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一緒に小説作りましょ!! V85

102 あみ:2014/03/11(火) 08:11:56 ID:aKFMGAP2
どうでもいいけど梅干食べたい((イキナリ

あっ!ちなみに今日は学校休みどす(・ω・`)

103 あみ:2014/03/11(火) 12:18:10 ID:kFJRsDAs
・・・思ったんだけど
私って昔と性格かわってない?おとなしくなった希ガス((

104あみ:2014/03/11(火) 12:22:37 ID:kFJRsDAs
でもね、山田さんちの、おっきいワンコが
わんわんわんわん吠えるから!!

そこをね、クリアできたらね、ふたりでね…
もふ!もふ!もふもふもふもふもふもふ

105あみ:2014/03/11(火) 12:37:16 ID:kFJRsDAs
小説v56の>>75でウケてたww

106あみ:2014/03/11(火) 13:15:47 ID:kFJRsDAs
あつ吉来い来い・・・←

107あみ:2014/03/11(火) 13:18:03 ID:kFJRsDAs
わんわんお!わんわんお!わんわんお!(だーいすき!)
わんわんお!

108あみ:2014/03/11(火) 13:42:10 ID:kFJRsDAs
久々に小説書こうかな…

さ「うぉい、あみー。」
あ「な、ななななんでしょうか(°ω°;)」
さ「なんかビビってるし・・・wまーいいや。ラーメンの出前して。」
あ「かしこまりましたお姉様!!』


ぴっぽっぱっぽっ
プルルルル・・・プルルルル・・・プルr・・・
A「へーいらっしゃぁぁぁぁぁいぃ!」
あ「あの…;;」
A「む。その声は・・・あみ?」
あ「うん、ちょっとね、今ね、さとこにn・・・ブツッ」
A「切れたーーーーーーー」


その頃
さ「おい早く注文しろよ腹減ったよ!!」
あ「すみません!わかりましたぁあ!!」

ぴっぽっぱっぽっ
プルルルル・・・プルルルr・・・
A「へーいわっしょい!!」
あ「しょ、醤油ラーメンひとつ・・・」
A「かしこまりましたぁ!今すぐいきます」ガチャ

ピーンポーン
A「すいませーんラーメン屋どぇーす」
あ「あ…あつー・・・むぎゅー」
A「あみぃぃぃぃぃい」
さ「おぅやっと来たか。・・・ん。あれ、ラーメンがない!?」
A「へ!!?うっそ!?俺ちゃんと持ってきたよ!!」
さ「どこにもないじゃん。君たち。電話でただイチャついてただけじゃねぇぇぇぇぇかああぁぁぁ!!!」



…この後どうなったかは、ご想像におまかせしまs(^q^)

109梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:05:24 ID:r92DDhHc
やほやほー来たぞー

110梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:06:59 ID:r92DDhHc
>>108
おまwwwwwwwwwww
さとこ!頼むから命だけはああああああ←

111あみ:2014/03/11(火) 14:07:37 ID:kFJRsDAs
ふーーーーーーーーーーーーーぃ!!!

112あみ:2014/03/11(火) 14:10:11 ID:kFJRsDAs
わんわんお←

113あみ:2014/03/11(火) 14:12:39 ID:kFJRsDAs
一人遊び 一人が好き 一人きり 一人は嫌
誰かと誰かと誰かと だれもいない

114梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:20:55 ID:r92DDhHc
わんわんお好きだなw

115あみ:2014/03/11(火) 14:22:20 ID:yrgvtirI
ひえぇ

116あみ:2014/03/11(火) 14:23:19 ID:kFJRsDAs
あ、しわ歌ったよ〜

117梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:23:27 ID:r92DDhHc
ひゆぅ

118あみ:2014/03/11(火) 14:24:20 ID:kFJRsDAs
テイク35くらいでやっと出来た←

119梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:25:27 ID:r92DDhHc
おぉ!!!!!!!!
テイク35www

120あみ:2014/03/11(火) 14:26:10 ID:kFJRsDAs
テイク1
僕はしぃーあーわsゲホォ

みたいなのを繰り返してw

121あみ:2014/03/11(火) 14:27:43 ID:kFJRsDAs
送りまする(*´ω`*)

122梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:28:37 ID:r92DDhHc
ほーい!
ちょうど親いないからイヤホンなしで聴いちゃうぜ☆

123あみ:2014/03/11(火) 14:29:15 ID:kFJRsDAs
ファイルでかすぎw

124あみ:2014/03/11(火) 14:30:13 ID:kFJRsDAs
あっやばい黙祷しないと・・・

125あみ:2014/03/11(火) 14:31:10 ID:kFJRsDAs
あと15分くらいかな…
どこ向けばいいんだ←

126あみ:2014/03/11(火) 14:33:57 ID:kFJRsDAs
気仙沼とか女川の方向見てやればいいよね←

127あみ:2014/03/11(火) 14:35:56 ID:kFJRsDAs
わんわん おーっ!

128あみ:2014/03/11(火) 14:38:05 ID:kFJRsDAs
見ました?(tk聞きました?)

129あみ:2014/03/11(火) 14:43:12 ID:kFJRsDAs
おーい(´・ω・`)ノ″

130梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 14:45:18 ID:r92DDhHc
や、やっと聴けたぁ・・・
上手いですですですです!(ぁ
曲と一緒にフルで聴いてみたいわ〜(´ω`)←

131あみ:2014/03/11(火) 14:47:59 ID:kFJRsDAs
黙祷してきた〜

132あみ:2014/03/11(火) 14:48:59 ID:kFJRsDAs
とぅーん

133あみ:2014/03/11(火) 17:30:49 ID:kFJRsDAs
>>130
一緒にカラオケ行きたいね(・ω・`)

134あみ:2014/03/11(火) 17:44:10 ID:kFJRsDAs
ショタ化小説←
(さとこ&ことえだけ標準)

私の家にて。
こ「トイレ借りました〜」
さ「うぃーっす・・・って、ぉぉお!!?」

あ「あぅ…さとこおねーちゃん!」
A「ことえおねーちゃー!!」
さ「え、なに、どぉーなってんの!?」
こ「あみとAtsだよね・・・赤ちゃんに戻ってる…?」
あ「・・・ぁうっ!!(おもちゃを投げる←)」
がつーんっ!!
A「・・・ふ、ふぇぇぇぇぇぇえん!」
さ「あーあみー!!だめだろー?」
あ「ぅ…ぇぇぇええぇぇぇん(もらい泣き)」
こ「あーらら・・・」


誰か続き書いて(ぁ

135梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/11(火) 22:13:16 ID:r92DDhHc
続き書いたら、話の中でさとこボコボコにしそうだからやめとくw←

136あみ:2014/03/12(水) 12:31:51 ID:Rz7f.xiY
こんにちワンw(ぁ
今日も学校休みww明日からあるよw

137あみ:2014/03/12(水) 12:33:28 ID:Rz7f.xiY
昨日の続きでもかこっかなー・・・

138あみ:2014/03/12(水) 12:42:24 ID:Rz7f.xiY
さ「あーもうっ!!梅干やるから静かにしてぇぇぇぇ!」

あ「むg…おぃひぃーね!!(美味しいね)、あつ!」
A「mgmgうんおいひぃmgmg・・・」
こ「何言ってるか分からんわ…w」
あ「さとこおねーちゃんもたべぅ(食べる)?」
さ「・・・え、私いらんし」
A「そんなこと言わないで食べぉー(食べろー)!」
mg……

さ「ぅ・・・ぐぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!何やってんだおめーらぁっぁぁぁぁぁぁあ!!」
こ「さとこ落ち着けぇぇぇぇえぇぇぇぇぇえ!!」
さ「いやだっ!可愛いからって許さねーからなああああああ」
あ、A「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ」

139梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/13(木) 10:43:55 ID:r92DDhHc
ちょwwwwwwwwww

140罌& ◆VCR/wbKkUI:2014/03/13(木) 17:54:18 ID:r92DDhHc
名前文字化けwwwwww

141梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/13(木) 17:54:59 ID:r92DDhHc
あらトリップまで変わったじゃないの

142心愛:2014/03/23(日) 15:18:06 ID:AdA7Ys.A
つーかさとこは子供嫌いだよ

143さとこ:2014/03/28(金) 14:14:18 ID:Ch/8w7Uc
私の性格が狂暴すぐるorz

144さとこ:2014/03/28(金) 14:18:03 ID:Ch/8w7Uc
子供いたら大いに避けて通る人←

145薬売り:2014/04/15(火) 21:41:18 ID:CCp3rXaM
どうも、久しい、ですね。

146薬売り:2014/04/15(火) 22:27:34 ID:CCp3rXaM
小説 『顔』
僕の顔、君の顔、自分の顔を見ることはできないが、
「貴女の顔は見ることはできる。」
そう言って貴女の輪郭を
確かめるように触れた。

貴女と会ったのは、いつの時だったか。
そんな事は、もう覚えちゃいない。
とにかく今は、黙りな貴女とこうしていたかった。

147あみ ◆Pw3SACLZzk:2014/05/03(土) 21:04:53 ID:Sk.oxpak
うおおおおお薬売りさああああああああん!!!

ひょおおおおおおおおぐぇっふおおおおおおお((

148薬売り:2014/05/06(火) 22:09:11 ID:CoSbPACk
おやおや、大丈夫ですか?(背中なでなで

149ハル:2014/06/11(水) 06:30:24 ID:U45QZTfc
(∩゚∀゚)∩age

150あみ(トリップつけない。←):2014/06/14(土) 08:27:42 ID:KJRDPXOs
メロスは激怒した。

『チッキショオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーッッッ!!!!!!!』

151さとこ:2014/07/07(月) 00:20:47 ID:cOs.xqxY
メロス何があったしwww
心配になるほど怒ってるじゃんwwwww

152梅干 ◆J43qglfnQk:2014/07/12(土) 09:31:24 ID:r92DDhHc
メロスwwwwww

153ことえ ◆AU/OjWxByc:2014/08/07(木) 17:35:27 ID:TYTe0MjU
メロスの怒り方www

154ことえ ◆DyuyZ4d6SE:2014/08/07(木) 17:38:22 ID:TYTe0MjU
>>153のトリップは試しただけだから一応前のに戻しとく←

155ふみぃ ◆ZXv7N7l4cA:2014/10/13(月) 01:00:25 ID:J6qmlaGQ
うぉふw久々に来てみたら凄いことになってるww
復活記念に小説投下。誰か見てくれたらいいな。

◆□◆□◆

四階建ての校舎の三階、一番端のなかなかに見晴らしがいい教室の、
後ろから二番目の窓際の席に、その少年は座っていた。

成績でクラスが分かれるこの高校では、当然の事ながら上のクラスが優遇される。
一組は一貫生なので関係ない。二組から八組まで成績順に並んでいる。
一応は進学校。地元でも割りと有名なこの学校は体裁を保つために浪人生を出したくはないらしい。
いわゆる“落ちこぼれクラス”の八組でさえ絶対合格を義務付けられていた。
この“絶対合格”が生徒のためのものなら生徒だってもう少しは頑張るだろう。
だが学校の裏側を先輩たちに伝えられている生徒はそれが学校のためだと言うことを十分に理解している。

事実、二組や三組は推薦入試を受けることができるが、七組や八組は一般入試しか受けさせてもらえない。
期待されているのは二組で、期待されていないのが八組。
授業も二組ほど丁寧な方ではなく、雑すぎて意味がわからない授業ばかりだ。
本来ならば年度が変わる度にクラス替えがあり、それも成績順で決められる。
だがこの学校は少々変わっており、
少しでも成績が下がれば学期の変わり目に一つ下のクラスに落とされる仕組みになっている。
成績が上がっても上のクラスに行くことはなく、落ちたらずっとそのクラスにいることとされているので
“落ちこぼれクラス”の八組には素行の悪い者が大勢いる。
いくら努力して成績を上げようと、その努力が報われる事などないからだ。

156ふみぃ ◆ZXv7N7l4cA:2014/10/13(月) 01:03:57 ID:J6qmlaGQ
続き。

◆□◆□◆

ならば、堕ちるところまで堕ちてしまえ。

と、そういうふうにして素行の悪い者が増えていき、退学にされ。
入学当初は三十人はいたこの八組は、たった一年で半数の十五人にまで減ってしまった。
それもこれも、退学にされた者たちのせいではあるのだが。

「おい」

素行の悪い者たちが全員退学になったせいか、
八組にはやたら大人しい生徒だけが残った。
お互いに口をきくこともなく、教室は常に静寂に包まれている。
そんな中、よく冷やかしにくるのが一組の連中である。
一貫生であるため落とされる心配がなく好き勝手できるのだ。

「相変わらず湿気た空気だな」

「落ちこぼれ臭がやべぇ」

薄ら笑いを浮かべながら冷やかしにきた一組の連中に、
八組の生徒は内心、またかと顔をしかめた。
時刻は丁度午後四時。六時間目が終わってから然程時間が経っていない。
だが八組の生徒は基本的に帰るのが早く、授業が終わってから十分も経てば一人か二人残っている程度である。
だが今日は珍しく五人ほど教室に残っていた。

「おい藤江」

冷やかしにきた連中の、リーダーらしき生徒が、
窓の外をぼんやりと眺めている男子生徒の名を呼んだ。
どうやら本日の標的は藤江と呼ばれた男子生徒らしい。

「………なに」

頬杖をついたまま、体の向きは変えずに顔だけ向けた藤江。
臆する事もなく、眠そうな目でリーダーらしき生徒・東藤を真っ直ぐとみている。

「ちょっとこっちこいや」

「……なんで?用があるならここで済ませなよ」

東藤が凄みのある声で藤江を呼ぶが、
ただ動きたくないだけなのか、何か戦略があるのか、藤江はこの場で用事を済ませるように言った。

「てめぇに拒否権はねえ」

東藤と一緒になって、取り巻きまで藤江を睨んだ。
相当の威圧感がある筈なのだが、その威圧をかけられている当の本人はケロリとしている。

157ふみぃ ◆ZXv7N7l4cA:2014/10/13(月) 01:06:34 ID:J6qmlaGQ
最後。
◆□◆□◆

「……」

埒があきそうにもないと判断したのか、
それとも怯えているクラスメイトを案じてか。
藤江は大人しく立ち上がると東藤たちの元へ行く。
その手には何故か学校指定の鞄を持っている。
制鞄を肩にかけ、東藤たちの元へ歩いていく藤江の進行方向は、
東藤たちの手が届かないぎりぎりの所で変わった。

「……俺、用事あるから」

次は教室の中まで入ってくるといいよ。
言いながら、歩みを止めることなく東藤たちが塞いでいない前方の出入口を出て
下駄箱へと向かっていった。
予測不能な藤江の行動に、取り巻きは愚か東藤でさえ反応することができず、
靴に履き替え何故か勝ち誇ったような笑みを浮かべたまま去っていく
藤江をただただ見守ることしかできなかった。

「あんのヤロォ……!!!」

「と、東藤さ――」

「行くぞ!!!」

「はいっ!」

悔しそうに時を撒き散らしながら八組をさって行った東藤。
その東藤がいなくなり、八組に張られていた緊張の糸が切れた。
まだ残っている四人が同時に安堵の溜め息を吐いた。

「藤江君ってスゴいんだね」

四人のうちの誰かが呟いた言葉に、
残りの三人は頷いた。

◆□◆□◆
長いっておこられた。
夜だからいろいろおかしいの許して。
あー、難産だったそして眠い。お休みっ!

158あみ(トリップつけない。←):2015/01/03(土) 22:23:28 ID:uu8FD5Ks
ふみぃぃぃぃぃ!!!

159あみ(トリップつけない。←):2015/01/03(土) 22:33:58 ID:uu8FD5Ks
今年の抱負。

巻き舌がんばる。。。←

160あみ(トリップつけない。←):2015/01/03(土) 22:42:12 ID:uu8FD5Ks
千葉雄大くんってかっこいいなーって思ったけど

調べたらあんまり好きじゃないって思ったった(・ω・)

161ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 19:43:55 ID:sfWHNCxY
ひどw

あみおひさー(゚▽゚)/
高校入ってもうすぐ一年立つから落ち着くかなーとか思ってたけど、
結局一年間ゆっくりできなかった。帰宅部なのに…orz
一年間が濃厚過ぎて「あれ?まだ一年だっけ?」状態(笑)

162ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 20:01:14 ID:sfWHNCxY
しゃーねえ。小説投下。
pixiv始めたからそっちのやつだけど勘弁m(._.)m

◆□◆□◆□◆

藤江が東藤を撃退した翌日のことである。
今日も今日とて本を手放さず、
席が後ろの方でバレにくいということもあってか、
授業中もひたすら読書をしていた藤江は、読み終わった本を机にしまい込み、
毛布を机の上に敷いて爆睡していた。
ちなみに本日の終業を告げるチャイムはだいぶ前に鳴っている。
そんな藤江の元に、三人の男女が訪れた。
昨日、東藤と藤江のやり取りを見ていた三人だろう。

僅かに見えている机の茶色い天板を トントン、と叩けば
爆睡していた藤江はそれだけで目が覚めたようだ。
ぼんやりとした表情で三人を見ている。

「…なに」

疑問符も無しに投げ掛けられた言葉。
そんな言葉とは裏腹に、藤江の周りにはたくさんの疑問符が浮かんでいる。
その様子を見て、三人のうちの一人の男子が小さく笑った。

「起こして悪いな。オレ、三谷龍之介っていうんだ。よろしくな!」

いきなりされた自己紹介と、
目の前に出された手を見て更に混乱しているらしい藤江は、
脳内で言われた事をリピートしてから漸く、
握手を求められていることに気付いた。

「よろしく」

そういって手を握ったまではよかったが、
三谷の予想外の握力に大袈裟に肩を跳ねさせていた。

「りゅーちゃんやめたげて、藤江さん痛がってるから!」

わってはいって握手をやめさせてくれたのは、
髪の色と同じ茶色い縁の眼鏡をかけた女の子である。
自毛であろう茶色の髪が肩の辺りで揺れていた。

「りゅーちゃんがゴメンね。うちは北園遥、よろしく!」

自己紹介をして、手を軽くあげたので、
きたぞの はるか と脳内にインプットしてよろしく、と返した。

「じゃ、最後は俺だね。井口郁。よろしく、藤江くん」

水色の縁の眼鏡をかけた男の子で最後らしい。
こちらも北園と同じように軽く手を挙げただけなので、
北園と同じように返した。
名前だけ聞けば女の子のようなのだが、
そんな名前の本人はなかなかのイケメンである。
八組にいる時点で学力には期待してないが。

「なんか用?」

まさか自己紹介だけじゃないだろう。
そういった副声音が聞こえそうな表情である。

「そうそう!昨日、おまえ東藤のこと撃退してたじゃん?」

言われて、当の本人は周りに疑問符を浮かべている。
その顔には「東藤ってだれ」と書いてあるように思えた。
そんな藤江の顔を見て、三人は当然のように混乱する。

「東藤って、昨日藤江くんに絡んできたやつだよ」

井口に言われて漸く東藤を認識できたらしい藤江は あぁ、とだけ呟いた。
次いで、それがどうしたの?と言わんばかりに首を傾げる。

「うちらも昨日あの場にいたんだけどさ、三人で藤江くんって凄いねって」

「どうしてあんなに簡単に回避できたんだ?オレはむりだけど」

三谷に問われて少し考えたあとに、三人の方を見て口をひらいた。

「別に。おれ見たいテレビあったからあんなのに構いたくなかったし」

呼ばれて立ち上がったのは、あ、帰んなきゃって思っただけ。
机の中の教科書を整えて鞄に入れ、
着々と帰りの支度を終わらせていく藤江の言葉に、唖然としていた。
やたら格好よく見えた藤江の姿は、どうやら幻だったらしい。

「おれ、帰るけど。一緒に帰る?」

そういって両手で制鞄を持ち首をこてん、と傾ける様は、
同じ男からしても可愛らしいものだろう。
その言葉にハッとして、三人は急いで帰りの支度を済ませていた。

163ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 20:07:24 ID:sfWHNCxY
四階から外側の階段を下って一階へと降り、そのまま正門へ向かう。
幸いな事に四人とも同じ帰り道だったので、
藤江が駅に着くまでは一緒である。
正門へと向かう途中、聞き慣れた声に呼び止められ
三人はびくつきながら振り返るが、
藤江は聞こえていないかのように歩き続けていた。

「藤江!無視すんじゃねえよ!俺が呼んだんだからこっち向きやがれ!!」

その言葉にすら反応を見せないため、
三人が縋るように藤江を呼んで漸く振り返った。
心底面倒臭そうな顔をしている。
藤江が足を止めて振り返った事に気分をよくしたらしい東藤が、
大股で藤江に近寄る。

「藤江てめぇ、昨日はナメたマネしてくれたじゃねえか」

東藤を視界に入れ、声を聞いているにも関わらず、
だれコイツ、みたいな顔で見ているということは、
単純に東藤を東藤として認識していないか、
意図的に忘れたかのどちらかである。

「藤江、そいつが東藤」

三谷の言葉でピンと来たのか、東藤に やあ、なんて言っていた。
昨日はどうも、と言っているあたり、
昨日の出来事はキチンと覚えているのだろう。

「ふざけてんのかテメェ!!」

覚えられもしてない事に頭に来たのだろう。
東藤の顔が真っ赤に染まっている。

「いたって真面目だけど」

そういって平然と返す藤江は天然なのか、阿呆なのか。

「それより」

今にも殴り掛かってきそうな東藤に、けだるそうに声をかける藤江。
その目は相変わらず眠そうなのだが、
纏う雰囲気が三人といたときとは少し違うように思う。

「おれに構ってるなんて、随分余裕なんだね。
 多分口じゃ勝てないからすぐに手を挙げるんだどうけど。
 おれに構うより勉強すれば?もうすぐ期末でしょ?
 いくら一貫でも成績悪かったら八組に落ちるんでしょ?
 おれ、アンタのテストの成績知ってるよ。
 次赤点一個でも取ったらヤバいんじゃないの。
 別にアンタが八組に落ちようがおれには関係ないけど、
 ウチにはアンタの味方なんていないよ。
 落ちる予定なら覚悟しといた方がいいかもよ」

突然始まった藤江のマシンガントーク。
普段の藤江からは想像も出来ないその姿に、
東藤を含めた四人は絶句していた。
思い返してみても、藤江は正論しか述べてないために反論は出来ないだろう。
…少なくともこの場にいる四人ではむりなことである。

「三谷、井口、北園さん、帰ろう」

いつもの雰囲気に戻った藤江が固まっている三人に声をかけた。
それにより硬直が解けたのか、
三人で一度顔を見合わせてからぱたぱたと藤江の元へ走って行った。

164ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 20:09:28 ID:sfWHNCxY
最後

◆□◆□◆□◆

「じゃあね」

「ばいばーい!」「また明日」「じゃあな!」

それぞれが言葉を交わして、別々の道へと歩いていく。
藤江は駅へ、北園は交差点をまっすぐ、井口は本屋へ向かって、三谷は右へ曲がった。

綺麗にグラデーションになっている空をそれぞれ見上げながら、
それぞれの帰路を歩いていく。
僅かに残った日の光りが、別々の道を歩く四人を照らしていた。



(…さて。英語がまるでダメな三人をどうするかな。)

◆□◆□◆□◆□◆

今回初登場な三人の名前 → 三谷 龍之介 みや   りゅうのすけ
              北園 遥   きたぞの はるか
              井口 郁   いぐち  かおる

1話書いたのだいぶ前だから東藤の漢字忘れちゃった☆
ごめんよ藤堂。きみの事は忘れないよ多分。

165ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 20:15:28 ID:sfWHNCxY
ゴメン大分抜けてた。

◆□◆□◆□◆

「なあ、藤江。東藤にあんなこと言っていいのか?」

三谷が取り残された東藤の方をちらちらと伺いながら問えば、
先頭を歩いていた藤江は軽く三人を振り返り、
また視線を前に戻して、言った。

「いいもなにも。
 頭の出来はどんぐりの背比べなのに“八組だから”って
 見下してきたのがムカついただけ」

おれたちを見下したいなら、まずおれにテストで勝たなきゃね。
そういって僅かに微笑んだ。

「ちなみに、前回の中間テストでの成績は?」

井口が言ったあと、藤江がピタリと足を止めた。
不思議に思い、三人も足を止める。

「…英語は?」

もう一度井口が聞くと、今度は顔だけ三人の方を見た。

「英語コミュニケーション29点、読み取りのやつは35点、
 数学20点、世界史43点、生物87点、国語91点ですけどなにか問題が」

後の二教科だけを聞けば結構優秀なのだが、
前の四教科は壊滅的である。
開き直っているであろう本人の姿をみて、井口はため息をついた。

「きみこそ勉強しなきゃだよね。そこの二人共々、面倒みてあげるよ」

勉強、という単語に過剰に反応したが、
井口の最後の言葉に救われたような顔をしていた。
その反応に再びため息を着くと、
井口は両隣の二人の肩に ぽん、と手を置いた。

「じゃあ早速、明日からやろうか。」

眼鏡が光り謎の威圧感で 逃げるなんて許さない とでも言っているかのようである。
僅かに口角が上がっているのも、怖く思える要素のうちの一つだろう。
井口が三人の背中を押して、再び歩きはじめた。


「じゃあね」

「ばいばーい!」「また明日」「じゃあな!」

それぞれが言葉を交わして、別々の道へと歩いていく。
藤江は駅へ、北園は交差点をまっすぐ、井口は本屋へ向かって、三谷は右へ曲がった。

綺麗にグラデーションになっている空をそれぞれ見上げながら、
それぞれの帰路を歩いていく。
僅かに残った日の光りが、別々の道を歩く四人を照らしていた。



(…さて。英語がまるでダメな三人をどうするかな。)

◆□◆□◆□◆□◆

今回初登場な三人の名前 → 三谷 龍之介 みや   りゅうのすけ
              北園 遥   きたぞの はるか
              井口 郁   いぐち  かおる

1話書いたのだいぶ前だから東藤の漢字忘れちゃった☆
ごめんよ藤堂。きみの事は忘れないよ多分。

166ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/02/23(月) 20:16:57 ID:sfWHNCxY
なげえ。ゴメンねm(._.)m

167さとこ:2015/02/27(金) 22:27:42 ID:Ch/8w7Uc
久しぶりー
って来てみたらふみぃの小説やべぇ続き気になるw
にしても高校に上がったら過疎化大分進んだ気がする
私も人のことは言えないけどね

168さとこ:2015/02/27(金) 22:30:59 ID:Ch/8w7Uc
好きなキャラがチートとか妖怪だったとか重大な秘密抱えてたりするのが好きなのは私が中二病をまだ患っているせいなのかしら?

169さとこ:2015/02/27(金) 22:41:40 ID:Ch/8w7Uc
調理実習だるすぎて困るのよね
この前なんてラディッシュ切ってたら指ごと切ってたし
もーくよーうびーがーこーなければー_(∴」 )_

170さとこ:2015/03/02(月) 17:22:25 ID:Ch/8w7Uc
今思ったけどふみぃの小説続きあるのかなwwww

171あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/06(金) 11:41:44 ID:MiksUdWo
弟の3DSからの登場(ぁ

何故から私の3DSがネットに繋がらないという……((涙目

172あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/06(金) 11:43:00 ID:MiksUdWo
くっそ親父めぇぇぇぇぇぇ((

173あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/06(金) 11:45:44 ID:MiksUdWo
ふぁぁにゅぅぅおおおおお

そういえば今日は、
あつとメアド交換して丁度1年の日だね←どーでもいい

174あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/06(金) 17:26:29 ID:Kx1/yyuk
自分のやつで繋がった!(*°ω°*)

175ふみ名無しさん:2015/03/08(日) 11:36:55 ID:8AVhR.JY
|  |ω・)

176あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/09(月) 23:48:19 ID:EW4LuQ6U
ふぁ…?(・ω・`)

はじめま…して…?

177カイ:2015/03/16(月) 16:49:28 ID:0J5rKo5s
(・ω・)やぁ

178ことえ ◆DyuyZ4d6SE:2015/03/17(火) 19:15:59 ID:IM4A28Jg
わ、ここ来るの久し振りだなー

179カイ:2015/03/17(火) 23:29:05 ID:0J5rKo5s
ことちゃんぬ……(*´∀`)

180あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/17(火) 23:54:06 ID:W3PmPLZg
みんなーひさしぶりー(*´ω`*)ノ

181ことえ ◆DyuyZ4d6SE:2015/03/21(土) 16:13:20 ID:IM4A28Jg
おおー皆久し振りだねー!!(*´∇`*)

182あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/22(日) 00:32:01 ID:Y8wnSxpA
ついった始めたお
@Ami_umeume

183カイ:2015/03/22(日) 22:50:07 ID:0J5rKo5s
お久しぶりだねえ…(*´ω`)
あみちゃん速攻フォローした←

184ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/23(月) 17:32:17 ID:sfWHNCxY
うぉぉおおお!!
久しぶり!皆めっちゃ久しぶり!!
お姉さん嬉しいO(≧∇≦)o
ちなみに言うと続きあるよ!これからはちまちまくるからねっ!

185ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/23(月) 17:53:06 ID:sfWHNCxY
「…いらしゃい」

電車に揺られて30分、豊かな自然に囲まれた田舎にある家を訪ねた三人。
黒いインターホンを押して少し待てば、白い小さな門を開けて出てきたのは
白いTシャツに短パンという格好の藤江であった。
冒頭の言葉を言いながら玄関へと案内して三人を家に上がらせる。
築50年という事もあってか、古めかしくも広く、どこか歴史を感じさせた。

中古で買った、と言っていたので、
玄関のドアを潜って始めに入った部屋は、かつては小さなお店だったようだ。
藤江いわく、前に住んでいた人が服屋を営んでいたという。

傾斜が急な階段を上りきってすぐの部屋が藤江の部屋。
廊下との隔ては四枚の障子、隣の部屋との隔ては四枚の襖、
そして十畳の畳の部屋、というなんとも豪華な部屋である。
藤江の部屋を見て、三谷が藤江につかみ掛かった。

「藤江!おまえこんな広い部屋とか…っ!裏切り者ぉお!!」

「裏切ってないし意味わかんない…とりあえず放して死にそう」

わるい、と言って三谷が手を放した瞬間に
一気に酸素を肺に入れたらしく、藤江は盛大にむせていた。
その背中を北園が摩りながら「大丈夫?」と問い掛けている。

「もう平気。ありがと。…それより、今日、勉強するんでしょ?」

復活した藤江が三谷をジト目で見ながら問い掛ける。
その言葉に三谷はハッとし、
三谷の後ろの井口は眼鏡を光らせて口角を上げた。
何とも言えない恐ろしい雰囲気が滲み出ていて、
三谷は黙って冷や汗を流している。

「そう…。
 今日は英語がまるでダメなきみらに英語を教えるために来たんだよ」

ふっふっふ、とブリッジを押さえ低く笑う井口に、
三谷や北園だけでなく、藤江も思わず後ずさりをした。
そんな三人を尻目に、部屋の中央に置かれた御膳の上に、
不気味な程音を立てずに数冊の本を置く。
三人がなんだろうと覗き込むと、
見計らったようにして井口が眼鏡の隙間から三人を睨み上げた。
それによりまた三人は後ずさる。

「コレは俺からの課題です。」

部屋の隅に逃げた三人に対し、
まるで背景にブリザードでも吹き荒れているかの様な笑顔で、そう言った。

「課題を出したのはいいけど、一応どの辺が分からないのか聞いておこうか」

「be動詞ってなんですか?」

ため息をついて質問した井口に、藤江がすかさず言った。
その言葉に「そこからか」と呟くと、面倒臭そうな顔をつくる。

「…何も言わないって事は、そこの二人も同じかな?」

眼鏡を押し上げながら、何も言わない二人を見て、問う。
二人は無言で首を上下に振っていた。
それを見てまた更に深いため息をつくと、
御膳の上に置いた本の上に手を乗せた。

「この本には英語の基礎が乗っています。
 今日は皆で進めるとして、一日1ページは“必ず”やること。
 答は俺が持っているのでカンニングは出来ません。
 答合わせは放課後、毎日やります。
 やってこなかった、もしくは持ってくるのを忘れた奴にはペナルティとして
 ス●バのジュース一本俺に奢る権利を与えようじゃないか」

淡々と、しかし楽しそうに説明する井口に、誰も何も言えなかった。
けれどよくよく考えれば自分たちのために自分の小遣いを叩いてまで
冊子を買ってくれる友人などそうそういない。
三人は井口に感謝しつつ恐れつつ、それぞれの場所に座って冊子を開いた。

186ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/23(月) 17:54:19 ID:sfWHNCxY
そうしてから僅か30分。
集中力が切れたらしい北園が、シャーペンを御膳の上にカタリと置いた。
それに気付いた井口が北園にどうした、と声をかける。

「…いや、郁って英語凄いできるけど、生物とかどーすんの?壊滅的じゃん」

なんでもないようにして北園の口から出た言葉に、
他三人はピタリと書く手を止めた。
井口に至っては冷や汗をダラダラと流している。
…どうやら本当にまずいらしい。

「おれ、国語なら教えられるよ」

冊子から顔を上げ、伸びをしながら言ったのは藤江である。
この間聞いた中間テストの結果からして、
確かに人に教えられる点数ではあるだろう。

「いや、国語は間に合ってる」

「問題は世界史だよな。
 お前、英語と国語は出来ても、他赤点スレスレじゃん」

「生物、世界史はどうにかなるとして、あとは数学だよね」

「おれ数学は無理だよ」

「「「期待してないから大丈夫」」」

三人口を揃えて放たれた言葉に、むう、と頬を膨らませていた。
その頬を、北園が面白そうに突いて遊んでいる。
遊ばれて更にむくれる藤江を見て、井口も三谷も頬を突くのに参加していた。
一番最初に井口が抜け、もう一度冊子に難しい英語を書き込んでいる。
それを見て、やらなければ、とでも思ったのか、
藤江が二人を退けるとまた冊子をやり始めた。
つられるようにして残りの二人もやり始め、
また静かな空気が部屋を満たした。


夕刻5時、赤とんぼのチャイムが流れると、
四人はハッとしたように手を止めた。
もうすぐで夏休みに入るこの時期、
5時といえどまだ明るく、暑さも残っている。

「じゃあ、今日はこれで終わろうか」

井口の言葉により、三人はやっと終わった、という顔をしていた。
藤江の母が置いた麦茶を飲み干して、荷物を片付けてそれぞれが立ち上がる。


「じゃ、また明日」

門まで見送りに来た藤江が、駅に向かって歩きはじめた三人に言った。
その言葉にいち早く反応した三谷が「またな!」と言って手を振る。
北園も井口も藤江に声をかけて手を振り、その後また歩いていく。
三人が角を曲がってからやっと家に入り、
この数時間全く姿を見せなかった猫を構う。
猫の方は、どうやら文句を言いに来たらしく、仕切りに鳴いていた。
ごめんね、と言いながら頭を撫でて、2階に上がる。
今日井口に渡された冊子をやるつもりなのだろう。
あれほどの課題を出され、
数時間の集中で疲れきっているにも関わらず、藤江の口元は弧を描いていた。




(友達ができてよかった、とか思ってみる。)

187カイ:2015/03/23(月) 21:06:27 ID:0J5rKo5s
うおあああああふみぃいいいいい!!!!お久しぶりですあああ!!!!
何気にチラッチラッと続きを待機していたものだから!!!すごく嬉しいです!!!!

188ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/23(月) 22:37:00 ID:13QTF0m6
カイ久しぶりぃいいいい!!!
ここにいるメンバーでラインのグルトしたい(T-T)

189あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/24(火) 00:31:01 ID:QlwX9oe.
スナオのアカどれだよ(´・ω・`)←

190カイ:2015/03/24(火) 00:39:20 ID:0J5rKo5s
アアアアアアア嬉しすぎて悶えりゅうううううううううう
ラインしたい!!!したいけど出来ない!!!!!

ごめんあみちゃん
よく考えたら私今鍵アカしか持ってなくて外してもうた…(´・ω・)
色々フリーダムなのであかんかった

191あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/26(木) 21:54:02 ID:A/s77I1Q
く……っ(°皿°)
リア充わっしょい(ノ^o^)ノww(ぇ

192ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/26(木) 23:15:03 ID:13QTF0m6
一話 >>155 >>156 >>157
二話 >>162 >>163 >>165
三話 >>185 >>186


1期末テスト前のテスト週間中のとある日の放課後。
窓際の明かりだけつけて、カーテンを閉めきって机を向かい合わせにしている四人がいた。
机の上には、テキストや文房具が散乱している。
だれも喋らずただ黙々と目の前の課題をこなしている姿を見れば、
勉強熱心なただの高校生に見えるだろう。
しかし、やっている内容は、

「かーおーるー。現在進行形と現在形の違いってなにー?」

これである。
お前ら本当に高校生か、と疑いたくなるが、
ちゃんと高校生である。そこそこ偏差値が高いこの高校に合格できたのが不思議ではあるが。

「この間説明したでしょ。小冊子見なさい書いてあるから」

「どこー?」

「48ページ下から五行目あたり」

自分がやっているテキストから目を離さずに言った。
全てを記憶しているかのように思える井口の脳は、英語と国語以外で活躍することはない。
北園は、井口に言われたページを熱心に読み、ペンを動かしている。
どうやら、今日の分の答え合わせは終わっているらしい。
勉強している二人の向かい側には、力尽きて頭から白煙を上げている三谷と藤江がいた。
元々勉強が好きではないこの二人にとって、たった30分だとしても、
英語の自主勉強は堪えたらしい。

「二人とも、」

それに気付いた井口が、二人に声をかけた。
のそり、と反応して、二人は井口を見る。
と、そこには怖い笑顔を浮かべた井口がいた。

「ペンを動かせ」

冷ややかに、いつもより少し低い声で発せられたその言葉と笑みに、
ヤバいと感じたのか「はいぃっ!」と返事をしてペンを動かし始めた。

そうして、暫くたち、三谷が廊下から聞こえて来る音に気がついた。
段々こっちに向かっているようだったが、誰かが走っているのだろう、
と結論付け、さして気にしてもいない様子の三人と同様、再びテキストに目をおとした。
途端の出来事である。
物凄い勢いと共に、八組のドアが開かれた。
四人揃ってドアの方を見ると、そこには東藤が息を切らして立っていた。

「てめ、東ど―――」「こーき!!」

叫んだ三谷の声を遮り、更に大きな声で、東藤が誰かの名前を呼んだ。
はて?と首を傾げていたら三谷の横から「なに?」という声。
三人揃ってそこを見ると、当然、そこには英語のテキストを熟している藤江がいるわけで。

「国語教えて!古文!」

「いーよ。おれの向かいっかわ座んな」

そういって机をもう一つ繋げる藤江。
東藤は嬉しそうにノートやら教科書やら抱えて教室に入ってくる。
周りに、花が飛んでいるかのように、とても上機嫌で。
ポカンとしている外野を余所に、藤江は東藤に古文を教えはじめた。
目がおかしくなったのか、二人の目には、
東藤の周りには花が飛んでおり、キラキラと輝いて見えた。
井口は、興味がないのかただ黙々と生物の課題をやっている。

「ここは--」

「こう?」

「そうそう。できたじゃん、ゆーき」

藤江が東藤の頭を撫でながら褒めている。
撫でられている当の本人はめちゃめちゃ嬉しそうに笑っている。
はっ、と我に返った三谷と北園が、嬉しそうな東藤を教室から廊下に物凄い勢いで引っ張る。

「なに?」

若干困ったような表情でそう聞いてくる東藤から、
二人は自分たちが知っている東藤を連想出来ないでいた。

「いやいやいや。お前、なに?そういうキャラ!?」

「めっちゃ幸せそーじゃん。
 ってか藤江の下の名前って“こーき”なの?アンタらそういう関係?」

二人が壁際に追い込んで東藤に質問を浴びせる。
そうすると、また困ったような顔で、仄かに顔を染めながら、ボソボソと答えはじめた。

193ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/26(木) 23:15:36 ID:13QTF0m6
「えっと、オレと光樹は幼なじみで、でも中学は違って、
 んっと、あの、二人が想像してるような関係じゃ、ない。
 えっと、高校なって、入学式の時に光樹が八組だって知って、
 一回声かけたんだけど、光樹がオレのこと覚えてなくって、
 そんで、どーしたらいいか分かんなくなって、でも光樹とは話したかったし…」

話をうまく纏められない東藤の話を、二人はちゃんと聞いていた。
北園は相槌をうちながら聞いていたが、
黙ってしまった東藤に「それで?」と優しく問い掛ける。
更に顔を赤くしてしまった東藤が頑張って話すまで、二人はじっと待つ。
やがて、また小さな声で喋り始めた。

「八組に突撃訪問というか…。正直あんなこと言っちゃって、来辛かったんだけど。
 オレ、本心じゃないのに、周りもあんなこと言うから、助長されたと言うか…」

「流されて言っちゃったんだね?」

北園の問い掛けに、東藤はコクりと頷いた。
次いで、勢いよく頭を下げる。

「その、……ごめん」

小さく呟かれた謝罪の言葉。
まるで幼子のように小さくなってしまった東藤に、北園が勢いよく抱き着く。
東藤が「わっ!」と声を漏らし、三谷はやれやれ、とため息をついた。

「も〜〜〜!可愛いっ!!!」

北園に抱き着かれて混乱し、更に「可愛い」と言われて顔を赤くする東藤を見れば、
確かに腐っている方々は可愛いと思うだろう。
そんなことを考えながら、三谷は北園を東藤から引っぺがした。
東藤が「ありがとう」と、ホッとした顔でお礼を言う。

「つまり、藤江に構ってもらいたくて、うちのクラスにちょっかい出してたの?」

「そう、なるのかな…?」

「でもよー、藤江、さっきお前の下の名前呼んでたよな?“ゆーき”って」

「うん。…なんでなんだろ。オレ、忘れられてたかと思って、たのに……」

涙を浮かべてそう呟く東藤を、北園が慰めに入る。
いっそのこと本人に聞いてみるってのは?という三谷の提案に、二人は頷いた。
が、一番藤江の言葉を聞かなきゃいけない東藤が、いざ教室に戻ろうとした時に
ドアから張り付いて動かなくなった。

「ちょっと!いつまでもそうしてちゃキリないでしょ!」

「勇気出せ東藤!男だろ!名前だって“ゆーき”だろぉお!!」

「名前と性格関係ねーよ!頼むから結び付けないでくれ!」

騒いでいる三人の背中を、冷気が覆った。
危険を感じて三谷と北園は引き攣った顔で振り返るが、東藤はキョトンとしている。
三人の視線の先には、背後にブリザードが吹き荒れている井口の笑顔があった。
それを見て、東藤も二人と一緒に固まる。

「男なら潔く行こうか、東藤クン?」

自分に向けられた笑みに、東藤が短く「ひぃ!?」と声を上げた。
すくみ上がるのも無理はないだろう。
それ程の威圧感である。

「………はぁ。藤江、キミもさっさと話ちゃいなよ。見てて東藤が気の毒」

ため息をついたと同時に、ブリザードが止んだ。
井口が藤江に視線を投げかけると、三人の視線も自然と藤江に向かう。
かたり、とシャーペンを机に置き、藤江がテキストから顔を上げた。

194ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/03/26(木) 23:20:52 ID:13QTF0m6
こーき&ゆーきの母親が親友という設定。
で、子供が出来たら、
両方男の子だったら「樹」って漢字いれよーね☆ってなって
「光樹」「優樹」って名前になった。
ちなみに井口くんには重い過去(割りと最近)ありな設定。
いつかそのことについても書くかも。

できればpixivの方見てもらいたいけど、
あっちは絵も上げてるからNGにしておく(・∀・)

195カイ:2015/03/26(木) 23:30:49 ID:0J5rKo5s
待 っ て た

196あみ ◆Pw3SACLZzk:2015/03/28(土) 11:09:42 ID:JcvNh68.
どちゅうううううううん

197さとこ:2015/04/01(水) 00:38:16 ID:Ch/8w7Uc
うわぁぁぁぁ
ふみぃの小説待ってた!待ってた!!(・ω・Ξ・ω・)
おもしろいね!

ふーまが久しぶり過ぎワロエナイのですね!

198カイ:2015/04/02(木) 00:08:39 ID:YmZURrBM
ふええええん不定期すぎてつらい;;;;;
さとこお久しぶりだよ!!!笑って!!!!!!

199ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/04/02(木) 20:39:43 ID:13QTF0m6
カイ>>www(ワロスワロスワロス)

200ふみぃ ◆E9.L69xX7g:2015/04/02(木) 20:41:02 ID:13QTF0m6
さとちゃんありがとー!
カイが盛大に笑ってくれだって!
(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)

201カイ:2015/04/03(金) 03:22:45 ID:YmZURrBM
ふみぃの笑いがじわじわくるやばい
盛大に笑っていいのよ!!
( °∀°)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!ゴホッ!!オエェェェェェェェェェェェェーーー!!!


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