したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

王「見かけん顔だな、何者じゃ?」 俺ら「「勇者だ。」」 [本スレ]

285グリムリゼル:2010/12/28(火) 23:00:22 ID:CZF.7r/Y
暗い...

ただそれだけ。

視界の中、目に映るのは黒。

…いや。もしかするとこの黒は白かもしれない。

人々は[色]という存在に名前をつけた。

しかし、生まれながらその視界に移る色が人それぞれ違うかもしれない。

例えば[霊]という存在に色が存在しているならば。

それを見える人と見えない人がいるのではないか。と

自分は今、見えているものが二つある。

一つは[黒]もう一つは[無]だ。

今、自分の視界には[無]という色が映っている。

そして、その色がこちらに向かって言葉を呟いている。

なんて言っている?

何を…言っている…。

何もわからない中。

視界が歪む、歪みの中、色が溶けた。

色が弾けて。

眩しい光が視界を包む。

そして、目をあけた。

そこには、無限に広がる水の中。

液の中をたださ迷う泡。

まるで魚のように動き、それは形を司る。

時には星、時には顔、時には鳥。

この泡一つ一つが。

何かの源、エネルギーだとわかった。

頭に声が響く。

「真実を掴め」

「あなたの本来の力をこの手で」

「この水の中に存在する、あなただけの[力]を」

「風を掴みなさい。」

そこで声が止まった。

掴め?真実?力?風?

疑問が埋め尽くす。

だが、従うしかない。

確かに自分は欲しい。

…[力]が。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板