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王「見かけん顔だな、何者じゃ?」 俺ら「「勇者だ。」」 [本スレ]
289
:
銀鋏
◆jylM0e3cUA
:2010/12/29(水) 15:38:55 ID:yh/gc3rs
思わず振り向くが――そこにはもう誰もいない。
そして。
すぐそこに、『彼』がいた。
助走の足音もなく――跳躍の脚音もなく――一息で飛んできた『彼』が、カイトの上方で、空中に――存在していた、何の事前動作も何の予備動作もなく――『彼』は十メートルの距離を、跳躍していた。
「――ひ」
悲鳴をあげる暇もない。
『彼』がやったことは単純明瞭、ある程度身体が柔らかければ誰にだってできる。
右腕をぐいっと後ろに振りかぶって――
「……『地球割り』」
――振り下ろした。
ギリギリのところで紙一重で『彼』の拳を避ける。
獲物を失った彼の拳は地面に当たり、そして地面を砕きクレーターを作って停止した。
クレーターを作るほどの威力の『彼』の拳だが動けなくなった今がチャンスだ。カイトは一本だけ剣を取り出し一気に決めるべく首を目指して剣を振り下ろす。
しかし『彼』は無事だった。
カイトの振り下ろした剣は皮膚にも刺さらず、停まっていた。
カイトが驚いてるうちに、がしっ――と『彼』に首をつかまれる。
「もう終わりにしようぜ」
そして信じられないほどの圧力が頸部にかかる。
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