ワークショップでは、次世代の素粒子の標準模型について話し合われた。既存の標準模型は、ニュートリノに質量がある、基本的な相互作用の統一など様々な点で、その適用範囲が決まってきており、それを包むより包括的な理論(GUT)が求められている。その中でSO(10) GUT といわれる理論はもっとも有力な理論と考えられ、立命館大学理工学部の福山武志教授のグループは、この分野で世界の拠点のひとつとなっている。こういったことから、今回立命館大学において宇宙論を含めた多方面から集中的な議論がなされた。今回の議論はProceedingsとして刊行され、今後、この分野への大きな影響が考えられる。」