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文書
122
:
名無しさん
:2021/10/30(土) 21:14:37
別れた女房は私の望みであった女児を産むことはなかった。
私は、女房に何度も誓わせたはずである。
私の陶酔のために、女児を生むんだ。
美しい私には、女児が似合うんだ。
だから、生むんだ。
それが、おまえの役目なんだ。
女房の膨らんだ腹に顔面を押し当て、おちょぼ口で吸い付きながら、私は願った!
どうか、この中身が私の美しさを受け継いだ、美しい女児たらんことを!
しかし、女房はおそるべき行為で私を裏切ったのである。
女房は徹底して、私の複製のような男児ばかりを生むのであった。
それは、あまりにも私の複製じみていて、無能で、不気味な予感がする…、まさに私そのものであった。
女房は、我が複製たちに囲まれながら、満足げであった。
そして、別れておくれと叫んだ。
123
:
名無しさん
:2021/10/30(土) 21:15:35
別れた女房は私の望みであった女児を産むことはなかった。
私は、女房に何度も誓わせたはずである。
私の陶酔のために、女児を生むんだ。
美しい私には、女児が似合うんだ。
だから、生むんだ。
それが、おまえの役目なんだ。
女房の膨らんだ腹に顔面を押し当て、おちょぼ口を吸いつかせながら、私は願った!
どうか、この中身が私の美しさを受け継いだ、美しい女児たらんことを!
しかし、女房はおそるべき行為で私を裏切ったのである。
女房は徹底して、私の複製のような男児ばかりを生むのであった。
それは、あまりにも私の複製じみていて、無能で、不気味な予感がする…、まさに私そのものであった。
女房は、我が複製たちに囲まれながら、満足げであった。
そして、別れておくれと叫んだ。
124
:
名無しさん
:2021/10/30(土) 21:18:52
若返れ!、若返れ!
新女房にむけて、唱える。
私の精神は、セブンティーンなのである。
ならば、それに見合う姿になれ。
目の前の老婆にむけて、となえる。
125
:
名無しさん
:2021/10/31(日) 10:43:16
夥しい量の糞をして、漂う臭一郎を前に悦に入る。
それは、日課であった。
キモ一郎、そう呼ぶ旧女房の声が聞こえた気がした。
126
:
名無しさん
:2021/11/07(日) 13:39:53
この不気味な眼を隠すため、これからはサングラスキャラでいこうと思い立った。
死ぬまでサングラスを外さない覚悟だ。
先人たちよ、私も仲間に入れておくれ。
やくみつる、タモリ、サンプラザ中野くん、佐村河内……。
私も一緒に連れてって。
127
:
名無しさん
:2021/11/09(火) 09:13:59
探したァ……。
私は、女房と別れてから、必死に女房候補を選定した。
そして、ついに私に相応しい女房を見つけたのだ。
新女房を手にしたのに、なぜだろうか。
私は、また女房候補を選定し始めた。
目の前の老婆が、私の女房か。
精神はセヴンティーンのこの私の女房が、おまえだというのか。
128
:
名無しさん
:2021/11/11(木) 11:20:55
私の不気味な目が慌ただしく運動し、女房候補を選定していく。
そして、新女房になったのは、おまえだった。
婆であった。
どう見たって、私の目の前にいるものは、婆であった。
17歳の精神を保ち続ける私には、あまりにも、婆であった。
新しい女房であるはずなのに、老いた女房の皺だらけの顔は、美しくもなく、神聖でもなかった。しかし、その醜さと老いとは、私の内的な状態に、不断の確証を与えるかのようだった。
私は、58歳なのか?
慌てて、鏡を取り出すと、そこにはスケベそうに鼻の下を伸ばした不気味なジジイが写っていた。
129
:
名無しさん
:2021/11/11(木) 11:24:16
私の不気味な目が慌ただしく運動し、女房候補を選定していく。
そして、新女房になったのは、おまえだった。
婆であった。
どう見たって、私の目の前にいるものは、婆であった。
17歳の精神と肉体を保ち続ける私には、あまりにも、婆であった。
新しい女房であるはずなのに、老いた女房の皺だらけの顔は、美しくもなく、神聖でもなかった。しかし、その醜さと老いとは、私の内的な状態に、不断の確証を与えるかのようだった。
私は、58歳なのか?
慌てて、鏡を取り出すと、そこにはスケベそうに鼻の下を伸ばした不気味なジジイが写っていた。
130
:
名無しさん
:2021/11/14(日) 13:36:11
私の不気味な目が慌ただしく運動し、女房候補を選定していく。
そして、新女房になったのは、おまえだった。
婆であった。
どう見たって、私の目の前にいるものは、婆であった。
17歳の精神と肉体を保ち続ける私には、あまりにも、婆であった。
新しい女房であるはずなのに、なぜか 老いている女房の皺だらけの顔は、美しくもなく、神聖でもなかった。しかし、その醜さと老いとは、私の内的な状態に、不断の確証を与えるかのようだった。
私は、58歳なのか?
慌てて、鏡を取り出すと、そこにはスケベそうに鼻の下を伸ばした不気味なジジイが写っていた。
131
:
名無しさん
:2021/11/20(土) 10:43:39
私の不気味な目が慌ただしく運動し、女房候補を選定していく。
そして、新女房になったのは、おまえだった。
婆であった。
どう見たって、私の目の前にいるものは、婆であった。
17歳の精神と肉体を保ち続ける私には、あまりにも、婆であった。
新しい女房であるはずなのに、なぜか 老いている女房の皺だらけの顔は、美しくもなく、神聖でもなかった。しかし、その醜さと老いとは、私の内的な状態に、不断の確証を与えるかのようだった。
私は、58歳になるのか?
慌てて、鏡を取り出すと、そこにはスケベそうな、鼻の下を伸ばした不気味なジジイが写っていた。
132
:
名無しさん
:2021/11/20(土) 12:38:15
新女房の調達の完了までに、私が数々の女房候補の選定を重ね、旧女房のようなハズレを選ばないために、入念な審査を行った、というわけでもなかった。
私は、一刻も早く女房が欲しかったのだ。
私の呪いで満ちた睾丸が、我慢ならなかったのだ。
女児の種が、この呪いに打ち勝ち、発生していると確信している。
私は、新女房と娘を作ろうと思う。
133
:
名無しさん
:2021/11/20(土) 12:41:31
新女房の調達の完了までに、私が数々の女房候補の選定を重ね、旧女房のようなハズレを選ばないために、入念な審査を行った、というわけでもなかった。
私は、一刻も早く女房が欲しかったのだ。
私の呪いで満ちた睾丸が、我慢ならなかったのだ。
今の私の睾丸には、女児の種が呪いに打ち勝ち、発生していると確信している。
私は、新女房と娘を作ろうと思う。
134
:
名無しさん
:2021/11/20(土) 12:42:14
新女房の調達の完了までに、私が数々の女房候補の選定を重ね、旧女房のようなハズレを選ばないために、入念な審査を行った、というわけでもなかった。
実は、もう誰でもよかった。
私は、一刻も早く女房が欲しかったのだ。
私の呪いで満ちた睾丸が、我慢ならなかったのだ。
今の私の睾丸には、女児の種が呪いに打ち勝ち、発生していると確信している。
私は、新女房と娘を作ろうと思う。
135
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:00:35
間違っても、婚約解消なんてしようとは思わないことだ。
新女房、おまえは私の女房だ。
新女房、私はおまえに呪いをかけた。
新女房、おまえはずっと私の女房だ。
旧女房のように、逃げ出そうなんて思わないことだ。
136
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:04:11
新女房よ、私の前だけでも少女となれ。
私も、高校を留年したあの日に戻ろう。
セヴンティーンの私に見合う、少女になれ。
無能でキモくて金もなく、口を開けばつまらないことばかりの私にふさわしい女房になるんだ。
137
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:10:52
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
私は、高校を留年したあの日に戻ろう。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、少女になれ。
無能でキモくて金もなく、口を開けばつまらないことばかりの私にふさわしい女房になるんだ。
138
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:14:51
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
私は、高校を留年したあの日に戻る。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻るから。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の家庭を。娘を作ろう。
実際は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりの私だが、それでも、私の理想通りの女房になるんだ。
139
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:17:57
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
私は、高校を留年したあの日に戻る。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻るから。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、うら若き少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の家庭を。娘を作ろう。
実際は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりの私だが、それでも、私の理想通りの女房になるんだ。
140
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:20:06
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
理想とする女房とは、かけ離れたその老婆を見ながら、私はほとんど祈った。
私は、高校を留年したあの日に戻るから。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻る。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、うら若き少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の家庭を。娘を作ろう。
実際は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりの私だが、それでも、私の理想通りの女房になるんだ。
141
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:21:19
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
理想とする女房とは、かけ離れたその老婆を見ながら、私はほとんど祈った。
私は、高校を留年したあの日に戻るから。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻る。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、うら若き少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の夫婦を。そして、娘を作ろう。
実際は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりの私だが、それでも、私の理想通りの女房になるんだ。
142
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:24:14
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
理想とする女房とは、かけ離れたその老婆を見ながら、私はほとんど祈った。
私は、高校を留年したあの日に戻るから。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻る。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、うら若き少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の夫婦を。そして、娘を作ろうか。
そんなことは無理だと理解している、私は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりだ、それでも、おまえだけでも私の理想通りの女房になるんだ。
若返れ、若返れ。
私は、目の前の老婆に祈った。
143
:
名無しさん
:2021/11/22(月) 13:25:29
新女房は、何度、目を擦ったって老婆のままだった。
理想とする女房とは、かけ離れたその老婆を見ながら、私はほとんど祈った。
私は、高校を留年したあの日に戻るから。
今より、エネルギッシュなキモさを持っていた私に戻る。
やり直したいのさ、あの頃を。
だから、新女房、おまえも、セヴンティーンの私に見合う、うら若き少女になれ。
そして、やり直そう。
私の理想の夫婦を。そして、娘を作ろうか。
そんなことは無理だと理解している、私は、無能でキモくて金もないスケベなジジイで、口を開けばつまらないことばかりだ、それでも、おまえだけでも私の理想通りの女房になるんだ。
若返れ、若返れ。
私は、念仏を唱えるみたいに、手を擦りながら目の前の老婆に祈った。
144
:
名無しさん
:2021/12/06(月) 20:01:09
女児の種を持たぬ、呪われし睾丸を叩く。
腐った肉を叩くような音と共に痛みがきて、これこそが、呪いを解き消す痛みであると思えた。
女児の種よ、なぜ無いのだ。
ペチン。
私は、陶酔したかったのさ。
ならば、私の陶酔はどうなるのだ。
ペチン。
美しい私の美しさを継いだ、美しい娘たらんことを。
女房の膨らんだ腹に願ったのだ。
ペチン。
ペチン。
ペチン。
日は暮れ、そして朝がきた。
腐った肉を叩くような音は、いつまでも鳴り続けた。
145
:
名無しさん
:2021/12/08(水) 11:26:39
歌うか……。
上機嫌になった私は、歌いはじめた。
新婚の私は、とても浮かれていた。
じゃあ、歌います。
こんな夜更けに響く私の歌声はさぞかし、美しかろう。
旧女房は、私の歌声をまるで屁のようだと、言っていた。
新女房は、どうかな。
私は、窄めた唇を、思い切り開いて、歌い出した。
146
:
名無しさん
:2021/12/12(日) 13:40:24
別れた女房と結婚したばかりの頃、私と女房は子を作ることになるのだが、その前に私は言った。
子は、娘ばかりが10人ほどがいいと思う。
女房は、産んだ。それはもう、たくさんの男児を。
私の複製じみた、その赤子たち。
私はもう一度言った。
子は、娘ばかりが10人ほどがいいと思う。
147
:
名無しさん
:2021/12/12(日) 14:15:02
別れた女房と結婚したばかりの頃、私と女房は子を作ることになるのだが、その前に私は言った。
子は、娘ばかり10人ほどがいいと思う。
女房は、産んだ。それはもう、たくさんの男児を。
私の複製じみた、その赤子たち。
私はもう一度言った。
子は、娘ばかり10人ほどがいいと思う。
148
:
名無しさん
:2021/12/13(月) 18:19:25
──私は、キモ一郎だ。
旧女房と別れる前、私はそう言った。
その瞬間、すべてを理解した顔をしていた。
149
:
名無しさん
:2021/12/13(月) 18:21:49
──私は、キモ一郎だ。
旧女房と別れる前、私はそう言った。
その瞬間、すべてを理解した顔をしていた。
新女房は、どうだろうか。
私のキモさと無能さを徹底して見せつけて、そして、最後に私がキモ一郎だということを告白する瞬間。
それこそが、結婚の醍醐味なんだ。
150
:
名無しさん
:2021/12/18(土) 13:24:15
惨憺たるキス
151
:
名無しさん
:2021/12/18(土) 15:27:13
夜道に、不気味な顔が浮かんだ。
このあまりにもおぞましい、昆虫を裏返しにしたような顔に、悲鳴をあげて逃げ去った女房候補。
私は、すでにもう次の女房を探してしまっていた。
新女房が、気に食わないのだ。
152
:
名無しさん
:2021/12/18(土) 15:27:54
夜道に突然、顔が浮かんだ。
このあまりにも不気味な、昆虫を裏返しにしたような顔に、悲鳴をあげて逃げ去っていった女房候補。
私は、すでにもう次の女房を探してしまっていた。
新女房が、気に食わないのだ。
153
:
名無しさん
:2021/12/18(土) 15:29:53
夜道に突然、顔が浮かんだ。
このあまりにも不気味な、昆虫を裏返しにしたような顔に、悲鳴をあげて逃げ去っていった女房候補。
私は、すでにもう次の女房を探してしまっていた。
新女房は、私の理想的女房とは違っていたのかもしれない。
154
:
名無しさん
:2021/12/18(土) 15:30:21
夜道に突然、顔が浮かんだ。
このあまりにも不気味な、昆虫を裏返しにしたような顔に、悲鳴をあげて逃げ去っていった女房候補。
私は、すでにもう次の女房を探しはじめてしまっていた。
新女房は、私の理想的女房とは違っていたのかもしれない。
155
:
名無しさん
:2021/12/19(日) 16:07:28
旧女房との暮らしは、私の理想とはかけ離れていた。
ある日、いよいよ、私は解放された。
そして、見つけた新女房。
私は、言った。
新女房、おれ、しあわせの絶頂にいるのだ。
156
:
名無しさん
:2021/12/19(日) 16:07:57
旧女房との暮らしは、私の理想とはかけ離れていた。
ある日、いよいよ、私は解放された。
そして、見つけた新女房。
私は、言った。
新女房、おれ、いま、しあわせの絶頂にいるのだ。
157
:
名無しさん
:2021/12/23(木) 12:38:14
罪人のキス
158
:
名無しさん
:2021/12/23(木) 12:40:26
旧女房との暮らしは、私の理想とはかけ離れていた。
うんざりしていた旧女房との日々は、から、ある日、いよいよ私は解放された。
そして、見つけた新女房。
私は、言った。
おれ、いま、しあわせの絶頂にいるのだ。
159
:
名無しさん
:2021/12/23(木) 12:40:52
旧女房との暮らしは、私の理想とはかけ離れていた。
うんざりしていた旧女房との日々は、ある日、いよいよ終わり、私は解放された。
そして、見つけた新女房。
私は、言った。
おれ、いま、しあわせの絶頂にいるのだ。
160
:
名無しさん
:2021/12/23(木) 12:43:41
深夜、私は物陰に隠れる。
そして、顔だけを暗がりから出して、通り掛かる者を驚かす。
161
:
名無しさん
:2021/12/28(火) 10:04:37
明日の私は、もっとキモい。
58年間、熟成されたキモさが、明日はさらに悪臭を放つだろう。
162
:
名無しさん
:2021/12/29(水) 13:26:42
松山慶一郎は、ドッペルゲンガーを発見する。
美しい私を複製したかのようなそれに、思わず目を奪われた。相手方も、そうらしい。
私たちは、ごく自然に唇を重ねていた。
そして、強毒性の唾液をお互いに流しこみ、死んだ。
163
:
名無しさん
:2021/12/29(水) 13:28:19
松山慶一郎は、ドッペルゲンガーを発見する。
美しい私を複製したかのようなそれに、思わず目を奪われた。相手方も、私を見つめていた。
その後、私たちは、ごく自然に唇を重ねていた。
そして、強毒性の唾液をお互いに流しこみ、死んだ。
164
:
名無しさん
:2021/12/29(水) 13:54:53
松山慶一郎は、ドッペルゲンガーを発見する。
美しい私を複製したかのようなそれに、思わず目を奪われた。相手方も、私を見つめていた。
その後、私たちは、ごく自然に唇を重ねていた。
倒れている松山慶一郎は、唇を窄ませたまま、満足げな死に顔をしていた。
165
:
名無しさん
:2021/12/29(水) 14:13:23
58年間熟成された私の唾液を私自身に流し込むとして、その味はいかなるものだろう。
おそらく、臭くて苦くて、強い毒性がある。
それでも、私はやらなくてはならない。
強毒性の唾液を、流し込まねばならない。
166
:
名無しさん
:2021/12/31(金) 09:38:03
別れた女房が、キモアレルギーを発症したように、新女房もキモアレルギーを発症するだろうか。
私の全身から滲む粘着性の汁と、舞い散る粉。
私は、髭をかきむしり、粉を撒き散らした。
新女房は、軽く咳き込んだ……。
急がねばならぬ。
新女房に、早くキモアレルギーを発症させるのだ。
167
:
名無しさん
:2021/12/31(金) 09:40:07
別れた女房が、キモアレルギーを発症したように、新女房もキモアレルギーを発症するだろうか。
試しにヒゲをかきむしって、粉を撒き散らしてみた。
新女房は、軽く咳き込んだ。
急がねばならぬ。
168
:
名無しさん
:2022/01/02(日) 15:40:09
本当に松山慶一郎死んでほしい
お願いします
頼むからお願いしますから
松山慶一郎死んでくれ頼む
169
:
名無しさん
:2022/01/03(月) 06:50:55
お願いしますから
松山慶一郎死んでくれ
頼むから
お願いしますから
あいつは、とにかく気持ち悪い
マジで死んでほしい
お願いします
松山慶一郎死んでくれ頼む
170
:
名無しさん
:2022/01/03(月) 10:43:34
新女房探しは、過酷だ。
行き交う女房候補たちの中から、これぞという者を、選び出すために、私の不気味な目玉がギュルギュルと回転して、女房候補たちを選定していく。
171
:
名無しさん
:2022/01/03(月) 10:44:28
新女房探しは、過酷だ。
行き交う女房候補たちの中から、これぞという者を、選び出すために、私の不気味な目玉がギュルギュルと回転して、女房候補たちを選定していく。
そして見つけた新女房に、私は兵士のように歩み寄っていった。
172
:
名無しさん
:2022/01/03(月) 11:00:12
別れた女房のことを、思い返さねェわけではない。時には、懐かしむことだってある。
ただ、薄れつつある。
鮮明に思い出せるのは、肛門くらいだ。
女房の顔すらも、石版刷りのようにはっきりとしないのに、なぜか肛門だけは、目の前にあるかのような鮮明さで思い出せるのである。
美しい、とは思わない。
もう一度、触れたいとも思わない。
だが、私にとっては、とても懐かしい記憶である。
173
:
名無しさん
:2022/01/03(月) 11:03:22
別れた女房のことを、思い返さねェわけではない。時には、懐かしむことだってある。
ただ、薄れつつある。
鮮明に思い出せるのは、肛門くらいだ。
女房の顔すらも、石版刷りのようにはっきりとしないのに、なぜか肛門だけは、目の前にあるかのような鮮明さで思い出せるのである。
美しい、とは思わない。
もう一度、触れたいとも思わない。
だが、私にとってこの記憶は、懐かしい親しみを感じられるものである。
174
:
名無しさん
:2022/01/04(火) 09:38:04
私は、睾丸に従い生きてきた。
睾丸の仰せのままに、すべてを決めてきたのだ。
別れた女房を選んだのも、睾丸であった。睾丸が選んだだけあり、別れた女房は頑丈な肉体を持っていた。
女房は、恐るべき安産で、たくさんの男児を産んだ。
たとえ何百人の男児を生んでも、壊れることはないだろうと思えた。
175
:
名無しさん
:2022/01/11(火) 18:45:17
58年間、キモさを濃縮し続けた。
年々、増すキモさ、そして腐臭。
私は、キモ一郎だから。
そして、臭一郎でもある。
176
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:14:39
秘術のキス
私のナルシズムが、頂点に達した瞬間にのみ発動できる秘術がある。
それは、ナルシズム・キッス。
美しい私が、一時的にではあるが、分裂し、キスを繰り返す。
その光景のおぞましさたるや、別れた女房は、瞬時に卒倒した。
177
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:15:03
秘術のキス
私のナルシズムが、頂点に達した瞬間にのみ発動できる秘術がある。
それは、ナルシズム・キッス。
美しい私が、一時的にではあるが、分裂し、キスを繰り返す。
その光景のおぞましさたるや、別れた女房は目撃の瞬時、卒倒した。
178
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:15:41
秘術のキス
私のナルシズムが、頂点に達した瞬間にのみ発動できる秘術がある。
秘術「ナルシズム・キッス」
美しい私が、一時的にではあるが、分裂し、キスを繰り返す。
その光景のおぞましさたるや、別れた女房は目撃の瞬時、卒倒した。
179
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:39:44
いつものように、ため息を吐きながらの帰り道、突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、ざらついた饐えた臭いのする物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
180
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:40:39
いつものようにため息を吐きながらの帰り道で、突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、ざらついた饐えた臭いのする物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
181
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:41:26
いつも通りのため息を吐きながらの帰り道で、突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、ざらついた饐えた臭いのする物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
182
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:43:14
いつも通りのため息を吐きながらの帰り道。突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、ざらついた饐えた臭いのする物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
183
:
名無しさん
:2022/01/20(木) 15:50:04
いつも通りのため息を吐きながらの帰り道。突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、饐えた臭いのする、ざらついた物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
184
:
名無しさん
:2022/01/21(金) 07:01:53
いつも通りの帰り道。突然、後ろから誰がか刺してはくれないだろうかと期待しながら歩く。
柔らかい部分を狙え、脇腹の、そう、一番柔らかく守られていない部分、そこを狙って何度も刺せ。
そうすれば、この不気味な物体も消えることができるだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、突然後ろから体を引っ張られた。
振り返ると、饐えた臭いのする、ざらついた物が唇に当てられた。
それは、私の唇であった。
185
:
名無しさん
:2022/01/23(日) 14:34:11
高校を留年したあの日。
私は、永遠にこのままでいたいと願った。
あの日から、私の老化は止まったのだ。
あの頃から、何も変わらない。
永遠のセヴンティーンの私なのである。
186
:
名無しさん
:2022/01/24(月) 16:29:01
いつもより長めに自分に見惚れる日もある。
それが、今日だった。
私は鏡の前から動けず、気がつけば数時間ほど経っていた。
187
:
名無しさん
:2022/02/03(木) 09:51:21
私は血走る目をして、唇をさらに尖らせた。ヤギの角の如く尖った唇で刺すのは、私自身であった。
188
:
名無しさん
:2022/02/04(金) 19:27:23
肛門のキス
私の唇と肛門は、一見して見分けがつかないほどだった。
不気味に変色した悪臭漂う唇は、もはや第二の肛門と言っていい。
毎日のように夥しい量の臭一郎をひり出している私の肛門と、私のおぞましき唇は、そう変わらない。
189
:
名無しさん
:2022/02/04(金) 19:28:28
肛門のキス
私の唇と肛門は、一見して見分けがつかないほどだった。
不気味に変色した悪臭漂う唇は、もはや第二の肛門と言っていい。
毎日のように夥しい量の臭一郎をひり出している私の肛門と、私のおぞましき唇は、そう変わらない。
どちらも、見るに耐えぬものだ。
190
:
名無しさん
:2022/02/04(金) 19:58:05
私と私の複製は、向き合い見つめあい、そのうちに唇を重ねる。
そして、同時にため息をついた。
互いの臭いため息を、吸い込んで、また吐き出す。
191
:
名無しさん
:2022/02/06(日) 17:38:06
不気味でキモくて、老一郎になったら、さらなるキモさの高みへ突入するというのに、生きる気満々であるのか。
老一郎になっても、ナルシズムは止まらねェ。
キモくて臭くて、不気味な老人だ。
192
:
名無しさん
:2022/02/08(火) 10:30:04
反抗期の真っ最中の58歳の私が、唯一反抗しない瞬間があった。
それは、愛する自分とのキスの時間であった。
あまりにも従順に、私は、私自身を受け入れるのである。
193
:
名無しさん
:2022/02/08(火) 10:31:08
反抗期の真っ最中の58歳の私が、唯一反抗しない時間があった。
それは、愛する自分とのキスの時間であった。
あまりにも従順に、私は、私自身を受け入れるのである。
194
:
名無しさん
:2022/02/09(水) 21:18:25
私の笑顔は、なんて不気味なんだろう。
これは、スマイルじゃない、キモイルだ。
195
:
名無しさん
:2022/02/10(木) 15:37:32
私の死体の前に、たくさんの女房が集ってほしいから、私は離婚を繰り返さねばならん。
初代女房、二代目女房、三代目女房、四代目女房、五代目女房、六代目女房。
私を見下ろし、取り囲む女房たち。
196
:
名無しさん
:2022/02/10(木) 15:47:07
分裂した私たちは、肛門のような唇で、吸い合う。
肛門にこびりついたチリ紙のような髭をこすりつけあう。
これぞ、魅せるキスだ。
不気味でおぞましくて、とても直視できやしない。
197
:
名無しさん
:2022/02/10(木) 16:16:36
私が、今よりもっとエネルギッシュなキモさをもっていた、あの頃に戻ろうと思う。
高校を留年したあの日に、戻ろう。
私はあの日、卒業など絶対にするものかと高らかに宣言した。
あのときから、私の老化は止まったはずだった。
しかし、微かではあるが、老いた。
だから、あの頃に戻ろう。
そして、エネル ギッシュなキモすぎるキスでもしようか。
198
:
名無しさん
:2022/02/10(木) 16:21:38
饐えた息を吐き出して、そしてまた吸い込んで、死ねないから生きる。
だが、あまりにも濃度が高ければ、あるいは。
私は、分裂して、向き合い、毒ガスを注入しあう。
199
:
名無しさん
:2022/02/10(木) 16:23:59
饐えた息を吐き出して、そしてまた吸い込んで、死ねないから生きる。
だが、あまりにも濃度が高ければ、あるいは。
私は、分裂して、向き合い、毒ガスを注入しあう。
200
:
名無しさん
:2022/02/12(土) 16:21:45
聖人の命が儚く短命であるのならば、私には呪われた長寿が約束されているように思える。
私が老人になったら、どこまでキモくなるのだろう。
今で、このキモさならば、老一郎となる頃には、さらにおぞましいことになっているだろう。
201
:
名無しさん
:2022/02/13(日) 16:22:25
女児の種を持たぬ私は、最初こそ悲しんだが、今ではこの呪われた奇形の睾丸をむしろ愛おしく思える。これでいいんだと、野太い雄叫びをあげる巨大な睾丸を撫で回す。
新女房は、まだ子を産めるだろうか。
そして、それは女児だろうか。
まだまだ希望を捨てきれない私なのだ。
202
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 09:29:07
これからは、この唇は新女房のものだから……。
私は、キモ一郎に最後のキスをした。
私が、再び離婚したその日、キモ一郎に再会することになるだろう。
そして、燃え盛るような情熱的なキスにより、焼死するだろう。
203
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 09:36:13
私は、老一郎になるのか。
高校を留年したあの日、私は永遠に卒業などするものかと、学び舎を睨みつけながら誓ったのだ。
あの日から、私の老化は止まった。
永遠の美を手にしたはずであった。
204
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 15:35:52
クズな私のおぞましい唇に相応しいのは、やはり同じようなクズの唇なのだ。
松山慶一郎は複製を作る。
そして、見るに耐えぬキスをする。
205
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 15:36:29
クズな私のおぞましい唇に相応しいのは、やはり同じようなクズの唇なのだ。
松山慶一郎は、複製を作る。
複製の名は、キモ一郎という。
そして、見るに耐えぬキスをする。
206
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 16:00:55
私の睾丸は、女児の種を持たない。
それを知った女房は、私の不気味な部分がまた増えたと、痰を吐き出しながら言った。
女房が、私の複製のような男児共に乳をやるのを傍目に見つつ、私は睾丸に耳を傾けた。
野太い雄たけびの中、微かに、鈴の音のようなものが聴こえた。
確かに、聴こえた。
それは、おびただしい数の男児の種の中で、一粒だけ存在する女児の種が発した声に違いなかった。
私は、女房に飛びかかった。
207
:
名無しさん
:2022/02/14(月) 16:02:57
私の睾丸は、女児の種を持たない。
それを知った女房は、私の不気味な部分がまた増えたと、痰を吐き出しながら言った。
女房が、私の複製のような男児共に乳をやるのを傍目に見つつ、私は睾丸に耳を傾けた。
野太い雄たけびの中、微かに、鈴の音のようなものが聴こえた。
確かに、聴こえた。
それは、おびただしい数の男児の種の中、一粒だけ存在する女児の種が発した声に違いなかった。
私は、女房に飛びかかった。
208
:
名無しさん
:2022/02/15(火) 12:15:58
私は、分裂し、向き合い、キスを始めた。
愛する自分とのキスの時間は、何よりも大切な時間なのである。
邪魔されるわけにはいかないこの時を、終わらせたのは、女房の絶叫であった。
おぞましい光景を目撃した女房は、絶叫ののち卒倒した。
そして、我々はキスを再開した。
209
:
名無しさん
:2022/02/15(火) 12:26:11
私の目の前に、私の複製がいた。
不気味で、汚くて、おぞましい物体だ。
それでも、私はキスせざるを得なかった。
複製の私は、唇を窄ませながら近づいてくる。
少し近づいただけで、悪臭がして、いよいよ触れようかというところで、耐えきれず私は目を閉じた。
唇に触れたものは、饐えた臭いがして、ざらついていた。
私と私のキスは、苦くて、臭くて、粘ついたキスだった。
210
:
名無しさん
:2022/02/15(火) 12:27:48
私の目の前に、私の複製がいた。
見れば見るほど、不気味で、汚くて、おぞましい物体だ。
複製の私は、唇を窄ませながら近づいてくる。
少し近づいただけで、悪臭がして、いよいよ触れようかというところで、耐えきれず私は目を閉じた。
唇に触れたものは、饐えた臭いがして、ざらついていた。
私と私のキスは、苦くて、臭くて、粘ついたキスだった。
211
:
名無しさん
:2022/02/15(火) 12:41:10
饐えた息を吐き出して、そしてまた吸い込んで、それでもなぜか死なない。
松山慶一郎の体内に存在する強毒性の物質だが、耐性があるらしい。
だが、あまりにも濃度が高ければ、あるいは。
松山慶一郎は、分裂して、向き合い、毒ガスを注入しあう。
212
:
名無しさん
:2022/02/16(水) 00:07:58
狂った私と同じく、狂っている睾丸。奇形の私と同じく、奇形である我が睾丸は、女児の種を持たなかった。
されど、私はまだ気付いてはいなかった。女房に放った精虫が、女児の種であることを信じて疑わなかった。
私は、女房の膨らんだ腹に顔を押し付けながら、期待に胸と股間を膨らませながら、叫んだ。
私の美を受け継いだ、美しい女児たらんことを!!
その後、私は知らされることとなる。自身の異常さと奇形を、そして、私にそっくりの狂った奇形の睾丸を。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産み、去っていった。
そして、自由な私は、次なる女房を探し始めた。
私の睾丸は、それを望んでいたし、私自身も新たなる女房を求めていた。
213
:
名無しさん
:2022/02/19(土) 14:25:43
狂った私と同じく、狂っている睾丸。奇形の私と同じく、奇形である我が睾丸は、女児の種を持たなかった。
されど、私はまだ気付いてはいなかった。女房に放った精虫が、女児の種であることを信じて疑わなかった。
私は、女房の膨らんだ腹に顔を押し付けながら、期待に胸と股間を膨らませながら、叫んだ。
この腹の中身が、私の美を受け継いだ、美しい女児たらんことを!!
その後、私は知らされることとなる。自身の異常さと奇形を、そして、私にそっくりな狂った奇形の睾丸を。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産み、去っていった。
そして、自由な私は、次なる女房を探し始めた。
私の睾丸は、それを望んでいたし、私自身も新たなる女房を求めていた。
214
:
名無しさん
:2022/02/19(土) 14:31:54
私は、分裂し、向き合い、キスを始めた。
愛する自分とのキスの時間は、何よりも大切な時間なのである。
邪魔されるわけにはいかないこの時を、終わらせたのは、けたたましい女房の絶叫であった。
おぞましい光景を目撃した女房は、絶叫ののち卒倒した。
そして、我々はキスを再開した。
215
:
名無しさん
:2022/02/19(土) 14:32:17
私は、分裂し、向き合い、キスを始めた。
愛する自分とのキスの時間は、何よりも大切な時間なのである。
邪魔されるわけにはいかないこの時を、終わらせたのは、けたたましい女房の悲鳴であった。
おぞましい光景を目撃した女房は、絶叫ののち卒倒した。
そして、我々はキスを再開した。
216
:
名無しさん
:2022/02/20(日) 13:33:40
狂った私と同じく、狂っている睾丸。奇形の私と同じく、奇形である我が睾丸は、女児の種を持たなかった。
されど、私はまだ気付いてはいなかった。女房に放った精虫が、女児の種であることを信じて疑わなかった。
私は、女房の膨らんだ腹に顔を押し付けながら、期待に胸と股間を膨らませながら、叫んだ。
この腹の中身が、私の美を受け継いだ、美しい女児たらんことを!!
その後、私は知らされることとなる。自身の異常さと奇形を、そして、私にそっくりな狂った奇形の睾丸を。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産み、去っていった。
そして、自由の私は、次なる女房を探し始めた。
私の睾丸は、それを望んでいたし、私自身も新たなる女房を求めていた。
217
:
名無しさん
:2022/02/20(日) 13:35:54
私は、分裂し、向き合い、キスを始めた。
愛する自分とのキスの時間は、何よりも大切な時間なのである。
邪魔されるわけにはいかないこの時を、終わらせたのは、女房のけたたましい悲鳴であった。
おぞましい光景を目撃した女房は、絶叫ののち卒倒した。
そして、我々はキスを再開した。
218
:
名無しさん
:2022/02/25(金) 08:59:01
別れた女房は、私をキモ一郎と呼んでいた。
おれの歌を、おれの顔を、おれの指毛を、おれの無能を、おれの稼ぎのなさをバカにする。
おまえ、おれのこと、わははは。
バカにするなよ、おれ、悲しいよ。
でも、実は動いてた。
心臓がドキドキ動いていた。
またキモ一郎と、呼んでおくれ。
219
:
名無しさん
:2022/02/25(金) 09:04:18
別れた女房は、私をキモ一郎と呼んでいた。
おれの歌を、おれの顔を、おれの指毛を、おれの無能を、おれの稼ぎのなさをバカにする。
おまえ、おれのこと、わははは。
バカにするなよ、おれ、悲しいよ。
でも、実は動いてた。
心臓がドキドキ動いていた。
また、キモ一郎と呼んでおくれ。
220
:
名無しさん
:2022/03/03(木) 13:55:10
私は、新女房に突然キスをした。
唇を離して、私は問う。
ブルースが流れ込んできたか?
いいえ、ただ苦みと臭みで満たされただけ。
もう一度、キスをして、私は問う。
ブルースは流れ込んできたか?
221
:
名無しさん
:2022/03/08(火) 11:04:12
別れた女房と過ごす最後の日に、女房はキモースと呼びバカにしていた私のブルースを聞かせようと思った。
それが、女房へのレクイエムのつもりであった。
美しい私を失った女房は、死んだも同然だろうから……。
私は指毛を振り乱しながら、ギターをかき鳴らした。
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