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【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』 その2

578 『晴れ……時々 雨』:2023/06/12(月) 17:29:58
>>576-577(レス遅れ失礼しました)

基本的に『悪の首領』を謳う朝山ではあるが、盗みをする事はない。
ちゃっかり、人のおやつをつまみ食いする事はあるが、職員室にある
人の物を勝手に盗ると言う思考まで至らない。

(あっ! 電話番号っス! これで小角っチの事がわかるかも知れないっス!)

 ヴンッ!

『ザ・ハイヤー』を発現し、朝山は持ってるなら自分の手帳などで。
(※無ければ、机にありそうな紙など拝借する)
急いで番号をザ・ハイヤーにもペンを持たせ記入するだろう。
佐川先生は神経質だ。それでいて、電話機があるなら大事な用件で学校に
連絡があった場合、すぐメモしないといけない時に近くに筆記用具がないと大変だ。
だから、当然近くにペンがあると思うので、それを一時拝借する。



そして……『雨田』だ。

 彼は、机の下の『スタンド』と目が合って、そいつが『自分を認識してる』と
理解した瞬間に、二つの選択肢が脳内に出来た。

一つは有無言わさず、自分の操る幽霊(インサイ二ティ)で抹消させる。

(人は周りに居る……そして、あの時の『ゲーム』から考えるに……だ)

雨田は、少し前に現在自室として利用させて貰ってる叔母の家で『ゲーム』をした。

そこで得た三つの出逢い『ミミ』
 粗野と風土の異なる異世界の三つの素敵な相手。それに勝るものは無かったが
どうも画面越しで話した他の相手は、自分と同じ幽霊の素質を担うらしかった。

(勘だけど、斑鳩君とか朝山ちゃんとか。僕の幽霊見えそうな人、この
学園に居そうなんだよなぁ)

今は、雨田は動く気は無い。幾らか満たされ、運命の出会いまで
大きく事を動かそうとしない。だから『龍』か大蛇らしい幽霊に対して
傍目無関心な様子で、しゃがんで鍵を探す振りを続けた。

雨田「最近は、虫多いですからねー。僕の家にも結構湧くんで大変ですよ」

女教師に、微笑みを崩さず返答しつつ。大蛇について思いめぐらす。

ミミと縁のない存在。故に、執着まではしないが自分だけに『話しかけた』
 さも当然とばかりに幽霊と会話出来るだろうと見当付けたのは
少々、余り良いとは言えない感情が雨田の胸中には過っていた。

(まっ、面白そうではあるけどね。これが大神君の、大きな運命の波に
関係あるかもだし)

 そう、気分は前向きだ。雨田は、今は満たされている。そう、今は……。


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