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自民党スレ2
404
:
OS5
:2024/09/30(月) 09:16:47
牧原秀樹はvs枝野幸男で一度も小選挙区で勝てていない。
現職大臣の落選するとすれば彼くらいか?
他は選挙強い もしくは比例上位見込み
405
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/163d015f67bc4057f00ff03dfe89071e3b1db5db
「反高市」「反安倍」が露骨、石破茂総裁〝論功行賞〟の閣僚人事 「挙党一致」「刷新感」程遠い布陣 古い自民党を想起、党内分断を懸念
9/30(月) 17:00配信
13
コメント13件
夕刊フジ
自民党の石破茂総裁
自民党の石破茂総裁は30日までに、閣僚・党幹部人事の骨格を固めた。総裁選で石破氏を支援した側近や、決選投票で票を上乗せした岸田文雄首相の旧岸田派、菅義偉前首相率いる無派閥系の議員が重用された。保守派が支持し、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相には幹事長や重要閣僚ではなく、総務会長を打診して固辞された。「論功行賞」「リベラル重用・保守外し」「安倍晋三路線からの決別」という色彩が鮮明で、「挙党一致」「刷新感」には程遠い布陣といえる。古い自民党を想起させ、深刻な党内分断を懸念する声もある。石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相に就任後、9日にも衆院解散に踏み切り、「15日公示、27日投開票」の日程で衆院選を実施する意向だが、暗雲が垂れ込める船出となりそうだ。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
15日公示、27日投開票 衆院選へ
「それぞれの能力を最大限発揮できる人事を考えたい」「最もふさわしい役職をお願いするのは当然」「『どの派閥から何人』とは考えない」
石破氏は総裁選後、裏金事件を発端にした派閥解消の流れを受け、「挙党一致」や「党刷新」を反映した人事を実行する意向を重ねて強調していた。
ところが、30日朝までに明らかになった人事を見ると、石破氏に近いリベラル系議員や、決選投票を含む総裁選で支援した面々が重用された。 決選投票で激突した高市氏は「私を支えてくれた方々の登用を」と自身はポストを固辞したが、安倍政権を支えた保守派は少なかった=別表。
例えば、外相に内定した岩屋毅元防衛相と、防衛相に決まった中谷元・元防衛相は、国防族として石破氏と親しい。総務相に起用が固まった村上誠一郎元行政改革担当相は総裁選では石破氏の推薦人を務めたが、安倍元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物である。
旧石破派としては、経済再生担当相に内定した赤沢亮正財務副大臣と、デジタル相に内定した平将明広報本部長代理がいる。
平氏は総裁選中のBS番組で、高市氏への支持拡大について、政策リーフレットを全国党員らに郵送したことが一要因と主張した。「高市潰し」と批判する声もあった。
ちなみに、高市氏側はリーフレット完成は総裁選出馬が不透明だった7月末で、選管通知前の今月4日時点で発送完了していたと説明している。
旧岸田派も目立つ。
決選投票当日、岸田首相は「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」と旧岸田派議員らに〝指令〟を出したとされる。この論功行賞なのか、旧岸田派では、林芳正官房長官が内閣の要である同ポストを続投、小野寺五典元防衛相が政調会長に抜擢された。
同じく決選投票で票を上乗せした菅義偉前首相の周辺では、菅氏の副総裁をはじめ、法相に牧原秀樹元経産副大臣、国家公安委員長に坂井学元官房副長官、こども担当相に三原じゅん子参院議員の起用が固まった。財務相に内定した加藤勝信元官房長官も菅氏と懇意だ。
島田氏「対北外交の危険性が顕在化か」
406
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:23:08
今回の人事をどう見るか。
政治評論家の有馬晴海氏は「通常、総裁選が終われば『ノーサイド』だが、相反する人事になった。石破氏に近い人材が重用され、決選投票で石破氏を推した菅氏のお膝元である『神奈川勢』の坂井氏や三原氏らが登用されている。政権ナンバー2の官房長官には、岸田派の林氏が続投する見通しだ。よく悪くもブレない、わが道を行く姿勢が特徴だった石破氏だっただけに、『強み』がそがれた印象だ」と評する。
保守政治を象徴した「安倍・高市外し」の背景は何か。総裁選で展開された露骨な「高市潰し」が影響しているのか。
有馬氏は「高市氏が総務会長を、小林鷹之前経済安保相が党広報本部長を固辞し、〝対立〟が強調される形になった。本来、不本意でもポストは受け、閑職でも党内や閣内に足場を残し、政治力の芽を温存するのがセオリーだったが、今回は違う。保守系を中心にした『石破氏への忌避感』もさることながら、『石破政権は長く続かない』との見方から、あえて行動をともにしない判断も働いたのではないか」と分析する。
外交面、特に北朝鮮による拉致問題への強い懸念も浮上している。
福井県立大学の島田洋一名誉教授は「石破氏と、外相に固まった岩屋氏、防衛相就任が予想される中谷氏がそろって、日朝国交正常化推進議員連盟(日朝議連)に所属している。同議連は、北朝鮮に寄り添う姿勢が批判されてきた。石破氏が総裁選で主張した『東京と平壌への連絡事務所設置』の構想も相まって、日本人拉致問題を置き去りにした対北外交の危険性が顕在化しそうだ。安倍元首相は『拉致問題解決』を悲観としていた。安倍氏を『国賊』と呼んだ村上氏を総務相に起用するなど、あまりにも『反安倍』の露骨な人事だ」と指摘する。
党内分断も指摘される石破新体制だが、今後どうなるか。
あるベテラン議員は「石破氏支持者も、高市氏支持者も、熱心であればあるほど、相いれない。それほど、政治信条が違う。異例ずくめの人事だが、事実上、『倒閣運動』が始まっているともいえる。総裁選は僅差だった。高市氏の支援が受けられない以上、党内はほぼ半分で『断絶』した状態になっている。早期の総選挙に踏み切るのも、『敵の敵は味方』論で難局を回避するためではないか」と語った。
407
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:24:43
珍しく、ひろゆきに賛同する
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8c5ee49b7c8bd2cd4ac0ba14be983748a50597
ひろゆき氏 高市早苗氏の総裁選敗因に言及「やる気のある無能な味方は敵より怖い」
9/30(月) 15:56配信
東スポWEB
ひろゆき氏
2ちゃんねる開設者で実業家のひろゆき氏(47)が30日「X」(旧ツイッター)を更新。自民党の自民党の党首選の決選投票の末敗れた高市早苗氏に言及した。
27日に行われた自民党の党首選で、高市氏は決選投票の末に石破茂氏に敗れた。高市氏の敗因については一部の支持者がSNS上などで攻撃的なスタンスを取っていたことがあげられている。
ひろゆき氏は「今後を考えた時、悔しい気持ち分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的リプとかしないで』は、今後も頭の片隅に残して欲しいです」という自民・小野紀美議員のコメントを紹介した記事を引用。
その上で「『やる気のある無能な味方は、敵より怖い』現象ですね」と、“無能な味方”が高市氏の足を引っ張ったという見解を示した。
東スポWEB
408
:
OS5
:2024/09/30(月) 20:06:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5db3d64d9caa5f8e357aa0895a432c5a988ee6
「次」見据え…高市早苗氏は石破政権と距離置く構え 「国賊」発言の村上氏起用も党内刺激
9/30(月) 19:49配信
産経新聞
自民党総裁選後の両院議員総会で握手を交わす石破茂新総裁(左)と高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨川一也撮影)
先の自民党総裁選で石破茂総裁に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相は、新政権と距離を置く構えだ。党内では人事などを巡って石破氏に対する不満がくすぶっており、高市氏としても次期総裁選を見据え、自由に行動できる道を選んだとみられる。
【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ
■総務会長の提示「低く見られすぎ」
「丁重にお断りした」。党役員人事で石破氏から総務会長就任を打診された高市氏は周囲にこう語る。総裁選で支援を受けた同僚議員らから「(党ナンバー2の)幹事長以外は受けるべきではない」と助言されたことも背中を押した。
安倍晋三元首相は平成24年の総裁選で、決選投票の末に破った石破氏を幹事長に起用し、挙党態勢を構築した。しかし、今回の総裁選の1回目の投票で最も多くの票を集めて決選投票に進んだ高市氏に対し、石破氏が提示した役職は総務会長だった。
高市氏周辺は「低く見られすぎだ」と憤る。もっとも石破氏には好待遇だとの思いがあり、固辞された後、周囲に「そうですかって感じだな」と淡々と語った。
■人事「振り切れてしまった」
石破氏が、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた村上誠一郎元行政改革担当相を総務相に起用する方針を固めたことも党内を刺激している。
旧安倍派の若手議員は「われわれに対する宣戦布告だ」と激怒。石破氏と親しい自民重鎮も「果たして新政権は持つのか…。人事が振り切れてしまった」と懸念する。
総裁選で高市氏を支持した中堅議員は「無役」でいた方が次期総裁選挑戦に好都合だと指摘。「地方をこれまで以上に回って牙を研げばいい。下手に役職に就いたら言動も制限される」と巻き返しを誓う。(竹之内秀介、長橋和之)
409
:
OS5
:2024/09/30(月) 21:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/78867617f4dbf09f5e20f0e1c89a319bf7829456
石破政権は菅・森山氏が中核 茂木氏は外れ主流派が逆転、火種くすぶる
9/30(月) 21:07配信
産経新聞
自民党の茂木敏充氏(関勝行撮影)
30日に発足した自民党の新執行部の肝は森山裕幹事長と菅義偉副総裁だ。石破茂総裁が首相として内政や外交に追われる中、森山氏が選挙や国会運営など党務を掌握し、菅氏が石破総裁の後見役を担う。岸田文雄政権発足当初は冷や飯を食わされた森山氏と、終始無役だった菅氏が再び中核に。一方、主流派を謳歌(おうか)した茂木敏充前幹事長は外れ、主流派と非主流派の立場が逆転した。
【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ
■新政権人事で火種
「自民党が最も誇れることは、いろんな議論をするが、いったん決まったらみんなで(一致して)実現する歴史を作ってきたことだ」。森山氏が30日の記者会見で語気を強めたのは「挙党態勢」を訴えたときだった。
30日までに固まった新政権の人事は火種を残した。総裁選に立候補した高市早苗、小林鷹之両氏は石破総裁から打診されたポストを固辞。こうした党内事情を意識し、森山氏は記者会見で「党内の融和に十分配慮する」と強調した。
石破総裁が森山氏の幹事長起用を考えていることを水面下で伝えたのは9月27日の総裁選直後だった。石破氏は同日夜の記者会見で「泥をかぶるのが幹事長の仕事」と語ったが、すでに「森山幹事長」が念頭にあった。
■辛酸なめた茂木氏
菅氏には「全体を取りまとめてほしい」と政権の重し役を依頼した。
石破氏周辺によれば、石破氏本人は予算委員会開催を経た11月以降の衆院選実施が念頭にあった。だが、考えを変え、最速の「10月27日投開票」を決断したのは森山氏の進言を受け入れたからで、菅氏も同じ考えだったという。
人事でも、菅氏が寵愛(ちょうあい)する小泉進次郎氏を党四役の選対委員長に、菅政権の官房長官だった加藤勝信氏を財務相に起用し、国会運営の司令塔には森山氏側近の坂本哲志農林水産相を充てた。
辛酸をなめたのが幹事長だった茂木氏だ。茂木氏は麻生太郎副総裁、岸田首相との3人で政権を動かしているとして「三頭政治」と表現していた。しかし、決選投票では麻生氏とともに高市氏に投票した。茂木氏と歩調を合わせた旧茂木派議員は党役員や内閣に登用されなかった。
ただ、石破総裁は首相経験者の麻生氏の協力は不可欠だと判断。9月29日夕、森山氏が麻生事務所に出向き、最高顧問就任と義弟の鈴木俊一財務相の総務会長起用、麻生派の武藤容治衆院議員の経済産業相起用を依願し、承諾された。仮に菅氏に断られた場合は副総裁を打診する意向だった。(田中一世)
410
:
OS5
:2024/09/30(月) 22:27:46
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/010/291000c
意趣返し? 岸田首相も憂う「鬱憤晴らす」石破政権の“無派閥”人事
深掘り
遠藤修平
小田中大
政治
速報
国政選挙
毎日新聞
2024/9/30 21:07(最終更新 9/30 21:07)
記者会見をする石破茂総裁=東京都千代田区で2024年9月30日午後3時4分、渡部直樹撮影
「派閥なき総裁選」を経て誕生する石破政権だが、派閥解消の流れは閣僚人事にどう反映されたのか。
目を引くのは無派閥議員の多さだ。新内閣で20人の閣僚のうち、12人に及んだ。他に麻生派と二階派が各2人、茂木派、旧岸田派、旧森山派が各1人だった。
2021年10月の岸田文雄政権発足時の派閥別(名称は当時)の構成は、岸田派3人▽竹下派4人▽細田派4人▽麻生派3人▽二階派2人――と派閥均衡で起用された。一方、無派閥は3人に過ぎなかった。
今回は最大勢力となった無派閥は、総裁選で石破氏や小泉進次郎元環境相を推した議員らで構成される。ただし、実態は旧石破グループと小泉氏を支援した菅義偉前首相のグループが多くを占める。岸田文雄政権での非主流派が、石破体制で主流派に転じたと言える。
安全保障政策に詳しい「国防族」が目立つのも特徴だ。入閣する防衛相経験者は石破氏を含め、岩屋毅、中谷元、林芳正の計4氏を数える。安全保障担当の首相補佐官には長島昭久元副防衛相を起用する。党側でも、政調会長に就いた小野寺五典氏や衆院議院運営委員長に就く予定の浜田靖一前国対委員長が防衛相を務めた。石破氏は国防族の代表格だが、党内の人脈は乏しい。自らと個人的な親交がある議員を起用した結果とみられる。
安倍派の入閣なし
…
411
:
OS5
:2024/10/01(火) 07:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/b028c3ae175419fd8047a38dcbd3bece07a7c5a3
「党内融和」へ調整力発揮なるか 森山裕氏が自民党幹事長に就任 地元・鹿児島4区は党ナンバー2の活躍に期待「地方の時代来る」
10/1(火) 7:00配信
南日本新聞
新執行部呼び込みで総裁室に入る森山裕氏=30日、東京・永田町の自民党本部
自民党の森山裕前総務会長(79)=衆院鹿児島4区=が30日、党幹事長に就いた。県関係では故・二階堂進氏以来で、国会対策委員長など多くの要職に就き党務に精通する手腕を買われての抜てきとなった。総裁選による摩擦への対応や、解散・総選挙も間近に控え早くも調整力の発揮が求められる局面だ。会見では「党内融和に十分配慮する」と決意を語った。
【写真】記者会見後、写真撮影に応じる森山裕氏(左から2人目)ら党4役と菅義偉副総裁=30日、東京・永田町の自民党本部
衆院議員会館内の事務所には朝から祝電やコチョウラ
ンが続々届き、秘書らは多数の来客対応に追われた。午後1時、呼び出しを受けた森山氏は硬い表情で総裁室入り。総務会で幹事長就任が決まると「石破総裁を支え安定した党運営に努める」とあいさつした。
鹿児島市議から国政に転じ、財務副大臣や農相を歴任。安倍・菅政権では国対委員長を歴代最長務め、与野党に幅広い人脈を持つ。
岸田政権下では、選挙対策委員長として衆院小選挙区定数「10増10減」の候補者調整を進め、派閥裏金事件の聞き取り調査の座長も引き受けるなど、歴代首相の信頼を得てきた。
就任会見では「私は浅学非才。どちらかというと高齢者の部類に入る」とした上で、「若い人の意見も高齢者の意見も受け止める政治をするのが大事」と強調。日本経済が転換点にあることを念頭に「党内融和に十分配慮し、野党協議もしっかりやり、政治を間違いのないようにしたい」と抱負を述べた。
裏金事件による政治不信を巡っては「国民の信頼回復に向けさらに努力しないといけない」。総裁選による摩擦も指摘される中、挙党態勢をどう築くか問われると、「自民党の歴史で最も誇れるのは、一度決まったら皆でそれを実現する歴史を作ってきたことだ。総裁選で出た結論には、皆が真摯(しんし)に謙虚に向かうことが大事だ」とした。
◇
「難局を打開できるのは、この人しかいない」。自民党の森山裕氏(79)=衆院鹿児島4区=が幹事長に就任した30日、旧知の地元関係者は人口減少や低迷する地方経済への手腕に期待した。党ナンバー2として派閥裏金事件で落ち込む信頼の回復も求めた。
永野和行肝付町長(73)は「地方に光が当たる時代が来るのでは」と声を弾ませた。党役員として多忙でも、週末のたびに地元で国政報告会を開き有権者と語り合う姿を知るからだ。地方創生を掲げる石破茂新総裁とも考え方が近いとみる。
県関係者が党幹事長に就くのは、旧高山町出身の故二階堂進氏以来。森山氏は基幹産業の農林水産業にも精通しており、「資材高騰や子牛価格低迷などの厳しい状況を理解している。国政に反映して」と注文した。
森山氏は2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、党本部が送り込んだ対立候補を破った。
当時の鹿屋市長だった山下栄さん(89)=鹿屋・肝属地区後援会長=は、「地方を守るため、不利になってもぶれない姿勢を今も貫いている」と感慨深げ。党には裏金事件などの逆風が吹くが「党を変えられるのはこの人しかいない。これまで同様、いろいろな人の話を聞いて整理し答えを出すはずだ」と期待する。
鹿児島市議出身で、37歳で全国最年少議長(当時)にも就いた森山氏は度々、「本籍は地方自治にある」と強調してきた。
40年以上の付き合いがあり、国政初挑戦の際には陣営幹部も務めた入船攻一市議(79)は「市議時代から週末は県内各地に足を運び、現場の声を聞いて鹿児島全体の課題に目を向けていた」と明かす。「築いた人脈を何より大事にする。なるべくして幹事長になった。新総裁をしっかり支えて」とエールを送った。
南日本新聞 | 鹿児島
412
:
OS5
:2024/10/01(火) 07:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc9d694c5187fb456e49e7a79d5a137553b4a87
早期解散「ご祝儀相場」狙い 重鎮助言、議論重視から一転 高市氏要職固辞、火種に〔深層探訪〕
10/1(火) 7:00配信
時事通信
自民党新総裁に就任し、記者会見する石破茂氏=27日、東京・永田町の同党本部
自民党の石破茂新総裁が「10月総選挙」にかじを切った。総裁選では、臨時国会で与野党議論を重視する発言もあったが、早期解散を促す重鎮らの意向もあり、「ご祝儀相場」を見込んで衆院解散戦略を転換した。党内では総裁選のライバル候補が人事への協力を拒否。新政権は船出を前に早くも揺れている。
◇「党首討論をやれ」
「いろんな可能性は否定しない」。石破氏は29日、出演したNHK番組で衆院選「10月投開票」の可能性を問われ、珍しく言葉少なにこう言い切った。
半月前、総裁選の渦中にあった石破氏は真逆とも取れる発言をしていた。小泉進次郎元環境相が臨時国会で新首相選出後、直ちに解散すべきだと唱えたのに対し、「(与野党による)本当のやりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは責任だ」と反論。全閣僚出席の下で一定の審議を行う意向を示していた。
ただ、派閥裏金事件による逆風の中、審議時間を十分確保すれば野党の厳しい追及にさらされるのは必至。政権発足直後に期待される高い内閣支持率がおぼつかなくなる可能性さえある。
「党首討論をやったほうがいい。1日で済むから」。総裁選後の27日、自縄自縛に陥りつつある石破氏に助言したのは、旧岸田派を動かし「石破総裁」誕生につなげた岸田文雄首相だ。脳裏には2021年総裁選直後の衆院選勝利を弾みに、3年間政権の座を占めた経験がある。同じく決選投票で石破氏を支持した菅義偉前首相も総裁選後、周囲に「選挙は早いほうがいい」と語った。
28日夜、東京都内の議員宿舎で机を囲んだ石破氏と最側近らは投開票日を「10月27日」「11月10日」の2パターンとすることで一致。「時間はもうない」と決断を迫られた石破氏は29日の民放番組で「党首討論をやるなら、予算委の時間は短くてもいい」と話すなど、ここ数日は国会論戦で党首討論に比重を置く発言を続けていた。
連立を組む公明党は「10月27日投開票」に向けすでに準備に入っており、同党幹部は「早い決断は歓迎だ」と語った。
野党は石破氏の変わり身に批判を強める。「論戦から逃げるなら『裏金解散』『臭いものにふた解散』だ」。立憲民主党の野田佳彦代表は29日、盛岡市で記者団の取材に応じ、早速けん制した。
◇「論功行賞」
人脈の幅の狭さゆえ石破氏の党内基盤は盤石にはほど遠く、解散を先送りすれば不協和音が表面化しかねない事情も抱える。
28日夕、石破氏から直接、総務会長就任を打診された高市早苗経済安全保障担当相は「自分より若手を処遇してください」と、にべもなく断った。決選投票で逆転され、求めていた幹事長ポストが得られなかったことへの不満は明らかで、高市氏を支援する自民中堅は「無役で次に備える」と、早くも捲土(けんど)重来を口にする。
一方、陣容が明らかになってきた新政権人事では、総裁選で自身を支えた陣営議員や岸田首相、菅前首相に近い顔触れが並び、「身内」への配慮を優先させた格好だ。
安倍政権以降は主流派だった麻生派や旧安倍、旧茂木両派からの登用は限定的となる見通し。旧安倍派の若手は「論功行賞のオンパレードだ」と、「非主流派」転落に恨みを募らせた。総裁選で表面化した亀裂は深まりを見せている。
413
:
OS5
:2024/10/01(火) 12:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17020a21e8ec12ae3bc898f2af94e28bec94f94
閣僚・党人事で明暗、勝利貢献の旧岸田派・旧森山派を厚遇…旧茂木派・旧安倍派はほとんど起用せず
10/1(火) 8:10配信
読売新聞オンライン
初役員会に臨む石破新総裁(中央)ら。右隣は菅副総裁、左隣は森山幹事長(30日、党本部で)
自民党の執行部・閣僚人事は、派閥や旧派閥の処遇で明暗が分かれた。石破茂新総裁は総裁選での勝利に貢献した旧岸田派などを厚遇しつつ、「反石破」に回った麻生派への配慮もにじませた。旧茂木派と旧安倍派はほとんど起用せず、「非主流派」を印象付けた。
総裁選の決選投票で、石破氏は岸田首相が率いた旧岸田派の支援を受け逆転勝利した。閣僚人事では同派ナンバー2の座長だった林官房長官を続投させ、党四役にも小野寺五典・元防衛相を政調会長に起用した。小野寺氏は30日の記者会見で衆院解散・総選挙に向け、「政権公約の取りまとめに入りたい」と語った。
旧森山派の重用も目立つ。幹事長に森山裕総務会長が就き、党運営を主導する。森山氏は岸田氏や菅前首相との関係が良好で、党内では存在感が高まるとの見方が多い。
(写真:読売新聞)
菅氏と近い議員の登用も多い。選挙対策委員長に小泉進次郎・元環境相を充てたほか、閣僚人事では坂井学・元官房副長官らの入閣が内定した。いずれも決選投票では石破氏を支持したとされる。
党内融和にも工夫を凝らした。麻生太郎・前副総裁を最高顧問としたほか、麻生派から鈴木俊一財務相が総務会長に起用され、閣僚にも2人が内定した。麻生氏は決選投票で高市経済安全保障相を支持したが、冷遇すれば、「党内不和の火種になりかねない」(中堅)と判断したとみられる。
「負け組」となったのは茂木敏充・前幹事長が率いた旧茂木派と、旧安倍派だ。
総裁選で敗れた茂木氏は要職から外れた。一方、茂木氏と距離のある加藤勝信・元官房長官は財務相に内定し、派内では「茂木氏が入り込む余地をなくすためでは」との見方もある。
最盛期に100人を数えた旧安倍派は、幹事長代行に福田達夫・元総務会長の起用が決まったが、入閣はゼロ。今年1〜2月に派閥を退会した岩屋毅・元防衛相、福岡資麿参院政策審議会長を含め、内定した閣僚19人のうち11人が無派閥で、対照的な結果となった。
414
:
OS5
:2024/10/01(火) 12:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b60b88ad432582dc2d4eadf9df41037aca3c2cfd
田崎史郎氏 石破新内閣をバッサリ「非主流派の在庫一掃セール」 閣僚19人中、6人が“身内議員”「ここまでやるか」
10/1(火) 10:42配信
デイリースポーツ
田崎史郎氏
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。石破内閣の顔ぶれについて、「非主流派の在庫一掃セール」と切り捨てた。
【写真】幼少期の石破茂氏 眉毛キリッ!髪の毛ビシッと分けた美少年
番組では、この日午後に開かれる衆院本会議の首相指名選挙を経て発足する石破新内閣の閣僚人事の顔ぶれについて特集。閣僚19人のうち、初入閣は13人で、総裁選で石破氏の推薦人を務めた議員6人を起用したことを報じた。
内閣のうちおよそ3分の1を“身内”で固めたことについて、同局官邸キャップの千々岩森生氏は「おっと思いましたよね。なかなか見たことのないぐらいの数。石破さんとずっと一緒にやってきたからこそ、冷や飯を食わされていたと。能力、実力、党内の評価も高いけども、そういうポストに冷や飯ゆえに入ってこれなかった人は別なんですが…。固有名詞は言いませんけれども、ちょっと、という人は何人かいます…」とその顔ぶれに疑問を呈した。
田崎氏は「何か非主流派の在庫一掃セールみたいな感じなんですね。これまで非主流、石破さんと近いがゆえに冷遇された人たちを一挙に起用している感じなんですね」とバッサリ。
これまで一貫して安倍元首相に批判的だった村上誠一郎氏を総務相として起用したことに触れ、「この中でも村上さんに対する批判はかなり強くて。さきほど執行部の一人と話しましたら、その方も『ここまでやる必要あったのか?』というようなことを言われてました」と明かした。
「菅(義偉副総裁)さんがこれにかかわってらっしゃるという観測もあるんですけど、確認しましたら、菅さんがこの人事に全くかかわってない。この人事は石破さんと森山幹事長で進められた人事じゃないかと思います。ここまでやるかってことですよ」と話した。
石破氏が組閣を前に「派閥はもうなくなった。どの派閥から何人ということは考えない」と話していたが、田崎氏は「派閥解消を理由にしたあまりに露骨な身内びいきんお人事になっている」と断じていた。
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OS5
:2024/10/01(火) 13:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b803523edda88e1ab37e3025f50e696fd18e4a5f
「麻生氏」の誤算のもとは「茂木コンピューター」の狂いにあり
10/1(火) 6:01配信
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コメント93件
デイリー新潮
推薦人が足りなかった2人が
連携して動いてきた麻生太郎氏と茂木敏充氏
過去最多の9人が立候補し、過去最長の選挙戦を経て9月27日に投開票された自民党総裁選。石破茂氏の勝利が決まったあとの麻生太郎副総裁の苦々しい表情は大いに話題になった。
【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?
ギリギリまで石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、そして高市早苗経済安保相の三つ巴の展開が予想された決選投票で、どの組み合わせが進むのかさえなかなか断定できない中、キングメーカーの1人である副総裁の麻生太郎氏やそれに連なる幹事長の茂木敏充氏はミスを犯していたという(肩書はいずれも当時)。
「もう随分長く政治の現場を見てきましたが、間違いなく最も読みきれない戦いだったと思います」
と、政治部デスク。
「フタを開けるまで石破、小泉、高市の各氏の誰が決選投票に進むのか、なかなか見えない大激戦でした。結果的に高市、石破の両氏になったわけですが、いずれも当初は20人の推薦人に手が届かないかもしれないとの見方も浮上していたほどでした。乱戦ぶりを物語っていたと思います」(同)
麻生氏と茂木氏の誤算
キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。
「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)
今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。
「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同) キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。
「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)
今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。
「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同)
小泉支持票と旧岸田派の行方
「茂木氏はこの手の票読みや情勢分析に長けており、これまでに外したことがないとされてきました。茂木コンピューターなんて持て囃す向きもいたくらいです。今回も自信を持って麻生氏に進言し、麻生氏もこれを受け入れ、高市支持で共に行動しました」(同)
どこで見誤ったのだろうか。
「1回目の投票で国会議員票を最も獲得したのは小泉氏で75票です。この票の多くは石破氏に向かうとしても、少しは割れるだろうと見ていました。さらに、旧岸田派も石破支持で動くだろうが、一部は高市支持に流れると判断していました」
決選投票での票差は21。一見大きいように映るが……。
「わずか11票動けば逆転なので決して大きいとは言えません。が、茂木氏は態度が微妙な議員がどちらに投票するかをギリギリまで見極め、ある程度の確度で高市勝利を弾き出していただけに、今回の結果には落胆しているようです」(同)
AIが感情を持つレベルにまで達していないのと同様、実績を誇る「茂木コンピューター」もまた同志たちの心を読み切ることは難しかったということになるだろう。当面、茂木氏は冷や飯を食うことになるとも見られているが、その間にヴァージョンアップは出来るだろうか。
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2024/10/01(火) 16:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8ac59c4fd16da0576421ee290a5bc476afc412
高市早苗氏に1票 参院の首相指名選挙で…茂木敏充氏にも 総裁選で石破茂首相と戦った2人
10/1(火) 15:52配信
日刊スポーツ
高市早苗氏(2024年9月9日撮影)
首相指名選挙が行われた1日の参院本会議で、自民党総裁の座を石破茂総裁(67)と争った高市早苗前経済安保相(63)と茂木敏充前幹事長(68)に1票ずつが投じられた。
【写真】第102代首相に指名され拍手される中、起立する自民党の石破茂総裁
尾辻秀久参院議長が参院(計242票)の投票結果を読み上げた際、石破氏に143票、立憲民主党の野田佳彦代表に45票、日本維新の会の馬場伸幸代表に21票、国民民主党の玉木雄一郎代表に12票、共産党の田村智子委員長に11票が投じられた。
これに続いて、国民民主党の伊藤孝恵参院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、参政党の神谷宗幣参院議員の名前が読み上げられた後、高市氏と茂木氏も含めて、それぞれに1票が投じられたことが報告された。
石破氏が首相に指名された衆院本会議の首相指名選挙では、自民党議員で名前が読み上げられたのは石破氏だけだった。今回の参院での結果に、インターネット上でも「参議院の首班指名選挙で高市早苗さんに1票が入るwwwwww」「キター!高市早苗君1票」など、話題になっている。
参院の首相指名選挙でも石破氏が首相に指名され、石破氏は正式に第102代内閣総理大臣に選出された。
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OS5
:2024/10/01(火) 16:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea3edf329114680ccb706739e8b773d973841f9
副議長事務所も異例批判、れいわはプラカードで投票妨害 大波乱の首相指名
10/1(火) 16:00配信
J-CASTニュース
壇上で紙を掲げる、れいわ新選組の大石晃子共同代表。直後に衛視によって排除された(写真:ロイター/アフロ)
自民党の石破茂新総裁が2024年10月1日に召集された臨時国会で、第102代首相に指名された。石破氏はこれに先立つ9月30日に総裁として開いた記者会見で、「新政権は、できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えている。諸条件が整えば、10月27日に総選挙を行いたい」と解散・総選挙を表明した。
【画像】副議長の事務所も異例の批判を展開した
首相就任前の解散宣言に、野党からの批判が続出。立憲民主党出身の海江田万里衆院副議長の事務所アカウントも「首班指名の本会議を何だと思っているのか」などと異例の批判を展開した。首相指名選挙では、プラカードを掲げて排除される議員もおり、波乱含みの新政権スタートだ。
■石破「不適切とは考えていない」野田「不見識極まりない」
石破氏は9月30日、党本部での臨時総務会で人事を決定。その後に開いた記者会見で、衆院選の日程を10月27日に予定していることを明かした。首相指名前の解散宣言は異例ながら、石破氏は「異例のことだが、不適切とは考えていない」と語っていた。
石破氏の方針には、野党からの批判が相次いでいる。
立憲民主党の野田佳彦代表は、国会内で報道陣に対し「首相就任前であり国会軽視だ。不見識極まりない」と遺憾の意を示していた。
海江田氏の事務所公式Xは、9月30日深夜、「本日(9月30日)午後3時過ぎの石破自民党新総裁の記者会見をテレビで見ていて驚きました」と投稿した。
首相指名前の解散宣言について「明らかにフライングの発言で、明日の国会での首班指名の本会議を何だと思っているのかと考えざるを得ません」とつづり、「それにそもそも、総裁選では早期解散を主張する小泉進次郎代議士を諫めるかたちで、十分議論を重ねて、国民に選択肢を示してから解散すべきであると主張していたことを多くの国民が覚えています。これでは食言を重ねたこれまでの自民党総裁と何ら変わりがありません」と石破氏の主張が二転三転しているのではないかと批判した。議長と副議長は就任時に会派を離脱するのが慣例。その上で与党批判を展開するのは珍しい。
れいわ大石氏「こういう茶番はやめろー!」
衆院本会議で行われた首相指名選挙の投票でもアクシデントがあった。れいわ新選組共同代表の大石晃子衆院議員は投票箱の前まで歩み寄ると「能登の補正予算を」と書いた大きなプラカードを取り出し、両手に掲げて立ち止まった。
額賀福志郎議長に「やめてください」と制止されるも、「こういう茶番はやめろー! なんやねんこの茶番は! 被災者は投票なんかできません!」などと繰り返した。投票は議員らが大石氏の背後を通る形で行われ、大石氏はマイクを遮断されるも声を張り上げ、主張を続けた。
場内にざわめきが広がる中、「降壇してください! 直ちに降壇をすべきです」と促されるも、大石氏は数分間にわたって壇上に立ち続けた。「演壇で物品を掲げる行為はおやめください。降壇を命じます」との指示を受けても抗議を続けた大石氏は、その後2人の女性衛視によって排除された。
※タグは以下をいれてください
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OS5
:2024/10/01(火) 21:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac512711ff8dc43fc8fdf7e036904f99b24913e
高市、茂木氏に各1票 離党世耕氏は石破氏 参院本会議
10/1(火) 19:56配信
時事通信
参院本会議で1日に行われた首相指名選挙で、参院会派「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎氏と浜田聡氏が自民党総裁選に出馬して石破茂首相に敗れた候補に投票した。
斉藤氏は高市早苗前経済安全保障担当相に、浜田氏は茂木敏充前幹事長に1票を投じた。
石破氏には自民、公明両党のほか、無所属の鈴木宗男、世耕弘成両氏らが投票し、143票だった。参院安倍派に影響力があるとされる世耕氏を巡っては、総裁選で高市氏支持を呼び掛けたと指摘する声もあった。
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OS5
:2024/10/01(火) 21:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a6850ef765f4e79d09c002a0ed912e15c491f7
「一人良識派」自任する「国賊」発言の村上誠一郎氏 20年ぶり入閣に処分後も残るしこり
10/1(火) 17:54配信
産経新聞
総務相に起用される村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)
自民党の村上誠一郎元行政改革担当相が1日夜に発足する石破茂内閣で総務相に起用される。入閣は初入閣した平成16年以来。村上氏は党内で「一人良識派」を自任し、安倍晋三元首相の政権運営に強く異論を唱え続けたことで知られる。安倍氏が令和4年7月に銃撃され死去した後、安倍氏を「国賊」と呼んだとして1年間の役職停止処分を受けた。処分を終えたとはいえ、死者に向けた心ない言葉を巡り、党内に感情的なしこりを残している。
【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人
■石破氏の思いにじむ登用
「担当範囲が広いから準備が大変だよ」
村上氏は1日、周囲にこう漏らしつつ、20年ぶりの入閣に表情を引き締めた。
村上氏は戦国時代に瀬戸内海を制圧した海軍衆「村上水軍」の末裔(まつえい)で、村上一族の18代目という。立憲民主党の岡田克也前幹事長は義弟に当たる。平成28年6月には『自民党ひとり良識派』(講談社現代新書)という著書も出版した。
石破氏とは昭和61年の衆院選初当選同期の間柄で、平成30年、令和2年の総裁選で石破氏の推薦人を務めた。今回も石破氏を支援し、決起集会では涙ながらに「勝つぞー」と声を張り上げた。
9月28、29日に複数のポジションを石破氏と調整した結果、総務相に任じられたという。論功行賞の色彩より、花形のポストに当てられる機会のなかった「正論を吐く能力ある友人」(石破氏)に対する石破氏の強い思いがにじむ登用となった。
一方、村上氏は安全保障法制、特定秘密保護法に関する法案審議や森友・加計学園問題などを巡って安倍氏に対し厳しく注文を付ける。旧民進党や立憲民主党、共産党などと足並みを合わせるような主張に、安倍氏に批判的な記者から「党重鎮」としてコメント取材を受ける機会は少なくなかった。
■「安倍派に対する宣戦布告」
安倍氏が死去した後は、記者団に対し安倍氏について「国賊」と言い放ったとして、発言内容が報じられた。党紀委員会は令和4年10月、村上氏の発言を事実と認定し、党員としての品位をけがす行為に当たるとして、1年間の党役職停止処分を決めた。当時、石破氏も「私なら、あのような表現は使わない」と苦言を呈していた。
その後、村上氏は記者会見で、「発言を撤回し、深くおわび申し上げる」と釈明し、安倍氏の遺族に謝罪に赴きたい考えも示した。安倍氏に対する思いを問われると「(国賊という)意図は全くなかった」と述べ、10秒以上沈黙した後、「残念に思う。政策について正しいかどうか言っていただけで、(安倍氏に対する)個人的な感情を考慮したことはない」と語った。
3年10月に処分は終えたものの、村上氏の入閣は党内で複雑な感情をもって、受け止められている。
石破内閣の入閣予定者も村上氏の起用に「まずいかもしれない」と表情を曇らせ、安倍氏を慕う旧安倍派(清和政策研究会)の若手は「耐えられない。旧安倍派に対する宣戦布告ではないか」と語る。(奥原慎平)
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OS5
:2024/10/01(火) 21:54:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/980f71e4f7e11ce11b7f66e38b5c3e5665e06dd2
麻生太郎氏、自民執行部の写真撮影を辞す 一礼後退室に石破氏も深々お辞儀、遺恨か慣例か
10/1(火) 12:09配信
産経新聞
自民党臨時総務会に出席する(左から)石破茂総裁、森山裕幹事長、麻生太郎最高顧問=9月30日午後、党本部(春名中撮影)
自民党の石破茂総裁率いる党執行部人事が了承された9月30日の臨時総務会で、最高顧問に就任した麻生太郎前副総裁が集合写真の撮影を辞する場面があった。15年前の首相時、石破氏に退陣を迫られた経緯がある麻生氏。両者の間の溝の深さが早くも露呈したとの見方のほか、慣例上麻生氏が身を引いたとの指摘もある。
【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人
「新たに最高顧問を創設した。麻生太郎くんをお迎えしたい」
石破氏は総務会で、手元の紙に目を落としながら、こう述べた。
最高顧問は常設の役職ではなく、平成6年に退任した中曽根康弘元首相以来となるという。党則によれば、「顧問は総裁又は党執行機関の諮問に応じて意見を述べる」とされ、名誉職の色が強い。
麻生氏も「石破総裁のもと、最高顧問という役職を拝命することになりました。全力を挙げて邁進(まいしん)させていただきます」などと応じた。険しい表情は崩さなかった。
会合が終わると、新執行部での写真撮影が急遽求められたが、席を立った麻生氏は石破氏に向かい、一礼。引き留める声が飛ぶ中、会議室の出口に向かった。
先の総裁選で、麻生氏は石破氏に敗れた高市早苗経済安全保障担当相を支援した。平成21年には麻生内閣の支持率が低下する中、当時農林水産相だった石破氏が麻生氏に退陣を促すなど遺恨が残ったとされる。
会場を後にしようとする麻生氏に対し、石破氏は深々と頭を下げていた。その後は「グータッチ」のポーズを求めるカメラマンに対し、「グータッチ。最近はグータッチなのか」と言いながら、執行部のメンバーらと撮影に応じた。
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OS5
:2024/10/01(火) 22:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f420c1bf75a4d32251f5187413438c54604e1a
石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
10/1(火) 21:55配信
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コメント9件
産経新聞
石破茂内閣
石破茂内閣が1日、発足した。自民党総裁選で石破陣営の推薦人となった6人を閣僚に登用するなど石破首相自身が信頼するメンバーらを据えた。初入閣は13人。閣僚19人の横顔を紹介する。
【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人
◆村上誠一郎総務相 安倍氏を「国賊」発言で処分
石破茂首相と昭和61年の衆院選初当選同期で、首相が平成30年、令和2年の総裁選に出馬した際に推薦人となった仲だ。
安倍晋三元首相に対しては、森友・加計学園問題や安全保障法制などを巡り批判。安倍氏の死去後、「国賊」と発言したとして、党紀委員会から1年間の党役職停止処分を受けた。戦国時代に瀬戸内海で活動した海賊衆「村上水軍」の末裔。
◆牧原秀樹法相 地元のライバルは立民・枝野元代表
総裁選では、上川陽子前外相の推薦人代表として奔走した。愛称は「マッキー」。大学受験中、バラエティー番組にレギュラー出演した異色の経歴を持つ。国際弁護士から政界に転身。環境政務官時代に動物愛護に力を入れ、殺処分ゼロに向けた「牧原プラン」を策定した。
地元のライバルは立憲民主党の枝野幸男元代表で、一度も実現していない選挙区当選が悲願。
◆岩屋毅外相 総裁選では石破陣営の選対本部長
衆院当選9回を重ねるベテランだが、2度の落選で7年の浪人生活を送った苦労人。総裁選では石破茂陣営の選対本部長を務め、石破総裁誕生に奔走した。国防族として知られるが、時の首相に対し持論を展開することも。
ホームページでは趣味のギターの弾き語りの動画や、孫とのセッションの様子の写真を投稿し、普段は見せない一面も披露している。
◆加藤勝信財務相 安倍氏最側近だった「たわし」
総裁選では「国民の所得倍増」を掲げ、政策通ぶりや安定した答弁はSNSでも好評。最下位の9位だったが、政権の要職に起用された。
旧大蔵省出身。義父の加藤六月元農林水産相は安倍晋三元首相の父、晋太郎元外相の側近で、加藤、安倍両家は家族ぐるみの付き合いだった。安倍政権を最側近の一人として支えた。髪質の硬さからSNSでは「たわし」の愛称で呼ばれる。
◆阿部俊子文科相 看護・福祉に精通する元「刺客」
平成17年の衆院選で、郵政民営化に反対した平沼赳夫元経済産業相の「刺客」として、縁もゆかりもなかった岡山3区から出馬。比例復活当選を果たし、現在6期目。数少ない女性閣僚として初入閣となった。
看護師を目指して短大に進学した後、「老人施設の経営者になる」ために米国に留学。博士号を取得した。好きな言葉は、ヘレン・ケラーの「希望は人を成功に導く」。
◆福岡資麿厚労相 参院で返り咲きの苦労人
平成21年の衆院選で議席を失い、翌年の参院選でくら替えして返り咲いた苦労人。自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、所属していた旧茂木派を退会した。
小学2年で剣道を始め、慶大剣道部で副将を務めた腕前を持つ。党厚生労働部会長を務め、厚労行政に明るい。ただ、扱う政策の幅が広い厚労相は、安定感のある国会答弁など求められるハードルは高い。
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OS5
:2024/10/01(火) 22:33:08
◆小里泰弘農水相 阪神大震災時は震災担当相秘書官
証券会社勤務、父の小里貞利元自民党総務会長の秘書を経て平成17年に衆院初当選した。谷垣禎一元総裁の側近で、旧谷垣グループの事務総長を長年、務めた。
23年の東日本大震災では、阪神大震災時の震災担当相秘書官経験を生かし、野党でありながら対策を立案した。農林水産行政にも精通する。趣味は魚をさばくところまでやり遂げる釣り。
◆武藤容治経産相 4代続く政治家一家、父は通産相
衆院当選5回ながら重要閣僚の一つである経済産業相に抜擢された。4代続く政治家一家で育ったが、父・嘉文通産相(現経産相)の秘書、酒造会社経営と多彩な経歴を持つ。経験を生かし、中小企業・小規模事業者対策などに取り組む。
高校時代にアイスホッケー部でインターハイに出場した経験も。所属する麻生派では、「いい人」と評価が高い。
◆斉藤鉄夫国交相 ライドシェアの全面解禁は慎重
公明党枠となって久しい国土交通相を引き続き担う。党代表を退任した山口那津男氏と同じ72歳。15年ぶりの代表交代で刷新が進む中、衆院当選10回のベテランは健在だ。
自動車大手の「型式指定」認証申請不正、自身が慎重なライドシェアの全面解禁といった課題が山積し、手腕が問われる。東工大院出身の工学博士。鉄道とあんこが大好物。
◆浅尾慶一郎環境相 祖父と父は在外公館の大使
曽祖父2人が衆院議員、祖父と父が在外公館の大使を務めた「華麗なる一族」出身。平成10年参院選で民主党公認で初当選。みんなの党結成に参加し、21年に衆院に転身した。
26年の同党解散に際し代表として政党交付金総額14億円超の国庫返納を決断。落選を経験し、令和4年参院選で自民党公認で当選した。赤ワインを好んで飲むが、酒はさほど強くなく、酔うタイプだ。
◆中谷元防衛相 「千手観音大臣」、3度目の登板
元陸上自衛官で、厳しい訓練で有名な「レンジャー隊員」の教官を務めた。安全保障政策に精通し、防衛庁長官時代も含め、3度目の防衛相就任となった。前回は安保関連法の審議で忍耐強さと実直さを発揮し、成立に尽力。びっしり付箋を貼った答弁原稿を用意した様子から、「千手観音大臣」とも呼ばれた。カラオケで強烈な風刺を効かせた替え歌を披露する一面も。
◆林芳正官房長官 音楽と食愛する「ピンチヒッター」
政策全般に通じ、時の政権が閣僚の不祥事などで窮地に陥るたびに後任に起用されてきたことから「政界のピンチヒッター」の異名を持つ。
楽器演奏を得意とし、外相時代はジョン・レノンの「イマジン」をピアノで即興演奏し、各国外相の拍手喝采を浴びた。会食好きで、飲食店予約サイト「食べログ」を重宝。座右の銘は松尾芭蕉が見いだした俳諧の理念とされる「不易流行」。
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OS5
:2024/10/01(火) 22:33:21
◆平将明デジタル相 政界進出前は青果仲卸業を営む
令和3年に解散した旧石破派のメンバー。先端技術の動向に明るく、生成人工知能(AI)などに関する党プロジェクトチームで座長を務める。政界進出前は青果仲卸業を営み、資金繰りに奔走した経験も。平成17年、日本青年会議所会頭選挙に立候補。OBである麻生太郎最高顧問の「影響力」を排除するためだったが、落選。市場で使うモートラ(運搬用の小型車)の操縦も得意。
◆伊藤忠彦復興相 事態急転で悲願の初入閣
入閣が予定されていた他の議員が辞退したため、急遽の差し替えで復興相のポストにすべり込んだ。5期目で悲願の初入閣。旧二階派で二階俊博元幹事長に師事し、国土強靱化や環境分野の政策に明るい。総裁選では河野太郎氏の推薦人を務めた。
父は東海銀行の元頭取で、伯父は山本壮一郎元宮城県知事。小渕恵三元首相の秘書を務めた経験もある。座右の銘は「天下為公」。
◆坂井学国家公安委員長 菅義偉氏最側近の元配管工
菅義偉副総裁の最側近。菅氏を慕う衆院の中堅・若手らでつくるグループ「ガネーシャの会」のまとめ役で、菅政権時代は官房副長官として支えた。総裁選では小泉進次郎陣営の中核を担った。
東大法学部卒で松下政経塾生でもあったエリートだが、熊本県で配管工として働いた異色の経歴を持つ。小学生から大学卒業までは野球漬けの日々。趣味はウオーキング。
◆三原じゅん子こども相 医療制度改革訴え政界入り
TBSドラマ「3年B組金八先生」の生徒役で有名に。女優や歌手として活躍するかたわら、子宮頸がんを患った経験から医療制度改革の必要性を訴え平成22年参院選で初当選。菅義偉副総裁に近く、28年参院選では菅氏の地元・神奈川選挙区から立候補、トップ当選を果たした。
カーレーサーとして活躍していたことも。4月に愛車が盗難に遭ったことが話題になった。
◆赤沢亮正経済再生相 政策通の「石破マニア」
自ら「趣味は石破茂」というほど、同じ鳥取県選出の石破首相の側近を自任する「石破マニア」。旧石破派の政策委員長として過去の総裁選で政策集の作成に携わった。首相が「最後の戦い」とした今回の自民党総裁選でも奔走した。
元国土交通省の官僚で、平成17年の衆院選で初当選。内閣府副大臣や財務副大臣を歴任して政策全般に明るく、国会対策にも精通する。
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OS5
:2024/10/01(火) 22:33:37
◆城内実経済安保相 造反、落選経験の保守論客
外務官僚を経て平成15年衆院選で初当選。安倍晋三元首相に見いだされたが、17年の郵政民営化法案採決では本会議場内での安倍氏の説得を振り切って反対。「刺客」を放たれ、落選の憂き目に遭った。
復党後は保守論客として活動。総裁選では高市早苗氏を支援した。高市氏が顧問の「保守団結の会」幹部で、靖国神社参拝を欠かさない。趣味はレコード収集とサッカー。
◆伊東良孝地方創生相 美術教諭でアマチュア画家
総裁選でいち早く石破茂首相支持を決め、推薦人として勝利に貢献。75歳と遅咲きでの初入閣となった。初当選は60歳だった平成21年衆院選で、自民党への逆風をはねのけた。
農林水産副大臣を2回務めた農水族で、国対副委員長や衆院議院運営委員会理事を経験し、国会運営にも明るい。大学時代に美術教諭の資格を取得。アマチュア画家の顔を持ち、ギターの腕前もプロ並み。
425
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7c6f99eebeb333afc2f23677dc328e9f637210
岸田文雄政権、1094日に幕 外交・安全保障・経済…実績への評価高く再登板の芽も
10/1(火) 19:49配信
産経新聞
花束を受け取り、笑顔を見せる岸田文雄首相=1日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)
岸田文雄前首相は1日、戦後の首相で8番目の長さとなった政権運営に幕を下ろした。反撃能力(敵基地攻撃能力)を盛り込んだ国家安全保障戦略など安保関連3文書を策定し、戦後日本の安全保障政策を転換したほか、賃上げへの注力でデフレ脱却の土台を築いた。自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の責任を取る形となったが、外交・安全保障、経済など政策的な実績への評価は高く、再登板の芽も残す。
【時系列で見る】岸田文雄政権の歩み
■棚上げの政策課題に結論
「3年間、多くの皆さんに支えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」
岸田氏は1日午後、記者団の問いかけに笑顔で答え、官邸を後にした。スタッフからは花束が贈られ、大きな拍手で見送られた。
3年に及んだ岸田政権の最大のテーマは、棚上げになっていた政策課題に結論を出していくことだった。エネルギーの安定供給のため原発の再稼働にかじを切ったほか、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を断行した。
外交では米国のバイデン大統領や、韓国の尹錫悦大統領と強固な信頼関係を築き、日韓関係を修復。日米韓の枠組みを強化し、東アジアの安全保障体制を再構築した。ロシアのウクライナ侵略にあたっては欧米と足並みをそろえた対露制裁とウクライナ支援を実施した。
退陣表明後も中国による日本産水産物の全面禁輸措置の緩和にこぎ着け、任期の最後まで結果にこだわった。周辺は「一点突破ではなく、必要なことを全てやった」と振り返った。
■将来的に岸田氏「1強」か
一方で脆弱(ぜいじゃく)な党内基盤のため、党運営には苦しめられた。就任当初は麻生太郎副総裁(当時)ら重鎮への根回しを怠らなかったが、不記載事件の発覚後は党改革の姿勢を示すため、トップダウンで旧岸田派(宏池会)解散などに踏み切り、調整不足を指摘されることもあった。
9月の総裁選では岸田路線の継承のため石破茂新首相の支援に回り、勝利に導いたことで新たなキングメーカーに浮上した。党有力者の麻生氏や菅義偉副総裁が70〜80歳代と高齢のため、将来的には60歳代の岸田氏の「1強」になるとの見方があり、再登板説が早くもささやかれている。
岸田氏は「俺のことはいい」とけむに巻くが、側近の一人は「いよいよ国難というときには出てきてもらうしかない」と話す。(永原慎吾)
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OS5
:2024/10/01(火) 22:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa0b3f7a440f6b9a47458366e580ab1972675c0
旧安倍派事務局長に有罪判決、事件は節目迎えるも告発相次ぎ再捜査 公選法違反で立件も
9/30(月) 18:50配信
産経新聞
東京地検が入る中央合同庁舎=東京都千代田区
自民党の派閥パーティー収入不記載事件は、最大派閥だった旧安倍派事務局長の松本淳一郎被告に有罪判決が下され、一つの節目を迎えた。だが、その後も告発は続き、東京地検特捜部は再捜査を進めている。事件の余波は収まっていない。
特捜部は昨年12月、政治資金規正法違反の疑いで旧安倍派の事務所などを捜索。1月までに不記載額が計3000万円を超えた国会議員や秘書ら10人を起訴・略式起訴する一方、ほかの議員らは不起訴とし、捜査を一度は終結させた。
だが、事件の端緒の一つとなった告発をした神戸学院大の上脇博之教授らが、政治資金収支報告書への不記載が発覚しても刑事処分がなかった議員らを次々に告発。対象議員は数十人を超えており、特捜部は一部を不起訴としたものの、再捜査を進めている。
一連の捜査の過程では堀井学元衆院議員(52)が有権者に香典を違法に配布していた公選法違反の疑いも発覚した。
堀井氏の不記載額は2000万円弱だったが、特捜部は公選法違反罪と政治資金規正法違反罪の「合わせ技一本」(検察幹部)で略式起訴した。
不起訴とされた議員については検察審査会への申し立ても続いている。検察幹部は「不記載額が相応に高額だが不起訴となった議員について検審がどう判断するか注目している」としている。
427
:
OS5
:2024/10/02(水) 10:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/23da07681af4732f788177f36cac30339687bcb6
石破茂首相に旧安倍派「喧嘩売ってんのか」の声→やりすぎ人事、閣僚ゼロの冷や飯 田崎氏明かす「よっぽど安倍さんに恨み辛みがあったのか」
10/1(火) 23:05配信
デイリースポーツ
石破茂首相
自民党の石破茂新総裁が1日の衆参両院の本会議で102代首相に指名され、皇居での親任式、閣僚の認証式を経て、夜に石破内閣が発足した。
【写真】まるでファッションショー 全身黒でビシッと決めた三原じゅん子大臣→1時間後、雰囲気ガラリで颯爽と登場
発表された閣僚は石破氏に近い議員が重用されているとの指摘もあり、麻生派、旧茂木派、旧二階派からはいずれも2人が入閣したが、旧安倍派からはゼロだった。
テレビ朝日「モーニングショー」では、総務相に起用された村上誠一郎氏が、22年に安倍晋三元首相の国葬への欠席理由を説明する際に、安倍氏について「国賊」と発言したとして、1年間の党役職停止処分を受けていることがテーマとなり、政治評論家の田崎史郎氏は、高市早苗氏の陣営から「俺たちに喧嘩売るのか」との声があがっていると述べた。
石破氏の人事を「総理大臣は絶大な権力なわけですから、身内は控えて、ほかの派閥に譲るということをやってきたんですけど、それをあまりやってない」と指摘。自民執行部の1人も「ここまでやる必要があったのか」と話している、と語った。
またTBS「ひるおび」でも、田崎氏は旧安倍派を「干してる、果たしてこんなこと許されるのかって感じの人事です」「(党内で)勝ち組負け組に関わらず、不評ですね」と述べた。
「よっぽど安倍さんに対する恨み辛みがあったのかなと思うんですよね。この12年間のうっぷんを晴らす象徴のよう」と語った。
428
:
OS5
:2024/10/02(水) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0edd4de2ad5f4f75110fa6f328c21e171d9d2ed
無派閥過半数、「論功」鮮明 若手ゼロ、女性2人 石破内閣
10/2(水) 7:10配信
時事通信
1日発足の石破内閣では自民党の無派閥議員が過半数を占め、「脱派閥」をアピールする陣容となった。
石破茂首相は党総裁選で自らを支えた面々を手厚く処遇し、「論功行賞」の側面も鮮明となった。一方で若手の登用はなく、女性も2人にとどまった。
首相と閣僚計20人のうち無派閥(旧石破グループ、旧谷垣グループ含む)は11人。麻生派、旧茂木派、旧二階派から各2人、旧岸田派と旧森山派から各1人が入った。公明党は従来通り1人。旧安倍派からの入閣はなかった。
村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、赤沢亮正経済再生担当相、伊東良孝地方創生担当相ら6人は総裁選で石破氏の推薦人を務めた。特に赤沢氏は首相の最側近と言える存在だ。小泉進次郎氏を推した坂井学国家公安委員長も、決選投票では石破氏支持に回った。
総裁選の対抗馬では林芳正官房長官が再任され、加藤勝信氏が財務相として再入閣した。関係者によると、両氏については首相が総裁選の論戦を通じて力量を評価したという。
一方、現職閣僚として戦った高市早苗、上川陽子、河野太郎の3氏は内閣を離れた。ただ、上川、河野両氏と小泉、加藤両氏の推薦人は計6人が閣僚に就任。首相と距離を置く高市氏の推薦人からはゼロだった。
全20人の平均年齢は63.6歳。直近の第2次岸田再改造内閣発足時(2023年9月)の63.5歳とほぼ変わらなかった。最高齢は伊東氏の75歳、最年少は福岡資麿厚生労働相の51歳だった。
初入閣は13人。岸田政権からの続投は林氏と公明の斉藤鉄夫国土交通相の2人だ。閣僚はいずれも衆院5回以上か参院3回以上の当選を重ねており、「若手」の起用は見送られた。
女性は阿部俊子文部科学相と三原じゅん子こども政策担当相。共に初めての閣僚だ。民間からの登用もなかった。参院からは福岡、三原両氏と浅尾慶一郎環境相が入った。衆院当選回数の最多は首相と村上氏で、12回を数える。
429
:
OS5
:2024/10/02(水) 11:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/900b4ab53f3b99037beeea1c81255c3c7e2ef832
決戦見据え攻防激化 「論戦なき解散」野党猛反発 内憂外患、揺れる石破自民〔深層探訪〕
10/2(水) 7:00配信
時事通信
自民党新執行部の発足を受けて、記者会見する自民党の石破茂総裁=30日午後、東京・永田町の同党本部
自民党の石破茂総裁が熟議を重んじる姿勢を一変させ、10月27日に衆院選を行う意向を表明した。新政権発足の余勢を駆って衆院解散に踏み切るのは、時間がたてばたつほど政権運営が立ちゆかなくなる恐れがあるとの危機感の裏返しだ。野党は「党利党略」と猛反発。1日召集の臨時国会は冒頭から大荒れの兆しだ。自民内では「石破人事」への不満が渦巻いており、政権発足を前に「内憂外患」があらわになりつつある。
【写真】記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表
◇「変節」
「かなり異例と承知している。理由は(全国の)選挙管理委員会の準備で、それ以外はない」。石破氏は30日、党本部で記者会見に臨み、首相就任を待たずに解散表明を急ぐ理由を問われ、言葉少なにこう語った。
衆院議員の任期満了は約1年後。実務的な準備を考慮するなら、選挙日程に余裕を持たせればいい。「真実を語る」をモットーとしてきた石破氏がつじつまの合わない説明に終始したのは、衆院選の投開票日を日程的に極めて窮屈な10月27日とする理由を合理的に説明できないためだ。
東京地裁は30日、自民派閥裏金事件で旧安倍派の会計責任者に有罪判決を言い渡した。野党各党は同日、「裏金議員」の政治倫理審査会出席を10月1日からの臨時国会で求めることを確認。事件の余波が収まる気配はない。
党内では事件による衆院選への影響は避けられないと懸念が募っており、公明党は新内閣の高支持率を期待できる「ハネムーン」期間が終わる前の解散が望ましいとのメッセージを公然と送る。
石破氏の解散表明と歩調を合わせた動きも着々と進む。自民は30日、臨時国会の会期を10月9日までとする方針を立憲民主党に伝達した。石破氏が総裁選で約束した「衆院選前の十分な質疑」を確保するのは不可能で、「選挙重視」(政府関係者)への「変節」は否めない。
◇「野党分断」
「まさか論戦から逃げるとは思わなかった。がっぷり四つに(組もう)と思っていたが、いきなり張り手で来た」。立民の野田佳彦代表は30日、石破氏の姿勢を痛烈に批判。「政治とカネの議論を一定程度やってから信を問うのがあるべき姿だ」と強調した。
代表就任から間もない野田氏には早期解散を避けたい事情もある。衆院選で目標とする政権交代をたぐり寄せるには野党の候補者調整が不可欠。しかし、10月9日に解散されれば「すみ分けを話す時間もない」(立民関係者)ためだ。
「野党の分断」は第2次安倍政権以降、自民が選挙戦略で最も重視してきた要素だ。立民若手は「議席の大幅な積み上げは難しいかもしれない」と漏らす。
野党は30日、臨時国会を10月9日までとする案を受け入れず、召集前日に会期が決まらない異例の事態となった。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「石破氏は自民を変える前に自分自身が変わってしまった。早くも赤信号がともった」と批判のトーンを上げた。
◇「党内対策」
自民内に目を転じれば、党役員・閣僚人事を巡る不満が充満している。石破氏の人事は自身を支持した議員の処遇が目立つ一方、「裏金議員」を抱える旧安倍派からの起用をほぼ見送った。党内からは「男性ばかり」「どこがオールスターなのか」などの声も上がる。
長年確執のあった麻生太郎元首相には「最高顧問」を用意。森山裕幹事長が29日に麻生氏の事務所に足を運び、何とか政権運営への協力を取り付けた。麻生氏は30日の臨時総務会で「総選挙で必ず安定政権を獲得するようまい進する」と語ったが、この後の写真撮影には加わらず、会議室を後にした。
「早期解散は党内の『反乱』に先手を打つ狙いもある」。自民関係者はこう解説した。
430
:
OS5
:2024/10/02(水) 11:04:55
a6ed0f5c9b45c13a6df890dc7d9e9345
「防災庁設置準備担当相」新設 石破新内閣「ロシア経済分野協力」は置かず
10/1(火) 18:19配信
産経新聞
首相官邸に入る赤沢亮正氏=1日午後(斉藤佳憲撮影)
石破茂内閣の林芳正官房長官は1日、新閣僚の担当を発表した。石破首相が目指す「防災省」設置に向け、新たに「防災庁設置準備担当」の閣僚を置いた。首相の側近である赤沢亮正経済再生担当相が兼務する。
【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人
首相は自民党総裁選の公約で防災省設置を主張し、その前段階として「防災庁」設置を目指すとしていた。
また、新たに「サイバー安全保障担当」の閣僚も設置した。喫緊の課題であるサイバーセキュリティー対策の態勢強化を狙ったとみられる。平将明デジタル相が兼務する。
一方、前政権まで経済産業相が兼任していた「ロシア経済分野協力担当」は今回の内閣で置かなかった。同担当は、平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還をめぐる対ロシア経済協力を具体化するために新設した。だが、2年前のロシアによるウクライナ侵略で状況は一変。その後も歴代政権は担当相を置いていた。
431
:
OS5
:2024/10/02(水) 17:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/251475af9849b61c1476d85c4183808e73b1ee11
無派閥貫き重要ポスト 橘氏、官房副長官に 万葉集朗唱「交代式にとっておきます」
10/2(水) 8:02配信
北國新聞社
官邸からの呼び込みの電話を受ける橘氏=1日午後2時40分、衆院第1議員会館
富山3区選出の橘慶一郎衆院議員が議員生活15年で、官邸の中枢を担う重要ポストをつかんだ。初当選時から派閥には所属せず「無派閥」で活動を続け、一部からは「出世のためには派閥に入った方がいい」と諭される時もあった。派閥政治への不信感が高まる中で風向きは変わり、「脱派閥総裁選」を経て、橘氏の歩みが報われた。
【写真】橘氏の官房副長官が決まり、電話に対応するスタッフ=高岡市内
●「身が引き締まる」
1日午後2時35分、本会議を終え、衆院第1議員会館の事務所に戻ってきた橘氏。「任命されたので、官邸に入ってください」。40分に槌道明宏首相秘書官から電話が入った。「身が引き締まる思い」と緊張した面持ちで官邸に向かった。
約2時間後には初仕事として林芳正官房長官が閣僚名簿を読み上げる会見に同席。参院側の青木一彦、事務の佐藤文俊両官房副長官とともに紹介された。皇居での認証式後は、石破首相の記者会見にも同席し、初閣議に臨んだ。
この日は万葉集をモチーフにした赤色のネクタイを着用した橘氏。国会での質疑で恒例となっている万葉集の朗唱にちなみ、今の心境を聞かれると「明日の副長官の交代式でのあいさつにとっておきます」と笑顔を見せた。
本会議に先立って開かれた自民党代議士会では報告係として最後に仕事をこなした。「内閣総理大臣の指名では投票用紙に石破茂とフルネームを記入してください」と説明し、議院運営委員会理事を辞職した。
事務所には角田悠紀高岡市長らから祝福の電話が相次ぎ、続々とコチョウランが届いた。恒例となっている官邸の階段での記念撮影は深夜に及び、晴れの日の行事を終えた頃にはやや疲れた表情を見せていた。
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OS5
:2024/10/02(水) 17:16:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/66fb5471fb3b23280fecda7cbbe8e9df3b536954
新潟県は閣僚不毛地帯?石破内閣にも入閣なし 「大臣ゼロ期間」は全国最長
10/2(水) 11:51配信
新潟日報
国会議事堂
10月1日に発足した石破内閣の閣僚に新潟県関係の国会議員の名はなかった。新潟県は2012年の政権交代で安倍晋三内閣が発足して以降、約12年間大臣を出していない。新潟日報社の調べでは、大臣ゼロ期間の長さは全都道府県で最長となっている。
自民党では衆院で当選5回以上、参院で3回以上が「入閣適齢期」とされる。新潟県関係では衆院当選6回の鷲尾英一郎氏(比例北陸信越)、衆院当選5回の高鳥修一氏(比例北陸信越)、参院当選3回の佐藤信秋氏(新潟市出身、比例代表)が当てはまる。
だが 鷲尾氏は2019年の自民入党後の当選はまだ1回。高鳥氏は政治資金パーティー裏金事件を巡り4月に党から処分を受けた。佐藤氏は任期満了となる25年夏に引退する意向を示している。
新潟県は戦後、19人が入閣した有力県だったが、衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、勢いを失っている。入閣は、旧民主党政権で田中真紀子氏が文部科学相を務めた2012年10〜12月を最後に途絶えている。
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OS5
:2024/10/02(水) 17:17:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9fc4e9f21f585af517dd72910461441654996a3
石破新内閣、経済閣僚の顔ぶれに抜擢感なく 景気浮揚へ課題山積、キーマンは平デジタル相
10/2(水) 11:34配信
産経新聞
記者団の取材に応じる石破茂首相=2日午前、首相官邸(春名中撮影)
1日発足した石破茂内閣では、経済閣僚の顔ぶれにサプライズはなく、要となる政策の推進役を側近や経験豊富な議員で固めた。首相の弱点とされる経済政策では「デフレからの完全脱却」など前政権の基本路線を踏襲し、安定感に重きが置かれる。景気底上げに向けて課題が山積する中、新内閣には総裁選で首相が打ち出した政策を実現するための具体策が求められる。
【一覧表で見る】石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
石破ショック-。自民党総裁就任を受け、9月30日に株価が一時2千円超も下落したことはこう揶揄(やゆ)された。首相の経済政策を巡る不透明感は根強く、市場関係者の悲観的な見方を払拭できるかが喫緊の課題だ。
大黒柱である財務相と金融担当相には、総裁選で安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げた加藤勝信氏を起用。石破氏は総裁選で金融所得課税の強化に言及し、市場の警戒感が強まった経緯もあることから、軌道修正を急ぐ。
加藤氏は自民党税制調査会で各年度の重要テーマの結論を固める「インナー」のメンバーとして税制改正に関わり、厚生労働相や官房長官として働き方改革などにも取り組んだ政策通。旧大蔵省OBでもあり、財務省幹部も「よく存じ上げている方」「政策の理解は早そう」と期待を込める。
経済・財政政策の司令塔である経済再生担当相を任されたのは、総裁選で石破陣営の経済政策のブレーンを務めた最側近の赤沢亮正氏だ。物価を上回る賃上げや最低賃金の引き上げ前倒しなどの実現に向け「どのように加藤氏とバランスを取り、経済運営を進めるかが注目される」(野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト)。
石破カラーの経済政策では地方創生を担う地方創生担当相に伊東良孝氏、農業振興を担う農林水産相に小里泰弘氏と、総裁選で推薦人を務めた2人を充てた。
もっとも、首相は地方経済や農業のテコ入れにデジタル技術の活用を挙げており、デジタル相に就いた平将明氏がキーマンになる。平氏は自民党の人工知能(AI)活用などの作業チームで座長を務める党きってのデジタル通。行政改革のためデジタル化を急ぐべきだというのが持論で、改革のスピード感も期待される。
エネルギー政策でも原発活用を打ち出した前政権の路線をおおむね引き継ぐ見通しだ。ただ、首相は当初「原発ゼロ」にも言及しており、電力業界などでは方針転換が本物か訝(いぶか)しむ声もある。とはいえ、経済産業相に就いた武藤容治氏は自民党の総合エネルギー戦略調査会事務局長や経産副大臣を歴任するなどエネルギー政策に明るく、「現実的な政策運営を推進するだろう」(経産省幹部)と期待する声が上がっている。(万福博之、永田岳彦)
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OS5
:2024/10/02(水) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1686444ad146e7cf50098a3db91fbadfdb3bd88
「選挙の顔」小泉氏出番 無党派取り込みに期待、拙い論戦力に疑問視も 自民選対委員長就任
10/1(火) 9:58配信
西日本新聞
小泉進次郎氏
自民党の選挙対策委員長に就任した小泉進次郎氏は、初めて臨んだ記者会見で「(次期衆院選では)一人でも多くの仲間を当選させたい」と意気込んだ。起用は高い知名度や発信力を武器に無党派層への浸透を図る狙いがある。小泉氏にとっては総裁選で支持が伸びなかった党員にアピールして「次」に備える好機。ただ、論戦力不足が露呈した今、「選挙の顔」に疑問を投げかける声もある。
「党一丸となって、しっかりと結果を残せるよう全力を尽くす」。会見で力強く語った小泉氏。周辺によると、9月27日の投開票の数時間後には石破氏側から打診された。森山裕幹事長からも「頼むな」と連絡があったという。「全国を飛び回り、無党派層の掘り起こしを期待されているのだろう」と小泉氏周辺はみる。
総裁選で3位だった小泉氏。議員票こそトップの75を獲得したが、党員票は61にとどまった。各地で「応援弁士」を務めれば、党員に顔を売ることができる。初めての党の要職。経験豊富で「党人派」の森山氏の下で、候補者調整などの難題で汗をかくことができるか、早速試される。
一方、起用した石破氏は小泉氏に対し、「若さ、華やかさ、人気があるのは良いこと」と総裁選中に持ち上げていた。中盤以降失速したとはいえ国民人気は高いままとみられ、党内融和の観点からも執行部に引き入れたことで「ウィンウィン」と石破氏周辺は解説した。
小泉氏陣営で支えた中堅議員は「総裁選では『経験を積みなさい、勉強してください』ということを突き付けられた。まずは“選挙の顔”として頑張ればいい」とエールを送る。総裁選の討論での拙さから、党関係者は「客寄せパンダでいいのか。(総裁選で)メッキははがれた。国民をばかにしているのでは」といぶかしむ。
敗戦を財産にし、次もこのチームで戦いたい-。小泉氏は30日午前、総裁選で支援を受けた議員の秘書を集め、「来たるべき再挑戦」に意欲をにじませた。
(金子晋輔、小川勝也、村田直隆)
西日本新聞
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OS5
:2024/10/02(水) 20:37:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f15032d13431061888093a8b98ad35264d1585
挙党態勢とは無縁の「お友達内閣」 自民内から石破首相に不満の声 衆院選前に揺らぐ結束
10/2(水) 19:53配信
産経新聞
初閣議を終え、石破茂首相(前列中央)と記念撮影に臨む新閣僚ら=1日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)
2日に本格始動した石破茂内閣を巡って、自民党内で不協和音が生じている。新閣僚に先の総裁選で首相を支えた推薦人や、自らに近い「国防族」が目立つ一方、40代以下の若手の起用は皆無で、女性閣僚も2人にとどまったからだ。衆院選を目前に党の結束は早くも揺らぎつつある。
【石破新内閣の顔ぶれ】俳優に元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
「所管内容の状況や本人の手腕、経験を踏まえて首相が起用したものだ」
林芳正官房長官は2日の記者会見で、新内閣の人選の経緯をこう説明した。
だが、首相の「お友達偏重」は隠しようがない。村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、最側近の赤沢亮正経済再生担当相ら計6人はいずれも総裁選で首相の推薦人を務めた。岩屋氏や中谷元防衛相ら首相と同じ国防族の起用も目立つ。
特に波紋を呼んでいるのが、安倍晋三元首相の死後に安倍氏を「国賊」と呼び、役職停止1年の処分を受けた村上氏だ。2日の会見では「遺族に謝罪した。もう終わったものと考えている」と火消しに走ったが、党内では「(安倍長期政権下で)『冷や飯』を食べる期間が長すぎて怨念のようなものを感じる」(旧安倍派の中堅議員)と首相への不信感を招いている。
■「若手抜擢する気ない」指摘も
衆院選の目玉となる若手や女性閣僚を積極的に登用しようとした形跡もない。直近の第2次岸田文雄再改造内閣には40代が2人いたが石破内閣はゼロ。先の総裁選で小泉進次郎選対委員長を支援した中堅議員は「普通ならば総裁選で戦った(49歳の)小林鷹之元経済安全保障担当相を閣僚に起用する。人事を見て若手を抜擢する気がないことがよく分かった」と突き放す。
直近の内閣で5人いた女性閣僚も2人に減少した。そのうちの一人の三原じゅん子こども政策担当相は2日の記者会見で、「適材適所の結果と受け止めている」と述べるにとどめた。
岸田前首相は不記載事件で後退した党勢回復に向けて今回の組閣で「ドリームチーム」の誕生を望んだ。しかし、挙党態勢とは程遠い陣容に党内では「まったくドリームチームじゃない」(別の中堅議員)といった声が大勢だ。(永原慎吾、竹之内秀介)
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OS5
:2024/10/02(水) 21:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c21e5e0dbd061724066b084426dc310bc51849
衆院選、小泉進次郎氏が「次の首相」へ正念場の応援行脚 石破氏「殺人的な忙しさになる」
10/2(水) 20:37配信
産経新聞
自民党議員の国政報告会で気勢を上げる小泉進次郎選対委員長(中央)=2日午後、石川県七尾市(竹之内秀介撮影)
自民党の小泉進次郎選対委員長は2日、石川県入りし、地震や記録的豪雨で被災した能登半島を視察するとともに、県選出国会議員らの支援を訴えた。次期衆院選が目前に迫る中、「選挙の顔」として全国の激戦区でテコ入れを急ぐ。先の総裁選では地方票が伸び悩み3位に終わった。衆院選で結果を残せなければ「次の首相候補」のイメージが崩れかねず、初の党四役就任から早くも正念場を迎えている。
【写真】小泉進次郎氏、政界きっての〝人たらし〟 人の顔や名前をすぐに覚える記憶力があり…
小泉氏は2日、石川県七尾市で開かれた西田昭二総務政務官=衆院石川3区=の国政報告会に出席し、「私は総裁選に負けたが、西田さんを負けさせるわけにはいかない」と呼びかけた。会場からは拍手が起き、根強い人気ぶりを見せつけた。西田氏は令和3年の前回衆院選で、立憲民主党候補に約4000票差で辛勝しており、今回も接戦が予想される。
石破茂内閣発足に伴う「ご祝儀ムード」が期待できるとはいえ、派閥のパーティー収入不記載事件に端を発した自民への逆風は止んでいない。小泉氏は周囲に「このままでは自民候補がバタバタと倒れかねない。先頭に立って全力で全国を回るしかない」と危機感をにじませる。
小泉氏はこの日、同県羽咋市長選に出馬した自民系候補の応援にも入った。地域で一定の集票力を持つ首長候補にも目配せし、衆院選に向けて地固めをしたいとの思惑が透ける。首相からは「殺人的な忙しさだが、よろしく」と伝えられているという。
高い知名度と巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は、平成21年の初当選直後から応援弁士として全国で引っ張りだことなった。自民重鎮は「演説力にかけては党内トップクラスだ」と太鼓判を押す。
小泉氏は総裁選の1回目の投票で、国会議員票を最も多く獲得したが、選択的夫婦別姓制度導入などの訴えが響かずに地方票で苦戦した。総裁選で小泉氏を支援した閣僚経験者は「選対委員長として汗をかく姿を見せることが党員の支持拡大につながる」と指摘する。(竹之内秀介)
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OS5
:2024/10/03(木) 16:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/197c95235b30bb2203cecb7932a3457075e0de5a
外相で入閣、岩屋毅氏は落選も2度経験…妻「足踏みが長い夫だが皆さんが諦めず支えてくれたおかげ」
10/3(木) 10:42配信
読売新聞オンライン
首相官邸に入る外相が決まった岩屋氏
1日に発足した石破内閣で、大分3区の岩屋毅・衆院議員(67)が外相として2度目の入閣を果たし、地元関係者からは喜びの声が相次いだ。大分県関係国会議員の入閣は、2019年9月に発足した第4次安倍再改造内閣で沖縄・北方相に就いた自民党の衛藤晟一参院議員(77)(比例)以来。難しい国際情勢下での重任に「経験を生かして、手腕を発揮してもらえると思う」との期待に沸いた。
【写真】入閣発表をテレビで見て拍手する知子夫人ら
大分県別府市の事務所では、支持者ら約30人が組閣の状況をテレビで見守った。岩屋氏が首相官邸に入る映像が流れると、一斉に歓声と拍手が起こった。
岩屋氏は、政治改革を唱えて新党さきがけに参加し、新進党を経て自民党に復党した。2度の落選も経験した。支持者と一緒に見守っていた知子夫人(62)は「足踏みが長い夫だが、皆さんが長く諦めず、支えてくれたおかげ」とあいさつ。その後の取材に「地元や全国の観光地のために力を発揮してほしい」と話した。
18年10月〜19年9月に、防衛相を務めた岩屋氏。後援会の女性部「あおぞら会」の緒方里恵子会長(66)は「中国、ロシアとの関係、台湾有事など課題が多いが、平和を守る外交をしてくれると思う」と期待を込めた。
岩屋氏の地元・別府市は、多くの国々の留学生を受け入れている立命館アジア太平洋大(APU)もある国際色豊かな都市。同市にはロシアの侵略を受けるウクライナからも、15世帯28人(1日現在)が避難している。
避難民を支援している同市のNPO法人「Beautiful World」の小野ヤーナ理事長(42)は岩屋氏の外相起用を受け、「直接話を聞いてもらったこともあり、避難民の現状を含む日本で暮らす外国人への理解はあると思う。ウクライナと日本のつながりが深まることを期待している」と歓迎した。
佐藤知事は1日の定例記者会見で「日本を代表し、各国と交渉する大変重要な職責にあたる。大分の国際化も支援してくれるとありがたい」と語った。
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OS5
:2024/10/03(木) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0962fc781aab114de08fadfa8d971a893b96454f
異例の“居抜き人事”に…大半を再任にした石破内閣 副大臣と政務官人事が決定 立憲・野田代表は衆院選での野党候補一本化へ本格調整
10/3(木) 13:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
石破首相は、3日、副大臣と政務官の人事を決定し、衆議院の解散総選挙を月末に控える中、大半を再任させる異例の「居抜き人事」となった。
林官房長官:
所管分野の状況や本人の手腕や経験などを踏まえて行われた。
石破内閣の副大臣と政務官人事は、午前の閣議で決定した。
10月27日に衆議院の解散・総選挙の投開票が控えているため、人事は副大臣が大臣として入閣し、空席となった財務・文科副大臣と公明党の議員のポスト以外は再任となった。
本格人事は選挙後に行われる予定だ。
副大臣は午後に皇居での認証式を経て、夕方に初めての会議を開く予定だ。
立憲・野田代表「裏金問題まだ終わっていない」
また、立憲民主党の野田代表は、次の衆議院選挙での野党候補の一本化に向けて、他の野党と相次いで党首会談を行い、本格的な調整に入った。
立憲民主党・野田佳彦代表:
裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について認識を共有することができた。
国民民主党や日本維新の会との党首会談で、立憲側は自民党派閥の裏金事件に関係した議員の選挙区で、野党の対抗馬の一本化を呼びかけた。
これに対し、国民民主は慎重な姿勢を示し、維新は今後擁立する場合には立憲側と協議する方針を伝えた。
党首会談は、3日午後には共産党とも予定している。
(「Live News days」10月3日放送より)
Live News days
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OS5
:2024/10/03(木) 17:04:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/853daacd640f35135ddfc774d1e49d403ac5b795
文科副大臣に武部新氏 衆院選控え、自民の大半は再任
10/3(木) 11:04配信
共同通信
首相官邸
政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。27日投開票の衆院選を控え、自民党の副大臣・政務官の大半が再任された。副大臣は皇居での認証式を経て初の会議を開く。
1日に就任した石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。多くを再任するのは現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散となり、時間的な制約が生まれたことが背景にある。一方、同様に発足直後に衆院を解散した2021年の岸田内閣では、副大臣・政務官を大幅に入れ替える人事を行った。
今回副大臣に登用された武部、斎藤両氏の前任は閣僚に就任した阿部俊子、赤沢亮正両氏。阿部氏は文科相、赤沢氏は経済再生担当相として入閣し、副大臣が空席となった。
公明党の副大臣・政務官計6人は全て交代した。副大臣は復興に輿水恵一衆院議員、財務に横山信一参院議員、厚生労働に鰐淵洋子衆院議員を起用。政務官は文科に金城泰邦衆院議員、農林水産に庄子賢一衆院議員、経済産業に竹内真二参院議員を充てた。
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OS5
:2024/10/04(金) 06:31:22
公明議員のこと無視
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ffb006856288452092834f30c0030111121a55
48人中交代は2人 石破首相 副大臣・政務官人事も「刷新感」なし「らしさがどんどん消えている」
10/4(金) 5:30配信
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コメント34件
スポニチアネックス
石破茂首相
政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定し、文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。武部、斎藤両氏の前任は、閣僚に就任した阿部俊子(文科相)、赤沢亮正(経済再生担当相)両氏。自民から任命されている副大臣・政務官48人のうち交代したのはこの2人の副大臣のみで、ほかは再任。新内閣もふたを開けてみれば女性閣僚は2人。国民から期待されていた“刷新感”とは程遠い人事が続いている。
石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。“ほぼ再任”の人事の背景には、現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散で時間的な制約が生まれたことと、27日投開票の衆院選前に新たな失言やスキャンダルのリスクを回避する狙いもあるとみられる。政治評論家の伊藤惇夫氏は「(裏金事件で)安倍派からも起用できないので選択肢が狭まった」と指摘。「早期解散を最優先にしたことで、人事も含め、石破氏らしさがどんどん消えている」とした。
衆院選の最大のテーマでもある「裏金議員」の公認問題もなし崩し的な対応になりそうだ。非公認、小選挙区で公認はするが比例区での重複立候補は認めない、支給する公認料(選挙活動資金)の減額などのペナルティー案が現時点で挙がっている。石破氏は総裁選出馬表明で「公認するにふさわしいかの議論は徹底的に行われるべきだ」と非公認も辞さない姿勢を見せたが、その後トーンダウン。伊藤氏は「非公認にするのは難しいだろう。石破首相にとっては、比例重複を外せるかどうかだ。ただ有権者は非公認にできるかどうかを見ている」とした。
総裁選では選択的夫婦別姓の導入に前向きだったが、総裁に選出後に公明党と交わした連立政権合意文書にはその項目はなかった。「選挙を乗り切れば政権も安定し軌道に乗る、やりたいことはそれ以降に、と考えているのではないか」と伊藤氏。総裁選で訴えた日米地位協定の改定については「大統領が誰になるかにもよるが、米国は前向きではない。政権安定後に手をつけることに期待したいが、実現できれば歴史に名を残す政権になる」とその難しさを指摘。石破氏は金融所得課税の強化についても軌道修正した。“ブレっぷり”に有権者は困惑するばかり。投票行動に大きく影響する可能性も否定できない。
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OS5
:2024/10/04(金) 21:41:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/18ffaafaa8d1b4f8656a45c45a68aaf30c6832b4
「新三頭政治」政権が船出 森山氏存在感、旧安倍派に不満も 予算委拒否に野党猛反発〔深層探訪〕
10/4(金) 7:00配信
時事通信
初閣議を終え、記念撮影する石破茂首相(前列中央)と閣僚ら=1日午後、首相官邸
石破茂内閣が27日投開票の衆院選に向けて臨戦態勢で始動した。自民党役員や内閣の布陣では、党内基盤が極めて弱い石破首相に代わり、調整力に定評がある森山裕幹事長の存在感が高まる一方、総裁選で争った高市早苗前経済安全保障担当相の要職起用や旧安倍派からの入閣が見送られ、党内には不満が募る。政権発足直後の高支持率を期待した「超早期解散」戦略を巡り、野党は、国会論戦を重視するとした当初の首相発言との「矛盾」に猛反発。臨時国会の初日から与野党が激突した。
【写真】天皇陛下から任命を受ける石破茂首相
◇「国賊」発言
石破内閣の閣僚19人のうち、6人は総裁選で首相の推薦人に名前を連ねた議員。「非主流派」とされたメンバーを積極的に登用したのが特徴だ。
首相が率いた旧石破派に所属した側近の赤沢亮正経済再生担当相、平将明デジタル相が初入閣。安倍晋三元首相を「国賊」と表現し、党の処分を受けたこともある村上誠一郎総務相の起用には、旧安倍派などから「反発が大きい」(石破内閣の閣僚)。
首相と同じく防衛相経験者の岩屋毅氏を外相、中谷元氏を防衛相に充てた。党の政策責任者である政調会長にも小野寺五典元防衛相を起用。「国防族」政権の色彩が強まる一方、首相の人脈の狭さを露呈した形だ。
◇党内で「政権交代」
権力構図は一変した。岸田政権では岸田文雄首相(当時)、麻生太郎副総裁(同)、茂木敏充幹事長(同)の三者が「三頭政治」と称して政権運営を担ったが、麻生、茂木両氏は中枢から退いた。
石破政権は、森山氏と菅義偉副総裁が首相を支える「第2回三頭政治」ともいえる体制。非主流派だった石破氏と菅氏らによる党内「政権交代」が起きた格好だ。人事面では、菅氏に近い坂井学国家公安委員長らを閣僚に起用した。
加藤勝信財務相は、総裁選の決選投票で高市氏に投票したものの、菅、森山両氏が強く推薦し、重要閣僚として処遇された。党幹部は「旧茂木派出身の加藤氏を重用することが茂木氏へのけん制になる」と解説した。
◇短期決戦へ攻防
首相は森山氏の進言を受け入れ、10月総選挙を決断した。政権発足直後の「ハネムーン期間」に踏み切る衆院選で勝利し、求心力を高めたい狙いだ。短期決戦をにらみ、4日にも衆院選公約をまとめる。
首相は総裁選中に、衆院解散の前に予算委員会などを開き、与野党論戦を重視すると大見えを切った。この「食言」に野党は強く反発。予算委開催を求めたが、与党は拒否。国会初日から日程を巡り与野党が紛糾し、衆院本会議の開会時間が30分遅れた。
9日の衆院解散を前提に、与党は臨時国会の会期を「9日まで」と提案。会期に関する衆院本会議採決の直前、立憲民主党の小川淳也幹事長が異例となる反対討論に立ち、「国会を9日間で閉じることは何もやる気がないのと全く同じだ」と糾弾した。
こうした批判に対し、首相は1日夜の記者会見で「国民に早く信を問うべきだ。判断いただける材料を提供することに努める」と反論した。
与野党は、4日に首相の所信表明演説を行うことでは合意したが、各党代表質問などその後の日程は決まらなかった。麻生派の閣僚経験者は石破政権について「国会運営が乱暴だ。もっと丁寧にやるべきだ」と指摘した。
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OS5
:2024/10/05(土) 17:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a5d3d553564a5a2157654e6f98cd7e12855b3a6
「党高政低」、森山裕幹事長の強みは【解説委員室から】
10/5(土) 10:30配信
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コメント19件
時事通信
首相官邸に入る自民党の森山裕幹事長=1日、東京・永田町
1日に就任した石破茂首相(67)は、自民党総裁選での発言を翻し、野党と本格論戦をせずに9日に衆院を解散(15日公示、27日投開票)する方針だ。説き伏せたのは森山裕幹事長(79)。新政権が発足するや、官邸よりも党の影響力が強い「党高政低」が鮮明となった。党を牛耳る森山氏の強みは?(時事通信解説委員長 高橋正光)
【ひと目でわかる】石破内閣の顔触れ
◇トップ狙わぬ大番頭
森山氏は1945年4月、鹿児島県鹿屋市生まれ。働きながら高校の夜間部に通った苦労人。中古車販売会社を設立し、事業が軌道に乗ると、鹿児島市議選に出馬。市議を23年間務め、98年の参院選で初当選(鹿児島選挙区)した。そして、党税調のドンと言われた山中貞則氏の死去に伴う2004年4月の衆院補選(旧鹿児島5区)で衆院にくら替えし、当選7回を数える。
この間、第2次安倍晋三政権で農水相として初入閣。その後、国対委員長に就き、歴代最長の1534日間務めた。さらに、選対委員長、総務会長を経て、石破政権発足に伴い幹事長に就任した。
自民党の歴史を振り返っても、地方議員や首長を20年以上務めてから国政に転じ、ナンバー2の幹事長に上り詰めたのは、森喜朗政権の野中広務氏くらい。経歴からも稀有(けう)な政治家だ。
森山氏が安倍、菅義偉、岸田文雄の三つの政権で、絶えず要職を任された理由の第一は、年齢的にトップを狙う野心がなく、首相に忠誠を尽くし、職務に励んだことだ。任命権者の首相にとっては、要職を任せて力をつけても、寝首をかかれる心配がない。安心して仕事を任せられ、抜群の調整力を発揮して必ず結果を出す。貴重な存在と言える。
岸田政権の末期、岸田前首相と「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充前幹事長との関係が、ぎくしゃくしたことと対照的だ。
◇「犬猿」の二人と良好
二つ目の強みは、豊富な政界人脈だ。石破首相が総裁選の決選投票で、高市早苗前経済安保相を逆転したのは、菅元首相が後見役を務める小泉進次郎選対委員長の陣営、岸田前首相が率いた旧岸田派それぞれの大半が、支持に回ったから。この結果、菅、岸田両氏がキングメーカーとして、政権に君臨することになった。
一方、3年前の総裁選で菅氏を不出馬に追い込んだのは岸田氏。そして今回、岸田氏の追い落としに動いたのは菅氏。まさに「犬猿の仲」だが、石破首相が安定して政権を運営するには、両氏への配慮が欠かせない。さまざまな課題で両氏の間に立ち、調整できるのは、それぞれと良好な関係にある森山氏以外、見当たらない。
また、石破首相が衆院選を乗り切れば、次の「政治決戦」は来年夏の参院選。その前に、来年1月召集の通常国会が控え、野党と全面対決となるのは必至だ。
歴代最長の国対委員長の在職期間が示すように、立憲民主党などの野党に太いパイプがあるのは明らか。国会を乗り切る上でも、森山氏の豊富な野党人脈は貴重だ。長く「党内野党」的な存在で党内外に足場がない石破首相が、森山氏に幹事長を依頼したのは、政権維持という点では妥当な判断だろう。
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OS5
:2024/10/05(土) 17:31:03
公明・学会と太いパイプ
三つ目の強みは、公明党や同党の支持母体である創価学会とのパイプだ。第2次安倍政権で連立を組む公明党とのパイプ役を務めたのは、官房長官だった菅氏。菅氏はしばしば懇意の学会幹部と直接連絡を取り合い、安倍氏の了解を得て、政策として実現させた。この構図は、菅政権になっても変わらなかった。
しかし、岸田政権が発足し、「公明嫌い」とされる麻生太郎前副総裁と茂木前幹事長が党の実権を握ると、公明党とのパイプが一気に細くなった。象徴的な例が、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う、自民、公明両党の候補者調整を巡る対立だ。反発した公明党は東京での選挙協力の打ち切りを一方的に通告。当時幹事長の石井啓一代表は「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と自民党を激しく非難した。
こうした岸田政権にあって、公明党との関係修復に務めた1人が森山氏。旧安倍派などの裏金事件を受けた政治資金規正法の改正が焦点となった先の通常国会の最終盤。パーティー券購入者の公開基準について、公明党が押し切られる形で両党幹事長は「10万円超」とすることで大筋合意した。
ところが、これが報じられるや、野党各党は「自民党と同じ穴のむじな」と公明党を揶揄(やゆ)。学会内から激しい不満が噴出し、あわてた山口那津男代表(当時)は、総務会長の森山氏に事情を説明し、さらなる譲歩を求めた。
森山氏は首相の岸田氏と「譲歩やむなし」を確認すると、菅元首相に協力を要請。菅氏の了解を取り付けると、岸田氏は、麻生、茂木両氏の反対を押し切り、公開基準を「5万円超」とすることを決めた。
この結果、党や学会幹部の森山氏に対する信頼が一気に高まった。石破政権では、森山氏が公明・学会との最大のパイプ役であるのは間違いない。
森山氏が公明党との関係を重視するのは、鹿児島市議時代に薫陶を得た地元の二階堂進元幹事長の影響もある。二階堂氏は、公明党の仲介を得て、日中国交回復を実現した田中角栄元首相の側近。二階堂氏から、交渉の一端を聞かされている。
◇衆院選勝利なら「石山茂裕」政権
衆院選で自民党が単独過半数を維持できれば、石破政権は国民から信任されたことになり、石破首相の求心力は高まるだろう。同時に、選挙を指揮、勝利に導いた森山幹事長の影響力もさらに強まるのは確実。「党高政低」の実態が変わることはないだろう。
石破政権は事実上、石破首相と森山幹事長の2人の政権。政界で、それぞれの性と名から一文字ずつ取り「石山茂裕政権」と呼ぶ声が聞かれるかもしれない。
もっとも、野党各党は発言のブレが目立つ石破首相を「変節した」などと厳しく批判しており、国民がすんなりと信任するかは分からない。審判は27日に下る。
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OS5
:2024/10/06(日) 16:12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/493b1672bcab343bf38ef831bd8d6d329c145cff
「高市、用意しとけ」次の総裁選に向けた麻生氏の助言 高市早苗氏が目指す総理の座 石破政権の次を見据え課題払しょくに動き
10/6(日) 6:32配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
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総裁選直前の9月24日、報道各社の世論調査で高市氏の支持率が次第に上がっていく中、高市氏の総裁選を支えてきた側近議員はしみじみとこう語った。
【写真で見る】麻生氏と菅氏が隣り合わせ 本会議場で石破総理の演説を見る2人の表情
高市氏の側近議員
「去年の勉強会発足の頃を考えると、今の状況は予想外の展開になっている」
前回とは違い、後ろ盾となってくれた安倍元総理はもういない。しかし、高市氏は安倍氏から「戦い方を教えていただいた」と話す。安倍氏の薫陶を受けた高市氏の、1年にも渡る総裁選の戦いを追った。
■安倍元総理なき総裁選 仲間づくりへ「日本のチカラ研究会」発足
2021年の総裁選では安倍元総理の後ろ盾を得て、「泡沫候補」から岸田文雄氏に次いで2番目の議員票を獲得するなど善戦した高市氏。来たるべき総裁選に向けて高市氏が取り組んだのが「仲間作り」だった。
そこで高市氏を中心として去年11月中旬に立ち上げたのが「日本のチカラ研究会」。総合的な国力強化のために外交や防衛などについて講師を招いて月に1〜2回勉強会を開くもので、入会者は当初50人にのぼった。
しかし政局的な動きと自民党内では受け取られたため、自民党幹部からは公然と批判の声があがることになる。
世耕参院幹事長(当時)
「現職閣僚がこういう形で勉強会を立ち上げるのは、私はいかがなものかと思っている」(11月17日の会見)
批判的な声が上がる中、派閥に所属している議員は勉強会に参加しづらいこともあり、参加者は終始10〜19人にとどまった。また、勉強会設立をきっかけに、2021年の総裁選で高市氏のことを支えた議員の一部は高市氏と距離を置くことになり、参加人数は最後まで、総裁選立候補に必要な推薦人の数である「20人」を超えることはなかった。
紆余曲折あった「日本のチカラ研究会」だが、臨時国会が始まったら勉強会を再開することが決まっている。純粋な勉強会ではなく、政局的な動きを見せるのか。今後の動きが注目される。
■総裁選に関する言動を戦略的に封印 まずは悲願の重要法案成立へ
高市氏は2回目となる総裁選の出馬に、かねてから意欲を隠さなかった。
高市氏
「まずはセキュリティ・クリアランスを仕上げます。そしてまた(総裁選を)戦わせていただきます」(2023年10月、民放BS番組)
「『身を屈して、分を守り、天の時を待つ』という心境」(1月8日、ラジオ番組)
高市氏は年明けまでは総裁選の出馬について公然と意欲を示してきたものの、2024年の通常国会に入ってからは経済安保担当大臣就任以来の悲願であったセキュリティ・クリアランス制度の成立に奔走していたこともあり、総裁選に関する発言が聞かれなくなった。
その背景として、高市氏に近い議員は「出る杭は打たれやすい。総裁選に関する言動を早い段階ですることはマイナスに働く」と考えて、意欲が表に出ないように高市氏に助言していたことがある。7月31日に「日本のチカラ研究会」の参加者と都内のホテルで懇親会を開いた際も、記者やカメラが待っていない裏口からホテルに入る徹底ぶりであった。
こうした中、8月14日岸田前総理が突如、総裁選不出馬を表明。この日を境に永田町は一気に総裁選ムードに包まれていく。これまで総裁選に関してノーコメントを貫いてきた高市氏も、8月下旬に出馬の意向を周辺議員に伝達した。
そして“過去最多”9人の候補による総裁選レースがスタートすることになる。
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OS5
:2024/10/06(日) 16:12:31
■禁断のリーフレット送付問題 党内に禍根を残す形に
総裁選の1回目の投票で勝敗の左右を握る地方票について、当初は石破氏と小泉氏が優勢と見られていて、高市氏は両者と差が開いているというのが世論調査の大方の結果だった。
しかし、報道各社の自民党員を対象とした世論調査では、日を追うごとに高市氏の数字が伸びていく。こうした中、9月9日、高市氏側が作成した政策リーフレットが自民党員らに届いたという報告が相次いだ。
自民党の選挙管理委員会が“党員らへの文書の郵送を告示前から禁止する”ことなどを決めた後に届いたことから、他の陣営や党員らから“ルール違反ではないか”などと抗議の声が相次いで上がった。
石破陣営議員
「あれがありなら、次から皆同じ事をする。やった者勝ちを許してはいけない」
自民党幹部
「総裁選の正当性が問われることになる。事実上総理大臣を決める選挙で、ルールを守るようにと言わなきゃいけないこと自体情けないよな」
また、このリーフレット送付問題は自民党の政治資金不記載問題と本質的には変わらないという指摘も。
別の石破陣営議員
「高市陣営がやってることって、裏金づくりと同じだと思う。『やっても良いと思っていた』、『ルールを逸脱していない』。これって、政治資金不記載議員の弁明と一緒だもん」
高市氏側は「発送したのはルールが決まる前。リーフレットでは総裁選挙には全く触れておらず、党の方針に一切違反はしていない」と反論。林官房長官や石破元幹事長の陣営などは選挙管理委員会に抗議したが、管理委員会は「注意は既にしているから、追加の処分は行わない」ことを決定した。
“リーフレット問題”は高市氏の選挙戦に逆風になるかと思われたが、これ以降も世論調査の数字は下がることはなかった。
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:
OS5
:2024/10/06(日) 16:12:54
■1位となった1回目投票結果 「どよめき」と「愕然」
迎えた9月27日、運命の投開票日。
マスコミ各社が、高市氏が固めた議員票は30〜40票と伝える中、地方票でどれだけ上乗せできるかが、決選投票に進むためのポイントと見られていた。
午前、各都道府県連で地方票が開票されていく。石破氏と高市氏が頭一つ抜けていて、議員票次第では1回目の投票で1位となって決選投票に進める可能性があるとの情報に接した高市氏は「よしっ!」と呟き、気合を入れて総裁選の会場である自民党本部8階ホールへ向かって行った。
そして1回目投票の結果発表では…。
総裁選管理委員会・逢沢一郎委員長
「議員票は高市早苗君、72票」
この瞬間、自民党本部でテレビ中継を見ていた記者からは「どよめきの声」があがった。というのも、前述した報道各社の倍の数字だったからだ。
しかし、高市陣営の中心メンバーは72票という数字に”悪い意味で”「愕然とした」と言う。
高市陣営幹部
「マスコミの皆さんは低く報道されてたけど、基礎票で54票は見込んでいた。そこに麻生さんと世耕さんの力添えで上乗せした結果、議員票で90票以上は1回目で行く計算だったんだよ」
その後発表された地方票は石破氏に1票差をつけて1位となり、議員票との合計で石破氏に27票差をつける1位で高市氏は決選投票へ進むことになった。
■逆転負けの決選投票 勝敗の分かれ目は?
1回目投票を終えた直後に、決選投票に進んだ2人の演説が行われる。
午前中に高市氏は決選投票前の演説について、以下のように記者とやり取りがあった。
記者
「決選投票前の演説の内容をお考えになったりは?」
高市氏
「全く(考えていない)。もう考え方はいつも一緒ですので」
原稿を見ずに政策や持論を語れるのが強みと言われる高市氏だが、出馬会見の日の朝は宿舎にこもって話す内容を整理していた。このように特に大事なスピーチは周到に準備する印象があっただけに、「決選投票前の演説内容は全く考えていない」と答える高市氏に違和感を覚えた。
1人5分の持ち時間が与えられる中、石破氏は5分ほぼピッタリで演説を終える。一方で高市氏は5分を超えても話し続け、6分半を過ぎた頃に超過してる旨を伝えられ、結果的に7分の演説になってしまったのである。
ある若手議員は、この決選投票前の演説が勝敗を決したターニングポイントだと見る。
旧安倍派・高市氏周辺(陣営には入らず)
「決戦前の演説を聞いて、高市さんはダメだなと思った。一方の石破さんはすごい良かったもんね、作り込まれていた」
演説後に行われた決選投票では、高市氏は議員票173票、都道府県連票21票の合計194票。いずれも石破氏を下回り、総裁の座を掴むことはできなかった。
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:
OS5
:2024/10/06(日) 16:13:18
■「21票差」の総裁選を終えて非主流派に 見据える先は?
高市氏は総裁選が行われた27日の夜、自身を支えた数人の議員と慰労会を開いた際、「2012年総裁選の決選投票で勝ち抜いた安倍元総理が石破氏を幹事長に起用した例がある。ポストを受けるなら幹事長しかない」という方針を決めていた。
総裁選を終えた翌日、石破総裁から高市氏へ自民党4役の1つである総務会長のポストが打診されたが、高市氏は前日の話し合いの通り、これを固辞する。これにより2021年の総裁選以降、政調会長や経済安保担当大臣を歴任してきた高市氏は、役職なしの“いち衆院議員”となった。
少し時を戻して総裁選後の話に戻る。高市陣営の報告会と議員会館での挨拶回りを終えた高市氏は、総裁選で自身の支援に回った麻生氏のもとを訪ねた。その場で麻生氏は高市氏に対して以下のように助言した。
民党・麻生元総理
「自民党の歴史の中で3年以上総理を務めた例は7人しかいねえ。俺も菅も一年で終わった。石破はもっと短いかもしれねえ。だから高市、用意しとけ。議員は仲間作りが大事だから、これから半年くらい飲み会に行け」
安倍氏がいない中「仲間作り」に取り組んだものの、輪を広げきれず総裁の座には届かなかった高市氏。しかし「変化」は確実に見られる。前回は世話になった議員に対して「お礼がなかった」などと批判を受けたが、今回高市氏は総裁選のお礼を綴った手紙を各議員に送った。
自民党内では高市氏が総務会長ポストを固辞したことについて「挙党一致体制を拒否したということだ」「ノーサイドという言葉を知らないのか」といった苦言も出ている。しかし、麻生氏の助言を胸に、次の総裁選に向けて高市氏は既に走り出している。
TBSテレビ政治部 平河クラブ
大室 裕哉
448
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8b6d3337b6fafe8ed928c2ae6254ba930f80f8
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず
10/6(日) 14:17配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン
自民党総裁の石破茂首相は6日、政治資金問題を受けた衆院選の公認問題について、党本部で記者団に対し、党の処分の重い人や説明責任を十分果たしていない人など、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。
公認されないのは、既に行った党の処分を踏まえ、
▲非公認より重い処分を受けた人。
「党員資格停止」となった旧安倍派幹部の西村康稔元経産相、下村博文元文科相、高城毅元国対委員長が対象。
▲現時点で処分が継続していて、政治倫理審査会で説明責任を果たしていない人。
萩生田光一元政調会長、三ッ林裕巳衆院議員、旧二階派の平沢勝栄元復興相らが非公認となる見通し。
▲説明責任を十分に果たさず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される人。
石破氏は、「結果として相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断をする」と強調した。
さらに、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があったその他の議員についても、「比例名簿への搭載はしない」として、重複立候補を認めない方針を示した。
フジテレビ,政治部
449
:
OS5
:2024/10/07(月) 07:44:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69db66cc35483efa947b364ea04778901a95b7c5
森山幹事長の存在感突出 裏金公認・解散・人事を主導 自民
10/7(月) 6:44配信
時事通信
自民党の幹事長に就任し、記者会見する森山裕氏=9月30日、東京・永田町の同党本部
自民党の森山裕幹事長の存在感が、政権内で突出している。
石破茂首相に早期の衆院解散を進言。党役員・閣僚人事では、首相に批判的な麻生派の麻生太郎会長と直談判して最高顧問就任を実現した。派閥裏金事件に関係した旧安倍派議員らの公認問題でも、党内調整を主導した。ただ、その影響力の強さから「事実上の『森山内閣』だ」(閣僚経験者)とやゆする声も上がる。
「非常にタイトな日程で国会や国政が進んでいく。しっかり党の運営を図りたい」。森山氏は4日、幹事長の職務に全力を傾注する考えを示した。
森山氏は国対委員長を歴代最長の約4年2カ月務めたほか、党四役の選対委員長や総務会長を歴任。党内外に豊富な人脈を持つ。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な首相は、その調整力に期待して「党の要」に起用したとみられる。
森山氏の影響力が最初に発揮されたのは衆院解散だ。幹事長就任が内定すると、新政権の「刷新感」を最大限生かすため、臨時国会での与野党論戦を極力避ける「27日投開票」の日程を提案。首相は総裁選で、解散前の衆参予算委員会の開催に前向きな考えを示していたが、森山氏の意見を受け入れ方針転換した。
人事では、会長を務めた旧森山派が国対委員長と閣僚のポストも得た。8人の最小勢力では極めて異例だ。さらに、総務会長の調整が難航すると、麻生氏の個人事務所を訪問。麻生派の鈴木俊一前財務相の起用と、麻生氏自身の最高顧問就任について了承を得た。
幹事長として試金石になるのは、裏金議員の公認問題だ。党への厳しい批判が収まる兆しは見えず、首相は6日、裏金議員の一部を非公認とする方針を明らかにした。旧安倍派は反発しており、衆院選の結果にかかわらず、政権が揺らぐリスクをはらむ。
森山氏の幹事長就任に関し、党内は「正論を好む首相を現実路線に引き戻す役割」(若手)とおおむね好意的。ただ、党幹部として支えた菅義偉元首相が政権末期に解散や人事を模索して迷走したのは、森山氏の意向が影響したとの見方もある。政府関係者は「政局的判断が必ずしも正しい人ではない」と指摘した。
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:
OS5
:2024/10/07(月) 19:20:49
https://www.asahi.com/articles/ASSB72SM6SB7UTFK01HM.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n
首相の能登視察、官邸Xの言葉遣い修正 与党からも「違和感満載」
国吉美香2024年10月7日 18時49分
林芳正官房長官は7日の記者会見で、首相官邸の公式X(旧ツイッター)について、石破茂首相に対して敬語を使った投稿があり、言葉遣いを修正したことを明らかにした。党内外から表現が不適切と指摘する声が上がっており、林氏は「投稿翌日に表現を適正化した。私からも改めて適切な情報発信を行うよう指示をした」と述べた。
首相官邸のXでは5日、1月の地震や9月の記録的な大雨で大きな被害が出た能登半島の被災地を、石破氏が同日に訪問した様子を紹介。「お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」などと表現していた。翌日、「一部、表現の適正化を行いました」と断ったうえで、「お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正した。
投稿に対しては、「なぜ、総理官邸が広報用Xで、石破総理に敬語使うのか?違和感満載のツイート」(佐藤正久参院議員)などと、自民党内からも表現を疑問視する声が上がっていた。(国吉美香)
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:
OS5
:2024/10/08(火) 14:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/64bcf01de478ae73027ddf3b44bc7c2d413e40ac
早くも始まった“ポスト石破”探し「小林、茂木、武田、萩生田…」政界のフィクサーが注目する「怪力男」の正体
10/8(火) 9:10配信
みんかぶマガジン
(c) Adobe Stock
石破茂総裁が誕生した。長期政権になるのか短命政権になるか……。一体どうなるかはまだ何もわからないが、政治の世界は常在戦場。早くもポスト石破は誰になるのかと、永田町の噂好きの間では話題になっている。政治に詳しいジャーナリストの池谷悟氏が解説するーー。
早くも次の総理を探す永田町
自民党総裁選が終わった。過去最多の9人が立候補した今回の総裁選だが、今回の敗戦者から「その次の総理候補」も見えた。当然、決選投票に残った高市早苗氏や得票数で3位だった小泉進次郎氏にも「次こそは」という想いもあるだろうが、それ以外の候補者も大きく名をあげた。
例えば、小泉進次郎と同じく40代の候補者として小林鷹之氏は「コバホーク」という愛称で売り出して認知度を一気にあげた。しかし、党員票も議員票も思うようには伸びなかった。政策については「明らかに保守の立場をとっていたが、もともとはそんな保守的な人物ではなかったはず」(閣僚経験者)だといい、コバホークらしさを党員らに今後更にアピールできれば、次回は違う結果になるだろう。
岸田文雄政権で自民党幹事長を務めた茂木敏充氏もアピールに成功した。茂木氏はもともとは怖いイメージが先行していた議員だ。また幹事長というポジションにいることからこれまであまり自分を出してこなかったが、今年の春ごろから総裁選を見据えてイメージアップ戦略に打って出た。PR会社らと一緒に「優しい話し方や笑顔の練習」(広告会社幹部)を断行し、数多くのウェブメディアやユーチューブチャンネルに登場。若年層へのリーチをはかった。政策についても候補者の中で唯一「増税しない」という方針を打ち出し、現役世代からの支持を集めた。自民党内のポジション的にしばらくは厳しい状況が続くかもしれないが、だからこそその時に備えて準備もしやすいだろう。
意外な形で注目を集めたのは林芳正氏だ。総裁選報道がヒートアップしつつあった9月6日に官邸内のエレベーターの故障により30分間閉じ込められてしまった。そんなハプニングもあったが、小泉純一郎内閣で外務大臣を務めた田中真紀子氏が、総裁選候補の中で唯一、林氏を「賢いし経験もあるし、育ちもいい」と絶賛。ワイドショーを中心に話題を呼んでいた。石破政権でも引き続き官房長官として任命されるなど、今後も国民から注目されることは多いはずだ。
旧安倍派の行方、求められる強いリーダー像
一方で今回の総裁選ではあまり話題に上らなかったのが旧安部派の面々である。故安倍晋三安倍総理の死去、そして裏金問題以降、永田町の中心からは遠ざかっている。今回は多くの派閥がなくなった中での総裁選だったが、皮肉なことに改めて派閥が持つ政治力を実感した総裁選でもあった。派閥の解消を拒んだ麻生派に小泉氏も石破氏も頭を下げに行くなど、総裁選終盤には麻生太郎氏の動向に大きな注目が集まっていた。
旧安倍派を巡っては、かつて松野博一氏、高木毅氏や萩生田光一氏、西村康稔氏に加え現在は離党している世耕弘成氏の「五人衆」による集団指導体制をしいてきた。だが、そんな状況の中でも裏金問題の加熱前には「萩生田をたてよう」(旧安部派議員)という動きがあったという。今回の総裁選でも離党した世耕のもとに小泉陣営と高市陣営から協力の要請がきていた。未だに自民党での影響力は強い。トップが誰になるにせよ、旧安倍派が再び一つにまとまるようなことが起きれば永田町を大きく動かしかねない。
菅義偉政権時代に総務大臣を務めた武田良太氏も見過ごせない。「剛腕」「二階派の若頭」などの異名を持つ武田氏だが、大臣時代には楽天を携帯電話事業に参入させるなど改革の手腕をふるった。新しい総理になっても自民党の支持率が回復しない場合、武田氏のような「強いリーダー像」を国民が求める可能性はある。
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OS5
:2024/10/08(火) 14:14:48
怪力の官房副長官
また、まだ国民の認知度はそこまで高くはないが自民党内で着々と成果を残し、注目を集めている若手議員もいる。
9月22日の日刊スポーツで<「怪力」官房副長官に「おおお」場内どよめき 40キロ内閣総理大臣杯抱え上げ再び大の里に授与>という見出しが踊った。
9月22日、東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽の表彰式において、2場所ぶりに優勝を果たした関脇・大の里(24=二所ノ関)に内閣総理大臣杯が授与されたが、その場に登場したのが村井氏だ。この内閣総理大臣杯は重さが40キロ以上あり、通常はサポートが必要とされる。しかし、村井氏は今年の5月にもサポートなしで自力でこの重い杯を持ち上げ、大の里に授与した。今回が2度目の登場となり、その「怪力ぶり」を再び見せた。
東大、財務省、ハーバード
岸田政権の官房副長官であった村井英樹氏は埼玉県さいたま市でサラリーマン家庭に生まれ、いわゆる「地盤」「看板」「カバン」といった典型的な政治家の支えを持たない。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏が「政策的に分からないことは、村井さんに聞く」と語るなど、政治家としての能力の高さのみで頭角を現した。
村井氏は東京大学を卒業後、財務省に入省し、その後ハーバード大学大学院を修了。2012年には初めて衆議院議員に当選し、2016年に36歳で自民党副幹事長に就任した。自民党の歴史上最年少の副幹事長就任であり、党内外から大きな驚きがあった。また内閣官房副長官として岸田政権において要職を務めている点も注目されている。政界の“フィクサー”からも信頼されるなど、将来の総裁候補としての期待が一層高まっている。
埼玉県の「最終兵器」として、日本全体をリードする存在になることが期待されている 。将来は代理ではなく、横綱に総理大臣杯を手渡す日が来るのかもしれない。
池谷 悟
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OS5
:2024/10/08(火) 22:02:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4484b252282bb29b8e0664818085e9dde835a43
首相、10日からラオスへ初外遊 持論封印で〝石破カラー〟出せるか
10/8(火) 20:33配信
産経新聞
石破茂首相(春名中撮影)
石破茂首相は10〜12日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のため、ラオスを訪問する。首相就任後初めての外遊で、9日に衆院を解散してほとんど間を置かずに日本をたつ異例の日程となる。首相としては衆院選を前に外交成果をアピールする機会だが、持論であるアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想などは封印するとみられる。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
■積極的な首脳外交を展開
「各国首脳との会談を重ねるなど、私自ら積極的な首脳外交を展開していく」
首相は8日の参院本会議で、ASEAN関連首脳会議に向け、意欲を語った。
首相は9日に立憲民主党の野田佳彦代表らと党首討論に臨んだ後、午後3時半から開かれる衆院本会議で衆院を解散し、10日午前に政府専用機でラオスに向かう予定だ。
同国の首都ビエンチャンに到着後、10日午前(日本時間10日午後)にASEANと日本の首脳会議を開催。その後、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議に出席する。
11日にはASEANに日米中露など8カ国を加えた東アジア首脳会議(EAS)に出席するほか、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の首脳会合で議長を務める。
首相は一連の国際会議の合間を縫って、中国の李強首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領ら各国首脳との個別会談も調整する。李氏との会談では中国軍機による領空侵犯や深圳(しんせん)で起きた中国人の男による日本人男児(10)の殺害事件に関し、説明や再発防止を求めるとみられる。
■アジア版NATO封印か
一方、アジア地域のリーダーが一堂に会するASEAN関連首脳会議は、首相が創設を訴えてきたアジア版NATOについて説明する絶好の機会といえる。ただ、アジア版NATOに対しては、国内外で実現性を疑問視する見方が根強いうえ、中国を刺激する可能性もあるだけに、首相は持論を封印する見込みだ。
衆院選を前に、首相が初の対面の首脳外交で独自色を出せるかは不透明だ。(原川貴郎)
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OS5
:2024/10/08(火) 22:19:18
https://www.sankei.com/article/20241007-PXDXQ2ZBCFJBZEGKYCD446JGQM/
石破首相「事務的ミスあった」 旧派閥の政治資金パーティー巡り刑事告発
2024/10/7 11:09
石破茂首相は7日、自身が代表を務めた政治団体「水月会」による政治資金パーティーを巡り、政治資金規正法違反容疑で告発されたことについて「事務的なミスがあったことは好ましくない。厳粛に受け止める」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
水月会事務局で収入の記載誤りがあったと説明。「事務的なミスが起こることがないようにしたい」と強調し、今後、訂正されるとした。
神戸学院大の上脇博之教授が3日、東京地検に告発状を出した。告発状によると、石破氏らが代表を務めた水月会は、2019〜21年に開いた政治資金パーティーで、収支報告書の収入に計80万円分少なく記載したとしている。
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OS5
:2024/10/08(火) 22:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7791cd1e9693c0f59bb0ccd39b83020a5857866b
石破首相「岸田路線」前面に 参院代表質問 経済、外交・安保踏襲、個性見えずジレンマも
10/8(火) 18:10配信
産経新聞
参院本会議で答弁する石破茂首相=8日午後、参院本会議場(相川直輝撮影)
石破茂首相は8日、参院本会議の代表質問に臨んだ。岸田文雄前首相の経済政策「新しい資本主義」を加速させることを強調したほか、防衛力の抜本強化も推進する考えを示した。経済や外交・安全保障で成果を挙げてきた岸田路線を踏襲し政権の安定感をアピールする狙いが透けるが、首相の個性が見えてこないジレンマも抱える。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
「岸田政権の3年間は経済、エネルギー政策、子供政策、安全保障政策、外交政策など幅広い分野で具体的な成果が形になった3年間だった」
首相はこの日の代表質問で岸田氏の政権運営をこうたたえた。岸田氏が率いた自民党旧岸田派(宏池会)の松山政司参院幹事長から、岸田氏が取り組んだ政策の成果について質問され、答えたものだ。首相は岸田氏が掲げた「新しい資本主義」について「さらに加速度をつけ、賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済を実現し、日本経済の未来をつくり、日本経済を守り抜く」と訴えた。
また、岸田氏のレガシー(遺産)の一つとなった防衛力の抜本強化に向けた増税方針に関しては「今を生きるわれわれの将来世代への責任」という岸田氏が国会答弁などで繰り返し使ってきた表現をそのまま引用し、必要性を強調した。
就任前に前向きな考えを示した選択的夫婦別姓に関しても「家族のあり方の根幹にかかわる問題だ。政府としては国民各層の意見や国会での議論の動向を踏まえ、必要な検討を行う」と述べるにとどめ、岸田氏の慎重姿勢を踏襲した。
首相がことさらに岸田路線の継承を訴え、岸田氏に秋波を送るのは、首相の党内基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが根幹にある。岸田氏は総裁選の決選投票で首相を支援し、政権発足の立役者となった。人事構想などには直接はかかわらなかったが、首相はその後、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、次期衆院選で不記載があった議員らの比例代表との重複立候補を認めない方針を提示。旧安倍派(清和政策研究会)などの反発を買っており、今後、岸田氏への依存は一層強まる可能性がある。
岸田氏も周囲には「できることは協力したい」と話す。
もっとも、肝心の独自色はこの日ほとんど目立たず、自らをトップとして立ち上げる自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を、今月中に開催すると表明したことなどにとどまった。
政権幹部は、首相が現実的な岸田路線に着地したことを「政府としての答弁なんだから当然だ」と歓迎するが、立憲民主党の田名部匡代参院議員はこう突き放した。
「ようやく首相になったのに、なぜ自身のやりたいことを貫かないのか」(永原慎吾)
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OS5
:2024/10/08(火) 22:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a327bc13dc9be22b351be30b77c04621214f7b0e
《不可解な入閣辞退の裏側》“菅側近”御法川信英衆院議員が贈賄逮捕のラブホ経営者から400万円超の献金を受けていた
10/8(火) 16:16配信
文春オンライン
秋田3区が地盤の御法川氏 ©︎時事通信社
菅義偉副総裁の側近として知られる自民党の御法川信英衆院議員(60)が、秋田県が発注した公共事業を巡る贈収賄事件で今月逮捕された人物から、過去に少なくとも412万円の献金を受けていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。不可解な入閣辞退との関連性が焦点となりそうだ。
【写真】「ラブホ経営者から400万円超の献金」“菅氏の鏡像”の除幕式で熱弁をふるう御法川氏
与野党の調整に長けた国対族として存在感を示してきた
御法川氏は2003年に秋田3区から出馬し、初当選。財務副大臣や国土交通副大臣の経験もあるが、永田町では与野党間の調整に長けた国対族として存在感を示してきた。現在、当選6期目。
「注目を集めたのが、不可解な入閣辞退です。同じ秋田が地盤で近い関係にある菅氏の復権に伴って、石破政権では復興相での起用が検討されましたが、本人の意向で取りやめになったと報じられました」(政治部記者)
実は、地元関係者の間では「有力支援者への捜査が数カ月前から進んでいたことが、原因ではないか」と取り沙汰されているという。
県職員に現金100万円を渡した疑い
その御法川氏の有力支援者とされるのが、10月6日に秋田県警に贈賄容疑で逮捕されたA容疑者(51)。昨年7月に秋田県内で起きた記録的大雨の復旧事業に伴う下請け業務を、自らが取締役を務める土木建設会社にあっせんしてもらう代わりに、県職員に現金100万円を渡した疑いがもたれている。
「A氏は複数の会社を経営し、不動産や飲食、中古車など、様々な事業を手がけている人物です。横手市内ではラブホテルも経営しています」(地元関係者)
実際、A氏は御法川氏の資金管理団体などに過去、少なくとも計412万円を献金していた。
入閣辞退との関連性は「事実ではありません」と否定
御法川氏の事務所に見解を尋ねると、「(入閣取りやめの理由がA氏への捜査だという指摘は)いずれも事実ではありません」とのみ回答した。
「 週刊文春電子版 」ではオリジナル記事として、御法川氏の人物像や経歴、麻生太郎氏(党最高顧問)との因縁、A容疑者と取締役を務める会社の実名、A容疑者からの御法川氏側への献金の詳細などについて報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル
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OS5
:2024/10/10(木) 18:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd9ac6895c10152cbbe6b7e26bce570468284a7a
「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」
10/10(木) 6:08配信
デイリー新潮
麻生太郎氏
ともに第2次安倍政権を支えた間柄ながら、彼ら二人の首相経験者の間には常に緊張感が漂っていた。かたや菅義偉氏(75)は一貫して無派閥、こなた麻生太郎氏(84)は裏金問題の発覚以降も自派閥を維持。両者は総裁選でくっきり明暗が分かれ、麻生氏の落日がなお鮮明に。
【写真】「メッチャ美人!」の声続々 対抗馬・石破氏が大学時代に“一目ぼれ”した妻・佳子さんの秘蔵写真
***
菅氏は3年前の退陣以来、非主流派として無役に甘んじてきた。その菅氏を新副総裁に任命したのは、石破新政権の象徴的な人事といえよう。
「菅氏は小泉進次郎氏を支援していましたが、裏で石破氏にも保険を掛けていました。推薦人集めに苦労していた石破氏のために、“誰か出せないか”と周囲に声をかけただけではありません。総裁選の終盤、小泉氏の失速が明らかになると、近しい議員に内々で“決選投票では石破だ”との意向を伝えていたのです」(政治部デスク)
苦杯を嘗めた麻生氏
党内基盤の弱い石破氏が党のトップとなるのに、菅氏の助力は必要不可欠だった。それゆえの論功行賞というわけだが、それは菅氏本人を要職で遇しただけにとどまらなかった。
菅グループから坂井学元官房副長官(59)が国家公安委員長に、また牧原秀樹元経産副大臣(53)が法相に抜てきされたほか、
「菅氏の地元・神奈川県選出で、菅氏と近い三原じゅん子参議院議員(60)も、子ども担当相で初入閣を果たしています」(同)
新政権が菅カラーに染まった一方で、苦杯を嘗(な)めたのが麻生氏だ。岸田派や茂木派までもが解消に動く中、麻生氏だけは派閥を存続させたが、今回そのかじ取りでしくじった。
「自派閥の河野太郎前デジタル相(61)の劣勢が確定的になると、麻生氏自身、高市早苗前経済安全保障担当相(63)支持に傾きました。首相時代に退陣を自らに突きつけてきた石破氏を麻生氏は蛇蝎(だかつ)のごとく嫌ってきた。一方、党内で覇を競う菅氏が後ろ盾の小泉氏のことも支持できない。高市氏が決選に残る道に望みをつなぐしかなかった」(同)
麻生氏の直電
追い込まれた麻生氏は投開票日の前日、岸田文雄前首相(67)に電話をかけて高市氏支援を要請している。
「その際、麻生氏は“岸田、茂木、麻生の三頭政治をまたやろう”と口説いたといいますが、岸田氏が誘いに乗ることはなかった。岸田氏としてはタカ派色の濃い高市氏の政策を受け入れられなかっただけではない。政権末期に面従腹背の態度をあからさまにした茂木敏充前幹事長(69)と再び組むなど、到底受け入れがたかったのです」(同)
麻生氏は投開票当日の昼ごろまで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで直電。「1回目の投票から高市で頼む」と依頼を続けたというが万事休す。
「派内では麻生氏の義弟である鈴木俊一新総務会長(71)を筆頭に複数人がそうした指示に従わず、決選でも石破氏に投票した。麻生派ながら鈴木氏が総務会長の要職に就いたのは、決選での行動の見返りの意味合いもあります」(同)
敗戦の将、麻生氏は結果、最高顧問に棚上げに。
「副総裁と異なり、最高顧問は党則に規定のない完全な名誉職で、大勲位こと中曽根康弘元首相が1994年に退任して以来、30年ぶりに復活したポストです。麻生さんは“俺も大勲位と同じ立場か”なんて周囲に語っているのですが、負け惜しみにしか聞こえません」(自民党関係者)
最高位の勲章を賜るのにふさわしい人物ならば、恩讐を越えて党内融和を図るべきところだが、その心境には至りそうにない。
関連記事【「親離れができていない」「たくさん助けたけど一方通行」 石破首相の「決定的な欠陥」を恩人らが指摘】では、恩人らが明かした石破首相の政治家としての「決定的な欠陥」について詳しく報じている。
「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載
新潮社
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OS5
:2024/10/22(火) 17:26:02
スレ間違えてた
9602:OS5:2024/10/20(日) 20:51:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/119390067298d17e7a61fdd04cb4cf8553a96551
維新、万博アピールより「政治とカネ」追及 自民は対抗 公約に「大阪再興」明記
10/19(土) 18:07配信
産経新聞
大阪・関西万博を巡る各党の姿勢
来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博を巡り、衆院選(27日投開票)における自民党と日本維新の会の公約の違いが際立っている。政権与党の自民は成長戦略の一環として万博を活用し「大阪の再興」に取り組むと明記。一方、本拠地・大阪への万博誘致を推進した維新は「政治とカネ」の問題追及を優先し、重点の基幹政策に万博を盛り込まなかった。
【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」
大阪府内の小選挙区議席の奪還を期す自民の公約からは、10年以上にわたり大阪の政治を主導してきた維新への対抗意識がうかがえる。
人工知能(AI)など「新技術の社会実装(実社会での活用)を先行体験する」機会として万博を活用すると記載。成長分野に対する規制緩和と投資などを通じ「所得増加と経済成長を実感できる〝経済都市・大阪〟の再興」を掲げた。自民府連幹部は「国家事業として自公で連携して進める」と強調する。
一方の維新。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は衆院選公示の15日、大阪市内での演説で「新しい経済、新しい未来をつくっていく。そのきっかけが万博だ」と成功への決意をアピールした。
ただ、公約上の位置づけには変化がみられる。令和4年の参院選公約では万博成功に向けて「国と開催都市、官民が強力に連携して国内機運の醸成に努める」と明記したが、今回は公約の基幹政策として特記せず、439項目にわたる公約全文の中で参院選のときと同様の記載をしている。
吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長も務めるが、自民の派閥パーティー収入不記載事件の影響で今回、政治改革が主要争点に浮上したことから「『政治とカネ』の問題をただすことが重要。何を前面に打ち出すかだ」と語る。
他党はどうか。自民と連立を組む公明は、これまで予算管理を徹底するよう国に提言。自民との大阪版共通政策では健康・医療や環境などの分野の最新技術を社会実装させ、国際競争力を高めるとする。公明府本部幹部は「万博成功のため、政権与党で全力を尽くす」と意気込む。
立憲民主党や国民民主党はこれまで万博開催に反対はしていないが、予算増額や安全管理を問題視。3月には大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場建設現場でガス爆発が起きており、立民府連幹部は「維新が夢洲に誘致した責任は重い」と話す。
反対姿勢を明確に打ち出すのが共産党だ。夢洲で12年秋にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が開業予定であることを踏まえ、公約では万博について「カジノのインフラ整備に公金を投入するために誘致された」と批判し、中止すべきだとしている。れいわ新選組や社民党、参政党も万博中止を主張している。(山本考志)
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OS5
:2024/10/22(火) 17:26:14
9603:OS5:2024/10/22(火) 14:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ba4512ba81b0a536db7b0892fabc6bd5de4299
総選挙惨敗予測で「石破おろし」加速も次期首相最有力は「高市早苗氏」ではない 急浮上した“意外な人物” 古賀茂明
10/22(火) 6:32配信
衆議院選挙が後半戦に入った。10月27日に投開票されるが、依然として自民への逆風は強く、自民党議席がかなり減り、立憲民主党の議席が大幅に増えるというのがほぼ一致した見方だ。選挙の最大の焦点は、自民と公明党による与党勢力が過半数割れとなり、政権維持が難しくなる事態が生じるか否かになってきた。
【写真】「次の首相」の最有力候補はこちら
もちろん、過半数割れになっても、非公認候補と無所属候補を取り込み、さらには日本維新の会や大きな躍進が予想される国民民主党などの野党勢力を連立や閣外協力に引っ張りこんだりすることで、自民党中心の政権が継続する可能性は高いが、その場合でも、与党側の結束を維持するのはかなり難しくなるだろう。
自民内部では、9月の総裁選で党員・党友票で石破茂首相を上回った高市早苗前経済安全保障相が、公然と反石破の姿勢を見せ、唯一温存された派閥・麻生派を率いる麻生太郎党最高顧問が次の総裁選が近いから準備をしておけとアドバイスしたと報じられるなど、石破氏の党内基盤は足元から脅かされている。
さらに、党役員や閣僚人事などで旧安倍派を徹底的に冷遇したこと、裏金議員の非公認や比例重複立候補禁止の方針を打ち出したことなど自民党内では旧安倍派のみならず、こうした石破氏の政治手法に対する不満が鬱積している。選挙に勝っても石破氏には協力しないという議員の声も報じられるほどだ。
これらの反石破勢力は、石破おろしを決行して、高市氏あるいは他の議員を新総裁、首相にしたいと機を窺っている。
選挙後の臨時国会や来年の通常国会で野党から不信任案の提出があれば、仮に自公過半数による政権を維持できていたとしても、反石破勢力の造反でこれが可決されるおそれもないとは言えない。そこまでいかなくても、造反をちらつかせながら、石破首相の政策の推進を邪魔する勢力も出てくるだろう。
米国の共和党が、ごく少数の極右議員のゴリ押しを受け入れないと、多数を占める下院でも議会運営を思うように進められないのによく似た状況になっている。
先週の本コラムでは、石破茂首相の下で行った衆議院の総選挙で自民大敗となれば、来年の参議院選挙までに総裁選前倒しで高市早苗新総裁・首相誕生の可能性があるという話を書いた。
先の総裁選の結果、高市極右政権誕生が阻止されてほっと一息ついたと思っている人から見れば、絶対避けたいシナリオだろう。
では、高市首相ではなく、他の自民党議員が率いる政権が誕生するとしたら、誰が首相になるのだろうか。
仮に、来年の参議院選までに総裁を代えるという場合は、任期満了ではなく、臨時の総裁選となるので、党員・党友の投票を行うフルスペックの総裁選ではなく、党所属の国会議員だけが投票する選挙になる可能性が高い。
■林芳正氏の「異例」のコメント
その場合でも、選挙が近ければ、党員や一般有権者に人気のある「選挙の顔」を選ぶ選挙になりがちだ。来年の夏には参議院選挙が行われるので、その前の総裁選は選挙の顔選びになるという見方もある。しかし、参議院選では、参議院議員の約半数が改選されるだけで、残りの半数はその3年後まで安泰である。また、衆議院議員は今回の選挙後4年の任期が残っているので、しばらくの間は選挙のことをあまり気にしなくて済む。つまり、自民党議員の大半は、選挙最優先という判断はしない可能性が高いのだ。
その代わりに、自分にとって得になる候補を選ぶことになる。求めるものは、利権かもしれないし、ポストかもしれない。候補者が直接そうした利益を供与してくれなくても、麻生派はもちろん、解消はしたが事実上存続していると言って良い旧派閥のボスの言うことを聞くことで、そうした利益を得られるという場合もある。
その結果、大きく言えば、自民党議員の利権を維持拡大してくれそうな候補で、党内の多数の議員に嫌われていない議員が有力になると言って良いだろう。
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OS5
:2024/10/22(火) 17:26:34
9604:OS5:2024/10/22(火) 14:51:58
具体的には誰が有力なのか。
総裁選の第1回投票で石破氏、高市氏に次ぐ3位につけた小泉進次郎元環境相は、今回の総裁選で能力がないという評価が定着したばかりなので、すぐに総裁選に出られる状況にはない。以前は人気の高かった河野太郎前デジタル相も完全に脱落した。
ここで次期総裁に最も近い候補として浮上するのが、先の総裁選で小泉氏に次ぐ4位につけた林芳正官房長官である。
林氏は、石破氏のように尖った主張をすることはなく、高市氏のように右に偏った言動もしない。何を聞かれても、揚げ足を取られないように、しかも、反感を持たれないような穏当な言い回しでその場を収める能力はピカイチだ。大臣経験も豊富で、行政手腕にも定評があり、論客としても知られる。党内に敵も少ない。
林氏は、官房長官の職にとどまり、石破氏を支える姿勢だが、石破おろしになったとき、石破氏を最後まで守って次の総裁ポストを狙わないのかと言えば、もちろん、そんなことはない。立場上、自ら石破おろしに動くわけにはいかないが、石破氏が辞任を表明すれば、迷わず立候補するだろう。
それを示すある驚きのニュースが報じられた。
10月11日の時事ドットコムplusの記事だが、その見出しは、
「林官房長官、拉致解決『有効な手だてを』 自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー」
というものだった。
その記事の中で、林氏は、「総裁を引き続き目指すか」と聞かれて、
「(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい」と述べている。
これは極めて異例なことだ。
■立憲・野田代表は政権交代を目指していない?
なぜなら、石破総裁の任期はまだ3年近くある。3年後の総裁選のことを聞かれたら、「まだ先のことで何も考えていない」と答えるのが普通だ。
しかも、林氏は、石破政権の官房長官だから、石破氏を最後まで支える役回りにある。
首相を支えるという趣旨のコメントはしているものの、次の総裁選に意欲を示したと取られる発言をするのは極めて不適切だ。時事通信もこれに驚いたからこそ、「自民総裁選に意欲」という見出しまでつけて報じたのだろう。
普段は、非常に慎重で落ち着いた言動をとることで知られる林氏が、このような発言をしてしまったのは、おそらく、「次の総裁選は近い」という考えに取り憑かれていたからではないか。
それほど、自民党内の反石破の雰囲気が強まっているのだ。
林氏以外にも候補はいる。加藤勝信財務相はその一人だ。今回の総裁選で人望のなさが露呈した茂木敏充前幹事長の可能性は低そうだが、一方で、総裁選に立候補できなかった斎藤健前経産相なども浮上する可能性はある。
だが、彼らのうちの一人が首相になったら日本の政治は大きく変わるかと問われれば、答えはNOだろう。石破氏とどちらが良いかと問われれば、石破氏と答える人がかなりいるのではないか。
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OS5
:2024/10/22(火) 17:26:44
9605:OS5:2024/10/22(火) 14:52:17
こう考えると、今回の選挙で、政権交代が実現できないと、仮に石破政権が倒れても、大きな政治の変化は期待できないことがわかる。
では、政権交代を目指す野党の状況はどうか。ここで一番重要なのは、もちろん野党第1党の立憲民主党だ。9月の同党代表選で、「政権交代前夜」をキャッチフレーズに新代表になった野田佳彦元首相は、野党協力を行って自公の議席を減らして自公過半数割れに追い込むと繰り返し訴えた。
しかし、その言葉に行動が伴っていない。
彼は、代表選の時から、共産党とは連立しないと明言した。多くの選挙区で共産候補が立たないことでなんとか当選できる候補を多数抱える立憲は、共産に協力を要請する立場なのに、いきなり上から目線で切って捨てるような発言をしたのだ。私は、この時点で、実は政権交代など目指していないのではないかと疑ったくらいだ。
さらに政策面でも、野田氏は立憲の公約を事実上大幅に後退させた。
集団的自衛権の行使を容認する安保法制に関する違憲部分は廃止するというのが立憲の公約なのに、野田氏は、違憲でも直ちには廃止できないとわざわざ明言した。しかも、それは、国会での法改正が必要という理由ではなく、相手があるからということだった。
つまり、アメリカが怒ると大変だから違憲でもすぐには変更しないという意味になる。憲法よりもアメリカへの忖度が優先するということだから、「立憲」に真っ向から反する立場の表明だ。こんな発言をされれば、共産党も立場がない。選挙協力はしたくてもできなくなり、立憲候補がいる選挙区に多数の候補者を立ててしまった。
■石破氏に対する強烈な「恨み」
野田氏は、今回の選挙は10年に一度来るかどうかというような政権交代のチャンスだと強調していたが、その割には、選挙協力のための努力は全くしていない。ある政治記者は、「野田氏は選挙協力のために努力すると口では言いながら、驚くほど何もしなかった、完全な詐欺師だ。一体何のために代表になったのか。もし自公過半数割れにならなければ、全て野田氏の責任。仮に立憲の議席が大幅に増えても辞任すべきだ」と語っていた。
確かに、自公過半数割の可能性さえ見える中で、仮に野党協力不在によって、ギリギリ自民中心の政権が維持されるとなれば、野田氏の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。
このままいくと、立憲は選挙で共産の協力を得られないだけでなく、選挙後も、維新や国民などが是々非々で自民補完勢力として動く中で、大きな図体を持て余す無用の野党第1党になる可能性すらある。
ここで終わっては身も蓋もないので、政権交代が起きなくても何か望みはないかと考えると、微かな希望がないわけではない。
それは、裏金事件という自民党が犯した大きな失策で与えられた政権交代のチャンスを野党が活かせなくても、もう一度、自民党が野党に大きなチャンスを与えてくれる可能性があるという話だ。
中でも一番ドラスティックなのは、来年の参議院選までの間に、反石破の空気がさらに盛り上がり、高市グループ、旧安倍派などが、野党の不信任案に賛成または棄権などをすることで、不信任を可決させ、石破内閣に解散か総辞職を突きつけるという展開だ。もちろん、このような反党行為には、除名などの厳しい処分をせざるを得ない。その先には、自民党の分裂、維新や国民と一部の自民党議員の合流などの政界再編が起きるシナリオがほのかに見える。
政権与党であることの重要性を自民党議員は骨身に染みて感じている。そう簡単に党の分裂など起こすはずはないというのが常識的な見方だろう。
しかし、今回は、そうした理性的判断が、石破氏に対する強烈な「恨み」という感情的な要因で捻じ曲げられる可能性があるように思える。政治は理屈では動かないのだ。
そのような展開になれば、与野党を超えた政界再編が起きて、日本政治大転換の始まりになるのではないか。
これもまた、野党の力によるのではなく、自民党の大失策に期待するというおかしな話だが、こうした荒唐無稽とも言える「夢」にすがるくらいしか日本の政治には希望が持てないということなのかもしれない。
古賀茂明
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:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:56
9606:OS5:2024/10/22(火) 16:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e33aef6402771481b8c43d00d898b47f23fcaf9
創価学会の大幹部が「あいつだけは勘弁ならねえ」と激怒…裏金で逆風の「萩生田光一氏」と公明党との間に決定的な溝が生まれた理由とは
10/22(火) 11:14配信
デイリー新潮
学会票は4万4000票あまり
松井氏支援の効果は
かつて将来を嘱望された自民党の元幹部が逆風に喘いでいる。官房副長官、経産大臣、文科大臣、自民党政調会長など幹部職を歴任した萩生田光一氏だ。
【写真】 「祈りは絶対にかなう!」と語った聖教新聞紙面。動画の番組案内も
安倍晋三元総理に近かった萩生田氏は旧安倍派に所属し、一連の裏金問題の象徴的な存在となった。そのため、今回の衆院選では野党の立憲民主党に有田芳生元参院議員を対抗馬として立てられることに。現状、各社の世論調査などでは両者がデッドヒートを繰り広げている。
その萩生田氏にとって手痛かったのは無所属での出馬になったことだろう。石破茂首相は一連の問題を受け、裏金議員の一部を非公認としたが、萩生田氏も例外ではなく、公明党からの推薦も出ていない。
もっとも萩生田氏は折から公明党との関係が不安視されていた。
地元政界関係者が解説する。
「萩生田さんの地元である八王子市は創価大学や東京富士美術館など学会関連施設が多く集まる創価学会の大票田です。萩生田さんは前回衆院選で14万9000票あまりを獲得していますが、そのうち学会票は4万4000票あまり、得票のうち実に30%を学会票に依存していると自民党の中で見られています」
そのため、萩生田氏は地元では公明党・創価学会に全く頭の上がらない状態だった。
「八王子には地元選出の都議で公明党の東村邦浩さんがいます。東村さんは都議会公明党で幹事長を務めるドンのような存在です。萩生田さんが大臣になれたのも、東村さんの支援があってこそ。そのため、萩生田さんは平身低頭で東村さんに接してきました」
萩生田氏が支援者を擁立
その萩生田氏と公明党・創価学会の信頼関係に亀裂が生じたのは昨年5月のことだった。選挙区の10増10減に伴う調整の中で、新設される東京28区(練馬区の一部)について両者で大揉めしたのである。
その経緯を「週刊新潮」は当時、仔細に報じている。
公明党は新設される選挙区の中でも、東京28区で擁立することを狙っていた。しかし、萩生田氏がある候補を立てると言って、強硬だったのだ。
「28区に、八王子の医師で萩生田さんの支援者だった安藤高夫・前衆院議員を自民党候補として立てたのです。支援者だけに、公明党が独自候補を擁立したいと要求しても萩生田さんが安藤さんを外さないのでは、といわれていました」(都連所属の自民党議員)
さらに隣の東京29区でも公明党候補が出馬することを公にしているにもかかわらず、自民党の独自候補を立てる動きが水面下であった。しかも、その候補は萩生田氏を子飼いとする森喜朗元総理がかわいがっていた人物だったのだ。
こうした一連の動きが創価学会の怒りを買った。
「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」
公明党の石井啓一幹事長が会見でそう語ったほどである。中でも激怒したのは創価学会の大幹部として知られる佐藤浩副会長だった。
「菅義偉元首相との強いパイプを活かし、政治担当として学会に君臨してきました。自公で何かトラブルが起こると最後は、菅-佐藤ラインで解決するということがままありました」(政治部デスク)
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OS5
:2024/10/22(火) 17:27:08
9607:OS5:2024/10/22(火) 16:57:38
“本当にその対応でいいのか”
最近では自公のパイプが弱まっているとされるが、その大きな要因は菅氏が首相を退き、メインプレーヤーでなくなったことも一因と言えるだろう。
その佐藤氏、当時、萩生田氏に対する怒りを周囲に以下のようにぶちまけていた。
学会関係者がささやく。
「佐藤さんは党幹部の中でも28区と29区で譲らない萩生田さんに対する怒りをあらわにしていました。周囲に“あいつだけは勘弁ならねぇ”と怒気を隠すことなく語っていたそうです。佐藤さんは萩生田さんに対し“本当にその対応でいいのか”と念押ししていたのに、何も変わらなかった。佐藤さんは“こちらが折れると思ってなめているんだろう”と怒り心頭だったんですよ」
結局、28区については安藤氏が立候補することになったものの、29区については独自候補擁立を見送った。それでも、萩生田氏と創価学会のしこりは残っているとされる。一方で、今回の衆院選の投開票に向け、公明党との関係改善に向けた動きもあると言われている。
「各社の世論調査などではここのところ、萩生田さんが支持を伸ばし始めているのは事実です。とはいえ、公明党・創価学会の関係が悪化していたことが尾を引き、そのため、学会もあからさまに萩生田さんを支援することはできません。かといって、学会票がそのまま有田さんに流れるとも思えず、事態はまだ流動的です」(先のデスク)
自らの振る舞いが招いた事態とはいえ、萩生田氏は今回の逆風から、当選を果たすことができるのか。
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2024/10/22(火) 17:27:18
9608:OS5:2024/10/22(火) 17:19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ebd035a51c1632d865152744a4af54fff506f4
石破首相〝戦後最短内閣〟の危機 衆院選終盤情勢で永田町に衝撃、自公で過半数割れの可能性「有権者に見透かされている」
10/22(火) 17:00配信
産経・FNN調査
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が公表した衆院選(27日投開票)の終盤情勢調査(19、20日実施)が、永田町に衝撃を与えている。石破茂首相(総裁)率いる自民党は大きく議席を減らし、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性があるという。一方、立憲民主党は大幅増の勢いという。石破首相は1日に就任したばかりだが、「戦後最短内閣」の危機に直面している。
「石破首相は、衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と明言した。公約の一番には『ルールを守る』と掲げた。早期解散や政策を含め、決裁者は首相自身だ。自公で過半数割れなら、責任論は不可避だろう」
自民党ベテラン議員は大逆風の中でこう語った。
産経・FNNの情勢調査によると、自民党は公示前の256議席から、小選挙区と比例代表を合わせて「60議席程度減少」する可能性がある。公明党を加えた与党全体でも、公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだという。
これに対し、野党第1党の立憲民主党(公示前98議席)は「50議席程度増やす」見込みで、国民民主党(同7議席)は「15議席程度を積み増す」勢いという。共産党(同10議席)も数議席増の可能性がある。日本維新の会(同43議席)は議席維持が困難な情勢だという。
ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた政治団体「日本保守党」は、公職選挙法上の「所属国会議員5人以上」の政党要件を満たす可能性がある。
石破政権が大苦戦に見舞われている背景としては、石破首相の「変節」や「豹変(ひょうへん)」、安倍晋三元首相を「国賊」と罵倒した人物の入閣、すでに処分を受けた政治資金「不記載」議員に対し、新たに「非公認」「比例重複を認めず」という対応を決めたことがありそうだ。
自公両党で過半数割れなら、石破首相は政権を維持するため、新たな政党の連立参加や閣外協力を模索する展開になるとの見方が浮上している。
ただ、野党幹部は「選挙結果は『国民の審判』であり、過半数割れなら『石破内閣はノー』ということだ。連立の枠組み拡大で延命したら、民意の無視にほかならない」と批判する。
ちなみに、戦後、首相の在職日数の最短は東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)の54日。石破首相はこれを更新するのか。
政治学者の岩田温氏は「自公で過半数を割れば、『石破内閣の総辞職』もあり得る。石破首相には当初の発言を翻して早期解散に踏み切ったことに始まり、ウソが多い。不記載議員への『非公認』対応なども基準が明確ではない。(時事通信の)内閣支持率が危険水域(28%)だったことも含め、有権者に見透かされている。戦後最短内閣になる可能性はゼロではない」と語った。
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OS5
:2024/10/22(火) 17:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d74afda915072ed63f4570cc97ff072ae0bf5d5
特別国会、来月7日召集案 衆院選次第でずれ込みも 政府・自民
10/22(火) 16:18配信
時事通信
国会議事堂=東京都千代田区
27日投開票の衆院選後に開く特別国会について、政府・自民党内で11月7日に召集する案が浮上していることが分かった。
首相指名選挙を行って第2次石破内閣を発足させ、5日間程度で閉会する日程を想定している。ただ、与党が衆院で過半数を割り込めば政権樹立に向けた与野党の駆け引きが活発化し、召集がずれ込む可能性もあり、日程は流動的だ。
複数の政府・自民関係者が22日明らかにした。石破茂首相(自民総裁)は、11月15日からペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、同18日からブラジルで行われる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を検討している。臨時国会は2024年度補正予算案の編成作業を考慮し、同月下旬〜12月上旬に召集する案が出ている。
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OS5
:2024/10/27(日) 21:52:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eb6f77ec35f131d3d1bf0d852881f0429e38ea7
自民・公明「過半数割れ」で政局に突入か、想定される三つのシナリオ…追加公認・一本釣り・連立
10/27(日) 21:02配信
読売新聞オンライン
第50回衆院選は、メディア各社の開票速報によると、有権者は自公政権に対し、厳しい審判を下したようだ。「自民党派閥のパーティー収入不記載事件」を受け、選挙戦では「政治とカネ」の問題に関心が高まった。与党が勝敗ライン「自公で過半数(233議席)」を下回る見通しとなったことで、永田町は今後、波乱含みの政局に突入しそうな気配である。
石破氏の去就は?
過半数割れでどうなる
まず注目されるのは、石破茂首相(自民党総裁)が引責辞任するかどうかだ。
1980年代以降の短命政権は、1994年に非自民連立で首相となった羽田孜(つとむ)政権の64日、1989年にリクルート問題で退陣した竹下政権の後を継いだ宇野宗佑(そうすけ)政権の69日がある。石破退陣となれば、これを上回る、たった1か月の超短命政権となる。
もっとも、石破氏が即座に辞任するかどうかは微妙だ。
そもそも自民党への逆風は、前の岸田政権から続くもので、さらに言えば「不記載事件」は、旧安倍派が震源地だった。自分一人にその責任を押しつけられるのは石破氏としては不本意だろう。
党内に「石破おろし」の動きが起きるかもしれないが、首相指名選挙を行う特別国会は11月7日召集の見通しである。それまでの短期間に「石破おろし」の動きが自民党内でうねりをあげそうにはない。本来、「反石破」の旗振り役になる可能性があった旧安倍派の「裏金議員」の多くは落選の見込みが濃厚だ。
追加公認、「一本釣り」
そうなると「当面、石破退陣がない」との前提で政局は動く。
自民党内でいくつか手順が想定されている。
特別国会に向け、まず自民・森山執行部が取りかかるのは当選者の「追加公認」だ。非公認だった当選者を追加で公認する。追加公認は手っ取り早い当選者の「かさ上げ」である。公示直後に党執行部が非公認議員が代表を務める支部に「2000万円」を給付したのも「追加公認」のための下慣らしだ。
次は「保守系無所属」の当選者を囲い込み。自民入党を迫る。そのあとは、野党議員の「一本釣り」ではないか。
「一本釣り」は90年代後半、自民党がしばしば使った手法だ。
96年10月の衆院選で自民党は過半数に届かなかった。このため、当時の野中広務幹事長代理らが野党・新進党議員らの引き抜き工作を進め、単独過半数を回復した実績がある。当時、野中氏は自身のことを「釣り堀屋のオヤジ」と自嘲していた。
森山氏「連立枠組みの拡大」に言及
これまでは小手先的な手段だが、少数与党のままだと政権基盤が危うい。
そのため自民は「連立枠組みの拡大」に打って出る可能性がある。キーマンは森山裕自民党幹事長だ。
選挙期間中、森山氏は、テレビ番組で意味深な発言をしている。
「(与党が)過半数割れをしようとしまいと、同じ政策を持って、国の発展を図ろうという政党とは、協議は前向きにしていくべきだ」
「政策的に一致することができれば、拒むことはあってはならない」
森山氏の念頭には日本維新の会や国民民主党があるのはいうまでもない。
ただ、衆院選で激しく角を突き合わせた直後だけに、両党が即座に連立入りする、というわけではない。実際、国民の玉木雄一郎代表や維新の馬場伸幸代表は記者団の質問に対し、連立入りを否定している。
とりあえずは、来年通常国会の会期中、2025度予算案の衆院採決時あたりが「連立枠組み拡大」の一つの目安ではないか。これまで政府予算案に国民や維新は賛成した経緯がある。
ここで一つ指摘しておきたい。自民にとって「国民の連立参画」は大きな意味がある。国民は立憲民主党とともに連合が有力支持基盤である。国民が連立に加われば、連合票を切り崩すことになる。連合を支持基盤とする国民、立憲両党は「また裂き」状態になる。
連立の枠組み拡大とまではいかないが、与野党が政策ごとの部分連合(パーシャル連合)で連携するという選択肢もある。
このほか永田町では、立憲民主党を加えた「与野党大連立」を指摘する向きもあるが、その可能性は極めて低いと見たほうがいい。政治を活性化させる「政権交代」の意味がなくなるからだ。
467
:
OS5
:2024/10/27(日) 21:53:10
自民1強時代の終焉
ただ、永田町は「一寸先は闇」だ。何が起こるかわからない。「55年体制」で敵対してきた自民党と社会党が手を結び「自社さ政権」(1994〜98年)を発足させたケースもある。
第2次安倍政権(2012年)以降、「自民1強・野党多弱」の時代が長く続いた。今回の衆院選でその構図に変化が出てきたことは間違いない。それが政権交代につながるのかは今の時点では不透明だ。来年夏の参院選に向けて政局はさらに流動化しそうだ。(編集委員・吉田清久)
468
:
OS5
:2024/10/27(日) 22:24:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f2c671d623597866c5e30ed477b342bcbc5b35
〈石破“1ヶ月天下”の危機〉「自公過半数割れ」予測に永田町大激震…「ポスト石破」「連立拡大」最悪のケース想定で自民ドタバタ
10/24(木) 7:02配信
集英社オンライン
自民にとって最悪の結果になるか
衆院選の投開票日まで1週間を切り、報道各社の情勢調査で、自公の過半数割れの可能性が相次いで報じられている。自民党内では、当初の「自民で単独過半数を取れなくても、自公での過半数は大丈夫」とのムードは消え去り、悲愴感もただよう。そして早くも「過半数割れ後」を見据え、「ポスト石破」や「連立拡大」に向けたシミュレーションがささやかれ始めた。
前回、予測通りとなった朝日の情勢調査に永田町は戦々恐々
投開票日を1週間後に控えた10月20日夜、朝日新聞デジタルに情勢調査をもとにした「自公過半数、微妙な情勢」との見出しが躍ると、永田町関係者の間で衝撃が走った。
他社の調査がおおむね「自民で単独過半数割れの可能性はあるが、自公で過半数は確保できる情勢」という傾向だったなか、朝日新聞が予測した自公の獲得議席は、中心値で225議席。過半数の233議席に届かなかった。
「朝日新聞は前回の衆院選で、他社が軒並み『自民の単独過半数は微妙』と予測していたなか、『自民が単独過半数確保の勢い』と予測し、その結果通りになりました。
朝日の調査に一目置く人は多く、『自公過半数、微妙』の見出しに、自民党内の雰囲気は重いです」(全国紙政治部記者)
実際に、ある自民陣営関係者も「ウチの議員は、前回は小選挙区で大差をつけて勝てていました。今回は、裏金議員でもないのに情勢調査で大差をつけられ負けています。党が先週末に実施した調査も、その前の週よりも悪い結果になっていて、比例復活も危なそうです。日に日に野党候補に差を広げられています」と嘆く。
石破茂首相は集会で、かつて安倍晋三元首相が使ってきた「悪夢の民主党政権」というフレーズを口にした。
かつて自身が「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない」と警鐘を鳴らしてきたフレーズを使わなければならないほど、追い込まれている。
対する野党は「今回は有権者の反応も良い。前回は相手に余裕の戦いだと思われていたが、今回は首相も応援に入ってきた。自民陣営の焦りを感じる」(立憲民主党候補者)と勢いづく。
469
:
OS5
:2024/10/27(日) 22:25:35
裏金議員の追加公認、国民民主取り込み画策も…
最終盤に入り石破首相や党幹部は、19、20日に実施した情勢調査をもとに、野党候補と10ポイント差以内の選挙区を重点選挙区としてピックアップした。
「『自民王国』のはずが、安倍元首相の甥、岸信千世氏が立憲の平岡秀夫氏と激戦を繰り広げる山口2区、現職閣僚の坂井学国家公安委員長と立憲の山崎誠氏が競る神奈川5区、維新の地盤である大阪府内の全選挙区などが重点選挙区となったようです。
そして、10ポイント以上の差で負けている選挙区も多数ありますが、そういったところは『切り捨て』られた形です。最終盤は、野党候補と僅差で競り、勝てる可能性がある重点選挙区を中心に、石破首相や党幹部が応援に駆けつけます」(自民党関係者)
そして早くも、自公が過半数割れした後を見据えた話も出てきている。
自公で過半数が取れなかった場合、非公認となっていた裏金議員の当選者も追加公認するとみられているが、現在、小選挙区で優勢なのは西村康稔元経産相や平沢勝栄元復興相など数人にとどまる。
そこで、連立拡大も視野に入ってくるという。
「21日夜には、19、20日に実施した自民党の情勢調査の結果をもとに、石破首相や森山裕幹事長、小泉進次郎選挙対策委員長らが今後の戦略を話し合いましたが、自公で過半数が取れなかった場合に備え、国民民主党を取り込む相談もしたようです」(自民党関係者)
早くも流れる“ポスト石破”の名前
ただ、全国紙政治部記者はこう解説する。
「国民民主党には国民・立憲の支持母体である連合の組織内議員もいるため、与党入りは簡単ではありません。
また、これまで自民と国民民主の間は麻生太郎最高顧問が取り持ってきました。石破首相と犬猿の仲の麻生氏が仲介役に入れるかというと、これも難しいです。
一方、同じく自民への協力が取りざたされる維新は、菅義偉副総裁と関係が近いですが、維新も党勢不振など課題が山積で、与党入りとなるとハレーションが大きく、できても部分的な政策ごとの協力くらいでしょう」
21日夜、石破首相ら党幹部の雰囲気は非常に暗く、石破政権が早くも行き詰まることを覚悟している様子だったという。
「石破首相が衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と設定していた以上、その目標を割り込むと、石破首相の責任論が出るのは必至です。党内基盤が弱い石破首相だけに、史上最短の1ヶ月で退陣という可能性も現実味を増してきます。
党内では早くも『高市早苗氏は、近しい議員の落選が相次ぎそうだし、緊急で総裁選をやるなら党員票の割合も低いから、次は無理』『リリーフとして安定感のある林芳正官房長官では』など、ポスト石破に関する憶測が流れています」(同前)
自民党内では「最後に野党がゆるんで、負けを最小限にとどめられないか」と弱気な声も聞こえてくる。
「5度目の正直」でようやく首相の座についた石破首相は、「1ヶ月天下」で終わってしまうのか。有権者の下す審判の行方は……。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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:
OS5
:2024/10/28(月) 06:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6030d284a4871436eb7e0521d59be54a25bf972d
石破首相、辞任せず国民民主に協力呼びかけ政権維持図る意向
10/28(月) 5:00配信
読売新聞オンライン
自民党の開票センターで候補者名が記されたボードに、当選確実を示す赤いバラを付ける石破首相(27日午後9時43分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影
第50回衆院選は27日投開票された。自民党は「政治とカネ」の問題を受けて大敗し、公明党を合わせた与党で総定数465の過半数(233議席)に届かなかった。立憲民主党は、公示前から議席を大幅に増やした。今後、政権の枠組みを巡って与野党の攻防が始まり、政局が流動化する可能性もある。日本維新の会や、公示前から議席を伸ばした国民民主党の動向も焦点となる。
与党の過半数割れは2009年衆院選以来だ。自民は第1党は維持した。
与党での過半数確保を勝敗ラインに掲げていた石破首相(自民総裁)は27日夜、NHK番組で「非常に厳しいご審判をいただいたと認識している。謙虚に厳粛に受け止めている」と語った。その上で、野党の協力を得て自民中心の政権を維持する考えを強調した。
首相は28日未明、周囲に対し、辞任せず政権維持に向け国民民主に協力を呼びかける意向を示した。
自民は衆院選にあたり、政治資金問題に関わった前議員ら44人のうち10人を公認せず、34人は比例選との重複立候補を認めなかった。自民、公明両党は選挙戦で、経済政策や外交・安全保障政策の実績を強調して自公政権の継続を訴えたが、選挙戦終盤には、自民が非公認となった候補側に2000万円の政党交付金を支給していたことが発覚し、逆風が強まった。
公明の西田幹事長は27日夜、BS朝日の番組で「『政治とカネ』を含め与党への怒り、厳しい反応が如実に表れている。公示後に『2000万円問題』が急浮上したこともだめ押しになっている」と語った。
公明は21年の前回選で9選挙区に候補を擁立して全勝したが、今回は11人が小選挙区選に出馬し、当選は4人にとどまった。
立民は与党の過半数割れを目標として、選挙戦では自民の政治資金問題を徹底的に批判した。野田代表は28日未明の記者会見で、「目標を達成できたことは大きな成果だ」と語った。他の野党との連携に向けては27日のフジテレビ番組で「自公政権継続がダメという立場と、政治改革を推進するという点で一致するなら対話はしていきたい」と意欲を示した。
衆院選後は30日以内に特別国会が召集され、首相指名選挙が行われる。与党が過半数割れしたことで、維新や国民を含めて与野党の駆け引きが活発化するとみられる。
維新の馬場代表は27日夜、NHKの番組で、自公両党との協力について「全く考えていない。『政治とカネ』の問題で国民の怒りに火がついている」と否定した。一方、立民との連携についても、大阪市での共同記者会見で「(立民は)外交・安全保障、エネルギー、憲法など基本的な政策で党内がまとまっていない」と消極的な姿勢を示した。
国民の玉木代表も文化放送のラジオ番組で、自公との協力について「考えていない」と否定しつつ、「政策を実現できるよう、協力できるところとは協力していきたい」とした。
衆院選は21年10月以来3年ぶりに行われ、衆院小選挙区の「10増10減」を受けた新区割りが初めて適用された。小選挙区選289、比例選176の総定数465議席を争った。
471
:
OS5
:2024/10/28(月) 06:58:10
2847 :OS5 :2024/10/28(月) 06:56:11
■■■■現役大臣■■■■■■■■■■■
合計4選挙区
・埼玉5区(4人)調査なし立>自
✕牧原秀樹 53☆法相 自前(5)
◎枝野幸男 60☆元党代表 立前(10)
共産:山本悠子 参政:辻村千尋
・神奈川5区(4人)自=立
◎坂井学 59☆国家公安委長自前(5)
△山崎誠 61☆元横浜市議 立前(3)
✕久坂くにえ51☆元鎌倉市議 維新
共産:高宮美智子
・愛知8区(3人)自=立
△伊藤忠彦 60☆復興相 自前(5)
◎伴野豊 63☆元国交副大臣立前(6)
共産:古川大暁
・鹿児島3区(2人)立=自
✕小里泰弘 66☆農水相 自前(6)推(公)
◎野間健 66☆党国対副委長立前(3)
共産:(無)
2848 :OS5 :2024/10/28(月) 06:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d54cd1b8576bea0802065bce74a25264b9a1597
落選の牧原氏、法相退く意向「ふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」
10/28(月) 3:40配信
産経新聞
支持者に頭を下げる牧原秀樹法相=28日午前2時12分、さいたま市中央区の選挙事務所
衆院選埼玉5区で敗れ、比例復活もならなかった現職法相で自民党前職の牧原秀樹氏(53)は28日午前2時10分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所に姿を現した。詰めかけた約30人の支持者を前に姿を現し、「法相にふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」と述べ、法相を退く意向を示した。
牧原氏は「厳しい中で7万8千人以上の人が名前を書いてくださったことに心より感謝申し上げます」と頭を下げた上で、「結果はひとえに私のせいだとの思いがある。申し訳ない気持ちでいっぱい」と敗戦の弁。「現実を受け止められない感覚がある」と議席を失ったショックを隠し切れない様子だった。
その後、集まった報道陣を前に「今回は平成21年を上回る冷たい風を感じた」と、自民党に対する有権者の厳しい姿勢を話した。今後についてはこれから考えるとするにとどめた。
牧原氏は実績や地元愛を強調する選挙戦を展開。派閥パーティー収入不記載事件にはかかわっていなかったが、公示前に自らや秘書が旧統一教会や関連団体の会合などに出席していたことが明らかになっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af4e654755ef49bec368e62a292ac8cadd87d909
小里泰弘農相も落選 総力戦及ばず 選挙期間中に公務重なり 鹿児島3区
10/28(月) 4:30配信
スポニチアネックス
鹿児島3区
鹿児島3区では自民前職の小里泰弘農相(66)が立民の野間健氏(60)に敗れた。
石破茂首相ら幹部が相次いで応援に入り、組織力を駆使した総力戦を展開したが、無党派層や保守票の一部を取り込んだ野間氏に及ばなかった。
小里氏は農相就任を前面に押し出したが、初入閣は追い風とならず終始先行を許した。前回衆院選でも野間氏が小里氏との対決を制していた。
選挙期間中にJA全国大会や鳥インフルエンザの対応など、農相の公務が重なった。19日に石破首相が応援に入った際にも本人は不在で、その効果を十分に生かし切れなかった。
472
:
OS5
:2024/10/28(月) 07:09:03
■公明
✕石井啓一代表(埼玉14)
◎岡本三成政調会長(東京29)
■自民
【安倍派幹部】
◎西村康稔(兵庫9) 無所属
◎世耕弘成(和歌山2) 造反無所属
◎松野博一(千葉3)
◎萩生田光一(東京24)
✕下村博文(東京11)
✕高木毅(福井2)
【番狂わせあるかも】
平沢勝栄(東京17区)
◎稲田朋美(福井1区)
✕武田良太(福岡11区)
【現役大臣で危ないところ(いずれも比例重複あり)】
✕牧原秀樹(埼玉5区)
◎坂井学(神奈川5区)
△伊藤忠彦(愛知8)
✕野間健(鹿児島3区)
■立憲
この情勢で小選挙区落選の可能性がある候補
◎逢坂誠二(北海道8)
◎海江田万里(東京1)
◎渡辺周(静岡6)
◎馬淵澄夫(奈良1)
◎小川淳也(香川1)
473
:
OS5
:2024/10/28(月) 10:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/00adc4365bb9939e36b0c1d33d9aca2690475db5
首相の退陣論、自民内で浮上…勝敗ライン割り込み中堅参院議員「続投難しい」
10/28(月) 8:00配信
読売新聞オンライン
自民党の開票センターでインタビューを受ける石破首相(27日午後10時36分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影
衆院選で自民、公明両党が過半数を割り込んだことで、自民内では石破首相(党総裁)の退陣論が浮上している。無所属議員と連携を図っても「少数与党」となった場合、自民は国民民主党などと政策ごとに協力する「部分連合」で政権運営を継続したい構えだが、野党側との協議は難航する可能性がある。
首相は9月の党総裁選や新内閣発足の勢いを衆院選にそのまま持ち込むため、首相就任から8日後の衆院解散、26日後の投開票という「戦後最短日程」で今回の決戦に臨んだが、当ては大きく外れた。
最大の要因は、自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、有権者の自民への怒りや不信感が極めて強かったことだ。自民は政治資金問題があった前議員らを非公認にする対応をとったものの、選挙戦終盤には、非公認候補が代表を務める党支部にも党本部が2000万円を支出したことが判明し、更なる批判を招いた。
首相は27日のNHK番組で、「自民はもっと反省しなさいという国民の強い意思が出てきた。きちんと(党を)変えていかないと参院選でまた厳しい批判を賜る」と危機感を示した。
首相は自公の過半数確保を勝敗ラインに掲げていたこともあり、自民の中堅参院議員は森山幹事長や小泉進次郎選挙対策委員長らの辞任に加え、「首相の責任は重大で、続投は難しい」と指摘した。
森山氏は28日、党本部で「補正予算や来年度予算の編成に向けて微力を尽くしたい」と記者団に述べ、続投の意向をにじませた。小泉氏は27日のテレビ朝日の番組で自らの進退に関し、「(首相に)私の身柄は預けますと伝えてある」と語った。
今後、国会では野党側が主導権を握り、与党側は綱渡りの対応を迫られそうだ。
自民執行部は、国民や日本維新の会と政策などの個別テーマごとに連携を図る方針だ。調整に手間取ることも想定されるが、野党が立憲民主党を中心にまとまる事態を避けることに全力を挙げるとみられる。
1993年の衆院選では、宮沢首相率いる自民が過半数割れし、野党の新生党や日本新党が躍進した。その後の連立協議で、「非自民」勢力が日本新党の細川護熙代表をかついで新内閣を樹立した。
474
:
OS5
:2024/10/28(月) 10:53:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c44fd681486c1f63b5786a64b9c11ba1aa6fed0
小泉進次郎・選対委員長が辞任へ…自民党大敗の責任を取り
10/28(月) 4:43配信
読売新聞オンライン
衆院選の開票速報を受け、厳しい表情の小泉選対委員長(27日午後8時6分、東京都千代田区で)=松本拓也撮影
自民党の小泉進次郎選挙対策委員長は、衆院選で同党が大敗した責任を取り、辞任する意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。与党が過半数を割り込んだ選挙結果を受け、責任を明確にする必要があると判断した。28日に石破首相(自民党総裁)に伝え、表明する方向だ。
475
:
OS5
:2024/10/28(月) 11:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e591fce4e38e9650ff986fbc83e7bee7a5644d
田崎史郎氏、「モーニングショー」で自民党・森山裕幹事長「進退」解説「責任論は当然出てくる」…辞めた場合の後任も言及「あのポストが務まるのは1人だけ」
10/28(月) 9:20配信
スポーツ報知
田崎史郎氏
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は28日、第50回衆院選が27日に投票、即日開票され、自民党が大きく議席を減らし、公明党をあわせた与党で過半数の233議席には届かなかったことを報じた。
自民党は、公示前の247議席から191議席へ大きく減らし、公明党も32議席から24議席となった。一方、野党側は立憲民主党は98議席から148議席に躍進。国民民主党が7議席から28議席と大きく議席を伸ばしたが日本維新の会は6議席減らし38議席だった。
スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が出演。スタジオでは、今回の結果を受け自民党の森山茂裕幹事長が辞任を否定したことを報じた。この意向に田崎氏は「森山さんの責任は今後出てくるだろうと思います」と明かした。
その理由を自民党が「裏金問題」を受け非公認とした候補が代表者を務める政党支部に公示後、党から政党交付金2000万円を支給していた問題が発覚したことに「2000万円の給付を誰が決めたかなんです。自民党のシステムとして総裁である総理と幹事長のどちらかが決めないとできないんです。今回のケースを探っていきますと、幹事長の森山さんが具体的に決めているんです。お金を支給することについては石破さんもOKしているんですけど、いつどのような形で出すかを決めたのは森山さんなんです。官邸の人たちはまさか選挙中に配るとは思ってなかったということなんです。そういう意味じゃ森山さんの責任論は当然出てくると思います」と解説していた。
さらに出演者から森山氏が辞めた場合、自民党内をどうまとめるのかを問われた田崎氏は「今、森山さんは辞められる意志はないですけど、もし森山さんが辞められた場合、あのポストが務まるのは1人だけだと思います」とし「菅義偉さんだと思います」と明かした。
出演者から菅氏の健康状態を聞かれた田崎氏は「昨日もちょっと話したんですけど非常に元気でした。電話の調子は」とコメントしていた。
報知新聞社
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:
OS5
:2024/10/28(月) 12:47:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/45489fd2a5852d089164966a93e8695258d0cc90
自民・小泉進次郎選対委員長、辞表提出 「責任を取る」
10/28(月) 12:30配信
毎日新聞
衆院選から一夜明け、自民党本部で厳しい表情を見せる小泉進次郎選対委員長=東京都千代田区で2024年10月28日午前11時10分、手塚耕一郎撮影
自民党の小泉進次郎選対委員長は28日、党本部で記者団に「選対委員長としての責任を取ると総裁に辞表を渡し、受理してもらった」と明らかにした。
小泉氏は2009年の衆院選で初当選。19年に第2次安倍政権で環境相として初入閣した。9月の総裁選に初出馬し、3位に終わったが、同月に選対委員長に就任した。【森口沙織】
477
:
OS5
:2024/10/28(月) 21:26:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/10065a9500b4fd76100aaa02061281a6bc421340
森山裕幹事長責任論も拡大…衆院選惨敗の自民党「過半数割れショック」で重苦しい空気に
10/28(月) 20:40配信
日刊スポーツ
石破茂首相(右)と森山裕幹事長(2024年9月30日撮影)
第50回衆院選は28日、全465議席の当選者が確定した。自民党は公示前から65減の191議席。公明との与党で215議席と、過半数の233議席を下回る惨敗だ。小泉進次郎選対委員長は引責辞任し、森山裕幹事長の責任論も拡大している。石破茂首相は会見で自らの責任を問われ「現下の課題に取り組むことで職責を果たしたい」と、正面から答えなかった。立憲民主党や国民民主党は大きく議席を伸ばし、少数与党に転落した石破首相の政権運営は厳しさを増している。
◇ ◇ ◇
野党に転落した09年衆院選以来、15年ぶりの与党過半数割れ。自民党は28日、重苦しい空気に包まれた。獲得した191議席は公示前から65減。牧原秀樹法相ら閣僚2人が落選し、閣僚経験者の落選も相次ぎ、「大惨敗だ」と肩を落とす関係者もいた。
選挙対策の責任者だった小泉進次郎選対委員長は辞表を提出し、受理された。激戦区を中心に応援に回ったが勝利に導けなかった候補も多く、取材に「選挙の結果を受け止める立場。私に責任がある」と述べた。
党内では、実質的に選挙を仕切った森山幹事長の責任論も広がっている。敗北の決定打となった裏金非公認候補への2000万円支給は、森山氏の名前で文書が出された。老練な手腕には石破首相も信頼を置くが、地方組織からも執行部の対応を批判する声が出始め、「過半数割れショック」への不満が広がるばかり。森山氏は進退について「微力を尽くし責任を果たしたい」と続投の意向を示しているが、このまま党のまとめ役として責任を果たせるのか、不透明な情勢だ。
一方、石破首相は自民党総裁としての会見で「今回の厳しい結果は自民党の改革姿勢への厳しいご叱責(しっせき)。党内論理の優先が、厳しい結果につながった」と語った。2000万円支給についても「『分かった』という反応があったと思っていない」と説明不足を認め、選挙前に野党が再三求めた政策活動費の廃止や旧文通費の使途公開などの「速やかな実現」を、いまさら語るひと幕も。首相自身の責任を問う質問も続いたが「国政の停滞は許されず、現下の厳しい課題に取り組むことで職責を果たしたい」と繰り返し、正面から答えなかった。
少数与党となり、今後は野党との連携の可能性も含む綱渡りの政権運営が予想される。かつて少数与党となった羽田政権は、64日で終幕した。初陣からいきなりつまずいた石破首相のこの先は、見通せなくなってきている。【中山知子】
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OS5
:2024/10/28(月) 21:56:14
衆院議員のみ
麻生派40→31
茂木派32→27
岸田派34→26
二階派31→21
安倍派59→20
森山派07→07
https://news.yahoo.co.jp/articles/58012d5fbebf27b56cdd142007ca60574f1162fc
自民旧安倍派3分の1の20人に 裏金逆風、衆院勢力変化
10/28(月) 19:00配信
共同通信
27日投開票の衆院選を経て、自民党内の衆院勢力構図は大きく変わった。派閥裏金事件に多くの前議員が関わった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から、約3分の1の20人に激減。旧安倍派と同様、政治資金収支報告書に不記載のあった旧二階派は31人から21人に減らした。
旧安倍派のうち9人は、裏金事件に関与して自民非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一、西村康稔両氏を除く7人が落選した。
旧二階派は、自民非公認で出馬した平沢勝栄氏が当選したものの、比例代表との重複立候補が認められなかった武田良太氏が落選した。
旧岸田派は34人から26人、旧茂木派は32人から27人にそれぞれ減らした。旧森山派は増減なしの7人。党内で唯一、存続している麻生派は公示前の40人から31人となった。
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OS5
:2024/10/28(月) 22:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a000fce43507da0bfc443564873f40c2b713af
「石破総裁の責任、進退も含めてしっかり考えるべき」衆院選自民党惨敗で党山口県連が痛烈に批判
10/28(月) 15:24配信
tysテレビ山口
テレビ山口
27日に投開票が行われた衆議院議員選挙は、自民党が議席を256から191まで大幅に減らし、与党が過半数割れする惨敗となりました。自民党山口県連の友田有幹事長は28日、「2000万円を配ったことが要因だ。石破総裁は、進退も含めてしっかり考えるべきで、総裁の責任だった」と痛烈に批判しました。
山口県内の小選挙区は、3議席を自民党の前職が死守したものの、山口2区の岸信千世氏は、立憲民主党の平岡秀夫氏を相手に、わずか1700票差の激戦となりました。これらの結果については「ほっとしているものの、全国的には大変厳しい判断をいただいた」とし、後半になって大きく伸び悩んだと振り返りました。
「不記載の問題等で、皆さん方からご指摘を受けた中での選挙だった。それで、260ぐらいあった議席が減ったんだろうと思う」と分析。非公認とした候補者側に2000万円の活動費を支給したことが原因とし、「(非公認の)大変厳しい判断を下した結果が、敗因となった。石破総裁が責任を取るべきだ」と批判しました。
テレビ山口
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OS5
:2024/10/28(月) 22:23:27
https://nordot.app/1223523755733615343?c=724086615123804160
自民大敗「首相ら退陣を」 千葉県連会長の桜田元五輪相
2024/10/28
自民党千葉県連会長の桜田義孝元五輪相は28日、衆院選での自民大敗を受け、石破茂首相(自民総裁)ら党執行部は早期に退陣すべきだとの考えを示した。千葉市で記者会見し「議席をあれだけ減らした。責任はある。退陣しないでのうのうと続けるのは到底耐えられない」と述べた。
桜田氏は先の衆院解散前に議員引退を表明。衆院選に出馬しなかった。
© 一般社団法人共同通信社
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OS5
:2024/10/29(火) 13:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/08fe86de048829e5639f14f6ebfa333f9b589e94
尾辻参院議長が辞任へ 体調不良、近く後任内定
10/29(火) 10:16配信
共同通信
尾辻秀久参院議長
尾辻秀久参院議長(84)は議長を辞任する意向を固め、自民党幹部に伝えた。体調不良を理由としている。議員は来年夏の任期まで続ける。関係者が29日明らかにした。与党は近く後任人事を内定する。11月11日召集の方向で調整している特別国会で新議長が選出される見通しだ。
尾辻氏は1989年に比例代表で参院初当選。2013年参院選から鹿児島選挙区に転出し、当選6回。厚労相や参院予算委員長などを歴任した。22年8月、議長に就任し、自民会派を離れた。
昨年12月に発熱を訴え、元日に皇居での「新年祝賀の儀」を欠席するなど体調が不安視されていた。今年7月、改選を迎える来年夏の参院選には出馬せず、引退する意向を示した。
参院は3年ごとの改選に合わせて正副議長が交代し、議長は第1党、副議長は野党第1党が推す議員を選ぶ慣習がある。
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OS5
:2024/10/29(火) 13:44:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信
自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。
衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。
「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」
党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。
首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。
ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)
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OS5
:2024/10/29(火) 21:39:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信
産経新聞
自民党本部に入る小泉進次郎選対委員長=28日午前、東京・永田町(鴨志田拓海撮影)
自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。
衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。
「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」
党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。
首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。
ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)
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OS5
:2024/10/30(水) 03:27:01
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/548859
前首相、影響力維持に暗雲【衆院選自公大敗 変わる風景】②一兵卒が行く
2024/10/29
(最終更新: 2024/10/29)
前首相の岸田文雄(67)は衆院選広島1区で11選を決めた後、マイクを握った。「総理を3年務めた直後の選挙。だからこそ、より多くの力を皆さんにいただけた」。続く報道陣の取材。自民党派閥の裏金事件には触れず「経済や外交で大きな成果を上げた」。選挙中の演説でも日韓関係の改善や賃上げ実現など岸田内閣の実績に話を向けた。
さかのぼること3年。岸田が党総裁選で勝利し、首相の座を射止めた要因の一つが党改革への期待感だった。2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件を念頭に岸田は不祥事を起こした国会議員は「説明責任が大事だ」と訴えていた。
首相就任後に発覚した自民党派閥の裏金事件への対応はどうだったか。関係議員ら85人のうち国会の政治倫理審査会に出席したのは9人。党の処分も39人にとどまり、野党から「国民は納得していない」と批判を浴びた。政治資金規正法の改正でも厳罰化より党内融和を優先したと国民には映り、内閣支持率は低迷を続けた。
岸田はことし8月、翌月に控えた党総裁選に出ず、党派閥の裏金事件の責任を取るとして首相退任を表明した。記者会見では「新たなリーダーを一兵卒として支える」と語った。
総裁選では、岸田が率いた旧岸田派の多くが決選投票で石破茂(67)の支持に回ったとされる。党広島県議の一人は「『党の顔』を代えて早期解散を促し、衆院選勝利への道筋を付けたかったのだろう」と話す。さらに石破首相の下で与党が勝利すれば、政権や党への影響力も維持できるという岸田の狙いも見通した。
シナリオ通り、石破は内閣発足前の9月30日に衆院解散を明言。首相就任から戦後最短の8日後に衆院を解散し「超短期決戦」に突入した。予算委員会での政策論戦もなく始まった衆院選は、石破が路線を引き継ぐとした岸田政権への審判にもなった。
岸田は公示後「一兵卒」として青森県から沖縄県まで飛び回り、党候補の応援に入った。
岸田は自らの選挙では勝利したものの、自民党は191議席と公示前から65議席減らして惨敗。公明党を含めた与党は過半数を割り込んだ。
岸田陣営も選挙戦で厳しさを感じていた。「今回は岸田には入れない」。陣営幹部は支援者から電話で厳しい言葉を受けたという。自身の得票数は前回選の4分の3に落ち込んだ。自民党の大敗は裏金事件への批判に加え、岸田政権の3年間への厳しい評価の表れでもあった。
岸田は今後も影響力を保つシナリオを描けるのか。投開票から2日後の29日午前、東京・永田町の議員会館には各議員の部屋を次々と訪ね歩く、岸田の姿があった。=敬称略
(衆院選取材班)
485
:
OS5
:2024/10/30(水) 09:17:08
>>478
https://news.yahoo.co.jp/articles/996c90a3642d2c7d12ec30dd6cf34fcdd3c7d192
衆院選で自民旧派閥に明暗…麻生・茂木派は一定の維持、安倍派は議席大幅減で今や見る影もなし
10/30(水) 6:48配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党派閥の「政治とカネ」の問題が焦点となった今回の衆院選では、当選者数を巡り、派閥や旧派閥の間で明暗が分かれた。麻生派などは一定の議席数を維持したが、政治資金問題で批判を浴びた旧安倍派は立候補者50人中28人が落選し、派閥の解散決定時から衆院の所属議員数が約6割減った。打撃を受けた旧派閥を中心に、党内では執行部への不満が高まっている。
当選者数を派閥・旧派閥別でみると、党内派閥として唯一残る麻生派が31人(立候補者40人)と最多となった。これに旧茂木派の27人(同33人)、旧岸田派の26人(同35人)が続く。今後の影響力にも直結するとみられ、旧茂木派幹部は衆院選後、「苦戦したこの選挙戦で規模をほぼ維持できたのは大きい」と語った。
一方で、政治資金収支報告書の不記載で逆風にさらされた旧安倍派は、当選者数が22人(同50人)にとどまった。2012年衆院選で初当選した「安倍チルドレン」も大多数が落選し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。
同じく批判を浴びた旧二階派の当選者数は22人(同26人)に達したが、派中枢で事務総長を務めた武田良太・元総務相が落選するなど、大きなダメージを受けた。同派会長だった二階俊博・元幹事長や、側近の林幹雄・元経済産業相も引退しており、同派の閣僚経験者は「もはや集まろうと思っても集まれない」と嘆く。
自民は政治資金問題で旧安倍、二階両派議員を対象に立候補者10人を公認せず、公認となった34人についても比例選への重複立候補を認めなかった。選挙戦直前の決定に、党内では「二重処分だ」(旧安倍派中堅)と不満の声がくすぶった。
さらに追い打ちをかけたのが、非公認候補が代表を務める党支部に対し、党本部が2000万円を支出した問題だ。選挙戦終盤に問題が判明すると、野党側は「非公認は見せかけだ」と追及を強め、自民失速の大きな要因となった。
落選した閣僚経験者の一人は「『2000万円問題』で全て持って行かれた。勝敗が決まったのは最後の3日だ」と肩を落とし、旧安倍派の若手も「党本部の失策で仲間を失った」と怒りをあらわにした。
当選者の追加公認を巡っても、石破首相(党総裁)が28日の記者会見で「国民の理解」を判断基準にすると発言したことに「まだ問題を引きずるのか」と戸惑いが広がる。来夏には参院選が控えており、党内では「石破氏ではもう持たない。参院議員は納得しない」(中堅)と、半ば公然と批判の声がささやかれている。
486
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OS5
:2024/10/30(水) 09:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f9e5aa5d4d5fa9c9dcbcd905ad120ab4d121fe
野党との交渉カードとして温存する思惑も 衆院選で落選の2閣僚はしばらく続投
10/29(火) 20:58配信
産経新聞
閣議に臨む牧原秀樹法相=29日午前、首相官邸(春名中撮影)
石破茂首相は、27日投開票の衆院選で落選した牧原秀樹法相と小里泰弘農林水産相を、首相指名が行われる特別国会まで続投させることを決めた。2人はすでに辞意を表明しているが、調整中の召集日が11月11日と迫っているためだ。少数与党転落を受け、党内外で駆け引きが繰り広げられており、協力を求める野党との交渉カードとして閣僚ポストを保留しておく計算も働いているようだ。
■落選後「民間人閣僚」に批判も
「議員としての身分を失う以上は大臣としての役割を果たせない。当然辞任することになる」。小里氏は衆院選後初の閣議に出席した後、首相官邸で記者団の取材に沈痛な表情を浮かべ、こう続けた。
「(辞任の)具体的な日時はご迷惑をおかけしない形の対応をしたい」
現役閣僚の落選は平成28年参院選の岩城光英法相と島尻安伊子沖縄北方担当相以来。24年に自民党と公明党が政権を奪還した衆院選では、当時の民主党政権の現職閣僚8人が落選した。22年の参院選では民主党政権で千葉景子法相が落選したが、その後も民間人閣僚として49日間務めた際は批判も出た。
だが、牧原、小里両氏は辞意を表明しているにもかかわらず、首相は閣僚の即時交代には踏み切らなかった。11日に予定される首相指名の行方に大きく影響するからだ。
■入閣拒否の恐れも
自公は衆院選で改選前から73議席減らし、少数与党に転落した。首相は自民党総裁として首相指名に臨むが、党内での不満は高まっており「所属議員の欠席が出る可能性もある」(党関係者)との見方もある。仮に首相指名されなければ石破内閣は退陣となり、当然、閣僚は改めて選び直すことになる。
こうした事態を回避するため、自民は国民民主党や日本維新の会との「連立」や政策ごとに協力する「部分連合」の道を模索している。現時点では国民民主との部分連合が有力視されているが、仮に連立となった場合に閣僚ポストは野党に対して大きな交渉材料となりうる。早急に自民から後任の閣僚を選べばカードを失うことになるという思惑も透けて見える。
一方、後任閣僚を自民から起用するとしても難航する可能性がある。党内では政府や党執行部への不満が渦巻き、「石破政権は短命ではないか」(党若手議員)との声もあるためだ。中堅議員は「石破内閣発足時に総務会長のポストを高市早苗前経済安保担当相に断られたことが、けちのつけ始めだ」と話す。人事で入閣拒否などが起きれば政権の求心力低下はますます加速しかねない。(大島悠亮)
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OS5
:2024/10/30(水) 10:35:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c3d23d06461bf29f60f877ec14be54a4cea6af
「石破降ろし」自民に兆し 森山氏の責任問う声も
10/30(水) 7:05配信
時事通信
閣議に臨む石破茂首相(中央)ら=29日午前、首相官邸
衆院選で与党が過半数割れとなった事態を受け、自民党内で石破茂首相の責任を問う声が相次いでいる。
【ひと目でわかる】各党の獲得議席数
大敗のショックで今はまとまりを欠くものの、特別国会での首相指名選挙が近づけば、党内で「石破降ろし」のうねりが広がる可能性も否定できない。党務を仕切ってきた森山裕幹事長への批判も高まっており、政権運営はさらに厳しさを増しつつある。
「まずは執行部で今回の選挙結果をどう総括するのか。それからの話だ」。9月の党総裁選で首相と争った小林鷹之元経済安全保障担当相は29日、千葉市内で記者団から首相らの責任を問われると、現在の対応に不満をにじませた。
首相は投開票翌日の28日、「国政の停滞は許されない」と続投を表明し、森山氏も職にとどまった。「責任論が広がってしまう」。小泉進次郎氏の選対委員長辞任についても、首相はこう難色を示したという。
必ずしも高い目標とは言えなかった「与党過半数」を割り込む結果にもかかわらず、首相が直ちに引責を否定したことに、地方組織からは「退陣しないのは耐えられない」(桜田義孝千葉県連会長)との声が表面化。小野田紀美参院議員は「石破政権の信を問うて、この結果ということを軽視しすぎでは」とSNSに投稿した。
首相が総裁選での訴えをほごにして、超短期での衆院解散・総選挙に「変節」した背景には、森山氏の助言もあった。選挙戦最終盤で猛反発を浴びた非公認候補側への2000万円支給も、森山氏が決定したとされる。「森山氏が今回の『戦犯』なのは明らかだ」。自民中堅は憤りを隠さない。
首相への拒否感が強かった旧安倍派は「裏金議員」らが次々と落選し、弱体化は明らかだ。ただ、特別国会での首相指名選挙を控え、党内から大敗の責任論が上がるのは避けられそうにない。
29日に国会内で開かれた旧安倍派参院有志の会合では、来年夏の参院選をにらんで、首相への不満が続出した。「マグマがたまっている。このままでは終わらない」。自民ベテランは「石破降ろし」を予告する。
ある閣僚経験者は「首相指名選挙まで何も対応しないわけにはいかないだろう」と述べ、執行部は党内向けに説明の場などを設けざるを得ないとの見通しを示した。
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OS5
:2024/10/31(木) 16:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a18d33449927dbadf0fec8c4090c1fb4252e8112
最大勢力は麻生派に、旧安倍派は第5勢力へ後退 旧森山派は選挙後も維持 自民の衆院構図
10/31(木) 15:26配信
27日投開票された衆院選で、自民党内の衆院勢力図が変わった。麻生太郎最高顧問が会長を務める麻生派(志公会)は31人と、解散した旧派閥を含めて最大勢力となった。最大派閥だった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から20人に減らし、第5勢力に後退。麻生派、旧茂木派、旧岸田派の3勢力が上位を占める結果となった。旧森山派は、各派が減らす中、唯一落選者を出さなかった。
旧安倍派のうち9人は、派閥パーティー収入不記載事件に関与して自民を非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相を除く7人が落選した。両氏を除き当選者は20人だった。
旧茂木派は32人から27人に減らした。若宮健嗣元万博相や橋本岳元厚生労働副大臣ら中堅の有望株を失った。旧岸田派は34人から26人に減らし、盛山正仁前文部科学相や武井俊輔元外務副大臣らが落選した。
旧二階派は昨年12月時点で31人だったが、自民非公認で当選した平沢勝栄元復興相を除く21人が当選した。同派会長だった二階俊博元幹事長、林幹雄元経済産業相が引退し、武田良太元総務相が落選するなど同派を差配した実力者が姿を消した。一方、細野豪志元環境相は自民候補で最も多い14万1千票を獲得した。
旧森山派は森山裕幹事長や坂本哲志国対委員長、城内実経済安全保障担当相ら立候補した7人全員が当選した。
石破茂首相(党総裁)を中心とする旧石破グループでは、メンバーだった門山宏哲法務副大臣、八木哲也環境副大臣らが落選した。
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OS5
:2024/10/31(木) 22:21:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/81a1a5ded9a8a46fefb8fbeb5903d5fefe20e2af
自民旧安倍派、雌伏の時 衆院選で3分の1に激減、石破首相への反感くすぶるも展望開けず
10/31(木) 20:03配信
産経新聞
今後の政局でキーマンと目される萩生田光一氏(左)と西村康稔氏(春名中撮影)
27日投開票の衆院選の結果、自民党の最大派閥だった旧安倍派の衆院での勢力が選挙前と比べ約3分の1に激減し、次世代の幹部候補も次々と落選した。派閥パーティー収入不記載事件に関与した旧安倍派議員らに対し、非公認や比例重複を認めない対応を打ち出した石破茂首相(自民総裁)を「絶対に許さない」と〝石破おろし〟を口にする同派議員もいるが、展望は見通せない。
【グラフでみる】自民党派閥の衆院勢力の変化
■59人が20人に
「帰ってきたら暴れましょう」
旧安倍派を取り仕切っていた有力者「5人衆」の一人は衆院選の公示直前、同派若手に対し、電話でこう呼びかけた。念頭にあるのが首相への不満だ。
旧安倍派では不記載事件に関与したとして9人が非公認となった。また、不記載があった他の小選挙区候補は比例代表との重複立候補を認められなかった。こうした党本部の対応が響き、衆院選後の議員数は昨年12月1日時点の59人から20人に激減した。
不記載議員らは今年4月に離党勧告や党員資格停止、党の役職停止などの処分を受けた。非公認などの措置は「二重処分」にあたるとの反感が派内で渦巻く。旧安倍派中堅は「いざ選挙という段階で首相に背後から撃たれた」と怒りをあらわにする。
■「今は力蓄える時期」
派内で人望が厚かった西村明宏元環境相=当選6回=や和田義明氏=当選3回=らも落選した。派の屋台骨を担ってきた中堅クラスが多く落選したため、派内はいびつな構造になった。一方で5人衆は選挙戦で粘り強さを見せ、高木毅元国対委員長を除いて4人が再選した。
このうち、今後の政局でキーマンと目されているのが萩生田光一元政調会長と西村康稔元経済産業相だ。旧安倍派の一部は、11月11日召集予定の特別国会に合わせて会合を開く予定だ。同派若手は「当面は党幹部に太いパイプを持つ萩生田、西村両氏を軸に結集していくだろう」との見方を示す。
衆院選で与党過半数割れに陥ったことで自民にとって、非公認で当選した萩生田氏らの重要性は増している。自民はすでに萩生田氏ら旧安倍派以外も含む6人に自民会派入りを打診し、了承された。追加公認に向けた第一歩との見方がある。萩生田氏は当選後、党から追加公認の打診があった場合の対応を記者団に問われ、「党のマニフェストもまだ見ていない。どういう公約で戦ったのかも、現時点で分からないので、党幹部と相談しながら方向を決めたい」と述べるにとどめた。
萩生田氏周辺は「あまりに多くの仲間を失い過ぎた。今は静かに力を蓄える時期だ」と語る。(竹之内秀介)
490
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OS5
:2024/10/31(木) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/e58bc992e6542d9b2d4fc7744ba4ee76ea27657b
萩生田氏ら「党所属」扱いせず 自民、批判懸念で異例対応
10/31(木) 20:44配信
時事通信
萩生田光一氏(写真左)と平沢勝栄氏
自民党執行部は31日、萩生田光一元政調会長と平沢勝栄元復興相を「党所属国会議員」の扱いとしないよう党内に指示した。
派閥裏金問題に関わった両氏は衆院選で公認を得られず、無所属で当選。しかし、自民の衆院会派に同日入ったため、ルール上は「党所属国会議員」となるはずだった。
党執行部は非公認議員を公認議員と同様の位置付けにすれば世論の批判を浴びかねないと懸念し、異例の対応を取ることにしたとみられる。
自民内では(1)党籍を保有(2)衆参両院の自民会派に所属―する場合に「党所属国会議員」として扱うのがルール。萩生田、平沢両氏は党役職停止1年の処分を受けているが、党籍は保持している。さらに党執行部の要請を受けて31日に会派入りしたため、形式上は2要件を満たす形となった。
世耕弘成、西村康稔両氏も同時に会派入りしたが、離党勧告と党員資格停止の処分を受けているため、「党所属国会議員」とはならない。
「党所属国会議員」として扱われなければ、総裁選で出馬したり議員として投票したりできず、党大会の構成員にもなれない。党内からはやむを得ないとの意見の一方、「ルールを守らない党になってしまった」(関係者)と困惑する声も出ている。
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OS5
:2024/11/01(金) 07:59:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b92c3a3df2ce009ec386924c52db4056f5ea7776
国民取り込み、キーマンは菅氏 榛葉幹事長と太いパイプ【解説委員室から】
11/1(金) 7:03配信
時事通信
衆院選で当選確実となった自民党の菅義偉副総裁(左)の名前に花を付ける石破茂首相(同党総裁)=10月27日
衆院選での自民、公明両党の与党過半数割れを受け、石破茂首相は政権維持を目指し、国民民主党の取り込みに懸命だ。11月11日に召集される特別国会での首相指名選挙で同党の玉木雄一郎代表は、自民党、立憲民主党のいずれにもくみしない方針のため、石破首相が再び指名され、少数与党の連立政権として継続する可能性が高い。政権維持に必要な国民の協力を得る上で、キーマンの一人は、榛葉賀津也幹事長にパイプのある自民党の菅義偉副総裁だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)
【ひと目でわかる】衆院選2024・各党の獲得議席
◇参院選、水面下で支援
榛葉氏は2001年参院選(静岡選挙区)に旧民主党から出馬して初当選、現在4期目。この間、玉木氏と共に2018年の結党に参加し、20年から幹事長を務めている。菅氏に近い自民党中堅によると、菅氏と榛葉氏は党派を超えて親交があり、互いに信頼し合う仲だ。
それを裏付ける一つは、榛葉氏が4回目の当選を果たした19年参院選。国民と同根の立憲民主党も静岡選挙区(定数2)に候補者を立てたことから、自民現職も含めた三つどもえの激戦となり、地元では榛葉氏の当選を危ぶむ声も漏れた。
この時動いたのが、安倍晋三内閣の官房長官だった菅氏。組織力から自民現職の当選が動きそうにないこともあり、水面下で榛葉氏を支援したという。
一方、榛葉氏は、自身の議席を奪いにきた当時の枝野幸男代表や福山哲郎幹事長ら立民執行部への不信感を募らせた。立民の代表はその後、泉健太氏を経て、野田佳彦氏に代わったが、立民に対するわだかまりが消えたかは分からない。榛葉氏は29日のBS-TBSの番組で、立民側から首相指名選挙で野田代表への投票を求められ、断ったことを明らかにした。
国民は衆院選で、税額控除に関するいわゆる「103万円の壁」の見直しなどで「所得を増やす」と訴え、躍進した。自民党の森山裕幹事長は31日、国会内で榛葉氏らと会談し、公明党も交えて政策協議を進めることで合意。自民、国民の党首会談を11月9日にも開くことを申し合わせた。
国民との調整に動く森山氏は、菅政権で国対委員長を務めるなど、菅氏の信頼が厚いことで知られる。
少数与党政権は常時、野党が結束すれば内閣不信任決議案が可決されるリスクにさらされる。国民か日本維新の会のいずれかの協力がなければ、政権維持はままならない。こうした状況下、石破首相が国民の取り込みを優先するのは、大阪の4選挙区で維新に議席を奪われた公明党の、維新に対する拒否反応が強い事情もある。「国民の協力を得る上で、菅、榛葉ラインが有効に作用するだろう」。自民中堅は期待を込めて、こう指摘する。
また、政権中枢で維新に太いパイプがあるのも菅氏。いずれ、同党の協力取り付けに本腰を入れる段階になれば、石破首相は菅氏のパイプに頼ることになるだろう。
◇名古屋市長選も交渉カード
国民の取り込みという点で、政界でひそかに注目されているのが、衆院選に出馬した河村たかし氏の失職に伴う名古屋市長選(11月10日告示、同24日投開票)。自民党が候補者を擁立するかどうかだ。
市長選には、出馬のために国民を離党した参院議員と、河村氏の後継の前副市長らが名乗りを上げている。一方、自民党市議団は10月上旬、市議の擁立を決めたが、党本部の了承が得られず、白紙に戻ったまま。
衆院選で国民は、愛知県内の3選挙区で新たに議席を得ており、国民系の市長が誕生すれば、地盤の強化につながる。名古屋市長選で自民党が独自候補を立てず、国民系参院議員の支援に回ることは、国民を取り込む上で、交渉のカードになり得る。自民党内では、衆院選での苦戦を予想した森山氏が「名古屋市議団の動きにストップをかけた」との見方がもっぱらだ。
高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。
492
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OS5
:2024/11/01(金) 07:59:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7325906a0637095518a4547e7a6f074a42b112fb
石破政権1カ月、強まる逆風 退陣否定、いばらの道
11/1(金) 7:04配信
時事通信
GX実行会議で発言する石破茂首相(左)=31日午後、首相官邸
石破茂首相は11月1日で就任1カ月を迎えた。
就任直後に踏み切った衆院解散・総選挙は裏目に出て与党過半数割れの惨敗を喫した。退陣を否定し政策実現に意欲を示すものの、派閥裏金事件の逆風は収まらない。いばらの道が続くのは確実だ。
政府は11月中旬にも総合経済対策をまとめる方針。首相は31日、首相官邸で加藤勝信財務相から報告を受け、「引き続きしっかり検討してほしい」と指示した。求心力が低下する中、どこまで「石破カラー」を出せるかが課題だ。
首相は9月の自民党総裁選で金融所得課税強化や選択的夫婦別姓導入を訴えたものの、衆院選では封印し「変節」批判を受けた。首相側近は「独自色を出さないように党から抑えられていた」と明かした。
今後は看板政策の実現に力を注ぐ考えだ。地方創生に関し、「新しい地方経済・生活環境創生本部」で近く本格的な議論に着手。持論である防災庁設置に向けても11月1日に準備室を設置し、具体化を急ぐ。
首相に近いベテランは「持論を控えて裏目に出た。これからは首相の思いを忠実に出すべきだ」と首相に助言し、首相も同意したという。
ただ、「少数与党」となり、政策実現のハードルは高まった。予算案や法案を与党だけで成立させることはできず、政府関係者は「野党の賛成がないと政策が前に進まなくなる」と懸念する。
派閥裏金事件は火種として残る。自民は裏金事件に関与した世耕弘成氏ら4人の会派入りを決めたが、石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。野党は国会で裏金問題の再調査や、関係議員の政治倫理審査会での弁明を求める構えだ。
自民関係者は、1994年4月に発足した羽田内閣と重ね合わせる。「少数与党になり2カ月で退陣した」と指摘し、石破政権の先行きを案じた。
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:
OS5
:2024/11/01(金) 19:12:18
石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。
ほんと、それ。
無所属議員引き入れて過半数になるなら、意地でもやる意味あるけど、足しても過半数にならないのに。無所属の会でも有志の会でもよかったのでは?
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OS5
:2024/11/02(土) 14:41:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4052e1a03b362fa44a1c0e850a7ed113ce62a41
参院議長、関口氏で調整 自民、議員会長は武見氏検討
11/1(金) 16:32配信
時事通信
自民党の関口昌一参院議員会長
自民党は1日、体調不良を理由に辞任の意向を固めている尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一参院議員会長(71)を推す方向で調整に入った。
複数の党関係者が明らかにした。参院では与党が過半数を維持しているため、立憲民主党は比較第1党からの議長選出を了承しており、関口氏は11日召集予定の特別国会で新議長に選ばれる見通しだ。
関口氏の後任には武見敬三前厚生労働相(72)を充てる方向で検討が進んでいる。
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OS5
:2024/11/02(土) 15:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a064f0ae4871206b27dbde7cc4e089469a088aeb
自民、参院議長に関口昌一氏調整 衆院議長は額賀福志郎氏が続投方針
11/1(金) 18:30配信
朝日新聞デジタル
自民党の関口昌一参院議員会長=2024年1月26日午後、国会内、岩下毅撮影
自民党は、体調不良により辞任する意向を示した尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一・参院議員会長(71)を推す方針を固めた。11日召集予定の特別国会の初日に選出される見通し。
関口氏は埼玉選挙区選出で当選5回。埼玉県議を経て、2003年の参院補欠選挙で初当選した。参院国会対策委員長などを歴任し、自民党の参院執行部トップにあたる参院議員会長を19年から務めている。
一方、自民党は衆院選で比較第1党を維持したことを受け、衆院議長に引き続き、額賀福志郎氏(80)を推す方針だ。
正副議長は衆院選後の特別国会ごとに交代するのが慣例だが、皇室典範改正の各党協議が継続中であることを踏まえ、続投が望ましいと判断した。額賀氏が選出されれば、衆院選をまたいで連続で議長を務めるケースは戦後6人目になる。
朝日新聞社
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OS5
:2024/11/02(土) 15:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c930959c100c1ce113d152a538515cade0b645a
石破首相、立・国党首と11日会談 国会運営で協力要請へ
11/1(金) 20:25配信
時事通信
記者団の質問に答える石破茂首相=1日午後、首相官邸
石破茂首相(自民党総裁)は、立憲民主党の野田佳彦、国民民主党の玉木雄一郎両代表と特別国会を召集予定の11日に、それぞれ党首会談を行う方向で調整に入った。
衆院選での与党過半数割れを踏まえ、国会運営などで協力を要請する。複数の関係者が1日、明らかにした。
首相は同日、首相官邸で記者団に「選挙で示された民意を厳粛、謙虚に受け止め、丁寧にこれから先の政権運営に当たらなければならない」と強調。10日には日本維新の会の馬場伸幸代表とも党首会談に臨む見通しだ。
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OS5
:2024/11/02(土) 15:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/48aeb376fecc7cd07e176fcbfb6adeb743930a7a
「息つく暇も…」石破政権1カ月 少数与党いばらの道 国民民主を完全に取り込めず
11/1(金) 20:49配信
産経新聞
内閣発足1カ月を迎え記者団の取材に応じる石破茂首相=1日午後、首相官邸(春名中撮影)
石破茂首相は1日、政権発足から1カ月を迎えた。就任早々に打って出た衆院解散・総選挙は与党の過半数割れとなり、自ら設定した勝敗ラインを下回った。続投を選んだが、政権運営はいばらの道だ。
「息つく暇もない1カ月だった。総選挙で示された民意を厳粛に、謙虚に受け止め、丁寧に政権運営にあたっていく」。首相は1日、記者団にそう述べた。
首相は1日に「防災庁」設置準備室の発足式に出席したほか、10月には自衛官の処遇改善も閣僚会議での検討に着手。こうした「石破印」の政策実現を、政権の推進力としたい考えだ。
とはいえ、環境は厳しさを増すばかりだ。衆院選直後には、執行部の「顔」の一人として起用した小泉進次郎氏が選対委員長を辞任。首相や森山裕幹事長を守るためという理屈だったが、政権の求心力低下を印象付けた。「慰留してとどまるようでは小泉進次郎ではないのだろう。進次郎が進次郎たるゆえんはそういうことだろ…」。首相は辞表を受理した後、周辺にそう漏らした。
与党過半数割れを受け、首相は国民民主党との連携を模索。同党が、特別国会の首相指名選挙で立憲民主党に同調しない方針を決めたことで、政権継続の最初の関門は何とかクリアできる算段は立った。
ただ、国民民主との協調は連立や閣外協力ではなく「政策ごとの連携」にとどまった。一方で国民民主は1日、政治改革で立民と連携する方針を幹事長会談で確認した。つまり首相は「政治とカネ」では、結束した野党から攻勢にさらされる公算が大きい。
外交も難しい局面が続く。首相は今月中旬に南米で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などに合わせバイデン米大統領や中国の習近平国家主席らと会談する方向で調整している。北朝鮮のウクライナ派兵や核実験準備など、国際情勢がますます緊迫化する中で、首脳外交の成果が問われる。
国内外に課題が山積する中だが、首相は1日、周囲に決意を口にした。「政治とカネに決着をつけ、外交でも結果を出さねばならない」
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名無しさん
:2024/11/02(土) 15:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/632a9bf73c987abdc67e5326854b4619e74008e7
国民との連携、生命線に 自民、政権維持に懸命 野党結集、課題山積〔深層探訪〕
11/2(土) 7:00配信
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コメント28件
時事通信
衆院選で大幅に議席を減らした自民党が、国民民主党との距離を急速に縮めている。公明党と合わせても過半数割れとなり、特別国会での首相指名選挙やその後の国会審議も見据え、「是々非々」路線を掲げる国民の動向が政権の命運を左右し得るためだ。一方、立憲民主党が目指す「非自民勢力」結集のハードルは高い。
◇指名へ安堵
「石破茂首相指名の見通しが立った」。自民幹部は30日、国民が首相指名選挙で決選投票も含め「玉木雄一郎代表」に投票する方針を決めると、ほっと胸をなで下ろした。
衆院選で自民は191議席、公明党は24議席の計215議席にとどまった。自民幹部は30日、派閥裏金事件に関わるなどして衆院選に無所属で臨み、当選した6人が衆院会派入りすると明らかにした。それでも選出に必要な投票総数の過半数を満たすのは困難な情勢だ。
首相指名選挙で野党がそれぞれの党首に投票すれば、首相と立民の野田佳彦代表の上位2人による決選投票となる見通しだ。その際、国民が玉木氏に投じた票は無効扱いとなり、石破氏が野田氏を上回る可能性が高い。このため、国民の投票方針は事実上、石破政権の継続を認める意味合いを含む。
◇高揚
自民は岸田政権下でも国民の連立入り構想を温めていた。首相指名を乗り切っても、その先の臨時国会では2024年度補正予算案の審議などが控え、少数与党で引き続き政策実現を図るには野党の協力が不可欠だ。
「玉木さんと私の憲法観は似ている」。首相は衆院選後、周辺にこう漏らしていた。開票直後から自民は国民と接触し、両党は31日に幹事長会談を開くと発表。来月14日にも決定する経済対策では、国民が衆院選で掲げた「手取りを増やす政策」に触れる方向で、経済官庁幹部は「自民はのめるものは全部のむつもりだ」と話す。
玉木氏はこれまで、共に連合を支持団体とする立民と憲法やエネルギー政策での違いを際立たせる独自路線を歩んだ。しかし、昨年末には前原誠司元外相らが党を離れるなど、野党内で存在感は薄れがちだった。
玉木氏は30日、記者団に「われわれが議席を4倍に増やした。与野党を超えて解決型の政治を実現せよという民意だ」と宣言。政局のキャスチングボートを握った格好で、連立入りに否定的な連合からは「彼は高揚している」と冷ややかな声も上がる。
◇高い敷居
「決選投票で協力をお願いします」。立民の野田代表は30日、日本維新の会、共産党と相次いで党首会談に臨み、首相指名での協力を要請。ただ、色よい反応があったのは共産だけで、維新は態度を保留した。
衆院選で躍進を遂げた立民だが、世論の追い風が強く吹いているとは言えない。比例代表の総得票数は1156万票で、前回21年から7万票増にとどまった。自民と国民が接近する事態に、立民若手は「決選投票で野党が『玉木首相』に動くシナリオも考えるべきでは」とささやく。
野田氏は玉木氏との会談にも意欲を示しているが、国民からの返事はつれない。「早く話し合いができればいいが、なかなか敷居が高いので困っている」。野田氏は30日、記者団にこうぼやいてみせ、「政策実現の上でも、野党で政権をつくった方が手っ取り早いのではないか」ともどかしさをにじませた。
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OS5
:2024/11/02(土) 16:47:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5ecc6c2fd7282b7aed2ecef1aae19ac74e20f8
【独自解説】与党“大敗”は岸田政権時代のせい?自民党執行部の腹の内 “政界の119番”がピンチヒッター登板か…今後起こり得る想定内・想定外と政治家が言いづらいウラ話
11/2(土) 12:00配信
2024年10月27日に行われた衆議院選挙で、与党は“大敗”とも言える結果に。責任は一体誰に?もし石破氏が辞めたら?政治家が言いづらい“内緒話”を、『読売テレビ』高岡達之特別解説委員が解説します。
■「一番若手に責任を取らせるのか」の声も…小泉氏一人の辞任で“火消し”?
『読売テレビ』高岡達之特別解説委員
今回の選挙は、裏金だけで投票されたかというと、そうでもないと思います。「物価高のほうが先だった」、あるいは「学校や子育ての支援のほうが先だった」と言う方もいます。「では、そっちを先にやって、政治改革を後に回します」と言うと、これもまた大変なことになります。
まず野党は“火消し”を…
大切なのは『順番』です。一番負けてしまった与党、特に自民党側は、ある意味“火消し”をしなければいけません。「責任者の特定」から始めないとダメです。
今回、“表に出た”責任者3人
「責任を取る」とは言いますが、責任者といわれる党の執行部の方々は皆さん、「いやいや、もう一人の問題ではないんです。これは執行部で決めました」と言います。しかし、それでは落選した方などの不満は収まらないわけです。そうなると、今回の選挙で表に出た責任者は3人。石破茂さん・“選挙を仕切る”といわれる幹事長の森山裕さん・選対委員長の小泉進次郎さんです。
小泉氏は“参院選で応援に来てほしい人”
まず、小泉さんが辞表を出しました。ただ、気になるのは、「選挙の全ての責任」とおっしゃったことです。確かに選対委員長は選挙で走り回りますが、私もしくは東京の自民党の人たちの解釈は、“全ての責任”はどちらかというと、あとの2人です。
私の“永田町雀”からは、「一番若手に、先に責任を取らせるのか」「2025年には参議院選挙があって、小泉さんが応援演説に来てくれたら、それなりに力がある。その“一番来てほしい人”から辞めさせるのか」という声があります。
小泉氏には“まだまだ次がある”
ただ、小泉さんは一番辞表を“出しやすい人”です。まだこのご年齢・ご経験で、「次がまだまだあるんだから、早めに責任を取って、この政局から抜けとけよ」というようなアドバイスも、ひょっとしたら、あったかもしれません。
あとの2人は、早々と続投です。「微力を尽くしたい」など言い方はいろいろありますが、「残る」との意向を示されています。
これはご本人たちが言ったわけではなく、「ご本人たちはそう思っているだろう」というふうに言う議員さんの話ですが、「今回の敗因は、いわゆる裏金問題もそうですけど、『全部、岸田時代のことではないか』『岸田さんがビシッと処分しておいてくれたら、こんなことやらなくて良かったんだ』という思いが、腹の中にあるのではないか」と分析する人もいます。
石破降ろしより“森山降ろし”?
また、なかなか自民党の中でも具体的な声は上がっていませんが、「石破降ろしより、むしろ森山降ろしではないか」と、ブスブスとマグマが吹き出しています。
全国の小選挙区を決めてきたのは森山氏
というのも、森山さんは風貌から見てベテランで大変温和な方で、ずっと選挙対策委員長として全国を回って、全ての小選挙区の人たちの調整をしてきたからです。森山さんは、岸田さんに対して「早く解散してくれ」と言っていたようですが、「してくれなかった」と周囲に漏らしていたといいます。
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OS5
:2024/11/02(土) 16:48:12
■強く生き残り、帰ってきた重鎮たち…今後注目なのは岸田氏の動向か
強く生き残り帰ってきた重鎮たち
「世代交代を」と言われながらも、重鎮たちはしぶとく強く生き残って、帰ってきました。
早々に“当確”の麻生氏・茂木氏・菅氏
最年長の“派閥の長”麻生太郎さんは、「選挙カーの梯子を駆け上がる」というふうに言われて、悠々と20時に一発当確です。茂木敏充さんも、菅義偉さんも帰ってきました。体調が心配と言われながら、早々に当確です。この人たちが、また発言力を持って帰ってきました。重鎮は、やはり強いです。
岸田氏の今後に注目
そんな中、私が「この人の行動に今注目が集まっている」と指摘したいのは、岸田文雄さんです。岸田さんも早々と当確して戻ってきましたが、先ほどお話ししたように「いや、“岸田さんの時”の話でしょ」ということです。麻生さんは岸田さんを大変評価していて、「賃金を上げる流れも作ったではないか」というふうにも言われていますが、岸田さんが今後どうするかに注目が集まっています。
■もし石破氏が「辞める」と言ったら?“次”に期待されるのは、あの人だが…
今後起き得る“想定外”とは
ここからは、「想定外が起こるかもしれない」という話をします。石破さんから「私が責任を取る」という一言は、少なくとも2024年10月28日午後5時12分現在、ありません。ですが、長いことニュースをやっていると、わからないんです。1時間後に、「やっぱり私は辞める」と言っているかもしれません。そうなったら、これはもう大変なことになるわけですが、永田町の理屈があろうがなかろうが、次を決めなければいけません。
“次”に期待される高市氏だが…
やはり期待されるのは、高市早苗さんです。今回も、逆風の方ばかり130人の応援演説依頼を受けて、「落ちようが当選しようが、私はちゃんと義理を果たします」という姿勢を示されました。しかし私は、いきなりの“登板”は周りの方々も進言しないと思います。
高市氏は「責めない・動かない・発言しない」?
高市さんご本人の意見を紹介しているわけでも、ご本人に確認を取っているわけでもないので、“そういう周りの声がある”ということでお話ししていきますが、高市さんはしばらく「責めない・動かない・発言しない」を貫くのではないかということです。
“責めない”というのは、「石破さんがどうだ」「森山さんがどうだ」ということを言わないということです。そのために、130か所、全国を回りました。「自分は無役だけど、自民党のいずれかの時期に、また“顔”に戻る。だから、自民党が大変な時に、それなりに力を尽くします」ということです。
高市氏は地道に“仲間づくり”か
そして“動かない”、ニュースになるような“発言をしない”。そうした中で、地道に仲間作りをされるんだろうと思います。
高市氏も“ピンチヒッター”は望んでいない
そして、共同インタビューでも「国家経営をいつかやりたい」ということを言っていましたが、絶対にピンチヒッターは望んでいないと思います。首相になるんだったら、長期政権でしょう。すると、ここからどんどん想定外に入っていきます。
501
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OS5
:2024/11/02(土) 16:48:35
■次なるピンチヒッターは「政界の119番」 “絶妙の4番手”本領発揮か
ピンチヒッターは林氏?
選挙の前から、「もしダメになったら、この人のほうが高市さんより先にピンチヒッターをやるのでは」といわれていた人が、一人います。それが、林芳正さんです。
なんと、誕生日が1月19日。ご自身で「私は政界の119番です」と言っている人が、本当に1月19日生まれです。林さんは、歴代の内閣が「大変!」「不祥事!」「大臣が足りない!」という状況になると、必ず呼ばれてきました。
林氏は“絶妙の4番手”
私が言っているのではなく、永田町の人で言う人がいるんですが、林さんは「絶妙の4番手」だと。総裁選では上から石破さん・高市さん・小泉さんでしたが、皆さん今はそれぞれ事情があります。4番手ということは、議員や地方の支持もそれなりにあって、やはり手堅く、今回“不記載の話”も関係がないといわれています。また、官房長官ですから、むしろ日本の政府そのものをずっと守っていました。
■“もしトラ”なら「石破さんで大丈夫か?」との声が…1年を切った参院選前に、何かが起きる?
11月前半、大荒れの予感
しかし、そうも言っていられません。再び大荒れになりそうなのが、11月の前半。11月5日になると、トランプさんなら再び・ハリスさんなら女性初のアメリカ大統領が決まるからです。
どちらに決まってもおかしくない状況
支持率は今、せめぎ合っています。問題は、トランプさんがもう一度返り咲いた時です。「石破さんで大丈夫か?」という声が出ます。
トランプ氏が話すのは『強いリーダー』のみ
トランプさんは、安倍元首相と交渉していた時もそうでしたが、強いリーダーとしか話しません。「いろんなやり取りをしないと政権を維持できないような人と、前向きの話をしてくれるだろうか?」となりますから、すぐに石破降ろしが起きるわけではないでしょうが、また想定外のことが進んでいくと思われます。
すでに参院選前の感覚の中、何かが起きる―
実は今、永田町は「参議院選挙前」の感覚です。あと1年あるので、我々からすると時間があるように思いますが、政治家からすると「時間がない」です。いろんな想定内・想定外の一番のピークは、4月の予算成立直後。何かが起きるでしょうか―。
(「かんさい情報ネットten.」2024年10月28日放送)
502
:
OS5
:2024/11/05(火) 21:43:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0615157d3be40d74c50356058aa1f591fb60fc30
石破おろし起きぬ自民 党内抗争の余裕なく 7日の両院議員懇が試金石
11/5(火) 19:39配信
産経新聞
自民党役員会に臨む(左から)森山裕幹事長、石破茂首相、菅義偉副総裁=5日午前、党本部(春名中撮影)
先の衆院選で議席を大幅に減らした自民党では石破茂首相(党総裁)の退陣を求める「石破おろし」は起きず、来週の首相指名選挙で石破首相が再選出される公算が大きい。危機的状況の中、野党に政権を奪われないことが最優先で、党内抗争の余裕はないからだ。ただし不満はくすぶっており、7日の両院議員懇談会が試金石となる。
■「今度こそ国民に見放される」
同懇談会は全自民議員が参加でき、首相も出席する。首相は5日の党役員会で「意見をたまわり、今後の党運営にともに努力していきたい」と述べた。勝敗ラインの「与党過半数」を下回ったことから首相への不満が相次ぐ公算が大きい。首相に批判的な中堅議員は周囲に「辞任すべきだと言う」と息巻いた。
とはいえ、「即退陣」を求める声は広がっていない。来週の首相指名選挙までに交代させる時間がない上に、予算案などの可決に必要な衆院過半数の獲得に向けて現執行部の下、野党・国民民主党の協力を得る交渉も始まった。「今、党内で足の引っ張り合いをしたら、自民は政権を維持できない」(幹部)との認識が支配的だ。
旧安倍派中堅は「まずは経済対策。できなければ今度こそ国民に見放される」と語り、年内の今年度補正予算案の成立を目指すことを優先すべきだと語る。
■交代圧力強まるのは来夏か
首相に批判的な議員が多い旧安倍派の実力者、萩生田光一元政調会長も1日夜のインターネット番組で「就任して1カ月。どんどん変えたら政権が不安定化する」と語った。反石破勢力から期待されている高市早苗元経済安全保障担当相も発信を控えており、党内の大勢が首相を見限る状況にはなっていない。
2、3両日の産経新聞社・FNNの合同世論調査では、首相は「続投してもよい」との回答が55・3%に達した。
反石破勢力の参院議員は「石破さんにはボロボロになっても来年度予算を通してもらい、退陣してもらう」と語り、来年度予算成立後の来年春の石破おろしを予告する。
平成13年には、当時の森喜朗首相が「7月の参院選を戦えない」との声の高まりを受け、予算成立後の4月に内閣総辞職した。来夏の参院選前に選挙の「顔」の交代圧力が強まる可能性がある。(田中一世)
503
:
OS5
:2024/11/06(水) 10:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b1dbdf0161ee4038830f947f9c1180b2babf842
崖っぷちの石破首相 在職日数戦後最短記録更新なるか 新たなスキャンダルあれば現実味
11/6(水) 6:13配信
産経新聞
衆院選の開票が進み、厳しい表情を見せる石破茂首相=10月27日夜、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
10月1日に発足して間もない石破茂内閣が早くもピンチを迎えている。新体制で臨んだ先の衆院選で大敗し、少数与党に転落。党内からは不満の声が噴出し、石破首相(自民党総裁)が頼みとする支持率も急降下している。崖っぷちに立つ首相の背中を新たなスキャンダルが押せば、首相在職日数の戦後最短記録更新も現実味を帯びる。
■報道各社の世論は軒並み下落
「先般の衆院選の結果を厳粛かつ謙虚に受け止め、経済対策、補正予算について、党派を超え、優れた方策を取り入れ、意義あるものを実現するなど、多くの党の理解を得て、丁寧に国家に責任を持った政策運営をしていきたい」
林芳正官房長官は5日の記者会見で、各種世論調査が示した内閣支持率の急落についてこう語った。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2、3両日に実施した合同世論調査によると、石破内閣の支持率は政権発足直後の前回調査から9・5ポイント下がり43・8%だった。
他社の調査も同様の傾向を示している。共同通信は18・6ポイント下落し、32・1%。朝日新聞は12ポイント下がって34%となった。自民の「政治とカネ」の問題をめぐるチグハグな対応や、安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだ人物の登用を象徴とする「お友達偏重人事」などが批判されたとみられる。
大逆風の中で注目を集めているのが石破首相の在職日数だ。戦後最短は東久邇宮稔彦王の54日(昭和20年8月17日〜昭和20年10月9日)。選挙で国民から厳しい審判を下された石破首相とは異なり、GHQ(連合国軍総司令部)との確執を受けた内閣総辞職だった。
もっとも、石破首相の退陣は「時期尚早」というのが自民内の相場観だ。衆院選で公示前の4倍となる28議席に増やした国民民主党との連携に光明を見いだしたとの声は少なくない。
■「火中の栗を拾いたくない」
火中の栗を拾いたくないという思惑も透ける。少数与党の党首となれば、法案成立に向けた他党との交渉などで神経をすり減らす事態は避けられない。
先の自民総裁選で高市早苗元政調会長を支援した自民関係者は「今、首相を辞めさせる必要はない。どうせ政権は長くはもたない。首相交代論が強まる来年の参院選までに予算成立など困難な問題を処理させればいい」と強調。「(決起の際は)線香花火では駄目だ。一気に大爆発を起こす必要がある。高市政権を誕生させる」とも息まいた。
とはいえ、首相はダウン寸前のボクサーであり、大逆風にいつまで耐えられるかは見通せない。
「特に来年に都議選を控える東京都連内部で首相へのマグマがたまっているようだ。政権は今、国会運営をめぐる調整で手いっぱいだが、地方の声を聞く会議を早期に開き、衆院選の謝罪と敗因分析をすることになるのではないか」
自民幹部は衆院選後の党内の雰囲気についてこう指摘した。また、内閣の早期退陣を否定しつつ、「このタイミングで閣僚のスキャンダルが新たに一つでも二つでも出てくると厳しい。特に『政治とカネ』に絡んでいたら最悪だ」と記録更新に懸念も示した。(内藤慎二)
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