口門で戦騎部隊にそれを十分に味わわされただろう?」
ス……
カポ……!
《マツナツリは懐から取り出した “レモンくらいの大きさのモノ” をヒョイと口の中に放り込んだ!
そして……!》
ゴクンッ……
ルーミィ(!!!!?
な、何故 “あんなもの” を……飲み込んだ!!!!!?
一体なにを──────)
ゴオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリとルーミィの距離が縮まる!!!!!!!!!!!》
ルーミィ「───危険……! 撃ちます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「───俺の異能『胃食胴源』は───!!!!
“摂食した無機物を、自身の体の任意のパーツに置換する” ッッッ───!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろんその性質も、そのままに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今!!!!! 俺が飲み込んだものは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「『ライト・ライト』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッカーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「み、右目が……ライトに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが……この御方の異能……!!!
……あぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わたくしの闇が!!!!!!!!!!」
ズグリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュウウウウウウウウッ…………!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「光に当てられた部分から崩れて……!!!!!
……しかしまだ力の大半は残っている!!!!!!!!
このまま放ちます!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「……右目の光で足らないならば………………」
マツナツリ「『レフト・ライト』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《左目も輝く!!!!!!!!!!!!!!!》
ドプブァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「集めた闇が……! 形を保てない!!!!!!」
91
:
名無しさん@避難中
:2025/03/11(火) 01:27:41 ID:u60U7q8Y0
パァァァァァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ッッッ……わたくしのスーパーノヴァがっ!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「崩れたな」
バッ!!!!!!!!
《マツナツリは右手をルーミィに向ける!》
マツナツリ「リプレイス(置換):フィンガー ←……!」
ヴヴンッッッ!
《すると右手人差し指が筒状に変化!!》
マツナツリ「→『殺魔銃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババウンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドォォォォォッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「うぐぅーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「畳み掛ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……!」
マツナツリ「斬ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「くぅっ!!!!!」
ササッ!
マツナツリ「避けたつもりか!!!!!!!!?
リプレイス:右肘 ←→ ブレード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィィィィーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの肘が伸び、そして鋭い剣となった!!!!!!!
リーチが伸びたことで、攻撃をよけた筈のルーミィは体を刻まれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
パズゥゥゥゥゥゥーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「いやあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザッッ
ルーミィ「ヴゥッ……!!!!!!」
ルーミィ「オールフィナウス ブラックマズ メコレーグ
『闇針大地獄』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギョンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《周囲の影が針と化し四方八方からマツナツリへと伸びる!!!!!》
ルーミィ「360度!!!!!!!! 両目の光では対処出来ません!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「……これまでの事を忘れたか
……俺に魔法は効かん……
何故なら既に置換しているからだ………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リプレイス:表皮 ←→ ミスリ〜ル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギギギギンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ(ミスリ〜ル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法に対して強い耐性を持つ自然の超鉱石!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴォッ!!!!!!!!!!!
92
:
名無しさん@避難中
:2025/03/12(水) 00:23:22 ID:1Lvn8GwI0
シュウウウウウウウウウウウウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「また魔法がかき消された……!
…………そういうことですのね…………!
今までわたくしの魔法が無効化されていたのも……
あなたがミスリ〜ルで肌を固めていたから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「その通りだ
………………む」
シュウウウウウウウウウン……
《ライトに置換されていた両目が元に戻った
そしてミスリ〜ルでコーティングされていた体の艶も消えた…》
ルーミィ「……どうやら摂食したものの効果がきれたようですわね」
マツナツリ「あぁ、ある程度効果を使用すると “消費” され消える仕様だ
だがしかし……」
ゴソ……
ス……!
キラキラキラ……!
《マツナツリが懐から取り出したのは、白く輝く鉱石の塊……!》
マツナツリ「こいつがミスリ〜ルの原石……こいつを」
ヒョイッ……パクっ!
ルーミィ「……! よ、よくそんなものを一口で……」
ゴクリッ!
マツナツリ「ある程度の体積を一度に飲み込まねば置換が出来ないのでな
最低限でも……そうだな……大体テニスボールくらいの大きさで摂食する必要がある
ただ、胃に入れさえすればドコかへ消えて俺の内で “ストック” されるから胃に溜まる事はない
ストックしたもの12時間俺の内に残り好きなタイミングで好きな場所に置換出来る……
大聖堂の武器庫で存分にストック済だ……
ただ…………いま摂食したミスリ〜ルは……すぐに使用する」
ズズ……
マツナツリ「リプレイス:表皮 ←→ ミスリ〜ル!!!!!」
ココォォォォォ……! テカァァァァァッ……!!
《マツナツリの体は再びミスリ〜ルの輝きを手に入れた!》
ルーミィ(……この状態で魔法を使っても意味がない……!)
マツナツリ「本来はもっと使いづらい能力だったが……
俺の親愛する無限総隊長のおかげで、この能力はここまで伸びた
……貴様に勝つことが、俺を拾ってくれた無限総隊長への……恩返しだ……!」
ルーミィ「…………」
マツナツリ「いくぞ……!
リプレイス:両足 ←→ バネ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッッッ……!!!!!!!!!!
マツナツリ「アクセラレイト・ホッパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ(この加速!!!!!
人間離れした初速の正体はこれでしたのね!!!!!!!!)
マツナツリ「リプレイス:両腕 ←→ 槍!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スピアーム アクション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドババババババババババァァァァァンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ッッ……ぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズブァアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ(このような方は、スイグン様のような戦闘スタイルの方が相性が良いでしょう……
わたくしでは、少し分が悪い…………
ここは退くべきですか…………
………………)
《逃走に思いを巡らせるルーミィ……
だが……その脳裏にレティシアが浮かぶ……》
ルーミィ(……そうですわね……十大魔女たるもの……逃げ出すなど……!!!!)
ゴプ……! ドヴヴヴヴゥゥゥッ……!!!!
ルーミィ「……『ベンタブラック』……」
ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンンンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
93
:
名無しさん@避難中
:2025/03/12(水) 01:04:04 ID:1Lvn8GwI0
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「……! なんという漆黒だ!!!!!!!!!!」
ルーミィ「闇を超えた黒!!!! 真なる黒で全てを染める!!!!!!!!!!!!!
ベンタブラックはわたくしの全ての攻撃の威力を上げますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブラックルーン・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黒流星落下!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズギュギュギュギュギュギュギュギュギュンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《漆黒の塊が空より降る!!!!!!!!!!!!!!》
近衛兵「こ、これはまずい!!!!!!!!!!!!
さっき阻止したものより出力が段違いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
辺り一体が消滅します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「まったく…………手軽に強力な攻撃を撃つな…
ならばこちらももう一つ取り込むか」
ゴソ……
《マツナツリは懐からミスリ〜ルを取り出し、口に含む!》
ゴクンッッ……!
マツナツリ「リプレイス:うぶ毛 ←→ ミスリ〜ル」
ズズッ……ギョンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの全身のうぶ毛が細かいミスリ〜ル鉱石に置換!
まるでウニのような姿になった!!!!!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「そんなものでは防げませんわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろゆ両目をライトに変えたとて、ベンタブラックは全てを飲み込みます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「リプレイス:両足 ←→ バネ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギッ……バァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリはバネでまたしても超跳躍!!!!!!!!!!
落ちゆくブラックルーンへと突っ込む!!!!!!!!》
ルーミィ「……!? 勝機がありまして……!!?
いくら全身ミスリ〜ルで飛び込んだとしても!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギューーーーーーンッッ!!!!!!!
マツナツリ「ならば、これはどうだ!」
ガポッッ……ゴクン!!!!!!!
マツナツリ「リプレイス:毛細血管 ←→ 合計50000ルクス超強力電飾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの全身の毛細血管が強力な電飾に置換!!!!!!
強力な光は、マツナツリの体のミスリ〜ルで乱反射しさらに何倍にも輝きを増す!!!!!!!
まさに太陽のように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
94
:
名無しさん@避難中
:2025/03/12(水) 01:23:58 ID:1Lvn8GwI0
コアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《マツナツリは輝く姿で漆黒のスーパーノヴァに突撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴゴォォォッ……
ルーミィ「な、なんという光……
あ、あの輝きはまるで………………
太陽………………!
お……お姉様………………!!!!!!!!」
ズヴゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「ハイルーメン・ハイパワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリが漆黒のスーパーノヴァの中に突っ込むと、スーパーノヴァが内側から爆ぜた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ルーミィ「……………………!!」
ギュウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「リプレイス:汗 ←→ 火薬!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パースピレイション エクスプロージョン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パパパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカンドカンドカァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅううううううううううううう……
ヒューーーーーンッ……シュタッ!
マツナツリ「……ふぅ……」
ザザッ!
近衛兵「マツナツリ様!!!!! すごすぎる!!!!!!!!
これは……やりましたか!!!!?」
マツナツリ「…………いや…………まだ……」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ヨロ……ヨロ……
ルーミィ「…………うううぅぅ……
ううううううう…………」
ボロ……ボロ……
近衛兵「出てきた……! だが……弱っている!!?」
マツナツリ「……油断するな……」
オオオオオオオオオオオオオ…………
ルーミィ「うううう………………うっ…………うっ………………
やめて………………もうやめてくださいまし…………」
ぽろぽろぽろぽろ……
ズズズズ……
ルーミィ「……これ以上わたくしに………… “ひどいこと” をさせないでくださいまし……」
ぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろ……
マツナツリ「……!!」
ズッ…………!!
ルーミィ「『M.I.T -超黒物質-』」
ドプッッッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ"ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
95
:
名無しさん@避難中
:2025/03/15(土) 01:25:11 ID:SC3zkLvM0
─── 世界で最も黒い “黒” ……『ベンタブラック』!!!!!!!!
だが、そのベンタブラックよりも10倍黒いとされるものがある時発見された───!!!!!!!
それはマチャチューセッチュ(噛んだ)工科大学で発見された黒……通称『MITブラック』である───!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドプドプドプドプドプドプドプ……
ルーミィ「…………溢れる…………
わたくしの内に宿る……深く黒く果てしない闇が……!
これこそが……」
『 M . I . T ブ ラ ッ ク
Maternal Inner Terror
(忘れがたき胎内の恐怖) 』 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「……なんて黒さだ……
まるで……空間に出来た……穴……」
クラ……
マツナツリ「ッ……まずい……あの闇は……!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……
近衛兵「……ひっ……ひっ……
ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……!!」
マツナツリ「あの闇を直視するなッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタガタブルブルガタガタガタガタガタガタブルブルブルブルブルブルッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵「あ、あ、あ……あの闇の中から……じ、地獄が…………
せ、世界の終わりが溢れるゥゥゥウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぎゃ……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドプァッ……!!!!!
ブシュシューーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《近衛兵は物理的攻撃は一切受けていないのに、目から血が流れだす!!!!》
マツナツリ「──────!!!!
(あの闇を直視しただけで……名状しがたい恐怖に襲われる───!!!!!!
あまりの恐怖に……脳のストレスが限界を超え、血涙が流れるほどに!!!!!!!!!
心の強さが並みの者なら、一目見ただけで精神が折れるだろう!!!!!!!!!!!!)」
グララ……
マツナツリ「……!! 俺でも……気を抜けば呑まれそうだ……!
だが……! こんなもの……無限総隊長ならば乗り越える……!!!!!
俺は……折れんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「やはりあなたは……強い人……
でも、それ以上に酷い人………………
わたくしにもっともっと酷いことをさせる………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
96
:
名無しさん@避難中
:2025/03/17(月) 02:29:06 ID:fptQqAA.0
─── レティシアとヘテムが居る場所に向かう道……
近衛兵A「……こっちだ!
聖都15番街はこの道だ!!」
ザザザザザザザザザザザザッ!!!!
近衛兵B「マツナツリ様の指示で聖都内の近衛師団のほとんどをレティシアの居る方に回したが……
ルーミィはマツナツリ様にまかせて大丈夫なのか?」
近衛兵A「あの人なら大丈夫だ!!!!
マツナツリ様は常に無限総隊長の影となり、決して積極的に前には出てこないが……実力は総隊長からもお墨付きだっ!!!!!!!!
なんせ無限総隊長と模擬戦をして何時間も戦える数少ない1人だ……!
それどころか、稽古の中で何度も総隊長に勝っている!!!!!!!!
この聖都では上から数えた方が早いレベルの強者なのは間違いない……!
…………ていうか、信じてないのか!!? いつも強い姿を見ているのに!!!!」
近衛兵B「いや! 信じているがよ!!」
近衛兵C「つか……マツナツリ様は大丈夫として……こっちは大丈夫か?
俺達はあの最強の魔女レティシアのところに向かっているんだぞ……」
近衛兵A「……総隊長がレティシアと交戦していたとの情報は入っている……
……特化B部隊がやられたせいでそれ以上の情報は入ってこないが……」
近衛兵D「魔周感による感知だと、レティシアの魔力が弱くなったり消えたりしているらしい
更に一定の場所に留まっている……と
詳細は分からんが、動けないくらい弱っている可能性が高い
…無限総隊長がいまどうしているかの情報はないな……
戦いは終わったのか……? だとしたら総隊長は……?!」
近衛兵C「無限総隊長が負けてるところは想像がつかねぇ……
だが……レティシアを追い詰めたが、トドメを刺せずに満身創痍になっている事も考えられる」
近衛兵B「もしそうなら、総隊長の代わりにレティシアにトドメを刺さなきゃな……!」
近衛兵A「あぁ……近衛師団の大戦力をもってすれば造作もない!!!
絶対にやり遂げるぞ……!
包囲を徹底するんだ!!!!!
他の部隊に、全ての逃げ道を塞ぎながらレティシアの元へ向かうよう伝えよう!!!!!!」
ダダダダダダダダダダ……!
《近衛師団兵達は分散しレティシアへの包囲を縮めていく……!》
近衛兵A「よぅし! このまま行くぞ!!!!!!」
近衛兵B「……ん? なんだ? あの影?」
近衛兵C「うん? ……ただの建物の影だろ? この辺は日当たり悪いから……」
近衛兵B「い、いや……そうなんだけどさ……
あそこの影……と……あっちの影……
なんだか色が違わないか?
俺達の先にあるあの影だけ、なんだか黒い……」
近衛兵A「気のせいだろ!!?」
ピタ……
近衛兵B「いや……気のせいじゃない…………黒い…………
黒というより…………あれは………………穴………………
………………じ、地獄に続く闇……だ……」
ガタガタガタガタガタガタガタガタ……
近衛兵A「おい!? 何故止まる!!!?
はやくレティシアのところへ向かわないと……」
近衛兵C「ま、待て! あの影…………」
ズズ……ニュニュ……
近衛兵C「う……動く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時! 影が動いた!! そして狙いを定めたかのように近衛兵の方へ伸びていく!!!!
そして……兵達の足元を黒い黒い影が覆った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ガグゥゥゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵A「う、うわぁ!!!!!?
な、なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
近衛兵B「お………… “落ちる” ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“影の中へ” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンンンンンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《近衛兵達は、影の中へ…………まるで穴の中に落ちるように……消えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
97
:
名無しさん@避難中
:2025/03/17(月) 02:52:37 ID:fptQqAA.0
「ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「た、助けッ……落ちる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「な、仲間が落ちた!!!!!!!!!! か、影の中だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ひ、引っ張りあげてくれぇ!!!!!!!!!! こ、この下はきっと地獄だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「に、人間も……! た、建物もだ!!!!!
足元が影に覆われたら、全て落ちていく!!!!!!!!!!」
「落ちた者達とは通信も出来ない!!!!!! こ、この世から消えたとしか思えない!!!!!!!!!!」
「どんどん広がっていく……! お、追い付かれる!!!!!!!!!! た、助け──────」
わぁぁぁぁぁぁぁ……
ヒィィィィィィィイッ……
ぎゃああああああああああっ
《聖都中にこだまする……悲鳴!!!!!!!
退魔兵、建物、魔獣化兵達も!
真っ黒な影に追い付かれた者達は、ことごとく落ちて消えていった!!!!!!!》
───
マツナツリ「……なんだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……アンギルドゥ ナラクマ ヒュンヒャー メコレスト……
『波間の闇間落とし』………………
このM.I.Tブラックを……お姉様達の居る場所の周辺に伸ばしました……
この闇の影の上を通過した方達を問答無用で呑み込みます……
お姉様達に近づくならば……被害は増えますわよ?
もちろん…… “どんなルート” で向かったとしても……です……」
マツナツリ「……! …………15番街への進軍を一旦止めるよう……全隊に報告!!!!!!
…………出来るかッ?!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタ……ブルブルブルブル……!
近衛兵「は……は…い……!!!!!!!」
ルーミィ「良き判断です………………」
マツナツリ「……リプレイス:両腕 ←→ 滅魔砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴギュギュギュギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシュイイイイイイイイイイイイイインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《両腕を合わせ、それを巨大な砲に変えるマツナツリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「……呑み込んだ者達をどこへやった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「安心して下さい……死んではいません……恐らくは……」
マツナツリ「今すぐ元に戻せッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ルーミィ「えぇ……すぐお返しするつもりですが…
…………それが信じられないなら……わたくしを殺すことです……
わたくしが死ねば、わたくしが闇の中に仕舞い込んだモノは全て解放されます」
マツナツリ「ならばッッ!!!!!!!!!!!!
死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
98
:
名無しさん@避難中
:2025/03/19(水) 01:31:58 ID:I4.DeUk20
───
ドッッゴオォォォォォ……ンンッ…!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ヘテム「うふふふ……なんだかムコウも派手にやってるみたいだねぇ……」
レティシア「そのようじゃな
……さて、ルーミィにいつまでも頑張らせる訳にもいかん
……やるか? ヘテムよ……」
ヘテム「あぁ、そうだね……うふふ
さ……いつでも来なよ」
レティシア「ほう? 妾に先手を譲るのか?」
ヘテム「ふふ……ロートルに譲ってやるのが、優しさってもんだよ」
レティシア「ふふッ、ふふふふ……
妾がロートルか……
まさか一回り以上若い者にそう言われるとはな
では、お言葉に甘えさせてもらうぞ……」
ヒュウウウウウウウウウウウ……
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ヘテム「…………」
レティシア「…………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「……最初から……全力…でなッ!」
キュワァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「!!」
マテリアマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアアンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドオオオオオーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
《レティシアの攻撃がヘテムもろとも聖都を大きく破壊した!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「……うむ……
たしかに回復しておるな
先ほどまでのダメージが嘘のようじゃ
……まぁ “先ほど” と言っても、あれからかなり時間が経っているようじゃが
………………しかし」
ゴオオオオオオオオオオ……
ぬぅ……
ヘテム「はぁ〜、痛くも痒くもないっ」
ニィィ……
レティシア「やはり…………手応えはなかったのぉ」
ヘテム「……はい
じゃあおたくの先手終わり
次はあたしが行くよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
99
:
名無しさん@避難中
:2025/03/20(木) 02:18:10 ID:EplpNQDY0
ヘテム「アンギール ギュッシバクズン メコレ!!!!!!!!!!!!」
ギュッ!!!!!!
レティシア「ッぬっ!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの居た場所(空間)が圧縮されたように収縮し、爆発を起こした!!!!!!》
ヘテム「あっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『カスタネット・デストロイ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! カンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッドオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムがカスタネットを鳴らすように両手を開閉すると、その度に空間収縮爆発が起きる!!!!!!!
狙いはレティシア!!!!!!
だがレティシアは駆け抜け回避してゆく!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「流石じゃのう……次元魔法……!
いきなり喰らえば致命的じゃ!!!!!!!
負けてはおられぬな……!」
チャキッ!
レティシア「『光速度不変の斬撃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバァァァァァァァーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「──────」
ドッカァァァァァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオウッ……!
レティシア「……ふむ……
“当たったようには見える” ……んじゃが、のう……」
スゥッ!
ヘテム「そう……でも当たってない…………おたくの攻撃は無意味!!!!!!!!!」
《ヘテムはいつの間にかレティシアの背後に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュムムッ
ヘテム「アンギール レイパチ シューティガン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッ……
レティシア「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ……
バッッチィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メメトスを追い詰め、無限パイナップル花にトドメを刺した
“空間をパチンコのように弾く魔法” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがレティシアに当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
100
:
名無しさん@避難中
:2025/03/23(日) 01:06:34 ID:1QAO96bM0
ペロスケ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/280/1742657839312.png
無限刀火
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/281/1742657903082.png
ハードロック彼方
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/282/1742657951497.png
101
:
名無しさん@避難中
:2025/03/23(日) 01:13:58 ID:1QAO96bM0
ウマミ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/283/1742658076961.png
プリンムシ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/284/1742658026350.png
シヌカ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/285/1742658115029.png
102
:
名無しさん@避難中
:2025/03/23(日) 01:19:01 ID:1QAO96bM0
ガム
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/286/1742658438370.png
イチモシ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/287/1742658172000.png
103
:
名無しさん@避難中
:2025/03/23(日) 22:32:51 ID:1QAO96bM0
ドガガア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《吹き飛ぶレティシア!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「……ふ〜〜〜ん……
咄嗟に間に剣を差し来んで直撃を避けたみたいね」
ズゴゴゴオオオオオオオオーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……ぬぅ……なんというエネルギーじゃ……!」
キキキィィィーーッッ……!
《吹っ飛ばされるも、なんとかブレーキを掛けたレティシア!》
レティシア「ただのメコレ級でも、メコレ級以上の脅威があると見て良いな…………ぬっ!」
バッ!!!!
ヘテム「きゃははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「!! 光速度不変の斬撃!!!!!!!!!!!!」
ドギュアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの斬撃がヘテムを捉えた!!》
ヘテム「ア……ハ……」
ジジジ……
レティシア(! ……いや……! この手応えは!!!!!!)
シュウウウウウウッ!!!!!
《斬られたヘテムは消えた!》
レティシア「空間に投影した虚像か! 妾のような真似をしおって!!!!!」
ヘテムの声「一緒にしないでよ
おたくは光の屈折を利用したチンケな錯覚……
あたしのは、あたしの質量をそのままコピーした “存在感のある分身” !!!!!!!!!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!」
バァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム達『うふふふふふふふふふふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
《洗われたのは複数ものヘテム!!!!!!!!!!》
ヘテム達『本物どぉ〜〜〜れだぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
レティシア「…… “存在感のある分身” ……なるほど、見分けが付かんな……!
だが…………」
ギッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「それならば纏めて消し飛ばすのみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タクティカル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《広範囲に広がる爆発がすべてのヘテムを飲み込んだ!!!!》
104
:
名無しさん@避難中
:2025/03/24(月) 02:06:38 ID:VirQEfEU0
ズゴゴゴゴゴゴゴッ……
ドドオオオオオオ……
レティシア「…………」
オオオオオオオオオ……
ザ……
ヘテム「うふふふふふっ……」
レティシア「……ふむ……」
ヘテム「見ての通り、無傷だよ
初っぱなから一方的に体力使っちゃってさぁ…
息上がっちゃうよ?」
レティシア「問題ない
この程度……使ったうちに入らん」
ヘテム「あっそぉ……
じゃ、どんどん攻撃してきなよ!
いくらでも受けてあげるよ?
ホラホラ!」
レティシア「そうじゃな………………
ならば、そちの後ろから貫かせてもらうぞよ」
ヘテム「!!?」
ズンッッッ!!!!!!!!!!!
ヘテム「ッッッ?!!!」
《ヘテムは背後から……心臓を貫かれた!
貫いたのは……レティシアの剣だ!》
ヘテム「……!? なに……! うしろから……
………………!!」
レティシア「………………」
ズズズズズズ……
《レティシアは自分の後方に剣を突き出していた! そこには……》
ヘテム(レティシアの後ろに…… “あたしの背中” !!!!!!!!?)
レティシア「……『スターボウ』じゃ……
そちの実体を妾の “後ろ” に引き寄せた………………じゃが」
ズズズズ……
ヘテム「うううう……!!!!」
レティシア「……この剣はそちの命には届いておらぬ───
…………刺さっていない…………そちの体をすり抜けておる……」
ヘテム「………………くすっ
正解〜〜〜!!!!!!!!」
ケロッ!!!!!!!!!!!!!
ススゥ……
《ヘテムは通り抜けるように剣から抜けた!》
レティシア「今のそちは妾の目の前に居るが、厳密に言うとそこに実体はない……
妾の手の届かぬ別の次元に居る……そうじゃろう?」
ヘテム「うふふふふ……正解だよ
今のあたしは文字通り1つズレた次元に居る……
おたく達の次元からはあたしに手が出せないんだよ」
レティシア「じゃが、その状態では妾にも手が出せないじゃろう
妾に攻撃を仕掛けるならば、こちらの次元に出ざるを得まい」
ヘテム「そ! つまりあたしを攻撃に攻撃を当てたいなら、あたしが魔法を使って攻撃する瞬間を狙わないとねぇ
でも、あたしはそんな隙は見せないよ!
赤口門で痛い目見てるからね……」
ニィ……
レティシア「なるほど……!!!!経験を糧にするのは良いことじゃ…………
じゃが……経験を積んでいるのは、妾も同じぞ……!」
スゥ……
キュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイ……
ヘテム「なんの魔法?
無駄だよ……次元が違うあたしに攻撃なんて!!!!!」
レティシア「これは攻撃ではないぞ…………」
キュイキュイキュイキュイキュイキュイイイィィィィッ……!
コアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカァァァァァーッ……
ヘテム「!!!? なに!? この光…………っ?!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッッ……
ヘテム「ッッッ!!!!!!?
これは……体が……!
………… “引っ張られる” ……!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガクッ!!!!!!!
ヘテム「ぐっっ……!!!!!」
ヘテム「なにを………………
……ん!? こ、これは………………
ま……まさか!!!!!!!!!!!!」
レティシア「……引きずり出したぞ……ヘテムよ!!!!!!!
『光速度不変の斬撃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
105
:
名無しさん@避難中
:2025/03/27(木) 00:30:44 ID:BRvkN5Ng0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
シュウウウウウウウウウウッッッ……
レティシア「やっと捉えたぞ……ヘテム」
ババンッッッ!!!!!!!!
ヘテム「……くっっっ……!」
つーーー……
《ヘテム……腕から流血!》
ヘテム「……別の次元にいるあたしを……こっちの次元に引きずり出すなんて!!!!!!
おたく……次元魔法も使えたの?!!!!」
レティシア「いや……今のは光魔法じゃよ
そなたは1枚違う次元に居ると言っていたが、
こうして妾の目に見えている以上……この世界の “光” に囚われておる……
だから、それを介して妾の魔法でこの次元に引き込み縛り付けてやったのじゃ……
そちの光の情報を、この世界にしっかりと刻みつけての……
もう別の次元には逃げられぬぞ」
ヘテム「……逃げる必要もないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……あたしも、本気を出す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュワワァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「アンギラドゥ ベーム カタリル メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュワワァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギュルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムは次元をねじ曲げる!!!!!!!
それに巻き込まれた建物がぶつかり、崩れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「ほうっ!!!!」
ヘテム「おたくも巻き込んで……ねじり殺してあげるよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルルルルルルルッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サササッ!!!!!!
レティシア「これは危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「ほら、そこーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムがねじった空間がレティシアを襲う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「……そうれ、光よ……
正しき世界の像へと映し治せ」
グッ……パッ!!!!!!!!!!!!
ギョルルルルルッッッ……!
ヘテム「……!!?」
バンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアを飲み込もうとした空間の捩れが……レティシアを前にして正常に戻った!!!!》
レティシア「ヘテムよ……そなたの魔法は強力じゃ
しかし、それでも……世界を形作る法則を支配するのは……『光』じゃ」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……!!!!」
ギリッ……!
106
:
名無しさん@避難中
:2025/03/28(金) 01:45:19 ID:jjSJXjuk0
ヘテム「……あぁ、もう……むかつくなぁ!!!
事も無げに…………次元に干渉してさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アンギードン ハンバーゴ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ……ブゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズシンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムが腕を振り下ろすと、レティシアの目の前の地面にクレーターが出来る!!!!!》
レティシア(……空間を圧縮し、押し潰す……か!)
ヘテム「これなら光でもドーコー出来ないでしょお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ホラホラホラホラホラホラホラホラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グングングングングングングングングン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベコンベコンベコンベコンベコンベコンベコンベコンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「強がるのは良いが……もうそちに逃げ場がないことを忘れるでないぞ!!
これからは防御も大事にせい!!!!!!!!!!
でなければ……この攻撃で死ぬぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウルティマ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「アンギール ワプマプ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グワンッ!!!!!!!
ズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアのスーパーノヴァがヘテムの生み出した空間の穴に飲まれる!!!!!!!!》
レティシア「むっ!」
ヘテム「……さっきの意趣返しをしてあげる!!!!!!!!
背中に注意しなっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「!!」
ゾクッ……
ヴォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの背後に空間の穴が開き、そこからレティシアのスーパーノヴァが飛び出した!!!!!!》
レティシア「空間転移かッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッグォオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
107
:
名無しさん@避難中
:2025/03/30(日) 23:39:43 ID:dDdiWxZo0
ボガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ……!!!!
シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ………………!
オオオオオオオオオォ……
ザリ……
レティシア「……けほ
…スーパーノヴァを光子に分解しようかと思ったが間に合わなかったわ
なんとかギリギリ避けたが…………一杯食わされたのぅ」
ザザッ……ザッ
キョロ……
レティシア「……ヘテム、どこじゃ?」
しん……
レティシア「……おらぬ…………別の次元に……は隠れれぬはず
ならばこの場から逃げた……いやいや……
…………ははぁ、また何か企んでおるな?
姿を隠して、次はどうする?
面白い 付き合うぞ」
ザッザッザッ……
ガララ……
《レティシアは辺りを見回しながらヘテムを探す……
レティシアとヘテムの交戦は、短時間とはいえ辺り一帯に凄まじい被害を及ぼした……
倒壊寸前のビルがあちこちに見える……》
レティシア「どこじゃ、ヘテム───」
ザ……………ギュリッ…!
パッ!!!!!
レティシア「……ん!!?」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グラグラグラ……ガララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時! 突如レティシアの周囲に、今まさに倒壊せんとするビル群が出現!!!!!!
レティシアに向かって雨のような瓦礫が降り注ぐ!!!!!!!!!!!》
レティシア「…ぬぉ!!!!!!!!! なんじゃ!!!!!!!!!!!!!
いつの間にか四方に崩れる建物が……! 危ないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……ケホ……
危なかったのう……瓦礫に押し潰されるところじゃったわ
…しかし何故急に妾の前に建物が……
そしてヘテムはどこに」
ザッザッザザザザ……!!
ギュリッ……
パッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!?」
レティシア(なんじゃ……いつの間にか宙に浮いている!!!!!?
……妾の頭上に……地面……?! いや…………
妾が頭から地面に落ちているッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドグシャアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「グハァッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《レティシアは頭から地面に落下! 激突!!!!!!!!! そして大流血ッッッ!!!!!!!!!!!!!》
ボタボタボタッ……ブシュウゥゥ……!
レティシア「……ぐ……
…………なるほど……のう
………………理解した…………
転移魔法じゃな………………
まるで罠のように…………あちこちの地面に設置し……!
そこに足を置いた瞬間!!! 違う場所に飛ばされる!!!!!!!」
108
:
名無しさん@避難中
:2025/04/03(木) 01:32:40 ID:oWQ0HiSk0
グヮングヮングヮン……
レティシア「くッ、くぉ……!」
ブシュシュッ……!
ギュオオオオッ!
レティシア「ッ……圧縮ッッ!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ベゴォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアが飛び退いた地面が大きくへこむ!!!!!!!》
ポタポタ……
レティシア「この頭で無茶させよるわ……」
ダダッ!!!!!!!!!
ベゴンベゴンベゴンベゴンベゴンベゴンベゴンベゴンベゴンベゴン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タタタタタタタタッ
レティシア「ふむ……よくよく見ると地面のそこかしこにヘテムの魔力の残滓を感じるな……
これが転移の罠か………………これを踏まぬようにせねばな……
…………じゃが、ぬかったな! ヘテム……
そちは空間に溶け込み姿を隠しておるのじゃろうが…………この!!!!
残した残滓は、そちの居場所を知らせる足跡となるぞ!!!!!!!!!!」
キッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズ……
《レティシアは地面に残るヘテムの痕跡を辿って行く……!》
ブシュウウウウッ……
レティシア「そこか…………
光よ……隠された光彩を目の前に表せ……
ピカリシーン ディビー メコレ」
ビゴーーーーーー!
ズズズズ……
ヴヴヴヴヴヴ……!
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「むぅ……!」
ゴゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「マテリアマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポッ……!
ギュイイイイイイイイイッッッッ……
ヘテム「……!!!!」
ズッッッッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「─────────!!!!!!」
じゅおおおおおおっっっ……
しゅううううゥッ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「…………死んだか…………
ヘテム……悪く思うなよ
こらもそちの望んだこと……」
ヴォッ!
ヘテム「勝手に殺さないでよ」
レティシア「!!!!!!」
ヘテム「アンギリュ ワルガーム メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ギャップ・ディメンション』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「かふあー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
109
:
名無しさん@避難中
:2025/04/03(木) 02:01:39 ID:oWQ0HiSk0
ドゴゴゴーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラァァァァァァァァァァッ……
ドドオオオオオオオオンッッッ……
ヘテム「あはははぁ、すごいでしょ? 今の?
おたくの体の真ん中から上は三次元……まぁ通常通りのままにして……
真ん中から下を四次元の法則にしてやったのさっ!!!!!!!
次元のギャップに体がついていかず、下半身に引っ張られて吹き飛んだんだよ!!!!!
ちょうど建物があったところ!!! 瓦礫に潰されて死んだかな!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ピカッッ…… ピカカッ……
カッッ!!!!!!!
ヘテム「ッッッ……眩しい!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「光速拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「カッッッハッ……!!!!!!!」
《超絶スピードでヘテムの眼前に現れたレティシア!
その手刀がヘテムの胸を貫いた!!!》
レティシア「……………………」
バツツツツツツッ……!!!!!
《だが光速の動きに耐えられず、全身が傷だらけになるレティシア!》
レティシア「………………フゥ……ハァ……」
ズリュッ……
ヘテム「───」
ドサッ……
レティシア「……この感触……
先ほどのような存在感のある分身ではないな
………………だが…しかし……」
ヘテム「───」
ドロドロドロ…………
《貫かれたヘテムは溶けるように空間の中に消えた……》
レティシア「そちは “本物” ではない……
恐らく…… “別次元から召喚されたヘテム” ……
つまりパラレルワールドのヘテム………………
ふふん……自分自身を囮にするとは、やることがえげつないのぉ」
ヘテムの声『問題ないよ
そいつは、死んだこの瞬間も自分の世界であると信じているんだから
全てのパラレルの基底はあたし…………
あたしの好き放題なんだよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パチンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテムA「ん? なに!?」
ヘテムB「あれ? こんなところで戦ってたっけ?」
ヘテムC「あれ……あたしがいっぱい……」
ヘテムD「これってあれ?」
ヘテムE「勝手に呼ぶなよ」
ヘテムF「せっかくバンヌしてたのに」
ヘテムG「あたしの顔で下ネタやめなよ」
ヘテムH「あ、レティシアだ」
ヘテムI「こいつムカつく
さっきあたしの世界で殺されかけたんだよね」
ヘテムJ「ちがう世界だけど、みんなでやっちゃう?」
ヘテム達『さんせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……やりたい放題じゃのぉ!!!!」
ガーーーン!!
110
:
名無しさん@避難中
:2025/04/03(木) 02:50:50 ID:UBdvYtLE0
ヘテム達『死ねレティシアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドワワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「まさにカオスじゃな!!!!!
じゃがパラレルワールド!!!! パラレルと来たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならばこちらもソレで迎えてやらねばなるまいて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全のパワーでなッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コゥッ……コゥッ……コゥッ……コゥッ……!!!!!!!
コゥッコゥッコゥッコゥッコゥッ!!!!!!!!!!
カァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ターンエーパラレル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム達『!!!!!!!!?』
ボグゥッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム達『はぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ギュアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテム達は内部から爆散しながら消えていった!!!!!》
レティシア「ふむ…思ったより破壊力が出なかったのう……
いや……内部から光の速度で爆発したことによって元の世界の因果に引き戻されたか
つまりその後の爆発は元の世界で起こっておるわけじゃな
ふふ…………それは良かったわい
ターンエーパラレル・スーパーノヴァはこの聖都など一瞬で瓦礫にするほどのエネルギーを放つ……
今ごろ、ヘテム達が戻った場所は死の大地じゃろうて
別の世界の妾も巻き込まれて死んだかもしれぬな……だが構わぬ
妾も、ヘテム……そちと同じ意見じゃ
この世界が基底……つまり妾が全てのレティシアの中心ならば、それ以外のレティシアがどうなろうが関係ない……………………なぁ」
ニィ…………
ズズズズ……スタッ……
ヘテム「…………」
つぅ……(←汗)
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
111
:
名無しさん@避難中
:2025/04/03(木) 03:10:35 ID:UBdvYtLE0
【スーパーノヴァ図鑑・レティシア編】
《パラレル・スーパーノヴァ》
魔力を並列化させ設置し、一度にまとめて凝縮爆発させるスーパーノヴァ。
高い攻撃力とそれなりに広い範囲が特徴。
魔力消費は重い。
《イクスパラレル・スーパーノヴァ》
パラレル・スーパーノヴァの廉価版。
威力範囲ともに本家より劣るがコスパが良いらしい。
《タクティカル・スーパーノヴァ》
レティシアを中心に広がる凝縮爆発。範囲は広く広がるスピードも速い。
威力はメコレ級なのでメコレ級の爆発魔法とあんまり変わらない気がするが
あっちより品があるらしい。
《ウルティマ・スーパーノヴァ》
範囲、威力ともに優秀なスーパーノヴァ。
手数で攻めるパラレル系と違い1点の威力に特化したもの。
大魔女フーリャンの使う『マイクロ・スーパーノヴァ』と比肩するスペックを持っている。
コストはかなり重いよう。
《マテリアマッシブル・スーパーノヴァ》
コスト最軽で超威力を誇るレティシアの奥義。
光速で動く光子に質量を込めた魔力を相乗りさせることで無限大のエネルギーを発生させる。
光子に魔力を相乗りさせるのに光の運動を良く視る必要があるため
目への負担が強い。連続使用は失明の恐れがあるとされている。
光魔法を極めたレティシアにしか使えない。大魔女フーリャンですらたどり着き得ない領域(多分)。
《ターンエーパラレル・スーパーノヴァ》
パラレル系の最極致。
分子配列なみに緻密に並べた魔力を一斉に凝縮爆発させる。
自分の魔力のみならず、他者の魔力でも利用出来る。
なので内部からの破壊が可能とされている。
ただしマテリアマッシブルと同様、神経の一部にかなり強い負荷をかけることになるので多用は出来ない。
相手の魔力を使う都合上においては、他にも弱点があるらしい。
112
:
名無しさん@避難中
:2025/04/04(金) 11:30:55 ID:XvKK.Jrw0
てすと
113
:
名無しさん@避難中
:2025/04/08(火) 08:49:04 ID:ls.za5TU0
ヘテム(こいつ……やっぱり強いな…………
これが序列1位……魔女の頂点!!!!!!!!!
…………………………)
ヘテム「……ふ…ふ……
超えがいが…………あるよ……!!!」
ニギィィッ……!
レティシア「その殊勝な意気……見事なり」
コゥコゥコゥコゥコゥコゥッッ……!!!!!
レティシア「ターンエーパラレル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そちも内側から爆ぜろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しん……!!!!!!
レティシア「!!」
ヘテム「無駄だ!!!!!! あたしの内の魔力は別次元に預けてある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆発はしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア(なるほど!! 魔力だけを別次元に!!!!!
確かに、妾がこの世界に留めたのは奴の肉体のみ!
その中に流れる魔力までは縛れない!!!)
レティシア「考えたのう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
満点をくれてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「いつまでもイニシアチブとってるつもりで居るんじゃないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アナザーディメンションは既に撒かれている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュウウウウウウウウウンッッ……
ズズズズッッ……
レティシア「……!?」
レティシア(なんじゃ……体が言うことを効かぬ!!!!!!!!!!!!
動きが…………制約される……!!!!!!!
一つの方向……に……!!!!!!!)
ヘテム「おたくの居るその場所の空間の法則を変えた!!!!!!!!!!
その場所は一次元の動きしか出来ないよ!!!!!!!!!!!!!!!
アンギバン レレトゥルース メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッッ……ぐ……!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「次は二次元!!!!!!!!!!!!
縦と横の動きしか出来ないよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピコピコピコ……!
レティシア「ぬぅ……!!!!!!!!」
ヘテム「その状態で避けてみな!!!!!!!!
次元ごと切り裂く、この斬撃を!!!!!!!!!!!!!!!!
アンギリュマッサツ チョンパーラ メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
114
:
名無しさん@避難中
:2025/04/08(火) 09:00:07 ID:LVE9JnwA0
ゴオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!!!!」
ピコピコピコ……
ギュンギュンギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピョイ〜〜〜ン!
ピコピコピコ……
ピョイ〜〜〜ン!
ピロリロリロ🎵(1up)
《初期の2Dゲームのようなぎこちない動きで次元斬を避けるレティシア!》
ヘテム「ぶふぅっっ!!!!!!! すっごい! 馬鹿みたいだぁ!!!!!!!
でもやるねぇ!!!!!!!! こんなに避けるなんて!!!!!!!!!!
じゃあこれはどう!!!!!!!!!!?
法則を更に乱してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『前後左右上下感覚反転』……『体感時間遅滞』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全てが狂い、動きも遅くなる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで終わりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キャギャアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「━━━━━━」
ヘテム「これでもう何も出来ない!!!!!!!!!!!!!!!
完全に終わりだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この……次元斬で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギッ……!!!!!!!
ヘテム「最大・火力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババシュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムが放った最大出力の次元斬!!!!!!!!!!
レティシアを……そしてその先にある全てのものを!!!!! 地平線の先まで!!!!!!!
全てを切り裂いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズッドオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
115
:
名無しさん@避難中
:2025/04/10(木) 00:12:16 ID:NjJhYnP20
しゅううううううううッッ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズオオオオオオオオオオオオ……!
《今の攻撃で聖都の1/4が瓦礫と化していた……!
そこに佇むヘテム……》
ヘテム「……」
ヘテム「………分かっていたよ
手応えが…無かったってことはね」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……じゃが、いい攻撃であったぞ」
ヘテム「……どうやって避けた?
法則の乱れたアナザーディメンションに囚われていながら……!!」
レティシア「……一次元……二次元…………
そしてあらゆる法則をねじ曲がった局所的異次元空間……!
そして空間ごとこの世界から切り取る次元の刃……!
凄まじいコンボじゃ
その殺傷力は目を見張るものがある…………
……だが! それでも、妾の光は超えられぬ!!!!!!!
光とは『四次元』を往くモノ!!!!!!!!!!!!
光に身を委ねれば、乱れた次元を通り抜ける事は可能よ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……くっそ……!!!!」
ギリッ……
レティシア「万策尽きたかのう?」
ヘテム「ナメるな……まだだ!!!!!!」
チャッッ!!!!!!!!
《ヘテムは杖を構える!!!!!!!!!!!》
ヘテム「ヤァァーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ファォウオオオオオオオオオンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(……ここに来て体術で挑むのか?!
…………まさか魔力切れ…………あの大技の後なら仕方あるまいが……)
レティシア「……それでも掛かってくるとは、見上げた精神……じゃが……
そちは体術などからっきしじゃろうが!!!!!!!!!!!!!!!!
受けて立つぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「はぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チャキキッッ!!
レティシア(杖を払い、打付せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グォッッ!!!!!!!!!!!
ヘテム「…………ニィっ……」
ギラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「亜空烈斬剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャギィィィィィィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぬぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
レティシア(……ヘテムが……剣技を!!!!!!?
いや……それよりも……! 持っていたのは… “杖” だったはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつの間に剣に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ヘテム「ほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな折れた剣なんかで受けきれるぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガキキキキキキキキキィィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぬぅ……!!!」
ギギギギギッ……!
116
:
名無しさん@避難中
:2025/04/12(土) 23:38:11 ID:PYa4oudU0
ギィンギィンギィンギィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「あはははは!!!!!!!!!!!!!!
どうしたのどうしたのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鳩が豆鉄砲喰らったみたいにさァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャギャギャギャンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!!!
……むぅぅぅぅーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキキイイイイイーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「おおっ…! ギアを上げたねぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このまま斬り合おうねェーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(ヘテムがこんな技を隠していたとは……!
だが、妾は負けぬぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギラララッ……
レティシア「光速度不変の斬撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「おっと!!」
パッ……!!!!!!!!!
ギャオンゥッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カラァァァァァ……!!!!!!
《レティシアの斬撃を屈んで避けるヘテム!
その時、その手から離れ落ちたのは……》
カララッッ……!
レティシア(……杖……!?
………………剣は…?!!!!!)
ヘテム「次厳流武術……『昇天』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「カッハァッ……!!!!」
《ヘテムは屈んだ体勢から拳を上に向け飛び上がり、レティシアの顎を凄まじい勢いで打ち抜いた!!!!》
レティシア(……かッッ…… “格闘” ッッ……!!!!!!!)
ヘテム「あちょーーーーーーーー!!!!!!!!」
グルングルングルンッ……
ヘテム「 “嫩” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボカァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオッ……
レティシア「━━━━━━!!!!」
ブシュッ……!!!!
ヘテム「……マルチヴァースの扉は開かれた……アル」
ギギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
117
:
名無しさん@避難中
:2025/04/14(月) 23:22:15 ID:I83t1Zjg0
ヘテム「あちょう!!!!!!!!!!!!!!!!!! あっちょーーーーーぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュビビビビンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビビビビビビビッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フラフラ……
レティシア「……ゴフッ……!!
ぐ……!! なんぞ…………!」
ビビッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「おっほぅ!!!!!!!! 今のを受けて倒れないアルか!!!!!!!!!!!
すごいタフネスあるアルね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーーーーーンッッ!!!!!!!!!
レティシア(……! 杖が剣に変わった瞬間……
……目に見えて……戦闘スタイルが変わった……!!!!
動きも……違う!!!
それに…………風貌も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヘテム「アチョーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蛇拳を超えし多頭の拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギドラ拳アルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビャビャビャビャビャビャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐふっ……!!!!!!!」
ヘテム「当たった!!!!!!! 当たってはいるが!!!!!!!!!
芯を外しているアル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい反応アル!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見事アル!!!!!!!!! それでこそ好敵手アルよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババババババババババババババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュヒュヒュヒュッ……
レティシア(……性格も変わっている……!!!!!!!
別人なのか……?! いやあり得ん……入れ替わる瞬間など無かった!!!!!!
それに、差異はあれど、この顔も……声も……魔力も!!!!!!
全て間違いなくヘテムだ……!!!!!!!!!!!!!!!)
スウッ……
ヘテム「意識がふらついているアル」
ピッ……!
《ヘテムは指を開いた拳をゆっくりとレティシアの腹に当てる》
レティシア「……?!」
ヘテム「『寸勁』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッッ────────────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《所謂 “ワンインチピンチ” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その凄まじい破壊力に吹き飛ばされる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
118
:
名無しさん@避難中
:2025/04/15(火) 10:21:49 ID:7EgYJuOs0
訂正
❌
レティシア(……! 杖が剣に変わった瞬間……
……目に見えて……戦闘スタイルが変わった……!!!!
動きも……違う!!!
それに…………風貌も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
⭕
レティシア(……! 杖が剣に変わった後……
そして今、剣が杖に戻ったあと…
……目に見えて……戦闘スタイルが変わった……!!!!
動きも……違う!!!
それに…………わずかに風貌も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
119
:
名無しさん@避難中
:2025/04/16(水) 22:42:39 ID:7994TS620
パラパラパラパラ……
レティシア「ゴホ……ゴホ……」
ザザンッ……
ヘテム「うふっ! 景気よく吹き飛んだアルね〜」
レティシア「……そち……パラレルワールドのヘテムか…………」
ヘテム「パラレルワールド?
……あっはっはっはっ! 違う違うアル
あたしはそんな “狭い可能性” のあたしではないアル」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「……」
ヘテム「さぁ、ここから本領を見せてやるアル
“武術を極めた可能性の世界のあたし” の力を……!!!!!!!!
“超次元抜足” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビビビビビビビビビッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《超スピードを見せるヘテム!!!!!
あまりの速さにヘテムの残像がいくつも現れる!!!!!!!!!!!!》
レティシア「…………そちの正体は分からんが…………
武術を極めた………………か」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(身体強化!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヴヴンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは魔法で肉体を強化した!》
レティシア「残念ながら……
妾はそちより前に体術を極めたの退魔兵と戦っておる……それもスピードに特化した者とな
……そやつと比べれば……そちの動きなど止まって見える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「な、なにぃ〜〜!!!!!!!!」
《レティシアはヘテムの腕を鷲掴み、その動きを止めた!》
レティシア「捕まえたぞ」
ヘテム「だからどうしたアルぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
合気ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「フッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……! 合気を返されたッッ!!!!!!!!!!?
…………ちょこざいアル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超次元ラッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《激しい拳撃を撃ち合う2人!!!!!!!!!!!》
120
:
名無しさん@避難中
:2025/04/17(木) 19:00:49 ID:hSabITDQ0
ゴガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンドンドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「う、うぬぬ!!!!!!!!!!!」
レティシア「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガンドガンドガンドガンドガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム(お、押されているアル!!!!!!!!
いくら強化魔法込みとはいえ……体術特化のあたしが…押し負けるなんてあり得ナイアルよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パ、パワーが…………足りない……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
レティシア「喰らえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《強烈な一撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「…………!?」
みし……!
《急所にクリーンヒット! ……したかに思われたレティシアの拳を………… “巨大な手” がガッチリと掴んで止めていた!》
??「うわははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨男「貧弱貧弱〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「お、男……!!!!?
何者じゃ……………………いや……」
レティシア(妾の直感が言っている……!!
……こやつも、ヘテムだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヘテム?「わっちは……ヘテムよォ!!!!!!!!!!
筋骨隆隆の…… “男の可能性の世界” のヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだァッ!!!!!!!!!!!!!!!! マルチヴァースの凄さが分かったかァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
レティシア「……マルチ……ヴァース…………!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
121
:
名無しさん@避難中
:2025/04/17(木) 19:54:51 ID:lZvPq3RU0
レティシア「マルチヴァース…………それは一体……」
男ヘテム「カカカカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手前には理解出来ん領域よぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そぅれぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……! 一撃でなんと威力じゃ……!
スイグン並みか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男ヘテム「オラァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このパワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全ヘテムの中で一番ンンンンンンンンンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐォアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……」
ズズ……
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スカァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男ヘテム「うぬぬ!!!! 残像!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビンッ!!!!!
レティシア「……パワーだけじゃな……」
ピカァッッ……!
ビカカカカッッーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男ヘテム「ぐはぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
め、目がァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「光速度不変の斬撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……! 当たった!! しかし……この感触は!!!!!!!?」
しゅううううううううう……
ピココココココココココココッ……
??「生身ノ場合ノ損傷率……80%……
シカシ…………コノ強化超セラミックノ ボディー ナラバ……」
ガションッッ……
メカヘテム「損傷率ハ限リナク…………ゼロ……」
きゅぴぴ〜〜〜ん……!
レティシア「………………」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
122
:
名無しさん@避難中
:2025/04/18(金) 00:28:21 ID:qA1iNKdo0
ドジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカヘテム「ピー……ガガガガガ……」
レティシア「なんだこいつ……」
ズズーーーーーン…
メカヘテム「ワタシハ メカヘテム
マルチヴァース ノ 扉ヲ開イタ事ニヨリ コノ世界ニ現レタ
“メカの可能性の世界” ノ ヘテム……ダ」
レティシア「……意味が分からぬ!!!!!
確かに、そちからは……ヘテムである……という奇妙な感覚が感じられるが……
本能が受け入れんわ!!!!!!!!!!」
メカヘテム「……ナルホド……
コノ世界ノ技術水準ハマダマダ発展途上……
ダカラコノワタシノ存在ヲ受イレラレナイヨウダ
フム……コノ世界ニアルモノデ例エルナラバ、ワタシハ『カラクリ製のヘテム』デアル」
ピピピー
レティシア「カラクリじゃと……
本物のヘテムはどうした?」
メカヘテム「ワタシガ “本物” デアル
ワタシモ ヘテム本人ナノダ
ソレガ、マルチヴァース……」
レティシア「……マルチヴァースとはなんじゃ?
パラレルワールドとは違うのか?」
メカヘテム「マルチヴァース…………ソレハ」
ピピピピ……
ガショションッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカヘテム「アラユル “可能性” ノ、世界!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボッ!!!!!!!!!!
《メカヘテムの背中から “ミサイル” が火を噴いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドシュドシュドシュウウウウウウウウーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「むぉっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズズズドズズズズズズズズズズズズズズズズズズズドドドオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううう……
メカヘテム「『パラレルワールド』トハ、少シノ選択肢ノ違イデ生ミダサレル “隣の世界” ……変化ハ少ナク、オリジナルヘテム トノ 差異モ僅カダ
ダガ、『マルチヴァース』ハ……
アラユル可能性ヲ内包シタ “平行世界” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ前ノ前ニ現レタヘテムハ、全ク違ウ人生ヲ歩ンダ、別ノ宇宙ノヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカッ!
ボボボボボオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《胸から炎を噴射するメカヘテム!!!!!!》
メラメラメラメラメラメラメラメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカヘテム「剣ノ勇者トナッタ ヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
格闘家トシテ世界ノ頂点ヲ目指ス ヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世紀末世界デ戦イヌク漢ノ ヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ソシテ……肉体ヲ機械ト化シタ ヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジナルヘテムハ、ソンナ別世界ノヘテムノ 力 ヲ自由自在ニ引キ出スッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミョミョミョミョッ……
メカヘテム「破滅レーザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴォォォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
123
:
名無しさん@避難中
:2025/04/18(金) 00:48:36 ID:qA1iNKdo0
ギャオオオオーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカヘテム「ドウダワタシノ兵装!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシアの声「レーザーとは、不覚だな」
メカヘテム「!!」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「光子は我が前において自在ぞ」
グィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカヘテム「ナッ……!!!!! 我ガレーザーヲネジ曲ゲ……!!」
ギャアオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「さらにそこに乗せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マテリアマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドドドドドドオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
??「おやおや……
メカヘテムが滅せられてしまったみたい……」
ザリ……
レティシア「!
新たなヘテムか……」
??「だけれど……」
バンッッ……!
ヘテム?「まだまだマルチヴァースのヘテムは沢山居る……!」
ドゥオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン……!!!!!!!!
レティシア「なんじゃ……
ヘテムが大人になったような姿じゃな」
ビッグヘテム「わたしはビッグヘテム……以後お見知りおきを……」
レティシア「そちも何か特別なことが出来るヘテムなのじゃろう
そちのアビリティはなんじゃ?」
ビッグヘテム「わたしは……」
ビッグヘテム「おっぱいが大きい」
ボイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン……
レティシア「……」
ビッグヘテム「……」
ヒュウウウウウウウウウウウ………………
レティシア「スターボウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビッグヘテム「デカパイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシューーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/288/1744629977528.png
124
:
名無しさん@避難中
:2025/04/18(金) 01:06:14 ID:qA1iNKdo0
ヘテムの声「あー、あー
易々と殺さないで欲しいよ」
ズズ……
レティシア「……どうやら本物のようじゃな」
ヘテム「どぉ? マルチヴァースのお味は?」
レティシア「ふん…………
魔法のスケールこそとんでもないが、別世界のそちとやらはあまり大したことないな」
ヘテム「……ま! オリジナルのあたしより強いやつなんてそうそういないよ
でも…………重要なのはそいつが持ってる能力……おたくが言ってたアビリティってやつだよ
さぁ…………もう少し回そうか…………マルチヴァースという “ガチャ” を──────!!!!!!」
ズズっ……!!!
レティシア「待てッッ」
ダッ…………
ヴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズシィーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪獣ヘテム「ギャアアアアアアアアララララララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「ッッなんでもありかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
怪獣ヘテム「ギャロロロロロロオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ウルティマ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪獣ヘテム「ガギャアッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッシィーーーーーーーン……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううう……
レティシア「……ふぅ……」
ヴヴンッッ……!!!!!!!!!
レティシア「───! また来るか!!!!!!!!
出てくる前に、潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フラッカ マビシー ドンバラ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパパパパパパパパパパパパパパッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ"オ"ンッッ……!!
??「アノマクラー ヤミノミノ コルヴァン サムレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾゾッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブグウウウウウウウウウウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時! レティシアの光魔法とぶつかったのは……!》
レティシア「…………『闇魔法』!!!!!!!!!!!!!!!!?」
125
:
名無しさん@避難中
:2025/04/19(土) 00:45:20 ID:7VSLAYXY0
ババァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……闇魔法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…… “闇魔法を極めた可能性の世界のヘテム” ……というわけか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
闇ヘテム「あはっ!!!!!!!!!!!!!!!!
その通りさぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤミヤミ ミリエヌ カットー サムレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グボボボボボボボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ビカリー クラミメ コォーツ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャピピピーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(……互角……!!!!!!!)
闇ヘテム「ははっ! どう?!
おたくの妹と比べても、劣らない……
それどころか上回っちゃってるでしょーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
アンブル ゴッズ サムレ ジオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴォオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ウルティマ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッガアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムの闇魔法とレティシアのスーパーノヴァがぶつかる!!》
闇ヘテム「ふっ!!!!!!! そんなもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしの究極の闇で塗りつぶして上げるっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズッッ!!!!!
ドロロォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベンタブラック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
126
:
名無しさん@避難中
:2025/04/19(土) 01:03:09 ID:7VSLAYXY0
レティシア「……!! ベンタブラック……!」
闇ヘテム「究極の黒で生み出す最強クラスの物理現象!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ベンタ・ブラックホール』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
┣"┣"ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《顕現!!!!!!! 巨大な真っ黒の……球体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは周囲のモノを引き寄せ……吸い込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザリリリリリ……ッッ!!!!!
レティシア「ぬ……! ぐぅ……!」
ズヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウウウウウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ブラックホールは建物の残骸等を貪欲に吸い込み、そして自身の内部で無慈悲に押し潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
闇ヘテム「吸われな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「……!
光速度不変の斬撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴヴォオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォオオオオオオオオンッッッ……!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの放った斬撃がブラックホールを両断!!!!!! ……したかに思われたが!!!!!!
光の斬撃はねじ曲げられ、そしてブラックホールの中に消えていった!!!!!!》
闇ヘテム「無駄に決まってんじゃあん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブラックホールは光すら飲み込み逃がさないんだよ!!!!!!!!?
更にはベンタブラック!!!!!!!!!!!!! おたくの光に成す術はない!!!!!!!!!!!!」
レティシア「……どうかな……!
やってみねば、分からぬよ!!!!!!!!!!
……マテリアマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポゥッッ……!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
127
:
名無しさん@避難中
:2025/04/20(日) 01:15:25 ID:ZmS3NI2w0
ギュウォウォウォウォウォウォッ……!!!!!!!!
《ブラックホールに飲み込まれたスーパーノヴァは……!!!!!!》
ズンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううううっっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闇ヘテム「あははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしのブラックホールは依然変わりないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おたくの奥義に勝った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このままおたくを飲み込んでやるよーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムはブラックホールをレティシアに向けて飛ばす!!!!!
ブラックホールはレティシアを凄まじい力で吸引する!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「…………」
ズ……ズ……
闇ヘテム「抵抗もやめた!!!!!!?
消えて無くなれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガァァッ……!!!!!!!!!!!
プスッ……!
しゅうううううううううううううんっ……!!!!!!!!!!!
《だがブラックホールはレティシアの眼前で消えてしまった!!》
闇ヘテム「なに!!!!!!?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
レティシア「…………ブラックホールは強大だが何事にも終わりは存在する
ブラックホールの最後は、エネルギーを放射しすぎたことによる “蒸発” だ……
先程ブラックホールに飲まれたマテリアマッシブル・スーパーノヴァに与えた光速の質量で、そのブラックホールの回転速度を上げたのよ
それが結果としてそのブラックホールの蒸発を早めたわけじゃな」
闇ヘテム「な……!」
レティシア「こちらが何年、闇魔法のエキスパートと共に居ると思う?
……そちの闇魔法は我が妹ルーミィとは比べるのも失礼というものじゃ
ベンタブラックごときで満足してるようではの…………」
ドドォォォーーーンッ……!!!
闇ヘテム「ああぁ……!!!!!!!?」
レティシア「怒りで背中ががら空きじゃ
最初に喰らわせた技じゃぞ?」
ズシュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシュアアアアアアアッ……!!!!
闇ヘテム「ぐ……ぐは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《何もない背後から貫かれるヘテム!!!!!!!!!!!》
レティシア「『スターボウ』…………今度は刺した感触があるぞ」
闇ヘテム「か、かは…………ゴ……ゴフ……」
レティシア「終わりじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアは突き刺した剣を横に振り抜き、ヘテムの体を切り裂いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「死んだ──────」
ブォンッッ!!!!!!!!
ヘテム「 “無かったことにした” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「!!!!?」
ヘテム「『Necromantic』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
128
:
名無しさん@避難中
:2025/04/20(日) 01:28:35 ID:ZmS3NI2w0
レティシア(斬ったはずなのに───!!!!
傷が消えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヘテム「目がテンになっているじゃあないかァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるど鳩が納豆を食ったようになァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『Necromantic』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
お化け「Washaaahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《変な偶像(ヴィジョン)を召喚するヘテム!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「っしゃあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プッツンキテるあたしの攻撃をくらいやがれぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Necromantic「ソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《変な偶像(ヴィジョン)がレティシアをタコ殴り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボガァァァァァァァァァァァァッ……!!!!!!!!
レティシア「──────」
どっしゃあああああああああああ……!!
ヘテム「このヘテムはよぉぉぉぉ〜
“奇妙な異能を使う可能性の世界のヘテム” なんだよぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この異能(スタンス)の能力は『起こった結果を無かったことにする』っつー能力でよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
幻覚とかオラッ催眠ッとかそんなチャチなもんじゃあ決してねぇんだよぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最強無敵の能力だオラァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ、一回しか使えないっていう欠点を除いたらだがなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨロ……ブシュシュッ……
レティシア「……ガハ…………グ………………!!!!!!!」
グググ……!
129
:
名無しさん@避難中
:2025/04/23(水) 01:00:27 ID:UwgDnfpU0
レティシア「………………ぐっ…か……」
ヒュー……ヒュー……
しゅるしゅるしゅる
ヘテム「……あははは!
あたしが回復してやった前と同じくらいのダメージになったね
そろそろ決着付けるかな…………」
ズズズズズ……
ヘテム「『マルチ・エクステンション』」
ブォオオオオオオオン……!!!!!!!!
ヘテム「……一度 “ガチャ” で引いたマルチヴァースのあたしの情報は、あたしの中にずっと残り続ける
そしてその能力の一部を、本体のあたしの肉体を “拡張” する形で再現することが出来る……
言うより見せてやるのが分かりやすいかな」
キュイイイイイイン……!!! ジャキィィンッッ!!!!!!!
ヘテム「勇者ヘテムの……『剣技』!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュンッッ……ビシシッ!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「格闘ヘテムの……『体術』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガションッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「メカヘテムの……『兵装』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチガチィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「漢ヘテムの……『強靭な肉体』(女の肉体の範囲内で)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ソラァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「異能ヘテムの……『お化け(スタンス能力は無し)』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「そして……!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐぐぐぐ……!
ヘテム「大人ヘテムの…………『巨乳』だァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッボイィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「これぞパーフェクツッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッドオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……いや……最後のはいらんじゃろ……」
ぞーーん…
ビシッ!!!!!!!!!!!!
ヘテム「一番重要だろ〜がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷっぷる〜〜〜ん!
ヘテム「さぁ見てみて! このパーフェクトなあたしの強さを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!!」
タタンッ……ヒュルンッヒュルンッヒュルンッッ!!
ボボボッッッ……ギュンッッ!!!!!!
ヘテム「体術……兵装による加速……パワー……! そして剣技!!!!!!!!!!
それらを合わせた至高の一撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「『マルチナム・インパクト』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
130
:
名無しさん@避難中
:2025/04/27(日) 23:59:37 ID:Pkqxmh..0
シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!
ボゴオオオオオオオオ……!!!!!!!!!
《ヘテムの放った一撃は巨大なクレーターを作った!!!!!》
しゅうううううううう……
レティシア「…………はぁ……はぁ…………」
ボロ……
レティシア「……ギリギリじゃった……
なんとか攻撃の範囲内から逃れられたが…………
あのパワー……真正面から向かうのは危険か……
……………ヘテムは……」
ザザ……
ゴオオオオオオオオオ……
ヘテム「……」
キョロキョロ……
レティシア(……妾を探しておる……今ので見失ったか
……こちらの体力も持たぬ…………このまま奴の死角を維持し、隙を見つけ痛恨の一撃を当てるしかあるまい)
じり……
オオオオオオオオオオオオオ……
ヘテム「……」
グルンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「そこッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギョロンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムはレティシアが隠れ潜んでいる場所を視た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
サッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(なにッッ……バレた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ヘテム「隠れても無駄だよ……
買ってマルチ・エクステンション中でも新たな “ガチャ” は回せる……!!
今のあたしの目は『千里眼の能力の可能性を持ったあたし』のモノだからさァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギョギョオオオオオオオオオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザッ!!!!!!
レティシア「まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「逃がさない!!!!!!!!
追尾ミサイル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボシュウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドトドドドドドドドドトドドドドドドドドトドドドドドドドドトドドドドドドドドトウウオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(追いかけてくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
レティシア「バクビッカー ドンズ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コカァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……『瞬間移動の能力を持った可能性のあたし』……!!!!!!!!」
レティシア「むむぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「『マルチナム・インパクト』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
131
:
名無しさん@避難中
:2025/05/02(金) 01:22:32 ID:Op5IKxRk0
《あらゆるヘテムの能力を拳に載せて放つ『マルチナム・インパクト』───
先ほどはそれを地面に放ち巨大なクレーターを作り出した
今度は、その強力無比なる暴力を………………レティシアの顔面に叩き込んだ!!!!!!!!
そしてそれは!!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムの拳が……レティシアの顔を “貫いた” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズブォッッ……
レティシア「──────」
ヘテム「………………ん?」
ジジジジ……
レティシア「───」
ズボッ!
ヘテム「……これ、偽物!!!!?
分身じゃん!!!!!?」
スカスカスカ!
レティシアの分身?「───」
ヘテム「いつの間にすり替えたの?
ちぇ……やったと思ったのに……
本物はどこ………… ……!」
《ヘテムが目をやると、レティシアの分身の後ろに、レティシアの姿があった!》
バッッ!!!!!!
ヘテム「これもッッッ!!!!!!!!!」
ヒュウォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!!!
ヘテム「……やっぱり分身……
……なにこれ? 分身のすぐ後ろに分身をやって意味あるの……
しかも微動だにもしないなこの分身……………………ん? ……んん?!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
《ヘテムが見たもの! それは、レティシアの “分身” がたくさん並んでいる姿!!!
レティシアの分身……そのまた後ろに分身! その後ろにも…………》
ヘテム「……なに? これ……全部分身?
なんでこんな続けてして分身を……?
…………しかもこの分身」
ヘテム( “動きが連続している” みたいだ……
例えるなら、パラパラ漫画みたいに……1フレームずつ動いていってるような……
分身……というより残像に近い?
残像を残して撹乱させる魔法……?)
スゥ……スカッ……スカッ……
レティシアの声「それらは “過去の妾の光” じゃよ」
バッッ!
ヘテム「ッ!!! どこだ!!!!?」
キョロキョロ……
ヘテム「今の声……近くに居るのは間違いない!
この数多くの分身の中に紛れているの?!!!!!!!!
こっちの分身の群れの中か!!!!?」
ザッザッ!
《ヘテムは別のグループの分身レティシアの方に歩み寄る》
分身レティシア?「───」
ジジジジ……
ヘテム「こいつは……」
スカッ! スカッ!
ヘテム「……ちっ! やっぱりこれも偽物………!!!!!!!」
レティシアの声「ほほほ……
ヘテムよ……それは “未来の妾の光” じゃぞ」
ヘテム「!! どこ!!!! 出てくれば!!!!!!?
何が未来だ!!!!!!!!!!!!!」
レティシアの声「安心するがよい
すぐに出てくるぞ……
何故なら、今にそちがその “未来の妾に追い付く” のだからな
……そうして、よく見てみろ……
その “未来の妾” は…………剣を構えている……
ほら、そちの脇腹に剣が軽く当たっているぞ」
ヘテム「……!?」
ジジジジジジ……
《確かに、その分身レティシアは剣を構えていた
そしてその剣はヘテムの腹を軽く撫でるように当たっていた
もちろんただの質量の無い分身なので……ダメージはない…………
その時ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
132
:
名無しさん@避難中
:2025/05/02(金) 02:05:24 ID:UtRmntto0
レティシアの声「さぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“その未来” に追い付くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドゥオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシュウウウウウーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「うあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《なにかが通りすぎ、ヘテムを吹き飛ばした!!!!!!》
ヘテム「ぐ……はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そしてヘテムの腹から血が吹き出す!!!!
その場所は……分身レティシアの構えていた剣が当たっていた場所!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「ぐあ……!!!!!!」
ギッ……
ヘテム(『超回復能力を持つ可能性のあたし』…………!!!!!!)
ズリュリュウウウウウウッッッ……!!!!!!!!!!!!!
《傷を瞬時に塞ぐヘテム!》
ヘテム「はぁはぁはぁ…………」
目の前のレティシア「───」
ヘテム「ッッこのぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スカァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そのレティシアは、やはり分身!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシアの声「残念じゃのう。それはもう過ぎ去った妾の光じゃ」
ビキキッッ!!!!!!!
ヘテム「なんだよ!!!!!!! 過去とか未来とか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただのセッコい分身でしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオッッ!!!!!!!!!!!
レティシアの声「分かりやすく説明してやろう
……後ろを見てみろ
未来が来ておるぞ」
ヘテム「!!?」
ヒュバッ!!!!!!
ビクッ!!!!!!
ヘテム「ッうっ!!!!!!?」
ババーーーーーンッ!!!!!
分身レティシア?「───」
《振り返るとそこには、ヘテムの顔に向けて上段蹴りを放つレティシアの姿があった!
ヘテムは反射でガード!!! ……しかし!!!!!!!!!!》
ヘテム「……これも……分身……
……未来……後ろをまさか!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!
《ヘテムは防御を強く固める!!! その直後!!!!!!!》
ヒュオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガコォォォォーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「〜〜ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリッ……!
レティシア「……ほぅら、未来に追い付いた……」
《“本物” のレティシアがヘテムの目の前に!
しかも、分身レティシアと全く同じ上段蹴りをヘテムに放っていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴォッッッ!!!!!!!!!!!
ヘテム「……あの分身は……おたくがこれからなぞる……軌道の予告……!!!?
つまり…… “未来” を映していたッッ!!!!!!!!!!!?」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
133
:
名無しさん@避難中
:2025/05/02(金) 02:07:37 ID:UtRmntto0
訂正
❌
《振り返るとそこには、ヘテムの顔に向けて上段蹴りを放つレティシアの姿があった!
ヘテムは反射でガード!!! ……しかし!!!!!!!!!!》
ヘテム「……これも……分身……
……未来……後ろをまさか!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!
⭕
《振り返るとそこには、ヘテムの顔に向けて上段蹴りを放つレティシアの姿があった!
ヘテムは反射でガード!!! ……しかし!!!!!!!!!!》
ヘテム「……これも……分身……
………………未来……………… ッまさか!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!
134
:
名無しさん@避難中
:2025/05/07(水) 00:50:41 ID:XjYRrsEs0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
レティシア「 “奥義” ………………そう言える程の魔法を、十大魔女と呼ばれる者なら誰しも持っていよう
『スーパーノヴァ』は違う…………あれは魔力攻撃の奥義であり、属性魔法の奥義ではない
ルーミィの『M.I.Tブラック』…………そしてそちの『マルチヴァース』を操るソレも……各々の属性魔法の奥義と言えよう
妾の光魔法の奥義は……これじゃ」
スタスタスタ……
ブウウウウウウウウウウウンンン……
《レティシアが歩く……するとレティシアの像がまるで光跡のようにレティシアの歩いた後に次々と生まれて行く……!》
レティシア「これは『過去の妾の光』
既に過ぎ去った妾の時間を光の像として残す
……そして」
ピタリ……
スススススススススススゥゥゥゥゥーーー……
《レティシアは立ち止まった……
しかし、光の像がレティシアの先に次々と生み出されてゆく!》
レティシア「これは『未来の妾の光』
妾がこれから刻む少し先の未来の軌道じゃ
この2つの光を生み出す魔法……
バティアシヨ タイピライム シャン レティシアル メコレルガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが妾の光魔法の奥義よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギッ……
ヘテム「……何が過去……! 何が未来……!
長々と種明かし!!!!!!! 余裕のつもり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったら今のおたくは、 “そこ” に居るんだねぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴゥオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
necromantic「ソラソラソラァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムはnecromanticのスタンスヴィジョンを発生させ、“立ち止まったレティシア” に攻撃を放った!!!!!》
スッカァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《しかしその攻撃はレティシアをつき抜け空を切る!!!!!!!!!!》
ヘテム「…………っっ……既に……!!!!!」
レティシアの声「あぁ……それは既に過去じゃ」
ヘテム「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム(だったら!!!!!!!!
こいつが残したこの光跡の先頭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこを狙えば確実にそこにレティシアが来るはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
未来の光………………それは自分の軌道を予告するだけの愚かな行為だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッッ!!!!!!
《ヘテムはレティシアの光跡を辿る…………しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゾゾンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズラァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《いつの間にか、あちらこちらに増えていた……レティシアの姿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
135
:
名無しさん@避難中
:2025/05/07(水) 01:13:31 ID:2wQEcgZM0
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「は、速すぎる…………いつの間にこんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……くそっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボッ……ジャキンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァンドカァンドカァァァァァァァーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムは背中からミサイルを周囲に大量に放った!!!》
しゅううううううう……
ヘテム「……! 手応えがない……!
これでも……足りないか!!!!!!
ならば!!!!!!!」
ヘテム「『スライムの可能性の世界のあたし』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超増殖!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョニョオオオオーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム達『八方微塵!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドバアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《複数のヘテムに分かれ、軟体の体を鋭いトゲに変質させ更に広範囲に攻撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズズズズズズズズズズズズッ……!!!!
《だがどのレティシアも……無反応!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
更に増え続けるレティシア!!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「ッッ……だったら……もっと……もっと広く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
破壊する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『マルチナム・メガインパクト』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッッ……
ドッッッッ……
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
136
:
名無しさん@避難中
:2025/05/07(水) 01:44:43 ID:LNoqzFvo0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
パラパラパラパラパラ……
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
《最初に放ったときよりも更に巨大なクレーターが…!》
ヒュウウウウウウウウウ……
ヘテム(この超広範囲攻撃……! 当たらないはずがない!!!!!!!!!!!!!!!)
ヘテム「……ふふ……うふふふふふはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしの方が強かったねぇーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あはははははははッッ……!
《ヘテムは大笑いしのけぞるように天を仰いだ……すると! 信じられないものが目にはいる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《それは…………空中から急降下する……レティシアの姿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはリアルタイムで……ヘテムの元に降下していた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
光の剣を構え!!!!! そして振り下ろし!!!!!!!!!!
ヘテムの体を──────》
サンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム(斬られた!!!!!!! 両断!!!!!!!!
体が……真っ二つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い、いや、斬られてない!!!!!
これは……実体じゃない!!!!!!!!!
み、未来のレティシアの像…………!!!!!!!!!!!
じゃ、じゃあこのままでは……直ぐにでも……!!)
ババッ!!!!!!!!!
ヘテム「わ、わあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ヘテムはその場から飛び退き離れた!
その直後!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……む…………避けた……か」
しゅうううううう……
《先んじて降下してきた未来の光の動きとそのままに、レティシアが剣を振り下ろし地面に降りてきた!
ヘテムが避けたので、その剣は虚空を斬った!》
ヘテム「……ぐ……!!!」
ズザッ……
レティシア「…………ふ……はは…
回避……したか
ふふふ……」
ギッ……!
ヘテム「何が……可笑しいんだっ!!!!!!!」
レティシア「せっかく分かりやすい “妾の軌道” だったというのに……避けるとは
妾を迎撃する何よりのチャンスだったろう?
…………そち、強がっているが……やはり可愛いものじゃ
恐怖に負けて………… “逃げ” を選択したか」
ヘテム「…………!!!!!!」
ブルブルブルブル……
ブワァッ……
ヘテム「……!!! ……ッッ!!
バカに……………………
バカに……してェェェェェッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼろぼろぼろぼろぼろ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《怒るヘテム!!!!!
その顔は屈辱の涙に濡れていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヘテム「許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対殺すからぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……むっ?! このエネルギーは!!!!!?」
137
:
名無しさん@避難中
:2025/05/10(土) 01:41:05 ID:tiNx1vnU0
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「はああああああああああああああ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(この感じ……まさか!!!!!!!!!!)
ヘテム「ああぁ…………ついに……
……マルチヴァースガチャの “当たり” を引いたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コアァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォオオオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(妾の “過去” と “未来” の光が消えたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こやつ…………やはり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
レティシア「…………光を操っておるな
……その力…… “光魔法を極めた可能性の世界のヘテム” …………と言ったところかの……!!!!!!!!!!!」
キュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイ……
ヘテム「その通り…………
おたくと同じ力だ……!
あたしは、この力を引くのを待っていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「『源初の光』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「ビーゴ バン クアドレル パーズ メコレ トウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンギャンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴカァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリビリビリビリッッ……!!!!!!!
レティシア「…………互角か……
極めた、というのもあながち間違いでもないようじゃな」
ヘテム「ふふ…………当然……」
レティシア「光魔法を “当たり” と称してくれるのは嬉しいがのぅ
しかし……それで妾に勝れると思ったら勘違いも甚だしいのではないか?
能力だけ得ても、器の経験値が違う……!!!!!!!
いずれ妾が押し勝つぞ!!!!!!!!!!」
ヘテム「………………ふ……
別にあたしはおたくと光魔法勝負をするつもりはないよ
あたしが最後に決めるのは、次元魔法……!!!!!!!!!!
…まず、おたくは勘違いをしているよ
あたしの次元魔法の奥義は『マルチヴァース』なんかじゃない
…………あたしには本当の奥義がある……!
だけどそれには…… “コレ” が邪魔だった
“コレ” を破るのに光魔法が必要だっただけのこと……!!!!!!!」
ココォォォォォ……!!!!!
《ヘテムは自身に光魔法をかける………………すると!!!!》
138
:
名無しさん@避難中
:2025/05/11(日) 01:25:59 ID:FCeAbQg60
てれび
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/289/1746894265136.png
139
:
名無しさん@避難中
:2025/05/11(日) 02:16:24 ID:BsGkcXb.0
コオオオオオオオッ!!!
ヴゥオオオオオオオオオオッッ……!!!
ヘテム「…くくく……」
レティシア(……何をする!!!!!
……嫌な予感しかせぬッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュウウウウウンッ!!!!!!!!
レティシア「『光速度不変の斬撃』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシアの放った斬撃がヘテムに当たる……》
レティシア「…………否!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当たっていない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しまった………… “別の次元” か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆらぁぁぁぁ……
ヘテム「うふふふふ
あたしをこの世界に縛り付けるおたくの厄介な魔法を解いたよ…………」
レティシア(ヘテムが光魔法を求めていたのは “このため” か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妾の魔法により、ヘテムは1枚別の次元に隠れる術を奪われておった!!!!!!!!!!
じゃがヘテムは自身が得た光魔法により、妾のかけた魔法の効果を消し去った!!!!!!!!!
ヘテムは再び別の次元に逃れることが可能となった!!!!!!!!!!!!)
ヘテム「これでもう要らないよ……光魔法なんて……
マルチヴァースも必要ない……
あたしの本当の……次元魔法でおたくを始末する!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「ふん
もう一度この世界にそちの光を縛り付ければ良いことじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ!!!
ヘテム「同じ手は食わないよ……」
ズズズズズズズズズズ……
レティシア「ぬぅ?!」
ギューーーーーーーーン……!!!!!
《すると! ヘテムの体はみるみるとッッ……!》
ドドーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「おたくが小さく見える……
とても矮小に」
ニィ……
ズオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《巨大化!!!!!!!!!!!!!
それは天を衝く大きさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「ぬぅ……!? 巨人の可能性の世界のヘテム………………
いや、これは純粋に次元魔法の力なのか?」
ゴゴゴゴゴゴゴ……
巨ヘテム「どぉ? 見下ろされる気分は?」
レティシア「………………
そち…………」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
レティシア「…………ピンク…………
可愛いパンツを履いているの……」
じー…
巨ヘテム「踏み潰すぞゴラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムガォーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ウルティマ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨ヘテム「!!!!」
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
140
:
名無しさん@避難中
:2025/05/11(日) 20:38:07 ID:VWlS59Ps0
ツキ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/290/1746963348218.png
141
:
名無しさん@避難中
:2025/05/11(日) 22:55:07 ID:gk3SJk220
タイフーオ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/291/1746971325142.png
ヒョーゲン
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/292/1746971388061.png
ライジー
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/293/1746971415721.png
142
:
名無しさん@避難中
:2025/05/12(月) 21:01:55 ID:6xaO1RaA0
にじ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/294/1747050987942.png
シンキ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/295/1747051125261.png
143
:
名無しさん@避難中
:2025/05/12(月) 22:52:10 ID:CV8M2W3A0
ラニイヤ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/296/1747057676118.png
カンシ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/297/1747057702105.png
おかま
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/298/1747057729767.png
144
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 00:29:07 ID:RjN6nNRY0
しゅううううううう……
巨ヘテム「急にびっくりするじゃん」
レティシア「…………無傷…………
いやそもそも当たっておらぬな
やはり、その状態は別の次元に居るからこそ出来る芸当か」
巨ヘテム「ふふ……そうだね」
レティシア「だが、それならばなんの意味もなかろう?
そちのその……別の次元に逃れる魔法は完全なる回避専用じゃ
別の次元に居る状態ではこちらに干渉することも出来まい」
巨ヘテム「んーーー……」
レティシア「何が狙いじゃ? 体をデカく見せるのが奥義とは言うまい」
巨ヘテム「そうだね……」
スーーーー……
レティシア「……」
《巨大ヘテムは足元のレティシアへと巨大な手を伸ばす……
“干渉出来ない” ……つまりヘテムが攻撃出来ないと知っているレティシアは伸びてくる手に微動だにしない──────》
巨ヘテム「 “驕り” すぎなんだよ…………!!!!!!!!!」
ビッッ……!!!!!
ブォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ッッコオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッガアアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《巨ヘテムが放ったのはデコピン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアは吹き飛ばされた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
巨ヘテム「きゃはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
虫を弾き飛ばしたみたぁぁぁぁーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾクゾクゾクッッ!!!
パラパラパラパラ……
レティシア「……グハッ……!!!!
……当たった……じゃとっ…!!!!?
……!!!!!」
レティシア「バービム ドボム メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴゴゴォォォォォーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨ヘテム「うふふふ!!!!!!!!!! それが何!!!!!!!!!!!!?」
レティシア(すり抜ける!!!!! やはりこちらからは干渉できない……!!!!!
だから別の次元に居るのは間違いない…………それなのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
巨ヘテム「今度は潰してあげるよぉ!!!!!
虫みたいにぃぃーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ……
ドッシィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムが踏みつける!!!!!!!!!
大地が揺れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ザザザァァァァァッ!!!!!!!!!
レティシア( “ヘテムだけが、一方的にこちらに干渉している” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
145
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 01:15:14 ID:h8myo30k0
巨ヘテム「うあはははははぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グシャアアアアーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムがビルを破壊する!!!!!!
降り注ぐ瓦礫を避けるレティシア!!!!!!!》
ザッ……!!!!!
レティシア「はぁはぁはぁ……!!!!!」
巨ヘテム「ゴキブリみたいに動くねっ!!!!!!!!!!」
グォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(一方的な干渉……!!!
いくら次元魔法とはいえ、無法が過ぎるわ!!!!!!
こちらの攻撃が通る瞬間が確実にある!!!!
例えば……)
巨ヘテム「スーパーパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「攻撃の……インパクト!!!! その瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウルティマ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムが巨大な拳を振り下ろすのに合わせ、大技を放つレティシア!!!!!!!!》
巨ヘテム「むっ!!!!!!!」
カカッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(攻撃の瞬間にこちらの世界に “実体化” するならば、今の攻撃は通るはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
シュオオオオオオオオオオオオオッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「意味…………」
ぬぅっ……
巨ヘテム「無いっつーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヂィィィィィィィィンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「がッッ……ハッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズゥン……
巨ヘテム「頭かったいねオバサン!!!!!
無理なものは無理なの!!!!!!!!
このあたしには攻撃は通じない……
でも! あたしの攻撃は通る!!!!!!!!!!
この一方的さ!!!!!!
これがあたしの次元魔法の奥義……!!!!!!!!!!!!!!!!
“超次元” を了解した究極の魔法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!
146
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 01:16:35 ID:LBrIzUVY0
❌
“超次元” を了解した究極の魔法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
⭕
“超次元” を利用した究極の魔法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
147
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 01:57:03 ID:NlVvADY.0
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
レティシア「超次元…………じゃと……
どこかで…聞いたことがあるような…」
巨ヘテム「あ〜? そんなわけないでしょ
次元魔法を使えない人間が超次元なんて理解出来るわけないよ
教えてあげるよ……超次元というのはね
あらゆる世界を “外側” から覗ける世界…………
そこは三次元も四次元も……それ以上もそれ以下も…………全てを超越した次元
そこは宇宙のような場所で、そして色々な世界が……まるで星のようにそこに在るの
その超次元に到達した存在は、そこに浮かぶ世界を好きなように覗くことが出来る…………
まるで金魚鉢を覗くみたいに……ね」
ズォオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/299/PXL_20250510_160602642.jpg
レティシア「…………妾はその金魚鉢の金魚……ということか」
巨ヘテム「そ……。
例えば金魚が鉢の外の観測者の姿を見ることは出来ても、外に影響を与えたりすることはできないでしょ?
でも鉢の外に居る観測者はどう? 外に居ながら、一方的に金魚に干渉して殺すことなんて容易い
今、おたくはそういう状態にあるわけ」
レティシア「ふん…………
かといって、金魚と同じように簡単には殺されぬぞ
…………その奥義、相当魔力を喰うであろう
そちの魔力が切れるまで、この金魚鉢とやらの中で自在に逃げきってやろう
そちの攻撃……油断しなければ回避は容易いぞ」
巨ヘテム「あははっ! 今までの攻撃なんてお遊びに決まってるでしょ?
こぉーんな壮大な魔法を使っておいて……叩いたり踏んだりで終わると思う?
これからが本番なんだよ……!!!!」
スゥゥゥゥッ……
ガシッ……グググッッ……!!!!!
《ヘテムは手を拡げ、何か巨大なものをつかむような動作をとる……!!!!
すると……!!!!!!!!!》
グラグラグラグラグラッッ……!!!!!
レティシア「……地震……!!?
……いや……!!!!!!!!!!!」
巨ヘテム「おたくなんて…… “世界ごと” 潰しちゃえばいいんだぁ……!!!!!!!」
グググググッッ……!!!!!!!!!!!!
ピシッ……!!!! ピシッ……!!!!!!!!!!!!
《ヘテムが何かを掴みながら力を込める!
するとヒビが拡がるような音が鳴る!!!!!
それはレティシアの周囲から…………いや、世界そのものから鳴っているようだ!!!!!!!!!!!!!》
レティシア「……!!!!!!!!!!!!」
〜〜〜 超次元 〜〜〜
ヘテム「ふふふふふふふッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《まどろんだ宇宙のような世界……
そこでヘテムは目の前の水晶のようなものを鷲掴みし破壊しようとしていた!
その水晶の中には、レティシアの姿もあった!!!!》
〜〜〜
レティシア「ヘテム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様この世界を破壊する気か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
巨ヘテム「安心しなよ……
さすがのあたしもそこまで出来ない……
ていうか世界が壊れたらあたしも困るし……
壊すのは……おたくが居るその周囲の次元だけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おたくの居るその場所を、次元ごと押し潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げてみな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今から逃げられるものなら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキビキィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
148
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 02:27:13 ID:kRhkgsTs0
バキバキバキバキッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギギギギッ……ビキィィィィーーーーーーッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グギィィィィィィィィィッッ……!
《壊れ行く世界!!!! 景色が湾曲していく……!》
レティシア(まずい……次元ごと潰されては、安全地帯などない……
逃れるには、この攻撃範囲から出るしかない
…………しかし、この攻撃の境界はどこじゃ!?
……少なく見積もっても……5キロ…………
……………………光速で移動すれば逃れられるじゃろうが……
この肉体では……もはや光速移動は耐えられん!!!!!!!!!
確実に死に至る……!!!!!!!!!!
それに…………)
ピシシッ……バギギギギギギィッッ…………!!!!!!!!
レティシア(この場から逃れるだけで、この攻撃をやり過ごせるか分からぬ!!!!!!
ヘテムのやつがどういう形でこの世界を見ているか分からぬが……
仮に “妾を中心にして覗いている” ……ならば……
もし妾が移動すれば、ヘテムの次元破壊の位置も妾を中心にズレるのではないか!!!?
つまり逃げる事に意味がない可能性がある!!!!!!!!
むしろ……ルーミィ達をも巻き込む可能性もある……!!!!!!!!!
……………………動けぬ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
巨ヘテム「あは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
固まっちゃってぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビッッキィィィィィィィィィッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「………………もはや…………もう、逃げ場を求めるのは…………『特異解』…………じゃのう」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……
巨ヘテム「潰れろォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギャギャギャギャギャギャギャアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
149
:
名無しさん@避難中
:2025/05/16(金) 23:51:32 ID:KPG6qegE0
────── 聖都……レティシアとヘテムの戦場から少し離れた場所……
ザザザンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵ひ「よしっ!!!!! 恐ろしい闇の地帯を切り抜けたぞ!!!!!!!!
この先にレティシアが居るはずだ!!!!!!!!!!!!!!!」
近衛兵ふ「連戦に次ぐ連戦……しかもあの無限総隊長と戦ったあと!!!!
確実に弱っているレティシアを、俺達が叩く!!!!!!!!!!
我ら近衛師団が勝利をもたらすぞ!!!!!!!
さぁこっちだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダァァァァーーーーーッ!!!!!!!!!!
キキッ……
近衛兵み「ま、待て……!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
近衛兵ひ「ん?! どうした?」
近衛兵ふ「立ち止まると “闇” に追い付かれるぞ!!!!」
近衛兵み「お、お前ら……
こ……こっちこい……
そ…… “そっち” は危険だ……」
近衛兵ふ「……??
なんだよ? 俺達の居る場所が危ないって?
……? なんにもないぞ? 闇も見えないし……
このあたりはまだ建物も無事だぞ」
近衛兵ひ「あぁ
もしかして怖じ気づいたのか?
はやく来い!!!!!!」
ピシッ……ビキビキッ……グシュシュ……!
ぶるぶるぶるぶる……
近衛兵み「い、いやだ……
そ、そっちには行きたくない……
ゆ、歪んでる……!!! お前達の姿が……!!
まるでくしゃくしゃにされて行く紙のように……!!!!!!!
きょ……境界があるんだ……!!
そっちは…………お前達の居るそっちは危険だ!!!!!!!!
もう少し…… お、俺の方に戻るんだァッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵ひ&ふ『なにを──────』
グシャンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵み「──────ッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《その瞬間……
近衛兵みの目の前の “世界” が……
文字通り……くしゃくしゃに “潰れた” ……!!!!!!!!!!!!!
そこに居た2人の兵とともに……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近衛兵み「………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググゥゥゥゥゥーーーーーー……!!
《そして、ゆっくりと……
丸めた紙をゆっくりと広げるように……目の前の “世界” が元に戻っていく……》
グシャッ……ドロオオオオオオオオ……
《そして元に戻ったあと、目の前に残ったのは……
全ての物体が押し花のように押し潰された光景と……
そこに居たはずの兵達が地面に残した………赤黒い液体のみであった……》
近衛兵み「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
150
:
名無しさん@避難中
:2025/05/17(土) 01:01:43 ID:Ipri3ieQ0
───
ズギュウウウウウウウウウウウンンンンッッ……!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……
マツナツリ「──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオォォォォォン……!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「……なんだ……!?
ここからではよく見えなかったが……!
あの一帯の建物が一瞬で消えた……!!!!?
何が…………」
ルーミィ「………………」
ルーミィ(建物が消えたどころか……
刹那の出来事ですが、あそこの次元そのものが一瞬超圧縮され元に戻ったようでした……
恐らくヘテム様の次元魔法…………
そしてあの場所はお姉様とヘテム様が戦っている場所…………)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
マツナツリ「……くそ…………
無限総隊長は無事か……
何故まだ連絡がない……!!!!!」
ルーミィ(お姉様が心配です…………
……あぁっ! 胸が張り裂けそう……!!!
行きたい!!! あの場所へ!!!!!!
お姉様のもとへ……!!!)
マツナツリ「…………───…!!!」
ジャキンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッ!
ルーミィ「!」
マツナツリ「…………雑念に呑まれるところだった
………………無限総隊長は大丈夫だ……!
俺は……俺の成すべきことをする……
それは……闇の魔女、お前の討伐だ
……自分の責務を全うすること……!!!
それが親愛する無限総隊長への恩に報いる事になる……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「…………
…………ふふ…………お礼をいいます
その言葉で、わたくしも我に帰りました…」
ルーミィ(お姉様……わたくしはお姉様を信じます……
後で会いましょう……)
ニコ……
マツナツリ「…………リプレイス:全身 ← → 武具百般ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャカァァァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《全身をあらゆる武器に置換するマツナツリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ(こちらも強敵……
しかし…………この御方の “弱味” は…………分かりましたよ)
ニコ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
151
:
名無しさん@避難中
:2025/05/18(日) 14:33:04 ID:.v2ceqIs0
─── レティシアとヘテムの戦場……
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
しゅうううううううううう……
《その場所は、地上から何も無くなっていた……
次元ごと押し潰されたために、全てがまっ平らにならされてしまったのだっ……!》
ブゥゥゥゥン……!
ドサッ……!
ヘテム「はぁッッ……はぁッッ……はぁッッ…………」
《元のサイズに戻り、地面に膝をつくヘテム》
ヘテム「………………流石に奥義……!!!!
消費魔力が半端ないね……!
でも………………勝った……潰したッッッ!!!!!!!!
倒したっ! レティシアをッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしが……
あたしが最強の魔女だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スッ…………ザッッ……!!!!
ヘテム「!!?」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「まだ、最強はやれぬわッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボカァァァァァァァァァァァンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「ごはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《突如現れたレティシアの拳がヘテムを叩き飛ばした!!!!!》
ドッズァアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「ガ……ハァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「ふぅーっ……ふぅーっ………………
…………はぁはぁ……もう殴るだけでも体力を消耗するわ…………」
フラフラフラ……
ググ……
ヘテム「な、なんで……生きているの……
次元ごと……世界ごと潰したのに!!!!!!!
逃げられるはずがないのに……!!!!!!!!!!
あたしはしくじってないのにっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「あぁ…………そちの奥義…………至高の技であったぞ……
逃れる術はなかった……………………
“特異点” 以外にはのう」
ヘテム「と、特異点!!!!!!!!!?」
レティシア「妾の生み出す “未来の光” と“過去の光” ……………………
その2つの、正反対の時間軸を重ね合わせたとき……生まれるものは
“未来” でも “過去” でもない…………イレギュラー
…………それが『特異点(シンギュラー・ポイント)』じゃ…!
それはこの次元であり、そうではない……移ろう点……
妾はそこに潜んだのじゃ……
それでそちの攻撃を回避できる確信はなかったが…………妾は賭けに勝ったな……!!!!」
ヘテム「…………!!!!!!!!
……くっ…………!!!!!!!!!!!」
ギリリィッ……!!!
152
:
名無しさん@避難中
:2025/05/18(日) 15:11:54 ID:.v2ceqIs0
ギギギギギッ……
ヘテム「……なっ、なんだよそれ…………なにが特異点だ……
あたしの最強の魔法を…………!!
破ってどや顔か!!!!!!!! あたしを見下してッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッ!!!!!!!!
レティシア「誰がどや顔をしておる…………妾は元からこんな顔じゃ!
むしろ……妾はそちに敬意を表している
その歳で、次元魔法をそこまで極めたそちは素晴らしい能力じゃ
少なくとも妾がそち位の歳の頃には、そこまでの境地には至っておらぬ
そちは間違いなく強い………………妾も恐れるほどに!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「………………でも見下ろしてるのはおたく……膝を着いているのはあたしだ
……勝者はおたくだよ」
レティシア「……そちはもう勝負をやめるのか?」
ヘテム「……!?」
レティシア「そちの目は闘志を失っておらぬ
それならばまだ闘えよう
…………まだやるなら受けて立つぞ」
ヘテム「…………あたしはもう魔法は使えないよ……
戦ったところで……」
レティシア「妾も同じじゃ
もうメコル級も撃てぬ
だがお互い、肉体の気力までは底をついておらぬじゃろう
立ち上がり、お互い向き合い、殴り合う!!!!!!!
最強を決める方法は魔法以外にもあろうが!」
ババァァーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……………………は…………。
魔女最強の座を争うってのに殴り合えっての………………
うふふふふふ…………。おたく、面白いや……」
スゥーー……
ヘテム「……まぁいいや……
……最後までやってやろうじゃん」
ザザンッ!!!!
レティシア「あぁ、やろう」
ザッ……!!!!!!!!!!!
2人((最後まで、徹底的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!))
ドドゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そしてレティシアとヘテムは……魔法を捨て、拳を構え……向かい合い…………駆け出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
─────────…… その直後……
ビカァァァァァーーーーーーーッッ…………カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュッッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《2人の戦場から遠く離れた場所…………そこは聖都の中心!!!!!!
そこで巨大な爆発が起こった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆炎が天を衝く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……なに……!?」
レティシア「…………あの場所…………退魔軍の中枢……『大聖堂』か!!!!!!!!?
………………まさか………………!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/300/1747488447805.png
153
:
名無しさん@避難中
:2025/05/18(日) 22:10:32 ID:Qii57wds0
ヘテム 新
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/301/1747573648624.png
154
:
名無しさん@避難中
:2025/05/18(日) 23:57:34 ID:ZmbMQuFk0
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《炎上する大聖堂……!!!!!!》
───
ヘテム「だ、大聖堂だって?」
レティシア「あぁ……あの場所は間違いない」
ヘテム「なんであんな爆発を……
もしかして闇の魔女か力の魔女か……」
レティシア「ルーミィやスイグンの力とてあぁはなるまい……」
ヘテム「魔女レベルじゃなかったら誰があんなことするの!!!!!?
退魔軍の自爆ってこともないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「………………実はな
ある秘密の作戦のために1人の魔法使いを大聖堂に送り込んでおったんじゃ…
そいつは透明魔法使い……あらゆるものを透明にする特血じゃ
混戦が予想されるこの戦いで、あやつほど隠密に適した人材はおらん
らんぼうの奴め…………やりおった……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「しかも……この魔力!!!!
ここからでも感じる、この魔力!!!!!!!
ここまで “大物” を引き当てるとは!!!!!!!!!!!!!!!
しかし…………これは………………」
ヘテム「……
作戦ってなんなの……?
一体何が起きたっていうの!!?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
──────……
ズズズズズズズズズズズズズズ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よろ……
リハン「大…聖堂……が……!!!!!
なんということだ……!!!!!!!!
くそっ…………こんな場所で倒れている場合じゃない……!!!!
行か……なければッ……!!!!!!!!!」
ググググッ……ヨロッ…ヨロッ…!
リハン(ダメ……だ……
足に…………力が……)
フラァァァァァっ………………!!!!
ガシィッッ!!!!!!!!
リハン「……!!」
ババンッ!!!!!!!!!!
ミャラダイン「おう、大丈夫かや」
ぬるもっこり「リハン殿!!!!!! ご無事ぞな!!!!!!!!!!!!!?」
リハン「……!!! あなた達は……」
ループマー「リハン……! お前ほどの男がそこまでボロボロになるとは」
リハン「………………私はいい……
大聖堂が…………」
ぬるもっこり「う、うむ!!! とんでもないことになりましたぞ!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「ワぁ、このまま寝てるわけにもいかんだらぁ
行きたいなら……このまま連れてってやるがや
肩を貸すず」
リハン「………………
……えぇ……頼みます…………
どうか私もあの場所へ……」
ミャラダイン「あぁ、行かこい
…………まぁ、ワどやつもやっと回復したばっかだけん、速くは動けんがな……」
ループマー「行く手を阻む敵は私が斬る…………それくらいはやらねばな……!」
チャキッ……
ぬるもっこり「さぁ、行きますぞ!!!!」
リハン「………………
…………ありがとう…………
………………お願いします……」
ミャラダイン「……………………はっ!
……ワぁから初めて『ありがとう』だなんて聞いたで……
ムジ痒ぃのぉ〜」
リハン「………………」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………………
155
:
名無しさん@避難中
:2025/05/20(火) 10:46:35 ID:k40Qx82g0
─── 大聖堂の近く
ゴゴゴゴゴゴ……
ガラ……ガラ……ガラ……
サンクレア「──────…………ぐ……」
《サンクレアは瓦礫の中に倒れていた…》
サンクレア「…………はっ!!!! ……ッ痛っ……!」
ビキキ……!
ガラガラガラガラ……
サンクレア「こ、ここは……? 何故こんな所で倒れてたんデショウ……
一体……ワタシは…………
……………………ハッ!!!!!!!!!!
そ、そうだ……あの時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダ……バッ!!!!!!!!!!!
サンクレア「……!!!!!!
あ、あぁぁ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラ……
メラメラメラメラ……
《サンクレアの目の前に……炎上……崩れ行く大聖堂……!!!!!!!!!!!》
サンクレア「…………!!!!」
サンクレア(そ、そうだ……
ワタシはこの大聖堂の前に居た……!
リーベス様も一緒に…………それと捕らえた力の魔女も……!
で、でも突然大聖堂が大爆発して……吹き飛ばされたんディス!!!!!!!!!!!!!!!
……一緒に居たリーベス様は……!? ワタシとは違うところに吹き飛ばされた……!?
…………捕縛していた力の魔女の姿も見えまスェン……!)
キョロキョロ……
ハッ!!!!!!
サンクレア「……!!!!!!
そうだッ……大聖堂の中に居た人達は……!
中に居た特化Bの人達は……!!!!!!!!」
ガチャッ……ピコピコピピピピ……
ジジジジ…………ジジジジ…………
ツーー……ツーー……
サンクレア「……繋がらない……!!!!
………………この………………爆発では……もう……ッッ…!!!!!!!!!!!」
ポロポロ……ポロポロ……
ザァ……
リーベス「サンクレア君……御無事か……」
よろよろ……
サンクレア「リ、リーベスサマッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リーベス「……予想外だ……こんなことになるとは……
くっ…………御爆風に吹き飛ばされた時の打ち所が悪かったな……」
ポタポタ……
サンクレア「だ、大丈夫ディスか!!!!!!!!!!」
リーベス「あぁ……なんとか動ける
………………スイグンは…………」
サンクレア「それが……同じように飛ばされたみたいで……どこに行ったのか……」
リーベス「しまったな…………そのまま逃げたかもしれないな
近くの兵に御至急捜索させよう
私の『聖天ダン彁』受けているから、そう御機敏に動けないと思うが……」
サンクレア「これは……一体何が起きたのディショウ」
ガラガラガラガラガラ……
ゴオオオオオオオオオオオ……
リーベス「ふむ…………
よく見ると大聖堂は御全壊しているわけではないな……
大聖堂内部で爆発が起こったわけではなさそうだ……
…………! どうやら、爆心地はあそこのようだな」
ビシッ……
ズズズズズズズズズズ……!
《大聖堂の敷地内の外れ…………そこに大きな穴がぽっかりと空いていた……!》
サンクレア「あ、穴……!
ま、まさか地下……!? 大聖堂の地下で爆発が!!!!!?
あ、あの場所は一体……」
リーベス「『牢獄』だ」
サンクレア「牢獄!!!!!!!!!!?」
リーベス「うむ…………捕虜として捕らえた魔法使い達を収容する牢獄…………それは大聖堂の地下にある
……牢獄が爆心地………………つまりは」
サンクレア「こ、この爆発を起こしたのは……牢獄に居た魔法使い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リーベス「あぁ
まさか……御忍び込まれていたのか……
そうか……魔法使い軍には “透明魔法使い” が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
サンクレア(こ、こんな爆発を起こせる魔法使いが……普通の魔法使いや特血とは思えない……
い、一体……なにが解放されたというのディス……?!!!!!!!!!!)
ドクンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
156
:
名無しさん@避難中
:2025/05/21(水) 00:29:09 ID:geRjfdIo0
─── “穴” からほど近い場所……
シュオオオオオオオオオオ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
よじよじよじ……
らんぼう「ふ、ふぅふぅ……ハァハァ……
ふぃ〜〜〜、おいついた〜〜〜」
オオオオオオオオ……
??「…………」
らんぼう「……!!
い、いやぁ〜〜〜……これは!!!!!
凄いことになっておりもーす……!!!!!!!!!!
あの大聖堂がメチャクチャで!!!!!!!!!!!!!
す、すさまじい力がありもーすなぁ、お嬢さん!!!!!!」
ザ……
??「…………久々のシャバだ………………」
らんぼう「えぇ、えぇ、お嬢さんはもう自由でありもーす
助け出したのはこのワッシ!!!! 透明魔法使いのらんぼうであるからにして!!!!!!!!!!!!!!!
そこんとこ、忘れんでおくんなしーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…………………………
………………懐かしい魔力…………感じる………………」
らんぼう「お、おぉ……この聖都にはあの方々もきておりもーすからな
光の魔女レティシア様を始めとした魔女の面々が!!!!!!!!!!!!!!」
??「………………レティシア………………
懐かしいね……………………
ふ……ふ………………ホ……ホ……ホ………………」
ニィィィィィィィ……
ゾゾー……
らんぼう「え……えっと、これからどうするつもりで?」
??「……………………
もっと……もっと……壊したい………………
無魔を……1人でも多く……消し去りたい…………
でもその前に………………挨拶………………しておこう……」
ググググ……
らんぼう「ちょっ……! 行くならワッシも一緒に連れていってたもーーーーー!!!!!!!!!!!」
グググググッ……ゴゴウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《競り上がった地面を踏み台のように使い高く飛び上がる2人!》
ギュインンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らんぼう「ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
───
レティシア「…………この魔力…………紛れもなく “あいつ” だ……
しかし何故今まで生きていた……? 退魔軍に生かされていたのか……?
何故そんなことが………………」
ヘテム「ちょっと! 人と一緒に居るときに自分1人で完結する独り言やめてくれる!!!!!?
なんのことかこっちはさっぱりなんだけど!!!!!!?」
レティシア「……あぁ……
この爆発を起こした者の正体じゃ……
あの爆発から感じられる魔力……心当たりがある」
ヘテム「へぇ
爆発魔法の使い手とか?
あれほどの爆発……なかなかのものだね……
もしかして魔女?」
レティシア「……その通り……魔女じゃ
ヘテム………………そちの先輩じゃな」
ヘテム「先輩? ただのロートルでしょ
あたしとそんな爆発魔法なんて汎用魔法使いを比べないでよ」
レティシア「いや…………そいつは爆発魔法の使い手ではない……
………………そしてあやつは…………そちよりも年下じゃぞ」
ヘテム「……はぁ!!!!!!?」
レティシア「…………あらゆることが不可解…………しかしあやつが起こしたこの破壊……!!!
どんな地獄を経験したのか……………………成りよった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「いたいたぁー」
ヒューーーーンッ……!
レティシア「!!」
ヘテム「!!!!」
シュタッ……
ヒュルルルル……ドシャアァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らんぼう「ぶへぇ!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオ……
??「…………うふふ……ふふふ………
久し振り……ホ…………」
ニィィィ……
レティシア「あぁ……しばらくじゃのぉ……
“元・土の魔女” ………………
メクリスタよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/302/1747488450921.png
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッ……
157
:
名無しさん@避難中
:2025/05/21(水) 23:34:36 ID:8xafhhtc0
変態とまとも
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/303/1747837304232.png
格闘とタコ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/304/1747837355301.png
謎と魔女
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/305/1747837413629.png
158
:
名無しさん@避難中
:2025/05/21(水) 23:37:24 ID:8xafhhtc0
邪神と最後
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/306/1747837468621.png
桃蟲
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/307/1747837502919.png
159
:
名無しさん@避難中
:2025/05/22(木) 01:01:10 ID:1GM0QVeM0
───
マツナツリ「どッッッッ
けえええええええええええええーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドウウウウウンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「くぁうううぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「ハァッ……ハァッ……ハァッ……
これ以上貴様に構ってはいられん!!!!!!!!!!!
大聖堂がッッ……俺達か守るべき中枢が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はあそこに向かう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「連れませんね……もう少しわたくしと遊んでいきませんか……」
マツナツリ「そんな暇など……もはや無いッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全力で処理する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャギャアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「全身が武器……
まるで骨で全身を武装したリスリス様のようですね……まるで隙がありません……
更に……肉体から剥き出しの武器には全てミスリ〜ルのコーティングが……!!!!!!!!!」
ギュオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズプォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《闇の津波!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「システムモゲラー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャリリリリリリリリンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババウゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァァァァァァッ……!
ルーミィ(闇が払われた……!
全身から生えた様々な武器に、ミスリ〜ルのコーティング……
それをドリルのように細かく回転させ……まるで魔法を食い破るかのように無力化している……
…………よもやMITブラックにまで対抗してくるとは…………)
マツナツリ「魔狩内斧!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピュンピュンピュンピュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「くぁぁっ……!!!!!」
《ミスリ〜ルの針と化したうぶ毛を無数に飛ばすマツナツリ!!
ルーミィの体に突き刺さる!!》
マツナツリ「その針には退魔針の効果もある!!!!!!!!
魔力が乱れるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガグッ……
ルーミィ「ヴゥ……」
160
:
名無しさん@避難中
:2025/05/22(木) 01:38:35 ID:5VQlqJag0
ヒュー……ヒュー……
ルーミィ「……確かに、魔力が上手く使えませんね……
致命的な針を抜いても……回復には時間が掛かるでしょう……」
ブル……ブル……
マツナツリ「あぁ…………そして、こちらはそんな時間を与えるつもりはない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「…………M.I.Tブラックでも倒せない殿方…………
………………でも、良いのです………………
そもそもM.I.Tブラックの真骨頂は攻撃ではないのですから…………
……………………そして…………わたくしの魔力が不安定になったことにより……」
ズニュニュニュニュニュニュニュニュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「この聖都中に散らしていたM.I.Tブラックがわたくしの元に自動で戻ってきました…」
ギュウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ(……奴の広げた闇が還っていく!!!!!
弱っている証拠だ!!!!!! 畳み掛ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リプレイス:毛細血管 ←→ 超強力電飾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カカァァァァァーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガショガショガションンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリは輝きを放ちながら更に攻撃的に全身を武器で武装した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「……『M.I.T(マターナル・インナー・テラー):降誕』……」
ブモォッッッ!!!!!!!!!!
バカァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ルーミィのもとへ還ってきたM.I.Tブラックの塊が卵のように割れた!!!!!!!!!!
すると、中から!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドザザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バグ魔獣化兵「ギャロロロロオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マツナツリ「ッッ! 魔獣化した魔法使い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキャバキャバキャバキャバキャバキャバキャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドサササササササササササササササァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バグ魔獣化兵達『ゴアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
《更に闇の中から出づるバグ魔獣化兵達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ(闇に取り込んだ魔獣化兵を解放!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ザザッ!!!
マツナツリ「それがどうした……!
リプレイス:五指 ←→ 気力増幅アンテナ!!!!!!!!!」
グァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの手の指先がパラボラアンテナみたいになった!!!》
マツナツリ「『天・テンズ・点帝砲』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
161
:
名無しさん@避難中
:2025/05/22(木) 01:41:44 ID:5VQlqJag0
❌
五指
⭕
十指
162
:
名無しさん@避難中
:2025/05/22(木) 02:11:14 ID:5VQlqJag0
ガガガガァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッドオオオオオオオオーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《放たれた十本の閃光がバグ魔獣化兵達を消し飛ばした!!!!!》
マツナツリ「次はオマエだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闇の魔女オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リプレイス:右腕 ←→ 極大ミスリ〜ル柱!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギョバギョバギョオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリの右腕が巨大なクリスタルのようなミスリ〜ルの塊になった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「『点帝剣・天叢雲』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴビャガガァァァァァァァーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこを通して放たれる点帝剣!!!!!!!!!!!
すさまじく巨大で鋭い刃となった!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィへと切りかかる!!!!!!!!!》
グォオオオオオオオンッ!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「『生誕』……!!!!!!!」
バキャアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ルーミィは割り込ませるようにMITブラックを解放───!!!
中からッッッ……》
マツナツリ「魔獣の盾など無意味!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それごと斬る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニコ……
ルーミィ「斬れますか…………そちら?」
グラァァァァァァッッ!!!!!!!
退魔兵ぬぎぬぎ「あ……ぁ…あぁ……」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《闇の中から現れたのは魔獣化兵ではなく退魔兵だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「ぬぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ふふっ! お優しいこと!!!!!!!!!!!
こちらも回復しましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!
退魔兵ぬぎぬぎ「ぐぶぉおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズブシュウウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「ぐぉぉ!!!!!!」
《退魔兵ぬぎぬぎの体から闇のトゲが現れるマツナツリの体を傷つけた!!!!!!》
163
:
名無しさん@避難中
:2025/05/22(木) 08:11:47 ID:yanp39pE0
訂正
❌
《退魔兵ぬぎぬぎの体から闇のトゲが現れるマツナツリの体を傷つけた!!!!!!》
⭕
《退魔兵ぬぎぬぎの体にまとわりついていた闇が鋭いトゲになった!!!!!!
退魔兵ぬぎぬぎの体を貫き、そさてマツナツリの体に突き刺さった!!!》
164
:
名無しさん@避難中
:2025/05/24(土) 01:41:37 ID:nKMy446M0
マツナツリ「うぐぅぅぅぅぅ……!!!!!!!!!!!!!」
ポタポタ……
マツナツリ「卑怯なっっ……!!!!!!」
ググググ……
ルーミィ「あなた方は非情になりきれない……
何故ならあなた方退魔軍は常に力を合わせ、協力しながらわたくし達魔法使いと戦ってきたからです……
個の力を重きとする我々とはまるで正反対…………
それはとても尊きこと……素敵な考えですが…………
それが大きな弱点にもなるのです」
ズズズズズズズズズ…………
パキパキパキパキッ……
《闇の玉が次々と割れていく!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「ッッッ……ぬぅーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッダァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ(闇の中から何が出ようとも!!!!!!!!!!!!!
あの魔女を……ルーミィを斬る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以外には目もくれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マツナツリ全力疾走!!!!!
ルーミィのもとへ真っ直ぐ向かうッッッッ!!!!!!!!!!!!!》
バキャッッ!!!!!
バグ魔獣化兵1「ギャオオオオオーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギギッッ…!
退魔兵しゅるり「あ…………ぁ…………」
ズルゥゥゥッッ!!!
バグ魔獣化兵2「ぎょおおおおーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
デロロンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵ハラッ「マツ……ナツ……リ様………………たすけ………………」
ドドドドオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「うおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《苦しむ仲間を尻目にし、そして魔獣化兵達の攻撃を受けながらも、マツナツリはルーミィへと一心に飛び込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
マツナツリ「リプレイス:全身 ←→ 武具千般
そして……ミスリ〜ルコーティング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャオギャオギャッッギィィィィィィィィィィィィィーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドウウウウウウウウッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《超攻撃的な姿となり、マツナツリはついにルーミィの間合いを侵略するッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ひっ……!!」
カァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
165
:
名無しさん@避難中
:2025/05/24(土) 02:04:57 ID:XoL5VzxA0
マツナツリ「終わりだ闇の魔女ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「──────……どんなに目を……背けても……」
ルーミィ「心に入り込む…………本当の闇が存在する……」
パチンッ……!
ギュルルッ……
バキャッッ…………!!!!
《ルーミィが新たに呼び出した闇の卵…………!!!!
その中からまろび出づるものは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴトッッ……!
マツナツリ「━━━━━━━━━ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「─────────」
ピタァッッ……
マツナツリ「そっっ……総隊長ッッ………………」
ゾクッッ……
ルーミィ「……くすっ……」
マツナツリ(何故総隊長が
何故闇の中から
何故捕まっている
何故傷ついている
何故動かない
あの完璧な総隊長が
あの憧れの総隊長が
負けたのか
光の魔女に?
ありえない
ありえない
総隊長がまさかそんな
嘘だ
総隊長
起きてくれ
何故動かない
その足は
嘘だ
嘘だ
嘘だ
嘘だ)
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
ルーミィ「……くす…………偶然わたくしの闇が捕らえていたのです……
気を失っていても放つ凄まじい威圧感……そしてお姉様の魔力の痕跡を感じたのでもしかしたら、と思ったのですが……
どうやら当たりのようですね
それがあなたの弱味……
ふふふふふふ…………可哀想…………
…………ほぅら、闇が心の中に入り込んだぁ♡」
ズオオオオオオオオオッ……
ズズズ……ズブズブズブズブズブズブズブズブ……
無限パイナップル花「…………ぐ…………」
《無限パイナップル花が闇の中に沈んでいく……!!!!!》
マツナツリ「総隊長ぉぉぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今……いま助けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「た、たすけ……てマツナツリ………………
闇の中に……沈んでいく…………わたしが消えていく……
この中に沈んだら……わたしは……」
マツナツリ「総隊長ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
バッ……
《パイナップル花に手を伸ばすマツナツリ! ……しかし……!!》
ドプンッ……
《闇の中に……パイナップル花は消えた……!》
マツナツリ「総……隊…………ちょ……」
ブクッッッ……
ドバァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限パイナップル花「うばおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐるじ……ぐるじぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう殺じでぇぇッマ"ツ"ナ"ツ"リ"ィィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《闇の中から、肉体が半分以上溶け……そして腐ったような……亡者と化したパイナップル花が這い出て来たッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
166
:
名無しさん@避難中
:2025/05/24(土) 02:23:30 ID:GPiQZ/.k0
──────
ルーミィ「…………」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……
コオオオオオオオオオオオオ……
マツナツリ「…………総隊長…………総隊長…………総隊長…………総隊長…………総隊長………………」
パクパクパクパク……
ルーミィ「制圧完了……………………
どんな強者でも、心に隙が出来れば……M.I.Tブラックの闇の暗示から逃れる術はない……
あなた様の心の隙を生み出すもの……それが彼女だったのですね……
あなたは事あるごとに総隊長さんへの尊敬の言葉を口にしていましたから、突くならそこしかないと思っていましたよ…………
ふふ……」
マツナツリ「総隊長ぉぉぉ……総隊長ぉぉぉぉぉぉ…………」
ぼーーーー……
無限パイナップル花「──────」
しん…………
ルーミィ「あなた様が先ほど見たのは、闇が見せる幻覚……
本物の総隊長さんは隣で眠っていらっしゃいますよ……
後で再会を喜ぶと良いでしょう………………正気に戻れたら……ね」
クルッ……スタスタスタ……
ドドドォォオォォォンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「…………ふぅ……
本当はしっかりとトドメを差した方が良いのでしょうけど
僅かでも言葉を交わした方ですと感情移入してしまって手を下せませんわ
…………
“非情になりきれないていないのは、そちもじゃろう” …………とお姉様にどやされそうですが……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ルーミィ「……とにもかくにも……お姉様の方に向かいましょう……
あの爆発……そしてそこから感じる魔力…………
これは一体どういうことなのでしょう?
まさかあの時死んでいたと思っていた彼女が生きていたとは……
しかし……ネンオン様の “命灯” も消えていたというのに何故──────」
ヒュウウウウンッッッ……
《ルーミィはレティシア達の元へと向かっていった……》
167
:
名無しさん@避難中
:2025/05/26(月) 01:18:26 ID:OoOrFBsQ0
───
レティシア「久しぶりじゃのぉ……メクリスタよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
メクリスタ「ホホホホホ……
久しぶり……? あれ……? あれ……?
おねぇさんついこの前も会った……会ったよねぇ? ねぇ?
確かぁ、首をかききって死んじゃったよねぇ!!!!!!」
レティシア「死んでおらぬわ」
メクリスタ「あれれれれれ?
違った? いや…………そうだ!
確か、ディッキンソニアをまるのみにして窒息死したんだホ!!!!!!!!!!!!
そして五億年後に地層の中から発見されていたホーーーー!!!!!!!!!!!!
チュミーはそれを発見してラーメン屋の店主になったんだホ!!!!!!!!!」
レティシア「そんな古生物なんか丸呑みしておらんわ!
そりゃ、夢の話じゃないか?」
メクリスタ「あ、そうかも……
そういえば目を閉じていたかもホ?
じゃあ、やっぱり、久しぶり?」
レティシア「あぁ
そち…………妾と会うのが何年ぶりか分かるか?」
メクリスタ「うーーーん、、
爪を……35回剥いだからぁ………………20年ぶりくらい!」
レティシア「いや、ざっと5年じゃな
そちも18か……見違えたぞ」
メクリスタ「ホホ!!?
まだそんなもんホ!!!!!?
びっくりホ〜〜〜!!!!!!!!!!!
ということはぁ、またあの暗い暗い場所に戻れば、時間がゆっくりになるのかなぁ?!
すごぉぉぉい! 不老不死が完成しちゃうホ〜〜〜!!!!!!!!
チュミーが新しいノーベル賞だぁ!!!!!!!!!!!!!!!
今夜はソーメン食べ放題ぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
わーーーー!!!!!!!!
ヘテム「…………なにこのクソガキ
捕まってる間に頭イカれちゃったの?」
グルンッッ!
メクリスタ「????
あれぇ〜〜〜????? こいつだれぇぇぇ?
チュミーの妹!!!!? 妹だよねぇ!!!!!!!!!!!?」
レティシア「その者はヘテム…………最近十大魔女になった次元魔法使いじゃよ」
メクリスタ「え〜〜〜?! そうなんだぁ
じゃあチュミーの後輩だぁ
もっちチョコパン買ってこいよ!!!」
なでなでなで
バシッッッ!!!!!!!!
ヘテム「ちょっと!!!!!!!!
触るなよ……落伍者!!!!!!!!!」
メクリスタ「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
レティシア「……ヘテムよ
あまり酷いことを言うでないぞ
メクリスタは5年ぶりに牢屋の中から出られたんじゃ」
ヘテム「それって退魔軍に捕まったってことでしょ?
魔女のくせに…………
戦場で死ぬことすらしないなんて面汚しだね!
まぁガキで、土魔法なんて底辺魔法使ってる時点で程度が知れるけどさ」
メクリスタ「……うわぁ〜〜〜……
この人酷いよ……おねえさん……
こいつ…………殺していいかなぁ?」
ヘテム「やれるもんならやってみなよ!!!!」
ギュウウウウウウウウウウウンッッ……!!!!!!!!
レティシア「おい! ヘテム!!!!!
そち、魔力も少ないのにそんなことはやめぬか!!!!!」
ヘテム「いいでしょ
この雑魚に格付けをしっかりと教え込んでやらなきゃだからさぁ……!!
アンギール レイパチ シューティガン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュムゥゥゥゥゥゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムは空間をメクリスタに向けて激しく弾いた!!!!!》
ヘテム「……!?」
ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル……
メクリスタ「えーー……急に暴力なんてコワイホ〜〜〜
こいつムカつくホホ〜〜〜」
ジュウウウウウウウウッッ……!!!!!!
ヘテム(不発……!?
いや、あたしの次元魔法が無力化された!!!!!!!?)
ドドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
168
:
名無しさん@避難中
:2025/05/29(木) 00:19:42 ID:PUiXVmeU0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
メクリスタ「やったぁ! 防御成功だホーーーー!!!!!!
次はぁ、チュミーの番だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギビギビギビギィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メクリスタは巨大な岩を操る!!!!》
ヘテム(……!!
……ただの……土魔法……!
属性魔法の中の……雑魚の雑魚!!!!!!
汎用性も薄い………………ゴミ魔法!!!!!!!!!!
……そのはずなのに、何!!!!?
この嫌な感じは!!!!!!!!!!? 一体……!!!!!?)
ズゥッ……!
レティシア(ヘテム……。別の次元に身を隠したか!)
メクリスタ「くらえホ〜〜〜
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリタル ズガガドン アキドゥル メコレ ジオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャゴオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム(この魔法は、別次元に居るあたしには届かない!!!
すぐに反撃して屈服させてや───)
ドギュウウウウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッゴオオオオオオゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「がっはァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「ッッッ!!」
メクリスタ「わぁぁぁーー! ゲロ吐いたー!」
ドッシャアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「が、がふぅっっ……!!!!!
なっ……!!!!!!!!」
メクリスタ「キャホホーー!!!!
頭を潰してあげよーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ガゴオオオオオンンッッ!!!!!!!!!
ス……
レティシア「待て……そこまでじゃ、メクリスタ」
メクリスタ「え〜〜〜
まぁ1番のおねえさんが止めるなら仕方ないやぁ
でもすっきりしたから良いかぁ、ルンルン🎵」
ヘテム「ご、ごは…………
べ、別次元に居るあたしに何故……攻撃が……!!!!!」
メクリスタ「別次元〜〜〜?」
レティシア「……どうやら、メクリスタの攻撃がそちの次元魔法に干渉した……と見て良いじゃろう」
ヘテム「何故…………! ただの土魔法がッッッ……!」
レティシア「ただの土魔法ではない……
妾のこの目で見て確信した……
メクリスタの土魔法は、ただの土魔法を越えた………………
こやつは “重力魔法” に到達したッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
169
:
名無しさん@避難中
:2025/05/29(木) 01:33:32 ID:GCzZP7I20
ヘテム「じゅ、重力魔法だって…………!!!!?」
メクリスタ「じゅうりょく……?
ホホホホホ、チュミー重くないホ
チュミーはシンデレラより軽いんだホ!!!!!!!!!」
レティシア「重力とはこの世界を構成する大きな力の一つじゃ
メクリスタは自覚していないようじゃな……
だが先ほどの魔法は確かに重力を操っていた」
ヘテム「それは……!!
あたしの次元魔法や……おたくの光魔法にも匹敵する “理” の魔法じゃない!!!!!!
なんで土魔法を使ってるようなやつが……!」
レティシア「いや、歴史を辿れば基本属性魔法が一つ上の……理に干渉する魔法に変化した前例は実際にある
妾の光魔法も、元を辿れば単純な火の魔法から発展したと聞いている
闇魔法も水魔法の派生…………そして次元魔法は…風魔法から……だったか
そのように…………土魔法が重力魔法に転じたという前例も間違いなく存在する……
だがそこに至れるものは希有じゃ
十大魔女の序列で頂点に立てるほどの素養を持ったものでもなければ……な」
ヘテム「それじゃあおかしいじゃん!!!!!
こんなクソガキが!!!!!!!!!
あたしやおたくの足元にも及ばない魔力なのに!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「れれ? 悪口言われてる?
それともお歌かな?
ホホホホホ、耳障りが良いホホ〜〜〜」
レティシア「環境がメクリスタの素養を変質させた…………としか思えぬ
おそらく恐怖……絶望……憎しみ………………マイナスの感情がこやつの可能性を開いたのじゃ……
希望や覚悟といったプラスの感情が人を強くするように……な」
ヘテム「…………重力魔法だとして……なんで別次元のあたしを捉えられた……」
レティシア「過度な重力は次元をも歪めるという…………
そちはメクリスタの重力に捕らえられたのじゃ
もちろん、今のそちのコンディションもあると思うがのう」
ヘテム「…………ち…………」
レティシア「しかし…………メクリスタよ……
そちはあの場所で一体どのような刻を過ごしたのじゃ……」
メクリスタ「ほほ?」
ルーミィの声「お姉様〜〜〜〜〜〜」
ズヌヌヌヌヌヌヌヌーーーー……
メクリスタ「うわぁ! 地面を這うでっかいボタ餅が来たよぉ!!!!!!!!!
塩かけてインド人を右に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ルーミィか」
ヘテム「なんで影の中に居るの?」
ルーミィの声「お見せできない顔でして……
……ヘテム様! 急にいらっしゃったと思ったらお姉様と決闘だなんて!
メッ! ですわよ!!!!」
ヘテム「……うるさいな……」
レティシア「まぁよかろう
ヘテムには助けられた部分もあるし
事も円く収まった」
ルーミィの声「まあ♡ 仲直りしたんですね!」
ヘテム「別にしてないから!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィの声「……あっ……! そうだ……!
…………そちらのお方……!!
あぁ、なんと……!!!!!!!」
ヌィ
らんぼう「ワッシでありもーすか?」
ルーミィの声「違うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボカーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らんぼう「しきびぃぃぃーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィの声「メクリスタ様!!!!
生きておいででしたか!!!!!!!!!!!
なんと奇跡でしょう!!!!!!」
メクリスタ「誰ホ? ぼた餅に知り合いは…………3人くらい居たけどぉ
あなたは知らないホ?」
ルーミィの声「わたくしですわ! 闇の魔女のルーミィ!」
メクリスタ「あっ! チュミーにミニスカ100とんくれたおねえちゃんだぁ!
あれれぇ? 耳血を出して死んだんじゃ?」
ルーミィの声「死んでいませんわ!!!!
良かったですわね…………生きていて………………
ミニスカが更に似合う女性になったようで…………
150てんあげちゃうっ!!!!!!」
メクリスタ「やったホ〜〜〜!!!!!!!」
170
:
名無しさん@避難中
:2025/05/29(木) 01:54:15 ID:GCzZP7I20
レティシア「……ここに来て合流か……
……じゃがスイグンは……」
ルーミィの声「スイグン様はわたくしが影の中に保護していますわ!
どうやら退魔軍の元帥により捕らえられていたようですが…………先ほどの爆発の際に隙を見て逃げ出したようですが……
力尽きていたところ、わたくしが通りがかったので」
レティシア「そうじゃったか
………………ということは奇しくも勢揃いか……
……シュギョクは敗れたようじゃな…………
あの男がやられるとは想定外じゃったが…………」
ルーミィの声「……これからどうするので?
お姉様……もう満身創痍ではありませんか
大聖堂は崩しました……聖都の大部分も崩壊しています……もう潮時では?」
レティシア「そうじゃな………………
…………そち達はどう思う?」
ヘテム「………………」
ぷぃー
らんぼう「か、帰りやしょーや
さすがに疲れておりもーす…」
レティシア「…………………………ふむ…………………………」
「………………いやだ……………………!」
ゴゴゴゴゴゴ……!
レティシア「!」
メクリスタ「……このまま帰るなんて嫌だ…………!!!!!!
あの建物をブッッ壊しただけじゃチュミーは満足出来ない……出来ないッッ!!!!!!!!
ここの全てを破壊して壊滅して滅殺して殺戮して戮辱して全ての無魔をゴミ溜めに放りこまなきゃ気が済まないぃぃぃぃッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
済まない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 済まない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
済まないィィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾゾゾゾゾゾーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らんぼう「ひ、ひぃぃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんたる恐ろしい殺意ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「そうか…………メクリスタよ
ならば、最後に……思い切りやるがよい」
メクリスタ「あはははははははぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まかせてホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「っわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
レティシア「ぬぅ! 矢の雨か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「点帝砲ッッッ……撃ち込め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
171
:
名無しさん@避難中
:2025/05/29(木) 02:07:27 ID:m6/odGpQ0
ズラァァァァァーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……退魔軍……!」
リハン「撃てぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
退魔兵達『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ボギュギュギュギュギュギュギュギュギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「バングディングリング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴォゴオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《強固な土壁がメクリスタ達を取り囲み守るッッ!!!!!!!!!!!!!!!!! 》
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううう……!!
リハン(……堅い!!!!! ただの土魔法の防御力ではない!!!!!!!!!!)
メクリスタ「パウンディー ドボムピーキー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メゴゴッ……ボボシュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドウドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メクリスタは盾としたいた土壁を針のように尖らせ、ミサイルのように退魔兵達に向けて放った!!!!!!!》
ギュオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「……!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「金剛ヨガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドガガガガアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
しゅううううううう……
リハン「…………!!! くっ……!!」
ブシュッ……! フラァッ……!
ぬるもっこり「大丈夫……!!!! ですかな……!!!!!!
い、今のカウンターで大部分の戦力がやられましたそ……!!!!!!」
ザリ……
ミャラダイン「…………おいおいおいおい……
今の…………土魔法撃って来たやちゃ…………あいつ……!!
知っとーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
172
:
名無しさん@避難中
:2025/05/30(金) 01:10:10 ID:d7ypiU.E0
ぬるもっこり「なに……!?
………………!!!
バ…バカな…………
やつは……かつて赤口門で戦った土の魔女か!!!!!!!!!!!?」
ミャラダイン「あぁ、間違いねが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいちゃだが、あだやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ループマー「土の魔女…………まさか最年少で魔女になったというメクリスタか……?!」
ミャラダイン「あぁ!!!!!!!!!
あいちゃ、まだ新人だったジュルジュリとワどが倒したはずだがや!!!!!!!!!!!!!!!!!」
※ぬるもっこり隊とメクリスタとの戦いはこのあたり
↓↓↓
明日の なんとかファイト ジョー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/935-
↑↑↑あのあたり(6年前……)
ぬるもっこり「あの魔女は倒されてすぐ聖都に送られたはず……
とっくに処刑されていると思っていたが……!」
ループマー「あぁ……俺も覚えている
5年前だったな……移送されてきた時、俺も見ていた
…………普通なら処刑されるはずだ…………何故それが今の今まで……!」
ミャラダイン「どういうことだい、リハン?」
リハン「……………………
……………………私には…………」
レティシア「……ふむ?
退魔軍の連中もそちの存在に戸惑っているようじゃの?」
メクリスタ「………………
…………赤口門…………ぬるもっこり隊…………ジュ……ジュル……ジュリ…………
……………………ぁぁぁぁぁぁぁ……ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚えてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚えてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
朝焼けの雲の表面のシミの形よりもハッキリと覚えてるゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつらのせいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつらのせいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつらのせいだァァァァァァァっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュミーがこんなにおかしくなったのはァァ、あいつらのせいぃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺す殺す殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィの声「まぁ! 憎しみが膨れ上がったようです!
メクリスタ様のトラウマが刺激された!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「……また……さっきのような攻撃をされては……!!!!」
ダダッ!!!!!!
ミャラダイン「おいっ……リハン!!!!!!
1人で突っ込む気かや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「無茶はいけませんぞ!!!!!
リハン殿は右腕を失っているのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
173
:
名無しさん@避難中
:2025/05/30(金) 01:30:19 ID:d7ypiU.E0
ザザザザザッ!!!!!!!
リハン「これ以上破壊はさせない……!!!!!!!!!」
ダダダッ!
ミャラダイン「おい!
待つだがぁー!!!! そげな体でてて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「休憩して僅かに回復した……!!!!!!!!
1人でも……倒す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「なんか来るよ」
レティシア「ふむ…………あの体でよく向かってこれるな…………
どれ……相手をしてやろうか」
メクリスタ「チュミーがやるッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
潰すッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「マグンカン トチュカソ レザリザ メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュイイイイイイイインッ……
ポポッ……!!!!!!!!!!!
ビゴァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《岩で出来た巨大な花が咲き、その花の中心から極大レーザーが放出された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ぬるもっこり「ま、まずい!!!! 朕の減魔ヨガでなければ……!!!!!」
リハン「必要ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『白龍』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「……!!! 剣に纏った気が……なんてて鋭さかや!!!!!!!!!!
触れただけで体が切り刻まれそうだで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「『龍貫』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「ホホ!!!!!!!?」
ルーミィの声「まぁ……! メクリスタ様のあの高出力の攻撃を切り裂いた!!!!!!!!!」
レティシア「……あの力量ッ……
そしてあの男から感じる、シュギョクの魔力の痕跡…………
シュギョクを倒したのは彼奴か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
174
:
名無しさん@避難中
:2025/05/31(土) 00:32:06 ID:TL8crCeY0
ドドゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「はぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「あいちゃ! 止まらん!! マジでやる気だがーー!!!!!!!!」
ぬるもっこり「……いや! しかし! レティシアやルーミィはかなり消耗している!!!!!!
倒しきるならば、今しかチャンスはない朕!は覚悟を決めたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「……そげだなぁ……
…………ったく、付き合ってやーわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! リハンよぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「正面からやる気だよ」
メクリスタ「チュミーがやるーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「重力魔法を使え
そうすれば手負いの奴らなぞ瞬殺じゃろう」
メクリスタ「重力魔法なんて知らないよーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュミーが使うのは土魔法だホ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガリスタ アースドン ラガガン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャラ……ヒュンヒュンヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは切り落とされた右腕の切断面に埋め込んだカラクリ剣を多節棍のように伸ばし、操る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リハン「『白龍:多頭巌』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザギャアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンが振るうカラクリ剣はまるでサイクロンの如し!!!!!
メクリスタが隆起させた岩塊を削りきった!!!!!!!》
メクリスタ「にゃホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!
175
:
名無しさん@避難中
:2025/05/31(土) 01:00:19 ID:TL8crCeY0
メクリスタ「チュミーの魔法が負けちゃったぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「なんだよこのガキ!!!!!!
急にクソショボじゃん!!!!!!!!!!!!」
レティシア「まだ重力を制御しきれておらんか……」
ルーミィの声「って、まずいですわ!!!!!!!
あちらの攻撃が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュブシュッ……
リハン「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『迴天龍舞』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《血を吹き出しながら放つリハンの大技……!
死の竜巻が魔女達を飲み込む!》
メクリスタ「あわわ」
レティシア「ヘテム! メクリスタを守ってやれ!」
ヘテム「なんであたしが! ったく……!!」
ギュオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバンズババババァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らんぼう「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《らんぼうは真っ二つに切り裂かれ死んだ!!!!!》
ゴオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「うひゃホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「おい! ちゃんと自分で避けなよ!!!!!!!!」
グィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキャアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヘテムに引っ張られたことで攻撃を回避したメクリスタ!》
ギシギシ……
レティシア「……まったく……こちらも体が限界だと言うに……」
グッ……
レティシア「光速度不変の斬撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュイイイイイインンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッギャアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンはレティシアの光速剣に反応防魔壁で防御した!!!!! ……しかし!!!!!!!》
バシュウウウウッッ!!!!!!
リハン「ッッッ……ぐぅ……!!!!!!」
176
:
名無しさん@避難中
:2025/05/31(土) 01:58:19 ID:TL8crCeY0
ドッズァアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「がふっ……!!!!!!」
ミャラダイン「リハン!!!!!!!!」
ぬるもっこり「ぬぅ!!!! 反応防魔盾を発動したものの、防ぎきれなかったか!」
リハン「く……そ…………」
レティシア「………………ふむ
両断するつもりじゃったが……防いだか
そのコンディションで、なかなか堅い退魔壁じゃな……」
ガタガタガタガタ
メクリスタ「あぶぅぅぅぅぅ……
い、今チュミー死にかけた!!!!!?
せっかく暗いところから出たのに死にかけたよぉ!!!!
危うくミルメコレオみたいな瞬殺伝説刻むところだったホ!!!!!!!!」
ヘテム「たく……全然反応出来てなかったじゃん!!!!!!!
所詮ブタ箱に閉じ込められてた引きこもりだね
あたしに感謝してよ」
メクリスタ「……」
じー……
ヘテム「……なに?」
メクリスタ「…………チュミーを助けてくれた……
な、なんて…………なんて優しい人なんだホ……」
きゅん……
ヘテム「は!!? いや、そこの光の魔女に言われて仕方なく助けてやっただけだから!!!!!!!!」
メクリスタ「いや…………お前…………いや……おねえちゃんは好い人ホ……
チュミー、一生付いて行くホ……
おねえちゃん………………なんでもするホ……」
キラキラキラキラキラ…✨
ヘテム「…………………………あっそう!!?
じゃあおたくはあたしより下っ端!!!!! 手下ってことね!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「うん!!!!!! そうするホ!!!!!!!!!!
やったやった〜〜〜!!!! おねえちゃんが出来たぁーー!!!!!!!!」
わーーい!
ヘテム(こいつチョレぇ〜〜〜〜〜〜)
ババーーーン!
《格付け完了》
レティシア「………………このままやってもいいが……
今日はこれまでにしよう
聖都もここまで破壊し、新たな戦力も得た
…………侵攻は成功じゃ」
ス……
リハン「ま、待て…………」
レティシア「帰るぞ、皆のもの」
ルーミィの声「はぁい!」
ヘテム「杖もってよ」
メクリスタ「はぁーーい♡ おねえちゃん♡」
リハン「に、逃がさ……な……!!!」
ググ……
ミャラダイン「おい……! もうやめとけ……!!!!!!」
「ちょっとあんた、このまま帰るとか……ちょっと甘いんじゃないの?
そこにいる奴ら全員…………殺しなさいよ」
《その時……謎の声がこだまする》
みんな『!!!!?』
キョロ……
レティシア「…………誰……じゃ?」
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時!!! 何かが飛来する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ビリっ……ビリビリッ……
ループマー「な、なんだこれは……
ま、魔力…………なのか……!!!!!?」
リハン「……援軍……!!?
………………しかし……!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ……!!!!!!
ルーミィの声「お姉様……これは………………」
レティシア「………………!」
リハン(……奴らも……動揺している……!!!!
……………………一体何だ…………!!!!!?
なにか……とんでもないものが来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そして! 何かが空から着地した!!!!!
立ち込める砂煙に……一つの人影が……!!!!!!!》
ゆら……
??「…………到着…………
ここが……聖都?
…………なによ……まだ結構巣が残ってんじゃないの……ねえ」
ギロッッ……!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/308/1748623812345.png
みんな『━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾククッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
177
:
名無しさん@避難中
:2025/06/05(木) 01:17:26 ID:A6yqsy2s0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズ……
??「……ここが……聖都ねぇ……
また場所が変わったわね
建物も…………またニョキニョキ生やしやがって
雑草みたいに」
リハン「………………!!!!!」
リハン(なんだ……!!!!!!!! こいつは……!!!!!?)
ループマー(ま、魔力…………
明らかに魔法使い軍の新手!!!!!!!
し、しかしなんだ……これは…………)
ぬるもっこり(…………この威圧感!!!!!!!!!!!!!!!
レティシアの魔力を直接感じた朕たちでさえ…………さらに深淵を感じさせる……恐ろしい力を感じるッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ミャラダイン(……息が……出来んぞ……!
……気圧されているとでも言うかや……! 魔力を受け付けぬワどですらも!!!!!!!!!!!!!!!!)
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
??「……ふん……
魔力のない雑魚カスども……
この時代にとわらわらといやがりやがるわ……」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
──────… 大聖堂のそば…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ガシャ……
リーべス「……おいおいどういう事だい……
こりゃとんでもないものがやってきたぞ…………
勘弁してくれないかね……」
──────
??「……はぁぁ
それにしても暇だったから来てみたけど……
随分と中途半端な破壊ねぇ
…………ねぇ、そこのあんたら
あんたら、あれでしょ?
十大魔女でしょ?」
レティシア「………………!」
??「 “それ” ……まだやってんのね、呆れたわ
いつまで続けんの?
“私” を支える存在なんて……10人もいらないってのよ
で……序列1位のやつはどいつ? それが責任者でしょ?」
ルーミィの影「…………っ! ……お……ね…………!!」
レティシア「………………ッッ」
??「私を無視?
なんとか言いなさいよ」
ゴゴゴゴゴ……
ビクり……
メクリスタ「ひゅっ……!!」
ヘテム「………………ちょっ…と
…………急に来てなんなの………………
こんなやつ知らないんだけど……
なんでこんなエラそ……」
レティシア「ッッ」
グォッ!!!!!!!!!
ガシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バグォオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「ごばっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《レティシアはヘテムの後頭部を掴み、強引に頭を地面に叩きつけた!
それは強制的に土下座をさせている形だ!!!!!!!》
ミシミシミシ……
ヘテム「ぎっ……なにをッッ…………!!!!!」
レティシア「口を慎めッッッ……
死にたいか愚か者がッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「…………!!!!!?」
??「……ほぉ? あんたは?」
レティシア「…………妾…………いや、わたしは……レティシア
当代の光の魔女であります
序列は1位…………責任者は私です」
??「…………へぇ、あんたが
……ふぅん……」
レティシア「……………………無礼を承知でお聞き致しまする……
あなたの名……あなたの正体を……
…………ここにいる全ての者(モノ)にシラシメテ頂きたくッッ……あなたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…………ふ…………」
ニコリ……
178
:
名無しさん@避難中
:2025/06/05(木) 01:18:54 ID:pH8rf5q.0
❌
レティシア「……………………無礼を承知でお聞き致しまする……
あなたの名……あなたの正体を……
…………ここにいる全ての者(モノ)にシラシメテ頂きたくッッ……あなたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
⭕
レティシア「……………………無礼を承知でお聞き致しまする……
あなたの名……あなたの正体を……
…………ここにいる全ての者(モノ)に知らしめてきたくッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
179
:
名無しさん@避難中
:2025/06/05(木) 01:36:32 ID:eR0zc9Qo0
??「……ふふ……私の正体……ねぇ
あんたは、大体分かっていそうだけど?」
レティシア「……えぇ……
しかし……それを……
あなたの口からお聞きしたい!!!!!!!」
ゴウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「あははははは!!!!!!!
あんた、なかなか即物的だわね
面白いわ。いいわよ
教えてあげる……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズズズ…… ズズズズズズズズズ……
ズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィの影「きゃあっ!!!!!!」
メクリスタ「地震だホ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「……地震じゃない……魔力だッ」
??「あははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズジィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガクゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ッ…………体がッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア(体に重圧がのしかかる!!!!
魔圧か!!!!!!?
いや違う!!!!!!!!!)
ガクッ……
リハン「…………ぬ……お……ぉ……!!!!」
ループマー「ぐううううう……!!!!」
ズシンンッッ……!!!!!!
ぬるもっこり「が……!!!!!!!!」
レティシア(これは魔力の重圧だ!!!!!!!!!!!!!
魔力を放つ……ただそれだけで!!!!
次元を揺らし、全ての存在を……!!!!!!!!!!)
ググググググググ……!!!!!!!
??「………………いい感じよ」
《尋常ならざる魔力を放つその謎の存在の側にいる全ての人間が……
まるで恭しく謁見するが如く……膝をつき、頭を垂れる!!!!!!!!!!!》
レティシア(……力付くでひれ伏させている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゾゾクゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「答えてあげる
私はこの時代に復活した
“魔女の神” ………………………………この時代での名は……」
??「………………フォーリンよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"ンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/309/PXL_20250530_133124959.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
180
:
名無しさん@避難中
:2025/06/06(金) 00:12:46 ID:7qOpVZ7M0
ドドドオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「……!!! 魔女の……神……!!!!!」
ミャラダイン「……なんだててや……?!」
ぬるもっこり「……!!?」
レティシア「……やはり……!」
ルーミィの影「まさか……そんな!!!?
こ、この御方が!!!!!!?」
ヘテム「………………嘘………………
あんなの冗談で言ってたんじゃ……」
メクリスタ「か、神〜…?」
フォーリン「あら? 疑い半分ってところ?
最近の教育レベルどうなってんの?
普通幼稚園でひらがなより先に教えられるでしょ」
ルーミィの影「わ、わたくし共の保育園ではピチャンチャチャラ語を一番に習うので……!!!!!!!」
フォーリン「消滅危機言語習ってどうすんのよ」
ループマー「バ、バカな……
魔女の神…………聞いたことはある……
全ての魔女の始祖だと……
それは幾度と転生を繰り返し、かつては巨大帝国『カオス帝国』を打ち倒したと…………
だが、そんなものは……神話だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世に神が…………そして転生なんてものが存在するはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「うっざ」
ピッ……!
《フォーリンはループマーを指差した》
ループマー「…………!!」
フォーリン「見るからに頭がカッチンコッチンの常識人ぶった雑魚だわね
ここに私が存在している……それ以上の証明があるっての?
あんたみたいなやつはお呼びじゃないって感じよ」
ズズズズズズッッ……!!!!!!!!!
ンンンンンンンッッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「ッッ………………!」
ドクンッ……!!!!!!!!!
フォーリン「失せろ」
ン"ン"ン"ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドクゥゥゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「……………………がッッ……!!!
かはっ…………………………
ッ……─────────」
ドサァッ……!
ぬるもっこり「……ループマー……!?
……おい!!? ループマー!!!!!!!?
どうした!!?」
ミャラダイン「オイッ…………! ………………!!!!!
………………おい………………ループマー……息しとらんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心臓も止まっちょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマーが……死んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「な、なにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!?
バカな……! “何もされていないのに” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン(……!!!!
魔法すら発動せず…魔力を一直線に当てた……… “ただそれだけ” だッッ……!!!!!!!!!!
ただそれだけで、人の命を奪った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
フォーリン「もう死んじゃった」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
リハン(…………本物だ…………
本当に、魔女の神で間違いない!!!!!!!)
181
:
名無しさん@避難中
:2025/06/06(金) 01:21:36 ID:m6AASCpg0
フォーリン「一匹殺ったわよ
この時代の無魔も弱いわね〜」
レティシア「…………見事」
ミャラダイン「ループマァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
リハン「………………心臓マッサージを……!
まだ間に合うかもしれない…」
ぬるもっこり「で、では朕が!!!!!!」
ババッ
リハン(……魔女の神…………復活……!!
まさか本当に…………
だが……こんな話は… “聞いてない”
ッッ……!!!!
どうする……
どうすればいい!!!?)
ズンッ……
ミャラダイン「リハン……!!!!
こいちゃがなんか知らんだどもが……!!!!!!!
ワどはやるぞ……!!!!
やーけんな!!!!!!!!!
ここまで来て……乱入者にザマクに荒らされてたまーかぃや!!!!!!!!!」
ゴゴゥゥッッ……!!!
リハン「ッッ……!!!!」
フォーリン「次は見るからにデクっぽいやつが来たわね
…………ふぁあぁ…………ねむ
まだ復活したてだからもう疲れてきちゃったわ……
もう帰ろっかな」
クル……
ミャラダイン「待っ……!!!!」
バッ!!!!!!!
リハン「……やめろ!!!!!!!!」
リハン(どうすればいいのか判断がつかない……
だが……もし戦ったとしても、万が一にも……絶対にこちらに勝ち筋はない!!!!!!!!!
……向こうが帰るというなら、帰してしまった方がいい……)
フォーリン「ふぁ〜ぁ」
レティシア「お帰りですか」
フォーリン「そうね…………
あんたらは帰るの?」
レティシア「…………神が魔都へ戻るならば、私達も共に行きます
この侵攻の目的は十分に果たしました」
フォーリン「ふーん……
目的を果たした…………ね」
レティシア「!」
フォーリン「ねぇ、この町をここまでめちゃくちゃにしたのは誰?」
ヘテム「………………」
レティシア「………………」
メクリスタ「あっ、あっ、
チュ、チュミーかもぉ!!!!!!!
チュミーがでっかい建物をドッカーーーーンってぶっ壊しましたぁっ!!!!」
びっし〜〜〜!!!!
フォーリン「へぇー
あんたが? まだ子供なのに」
スぅ……
なでなで……
メクリスタ(わ、わは〜〜〜
こ……これはチュミー、気に入られたかもぉ〜!!!
神様に!!!!!
すごい! すごい! すご)
ガッ!
フォーリン「甘いわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/310/PXL_20250605_161539474.jpg
メクリスタ「ほんブバリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《地面に顔面を叩きつけられるメクリスタ!》
フォーリン「この程度の破壊で満足してんじゃねーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
中途半端野郎ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これだからZ世代……いやΣ世代はよーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!
ルーミィの影「どんな世代!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーーーッ!!!!!
182
:
名無しさん@避難中
:2025/06/07(土) 23:05:10 ID:b0tGSUKU0
プシューーーーー……
メクリスタ「───」
ち〜〜〜ん……
ルーミィの影「メ、メクリスタ様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンムッ!!
フォーリン「さらにもう一発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「おんブーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「追撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううう……
メクリスタ「──────」
ちちちーーーーーーん……
フォーリン「ふぅっ」
ルーミィの影「あ、あのっ……
その方今日までずっと捕虜で捕まってらした方なんです!!!!!!!!
も、もう少しお優しく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「マジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「この引きこもり野郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「めごっぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/310/PXL_20250605_161539474.jpg
ルーミィ「念入りーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーん!!!!!
フォーリン「こういう軟弱者を導くことこそ、神のあり方よね
あなたをブチ沈める時……この私も拳を痛めている……
でもそれはあんたのためなの!!!!!!!!!!
わかってくれてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
バッ!
メクリスタ「──────」
ちちちち〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
ガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「ちゃんと起きて話聞けーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/311/1749304849412.png
メクリスタ「ののギャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィの影「理不尽すぎる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
183
:
名無しさん@避難中
:2025/06/07(土) 23:21:28 ID:b0tGSUKU0
ルーミィの影「あ、あまりにも酷すぎますわ!!!!!
人道に反していますよ!」
フォーリン「は? 人道?
私は神よ
人間の道理に収まると思ってんの?
つか何、あんた?
なんでそんなふざけた姿で私に話しかけてるの?」
ルーミィの影「い、いやあの……すこし今深い事情があって……」
フォーリン「神の面前で不敬を優先する事情があるとでも?
ちゃんと私に顔を晒してぇ……!!!!」
ズッ……ズブヌッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズブブブブ……
ルーミィの影「ひ、ひやぁ! か、影から引きずり出される!!!!!!!!!!」
フォーリン「そして頭を平伏して敬いやがれーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「魔女神パイルドライバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッゴーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「ひでりんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/312/1749304851585.png
ヘテム「……ちょっ……やりたい放題じゃん……!!
おたく、いいの!!!!?」
レティシア「……!」
フォーリン「私はね…………あきれてんのよ
失望させないでよ、当代の十大魔女ども
“この程度” の破壊だけで満足しているの?
やるなら徹底的に……!
全てを平らに……よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フォーリンは飛び上がった!》
レティシア「……なにを……!!!?」
リハン「……!!?」
ミャラダイン「なにすーきだや! あいちゃ!!!!!!!!!!!」
聖都上空……
ヒュゴオオオオオオオオオオオ……
バサバサバサバサ……
フォーリン「……こーしてみると……本当にまだまだ中途半端ね……
まるで子供が食べ終えたご飯のよう
こういうの見ると……
全部綺麗にしたくなっちゃうのよねぇ……!!!!!」
ズズズズズズ……
ドゥンンンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フォーリンの放つ魔力で大気が震える!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「神技『ビッグバン』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
184
:
名無しさん@避難中
:2025/06/10(火) 11:26:07 ID:vHFXiBcQ0
ポッ……!!!!!!!!!!!!!!!
《フォーリンが上空から放ったのは、魔力の塊……》
リハン「!!!!?」
ミャラダイン「……あれは……!!?」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ……!!!!
よろよろ……
ルーミィ「……ス……スーパーノヴァ……!?」
レティシア「……!」
《その脅威に一番に気付いたのは、レティシアだった》
レティシア「……違う……!
アレはスーパーノヴァとは…………まるでレベルが……違うッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの小さい塊にはあらゆる魔力の力が……!」
ゾクッ!!!!!!!!!!!
レティシア「……ヘテム!!!!!!
我々全員を1枚別の次元に避難させることは可能か!!!!!!!」
ヘテム「む、無理だよ全員なんて……!
あたし1人が限界!!!!!!!!!!!
おたくらはなんとか凌ぎなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴッッ……!
《1人が別の次元に避難するヘテム》
メクリスタ「ホ、ホホーーー!!!!!!
ねーちゃんズルいホ!!!!! チュミーもチュミーもーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「お姉様!!!!! わたくしの影の中にお隠れを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「………………いや………………無駄じゃ……」
ルーミィ「え!?」
レティシア「…………逃れられん…………
…………それに、恐らく………………ヘテムの回避方法でも……アレを回避することは出来ぬじゃろう……」
ルーミィ「な……!!?
アレは……あの技は一体なんなんです!!!!!!!!!?」
レティシア「…………あの小さな塊には…… “全ての魔法” が籠められておる……」
ギュンッッ…………ボッ!
《魔力の塊はついに聖都へと披弾した!》
ズッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴオオオオオオオオッッ
《巨大な爆発が起き、爆心地は一瞬にして消し炭となった
更にその衝撃はその場にあった全ての元素や物理的法則をも吹き飛ばし……
その瞬間、そこは完全な無の領域と化した》
ビシッ!
《そしてその直後、その無の領域の一部に亀裂が入った!!!!!
それは次元の裂目であった!!!!!!
裂目は穴となり、別の次元と繋がってしまう!!!!!!!
それは一つの次元ではない……多次元!!!!!!!!!
複数の “次元(世界)” のエネルギーが、
『無』となったその領域に流れ込んだ!!!!!!!!!!!!!!!
それは天文学的膨大な質量となり、こちらの世界に侵略的な破壊を引き起こす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
トドォオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※聖都への披弾からここまで0.001秒
185
:
名無しさん@避難中
:2025/06/10(火) 23:31:38 ID:qNNva2d20
魔女の神 フォーリン
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/313/1749563650620.png
186
:
名無しさん@避難中
:2025/06/11(水) 00:51:26 ID:kAUOcv6o0
ギュドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズンンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「…………!! なんて技じゃ……!」
レティシア(最初の爆発で直撃した地点の法則の一切を消し飛ばし、その場所の “現実性” を失わせた…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこに別次元との接点(ポータル)を作り出すことで、他次元の現実性(エネルギー)をこちら側に押し付けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれが引き起こす衝撃は、まさに違う世界がそのままのしかかってくるのと同じ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らく別次元に待避してるヘテムでさえもこの攻撃からは逃れられぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………ならば、この場に居る妾達はもはや………………!!!!)
ガガガゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その爆発によって地表は捲り上がり、それは壁のような巨大な波となり、周囲へと広がる……!!!!!!
それは…… “地殻津波” …………世界終末の際に見られるという絶望的災害ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「……お姉様……!!」
ぎゅ……!
レティシア「…………ッッ」
ゴオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「ッ……!!!!!」
ミャラダイン「ち、ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「ミャラダイン!!!!! リハン殿を守れェェッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
187
:
名無しさん@避難中
:2025/06/11(水) 01:45:53 ID:L19vlAts0
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「あっはっはっは!
気持ちいい気持ちいい!
何もかも跡形もなく綺麗にするのは楽しいわねぇ
これでここも更地になったわ………………ん?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
《フォーリンが言った通り、何もかもが綺麗さっぱり掃き消された聖都……
だがその中に、ポツンと……!!!!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ガラ……ガラ……
ポツンッッ……!!!!!!!
《半壊しながらも、その形を残す……大聖堂があった!!!!!!》
フォーリン「……あら? まさか今のビッグバンを防いだっての?」
────── 大聖堂……
しゅうううううううう……
サンクレア「……あ……あ…………!!!」
ドドンッッ……!!!!!!!!!
リーべス「はぁぁーーーッッ……!!!!
はぁぁぁぁーーーーーッッ……!!!!!」
よろ……よろ……
ゲソォォォォッッ……
サンクレア(お、恐らく元帥様の全ての退魔気を使って出力した退魔壁で……なんとか大聖堂を守った……!!!!!!!!!
し、しかし……その代償にあんなにやつれて……!!!!!
た、多分これ以上はもう戦えない……!!)
ガク……
リーべス「…………ゴボォォッッ!!!!!
…………な、なんてことだい………………」
───
フォーリン「ふーーーーーん
ちょっとは、できる奴が居るみたいね……この時代も」
ヒューーーーーーーン……
しゅた……
フォーリン「……でもあそこ以外は粗方掃除出来たわねぇ
邪魔な虫どももたくさん死んだかしら……」
ガラガラガラガラ……
フォーリン「うん?」
ドガシャアッッ……!
ヴヴゥーーーーーーーーーンッッ……
ピキィィィィィィィィッッッ……!!!!
《そこにあったのは、ドーム状のバリアのようなものだった
その中には…》
ゴオオオオオオオオオオ……
メクリスタ「…………!!!?
…………ホ?」
ヘテム「…………生きてる……?
今のは……あたしでも回避できないと思ってたのに……!」
パルラー「…………なんとか…………
凌いだわね……」
パララ……
ルーミィの影「パルラー様!!!!!!!?」
ヘテム「おたくリタイアしたじゃん
なんでここに」
パルラー「………………あの神様が……急に飛び出すから追い掛けたのよ
追い付いたと思ったらさっきの攻撃よ……!」
ルーミィの影「パルラー様がこの氷のバリアで我々を助けてくれたのですね」
パルラー「私だけじゃ無理よ……! こいつを呼んだおかげよ」
バーーーーンッ!!!!
ハイミー「な、何故私が……」
ルーミィの影「ハイミー様!!!!!!
あのお方の護衛で、常に魔都にいらっしゃる方なのに!!!!!」
パルラー「ダイノーズから預かっていたフワラルの魔法札でここに呼び出した」
ルーミィの影「助かりましたわ! ハイミー様♡」
ハイミー「………………いや、私の力だけでは防ぎきれませんでしたよぅ……
氷の魔女様と……あの光の魔女様の補助があったので…………」
パルラー「レティシア?
ハイミーの結界に私の氷を足していたけど、あなたも手伝ってたのね」
レティシア「…………あぁ……
じゃが……そち達がこなければ……妾は死を覚悟していた…」
メクリスタ「チュミー達を一緒に巻き添えにするなんて非道いホーーーーー!!!!!!」
パルラー「ちょっ……
メクリスタじゃん……なんでいるの……?」
メクリスタ「そんなのチュミーが知りたいホー
あなたは氷の魔女の人魚さん?
なんで足が生えているの?
進化したのか! 何レベルだ!!!! それとも石進化か!!!!!!!!!!」
パルラー「なんの話よ!!!!!!!!
ていうか…………レティシア!!!!!!!!!!!
いいの!!!!!!?」
レティシア「……なんじゃ?」
ひそ……
パルラー「……………… “あいつ” …………とんでもないヤツよ!!!!!?
大丈夫なの!!!!!!!!!?」
レティシア「………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
フォーリン「…………ふむ…………」
188
:
名無しさん@避難中
:2025/06/12(木) 00:48:15 ID:W6J4dSwA0
ズイ
フォーリン「あんたら生きてたの
……そいつ……結界魔法使い?」
ハイミー「あ、あい」
フォーリン「ふぅん……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゾクッ!!!!
ハイミー(さ、殺気!!!!!!!!!!)
ブンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《防衛本能から自身をバリアで包み込むハイミー!》
フォーリン「あら、遅いわよ
私の魔法はもう発動している」
ハイミー「……え!?
………………!!?」
クンクン……
ハイミー「く、くっさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「ゲリ ゲロ ワキガ イカ クサヤ クウセイ メコレ……
あんたの周囲の空気を全ての臭くした……
自ら生み出した密閉で苦しむといいわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「ボ、ボエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カイジョッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
解除オオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタジタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「無駄よ! あんたの結界の上に私の結界魔法を張ったから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたはその臭さから逃れられないわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「おぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぼばヴぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「あーーーははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
汚い結界だわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の攻撃を防ぐからそんなことになる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!
でしゃばらないことね」
パルラー「い、いや、今ので私達も死ぬところだった!!!!!! ……ですよ」
フォーリン「知らないわよそんなの
あんた達なんてどうでもいいわ」
ルーミィの影「そ、そんな
わたくし達は魔女の神様に仕える存在なのですよ」
フォーリン「馬鹿馬鹿しいわねー」
レティシア「……」
フォーリン「それよりアッチもムカつくわ
小生意気に私のビッグバンを防ぎやがったわ!!!!!!!
もう一発……やってやるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「ま、待ってよ!!!!!!
また撃つの!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パルラー「もう十分ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「フォーリン様、次撃たれれば我々は生き残れません!!!!!!!!」
フォーリン「知るかバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこらへんで死んでろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!!!!」
ゲロゲロゲロゲロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……!!!!
ハイミー(が……がえりだい……!)
ぞぞーーーーん……!!
189
:
名無しさん@避難中
:2025/06/13(金) 00:12:58 ID:tdSRv6E60
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
フォーリン「もう一度ビッグバンを放つ!!!!!!!
今度こそ平らにしてやる」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
ガクガクガク……
ハイミー「げ、げはーー……げはーー……
し、死ぬかと思ったよぅ……」
レティシア「ハイミー!!!!!!!! 結界を張るのじゃ!!!!!!!!!!!!!!」
ハイミー「ええええぇ……! い、今そんなコンディションでは……」
ヘテム「そんなこと言ってたら本当に死ぬよ!!!!!!!!!」
パルラー「私達も補強するから早く!!!!!!!!!!!」
ハイミー「わ、分かりましたけど……!!!!」
ズズズ……
ヴゥンッ……!!!!
レティシア「パルラー! ヘテム!! ルーミィ!!!!
そち達の魔力の大部分をハイミーに上乗せさせい!!!!!!!!!!!
そして残った魔力で各々の防御系魔法をこの結界の補強に充てるのじゃ!!!!!!!!!」
パルラー「分かった!!!!」
ルーミィ「はい!!!」
ヘテム「なんであたしがおたくの指図を…………
……でも言ってる場合じゃないか……!」
ギュウウウウウウンッ……!!!!!!!
レティシア「メクリスタ! そちは結界の外殻を覆うように岩盤を操作するのじゃ!!!!!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「チュミー頑張る!!!!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「ひゃはああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「……!!!」
《魔力のボルテージを高めるフォーリン!!!!!!
それを見て……ハイミーは自ずと悟った!!!!!!!!!!!!!》
ハイミー(む、無理だよぅ……近すぎる……!!!
今度の攻撃は私の結界でも防げない…………!!!!!!
ぜ、全滅だよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「吹き飛べ聖都!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてその後、私は全ての無魔をブチ殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アハハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「 “夢が叶う” ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせ知らぬ存ぜぬで、私のことなんて感知していないんでしょーけど
“セタ” ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『停滞した時の中』に生きる運命にあった私が、また世界を動かすのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「『ビッグバン』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
190
:
名無しさん@避難中
:2025/06/13(金) 00:19:42 ID:tdSRv6E60
❌
感知
⭕
関知
191
:
名無しさん@避難中
:2025/06/13(金) 00:43:25 ID:tdSRv6E60
セタという名の少女
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/314/1749742799694.png
192
:
名無しさん@避難中
:2025/06/16(月) 01:18:35 ID:KBTpGSaY0
────── 時は少し遡り……
クサナラー山岳地帯……神兵の丘『御前の玉楼』──────!!!!!!
ドドンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《赤口門から別行動をしていたジュリー一行(一年ぶりの登場)……
英雄メメトスの遺言『最終兵器』の起動するため御前の玉楼へとたどり着いた……!!!!
玉楼へと足を踏み入れようとする一行の前に、1人の青年が現れたのだった!!!!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ドオオオオオオオオンッッ……!!!!!!!
セシル「おまちしておりました
退魔の戦士の方々」
ジュリー「き、君は……一体……!?」
セシル「……? 聞こえませんでしたでしょうか?
ぼくは “あの方” に仕えるセシルというものです」
ジュリー「い……いや…………
名前は分かった…………
君は……一体どこの部隊の所属の……?」
セシル「……部隊……ですか?」
バルライカ「自分、退魔軍所属やろ?
何等級の、なんていう部隊の人間ですの?
こんなところに配属されてる部隊がおるとは思わんかったで」
セシル「………………」
イリリシカ「……どうしたの……?」
セシル「ごめんなさい
ぼく、退魔軍や戦争のことはあまり詳しくないのです」
プティング「ど、どういうことだ?!
まさか……退魔軍の人間ではないということか?」
セシル「はい、そうです
ぼくはあくまで “ここに存在するお方” に仕えているものです」
ジュリー「ここに存在するお方…………」
バルライカ「ふむ……?
つまりここは退魔軍とはなんの関係もない施設っちゅーことですの?
んで、自分はここの奉公人……と」
セシル「えぇ、まぁそういう認識で間違いないと思います」
イリリシカ「……どういうこと……?
なんで退魔軍と関係のない場所に退魔軍の『最終兵器』があるの?」
ジュリー「…………」
プティング「……どうした? ジュルジュリ……?」
ジュリー「いや………………」
バルライカ「よう分からんけど……
じゃあ、自分が仕えているっていうココの人…………雇用主さんはどこにおるん?
ちょっと話を聞きたいですわ」
セシル「中にいらっしゃいます
ですが会うことは出来ません」
バルライカ「なんでですの?」
セシル「まだもう少し、その時ではないからです」
プティング「……どういうことだ」
イリリシカ「私達が急に来たから……迎える準備が出来てないとか?」
バルライカ「あー、そんなんええで
アポなしで来たわたくし達が悪いんやし
セシル君、ちょっとここのご主人にそう話を通してくれへんか?
こっちも急用やねん」
セシル「まだあの方とお話は出来ません」
バルライカ「な、なんでやねん
気難しいんか?」
セシル「どうでしょう? ぼくもまだ会ったことないから分かりません
ですが、とても高貴なお方だと思います」
バルライカ「???」
イリリシカ「あ……あったこと……ない?
え……キミはここの奉公人なんでしょう?」
セシル「この場所、というより…… “あの方” の奉公人です」
プティング「いや…だが……肝心のその人物と会ったことはない……と?」
セシル「はい」
バルライカ「ま、待て待て……なんなんや
会ったことないもんに何で仕えとるんや……」
ニコ……
セシル「そう運命付けられたからです
ぼくは山を二つ越えた先の村の出身です
しかしあの日……半年前です……ぼくは “呼ばれた” のです………… “あの方” に。
未だ見ぬ、“あの方” に」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ……
プティング「………………おい…………こいつ大丈夫か……?」
ジュリー「………………」
ジュリー(…………言ってることは分からない…………
しかし……)
ニコニコ……
セシル「…………」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……
ジュリー(……彼からは凄まじい気のエネルギーを感じる……!!!
恐らく……気功術の練度は俺達と大差ない……!!!!!!!!!!
……こんな人間が退魔軍に所属していないと…………!!!!!?
たった半年前まで……戦争にまったく無縁な人間だったというのか!!!!!!!!!!!!!!?)
ゴクッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
193
:
名無しさん@避難中
:2025/06/20(金) 00:40:24 ID:8HPqMzlU0
セシル「皆さま、立ち話もなんですし
こちらの中に入られてはいかがでしょう?」
ジュリー「あぁ……是非そうしてもらうよ」
セシル「ではこちらへ…………
…………ですが、良いんですか?
あそこの馬車の中にも人がいらっしゃるようですが……置いていっても?」
イリリシカ「あぁ……
イキルとスコンビューとモシメベが休憩してるから…………」
プティング(それともう一人……)
ジュリー「あそこに居る子たちはあのままで大丈夫です
俺達だけで失礼します」
セシル「そうですか…………
ではこちらへどうぞ…」
─── 玉楼内……
カッ……コッ……カッ……コッ……
イリリシカ「……ついに中に入ったけど……
…………何もないね」
プティング「あぁ……飾り気一つないな」
ジュリー「……」
バルライカ「……こら、どう見ても人が住むような設計やないな
個人の邸宅とは思えませんわ
……だが、退魔軍の基地でもない……
全体的に儀礼的な施設に思える…………
ここに一体何があると言うんや…」
カツコツ…カツコツ…
セシル「この建物の中にはお客様をお迎えする場所はないのですが
ぼくが寝泊まりに使っている部屋があるので、そちらへご案内します」
ジュリー「…………セシル……さん……」
セシル「はい? なんでしょうか?
あ、ぼくのことは呼び捨てでも構いませんよ
多分、そんなに年は違わないと思うので」
ジュリー「…………君は俺達を迎え、案内してくれているが
俺達が何をしにここに来たのか分かっているのかい?」
セシル「 “あの方” に会いに来たのでしょう?」
ジュリー「…………」
バルライカ「…隠してもしゃーないから話すけどな……
わたくし達はこの場所に『退魔軍の最終兵器』というやつを取りに来たんや
なんでも強大な魔法使いに対抗するごっついヤバい代物があるって聞いてな
だからわたくし達は自分の雇用主さんに会いに来たわけやない」
プティング「そうだな
そして我々は急いでいる
すぐにでもその『最終兵器』を持っていかないと……」
セシル「………………ふふふふ……」
イリリシカ「な、なに?」
セシル「……いえ。不覚にも笑ってしまいました……
『最終兵器』だなんて畏れ多い言い方です……
ですが…………
つまりはそれこそが…… “あの方” の事です」
ゴゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
イリリシカ「え……! 最終兵器って…………人なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
セシル「……ふふ」
ニコ……
セシル「いいえ、人ではありません」
ジュリー「……!!!?」
セシル「…………それは……『神』
あらゆる魔を打ち倒す……退魔の化身
あなた方の言う『最終兵器』とは……
すべての “人間の神” と言える存在です」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
194
:
名無しさん@避難中
:2025/06/20(金) 01:40:41 ID:/R1UpWw.0
─── 玉楼内 セシルの部屋(貝塚部屋)
バルライカ「…………大きく出たで、ほんま……
『人間の神』やって」
プティング「そ、それは一体…………
あのあと聞いてみても、彼ははぐらかすばかりで答えてくれなかったな……」
イリリシカ「ちょっと頭が追い付かないよ
『神』だなんて…………
でも……前にバビニキュが話していたよね?
魔法使いの世界には『魔女の神』が居るって……」
ジュリー「あぁ……
全ての魔法使いの始祖……そして何度もこの世界で転生を繰り返している…」
プティング「アンバサダ氏も言っていたな
魔女の神は近々この時代に再び現れる……と」
イリリシカ「魔女の神が居るなら、人間の神が居てもおかしくない……のかな
…………メメトスさんはこの事、知っていたのかな……」
バルライカ「な、なんやねんそれ……
魔女の神やら転生やら……わたくしの知らん話だらけやで……
この世は不思議が沢山や……」
う〜 む…
ジュリー「しかし……色んな書物を見てきたけど、人間の神なんて記述があるものは見たことがないな」
プティング「あのセシルという者が勝手に言ってるだけじゃないか?
彼は少しおかしなところがありそうだし……」
ギィ……
セシル「ふふふ
ぼく、おかしいですか?」
パタン……
プティング「う……!!!!
す、すまない……!」
セシル「ふふふふ
構いませんよ、ぼくが世間知らずなのは間違いありませんし……
それに、あの方を神と呼んでいるのはぼくだけなのは確かなので」
バルライカ「えっ! ほんまに勝手に言っとるだけなんかい!!!!!!!!!」
セシル「えぇ、まぁ
ですが……そう思うのも不思議ではない方なんです
全てを知っているというか……超然的というか………………
ぼくたちみたいな、普通の人間とは一線をかくす雰囲気があるんです……
皆さんも話してみれば分かりますよ」
イリリシカ「…………でも……セシルさん
キミもその人には会ったことないんだよね……?
なのになんでそんな……直接話したみたいな言い方を……」
セシル「会ったことはありません
ですがあの方は、頭の中に直接語りかけてくるんです
遠く離れた村に居たときも……あの方はぼくに語りかけて下さったのです
その導きにより、ぼくはここにやって来たんです」
プティング「テレパシーというやつか……?」
バルライカ「なんや、じゃあ今も話しかけてきてるんか?
話せるんならセシル君……
自分からその神様に伝えてくれへんか?
わざんざ会いに来たわたくし達が居ることを」
セシル「いまはナニもお話されていません
そしてぼくから語りかけることは出来ません
ごめんなさい」
バルライカ「一方通行なんか……」
ジュリー「その『人間の神』はこの建物のどこに居るんだい?
それは分かっているのかい?」
セシル「えぇ、それは分かっています
この建物中央にある祠があるのですが、あの方はその中にいらっしゃると思います」
ジュリー「居る場所はわかっているのに、何故会えないんだい?」
セシル「まだ完全に目覚めていないのです
あの方は数千年……長い長い年月眠りにつき…必要とされた時に目覚めます
ぼくに語りかけた時から、多分目覚めの兆候が始まったのだと思います……
でも覚醒にはまだ……もう少し掛かるみたいです
だけど、そんなに長くはないはずです……
もうすぐすれば………………」
ニコぉ……
バルライカ「数千年て…………
人間の規模やない…………ほんまに神ってやつなんか……!」
ジュリー(……転生とは違うが一定の周期でこの世界に現れるのは……魔女の神と同じだ……
もしかしてこれまで……何度か魔女の神とも戦ったことがあるのだろうか…?)
セシル「あ……お茶を出したのでどうぞ」
コト……
ジュリー「あ……どうも……」
セシル「よいしょ……わ!」
ガッ……ズルッ!!!!!!!!!!
《地面のデコボコに足をとられ、ジュリーの方に転ぶセシル!》
セシル「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドグッッサァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐわたーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《セシルの右耳から伸びるアンテナ?のような物がジュリーの額に突き刺さった!》
イリリシカ「ジュリーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーーーーーンッ!!!!!!
195
:
名無しさん@避難中
:2025/06/23(月) 23:59:45 ID:ZFAXUcQA0
ジュリー「ぐわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ブッスリイッてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッスリ刺さってるよジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「大丈夫か!!?」
ピピュ〜〜
ジュリー「あ、あぁ……! 大丈夫だよ……!」
セシル「す、すみません
つまずいてしまって……」
バルライカ「気ィ付けや?
……ていうか、その耳のアンテナ……なんですの?
ファッションというには少し前衛的すぎ……」
さわ……
セシル「あ……」
ポロ……
カシャアァッッ!!!!!!
《セシルの耳からアンテナ?が落ちた!》
セシル「──────!!!!!!!」
バルライカ「うぉっ! すまんで!
グリーブルー君に刺さった時に弛んだんかな!?」
プティング「………………!?」
セシル「─────────ッッ……!」
ピシィィィィィンッ……
イリリシカ「……ど、どうしたのかな
四つん這いのまま動きが止まっちゃった……」
ジュリー「放心してるみたいだ……」
セシル「───!!」
ス……ス……ガシッ……
プルプル……ブススッ……!
《セシルは落ちたアンテナ?を掴み再び耳に突き刺した》
セシル「──────……!
…………あ、あぁ…………良かった…………
これをしていないと…………」
バルライカ「な、なんや……大丈夫かいな?!」
セシル「……ごめんなさい
コレが落ちて、ちょっとビックリしちゃいました
大事なものなので……」
プティング「放心するほどか……
よほど思い入れがあるんだな」
セシル「これは……ぼくが “あの方” の声を聞きながら作ったものなんです
『これを耳に挿すが良い』って……
だからぼくにとっては生命と同じくらい大事なものなんです」
バルライカ「…………神様って案外、奇妙なファッションセンスしとるんやなぁ……」
ヒソ……
イリリシカ「………………ファッションにしては、あの反応は大袈裟すぎるね…………」
ジュリー「……あぁ……
…………………………」
セシル「………………!」
ブル……!
ガバッッ!!!!!!!!!!
セシル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「急に立ち上がってどしたん!!!!!!!!!!!!?」
セシル「…………声が…………!」
プティング「!!!! まさか人間の神の声か!!!!!!?」
セシル「えぇ……!!!
どうやら………………お目覚めの刻のようです……!
あの方が……! 神が…………!!!!!」
ジュリー「……!!!」
バルライカ「思ったより早かったやん!!!!!!!!!!!
じゃあ、はやく会いに行こや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「…………案内は、ぼくが……
………………しかし」
ザッ……
イリリシカ「……なに?」
セシル「……資格を問わねばなりません……」
ジュリー「資格?」
セシル「……あの方は全ての存在より尊く、高貴な御方……
そんな御方に……資格なき者が会って良いでしょうか?」
バルライカ「なんやと……?」
セシル「皆様にあの方に会う資格があるかどうか……
ぼくが試しましょう」
ズズズズズズ……!!!!
プティング「なに……!!!!!?
こんなときに何が資格だ……!
じゃあ悠長にこれからテストでもするというのか!!!!!!?
今、退魔軍の窮地だぞ!!!!!!!
そんなことを言ってる場合か!!!!!!!!!!!!!!?」
セシル「それでも、それは何よりも優先されることです」
プティング「我々は退魔軍2等級のぬるもっこり隊だ!
そしてこのバルライカという方は2等級の隊長だ!!!!!!!!!
それは資格に当てはまらないのか!!!!!!!!!!?」
セシル「ぼくは退魔軍の階級には詳しくないので……」
プティング「ぬぅ……!」
セシル「ご安心下さい
資格を問うテストは簡単ですぐ終わります
……自分達の資格が十分と言うならば……」
ゴゴゴゴゴゴゴッッ……!!!!!!!!!!
セシル「それを今すぐ示してくれれば良いのですよ…」
ズオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッ!!!!!
プティング「……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(雰囲気が……変わった!!!!!!)
196
:
名無しさん@避難中
:2025/06/24(火) 00:33:01 ID:6zLWxGhk0
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……
プティング「……その気……臨戦態勢だな……
テストというのは戦闘か?
…………こちらも場数を踏んでいる……!
受けて立つぞ……!」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「いえ……そんな退魔の戦士の方々相手に危ないことはしません
皆さんはただ……
“コレ” に耐えてくだされば、良いです」
ズズッ……!!!
ズシンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「う"ぅっっ!!!!!!!!!!?」
バルライカ「なッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「がッッ……!!!! お…………ッ
…… “重い” ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシャズシャズシャズシャァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《セシルが気を発した瞬間!!!!!!!!
ジュリーたちは一斉に地面に 膝を付いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
セシル「この “圧” を受けて立ち上がったならば……
その方を “あの方” の下へ案内しましょう」
ズグウウウウウウウウウウウウウウンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミシミシミシッ……!
イリリシカ「うぅぅぅッッ……!!!!!!
これ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「これ……は……!!!!!
この重圧……!!!!!!
この気……! 間違いない……!!!
これは……『魔圧』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 」
バルライカ「ま、魔圧やってぇ……!!!!!!!!?
アホな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔圧は魔法使いの魔管に作用して動きを封じる退魔の技……やでぇ……!!!!!!
『対魔法使い』や!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからこそ 『退魔』やろ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんで……魔管を持たんわたくし達にこれほどの圧を与えられる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズシィィィィィィィィンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミシシシッ……!
イリリシカ「そ、そうだよ……!
ただの魔圧で……骨が軋むくらいの圧力を私達が受けるなんて……道理に合わない……!!!」
ジュリー「…………魔法使いでない俺達でも……! 規格外の退魔気の強さを肌で感じる事もあるだろう!!!!!!!!!?
彼が今放っている退魔気は……まさにその極致なんだ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「んな……!!!!
メメトスさんみたいな剛気なら分かるが……!!
ぐぉ……!!!!!!!」
メシャッ……グギギギギギ……
セシル「……5分続けます……
その間に立ち上がったら……
立ち上がった方のみ、あの方の所に案内します……
さぁ……どうです?
それとも…………皆様は資格がないのでしょうか?」
グンッッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッシィィィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐはっ……!!!!!!!」
197
:
名無しさん@避難中
:2025/06/26(木) 00:27:53 ID:WeRWU0520
ズシシシシシシシィィィィィィンンンッッゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「が……がふっっ……!!!」
プティング「ぐ……ぎ……!!!!!!!!」
ミシミシミシミシミシミシミシ……!
ジュリー(な、なんて重圧だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全身に数百キロの重りを乗せられているようだ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これに抗うには……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グググ……
セシル「2分経過です……」
ジュリー「くっ………………!!!!!!」
イリリシカ「……ぐ……!!!!
………………うううぅぅ…………!!!!!!!!」
ボボボッ……!
ジュリー「……イリリシカ!!?」
ボッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「くぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「!」
プティング「イ……イリリシカ……!!!!
気を……全開放!!!!!!!?」
ジュリー「そ、そうか……!
セシルさんの気に……自分の気で対抗して……!!!!!!!!!」
バルライカ「この重圧を打ち消そうっちゅーことかぃ……!!!!
しかし、この気は生半可やないで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズズズズズズズズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオオオオオッッッ……
ボボボボボボボボボボボボボンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(広げた退魔気の端から絶え間なく退魔壁を生成!!!!!!!!!
それでセシルさんの気への抵抗を増やしている!!!!!!!!!!!!
すごい!!!!!!!!! イリリシカ……!!!!!!!!!!!)
イリリシカ「……う……ぐっ……!!!!!」
グググググ…………!!!
イリリシカ「ハァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《『魔圧』の中……イリリシカは立ち上がった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「や、やりおった……!!!!!!!!!!!!!!!」
にこり……
セシル「……まず1人」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!
198
:
名無しさん@避難中
:2025/06/26(木) 00:57:56 ID:WDRgoak.0
イリリシカ「ハァッ……ハァッ……!!!!!」
セシル「おめでとうございます
あなたには資格が認められました
そのままこちらへお越しください」
イリリシカ「……はい……!!」
ザッ……!
ジュリー「……すごいなイリリシカ……!
まさか自分の気で……しかも君の得意な退魔壁を使ってこの重圧を乗り越えるとは……!」
イリリシカ「うん……! でも全力をだしてやっとだよ…………
………………そして……この方法では、多分ジュリーは突破出来ない……!」
ジュリー「あぁ……だろうね…
今の俺は退魔気を使えないから……」
プティング「そ、そうか……
まだゼゾォンにやられた薬の副作用が残っているもんな……!
それがなければ……君の剛気ならば同じように難なく突破出来ていただろうが……!」
ジュリー「……だけどイリリシカのおかげで……
別のアプローチでの突破口を思い付いたよ…!」
バルライカ「ほんまか!!!?」
ジュリー「俺達にも影響を与えるセシルさんの『魔圧』……
これは恐らく、俺達の気にセシルさんの気が干渉していることで引き起こっているんだ……!!!!
例えるなら、俺達自身が纏う気は『服』……
そしてセシルさんの気は『雨』……
『服』が『雨』を過剰に含むと体が重くなってパフォーマンスが下がるだろう?
それと同じさ」
プティング「待て、その表現は一般的じゃないぞ!!!!!
私は服ではなく眼鏡を着ているからな」
ドン……!!!!!
バルライカ「それは自分が一般からかけ離れとるんやで」
ぞ〜ん…
ジュリー「そこでイリリシカが取ったのは気を広げること……
つまりそれは『傘』だ
『傘』が『雨』を弾くようにして、体への負担を最小限にしたんだ」
バルライカ「アな〜る」
ジュリー「そこから発想を得た俺のアプローチ……!
それはこの『雨』を…… “受け流す” ……!!!!!!!!
つまり……『裸』になることだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「裸!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
プティング「ジュルジュリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このご時世になんて事を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
裸になるなんてコンプラ違反だぞコンプラ違反!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「コンプラ違反の先駆けが何か言うとるで〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
デデーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「例えが悪いよジュリー」
セシル「ぼくもそう思います」
ジュリー「あ、あぁ……ごめん……
つまり……要は……」
スゥンッッ……
ジュリー「 “逆に気を閉じて、フラットにこの気を受ける” ──────」
セシル「!!」
プティング(……!!!!
僅かに漏れ出ていたジュリーの気が……完全に消えた!!!!!!!!!?)
ジュリー「これでセシルさんの気の影響は受けない………………」
スゥゥゥゥゥ……
ビシーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーが立った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
イリリシカ「ジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「素晴らしい
あなたも合格ですね」
ドーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
199
:
名無しさん@避難中
:2025/06/26(木) 01:21:23 ID:WoVm/4aQ0
ザッ
ジュリー「……ふぅ……」
イリリシカ「やったねジュリー! すごいよ!!!!!!!」
セシル「えぇ、本当にすごいですね
気は意識して抑えても少しずつ体から出ていくものです
それを完全に閉じきるなんて……素晴らしい気の才能をお持ちのようですね」
ジュリー「…………今の体質から活きた経験だよ
今の俺は気を放出すると激痛が走るから、極力体への負担を無くすため身に付いた防衛本能のようなものだと思う」
セシル「あなたは今、気が使えないのですか?
確かに…………ぼくなんかよりも凄く力強い気をお持ちなのに、隠すように抑えているのでおかしいと思っていました」
ジュリー「あぁ……ちょっと事情があってね……」
セシル「ふむ…………
………………さて、とりあえずこれでお二人……
さて……あと2分弱ありますが…………残りのお二人は……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギギギッッ……!!!!!
プティング「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グググググググ……!!!!!!!!!
バルライカ「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「…………これは
ぼくの見立てでは、彼らでは時間内にこのテストを越えられそうにありません
ここで中止しましょう
あなた方2人だけをあの方のもとに案内します
…………彼らには資格がなかった……」
ジュリー「……!!!!!!」
プティング「ま、待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなのあんまりだろう……!!!!!!
決めた時間はしっかりとやりきってもらいたい……!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「せ、せやで……!!!!!
うちらは尻軽やからな……!!!!!!!」
プティング「それを言うなら尻上がり……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「ふむ…………
やるだけ無駄だと思いますが……どうしましょう?」
ジュリー「……! 彼らの意思を尊重してくれ……!!!!!」
イリリシカ「頑張ってプティング……バルライカさんっっ!!!!!!!!」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!!!!!!
プティング「んんんんぬぬぬぬぬんんぅぅぅぅぅぅぅッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボ……!!!!!!!!
ギュイイイイイイイイイ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ(あ、あかん!!!!!
イリリシカちゃんみたいにゃならん!!!!!!!! 全く気の出力が足りひん!!!!!!!!!!!!!!!!)
プティング(かといって……ジュルジュリのような方法も無理だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気とは呼吸のように、無意識に出てしまうようなものだッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュルジュリのような境遇でもなければ、気を完全に閉じるなど一朝一夕で出来るようなものじゃないッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング(正攻法で超えることは不可能……)
バルライカ(そうなったら……わたくしらみたいな凡人がやれることは……もう……)
ギラッ……!!!!
ガシッ!!!!!!!!
《プティングとバルライカは目配せし、そして互いの手を繋いだ!》
プティング&バルライカ『根性あるのォォォォォォォォォォォォみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
200
:
名無しさん@避難中
:2025/06/27(金) 00:43:57 ID:u.sd3sUg0
ギュギュウウウウウウウウウンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「ん、んぬぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「どぅお根性じょおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「すごい精神……
ですが根性論で押しきれるほどぼくの気はそう容易くない…………哉……」
グッッッ!!!!
ズンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキ……! ミシッ……ミシィィィィッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぎゅうっ……!!!!
プティング&バルライカ『まァだまだァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
グググググググググッッ……!!!!!
イリリシカ「……2人とも……!」
ジュリー「……!!!!!」
セシル「あと…………1分……!!!!」
ズジィィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング&バルライカ『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビギッ……ベギギッッ……ボギィッッッ……!
セシル「……! 音が……
骨が折れていますよ! 無茶に立ち上がろうとしては!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「……止めないで!!!!!!!!!!」
グッッ……
ジュリー「頑張れ……
頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキボキベキベキビキビキッッ……
プティング&バルライカ『ッッッるぁあああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
グッ……
グゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……! 立ったぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「………………
…………ふぅ、分かりました……
……合格です」
ワァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
201
:
名無しさん@避難中
:2025/06/27(金) 01:37:36 ID:IfWNMVe.0
しゅうううううう……
イリリシカ「やったっ!!2人とも立った! 立ったよ!
手繋いでるけど、合格だよね!!!!!!!!!!!
すごいよ2人とも!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あ、あぁ……
あれを純粋な根性で乗り切るなんて……!」
プティング「ふふふふふふ……」
バルライカ「おほほほほほほほほ……」
プティング「と、とりあえず2人とも……手を貸してくれ……」
バルライカ「ど、どうやら肋骨とか足の骨とか何本かイッたっぽいわ……」
ぞぞ〜〜〜ん……
イリリシカ「えぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「ぼくの『魔圧』に無理矢理あらがうとそうなってしまうんです……
無茶をなされましたね……」
ジュリー「だが……全員合格……それは間違いないだろう?」
セシル「えぇ、もちろん……………正攻法ではなかったとはいえ、結果は結果
皆様に資格を与えましょう」
プティング「……よしっ!!!!!!」
セシル「………………しかしながら、、たとえぼくの気を乗り越えたとしても…………」
プティング「え?」
セシル「いえ……
まずはお二人の怪我の応急処置をしましょう
それから……案内致しましょう
あの方の下へ…」
オ"オ"オ"……
────── 玉楼のどこか……
ドクン…………ドクン…………ドクン……………………
ズズズズズズズズズズッッッ…………
ドクンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《大きな鼓動が玉楼に響きわたる……》
───…… イキル達の居るぺトロ車内……
イキル「ぐーぐー……」
スコンビュー「ゼットゼットゼットゼットゼットゼット……」
モシメベ(…………………………50%増量……からあげクン……………………)
ゴソゴソゴソ……
??「──────……」
ゴソゴソゴソゴソッッ……!
オラオライン「…………むぐ……!!!
ハァッ……! ハァッ……! ハァッ……!」
《メッコウ村で捕らえられた洗脳魔法使いオラオライン……
手足体を縛られながらも身をよじり出口へと向かっていた……!》
オラオライン「ハァハァハァッ……!
今のうちに……こいつらが眠っている今のうちに……!!
に、逃げるみょん……!!!!
ここから逃げるみょん…………!!!!!!!」
じりじりじりっ……!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクゾクゾクッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオライン「ハ…ハァ〜〜〜……!!!! ハァ〜〜〜……!!!!!!!
や……やばい………………」
ブルブルブルブルブルブルブルブルッッ……!!!!!!
オラオライン(こ、この場所は……ヤバい……!!!!
絶対ヤバい……みょん……!!!!!!!!!!
こ……ここには…居たくない!!!!!!!!!!!!!
な…何か……嫌なものが…………来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく……はやく逃げなきゃあ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
202
:
名無しさん@避難中
:2025/06/27(金) 02:30:20 ID:EXR7w6uY0
───
ギュギュッッ……
セシル「とりあえず患部をテーピングで固めておきました」
プティング「あぁ、ありがとう…………ぅぐ…」
バルライカ「……つつ痛……流石にこの痛みは引かんで」
イリリシカ「あ、それなら……」
ゴソゴソ……
イリリシカ「私、治癒札持ってます
使いますか?」
バルライカ「おー、ええかぁ? 助かるわー」
セシル「──────!」
バッ……!
セシル「…………それは……」
パシッ……
イリリシカ「あっ、ちょ……」
セシル「…………この紙から……魔の力を感じます」
ジュリー「あぁ……それは魔法札だよ
魔法の力を封じているんだ
それきは治癒魔法の力が封じられていて───」
ギ……
セシル「……………………」
ぐしゃっっっ!!!!!!!!!
イリリシカ「あっ!!!!!? 何を!!!!!!!!!!!!!!!!?」
セシル「…………退魔の戦士の方々がこのようなものを…………
これは魔の力なんですよ?
敵の力を使うのは、自ら魔道に落ち、邪悪に染まるようなものです!」
バルライカ「そ、そんな大袈裟な!!!!!!!!!!」
プティング「しかしそれを使うと使わないでは傷の治りが大きく違うんだ」
セシル「しかし……」
ジュリー「…………魔法は確かに恐ろしい
だけどその全てが邪悪なものではないんだ
使えば便利なものや、人を助けるのに役に立つものも多い
治癒魔法は他者への施しの、最たるものだ
人のために使われる技術を扱うことで魔道に落ちるとは、俺は思わないよ
……むしろ戦いの中でしか使えないものが多い『退魔の技』の方が、場合によっては恐ろしい部分もある…………そうだろう?」
セシル「………………」
カサ……
ジュリー「俺は痛みに苦しむ2人のためにこの治癒札を使う……
そこに邪悪な意思はない……」
ペタ……
しゅううううううううう……
プティング&バルライカ『キくぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「セシルさんは戦場に出たことないから知らないだろうけど
この治癒札のおかげで多くの人の命が救われているんだ
そこは分かって欲しい」
セシル「…………分かりました
あなた方の考えは尊重致します
………………しかし……」
ジュリー「……?」
セシル「……例え他者のためと言えど……
“あの方” の前でその技術を使うことは、控えた方が良いでしょう………………
あなた方にどんな考えがあろうと……
あの方は “魔を退ける存在” なのですから
…………さぁ、こちらです」
かつ……こつ……かつ……こつ……
ジュリー「………………」
イリリシカ「…………ジュリー…………行こう」
ジュリー「………………!」
ジュリー(…………ここまで来て…………
俺の中の迷いが強くなった………………
果たして……本当に……大丈夫なのか……!?
“最終兵器” …………『人間の神』を…………覚醒させて……本当に良いのか……!!!!?
俺は……とんでもなく取り返しのつかないことをしようとしている気がする……!!!!!
この道を行けば……俺の夢が……
『共存』が遠いてしまいそうな…………そんな嫌な予感がするんだッッッ……!!!!!!!!)
ググ……!!!!!
ジュリー(……だけど……聖都の状況を思うと……!!!!!!!!!!
……くそっ……俺はどうすれば良いんです……!!!!!!
メメトスさん……!!!!!!!!)
ギリッッ……!!!!!!!!!!!!!!
203
:
名無しさん@避難中
:2025/06/30(月) 01:39:37 ID:6IUbrir.0
───
カツコツカツコツカツコツ……コッ……
セシル「こちらです
ここに “あの方” がおわします…」
ジュリー「……!」
ゴク……
ズッズウウウウウウウウウウウウウンンンンッッッ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【御前の間】
ブルッ……
プティング「雰囲気が違う……なんだか肌寒い……震えるようだ……」
ガタガタガタガタ……
バルライカ「そら自分半裸で寒いからや……
ここ大分地下やし……」
ブルブルブルブル……
イリリシカ「バルライカさんも震えてますよ…」
ジュリー(…………ここからでも分かる……)
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「す、すごい気だ……!!!!!!!
全身を抜けるようだ……!!!!!!!!!!!」
セシル「さぁ、中へ……入りますよ」
グッ……
ガゴゴンッッ……!!!!!!!!!!!
ギギィィィィィィィィィィィッッッ…………!!!!!!!!
オオオオオオオオオオォォンッ……
ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ………………
《扉を開くとそこは……
円形の部屋…………その中央には古めかしい装置じみたものに繋がれた棺桶のような箱……!!!!》
ジュリー「……あれは……!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!!
キィィィィィィィィィィィィンンッ……!!
『よくぞ来た、退魔の眷属達よ…』
プティング「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
誰だ!!!!!!!!?」
バルライカ「ぬぉっ……声が……頭に!!!!!!!!!」
イリリシカ「私達の脳内に直接語りかけてるっ!!!!!!!!!?」
ジュリー「まさか…………この声の主は……
その箱の中に居る……?!!!!!!!!!!」
『そうだ…………
今、我の退魔気を通して語りかけている……
『気心伝心』…………うぬらも知っているだろう……』
ジュリー(気心伝心を知っている!!!!!!!!!!!!!!?
気心伝心は俺が編み出した……新しい退魔気の技だ……!!!!!!
それなのに何故……!)
『……我はこの中で眠りながらも、外の状況を把握している……
新たに “知られた” 退魔の技も知っている…………
『魔流し』……それから『魔掴み』……
そして……それを広めたのが、うぬであるということも、知っている……
……ジュルジュリ・グリーブルーよ……』
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「ジュリーの事を……!!!!」
ジュリー「…………あんたが…………人間の神……か……」
『…………その答は “否” である……
我は神などと名乗った事はない…………』
バルライカ「そ、そうなん!!!!!!!?
でもこの子が……」
セシル「あ、あ……ごめんなさい
『人間の神』というのは、ぼくが勝手に言っていることなので……」
プティング「そうだったのか……」
ジュリー「じゃあ……あんた……
いや……あなたの事はなんと呼べばいい……」
『……我に名付けられし名は……『アーク・XYZ(エクシーズ)』………………
全ての魔を滅することを義務付けられし “イデアルの人造退魔戦士” である…………
我が眷属達よ……我に何を望む
我の解放を願うか
数千年の時を経て現れた現代の退魔の眷属よ
うぬらには選ぶ権利がある』
ジュリー「!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
204
:
名無しさん@避難中
:2025/07/03(木) 00:55:42 ID:eUFu2tAI0
ジュリー「え、選ぶ……権利……!!!?」
アーク『そうだ……
うぬらは我の力を望むか
望むならば、今ここで真に覚醒し退魔の助力となろう』
ジュリー「お、俺達が……選ぶ……
じゃ、じゃあ……
俺達が今ここで……あなたの復活を拒否したら……」
アーク『我は真に覚醒せず、再び永き眠りに付く
再び相応しき存在が呼び起こしに来るまで』
ジュリー「………………!」
バルライカ「せ、選択て……
そんなん……1択やないんか……?
そのためにここに来たんやし……」
プティング「………………」
イリリシカ「…………っ」
ジュリー「………………セシルさん……あなたの考えは……?」
セシル「ぼくとしては、当然復活していただきたいです
ぼくを導いて下さったアーク様にお会いしたいですし、お力になり恩返しがしたいので……
でも、ぼくは戦士ではありません
だからぼくに選択の権利はありません
決めるのは……あなた方です
……もちろん、もしあなた方がアーク様の復活を選ばなかったとしても……ぼくは口を挟みません
その決定を受け入れます…」
ジュリー「…………」
プティング「どうする……ジュルジュリ」
イリリシカ「ジュリー……」
バルライカ「……なんや
なんだか自分らにとっては簡単な決断ではなさそうやな
わたくしにはそこらへんのことは分からんが……
グリーブルー君の決定にわたくしは従うで
わたくしは一応年長やが……一度折れた人間や
だけど君は違うやんな
君はその若さでありながら……大きな信念を持ち……貫こうとしている意思を感じる
そういう人間の決定こそ、信用するに足るものがある
……だから、君が決めてくれ」
ジュリー「…………俺は…………」
ジュリー(……どうすべきだ……
今、これまでの戦争で経験したことのない窮地にある……
恐らく、目の前の “アーク” は……
今の退魔軍の誰よりも強く……膨大な経験値を持っているに違いない……!
戦力としてこのうえなく強力だ!
しかし……リスクが高い……!
“全ての魔を滅する” …………それは俺の理想に反する……!!!!!!!!
事が済んだ後……この存在は俺の手に負えるのか!!!!?
復活は…………やめた方が…………)
アーク『…………遠い地で、戦いが始まったようだな……』
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
イリリシカ「え…………それって……まさか……聖都!!!!!!!?」
プティング「聖都は随分と離れているんだぞ……!
分かるのか!!!!!?」
アーク『言ったであろう……
我はこの地の全てを把握している……
この地に満ちたあらゆる者の退魔気……そして魔力を通してその仔細がすべて、手に取るように分かるのだ
うぬらの言う聖都は……あの大聖堂のある地だろう……
彼の地は今、この世で最もエネルギーが濃い……
現在……退魔の軍勢は数こそ凌駕しているが
エネルギーの強さとしては魔法使い達に天秤が傾いている』
ジュリー「……!」
アーク『とはいえ、この時代の退魔の戦士達は優秀なようだ……
恐らく戦いは一進一退…………最も強大な魔法使いをも追い詰めるだろう…………しかし
それでもだ』
イリリシカ「……!!?」
アーク『天秤は更に魔法使い達の方へと傾く』
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
バルライカ「な、なんでや!!!!!!!!!!!!」
アーク『……更に遥か遠い地にて……
ついに産声を上げた存在が在る……
その魔力は天地万物あらゆる全てを圧し潰す暴虐……
これは “魔女の神” だ
あの存在の “生まれ変わり” が既に現世に顕現した』
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「まさか……本当に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
アーク『その魔力は今はまだ遥か遥かに遠い地にある
……だが、奴はすぐにでも現れるだろう
あの大聖堂のある地に
そうなれば、誰も敵わぬ
誰も奴を打ち倒す事は出来ぬだろう
可能なのは、我だけだ』
ジュリー「…………!!!!!!!!」
アーク『さぁどうする……
一分一秒が惜しいぞ
うぬの判断が遅ければ、あの地に積み上がるはうぬらの同胞の躯だろう』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
205
:
名無しさん@避難中
:2025/07/03(木) 01:49:11 ID:uu0hvyhk0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
アーク『早く決めるが良い
我を解放し、あの地……そして仲間を救うか
我の封印を続け……うぬらだけで戦うか
だが、後者を選べば世界は魔に染まるのみ』
ジュリー「…………!!!!!」
イリリシカ「ジュリー……!」
プティング「ジュルジュリ……!」
バルライカ「どうするんや……! グリーブルー君!!!!」
ジュリー「…………!」
ジュリー(…………この存在は俺達の夢とは相容れない存在……
いずれ大きな障害になるのは明白………………
……それでも、戦っている仲間を見殺しには出来ない!!!!!!!!!
この存在がいずれ脅威になるなら、この俺が……! 責任を取って乗り越えるだけだ!!!!!!!!!!!!!!!)
グッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……アーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたの力を求める……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
復活し、その力を退魔軍に貸してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セシル「…………あはっ!」
ニコッッ!!!!!!!!!!!!!!!
アーク『承知した
なれば我も顕現せん………………』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《封印が施されていた箱が勢いよく開いた!!!!!!!!!!!!!!!》
しゅうううううううう……
ズズ……ズンッ……!!!!!
ズシャッ……ズシャッ……
??「…………………………………………」
しゅうううううううううううううう……
セシル「…………おぉ…………アーク様……!!!!!!!!
やっと…………お会い出来た…………!!!!!!!!!
さぁ、こちら……お召し物です……」
ス……
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
アーク「………………」
シュルルッ……ギュッッッ!!!!!!!!
ズズズズズズズズ……
アーク「………………現代の戦士達よ
……これまでの戦い……ご苦労であった
これからは我と共に歩むが良い」
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「この世界を浄化する」
【最終兵器
アーク・XYZ(エクシーズ)】
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カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
206
:
名無しさん@避難中
:2025/07/03(木) 02:06:37 ID:uu0hvyhk0
ギュオオオオオオオオオオオ……
セシル「おぉ……神…………
やはり……なんと偉大な御身哉……」
アーク「我は神ではない」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
イリリシカ「こ、これが……?!」
プティング「……思ったより……普通の人間に見えるぞ……」
バルライカ「あ、あぁ………………
もっとこう……特化の使うカラクリみたいんなモンかと……」
ジュリー(……見た目は……
確かに人のように見える……
し、しかし…………
こ……この異常な気は………………!!!!!!!
未だかつて感じたことがない……!!!)
ゴクッ……
アーク「………………んん……」
ズズっ……
ボンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《気を放つアーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
イリリシカ「ああああああぁぁぁッ……!!!!」
ジュリー「な、なんて気……!!!!!」
プティング「…………!!!
……──────」
バルライカ「──────」
グララ……
ドッシャアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時! プティングとバルライカの2人が倒れた!》
イリリシカ「2人とも!!!!!!!!?」
セシル「気絶…………ですね
…………やはりぼくの魔圧に正当にあらがえなかった彼らでは
アーク様の放つ気に耐えることは出来ませんでしたか
……資格とは、つまりそういうことなんです」
ジュリー「……!」
コキッ……コキッ……
アーク「…………やはり数千年ぶりの復活となると、まだ満足な出力ではない」
ジュリー(い、今のは……ただの準備運動……!
し、しかも…………まだ全力ではない……!!!!!!)
ゴクッ……
アーク「…………」
チラ……
ズンッ……
ジュリー「……!!!? な、なんだ……!!?」
ズイ……
アーク「……うぬだな
我の解放を許可した者……
名は?」
ジュリー「ジュ、ジュルジュリ……
ジュルジュリ・グリーブルーだ…………」
じっ……
アーク「………………」
ジュリー「……?!」
アーク「……気が乱れている
なにか邪な手が加わっているな」
スぅ……
ズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アークはジュリーの両肩に指を突き立てた!!!!!》
イリリシカ「な、なにを!!!!!!!?」
ジュリー「……ぐ……!!!」
アーク「楽にしろ
気を放ってみるが良い」
ジュリー「……!?
…………まさか…………!!!?」
ズズ……
イリリシカ「ジュリー!!!!!?
今の君が気を放出したら、激痛が……!」
ジュリー「───!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドオオオオオオオオオウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……!!!! こ、これは……
ジュリーの “剛気” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま、まさかゼゾォンの薬の影響が……!!!!!!」
ジュリー「……!! 打ち消された……!!!!!!!」
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!
207
:
名無しさん@避難中
:2025/07/04(金) 00:57:59 ID:y5CC/B8g0
シュウウウウウウウウッッッ……!!!!!!!
ジュリー「……お……俺の気……!」
セシル「なんとすごい気でしょう
ここまでとは……ぼくも気づきませんでした」
アーク「……剛気か……」
イリリシカ「ジュリー……
もう痛くないんだね……
苦しくないんだね……!」
ダッ!
ギュギュッ……!
イリリシカ「良かった……!
もう元に戻らないんじゃないかと心配してたんだから……!」
ギュウウゥ……!
ジュリー「イ、イリリシカ……\\\\」
イリリシカ「…………ジュリーを治してくれてありがとう
……えと…………神様……?」
アーク「………………我は神ではない
我はアーク」
イリリシカ「じゃあ、アークさん
ベリーサンキュー」
ポンポン
セシル「す、すごい距離の縮めかたです!
田舎ものぼくには出来ない!!!!」
ズーーーーンッッ!!!!!!!!!!!
アーク「…………ジュルジュリ・グリーブルー……
うぬのその気…………なかなかの力だ」
ジュリー「そ、そうかい……」
アーク「我は力のある者を認める
うぬは良い…………
まだまだ才能が花開こうぞ
これからもその力を磨くが良い」
ジュリー「………………もちろんだよ………………」
ジュリー(いずれあんたを乗り越えなきゃならない日が来るかもしれないからね……)
グ……!
イリリシカ「そ、そうだ
プティングとバルライカさんを起こさないと!!!!」
ジュリー「そ、そうだね」
アーク「…………」
ギギ……
グッグッ……
セシル「ア、アーク様……」
アーク「…………」
セシル「ず、ずっとお会いしたかった
あ、あなたは……ぼくに “光をくれた” 救世主……!
ぼくの全てはあなた様のもの……
これからもなんなりとぼくにお申し付けを……!」
アーク「…………ご苦労…………
以後も我に付き従うことを許可する
セシル・マンドーよ」
セシル「は、は、
……はぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルッッ……
ぞくぞくぞく〜〜〜ッ……!
オオオオオオオオオオオオオ……
プティング「ぐ……」
バルライカ「……わ、わたくしらは……」
ジュリー「大丈夫ですか……」
イリリシカ「2人とも気絶してたんだよ
アークさんの強力な気を受けて……」
プティング「……! そ、そうだ……
まるで全身が叩きつけられたようだった……」
バルライカ「……今のが……
他人の気を浴びた結果言うんか……
とんでもないで………………」
プティング「……一方的にジュルジュリに任せた私達がいえることではないが……
このアークという者……手綱を握れるか……?
ジュルジュリ……!」
ジュリー「…………今は何とも…………
だが……その時が来れば……俺は……!」
プティング「……お前一人には背負わせんさ……
その時は、私も手伝うぞ……!」
イリリシカ「……うん。私も……」
ジュリー「…………あぁ」
バルライカ「……?」
───√ ̄ ̄ ̄
アーク「………………」
ビリッ……
セシル「どうされました
アーク様……」
アーク「…………悪しきエネルギー…………」
ザッ……ザッ……
ジュリー「ど、どこへ!!!!?」
セシル「アーク様が何かを感じ取られました
外へ向かいます
あなた方もどうぞご一緒に」
ジュリー「ま、待ってくれ
プティング達が目を覚ましたばかりだ!
もう少しゆっくり……」
セシル「アーク様の歩みを止めるなど畏れ多い
歩けないならばその方達はおいて行くと良いでしょう」
スタスタスタ……
ジュリー「くっ……!
そんな勝手な……!!!」
イリリシカ「……あのセシルさんって人……なんか急に態度が……」
バルライカ「あの子にとって常に優先順位はあの “アーク” なんやろう
恐らく悪気はないで……
…………わたくし達はいい……あとで追い付くから先にお行き……」
ジュリー「いや、一緒に行きますよ」
イリリシカ「肩を貸します……さぁ」
プティング「……すまん……」
208
:
名無しさん@避難中
:2025/07/05(土) 01:24:53 ID:gxw36FRo0
───
イキル「……うー……むにゃむにゃ……
…………んにゃっ?!」
バッ……
イキル「へぁぁ……ふぁ……
あれ……あーし寝てた?
ここどこ……」
キョロキョロ……
コオオオオオオオオ……
イキル「……うぉっ! あの外の建物……!
まさかあれが……『御前の玉楼』か!!!!!!?
って、イリ達いないし!
まさか!!?」
タタッ!
ガチャッ!
イキル「おいぺトロこのやろー!!!!
もしかしてイリ達はあそこに行ったの!!!!!!!?」
スティーブ「グホホホホホwwwwwwwwwモスラァwwwwww」
イキル「やっぱりそーかぁ!
あーしらを放ったらかしにしたなぁ!
メガネとバルライカさんもいないじゃん!
くっそー!」
バターーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「おーーい! スコンビュー!! モシメベ!!!
起きろ起きろ!!!! 寝てる場合じゃねーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
おしっこかけるぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバッ!
スコンビュー「なんだべぇ!?」
モシメベ(い、いきなり変なこと言わないでよ〜!!?)
イキル「起きろ起きろ!
あーしらが眠ってる間にあいつらアソコに言っちゃったぜ!!!!!
御前の玉楼にさ!」
スコンビュー「え!! そうだべか!!!!」
モシメベ(メッコウでの戦いの疲れからあたい達熟睡してたんだ!!!!!)
イキル「早くあーしらも行こうぜーー!!!!!!
あいつら絶対あーしらに内緒にして中華食べ放題コース食べてるぜ!!!!!!!!」
モシメベ(なんで中華!!!!!!!?)
イキル「建物が中華料理屋っぽいじゃん!!!!!!!!!
絶対そうだ!!!!!!!!!!
くそーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おしっこを黄色くされるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悔しすぎるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーーーーンッ!!!!!
モシメベ(そんな悔しがりかたするの絶対イキルちゃんだけだよ!!!!!!!!!)
ごーーーん!!!
スコンビュー「とりあえずワタス達も追いかけるべぇ!
じゃあその前にあの捕虜の魔法使いさんがしっかり拘束されてるか確認して………………って!!?」
モシメベ(あ、あれ!!?)
イキル「わ"ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いねーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの洗脳魔法使い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「そ、そんな……
あの人……体をロープでグルグル巻きにしてかなりキツく縛ってたべよ……
それに魔管にぶっとい退魔針を射してたのに……」
バッ!
イキル「ぺトロこのやろー!
あの魔法使い女はどうしたんだ!!!!!?」
スティーブ「フォフォwwwwwwwwwwwwフガァァwwwwwwwwwwwwフガァァwwwwwwwwwwww
(魔法使い女……?
そんな人は出ていっていませんよ
ここから出ていったのはデカい(体長約220cm)イモムシさんでした
『ちょっと完全変態してくる』と言い残して……
多分今頃立派に変態していることでしょう)」
イキル「騙されてんじゃねー畜生ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
バキーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スティーブ「ハイダラーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(這いずって逃げたんだ!!!)
スコンビュー「さ、探さないと! そんな移動方法なら遠くまでは行ってないはずだべよ!」
イキル「くそ……でもこのあたり林とか隠れる場所多いぜ……
急がないと!!!!!!!!!」
タタ……
ゾクゾクゾクッッ!!!!!
イキル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? う……!!? なんだっ……!?」
ゾォォォッ……!!!!!
209
:
名無しさん@避難中
:2025/07/06(日) 02:20:42 ID:pHmg7vq.0
イキル「なっ……なん…………だ……!!!?」
バッ……!!
ズズンッッッ!!!!!!!!!
アーク「…………」
イキル「え…………誰……?」
ゴオオオオオオオオオ……
アーク「…………」
わらわら……
スコンビュー「ど、どうしたべ!!!!?」
モシメベ(え……な、なに……? その人は……?)
イキル「し、知らねー……
なんかあの玉楼から来たっぽいけど……」
スコンビュー「え!? あそこに住んでる人だべか!!!!!!!?」
モシメベ(住んでる人なんて居たんだ……)
アーク「………………」
イキル「……! もしかして中華料理屋の店長か!!!!?
イリ達には会った!!!!?
あいつら、なに食べてたの!!!!!!?
やっぱりレバニラ炒め!!!!?
いや……ピータンかもしんねーー!!!!!!!!!!
ピータンっつったらあーしだろJKーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオッ!!!!!!!
スコンビュー「根強い中華料理屋説!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーーん!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(い、いや絶対中華料理屋の店長とかじゃないよ……
だ……だってこの人……
す……すごい気だよ…………!!!!!?
こ、こんなもの…………!!!!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
アーク「…………………………どけ」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3人『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
フラァァァァッ……
3人『━━━━━━━━━』
ドッサァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「…………」
セシル「おやおや……」
タタタッ!!!!!!!!!
イリリシカ「イキル!!!! スコンビュー!!!!! モシメベ!!!!!」
プティング「私とバルライカさんのように……気にアテられて気絶したのか……!!!!!」
ジュリー「も、もっと穏やかに対応してくれるかい!!!!!!!!!?」
セシル「この方々がアーク様の足を停めるからですよ…
…………それにしても、先程のちょっとした威圧で気絶するとは……
この方々はあまり大した戦士ではないみたいかな」
イリリシカ「そんな……」
ズイッ!!!!!!!
ジュリー「そんなことはない!!!!!!!!!!
彼女達は強い!!!!!!!!!!!!!!
俺達の仲間を侮辱しないでくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「ジュルジュリ……」
セシル「………………それは失礼しました」
ペコ……
バルライカ「大丈夫かい?
自分ら」
ポンポン……
イキル「うーーーーん……」
チョロチョロ……
バルライカ「うぉっ!!!!!! おしっこ漏らしよるで!」
プティング「まったくこいつは……」
チョロチョロチョロチョロ……キラキラキラキラ……
バルライカ「このおしっこ……!!? めっちゃ黄色や!!!!!
…………って、色が変わった!!!!!?
鮮やかな青…………緑!!!!? ……今度は橙色やとぉ!!!!!!!!?
虹色や!!!!!!!!! この子のおしっこは虹色やで!!!!!!!!!!!!! 」
ブーー!!!!!
プティング「どうなってんだこいつのおしっこは!!!!!!!!?」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ガバッ!!!!!!
イキル「はっ!!!!!!!」
イリリシカ「イキル!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「自分虹色のおしっこ出とるで!!!!」
イキル「………………!!!!
やべぇ……
これ………走馬尿じゃんよ……!!!」
ゴクリ……!!!
バルライカ「ニュー イヤー(初耳)概念〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「……………………………………」
ジュリー「…………俺達の仲間を侮辱しないでくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「いや今何も言ってないですよ」
210
:
名無しさん@避難中
:2025/07/09(水) 14:29:11 ID:.Pv26fTQ0
イキル「ってか……!!」
キョロキョロ……
アーク「…………」
イキル「なんっなんだよ……あいつは……!!」
バルライカ「……………… “最終兵器” や…………こいつがな…」
モシメベ(えっ……!!!!?)
イキル「最終兵器って……!!
普通の人間じゃん!!!!!!!!!
見た目も地味だしーーー!!!!!!!!」
ズズ……ズンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「ぐ、ぐはーーー!!!!!
お、重ぉぉっっ!!!!!!!!!!!」
メシメシ……
セシル「口を慎んでください
アーク様に対して普通などと…………更には地味などと…………
あの方は全ての退魔の祖…………始まりにして最強の退魔戦士……
それなのにあなたには敬いが足りません
……許せない!」
メキャメキャメキャ……
イキル「うぎゃーーーーー!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「ちょっと、やめてよ!!!!!」
セシル「……しかし……
この人が失礼なことを………………」
ジュリー「君と俺達では価値観が違う
まして俺達はアークの存在知ったばかりで、君の説明以外彼のことを何も知らないんだ
いきなり敬えなんて無茶だろう」
セシル「………………分かりました
すみません、アーク様のことになるとぼくは冷静さを失ってしまいます……」
フラフラ……
イキル「はぁー……はぁー……
こ、こいつはなんなんだよ……!!!!」
セシル「ぼくはセシル・マンドーです
アーク様の御使いかな
以後よろしくお願いします」
ペコ……
プティング(…………アークもそうだが……
このセシルという男もなかなか厄介そうだな……)
アーク「…………」
キョロキョロ
スコンビュー「そのアークすぁんが……何をしているんだべか……?」
セシル「アーク様は悪しきエネルギーを感じ取られました
……つまり魔力……
どこかに、魔法使いが潜んでいるかもしれません」
ジュリー「それって……」
スコンビュー「あ、あぁぁぁあ……!!!!
そ、そうだべ……! 大変なんだべよぉぉーーー!!!!!」
イリリシカ「なに?!」
𝓚𝓐𝓚𝓤𝓚𝓐𝓚𝓤 𝓢𝓗𝓘𝓚𝓐𝓙𝓘𝓚𝓐…………
(かくかくしかじか…………)
プティング「なに!!!!!!!?
洗脳魔法使いが逃げた!!!!!!!!?」
イキル「そうなんだよ! ぺトロがヘマしてよーーーー!!!!!!!!!!」
バルライカ「なにしてんねん、スティーブ」
スティーブ「ハッヒッフwwwwwwwwwwww
(変態が…………変態がしたいって言うから……)」
ポロポロポロ……
ジュリー「ま、まずいな……
洗脳魔法使いを野放しにするのは危険だ」
セシル「何故魔法使いなのに殺さず生かしていたのですか?」
イキル「捕虜ってやつだよ
戦争の基本だぜ?
知らねーの! このお坊ちゃんよぉ?!!!!!」
セシル「……」
ズシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「あがーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「煽んな自分!!!!!!!!」
ず〜〜〜ん!!!!
スコンビュー「と、とりあえず皆で手分けして探すべ……」
ジュリー「あぁ、きっと遠くまでは行っていないはずだ
魔周感を使って辺り一帯を……」
アーク「探す必要はない」
イリリシカ「え?」
アーク「もう見つかった」
ジュリー「もう……!!?
いつ魔周感を使ったんだい!!!!?
そんな感じは何処にも……」
アーク「感知の退魔か
我は使わぬ
我はこの肌で魔力の波を直に捉える
……洗脳魔法使い……その気配は3丁先から感じる」
ジュリー(……2丁……約300mか!!!!!!!!!
こんな静かに……広範囲の魔周感を……!!!!!!!)
ゴク……!
バルライカ「思いの外遠くに居るな……!
丘やからわざと転がっていったかもしれんな!
わたくしがスティーブに乗って追いかける!」
アーク「あわてて追う必要はない」
バルライカ「……え!?」
───
ガサガサガサ……
オラオライン「……ひゅ、ひゅい〜〜〜……ひゅい〜〜〜…………!
ぜ、全身傷だらけみょん……転がって逃げたから……!
で、でもかなり距離を取れた……
あいつらから逃げきったみょん!!!!
このままもっと遠くに離れて、このヒモや魔管を止めてる針をなんとかするみょん……!!
ミャーには切り札に『洗脳魔法』の魔法札があるみょん……!
適当なヤツを見つけて洗脳して手駒にしてやる……!!!!!
けけけけ……!!!!」
ズズズズ……!!!!
ズしンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオライン「げげぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
211
:
名無しさん@避難中
:2025/07/09(水) 18:04:47 ID:8GnhbrIE0
訂正
❌
ジュリー(……2丁……約300mか!!!!!!!!!
こんな静かに……広範囲の魔周感を……!!!!!!!)
ゴク……!
⭕
ジュリー(……2丁……約300mか!!!!!!!!!
こんな静かに……魔周感のような広範囲感知を……!!!!!!!)
ゴク……!
212
:
名無しさん@避難中
:2025/07/09(水) 21:16:51 ID:Kea8St5k0
ズズズズズズシシシシシィィィィッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!
メギメギメギッッ……!!!
オラオライン「がばぁぁぁぁぁぁッッ……!!!!!!!!
な、なんだみょん!!!!!!!!!?
お、重い!!!!! か、体がなにかに……地面に押し付けられるみょんんんんんん!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオッッ……!!!!!
───
プティング「な、なんだ!!!!?
あれは……!!? あの場所に “力の柱” のような歪みが……!!!!!!?」
グィィーーー……パチクリ……
イキル(こ、こいつメガネを前後に動かして望遠鏡みたいに使えるのか……(ケント・デリカットみたいに)……)
ジュリー「あれは……魔圧か……!!!?」
イリリシカ「魔圧って……誰の?!」
セシル「もちろん、アーク様ですよ」
スコンビュー「え……!? こんな遠くから!!?」
モシメベ(て、ていうか……魔圧って自分を中心に円形状(多少変形させることも出来る)に拡げるものだよね……?)
バルライカ「あ、あぁ……そうや! 普通は……!
やが、これは……
洗脳魔法使いがおる “あの場所一点” にのみ魔圧の力を遠隔で放ってる……!!!!
そんなことが可能やと!!!!!!!!!!!!!!!!?」
アーク「…………」
ズズズズズ…
ジュリー「一体……どうやって……」
アーク「分からぬか」
ズズズズズズ……!!!
ジュリー「……!!」
セシル「ぼくには分かります!!!!!!!
アーク様は、自然と一体になっていらっしゃるんです!!!!!!!!!!!
アーク様の退魔気は空気と溶け込み、まるで自然現象のごとくその御力を発揮させることが出来るんですー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わっ!!!!!!!
イキル「し、自然だぁ!!!!?
どういうことだよ!!!!!!!!?」
アーク「………………正しくはマナ(なんかすごい星のエネルギー)……
我はマナと繋がっており、マナに我の気力エネルギーを乗せる
───この目でしかと見通せる場所ならば、その全てが我が退魔気功術の効果範囲となる」
ゴゴォォォォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(マ、マナ…………!!!!
この星の自然を形作る目に見えないエネルギー……!!!!!
風が吹き、大地が動き……時には火を噴き出す……
この世で起こる全ての現象は……マナによる運動だとも言われている!!!!!!
つまり……マナとは俺達が住むこの星そのものが操る “気力エネルギー” とも言える!!!!!!!!!!!!!!
そ、そのマナエネルギーと繋がっているだと!!!!!!!!!!?
アークの言うことが本当ならば…………この男は……なんて強大なスケールの力を持っているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
アーク「……」
ズズッ……ズンンンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオラインの声「ぎょええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
助けてみょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「……やっこさん、どうやら観念したみたいやで!」
スコンビュー「ワタスが捕まえてくるべよ!
えっと、 アークさんですたか!!!!!?
そのまま動きを止めていて下さいべ!!!!!
あ、でも泣き叫んでて可哀想だからちょっと力を緩めて……」
アーク「………………『破刃』」
キュンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシュッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオラインの声「こかっっ─────────!!!!!!!!!」
《その瞬間……
オラオラインが拘束されていた場所に……空間を裂いたようなエネルギーの刃が落ちた!!!!!!!!!!!》
ジュリー「なッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ざわっ!!!!!!!
213
:
名無しさん@避難中
:2025/07/09(水) 22:06:46 ID:.X0blgV60
アーク「…………退魔……執行…………」
ズズズズズ……
バルライカ「なんや…………なにした!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「……まさか!!!!!!」
ジュリー「……くっ!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザザザザザザザザザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーはオラオラインが居るその場所へと駆けて行った!!!!》
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ……!
イリリシカ「ジュリー!!!!!!!!
あの魔法使いは……ッッ!!!!!!!!!!」
シュタッ!!!
スコンビュー「……!! うあ……!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオライン「──────」
ザザ……!
プティング「ッッぐ……!!!!!!
バラバラだ……!!!!!!!!!!!!
なんと……!!!!!」
ジュリー「………………くっ………………」
ズン……
アーク「……滅したか」
セシル「さすがアーク様です!!!!!」
ギッ……!!
ジュリー「………………!! 何も殺さなくとも……!!!!」
アーク「……?
何故だ
魔法使い等、滅して当然のこと」
ジュリー「彼女は……捕虜と言っただろう!!!!!!!
彼女の身柄は俺達が預かっていた!!!!!!
勝手なことをしないでくれ……!!!!」
アーク「………………
捕虜…………理解出来ぬ
どうせ殺す。生かす必要はない」
ジュリー「…………無力化した魔法使いでもか!!!!!!!!!」
アーク「無論」
ジュリー「…………!」
イリリシカ「ジュ、ジュリー……」
アーク「ジュルジュリといったか
うぬのその感情はなんだ
何故魔法使いを殺しただけで、我に怒りを向ける?
うぬは退魔の戦士でありながら魔法使いのために怒るのか」
ジュリー「…………俺は……!!!!」
アーク「洗脳魔法使いは魔法使いの中でも特に危険だ
あの魔法1つで崩壊した国を我はいくつも知っている
それでも尚、我を非難するか?」
ジュリー「…………ッッ」
ガシッ!!!!!!!!!
バルライカ「……せや!!!!!
洗脳魔法でメッコウが大変なことになったのをわたくしは見とる!!!!!!!!
実際危険なんや……!
そんなやつが逃げ出した以上、こうなるのは仕方ない!!!!!!
この人の言う通りや!!!! やめぇ!!!!!!!!」
ジュリー「……! バルライカさん……!」
グイッ! ひそひそ……
バルライカ「…………短い付き合いとはいえ……
わたくしも “君たちの思想” には気付いた……
その考え……ええことや……分からんでもない!
でも……今 “こいつ” に逆らうのはやめておけ!!!!!!!
歯向かうようなことすればどうなるか分からんぞ!!!!!!!!!」
ジュリー「……!!
…………はい…………」
バルライカ「…………分かったならエエ……
……………………いやすまんな、アークさん?
この子らも若くして責任を持たされた子達やから、思い通りにいかんとこういうこともあるねん
許してやってくれへんか?」
アーク「…………」
スゥ……
バルライカ「……どうやら許してくれたみたいやな」
アーク「………………」
ヒュウウウウウウ……
セシル「……どうされました? アーク様……」
アーク「……遠くから……魔力の奔流……
増幅した魔力の臨界が近い
即刻向かわねばならぬ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
214
:
名無しさん@避難中
:2025/07/09(水) 23:42:08 ID:gVPcBcKk0
ザッザッザッ……
アーク「……」
セシル「アーク様! 今度はどちらへ!!!!?」
アーク「……この先から更には濃厚な魔力の奔流を感じる……
この退魔の地に魔が蔓延る予兆……
見過ごせぬ……」
ジュリー「魔力の奔流……?!」
モシメベ(ま、まって……この方向って……)
イキル「……メッコウじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ、そうだ!!!! そうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「……あの大魔属の残した “仕掛け” が発動しかけてるっちゅーことかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「そ、そうか……フワラルの大魔属・ダイノーズが残した超巨大陣形魔法!!!!!!
メッコウ全体を使って刻まれたあの陣形にダイノーズが残した魔力が満ちた時……魔都から魔法使いの軍勢が送り込まれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「陣形……フワラル……
この様子だともはや猶予は少ない
恐らく……1000を超える魔が流入するだろう」
イリリシカ「せ、千!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはまずいよ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく止めないと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……!!」
アーク「我は行く」
ザッ……!
ジュリー「……! アーク……もしかしてあんたはそれを阻止出来るのか?
俺が見た限りあの陣形魔法を止める術はなかった……!」
アーク「無論」
ジュリー「!! ………………!」
バルライカ「なら急がんとな……!
みんなぺトロ車に乗りぃよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「よ、よっしゃ!!!!!
その前に野ション行ってくる!!!!!!!!!」
プティング「そんな暇あるか!!!
この期に及んでカッコ付けるな!!!!!!!
漏らせ!!!!! 君は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「あーーーーん?!!!!!
カッコ付けってのはおしめ履きのことを言うんですぅ〜〜〜!!!!!!!!」
バルライカ「どないな価値観やねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「……」
ジュリー「……どうしたんだい!!!!!?
君もはやくあのぺトロ車に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「……必要ない
むしろ……そのようなもので向かっていたら間に合わぬ」
イリリシカ「だからって……徒歩で行くわけにも行かないんじゃ?」
アーク「…………我は飛べる
その方が速い……」
イキル「とぶーーーーーー?!!!!!!!」
アーク「……付いてくるか」
ジュリー「……え?」
アーク「……ジュルジュリ
…………それからもう一人…………」
ジロ……
イリリシカ「え」
アーク「うぬもだ
…………名は」
イリリシカ「わ、わたし……!!?
私は……イ、イリリシカ……」
アーク「……ジュルジュリとイリリシカ
うぬらならば我に付いてこれようぞ
来たければ来い」
ジュリー「……!!」
ひそひそ……
スコンビュー「え、えーーーーー!!!!
ズルズリけんとエレレシカつぁんって……ワタスみたいに気色の風なんて使えないべよなぁー!!!!!?
なのに飛べるべか!!!!!!!?」
イリリシカ「そ、そんな心当たりないよ」
アーク「来れなければ良い
我は行く」
ジュリー(……なにをどう見て判断したのか分からないが……
この男を1人で行動させるなんて考えられない!!!!!!!
……答えは1つだ!!!!!!)
ジュリー「俺も……付いていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「わ、私も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
215
:
名無しさん@避難中
:2025/07/10(木) 00:32:14 ID:goAzx8MY0
───
イキル「ちょっとイリ……本当に行けるのかよ!!?」
イリリシカ「分かんないよ……でもやるだけやってみる」
バルライカ「わたくしらはスティーブで追いかける……
スティーブに少し無理させるわ」
スティーブ「モンモwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwパルァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
プティング「……一緒に行けなくてスマン
…………しかし……無理はするなよ…………色々とな」
ジュリー「あぁ、分かってる」
モシメベ(気を付けて……)
セシル「アーク様…………本当はぼくも付いて行きたいですが……」
アーク「うぬの力ではまだ無理だ
その者らと共に来るが良い」
セシル「……承知致しました」
アーク「……さて」
ザッ……
ジュリー「待て
俺達なら付いていけると言うが……まずどういうルートで行くんだい?
君は飛ぶ……と行ったが……」
アーク「 “真っ直ぐ” だ
うぬら、気功冠は使えよう
ならば……飛べるはずだ
特に剛気を使えるうぬならばな」
ググッ……グッッッ!!!!!!!!!
ボボンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アークはミサイルのように鋭い角度で宙へと飛び出した!!!!!!!!!》
スコンビュー「す、すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやいべ!!!!!!!!!!!!!!! もう見えなくなった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「今のは……!!!」
プティング「……ただの跳躍!!!!!!?
そ、そうか……私達も気功冠を習得したときに、高く跳躍する訓練をしたな!!!!!!!!!!
アレはそれと同じだ!!!!!!!!!!!!
だが……あのスピードはとんでもない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そうか……要は『退魔走り』か
これを……」
ゴウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……俺の剛気で……!!!!!」
スコンビュー「す、すごい気だべ……!!!!!!!!!
ズルズリけん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(思えばこの剛気をまともに使うのは……クゥペンと戦った時以来だ……
あの僅かな戦いの時に剛気をあつかったあの感覚……
今日まで忘れたときは……無かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「剛気・退魔走り『サヴィトリ・アロウ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギャアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
216
:
名無しさん@避難中
:2025/07/10(木) 01:14:30 ID:/aihUb8s0
イキル「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつもすげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アークってのに負けてないよ、あのスピード!!!!!!!!!」
イリリシカ「…………」
しーーーん……
イキル「おいてけぼり喰らってるイリーーーーーー?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっ、無理じゃない!!!!!!!?
追い付けないでしょイリ!!!!!!!!!!!!」
プティング「あ、あぁ…………
剛気を使えないイリリシカではとても追い付けそうには……」
セシル「しかし、アーク様がイリリシカさんなら行けると言ったんです
全てを見通すアーク様がそう判断したなら絶対に行けるはずです
ちゃんと自分の中の手札を見直してみてください
その中に、なにか方法があるはずですよ!」
イリリシカ「私の手札………………
……そうか……!」
ザザッ……!! ググッ……!
イキル「行くの!!!? イリ!!!!!!?」
イリリシカ「……うん! 行ってきます……!
……『退魔壁・飛弾』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガゴッッ……
ドゥンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュイィンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《イリリシカの足元から前方に飛び出すように現れたのは……退魔壁!!!!!!!!
それを発射台として、凄まじいスピードで飛んでいく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
スコンビュー「やったーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(わー!! イリリシカちゃんすごい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バルライカ「よーーし! わたくしらも追いかけるでーーーーー!!!!!!!!!」
スティーブ「モルヒヒヒヒーーーwwwwwwwwwwwwwww」
プティング「…………!!」
グッ……!
─── 空……
ゴオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「…………」
ビューーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《アークを追い越すジュリー》
アーク「………………」
ギューーーーーン……
ジュリー「よ、よし追い付いた……
す、すごいな剛気の出力は……
このまま飛んで………………
…………飛ん……で……」
ヒュルルルルルルルル……
ジュリー「ぬわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
落下軌道に入ってるーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「………………」
タタンッ! タタンッ!!!
ジュリー(な、なんだ!!!?
アークは……空を “走っている” !!!!!!!!!!!?
……まさか……剛気でも同じことが!!!!?)
ジュリー「……はっ!!!!! ……はぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカシャカシャカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《空中で足をシャカシャカするジュリー!!!!》
ヒュル……ル……
ジュリー「ダメだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通に落ちる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーー!!!!!!!!!!!!!!!
217
:
名無しさん@避難中
:2025/07/10(木) 02:02:01 ID:srtoUUlY0
アーク「…………」
タタンッ! タンタンタンッッ!!!!
ヒュルルルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(アークは空を走っている!!!!!!!!?
あれはなんだ!!!? 魔空闊歩!!!!!!?
いや、魔空闊歩は魔力が充満している場所じゃないと使えない!!!!!!!
この場に魔力はない!!!!!!!
アークのあれはまた別の原理……!
恐らくマナを利用したもの……!!!!
俺では真似出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ…………このまま落ちるしかない!!!!!!!!!!!!?)
ぞーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「わーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルーールーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「………………」
アーク「……高度を保ち飛ぶには推進力が必要だ
我がうぬなら可能だと断言したのは
うぬの手に……既に推進力があると確信したからだ」
ヒュウウウウウウッ……
ジュリー(……推進力!!!!!!?
……俺の手に既にある!!!!!!!!?
…………手…………推進力………………放つ………………
……そ、そうか……!)
ジュリー「『点帝砲』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが……推進力だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「両手版……『点帝砲』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボゥゥゥゥゥンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドァァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うわああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ジュリーが点帝砲を放つと、その高度が一気に急上昇!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
アーク「……………………」
ジュリー(や、やばい!!!!!
ど、どんだけ高く……!!!!!!!!
剛気で放つ『点帝砲』……出力が高すぎる!!!!!!!!!!
『点砲』だ!!!!!!!! 力加減を調整して……点砲で推進力の制御を!!!!!!!!!!!!!!)
ボボッ!!!!
ボンッッ!!!!!! ボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キィィィィーーーーーーーンッッ……!!!!!!!!!
ジュリー「あ……安定した……!」
アーク「それでいい」
ジュリー「……!!」
218
:
名無しさん@避難中
:2025/07/10(木) 02:25:12 ID:srtoUUlY0
ボンッッ!!!! ボンッッ!!!!
ビュイイイイーーーーー!!!!!!!
ジュリー「な、なんとか落ちずに飛べるようになった……
しかしバランスを取るのが難しいな……!!
スコンビューの気色の術みたいにスマートにはいかないな……!」
フラフラフラ……
アーク「…………
技を放つことに意識を持っていきすぎだからだ
『点帝砲』から『点砲』に切り替えた柔軟は良い
だがぬしの扱う剛気ならば本来そのような技を使わずともよい
単純に後方に向けて気を放てばそれで必要な推進力は得られよう
むしろその方が消耗も少ない」
ジュリー「そ、そうか……」
ジュリー(……なんだか指南を受けているようだな……
だが……不思議と頭にスッと入ってくる……
恐らく圧倒的高度な経験から裏打ちされる説得力があるからだろうか……)
ジュリー「…………って、俺は飛べたが……イリリシカは!!!!!!!!?
彼女はどうしたんだ!!!!!?
後ろには姿がないぞ!!!!!!!!!!!!!?」
アーク「我らを追いかけ、飛び出してはいるようだ」
ジュリー「……! も、もしかしたらさっきの俺みたいに落ちかけているかもしれない……!
俺は剛気があるから『点砲』で飛べたけど……普通の気のイリリシカで同じことは無理だ!!!!!!
ど、どうしよう……! 引き返すべきか……!!」
アーク「自惚れか」
ジュリー「な、なんだと!!!!!!!?」
アーク「あの者も、ぬしと同様…我が可能であると判断した
ならばあの者も己で活路を見出だすであろう
それなのに自身の助けが必要だ、と考えるのはほとほと自惚れと言わざるを得ぬ」
ジュリー「ぐ……!!!!
…………いや……おれだって信じているさ……
イリリシカの力を……!」
────── 遥か後方……
コヒュウウウウウウウウウッッッ!!!!!!!!!
イリリシカ「……飛べた……でも落ちてる……
ここからどうすれば……」
イリリシカ「──────いや、私の強みは分かってる
私の得意な退魔は……退魔壁……!!!!!!
私は前に、退魔壁で自分の体を包む鎧を作ったことだってある……!
だから……! こんなことだって!!!!!!!!!!」
パキパキパキパキ……
バキィィィィーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!
《イリリシカは自分の両腕を退魔壁で覆った!
退魔壁のアーム……!
更にその退魔壁アームからいくつもの細長い筒状の器官を生成……後方に伸ばした!》
イリリシカ「『天棍カウモーダキー・ジェット』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボバッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャイイイイイイイイイイインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《イリリシカは腕の筒から高縮エネルギーを放ち、それを推進力に変えた!!!!!!!!
まるでジェット機のように大空を飛ぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
キィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
──────
キィィィィィィィィンッッッ……
ジュリー「……ん!!!?」
バサァァァァァァァァァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……ジュリー!!!!!!
……あはは!!!! 追い付いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
ジュリー「イリリシカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!
219
:
名無しさん@避難中
:2025/07/10(木) 02:42:24 ID:srtoUUlY0
ごおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「わーー!!!!
ジュリーすごいね!!!!!! 点砲で飛んでるの!!!!!!!!!!?」
ジュリー「い、いや君もすごいよ!!!!!!!!!!!!!!
それ、カウモーダキーの応用だろう!!!!!!!!!!!!!!!?
本来連携技として考案されたカウモーダキーを既に1人で扱えるようになっているなんてスゴイよイリリシカ!!!!!!!!」
イリリシカ「え、えへへー……!」
アーク「…………やはり、ぬしも我の見込んだ通りの才能の持ち主か
ぬしの退魔壁見事なり…………
イリリシカよ……ぬしの退魔壁は『極限退魔』へと至っていると見て良いであろう」
イリリシカ「きょ……極限退魔?!」
アーク「一種の退魔の技を極めし者が到達する境地だ
ぬしの退魔壁は既にその域といってよい」
イリリシカ「そ、そんな大袈裟かな……
確かに人より器用に色んな形に変えられるけど……」
アーク「退魔壁とは魔法を塞き止めるだけのもの……
本来、魔法以外のものが触れればたちまち崩れ去る……
それは生成者本人の肉体であっても……だ」
ジュリー「か、考えたらそうだな……!
魔法以外には豆腐よりも柔らかい退魔壁を、こうやって加工したり……上に乗ったり……ましてや纏ったりする事が出来るイリリシカの使い方は少し特殊だ……!」
アーク「ぬしの扱う退魔壁は『極限退魔』へと到り、更にその先へ進化する可能性を秘めている……
うぬも才あるもの…………我はぬしも認める……」
イリリシカ「な、なんか認められちゃった……恥ずかしいな……
……でも……」
ヒュロロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
イリリシカ「も、もう気が限界…………燃費悪すぎ…………」
ジュリー「イ、イリリシカーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
落ちるなーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「案ずるな
もう到着した
……見よ」
ジュリー「……!!!!!!」
ババンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリー達の眼下にメッコウが見えてきた!!!!!!!!!》
イリリシカ「は、速い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぺトロ車だとあんなに掛かったのに……!!!!!!!!!!!」
アーク「……見るが良い」
コオオオオオオオオオオッ……!!!!!
ジュリー「……ま、町の中が光ってる……!
魔力が充満した光か!!!!!!!!!!
ここからでもハッキリ分かるくらいに!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「もうすぐでフワラル魔法が発動するんだ!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……!! 急いでメッコウに降りよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューーーーーーーーーーーンンンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
220
:
名無しさん@避難中
:2025/07/13(日) 00:27:51 ID:ww12nfxE0
─── 要塞都市メッコウ……
ギュオオオオオオオオオオ……
ヒューーーーン……シュタタァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザ……
ジュリー「こ、これは……」
ゴゴオオオオオオオオオオオオオウゥッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「陣形に魔力が満ちている……!!!!!!
もういつ発動してもおかしくないぞ……!!」
イリリシカ「これを止める方法があるの!!!!!!!!!?」
アーク「ある」
ジュリー「その方法は!!!?」
アーク「簡単だ
この陣形に沿って満たされた魔力の上に、
その魔力を更に上回る強力な退魔気で “蓋” をすれば良い」
ジュリー「簡単って……」
ズゴゴゴゴゴゴゴココゴコゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「この陣形はこの町全体を使って描かれているんだ!!!!!
この広さに描かれた陣形の上に退魔気を覆うとなると……
相当な気の量が必要になるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……もしかして、アークさんはそれが可能なの?」
アーク「無論」
ジュリー「ならば今すぐに頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやくしないと魔都から軍勢が現れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「………」
しん……
ジュリー「ど、どうしたんだい!!!!!? 早く!!!!!!!!!!」
アーク「…」
イリリシカ「…………あっ!!!!」
ポポゥッッッ……!
《陣形の一部が強く輝きだした!》
カカァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ま、まさか!!!!!!!!」
ギュインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《空から何かが……複数!!!! 飛来した!!!!!!!!!!!!!!!!!》
221
:
名無しさん@避難中
:2025/07/15(火) 14:30:11 ID:vDNzzNVI0
しゅううううう……
魔法使い1「……ふしゅうううううう…………」
魔法使い2「到ォ着〜〜〜」
わらわらわら
魔法使い3「ここがメッコウか」
魔法使い4「あの遠く離れた魔都から一気に無魔の中枢の喉元まで……!
流石大魔属ダイノーズ様の術だ」
魔法使い1「だがまだ全員ではないな」
魔法使い3「流石に一気には無理だろう
まずは俺達……約100人ってところか……
こんな感じで次々来るぜ……!」
魔法使い2「最終的な予定では3000人……魔都から軍勢を送る……
ある程度人数が揃ったら一気に聖都に向かい魔女様達に加勢するぞ!」
魔法使い1「けけけ……! 蹂躙してやる……! 無魔どもめ!!!!!!!」
魔法使い5「……それにしても静かだな……
出迎えがないぞ?」
魔法使い4「ダイノーズ様はどこだ?」
キョロキョロ…
魔法使い6「……先にここに待機しているはずの同胞達の姿もないぞ……
どうしたんだ?」
魔法使い2「ん?」
ババンッッ!!!!!!!!!!
アーク「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ジュリーとイリリシカ『……!!』
魔法使い3「なんだなんだ? おーい、第一村人発見だぁ〜〜〜」
魔法使い4「おいおい、なんでここに無魔がのさばってんだ?」
魔法使い1「ここは俺達の領土だぞ!!!! ハッハァァ〜〜〜!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
アーク「…………」
キュイイイイイイイン……
ズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使い達『わギャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
アーク「…………」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!!
ジュリー「マ、マナを利用した魔圧……!!!!!!!」
魔法使い1「ぎゃあああああああああ……!!!!
体が重ッ…………!!!!!!!」
メキメキメキメキメキメキメキメキ
ベキベキベキベキベキベキベキベキベキキキキィィィッ……
魔法使い2「ほ、骨がッッ内臓ぎゃっ……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使い4「潰れリャアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ア、アーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめッッ……」
バチュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その直後……100人の魔法使い達がミンチとなった!!!!!!!!!!!!!!!!!》
イリリシカ「……!! う、うあ……!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……!! 魔圧で骨を折った時点で無力化していた……!!!
なにも殺さなくとも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「………………何故だ?
奴らは侵略者だ…………この地に現れた瞬間に殺すのは当然の事」
ジュリー「……! なら……
すぐこの魔法陣を無力化するんだ!!!!!!!!!
そうしないと次々と魔法使い達が現れることになるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「陣形魔法を無力化する必要はない」
ジュリー「!!?」
アーク「この陣形魔法で運ばれた魔法使い共を皆殺しにする
死ににくるのだ……止める必要がどこにある?」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"
222
:
名無しさん@避難中
:2025/07/16(水) 23:08:37 ID:Kx0123aU0
───
しゅうううううう……
魔法使いA「到着!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バツンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いA「即死〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶっしゃーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いB「うわー! なんだーー!!!!」
魔法使いC「飛んできたメッコウにヤバいやつが居る〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
到着した瞬間に殺されるーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使いD「う、うわ……いやだ……死にたくない!!!!!!!
こんなところ、本当は来たくなかったのに〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゴゴゴゴゴゴゴッッ……
アーク「……」
バウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバンズバンズバンズバンズバンズバンズバンズバンンン〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使い達『うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
魔法使いD「お母さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅおおおおおおおッッッ
ジュリー「……!!!」
アーク「…………次だ
どんどん来い……」
イリリシカ「も、もう400人以上を……!」
ババッ……!
ジュリー「アーク!!!!!!
もういい!!! もう十分だ!!!!!!!
陣を無力化してくれ!!!!!!!!
それで終わるんだ!!!!!!!!!!!!!」
アーク「何故お前は我を止める
我は間違ったことはしていない
これで敵戦力を削れる
合理的だ」
ジュリー「あぁそうだ、合理的だ……お前の言うことは!!!!!!!
戦争という面で考えれば……お前が正しいさ!!!!!!!!!!!
だが、俺はこれを許容したくない!!!!!!!!!!!!!!!
無駄な血を流さず侵攻を止められるなら、俺はそっちを取りたいんだ!!!!!!!!!!!!!!
だから……頼む!!!!! アーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アーク「うぬの言葉は何一つ理解できぬ、我には響かぬ
我は魔を滅するもの
効率的に滅する方法があるならば、そちらを取るのは当然のこと
邪魔をするな……見ていろ」
ジュリー「……アーク……!! くそ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!
イリリシカ「なにをするの、ジュリー!!!!!!!?」
ジュリー「アークがこの魔法陣を無力化しないなら……俺がする!!!!!!!!!!!!
俺の最大出力の剛気なら……出来るかもしれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「こ、この大きさの陣形を!!!!!!!!?
無茶だよ……!!!!!!
全体に強力な気で蓋をするなんて……!
ジュリーの体力が尽きて……死んじゃうかもしれないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……だけどこの虐殺をここで止めないと……
俺はきっと後悔する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
223
:
名無しさん@避難中
:2025/07/16(水) 23:56:19 ID:zJJPvcjI0
ジュリー「うおおおおおおおおおっっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチバチバチバチッッ……!!!!!!
ジュリー(俺の剛気を精一杯に広げ……!!!
この町に張り巡らされた陣形に……被せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「魔法陣を塞いだ!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ッッ……ぐ……!!!!!」
グググググッッ……!!!!!!!!!
アーク「…………」
ジジジジジッッ……
ジジッ……!!!!!
ジュリー「…………!!!
だ、ダメだ……」
イリリシカ「え!!?」
アーク「気の出力がまだ足りぬ
魔力が僅かに漏出している
すぐに次の魔がやってくるぞ」
ジュリー「だったら……!!!!
もっと……!!!! もっとだッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ジュ、ジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ、そんなに気をッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グググググググググググゥゥゥゥッ……!!!!!!!!!
ズジュウウウウウウウウウウウウッッ……!!!!!!!!!
ジュリー(こ、これでもまだダメなのか……!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「く、……っそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……!! これ以上は……ジュリーが死んじゃう!!!!!!!!
私も……!!! 私も力を貸す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!!!
ジュリー「!!」
イリリシカ「ジュリー……私の気を繋げて……!!!!!!
そして……!!!!!!!!!!!」
ピキピキピキピキピキ……!!!!!!!!!!!!!
アーク「!!」
イリリシカ「ジュリーが広げた気を……私の力で……退魔壁に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキキンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーが魔法陣の上に覆った剛気が……堅牢な退魔の岩塊へと変化した!!!!!!!!
まさに正真正銘の “蓋” になった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
アーク「………………ほう」
224
:
名無しさん@避難中
:2025/07/17(木) 00:27:24 ID:tzozp7d20
しゅううううううううううう……!!!!!!!!!!
ジュリー「ハァハァハァ……!!!」
イリリシカ「ふぅぅぅ……
ど……どうなったのかな……」
ジュリー「……分からない……
塞いでいても尚、洩れ出ていた魔力の感じはしなくなったけど……」
ズン……
アーク「…………成功している
うぬらはこの陣形を無力化した
……魔力の発散を防がれた魔法陣はすぐに効力を失い無力化するだろう」
ジュリー「…………!! そう……か……!!!!!!」
クタッ……
イリリシカ「うまく行った…………」
アーク「…………………………
うぬらは我の魔を滅する行為を阻止した
それもうぬらのよく分からぬ理屈を優先してな……
これは我への侮辱なり」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……
ジュリー「…………!!」
ザッ……
アーク「だが…………うぬらの連携……見事なり
その技に免じて、この場は許そう」
イリリシカ「…………!」
アーク「他者同士の気を合わせる技術…………
余程の信頼関係……類いまれなる相互理解が無ければ成し得ぬ
それを可能とするとは
うぬらは深く繋がりあっているようだな」
ジュリー「…………深く……繋がる…………
まぁ………………確かに…………?」
つるーーーーーんっ……!!!!!!
バチーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「な、なにを言ってんの……」
アーク「…………我は聖都へ行く
聖都にこそ、色濃い魔の源流がある
付いてきたくば付いてこい………………しかし……」
アーク「…………次、また我の邪魔立てをするならば許さぬ
もしそのときは、うぬらの排除を躊躇わぬと思え」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…………………………」
アーク「行くぞ」
ググッッッ……
ダダァンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「わ……
そうだった……
また飛んで行かなきゃ……
でももうカウモーダキー使えないよ……」
ジュリー「だったら」
ガシガシッ!!!!!!!!
イリリシカ「えっ\\\\」
ジュリー「俺が君を抱えて行くよ」
イリリシカ「えっ……でもジュリーも疲れてるでしょ……?
それに私を抱えてたら推進力の点砲を撃てないんじゃ……」
ジュリー「大丈夫
良いことを思い付いたんだ!
それには……イリリシカの協力が必要だ!」
イリリシカ「?」
ジュリー「とりあえず、まずは飛ぶよ!!!!
『サヴィトリ・アロウ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
225
:
名無しさん@避難中
:2025/07/17(木) 00:29:15 ID:tzozp7d20
アーク・XYZ
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/316/1752546746980.png
226
:
名無しさん@避難中
:2025/07/18(金) 00:55:41 ID:/uE3eMtU0
ヒュンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ジュ、ジュリー!!!
す、すごいジャンプだけど……これからどうするの!!!!!!?」
ジュリー「イリリシカ! 君は空中にも退魔壁の塊を作り出せただろう?!
それを前方に作ってくれないかい?」
イリリシカ「あ……うん!」
コオオオオッ……
ブォンッッ……!
ガキンンッッ!!!!
ジュリー「あの退魔壁を足場にするんだ!」
ヒュンッッ!!!!!!!!
ダダンッッ!!!!!!!!
ジュリー「ここから……『サヴィトリ・アロウ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ……
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュイイイイインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーはイリリシカの足場を利用し……再加速!!!!!!!!!!!!!!!!!》
イリリシカ「わ、私の退魔壁を使って!!!!!!!!!!」
ジュリー「あぁ! こうすればお互い最低限の気力消費で済む!!!!!!
とはいえ、聖都まで距離はかなりある…………頑張れるかい イリリシカ!」
イリリシカ「うん! 大丈夫!!!!!!!!」
ジュリー「よし!!!!!!
じゃあ頼むよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダンッッ……ドゥオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーはイリリシカの退魔壁を経由しながら、アークの後を追いかけていく!!!!!!!!!》
イリリシカ「このまま聖都に……!
みんなまだ……戦ってるんだよね
……大丈夫かな……」
ジュリー「……あぁ
ぬるもっこり…ミャラダイン…ループマーさんに……アルシーとグュース……
リハンさんも……多分サンクレアさんも……ハーステンポーさんも……
きっと無事さ……!!!!!
俺達もみんなの戦いを手伝いに行こう!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……うん……!」
ゴオオオオオオオオオオオッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
─── そして……
ヒュヒュッ…… ダダンッ!! ヒュウンッッッ!!!!!!!
ダダァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「はぁ……はぁ……はぁ……!
そろそろ……だ……!!!!!!!!!!!
聖都まで……あと少しだ……!!!!」
ググ……
バシュンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオ
アーク「……見えたな
聖都だ」
ジュリー「……!!!
………ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「……あそこ……!!!!!?
……え!!!!? うそ…………
あれが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ついに見えた聖都!!!!!!!!!!!!
だがそこは…………かつてあった高い建物は消え去り……まるで廃墟寸前のような様相となっていた!!!!!!!!!!
そして……そこから感じる!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゾワワァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー&イリリシカ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ジュリー「なんだ…………この魔力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴクッッ!!!!!!!!!!!!!!!
227
:
名無しさん@避難中
:2025/07/18(金) 01:31:58 ID:rNuruGbA0
ゾゾゾゾォッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「こ、この……
この魔力は!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「……!!
この前対峙した闇の魔女とは違う……
た、多分光の魔女とも……
す、すごく……怖い……
この魔力だけで…………全身が細切れになりそう……!!!!!!!!!」
ジュリー「そ、それに……
それに聖都のあの様子は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオオオオオオオオオッ
アーク「現れているな
…………魔女の神が」
ジュリー&イリリシカ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴクッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「我は先に行く
……うぬら、このまま突いてくるというなら心して退魔気で全身を守ることだ
……爆ぜて死にたくなくばな……」
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…………!!!!」
イリリシカ「…………みんな…………」
ジュリー「…………どうするイリリシカ……
君も……行くかい……?」
イリリシカ「……!!
………………うん………………
ジュリー…………私はキミとなら……!!!!!!!!」
ジュリー「ッッ……よし……!!!!!!
行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
─── 聖都……
ガラ……ガラ……ガラ……
リハン「が……がは…………」
ミャラダイン「……生きとったか……!!!!!!!!」
リハン「……私は……
…………!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
《瓦礫から這い出たリハンは辺りを見回し絶句した……
それは……半壊した大聖堂を残し、更地となった聖都だった……》
リハン「……なんと……!!!!!!
……バカなッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「……とんでもねー攻撃しさがーわ
…………ぬるもっこりと……ループマーは違う場所に吹き飛ばされたみたいだわ……
生きとるといいがのぉ…………
……………………だが……………………」
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「…………次こそは……死ぬかもしれんな……」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「全てを消し去れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ビッグバン』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
228
:
名無しさん@避難中
:2025/07/22(火) 23:16:34 ID:YaPz94Ws0
フォーリン「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ヒュウウウウウウンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「……しゅううううう」
《放たれたビッグバンの前に現れたのは……アークだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リハン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミャラダイン「だーだや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
フォーリン「……!! あんたは……!」
アーク「……シュッッ」
ヒュヒュッ……
パァンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルルルルル……
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アークはフォーリンのビッグバンを遥か上空に弾き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ミャラダイン「なッッッ……なァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リハン「…………あれは……まさか!!!!!!!!!!!!!」
リハン(やったのか……ジュルジュリ・グリーブルー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア(…………あの攻撃を手で!!! 弾き飛ばすとは!!!!!!
誰だ!!!!!!!!!!? 退魔軍の戦力!!!!!!!!!!!!!?
何故今まで現れなかった これほどの力が……!!!!!!
………………!!!!?)
ニィィィィィィィィッッ……
フォーリン「……久しぶりねぇ……あんたぁ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
229
:
名無しさん@避難中
:2025/07/22(火) 23:57:08 ID:BP9seZ9Y0
アーク「…………」
フォーリン「何年……いや、何千年ぶり?
前回は会わなかったわよね……
そうなると……4000年ぶりかしら?」
アーク「…………
……相変わらず転生を繰り返すようだな」
フォーリン「ふふ、便利でいいでしょう?
醜く歳を取っても私は好きなように若く戻れる
私は……不死の存在よ」
アーク「……」
フォーリン「あんたもそうよね……
転生ではないけれど……不死の存在…
ほんと邪魔…………
完璧な存在はこの世に2人もいらないの!!!!!!!!!」
ギュウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボがオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「……ふん」
ググッ……ブォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォォォォォォォォォォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アークはスーパーノヴァを裏拳で彼方へと弾き飛ばした!》
フォーリン「スーパーノヴァ・メテオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババババババババババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイキュイーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「うわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「……!!」
レティシア(スーパーノヴァの連撃!!!!!!!!!
その一つ一つが妾の『ウルティマ・スーパーノヴァ』に匹敵する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
アーク「…………」
ググッッ!!!!!!!!
ヒュヒュヒュンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババシィィィィィイイアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「す、すべてを捌きさがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラ……ガラガラ……
よろ……
ぬるもっこり「…………!!
…………おぉ…………!」
フルフル……!
230
:
名無しさん@避難中
:2025/07/24(木) 00:32:21 ID:Uu4uxo8I0
ズゴゴゴゴゴオオオオオオンンンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「え……えぇ……!!? な、なんということですの……!!!!!?
あの攻撃を全てを受け流した……!!!!」
レティシア「なんというレベルの退魔使いじゃ……」
ゴオオオオオオ……!!!
フォーリン「あいつは退魔使いとかそんなレベルの存在じゃないわよ
……私を倒すために生み出された
私の……唯一の天敵」
ゴォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!?」
フォーリン「あいつはここでブッ殺しておかないと後々厄介だわね……」
キュイイイイイイイイイ……
フォーリン「もう一度よ
そして今度は更に多い!!!!!!!
スーパーノヴァ・ネオメテオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「…………ふしゅううううう……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シャババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《放たれるスーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
上空へと弾き飛ばすアーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《上空に打ち上がったスーパーノヴァが次々炸裂!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
聖都上空で輝く死の光!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
フォーリン「まだまだよおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてスーパーノヴァの中にィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「『ビッグバン』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
231
:
名無しさん@避難中
:2025/07/24(木) 00:50:52 ID:Uu4uxo8I0
ドウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「…………む…………」
レティシア(スーパーノヴァに紛れて、あの大技を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの男、先ほどはあのビッグバンをどうやってか逸らしたが
この放たれ続けるスーパーノヴァを弾きつつ対処が出来るか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
アーク「……しゅうううううう……」
モゴモゴモゴモゴモゴゴゴ……
アーク「ハッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッ……マ"リ"イッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニョキキキィィィイーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「な、なんだやぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リハン(……腕が……4本生えた!!!!!!!!!)
ゴォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「しゅうううううーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《増えた腕で一気にスーパーノヴァを払った!!!!!
そして……!!!!》
アーク「…………世界に穴を空けるな……」
ギュウウウウウウウウウウウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パシュウウウウウウウウウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フォーリンのビッグバンをアークの腕が包み込むと…………それは消え去った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
フォーリン「ちっ!!!!!」
レティシア(…………!!!)
レティシア(あの『ビッグバン』は……
着弾した場所の現実性を失わせ、別次元の質量を雪崩れ込ませることで圧倒的破壊力を生み出すもの……
たがあの男……
“失われた現実性を、自分のエネルギーで補完しおった” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
希薄化した現実性空間に……己の気……そして存在感を叩き込み!!!!!! あの魔女の神の技を無力化した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことが可能だと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの男…………あの男も……フォーリン様のように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“神の御技” に足を踏み入れている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
232
:
名無しさん@避難中
:2025/07/24(木) 01:26:36 ID:V9fnqG5c0
しゅううううううおおおおお……
ミャラダイン「な……なにが起こったんかいや……
訳が分からん……」
ガラガラガラ……
ふらふらふらふら……
ぬるもっこり「おおぉ…………ぉ……」
ミャラダイン「ぬるもっこり!!!!!?
無事だったか………………ループマーはどうした!!!!!!!?」
ぬるもっこり「…………
………………ミャラダイン………………
朕は……
朕は…………」
ミャラダイン「ん?!」
ぬるもっこり「………………朕は今…神を見ている………………」
ツーーーーー……ポロポロポロポロ……
リハン「………………
……………………神………………」
アーク「…………ふん……」
ズズズッ……ズギュウウウウウウ……
《増やした腕を体の中に収納していくアーク……》
メクリスタ「て……手が増えた……
も、もしかして進化したタコ……?」
ごくり……
ヘテム「なに言ってんのさ
イカかもしんないじゃん」
パルラー「ちょっと! このチビ共現実逃避し始めたわよ!!!!!!!!」
ルーミィ「仕方がありませんわ……
わたくしも現実を見ている気がしませんもの……」
ハイミー「…」
レティシア「……フォーリン様……
あの者は何者なのですか」
フォーリン「はぁ
あんたら知らないの?
勉強不足ね……
まぁ、前回は復活しなかったし……かなり時間空いてるからねぇ……」
レティシア「申し訳ありませぬ」
フォーリン「あいつは……えーっと確かアークって言ったかしらね
退魔の連中が私に対抗してぶつけてくる存在よ
……あいつとは……これまで3回遭遇している
3回っていうのは……これまでの転生単位での話
4000年前……6000年前……そして……7000年前……」
レティシア「そ、そんな途方もない前から……!!!!?」
フォーリン「私はこれまでの中で “1度”
あの野郎に殺されている」
レティシア「な……!!!!」
フォーリン「殺されたのは6000年前の “フゥリン” の時だったわね
……初めて遭遇した7000年前の時は……まぁ相討ちみたいなもんだったかしら
4000年前の “エビフリャー” の時はブッ倒したんだけど…………滅ぼしきれてなかったのね
ちっ……半端なことしたわね」
レティシア「どういう……存在なのですか?」
フォーリン「さぁ……
…………いや、確か
アレを生み出したのは確か……あの “帝国” だったわね」
レティシア「帝国…………まさか『カオス帝国』!!!!?」
フォーリン「そうそう、そんな名前の国だったやね」
ピククッ!!!!!
ミャラダイン「カオス帝国だぁ……!!!!!!!!!!!!?」
フォーリン「私が7000年前に暴れまわってる時にいきなり現れたのよ
あの時は参ったわ
魔法でブイブイ言わしてたのに、退魔なんて使ってくるから……
……あいつなのよ、こんにちに至るまで私達の邪魔をする忌々しい『退魔』の原型を生み出したのはね……」
レティシア「…………!!!!!」
フォーリン「あの帝国には変な技術がたくさんあったからねぇ……
どうにかして、対魔法使いに特化した戦闘人形を作った…………それがあいつ
人形と言っても、素体は人間よ
確か……カオス帝国の将軍みたいなやつがベースだった気がする
足がくせーの、そいつ」
ドクンッッッ……!!!!!!
ミャラダイン「…………!!!!!!!」
ミャラダイン(なんだ……
なんだか分からんだども……
心が……揺さぶられる……!!!!!
この感覚はなんだ……?!)
ゴクッッッ……
ぷ〜〜〜〜〜〜〜ん……
ぬるもっこり(ミャラダイン……足クッッサ……!!!!!!!!)
ずず〜〜〜〜ん……
233
:
名無しさん@避難中
:2025/07/24(木) 08:18:29 ID:vlQXtu8M0
夏の大魔女2025
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/317/1753279313889.png
234
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 00:40:55 ID:S15Bz4AY0
アーク「…………どこで生まれたか、自分が誰に生み出されたか……そんなものはとうに忘れ去った
ただ我に在るのは、ただ一つの使命……
魔を滅することのみ」
ズズズズズズッ……
アーク「魔の神よ……遥か時に渡るこの因縁……終わるせる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!!!!!!!!!!」
ゾクゾクゾクゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「……ふぅ
面倒なオトコに尻を追われる事になったもんだわ
いいわ……こっちも願ったりよぉ
あんたとここで決着をつけてやるわ」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォンッッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「きゃあっ!!!!!!!!!!」
レティシア(な、なんという……エネルギーの衝突!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴクリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「こいつは絶対にここで消す
あんたらも協力しなさいよ」
レティシア「は……
それは勿論ですが……」
フォーリン「あんたら魔法を一斉に放ってあいつの動きを止めて
あとは私がやる」
レティシア「……承知
ルーミィ、ヘテム、メクリスタ、パルラー…………そち達も合わせるのじゃ」
ルーミィ「分かりました…」
パルラー「えぇ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーク「……」
ミャラダイン「おい……流石にマズイんじゃねぇか……!!!!!!?」
ぬるもっこり「朕が……朕が助太刀を!!!!!!!!!
神を助けねば……!!!! ぐ……!!!!!」
フラッ……
ぬるもっこり「ぬ……ぐぅ……!!
体力が……!!!!!!!!!!!!」
ギャオオオオオオオオオオオオンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「消え晒せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴパァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「点弓シャランガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォーリン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「!!?」
バガァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
235
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 00:55:15 ID:3YttLne20
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「空からエネルギーの柱!!!!!!!!!!?」
ミャラダイン「な、なんだやあの出力の……退魔気!!!!!!!!!!?」
リハン「…………この気…………
まさか……!」
フォーリン「……あぁ!!!!?
空から……誰よ?!」
ジュオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グォオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《退魔気の極太エネルギーがフォーリン達を呑み込もうと迫る!!!!!!!》
レティシア「ハイミー!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイミー「あい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「バイドリンドォム バイラ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ハイミーは結界を展開!!!!!
ドーム状のバリアがフォーリン達を守った!!!!!
そこに……エネルギーの柱が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジャウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「う、嘘……!?」
ギギギギギギギギギギギギ…………ベキッッ!!!!!!
ビキキッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「まさかっ! ハイミー様の結界にヒビが!!!!!!!!!!!!?」
レティシア「ルーミィ! メクリスタ! そち達の魔法でこの結界を強化───」
??2「天棍カウモーダキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「……更に強力な別のエネルギーが!!!!!!!!!!」
バキバキバキッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギャアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイミー「け、結界がぁ……!!」
レティシア「くそっ
マテリアマッシブル・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
236
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 01:20:39 ID:3YttLne20
ボッカァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううううううう……
レティシア「はぁ……はぁ……はぁ……」
ルーミィ「……お姉様のスーパーノヴァでなんとか迎撃出来ましたわ…」
ハイミー「ご、ごめんなさい
まさか私の結界が破られるなんて思ってもみなかったですよぅ……」
フォーリン「ナメてかかるからよ
あんたクソ結界魔法使いね
お仕置きよ
ゲリ ゲロ ワキガ チンコノウラ チューニュ メコレ」
ギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポンギュッポン……
ハイミー「ぎょぺーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「お怪我はありませんか……」
フォーリン「怪我はないわ
でも……ホコリがかかったわよ
無能!!!!!!!」
バキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシャッ!!!!!!!!
レティシア「がふっっ!!!!!!!!
…………申し訳ありません」
ルーミィ「そ、そんな……ひどい………………」
フォーリン「ふむ……それにしても
あのアークの他にも、骨のあるやつがいるみたいね?」
アーク「………………」
ひゅるるるるるるるるる…………
ジュリー「到……………………」
ジュリー「着ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッダァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「わーーー!!!」
ミャラダイン「ジュルジュリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
イリリシカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぬるもっこり「おぉ……そなたら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「み、みんな……!!
良かった……生きていて……!!!!!」
イリリシカ「あ、う…………ちょ……ジュ、ジュリー!!?
と、とりあえず降ろして!!!!? 抱っこは恥ずかしいから……!!!!!」
ルーミィ「……! あの方々……!」
パルラー「あっ!!!!! あの女!!!!!!!!!!!
カレンダで私と戦ったやつよ!
あの男はクゥペンを殺したやつ(トドメを刺したのはミャラダイン)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「……2人目の剛気使いというやつか」
フォーリン「へぇ、剛気ね……
あんなガキが……?」
ミャラダイン「ジュルジュリ! イリリシカ!
よく無事だったな……!
やはり、あの謎の男を連れてきたのはワぁやつだったかや!」
ジュリー「あぁ………………」
ぐっ……!
ミャラダイン「どうしたかや?」
ジュリー「……聖都が……ここまで破壊されているとは……
…………ミャラダイン……ぬるもっこり…………
皆は…………
………………
一体どれくらいの人が死んだ……?」
ギリッ……!!
ぬるもっこり「ジュルジュリ……」
ギギギギギギッッ……
メクリスタ「……あいつ……ら…………
覚えてる……ホ……」
ギギィッ……!!!!!
237
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 01:36:38 ID:3YttLne20
メクリスタ「ホホホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホまえらーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュミーを覚えてえるかホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!?」
イリリシカ「え…… あれって!!!!!!!!?」
ミャラダイン「あぁ……元土の魔女のガキだがや
前にジュルジュリとワどが倒したやつだの」
ジュリー「……!!? ……生きて……いたのか!!!!!!!?」
ミャラダイン「どうやら地下に幽閉されとったらしい
それを魔法使いやつが解放しさがった!」
ジュリー「……もう処刑されているかと思っていた……」
リハン「………………」
ぬるもっこり「不味いな……
怒りでこちらに向かってくるぞ!!!!」
ゴオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「チュミーはホ前達のせいで怖い目にあったんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日までの日々はチュミーにとって地獄だったホ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここであったが7回忌!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この怨みはらさでおくべきか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おくべきでないーーーーーーーーーーーーーーホホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム「うわ!!!!! このガキ向かっていったよ!!!!!!!!!!!」
レティシア「メクリスタやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガオオオオオーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「止められない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが思春期!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暴走する若者だーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……!!!
向かってくるなら……!」
イリリシカ「……待ってジュリー!
……私にやらせて!!!!!」
ジュリー「……! イリリシカ……」
イリリシカ「…………土の魔女メクリスタ……
あの時……怖い目にあって……己の無力感に絶望したのは……
キミだけじゃないっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
238
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 01:55:32 ID:3YttLne20
ザッ……!
イリリシカ「……」
ゴオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ前も覚えてるホ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュミーが岩に取り込んで砲台にしてやったやつだホホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
年下のチュミーにピーピー泣かされてたんだホ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
また同じことをしてやるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「ガンゴ アームドン イワバドレス メコレ ジア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズリュリュリュリュッッッ……
ズギャンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メクリスタは土塊を纏い、巨大な岩の怪物の姿となった!》
メクリスタ「『鬼岩DEATH』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メクリスタは巨大な岩の腕を振り下ろす!!!!!!!》
イリリシカ「退魔壁『シン・創造全纏』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《退魔壁の鎧を全身に纏うイリリシカ!!!!!!!!!!!!》
ドガァンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メクリスタの攻撃を受け止めた!!!!》
メクリスタ「……ホゥゥッ!!!!!!!!?」
イリリシカ「んんんん……!!!!!」
ミャラダイン「おぉ!!!!!!!
スイグン並みの攻撃力はあるだろうあの質量の攻撃を止めたでぇーー!!!!!!」
リハン(メクリスタが纏っている岩は、魔法で操られたものとはいえ……自然由来の岩石……!!!!!
それを退魔壁で受けるとは…………)
ギギギギ……
メクリスタ「ぐぬーーー!!!!
力比べぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
イリリシカ「……ごめんね
力比べは、私のスタイルじゃないから……」
グニョニョニョニョ……ガコンッッッ!!!!!!!
《イリリシカは鎧の肩の部分に砲を形成した!!!!!》
メクリスタ「ホぁ!!!!?」
イリリシカ「『棍犀カウモダキ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボバァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《肩からエネルギー波を放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはメクリスタを纏う岩石を関東した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
239
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 01:56:42 ID:3YttLne20
❌
《肩からエネルギー波を放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはメクリスタを纏う岩石を関東した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
⭕
《肩からエネルギー波を放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはメクリスタを纏う岩石を 貫通 した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
240
:
名無しさん@避難中
:2025/07/27(日) 02:16:44 ID:3YttLne20
しゅうううううううううう……
メクリスタ「ぐ、ぐええええぇぇ」
ガゴガゴガゴガゴガゴッッ……バラバラバラバラ……
ルーミィ「メクリスタ様!!!!!!!!!!!」
ズズッッ……!!!!!!!!!
メクリスタ「きゅ〜〜〜」
フラフラ……グタァーーーーーッ……
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!
グッ!!!!!!!!
《ルーミィはイリリシカにやられたメクリスタを回収した!》
ヘテム「……死んだ?」
ルーミィ「いえ……少し気絶なされただけです」
ヘテム「あいつ…………なんで普通の土魔法なんかで……
あたしに使った重力魔法ってやつを使ってたらもうちょっとやれたでしょ……」
レティシア「まだ使いこなしておらぬのじゃろう
ここで失うのは惜しい、生きていて良かった」
イリリシカ(……殺さないよ
キミが聖都に連行されたあの時……
私もキミを……少しだけかわいそうだと思ったんだ……
だから…帰ればいい、自分の家へ……)
フォーリン「……はぁ?
なによ、今の?
あのクソガキ、イキって行った癖に情けない姿晒しやがって
興醒めだわ
…………帰ろ」
レティシア「か、帰るので?
良いのですか、あのアークという男は」
フォーリン「いいわよ
今日はただの挨拶
…………お互い目覚めたばかりで本調子でもないしさぁ」
アーク「………………」
パルラー(ど、どっちもまだ底を見せてもいないっていうの……)
ゴクリ……
フォーリン「アーク………………せっかくだからまたやりましょ?
『どちらが相手の領地を多く奪い、相手の兵を多く殺すか』……!!!!!!!
その “ゲーム” …………をね……!!!!!!!
うふふふふふ!!!!!!!!!!!!!!!
楽しみねぇ……! 楽しみねぇぇ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度も私が勝つ…………
そして今度こそあんたを完全に消し去る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして私がただ一人、この世界の頂点に立つ──────」
スゥゥゥゥゥ…………
《フォーリンは姿を消した……》
ジュリー「ど、どこに……!!!!!?」
アーク「……この聖都からいなくなった」
ルーミィ「……お姉様……」
レティシア「…………あぁ……
神がお帰りになった
妾達も魔都へと帰還する…………作戦は終了だ
…………退魔軍の諸君、妾達はこれで失礼する
……………………新たなステージへと至った次の戦争で再び相見えようぞ…………」
スゥゥゥゥゥ…………
《レティシア、ルーミィ、ヘテム、ハイミー、メクリスタ…………
魔女達も姿を消した……
それと同時に聖都内で生き残っていた魔獣化兵達も死滅した……
…………カレンダ大運河から続いた一連の戦いは……ついに幕を下ろした……!!!!!》
ドドンンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
241
:
名無しさん@避難中
:2025/07/29(火) 22:48:53 ID:b2kHRdyw0
〜〜〜〜……
??1「やっと戦いが終わったか……」
??2「あぁ、しかし少し……あまりにも想定外が過ぎる
損害があまりにも多すぎる」
??3「損害?」
??2「人的損害はどうともない……
問題は領土内の損害だ…………
特に聖都はひどい
もう少しどうかならなかったのか……?」
??4「仕方ありませんな……何せ想定外ですからな」
??5「いや! それすらも些末なことだ!!!!!
問題は………… “アレ” だ!!!!!!!!!!!!!!
まさか “あの存在” がこの時代に復活を!!!!!!!!!!!!!?」
??1「復活させたのは……例のジュルジュリ・グリーブルーの一行と聞いている……」
??2「また彼らか……!!!
要所要所で名を聞くようになった……」
??3「どこぞの “お目付け役” はちゃんと仕事をしているのか? なぁ……」
??4「どうでしょうなぁ……」
??5「そもそもどこでアレの事を知った?
御前の玉楼など……ここ数百年正式な文献にすら出ていなかったはずだが」
??1「…………もはやそのあたりの事など考えても仕方ない……
これからどう扱うか……だ
あの存在…………アークの現在は?」
??2「魔女達帰還後、しばらくしてアークは “眠り” に入っている……
どうやら数千年ぶりの復活で “時差ボケ” のような症状があるらしい……
その時差ボケを埋めるための眠り……時間には数ヶ月を要するらしいが……」
??3「その間に色々考えておかないとな……
…………で、どうする?」
??4「どうする、とは?」
??3「そのグリーブルーと……仲間達だ
……のちのち厄介な存在になるかもしれん」
??5「…………問題があれば……今すぐにでも」
??4「それは早計ですよ
彼らは今では立派な……次期英雄……
領内の人間達からの信頼も厚い……それにあのイエロスティの騎士団との繋がりもある……
うかつに手を出すのはリスクがある」
??1「うむ……
それに、どうやらグリーブルーはあのアークにも認められている……らしい
アークの手綱を握るためにも、余計は手出しはやめた方がいい…………今はな
…………だが、もちろん機があれば……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
一同『……………………』
??1「案ずるな……全て上手く行く……
最後は……我らの思い描く未来に到達出来る……
誰もが幸せな……未来へとな」
ズォオオオオオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
242
:
名無しさん@避難中
:2025/07/30(水) 01:34:31 ID:8uMsuL360
────── カレンダ大運河……退魔軍新領土……
トンテンカン……トンテンカン……
工兵1「……聖都はとんでもない被害らしい」
工兵2「そりゃあ魔女が複数襲撃となればな……」
工兵3「とはいえ、その魔女達も帰り、戦いは仕切り直しだ
次の戦いが始まる前に、この大運河に新たな最前線基地を作らねば!」
工兵4「要塞の建造は着々と進んでいる
どんどん増やして、強固にしていくぞ!」
工兵5「うむ、聖都から派遣された特化部隊によって次々と最新鋭の戦闘船が整備されている
この運河には退魔軍最大級の水軍が作られるって話だ……!!!」
工兵6「ここで死んだ兵達……そしてメメトス様のためにも俺達工兵……頑張るぞーーー!!!!!」
わーーーーー!!!
【カレンダ大運河 退魔軍被害】
戦死者:約5000名
主な戦死者:メメトス、レイショー、レル、アゴニャー等
─── ちんぽこ要塞
退魔兵( *´艸`)「瓦礫の撤去、約7割が完了した」
退魔兵d=(^o^)=b「やっとか……ふぅ
…………今後、この要塞跡はどうなるのかねぇ……」
退魔兵( *´艸`)「カレンダ大運河を取った今、ここや他の周辺の要塞にそこまで大きな価値はないからなー
ただカレンダへの補給基地として、簡易的な砦として再建はされるだろうな」
退魔兵( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆「そうか………………はぁ……
それにしても俺達……よく生き残れたな……あの時……」
退魔兵d=(^o^)=b「あぁ……魔女達がここに捕らえていた捕虜を解放した時はもう俺もダメかと思った……」
退魔兵( ´∀` )b「それな」
退魔兵ヽ( ;゚;ж;゚;)ノブッ「あの時逃げ出した捕虜の中には魔女達に合流せず退魔軍領内に隠れ潜んでるやつも居るらしい
今度捕まえたら即死刑さ」
退魔兵( *´艸`)「そうか……まぁ魔溜まりなんて捕虜になんかせず即殺するべきだよな、フツー」
退魔兵( ´∀` )b「それな」
退魔兵(#゚Д゚)y-~~「そこ! 私語は慎んで作業せんか!
瓦礫の撤去が一段落着いたら墓地の整備だ!!!
未だ弔いきれていない戦士達がたくさんいるんだぞ!!」
退魔兵d=(^o^)=b「う、うーーーーっす!!!!!」
退魔兵ヽ( ;゚;ж;゚;)ノブッ「墓か……
そういえばこの間……凄いガタイの人を埋葬したな」
退魔兵( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆「あー、それって確か……」
ワイワイワイワイ……
【赤口門までの退魔軍主要基地の被害】
壊滅的被害を受けた退魔軍基地:12カ所
戦死者:1900人
主な戦死者:ゲンキ等
─── イエロスティ騎士団自治領……
わいのわいの……
アンバサダ「……」
ぼーーーー……
シソチョウオー「あー! この男働いてないノーーー!!!!!!!
こんな大変な時にーーー!!!!
腐れニートは去れーーーー!!!!!!!!!!!
穀潰し〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
ちんこ丸出し!!!!!!!!!!
生卵投げてやるナノーーーーーー!!!!!!!!」
ぽいぽいぽいーーーーーー!!!!!!!!!!!
グシャグシャアァァァーーーッ!!!!!!
アンバサダ「ぐほぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
す、すまん〜〜〜〜!!!!!!!!!!
やめてくれぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
ちんこ丸出しではないぞーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!」
スッ
ジョオズ「おいおいシソチョウオーちゃん
イタズラはよくないぞ」
シソチョウオー「きゃははははは!!!!!!!!!!! とんずら〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーーーー!!!!!!!!
ジョオズ「大丈夫か? お転婆なんだ、あの子」
アンバサダ「あ、あぁ……すまんジョオズ殿……
少しボーっとしててな
拙老も、ここに置いてもらってる以上復旧の手伝いをせねばならぬのに、すまぬ」
ジョオズ「いや、あんたは怪我人だ 気にするな
…………彼らが心配かい? 」
アンバサダ「……聖都の方から恐ろしい力を感じたでな……
あの魔力は恐らく……」
ググ……
ジョオズ「あぁ、騎士団の方でも話題になっているよ……
だが、中立を謳う俺達が出来ることは何もない
出来ることといえば……ここに逃げ込んできた元捕虜の魔法使いや、戦に巻き込まれ住まいを失った退魔領の難民を受け入れることぐらいだ
…………ジュルジュリ君や、彼らの事は……信じるしかないだろう」
アンバサダ「…………うむ……
…………いつか……また会えたら、拙老も彼らに直接力を貸したいのう……
同じ夢を抱いている者として……」
ギュ……
【イエロスティ自治領 被害】
被害家屋:300戸
(ゼゾォンの攻撃による)死者:150名
243
:
名無しさん@避難中
:2025/07/30(水) 02:24:09 ID:8uMsuL360
─── 元赤口門跡……
ザアアアアアアアアアアーーーー……
ガラガラ……
退魔軍隊長「…………ここも酷いもんだ
さすが聖都決戦の前哨戦となった場所だな……」
ゴオオオオオオオオオオッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!
退魔兵「作戦により川を増水させてから、水嵩が増えて戻りませんね」
退魔軍隊長「リスクの高い作戦だったからな……
そのおかげでリスリスやハキョーセイといった大物を殺せたわけだしな……これくらいの後遺症は仕方あるまい
だが…………もはやここに赤口門のような大規模な基地を作ることは出来ないだろうな」
退魔兵「ですね……
割と長い歴史を持つ前線基地だったんですが……」
退魔軍隊長「あぁ……最近でも数多くの逸話産み出した場所だ
今や英雄のグリーブルー殿が初めて配属された場所……
そして配属間も無く十大魔女メクリスタを討ち取った……伝説の始まりの地……
…………この地はなくなるが、この戦争を語る歴史書には必ずその名が記され永遠に残ることだろう」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオ………………
【赤口門……退魔軍被害】
戦死者:約2000名
主な戦死者:ティカティカ、リリー、セミラー、ハウダー、ツルー、フワー、ロケット号等
─── 退魔軍領……城塞都市メッコウ
ざわざわざわ……
退魔兵A「な、なんだこの死体の山は……」
ズァアアアアアアアアアアアア……
退魔兵B「これ……全部魔法使いか!!?」
タタッ!
退魔兵C「報告!!!!!!!!
ジュルジュリ・グリーブルー氏から報告のあった “陣形魔法” と思われる巨大な紋様を確認しました!
現在魔力は確認されていませんが、紋様の形から間違いなくフワラル系のモノと思われます!!」
退魔兵A「と、いうことは……
にわかには信じられない話ではあったが……
フワラルの特血の長が魔都から軍勢を呼び出そうとしていた……という話は真実だったのか!!!!!」
退魔兵B「じゃ、じゃあこの転がってる死体はこの地に呼び出された魔法使い達……」
退魔兵A「うむ……そして呼び出された直後に殺された……
例の…… “救世主” 様に……」
退魔兵C「こ、この陣形魔法の発動は完全ではなかったようですが……呼び出された魔法使い……約500人……
全員殺されています」
退魔兵A「この数をたった一人で…………凄まじいな」
退魔兵D「一人で?
グリーブルー殿達が一緒に居たのなら、彼らも救世主様に協力したのでは?」
退魔兵A「いや、グリーブルー殿はむしろ救世主様を止めていたらしい
この陣形魔法を阻止したのもグリーブルー殿だと……」
退魔兵B「止めた……?
なんでだろう、魔法使いが到着した瞬間に殺せるなら、止めないで殺してしまった方が効率がいいんじゃ?
どういう心境で止めたんですかね……?」
退魔兵A「知るか……!
多分……あれだろ、救世主様が無駄な体力を消費しないよう……気を使われたんだよ」
退魔兵C「そうか……!
すごいなー……
やっぱり英雄と呼ばれるような人は気遣いも出来るんですね!!!!!!」
退魔兵A「そうだな! 多分それだ!!!!!
さーて、ほらほら……俺達も仕事の続きだ!
魔溜まりの死体の処分! それから町の整備だ!!!!!
陣形魔法の紋様を消して、壊れた建物の修理!!
避難した住民達が戻れるようにしないと!
それ以外にも新たな駐在部隊を編成し町の防衛力の強化を徹底だ!!!!!
聖都があんなんになった以上、ここに退魔軍の中枢機能が移管される可能性もあるからな!!!
急ぐぞ!!!!!!!」
退魔兵達『はーーーい!!!!!』
【城塞都市メッコウ 退魔軍の被害】
死者:約200人(内180人:駐在退魔兵 20人:メッコウ住人)
244
:
名無しさん@避難中
:2025/07/31(木) 14:11:03 ID:1VQ7l/DU0
─── 聖都決戦から1日…………
聖都前……
ガラガラガラガラ……
バルライカ「おー…………」
スティーブ「ば、バヒーーーー……バヒーーーー……
バ、バヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン……!!!!!!!!!
ブボボボwwwwwwwwwwwwww」
ぜぇぜぇ……
バルライカ「ご苦労やったな……スティーブ……
かなり飛ばさせてすまんかったわ
…………ん!!!!?」
すーーーーーーん……
バルライカ「スティーブ……自分『友情棒』どこやった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あんだけ長かった『友情棒』が消え去っとるやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!
ヒョコ
スコンビュー「あー
それは多分友情棒は無くなったんじゃなくてすごく短くなったんだと思いますべよぉ
ぺトロは疲れると友情棒が短くなるんべ!」
バルライカ「そうなん!!!!!!?
……あ! ほんまや……目に見えんほどやけど、あるでッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ちょこーーーーーん……
ジジジジジジ……
バルライカ「しかもリアルタイムでどんどん短くなってっとる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ローソクみたいやな!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「それは大変だべぇ?
ぺトロは友情棒が消えてなくなると四肢が爆発して死んじゃうんだべ……」
ブボーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「なにーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな生態やーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクッ……ズシィ〜〜〜〜〜〜〜ン……
スティーブ「ガフ…………ほ…………」
バルライカ「スティーーーーーーーーブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ぬなーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「慌てないで!!!!!
友情棒が短くなったぺトロを蘇生させる方法ありますべ!!!!!!!!
短くなった友情棒を両手でさすってあげるとミルミルうちに元に戻りますべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「両手で………………」
ハァーー……ハァーー……ハァーー……
スティーブ「ふしゅ……ふしゅるるるる……
ふひ……フヒヒヒヒヒ……wwwwwwwwwwwwwwwwww
オッオッオッオッオッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジュルッジュルッ!!!!!!!! ぺろろろろろろろ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「助けたいけどなんかやりたくないんやけどーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョコ
イキル「あれ……ていうか着いたの?」
バルライカ「あ、あぁ……そや!!!!!
着いたで、聖都!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッ!!!!
プティング「戻ってきたか……!」
モシメベ(戦い、終わったんだね……!)
セシル「わぁ……ここが聖都なのですね」
イキル「おらーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだセシル、てめーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここが天下の聖都だぜーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
参ったかコノヤロウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしが案内してやる!!!!!!!!!!!!! ついてこいカントリーボーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!
セシル「はい」
タターーッ
プティング「こいつめっちゃ先輩風吹かすな」
ずーーん…
245
:
名無しさん@避難中
:2025/08/01(金) 01:09:06 ID:U23oLMSE0
─── 聖都内
イキル「な、なんじゅわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァこりゅアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアぽォォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「……これが……聖都……?」
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラ……!
ぼろろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「あーしのシマがァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックゥゥーーーーッ!!!!!
セシル「こんな廃墟のような町があなたご自慢の聖都とは…………
外から見た外壁は荘厳でしたが…………ただのはりぼてのようです……
……これではぼくの町の方がまだ立派ですよ……?
パーマ屋が3つもあるし……」
イキル「違ーーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしの聖都はこんなんじゃねーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなんじゃねーんだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここにはパーマ屋とか17件はあったんだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォォンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セシル「そ、それマジですか? 都会だ」
タタ……
プティング「都会の基準はパーマ屋の数なのか!!!!!!?
いや今日日パーマ屋て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!
モシメベ(って……うわ……!
ひ、ひどい……!!!!!!!)
スコンビュー「な、なんてことだべ……」
バルライカ「………………うそやろ…………
なんでこんな………………」
タッタッタ……
イリリシカ「みんな!!!!!!!!!!!!!!!
着いたんだね!」
イキル「イ、イリーーー!!!!!!!?
な、なんだよこの有り様よ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「激しい戦争でこうなったみたいだよ……
町はほぼ壊滅…………大聖堂も半壊…………
……………………外から見て分からなかった?」
バルライカ「い、いや、わたくしらが来た方向から見ると奇跡的に外壁が綺麗に残ってたから……
聖都に入るまで分からなかったんや……
しかし大聖堂まで………………」
ザッザッ!!!!!!
ジュリー「みんな!!!!!!!!」
モシメベ(グリーブルーくんっ!!!!!!!)
プティング「ジュルジュリ…………聖都のこの様子……驚いたぞ……」
ジュリー「あぁ……そうだろうね……
俺達も驚いたさ…………俺達が到着した時点でこうなっていたからね……
十大魔女との戦い……そして魔女の神の攻撃で…………こんなことになってしまったらしい……」
スコンビュー「い、一体どれだけ激しい戦いが……っ」
イキル「ジュルジュリ……みんなは……どうしたんだ……?
ぬるもっこり様や……ミャー公……」
スコンビュー「ループマーすんやアルスーすんにグースすんも!!!!!!!!」
バルライカ「そ、それとハースもや……!
あいつ…………みんな…………無事なんか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「……………………
…………………………被害は甚大だ………………
…………みんなは……」
ギリッ……
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
246
:
名無しさん@避難中
:2025/08/01(金) 22:29:35 ID:oil3Jz6M0
《退魔軍 被害状況……ホノリオン隊(元カズナ隊)……》
─── 仮設救護テント
フラフラフラ…… よろよろよろ……
カズナ「はぁ……はぁ……はぁ……」
バサァッッ…………!!!
カズナ「……カマリンキッッ!!!!!」
【元隊長カズナ:赤口門でのレティシアとの戦いで全身やけど、更には四肢を失う
現在は急拵えの義手義足でリハビリ中。少しずつ歩けるようになった】
カマリンキ「カズナか!!!!!?」
【カマリンキ:シュギョクとの戦いで生死のふちをさ迷うも生還。ただし重傷】
カマリンキ「おめぇ……赤口門に居たはずだろ……!?
戦いが終わった昨日の今日……! どんな無理を押して来やがった!!!!!」
カズナ「…………次々と舞い込む報を聞いてジッとしていられるほど……ワッシは辛抱強くはないぜよ…………
…………………………どれほど…………死んだ……」
カマリンキ「…………」
カズナ「…………チェンメリは死んだのか…………」
カマリンキ「あぁ……いつも一緒にいたシャドーニャンも共にな……」
【チェンメリ:異能を万全に駆使するもののスイグンにより撃破され死亡
シャドーニャン:チェンメリ死亡後レティシアに斬られ死亡】
カズナ「…………あいつらは…………
チッターとショーユーは!!!!!?」
カマリンキ「…………」
シュー…… シュー……
ショーユー「…………ん…………」
チッター「………………」
ピコン……ピコン……
【ショーユー:レティシアの魔法に焼かれるも、チッターが身を呈して影となったため熱傷を最低限に抑えた。意識はまだまどろんでいる。
チッター:レティシアの魔法を受ける瞬間にショーユーに覆い被さりかなりのダメージを引き受けた。意識不明の重体で昏睡状態】
カズナ「……………………!
…………チッター…………えらいな……おんし……
惚れた…女の子のために!!」
グッ……!!!
カマリンキ「………………カズナよ……
これをお前に渡す……あいつもソレを望んでいるだろう……」
カチャ……
チャ……
カズナ「……!!」
《カズナが受け取ったのは…………折れながらも形を保つ一つのサングラスだった》
カズナ「…………チャー太…………!!!!!!」
カマリンキ「見つけられたのは……それだけだ」
【チャー太:レティシアに背中を斬られ死亡。その後レティシアとヘテムの戦い、それからフォーリンの攻撃による大破壊などに巻き込まれその死体は跡形もなく消え去ったとみられる。】
カズナ「チャー太………………!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロボロボロボロボロ……
カマリンキ「カズナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カズナ「……デカチンオ……デカッテー……クマダムサシ…………他にも沢山の……
沢山の仲間が死んじまった……!!!!!!!
なのになぜワッシは生きている!!!!!!!!!
何故ワッシは生き残った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カマリンキ「バカヤロウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カズナ「ぐっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カマリンキ「生きているのは罪か!!!? 生き残ったのは罪か!!!!!?
そんなわけあるめェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
少なくとも、散っていった連中は……誰一人そうは思わねぇだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カズナ……それは仲間達への侮辱だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!
カズナ「カマリンキ…………!」
カマリンキ「拙者だって、戦場で……あのまま死んでもいいと思った
だがよ……『生を諦めるな』と言ってくれた……お前の後輩の言葉があったから……拙者は生きることが出来た!
……若い奴らが多く死んだ……その中で拙者は生き残っちまったんだ!!!
やるせねぇさ…………しかし、だからこそ拙者は!!!!!
やはり生きるべきだと思ったんだ!!!!!!!!
命を張って繋いでくれた、託してくれた奴らのためにも、未来のために……戦わなければならないと思ったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
カズナ……お前は諦めちまうのかィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カズナ「……カマリンキ……」
カマリンキ「…………カズナ……目を向けろ……
“ここ”にも……まだ諦めてないやつが……いるんだぜ……」
カズナ「……!」
247
:
名無しさん@避難中
:2025/08/02(土) 23:02:57 ID:9Lfkj7h20
カズナ「…………! ホノ……!!」
ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……
ホノリオン「──────」
カマリンキ「嬢ちゃんはレティシアと戦ったんだ……
あの頼りない……泣き虫の嬢ちゃんがよ?
新人の頃はいっつも……お前さんの後ろに居た、この嬢ちゃんがよ!!」
カズナ「! …………」
カマリンキ「ホノリオンは相当な重傷だ
傷の具合で言やぁ、拙者より酷い
医者が言うにゃ、この状態でまだ生きている事が不思議なんだとよ
…………カズナ……嬢ちゃんはよ……! まだ生を諦めちゃいねぇんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カズナ「……!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カズナ「ホノリオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシは……もうバカな事は言わない……!!!!
皆の分も……ワッシは生き、戦う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからホノ…………おんしも生きて……ワッシの隣にいてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホノリオン「──────……ん……」
カマリンキ「!!!!! カズナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カズナ「……!!! ホノ……」
ホノリオン「………………カズナ………………
声、聞こえたよ…………
………………うん………………
あちきも一緒に戦うよ……あなたの隣で……
あちきは…………カズナの相棒だから…………」
カズナ「…………!!
……おぉぉ…………!!!
あぁ……!!!!!!! あぁっ……!!!!!!!!!」
ぎゅっ……!!!!!!!!!!!
カマリンキ「…………ふっ…………」
ゴオオオオオオオオ……
【ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを追うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷でありいつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の後遺症で脳にも多大な負荷を受けている模様。
後遺症が残る】
【ホノリオン隊全体:聖都内での魔女との戦闘により多くの兵を失う。
生き残りの多くも大ダメージを負っており部隊としては壊滅的。
今後生き残った主力メンバーが復帰したとしても、1つの部隊として成り立つかは不明である。】
248
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 07:02:15 ID:P2m/mKL.0
❌
ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを追うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷でありいつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の後遺症で脳にも多大な負荷を受けている模様。
後遺症が残る】
⭕
ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを負うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷であり、いつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の影響で脳にも大きな負荷がかかった。
その後後遺症が残る】
249
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 07:35:03 ID:AW1zOeQM0
ホノリオン隊
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/318/PXL_20250802_222726862.jpg
250
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 20:44:55 ID:wksN9x6E0
──────
コオオオオオオオオオオオ……
《かつてビルが誇らしげに並んでいた場所は、すっかり瓦礫の山と化していた
人の賑わいも、そこにあった発展の様も全てその瓦礫の下に覆い隠した……》
【退魔札部隊ペタリンコ隊:スイグンとの戦闘により壊滅状態】
【その他、聖都内に配置されていた部隊:死者多数】
───……
サンクレア「…………そうディスか……
ニコニコーン隊は……」
特化部隊兵「はい……全滅です
回収した亡骸の状態から、恐らく途中乱入してきた次元の魔女の魔法による被害と思われます……」
サンクレア「………………」
【特化B機動部隊ニコニコーン隊:レティシアとの戦闘に向かうもののヘテムの襲撃により全滅
人員と莫大な数の戦闘兵器を失う】
サンクレア「…………聖堂に居た人達で、生き残ったのは……これで全員ディスか……?」
がら〜〜〜〜〜〜〜ん……
特化部隊兵「はい…………
ここにいる30名で全てです……
…………各地に居る特化Bの兵を呼び戻したとしても…………200人も人員が居るかどうか……
恐らく何人かは行方を眩ましているでしょうし……
もうかつての1/5の規模ですよ……」
サンクレア「……………………」
特化部隊兵「この先……我々はどうなるんです?
ゼゾォンとタノシンがしたことのせいで信頼はがた落ち……
多くの兵器が破壊され……我々に居所はありませんよ……!!!!!
白兵戦が不得手で使い物にならない我々は……後ろ指指されるだけですよ……!!!!」
ぐ……!!!!
サンクレア「……」
サンクレア「…………皆さんの居所ならば……このワタシがなりまショウ…」
特化部隊兵「!!!!」
サンクレア「壊れて無くなった兵器はまたイチから作ればいい……
失った信頼はまた……築けばいい……!
だってワタシ達は……これまでなんだって作って来たじゃナイディスカ!!!!!!
できないはずがありまスェン!!!!!!!!!!!!!!!!
それでも…また立て直すまでに、色々言う人が居るとは思います……
……その時は、ワタシが皆スァンを守りマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワタシが……この残った特化B部隊を支えマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特化部隊兵「……! サンクレア主任……!
あの控えめなあなたがそこまで……」
サンクレア(レイソックゥン……
もうあの世でも心配させない……
ワタシ……もっと頼りになる人間になりマス……!
生かしてくれた、アナタのためニモ……!!!!!!)
ぐっ……!
サンクレア(大丈夫…………
ワタシにはズレたメガネを支えてくれる人が居るから……!!!!!!)
特化部隊兵ののの「うおおおおおっ! そうだ! このままで終われるかよーー!!!!!!」
特化部隊兵そそそ「そうだそうだ!!!!! 我々なら兵器なんて輪ゴムを撃つ割り箸銃みたいに簡単に作れちまうんだ!!!!!!!!」
特化部隊兵ととと「後ろ指差されるより前指さされたいもんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
特化部隊兵おおお「どういうことだよソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわーわーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【特化B部隊兵全体:
カレンダ大運河から聖都までの戦いで数多くの兵器と兵を失う
更にゼゾォンの離反により信頼を失うが生き残りの士気は反比例するかのように上がった
サンクレアからの申し出もあり部隊としては存続、隊長はサンクレアが任命された
ただしB(2等級)相当だった評価は落ち、その後は4等級の『特化D部隊』と改められる
聖都決戦後、カレンダ大運河への水軍派遣、そして兵器の再開発に早速取りかかる】
251
:
名無しさん@避難中
:2025/08/04(月) 01:40:22 ID:GiiNKZmQ0
─── 大聖堂……
トンテンカン……トンテンカン……
ガシャガシャ……ガッコン……ガッコン……
《聖都、そして退魔軍の要……大聖堂
聖都決戦で半壊した大聖堂の修復は何よりも最優先で行われていた》
ヒュウウウウウウウウウウウ……
??「…………」
ぼーー……
??2「ここに居たんですか……探しましたよ!」
??→無限パイナップル花「…………あら、そうでしたか
ごめんなさいね」
??2→マツナツリ「いや……良いんですが……」
無限パイナップル花「マツナツリ……もう体は大丈夫ですか?」
マツナツリ「は、はい……体はまぁ……」
無限パイナップル花「そう……よかった」
マツナツリ「……ええ
………………ところで、大聖堂ですが
見ての通り復旧を急いでいるところです
しかし跡形もなく破壊された部分の修復は諦め、
残った部分のみを修復し補強するという方針になったそうです」
無限パイナップル花「そうですか………………
随分と小さくなってしまいましたね」
マツナツリ「……」
無限パイナップル花「………我々の敗北です
……近衛師団でありながら……聖都を、大聖堂を守れなかった
すべては私の責任です」
マツナツリ「総隊長……! そんな!!!!!!!!
そんなになるまで戦ったのに……」
ボロ……
《パイナップル花の顔の右半分は痛々しいものになっていた……
そしてその右足は義足がはめられている……》
パイナップル花「ふふ、結果が全てですよ
…………ふぅ…………名声をあげるどころか……地に落ちてしまいましたね
自慢だった足もこんなことになってしまいました」
カラ……
無限パイナップル花「さっき刀を振るってみましたが
バランスが変わってしまったせいなのか、上手く出来ませんでした
恐らく前のようには戦えないでしょう
…………マツナツリ、私と総隊長を変わりますか? あなたならば……」
マツナツリ「なにをバカな!!!!
俺なんて………………ダメです!!!!!!!!!
俺は誰よりも身体ダメージが少なかったですが…俺はルーミィの精神攻撃にやられたんです
それも……総隊長が死ぬ幻覚を見て……正気を失った……!!!!!!!!
……こんな心の弱い俺では……総隊長は務まりません!!!!!!!!!!
例え片足が満足に使えないとしても……総隊長に相応しいのはあなただけだ!!!! 無限パイナップル花総隊長!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……ふふ
ありがとう
マツナツリ……あなたの言葉にはいつも勇気付けられます」
マツナツリ「ええ! まだまだこれからですよ!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「えぇ……そうですね……
『まだまだこれから』………………
あなたの言葉で……少し見えてきました」
マツナツリ「え?」
無限パイナップル花「この状況……プラスに捉えるべきですね
……私は片足が義足になったことで、新たな境地の扉を開くチャンスに恵まれた
確かに今はまだこの義足の体を満足に扱えていませんが
順応し、これをきっかけに戦闘スタイルを変えれば……これまでとは別の強さを手に入れられるかもしれませんね
そしてマツナツリ……あなたも心を更に鍛えれば……
今よりももっともっと強くなれるかもしれません」
マツナツリ「そ、それは…………なるほど」
無限パイナップル花「そう思うと………………ジッとしていられせんねぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鍛えて鍛えて鍛えないとぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒に鍛練しましょうよおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこででもぉーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「は、はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!!
サァァァァァァーーーー……
【近衛師団第3親衛隊隊長ユフリマツ:ルーミィの精神攻撃を受け廃人化。治療中】
【近衛師団第4親衛隊隊長ツリマルハ:怒れる ルーミィと交戦。原形を留めないほどに損傷し死亡】
【近衛師団第2親衛隊隊長アキツリマ:行方不明】
【近衛師団全体:聖都壊滅、大聖堂半壊という結果に存在意義を問われる
しかし無限パイナップル花が今後も近衛師団の必要性を固持
そのモチベーションを評価し存続が決定した
ただし失った兵の損害の大きさと聖都の現在の状況から規模は縮小された
そして近衛師団の運用の仕方も大幅に変更となった】
252
:
名無しさん@避難中
:2025/08/04(月) 01:44:09 ID:9M85XXns0
近衛師団
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/319/1754227638354.png
253
:
名無しさん@避難中
:2025/08/05(火) 21:43:04 ID:7ep7Eiko0
───
バルライカ「…………あッ!!!!!!
自分らぁ!!!!!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「バルライカ隊長!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵B「ご無事でしたか!!!!」
イリリシカ「あれは……バルライカさんの部隊の人達?」
バルライカ「……あぁ……なんとかな帰ってきたわ……!」
戦騎部隊兵A「ロケット号が死んで消沈してたから心配してました……
あの……新しい相棒をぺトロにしたと聞いていましたが…………」
バルライカ「あ、あぁ そうなんや……
一応紹介しとこか
来ィー、スティーブ!」
ずずぅぅーーーー……ん……
スティーブ「ぐふ……ぐふふふふふふふ……wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
戦騎部隊兵B「で、でかぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「た、隊長!!! こ、こんなやつを操れるんですか!!!!!!?」
バルライカ「まぁ……ロケット号に比べたら色々問題あるやつやけど……」
スティーブ「ヒョホホホホホホホホ……wwwwwwwwwwww
ウッホホwwwwwwwwwウッホwwwwwwwwwwwwwww」
にょきにょき……しゅるしゅるしゅるしゅる……
バルライカ「乗ってみると案外ひたむきなやつでなぁ」
スティーブ「ンンンwwwwwwwwwwwwブルッッwwwヒヒッッwwwwwwwwwwwwwww」
ニュルニュルニュルニュル……ギュギュッ……
ビクッ
バルライカ「…………死んでいったロケット号のためにも、こいつと戦っていこうと思っとる
だからこれからも……頼むで、皆……」
ニコ……
《バルライカはいい笑顔でそう言った(スティーブの友情棒に全身を絡められながら)》
戦騎部隊兵A「隊長………………」
ヒソヒソ……
戦騎部隊兵B(やべーよ……バルライカ隊長……あのぺトロに “逆調教” されてるよ……)
戦騎部隊兵A「あ、あぁ……こりゃ大分 “開発” されてるくさいな……」
エロ同人みたい……………
ズズーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「いや聞こえとるで自分ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
調教も開発?もされてへんわアホンダラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スティーブ「しぇしぇしぇしぇwwwwwwwwwwwwwwwwww」
バルライカ「そ、それで、他の戦騎部隊のやつらはどうしてんねん
聖都での戦いにも参戦していたやろ?」
戦騎部隊兵A「えぇ……
我々は聖都外で敵戦力が輪から外れて不審な動きをしたり逃げ出したりした時に牽制や対処するのが役目でした
もちろん犠牲がなかったわけではありませんが
他の部隊に比べれば被害は少ない方です」
バルライカ「そう……か
あとでで死んだやつらの顔、拝みに行かんとな…………」
戦騎部隊兵B「あとで案内します
……それと、隊長……聞かれましたか?」
バルライカ「なんや?」
戦騎部隊兵B「……隊長の後輩の……
ハーステンポーさんのこと……」
バルライカ「……!?」
イキル「ハーステンポーって………………
あの最近ぬるもっこり隊に入った変なテンションの?」
スコンビュー「え……なにかあったんだべか……」
バルライカ「………………ハース………………」
ドクン……ドクン……
254
:
名無しさん@避難中
:2025/08/06(水) 00:00:39 ID:/Yy/0HmU0
バルライカ「……どしたんや……
ハースがどうしたんや!!!!!!!?
あいつに何があった!!!!!!?」
戦騎部隊兵B「ハーステンポー氏はルーミィと交戦されたそうです……
その異能をフル活用し挑み、ルーミィにダメージも与えていたようですが……
しかし……」
バルライカ「……!!!!」
戦騎部隊兵A「……我々が……発見したんです……」
バルライカ「………………そんな…………」
戦騎部隊兵A「ハーステンポー氏は、下半身がなくなった状態でした…………」
バルライカ「……!! ハース……!」
ガクッ……
モシメベ(バルライカさん!!!!!)
バルライカ「………………ハース………………
あいつ死んだんか…………………………ホンマか…………」
ギリリ…
ジュリー「………………………………」
バルライカ「………………あいつ……頑張りすぎやろ……
…………いや、あいつはそういう奴やったな…………
fireのためにいつも……全力で頑張る奴やったな………………
不純な動機やけど……あいつは……自分の将来のために……いつも全力で頑張ってた…………
……………………でも………………」
ポロポロポロポロ……
ぶわぁっっ!!!!!!!!!
バルライカ「死んだら意味ないやん!!!!!!!!!!!!!!!!
なに死んどんねんばかたれっ!!!!!!!!!!!!!!!!
……いつか……わたくしと一緒に暮らすゆーてたやろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……バカらしいおもっとったケド……嬉しかったんやで……!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな……わたくしを慕ってくれて……!!!!!!!
こんなダメダメになっても……好いてくれて……!!!!!!!!!!!!
なのに……! なのに……!!!!
うわあああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハースゥゥゥーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「……!!! ぐぅぅぅ……!!」
イリリシカ「………………………………」
ぐしゅっ……ボロボロ……
バルライカ「……くそっ!!!!
認めたくない!!!! ハースが死んだなんて……
ぐっ……ぅうああああ……ううぅっ……」
戦騎部隊兵A「…………隊長…………
……あの……隊長………………」
バルライカ「うっ……うっ……ひぐっ……うう……」
ぽん……
バルライカ「!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「しぇしぇしぇ、しぇんぱいぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのためにそんなに泣いてくれるんスかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しぇんぱい嬉しいーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「あ、あぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「しぇんぱいを置いて逝くわけないじゃないっスかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんうn!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一緒に暮らしましょうねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
将来ボクと一緒に暮らしましょうねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒に素敵なユリラ」
バルライカ「南無阿弥陀仏ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ハリマヤッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボバーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
255
:
名無しさん@避難中
:2025/08/06(水) 00:16:27 ID:661yIVBs0
すーりすーりすーり
ハーステンポー「さっきの言葉は本心っスねしぇんぱい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいっス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク嬉しいっス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うほほーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「のわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ハース〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イキル「えぇーーー!!!!? はぁ!!!!!!!!!?
生きてんの!!!!!? 完全に死んでる流れだったでしょ!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「え……
ズルズリけんとエレレセカつぁん……2人はもしかして知ってたべ?」
ジュリー「あ、あぁ……
でもハーステンポーさんからネタバレしないように言われててね……」
プティング「お、おいおい……タチが悪いな……
しかも下半身が無くなっただなんて嘘までついて……」
イリリシカ「いや……それは……」
ハーステンポー「しぇんぱいしぇんぱいチューしましょおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チューーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むちゅ〜〜〜〜〜〜〜
バルライカ「や、やめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハ、ハース!!!!!!!!! お前!!!!!!!!!!!!
下半身が無くなったとか言ってたのに……!!!!!!!!
あるやんけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ひゃい!!!!!!!?」
バルライカ「どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ハーステンポーを大外刈で投げ飛ばすバルライカ!》
ハーステンポー「あばーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「そういう冗談は趣味悪いでぇ!!!!!!!!!」
ジュリー「い、いや……でもバルライカさん……
全部が全部嘘ってわけじゃないみたいなんですよ」
バルライカ「どういうことや!!?」
戦騎部隊兵B「我々が発見したときには…… “本当に下半身が無かった” んですよ!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「だから最初は本当に死んだものと……
と、ところが!!!!!
ハーステンポー氏は……下半身がないにも関わらず……
“立ち上がった” んですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「ハァ!!!!!!!?
どゆことや、ハース!!!!!!!!!?」
ハーステンポー「ボ、ボクもよく分かんないっスーーー!!!!!
ボクの目から見ても、足は無い……ように見えたんですけどねぇ……
見えないだけで、足は普通にあったというか……」
イキル「な、なんのこっちゃ」
イリリシカ「多分、闇の魔女ルーミィの魔法の効果だと思う
どんな魔法なのかは分からないけど……」
ハーステンポー「時間が立ったらこんな風に足も見えるようになったっス!!!!!!!!
まぁ…………あはは…………なんとか生き延びちゃいましたっス……!」
バルライカ「…………
…………はぁぁ…………
……意味わからんねん…………人騒がせなやつや……」
ギュギュ……
バルライカ「…………でも良かった…………
ハース…………」
ハーステンポー「しぇ、しぇんぱい……」
じ〜〜〜ん……
256
:
名無しさん@避難中
:2025/08/07(木) 01:34:50 ID:b/JvPvtI0
───
バルライカ「じゃあ、わたくしは戦騎部隊の集まってるテントの方に行くことにするわ」
ジュリー「はい……バルライカさん
色々、お世話になりました」
バルライカ「えぇねんえぇねん
こっちゃ恥ずかしいトコばっか見せてもうたわ…
でも……君らのおかげで新たな出会いも出来て、悲しみからなんとか立ち直って、これからも戦っていけそうや
ありがとなぁ」
スコンビュー「ワ、ワタスたちなんて何もしてないべぇ……!」
プティング「バルライカさんが自分で乗り越えたんですよ」
バルライカ「いやいや、えぇ刺激になったで……
……んじゃ、まぁ…………
自分ら……これから色々大変や思うけど、頑張りぃよ
わたくしは君たちのやりたいこと……応援しとるから!
なにかあったら、手伝うで!!」
ジュリー「はい! ありがとうございます!!!!!」
バルライカ「そぃじゃあなぁ〜〜〜」
スティーブ「オヒョヒョヒョwwwwwwジュルリwwwwwwwwwwwwwww」
ハーステンポー「さよーならぁーーー
ボク達、幸せになるっスーーーーーー!!!!!!!!!!」
バルライカ「いやお前はアッチやろ!!!
ぬるもっこり隊やろ!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜ん!!!
ハーステンポー「いやん! もう少し一緒に居たいっスしぇんぱいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
わーわー!!!!!
モシメベ(行っちゃった……)
ジュリー「…………じゃあ、俺達もぬるもっこり隊のテントにいこうか」
イキル「なぁ…………みんなどうしてるんだよ?
ジュルジュリとイリは知ってるんでしょ?
ぬる様やミャー公に……ループマーさんとかは…………」
イリリシカ「…………それは」
プティング「いや……いい
イキル、我々の目で確認しよう」
イキル「…………分かったよ」
セシル「……あの」
スコンビュー「どしたべか?
セセレけん?」
セシル「ぼく、アーク様のお側に行きたいのですが……」
プティング「そうだ……
そういえばあのアークは……どうしているんだ?」
ジュリー「アークは魔女達の撤退後に眠りについたよ
何千年もの眠りから覚めて、調子を整えるために1ヶ月くらい眠りにつくらしい」
イキル「寝てんだってサ
お前が側に居なくたって問題ないよ」
セシル「いえ! ぼくはアーク様のお側に居たいんです!
それがぼくの役目なので!
だからぼくは皆さんと分かれてアーク様のお側に参ります!」
タタッ!
モシメベ(ま、待って
そのまま行って…場所わかるの?!)
セシル「もちろんです
ぼくにはアーク様の気配がよく分かります
あの真ん中にある大きな建物の中にいらっしゃいます
それでは!!」
タタターーーーーッ……
イキル「おいセシル!!!!!!
気を付けろよ!!! この町マジでパーマ屋だらけだから!!!!
誘惑されんなよ!!!!!!!!!?
間違って美容室入った日にゃお前……ボられんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まゆカットで5000円取られんぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「なんなのその心配?!」
プティング「……大聖堂に向かったはいいが……
……入れるのか? 彼は軍に所属していない部外者なのに」
ジュリー「うーん………………」
257
:
名無しさん@避難中
:2025/08/08(金) 00:53:06 ID:GUXch6d60
─── ぬるもっこり隊テント
ジュリー「ここだよ」
スコンビュー「……うぅ……緊張して来たべ……」
イキル「あぁッ……こりゃ気合い入れて入んないとな……!!!!
……どりゃあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがあーしの呼び鈴だァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリリリリリリリリリリリリリリリシュパシュパシュパリリリンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(す、すごい!!!!!!!!
尿道を絞り放尿することでまるでベルのような甲高い音でおしっこが放出されるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
イリリシカ「おしっこの可能性を広げないでイキル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「こいつもう恥とも思わなくなってきてるな」
ズーーーン……
ペラ……
ぬるもっこり「誰ぞな?」
イキル「あっ!」
ジョババババーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「うばらばーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《イキルのおしっこを顔で浴びるぬるもっこり!》
イキル「ぬる様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「うぼぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
口に入ったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
口に入ったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドキッ……!!!
イキル(やだっ♡ ……これ……間接おシッコ……?)
きゅん……!!!!!!!
イリリシカ「いや間接じゃなくて直だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「うぐわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「ぬる様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしのおしっこ無味無臭無菌なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほぼ奥大山の天然水なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「サ○トリーに謝れ」
258
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 00:26:37 ID:qFmsaZjk0
【大魔女フーリャンvs魔女の神フォーリン】
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/320/1754747738009.png
現代で暴れる大魔女フーリャンと、その前世フォーリンの差とは?
《魔力量》
勝者:大魔女フーリャン
魔力はフーリャンの方が圧倒的に多い。
繰り返された転生による魔力濃縮の賜物に思えるが
大魔女フーリャンの元々生まれは魔力を持たない “真人間” である。
フーリャンの肉体には3000年前の魔法使い達の怨念が宿っており、それによって後天的に魔力を持ったらしい。
それが何故前世よりもこれほど魔力量が上回ったのかは謎。
《身体能力》
勝者:大魔女フーリャン
3000年前の人間は現代の人間より1.3〜4倍ほど体が大きいとされている。
生まれついての基礎スペックは3000年前の人間の方が勝るが大魔女フーリャンはそれなりに鍛えているので耐久力や素早さ、強靭さは魔女の神フォーリンより優れる。
《かしこさ》
勝者:魔女の神フォーリン
魔女の神フォーリンは大魔女フーリャンと違い前世の記憶を引き継いでいるので知識量は多い。
思考回路は大体同じ。
《魔法術》
勝者:大魔女フーリャン
魔法の知識では魔女の神フォーリンの方が豊富なのは間違いないだろう。
ただし実戦での魔法術となると大魔女フーリャンの方が優れている。
前世の記憶を持たないフーリャンは独学で魔法の基礎を覚え、あとは自身の創造性にまかせて魔法を扱っているようだ。
3000年前には存在しなかった魔法の応用をいくつも生み出している。
ただフーリャンには使えない魔法に『治癒魔法』や『結界魔法』があるが、これらをフォーリンは扱うことが出来るとされる。
《奥義》
勝者:魔女の神フォーリン
奥義とは、ここではそれぞれが扱う魔法術の極致とする。
大魔女フーリャンにとっての奥義は『マイクロ・スーパーノヴァ』
魔女の神フォーリンにとっての奥義は『ビッグバン』となる
この2つを比べた場合、破壊力・脅威度で勝るのは『ビッグバン』だ。
魔女の神が幾多もの転生を繰り返し行き着いた境地には大魔女フーリャンですらまだ至っていない。
フーリャンの『マイクロ・スーパーノヴァ』は3000年前の魔女達もしようする『スーパーノヴァ』の系列の技だが、威力はそれらとは比較にならない。
特に努力して身に付いたわけではなく、ある日突然思い付いたらしい。
《潜在能力》
勝者:大魔女フーリャン
内に秘めた力の強大さは大魔女フーリャンの圧勝。
何度も転生してきた魔女の神フォーリンの成長は既に頭打ちであり、完成されている。
しかし大魔女フーリャンは本人も自覚しない『無限潜在能力』という特性を持ち、あらゆる局面でその状況に適した潜在能力を開放する。
『悟りモード』『暴走モード』『弱気モード』『朗らかモード』『言霊モード』『英雄モード』といった “形態” はその無限潜在能力から生まれたものとされる。
《コミュニケーション能力》
勝者:なし
どっちも最悪。
ただし仲良くなることが出来れば大魔女フーリャンの方が話が通じる。
《リーダーシップ》
勝者:なし
どちらも人を導くつもりはない。
《取り巻き強さ度》
勝者:魔女の神フォーリン
大魔女フーリャンのフーリャンチームと
魔女の神フォーリンの魔法使い軍を比較。
個人の強さはフーリャンチームに軍配があがるが、総合的には十大魔女を擁し大軍勢の魔法使い軍の方が流石に勝る。
《おしゃれ度》
勝者:魔女の神フォーリン
リボンの差で魔女の神フォーリンが勝った。
《モテ度》
勝者:大魔女フーリャン
どちらも近寄りがたい。
しかし魔女の神フォーリンは100%畏怖の念を抱かれているが、大魔女フーリャンは20%くらいはエロ目線を抱かれている。
《プロポーション》
3000年前の人間は現代の人間より身体が大きいのだが比率的に見ると
大魔女フーリャンはパイオツカイデーの部類になるが、魔女の神フォーリンは並パイオツになる。
《ミニスカ似合い度》
勝者:なし
互角。
《経験値》
勝者:互角
生きた年数を考えると圧倒的に魔女の神フォーリンの方が豊富。
戦闘に関してはもちろん、フォーリンはそれ以外にも様々なことを経験している。
結婚して子供が居た時もあるらしい。
総合商社のOLをしていたこともあったという。
ただ、大魔女フーリャンも二十数年のなかであらゆる経験をしてきた。
特に多くの “神” と戦ってきたという経験はフォーリンにすらなかったものだろう。
259
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 20:53:38 ID:H853RS1I0
─── テント内
スコンビュー「お邪魔しますべ〜……」
??「おお! 帰ったか!!!!!」
プティング「!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「無事で何より!!!!!」
モシメベ(ループマーさんだ!!!)
イキル「えー!!!!!? すっげー怪我だ!!!!!!!!!
大丈夫なの!!!!!!!!!!!?」
ループマー「ああ!! はははは!!!!!!! まぁな!
一度死にかけたがなんとか大丈夫だぞ!!!!!!!!!!!!」
ぼろ〜〜〜ん…
イキル「全然大丈夫じゃなさそうなんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「一時心肺停止したのだがな、ぬるもっこり隊長に蘇生してもらってな! なんとか事なきを得たんだ!」
イキル「ひょ〜〜〜!!!! 流石ぬる様だぜ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナチュラルな人助けマジ聖人ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「…………」
スコンビュー「何はともあれ無事で良かったべぇ
他の人は……」
ス……
グュース「よぉ……」
プティング「グュースさん!」
イキル「セイウチのおっさんも無事かよ!
なんだ、みんな結構生き残ったじゃん!!!!!!」
スコンビュー「じゃあ、いつも一緒のアルスーすんも無事だべなぁ!」
グュース「アルシーは……」
スチャ……
ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《グュースは一本の剣を突き立てた!!!!》
モシメベ(え…………!)
プティング「……!! それは……!!」
ジュリー「……………………」
グュース「……アルシーは “ここ” だ
…………あいつが残したのは、この剣だけだ……」
スコンビュー「…………そんな…………
アルスーすんが………………」
グュース「あいつは、傷付いた体で闇の魔女に特攻したんだ……火薬をしこたま体に巻き付けてな……
あいつの遺体は何も残らなかったが…………その時を目撃していた兵が教えてくれたんだ
あいつの最期…………
自身にトラウマを植え付けた奴に、最後っぺをかましたあいつの姿をな……」
イキル「………………くっ…………!!!!!!」
グュース「あいつの特攻で……闇の魔女は大きく傷つき、それ以降の働きにも大きな影響を与えたんだ……
あいつは死んだ……だけど最期にあいつはやり遂げたんだ……!!!!!」
スコンビュー「アルスーすん…………
なんてことだべ……」
ポロポロポロポロ……
プティング「…………ぐぅ……!
最初は色々あったが…………寡黙で面倒見のいい……先輩だった……」
ぐっ……!!!!!
グュース「あいつが残した唯一のもの……それがこの剣だ……
俺はこの剣を受け継ぐ……
そして……俺が……友として
あいつの代わりに……闇の魔女を……!
魔法使い共を1人でも多くぶち殺すんだ……!!!!!!
……許さねぇ……!!!!! 畜生……魔溜まり共ッッ……!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリッッ……!!!!!!!!
イキル「…………うぅ…………」
ジュリー「………………」
イリリシカ「…………」
260
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 23:46:06 ID:IjG3BCJI0
グュース「……っと、すまん
しんみりしちまったな……
こういう空気はあいつ嫌がるんだよ
お前らも疲れてるだろう
そっちも色々大変だったと聞いたぞ」
ループマー「ああ!! らしいな!!!!!
魔法使い軍の手に落ちていたメッコウを救ったと!!!!!!!!!
すごいじゃないか!!!!!!!!!!」
イキル「い、いやぁ〜〜〜……まぁ……それほどですけどぉ……
あーしら、ジュルジュリもイリも抜きで大魔属やっつけちゃったんで?
ジュルジュリとイリがキャッキャウフフスレ行ってる間に」
ループマー「なに!!!!?」
イリリシカ「…行ってないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ言ってるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「更にはあの男! アークと言ったか!
あの凄まじい退魔戦士まで復活させた!!!!!!!!
彼が居なかったら聖都の人間は魔女の神によって全員が殺されていたぞ!!!!!!!」
グュース「ありゃ一体なんなんだ?
どうやら大聖堂の方に行ったらしいが…………
そいつが現れたとき俺は聖都の外に居たから、会ってないんだよ
どうやら数千年前に作られた存在って聞いたが、確かか?」
ジュリー「俺も確証があるわけじゃないんだけど……恐らく本当だ
俺も直に彼の様々な力を目撃したが…………すごかった
現時点であの魔女の神に立ち向かえるのは彼しか居ないだろう……」
グュース「はぁ……とんでもねぇもんが居たもんだ……」
ぬるもっこり「………………」
ぬるもっこり(………………まさに……神………………)
うっとり……
ループマー「しかし、強すぎる力は時に危ういぞ
これから彼はどう扱われるのだろうな」
ジュリー「そのあたりはリーべス元帥や総帥達が考えるでしょうけど……」
ぬるもっこり「……そういえば神…………いや、アークのお付きだと自称する若者を連れてきていると聞いていたが……その者はどこに?」
ジュリー「彼は大聖堂のアークとのところに行ったよ
とはいえ、部外者だから入れたかは分からないが……」
ぬるもっこり「……そうか
…………少し話をしてみたかったが……」
ぬるもっこり(神……アーク…………
アーク様の話をしてみたかった……
………………どうしたことだ……朕は……
あの時出会ってから……ずっと
アーク様の事が頭から離れぬ……)
ドクン……ドクン……ドクン……ドクン……!
イキル「…………ぬる様……?
どったの……?」
モシメベ(…………あれ? そういえばミャラダインさん居ないね)
イキル「うん!!!?
本当だ!!!!!!!! ミャー公どこに居んの!!!!!!!!!!!?
あんなバカデカイくせに居ないのに気付かなかったぜ!!!!!!!!!!!」
キョロキョロ……
プティング「……どうせ彼の事だ、五体満足なんだろう?」
ジュリー「あぁ、ミャラダインも重傷だったがもうスッカリ治ったよ
…………皆を迎えに出掛け他時にはまだ居たけどな」
ぬるもっこり「ミャラダインは大聖堂ぞな……
少し気になることがあってな……」
イキル「気になること?」
バサァッ
ミャラダイン「おー
ワぁやつ、戻っとったかい」
スコンビュー「メレデェンすん!!!」
ぬるもっこり「ミャラダイン……どうだった?」
ミャラダイン「……あぁ……
やはりそうだった…………
だが……少し不可解でな……」
ジュリー「どうしたんだい……? 何かあったのか」
ミャラダイン「ん…………あぁ…………
………………あぁワぁやつ……一緒に大聖堂まで来い……
……色々キツいから覚悟しとくだど……」
イリリシカ「な……なに……?」
モシメベ(こ、こわいよ……)
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
261
:
名無しさん@避難中
:2025/08/12(火) 01:43:40 ID:1yJPCBCM0
─── 大聖堂付近……
わいわい がやがや……
ガラガラガラガラ……
イキル「うおおおおっ……
だ、大聖堂が……
本当に大聖堂がでなメチャクチャだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「うわーーっ……あんなに立派だったのにぃ……!!」
ミャラダイン「土の魔女の内部からの破壊……そして魔女の神の攻撃……
むしろよくここまで形が残ったもんだわ」
ぬるもっこり「リーべス元帥様が守ったのだ
……おかげで再び体はボロボロのようだがな……」
イキル「つーか、土の魔女ってマジかよ!!!!!!!!?
あいつ赤口門でやっつけたじゃねーかよ……!!!!!
あーしの大活躍でよ……!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ……!!!!
プティング「嘘を付くな」
す〜〜〜ん……
イキル「いや、あながち嘘じゃねーよ!!!!!!!!!!!?
あの時、あーしの弓矢の才能が開花したと言ってもいいんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「……それで……ミャラダイン、俺達に何を見せたいんだい……?」
ミャラダイン「……見えてきた……あそこだで…」
わやわやわや……
イリリシカ「あそこは…………」
ぬるもっこり「遺体安置所だ」
モシメベ(え……)
がやがやがやがや……
プティング「……なんだか……他とは違う鎧の兵たちが多くいるな……」
ぬるもっこり「ここは聖都防衛を担う近衛師団の遺体が多く収用されているテントだからぞなもし」
イリリシカ「近衛師団…………」
ジュリー「!! ……………………
………………まさか……」
ミャラダイン「…中に入るずや」
262
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 00:26:42 ID:sTVudZLA0
───
ジュリー「そ、そんな…………」
イキル「う…うわ……」
ゴオオオオオオオオ……
ドドン……!!!!!!!!!
《ジュリー達の目の前には……静かに眠るしめてくれ…の姿……》
スコンビュー「わ、わああああああ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す、すめてくれ…すんーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(いや…………そんな……)
プティング「ぐぅぅぅぅぅっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリッ……
イリリシカ「しめてくれ…さん…………
どこで……?」
ミャラダイン「大聖堂の瓦礫の下だがや
戦いのあと……回復したワどとぬるもっこりは大聖堂の瓦礫の撤去を手伝ったがの……
その時にワどやつが発見した」
イリリシカ「体が……ひどい状態だ……」
ジュリー「……昨日の時点で発見していたのか……
なんで俺達に教えてくれなかったんだい……?」
ぬるもっこり「……見つけた時はもっと損傷が激しかったぞな
…………言いづらいが……頭もなかった
そのため最初は……しめてくれ…という確証が取れなかった
だから言わなかったのだ
…………違っていて欲しかったが……」
ジュリー「……!!!
……くそ……!!!!!!!」
ギリッ……!!!!!!!!!!
イキル「…………おっさん…………
あーしらが新人の時からずっと面倒見てくれたよな……
…………ちくしょう…………! 連続で知り合いがよ……!」
ググッ……ギリッ……!
スコンビュー「う……う……」
ボロボロ……
ジュリー「……死因は大聖堂の崩壊に巻き込まれたから……なのか……?」
ミャラダイン「いや……それは少し怪しいところだで」
プティング「…どういうことだ?
随分と含みのある言い方だが……」
ミャラダイン「………………少しトーンを落とせ……」
イリリシカ「……!?」
イキル「な、なに……」
ゴクリ……
ミャラダイン「…………しめてくれ…の体が激しい損傷にあったのは、最終的には確かに大聖堂の崩落に巻き込まれてだろうが……
だがしかし……しめてくれ…はそれ以前に死んでいた可能性がある」
ジュリー「!!!!!?」
ミャラダイン「しめてくれ…の死因……それは首がへし折られたことだ……
しめてくれ…の首は凄まじい力で “引きちぎられていた” んだわや……!!!!!」
モシメベ(えぇ……!!!?)
イキル「ええぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「イ、イキル!!!! 声がでかいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! ムギュオォーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ぬるもっこりの胸筋に顔を押し付けられ黙らされるイキル!》
イキル「むもも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ♡♡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そんな……バカな!!!!!!?
何者がそんなことを!!!!!!!!?」
イリリシカ「こんなことが出来るのは……力の魔女しか考えられない……!」
ミャラダイン「いや、それはない
確かにスイグンは大聖堂の目の前まで侵攻したというが……
大聖堂に入る前に元帥によって返り討ちにされた
そしてしめてくれ…のやつは大聖堂の中から出ていなかった……
つまり会う機会など無かったわや」
スコンビュー「じゃ、じゃあ……どういうことなんだべ……?」
ミャラダイン「……………………」
ゴオオオオオオオオオオオオ……
263
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 01:56:48 ID:aOjS9HsM0
ぬるもっこり「可能性として考えられるのは……例えば他の侵入者……」
ミャラダイン「地下牢のメクリスタを解放させた魔法使い……どうやら透明魔法使いだったらしいが……
そいつはパワータイプではなかったけん、恐らく違う」
イリリシカ「じゃあメクリスタ…………も違うかな
土魔法を受けた殺され方じゃない……」
プティング「では……土の魔女と一緒に地下牢から解放された別の魔法使いという線は?!」
ミャラダイン「それもないな……
何故なら地下牢から解放されたのはメクリスタだけだったからだがや
他に地下牢に居たやつらは、長年の捕虜生活で気力を失っていて逃げ出せなかったらしい
……その後の魔女の神の攻撃によって捕虜のほとんどが大聖堂の瓦礫に潰されて死んでしまったようだず」
スコンビュー「それじゃ……犯人は一体誰なんだべ……?」
ぬるもっこり「………………ひとつだけ可能性があるな……
あまり考えたくないが……」
プティング「!!? それは!!!!!?」
ミャラダイン「……
しめてくれ…を殺ったのは……内部の人間……
つまり退魔軍の誰か……っつーことだ」
モシメベ(……うそ……)
ジュリー「…………そんなバカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「落ち着けジュルジュリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ確定はしとらん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが……最も考えられるのは……それしかないがや!!!!!!!!!」
ジュリー「……! そうかもしれないが……
そんなの……
そんなもの……信じたくないよ……!!!!」
イリリシカ「そ、そうだよ……
なんで……なんで殺されなきゃならないの!!!?
しめてくれ…さんが……仲間の誰かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「…………理由なんか分からん……」
ぬるもっこり「……だが……退魔軍も一枚岩ではない……
ゼゾォンのような輩も居る…………
『退魔軍には魔法使い軍と繋がる内通者が居る』…………という話も、かなり前から聞く “噂話” だ
…………しめてくれ…は、そういう連中にとって不都合な “何か” を見てしまったのかもしれぬな……」
ジュリー「……」
よろ……
ガク……!!!!
ジュリー「…………そんなの…………
それが本当なら……あんまりだ……
しめてくれ…さんは…退魔軍のためにずっと戦っていたのに……
それが……身内の人間によって……こんなひどい最期を…………
くそぉ……!!!!!!」
ギリギリギリッ…… ポタポタポタポタ……
イリリシカ「ジュリー……」
ミャラダイン「…………ここでの話は完全に推測だ……
確定したわけじゃない……だが
頭の隅にいれておいたほうが良いだらぁな……
…………いくら仲間といえ……この退魔軍の全てを……信用しすぎるな……!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『………………』
ゴオオオオオオオオオ……
パサ……
??「………………」
じろ……
《その時……
テントの外からジュリー達の姿を覗きみる、一つの影があった……》
264
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 17:08:51 ID:TWzIEybw0
───
バサァ……
《テントから出てくる一行》
ぬるもっこり「……良いか、ここでの話は他には話すな……胸に秘めておくぞな
……これはループマーやグュースにも今は言うべきではないだろう……
彼らはしめてくれ…と同世代だからな…………今の彼らにショックを与えたくない
…………いずれ動くときは、朕が動く」
ジュリー「……分かった」
ぬるもっこり「朕とミャラダインはこのあと復興作業に従事する
そなたらは……」
ジュリー「俺達も手伝うよ」
ミャラダイン「何いっちょーかい! 休め
ワぁやつにはワどやつみたいな回復力はないだらが!」
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達はワンダー大橋門からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
ジュリー「……分かったよ
ぬるもっこり達も無理するなよ」
ミャラダイン「はっは! 誰に言っちょさがーか!」
───
ザッザッ……
イキル「はぁ……
休むっつってもオシャレなカフェも無くなったしなぁ
これからどーするよ?」
ジュリー「………………」
イキル「おい、ジュルジュリ?
大丈夫か? ぼーっとして」
ジュリー「! ……あ、あぁ……ごめん……
ちょっと考え事してた」
イリリシカ「しめてくれ…さんの事……だよね?」
ジュリー「…………あぁ…………
少しショックで……
退魔軍の人間が同じ退魔軍の人間を殺す…………
何故そんなことが起きるのかと……」
プティング「なんのためにそんな事をするのか……動機が不明すぎる
ぬるもっこり隊長は魔法使い軍と繋がる内通者の可能性を言っていたが、どうにもな……
内通者が居るのなら、魔女達の大聖堂への侵攻を許容するのはリスクが大きすぎるのではないか……?」
イキル「力関係とかあるんじゃないの? 知らんけど」
モシメベ(もしかしたら十大魔女達とは繋がっていないとか?
今回の侵攻は十大魔女達主導の電撃作戦みたいだし……)
スコンビュー「うーん……アンバサダすんなら何か分かるべかなぁ……
でも連絡取り合う手段ないべ……」
イリリシカ「十大魔女と繋がってないとしたら……その上?
魔宮神官長と繋がってる?」
ジュリー「……もしそうだとしたら、その内通者は相当な地位に居る人間じゃないか……
“十大魔女より上” …………『魔宮神官長』の存在は退魔軍の一部には周知されているが、まだそれも“疑惑” のレベルだ
……リーべス元帥も『居るかもしれない』という認識だった…………」
イキル「つーかあーしあんまり退魔軍の上の事詳しくないけど……
『元帥』『総帥』の他にもなんか偉い人達がいんの?」
プティング「お、おまえ何年も退魔軍に在籍していてそんなことも知らないのか」
イキル「うるせ〜〜〜!!!!
興味ないことは知らないんじゃ〜〜〜!!!!」
カカーーーッッ!!!
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれに3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は歴代で合計3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
イキル「近衛師団はどういう扱いなの?」
ジュリー「もちろんリーべスさんだの管轄になるだろうね
ただ、指揮系統は独立しているんじゃないかな
…………で、リーべスさんはあくまで軍隊を司るトップであり……退魔軍の政治を担う人達が存在する
それが『長老委員会』に所属する人達だ」
イキル「長老…………
ジジイやババアの集まりかよ?」
ジュリー「うーん……まぁ、そうなのかな……
長老委員会に所属するのはかつて1等級や2等級の隊長クラス……または近衛師団の隊長クラスといった重要な役職に就いていた人達で主に構成されているよ
彼らがこの退魔軍領内の政治的な事を決定している
退魔軍の方針なども決める事もあるようだから……実質的な決定力は元帥であるリーべスさんより上……ということになるのかな」
プティング「そして……その長老達の上に居るのが……総帥のオルタナティ様になるわけか」
ジュリー「そうだね
軍事・政治…………その全てを纏めるのが全軍総帥……オルタナティ様だ
………………だが、オルタナティ様は長らく病気がちだ
最近は全く表に出てきていないみたいだ」
イリリシカ「つまり…………実質的にこの退魔軍を牛耳っているのは……」
ジュリー「政治的な部分では……『長老委員会』ということになる
彼らが軍事的にも口を出していることも想像に難くない
…………そして恐らく、魔宮神官長の存在も知っている……可能性が高い」
モシメベ(じゃあ…………魔法使い軍と内通しているのは……)
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ジュリー(……長老委員会の誰か……か……?)
265
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 23:15:13 ID:iQbFMg3E0
❌
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれに3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は歴代で合計3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
⭕
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれが3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は 代々 3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
266
:
名無しさん@避難中
:2025/08/17(日) 00:34:26 ID:pDq/W0y60
ザッザッザッザッ……
ジュリー「………………魔法使い軍と繋がった内通者説……
それともう一つ、嫌な説が浮かぶね」
イリリシカ「それは?」
ジュリー「『内乱説』だよ
リーべスさんや総帥の考えに反抗し自分の思想を叶えたい人間が居るのかもしれないね
内乱を画策している人間にとって、今回のような聖都を巻き込んだ騒動は裏工作するには格好の機会だ
しめてくれ…さんはその悪巧みを偶然目撃した……という事もある」
プティング「それは…………内通者説と同じくらい醜い話だな
……それも……やるとすれば『長老委員会』か?」
ジュリー「……恐らくね……」
モシメベ(それって……
どっちの説にしても、あたい達にはどうしようも……)
ジュリー「そうだね…………
俺達は長老委員会のこともなにも知らない……繋がりもない
そもそもなんの確証もない話だし……今出来ることはないな……」
イキル「くっそ〜……絶対怪しいのに……もどかしいよなぁ」
イリリシカ「…………でも、いつかはケリを付けなきゃいけないよね」
ジュリー「……あぁ……
俺達の最終目的は魔法使いとの共存……
もしそれが実現しそうになった時……そういう利益優先の人間はきっと障害になる……
いずれは全てをつまびらかにして、そういった膿は排除しないといけないかもしれないね……」
ゴゴゴゴゴゴゴ…………
スコンビュー「……な、なんだか怖いべなぁ……ズルズリけん……」
ジュリー「…………い、いや…………もちろんそうならないに越したことはないよ……
俺達の推測が的外れなら良いんだけどね……」
イリリシカ「………………」
ゴオオオオオオオ……
イキル「…………そういや、セシルの奴どーしたんかな……
入れたのかぁ?」
プティング「この付近に姿はないな
なんとか説明して通ったか……
拒否されて諦めて帰ったか……」
ザッ……
リハン「あなた方……」
スコンビュー「あ! リハンすま!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「リハンさんチーーーッす!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「合流していましたか
早々につるむとは相変わらず馴れ合いがひどいですね」
イキル「まぁーwwwwwwwwwwww
あーしらソウルメイトなんでwwwwwwwwwwwwwww」
プティング「その使い方ちょっと違うぞ」
ジュリー「リハンさん…………昨日の今日で動いて大丈夫なんですか?」
イリリシカ「そ、そうです
リハンさん凄い怪我なのに……」
リハン「…………聖都がこんな状態で寝てはいられませんよ
応急処置はした…………戦うわけでもないのですから、何も問題はありませんよ」
スコンビュー「え……
リハンすま、そんな酷い怪我だべ?」
モシメベ(た、確かに全身包帯だらけだけど……)
ジュリー「マントで隠れているから分かりづらいけど、リハンさんは右腕を失っているんだ」
プティング「な、なんと……!!!!!」
イキル「マジかよ……!!!
リハンさんほどの人がそこまでの欠損なんて……
どんな激しい戦いだったんだよ……」
リハン「……今回くらいの規模の戦いで、これくらいのダメージは珍しいことではありませんよ
あなた方のトップ陣営が異常なだけです」
イリリシカ「それはそう」
リハン「……………………しかし、今回ばかりは……この命を失う覚悟をしていましたよ
………………あの男が来なければ」
ジュリー「……アーク……」
リハン「私はあなた達にあの存在の “復活” の判断を委ねた
そのあなた達が復活を選んだならば…………こちらがその決定にとやかく言うことでは出来ません
ただ……結果としてあなた達は退魔軍の壊滅を阻止した…………
………………それは、感謝しましょう」
イキル「!! う……うほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リハンさんから感謝とか……カタルシスやべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じーーーーん……
スコンビュー「最初のワタス達へのキツい態度の時のことを思い出すと…………なんだか涙が出てくるべなぁ〜〜〜〜〜〜〜……
うええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロボロ……
モシメベ(か、感動……
40%増量したファミチキを見たとき位感動したよ〜〜〜〜〜〜〜……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
うるうるうるうる……
リハン「………………その反応……ウザイですね……
……………………言うんじゃなかった」
ぞーーーーん……
プティング「ま、まぁまぁまぁまぁまぁまぁ……!」
267
:
名無しさん@避難中
:2025/08/17(日) 11:29:22 ID:qEVjePZw0
>>264
訂正
❌
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達はワンダー大橋門からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
⭕
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達は カレンダ大運河 からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
268
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 00:59:37 ID:JybumMUg0
リハン「……まったく、あなた達と話をして損をしましたよ……
余計な思い付きで行動するものではありませんね……」
くる……スタスタスタ……
ジュリー「……あ! リ、リハンさん待って下さい!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………なんですか」
ゴソゴソゴソ……
ジュリー「これを……」
ギュポン……
リハン「! それは…………」
ジュリー「お酒…………
ゲンキさんから預かってました」
カラ……
リハン「…………」
ジュリー「メメトスさんに……と預かりましたが、
メメトスさんか本人から……墓に供えて欲しいと」
リハン「…………」
ジュリー「それなら、俺達ではなくリハンさんから供えてあげたほうがいいと思います
メメトスさんと………………ゲンキさんに」
リハン「………………
…………ふん…………」
ス……
ガシ……
リハン「………………お墓が出来るなんて当分先ですよ………………
…………ただまぁ…………預かりましょう……」
ジュリー「……はい」
リハン「………………では……」
ス……
ジュリー「………………………………………………」
グ……
ジュリー「……………………
…………………………っリハンさん……!」
リハン「……?」
ジュリー「……………………
………………元ぬるもっこり隊……
現在は近衛隊に居たしめてくれ…さんが死にました…」
リハン「…………」
イリリシカ「ジュ、ジュリー……? なにを……」
リハン「えぇ、知っていますよ
それがどうしましたか」
ジュリー「…………」
ジュリー「しめてくれ…さんの死には不可解な点がいくつもある……
俺達はそれで……いくつかの推測を立てた…………
それをリハンさんに聞いてほしいんです」
リハン「……」
イキル「お、おいジュルジュリ!!!!! 何言ってんだ!!!!!!!!!」
モシメベ(そ、それはいくらなんでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガガッ! ヒソヒソ……
プティング「落ち着けジュルジュリ!!!!!!!!!
さっき我々でした話をリハン殿にする気か!!!!!!!!?
いくら推測とはいえ……あの話は明らかに退魔軍に対する不信感の表明だぞ!!!!!!
リハン殿は元帥付けの特派員……!!!!!
恐らく上部の『長老委員会』にも繋がりがある!!!!!!!!!!
リハン殿から長老委員会に……我々の不信感が伝わったら……どうなるか分からんぞ……!!!!
それに……」
ジュリー「…………」
ヒッソォォォォ……!
プティング「『魔法使い軍と繋がる内通者』の噂……!!!
その “噂” での内通者は……リハン殿とゲンキ殿だという説もある!!!!!!!!!!」
ゴォッ……!!!
ジュリー「………………プティングはその噂はどう思うんだい?」
プティング「! …………それは……」
ジュリー「……俺は……リハンさんは違うと思う……
リハンさんは………………信用出来る……………………
だから俺は……リハンさんに聞いてほしいんだ」
スコンビュー「…………ズルズリけん……」
イキル「……むー……」
プティング「………………はぁっ
……そりゃ私だって…… “その噂” に関しては眉唾だと思っているさ…………しかし……
…………………………いや………………分かった」
イリリシカ「……うん
キミがそこまで言うなら…」
ジュリー「……ありがとう」
リハン「…………………………」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
269
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 15:42:53 ID:uXjk/vQQ0
──────……
KAKUKAKU
SHIKAZIKA……
ジュリー「……これが俺達の推測です」
リハン「……………………」
イキル「………………!」
ゴ、ゴクリ……
リハン「…………その話は…………他には誰が?」
イリリシカ「この話をしたのはここに居る私達と、ぬるもっこりさんとミャラダイン君です」
プティング「ただ、ここまでの踏み込んだ推測をしているのはここの我々だけですが」
リハン「………………
……………………その話はこれ以上不用意にすべきではない…………」
ジュリー「はい
承知しています」
リハン「……………………
…………分かっているとは思いますが、
今…………あなた達に出来る事はありませんよ」
ジュリー「…………はい」
リハン「……聖都を……退魔領を見てください
ここ数百年で最も疲弊している……
………………あなた達は今やるべき事に全力であたって下さい
今……無駄なことを考える必要はない……
……他に私から言うことはありません……」
くる……スタスタスタスタスタ……
スコンビュー「い、言っちゃったべ……」
イキル「うぉい……本当に大丈夫なのか? ジュルジュリ……
変なことを言っちゃったから……あーしらも殺されちゃうんじゃないの……?
もしかしたらリハンさんの手で……」
ジュリー「………………リハンさんはそんな事しないさ……
ただ……」
モシメベ(ただ……?)
ジュリー(…………リハンさんは…………俺達の話を “否定” しなかった…………)
ググっ…………!
──────
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ……
リハン「…………」
ピタリ……
リハン「……」
ゴソ……チャポポン……
《酒瓶を取りだし見つめるリハン》
リハン「………………………………メメトスさん、ゲンキさん……
しばらく預かりますよ……
…………」
チャポポ……
〜〜〜
回想のミャラダイン「戦いが終わったら飲むずー!!
ゲンキの弔い酒もしとらんしのぉ
そいでワぁもたまにはワどやつとまんげたれぇ!!!!!!!」
〜〜〜
ふるふる……
リハン「…………バカな…………
……………………はぁ…………………………」
リハン(…………………
…………疲れた………………
……疲れたよ…………ゲンキさん……………………)
ゴオオオオオオオオオオオオ……
270
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 23:45:59 ID:mj7S0T4w0
────── ……
魔都『フーリアーヌ』
ゴオオオオオオオオオ……
ガラガラガラガラガラガラッ……!
《そこは……瓦礫が散乱する都市……!!!!》
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔都の中枢……魔城『魔〜ヌ』
カッ……
レティシア「……なんじゃ……これは」
コオオオオオオオオオオオオオ…………!!!!!!!!!!!!
《魔〜ヌの壁にも大きな風穴が空いていた……
そこから見える景色は、破壊し尽くされた魔都の姿……》
レティシア「魔都がッ……!!!
これを…………魔女の神……フォーリン様が!?」
パルラー「そうよ…………起き抜けにね……
まったくとんでもないわ……」
ルーミィの影「ここから帰る道中も……ところどころ破壊されているようでしたわ……」
パルラー「通り道をついでのように破壊していたのよ!
いくつか町や基地が破壊されたわ!」
ルーミィの影「人的被害はどれほどで……?」
ハイミー「わ、私もそこまでは把握してませんよぅ……」
レティシア「…………………………
……これでは妾達が退魔領に与えた被害とさして変わらぬではないか…………」
ヘテム「…………いくらなんでもやりすぎなんじゃないの……
こんなの許されないでしょ……」
カツ……コツ……カカッ!
フォーリン「あら、何か不満そうねぇ」
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
レティシア「フォーリン様……」
フォーリン「私は魔法使いの拠点に相応しい、あるべき姿に戻してあげたのに……感謝して欲しいくらいよ」
ルーミィの影「あ、あるべき姿……?」
フォーリン「そうよ、久々に復活してみたら……
あの聖都のみたいに建物がいっぱいあってゴチャゴチャしてたから掃除してやったのよ
あんなに建物要らないの
昔のカオス帝国を思い出してムカついちゃうわ」
レティシア「……しかし……そこに住む者達も居ました……
その被害は……」
フォーリン「はあ?
そんなパンピー共がどんだけ死んだかとか……私には興味ないっての!
今の時代の “十大魔女” ってやつは随分と堕ちたものねぇ」
レティシア「……」
フォーリン「……ふふ
なんだか不満そうじゃない? あんた」
ズズズズズズズズズズズ……
メクリスタ「ひ、ひえぇ〜〜〜」
ビクビクッ……
レティシア「……!」
ビリビリ……
ズズ……ザッ
ネンオン「貴様ら……神を前にして頭が高いぞ……」
レティシア「! ネンオン様……」
ペコ……
ビキ……
ネンオン「……愚図が
敬意を向ける相手を間違っているぞ……
神に対し、頭が高いと言っている」
オ"ンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!」
ニコ……
フォーリン「ふふ……別にいいわよ」
ズンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガクゥゥゥゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシア達は地面に伏せ頭を垂れた!!!!!!!!!》
ヘテム(ま、魔力で押さえつけられる……!!!)
フォーリン「私は力付くで平伏せる方が好きだから」
ニコ……
ネンオン「お見事にござりまする」
パチパチパチパチ……
レティシア「ッッ……ぐ……!!!!!!」
271
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 01:10:20 ID:JT5VzsNI0
ネンオン「いいか、無能の魔女ども
魔女の神フォーリン様が復活した今、この魔法使い軍の象徴は貴様らではない
これからはフォーリン様が魔法使い軍の象徴だ
貴様らは付け上がるな」
ググググ……
ルーミィの影「そ、そんな……」
ネンオン「これからは全てフォーリン様の指示に従え
…………フォーリン様、こやつらは貴方様の駒にございます
なんなりとお使いください」
フォーリン「あっそぉ
私には別に駒も要らないんだけどねぇ」
レティシア「………………私とて実力主義の十大魔女の頂点に居た者……
フォーリン様に従うことに異論はありませぬ……
ただ……お聞かせ下さい
フォーリン様、貴女はこれからこの戦争をどう導きおつもりでしょう?」
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
フォーリン「……ふ」
ニィ……
フォーリン「魔力による世界の征服」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
フォーリン「魔法使い領、退魔領に分かれてるという半端な世界情勢をまず全て魔力に染める
真人間連中が作り出した技術、建物も……全て破壊し尽くす!
そして……全ての真人間をブッ殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1人残らず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男も女も大人も子供も赤子すら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全て消す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが私の目標よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「…………」
メクリスタ「???????????」
ゴオオオオオオオオオオオオオオッッ……!!!!!!!
レティシア「ぜ、全員っ……
それは…………いくらなんでも……!」
フォーリン「はぁ!!!? 異論あるってのぉ!!!!!!!!?」
レティシア「ま、魔法使いによる支配に異論はありません……
し、しかし真人間達を1人残らず殺すというのは…………
この広い世界を統治するにも……労働力は必要でしょう……
真人間達という労働力……そして技術力は少しでも残しておいたほうが……」
ズシィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐっ……はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「口答えするの? 駒が?
しかも……真人間を絶滅させるなと………………
あんた……十大魔女の頂点ってわりには甘いわね……
本当……昔に比べてカスが増えたわね、十大魔女も
……虫酸が走る!!!!」
ズシィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メキメキメキメキ……
レティシア「ッッ……が……!!!! はぁっ……!!!!!」
ルーミィ「フォ、フォーリン様!!! どうかおやめ下さいませ!!!」
フォーリン「あんたらは何も分かってない!!!!!!!
真人間共を一人二人残せば、あいつらはゴキブリのように増える!!!!!!
そして “技術” を使ってまた私達魔法使いを脅かす!!!!!!!!!!!!
かつて存在したカオス帝国のようにね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんた達はあのカオス帝国の悪辣さを知らないからそう言えるのよ
私は知っている!!!!!!!
だからこそ消すべきだと言ってんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かる!!!!!!!? えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキミキミキミキミキ……
レティシア「ぐが……!!!!!!!」
パルラー(カオス帝国が怒りのトリガー……?!)
ゴクッ……
272
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 01:37:27 ID:Rpbfd42I0
レティシア「はぁ……! はぁ……!」
フォーリン「とにかく、そんな感じで動いてもらうから……
まぁ別に私1人でもいいんだけどさ
あんたらの顔も立ててあげるわ
ただ……動くとしたら1ヶ月後くらいね」
パルラー「それは……なんでですか?」
フォーリン「ちょっと眠るから
数千年ぶりに魂が目覚めたけど、まだぼんやりとしているわ
1ヶ月ほど眠ればしっかりするから
まぁちょっとした休眠よ
ふぁ〜〜〜あ……寝床は用意してあるの?」
ネンオン「もちろん
ご案内致しましょう」
レティシア「…………フォーリン様!」
フォーリン「何?」
レティシア「…………あなた様がそう言うのなら従いましょう…………
真人間達の絶滅…………我ら十大魔女も共に……」
フォーリン「ふん、当たり前よ」
レティシア「フォーリン様…………ならばあなた様が休眠から目覚めるまでに我らがあなたの野望を進めておきます
我らがただの駒ではないと証明しましょう……」
フォーリン「はぁ? ふふっ、何それ……張り切っちゃって……
いらないいらない、私が起きるまで何もしなくていいわよ」
レティシア「な、何故……!」
フォーリン「あんたらだけじゃ、何も期待出来ないから……
アークも復活していない退魔軍ごときに……あそこまで疲弊するあんたらに何が出来るっていうの?
笑わせてくれる」
レティシア「……!」
フォーリン「そもそもあんたらは駒ですらないわぁ……
私がいない時代に名を上げただけの…………お飾り人形よ…………」
スタスタスタ……
レティシア「…………!!!!!
……フォーリン様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妾は…………我々は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々十大魔女はッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ……!
ネンオン「控えろ、レティシア」
オ"オ"ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキィッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……がふッッ!!!!!!!!!! ……!!!」
ギュウウウウウッ……!
《レティシアは突如胸を押さえて苦しみだした……!》
ネンオン「神に意見するな、愚か者……
貴様の下らぬ自我など必要としておらん……
勘違いするなよ……
貴様ら十大魔女は……フォーリン様が言うように……ただの飾りだ……
魔女の神が生まれるまでの “繋ぎ” なのだ………………
貴様らのようなデクなど……もう解体しても構わんほどだ………………
分かったか……もはや貴様らに、魔法使い軍への影響力は何一つないと思え……
ただただフォーリン様のために……その身を捧げれば良い……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「……!!!!! ……がふっ……!」
ビチャッ……!!!!!
フォーリン「……ふっ、相変わらず陰湿ねぇ……命魔法ってやつは……
今ので10年は寿命が縮んだわね」
ネンオン「失礼しました
さぁ……お部屋へ案内いたしますよ」
スタスタスタスタ……
ヘテム「…………くそっ!」
メクリスタ「……こわホホ〜〜〜……」
ルーミィの影「……お姉様……」
レティシア「はぁはぁ………………
………………………………………………………………」
ギリッ……!
273
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 02:08:26 ID:Ng749Cso0
────── それから……
ルーミィの影「……はいっ! これでよし♡
ま〜、メクリスタ様!!!!
ボサボサでボロボロでしたけれど、これで可愛らしくなりましたわ!」
しゃらら〜〜〜ん
メクリスタ「キャホホ〜! 綺麗なカッコ久しぶりホ!!!!
やったやったー! チュミーここに戻って来れたんだぁ!
ママとパパに会いたいホーーー!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/321/1755621692126.png
ルーミィの影「うふふ♡ 良かったですわね」
メクリスタ「チュミー、また十大魔女になれるホ?!」
ルーミィの影「…………まぁ……あれから十大魔女の数も減っていますし……
大丈夫じゃないでしょうか……? ねぇ、お姉様……」
レティシア「…………………………あぁ」
ヘテム「……はんっ……
あんな風に言われた十大魔女に……今さら価値があるとは思えないけどね……
…………あぁあ……これじゃあ、十大魔女の頂点を目指すっていうあたしの目標も陳腐になっちゃったなぁ」
パルラー「………………こっちは色んな思いを背負って頑張って十大魔女になったってのに……
……ねぇレティシア、私達このまま終わっていいの!!?
いくらなんでも、好き勝手すぎるよ! あの魔女の神……!
神官長も神官長よ……!!」
レティシア「やめろパルラー!!!!!!
不用意なことを口にするな!」
パルラー「…………!」
レティシア「…………さっき言ったであろう……
妾は実力主義じゃ……………………
絶体的な力を持つフォーリン様に従うことに異論はない……」
ヘテム「……受け入れるの、この扱いを……」
レティシア「………………いや…………
せめて変えたい……フォーリン様の認識を。
我らが並ぶに値する存在だと、思ってもらいたい
…………我らは決して繋ぎでも……お飾りでもない……
共に魔道を歩む者であると……知ってもらいたいのじゃ」
ルーミィの影「しかし……どうやって……」
レティシア「……今は全力で示すしかあるまい……
行動で…………成果で………………
………………認めてもらわなければならぬのじゃ………………」
レティシア(……そうでなければ、妾のこれまでの三十数年は……───)
ガバァーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!
スイグン「うぼぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく寝たーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「うるっさぁ!!!!!
スイグン、やっと起きたの!!!!!!!?」
スイグン「おう!!!!!? ここは!!!!!!?
パルラーどん!!!!!!!!?
戦いはどうなったドス!!!!!!!?」
ルーミィの影「戦いは終わりました ここは魔都ですわ
スイグンさんは気を失っていたのですよ」
スイグン「アッそっかぁッ!!!!!!!
オイドン、リーベスに負けたんドス!!!!!!!!
くやしーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもあの時の全力は出しきったドス!!!!!!!!
次こそは負けないドス……リーベスにもォ……ミャラダインにもォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張るぼい─────────」
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオオオ……
《立ち上がったスイグンの視界に破壊し尽くされた魔都が映った》
スイグン「ぬゎァァァんじゅアアアアアアアアアアアアこりゅるるるるるるァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボェアァーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィの影「あまりの声量にパルラーさまが割れましたわ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーッ!!!!!!!!!!
274
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 20:12:03 ID:ZdqepKxw0
>>153
から上方修正
次元の魔女ヘテム
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/322/1755688015716.png
275
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 23:11:52 ID:3W4sMlrE0
───
ズブブブブブブブ…………
ルーミィ「…………これでよし…………」
メクリスタ「なにー? なにしてるホー?」
くるっ
ルーミィ「あぁこれは……」
ギョルルンッ……ズズズズズズズ……
《振り返ると顔が真っ黒に塗りつぶされたようなルーミィ!!!!!!!!!》
びくーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「あびゃーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
FFの黒魔導師ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「あらあら、びっくりさせましたわね
これは顔に影を貼り付けているのですわよ〜」
メクリスタ「え、え〜? なんでぇ?」
ルーミィ「至近距離で爆発を受けてしまってお顔がとても人に見せれませんの
こうすればとりあえず隠せますので」
メクリスタ「こ、怖いよホ〜」
ザ……
レティシア「ルーミィ……回復せぬのか
そんな細工で誤魔化さずとも治療を受ければ多少は良くなろうぞ……」
ルーミィ「いいのです、お姉様
治療するとなると沢山の時間をいただかねばならないでしょう……
そんなことをしてる暇などありません
それに…………これは不覚を取った自分自身への戒めです……
お姉様がその顔の左側と左肩の傷を治さないようなものです」
レティシア「…………そうか」
ルーミィ「でも……ちょっと顔の表情が怖いですかね?
もっと愛嬌のある顔に調整せねば」
ニゴォォッ……
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/323/1755688100815.png
メクリスタ「ひっ」
ヘテム「………………
……で……しばらく待機なんでしょ……
あたし、家に戻ろ……」
スタスタスタスタ……
ギリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「なんだホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パルラー「これ……警報!!?」
ルーミィ「ええ! 魔城に侵入者が入った事を知らせるものですわ!」
レティシア「まさか……退魔軍の工作員か!!?」
パルラー「! そういえばあなた達が聖都に向かってる最中に退魔軍の急襲部隊が魔都に現れたのよ!!!!!
そいつらの生き残りかもしれない!!!!!!!!!」
スイグン「ぬぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上オイドンの暮らす町を荒らさせないドス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔都はオイドンが守るぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タタタタタ……
魔法使い「は、はぁはぁはぁ……!!!!
十大魔女様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「何事じゃ……侵入者なのか?」
魔法使い「は、はいぃ!!!!!
お、恐ろしい怪物が水路の中から……!!!!!!!
も、もうすぐここに来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「か、怪物〜……?」
────……
ズッ……ズッ……ズッ……
ズシャッ……! ズシャッ……!
??「ガルルルルル……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
276
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 23:52:08 ID:ys0hAFOY0
ガチャアッ……ガシャアッ……!!
ズッズ……ズッズ…………
ヘテム「……なんの音?」
魔法使い「ひ、ひいいいいい!!! き、来たぁぁ〜!!!!!!!!!!
怪物だぁーーーー!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ダダダーーーーッ!!!!
パルラー「なに逃げてんのよ!!!!!!!!」
ルーミィ「……どうしましょ……お姉様……」
レティシア「ふむ……
侵入者…………しかし怪物と言われているのが気になる
それほど人とかけ離れた姿をしているということか?
魔獣の類いか?」
パルラー「魔獣の気配なら私がすぐ分かるわよ!」
メクリスタ「へ、変な音が近づいてきてるホーーーー!!!!」
ズルズルズルズル……
ガショ……ガショ……ガショ………………
スイグン「みんな!!!! オイドンの後ろに隠れるドスよおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物だろーが退魔軍だろーが、現れた瞬間にノックアウトドス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキキーーーッ!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズリュッ……ズリュリッ……
ズンッ……ズンッ……
メクリスタ「ご、ごくり……」
ズッ……
ガッッ!!!!!!!!
グウウウウウオオオオオオッ……
怪物「……ディギギギギギギィッ……」
《魔女達の前に姿を現したのは……!
全身が営利なトゲに覆われた怪物だった!!!!!!!》
ヘテム「!!!!!!!!!!?」
パルラー「なにこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
メクリスタ「か、怪物ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブクブクブクーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ンオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなを守〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュババァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「ディガァッ!!!!!!?」
スイグン「スーパーインフレミサイルパンチィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブァッギィィィーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「ギャブバ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「クリーンヒットよ!!!!!!」
スイグン「…………フーーーーッ………………ん!?」
ガラガラガラガラガラ……
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「何すんだコラーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むががーーーっ!!!!!!!
ルーミィ「え!!? 無傷!!!!?
今の攻撃を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、というかしゃべった!!!!!!?」
怪物「 “仲間” の姿を忘れティかーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このやろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
277
:
名無しさん@避難中
:2025/08/22(金) 01:33:05 ID:UX5JCQEE0
パルラー「え…………な、仲間?」
ヘテム「はあ?!
あたし達、おたくみたいなレプティリアンと知り合いじゃないんだけど!!!!!!!」
怪物「誰がレプティリアンっディガーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……!? 待って……その声!!!!!!!!!?」
レティシア「……そしてその魔力……
まさかそちは……リスリスか?」
パルラー「はーーーーーーーー!!!!!?」
ガショーーーーンッ!!!!!!!
リスリス「そうだっディガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「えーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「リスリスどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んだんじゃあ!!!!!!!!!?」
ハイミー「というかその姿は一体……」
リスリス「質問多いっティイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことよりなんか食わせてくれっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹へって仕方ねーっディガーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「た、食べ物食べ物……!
あ……わたくしの闇のなかに……!!」
ズズズズズ……
ルーミィ「闇鍋が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
リスリス「うおーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闇の中から闇のような料理を出すなっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通のものにしてくれっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「落ち着け
いま用意させよう」
───
カシャカシャカシャ……
リスリス「ぷはー! くったくった……」
ルーミィ「リスリス様……」
ガシッ!
ルーミィ「良かった……!
わたくし、あの時あなたを放してしまい、ずっと気に病んでいましたの
まさか生きていらっしゃったなんて……!
あの時はごめんなさい……」
リスリス「いや〜、あの時は焦ったっティ〜
まぁ生きているから良しとするっディが〜
…………ていうか、ルーミィさん顔どうしたっティ?
局所的に日焼けしたっティカ?」
ルーミィ「うふふ
まぁそんな感じですわ」
メクリスタ「おねえちゃん、あの怪物誰ホ?」
ヘテム「斬の魔女だってさ」
メクリスタ「斬…………あーー!
あのバカっぽい面白い人!」
リスリス「はーーーー!!!!!?
何失礼なこと言ってるっティガ!!!!!!!!!!?
お前は誰だっティ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「ちゅみーはメクリスタだホホホ
覚えてない?」
リスリス「メクリスタ? ………………
……えっ、土の!!!!? でも確か聖都に……
…………ひえーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お化けだアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グバアァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「お化けじゃないホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そっちの方が化け物っぽいホホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/324/1755788794883.png
278
:
名無しさん@避難中
:2025/08/23(土) 14:27:02 ID:9chbpz3w0
レティシア「……して、リスリスよ
そちが帰還したことは喜ばしいが、よく生きておったのう
あの鉄砲水から」
ルーミィ「もしかしたらそのお姿も、生き残った理由に関係ありまして?」
リスリス「その通りだっディ〜
あれは聞くも涙語るも涙…………」
あの時、傷付いたワディギはルーミィさんに背負われていたっディ……
ワディギの命はルーミィさんに預けていたっティ……
しかしルーミィさんはワディギを放してしまったっティ……
重症のワディギを……動けないワディギをあの鉄砲水の中に落とした……
ルーミィさんが…………
全然元気だったのに……ルーミィさんはワディギを放した…………
ルーミィさんがね………………
ルーミィ「もの凄くわたくしの事を強調なさいますわ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「めっちゃ根にもってんじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……流されたワディギは一緒に流れてくる岩や瓦礫から身を守るため骨魔法で骨を装甲化して身を守ったっティ……
でも自前の骨だけでは限界があるので周囲のカルシウムを吸収して骨の量を増やしたっティ……
そうこうしている間に、いつしかワディギは海へと流れついたっディ
海に着くと障害物が渦潮のように勢いを増してワディギの体に襲いかかった……
だからワディギは骨魔法を更に出力を上げて骨を増やしたっディ
するといつしか骨魔法の制御が効かなくなり……次々と骨の鎧が形成されていったっディ……
そして気付いた時には
ガッション……
リスリス「……こんなことになっていたっディ……」
ボボーーーン……
パルラー「そんなことある?」
レティシア「なるほどな
海水に含まれるカルシウムの量は淡水とは比べ物にならない
そのため、海に出た時点で骨魔法が暴走したのじゃろうな」
パルラー「そんなことあるんだ……」
ずーん……
リスリス「ワ、ワディギこれから元の姿に戻れディガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?」
レティシア「どうじゃろうな……
魔法を使っていない状態でその姿が定着しているのなら
元に戻すのは難しそうじゃが……」
リスリス「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?
ずっとこの姿ぁ!!!!!!!!!!!?
ワディギどうやって生きていけばいいんディアァーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スイグン「元に戻らなくても良いんじゃないドス?」
リスリス「な、なんでだっディ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スイグン「リスリスどん、多分すごく強くなってるドス!
オイドンが思い切り殴ったのに傷一つつかなかった……むしろオイドンの拳の方が痛いくらいドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズキッ……!
レティシア「確かに、戦闘力は格段にあがっていそうじゃのう」
リスリス「そ、そうっティか?」
ルーミィ「そうですわね
もしかしたら大魔女序列も上がるかもしれませんね……!」
リスリス「だ、大魔女序列が上がる……!
ま、万年下位のワディギが……!!!!!!
う、うひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワディギこの姿で頑張るぼい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム(…………もう今の状況で序列にどんだけ価値があるか分かんないけどね……)
す〜〜〜ん……
279
:
名無しさん@避難中
:2025/08/23(土) 23:37:19 ID:2SSDpUDM0
ルーミィ「では、海からここまで泳いで帰られたのですか?」
リスリス「そうだっディよ〜
ワディギの変形(トランスフォーム)……『お斬かな天国』で遡上したっディよ〜」
ヘテム「新たなUMA伝説とか生まれてそう」
リスリス「というか、なんで魔都がこんなにボロボロだっディ?」
ルーミィ「それは……」
バタバタバタ……
魔法使い兵「ま、魔女さま〜〜〜!!!!!」
レティシア「なんだ……
また慌ただしいな
今度はなんだ?」
魔法使い兵「し、下の大ホールに……!!!
十大魔女に会わせろと…………男が…………」
レティシア「男? 魔法使いか?
誰じゃ」
魔法使い兵「ま、魔法使いなのは確かですが……
意味不明な事を言っていて……
とにかく十大魔女を呼べと……」
パルラー「なによ、怪しいわね」
レティシア「……だが、魔法使いなのであろう……
しかし……十大魔女たる妾達を呼び寄せるとは…………なんたる者じゃ
どれ、ひとつ顔を拝んでやろうかの」
メクリスタ「気になる〜〜〜! ちゅみーも行く行くーー!」
スイグン「皆で行くドス!!!」
ルーミィ「そうですわね
魔女に会いたいとおっしゃってますし……
皆で会いに行ってその方を怖がらせましょう!」
わー!
ヘテム「あたしもう帰りたいのに…………」
─── 魔城大ホール
男「ぶつぶつぶつ……」
《ホールに設置されたソファーに座る一人の半裸の大男……》
ザンッッ……
レティシア「そちか?
妾達にここまで来いと呼び出した不遜な客人は?」
男「…………来たか」
レティシア「……なんじゃ?
妾達に会うにしては、相応しくない態度と格好じゃのう?
名を名乗れ」
男「…………ふん……」
チラ……
《一般魔法使い兵を一瞥する大男……》
レティシア「この者達が気になるか?
………………そち達、少し下がっておれ」
魔法使い兵「は……ははっ!」
そそくさ……
レティシア「これで良いか?
そちは何者ぞ」
男「………………分かんねぇのか……コラ…」
レティシア「……なに?
……………………!?
まさか……そちは……」
280
:
名無しさん@避難中
:2025/08/25(月) 22:07:32 ID:y0pQ0MEs0
レティシア「そち……ハキョーセイか?」
がび〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「ぽぁ!!!!!!!?
ハキョーセイって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのクソアゴ老害親父だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっ……フフっレティシアウケ狙いすぎでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう見ても違うじゃない、まず年齢が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ププーーッ!
大男「そうだぁ、ワイはハキョーセイだ」
パルラー「ありやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リスリス「こいつ足生えてからリアクションキャラになっディか?」
ルーミィ「なんという事でしょう……
ハキョーセイ様が…………
まぁ♡ なんと渋みのある男性に♡」
レティシア「………………赤口門の戦いのあと、ハキョーセイが少年になったと言っていた者が居たが、見間違いだろうと一笑に付しておったが…………
まさか真実とはな…………」
スイグン「でも少年って年齢じゃなさそうドス!!」
ハキョーセイ「……クソみてぇな無魔との戦いで大ダメージを負ってな……
ダメになった部分を培養しストックしていた臓器と入れ換えた副作用で若返ったんだよ……
そうしたら新鮮な臓器の方に年齢が “引っ張られてしまった” …………
最初はガキンチョの姿だったが……なんとか体を無理矢理成長させてここまでに戻したんだよ
大体30半ばってところだ…………
これ以上戻せねぇが……力は全盛期……逆に都合がいい」
ルーミィ「わたくしもその姿が良いと思いますわ♡」
パルラー「すごいわ、人体」
レティシア「……フッ……なるほどな
兵達が混乱するのも無理ないわ
明らかに見た目の違う人間がハキョーセイを名乗っていてはな……」
ハキョーセイ「フンッ……
魔力でわかんだろぉが……無能共が……」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/325/1755788519515.png
メクリスタ「なんか怖そうなおっちゃんだホ〜……?」
ヘテム「こいつキライなんだよね」
ハキョーセイ「………………戦いの顛末は聞いたぞ」
レティシア「……そうか」
ハキョーセイ「ダイノーズの奴は死んだらしいな
…………コウギョクの弟……あの『化龍』のシュギョクも死んだそうじゃねぇか
……………………そして聖都にて正体不明の退魔使いの乱入……
更に何より、魔女の神の復活…………
魔都の惨状もその魔女の神ってやつの仕業と聞くじゃねぇか……!
だが…………それが許されてる!!!!!!!!!!!!!
………………その女が復活すりゃ、ワイらは用済みか……!!!!!?」
ビキビキビキッッッ……!!!
パルラー(うわ、こいつキレる……)
ルーミィ(まずいですわ
殿方至上主義のハキョーセイ様なら……フォーリン様主導の魔法使い軍に許せず反乱を起こしてしまうかもしれませんわ……
今この状況でそんなことは…………)
ハキョーセイ「ワイもキサンら……このままでいいのか!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!! ………………!」
281
:
名無しさん@避難中
:2025/08/25(月) 23:21:17 ID:RzcqR7hI0
ダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハキョーセイ「魔女の神の出現でワイらはここで終わりか!!!!!!!?
……あぁ分かってるよクソ!!!!!!
魔女の神の力……ワイも感じた!!!!!!!!!!
とんでもねぇ……もはや男とか女とか関係ねぇ……!!!!!
ありゃ確かに、従うしかねぇ……!!!!!!
逆らう気にもならねぇ……!!!!!!!!!
しかし……だからといってここでワイらの意志を閉ざすのは誇りの否定だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の時代を……魔女の神が復活するまでのこの時代を支えてきたのは……
ワイら…………そしてキサンらだろうがァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリッッ……!!!!
スイグン「……むぅぅぅ……!」
ゾクッ……!
ルーミィ(なんと……
あのハキョーセイ様が……こんなことを……!)
ハキョーセイ「このままで終わっていいはずがねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それとも、キサンら……受け入れてんのかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このまま終わっていいと、諦めているのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ハキョーセイ……」
スッ……
ガシッ!
《ハキョーセイを抱擁するレティシア》
レティシア「……妾も同じ気持ちじゃ
全く同じことを思っておった
…………これまで相容れなかったそちと同じ考えを持てたこと……嬉しく思うぞ」
ハキョーセイ「…………ちっ……
それなら良い…………離れやがれ
女のそういう女々しいところが嫌いなんじゃあ」
レティシア「あぁ、すまぬな
嬉しくてつい……な」
ハキョーセイ「……ワイはまず大魔属を立て直す
弟が死んでも……放浪してるコウギョクはアテになねぇ
めぼしいヤツが何人か居る……生きているなら声かけてくる」
レティシア「あぁ…………
魔女の神……フォーリン様が目覚めるまで一月ある……
妾も欠けた十大魔女の補填を優先するとしよう……
…………ありがとう、ハキョーセイ」
ハキョーセイ「………………ふん……」
ズンズンズン……
リスリス「……変わったっディなぁ……あのオッサン……
見た目もだけど……」
ヘテム「見た目の変わりようはおたくにゃ負けるよ」
リスリス「うるせーっディ! おまディもなんかよく喋るようになったっディガ!!!!? 」
レティシア「…………」
レティシア(皮肉なものじゃ……
この危急存亡の秋(トキ)になって……
妾達はこれまでで一番一丸となった…………
この変化が好転に寄与すれば良いのじゃがな…………)
ルーミィ「十大魔女の立て直し……それが急務となりますわね、お姉様
わたくしもお手伝いしますわ」
スイグン「今の十大魔女って誰が残ってるドス?
ワハリーンどんは……」
パルラー「ワハリーンは引退よ
魔魂がなくなっちゃったんだもん、戦えやしないわ」
ルーミィ「えーと……お姉様と……わたくしと……
ヘテム様……スイグン様……パルラー様……リスリス様…………」
メクリスタ「ちゅみーも魔女でしょーー?!」
ルーミィ「……と、メクリスタ様…………」
スイグン「あとハイミーどん!!!!!!」
ハイミー「い、いや……私は魔女にはならないんで………………」
ルーミィ「そうだ……シャイナ様は?」
レティシア「シャイナは両腕を失ったが前線に復帰する気で居た……
負けず嫌いのあやつのことじゃ……間違いなく戻ってくるだろう」
ルーミィ「となると8人……
あと2人ですか」
パルラー「貴族には戦力いないの?
カラー家とか」
ルーミィ「カラー家ですか……
筆頭のミリヤ様が亡くなられてからは目立った話は聞きませんが……」
※ミリヤ……イリリシカが倒した色魔法使い(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/977-989
)
パルラー「あとはヘテムと同じ『異貴族(イレギュラーノーブル)』の隠された戦力ね」
レティシア「……あとの事は体を休めてから考えよう
…………時間はまだある……
フォーリン様が目覚めるまでの……この1ヶ月…………」
ゴオオオオオオオオオオ……
282
:
名無しさん@避難中
:2025/08/26(火) 11:37:59 ID:gWGa9IXs0
────── 聖都……
聖都決戦から一週間が経過していた……
周りが暗くなり始めた夕刻…………
廃墟と化した聖都西ブロックの一画にて───…
ザザザザザザザザザッッッ……
ジュリー「……ハァハァハァハァハァッッ……!!!!」
ダダダダダダダダダッッ!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ハァッハァッハァッハァッハァッハァッ!!!!!」
《廃墟のなかを走るジュリー……!!!!》
ジュリー「…………ッ! 気心伝心……!」
ビビッ……!!!!!!
ジュリー(みんな……聞こえるか! どこに居る!!!?
どうなった!!!!!!?)
モシメベの声(グリーブルー君……!)
ジュリー(モシメベ!!!!? 君は確かスコンビューと一緒に居ただろう!!!!?
スコンビューは居るかい!!!!!!!!?)
モシメベの声(い、居ないよ……さっきまで一緒に居たのに……
呼び掛けても反応がない……)
ジュリー(……まさか……
やられたのか……スコンビューが……)
モシメベの声(うぅ……)
ジュリー(だ、大丈夫だ!!!!!
そうだ……プティングは!!!!!!!? プティングは側にいないかい!!!!!!!!!!?
合流した方がいい…………俺もそっちに行く!!!!!!!!
モシメベはまずプティングと合流を……)
モシメベの声(ダメ…………
多分プティングさんもやられた…………
さっき叫び声が聞こえたの…………)
ジュリー(そんな……)
モシメベの声(グ、グリーブルー君……
あ、あたい……死にたくな……! ッあっ……!!!!!!!)
ジュリー(モシメベ!!!!?)
モシメベの声(きゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッッあァッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー(モシメベ!!!!!!!!!!!!!!
モシメベーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
モシメベの声(き、斬られ………………
グ、グリ…ブル……君………………
そっちに行った………………リハン……さん……)
ブツッッ……!!!
ジュリー(モシメベ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「く、くそ……!!!!!!!
そんな……みんな……!!!!!!!!!!?
…………!!」
ガラ……ガララ……
ジュリー(……誰か来る!!!!!?)
ダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは遮蔽物間を移動しながらその場を離れる》
ジュリー(………………リハンさんか……?)
ガココ……ガラガラ……
ジュリー(……気心伝心……!
……誰か居るか!!!!!!!?
モシメベ!!!!! スコンビュー!!!!!!!!
プティング!!!!!!!!!!!
…………イリリシカ!!!! イキルさん!!!!!!!!!!!
…………みんな…………みんな死んだのかッッ……!?)
ガラ……ガラ……
しぃん……
ドドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(……ッッ……こっちに来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この場に居たらまずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダ……
ドドドドドドドドドドドドドドォォォォッ……
ジュリー(……ダメだ! ピタリと付いてくる……!
補足されている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦うしか……ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「…………発見…………即
始末……」
ジャキンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……!!!」
〜〜〜 回想……
イキル「……本当に大丈夫なのか? ジュルジュリ……
変なことを言っちゃったから……あーしらも殺されちゃうんじゃないの……?
もしかしたらリハンさんの手で……」
〜〜〜〜〜〜
ゴオオオオオオオオオッッ……!
283
:
名無しさん@避難中
:2025/08/26(火) 21:32:46 ID:GtCtp7RA0
ジュリー(……やるしかないのか!!!!)
ザンッッ……!
リハン「…………先ほど……仲間と気心伝心でやり取りをしていましたね……あなたの剛気で……
…………おかげで居場所がバレバレでしたよ
………………あなた自身…………そして気心伝心のやり取りをしていた相手の居場所ね」
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「剛気は戦闘特化の気…………基本隠密には向いていない
使い分けるべきでしたね」
ジュリー(お、俺のせいで……モシメベが……!)
リハン「あとはあなた1人だ」
ジャギギィッッ!
ブォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガァァァァーーーーーンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンが左腕で振るう剣戟をなんとか受け止めるジュリー!》
ジュリー(お、重い!! 利き手じゃないのに……!!)
ギギギギギ……
リハン「………………」
ヒュヒュッ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは連戟を叩き込む!!》
ジュリー「ぐううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「攻撃しないつもりか?」
バッ……
ドギャァアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ごふっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《リハンの蹴りが入る!》
ズザァァァァーーーーッ……!
ジュリー「がっは……!!!!! く……!!
……!!!!! うっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュアアアッッ!!!!!!
ビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(て、点帝砲だ!!!!!!!!!!!!!!!
ぼ、防御ッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「───ッッ!!!!!!!!!!」
《気功冠で体を固め点帝砲を受けるジュリー!!》
ジュリー(ッッ……やらなきゃ……!!!)
シュザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「天弓シャランガ」
ギオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは一気に間合いを詰め、ジュリーの目の前で大技を構える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー(殺られるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
リハン「破ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボブォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカァァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン(……天弓シャランガが割られた……!)
シュウウウウウウウッッ……
ジュリー「……闘るしかない……!!!!」
《ジュリーは “二刀” 構えていた!!!!!!!!》
284
:
てすと
:2025/08/26(火) 23:16:52 ID:9ZLUDOww0
てすとゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
リハン「……片方はイエロスティの騎士にもらった騎士剣……
そしてもう片方は…………剛気で作り出した剣……か……」
ジュリー「うぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギギギギギギギギィィィィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「ムゥゥゥッ!!!!!!!」
リハン(覚悟を決めたか……
なかなかの剣速……圧力もある……
だが……)
リハン「まだ左腕一本で捌ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキキキキキキキキキィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン(剛気の剣…………想像より大したことはない!
このまま斬り伏せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヒュゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンの剣とジュリーの剛気の剣が交わる!!!!!!!!!》
ズズッ……
リハン「……!」
ジュリー「弾けろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズグッ……!
ドパァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザァッ!!!
リハン(……剣が爆発した……
…………気で生み出した剣だからこそ可能か…………)
ジュリー「おおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーが剛気の剣を振るうとエネルギーが砲弾のように撃ち出される!》
ドゴオーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううううう……
リハン「……! 土煙……! 視界が……」
ジュリー「伸びろォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《土煙の中から剛気の剣が伸び、リハンの体へと届く!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リハン「!!!! ぬぅっ!!!!!!!」
バッ!!!!!!!
ザシュンッッ!!!!!!!
リハン「………………ちっ……」
スタタッ……
リハン「…………油断しましたね
気で作った剣だ……形は不定…………
更に剣の状態から点砲のように攻撃を飛ばすことも出来る……か」
パサァッ……
《斬撃を受けたリハンのマントが切れる……
すると隠れていたリハンの右腕部分があらわとなる……!》
ジャラララッッ……!!!!!!
リハン「……こちらも二刀……
覚悟はいいか」
ヴヴゥンッッ……!!!!
《リハンは右腕部分に埋め込んだカラクリ剣を解放した!!!》
ゴォッッ……!!!!
285
:
名無しさん@避難中
:2025/08/27(水) 23:30:15 ID:QVq1N.D20
ゴクッッ……!
ジュリー(あ、あれが!!!!!
龍魔法使いとの戦いで腕を失ったリハンさゆが見出だした……新しいスタイル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
リハン「……」
ジャラ……
シュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュイイイィィンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「くッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ササッッ!!!!!
ジュリー(剣をいくつもの節に分割!!! リーチが倍増した!!!!!!!!)
リハン「しゅううううっっ……『流星龍』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(まるで鞭のようにッ……しなる軌道が読みづらい!!!!)
リハン「『貫鉄龍』ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐはっ!!!!!!!!」
ジュリー(鞭のように操る右腕の連戟の合間にもう片方の剣での突きを織り混ぜる!!!!!!
上手い……! 明らかに俺の二刀流よりも洗練されてる!!!!!!!)
リハン「点帝剣」
ボウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシュイイイイイイイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「くぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(いや……点帝剣を合わせれば……三刀流……!)
よろ……!
リハン「天弓シャランガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥオォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……息つく暇も与えてくれないか……!」
シャキッ!
ジュリー「回避はしない……! 受ける!!!!!!!」
ガションッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは剛気剣と騎士剣を重ね、十字を形作る!!!!》
ジュリー「『点帝聖十字剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっどおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
286
:
名無しさん@避難中
:2025/08/27(水) 23:53:27 ID:QVq1N.D20
コバァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーの十字の衝撃がシャランガを切り裂いた!》
リハン「……!」
ぐっ……
ジュリー(シャランガを斬ったことで体勢が崩れた!
チャンスは今!!!)
ボボボッ!!!!!!!
《ジュリーは足の剛気を爆発的に炸裂させ……飛び出す!》
ジュリー「『サヴィトリ・アロウ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《剛気を利用した超加速スタートダッシュ!!!!!》
ギュオオオオオオオオオッ!
ジュリー「このまま一気に……叩き伏せる!!!!!!」
リハン「……」
チャキッ……
ズズズズズズズズズズッ……
リハン「……『白龍』!!!!!!!」
《体勢を崩しながらも、剣だけをジュリーに向け……技を発動!!!!!!!
あらん限りの気を剣に一点集中!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー(な、なんて高密度の気!!!!!!!!!
このまま突っ込むのは危険だ!!!!!!!!!!)
ザザァァァァーーーーッ!!!!!!!!!
《ジュリーは急ブレーキ!》
リハン「……止まるとは愚か……」
ビュッ!!!!!!!!!!!!!
ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥーーーーーンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは伸縮する右腕の剣をジュリーへと飛ばす!》
ジュリー「むっ!!!!!!」
ガキィッ!!!!
《ジュリーはリハンの伸びてきた剣を弾いた!
弾かれたリハンの剣の切っ先はジュリーの横の地面に突き刺さった!》
リハン「……計算通り……」
シュルルルルッ……
ググゥゥゥゥーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは伸びきっていたカラクリ剣を一気に “収縮” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリーの横の地面に突き刺さっていた切っ先に向けて体ごと急加速!!!!!!!!!》
ジュリー(け、剣が巻き戻る運動を利用して一気に間合いを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グォォンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「『白龍・点突き』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(ま、まずい! 急ブレーキをかけたことで今度はこっちの体勢が……!
……!!!!!!)
ジュリー「『退魔壁』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズアァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぴょーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは地面から競り上がった退魔壁を利用し無理やり空中へジャンプした!》
リハン「!」
ビュオオオオオオオッッ!!!!!
ジュリー「オアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッッッ!!!!!!!!
《ジュリーは空中から剛気剣を構え……放つ!!!!》
ジュリー「剛気!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
点帝剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「『天剣ナンダカ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
287
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 00:52:26 ID:NZ/bwBYo0
ギャオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズワッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドッッ……
ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううう……
リハン「…………!
……」
フラ……ガガッ!
《倒れそうになる体を剣で支えるリハン……》
ジュリー「………………
…………………………………………」
フラァァァ……
ドッサァァァァァァァァァァァァッ……!
《そして……ジュリーは力無く地面に倒れ伏した!!!!!!!!》
フラ……フラ……
リハン「………………ハァハァ……」
スチャッ……
スゥゥゥゥーーッ……ビッッ!!!!!
《リハンは剣をジュリーの首に当てる……》
リハン「……私の勝ちだ……
そちらは全滅……あなたの命も……もらい受ける……」
ジュリー「………………っ!!
……くっ………………」
ジュリー「………………〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッくっそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けたぁ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
降参です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「…………」
スゥ……チャキンッッ!
ドタドタドタ……
イキル「ッかァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュルジュリもやられたか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「リハンさん強すぎだべぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「くそっ! 私はほとんど何もさせてもらえなかったぞ!!!!!!」
モシメベ(怖かったぁ)
イリリシカ「リハンさん少し本気すぎません!!!!!?」
リハン「………………本気じゃなければ、稽古になりませんよ」
ジュリー「そりゃそうだ……!
すごくいい経験になりました!!
リハンさんはやっぱり強い……!
片腕を無くしたことがマイナスに全くなってない……!」
イリリシカ「私達はほとんどまともに戦えずやられちゃったけど……
ジュリーは最後まで食らい付いてたね」
プティング「だな……
しかしジュリーの剛気があっても傷一つつけられないとはな……
マントが切れただけだ」
リハン「…………少し手を抜いていましたね」
ジュリー「!」
イキル「え! そうなん?!」
リハン「大技を使うことを躊躇っていた
剛気で天弓シャランガでも撃っていれば私に少しは傷を負わせられていたはず
……どうせいらぬ気遣いをしたのでしょうが」
ジュリー「す、すみません……
リハンさん……まだ復帰したばかりだし……
こっちも剛気の制御が出来てませんし……」
リハン「ふん……ナメられたものです……
仮にシャランガを撃っていても、結果は変わりませんでしたよ」
イキル「すげー自信だ……」
288
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 01:30:24 ID:NZ/bwBYo0
リハン「あなたの自己評価の通り、剛気の制御はまだまだですね
同じ剛気の使い手のメメトスさんとは雲泥の差でしょう
剛気の攻撃力も……精密さも」
イキル「あ、あんな年季の入った怪物と比べたらそりゃ見劣りするっしょ……」
リハン「ですが……あなたが剛気を使うことはもう退魔軍全体に知れ渡っている……
それがどういうことか分かりますね?」
ジュリー「…………かつてのメメトスさんのような活躍を……期待されている」
リハン「そういうことです
もはや誰もがあなたを知っている……
誰もが期待を寄せている……
それを忘れず精進するよう……」
ジュリー「は、はい!」
イリリシカ「すごいプレッシャーだね、ジュリー」
ジュリー「あ、あぁ
でもおかげで色んな課題や、剛気の色々な事が分かったよ!
特に剛気を使用した『気心伝心』が他者に悟られる場合があるなんて! 思いもしなかったよ……!」
リハン「能力のある退魔使いは勿論、勘の鋭い魔法使いにも悟られる場合もあります
隠密時の気の漏洩は命取りになる…………それを意識して扱うようにするべきでしょう」
ジュリー「はい!」
リハン「しかし…剛気であっても、完璧な制御が出来ていれば気心伝心の漏洩はありません
そこもメメトスさんは完璧だった
気を切り替えるよりも、剛気で気心伝心が問題なく出来るようになると良いでしょう」
ジュリー「が……頑張ります……」
スコンビュー「大変だべなぁ……」
ズンズン!!!
ミャラダイン「おう! 終わってかぁ!」
ループマー「その感じ、この組もぼろ負けしたたいだな!」
グュース「くっそ〜〜〜〜〜〜〜、ぬるもっこり隊一丸になっても勝てねぇのかよ!」
ぬるもっこり「流石リハン殿ですな」
ハーステンポー「いや〜、ホントっスねぇ!
リハン様、今日はぬるもっこり隊の主力メンバーを2つに分けて連戦で稽古してくれたっスもんねぇ!
午前はボク達! 午後は若者達!!!!!
どっちも負け!!!!!!!!
パネーーっス!!!!!!!!! 給料いくらっスか!!?」
ミャラダイン「ワどはまだ戦り足りん!!!!!!!!!!
リハン!!!!!!! ワどとタイマンでやぁずやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………バカなことを言わないで下さい
二部制にしたとはいえ…………こちらは二戦続きで体力が尽きましたよ」
ぬるもっこり「しかし……リハン殿
何故今日は我々の力を測るようなことを?」
リハン「………………
……実際に測っていたのですよ」
モシメベ(え……?!)
リハン「……今の退魔軍の状況が分かりますか
聖都決戦で多くの部隊が壊滅……それは2等級・3等級含みます
そしてそれ以前から…………退魔軍には不足していた……
『1等級戦力』です
……カレンダ大運河でメメトス隊を
赤口門でカズナ隊を失っている……
残ったリーベス隊も…………リーベス元帥が再び重傷を負ったことで万全とはいえなくなりました」
ループマー「そうだな……現在機能している1等級は……ゼロということになる」
リハン「1等級は退魔軍全体を支える屋台骨です
現在前線に立てる1等級戦力がいないということは軍全体士気の指揮に関わる
一刻も早く……新たな戦力……一線級の戦力を求めている」
イキル「……………………え
…………ちょちょ、ちょっ待っ……
この流れって…………」
ぬるもっこり「まさか…………
リハン殿が測っていたのは……」
リハン「あなた方に “それ” があるか……
1等級の “隊長” となる資格が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「そ、そ、そんな大事だったんだべかぁーーー!!!!!!!?」
イキル「かーーっ!!!!!!!
ついに来ちゃったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ついに頂点に立つときが来ちゃったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
かーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きちぃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラじゃないってーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしガラじゃないって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
か〜〜〜〜〜〜〜ッッ!
プティング「安心しろ! お前は絶対に選ばれない!」
ど〜〜〜ん!!!
289
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 01:59:21 ID:NZ/bwBYo0
リハン「………………
……………………ジュルジュリ・グリーブルー
あなたに1等級隊長になる気はあるか」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え!!!!!!!!!!!!!? 俺!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「えーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリーに1等級の隊長の打診が!!!!!!!!!!!!!!!?」
モシメベ(すごいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「な、なんで俺……!!
ぬ、ぬるもっこりじゃないんですか!!!!!!!!!!?」
ぬるもっこり「いや……
リハン殿はこの稽古で個人の力を見ていたのだ
ジュルジュリ……そなたはもうとっくに朕の強さなど超えている」
ミャラダイン「ふふん…………ワどはジュルジュリに負けとるとは思わんが……
かといってワどは隊長って器でもねーしのぉ
まぁ…………こいつが選ばれることに疑問はない」
ループマー「うむ! そうだな!」
グュース「まぁ……血統としても文句なしだよなぁ
あのズズゾゾ隊長(ジュリーの父親、戦死済み)の息子だしな……
ズズゾゾ隊長は亡くなられた時は3等級の隊長だったが……今も生きてたら絶対に1等級の隊長になっていたはずだ」
ジュリー「い、いやいや……みんなまで何言ってるんだい
さっきもいっただろう? 俺は剛気の制御も出来ていない……」
ミャラダイン「しゃんもん! 隊長になってから鍛えりゃえーわや!」
スコンビュー「ズルズリけんならすぐに上手に使えるようになっべぇ!」
ジュリー「いや俺は…………」
リハン「ふん……周りからここまで言われて謙遜するのは嫌味ですよ」
ジュリー「い、いや本当に俺なんて…………
………………ここまでの戦い……俺はいつだって誰かの力を……ぬるもっこり隊の皆の力を借りてきた……
俺の強さは……俺一人で培ったものじゃないんです
……俺1人が1等級になっても……絶対に上手く行きませんよ……!
……! そうだ、リハンさん!!!!!
リハンさんが1等級の隊長になればいいじゃないですか!
俺達よりも強いんだ……! あの戦いを経たリハンさんならきっと皆認めてくれる!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………私はならない
少なくとも今は」
ジュリー「そ、そんな……」
リハン「1人が嫌なら
ぬるもっこり隊全員が1等級になれば良いのです
ただ、隊は『ぬるもっこり隊』から『グリーブルー隊』に名前が変わるでしょうが」
イキル「えーーーー!!! あーしらも一緒に!!!!!?
1等級!!!!!!!!!!!!!!?
やったーーー!!!!!!!!!!!!!! すげーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「う、うひょ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1等級なら所属してるだけでお金を製造してるようなもんっスーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
付いてきて良かった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ファイアーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……」
イリリシカ「ジュリー!!! ここまで言ってくれてる……! なろうよ!!!!
私達も付いていくよ!!!!!」
ジュリー「で、でも…………」
??「おいお〜〜〜〜〜〜〜い
何勝手に盛り上がって勝手に決めようとしちゃってんのぉリハンちゃ〜〜〜〜〜〜〜ん」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「!! あなたは…………
ウォーラグーン殿………………」
ズズンンッッ!!!!!
ウォーラグーン「おぉっス
凡兵ども! 元気かぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!?」
ドドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【退魔軍 総帥付
特務兵武官 ウォーラグーン(セルライターXの先祖)】
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/326/1756298742936.png
290
:
名無しさん@避難中
:2025/09/01(月) 02:27:26 ID:DUzJyEGQ0
【ステータス①気力量・退魔気量】
この世界の生物が生まれ持つ、肉体内で生成されるなんかすごいエネルギー……。
呼び方は様々だが、一般的には『気』または『気力』と呼ばれている。
そのときの精神や思考によって一度に放出出来る気の量が大きく変わることもある。
そういった部分から『気力』という名前で呼ばれるようになったのかもしれない。
普段は肉体の内側で循環している。意識していなくとも体の毛穴から外へと漏れだしている。
見た目は色のついた湯気のように見える。
鍛えることで気の放出量や勢いを操作出来るようになる。
この気力は纏ったモノの強度を高める効果を持ち、更に空気と反応することでダイラタンシーのような現象を引き起こす。
これを利用し放出した気を体の周囲に留めることで防御力を高めたり攻撃力も劇的に向上させることが可能。
そういう働き以外にも様々な力を秘めており、鍛え方によってその使い方が広がっていく。
『気色の術』なども特殊な気の使い方の一つ。
魔法使いも『気』を持っており、当然鍛えていれば操作して扱うことも可能になる。
ただ魔法使いにとって『気』は『魔力』の下位互換というイメージがあるため、両立して使うものは少ない。
退魔気……
ただの『気』から発展した特殊な気である。
対魔法使いに特化しており、僅かに魔力に対する反発力を持ち、働きを阻害する効果もある。
長きにわたる真人間vs魔法使いとの戦争、という環境から偶発的に生まれたとされる。
ジュリー達が戦っていた3000年前の真人間達には標準装備されており、大魔女フーリャン達の暮らす現代ではこの気を持つ者は少ない。
ただし特殊な鍛え方をすれば後天的に『気』を『退魔気』に変質させることも出来るらしい。
退魔気は魔法使いにとって毒のようなもの。
魔法使いが退魔気を使うことはあるはずがないが
十大魔女の1人・クゥペンは退魔気に対抗するために、あえて退魔気を習得していた。
肉体に内包する気の絶対量は本人の資質や血統などに大きく左右される。
その量は基本的に個人ごとに決まっており増えることはないが、鍛練することで恒常的に効率よく運用出来る気の量を多くすることは出来る。
気の量が多ければ気を使った強化や防御、特殊な気運用の持続時間も長くなるので戦闘を行う真人間は積極的に鍛えていきたい部分だろう。
《『気力量』『退魔気量』数値ごとの評価》
0:気を持ってない
1:少なめな量
2:普通の量(★一般人平均数値)
3:まぁまぁ多い量
4:びっくりされるくらい多い量
5:地元で騒がれる量
6:素人が見てもヤベェ…と思うくらいの量
7:学会で話題になるくらいの量
8:全国ニュースで珍人間として特集される量
9:人間だと思われないくらい多い量
10:伝説になるくらい多い量
10以上:言葉にならないくらいの量
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/327/1756660730176.png
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/328/1756660650373.png
291
:
名無しさん@避難中
:2025/09/01(月) 02:28:56 ID:DUzJyEGQ0
訂正
グレーちゃん
退魔気量 → 気気力量
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