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ソウルファッカーズ2のようです DISC2
1
:
デビルサマナー28周年おめでとう!
◆MxHvQqijkA
:2023/12/26(火) 00:33:41 ID:uPhFbEhM0
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1654782524/
DISC1
『堕天使召喚』
『PHANTOM-EDGE』
魔術によって召喚されしムールムールが、キマイラの背後を達人級の剣技で切り裂く。
そこにラームジェルグがスキを突いてからたけ割を頭にお見舞いする。
「うおおおお!!!うっわああ!!!!」
(;``)つ==つ キマ`W´イラ 「ぐう!!」
仲魔のいないジローを守ろうと、弱気のはずのナナシが奮闘している。
かつての相棒は、メイス形態だ。
「サイトッ!!」
(;``)つ===カ
命を刈り取るような形に変形させ、リーチを活かして蛇の首を切り取った。
キマ;`W´イラ 「ぐっわ!」 「逃がすか!」
(;``)つ======キマ`W´イラ==> 「が・・・」
(;``)つ==つ 「このっ!このッ!」
「やめておけ」
つ(;``)つ==つキマWイラ
(´<_`)「もう、死んでる」
>休憩
ヽ(`Д´1)ノ「こんなとこで油売ってていいのかよ!?早く先に・・・」
ヽ(`Д´2)ノ「とか言ってジッポ出してんじゃねえよ。照明代わりとかいって」
(´<_`)「COMPを見せてもらったが、エネミーソナーは青。
もうこの周辺に悪魔はいないだろう。
というか、おれたちの生体反応か。」
ヽ(`Д´2)ノ「どういうことです?」
193
:
名無しさん
:2024/02/04(日) 14:26:34 ID:dN8di6r60
乙
194
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:45:45 ID:gTL285cQ0
コツコツ
(´<_`)
道なりに進んでいく。
コツコツ
>駅のホームのようなもの
>うずくまっている人影がある
=yと(´<_`)「動くな」
( )「・・・」
=yと(´<_`)「この施設に易々と侵入できるとは、ただものじゃあないな。
刺客か?」
( )「でかひん・・・でかひんなほか?」
>銃を降ろした
(´<_`)「おれの名を知っている・・・黒か白か?」
(=■□■)「おへら」
(´<_`)「モリカワさん!
・・・会いたかったです。」
(=■□■)「くひがふささってる。こへをとってくれ。」
□と(´<_`)「・・・手帳?なんで手で持っていないのですか?」
(´<_`;)「・・・!」
モリカワのジャケットは、両腕が不自然にへこんでいた。
195
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:46:16 ID:gTL285cQ0
(=■д■)「ありがとうよ、デカチン。」
(´<_`)「モリカワさん・・・腕・・・」
(=■д■)「ああ。逃亡生活の最後にここを暴いてクズノハにでもタレこんでやろうかと思ったが・・・
やられちまったよ。奥の悪魔どもに。」
(´<_`)「今、回復させます」
(=■д■)「もーだめだ。だいぶ、血が流れていっちまった。
腕も吹っ飛ばされてどこに行ったか・・・
だいいち、身体を直しても造血剤のたぐいがなきゃ血は戻らん。
お前、誰の手引きでここに?」
(´<_`)「言えません・・・協力者も消されます。」
(=■д■)「それでいい。
深かったろ、ここ。
ファントムが最後の悪あがきに、今から20年前の再開発をした。
極秘も極秘でな。
社・・・いや、組織内でも知るやつはほとんどいない。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJt2M5bMAAI8Gi.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIJt31Ha4AEwS2i.jpg
(=■д■)「色々調べてたんだ。ボス・・・オヤジが死んでから。
ここでムクロを晒すだけかと思ってたんだが・・・
せめて遺言くらいは誰かに言いたくてな。
お前でよかった」
(´<_`)「そんな事を言わないでください。
一緒に帰りましょう。」
(=■д■)「・・・どこへ?」
(´<_`)「・・・どこでしょうか」
(=■д■)「もう支部はナカの暴走で好き勝手され放題だ。
カタギに戻ろうにも、表の社会的地位なんて抹殺されてる。
チェックメイト・・・」
196
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:46:42 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「・・・!」
何か説得しようとするカムイを、首を振って抑えた。
(=■д■)「いつかその手帳を読んでくれ。
俺の調べた全てが詰まってる特別創刊号だ。
最初で最期のな。」
そんな事言わないで、とは言えなかった。
袖から血がボタボタと垂れ始めている。
止血が意味をなさなくなったのだ。
(´<_`)「・・・モリカワさん」
(=■д■)「仲魔も全部喰われちまった。
それだけ重要な施設ってことだ。ここは。
デカチン、喧騒に惑わされるな。自分の道を貫け。
殺されるくらいなら殺せ。生き延びろ。
きっとおまえなら・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIJt5z6bsAALW7d.jpg
ガタンガタン
(=■д■)「手帳にお前のおふくろの住所が書いてある。訪ねてみるんだ。
そしてお前の父親は・・・
ファントム最高幹部だったシェ」
グラッ
ゴシャ
モリカワが失血で失神して落ちたのと、
電車が来たのは同時だった。
197
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:47:03 ID:gTL285cQ0
キキーッ
>『特別急行 この世の地獄行き』 と書かれている
>乗り込んだ
アナウンスもなく出発が始まった。
https://pbs.twimg.com/media/GIJuCXjbsAAT1AZ.jpg
(´<_`)「モリカワさん・・・」
意識がないまま逝けたのがまだ幸運というべきか。
(´<_`)「ふざけやがって・・・
乗ってやるよ・・・とことんな・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/GIJuDpybAAA2xXr.jpg
ガタンゴトン
(´<_`)「終点か」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIRm9bwAAG9Se.jpg
(□十□)「ただ今戻りました。カムイ様」
(´<_`)「お疲れ。悪いがもう一仕事頼みたい。
この列車を完膚なきまでに破壊してくれ・・・」
(□十□)「御意」
虚空の斬波によって、無慈悲にも切り刻まれた。
(´<_`)「ここにモリカワさんが命をかけなきゃいけない理由があったのか?」
198
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:47:29 ID:gTL285cQ0
https://pbs.twimg.com/media/GIKITZjakAA1y4s.jpg
どうやら10の棟をコンパネで操作して移動するようだった.。
と(´<_`)「適当に1からしらみつぶすか」
>研究所
(´<_`)「なんだこれは…」
(□十□)「カムイ様が暮らしていた、ファントム支部の居住区にそっくりですね。」
途中の部屋部屋で、資料が見えた。
(´<_`)「進行プロセス・・・陽性因子・・・男児・・・
思えば子供サマナーは男ばかりだった気がする。
・・・気のせいか?
四つのグループ・・・ランカー制度・・・?
まさかな・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIU6Ma8AAnPn6.jpg
(´<_`)「おしらせ けんこうしんだんをします
なまえをよばれなかったひとは・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKIW6PbcAAkXvx.jpg
>次が最後の棟だ
(´<_`)(情報整理を兼ねて、休憩とモリカワさんの手記を読むか)
199
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:48:12 ID:gTL285cQ0
ペラッ
『ボスへ
ご存じかもしれませんが、カムイとは、個別の名ではない。
殺人因子と生まれつき魔力を持つものの事です。
漢字表記なら 「神威」 となります。
あの子は特別な資質を持ちます。
アレが発現したのがその証拠。
ですが、俺はあの子の意志を尊重したいと思っています。
人間のまま生きられればどんなによいことか・・・』
(´<_`;)「・・・モリカワさんは何を書いているんだ・・・
おれの名が個別ではない・・・?
それにこれは・・・
まるでモリカワさんがおれの監視役だったような書き方・・・」
(□十□)「失礼とは思いましたが、カムイ様を追う時にあの男の消えゆく死念を読みました。」
一緒に手記を読んでいたムールムールが声を発した。
(□十□)「あの男、ある程度まで徒歩で進んでこの棟を調べて回っていたようですね。
そして、奥で悪魔に深手を負わされたと・・・
カムイ様のカムイという名は、確かにあなた固有のものではなかったようです。
今現在のカムイ様が死ねば、因子を覚醒させられ誰かが次のカムイになる。」
(´<_`;)「まさか・・・」
(□十□)「そうですね。お考えの通りだと思います。
一緒に組織に属していた同世代の男サマナー…シェルター・キッズ。
それが組織の尖兵兼、カムイ用のストックだったのです。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJuEuzaUAAisq3.png
_,
(´<_`;)「・・・おれが死んだら、ハゲラギが次のおれになる可能性もあったのか。
嫌だな・・・かなり嫌だ。」
200
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:48:41 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「D・V・L・H・A・Z・A・R・D、デビルハザードがパスワードか。
それぞれの9棟に文字が隠されていたとはな。めんどくさいぜ。
モリカワさんのメモの扉にパスコード書いてあったじゃねえか。」
ヽネ`W´コノ「それよりも、この建物だけが巧妙にロックされていた意図がわかるか?
あの男の忠告と違い、今まで一切悪魔が出てこない。」
(´<_`)「わかってるさ。だから呼んだ。
総戦力で行く。」
『OPEN』
https://www.youtube.com/watch?v=jVJGK6wzAEo
https://pbs.twimg.com/media/GIKScNDaoAE4ze9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIKSdCzb0AAx6KT.png
https://pbs.twimg.com/media/GIKSfAoacAA7UrB.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIKSgFGbYAA52ck.png
ヽネ`W´コノ「暗黒のるつぼに叩き落してくれる!!」
(□十□)「ぬるいぬるい。斬撃のバリアを張っているだけで敵が切り刻まれていく。」
つと
(パ∀イ)「数秒ごとにディアラハンかけるわたくしの苦労も考えてくださる?」
と(´<_`)「マハ・ブフーラ!!」
警護悪魔が一掃されていく。
(□十□)「ぬ!?」 キンッ
唐突にムールムールの無双が止まった。
(U-Д-)
https://pbs.twimg.com/media/GIKYaPebAAEqc4B.png
(´<_`)「珍獣クダンか…硬いだけの悪魔だ。無視して行こ」
201
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:49:07 ID:gTL285cQ0
(U・Д・)カッ 「カムイの名を持ちし者よ。汝非業のうちに死すだろう。」
(´<_`;)「!」
(´・髭・`)「なんだみんな青くなって。あんな人面ウシに」
(□十□)「あなたはもう少し悪魔学を学ぶべきだ・・・
クダンの予言は成就する・・・発言者を倒さない限りね・・・!」
(´・髭・`)「マジか!じゃあ俺が最強の悪魔になるって予言してよ!ねえねえ!」
と(´<_`;)「全力で凍らせるなり感電させてくれ・・・すまないが・・・
逃走されちゃ終わりなんでな・・・」
冷静を装ってはいるが、冷たい皮膚の上から冷や汗がじわりと出ている。
と(パ∀イ)「うおおおお!!!!全力で凍らせ・・・やった!」
『instant recovery』
(((U・Д・))) ぶるるるっ
『Di-arahan』
クダンは速攻で氷を払い落し、回復魔法を唱えた。
ヽネ`W´コノ「まずい!奴は逃げるつもりだ!未来予測!フィスト
いってえええええええ!!!」
(´・髭・`)「なに。要はディアラハン唱えても無駄にすればいいんでしょ?」
(´<_`;)「何をそう易々と・・・」
==yと(´・髭・`)「フォールンインパクト」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYkzRaoAArLXV.png
202
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:49:29 ID:gTL285cQ0
(U・Д・)「ぐ」
『Di-arahan』
==yと(´・髭・`)「無駄だって!」
『OFFENSE_EXTRA
Hell's Gunner!』
https://pbs.twimg.com/media/GIKYlmXaUAA8AvQ.png
周囲のラッパが衝撃波でクダンの身体を削る。
(´・髭・`)「はいあとよろしく」
(U・/ /Д・) ズバ
ムールムールの飛翔斬撃が、トドメを刺した。
(□十□)「おお・・・一撃で息絶えた。
いったいなにをしたのです?バルバトス。」
(´・髭・`)「言ったでしょ。出張先でかなり強化されたって。
堕天の衝撃で減退って状態異常起こして・・・メタ的に言うと最大HPを削るのよ。
まさに俺はヘルズガンナー!!
・・・まぁ格上のやつには効かないみたいだけど。」
(´<_`;)「・・・助かった。正直お前を見くびっていた。
これで予言は回避できたのだろうか?」
「おーい!すげえ銃声が聞こえたが、誰かいるのかー!?
助けてくれー!!実験材料にされて死んじまうよぉ!!」
(´・髭・`)「・・・多分さっきの減退効果でオリも脆くなってるはずよ。
勝手に出てくれば?」
「助かった!」 バキッ
203
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:49:50 ID:gTL285cQ0
( 〇∀〇)「いや助かった。あいにくこのオリは悪魔が触れると力が吸い取られるからよぉ。
出たくても出られなかったわけよ。
魔界から無理矢理召喚されて・・・ひどい目にあったわぁー。」
(´<_`)「・・・それは良かった。他に捕らえられているものは?」
( 〇∀〇)「他の奴はよく知らんよ。ムシだったり人間だったり色々さ。
大抵のやつは1、2回の実験で死んじまうから知り合いはろくにいねえ。
・・・んー?」
(´<_`)「なんだ?顔をまじまじと見ないでくれ。」
( 〇∀〇)「いんや、あんたの魔力を視てたのさ。
そうじゃないような・・・そんな気がしたが・・・
ままええわ。研究者どもぶっ殺してやりたいとこだが
また悪魔封じの罠でもあったら嫌だからこのまま脱走するわ。
じゃーな兄弟、また会おうぜ!」
>悪魔は走り去っていった
(□十□)「騒がしい奴でしたが、悪魔対策が施されている情報は有益でしたね。
どうします?退きますか?」
(´<_`)「いや、ここまで来て戻るのも逆に面倒くさい。
人体実験がされているなら猶更の事だ。
ヒーロー気取るつもりはないが、ナカテガワに踊らされる気もない。」
(´・髭・`)「よっしゃ!とことん暴れていいってことだね!」
>研究室
(□/A□)「ヒヒヒ!なんだお前らは!?」
https://pbs.twimg.com/media/GIKY2EuboAAzBhi.png
(´<_`)「貴様がここの元締めか?」
(□/A□)「ヒヒヒ、悪魔どもはどうしたぁ!」
204
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:50:25 ID:gTL285cQ0
(パ∀イ)「門番どもなら血と肉と氷の海の中ですわよ。
いや、マグネタイトかしら?ヒヒヒ。」
(□/A□)「ヒヒヒ。やるじょのぉい・・・
だがこの魔導極めしプロフェッサーに勝てると思うなぁ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIKrYiabUAAs0sr.png
ヽ(□/A□)ノ 「ミドル・エイジ・スウェット(中年の汗まみれ)!!」
( )
ノω|
https://pbs.twimg.com/media/GIKrZu0awAA-skX.png
(□/A□)┗┐(´<_`#)
「ぐえぼ!」
(´・髭・`)「ざっこ」
=yと(´<_`)「さてこれが見えるか?洗いざらい話してもらおうか。」
(□/A□)「ヒヒヒ。わかったよぉ・・・
ワシはヒヒヒ、ナカテガワ本部長に研究予算の増額を約束してもらったのだぁ。
合体を伴わぬ悪魔のキメラ、異種間の精神の入れ替え、などなど・・・
すごいだろぉ!?」
(´<_`)「すごいには凄いが、命がかかっている時に自慢する事じゃないな。」
(´・髭・`)「こいつアホ。すげーアホ。」
205
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:50:53 ID:gTL285cQ0
背に銃を当て、歩くように促す。
(□/A□)=yと(´<_`)「危険度の低い個室から順に開けていけ。どうせマスターキーを持っているんだろ?
それとこの資料もろもろ。洗いざらい話せ。」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYbKMaUAAFI5Y.png
(□/A□)「ヒヒヒ、お前もしかしてカムイか?
任務失敗して飛ばされたと聞いたが、生きていたとはな。
まぁ死んでいたらとっくに次世代のカムイが目覚めてるか、ヒヒヒ!」
(´<_`)「おれを知ってるのか」
(□/A□)「そりゃ当然ヒヒヒ!ちゃあんと『表』の状況はモニターで見ておりましたとも!
お前らテストケースが喧嘩するところも、紫の女の子がお前でオナニーしてるとこもあががggggg!!!」
(´<_`)「キリキリ歩け。余計な事は喋らなくていい。
銃口がいつ暴発するか、おれにもわからんのでな・・・」
(□/A□)「ヒヒヒ!ひどいやつだ!赤ん坊時代に凍結されていたお前を無事に解凍したのはワシらなのだぞ!?」
(´<_`)「どういうことだ?おれはここで生まれたわけではないのか?」
(□/A□)「ヒヒヒお前ほどの魔導の力を持つやつがあんな掃き溜めで偶然生まれるものか。
お前は前体制のファントム時代の、大幹部の子なのだ。
凍結期間を加味すれば、お前は約23歳といったところか。」
(´<_`)「・・・このシェルターキッズ272名というのは」
(□/A□)「ヒヒヒお前と同世代で表にブチ込まれたサマナー候補たちの数だ。
生まれた時に潜在能力を図り、いいものはそのまま『螺旋』に入ってサマナーキッズ入りだ。
ここに来るまでの間の建物が、表のブタ箱と同じ構造だったろう?
不適合者は成長したらあそこで殺し合いをさせられ、ワシらの実験のデータ取りに使われる。
いわば光と闇だ!悪魔の属性と同じだなヒヒヒ”!!」
(´<_`)「・・・仕組まれたものに光も闇もあるものか」
206
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:51:31 ID:gTL285cQ0
(□/A□)「ヒヒヒオススメはここだな!攻撃性もないし一番安全といえる」
(´<_`)「開けろ」
>カードキーが唸った
「ぴ・・・ぎゃぽい・・・」
(´<_`)「なんだこれは・・・」
(□/A□)「ヒヒヒ、虫少女だ。
本部長がな、誘拐してあやまって殺してしまった少女と虫の精神を入れ替えた!
しょ少女は肉体を復活させて解放されたが、世間じゃ白痴になって帰って来たとニュースになってたはずだヒヒヒ!
なにせ虫だからな!人語を解せるはずもなく無視!ヒヒヒ!」
(´<_`)「・・・どうしてほしい?」
「い、いい生きて…クない…
こんな…カラだ・・・ひどすぎ・・・る…
殺してくださ・・・きゅっ」
https://pbs.twimg.com/media/GIKuZUtaQAEzRe0.png
─
カサカサ
三 三 /\彡⌒ ミ/\
三 三 /\(´・ω・`)/\
カサカサ
/\彡⌒ ミ/\ 三 三
/\(´・ω・`)/\ 三 三
─
_,
(´<_`) グチャ
>カムイは少女を踏みつぶした
(□/A□)「ヒヒヒ!なんという無慈悲な一撃ィ!
神も仏もありゃしない!」
(´<_`)「・・・覚悟しておけ。
少なくとも五体満足で逃がしてもらえるとは、思うな。」
207
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:51:52 ID:gTL285cQ0
「ねぇお兄ちゃん、ぼくどうなってるの?」
https://pbs.twimg.com/media/GIKugtFakAAnuK-.png
(´<_`)「・・・」
(□/A□)「ヒヒヒ絶句か!これはこたつ少年!!
我々の最高傑作の一つだ!!
なんと子供から老人まで複数の人間を悪魔合体!!
どの自我が勝つかという蟲毒だったのだが・・・
結果は意外ッ!少年の勝ち!学術的価値あんまなしぃー!」
「この部屋は鏡もないし、いつも暗いからわからないんだ。
腕の感覚はないし、目は一つしか見えないし・・・
ここに来る人達はぼくに痛い事ばかりして質問に答えてくれないんだ。
ねぇお兄ちゃん、ぼくの体どうなってるの?
ぼく怖いんだ。
すごく怖いんだよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIKubKFbQAAO3Jy.png
https://pbs.twimg.com/media/GIKujj5bAAAWBrZ.png
(´<_`)「パイモン」
(パ∀イ)「心中お察ししますわ」
>丹念に凍結させ、全力で少年の命を砕いた
(□/A□)「ヒヒヒ我々の実験成果が壊されていく・・・
これは前衛芸術ではないんだがなあ・・・」
(´<_`)「一つ訊いておきたい。クダンという悪魔がいたんだが。
あれはウシからは人為的に産まれる確率のものではないはずだ。
悪魔合体で作ったのか?」
(□/A□)「ヒヒヒあれも倒したのか!どうりでワシの護衛がいないわけだ。
メス牛の染色体を無理矢理人間にあわせてだな、交配を・・・」
(´<_`)「もういい。胸糞が悪い」
208
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:52:28 ID:gTL285cQ0
(□/A□)「ヒヒヒここは大していじられてない部屋だ。入るかね?」
(´<_`)「選択肢がないんだろう。さっさと開けろ
・・・うっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6jlyagAApVex.jpg
>血が大量にこびりついた手術室だ
(´<_`)「蛇が出るか龍が出るか。はたまた食人鬼か?」 チャキッ
つy=
ガチャ
(#゚;;-゚)
https://pbs.twimg.com/media/GIK6eO7a4AAl9Y_.png
(´<_`;)「バー・ムーダンのママ!?」
(´<_`)==Σと(□/A□)
「ヒヒヒ!!」 「ぐっ」
(#゚;;-゚)「・・・じゃない」
(´<_`)「ママ!ママもまさか見せしめに人体実験に!?
正気か!?テツさん達は!?一緒に出よう!!」
(#゚;;-゚)「ダめじゃない・・・裏かラ入っちャ・・・」
(´<_`)「そんな事を言っている場合か!?」
(#゚;;-゚)「…めなのに。子供タチ・・・」
(´<_`)「子供がいるのか!?早く連れてきて逃げよう!!」
(#゚;;-゚)「私が・・・こドモたちヲ・・・食べてる・・・
事お・・・知られちゃッ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6cf8b0AAUjpk.jpg
209
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:52:54 ID:gTL285cQ0
つ(´<_`;)「なにっ!?」
『ATTACK』
(#゚;;W゚)「あなタの血は、どンな味がすルのかしらね?」
https://pbs.twimg.com/media/GIK6gMlboAAokWj.jpg
>カムイは不意をうたれて動けない
---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「デスバウンド!!」
==yと(´・髭・`)「はいドカーン」
>ママは四散爆発した
(´<_`;)と(´・髭・`)「帰るよカムイ。ここ空間が微妙に違う。開いてる空間が閉じたら挟まれて死ぬよ。マジで。」
─
(□/A□)と(´<_`#)「どういうつもりだッ!」
(□/A□)「ヒヒヒ!ムーダンは元からファントムの傘下だよ。
あそこには邪魔者、裏切者、出来損ないを送り込んでママに喰ってもらってたのさ。
おっと、ワシらは空間をつなげただけであの女には何もしてない。
あれ生来の人喰いのサガが。精神どころか肉体をも化け物にしらしめたのさ!ヒヒヒ!
悪魔なんぞより、人間の方が業が深いねェ!?」
(´<_`)「…チッ。もうバーには繋がらないのか?」
(□/A□)「バーの主を殺しちゃったならねぇヒヒヒあの術は強い執着がなきゃ持続できないから。」
それからいくつか部屋を回り、キメラ悪魔や実験体を処分していった。
既に助けようのあるものはいなかった。
カムイの精神は頑丈な肉体と裏腹に、摩耗していった。
210
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:53:14 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「ここが最後の部屋でいいんだな?」
(□/A□)「ヒヒヒ嘘はイワン。だから最後にしたんだこの部屋、を。」
>バッタ人間が言い争いをしている
>奥には誰か人影がいる
https://pbs.twimg.com/media/GIKYfHWboAAE7Yk.jpg
(´<_`)「でかい空間だ。これも移転術なのか?」
(□/A□)「ヒヒヒ、微妙に違う。あの蟲人どもの精神を具現化させて空間を拡張ンしているのだ。
それ用に脳に機械が埋めてある。一種のハッキングだなヒヒヒ。」
>一方は奴隷の人間が来たと主張し、一方は壊れた蟲人の自分達がそうする権利などないと主張している
(´<_`)「蟲人?」
(□/A□)「ヒヒヒ大昔から、とあるド田舎に住んでた半人半蟲のははは半端モンだよ。ある意味お前の同類だだだ・・・
自分たちでは天斗さまを自称して純人間よりりり上だと思ってるみたいだがね。
もとは地位の低うい人間だったそうだがが、アポリオンやらアバドンといったイナゴのあああ悪魔を信仰し続けた結果かかか、
身も蟲になっちまったたた哀れな奴らだよよよよm、うるさい黙れ貴様!俺に命令すルな・・・」
(´<_`)「おい、大丈夫か?出口を教えるまで死ぬなよ」
(□/A□)つ・ 「こここれしってるかヒヒヒ」
(´<_`)「・・・!悪魔変身丸薬・・・」
(□/A□)「おおおお前が離れてる間にヤタガラスとの殲滅戦争がgaがあったのは知ってるるだろう。
鉄仮面んの圧倒的勝利で終わったわけだははは、戦利品にこれれれもあった。
だがががが適性のない人間が使っても自我も肉体も悪魔になって終わるるつつ。
だからワシらは改良したたたた・・・
来るぞ来るぞ・・・アポリオンがヒヒヒ!!」
奥の人影から何かが浮き上がり、言い争いをしていた蟲人を一口を喰う。
博士も飛び出していった。
と(´<_`)「おい!」
(□/A□)「わははは!!もうこの研究所もおおおしまいだァ!!
丸薬を飲んでサイコアポリオンの呼び水になったのはワシなのだだだだ」
211
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:53:39 ID:gTL285cQ0
と(□/A□)つ「苦労して博士号取った末路がこれか・・・
これはこれで・・・
悪くなーヒヒヒ!!!!!!」
>博士は噛み砕かれた
https://www.youtube.com/watch?v=cWm6mkq6bE4
(´・髭・`)「おいカムイ!どうするよ!?俺らも喰われるぜ!?」
(´<_`)「やるしかないだろう…モリカワさんの遺言だ!
殺られるくらいなら殺れ!」
---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「言うがやすし!!ヒートウェーブ!!」
(□十□)「虚空斬波!!」
==yと(´・髭・`)「減退をくらいやがれ!!」
黒光りしたイナゴはみるみるうちに弱っていく。
「うう・・・うう・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIKYgCiawAApFfP.png
(´<_`)「人の声!?」
>TALK
(´<_`)「正気にもどれ!!」
>カムイは叫びかけた
ξ-⊿-)ξ「うう・・・カムイの・・・こえ・・・?」
212
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:54:04 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「何故アッシュがここに!?」
倒れ伏す彼女をしっかり支える。
(´<_`)「生体マグの消耗が激しい・・・
ソーマを飲め・・・ゆっくりだ・・・」
ξ-⊿-)ξ「う・・・」
>カムイはアッシュを背負った
(´<_`)「チッ・・・研究員の生き残りはいないようだし・・・
アッシュを連れてどう気付かれずに出るか」
(´・髭・`)「カムイ、人喰い女の部屋につながってた部屋あるじゃない?すごいクサイんだよねあそこ」
(´<_`)「そりゃあ、血が漂ってるんだ。くさいだろ。」
(´・髭・`)「ちーがうって。あそこが唯一の出口に繋がってる臭いんだよ。
ラッパの音響で探ってみたんだ。他は壁しかない。」
(´<_`)「元の出入り口でいいだろう。」
(´・髭・`)「女の子背負ったまま?
列車もぶっ壊しちゃったしサ、歩いて帰るの無理ゲーでしょう。
朝になったらえーと誰だっけ、あのアホ野郎が変態に報告して追撃隊がくるんじゃない?」
(´<_`)「気乗りしないが・・・案内してくれ。」
(´<_`;)「う」
『来たわ!私の可愛い子供達』
『お願い やめて・・・』
https://pbs.twimg.com/media/GILKnJUaUAE2beL.jpg
(□十□)「大丈夫ですか?」
(´<_`)「なんでもない・・・」
213
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:54:25 ID:gTL285cQ0
おれという『カムイ』やストックを作るために、どれだけの子供が
失敗の烙印を押されてあの人喰いに供されてきたのだろう。
(´<_`)「確かに一見、血のプールに見えるが・・・臭いがない。
フックに肉がかかっていない。不自然だ。」
https://pbs.twimg.com/media/GILKoeTbQAAo7sU.jpg
ポチッ
ザバー
>水が抜けて搬入口が現れた
(´<_`)「ご丁寧に階段までありやがる・・・」
トットット
(´<_`)「なんだここは?まるで隠し部…」
https://pbs.twimg.com/media/GILMVpqWgAAVFhB.jpg
>奥に何か見えた
(´<_`)「人体標本・・・?ここは学校か何かなのか・・・?」
https://pbs.twimg.com/media/GILMXG_XYAApCri.jpg
(´<_`;)「ッ!!
この腐臭・・・本物ッ・・・!?」
https://pbs.twimg.com/media/GILMYY9XgAEqMZV.jpg
ガッ
>鈍い音が響いた
(´・u・`)「ご名答」
214
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:54:49 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「ナカテ…ガワ」
(´・u・`)「さんをつけろよ、ああん?」
体が倒れたまま動かない。足を踏まれる感覚が鈍く響く。
(´<_`)「本当に・・・悪趣味な・・・野郎・・・だな・・・」
(´・u・`)「いやいや、まさかここまで僕のコレクションをかき乱してくれるとは思わなかった。
せっかく邪魔なサングラスを謀殺してまでここまで昇って来たのに。」
(´<_`)「モリカワさんの・・・ことか」
(´・u・`)「はぁ?ボスだよボス。
適当に罪状でっちあげて、追い詰めるだけで自滅してくれたからチョロいよなあ。
クサビどもも、今頃はムーダンのママに喰われた後だろうさ。
あんな薄汚いバーにまでカメラつけてないから知らないけど。
ま、モリカワはなかなか漢な死にざまだったね。うん。」
(´<_`)「・・・なぜアッシュにあんな人体実験を・・・」
(´・u・`)「そりゃ、お前のせいだ。」
(´<_`)「なに?」
(´・u・`)「この三年間腐心したよ。
どれだけ貴様を遠ざけても、彼女は僕と関係を持ってくれなかった。
毎日あれをやってたわけじゃないけどさ、僕を受け入れてさえくれれば解放されるのに・・・」
(´<_`)「とんだゲス野郎だな・・・アッシュに対する父性だけは本物だと思っていたが」
(´・u・`)「ふふふ。なんとでも言え。
気付かなかったか?仲魔がRETURNしていたのを。
この部屋は僕のプライベートルームかつ、悪魔を封じる絶対結界なのさっ。
現に感じたまえ、半身が悪魔なお前でもこうやって身動きが取れない。
明日、お前の公開処刑を実行する。
同志モリカワ殺害の罪でね。」
(´<_`)「自分の罪はすべて隠してか・・・後悔するぞ」
(´・u・`)「黙れ。僕が王だ。」
>頭を踏みつけられて意識を失った
215
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:55:11 ID:gTL285cQ0
(´<_`)「・・・」
目が覚めた。
見知らぬ独房だ。
ξ゚⊿゚)ξ「カムイ!」
K ▼д▼)「ウッス!生きてるか!」
(´<_`)「二人も・・・捕らえられたのか?」
K ▼д▼)「バカ言ってんじゃねー!!事情を聞いて助けに来たんだよ!
ほんとはオンナの頼みなんかチョーウゼーんだけどな。憤怒っ!」
>タクヤは上半身の屈強なパワーで牢屋を捻じ曲げた
ξ゚ー゚)ξ「ふふ、素直じゃないのよね。タクヤさん。」
ξ゚⊿゚)ξ「さて、手短に言うけどあなただけ逃げて。
もうこの際、お父さんの暴虐を止めるにはクズノハにでも告発するしかない。」
(´<_`)「しかし・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・気はほとんど失ってたけど、少しは感じてたし聞こえてたんだよ。
カムイが助けてくれたこと、お父さんの本性・・・それであの部屋・・・」
(´<_`)「気付いていたのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ、今までは目隠しされて研究所に連れてかれていたから。
まさかあんなおぞましいプライベートルームを経由していたなんて・・・」
K ▼д▼)「チャンスは一回しかないぞ。俺はもうこのファントムを抜ける。
女々しいオカマ野郎に従ってまでいるなんでごめんだぜ。」
ξ゚⊿゚)ξ「私はギリギリまでお父さんを説得・・・してみる。
まさか私を殺そうなんて思わないだろうし。」
(´<_`;)「危険な賭けだ」
K ▼д▼)「ウッソだろお前www処刑日はよりにもよって今日の夜だ!
カマテガワも朝にはもどってくるんだよ!!」
(´<_`)「いま何時ですか」
ξ゚⊿゚)ξ「5時前ね。お父さんは早くて6時には出勤してくるから・・・」
216
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:55:36 ID:gTL285cQ0
ξ゚⊿゚)ξ「私は絶対に死なない。だから約束を立てましょう。
私のラマシュトゥと、あなたのパズスを交換するの。
無事に再会できたら、また再交換してお祝いよ!」
(´<_`)「・・・わかった。すまない。
絶対に迎えに来る。」
K ▼д▼)「ウッス!朝晩の見張りはぶん殴って気絶中だ!
キスもしてやったらコ゜ッ!!とか呻いて倒れてたが・・・死んでないよな?
とにもかくにも俺と途中まで来いホイ!カムイ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「・・・」
(´<_`;)「・・・」
─
K ▼д▼)「この駅前でいいか?」
(´<_`)「ありがとうございます。でも仲魔で飛べますよ。」
K ▼д▼)「バッカー!見つかったらどうすんだ!
彼女の決意を無駄にすんな!!
とりあえず今はどっかのクズノハの拠点を目指せ!!」
(´<_`)「ありがとうございます。タクヤさんもよい余生を。」
K ▼д▼)「あのさぁ…人を爺扱いすんなよな!
まだ若です!」
217
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:56:05 ID:gTL285cQ0
電車でランダムで何駅かを乗り継ぎ、追手がこれないようにした。
拷問を受けた後でほぼ不眠だったので、身分証不要な適当なホテルに泊まった。
(´<_`)「・・・よく寝たな。」
アッシュには悪いが、今日一日だけ休ませてもらおう。
ナカテガワの暗殺かクズノハへ助けを求めるか、今日でキメるつもりだった。
□(´<_`)「通知・・・そういえばファントムのサマナーネットアプリが入ったままだったな。」
ふと思った。公式のストアにはないだろうが、クズノハ用のサマナーネットがあれば。
匿名でナカテガワの悪逆非道を知らせて討伐に入ってくれるのでは、と。
(´<_`;)「なに!?」
『本日、裏切りに裏切りを重ねた弊支社のサマナー、アッシュの処刑を実行する。
非常に残念な出来事ではあるが、ものごとには落とし前をつけねばいけない。
特に私という最高責任者の身内には。
支社所属サマナーは、必ず参加するように。
ナカテガワ モリチカ』
218
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:56:41 ID:gTL285cQ0
バリーン!!!!!!
つ(´<_`メ)「いってえ」
(□十□)「大丈夫ですか」
(´<_`メ)「どうせ身分証不要の代わりに非合法な料金でやってるホテルだ。
ガラスの一枚や二枚」
(□十□)「いえ貴方の身の上ですが」
(´<_`メ)「かまわん。もう起きた時には9時だったんだ。
処刑されてからでは遅い。」
>ファントム支社屋上
(□十□)「ダメですね・・・アッシュ氏の姿はヘリポートに見えますが、銃を持った人員が周囲のビルに大量配置されている。
特殊な銃弾ならば、あなたの体がもたない」
ピッピッピ
(´<_`)「できるだけ最短の経路を計算した。
エントランスに虚空斬波で破壊しながら突っ込んでくれ」
(□十□)「御意!!」
ブゥン
一陣の風が窓も植物も人も切り裂いた。
ヽ(`Д´#)ノ「ひゃっはー!マジで釣られやがった!カムイだッ!」
ヽ(`Д´)ノ「殺せ殺せー!手柄をいただくぞッ!」
(´<_`)「・・・どういうことだ」
ヽ(`Д´#)ノ「本部長はお人が悪ィ!確かにアッシュの処刑通告は出した!!
実際に殺るつもりだった!
だがテメエがのこのこもどってきたってことは・・・
ターゲットは元通りテメエってことだ元ランカーさんよびょっ」
219
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:57:03 ID:gTL285cQ0
男の頭が、はじけた。
ムールムールが握りつぶしたのだ。
(□十□)「必要な事だけ喋ればよろしい。
私は本来、獰猛なのでねっ・・・」
シュン
---l-とオ ゚ω゚セつ-l--- 「愛する人を助けに行くのがヒーローの務め!!
戦闘はこのオセにも任せてもらおうっ!」
ヽ(`Д/ /´)ノ 「ぎゅあ」
『みんな、想いは同じですわよ。
悪魔だからってみんなが心まで悪ではない。』
(´<_`)「すまんな、皆・・・付き合わせて。まず22階の第一放送室を目指す。」
つy=
https://www.youtube.com/watch?v=-CFVJJnTglE
>エレベーターは危険だ
---l-とオ ゚ω゚セつ-l---「いくぞフラロウス殿!!」
ヽネ`W´コノ「そんな軟弱な弾で我々を止められるとでも!!」
『ナカテガワ本部長!応答願います!!
標的カムイ、とまりません!!
ぐぎゃ』
□(´<_`)「放送室に行く手間がはぶけた。
おれは戻ってきた。
アッシュを解放しろ!!」
『仔細承知している。
そのまま屋上までのぼってきたまえ。
ハウンドに追われたフォックスのようにな!』
220
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:57:56 ID:gTL285cQ0
ζ(・┏Д┓・)ζ「騒がしいの・・・面白い催しが見られると聞いて来たのだが・・・」
(´・u・`)「ええ。ご安心を。あなたには指一本触れさせません。プロフェッサー・ランドウ。
これでうちの『やり方』を御覧いただけるはずでしょう。」
─
「BINGO!」
=yと(´<_`)「ふん」 ドン
https://pbs.twimg.com/media/GINB3G7aMAAMfMc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINAWisaUAA_V1F.jpg
「な・・・なぁにぃ・・・返す刀ならぬ銃・・・」
ヽ(`Д´#)ノ「アルファ1がやられただけだ!悪魔変身の力をナメるなよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GINCdSmawAAR8Wp.jpg
(偽 ゚十゚)「俺達は悪魔であると共に人間でもある。
テメエが研究所潰しをやりやがったから中途半端な出来になっちまったが・・・
内蔵チップのおかげで俺にハマは効かねえよ。
マヌケなもんだな、ええ?楽に勝てると思ってたか?」
https://pbs.twimg.com/media/GINB3-LacAADU5d.jpg
(´<_`)「どうだエリゴール?精度は?」
( ゚十゚)つ→ 「しょせんエセですね。喋りすぎは命にかかわります」
「ぐべ!」
「ごぎ!!」
(´<_`)「じゃあ、たいしたことはないな。
ザコにかまうな。
真っ先に屋上に向かう・・・!」
「ザコとはいってくれるな。今回の部隊は私が指揮を執ったのだが」
─
ζ(・┏Д┓・;)ζ「本当に大丈夫なのか?おまえたちが逆に処刑されておるではないか。」
主賓のプロフェッサー・ランドウが椅子の上で尻をもぞもぞしてそわそわしている。
221
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:58:26 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「大丈夫です。今うちの支所の最高幹部が接触に向かいました。
もの数分でミンチになるでしょう。」
カ^ω^フ「なァナカさん。俺の出番は?」
(´・u・`)「お前は私とランドウ氏の護衛だ。
長年苦渋をなめさせられた雪辱を果たしたいのは理解できるがな。
ランドウ氏が納得してくださるならお前の地位は不動になる。」
─
(´<_`;)「鉄仮面・・・」
(■│■)「おはよう。いや、こんばんはかな?
よくもまぁ愛の為だけにここまで来たものだ・・・歓迎する!」
(´<_`)「・・・ミレディは奇襲要員か?」
(■│■)「いやまさか。子猫は寝る時間だよ。
私とゼノンは不夜城の獣だ。君を狩るハウンドというわけだ。
さて・・・メーンステージだ!!」
─
(´<_`メ)『ぐ!が!』
ζ(*・┏Д┓・)ζ「おお!侵入者が手も足も出ないではないか!?
これが貴殿の言う最高幹部か!」
(´・u・`)「ええ。鉄仮面と、造魔ゼノンにございます。
素体の入手から三年・・・レプリカといえど、着実に精度を増しております。」
ζ(・┏Д┓・)ζ「ええのええのう。量産できたら、わしも体を乗り換えるか。
歳には勝てん。」
222
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:59:07 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「ええ。この成果を見て、資金提供をチョっと上げてくださればいいんです。
造魔などその気になれば量産できますよ。
鉄仮面。その辺で引き揚げろ。本当に殺してしまえば見せしめにもならん。」
https://pbs.twimg.com/media/GINH1B1bYAAvYcB.png
『いいのか?』
(´・u・`)「ああ。あとは屋上だ。」
『了解した』
─
(■│■)「・・・というわけだ。遊びはここまでだ。上に向かうがいい。愛すべきもののために。」
(´<_`メ)「どういうつもりだ・・・」
(■│■)「実を言えば、君の処刑は出資者から更に金を引き出す為のセレモニーに過ぎん。
ゼノンの力も十分見せつけた。
君には思わぬ爆発力があると聞くしな。手痛い反撃も食らいたくない。
この階のエレベーターはロックしてある。
素直に屋上に行った方がいい。」
(´<_`メ)「・・・」
(■│■)「ひとつ聞きたい。なぜ仲魔を戻した。全力で戦わない?」
(´<_`メ)「・・・あんたに遭遇した時点で、命はないと思っていた。
仲魔にまで咎を負わせるつもりはない。」
(■│■)「戦士としては軽率だが、上官としてはいい判断だ。
さあ、行きたまえ。
派手に研究所を破壊されてナカテガワはおかんむりだ。
早くしないと大事な人が本当に処刑されるぞ。」
─
(´・u・`)「総員。いよいよ大詰めだ。鉄仮面率いる主力部隊が、最上階にカムイを追い詰めた。
ただし、処分は屋上の狙撃犯が行う。
他の総員は、万が一カムイが生きていた時の為に最終処分できるように屋上前に待機。」
https://pbs.twimg.com/media/GINH1xEbsAAQs1Y.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINH2h6aYAAVmFA.png
ζ(・┏Д┓・)ζ「どこへ行くのだ?」
223
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 15:59:33 ID:gTL285cQ0
(´・u・`)「いえ、裏切者の心を折ろうと思いましてね・・・
では予算増額の件、ご検討のほどを。
カブラギは待機だ。万が一もないと思うが、有事の際にはプロフェッサーをお連れしろ。」
カ^ω^フ「あいよ。いよいよあのクソ野郎が死ぬのか・・・
嬉しいんだか、悔しいんだか・・・」
─
>屋上
(´<_`)「・・・灰子さん」
ξ゚⊿゚)ξ「カムイ!!なんで来ちゃったの!!これは罠よ!!
どうせお父さんは私を本気で殺そうとなんて思って・・・」
(´・u・`)「いや、本気だよ。君は私の裏を知りすぎた。ケガれてしまった。
もう少しであの標本のようになるところだったが、白馬の騎士がきてくれてよかったな。
さ、こっちへ・・・」
ξ;⊿゚)ξ「嫌よ!!なんでカムイが殺されなきゃいけないの!!
3年前のヤタガラス潜入だってお父さんがクライアントだったんでしょ!!
何も知らないと思って!!
こっそり調べてたんだよ!!」
トン (´<_`)つξ;⊿;)ξ「カー君!?」
(´<_`)「君だけでも生き残れる可能性があるなら、それでいい。
一緒に死ぬことはない。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・わかった。」
>アッシュは去っていった
(´・u・`)「物分かりがよくて助かります。
最期にありがとう、カムイくん。」
224
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 16:00:20 ID:gTL285cQ0
Σ`・д・´)「・・・先輩」
https://pbs.twimg.com/media/GINORphaEAAYaV9.jpg
ヽ(`Д´#)ノ「なンだよ?手元がブレんだろうが。」
https://pbs.twimg.com/media/GINOTmtawAEyIsY.jpg
Σ`・д・´)「俺はよくは知らないけど・・・こんな仕打ちをするほどに彼は何かをしたんでしょうか?」
ヽ(`Д´#)ノ「アホか!!ファントムの鉄の掟!!裏切者と失敗には死!!
ただでさえ三年前にあの元ランカー様がやらかしてくれたせいで、ヤタガラスとの殲滅戦争が勃発したんだ。
俺の友達だってあれで何人死んだか・・・」
Σ;`・д・´)「そ、そうですか・・・
(裏切者・・・)」
ヽ(`Д´#)ノ「いいなッ!指示があったらちゃんと撃て!
じゃないとお前も裏切者の仲間入りかもしれねェんだ!」
(´<_`)(じゃあな…灰子さん・・・君を身代わりにしなくてよかった・・・
これでいい・・・これで・・・)
https://pbs.twimg.com/media/GINOQwgbMAANFS9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GINOStBa0AAvRKf.jpg
(´・u・`)「総員、撃てィ!!!!!!!!」
レーザーサイトが一斉にカムイを照らし出す。
真実は照らさずに。
https://pbs.twimg.com/media/GINOgcbaYAAoUT-.jpg
ブシャ
https://pbs.twimg.com/media/GINOihIaQAAC37r.jpg
ドッ
https://pbs.twimg.com/media/GINOjTCa8AAJ1fd.jpg
『人間ならば』明らかに致死量の出血をえて、獲物は斃れた。
これで禊は済んだ。
225
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 16:00:50 ID:gTL285cQ0
ヽ(`Д´#)ノ「ふう・・・やっと緊張感が解け・・・
おいアロウ、お前!硝煙が上がってねえじゃねえか!?」
Σ;`・皿・´) ギリッ
https://pbs.twimg.com/media/GINOhpSakAAXRok.jpg
Σ`;д;´)「納得できない!!!!!
先輩説明してくれよ!!!!
こんなの一方的なリンチだろ!?
徹頭徹尾説明してくれ!!こんな処刑法!!
ファントムの理念っていうのは、こんなものだったのか!?」
ヽ(`Д´#)ノ「・・・馬鹿が。しょせんはカブさん推薦で入っただけっていう甘ちゃんか。
悪魔は殺せても人間は処理できねえか・・・」
Σ`;д;´)「これ以上、彼に何をするんだよ!?
もう死んだんでしょう!?」
ヽ(`Д´#)ノ「もーうるせーな黙ってろ。
一応の死亡確認だ。」
タッタッタ…
https://www.youtube.com/watch?v=mtScY8GtEFY
『先輩』の首が、飛んだ。
と(゚ < ゚)
と
バチバチバチバチ
不可視の無数の斬撃に、死亡確認要員は全員切り刻まれた。
Σ`;д;´)「先輩!?せんぱっ・・・
うわくぁあああ!!!!!」 ズルッ ストン
─
カ;^ω^フ「アロウ!!」
ζ(#・┏Д┓・)ζ「何をしとる!有事だ!わしを連れ出すのが仕事だろう!!」
226
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 16:01:12 ID:gTL285cQ0
と(゚ < ゚)==
と==
(;´・u・`)「ええい無能どもが!!!!
息を吹き返したら殺しなおすのが常識だろうg」
(´・u・`)と(゚ < ゚)
ξ゚⊿゚)ξ と
「が」
アッシュの等身がナカテガワより低ければ、もろとも首を取られていただろう。
ξ゚⊿゚)ξ (゚ < ゚)
(゚ < ゚)===
殺せ・・・殺せ
敵意を持つ『ニンゲン』を殺せ・・・
(゚ < ゚)「ガアアアアアアアアアア!!!!!!」
獣の咆哮が響いた。
手で引きちぎられ、氷を纏ったブレードで引き裂かれ、
待機班も全員殺された。
(■│■)「やれやれ・・・私なら確実に殺せていたんだが・・・
窮鼠猫を?む、にもなっていないな。実力差から言って。
この支部はもう終わりだ、私の仕事の範疇も過ぎている・・・さらばだ。」
227
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 16:01:47 ID:gTL285cQ0
●年後─
Σ;`・д・´)つy=「嫌だ!戦いたくない!」
=yとカ^ω^#フ「この期に及んでェ!!
裏切ったな・・・お前も裏切ったなァァァァ!!!
ヤタガラスの犬が・・・!」
バン
─
ウエハラカムイ(カムイ・ショウ)(20)
2004年生
2019年15歳、濡れ衣で海外留学
2021年17歳、ファントム離反、ウラベに拾われ地獄の特訓を受ける
https://pbs.twimg.com/media/GINAihraoAA9iWT.png
(´<_`)「誰だ・・・おれの記憶に触るやつは・・・」
リン^ー^ゴ 「やっほー。AIONだよーん。
今更君を勧誘しにきたわけじゃないんだけど、カブラギってサマナー、そっちにいるでしょ?
引き渡してくれないかな?」
https://pbs.twimg.com/media/GINW22SbIAA1-ms.jpg
(´<_`)「正気か?おれは敵だぞ。
アッシュもろとも首を洗って待っていろ。
もっともおまえらソウルハック体は、焼いても殺せないようだからな。
次は永久凍土に沈めてやる。
・・・失せろ!」
『ACCESS OUT』
228
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/09(土) 16:02:14 ID:gTL285cQ0
(’/ー`)y- 「もしもーし。大丈夫かい?カムイくん?」
(´<_`)「ああ、どうも・・・リーダースプーキー・・・
なんでもないですよ。ちょっとうたた寝をしていました。」
(’/ー`)y-「そうか。連日戦いで疲れてるだろうしね。
成人したんだっけ?タバコどう?」
(´<_`)「・・・せっかくだ、無碍にもできないしいただきます。」
(;’/ー`)y-「い、嫌ならいいんだよ?
今はタバコも電子の時代だし・・・」
(´<_`)「いえ、いただきます。そういう気分なんです。」 シュボッ
>電力室
-y(´<_`)「苦い・・・」
カωフ
-y(´<_`)「なぁ、どんな気分なんだ。l肉体をCOMPにしてまでファントムに媚びて・・・
末路が発電機っていうのは・・・」
かろうじて面影が残っているカブラギの胴体を開け、三つの武具を取り出す。
シャドウジャック。
ネコパンチバズ。
ひびわれた小盾。
-y(´<_`)「・・・振り切れない過去っていうのはあるもんだな。
なんでこんなもん、後生大事に体に仕舞ってたんだ・・・
お前、何がしたかったんだ・・・?」
俺は・・・と声が聞こえたような気がした。
ソウルマトリクス・カムイ3
終
229
:
名無しさん
:2024/03/10(日) 21:07:58 ID:jiH2btCA0
乙!
渋い終わり方いいね
230
:
名無しさん
:2024/03/11(月) 07:13:04 ID:YNorSF6M0
乙
231
:
ちょっと加筆修正
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:00:41 ID:Nczzx1Uo0
と(゚ < ゚)==
と==
(;´・u・`)「ええい無能どもが!!!!
息を吹き返したら殺しなおすのが常識だろうg」
(゚<゚ ) ブワッ
(´・u・`)と(゚<゚ )
ξ゚⊿゚)ξ と
「が」
ぐしゃ。木の実がもぎ取られ、シュークリームの用に片手で潰された。
何が可笑しいか、もぎとられた樹が嘲笑うかのように大量の赤い樹液を噴出してダンスをしていた。
ξ゚⊿゚)ξ (゚<゚ )「灰…」
https://pbs.twimg.com/media/GIwUScqagAAJD0O.png
驚愕の表情が浮かび、消える。
恐怖の表情が浮かび、消える。
笑いのようなもの、後悔のようなものが浮かんでは消えた。
そして最後に残ったのは、現実を拒否するかのような無関心な表情だった。
https://pbs.twimg.com/media/GIwbozVa4AA8nlO.png
==(゚<゚ ) スッ
瞬時に数歩退いて、周りの遊撃部隊を切り刻む。
そして屋上の階下へ向かう。
そして
232
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:30:52 ID:Nczzx1Uo0
https://www.youtube.com/watch?v=6Cpl3Fxc-SI
=yヽ (`Д´#)ノ「上の奴らめ、しくじ
いでえええええええええええ!!!!」
構成員─今は敵一人の腕を切り落とす。
落とした拳銃で額を貫く。
百人単位で援軍が来る。
他の支部からの鉄砲玉だろう。
ヽ(`/ /Д´#)ノ ヽ( #)ノ ヽ(Д´/ /#)ノ
顔面潰し。
腕のブレードを展開しての滅多斬り。
広範囲の氷結攻撃で一掃。
砕いた氷像から出た生ぬるい鉄分のジュースが口に入る。
そして狂気は加速した。
召喚しようとするならCOMPもろとも切り刻んだ。
悲鳴も上げさせない。
沈黙と血と肉塊が断末魔だ。
─
>ある一室
ミレ^ー^ディ
つ(■│■)と
https://pbs.twimg.com/media/GJVAaWubsAAHTKy.jpg
ベッドの上で、裸のミレディが鉄の仮面を愛おしそうに胸に抱いている。
ミレ゚ー゚ディ「ポール?要請の連絡がけたたましいけど、行かないの?」
233
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:42:42 ID:Nczzx1Uo0
(ヽ^∀^)「なんでわざわざ隠れ家まで来たと思うね?
カムイ・・・もう彼はファントムでは御せない。暴風にわざわざ手を出した時点で、
ナカテガワ氏は終わりだったんだよ。支部もね。
荒ぶる風からは避難してしまうのは一番だ。
でも、得られたものもある。
ファントムソサエティの幹部という地位、仮面を被るようになって、
そして・・・君という最高の懐刀をね。」
https://pbs.twimg.com/media/GJVAdk8boAEbjEB.jpg
ミレ゚ー゚ディ「でも一応は同志なわけだし、見殺しにするのはかわいそうよ。フフ。」
(ヽ^∀^)「心にもないことを言ったら日本で言う・・・そう!バチが当たってしまうぞ。
駆り出された彼らは理不尽だと想いながら死んでいくだろうが、
理不尽を跳ね除けられぬ運命の哀れな存在なのだ。」
ミレ゚ー゚ディ「いい夜景・・・」
(ヽ^∀^)「ああ・・・・・・美しいね。
そして、悲しいね・・・・・・君も・・・・・・。」
https://pbs.twimg.com/media/GJVAhMBaIAAUmgQ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJVAj-UaMAATVtm.jpg
─
もはや二名を残して生体反応はなかった。
カムイ以外。
(゚<゚ )「UOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!」
W
─
約2年後。
234
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:43:56 ID:Nczzx1Uo0
(^Ⅲ^)「こんにちは、いい天気ですね。
と、今は夜でしたね。」
(゚<_゚ )「誰だ、お前は。ファントムの刺客か…」
見境なくの悪魔を狩り続けているカムイの前に、深紅の山高帽を被った男が現れる。
(^Ⅲ^)「わたしは死神ゲーデ。これでおわかりですかな?」
と(゚<゚ )「・・・永遠の交差点の支配者。バロン・サムディ。
と
死神様直々におれを殺しに来たか・・・」
(^Ⅲ^)「裏切者がほざかないでください。
私は人間が嫌いです。
理から外れた人間をこの手で誘う・・・
それが私の仕事・・・」
二体は横軸に並行して歩く。
https://www.youtube.com/watch?v=9MuXrKYXtjg
と(゚<゚ )「要はおれを殺したいんだろ・・・」
と
徒手空拳で首、左胸、腹部を狙う。
人間相手ならば、命を奪うにたる威力だ。
(^Ⅲ^)== と(゚<゚ )
と
スッ
(^Ⅲ^)「いィいですね。その近接戦闘力。
ですが、当たらなければ何の意味もありません!」
(゚<゚ )「ほざけ!!」
腕のブレードを展開し、牙に見立て敵を?み殺す体勢に入る。
『AMAZING-GNAW』
https://pbs.twimg.com/media/GI13UVZbgAAdoij.png
235
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:44:20 ID:Nczzx1Uo0
(^Ⅲ^)つ 「享楽する死神!
あなたの打撃外しこそが、私の今の幸福ゥゥゥ!」
https://pbs.twimg.com/media/GI13Va7awAAuYLj.png
カムイの動きがスローモーションのように鈍る。
まるで相手が高速移動しているかのような錯覚。
(^Ⅲ^)つー●Σつ(゚<゚ )
「ファントム戦闘員へのあまたの殺害行為。
実に見事でした。
あなたも、人間を殺す悦びに目覚めましたね。」
ステッキで殴られ翻弄される。
と(゚<゚ )「違う・・・そんな幸せ・・・
おれには無い!!」
『BUFULA』
死神が一瞬凍結する。
そこに拳の一撃。
https://pbs.twimg.com/media/GI13TP7aMAAFaB7.png
(;^Ⅲ^)と 「うぐぐ・・・素晴らしい打撃力。」
(゚<゚ )「いくら速く動けても、封じられてはどうもできまい」
『BUFULA』
後方から更に氷結。
(^Ⅲ^)== 「おっと。」
ナ ゚Д゚)つ
龍王ナーガが放ったものだった。
236
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/23(土) 13:44:53 ID:Nczzx1Uo0
と(゚<゚ )「助太刀感謝・・・」
(^Ⅲ^)「めんどうですね・・・終わらせますか。」
『OFFENSE_EXTRA
DEATH-GIFT』
(゚<゚ )「!!」
高濃縮の呪殺ボールが放たれる。
https://pbs.twimg.com/media/GI13WWyasAABD2S.png
身がまえたカムイは戦慄する。
ナ ゚Д) ドロッ
https://pbs.twimg.com/media/GI13lNObgAAVn1-.png
https://pbs.twimg.com/media/GI13mIQacAAWs0k.png
暗黒の球体は、援護してくれたナーガに当たっていた。
(゚<゚ )「・・・どういう」
ドスッ
レ ´_>`)(゚<゚ )「」
つ
カムイに容赦ない腹パンが加えられた。
(^Ⅲ^)「おやウラベ殿。殲滅は終わったのですか?」
レ ´_>`)「ああ。一帯はな。これ持っててくれ。」
白衣をゲーデの杖に引っ掛ける。
(^Ⅲ^)「では飛びますよ…トラエスト。」
237
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 17:47:27 ID:gGiChzq20
(´<_` )「・・・ここは・・・?」
レ ´_>`)「ようこそ。私の隠れ家へ。
拘束などしていない。
好きに動きたまえ」
と(´<_` ) 「では遠慮なく死ね!!」
と
レ ´_>`)==
つと
カムイの突きを寸分で交わす。
(´<_` ;)「ばかな・・・人間がおれの攻撃に対応・・・?」
レ ´_>`)「ふふ、伊達に鍛えちゃいないさ。
だが流石は私が目をつけた男だ!!
きみの雄姿を称えたい。
コンマ違えば、首が飛んでいたやもしれぬ。」
https://pbs.twimg.com/media/GI18n-ub0AA1Q-t.png
(´<_` )「・・・ファントムの追手なのだろう?
わざわざ、おれをほめちぎる必要はあるまい。」
レ ´_>`)「まさか!きみと目的は一緒だよ・・・
ファントム支部を次々と潰しているのは、キミだろう?
私も先日ランドウを潰した・・・片目だけだがね。」
男は苦笑する。
(´<_` )「何者だ?」
レ ´_>`)「かつてファントムに反旗を翻して、実質潰した元凶の男。
卜部広一朗を知っているか?
私はその息子だ。」
(´<_` ;)「・・・あなたが!」
レ ´_>`)「よかったら、共に今度こそファントムをぶっ潰そうではないか?
君の父はある意味ファントムの被害者だった。
そして私は・・・君の母親の所在を知っている。会ってやれ。
私は物心ついた時に両親ともいなかったからな・・・親孝行できる君が羨ましいよ。」
く(´<_` )「ぜひ、共に戦わせてください。ウラベさん」
238
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 18:05:04 ID:gGiChzq20
「マハブフーラ」
(■ハ■)「む…?」
ミレ゚ー゚ディ『フィネガン様!まだお体が万全ではありません。お逃げください!』
(■ハ■)「分かった。ミレディ」
男は姿を消す。
(;゚∀゚)「待てッ!てめえから喧嘩けしかけといて…」
(´<`)「無事か。名前は」
https://pbs.twimg.com/media/FU0jSg1agAED6Bg.png
(メ゚∀゚)「あ?俺か?俺はマナコ。
遠野眼だッ!
いいわけねーだろ。ボロボロだよ。
それよかマスク取れや!」
https://pbs.twimg.com/media/GJbHtmmbkAAmPXS.png
(´<`)「残念ながらマスクじゃない。
だが強化復活したフィネガンの猛攻に耐えきるタフな人間が総司令以外にもいるとはな。
とりあえずは、認めてやるよ。」
( ゚д゚)「人間?」
https://pbs.twimg.com/media/GJbHvi_bgAAgvsK.png
男の姿が元に戻る。
(´<_` )
_,
( ゚∀゚)「はあ」
レ ´_>`)「カムイ、その小僧を丁重にお連れしろ。
もし本当に私の知ってる人間の息子なら!
それなりに歓迎の用意をせねばならん。」
https://pbs.twimg.com/media/GI19IQ6aIAA7VbM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJbHyFtasAARwV2.png
239
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 18:06:24 ID:gGiChzq20
─1997年
(■│■)「カドクラ」
「なんだ」
(■│■)「門倉がやられたようだが」
「いいよ」
(■│■)「は?」
「あれはもう、マニトゥの抜けた
ただの抜け殻だ。
遅かれ早かれ始末はするつもりだった」
(■│■)「君ならそういうと思ってはいたが…」
「だろうな。
ポール、彼らの羽化は」
(■│■)「『モノリス』に配置してある」
「流石だ」
虚空から拍手が鳴る。
「俺の羽化はもうちょっとかかる。
寝かせてくれ。
防衛は頼んだ…」
( )「ああ」
https://pbs.twimg.com/media/F3iAe1-bsAANJiC.png
240
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 18:09:29 ID:gGiChzq20
Σ;`・д・´)「ナオミという人。
…圧倒的実力。
なのに・・・死んだ・・・
あっさりと・・・
勝ったのに・・・?」
羽( ‘Θ’)羽 「一人の女がおこしたあやまち。
神は死んだが、女もまた倒された。
神と人の調和が崩れれば天は裂け、地は叫ぶ。
いつの時代も同じだ。
峯岸啓自、お前は何者だ?」
Σ;`・д・´)「俺は…」
羽( ‘Θ’)羽 「お前は人として生まれた。
ならば、人として生きるのだ。
さあ、人の子としての輝きを見せてくれ。
ネミッサも真の使命に目覚める時が来るだろう…
そして…
真の敵も…
その過程で避けられぬ戦いを強いられるやもしれぬ。
望んでもいない相手を倒すことになるやもしれぬ。
だがソウルを強く保つのだ。
強き人の子よ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F4JLgxFaIAAQSF-.jpg
241
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 18:19:16 ID:gGiChzq20
─
(;’ー`)y-「こ、これが今ケージが受けているヴィジョンクエストっていうやつか…
ビクビク動いている…」
ネミ゚ー゚)「そうよ。アルゴンやファントムのせいで死んだサマナーの人生を追体験してるの。
魂の修行ね。」
8(;□□)「正直魂やソウルなんて、一種の記号的な例えだと思っていたんだが…
あ、起きた」
Σ`゚ д゚ ´)「・・・」
と( ゚∀゚)「無理に起こすと精神がぶっ壊れるぜ。
ヴィジョンクエストってのは、古代部族の成人の儀式が語源だっけか。
ケージ様はまだ白昼夢のなかにいるのさ。
しばらくほっといてやんな。」
ネミ゚ー゚)「あんた、どこ行くのよ?
急に現れたと思ったら。」
( ゚∀゚)「アルゴン本社にカチコミに行く。
物理でな。
まぁ、ネミおばもケージが覚醒しきったら来いや。」
>外
(>´ω` <)「遅いぞリョウ。もうゲッター2はスタンバイしてある。」
( ゚∀゚)「へっ、お前が女悪魔を口説くのより速く済んだだろが。」
メ ・)Д(・) 「行きましょう先輩がた!」
( ゚∀゚)(>´ω` <)メ ・)Д(・) 「ゲッターチーム、発進!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJbNBf4a0AALEuz.png
242
:
名無しさん
:2024/12/14(土) 16:27:50 ID:lrLuLCzI0
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