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ソウルファッカーズ2のようです DISC2

24 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:00:38 ID:uPhFbEhM0
ヽ(;`Д´1)ノ「た、助かったぜみんな。」

ヽ(`Д´2)ノ「殊勝だな。そうも素直だとなんか気持ち悪いぞ」

(´・髭・`)「ほれほれ中身取り出せよ!お宝だぜ。多分。」
 つ本と

>バルバトスが宝箱の中身を漁っていく
>一冊の本にはこう記されていた。
>「不死者の書」
https://pbs.twimg.com/media/GBGsM9sbwAANkeO.png

ヽ(`Д´1)ノ「なんじゃこりゃ?? 集めればガチャで天井引けるんか?」


(ξξ)つ 「てて手を出すな!!そいつらを使ウと・・・
やばいもんがよヴぃ出され・・・」

パァン

=yと(#`Д´1)ノ「やかましいわ糞ボケがあ!!人食おうとしてたクリーチャーめ!!
           お前らの方がよっぽどヤバいわ!!」

力なく這い寄ってきたそれは、異形の口の中を撃ち抜かれ今度こそ絶命した。
残骸がぐずぐずと溶けていく。

ヽ(`Д´1)ノ「ふん!なんだよアイツ!完全に頭がイカレてやがるぜ!
さっさと帰りたいね!」
https://pbs.twimg.com/media/GBrPL5JaoAA1EPp.jpg

(´<_`)「そいつ『ら』?」

(;``)つ(石) 「カムイさん!宝箱の底にこんなものが!」

あやうく小柄が宝箱の中に呑み込まれそうなのを踏みとどまり、ナナシが何かを見つけた。


>ゲートストーンを手に入れた


ヽ(`Д´2)ノ「なんだこれは?宝石なら悪魔との取引に使えそうだが・・・」

ヽ(;`Д´1)ノ「うぇ、血が染みててくせえぜ!きっとここのカルト連中が何かに使ってたんだ。
このうさんくせー本も読めねえし。焼いて暖取るか?」

と(´<_`;)「・・・」

『堕天使召喚』

(パ∀イ)「はいはい悪魔使いが荒いですわね。あほほほ!」

25 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:01:25 ID:uPhFbEhM0
イカれてんのはお前の生足だろ!いい加減にしろ!

26 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:01:46 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「本来は全言語に通じるというロノウェに頼みたいところだが、残念ながら契約すらしていない。
パイモン、読めるか?」

(パ∀イ)「『書物』そのものではなく、『書物という財宝に隠されたもの』を読むのね。
ちょっと待ってくださいまし・・・」

神秘のヴェールをたくし上げ、文書を読み解く。

ヽ(;`Д´1)ノ「うっへ動作えっろ!ヤっちゃっていいすか!?」

ヽ(`Д´2)ノ「いーからお前は黙ってろ。」

(パ∀イ)「ふむ・・・ありふれた悪魔学以外は対して役に立ちそうにないですわね。
興味深いのは・・・このあたりかしら。読みます?」

(´<_`)「頼んだ」

(パ∀イ)「落し穴にいりて、敵の腸を入れよ。奴らの内蔵は悪魔をそそのかす!
灰をまかねばならぬ。その香りは悪魔の怒りをかきたてる!
落し穴にいりて、門の石を投げつけねばならぬ。宝玉の魔法は悪魔を呼び覚ます!

・・・だそうですわ。」

(´<_`)「ありがとう。要は悪魔召喚書か。」

ヽ(`Д´1)ノ「さっそくいただきに行こうぜ!俺が交渉で仲魔にしてやる!


・・・って落とし穴ってどこだよ?」


(;``)「もしかして、途中にあった井戸かなあ?」

(´<_`)「ふむ。民明書房によると井戸とは古来、イド(自我)と結び付けられて考えられることがあった。
悪魔の自我を封じて肉体を束縛するのは合理的かもしれん。」

ヽ(`Д´2)ノ「流石カムイさん!早速いきましょう!?」

(´<_`;)「突っ込んで欲しかったんだが・・・」




ヽ(#`Д´1)ノ「クソッ!へんな格子が立ってやがる!これじゃ井戸に入れねえぜ!
来るときこんなのなかったのによ!」


(´<_`;)「それだけじゃない・・・帰れなくなったぞ。

行きはこの道だけだったろうか?」

27 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:02:06 ID:uPhFbEhM0
『そこに来てしまったんだな。仕方ないが一旦悪魔降臨の儀を行うしかないのだ。』

(´<_`;)「あんたか・・・どういう事だ?」

『たぶん、不死の書を取っただろう。あれは一種の罠でね。
宝箱が解放されると、義を終えるまで出入口が封鎖される。
一旦上がって、落とし穴で井戸まで落ちてくるしかない。』

(´<_`)「わかった。」

『独房の中の一部屋に階段が隠されているはずだ。そこから、昇って落ちるんだ。』

ヽ(`Д´2)ノ「また例の虫からですか?」

(´<_`)「ああ。おれたちは罠にかかったらしい。
どうやら悪魔を召喚して倒すか仲魔にするほか、ないようだぜ。」

ヽ(`Д´1)ノ「望むところよ!」


>隠し階段を昇って落ちた
https://pbs.twimg.com/media/GBGsN1_aUAA6E1K.png

ブォン。


く(;`Д´1)ノ「うわ!」

イチローがとっさに身をかがめると、髪の先端がはらりと削り取られていた。


ヽ(;`Д´1)ノ「みんなジョーダイブか!えっ」

全員─




既に身をかがめていた!


ヽ(#`Д´1)ノ「なんでだよッ!なんでみんなよびどーさしてんだよッ!」

(´<_`)つ□←スマホ

ヽ(`Д´2)ノ「もう忘れたのかよ。各々のCOMPとスマホに位置情報入れといたの。」

ラ▽へ▽ム「まぁ無事で何よりです・・・」

ヽ(;`Д´1)ノ「チクショー!!!!!!」

28 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:02:27 ID:uPhFbEhM0
>井戸前

ヽ(`Д´1)ノ「・・・で、なんだっけ。」

(´<_`)「落し穴にいりて、我らの敵の腸を落さねばならぬ。」

〜ヽ(;`Д´1)ノ(はらわたってなんのことだ?綿なんて持ってねえし・・・
とりあえずあのキモい野郎のタンでも落としてやるか!
悪魔もきっと喜ぶはずだ!) 

ポイッ

(;``)つ「ねぇイチローくん!今落としたの何!?絶対内臓類じゃないよね!?」

ヽ(;`Д´1)ノ「つ、次オナシャス!」

(´<_`)「落し穴にいりて、灰をまかねばならぬ。
その香りは悪魔の怒りをかきたてる!」

ヽ(;`Д´1)ノ(灰を作ればいいんだよな・・・?)

ヽ(`Д´1)ノ「どりゃ!ナパーム!!」

ポイッ ボム

(;``)「ねぇ今、何投げたの!?井戸の中燃えてるんだけど!!」


(´<_`;)「落し穴にいりて、門の石を投げつけねばならぬ。
宝玉の魔法は悪魔を呼び覚ます!」


(石)==ヽ(;`Д´1)ノ「とりゃ!!!!!!」


(;``)「迷いなく投げたけど大丈夫!?」


(´<_`;)「落し穴にいりて、不死の書を唱えねばならぬ。
その言葉の力は悪魔を束縛する!そして、その時初めて、増殖する地獄は消え去る!」

(パ∀イ)「では私がお読みいたしますね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」



>おおよそ意味不明な言語が繰り返される


>そして・・・

29 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:02:58 ID:uPhFbEhM0
ズズズ・・・

https://www.youtube.com/watch?v=Nas4-Ee6COo

灼熱する薪から、地獄の子供が飛び出してきた。
その怒りに震える拳は、白熱する炎の如く熱を発していた。
https://pbs.twimg.com/media/GBGsQEpaAAA5y3P.jpg


(`羊´)「なにか捧げ物が臭かったぞ・・・」

ヽ(`Д´2)ノ「一応、儀式は成功か。」

ヽ(`Д´1)ノ「よし、俺がいただく!」

>TALK

(`羊´)「再びニンゲンの世界に呼び覚まされたぞ!
はかなき定命の者どもよ。
私を封印してゲートにしていた契約者、舞弓ゲンの前に
この私がお前らを地獄に落としてやろう!!」
https://pbs.twimg.com/media/GBGsQ48aAAAOizU.jpg

>奈落の落とし子 バフォメットが襲い掛かってきた!


と(`羊´)と 「遠慮なら要らぬ!解き放ってくれた礼だ!」

『FIRE-FIST-AMEN』

焼灼拳がパーティを襲う。

ラ;▽へ▽ム「む・・・これはまずい。熱すぎますよ。」

(`羊´)つ 「死ぬがよい!」

『AGIRAO』

>ラームジェルグは力尽きた
>COMPへ戻った

ヽ(#`Д´1)ノ「ラーム!!
てめえ・・・許さねえ!!」

と(´<_`)「チッ!」


(`羊´)「飛んで火にいる虫けらが!!焼き払ってくれるわ!!」
つ●と
https://pbs.twimg.com/media/GBGsRpra0AAkJza.png

30 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:04:15 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=Q6fuN1Dy03U

(`羊´)つ==●

『Maha-AGION』
https://pbs.twimg.com/media/GBGsSYObsAACXsD.png

と(´<_`)「マハ・ブフーラ!!」

爆炎と氷結が拮抗する。

(`羊´)つ 「魔力を追加してやる!!」


>炎の勢いが強まった!

(´<_`)「がはっ」

カムイは吹き飛ばされた。

(;``)つ 「く!」

『MAGIC-MIRROR』

(`羊´)「マカラカーンか?無駄だ!」
つと

『MAKARA-BREAK』

鶴の一声で防護壁はかき消えた。


(`羊´)つ 「あの男が司令塔か?焼き殺せばいいのだな。」

悪魔の山羊の頭蓋骨の目はしっかりとカムイを捉えていた。


(´<_`;)「く・・・」

>魔法の撃ち合いで昏倒して動けない


(`羊´)「この私を目覚めさせた事、礼を言うぞ!
つ●と そして圧倒的な力の差に死ぬがいい!!!!!」





『AGIRAO』

31 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:04:37 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=6Vrl4TsjAgg
(1.25倍推奨)


「どいてください!」ヽ(`Д´2)ノ  ドン ( <_ ;)

(´<_`;)「お前・・・!」


『Reflect』

盾と(`Д´2)

(;`羊´)「ぐあ!?」

反射ダメージが悪魔を襲った。


ヽ(`Д´2)ノ「キャバの行きつけの女からネックレスもらってたんすよ。
流石に戦闘に行くのにつけていくのもあれかと思って、盾に仕込んでおいたんですけど・・・
いいファインプレーだったみたいだ。

まさか魔法のアイテムだったとはな!」
https://pbs.twimg.com/media/GBG4YkVboAAcVTQ.png

(#`羊´)「おのれぇ・・・仕込みとは・・・」

ヽ(`Д´2)ノ「そして火炎がお得意のようだが、反射は防げないようだな。
魔法の『耐性』程度しかないということ。
お前が言うほど、差はない。」

(`羊´)つ 「ぬかせ!!」

『Maha-AGI』


ヽ(`Д´2)ノ「手こまねいて何もしてなかったと思うか?」

「ジロー殿ノ指示ニ、文句ハ言エンナ!」
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3077205.jpg

『BUFULA』

地霊ドヴェルガーの振ったハンマーから、氷柱が出る。
炎の幕を突き破り、溶けきる。


(;`羊´)「なに!?私の全体魔法が・・・

たった一撃で相殺されるだとぉぉ!?」

32 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:05:34 ID:uPhFbEhM0
ヽ(`Д´2)ノ「焦って詠唱されたものなど、一点集中で練られた魔にどうして打ち勝てようか。」

続いてドヴェルガーの投げハンマーが頬をかする。

(`羊´)つ「調子に乗るな!」


『RETURN』

両腕の爪が引き裂こうというとき、地霊は帰還した。

ヽ(`Д´2)ノ「マスト。俺は突撃より頭脳歯でな。自分で言うのもなんだが
カブラギさんよりは頭使うタイプだと思うぜ。」

(;``)つ==つ ドン 「うらああ!!!」

狙いが消えてよろけた悪魔を、ナナシが鈍器でぶつ。
頭をモロに打ち付けて昏倒したようだ。

(;`羊´)「おの・・・れえええ・・・」


(´<_`)「下がってろ。冷気は十分ため込んだ。凍死させる。」
 つと

『OFFENSE_MAGIC
Maha-BUFULA』

(#`羊´)つ「なめるな!舞弓ごときに長年貯蔵庫として使われてきたこの迸る魔力を!!!!!!!
  つ   恨みはらさず死ねるかああああああああああああああ!!!!!」

『Maha-AGI・DYNE』

最高威力の全体火炎が放たれる。
まともに対抗できなければ皆消し炭になること必至。

と(´<_`#)「ぐううううううううううううう!!!!!おおおおおおおおおおおおオ!!!!」

「カムイ様」

誰かが手を添える。

(パ∀イ)つ「あらいやだ。カムイ様、わたくしも氷結使いですのよ?」

と(´<_`)「そうだったな。頼む。」


(パ∀イ)つと(´<_`)「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!多重マハ・ブフーラ!!!!!!!!」

(`羊´)つ 「ハハハハは!!!効かん、及ばんなあ!!」

33 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:06:01 ID:uPhFbEhM0
と(;`羊´)つ「ガ!?」
https://pbs.twimg.com/media/GBGsRpra0AAkJza.png

激しいブレスと詠唱が止まり、悪魔がノックバックした。


0==0ヽ(#`Д´1)ノ「ネコパンチバズだ!!!
            よくも俺の玉筋裏のラームジェルグを!!!」


どんな弾丸を装填しても、内部構造で弾の形状を変化させとてつもない威力を出してくれる不思議なバズーカ。
魔晶元のネコマタの技芸が関係しているとされる。
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3076539.jpg


(;`羊´)「小僧・・・とっくに我が炎と噴煙に焼かれていると思って・・・
ぬかったわ!!!」


と(´<_`)「鳴り物入り、じゃないのか?
どちらにしても誤用だがな。」



{( ゚羊゚)}「ぐあ!!!」


>悪魔は凍結した。



=yと(´<_`) 
https://pbs.twimg.com/media/GBY3-fLaAAAF57-.jpg


銃撃で凍り付いた肉体・・・胸部を中心砕かれ、悪魔は完全に戦闘不能になった。




(;羊;)「おのれ・・・おのれぇ・・・こんな小童どもに・・・」
   と


砕かれた胸部をいとおしげに庇う。


(#`羊´)「せめて、せめてだ!!

死の淵で契約が解ける今、舞弓に一矢報い・・・」

34 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:06:30 ID:uPhFbEhM0
( ゚羊゚)「                                            」


声にならない咆哮をあげ、悪魔の体は消滅した。
人間全員が思わず耳をふさいだ。


『わたしを斃したとて何の解決にもならぬ。
むしろ、これからが本当に地獄になる。おとなしく私にころされていればよいものを・・・

舞弓と同じ墓に眠るがよい!!ハハハハハ・・・・!!』


ヽ(#`Д´1)ノ「うるせえ!!!!」

井戸・・・いやもとい朽ちた祭壇をイチローはメタメタに叩き壊した。
それで声は聞こえなくなった。


>悪魔の角笛を手に入れた


ヽ(`Д´2)ノ「・・・なにに使うんだ?こんなもの?」


ヽ(`Д´1)ノ「知らねえ。舞弓ゲンとやらのケツにぶちこめっていう叫びが聞こえるぜ?」


(´<_`)「まさかお前・・・
あ、パイモン助かったよ。」


(パ∀イ)「ほほほ、流石は私が見定めた人。
普通は力を合わせても、ダイン系なんて上位魔法に太刀打ちできませんもの。」

(´・髭・`)「俺の貢献忘れてない?俺がいるだけで銃の腕前は上がるんだぜ。いやいやマジ。」

(´<_`)「バルバトスも、ありがとう。もちろんだ。」


ヽ(`Д´1)ノ「まあ本来の任務を果たして余裕があれば、っすけどね。
あの骨野郎、自分を貯蔵庫とか舞弓に使われてたとかほざいてたから
きっと実験用悪魔の触媒に使われてたんだ。

俺ら悪魔倒すけどさ、相手が向かってきたり一般人を殺そうとするからじゃん?




いくら契約で召喚したとはいえ、一方的に縛り付けてサクシュ?なんて悪魔相手でも許せねーよ。」

35 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:07:12 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「いいだろう、余裕があったら、な。
ミッションのタスクに加えておこう。
言っておくが暗殺以外は認めんぞ。
いくら舞弓ゲンがクズでも、クズノハ配下に公に手を下したらコトだ。

・・・下手すりゃファントム総出で前面戦争だ。」


ヽ(`Д´2)ノ「イチローが早まったら、俺が止めますよ。殺してでもね。」

ヽ(`Д´1)ノ「笑えねー冗談だな!こんな場所だとなおさらな!」

(;``)「勝ててよかった・・・。本当に怖い悪魔でした。
でもあの、空気を引き裂くような叫びはなんだったんだろう・・・」

(´・髭・`)「俺はチョッカンしたね。あれは仲間を呼ぶ同国の慟哭だ。
しかし だれもこなかった!

・・・ってわけにはイカナソーだね。カンだけど。」


(´<_`)「やつの同類がここにワラワラ押し寄せてくるってことか?
・・・鉄格子は封印されたままだ。どうしよう。
お前達はああいう悪魔を見た事があるか?」

(´・髭・`)「魔界でってこと?知らないなあ、あんなヤツ。君の方が、知っているんじゃないの。ケケケ。」

(パ∀イ)「わたくし、地獄の宰相の補佐を長年やっておりますが。
あんな不細工な股間バフォメットは見た事がありませんわ。」

『私も初見ですね』 『私もです』 『ボクも!』


『Kin-tama』

イチローが金丹を使い蘇生を試みる。

『邪鬼召喚』

ヽ(;`Д´1)ノ「ふー蘇生成功。ヒヤヒヤしたぜ!」

ラ▽へ▽ム「生きた心地がしませんでしたね。もっとも、さっき死んだばか」

と(´<_`;)「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 ズルっ





ヽ(`Д´2)ノ「カムイさんッ!?」

36 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:07:34 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=ZzJZmmPOozI

く(´<_`)「・・・ここは?」
https://pbs.twimg.com/media/GB4jcd2aAAARGrU.png

(  )刀 「なんだおめさん。起きたっぺか。体無事か?」

(´<_`)「・・・ああ。あんたがここに?」


(  )刀 「いんや。あんたが近くで倒れてたのを、ここに匿ってただけだぁ。
       ここは『えでん』だよ。
       あんた、『やたがらす』の人?」


>刀を持った男が気さくにはなしかけてくる


(´<_`)「いや、おれは、ウエハラカムイという。
     助けてくれてありがとう。

      ここがエデン・・・?」


(  )刀 「そだ。おれらは『虚人(うろびと)』ちゅって、未完成な人間なんだと。
       やたがらすの人が、たまに来て誰か連れていくだよ。
       人間に、してもらえるんだと。
       おらの出番はまだかなあ・・・?」


(´<_`)「人間ではないのか。」


(  )刀 「おめさんは人間だろ?いいなあ・・・
でも気を付けんろ。虚人の中には、人間さんを殺して食えば
人間になれるっていう、うつけがたまに出るだ。
やたがらすの人も、たまにやられてただよ。



そんな不届き者は、もちろん私が殺したがね。」


(´<_`;)「・・・?」

(  )刀 「いや、なんでもね。
でも今は人間さん襲ってる場合じゃないと思うだけどなあ・・・」


(´<_`)「何があった?」

37 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:07:56 ID:uPhFbEhM0
人類憧れの地、追放された楽園を模したものの風景を楽しみながら歩く。
巧妙なフェイクか本物の樹木か見分けがつかない。

(  )刀 「いんやー、すっごい怒鳴り声がしたと思ったら・・・出たんだべよ。」

(´<_`)「何が?」

(  )「おや、あんた方、どこから来られたのですか?」
https://pbs.twimg.com/media/GB4jqgda0AA82kt.jpg


(  )刀 「この方は外部の人間様だ。くれぐれも・・・
ッ!」


男が駆ける。
カムイも追随する。


ボンテージに身を包んだ美女が、鋼の翼で虚人を傷つけている。


く( e )「神の作りし生命の法を冒とくし、神を貶める背徳者よ!悔い改めて転生するがいい!!」


(  )刀 「貴様らの信仰心の押し付け!持ち合わせるものは何もない!」

と(´<_`)「凍てろ・・・」

カムイの氷激で敵が固まると、刀を取り出し斬りつけはじめた。
先制攻撃。
あっという間に、天使エンジェルは動かなくなった。


(  )「ひぃぃ!助かった・・・」

(  )刀 「単独で動くな。立てるかな?」


(´<_`;)「あんたは一体・・・?」


(  )刀 「改めて、ご助力感謝します。
私は虚人のアシヒラと言います。今後ともよろしく。」
https://pbs.twimg.com/media/GB4n6LFagAAXau4.jpg

(  )刀 (ちなみにさっきまでのが素です。凛々しくしていないと虚人たちに示しがつきませんので。)


(´<_`;)「そ、そうか・・・」

38 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:08:25 ID:uPhFbEhM0
>アシヒラが広場に生き残っていた虚人たちを集めた

く(  )刀 「こちらは人間のカムイさんだ!我々の救世主となるべく、やたがらすが遣わせてくださった!!
いざ、抗おう!同志たち!」
https://pbs.twimg.com/media/GB4oBiKbMAAy7_Z.jpg


(  ) (  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )「おおおおおおおおー!!!!」


(´<_`;)(お、おい。今のおれは悪魔召喚もできないんだぞ。こんなに大勢集めても守り切れんぞ。)

(  )刀 (よいのです。あなたの異能の力はそれだけで民を鼓舞する。)



(  )刀 「これより一斉に攻撃を仕掛ける!全面戦争だ!
       悪魔と手を組み、我々を迫害し続ける異端の虚人を討つのだ!」

https://pbs.twimg.com/media/GB4oELPbkAA8aE7.jpg


>カムイはギョっとした

(´<_`) (おい、本当にこんな烏合の衆で悪魔達に挑むつもりか?
死人は少なからず出るぞ。)


(   ) 「ぼくたちは虚人・・・。人間になれなかった、人間へあこがれたいのち。」
https://pbs.twimg.com/media/GB4sEpmakAA6uid.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GB4sF-NbAAACsws.jpg


刀(  )ニア 「見ろ!悪魔と協定を結んだ異端に殺された同志の思念を!!
         やつら異端は、悪魔の力で我々を弾圧し、自分達だけエデンから上がって人間になるつもりだ!!
         
         かなしいが・・・やらなければ次はあれが我らの未来となるのだ!!」



(  ) (  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )「おおおおおおおおー!!!!同族殺しを許すなー!!」


>虚人たちは出陣の準備を始めた





(´<_`)「大したアジテーターぶりだな。」

39 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:09:06 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「何がしたい?おれを担ぎあげてまで」
https://pbs.twimg.com/media/DGZIEi2UQAMNFSP.jpg

(  )刀 「『自由』が欲しい奴らは、これを期に悪魔と手を組んででも自分達だけエデンを出るつもりです。
やたがらすの人達の選んだ通りに連れていってもらうのを、順番待ちするのが決まりなのに。」

(´<_`)「順番待ちを減らすために、仲間を殺していると?」

(  )刀 「そうです!人間様は察しがよいですな。
奴らは私達を異端と誹りますが、我らから見れば規律を守らない奴らこそ異端。
虚人に寿命なんてものはないから、ずっと待っていられるというのに。」

(´<_`)「この世界では、食べ物は食うのか?」

(  )刀 「いえ、カジツが実っていますが虚人は基本的に飲食が要りません。
だからこそ人間になりきれないのかもしれませんね。」

(´<_`)「・・・人間の世界では、食い物の順番待ちをするのが嫌で殴り合いになったりする事がある。
食べ物がない地域では殺し合いにすら発展する。
お前達、虚人のままの方が幸せなんじゃないか?」

(  )刀 「ううむ、人間の世界も幸せだけではないのですね。
しかし何か使命がある気がするのです、虚人として生まれ落ちた時から。
えでんで鍛錬を積み、人間になれる努力をしろと!」


(´<_`)(・・・合体実験用に丈夫になった奴を連れて行くわけか。
ペットショップでショーケースを見定める人間的だな、実に。)

ヒトでない物の方が、人間の理想とするヒトのような規律を持っている。
そしてきっかけ(悪魔の出現)一つで簡単に崩れ去る。

ヤタガラスの連中はそんな人間的なものを作って、人間を創造したという神のコスプレでもしたいのか?

>カムイは心で苦笑した





(  )刀 「天運は我にあり!!進軍だ!!!」

(  ) (  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )(  )「おおおおおおおおー!!!!」

ご丁寧にも、ツタが絡んだ階段があった。
そこから深層部に入るのだろう。

と(´<_`)「下がれ!」

待ち伏せしていた人食いのガキを、葬った。

40 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:09:38 ID:uPhFbEhM0
>最深部
https://pbs.twimg.com/media/GB6MzXobMAAvryV.png

(  )刀 「勝利だ!またしても勝ったぞ!」
https://pbs.twimg.com/media/GB4oOqwagAA2xkr.jpg


>虚人が悪魔に捕まっている!


(  )「だ、誰か悪魔をやっつけてくれないかなあ。助けてくれないかなあ。」
https://pbs.twimg.com/media/GBZIDwAawAAhGZo.jpg

(  )刀 「ム!悪魔に襲われているということは同志ッ!しかし強そうな悪魔だ・・・」

( ゚十゚)「ふん、バカバカしい。確かにお前らは人間もどきだ、人間とよく似ている。
自分で打破せずに他人に助けを乞うところなどがな。
せめて全力で戦って見せろ。抗う気がないのなら、せめて大人しく死ぬがいい。」
https://pbs.twimg.com/media/GBZIF9DbsAAjF-a.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBZIHb2bMAAQ227.jpg

(  )刀 「う・・・」

>アシヒラは威圧感にみじろぎしている。


(´<_`;)「チ!おれが出る!

おい、そのヒトモドキを離せ。なぶり殺しなど騎士のすることか?」


>TALK


( ゚十゚)「貴方、人間ですね?ほう・・・これは興味深い・・・」

(´<_`)「人間で悪いか?」

( ゚十゚)「いえいえ、悪くはありませんよ。むしろ話せてうれしい限りです。
こんな掃き溜めに人間が居て・・・更に人間と会話が成立するなど
夢にも思いませんでしたから。ハハハッ!」

https://pbs.twimg.com/media/GBZH4Q2aUAAs0bG.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBZH5yZbUAAGTG1.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBZH6nIaoAAjWDr.jpg

(´<_`#)「会話にならんな・・・堕天使と思い期待したが殺すか」
つと

確殺する為に、冷気を溜める。

41 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:10:13 ID:uPhFbEhM0
( ゚十゚)「おや・・・おやおやおや?生まれつきですか?その魔法力は?」

(´<_`)「そうだが。これから殺すお前に関係があるのか?」

(; ゚十゚)「その身も凍えるような凍気、闘気、殺気・・・
だいぶ昔に見た事があるぞ・・・
ひょっとして貴方、純粋な人間ではないのでは?
魔王クラスの悪魔が親類にいたりしませんか?」

(´<_`)「命乞いか?おれに親はいない。というか知らん。」

( ゚十゚)「そんなはずはない・・・貴方こそ忘れられし魔王の御子…………

どうです。ここは互いの為に、身を引いてくださいませんか?」
https://pbs.twimg.com/media/GBZISShaUAAth0q.jpg


(´<_`)「いいだろう。まずそいつを放せ。」

(  )「あわわあわ・・・ありがとー!」


>虚人は突き飛ばされて解放された。


( ゚十゚)「賢明な判断です。
貴方にはきっと幸運が訪れるでしょう。
我が魔王、私は堕天使エリゴール。今後ともよろしくお願いしますね。」
https://pbs.twimg.com/media/GB6M1pmaMAAyyfN.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GB6M2n4aAAAiAPj.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBZH7iqbAAAMdY3.jpg


>仲魔になった


(´<_`;)「おい!?一人で勝手に納得しないでほしいのだが・・・
まぁいい。おれが連れているこいつらは、悪魔には対抗できない。
虚人は虚人同士で決着をつけてもらうとして、悪魔掃討に協力してもらおう。」

( ゚十゚)「我が魔王の命とあらば、喜んで。
しかし貴方ほどの御方がこんな人間モドキと・・・お父上が知ったら悲しみますぞ。」


「なに!?きさま裏切るのか!!」


( ゚十゚)つ→ 「私はお前らと手を組んだつもりはない!!君主を得た以上、お前らは敵だ!!」

手にしているパイク、魔法、馬の突撃で次々と周囲の悪魔を殺していった。

42 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:10:34 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「ふん。苛烈にやるもんだ。仲間だったんじゃないのか。」

( ゚十゚)「いえ、急にこんな場所に呼び出されたあげく、芳醇なマグネタイトがそこら中にありました。
その為に一緒に行動していただけです。
種族やスタンスが違えば悪魔などこんなものです。」

(  )刀 「おお!悪魔を引き込んでしまうとは・・・!素晴らしき哉、人間様!
これが、ウマですか・・・」

( ゚十゚)「人間モドキが触るな。不愉快だ。」 ギロッ

(  )刀 「ヒッ!!」

(´<_`)「エリゴール。頼むから面倒を起こさないでくれ。こいつらは今大事な戦争をしているんだ。
せめて士気を下げないでやってくれ。」

( ゚十゚)「御意。おい人間モドキ。私がカムイ様の僕だからといって、お前らの味方だと思うな!
命令次第でお前らを皆殺・・・」

(´<_`#)「シャラアップ!!!!!!」

(; ゚十゚)「・・・失礼しました。だが私の愛馬に触らぬよう言ってもらえますか。凶暴なので。」

(´<_`)「だそうだ。あまり馬を刺激しないように。暴れだしてもおれは保証できない。」


ふと、乗馬クラブに行った時に対面した馬の目が予想外に大きくて少し怖かったのを思い出す。
その瞳が、ペンか爪でも刺せば簡単に潰れてしまいそうなくらい脆そうだというのも怖かった。





(  )刀 「囚われた穏健派の仲間は全員助けたな!
皆、本陣に行くぞ!!!!
最後の決着をつけるのだ!!!!」


(  ) (  )(  )(  )(  )(  )「おおおおおおおおー!!!!」


( ゚十゚)「この程度の戦いでここまで死ぬとは・・・脆弱すぎる。
何と戦っているか知りませんが、生き残れるのでしょうかね?」

(´<_`)「知らん。おれもおれでここから出る為に成り行きで力を貸しているだけだ。
あいつらが自由の身になれば、結果はどうあれどうでもいい。」

( ゚十゚)「・・・

酔狂ですね。あなた一人と私でも出ようと思えば強行突破できるでしょうに。」

43 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:11:16 ID:uPhFbEhM0
「嵐の悪魔だー!!!!ぎゃあああああ!!!!!」

先発隊の断末魔が聞こえる。

(´<_`)「アシヒラ!急ぐぞ!!」
 つと

エリゴールと2ケツになって先行する。

刀(  )つ 「あ!待ってくださいお館様!!!!!
        ・・・ん?お館様?」

https://www.youtube.com/watch?v=bNubxP2AQzw

>三人の先発隊の死体と悪魔がいる。


パ`W´)つ 「のこるは貴様だけか。ジワジワと嬲ってマグネタイトを搾り取ってから殺してやるぞ!」




パ`W´)つ Σつ(´<_`)
            と


咄嗟に馬から降り、肘パッドで衝撃魔法を受ける。


パ`W´)「む!貴様・・・カムイか!!
おのれよくも我をずっと閉じ込めておいたな!!」

(´<_`)「おはよう。いや、こんばんはか?
精霊でなくなったのか。」

パ`W´)ニア 「ふはは!!!隙を突いて逃げ出し、ここのヒトモドキどもからマグネタイトを吸っておったのよ!!
もはや貴様など敵ではないわ!!!!」

( ゚十゚)「なんですか、この馴れ馴れしい奴は。ただの邪神パズスですよね?」

(´<_`)「仲魔だ。」

パ`W´)「仲魔だった、だ!さあラマシュトゥに会わせろ!!
我とともに自由を謳歌してマグネタイトの酒池肉林だ!!!!!!」

(´<_`)「残念ながら召喚者は遠い所にいるよ。おれが出張でね。」

パ`W´)「むぬぬ・・・貴様とあの小娘からの離反計画が台無しではないか。
許さん・・・
貴様を引き裂いて小娘ともじっくり探すとしよう。」

44 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:11:41 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「ああ。要するに。
スタメンとして召喚されず、夫婦の時間も与えてもらってないから反乱か。
実にガキ臭いな。シュメールの嵐神ともあろうものが。」

(  )「あ・・・あの・・・お知り合いで・・・?」


(´<_`)「ああ、虚人では束になっても勝てんだろうよ。
アシヒラの加勢に行ってやれ。」

==(  )「ひゃ、ひゃいっ!」


ハ#`W´)つ(  )「逃がすか!」 「ひぃぃ!」


「悪魔様おやめください私は」

パ`W´) ガツガツ
つ(  )と

鋭い牙で、別の虚人を食い始めた。

(´<_`)「一応味方だったんじゃないのか。」

パ`W´)「ふん。一応言語は通じるようだがな。
サマナーの術も持たぬこいつらと交渉の余地などない。
絞りつくすのみよ。」

ゴミをゴミ箱に捨てるように、食い尽くされた残骸を投げ捨てる。

と(´<_`)「じゃあ、サマナーのおれが勝ったら言う事聞けよ。」
   と


パ`W´)「考えてやろう。もっとも、力が戻った我が貴様如き半端に負けることなど・・・




万が一にもあり得ぬがな!
ザンダイッ!」
https://pbs.twimg.com/media/GB6e18NagAA8GTh.png






(>=へ=<)「おお、異端がまた一人。」

45 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:12:32 ID:uPhFbEhM0
川  )「異端者は皆殺しだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB6e3uvaAAAMwCU.jpg

(  )刀 「ふん、私に言わせれば異端者はきさまらだ!
       やたがらすの人間さんに選んでもらえるのを待てばよかろうに!!
       なぜ同じ虚人を殺してまで急くか!?」

川  ) 「もう時代が変わったのだよ!これからは悪魔様に従いエデンを我らが統治すべきだ!!
      人間が正しいのではない!我ら虚人こそ真人類!!!!!!!!」


(>=へ=<) 「ヤタガラス・・・ふむ、没落した葛葉の末裔がここの管理者でしたか。
        本来天界が関わるべくでもないのですが、勝手にこんな地をエデンと名付けられるのは納得いきません。
        我らが粛清いたそう。」

頬のこけた天使プリンシパリティは、錫杖を虚人の胸に突き刺す。


川  )「な・・・何故・・・」


(>=へ=<)つ♀「あなたがたの体には非常に強いマグネタイトが濃縮されている。
         それを使い、この体制反発派を滅するのです。
         もとより異端から生まれたあなた達を誰一つも残す気はないですしね。

         おお・・・来るぞ来るぞ!!怨みの念とマグネタイトで悪魔が!!」

https://pbs.twimg.com/media/GB6fVIbboAANngb.png


(  )刀 「あ・・・悪魔が四体も!!
       死にたくない!お助けを!人間さま!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB4sN1DbAAAIgHI.jpg


「ではあなたはヤクシニーを相手なさい。
その刀は飾りですか?
カムイ殿が来るまで、私が持ちこたえさせよう。」




        
         ('( ゚十゚)∩
     と・ヽ〜ヽ  〈
    ( 、` ` "ー-ヽ_)--―_ー- 、 ≡=-
     \丶`、 ^ _ - _ - _ l  ≡=-
      //`n _-  - _,ヘ,ノ ≡=- パカラッ
.      〈/ //    ̄ ̄  ヽ\        パカラッ
        〈/           \>

46 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:12:57 ID:uPhFbEhM0
パ`W´)つ 「マハザン・ダ」

と(´<_`)「ブフ」

[パ`W´)つ] カチン


パ`W´)「・・・」


ハ#`W´)「ティルトウェイ・・・」
つ  と

と(´<_`)「ブフーラ」



ハ;`W´)「ぐわあああああああ!!!!!」
    と
https://pbs.twimg.com/media/GB8XdLdbQAA3b_H.jpg


膠着戦の末、邪神は崩れ落ちた。


パ`W;::: .:.;: サラサラ..
https://pbs.twimg.com/media/GB8Xd_GbMAA4X7t.jpg

『Hangon-Ko』

香と(´<_`)「ここで消えられても困る。負け逃げはなしだぜ。
       アッシュとラマシュトゥも悲しむ・・・」

パ`W´)「ぬぐう・・・何故・・・勝てぬのだ・・・氷結弱点とはいえ・・・」


(´<_`)「答えは簡単だ。





詠唱の短いザン使えばいいだろ。」


ハ#`W´)「あっ・・・


まことに人間は好かんな!その命刈り取ってやろうか!?」
https://pbs.twimg.com/media/GB8X_KaaoAAyPaJ.jpg

47 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:13:32 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「あいにく、ムールムールのグリフォンの背がいいんだが今召喚できなくてな。
現地調達のお前が飛んでいけ。」

パ`W´)「あいにく、今の戦いで相当ガタが来ている。
一度しか飛べ」
https://pbs.twimg.com/media/GB86ofXaEAAxLyC.png

(´<_`)「反魂香使ったじゃん。」

パ`W´)「・・・」

(´<_`)「反魂香使ったじゃん。」


と(´<_`)「早く飛べよ。エデンで氷漬けのまま放置してやろうか?」 コォォォォォォ…

ハ;`W´)「悪魔め・・・!」

(´<_`)「悪魔はお前だろ」 スタッ



https://www.youtube.com/watch?v=QfBPlwkfUhY


--+-とヤク*゚ー゚)シニー 「あら、そんなもの?虚人さんにしてはやるけど。」
https://pbs.twimg.com/media/DXO2nHAVwAA3RSh.jpg

鬼女 ヤクシニーの双剣捌きに身体がついていかない。

(  )刀 「悪魔のくせに武道のなんたらをわかっている・・・!
       細い刀二本とはいえ、これは・・・」

ヤク*゚ー゚)シニー 「あんた良かったね。そんな長いエモノ持って。屋内だったら死んでたよ?
          こーゆーの、無用の長物って言うんだっけ?

          アハッ!!!!人間ごっこが感染しちゃった!!」


並の虚人なら秒で切り刻まれている。
防戦一方とはいえ刀勝負でまだ息があるアシヒラは、間違いなく天賦の才があった。
人間に生まれていれば、間違いなく何かしらの頂点に立てたであろう。


ヤク*゚ー゚)シニー 「んじゃ切り刻んじゃおっか。一思いにさ。」
つ-l----



『Samidare-Slashes』

48 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:13:52 ID:uPhFbEhM0
==ヤク*゚ー゚)シニー 
===つ-l----

悪魔が猛進してくる。決着をつけに。

(  )刀 「・・・」

あきらめたように納刀し、葦の如く不動かつゆらゆらと身を揺らす。




(  )刀 「朧一閃ッ!」

ヤク*゚д゚)シニー 「な・・・!?」


一気に刀を引き抜き、我武者羅にヤクシニーの胸部を狙う。
双剣が一本折れ、袈裟のようにそのまま肉体を切り裂く。


ヤク*゚ー゚)シニー 「最後に聞いておきたいんだけど、あんた一体何したの・・・」

(  )刀 「ただ刀に集中して身を任せたまで。
       武士道とは死に狂いである。死を厭わぬなら必殺の一撃をも狙えよう。
       ・・・やたがらすの人間さんに貸してもらった本というものにあった。」


ヤク*゚ー..:.;::.. 「バッカみたい!!破れかぶれの運ゲーにやられたってこと・・・?
  つと    でもあんたなら・・・強い剣士に・・・なれるかも・・・ね・・・。
         虚人のくせに・・・やるじゃん・・・」


悪魔は剣を落とし、消えゆくさなかで拍手を送っていた。


(  )刀 「お手合わせありがとうございました。」



( ゚十゚)ニア 「そこをどきたまえよ!!
        面倒くさいから残りの悪魔を一掃する!!
 
        マハ・ラギオン!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB8Xezqb0AASlYZ.jpg




==(  )刀 「わ・・・ァ・・・」

49 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:14:15 ID:uPhFbEhM0
( ゚十゚)「フム、アブラクサスを引き抜ければよかったのですが・・・
臭いマグばか,り食べすぎましたね、あれは。正気ではなかった。」

(  )刀 「悪魔さん、私達はここから出られるのですか?」

( ゚十゚)「あなたの事なんか知りませんよ。でもあの大きな茂みの扉が出口なんでしょう?多分。

・・・何か来るぞ!!」

https://www.youtube.com/watch?v=EIyAJVCzXcs


弓(●骨●)
https://pbs.twimg.com/media/C8YonkZVwAElJBN.jpg


体中に目の大量についた目なし馬。
それに乗るは、王冠を被ったガイコツの御遣い。

(((  )))刀 「茂美怖いでしょう・・・」

( ゚十゚)「まぁ諦めてください。あれは死神です。
おそらくこの箱庭の最終防衛機構として作られたまがいものですね。
とはいえ、今の私達ではとてもとても・・・」


『Maha-ZIONGA』

( ゚十゚)「離れていなさい。ヒトモドキが受けていいものではない。」

アシヒラを突き飛ばした。


( ゚十゚)「ぐおおおおおおおッ!私も電撃弱点なんですがねッ!
お返しだ!!」

『Maha-AGION』

>全く効いていない

( ゚十゚)「おお、我が命運尽きたるか・・・」

騎士がトドメと言わんばかりに弓をつがえる。






弓(●骨●)Σパ`W´)==(´<_`)「あらよっと」

50 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:14:55 ID:uPhFbEhM0
パズスをぶつけられて、白騎士はよろめいた。

パ`W´)「あいったぁ!貴様にはヒトの心というのがないのか!!」

(´<_`)「ねぇよ。少なくとも今のお前相手には。」

騎士が発動中のスキルが追突による暴発を起こす。
そこら中に白い光が落ちてくる。

と(´<_`)「鉄板の魔反鏡」


弓(●骨●)← 「ゴ・・・ア・・・」

光矢はすべて騎士に跳ね返り、全身がズタボロになる。


( ゚十゚)「カムイ殿、お気を付けを!奴には火炎が効きませんで」

と(´<_`)「ブフ」

弓{(●骨●)} カチン


(´<_`)「おい、お前もなんかやれ」

パ`W´)つ 「ザンダイン!・・・効いていなさそうだが?」

と(´<_`)「ブフーラ」

弓{{(●骨●)}} カキカキン

ハ;`W´)つ「もうやめて差し上げろ!」

邪神の拳であっさりと騎士は砕け、空飛ぶ馬も霧散した。
https://pbs.twimg.com/media/GB6fYV1boAA9K0Y.jpg

『EDEN ブロック解除。緊急事態。』

(´<_`)「お、なんか鳴ったな」

( ゚十゚)「やはりあれは本物ではなく防衛システムだったようですね。ささ、早く出ましょう。」
つー(>=д=<)→ ギャアー



(  )刀「や・・・やった!やったぞ!!
      ついに神の軍勢を退けたぞ!!」

https://pbs.twimg.com/media/GB4sPGDbcAApSPZ.jpg

51 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:15:23 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「浮かない顔だな。表情がわからないが気分でわかる。」

( ゚十゚)「我が主ながら、空気読めないんですかこの人?」

パ`W´)「そういう奴なのだ。・・・お前は?」

( ゚十゚)つ「このエデンでカムイ殿のお仲魔になったエリゴールと申します。こんごとも名刺どうぞ。」

パ`W´)つ「ああ、これはどうも。サマナーより悪魔の方がマトモってどうよ・・・」


(  )刀 「は、はは・・・。
       悪魔に唆されての仲間割れ、生き残った虚人は二人だけ。
       これでは人間になるという夢も少しどうでもよくなってしまいますな・・・。」
https://pbs.twimg.com/media/GB6e5g8acAAo_vr.jpg





(  )刀 「では人間さま、この礼はかならずお外でお返ししたく思います。」

(´<_`)「ああ、じゃあな・・・」

>アシヒラは生き残りを連れて門をくぐった

『ねぇあなた、ここ出るの?』

(´<_`)「亡霊か?エデンはなんでもありなんだな。」

『肉体がなくなった今こそ、心が芽生えたわ。
その門をくぐれば、エデンの外に出られる。仲間にも会えるわ。』

(´<_`)「・・・テレパス?エンバス?」

『だってあなたたち、お互いを信じてるでしょう?
外・・・出たかったな・・・。』

>残留思念は黙った
>門をくぐった





ヽ(`Д´1)ノ「誰だッ!」

(´<_`)「おれだ」

( ゚十゚)「どうも」 パ`W´)「また人間か」

52 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:15:59 ID:uPhFbEhM0
( ;;)「ガムイざぁん!!」
つつ

==(´<_`)「待て。ここはどこだ。井戸か?」 スカッ

ヽ(`Д´1)ノ「ナナシのやつ、結構奮闘してたんですぜ。邪見にしてやんなって。」

ヽ(`Д´2)ノ「じゃあ、順序だてて話しましょう。
カムイさんが井戸に滑って落ちちまった後、俺らも後追って落ちたんすよ。でも・・・」

ヽ(#`Д´1)ノ「井戸なんかじゃなくてただの落とし穴だったんだ!!
おかげでケツがいたかったぜぇ!!」

ヽ(`Д´2)ノ「・・・こほん。
んで、少しだけキャンプ(休憩)して、カムイさんがいないからって先進まんのは失礼かと思って。
バルバトスにナビしてもらって進んできたんす。
ここは研究棟の奥。情報通りなら、造魔があるはずなんですが・・・」

ヽ(`Д´1)ノ「ナナシの奴が急にビビくり出しちまって!!」

(;``)「だ、だってこの先はヤバい予感がするんだ・・・。
カムイさんが戻るまで絶対待った方がいいって!」

(´<_`)「ここに飛ばされてきたのはナナシの『信じる』のおかげか。
ありがとうな。」

ヽ(`Д´2)ノ「どういうことです?」





ヽ(`Д´1)ノ「なに!?マジでエデンがあったんスか!?」

(;``)「でも、そのサムライみたいな人は見てないなあ・・・。」

(´<_`)「門を出た時点で、そいつが念じた場所に行くのかもしれん。
行き先がファントム社じゃなくてよかったぜ。
ヤバい気配が確かにこの先からビンビンしやがる。」

ヽ(`Д´1)ノ「カムイさんも臆病風っすか?」

(´<_`)「フ・・・生きて帰るからこその警戒だ。」


(´・髭・`)「旦那ァ、この先のやつとは俺あんまり戦いたく・・・」

>宝玉を渡した

(*´・髭・`)「物欲を利用しようというのですか・・・。わァ!取り上げないで!やるやる!やりますぅ!」

53 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:16:22 ID:uPhFbEhM0
>造魔安置室

ガラッ と(´<_`)「お邪魔します」

https://www.youtube.com/watch?v=1d3QlB_CdK8

蛙川'ー`ネコ 「我が名は魔王バエル!!
ソロモン72柱が1柱にして、序列ナンバーワン!だァ!
このオレが相手とは、お前らついてないな。
そう思うだろ?ああ?」
https://pbs.twimg.com/media/GB86pRnbgAA_NLe.png

(;´・髭・`)「うわでた」

(パ∀イ)「でたわね。」

(´<_`;)「嫌われているのか・・・?」

(□十□)「ふむ、奴は以前はカナアンの主神バアル。
ゆえに驕り昂ぶり、他の柱からの嫌われ者です。
しかしその実力は確か。勝手に出てきて申し訳ないが。

総力戦で参りましょう。」

蛙川'ー`ネコ 「序列1位のクビを狙う気かあ!?
陰キャども・・・ぶっ殺してやるからよお!!

・・・っといけね。お客様をもてなす感じで殺さねえとな。
せっかくのブツも使ってやるか。」

悪魔は何かを放り投げた。
https://pbs.twimg.com/media/GB869YJbQAAxFAj.png

(´<_`)「ドリー・カドモン?」

蛙川'ー`ネコつ 「よく知ってるな。
ここのアホどもが作ったパチモンだがな、実力はてめえらぶち殺す程度にはあるぜ。
しかし舞弓もバカだよなあ。もっと丁重にオレを扱ってくれりゃあ、
もっと効率よく本物を作れる術くらい伝授してやったのによぉ!!」

紫の人形が人の形を成していく。
https://pbs.twimg.com/media/GB86-jia4AA00rT.jpg

ノパW゚)「ガアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB86_SEacAETbrY.png

蛙川'ー`ネコ 「殺る気マンマンみてえだな。
オレと同時に相手してやるから・・・

どこまで生きてられるか見せなッ!」

54 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:17:01 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=RvT-SCmxGiw&amp;t=14s

魔王 バエルと 造魔 ??? が出た!

蛙川'ー`ネコつ 「こんなとこ来るのは舞弓の変態チンカス野郎くらいしか、いねえからよお!!
          厳重警備なこんなとこに来た実力、見せてもらおうか!!」


『OFFENSE_MAGIC
Maha-ZANMA』
https://pbs.twimg.com/media/GB867QKbQAAP7Dd.png

(´・髭・`)つ「マハ・ザンマ!!」

衝撃波は相殺とならず、多くの者が吹き飛ぶ。



はずだった。

パ`W´)つ「フン!!」

『MAHA-Zandyne』

(´<_`)「お前、なんで」

パ`W´)「奴も元は嵐と雨の神であろう。
我とどちらが優れているか、証明してやろう!」


蛙川'ー`ネコ 「ああ、アッカド帝国時代のご近所さんじゃねえか。

仲良くやろうぜ?な?」


パ`W´)つ 「答えはこれだ!!」

爪による急襲。
そこを膝蹴りで一蹴される。

ハ;`W´)「グウウ・・・精霊のままだったならば即死だったろうな。
   と 人モドキどもを食い荒らして来て正解だったわ!!」


蛙川'ー`ネコ 「ヤムとかいれば、いい同窓会なんだけどなー。
誰か持ってない?



ないよなッ!死ねや!!」

55 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:17:34 ID:uPhFbEhM0
『OFFENSE_EXTRA
Tempe-star』

可視できるほどの暴風雨を剣状にして持つ。
そして一振り。

あれは、まずいものだ。

と(´<_`;)

『MAGIC-MIRROR』

パーティに御馳走されるはずの、横薙ぎの一振りは全て術者に跳ね返る。

蛙川'ー`ネコつ-l---- 「んー嵐の雨が気持ちいいぜ!サンキューなッ!」



(´<_`;)「やはり吸収か・・・」

ヽ(;`Д´1)ノ「やはりってなんだよ!!カムイさんこんな時に実験しないでくれ!!」

ヽ(`Д´2)ノ「御託はいいから、後衛で悪魔を召喚しろ!!ありったけだ!!
ボスなんてぶっつけ本番だろ!!」

(;``)「これこれマシマシいやいやムドムド・・・」

ヽ(#`Д´1)ノ「頭おかしくなったか!?二郎の呪文唱えてんじゃ・・・」

(;``)つy=つ「これだ!頼んだ!」

『妖獣召喚』
https://pbs.twimg.com/media/ENIKyC-VAAEId0V.jpg

ヽ(;`Д´1)ノ「おお!妖獣だと!?フェンリル!?それともタイミングXさんイチオシのピアレイか・・・
それともカブラカンでダイナミックに押しつぶ・・・

え!?チャグリン!?
お前頭おかしくなったのか??」

(;``)「ふざけてないよ!僕の手持ちでは最適解だ。衝撃吸収だし。
それよりラームジェルグは格納した方がいい。あんな威力の衝撃を受けたら即死してしまうよ。
とりあえず僕たちは、足手まといにならないように頑張るしかない。
忠誠度は最大だから愚鈍でもラク・カジャが使えるよ。」

ラ▽へ▽ム「・・・」

ガキン

ノパ ゚)つとラ▽へ▽ム

56 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:17:57 ID:uPhFbEhM0
ラ▽へ▽ム「ね?戻していれば誰かの首が飛んでましたよ。」

そう言うや否や、うつろな目をした造魔の首筋に剣撃を飛ばす。

ノパw゚)

無言で受ける。

ラ▽へ▽ムつ-l----「ム・ム・ム・・・ゴムか何かですかこの感触は?」

と=yとヽ(`Д´2)ノ「来いベス!!」

『幻魔召喚』
https://pbs.twimg.com/media/FI83U32akAI0dtG.jpg


(・ノべレ・)「ほれっ!」

舌を出したお茶目な老人が、回し蹴りを浴びせる。

ノパW゚)つ(;・ノべレ・)「うおっ!!」

しかし寸前で足を掴まれ、いいように振り回される。

ラ▽へ▽ム 「しかたありませんね・・・魔術は得意ではないのですが・・・
マハ・ザン!」


Σノパ ゚)Σ 「画ッ!?」   (;・ノべレ・)『ABSORB』


ヽ(`Д´1)ノ「何やってんじゃジェルグ!!味方巻き添えにする奴があるかい!!」

ヽ(`Д´2)ノ「いや、あれでいい。ベスは衝撃吸収。
彼の魔法で造魔だけがダメージを受け、ベスは体力を回復できたって寸法だ。

お前の頭は悪魔並かよぉ!?」

(;``)「悪魔に失礼のような・・・」


ヽ(#`Д´1)「テメーら好き勝手いいやがって!!!
いいか!? 打ち上げの焼肉でお前らの皿に豆板醤とニンニクマシマシにしてやらあ!!」

ヽ(`Д´2)ノ「オンナに会えなくなるからやめてくれ」 (;``)「辛いのはお腹壊す・・・」



蛙川'ー`ネコ 「ははっ!!あっちはもっと楽しそうだぜ!?
お前らもオレを楽しませろ!」

57 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:18:28 ID:uPhFbEhM0
(´<_`;)「調子に乗ってくれるなよ!」

『BUFULA』


[蛙川'ー`ネコ] カチン WEAK!

(´<_`;)「効いた!?今だ!やつを・・・


打ち砕いてしまえぇぇぇーー!!」


数体の物理型悪魔が迫る。


[蛙川'ー`ネコ] 「確かに氷結には弱いがな・・・」


と蛙川'ー`ネコつ 「その程度でやられるほどヤワじゃねえんだよッ!」 バリィ

パ`W´)と 「む!」 『GUARD』



咄嗟の防御でも、魔王の拳には後ずさるしかなかった。


『DARK-Spear』

(□十□)つ   → 
https://pbs.twimg.com/media/F6H7bA_boAAQh4t.png


==蛙川;'ー`ネコ 「む!」

間一髪!頬をかすった。
バエルの頬はジュウジュウと音を立て、後ろの壁にはヒビが入る。


蛙川'ー`ネコ 「序列54にしてはやるじゃねーか。
いや、戦闘力に関してはことさらお前はつええか・・・!

こりゃぶっ殺して安パイ取っておかねえとな・・・!ザンダ」

『Zandyne』

蛙川#'ー`ネコ 「きさま!」

パ`W´)つ 「我の相手をしろ!!!嵐の王よ!!」

58 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:18:59 ID:uPhFbEhM0
蛙川'ー`ネコつ-l---- 「上等だ!ストームルーラーァ!」
https://d2-megaten-l.sega.jp/d2-megaten-l/equip_sword/Medium/d2mode_ic_m_sword_baar.png

恵み、災害、死。
全てを内包した剣が召喚される。

( ゚十゚)「ラク・カジャ!!」

蛙川'ー`ネコつ-l---- 「そんな付け焼刃で何になる!死ねぇい序列15位!!」

(・牙・)つ 『ZIONGA-RENGEKI』
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XJbdagAETZsN.jpg

禍々しい剣が電撃を吸収する。

蛙川'ー`ネコ 「なんの真似だ序列17、ボティス侯爵。
         オレの魔剣は電撃も衝撃も吸っちまうのを忘れたのか?
         あんたともあろうもんが・・・」


(・牙・)「総力戦、ト言ッタハズダ。
     ソレゾレニ役割ガアル。 足止メニハナッタ。」


蛙川'ー`ネコ 「あんた程のもんが足止めねえ・・・やっぱサマナーの腕がいけねえのかな?


変更。その餓鬼から殺してお前ら解放してやる。」


と(´<_`)「来させるか!!」

== 蛙川'ー`ネコ == 「なんども弱点食らうってか!!」
    つ    と


>剣が少し凍った

(□十□)「高見の見物とでも、しゃれこもうか。」
  つと


く蛙川'ー`ネコつ-l---- 「だははは、だとよ、ムルムル侯爵もてめえみたいなサマナーは嫌だとよ!
仲魔に見捨てられるとか哀れだな、死ねや!!!!!」





無慈悲な剣が振り下ろされる。

59 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:20:09 ID:uPhFbEhM0
『堕天使召喚』

川^ -゚セ「お呼びにあずかり、光栄です。」

蛙川'ー`ネコつ-l---- 「ハッ!!!序列70で衝撃弱点のカスじゃねえか!!

仲魔を盾に延命しようたあ、とことん腐ってやが・・・」


剣を身体で飲み込んだセエレにはキズ一つない。
むしろ。

力が上がっている気すらする。


パ`W´)「疾風の結界だ・・・長くはもたんぞ。」
つ  と

(´<_`)「信じていた」


蛙川;'ー`ネコつ-l---- 「ちったあやるじゃねえの。」 ヌプッ

セエレから剣を引き抜いた。

蛙川;'ー`ネコ (なんかちょっとバテてきたような・・・MAG,切れにしては早すぎねえか?)
       と


蛙川'ー`ネコつ-l---- 「まぁいいや!その結界ぶっ壊せばいいもんなぁー!?」

『Tempe-star』


>暴風がまた吹き起こる!


ラ*▽へ▽ム「むむ!何やら高揚感が!!
        マグネタイトが体中を駆け巡って・・・!

        ザンマッ!!」


ノパ ゚)と

反射的に腕で受けた。
バアルによってフィールドが風嵐に支配されているいま、衝撃の威力は上がる。


腕にかすりキズ程度はついたようだ。

60 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:20:33 ID:uPhFbEhM0
ラ▽へ▽ムつ-l---- )) 「トドメよ!からたけ割り!!」

「KARATAKE」

ノパ ゚) 「ウギャアアーーー!!」

つ と

衝撃でもろくなった腕で庇ったのがまずかった。
頭は防御できたが、両腕が勢いよく切り落とされる。

ラ▽へ▽ム「これでは両腕落としになってしまいましたな!はっはっは!
・・・ほめてくれてもいいんですよ?」


(#・ノべレ・)ノ┌┛ガッΣノハ  )


>造魔は倒れ伏した

https://www.nicovideo.jp/watch/sm28926098

蛙川'ー`ネコ 「チッ、ゼロノンめ。
自立稼働型はゴミクズだな。イレギュラーに対応してきれてねえ。舞弓のカスが!!」

=yと(´<_`)「残りはお前だけだ。調子に乗っていられるのも」

ハ;`W´)つ「うおおおおおお!!!結界の張り直しだ!!」
   つ

蛙川'ー`ネコ 「ふん、すっかり壁職人か。
興がそがれちまったよ。
次で殺してや・・」


と(・牙・)つ「来タレ…!」

『BLACK-thunderbolt』
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XIQkaYAAaBYF.jpg


バエルの嵐剣に帯電が命中した。

蛙川'ー`ネコ「ふん。それがどうしたってん・・・」


>SHOCK!!!!


蛙川;'ー`ネコ「ぐげあああああああああああ・・・!!!!!」

61 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:21:04 ID:uPhFbEhM0
プスプスと魔王が焦げる。

蛙川 メー`ネコ「なにをやりやがった・・・」

と(´<_`;」)「お前の剣についた氷が溶けて通電したんだ。
イオン濃度の濃い氷溶け水はうまかったか?」

(パ∀イ)「はい、追撃のマハ・ブフーラ!」


>下半身が凍り付いた


蛙川;'ー`ネコ「序列9のパイモン。今更攻撃に参加かよ。」

(パ∀イ)「あら。わたくしはあなたのせいで傷つくお仲間達を治療していただけですわ。」

蛙川'ー`ネコ「ふ・・・あんたらしいぜ・・・。
こんなイイ女も殺さなきゃいけないなんて・・・な!!!!!」


>怒気と殺気が威圧する


蛙川'ー`ネコつ-l---- 「まだオレのストームルーラーは咆えてるぜ。
               お前らを喰って報復しろってな!!!!」



パ`W´)つ 「やめておけ。マグネタイトがもたんぞ。」


蛙川'ー`ネコ「何言っている・・・?貴様?」


パ`W´)つ「結界は魔法の威力とともに、術者のマグネタイトも吸収する。
結界相手に何度撃ったか、数えたか?」


蛙川;'ー`ネコつ-l---- 「今更関係あるか!オレのHPが1残ってお前らが全員死ねば勝ちだ!!
結界ぶっ壊すほどのマキシテンペストをお見舞いしてやるぜ!!」


コォォォォ。
命をベットし、最大級の技を放とうとしている。


(□十□)「虚空斬波!!」

斬撃が飛んでくる。が

62 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:21:43 ID:uPhFbEhM0
蛙川#'ー`ネコ「今更遅かったな!もう詠唱完了まで秒読みだ!!」

荒ぶる風に弾かれた。

(□十□)「チャグリンさん、行きますよ。」
https://pbs.twimg.com/media/F6H7aSva8AAA6ik.png

「いつでもいいわ!」


『DARK-SPEAR』

蛙川'ー`ネコつ← 「今更遅いっつってんだ・・・」

貫通力の高い黒槍をバアルは手で受け止めた。


妖獣が九十九針を放つ。
高位堕天使の詠唱で、全てが黒い槍へと染まる。
https://pbs.twimg.com/media/F6H7bA_boAAQh4t.png


『UNION_EXTRA

DARKSPEAR-RUSH!!!!!!!』



蛙川;'ー`ネコ「な!!!!!ふざけんj」


← ← ← ← ↓ ↓ ↓ ↓ ← ← ← ← ← ← 
→ → → →  蛙川;'ー`ネコ ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← 
→ → → →  ↑ ↑ ↑ ↑ ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← 

死角などない。逃れられない。
包囲された中で次々と槍が刺さっていく。

『OFFENSE_EXTRA
TRIPLE-BITE』

蛙川;'ー`ネコ 「うおおおおおお!!!!」

自身と、両肩の蛙とねこを使って槍を?み砕く。
だが足りない。




手数が圧倒的に。

63 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:22:08 ID:uPhFbEhM0


川メーメ) 「がああああ・・・オレは・・・序列一位・・・」

無数の槍の欠片が全身に刺さっている。
両肩の頭はほぼ潰れて肉塊と化している。

ムールムールが地に降り立つ。

(□十□)「ご協力、ありがとうございました。」
つ鼠と

「あんたシンシね〜!」

チャグリンを優しくナナシに返すと、そのままグリフォンと共に突貫する。

(´<_`)「・・・」


(□十□)「ゆくぞ我が愛鳥!!!!」

「キー!!!!」


「虚空斬羽!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB86q4QaMAECChz.png


>ついに 魔王バエルを倒した・・・


川メーメ)「いいか、この世界が自分達だけのものなどと・・・
思いあがるなよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GB86rotaMAAW6G2.png

>バエルは霧散した


(´<_`)「やったな。みな、お疲れ様だ。
しかしあの断末魔の言葉は・・・?」

(´・髭・`)「負け犬の遠吠えだよ。いや、色々混ざってるから犬じゃねえのか?わからん!」


「がああああああ!!!!」

「ナナシ!!」


(;``)と

64 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:22:33 ID:uPhFbEhM0
造魔の切り落とされた腕が、ナナシの首を掴んでいる。

(´<_`)「あれを使役していたのはバエルだった。
不完全体は、主がいなくなると暴走するのか。」

(´・髭・`)「悠長に説明してていいの?顔真っ赤になってくけど。」



ヽ(#`Д´1)ノ「くそ!腕無しが頭突きしてきやがった!負け認めろってーの!!」

ヽ(;`Д´2)ノ「バエルを倒したことで、気がみんな緩んだんだ。
くそっ、仲魔はみんな疲弊してるし人間の力じゃ引きはがせない!」



と(´<_`)「どけ」


元研究主任は、劣化カドモンは人間の成れの果てと言っていた。
つまり、この造魔も・・・。




と(´<_`)「ブフーラ」

[ノパ ゚)] ピキン

あとは落ちているシャドウジャックで、造魔の頭を砕いた。
ナナシにすがりつくように首を絞めていた両腕も、電池の切れたオモチャのようにぽとりと落ちた。


(´<_`)「・・・でいい」

人をあえて進んで殺すのは、おれ一人でいい。



(;``)「ゲフッゲフ!!」

と(`Д´2)ノ「おー大丈夫かナナシ。

カムイさん、最大の障害は去ったんだ。
追手が来るかもしれないけど、仲魔へのねぎらいも兼ねて少しキャンプしません?」


(´<_`)「ああ、そうしよう。
おれも流石に・・・
疲れた。」

65 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:22:57 ID:uPhFbEhM0
>造魔保管庫

ヽ(`Д´1)ノ「だー!!さっさと帰りたいね。今日はもう、死ぬ思いするのはごめんだ。」

(´・髭・`)「同感だね。バエルなんか本当に相手にするとは思わなかった。死ぬかとマジで思った。」


ヽ(`Д´1)ノ「おうわかるじゃん!コーラもっと飲めよ。」


(´・髭・`)つ「そーゆー事なら、もらっておいてやらなくもない。」

(´<_`)「任務中は断酒か。プロの鑑だな。」

ヽ(;`Д´2)ノ「常時飲酒喫煙してるカブラギさんが頭おかしいんすよ・・・。」

(;``)「でもなんでここはさして荒れてないんでしょう?あんなに激しい戦闘だったんですよ?」

(´<_`)「大事な大事な造魔の保管庫だからな。
悪魔が狙ってくる可能性も考慮して、対魔法の壁くらいにしてあってもおかしくない。」


ヽ(`Д´1)ノ「ったくいいご身分だぜ。
俺達にそれにかける金よこせっての。」

ヽ(`Д´2)ノ「なんでお前にやらなきゃいけないんだ。
敵対するクズノハグループだぞ。」

ヽ(`Д´1)ノ「だって人間っておかしいじゃん。
女と食う至福の3000円ランチは渋るのに、
データのガチャ10連は惜しげもなく回すんだぜ?データだぜデータ。たかがデータ。」


(;``)「イチローくん・・・悪魔だって情報体だよ・・・。」


ヽ(;`Д´1)ノ「と、ともかくだ。
舞弓ゲンは造魔を戦うオナホにしようとしてたんだろ?
それよか、もっと俺らみたいな若者に使ってくれよって話!」
  _,
(´<_`)「例えが汚ねぇな・・・。それよか、今のうちに所持品を確認しておけ。
帰り道に凄腕のサマナーに出会わんとも限らんしな。

弾薬もだ。」


ヽ(`Д´1)ノ「金丹が心もとねぇなあ・・・デメリットない地返しはZonamaで売り切れだったし。


なんで、みんなもっとブツを持ち歩かねえんだ?きずぐすり99個とかよ。」

66 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:23:20 ID:uPhFbEhM0
(;``)「・・・当たり前じゃないか。
お店でご飯食べるのに、いちいちフル武装する人いる?」

ヽ(;`Д´1)ノ「へ?」

ヽ(`Д´2)ノ「いちいち好きなもんをバックパックにぶち込んでたら、容量が持たないって話よ。
今の時代はCOMPにも格納できるが、仲魔用メモリーとの兼ね合いを考えればそう余地はない。」

(´<_`)「だから取捨選択が必要っていう話だ、おk?
銃弾はあまりかさばらんのだがな。」

ヽ(;`Д´1)ノ「お、おk。」

(´<_`)「無事に・・・ここから出られたら・・・


最低限の持ち物だけ残してあとはおれに渡せ。」


ヽ(`Д´2)ノ「・・・どういうことです?」

(´<_`)「・・・舞弓ゲンはおれが単騎で殺す。
お前たちは造魔を持って逃げろ。」

ヽ(`Д´1)ノ「ちょっと待て!!カブラギさんは!?」

(´<_`)「やつもサマナーなら、身の振り方くらい知っているだろう。
もしくはあのサイゾーとかいう奴に回収くらいはさせるさ。

できなきゃ殺すまでだ。」

(;``)「何か思うところがあるみたいですね。」

(´<_`)「・・・あの虫も連れてってやれ。
いずれ治せるようになるまで、生かしてやるんだ。
研究者としての知識はファントムにも利があるはずだからな・・・」


(´<_`)「さて、ぼちぼち行くか。」

じっくり座り込んだというのに、腰にはホコリ一つついていない。
よほど厳重に換気、管理されている証拠だ。

>最奥のシリンダー

(´<_`)「よほどここが大事のようだな。



だが頂いていく。」

67 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:23:49 ID:uPhFbEhM0
https://pbs.twimg.com/media/EbQCiHgXQAEWF4Z.jpg

本物のドリー・カドモンだ。
人形なのに血色は良く、伊吹を感じる。

(´<_`)「パイモン?」

『休息中ですわ。』

と(´<_`)「これを預かっておいてくれ。」


>空間の向こうの仲魔に、ドリーカドモンを渡した


ヽ(;`Д´1)ノ「おお!そういうやり方が!」

(´<_`)「あくまで緊急避難だ。
ずっと隠していたが・・・カツラハゲ野郎が依頼を受けたのは、ナカテガワっていう奴だ。
うちの課だが、腹に何物も抱えていそうな奴だ。
任務が無事終わっても、おれは殺されるやもしれん。

おれが死ねば、仲魔へのアクセスはできなくなる・・・」


ヽ(`Д´2)ノ「交渉材料ですか。よほど嫌われるとはカムイさんにしては珍しい。」

(´<_`)「おれが特に、だ。
やつは自分以外を見下している。
お前らも気をつけろ。」


>研究棟入口
>虫が潰れている

(´<_`)「・・・誰だ」

ヽ(■Д■)ノ「お前らが潜入した賊か。
それにしてもよく・・・まったくよくこのセクター12の出入口に気づいたもんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GBoIu0_bwAAJKnD.jpg

く(■∀■)「そこのきたねえ虫が手引きしたんだろうよ。安心しな。おまえらも・・・

オレのおもちゃとしてたっぷり可愛がってやるからよおお!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GBoIwH2aIAAdvYo.jpg

(◆ハ◆)「ザ・ボスは手加減無用と言った。我らが力、試させてもらおう!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCBC4Hfa8AAaXSQ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCBC47eaMAAhXu9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCBC5w-agAA_lhH.jpg

68 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:24:13 ID:uPhFbEhM0
リーダー格の男がアンプルを首筋に差し込む。
続いて他の男たちも刺す。
肉体が乾いた音をして破裂する音がした。


『堕天使召喚』

ヽネ`W´コノ「フンッ!」

雄々しき猫が立つ!

(´<_`)「温存していて悪かったな・・・。」

ヽネ`W´コノ「構わぬ。バエルと全力で戦えなかったのは遺恨だが、
       我が力はここぞとばかりに必要になると知っていたからだ!」

「あら、かわいい二本達の猫さん。
私の相手になるのかしら?」


悪 魔 変 身
パールヴァティ
https://pbs.twimg.com/media/GBYc04EbgAAf-OF.jpg


ζハ^ー^゚ζつ 「行きなさい、我が牛たちよ。」

『OFFENSE_EXTRA
SWING-THUNDER』

大量のナンディが押しかけ、一斉に電撃を飛ばしてきた。


== つ(´<_`;)「チッ!電撃にはこれだ!!」

『堕天使召喚』

(□十□)「ふむ。今宵は忙しいですな。」

(´<_`)「疲れているところ、すまんな。」

(□十□)「お気遣いなく。割と余力はあります。」

ムールムールに電撃は悉く反射され、神牛たちはうめく。

ζハ^ー^゚ζ「まあ!インドでは牛を傷つけるのは重罪!
わかっているの?」

(´<_`)「ヒンドゥー教だけだろう。
おれは教徒ではないし、今は戦闘だ!」

69 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:24:35 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=fkVzYsxGZiA

>奇襲だ!構える暇もない!
https://pbs.twimg.com/media/GBY4xgLagAAHedS.png

ヽ(;`Д´2)ノ「くそ・・・こうも上位悪魔の女神たちが・・・」

ヽ(;Д;1)ノ「うわあああああああ!!」

(;``)「どうしたの!?発作!?」

ヽ(;Д;1)ノ「嘘だー!!!!!


あんないかついオッサン達がこんな美女たちに変身したのかよォー!!!!


男の!!!!!


夢を!!!!!



壊すな!!!!!」


『ATTACK』


ラク-v-シュミつ == ヽ(;Д;1)ヽ(;`Д´2)ノ 「言ってる場合か!?」


(´<_`;)「その力・・・

『コドクノマレビト』の丸薬の発展か!?」


ζハ^ー^゚ζ「物知りね、坊や。
そう、当代のライドウが潰した秘密結社。
それを当時の反派がそっと持ち出して研究してたの。ずっと。
でも、丸薬摂取によって悪魔の体になったままの問題は払拭できなかった。

そして人間のすごく確率の低い改造手術を施して・・・
丸薬の代わりにお薬ブッ刺して気持ちよくなって・・・

自在に変身解除できるようになったのが!

お・・・私達よ!
ヤタガラス精鋭に殺されるのを光栄に思いなさい。」

70 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:25:02 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「むざむざ殺されるわけにはいかん・・・が。
頭にチラついて離れない。

なんでラクシュミパールヴァティとヒンドゥー悪魔で、いきなり次がイシスなんだ?」


ラク-v-シュミ 「あの子は人間状態時に結構なサドでね。
神話でのイシスも結構激烈な神だから・・・性にあったんでしょうね。」

『DOLUMINER』

(´<_`)「メ・パトラの石・・・」

同時使用で相殺する。


ζハ^ー^゚ζ「なかなか頭が回るのね。
カムイくん。」

と(´<_`)「ほざけ。ブ・・・」

踊りながらキックを仕掛けてくるラクシュミを回避し、詠唱を中断する。
恐らく凍り付かない自身があるか、無効以上の完全耐性があるか。


ド・ゥ・ン 「ガルルルル・・・姫様ノ 敵!」
https://pbs.twimg.com/media/Ee4KbOXU4AEAnPK.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBY48UCa4AAaHUm.png

『ICE DRAIN』

氷結を遮断する壁を張りつつ、素早い動きでカムイの喉を狙う。


== つ(´<_`;)「チ!ドゥルガーの神格まで持ち合わせてッ!」

ζハ^ー^゚ζ「カムイを先に追い込め。キツネ狩りのジャッカルのように!」


ドゥンの爪撃により、床に次々と穴が空く。
やがて落とし穴となり、突き飛ばされる。

ζハ^ー^゚ζ「ずいぶん自信過剰なようだけど、これはどう?」

『Ziodyne』

激しい轟雷が、カムイの頭上に注ぐ。

ζハ^ー^゚ζ「ふふ」
https://pbs.twimg.com/media/GBYc2L5bgAAZHPD.png

71 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:25:29 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=S-1OLjUalLA&amp;t=603s

( ;;)「カムイさーん!!」


ζハ^ー^゚ζ「無駄だ。やつは死んだわ。いくら電撃反射の無双悪魔がいたとて、サマナーが殺られてはね・・・
さあ、次はお前たちの番よ。」


「グガアッ」

穴の底から、獣の唸り声が聞こえる。
跳躍した「それ」は、金の眼をしていた。


(゚ < ゚)つ
-l----
https://pbs.twimg.com/media/GCCqMLLbUAAD8LN.jpg


トドメを刺しに来た獰猛な魔獣は、一瞬で引き裂かれた。
素手で。

ζハ;^ー^゚ζ  Σつ「ひぃ!?」

弱腰になった一瞬で腕を一本落とされる。


ラク;-v-シュミつ 「まさか投げ捨てた使用済みアンプルの残りを打ちやがったのか!?
イカれてやがる!!もう人格は戻らねえぞ!!」


==(゚ < ゚)つ
==-l----

素早く氷結を避ける。

『OFFENSE_EXTRA
Limited Release!

Damnation』
https://www.ka-nabell.com/img/card/card100089650_1.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBo274CawAAbbVi.jpg

滅んでいく。
ナンディも。何もかも。
断末魔も上げずに。

-----l-(゚ < ゚)つ 「グアアアアアアアアアーッ!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GBo28w6bcAARWh3.jpg

72 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:26:55 ID:uPhFbEhM0


(;``)っ「ぁの・・・だ、大丈夫・・・」

(´<_`)「おれはしょうきにもどってる。ナナシは優しいな。」

ヽ(;`Д´1)ノ「・・・」

ヽ(`Д´2)ノ「あいつらみたいにクスリ、打ったんすか」

(´<_`)「あの虫男のそばに、未使用のアンプルがあったから咄嗟に拾った。
あいつらの使用済み使いまわすわけねーだろ。きったねえ。
全滅するよりおれ一人が制御不能で敵巻き添えにして死んだ方がマシだろう。まだ。」

ヽ(;`Д´2)ノ「いやカムイさん死んじゃったら肝心の造魔が取り出せないじゃないすか!
それにカムイさんが死んでも俺達が死んでもカブラギさんは悲しみますよ。」


(´<_`)「・・・そうか?そうかもな。
悪かった。運が良かっただけかもな。」

>通信が入った


ヽ(`Д´2)ノ「ん?カブラギさんからだ。」

『ようお前ら、生きてるか!?』

『何やってんすかカムイさん!心配してたんですよ皆!』

『わーるかった。俺の居場所情報を送るから来てくれ。
そこで話すわ。何があったか。』

(´<_`#)「ふざけた奴だ・・・一発凍らせてやりたい気分だね。」

ヽ(`Д´2)ノ「COMPに情報が送られてきました。
場所は・・・


軍事棟!?」


(´<_`)「どこだ?」

ヽ(;`Д´2)ノ「見取り図だとサマナーや舞弓ゲンがいる、本拠地っすよ。
カブラギさんなんでそんなところに・・・」


(´<_`)「ちょうどいいじゃないか。
あいつの横っ面殴ったついでに、舞弓を殺そう。」

73 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:27:19 ID:uPhFbEhM0
>力を制御できない

(゚ < ゚)「ウオオ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCCwzjTaIAAneZQ.png

時たま暴走し、素手で敵を引き裂いた。

(゚ < ゚)「ダ・・・大丈夫だ。敵味方の区別くらいわかる・・・」


ヽ(;`Д´1)ノ「カムイさんの言う事なら信じるっすけど・・・
こんなんで軍事棟までつくのかよぉ!?」


>あっさりついた


(`羊´)つ「ブボーォ!」

『ATTACK』

==(´<_`)つ
   つ

>かすりもしない!
https://pbs.twimg.com/media/GCCw7DsbUAAkHFQ.png


>華麗なる反撃


と(´<_`)「マハ・ブフーラ!!」


>反射


(´<_`;)「む!?」
つと

>バフォメットは一掃できたが、後列に何かいるようだ

(サーィーテ)「氷結リフレクト!」
  つと
https://pbs.twimg.com/media/GBY412LbcAAaDk7.png


「こっちだ!こっち!」

>声がする

74 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:27:44 ID:uPhFbEhM0
>通路のくぼみに隠れた

=yと(´<_`;)「・・・追撃してはこないようだ。」

カ´ω`ブ「おせーじゃねえか。待ちくたびれたぜ。」

(´<_`#)「おまえふざけるなよ。どこで道草食ってた。」


カ^ω^フ人 「いやーん。わたし、お野菜はヘルシーでオーガニックなものしか食べなくってよ。
        
        ・・・って、あんな鼻ロケットの物真似しててもしょうがねえな。
        造魔は手に入れられたか?」

(´<_`)「・・・」 コクン

カ;^ω^フ人 「いやすまん実はな!真っ暗になったあの後に悪魔に襲われてなー。
        必死に逃げた果てに、ここに来てたわけだ。」


ヽ(`Д´1)ノ「カブラギさん無事で何よりっす!!
でも建物が別なのに、よく外で見張りに見つからなかったっすね?」


カ;^ω^フ「それぁ・・・ア・・サイゾーさんが攪乱してくれてたからに決まってんだろ。」

ヽ(`Д´2)ノ「であのおっさんは?
フリーサマナーってくらいだ、フリースタイルで逃げ出してもおかしくはないですが。」


カ・ω・フ「ああ、今しがた連絡が取れてな。
管制室に向かってるって話だ。」


(´<_`)「奴もどこで道草を食っていた。
奴にとっては投げ出してもいいゲームかもしれんが、おれたちにしてみればクライアントがついた立派な仕事だ。

まぁこの一件で逃げたなら、二度とファントムの人間との交わりはないだろうが。
クズノハにも睨まれて、二面楚歌ってところだ。」

カ^ω^フ「急に饒舌になりやがったな。俺がいなくて寂しかったんだろ。
この面子と意気ならやれるな。







・・・鉄仮面、暗殺を!!」

75 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:28:09 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「・・・は?」

(;``)「・・・は?」

ヽ(`Д´2)ノ「・・・は?」

ヽ(;`Д´1)ノ「はああああああああ!?」


カ;^ω^フ「声がでけえよ。バレるだろうが・・・」


(´<_`)「何故そういう斜め上の発想に行きつく?
任務を達成して全員生きて帰る事が第一だろうが。」

カ^ω^フ「実はな、サイゾーさんに頼んで調査してもらってたんだ。
どうやら鉄仮面の一派もここを狙ってるらしい。
結構は今日の昼。ドードーとしてるよなあ。」

(´<_`)「土壇場でそういうアドリブは笑えないよな。」

カ^ω^フ「男なら笑って夢に生きろ!
お前の実力なら大丈夫だって!
あの大天使を撃退した時みたいに覚醒すれば大丈夫だって!!」

(´<_`;)「声が大きいんだよお前こそ・・・
だいたい、余裕綽々みたいなイメージなんだろうが
あれだって接戦だったんだぞ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_EdxNqbQAA6DEN.png
https://pbs.twimg.com/media/F_EdySKbQAE6diP.png
https://pbs.twimg.com/media/F_EdzihagAA98el.png


カ^ω^フ「お、通信だ。
おお、吉報だ。管制室で鉄仮面らしき奴と舞弓ゲンが交戦中、だってよ。」

(´<_`)「ほう?」

カ^ω^フ「鉄仮面が返り討ちにあえばうぜー奴はいなくなる。そのまま帰ってヨシ。
万が一舞弓がやられても鉄仮面も無事じゃあるめえ。
そこを労せず討っちまえば俺たちゃ永遠の英雄だよ!!

・・・お前だってアッシュにいい土産ができるんじゃねえ?
いや、クリスマスプレゼントか?」


(´<_`)「・・・。

胡散臭い話だが乗ってやる。
状況が悪ければこいつらを連れて逃げるからな。」

76 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:28:42 ID:uPhFbEhM0
カ^ω^フ「おお?いつにもなく乗り気じゃねえか?
ヤタガラス嫌いとか?」

何か言おうとする三人を手で制す。

(´<_`)「別に。舞弓ゲンには個人的にムカついてるだけだ。」




ハ(・ェ・)ヌ「キシャー!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCvtRTb0AAsz2o.jpg

(´<_`)「またライト悪魔か。いよいよ核心に近づいてきたって感じだな。
幻魔ハヌマーンは物理に硬い。魔法で仕留めるぞ。」

( ゚十゚)「御意!」

『Maha-BUFULA』

『Maha-AGION』


ヽ(`Д´1)ノ「核心って、どういう事なんすか?」

(´<_`)「ヤタガラスの連中は、腹黒いことをしておいて
自分達は清廉です!ニュートラル、ダーク悪魔なんてはしたなくて使えません!と言ってるのさ。
キャベツ畑やコウノトリを信じてる女の子を装ってな。」

(;``)「・・・あんな事をしておいて・・・」

カ^ω^フ「なんか興味深いな?全部片付いたらゆっくり話しでも聞かせてくれよ?」




蛇●Ⅲ●)「ゲゲゲェ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCw5srbsAANG5g.png


『Ushi-Tokomairi』



つ(´<_`)「呪殺は食らえば一発だ。効かないおれとエリゴールで強引に叩き潰す。」

( ゚十゚)→「光栄ですね!!」




77 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:29:06 ID:uPhFbEhM0
ヽ(`Д´2)ノ「・・・ロアって邪鬼じゃなかったでしたっけ。なんでバリバリダークなのがいるんですかね・・・」

(´<_`)「あの見た目では仕方ないが、母国ブードゥーでは精霊なんだよ。
ちなみに高名でレアな死神ゲーデも高位のロアだ。」

(;``)「見た人や時代やスタンスで変わるって事ですね。あのバエルと元のバアルみたいに。」

(´<_`)「そういうことだ。」


(´<_`;)とカ^ω^フつ(;``) 「なーんだなんだァ!魔神バアルの話なんかしやがって!まさか仲魔にしたのか!?」


(´<_`;)つ 「放せうっおとしい。地下で倒しただけだ。
        ・・・バエルの方だがな。」

カ´ω`ブ「ふうん・・・流石アーキタイプ異能のカムイ様だぜ。
      俺ら常人じゃ、かなわねえよ。」

(´<_`)「何を言っている。みんなで連携しなければ倒せなかった相手だ・・・」



(川∀゚)ノ「よォ兄弟分。なにシケた面してんだ?
マイセン吸うか?いい見せもんやってるからよ。」

カ´ω`ブy-「いただきます。っつーかメビウスをマイセンって・・・
        やっぱサイゾーさんかなりジジイっすね。」

(川∀゚)y- 「そー言うなって。言いなれちまったもんはしょうがねえだろ。」


=yと(´<_`) カチャ

(川;∀゚)y-「ひょ!?」

=yと(´<_`)「今の今まで何をしていた?おかげでこっちは死にそうな目に何度もあった。
        フリーサマナーっていうのは、そんなものなのか?」

く(川∀゚)「悪い悪い、わりぃな!工作活動中に隙を突かれちまってよ。
生還!ちゃんと仕事はこなしたぜ。電源落としとかな。」
https://pbs.twimg.com/media/GCCvxixbAAArDuy.jpg

(´<_`)「お前の仕業かよあれ・・・」


ヽ(`Д´2)ノ「それよか、見世物ってなんすか?」

(川∀゚)「へへ、よりにもよって管制室で舞弓ゲンと鉄仮面の舞うような戦いだ。
飴ちゃんでもあれば、もっと美味く鑑賞できそうなんだがなー。」

78 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:30:00 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=0FjTgcX6XoM

(´;・ム・`)弓 == →

窓からひょっこりと顔を出してみる。

(´<_`)「あれが舞弓のゲンか。いかにも腹黒そうな面してやがる。俗欲の権化って感じだな。
     若さに憧れて禁忌に手を出すのも頷ける」

(;``)「相対しているのが、鉄仮面ですかね。
    でもあんなに体躯があったかな・・・?
    もっとほっそりしてなかったです?」


=yと(■│■)「そろそろ教えてもらいたいものだ。この暗黒の造魔を完全体にする術を。」
    =yと

二丁のライフルで的確に老人の足元を狙っていく。
老人はすんでで避け、あらゆる色の矢を撃っていく。

しかし。

ノパ ゚)> 「グおおおお!!!!???」

造魔らしきもの─
地下で見たものと似たようなものの腕が硬質化して弾く。

(■│■)「御覧の通り、制御がろくに効かないのだよ。
自己防衛能力はあるみたいだがね、主人を護れなければ意味がない。」

(´・ム・`)「誰が教えるものかッ!人の地下室から勝手に盗み出しておいて!!

勿体ないが凶戦士には凶戦士だ!砕くしかあるまいよ!!
盗人ともども殺せ!グレンデルッ!」

『邪鬼召喚』


ク川゚ ゚゙レつ 「ウゴオオオォォォォ!!」

『OFFENSE_EXTRA
MOTOR-JIHAD』
https://app.famitsu.com/wp-content/uploads/2018/10/005.jpg


(゚ ゚ノハ 「グオオオオオ!!!!」


渾身の打撃は。
あっさりと受け止められた。

79 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:30:27 ID:uPhFbEhM0
 (゚W゚ノハ   「オゴアああああああ!!!!」
つク川  ゙レと


明らかに体格差がある相手を、解体して食らっていく。

(;´・ム・`)「ひィぃィぃ!?」


ヽ(`Д´1)ノ「うげ・・・ちょっと引くわ。」

(川∀゚)「どーかんだね。ちょっとお子様には見るのきついわ。」

カ;^ω^フ「へ・・・へへ・・・あれが造魔・・・」



(■│■)「また悪魔を食べて強くなってしまった。もう何度目だね?
       あなたはどんどん不利になるぞ。
       吐いて楽になったほうがよかろう・・・。」



(;´・ム・`)「くそ・・・ザ・ボスは『男らしく戦いなさい』と言ったきり音信不通・・・

       バエルはわしの要だ・・・呼ぶわけには・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCG9qQxaoAA2qul.png


(■│■)「我が愛しの君(ミレディ)はどう思う?
どちらが勝つか・・・」

ミレ゚ー゚ディ 「そうねえ・・・9:1であなたの勝ちよ、ポール。」
 つと

(■│■)「私が無様に巻ける確率が1割もあると思うのかね?これは意外だ。」

ミレ゚ー゚ディ「物事に『絶対』はないもの。」

(■│■)「子供(ミレディ)は正直だ。
      誰が一番強いか知っている。」
https://pbs.twimg.com/media/GCGwUiobUAANskk.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCGwVZJasAARWeN.jpg


(;´・ム・`)ニア 「隙を見せたな!?その1割でお前に勝って見せよう!」


『聖獣召喚』
https://pbs.twimg.com/media/C5aO4cTVAAAq6mL.jpg

80 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:30:59 ID:uPhFbEhM0
チ´・ロ・`)「フホッ!」

(´・ム・`)「頼むチロンヌプ!!わしに最後のチャンスをくれぇ!!!!!!」
https://www.cardrush-mtg.jp/phone/data/cardrushmtg/product/rushmtgDMR128.jpg

チ´・ロ・`)つ「フホホッ!!」

『DEFENSE_EXTRA
Vigilance-Fuhohoi!』


>回避、防御が上昇した


ヽ(`Д´1)ノ「おお、チロン『ヌプ』だって。エロくね?」

  _,
(´<_`;)「そのエロい名前・・・アイヌ語で『私たちが沢山殺すもの』って意味だぞ。
ちなみに正式名称は・・・チロンヌプカムイ。
龍王ホヤウカムイもアイヌの悪魔で、蛇神だ。断じてカジキではない。」
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3076647.jpg


(川∀゚)「悪魔解説は良いから見ろよ!!
勝負がどうなるかわからなくなったぞ!!」


急に俊敏になった舞弓ゲンの本領が発揮される。
舞って弓を放つ。戦後ヤタガラスの必殺国防兵器だ。

(■│■)「ほう。老人の最後の輝き・・・見せてみろ。」


(´・ム・`)弓  → 「ぬかせ若造!!きさまの最後だよ!!」


(´・ム・`)(そう・・・わしはあの地でこいつと鍛錬を積んできた。
わしの求める究極の肉体・・・造魔人間。
功績から言って成就されてもよかろう!!)


闇の向こうから妖しい目がいくつも輝く。
https://pbs.twimg.com/media/GBYc3R5bQAAkfWR.jpg


チ´・ロ・`)ニア 「フホッ!!」

『OFFENSE_EXTRA
apu-to』
https://pbs.twimg.com/media/GBYc4HWakAAxro6.jpg

81 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:31:26 ID:uPhFbEhM0
チロンヌプの背後から、無数の炎矢が鉄仮面達に降りかかる。

(´・ム・`)「いくらなんでも、造魔一体では防ぎきれまい!!
わしの力場に入った不幸を呪え!!」



(■│■)「ほう、これは凄い・・・





まやかしだ。」


ライフルが二発響く。

炎矢は砕かれ、


チ´;・ロ・`)「ゲッ!?」 ぽてっ
https://pbs.twimg.com/media/GBUDIGqa8AAqW95.png


無様にかわいく転がる。


(■│■)「狐火で幻影を見せて仕留める・・・切り札としては素晴らしい。
だがこの仮面は飾りではない。精神攻撃はシャットアウトされる。」



(´<_`)「なるほど。奴が生き残ってきた理由がわかった気がする。」

カ`ω´ブ「まだだ!舞弓、やっちまえ!!」

(;``)「騒ぐと気づかれますよ・・・」



(´・ム・`)弓→ 「よくやった!!この隙を逃さん!!」

ぶすりと、造魔の腕に紫の矢が刺さった。

(´・ム・`)「特別に妖樹マンドラゴラを潰して抽出した猛毒だ!!
造魔は精神神経耐性を持つが、魔力には持たない!

これで造魔の攻撃力が大幅に落ち、動くだけで致命の毒が回るぞ!!」
https://pbs.twimg.com/media/E4eoNZpVEAQzAIZ.jpg

82 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:31:47 ID:uPhFbEhM0
(■│■)「ほう、それで?」

(´・ム・`)「勝敗は決したと言ったのだ!!
おとなしく去らねば、次はその娘の額を貫くぐぎゃあああああああ!!!!」


(;´・ム・`)「わしのわしの、わしのうでがああああああ!!」
つ   Σ


〜 =yと(■│■)

ライフルから硝煙が放たれる。
舞弓ゲンの左腕が吹き飛んでいた。

(■│■)「私の仮面は精神無効だが、魔力に耐性があるとは言っていない。
サマナーを先に仕留めるべきではなかったかな?
呆けたか?それとも我が愛しきミレディを狙って私の怒りを買うのを恐れたか?」


(´・ム・`)「まだだ・・・まだ・・・」
つ-l----

右腕で日本刀を取り出す。
鉄仮面が肩をすくめる。


(■│■)「やれやれ・・・幻術に弓矢に刀。ヤタガラスのトップがこんなロートルでは、衰退も必至。
もっと現代のサマナー戦を学ぶべきだったな。」


(;´・ム・`)「ぬ・・・ぬかせ・・・ぎゃあ!!」

次は足の甲を撃ち抜かれた。


(■│■)「あなたが失血死するまでこの拷問は続く。
早く吐いてもらった方が、私も予定を消化できて助かるのだがね。」

(;´・ム・`)「わ・・・わかった。だが二つだ。二つ約束をしろ。
話す前にタバコを吸わせろ。そしてワシを殺すな。」


ミレ゚ー゚ディ「わたしが焼きましょうか?」

(■│■)「・・・いや、条件をのもう。
私が火をつけるかね?」


(;´・ム・`)「ち・・・近寄るな!」

83 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:32:09 ID:uPhFbEhM0
日本刀で器用に葉巻の先を切る。


(■│■)「ふ・・・高そうな葉巻だこと。
部下を危険にさらして搾取して買ったのか?」



チ´・ロ・`)b 「チー・・・」 シュボッ

火をおこし、咥えている葉巻を切って火をつけてやる。

(´・ム・`)「ああ、ありがとうなあ・・・チロ。
      LEAVE(契約解除)。」

チ´・ロ・`)「!?」


老人は少し表情が柔らかくなり、頭をなでる。


(´・ム・`)「チロ・・・お前とは永く一緒だったなあ・・・
お前まで今際に巻き込むこたあない。
アイヌに帰れ・・・」


チ´;ロ;`)「チ・・・チーッ!」


(´・ム・`)「あと一つ条件だ。こいつはもうワシと無関係。
逃がしてやってくれ・・・」


(■│■)「いいだろう。主を失った野良悪魔は新しく拾われるか、マグ喰いになり果てるか、
朽ちて死ぬしかないからな。
私の敵ではない・・・。」


(´・ム・`)「では話そうか・・・

ワシ謹製の暗黒造魔に必要不可欠なパーツ・・・。
それは人だ。純粋無垢であるほどいい。」

(■│■)「いいだろう。ここで嘘を言うようには思えんし、約束は果たされた。





ではゼロノン、やれ。」

84 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:32:45 ID:uPhFbEhM0
(;´・ム・`)「ま・・・待て待て待て待て!!!!!!
ワシは殺さん約束だぞ!!」

(■│■)「ああ、『私は殺さん』さ。
あなたの実験作の造魔が引導を渡す。」

ミレ゚ー゚ディ「ふふ、相変わらずいじわるなヒト。」


ノパ ゚)「ガアアアア・・・」

(´・ム・`;)「く、来るな来るな来るな・・・!お前達を作った恩を・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCG9rdRbQAAiZ2F.jpg


(■│■)「造魔には心がない。ゆえに感謝など感じていない。
交渉は無意味だ。」


ノパ ゚)=(´;ム;`)>「ガハッ!」
      つ-l----


構えた日本刀は力なく空を斬り、造魔の腕に貫かれた。
https://pbs.twimg.com/media/GCG9sRJa0AEuDyK.jpg


(■│■)「ふむ・・・人間を食えば心が宿るのか?
食ってみろ、ゼロノン。」


ノパ ゚) ムシャムシャ
つ(´ ム `)

躊躇なく、創造主の老人からハラワタを掻き出し食らう。


ノパ ゚)「ガアアアアアアアアア!!!!マッズウウウウ!!!!」

(■│■)「好き嫌いはいけないよ。全部食べなさい。」




(´<_`)「深手も負わせられずに逝ったか・・・時間の無駄だったな。そっと帰ろう。」

(川∀゚)「・・・いや!造魔の力に酔ってる今がチャンスだ!


ここから撃って殺しちまおう!」

85 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:33:16 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「何を言ってる?一応鉄仮面はファントムの同胞だ。
舞弓ゲンが死んだ今、ここで争う理由はない。」

(川∀゚)「あんたらのリーダーから色々話は聞いてるぜ。鉄仮面が目ざわりなんだろう。
ここで造魔を手に入れた鉄仮面はもっと力をつけて、手に負えなくなると思うぜ。
俺はあんたらの夢の手伝いをしたい・・・そう!永遠のトップランカー!!」

カ;^ω^フ「あ、ああ・・・ここで奴を仕留めれば、幹部の座だって奪えるかもしれねえ。」

ヽ(`Д´2)ノ「俺は反対ですね。命あっての物種ですよ。
今狙撃に失敗したら、飢えた獣に肉を投げ込むのと同じだ。」

カ`ω´ブ「俺の言う事が聞けねえのか!!」

ヽ(`Д´1)ノ「キレてんじゃねえよ!心配かけさせといて!」

(;``)「・・・嫌な予感がする。」


(川∀゚)「そうだイチロー君だっけ?君が一番威勢がよさそうだね。
やってみなよ。」


ヽ(;`Д´1)ノ「い、いやでも俺のネコパンチじゃ射程が・・・」


(川∀゚)つつy== 「俺のトミーガン貸したる。こいつは精度いいぜ。
失敗したらおじさんがケツふいてやっから。」

(´<_`)「仕方ない、一度きりのチャンスだ・・・バルバトスで補助を」

(川∀゚)「うるせえ!俺はイチロー君に言ってるんだ。
ここで悪魔召喚したらバレるだろ。」

(´<_`;)「チ・・・皆、隠密とすぐ逃げる準備はしておけ。」



(川∀゚)つヽ(;`Д´1)ノつy==

「いいぞいいぞ、上部のスコープをよおく見るんだ。
貫通力がスゲエ。鉄の仮面通り越して脳漿がふっとぶぜ。
成功したらあのメスガキをマワそうぜ・・・。」






ドン!!

86 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:33:48 ID:uPhFbEhM0
(゚ <_ ゚)
https://pbs.twimg.com/media/GCCqJe_akAAFW6n.jpg

『忠義の反撃』

ヽ(;`Д´1)ノ「・・・あ゛?」

イチローがトリガーを引いた瞬間、造魔の腕が胴を貫いていた。
確かに鉄仮面の頭に当たり、仮面が割れたが・・・

飛び出してくるのは脳漿ではなく、毒々しいプロレスマスクだった。



(凶 凶)「ふむ、主を守るというタスクは芽生えたようだな。
それにしても・・・

君がヒールだったとは。確かミレディに並ぶランカーだったね?
僕の強さの証明(マイクアピール)は無駄だったようだね。
悲しいよ、暗殺まがいなんて。」
https://pbs.twimg.com/media/GCGwYJ9awAAgYQa.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCGwZTJa8AEFup3.jpg


ヽ(;`Д´1)ノ ブン  y= 0=0

COMPと愛銃を投げ捨てる。


(凶 凶)「君は確か・・・フリーサマナー?君がそそのかしたのか?」


(((川∀゚)))「い、いや、鉄仮面の旦那ァ・・・違うんすよ・・・俺はガキどもに雇われただけで・・・
失敗してもお前のせいにするから銃を貸せって・・・


うわああああああー!俺は関係ないーっ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCv0bzbkAAGMNX.jpg

>サイゾーは走り去った


血泡を吐きながら叫ぶ。

ヽ(;Д;1)ノ「ガ、ボ・・・失敗・・・だ・・・

早、く・・・


逃げろォォォォォオ!!!!!!!」

87 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:34:27 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=DaQIia3xNCk

(´<_`;)「お前ら逃げろ!」

ヽ(`Д´2)ノ「カムイさんは!?」

(´<_`;)「少し時間を稼いでから追う!!
悪魔もサマナーも相手にするな!!」


(;; )「うわあああー!イチローくん、イチローくん!!」


(;; )と( `Д´2)ノ「行くぞ!!すんませんカムイさん、頼んます!!!」

カ;^ω^フ「く、くそっあの野郎逃げやがって!!」



(´<_`;)「・・・」
つと

(凶 凶)「君はウエハラカムイくんか。仲間に捨て石にされて、かわいそうに・・・。
だがその行動は賞賛に値す・・・」

(´<_`)「見捨てられてなんかいないさ・・・。
それより舞弓ゲンの処理に感謝する。」

(凶 凶)「ほう、君も彼目当てで?
ファントムとしての対立心か?それとも・・・

地下での事を見ての義憤?」


(´<_`)「あんた、あれを見て正気だったのか。」

(凶 凶)「君の感受性には憧れもするし、呆れもする。
君達がハッキングもなしに騒ぎを起こしてくれたから、舞弓氏のもとに辿り着けた。

ああ、地下のアレなら気の毒な変態としか思えなかったが・・・
こうやって夢の造魔を頂けた事に感謝はしている。」


ミレ゚д゚ディ「彼と私の甘い時間を・・・チンピラ風情が・・・




邪魔するなあああああああ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCxD_hakAAQdFp.jpg

88 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:34:52 ID:uPhFbEhM0
と(´<_`#)「男の会話に入ってくるな!メス豚がッ!!」

『Maha-BUFULA』


ミレ;゚д゚ディ「くぅ!!」


あたり一面の床が凍る。


(凶 凶)「おや、君も私に敵対するのか・・・?
見逃してあげようと思っていたのだが。
優秀なランカーを二人も屠るなどしたくないからね・・・。」


(´<_`)「敵対はしない。ただ・・・


その汚いモノをどけろぉッ!」


凍って機能停止中の造魔を蹴り飛ばす。
イチローは既に事切れ、血や何かが流れ落ちていった。


(凶 凶)つy=Σ

(´<_`;)「く・・・すまんイチロー!必ず迎えに来る!」

頬に銃撃を感じ後退する。


(凶 凶)「ふむ・・・汚い老人といえど、人を喰らって心が芽生えた。
ゼロノンではなくこれはゼノンとしよう。

君を食わせれば、もっと知能が上がるかもな・・・。」


ぞっとしたものを感じ、カムイは跳躍して走りさった。





(凶 凶)「おや・・・ジョークに逃げることはないのに・・・



ミレディ、氷が解けるまで温め合おうか。」

89 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:35:12 ID:uPhFbEhM0


( ;;)「なんで!!なんでこんなことに!!」

ヽ(`Д´2)ノ「・・・あえて言えば、俺たち全員が悪い。
あんな胡散臭い奴の話に乗らなければ・・・オトナってやっぱ信用ならねえ。」

カ;^ω^フ「おい、俺達ってなんだよ。『お前ら』だろ。
イチローが無能だったのが悪い。」

(;;)「あんた・・・そんな言い方ッ!」

カ;^ω^フ「前にも言ったがなあ、底辺からランカーまで昇れたのは誰のおかげだ?
言ってみ」


<(・) 「あぁーら、イキのいいニンゲンじゃん。
フレスいただきっ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCvvsra0AATHCK.jpg



<(゚ < ゚)「・・・ドけっ!」

腕の刃で一方的に切り裂く。

「ゲギャアアアア!!」



カ;^ω^フ「お・・・お前なんだその姿は!?」

(´<_`;)「今はそんな事どうでもいい。さっさと逃げるぞ。」


ヽ(`Д´2)ノ「イチローは!?どうなったんです!?」


(´<_`)「・・・すまん。もう死んでいた。
だから死体は置いてきた・・・。」


カ`ω´ブ「なんだとテメエ!大見得切っておいて!!
戻って今すぐ回収してこい、完璧超人さんよォ!

えぇ!?」

(´<_`)「なんだと・・・」

( ;;)「やめてッ!!」

90 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:35:37 ID:uPhFbEhM0
( ;;)「あんたリーダーでしょ!!なんで長い間座を開けててカムイさんに任せっきりなの!!
せめて『一緒にイチローを助けよう!』くらい・・・


言えよ!!!!!!!!!!!!!!!」


カ`ω´ブつΣ(;; )   「なんだとクソガキがッ!」


ヽ(`Д´2)ノ「もういい!みんなやめろ!!
       歩きながら話そう。
       ・・・カムイさん、鉄仮面の様子は?」

(´<_`)「ああ、わからんな。ミレディの方は激昂してたが。
    鉄仮面自身はおれ達を追撃するかどうかわからん。」


ヽ(`Д´2)ノ「・・・そうですか。イチローは蘇生できそうでした?」

(´<_`)「・・・ありとあらゆるものが流れ出ていた。
    あの状況ではかき集めて蘇生など・・・」


カ`ω´ブ「クソが!!!!!!テメエのせいで
鉄仮面の造魔に食われちまってるかもしれねヶなあああああ!!!??
クソ使えねえ野郎がランカー1かよ!?」


ドン

(´<_`)つ

壁が叩かれた。


(´<_`)「全部おれのせいにするのは勝手だ。

だがお前は何をしたのか?
あのサイゾーとかいう奴に流されて乗っただけでは?
おれが造魔を回収した時点で本来の仕事は終わっていた。
鉄仮面暗殺は反対したからな。

少しペース上げるぞ。

これはお前が持っていてくれ。」



>ナナシにネコパンチバズとCOMPを渡した

91 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:36:18 ID:uPhFbEhM0
( ;;)「ありがとうございます・・・イチローくん・・・」
 つと

(´<_`)「感傷に浸りたいのはわかる。
だが重要な問題だ。
イチローのCOMPのパスがわかるやつは?」

ヽ(`Д´2)ノ「かかってないと思いますよ。
       俺達チームはかけないんす。
       いつ誰がハジかいてもいいように、生き残った奴が活用できるように。
       でもこんな早くそんな時が来るとはなあ・・・。」

ジローはうすら寒さにジャケットを羽織った。


(´<_`)「・・・そうか。生体認証でもかかっていたらアウトだったな。
    適宜召喚してくれ。生き残るんだ」


カ´ω`ブ「・・・」


(´<_`)「しっかりしろ、リーダー。
お前がだらけてたら、二人もモチベーションが上がらん。」

カ´ω`ブ「いいよなお前は・・・。いつでも冷静沈着。何様だ。」


(´<_`)「そうでもないぞ。あのクソ造魔を氷漬けにして、イチローの腹から引きはがしたからな。
キックでだ。
それで人形フェチの鉄仮面がキレて追ってくるかもしれん。
ははは・・・。」


( ;;)「カムイさん・・・」


カ´ω`ブ「だいたい、舞弓ゲンなんぞに執着してたお前が悪いんだよ・・・
そうだ・・・そうに決まってる・・・」


ヽ(`Д´2)ノ「いや違うんすよ。任務完了したら自分一人で舞弓ゲンを殺(ト)りに行くって・・・」


カ´ω`ブ「なんだと・・・って事は・・・
俺はなんて事を・・・」



(´<_`)「何か知っているのか?」

92 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:36:39 ID:uPhFbEhM0
カ´ω`ブ「いや・・・」

(´<_`)「まあいい。敵さんのおでましだ。
ナナシ!遺品の装備を忘れるなよッ!」



>ダッシュ中

ヽ(`Д´2)ノ「しかしどうして、こんなに悪魔が出てくるんでしょうね。」

(´<_`)「知らん。だが舞弓の生死で何かスイッチが入ったんじゃないか?
防衛機構みたいな。」





>何かが近づいてくる


ヽ(`Д´2)ノ「サマナーか!?止まれ!」


>近づいてくる


=yと(;`Д´2)ノ「悪く思うな!!」 バンバン


>近づいてくる



(´<_`)つ「待て。あれは・・・」


ヽ(`Д´1)ノ
https://pbs.twimg.com/media/GBn4XwIaAAAvpMV.jpg


ヽ(;`Д´2)ノ「イチロー!!生きてい」

ドスッ

(`Д´2)ノ「ぐ・・・?」



と(´<_`;)「下がれ!!ブフ!!」

93 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:37:34 ID:uPhFbEhM0
ヽ(`Д´1)ノ「ウウ・・・アア・・・」

(´<_`)「あれは生き返ったとは言えない。

悪霊類に取りつかれて、アンデッド化していやがる。
鉄仮面の嫌がらせか?」

カ´ω`ブ「・・・」

(´<_`)「ここはおれ」

ザッ

と=yと(;; )つy=つ 「せめてものはなむけ。僕にやらせてください。」

『邪鬼召喚』

『妖魔召喚』

ラ▽へ▽ム「おいたわしい・・・」

容赦なくからたけ割りで両断する。


ヽ(`  Д´1)ノ「アア・・・ア゛」


(皺)「・・・破魔の雷光」


ヽ(;::: .:.;:  サラサラ


>悪霊もろとも塵となって去った


ヽ(`Д´2)ノ「ナナシお前・・・」

( ;;)人 「最下層でいじめられてた時に、よく助けてくれてありがとう!!
       タクヤさんのシゴキの時も元気づけてくれて!!
       口は悪いし!けんかっ早いけど!








       立ち向かう勇気をイチローくんからもらいました!!」

94 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:38:07 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「rest in peace」

ヽ(`Д´2)ノ「・・・地獄で会おうや。相棒。」

カ´ω`ブ「・・・」


(´<_`)「さて急ぐぞ。火葬にはできなかったが・・・

いつかこのクソ施設を燃やして手向けにするさ。」


ヽ(`Д´2)ノ「その必要も、ないかもしれませんよ・・・」


(´<_`)「?」





(<●>W) 「ブモー!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCwfriaEAAnPWS.jpg


(´<_`)「妖獣カトブレパス!石化の獣だ!
呪殺無効のやつらを盾にして戦え!」

『OFFENSE_EXTRA
PETRA-EYE』


ヽ(`Д´2)ノ「しまッ!」

>シワンナは石化した

(` `)「ラームジェルグ!!ジローくんを守って!!」

ラ▽へ▽ム「承知!」

(#` `)つ===>(<X>)


槍状のジャックが、目を潰した。





(´<_`)「カブラギ!!避けろ!!」

95 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:38:46 ID:uPhFbEhM0
『PETRA-BEAM』

(;``)「カブラギさん危な・・・うッ!」
  と


{Ⅲ}つ「てめえ!!」

『ZANMA』




と(´<_`)「パイモン。


・・・ダメだ。バエル戦で相当疲弊したようだ。
誰かペトラディかディストーンは?」


カ´ω`ブ「・・・」


ヽ(`Д´2)ノ「回復アイテムは・・・イチローのバックパックに・・・」

(´<_`)「じゃあ麻痺とかしたら終わりってことか。厳しいな。
だがナナシ。お前は石像になろうが背負ってでも連れて帰る。
もうこれ以上・・・」


ヽ(`モ´)ノ「奴らだ!!!舞弓さまを殺った侵入者は!!」

ヽ(`Д´2)ノ「やれやれ・・・しつこい・・・ね・・・。
今更ヤタカスサマナーのご登場か。」

(´<_`)「だがざっと十数人程度。重要な奴らは逃げるか移されたんだろう。

おい!お前らは捨て駒にされたんだ。
気付いたらさっさと避難しておけ。」


ヽ(`モ´)ノ「それがどうしたテロリストども!!
もとからヤタガラスに命捧げるつもり!!」


(´<_`)「話にならねえな。だがもうすぐ地上だ。全員でかかれば・・・」



(``;)つ==つ == ダッ

96 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:39:11 ID:uPhFbEhM0
スウィングの要領で、ジャックを叩きつける。

(;``)つ==つ ドンヽ(;`モ´)ノ「むごおおおおおお!!」



ヽ(`Д´2)ノ「ナナシ!!」

(;``)「僕はもうダメです!!みんな逃げて!!」

(´<_`;)「ふざけるな!!治る見込みを捨てる気か!!」


(;``)「僕一人に拘って、全滅するよりマシです!!
大丈夫!!

心臓が石になるまでに片づけたら、合流しますから!!」


(´<_`;)「危険な賭けになるぞ・・・」

カ´ω`ブつと(`Д´2)ノ「ほらデクノボウ!行きますよ!!」 ズルズル









(;``)「ふう・・・みんな行ったか・・・

COMP預けて行っちゃったから話できないけど、最期まで付き合ってくれるよね?
ラームジェルグ!」


ラ▽へ▽ム コクッ

(;^^)「ありがと。じゃあ・・・」




(;``)つ===> 「さあ来い!舞弓ゲン殺しの真犯人は僕だぞ!!
            こんなガキに大将殺られて悔しくないのかあ!
            命が惜しくないなら、向かってこい!!」


ヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノヽ(`モ´)ノ「うおおおおおおお!!!!」

97 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:39:35 ID:uPhFbEhM0
>地上

(´<_`)「まだ日の光は出ないのか・・・」

ヽ(;`Д´2)ノ「丁度いいじゃないすか。
早く・・・出ちゃいましょう・・・よ・・・」

(´<_`;)「おい、ジロー大丈夫か?」

ヽ(;`Д´2)ノ「て、敵だ・・・」


<(・スパ 「逃がさぬ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCCwP1-bcAA7td_.jpg

https://youtu.be/jIrfdqDJEyw?t=34


(´<_`)「わかりやすい弱点のやつが来てくれたな。」


=yと(´・髭・`)「ショーット。」

ヽ(`Д´2)ノ「さ・・・サモン・・・」

『妖精召喚』

-y(ム)「ほぉれ!!」

https://pbs.twimg.com/media/D1oPDzMU0AA5T6P.jpg

『OFFENSE_EXTRA
GUN-PHONE』




<(・; スパ 「馬鹿な・・・奇襲したのに・・・
         では私はこれで・・・」




=yと(´<_`)「そっちから喧嘩売って来てそれはないだろう。おれは今無性に腹が立ってるんだ。




Collateral Shot(こいつはおまけだ!)」
https://pbs.twimg.com/media/GBn4V2XagAASQ-E.jpg

98 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:41:02 ID:uPhFbEhM0
カ´ω`ブ「ふふ・・・ぐう・・・」

ヽ(`Д´2)ノ「ほら行きますよ、カブラギさん。
それとも鉄仮面か雑魚サマナーに首取られたいんですか?」

カ´ω`ブ「それも・・・いいかもな・・・」


ブチッ

ヽ(`Д´2)ノ「よくねぇんだよ!!
みんなあんたを活かすために死んだんだ!!

これ聞けよ!!
ナナシのリアルタイムCOMP実況だ!!」


『あー・・・

ラームジェルグ、やられちゃったか・・・
ごめんね、魔法に弱いから云々とか散々言っちゃって・・・

僕も行くから・・・

こいつで最後・・・ グシャ



カブラギさん、聞こえてますか?
散々言っちゃってごめんなさい。
最後まで役に立てなくてごめんなさい。
もっといい人をスカウトしてね。リーダーならできます。

ジローくん。もっと一緒にラーメン食べに行きたかったね。
いつも冷静で、チームのブレインな君が大好きです。

カムイさん・・・急ごしらえのチームだけど、ドキドキハラハラで楽しかったです。
ありがとうございました。

リュウジくん。どうか平和に暮らしてね。

あー・・・増援か。

みんな逃げてください。

もう足が動かないや・・・
でも十分足止めの仕事はできたよ


ね・・・』

99 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:41:31 ID:uPhFbEhM0
ヽ(`Д´2)ノ「アンタが生きてりゃ、またチームカブラギは再結成できる!!
だから逃げるんですよ!!今は!!
辛くても!!」

カ´ω`ブ「な・・・ナナシ・・・死んだ・・・のか・・・?」

(´<_`)「石化しただけだ。今から戻れば助かるかもな。だが・・・」



カ;ω;ブ「うわくぁああああああ!!!!!そうだ!!!!!
増援が来る!!!!!!鉄仮面が報復に来る!!!!!!



死にたくない!!!!!



死にたくないうわああああああ!!!!!」


>走り去った


ヽ(`Д´2)ノ「あの様子なら、外傷とかも大丈夫そうっすね。
適当にバイクでも見つけて逃げるでしょ。

じゃ、ちょっくら地下に戻りますわ。」


と(´<_`)「おい、ナナシの遺志を・・・」

ぬるっ

>ぬめった感触がした

ヽ(`Д´2)ノ「違いますよ。ナナシの後追いじゃない。
ここら辺の地下に発電プラントがあるはずです。
ちょっと研究所ごと爆発するようセットしてきますわ。

・・・舞弓の所業は、人として残しちゃいかんでしょ。ね?」


(´<_`)「・・・ああ、そうだな。」


ヽ(`Д´2)ノ「セッティングまで10分くらいあると思うんで、その隙に逃げてください。

俺も行きますから。」

100 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:42:05 ID:uPhFbEhM0
>ヨタヨタして歩いて行った





(´<_`)「まだか・・・ジロー・・・。」


>黒い一団が近づいてくる

と(´<_`;)「ワイルド・ハントか!まだ死ぬわけにはいかん・・・!」
   と
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3262564.jpg


しかし一団の中に、白い馬と人間が混じっていた。
威圧感はあるが、確かに人間だ。
https://pbs.twimg.com/media/GCH_982aEAAterz.jpg

ボ゚ -゚)「いい部下と仲魔を持った。おかげでここは滅茶苦茶だ。
父は元気か?」

=yと(´<_`;)「何者だ?おれを知っているのか?ヤタガラスか?」

ボ゚ -゚)「質問は一つずつにしろ。周りからはボスと呼ばれている。」
つ= yと
https://pbs.twimg.com/media/GCH_-2dakAAxR4d.jpg

ローブを脱いだその人間に柔術を食らい、向けた銃を奪い取られ解体される。

ボ゚ -゚)「そしてお前の事も断片的に知っている。記憶(ルーツ)は自分で戻せ。」
つ  y = ポイ

(´<_`;)「ぐ・・・」


ボ゚ -゚)「銃は一丁だけか?慎重さがないな。
武器もなく、任務が遂行できるはずもない。
そして私は元ヤタガラス。ずっと昔にな。」
https://pbs.twimg.com/media/GCH__vjbsAAyR6M.jpg


(´<_`;)「普通は銃を何丁も携帯しない。かさばるからだ。」


ボ゚ -゚)「なら今度からのミッションは壊れないものにしろ。このパトリオットのように。

今は帰るがいい・・・お前のボス(雇い主)の下へ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCIAAt_bUAAJzsN.jpg

101 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:42:28 ID:uPhFbEhM0
ボ゚ -゚)「今、お前のお仲間が必死にプラントを潰そうとしている。
腕のいいやつだ。じきにここも爆破されるだろう。舞弓ゲンの妄執とともに。
さあ帰れ!次に会う事があれば殺す。」
https://pbs.twimg.com/media/GCIAGnzbUAAakov.jpg


ローブを着なおし、馬に乗る。


(´<_`)「まて・・・
まだ生死確認しなければならない奴が・・・」


ボ゚ -゚)「青髪の餓鬼ならとっくに去った。泣きべそかいてバイクを駆りてな。
いいか。このまま帰るんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCIAHf9asAAOpq-.jpg


(´<_`)「フ・・・車も飛行機もチャーターできない。
爆死しろと言ってるのと同義だぞ。」


ボ゚ -゚)「甘えるな。サマナーなら移動用仲魔くらいいるだろう。
いなければ現地調達だ。」




(;´・髭・`)「腕が!抜けるうううううう!!!」

(´<_`;)「すまん!他の仲魔が回復したら交代だ!!」



(´<_`)「ふう・・・快適だな。」

( ゚十゚)「おほめいただきありがとうございます。
スピードを上げますよ!」



夜が明ける。


ボ゚ -゚)「・・・カムイ、今は大いなる意志のまま流されていけ。


私は留まるしかない・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCIAIOAbEAAtOle.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCIAI-kbYAASJjE.jpg

102 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:42:49 ID:uPhFbEhM0
>動力プラント
>大型タービンが大量に回っている



ヽ(`Д´2)ノ「これを。」

(´<_`)「COMPのメモリー?」

ヽ(`Д´2)ノ「俺が戻るっていう担保ですよ。コラテラルって言うんでしたっけ?響きかっこいいっすよね。

        んで、もしあのバカに生きて会えたら・・・渡しといてください。」


(´<_`)「・・・わかった。このメモリー握ったまま横っ面ぶん殴ってやる。」 ギュッ




(`Д´2)「ぐ・・・にじんできた・・・。ナナシ、イチロー・・・」
つ     今度は俺の番って事だよな・・・?」
https://pbs.twimg.com/media/GCIE_sSakAAa7xI.jpg


(;`Д´2)「あ、あのバカをリーダーにして戦ってきて・・・よかったかわからねえが・・・

最下層キッズとしてくすぶっているより・・・充実は・・・
できたかな・・・」



=yと(`モ´)ノ「いたぞ!!残党だ!!仲魔を出される前に銃殺しろ!!」

破裂音と銃声が響いた。


ヽ( Д 2)ノ「仲魔なんてもういねえよ・・・バーカ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCIFBfaaIAAOxa5.jpg

>レバーが引かれた
https://pbs.twimg.com/media/GCIFDGPbMAAPuHQ.jpg


>空

(□十□)(メ´<_`) 「ムールムール、見てみろ。」 「どうしました?」


「あれが人間が大事にしていくもの、受け継ぐ価値のある命の炎、意志ってやつだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCIFESSbEAA5_cb.png

103 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:43:43 ID:uPhFbEhM0
"どんなに愛しているかを話すことができるのは、すこしも愛してないからである。"


 ──ペトラルカ

104 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:44:42 ID:uPhFbEhM0
>自室

ξ^⊿^)ξ「おかえりなさい!」

クラッカーが鳴った。

(´<_`)「アッシュ・・・どうして、おれの部屋に・・・?」

ξ^⊿^)ξ「だって今日はクリスマスイブだよ?
任務お疲れ様(ミッションコンプリート)。」

(´<_`)「すまない。少し一睡させてくれないか・・・。」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・そういえば何かあった?
カブラギはウキウキ気分で帰って来たけど・・・。

そういえばあの三馬鹿トリオは?」


ドクン。


つ(´<_`;)「うげ・・・!」


>視界がゆがむ

ξ⊿ξ「・・・丈夫?顔色・・・真っ青・・・
さすろうか・・・?」


(´<_`;)「すまん!!今は出て行ってくれッ!!」


ξ゚⊿゚)ξ「・・・そうよね。あのバカラギの事だし、強行軍で行かせたのよね。
睡眠不足のイライラは誰にでもあるから。

・・・待ってる。」


>アッシュは去っていった


(´<_`;)「う・・・





げええええええええ!!!!!」

105 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:45:04 ID:uPhFbEhM0
>昼

『ウエハラカムイ。緊急の呼び出しです。
至急、審問室まで来てください。』

─審問室。

ファントムにおける異端、重大違反者などを呼ぶ、要は取調室だ。
20数年前にて、ファントムを抜けたあるサマナーに制裁を加えた事により、結果的に壊滅の憂き目にあったため
まずは慎重に事情聴取を行う事を行う事が義務付けられた。
RSのような暴虐行為ですらまず呼び出しは受けない。


>審問室


(´<_`)「ウエハラカムイ、出頭しました。」

「宜しい。よく逃亡せずに来てくださいました。
まずはそれに感謝を。」

公平を規すために、審問官は最新式AIによるコンピューターが行っている。
COMP、魔術行使による悪魔召喚は室内ではジャミングで封じられてもいる。


(´・u・`) ドン

(■│■) ドン

カ^ω^フ ドン


他に召集された人物が一斉にカムイを見た。

「まず、到着したばかりのウエハラカムイ氏には精神安定剤を。」

首筋に機械のアームで、丁寧に薬液が注射される。
他者による煽りなどで事実を喪失しないためだ。

「さてカムイ氏、まずはですが・・・

ユーバリ市にあるヤタガラスの施設の強襲に参加したのは事実ですか?」

(´<_`)「はい」

「では次です。他に召集された三者ですが・・・


三者三様に発言が異なっているのです。
ゆっくりでいいので、事実を話していただけますか?」

106 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:45:43 ID:uPhFbEhM0
(´・u・`)「私はなにも関与はしていませんよ。
早くクリスマスをアッシュとゆっくり過ごしたいのですがね。」

「あなたの発言には矛盾があります。
対悪魔犯罪課のオフィスに、カブラギ氏を呼び出していたのがカメラに映っています。
ノイズがかかっていて会話は再現できませんでしたが。」

カ^ω^フ「俺の腕がいいから、ナカテガワさんに課に入らないかってスカウトを受けたんだよ。
そしたらカムイの野郎が、俺の受けた依頼に首を突っ込んできた。

無茶されたおかげで俺の部隊は壊滅だ。」


「あなたの行動にもやや矛盾が見られます。
頑なに明かされない依頼主・・・端末からも通信ないようは巧妙にハッキングで削除されている。
ファントムの上部の者から密命を受けたのでは?」

カ^ω^フ「いんや、外部からの依頼だよ。
クライアントのプライバシーを公開はできないな。」

「続いて鉄仮面様。お願いいたします。」

(■│■)「私は最高幹部だ。独断で舞弓ゲンを暗殺に行った。ミレディとタッグでな。」

「その理由は?」

(■│■)「匿名で挑戦状のメールが来ていた。発信先を特定したら管制室のPCからだった。
ご丁寧にも、管制室までの道は見事にがら空きだったのだ。
そして私は舞弓を下した。これでよいかね?」

ああ、あと、と。
付け加えた。


(■│■)「カムイ君は勇敢だったよ。一人で私に立ち向かって、他の四人を逃がそうと奮闘していた。
もっとも、先制攻撃をしてきたメンバーの一人は正当防衛で私が殺してしまったが。

ファントムの敷地内ならともかく、任務先での揉め事なら仕方あるまい。
私を罰するかね?」

「いいえ。正当な理由がありません。


カムイ氏、三人の供述に何か間違いはありますか?」


(´<_`)「・・・」

鉄仮面はあくまでニュートラルな立ち位置を崩さない。
助け船のつもりだろうか?

107 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:46:05 ID:uPhFbEhM0
「そしてカムイ氏達の作戦決行の直前に、ファントム社内にフリーサマナーが呼ばれていたのを確認しています。
監視カメラにもくっきりと映っていましたし、社内の者の証言もあります。」


カ^ω^フ「ああ。あいつはカムイが雇ったんだ。
そして裏切って鉄仮面への攻撃をそそのかしたのもカムイとそいつだ。」


「これにも巧妙な音声改ざんが加えられていました。オリジナルのサルベージは不可能です。
しかしカブラギ氏、あなたが一番最初にフリーサマナー相手に楽しげに」手を振っているのが映ってはいます。」

カ^ω^フ「カムイは人見知りが激しいからな。俺が代わりに応対したんだ。」

(■│■)「フリーサマナー・・・確かサイゾーと言ったかな?
奴はクズノハ側にもファントムにも加勢するコウモリだ。
血眼でさがしても、素直には吐かない。」

麻雀の対極のような並びで四者が座っている。


「・・・カムイ氏の主張を聞いていませんでしたね。どうぞ」


カ;^ω^フ「あいつはランクに固執してたからな。
鉄仮面センパイと俺達で潰し合いをさせてランカーを盤石にしようと・・・ッ」


「あなたの意見は今は聞いていません。カブラギ氏。」


カ;´ω`ブ「うわああ!!」

椅子に電撃が流れる。ジオよりマシだが人間には苦痛だ。


(´・u・`)「意義あり!命からがら逃げ帰ってきたカブラギ君の証言では、
カムイ君が悪魔のような姿に変貌して襲ってきた。
更に施設の動力を爆破させて確実に皆殺しにしようとしたという証言もあるのですよ。審問官。」

「それは初耳です。今更になってなぜ?
カムイ氏、今度こそ発言をどうぞ。 黙秘権も付与されます。」

もういい。

(´<_`)「全部おれの手引きです。彼らを殺害してランカートップの座を断固たるものにしたいと思いました。
鉄仮面も目の上のタンコブでした。おれがイチローに指示を出して狙撃をさせました。
恐怖して逃げていった彼らを追い回し、施設を爆破して殺そうとしたのもおれです。


三人の言う事は、一つを除いて事実です。」

108 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:46:36 ID:uPhFbEhM0
ナカテガワの顔がほころぶ。

(´・u・`)「・・・とんだ外道ですね。本当に悪魔の子だ。
審問官。彼には慈悲をもって拷問の末に死刑に・・・」


https://captown.capcom.com/uploads/museum_other/image/51/%E9%80%86%E8%BB%A2%E8%A3%81%E5%88%A4_%E7%95%B0%E8%AD%B0%E3%81%82%E3%82%8A.jpg


(´<_`)「ただ、ヤタガラス襲撃計画自体は前々からナカテガワさんに脅されていました。
決行しないとアッシュ・・・彼の娘にして俺の仕事上のパートナーを凌辱すると。」

(;´・u・`)「な・・・言いがかりだ!!」

(゚ < ゚)

ギン目でナカテガワを睨む。
真実を、貴様がカブラギ・・・我が愚かな親友に依頼してハメたのを告発するぞと。


「現時点では求刑ができません。一週間保留の謹慎処分とします。
ただカムイ氏。その間単独行動はやめてください。

あなたに打ったものは、精神安定剤だけではありません。
体内に残留し、ファントム社から一定の距離を離れると肉体を崩すナノマシンです。

協力者や近くの人間も発動後に即座に感染し同じ末路を辿ります。
危険信号はあなたのスマートフォンにインストールしておきます。

では、解散。」


>審問室を出た


(#´・u・`)「よくも嘘を最後に吐いてくれたな・・・貴様は死刑確定だ。
      間もなく貴様の起こした惨劇が、社内中で放送されるだろうよ・・・。」 ボソッ

(´<_`)「おれが死ねば、造魔は永遠にあんたの手には渡りませんよ。」

(#´・u・`)「脅しか・・・!どこに隠した!腹の中に埋め込んだか!?
 
      (あのバカ、このクソガキに全部作戦を喋っていたのか・・・使えん!使えんぞ!)」






(´<_`)「あんた如きじゃ一生探しても見つからないところだ。」

109 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:47:30 ID:uPhFbEhM0
□と(´<_`)「・・・」 シュッシュッ

スワイプは慣れないな、と思う。
あの三馬鹿の命のように、いとも簡単に滑って流れていってしまうから。


一時間も経たずして、ウエハラカムイの凶行が社内全体にアナウンスされた。


>オフィス

(´<_`)「・・・」

( #,_ノ` )「馬鹿野郎!!クズノハの下っ端組織相手たあいえ、無茶してんじゃねえ!!
デカチンが死ぬかもしれなかったんだぞ!!」

(;-Д-)「まさかデカチンがトチるとはな・・・。嬢ちゃん連れてけるまで待ってた方がよかったんじゃないか?」

(=■д■)「・・・デカチン。今までお前と一緒に戦って暮らして、まだ叱ったことなかったよな。」

(´<_`)「そうですね」

(=■д■)「正直、子供もいない俺が・・・両親もなくここで生まれたお前にどこまで踏み込むべきか・・・
予想以上のポテンシャルのお前にかける声もないと誤魔化してた・・・
でもな・・・勝手だが、叱らせてもらう。
任務で仲間を失くして寂しい、悲しいんだろ?」

(´<_`)「おれは別に・・・」



(#=■д■)「さみしい時くらい、悲しい時くらい、さみしいっ、助けてくれって言いなさい!!!!!!!

さみしい悲しい時にちゃんと言えなかったり、冷酷なフリしてる人間なんて・・・

ナカみてえな、人の痛みがわからねえ人間になっちまうぞ!!!!!!」


( <_ )「・・・」

室内に一筋の雨が降った。

(´<_`)「・・・ありがとうございます。

ボスのところに行ってきます。ケジメをつけに・・・。」


(=■д■)「おう。
俺達は信じてるぜ。
お前があんな事やる奴じゃあないってな。ジョジョを信じろ。」

110 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:47:59 ID:uPhFbEhM0
>所長室

(´<_`)「出頭にきました。ボス。」

(■/へ■)「・・・カムイ君。大変な事になったな。
ヤタガラスがこの件を知れば、残党を率いて報復にくるかもしれん。
己も全力で迎撃するしかないかもしれん。」


(´<_`)「課の処遇は・・・どうなりますか?
おれの命一つで軽減出来るなら、今すぐ自害したい。」

(■/へ■)「そんな甘いものではない。
己たちもどうにか君の疑念を晴らして無罪にしたい。

どうせ君のことだ。庇っているんだろう?誰かを。」

(´<_`;)「・・・ボスには隠し事ができませんね。」


(■/へ■)「だが一度与えられた謹慎の猶予期間から死刑を覆すのは、難しいかもしれんかもな。」


(´<_`)「どんな残酷な刑が待ってるんですか?」

(■/へ■)「死刑囚相手に全ファントムサマナーがリンチだ。蘇生もできないように執拗にな。
己たちも、鉄仮面も・・・あのお嬢さんも参加するしかない。」


(´<_`)「・・・怖気はしません。ただ・・・」

K#▼д▼)つ 「失礼しますなりね!!!!!!あーチョーネム!!!
カムイ!!!!おめぇゎクリスマスに何やってるなりか!!!

好きな奴の元に早くイくんだよォォン!?
俺もジムサボってセンパイとレオんとこ行くなりね!!!!」

>タクヤさんは去っていった

(´<_`)「・・・」

(■/へ■)「相変わらずインパクトが強いな・・・
行ってきたまえ。悔いの残らんようにな・・・。」





ξ;⊿;)ξつ□
https://pbs.twimg.com/media/GCLxCDMboAAaWg0.jpg

111 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:48:20 ID:uPhFbEhM0
ξ;⊿゚)ξ「カムイ・・・?」

□と(´<_`;)「いやすまない。でもこんな画像送られてきたら心配する。」
https://pbs.twimg.com/media/GCLxY2faYAAv2K_.png

ξ^⊿^)ξ「とりあえずわかったかー!!私が地雷物件だということに!
だから、うん。いいんだよ。
私は別に・・・」

ξ゚⊿゚)ξ

ξ ⊿ )ξ
https://pbs.twimg.com/media/GCLxi8QbAAAAETU.png

(´<_`)「・・・とりあえず、お邪魔していいか」




ξ;゚⊿゚)ξ「なにそれ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCLyltca0AATBSF.png

(´<_`;)「ええっ。聞いてないのか。」

ξ゚⊿゚)ξ「カムイ、マジで何したの・・・?」


>ありのままを話した

ξ゚⊿゚)ξ「サイゾー・・・あの髪の緑でギザ歯のことか。
度々任務の合間にウジ虫みたいに沸いてきてナンパされててキモウザかったのは覚えてる。

でもいくらカブラギのバカでも、あんたをハメてまで出世しようなんてする?
お父さんが任務を依頼したっていうのも謎ね・・・。
その造魔は持ってるの?」

(´<_`)「ああ、仲魔に持たせてある・・・。
おれを殺せばほぼ永遠に取り出す事はできない。」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、まだ交渉の余地はあるね。
だって欲しがってた造魔を隠し持ってるカムイが死んでしまえば、お父さんのやりたかった事もできなくなる。
カブラギの立場だって危ない橋渡ったのが馬鹿らしくなるかも。」

(´<_`)「だがそれを知られれば、キレて本気で殺しにかかってくるかもしれない・・・
だからアッシュ、処刑は君にやってほ」



ξ゚⊿゚)ξニア 「私はやめとけ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCL3exmb0AAGb4J.png

112 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:49:57 ID:uPhFbEhM0
(´<_`;)「・・・なんで?」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・さあ?
私の必殺攻撃じゃ遺灰も残らないし、苦しいと思うよ?」
https://pbs.twimg.com/media/GCL3f9yaUAAPhAQ.jpg

(´<_`)「とりあえず心を鎮めたい。
いい映画かアニメはあるか?」

ξ^⊿^)ξ「うん」
https://pbs.twimg.com/media/GCL3f9yaUAAPhAQ.jpg




ξ;⊿-)ξ「いやいい話〜〜・・・!
ヘンに緊張していたのがアホらしくなってくる!」
https://pbs.twimg.com/media/GCL3xiWaIAA5Vnj.png

(´<_`)「・・・そうだな」 チラッ

ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCL6q_XaoAAPurO.png

ξ゚⊿゚)ξ チラッ
https://pbs.twimg.com/media/GCL6sHZbYAAtkX9.jpg



(´<_`;)「あ・・・」

多分、半分キレている。


ξ^⊿^)ξ「ね、カムイ。今日は気分的にも集中できないみたいだし・・・
お開きにする?」

(´<_`;)「い、いや、ちゃんと見てたぞ!!」


ξ゚ー゚)ξ「ふーん。じゃあ、ここまでの感想言ってみて。
デビチル。」
https://pbs.twimg.com/media/GCL6xQJaYAA_B0H.png


(´<_`;)「まぁ・・・まだ子供なのに悪魔の力を身に宿してデビルと戦う宿命は
なにか、得体の知れない力を得てしまったおれに似ているような・・・」

ξ///)ξ「・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCL9MkpbAAAiy8T.png

113 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:50:26 ID:uPhFbEhM0
ξ;゚⊿゚)ξ「やだ。そんなありきたりな感想。
もっとほら、原作ゲームと比べるとマイルドだとか。
児童誌のベルセルクたる漫画版はすごいメガテンっぽいとか・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCL9IAOaIAAJbL-.jpg

(´<_`;)「厄介オタク・・・」

ξ#゚⊿゚)ξ「なんか言った!?」

(´<_`;)「いや心の声が漏れた・・・すまん。
もっとガキの頃に原作ゲームは履修しているが、
赤黒版でラジエルの書を守る使命のせいで倒される宿命にあったラハブ。
あれの気持ちが、今のおれにはわかる気がする。」

ξ゚⊿゚)ξ「どういうこと?」

(´<_`)「君の父さんを悪く言いたくないが、おれはハッキリ言ってナカテガワが嫌いだ。

だから、せめて好きな君に殺されて。
奴が欲しがっていた造魔を永遠に隠匿できればと思っている・・・。」


ξ;-⊿-)ξ「・・・私のこと全部わかってたら、


好きになんてならないよ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCL9fYTbQAA3Q5Q.png

(´<_`;)「いや!この数か月〜年の間で!
君のことはわかってるつもりだ!!
君の理解者になりたい!!」

(´<_`;)とξ゚⊿゚)ξ「さささ、玄関までお送りしますねー。」


==(´<_`;)「うわ!!」

ξ;゚ー゚)ξ「言葉にするのは簡単だけど、兄弟みたいに生まれてから一緒にいたわけじゃないし
全部わかるはずなんてない!!

わかった気にならないでもらえます!?」
https://pbs.twimg.com/media/GCL95DQaAAAKsbX.png

バタン


>扉はロックされています


(´<_`;)「えぇ・・・??」

114 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:51:18 ID:uPhFbEhM0
> 25日

く(´<_`)「・・・行くか」


>カブラギの部屋

「おう、入れよ。」


カ^ω^フ「この部屋も広くなっちまったなあー。
ま、どーでもいいけど。」


カ^ωと(´<_`#) バキッ 「クリスマスプレゼントッ!」


カ#^ω^フ「なんだお前!死刑になる前の八つ当たりか!?」

と(´<_`#)「今の拳はおれの分じゃない・・・

あいつらの、分だ・・・!」

掌には三つのメモリーが握られていた。


(´<_`)「みんなお前とおれを生かすために死んでいったんだ。
それがどうでもいいだと・・・?

不貞腐れるのもいい加減にしろッ。」


カ^ω^フ「人間いつかは死ぬ。戦いの中でか、畳の上かって違いじゃねえか。
まぁお前も一週間の命だな!
大晦日が命日なんだよ!!」


(´<_`)「・・・もういい。殴る気も失せた。
あいつらがやめてくれってメモlリーを通じて叫んでるようでな。
置いておくぜ・・・失ったものをよく?み締めろ。」


ガチャ






カ´ω`ブ

115 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:51:46 ID:uPhFbEhM0
> 26日早朝

『ウエハラカムイ。事務所に出頭しろ。』


>オフィス


(´<_`)「・・・処刑にはまだ早い時間だと思いますが?」

( ,_ノ` )「よし・・・ナカもいねえし事務所は防音だな・・・。」


(=■д■)「おめでとう、デカチン!!
多分お前の処刑はなしだ。」

(´<_`)「・・・どういうことですか?」


(=■д■)「タクヤさんが必死こいて嘆願署名を集めてくれたんだよ。デカチンがそんなことするとは思えないってな。
お前、よくルーキーのサマナーを助けてたろう。おまけにトップランカー。
お前の人柄に恩を感じて、驕らない強さに憧れる奴がいっぱいいたって事だ。

ナカめ、これで少しは懲りるといいが・・・」


(■/へ■)「おめでとう。これだけの信頼を勝ち得るには一朝一夕にはいかないよ。」
  つと パチパチ

(´<_`)「しかし・・・おれはファントムの同志であり大事な仲間・・・いや友達を見殺しにしました。
到底許されるとは・・・」


(■/へ■)「それに関しては一度ランキングから削除、この課からも一旦追放で手打ちにするつもりだ。
あとは己のコネを使って君を海外留学の体で逃がす手筈を整える。」


(-Д-)「ナカさんしつこいっすからねー。
下手すりゃ課を巻き込んで暴走すっかも・・・。
そん時ゃボス、命令下してくれますかい?」

(■/へ■)「己としてはもう少し泳がせておきたい。
ちゃんとした証拠を掴んでからだな。
一応大事なうちのファミリィだ。」

(-Д-)「ボスが言うなら・・・。

で・・・デカチンはヤってきたの?」

(´<_`;)「え?」

116 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:52:07 ID:uPhFbEhM0
(-Д-)「とぼっけんなよー。お楽しみしてきたんだろ、イブにさ!」

(´<_`;)「??」

(=■д■)「嬢ちゃんに告ってクリスマスパーティーしてきたんじゃないのか?」

(´<_`;)「いや普通に追い返されましたけど・・・」

( ,_ノ` )「デカチンのくせに諦めんじゃねえ。たまたまあの日だっただけかもしれねえだろ。
俺だって元カミさん口説くのに何十回・・・まあそれはいいか。」

(-Д-)「俺が狙っちゃってもいいですかカムイくん♪」

( ,_ノ` )「あほか。まだ十代の乳臭いガキだぞ。二十代のでかいガキが相手されるわきゃねえだろ。」

(-Д-)「なんだとぉーこのカレー臭ジジイ!!」

( ,_ノ` )つy=「撃ち殺ッす!!!!!ぞ♪」


(■/へ■)「・・・行ってきなさい。
こんな会社に閉じ込められたままではあるが、君達はまだ青春のせも始めてないように見える。
クリスマスが一日過ぎたからといってなんだ。


・・・ミッションだ。プレゼントを買ってお嬢さんの元へ行ってこい。」


く(´<_`)「・・・了解。

依頼開始(ミッションスタート)!!」


(;-Д-)ニア「大切なものっ!

取りこぼすなよ〜〜!?」
https://pbs.twimg.com/media/GCMKr45bcAACG-U.png


(´<_`)b




(□十□)(´<_`)「あ、ここで降ろしてくれ。」
  _,
ξ;゚⊿゚)ξ

(´<_`;)「あ、アポもなしにごめん。入れさせてくれないかな?」
https://pbs.twimg.com/media/GCMMdLha0AAkKgT.jpg

117 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:52:51 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「とりあえず、アッシュのオススメで・・・」

ξ゚ー゚)ξ「そうね。じゃあ、デジタルデビル物語でいきましょうか。」



ξ゚ー゚)ξ「やっぱりいいね。自分たちが生まれてない時代の作品でも面白い。」

(´<_`)「ああ・・・いい・・・」


ξ゚ー゚)ξと(´<_`) ドン
つと
https://pbs.twimg.com/media/GCMLJcwaIAAvVKU.png

ξ゚д゚)ξ「ポリスメーン・・・」

(´<_`;)「すいません調子乗ってました許してください」
https://pbs.twimg.com/media/GCMLKnMa4AAVTxw.png


>正座タイム

(´<_`;)「・・・」

ξ゚ー゚)ξ「ねぇ?私が聞きたいのはDDSの感想なんだけど。」

(´<_`)「あれを見てますます君が好きになった・・・。」

ξ;゚⊿゚)ξ「なんでだよ!
・・・だから〜、私は人に好かれるような
人間じゃないんだよ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCMMfD7bAAAIHN4.png

(´<_`)「好きになったら、ダメか?」

ξ;゚ー゚)ξ「ダメっていうか・・・」

ξ;-ー-)ξ
https://pbs.twimg.com/media/GCMMmL_acAAlzEx.png

一瞬目を伏せる。
  _,
ξ;゚⊿゚)ξ「私なんかのどこがいいの?」
https://pbs.twimg.com/media/GCMMh9WawAAHE2h.png

(´<_`;)「胸、鎖骨、奇麗な髪、時々見せる憂鬱な瞳、スレンダーなボディ・・・それに・・・

理屈抜きで、好きです。一目ぼれなんです。」
https://pbs.twimg.com/media/GCMNGYQbwAASlvf.png

118 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:53:47 ID:uPhFbEhM0
ξ゚⊿゚)ξ ポカーン


ξ゚ー゚)ξ「・・・お話をしても?」

(´<_`)「お願いします。」

https://youtu.be/phwac9uKOKs?t=36

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと長くなるね。

たくさん考えた。

私は生まれた頃から両親がいなくて、今のお父さんに引き取ってもらって。
血反吐吐くくらいの・・・まぁ吐いてないけどそのくらいの気概でトレーニングして身につけた。
悪魔召喚も、交渉術も、アッシュトゥアッシュも。

今だってカムイやあのバカ、課の皆さんに支えられて生きてる。

サマナーなんて常に死線だから、なるべく早く自立・・・一人で生きていけるようになりたいと思ってた。
私が死んだ時に大事な人が傷ついたら悲しいから。その気持ちは今も変わってない。

カムイも処刑を免除されたら留学するんだっけ?
そこで頑張って来てほしい。
それでたまにこっちに帰って来て、お互いの活躍を語り合いたい。

それ以上求めたら、きっと幸せすぎて不幸になる。」


(´<_`)「・・・おれは君にとっては通り過ぎる風のようなものだったんだな。
空虚な自分は誰でも、なかったのだろう。君を好きなのも泡沫の夢、それでもいい。
君を失うよりも先に霊として見護れるなら・・・それもいいか。

タクヤさん達には申し訳ないが、嘆願書は破棄してもらう。

君を好きな気持ちは変わらないから、この先も。
せめて精一杯抗って死んでやるさ。
『処刑』が多分旅の終わりなんだろう。」
https://pbs.twimg.com/media/GCMNHgwboAAPNNc.png


ξ;゚⊿゚)ξつ「待って!!」

( <_ )「・・・」




ξ ⊿ )ξ「・・・まだ話は終わってなくて。」
https://pbs.twimg.com/media/GCMNLexawAAqxQ2.jpg

119 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:54:24 ID:uPhFbEhM0
(´<_`)「おれは思い出を十分もらった。死出の度の土産には十分さ・・・
君が好きだった。今までありがとう。」


ξ ⊿ )ξ「続きね。 私が普通に考えたらそうなるよ。

だって欲張らず、一匹狼で生きてれば。
苦しくなくて。

心を開いて傷付く必要もないから。」



「でも・・・私は・・・」














ξ;⊿;)ξ「カー君が好きだから!!








一緒に!!!!!!!!










いたい!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCMNTQ4asAAgj5j.jpg

120 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:55:11 ID:uPhFbEhM0
(;<_;)「おれだってそうだ!!!!!!!!!!!!!!!







五十億の人間より、







おれは君一人を!!!!!!!!!!!!!!!!






選ぶ!!!!!!!!!!!!」


ξ;⊿;)ξ「・・・バカみたい。



さっき見たOVAの・・・




受け売り・・・じゃない・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCMN_RmbEAAwvZc.jpg











ξ;ー^)ξ(^<_;)
    つと

121DDS原作が全部映像化された世界線です ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:56:39 ID:uPhFbEhM0
https://www.youtube.com/watch?v=889PJ3SQ_30



>アッシュ下校途中

ξ゚⊿゚)ξ「なに?そんなにジロジロ見て」

(´<_`;)「灰子さん・・・恋人とかは・・・いた事はある?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ドワオ! な、なに突然・・・」

(´<_`;)(あ・・・あるのかな・・・いやでもなさそう・・・なんかなさそう・・・)

  _,
ξ゚⊿゚)ξ「・・・ないけど・・・そういうアレは・・・」

(´<_`;)(なんか安心した・・・)

ξ゚⊿゚)ξ「ウエハラ君だっけ?君はどうなのよ?」

(´<_`;)「いないです・・・じゃあ、もうひとつだけ・・・
好きな人はい、いますか!」

ξ///)ξ「・・・」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・あえて言うなら、自分が嫌いかな・・・。」

https://pbs.twimg.com/media/GCMcPvEaUAAvr5s.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCMcFqvacAEtHlH.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCMcETQaQAADLTG.png
https://pbs.twimg.com/media/GCMLVy6aQAAafiz.jpg



(´<_`)「灰子さん、お疲れ様。夕食とかどうだろう?」

ξ゚⊿゚)ξ「ごめんなさい。今日は家で食べてCOMPの手入れもしないと。」

(´<_`;)「趣味とか好きな食べ物はないの?」

ξ゚⊿゚)ξ「ヒトカラ」

(´<_`;) シュン

ξ;゚⊿゚)ξ「・・・・・・・・・。
じゃあっ、そのうちどっかっ!行く?」

(´<_`*)「おれでよければ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCMcQpebwAATblj.png

122 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:57:19 ID:uPhFbEhM0
ξ゚⊿゚)ξ   「熱くなれ!夢見た明日を!必ずいつか!つかまえる!
 つΦと     走りだせ!振り向く事なく!
          億万長者を!!!!!!突き抜けろおおおおおお!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCMi_4Zb0AA2G2G.jpg

(´<_`)「欲望とシャウトがすごいですね。おれもDRAGONなら負けませんよ。」

ξ^ー^)ξ「はは、強いこと言ったなあ。
点数と消費カロリー負けた方が今日のオケ代おごりね!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCMcRirbUAAveNS.png



ξ゚⊿゚)ξ「カムイ?アイスケーキ溶けちゃうよ?
せっかく持ってきてくれたのに。」

(´<_`)「ああ、灰子・・・さん。
ちょっと昔のことを思い出していたんだ。」

ξ#゚⊿゚)ξ「灰子って呼んで!」

(´<_`;)「ゴメンナサイ」

切り分けたケーキに口をつける。

(´<_`)「あっホイップクリームない?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ないわよ。

・・・そんなに書いて欲しかった?ハート・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCMcDnMaQAEtrnz.png

(;<_;)「ウン」

ξ;゚⊿゚)ξ「恋人になった途端にすごい甘えん坊になったわね。
クサビさん達が見たらびっくりするわよ!」

(´<_`)「君には常にアプローチ、というか甘えていた。
気付かれなかった悲しさよ・・・

今日は一段とキレイだね、灰子。」

ケーキを運ぶ手を止める。

ξ;゚⊿゚)ξ「うわごっっついこと言うなー。調子乗んなよ。」

(´<_`;)「あっ。もちろんいつもきれいなんですけど・・・」

ξ#゚⊿゚)ξ「いい いい 大丈夫」
https://pbs.twimg.com/media/GCMOVrlbYAA7yLM.jpg

123 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 01:58:03 ID:uPhFbEhM0
ξ;゚⊿゚)ξ「なんでリップなんか塗っちゃったんだろ(キスの流れかな・・・)」


(´<_`;)「なんの後悔ですか?」


>プレゼント交換


(´<_`)「結構自信はあるんだぜ。」

ジュエリーケースをいくつか取り出す。


ξ;゚⊿゚)ξ「うわ。原石ばっかり。世間知らずねぇ・・・」

(´<_`)「おれ達はまだ磨かれ足りない原石だ。ぴったりだろ?
別にケチったわけじゃないぞ。」

(´<_`)「まずガーネット。スフェーン。
ストロベリークォーツ、パパラチアサファイア。」

ξ゚⊿゚)ξ「あっ。私と被った!」

(´<_`)「マジか。」

ξ゚⊿゚)ξ「といっても原石だけどね。スリランカの悪魔ギリメカラからタクヤさんがもらったらしいの。
で『オンナとかチョーうぜーし!』とか『イヴは三日間くらいあればいいんだよな』とか言いながら私にくれて去っていたの。
見た目は怖いけど、いい人よね。」

(´<_`)「次はモルガナイト。」

ξ;゚⊿゚)ξ「スピネルより薄くてきれいなピンクね・・・」

(´<_`)「金色に近いルチルクォーツ。これはなかなかお目にかかれないぜ。
金運を運ぶ。」

ξ*゚⊿゚)ξ「やった!」

(´<_`)「ルビー、クロサイト。」

ξ゚⊿゚)ξ「あたしからは、これ。」

アパタイト、アクアマリン、アイオライトのアクセサリー。
いずれも前身や過去との決別など、ポジティブな石言葉を持つ。


(´<_`)「そして、トリがこれだ。」

>アイスブルーダイヤモンドのリング

124 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 02:00:12 ID:uPhFbEhM0
ξ;゚⊿゚)ξ「わぁ!?すっごい・・・」

ξ///)ξ「あ・・・でも・・・これ婚約指輪もらうってことは・・・
するの?
は、は、はじめて、なんだけど・・・」

(´<_`;)「い、いや。まだはめなくていいと思う。」

ξ゚⊿゚)ξ「えーキレイなのに!」 ぷくー

(´<_`)「だっておれ達まだ15だぞ!?
結婚して赤ちゃんできちゃったら大変じゃないか!!」

ξ゚⊿゚)ξ「純粋かよ!

・・・でも、キスくらいは・・・軽く・・・」

ξ///)ξ「んっ!」

(´<_`)「風邪でもひいたか?厚着した方がいい」

ξ;゚⊿゚)ξ「・・・天然か!!」


>翌日朝

ξ-⊿-)ξ「ん・・・むねが・・・
なんかおも・・・」

>降り落とす

ドサッ

(´<_`)「zzz・・・しあわせものだ・・・おれは・・・」

ξ///)ξ「まさか乗ってたのって・・・うわ」
https://pbs.twimg.com/media/GCMcO6aaMAAvVfr.png




>昼食後

(´<_`)「じゃあぼちぼち、留学用に色々準備をしに帰る。
ビザなどはボスが用意してくれているそうだ。」

ξ゚⊿゚)ξ「あのね・・・」


(´<_`)「ん?行ってらっしゃいのキス?」

125 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 02:00:53 ID:uPhFbEhM0
ξ;///)ξ「女の子の好きなところの第一に堂々とおっぱいを挙げるって・・・


カー君、結構、


無神経なんじゃないかなッ!?」
https://pbs.twimg.com/media/GCMcGd5a4AA-mCM.jpg




> 3日後、空港


ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、頑張って勉強してくるのよ。
待ってるから!」

(´<_`)「ああ。悪魔相手でも浮気はNGで。」

( ,_ノ` )「初々しいな。新婚かよ。」

(-Д-)「ジジイの心が汚れてんだよ・・・撃ち殺しちゃうぞ!」

(´<_`)「皆さん、ありがとうございました。特にボス。手続きまで・・・」

(■/へ■)「向こうの学校にもナシはつけてある。
頑張るんだぞ。
二、三年後くらいに成長した君を迎えたい。」

(=■д■)「愛弟子が旅立つのは寂しいなあ。
まるで自分の息子みてえな感覚だ。」

(´<_`)「モリカワさん・・・帰国したらお手合わせお願いします。」








>飛行機は飛び去った






|u・`)「チッ・・・逃げられた・・・」

126 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 02:01:43 ID:uPhFbEhM0
>ファントム社

カ^ω^フノ 「よぉ!クリスマスはお楽しみだったかい?
くっくっく!!!」

ξ゚⊿゚)ξ「ああ、足りないバカが来た。
見えないふり見えないふり・・・」


カ^ω^フ「いやー、うまくお人好しがハマってくれてよかったわ!
流石に死刑判決はヒヤっとしたけどな!」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・今なんて言った?」

カ^ω^フ「無知なアッシュちゃんに教えてあげようこっそりと。
フリーサマナーとは最初から共謀していたのさ。あいつら4人は囮。」

ξ゚⊿゚)ξ「最ッ低・・・。兄貴分としてはかっこいいと思ってたのに。」

カ^ω^フ「やって悪いか!?
人間である以上、誰だって過ちを犯すだろ。
俺だって魔が差したんだ!例外じゃねえ!

『人間』 じゃないあいつには 判らねえだろうけどな!!」

ξ#゚⊿゚)ξつ「ちょっと!」


カ´ω`ブ「」「あいつは生まれてから既に確定されてる天童。
俺はしがない施設にブーン投げられた孤児。
最初から、勝負は決まってたんだよ!」

カ`ω´ブ「奴は悪魔に愛し愛され、お前の心さえつかんだ!
あいつに出会ったとき、誓ったんだ!
あいつを超え、あいつと肩を並べ、ファントムのアタマァはるってな!」

カ ω ブ「でも現実はどうだ。
俺の方がCOMP持ってるし、人であろうが殺すのに躊躇ない。
お前らみたいな飼い慣らされみたいに『、課』なんぞに所属せんでも強く生きられる。

なのに、なんで!?」

ξ゚⊿゚)ξ「コンプレックスだけで子分を殺したの・・・カムイのことも・・・」



カ^ω^フ「信じてくれなんて言った、覚えは・・・

俺にはないんだぜ。カムイ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCM5__0aMAA2RLe.jpg

127 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 02:22:42 ID:uPhFbEhM0
(´・u・`)「何はともあれ、私の希望通りには一応なりました。

約束通り、ヤタガラスに手を回してアロウという少年を引き入れましょう。」

カ^ω^フ「よろしく頼むぜ。犠牲はでかいんだからよ。」

(´・u・`)「池のあるところにカエルはいるが、カエルがいるところに池があるとは限らない。
      君はもっと野心家だと思っていたんですがね・・・。
      井の中の蛙で終わりますか?」

カ^ω^フ「大海を知らず、ちょっとでかい池に仲間と住むカエルってのも悪くねえよ。」







ミレ///ディ「はぁっ・・・ああっ・・・ぁっ・・・!」


('ー` )「君の乱れるさまは、いつ見ても揺さぶられるよ。
100億の言葉でも、きっと表現できないはずさ。」


ミレ^ー^ディ  「ふふっ、今夜はずいぶんと誌的じゃない。
つ(■│■)と もっとも、あなたが昂るのも無理ないわ。

('ー` )「舞弓ゲン討伐からこの至福のひと時まで、マッスルドリンコが効いてくれたおかげだよ。
そして造魔獲得と厄介な存在の排除・・・カブラギとかいう分別のないガキはいつでも始末できる。
ウエハラカムイ君は、ミレディに続いて僕の右腕になってほしいくらいだった。」

ミレ゚ー゚ディ「あら、私だけで懐刀は十分でしょう?」

('ー` )「ふふ、そうだな。
・・・惜しむらくは、『大いなる存在』の降臨に、君と一緒に立ち会えない事だよ。」


ミレ゚ー゚ディ「そうね。自ら大いなる存在を乗っ取り新世界の父になる・・・。


それがあなたの野望だものね。」


('ー` )「そう、そして君は僕が新世界の父になった暁に
大母となって人々を導いてほしい。



おろかな人類に修正を・・・。」

128 ◆MxHvQqijkA:2023/12/26(火) 02:39:26 ID:uPhFbEhM0
https://pbs.twimg.com/media/GCNY_HMacAAMtbf.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCNZVanbAAAwM-W.jpg




>オフィス

(■/へ■)「行ったな・・・無事に。」

(=■д■)「そうですね。」

( ,_ノ` )「嬢ちゃんは?」

(■/へ■)「別宅に帰らせたよ。一時の別れとはいえ、しばらく傷心だろう。悪いことをした。」

(=■д■)「でも、思うんですよ。アッシュやカムイのような優しい・・・
あのコ達のような種がまだ世の中に残っている。
ファントムを変えてくれると思います。俺は。」

(-Д-)「zzz」



ファーストクラスで、一人ごちる。

(´<_`)「まだ終わらない…おれたちはまだ何も始めてない!
そうだろ・・・イチロー、ジロー、ナナシ、リュウジ!」



https://www.youtube.com/watch?v=3jDlFtZh9ns

とりのこされ置いてかれ 行くあてなど なくしてしまえ
愛想笑いしてるより ひとりきりが いいときもある
落ち込むほどイヤなこと やめてしまえ代わりはいるさ
全部すてておりるなら誰もジャマを するはずないし

中途半端で 終わりにしたくない
裏切られて傷ついても強くなれる change your heart!
ここまで来たんだ
I can't stop
勝たなきゃくやしいno way out
分かれ道 もどり道 ふり向けば夜の雨で見えない
なにかが足りないI can't stop
モヤモヤかかえちゃ no way out 進まなきゃ見えてくる答えまで
never never mind!


ソウルマトリクス-カムイ2 終

129 ◆MxHvQqijkA:2023/12/29(金) 23:07:31 ID:rgo8XoP60
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0A0LBdt0Im9V0SFqiiecCMiscy1BRkOTuz5-hiKltdDoE5Q/viewform
フォーム作ってみました。
テキトーに書き殴っていってくださるとハゲみになります(>´ω` <)

130 ◆MxHvQqijkA:2023/12/31(日) 03:41:41 ID:of6IL3lk0
自殺

131名無しさん:2023/12/31(日) 21:30:38 ID:ulYOUKwk0
フォーム送ったよお

132 ◆MxHvQqijkA:2024/01/01(月) 17:24:36 ID:zZH7Qki60
>>131
ありがとうございます。
『その日』は今日かもしれませんし明日かもしれない。
突発的に来るのです。
生物なら誰しも逃れられない。
https://pbs.twimg.com/media/GCvkZ3tb0AAYA_9.png

133名無しさん:2024/01/01(月) 18:01:18 ID:ZsTJ2wmg0
ようやく追いついた
乙だ!

134名無しさん:2024/01/03(水) 17:58:39 ID:l9T4bZHA0
>>132
死ねさっさと

135 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:31:30 ID:1GXHEmb60
ボロ船をこぐ。

https://pbs.twimg.com/media/GDKw_vCb0AA4-1H.png

「おお、この囁くような声こそ・・・
伝説のローレライに決まっている!!」
https://pbs.twimg.com/media/EF43W4xU0AAmn9U.jpg

(´<_`;)「いや、どう聞いてもキモそうなんだが・・・」


「なにを言うんだKAMUI!聞こえないか?
妖艶で魅惑的な・・・わお!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDKxBdqbQAAVucR.jpg

>それはあまりにも美しく
>誰も他の事に気を配れなかった

『INSANITY-EYE』


>夜魔 ブロンバデグが一体出た!


(´<_`;)「チ!魅了か・・・」

(  )つ 「おお・・・麗しのセイレーン・・・」

と(´<_`;)「馬鹿!身を乗り出すな・・・
ディスチャーム!!」


>魅惑の歌声は絶え間なく続いている
>この歌声を破らない限り、魅了は解けない!



と(´<_`)「バケの皮をはがしてやるぜ・・・」

『堕天使召喚』


(□十□)つ

『OFFENSE_EXTRA
BITE THE DUST』

女性部分は爆弾化した。

と(´<_`)「ほれっ」

136 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:31:52 ID:1GXHEmb60
「ぐえええええええ!!!」

余裕綽々と簡素な火炎ビンを飲み込んだ女性は、爆裂した。

「ヘイKAMUI、あの美しい美女・・・



げえええええ!?」

サークル仲間が嘔吐する。



(´<_`)「蠱惑はとけたようだな。みろ。あれがやつの本体だ・・・」


「うげえええええ!!!なんだあれは!?
さっきまでいた美女はいったい!?」
https://pbs.twimg.com/media/GDK2KmcawAAa9sC.png


(´<_`)「トラップにかかったんだよ。
おれのいた国で言う『ギジエ』だな。


まぁご講義はあとにして、船を潰されないうちにさっさと片づけるか!」


「オーケー!サモン、オーガ!!」
https://i.pinimg.com/736x/4c/ce/f5/4ccef5b038fe6386fc60260765efc7ae.jpg



>総攻撃で怪生物は沈んだ



「ヒェ・・・レンタルした船が沈まないでよかったぜ・・・」


(´<_`)「上陸しよう。
ムールムール、船を護っていてくれ。」

(□十□)「御意。
どうかお気をつけて。」



(´<_`)b

137 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:32:21 ID:1GXHEmb60
「ここがドラゴンの洞窟か・・・ワクワクするな!」


(´<_`)「ドラゴンと言っても、色々あるぞ。
龍神に龍王に邪龍・・・
こっちの地方では、ドラゴンはお宝を守る邪龍が多いんだったか?」


「オウ!kingdragon!!いい響きだ!

是非ともnakamaにしたいね!

カムイの国では、DRAGONは神聖な生き物なんだろ?
POKEMONで学んだ!

DRAGONサマナーのLanceサイコー!!カッコイイ!!」

(´<_`;)「何の為の悪魔学部だ・・・
そっちで学べよ。」


https://pbs.twimg.com/media/GDKxD9TaoAA4fbO.png
>骨が散らばっている


(´<_`)「・・・どうやらおれ達以上にアホな奴らが先にいたみたいだな。
気をつけろ」


(  )つ╋━[]

「Oh!Blade Cusinart'!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDKxE3dbEAAiM0Z.png

(´<_`;)「お、おい、勝手に開けるな・・・」


>袋小路を出る


「おやおや、けちやろうがお帰りのようだ!」







「代金は心の臓だな!」
https://pbs.twimg.com/media/GDK2MlFaMAAYBN9.png

138 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:32:53 ID:1GXHEmb60
「おお!来ましたDRAGON!!」

>相方はスマホで画像を撮っている

>TALK
>拒絶された


「オオー!!」


と(´<_`)「いいから構えろ!!」
    と

ひときわ巨大な首長ドラゴンと対峙する。
https://pbs.twimg.com/media/GDK2OjtaUAEsVXT.jpg

(´<_`)「シグル、そっちは逃げられそうか!?」


「ダメだ、出口にもドラゴンが!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDK2NxZaQAA_agP.jpg



(´<_`)「死ぬ気でしのげ!!
間違っても仲魔になんてしようなんて考えるな!!」

『堕天使召喚』
 
川 ゚W゚川 「グルアアアアアアア!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F_91P9QakAACnzf.jpg


熊もついてきてお得な堕天使、プールソンだ.。

本体と蛇と熊の三連撃がドラゴンの太い首を捉える。


「ガハハ、なんだ効かんなあ!?
このエメラルドドラゴン様にそんなものが!?」

川 ゚W゚川つ

(´<_`)つ




『Maha-BUFU』

139 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:33:46 ID:1GXHEmb60
https://www.youtube.com/watch?v=cquZFMMfGmI

龍の体が少しばかり凍り付く。

「がはは!その程度の温度魔法がなんだというのだ!?」

体をブルブル震わせ、氷をはたきおとす。


(´<_`)「恐るべきは龍のウロコか・・・だが」


『OFFENSE_MAGIC
HA-KYO』

プールソンの放っていた二重の鏡化魔法が、龍の体をきらめかせていた。


「なんだこれは!?なんだというのだ!?」


既に召喚されていた別の堕天使が、針を飛ばす。

『OFFENSE_EXTRA
MINCE-NEEDLE』

(・牙・)つ= = = = = = = =


鏡の全身をニードルにつらぬかれ、龍は絶命する。


☆「この龍の眼は文字通りエメラルドのようですね。
どうです?日本に帰った時の彼女へのお土産に?」

(´<_`;)「デカラビア?余計な気を回さないでください。できますか?
シグル!いきてるか!?」






(  )つ╋━[]

「オー!カシナートで首を切れたぜ!
これで俺も龍殺し、ジークフリードだ!!」


(´<_`;) ホッ

140 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:34:31 ID:1GXHEmb60
(´<_`)「さっさと船に戻るぞ。
で、そのフードプロセッサーがついた変な剣は持ち帰るのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FLXnzs4VUAIckDV.jpg

「当たり前だ!!今回の遠征最強の戦利品だよ!
後々、学会にも発表できそうだしな。
見てみろ。この意味不明な機構・・・敵の喉を切り裂き料理にも使える!

FOOOOOOO!!!!!!!!」

https://www.youtube.com/watch?v=eb6cmqLEl_A

https://pbs.twimg.com/media/GDo2fW7aIAA7yUl.png
あれから3年。
心の傷を癒すために
某国のハイスクールとカレッジを飛び級し、カムイは卒業間近にいた。
みずからのルーツを探るため、生物学部に身を置いていたが

同時にそのサマナーカレッジ独自の隠し学部『魔学部』でも学んでいた。
要は悪魔学部だ。
おかげで堕天使一辺倒の知識にも肉がついた。

最後に頭を悩ませるのは卒論だが・・・
今回相方が撮った写真を借りて『世界のドラゴン観』でも書いてみようか。
ありきたりか?

卒論のテーマも兼ねて『冒険サークル』最後の旅に来ていたわけだが・・・


「なぁKAMUI。本当に卒業したら帰ってしまうのか?
おまえならもっと先を目指せると思うんだが。」

(´<_`)「すまんが、大事な人達を待たせている。」





「なんだ、俺は大事じゃないっていうのか。」

男がむっとする。

(´<_`)「何も言っていないだろ。
向こうで盤石の地位を築いたら、いつでも会いに行ける。」

「大変なのか?おまえの国・・・二ホンは?
すごく住みやすいと聞いているが。」

(´<_`)「一般人にはな。
色々込み合った事情があるんだ・・・」

141 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:34:56 ID:1GXHEmb60
>卒業後、予約の飛行機を取って

https://www.youtube.com/watch?v=dhWO3P8Wk-s

(´<_`)「さらばだ。おれの第二の祖国・・・新しい友・・・」

「たまには連絡くれよー!こっち戻って来いよー!!」

サークルの面々から見送られる。

(´<_`)b





https://www.youtube.com/watch?v=gasJw-BRqGM

( ,_ノ` )「・・・」

(-Д-)「・・・」

( ,_ノ` )「何か言えや。」


(-Д-)「・・・あんたはいいんですか?
あんな抜けさせられ方して・・・!」

激しい憤りが燃えているのがわかる。


( ,_ノ` )「いいわけねェだろ。
ただ、オヤジとの約束だ。

ケリはつけなきゃいけねェ。
手前だけは無実だろ。
逃げろ。」


(-Д-)「・・・国債電話がありました。帰国するって。
テツさん、カムイが動きますよ。だからそれまで・・・」


( ,_ノ` )「・・・景気よくジジイって呼べよ。気持ち悪ぃな。


・・・撃ち殺しちゃうぞ」
https://pbs.twimg.com/media/GCNZkCNaYAA7Tap.jpg



142 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:35:21 ID:1GXHEmb60
>空港

(´<_`)「・・・迎えはなし、か。
まるで犯罪者の国際郵便だ。」


https://www.youtube.com/watch?v=iQhRmQWwDYs

K ▼д▼)ノ 「もちょ!」

(´<_`)「タクヤさん・・・」

K ▼д▼)「外国は楽しかったか?バリ島でランダに会ったか?」

(´<_`;)「いえすいません・・・そこまでは行ってません。」

K ▼д▼)「ちょっとコーヒーでも飲もうや。奢るなり。」





K ▼д▼)「・・・」

(´<_`)「ボスが・・・死んだ?」

K ▼д▼)「よく泣かなかったよな!チョーSになったなカムイ!」

(´<_`)「いえ・・・実感がわかなくて・・・

ボスは戦死ではないんですよね?
前線に出る人ではなかったはず。」


K ▼д▼)「・・・殺ったのはクサビさんって言われてるぜ。
でも信じ・・・らんねぇんだよ!
スミオもモリカワさんも消えちまうしさ!

あ、お客がいたんだょ。」




ξ゚⊿゚)ξ「・・・」




(´<_`)「灰子・・・さん!
会いたかった!」

143 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:35:58 ID:1GXHEmb60
K ;д;)「泣かないで私の恋心!

・・・社まで送っていくなり。」





((K ▼д▼)))「悲しくて!!!!泣いてるわけじゃない!!!!!」
    つ◎と


(´<_`;)「すいませんタクヤさん。頭揺らしながら歌わないでください。」


>社前
>数人のサマナーがトリガーを引いて待機している
https://www.youtube.com/watch?v=2Bt86iR09PU


(´・u・`)つy= 「どうもカムイ。よく帰ってきましたね。
すぐにうちの娘から離れなさい。」


K#▼д▼)「あんま楽しい歓迎とはいえねえな・・・?
ナカテガワァ!!!」


「お父さん!?」ξ゚⊿゚)ξ ==(´<_`)スッ


∩(´<_`) ∩「これでどうです。」


(´・u・`)「馬鹿で下衆な生まれの悪魔のガキも、留学で遊んでいたわけではなかったようですね。

こんなゴミに知性があるなど、反吐が出る」


ξ゚⊿゚)ξ「お父さ」


K ▼д▼)「ナカテガワァ!!!!!!
あんま俺の弟子ヤをコケにすると・・・




『全力』・・・出すなりよ?」
https://pbs.twimg.com/media/GDo2jI4aoAAL8nx.png

144 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:36:25 ID:1GXHEmb60
(´・u・`)「屋外では人の目もある。しかも昼間。
やめておきましょう・・・
アッシュ。こっちへ来なさい。」


ニィ(´^u^`)つξ゚⊿゚)ξ「・・・」

K ▼д▼)「何をする気だ」

(´・u・`)「貴様には関係ない。気色悪いホモ野郎が。
臭い地下で底辺のゴミどもと盛りあっていろ。」


K#▼д▼)「確かに俺はホモだ。

だがおまえみたいに、女子供に喜んで手を出すゲスじゃねえなりね・・・!」


(´<_`)「タクヤさん大丈夫です。送迎ありがとうございました。本当に。

・・・ナカさんはおれに用があるんですよね?」


(´・u・`)「そうだ。察しがいいじゃないですか。
事務所までついてきてください。」




K ▼д▼)「・・・また会うなりね。」





(´<_`(#) と(´・u・`)「フン!」  バキ

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとお父さん・・・何やって・・・」

(´・u・`)「アッシュはいい子だから黙っていなさい。
あの日、造魔を貴様が奪取したという話を聞いているッ。
出せ!出さないか!」


(´<_`(#) 「・・・なくしましたよ。大爆発から逃げるのに必死でね。」




「ウソはいけねえよなあ。破壊神のヤマさまに舌ァ取られるぜ?」

145 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:36:48 ID:1GXHEmb60
カ^ω^フノシ


(´<_`)「・・・なんでこいつがここに?」

(´・u・`)「ふん。きみの師たちが問題を起こしてからは私が課のトップになってしまってね。
彼をボディーガードとして雇ったのですよ。」

(´<_`)「・・・師?」


(´・u・`)「ああ君は知りませんか。半年前・・・
ボスを殺害したクサビテツゴロウ。
そのバディだったコダイスミオ。

・・・そして、機密情報を持ち出して失踪した。
モリカワキヨシ。」



(´<_`)「・・・モリカワさんが?」


(´・u・`)「そう。他二人はともかくとして、モリさんは理性的で私も尊敬していたんですがね。
悲しいことです。

彼ら裏切者の捜索も彼の部隊に任せている・・・というわけです。
で。」

(´<_`)「・・・」


(´・u・`)「逃げ出しておいて戻ってきた雑種君には居場所をあげましょう。

カブラギくんの、部下として働きなさい。
ランクも一切ない、奴隷だ。」

ξ゚⊿゚)ξ「お父さん!言い過ぎよ!
それに温情をもって迎えるって・・・」

(´・u・`)「悪魔のガキに対しては十分温情に値しているよ、アッシュ。
何せ人間様の道具として働けるのだからね。

感情など持つな。いいね?」
https://pbs.twimg.com/media/FZpTaMlacAUEx93.png




(´<_`)「はい」

146 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:37:23 ID:1GXHEmb60
>プライベートルーム

(´<_`)「なんだ呼び出しとは。」

カ^ω^フ「くくく、立場がわかってねェよぉだな。
おまえは、お れ の 部 下wwwwwwwwwwwwwwww

いつまでも友達気取りでいられても困るんだよなァ。
だから体に教えておいてやる。」


>召喚師カブラギは 襲ってきた
https://www.youtube.com/watch?v=nW90j3pQHJI

カ`ω´ブつつy=つ 「召喚!!」

『LIMIT OVER』

(-3-)つ「容赦しませんぜ!」

『CUTTING-EDGE』

==と(´<_`)「甘い」 miss!
    と

と(´<_`)「ブフーラ」

[(-3-)] 「ぐっ・・・カムイの旦那・・・やっぱやりますな・・・」



(´<_`)「そうか。コッパか。」

カ`ω´ブつつy=つ 「よそ見してんじゃねえ!!魔弾!!」

『HAPPY-TRIGGER』

ズガガガガガガ

乱れ撃ちにより、部屋中に穴が空く。


つ(´<_`)「こんなものか・・・?力をためて・・・?」
    と

カブラギを投げ飛ばす。
そのカムイの腕にはところどころ穴が空いていた。


カ`ω´ブつ 「くッ!やれ!」

147 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:37:58 ID:1GXHEmb60
Σ`・д・´)つつy=つ 「静寂をくれてやる!」

後頭部に鈍い衝撃。

(´<_`)┌┛Σ;`・д・´)「ぐ!」

後ろ回し蹴りで応酬する。


凸(´<_`)「サマナーなら仲魔で魅せてみろ。

wimp wuss loser!?」


カ`ω´ブ「ゲブ・・・馬鹿にしてんじゃ・・・」


Σ;`・д・´)つつy=つ 「召喚!」

出てきたアークエンジェルは、出た瞬間に凍って粉砕された。


Σ;`・д・´)「くっ!」


と(´<_`) 「氷結を『置いて』おいた。あとは殴って砕くだけ。
まさかこんなものに引っかかる雑魚がいるとは・・・」


と(´<_`)「来い!!」

ヽネφ Wφコノ
https://pbs.twimg.com/media/GDPN5w7a8AAZV_f.png

筋肉をもたらすセクシーポーズを決めた侯爵が、目を見開いて闘気を飛ばす。



『Hell Leopard』


https://pbs.twimg.com/media/GDPN6nkbgAAa9aU.png





つΣ カxω´ブ「が!」

つΣ Σ;`>д・´)「ぐっ」

148 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:38:20 ID:1GXHEmb60
ネ`W´コ 「さて、真に体で教えてやろうか?死という形でな。
つ と   仮にも我が主君を侮辱したすなわち、我をコケにしたに等しい」

Σ`;д;´)「ひ、ぃぃぃぃ!!!」

顎の突き出た男は小水を漏らしている。
ま、カブラギもアゴなのだが。


(´<_`)つ 「おれの顔に免じて赦してやってくれ。
      これ以上やったら死んでしまう」

ヽネ`W´コノ 「不服だが了解である。小僧ども、次にやれば命はないぞ。」


カ;`ω´ブ「く…糞が!調子乗ってると・・・」


(´<_`)「どうする?ナカ本部長に報告するか?
おまえから新人いじめを仕掛けてきたんだ。仕込みありでな。

おれはそれで構わんが?」


床が大きく叩かれる。

カ`ω´ブ「クッソおおおおおおおおお!!!!!!!!!
出てけよぉぉォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


(´<_`)「出ていく前に聞いておきたい。そこの小便小僧は?」

Σ;`・д・´)「ゆ・・・アロウって言います。
すいませんでした。」

カ`ω´ブ「お、俺の施設時代からの親友だッ!
ぉ、おまえみたいな化け物と違う・・・」


(´<_`)「・・・まさかこいつを入れる為に、三人を殺したのか?」

カ;`ω´ブ「・・・」

(´<_`)「無言はコウテイもとい肯定と受け取るぞ」
https://pbs.twimg.com/media/DgCpJf5V4AMT7bl.jpg


カ`ω´ブ「だからなんだ!命捧げてったのはあいつらの勝手だ!!

駒なんざ上に行ければいくらでも・・・」

149 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:38:42 ID:1GXHEmb60
ガンッ

と( <_ )U

氷をまとった拳が床を砕き、抉った。




(´<_`)「・・・帰る。見下げ果てた」






ヽネ`W´コノ 「このcoffeeは美味いな。ミルクはないのか」

(´<_`)「そこは猫か。勝手に取れ。」


ヽネ`W´コノ「仲魔想いがないのである。

しかしあんな威勢だけの小僧や、変な鼻の男に使役される道を選ぶのか?
我をはじめとした堕天使軍団なら、苦も無く掃討できるであろうよ。
それともタクヤとかいう召喚師を殺すのが惜しい?

確かに悪魔と張り合えるいい肉体をしていた・・・下半身は鍛えるべきだが。
あの男だけ残して虐殺とて可能だろうよ。


それとも、女もか。」


(´<_`)「・・・正解。一応気に入らない奴だがナカ様は彼女の父親。

殺せば、悲しむ。」


ヽネ`W´コノ「人というのはどうしてこうも憂いやすいのか・・・
早めに処理しておいた方が後悔がないぞ。」








(´<_`)「ほっとけ。そのうち考える。」

150 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:39:02 ID:1GXHEmb60


キマ;`W´イラ 「マテ!オレサマ 死ニタクナイ!命 惜シイ!

人間ニ 悪イ事 何モ シテナイ!!」
https://pbs.twimg.com/media/CZc2QQIVIAIXc50.jpg


カ^ω^フ「関係ねえよなあ?人間さまにとって悪魔はクソなんだから。

それに調べはついてるんだぜ。
この辺のダーク系悪魔狩ってマグネタイト食ってたんだよなぁ?
ファントムへの縄張り荒らしと認定するぜ!


カムイ、やれ」


(´<_`;)「・・・」


カ^ω^フ「どうした?数年前まで一緒にやってた事じゃねえか。
それともキメラな化け物どうし、情でも湧いたか?」


と(´<_`)「・・・許せ」


『OFFENSE_EXTRA
ABSOLUTELY-ZERO』


一瞬で氷漬けにし、砕いた。



(´<_`)「・・・ランカーのトップ取っておいてこんなものが仕事か?
堕ちたもんだな、チーム・カブラギも。

いや、ファントムがか?」


カ`ω´ブ「なんだと!リーダーにさから






らららららら・・・・」

151 ◆MxHvQqijkA:2024/01/12(金) 20:39:24 ID:1GXHEmb60
https://www.youtube.com/watch?v=guwnUIpVqK8

(・牙・)つとカ`ω´ブ「あがががががが!?」


腕を振り下ろしたカブラギの腕をボティスが掴み、微電を流し込む。
加減を間違えれば心臓に到達して通電するシロモノだ。


つy=つ 「てめえ!カブラギさんに何しやがる!!この最下層が!!」

=yと(´<_`)「殴られそうになったから正当防衛だ。

・・・本当にチンピラばかりになったな。
あの頃はガラは悪くても美学はあった。」


カ;`ω´ブ「はぁー・・・はぁー・・・いつまで昔の事引きずってんだよ。
つと    それにあいつらが死んだのは代理リーダーやってたお前のせいだろ!」


(´<_`)「・・・まぁ懐古してもしようがないか。
今日の仕事はこれで終わりか?
さっさと帰りたいんだが。」


カ`ω´ブ「・・・報告書にサボりって書いてやるぞ!!」


(´<_`)「どうぞ」




カムイは無意味な作業ばかり押し付けられていた。
人間に害をなす悪魔を自発的に狩ってくれる善良的な悪魔の駆除。

圧倒的実力で無意味な妖精族などを虐殺し、命乞いさせて殺す。


いい悪魔もいれば悪い悪魔もいる。
人間と同じでそれぞれではないのか。

カムイの内面は疑心で疲れ切っていた。





しかし『彼女』の為に無意味な歩みを止めることは許されなかった。

152名無しさん:2024/01/14(日) 05:40:34 ID:W29uv0i.0
乙!

153 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:46:09 ID:mBH03oRE0
"友情と恋愛は一つの根から生えた二本の植物である。ただ後者は、花をすこしばかり多くもっているにすぎない。"


──クロプシュトック



ξ^⊿^)ξノ 「よっ」

(´<_`)「・・・ああ」

ξ゚⊿゚)ξ「どうしちゃったの?任務で嫌な事があった?


お父さんのやってる事は非常識すぎるけど、私今必死にかけあってるから。
サマナーを道具、カムイが悪魔の子だとか意味わからなすぎるから!」

(´<_`)「ああ・・・おれもわからん・・・
なにを根拠に・・・」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・どっか行く?」


(´<_`)「この時間に?」


ξ゚⊿゚)ξ「そんなの関係ないよ!私達だってもう17だし!」

(´<_`)「・・・」



ξ#゚⊿゚)ξつ(´<_`;) 「いいよいいよ!お父さんに内緒でいこっ!」




ピッピッピ

>認証パスワードを押していく

(´<_`)「・・・灰子さん?」


ξ゚⊿゚)ξニア 「まぁまぁちょっと待ってて。
ここからの裏道が一番近いんだから。」



社屋の裏口を通り、路地をしばらく歩くと・・・

154 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:46:58 ID:mBH03oRE0
https://www.youtube.com/watch?v=X9rhqZGMHI8

https://pbs.twimg.com/media/FMHoCMvUcAIs8ZA.jpg

ξ^⊿^)ξノ 「じゃーん!!」

(´<_`;)「なんだ、ここは?」

ξ゚⊿゚)ξ「二十うんぬん前に、ファントムとクズノハが本格的に戦ってた時期があるのは知ってるよね。
私達が生まれる、ずいぶん前だけど。
そのころにあった『パラダイムX』っていうネットの仮想空間を再現したものらしいわよ。
都市レルム。」

都市の割には狭いけどね、とフフっと笑う。

(´<_`)「レルム・・・代替ドメイン・・・パラダイムXの代替というわけか。
にしては・・・」

ξ゚⊿゚)ξ「今はまだ開発途中・・・というかテスト段階みたいなものよ。
いずれは出資者を多くつのって、ネットからパラダイムXにダイブできるようになるって

とりあえずなんか飲も?」


近くの裸のバーに寄る。

「いらっしゃい」


(´<_`)「現金は使えるか」


「・・・あるならね」


(´<_`)「ノンアルコールでオススメを二つ。
死ぬほど疲れてる」


「・・・はいよ」

カムイには梅干し付きの梅ジュース、アッシュにはカンバリソーダが差し出された。


ξ゚⊿゚)ξ「梅なんて渋いわね。なんかあった?」

(´<_`)「疲れを取るには酸っぱいものが一番だ、昔モリカワさんが教えてくれた。」


(川∀゚)ニア 「じゃあ俺はスクリュードライバー!」

155 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:47:26 ID:mBH03oRE0
https://www.youtube.com/watch?v=ESlmcyXLYRQ

(´<_`)「きさま」


(川∀゚)「まーそんな怒ったような顔するなって!
一度は一緒に戦った仲だろ?」

(´<_`)「・・・あんたの勝手で敵味方が多く死んだ。」

(川∀゚)「アレはミスだ。プロだってミスはある。
セイテンタイセイも金斗雲から落ちるっていうだろ?」


(´<_`)「あんたの余計な指示で撃ったイチローが死んだ。
舞弓ゲンの死亡確認を見て、撤収でよかったはずだ。」


(川∀゚)「選んだのはあの子だぜ?
俺に全部責任おっかぶせるのはどうかと思うけどなぁ?

そんな辛気臭っさい臭いガキより俺と遊びにきてくれたんだろ?
アッシュちゃん。」


ξ゚⊿゚)ξ「・・・しつこいんだよあんた。
いい歳したロリコンジジイがさ。
戦闘禁止区域じゃなきゃ、脳天ぶち込んでる。」


>ぬめった声で耳打ちがされた


(川∀゚)( クソガキ。妙に可笑しいと思わなかったか?
作戦中にお前のお得意の氷結をメタる悪魔ばっか出てきてさ。




実はヤタガラスに情報先に送ってたの、俺なんだよね。
カブラギの坊っちゃんとよおく打合せしてさ。







ククッ!)
https://pbs.twimg.com/media/GDo2n6fagAALOnE.jpg

156 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:48:04 ID:mBH03oRE0
と(゚<_゚ )

気が付けば肩にかけられた腕を掴み、一本背負いをしていた。


(川д゚)「いてえ!殺す気か!?」


(川д゚)=yと(´<_`)  「ヒッ!!」


ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと!ここ戦闘禁止・・・」


=yと(´<_`)「関係ない。これは戦闘ではない、喧嘩だ。

契約不履行のカタをつけさせてもらう」



(川д゚)ノ 「違うんだ聞いてくれ、行けそうな、
行けそうな感じだったんだよ!
鉄仮面殺しに賭けたときゃたしかにありゃ万馬券だった!!!





うわあああーーーー!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDpVKJzWYAAr19k.png


>サイゾーは逃げ出した



と(´<_`) プス


どうやらCOMPだけでなく、魔術行使による悪魔召喚も封じられているようだった。


「おいおいアンタ、初めてか?
もめごとはやめてほしいんだが・・・」

(´<_`)「飲んだらすぐ出る。

すまんアッシュ、ここの金はおれが出すから」

ξ;゚⊿゚)ξ「い、いや、気にしなくていいから・・・」

157 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:48:25 ID:mBH03oRE0
>ラーメン屋 コウガサブロウ


(´<_`;)「ドラゴンワンタン・・・美味いのか、それ?」

ξ#゚⊿゚)ξ「やけ食いくらいさせてよ!
話聞いててクッソむかついたわ!!
あのストーカーの手引きだったのね!みんな死んだのは!

外で会ったらぶっ殺してやる!」





「ありがとう!また来てくれよ!
誇りと信念を持つお客は大歓迎だ!」
https://pbs.twimg.com/media/E8-XiNYUYAIdZoc.jpg




(´<_`)「・・・」


ξ゚⊿゚)ξ「辛気臭い顔ばっかり。
ちょっとは面白めな事言えないの?」
https://pbs.twimg.com/media/GDpTc5KWIAAKDNC.png

(´<_`)「・・・すまんな。性分で。
ところで、鉄仮面は健在なのか」

ξ゚⊿゚)ξ「ミレディと一緒に健在も健在。今も最高幹部やってるわよ。
ランカーは私が1位保持してるけどね。
カスラギも悔しいでしょうよ。」

ξ^⊿^)ξ「カー君が悪かったわけじゃないんだからさ、
元気出そうよ!
もっかいレルムにこよう!」




髪色が大阪のおばちゃんのように染まっても。





君は、素敵だ。

158 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:48:46 ID:mBH03oRE0
>社屋

(´<_`)「・・・誰だ」

消灯時間も過ぎた頃にアッシュと別れ帰ってきた頃。


「あまりにも深い鬱が、これほど人の心を脳漿のごとき灰色に変えてしまうとは。

あなたもあまりに深い因果を抱えているようですね・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GDzJ7fRb0AAOteV.jpg


ロビーのソファに座っているフードの男がいた。


「あなたは、かの有名な蝶野サナギをご存じですか?」
https://pbs.twimg.com/media/GDzJ8VFbEAAzjNJ.jpg

(´<_`)「・・・ソウル戦争を終結させたフリーのサマナー。
あらゆる悪魔を従えることができたという・・・」


「そうですね。
そしてあなたの身内も惨殺しファントム天海支部を機能不全に陥らせた。
あなたがたファントムの大敵です。」

(´<_`)「それがどうした」


「本を持っているでしょう。
あなたには無用の長物でしょう。
わたしに譲ってくださると嬉しいのですが・・・」


(´<_`)「何故、初対面の奴に渡さなければならない。」


「力ずくというのも気が引けるのですが・・・。」


と(´<_`)「・・・」

今はもうレルムではない。
相手は丸腰にナイフ一本。




暗器を隠していても、速攻の氷結がフードごと凍らせるだろう。

159 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:50:12 ID:mBH03oRE0
「かよわき婦女子をなぶるのも好きではないですが・・・

あの紫を帯びた髪の少女には、我が仲魔と部下が尾行をつけています。
わたしに手を上げるのならば、黙ってはいないでしょう。

まことに不本意ですが・・・」


と(´<_`)「もっていけ」 バサッ


3年前に見つけたまま仲魔に預けていた血生臭い書を投げ落とす。


「ありがとうございます。紳士的で助かりました。


しかしかのレジェンドサマナー、蝶野も戦いに疲れ果てそこら中を徘徊しているとか・・・
いくら戦いに長けても、精神まで強くすることはできない。

クククク、この世はまさに闇ですね・・・。」
https://pbs.twimg.com/media/GDzJ9F9bgAAL9FK.jpg

(´<_`)「用が済んだらさっさと帰れ・・・」



「私の名はオウ・ハン。
あなたとはいい形でお会いできた。
またご友人としてお会いしましょう。」


(´<_`)「お断りだ。

臭いんだよ」


男は音もなく、腐臭を残して消えていた。



吹き抜けを飛び降り、最下層の部屋のベッドでまどろみにふける。


いったい何があったんだ。




この三年に。

160 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:50:33 ID:mBH03oRE0
(´<_`)「追撃・・・?」

(´・u・`)「そうだ 裏切者どもの住処が特定された 盗まれた車体のナンバーをドローンが発見した
お前1人で始末しに行くんだ バケモノ」

(´<_`)「今は夜ですが」

(´・u・`)「だからだ キツネ狩りのジャッカルのように 夜も朝も昼も追い回せ
悪魔のガキなら余裕だろう
潜伏先の地図を渡しておく」


>印刷された地図を手に入れた

(´<_`)「わかりました。道具のように動いてきます」

(´・u・`)「頼むぞ 身内の恥は身内で削がなければな
クサビがやらかさなけば 私にこんな面倒なボスの地位など回ってこなかったのに」


(´<_`)「心中お察しします」


(´・u・`)「フン 心にもないことを」







『堕天使召喚』

(´<_`)「頼むぞムールムール」

□と(□十□)「ふむ この地図の通り行けばいいのですね。
顔色は大丈夫ですか?」

(´<_`)「ああ」


カムイが『道具』として使われるようになって数か月が過ぎた。

もはや感情を殺していた。

無意味な殺魔、殺人・・・
ファントムソサエティのとある一課はたった一人の男によって


かつてのボスが掲げた和やかな雰囲気から二十数年前に先祖返りしていた。

161 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:50:54 ID:mBH03oRE0
ファサッ

グリフォンが降り立ったのは、廃墟だった。


( ,_ノ` )y- 「・・・カムイに?」

(-Д-)「嫉妬に近い感情でしょうね。
あー腹減った。」

( ,_ノ` )「我慢しろ。もうちょっとで深夜になるからコンビニに行・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GDzeF3PawAAtKcI.jpg


=yと(´<_`)「お久しぶりです」

(-Д-)「デカチン・・・」

( ,_ノ` )「見違えたな。

ナカの私兵になっちまったわけか。」


と(´<_`)「・・・とりあえずこれをどうぞ。」

コンビニ袋にありったけつめたものを渡した。

(-Д-)「ウホッ!いい差し入れ!」

( ,_ノ` )「馬鹿が。最後の晩餐かもしれねえだろ。」


(´<_`)「・・・教えてください。




この三年間、何があったのか。











何故、テツさんがボスを殺さなきゃいけなかったのか。」

162 ◆MxHvQqijkA:2024/01/14(日) 22:52:31 ID:mBH03oRE0
( ,_ノ` )y-「まぁ待てや・・・」

タバコを吸いつつ、おにぎりに手を付ける。

(-Д-)「器用だなジジイ!


・・・俺にも一本。」

(´<_`)「・・・すいませんね。温めても夜の空の下では冷めてしまうので。
弁当は買ってないんですよ。」


( ,_ノ` )「これから殺りあうかもしれん仲だ。
肝心な時に吐くのもあれだし、こじんまりしたもんでいい。



洗いざらい事実と真実を話してやるよ。


ただよ、このガキは見逃しちゃくれねェか。
こいつは組織に不利になるこたあ何もやってねえ・・・
勝手についてきただけなのよ。」


(#-Д-)「ちょ・・・何言ってんだジジイ!
もうここまで来たら一蓮托生だろ!

デカチン!今のお前に勝てるか知らねえが・・・
返り討ちにする気で戦うぜ。」



(´<_`)「ダメです。指令はお二人の抹殺なので・・・。
飲んで見逃すわけにはいきません。」


( ,_ノ` )つy=つ 「しょうがねェのかね・・・。
せめて逃がす為に命ィ、張るか。」
https://pbs.twimg.com/media/GDzsORMagAAmbLk.jpg






>テツとスミオを殺(ト)るか?今のカムイなら簡単だ。
1/16日(火)まで受付
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0A0LBdt0Im9V0SFqiiecCMiscy1BRkOTuz5-hiKltdDoE5Q/viewform

163 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:07:29 ID:0Vd6qJrY0
https://pbs.twimg.com/media/GEXrVlXa4AAfcpn.png

(´<_`) スッ
つy=


(;-Д-)つy=つ 「・・・なんのつもりだ!?」


(´<_`)「聞いてみたくなりました。3年の間になにがあったのか・・・」


( ,_ノ` )「スミオ、COMPしまえ。
=yと デカチンは和平申し出て騙し討ちするようじゃねえ。
     そうだろ?」


(´<_`)「・・・お言葉ですが、逃亡生活で疲れ切ったお二人は相手ではない。
有無を言わせず殲滅も可能でした。」

(-Д-)「ハッ・・・先輩にナマ聞きやがって!

甘いとこは変わってねえな・・・」




(;Д-)「あったけえ・・・目にしみりゅぜ!」

缶コーヒーで暖を取る。


( ,_ノ` )「ウォッカ飲むロシア人かてめえは。

・・・じゃあ、デカチン。話すぞ」

(´<_`)「はい」


( ,_ノ` )「その前に、これだけ覚えといてくれや。

事実と真実は違う」
https://pbs.twimg.com/media/GEXyakTa4AAFj8o.jpg

(´<_`)「それはどういう・・・?」


( ,_ノ` )「2か月くらい前のことだ」



164 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:07:51 ID:0Vd6qJrY0
>屋上

(■/へ■)「己たちは潰される」
https://pbs.twimg.com/media/GDOzIFLaIAAnb9n.jpg


( ,_ノ` )「・・・いきなり何を言っているんです、オヤジらしくもない・・・?」

(■/へ■)「カムイと接触したからだ。
そういう人間で生存しているのはごく僅かだ」

( ,_ノ` )「・・・何言ってるんです?俺達もアッシュもみんな生きてるじゃ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GDOy2JJaoAAEPBb.jpg

(■/へ■)「今までは危ういところで均衡が保たれていたが・・・
カムイくんを国外に逃がした、ファントム構成員によるヤタガラス襲撃・・・

己にはどうすることもできなくなった。」
https://pbs.twimg.com/media/GDzbu0xasAACxHS.jpg

( ,_ノ` )「・・・」

(■/へ■)「この件は取り返しがつかない。
支部同士とはいえ停戦協定を破っての全面戦争・・・覚えているだろう。
カムイの育て親のモリカワも狙われている。
既に地下に潜伏させた。」
https://pbs.twimg.com/media/GDOybvEaoAAsiQN.png

( ,_ノ` )「・・・ハメられた?」

(■/へ■)「『しょうがない』んだよ。
カムイくんには落ち度はないが・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GDzbwJoboAAvtDQ.jpg

チャキッ

( ,_ノ` )「『しょうがない』・・・
俺達にとって禁忌の言葉ってのはボスが一番知ってるはずなんですが。」

(■/へ■)「・・・すまんな、テツ。
カムイくんが戻ってきたら・・・」


バン

=yと( ,_ノ` )y- 「オヤジ・・・

『己』がケリつけますよ。」
https://pbs.twimg.com/media/GDOyavgbIAA9iL_.png
https://pbs.twimg.com/media/GDzbxhObkAEthHZ.jpg

165 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:08:13 ID:0Vd6qJrY0
(´<_`)「潰される・・・なにに・・・?」

(-Д-)「お上に決まってんだろーが。
20云々年前も、実は悪魔がファントムを仕切ってたって噂だぜ。」

( ,_ノ` )「そういえば、やたら

・・・お前が発ってすぐに、ヤタガラスとうちのファントムで全面抗争があった。
理由はまあ・・・わかるよな?」

(´<_`)「・・・」

(-Д-)「別にデカチンを責めるわけじゃねえよ。
なんでもあの青の糞餓鬼とフリーサマナーが持ちかけた話なんだろ?

むしろよく生きて帰ってきたし、『あれ』に巻き込まれなくてよかった。」


( ,_ノ` )「ザ・ボスという伝説の傭兵を知っているか?
煤けた金髪で、痩せた女だ。」


(´<_`)「作戦から脱出する時に、会いました。」


( ,_ノ` )「そのザ・ボスがヤタガラス側にいてな。
広範囲の攻撃を持つ悪魔を一瞬だけ召喚する。
その戦法でファントムは大打撃だ。

鉄仮面が対応していなきゃ、全滅もいいところだった。
実質奴ら二人のタイマンみたいなもんだったよ。」

(-Д-)「俺らも駆り出されてよく生きてましたよね。」

(´<_`;)「まさかモリカワさんはその抗争で・・・」

( ,_ノ` )「生きてるよ。この今の次の瞬間に死んでるかもしれんがな・・・」

ガチャ ブルルルルル

三人で車に乗る。

(´<_`)「社用車じゃないんですね。」

( ,_ノ` )「当たり前だ。すぐナンバーを割り出されて終わる。
話の続きだがな、抗争を煽ったのはオヤジ・・・うちのボスと言われてるが
実際は先制でナカが」


カ^ω^フつy=つ 「おお、やっと出てきやがった!」

166 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:08:34 ID:0Vd6qJrY0
https://www.youtube.com/watch?v=8qIvfLVj6tE

カ `ω´ ブつy=つ


>男がCOMPを構えて立っている


(# ,_ノ` )「チッ伏兵か・・・!
つ◎と  どけクソガキ!轢き殺すぞ!!」

『GUN』

バキュン

(; ,_ノ` )「撃ちやがったよ、あのガキャあ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GEXyVogakAAL-B7.jpg


(#-Д-)つy= 「舐めやがって!!」

スミオが身を乗り出し、銃を構える。


と(´<_`;)「召喚!!」


サ´w`マ
https://pbs.twimg.com/media/GEYVs-XaQAAvLkS.jpg

長き尾と複数の翼、複眼を持った巨大なドラゴンが
車をぐるぐる巻きにして宙に浮いていく。

そしてカムイはローリングで車から落ちる。

(-Д-)「おいデカチン!何をしやがんだ!!」

(´<_`)「その車は最後の希望です、銃撃を受けてパンクでもすれば袋叩きだ。
ケリはおれがつけます。」

( ,_ノ` )「上から見てみろスミオ・・・廃墟の周りにウジャウジャいるじゃねえか。」

(;-Д-)「ゲ!!出てきたところを不意打ちかよ!きたねえな!?」





と(´<_`) スタッ
    と

167 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:09:20 ID:0Vd6qJrY0
(´<_`)「カスラギ。どういうっ、つもりだ」

スナイパーの元へ着地し、給油口を狙っていたライフルをもぎとる。

ヽ(`Д´;)ノ「ひぃー!!」

カ`ω´ブつy=つ 「敵前逃亡、死刑!!」

スナイパーは背中にいくつかの穴をあけ、倒れた。


(´<_`)「きさま。仲間じゃなかったのか?」


カ^ω^フ「ククっ、カムイキレてんのか?

笑わせんな、仲間じゃなくて部下だよ。いくらでも替えが効く、な。
反グレのガキに悪魔での殺しを覚えさえて言う事聞かせるんだ。

組織を統べんのは、強いサマナーじゃないとな。
俺達は支部最強だ。
誰も文句はいわねー。言わせねえ。」


(´<_`)「くるってるな・・・人の心はもう棄てたのか?」



カ・ω・フ「・・・は?

お前は組織の兵器人形として作られたのに
何言ってんだ?

あの巻きグソみてえな地下で教育受けたんだろうよ。俺もお前も。
同じ境遇だったのにこうも考えが違うとはな。

まぁ戦場から逃げ出した雑魚だからしょうがないか。」

カ`ω´ブニア 「てめえら!死ぬ気であいつを始末しろ!!殺すな!目潰してダルマにしてもいい!
組織の裏切者を庇った、反逆者だ!
首をあげればナカテガワさんから望みのものがたんまりだ!!」

「マジで!?金でもなんでもですか!?」

「じゃあ、じゃあ俺は・・・
支部長の娘でも、い、いただいちゃお・・・っかな・・・」



と(´<_`)「ブフ」

168 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:09:43 ID:0Vd6qJrY0
https://www.youtube.com/watch?v=jNtxXePBYws

激情のゴングが鳴った。

カムイの氷結は一瞬で相手を凍らせ砕け散る・・・



はずだった。


(   )つ Σ(´<_`;)「ぐは」


カ^ω^フ「芸がないんだよ馬鹿が!
てめえの十八番の氷結は装備で対策済みだッ!」

見るとサマナー兵士たちは防凍結のヘルメット、スーツ、ブーツでおおわれていた。

頭に命中したブフは霜のようについていたが、雨粒のように即座に手で払われた。


(´<_`)「・・・おれ専用の対策か。『1人で始末に行け』と言われたんだが。
相当に信用されてないみたいだな。」



カ^ω^フ「あの方の密命でな、
テメエが対象を始末しなけりゃ諸共やっちまっていいともよ。
ただし、テメエは最低でも首だけでも持って帰れと。

かっこつけて元上司を助けるつもりが、まんまと俺の前に首を差し出す事になったわけだ!!
ひゃはハハハぁ!?


さあやっちまえ!!
サマナーが死ねば仲魔は消える!
あのお車も落ちて潰れてぺしゃんこ、

だァ!」


==カ^ω^フつ


カブラギが突撃してくる。
とりあえず体に氷結魔法をまとわせて防御した。

フロストアーマー。
南国に行った時に身につけた、業だ。

169 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:10:19 ID:0Vd6qJrY0
(  )つy=== バンバンバン

つ(´<_`)「ぐ」
  と

氷の鎧が、取り巻きの乱射によって生成ざまに砕かれていく。

カ^ω^フつ==つ ドン Σ ( <_ )「ぐ」

頭上に鈍器を叩きつけられる。
想定外のものが出てきて、多少動揺し回避行動がとれなかった。



 ( <_ )「その武器は・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_QzqqjbMAAV0w4.jpg


カ^ω^フ「くくく!流石に一撃で頭蓋ぶち割るのは無理だったか。

流石は、悪魔のガキ!」


 ( <_ )「シャドウ・ジャックか・・・」


カ^ω^フつ==つ  「ひょ!オラオラオラァ!!」



乱暴にぶん回す。

鈍器を避ければ撃たれる、
銃撃を防御すれば、致命的な打撃攻撃が捉えてくる。

(  )つy=== バンバンバン


耐力の高い仲魔を召喚しようとするが、

と(´<_`) プス

召喚作用がうまく働かない。


カ^ω^フつ 「くくく。なんで召喚できないって顔だな。

何年一緒に戦ってきたと思ってる?

対策くらい、してるだろ!」

170 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:10:40 ID:0Vd6qJrY0
(黒) ドン
つと
https://pbs.twimg.com/media/GEbCCr5akAAufFP.png

(白) ドン
つと
https://pbs.twimg.com/media/GEbCD9dbsAAz9se.png

一対の魔導士が、只管に呪文を詠唱している。

( ,_ノ` )「・・・魔召封じか。
デカチンの利点を突かれたな。」

(;-Д-)「あれはなんなんです?」

( ,_ノ` )「デカチンはCOMPを介さず悪魔召喚ができる。魔法のサバトみたいなもんだな。
あの魔導士どもが魔を封殺することで、デカチンの召喚を封じてんだろう。」

(#-Д-)つy=つ 「あの糞餓鬼・・・!散々デカチンに世話になっといて・・・!
COMP召喚ならできるんだろ!?援軍をよこしてやる!」


( ,_ノ` )つ(-Д-)つy=つ

「やめとけ」

(#-Д-)「何で止めるんすか!?このままじゃデカチンが・・・」


( ,_ノ` )「あいつがわざわざサマエルまで使って俺達を避難させた訳を考えてみろ。
余計な事したら、あいつがますます窮地に陥るんだよ。」

(-Д-)「くっ・・・デカチン、頑張れよ・・・!」




と(´<_`)「・・・本気で殺すつもりだな。」
    と


カ^ω^フ「当たり前だ!この時を待ちわびてた!
部下のくせに言う事は聞きやしねえし、三年前の三人の事をいつまでも引きずっていやがる!!
めざわりなんだよ、生まれが特別ってだけで!」




(´<_`)「・・・?特別・・・?
なんのことだ?」

171 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:11:35 ID:0Vd6qJrY0
カ^ω^フ「黒魔導士はカオスの召喚、白魔導士はロウの悪魔の召喚を封じる!
むろん、機械・・・COMPには影響がない!
このままじわりじわりと削り殺しておわりだァ!

俺の部下どもはグリーン・ベレーレベルまで銃の扱いに長けてるぜ!
この包囲網から逃げられると思うな!」


(´<_`)「なら、魔導士とやらを倒せばいいわけだな」

『ABSOLUTELY-ZERO』

完全ランダムな氷柱が舞う。


カ^ω^フ「ふふん、読めてるよ。」


(   )つ<>


後方の魔導士に当たる分を、兵士がとっさに庇う。
氷結完全防備のはずのスーツごと串刺しになる。
血しぶきすら鮮やかに凍って華となる。


カ;^ω^フ「あれ・・・?」

(´<_`)「なるほど、氷結による魔法凍結はふせげても、物理的なものは防げないという事か。
穴が見えてきたな。」



(´_>`)b シュボッ

ライターに着火する。



(´<_`)「フンッ・・・!」
つ炎氷と








カ;^ω^フ「ふ、ふん・・・無駄なあがき・・・」

172 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:11:56 ID:0Vd6qJrY0
(´<_`)つ╋━━
https://pbs.twimg.com/media/GEbO7gZaYAAs2-N.png

カ;・ω・フ「な、なんだそれは!?」

(´<_`)「スミオさんのライターを拝借して剣を作った。
魔法が通らないなら物理で斬る、までだ。」


(;Д;)「あ゛ーデカチンの野郎!俺のライターかよあれの柄!」

( ,_ノ` )「・・・どうせ100円ライターだろうが。気ィ使ってんだよ。
俺のジッポはパクられてねえ。」

(;-Д-)「ま、まあ突破口になるのなら・・・」



カムイは剣でひたすらに近くの兵たちを斬っていく。
氷結防御特化のスーツも、ブロートーチのような熱によって焼き切られていく。
弾丸も刃に触れれば溶けて消える。


(;  )「カブラギさん!撤退を提案します!
もしくは悪魔召喚を・・・」

ガシッと、副官を殴りつける。


カ`ω´ブ 「馬鹿野郎!!逃げたら殺すぞ!!
悪魔も召喚するな!!

ヘタに召喚されたら逆転の起点になる!
数はこっちの方が多いんだ、総力でかかれば・・・」




━━╋と(´<_`)「もう半分近くに減っているが」


至るところに、切り裂かれた屍が転がっていた。
炎は最初に比べて弱弱しくなっているが
敵将、カブラギを討つには十分に思える威迫だった。


カ;`ω´ブ「むぐぐ・・・!プラン変更!

Aチームは魔変身、Bチーム生き残りは引き続き銃で牽制!
魔導士は絶対に守れ!」

173 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:12:26 ID:0Vd6qJrY0

(-Д-)「魔変身だと・・・?
何をする気だ?」

( ,_ノ` )「・・・チッ、ナカめ。
とことん非人道的だな・・・」


(   )と 「魔変身!




ラクシャーサ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FAvltRmVEAI5St-.jpg


ラ ゚ペクつつ-l---- 「速攻だオラオラオララァ!!」
つつ-l----
https://pbs.twimg.com/media/GEbaFl4aYAAO85J.png

双剣乱舞が着実にカムイの氷炎剣の強度を削っていく。


━━╋と(´<_`)「斬撃・呪殺無効・・・氷結反射か。
          いいセンスだ。だが」


ズバッ

胸に一閃。羅刹の鎧から血があふれる。


ラ ゚ペク 「・・・あ?なんで効くんだよ?」


(´<_`)「炎はまだ、消えていない・・・」


カ`ω´ブ 「副長下がれ!白魔導から回復を受けろ!
黒魔導は死んだ役立たずどもをうごかせ!」


(黒)「・・・御意。第一の誕生は命を祝福する。第二の誕生は命を模倣する。」
つと




『Necroma』

174 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:12:46 ID:0Vd6qJrY0
「グ・・・ゲげ・・・

餌餌餌エサァ!!

極上の       餌だァ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEbeV1EbUAAoNe5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GEbaE1sb0AAenu6.jpg



死んだ兵たちがネクロマンシアの邪法により、幽鬼グールに魔変身する。
それと入れ替わりで、ラクシャーサは戦線を退く。


━━╋と(´<_`)(ち・・・あの大群に剣がもつかどうか・・・いや)

「マハ・ブフーラ!!」


剣を片手に、もう片手で範囲氷結魔法を放つ。
悪魔としての耐性があるのか一撃死はしないものの、明らかに歩みは遅くなった。
完全氷結防護スーツを着ていた人間時代よりは、対処が楽だ。


カ^ω^フ「おらァ!」

カブラギが死者の軍団の隙間を縫って突撃してくる。

反射的に剣を振るった。


カ^ω^フつ盾
https://pbs.twimg.com/media/GBG4YkVboAAcVTQ.png

━━╋と(´<_`)「・・・!」


カ^ω^フつ0==0 Σ

「死ねや!!」
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3076539.jpg

小盾は一撃でひび割れ、
返しのバズーカの砲撃を剣で受けた。





今度こそ剣は、砕けた。

175 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:13:06 ID:0Vd6qJrY0
カ;ω;フ「おーおーかわいそうになあジロー。心無い悪魔に形見を壊されて!」
つ盾と


(´<_`)「・・・わざとらしいんだよ。


本当にあいつらの、なのか」


カ^ω^フ「当たり前だ。ちゃんと焼け跡から回収してきたんだぜ?
何せ俺様は、『人間』の心があるからな!
こうやって活用してやってるわけだ。

お、魔法使いが動揺しちゃいけないんじゃねえか?
攻撃する手も、にぶるってとこだな!」


カ^ω^フつ0==0 Σ(´<_`)「ごふ」


バズーカの弾が至近距離から直撃し、吐血する。
そしてカブラギは素早く腐肉壁の背後に隠れた。


と(メ<_`)「マハ・ブフーラ」

重傷を負いつつもグールの群れに氷結を浴びせていく。
弾丸の雨が別方向から襲う。

カムイの肉体は、常人ならば致死だった。


(#-Д-)「あの糞餓鬼、調子に乗りやがって!!

おい聞け水色モジャガキ!!


お前はデカチンに素で勝てないから、嫉妬してるんだろ!!
だからそんな数揃えたチンケなチキン戦法でしか戦えねえ!!」


カ^ω^フ「はは。なんとでもいえ、負け犬。
お前ら敗残兵もゆっくり処理してやる・・・。」




( ,_ノ` )「なんだ、あの悪魔は!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEXsTXUaEAA36N9.jpg

176 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:13:26 ID:0Vd6qJrY0
カ^ω^フ「龍神ヴリトラだよ。知らねえのかオッサン?
サマナー歴長いくせに、にわかなんだな。」


( ,_ノ` )「そんな事は知ってる・・・魔神インドラを苦しめたというインドの龍だ。

だがなんでおめえみたいなヒヨッコがそんなもん、使役できる?」


カ^ω^フ「くくく、何も知らねえのな。

ナカテガワ様が逆賊討伐用に・・・いや、トップの俺を認めて貸してくだすったのよ。
何せあの方はファントム地下に研究所・・・おっとと。」


( ,_ノ` )「ナカの野郎が色々企んでるのは知ってた。
だが、自身のレベルを超える悪魔を貸し与えるなんざ・・・危険極まりねえ。

お前、捨て駒として見られてるぞ。
機密もお漏らししてるわな。」


カ^ω^フ「ははあ、俺がレベル不足でこのヴリトラに喰われると。
心配なさってくださるわけだ。
ありがたいありがたい。

だがこいつは人間から生成してあり、かつ俺とナカテガワさんの命令しか聞かねえ。
ヴリトラであってヴリトラじゃねえのさ。
大人しくロートルは始末されてろや。


・・・やれ!」


パチンと指を鳴らすと、ヴリトラが掌から雷を出した。


ヴ公 リ バチバチ
つ雷と
https://pbs.twimg.com/media/GEc81fhWAAAAAEc.png



つ(´<_`;)「・・・?」
  と


カムイは黒焦げになる自分を想像し、身を硬くした。

しかし・・・

177 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:13:54 ID:0Vd6qJrY0

(;  )つ「ぐええええええあああああああ!!」

ヴリトラが焼いたのは、自軍の兵だった。


(-Д-)「なんだ、ありゃ!?
なんで味方に攻撃してんだ?」

( ,_ノ` )y-「・・・なるほど、誰でもいいから倒せば雷の連撃が続くわけか・・・」


ヴ公 リ 「はぁっ・・・!」
つ  と

雷の残光が、グール軍を焼く。
https://pbs.twimg.com/media/GEc9ChwX0AITIIv.png
https://pbs.twimg.com/media/GEc9BwRWEAEcwns.png

『魔力吸収』
https://pbs.twimg.com/media/GEc9R8iXsAA9P9B.png


(´<_`)「何を・・・やっている?」

カ^ω^フ「俺を拾ってくれたナカテガワさんだが、一つだけ不満がある。
なんだかわかるか?


そう、お前だよ!テメエの存在だ、カムイ!
あの人は俺を差し置いてお前を、DNAを特別視してる。
何故だ!?
三年も仕えた人間の俺の方が強い!!

だから俺以外は消えてもらう。証拠が残らないようにな。
まぁお前が異常に抵抗したから消し炭にするしかなかった、
って言えば済むことだ。

それっ!」

電撃連鎖(チェーン・ライトニング)は更に続く。


ヴ公 リ 「ハァッ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEc9A0ZWUAEWTUf.png
https://pbs.twimg.com/media/GEc8_4KWgAIhtlH.png

「ぎゃああああ!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEc9QLCWsAAfFX1.png
https://pbs.twimg.com/media/GEc9PUnXwAAzjMQ.png

178 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:14:15 ID:0Vd6qJrY0
(  )「強い奴が生き残る、ってことか。
しかも合法的に人を殺せる!

さいっこうーの職場だぜ!!」


興奮した男が、悪魔に変じて車へ飛んでいく。。
凶鳥カマソッソ!


「へへへ、サマナーならこの身体の特異性がわかるよな?」

( ,_ノ` )「銃反射・・・」


「人間お得意のお手軽武器、銃は効かねえ。
お前らの首、二人一気に刈り取ってや」
https://pbs.twimg.com/media/EEFrSUVU0AALyzx.jpg


サ´w`マ=====Σ 「召雷弾!!」


「!


ぎゃん!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEbeWjOacAA3d3g.png


悪魔は一瞬で消し炭になった。


サ´w`マ「この『神の悪意』をなめるでないわ。クズが。」


ラ ゚ペクつ 「B班、撃てーッ!
防御対象がいなくなれば、ウエハラカムイの士気も下がるはずだ!!」



(;  )つy=== 「ぎいいああああああー!」


銃弾を発射した瞬間、召雷弾を通じて通電、誘爆。
狙撃隊の多くが感電死した。


カ`ω´ブ「チッ、副長!
余計な事すんなよな!」

179 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:14:36 ID:0Vd6qJrY0
ラ ゚ペク「し、しかしカブラギさん!
このまま死ぬのは嫌です!
命を賭ける思いでこの魔変身を得たのに・・・」


カ^ω^フ「頭使えや。
ヴリトラの神鳴にも耐えられるようによ。」


ラ ゚ペク「へ、へへ・・・
や、ヤケクソだ!!」 バリッ
https://pbs.twimg.com/media/GEdFrKyagAAP4gJ.png


ビンごと丸薬を噛み砕き飲み込む。


と(´<_`;)「待て!!それを使えば・・・

人では・・・」


ラ#゚ペク「ウオオオ・・・おおお!!」 ビキビキ

ラクシャーサの全身にひび割れのようなものが生じる。



ヴリトラの広範囲の雷撃がラクシャーサ達に当たる。
魔導士はなんとか魔術のバリアを一瞬展開して逃れる。


ラ ゚д゚ク「き・・・効かぬ・・・効かぬなあ・・・

我らはもうすぐ人の身を

超える!!」


カ^ω^フ「アッハッハッハ!根性あるじゃねえか!
だが他の弱い有象無象は消えた!
よってまだまだヴリトラの進撃は続くぜエ!


・・・ちなみに黒魔導は回復も封じる。


苦し紛れに魔石使っても無駄だぜ?大人しく焼かれな。カムイさんよぉ。」

(´<_`)「くっ・・・」

180 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:43:03 ID:0Vd6qJrY0
カ^ω^フ「布石を整えとくか。やれ!」
https://pbs.twimg.com/media/GEXsTXUaEAA36N9.jpg

ダ゚∀゚キ 「ヒヒヒ!!ラスタキャンディ!!」

ヴ公 リ 「ラスタキャンディ」


(´<_`)「強化魔法・・・」

ダ゚∀゚キ 「ひひひかわいいガキだねぇ!!心臓喰っちまうよ!?  アギダイン!!」

と(´<_`)「ブフーラ!!」


辛くも相殺される。
しかし双剣での追撃を受ける。

つ(´<_`)「ぐ」

不意に鬼女・ダーキニーが下がった。


ダ゚∀゚キ「けけけ!暴走運転が参りまーす!!」


          /\ /\ /../
          / /\ .. (●骨●)/ ./   「ヒャッハーっ!!!!!」
        ())ノ__ ○二○二⌒/../
       / /||(二ニ) (___/../ 几l
   γ ⌒ /|Ⅲ||彡Vミ/⌒_ノ二二ノl0
   l| (◎).|l |((||((゚ )/⌒/||三三三・) ||  (´⌒(´
__ ゝ__ノ     ̄(___) ̄  ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・


(´<_メ)「ぐ」

唐突に現れた怪異ヘルズエンジェルが、何度も往復でカムイを轢く。
https://pbs.twimg.com/media/Eksi-2WUUAEtOXT.jpg



カ^ω^フ「さーて、トドメは俺様がせめてやってやらあ。
首切り落としてやる。」


(;Д;)「デカチーン!!!
返事しろよ!!!死ぬんじゃねえ!!!」

181 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:43:51 ID:0Vd6qJrY0
(;-Д-)つ 「くそ、何もできねえのか俺達は!」ブンッ



コン

バシャ


(白)「ん・・・


ぬあんじゃこりゃああああああああ!?

コーヒー!

しかも私が大嫌いな、甘ったるい!!!!!!!!


ああああああああああああ!!!!!」



(;黒)つ 「おい、落ち着けあいぼ」





パン


白魔導の頭が、ザクロのようにはじけた。



=yと(メ<_`)


( ,_ノ` )「ファインプレーじゃねえか、スミオ・・・」


と(´<_メ)「お二人がくださった好機・・・

無駄にはせん!!



黒魔術のカーテン!!」
https://pbs.twimg.com/media/GEbO92YaEAAJbEl.png

182 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 13:59:28 ID:0Vd6qJrY0
https://youtu.be/-RVrEan836M

(●Ⅲ●)
つ(´<_メ)と


(-Д-)「なんだありゃ!?骸骨くっついたカーテンがデカチンを掴んでやがる!!」


( ,_ノ` )「禁忌の黒魔術だ。
発動者の現HP・・・生命力を犠牲にして仲魔を一斉召喚する・・・ただ」


と(´<_メ)「指定は・・・堕天使。
この戦闘でその種族以外召喚できん。」


カ`ω´ブ「チッ!!シロマがやられて召喚ロックが解けやがったか!!
本体だ!!本体のウエハラカムイを狙え!!」


ラ ゚ヘ ペク 「ヒャハ!!」


もはや人型の原型も留めておけなくなったラクシャーサの双剣が首を狙う。


と(□十□)「私は斬撃無効だ・・・出てこれない間、よくもやってくださったようですね。
覚悟しろ・・・」


ムールムールが、止めてくれた。



ダ゚∀゚キ「ヒ!? あんな高位悪魔がいるなんて聞いてないよ!?」


と(´<_メ)「ブフ!!」


最小の、狙いの定まらない氷結でもダーキニーを凍らせるには十分だった。







(□十□)「虚空斬波!!」

183 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 14:11:39 ID:0Vd6qJrY0
(・つ・)「タル・カジャオン!こちとらアナーキーよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/EwBWcz7UUAIFGjf.jpg


と(´<_メ)「助かったよ。


"禍時:漲力"」


>自軍の能力アップ、攻撃回数が二倍になった!


(;-Д-)「あら!?ありゃおっれのウコバクじゃねえか!?
なんで勝手に出てきとんの!?」

( ,_ノ` )y-「デカチンは自軍の召喚に堕天使を指定した。

つまりおれたちは、『仲間』って思われてんだよ。」



強化された斬気は、いとも簡単に雑魚どもを切り刻んだ。


カ;`ω´ブつ ダ゚/ /∀゚キ スパッ

「役に立たねえ!!せめて盾になりやがれっ!!」



(´<_メ)「クズが・・・」



カ;`ω´ブ「ちくしょう!ラスキャンは十分にかけたはずだ!!
なんでこうも紙切れを裂くように・・・」



ヽネ`W´コノ「待ちかねたぞ。」


『OFFENSE_EXTRA
Iron Fist



DOUBLE!!』
https://pbs.twimg.com/media/GEXy1eraUAAmNza.png

184 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 14:20:20 ID:0Vd6qJrY0
闘気の拳が、珍走を一撃で砕いた。
https://pbs.twimg.com/media/GEXy3-kaUAAOkEu.png


もう一撃は・・・


ラ ゚ヘ ペク 「げへへ、おれは、打撃も反射だ!!

強化された自分のコブシで、死ね!!」


ヽネ`W´コノ「・・・」 シーン


ラ ゚ヘ ペク 「な、なでだ!?」




(-Д-)「・・・ジジイ」

( ,_ノ` )「物反鏡だ。

貴重品だが、『仲間』の為なら惜しくはねえよ。」




カ`ω´ブ「くそっクロマ!!はようシロマを蘇生させろ!!」

(;黒)「わかっております!!ですが上手くいかんのです!」




(□十□)つ 「それは私の死霊の王としての能力の方が上だからですよ。」


(白W)(;黒)

「があああああ!!ニクぅ!」  「ぎゃああああ!!!」


ゾンビ化した白魔術師が相棒の肉を喰らう。



他にも、虚空の斬で斃れた雑兵たちが生者を襲うという
地獄絵図が展開されていた。

185 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 14:30:41 ID:0Vd6qJrY0
(パ∀イ)「待ちかねましたわ。ああ痛々しい・・・
ディアラハン。」

(´<_`)「助かった。」


カ`ω´ブ「おいヴリトラ!!遊んでねえで戻ってきやがれ!!
やつらを最大火力で一掃しろ!!」



ヴ公 リ
つ  と
https://pbs.twimg.com/media/GEc9RJIWYAEjIDF.png

空中でサマエルと格闘戦をしていた龍神が
地上に降りたち、最大級の電撃魔法を放った。



(□十□)「みなさん、私とグリフォンの後ろに」



ヴ公 リ 『天地を塞ぐ者』 発動



ラ ゚ヘ ペク 「あ゛・・・なんで俺、が・・・」


(□十□)「私の電撃反射特性で返ったイカヅチが、あなたの粗末な剣が避雷針になったのでしょう。
最期に主君を護れてよかったですね。
あ、あと返しに一撃ありますよ。」


漲力で二回に強化された虚空斬の二発目がヴリトラの首を撥ねた。


ラ ゚ヘ ペク「ぶ・・・ぶざけんな・・・ごんな無能な奴 リーダーじゃね・・・
人をコマに・・・しやが・・・」


>肉体の限界を迎えたラクシャーサは溶けた


カ;^ω^フ「へ、へへ・・・残りは俺様だけか。
あれだけの大群で返り討ちにあったとなりゃ、タダじゃすまねえ・・・

やってやんよ!!!!」

186 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 14:39:02 ID:0Vd6qJrY0
https://www.youtube.com/watch?v=nW90j3pQHJI

(´<_`)「みんな手を出すな。サマエルは二人の指示でどこか安全なところへ。」

カムイが前に出る。

カ^ω^フ「へ、へへ・・・ナメてんじゃ・・・」


カ`ω´ブ==つ 「ねえぞッ!」


鈍器がカムイの頭を割らなかった。血は出ている。


カ`ω´ブつ0==0 Σ(´<_`)

「死ね!!」


胴体にマトモに当たる。


(´<_`)「イチロー、ジロー、ナナシ・・・
とそいつらに身を捧げた仲魔の魂が泣いてるようにおれには見えるぜ・・・。


凍氷拳」


氷を纏わせたパンチで一発顔を殴る。
それで勝負はついた。


(´<_`)「このままおれの術の射程内にいれば、心の臓まで凍り付いて死ぬ。まだやるか?」


カ´ω`ブ「・・・




クソ!!!!報告してやるからな!!!
この裏切者がァ!
ナカテガワさんは容赦はしない!大群でお前を潰す!!
見せしめにお前の大事なアッシュちゃんも孕まされるだろうよ!!



トラフーリボム!!」

187 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 15:05:52 ID:0Vd6qJrY0
>殺す価値もないゴミは逃げて行った

(・つ・)「終わりかァ!浅草ROCKで祭りだったぜぇ!!」


(´<_`)「いや、まだいる。出てこい・・・」


ザッ

https://www.youtube.com/watch?v=BTfs1sCArnQ

---l-とオ ;゚ω゚セつ-l--- 「や、やめるんだ!!無意味な殺し合いは、もうたくさんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/GEv9OzeaMAAnW4r.png

(・つ・)「てめえから仕掛けといて何言ってんだか。」

(´<_`)「君はあの変な髪の奴の仲魔か?」

---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「い、いや、別のサマナーの仲魔で・・・人間に化けて君の暗殺を命令されていた・・・。

結局、できなかったが・・・」


>フラロウスが会話に割り込んできた


ヽネ`W´コノ「待てい。こいつも72柱、オセだ。吾輩を覚えておるか?」

---l-とオ ;゚ω゚セつ-l--- 「おお、フラロウス卿!忘れもしない・・・

お互い色違いだった頃が懐かしいな!ハハッ・・・!」


(´<_`)「なんの話だ?」

ヽネ`W´コノ「まぁこっちの話だ。それはそうと、こいつを引き込まぬか?
堕天使で、剣の腕も保証できる。」


(´<_`)「確かに、ムールムールの熾烈な斬撃を捌ききった剣技には脱帽したい。
それにサマナー不在で人を襲う野良になられても困るしな。
君が望むのなら、だが。」

https://www.youtube.com/watch?v=Phwz38WVLKM

---l-とオ ^ω^セつ-l--- 「ハッハッハ!勿論だ!前のサマナーに未練などない!

私は堕天使オセ!君とはいい相棒になれそうだ!今後ともよろしく!」
https://pbs.twimg.com/media/GEv9Pm9bkAAKUkV.png

188 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 15:24:03 ID:0Vd6qJrY0
  _,
(´<_`)「調子のいいやつだな・・・まぁ仲魔になる経緯なんてそんなものか。」

---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「さて、君を待っている人がいるのだろう?

帰るんだ!護衛は私がしよう!」
https://pbs.twimg.com/media/GEv9REwaQAAgTdm.png


(´<_`)「いや、先に寄っておくところがある・・・」







ガラッ

( ,_ノ` )つy= 「気配がした・・・誰だ!?」


(-Д-)「テツさん、ムールムールとウコバクだ!!
デカチンが勝って帰ってきたんだ!」

(・つ・)「スミオの匂いを頼りにここまで来たんだ!
てやんでえ、俺をリスペクトしろ!」


(-Д-)「よしよし、お前はよくやったよ。」


(*゚ー゚)「いらっしゃ・・・
お酒飲みに来たって雰囲気じゃないわね。
サマナーでしょ。早く入って。」


>場末のバー


(´<_`)「お邪魔します」


(*゚ー゚)「テツさんのお友達よね。ゆっくりしていってね!!!
でも、あまり変なところは調べないでね。
改築して見た目は奇麗だけど、裏はまだボロいのよ。
私と同じね。フフ・・・。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZE2t0a4AA8ue5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GFZE3nPbsAI-UfE.png
https://pbs.twimg.com/media/GFZE4XEakAAzAGb.png

189 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 15:50:16 ID:0Vd6qJrY0
(-Д-)「まったくママったら冗談ばっか。」

( ,_ノ` )y- 「デカチン、ちょっといいか」


>席に呼ばれた

(*゚ー゚)「飲み物なににする?」

(´<_`)「酒以外ならなんでも、おかませします」

(*゚ー゚)「はいはい。任されましたよーっと。
そういうのが一番困るのよね。」




( ,_ノ` )y- 「お前、社に戻るつもりか」

(´<_`)「いや、ナカさんの刺客を退けた以上・・・もう戻れないでしょう。」

( ,_ノ` )「あの水色のガキもお前にとっちゃもう敵か・・・悲しいな。


モリカワに会いたいか?」



(*゚ー゚)「お待たせ!アイスティーしかなかったけどいいかな?」 コト

(-Д-)「ギャハハ!睡眠薬とか仕掛けないでくださいよ!」




( ,_ノ` )「会える場所を知っているといえば知っている。
だが・・・入ればもう後には戻れんぞ。」

(´<_`)「もう捨てた身です。どうなっても・・・」

( ,_ノ` )「ファントム社にも繋がってるらしい。」

(´<_`)「!」

( ,_ノ` )「嬢ちゃんに会えるかもしれないな。
だが途中で闇にも出くわすだろう。闇に喰われるな、喰らってやれ。お前ならそれもできる。
スミオ、こいつで仮装してついてってやれ。」


>ヘアワックスを投げてよこした

190 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 16:04:38 ID:0Vd6qJrY0
(-Д-)「タバコ屋マルホランド・・・ここの」
https://pbs.twimg.com/media/GFZF2inakAAAY91.jpg

(´・髭・`)「自販機だ!自販機の裏に仕掛けがある!」

(;-Д-)「わっ!?」


(´<_`)「急に出てくるな・・・お前なんであの時出てこなかった?」

(´・髭・`)「勘弁してよー、ちょっと出張に行ってたんだよ。
それに召喚禁止されてる状態で出てこれないだろ?
気付いたら銃使いはもうムールムールに殲滅されてるから出番なかったよ。

代わりに出張先でかなり強化されたから、期待してくれていい。いやいやマジで。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZE601bcAA-BUU.jpg


(-Д-)「ま、まぁバルバトスのいう通り、ここの自販機にだな・・・
平成9年の硬貨をぶち込むと・・・」

ギーッ

(´・髭・`)「おお、開いた。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZF1mNakAAwfM7.jpg




>侵入した


>エスカレーター


ガーッ
https://pbs.twimg.com/media/GFZIX10a4AAbp3d.jpg


(´<_`)「・・・」

(-Д-)「・・・似合ってる?」

(´<_`)「ロックって言うんでしょうか。
いいと思いますよ。」



(-Д-)「お世辞じゃなきゃ、嬉しいね。」 ガチャ
https://pbs.twimg.com/media/GFZIYi5bAAAijbA.jpg

191 ◆MxHvQqijkA:2024/02/03(土) 16:13:33 ID:0Vd6qJrY0
(´<_`) カツカツ
https://pbs.twimg.com/media/GFZIZp_aMAAwS28.jpg

(´<_`)「門松・・・?」

(-Д-)「いんや、ファントム社を模したミニチュアだよ。
これだけでここがファントム関連の施設ってのがわかるだろ。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZIa8gbAAAPhMK.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GFZIq0baoAA_jeR.jpg


>エスカレーター


>通路


(´<_`)「・・・スミオさん、ここは何層まであるんですか?」

(-Д-)「ここがゴールだが・・・デカチン!
これ以上行かないほうがいい。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZIsBZboAA-x3u.jpg


(´<_`)「らしくないですね・・・」


(-Д-)「罠だ、この中はリスクが大きい。大きすぎる。
放たれてる悪魔も桁違いの強さだ。

ゲームでいう隠しダンジョンみたいなもんなんだよ。
な、こんなとこ忘れて三人でどっか遠くに・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GFZIs9ya0AAiL7E.jpg


(´<_`)「モリカワさんとアッシュに会えるのなら、それでも」

(-Д-)「・・・決意は硬いか。お前、本当に人間臭い奴だよ。
なんでファントムで生まれなんてしちまったんだろうな?

俺は戻るよ。テツさんジジイだから世話もしねえといかんしな。
もう会う事もないかもしれんが、会えるといいよ。」
https://pbs.twimg.com/media/GFZItribYAA0c7J.jpg


く(´<_`)「ありがとうございました。
     ムールムール、護衛を」


前半 了

192名無しさん:2024/02/04(日) 00:48:42 ID:rcy9Ki.I0
おつ!

193名無しさん:2024/02/04(日) 14:26:34 ID:dN8di6r60


194 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:45:45 ID:gTL285cQ0
コツコツ

(´<_`)

道なりに進んでいく。

コツコツ

>駅のホームのようなもの
>うずくまっている人影がある


=yと(´<_`)「動くな」


(  )「・・・」


=yと(´<_`)「この施設に易々と侵入できるとは、ただものじゃあないな。
刺客か?」


(  )「でかひん・・・でかひんなほか?」

>銃を降ろした

(´<_`)「おれの名を知っている・・・黒か白か?」


(=■□■)「おへら」


(´<_`)「モリカワさん!

・・・会いたかったです。」


(=■□■)「くひがふささってる。こへをとってくれ。」

□と(´<_`)「・・・手帳?なんで手で持っていないのですか?」


(´<_`;)「・・・!」






モリカワのジャケットは、両腕が不自然にへこんでいた。

195 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:46:16 ID:gTL285cQ0
(=■д■)「ありがとうよ、デカチン。」

(´<_`)「モリカワさん・・・腕・・・」

(=■д■)「ああ。逃亡生活の最後にここを暴いてクズノハにでもタレこんでやろうかと思ったが・・・
やられちまったよ。奥の悪魔どもに。」

(´<_`)「今、回復させます」

(=■д■)「もーだめだ。だいぶ、血が流れていっちまった。

腕も吹っ飛ばされてどこに行ったか・・・
だいいち、身体を直しても造血剤のたぐいがなきゃ血は戻らん。

お前、誰の手引きでここに?」


(´<_`)「言えません・・・協力者も消されます。」

(=■д■)「それでいい。

深かったろ、ここ。
ファントムが最後の悪あがきに、今から20年前の再開発をした。
極秘も極秘でな。

社・・・いや、組織内でも知るやつはほとんどいない。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJt2M5bMAAI8Gi.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIJt31Ha4AEwS2i.jpg


(=■д■)「色々調べてたんだ。ボス・・・オヤジが死んでから。

ここでムクロを晒すだけかと思ってたんだが・・・
せめて遺言くらいは誰かに言いたくてな。
お前でよかった」

(´<_`)「そんな事を言わないでください。
一緒に帰りましょう。」

(=■д■)「・・・どこへ?」

(´<_`)「・・・どこでしょうか」

(=■д■)「もう支部はナカの暴走で好き勝手され放題だ。
カタギに戻ろうにも、表の社会的地位なんて抹殺されてる。




チェックメイト・・・」

196 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:46:42 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「・・・!」

何か説得しようとするカムイを、首を振って抑えた。

(=■д■)「いつかその手帳を読んでくれ。
俺の調べた全てが詰まってる特別創刊号だ。

最初で最期のな。」


そんな事言わないで、とは言えなかった。
袖から血がボタボタと垂れ始めている。
止血が意味をなさなくなったのだ。


(´<_`)「・・・モリカワさん」

(=■д■)「仲魔も全部喰われちまった。
それだけ重要な施設ってことだ。ここは。

デカチン、喧騒に惑わされるな。自分の道を貫け。
殺されるくらいなら殺せ。生き延びろ。

きっとおまえなら・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIJt5z6bsAALW7d.jpg

ガタンガタン

(=■д■)「手帳にお前のおふくろの住所が書いてある。訪ねてみるんだ。

そしてお前の父親は・・・
ファントム最高幹部だったシェ」



グラッ


ゴシャ









モリカワが失血で失神して落ちたのと、
電車が来たのは同時だった。

197 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:47:03 ID:gTL285cQ0
キキーッ

>『特別急行 この世の地獄行き』 と書かれている
>乗り込んだ


アナウンスもなく出発が始まった。



https://pbs.twimg.com/media/GIJuCXjbsAAT1AZ.jpg


(´<_`)「モリカワさん・・・」

意識がないまま逝けたのがまだ幸運というべきか。



(´<_`)「ふざけやがって・・・

乗ってやるよ・・・とことんな・・・!」


https://pbs.twimg.com/media/GIJuDpybAAA2xXr.jpg


ガタンゴトン



(´<_`)「終点か」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIRm9bwAAG9Se.jpg

(□十□)「ただ今戻りました。カムイ様」

(´<_`)「お疲れ。悪いがもう一仕事頼みたい。
この列車を完膚なきまでに破壊してくれ・・・」

(□十□)「御意」

虚空の斬波によって、無慈悲にも切り刻まれた。







(´<_`)「ここにモリカワさんが命をかけなきゃいけない理由があったのか?」

198 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:47:29 ID:gTL285cQ0
https://pbs.twimg.com/media/GIKITZjakAA1y4s.jpg

どうやら10の棟をコンパネで操作して移動するようだった.。


と(´<_`)「適当に1からしらみつぶすか」


>研究所


(´<_`)「なんだこれは…」

(□十□)「カムイ様が暮らしていた、ファントム支部の居住区にそっくりですね。」


途中の部屋部屋で、資料が見えた。


(´<_`)「進行プロセス・・・陽性因子・・・男児・・・

思えば子供サマナーは男ばかりだった気がする。
・・・気のせいか?
四つのグループ・・・ランカー制度・・・?
まさかな・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIU6Ma8AAnPn6.jpg





(´<_`)「おしらせ けんこうしんだんをします

なまえをよばれなかったひとは・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIW6PbcAAkXvx.jpg




>次が最後の棟だ









(´<_`)(情報整理を兼ねて、休憩とモリカワさんの手記を読むか)

199 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:48:12 ID:gTL285cQ0
ペラッ

『ボスへ
ご存じかもしれませんが、カムイとは、個別の名ではない。
殺人因子と生まれつき魔力を持つものの事です。
漢字表記なら 「神威」 となります。

あの子は特別な資質を持ちます。
アレが発現したのがその証拠。

ですが、俺はあの子の意志を尊重したいと思っています。
人間のまま生きられればどんなによいことか・・・』


(´<_`;)「・・・モリカワさんは何を書いているんだ・・・
おれの名が個別ではない・・・?
それにこれは・・・

まるでモリカワさんがおれの監視役だったような書き方・・・」



(□十□)「失礼とは思いましたが、カムイ様を追う時にあの男の消えゆく死念を読みました。」

一緒に手記を読んでいたムールムールが声を発した。


(□十□)「あの男、ある程度まで徒歩で進んでこの棟を調べて回っていたようですね。
そして、奥で悪魔に深手を負わされたと・・・

カムイ様のカムイという名は、確かにあなた固有のものではなかったようです。
今現在のカムイ様が死ねば、因子を覚醒させられ誰かが次のカムイになる。」

(´<_`;)「まさか・・・」

(□十□)「そうですね。お考えの通りだと思います。
一緒に組織に属していた同世代の男サマナー…シェルター・キッズ。
それが組織の尖兵兼、カムイ用のストックだったのです。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJuEuzaUAAisq3.png








  _,
(´<_`;)「・・・おれが死んだら、ハゲラギが次のおれになる可能性もあったのか。
嫌だな・・・かなり嫌だ。」

200 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:48:41 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「D・V・L・H・A・Z・A・R・D、デビルハザードがパスワードか。
それぞれの9棟に文字が隠されていたとはな。めんどくさいぜ。

モリカワさんのメモの扉にパスコード書いてあったじゃねえか。」

ヽネ`W´コノ「それよりも、この建物だけが巧妙にロックされていた意図がわかるか?
あの男の忠告と違い、今まで一切悪魔が出てこない。」


(´<_`)「わかってるさ。だから呼んだ。
総戦力で行く。」


『OPEN』


https://www.youtube.com/watch?v=jVJGK6wzAEo

https://pbs.twimg.com/media/GIKScNDaoAE4ze9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIKSdCzb0AAx6KT.png
https://pbs.twimg.com/media/GIKSfAoacAA7UrB.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIKSgFGbYAA52ck.png


ヽネ`W´コノ「暗黒のるつぼに叩き落してくれる!!」

(□十□)「ぬるいぬるい。斬撃のバリアを張っているだけで敵が切り刻まれていく。」
  つと

(パ∀イ)「数秒ごとにディアラハンかけるわたくしの苦労も考えてくださる?」

と(´<_`)「マハ・ブフーラ!!」


警護悪魔が一掃されていく。


(□十□)「ぬ!?」 キンッ

唐突にムールムールの無双が止まった。




(U-Д-)
https://pbs.twimg.com/media/GIKYaPebAAEqc4B.png



(´<_`)「珍獣クダンか…硬いだけの悪魔だ。無視して行こ」

201 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:49:07 ID:gTL285cQ0
(U・Д・)カッ 「カムイの名を持ちし者よ。汝非業のうちに死すだろう。」

(´<_`;)「!」

(´・髭・`)「なんだみんな青くなって。あんな人面ウシに」


(□十□)「あなたはもう少し悪魔学を学ぶべきだ・・・



クダンの予言は成就する・・・発言者を倒さない限りね・・・!」


(´・髭・`)「マジか!じゃあ俺が最強の悪魔になるって予言してよ!ねえねえ!」

と(´<_`;)「全力で凍らせるなり感電させてくれ・・・すまないが・・・
逃走されちゃ終わりなんでな・・・」

冷静を装ってはいるが、冷たい皮膚の上から冷や汗がじわりと出ている。


と(パ∀イ)「うおおおお!!!!全力で凍らせ・・・やった!」



『instant recovery』

(((U・Д・))) ぶるるるっ

『Di-arahan』


クダンは速攻で氷を払い落し、回復魔法を唱えた。


ヽネ`W´コノ「まずい!奴は逃げるつもりだ!未来予測!フィスト

いってえええええええ!!!」


(´・髭・`)「なに。要はディアラハン唱えても無駄にすればいいんでしょ?」


(´<_`;)「何をそう易々と・・・」



==yと(´・髭・`)「フォールンインパクト」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYkzRaoAArLXV.png

202 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:49:29 ID:gTL285cQ0
(U・Д・)「ぐ」

『Di-arahan』


==yと(´・髭・`)「無駄だって!」

『OFFENSE_EXTRA
Hell's Gunner!』
https://pbs.twimg.com/media/GIKYlmXaUAA8AvQ.png

周囲のラッパが衝撃波でクダンの身体を削る。


(´・髭・`)「はいあとよろしく」


(U・/ /Д・) ズバ

ムールムールの飛翔斬撃が、トドメを刺した。


(□十□)「おお・・・一撃で息絶えた。
いったいなにをしたのです?バルバトス。」

(´・髭・`)「言ったでしょ。出張先でかなり強化されたって。
堕天の衝撃で減退って状態異常起こして・・・メタ的に言うと最大HPを削るのよ。
まさに俺はヘルズガンナー!!

・・・まぁ格上のやつには効かないみたいだけど。」


(´<_`;)「・・・助かった。正直お前を見くびっていた。
これで予言は回避できたのだろうか?」




「おーい!すげえ銃声が聞こえたが、誰かいるのかー!?
助けてくれー!!実験材料にされて死んじまうよぉ!!」




(´・髭・`)「・・・多分さっきの減退効果でオリも脆くなってるはずよ。
勝手に出てくれば?」



「助かった!」 バキッ

203 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:49:50 ID:gTL285cQ0
( 〇∀〇)「いや助かった。あいにくこのオリは悪魔が触れると力が吸い取られるからよぉ。
出たくても出られなかったわけよ。
魔界から無理矢理召喚されて・・・ひどい目にあったわぁー。」


(´<_`)「・・・それは良かった。他に捕らえられているものは?」


( 〇∀〇)「他の奴はよく知らんよ。ムシだったり人間だったり色々さ。
大抵のやつは1、2回の実験で死んじまうから知り合いはろくにいねえ。

・・・んー?」

(´<_`)「なんだ?顔をまじまじと見ないでくれ。」

( 〇∀〇)「いんや、あんたの魔力を視てたのさ。
そうじゃないような・・・そんな気がしたが・・・
ままええわ。研究者どもぶっ殺してやりたいとこだが
また悪魔封じの罠でもあったら嫌だからこのまま脱走するわ。

じゃーな兄弟、また会おうぜ!」


>悪魔は走り去っていった


(□十□)「騒がしい奴でしたが、悪魔対策が施されている情報は有益でしたね。
どうします?退きますか?」

(´<_`)「いや、ここまで来て戻るのも逆に面倒くさい。
人体実験がされているなら猶更の事だ。

ヒーロー気取るつもりはないが、ナカテガワに踊らされる気もない。」


(´・髭・`)「よっしゃ!とことん暴れていいってことだね!」



>研究室


(□/A□)「ヒヒヒ!なんだお前らは!?」
https://pbs.twimg.com/media/GIKY2EuboAAzBhi.png


(´<_`)「貴様がここの元締めか?」


(□/A□)「ヒヒヒ、悪魔どもはどうしたぁ!」

204 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:50:25 ID:gTL285cQ0
(パ∀イ)「門番どもなら血と肉と氷の海の中ですわよ。
いや、マグネタイトかしら?ヒヒヒ。」


(□/A□)「ヒヒヒ。やるじょのぉい・・・

だがこの魔導極めしプロフェッサーに勝てると思うなぁ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIKrYiabUAAs0sr.png






 ヽ(□/A□)ノ 「ミドル・エイジ・スウェット(中年の汗まみれ)!!」
   (  )
   ノω|

https://pbs.twimg.com/media/GIKrZu0awAA-skX.png





(□/A□)┗┐(´<_`#)

「ぐえぼ!」


(´・髭・`)「ざっこ」



=yと(´<_`)「さてこれが見えるか?洗いざらい話してもらおうか。」


(□/A□)「ヒヒヒ。わかったよぉ・・・


ワシはヒヒヒ、ナカテガワ本部長に研究予算の増額を約束してもらったのだぁ。
合体を伴わぬ悪魔のキメラ、異種間の精神の入れ替え、などなど・・・



すごいだろぉ!?」


(´<_`)「すごいには凄いが、命がかかっている時に自慢する事じゃないな。」

(´・髭・`)「こいつアホ。すげーアホ。」

205 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:50:53 ID:gTL285cQ0
背に銃を当て、歩くように促す。

(□/A□)=yと(´<_`)「危険度の低い個室から順に開けていけ。どうせマスターキーを持っているんだろ?

それとこの資料もろもろ。洗いざらい話せ。」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYbKMaUAAFI5Y.png


(□/A□)「ヒヒヒ、お前もしかしてカムイか?
任務失敗して飛ばされたと聞いたが、生きていたとはな。
まぁ死んでいたらとっくに次世代のカムイが目覚めてるか、ヒヒヒ!」

(´<_`)「おれを知ってるのか」


(□/A□)「そりゃ当然ヒヒヒ!ちゃあんと『表』の状況はモニターで見ておりましたとも!
お前らテストケースが喧嘩するところも、紫の女の子がお前でオナニーしてるとこもあががggggg!!!」

(´<_`)「キリキリ歩け。余計な事は喋らなくていい。
銃口がいつ暴発するか、おれにもわからんのでな・・・」


(□/A□)「ヒヒヒ!ひどいやつだ!赤ん坊時代に凍結されていたお前を無事に解凍したのはワシらなのだぞ!?」

(´<_`)「どういうことだ?おれはここで生まれたわけではないのか?」


(□/A□)「ヒヒヒお前ほどの魔導の力を持つやつがあんな掃き溜めで偶然生まれるものか。
お前は前体制のファントム時代の、大幹部の子なのだ。
凍結期間を加味すれば、お前は約23歳といったところか。」


(´<_`)「・・・このシェルターキッズ272名というのは」


(□/A□)「ヒヒヒお前と同世代で表にブチ込まれたサマナー候補たちの数だ。
生まれた時に潜在能力を図り、いいものはそのまま『螺旋』に入ってサマナーキッズ入りだ。

ここに来るまでの間の建物が、表のブタ箱と同じ構造だったろう?
不適合者は成長したらあそこで殺し合いをさせられ、ワシらの実験のデータ取りに使われる。
いわば光と闇だ!悪魔の属性と同じだなヒヒヒ”!!」








(´<_`)「・・・仕組まれたものに光も闇もあるものか」

206 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:51:31 ID:gTL285cQ0
(□/A□)「ヒヒヒオススメはここだな!攻撃性もないし一番安全といえる」

(´<_`)「開けろ」


>カードキーが唸った


「ぴ・・・ぎゃぽい・・・」


(´<_`)「なんだこれは・・・」

(□/A□)「ヒヒヒ、虫少女だ。
本部長がな、誘拐してあやまって殺してしまった少女と虫の精神を入れ替えた!
しょ少女は肉体を復活させて解放されたが、世間じゃ白痴になって帰って来たとニュースになってたはずだヒヒヒ!
なにせ虫だからな!人語を解せるはずもなく無視!ヒヒヒ!」

(´<_`)「・・・どうしてほしい?」

「い、いい生きて…クない…
こんな…カラだ・・・ひどすぎ・・・る…
殺してくださ・・・きゅっ」
https://pbs.twimg.com/media/GIKuZUtaQAEzRe0.png



    カサカサ
三 三 /\彡⌒ ミ/\
三 三 /\(´・ω・`)/\


           カサカサ
/\彡⌒ ミ/\   三 三
/\(´・ω・`)/\  三 三



  _,
(´<_`) グチャ

>カムイは少女を踏みつぶした


(□/A□)「ヒヒヒ!なんという無慈悲な一撃ィ!
神も仏もありゃしない!」


(´<_`)「・・・覚悟しておけ。
少なくとも五体満足で逃がしてもらえるとは、思うな。」

207 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:51:52 ID:gTL285cQ0
「ねぇお兄ちゃん、ぼくどうなってるの?」
https://pbs.twimg.com/media/GIKugtFakAAnuK-.png

(´<_`)「・・・」

(□/A□)「ヒヒヒ絶句か!これはこたつ少年!!
我々の最高傑作の一つだ!!

なんと子供から老人まで複数の人間を悪魔合体!!
どの自我が勝つかという蟲毒だったのだが・・・

結果は意外ッ!少年の勝ち!学術的価値あんまなしぃー!」


「この部屋は鏡もないし、いつも暗いからわからないんだ。
腕の感覚はないし、目は一つしか見えないし・・・
ここに来る人達はぼくに痛い事ばかりして質問に答えてくれないんだ。

ねぇお兄ちゃん、ぼくの体どうなってるの?
ぼく怖いんだ。

すごく怖いんだよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIKubKFbQAAO3Jy.png
https://pbs.twimg.com/media/GIKujj5bAAAWBrZ.png


(´<_`)「パイモン」

(パ∀イ)「心中お察ししますわ」


>丹念に凍結させ、全力で少年の命を砕いた


(□/A□)「ヒヒヒ我々の実験成果が壊されていく・・・
これは前衛芸術ではないんだがなあ・・・」


(´<_`)「一つ訊いておきたい。クダンという悪魔がいたんだが。
あれはウシからは人為的に産まれる確率のものではないはずだ。
悪魔合体で作ったのか?」


(□/A□)「ヒヒヒあれも倒したのか!どうりでワシの護衛がいないわけだ。
メス牛の染色体を無理矢理人間にあわせてだな、交配を・・・」




(´<_`)「もういい。胸糞が悪い」

208 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:52:28 ID:gTL285cQ0
(□/A□)「ヒヒヒここは大していじられてない部屋だ。入るかね?」

(´<_`)「選択肢がないんだろう。さっさと開けろ

・・・うっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6jlyagAApVex.jpg


>血が大量にこびりついた手術室だ



(´<_`)「蛇が出るか龍が出るか。はたまた食人鬼か?」 チャキッ
つy=

ガチャ


(#゚;;-゚)
https://pbs.twimg.com/media/GIK6eO7a4AAl9Y_.png

(´<_`;)「バー・ムーダンのママ!?」


(´<_`)==Σと(□/A□)

「ヒヒヒ!!」 「ぐっ」


(#゚;;-゚)「・・・じゃない」

(´<_`)「ママ!ママもまさか見せしめに人体実験に!?
正気か!?テツさん達は!?一緒に出よう!!」


(#゚;;-゚)「ダめじゃない・・・裏かラ入っちャ・・・」

(´<_`)「そんな事を言っている場合か!?」


(#゚;;-゚)「…めなのに。子供タチ・・・」

(´<_`)「子供がいるのか!?早く連れてきて逃げよう!!」




(#゚;;-゚)「私が・・・こドモたちヲ・・・食べてる・・・
事お・・・知られちゃッ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6cf8b0AAUjpk.jpg

209 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:52:54 ID:gTL285cQ0
つ(´<_`;)「なにっ!?」

『ATTACK』


(#゚;;W゚)「あなタの血は、どンな味がすルのかしらね?」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6gMlboAAokWj.jpg

>カムイは不意をうたれて動けない




---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「デスバウンド!!」

==yと(´・髭・`)「はいドカーン」

>ママは四散爆発した


(´<_`;)と(´・髭・`)「帰るよカムイ。ここ空間が微妙に違う。開いてる空間が閉じたら挟まれて死ぬよ。マジで。」







(□/A□)と(´<_`#)「どういうつもりだッ!」

(□/A□)「ヒヒヒ!ムーダンは元からファントムの傘下だよ。
あそこには邪魔者、裏切者、出来損ないを送り込んでママに喰ってもらってたのさ。
おっと、ワシらは空間をつなげただけであの女には何もしてない。

あれ生来の人喰いのサガが。精神どころか肉体をも化け物にしらしめたのさ!ヒヒヒ!
悪魔なんぞより、人間の方が業が深いねェ!?」


(´<_`)「…チッ。もうバーには繋がらないのか?」

(□/A□)「バーの主を殺しちゃったならねぇヒヒヒあの術は強い執着がなきゃ持続できないから。」





それからいくつか部屋を回り、キメラ悪魔や実験体を処分していった。

既に助けようのあるものはいなかった。
カムイの精神は頑丈な肉体と裏腹に、摩耗していった。

210 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:53:14 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「ここが最後の部屋でいいんだな?」

(□/A□)「ヒヒヒ嘘はイワン。だから最後にしたんだこの部屋、を。」


>バッタ人間が言い争いをしている
>奥には誰か人影がいる
https://pbs.twimg.com/media/GIKYfHWboAAE7Yk.jpg


(´<_`)「でかい空間だ。これも移転術なのか?」

(□/A□)「ヒヒヒ、微妙に違う。あの蟲人どもの精神を具現化させて空間を拡張ンしているのだ。
それ用に脳に機械が埋めてある。一種のハッキングだなヒヒヒ。」


>一方は奴隷の人間が来たと主張し、一方は壊れた蟲人の自分達がそうする権利などないと主張している


(´<_`)「蟲人?」

(□/A□)「ヒヒヒ大昔から、とあるド田舎に住んでた半人半蟲のははは半端モンだよ。ある意味お前の同類だだだ・・・
自分たちでは天斗さまを自称して純人間よりりり上だと思ってるみたいだがね。
もとは地位の低うい人間だったそうだがが、アポリオンやらアバドンといったイナゴのあああ悪魔を信仰し続けた結果かかか、
身も蟲になっちまったたた哀れな奴らだよよよよm、うるさい黙れ貴様!俺に命令すルな・・・」

(´<_`)「おい、大丈夫か?出口を教えるまで死ぬなよ」


(□/A□)つ・ 「こここれしってるかヒヒヒ」

(´<_`)「・・・!悪魔変身丸薬・・・」

(□/A□)「おおおお前が離れてる間にヤタガラスとの殲滅戦争がgaがあったのは知ってるるだろう。
鉄仮面んの圧倒的勝利で終わったわけだははは、戦利品にこれれれもあった。
だがががが適性のない人間が使っても自我も肉体も悪魔になって終わるるつつ。
だからワシらは改良したたたた・・・

来るぞ来るぞ・・・アポリオンがヒヒヒ!!」


奥の人影から何かが浮き上がり、言い争いをしていた蟲人を一口を喰う。
博士も飛び出していった。

と(´<_`)「おい!」


(□/A□)「わははは!!もうこの研究所もおおおしまいだァ!!

丸薬を飲んでサイコアポリオンの呼び水になったのはワシなのだだだだ」

211 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:53:39 ID:gTL285cQ0
と(□/A□)つ「苦労して博士号取った末路がこれか・・・

これはこれで・・・


悪くなーヒヒヒ!!!!!!」


>博士は噛み砕かれた


https://www.youtube.com/watch?v=cWm6mkq6bE4


(´・髭・`)「おいカムイ!どうするよ!?俺らも喰われるぜ!?」

(´<_`)「やるしかないだろう…モリカワさんの遺言だ!
殺られるくらいなら殺れ!」

---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「言うがやすし!!ヒートウェーブ!!」

(□十□)「虚空斬波!!」


==yと(´・髭・`)「減退をくらいやがれ!!」


黒光りしたイナゴはみるみるうちに弱っていく。


「うう・・・うう・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYgCiawAApFfP.png


(´<_`)「人の声!?」

>TALK

(´<_`)「正気にもどれ!!」

>カムイは叫びかけた








ξ-⊿-)ξ「うう・・・カムイの・・・こえ・・・?」

212 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:54:04 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「何故アッシュがここに!?」

倒れ伏す彼女をしっかり支える。



(´<_`)「生体マグの消耗が激しい・・・
ソーマを飲め・・・ゆっくりだ・・・」



ξ-⊿-)ξ「う・・・」


>カムイはアッシュを背負った

(´<_`)「チッ・・・研究員の生き残りはいないようだし・・・
アッシュを連れてどう気付かれずに出るか」


(´・髭・`)「カムイ、人喰い女の部屋につながってた部屋あるじゃない?すごいクサイんだよねあそこ」

(´<_`)「そりゃあ、血が漂ってるんだ。くさいだろ。」

(´・髭・`)「ちーがうって。あそこが唯一の出口に繋がってる臭いんだよ。
ラッパの音響で探ってみたんだ。他は壁しかない。」

(´<_`)「元の出入り口でいいだろう。」

(´・髭・`)「女の子背負ったまま?
列車もぶっ壊しちゃったしサ、歩いて帰るの無理ゲーでしょう。
朝になったらえーと誰だっけ、あのアホ野郎が変態に報告して追撃隊がくるんじゃない?」

(´<_`)「気乗りしないが・・・案内してくれ。」



(´<_`;)「う」

『来たわ!私の可愛い子供達』

『お願い やめて・・・』
https://pbs.twimg.com/media/GILKnJUaUAE2beL.jpg


(□十□)「大丈夫ですか?」



(´<_`)「なんでもない・・・」

213 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:54:25 ID:gTL285cQ0
おれという『カムイ』やストックを作るために、どれだけの子供が
失敗の烙印を押されてあの人喰いに供されてきたのだろう。


(´<_`)「確かに一見、血のプールに見えるが・・・臭いがない。
フックに肉がかかっていない。不自然だ。」
https://pbs.twimg.com/media/GILKoeTbQAAo7sU.jpg

ポチッ

ザバー


>水が抜けて搬入口が現れた


(´<_`)「ご丁寧に階段までありやがる・・・」

トットット


(´<_`)「なんだここは?まるで隠し部…」
https://pbs.twimg.com/media/GILMVpqWgAAVFhB.jpg


>奥に何か見えた

(´<_`)「人体標本・・・?ここは学校か何かなのか・・・?」
https://pbs.twimg.com/media/GILMXG_XYAApCri.jpg









(´<_`;)「ッ!!

この腐臭・・・本物ッ・・・!?」
https://pbs.twimg.com/media/GILMYY9XgAEqMZV.jpg


ガッ

>鈍い音が響いた


(´・u・`)「ご名答」

214 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:54:49 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「ナカテ…ガワ」

(´・u・`)「さんをつけろよ、ああん?」

体が倒れたまま動かない。足を踏まれる感覚が鈍く響く。


(´<_`)「本当に・・・悪趣味な・・・野郎・・・だな・・・」

(´・u・`)「いやいや、まさかここまで僕のコレクションをかき乱してくれるとは思わなかった。
せっかく邪魔なサングラスを謀殺してまでここまで昇って来たのに。」

(´<_`)「モリカワさんの・・・ことか」

(´・u・`)「はぁ?ボスだよボス。
適当に罪状でっちあげて、追い詰めるだけで自滅してくれたからチョロいよなあ。
クサビどもも、今頃はムーダンのママに喰われた後だろうさ。
あんな薄汚いバーにまでカメラつけてないから知らないけど。

ま、モリカワはなかなか漢な死にざまだったね。うん。」


(´<_`)「・・・なぜアッシュにあんな人体実験を・・・」

(´・u・`)「そりゃ、お前のせいだ。」

(´<_`)「なに?」

(´・u・`)「この三年間腐心したよ。
どれだけ貴様を遠ざけても、彼女は僕と関係を持ってくれなかった。
毎日あれをやってたわけじゃないけどさ、僕を受け入れてさえくれれば解放されるのに・・・」


(´<_`)「とんだゲス野郎だな・・・アッシュに対する父性だけは本物だと思っていたが」

(´・u・`)「ふふふ。なんとでも言え。
気付かなかったか?仲魔がRETURNしていたのを。
この部屋は僕のプライベートルームかつ、悪魔を封じる絶対結界なのさっ。
現に感じたまえ、半身が悪魔なお前でもこうやって身動きが取れない。

明日、お前の公開処刑を実行する。
同志モリカワ殺害の罪でね。」

(´<_`)「自分の罪はすべて隠してか・・・後悔するぞ」


(´・u・`)「黙れ。僕が王だ。」


>頭を踏みつけられて意識を失った

215 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:55:11 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「・・・」

目が覚めた。
見知らぬ独房だ。

ξ゚⊿゚)ξ「カムイ!」

K ▼д▼)「ウッス!生きてるか!」

(´<_`)「二人も・・・捕らえられたのか?」

K ▼д▼)「バカ言ってんじゃねー!!事情を聞いて助けに来たんだよ!
ほんとはオンナの頼みなんかチョーウゼーんだけどな。憤怒っ!」


>タクヤは上半身の屈強なパワーで牢屋を捻じ曲げた


ξ゚ー゚)ξ「ふふ、素直じゃないのよね。タクヤさん。」

ξ゚⊿゚)ξ「さて、手短に言うけどあなただけ逃げて。
もうこの際、お父さんの暴虐を止めるにはクズノハにでも告発するしかない。」

(´<_`)「しかし・・・」

ξ゚⊿゚)ξ「・・・気はほとんど失ってたけど、少しは感じてたし聞こえてたんだよ。
カムイが助けてくれたこと、お父さんの本性・・・それであの部屋・・・」

(´<_`)「気付いていたのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「いえ、今までは目隠しされて研究所に連れてかれていたから。
まさかあんなおぞましいプライベートルームを経由していたなんて・・・」

K ▼д▼)「チャンスは一回しかないぞ。俺はもうこのファントムを抜ける。
女々しいオカマ野郎に従ってまでいるなんでごめんだぜ。」

ξ゚⊿゚)ξ「私はギリギリまでお父さんを説得・・・してみる。
まさか私を殺そうなんて思わないだろうし。」

(´<_`;)「危険な賭けだ」


K ▼д▼)「ウッソだろお前www処刑日はよりにもよって今日の夜だ!
カマテガワも朝にはもどってくるんだよ!!」


(´<_`)「いま何時ですか」


ξ゚⊿゚)ξ「5時前ね。お父さんは早くて6時には出勤してくるから・・・」

216 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:55:36 ID:gTL285cQ0
ξ゚⊿゚)ξ「私は絶対に死なない。だから約束を立てましょう。
私のラマシュトゥと、あなたのパズスを交換するの。

無事に再会できたら、また再交換してお祝いよ!」

(´<_`)「・・・わかった。すまない。
絶対に迎えに来る。」

K ▼д▼)「ウッス!朝晩の見張りはぶん殴って気絶中だ!
キスもしてやったらコ゜ッ!!とか呻いて倒れてたが・・・死んでないよな?

とにもかくにも俺と途中まで来いホイ!カムイ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「・・・」

(´<_`;)「・・・」






















K ▼д▼)「この駅前でいいか?」

(´<_`)「ありがとうございます。でも仲魔で飛べますよ。」

K ▼д▼)「バッカー!見つかったらどうすんだ!
彼女の決意を無駄にすんな!!
とりあえず今はどっかのクズノハの拠点を目指せ!!」

(´<_`)「ありがとうございます。タクヤさんもよい余生を。」

K ▼д▼)「あのさぁ…人を爺扱いすんなよな!
まだ若です!」

217 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:56:05 ID:gTL285cQ0
電車でランダムで何駅かを乗り継ぎ、追手がこれないようにした。
拷問を受けた後でほぼ不眠だったので、身分証不要な適当なホテルに泊まった。


(´<_`)「・・・よく寝たな。」

アッシュには悪いが、今日一日だけ休ませてもらおう。
ナカテガワの暗殺かクズノハへ助けを求めるか、今日でキメるつもりだった。


□(´<_`)「通知・・・そういえばファントムのサマナーネットアプリが入ったままだったな。」

ふと思った。公式のストアにはないだろうが、クズノハ用のサマナーネットがあれば。
匿名でナカテガワの悪逆非道を知らせて討伐に入ってくれるのでは、と。









(´<_`;)「なに!?」

















『本日、裏切りに裏切りを重ねた弊支社のサマナー、アッシュの処刑を実行する。

非常に残念な出来事ではあるが、ものごとには落とし前をつけねばいけない。

特に私という最高責任者の身内には。

支社所属サマナーは、必ず参加するように。

ナカテガワ モリチカ』

218 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:56:41 ID:gTL285cQ0
バリーン!!!!!!


つ(´<_`メ)「いってえ」

(□十□)「大丈夫ですか」

(´<_`メ)「どうせ身分証不要の代わりに非合法な料金でやってるホテルだ。
ガラスの一枚や二枚」

(□十□)「いえ貴方の身の上ですが」


(´<_`メ)「かまわん。もう起きた時には9時だったんだ。
処刑されてからでは遅い。」

>ファントム支社屋上


(□十□)「ダメですね・・・アッシュ氏の姿はヘリポートに見えますが、銃を持った人員が周囲のビルに大量配置されている。
特殊な銃弾ならば、あなたの体がもたない」

ピッピッピ

(´<_`)「できるだけ最短の経路を計算した。
エントランスに虚空斬波で破壊しながら突っ込んでくれ」


(□十□)「御意!!」


ブゥン


一陣の風が窓も植物も人も切り裂いた。



ヽ(`Д´#)ノ「ひゃっはー!マジで釣られやがった!カムイだッ!」

ヽ(`Д´)ノ「殺せ殺せー!手柄をいただくぞッ!」

(´<_`)「・・・どういうことだ」

ヽ(`Д´#)ノ「本部長はお人が悪ィ!確かにアッシュの処刑通告は出した!!

実際に殺るつもりだった!

だがテメエがのこのこもどってきたってことは・・・
ターゲットは元通りテメエってことだ元ランカーさんよびょっ」

219 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:57:03 ID:gTL285cQ0
男の頭が、はじけた。
ムールムールが握りつぶしたのだ。

(□十□)「必要な事だけ喋ればよろしい。
私は本来、獰猛なのでねっ・・・」


シュン

---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「愛する人を助けに行くのがヒーローの務め!!

戦闘はこのオセにも任せてもらおうっ!」


ヽ(`Д/ /´)ノ 「ぎゅあ」


『みんな、想いは同じですわよ。
悪魔だからってみんなが心まで悪ではない。』


(´<_`)「すまんな、皆・・・付き合わせて。まず22階の第一放送室を目指す。」
つy=

https://www.youtube.com/watch?v=-CFVJJnTglE

>エレベーターは危険だ

---l-とオ ゚ω゚セつ-l---「いくぞフラロウス殿!!」

ヽネ`W´コノ「そんな軟弱な弾で我々を止められるとでも!!」


『ナカテガワ本部長!応答願います!!
標的カムイ、とまりません!!

ぐぎゃ』

□(´<_`)「放送室に行く手間がはぶけた。

おれは戻ってきた。
アッシュを解放しろ!!」


『仔細承知している。
そのまま屋上までのぼってきたまえ。



ハウンドに追われたフォックスのようにな!』

220 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:57:56 ID:gTL285cQ0
ζ(・┏Д┓・)ζ「騒がしいの・・・面白い催しが見られると聞いて来たのだが・・・」

(´・u・`)「ええ。ご安心を。あなたには指一本触れさせません。プロフェッサー・ランドウ。
これでうちの『やり方』を御覧いただけるはずでしょう。」




「BINGO!」

=yと(´<_`)「ふん」 ドン

https://pbs.twimg.com/media/GINB3G7aMAAMfMc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINAWisaUAA_V1F.jpg

「な・・・なぁにぃ・・・返す刀ならぬ銃・・・」

ヽ(`Д´#)ノ「アルファ1がやられただけだ!悪魔変身の力をナメるなよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GINCdSmawAAR8Wp.jpg

(偽 ゚十゚)「俺達は悪魔であると共に人間でもある。
テメエが研究所潰しをやりやがったから中途半端な出来になっちまったが・・・
内蔵チップのおかげで俺にハマは効かねえよ。
マヌケなもんだな、ええ?楽に勝てると思ってたか?」
https://pbs.twimg.com/media/GINB3-LacAADU5d.jpg

(´<_`)「どうだエリゴール?精度は?」


( ゚十゚)つ→ 「しょせんエセですね。喋りすぎは命にかかわります」

「ぐべ!」

「ごぎ!!」


(´<_`)「じゃあ、たいしたことはないな。
ザコにかまうな。
真っ先に屋上に向かう・・・!」


「ザコとはいってくれるな。今回の部隊は私が指揮を執ったのだが」




ζ(・┏Д┓・;)ζ「本当に大丈夫なのか?おまえたちが逆に処刑されておるではないか。」


主賓のプロフェッサー・ランドウが椅子の上で尻をもぞもぞしてそわそわしている。

221 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:58:26 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「大丈夫です。今うちの支所の最高幹部が接触に向かいました。
もの数分でミンチになるでしょう。」

カ^ω^フ「なァナカさん。俺の出番は?」

(´・u・`)「お前は私とランドウ氏の護衛だ。
長年苦渋をなめさせられた雪辱を果たしたいのは理解できるがな。
ランドウ氏が納得してくださるならお前の地位は不動になる。」







(´<_`;)「鉄仮面・・・」

(■│■)「おはよう。いや、こんばんはかな?

よくもまぁ愛の為だけにここまで来たものだ・・・歓迎する!」

(´<_`)「・・・ミレディは奇襲要員か?」

(■│■)「いやまさか。子猫は寝る時間だよ。
私とゼノンは不夜城の獣だ。君を狩るハウンドというわけだ。


さて・・・メーンステージだ!!」










(´<_`メ)『ぐ!が!』


ζ(*・┏Д┓・)ζ「おお!侵入者が手も足も出ないではないか!?

これが貴殿の言う最高幹部か!」

(´・u・`)「ええ。鉄仮面と、造魔ゼノンにございます。
素体の入手から三年・・・レプリカといえど、着実に精度を増しております。」

ζ(・┏Д┓・)ζ「ええのええのう。量産できたら、わしも体を乗り換えるか。
歳には勝てん。」

222 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:59:07 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「ええ。この成果を見て、資金提供をチョっと上げてくださればいいんです。
造魔などその気になれば量産できますよ。

鉄仮面。その辺で引き揚げろ。本当に殺してしまえば見せしめにもならん。」
https://pbs.twimg.com/media/GINH1B1bYAAvYcB.png

『いいのか?』

(´・u・`)「ああ。あとは屋上だ。」

『了解した』





(■│■)「・・・というわけだ。遊びはここまでだ。上に向かうがいい。愛すべきもののために。」

(´<_`メ)「どういうつもりだ・・・」

(■│■)「実を言えば、君の処刑は出資者から更に金を引き出す為のセレモニーに過ぎん。
ゼノンの力も十分見せつけた。
君には思わぬ爆発力があると聞くしな。手痛い反撃も食らいたくない。
この階のエレベーターはロックしてある。
素直に屋上に行った方がいい。」


(´<_`メ)「・・・」

(■│■)「ひとつ聞きたい。なぜ仲魔を戻した。全力で戦わない?」

(´<_`メ)「・・・あんたに遭遇した時点で、命はないと思っていた。
仲魔にまで咎を負わせるつもりはない。」

(■│■)「戦士としては軽率だが、上官としてはいい判断だ。
さあ、行きたまえ。
派手に研究所を破壊されてナカテガワはおかんむりだ。
早くしないと大事な人が本当に処刑されるぞ。」




(´・u・`)「総員。いよいよ大詰めだ。鉄仮面率いる主力部隊が、最上階にカムイを追い詰めた。
ただし、処分は屋上の狙撃犯が行う。
他の総員は、万が一カムイが生きていた時の為に最終処分できるように屋上前に待機。」
https://pbs.twimg.com/media/GINH1xEbsAAQs1Y.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINH2h6aYAAVmFA.png


ζ(・┏Д┓・)ζ「どこへ行くのだ?」

223 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 15:59:33 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「いえ、裏切者の心を折ろうと思いましてね・・・
では予算増額の件、ご検討のほどを。

カブラギは待機だ。万が一もないと思うが、有事の際にはプロフェッサーをお連れしろ。」

カ^ω^フ「あいよ。いよいよあのクソ野郎が死ぬのか・・・
嬉しいんだか、悔しいんだか・・・」



>屋上

(´<_`)「・・・灰子さん」

ξ゚⊿゚)ξ「カムイ!!なんで来ちゃったの!!これは罠よ!!
どうせお父さんは私を本気で殺そうとなんて思って・・・」


(´・u・`)「いや、本気だよ。君は私の裏を知りすぎた。ケガれてしまった。
もう少しであの標本のようになるところだったが、白馬の騎士がきてくれてよかったな。
さ、こっちへ・・・」

ξ;⊿゚)ξ「嫌よ!!なんでカムイが殺されなきゃいけないの!!
3年前のヤタガラス潜入だってお父さんがクライアントだったんでしょ!!
何も知らないと思って!!

こっそり調べてたんだよ!!」


トン (´<_`)つξ;⊿;)ξ「カー君!?」



(´<_`)「君だけでも生き残れる可能性があるなら、それでいい。
一緒に死ぬことはない。」


ξ゚⊿゚)ξ「・・・わかった。」


>アッシュは去っていった


(´・u・`)「物分かりがよくて助かります。





最期にありがとう、カムイくん。」

224 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 16:00:20 ID:gTL285cQ0
Σ`・д・´)「・・・先輩」
https://pbs.twimg.com/media/GINORphaEAAYaV9.jpg

ヽ(`Д´#)ノ「なンだよ?手元がブレんだろうが。」
https://pbs.twimg.com/media/GINOTmtawAEyIsY.jpg

Σ`・д・´)「俺はよくは知らないけど・・・こんな仕打ちをするほどに彼は何かをしたんでしょうか?」

ヽ(`Д´#)ノ「アホか!!ファントムの鉄の掟!!裏切者と失敗には死!!
ただでさえ三年前にあの元ランカー様がやらかしてくれたせいで、ヤタガラスとの殲滅戦争が勃発したんだ。
俺の友達だってあれで何人死んだか・・・」

Σ;`・д・´)「そ、そうですか・・・
(裏切者・・・)」

ヽ(`Д´#)ノ「いいなッ!指示があったらちゃんと撃て!
じゃないとお前も裏切者の仲間入りかもしれねェんだ!」



(´<_`)(じゃあな…灰子さん・・・君を身代わりにしなくてよかった・・・
これでいい・・・これで・・・)
https://pbs.twimg.com/media/GINOQwgbMAANFS9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINOStBa0AAvRKf.jpg

(´・u・`)「総員、撃てィ!!!!!!!!」


レーザーサイトが一斉にカムイを照らし出す。
真実は照らさずに。
https://pbs.twimg.com/media/GINOgcbaYAAoUT-.jpg



ブシャ
https://pbs.twimg.com/media/GINOihIaQAAC37r.jpg



ドッ
https://pbs.twimg.com/media/GINOjTCa8AAJ1fd.jpg







『人間ならば』明らかに致死量の出血をえて、獲物は斃れた。
これで禊は済んだ。

225 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 16:00:50 ID:gTL285cQ0
ヽ(`Д´#)ノ「ふう・・・やっと緊張感が解け・・・

おいアロウ、お前!硝煙が上がってねえじゃねえか!?」

Σ;`・皿・´) ギリッ
https://pbs.twimg.com/media/GINOhpSakAAXRok.jpg

Σ`;д;´)「納得できない!!!!!
先輩説明してくれよ!!!!

こんなの一方的なリンチだろ!?
徹頭徹尾説明してくれ!!こんな処刑法!!

ファントムの理念っていうのは、こんなものだったのか!?」


ヽ(`Д´#)ノ「・・・馬鹿が。しょせんはカブさん推薦で入っただけっていう甘ちゃんか。
悪魔は殺せても人間は処理できねえか・・・」

Σ`;д;´)「これ以上、彼に何をするんだよ!?
もう死んだんでしょう!?」

ヽ(`Д´#)ノ「もーうるせーな黙ってろ。
一応の死亡確認だ。」

タッタッタ…


https://www.youtube.com/watch?v=mtScY8GtEFY


『先輩』の首が、飛んだ。

と(゚ < ゚)
    と

バチバチバチバチ

不可視の無数の斬撃に、死亡確認要員は全員切り刻まれた。

Σ`;д;´)「先輩!?せんぱっ・・・

うわくぁあああ!!!!!」 ズルッ ストン




カ;^ω^フ「アロウ!!」

ζ(#・┏Д┓・)ζ「何をしとる!有事だ!わしを連れ出すのが仕事だろう!!」

226 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 16:01:12 ID:gTL285cQ0
と(゚ < ゚)==
    と==


(;´・u・`)「ええい無能どもが!!!!
息を吹き返したら殺しなおすのが常識だろうg」

     (´・u・`)と(゚ < ゚)
ξ゚⊿゚)ξ        と


「が」


アッシュの等身がナカテガワより低ければ、もろとも首を取られていただろう。

ξ゚⊿゚)ξ (゚ < ゚)



(゚ < ゚)===

殺せ・・・殺せ

敵意を持つ『ニンゲン』を殺せ・・・





(゚ < ゚)「ガアアアアアアアアアア!!!!!!」



獣の咆哮が響いた。

手で引きちぎられ、氷を纏ったブレードで引き裂かれ、
待機班も全員殺された。









(■│■)「やれやれ・・・私なら確実に殺せていたんだが・・・
窮鼠猫を?む、にもなっていないな。実力差から言って。
この支部はもう終わりだ、私の仕事の範疇も過ぎている・・・さらばだ。」

227 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 16:01:47 ID:gTL285cQ0
●年後─

Σ;`・д・´)つy=「嫌だ!戦いたくない!」

=yとカ^ω^#フ「この期に及んでェ!!

裏切ったな・・・お前も裏切ったなァァァァ!!!
ヤタガラスの犬が・・・!」



バン





ウエハラカムイ(カムイ・ショウ)(20)

2004年生


2019年15歳、濡れ衣で海外留学

2021年17歳、ファントム離反、ウラベに拾われ地獄の特訓を受ける
https://pbs.twimg.com/media/GINAihraoAA9iWT.png



(´<_`)「誰だ・・・おれの記憶に触るやつは・・・」


リン^ー^ゴ 「やっほー。AIONだよーん。
今更君を勧誘しにきたわけじゃないんだけど、カブラギってサマナー、そっちにいるでしょ?
引き渡してくれないかな?」
https://pbs.twimg.com/media/GINW22SbIAA1-ms.jpg


(´<_`)「正気か?おれは敵だぞ。
アッシュもろとも首を洗って待っていろ。

もっともおまえらソウルハック体は、焼いても殺せないようだからな。
次は永久凍土に沈めてやる。




・・・失せろ!」

『ACCESS OUT』

228 ◆MxHvQqijkA:2024/03/09(土) 16:02:14 ID:gTL285cQ0
(’/ー`)y- 「もしもーし。大丈夫かい?カムイくん?」

(´<_`)「ああ、どうも・・・リーダースプーキー・・・

なんでもないですよ。ちょっとうたた寝をしていました。」

(’/ー`)y-「そうか。連日戦いで疲れてるだろうしね。
成人したんだっけ?タバコどう?」

(´<_`)「・・・せっかくだ、無碍にもできないしいただきます。」

(;’/ー`)y-「い、嫌ならいいんだよ?
今はタバコも電子の時代だし・・・」


(´<_`)「いえ、いただきます。そういう気分なんです。」 シュボッ



>電力室

-y(´<_`)「苦い・・・」


カωフ


-y(´<_`)「なぁ、どんな気分なんだ。l肉体をCOMPにしてまでファントムに媚びて・・・

末路が発電機っていうのは・・・」

かろうじて面影が残っているカブラギの胴体を開け、三つの武具を取り出す。


シャドウジャック。
ネコパンチバズ。
ひびわれた小盾。


-y(´<_`)「・・・振り切れない過去っていうのはあるもんだな。
なんでこんなもん、後生大事に体に仕舞ってたんだ・・・


お前、何がしたかったんだ・・・?」

俺は・・・と声が聞こえたような気がした。


ソウルマトリクス・カムイ3


229名無しさん:2024/03/10(日) 21:07:58 ID:jiH2btCA0
乙!
渋い終わり方いいね

230名無しさん:2024/03/11(月) 07:13:04 ID:YNorSF6M0


231ちょっと加筆修正 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:00:41 ID:Nczzx1Uo0
と(゚ < ゚)==
    と==


(;´・u・`)「ええい無能どもが!!!!
息を吹き返したら殺しなおすのが常識だろうg」

(゚<゚  ) ブワッ


     (´・u・`)と(゚<゚  )
ξ゚⊿゚)ξ        と


「が」


ぐしゃ。木の実がもぎ取られ、シュークリームの用に片手で潰された。
何が可笑しいか、もぎとられた樹が嘲笑うかのように大量の赤い樹液を噴出してダンスをしていた。


ξ゚⊿゚)ξ (゚<゚  )「灰…」

https://pbs.twimg.com/media/GIwUScqagAAJD0O.png

驚愕の表情が浮かび、消える。
恐怖の表情が浮かび、消える。
笑いのようなもの、後悔のようなものが浮かんでは消えた。
そして最後に残ったのは、現実を拒否するかのような無関心な表情だった。

https://pbs.twimg.com/media/GIwbozVa4AA8nlO.png


==(゚<゚  ) スッ

瞬時に数歩退いて、周りの遊撃部隊を切り刻む。
そして屋上の階下へ向かう。












そして

232 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:30:52 ID:Nczzx1Uo0
https://www.youtube.com/watch?v=6Cpl3Fxc-SI




=yヽ (`Д´#)ノ「上の奴らめ、しくじ


いでえええええええええええ!!!!」


構成員─今は敵一人の腕を切り落とす。
落とした拳銃で額を貫く。


百人単位で援軍が来る。
他の支部からの鉄砲玉だろう。

ヽ(`/ /Д´#)ノ ヽ( #)ノ ヽ(Д´/ /#)ノ

顔面潰し。

腕のブレードを展開しての滅多斬り。


広範囲の氷結攻撃で一掃。
砕いた氷像から出た生ぬるい鉄分のジュースが口に入る。
そして狂気は加速した。

召喚しようとするならCOMPもろとも切り刻んだ。

悲鳴も上げさせない。
沈黙と血と肉塊が断末魔だ。






>ある一室

ミレ^ー^ディ
つ(■│■)と

https://pbs.twimg.com/media/GJVAaWubsAAHTKy.jpg

ベッドの上で、裸のミレディが鉄の仮面を愛おしそうに胸に抱いている。


ミレ゚ー゚ディ「ポール?要請の連絡がけたたましいけど、行かないの?」

233 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:42:42 ID:Nczzx1Uo0
(ヽ^∀^)「なんでわざわざ隠れ家まで来たと思うね?

カムイ・・・もう彼はファントムでは御せない。暴風にわざわざ手を出した時点で、
ナカテガワ氏は終わりだったんだよ。支部もね。
荒ぶる風からは避難してしまうのは一番だ。

でも、得られたものもある。
ファントムソサエティの幹部という地位、仮面を被るようになって、

そして・・・君という最高の懐刀をね。」
https://pbs.twimg.com/media/GJVAdk8boAEbjEB.jpg

ミレ゚ー゚ディ「でも一応は同志なわけだし、見殺しにするのはかわいそうよ。フフ。」

(ヽ^∀^)「心にもないことを言ったら日本で言う・・・そう!バチが当たってしまうぞ。
駆り出された彼らは理不尽だと想いながら死んでいくだろうが、

理不尽を跳ね除けられぬ運命の哀れな存在なのだ。」

ミレ゚ー゚ディ「いい夜景・・・」

(ヽ^∀^)「ああ・・・・・・美しいね。
そして、悲しいね・・・・・・君も・・・・・・。」
https://pbs.twimg.com/media/GJVAhMBaIAAUmgQ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJVAj-UaMAATVtm.jpg





もはや二名を残して生体反応はなかった。
カムイ以外。










(゚<゚  )「UOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!」
W





約2年後。

234 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:43:56 ID:Nczzx1Uo0
(^Ⅲ^)「こんにちは、いい天気ですね。

と、今は夜でしたね。」

(゚<_゚  )「誰だ、お前は。ファントムの刺客か…」

見境なくの悪魔を狩り続けているカムイの前に、深紅の山高帽を被った男が現れる。


(^Ⅲ^)「わたしは死神ゲーデ。これでおわかりですかな?」

と(゚<゚  )「・・・永遠の交差点の支配者。バロン・サムディ。
     と
         死神様直々におれを殺しに来たか・・・」


(^Ⅲ^)「裏切者がほざかないでください。
私は人間が嫌いです。
理から外れた人間をこの手で誘う・・・
それが私の仕事・・・」


二体は横軸に並行して歩く。

https://www.youtube.com/watch?v=9MuXrKYXtjg

と(゚<゚  )「要はおれを殺したいんだろ・・・」
     と


徒手空拳で首、左胸、腹部を狙う。
人間相手ならば、命を奪うにたる威力だ。



(^Ⅲ^)==  と(゚<゚  )
                  と

スッ


(^Ⅲ^)「いィいですね。その近接戦闘力。
ですが、当たらなければ何の意味もありません!」

(゚<゚  )「ほざけ!!」

腕のブレードを展開し、牙に見立て敵を?み殺す体勢に入る。

『AMAZING-GNAW』
https://pbs.twimg.com/media/GI13UVZbgAAdoij.png

235 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:44:20 ID:Nczzx1Uo0
(^Ⅲ^)つ 「享楽する死神!

あなたの打撃外しこそが、私の今の幸福ゥゥゥ!」
https://pbs.twimg.com/media/GI13Va7awAAuYLj.png

カムイの動きがスローモーションのように鈍る。
まるで相手が高速移動しているかのような錯覚。


(^Ⅲ^)つー●Σつ(゚<゚  )

「ファントム戦闘員へのあまたの殺害行為。
実に見事でした。

あなたも、人間を殺す悦びに目覚めましたね。」


ステッキで殴られ翻弄される。


と(゚<゚  )「違う・・・そんな幸せ・・・

おれには無い!!」


『BUFULA』

死神が一瞬凍結する。
そこに拳の一撃。
https://pbs.twimg.com/media/GI13TP7aMAAFaB7.png


(;^Ⅲ^)と 「うぐぐ・・・素晴らしい打撃力。」


(゚<゚  )「いくら速く動けても、封じられてはどうもできまい」


『BUFULA』

後方から更に氷結。


(^Ⅲ^)== 「おっと。」


ナ ゚Д゚)つ


龍王ナーガが放ったものだった。

236 ◆MxHvQqijkA:2024/03/23(土) 13:44:53 ID:Nczzx1Uo0
と(゚<゚  )「助太刀感謝・・・」


(^Ⅲ^)「めんどうですね・・・終わらせますか。」

『OFFENSE_EXTRA


DEATH-GIFT』

(゚<゚  )「!!」


高濃縮の呪殺ボールが放たれる。
https://pbs.twimg.com/media/GI13WWyasAABD2S.png


身がまえたカムイは戦慄する。


ナ ゚Д) ドロッ

https://pbs.twimg.com/media/GI13lNObgAAVn1-.png
https://pbs.twimg.com/media/GI13mIQacAAWs0k.png


暗黒の球体は、援護してくれたナーガに当たっていた。


(゚<゚  )「・・・どういう」

ドスッ


レ ´_>`)(゚<゚  )「」
    つ

カムイに容赦ない腹パンが加えられた。

(^Ⅲ^)「おやウラベ殿。殲滅は終わったのですか?」

レ ´_>`)「ああ。一帯はな。これ持っててくれ。」

白衣をゲーデの杖に引っ掛ける。





(^Ⅲ^)「では飛びますよ…トラエスト。」

237 ◆MxHvQqijkA:2024/03/24(日) 17:47:27 ID:gGiChzq20
(´<_`  )「・・・ここは・・・?」

レ ´_>`)「ようこそ。私の隠れ家へ。
拘束などしていない。
好きに動きたまえ」

と(´<_`  ) 「では遠慮なく死ね!!」
      と



レ ´_>`)==
つと

カムイの突きを寸分で交わす。


(´<_` ;)「ばかな・・・人間がおれの攻撃に対応・・・?」

レ ´_>`)「ふふ、伊達に鍛えちゃいないさ。
だが流石は私が目をつけた男だ!!
きみの雄姿を称えたい。
コンマ違えば、首が飛んでいたやもしれぬ。」
https://pbs.twimg.com/media/GI18n-ub0AA1Q-t.png

(´<_`  )「・・・ファントムの追手なのだろう?
わざわざ、おれをほめちぎる必要はあるまい。」

レ ´_>`)「まさか!きみと目的は一緒だよ・・・
ファントム支部を次々と潰しているのは、キミだろう?
私も先日ランドウを潰した・・・片目だけだがね。」

男は苦笑する。

(´<_`  )「何者だ?」


レ ´_>`)「かつてファントムに反旗を翻して、実質潰した元凶の男。
卜部広一朗を知っているか?

私はその息子だ。」

(´<_` ;)「・・・あなたが!」

レ ´_>`)「よかったら、共に今度こそファントムをぶっ潰そうではないか?
君の父はある意味ファントムの被害者だった。
そして私は・・・君の母親の所在を知っている。会ってやれ。
私は物心ついた時に両親ともいなかったからな・・・親孝行できる君が羨ましいよ。」

く(´<_`  )「ぜひ、共に戦わせてください。ウラベさん」

238 ◆MxHvQqijkA:2024/03/24(日) 18:05:04 ID:gGiChzq20
「マハブフーラ」

(■ハ■)「む…?」

ミレ゚ー゚ディ『フィネガン様!まだお体が万全ではありません。お逃げください!』

(■ハ■)「分かった。ミレディ」

男は姿を消す。

(;゚∀゚)「待てッ!てめえから喧嘩けしかけといて…」


(´<`)「無事か。名前は」
https://pbs.twimg.com/media/FU0jSg1agAED6Bg.png


(メ゚∀゚)「あ?俺か?俺はマナコ。
遠野眼だッ!
いいわけねーだろ。ボロボロだよ。
それよかマスク取れや!」
https://pbs.twimg.com/media/GJbHtmmbkAAmPXS.png



(´<`)「残念ながらマスクじゃない。
だが強化復活したフィネガンの猛攻に耐えきるタフな人間が総司令以外にもいるとはな。
とりあえずは、認めてやるよ。」


( ゚д゚)「人間?」
https://pbs.twimg.com/media/GJbHvi_bgAAgvsK.png


男の姿が元に戻る。


(´<_`  )

  _,
( ゚∀゚)「はあ」


レ ´_>`)「カムイ、その小僧を丁重にお連れしろ。

もし本当に私の知ってる人間の息子なら!
それなりに歓迎の用意をせねばならん。」

https://pbs.twimg.com/media/GI19IQ6aIAA7VbM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJbHyFtasAARwV2.png

239 ◆MxHvQqijkA:2024/03/24(日) 18:06:24 ID:gGiChzq20
─1997年

(■│■)「カドクラ」


「なんだ」


(■│■)「門倉がやられたようだが」


「いいよ」


(■│■)「は?」


「あれはもう、マニトゥの抜けた
ただの抜け殻だ。

遅かれ早かれ始末はするつもりだった」


(■│■)「君ならそういうと思ってはいたが…」


「だろうな。
ポール、彼らの羽化は」



(■│■)「『モノリス』に配置してある」


「流石だ」


虚空から拍手が鳴る。


「俺の羽化はもうちょっとかかる。

寝かせてくれ。
防衛は頼んだ…」




(    )「ああ」
https://pbs.twimg.com/media/F3iAe1-bsAANJiC.png

240 ◆MxHvQqijkA:2024/03/24(日) 18:09:29 ID:gGiChzq20
Σ;`・д・´)「ナオミという人。

…圧倒的実力。

なのに・・・死んだ・・・

あっさりと・・・

勝ったのに・・・?」


羽( ‘Θ’)羽 「一人の女がおこしたあやまち。
神は死んだが、女もまた倒された。

神と人の調和が崩れれば天は裂け、地は叫ぶ。
いつの時代も同じだ。


峯岸啓自、お前は何者だ?」


Σ;`・д・´)「俺は…」



羽( ‘Θ’)羽 「お前は人として生まれた。
ならば、人として生きるのだ。

さあ、人の子としての輝きを見せてくれ。
ネミッサも真の使命に目覚める時が来るだろう…

そして…

真の敵も…

その過程で避けられぬ戦いを強いられるやもしれぬ。

望んでもいない相手を倒すことになるやもしれぬ。


だがソウルを強く保つのだ。







強き人の子よ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F4JLgxFaIAAQSF-.jpg

241 ◆MxHvQqijkA:2024/03/24(日) 18:19:16 ID:gGiChzq20



(;’ー`)y-「こ、これが今ケージが受けているヴィジョンクエストっていうやつか…
ビクビク動いている…」

ネミ゚ー゚)「そうよ。アルゴンやファントムのせいで死んだサマナーの人生を追体験してるの。
魂の修行ね。」

8(;□□)「正直魂やソウルなんて、一種の記号的な例えだと思っていたんだが…


あ、起きた」


Σ`゚ д゚ ´)「・・・」



と( ゚∀゚)「無理に起こすと精神がぶっ壊れるぜ。


ヴィジョンクエストってのは、古代部族の成人の儀式が語源だっけか。
ケージ様はまだ白昼夢のなかにいるのさ。

しばらくほっといてやんな。」


ネミ゚ー゚)「あんた、どこ行くのよ?
急に現れたと思ったら。」


( ゚∀゚)「アルゴン本社にカチコミに行く。
物理でな。

まぁ、ネミおばもケージが覚醒しきったら来いや。」


>外

(>´ω` <)「遅いぞリョウ。もうゲッター2はスタンバイしてある。」

( ゚∀゚)「へっ、お前が女悪魔を口説くのより速く済んだだろが。」

メ ・)Д(・) 「行きましょう先輩がた!」



( ゚∀゚)(>´ω` <)メ ・)Д(・) 「ゲッターチーム、発進!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJbNBf4a0AALEuz.png

242名無しさん:2024/12/14(土) 16:27:50 ID:lrLuLCzI0
打ち切り


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