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【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』 その2

1『星見町案内板』:2021/02/26(金) 23:22:22
『H城』の周囲に広がる『城址公園』の敷地を共有する『学び舎』の群れ。
『小中高大一貫』の『清月学園』には4000人を超える生徒が所属し、
『城郭』と共に青春を過ごす彼らにとって、『城址公園』は広大な『校庭』の一つ。

『出世城』とも名高い『H城』は『H湖』と共に『町』の象徴である。

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                 ミ三ミz、
        ┌──┐         ミ三ミz、                   【鵺鳴川】
        │    │          ┌─┐ ミ三ミz、                 ││
        │    │    ┌──┘┌┘    ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
        └┐┌┘┌─┘    ┌┘                《          ││
  ┌───┘└┐│      ┌┘                   》     ☆  ││
  └──┐    └┘  ┌─┘┌┐    十         《           ││
        │        ┌┘┌─┘│                 》       ┌┘│
      ┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘     【H城】  .///《////    │┌┘
      └─┐      │┌┘│         △       【商店街】      |│
━━━━┓└┐    └┘┌┘               ////《///.┏━━┿┿━━┓
        ┗┓└┐┌──┘    ┏━━━━━━━【星見駅】┛    ││    ┗
          ┗━┿┿━━━━━┛           .: : : :.》.: : :.   ┌┘│
             [_  _]                   【歓楽街】    │┌┘
───────┘└─────┐            .: : : :.》.: :.:   ││
                      └───┐◇      .《.      ││
                【遠州灘】            └───┐  .》       ││      ┌
                                └────┐││┌──┘
                                          └┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
---------------------------------------------------------------------------

前スレ:
【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647476/

578 『晴れ……時々 雨』:2023/06/12(月) 17:29:58
>>576-577(レス遅れ失礼しました)

基本的に『悪の首領』を謳う朝山ではあるが、盗みをする事はない。
ちゃっかり、人のおやつをつまみ食いする事はあるが、職員室にある
人の物を勝手に盗ると言う思考まで至らない。

(あっ! 電話番号っス! これで小角っチの事がわかるかも知れないっス!)

 ヴンッ!

『ザ・ハイヤー』を発現し、朝山は持ってるなら自分の手帳などで。
(※無ければ、机にありそうな紙など拝借する)
急いで番号をザ・ハイヤーにもペンを持たせ記入するだろう。
佐川先生は神経質だ。それでいて、電話機があるなら大事な用件で学校に
連絡があった場合、すぐメモしないといけない時に近くに筆記用具がないと大変だ。
だから、当然近くにペンがあると思うので、それを一時拝借する。



そして……『雨田』だ。

 彼は、机の下の『スタンド』と目が合って、そいつが『自分を認識してる』と
理解した瞬間に、二つの選択肢が脳内に出来た。

一つは有無言わさず、自分の操る幽霊(インサイ二ティ)で抹消させる。

(人は周りに居る……そして、あの時の『ゲーム』から考えるに……だ)

雨田は、少し前に現在自室として利用させて貰ってる叔母の家で『ゲーム』をした。

そこで得た三つの出逢い『ミミ』
 粗野と風土の異なる異世界の三つの素敵な相手。それに勝るものは無かったが
どうも画面越しで話した他の相手は、自分と同じ幽霊の素質を担うらしかった。

(勘だけど、斑鳩君とか朝山ちゃんとか。僕の幽霊見えそうな人、この
学園に居そうなんだよなぁ)

今は、雨田は動く気は無い。幾らか満たされ、運命の出会いまで
大きく事を動かそうとしない。だから『龍』か大蛇らしい幽霊に対して
傍目無関心な様子で、しゃがんで鍵を探す振りを続けた。

雨田「最近は、虫多いですからねー。僕の家にも結構湧くんで大変ですよ」

女教師に、微笑みを崩さず返答しつつ。大蛇について思いめぐらす。

ミミと縁のない存在。故に、執着まではしないが自分だけに『話しかけた』
 さも当然とばかりに幽霊と会話出来るだろうと見当付けたのは
少々、余り良いとは言えない感情が雨田の胸中には過っていた。

(まっ、面白そうではあるけどね。これが大神君の、大きな運命の波に
関係あるかもだし)

 そう、気分は前向きだ。雨田は、今は満たされている。そう、今は……。

579『照光が灼き焦がす』[:2023/06/12(月) 18:45:12
>>577(斑鳩)

『行方不明者』を見つけるためには、『傷つく人間』くらい。出していい。
『他に手段はあるかもしれないが』――――『仕方ない事だ』
『できる手段を、つかわない』のは、きっと、怠慢に他ならないのだから。

               カチャ ・・・

鍵箱から取り出した鍵にはプラ製のキーホルダーがついており、
それは『中等部等準備室②』の鍵との事だ。

            「……」

             「全く―――――」

『佐川』の声が聞こえる。

まだ職員室の外だ。振り返ってはいない。だが『ノック犯に見切りをつけた』

                     ヴン!

その間に『朝山』が己のスタンドを発現して、
机からペンを拝借して、紙に何かを書きこんでいる――――『間に合った』か。

「ん〜〜〜どこにもないわねえ、棚の下とかに入っちゃったかしら」

女教師がゆっくりと体を起こすが、既に鍵箱での『事』は成している。問題はあるまい。

>>578(朝山)             

『朝山』自身も手帳を持ち歩いていても不思議は無いし、
その読み通り、『佐川』は机の上のメモを切らすようなタイプでは無かった。
ペンも、即座に使える鉛筆が見つかったし、ボールペンもインクは潤沢だ。

                      サラサラサラサラサラ

さささっと電話番号を書き写した。
『小角宝梦の現状を把握する』事は、これで『きっと出来るだろう』――――――

>>578(雨田)

謎の存在を排除する選択肢は頭の中から排除した『雨田』
恐らく――――それは正解だっただろう。
この存在は恐らく『反応してもされなくてもいい』と考えていた。
つまり、『目の前の人間が気分を害そうがどうとでもなる』という意味だ。

            ≪……≫

                   シュルルン

『職員室内』の様子を見ていた『蛇竜』はやがて床に潜って消えた。

「湿気もすごくてェ、どこからかずっとハエが入ってきたりするわよねえ」

何だったのかは分からないが、今はまだ『雨田』は微笑んでいられる。きっと、これからも。

580斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2023/06/13(火) 02:31:53
>>578-589

視界の端に朝山首領が何かを書き込んでいる姿が映った時は安堵した。
やると事を決めたとはいえ、必要ないならそれに越したことはない。

(鎖は解除しておくか、必要ない以上は誰かに見られたら事だ。)

 「おっと、ようやく見つけましたよセンセ!あー……」

いや、雨田に言及する必要は無い、些細な違和感とはいえ
名前を知っている事に無駄に言い訳を重ねる事もない。
ようやく見つけたよというばつの悪い笑顔を作って、鍵箱に戻そう。
視線を首領に向けさせない所作でもある。

 「梅雨入りですもんね。ホント、お騒がせしました……それじゃ。」

鍵を返してしまえば、後は長居する理由もない。
女教師に一礼して踵を返そう。

 (ん?ブラックパン……いや、ケゲラパニは何処に行った?)

581『晴れ……時々 雨』:2023/06/14(水) 12:29:09
>>579-580

(よしっ! これで後は四つの番号を後で調べるだけっス!)

朝山は、本当に今は携帯を持ってない。多分、何かのドラマか何かが
影響受けたのか。うっかりかは不明だが、学園にスマホは持ってきちゃ
いけないだろうと思って家に置いている。

佐川先生が戻って来るまで、大人しく待つだろう。
 斑鳩や雨田が自分の代わりに小角の何か手掛かりを見つけるかも
知れないと思ってるし。それに、小角の担任なら、こう伝言して貰いたいと
朝山は考えてるからだ。

朝山「それじゃあ、佐川せんせー。今日は失礼するっス。
小角ちゃんが学校に戻ってくるのが遅くなるんだったら。私からも
お見舞いの品を送りたいから、もしそうなるようだったら私も
そっちのクラスをちょくちょく覗きに来るけど、報せてくれたら助かるっス。
私の話に付き合ってくれて有難うございましたっス」

 そう礼を告げてから立ち去るだろう。悪の首領は、ちゃんと学園では礼儀を
重んじるのだ!!



雨田「夏場ですからねぇ。仕方がないですけど」

(消えた)

外部? それとも学園の教職員が担う幽霊?

手掛かりは外見だけ。目的も動向も不明だ。別に僕の敵と言う訳では無いけど……。

(うーん……消化不良なのは、ちょっと苛々するよね?)

雨田は満たされている。だが、それとは別の事柄だ。
今、この時に起きた『蛇竜』との邂逅は。それでいて、ミミが付いてない
存在と言うのも癪に障って来る。

(けど、今は胸に収めるしかないな)

自分が、幽霊(インサニティ)を遣える事は、いずれ誰かしらに
知られる機会はあるかも知れない。あの時のゲームの管理者であるだろう
人物には知られてる訳だし。

(まぁ、いいさ)

 漠然な不安とは言えぬものの、不発弾が先の何処かで埋まっているような
予感はしている。
 だが、それがいずれミミとの出逢いに繋がるかも知れないし。

雨田は、先行きに憂いは持たない。彼にとっての中核は愛する存在(ミミ)との
事柄に詰め込まれている。蛇竜は、それには該当しないのだから。

582『照光が灼き焦がす』:2023/06/14(水) 13:17:04
>>580(斑鳩)

『暴力』など振るわないに越した事はない。
パワーの『朝山』と、智謀の『斑鳩』が揃ったことで、
作戦は無事に終えることができた。

「あぁ、よかったよかった。ええ、それじゃあ。
 あ。生徒会活動がんばってねえ」

女教師に見送られ、職員室から出る。
何事も問題はない。何事も――――

>>581(朝山)

『小角の電話番号が含まれていない』可能性もゼロという事はない。
しかし、それは流石に心配するほど『ありそう』な可能性ではあるまい。

「……あぁ、ちゃんと待っててくれたのか。
 ……そうだね、君の優しさを無碍にするのも悪い。
 お見舞いに行けない分、帰って来てから、
 しっかりと見舞ってあげればいいだろうし。
 休みが長引くなら、その事は教えるよ」

『欺いた』相手と約束を取り付け、『朝山』は職員室を出る・・・

>斑鳩・朝山

「……」

『ケゲラパニ』は職員室外の廊下に立っていたが、
『斑鳩』そして『朝山』が出てくると、視線を上げた。

「『ケゲラパニ』…………アイツらが、話ノ?」

その隣に、『もう一人』
いつの間にか、彼と同じく色黒の少女が立っている。
髪は金に染めており、丸く大きな目を向けて来る。
学生服からするに、『中等部』の生徒のようだ。

「エエ! 私の仲間、アベンジャーズでス。ハハハ!」

『笑み』を浮かべる『ケゲラパニ』

「とはいえ、仲間失格かモしれまセん。
 『友人』に呼び止めらレ、先生の足止メを失敗しましタから!」

『佐川』の足止めをした様子がなかったのは、この少女と話していたかららしいが……?

>>581(雨田)

例えるなら――ゲームのキャラクターとして取り込まれると言うより、
大きな『盤面』がいつの間にか敷かれ、その上を踊る駒にされるような。

           得体の知れない何かが、何かの為に動いている。
           そうした性質の、『不安』は生じ得る。


「本当にねぇ〜」


相槌を打つ女教師。『斑鳩』の用は済んだようだ。
いずれにせよ『雨田』の満足はここに転がってはいまい。

特に何かすることがないなら、職員室を出てしまってよかろう。

583斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2023/06/14(水) 14:40:49
>>582-581

「…………。」

職員室から教師が出てこない事を確認すると、
大きく息を吐く。そして朝山の方に向き直り

 「やったな朝山キャプテン!うまいこといったッ!!」

ハイタッチ、ガッツポーズ(職員室に響かないよう小声で)
お好きな方で喜びを表現する。

「『コマが回り続けない事を確認したい』くらいだ!いやー……なんとかなってよかっ……」

周囲を見渡して足りない1人を探す、俺の予想に反して
お目当ての人物はすぐに見つかった、だが隣の人は面識がない筈だ。
知り合いか……?何故ここにいて
何の話をしていたのだ?ケゲラパニにとっても、住所の件は重要だと思っていたが……

「あッ!ケゲラパニパイセンがイカした女の子引っ掛けてるッ!!アイアンマンの役だろそれ!」

この警戒は表に出さない方がいいかもしれない
或いは関係なくなるかもしれないが……

「やるねパイセン、我らが朝山キャプテンと同じく隅におけない人というわけだ。で、どちら様?ひょっとしてもうそういう関係〜?」

手首を数回振ってゼンマイを巻くと
話を聞こうと身を乗り出す。

……俺にとっては屈辱だが
時には下に見られるべき時がある。
油断させれば先手を取れる場合もある。

584『晴れ……時々 雨』:2023/06/15(木) 13:46:09
>>582-583(たびたびレス遅れ申し訳ない)

 「そうっスね! 悪の小角っチ、番号ゲット大作戦は大成功っス!(小声)」

同じく、朝山も斑鳩に対しハイタッチをする。そして、!ケゲラパニの隣に
居る少女に遅れて気づくと、物怖じせずに近寄って挨拶するだろう。

 「こんちわーっス! ケゲラパニ先輩の友達っスか?
自分は朝山 佐生っス! うちゅーとーいつ部の部長もしてるんっスよ!」

宜しくっス! と握手の手を差し出す。




 「それじゃあ、僕も用事終えたんで失礼します。また何かあったら
宜しくねー、先生」

 雨田も、職員室から少し遅れて出てくる。

「朝山ちゃん、斑鳩君ー。どう? バッチし成功した?」

そして、糸目を僅かに片方開いてケゲラパニと見知らぬ女性に視点を移動させる。

(……『蛇竜』……謎の幽霊が消えた後に、謎の女の子、か)

 偶然か? または、これは符号が合っているのか……。

雨田は、先程起きた未知なる遭遇と、未知なる女性の繋がりも一瞬考えたが。
 それ以上に気になったのは、色黒の女性の『ミミ』だった。

ケゲラパニのミミに対しても関心は抱いてる。愛する存在(ミミ)に対して
性別や人種の境界など無いのだから。

585『照光が灼き焦がす』:2023/06/15(木) 19:12:23
>>583(斑鳩)

『ケゲラパニ』はそもそもは『人探しの手伝い』での付き添いだ。
それは『彼固有の事情』より優先されないのかもしれない。
『斑鳩』は……その少女を『見た』覚えはあまりなかったが、
この広い学園の中、そのような生徒がいる事に不思議は無い。

「……」

少女が何かを言いかける前に――

「華のあル話なラ私もよかっタですガ、
 ハハ、たダの『イトコ』デすよ!
 一緒に留学しテきた、ワタシの『イトコ』」

       「彼女、『グア』と言いマす。
        少し『人見知リ』ですガ」

『ケゲラパニ』から説明があるが、
『斑鳩』はそこに『違和感』を感じ取れる。
余裕綽々の好青年の顔に、一瞬の焦りが生じていた。

「…………『グア』ダ。よろシク」

        ペコリ

『グア』の目は友好や歓迎の色を持たない。『人見知り』――

>>584(朝山・雨田)

「『グア』ダ。………………………よろシク」

『朝山』の握手の手は取られない。

「『ケゲラパニ』……コイツは」

「おお、『グア』!
 もっと愛想よクしないトいけまセんよ」
             「私のようニ!」

             ニッ!

『グア』が何かを言いかけたが、
『ケゲラパニ』は制するように言葉を重ね、
明るく、笑みを浮かべた。

異邦の二人の耳はただそこにある。『愛する』気持ちは届かない。
『雨田を警戒している』――――或いは、もっと『広い』のか?

586斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2023/06/16(金) 07:04:08
>>584-585

 「なァんだ、ハトコかぁ〜……期待通りじゃなくてちょっぴりガッカリって感じだが」
 「斑鳩だ。よろしくグアちゃん。」

先手を取ったかいは……あったかもな。
お前、まさか本当に『はとこ』だなんて思ってないだろうな?

声をかけられた際にくるりとケゲラパニに背を向けると
そのまま雨田に話しかける。

 「おっ、雨田ァ〜もちよ も・ち。ハイタッチするか?ヘイ」
 「トムクルーズもびっくりのM・I・P(ミッションインポッシブル)だったが完璧成功だぜ、我らがリーダーの手でな。」
 「後はしらみつぶしの時間さ。」

いま、そこの男……ケゲラパニが焦ったぞ。
ほんの一瞬だったが、確かに焦燥の色が見えた。
視線の揺れか、筋肉のこわばりか、理由は何でもいいが……俺たちにそう見えたのは重要だ。

 「ところで話変わるんだけどさぁ。雨田……あの二人どう見える?」

からかい交じりの声色で、僕はニタニタしながら口元を抑える。

 「はとこらしいけどさァ、あの様子じゃあやっぱりィ……妹の心配する過保護な兄貴ってトコか!?」
 「アタックすんなら強敵かもなァ〜雨田?熱視線か?」

さっきから随分と、そう。つつかれたくない傷を庇っているようにも見える。
遮ってばかりなのも……迂闊に口に出させたくない『何か』を感じる。

噂ばかりで確信はなかったが……尾角は『本物』かもしれない。
この状況、アリーナ内で見た派閥であれ、エクリプスの残党であれ……。

例え多少のリスクをおってでも、自分の『眼』を送り込んでおきたくなる『スタンド使い』!

 (どうにか……利用できないものかな、どうにか利用して……1回のチャンスを掴めないものか?)

(アリーナ内にも派閥がある事は、トライコーンの事で知ってる、エクリプスの残党だというラッパーもいた。)
(もし、この2人がアリーナの派閥内の人間だとして。もし、此処にいる事がある一つの派閥の暴走だったら、派閥間での裏切りだったら……)
(面白くはないだろうな、他の派閥は。同時に、暴走した派閥の力を背信の罪で解体・吸収する絶好の機会!)
(仕掛けたのが残党であれ、一派閥であれ……或いは名も無きニュービーであれ。小角という扇の要(或いは火薬庫)に手を出されて、扇そのものがぐらついてるんだからな。)
(席が限られてるなら……ぐらついてる誰かを蹴り飛ばして座るのが一番だ。)

 「ま、こんくらいで此処から離れよう、調べるにも……先生の目に留まりたくないだろ。」
 「休みも終わっちまうしな。」

俺の妄想ミルフィーユ妄想蜂蜜漬けって感じだな。インセプションでもされたか?

(君は全ての人間が善良だと?コマを回すか?『小角がいなくなった』という現実をまず確かめよう。)

                        オ マ エ
まさか、俺は人の醜悪さを憎悪し続けている。だから斑 鳩の中にいる。

587『晴れ……時々 雨』:2023/06/16(金) 20:32:38
>>585-586

 朝山は『グア』が握手しなかったことに対し、不思議そうに首を傾げたが
ケゲラパニが『人見知り』だと告げると直ぐ笑顔を浮かべ。

 ガシッ  ぶんぶんッ!

「はい、宜しくっス! これで、グアちゃんと私は友達っス!!」

そう、パワフルに勝手にグアの片手に自分の両手を重ねてブンブン振って
友達の握手を行おうとするであろう。




雨田「……うーん、いや斑鳩君。恋愛方面じゃなくってさ」

斑鳩の熱視線と言う言葉に、変わらない糸目と笑顔を浮かべつつ。

雨田「――何か僕達と違って、小角って娘に確かな用事ないのに関わらず
積極的に動いてくれてるなって。それが今更凄く不思議に思っただけだよ」

 朝山は、知り合いであり年上の友人からも連絡あって人を探してた。

 自分もまた、運命の相手『ミミ』に出逢いたいので。その助言として
軽く学園内で頼りになるらしいと言う。ほぼ願掛けで正直そこまで
期待してなかったが、その朝山と同じ人間を探してた。

 なら。斑鳩にケゲラパニ……善意で、あそこまで職員室で
行動を起こそうとするのだろうか?

 『剃刀』のように、決して毒は吐かないものの鋭く切り込んでいた。

単純な善意。そう言う理由で協力する事だって偶にはあり得るのかも知れない。

然し呉越同舟でないものの、全く関連性ない四人が一緒に同じ人間を
探す確率なんて決して高い訳がない。なら、これは偶然でなく『必然』なのだろう。

(俄然……興味湧いてきたなぁ、
小角ちゃん、かぁ)

          ――その娘『ミミ』を、一度直接見てみたいなぁ。

588『照光が灼き焦がす』:2023/06/16(金) 21:23:25
>>586(斑鳩)

無数に層を為す思考は、層であるがゆえ、一層下の『斑鳩』自身の考えが論拠。
内心で自嘲する通り『妄想』に過ぎない可能性は極めて高いにせよ、
しかし…………根底、最下の層、『ケゲラパニ』への違和感は、
決して『確信のない考え』と言い切れるような物ではないだろう。

「ハハハ!! カらかいすギですヨ〜『斑鳩』サン!
 私は嫌いジャありませんガ、『グア』はそういうの嫌ですネ?」

「……言ウマデもアるカ?」

『グア』は『斑鳩』の軽薄な口振に冷たい……口振に、か?
あるいは『より深い部分』に、反応している可能性もある。
この少女は底冷えする程に冷たいが、故に『底が見えそうな気はする』

「オォ、そうでス、そロそロお休み時間終わってしまいまスね!
 『グア』……私タチも、退散すルといたしまショウか!」

まだ見ぬ『悪』が動いているのか?
あるいは。『欲』が動いているのか?

――――或いはそれよりずっと激しく根付く、『正義』の逆鱗か?

いずれにせよこの場で答えを出すのはかなり難しいだろうし、
この場から退散するのは正解に思える。もう、いい時間だ。

>>587(朝山・雨田)

『朝山』の笑みに、返ってくるのは『ケゲラパニ』の笑みだけ。

「…………触るナ。『友好』ハおマエの匙加減ではナイ。
 ……どうシテモやりタイなラ、ソコノ『イトコ』とヤレ」

・・・ネイルで彩られた『グア』の手は掴めない。
パワフルな手は、ただ空振る。何も掴めない。
勿論、望んでもない手を掴み振り回すよりは良いことだ。

「アァー、すみまセン『朝山』サン!
 『グア』は今日ハ、実ハ、とてモ御機嫌斜メなんでス」

          「いヤ、いつモかもしれませんガ! ハハ!」

……そして『ケゲラパニ』は横から『フォロー』する。
気難しい少女と、その従兄。不自然過ぎるほどではない。

「……? 『困った誰かのタメ』に動く。何か不思議ですカ?
 あなタ、とてモクールな人みたいでス!
 『朝山』サンの半分くらイ、パワフルになるトいいでスね!」

『雨田』の疑問には、ごくごく当然だろ?とばかりの返答。
だが、これは『そう』かもしれない。『そういう人間』はいる。
鋭い刃を振るった先は煙。あるいは何もないただの空気だ。
心の刃は、果たして、ただの『空振り』で終わるのか――?

「…………チッ。『ケゲラパニ』……おマエの暇潰シに、
 ワタシまデ付キアウ理由はナイ。…………先に行クゾ」

『グア』は冷え切った目で『朝山』を、『雨田』を見た後、
『斑鳩』に少しだけ視線を止め、それから踵を返し去る。

「アァ! ハハ……スミマセぇん、気難しい『身内』でしてネ!」

『ケゲラパニ』もすぐに後を追いかけそうな雰囲気だ。
何か言っておくことやする事があるなら今のうちだろう。

589斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』【高2】:2023/06/17(土) 05:43:14
>>587-588

 (…………。)

再び顔を向ける前に表情を整える。
目元を緩めれば印象は穏やかなものに
口元に笑みを湛えろ、眉をもう少しなだらかに、OK鏡の前で練習したとおりだ。
身体をケゲラパニ達の方へ向ける。
 
 「いや、悪い悪い……初対面相手に失礼だったな。美人さんの前だとどうにもあがっちゃって。」
 「お詫びに今度おきにの映画でも紹介するよ。」

さも悪かったというように罪悪感を交えた声色を。
僕の底まで見させてやる義理はない……が。

 (嘘は下手そうだが、それ故に気づかれそうだな……あまり話さない方が良い。)
 (まぁ……普通なら二度と会う事もない筈だが。)

朝山首領は相変わらず猪突友情(誤字に非ず)している
多分どこぞの空手家の如く後退のネジを外してあるに違いない。

 「なんだ知らなかったのか雨田?世の中には『イイ奴』の方が多いんだよ。」
 「朝山キャップ見ればわかるだろ?」

交友関係は広く浅く、僕も雨田の事はそんなに知らない
偶に人見る時、何か視線ずれてない?という気はするけど。

 「じゃーねケゲラパニパイセン!ハトコと仲良くね!」

去っていく二人に手を振る。
僕にはできなかったからね、それに、これ以外喋ることもない。

幸福に生きるだけなら、剃刀のように斬りこんだり、氷の瞳で覗き込む必要は無い
1.過去を忘れた無知な馬鹿でいればいい、2.妄執にまみれても幸せにはなれない。

3.ただ、私は過去で出来た人間で、時が来れば決着を付けたいだけだ。


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