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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2012/11/22(木) 23:10:10 ID:.UzZnagU0
( ^ω^)ラノベ祭り投下及び報告スレだお
開催期間
11月18日(日)0時〜25日(日)23時59分
スレ立てを行った作品については、
作品URL
作品名
使用した絵のURL(任意)
以上のテンプレを使用して投下報告を行うこと
これがなければラノベ参加作品と見なされない
絵のURLについては、RESTさんのところからhを抜いて記載してくれればおk
スレタイに【ラノベ祭り】などの記載をするかは任意(宣伝効果はあるかもわからんね)
次スレは
>>950
を踏んだ人が立ててくれ
初代スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1348068145/
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353163378/
284
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:50:32 ID:FN6HLAZc0
誰かと道を共にするのならば、必ず歩幅を意識しなければならない。
自分が動かずにいれば取り残され、
自分が先に進み過ぎれば相手を置き去りにしてしまうからだ。
相手が、もしくは自分が止まっている事に気付けば、引っ張る事もあるかも知れない。
しかし、それも長く続くとは限らない。
連理の枝と言えるほど仲睦まじくはないのであれば、繋ぐ想いはいつしか枯れ、
その場で朽ちていく。
('、`*川(じゃあ、これからどうすれば良いんだろう)
積極的になれない事に、大した理由はなかった。
自分から動くが故に、相手に鬱陶しく思われるのが怖い。
相手に嫌われる事が怖い。でも、一人でいるのは嫌だ。
285
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:52:23 ID:FN6HLAZc0
それだけだった。
小さな温もりを求めてはいても、胸の奥に根付いた意味のない不安に蝕まれ、
上手く足を動かせず。
相手に嫌われる事で、自分の心にも傷が付く事を恐れていた。
深さの分からない水面に足を踏み入れるには、相当な勇気を必要とするものだ。
強さが欲しいな、と、ペニサスは思った。
痛みを受け入れる強さが。
自分の行動に自信を持てるようになる心が。
自分一人で出来ないのならば、誰かの手を借りてでも。
('、`*川「……寒っ」
夜が更けると共に、部屋も冷え込みもそれなりのものとなった。肌も粟立ち始める。
ふと、目の前に置かれたカップを手に取ると、コーヒーの香りが鼻をくすぐった。
286
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:53:51 ID:FN6HLAZc0
一口、飲み込む。
ミルクも砂糖も入れていないが、今はこのままで飲みたい気分だった。
('、`*川(ふぅ)
ほろ苦さと温かみが口に広がり、仄かなぬくもりが体に沁み渡る。
何故だか、胸の奥に沈み込んでいたものも、溶けて消えていく気がした。
時計テーブルの真ん中に置かれた、時計に目をやる。
明日はもう目と鼻の先だ。
('、`*川(明日は……)
287
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:55:30 ID:FN6HLAZc0
これからの私は、どうなっていくんだろう。
明日の空は、どうなっているんだろう。
今日とどこか変わっている所があるかな。
もし変わっているのなら、それを受け入れていけるかな。
いられると、良いな。
根拠のない、安心感と期待感が入り混じった気持ちのまま、
ペニサスはまた、コーヒーに口を付けた。
秋の夜長のようです
おわり
.
288
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:56:24 ID:7TLyj4qs0
乙!
なんだかほっこりした・・・ペニサスがんばれよ・・・!
289
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:58:05 ID:iwyUzHXs0
おつんつん
290
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:58:43 ID:FN6HLAZc0
№143の絵を使わせていただきました。
ほのぼのとしてて好き。夜の小さなひと時、という感じが気に入った。
ありがとう!
絵を描かれた人、支援をしてくれた人、乙!
ばいぶー( ^ω^)ノシ
291
:
名も無きAAのようです
:2012/11/24(土) 23:59:23 ID:Wfq7V/u60
乙!絵を使ってくれてありがとうございます
寒い夜更けに読むのにぴったりな話
コーヒー飲むの我慢してたのに飲みたくなった
どうしてくれようず
292
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:12:22 ID:Ge1B3FHM0
乙。コーヒー飲もうと思ったけど俺胃が弱かったでござる
とうかするね
293
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:13:07 ID:Ge1B3FHM0
雪を、食べる
.
294
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:14:17 ID:Ge1B3FHM0
ξ゚⊿゚)ξ「ヒヤシンスの匂いがしたら、アナタは止まってしまう」
女は続ける。
ξ゚⊿゚)ξ「雪はアナタを見捨てるわ」
女は男を見つめる。
空には薄い雲が円を描いていた。赤の大地はその薄い雲を仰いでいる。
しかし、それに男が気づくことは無い。
('A`)「それでも探さなくてはならないんだ」
男は続ける。
('A`)「信じるものだって変えるさ」
女が被せる様に言った。
ξ゚⊿゚)ξ「私は、被害者」
その一言は遠くの山にこだました。
やがて暗くなり、冬が来た。赤が青に変わった。
.
295
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:15:54 ID:Ge1B3FHM0
男は雪の里で雪の川を歩き、雪を探した。
空は藍色に染まり、月が昇った。月に顔は無かった。
女は男を見つめ、問う。
ξ゚⊿゚)ξ「雪は見つかったの?」
男は昨日見た夢で買ったシガレットに火を点けた。
煙は地に落ち、ごとりと音を立てた。
('A`)「見つかったらこんな所にはいないよ」
ξ゚⊿゚)ξ「そう」
女は地に落ちた煙を拾う。
ξ゚⊿゚)ξ「これは雪では無いの?」
('A`)「これが雪に見えるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ」
男は女に構わず歩みを進めた。
女が付いてくることは無かった。
.
296
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:17:20 ID:Ge1B3FHM0
次の日、男は空気が白んでいる事に気が付いた。
男は白む匂いを肺に詰め込む。
その様子を見た女は、口を開いた。
ξ゚⊿゚)ξ「木が枯れてしまったの。草も、花も死んでしまった」
男は転がっている氷に腰を掛ける。
('A`)「元々死んでいたじゃないか」
その男の声に、氷は涙を流した。
暫く経ち、氷は魚を産んだ。氷はより一層涙を流した。
生まれ落ちた魚を見つめ、女は問う。
ξ゚⊿゚)ξ「なら私達は何故生きているの?」
('A`)「死にきれなかったからだろう」
氷は次第に溶けていった。
魚は悲しみ、自ら命を絶った。
ξ゚⊿゚)ξ「薔薇と一緒ね」
女がそう言うと雲が晴れ、月が顔を覗かせた。
その日の月には顔があった。
.
297
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:18:21 ID:Ge1B3FHM0
月は男と女を見下ろし、こう言った。
「薔薇は昨日死んだよ」
その優しげな声を聞いて、女は帰路についた。
残された男は溶けた氷に訊ねる。
('A`)「雪を知ってるか?」
溶けた氷は少し考え、こう言った。
「もっともっと寒くならないと、雪は現れないよ」
男はもう一度溶けた氷に問う。
('A`)「どうすればもっと寒くなる」
溶けた氷は答えた。
「太陽が僕たちの事を見捨てたら」
雪の川は緩やかに氾濫した。輝く光があっという間に平原を覆い尽くした。
溶けた氷は溢れる光に耐え切れず、目を覆った。
.
298
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:19:19 ID:Ge1B3FHM0
ある日、冬は風を作った。
生まれたばかりの風が、初めて女の髪を揺らした。
髪から漏れる、甘いヒヤシンスの香りが男の鼻を擽った。
('A`)「雪が見つかりそうなんだ」
男が口を開くと、いっそう穏やかな風が二人を包んだ。
地に落ちた輝きが巻き上がり、女の長い睫毛に纏わりつく。
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの。彫刻をアナタにあげないとね」
('A`)「いや、良い」
男は横に首を振った。
('A`)「氷で出来ているんだろう?」
女は縦に首を振る。
ξ゚⊿゚)ξ「いらないの」
男はいつも夢で買うシガレットに火を点けた。
煙は風に運ばれ、次第に水となって降り注いだ。
.
299
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:20:25 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「ああ。もう氷は十分なんだ」
その男の一言に対し、女はこう言った。
ξ゚⊿゚)ξ「うそつき」
冬が二つ目の風を産んだ。
今度の風は女の髪を揺らさずに、男の髪を揺らした。
遠くの森の香りと透明な氷の香りが混ざった美しい冷気が、ふわりと舞う。
男は転がっている氷を口に含んだ。
('A`)「教えてくれ。氷は俺の何だ」
女は答える。
ξ゚⊿゚)ξ「体よ」
男は暫く黙った後、もう一度問う。
('A`)「氷が俺の体だと言うのなら、雪は俺の何だ」
女は俯き、こう答えた。
ξ゚⊿゚)ξ「人かしら」
男が再び歩みを進めると、雪の川が、しゃりと鳴った。
.
300
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:21:40 ID:Ge1B3FHM0
ある日、男は氷に話しかけた。
('A`)「雪が降れば、ここは人になってしまうだろう」
氷はそれを聞いて驚く。
七つ目の風が遠くで驚いた枯れた木を支えた。
「でも、僕たちと人は別だよ」
氷は不安そうに続ける。
「冷えてしまってるのが同じでも、空を殺すなんて」
男は氷の言葉を聞いて、恐ろしい事だと感じた。
七つ目の風がやって来て、男の背中を撫でる。
('A`)「ありがとう」
七つ目の風は頬を染め、こう言った。
「それでも、雪は降るんだ」
次の日、ハーブの香りの中、世界は雪に包まれた。
.
301
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:23:09 ID:Ge1B3FHM0
女は天から降りてくる雪を見つめる。
その視線に気づき、雪はジゼルを最初から踊った。次第にそれは女の頭を白く染めた。
ξ゚⊿゚)ξ「見つかったのね、雪が」
男は頷いた。
('A`)「ああ」
女は男の冷えた手を握った。男は手に温もりを感じ、優しく握り返した。
降りしきる雪は速度を緩め、九つ目の風は雪と共に天に感謝をした。
九つ目の風が一通り感謝を終えると、女の髪を揺らした。
ヒヤシンスの香りが雪の涙に混じって男の胸を強く打った。
ξ゚⊿゚)ξ「もうじき、ここは人になる」
男は悲しくなって、問う。
('A`)「友にはなれないのか」
女は答えた。
ξ゚⊿゚)ξ「ええ」
.
302
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:24:07 ID:Ge1B3FHM0
男はもっと悲しくなって、また問う。
('A`)「どうして」
女は少しだけ微笑み、こう答えた。
ξ゚⊿゚)ξ「だって、みんな一人じゃない」
すると女は白い息を、ふよりと漂わせた。
その息は次第に雪となり、降りしきる雪と結婚した。
九つ目の風は祝福をした。
('A`)「そうか」
男も白い息を、ふよりと漂わせた。
しかしその息は天に届くことが無く、地に落ちてしまった。
雪が落ちた息を弔う。男の周りから一切の音が消える。
('A`)「なあ」
男は足元に集まる雪に話しかけた。
.
303
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:24:57 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「ここが人になるなら、お前達はどうなる」
雪は答えた。
「人になるだけさ」
('A`)「嬉しいか」
「それは君たちが決める事だよ」
雪はそう言うと白い息を、ふよりと漂わせた。
その息は天へと上り、新たな雪を降らせる。
世界は青白い冷気の世界へ導かれていく。それでもヒヤシンスの香りは消えることが無かった。
男の声を聞いて、雪の女王が顔を覗かせた。
「人になるのが怖いの?」
雪の女王は男に問う。
男はくぐもった声で一言、ああ。と言った。
すると女王は、
「雪になるのも怖いのにね」
と囁いた。
.
304
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:26:11 ID:Ge1B3FHM0
次の日も雪は降り続いた。
しんしんと青白く染まる大地を見て、男は女と繋がっている手に少しだけ力を入れた。
ξ゚⊿゚)ξ「雪は春を待ち望んでいるの」
女は突然口を開いた。
しかし、男は視線を女に移すことは無い。
女は続ける。
ξ゚⊿゚)ξ「でも春は来ない」
男はゆっくりとしゃがみ、雪をすくった。
暖かな雪は、男の指先を次第に凍らせていく。
雪は不安そうにその様子を見ていた。
ξ゚⊿゚)ξ「食べるの?」
女は男に問う。
('A`)「俺だって本当は望んでいるのかも知れない」
ξ゚⊿゚)ξ「春を?」
('A`)「ああ」
.
305
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:27:24 ID:Ge1B3FHM0
雪は言った。
「同じなんだね」
男は頭の雪を払う。周りの雪よりほんの少し青白い雪が、ほろほろと大地を染めた。
('A`)「嬉しいか?」
「それは君たちが決める事だよ」
男は雪の言葉を聞いて、笑った。
雪も男の笑顔を見て笑った。
世界を回って戻ってきた二つ目の風が、女の髪を揺らす。ヒヤシンスの香りはしなかった。
「食べなよ」
雪たちは口々にその言葉を発した。
大地はゆっくりと動き始める。青白い神秘が、音を立てて天に上る。
朝の光を浴びて、ジゼルが終わってゆく。
ξ゚⊿゚)ξ「守ってあげる」
女は男の手をいっそう強く握った。
男はその手に温もりを感じ、ついに持っていた雪を口に含んだ。
.
306
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:28:26 ID:Ge1B3FHM0
男が雪を飲み込むと、雪の女王が天を覆い尽くした。
「春の祭典を始めましょう」
世界が崩壊する。
「ついに始まるんだ。春の祭典が」
崩壊する世界の中で、雪たちは次々に卵を産む。
('A`)「俺には決められない。君が決めてくれ」
卵は孵り、つがいの鮭は雪を求める。
ξ゚⊿゚)ξ「ええ」
男と女は崩壊する世界を、じっと見ている。
('A`)「悪いな」
つがいの鮭は、雪のいなくなった世界でこう思った。
ξ゚⊿゚)ξ「守るって言ったもの」
ああ、生まれる場所を間違えたのだ。
.
307
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:29:18 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「教えてほしい。決めた事を」
男は女を見つめた。
ξ゚⊿゚)ξ「分かったわ」
全てが溶け始めた世界で女は天を仰ぐ。
そして、誰にも見えない青白い冷気の中で女が口を開いた。
ξ゚⊿゚)ξ「雪は」
そして、この世界に 緑が生え て
ξ゚⊿゚)ξ「悲し」
その緑が
紫にかわり
ξ゚⊿゚)ξ「く」
ヒヤシンスの
うみが
.
308
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:29:58 ID:Ge1B3FHM0
しだいに
かがみのだいちを
はるの いぶきへ
なにもうつさない
いぶき
へ
.
309
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:30:35 ID:NEm7N2uA0
>>106
http://i.imgur.com/TmBs3.jpg
遅くなって申し訳ありません、絵を使って頂きありがとうございました
作品に大変感銘を受け読後暫し口が開いたままでした
拙い筆で心許ないですが、ささやかな支援絵をお納めください
乙でした!
310
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:31:09 ID:Ge1B3FHM0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鬱田ドクオは見知らぬ少女に声をかけた。
('A`)「火を分けてくれないか」
異国の少女はゆっくりと近づき、男の咥えているシガレットに自分のシガレットの火を移そうとする。
雪の降りしきる街路には、鬱田と少女の影しかない。
ζ(゚ー゚*ζ
少女が鬱田の顔に手を添える。
鬱田は間近に迫る異国の少女の顔に、今は亡き妻の姿を想った。
('A`)「随分とおめかしだな。どこへ行くんだい?」
ζ(゚ー゚*ζ「?」
異国の少女は聞いた事の無い言葉に首をかしげる。
その少女の少し困った顔を見て、鬱田はゆっくりと微笑んだ。
そして、鬱田のしけったシガレットに火が灯ることは無かった。
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/157.jpg
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
311
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:31:17 ID:NEm7N2uA0
うわごめんなさい支援
312
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:32:16 ID:Ge1B3FHM0
ξ゚⊿゚)ξ「守ってあげる」
('A`)「ああ」
ξ゚⊿゚)ξ「だから」
ゆきはとけて かがみに なりました
ふたりのては もうつながって いません
ξ゚⊿゚)ξ「氷の彫刻を私に」
('A`)「分かってるさ」
そして、ゆきのかがみに うつっていた あのころのおんなを
おとこが みることも ありません
そこには ゆきののこりがと ひやしんすのにおいが ただよっていました
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/13.jpg
.
313
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:34:05 ID:Ge1B3FHM0
最後まで、男の探し物が見つかる事は無かった。
雪を、食べる
―了―
.
314
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:35:20 ID:Ge1B3FHM0
本当におわり
>>309
わっほいありがぴょん
そういっていただけると嬉しいです!
315
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:40:22 ID:ja.x/zjI0
おつでした
すごく素敵
自分の好みドンピシャです
157の絵つかっていただきありがとうございます
316
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:53:29 ID:QVTfw8CE0
乙
なんか言葉では言い表せない、感じて読む話でした
絵を使ってくれてありがとうございます
317
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:24:13 ID:KYcBleX20
投下します
318
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:24:53 ID:KYcBleX20
水鏡のようです
帰り道偶然、彼女に会った。
彼女は僕をじっと見た。僕も彼女をじっと見た。彼女の瞳が揺らいでいた。
彼女は僕の幼馴染みだ。ずっと一緒で、ずっと仲良しで、これからもそうだと思っていた、僕の幼馴染みだ。
この間――ひとつき前から、なぜか急に、喋ってくれなくなってしまったけれど。
彼女が踵を返して逃げようとしたので、僕は慌てて呼び止めた。
待ってお、ちょっとでいいから。
彼女は返事をしなかったけれど、僕に背を向けたまま立ち止まった。
僕はそれが返事だと思って、彼女に近づいた。面と向かうのは気恥ずかしくて、なんとなく、彼女と背中合わせになった。
何から話そうと思って下を向くと、足元の水溜まりが目に入った。雨上がりできらきらした空を鏡みたいに映している。
319
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:25:39 ID:KYcBleX20
いい天気だおね。
僕が水鏡を見ながら言うと、彼女は、
なに言ってるの。まだ曇ってるわ。
とちいさく言った。返事をしてくれたのが嬉しかった。
今なら聞けると思って、僕は言った。
どうして最近、話してくれないんだお?
彼女は何も言わなかった。
ちょっと悲しいお。僕、なにかしちゃったかお?
彼女は何も言わなかった。
320
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:26:46 ID:KYcBleX20
いたたまれない気持ちになって、視線を下げたまま彷徨わすと、彼女の向かい側にも、水鏡を見つけた。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/13.jpg
そこにはうつむいた彼女が映っている。悲しそうな顔だ。髪が反射して金色に見える。
……まだ、分からないの?
映っている彼女の唇が動いた。
え?
まだ思い出さないの?
水鏡のなかの彼女が首を降った。巻き毛が揺れて金色に光った。
まだ思い出さないの?
なにを言ってるんだお、ツン――。
321
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:27:42 ID:KYcBleX20
「ツンはもういない!」
彼女の声が響いた。
水鏡の中で彼女の姿が揺れて、彼女――の妹の姿に、なった。
(;^ω^)「えっ――」
ζ(゚、゚ζ「……もう、お姉ちゃんはいません」
(;^ω^)「な、なにを言ってるんだお、」
ζ(゚、゚ζ「記憶を隠して忘れても、なかったことにはなりません。お姉ちゃんはもう、いないんです」
(;^ω^)「どういう、ことだお――?」
ζ(゚、゚ζ「……お姉ちゃんは、ひとつき前に、事故に遭いました」
(;^ω^)「じ、こ……?」
322
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:28:27 ID:KYcBleX20
ひとつき前。ツンが話してくれなくなって、
違う、ツンは、
ツン?
「……やっと、思い出したんですね」
僕は、膝から崩れ落ちた。手が水鏡にぶつかって、鏡面が歪んだ。
僕は全てを思い出した。
( ;ω;)「ツン……」
ひとつき前、ツンは。
事故に、遭って。
最期に見たツンは、冷たくて、話しかけても、返事なんてくれなかった。
323
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:29:09 ID:KYcBleX20
( ;ω;)「ツン……ツン……!」
水鏡には、ひどい顔をした僕だけが映っていた。
涙が目から零れて、鏡面が揺らいだ。
揺らいだ中に、金色が映った。
「もう私のことは忘れて、幸せに生きて」
( ;ω;)「!?ツン――」
顔をあげても、だれもいなかった。
立ち上がって周りを見回しても、だれもいなかった。
324
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:29:49 ID:KYcBleX20
僕はツンの家に行った。
彼女が大好きだったケーキを持って。
ちゃんと、ツンにお別れを言いに来たのだ。
チャイムを鳴らすとドアから、まだ幼稚園児の、ツンの可愛らしい妹が顔を出して、お兄ちゃん久しぶり、と言った。
おわり
325
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 01:31:32 ID:KYcBleX20
NO.13の絵をお借りしました、ありがとうございました!
AAなど間違っていたらごめんなさい
326
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 02:20:15 ID:W/yeTSz20
>>236
向こうで規制されてたから、こっちで叫ぶ。
感動した!最高だった!
作者に最大級の乙を!
327
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 02:24:55 ID:JFSBHuPs0
>>236
俺も規制されてるからここで言う
最後で涙腺が耐えきれなくなって号泣したわ
乙!本当に使ってくれてありがとうございます!!
328
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 03:22:08 ID:z.roAXZA0
報告忘れて寝かけてた 投下しました
タイトル: 暴れん坊小娘侍及び割と普通の同心のようです
うらる:
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353771687/
イラスト: ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/3.jpg
作中であと一枚使わせて頂いております
失礼致しました
329
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 12:40:24 ID:TPQetlAE0
初カキコです。
作品を投下したいのですが、誰かいませんかー?
330
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 12:42:43 ID:trNTJxwg0
ここにいるぞー
331
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 12:50:47 ID:TPQetlAE0
よかったー!そもそも掲示板に書き込むこと自体はじめてなので、間違ってることとかあったら教えてください。
それじゃ、ゆっくり投下しまーす。
332
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 12:58:19 ID:TPQetlAE0
カチッ カチッ ボォッ
爪'ー`)y-「…フーッ」
爪'ー`)y-「…よし、お嬢ちゃん。これだけは、覚えておくんだ。」
(//‰ ゚)「…」
爪'ー`)y-「おっぱいは―――――――神様からの贈り物だ。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-は色々吹き込むようです(//‰ ゚)
作品名 爪'ー`)y-は色々吹き込むようです(//‰ ゚)
使用した絵のURL:
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_076.png
333
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:03:42 ID:TPQetlAE0
その1 「おっぱい」
爪'ー`)y-「おっぱい。」
爪'ー`)y-「乳房は多くの哺乳類のメスに存在する、皮膚の一部がなだらかに隆起しているようにみえる柔らかい器官で、その内部には、乳汁(母乳、乳)を分泌する機能を持つ外分泌腺の乳腺(にゅうせん)が存在する。 哺乳類の乳房は胴部の腹面に左右の対をなして発達する。乳房の中央には、乳汁が外部に分泌される開口部を含む乳頭(にゅうとう)が存在する。ウィキペディアより。」
爪'ー`)y-「総じて高い知能を持つといわれる哺乳類のほとんどは、生まれてからまず最初におっぱいを欲する。特にその哺乳類の頂点に君臨する人間という種のオスは生まれてから死ぬまでおっぱいを追い続ける。こんな話をすると女って生き物は10人が10人軽蔑の眼差しで見てくるが、女だっておっぱいのんで育ってきたんだぜ?おかしな話だよな。」
爪'ー`)y-「生まれてなんもわからない状態、なのにおっぱいを求める。いわば、本能ってやつさ。」
爪'ー`)y-「しかも、噛み千切るなんてこたぁせず、きちんと両手を添え、優しく咥え、吸う。生まれながらにしてデリケートなおっぱいの扱いを心得てやがる。いわば生まれながらのおっぱい”マエストロ”。」
爪'ー`)y-「なのに、”おっぱい”という単語を会話に入れること自体がタブーのように扱われ、おっぱいを公衆の面前で褒め称えるだけで周囲から弾圧を受ける。万国共通なだけ、ある意味宗教よりも規制が厳しい。」
爪'ー`)y-「なんでだ。なんでおっぱいはそんなに迫害される。おっぱいが一体何をしたんだ。」
爪'ー`)y-「だから俺は声を大にして言いたい。世界中の柔らかく、無垢で、慈悲深いおっぱい達のために――――――”o p p a i ”。」
(//‰ ゚)「…………………。」
爪'ー`)y-「ははっ。そんな生ゴミ見るような顔すんなよ。それとも、ちょいと怯えてるのかい?」
爪'ー`)y-「時刻は草木も眠る丑三つ時。知らない男にむりやり攫われて、暖房器具の一つもない寒い寒い部屋に無理やり閉じ込められてよ。」
334
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:06:04 ID:TPQetlAE0
(//‰ ゚)「…………。」
爪'ー`)y-「ま、状況としては最悪だよな?」
爪'ー`)y-「知らん女を監禁して、身代金目当てじゃないとしたら、陵辱、殺人あたりが相場だもんな。」
(//‰ ゚)「………。」
爪'ー`)y-「ま、こういっても信用出来ないだろうが安心しな。俺はあんたの両胸で微笑む豊満なおっぱいになんかするつもりはねぇよ。」
爪'ー`)y-「なんたって俺は」
爪'ー`)y-+「紳士――――だからな。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…うん、ごめんなさい。」
(//‰ ゚)「…。」
335
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:15:35 ID:TPQetlAE0
その2 「紳士とは」
爪'ー`)y-「紳士(しんし、gentleman)とは、社会的に高い地位にある男性。明代、清代における在郷名士「郷紳」と科挙合格を目指す「士人」を合わせた言葉。転じて地方官吏、退官後地方で隠棲する人、地方有力者などを指す。ウィキペディアより。」
爪'ー`)y-「ま、俺は本場の英国紳士じゃねぇが、立派な紳士の心を持ってるんだぜ?」
爪'ー`)y-「お?その顔は信じてねぇな?しょうがねぇな、ちっと話してやるか。」
爪'ー`)y-「あれは、俺がまだケツの青いガキだった頃の話さ…。前を行くねーちゃんの後ろ姿を舌なめずりしながら眺めつつ歩いてたわけよ…。日課ってやつだな。」
爪'ー`)y-「重たそーな紙袋抱えてよ…当時シャイだった俺はお近づきのきっかけがほしくて、紙袋破れろ!!とか生産性のないことを考えてたんだわ。するとどうだ」
爪'ー`)y-「上り坂のちょうど真ん中あたりでタイミングよく紙袋の底が抜けて、中身が俺の方まで転がってきたのさ。このときばかりは神の存在に感謝したね!これは、祝福されてる。これをきっかけに仲良くなって近くの飲み屋で談笑してる姿が見える。トルゥー・エンディングも確かに見えた。」
爪'ー`)y-「しかし、当時経験値に乏しかった俺は最初の一声を迷った。そんな間にも彼女はありがとうございます、なんてまぶしい笑顔で言いながら近づいてくる。テンパった、とにかくテンパった。そして、俺は彼女にこう言ったのさ…。」
爪'ー`)y-+「紳士たるもの、全てのおっぱいの味方でなければ、ね。…と。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「まぁ、紳士に偏差値があるとしたら、この時の俺の紳士度は」
爪'ー`)y-「…63、くらいかな。」
(//‰ ゚)「…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
爪'ー`)y-「………フッ。もう一ついいことを教えてやろう。」
爪'ー`)y-「誇り高き紳士には、時としてプライドを捨てて、素直に心中を吐露することが必要なんだ。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「ごめんなさい俺は偏差値40くらいの似非クズ俗物紳士です調子に乗って すみませんでした。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
336
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:29:04 ID:TPQetlAE0
その3「旅行の話」
爪'ー`)y-「俺は自分で言うのもなんだが、」
爪'ー`)y-+「超、金持ちなのよ。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「いやね、俺の仕事、需要はあるのに人がいつでも足りてねーの。」
爪'ー`)y-「しかも結構大事な仕事が多くて、俺みたいな?優秀な?人材なんて引っ張りだこなのよ。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…話を戻すか。で、リッチな俺はシャレ乙でセンスのいい、旅行を趣味としてるのよ。んで、モテモテな俺は強気にいつもドーンと休暇を申請して、名前も知られてないような国とかにも旅しちゃったりするんだ。いろんな国があったぜ?一番を選ぶのが難しいわ。」
爪'ー`)y-「ま、行く先々でモテモテな俺は、ナイスバディなブロンド美人とホットでちょっとスリリングな逃避行したりチャイナ服のボインなねーやんと…興味ねぇみてぇだから話戻すわ。」
爪'ー`)y-「そーだなー。一番旅行して楽しかったのは……日本、かな。うん。」
爪'ー`)y-「なかなかいい国だったぜ?日本人がみんな勧める寿司とやらは食えなかったが、他の日本食は旨かったし。」
爪'ー`)y-「あとあれ!!!!鯨肉!!!持ち運びは便利だし、日持ちもするし、旨い!!!!」
爪'ー`)y-「なつかしーなー。何箱も自国に持ち帰ったなー。旨かったなー。」
337
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:35:52 ID:Z0.EZkKg0
このフォックスは相手が横堀じゃなかったらウザいのひと言で片付けられるレベル
338
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:39:25 ID:trNTJxwg0
横堀COOLだな
339
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:44:42 ID:TPQetlAE0
爪'ー`)y-「あー…食いもんの話ばっかになっちまったな…。でも俺、寺とか興味なくて見てねぇんだよな…。」
爪'ー`)y-「あ!そうだ!!日本の伝統装束に【着物】ってのがあってな!女の着るのはこう、花とか川とか柄が刺繍してあってよ、ものすごく布が余って邪魔そうなんだが、動きずらい分動きがおしとやかになってよ!!」
爪'ー`)y-「露出が少ないのにこれまたセクシーなんだわ!!いやぁ流石の俺もたまげたね!!」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「しかも!!!その着物ってのは胸がねぇ方が似合うんだ!!そういう風に作られててよ!貧乳に優しい文化なんだ!生物学的に劣る小さい胸に対してこんなに敬意を払う国を俺は応援したい!!!!!」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ」
爪'ー`)y-「ペラペラペラペラペラオッパイペラペラヘペラペラオッパイオッパイオッパイ」
爪'ー`)y-「オッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイオッパイ」
(//‰ ゚)「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………。」
爪'ー`)y-「で!!ジョルジュは大きさだけは譲れないっていうんだけど、俺は形を大事にしたいってふぇ」
爪'ー`)y-「ぶぇっくしょ―――っっ!!!!!」
(//‰ ゚)「 」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
爪; -ー-)y-「…流石に寒くなってきやがったな、…ズズッ」
爪'ー`)y-「…また行きてぇなぁ、日本。あんたも機会があれば行ってみるといい。」
(//‰ ゚)「…。」
340
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:50:46 ID:/ePx..cI0
投下間隔長いな三分くらいでいいんじゃね
341
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:52:38 ID:TPQetlAE0
>>340
すみません、実はこっそり加筆してました。ペースあげますね。
その4「家族」
カチッ ボォ…
爪'ー`)y-「…ハァ―。ちっとは温まったな。」
爪'ー`)y-「なんだよ、あんたも寒ぃのか?なんなら隣に(ry 嘘だよ、警戒すんなよ?」
爪'ー`)y-「俺はジェントルメーンなんだから女が嫌がるようなことしねぇっての、たく…。」
爪'ー`)y-「…………ごくごく普通の女の子が監禁中に考えることっていやぁ、やっぱ家族とかのことかね?うーん、まぁ大抵の家はここより住み心地いいだろうしなぁ…。」
爪'ー`)y-「…うーん。よし、じゃあおれの家族の話でもするか。つまんねーと思うけど。」
爪'ー`)y-「えっとなー…父親はあの手この手で利益を上げ、弱きを助け強きをくじく大物商人で、母親は一見気立てのよい主婦だが、実は世界を影で守るスーパーhうげほぉッ!」
(//‰ ゚)「 」
爪;'ー`)y-「うぇっ…ペッペッ。むせ、だ……ゲボッ」
爪'ー`)y-「…ハァー。悪ぃ、汚え面見しぢまっだな。紳士失格だぜ。」
爪'ー`)y-「……流石にばれてるか。俺は秘密主義なんでね、自分の素性は明かさないのよ。」
爪'ー`)y-「ま、どこかで元気に暮らしてんじゃねーかな!ケホッ、この俺の・・・・・・・・・家族なんだし。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「……俺はな、あんたに"家族"のことは教えらんないのよ、悪いけど。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…ゲホッ。」
342
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 13:58:12 ID:TPQetlAE0
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪'ー`)y-「…。」
爪'ー`)y-「」
爪; ー )y-
爪; ー )y-「ゲホッゴホッ!…ヒューッヒューッ」
(//‰ ゚)「…。」
343
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:01:31 ID:TPQetlAE0
その5「うそつき」
爪; ー )y-「…ヒューッ…ヒューッ…へへっ」
爪; ー )y-「…ガスが、まわってきたな…。どうやら、楽しいおしゃべりもここまで、のようだ…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪;'ー`)y-「…なぁ、お嬢さん。色々語ってきたが、実は今晩話したこと、全部嘘っぱちなん、だわ。」
爪;'ー`)y-「旅行なんてしたことないし、人に語れるような、恋もしたこと、ない。財産は国のお偉方が全部持っていっちまったし………。」
爪;'ー`)y-「家族、は…知らねぇ……。」
爪; ー )y-「…ヒューッ……誇り高き紳士でも、ないしな…うぇっ」
爪;'ー`)y-「…俺の人生を一冊の本にすりゃ、10人が10人俺を罵るだろうよ…。でもな、だけどな…?」
爪; ー`)y-「だけど…もし…」
爪; ー`)y-「もし、俺が握ったのが、人殺しの道具じゃなくて誰かの手だったら、もし、俺が寝たのが冷たい床じゃなく、誰かの、腕の中だったなら…」
爪; ー`)y-「…もし…記憶もないような、ガキの頃から誰かに愛されてりゃ……!!!」
爪; ー`)y-「…げほっごほっ、」
爪; ー )y-「…ごほぉ…けほぉ…ヒユーッ」
(//‰ ゚)「…。」
344
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:05:04 ID:TPQetlAE0
爪; ー )y-「……朝になったら、俺の部下のあさぴーってやつがここに来る。そしたらそいつに…ついてくんだ、"かわいいおじょうさん"。俺と違って、なかなか…紳士なやつだぜ…?」
(//‰ ゚)「…。」
爪;^ー^)「・・・最後によ…一生のお願い…使って、いいか…?」ヨロッ
345
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:06:52 ID:TPQetlAE0
(//‰ ゚)「…。」
爪; ー )y-「…ごほぉ…けほぉ…」
爪; ー )y-「へへへ…最後に紳士やめて…よかったぜ……。」
爪; ー )y-「…ごほぉ…やっぱ…おっぱい…は、最高…だよ…ぁ…けほぉ…」
爪; ー )y-「…あ…った…け…」(//‰ ゚ )
爪; ー )y-「………。」
爪; ー )y-「………。」
(//‰ ゚)「…。」
爪; ー )y-「…。」
(//‰ ゚)「…。」
爪; ー )y-「 」
346
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:08:12 ID:TPQetlAE0
(//‰ ゚)「…。」
(//‰ ゚)「………………………・・・・・・・・・・・・。」
(//‰ ゚)「…キュイン。」
(//‰ ゚)「…。」
「 おっぱい 」
347
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:11:18 ID:TPQetlAE0
カチッ カチッ ボォッ
(-@∀@)「・・・・・・フーッ。」コンコン
(-@∀@)「おーい、横堀ー。入るぞー。」 ガチャっ
(//‰ ゚)「ム・・・・・・あさぴーくん か。」
(-@∀@)「どーだい、体の調子の方は。」
(//‰ ゚)「上々だ。身体維持装置も人口頭脳も、ついでに言ってしまえば搭載されているセンサーやGPS、仕込み武器も全て問題ない。いつも通りだよ。」
(-@∀@)「さすが当時のドイツ最高機密。戦争が終わって早7年・・・まともなメンテなしにそこまでの精度を保ち続けるとは。たまんないね。」
(-@∀@)「フォックスの旦那からあんたを押し付けられた時はどうしようかと思ったが、案外ロボットが身近にいてもばれないもんだねぇ・・・。」
(//‰ ゚)「あさぴーくんの手回しのおかげだ。いつも感謝してる。」
(-@∀@)「ははは、よしてくれよ。あんたがカチカチの機械じゃなく区別が全くつかないくらい人間らしかったおかげさ。」
(-@∀@)「ま、出会って間もないのにおっぱいの素晴らしさについて小一時間語られた時は、正直真っ白になったけどね。」
(//‰ ゚)「…頼む、忘れてくれ。」
(-@∀@)「ははははは・・・。」
(//‰ ゚)「…。」
(-@∀@)「はは・・・。」
(-@∀@)「・・・・・・フォックスの旦那はさ・・・スパイなんて向いちゃいなかったのさ。」
(//‰ ゚)「…。」
(-@∀@)「あの人は感受性が高すぎた。人の痛みを知りすぎていた。・・・・・・往生際も悪くて、自分が手にいれられなかったものを何一つ、あきらめることができなかったんだ・・・。」
(-@∀@)「あの人は、優しかった。だから、不幸をひとりで背負いすぎたんだ。だから、もし、生まれた時代が、生まれた国が違ったら、きっと・・・」
(-@∀@)「きっと・・・。」
(//‰ ゚)「…。」
(-@∀@)「・・・すまねぇな、こんな話しちまって。でも、未だに時々そんなこと考えちまうんだ・・・。」
(//‰ ゚)「…いや、気にするな。」
(//‰ ゚)「誇り高き紳士には、時としてプライドを捨てて、素直に心中を吐露することが必要だからな。」
348
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:13:34 ID:TPQetlAE0
(-@∀@)「・・・はははっ!なんだよ、それ。あんた時々わけわかんないこと言うよな。」
(-@∀@)「なぁ あんたあの晩、一体フォックスの旦那に何吹き込まれたんだよ?」
(//‰ ゚)「・・・。」
おっぱいがカミサマからの贈り物だとするならば、
私に”こころ”を吹き込んだ、あなたは――――――
爪 'ー`)y- (//‰ ゚ )
爪'ー`)y-は色々吹き込むようです(//‰ ゚) おわり。
349
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:20:02 ID:ZR6y30xE0
乙乙
マイナーAAなのに書いてくれてありがとう!!
最初笑いながら読んでたのに、途中から画面が歪んで見えるんだが
350
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:27:07 ID:TPQetlAE0
>>349
もったいないお言葉ありがとうございます!!!
パッと見てこれだ!!!と思ったので全力で書いたんですが、8割書き終わったところで、
あれ、横堀って胸なくね・・・とか、下に書いてある文字に気づいたりしてあわあわしてました。
絵師様も見てくださった方もありがとうございます!!!レスすごく嬉しかったです!
違う絵でもう一作品くらい書く予定なので、よければまた見てくださいw
351
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 14:42:02 ID:b/Q6ziYo0
おつよー!
こうもってくるのか、いいね
気になっていた絵が書かれていて俺も嬉しい
352
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:04:18 ID:Iu/RaBhI0
報告
タイトル:( <●><●>)一人の世界のようです
URL:
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353825491/
投下しました
353
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:56:30 ID:Ge1B3FHM0
投下します
354
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:57:10 ID:Ge1B3FHM0
ミセ(∪)リ「愛した人が……」
('A`)「え?」
MMM
\ ミミ\
\ ミミ\
('Aζ;,@ ドグシャァァ!!
\ ミミ\
\ ミミ\
\ミミ\
\ミミセ(∪)リ 「死んでいく……」
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/29.jpg
('Aζ「そうだ鎌倉時代へタイムスリップしよう!」
( ^ω^)「ドクオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
.
355
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:57:51 ID:Ge1B3FHM0
('A`)
こんにちわ! 僕の名前はドクオだお!
間違えた。
よぉ。俺ん名前はドクオ。お初目だな。
今日はあろうことか鎌倉時代に来ちまったんだ。
空気はうめぇし、大仏はでけぇし、現代とそんな変わらねぇ。
ただ一つ大きく変わっちまった事って言ったら、あいつらが居ねぇ事だな。
r'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽ
( ミセ(∪)リ「サーティワンアイスクリーム最高!」)
) (
( (i)トソン「KAGUWASII BANIRANO KAORI」 )
丶〜'⌒'〇'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'´⌒'〜'
O
o
゚
('A`)
.
356
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:57:55 ID:tJw/hTGc0
前作との落差たるや
357
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:58:33 ID:Ge1B3FHM0
( ^ω^)「ドクオドクオ。聞いてくれお」
('A`)「違うな、ゆうじ。俺の事はこれから頼朝って呼んでくれ!」
( ^ω^)「頼朝頼朝。聞いてくれお!」
('A`)「どうしたんだい、ゆうじ」
( ^ω^)「ミセリちゃんとトソンちゃんがモンゴルからやってくるらしいんだお!」
('A`)「なんだって!? あいつらも鎌倉時代にやって来てたのか!」
( ^ω^)「早くこの世界の人たちを助けに行かないと、みんな愛されてしまうお!」
('A`)「こうしちゃいられないな。早速ワープするぞ!」
( ^ω^)「オッケーだお!」
r'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽ
(J( 'ー`)し「ゆうじ。ゆうじ。もうご飯のじかんよ」 )
丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'´⌒'〜'
( ^ω^)「あ。ごはんの時間みたいだお」
こうして俺は一人で対馬に向かう事になったんだ。
.
358
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 16:59:16 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「よ〜〜し、みんなでモンゴルの野郎を倒そう!」
「「「「「「えいっえいっおーーーー!!」」」」」」
∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ`)
('A`)「これだけの数が居れば安心だろ……」
ゴォォォーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
('A`)「ん……?」
∬´_ゝ`)「頼朝様! この音は!」
('A`)「な、なんだって言うんだ!」
∬´_ゝ`)「見てください! 西の空を」
∬´_ゝ`)「ああ、地獄絵図だわ」
('A`)「わあ!」
俺はびっくりしたね。なんたって、あんなものが空に浮かんでるんだから。
.
359
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:00:02 ID:Ge1B3FHM0
____
/ /
/miseri ./
ゴォォォオオオオオ!! /Λ_Λ ./
/ミセ*^ー^)リ /
/ ∧∧ っ /
/ (゚、゚トソン ̄ /
_______________________/ U U ̄ ̄/ _
/ ・・・・・|_|・・・・・ Λ_Λ ∩∩ /)_/) i⌒――⌒i  ̄ | __
/<i> <i> miseri Airlinesミセ*゚ー゚)リ (・x・)ノ (゚、゚トソン ( 〈i〉ω〈i〉) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/ _ _ っΘ⊂ ノ|x| _ (U__U) /ヽ / /_ノ ヽ  ̄ ̄ ̄ / ̄
| ▼ |_|・・・・・・・・・・|_|・・・・・・ ・・ |_|・・・・_・・・・|_|・・・/_/ |_|((.l_ll))) /
|_人_ ミセ*゚ー゚)リ(゚、゚トソン/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / (゚、゚トソン /
\ (∩∩) (∩∩) \== / ̄ ̄ ̄ /|| ̄| ̄|\/ ̄ ̄ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄|\/ ̄|| | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| | | | || |_|/
|| |_|/  ̄ ̄
「「「「「「きゃあああああああああああ!!」」」」」」
∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ`)
('A`)「せ、世界の終りだ!」
こうやって俺たちがパニくってるとよぉ。あいつらは鉄の棺桶から出てきやがったのさ。
______________
__||__
/ | \___/| ≡≡≡
/(゚、゚トソン| ____| ≡≡≡≡
( ̄ ̄ ̄ ̄ / ≡≡≡
 ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ブロロロロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
('A`)「何だ、あの小型機は!」
.
360
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:00:52 ID:Ge1B3FHM0
ズガガガガガガガガガガ!!!
______________
__||__
ドグシャァァ / | \___/|
≡≡≡ ≡≡≡ ≡≡≡ /(゚、゚トソン| ____|
≡≡≡∬´_ゝξ@,. ≡≡≡≡≡≡ Σそ==( ̄ ̄ ̄ ̄ /
∬´_ゝ`ζ;,≡≡ ≡≡≡  ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ブロロロロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
('A`)「姉者ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「「「「「「もうやめてーーーーーーーー!!」」」」」」
∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ`)
('A`)「みんな落ち着くんだ! まだ姉者はいっぱいいる!」
とか言うけどよぉ! どうしろってんだよ、あの機械をよぉ!
('A`)「くっそー、ひらめけー。ひらめけー」
ひらめけよ、俺のマインド!!
∬´_ゝ`)「何か降りて来るわ!」
∬´_ゝ`)「いたいけなプッシーとナッツの形をしている!」
プッシーとナッツ形!? さ、さては、アイツか!!
.
361
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:01:33 ID:Ge1B3FHM0
ジャジャジャジャーーーン!!
ミセ(∪)リ
⊂|、, つ
キュッ ((, |
| | ノ
(.(_)
('A`)「ミセリ!!」
ジャジャジャジャーーーーーーン!!
(i)トソン
./ つ つ
(_⌒ヽ
.)ノ `J ウゴウゴ
('A`)「トソン!!」
ミセ(∪)リ「サーティワンアイスクリーム最高!」
(i)トソン「KAGUWASII BANIRANO KAORI」
('A`)「女子高生してやがる!」
「「「「「「こわーーーーーーーーーーい!!」」」」」」
∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ`)
('A`)「落ち着くんだ、姉者ーーーーーーーーーーーーー!!」
.
362
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:02:23 ID:Ge1B3FHM0
ミセ(∪)リ「久しいね、ドクオ君」
('A`)「お前ら、何が目的だ!」
ミセ(∪)リ「目的なんかない。あなたがこの時代にタイムスリップしたようにね」
('A`)「クッ……。論破されちまったぜ」
ミセ(∪)リ「さぁ、殺戮の宴をはじめよう!」
う〜〜〜〜〜〜〜ん
∧,,∧ ∧,,∧
∧ セ*゚ー゚) (゚、゚トソン∧∧ 審議中
ミセ *゚-) U) ( つと ノ(、゚ トソン
| U ミミセ *゚) (゚ トソン と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
('A`)「しめた! あっちはチームワークがなってないぞ!」
俺は思ったんだ! これなら、俺たちの類稀なるチームワークで勝てるってな!!
よ〜〜し、やるぞ〜〜〜〜〜!!
('A`)「みんな! 準備は良いか! えい! えい! おーーーーーーーーーーー!!」
「「「「「「えいっえいっおーーーー!!」」」」」」
∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ∬´_ゝ`)
.
363
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:03:06 ID:Ge1B3FHM0
ミセ(∪)リ「甘いよ。あなた達如き私一人で十分」
('A`)「見せてやるぜ、友情パワー!」
ミセ(∪)リ「愛した人が……」
('A`)「え?」
',@ξゝ`)
∬´_ MMM ,;’。
\ ミミ\ζ_ゝ`)
\ ミミ\
∬´_ゝζ;,@ ドグシャァァ!!
\ ミミ\
\ ミミ\
\ミミ\
\ミミセ(∪)リ 「死んでいく……」
('A`)「姉者ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
くそっ、俺はミセリに勝てねぇのかよ!
('A`)「姉者、姉者……」
勝ちてぇ。力が欲しい。勝ちてぇ……
勝ちてぇッ!!!
.
364
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:03:16 ID:Wax6LtJ.0
こいつはすげぇ……
365
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:03:49 ID:Ge1B3FHM0
\ ヽ ! | /
\ ヽ ヽ / / /
うわああああああああああああああああ!!
\ | / /
,イ
 ̄ -- = _ / | --'''''''
,,, ,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ -  ̄
゙l ゙、_
.j´ . (.
─ _ ─ { ('A` ) /─ _ ─
). c/ ,つ ,l~
´y { ,、 { <
ゝ lノ ヽ,) ,
ミセ(∪)リ「こ、この力は」
(i)トソン「パラドックスよ」
ミセ(∪)リ「パラドックス!?」
(i)トソン「ええ。そして、愛した人は───────」
────────蘇る
.
366
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:05:04 ID:YM70zhN20
タメがうぜえwwwww
367
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:05:10 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「蘇れ!! 今までの元彼!!」
( ・∀・)「出席番号5番。モララーです。小学5年の時に付き合ってました」
('A`)「ケッ。いまどきのガキはませてやがんな!」
(´・ω・`)「僕はショボン。中学校二年生から付き合ってたよ」
('A`)「一方俺は菜園係だった! きゅうりゾンビって呼ばれてたぜ!」
( ФωФ)「吾輩の名前はロマネスク。教師だけどJKとつきあっちゃったのである」
('A`)「はーるのーこもれびのーなかでー♪」
(,,゚Д゚)「俺はギコ。しぃを振ってミセリと付き合った。セックスは気持ちよかった」
('A`)「そうか。良かったな」
( ^Д^)「プギャーってんだ。あいつは金遣いが荒かったぜ!!」
('A`)「サーティワンを食いまくる女にロクなヤツはいねぇ!!」
368
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:05:56 ID:Ge1B3FHM0
ザッ…
( ・∀(´・ω・( ФωФ(,,゚Д( ^Д^)
('A`)「これで全部か……。見せてやろうぜ。力をよ」
「「「おう!!」」」
( ・∀(´・ω・( ФωФ(,,゚Д( ^Д^)
ミセ(∪)リ「まずいわ、逃げましょう」
(i)トソン「KAMAKURA JIDAIHA SYUUENWO MUKAERU」
('A`)「これが俺たちの力だああああああああああああああああああああああああああ!!」
がんばれがんばれ
どっくーーお!
がんばれがんばれ
どっくーーお!
∧_,,∧
、-‐'''""''''\ /\. (,,゚Д゚,,) /ヽ
\ ● \ | ● ⊂ ⊃ ● | r--─‐i
\-‐'''""'''' ヽ/@/ く \ / r─--‐i | ● |
\ ∧_,,∧ ∧_,,∧(ノ⌒ヽ)∧_,,∧ | ● | ∧_,,∧ |--─‐''
○○・ω・`) ( ・∀・)∩ ∩(ФωФ )''─--‐| ( ^Д^ )∩
ヽヽ` ヽ'´) ⊂ r ' '-、 つ ⊂ /
@〉 ,.- '´ @ノ / ヽ '、@ r‐' /@
〈_ノ´..................(ノ⌒し'......................'、_l⌒'、)................`""ヽ_ノ
369
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:06:40 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ミセ(∪)リ「逃げられない!!」
('A`)「てやああああああああああああああああああああああああああ!!」
チュッ
ミセ(∪)リ'ε`)
ミセ(∪)リ
ミセ(∪)リ
ミセ(∪)リ
o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *
キラキラ
o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ * o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *
*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:.
o○☆ *:.. ミセ(∪)リ o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *
o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ * *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:.
o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ * キラキラ
o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *
.
370
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:07:41 ID:Ge1B3FHM0
ミセ(∪)リ「あ、」
ミセ(∪゚)リ 「愛した人は」
ミセ(ー゚)リ「ここに……」
ミセ(゚ー゚)リ「ここに……!」
ミセ*゚ー゚)リ「……いたんだ!!」
('A`)「ミセリ、会いたかったぜ」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ!!」
(i)トソン「ハッピーエンド……、か」
(´・ω・`)「ガラじゃないかい?」
(i)トソン「まあね。……でも」
ナァ、ドウヤッテカエルンダ
ミセ*゚ー゚)リ('A`)
シラナイ
───────────ああいうのも偶には悪くない、ってね。
∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)おわり∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)∬´_ゝ`)
371
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:09:59 ID:mioQ14p60
あ…え…乙
372
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:10:18 ID:Ge1B3FHM0
肝心な事忘れてたわ
タイトル:∬´_ゝ`)の椎骨は並以上のようです 〜私の四畳半物語〜
おわり
373
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:10:36 ID:dQC8HDUQ0
とりあえずよくわからないって事は分かったわ
374
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:10:38 ID:QVTfw8CE0
カオスすぎて何が起こったのかわからなかったww乙
375
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:11:20 ID:ZR6y30xE0
お、乙・・・
376
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:25:25 ID:tVShgPxc0
ふ、ふ、ふふおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!11
私が丹誠込めて描いたミセリちゃんを!! 練った設定を!! 余すことなくこれほどまで美しく使っていただけるだなんて!!!!!11
感極まって全身が痙攣します!!!!11 震えがとまりませn!!!!11111 なんてポエジーにあふれているんでしょう!!!!!1
世界は今!!!!11 喜びに満ちあふれている!!!!11 わっツアワンダフルワールド!!!!111
間違いなくあなたがラノベ王です!!!!11 私の中でのグランプリ受賞です!!!!! 私と結婚しましょう!!!!11
これはほんのばかりのお礼の絵です、一生懸命かきました!!!1 是非受け取って下さい!!!!!!!1111
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_326.png
377
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:26:28 ID:b/Q6ziYo0
どっちもひっどいひっどいwwww
大好きだわ
378
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:31:07 ID:tJw/hTGc0
>>294
→
>>354
どういうことなの……
379
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:32:38 ID:QVTfw8CE0
いやーコメントも絵も輝いてるねwww
>>325
乙です
絵を使ってくれてありがとうございます
>>67
私とした事があまりに衝撃的な葡萄哲学と愛憎劇に打ちひしがれて乙を言うの忘れてました
ご所望のアンデルセン少年と炎上するマッスルを描いたので許してください
ttp://imepic.jp/20121125/612350
冗談はさておき、楽しいお話を書いてくれてありがとうございました乙
>>172
ttp://imepic.jp/20121125/612510
癒されました、ありがとうございました
他の挿絵も入れて描きたかったけど手が死んでしまうんで勘弁してつかぁさい
380
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:37:33 ID:7K6RtDDk0
うわわああわこのカオスな空気の中で投下しにくい・・・!
>>379
みんな美人だ!美男だ!綺麗だ!!
投下いくよ・・・
381
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:38:13 ID:7K6RtDDk0
( ><)『もしもし・・・あっ、Hello?ニーハオ?聞こえますか?』
( <●><●>)「・・・どなたですか。というかこの糸電話、何なんですか。」
( ><)『宇宙からの糸電話なんです!!』
( <●><●>)「それはそれは。いやぁおどろきましたぁ〜。・・・いつまで私をからかうんですか。
早めに出てきてくれたら鼻にパンチかますくらいにするので出てきてください。」
(;><)『ちょっ、本当に宇宙からの糸電話なんです!信じてください!!』
( <●><●>)「おぉっとそういえば電波がちょっと繋がらないのか糸電話の様子がぁ〜?」
(;><)『というかむしろからかわれてるのは僕の方なんです!』
( <●><●>)「ふざけないでくださいよ・・・。」
(;><)『こっちの台詞なんです!2週間前から待っててやっと誰かと話せたんです!お願いなんです話を聞いてください!!』
( <●><●>)「私いつもここを通って帰るんですが、昨日はこんな糸電話ありませんでした。」
( ><)そ『んなっ・・・!』
( <●><●>)「あーあ、矛盾ですね矛盾。逆転裁判でもして鍛えたらどうですか?」
(;><)『・・・うぅっ、小一時間説得しても無駄だなんて・・・頭の固いひとですぅ・・・。』
( <●><●>)「まだ10分程度しか会話していませんよ。あなた時間の感覚大丈夫ですか。」
382
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:38:57 ID:7K6RtDDk0
( <●><●>)「・・・とりあえず私はもう帰らないといけないので。
ほらほらいつまでも遊んでいないで子供は早く家にお帰んなさい。」
(;><)『えっ!?ほほ、本当に言っちゃうんです・・・か・・・・・。』
( ><)少年、両手に糸電話のようです
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/47.png
( ><)「うぅっ、僕はこれから、どうすればいいんですか・・・。おうちに帰りたいです。」
( ><)「おにいちゃんに会いたい、お母さんに会いたい。わんわんおと遊びたいんです。」
( ><)「・・・・おかあさんが作るおにぎり食べたい・・・。」
(;><)「自分が悪いんです・・・。流れ星に宇宙に行きたいなんて願っちゃったから・・・。」
(。><)「でも・・・・寂しいんです・・・・。」グスン
383
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 17:39:37 ID:7K6RtDDk0
( ><)「あー、あーーっ、テストなんですテストなんです。
よく分からないこの小さな惑星で結構月日がたったんです。地球は今何時ですか。」
( <●><●>)『二日も連続してしつこいですね。そんなにかまってちゃんなのですかあなたは。』
( ><)「その声・・・久しぶりなんです・・・・!」
( <●><●>)『そうですね数時間ぶりですね。まったく、家庭裁判所につきだして脅しますよ?』
(;><)「そそ、その時点でもう脅してるんです・・・。ってか数時間ぶりなんですか!?
じゃあ僕が今まで暇つぶしでやっていたあやとりの一ヶ月間は・・・!!」
( <●><●>)『あ、わかりました。あなた友達いないんですね。可愛そうに・・・・。
なんか昨日今日とふざけてしまってごめんなさい。』
(;><)「うわぁ!人に散々言っておいてふざけてたの認めた!最低だ!!」
( <●><●>)『というかあなた声ちょっと掠れてるじゃないですか。それほど誰とも会話をしなかったと・・・。私で良ければお話相手になるので隠れてないで出てきなさい。』
(*><)「本当ですか!?僕、流れ星に宇宙に行きたいって願ったら本当に宇宙に・・・。」
( <●><●>)『あなたを哀れと思ってしまった私が馬鹿でした。』
(#><)「ばっちきしょー!!」
( <●><●>)『正直痛々しくて聞いていられないです・・・。どこまでメルヘンチッカーかまってちゃんなんですか・・・。』
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