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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
299
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 00:20:25 ID:Ge1B3FHM0
('A`)「ああ。もう氷は十分なんだ」
その男の一言に対し、女はこう言った。
ξ゚⊿゚)ξ「うそつき」
冬が二つ目の風を産んだ。
今度の風は女の髪を揺らさずに、男の髪を揺らした。
遠くの森の香りと透明な氷の香りが混ざった美しい冷気が、ふわりと舞う。
男は転がっている氷を口に含んだ。
('A`)「教えてくれ。氷は俺の何だ」
女は答える。
ξ゚⊿゚)ξ「体よ」
男は暫く黙った後、もう一度問う。
('A`)「氷が俺の体だと言うのなら、雪は俺の何だ」
女は俯き、こう答えた。
ξ゚⊿゚)ξ「人かしら」
男が再び歩みを進めると、雪の川が、しゃりと鳴った。
.
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