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王「見かけん顔だな、何者じゃ?」 俺ら「「勇者だ。」」 [本スレ]

1グリムリゼル:2010/11/23(火) 10:48:45 ID:CZF.7r/Y
※注意事項※
①過度な升を使用するのは禁止、みんなで指摘し合いましょうぜ。
②ボスを操作する人は安価できめます。みんなで協力して進めようぜ。
③スレ進行速度についていけなくなっても挫けないようにお願いしますぜ。
④過疎禁止、みんなちょっとでもいいから書き込んでもらうぜ。
⑤みんなで意見を出し合うんだぜ。(ネタ切れ防止のため)

では参ろうか。

221浜面シアゲ:2010/12/22(水) 21:36:33 ID:yh/gc3rs
>>220
じゃあ話は一端止めて雑談の方でこれからのことについて話し合う?

222グリムリゼル:2010/12/22(水) 21:38:23 ID:CZF.7r/Y
>>221
今ならなんとオレも話し合いに参加でき(ry

223Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/22(水) 21:45:13 ID:i34S24As
>>221
簡単に言えば「俺はこうしたいぜ!」ってのをガンガン書けば、妥協点が見えるだろ?
そーすりゃ納得できる展開になると思うんだ
今回はそれが少なかったから、こうなったんじゃないかなあ、と

せっかくの掲示板なのに絡みがなかったら、書く意義が無いしな

とりあえず、俺はこの方針を提案する
一旦止めたきゃそうしてくれ

224浜面シアゲ:2010/12/22(水) 21:54:34 ID:yh/gc3rs
>>223
俺は止めた方がいいと思うぞ

225Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/22(水) 22:00:12 ID:a8VR6dG.
>>224
なんでだい?

226浜面シアゲ:2010/12/22(水) 22:04:52 ID:yh/gc3rs
>>225
これからの話の進め方やなにやらいろいろと決めておくために

227Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/22(水) 22:12:48 ID:i34S24As
>>226
待て、話が繋がってない
俺はお前の言う「これからの話の進め方」の一つを提案しただけのはずなんだが・・・

228浜面シアゲ:2010/12/22(水) 22:15:03 ID:yh/gc3rs
>>227
ななな、なんだってー

ここで話あっても意味ないしとりあえず雑談の方に行った方がいいかと

2294−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/25(土) 17:32:31 ID:MZ/uOi/A
嗚呼今年も野郎共とクリスマス

誰かがドタバタと駆けつけて来る。
恐らく後続の勇者だろう。
俺「ったくよー。何故あの変態勇者はあの暗闇の中を進んでいったんだ・・・」
そう、エロエロは料金回収という謎の嘘をつきどこかへ行ってしまったのだ。
そして後にも先にも進めなくなったヨーヨーは今立ち止まっている。
?「よお」
俺「!」
いきなり声がした。俺に話しているようだが声からしてあの変態勇者ではなさそうだ。
?「ちょいと道に迷っちまって、よければ教えて欲しいんだが――つっても別にあんたに人生をといてもらおうとか、そういうわけじゃない、かはは」
何者だコイツ。ってか理詰めで考えれば倉庫の扉の前に来た時点で自分が道に迷ったと気付くのではないか。
それとも暗闇の中で俺と同じように暗闇の中で立ち往生しているだけなのか。
ーーーー否。コイツの声にはそんな感情など一切こもってない。
ならどうすれば。
?「−−よお。あんたらに聞いてるんだぜ。お二人さん。」
俺(お二人さん・・・ならすぐ近くに変態勇者がいるということか。しかし・・・何故あいつはこの暗闇の中あたりを見回せる?)
俺の頭の中に?が充満する。

2304−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/25(土) 17:45:22 ID:MZ/uOi/A
>>229
せめて。せめて顔を見たい。どうすればこの暗闇の中で光を灯すことができる。
・・・そうだ!
俺「エン!」
俺の手のひらに火が現れる。そして暗闇の中の声の主が露になる。同時にエロエロも。
?「へえ。そんな便利な魔法があるんだぁ。」
そう言って、顔の右側だけに禍々しいペイントを施した少年が現れた。

231サイコロ:2010/12/25(土) 18:06:35 ID:4yZeLuIg
[俺忘れられとるやないけぇ!]
明かりがついたことによって怒りが爆発
[俺を置き去りにしてストーリー進めるなよ!寂しいだろが!]

2324−4−:2010/12/25(土) 20:09:58 ID:MZ/uOi/A
>>231
ごめんね頭ずっと洗ってるイメージしかなかったんだ!

233浜面シアゲ:2010/12/25(土) 20:21:07 ID:yh/gc3rs
>>230
「実は友達を探してるんだ。目撃証言によれば、この城の中にいると思うんだよ。なんか滅茶苦茶迷路みたいなふざけた道で、ちょいとばかし困っててな――セーブ中のメモリーカードみてーな気分だぜ。つまり抜き差しならない状況ってこと。やっぱり下水道から入るんじゃなかったぜ」

「あんたら知らねえか?カイトって名前なんだけどよ」

234サイコロ:2010/12/25(土) 22:21:58 ID:4yZeLuIg
[理解してもらえたならいいよ]
とここで俺の説明
服装はベージュ色の革の服
髪は黒。目付き鋭い。身長は170前後
装備は錆びた銅の剣と木製の使い古した鍋の蓋

235グリムリゼル:2010/12/26(日) 06:36:05 ID:CZF.7r/Y
>>234
胴の剣まではよかったんだが鍋の蓋を盾にしてるとこ想像してイメージぶっ壊れた

236サイコロ:2010/12/26(日) 10:42:06 ID:4yZeLuIg
>>235
仕方ないだろう。ドラクエの最弱装備なんだから

2374−4−:2010/12/26(日) 12:50:10 ID:MZ/uOi/A
>>233
目立つ服装に目立っ顔。
確かに下水道から入ったのもうなずける。
俺が門番だったら絶対に通さない。
•••ということは別段考えておらず、ヨーヨーは今顔面ペイントの少年と向き合っている。
?「あんたら知らねぇか?カイトって名前なんだけどよ。」
座右の銘は「逃げるが勝ち」の偉大な父からヨーヨーが受けた教えその1
「面倒なことに巻き込まれそうになったら他の人に振れ」
俺「すいませ〜んカイトって人知ってますか?」
すぐそこにいるサイコロに振ってみる

238サイコロ:2010/12/26(日) 13:46:17 ID:4yZeLuIg
[なにそれおいしいの]
無茶を振られたらひとまずこの言葉でバトンタッチ
俺も出来ればこの顔面ペイント野郎に関わりたくない

2394−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/26(日) 18:42:45 ID:MZ/uOi/A
>>238
振ったつもりが返された。なんということだ。
俺「すいませんカイトっておいしいんですか?」
?「いやおいしくはない」
俺(うわぁ冗談で言ったのにマジで返された)
そうだ、こんなことをしている暇はない。この倉庫には魔王軍と怪我人がいるんだ。
さっさとコイツをどうにかしないと。
俺「質問二つ、いい?」
?「ん?なんでも聞いてくれ。」
俺「あんたの名前とカイトって奴の容姿を教えてくれ。」
?「俺の名前はハズレ、カイトはオレンジ色の服を着ていたな。」
俺「・・・!」
ヨーヨーの脳裏にオレンジ色の服を着た勇者がフラッシュバックする。
ハ「何か思い出したのか?」
俺「カイトは恐らくこの城下町のどこかにいると思う。魔王討伐作戦を断って。」
ハ「フッ、あんがとよ。情報提供料だ。」
ハズレはコインらしき物をピーンと弾いてこちらによこした。
・・・が、暗い上に元々動体視力が悪い俺は受け取れずに、コインはボウガンの盾に当たった。
その瞬間。
ガリガリガリガリッ!!
手に重い衝撃が走る。見ると盾に引っかき傷のような物がたくさん付いている。
ハ「あーあ。お前もか・・・」

2404−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/26(日) 18:53:02 ID:MZ/uOi/A
俺「お前もかって・・・」
ハ「さっきもいたんだよ、金属(エモノ)で着飾って死んだ奴が。」
と、その瞬間。
ドオォォォン!!という轟音が鳴り響き、魔王軍が壁をぶち破って倉庫へ進入してきた。
俺「まさかお前、魔王軍・・・?」
ハ「いいや、殺人鬼集団零崎一族、だ。」
俺「殺人鬼・・・!」
聞きたいこと山ほどあったが、ズンズンと迫ってくる魔物に今は精一杯だった。
魔物は目算で4体。
俺、エロエロ、ライ、サイコロ。
これで十分、不足はない・・・!

241浜面シアゲ:2010/12/26(日) 19:54:12 ID:yh/gc3rs
>>240
「いいや、殺人鬼集団零崎一族、だ」
(まさか冗談で言ったつもりだったんだが。いや……なんか死にたくなってきた)
(なんだこりゃ恥ずかしいとかそいいうのではなくなんかこう…死にたい)

(いや殺人鬼であることは否定しねえよ、否定しねえけどさ)
(もうこれ確実にやっちまったな。今更もう「ジョークでーす」なんて言えねえよな)

もうこれどうすっかなーと考えているハズレにポンッと何者かが肩を叩いた

242Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/26(日) 20:42:17 ID:xBlrddLE
なんか飛び込んだら誰かくるし明るくなるし魔王軍が攻めてくるし・・・ん?
斧「屈んで!」
俺「そぉい!」シュッ
瓦礫が頭を掠める。っと・・・誰かが来るようだ。けどこれは、魔王に比べたらチンカスみたいな迫力だ。
だが、油断はできない。何でって、俺らも魔王にくらべたらマンカスなんだから・・・
そういや魔王は?気配からして、帰ったのだろう。だとすると、こいつらは時間稼ぎ兼腕試しみたいなもんか。
とりあえず、やることは魔王の遺物の回収と敵の殲滅だろう。

243ラビット:2010/12/26(日) 21:07:55 ID:/nQWLGjE
俺は誰かの肩の上で目を覚ました。一体何が起こった?と記憶を探る。
勇者が王の間へ集まって・・・そこから・・・、駄目だ、思い出せない。
レイン「目が覚めた様だね」
俺を肩に担いで走っていたのはレインだった。城の出口へと走っている様だ。
俺「何で出口の方へ向かってる?何が起きたんだよ、どうして俺は気絶して・・・」
レイン「そんないっぺんに疑問をぶつけないでよ。まあ一言で言うと、魔王軍が攻めてきたよ」
「予想してたより少し早くね」と俺に聞こえないような小さな声で付け足すように呟く。
俺「魔王軍!?じゃあ俺は魔王軍にやられたのか?そこをお前に助けられたのか?」
レイン「いいや、君を気絶させたのは僕だよ。君ぐらいなら、そこらの雑魚にはやられないと思うけど、もしこんな所で死なれる訳にはいかないのさ」
俺「何を言って・・・・、そうだ!他の勇者はどうした?」
次々と疑問が沸いてくる。質問攻めされて鬱陶しいのか少し嫌そうな顔をしながら、
レイン「他の勇者は魔王の遺物を奪われないようにするために倉庫に行った様だけど。」
と言う。
俺「なら俺も行く!」
レイン「そう言うと思ったけど、さっきも言ったように君に死なれては困る。理由は言えないけど」
俺「言えないなら今は良い。俺は行く。大丈夫さ、この鎌もあるんだ。大抵の奴には負けない自信が有る。」
俺「お前が何と言おうと俺は行くぜ。」
言って、レインの肩から降りた。

244サイコロ:2010/12/26(日) 21:11:53 ID:4yZeLuIg
[これはこれは。魔王軍の皆様おそろいで]
と敵に近寄った後で・・・
[うおおおぉぉぉ!!真っ赤な誓いぃぃぃ!!]
敵のムスコを切り落とす。錆びた剣にカルピスがついてさらに錆びた
[うぐおぉぉぉ・・・!!たまってるならそうと言えバカ!!錆びただろがァ!!]
敵は痛みに苦しみもがいている!
・・・俺はとどめをさした(笑)

245ラビット:2010/12/26(日) 21:13:16 ID:/nQWLGjE
レイン「仕方ないなぁ・・・・じゃあ僕も行くよ」
俺「別に良いけど、お前戦えるのか?」
倉庫の方走りながら言う。
レイン「心配ご無用さ☆」
俺「心配だ・・・・・・。」
引き返して百メートル以上走っただろうか。倉庫の前に着いた様だ。
俺「着いたぜ。さぁて、敵はどれくらいいるかな。」
倉庫の扉は鍵が壊れていた。いや、『壊された』が正しいか。
レイン「入るよ。気をつけてね。」
俺達は、倉庫へ入って行った。

246Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/26(日) 21:48:32 ID:FqZu0XQw
人数は互角。雑魚はサイコロが倒してくれたし、増援も来た。俺は魔王の遺物を守ろう。え?なんでサイコロって名前を知ってるかって?こまけえk(ry


で、どうやらあんまり荒らされていない。もう事は済んだのか・・・ッ!

俺はなんかむかついて、魔王の遺物を一つ取ってみた。
俺「!こ、これは・・・」
俺は【すけすけゴーグル】を手に入れた!これでヒロインの好感度もバッチリだぜ!あと能力も分かる。

247浜面シアゲ:2010/12/26(日) 21:59:58 ID:yh/gc3rs
>>241
「ふっ貴方もどうやらこちら側のようですね」
とハズレに言う男。
(いや一緒にすんじゃねえよ恥ずかしいからさ。割とガチで)
ハズレとしては早くどっかに行ってほしいのだが、ハズレの思いも虚しく男は喋り続ける

「さあ私たちと共に勇者を殺しましょう」
「ところでひとつ訊きたいんだが、あんたには痛覚って奴がねーのかよ?」
男はその質問に得意げに答える。
「痛覚?そんなものはありません。ずいぶんと前に遮断してしまいましたよ」
「そうかならいいんだ」
言って男に振り返る。振り返ると同時に男の手が腕からずれる。
「え、あれ?どういう事ですか」
男の腕からは血が溢れ出る。

「な、なにをしたんですか?」
「なにって、まあこういうことをしたんだよ」
そうハズレが言った瞬間、男の首が切り裂かれた。
男は悲鳴を上げることさえも叶わない――当然だ。
喉の呼吸器官を動脈ごと切り裂かれれば、声を上げることなど、できるわけがない。
「あんたを殺した道具は糸だ。んでもってこれ曲絃糸って言うんだぜ」
ドサリと男は崩れ落ちる。ハズレの声はもう男には届いていなかった

248サイコロ:2010/12/26(日) 22:01:37 ID:4yZeLuIg
[ムスコがなくなれば男としておしまいだからな]
そう言うと俺は落ちてたバトル・ロワイアルを読み始める
[やべぇ。面白いわこの本。オラどきどきすっぞ]

249Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 11:16:18 ID:e8mb/mug
っと。誰か来たみたいだ。こいつが俺の相手になるみたいだ。
俺はすけすけゴーグルを外し、敵を見据える。

華奢な身体に月を思わせる刀。
純黒の細長い髪が線を引く。
黒衣に身を纏うその少女を、なぜか懐かしく感じた。

いや、それだけなら良かった。けれど・・・根拠がある。彼女の首には、俺が昔に持っていたネックレスが・・・ッ!
頭が痛い。
不安がこびりついて離れない。
ダメだ。彼女とは戦うな。ダメだダメだダメだ駄目だ駄目だ駄目だ!なんで?・・・なんで?あれは敵だ。目算、能力は互角。身を退く理由などない。なら戦えばいい。いや、駄目だ。体が拒絶する。ああもう、なんだってんだ!!!

250Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 11:21:33 ID:e8mb/mug
瞬間、俺の思考を振り切る一撃が来る・・・!
俺「!」ギィィン
鍔ぜり合い。再度顔を伺うも、やはり思い出せない。

斧「なんでアンタがここにいんのよ・・・いいわ、殺してあげる。」
俺「!お前、この娘が誰か知ってるのか?」
斧「?当たり前じゃない・・・ん?忘れちゃったってことかなえっとそれってつまり私を選んでくれたってことだよね嬉しいなあやっと(ry」

・・・そうだ、ゴーグルをつければ!
即座に装着。知人ならこれで詳細が分かるはず。

【妹】
好感
俺「うわあ!」
すぐさまゴーグルを振り払う。寒気がした。そこには、言いなれた名前が表示された。・・・はずなのに、やはり思い出せない。

そして、次の一撃が・・・!

2514−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/27(月) 17:46:18 ID:MZ/uOi/A
待て待て待て待て
ヘビィボウガンというのは取り回しが以外ときかず、近距離だと不利なことこの上なしなのだ
なのに魔物二体迫ってきてるってどういうことだよ
俺「うわぁちょっと待てもちつけ!ねぇサイコロ助けてよ!なにバトロワ読んでんの後で読ませて!」
しかしそんなことはお構いなしに魔物が殴りかかってくる。右に避ける。
・・・が、そちらの方向には棍棒を持った魔物が待機していた。
俺「なかなかいいコンビネーションだな、うん。」
ボクッと鈍い音がして俺は倉庫の棚に吹っ飛ばされた。
俺「うっ・・・ぐぅ・・・」
意識が朦朧としてくる。くらくらする。
しかし消え行く意識の中で俺は棚の中にあるものを発見した。魔王の遺物。
【不屈の王冠】を手に入れた!
頭に乗っけるとなぜか力が沸いてきた。痛みは変わっていないのに、戦える気がする。
俺「うぉぉぉぉぉぉ!」
ハイスピードで通常弾Lv2を装填する。
頭に狙いを定め、集中する。
放たれた弾は魔物の頭に見事命中した。
魔物「グォォォォォ!」
通常弾Lv2の先には返しがついており、無理に抜こうとすると更に怪我をする。
そんなことも知らず魔物は抜いてしまった。頭に刺さった弾を。
残り一体・・・!

252ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/27(月) 18:11:33 ID:ixs94ljQ
俺「っとどこいこうかな〜」
?「お主勇者じゃろう?うじゅじゅじゅじゅじゅじゅ」
俺「?。誰だ?」
?「お前さんの仲間が倉庫で魔物どもと戦っておるよ。見物じゃ見物じゃ・・・!うじゅじゅじゅじゅじゅ」
俺「あぁ?倉庫?・・・暇だし行ってみるか・・・そういえば誰だ?」
辺りには何も無かった
俺「うわ怖っ!・・・罠かもしれないが面白そうだから行くわw」

俺は倉庫へ向かった

253サイコロ:2010/12/27(月) 18:16:27 ID:4yZeLuIg
[しょうがねぇなぁ]
俺は敵の肛門に強烈な刺激を与えた。敵は力が抜けて地面に倒れた
[後はとどめをさすだけだ。やれよ]

2544−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/27(月) 18:41:40 ID:MZ/uOi/A
>>252
兵藤・・・和孝ぁぁ!!

残りは棍棒を持った魔物。
まずは目を潰すために通常弾を・・・
直接目に刺した。
魔物「ギィァァァァァァァ!!」
魔物は目を押さえて転げまわった。棍棒を手放したのでついでに取った。
俺「あまり力に自信はないんだが・・・よっと!!」
棍棒は見事に魔物の頭を砕いた。
俺「魔物退治終了っと。」

255サイコロ:2010/12/27(月) 18:48:56 ID:4yZeLuIg
>>253はなしということで

256銀鋏:2010/12/27(月) 18:53:54 ID:yh/gc3rs
>>254
>兵藤・・・和孝ぁぁ!!

そんな漫画みたいな名前のやつ現実にいたんだ。

2574−4−:2010/12/27(月) 19:32:55 ID:MZ/uOi/A
>>256
ごめん漫画

258Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 19:54:41 ID:zFPJYBCw
俺「ぐっ!」ツー・・・
風のような切っ先が頬を掠める。
クソッ俺は馬鹿か!・・・集中しろ。相手は同格、油断は死に繋がる。

妹「・・・」スッ
何を思ったか、少女は無言で刀を振り上げる。
勇者は動かない。否、動けないのだ。
少女の剣速と技量は本物であり、迂闊に近付けば刹那のうちに殺されるのは必然であった――――――――――――――



が、

妹「っ」

その構えが魔剣を放つ前触れだと気づくには、

妹「ッ!」ブォン

あまりにも遅すぎた・・・!!!

俺「!?」バッ
そこに言葉を発する間隙など無い。少女は空間を切り裂き、氷剣は大気を凍てる。
勇者の右横1㍉は、薄い氷の幕で隔たれていた。

259サイコロ:2010/12/27(月) 19:57:50 ID:4yZeLuIg
エロい人がおにゃのこと戦っているのを目撃
(うほっかわいい女・・・)
[俺も混ぜろォ!!一人で楽しむなんて許さねェ!!]
俺は戦場へ足を踏み入れた

260Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 20:02:59 ID:1ZRb4bQs
>>259
ズジジシシャャャャャャャァァァ!!!!
サイコロの目の前を、氷の刃が切り裂いた!

261サイコロ:2010/12/27(月) 20:15:05 ID:4yZeLuIg
[こいつはご挨拶だなぁ]
氷の刃をかわし一気におにゃのこに近づく
[こんな可愛い女がいるならもっと早く紹介してくれよエロい人]
何で近づくかって?服を剥いでやろうと思ってね

262Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 20:20:38 ID:zFPJYBCw
>>261
残念今の妹は勇者も脱帽のソードマスター
白兵戦大好きの竜人族でもてこずるレヴェル
悪いことは言わない、服を脱がすのは俺のにしておけ

263銀鋏:2010/12/27(月) 20:22:45 ID:yh/gc3rs
「おーおー随分と派手な客人だなぁ」
ハズレの目の前数メートル先には魔物たちが倉庫にあるもの壊し、奪っていた
それを見ながらハズレはポケットからナイフを取り出し大きく伸びをした――伸びをしたところで彼の背丈ではその高さは知れていたが。
「んじゃ、ま、殺しますか」
そう言ってハズレは魔物を殺しに走り出す。




――――――――――――

「いつの間に僕はこんなところに来ていたのだろう」
カイトは森林に来ていた。いや来ていたのではなく、たどり着いてしまったのだ。
もともとカイトは城を目指して走っていたはずなのだが、いつの間にか森林に着いていたのだ。
「歩くか…」
カイトは悩んでもしかないと考え歩くことにした

264サイコロ:2010/12/27(月) 20:27:21 ID:4yZeLuIg
[中身まで氷の女王だったのかッ!]
エロい人の言葉を聞き俺は立ち止まる
[じゃあ俺の欲望はどこで満たせばいいんだぁ!!]
俺は力なくこう叫んだ

265Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/27(月) 20:31:49 ID:1ZRb4bQs
>>264
妖精「可哀相・・・仕方ないなぁ」
サイコロは魔王の遺物【エッグTENGA】を手に入れた!

266サイコロ:2010/12/27(月) 20:41:17 ID:4yZeLuIg
[なにこれ食えるの?]
突然出てきた卵。焼いて食えって事か?
[どちらにせよ魔王を倒すまで俺は童貞なのか・・・]
しょげる俺。その背には少なからず哀愁が漂っていた

2674−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/28(火) 11:33:47 ID:MZ/uOi/A
さきほどまで妙な静けさが漂っていた倉庫は今では血で血を洗う戦場となっていた。
俺「さーて。他の魔王の遺物も回収しよっかなっと・・・」
戦っているエロエロと少女を強姦しようとしているサイコロは見なかったことにして俺は奥へ進む。
ブニュッ
俺「うわあぁぁぁお!」
何か柔らかい物を踏んでしまった。見るとそこには倒れた人がいた。刀を持っている
俺「もしかして死んでる?」
手首に手をあてる。どうやら脈はあるようだ。
俺「そういえばさっき兵士が頭を殴られて気絶している人がいるって言ってたな・・・コイツか?」
とりあえずこのままにしておくのも可哀想なのでそばにあったデカイ袋に入れ、袋の口を堅く紐で結び、さっきまで俺達が待っていた部屋へと持っていった。
王「な、なんじゃこれは?」
俺「倉庫に倒れてたんでとりあえず持ってきました。目ぇ覚ましたら病院でも連れてってやってくだい。」
そうして俺は倉庫へと戻った。
倒れていた人が勇者だったと俺が知るのは結構後の事である

268サイコロ:2010/12/28(火) 12:31:18 ID:4yZeLuIg
俺は我に帰りバトル・ロワイアルを読み始めた
「危ない危ない。ロリータにまで目がいっちまうなんてどうかしてたぜ」
年上女が好物なのに。どうやら俺の欲望は相当たまっているらしい
「こっそり買っておいたAVも家の中に置き去りだし・・・本当帰りたい」
別の意味でホームシックになってしまった。戦っても紛れない俺の性欲
「・・・オカズも無いのにどうやって発散すればいいんだあぁぁぁ!!」
魂の叫びが倉庫に響き渡る。こうなったのも全部王様のせいだ畜生・・・
「せめてっ!!せめてpspだけでも!!冒険に持って行きたかったのにっ!!」
予想以上に地道で全く進まない冒険の道に俺は心底絶望するのだった

269銀鋏:2010/12/28(火) 13:56:34 ID:yh/gc3rs
「……んん?」
と。
森林を三十分ほど歩いたところで樹齢がかなりになると思われる極太の樹木にたどり着く。
(なんで城の近くにこんな樹があるのだろう?)
近づいて樹木を見上げるカイト
そこを――ぽんと
後ろから肩を叩かれた。
当たり前の気軽さで叩かれた。
「……え?」
確認した――何の気配もないことは確認した。
誰がカイトの肩を叩けるという?
空気でもない限り―叩けるものなど。
カイトはすっと振り向いて――
「う、うああああああああああああああああああああぁあああ!」
カイトは臆面もなく悲鳴をあげ、彼は走った。
走って、
走って、
走って、
走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って、走って走って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って
狂ったように闘争した。

270Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 18:47:42 ID:xBlrddLE
俺「」
何故、躱せたのか分からない。いや、あえて外したのだろう。間違いがなければ、俺の腕はもっていかれたはずだ。なら、その間違いとは?
後ろで騒いでいる変態勇者を一瞥した後、構え直す。


驚いた。
少女の体が震えている。
何があったか分からないが、これが好機なのは分かった。
けれど、それでも彼女を傷つけるのは憚られた。







妖精(なぁんだ、完全には洗脳されてなかったんだ)妖精(大好きな兄さんを自分で傷つけるのは響くよね)
妖精(まあ私には関係ないか)
妖精(勇者様に直々に殺してもらえばいい)









斧「ぐだぐだしないで!」
俺「お、おい!」
斧は無理矢理、自身を勇者に投げさせた。というより、勝手に手から離れた。やはりここはトマホーク、投擲には必殺の自身があるのだろう。

斧「・・・死んじゃえ」ギュルギュル

激しくも美しく弧を描くそれは、まるで疾風の如く少女に襲い掛かる!!!

271Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 18:52:28 ID:FqZu0XQw
>>270
改行ミスっちゃった//

ところでさ、俺最近いくらか真面目に書いてるわけだが、おまいら面白い?
つまらないなら以前のように下ネタ路線走ろうかなあと
まあレスは減るだろうけど

272銀鋏:2010/12/28(火) 19:25:04 ID:yh/gc3rs
>>271
下ネタ三割、バトル四割、シリアス三割でおけ

273サイコロ:2010/12/28(火) 19:40:37 ID:4yZeLuIg
斧は俺の鍋の蓋に突き刺さった
[・・・待てよ]
俺は少女の前に立ちふさがった
[どういう事かよくわかんねぇけどこいつに悪気はねぇんだろ?]

274Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 19:49:39 ID:y/ykHATI
>>272
参考にするよ

>>273
その書き込みを実現すると、おまい死ぬけどいい?
嫌ならスルーする

275サイコロ:2010/12/28(火) 19:57:59 ID:4yZeLuIg
>>274
じゃあそこら辺で寝っ転がっておくよ

276サイコロ:2010/12/28(火) 20:14:40 ID:4yZeLuIg
[ここら辺にいるのも飽きたし外にでも出るか]
エロい人の件は邪魔しちゃいけないっぽいので退出
するとそこに1匹のピカチュウが立ち止まっていた
(あれ?この世界ってポケモンいるんだ・・・)
[おいお前。俺の仲間になってくれよ]
話しかけられた。というかしゃべった。無表情で
[俺今から魔王を倒しにいくんだけど仲間が見つからなくてな]
[いやお前どこから見てもピカチュ(ry]
[お前勇者だろ?さっき城の兵士に引きづられてたの見たぜ]

277Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 20:25:02 ID:z.KQ4OIs
妹「!」ハッ
少女の震えが止まる。しかし、目前に迫る斧にどう対応できよう。刀で弾けたところで、傷つくことからは逃げられない。



だが、

妹「氷のアイアス」ドシュッ

英雄の投擲は、神話の盾の前ににあっさり敗北した。

斧「あれ?」
俺「なっ!」
サ「zzz・・・」

ロー アイアス―――ギリシャ神話/トロイア戦争にて、大英雄の投擲を防いだと言われる7枚張りの皮の盾。「皮」と言われるとピンとこないだろうが、神代における大英雄の強さが恐ろしいということは想像に難くないだろう。それを防いだ盾もまた恐ろしく硬いわけで・・・
少女は、氷剣でそれを瞬時に再現してしまった。
もう、投擲は通用しない・・・!

278銀鋏:2010/12/28(火) 20:44:37 ID:yh/gc3rs
>>277
お前の妹がアーチャーに見えてきたどうしてくれる

279サイコロ:2010/12/28(火) 20:48:51 ID:4yZeLuIg
「そのときの状況を全て見てるなら助けてくださいよ・・・」
俺はあのとき捕まりたくなかった。こうなったのも全部王様の(ry
「で、どうするんだ?お前はいつまでもこんな所にいるつもりなのか」
「出来れば居たくないし、早く家に帰って寝てしまいたいくらいです」
「そうか・・・お前は家に帰って一人休む気なのか。馬鹿野郎!!」バキッ
俺はピカチュウに殴られた。何で俺は殴られなきゃならないんだろう
「お前は選ばれたんだよ。魔王を倒すのに重要な戦力としてな!」
重要な戦略・・・!この俺が・・・。今まで誰にも言われなかった言葉だ
「もう一度言うぜ。お前は勇者を辞めるのか?それとも続けるのか?」
「俺は・・・続ける!もう悩みは吹っ切れたぜ。ありがとよピカチュウ!」
俺は目を覚ました。不思議な夢だ。ありがたい。俺は心からそう思った

280Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 21:07:35 ID:y/ykHATI
だからどうした。勇者は竜人である。肉弾戦に持ち込むことこそが、勝利の方程式と言えよう。

俺「ッ!」ダッ
走る。傷ついても構わない。そもそも、同格相手に引き分ける事自体が間違いだったのだと――――――――――!!!!


勇者が来る
         覚悟はできた
少女が斬る
         神速の袈裟
勇者が躱す
         右横に跳ぶ
少女は斬る
         首をめがけて
躱す
         しゃがむ
斬る
         胴を裂かんと
躱す
         跳び退く
突く
         心臓めがけて
切れた
         体を横に
斬る
         刀を右に滑らせる
斬られた
         切り口が冷たい
斬る
         止めの逆胴
掴んだ
         根本をしっかり
抜く
         手から
抜かせない
         鮮血は滝のよう
魔力放出
         血が凍る
一歩前に
         刀を押し込む
抜けた
         抜いてしまった
振りかぶって
         凍った右手を
振り上げて
         拳を弾く・・・!








妹「」バタッ
勇者の拳が、少女を捕えた

281Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 21:11:18 ID:y/ykHATI
>>278
銀髪のツンデレ美少女を妄想するんだ

>>279
下ネタ入った時はwelcomeの合図

282銀鋏:2010/12/28(火) 21:26:50 ID:yh/gc3rs
>>281
妹「ああ。時間を稼ぐのはいいが―――
 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

ダメだ死相がでとる

283Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/28(火) 21:33:13 ID:z.KQ4OIs
>>282
最初は誰も槍を使わないことからランサーみたいにしようとしたんだぜ?
つーか【セイバー】をガチホモ化した【ゲイバー】とか出す予定でした^^

284銀鋏:2010/12/28(火) 21:46:15 ID:yh/gc3rs
>>283
まあゲイな英霊も一人ぐらいはいるだろ。うんそれだけ

285グリムリゼル:2010/12/28(火) 23:00:22 ID:CZF.7r/Y
暗い...

ただそれだけ。

視界の中、目に映るのは黒。

…いや。もしかするとこの黒は白かもしれない。

人々は[色]という存在に名前をつけた。

しかし、生まれながらその視界に移る色が人それぞれ違うかもしれない。

例えば[霊]という存在に色が存在しているならば。

それを見える人と見えない人がいるのではないか。と

自分は今、見えているものが二つある。

一つは[黒]もう一つは[無]だ。

今、自分の視界には[無]という色が映っている。

そして、その色がこちらに向かって言葉を呟いている。

なんて言っている?

何を…言っている…。

何もわからない中。

視界が歪む、歪みの中、色が溶けた。

色が弾けて。

眩しい光が視界を包む。

そして、目をあけた。

そこには、無限に広がる水の中。

液の中をたださ迷う泡。

まるで魚のように動き、それは形を司る。

時には星、時には顔、時には鳥。

この泡一つ一つが。

何かの源、エネルギーだとわかった。

頭に声が響く。

「真実を掴め」

「あなたの本来の力をこの手で」

「この水の中に存在する、あなただけの[力]を」

「風を掴みなさい。」

そこで声が止まった。

掴め?真実?力?風?

疑問が埋め尽くす。

だが、従うしかない。

確かに自分は欲しい。

…[力]が。

286銀鋏 ◆OOOs6FkO9E:2010/12/29(水) 00:36:18 ID:yh/gc3rs
道もなにも関係ない。
目の前にある小枝を薙ぎ払うのも忘れ、それらが鋭く身体を打つのも構わず。とにかく、方向も方角も関係なく、純然たる速度にだけ重点をおいて走った。

「あ、あ、ああああ、ああああ、ひ、ぐ――」
舌が絡んで言葉にならない。
知ったことか。
喉が詰まって呼吸ができない。
それがどうした。
気がつけば帽子がない。
どうでもいい、あの帽子にそんなに愛着はない。
今は。
今は。今は。
今は。今は。今は。
今は、今だけは、今こそは、逃げなければ――
「ぐ、うあっ!」
地面を這っていた木の根につまずいて大勢を崩す。
しかしそこはさすがにカイト、顔面から無様に転んだりはせず、空中で前転するようにして尻から落ちた。が、その表情に余裕は全くない。がくがくと震えていて、どう見ても正気を保っていなかった。そのまま、転がるように移動して、近くの樹樹木の陰に、その身を隠すように、背をつける。

「おい」
不意に声をかけられ顔を上げる
「帽子――落としたぜ」
最悪の悪魔がいた。

287銀鋏:2010/12/29(水) 11:21:48 ID:yh/gc3rs
一年前『彼』は生まれた。
理不尽な理由で生まれ、理不尽な理由で利用され、そして理不尽な理由で処分されるはずだった――
はずだった。

しかし『彼は』暴走した。
その暴走を止めるため学園都市は暗部組織最強の戦力をもつ「グループ」と「アイテム」を使い学園都市最大の七人の能力者をも使い、そして蒼炎使い、憑神使い、最後に幻想殺しを使い暴走を止めた

しかし『彼』がおこした暴走の傷跡は悲惨なもので一年たった今でも壊されたものはほとんど直っていない。
そして暴走した『彼』を人々は死色の黒と呼んだ
そして、カイトが最も恐れる存在である

288銀鋏:2010/12/29(水) 13:27:23 ID:yh/gc3rs
「く、は、は、は、は、あはははははははははははは――」
必死に林の中を駆ける姿があった。
その身体を、ところ狭しと縦横無尽、木々の隙間を縫うように、立体交差的に移動する。その際に適当な木々を破壊し、追跡の難易度を上げる細工も忘れない。それは万事において抜かりない『逃走行為』だった。しかし、それだけ完全なる逃走活動を行っているにもかかわらず、少年の表情には、まるで余裕というものがない。どころか、その表情は引きつったような、とても見ていられないような笑みで満たされている。
「は、はは、はは、あはははは――!」
そして実際、大声で笑う。
全く――
本当に、笑うしかない。
「今日は最悪だ。いや人生の中で最悪の日だ」
ちらり、と後ろを振り返った。
そんな行為に時間を費やしている余裕など微塵もないといいのち、そうせざるを得なかった。何故なら――そんな光景は滅多に見られるものではないのだから。
そこには、最悪が。
そこには、最終が。
そこには、最強が。
そこには『彼』が存在し
しかも『彼』はカイトを追ってくる。

「やっぱり最悪だよ」
そう呟いたとき、
「飽きたな。鬼ごっこ」
そんな声がした。
酷く――ぞんざいな声音。

289銀鋏 ◆jylM0e3cUA:2010/12/29(水) 15:38:55 ID:yh/gc3rs
思わず振り向くが――そこにはもう誰もいない。
そして。
すぐそこに、『彼』がいた。
助走の足音もなく――跳躍の脚音もなく――一息で飛んできた『彼』が、カイトの上方で、空中に――存在していた、何の事前動作も何の予備動作もなく――『彼』は十メートルの距離を、跳躍していた。
「――ひ」
悲鳴をあげる暇もない。
『彼』がやったことは単純明瞭、ある程度身体が柔らかければ誰にだってできる。
右腕をぐいっと後ろに振りかぶって――

「……『地球割り』」
――振り下ろした。
ギリギリのところで紙一重で『彼』の拳を避ける。
獲物を失った彼の拳は地面に当たり、そして地面を砕きクレーターを作って停止した。

クレーターを作るほどの威力の『彼』の拳だが動けなくなった今がチャンスだ。カイトは一本だけ剣を取り出し一気に決めるべく首を目指して剣を振り下ろす。
しかし『彼』は無事だった。
カイトの振り下ろした剣は皮膚にも刺さらず、停まっていた。

カイトが驚いてるうちに、がしっ――と『彼』に首をつかまれる。

「もう終わりにしようぜ」
そして信じられないほどの圧力が頸部にかかる。

2904−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/29(水) 17:51:21 ID:MZ/uOi/A
倉庫に戻ると少女とエロエロの勝負が終わっていた。
まぁ首を突っ込むつもりもないのでスルーして奥へと進む。
しかし。
俺「・・・・・!」
さきほどまで棚にズラっと陳列されていた魔王の遺物が綺麗に無くなっていた。
ただでさえ最強を誇る魔王軍が魔王の遺物を手に入れてしまったらそれはもう絶望的・・・!鬼に金棒・・・!
俺「クソッ・・・・何故・・・?どうやって盗った・・・?」
俺が人を運んでいる隙に盗っていったとでも言うのか。
仮にそうだとしてもどこから逃げる。倉庫の手前には勇者が集結している。
どれだけ暗くても気付くはずだ。ならば・・・
さっき魔王軍が開けていった穴が目に留まった。
俺「ああぁぁあぁああぁぁぁぁあぁあああ!」
そう、魔王軍はヨーヨーが人を運ぶ時に盗っていったのではない。
魔王軍がこの倉庫に穴を開ける時に盗っていったのだ。
戦陣を切って飛び込んできた魔王軍は囮・・・!
勇者達が戦っている隙に気付かれぬように奥から順番に魔王の遺物を盗り、勇者が消えるのを待って隠れた。
ちょうどその時にヨーヨーが奥で怪我人を発見した。
そして魔王軍はヨーヨーがいなくなるのを見計らい、残りの魔王の遺物も回収し、倉庫の手前の魔王の遺物は諦め穴から出ていった。
せめてヨーヨーが怪我人を発見した時にもっと奥の棚も見るべきだった。
そうすれば魔王の遺物がないことに気付く。同時に周りも見れば魔王軍を見つけるのは容易かったはず。
俺「俺の目は・・・節穴か・・・!」
俺はただただ頭を抱え、己の愚鈍さを呪った。

291銀鋏:2010/12/29(水) 18:37:06 ID:yh/gc3rs
魔王の遺物が盗まれる数分前―

「ん?なんだこりゃ?」
魔物をあらかた殺したところで地面に何かが落ちていた
それは外装はこそは鋏の形をしている凶器だった。
正確にしかも分かりやすく言うなら、ハンドル部分を手頃な大きさの半月輪の形にした鋼と鉄を鍛接させた両刃式の和式ナイフを二振り、ネジで可動式に固定した合わせ刃物――とでもいうのだろうか。親指輪のハンドルがついている方が下指輪のハンドルの方よりもブレード部がやや小振りだ。

それを手に取りマジマジと見つめるハズレ。
その内に魔物たちが逃げてるとも知らずに

292Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/29(水) 18:59:22 ID:LuH5o4t6
俺「ハアッ、ハアッ・・・」ガクッ
傷口が深い。それより、女を殴るなんてのはこれが最初で最後にしたい。・・・後味が悪い。あ、SMは対象外だぞ?

で、肝心の少女は・・・ッ!
傷がもうほとんど無い。回復が早過ぎる。立たれたらもう終わ「あ゛あぁ゛ああ゛あぁあ!!!!」
俺「!」

少女が頭を抱えて喘ぐ。
妹「ッ、兄、さん・・・逃げて・・・」
俺「・・・え?」
兄さん?俺に妹なんて・・・あ、れ?おかしいな。何か違う。違う?・・・・・・・・・違う?
思考が回らない。

とりあえず
俺「逃げれたら逃げてるんだよクソッ・・・」
と愚痴る。

すると、



少女は、



己の刀を、



自身に突き刺した

293ラビット:2010/12/29(水) 18:59:48 ID:/nQWLGjE
倉庫の前へと辿り着き、今まさに扉を蹴とばして中へ入ろうとしていたその時、
レインが何かに気がついた様な表情を見せた。
俺「どうした?」
レイン「近くに魔物がいるね。野生のじゃなくて魔王軍だと思うけど、・・・・チッ、多いな」
俺「お前何者だよ・・・感知能力での持ってるのか?」
レイン「倉庫の中にも誰かいる様だけど、恐らく君の様な勇者達だと思うけど」
魔王軍が大勢いるらしい。『倉庫の中にも』と言う事は、魔物達は外に居るという事だろうか。
確か魔王軍は魔王の遺物を奪いにきたのではなかったか。だとすれば、相当まずい状況だ。奴等は既に
魔王の遺物を奪い、自らの根城へ帰ろうとしているのではないか。
俺「なあ、大勢の魔王軍は外に居るんだな?」
レイン「うん。中に居る勇者達と戦っているのは囮の部隊じゃない?既に遺物を持って逃げてるのかもね」
ビンゴだった。これはまずい。俺とレインだけでどこまで相手が出来るかわからないが、
奴等を追って魔王の遺物を奪い返すべきだと思った。
俺「遺物ってのは渡さない方がいい物品だよな?」
レイン「うん、相当まずいね。」
俺「よし、どこに向かってるかわかるか?」
レイン「大体ね。追うかい?足止めだけでも良いんだ。大勢を相手している内に誰か援護をしに来てくれると信じよう」
俺達は魔王軍を追うべく走り出した。

294Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/29(水) 19:04:32 ID:LuH5o4t6
妹「ィッっっったあ!!!!」ドクドク
俺「」

声が出ない。明らかに致命傷だぞ!?なんだってこんなこと・・・

妹「あ、はは・・・痛、いとケホッ、正気を保てる、のかな・・・ッ」ドクドク
妹「兄さん、ごめん、ね・・・」ドク

少女は瀕死の体を引きずって身を引く。

俺「待て、よ」

立つ。
何か引っ掛かる。
ここで帰してはならない気がする。

妹「逃げて!!!」ズズ
俺「!!!」

少女の眼差しは本物だ。もし本当に彼女が大切な人ならば、無下にはできないはずだ。
まあ、彼女の傷口はもう塞がりつつあるし、どの道逃げねばならないのだろうが・・・
けど、手負いの俺が逃げ切れるのか?
さあ。
でも、考えてる余裕など無い。
来る。

俺「づっ!」ダッ

血を抑えずに、一心不乱に、早く、早く、早く、早、、、もう遅かった。
振り向かずとも、音で分かる。
               パキパキ
大気が凍てつくあの音。
               ズジャァァ
乾いたような、湿ったようこの音。
               ヒュィィ
空間を切り裂くその音。
それらは、勇者への死の宣告となった。

295グリムリゼル:2010/12/29(水) 20:16:14 ID:CZF.7r/Y
この無数の泡の中からどれを選べというのだろう。

この雷の形の泡?それともこの竜の形?それとも…。

どれも違う、自分が求めているのは…。

昔から自分の求めていた力とは何だ?

岩を粉砕するほどの[力量]か?

弓矢を追い抜くほどの素早い「一閃」か?

そしてどんなモノにも縛られない[形]か?

そうだ。その全てが欲しい。

どんな形にも成り、どんなモノも破壊し尽くす武器が。

[能力]が欲しい。

そうだ…。

自分が昔から感じていたあの[力]…。

見えない力が頬を撫でる。

髪を揺らす。木の枝を折る。家を粉々にした。

地から天へと続く一つの柱。

それが通過するなればそこには地獄が待っていた。

あの力が欲しい。

でも。

ここにはその力は…ない。

2964−4−:2010/12/29(水) 20:32:59 ID:MZ/uOi/A
パキパキパキ、ズシャアアア
さっきエロエロと戦っていた少女が暴走しながら近付いてきた。
空気が凍てつく音。美しい•••
俺「駄目だ!こんなところで死ねない、死んじゃ駄目だ•••!」
破滅への思いを振り切り魔王軍が開けていった穴に入る。無我夢中で走り抜ける。
走って走って走ってやっと一筋の光が見えてくる。
そしてその光に飛び込んだ−−−−−−

297グリムリゼル:2010/12/29(水) 20:34:07 ID:CZF.7r/Y

ない。

ないはずなのに。

あった。

自分の求めていた[力]が。

欲しい。

欲しい欲しい欲しいッ!!

[力]が!!

あの救いの死という模様を宿した眼の形!!

無慈悲な神が差し伸べる泡を!!

…掴んだ。

また聞こえる。

声が。

「取引成立だ。」

掴んだ泡は自分の胸の中に溶け込んでいった。

「存分に恐怖しろ。」

思考が停止する

「慟哭、戦慄、絶望。」

抗えない力が

「その全てを。」

体内を蹂躙する・・・!!

「優しく教えてやる。」

298グリムリゼル:2010/12/29(水) 20:40:46 ID:CZF.7r/Y
首が絞まる。

内臓が破裂する。

頭が割れる。

…眼が、焼ける。

苦しみの連鎖。

途絶えることの無い痛み。

その苦痛の塊を。

口から吐き出した。

その泡は。

昇華し。

やがて何も無い空へと消え去った。

299ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/29(水) 21:23:25 ID:ixs94ljQ
俺は落ちていた古びた地図を拾った
俺「何だこれ」
それには恐らくこの町の何かを示しているであろう地図だった
その地図には倉庫の場所も載っていた
俺「倉庫の場所載ってんじゃん」
俺は倉庫の方向に走った。
すると後ろのほうから声がした。何処かで聞いたような声だった
???「おーいナナシのダンナぁ!」
俺「俺?」
あの鉄工所の兄ちゃんだった
俺「おいおいどうした?てかお前ダンナなんてつけてたか?」
ルトキ「いや探しましたよー」
俺「何?どうした?」
ルトキ「いや師がなんか貴方の連れに金つけられたとかなんとか」
俺「連れ?ああアイツか」
ルトキ「ということでその連れの所に案内して下さい」
俺「なんかそいつこの先の倉庫で戦闘中らしい」
ルトキ「マ・マジで?そーなのかそーなのかそーぉなのかぁ」
ルトキ「じゃあ行きましょう。さっさと金払ってもらわないと僕が当たられるんですからね!」
ということで取り立てのためルトキ(鉄工所)と一時行動を共にすることになった
そして倉庫の前までたどり着いた

300銀鋏:2010/12/29(水) 21:28:30 ID:yh/gc3rs
「………やっぱり一番いい作品は電王だよね」
「……何言ってんだ?お前。狂ったのか?」
彼が心底不審そうにそう言ったと同時に。
「分からないなら、それでいいさ」
カイトはぐいっと、首を握る相手の手を振り払った。信じられないくらいに弱い圧力で握られた――その手を振り払い。瞬時に剣がきらめき、その腕をざくりと突き刺した。刃は、皮膚に弾かれることなく――
突き刺さった。
「あ――ああああああああああああアアアアアアアアアアアア」
時を同じく、カイトの視界がぐりんと反転した。
「分からないなら――あなたは『彼』じゃない」
反転したのは視界だけではない――
反転したのは世界そのもの。
カイトの背後まで、全ての景色が一転していた。
それは見覚えのある場所だった。
そこは城の中だった。
「たいした繰想術だよ。この僕がこんなにも騙されてしまうなんて」
もう『彼』はいなかった。
変わりに六十は過ぎている老婆がいた
傷ついた腕をぐっと反対の手で押さえながら、その双眸でカイトを睨みつけている。そんな視線などなんのその、カイトは軽く肩をすくめ、言葉を続ける。

301えろえろ:2010/12/29(水) 21:34:18 ID:qd8JTIcs
パソから

ギギギイイイン!!!
・・・え?
思わず振り向く。そこには、妖精がいた。

妖精「私の勇者様を傷つけるなんて絶対に許さないていうか勇者様が手を抜いてくれたから勝てただけなのに止めを刺そうとするなんて自分を見失ってる証拠だよね間違いなくあなたが悪いよねだから報いを受けなきゃねでも勇者様はやさしいからあなたを殺さないわそれに斧も単体じゃ大して強くないからあなたを殺せないだから私が殺してあげるまああなたがこうなった理由も知っているしこれが妥当なんじゃないかな一応私の対魔力ならあなたの魔剣も防げるし最悪でも負けることはないそもそもあなたたちの目的って魔王の遺物なんじゃないのなのに必要以上痛めつけるなんて魔王の望むところじゃないはずだよねどうせあなたたちの役割なんてそんなものだし戦うのもあくまで力試しでしかないはずじゃあもういいじゃないこんな戦いは無駄なのよ早くうちに帰りなさいでないと本当に死ぬわよいや私個人としてはあなたなんてさっさと殺したいんだけどさ勇者様の手前だし魔王に目つけられるからできないんだよねだからお互いの為にも身を退こうよわかったかなじゃあとりあえずさようなら。」
妹「・・・」
少女は無言で立ち尽くす。
俺「・・・?」
頭が回らないのにこの量の話をされては、ただ「よく息がもつなあ」と関心するだけである。

そして、妖精が魔力を集めると少女はどこかに転送された。

3024−4−:2010/12/30(木) 06:45:45 ID:MZ/uOi/A
出てきた場所は箱庭。
色々な花が咲き乱れ常日頃から手入れされていることが伺える。
しかし、そんな雰囲気は微塵も感じられなかった。
そこには魔王軍がいるからだ。
俺「••••!」
本でしか見たことのないようなドラゴン。
そして、それを見た瞬間、ヨーヨーの脳裏にある映像がフラッシュバックした。
知らず知らずのうちに記憶の奥底にしまい、思い出さないようにしていたあの日の記憶が−−−−−−!

3034−4−:2010/12/30(木) 07:30:55 ID:MZ/uOi/A
〜ヨーヨーが七歳の頃〜
エルフの里。
いつもと変わらない日常だった。
朝早く起きて、学校に行って、友達と遊びの約束をし、帰っておやつをたべていた。
そんな平和な日常が、唐突に壊された−−−
?「村内の皆さん集会所にお集まりください。緊急集会所です。村内の•••」
母「あら、何かしら。お父さん、緊急集会だって。」
父「あぁ。今いくよ。」
そして、緊急集会に出かけようと外に一歩踏み出した瞬間。
ヨーヨーの父と母は待ち構えていた魔王軍に斬殺された。
緊急集会は、住民を外に出すための罠。
事実外に出た大人は全員魔王軍に斧で首をはねられ死亡していた。
次に魔王軍は家にいる者もあぶりだすため家を次々に燃やしていった。
気づくとヨーヨーは家宝のモアイ砲を手に、裏口から逃げていった。
そして、ヨーヨーは見た。
斬殺死体だらけの村に家を燃やしていくドラゴン。
ヨーヨーが覚えているのはここまで。

304ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/30(木) 08:47:26 ID:ixs94ljQ
俺は倉庫の前まで来た。何か殺伐としたオーラが漂っている
俺「なんか入っちゃいけないオーラを醸し出してるんだが」
ルトキ「じゃあその雰囲気を乗り越えましょうか」
俺「マ・マジでぇ?」
ルトキは倉庫の中へ入っていった。あいつ絶対KYだな
俺「ちょっと待とうか」
俺も倉庫の中に入っていった。

3054−4−:2010/12/30(木) 09:38:41 ID:MZ/uOi/A
そして今、城の箱庭で。
幸か不幸か。
ヨーヨーは。
ーーー家を燃やしたそれとは恐らく違うと思うがーーー
ドラゴンと対峙している。
その背には魔王の遺物とーーー
手斧を持った人型の魔物がーーー
俺「あ、あ、ぁあぁああぁぁああ」
気づいたら、涙が溢れていた。
気づいたら、拳を握りしめていた。
気づいたら、殴りかかろうとしていた。
しかし、ギリギリで思いとどまった。
俺(今•••!感情に流されて、殴りかかってどうする•••!冷静になって戦況を見極めろ•••!)
俺(取り返さなきゃいけないんだ•••!魔王の遺物を•••!戦え•••!)
拡爆弾を銃に込め、撃つ。
ドラゴンの翼に命中した。連鎖爆発がおきる。
しかし、ドラゴンは何事もなかったかのように、飛び立った。
取り返せなかった。魔王の遺物。
俺は膝から崩れ落ち、ただひたすら泣いた。

306ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/30(木) 09:52:20 ID:ixs94ljQ
俺「うわ・・・ひでぇ」
中は血が飛び散り、床がえぐれている箇所があった。その先に一人の勇者と妖精と少女が立っていた。恐らく戦闘中だろう。
俺「何あの少女超怖いんですけど。武器振り回してるんですけどw」
ルトキ「妖精・・・どこから来たんでしょうか」
俺「さぁな・・・まぁ中を捜索し」
言いかけた所で誰かに肩をつかまれた
俺「うぉっ」
ルトキ「・・・オマエ!なぜココにいるんだ!兵藤!!」
兵藤「君は・・・あの時の・・・ルトキ君か。今日は君に用があって・・・着たわけではないっ・・・・!」
俺「じゃあ俺?」
兵藤「そうだ・・・・君は何故・・・ココにいるのかね・・・・・」
俺「何故って声が・・・あ!お前か!あの時の!あんたがココへ行くように遠まわしに仕向けたんだろうが兵藤さんよぉ」
兵藤「そうだな・・・!では君は見ず知らずの・・・・怪しい老人の言うことを・・・・すんなり聞いた事になるっ・・・・!」
俺「それはあの時あせってたから」
兵藤「私は・・・・君に生き残ってほしいのだよ・・・・・!」
俺「何故?」
ルトキ「ナナシのダンナ!こいつの話を聞いちゃ駄目だ!」
兵藤「少し・・・黙ってもらおう・・・・!」
ルトキは何故か黙りこんだ。何故だろう。こいつの能力か?
兵藤「君だけではなく・・・・・君の仲間もだ・・・・!」
俺「何故」
兵藤「魔王軍・・・・・私の・・・計画の邪魔なのだよ・・・・!ククク」
俺「お前も悪事を企んでるのか?」
兵藤「悪事では・・・・・無いがね・・・・ククク・・・!ククククク・・・・・・!」
俺「怪しいな・・・・お前はそれが言いたくてココへわざわざ来たのか?」
兵藤「もうひとつ用件が・・・あったが・・・・・それは又の機に・・・・・・・話そう・・・・!」
兵藤は何処かに消えた
俺「わけが分からん。何しに来たんだあのジジイ」
ルトキ「・・・・・・・・あいつは・・・・・あいつは最低の人間だ。これ以上関らないほうがいいですよ」
兵藤と出会った。謎過ぎる。そしてあいつは何かあるようだ。本当に意味が分からん

307ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/30(木) 09:58:01 ID:ixs94ljQ
ルトキ「んじゃあ捜索しましょう。あの少女に見つからないように」
俺「だな」
俺らは中を捜索することにした。少女達がいる方向とは逆の方向へ進んだ
俺「んーこの辺は何も無いかな」
ルトキ「そうですね・・・・お!この先に変な部屋がある」
俺「怪しい。好奇心がそそられるぅ」
ルトキ「入ってみますか」
俺「入っていいよね?入ろう!」
俺らその部屋の中に入ることにした

308銀鋏 ◆jylM0e3cUA:2010/12/30(木) 11:01:19 ID:yh/gc3rs
「あなたの力は本物だ。どうしようもなく本物だよ。あの時、僕が適当に言った言葉がなかったら僕はあなたに殺されていたよ」
「な、なんだと…?」
「まさかお前はあのたまたま言った言葉でこれが繰想術だとわかったのか?」
「そうさほんと運が良かったよ」
老婆は後ずさるが、カイトは構わず続ける。
「よーく考えてみれば戦いかただって違うし、『彼』なら僕の肩を叩くのではなく、きっと切断するだろうし。まあ説明も終わったし」
最後は適当に終わらせ、カイトは剣を投げつけた。それは一直線に飛んで行き、今にも逃げんとしていた老婆の左スネに命中、そのまま貫いて背後の壁に磔に固定した。
じりじりと、逃げられない老婆に距離を詰める。

「お、おい――ひ、ひひ、お前。こんな老人、しかも女を、殺すつもりか?まさか」
「ここは親友の台詞を引用することでそれに換えさせてもらうよ」
カイトはもう一本剣を取り出し。
そしてにっこりと笑う。
「老若男女、容赦なし、だ」

3094−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/30(木) 14:21:15 ID:MZ/uOi/A
昨日カイジ買ったらまたカイジ拷問されてた

五分後・・・
悲しみは時間が癒してくれると言うが、全く癒されることのないこの悲しみ、苦しみ。
涙で醜くなった顔を前に向けるとドラゴンがいた場所に袋が落ちていた。
魔王の遺物か。ならば少しでも戦いは楽になるだろう。
そう期待して袋を開けた。

そしてヨーヨーは悟った。
魔王はこの戦い、否、このゲームに本気で挑もうとしていることを。
俺「お前は・・・一番やっちゃいけないことをした・・・!」
ヨーヨーは吠えた。
俺「後悔させてやる・・・!必ず・・・!俺と同じ苦しみ・・・痛みを・・・!いつか・・・!いつか・・・!いつかァ!」
もう泣かない。泣いたって何も変わらないから。
そして、ヨーヨーは倉庫へと繋がる穴へと戻った。
袋には脳をとられた、父と母の頭が入っていた。

310サイコロ:2010/12/30(木) 15:54:20 ID:4yZeLuIg
「うほっいい厨二病戦争・・・」
若いっていいね。まぁ俺もケツの青い青年だが
「妄想乱れてなお喚くか」
まぁ俺の場合童貞が嫌で喚いたが
どっちにせよ俺はまったりする事にするか

311ラビット:2010/12/30(木) 19:23:36 ID:/nQWLGjE
前方を走るレインに後ろからついて行く。レインは速い。割と速く走っているつもりだが、全く追いつける気がしない。
全く、こいつは何者なんだ。そんな事を考えていたその時。
ふと足を止め、空を見上げたレイン。
俺「どうかしたか?」
レイン「あれ、魔王軍だよ」
城の箱庭の方を軽く指さす。そこには、ドラゴンが飛び上がる様子が窺えた。
俺「魔王の遺物を持って逃げようとしてるのか?」
レイン「恐らくね。追いたいけど、今の君の実力じゃ十中八九死ぬし、僕も本調子じゃない。時間が惜しいから、本隊を追うよ」
俺「分かった。悔しいけどどうしようもない」
再び走り出したレイン。後ろから追う俺。ひたすら走った。走って、走って・・・・・・
前方約十m先に魔王軍が見えた。
レイン「いくよ。武器を構えて」
俺「ああ、やれるだけやってやるッ!!」

312ナナシカッカ ◆nHGWwRLJds:2010/12/30(木) 19:56:48 ID:ixs94ljQ
謎の部屋の中には鎧がズラッと置いてあった
俺「何だこの鎧は・・・呪われた鎧的な?」
ルトキ「恐らく」
俺「おー怖い怖い」
ガシャ
何か金属が動くような擦れる様な音がした
俺「おいおいおいおいマジかよ!なんか金属音がしたぞ!よくあるパターンじゃねーの!?」
ルトキ「恐らく」
奥からそれらしき鎧が歩いてきた
俺「何だお前は!」
鎧「・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺「やっぱ良くあるパターンだったし・・・」
ルトキ「もしかして・・・魔王軍?」
俺「んじゃあ即排除で」
鎧と戦闘になった

313Erotic ◆SUPACTfCII:2010/12/30(木) 20:08:44 ID:oS/WMO1g
とりあえず、窮地は脱した。

俺「あ、ありがとう・・・」
妖精「え?当然だよ、だって・・・//」
斧「チッ」ヒュン
俺「うわっ、と」パシ
氷が溶けはじめた手でなんとか掴む。
俺「で、彼女は何処にいったの?」
妖精「・・・此処ではない何処か」
妖精「あ、そろそろ帰るねじゃまたね」
俺「あ、おい」
空が見えない倉庫の上に舞い上がると、何処かに消えた。

俺「・・・まあいいや」
そして緊張も緩んだのか、文中にAV女優名を隠した俺は下ネタパートへと戻るのである。

314サイコロ:2010/12/31(金) 01:13:01 ID:4yZeLuIg
「やはりここにいたかサイコロよ」
「てめぇは不良A!!通称<大魔王>!!紛らわしい!!」
「うるせぇ!!てめぇとの因縁を今ここで晴らしてくれるわ!!」
「勝手にそっちがつけてきただけでしょーが」
「喰らえ!!大魔王パンチラッシュ!!」
説明しよう。この技は剛腕から繰り出される高速連打だ!!
「相変わらずネーミングセンス0の技だなぁ」
俺はかわす。だが奴は笑っていた。俺は気づいた
「・・・追尾だとぉ!?」
ぐふっ!!俺はもろにラッシュを受け7m先へ吹っ飛ぶ

3154−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2010/12/31(金) 10:56:25 ID:MZ/uOi/A
俺「んー・・・」
倉庫に戻ったものの。
何をしていいか分からない。
とりあえず王に報告書的な物を提出するとか・・・
俺「ん?」
今ナナシとあの鍛冶屋の借金ジジイの弟子・・・名前なんだっけ忘れたーーーが横切ったような気がした。
左向け左。
やっぱりナナシとあの弟子。
奥の部屋へと入っていく。
そういえばナナシは分かるんだが弟子の方はここにくる理由がない。
そんな知的好奇心から俺は気付かれぬようにナナシ達が入った部屋を覗いた。

316サイコロ:2010/12/31(金) 16:15:22 ID:4yZeLuIg
「諦めろサイコロ。てめぇに勝ち目なんかねぇ」
「ぐ・・・確かに・・・」
俺は腹を抱えながら敵を見る。奴は満足気に笑っている
「なぁ勇者っつーのはこんなにたくさんいらねぇだろ。
どいつもこいつも勇者の風格なんざねぇからなぁ」
「お前・・・何が言いたいんだ・・・」
「実を言うとな。俺は魔王の味方ってわけなのよ。
だからその勇者様を潰すのが俺の役目なんだよ。
俺は真っ先にてめぇを墓場送りにしてやろうってわけ」
奴は俺を殺しにかかった。俺は覚悟を決めて攻撃に備えた

3174−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2011/01/04(火) 17:46:21 ID:MZ/uOi/A
スカイツリー行ってきますた

扉を半開きにし、ボウガンの先っぽと頭だけをちょろっと出し、中を覗いた。
俺「鎧動いてますやん」
中では誰かが入っているような鎧が暴れまわっていた。
しかし中に誰かが入っているとは言い難い。
鎧の中から生気がまるで感じられない。それに時々人間には不可能な動きもする。
俺「まぁ俺が助ける義理はないな」
俺は踵を返し倉庫を去った。

318ラビット:2011/01/05(水) 18:13:31 ID:/nQWLGjE
レイン「僕が奴等を引き付けておくから、その隙を狙って魔王の遺物を積んでる荷台から遺物を奪うんだ。敵が襲いかかって来たら自分で何とかしてね。」
俺「ああ、分かった。この鎌がどれ程の武器か試せるぜ」
レイン「いっぱいいるのは雑魚キャラだけど、部隊長を相手取るなら『試し斬り』って訳には行かないから覚悟してね」
そう言った瞬間、俺の隣からレインが消えた。いや、消えた様に見えただけで、一瞬で魔王軍の前に飛び出したのだ。
俺「やっぱりアイツは普通じゃねぇな」
レインに複数の魔物が襲い掛かる。その隙に、遺物を積んでいるであろう荷台へ一直線に駈け出した。
荷台の前に立ち、覆いかぶさってる布を取った。
俺「・・・・・・・・・・・・え?」
中は空洞。何も入っていない。どういう事だ、ここに魔王の遺物があるのではなかったのか。
そこへ、
部隊長「残念だったなァ、少年。魔王の遺物はとっくに他の奴が城へ持ち帰ったぜ」
他の奴等より明らかに強そうな男がこっちへ歩いて来た。人間だろうか?なぜ人間が魔王軍にいるんだ?
だが今はそれどころではない。もう遺物は奪われてしまったのだ。
部隊長「他の勇者達と戦っているのは囮部隊。そして俺達の部隊は、俺達が本隊だと思い込んで戦いに来てる奴を潰すためのもう一つの囮部隊だ。残念でしたー。」
俺「なん・・・だと・・・・」

3194−4−・伝 ◆UD94TzLZII:2011/01/08(土) 17:40:11 ID:MZ/uOi/A
〜王室〜
俺「魔王軍を撤退してきました」
王「あ、もう倒してきたの?おつかれ〜」
ゴロンと横になりながらおやつを貪るように食ってる王。
本当にこれがこの町の王なのか。
俺「しかし半分ほど魔王の遺物を持って行かれてしまいました」
王「はぁ!?マジでいってんのかそれ!?」
俺「残念ながらマジです」
王「どうしてくれんだよお前よ〜!ちょマジないわ〜」
俺(やべぇちょっと一回殺してぇ)

320銀鋏:2011/01/19(水) 20:40:39 ID:yh/gc3rs
UBW観てテンション上がって勢いでEXTRAのアーチャー√クリアした´`
お腹痛い´`








「さあてみんなの所に行くとするか」
老婆を解体したところでカイトは走りだした。

◆◆◆
(なんか感じが違うな。なんかこう違う。)
ハズレはこの言い表しようのない感じに不安だった。
(なんだこのこの世のすべての不幸を孕んだ感じは…)

ふとハズレは鋏をみる。しかし鋏からはなにもおなしな感じはない。
(ま、気にすることはないだろう)
そう思い顔を上げる。
それはそこにいた。
この世のすべての不幸を孕んだ後光(オーラ)を纏ったカイトがそこにはいた。


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