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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8369チバQ:2022/11/01(火) 09:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7218d7eda5591d635c5c86a9b319dc0b92d7c05
「平身低頭」に徹して結束図る岸田首相…二階氏に配慮欠かさず、公明には「心配り」
11/1(火) 7:39配信

読売新聞オンライン
 岸田首相が自民、公明両党の幹部や実力者と会食を重ねている。いずれも首相が会食に誘ったといい、内閣支持率が低下する中、政権運営への助言や協力を求める狙いとみられる。平身低頭に徹し、今年度第2次補正予算案の成立などに結束して取り組む環境を整えたい考えだ。

首相官邸に入る岸田首相(31日午前)

 首相は31日夜、東京都内の中国料理店で、自民の二階俊博元幹事長と会食した。首相が会長を務める岸田派の根本匠事務総長と二階派の林幹雄会長代行、自民の元宿仁事務総長が同席した。出席者によると、二階氏が首相に「政権をしっかり支えるから、思い切ってやった方がいい」と激励する場面もあったという。

 二階氏は安倍、菅両政権で歴代最長の5年超にわたり幹事長を務めたが、首相は昨年9月の党総裁選で二階氏を念頭に党役員任期の制限を訴え、昨年10月の岸田政権発足時に二階氏は要職を外れた。所属議員同士が衆院選挙区で競合するなど緊張関係にあった時期もあり、両氏の因縁は根深い。

 それでも首相が二階氏への配慮を欠かさない背景には、政権運営に対する自民内の不満の高まりがある。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が判明した山際大志郎・前経済再生相を更迭したが、「後手に回った」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。

 今後は、野党が旧統一教会を巡る問題で国会での追及を強める中、補正予算案や感染症法改正案などの重要法案の審議に加え、国家安全保障戦略など3文書の改定も控える。首相周辺は「政権安定のため、二階氏との対立は避けなければならない」と強調する。

 首相は参院自民や連立を組む公明党への「心配り」にも力を注ぐ。27日夜は自民の末松信介参院予算委員長らと会食。出席者によると、首相は山際氏の更迭が遅れたことを「申し訳なかった」と頭を下げた。

 首相が旧統一教会を巡って、宗教法人法に基づく解散命令の要件の法解釈について公明に事前に説明せず、公明内から「丁寧さが足りない」(党幹部)との不満も上がった。首相は28日夜の山口代表らとの会食で「連携を密にしていきましょう」と呼びかけたという。

 29日夜の自民の麻生副総裁との会食では、政権運営への助言を求めた模様だ。首相は、首相経験者の麻生氏の存在を「ありがたい」と周囲に漏らすなど、頼りにしている。麻生氏も手紙や電話などで首相に助言をしているという。

8370チバQ:2022/11/04(金) 13:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f74a83a3dc68d04003596350474b5cfcffa57e61
存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」
11/4(金) 8:40配信

読売新聞オンライン
 自民党の茂木幹事長が4日、就任から1年を迎える。岸田首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で存在感を増している。「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

【図表】ポスト岸田、党内統治…茂木幹事長が今後直面する課題

力の源泉
就任から1年を振り返る自民党の茂木幹事長(1日、党本部で)

 「夏の参院選では、63議席を獲得して勝利することができ、政治の安定という大きな力を与えてもらった。日本が直面する課題解決に向け、これからも全力で取り組んでいきたい」

 茂木氏は1日の記者会見で、就任後の成果として参院選での勝利を強調した。

 茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。3者の面会は、茂木氏が就任した昨年11月4日以降、26回に上る。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

 一方、旧統一教会問題への対応を巡り党内調査が後手に回ったことなどが批判を受けた。高額寄付などの被害を防止する新法制定を巡る協議でも野党に押され気味で、今国会で実現できるかどうかが焦点となる。

 今国会で衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案が成立すれば、党内の選挙区調整が本格化する。選挙区が減る県の調整は難航が必至だ。

温度差
 他党との関係では、国民民主党との連携を強めている。茂木氏は、国民の玉木代表と節目で連絡を取り合う間柄だ。通常国会で、国民が2022年度当初予算案の賛成に回った際も、麻生氏と調整に動いた。22年度第2次補正予算案でも国民の取り込みを模索する。

 一方で連立を組む公明党とは隙間風も指摘される。茂木氏は周囲に「公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がない」と漏らしており、公明内では「もっと自公が密接に連携すべきだ」との不満がくすぶる。

足元に不安も
 茂木氏は、自民党第2派閥の茂木派(54人)会長を務めるが、足元のまとまりには不安も抱える。

 昨年11月に派閥会長に就任以降、「幹事長派閥として結束は高まっている」(中堅)。ただ、かつて折り合いが良くないとされ、参院に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長について、「2人の関係が完全に改善されたわけではない」(青木氏周辺)こともあり、派内での求心力の維持は依然、課題となりそうだ。

 岸田内閣の支持率が下落傾向にある中、麻生氏とともに、茂木氏は「首相を全力で支える」と周囲に強調する。ただ、岸田派からは「どこまで首相を支えてくれるか、分からない」との声も出ている。

8371チバQ:2022/11/04(金) 17:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6a7b495d6bdcb566f6c7e38d46c72d69412ae0
岸田首相、派閥領袖と会食続々 政権体力低下で動揺懸念
11/3(木) 7:12配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=2日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、党内各派の領袖(りょうしゅう)と会食を重ねている。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡る対応が後手に回り、世論の逆風で政権の体力は低下しつつある。党内の動揺が拡大することを懸念し、杯を酌み交わすことで自らの足元を固めようとしているようだ。

 首相は10月31日夜、二階派会長の二階俊博元幹事長と、東京都内の中国料理店で約2時間懇談した。二階氏は政権と距離を置く非主流派の中心人物の一人。首相が党本部の元宿仁事務総長に仲介を依頼したという。

 2人の会食は4月以来。席上、二階氏は「二度とないチャンスだ。しっかりやってほしい」と首相を激励したという。

 首相は主流派の結束維持にも注力。10月29日には麻生派会長の麻生太郎副総裁と都内のステーキ店で1対1で向き合った。同6日には茂木派会長の茂木敏充幹事長とも夕食を共にしている。

 党関係者によると、首相の「会食攻勢」は党重鎮の助言を踏まえたものだ。周辺は「首相は酒席で発散している」と説明するが、党幹部は「首相は政権の弱体化を意識しているのだろう」と指摘。党内からは「『岸田降ろし』の声が上がらないのは、首相と派閥領袖の会食が効いているからだ」(関係者)との声も漏れる。

 首相は公明党との関係強化にも腐心する。10月28日に山口那津男代表らと都内の日本料理店で会談。連立与党の結束を確認した。

 政権内からは、トップが不在となっている安倍派の幹部や、最小派閥・森山派会長の森山裕選対委員長、首相と距離を置く菅義偉前首相とも会食すべきだとの声が出ている。

8372チバQ:2022/11/07(月) 23:48:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9a332d66246b8212b93b85ec83f6c208350892首相、与党重鎮らと会食活発 結束維持に腐心
11/7(月) 21:42配信


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産経新聞
自民党役員会に臨む岸田文雄首相=7日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が、自民党の麻生太郎副総裁や公明党の山口那津男代表ら与党の重鎮と会食を重ねている。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題は収束の気配が見えず、国会では野党から激しく追及を受ける場面が続く。与党内の結束が求められる中、重鎮らとの関係強化で足元を盤石にしたい考えだ。

首相は4日昼、東京・丸の内の中華料理店で麻生氏、茂木敏充幹事長と会食した。麻生氏は2日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談しており、今後の外交日程などを腹合わせしたとみられる。

首相が結束維持に腐心するのは、麻生氏ら首相を支える「主流派」ばかりではない。10月28日夜には、東京・赤坂の日本料理店で、山口氏と午後10時前まで約2時間、杯を重ねた。

山口氏は、旧統一教会への質問権行使による調査を指示したことについて「事前に説明は一切なかった」と漏らすなど、首相との間ですきま風がささやかれてきた。首相は宴席に松野博一官房長官も同席させ、政府と公明の足並みをそろえることに努めたようだ。

10月31日夜には、昨年の総裁選で首相が事実上の「二階外し」を訴えたことで距離がある自民の二階俊博元幹事長とも約7カ月ぶりに酒席を囲んだ。出席者によると、二階氏は「政権をしっかり支える」と首相を激励したという。

首相が重鎮らに細かく気配りする背景には、政治基盤の弱さもある。自ら率いる岸田派(宏池会)は自民内で第4派閥に過ぎず、重鎮らの離反を招けば与党内での足場が崩れかねない。

連夜にわたる会食が奏功しているのか、今のところ、与党内では不穏な動きはみられない。ただ、今国会では、旧統一教会の被害者救済をめぐる法整備が難航。年末に向けては、自公間の相違が目立つ国家安全保障戦略(NSS)など「安保3文書」の改定も控えている。

いずれも一歩間違えば、下落傾向の内閣支持率に致命的な影響を与えかねない難題だ。首相は重鎮らの下支えを借りながらも、気の抜けない政権運営が続く。(星野謙、竹之内秀介)

8373チバQ:2022/11/09(水) 09:05:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4be3a3cf5808d98c6cb8e15192b67f1859873ce2
「黄金の3年」一転「暗黒の1年」 首相に課題山積、「総辞職しか」危機感拡大
11/8(火) 22:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 衆院小選挙区定数を10増10減する公選法改正案が8日、衆院倫理選挙特別委員会で可決され、今国会で成立する見通しとなった。新たな区割りでの総選挙には1年程度の地ならしが必要とされ、岸田文雄首相は「伝家の宝刀」である解散権の行使が当面困難となる。物価高騰に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る被害者救済対策など課題は山積しており、政権内には「信を問えない状況下で追い詰められたら内閣総辞職しか道がなくなる」(自民幹部)との危機感が広がる。

 「就任1年で衆参両院の選挙に勝ち、大型選挙がない『黄金の3年』を手に入れた。腰だめで日本を改革してほしい」。岸田首相は4日夜、懇談した経団連首脳たちから激励を受けた。関係者によると、首相は「検討する」を「検討を加速したい」と表現するなどトーンを上げるにとどめ、大風呂敷は広げなかった。

 首相の口が重いのは当面解散を打てなくなる見通しに加え、その間に自民内がもめる可能性が高いからだ。与党内では「黄金の3年」に代わり、国民の信を問う術がない「暗黒の1年」が語られ始めている。

神奈川新聞社

8374チバQ:2022/11/09(水) 10:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81573a199e086ab73f3e04921caf2d822ad4934
首相、窮余の方針転換 実効性課題、成立見えず 救済新法
11/9(水) 7:07配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害救済・防止を図る新法について、岸田文雄首相が今国会に提出する考えを表明した。

【図解】旧統一教会・被害者救済法案の論点

 自民党は消極的で首相も静観していたが、風当たりの強さを見て急きょ方針を転換した。ただ、世論の納得を得られるだけの実効性の伴うものになるか不透明。12月10日まで残り約1カ月の会期内に成立できるかも焦点だ。

 「今国会を視野にできる限り早く提出すべく最大限の努力を行う」。首相は8日、首相官邸で記者団にこう強調。これに先立つ公明党の山口那津男代表との会談で、こうした方針を確認した。

 立憲民主党と日本維新の会は(1)寄付や物品購入は年収の4分の1を上限とする(2)マインドコントロール下の高額献金は被害者の家族も取り消し請求できる(3)不適切な献金の勧誘に罰則を設ける―を盛り込んだ法案を共同提出。教団に対する世論の反発を背景に、与党との4党協議で新法の今国会成立を迫ってきた。

 これに対し、与党は「寄付上限設定は寄付文化を萎縮させる」などとし、来年の通常国会への先送りを主張。首相は創価学会を支持母体とする公明党への配慮もあり、「与野党協議を参考に検討し、準備できたものから臨時国会に提出したい」と語るにとどめていた。

 方針転換は内閣支持率の続落が背景にある。物価高対策を盛り込んだ総合経済対策を10月下旬に決定。政府関係者は政権浮揚に期待を寄せた。だが、読売新聞が今月4〜6日に実施した世論調査で支持率は9ポイント減の36%。救済法案の今国会成立を求める声は73%に上った。

 首相が記者団に説明した新法の内容は、寄付の悪質な勧誘禁止や取り消し、家族の被害救済が柱。野党側が「目玉」とした寄付の上限設定や「マインドコントロール」の条文盛り込み、罰則導入にはなお慎重だ。憲法が保障する信教の自由を勘案し、自民党幹部は野党案を「無理筋」と批判する。

 松野博一官房長官は7日に公明党の石井啓一幹事長と会い、内容を事前に伝達。同党は党首会談に応じたが、幹部は「寄付の規制や家族の損害賠償請求は内閣法制局の審査を通るのか」と疑問視。「官邸が焦ってぶれている」と指摘した。

 立民は「われわれの重視する点が何も入っていない」(幹部)と反発している。安住淳国対委員長は、自民党が8日の国対委員長会談に応じなかったことを理由に今後の日程協議に応じない意向を示した。自民党からは「与党の法案審査も終えていないのに間に合うのか」(幹部)と危ぶむ声が出ている。

8375チバQ:2022/11/10(木) 08:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/65de440c518e10e84f83d25c329a8b678b28713a
「茂木幹事長」がヨイショと長老の信頼で浮かれて ただし永田町からは疑問の声が続々と
11/10(木) 6:00配信

デイリー新潮
政権の方針も決めている
できるだけ早く首相になりたい

 読売新聞は11月4日、就任から1年を迎える茂木敏充幹事長(67)について、《存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」》との記事を掲載した。確かに茂木氏は単なる幹事長の立場を越えて発言力を増しているようだが、それが実際に宰相の道へと繋がるのか。疑問の声も少なくないようだ。

【写真2枚】麻生太郎氏と高級寿司店「数寄屋橋次郎」で会食する茂木幹事長

 記事の内容をざっと紹介しておこう。

・岸田文雄首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で茂木氏の存在感が増している。

・茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

・「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

古代ローマの三頭政治になぞらえ
「記事はその後、国民民主党との連携を強める一方、連立を組む公明党との隙間風も指摘していました。茂木氏が周囲に“公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がないと漏らしている”との記述もあり、なかなか読み応えのある記事でしたね。もっとも茂木氏は読売出身ですから、いくらか太鼓を叩いている印象を持ちましたが(笑)」

 と、政治部デスク。たしかに記事を読むと、茂木幹事長の「大物ぶり」が印象に残る。本人は喜ぶだろうが、一歩引いて見てヨイショ記事と受け止める向きもいることだろう。

「まあ茂木氏は党内第2派閥の会長を務めてはいるものの、派内に隠然たる影響力を持つ青木幹雄元官房長官との折り合いが悪く、派全体の掌握には至っていないとも記事にはありました。実際、その通りではありますがね」(同)

 しかし、茂木氏は自らに強い追い風が吹いていると感じているのだろうか、10月23日放送のBSテレ東の番組に出演して周囲を驚かせるような発言をしている。
岸田首相、麻生副総裁、そして自分が折に触れて面談していることに触れたうえで、「総裁、副総裁、幹事長は派閥のトップでもあって、それらの関係は古代ローマの三頭政治になぞらえて言う人もいる」などと話したのだ。

麻生氏との距離が
「本当に嬉しそうでしたね。総裁、副総裁と並び立つ存在だと、誰かの口を借りてはいるものの、実質的には自身で宣言したわけで、びっくりしました。今どき三頭政治と言って理解できる人がいるのかと首を傾げるところもあったし、永田町に限りませんが、敵を作らないに越したことはないのに、あんな発言をするメリットを全く感じませんでした」(同)

 この「ノリノリ」な発言の裏にはそれなりに根拠があるようで、

「ここ最近、特に麻生氏との距離が良い方向に縮まっているようです。茂木氏はできるだけ早く首相・総裁になりたい。その後ろ盾として麻生氏を頼みとしている。一方の麻生氏は、茂木氏の名前を有力候補としてしきりに出すことがあるそうです」(同)

 麻生副総裁にはどういう思惑があるのか。

「次の総裁選が岸田首相と候補者たちとの闘いとなるか、首相退陣後に行われるものなのかはわからないですが、いずれにせよ麻生氏は、茂木氏と麻生派所属の河野太郎デジタル大臣は名乗りを上げるだろうと見ているようです」(同)

8376チバQ:2022/11/10(木) 08:50:55
チャンスはそうない
「河野氏は麻生派所属ではありますが、前回総裁選でも麻生氏は厳しく接していました。河野氏のことを嫌っていることはなくもちろん総裁候補として評価しているのですが、他方、彼を推しすぎると派閥が割れるし、世代交代が一気に進むうえに麻生氏自身も埋没してしまう。そこへ行くとちょうど年齢的にも良く気心が合う茂木氏なんですよね」(同)

 麻生氏のお友達というだけで次のリーダーが決まってしまうとすれば何とも嘆かわしい状況である。

「茂木さんも必死なんでしょう。岸田さんより年長ですし、次の総裁選で河野さんが総裁になったら完全に自分の目は無くなってしまう。要するに、チャンスはそうないから焦っているところもかなりあると思いますよ」

 と、自民党のある閣僚経験者。仮に三頭政治の状況にあるとしたら、それは首相のプレゼンスの著しい劣化を意味しているわけだが、問題は軽々しくそんなことをテレビで話すセンスだ、とこの閣僚経験者は言う。

「茂木さんがそれを口にした時点で、倒閣宣言と受け止められても仕方ないでしょう。岸田さんには力がないから、力のある私(茂木氏)が支えていますって言い草にも捉えられますからね」(同)

 バックアップをしているのは党内の実力者とはいえ、国民の空気を読めないことでは定評のある麻生副総裁である。それだけに茂木氏も調子に乗って舌を滑らせているようでは、足元をすくわれかねないということか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8377チバQ:2022/11/11(金) 17:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e4fccb78022eee9a3d0452a0d89250e226c31c
首相、葉梨法相を更迭 岸田政権で2人目 後任に斎藤元農水相
11/11(金) 17:21配信


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時事通信
参院本会議で答弁に臨む葉梨康弘法相(手前)。左奥は岸田文雄首相=11日午前、国会内

 葉梨康弘法相は11日、首相官邸で岸田文雄首相に対し辞表を提出した。

 首相は受理した。事実上の更迭とみられる。「法相は死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」との発言が批判を招き、国会審議にも影響したことから、続投させるのは困難と判断した。後任は斎藤健元農林水産相を起用する意向。同日中にも任命する。

 岸田政権で閣僚の更迭は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り辞任した山際大志郎前経済再生担当相に次いで2人目。相次ぐ閣僚の辞任は逆風下の首相にさらなる打撃となる。

8378チバQ:2022/11/14(月) 11:00:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/05f359d94047c1aad0c1daefda7dc62dd0dabcff
政府VS国防族 防衛費増額めぐり綱引き激化 政府、他省庁合算で「2%」 「水増し」自民内に反発
11/13(日) 19:55配信


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北海道新聞
 自民党国防族が年末の国家安全保障戦略など防衛3文書改定を控え、政府に防衛費増額の圧力を強めている。政府は公共インフラ整備など他省庁の経費を、安保関連予算の「新たな枠組み」として防衛省予算と合算し総額で国内総生産(GDP)比2%を達成したい考え。だが国防族は関連予算による「水増し」と反発し、「真水」と呼ぶ防衛省予算そのものの大幅増を求める。綱引きが激化する中、増税など国民負担を伴う財源の議論は置き去りだ。

 「真に防衛力強化に必要なもの、防衛予算をまずしっかり積み上げることが基本だ」。自民の小野寺五典元防衛相は10日、党国防部会の冒頭で出席した官僚らに、こうくぎを刺した。

 やり玉に挙がったのは、岸田文雄首相が9日の政府有識者会議で表明した「総合的な防衛体制の強化に資する経費」の創設。空港や港湾などインフラ整備や研究開発など4分野の経費について、他省庁の予算に防衛省の要望を反映させ、重点的に予算配分する。政府はこれらの経費は防衛力強化に資するとして、防衛省予算と合算して公表し、「日本の防衛努力を同志国にアピールする」(外務官僚)と検討を進めていた。

 だが政府のこうした動きに、自民国防族は「防衛省の予算抑制だ」と反発した。小野寺氏は急きょ官邸を訪れて首相と面会し「真水(防衛省予算)をしっかり上げてほしい」と直訴。10日の国防部会では、政府側の担当者が「総合的な防衛体制の強化に資する経費」について「防衛費とは異なる概念だ」と強調し「防衛省予算ももちろん大幅に増やす」と釈明に追われた。

 ただ「大幅に増やす」財源の議論は自民内で深まらない。有識者会議では防衛費の安定財源として増税案も正式に提示されたが、国防部会で議論はなかった。

8379チバQ:2022/11/14(月) 20:23:13
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/91677.html
2022年11月10日特集記事
決められない最大派閥
トップ不在の“安倍派”

安倍晋三が率いた自民党最大派閥・安倍派。

安倍の「国葬」を区切りに新体制への移行を目指したが、後任の会長を決めることができず、「安倍派」の名称のまま、トップ不在の体制を続けることとなった。

衆目の一致する後継者が不在の中、派内では、いくつもの思惑が交錯し、せめぎ合いが繰り広げられた。「安倍派」はなぜ、時計の針を進める道を選べなかったのか。(米津絵美、柳生寛吾、馬場勇人)

幻に終わった「塩谷派」
「新しい体制を考えていたが、いろんな意見があり、検討するにはまだ時期尚早だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねず、丁寧に時間をかけようという結論に達した」

先月(10月)13日に開かれた安倍派の議員総会。
会長に次ぐナンバー2の会長代理を務める塩谷立は、苦渋の表情で、安倍の後任の会長選びをさらに先送りする意向を表明した。

2週間前の派閥の総会で、「国葬」終了を踏まえ、新体制へ移行する方針を明らかにしていた塩谷。
派内の幹部たちからの推挙を受けて、この議員総会の場で、自身が新しい会長に就任することを発表する段取りにしていたが、反対の声が強まり、一転、断念に追い込まれた。

決まりかけていたはずの「塩谷派」の流れは、この2週間でなぜ立ち消えになってしまったのか。

8380チバQ:2022/11/14(月) 20:23:26
会長不在では存在感が低下
塩谷氏
塩谷は、衆議院当選10回の72歳。
文部科学大臣や、党総務会長などを歴任したベテランだ。

7月8日の安倍の死去後、安倍派では、執行部体制の見直しも検討されたが、派閥の分裂を避けるため、結論をいわば先送りする苦肉の策をとった。

8月の内閣改造と党役員人事の際は、会長代理の塩谷が「窓口」役を担い、総理大臣・党総裁の岸田文雄に対し、派閥の要望を伝えるなどした。

この8月の人事で、安倍派は、閣僚に、麻生派と並んで最も多い4人を送り出し、党4役の一角、政務調査会長のポストも確保した。しかし、第2派閥の茂木派(54人)を大きく上回る97人を抱える最大派閥として、「閣僚5人の起用を目指す」としていただけに、この結果で満足する声は多くはなかった。

しかも、岸田が、当時、経済産業大臣を務めていた萩生田光一を呼び、直接、党の政務調査会長を打診したことは、「塩谷を通さないのはおかしく、派閥として軽んじられている」との批判も出た。

「いつまでも会長不在のままでは、最大派閥としての存在感がなくなってしまう」

派内では危機感が広がり、新体制への移行が真剣に検討されるようになった。

結束のため「つなぎ」の新会長?
後任の会長選びでも、大きな判断基準となったのは「派内の結束を保つこと」だった。

将来の総理・総裁候補と目される幹部たちのなかで、現時点で、派閥をまとめられると誰もが認める抜きん出た存在はなく、本格的な争いがおこれば、派閥が割れる恐れがあるとの指摘が出ていた。

こうしたなかで、温厚な人柄で知られ、「野心がない」という評がもっぱらの塩谷に、いわば「つなぎ」的に会長を務めてもらおうという雰囲気が醸成されていった。塩谷自身も、そうした状況を十分承知したうえで、火中のくりを拾う覚悟を固めた。

8381チバQ:2022/11/14(月) 20:23:43
世代交代目指した「5人衆」
「塩谷派」に向け動いたのは、「5人衆」と称した以下の面々だった。

安倍派5人衆 高木氏 松野氏 西村氏 萩生田氏 世耕氏
このうち、松野・西村・萩生田は、安倍が生前、将来のリーダー候補と評した4人、いわゆる「安倍四天王」に名を連ねたうちの3人だ。世耕は、派内で固い結束を誇る参議院議員のグループを率い、将来は衆議院にくら替えして、総理大臣を目指す意向を公言している。
彼らは、派閥の実務を取り仕切る事務総長の高木も加えて会合を重ね、意見を交わした。

5人は、塩谷を会長として自分たちが支える新たな執行部体制を構築したいと考えていた。
このうち複数のメンバーが、これを機に派閥内の「世代交代」を進めたいという思惑で5人が一致していたと明かしている。

もう1人の「会長代理」
「5人衆」が「世代交代」を図る相手として念頭に置いたのは、下村博文(衆・当選9回・68歳)だった。
塩谷とともに派閥の会長代理を務める下村は、「安倍四天王」の残りの1人であり、これまでに総裁選挙への立候補を模索した経験も持つ。

下村氏
下村も、今回、自身は会長を目指さず塩谷を推す意向を早々に固め、下村周辺は、引き続き会長代理を務めることで、「次」を狙うという絵を描いていた。

「塩谷会長」のもとで、どちらが派閥運営の主導権を握るのか。
水面下の攻防は、まずは、世代間のポスト争いという形で展開していった。

ベテラン勢の「塩谷推し」
「国葬」の2日後の9月29日。派閥の運営方針などを話し合う「幹事会」が開かれた。

「塩谷先生を会長にどうか」
この場で下村は、塩谷を会長に推す考えを表明した。

下村のほか、派内の衆参それぞれの最長老で、ともに「最高顧問」を務める衛藤征士郎(衆・当選13回・81歳)と山崎正昭(参・当選6回・80歳)も同様の意向を示した。

衛藤氏と山崎氏
派閥の公式な会合で具体的な会長候補の名前が出されたのは初めてで、突然の発言に、ほかの出席者は一様に驚いたという。

会合のあと、下村周辺の議員たちは「幹事会で特に異論は出なかった。塩谷会長で決まりだ」と口々に記者たちに解説して見せた。

「3人の発言は事前に示し合わせたものだろう」
派内では、下村が、いち早く塩谷支持を表明することで、「5人衆」に対し機先を制することを狙ったものだとの見方が大勢だった。

新体制移行方針の表明
この幹事会の直後に開かれた派閥の議員総会で、塩谷は、新体制に移行する方針を表明した。
「安倍総理が亡くなった大きな穴を埋めることは、どんな体制をとっても難しいと思う。しかし、皆さん1人1人の力を結集して、日本の政治に清和研(清和政策研究会=安倍派)が中心になって貢献できるような体制を整えていきたい」

幹事会での下村らの発言は想定外だったが、事前に「5人衆」と下村らの双方から意向を確認しており、自身の会長就任におおむねメドがついたと判断したうえでの宣言だった。

塩谷は、この時点で、1〜2週間後には新体制を発表できると考えていた。
しかし、このあとも塩谷にとって想定外の事態が続いていくことになる。

「5人衆」に亀裂
塩谷は、新しい体制をめぐって、「5人衆」と下村側の双方から働きかけを受けていたが、派内で将来の総裁候補を育てていくため、「5人衆」の意向を尊重する方向で調整を進めていた。
ただ、調整を進める中で次第に、今度は「5人衆」の中で思惑の違いが顕在化してきた。

もともと、「5人衆」の中で、「塩谷会長」実現に向けた熱意には明確な温度差があった。もっとも積極的だったとされたのは、官房長官の松野だ。塩谷が派内の調整に動く中、松野も、他派閥の幹部に「塩谷会長になりますので、よろしくお願いします」と声をかけるなど、環境整備を進めてきた。

8382チバQ:2022/11/14(月) 20:23:54
一方、もっとも消極的と見られていたのが参議院幹事長の世耕だった。
世耕は、「5人衆」の会合でも、引き続き会長は置かず、5人による集団指導体制を確立するのが望ましいとの立場を示し、次善の案として、塩谷が会長に就任することも排除しないという立場だった。

世耕氏
こうしたなか、10月6日夜、塩谷を支える新体制の構想として、「5人衆」のうち、松野、西村、萩生田の3人を会長代理に据える案が、一部報道で取り上げられた。
そこに、世耕の名前はなかった。

この案には、世耕を支える参議院側から強い不快感が示された。世耕自身も、塩谷の会長就任に反対する姿勢を明確にするようになった。

そして、参議院側からは、衆参それぞれから会長を出す共同代表制に移行し、「塩谷・世耕派」、あるいは「萩生田・世耕派」とするよう求める声が上がった。
世耕は、派閥所属の参議院議員38人全員から「派閥が結束していくために世耕に一任する」とした連判状を取りまとめ、共同代表制の実現に向け、塩谷にプレッシャーをかけていった。

相次ぐ「森詣で」
塩谷が自身の会長就任に向けてお墨付きを得ようとしたのは、かつての派閥の領袖で、いまも大きな影響力を持つとされる森喜朗(85歳)だった。

森氏
森のもとにあいさつに行った塩谷は、後日、周辺に対し「森さんから『自宅を担保に金を借りるぐらいの覚悟はあるのか』と迫られたが、最終的には『頑張れ』と言ってもらった」と安堵感を口にしている。

そして、10月6日昼に開かれた派閥の議員総会で塩谷は、「新しい体制は来週ぐらいには示したい」と新体制移行に向けた時期を明示した。「塩谷会長」に向け、1つ1つ積み重ねていった。

しかし、森を頼ったのは塩谷だけではなかった。
この間、世耕や高木など、「5人衆」の複数のメンバーも、それぞれの思惑をもって接触を図っていた。

8383チバQ:2022/11/14(月) 20:24:07
思わぬ「来客」の一言で…
10月10日夜、都内のホテル。
塩谷は、新体制の発表の予定を3日後に控え、「5人衆」と向き合った。
この時点でも、世耕から「塩谷派」への理解は得られておらず、一縷の望みを持って話し合いに臨んでいた。


しかし、その最中、想定外の「来客」があった。森だ。
複数の出席者によると、この場で森は、後任の会長は引き続き空席とし、西村・萩生田・世耕の3人で、派閥を運営する案を披露したという。

結局、この夜の会合で、何も決まらなかった。
出席者のひとりは、翌日、取材に対し「新体制に向け、決まらないということが決まりつつある」と語った。

「私たちは『安倍チルドレン』」
こうした中、派内の中堅・若手の議員たちからは、新体制への移行自体に反対の意見が出だした。

新体制の発表の予定を翌日に控えた12日朝。
衆議院の当選4回の議員らが会合を開いた。このなかでは「会長を決めるのは時期尚早で、当面いまの体制を維持すべきだ」という意見が大勢を占め、自分たちの総意として、塩谷ら幹部に伝えた。

中堅・若手議員たちの中には、この間、幹部による水面下での調整が報道などでしか伝わってこないことに不信感を募らせる者もいた。

彼らは取材に対し、包み隠さず本音を語った。
「やはり、総裁候補たる方が会長になるべきだ。現時点で衆目の一致する人がいないわけだから、集団指導体制のままでいい」
「私たちは『安倍チルドレン』で、安倍さんに支えてもらって当選してきた。派閥の会長は、金も出して、人事でしっかりものが言えるような指導力がある人が就くべきだ」

「排除の論理はだめだ」と、「世代交代」を狙った「5人衆」を当てこする議員もいた。

塩谷は、後日、周辺にこう漏らした。
「(9月29日の「幹事会」で)私の名前が挙がったことで、いろんな意見が出てしまい、おかしくなってしまった。そうなる前に、さっと決めてしまいたかった」

「安倍」後はいつに
安倍の後任の会長選びは、さらに先送りとなった。
しかし、単に「元のさや」に納まったわけではなく、新体制の模索を通じて、派内にはいくつもの「ミシン目」が刻まれる結果となった。

塩谷は、一度は自身の背中を押してくれた森の「変節」の背景をいぶかった。
森が言及したという「西村・萩生田・世耕体制案」で名前が挙がらなかった松野も、そこにいたる経緯に疑念を抱いているという。

一方、派内の一部からは今回の森の行動に対しても「望ましくなかった」などと批判も出ている。

安倍氏遺影
派閥としての存在感の低下を防ぐより、現状から変わらないことであつれきの回避を優先した今回の結果。
いま、派内の97人をつなぎとめている合い言葉は「安倍総理の遺志を継ぐ」だ。

亡き「安倍」の名のもとに結束を保つことを選択した最大派閥は、いつ「安倍派」から移行するのか。そのとき、どんな景色が広がっているのだろうか。
(文中敬称略)

8384チバQ:2022/11/20(日) 19:28:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/61fbe4dc4dc14624105f7ec40980b8d209fde3e2
【速報】寺田総務相 こんや辞表提出の方向で調整と政府関係者
11/20(日) 17:46配信
岸田首相は、「政治とカネ」の問題が相次いで判明している寺田総務相について、20日中に更迭する方向で検討を進めている。
岸田首相は、公邸で松野官房長官や木原副長官らと、断続的に協議を続けている。

政府関係者によると、20日夜、寺田総務相が辞表を提出する方向で調整しているという。

政治部

8385チバQ:2022/11/20(日) 19:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/144d27490e11b61b4dc807b4b2d30ae691b56875「身内の更迭」迫られる岸田首相 側近・寺田総務相の進退、山際&葉梨氏と異なる事情とは
11/20(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2022年7月18日撮影)

 岸田文雄首相に「3度目の判断」が迫りつつある。問題を抱える大臣を交代させるか否かの判断で、「政治とカネ」の問題が深刻化する寺田稔総務相(64)を、更迭する判断のヤマ場が近づいているが、この「3度目」は、その前の「1度目」「2度目」とは決定的に異なる要素がある。首相にとって、寺田氏は「身内」も同然だからだ。

【写真】寺田稔総務大臣

 岸田政権では、10月24日に山際大志郎経済再生相(当時)、11月11日に葉梨康弘法相(同)が辞任した。しかし、首相は2人をなかなか辞めさせようとせず、更迭する判断のタイミングがずれ、野党の批判だけでなく、与党からも疑問の声を受ける結果になった。山際氏の場合は、旧統一教会との関係をめぐる問題で大きな批判を浴びた「これからも(新たな問題が)出る可能性がある」発言から1週間あまり、葉梨氏も「辞任させるべき」という声が自民党でも拡大した翌日。「決断できない首相」という、さらに大きなピンチを招く結果になった。

 そして今回が、3人目の寺田氏。選挙や政治資金を管轄する総務相の立場ながら、自身の後援会の会計責任者に故人の名前が掲載されるなど、政治資金収支報告書への不適切な記載や疑惑がぞろぞろ。国会の質疑でも説明は十分でなく、「疑惑かもしれないが事実ではない」などと開き直るような発言もあった。

 しかし、自民党関係者は語る。「寺田さんを切るか切らないかの判断は、前の2人とは違って、相当に難しいのではないか。寺田さんは首相の側近。もっと言えば『身内』といっても構わない存在だからだ」。

 寺田氏は首相と同じ、広島選出(広島5区)で、首相が率いる岸田派(宏池会)に所属する。宏池会は、かつて首相を務めた池田勇人氏が1950年代後半に創立した自民党の老舗派閥の1つだが、寺田氏の妻の祖父が池田氏。今の選挙区も、池田家の代々の地盤だ。寺田氏の問題が深刻化する中、首相は自分の派閥の創立者の親族、極めて自身に近い存在を更迭するかしないかの判断に、直面し続けたことになる。



 首相の寺田氏への配慮はこれまでにもにじんでいた。首相は昨年12月、寺田氏を首相補佐官に就任させた。これは、その直前に行った最初の組閣で「入閣漏れ」した寺田氏への処遇といわれた。ちなみに、この時に寺田氏とは別に内閣官房参与に就いたのが、直前の衆院選で落選した自民党の石原伸晃氏。党総裁選で首相を支持した石原氏の起用は「お友達人事」との声もあったが、石原氏が代表を務める選挙区支部によるコロナ助成金受給問題で、8日で辞任した。一方、寺田氏はその後も首相補佐官を務め続け、今年8月の内閣改造で総務相として初入閣した。

 参与も補佐官も、首相が信頼する人物を置くのが定石。寺田氏は当選6回で、「大臣待機組」といってもおかしくなく、最初の組閣で入閣させられなかったことで、補佐官として重用した形にみえた。

 そんな寺田氏が抱える、多くの「政治とカネ」の問題。続投させても更迭しても、自身や政権の体力に大きなダメージとなるのは確実だ。逆にかばい続ければ、山際氏や葉梨氏の更迭劇の時よりも、厳しい批判が出かねない。判断の遅れがあれば、なおさらだ。

 葉梨氏の「法相軽視」の失言は大問題だったし、安倍晋三元首相の銃撃死以降、あらためて社会問題になっている旧統一教会との関係を説明できなかった山際氏も「辞任やむなし」ではあったが、寺田氏は政治資金をつかさどる総務相にありながら、数々の問題や疑惑をかかえる。「政治とカネ」は、政治家としての倫理観をはかるひとつの目安でもあり、「もはや任にあらず」(立憲民主党議員)の声は、与野党を超えて出る結果になった。

 首相は19日のタイでの記者会見で、寺田氏の進退について問われ、続投させると答えなかった。腹は決まっているようにも見えた。明日11月21日から2022年度第2次補正予算案審議が始まり、24日からは衆院予算委員会も予定される。辞任がなければ寺田氏もこの場に出席する。出席すれば野党の「集中攻撃」は目に見えている。

 岸田首相が寺田氏を更迭すれば、今年8月の内閣改造で入閣した岸田派議員3人(寺田氏、葉梨氏、林芳正外相)のうち2人が、更迭で政権を去ることになる。【中山知子】

8386チバQ:2022/11/20(日) 19:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9e227d88f0ecfe109495da863ee79359a85f79
岸田首相、寺田総務相を更迭へ 臨時国会中「ドミノ辞任」政権に打撃
11/20(日) 18:54配信

朝日新聞デジタル
記者会見をする寺田稔総務相=2022年9月16日、東京都千代田区

 岸田文雄首相は20日、寺田稔総務相を更迭する意向を固め、自民党幹部に伝えた。週刊誌報道などで寺田氏の政治資金などをめぐる問題が次々と表面化。政治資金規正法や公職選挙法を所管する総務相にふさわしくないとして、野党が辞任を求めていた。


 首相は19日、訪問先のタイ・バンコクで行った記者会見で寺田氏の進退を問われた。今年度第2次補正予算の成立や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法の制定などを政権として最優先する考えを表明。一方、各閣僚にも説明責任を果たすよう要請し、「この二つの観点からどうあるべきか。内閣総理大臣として判断をしていきたい」と語り、続投は明言しなかった。

 岸田政権では、10月24日に、旧統一教会との接点が問われた山際大志郎・前経済再生相、11月11日に、死刑執行を命じる法相の役割を軽んじる発言をした葉梨康弘前法相がそれぞれ事実上更迭された。臨時国会のさなかに短期間で閣僚が相次いで退く「ドミノ辞任」となり、首相の任命責任が問われ、政権にはきわめて大きな打撃になった。

朝日新聞社

8387チバQ:2022/11/20(日) 22:42:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d8a48133a0a1b987fef6f47933316315157bd66
岸田首相、寺田総務相の後任に松本剛明元外相を起用へ 自民党麻生派
11/20(日) 21:48配信

朝日新聞デジタル
松本剛明氏

 岸田文雄首相は20日、政治資金などの問題で事実上更迭した寺田稔総務相の後任に、自民党麻生派の松本剛明元外相を充てることを決めた。複数の政権幹部が認めた。

 寺田氏の後任人事について、首相は20日夜、記者団に「21日午前に発表する」と説明した。

 松本氏は旧民主党出身。菅直人内閣で、在日外国人からの政治献金受領問題の責任を取って辞任した前原誠司外相の後任として2011年3月に外相に就任した。15年11月に離党し無所属となった後、17年9月に自民党に入党した。

8388チバQ:2022/11/21(月) 09:28:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/118bbb90bf6ceb4e4bb93d5c07390250dc304b63
「辞任ドミノ」直撃、揺らぐ足元 首相の求心力低下、火種なお 寺田総務相更迭
11/21(月) 6:59配信


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時事通信
岸田文雄首相に総務相の辞表を提出し、記者団の質問に答える寺田稔氏=20日午後、首相公邸

 岸田文雄首相は20日、「政治とカネ」の疑惑を抱える寺田稔総務相を更迭した。

 山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相に続き、1カ月足らずで3人の閣僚が相次ぎ辞任に追い込まれる「辞任ドミノ」が現実となり、政権への打撃は拡大。内閣支持率の低迷に苦しむ首相の求心力が一段と低下するのは必至だ。

【図解】自民党岸田派(宏池会)を巡る問題

 「どうだろうか」。東南アジア歴訪から帰国して一夜明けた20日、日本を1週間以上離れていた首相は近しい議員に次々に電話し、寺田氏の進退を巡る国内の空気感を探った。閣僚経験者の一人は「強気でやらないといけない」と助言した。

 松野博一官房長官らとの協議も経て、首相は同日夜、寺田氏を首相公邸に呼んで辞表を受理。その後、テレビカメラを前に「相次いで閣僚が辞任し、深くおわびする」と頭を下げた。

 寺田氏を巡っては、自身の後援会の政治資金収支報告書に故人を会計責任者として記載していた問題などが発覚。昨年の衆院選で公職選挙法が禁じる運動員買収を行った疑惑も浮上し、野党だけでなく、自民党内からも「辞めさせた方がいい」(幹部)との声が強まっていた。

 相次ぐ閣僚の交代に、自民党関係者は「通常なら首相を続けるのが難しくなるほどの事態だ」と危機感を募らせる。野党は勢いづいており、立憲民主党の泉健太代表はコメントで「人事管理力のなさと任命責任が問われる」と非難した。

 2022年度第2次補正予算案は、衆参両院本会議で鈴木俊一財務相の財政演説と各党の代表質問が21日に行われ、衆院予算委員会での実質審議が24日に始まる見通しだったが、寺田氏の辞任でこうしたスケジュールにも狂いが生じそうだ。野党は首相に経緯の説明を求める構えで、政府・与党の目指す月内成立は極めて厳しい情勢だ。

 首相は山際、葉梨両氏の更迭でも「後手」批判を浴びた。今回はさらに、東南アジア歴訪の直前に葉梨氏、直後に寺田氏を更迭する形となり、自民党内からは「外遊前に2人とも辞めさせるべきだった」(幹部)と不満が渦巻く。葉梨、寺田両氏とも岸田派所属で、「首相は身内に甘過ぎる」(閣僚経験者)との批判も広まりそうだ。

 寺田氏が辞任しても、幕引きとなるかは不透明だ。野党は、同様に「政治とカネ」の疑惑を抱える秋葉賢也復興相を次の「標的」に据え、追及を強める方針。自民党幹部は「まるでモグラたたきだ」と嘆いた。

 反転攻勢に向け、首相周辺では来年1月の通常国会前に内閣改造・党役員人事に踏み切る選択肢もささやかれ始めた。ただ、自民党内からは「奇策はやめた方がいい」(関係者)との声も漏れる。

8389チバQ:2022/11/21(月) 16:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a02fb0a7b878bb5dbb677deb21769a04e80aa0
寺田稔氏後任の松本剛明総務相「しっかり働いて負託に応えたい」民主党政権でも「リリーフ」経験
11/21(月) 13:15配信


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日刊スポーツ
 岸田文雄首相は21日、「政治とカネ」の問題で更迭した寺田稔前総務相の後任に、松本剛明元外相(63)を起用することを決め、官邸に松本氏を呼び込んで伝えた。

 松本氏はかつて民主党に所属し、菅直人内閣で外相として初入閣した。今回は寺田氏の辞任に伴う起用だが、民主党時代の外相就任時も、前原誠司外相の辞任に伴い、外務副大臣から昇格する形での「リリーフ登板」だった。

 2015年11月、安保法制をめぐる党の方針との違いなどを理由に民主党を離党。無所属を経て2017年に自民党に入党した。現在、自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派に所属している。

 松本氏は官邸で首相と会った後、報道陣の取材に応じ「総務省は、国民生活の基盤。大変重責だと思うが、しっかり働いて負託に応えていきたい」などと語った。

8390チバQ:2022/11/21(月) 17:28:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c05b06c9281487756a6f4ffc8b33b2d78bdc34df
松本剛明氏が総務相の後任に「人事好き」岸田首相の「民主党離党組」異例の人事に「転生した地下アイドル感」の声
11/21(月) 16:54配信


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SmartFLASH
11月21日、皇居での認証式を終えた松本剛明総務相(左)(写真・時事通信)

 11月21日、岸田文雄首相は、総務相を事実上、更迭した寺田稔氏の後任に、松本剛明(たけあき)元外相を起用した。首相は松本氏に対し、地方行財政とデジタル田園都市国家構想、情報通信など、幅広く総務行政の課題を前進させるよう指示。松本氏は、岸田首相と面会したあと「総務省は、国の根幹であり、国民生活の基盤であるたいへん重要な制度を所管しており、重責だが、しっかり働いて負託に応えていきたい」と述べた。

 松本氏は当選8回で、麻生派に所属。民主党時代は政調会長、外相を務めた民主党離党組だ。

「2011年3月、在日韓国人から献金を受けていた問題で辞任した前原誠司氏の後任として、外務相に就任しました。前職者の辞任を受けての大臣就任は2度めとなります。

 外交・安保の専門家で、民主党が野党に転じたあとの2015年、安保法制に関連して、共産党との選挙協力を模索する民主党に反発して離党。2017年に、同じく兵庫が地盤の渡海紀三朗元文相の仲介で、自民党に入党しました。

 政治手腕は高く評価されていましたが、民主党離党組の大臣起用には自民党内で反発もあります。1カ月足らずで3人の閣僚辞任という、異常事態だからこその人事といえます。総務省は、松本氏にとって少々畑違いなのが気になるところです」(政治担当記者)

 同じく民主党を離党し、自民党に入党した長島昭久衆院議員は同日、自身のTwitterでお祝いの言葉を述べた。

《嬉しい人事です。民主党時代から何かと面倒みてもらってきましたが、自民党に入党して以来、裏方で一生懸命汗をかく松本剛明さんの姿に多くのことを学ばせてもらいました。ぜひ総務行政のトップとして頑張って欲しい》

 細野豪志衆院議員も同じく、《松本剛明氏は3.11の際の外務大臣。一緒に修羅場を乗り越えた政治家だ。きっとやってくれる》と期待を込めた。

 SNSでは、民主党離党組の大臣就任に驚きの声が多く上がっている。

《すごい。民主党政権と自公政権の両方で大臣をする議員さんが爆誕》

《民主党政権の閣僚経験者で入閣“返り咲き”は初めてじゃないかな》

《民主党で外務大臣とかいう超重量閣僚やってたのが自民に移籍して再度大臣になってるので、ガチのマジで転生した地下アイドル感ある》

 ただ、前参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏は、政治ジャーナリストの田崎史郎氏から教えられたという話を、11月12日に自身のTwitteにこう書きこんでいる。

《田崎史郎さんに意外なことを教えられた。「岸田さんは、じつは人事が大好きなんですよ」。その「大好き」な人事がドミノ倒しのようになってきた。判断力に根本的な問題がある》

 松本氏の総務相への起用はどう出るか。民主党離党組議員の手腕が試される。

8391チバQ:2022/11/21(月) 19:54:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/08946c787ecf889e26fcbbc4a37f65ed5dbeb3cd岸田内閣「閣僚辞任ドミノ」で“菅派”立ち上げが前倒し? 担ぐ「総裁候補」の名前は
11/21(月) 14:01配信


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集英社オンライン
同じ神奈川県選出の河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相との連携もささやかれる菅前首相

わずかひと月で3閣僚が辞任する異常事態となっている岸田内閣。支持率は30.5%と政権発足以来、最低を更新し、自民党内からも「もう岸田では持たない」との声が日に日に大きくなっている。仮に今後、「ポスト岸田」を争う政局になれば、がぜん注目を集めるのが菅義偉元首相の動きだ。

「ポスト岸田」を争う政局に
山際経済再生相、葉梨法相、さらには寺田総務相と、閣僚の辞任ドミノが続く岸田内閣。支持率低迷に早期退陣論もとりざたされる中、永田町ではいよいよ「ポスト岸田」を見据えた動きが本格化しつつある。

今後、後継を争う政局となれば、その影響力の大きさから無視できないのが、これまで無派閥を貫いてきた菅義偉前首相だ。かねてより噂される事実上の自派閥「菅グループ」の立ち上げがいつになるのかに、永田町の注目が集まっている。

9月の安倍国葬での名追悼演説でめきめきと株を上げ、2度目の首相待望論も聞こえる菅氏だけに、グループ立ち上げとなれば、自民党内のパワーバランスに変化が生じることはまちがいない。

菅グループ発足の観測が流れたのは今春のことだった。

「菅さんを慕う無所属議員約30人を中心に、同じ非主流派で関係の良好な二階派(43人)、森山派(7人)が合流すれば、第1派閥の安倍派並みの一大勢力になる。菅グループは当初、カーボンニュートラルやインバウンド、DXなど、菅政権が手がけた目玉政策の実現に向けた勉強会という名目で、夏の参院選前にも立ち上がると目されていました」(全国紙政治部デスク)

ただ、この予想が実現することはなかった。参院選前のグループ結成は挙党一致を妨げ、選挙に悪影響を与えると、菅氏自身が立ち上げを参院選後の夏に先送りする意向を示したためだ。

「ところが、参院選後の立ち上げもありませんでした。安倍さんの突然の銃撃死を受け、9月末の国葬までは喪に服すべきと、やはり菅さんがグループ立ち上げを封印してしまったんです。そこで菅グループの発足はと国葬後の秋以降なるというのが、永田町の共通認識になっていました」(前同)

ただ、秋の臨時国会が始まって以降も菅氏がグループ作りに動く気配はない。臨時国会初日の10月3日に行われた神奈川新聞のインタビューでも、菅氏自身が「(勉強会のことは)いまは考えていない」と断言している。

8392チバQ:2022/11/21(月) 19:55:15
「菅派」立ち上げを前倒しも
このまま、菅グループ結成は立ち消えになってしまうのか? この疑問に政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう答える。

「いまはグループ立ち上げの時期ではないと判断しているというだけのこと。これだけ岸田内閣の支持率が下落している時に旗揚げすれば、党内主流派から『菅が造反して岸田下ろしを仕掛けてきた』と反発されかねない。政治巧者の菅さんがそんな稚拙な判断をするはずがありません。

時期が来れば、必ず自グループ立ち上げに動くでしょう。ただし、菅さんに2度目の首相返り咲きを狙っている様子は見えません。菅グループで有望な次世代の総理・総裁候補を担ぎ上げ、自民党の世代交代を進めたいと考えているようです」

前出の政治部デスクもこううなずく。

「菅さんの狙いは同じ神奈川県選出の河野太郎消費者担当相や小泉進次郎元環境相、二階派の後継者と目されている武田良太元総務相といった有力なポスト岸田候補を抱え込む形で自グループを立ち上げ、2年後の自民総裁選に備えること。自身は派閥の領袖として河野氏や小泉氏を総裁候補として担ぎ上げ、そこで勝利して主流派に返り咲き、菅政権でやり残した自らの政策を実現するつもりなのでしょう」

このまま岸田政権の支持率が続落すれば、来るべき政局に備え、菅元首相がグループ立ち上げを大幅に前倒しすることは大いにありうる。菅氏がいつ勝負に出るのかに注目したい。

文/集英社オンライン編集部ニュース班

8393チバQ:2022/11/21(月) 21:05:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20221121k0000m010275000c.html岸田首相、年内にも内閣再改造検討 閣僚相次ぎ辞任で政権浮揚狙う
2022/11/21 20:37毎日新聞

岸田首相、年内にも内閣再改造検討 閣僚相次ぎ辞任で政権浮揚狙う

岸田文雄首相

(毎日新聞)

 岸田文雄首相は内閣改造・自民党役員人事を行う検討に入った。当初予算案編成後の12月末から2023年1月の通常国会召集までの間での実施を視野に入れている。寺田稔総務相の更迭をはじめ閣僚辞任が相次ぐ状況の中、通常国会に向けて体制の刷新で政権浮揚を図る狙いがある。首相は今後の臨時国会の状況などを踏まえて人事を断行するかどうかを判断する。

 複数の政権幹部が明らかにした。首相は8月に、閣僚19人中14人を入れ替える大幅な内閣改造と党役員人事を行った。だが、10月に開会した臨時国会では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次ぎ指摘された山際大志郎前経済再生担当相、死刑を巡る失言をした葉梨康弘前法相が相次ぎ辞任。11月20日には、「政治とカネ」の問題で野党から追及を受けた寺田氏が辞表を提出した。今後の衆参両院の予算委員会審議では、野党は政治資金問題が指摘される秋葉賢也復興相への追及を強める構えで、自民党内では「体制を一新しなければ、通常国会では政権はさらに厳しい状況になる」との声が強まっている。

 首相は19日、訪問先のタイでの記者会見で通常国会までに内閣改造・党役員人事に踏み切る可能性について「適切なタイミングを首相として判断していきたい」と語った。党幹部は「首相は人事を検討している」と述べた。首相は世論の動向も勘案し、秋葉氏の交代も含む改造の可否を判断する構えだ。ただ、8月の人事からごく短期間での再改造は自民党政権では異例。首相が実施に踏み切った場合は反発を受ける可能性がある。政権幹部は「人事には長所も短所もある」と語り、首相が人事を行うかどうか慎重に検討するとの見方を示した。

 政府は12月23日までに当初予算案の編成作業を終える予定だが、12月10日までの国会会期が延長された場合は同月最終週にずれ込む可能性がある。通常国会は1月中旬以降の召集が想定されている。

 通常国会召集直前に内閣改造を行った最近の例では、11年1月14日に臨時国会で問責決議を受けた閣僚らを退任させた菅直人政権や、12年1月13日に5閣僚を交代させた野田佳彦政権のケースがある。【高本耕太】

8394チバQ:2022/11/22(火) 11:09:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/61aaae8f6fe3df77ec697f484858a7ad920cc193
大臣更迭、後任人事で「菅副総理」また幻に なぜ見送り
11/21(月) 20:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は20日夜、政治資金などを巡る問題が相次いで発覚した寺田稔総務相を更迭し、後任に松本剛明元外相を就けた。人選は先週末から始まっていたが関係者の話を総合すると、この間に菅義偉前首相(衆院2区)を副総理兼務で起用する案も検討されたという。

 同様の構想は8月の内閣改造の折もあった。閣僚の「辞任ドミノ」が生じている中で、秋葉賢也復興相も事務所費を巡っての“脱税疑惑”が指摘されており、危機は続く。「早期の抜本的な改造は避けられない」(自民の閣僚経験者)との見方も広まる中、今回も幻となった菅副総理起用構想だが、今後の国会審議や政局の行方によっては再浮上する可能性がありそうだ。 

 複数の自民重鎮らが「この機に菅氏を取り込めば党内に敵はいなくなる。ピンチをチャンスに変えよ」と首相周辺に進言したという。安倍晋三元首相の最大派閥が後継会長人事でまとまらない中で、無派閥議員をまとめている菅氏を味方にできれば党内基盤は固められるとの皮算用だ。

 見送りの理由は「打診して断られたことが漏れれば首相の求心力がますます低下する」(岸田派議員)。一方で「菅氏は受けない」との事前情報を踏まえ、断られた折には菅氏側近の坂井学前官房副長官(同5区)の総務相起用を続けざまに打診するとのシミュレーションも行われたという。

神奈川新聞社

8395名無しさん:2022/11/22(火) 17:09:05
山際→葉梨→寺田→秋葉?→松本?→岸田?

8396チバQ:2022/11/24(木) 09:53:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc642a4115d6df83aed31d610423ac8a116d4c33
「年明け解散」臆測消えず 苦境の岸田首相、反転へ賭け?  野党、急きょ警戒
11/24(木) 7:08配信


時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=22日、首相官邸

 岸田文雄首相が来年1月に衆院解散・総選挙に踏み切るとの臆測がくすぶっている。

 閣僚の辞任ドミノで苦境に立つ首相が反転のため「伝家の宝刀」に賭けるというもの。政権内の多くは否定的だが完全に消えず、野党も警戒を強め始めた。


 年末に向けては世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法、増税が絡む防衛費増額、高齢者の負担増となる医療・介護保険見直しといった課題が目白押し。政権が一段と弱体化する可能性もある。

 来年1月には通常国会が召集される。2023年度予算案の審議などを通じて野党の攻勢にさらされるため、その前の立て直しが必要になる。

 自民党内には内閣改造で局面転換を図るべきだとの意見もあるが、改造は今年8月に実施したばかり。新たに入る閣僚に問題が生じる危険を伴う。

 一方で解散については「勝てば『みそぎ』になる。改造ではそうはならない」(中堅)との声がある。早期解散はあり得るとする党幹部は「教団との断交が大義になる」と指摘。関係を絶たない候補は公認しないといった方針を打ち出せば有権者の理解は得られるとの見通しを示した。

 ただ、政府・与党内の大方は年明け解散説を打ち消す。内閣支持率が低下した現状で「解散する体力はない」とみる。首相経験者は「今は無理だ」と言い切った。

 来年5月には首相の地元広島で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が行われる。自民党関係者は首相の求心力回復には「解散しかない」としつつ「サミット後か通常国会閉会後だ」と語った。

 公明党は来年4月の統一地方選を重視し、それと近接した時期の衆院選は「力がそがれる」(関係者)として反対の立場。幹部は「解散は1000%ない」と強調する。

 衆院小選挙区を「10増10減」する改正公職選挙法は12月28日に施行され、この日以降に公示される衆院選から新たな区割りが適用される。自民党の候補者調整は難航が必至で、日本維新の会幹部は来年1月解散について「絶対ない」と語った。

 それでも臆測が消えないのは、首相自身がタイ訪問中の今月19日の記者会見で「この2カ月間、政権の全ての力を課題の一つ一つに集中していきたい」と述べたのが発端だからだ。「2カ月後」が通常国会召集の見込まれる時期とだいたい重なるため、「冒頭解散を示唆した」と一部で解釈された。解散説は野党へのけん制になるという事情もあり、広まった。

 立憲民主党幹部は窮地に立つ首相の判断として「可能性は低いが、解散はある」と指摘。複数の同党関係者は、安住淳国対委員長が最近、「年明け選挙に備えろ」と急に指示したと証言した。

8397チバQ:2022/11/25(金) 11:41:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/1df84300c9863d7c1354c5657b23ea767176426f
安倍派後継争い、世耕氏を推す“38人の血判状”で大騒ぎに 予想外の顛末とは
11/25(金) 5:56配信
デイリー新潮
世耕弘成氏

「安倍晋三元総理総裁の遺志を継承できるのは誰か。それをどう決めるのか――」


 97人を擁する自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、この難題を4カ月以上も解決できず、いまも会長ポストが空位という“異常事態”が続いている。

 安倍元総理が暗殺された7月に開催された派閥総会では、当面は、塩谷立、下村博文の両会長代理をはじめ、松野博一官房長官、萩生田光一経産相(当時)、西村康稔事務総長(当時)、高木毅党国対委員長、世耕弘成党参院幹事長、稲田朋美事務局長ら幹部8人による集団指導体制“世話人会案”が内定。

 ところがその直後、旧統一教会問題と世代交代論で沈んだ下村氏を除く、7人から3人の複数代表を選ぶ「共同代表案」をはじめ、一時は有力視された「塩谷暫定会長案」、さらにはあえて会長を決めない「代表代行体制案」などの案が浮かんでは消えていった。

38人が“血判状”に署名
 現時点での次期会長有力候補は塩谷、松野、萩生田、西村、高木、世耕の6氏。中でも安倍氏の国葬儀を終えた9月下旬に「当面は総裁選に出ようという野心のない塩谷会長にして、次の体制を考えよう」(安倍派幹部)とまとまりかけたが、その矢先に動き出したのが、世耕氏が会長を務める参議院安倍派(清風会)だった。

「先月18日、毎日新聞が『安倍派後継争い 熱帯び』と題して〈世耕会長のもと一致団結して行動する〉と、清風会所属の38人が“血判状”に署名し、11日にそれを世耕氏に届けたと報じました。当選5回の世耕氏は、かねて総理・総裁の有資格者となる衆院への鞍替えを模索しており、それだけに“会長クーデターが目的では”と派内は大騒ぎになったのです」(政治部記者)

 ところが、展開は予想外の結果に。

「あの時の世耕氏は“塩谷会長案”で動いていたが、実は一部の若手や中堅が世耕氏を共同代表の一人にしようと画策したものだった。世耕氏は不穏な動きを疑われ、塩谷暫定会長構想もあえなく頓挫しました」(同)

 ちなみに「共同代表案」は「複数人でまとめる体制にすべき」だという考えの森喜朗元会長の発案だが、清風会の一部がそれに便乗し、世耕氏を擁立する構えを見せたため、三者三様の“痛み分け”となった格好で、不発に終わったわけである。

萩生田政調会長は「いまはダチョウ倶楽部のギャグのよう」
 先の“血判状”について安倍派の参院議員に聞くと、「ほかの多くの議員もそうでしょうが、私自身は“参議院全体が結束し、塩谷会長案には反対する”という趣旨で賛同したから署名した。現時点で世耕氏を総理・総裁の座を見据えた派閥会長にとは考えてはいませんし、“血判”も押していない」と証言する。

 つまるところ、安倍派は現役幹部の誰もが「安倍さんを超える会長としては帯に短し襷に長し」(自民党関係者)という状態にある。

 後継を争う一人の萩生田光一現政調会長は言う。

「幹部が(会長ポストを)競い合って分裂するのでは?  と聞かれますが、いまはダチョウ倶楽部のギャグのようにお互いが“どうする?  どうする?”“どうぞ、どうぞ”と譲り合っているだけですから、そこはあまり心配していない。ただ、“安倍総理の経済政策が間違いだった”と、政策で割れる人が出ると危ない」

 当面は現状維持で岸田政権を支える構えだが、船頭多き大舟の漂流は続く。

政治ジャーナリスト・山村明義

「週刊新潮」2022年11月24日号 掲載

新潮社

8399チバQ:2022/11/27(日) 19:03:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e16e2795bfb7c2d11a0110f581640e2eae44dd7
自民・岸田派、深まる苦境 登用3閣僚中2人辞任 党内「最も政権の足を引っ張っている」
11/27(日) 10:59配信

北海道新聞
自民党岸田派の議員で発覚した問題

 岸田文雄首相が率いる自民党岸田派(宏池会、43人)が苦境に陥っている。8月の内閣改造で派閥内から登用した3閣僚のうち、葉梨康弘前法相と寺田稔前総務相が相次ぎ辞任に追い込まれ、残るは林芳正外相のみ。6月には所属していた吉川赳(たける)衆院議員が未成年者との飲酒報道で離党しており、閣内から「首相を最も支えなければならない派閥なのに」との声が漏れる。


 「まずは自らしっかりと居住まいを正して首相を支えるため一致団結したい」。岸田派ナンバー2の座長を務める林氏は24日の派閥例会でこう呼び掛けた。

 死刑を巡る不適切発言で11日に葉梨氏が辞任し、無派閥の斎藤健法相が就任。その9日後には、政治資金を巡る問題が次々判明した寺田氏が退き、麻生派の松本剛明総務相に交代した。寺田氏は例会にオンライン出席し、「ご心配、ご迷惑をかけた」と陳謝した。

 2人とも問題発覚から首相が更迭を判断するまで時間を要し、「身内びいき」(党関係者)と批判された。首相自身も昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に添付した領収書の一部に、ただし書きを記載していない不備があったことが判明し、釈明に追われた。

 昨年10月に岸田政権が発足し、宏池会は宮沢喜一政権以来約30年ぶりに総裁派閥に。しかし、第1次岸田内閣で初入閣した堀内詔子前ワクチン担当相は不安定な答弁で手腕が疑問視され、今年4月に閣僚枠が1減となったことに伴い退任。6月には吉川氏が18歳の女子学生に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、離党を余儀なくされた。

 今夏の参院選では、派閥を挙げて複数の候補を応援したものの、当選した新人で岸田派に入ったのは1人のみ。依然として党内第4派閥にとどまり、首相を支える体制は脆弱(ぜいじゃく)だ。

 今月から派閥の若手対象の政策勉強会を始め、巻き返しを図りたい考え。根本匠事務総長は24日の例会で「(これから)反転攻勢だ」と息巻いたが、党関係者は「最も政権の足を引っ張っているのが岸田派だ」とこぼした。(竹中達哉)

8400チバQ:2022/11/28(月) 19:56:15
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/765855/?rct=n_politics
<フォーカス>かばうしかない首相 経済対策遅らせられず 秋葉氏更迭を否定
11/26 05:00
 「政治とカネ」の問題を抱える秋葉賢也復興相に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点が新たに浮上した。岸田文雄首相は秋葉氏を続投させたまま国会審議を乗り切りたい考えだが、25日の衆院予算委員会で秋葉氏は苦しい答弁に終始した。野党は今後さらに追及を強める構えで、約1カ月の間に3閣僚が辞任するという異常事態に陥っている政権は一層厳しい状況に追い込まれた。


■「記憶ない」

 「事実関係を確認している」「(教団の関係会合に)参加した記憶はない。記録もない」。秋葉氏は予算委で、教団側との接点に関して曖昧な答弁を繰り返した。立憲民主党の後藤祐一氏は、教団側との関係について「記憶にない」を連発し、その後辞任した山際大志郎前経済再生担当相を引き合いに「どこかで聞いたせりふだ」と皮肉った。

 秋葉氏は自身の秘書に選挙運動員としての報酬を支払った買収疑惑には「選管に届け出た上で法令で認められた報酬を払った。事実誤認だ」と色をなしたが、報酬の積算根拠を示すよう求められると「法律で出す義務がない」とかわした。

 秋葉氏を巡っては親族への政治資金支出など「政治とカネ」を巡る問題が相次ぎ発覚。更迭を求める野党議員に、首相は「誠実に対応してもらいたい」と応じなかったものの、予算委後には「しっかり答えればいいのに」と周囲に秋葉氏への不満を漏らしたという。

 政権には秋葉氏をかばい続けるしかない事情がある。短期間で4人目の更迭となれば政権に致命的な打撃となり、ただでさえ窮屈な国会日程がさらに厳しさを増しかねないためだ。

■連日新疑惑

 寺田稔前総務相の更迭の影響で、当初想定していた2022年度補正予算案の月内成立は果たせなくなった。秋葉氏も更迭となれば、政権が巻き返しの一手と考える総合経済対策の執行がさらに遅れる。首相が重視する旧統一教会問題の被害者救済新法の会期内成立も見通せなくなるため、首相周辺は「秋葉氏には辞めずに最後まで頑張ってもらうしかない」と漏らす。

 だが秋葉氏が持ちこたえられるかは不透明だ。連日のように新疑惑が浮上し、閣僚経験者は「疑惑の出るタイミングが悪い」。首相側近は「これからもどんどん疑惑が出てくるのではないかと疑心暗鬼になる」と危ぶむ。

■徹底追及へ

 野党は秋葉氏を集中的に追及し、辞任ドミノを狙う。立憲の泉健太代表は25日、記者団に「徹底的に秋葉氏の問題を取り上げる」と明言。「今後辞任に至れば、首相の決断力のなさが明確になる」と述べ、首相の任命責任を問う姿勢を示す。

 予算委終了後、記者団に辞任の意思を問われた秋葉氏は「頑張ります」といらだちを隠さずに答え、国会を後にした。「さまざまな疑問が残るとしたならば、説明責任を引き続き果たしてもらわなければならない」。同じく終了後、秋葉氏の説明責任を記者団に問われた首相は、予算委と同じ内容の答えを繰り返すのみだった。(関口潤、袖山香織、松下文音)

8401チバQ:2022/11/29(火) 13:34:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41d6a38150f2814bd7da94c12a494dd6cec90b4
動き出す「ポスト岸田選び」本命・茂木、対抗・河野を押しのけ、麻生vs菅の一騎打ちも
11/29(火) 10:15配信

NEWSポストセブン
後見人のふたりが一騎打ち?(時事通信フォト)

 次から次へと問題が噴出している岸田政権。「もうもたないのではないか」という声すら漏れ始め、党内ではすでに「ポスト岸田」に向けた動きが活発化してきている。そこで権力欲を見せ始めたのは、なんと総理の座から追われたはずの2人だった。


 次期首相候補の“本命”は茂木敏充・幹事長、“対抗馬”は河野太郎・消費者相との見方が強い。前回総裁選で3位につけた高市早苗・経済安保担当相は後ろ盾だった安倍晋三・元首相の死で出馬は難しいと見られている。

 茂木氏は自民党第2派閥の茂木派会長で、幹事長として今年夏の参院選に勝利し、岸田首相、首相の後見人である麻生太郎・副総裁と毎月のように食事会を開いて“トロイカ関係”を築いてきた。

 本人もポスト岸田に虎視眈々。「若干の物価の上昇があっても、賃上げがそれよりも上回っていれば状況としてはいいこと」(11月20日の金沢市の講演)とぶち上げて“経済通”をアピールし、今国会で成立した衆院の10増10減の定数是正をめぐって、年内に自民党の地方組織のヒアリングを行なって候補者調整を進めることを決めた。

 一方、昨年の総裁選で岸田首相に敗れた河野氏も総裁選への“再チャレンジ”に意欲満々だ。

 河野氏の看板は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の追及。

 ライバルの茂木氏が旧統一教会と自民党の関係について「これまで一切の関係を持っていない」と言い張り、党内調査も後手後手に回って批判されたのに対し、河野氏は内閣改造で消費者相に就任すると有識者検討会を立ち上げて「旧統一教会問題追及」の先頭に立ち、政府の教団への質問権発動に道筋をつけた。

 茂木氏の後ろに麻生氏がつき、河野氏には前回総裁選でも応援した菅義偉・前首相が援軍に回り、次の総裁選は、「麻生VS菅の代理戦争となる」というのが永田町の通り相場だが、そう単純な構図にはなりそうにない。政治ジャーナリストの野上忠興氏が指摘する。

「総理・総裁になるには神輿を担いでやろうという党内の仲間が必要だが、茂木氏も河野氏も唯我独尊タイプで仲間が少ない。茂木氏は派閥領袖なのに、茂木派内をまとめ切れていないし、河野氏は所属する麻生派会長の麻生氏と関係が悪い。どちらも総裁選に出て勝てる状況にはない。

 本格政権になるはずだった岸田首相が退陣することになれば、次の首相は緊急避難で選ばれる可能性が高い。そうなると、候補は首相経験者の麻生氏か菅氏に絞られるのではないか」

 なんと、代理戦争ではなく、麻生vs菅の一騎打ちになると見るのだ。

8402チバQ:2022/11/29(火) 13:34:28
旧安倍支持勢力の“盟主”
 麻生氏も菅氏も、そうした自分の立場を強く意識している。

 まず菅氏だ。1年前、コロナ対策の失敗で岸田首相をはじめとする自民党内の「菅降ろし」で退陣に追い込まれたが、安倍氏の国葬の弔辞で面目を施し、旧安倍支持勢力の“盟主”として復権した。政策面でも、「無策」の岸田首相と比べ、菅氏はわずか1年の首相在任中に携帯料金の値下げやデジタル庁の創設、不妊治療への保険適用など様々な改革を行なったことが再評価されている。

 その「反岸田」の菅氏はじっと政局の行方をにらんで動かない。元産経新聞政治部長で、安倍・菅両政権に食い込んだ取材で知られた政治ジャーナリスト・石橋文登氏が菅氏の立場をこう語る。

「菅前総理はいま、反主流派のドンとして力を強めている。自民党の反主流派は菅グループ、二階派、森山派を合わせて約70人で、最大派閥の安倍派に次ぐ勢力です。安倍派は跡目問題で迷走中だが、後継者候補の萩生田氏、世耕弘成氏、西村康稔・経産相の3人は菅氏が安倍内閣の官房長官だった時代に官房副長官として仕えていたから絆が深い。その意味で、いまの安倍派を束ねることができるのは菅氏しかいない。反主流派と安倍派を合わせると約170人、自民党の4割の勢力を握っていると言っていい」

 菅氏が安倍氏の死後、準備していた「菅派」の旗揚げをあえて見送ったのも、安倍派を含めた党内最大勢力の盟主の立場を選んだからだという。

 ポスト岸田の首相選びでは、菅氏の動向がカギを握る。では、次の総裁選で、菅氏は前回同様に河野氏を担ぐのだろうか。石橋氏が続ける。

「判断は非常に難しい。菅氏が河野氏を推しても、安倍派はついてこないでしょう。高市早苗氏は菅派が推せない。かといって安倍派の後継者候補の世耕氏や西村氏らを総裁選に担げば安倍派が分裂してしまう。岸田総理の支持率が下がり、国会運営が迷走する中で、菅氏はどう動くか知恵を絞っている。だから、沈黙を守っているのだと思う」

 その安倍派からは、菅氏自身の再登板を求める声が強まっている。安倍派の中堅議員が菅擁立を語る。

「無策の岸田政権が行き詰まった以上、政治を安倍路線に復帰させて政権を安定させることができるのは菅さんしかいない。菅さん自身は1年前に総理を辞めたばかりだから固辞するだろうが、内心はそうした状況、自分の立場をよく理解している。岸田退陣となった途端に、我々が菅再登板の流れをつくるし、そうなれば本人も断われないはずです」

 旧統一教会汚染の中核である安倍派は、国民の厳しい視線を向けられ、派内から総裁選に候補者を擁立すれば批判の集中砲火を浴びる。萩生田氏ら安倍派の後継者候補たちは、教団批判のほとぼりが冷めるのを待ち、“次の次”を目指したほうが現実的という打算もある。そのためには、政治路線が同じ菅氏の再登板のほうが都合がいいのだ。

8403チバQ:2022/11/29(火) 13:34:40
菅には渡さない
「静」の菅氏に対して、「動」が麻生氏だ。今年82歳の麻生氏は11月2日から財界人を引き連れて韓国を訪問。麻生氏には実家の麻生炭鉱の戦前の強制連行問題で韓国側から批判された経緯があるが、岸田首相より先に尹錫悦・大統領と会談してその「元徴用工」問題で意見交換し、健在ぶりを見せつけた。

 麻生側近は、「80歳のバイデン米国大統領は2年後の大統領選出馬の意向を示している。麻生さんも、岸田政権に何かあれば、“その時はオレしかいない”と心中期するものがある」と見ている。

 麻生氏を長年取材してきた政治ジャーナリスト・藤本順一氏も「麻生出馬」はあり得ると語る。

「麻生さんはまだやり残したことがあると考えている。一つが日韓関係の改善です。麻生さんは議員になる前のJC(日本青年会議所)会頭時代から、韓国財界の若手と交流を持ち、日韓関係の修復に取り組んできた長い経緯がある。日韓関係に対する思いは強い。安倍政権時代はさすがに関係修復は無理だったが、いまこそという意識がある。

 置かれている状況も再登板の障害にはならない。後継者の長男・将豊氏は今年10月にJC次期会頭への就任が決まった。任期は1年だが次の年は顧問を務めることになるから、少なくとも2年間は総選挙があっても地盤を継ぐことができない。引退は早くてもその後ですから、総理再登板はできる。

 自分が総裁選に出馬すれば、麻生派の結束も保てる。岸田首相の退陣が見えてくればライバルの菅さんが主導権を取りに来るでしょうから、麻生さんとすれば、菅さんには渡さないという意地があるはずです」

 岸田首相が「いよいよ」になれば、菅コールが起きる前に、首相の後見人のはずの麻生氏が“オレに代われ”と岸田降ろしにかかるかもしれない。

 だが、次期総理の座をめぐって、キングメーカーの2人が権力欲むき出しで角突き合わせれば、もう一人のキングメーカーである“令和の妖怪”こと二階俊博・元幹事長が黙って見ているはずがない。

 二階氏は11月初めにコロナに感染し、一時は“死亡説”まで流れたが、和歌山県知事選(11月27日投票)に自ら擁立した候補の応援に登場してノーマスクで演説し、健康不安説を打ち消して見せた。

 二階氏は菅政権末期の「二階外し構想」で菅氏との関係が悪化したが、岸田政権になると2人は「反主流派連合」を組んで元の鞘に収まっている。

「菅さんの再登板は二階さんにとっても復権の絶好のチャンス。ポスト安倍の総裁選で菅さんを担ぎ出したときのように、二階さんが『あんたがまたやればいい』と菅さんの背中を押せば、数で麻生さんに負けることはない」(二階派の大臣経験者)

「無策」の岸田退陣の次の舞台は、自民党の三長老が幅を利かせる国民ガッカリの“老害”総裁選になりそうだ。

※週刊ポスト2022年12月9日号

8404チバQ:2022/12/02(金) 11:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9fa35c5cb7ea68c1fe9e7241700f613767b9ef9
杉田政務官、過去の表現撤回へ LGBTや民族衣装巡り 松本総務相
12/2(金) 9:58配信

時事通信
杉田水脈総務政務官=8月15日、総務省

 松本剛明総務相は2日の閣議後記者会見で、杉田水脈総務政務官が過去に、LGBTのカップルについて「『生産性』がない」と月刊誌に寄稿したことや、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとブログに投稿したことに関し、「謝罪し、撤回することになった」と述べた。


 一連の表現を巡っては、国会で野党側から追及が続いていた。

 松本総務相は「チマ・チョゴリやアイヌ民族衣装は民族の誇りに関わることでもあり、LGBTについても拙い表現だということは間違いない」と指摘。「政務官本人が『拙い表現で人を傷つけたことを重く受け止め、反省している』と話していた。私から傷ついた方々におわびし、表現を取り消すよう申し渡した」と説明した。杉田氏は指示に従う意向を示したといい、既に総務相から、松野博一官房長官に報告した。

8405チバQ:2022/12/04(日) 21:41:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/668b64ce610aee918f097ee47a61ebd334e0929e
政権浮揚へ問われる「裏方」の手腕 松野官房長官
12/4(日) 18:11配信

支持率が低迷する岸田文雄政権が浮揚を図る上で、鍵を握るのが、昨年10月の政権発足以来、黒子役に徹してきた松野博一官房長官だ。年末に向けて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済新法の成立や防衛費増額など重要課題が山積する中、「政権の要」としての手腕が改めて問われている。

「沖縄の声に耳を傾けつつ、一つ一つの取り組みをしっかりと進めていく」。松野氏は4日、訪問先の沖縄県宜野湾市で記者団に、米軍基地負担の軽減を巡りこう強調した。自公に対抗する「オール沖縄」勢力が弱体化する中、松野氏は3、4両日、沖縄入りして地元市長と意見交換を重ね、政権への支持拡大を図った。

政権の「裏方」を自任する松野氏が自らの行動を発信することはほとんどないが、水面下で調整に動く場面は少なくない。2日の参院予算委員会で杉田水脈総務政務官が性的少数者などを巡る過去の発言を撤回した。撤回させるよう松本剛明総務相に指示したのは松野氏だ。

岸田首相が救済新法の今国会提出を表明するにあたっては、松野氏が公明の石井啓一幹事長と最終調整した。公明幹部との会合も重ねており、「公明とのパイプ役はほぼ松野氏が担っている」(官邸関係者)。

一方で、官房長官の重要な役割である政権の危機管理に関しては、疑問符が付く。葉梨康弘前法相や寺田稔前総務相らの更迭は、与党内からも「遅い」との声が出た。

首相が批判の矢面に立たされる場面も目立つ。衆参本会議で首相自らが閣僚の辞任について謝罪する異例の対応を許したのはその象徴だ。自民幹部は「首相官邸内に政局的なコントロールをできる人間がいない」と漏らす。(小沢慶太)

8406チバQ:2022/12/06(火) 17:08:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba344c36544d588ec89435c5c8e105922371bbff
自民、野党共闘にくさび 維新軟化、立民苦慮 救済新法案
12/6(火) 7:10配信
 自民党が5日提示した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を踏まえた被害者救済新法案の修正案には、立憲民主党と日本維新の会の共闘にくさびを打ち込む狙いがある。

 実際、維新は法案賛成に傾いており、法案は不十分との立場を崩していない立民は対応に苦慮しそうだ。

 「ぎりぎりだ」。自民党の茂木敏充幹事長は5日の立民、維新両党との幹事長会談で、「配慮義務」に勧告・公表を設けた修正案は、野党に最大限譲歩した結果だとアピール。維新の藤田文武幹事長は「苦心してもらい、一歩前に進んでいる。率直に評価したい」と記者団に語った。

 一方、立民の岡田克也幹事長は記者団に「60点が合格点だとすると、50点ぐらい。あと10点だ」と述べ、「配慮義務」を「禁止規定」に格上げする修正は不可欠だと強調した。

 新法案を巡る政党間協議を通じ、自民党が狙ってきたのは、立民、維新の分断だ。もともと与党寄りだった維新が立民と「国会共闘」で合意したことで、今国会は野党ペースが強まった。自民党関係者は「維新が賛成、立民が反対する形をつくり、共闘を分断するのが狙いだ」と解説する。

 茂木氏は2日夜、維新の馬場伸幸代表らと東京都内の日本料理店で会食。週末に維新幹部と連絡を取り合い、修正案の内容を4日には伝えた。勧告・公表を盛り込んだ修正案は「維新だけがのめるライン」(立民関係者)との見方もある。

 馬場氏は5日、秋田市での記者会見で「100点満点でないからといつまでも協力しないでいては、被害者救済法を作れない」と語った。来年の統一地方選に向け、立民との違いをアピールしたい思惑ものぞく。

 これに対し、立民は焦りを強める。全国霊感商法対策弁護士連絡会などは配慮義務の禁止規定化を求めており、「安易に折れることはできない」(立民中堅)という事情がある。しかし、維新と賛否が割れれば、来年の通常国会での共闘が不透明になり、将来の選挙協力も見据えた戦略にほころびが生じかねない。

 岡田氏は、記者団から維新と足並みがそろっているかを問われ、「歩調を互いに合わせられていると思う。もちろん最終的には分からない」と述べ、対応が割れる可能性を認めざるを得なかった。立民は賛成に回る環境を整えるため、6日からの国会審議で配慮義務の禁止規定化を粘り強く要求する方針だ。

8407チバQ:2022/12/09(金) 18:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ca6a9b50cc8c474ae3ee75f2bbf388f80ad563c
「チーム岸田」に豪腕官僚不在、新たな官邸主導を模索
12/9(金) 16:34配信

西日本新聞
岸田首相

 自民1強下の政権運営は、首相の代弁者となり、迅速に政策の方向性を決定付ける「官邸官僚」の存在抜きには語れない。「首相の意向」を名分に、霞が関はもとより、時には国会議員にもにらみを利かせる。岸田文雄政権は、功罪併せ持つそのかじ取りの形とは距離を置きつつ、新たな「官邸主導」を模索している。 (岩谷瞬)

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「何とか形にできた」。1日夜、首相官邸。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済法案の閣議決定を見届けた首相秘書官の1人は、くたびれた表情でつぶやいた。

 政権最大のアキレス腱(けん)の旧統一教会問題。これまでの政府対応を振り返ると、官邸中枢の意思決定ルートが浮かび上がってくる。

 当初官邸は、今国会は同法案の要綱のみを示し、実際の法案提出は年明けの通常国会で、との道筋を描いていた。だが政権の消極姿勢に批判が高まると、「やるしかないんじゃないか」。首相の一声で急きょ、今国会提出に方向転換した。

 「無理筋。常識ではあり得ない」「法律が成立するまでに3年はかかる」-。この時点で、10日の会期末まであと1カ月。ごく短期間で法案作成から提出まで仕上げる難作業に、担当省庁だけでなく、官邸内からも異論が噴出した。

 ここで動いたのが、自民党岸田派で首相の「懐刀」の木原誠二官房副長官と、元経済産業事務次官で官邸官僚の筆頭格、嶋田隆首相秘書官。木原氏が与党との連絡を、嶋田氏が内閣法制局など霞が関との調整を担い、突貫工事で作業を進めた。結果、同法案の10日成立見込みを手中にした。

 「官邸内で知恵を出し合い、政策を練り上げていくのがチーム岸田だ」。首相周辺は、党や省庁の意見を吸い上げるボトムアップ型を理想としながらも、ここ一番で首相指示の下、官邸が一つになって突破するスタイルに自信を見せる。

 政策決定の主軸を党や省庁から、より官邸へと傾けた官邸主導は、第2次安倍晋三政権の下で一つの完成形を見た統治手法。霞が関の利害を調整し、政策を切り盛りする首相秘書官ら官邸官僚の重量感も増した。

 中でも、政務秘書官などを務めた経済産業省出身の今井尚哉氏は、重要政策を次々と先導し、安倍氏の選挙戦略でも参謀的な役割を果たした。ただ政権末期は菅義偉官房長官との確執も取り沙汰され、一枚岩の安倍官邸にあつれきが生じた。首相への忠誠心の厚さから、官邸官僚が森友、加計(かけ)学園問題といった「政治の領域」に足を踏み入れ、残した弊害も少なくない。

 今、岸田官邸には今井氏や菅氏のような、首相の盾となって立ち回る豪腕は、見当たらない。政権の浮沈を左右する政治課題に直面したとき、首相自ら前面に立って「最適解」を探らざるを得ない状況は、チーム岸田のもろさも意味する。

8408チバQ:2022/12/10(土) 17:00:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/81aabf88820ed1d48223e7cab06871104420845c
自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前
12/10(土) 7:03配信


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現代ビジネス
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 支持率下落が止まらず、ますます弱りつつあると言われる岸田総理。まるでその精気を吸い取っているのかのように見えるのが、近ごろ活気を取り戻してきている二階俊博元幹事長だ。【前編】『83歳・二階元幹事長がまた暗躍…「世耕なんぞ舎弟にしてやったわ」剛腕ぶりが圧巻』に引き続き、復活しつつある彼の動向についてレポートしよう。

【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

警察関係者との太いパイプ 
武田良太元総務大臣[Photo by gettyimages]

 岸田政権で幹事長を離れ、鳴りを潜めた二階を「このまま引退するのではないか」「もはや終わった老人だ」などと、願望混じりに評する議員は自民党にもいる。だが今、二階は完全復活を遂げた。そして、間違いなく近年で最も高揚している。

 それは、吹き始めた政局の生臭い風を嗅ぎとっているからに他ならない。

 二階は10月31日の夜、総理・岸田文雄の希望を容れ、行きつけの麻布の高級中華「富麗華」で面会した。が、岸田は二階を主流派から外した張本人であり、二階はほとんど口もきかずに追い返した。他にやりたい者がいないから「総理をやらされているだけ」のゾンビ同然の岸田に、二階が労を割くはずもないのだ。

 本番はそのあとだった。11月11日の夜、二階は同じ「富麗華」に次のような面々を集めた。

 二階派会長代行で腹心中の腹心・林幹雄。同じく二階派事務総長で元総務大臣の「若頭」、武田良太。8月に警察庁長官に就いた露木康浩。そして露木の前任者、安倍晋三・菅義偉の両政権で「番人」を務めた中村格―。

 二階派の最高幹部と警察の最高幹部がメシを食う。狙いは何なのか。

 「岸田政権の主流派、とりわけ総理の後見役で、(地盤が同じ福岡で)武田さんを毛嫌いしている麻生(太郎副総裁)さんへの牽制ですよ。安倍・菅政権では、北村滋(前国家安全保障局長)や中村が情報を統制し、内閣を陰で支えてきたことが政権の安定につながっていた。

 でも岸田政権は公安警察や情報機関へのグリップが弱いから、こんなにグズグズになっている。そうした中で、二階さんと武田さんが警察関係をガッチリ押さえているとなれば、岸田総理や麻生さんにとっては不愉快極まりない。それと同時に、次の政権では二階派を下に置くことはできない、という認識も自民党内に広がる」(自民党閣僚経験者)

 岸田よ、麻生よ、お前らは政治の要諦がわかっとらんのじゃないか。だから、この体たらくなんだ―要するに二階は、そう言いたいのである。

8409チバQ:2022/12/10(土) 17:00:24
河野も茂木も0点だ
河野太郎内閣府特命担当大臣[Photo by gettyimages]

 中村が仕えた二人の総理のうち、安倍はもうこの世にいない。残る菅の再登板こそ、二階がこれから果たそうとしている「最後の大仕事」だ。

 「帯に短し、襷に……」

 岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子が壇上に並んだ'21年9月の総裁選。ある側近は、二階がボソボソと口を動かしたのを聞き逃さなかった。

 「二階さんは世間で『総理候補だ』と言われている政治家のことは、誰一人として評価していない。茂木(敏充幹事長)も、菅さんが目をかける河野も、まして麻生さんが自分の後継に立てようとしている鈴木俊一(財務大臣)も、二階さん基準では全員0点」(二階と近い自民党ベテラン議員)

 「嫌われる」のと「恐れられる」のはまったく違う。河野や茂木は、それすら心得ていない。だから60になっても70になっても、いつまで経っても人が集まらんのだ―。

 「その点、『菅総理』であればどの派閥にとってもアレルギーがない。岸田下ろしの党内合意が形成されれば、即座に二階派43人と(二階側近の森山裕が率いる)森山派7人は菅グループに合流する用意ができている。

 安倍派は最終的に、萩生田(光一政調会長)、西村(康稔経産大臣)が菅支持でまとめるだろう。跳ねっ返りになりそうだった世耕も今回、二階さんに降った。岸田・麻生・茂木は、束になっても二階・菅に敵わない」(同前)

 国会議員の史上最高齢在職記録は、「憲政の神様」尾崎行雄の94歳。といっても最後の10年は、病気がちで半引退状態だった。だが二階は衰えるどころか、総理も総理候補も食らい尽くして、ますます力をみなぎらせている。

 「俺は国会で死ぬんだ」

 そんな二階の言葉は現実になりそうである。ただし、その日が来るのは10年後、いや20年後になるかもしれない。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2022年12月10・17日号より

8410チバQ:2022/12/10(土) 17:23:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef1e278168f86ec029f8fc945334e73e6fcf54b9
「自民・公明・国民の連立」構想案はなぜ漏れた...支持率が末期状態の岸田文雄首相は一か八かの大博打に出るのか
12/10(土) 6:37配信


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現代ビジネス
漏れた、自民・公明・国民の連立案
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 「火のないところに煙は立たない。実は、新たな連立案は菅義偉政権時代から水面下で動いていた」(自民閣僚経験者)

【画像】自民党内で「岸田下ろし」が始まる…二階元幹事長が推す「次期総理」の名前

 12月5日に発表された最新のJNN世論調査では、内閣支持率は34.2%。最低を更新した。菅内閣末期水準まで低下。支持できないという人も上昇し61.9%。およそ10人に6人が不支持だった。

 「内閣改造では支持率は上がらない。もはや解散か、国民と連立くらいのインパクトがないと風向きを変えられない」(自民党中堅議員)

 一向に支持率下落に歯止めがかからない土壇場の岸田文雄政権。旧統一教会問題に対する国民の政治に対する不信感は日に日に大きくなるばかり。各社の内閣支持率が30%を切ると、いよいよ政権が成り立たず、大きなカードを切る必要がある絶体絶命の政局を迎えている。

 そんな中、12月2日に一部メディアで報道されたのが、自民・公明・国民の連立案である。来年1月の通常国会招集前に玉木雄一郎氏が入閣するという内容だ。

 「菅政権末期時から永田町の重鎮が間に入り、水面下で行われていた。玉木氏は前のめりだったが、国民民主党内の幹部と折り合いがつかなかった。『衛星政党化』を嫌ったのだろう」(自民閣僚関係者)

前回の破談理由は『衛星政党』になるだけ
 かつて1993年に自民党が下野し、非自民・非共産連立政権の細川内閣が誕生した。

 しかし、理念や政策がバラバラな8党、そして連立与党内における細川総理率いる日本新党の議席数は、社会党、新生党、公明党に次ぐ第四勢力だった上、森喜朗氏や亀井静香氏、野中広務氏などの『失った政権を取り戻す執念』と様々な仕掛けもあり、1年に満たない短命政権で終わった。

 その後、衆議院第2党の社会党と新党さきがけの『社さ政権構想』に単独過半数を割っていた、衆議院第1党の自民党が連立を組んだため『自社さ連立政権』が誕生。

 そして再び政権を取り戻した自民党が与党第一党となり、今の自公政権を作るまでには時間はかからなかった。

 数の原理、少ない会派の連立与党入りは、一見キャスティングボードを握っているかに見えるが、結局は巨大な惑星の周りを公転する『衛星政党』で、いずれ切られるか、コントロールされる、というのが、永田町の歴史を見てきた者の意見であろう。

8411チバQ:2022/12/10(土) 17:23:53
国民との連立が漏れた理由
 なぜこのような報道が出たのか。

 「国民民主党との連立を潰したい、自民党非主流派のリーク」(閣僚経験者)

 国民民主党には衆議院議員10人、参議院議員が10人が所属する。大きな政党ではないが、仮に連立を組んだ場合、国民民主党の議席や候補予定者のいる地域での自民党議員は『戦争相手から調整相手』に変わる。

 まして、国民民主党の強い議員のいる選挙区の議員は、たまったものではない。先に芽を摘むために情報をリークした、というのが現実だろう。

 では、支持率が上がらない岸田政権が国民民主党と組むメリットは何なのだろうか? 
 年明けのG7終了後までは解散を迫られる政局が続く。解散時期を見誤ると自民党は歴史的大敗を喫してしまう。党内から様々な内閣改造案が出るが、3人の閣僚が辞めた後の改造となると、8月に行ったばかりの内閣改造そのものが失敗となり、岸田総理自信のリーダーシップを問われる。

 そして旧統一教会問題に続き、公明党の支持母体の創価学会も騒がれ始めた。

 「いつなんどき、世論に火がつかないとは限らない。そして、憲法改正や防衛力強化で、一部食い違う公明党と、万一関係がこじれた時、国民民主党が連立政権に入っていると様々な保険にもなる」(官邸関係者)

野党が分断される
公明党・山口那津男代表 Photo by GettyImages

 仮に国民民主党が自民党と連立を組めば、連合が産別組織ごとに支持政党が分かれる「股裂き状態」となり、野党第一党の立憲を弱体化させる狙いもある。野党が弱いと自民党は大敗しない原理となる。

 そして、公明の反発が予想される。

 国民との連立構想案に公明党の山口那津男代表も、「全く聞いたことがなく、我が党幹部からもそういう話を聞いたという報告もないので、検討のしようも、判断のしようもない」と語った。

 公明党からすれば、国民民主党の連立入りは全くメリットもなく、むしろ不快であろう。このような報道があった以上、今後公明党との関係に影響が出ることは間違いない。

 絶対絶命の岸田政権は崩壊寸前である。

 単なる内閣改造では支持率の回復は見込めない。今、やぶれかぶれ解散を行った場合、野党の準備不足、野党共闘も追いつかないので、必要最低限の議席減で終わる可能性もあるが、歴史的大敗の結末もありえる。

 また10増10減区割り問題で、がんじがらめで解散出来ない場合、自民公明連立政権に国民を加える案も加速される。「解散か、新連立か」どちらも大ギャンブルだが、一か八か勝負に出て大逆転するか。いずれにせよ政権浮揚には、大博打のカードを切る選択肢しかなくなりつつある。

大西 健嗣(政治アナリスト)

8412チバQ:2022/12/14(水) 10:15:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/61810fb94e7c9347553a2771a59cf875316569f6
安倍派代弁?それとも政策推進? 萩生田政調会長、問われる手腕
12/14(水) 10:12配信

西日本新聞
自民党本部

 防衛費増額のための財源を巡り政府、与党内のさや当てが激しくなる中、自民党の萩生田光一政調会長の挙動に注目が集まっている。国債発行を否定する首相に対し、萩生田氏は「検討に値する」と主張。国債活用を訴えた故安倍晋三元首相の最側近としての自負をのぞかせる一方で、首相の政策を推進する立場にもある。安倍派の次期会長も視野に入れる実力者が難題をどう乗り切るのか、永田町は目を凝らしている。


 首相は8日、2027年度以降に必要な財源のうち1兆円強を増税で賄う方針を表明。10日の記者会見では「未来の世代に対する責任として取りえない」と、財源に国債を充てる可能性を語気を強めて否定した。

 自民内では安倍派を中心に異論が収まらない。安倍氏は生前、「防衛費は次の世代に祖国を残していくための予算だ」として、国債で賄うことを持論にしていた。安倍氏の遺志を継ぐことを結束の旗印とする安倍派や、憲政史上最長政権を築いた安倍氏を信奉してきた中堅・若手には、首相への不信感が高まっている。

 安倍氏に重用されてきた萩生田氏も例に漏れない。反対論が7割を超えた9日の党会合を見守った萩生田氏は「政府にしっかり伝える」。反対派の不満を受け止め、首相に直談判する構えもうかがわせた。

 ただ、萩生田氏の呼びかけで急きょ開かれた会合は「ガス抜き」(自民幹部)の側面が強かったのも事実。そもそも財源論は「党政調で決める内容ではない」(自民政調関係者)とされ、萩生田氏が前面に出てきたのも「反対する姿勢を見せて、最後は引き取って抑えるのが政調会長の仕事だから」(首相に近いベテラン)と捉える向きもある。

 高市早苗経済安全保障担当相や西村康稔経済産業相を筆頭に、閣内からも公然と反旗が揚がる局面で、萩生田氏が党内議論を軟着陸させ、首相の意に沿う形で決着に導けば、「評価は一気に高まる」と自民関係者。会長不在の安倍派トップの座も、おのずと萩生田氏に転がり込んでくるとの見方も少なくない。

 「決めるべき時はしっかり決めて、一日も早く前進させなくてはならない」。政治決定プロセスの極意を常々、こう語っている萩生田氏。ある党幹部は「“重し役”だった安倍氏の役割を、首相は萩生田氏に期待している」と解説してみせた。

 (金沢皓介)

8413チバQ:2022/12/18(日) 09:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f56d80bf9cd9ddfaf6cfc190d43c6e30272498a9
自民二階派、44人で単独第4派閥に 梶原氏入会了承
12/15(木) 13:38配信
産経新聞
国会議事堂

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)は15日の会合で、梶原大介参院議員(比例代表、当選1回)の入会を了承し、党籍を持つ所属議員は44人となった。43人で岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)と並んでいたが、単独で党内第4派閥となった。

8414チバQ:2022/12/18(日) 09:28:31
https://mainichi.jp/articles/20221215/k00/00m/010/308000c
安倍派、なお渦巻く首相への不満 存在感維持「遺志」掲げ先鋭化
深掘り 中島昭浩 小田中大 中津川甫 東久保逸夫 竹地広憲

毎日新聞 2022/12/15 21:20(最終更新 12/15 22:05) 有料記事 2530文字
自民党清和政策研究会の「安全保障・防衛費PT」の会合で発言する大塚拓座長(左)。中央は安倍派会長代理の塩谷立氏=東京都千代田区の同党本部で2022年11月17日午後4時4分、竹内幹撮影
自民党清和政策研究会の「安全保障・防衛費PT」の会合で発言する大塚拓座長(左)。中央は安倍派会長代理の塩谷立氏=東京都千代田区の同党本部で2022年11月17日午後4時4分、竹内幹撮影
 防衛費増額の財源を巡る自民党内の協議は、激論の末に決着した。首相がこだわった安定財源の確保に一定のめどはついたが、増税反対の急先鋒(せんぽう)となった安倍派の不満は依然くすぶり、党内にしこりを残した。

「ポスト安倍意識」党幹部冷ややか
 自民内の防衛費増額の財源を巡る議論で、増税反対派の中心を占めたのは党内最大派閥の安倍派だった。前会長の安倍晋三元首相は「防衛国債」創設を提唱し、法人税減税を成長戦略の手段に位置付けていた。安倍派は、安倍氏死去後も派の存在感を保つため、遺志を継承しているとアピールする思惑があった。

 「安倍派で主導してきた防衛力強化。これを実現するため結論を出していくことが大事だ」。党内協議が大詰めとなった15日、安倍派の塩谷立会長代理は派閥会合でそう強調した。

 日本を取り巻く「安全保障環境の厳しさ」を説いてきた安倍氏の下、同派は「防衛力抜本強化」の主張を繰り返し、2023年度から5年間で「43兆円規模」の政府方針決定の推進力となった。

 だが、増加分の財源確保策を巡っては、岸田首相との立場の違いを鮮明にした。「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」として増税を掲げた首相に対し、安倍派議員の多くが異論を唱えた。

 安倍氏は生前、「防衛予算は次の世代に祖国を残す予算」として防衛費確保のための国債発行を提唱。また政府が財源の一つに見据えた法人税は、安倍政権が引き下げを繰り返し、アベノミクスの政策手段の柱だった。安倍氏のレガシー(政治的遺産)の否定とも受け取った派内からは「絶対にだめだ」(重鎮)と増税に反対する声が噴出した。

 同派で安倍氏の側近だった萩生田光一政調会長が11日、訪問先の台湾で「国債償還ルールを見直して、償還費でまかなうことも検討に値する」と語り、増税以外の手段を求めたほか、世耕弘成参院幹事長らも慎重論を唱えた。

 安倍派が先鋭化した背景には、…

8415チバQ:2022/12/19(月) 14:26:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9128fa2660c1c7703f32e89b4b8c1403f3015669
「公明は何でも強気の要求」 岸田政権下、きしむ自公連立
12/18(日) 10:44配信

西日本新聞
㊧岸田文雄首相、㊨公明党の山口那津男代表

 「議論を尽くして合意をつくる。もう一つが選挙協力。この二つの要素が自公連立政権が長く続いている理由だ」。11月、日本記者クラブでの会見で、公明党の山口那津男代表は通算約20年となる自民党との連立政権を評価し、先を見据えた。「これからもそうした要因が続く限り、連立の基盤は簡単に揺るがない」

 自民は、公明の支持母体・創価学会の集票力を、公明は自民の政策実現力を-。共存共栄の自公連立は1999年の自民、自由、公明3党の連立政権樹立を起源とし、戦後の連立政権の組み合わせで最長を誇る。2009年の政権交代で下野した苦難の時代も「共に風雪に耐えたことで自民が最大限尊重してくれるようになった」(公明重鎮)。

 12年の政権復帰から10年、公明は安全保障関連法など学会の反発が強い法案も賛成に回ってきた。消費税増税で導入された軽減税率のように、公明の主張で実現した政策も少なくない。

 国政選挙は、両党の公認候補を相互に推薦する「成熟化」(山口氏)した選挙協力で与党が連勝。公明側は菅義偉前首相や自民の二階俊博元幹事長らとの信頼関係を構築し、自公の結束は盤石なものとなった。

 しかし-。「岸田さんは何を考えているか分からない」(公明幹部)。岸田文雄政権下、両党の関係にはきしみが生じ始めている。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への宗教法人法に基づく初の調査は、山口氏に事前説明がなく公明の反感を買った。被害者救済を議論する与野党協議会も、自民、立憲民主党、日本維新の会の国対委員長会談で設置が決まり、公明は後から加わった。「あり得ない対応。自公のパイプが細くなっている」と公明関係者。「議論を尽くした合意」は体を成していない。

 「選挙協力」も懸念がある。7月の参院選は、自民の対応に反発した公明が相互推薦しない姿勢を見せ、首相が山口氏に直談判し沈静化させた一幕があった。

 衆院小選挙区の「10増10減」を巡っては、公明は、定数が増える東京など4都県の選挙区で新たな候補擁立を狙う。自民側は「四つは無理筋だ」と猛反発しており、調整は難航必至だ。

 今月初めには与党への接近を強める国民民主党を、自民が連立政権に加える案を検討しているとの一部報道が出た。公明は「円熟した自公連立に入り込む余地はない」(中堅)と平静を装うが、足元では自民が頼みの綱とする学会の集票力が高齢化で陰りつつある。

 「政策も選挙協力も、公明は何でも強気の要求。閉口している自民議員は少なくない」。自民中堅は、蜜月関係の変化をリアルに感じ取る。
(御厨尚陽)

8416チバQ:2022/12/23(金) 09:15:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2512d67b3dfd6fa1f595ba4f35119502b468920
“腹心”薗浦健太郎代議士の辞職で、「麻生太郎」副総裁の求心力急降下 地元市長選でも「ご乱心」
12/23(金) 6:01配信
 岸田政権が支持率低迷に喘ぐなか、またしても、「政治とカネ」の問題が勃発した。自民党衆院議員・薗浦健太郎氏が、パーティーなどで得た収入を政治資金収支報告書に少なく記載し、約4000万円もの裏金を作っていたとして、12月22日、東京地検特捜部に略式起訴された。それに先立つ12月21日、薗浦氏は議員辞職し、自民党からも離党。薗浦氏は自民党の第3派閥「志公会」の重鎮で、その領袖である麻生太郎自民党副総裁の腹心としても知られており、今回の件が、党内での麻生氏の求心力低下につながるという見方が強まっている。そんな麻生氏、お膝元である福岡県の市長選でも、不可解な行動で顰蹙を買っているという。

【写真】スーツを脱ぎ、スポーツウェアに着替えてウォーキングに勤しむ麻生太郎氏

自ら議員辞職
 政治部記者が振り返る。

「薗浦氏は東大法学部を卒業後、読売新聞に入社し、記者職を経て、麻生氏の議員秘書に。その後、2005年の衆院選に千葉5区から出馬して初当選。以来当選5回を数える重鎮です。その出自から、麻生太郎の腹心としても有名で、麻生派の後継候補の一人でもありました」

 そんな薗浦氏が議員辞職となれば、麻生氏にとっても相当な痛手に違いない。

「罰金刑が確定すれば基本的に5年間の公民権停止となります。だからこそ、麻生氏は、薗浦氏がなるべく早く政界に復帰できるよう、陰に陽に説得を続けた。検察側の心証を損ねないよう、起訴の前に自ら議員辞職させ、略式起訴に持ち込み、公民権停止期間が短縮されるよう取り計らったというわけです。公民権停止が3年に留まれば、次の総選挙にも出馬できますからね。とはいえ、もちろん補欠選挙が行われて別の候補者が当選するわけですから、必ず戻って来られるかは微妙です」

 さらに、

「そもそも、腹心の薗浦氏が違法な手段で裏金を作り、銀座で豪遊していたとされるわけで、麻生氏への党内の風当たりは強まっていますよ。“そんな人が副総裁でいいのか”、という声も出ています。盟友・安倍元総理も亡くなってしまった今、麻生氏の求心力は著しく低下しています」

8417チバQ:2022/12/23(金) 09:15:30
一任します
 そんな麻生氏が、地元・福岡県のある選挙でも、関係者が眉を顰める「判断」を下したと話題になっている。事情通が言う。

「問題になっているのは、来年2月に行われる北九州市長選挙です。自民党はこの選挙の候補者に、元国土交通官僚の新人・津森洋介氏(47)に推薦を出すことで話がまとまっていました。ところが、この決定に、他ならぬ麻生氏が難色を示したのです」

 自民党が推薦を決定するためには、総裁、副総裁など、党役員34名全員の署名が必要なのだが、

「麻生氏は、最後まで署名を拒否。これでは推薦にならないと周囲が困っていたところ、麻生氏が“森山裕選対委員長に一任します”と言い放った。この言葉を持って、どうにか推薦に踏み切ったのです」

 この異常事態に、地元は大混乱。“麻生さんご乱心か”との声まで上がった。果たしてなぜ、麻生氏は署名を拒んだのか。

「実はこの判断には、2019年に行われた福岡県知事選が大きく関わっています」

 とは、地元関係者。

「このときの選挙は“保守分裂”となり、現職知事・小川洋氏(故人)と、麻生氏が推す自民党推薦の新人候補・武内和久氏の戦いとなったのですが、小川氏が防衛を果たし、武内氏は惨敗を喫したのです。その武内氏が、今回の北九州市長選への出馬を表明。そして、県知事選の縁で繋がっていた自民党系の地元議員数名が、津森氏ではなく、武内氏を支援することに。結果、再び“保守分裂”となっているのです」

どちらも応援しない
 党が推薦する候補ではなく、対立候補を支援するとなれば、明確な党則違反。副総裁である麻生氏は、本来であれば「造反許すまじ」と青筋立てる立場のはず。が、

「武内氏は、かつて応援していた人物ということもあって、麻生氏としても彼をなんとかしてやりたい、という思いがあった。とはいえ、党の判断には逆らえない。そこで“どちらも応援しない”というスタンスを取り、それが署名拒否という、異例の行動に繋がったのです」

焦り
 この麻生氏の「ご乱心」に自民党関係者は怒りを隠さない。

「党の副総裁という立場の人間が、個人的な感情で、党が推薦する候補者を応援しないとは前代未聞です。何よりまず、明らかな党則違反でしょう。これを良しとしてしまえば、今後、あらゆる造反も罰することができなくなってしまう。“麻生副総裁だってやってるじゃないか”と言われれば反論できませんからね。組織の重鎮として、いかがなものかと思いますよ」

 先の政治記者が察する。

「もう82歳と高齢の麻生氏は、次の選挙で息子の将豊(まさひろ)氏に選挙区を譲るのでは、と目されていますが、彼はまだ38歳と若く、麻生氏の権力を譲るには早すぎる。雑巾掛けからのスタートとなるでしょう。といって、派閥内にも有力者が見当たらず、麻生派は空中分解の危機と言われています。そんな中、永田町では薗浦氏を庇い、地元の選挙で我儘を通すその姿は、先が見えないことへの焦りに見えて仕方ありません」

デイリー新潮編集部

新潮社

8418チバQ:2022/12/23(金) 10:32:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9471bb4291e00ad6e026e2ea428ac495e48d3ba2
秋葉復興相に「交代論」年内も視野…公選法違反疑惑や旧統一教会との関係、野党から追及
12/23(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
秋葉賢也・復興相

 政府・与党内で22日、公職選挙法違反疑惑などが指摘されている秋葉復興相の交代論が浮上した。岸田首相は早ければ年内に人事を行うことも視野に入れ、与党との調整を進める構えだ。

【写真】秋葉賢也・復興相のプロフィル

 秋葉氏は自民党茂木派所属の当選7回で、今年8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、昨年の衆院選で秘書2人に違法な報酬を支払ったとされる疑惑や、自身が代表を務める政党支部が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体に会費を支出したことなどを巡り、野党から激しい追及を受けた。

 公選法違反疑惑を巡り、秋葉氏は違法性を否定し、自らの進退に関しては「引き続き、丁寧に説明責任を果たしていきたい」と続投する考えを表明した。首相も「復興相としての職務とあわせ、国会への説明責任を果たすことは大事な職責だ」と述べていた。

杉田水脈・総務政務官

 ただ、来年1月召集の通常国会で秋葉氏への追及が続くことは必至で、政府・与党内では「来年度予算案の審議などに支障を来す」との懸念が出ている。

 秋葉氏に加え、懸念材料を抱える杉田水脈総務政務官らを交代させる案もある。杉田氏は、過去に月刊誌やブログで性的少数者(LGBT)は「生産性がない」などと表現し、今月2日に撤回して謝罪した。

8419チバQ:2022/12/23(金) 10:50:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b13b29be45830027ce5e810343f39719eea34162
麻生氏を「おやじ」と呼べる数少ない議員、閣僚候補の転落で「派閥の力は低下する」
12/22(木) 21:36配信

読売新聞オンライン
薗浦健太郎・前衆院議員

 薗浦健太郎・前衆院議員が政治資金規正法違反で略式起訴された問題は、自民党の麻生副総裁にとって、大きな痛手となった。薗浦氏は麻生氏を政策と派閥運営の両面で支えてきた側近だったが、国政復帰は困難との見方も出ている。

 薗浦氏は党内第3派閥の麻生派に所属。麻生氏が総務相時代に秘書を務め、麻生氏を「おやじ」と呼べる数少ない議員としても知られていた。同法違反で罰金刑などが確定すれば、公民権が原則5年間停止され、全ての選挙に立候補や投票ができなくなる。麻生派の中堅議員は22日、「仮に5年間となれば、複数回の選挙を他候補で戦うことになる可能性が高く、地盤維持は苦しくなる」と語った。

 安倍政権の下で首相補佐官や外務副大臣を務めた薗浦氏は、他派閥や海外にも幅広い人脈を持ち、次の内閣改造では有力な閣僚候補と目されていた。

 薗浦氏が議員辞職して離党した21日、萩生田政調会長は記者団に「反省し、またいつの日か一緒に仕事ができればと願っている」と述べ、将来的な復帰への期待を口にした。裁判所の判断で公民権停止期間が短縮されるケースもある。2021年に公職選挙法違反(寄付の禁止)に問われた菅原一秀・元経済産業相は停止期間が3年になった。

 ただ、野党からは「議員辞職して公民権停止(期間)を短くしたいという思いがあるなら、適切ではない」(立憲民主党の大串博志選挙対策委員長)との声も出ており、道のりは容易ではない。

 麻生派では昨年2月、麻生氏の最側近だった松本純・元国家公安委員長が、緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で離党し、その後の衆院選で落選している。

 派内の調整役や若手の教育係を担ってきた2人が不在となり、党ベテランは「主流派の中心だった麻生派の力は低下するだろう」と語った。

8420チバQ:2022/12/23(金) 16:51:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd434990947f5426de6194424d5f801ccf5a82e3
辞任、辞職…「主流派」不祥事続きの岸田政権 非主流派に募る不満
12/23(金) 14:46配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)。右は麻生太郎副総裁。左は茂木敏充幹事長=2022年12月13日、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 「政治とカネ」問題で21日に議員辞職した薗浦(そのうら)健太郎前衆院議員(50)は、自民党麻生派に所属し中堅のホープとの期待もあった。痛手を負った麻生派は岸田文雄政権を中枢で支える「主流派」のひとつ。ほかにも不祥事が主流派内で続き、政権の足元がぐらついている状況だ。

 薗浦氏は秘書ら2人と22日、東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪で略式起訴された。立件額は政治資金パーティーの収支をあわせて約4900万円にのぼる。

 元読売新聞記者で、麻生太郎副総裁の秘書を経て、2005年衆院選で初当選。外務副大臣や首相補佐官を歴任し、直近は衆院法務委員会筆頭理事を務めた。麻生派では期待の中堅として麻生氏の信頼も厚く、「独自の外交ルートを持ち、麻生氏の右腕として調整役も担っていた。議員辞職は党にも派閥にも痛手だ」と、派内のベテラン議員はため息をついた。

 主流派とは岸田首相誕生を後押しした党内第2派閥の茂木派、第3派閥の麻生派、第5派閥の岸田派で首相の政権基盤だ。党内最大派閥の安倍派も主流派だが、安倍晋三元首相が亡くなった後は派内の思惑がさまざまでまとまりを欠く。

朝日新聞社

8421チバQ:2022/12/25(日) 20:05:31
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022122401000423.html
首相の「休日」、改造後13日 働きづめ、官僚ら悲鳴も
2022/12/24 18:50共同通信

首相の「休日」、改造後13日 働きづめ、官僚ら悲鳴も

岸田文雄首相

(共同通信)

 岸田文雄首相が8月10日の内閣改造以降、公務のない「休日」を取った日数は12月23日時点で計13日。44日あった土日祝日のうち約7割は働いた計算だ。首相は働きづめもいとわないが、霞が関官僚からは悲鳴も上がり「年末年始ぐらいは、ゆっくり休めるだろうか」と不安の声が漏れる。

 首相の公務が土日祝日にも入る理由は主に(1)国内出張や行事出席(2)外交日程(3)危機管理対応(4)閣僚人事―に大別される。9、10月は北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射で振り回された。周辺によると、首相は公邸で報告を受ける場合もスーツに着替えてくるといい、生真面目な性格が表れているようだ。

8422チバQ:2022/12/26(月) 11:30:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/96e14add851a459452535c000af23647a7544ae4
自公政権復帰10年、官邸主導定着に危うさ 重要案件の国会議論不足/目立つ拙速な意思決定
12/26(月) 11:19配信

北海道新聞
自公政権復帰10年の主な出来事

 自民、公明両党が政権復帰して26日で10年を迎えた。旧民主党政権が「決められない政治」と批判されたことを教訓に、官邸主導によるトップダウン型の政治を強めた。岸田文雄首相も同様の政治手法を踏襲し、衆参の多数を背景にした拙速な意思決定も目立つ。


 旧民主党政権は2010年の参院選の惨敗で衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」に直面し、政策推進が停滞した。政権復帰した自民は13年の参院選で勝利し、ねじれ国会を解消。内閣人事局を通じて中央省庁の幹部人事も一手に担うようになり、人事権をテコに政策を推し進めた。

 ただ、安倍晋三―菅義偉両政権では首相らが人事権を握ったことで、官邸内の空気が萎縮。ふるさと納税の運用に異論を唱え、総務省自治税務局長を更迭された平嶋彰英氏は「首相や官房長官らに物言えぬ空気が強まった」と指摘する。

■省庁、自主性失い官邸の「指示待ち」に
 岸田首相は省庁の意向を重視する場面も増え、「官邸との風通しは良くなった」とされるが、官邸主導で政策が進められている現状は変わらない。ある省庁幹部は「官邸主導が強まった結果、省庁の自主性が失われ、官邸の『指示待ち』になっている」と明かす。

 官邸主導と「自民1強」が強まる中で目立つのが、国論を二分する重要案件を国会で十分な議論を経ないまま内閣が意思決定し、既成事実化するケースだ。安倍政権は14年に集団的自衛権の行使は認められないという従来の政府見解を変更し、行使を容認する閣議決定を断行した。

 岸田政権も安倍氏の国葬実施を閣議で決定。今月には戦後の安全保障政策を大転換する敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を明記した安全保障関連3文書の改定案を、国会閉会からわずか6日間で閣議決定した。

 これらの意思決定の際にたびたび持ち出されるのが、安全保障環境の変化など「有事」に直面しているという理屈だ。首相は23日の講演で、ロシアがウクライナに侵攻した際、麻生太郎副総裁から「あなたは有事の宰相だ」と言われた話を紹介。防衛力抜本強化などの政策実現に向け、国民や経済界の理解を求めた。自民党重鎮は「首相は丁寧に政権運営を行う姿勢を見せていたが、全然丁寧じゃない。国葬あたりから人の話も聞かず突っ走っている」と苦々しげに語る。

 安倍政権では、官房長官だった菅氏が党幹部と連絡を取り合い、国会対策などで意思統一を図った。一方、岸田政権で迎えた先の臨時国会では政府が与党に閣僚の外遊日程を伝えなかったため、補正予算の審議入りが遅れ、混乱を生じた。自民党関係者は「官邸と国会の意思疎通ができていない」と苦言を呈する。

8423チバQ:2022/12/26(月) 11:36:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee4adcb08eb2d61717ba4919ca5e53f17c5752d2
総理は最低支持率でもなぜかご満悦 岸田下ろしの風吹かず、来年に持ち越された「ポスト岸田」の本命は?
12/26(月) 6:00配信
政権運営に自信
2021年の自民党総裁選の構図

 12月17、18日に実施された毎日新聞の世論調査で支持率が遂に25%まで落ち込んだ岸田政権。しかし、永田町では「岸田下ろし」の声は聞かれず、窮地に追い込まれているハズの岸田文雄総理はむしろ、政権運営の自信を深めているという。その訳は――。

【写真】「岸田文雄」を料理屋に呼びつけた大物政治家の“長男” ロン毛のコンサル社長は高級車でお見送り

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 岸田総理は12月8日に突如、防衛費増額1兆円分の増税を表明して国民の激しい怒りを買った。これが政権を直撃し、支持率25%、不支持率69%という発足以来最低の世論調査結果となったことは明白だが、意外なことに、岸田総理に動揺は見られないという。

「岸田総理は宮沢洋一税調会長と手を握って、増税の実施時期を明記した法案を通常国会に提出しないことで税制改正大綱を決着させました。争いのタネを“先送り”する無責任な妥協案ですが、あれだけ“国債を発行すべきか、増税に踏み切るか”で大騒ぎだった自民党内の議論は急速にしぼみ、岸田総理はご満悦だそうです」(永田町に詳しい政治評論家)

公明党もあっさり容認
 防衛増税に対して「真意が理解できない」と真っ向から批判していた高市早苗経済安保大臣も、岸田総理が開いた慰労会で酒を振る舞われると、批判の矛を収めてしまった。どれだけ国民の怒りが岸田総理に向けられても、自民党内からは「岸田下ろし」の声が一向に聞こえてこないのだ。

「なんといっても直近に国政選挙が予定されていないことが大きく、議員が本気になって岸田総理を引きずり降ろそうという動きが生じないのです。

 岸田総理は何だかんだ言って、『国家安全保障戦略』など防衛三文書を改訂し、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記させましたが、猛反対すると思われていた公明党もあっさり容認しました。

 懸案だった旧統一教会被害者の救済法案も国会最終日ぎりぎりに成立させ、原発建設を認めるGX(グリーン・トランスフォーメーション)方針をまとめるなど、党内では“やることはやっている”と評価する声もあるのです」(同)

 とはいえ、山際大志郎経済再生担当大臣、葉梨康弘法務大臣、寺田稔総務大臣の「辞任ドミノ」に続いて、秋葉賢也復興担当大臣の「政治とカネ」問題は決着しておらず、辞任を求める声は高まる一方だが――。

3大臣を“サンドバッグ”に
「旧統一教会問題や『政治とカネ』の不祥事は確かに政権への強い批判になりましたが、大臣の罷免が遅れに遅れ、彼らが批判を一身に集めている間に、気付いたら臨時国会が終わりにさしかかっていました。いったん大臣辞任という決着がつくと野党やメディアの追求は沈静化。岸田総理は実は意外と“したたか”で、辞任ドミノ3大臣を“サンドバッグ”にして、国葬以降迷走する自身への非難をかわそうという狙いがあったのではないかとも言われています」(同)

 とすると、秋葉大臣も「噛ませ犬」の役割を果たし終えた後、岸田総理にとって都合がいいタイミングで首を切られるということになる。体調不良の谷公一防災対策大臣や、アイヌ差別発言等で物議を醸した杉田水脈総務政務官もあわせて交代させるとなると、近日中に「プチ内閣改造」を実施するという見立てが強まってきている。

 22日には政治資金規正法違反で辞職に追い込まれた薗浦健太郎前議員が略式起訴されたが、痛手を被るのは、薗浦氏を側近としていた麻生太郎・党副総裁であり、岸田総理は痛くも痒くもないということか。

8424チバQ:2022/12/26(月) 11:36:32
二階元幹事長の存在
「岸田総理に当面の間、追い風が吹くことはありませんが、低空飛行のまま、少なくとも来年5月の広島G7サミットまでは政権を維持するという観測が強くなってきています。麻生副総裁や茂木敏充幹事長が仕掛けた“連立政権入りという毒饅頭”に国民民主党の玉木雄一郎代表が喰い付くなど、野党の分裂状態も継続しています。

 しかし、だからと言って岸田総理が安泰という訳ではありません。非主流派の冷や飯を食っている二階俊博元幹事長や菅義偉前総理が、財務官僚よろしく振る舞って悦に入っている岸田総理をいつまでも静観している訳ではありませんので」(同)

 二階元幹事長といえば、御年83歳。さすがに体力の衰えは隠せないが、時折見せる「ボケた振り」は完全に芝居で、気力と胆力は一向に衰えていないという。安倍元総理国葬での追悼演説で評価が高まった菅前総理と手を組んで、岸田政権が「新たな不祥事」で躓いた際に、自民党の「ラスボス」二階氏が降臨し、政局を仕掛けることは十分に考えられるというのだ。

二階派、菅グループが担ぐなら
 今年11月、新型コロナに感染した際に自身の死亡説が流れたことについて、「そういうことを流した者がいるとしたら、たたき殺してやらないといけない」などと、CS番組で吐き捨てる場面もあった二階氏だが、

「二階派、菅グループが担ぐとしたら、旧統一教会被害者救済で名を馳せた河野太郎消費者担当大臣でしょう。安部元総理が亡くなった後に跡目を決めることが出来ないでいる安倍派(清和会)の一部と組めば、勝機が見えてきます。そうなれば、政局に滅法強い二階元幹事長は、お公家集団の宏池会(岸田派)がかなう相手ではありません。

 2024年秋には自民党総裁の任期が来ますが、その前の2023年中に岸田総理が解散総選挙を仕掛けた場合、その成行き次第で『河野総理』が誕生している可能性は十分にありえます。

 それに対して麻生副総理は、河野洋平元総裁の恩に報いるためにも、河野太郎氏を総理にしたいという気持ちは持っているのですが、最近二人は噛み合っていません。麻生氏自身が再登板に色気を見せているという報道もありますが、それはなく、あくまでもキングメーカーとして、事あるごとに麻生さんを立てる茂木幹事長(平成研)を岸田後継に据えようとするのではないでしょうか」(政治部記者)

安倍元総理の“遺言”
 問題は河野氏の党内での評価だろう。

「河野太郎だけは総理にしてはならない」と安倍元総理が言ったという説もある。2021年の総裁選で安部元総理が担いだ候補者は高市早苗大臣だった。
党内基盤は脆弱とはいえ、中国に媚びない姿勢に熱狂的な保守支持層がいる高市大臣が、いざという時のダークホースになるという声もある。

 来年の事を言えば鬼が笑うというものの、物価高、円安、北朝鮮ミサイル、台湾有事への対応は待ったなしだ。すぐに地位を失うことはないとはいえ、岸田首相の支持率が上がる目は今のところない。

 乱世の時代の首相後継、「本命は河野太郎、対抗馬は茂木敏充、大穴で高市早苗」といったところか――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8425チバQ:2022/12/26(月) 18:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea56b0f282ee3e0c83a0dd0885497d9f9555b6b2
秋葉復興相を交代へ 首相、方針固める 後任は調整
12/26(月) 15:42配信
毎日新聞
秋葉賢也復興相

 岸田文雄首相は26日、事務所費問題などが指摘される秋葉賢也復興相(60)=自民党茂木派=を交代させる方針を固め、党幹部に伝えた。後任には伊藤達也元金融担当相(61)=同=らが取りざたされており、検討を急ぐ。27日にも正式決定する。


 秋葉氏が交代すれば、岸田政権で不祥事による閣僚辞任は4人目となる。

 秋葉氏は8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、関連する政治団体が事務所の賃料として母親や妻に約1500万円を支払った件や、選挙運動の報酬を秘書に支払った問題、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点などが相次ぎ明らかになり、野党が激しく追及していた。

 来年1月下旬からの通常国会でも、野党から秋葉氏の更迭要求が強まることは必至で、与党内から審議への影響を懸念する声が出ていた。

 岸田政権では、旧統一教会との接点が次々と判明した山際大志郎経済再生担当相(当時)=麻生派=が10月に、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘法相(同)=岸田派=と後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔総務相(同)=岸田派=がそれぞれ11月に辞任している。【高本耕太】

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8b542e7009ad7fcff008e428b697bffb40548a7
首相、杉田水脈政務官も交代へ
12/26(月) 15:40配信


共同通信
 岸田文雄首相は、性暴力被害を公表したジャーナリストを中傷するツイッター投稿に「いいね」を押した杉田水脈総務政務官を交代させる方針を固めた。複数の政権幹部が26日、明らかにした。

8426チバQ:2022/12/26(月) 18:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4b034b5afee784b7fdc563f473d530ea8fea24
「岸田政権のレガシーになる」変心の背景に2人の官邸官僚
12/26(月) 12:03配信

西日本新聞
岸田首相

 原発の建て替えや新増設を容認し、2011年の東京電力福島第1原発事故後の原発政策を大転換した岸田文雄首相だが、元々は現状維持を前提に考えていた。変心の背景には、原発推進をいわば使命とする2人の官邸官僚の存在が浮かび上がる。電力不足や電気料金の高騰といった外的要因も重なり、原発回帰へと軸足を移していった首相。わずか4カ月の検討期間での大転換を疑問視する声は、達成感に浸る官邸内でかき消されつつある。


 「安全性と地域の理解の確保を大前提に、建て替えを具体化するなどの歩みを進めていく」。23日午前、東京都内で開かれた講演会で首相はこう強調した。

 福島第1原発事故後、原発政策は“脱原発依存”が基軸だった。安倍晋三、菅義偉両政権下でも既存原発の再稼働こそ進めはしたものの、世論の反発を恐れて建て替えや新増設までは打ち出せなかった。官邸筋によると、首相も当初は「いつかやれればいいよな」と周囲に語る程度で、原発政策に強い思い入れはなかったという。

 そんな首相の重心を徐々に原発重視に傾けていったのが2人の官邸官僚。嶋田隆首相秘書官と荒井勝喜首相秘書官だ。元経済産業省事務次官で政務を担当する筆頭秘書官の嶋田氏は、原発事故後に東京電力取締役に出向した経験があり、同じ経産省出身の荒井氏も原発推進派として知られる。

 今回の原発政策転換を盛り込んだ脱炭素化の基本方針も官邸主導で作成した。「原発回帰は歴代政権が手を出せなかった分野。岸田政権のレガシー(政治的遺産)になる」-。いつしか官邸内には共通認識が生まれていた。

 くしくもこの頃、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、日本を含む国際社会がエネルギー危機に直面。寒気が強まった3月には、経産省が東京電力管内に電力需給逼迫(ひっぱく)警報を初めて発令する事態に陥った。夏場の6月にも首都圏で電力不足が表面化し、「安定電源としての原発の重要性が広く再認識された」(政府高官)。

 経産省では元来、50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標を達成するには、「原発活用が不可欠」との認識が強かった。脱炭素戦略の枠組みの中で原発政策を議論することは、建て替えや新増設への批判を極力避けたい首相の思惑とも合致した。

 広く社会の理解を得る姿勢も見せず、拙速に原発回帰への道筋を付けた岸田政権。官邸幹部はこう話す。「原発政策はこの10年で大きく遅れた。今回の見直しで、一から仕切り直す」 (岩谷瞬)

8427チバQ:2022/12/27(火) 08:58:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a137f34a88d41d8255c40d43be63aee2dd0a2cf8
杉田水脈政務官も交代へ 事実上の更迭 過去の差別的発言に批判
12/26(月) 20:28配信


毎日新聞
杉田水脈総務政務官

 岸田文雄首相は、LGBTQなどの性的少数者を「生産性がない」と表現するなど、過去の差別的発言が問題視された杉田水脈総務政務官(55)=自民党安倍派=を27日に交代させる検討に入った。事実上の更迭。与党幹部が明らかにした。


 杉田氏は8月に政務官就任。それ以前の2018年に、月刊誌への寄稿で性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」と記述した。16年に国連女性差別撤廃委員会に出席した際は「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」とブログに投稿した。

 杉田氏はこれらの発言について、松本剛明総務相の指示を受け、今月2日の参院予算委員会で謝罪、撤回した。【日下部元美】

8428チバQ:2022/12/27(火) 11:17:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bf134d07e59befec1027c2d013b8f8193c2d163
秋葉復興相を交代へ 事実上の更迭 閣僚4人目、政権への打撃必至
12/26(月) 20:34配信
毎日新聞
秋葉賢也復興相

 岸田文雄首相は26日、事務所費問題などが指摘される秋葉賢也復興相(60)=自民党茂木派=を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。27日に秋葉氏から辞表を受け取り、正式決定する。秋葉氏が辞任すれば、岸田政権発足後に不祥事で辞任する閣僚は4人目。首相の政権運営に更なる打撃となるのは必至だ。

【写真】麻生氏も…政治家の失言・問題発言を振り返る

 首相は26日、東京都内で記者団から秋葉氏を交代させる考えがないか問われ「今言えることは来年の通常国会に向けてしっかり準備を進めていかなければならないということであり、それに尽きる」と語った。

 2021年10月に発足した岸田政権では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と判明した山際大志郎前経済再生担当相(麻生派)が今年10月24日に辞任に追い込まれて以降、既に閣僚3人が相次ぎ辞任する異例の事態となっている。さらに秋葉氏が辞任すれば、首相の求心力が一層低下するのは確実だ。

 秋葉氏は8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、関連する政治団体が事務所の賃料として母親や妻に約1500万円を支払った件や、選挙運動の報酬を秘書に支払った問題、旧統一教会との接点などが相次ぎ明らかになり、野党が激しく追及していた。

 秋葉氏を交代させるのは23年1月に召集される通常国会で、野党による政権追及の芽を摘み、審議を円滑に進めるのが狙いだ。だが、秋葉氏の更迭を求めてきた野党は通常国会で、首相の任命責任などを追及する構えだ。

 岸田政権では11月までに山際氏のほか、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘前法相(岸田派)と、後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔前総務相(岸田派)が辞任している。【高本耕太】

8429チバQ:2022/12/27(火) 11:18:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c03c68e2090718f8b7efb592376744b93c3a4551
岸田首相、秋葉氏更迭で年内に火消し図るも…続く閣僚辞任ドミノ、野党追及免れず
12/26(月) 19:17配信

産経新聞
官邸を出る岸田文雄首相=26日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が26日、秋葉賢也復興相を事実上更迭する方針を固めたのは、年内に「閣内の火種」を消し、来年1月下旬に召集される通常国会の論戦に向けて仕切り直しを図るためだ。ただ、8月の内閣改造以降4人目となる閣僚の「辞任ドミノ」になるため、立憲民主党など野党による首相の任命責任の追及は免れず、厳しい政権運営が続く。

「いろんな方がいろんなことを私のところに言ってきている」。首相は26日、東京都内で記者団にこう語り、秋葉氏更迭に向けて自民党幹部らと意見交換を重ねてきたことを示唆した。

政権内では、12月10日に臨時国会が閉会した直後から、秋葉氏の交代論がささやかれてきた。臨時国会では、秋葉氏の選挙運動員買収や、秋葉氏の名前が記載されたたすきをかけた次男の「影武者」疑惑、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る疑惑が次々と発覚。野党から批判の集中砲火を浴びた。臨時国会の会期中の更迭は免れたが、自民党幹部は「交代させなければ、通常国会は乗り切れない」と漏らしており、更迭は時間の問題とみられていた。

政権内では、秋葉氏の更迭に合わせ、国家公安委員会中に体調不良を訴えて病院搬送された谷公一国家公安委員長らも合わせて交代する内閣改造の案も浮上していた。だが、再び改造に踏み切った末に、新閣僚に旧統一教会との接点や不祥事が判明すれば政権は深刻な打撃を受ける。8月の改造の直後には、入閣した閣僚と旧統一教会の関係が次々と明らかになり、内閣支持率の低下を招いた。

このため首相は最終的にリスクを避け、改造の形ではなく最小限の人事にとどめる判断に落ち着いた。秋葉氏の更迭を最後に辞任ドミノの流れを断ち切り、政権を立て直せるか、首相は剣が峰に立たされる。(永原慎吾)

8430チバQ:2022/12/27(火) 13:04:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbfb48942dd5262510fbc1ce8e00a26b2a2d0790
復興相に渡辺氏再登板 岸田首相、秋葉氏更迭へ
12/27(火) 12:22配信

時事通信
渡辺博道 元復興相

 岸田文雄首相は27日、秋葉賢也復興相(60)を事実上更迭する。

 後任には安倍内閣で復興相を務めた渡辺博道氏(72)を充てる方針を固めた。複数の政府・与党関係者が明らかにした。「政治とカネ」を巡る疑惑で追及を受ける秋葉氏を抱えたまま、来年1月召集の通常国会を乗り切るのは困難と判断した。

 今年10月以降の短期間で閣僚が4人交代する異例の事態で、政権へのさらなる打撃となるのは必至。首相は後任に復興相経験者を起用することで、政権の立て直しに全力を挙げる。

 渡辺氏は衆院千葉6区選出の当選8回。自民党茂木派所属で、第4次安倍改造内閣で復興相を務めた。秋葉氏は衆院当選7回。2021年の前回衆院選に宮城2区から出馬して敗れ、比例代表東北ブロックで復活当選。同じく茂木派に所属する。

 秋葉氏は27日、首相官邸で首相と会い、辞表を提出する。秋葉氏は午前の記者会見で「(人事は)最終的に首相が決めることだが、私自身に関することは何一つ法令に違反することはなかった」と語った。

8431チバQ:2022/12/27(火) 18:03:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2213fb8cccad8cad574ccf202b809edb005ca2b1
秋葉復興相更迭 「秋の山寺」陥落で政権基盤は弱体化 人事後手、内閣に募る不信
12/27(火) 18:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
国会

 脱税問題を追及されていた秋葉賢也復興相が27日、山際大志郎前経済再生担当相(衆院神奈川18区)、寺田稔前総務相に続き更迭となった。「秋の山寺」と評された「疑惑の3閣僚」(立憲民主党幹部)の陥落は、内閣改造からわずか4カ月の出来事。安全保障関連3文書の見直しに絡む防衛増税の方針決定、原子力発電活用へかじを切るなど大きな転換を打ち出す岸田文雄首相だが、政策実現の下地となる人事などで後手に回り政権基盤は弱体化の様相だ。

 「舞い落ちて 秋の山寺 岸辺の葉」。秋葉氏の前には、失言で葉梨康弘前法相が更迭されている。自民党の閣僚経験者は岸田首相と辞めた4大臣の名を織り込み、支持率低下の一途をたどる内閣の危機を詠んだ。心配なのは「一連の騒動への対応のまずさもあって、与党などに内閣への不信が募っていること」という。

 自民重鎮によると、岸田首相は当初、年明けに小幅の内閣改造を行い更迭色を薄める考えだったとされる。一方で当初検討していた1月第2週の米国訪問が米側の都合で翌週にずれ込む見通しとなると、第2週に英国など欧州3カ国の訪問を組み込むよう指示。第4週の開会が見込まれる通常国会までの日程は「ぎゅうぎゅう詰め」(首相官邸スタッフ)となっており、もともと「組閣などを行うすき間がない状態」(同)に陥っていた。

 永田町や霞が関は、クリスマスムードともほど遠かった。内閣官房では組閣など人事のシミュレーション、外務省では外遊日程の調整に職員がコンビニおにぎりを片手に追われた。年の瀬の人事決着に、外務省の関係者は「葉梨氏の更迭に時間をとられ、平身低頭で首脳会談などをキャンセルしたASEAN(=東南アジア諸国連合)の悲劇の再来は避けられた」(関係者)と安堵(あんど)した。

神奈川新聞社

8432チバQ:2022/12/27(火) 18:04:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/271a666a702e1dd845b137a6e52021dc7a73a008
復興相に再登板の渡辺博道氏とは?茂木幹事長支える「助さん格さん」
12/27(火) 15:19配信

朝日新聞デジタル
渡辺博道氏=2021年8月23日午前11時37分、千葉県庁、小木雄太撮影

 秋葉賢也氏に代わって新たな復興相に就く渡辺博道氏(72)は、2018年に第4次安倍改造内閣で復興相と福島原発事故再生総括担当相を務めて以来の再登板となる。東日本大震災からの復興や防災は「ライフワーク」と語る。

 今回の就任直前にも、防衛費増額のために復興特別所得税の仕組みを転用する方針に党内外で批判が高まったことに触れ、「復興には影響しないと誤解を解きたい」と周囲に意気込みを語っていた。岸田文雄首相からは「経験は大事だ。(復興相の)経験を生かして復興に全力で取り組んでいただきたい」と言われたという。

 千葉県の松戸市議だった父の口癖「世のため、人のため」を引き継ぎ、松戸市職員や千葉県議を経て、1996年衆院選で初当選し、現在8期目。第1次安倍政権では経済産業副大臣を務め、産業分野の環境対策や中小企業振興策に取り組んだ。衆院総務委員長や厚生労働委員長なども務めた。現在は、自民党の財政を担う経理局長を務める。

 趣味はカラオケで、集会で歌声を披露することも多い。茂木敏充幹事長が率いる派閥の副会長で、茂木氏を支える「助さん格さん」とも呼ばれている。

朝日新聞社

8433チバQ:2022/12/27(火) 20:03:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/57aaeb97cf35c07a392391320a7bfd6187f8647b
「首相も口出しできぬ」自民党税調のいま 政権と一体化弱まる存在感
12/27(火) 18:00配信

朝日新聞デジタル
自民党税制調査会の役員会に出席した松野博一官房長官。右は宮沢洋一税調会長=2022年12月15日午前10時3分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 かつては首相も口出しができない「聖域」と呼ばれた自民党税制調査会。その存在感が弱まっている。今年の税制改正議論では、政府と歩調を合わせて防衛増税への党内の不満を収める役回りに徹した。岸田文雄首相は宮沢洋一税調会長を厚く信頼するが、税調は政権と近づいたことで、往時の影響力を失いつつある。


 自民党本部で15日に開かれた税調役員会に、松野博一官房長官が姿を現した。「総理の代理」として出席し、防衛費増額の財源として増税することに「何とぞご理解、ご協力をお願いを申し上げます」と頭を下げた。あらゆる税制を事実上決める権限を持つ党税調の会合に、政権の中枢が出席するのは、税調幹部も「見たことがない」という異例の光景だった。

 松野氏の出席は、政府関係者によると税調側が求めた。それまで2日連続で鈴木俊一財務相、浜田靖一防衛相が出席し防衛増税に理解を求めたが党内の反発が収まらず、「政権あげてお願いしないとしょうがない」(税調幹部)状況に税調が追い込まれたためだ。

■聖域→対立→一体化、変容する政権との距離感

 かつて税調は、首相とて手出しができない存在だった。1980〜2000年代、故山中貞則氏が「税調のドン」として君臨。「首相に(税制改正を)判断する能力はない」と一線を画し、首相が何か口出ししようものなら「おしゃべり野郎」と言い放った。

朝日新聞社

8434チバQ:2022/12/27(火) 20:06:02
https://www.asahi.com/articles/ASQDK7JYTQDKUTFK00J.html?oai=ASQDW4JB8QDRUTFK00L&ref=yahoo
岸田派VS安倍派、防衛増税で確執あらわ 危うい「痛み分け」
有料記事自民

千葉卓朗2022年12月18日 10時30分 今月15日午後、自民党本部(東京・平河町)の最上階にある会議室には100人以上の議員が詰めかけ、異様な熱気に包まれた。

 前日14日に防衛費増額の財源として法人税、所得税、たばこ税を増税する方針が示され、15日は増税の幅や実施時期が示される予定だった。16日には税制改正大綱を決定する期限が迫っていた。

 「財源を示すことは政治の責任」「安定的な財源が抑止力になる。痛みを伴うが国民にしっかり説明していく」と増税に賛成意見が出る一方で、「唐突だ」「増税して誰が来春の統一地方選の責任を取るのか」と反対意見も続出した。

 議論が膠着(こうちゃく)状態になるなか、党税制調査会を仕切る宮沢洋一会長が口を開いた。「来年の通常国会に(増税の)法案は出しません」

 いま増税の実施時期を決めず、来年も引き続き議論するという宣言だった。さらに、法人税増税では中小企業の控除を手厚くするとも明言。2時間に及んだ会合は、税調幹部への一任をなんとか取り付けて終わった。自民で防衛財源の議論が始まったのは実質13日で、わずか3日間だった。

 この増税をめぐる党内の攻防で表面化したのは、党内の最古参派閥でハト派「宏池会」(岸田派)と、最大派閥でタカ派「清和政策研究会」(安倍派)の路線対立だ。

首相のこだわり 1年前に伏線
 伏線は1年前にさかのぼる…

8435チバQ:2022/12/28(水) 15:00:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/cedd92cca55b81f9977a665a072d813dffd01340
加速する「岸田離れ」 首相、封じられた内閣改造 つれなかった麻生氏
12/28(水) 14:15配信

西日本新聞
岸田首相

 来年1月の通常国会召集を前に岸田文雄首相が下した決断は、秋葉賢也復興相と杉田水脈(みお)総務政務官の更迭だった。窮地に陥った政権を浮上させようと、首相は一時、内閣改造など大胆な人事を模索したものの、理解が広がらず、反発を押し切ってまで断行するには至らなかった。約2カ月で4人目となる閣僚交代に、政府、与党内では「岸田離れ」が加速している。

【画像】秋葉復興相を巡る岸田政権の動き

 仕事納めを翌日に控えた27日の官邸。首相は記者団の前で「辞任したいとの申し出があり、認めることにした」と切り出した。10月24日の山際大志郎前経済再生担当相を皮切りに、葉梨康弘前法相、寺田稔前総務相と続いた「辞任ドミノ」の際にも口にし、もはやお決まりとなった文言だ。

 実態は異なる。前日には首相が与党幹部に「交代」を告げていたにもかかわらず、秋葉氏は27日、辞意を固めた時期を「直前。今朝も会議を開いた」と説明。図らずも、首相サイドに促されて辞表を提出したことを露呈する事態となった。

 そもそも首相は秋葉氏の更迭だけにとどまらず、早くから「誰も想定していない人事」(岸田派関係者)を温めていた節がある。

 10日に臨時国会が閉会した後、官邸内では来年の通常国会を見据え、秋葉氏の「辞任は不可避」との論調が強まった。ちょうど、パーティー収入を政治資金収支報告書に少なく記載した疑惑を巡り、自民党の薗浦健太郎氏に進退問題が浮上していた時期。「また『政治とカネ』を蒸し返されたら、国会審議が立ちゆかなくなる」。危機感を募らせた官邸幹部は、さらなる辞任ドミノを嫌がる首相に、「内閣改造なら更迭色を薄められますよ」と進言した。

 折しも、首相が表明した防衛費増額のための増税方針に、党内最大派閥の安倍派をはじめ、公然と火の手が上がったタイミングとも重なった。官邸中枢では、首相にたんかを切って閣内不一致を印象付けた閣僚の交代論まで持ち上がった。

 20日、自民党本部を訪れた首相は麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と3人で向き合い、こう問いかけた。「内閣改造という声もありますね」。だが、麻生氏らの返事はつれなかったという。「内閣改造で政権が上向いた例は聞かない。むしろ、弱まるのが世の常だ」

 自民関係者によると、麻生、茂木両氏は以前から、国民民主党との連立構想を練ってきた経緯があり、「サプライズで内閣改造するなら、国民との連立もセットじゃなきゃ意味がない」との思いがあったという。

 大幅に入れ替えた新閣僚にひとたび不祥事が持ち上がれば元も子もない。安倍派や増税反対派を敵に回して、政権運営が一気に不安定化することへの懸念も強かった。結局、与党・公明党への根回しも手つかずだった首相は、内閣改造案を引っ込めるしかなかった。

 「ますます支持率は落ちる。決断がいつも遅い」。首相の対応には、自民党執行部からも不満が漏れる。萩生田光一政調会長は25日のテレビ番組で、首相の専権事項である「解散権」にまで踏み込み、増税をけん制する姿勢を見せた。

 年内に不安要素を一掃しようとした今回の更迭劇だが、首相に対する遠心力が弱まる気配がないまま、政権は年を越そうとしている。 (河合仁志、黒石規之)

8436チバQ:2022/12/28(水) 17:07:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f82911ae0dd78522dce4dac506cf69a615a4a13f
「このタイミングで困るじゃないか!」閣僚更迭でブレまくった岸田文雄首相が「朝6時半」に電話した相手
12/28(水) 6:12配信
落ち目の総理にほくそ笑むのは幹事長。しかし、誰もついて行かない……月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2023年1月号「 迷走の岸田、野望の茂木 」より一部を転載します。

◆◆◆

 元首相の安倍晋三を悲劇的なテロで失って以降、首相の岸田文雄はやることなすこと全てが裏目に出て、凍てつく厳冬の2023年を迎えようとしている。決断を下すのは最悪のタイミング。しかも、大きくぶれた果ての決断――それが政治で最も肝要な「信用と信頼」を著しく損ねていることに当の岸田自身が気付いていない。

 典型的なのは、相次ぐ閣僚の更迭劇だった。11月9日夜、法相の葉梨康弘がパーティの席上、自らの役職について「死刑のハンコを押すだけの地味な役職」などと放言。岸田は「このタイミングで困るじゃないか!」と怒りをぶちまけたが、なぜか翌10日、「自らの職責の重さをしっかりと感じ説明責任を果たしてもらいたい」と、葉梨留任を示唆してしまう。

 だが、世間の批判はますます炎上するばかり。同日夜、葉梨は岸田に電話で「これ以上迷惑かけたくないので、総理の好きにして下さい」と、自ら首を差し出してみせた。ところが岸田は「もう少し考えてみます」と言って電話を切り、またも判断を先送りした。

 岸田が重い腰を上げたのは翌11日早朝であった。朝6時半、岸田は葉梨に電話をかけ「気が変わってないですか?」と辞任の意思を確認。ようやく更迭が決まった。岸田の判断がブレまくったことで、傷口を大きく広げた。

 その直後、岸田から葉梨更迭の連絡を受けた公明党代表の山口那津男は思わずこう問い返した。

「えっ? 葉梨さんだけですか?」

 この時すでに総務相の寺田稔の政治資金問題がくすぶっていたからだ。山口が思い起こしていたのは安倍政権時代の2014年、法相の松島みどりと経済産業相の小渕優子にそれぞれ疑惑が持ち上がった時のことだった。この時、松島と小渕を同時に辞任させることで、政権へのダメージは最小限に抑えられた。それと同じ対応を岸田に期待していたのである。

 だが、岸田は山口の反問に、押し黙ったままだった。

 結局、寺田は追い込まれて更迭となった。「安倍総理の時は不祥事対応の読みが鋭く判断も早かった。先読みも鋭かったのに」。山口は周囲にこう不満を漏らしている。ところが岸田は「安倍さんと比べられるのは嫌だな……」とボヤく。この一言に岸田の危機意識のなさが凝縮している。

8437チバQ:2022/12/28(水) 17:07:47
 振り返れば、長男の岸田翔太郎を政務担当秘書官に抜擢したのもしかり。支持率低下が加速し始めていた10月、なぜそんな人事に踏み切ったのか。真相は「政務秘書官を務めていた山本高義を事務所に戻し、代わりに翔太郎が政務秘書官になる人事を、約1年前から決めていたから」(官邸筋)だという。要するに、首相就任1年後に翔太郎を官邸入りさせることが既定路線だったから、その予定通りにしただけというわけだ。支持率低下の局面でこんな親バカ人事をしたら世間がどう受け止めるかさえわからない、岸田の鈍感ぶりを示すエピソードである。

反故にされかけた安倍の「遺言」
 戦後の安全保障政策の大転換となる防衛三文書の見直しや防衛費増額の問題でも、岸田は右顧左眄を繰り返した。

「これは安倍(元)総理の最大の遺言なんだ。私は一歩も譲らないから、みんなもそのつもりで頑張ってくれ」

 自民党政調会長の萩生田光一は初秋、所属する安倍派の議員にこう説いてきた。安倍の遺言とは、日本もNATOの国防予算と同じくGDP二%以上を達成するということである。岸田政権も五年以内にその実現を目指すと追認。岸田は「防衛力の抜本的な強化」を米大統領のバイデンとの会談や所信表明で宣明してきた。

 だが、萩生田は楽観していなかった。安倍の遺言を換骨奪胎しようと画策する財務省が、岸田を抱き込みにかかっている――そう睨んでいたのである。

 実際、事態はその見立て通りの軌跡を辿った。政府は財務省の主導で9月末に「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」を設置。岸田はその会合で、これまでの防衛費とは別枠で研究開発などの安全保障関連予算を一括計上する新たな枠組み「総合的な防衛体制の強化に資する経費(総合防衛費)」を創設する方針を表明した。

 岸田派(宏池会)は伝統的に財務省に近い。一連の動きは、安倍路線に沿った防衛力強化を掲げながら、実際には岸田が財務省のお膳立てに乗る真逆の姿勢であることを浮き彫りにした。

 国力や総合防衛力と言えばもっともらしく響くが、萩生田らは「実質的な防衛費を抑制するために、他省庁の予算を『防衛関連経費』だと強弁して、2%に持って行くまやかし」と見破っていた。防衛省が積算した向こう5年間の純粋防衛費は48兆円余り。これに対して、財務省の純粋防衛費は約33兆円で、これに総合防衛費など10兆円を上積みして、43兆円が防衛費になると水面下で説いて回った。(文中敬称略)



月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「 赤坂太郎 」全文は、「文藝春秋」2023年1月号と、「文藝春秋 電子版」に掲載されている。

赤坂 太郎/文藝春秋 2023年1月号

8438チバQ:2022/12/29(木) 11:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9436fb5bdd175285e3d27b8dfc5c175cd715ae4岸田政権への逆風、地方にも 来春の統一選へ自民危機感
12/29(木) 9:45配信

西日本新聞
接戦を制し、何度もハンカチで目元を拭う宮崎県の河野俊嗣知事=12月25日夜、宮崎市(撮影・平山成美)

 来年4月の統一地方選に向けて自民党の危機感が高まっている。閣僚の相次ぐ辞任などで岸田文雄政権は低支持率から抜け出せず、前哨戦となる25日の宮崎県知事選などで支援候補らが苦戦を強いられたからだ。防衛力強化に伴う増税への不満も広がっており、党内には逆風がさらに強まるとの懸念が募る。

【岸田政権の行方】内閣改造につれなかった麻生氏

 「まさかここまで追い上げられるとは」

 宮崎県知事選から一夜明けた26日。自民幹部は党県連が推薦した現職、河野俊嗣氏の薄氷を踏む勝利に険しい表情を浮かべた。

 党関係者によると、党の情勢調査では序盤までは河野氏が終始リード。楽観ムードすら漂っていたが、終盤から元職の東国原英夫氏の猛追を受けた。

 背景には、与党支持層を固められなかったことがあるとみられ、党幹部は「自民、公明支持層ともに4割程度は東国原氏に流れた」と分析。「岸田政権への逆風も影響したのかもしれない」と警戒感を強める。

 自民は、11日の茨城県議選でも劣勢を余儀なくされた。県議会の過半数は維持したものの、公認候補45人のうち現職10人が落選。保守系無所属と競合した選挙区が多かったとはいえ、党選対関係者は「自民の看板がマイナスになったことは否めない」とみる。

 ともに「保守王国」とされる宮崎、茨城両県での苦戦に党内には動揺が広がっている。27日には秋葉賢也氏が復興相を更迭され、2カ月で4人の閣僚が辞任する異常事態に。「政治とカネ」問題などを巡る閣僚の辞任ドミノで政権への不信は深まるばかりだ。

 さらには、首相が唐突に打ち出した防衛財源確保の増税も、「説明が不足しており地元でも評判が悪い」(党中堅)。政権浮揚の兆しは見えないままで、2月の北九州市長選などへの影響を懸念する声も上がる。

 自民にとっては、野党第1党の立憲民主党にも勢いがないことが救いだが、「第三極」として日本維新の会や参政党が各地の市議選などで議席を着々と獲得している。両党は統一地方選でも積極擁立する方針で、都市部を中心に「台風の目」となる可能性もある。

 自民幹部は「党本部も地方組織ももっと危機感を持たなければならない」と語気を強めた。(黒石規之)

西日本新聞

8439チバQ:2022/12/31(土) 18:50:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72f66b807f3077a00522e8a19ca73d8e2c36069
支持率・基盤弱く更迭遅れ 岸田首相、内閣改造踏み切れず 茂木派に配慮の見方〔深層探訪〕
12/31(土) 8:26配信


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時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=27日午後、首相官邸

 2022年の仕事納めを翌日に控えた27日、岸田文雄首相が秋葉賢也復興相と杉田水脈総務政務官を事実上更迭した。8月の内閣改造後、閣僚交代は4人目。支持率の低迷や党内基盤の弱さが首相の決断を遅れさせた面は否めない。政権浮揚に向けた内閣改造・自民党役員人事を促す声もあったが、首相は安全策を取らざるを得なかった。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇11月には意向
 「自身で辞任を決断した」。首相は27日、両氏ともあくまで自発的な辞任との「建前」を記者団に強調。「いま現在、内閣改造は考えていない」と明言した。

 首相は今秋の臨時国会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を批判された山際大志郎前経済再生担当相ら閣僚3人を次々に更迭。周辺によると、首相は野党の集中砲火を浴びていた秋葉氏も交代させたい意向を11月ごろからにじませていたが、実行に移せなかった。

 野党の攻勢にさらされていた当時、「秋葉氏更迭なら不可避」と言われた国会延長の回避が首相の優先課題だった。1国会で閣僚4人が辞任すれば、政権が揺らぎかねないとの懸念もあった。

 一方、自民党内には秋葉氏が所属する茂木派会長の茂木敏充幹事長の意向が働いたとの見方もある。党関係者は「8月の改造で茂木氏が秋葉氏を最後に押し込んだ」と振り返る。岸田派は党内第5派閥にすぎず、政府関係者は「支持率が低下する中、第2派閥に配慮して秋葉氏を切れなかったのだろう」と解説した。

 しかし、党内から「このままでは通常国会を乗り切れない」(閣僚経験者)との声が強まり、首相は茂木氏の理解を得た上で、杉田氏とセットで交代を決断したようだ。

 ◇後任は安全重視
 今回の人事に際し、党内からは「いっそ内閣改造で人事刷新を」(党幹部)との声も上がっていた。だが、政府関係者によると、首相が最後に残した選択肢は「数人のみ交代」「交代なし」の二択。一新した顔ぶれから5人目の辞任閣僚が出れば「政権が終わる」(党若手)と恐れたからだ。

 後任人事にも安全運転に徹したい首相の思いがにじみ出た。首相は秋葉氏の後任に元復興相の渡辺博道氏、杉田氏の後任に元総務官僚の長谷川淳二氏を充てる人事を公明党の山口那津男代表に電話で伝達。その際、首相は「経験者で行政に通暁している」などと説明した。

 ただ、改造見送りで火種が残った面は否定できない。政府内にはなお「政治とカネ」などの疑惑が取り沙汰される閣僚らがいる。自民党関係者は「改造見送りが裏目に出る恐れもある」と語る。

 官邸の段取りの悪さも目立った。秋葉氏は復興推進会議の後、記者会見を挟んで更迭される形となったため、会見で「人事は私が決めることではない」と繰り返し、「辞任は自発的」とする首相の説明と食い違う結果となった。政府関係者は「更迭のタイミングが意味不明」と切り捨てた。

 ◇通常国会へ手ぐすね
 年の瀬の更迭劇を受け、野党は1月召集の通常国会に向け手ぐすね引く。

 立憲民主党の泉健太代表は「岸田政権は崩壊状態と言っていい」と酷評。日本維新の会の馬場伸幸代表は「支持率に跳ね返ってくるだろう」と指摘した。共産党の志位和夫委員長はツイッターで「5人目に辞めるのは首相本人だ」と強調した。

 来年4月の統一地方選や同時期に予想される衆院補欠選挙をにらみ、通常国会では与野党の攻防が激化しそうだ。

8440チバQ:2022/12/31(土) 19:00:31
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122900411&g=pol
静観決め込む自民・二階氏 「菅カード」懐に政局備えか
2022年12月30日07時15分


 相次ぐ閣僚辞任などで揺れる岸田政権に対し、自民党非主流派の二階俊博元幹事長が静観を決め込んでいる。岸田文雄首相が苦境にあえぐ中、きな臭い動きに出れば党内の反発を招くと見て自重しているようだ。ただ、今後の政局をにらんでか、同じ非主流派の菅義偉前首相らとの関係維持には余念がなく、政権側の警戒感は消えない。

 二階氏は23日夜、菅氏に加え、菅政権を共に支えた森山裕選対委員長と東京都内で会食した。周囲には「こうやって顔を合わせることが大事だ」と解説してみせた。
 二階、森山両氏は菅政権誕生の立役者で、それぞれ党内派閥の会長を務める。菅氏もグループ結成の布石とされる勉強会発足を模索。3氏は定期的に会食を重ねており、岸田政権に異変があれば共に行動するとみられている。
 首相の党総裁任期は2024年9月末で、大型国政選挙も当面は予定されず、選挙の顔選びに絡む「岸田降ろし」などの動きは見られない。そうした中、二階氏率いる二階派は所属メンバーを着々と増やし、勢力を拡大中だ。今月には単独で党内第4派閥となった。
 卯(う)年の来年、年男となる二階氏は「ウサギのように俊敏でなきゃならん」と記者団に政局と向き合う心構えを説いた。二階派幹部も「政治はタイミングだ。今は何もしないが、その時が来たら動く」と明かす。
 「ポスト岸田」として二階氏が想定するのは菅氏とされる。安倍晋三元首相を支え、自らも政権を担った菅氏の手腕に、今も党内で一定の評価がある。二階氏にとって、「菅カード」をちらつかせることは岸田政権へのけん制にもなる。
 昨年9月の党総裁選に出馬した首相が、歴代最長の幹事長在職中だった二階氏を外すかのような「党役員任期制限」を掲げたことは、今も二階氏側にしこりとなって残る。首相サイドは二階氏の「逆襲」に神経をとがらせている。
 岸田派関係者は、23日の二階、菅、森山3氏の会合について「首相は脅威に思っているだろう」と語った。同派中堅議員は「総裁選はまだ先だから引きずり降ろすような動きはないと思うが…」と声を落とした。

8441チバQ:2022/12/31(土) 20:09:29
https://toyokeizai.net/articles/-/641508
2023年政局「反撃」高市氏vs「存在感」稲田氏の行方
ダークホースは青木氏の秘蔵っ子「女性議員」
清水 克彦 : 政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師
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2022/12/28 6:40

防衛費の増額をめぐる増税論議で、閣内(高市早苗経済安全保障担当相と西村康稔経済産業相)、そして自民党執行部(萩生田光一政調会長)からも異論や反論を浴びた岸田文雄首相。安倍晋三元首相亡き後、事実上、安倍派を束ねる森喜朗元首相の手助けで、安倍元首相に近かった3氏をなだめ、どうにか事態を収拾した。

そして、新年早々のアメリカ訪問に向け、今年5月、バイデン大統領と交わした「防衛費の相当な増額を確保する」という約束を、これまたどうにか果たせる環境を整えた。

支持率が低くても安定の岸田政権
内閣支持率が30%を切る世論調査もあるなか、岸田政権は極めて低空飛行ながら、当面は政権を維持し続けられると筆者は見る。それはなぜか。その答えは極めてシンプルだ。岸田首相に取って代わる実力者が不在だからである。

最大派閥の安倍派は後継者が決まらず、前述したように森元首相が不協和音を抑えている状態。第2派閥の茂木派は、派閥の長である茂木敏充幹事長と、陰の実力者、青木幹雄元参議院会長が犬猿の仲だ。第3派閥の麻生派は、麻生太郎副総裁と河野太郎デジタル担当相のミゾが埋まらず、派閥を挙げて河野氏を推すという状況にない。

第4派閥の岸田派とほぼ同規模の二階派は、御年83歳の二階俊博元幹事長が健在ではあるが、派内に次を狙える人物がいない。

12月19日、筆者が所属する在京ラジオ局の特番収録に臨んだ岸田首相は極めて元気で、2023年5月、地元・広島で開催されるG7サミットについて「議長国としてリーダーシップを発揮しなければならない」と意欲を見せた。「永田町の一寸先は闇」といわれるが、担当記者に聞けば、降板の可能性など微塵も感じられなかったという。

そんななかで注目されるのが、高市氏と稲田朋美元防衛相、そして小渕優子元経済産業相の3人である。

岸田首相が反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有など、防衛力を強化する財源を確保するための増税方針を発表したのは12月8日のこと。

高市氏は2日後にツイッターで、政府与党連絡会議に高市氏と西村氏が呼ばれなかったことを暴露し、「その席で総理から突然の増税発言。反論の場も無いのかと、驚きました」と怒りをぶちまけた。

そのうえで、「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解できません」とまで記した。

現職の閣僚による首相への批判は、通常なら、高市氏本人が語るように「罷免されても仕方がない」反逆行為である。その高市氏は、12月12日、総理との懇親会に出て、翌13日にはわだかまりは解けたと記者会見で述べたが、「私は間違ったことは言っていません」と付け加えた。勝負どころが近づいていると踏んでの首相批判……「戦火は収まらず」である。

高市氏は、昨年秋の自民党総裁選に、信条をともにする安倍元首相に担がれて出馬した。結果は3位だったが、安倍氏の岩盤支持層である保守層からは支持され、「安倍氏の後継」としての立場を固めることには成功した。

ただ、今年7月、奈良で安倍氏が銃撃されて急逝したことで、高市氏は自民党内で唯一の後ろ盾を失った。安倍氏に近いとはいえ、無派閥の高市氏にとっては大打撃で、2021年の自民党総裁選挙で高市氏を支持した安倍派議員も、萩生田氏、西村氏、それに松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長がお互いを牽制し合うなか、雲散霧消してしまった。

8442チバQ:2022/12/31(土) 20:09:56
しかし、高市氏に目がないわけではない。岸田首相が「防衛増税」を打ち出し、防衛費の増額を声高に訴えてきた安倍派からも反対論が噴出した事実は、無派閥で確固たる支持基盤を持たない高市氏には追い風と映ったはずだ。

「今、安倍派は、森さんがどうにかまとめていますが、バラバラの状態が続いています。それこそ分裂したりしたら、『萩生田さんでも西村さんでもなく高市さんを担ごう』という人たちは当然出てくるでしょうね」(菅グループ中堅議員)

もともと高市氏は今年8月、政調会長から経済安保相へ横滑りした際、「優秀な小林鷹之大臣に留任してほしかった」と語っていたほどだ。大臣引き継ぎを取りやめ、内閣府職員への訓示もしなかったときから、岸田首相とは一線を画していたのだ。その点でいえば、自身を岸田首相の対極として位置づけるため、岸田首相から罷免されていたほうが好都合だったかもしれない。

「再び表舞台へ布石」稲田氏
高市氏が公然と岸田首相に反旗を翻すなか、存在感を見せているのが稲田氏である。

稲田氏は12月12日、首相官邸で報道陣に囲まれ、防衛財源について、「安定財源である必要がある。1兆円について国民に薄く広く、税の負担のお願いを検討する首相の方針は正しいと思う」と語った。これは岸田首相の判断を肯定し、高市氏の考えに反論したものだ。

高市氏は1993年初当選でここまで9期、稲田氏は2005年初当選で6期目だ。稲田氏にとって高市氏は、2歳年下ながら政治の世界では先輩にあたる。その稲田氏は、2021年の自民党総裁選挙で高市氏を支持した。

同年9月29日に行われた自民党総裁選挙。その日、朝からグランドプリンスホテル高輪に詰めていた筆者は、勝敗が決まった後、会場から出てきた稲田氏にマイクを向けた。

「憲法改正、外交防衛、エネルギー政策、私と思いを共有している高市さんを応援してきました。結果は残念ですが、岸田新総裁のもと結束していきたいと思います」

それが今回は一変した。稲田氏をよく表す言葉に、野党時代の2012年4月、「稲田朋美さんと道義大国を目指す会」で発したこの言葉がある。

「“国民の生活が第一” なんて政治は間違っていると思います。私たちの今の生活だけが大切なのではなく、先人から引き継いできた大切なものを、私たちの子孫に引き継いでいく責任を果たすのが政治家の役割だと思っています」

当時の民主党・小沢一郎氏のキャッチフレーズを痛烈に批判したものだが、これが保守派の政治家、稲田朋美の矜持なのだろう。

稲田氏を政調会長や防衛相に抜擢し、高市氏に続く女性政治家として引き立てたのは安倍氏だ。一時は「安倍氏の秘蔵っ子」とまでいわれたが、ジェンダー平等の活動に舵を切り始めると安倍氏とは距離ができた。代わりに「秘蔵っ子」のポジションに割って入ってきたのが、先輩の高市氏だ。

自民党総裁選挙に高市氏は出馬し、一方の稲田氏は出馬を見送らざるをえなかったのは、安倍氏という後ろ盾の有無によるところが大きい。総裁選挙では国家観を共有する高市氏支持に回った稲田氏だが、安倍氏なき安倍派の動き、岸田政権の低空飛行などから、「時は今」と判断したとしても不思議ではない。

元防衛相なので防衛問題は得意だ。福井県選出なので原発推進には一家言ある。弁護士のキャリアもあるため女性活躍やジェンダー平等の政策にも強い。しかも、これらの問題は、いずれも岸田政権が直面しているものばかりである。政策面で見ても、稲田氏が再び表舞台に躍り出る環境は整いつつある。

岸田首相離れを明確にした高市氏とは対照的に、まず防衛問題で岸田首相に接近した稲田氏。高市氏とは真逆の立ち位置で、ポスト岸田候補として輝きを取り戻しつつある。

8443チバQ:2022/12/31(土) 20:10:16
ダークホース「ステルス型」の小渕氏
存在感を増す高市氏と稲田氏以外にも注目すべき人物がいる。それが小渕氏である。小渕氏は現在、自民党内で組織運動本部長という立場にある。一見地味な地位だが、地方組織の窓口であり、衆議院小選挙区の10増10減で区割り変更に伴う調整にもあたる重要ポストである。

高市氏と稲田氏が自ら発信することで存在感を示しているのに対し、小渕氏の発信力はあまり目立たない。いわば「ステルス型」の有望株だ。


小渕氏といえば、故・小渕恵三元首相を父に持ち、麻生内閣時代、34歳で初入閣(少子化、男女共同参画担当相)したサラブレッドである。2014年9月に経産相として再入閣した際は、公職選挙法違反疑惑が報じられてすぐ辞任に追い込まれ、地元関係者が電動ドリルでパソコンのハードディスクに穴を開け証拠隠滅を図るという事態に発展している。

「小渕優子」と検索すれば、いまだに「ドリル」というワードが引っ掛かってくるのは「負の遺産」というべきだろう。

その小渕氏を娘のように可愛がってきたのが、小渕内閣で官房長官を務めた青木氏である。2022年11月21日、青木氏は、岸田首相や安倍派を束ねる森元首相と会談した。場所は3人の母校である早稲田大学の大隈庭園。そこに早稲田の大学院を修了した小渕氏も参加して、会食は2時間あまりにおよんだ。

この席で青木氏は、次の内閣改造や自民党役員人事で小渕氏の抜擢を強く岸田首相に要請したのではないか。それも官房長官、あるいは自民党政調会長といった要職で、と推測する。

小渕氏入閣の話は、2022年8月10日の内閣改造でも上がったが、このときは小渕氏が所属する茂木派の茂木氏と麻生派を率いる麻生氏が反対し、入閣には至らなかった。しかし、小渕氏は麻生氏に連合の芳野友子会長を引き合わせ、区割り変更に伴う支部長の選定で汗をかいてきた。

ドリル話は8年も前のこと。疑惑をめぐり本人の説明責任が果たされていないことなど、我々メディアの人間ですら忘れてしまっている。88歳と高齢の青木氏が「目の黒いうちに」と迫り、小渕氏と良好な関係になった麻生氏が「うん」と言えば、岸田首相も「聞く力」を発揮せざるをえないだろう。

もし小渕氏が次の人事で要職に起用されれば、高市氏や稲田氏と並ぶポスト岸田の有力候補に躍り出ることになる。

寅千里を走り、卯は跳ねる
ポスト岸田という点で見た場合、軸となるのは茂木氏や森元首相が推す萩生田氏、あるいは菅前総理あたりになる。しかし、情勢次第では3人の女性政治家も十分候補になりえる。

株式相場の世界では、干支にちなんで「寅千里を走り、卯は跳ねる」などといわれるが、寅年の2022年、それぞれ異なる形で存在感を示した高市氏と稲田氏、そして小渕氏のなかで、卯年の2023年、跳ねることができるのは誰か、注目しておきたいものである。

8444チバQ:2022/12/31(土) 21:08:25
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022122900018.html
「人事の岸田」で長期政権が視野に?清和会、平成研を牽制の巧妙な配置 統一地方選で大過なければ
2022/12/31 11:30AERA dot.

「人事の岸田」で長期政権が視野に?清和会、平成研を牽制の巧妙な配置 統一地方選で大過なければ

秋葉賢也復興相の辞表を受理し、取材に応じる岸田文雄首相=2022年12月27日午後2時12分

(AERA dot.)

 岸田文雄首相にとって2022年の始まりは、前年の衆院選で大敗せずに及第点を獲得し、長期政権を目指して参院選に望みをかけるという意気込みが伴っていたに違いない。だが2月にはロシアによるウクライナ侵攻があり、7月には安倍晋三元首相が銃撃されるなど、波乱ずくめの一年となった。では、2023年はどうなるか。残念ながら、明るい材料はほとんどない。

 実際に12月17日と18日に朝日新聞が行った世論調査によると、内閣支持率は前月比6ポイント減の31%で、不支持率は同6ポイント増の57%。前者は岸田政権発足以降の最低記録で、後者は第2次安倍内閣以降で最高記録となった。ちなみに2022年は1月の内閣支持率49%、不支持率21%からスタートし、支持率の最高は5月の59%だったが、12月にはそこからだいたい半減したことになる。

 それでも政権が揺らがないのは、党内に有力候補が不在で、野党の支持率も芳しくないためだ。「ポスト岸田」として6人の政治家の名前を事前に挙げた同調査でも、24%が河野太郎デジタル大臣、15%が石破茂元幹事長、9%が高市早苗経済安全保障担当大臣、6%が菅義偉前首相、さらに茂木敏充幹事長と林芳正外務大臣についてそれぞれ2%が「次期首相にふさわしい」と答えたが、37%が「この中にはいない」と回答している。

 岸田首相にとってライバルの不在こそ、最大の追い風だろう。岸田首相は年明けに訪米し、年末に「反撃能力」などを盛り込んで改定した「防衛3文書」を“手土産”に、バイデン大統領と会談の予定だが、さらにイギリス、フランス、イタリアへの歴訪を調整中。5月の広島サミットの準備のためというが、これで閉会中といえども、国会での大きな動きを封じることができるに違いない。

  さらに年明けの「内閣改造」の噂も出ていたが、岸田首相は問題はなるべく早く除去する方がいいと考えたのだろう。さっそく12月27日には「政治とカネ」の問題に加えて、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係や「影武者疑惑」などを抱えた秋葉賢也復興大臣を更迭し、過去のLGBTに対する差別的発言などを立憲民主党から追及された杉田水脈(みお)・総務政務官も辞表を提出した。

8445チバQ:2022/12/31(土) 21:08:35

 しかし大規模改造はリスクが伴う。実際に8月の内閣改造は身体検査が十分ではなかったため、旧統一教会との関係をあやふやにしていた山際大志郎前経済再生担当大臣や「政治とカネ」問題を抱えていた寺田稔前総務大臣の入閣を許すことになった。閣外から新たに大臣を任命するとなると、完璧な身体検査が必要になるが、自民党は旧統一教会との関係についての党内調査すら十分に行うことができず、“漏れ”が残って問題となった。新たに就任する大臣が「クロではない」と誰も保証はできないのだ。

 岸田首相は同日のテレビ番組で「年末年始やその周辺では今、私の頭の中にない」と早期の内閣改造を否定したが、「何カ月先も考えてないという意味ではない」とも述べて含みを残した。これは適宜に人事権を行使して、閣内や自民党内を引き締めるということだろう。岸田首相の目下の関心は、安倍晋三元首相というリーダーを失った最大派閥の清和会がどうなるかということに違いない。清和会は次の会長職をめぐっては萩生田光一政調会長と西村康稔経済産業大臣らが争っているが、彼らにポストを与えてうまく取り込んでいれば、所属する国会議員が100人近い清和会を押さえることができるのだ。

 そうした意味では、秋葉氏の後任として同じ平成研所属の渡辺博道氏を任命したことも理解できる。党内最大派閥の清和会を牽制(けんせい)するためにも、第2派閥である平成研の勢力をそぐことは得策ではないからだ。なお党の経理局長だった渡辺氏は茂木敏充幹事長が会長を務める平成研を支える副会長でもあり、派閥内をまとめきれない茂木氏に恩を売る人事ともいえるが、一方では23年春の統一地方選を前に、党の資金面で平成研を牽制する意味もあるだろう。

 このように人事を微調整しながら存続を図っていくのが、「人事の岸田」のやり方だ。なお閣僚就任の理由付けとされる「適材適所」はあくまで政権にとって都合のいい配置であり、議員の能力に従うものではないことは明らかだ。

 そうした岸田人事のうちの一つとしてささやかれているのが「国民民主党の与党入り」だが、それでは存在感が薄れてしまう公明党がいい顔をしないだろう。そもそも衆参合わせて所属の国会議員が20人にすぎない国民民主党に大臣ポストを与えることは、衆参合わせて59人の所属議員がいながら大臣ポストを一つしか持たない公明党が納得するはずがない。自民党にとっても、党勢が衰えつつあるとはいえ22年の参院選比例区で618万票を獲得した公明党を捨て、316万票の国民民主党と組むというのは、得策ではない。衆院選の各小選挙区での影響力では、両党の格差は拡大する。

 統一地方選で大過がなければ、岸田政権には「黄金の3年間」が保証されるだろう。もっとも「防衛増税には民意を問うべきだ」との声には応じなければならず、岸田首相もテレビ番組で「(増税の)スタートの時期までに選挙があると思う」と述べたが、ウクライナ戦争に積極的なアメリカのバイデン大統領や他の西側首脳らとの“協力”でもって、なんとか乗り切ろうとするのではないか。北朝鮮から飛んでくるミサイルの数が増え、台湾海峡が不安定化すれば、国民の不安は増大し、防衛増税についての批判は少なくなるはずだ。

 同時にやらなければならないのは国民所得を増やすことだが、てっとり早いのは円高を誘導して、ドルベースでのGDPを増やすことだ。インフレ対策のために各国の中央銀行が利上げする中で、相変わらずゼロ金利政策に固執していたのが黒田東彦日銀総裁だが、日銀は12月20日の金融政策決定会合で長期金利の変動幅を従来の0.25%から0.5%に修正。これを受けて為替は1ドル当たり5円ほど円高に振れた。

 日銀の決定に政府が直接介入することはできないが、総裁の人事権は政府が握る。もちろん国会の同意は必要だが、物価上昇を招くドル高を歓迎する国会議員はいないだろう。

 防衛増税に反対する国民は多いが、防衛費増強に反対の意見は少ない。これをうまく乗り切れば、岸田政権は保守層を含めて広く国民の支持を得ることができる。岸田政権にとって23年は課題が多い一年になるだろうが、長期政権も夢ではなくなる。まずは足元に気をつけることだ。スキャンダルのタネは閣僚ばかりではない。

(政治ジャーナリスト 安積明子)

■あづみ・あきこ 政治ジャーナリスト。兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)

8446OS5(旧チバQ):2023/01/01(日) 21:17:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/1750f5bf6af8ced59a498b377936f5c1ffd4ee67
岸田首相、逆風克服か失速か 解散へ駆け引き、人事も焦点 23年政局展望
1/1(日) 17:03配信


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時事通信
内外情勢調査会で講演する岸田文雄首相=2022年12月26日、東京都港区

 岸田文雄首相が逆風を克服できるのか、あるいはさらに失速するか。

 2023年は、閣僚辞任ドミノで苦境が続く岸田政権の浮沈が懸かる分かれ道となる。5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、首相は地道に求心力回復を図る考え。衆院解散・総選挙をにらんだ与野党の駆け引きも活発化しそうだ。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇重要課題「動かす年」
 「未来の世代に責任を持って日本を引き継ぐ」。首相は22年暮れ、内外情勢調査会で講演し、新年の抱負をこう語った。防衛力強化や「新しい資本主義」、少子化対策といった重要課題に「布石」を打ったとして、「実際に稼働させ、動かしていく。これが23年の位置付けだ」と力説した。

 とりわけ重視するのが、G7指導者を地元・広島に集めるサミット。だが、首相がこの「晴れ舞台」にたどり着くまでには数々の試練がある。

 最初の関門は、1月23日召集の通常国会だ。政府・与党は、過去最大の114兆3812億円に上る23年度予算案を提出し、年度内成立に全力を挙げる。「政治とカネ」の疑惑を抱えた秋葉賢也前復興相らを年の瀬に更迭した首相に対し、野党は任命責任を厳しく追及する方針。防衛費増額やそのための増税など首相が矢継ぎ早に決めた重要政策を主な論点に、与野党が冒頭から激突しそうだ。

 経済運営も成果が問われる。4月8日に任期が切れる黒田東彦日銀総裁の後任人事案を、政府は3月までに国会に提示する方針。異次元金融緩和を推し進めてきた黒田路線は修正されるのか。経済界も政界も首相の判断に目を凝らす。

 物価高の痛みを和らげる賃上げの動きを広げられるかも課題だ。春闘の結果は、首相が掲げる新しい資本主義の成否につながる。

 4月は統一地方選が行われるほか、欠員が生じた衆院千葉5区、和歌山1区、山口4区で補欠選挙も実施される見通し。自民党は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の影響を懸念する。

 ◇「常在戦場」で選挙準備
 次期衆院選は小選挙区の「1票の格差」是正のため、定数を「10増10減」する新たな区割りで行われる。10月に衆院議員の任期満了まで残り2年の折り返しを迎えることから、与野党とも「常在戦場」(政権幹部)と身構える。

 解散権を握る首相は、自民党総裁の任期切れまで9月で残り1年となることを念頭に、総裁再選に向けた解散戦略を慎重に探る。解散の選択肢の一つと目されるのが広島サミット後だが、内閣支持率の低迷が続けば政治決戦はおぼつかない。

 首相は防衛費増額のための増税実施までに衆院選を行う考えも示している。増税の時期は、自民党内の反対派に配慮して「24年以降の適切な時期」と曖昧にしており、23年は増税を巡る党内対立が再燃する。首相が解散をちらつかせて反対派をけん制する可能性もある。

 内閣改造・党役員人事も、首相の局面打開のカードだ。党幹部は「夏に人事がある」との見方を示す。「ポスト岸田」に意欲を隠さない茂木敏充幹事長の処遇が焦点。首相と距離を置く菅義偉前首相の要職起用も再び取り沙汰されそうだ。国民民主党を連立政権に加える案もくすぶり続ける。

 ◇立・維の共闘は
 野党は巨大与党にどう対峙(たいじ)するのか。立憲民主党と日本維新の会は先の臨時国会での「成果」に味をしめ、共闘を継続する方針だが、憲法改正や安全保障政策など基本政策で溝が深く、一枚岩にはほど遠い。統一地方選では競合し、国政選挙でも「野党第1党」を競う敵同士だ。

8447OS5(旧チバQ):2023/01/04(水) 11:59:45
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-463812.html
【今年を占う】2023年が「主戦場」 防衛増税めぐり 自民・最大派閥“安倍派”の今後は 年明け早々、動きも
2023/01/03 19:40
憲政史上歴代最長となる政権を築いた安倍元首相が凶弾に倒れ死去してからまもなく半年を迎える。安倍氏が会長を務めた党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、会長の不在が長期化している。

2022年10月には、安倍氏の「国葬」「県民葬」を終えたタイミングで、安倍派は新体制を模索したものの先送りになった。派内の主導権争いとも相まって、生前の安倍氏が掲げた政策を巡り安倍派内で議論が活発化している。一方、安倍氏の実弟で保守派を代表する議員の一人の岸信夫首相補佐官が政界引退の意向を示すなど安倍派にとって苦難は続く。

“遺志”掲げて強硬に反対
2022年12月。安倍氏の「遺言」ともいえる現行の1.6倍となる“5年間で総額43兆円”の防衛費増額を実現した岸田政権。しかし、増額で新たに必要になる財源について、4分の1の約1兆円強を“増税でまかなう”よう岸田首相が指示すると、取りまとめまでわずか1週間という短期決戦に、党内では「拙速すぎる」と反発の声が広がった。特に、安倍派の一部は、安倍氏の“遺志”を掲げ、強硬に反対の声を上げた。

一方、税制改正大綱を取りまとめる自民党税制調査会の幹部には、安倍派から小委員長に塩谷元文科相、さらに幹部に福田達夫前総務会長が入り、安倍派は増税を巡って「税調執行部」と「反対派」に分かれる形になった。最終的には、法人税・タバコ税に加え「防衛所得税」ともいえる新税の3つによる“防衛増税”の大枠を決める一方で、増税開始は「2024年以降の適切な時期に」として時期を明示せず、賛成派・反対派両者の顔が立つ形での決着となった。

2023年が「主戦場」“安倍派”の一部 徹底抗戦も
2023年について、ある安倍派議員は「防衛費の財源確保に関する法律が通常国会に提出されれば、反対派は断固阻止する構えだ」と語っていて、年明けから安倍派内の防衛増税反対派が徹底抗戦を行う可能性がある。

さらに、例年6月ごろに、政府がまとめる「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」では、財政健全化を掲げるPB=プライマリーバランスの黒字化目標の記述を巡り、派内には「積極財政に逆行するから記述を盛り込むことに断固反対」との声があがる。一方で、政権幹部は「黒字化目標の旗を立てておくことが諸外国への財政的な信頼になる」と堅持する考えを示すなど、再び激論になりそうだ。

また、防衛増税の導入時期について、2023年の自民党税調で議論することになるが、安倍派の閣僚経験者は「議論の主戦場は今年。昨年の比じゃない。もっと激しい議論になる」と語るほか「経済が上向かなければ増税なんてできるはずがない」との声も出ていて、再び激しい抵抗が予想される。

一方、かつて安倍派に所属した高市経済安保相は閣内から「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解できない」とツイートし、防衛増税に難色を示した。高市氏が再び閣内から声を上げるのかにも注目が集まる。ある安倍派幹部は「安倍派は主張し、議論を戦わせることで派閥の求心力にもつながる」と語る。

政局のキーマンは松野官房長官と萩生田政調会長
増税を巡り安倍派内部から再び反対の声があがることが予想される中で、安倍派のキーマンは誰になるのか。

一人目は岸田政権の番頭役を務める松野官房長官だ。12月の防衛増税の財源を巡る議論では、増税に反対する議員を多く抱える安倍派に対し、政権幹部は「安倍派議員が主張を強め、取りまとめを阻止すれば、それは“安倍派発の政局”ということになる」と危機感を露わにしていた。

こうした状況の中で、松野氏は、党の萩生田政調会長と連係し、反撃能力などを初めて明記した防衛3文書を閣議決定する12月16日まで、わずか一週間という短い期間の中で、“防衛増税”の大枠の取りまとめにこぎ着けて着地させた。

もう一人のキーマンは安倍氏の最側近だった萩生田氏。12月には台湾を訪問し蔡英文総統と会談するなどしていて、保守層を中心に安倍氏を慕ってきた派内の若手議員の中で支持を広げつつある。萩生田氏は、防衛費増額にともなう財源確保を巡り、税以外の約3兆円の歳出改革や税外収入の活用について協議する場を党に設置する考えを示している。

松野氏が、内閣改造で閣外に出て安倍派の執行部に入った場合、派閥内のパワーバランスはどう変化するのか。また、萩生田氏がどのように動くのか。党内最大派閥の安倍派の動向は岸田政権に大きな影響を与えることになるだけに注目が集まる。

フジテレビ政治部

8448OS5(旧チバQ):2023/01/04(水) 12:00:02
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2023010301000358.html
ポスト岸田、存在誇示に腐心 茂木、河野氏機会うかがう
2023/01/03 16:23共同通信

ポスト岸田、存在誇示に腐心 茂木、河野氏機会うかがう

昨年12月、東京都内で講演する岸田首相

(共同通信)

 自民党の「ポスト岸田」と目される候補が、存在感誇示に腐心している。茂木敏充幹事長、河野太郎消費者担当相は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で前面に立ち、政権を支えながら機会をうかがう。岸田派ナンバー2の林芳正外相は外交で実績を積み上げたい考え。高市早苗経済安全保障担当相は防衛費増額に伴う増税に反対し、安倍派や保守系のつなぎ留めを狙う。

 茂木派領袖も兼ねる茂木氏は、次期自民総裁レースの有力候補とみられている。昨年の臨時国会では、旧統一教会問題の被害者救済法成立に向け与野党幹事長らとの協議を主導。能力の高さを見せつけた。

8449チバQ:2023/01/05(木) 11:14:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e333bd50a45bf92dc836cbed987c3abef831c628
「復帰はうまくいかねぇだろうな」 次々と側近失い失意の麻生太郎氏
1/5(木) 10:26配信

西日本新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 岸田文雄首相の後見役とされる自民党の麻生太郎副総裁が向かい風にさらされている。政治資金規正法違反の罪に問われた側近の薗浦健太郎氏が昨年12月21日に衆院議員を辞職。落選中の松本純元国家公安委員長に続き、またも右腕を失った麻生氏のダメージは計り知れない。影響力に陰りが出れば、首相の政権運営にも波及するとみられ、麻生氏が難局をどう盛り返すのか、党内外が目を凝らしている。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「(政界)復帰はそう、うまくいかねぇだろうな。松本だって、復党までに1年近くかかったんだから」。薗浦氏が議員辞職した21日、失意の麻生氏は周囲にこう漏らしていたという。

 薗浦氏は、麻生氏が総務相だった2004年ごろに政策担当秘書を務め、その後、衆院議員に当選し麻生派に所属。外交、安全保障政策に通じ、派内でも麻生氏と所属議員をつなぐ調整役として一目置かれた。

 一昨年2月、麻生氏の最側近だった松本氏が、緊急事態宣言中に銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で離党すると、薗浦氏の立ち位置は相対的に上がっていた。

 岸田政権誕生に一役買い、首相も頼みの綱とする麻生氏だが、その身辺では苦難が後を絶たない。同年10月の衆院選で派幹部の甘利明氏が小選挙区で敗れ、自民党幹事長を辞任。先の臨時国会では、甘利氏に近く、同じ麻生派の山際大志郎前経済再生担当相が更迭に追い込まれた。

 盟友だった安倍晋三元首相の死去についても、安倍氏とともにキーマンとして党内の重しになろうと考えていた麻生氏の筋書きを狂わせた。周辺は「これでもかと痛手が広がっている」と嘆く。

 片や、事あるごとに相談を持ちかけ、助言を仰いできた首相にとっても、麻生氏の力が弱まることは、リスク要因となり得る。党内第2派閥の茂木派と並び、主流派として首相を支える麻生派ががたつけば、不安定に陥っている政権基盤がさらに流動化しかねない。逆に、非主流派からは「わが世の春は、長く続かないものだ」(閣僚経験者)と、冷ややかな声も聞こえてくる。

 御年82歳。懐刀を相次ぎ手放した麻生氏の視線はどこに向くのか-。

 (河合仁志)

西日本新聞

8450OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 11:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f706a1605fb88be4d3ff64a98767b4439ba14b5
《次官経験者たちは自らの所管分野に閉じこもる》閣僚のドミノ辞任に岸田官邸がなす術もなかった理由
1/5(木) 6:12配信

文春オンライン
日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関から、官僚の人事情報をいち早くお届けする名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。月刊「文藝春秋」2023年1月号より一部を公開します。

【写真】この記事の写真を見る(2枚)

◆◆◆

菅政権時代は若すぎたけど……
発足時の第2次岸田内閣(2022年8月) ©JMPA

「官邸崩壊」。第一次安倍晋三内閣のころ、よく耳にした言葉が15年の歳月を経て復活した。岸田文雄首相が率いる首相官邸の官僚たちは、文字通り「崩壊」している。

「秘書官が若すぎる」と評された菅義偉前政権とは180度変わり、岸田内閣は事務次官経験者をずらりと官邸に揃えた。嶋田隆政務秘書官(昭和57年、旧通産省入省)、秋葉剛男国家安全保障局長(同、外務省)、栗生俊一官房副長官(56年、警察庁)、森昌文首相補佐官(同、旧建設省)と実に4人もいる。「霞が関に睨みをきかせる」のが目的だった。

 ところが、これは裏目に出た。出身省庁の官僚からすれば、次官経験者は煙たいうえに、実務から離れた「一丁上がり」の人。おのずと現役官僚は言うことを聞こうとしない。また次官まで経験した官僚は腰が軽いとは言えない。

 しかも木原誠二官房副長官(平成5年、旧大蔵省)という官僚上がりの若手政治家が首相側近として控え、木原氏の眼鏡にかなわない政策は何も通らない状況となっている。

 こうなると、次官経験者たちは自らの所管分野に閉じこもるようになる。旧統一教会問題の答弁変更や、閣僚のドミノ辞任になす術もなかったのは、こうした事情によるところが大きい。

 第二次安倍内閣の今井尚哉元首相秘書官(昭和57年、旧通産省)は「役所には戻らない」と宣言し、政治的に立ち回ることができた。岸田官邸に、政局観をもつ人間は見当たらない。官邸崩壊はしばらく止まらないだろう。

紛糾する「防衛費」議論の“真の黒衣”は?
 防衛力強化をめぐる議論が大詰めを迎えた。ポイントは今後5年間での大幅な財源確保と「反撃能力」のあり方だ。

 前者は法人・所得税増税を軸とし、後者は現行法制度との矛盾を来さないよう国家安全保障戦略など防衛三文書改定に向けて最終調整する。「財務省主導の議論」と目されがちだが、一連のシナリオを描いた真の黒衣は「国家安全保障局」(NSS)の室田幸靖審議官(平成6年、外務省)だ。

 NSS局長を務める秋葉剛男氏の下で舞台回しに奔走した室田氏は、これまで安保政策課長、総合政策局総務課長など、枢要ポストを歴任。脚光を浴びたのはNSS経済班長として「経済安保」政策を仕切っていた藤井敏彦氏(昭和62年、旧通産省)のスキャンダルが発覚したときだ。国会審議で藤井氏による外資系コンサルへの情報漏洩を匂わせ、藤井氏はあえなく引責辞職。藤井氏と近い自民党・甘利明前幹事長にも深手を負わせ、経済安保の政策過程から排除した。その力業で一目置かれるようになった。

 外務官僚が黒衣役を果たすのは、防衛力をめぐる議論の成り立ちをたどれば当然とも言える。秋葉、室田両氏ら外務官僚からすれば米国との「あうんの呼吸」で日本の安保政策をアレンジするのは伝統芸だ。財務省の一松旬企画担当主計官(平成7年、旧大蔵省)らが精力的に各所へ「ご説明」に歩くのは、むしろ目くらましとなった。

 彼らに比べて、やはり防衛省の力量不足は否めない。前防衛次官の島田和久内閣官房参与(昭和60年、旧防衛庁)が唱えた「国債を財源とした防衛費倍増」は一部議員以外、相手にされなかった。海千山千の外務・財務官僚を向こうに回して立ち回る役者は見えてこない。



「霞が関コンフィデンシャル」の全文は、「文藝春秋」2023年1月号と 「文藝春秋 電子版」 に掲載されています。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2023年1月号, 2023年1月号

8451OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 08:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/528fc138607ab67323414862860f74ef5b7f4afa
岸田首相5月のG7で退任覚悟か…「次の総理」大採点! 1位河野太郎、2位茂木敏充、3位萩生田光一…
1/6(金) 6:03配信


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現代ビジネス
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 想定外の事態が立て続けに襲う一年だった。岸田総理の迷走・暴走により、新年からは政界が大きく動く。再起を図る者に、世代交代を期する者……大混戦を制する政治家が、備えている条件とは。

【写真】安倍元首相の世界各国要人とのツーショット「地球儀外交が遺したレガシー」

岸田総理は退陣覚悟か
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 「総理は開き直ってしまった」(自民党閣僚経験者)

 失うものがないから、何をしでかすかわからない―という人を指して「無敵」と評することがある。岸田文雄総理は今、この国で最も重い責任を負う立場でありながら、そんなヤケクソの状態だ。

 支持率は30%前後の低空飛行を続ける。にもかかわらず堂々と「増税」を公言し、国民に詫びる素振りもない。かと思えば、疑われた「新型コロナの後遺症」も治ったのか、やけにサッパリした表情で会見に出てくる。

 それは総理自身が「退陣」を覚悟し、吹っ切れたからである。5月に地元の広島で開く、G7サミットが花道となりそうだ。自民党重鎮が言う。

 「この政権はもう終わるということは、岸田さんが一番よくわかっているんじゃないか。とはいえサミット前に総理が代わるのは、世界に面目が立たない。閉幕まで、何とか持てばいいんだが」

 しかし衆目の一致する「ポスト岸田」は、まだ見えない。真に日本を建て直すことのできる政治家は、はたして誰なのか。今回本誌は、長年政界を取材する3人のジャーナリストに「次の総理」となりうる有力政治家13名を採点してもらい、ランキング化。人望から政策立案能力、資金力、さらに野心やリーダーシップに至るまで、360度全方位から評価した。

河野と茂木を分けるもの
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 現在、真っ先に名前が挙がる次期総理の最有力候補は、デジタル大臣兼内閣府特命担当大臣の河野太郎氏と、自民党幹事長の茂木敏充氏だ。ともに外務大臣など要職を歴任した「有資格者」の筆頭格である。

 岸田政権で河野氏は冷遇され、対する茂木氏は岸田総理、麻生太郎党副総裁と並び中枢にいる。評点を寄せたひとり、元時事通信社政治部長の泉宏氏は「茂木氏は今、岸田政権の維持よりも、あらゆる機会をとらえて『ポスト岸田は俺だ』とアピールすることを最優先に動いている」と語る。

 だが、総理の座により近いのは河野氏だ。

 そもそも、この二人は似た者同士である。河野氏はかつて「政策新人類」と呼ばれ、自民党に居ながら脱原発を主張。会食ではお茶かコーラしか飲まず、人付き合いが苦手と評される。一方、茂木氏は政界一と言われる頭脳の持ち主だが「他人への接し方が『叱る』か『脅す』かしかない。茂木さんほどの嫌われ者は見たことがない」(自民党関係者)。ともに人間力は平均2. 7点と低い。

 加えて、二人とも足元、つまり所属派閥からの支持がきわめて不安定だ。

 「河野氏は麻生派にいることが最大のネックで、麻生氏は河野氏が総裁選に出る条件として『俺の言うことを聞け』と言っている。つまり麻生氏の後ろ盾を得たいなら、奔放な発言を引っ込めなければならない」(泉氏)

 「茂木氏の課題は『情』の部分。平成研(茂木派)ではOBの青木幹雄元官房長官ら長老が、茂木氏ではなく小渕優子元経産大臣を総理候補に推している。自分の派閥をはじめ党内の人心を掌握するのは、総理になるための必須条件です」(ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 実力はあるが、嫌われ者でもある両者。明暗を分けるのが知名度である。元テレビ朝日政治部デスクの細川隆三氏が言う。

 「茂木さんは、政治に興味のない一般国民の間では知名度が皆無です。岸田総理も人気はなかったけれど、まだ『安倍総理の後継候補』という形で取り上げられていた。茂木さんにはそれもなかったので、総裁選に出ても『誰? 』となってしまう」

 総理総裁が交代すれば早晩、解散総選挙がある。選挙の顔になれるか否かという点では、主に現役世代に圧倒的人気を誇る河野氏が優位。評点もそれを反映して、集票力と影響力でリードする河野氏が茂木氏を上回った。

8452OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 08:37:45
正反対の萩生田と石破
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 次点の候補となるのが、自民党政調会長の萩生田光一氏、そして現在は無役となっている石破茂元幹事長である。総合得点で2点差と、その違いはわずかに見えて、実は大きな隔たりがある。

 「萩生田氏は、最強の総理候補に躍り出ることができる立場。というのも、菅義偉前総理、岸田総理、さらに二階俊博元幹事長にも信頼されていて、有力者とのパイプの太さでは右に出る者がいない。

 それに対して、石破氏は人脈構築能力がとにかく低い。大臣や党の要職をいくつも経験しているのに、総裁選に出るとなると20人の推薦人を確保するので精一杯だなんて、あり得ない」(泉氏)

 萩生田氏は人間力と政局力が高く、集票力が低い。石破氏はその正反対で、両者は鏡写しのような関係だ。ただ、人脈や政局勘で後れをとる石破氏にも、大逆転の道が残されている。安倍晋三元総理の亡き後、キングメーカーの地位を着々と築いている菅義偉前総理が、そのカギだ。

 「'21年の総裁選では、菅氏が『小石河連合』つまり小泉進次郎氏・石破氏・河野氏の後ろで糸を引き、最後は石破氏が退いて河野氏が出ました。現在、菅氏が持つ総理候補の手札は河野氏・石破氏・萩生田氏ですが、河野氏は前述のように麻生氏の邪魔が入るかもしれず、萩生田氏は統一教会問題の禊がまだで、地元の東京24区の区割り変更もある。実は今、菅氏が現実的な選択肢として石破氏を選ぶ可能性が高まっているのです」(泉氏)

 まさかの「石破復活」もありうるのである。

 「週刊現代」2022年12月31日・2023年1月7日合併号より

 本記事では、次期総理有力候補者たちについて分析を紹介してきた。後編記事『【次の総理】総合力トップは菅義偉、麻生太郎の「大宏池会」構想、若手最有力は「大阪の大統領」吉村洋文』では、小泉進次郎氏ら注目株について詳報する。

週刊現代(講談社)

8453OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 09:02:04
https://gendai.media/articles/-/104109?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2023.01.06
# 週刊現代
# 菅義偉
# 石破茂

【次の総理】総合力トップは菅義偉、麻生太郎の「大宏池会」構想、若手最有力は「大阪の大統領」吉村洋文
週刊現代
前編記事『岸田首相5月のG7で退任覚悟か…「次の総理」大採点! 1位河野太郎、2位茂木敏充、3位萩生田光一…』では、河野太郎氏ら次期総理有力候補たちについての分析を紹介してきた。本記事でも引き続き菅義偉氏や小泉進次郎氏ら注目候補を分析していく。

想定外の事態が立て続けに襲う一年だった。岸田総理の迷走・暴走により、新年からは政界が大きく動く。再起を図る者に、世代交代を期する者……大混戦を制する政治家が、備えている条件とは。

二階が軍勢を動かす
自民党内には、その菅氏自身の再登板を期待する声も根強い。評点をつけた識者も全員、総合力では菅氏をトップとした。

「官房長官・総理時代の実績を振り返ると、インバウンド強化、コロナワクチン接種、不妊治療の保険適用、携帯料金値下げと、個別政策は『仕事師』の名に恥じず完遂している。官僚に操られている岸田政権を見ていると、菅氏の凄みが改めてよくわかる」(鈴木氏)

ただ、菅グループ所属のある議員が「菅さんは『総理を辞める直前は本当につらかった』とよく言っている。もう懲りたと思う」と証言する通り、自分が再び立つことはあまり考えていないようだ。

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「菅氏は『たまたま総理になれただけ』だと本人も思っている。根っからの黒子だから、今後も前には出ず、政局の主導権を握り続けることを選ぶはずです」(細川氏)

一方で菅氏が今、正念場に差し掛かっていることも事実だ。権力を補完しあう元幹事長・二階俊博氏がいよいよ高齢になっているのである。

「83歳の二階さんは本人が総理になる可能性はきわめて低いとはいえ、『死ぬまで選挙に出る』と意気軒昂。しかし派閥の議員は先行きを心配していて、『菅さんに二階派会長になってほしい』との声もある。これまでも菅グループと二階派は『いつでも合併できる』と言われていましたが、二階さんが事情あって会長を退くようなことがあれば、ついに実現するかもしれない」(鈴木氏)

菅氏のもとに100人近い「非主流派」勢力が集結する―そのとき、否応なく自民党は大混戦に突入することになる。

「岸田派の次の総理候補」
岸田政権下で参議院から衆議院に鞍替えし、「岸田派の次の総理候補」として注目されるようになった林芳正外務大臣は今回、8位にとどまった。「林氏は頭がよく、どの大臣をやらせてもソツなくこなすので、これまで防衛・農水・文科・外務など各大臣を任され『困った時の林』と政界では言われています。しかし、総理を『ソツなくこなす』ことはできない。岸田政権が低調のまま終われば、『次の総理も岸田派から』となる可能性も消えてしまう」(細川氏)

40代の若手では、意外にも大阪府知事の吉村洋文氏が前環境大臣の小泉進次郎氏や、立憲民主党代表の泉健太氏を引き離し、石破氏や林氏をも上回る総合得点70点をマークして5位につけた。

「吉村氏はいわば大阪の『大統領』で、その他の地域では実感が湧かないかもしれませんが、関西における人気と知名度は圧倒的。選挙演説に立てば、総理大臣よりも人が集まるほどです。

維新は次の総選挙で、立憲民主党を抜いて野党第一党に立つことを目指している。吉村氏は'23年4月の府知事選に出るので即座に国政に移ることはないでしょうが、元大阪市長の橋下徹氏や松井一郎氏の子分というイメージをこれから払拭できれば、全国区になれる可能性もある」(鈴木氏)

8454OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 09:02:29
対する進次郎氏が9位に沈んだのは、「自民党の客寄せパンダ」という役割に終わりが訪れ、真の実力が問われる年齢になったためだ。泉氏が言う。

「進次郎氏には、むしろ5〜10年後に政治家としての『山場』が訪れると見ています。今の力では、自ら政局を勝ち抜いてトップに立つのは無理。しかし一期下が不祥事の多かった『魔の4回生』のため、ライバルが少なく有利なので、ここで雑巾掛けに徹することができれば50歳前後で満を持して総理を狙える」

43歳でアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディに憧れて、小泉氏は政治家になったと語る。だが、今はまだ焦らないほうがよさそうだ。

麻生の不穏な動き
かつての「女性活躍」の旗印はどこへやら、このところ女性政治家にはあまり元気がない。経済安保担当大臣の高市早苗氏や前内閣府特命担当大臣の野田聖子氏、東京都知事の任期満了を'24年夏に迎える小池百合子氏は、評価が伸び悩んだ。

「高市氏はネット上での人気が高まるほど、一般社会では『極端な支持者が多い危なっかしい人』というイメージが強まるジレンマに陥っている。また政局的にも、かつて所属した安倍派の幹部らに嫌われているのが最大のネック。前回の総裁選には安倍氏の後ろ盾があったから出られただけで、高市氏の独力では再出馬できないでしょう。

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彼女も限界を自覚しているからこそ、岸田総理の増税方針に異を唱える大勝負に出た。しかし総理もその狙いを見透かし、大臣を辞めさせなかった。敗れた高市氏は当面、閣内でジッとするしか策がなくなった」(泉氏)

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今、永田町の人々が政変の予感を抱いているのは、岸田総理の退陣が濃厚となってきたせいだけではない。泉氏が注目するのが、麻生太郎氏の不穏な動向である。

「二階氏同様、82歳の麻生氏も終活を考えています。『あと1回選挙に出てから後継につなぎたい。そのためにも早期解散に踏み切ってほしい』というのが麻生氏の本心。もし自民党が負けて岸田総理が退陣したら、自分がリリーフで2度目の総理に就くという腹案も練っているようです。

麻生氏は、政治家人生の最後に麻生派と宏池会を糾合する『大宏池会』完成を期しています。そのためには岸田総理が潰れても構わない、むしろそのほうが好都合とすら考えているのではないか」

'22年の政界は、安倍元総理の死という激震に襲われた。そして'23年、地図はまた大きく書き換わる。今回名前の挙がった政治家の誰かが、その筆を握ることは間違いない。

「週刊現代」2022年12月31日・2023年1月7日合併号より

8455OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 11:31:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba9eed8b1c089addaf926bbaef5f20a8728519f1
安定感?物足りない?政権「ナンバー2」かすむ存在感 調整能力に与党関係者から疑問符も
1/6(金) 10:39配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相を支える政権ナンバー2の松野博一官房長官の影が薄い。スポークスマンとして安定感があるとの評価の一方、国会対策などでの調整能力や危機管理能力への物足りなさを指摘する声が与党内でくすぶっている。低支持率にあえぐ政権運営が続く中、堅実な裏方に徹してきた松野氏が積極性を発揮し、政権浮揚へ転じられる懐刀となれるか、真価が問われる。

【画像】松野博一官房長官 松野博一官房長官

 昨年12月の定例記者会見。一年を表す漢字を問われた松野氏は、物価高騰による生活不安などに触れ「安」を挙げた。「国民の安全安心を守り抜く覚悟で政策に取り組む」。無難な選択に手堅い一面がのぞいた。

 「与えられた役割に徹する」。松野氏はかねて周囲に語る。毀誉褒貶(きよほうへん)に富む政治家が多い永田町では珍しく目立つのを嫌い、温厚で政敵は少ないとされる。保守色の強い自民党安倍派の中核ながら、思想信条はリベラル寄りの首相に近い。

 水面下では汗をかく。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済法整備では、公明党内に慎重論が残る中、石井啓一幹事長と面会し、自公の協議を進展させるなど一役買った。死刑を巡る失言で辞任した葉梨康弘前法相について、更迭をためらった首相の翻意を促したともされる。

 ただ与党内の評価は「存在感が薄い」などと芳しくない。引き合いに出されるのは、安倍晋三政権下の菅義偉官房長官。菅氏は官邸の掌握はもとより、自民の国会対策幹部と連動して政府、与党主導の国会運営につなげた。政策を断行するため人事を盾に、霞が関にもにらみを利かせ、危機管理面でも政権を支えた。

 岸田政権では自公の連携不足や国会運営に落ち度が目立つが、一因に挙げられるのが松野氏の存在だ。公明関係者は「松野さんの与党間の根回しや国会を回す後方支援が全然足りない。政策を進める気概も乏しい」と手厳しい。政権の苦境下、「派閥が異なる首相と一緒に沈まないよう距離を置いている」(政府関係者)といぶかる声まである。

 重要案件などの意思決定の流れが、官邸から、首相の後見人の麻生太郎副総裁らが座る自民中枢に傾いた結果、官房長官の比重が軽くなったとの見方もある。松野氏をよく知る自民関係者は「実は野心家で、したたかな顔がある。首相自身の判断で心置きなく仕事を任せ、使いこなせるかが政権の浮沈を左右する」と語る。

 (大坪拓也)

西日本新聞社

8456OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 19:48:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023010900257&g=pol河野氏、「ポスト岸田」へ虎視眈々 還暦迎え、足場固め狙う
2023年01月10日07時05分

参院消費者問題特別委員会で答弁する河野太郎消費者担当相=2022年12月10日、国会内
参院消費者問題特別委員会で答弁する河野太郎消費者担当相=2022年12月10日、国会内

 河野太郎デジタル相は10日、60歳の誕生日を迎えた。昨年夏の内閣改造で消費者担当相などを兼務し再入閣すると、持ち味の発信力や突破力を生かし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題やマイナンバーカード普及などで存在感を誇示。岸田文雄首相が内閣支持率の低迷に苦しむ中、「ポスト岸田」を見据え、虎視眈々(たんたん)と機会をうかがっている。
〔写真特集〕河野太郎氏の歩み

 「デジタル化は一つ一つ積み上げていくしかない」。河野氏は昨年末のインタビューで、着実に所管分野の政策実現を図る考えを強調。自身の年齢について問われると、「還暦って何?」とおどけてみせ、「(現在も)若手だ」と清新さを強調した。
 河野氏は再入閣の直後に旧統一教会問題で検討会設置を表明。当初は慎重だった首相官邸に先んじて、被害者救済に取り組む姿勢を打ち出した。
 マイナカードを巡っても、健康保険証の廃止を発表。「事実上のカード義務化だ」と物議を醸したが、申請者数は昨年末に人口の6割を超える約8300万人に達するなど、普及促進で一定の成果を挙げている。
 若年層を中心に世論の人気は高いものの、2021年の自民党総裁選で国会議員票が伸び悩んだように、党内基盤の弱さは変わらない。本人もそのことを自覚してか、最近は積極的に若手との会合を設けるなど、「人脈づくりに励むようになった」(周辺)という。
 ただ、歯に衣(きぬ)着せぬ言動には依然、党内の忌避感が強く、ベテラン議員の一人は「何をしでかすか分からない」と身構える。政権幹部は「『河野首相』が生まれる時は、自民党の支持率が2割を切った時だ」と指摘。党が危機的状況に陥らない限り、出番が回る可能性は低いと見る。
 河野氏は8〜19日の日程で欧米6カ国を歴訪。要人との会談や企業の視察を予定するなど、得意と自負する外交分野でもアピールに余念がない。
 一方、4月の統一地方選では、応援演説を積極的にこなす考えで、地方議員への浸透も狙う。周辺は「今は職務にまい進し、足場固めを進める時だ」と語った。

8457OS5:2023/01/16(月) 07:59:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6478d498b5acd589e59fb08420d668f795c7f84
サミット手応えも、効果見えず 政権浮揚になおハードル 岸田首相、欧米歴訪終える
1/16(月) 7:12配信
 岸田文雄首相は15日、欧米5カ国歴訪を終えた。

 5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、各国首脳と連携を確認。自身が重視する核軍縮のメッセージを発信するための地ならしに努めた。ただ、近く開幕する長丁場の通常国会は不安要素が多い。支持率が低迷する政権の反転につなげられるか、道筋は見えていない。

【写真】首脳会談後の共同記者会見に臨む岸田文雄首相とカナダのトルドー首相

 首相は帰国を前に米ワシントンで内外記者会見に臨み、「国際社会を主導する責任の重さと日本に対する期待の大きさを強く感じる歴訪だった」と振り返った。

 4年7カ月の外相経験を持つ首相は外交を得意分野とする。同時に、今後の政治日程を見渡すと、首相が議長として仕切る広島サミットは「政権浮揚の数少ないチャンス」(政府筋)。準備に万全を期し、機運を盛り上げるため、今年最初の外遊先をメンバー国の仏伊英加米5カ国とし、9日未明に羽田空港をたった。

 各首脳会談では、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、G7が結束して「核兵器による威嚇とその使用」「力による一方的な現状変更の試み」に断固反対すべきだ、とする考えを表明。核軍縮をサミットで議論することに「理解と支持」を得た。バイデン米大統領とは「核なき世界」に向けた協力でも一致した。

 歴訪のもう一つの目的は、軍事的威圧を強める中国へのけん制だった。5カ国の首脳に対し、「アジアで開くサミットだからインド太平洋について議論したい」と伝達。安全保障協力の強化も打ち出した。

 具体的には、自衛隊と英軍の相互訪問時の法的地位を定めた円滑化協定(RAA)に署名。仏伊両国とは外務・防衛当局間の連携推進を決めた。ウクライナ危機に比べて東アジア安保への関心が薄い欧州勢を引き寄せておく狙いがある。

 歴訪のハイライトとなった日米首脳会談では、日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を踏まえた一体運用の強化を確認。政府高官は「だいたい目的を果たした」と語る。

 ただ、G7サミット開催は5月19〜21日。それまで首相の前には難関が続く。

 今月23日召集の通常国会では、防衛力強化のための増税、「異次元の少子化対策」に必要な財源、原発政策の転換を巡り、野党が追及ののろしを上げる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題はなおくすぶり、閣僚の不祥事などが新たに持ち上がる可能性もある。展開次第で4月の統一地方選や、同時期の実施が見込まれる衆院の補欠選挙に影響が及ぶ。

 自民党内では首相の求心力に陰りが見える。反主流派に位置付けられる菅義偉前首相は「派閥政治を引きずっている」と公然と批判。外交で手応えをつかんだ首相だが、苦しい日々が待ち構える。

8458OS5:2023/01/16(月) 15:43:47
動画見たけど アレは感じが悪い

https://news.yahoo.co.jp/articles/85c45c2e22ecf6c504aabcff2af7851454245700
木原官房副長官が大炎上! 米での岸田首相会見中に「ポケットに手」で“エラソーな態度”
1/16(月) 13:00配信



日刊ゲンダイDIGITAL
欧米歴訪出発時、岸田首相の右に立つ木原誠二官房副長官(C)日刊ゲンダイ

 あれでは批判が殺到するのも当然だ。自民党の木原誠二官房副長官が炎上している。

 きっかけは、朝日新聞がツイッターにアップした一本の動画だ。訪米した岸田首相が、ホワイトハウスの前に立ちながらマスコミ対応している場面を公開した。

旧統一教会“癒着”で岸田政権またも大揺れ…最側近の木原官房副長官もズブズブだった

 首脳会談を終えた岸田首相が「バイデン大統領自らホワイトハウス正面玄関に出迎えていただいた……」などと話している時、あろうことか、木原氏が、ズボンのポケットに手を突っ込みながら、尊大な態度で首相の話を聞いている姿がバッチリ映っているのだ。

 岸田首相が「個人的な関係を深めることができた」「日米関係の連携を確認できた」と語るたびに、まるで部下を見守るようにウンウンとうなずく様子も映っている。

《“万能感”に浸り切った“エリートくん”の姿》などと批判噴出
“ウエルカム”は岸田首相、側近がリスペクトしないなら日本が世界から舐められる(C)ロイター

 さすがにネット上では《マナー違反》《総理会見でポケットに手を突っ込んで総理の横に立つ官房副長官は初めて見た》《世の中を舐め、“万能感”に浸り切った東大法学部卒元官僚という“エリートくん”の姿》《態度だけは首脳級だな》《総理を陰で操る元財務官僚の木原誠二官房副長官 岸田さん舐められすぎじゃねぇ?》と、批判が噴出している。

 これまでも木原氏は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)から推薦状を受け取っていたことが発覚したり、週刊誌に「愛人疑惑」と「隠し子疑惑」を報じられている。さらに、暴露系ユーチューバー・ガーシー参院議員にもスキャンダルを暴露されている。

 それだけに、1月23日からはじまる通常国会では野党のターゲットになる可能性も囁かれている。

「総理が会見している横でポケットに手を突っ込むとは、いかにも木原さんらしい。彼は典型的なエリートのうえ、神経もずぶとい。恐らく、俺が岸田政権を支えている、と本気で思っているはずです。実際、木原さんが、岸田首相の数少ない側近なのは間違いない。副長官人事も最初に決まった。ただ、岸田さんは、木原さんが優秀で使いやすいから使っているだけだし、木原さんも立身出世のために仕えているドライな関係に見えます」(自民党事情通)

 岸田首相の周囲に、人はいないのか。

8459OS5:2023/01/16(月) 17:47:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad39de40d488a9c038bb43b074faaf1c1779cd1
首相に苦言、前宰相の真意は? 「面白くなってきた」自民で高まる待望論
1/16(月) 7:30配信

西日本新聞
菅義偉前首相=2022年12月、東京・永田町(撮影・伊東昌一郎)

 「普段はあんまり、人の評価を表で言う人じゃないんだけどね。面白くなってきたね」。菅義偉前首相に近い自民党関係者が相好を崩した。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 10日発売の月刊誌「文芸春秋」2月号のインタビューで菅氏は、自民内の派閥の弊害に触れ、岸田派の会長を続ける岸田文雄首相に矛先を向けた。小泉純一郎氏や安倍晋三氏は首相在任中、派閥を自ら抜けていたと指摘し、「岸田総理が派閥に居続けることが、国民にどう見えるかを意識する必要があります。派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなると思います」と批判とも取られかねない文言を並べ立てた。

ざわつく永田町「これから動き」
 同じく10日、訪問先のベトナムでは記者団に「国民の声が政治になかなか届きにくくなっている。懸念を感じている」と岸田首相への苦言を肉声で上書きしてみせた。これに対し、与野党からは「(菅氏の)言うことも分からないではない」(河野太郎デジタル相)、「感覚として正しい。いろいろな意味で、自民内に不満がたまっている証拠かなと思う」(立憲民主党の安住淳国対委員長)。通常国会前でまだ静けさの中にある永田町は早速、ざわついた。

 くだんの関係者いわく、謹言慎行を絵に描いたような菅氏が、突拍子もなくこうした発言をするとは考えにくいという。「彼は今の政権(の先行き)を心配している。これから具体的な動きが出てくるだろうね」

「距離縮めることなかった」因縁の2人
 菅氏と岸田氏の因縁は浅くない。

 第2次安倍政権末期の2019年秋。党役員人事で、「ポスト安倍」の有力候補だった岸田氏の幹事長抜てきに傾いていた安倍氏を説得し、翻意させたのが、当時官房長官の菅氏だった。安倍氏が退陣した翌20年、2人は党総裁選で相まみえ、菅氏が圧勝。岸田氏について菅氏は周囲に「全く頼りない」「何がしたいのか、さっぱり分からない」と漏らすなど、その評価は一貫して低かった。

 だが21年秋の総裁選では、岸田氏が意趣返しとばかりに、5年超の幹事長在任期間を誇った二階俊博氏の交代を念頭に名乗りを上げ、新型コロナウイルス対応で世論の支持を失っていた菅氏は不出馬に追い込まれた。菅氏が応援した河野太郎氏も、岸田氏の前に決選投票で敗れた。

 菅氏に敗れ「岸田は終わった」と言われた冬の時代から起死回生で宰相の座を奪った岸田氏は以後、折を見て菅氏と面会し、助言を仰ぐなどの配慮を重ねてきたものの、「互いに距離を縮めることはなかった」と別の自民関係者。ここに来て菅氏が、岸田氏に堂々と冷ややかなメッセージを送るようになったのも、「安倍氏の非業の死から半年がたち、そろそろ再始動の時期に来ている」(菅氏周辺)からだとみられる。

G7広島サミット後に政局?
 内閣支持率が長らく低空飛行を続け、防衛費増額に伴う増税方針の表明や閣僚の「辞任ドミノ」などで党内の求心力も急速に失いつつある岸田氏を横目に、「今、党内で影響力を発揮できるのは菅さんしかいない」(閣僚経験者)との声がじわりと高まってきている。そうした“時勢”をさらに呼び込もうと、菅氏の言動が今後、先鋭化していく可能性もある。

 自身に近い中堅・若手のグループに加え、首相時代から今なお強固なパイプを維持する二階氏率いる二階派や、盟友関係にある森山裕選対委員長の森山派などを合わせれば、「一大勢力を動かすことができる」(衆院中堅)ともささやかれる菅氏。先の関係者は、5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の後、政局が一気に動く気配を感じるという。

 「この半年の間に、必ず党内がガタガタしてくる。(菅氏は)その時をじっと待っているんだ」

 果たして、耳目を集める前首相の真意はいかに-。(河合仁志)

西日本新聞

8460OS5:2023/01/16(月) 17:48:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e6f5e8340fc2ed0c34d532b84a8354d6bb2175d
菅前首相が突いた岸田首相の「痛いところ」派閥会長問題、因縁の2人の距離感はどうなる?
1/15(日) 11:00配信

日刊スポーツ
令和の元号発表後、「ニコニコ超会議」のイベントに登場した官房長官時代の菅義偉前首相(2019年4月28日撮影)

 菅義偉前首相が、月刊誌「文芸春秋」インタビューやベトナム訪問の際に言及した「自民党派閥政治の弊害論→今も派閥会長の岸田文雄首相への苦言」が、永田町に波紋を広げた。首相在任中には派閥を抜けた小泉純一郎、安倍晋三両元首相の名前を出しながら、岸田派会長をやめていない岸田首相の対応に、異を唱えた。首相経験者が現職首相に異を唱えるのは珍しいが、「あの菅さんが」「ついに…」という観点から、驚きをもって語られた。


 「あの菅さんが」というのは、菅氏は第2次安倍内閣で、舞台裏での高い調整能力が求められる官房長官としてらつ腕をふるったことに代表されるように、自ら積極的に表に出て、政局につながるような発言をするタイプではない。また、安倍晋三元首相の国葬で人々の心を打った弔辞とは対照的に、首相在任中の言葉は、国民の心にまったく響かなかった。「口べた」「慎重居士」が定番の評価だ。

 「ついに…」は、菅氏が「犬猿の仲」といってもいい岸田首相の政治姿勢に、批判的に踏み込んだこと。首相退任時の経緯もあって、岸田首相との関係性がいいという話は聞いたことがない。菅氏が首相在任中の21年8月、岸田首相は自民党総裁選に向けて党役員人事改革などを打ち出し、真っ先に出馬を表明した。菅氏も党役員人事の刷新などを模索したが不調に終わり、結果的に総裁選出馬を断念。岸田首相の動きをきっかけに、菅氏は首相の座を追われた形になった。

 昨年10月末、菅氏と岸田首相がともに名を連ねることになって注目された「カーボンニュートラルのための国産バイオ燃料・合成燃料を推進する議員連盟」の発足総会が開かれた。2人とも出席はしなかったが、議連幹部の甘利明氏には、報道陣から「本当は仲が悪いかもという人たちがいっしょにというのは、いかがでしょう…」と質問が飛んだ。甘利氏は「議連を通じて人間関係の溝を埋めて、自民党が一丸になれたらいいと思う」と答えたほどだった。

 「文芸春秋」は、政治家が言葉を語る際、時に大きな決意表明の場となることも多い媒体。それだけに、菅氏が現職首相への苦言ともいえる言葉を口にしたことに、一定の「覚悟」はあったとみる向きが多い。菅氏周辺にも菅氏を支える無派閥議員のグループがあるが、「派閥結成か」の見方を菅氏は否定してきた。

 永田町を取材すると、菅氏の発言については、やはり首相とは距離がある二階俊博元幹事長とともに「岸田おろしに動き始めた」という声も聞いたが、現段階では大きな流れになる雰囲気はない。低空飛行とはいえ、岸田政権は今のところ淡々と歩みを進める。むしろ、首相の「弱点」や痛いところを突くことで、じわじわ体力を奪う作戦ではないかとみる人もいた。政治状況が厳しくなれば、こういう問題はボディーブローのように効いてくるというのだ。

 痛いところといえば、岸田首相には、東京都の小池百合子知事も少子化政策をめぐって、チクリチクリ攻めている。18歳以下の子どもへの月5000円給付、第2子保育の無償化などを含めた総額1・6兆円の子育て政策を、23年度当初予算案に盛り込むことを表明。1月4日の職員あいさつで「本来は国策として取り組む課題」「国の23年度予算案は、ただちに少子化から脱却して反転攻勢に出るという勢いになっていない」と指摘し、13日の定例会見では「国が遅いだけの話」「スピード感をもって国民に刺さる政策を」と踏み込んで、注文を連発。「異次元の少子化対策」との違いを強調してみせた。

8461OS5:2023/01/16(月) 17:49:23

 岸田首相は昨年の夏以降、旧統一教会と自民党との関係に端を発した被害者救済法制定に追われ、閣僚の辞任ドミノに振り回され、年末には「防衛増税」などを国会審議を経ることなく次々打ち出した。目の前のことへの対応に精いっぱいの様子に見えた。そんな中で菅氏や小池氏が指摘したテーマは、岸田首相にとっては確かに「痛いところ」なのかもしれない。

 1月23日から始まる通常国会は「防衛増税」追及国会になる見通しだが、首相自身は地元広島でのG7サミット成功で反転攻勢のタイミングを狙うはずが、派閥については「あしきイメージ」(関係者)、異次元の少子化対策は「名前だけで中身に乏しい」(同)現実が突きつけられた。首相が向き合うべき課題は、いくらでもある。菅氏の狙いはそこではないだろうかとも感じる。

 前首相が現職首相への苦言を口にすれば、波紋が広がるのは当然だ。菅氏の指摘は、自身を追い込んだ岸田首相への「反撃ののろし」となるのだろうか。これに対して「聞く力」の岸田首相が、菅氏が投げかけた派閥会長問題に対応することはあるのだろうか。因縁の2人の距離感に関心が注がれている。【中山知子】

8462OS5:2023/01/17(火) 18:48:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9b051e50d2d90e41de9e67706e76df176604f2d
麻生派、自民党内第2派閥に 茂木派と並ぶ 瀬戸隆一氏の入会で
1/17(火) 16:33配信
 徳島県知事選に立候補する後藤田正純氏の衆院議員辞職に伴い、17日に繰り上げ当選が決まった瀬戸隆一氏(比例四国ブロック)が自民党麻生派に入会する。複数の同派関係者が明らかにした。

 2022年参院選で初当選した広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)も同日までに入会しており、同派所属議員は54人で、茂木派と並び党内第2派閥となる。【藤渕志保】

8463OS5:2023/01/17(火) 22:09:55
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20230117-0244.html
渦中の木原官房副長官が謝罪 ポケットに手を入れたのは“昔からの癖”「歩きながら考えるタイプなんで」
2023/01/17 20:38スポニチアネックス

 官房副長官を務める自民党の木原誠二衆院議員が17日、YouTube「魚屋のおっチャンネル」に出演し、批判の声が集まっている渦中の話題に触れた。

 木原氏は、米・ワシントンでの日米首脳会談後、記者団に対応する岸田文雄首相の後ろで、ポケットに両手を突っ込んだまま立っている姿が動画配信され、「ポケットに手ぇ突っ込んでんじゃねぇ!」などと批判の声が集中していた。

 この一件がSNSなどで騒ぎになっていることに、同氏は表情をゆがめて「(SNSなど)今は一切、何も見ていない。ただ、生田さんが頑張ってくれているよ、というメールをくれる方は多数いらっしゃって」と、渦中にあることを理解している旨を口にした。番組は、実業家の生田よしかつ氏がMCを務め、自民党の平将明衆院議員、日本維新の会の足立康史衆院議員が参加。約1週間の外交を終えた木原氏をねぎらう一幕もあった。

 そのうえで平氏から「なんで、ポケットに手を突っ込んだの」と聞かれた木原氏は「これを言うと、また荒れると思うけど」と話し、岸田首相の日米首脳会談後に「その後、首脳会談のブリーフをしないといけない。全部入っているのは(官房副長官の)僕だけだから。僕は割と歩きながら考えるタイプなんですよ。昔から、勉強も何も。ポケットに手を入れて、こう聞かれたら、こう答えようとか、思いながらいた」と回想した。さらに「総理がぶら下がり(取材)をする」という情報を受け、「ネット上だと、俺も一緒に立っているんだけど、あれは総理のぶら下がりで、その後、自分の取材があるから(考えていた)と。でも、総理がどう言うから聞いとかなあかんな、と。そう思って、あそこにフラッと歩きながら入ってって、そのまま聞いていたの。ところが、ある瞬間に、カメラ回っていると思った」と、気が付いたと釈明した。

 総理大臣が会見するときは副長官が後ろに立つのがこれまでの恒例。「ところが、岸田政権はそうなってない。一切立たない。(撮影していた社も)悪気はなかったと思うけど、まあ、だけど…申し訳ありませんでした」と、ばつの悪そうな顔で謝罪した。

 「緊張感を持っていた」と釈明したが、後日、母親からも「ポケットを縫え」と叱責を受けたそうで、「本当にごめんなさい」と再度、謝罪していた。

 岸田派の木原氏は、岸田文雄首相の最側近。財務省出身で政策に明るく、総裁選では公約づくりを担うなど岸田首相誕生を支えた。岸田氏も能力を買い、官房副長官に引き立てた。ただ、木原氏は選挙の際に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から推薦状を受け取っていたことが発覚。週刊誌で“隠し子疑惑”が報じられたり、NHK党のガーシー氏らにSNSなどで酒席の振る舞いを暴露されるなど、スキャンダルも多い。

8464チバQ:2023/01/20(金) 06:41:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230119-567-OYT1T50020.html
菅前首相、岸田政権への発信強化…党内では「いずれ非主流派の結集軸に」の見方絶えず
2023/01/19 20:10読売新聞

菅前首相、岸田政権への発信強化…党内では「いずれ非主流派の結集軸に」の見方絶えず

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の菅前首相が、岸田政権に対する発信を強めている。岸田首相への全面的な批判は避けつつ、増税議論の進め方や、首相の岸田派会長兼務には苦言を呈しており、首相周辺は、党内の非主流派の動きを誘発しないか警戒している。

 「突然だったんじゃないか。もう少し国民が分かる説明が必要だろう」

 菅氏は18日に出演したラジオ番組で、防衛力強化に伴う法人増税などを決めた政府方針に唐突感があったとの認識を示し、首相に丁寧な説明を求めた。

 首相が岸田派会長にとどまっていることについても、「首相は国民全体のために汗を流す最高責任者だ」と指摘。10日発売の月刊誌で「派閥政治を引きずっているというメッセージになる」としたのに続き、首相は派閥会長を退くべきだとの考えを強調した。

 菅氏は、安倍政権時代に官房長官として法人減税を主導したほか、自身が無派閥で「脱派閥」を持論としている。菅氏は周囲に「今までと同じこと、当たり前のことしか言っていない」と、党内政局につなげる意図を否定している。

 それでも菅氏の発言が注目されるのは、党内で「いずれ菅氏が非主流派の結集軸になる」との見方が絶えないためだ。菅氏は首相と距離を置き、二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を築くほか、菅氏を慕う衆参両院の無派閥議員グループも活動を続けている。菅氏周辺は「内閣支持率が下がる中、党内の不満を代弁した。いざとなれば動けるということを示したのではないか」と語る。

 党内では首相の岸田派会長兼務を巡り、「派閥色を露骨に出して仕事をしたことはない」(世耕弘成参院幹事長)などと擁護する声が多く、現時点で首相批判は広がりを欠く。

 一方、党内基盤の弱い首相が、最大派閥の安倍派や、第2派閥の茂木派や麻生派に配慮しながら党運営している面は否定できず、石破茂・元幹事長は13日のCS番組収録で、「至極まっとうなことを言っている」と菅氏に同調した。菅氏が増税に慎重姿勢を示したことにも、主張が重なる安倍派内に一定の理解が広がる可能性がある。

 菅氏に近い無派閥の閣僚経験者は18日、党本部で二階氏と面会し、無派閥議員による政策勉強会を発足させたい意向を伝えた。二階氏は「どんどんやってくれ」と答えたという。

 菅氏は、自らを中心とした勉強会結成を否定しており、実現性は不透明だ。ただ、23日召集の通常国会では、増税などを巡って野党の激しい追及も予想される。首相周辺は「国会対応を誤れば、批判の声が広がる恐れもある」として、菅氏の動向を注視する構えだ。

小泉元首相と二階氏が会食
 自民党の二階俊博・元幹事長は18日夜、小泉純一郎・元首相らと東京・赤坂の日本料理店で会食した。出席者は小泉政権時の政府・与党の主要メンバーで、山崎拓・元副総裁、武部勤、中川秀直・両元幹事長も参加した。

8465OS5:2023/01/21(土) 08:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7724a2414185ec592a11f29643204762d296efeb
自民、巨額財源で対立先鋭化も 少子化・防衛巡る議論スタート 選挙控え、増税慎重論根強く〔深層探訪〕
1/21(土) 8:30配信

 自民党は19日、国民の税負担を左右する二つの党内論議をスタートさせた。政府の議論着手に合わせ、「こども・若者」輝く未来創造本部で少子化対策の検討を開始。防衛費増額に向けた増税以外の財源確保策を検討する特命委員会の初会合も開いた。次期衆院選などを見据え、巨額財源を巡る財政規律派と積極財政派の対立が激化しそうだ。

 ◇財源後回し
 「まずは一つ一つの政策を積み上げる」。茂木敏充幹事長は19日、党本部で開かれた少子化対策を巡る本部の会合でこう表明。会合では少子化対策の中身の議論を先行させ、財源論は4月以降に後回しにすることが了承されたという。

 昨年7月から休眠していた本部が再開したのは岸田文雄首相が4日の年頭記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と打ち上げたのがきっかけだ。首相は6月までに「子ども予算倍増」の大枠を示す意向で、3月末までに具体策のたたき台をまとめるよう指示した。

 もっとも、首相が周到に準備していた形跡はない。霞が関には「寝耳に水だ」との声が広がる。関係者によると、支持率低迷を受けて「反転攻勢の起爆剤に」と付け焼き刃で発言した側面が強い。

 財源論議も手つかずだ。政府・与党は防衛費増額を巡る昨年末の議論で1兆円強の増税方針を決めたばかりで、党内からは「もう増税の余地はない」(中堅)との声も漏れる。党関係者は「国民が確かに異次元だと納得する少子化対策を打ち出した後でなければ、財源論には入れない」と語った。

 ◇議論蒸し返し
 増税慎重論の背景にあるのは岸田政権への逆風だ。19日発表の時事通信の世論調査で内閣支持率が過去最低の26.5%に落ち込むと、党幹部は「増税論の影響だろう」と断じた。

 4月には統一地方選と衆院補欠選挙が控える。10月には衆院議員任期の折り返しも迫り、増税慎重論が勢いを増すとの見方が強い。若手の一人は「選挙前に増税論議なんていいかげんにしてほしい」と吐き捨てる。

 19日に開かれた特命委の初会合でも、積極財政派から「防衛費増額の財源は工夫して見つけるべきだ」などと、政府が否定的な国債償還ルール見直しを求める声が続出した。

 防衛費増額のため2027年度以降に毎年必要となる約4兆円を巡っては、1兆円強を増税、約3兆円を増税以外の財源で賄うことが昨年末に決まった。しかし、複数の出席者から「増税すべきではない」「3兆円の上積みで増税幅圧縮を」などと議論を蒸し返す声が出た。

 関係者によると、萩生田光一政調会長は会合の最後で「昨年末に固まった大前提は崩さない」とクギを刺したが、防衛増税への反対論が息を吹き返す可能性も否定できない。

 ◇「増税内閣VS野党」
 「ダブル増税」の可能性に野党は勢いづく。増税を争点に選挙に臨めば、野党に有利とみるからだ。野党6党1会派は17日、「安易な増税路線」への反対を確認。立憲民主党は「岸田増税内閣対野党だ」(安住淳国対委員長)と息巻く。

 立民は19日、少子化対策に関するヒアリングを国会内で開催。「何が異次元の対策か」「消費税増税が財源か」などと政府側を追及した。共産党の小池晃書記局長は取材に「今必要なのは国民に信を問うことだ」と衆院解散を迫った。

8466OS5:2023/01/24(火) 08:28:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e6ff17934128cd4f1641d8ade26e1ed3eede682
菅義偉・前首相による突然の「岸田批判」 最大の標的は安倍派と麻生派の解体か
1/24(火) 6:59配信

NEWSポストセブン
自民党で大きな影響力を持つ麻生派も…(時事通信フォト)

 菅義偉・前首相による「岸田批判」が大きな波紋を広げている。1月10日発売の月刊誌『文藝春秋』2月号に菅氏が岸田文雄・首相を名指しで批判する〈派閥政治と決別せよ〉というインタビューが掲載された。その発言に次々と同調する議員が出てきたことによって、「菅氏が復権に向けてついに動き出した」と見られている。菅氏の動きは以前から水面下で進められていた。彼の真の目的とは──。【前後編の後編。前編から読む】

【写真7枚】紺色ストライプスーツの萩生田光一政調会長。他、菅義偉・前首相や石破茂・元幹事長などの写真も

表裏一体の2人
 唐突に始まったように見える菅氏の岸田批判は、実は、周到に準備されていた。菅氏の「派閥政治批判」に呼応して声を上げたのが河野太郎氏、世耕弘成氏、石破茂氏なら、「増税批判」に呼応して動き出したのが、安倍派で菅氏に近い萩生田光一・政調会長。「増税前に解散総選挙を」とぶち上げた人物だ。

 萩生田氏はこの1月5日、防衛費増額の財源問題をめぐって自民党に「増税以外の財源について議論する特命委員会」の設置を決めて自ら委員長に就任した。

 昨年暮れの防衛増税問題では、高市早苗・経済安保相が最初に反対の声を上げ、西村康稔・経産相や安倍派の反増税派が続いたが、突然、尻すぼみになった。萩生田氏は反増税派が再び岸田批判の火の手を上げる舞台を用意したのだ。萩生田氏は産経新聞1月7日付インタビューでこう語っている。

〈党の議論はどこかで結論を出さなければいけないので、私は「聞く力」はもちろん大事にするけれど、結論を出すという意味で「聞かない力」を発揮すると就任会見で申し上げた。今年も貫きますよ〉

「聞く力」の岸田首相に対し、「聞かない力」を発揮するとの宣言だ。

 その萩生田氏と菅氏は外遊でも呼吸がピッタリ。前述の菅氏がベトナムを訪問した時期、萩生田氏もアジア各国を歴訪した。

「特命委員会は萩生田氏が委員長、顧問には世耕氏が就任した。2人とも菅さんと同じく岸田首相が突然決めた防衛増税に反対の立場で、財源は国債で賄うべきだと主張している。特命委員会の議論が始まれば岸田首相は尻に火がつく」(増税反対派議員)

 案の定、16日に開かれた特命委員会の幹部会では、増税批判の急先鋒の西田昌司氏(安倍派)が「防衛増税ばかりが報じられ、結果的に防衛費増強に反対する人が増えている。政府側の説明は間違っている。増税ではなく国債発行でよい」と気炎を上げた。

 政治評論家の有馬晴海氏は、菅氏の「派閥政治批判」と「増税批判」の狙いは一つと指摘する。

「昨年暮れの防衛増税問題の時、裏で安倍派内の反対論潰しに動いたのは森喜朗・元首相と見られています。最大派閥の安倍派は安倍晋三・元首相亡き後、ガタガタになったが、元会長の森さんが支えている。西村氏も、森さんの恩を受けた高市氏もその意向には逆らえない。2人はあれ以来増税反対を言わなくなった。

 菅さんはそれを見て、派閥政治では議員が声を上げられないと改めて思い知らされた。今回、菅さんが萩生田氏、世耕氏という別の安倍派幹部たちを取り込んで増税反対と派閥政治打倒を仕掛けているのは、安倍派の結束を揺さぶろうという側面もある」

 最大派閥の安倍派とともに自民党を仕切ってきた麻生派にも、菅氏は分裂の手を突っ込んでいる。

 前回の総裁選では麻生氏の反対を振り切って出馬した河野氏を全面的に支援し、昨年2月には、麻生派大幹部だった佐藤勉・元総務相ら4人の議員が派閥を退会して菅氏と連携した。

「麻生さんは先日話した時、河野太郎氏について『(総理には)まだ早ぇんだよ』と言っていた。河野氏はもはや麻生派に残るのは限界に来ていると見ている。菅さんが念頭に置いているのは派閥ではない政策勉強会で、派閥に残ったまま参加しても、派閥を抜けて参加してもいい。河野氏がそこに加わる可能性はある。そういう形で、菅さんは安倍派や麻生派に切り込んでいるように見える」(有馬氏)

 菅氏が派閥政治批判で最大の標的にしているのは、安倍派と麻生派の解体という見方だ。

8467OS5:2023/01/24(火) 08:28:34
決起は今年6月
「反増税・積極財政派」の菅氏と「増税派」の岸田首相は政治路線が正反対だ。

 一昨年の自民党総裁選前、閣僚不祥事などで支持率が30%を割った当時の菅首相は、岸田氏が先頭に立った菅降ろしによって首相の座を追われた。今度はその菅氏が、閣僚のドミノ辞任や増税方針で岸田首相の支持率が30%台ギリギリになったところで、「民意が離れた」と見て声を上げた。

 だが、自民党内に岸田政治への批判が高まっていても、派閥政治が残っている限り、反岸田勢力の結集は容易ではない。

 菅氏自身、派閥の弊害を前述の『文藝春秋』2月号のインタビューでこう具体的に語っている。

〈とくに総裁選挙の時ですが、国民の負託を受けて当選してきた政治家が、理念や政策よりも派閥の意向を優先してしまうことです。(中略)総裁選で派閥の意向に反発すれば、閣僚や党役員のポストからはじくとか、従った議員と差をつけるとか、私はずっと疑問に思ってきました〉

 菅氏の派閥解体に向けた動きは、「岸田降ろし」に向けて批判勢力を結集しやすくすることと、ポスト岸田の総裁選びをにらんだ仕掛けであることは間違いない。

 反岸田勢力の本格蜂起はいつか。

 岸田首相は防衛費増額の財源について、「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」と「所得税」「法人税」「たばこ税」の増税方針を決めたが、異次元の少子化対策を含めた財源問題は通常国会後の今年6月の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)決定までにまとめることになっている。

 それを見据えて、自民党ではこの2月から萩生田特命委員会で増税反対の議論が本格化する。

 通常国会の150日間の会期は、与野党対決より、自民党内で反岸田の火が燃え上がる。

(了。前編から読む)

※週刊ポスト2023年2月3日号

8468OS5:2023/01/25(水) 09:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbd800d16decc084bbc27eb8994cbfed2d2ab4a6
麻生太郎氏のプライドはズタズタ…地元首長選で“天敵”武田良太氏に2連敗の大ピンチ
1/25(水) 9:06配信
 プライドの高い麻生太郎副総裁は、いま頃、怒り狂っているのではないか。

 地元・福岡県で対立している自民党の武田良太元総務相に、地元の首長選挙で2敗目を喫しそうだからだ。しかも、武田氏のバックに、これまた自分と距離のある菅義偉前首相がいるため、なおさら、イライラを募らせているに違いない。


 22日に告示された北九州市長選は、麻生副総裁に近い候補と武田氏が推す候補が立つ“自民分裂選挙”となっている。

 武田氏が推すのは元国交官僚の津森洋介(47)。一方、麻生副総裁と近いのは元厚労官僚の武内和久(51)。自民党本部は、武田氏が推す津森候補の推薦を決めている。

「最終的に津森候補は、自民推薦となりましたが、推薦となるまで異様な経緯をたどっています。34人の党幹部、全員の署名が集まらないと正式な推薦とならないのですが、麻生さんが最後までサインを拒んだのです。仕方なく、選対委員長が麻生さんから“一任します”という言葉を得て、承認したことにしています。よっぽど、天敵である武田さんが推す候補を推薦したくなかったのでしょう」(自民党事情通)

キングメーカーの座を争う菅前首相も参戦
武田良太元総務相は麻生氏の天敵(C)日刊ゲンダイ

 北九州市長選の投票日は2月5日。選挙戦は、自民党の推薦候補となった津森候補が優勢に進めている。支援候補が敗れると、これで麻生副総裁は武田氏に2連敗となる。

「2019年の福岡県知事選も、麻生VS武田の分裂選挙となり、武田陣営が圧勝しています。その時の知事選で麻生さんが担いだのが、今回、北九州市長選に出馬した武内候補です。麻生さんが津森推薦のサインを拒んだのは、知事選に担いだ武内候補に義理立てしたということもあるでしょう。しかし、知事選につづき、政令指定都市の市長選でも大敗すると影響は大きい。福岡県政の勢力図は、麻生派と武田派がほぼ互角ですが、新興勢力の武田派がどんどん大きくなっている。北九州市長選で勝利すると、武田派はさらに強くなるはずです」(県政事情通)

 北九州市長選には、麻生副総裁とキングメーカーの座を争う菅前首相も参戦している。

「結局、ドタキャンしたのですが、菅さんは1月14日に現地入りして、津森候補の応援演説を行う予定でした。麻生さんに気を使ってドタキャンしたという見方もありますが、もし本当に気を使っているなら最初から応援演説を引き受けないでしょう。恐らく、自分は武田陣営の人間だと見せつけることができれば、それで十分だったのでしょう」(政界関係者)

 足元から崩れ始めている。


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