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【場】『 PC間連絡スレ ―星間通信― 』【他】

1『星間通信局』:2016/02/21(日) 21:16:04
★―――――――――――――――――――――――――――――――――――――☆

  このスレはPC間の電話、メールアプリなどでの連絡や交流、                     
  およびPCの利用するSNSやネットコミュニティの描写に使用できるスレです。
  特定の相手を指定して連絡する場合、相手にそれが分かるように書くことを推奨します。

  PCを介さない、PL同士の連絡は『点呼スレッド』でどうぞ。
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051129/

  また、描写として『ネット上の匿名の声』を持ち出すのは問題ありませんが、
  自キャラや自分の活動を過度に、また不自然に持ち上げさせたり、
  特定のキャラや板上の活動を一方的にsageたりするのに使うのは非推奨です。
  マナーを守って、楽しいネットライフを!

☆―――――――――――――――――――――――――――――――――――――★

658『エド・サンズ』:2021/11/01(月) 17:09:50
>>657

『オ? ウオッ? 悪イナ!「横文字」ハチョットバカシ苦手デヨォ』

『マア、アレダ・・・・「サンタお面」ヲ使ウッテノモ確カニ手ダガ
 ソレトハ別ニ、嬢ちゃん・・・・お前さん、「さんたさん」ニナル気ハネェカ?』

『ドォォ〜〜〜ニモ俺ジャア今風の常識ニついて行ケネェミタイデヨォ
 嬢ちゃんナラ子供相手ニ遊ンデヤルノモ慣レテンダロ?
 ココハ「ダブルサンタ」体制・・・・ッテノハドウカ?』

『モシ了承シテクレルナラ場所を教エテクレ
 空カラ嬢ちゃんノ所ニ迎エニ行クゼ!』

659朝山『ザ・ハイヤー』:2021/11/01(月) 17:34:15
>>658


>・お前さん、「さんたさん」ニナル気ハネェカ?

『ぬぉっΣ サンタにっスか!
わかったっス! それじゃあ自分も手伝うっスよ!
他でもないアダージョを倒した仲間っスし、星見街の危機っスもんね!
あきあき先輩(あきは)を助ける為にも頑張るっスよ!』

『それじゃあ清月学園の校門で待ち合わせするっス!
今からダッシュで向かうっス!』

学園の作戦会議の場所に居た先輩(ヤジ)などからちょこちょこと
今回の事件の当事者や被害者は聞いてる。
 仲間、もとい部下候補のいちまっつん、あきあき先輩は
この私が助けるっスよ!

660『エド・サンズ』:2021/11/01(月) 18:04:45
>>659

『ヨォォッシ! 話ハツイタナ!
 ソンジャア、学校マデ迎えニ行クカラ空でも眺メナガラ待ってテクレ!』

そう言い終えると通話を切る

661小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/11/04(木) 22:07:40
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1617983099/694-700

(村田PC)

plll plll

「村田さん、いまお時間大丈夫ですか?」

「実は、私の親友を通じて一人の学生から電話が来ましてね。
何でもエド・サンズさんと一緒にいるスタンド使いの少女からのようですが
『勝間 多三子』氏と言う方の情報を求めてるらしいようです」

「村田さんから聞いた情報だったとの事で、その方の所在地や連絡先。
清月学園の生徒であるかどうかなど知っているのなら教えて頂ければと。
それと、その方はクリスマスムードの鍵を握っているので?」

そう、繋がり次第聞いて見る。

662村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/11/04(木) 22:34:54
>>661

 ピ !

 「・・・・・・・・・・・・・」

通話をとってしばらく、村田は無言だった。

 「・・・『大丈夫か』だと・・・?」

しばらくして帰って来た電話口の声は低く、かつ今まで聞いたこともないほど『不機嫌』そうだった。

 「『寝てる人間』をだな・・・叩き起こしといて・・・それはねえだろう?・・・・ええ?」

意外!それは寝起きッ!
しばらくとてつもなく不機嫌な様子だったが、『エド・サンズ』の名前が出たあたりで『急用』だと認識し、調子を戻し始めた。

 「『勝間 多三子』・・・そりゃ『文化祭実行委員』の女だ・・・
 『クリスマス文化祭』の件で世話になったからな・・・どうも『クリスマス好き』らしいから・・・
 カッコだけでも『サンタクロース』に会わせてやりゃ・・・義理の一つも果たせるんじゃねえかと・・・」

とはいえ、かなり眠そうだ。
いつものようにハキハキした応答が返ってこない。

 「クリスマスムードの鍵かどうかは知らねえが・・・相当『クリスマス』にお熱なのは確かだろうさ・・・
 『サンタとはなんぞや』と1聞いたら、きっと10や20返ってくるんじゃすまないだろうよ・・・
 ・・・その様子だと『エド・サンズ』の野郎は苦戦してるらしいな・・・まったくおれたちがアレコレやってる間になにしてたんだか・・・」

 「・・・『連絡先』だな。少し待ってろ。
 『勝間 多三子』に・・・『クリスマス用品』を売りつけた時の記録が残ってるはずだ・・・
 そこに物品の郵送先やら何やらがある『かも』しれねえ・・・折り返し連絡する・・・」

そこまで言って、村田は一方的に通話を切った。

663『星見町の終わらない夏』〜文化祭実行委員編〜:2021/11/04(木) 22:43:50
>>662(村田)
寝ぼけた頭を回転させる事で、『村田は、
結局、『勝間』の住所に『クリスマス用品』を送り付けた事を思い出した。
確か、『商店街』付近の住所だったはず。
『郵送』の為に、あわせて『電話番号』も確認してあった。
それらの『記録』を確認することで、『村田』は『勝間』の個人情報を改めて把握した。

664村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/11/04(木) 23:42:59
>>661(小林PC)

少しして、小林の携帯端末にショートメールが届いた。
いくつかの情報が羅列されている。

ひとつは『勝間 多三子』の電話番号。
もうひとつは『勝間 多三子』の住所。
最後に『エド・サンズ』への伝言。

 「切羽詰まっておれに連絡してくるくらいなら最初からもっと用意をしておけ
 次会った時に一発殴るからそのつもりでいろボンクラめ」

・・・相変わらず、機嫌は悪いらしい。
今後村田にれんらくするじことがあるとして、夜は避けたほうがよさそうだ・・・

665小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/11/05(金) 00:02:22
>>664(村田PC) (有難う御座いました)

彼も彼で方々に身を費やしてクリスマスを、一抹君の為に
頑張ってきたのだろう。戦士に一時の休息は必要だ

小林は学生寮・学園に飾りつけが完了した後に繁華街やネオンストリート等に
足を運びクリスマスムードを確認し、飾りつけが可能な店があるか無いか
許可を確認して、飾り付けていくのを熟しつつショートメールで返信する。

『情報有難う御座います。
村田さんも、本当にお疲れ様でした。後の事は私達に任せて下さい』

この文だけを送り、履歴から朝山もとい合歓垣のほうに
村田の情報とエド・サンズへの伝言も含めて返した。

666宗像征爾『アヴィーチー』:2022/01/12(水) 18:59:27
>茅ヶ崎

「――まだ『絶滅』してはいないようだな」

歩き続けた末に、寂れた通りに佇む『公衆電話』を見つけた。
受話器を持ち上げ、十円玉を入れて電話を掛ける。
相手は『茅ヶ崎十拳』だ。

667宗像征爾『アヴィーチー』:2022/01/16(日) 06:17:37
>>666

しばらく待った後で、受話器を元の位置に戻す。

「『何かあった』訳ではないだろうが――」

一つの『可能性』としては有り得る話だ。
だが、考えたところで分かる事でもない。
公衆電話から離れ、その場を立ち去った。

「生きているなら会う事もある」

668御影憂『ナハトワハト』:2022/03/12(土) 18:57:06

深夜の歓楽街に立ち、スマホで『何処か』へ電話を掛ける。

「もしもし………………」

       ボソッ

「………………『面白いもの』………………」

          ボソッ

「………………見つけた」

「かなり………………『使えそう』………………」

         ボソリ

「とりあえず………………『様子見』で………………」

「………………了解………………」

         ピッ

短い通話を終えると、『今夜の狩り』を行うため、
近くの裏通りに入っていった。

669タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/06/21(火) 22:29:43
>>277(夕立)
返信が遅れて申し訳ない。今はルクソールにいる。
要領の掴めない頼み事だが、君に協力できず申し訳ない。

670タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/06/21(火) 22:30:54
>>277
>>669
拙い文面のSMSで返信されている。

671赤月『サクソン』:2022/07/05(火) 17:55:10
>>最中派

「一応・・・・伝えておいた方がいいかな?」

以前、紹介された連絡先に電話をかける
通話先は『最中派』だ

672溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/05(火) 19:59:34
>>671
「はい、もしもし」

お世辞にも愉快ではなさそうな声色である。

673赤月『サクソン』:2022/07/05(火) 20:23:04
>>671

「その声は・・・・最中か」

試合終了直後の状況で左腕の骨が折れているためか
少し苦し気な声が聞こえてくる

「その、なんだ・・・・君にとってほんの少し『良くない』事が起きてね
 別に黙っていても問題なかったんだけど、一応連絡する事にしたんだ」

という前置きのあとに・・・・

「・・・・・『タダヒト派』と『最中派』の『全面戦争』が始まるらしい」

正確に言えば、それは興奮した観客たちが勝手に言い出した事なのであるが、
赤月はその辺を正確に覚えているわけでもないし、そこまでの義理はないため
色々なところを省いてそれだけを伝える

「私が『タダヒト派』にカチコミ?に入ったせいだけども・・・・
 まあ、起きてしまった事は仕方がない」

「君も頑張ってくれ」

がちゃっ

それだけ伝えると、勝手に電話を切ってしまった

674溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/05(火) 21:46:13
>>673
「…・…………????」

なにがなぜそうなるのか全く解らない。
制裁なら無限に心当たりがある――あれとかこれとかそれとか。件の野試合とて責任問題となればかなり『ヤバい』し
最近、シマ内で起きている――恐らくはスタンド案件と思われる事件の問題か――
だが、戦争――まったく心当たりがない。そして、探るにしても相手が相手である。
下手なアクションを起こせば、それこそ制裁の口実になる――こういう時は。

「果報は寝て待て……悪い夢なのかもしれませんからね」

ひとまず、最中は現実逃避を始めた。

675タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/07/05(火) 21:49:34
あらゆる手段を利用し、『溝口最中』の電話番号を入手し、電話を掛ける。

676溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/05(火) 22:03:17
>>675
「はい、もしもし――」

一声でも聞いた瞬間に、血の気が引くだろう。

677タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/07/05(火) 22:05:42
>>676(最中)
「初めまして。『タダヒト』と申します」

678『溝口最中』マリー・ザ・ナイト:2022/07/05(火) 22:22:27
>>677
「ファッ……失礼、は、はじめまして、ワタクシ、溝口最中です」

悪夢が正夢とかした! 何だ、何が起きている!?
自己調整を行うまもなく、苛烈なる動揺に苛まれる最中――

「それで、……ご要件はなんでしょうか」

それでもなお、絞り出すように一つの問を投げかけた。

679タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/07/05(火) 22:37:58
>>678(最中)
>「ファッ……失礼、は、はじめまして、ワタクシ、溝口最中です」

「その様子では、例の『騒ぎ』は耳に入っているな。
 ……又聞きで『誤解』を招くのも困るので、
 私の口から事態の説明をしよう」

朗々と通った低い声だが、抑揚に乏しい『タダヒト』の語り口から、
以下の『事実』が伝えられる。

・『タダヒト派』で開催した『赤月ナカレ』VS『菅谷日向太』の試合において、
 『赤月ナカレ』が『最中派』の試合を経験した『ファイター』であると実況された。

・試合に興奮した観客達の中で『赤月ナカレ』が『最中派』の刺客であると誤解され、
 最終的に『B級ファイター』への挑戦を口にしたことで、その『誤解』は確信となって広まった。

「勿論、私達は誰であろうと『闘い』の門戸を開いている。
 持って生まれた『力』が錆び付いたまま、無用の長物となる。
 ……そのような『虚しさ』や『無情さ』を、私は嫌っている」

「――――とはいえ、『観客』の盛り上がりは捨てがたい。
 何が起こるか解らないからこそ、『アリーナ』は興行足り得るのだ」

「外野はとやかく好き勝手に騒ぐだろうが、
 私はこの『熱量』を維持したい。……その話を通しておこうと思ってね」

無論、この『要請』はわざわざ連絡を取った『理由』の一欠けらでしかない。

680溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/05(火) 22:49:52
>>679
「一つ申し上げておきますが、あの子がワタクシの刺客ということは絶対にありえませんわよ」

万が一にもそう思われては困る――赤月ナガレは、最中派閥に向いている存在ではない。

「彼女の生み出す血の花は、確かに熱を生みますが――ワタクシ達の派閥として送り出すには、少し足りません。ウチから送り出すなら、一抹貞世を送りますわ。儚い外見でありながら
 触れるもの全てを害する彼の、白薔薇のような有り様は、最中派閥の代表として送るに相応しい華ですもの」

そして、これは全く本題ではない――最中は頷いて応えた。

「興行の盛り上がりについては、ええ、大切ですわ。どのような形であれお客が盛り上がれば新規客も参加者も増えていきます――同感と言わせていただきます」

681タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/07/05(火) 23:16:36
>>680(最中)
>「一つ申し上げておきますが、
>あの子がワタクシの刺客ということは絶対にありえませんわよ」

「それを理解した上で、話をしている」

>ウチから送り出すなら、一抹貞世を送りますわ。

「彼に『闘志』があるのなら尊重したいが、
 今、この流れで『代役』のように迎えたくはないな」

>「興行の盛り上がりについては、ええ、大切ですわ。

「話が早くて助かる」

此方の意思は通じていると判断し、『タダヒト』は息を吐いた。
『アリーナ』とは闘い続ける組織だ。『我』と『力』がしのぎ合い、
『分裂』と『勃興』を繰り返すからこそ、大きくも歪な力関係が産まれた。

――――だからこそ、『最強』も『最弱』も決まっていない。
『溝口最中』の懸念する『抗争』による一方的な『壊滅』など起きようがない。
『表層化』していない『悪意』を抹消する理由など、現時点で存在せず、
大きな『興行』を控える中、強大な力を振るう必要性もないからだ。

「ところで、一つ聞きたいのだが」

『タダヒト』は『本題』を切り出した。

>「そんな『スタンド犯罪者』の中に・・・・」
>「スタンド能力を切り売りする『傭兵』のような男はいなかったかな?
>『最中派』で聞いた話だと、とても強いスタンド使いだったとか」

(※上記の三行は『空を掴む手』での『赤月ナカレ』の発言を引用したものであり、
  『回想』としての意味合いで表記している為、『溝口最中』には聞こえていない。)

「君は、私の闘った『エクリプス』を何処まで知っている?」
                       . .
「――――いいや、『エクリプス』以外を知っているのか?」

682溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/06(水) 00:00:04
>>681


>「君は、私の闘った『エクリプス』を何処まで知っている?」
                       . .
>「――――いいや、『エクリプス』以外を知っているのか?」

「あらあら、それは『嫌味』はやめてくださいませと言うべきなのかしら?」

溝口最中は微笑を浮かべ――冗談でも聞いたような口調で喋りだした。

「ワタクシの――いわゆる、『最中派閥』は、まさに『その闘い』に乗れずに名を上げそこねた逸れものと外れものの溜まり場――ワタクシ達は、エクリプスを知らないが故のワタクシ達なのです。例えばアナタが仕留めた愛欲のアダージョ……それすらも、名前程度しか知らないのです」

『愛欲のアダージョ』に連なる伝説達。

そういった者共は名しか知らない。
知っていたとしても――溝口最中の記憶に無いということは、記憶に置いて置く必要がないと判断したことだ。溝口最中は、不必要と不都合を必要に応じて忘れることが出来るのだから。

「エクリプス以外……夢魔(サキュバス)共を組織と呼ぶならそうなるのかも知れませんが、あれはたまさかに出る『人の味』を覚えた動物のスタンド使いと同じで、適時処理すべき害獣に過ぎません。到底、かの伝説には及ばない脅威でしょう」

それらとは別に、問題のある人間性のスタンド使いは把握しているが、間違いなく組織ではない。徒党を組んでいたとしても、ゴロツキの群れと変わらないだろう。

683タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2022/07/06(水) 00:18:46
>>682(最中)
>「あらあら、それは『嫌味』はやめてくださいませと言うべきなのかしら?」
>『最中派閥』は、まさに『その闘い』に乗れずに名を上げそこねた逸れもの

「なるほど。君の言う通りだ」

『最中派』は『エクリプス』の壊滅に加わらなかった。
だからこそ、『タダヒト』は今の今まで『溝口最中』の連絡先を知らなかった。
――――『連携』の必要がなかったからだ。

『夢魔』について『タダヒト』は何も反応を示さなかった。
脳裏の片隅で『夢の帳』が曖昧になっていると、感じただけだ。

その後は話の流れに応じて、『エジプト旅行』の話や、
『AV新法』の制定について雑談をし、電話を終えた。

      PI♪

通話を終えた『タダヒト』はスマートフォンをデスクに置き、
アーロンチェアに深々と座り直し、卓上に置いた『エジプト土産』を眺めた。

「何処から漏れた?」

「……『赤月ナカレ』、……何者だ?」

引き出しから取り出した『弁護士バッヂ』、金メッキの一点が薄く削れている。
地金を剥き出しにし、弧を描いた裂傷だけが輝きを失っていた。

684溝口最中『マリー・ザ・ナイト』:2022/07/06(水) 20:58:43
>>683
世にも悍ましき法案について内心に血管を浮かばせながら通話――終了後、ばったりと崩れ落ちる

685赤月『サクソン』:2022/07/11(月) 23:29:28
>鉄 夕立

ここはアポロン・クリニックセンター
『アリーナ』の試合で負った左腕の負傷を癒すために赤月はこの場所に入院していた
骨折した左腕にはギプスが巻かれている

「『クァンガン』・・・・『キム・クァンガン』か
 望み薄ではあるけど、念のため『彼』に話を聞いてみようか」

   とぉおお〜〜〜〜るるるる・・・・

        とぉおお〜〜〜〜るるるる・・・・

通話可能エリアに来たところで、器用にも右手だけでスマホを取り出し、通話をかける
通話先は『鉄 夕立』・・・・・赤月に『タダヒト派』の情報を与えた張本人だ

686鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/12(火) 02:54:47
>>685

   とぉおお〜〜〜〜るるるる・・・・

自宅にて課題を進めていた手を止めて、スマホを見る。
画面に表示されているのは、『赤月くん』という文字。
彼女の『復讐』に関して、何か進展があったのだろうか?

「はい、もしもし。こちらは夕立だ」

応答する。

687赤月『サクソン』:2022/07/12(火) 15:45:09
>>686

    がちゃっ

「久しぶりだな、夕立。元気だったか?」

電話の先から少女の声が聞こえる
アポロン・クリニックセンターで出会った少女・・・・赤月の声だ
相変わらずふてぶてしい口調であいさつを交わす

「少し・・・・君に聞きたい事があって電話をかけた
 単刀直入に言うが、君は『キム・クァンガン』という『ファイター』の事を知っているか?」

そう言って話を切り出すと、赤月は事情を説明し始めた
鉄に話を聞いた『タダヒト派』に接触を計るために彼らの試合に出場したこと
左腕の骨は折ってしまったものの、試合に勝利する事が出来たこと
自分が『最中派』からの刺客だと勘違いされて、観客が予想以上の盛り上がりをみせてしまったこと

そして、その話の中で『キム・クァンガン』との試合を組むことになりそうだ、ということ

「『タダヒト派』の吉田という人物に話を聞くことが出来た・・・・
 どうやら、私の『兄』は『月落とし』の戦いの裏で行われた『ある戦い』に参加した可能性があるらしい」

瞼を閉ざし、思い出すように言う

「『愛欲のアダージョ』、『裏切りの太門』、『運び屋のチャオ』、
 『口笛のケンジ』、『脚切りのヨータ』・・・・。」

上げた名前は『エクリプス』側の戦闘者の名前だ

「彼ら20人を抑えるために、
『アリーナ』側からは『A級』2人と『B級』3人が先頭に参加した・・・」

「A級ファイターの『タダヒト』と『キューコ』・・・・
 そして、B級の『ニコン』、『クァンガン』、『レイチェル』だ」

「私はこの戦いの参加者の中に、兄の仇に近づくためのヒントがあると思っている」

「『クァンガン』との戦いは私にとって負けられないものになるだろう
 ・・・・・・頼む!彼について知っている事があればなんでもいい!
 教えてくれないか・・・・・」

688鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/12(火) 20:56:23
>>687

「ああ。ちょっとした『騒動』はあったが、大事には至らない。大した怪我もなく、解決したところだ」

実のところ、何十人もの人間が犠牲になった大きな事件ではあったが、
詳しく説明したところで彼女の『復讐』に役に立つとは思えない。
『夏の魔物』に関しての出来事は、必要があれば話す程度でいいだろう。

「・・・・・キミの方は、大きく進展したようだな。まずは勝利に対しておめでとうと言っておこう」

「そして事情は把握した。本来ならば、一対一の勝負に際し、一方だけに情報を与えるのは
 公平ではないが…キミが既に『アリーナ』で戦っているのであれば、
 キミの『能力』は大なり小なり、周囲に伝わっている。赤月さんにも知る権利はあるだろう」

「とはいえ、自分も実際にキムさんが戦っている様を見た事はない。それでもいいだろうか?」

689赤月『サクソン』:2022/07/12(火) 21:50:55
>>688

「・・・・・ありがとう。」

対戦相手に対して、アンフェアにも一方的に有利になろうとしている事に
一抹の罪悪感を覚えないわけでもない
しかし、それを押してでもこの戦いには勝ちに行く必要がある

(『C級』の菅谷でもあれ程の強さだったんだ・・・・
 今できる事は全てやっておかないと、きっと勝てない)

「一方的なお願いになってしまってすまない
 でも・・・・それでも、君にお願いしたい」

690鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/12(火) 23:40:28
>>689

「キムさんのスタンドは、『デ・ラ・ソウル』。人型のヴィジョンを持つ。
 手首から出す『極針』を用いて、触れたものを『半導体』にする能力だ」

「オレの時は、肉体に『伝達物質』を分泌させて鎮痛をしてくれた。
 電流を使うなど、攻撃的な使い方もできるようだ。応用性に関しては計り知れない」

「・・・・・こんなところだが、参考になっただろうか?」

691赤月『サクソン』:2022/07/13(水) 00:09:05
>>690

「『デ・ラ・ソウル』・・・・物体を『半導体』にする能力とは聞いていたけど、
 君の話を聞く限り、伝達する『モノ』は電気だけではなさそうだ」

『アリーナ』の騒ぎの中で、彼の能力が『半導体』である事は知っていた
そして、その能力を応用して『マイク』を爆破した事も

(肉体の『神経伝達物質』も操る事が出来るのか・・・・!)

その情報を踏まえると、『デ・ラ・ソウル』の能力は
把握したものよりも『一段階』上の応用力があるように思える

(『半導体』で制御できるものが『伝達物質』だけではないとすれば・・・?
 『電気』だけでなく『伝達物質』だけでもなく、例えば『他のエネルギー』も伝達できるとすれば・・・?)

勿論、これだけでは『デ・ラ・ソウル』の能力を推測する事しか出来ない
実際のところは、出たとこ勝負といった感じだ

「ありがとう、参考になったよ
 それじゃあ・・・・」

とお礼を言いながら電話を切ろうとしたところで、
一抹の病室で聞いた話を思い出した

「っと、すまない・・・もう一つ話があるんだった」

「君が知っているかどうかは知らないけど・・・・
 一抹の『兄』・・・・『小林 丈』という人物を知っているかな?」

そこに出たのは、『夏の魔物』にまつわる騒動に関わった男の名だ

「『小林 丈』という人物の行方が『夏の騒動』の後からわからなくなっているらしい
 情報によれば『村田』という人物とトラブルになっている姿が目撃されたらしいけど・・・
 夕立は、彼について何か知らないか?」

692鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/13(水) 01:49:39
>>691

>「君が知っているかどうかは知らないけど・・・・
> 一抹の『兄』・・・・『小林 丈』という人物を知っているかな?」

「・・・・・・・・・・」「ああ、知っている」

「オレは、村田くんが小林さんと移動する直前までその場にいたからな」
「もっとも、それ以降消息不明と聞いたのは今が初めてだが…」

だが、可能性として考えていた結末の一つではある。願わくば外れて欲しかったが。

「キミと一抹くんは、あまり仲が良くなかったはずだが…何か気になることでもあるのか?」

693赤月『サクソン』:2022/07/13(水) 14:25:23
>>692

「私と一抹は・・・・」

考えてみればそれもそうだ
いくら自分があの時『酷いこと』を言ってしまったとはいえ、こんな事をする義理はない
ましてや相手は一抹・・・・赤月にとっては『敵』であるはずなのに
自分が何故一抹のために動いているのか・・・・それを考えると、気付きたくない事に気付いてしまいそうで、
だんだんと腹立たしい気分になってきた

「ただの行きがかりの親切だ
 折角、苦労してあいつを止めたのに、そのせいで『兄』が消えたなんて言われたら困るから・・・・」

言い訳がましい口調でそう答える

「ところで、君がその場に居たという事は『夏の魔物』とかいう奴のところでそれが起きたという事か?
 もしかして、その二人も騒動に何らかの関わりを・・・・?」

『夏の魔物』騒動・・・・赤月にとっては一抹以外には興味がない出来事であったが、
どうやら思ったよりも大きな影響力を持っているらしいん

694夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/13(水) 17:08:45
>>(飯田)

『一抹の病室』を見舞った後の事――――。

「わすれないうちに、かるく『アイサツ』しとくか」

         ピッ

残っていた着信履歴から、
『クリスマス当日』に掛かってきた番号に電話を掛ける。
夢見ヶ崎は『飯田咲良』の名前を知らない。
飯田の方は、相手が『アルカラ』である事が分かるだろう。

695飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/07/13(水) 17:43:45
>>694

  prrr

――……?
――『アルカラ』…さん…?

 赤月さんから『夏のクリスマス』の時に『目撃者』になってもらうために教えてもらった連絡先。
 あの時は『忙しい』ってことで話す前に切れちゃったけど…。今改めて…って、どうしてだろう。
 ほんのすこし怪しいけど、私は通話ボタンを押した。

「もし、もし…?」

696夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/13(水) 18:14:47
>>695

『アルカラの戦い』は、飯田も目撃していた通り。
敵となった少年の目を潰し、鋭い『爪』で首を掻き切った。
『予想外の一撃』によって倒れるまで、
少年をギリギリまで追い詰めていた。

「お、でたでた。もしも〜〜し??」

「わたし、『アルカラ』。こないだはおつかれ!!
 『マモノ』はやっつけたから、ソレおしえとこうとおもって」

労いの言葉を掛けてから、本題に入る。

「あのさあのさ、『ナマエ』きいてたっけ??
 『あのとき』は、いそがしくてきけなかったからさぁ」

電話の向こうから聞こえてくる声は、
能天気にも思える程に明るかった。

697飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/07/13(水) 20:06:33
>>696

 あの時、たぶんこの人だろうって人が『ユメミン』だって自己紹介してくれたことを私は覚えてる。

 あのとき、赤月さんばっかり見てた。
 だって赤月さんを助けるためにあの場所にいたから。
 でも……『ユメミン』って人がなにをしてたのかとかは知ってる。

――人の首をあんな風にできる人。

 耳のなかで男の子の断末魔のような声と雷のすごい音が鳴ってる気がしてきちゃう。
 私は一呼吸して、できるだけ大人びた声で返事をする。

「はい、『アルカラ』さん。
 この間は急に電話をかけてしまい申し訳ありません。
 『魔物』の討伐成功、おめでとうございます。
 私は『サクラ』と言います」
「赤月さんから電話番号を教えてもらっていました」

 なんとなく怖いこの人にいろいろ知られるのが不安になっていつも通りの口調で話すのも、フルネームを名乗るのもできなかった。
 赤月さんも『サクラ』って呼ぶからきっと変じゃないはず…。

698夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/13(水) 21:15:10
>>697

『煙化』した四肢には攻撃が通らなかった。
『ドクター・ブラインド』は非力であり、
頭や胴体を殴ったところで大したダメージはない。
それ以外の部分を狙うとしたら、『そこ』しかなかった。
『止むを得ない事情』ではあったが、
客観的に見れば『残酷』に映っただろう。
特に、『スタンドの戦い』を見慣れていない者にとっては。

「――――『サクラ』か!!よし、おぼえたぞ!!」

答える声は、太陽の光のように明るい。
『あの時』とは大きな『ギャップ』が存在した。
それも夢見ヶ崎明日美が持つ『一つの側面』だ。

「やっぱ『ナカレから』かぁ。
 わたし、ナカレとおんなじガッコーなんだ。
 『コーコー1ねん』だけど。
 ナカレとは『アリーナ』でしりあって…………」

『普段の話し方』を知らないので、
警戒されているとは夢にも思わなかった。

「『スタンドのコト』は、まぁまぁしってるからさ。
 なんかあったら、おきがるにソーダンしてくれよな!!」

「あ、そうそう。みんなのケガなおしたコいたでしょ??
 『いまいずみみらい』っていうコでさぁ。
 わたしがオネガイして、きてもらってたんだよね」

あの場には、『飯田と同じ立場の人間』が、もう一人いた。
『今泉未来』――夢見ヶ崎明日美の『親友』。
彼女もまた、夢見ヶ崎を助けるために来てくれていた。

699鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/13(水) 21:30:49
>>693

「あいつを止めた…あぁ、一松くんを力尽くで止めてくれたのはキミもだったのか。ありがとう」
「もしもオレがその役目を担当していたなら、オレか一抹くんか、どちらかが
 命を落としていてもおかしくないからな。赤月さんのような、柔軟な子が担当してくれて助かった」

そう言って小さく笑う。
自分が知るよりも、更に多くの人たちに助けられて『夏の魔物』討伐は達成できたようだ。
同じく、一抹くんや氷山さんを救助できたのも彼女たちの協力あってこそ。

「これを機に、一抹くんも赤月さんに感謝を感じて態度が柔らかくなってくれると嬉しいが…」
「それに関してもキミの推測通りだ。その場にいた複数の『スタンド使い』は、
 みな『夏の魔物』討伐の為に力を貸してくれた人たちなんだ」

「村田くんも小林さんも、二人ともいなければ『夏の魔物』討伐は成り立たなかったかもしれないな」

700飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/07/13(水) 21:41:40
>>698

 ……なんだろ…『得体が知れない』って言うのかな…。
 あのときの攻撃的で怖い『ユメミン』と今の明るすぎるくらいな『アルカラ』が繋がんない?
 話したら話しただけ離れちゃう…。

 私は困惑を表に出さないようにして大人びた声を出し続ける。

「『アリーナ』、ですか。私も関わりがあります。
 『スタンド』もすこしであれば知っているつもりです」

 ……嘘にならない程度の嘘をついた。

 私が『アルカラ』と『ユメミン』を同じ人だろうってわかるのは、
 電話口からの声と後ろから聞こえてきた声が同じだったってことと、その後にかけてきた声が同じだったからだし…。
 たぶん向こうは私の顔も見た目もわかんないはず…だよね。
 知ってるのは電話番号と赤月さんと繋がりがあるってことくらいだし、たぶんまず嘘はバレないんじゃないかな…。

「……あの時は赤月さんを助けてくださってありがとうございました。
 友人として、心から感謝します」

 あれだけのことをしてて、怪我を治せる人を事前に準備してたの…?
 もしかして、なにかの映画で見たみたいに痛めつけて治してを繰り返して…拷問するつもりだったとか…!?
 なんだか血の気が引いてる気がするし、声も震えてる気がしちゃう…大丈夫かな…。

「なにか、他に用件があって連絡されたのではないのですか…?」

 逃げ出したくなって、『魔物』討伐成功以外の用件がないのであれば早く話を切り上げちゃおうってそう口にしてみた。

701赤月『サクソン』:2022/07/13(水) 22:02:30
>>699

「ああ・・・・そうか。夕立は『魔物』の討伐に行っていたのか」

朧気ながら徐々に『あの騒動』の全体像が見えてきた
夏の殺意に狂わされる一抹の対処とは別に、『夏の魔物』の討伐に向かう連中がいたのだと

「お褒めの言葉を貰ったところで申し訳ないが、私たちの戦いはとてもそんなものではない
 お互いに『殺意』を向けあい・・・・一歩間違えればどちらかが死んでもおかしくはなかった・・・」

(アルカラとは違う・・・・私は結局、『殺意』を抑える事が出来なかった)

「だから・・・・一抹が私の事を嫌うのは当然だ・・・・」

少し、寂しげな口調で呟く

「そんな事よりも『小林 丈』だ
 彼が『村田』という男とトラブルになった背景には
 やはり何か『例の騒動』に関する諍いがあったのではないか?」

情報を集めるため、さらに踏み込む

702夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/13(水) 22:08:49
>>700

「へー、サクラも『アリーナ』しってたんだ。
 わたし、そこの『センシュ』もやってるんだよね。
 たま〜〜にでるくらいだケド」

何となくだけど、
そろそろ『次の試合』が待っている気配がする。
『アリスのカン』ってヤツだ。
戦いが好きな訳じゃないけど、
『新しい世界』に飛び込むのは止められない。

「いや〜〜、わたしがなおしたんじゃないからさぁ。
 おれいは『イズミン』にいっといてくれる??
 わたしとおんなじガクネンだから」

自分は掠り傷で済んだけど、
あの時は重傷者がゴロゴロいた。
イズミンが来てくれて本当に良かったと思う。
何よりも、危険を承知で駆けつけてくれた事が嬉しかった。

「ん??ベツにないかなぁ??
 ただ、『アイサツしとこうかな』っておもって」

「――――いじょう、ほうこくシューリョーです!!」

冗談めいた言葉を最後に、通話は切られる。
本当に、『他の用件』などは特になかったようだ。
電話の後、飯田の番号は『サクラ』の名前で登録された。

703飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/07/13(水) 22:17:56
>>702

「はい、『イマイズミ ミライ』さんにお会いしたら改めて感謝を伝えたいと思います。
 いろいろ教えてくださって、ありがとうございました」

 大人びた声を装ってなんとか乗り切ると電話が切れる。


  プープープー

「……こ、怖かったぁ…」

「赤月さんに今度『アルカラ』さんがどんな人なのか聞いてみないといけないかなー…。
 明るいし、いい人そうかもだけど…『ユメミン』って人がやったこと考えると笑いながらそういうことできちゃうタイプかもだし…」

 私はそうつぶやきながら、ベッドの上のくまのぬいぐるみを抱きしめてごろごろと転がった。

704鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/14(木) 02:14:42
>>701

「それは致し方ないだろう」
「少なくともオレなら、正気を失い罪のない人を手にかけてしまうくらいなら
 仲間に解釈を頼みたい。一抹くんも、同じような考えをすると思っている」
「だから、一抹くんがそれを理由にキミを嫌うことはないだろう。もっとも、逆に感謝されるほどではないかもしれないが」

赤月さんの言葉を否定する。
彼女の声に少し寂しそうな響きが含まれているのが、少々意外だった。
どうやら二人の仲は、一言で言い表せるものではないのかもしれない。

「そうだな。『夏の魔物』討伐の為に関わるやり取りで、互いに承伏しかねるものがあった」
「だから、二人で何らかのやり取りがあったのだろう。小林さんが姿を消したのは、その結果だろうな」
「キミは小林さんを探そうとしているのか?」

705赤月『サクソン』:2022/07/14(木) 14:16:29
>>704

「・・・・・・・・。」

赤月を慰める鉄の言葉にはただ無言が返ってきた

「ああ、そうだ・・・・私は『小林 丈』を探している
 あの『騒動』からもう何か月も経つ
 このまま手をこまねいていても、彼が一抹のところに帰って来る事はないだろう」

ふぅ、と息をつく

「・・・・例え実の家族ではなかったとしても、『きょうだい』と別れるのは辛いはずだ
 一抹みたいな奴が相手でも・・・・それを見過ごしたくはない」

そう言い切った後でふと思う。はたしてそれが全てなのだろうか、と
『小林 丈』が姿を消してから数か月・・・・常識的に考えれば既に死んでいると考える方が妥当だ
ならば何故・・・・今更になって彼を探す気になったのか

自分は実は『小林 丈』の『死』を一抹に突き付けたいだけなのではないか・・・・?
そうすれば、一抹もまた『兄が死んだ経験』をする事が出来る・・・・自分と同じように
『同類』として・・・・同じ経験を共有できる・・・・・。

(違う! 違う! ありえない!)

自分の中で沸いた疑念を振り払う

「ならば・・・・『小林 丈』を最後に見たのはその『村田』という男になる
 彼は一体どんな人物なんだ? 私の方でも探してみようと思う・・・特徴を教えてくれ」

706鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/14(木) 21:22:47
>>705

「キミの言葉は正しい」
「だが、同様に兄とは自分の命を賭してでも、弟妹の幸福を願うものでもある」
「その結果で、彼らがどんな思いをするかを分かっていたとしてもな」

自分は小林さんと村田くんのやり取りを、より詳細に知っている。
一抹くんを助けるため、つまり『夏の魔物』の討伐のために『最中派』とやり取りをしたこと。
そしてその為に仲間が払う犠牲に対して、村田くんが意を唱えたこと。
そこから先は赤月さんへと話した通りだ。

「断っておくが、村田くんも小林さんも、オレは『仲間』であり『戦士』だと思っている」
「その二人が覚悟を決めて選んだことならば、どんな結果にも言葉を飲み込んで納得するつもりだ」
「だから、直接小林さんを探すようなことはオレはしない。小林さんが助けを求めているならば別だが」

しかし、あの去り際の様子からしてそれもないだろう。あれは覚悟を決めた男の目だ。
正直、他にやりようがなかったのかという思いもある。命の使い所は、他にあったのではないかと。
だが、現在のこの成り行きさえも小林さんの望んだ物であるならば、余計な手出しはしない。

「村田くんか。少々ぶっきらぼうな所はあるが、筋を通す信頼のおける男だ。
 サバイバル技術に長けていて、時折野山で彼の姿を見かける時もある」

一応、簡単に村田くんの外見も説明しておく。連絡先は伝えない。

「ああ、それと。─────彼はとても『強い』」

707赤月『サクソン』:2022/07/14(木) 21:52:58
>>706

「そうだな・・・・・。」

確かに・・・・と、そう思う
『兄』は妹である赤月を護るためならどんな事もやってのける、と言える確信がある
だからだろう、鉄のその言葉に言い返す言葉もなかったのは

「わかった。『小林 丈』は覚悟を以て『決断』を下し、
『村田』という男はその『覚悟』に応えたというのだな」

ならば、横から口を出す筋合いはない
『小林』という男の顛末については一抹自身が判断を下すべきだろう
その生死がどうであろうと

>「ああ、それと。─────彼はとても『強い』」

にっ、と笑みを強める

「それは・・・・・面白そうだ
 ああ、ところで、最後に一つ聞きたいんだけど」

『村田』という男の外見情報を聞いた所で、赤月はひとつの出来事を思い出した
あれは・・・・この街に来たばかりの頃、『学生寮』で出会った一人の男についてだ
確か・・・・あの男の名前も『村田』と言った

「『村田』という男は『清月学園』の学生だろうか?
 それも・・・・『学生寮』に住んでいるような」

708鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/14(木) 22:19:39
>>707

「その通りだが・・・ひょっとして既に知り合いだったのか?」
「彼は清月学園の高等部二年生だ。オレと同じ学年だな」
「そういえば、キミも寮で暮らしているんだったか?だとするなら接点があるのも頷ける」

ならば話が早い。二人が会うのにそう時間はかからないだろう。

709赤月『サクソン』:2022/07/14(木) 22:36:05
>>708

「『ホタテ』を食べさせてもらった事がある
 サクサクの衣が乗った貝柱のフライだ・・・・・あれは美味しかった」

あれ程美味しい料理を食べさせてくれたのだ
『村田』はそれ程悪い奴でもないのだと信じたい

「やはり清月学園の学生・・・・私にとっては上級生という事になるか
 ありがとう。これだけの情報があれば彼を探すのも容易いはずだ」

710鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/07/15(金) 01:05:14
>>709

「そういえば、オレも初めて会った時は彼の狩りを見学させてもらったな
 ご相伴にも預かり、改めて自然の恵みの有り難さを感じたものだ」

「キミと彼が会うのはそう遠くない内になりそうだな。…一抹くんと違い
 赤月さんなら大丈夫だとは思うが、くれぐれも軽率に争うような事態にはならないでくれよ」
「ではまた。…キミが無事に、目的を達成できることを祈っているよ」

そう言って、何事もなければ通話を切る。

711赤月『サクソン』:2022/07/15(金) 19:54:32
>>710

   ぷつ、と通話を切る

「・・・・・・・。」

「『小林 丈』に『村田』・・・・・か」

言ってしまえば、この案件は己の目的を達する事には関りがない
ただの寄り道ともいえる

「『クァンガン』への対策と並行して調べてみるか
 だがまずは・・・・怪我をどうにか治さないとな」

左腕につけたギプスに視線を落としながら、この場を離れた

712小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/07/18(月) 21:40:52
>朱鷺宮親子
>朝山
>遊部
>ソラ
>水宮
>烏丸

『参加者全員』に、小石川からの『メッセージ』が届いた。

[明日、予定通りに『食事会』を執り行います。
 その際に、私から出来る範囲で、
 事件の『説明』をさせていただきたいと思います。
 皆さんと会える時を楽しみにしています]

―――――――――――――――――――――――――

『食事会』前日――――。

      トン トン トン……。

自宅のキッチンに立ち、慣れた手つきで包丁を振るう。
今は『料理の準備』の最中だった。
様々な食材が並ぶ中で、
遠慮がちに『故郷の味』も添えられている。

      トン トン トン……。

――――『開催』まで、あと少し。

713芦田『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト:2022/07/18(月) 21:50:11
>>712(途中で乱入するような形で参加出来そうでしたら参加したいなぁと……)

「因みに飛び入り参加って出来るか?」

 『止めろ! 女子会だぞっ!!』

「違うね、ウィゴーちゃん。こりゃ、お疲れさまパーティだ
て事は、本当に本当の先発隊として調査をして且つ、何気に
夏のクリスマス大作戦の発案者はGМかも知れないが、それの
言い出しっぺになった俺こそが乱入する権利があると思うぜ。
 ――それに、女子会には大輪【ウィゴー】が必要だと思わないか?」

『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだよっっ!
 あと、私は無性だっっつうの!!!!!
あぁ、畜生、止めても聞かないなら雰囲気ぶち壊しにしないように
徹底抗戦してやるからな!!』

714小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/07/18(月) 21:58:44
>>713

同じ内容の『メッセージ』は、
『芦田』にも送られていたかもしれない。
そうでなくとも、『そういう集まりがある』事を知っていたなら、
十分に『参加可能』だろう。
何も問題はない――はずだ。


(※今からでも参加したい方はお気軽にどうぞ)

715美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/07/23(土) 17:28:15
>>(高宮『リプレイサブル・パーツ』)

『合歓垣瑛』と共に、『門倉良次』からの依頼を受け、
『スタンド使いのアイドル』を『スカウト』する事になった。
その一環として、『スタンド使い』である事が確定している、
『地下アイドル』の『高宮』に当たってみる事にする。
彼女が戦力に加わってくれれば心強い。
以前に話した時は、
『アイドル時代の美作』のファンだと言ってくれた。
『Electric Canary Garden』も聴いてくれているらしい。

「でも、『連絡先』が分からないのよね」

          ススッ
 
「何か見つかってくれるといいんだけど……」

スマホを操作して、
『地下アイドル』・『高宮』・『星見町』のキーワードで検索し、
彼女に関する情報を調べる。
これで『SNSアカウント』でも出てくれば、
『美作のアカウント』から連絡が取れるかもしれない。
ものは試し――――――。

716高宮『リプレイサブル・パーツ』:2022/07/23(土) 23:05:33
>>715

各種SNSをやっているようですぐにアカウントはヒットした。
DMでも送れば反応は返ってくるだろう

717美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/07/24(日) 00:13:59
>>716

「――――よし!」

       グッ

ガッツポーズと共に、無意識に声が出た。
これで連絡を取る事が出来る。
思っていたよりも、ずっとスムーズに事を進められそうだ。

「ええと――――」

  [こんにちは、お元気でしょうか?
   突然のご連絡失礼します。
   実は今、『スタンド使いのアイドル』を探しています。
   詳しい話は後ほどお伝えしますが、
   もし興味がおありでしたら、
   こちらまで返信をお願いします。
   お返事をお待ちしています]

          ピッ

『美作くるみのアカウント』から、
『高宮のアカウント』宛てに『DM』を送信する。

718高宮『リプレイサブル・パーツ』:2022/07/24(日) 00:41:57
>>717

「ひぇっ、美作くるみからDM……? な、なにこれ……」

「あばば……」

【お疲れ様です。高宮です。興味あります。よろしくお願いします】

719美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/07/24(日) 01:24:04
>>718

(上手くいけば、これで『一人目』……!)

内心の高揚を抑えながら、冷静に交渉を進める。

[お返事ありがとうございます。
 『門倉良次』という方が、
 『スタンド使いのアイドルショー』をやりたいと考えています。
 私は、そのお手伝いとして『スカウト』を引き受けました。
 高宮さんには『舞台』に出演して頂きたいのです。
 開催日は未定ですが、もしよろしければ、
 『スタンド』を使った『パフォーマンス』を考えておいて下さると、
 こちらとしては幸いです]

        ピッ

追加のDMを送り、返信を待つ。

720高宮『リプレイサブル・パーツ』:2022/07/24(日) 02:29:07
>>719

「え、スタ……スタンドぉ?」

「な、なぜ……?」

【承知しました。なんとも不思議な感じがしますね。こちらも何か考えておきます。やってみます】

721美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/07/24(日) 20:03:34
>>720

[ありがとうございます。
 現役で活動している高宮さんが加わってくれると、
 とても心強いです。
 今のところ、『メンバー』は『三人』を予定していますが、
 高宮さんが『一人目』です。
 詳細については、また連絡を差し上げますので、
 その際はよろしくお願いします。
 何かお聞きになりたい事がある場合は、
 私のアカウントにDMを下さい]

[それでは、今日のところは失礼させていただきますね]

             ピッ

最後に挨拶を送り、高宮との会話を終了する。

「――――早速『一人』ゲット出来たわね」

           フフッ

      「我ながら『仕事』が早いじゃない」

それも『アイドル』なのだ。
『アイドルショー』をやるための人材としては、
まさにうってつけ。
能力までは知らないが、
彼女のスタンドは『鎖鎌』だったはず。
少々危険なイメージではあるものの、
だからこそヴィジュアル的なインパクトは十分。
本体である高宮自身のキャラクター性も、
より一層引き立つ事だろう。

722美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/02(火) 19:59:10
>>(猫柳林檎)

「忘れない内に、『もう一人』にも声を掛けておかないと」

『高宮一三』をゲットしてから、『二人目』に電話を掛ける。
『猫柳林檎』だ。
『ルックス』に関しては言うまでもないし、
多くの人と接する機会が多く、
『愛嬌』をアピールする方法も心得ている。
『ドレス』のスタンドである『カーマ・カメレオン』は、
『アイドル』の仕事と相性がいい。
また、『アリーナ』の存在も知っている。

「そういえば……『彼女』には話してあったかしら」

酔っていたのでボンヤリとだが、『あの時の事』を思い出す。
結果論ではあるものの、話は早いだろう。
了承が得られるかどうかは本人の意思次第だが――――。

723猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』:2022/08/02(火) 20:27:13
>>722

「あれっ、くるみさんからだ。なんだろ?」

ちょうどお仕事が終わり、帰宅をしていた途中でスマホに着信があった。
辺りを見回して、近くに人がいないことを確認してから通話ボタンをタップする。
くるみさん、また危ないことに巻き込まれてないといいけど。

「こんばんは、くるみさん。今日はいかがされたのかしら?」

724美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/02(火) 20:59:33
>>723

「こんばんは、林檎さん。急に連絡しちゃってごめんね」

「実は、林檎さんに『お仕事』を紹介したいと思って。
 『スタンドを使った仕事』よ」

挨拶を済ませてから、早速本題に入る。

「『アリーナ』を知ってるでしょう?
 今度『門倉良次』っていう人が、
 『新しい派閥』を立ち上げるんだけど、
 最初のイベントとして『アイドルショー』をやる事になったの。
 『エンターテインメントの開拓』っていうのかしら」

   「私は今回の『スカウト役』を任されてるの」

「それでお願いなんだけど……
 『アイドル』として『出演』してもらえないかしら?
 ステージの上で、
 『能力を活かしたパフォーマンス』を披露して欲しいの。
 林檎さんなら、お客さんからのウケはバッチリのはずよ。
 『カーマ・カメレオン』も『パフォーマンス』に活かせそうだし……」

       「――――どうかしら?」

一通りの説明を終えて、林檎からの反応を待つ。
彼女は是非とも手に入れたい人材だ。
個人的にも、彼女が舞台に上がる姿は見てみたかった。

725猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』:2022/08/02(火) 21:13:19
>>724

「いいえ、くるみさんのお話しならいつでも大歓迎よ」
「それにしても、今回もまたずいぶんと面白いお仕事なのね。うふふ、『スタンド使い』のアイドルですって?」

いったいどんな人なんだろう?その『門倉』さんって。
なかなかに目の付け所が独特というか、ある意味斬新?というか。
でも確かに、命がけの殺し合いを見て楽しむ人たちと客層は被らなさそうだし、
新しいグループを立ち上げるなら、また新しいお客さんがほしいもんね。
今いる『アリーナ』のお客さんを、よそのグループと取り合いになったら面倒かもだし。

「そうね。他でもないくるみさんの『スカウト』だもの」
「それにあるいはお店の宣伝にもなるのでしょうし、『アリーナ』と縁を作っておくのも、悪くはないわね」

「ええ、わかったわ、くるみさん。その『お仕事』、引き受けさせていただくわ」

返事はイエス。
現実的な話をしても、『アリーナ』のお仕事はお金の心配はいらないし、
それに戦うのと違ってアイドルなら危険はないもんね。…たぶん。

726美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/02(火) 22:11:15
>>725

「ありがとう、林檎さん。
 具体的な日程や場所は、まだ決まってないんだけど、
 詳しい予定が分かったら、また連絡を入れさせてもらうわ」

正直なところ、話が早くて助かった。
彼女なら、人前に出る事にも慣れている。
高宮と共に『即戦力』になってくれるだろう。

「これが成功すれば、林檎さん目当てに来るお客さんも、
 きっと増えるはずよ。
 私も『裏方』として、精一杯サポートするつもり」

「それじゃあ、今日はこれで。
 林檎さんの『アイドル姿』――楽しみにしてるわ。
 一番いい席で見させてもらうから」

           ピッ

今後について思案を巡らせつつ、通話を終了した。
これで『二人目』。
『門倉の目標』――そして自分にとっての『夢の続き』が、
いよいよ現実味を帯びてきたと言える。

    「本当に――――『楽しみ』ね」

727宗像征爾『アヴィーチー』:2022/08/03(水) 19:57:50
>>(一抹貞世)

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/979)の続き

          ――――チャリン

『自販機の管理会社』に連絡した後、再び硬貨を投入する。
以前『携帯電話』は持っていたが、
『防空壕の調査』を請け負った際に、自ら破壊してしまった。
店員に勧められるままに契約し、
全く使いこなせなかった事もあり、
結局それから買い直す機会もなく、今に至っている。
しかし、現在の世の中は昔と違い、
『公衆電話』の台数も激減した。
こうして電話を掛けるにも一苦労する。

            ピポパ

記憶の中にある『一抹貞世』の番号を押し、発信した。

728宗像征爾『アヴィーチー』:2022/08/11(木) 06:38:01
>>727

「――――繋がらないか」

詳細は知らないが、『何か』があった事は知っている。
生きているのか、それとも死んでいるのか。
電話に出ない以上、確認する術はなかった。

           ガチャッ

やがて受話器を置き、『電話ボックス』から出る。
一抹の携帯電話には、
『非通知』の着信が一件入っているだろう。
発信した人間の素性は、一抹には分からない。

「あの時、俺はお前に言ったな」

『病院』で言葉を交わした記憶が脳裏を過ぎる。

         「『死ぬな』と」

729美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/18(木) 20:54:42
>>(眠目)

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1619780204/440)

『門倉からの了承』を得たところで、
『アリーナ』の観戦と平行して、
眠目に宛てた『メッセージ』を送信する。

[こんにちは、前の『飲み会』は楽しかったですね。
 あの時は色々と『ご迷惑』をお掛けしちゃって、
 ホントに申し訳ありませんでした……]

[お互いに、なかなか予定が合わないですけど、
 またいつか一緒に飲みに行きましょう!]

[実を言いますと、倫さんに『お仕事』を紹介したいと思って、
 今日は連絡させてもらいました]

[まず背景から説明したいのですが、
 『アリーナ』という『スタンド使いの組織』があるんです。
 厳密には『派閥の集合体』ですね。
 それぞれ『方針』が違う中で、『共通している事』が一つ]

[それが『スタンド能力を使った興行』なんです。
 プログラムの大半は『試合』――要するに『格闘技』ですね]

[ここからが『本題』なんですけど、私の『知り合い』が、
 今度『新しい派閥』を立ち上げる事になりまして。
 『今までにない風』を吹かせて、
 『一石を投じよう』というコンセプトなんです]

[その『旗揚げ公演』として、
 『アイドルショー』をやる事になりました。
 『スタンド使いのアイドル候補』を集めて、
 『能力』を使った『パフォーマンス』を披露する内容です。
 私は、人材の『スカウト』と『実況解説』を依頼されました]

[『倫さんに紹介したい仕事』というのは、
 『職業』を活かした『アイドルのメイク』と、
 『能力』を活かした『ステージの盛り上げ』です]

[もちろん『相応の報酬』をお約束します。
 引き受けていただけるなら、
 『お店の宣伝』もさせていただきます]

[いかがでしょうか?]

『これまでの経緯』と『依頼内容』を送信し、
眠目からの返信を待つ。

730眠目倫『ノワール・デジール』:2022/08/19(金) 20:11:19
>>729

 通知欄に並ぶ美作からの連絡に目を通し、眠目は自室に並ぶ自身のためのメイクセットを見やる。
 あくまで個人の為のもののため、メイクのプロとして可能かと言われれば難しいところはある。
 だが、ハロウィンやクリスマスの仮装に使うような派手なメイクセットもある程度並んでいるため、できないことはないだろう。

――『スタンド使い』の興行となるとぉ、ある意味地下興行みたいな感じだろうし…どれくらい宣伝になるのかなぁ…。
――チラシ配りするよりかはぁ、実際にお金がもらえるだろうから美味しい?

――『スタンド』での演出はぁ『スタングレネード』代わりにはなるけどぉ…。
――『瓶』のままだとぉ外に光も音も漏れないから、割らないといけないしぃ…。
――あとは大きなぁ『硝子瓶』で飾りつけ? 『スタンド』である意味はあんまりないかもぉ…。

 しばらく考え込むと返答を書き始めた。

[くるみさん、『お仕事』のお話ありがとうございます。眠目です。
 せっかくのご紹介ですのでぜひ、と思っているのですが、二、三確認させていただきたく。]
[まずメイクの仕事ですが、私はメイクの仕事はほぼ経験がありません。
 フェイスタトゥー風メイクであればハロウィンでお得意様に頼まれたことはありますが、その程度となってしまいます。
 ご要望のステージメイク…でしょうか? そちらは仕事をしながら学ばせていただく形になります。]

 仕事の依頼だからだろう、以前よりどこかしっかりした文章に思えるかもしれない。

[次に演出についてです。
 私のスタンド、『ノワール・デジール』は『硝子瓶』を作ることができるスタンドです。
 綺麗な『硝子瓶』や先日の『マルメロの硝子瓶』のようなものは可能ですが、演出に足るものとは思えません。
 使い方によっては光やドライアイスを『硝子瓶』に閉じこめ、求められた瞬間にステージに解放する…といったことは可能ではありますが、
 『破砕音』が響いてしまうため、アイドルの演出を邪魔してしまう可能性があります。]
[最後に報酬についてです。
 経験のない業務になりますので、メイクの仕事をご依頼くださるのであれば勉強させていただこうかと思います。
 また、演出についても可能な範囲の協力であればお手伝いさせていただければと思います。
 実際にご依頼いただくかの判断に必要と思われますので『お知り合い』の方に私の能力を御共有いただいても大丈夫です。]

 その後空行が続いている。




[くるみさんが『実況解説』するの楽しみにしてますね。夢への第一歩でしょうか。
 お友達価格ってことで、できる限りお手伝いさせてください。]

 どうやら好感触のようだ。

731美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/20(土) 00:17:43
>>730

[お返事ありがとうございます。一つずつお答えします]

[倫さんには『ネイル』と『まつエク』をメインにお願いしたいのです。
 出来ない部分を無理にこなしていただく必要はありません。
 もちろん、『倫さんの挑戦する姿を見たい』という思いもあります。
 新しい物事に挑もうとする姿勢からは、時としてプロの仕事を上回るものが生まれますから]

[また、私達は『スタート地点』に立ったばかりです。
 だからこそ、一緒に成長していける倫さんのような方が相応しいのです]

[私が倫さんにお声掛けをさせていただいたのは、
 『ガラス瓶』の『美しく儚いイメージ』が『アイドル』と相性がいいと考えたからです。
 それでいて、散るべき時は華々しく散る。
 『大きなガラス瓶』を設置するだけでも十分な雰囲気作りが出来ますが、
 『砕く事』も自由に出来るのですから、これほどまでに『アイドルを表現できる能力』はありません。
 単純な光やドライアイスで、『同じ表現』は『不可能』です]

美作は本体の眠目以上に、『ノワール・デジール』を買っている。
能力自体だけでなく、『ガラス瓶』というモチーフそのものに着目しているようだ。
それも、かつて『アイドル』であった経験からだろう。

[『破砕音』に関しては、『ショーの節目』に設定すれば問題ありません。
 たとえば、『大きなガラス瓶』を作って、パフォーマンスの『始まり』と『終わり』に使う。
 邪魔になるどころか、『掴み』と『締め』の号砲になります。
 見ているお客さんにも非常に分かりやすいでしょう]

送られてくる内容は、とにかく『前向き』なものだ。
眠目が『出来る事』よりも『出来ない事』を強調しているためだろう。
『もっと出来るはずだ』という『熱意』が伝わってくる。

「分かりました。『能力』については、後ほどお伝えしておきます」

そこから、少しの時間が空いた。

[ええ――『夢の続き』であり『夢の始まり』です]

通知の最後に上がってきたのは、そのような言葉だった。

732眠目倫『ノワール・デジール』:2022/08/20(土) 16:44:37
>>731

 最後に浮かんだメッセージを指でなぞるようにしながら、先日の飲み会で美作が語った夢を思い返す。

「くるみさん、きらきらしてるぅ」
「夢に向かってる人をぉ、応援しない手はないよね」
「それにぃこんなにできるって太鼓判押されちゃったら、できないってうじうじしててもねぇ…」

 そしてそう小さくつぶやくと返信を打ち始めた。

[丁寧なご説明、ありがとうございます。
 作業としてはまつエクとネイル、『スタンド』での演出ということで理解いたしました。
 場合によってはエクステンションではなくビューラーや睫毛パーマ、つけ睫毛等での対応になるかと思われますが、
 そちらはご了承いただければと思います。]

 エクステンションは簡単に言うと睫毛に似た毛を張り付け、多く睫毛があるように見せる技術だ。
 つまり一種のかつらである。
 エクステをつけずとも睫毛が多くあれば充分に『映える』目元を作ることは可能であるし、パーマしてしまえば長持ちさせることも可能だ。

 ……余談だが、睫毛エクステも睫毛パーマも髪と同様に美容師資格が必要な技術だ。
 まつエクをやっている眠目は当然ヘアメイクも可能ではある。
 だが、当人はそのことを半ば忘れているらしい。

 眠目がまつエクを掲げて仕事をしているのはあくまで『髪よりも目』が好みだからでしかない。
 これに気付き、説得さえ行うことができれば、よりアイドルを彩ることも可能かもしれない。

[『割れて消える硝子瓶』の美しさと儚さを『アイドル』に重ねる形ですね。
 なるほどです。]
[それでしたら登場する際に『アイドル』を象った『硝子瓶』をステージに置いて、
 始まりと共に『硝子瓶』が割れ、後ろから本物が現れる――そんな登場演出も面白いかもしれません。
 『硝子瓶』の硝子は残りませんから、『アイドル』の方々を傷つけることもありません。]

[一緒に成長…と言っていただけるのはなんだかこそばゆいです。
 『MIMIさん』と『くるみさん』の『夢』、ぜひ一緒に飾らせてもらえれば。
 できる限り頑張らせていただきたいと思います。]

733美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/20(土) 21:07:04
>>732

眠目に専門があるように、美作にも得意な分野がある。
ただ、今のところ美作が気付いた様子はないようだ。
『ノワール・デジール』の活かし方に、
思考を割いているからだろう。
眠目の方が思い出して指摘するか、
あるいは後になってから美作が気付くか。
おそらくは、そのどちらかになるかもしれない。

[ありがとうございます。
 そう言って下さると、とても励みになります。
 お返事いただいた内容は、
 私の『依頼主』にも伝えておきますね]

[これは『秘密』という訳ではないんですが、
 倫さんには特別にお話しちゃいます。
 現時点で『二人』スカウトしてるんですけど、
 その『片方』を聞いたら驚きますよ。
 倫さんも知っている人ですから]

眠目に対する仕事依頼の見通しが立った事で、
心に余裕が生まれてきたらしく、
文面が砕けた雰囲気に変わってきた。

[実は、『林檎さん』なんです。
 元がいいだけじゃなくて、
 自分を可愛らしく見せる『テクニック』を心得てますし、
 『能力』も『アイドル』にピッタリですからね]

734眠目倫『ノワール・デジール』:2022/08/21(日) 22:36:24
>>733

 眠目はどうやら気付かないままのようだ。
 学んだことがある事柄といえど実務経験が薄く、かつ優先度の低い事柄なので忘れてしまっているらしい。
(メタ的にだが、一人で行うことにより幅広くPCが参加する可能性を潰してしまうのはいかがなものかとするPLの考えもあるのかもしれない)
 もちろん、声をかけたら思い出し協力してくれる可能性は大いにある。

[えっ! 林檎さんがですか!
 なおさら手塩かけて頑張らないといけませんね。
 お洋服のスタンドでしたよね、確かにアイドル向けに思えます]
[確かにとても素敵な人ですし魅力もお持ちですから、きっとアイドルとして成功できますね!]
[……くるみさんが実況して、林檎さんがアイドルするステージ。
 裏方じゃなくて真っ正面から見たくなっちゃいます、録画とか配信とかって難しいんですよね?]

 輝くステージの上で二人が活躍する姿を想像したのだろう。眠目はそう疑問を投げかける。
 『硝子瓶』の射程は25m。ステージの大きさ次第では観客席からでは射程範囲外になる恐れがある。
 となれば裏方である程度近いところから操作するべきだが…。

735美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/21(日) 23:41:48
>>734

[『実体化』していれば可能でしょうね。
 林檎さんの『ドレス』も倫さんの『硝子瓶』も、
 『実体化』していますし……。
 ただ、それは私が決められる事じゃないので、
 ちょっと何とも言えませんが]

[でも、『ぶっつけ本番』って訳じゃないはずですから、
 きっと『リハーサル』でたっぷりとお見せ出来ますよ。
 その時は一番いい席に座っていただきますから、
 楽しみにしていて下さいね]

眠目には『裏方』として動いてもらう事になるだろう。
『演出』のためには、その方が都合がいいのだから。
射程が長いといっても、『視聴覚リンク』を持たない事から、
観客席に座ったままだと操作に支障が出る恐れがある。

[ところで、倫さんは『ヘアメイク』も可能ですか?
 『まつエク』も資格が必要ですよね]

気持ちに余裕が出た事で、やり取りをしている内に、
眠目が見落としていた点に気付いたらしい。

[可能であれば、そちらも併せてお願い出来ませんか?
 普段はやっていらっしゃらないのかもしれませんが、
 『いい機会』だと思って是非よろしくお願いします!]

『ネイル』と『まつエク』に加えて、
追加で『ヘアメイク』の仕事を打診する。
メイクだけなら『一般のプロ』がやってもいいだろうが、
眠目にしか出来ない事がある。
『メイク兼演出』と考えれば、
『一般プロ一人』を雇う以上の価値があるのだ。

(※他にヘアメイクが出来るPCはいない。
   つまり、他のPCと被る事がなく、活躍の場を奪う事はない。
   せっかく提案してくれたのだから、是非やってもらいたいと思う)

736眠目倫『ノワール・デジール』:2022/08/22(月) 00:42:28
>>735

[ああ、リハーサル!
 そういえばリハーサルとかするんですよね。
 確かにそれならスタンドの範囲内でしっかりお二人の活躍を見ることができますね]

 返信が早い。
 どうやら見ることが叶うと知って喜んでいるらしい。

[そういえば…確かに実体化しているならスタンドショーも動画とかで見ることができますよね。
 他のアイドルの方も実体化しているスタンドを使える方なら一般人へも売り込めそうですよね…。
 マジックとか、特殊な演出技術ですってことにしちゃえば…]

 スタンド能力は隠すべきだという考えもあるが、スタンド使いアイドルになるような人間だ。
 隠さないことを前提としている可能性はある。
 詳しく知らない眠目は眠目なりに売り込み方を考えているようだ。

[『ヘアメイク』、できはしますが学生時代ぶりになります。
 それでよければ、こちらも依頼くだされば対応可能だと思います。]

 眠目はそう答えると専門学校時代を思い出しながらやれることを考えていく。

[まつエクも睫毛パーマも薬液とか使う関係で『美容師資格』が必須なんですよね。
 昔はいらなかったらしいんですが、事故が多かったようで]
[一応着付けとかも習いはしましたが、
 ヘアメイクも含め、今の流行からは外れていそうですからどこまでやれるかわかりません]
[あ、あとはほかにエステとかも習ったんですが、
 こちらはハンドマッサージとして、今もネイルに生かしているのでまだ実務として経験がある方です]

 睫毛や爪は比較的流行に左右されにくい分野だが、衣服や髪型は季節ごとに流行が変化してしまう。
 学生時代学んだことがどこまで生かせるかは不明だが、要望がしっかりしていれば対応はできるかもしれない。

737美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/08/22(月) 01:47:29
>>736

[そういう方法もありますね。
 ただ、『アイドルショー』ばかりやる訳じゃないですし、
 範囲を広げていくとしても、
 様子を見ながらになると思いますねぇ]

美作としては、そこまでは考えていなかった。
展望がないという訳ではなく、
最初から手広くやり過ぎても纏めきれなくなりがちだ。
そういう可能性を危惧している。

[分かりました。
 改めて『ヘアメイク』もお願いします。
 今日は最初の連絡なので、
 詳しい話は『おいおい』という事で。
 突然の話なのに、
 引き受けていただいてありがとうございます。
 倫さんのお力を借りられると、私としても心強いです]

『アイドル』には、それぞれの『個性』がある。
それらに合わせるには、色々と準備がいるだろう。
それはこれから進めればいい。

[では、今日のところはこれで。
 『ショー』が無事に終了したら、また『飲み』に行きましょう!]

話の締めくくりとして、そのような内容が送られてきた。
もしかすると、またタクシーを呼んだりして、
『世話を焼く』事になるかもしれない。
それはともかく、特に何もなければ、
この会話は『幕』という事になるだろう。

738眠目倫『ノワール・デジール』:2022/08/22(月) 22:15:35
>>737

[かしこまりました。
 それでは裏方として、主にヘアメイクにまつエク、ネイル、『スタンド』での演出ということで承りました。
 また次のご連絡をお待ちしております。]

 仕事の内容にはかっちりとした返事が返ってきている。
 詳細にどのように進める等は依頼人次第になるだろう。

[わかりました。
 また成功して、あんな楽しい飲み会になることを祈って]
[『See you again!』]

 眠目から届いた文章にはそう結ばれている。
 おそらく美作のラジオのアーカイヴを聞き、よく締めの言葉にこれを選んでいることを知った故だろう。

739百目鬼小百合『ライトパス』:2022/09/26(月) 17:46:21
>>三刀屋

ある日、何の前触れもなく、
『百目鬼小百合』から『電話』が掛かってきた。

740三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/09/26(月) 20:49:17
>>739

「う、う〜〜ん・・・・」

気だるげな声を上げてスマホを手探りで探す
昨夜は紙面の校正作業が長引き遅くまで残業をしていたのだ
残業時間が制限されている昨今の情勢とはいえ、印刷所との兼ね合いを考えると、
背に腹は替えられない

「もしもしぃ・・・・」

気の抜けた声で電話に応答する
着信元の人物名は見ていなかった

741百目鬼小百合『ライトパス』:2022/09/26(月) 21:55:53
>>740

「いきなり連絡しちまって悪いねぇ」

電話口から聞こえてきたのは低い女の声だった。
若い声色ではない。
名前を見ずとも、
三刀屋よりも年長者である事は察せられるだろう。

「アンタに今ほんの少しだけ暇があって、
 頭が寝ぼけてなけりゃあ、
 ちょいと伝えときたい事があるのさ」

       ザッ………………

その時、小さな物音を耳にして、背後を振り返る。
どうやら『もう一人』残っていたようだ。
開襟シャツに着崩したスーツ。
チンピラの中でも、やや位が高い人物らしい。
剣呑な表情で百目鬼を見据える男の手には、
『白鞘の短刀』が握られていた。

 「『往生』しろやァ――――――ッ!!!!!!」

            ブ ォ ン ッ

咄嗟に身をかわした直後、風を裂く唸りと共に、
刃の切っ先が虚空を薙ぎ払う。

「おやおや、そいつは『銃刀法違反』だよ」

再びスマホを顔に近付け、何事もないように通話を続ける。

「『詳しい話』は電話じゃあ言いづらい。
 アンタの都合が合えば、直接会って話をしたいと思ってる」

    「この…………『腐れ鬼女』がッ!!」

          ド ヒ ュ ゥ ッ

容赦なく突き出される刃。
それを『正道』の『警棒』が叩き落す。
人間が行える動作を遥かに超越した速度だった。

  「簡単に言うと『スタンド』絡みだよ」

           ドッグォッ!!

返す刀で、男の顎めがけて『正道』が『左の拳』を叩き込む。

      「――――興味あるかい?」

                  ド サ ァ ッ

電話口の向こうから、人間が路上に倒れる音が響いた。

742三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/09/26(月) 23:26:17
>>741

電話先から聞こえる声は年齢を積み重ねた女性の声だ
脳内の人物リストを検索し、ひとまず仕事関係の連絡ではない事を確認する

「はい・・・・はい、はい・・・・」

緊張感に欠けた受け答え
未だ相手が誰であるかわからないまま半分程度の睡魔を残して返事を・・・・

> 「『往生』しろやァ――――――ッ!!!!!!」


「ええぇっ!?」


睡魔が一気に吹っ飛んだ
明らかに堅気の物ではないその声に目を見開く
同時に、頭の中に声の主の顔が思い浮かぶ

「百目鬼さん!?
 は、ははは・・・・これはまた随分とお元気そうで何よりです」

電話から流れる台詞を聞く限り、どうやら彼女は危うげなく危機に対処しているようだ
彼女の仕事を考えると、それもさもありなんと言ったところか

「『スタンド』・・・・?  久しぶりに聞く響きですねぇ
 僕が最後にその手の事件に関わったのは、去年の『夏の魔物』騒動以来でしょうか」

「何か・・・・あったんですか?」

去年の騒動は未だに記憶に新しい
ちょっとしたムーヴメントが生まれたおかげで、担当作品にも良い影響を取り込む事が出来た
ならば・・・・この電話も、何か刺激的な影響をもたらす事になるのだろうか

743百目鬼小百合『ライトパス』:2022/09/27(火) 00:16:03
>>742

「『今すぐ何かやる』って訳じゃあないんだけど、
 少し前に『物騒な噂』を耳にしてねえ」

         スッ

地面に落ちた短刀を拾い上げ、元通り鞘に納める。
一見して分かる粗悪な作りの代物だ。
如月から聞いた『流星刀』とは似ても似つかない。

「それについて、個人的に少し調べてるところだよ」

かつて『鞘と刃』を有していたのは、
『指定暴力団』の一派である『関星会』。
同時に、『既に存在しない勢力』でもあった。
『現存する線』から何か掴めないかと考えたが、
そう簡単な話でもなく、こうして出歩く度に、
『その筋の者』を叩きのめすだけで終わっている。

「アンタに連絡したのは、『もしもの時の用心』って事もある。
 アタシがいつまでも、
 『平穏無事』でいられるとは限らないからねぇ」

そう言ってから、電話の向こう側で軽く笑う。

           フッ

        「――――『冗談』さ」

言葉通り冗談めいた口調ではあるが、
それだけではない響きも含まれていた。

「ところで『話をする場所』だけどね。
 住所は教えるから、『アタシの家』まで来られるかい?」

「もしアンタの体が空いてれば、そこで『詳しい話』をしたい」

その直後、『百目鬼邸の住所』が送られてきた。
あまり開発が進んでおらず、
歴史を感じさせる古い家並みが多い地区だ。
百目鬼の家は、そういった地域に存在するらしい。

744美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/09/27(火) 15:31:21
>>(高宮)

高宮のSNSアカウントに美作からのDMが送られてきた。

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、美作くるみです。
『アイドルショー』の件について、ご連絡させていただきました。
『星見街道』の『門倉不動産』にて、
『興行主』の『門倉良次』による『面談』を行います。
その際に、『スタンドを使ったパフォーマンス』を披露していただきますので、
ご準備の方よろしくお願い致します。
なお、他メンバーとの『顔合わせ』も兼ねているため、
『面談』は『全員』で行う予定です。

(以下、具体的な『日時』と『場所』が明記されている)

当日は私も同席する予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

>>(林檎)

林檎のスマホに美作からのメッセージが届いた。

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、林檎さん。
前に話した『アイドルショー』の事なんだけど、
『興行主』が『面談』をやる事になったの。
場所は『星見街道』の『門倉不動産』よ。
その時に『スタンドを使ったパフォーマンス』を見せて欲しいそうだから、
準備をしておいてもらえる?
『他のメンバー』との『顔合わせ』も一緒にするから、
そのつもりでいてね。

(以下、具体的な『日時』と『場所』が明記されている)

私も同席する事になってるから、当日はよろしく。

>>(大神)

大神のスマホに届いたのは美作からのメッセージだった。

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、大神さん。
この前は『マジック』を見せてくれてありがとう。
今日お知らせしたいのは、『アイドルショー』に関わる内容です。
『星見街道』の『門倉不動産』で、『興行主』が『面談』をする事になって、
その時に『スタンドを使ったパフォーマンス』を披露してもらうから、
準備をお願いしますね。
『顔合わせ』も兼ねているので、
『面談』は『他メンバー』との『合同』になります。

(以下、具体的な『日時』と『場所』が明記されている)

私も同席するつもりなので、またその時にお会いしましょう。

>>(合歓垣)

美作からのメッセージが合歓垣のスマホに届く。

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、合歓垣さん。
『アイドル』の話、覚えてる?
実はね、とっても頑張って『三人』集めちゃったの!
それで、みんなに『ショーの説明』をする事になったんだけど、
合歓垣さんにも一緒にいて、お話を聞いて欲しいのよ。
場所は『お金くばりおじさんのところ』。

(以下、具体的な『日時』が明記されている)

『お金くばりおじさん』って言った事はナイショにしてね。

>>(眠目)

眠目のスマホが美作からのメッセージを受信した。

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、倫さん。
先日お願いした『アイドルショー』について、続報をお伝えします。
『興行主』による『出演者』の『面談』を行う事になり、
以後の流れを円滑にするため、
倫さんにも出席していただきたいと考えています。
場所は『星見街道』の『門倉不動産』です。
なお、当日は私も同席しますので、
何か疑問などがあれば遠慮なくどうぞ。

(以下、具体的な『日時』と『場所』が明記されている)

お仕事を引き受けて下さった事に、改めて心からの感謝を。

745大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2022/09/27(火) 18:59:53
>>744
大神さんはメッセージを受け取りました。多分LINE的なやつ。
↓お返事↓

ポンッ!

【おはようございます!】
(おはようございます!と朝日に吠える犬のスタンプ)

ポンッ!

【了解!】
(了解!のお座りをして尻尾を振る忠犬のスタンプ)

ポンッポンッポンッ!!!

>面談
【よろしくお願いします!】
(履歴書を持った二足歩行ワーキング猫のスタンプ)

>パフォーマンス準備
【ムゥン!】
(炎が噴き上がるやる気がありそうな魔術師のスタンプ)

>顔合わせ
【友達になれるといいな】
(恥ずかしそうに花を差し出すウサギのスタンプ)

ポンッ!

>日時&場所
【よろしくてよ】
(なんらかの異世界転生チートゲーミング悪役令嬢の1680万色正確には16777216色の輝きスタンプ)

ポンッ!

>お会いしましょう
【ありがたきしあわせ】
(なにやらありがたそうなスタンプ)

以上。

746高宮『リプレイサブル・パーツ』:2022/09/27(火) 19:48:49
>>744

『承知致しました。当日はよろしくお願いします。それでは失礼します』

「まじか……」

747三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/09/27(火) 23:11:58
>>743

「『物騒な噂』ですか・・・・少々お待ちください」


一旦、通話を保留状態にする
立ち上がり、コップに一杯の水を入れて飲み干す
これで少しは頭がスッキリした

「・・・・なるほど。本格的な話はご自宅で、という事ですね
 わかりました。僕がどれだけ力になれるかはわかりませんが、お話を聞かせてください」

そう言うと、細かい時刻と待ち合わせについてやり取りを済ませ、
身嗜みを整えた後に『百目鬼邸』へと向かう

748百目鬼小百合『ライトパス』:2022/09/28(水) 00:40:25
>>747

【場】『自由の場』 その2
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/988

749『レコーダー』:2022/09/29(木) 17:53:31


      〜〜〜♪    ザザーンッ……ザザァ……ザザーン……

 星見町の【遠州灘】の海岸の風景、夏のテーマらしい曲が流れるだけの
何の変哲もない映像だが。それと共に『スタンド音声』が流れる。
 ボカロのような、電子音声は、このような『声明』を流していた……。


 『星見町の、皆さん、いえ、これを見るスタンド使いの皆さん。

私は、訳あって名前も正体も言えませんが星見町に住まい
正義を貫こうとしている者です。

以前、この町で一つの催しがあった事は記憶に根強いと思います。
 真夏のクリスマスの行事。そんな少々可笑しみを覚えるあの行事には
一つの目的がありました。【夏の魔物】 そう呼ばれる恐ろしい自立型の
スタンドが一年に数人と言う少ないながらも、人々を神隠しにする
恐ろしいスタンドを消す為に開催しました。

その試みは、結果的に成功しましたが。でも、犠牲は出てしまいました。

その犠牲者の名は――【小林 丈】

彼は、夏の魔物から愛する人を助けようと必死に抵抗を続けました。
誰よりも夏の魔物を倒そうと必死な彼は、この世から消えました。

それは、夏の魔物が原因では無い。

その原因は【アリーナ】 彼は、夏の魔物のエネルギーとなる夏を
消す為に町にクリスマスを満たす為の援助としてアリーナに頼りましたが
アリーナは、彼に支払えぬ巨大な負債を契約として縛りました。
その負債は彼の愛する人や彼の仲間を危険に晒すと考え……その為に
仲間達と決別する事となって死んだのです。

――皆さん、アリーナは決して善の存在では 正義ではありません。

 誰よりも、正義を信じて生きた彼は。正義に近しいと思えるアリーナ。
その集団の理不尽な隷従によって苛まれたまま愛する人と再会出来ぬままに
この世から姿を消したのです。

この私のメッセージを聞いた方たちは、一度、良く考えてください。

この町を統率するアリーナと言う組織の在り方を。

それだけが、私の願いです。正義を愛した彼の無念の想いを
私なりに報いたいと言う せめてもの私からのメッセージです』


     ザザァ……ザザーン……



――波の音と、夏の曲のエンディングと共に動画は終わった……。

750朱鷺宮親子:2022/10/01(土) 21:43:51
(自宅)
涙音「ちょっと、お母さーん!!この動画…」
笑美「…これは…」

二人は真剣な顔でその動画を見る。

涙音「小林さんのことを調べてたところにこんなのが出てくるなんて…
    一体どういうこと…?」
笑美「…小林さんはもう死んでいると…?
    いえ、簡単に信じちゃいけないわよね…
    死んでるわけないはず…」
涙音「でも夏の魔物について知ってるってことは、あのときに居た人の中に、この動画を流した人がいるんじゃ?」

二人はしばし考え込んでから…

涙音「ここは…このことを小石川さんに伝えておこうか?
    何かあったら連絡を…って言われてたし」
笑美「そうね…この動画のことは言っておくべきね。
    これが事実か嘘かにしても…」

そう言って二人はメールを打ち始めた


宛先:小石川
タイトル:突然すみません
【小石川さん、突然の連絡ですが失礼します。小林さんの件と関わりあるものだと思われます。】
【信じられないような動画が流れてきたのでそちらにもお知らせします。(>>749の動画が添付されている)】

【…確認していただけたか?】
【この動画、夏の魔物についての言及がありますので、もしかしたら】
【小林さんに関することの手がかりになるかもしれません。】

751小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/10/01(土) 22:54:45
>>750

朱鷺宮親子からの連絡を受け取ったのは、
『最中派の試合』を終えた後の事だった。
まずメールに目を通してから、件の『動画』を確認する。
確かにセンセーショナルな内容だ。

  「――……」

静かに目を閉じて考えを纏めると、二人に返事を送る。

―――――――――――――――――――――――――

  ご連絡、ありがとうございます。
  こちらの方でも内容を確認させていただきました。
  ただ、真偽が不明ですので、ひとまず様子を見ましょう。

  先日、私は『アリーナ』の『試合』に出場しました。
  小林さんが加わると話していた『最中派』です。
  軽く探りを入れてみましたが、
  彼らは『小石川文子の能力』を知りませんでした。
  あれから時間が経っているのに、
  まだ把握されていないのは明らかに不自然です。
  理由は分かりませんが、おそらく小林さんは、
  『最中派』に加わっていない可能性が高いでしょう。

  詳しい事は、また直接お話させていただきます。

―――――――――――――――――――――――――

以上の内容が、笑美と涙音に送信された――。

752宗像征爾『アヴィーチー』:2022/10/03(月) 20:01:43
>>(吾妻)

忘れられたように佇む『公衆電話』を見つけた。
受話器を持ち上げ、硬貨を投入し、電話番号を打ち込む。
『桜島派』に属する『吾妻常喜』の番号だ。

753氷山『エド・サンズ』:2022/10/03(月) 21:02:24
>>749

『ナア、あきは・・・・「コレ」・・・・・!』

「今、見ているところです」

星見町某所
スマホに届いた謎の動画を一人と一体のスタンド使いが視聴する

『「夏の魔物」ニツイテハ、俺モシッカリト全体像ガ見エテイタワケジャネエ
 俺ハ俺ニ見エル範囲デ全力ヲ尽クスダケダッタ・・・・
 ダカラ、ヒョットシテ俺達ノ見エナイ所デ・・・・』

「・・・・・いいえ」

   ひゅっ  
         ・・・・ぱし!

自身のスタンドの言葉を否定する
その言葉とともに、ポケットの中のコインをひょいっと取り出した
一つの『夢』とともに齎された『夢コイン』である
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1627484057/22-23

「これは私の直感・・・・というよりも願望みたいなものなんですが
 この動画の配信者、その人の話は私には信じられません」

『夢コイン』で垣間見た内容を思い出す
恐るべき悪・・・『アダージョ』が生きて、為したその『悪行』
そして、それらと対決する『アリーナ』のスタンド使い達の姿を・・・・

(まったく・・・・あの人はこんな事まで・・・・)

十人を遥かに超える数の『アダージョ』
その身体を得るために、それと同数以上の人々を犠牲にしたであろう事は明らかだ
だが・・・・氷山が思うのは、それに対する憤りでも、怒りでもない

「全盛期のあの人と戦える程の、意志と覚悟を持つ『アリーナ』の人達が
 小林さんという人をそんな目に遭わせるとは思えない」

「もちろん、大きな組織ですからどこで何が動いているかはわかりませんが
『この人』が言うように、『アリーナ』全てが悪を為したわけではないと思う」

『ダナ・・・・・俺モ同意見ダゼ
「アリーナ」ノ連中ハ、怪シイ所モアッタガ、コノ動画デ言ッテルヨウナ
「町の支配者」デモナンデモネェシ』

「きっと、どこかで何かの『誤解』があって・・・・
 この動画の『配信者』はその『誤解』を利用していると思うんです」

「『アリーナ』を破壊して・・・・・何かを起こすために
 何か・・・・『悪意』が動いている気配がありますね」

     パシッ!

再び、『夢コイン』をポケットの中に仕舞い、この場から立ち去る

754猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』:2022/10/04(火) 01:30:59
>>744

―――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、くるみさん。お返事が遅れてしまって、ごめんなさいね。

ふぅん、『興行主』さん自ら面接をされるのね。
今回のステージに対して、その方も本気でがんばるつもりということかしら。

(わくわくしている黒猫のスタンプ)

うふふ。あたしもその方のお眼鏡にかなうように、せいいっぱいアピールさせていただくわね。
くるみさんも、あたしからステキな報告が送られるのを心待ちにしておいて。

(ハートマークを抱えている黒猫のスタンプ)

―――――――――――――――――――――――――――――――

755宗像征爾『アヴィーチー』:2022/10/07(金) 18:53:12
>>752

しばらく待った後、受話器を元に戻し、その場から立ち去った。

756村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/10/08(土) 02:06:06
>>749

 「『クズ』め。」

怒気を露わにしてひとり呟く。

『小林丈』は死んだ。おれが殺した。
だからこそ、わかることがある。おれだけが知っていることがある。
奴は『自らの正義』に殉じて死んだのだ。それに殉ずるために、おれの手にかかったのだ。
それの是非は最早問うまい。重要なのはやつがそうしたという『事実』のほうだ。

かの男の『殉死』を利用しようとするものがいる。
奴の信じた『正義』を横取りして、自らを正義と名乗ろうとするものがいる。
おれたちの間にだけ交わされた『約定』を踏みにじろうとするやつがいる。

 「どこの誰だか知らねえが、『宣戦布告』と判断するぜ。」

アリーナが正義だとか悪だとかは、どうでもいい。
こいつらが正義だとか悪だとかも、どうだっていい。
友の死を利用し暗躍する『何者か』がいる。その事実が、ただそれだけが村田の逆鱗に触れていた。

 「てめえら間違いなく、『おれの世界の敵』だ。」

 「首を洗って待っていやがれ。」

757ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/10/08(土) 13:39:51
>>749

「なんじゃ?」

「誰か死んだのか?
 コバヤシ……?」

「ふーん、よくわからん。
 まあよいか」


爺の家でゴロゴロしながら、スマホに流れてきた動画を眺める。
しかし、夏の魔物の件も終わったし、アリーナとは無関係だ。
すぐに興味を失った様子でそばにいた猫を掴んで揉む。


   「ナーン…」


動画を見ていた時、近くに時々泊まりに来る半同居人がいるかどうかは……タイミング次第だろう。


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