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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7873チバQ:2022/02/21(月) 09:38:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/323199cead976cf1b59666377154d6d55b7e0569
麻生派、複数退会の動き 佐藤氏ら「菅グループ」模索 自民
2/21(月) 7:03配信

時事通信
自民党麻生派の例会であいさつする麻生太郎会長(党副総裁)=17日、東京都千代田区

 自民党麻生派で、会長代理の佐藤勉前総務会長ら複数の議員に退会の動きが出ている。

 会長の麻生太郎副総裁が最側近の松本純・元国家公安委員長を派に復帰させたことなどに不満を募らせたため。佐藤氏は岸田政権では非主流派の菅義偉前首相と懇意で、新グループ結成を模索している。


 麻生派は53人で第2派閥。一人でも退会すれば第3派閥になる。

 17日の麻生派総会には約35人が出席したが、佐藤氏と、同氏に近い御法川信英国対委員長代理らは姿を見せなかった。麻生氏は2022年度予算案の衆院審議が大詰めを迎えているとして「一丸」になるよう呼び掛けた。

 松本氏は同派が小派閥だった頃から所属し、麻生氏の「精神安定剤」とも言われる。昨年の緊急事態宣言中、東京・銀座のクラブ出入りが発覚して離党に追い込まれたが、落選した衆院選後に復党。麻生氏は今月になって派閥に戻し、「副総裁特別補佐」に任命した。

 一方、谷垣グループに所属していた佐藤氏は、17年に麻生派が旧山東派と合流した際、御法川氏らとともに加わった。だが、派閥運営をめぐり初当選同期の松本氏と対立し、「徹底的に仲が悪い」(党幹部)とされる。昨年の党総裁選では麻生派の幹部会合から外された。

 新グループ結成へ佐藤氏は動きを活発化。関係者によると、今月上旬に菅氏と会い、麻生派退会の意向を伝えた。菅氏は自身に近い無派閥議員集団と連携を保つ。

 佐藤氏は15日には森山派の森山裕会長、二階俊博元幹事長の側近で二階派副会長の林幹雄氏と会談した。二階、森山両氏も非主流派だ。

 菅氏は新型コロナウイルスワクチンの接種加速や、公明党、日本維新の会と築いた太いパイプが党内で再評価されている。ただ、これまでグループ結成について明確にせず、佐藤氏と会った際も「そうか」と答えただけだったという。

 佐藤氏は麻生派内で同調者を募っているが、現時点で広がりを欠く。党内からは「非主流派で固まろうとするのは分からなくもない」(閣僚経験者)との声がある一方、「節操がない」(茂木派幹部)と批判的な見方が少なくない。

7874チバQ:2022/02/21(月) 10:52:39
https://mainichi.jp/articles/20220217/k00/00m/010/253000c?inb=ys
「会長代理が脱会」麻生派お家騒動 松本純氏の復権、引き金に
田中裕之 野間口陽

政局
毎日新聞 2022/2/17 19:23(最終更新 2/17 21:16) 有料記事 1232文字
自民党麻生派を巡る最近の動き
自民党麻生派を巡る最近の動き
 自民党第2派閥の麻生派(53人)が第3派閥に転落する危機に揺れている。会長代理の佐藤勉前総務会長らが月内にも脱会を予定するためだ。佐藤氏らは菅義偉前首相との連携を模索しているとされるが、党内からは「お家騒動」に冷ややかな声も漏れる。

 17日昼の麻生派定例会合は、いつも通り会長の麻生太郎副総裁のあいさつから始まった。麻生氏は、2022年度予算案審議やウクライナ情勢に言及し、派内の引き締めを図ったが、そこに佐藤氏の姿はなかった。

 関係者によると、佐藤氏は月内に数人とともに麻生派を退会し、新グループを結成する見通しだ。そうなれば、麻生派は現在同数の茂木派(53人)を下回ることになる。佐藤氏は15日に森山派(7人)会長の森山裕総務会長代行や二階派(44人)幹部の林幹雄元幹事長代理と会談し、自身の意向を伝えたとされる。

「派内は結構ぐちゃぐちゃ」
 脱会騒動の背景にあるのは、麻生氏側近の松本純元国家公安委員長との確執だ。松本氏は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題で21年2月に自民を離党。さらに無所属で出馬した同10月の衆院選で落選したにもかかわらず、今年2月に特別会員として麻生派に復帰した。

 派内には松本氏…

7875とはずがたり:2022/02/21(月) 17:43:24

【独自】二階派が片山さつき氏に退会勧告
2/21(月) 16:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2f974cf492c63a494667e6e66d90a1c45f8af1
テレ東BIZ

自民党二階派は、片山さつき元地方創生担当大臣に対し、派閥を退会するよう促す退会勧告通知書を出しました。

片山氏は二階派在籍中に閣僚に起用されるなどしましたが、最近は派閥の会合の欠席が続き、周囲には二階派を退会し、別の派閥に入る意思を伝えていたと報道されるなどしました。ただ、退会の意思を派閥幹部には伝えておらず、派閥内で不信感が高まっていました。

二階氏ら派閥幹部の名前が連ねられた退会勧告通知書には、片山氏の言動が二階派所属の国会議員としての信用を著しく失うものだと、非難する内容が記されています。

これまで二階派は「来る者拒まず、去る者追わず」が基本姿勢でしたが、派閥幹部は「会長の二階元幹事長は不義理をした片山氏に相当怒っている」として、異例の措置に出たと理由を説明しています。

片山氏の事務所は「議員が外出中でお答えできない」とコメントしています。

7876チバQ:2022/02/21(月) 21:12:37
https://bunshun.jp/articles/-/52246
〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会「義理人情に欠ける」と強烈批判も…彼女の「本当の狙い」とは?
「週刊文春」編集部7分前
source : 週刊文春 2022年2月17日号

genre : ニュース, 社会, 政治

 2月21日、二階派(志帥会)が片山さつき衆議院議員(62)に異例の派閥退会勧告を出していたことが報じられた。二階派が所属議員に退会勧告を出すのは初めてのこと。

 片山氏の二階派退会を巡っては2月17日発売の「週刊文春」がいち早く報じ、永田町で話題となっていた。その記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年2月17日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

◆◆◆


片山氏の二階派脱退「なぜだか全然報道されない」の困惑
「あれは誤報ですよ」

 自民党関係者がこう囁くのは、1月20日に各社が報じた、こんなニュースだ。

〈岸田派、第4派閥に並ぶ石田真敏元総務相が入会〉

 無派閥だった石田氏が岸田派に入ったことで44人となり、主要5派閥の中で最下位に甘んじていた総裁派閥が、二階派と並んだという報道だ。

「実はその前からすでに二階派は43人。片山さつき元地方創生担当相(62)が、退会しているんです。二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう」(同前)

昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
この記事の画像(2枚)
 だが、片山氏の二階派脱退は、まったく報じられていない。

「片山氏は周囲に、『二階派には退会しますとすでに伝えているのに、なぜだか全然報道されない』と困惑気味に漏らしています。ただ、二階派は二階氏の人柄同様“融通無碍”で、入会届も退会届もありません。どこかに嗅ぎつけられない限りは岸田派と並んで第4派閥と言わせておけばいい、と判断しているのでしょう」(同前)

 そうこうするうちに、2月3日、青森2区から昨年初当選した神田潤一氏も岸田派入りし、晴れて同派が45人で単独第4派閥になった旨が報じられた。

 片山氏といえば、東大法学部から旧大蔵省に進み、女性初の主計官に。23年務めた財務省を辞して挑んだ2005年の郵政選挙で初当選し、“小泉チルドレン”の代表格として知名度を上げた。小泉氏の教えを守って当時は無派閥を貫いた。その後、落選を経て参院議員として復活すると、伊吹派(後に二階派)入り。18年には、当時権力の絶頂にあった二階幹事長の威光もあって、念願の大臣ポストを射止めた。

「大恩ある二階氏が幹事長を退くやいなや、さっさと退会するのは義理人情に欠ける」(二階派関係者)

 片山氏の次の狙いは、今夏の参院選とみられている。全国比例で当選を重ね、今夏に改選を迎える片山氏は、中川雅治元環境相の引退で空いた東京選挙区での公認を窺っているという。
片山事務所に真意を尋ねたところ…
「中川氏は安倍派所属だったので、同派で都連会長の萩生田光一経産相は後継も安倍派からと主張している。片山氏が二階派を抜けたのは安倍派に入会する布石だろう」(前出・党関係者)

 片山事務所に二階派脱退の時期や理由、今後安倍派入りや参院選での東京選挙区出馬を目指すのかを聞くと、それには答えず「昨年7月、参院選比例代表候補者として党より公認を頂いている」旨の回答が届いた。

「機を見るに敏」は政界遊泳に必要不可欠な資質だろうが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」でもある。

7877チバQ:2022/02/22(火) 21:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220222k0000m010145000c.html
片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に
2022/02/22 16:50毎日新聞

片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に

自民党の片山さつき参院議員=東京都千代田区で2021年3月22日、内藤絵美撮影

(毎日新聞)

 自民党の片山さつき元地方創生担当相は22日、二階派から退会勧告を受けたことについて「私の意思としては(2021年)12月でもうやめている。離れたい人に後ろから石を投げているわけで、完全に人権侵害だ」と反発した。国会内で記者団の質問に答えた。

 片山氏は数カ月前から派閥会合に顔を見せなくなり、他派閥への入会を希望しているとの見方が広がっていた。二階派は21日、片山氏宛てに「昨今の行為は志帥会(二階派)に所属する国会議員の信用を著しく失うものであり、かつ何ら是正も見られない」とする退会勧告通知書を出した。

 片山氏は同日、自身のツイッターで、派閥会長の二階俊博元幹事長には21年12月に退会の意向を伝えていたと説明。さらに22日、記者団に対し、21年12月24日に二階氏と1対1で面会した際に「年内をもって退会したい。私は抜けます」と伝えていたと強調した。

 片山氏は参院比例代表選出で、今夏の参院選で改選を迎える。片山氏は記者団に「(派閥を)変わるなら選挙の前しかない」とした上で「派閥は一緒に選挙を戦って(議席を)守れるのかが大事だ」と述べた。【野間口陽】

7878チバQ:2022/02/22(火) 21:12:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef44e84ba85edf4664a93b866c9d22611ba3e7a
河野太郎氏が若手引き連れ「麻生派離脱」の可能性 派閥解体の危機も
2/22(火) 16:15配信

NEWSポストセブン
父が作った派閥を離れる可能性も(河野太郎氏。時事通信フォト)

 自民党で安倍派に次ぐ勢力の第2派閥・麻生派が分裂の危機にある。「河野太郎氏の動き次第では一気に解体に向かうかもしれない」(自民党ベテラン)と注目されているのだ。

【写真】麻生派の生みの親、河野洋平氏

 きっかけは同派会長代理の佐藤勉・前総務会長が仲間を連れて「退会へ」と報じられたことだ。佐藤氏は5年前に旧谷垣グループから仲間6人で麻生派に合流したいわば外様組。菅義偉・前首相とも近く、菅内閣では総務会長として重用されたが、岸田内閣に交代すると一転、無役となった。佐藤氏と親交がある議員が語る。

「佐藤さんは麻生会長が自分の反対を押し切ってコロナ禍の銀座通いで落選した側近の松本純氏を派閥に戻し、副総裁特別補佐に起用したことや、旧谷垣グループ時代から佐藤さんと関係が悪かった岸田首相側近の遠藤利明・選対委員長と接近していることに“ないがしろにされている”と不満を強めていた。派閥離脱の気持ちは固いようだ。何人ついていくかだ」

 同派会長の麻生太郎・副総裁がいまや岸田政権を支える「後見人」的な立場なのに対し、佐藤氏は1月下旬に岸田首相のライバルの菅氏と会談して派閥離脱の意向を打ち明けたとされ、その後も、2月15日には二階派の林幹雄・副会長や森山派の森山裕・総務会長代行など岸田首相と距離を置く有力者と相次いで会談するなど、麻生氏とはっきり路線を違えている。

「菅氏は周囲から派閥結成を求められている。佐藤氏もその1人で、菅派が旗揚げすれば参加するつもりではないか」(自民党ベテラン)との見方が強い。麻生派の勢力は昨年の総選挙を経て現在の勢力は衆参53人だが、佐藤氏らが離脱すると茂木派に抜かれて第3派閥に転落する。

 だが、この動き、それだけでは終わりそうにない。というのも、麻生派は第2派閥とはいえ、急増の寄り合い所帯で決して結束が固いとはいえないからだ。

 麻生氏が河野太郎氏の父・洋平氏(元衆院議長、元自民党総裁)から派閥を継いだ時、河野派(大勇会)の所属議員はわずか11人、それに麻生側近の無派閥議員4人が合流して麻生派(為公会)は15人の弱小派閥としてスタートした。その後、安倍政権下で副総理となった麻生氏は次第に派閥勢力を増やし、2017年に他の3グループを吸収して一気に拡大した。

 同年2月に旧山崎派を脱会していた甘利明・前幹事長ら5人が合流、同年5月には山東派(山東昭子会長。11人)と旧谷垣グループを離脱した佐藤氏らの天元会(6人)が合流、この合併で所属議員39人の第5派閥から約60人の第2派閥へと膨れ上がり、派閥の名前も「為公会」から「志公会」へと改めている。麻生派プロパー議員はこう話す。

「派閥の名前を変えたのは、合流組が麻生派に加わることをよしとしなかったから。一緒に新しい派閥を結成するという形でなんとか納得させた」

 寄り合い所帯をまとめるために、会長の麻生氏は会長代理に麻生派プロパーの森英介・元法相、佐藤グループ(天元会)の佐藤・前総務会長、甘利グループの田中和穂・元復興相、旧山東派の江渡聡徳・元防衛相と各グループから1人ずつ出して均衡を取ってきたが、麻生氏の古くからの側近グループと甘利氏、佐藤氏、旧山東派議員はそれぞれ仲が良くない。

 佐藤氏の動きが“蟻の一穴”となって、麻生派の亀裂が表面化し、混乱に陥る可能性がある。そのキーマンは河野太郎氏だ。

7879チバQ:2022/02/22(火) 21:12:45

 派閥の創設者(河野洋平氏)の長男である河野氏は「麻生派の後継者」と見られているが、昨年の総裁選で麻生氏は当初、河野氏の出馬を“まだ早い”と止め、河野氏の決意が固いと分かると出馬を容認したものの、派内の大勢は岸田首相支持に回った。

 あのとき、麻生派内で若手とともに河野支援に回ったのが、今回退会する佐藤氏である。麻生氏は現在81歳、派内では後継者問題がクローズアップされているが、すんなり「河野後継」とはなりそうにない。麻生派OB議員はこう見る。

「麻生さんは洋平さんから派閥を譲ってもらった2代目オーナーではなく、自分の力で弱小だった派閥をここまで大きくしたという強い自負を持っている。『創始者はオレだ』と。だから必ずしも河野さんに大政奉還しなければならないとは思っていない。引退後の派閥会長は義弟(妹婿)の鈴木俊一・財務相に譲ることを考えている」

 河野氏にすれば、このまま派閥にいても“部屋住み”の立場を余儀なくされそうなのだ。そのうえ、派内の親河野勢力だった佐藤グループが離脱すれば、ますます派内に居づらくなるのは間違いない。河野支持派の二階派有力議員が語る。

「佐藤さんの動きは、河野氏にも決断を迫ることになる。次の首相を狙うなら、麻生さんに派閥の代替わりを要求し、会長職を譲ってもらうか。断わられたときは見切りをつけて若手を連れて派を割る覚悟がいる」

 佐藤グループに続いて河野氏も若手を引き連れて麻生派を出るとなれば、同派は文字通り解体への道を進むことになりかねない。

7880チバQ:2022/02/25(金) 14:35:20
佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f29ef4bcdc44b5a63aa0526c9b800974e5184fe
佐藤勉氏ら4人、麻生派を離脱 自民第3派閥に転落
2/25(金) 13:02配信

共同通信
自民党の佐藤勉前総務会長

 自民党の佐藤勉前総務会長は25日昼、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁と国会内で会談し、同派を離脱する意向を伝えた。佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人も行動を共にする。

 麻生派は53人で茂木派と並ぶ第2派閥だが、佐藤氏ら4人の退会により第3派閥に転落する。佐藤氏らは会談で25日付の退会届を提出した。麻生氏は慰留せず、受理された。

 関係者によると、佐藤氏は昨年9月の総裁選などを巡る派閥の対応や運営方針に不満を抱いていたという。

7881チバQ:2022/02/25(金) 19:39:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_SFID4MYWN5K75D5VEZOV5EOF34.html
自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記
2022/02/25 17:15産経新聞

自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記

自由民主党本部=東京都千代田区永田町

(産経新聞)

自民党は25日の総務会で令和4年運動方針案を了承した。労働組合の中央組織「連合」(総組合員数約700万人)と政策懇談を進めると明記した。連合と書かずに「労働組合との関係強化」とした昨年の運動方針より踏み込んだ。夏の参院選前に野党の支持母体にくさびを打ち込む狙いもあるとみられる。

「参院選必勝に向けた党活動」の章で「連合並びに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進めるとともに、多くの働く人々の共感を得られるよう、雇用の安定、賃金引き上げ、働き方改革など、わが党の雇用労働政策を引き続きアピールしていく」と記述した。

小渕優子組織運動本部長は25日の記者会見で「賃上げも含めて(連合と)同じ方向性で力を合わせられるところもあり、より積極的に政策懇談を進めていくことが大事ではないか」と述べた。

昨年10月の衆院選では立憲民主党が共産党と選挙協力し、反共産の連合や国民民主党の立民離れを招いた。こうした中、自民は連合との距離を縮めている。

小渕氏は17日夜、森英介労政局長とともに連合の芳野友子会長と東京都内で会食した。岸田文雄首相(自民総裁)は1月の連合の新年交歓会に現職首相としては9年ぶりに出席し、連合が重視する賃上げ実現に注力する考えをアピールした。

自民は、連合の中でも特に自動車、電力など有力な民間産業別労組(産別)との関係強化を図っている。

自民愛知県連の国会議員は昨年8月、自動車総連傘下最大の全トヨタ労働組合連合会(約35万人)と意見交換会を開催。全トヨタ労連は10月の衆院選で、過去6連勝の愛知11区の組織内候補の擁立を取り下げ、自民との政治対立を避けた。「政策実現のため与党の協力が必要」(幹部)だからだ。

立民を支える官公労系労組に対し、自動車などの民間産別は主に国民民主を支援している。国民民主は21日、政府の4年度予算案に賛成し、芳野氏もその判断に理解を示した。自民側は「主要な野党の本予算賛成は44年ぶりだ。今後政策面での提言があれば真摯(しんし)に対応していく」(茂木敏充幹事長)と歓迎する。

芳野氏は参院選での自民との連携は「全くない」と否定しているが、参院自民幹部は「立民が自滅し、連合会長が批判し始めた今が(自民の)支持を広げるチャンス。野党第一党が怖い存在ではなくなる」と語る。(田中一世)

7882チバQ:2022/02/25(金) 19:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0eb8d9e914fc7692cdc27a55b8b0a9a46868762
自民・麻生派、第3派閥に後退 佐藤勉氏ら4人退会「思う所ある」
2/25(金) 15:57配信
 自民党麻生派の会長代理だった佐藤勉・前総務会長(栃木4区)ら4人は25日、派閥を退会した。党の所属議員は49人となり、茂木派(53人)と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退した。

 ほかに退会したのは、御法川信英国会対策委員長代理(秋田3区)、丹羽秀樹元文部科学副大臣(愛知6区)、阿部俊子元外務副大臣(比例中国ブロック)。阿部氏を除く3人が同日昼、派閥会長の麻生太郎党副総裁の事務所を訪ね、麻生氏に退会届を提出した。

 麻生派は2017年、山東派などが加わって拡大。4人はこの際に派閥に入った。昨秋の自民党総裁選で、派閥幹部の多くが岸田文雄首相の支援に回る中、佐藤氏らは敗れた河野太郎・前行政改革相を支持し、関係がぎくしゃくしていた。

 退会届を提出した佐藤氏は「色々思うところあっての行動」と述べる一方、自身と近い菅義偉前首相との連携については「まだ全く考えていない」と述べた。(中田絢子)

朝日新聞社

7883チバQ:2022/02/27(日) 11:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f1592f3d45b2cabc38246f7d501f709bca140a
「“短い間”ご苦労さまでした」麻生派で一斉退会の波紋 背景には“麻生氏への遺恨”と“菅氏への期待”
2/27(日) 10:43配信
■「麻生派」との決別の日

2月25日、昼。自民党の大物、佐藤勉・前総務会長は、エレベーターを降りると、少し約束の時間より早かったのか、顔なじみの記者数人と雑談を交わしていた。その表情には何の迷いも感じられなかった。数分後、同じ派閥の御法川信英・国会対策委員長代理、そして、丹羽秀樹・前文部科学副大臣の2人が到着。佐藤氏ら3人は廊下をゆっくり歩き始めた。3人が携えていたのは派閥の退会届。その向かう先には、自身が所属する麻生派の会長、麻生太郎副総裁が待っている部屋があったのだ。

麻生派は岸田政権を主流派として支えるいわば「勝ち組」の派閥だ。総務大臣や党の総務会長などを歴任した佐藤氏が、なぜ今「勝ち組」を離れ、あえて「茨の道」を歩むことを決めたのか。そこには麻生会長への「遺恨」と、岸田政権の「次」を見据えた動きが関わっている。

■引き留めることなく「“短い間”ご苦労さまでした」

佐藤氏ら3人が麻生会長の部屋に入ってから20分ほど。
3人が部屋から出てくると、どのような会話があったのか記者たちが近寄る。対応する佐藤氏らの表情は緊張感が解けたのかスッキリとしていた。

佐藤氏の説明では、事情があり面会の場には来られなかった阿部俊子元外務副大臣の分を含め、面会では4人分の退会届を麻生会長に手渡した。佐藤氏らが「長い間お世話になりました」と伝えると、麻生会長は「短い間 ご苦労様でした」と麻生節で応じたという。
表面上は淡々とした雰囲気で進んだ面会だが、佐藤氏の腹の底には麻生会長への不満がたまっていた。

「一身上の都合で辞めさせていただきます。色々と思うところがあっての行動でございます。ご了解いただきたい」

「色々と思うところがある」。佐藤氏らの退会への決意の固さを察してか、麻生会長から引き留める言葉はなかったという。

■「一身上の都合」の裏に麻生会長への遺恨

佐藤氏はもともと麻生派とは別の派閥に属していた。自身が率いていた天元会と、麻生派が合流したのは2017年7月。それから5年弱、2人が決別するに至った背景に何があったのか。

佐藤氏は麻生派の会長代理を務めていたが、関係者によるとここ1年、麻生会長との関係は悪化し、しっかりと話をする機会もなくなっていた。会合には呼ばれなくなり、派閥をめぐる相談を受けることも全くなく、派閥内で何が起こっているのかもよく分からない状況になっていたという。
そして大きかったのが、麻生会長の側近、松本純元国家公安委員長が去年1月、緊急事態宣言下の深夜に、東京・銀座のクラブを訪れていた問題だ。

7884チバQ:2022/02/27(日) 11:12:18
■銀座クラブ問題で思い知る「外様」の立場
 
当時、党の総務会長だった佐藤氏は記者会見で「決して許される話ではない。国民の前に虚偽の報告をしたのは大変重いこと」などと松本氏を厳しく批判していた。
しかし、麻生会長は2月上旬、その松本氏を派閥に戻し、党の副総裁特別補佐にも任命。麻生派の立ち上げ以前から麻生氏と行動を共にしてきた“生え抜き”の松本氏と、“外様”の佐藤氏との違いが浮き彫りになっていた。佐藤氏に近い議員は、佐藤氏の心中をこう代弁する。「麻生さんは、自分の親しい人とはしょっちゅう話をするが、その他大勢はその他大勢。そういうところで佐藤さんには『もうこれ以上は』という思いがあった」

■麻生派 第3派閥へ後退

今回佐藤氏ら4人が退会することで、麻生派の所属議員はこれまでの53人から49人に減少。茂木派と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退することになる。佐藤氏らが抜けたことに、麻生派からは「いてもいないようなものだった」という冷淡な声があがる一方、「少なからず影響がある」と不安視する声もささやかれた。
さらに、4人の派閥退会が麻生派だけでなく永田町に波紋を広げる形となったのは、ここに、菅義偉前総理が絡んでいたためだ。

■「菅派」結成への布石?2週間以上前に退会報告

菅政権で、党3役の一角、総務会長を任されるなど菅氏と佐藤氏の関係は近い。
佐藤氏は麻生会長に退会届を出す実に2週間以上前の2月8日には、菅前総理の事務所を訪れ、直接、退会の意向を伝えていたのだ。

「迷惑をかけるかもしれませんが、麻生派を辞めます」(佐藤勉 前総務会長)

関係者によると菅前総理は止めることも勧めることもせず、「大変だね」といたわったという。
佐藤氏は、翌週の2月15日には、森山派の森山裕会長や、二階派の林幹雄会長代行とも会談し、麻生派を出る意向を伝えた。いずれも菅政権の中枢を担い、岸田政権では非主流派となっている面々で、永田町には、菅前総理を中心にしたグループの結集に向けた布石かとの憶測が飛び交うこととなった。

■「次の総裁選が勝負」

菅氏自身は一貫して菅派の結成には否定的だ。佐藤勉氏自身も菅氏との面会について「色んな話がいくことになるから勘弁して下さい」という意味で退会の報告に行っただけだとし、「今後については白紙」だと述べている。だが、自民党内にはこんな声も聞こえてくる。

「いざとなればパッと結集すればいい。内閣の支持率が落ちて、次の総裁選があれば、そこで勝負だ」(自民党・中堅議員)

当選同期で「スガちゃん」「勉(ベン)ちゃん」と呼び合う2人。今後の連携の行方は目が離せない。


TBSテレビ報道局政治部 与党担当
(27日10:30)

7885チバQ:2022/03/01(火) 00:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3b62fc47093317890179ecf7a1fdda90a12797菅義偉氏 “立場逆転” へ…安倍晋三氏、麻生太郎氏の「派閥内紛」を尻目に権力闘争の主導権握る
2/24(木) 6:04配信

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SmartFLASH
国会本会議場でも最近は浮かない顔を見せることが多い安倍氏。この日は麻生氏と話し込んでいた

「安倍派からなかなか応援に来ないんだよ」と、石川県の地元政界関係者はこぼした。

 2月24日告示、3月13日投開票を迎える石川県知事選挙が不気味な様相を呈している。自民党から前衆議院議員の馳浩元文科相(60)と、前参議院議員の山田修路氏(67)の2人が立候補したのだ。しかも2人とも現在は安倍晋三元首相(67)が会長を務める「清和会」(安倍派)に所属していたという “大内紛” 状態だ。

【画像複数枚あり】昨年12月、手帳に “派閥名簿” を記入していた菅氏。昨年8月、初代組織委会長だった森氏とともに、東京五輪のレスリングを観戦した馳氏

「地元県連の8割近くは山田氏を支持している。本来なら安倍さんが調整して候補を一本化すべきなのに、馳氏の後ろにいる森喜朗元首相(84)に気を遣ってできないんだよ。その森さんは清和会の3代前の会長だったわけで、それなのに “保守分裂” なんだから森さんの “政治力” もいよいよなくなったわけだね」(自民党関係者)

 もともと馳氏は森氏が直々に政界へスカウトした “子分” だが、「森さんは県の地元議員にまで電話をかけまくっている」(地元政界関係者)というから、相当な焦りが窺える。

 党内最大派閥の安倍派だが、安倍氏の影響力が派閥の隅々に行き届いているかは疑問が残る。安倍派の議員が話す。

「じつは、石川県知事選に出馬する意欲を見せた山田氏を、安倍さんが宥めようとしたことはあったんです。でも、安倍さんの宥め方というのが、派閥会合後に立ち話で『ちょっと、困っているんだよ』と切り出すようなもの。さすがに『そんな言い方で収められる話じゃないだろう』と派閥議員たちも呆れました」

 首相退任後に派閥の領袖として出戻った安倍氏だが、老いた森氏の顔色を窺い、派閥議員からは呆れられ……と以前の独裁者ぶりは嘘のようだ。

 そして、影響力低下が露見した重鎮がもう一人いる。麻生太郎副総裁(81)だ。率いる「志公会」(麻生派)では “離脱ラッシュ” の前兆が……。

「2月17日の麻生派総会を、派閥会長代理の佐藤勉衆議院議員(69)が欠席しました。佐藤氏に続いてこのまま、昨年の自民党総裁選で河野太郎氏を支持した中堅、若手の数人や、今井絵理子参議院議員(38)も退会するとみられています。

 麻生さんは次の選挙に出ないという話が出ていますし、麻生派は麻生さんの “人徳” だけで持っていた派閥。尻すぼみの組織より、勢いのある組織に移りたい議員も多いのでは」(政治部デスク)

 こうした凋落を尻目に “上へ上へ” 向かう男がいる。安倍、麻生両氏によって首相の座から追い落とされながら、本誌でも既報のとおり、最近 “派閥結成” への動きを強める菅義偉前首相(73)だ。

「今回の佐藤氏ら麻生派の退会者は “菅派” に合流するとみられている。これまでの麻生さんなら激怒したような “移籍劇” だが、そうもできない事情がある。麻生さんは自分の最側近で、先の総選挙で落選した松本純氏(71)をもう一度、神奈川1区から出馬させたいんだ。

 だから麻生さんは、“神奈川のボス” として君臨し、公認にも影響を及ぼす菅氏に今は頭が上がらない。菅氏はそれを見越して強気に動いてきているようだね」(麻生派議員)

 ワクチン3回め接種の遅れぶりと比較して、迅速に2回接種の態勢を整備したとして、今、再評価されている菅氏。“菅派” が結成されれば、政局になるとの見方もある。それは岸田文雄首相(64)が今夏の参院選で狙う野望も関係する。

「最大派閥でありながら、岸田政権では “非主流派” になっている安倍派の力をさらに削ぐために、岸田首相は『安倍抜き』選挙で参院選に勝利し、党内に『俺にはもう安倍さんは必要ない』と示したい。そこで思惑が一致してくるのが、安倍さんに追い落とされた恨みを持つ菅さんだ。岸田首相は連携を探りつつある。

 一方、安倍さんも “非主流派” としての対抗策で他派閥との連携を狙っているが、もともと宏池会出身で、自派を『現・宏池会』の岸田派と統合させることも考えている麻生さんと手を組めば、岸田首相への圧力は弱めざるを得ない。

 そこで『菅なら動かせる』と、菅さんの本心など考えずに派閥結成をけしかけている向きがある。つまり、菅さんが権力闘争の主導権を握る状況になっているんです」(前出・自民党関係者)

 安倍氏に続く “再登板” 政権も夢物語ではなくなってきた!?

週刊FLASH 2022年3月8日号

7886チバQ:2022/03/02(水) 20:01:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_RAI3HN7XY5ILRMADKHBWBEF3CY.html
近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化
2022/03/01 21:22産経新聞

近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化

(産経新聞)

自民党と他党との距離感に変化が生じている。自民は平成11年に連立政権を組んで以来、基本的に公明党とだけ政策や選挙で連携してきた。しかし国民民主党が政府の令和4年度予算案に賛成したことで今後は政策面の連携が強まるとみられ、将来的な連立政権入りの臆測も広がる。公明は自民の気移りを警戒している。

自民の茂木敏充、公明の石井啓一の両幹事長は1日昼、都内の日本料理店で両党の国対委員長を交えて会食した。そばを食べながら、2月27日投開票の沖縄県石垣市長選を「自公が協力して(推薦候補が)勝てた。参院選や知事選に向けてよい流れができた」と総括した。

会合は「2幹2国」と呼ばれる意見交換で、菅義偉政権ではほぼ毎週開いていた。岸田文雄政権では開かれない時期が続いたが、最近3週は国会外で食事し、打ち解けた雰囲気作りに努めている。ぎくしゃくした両党の関係を修復したいとの思いがある。

自公関係の綻びは、夏の参院選で公明が「自民側の対応が遅い」と反発し、相互推薦協定を結ばない考えを表明したことで露呈した。自民中堅は「最近の自民の姿勢が公明軽視に映っている」と指摘する。

憲法改正や敵基地攻撃能力保有を含む安全保障政策では、公明よりも日本維新の会や国民民主と足並みがそろう場面が目立つ。国民民主が2月21日の衆院予算委員会で野党として異例の予算案賛成に踏み切ると、岸田首相は同日の自民役員会で「国民民主から今後、政策提言もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と歓迎の意を示した。

首相は27日、原油価格の高騰を受けた激変緩和策について政府担当者らと官邸で協議した際、国民民主の玉木雄一郎代表の要望に配慮するよう指示したという。

距離感の変化は自民が25日に発表した党の令和4年運動方針案にも表れた。労働組合の中央組織「連合」と政策懇談を進めると明記し、秋波を送った。国民民主の支持母体の民間労組と自民が連携を強めていることが背景にある。

一方、18ページの運動方針案の原案では、例年明記する「公明党」の文字が抜け落ちていた。最終案には「公明党との強固な連立政権による安定した政治基盤が不可欠」と昨年と同じ一文が追加されたが、一連の経緯は党の雰囲気を物語る。

ただ、自民にとって、創価学会を支持母体とする公明の集票力は国政選挙で切り離せないのが現実だ。首相は玉木氏から予算案賛成の連絡を受けた後、公明党の山口那津男代表に連絡し「今後も自公で緊密な意思疎通を図る」と確認した。

自民幹部は「公明よりも他党を選ぶことはあり得ない。自公は地方議会でも協力している」と念を押すように語る。(田中一世)

7887チバQ:2022/03/02(水) 20:05:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/412d1d84e8493e3cfcc695740e07118737bdba60
「ロシア協力相」に廃止論 制裁強化と矛盾 首相は存続姿勢
3/2(水) 17:19配信

毎日新聞
岸田文雄首相

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け「ロシア経済分野協力担当相」を存続する日本政府の判断を疑問視する声が、与野党から上がっている。ロシアの孤立化を目的とした対露制裁で主要7カ国(G7)などが足並みをそろえるなか、「協力」ポストの維持は国際社会に誤ったメッセージを与える懸念があるためだ。


 同ポストは2016年に当時の安倍晋三政権が設置し、現在は萩生田光一経済産業相が兼務する。日露間の経済協力を北方領土問題を含む平和条約交渉の進展につなげる狙いがあった。だが、今回の侵攻で日露協力や北方領土交渉の停滞は必至の情勢だ。

 自民党内では衛藤征士郎外交調査会長が2月25日の党会合で「ロシアの名を冠した担当相がいるのはいかがなものか」と苦言。野党からは「同じ人物(萩生田氏)が対露制裁と協力をともに担当していることは国際的に見ても矛盾している」(立憲民主党の杉尾秀哉参院議員)などの指摘が相次いでいる。

 それに対して岸田文雄首相は3月2日の参院予算委員会で「萩生田氏には引き続き職責を果たしていただきたい」と述べ、ポスト廃止に慎重な姿勢を示した。萩生田氏は衆院経産委で「ロシアとの経済分野協力は当面見合わせることを基本に、制裁などに専念する」と強調したが、与野党の廃止論はさらに強まる可能性がある。【高本耕太】

7888チバQ:2022/03/03(木) 20:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e2be252bf29415b13af2acb20eb07a5c113e52b
自民の石破グループが初勉強会 50人超出席
3/2(水) 20:47配信

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時事通信
自民党石破グループの勉強会でウクライナ情勢について講演する石破茂元幹事長(奥)=2日午後、衆院議員会館

 自民党石破グループは2日、衆院議員会館で勉強会を開いた。

 派閥から議員グループ移行後初めてで、グループを率いる石破茂元幹事長によると、56人が出席。勉強会を通じて他派閥や無派閥議員と親交を深め、過去4度出馬した党総裁選へ再挑戦する基盤をつくり直したい考えだ。

 この日は石破氏が講師を務め、ウクライナ情勢について講演。旧石破派から行動を共にする田村憲久前厚生労働相や菅義偉前首相に近い無派閥の坂井学前官房副長官らが出席。安倍派や二階派など他派閥の議員も集まった。

7889チバQ:2022/03/03(木) 22:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/af6e15da49599c6be640881a935e75fd23bceaca
ウクライナ大使「(私と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さん」
3/3(木) 20:29配信

産経新聞
インタビューに答えるウクライナのコルスンスキー駐日大使=3日午前、東京都港区の在日ウクライナ大使館(寺河内美奈撮影)

ウクライナのコルスンスキー駐日大使は3日、自身のツイッターで、林芳正外相に対する面会要請が約1カ月放置されたとの指摘について「いいえ、林さんの反応はとても速かったです」と投稿した。一方で「(コルスンスキー氏と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さんです」とした。鈴木貴子外務副大臣を指しているとみられる。


コルンスンスキー氏と林氏との面会をめぐっては、国民民主党の川合孝典氏が2日の参院予算委員会で、コルスンスキー氏が面会要請して以降、約1カ月間実現しなかったと指摘。林氏は「私自身は大使からの面会要望は承知していなかった」と答弁していた。

林氏は2日、コルスンスキー氏と面会し、「国家の主権と独立のために奮闘されているウクライナ国民に心からの敬意を表する」と表明。ロシアの侵略による犠牲者に弔意を伝えたほか、1億ドルの緊急人道支援などについて説明した。これに対し、コルスンスキー氏は深い感謝の意とさらなる協力への期待を表明した。

7890チバQ:2022/03/04(金) 17:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c625f428533018351a801f0fd1d6953fd8d1bff9
意外に短期政権で終わるのか! 驚天動地の「岸田おろし」が自民党で始まった
3/2(水) 6:02配信

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現代ビジネス
リーダーシップの欠如
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 コロナの陽性者数がピークアウトしたが岸田文雄政権の内閣支持率も「ピークアウト」している。その理由は明らかだろう。中国や韓国への「弱腰外交」批判が与党内から噴出していることに加え、軍事的緊張が続くウクライナ情勢でのチグハグな対応など、国益を守り抜くリーダーシップの欠如を露呈しているためだ。「岸田政権では、中露と領土・領海を接する日本の安全は危うい」(安倍派議員)という懸念が自民党内で渦巻く。

【写真】いま海外から帰国した日本人が「東横イン」で食べさせられる弁当 衝撃の中身

 支持率の下落要因には、首相が「先手」を豪語してきた新型コロナウイルス対策の迷走ぶりも加わった。オミクロン株の拡大に伴いあらわになった「虚像」に厳しい視線を送る国民は増えつつある。

 やはり幻想だったのだろうか──。菅義偉前政権の新型コロナ対応をめぐる国民への説明力や発信力の低さを痛烈に批判し、昨年10月に政権を発足させた岸田首相。自らの特長に「聞く力」を掲げ、国民に寄り添うコロナ対策を期待する声は強かった。国内での感染拡大がみられても内閣支持率が高水準を維持してきたのは、過去の政権とは異なる特徴といえる。

 しかし、2月から外交・安全保障分野をはじめ政権の脆弱性が相次いで露呈し、その「実像」に疑問符が付いている。読売新聞の世論調査(2月4〜6日)によると、内閣支持率は前回調査(1月)から8ポイント減の58%となった。政権発足後100日間の「ハネムーン期間」を過ぎたタイミングで決して低い数字とはいえない。だが、首相周辺が気にするのは政権のコロナ対応を「評価する」(48%)との回答が1月から4ポイント減り、「評価しない」が3ポイント増の44%に上昇した点だ。この傾向は他の世論調査も同様である。

 時事通信の調査(2月11〜14日)で、内閣支持率は政権発足後最高だった1月に比べ8.3ポイント減の43.4%に下落。コロナ対策を「評価する」は6ポイント以上も減少し、「評価しない」(37.9%)と拮抗した。支持率が1月から4ポイント減の45%だった朝日新聞(2月19、20両日)の調査も、コロナ対応を「評価しない」は6ポイント増の44%に上昇している。

これではレームダック
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 毎日新聞と社会調査研究センターが2月19日実施した世論調査では、内閣支持率が前回調査(1月)から7ポイント下落し、45%となった。逆に不支持率は10ポイント増の46%で、不支持率が初めて上回っている。コロナ対策も「評価しない」が12ポイントも上昇し、5割を超えた。

 「コロナが終息するであろう参院選まで、支持率の高止まりが続くのではと自民党内では考えられてきたが、意外に短期政権で終わる可能性が生まれた」

 こう指摘するのは、自民党を担当する全国紙政治部記者だ。

 「これまで岸田首相は誠実さをアピールし、高い支持率を維持してきました。しかし、オミクロン株の感染急拡大を機に後手に回る政府対応が明らかになり、1ヵ月以上も記者会見を開かなかった首相の姿勢にも疑問符がつきました。誰の目にも明らかだったのは、首相が『先手の対策』をうたいながら、実際は新型コロナワクチンの3回目接種体制が遅れたことでしょう。

 コロナ対策を隠れみのにして、自身の掲げた主要政策はすべて放棄してまで、支持率維持と党内宥和に腐心してきた岸田政権だが、このまま支持率が急落すればレームダック(死に体)になるだろう」(同・政治部記者)

 共同通信の世論調査(2月19、20日)では、内閣支持率が56.6%と高水準を保っているものの、ワクチンの3回目接種をめぐる政府の取り組みは「遅いと思う」が73.5%に上る。首相は1カ月半ぶりに開いた2月17日の記者会見で「慎重さを堅持しながら、同時に『第6波』の出口に向かって徐々に歩み始める」と語り、ワクチン接種の進展も強調した。ただ、2月21日に政府が公表した接種状況によれば、3回目接種を受けた人は全人口の14.4%(約1800万人)にとどまる。

7891チバQ:2022/03/04(金) 17:27:31
 ブースター(追加)接種は、英国やドイツ、韓国などで5割を超えており、低位の日本は4回目接種を準備する国とは「周回遅れ」になりつつある。ジョンソン英首相は2月21日に「規制は経済・社会、健康、子供の人生の機会に犠牲を強いる」として法的規制を全廃し、感染者や濃厚接触者の隔離などが不要になると表明した。しかし、日本はいまだ「出口」を見通せない状況にある。

岸田の頼りないところばかりが目立つ
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 休園や学級閉鎖、臨時休校などが相次ぐ保育園や学校の実態はどうなっているのか。2月、東京・国立市の中学校に通う男子生徒Aさんは、保健室での検温で40度近い発熱がみられたため早退した。だが、担任は「解熱後48時間経過」した後は再度登校できると説明し、濃厚接触者を調べることやPCR検査などを奨めることもなかった。

 病院の医師からは「コロナの可能性が高い」といわれたものの、「検査キットがもうない」との理由から陽性か否かの判断は見送られ、自宅療養をすすめられた。ただ、処方された解熱剤を飲んで症状が落ち着いたことで、担任の指示に基づき1週間を待たず登校を再開したという。学校から保健所への報告もクラスメートへの注意喚起もなかった。今、こうした「独自の対応」が現場で行われ、感染状況の全体像が分かりにくくなっている。

 2月末からは5〜11歳を対象にしたワクチン接種が始まるが、保護者からは副反応や後遺症を心配する声も尽きない。ワクチン接種・供給体制の「周回遅れ」に加え、政府が対策の切り札としてきた治療薬の投与実績も進んでいないのが実情だ。

 先手の対応というものの、最近まで堀内詔子ワクチン担当相の直轄チーム態勢が縮小していたことが明らかになり、自民党内からも「岸田おろし」の火種がくすぶる。

 閣僚経験者の一人が語る。

 「岸田政権の頼りないところばかりが目立つ。参院選までこの支持率がなんとか保たれるよう祈るような思いだ。ウクライナ問題でも、安倍晋三首相がテレビの報道番組で『核シェアリング』を提唱したが、翌日の予算委員会であっさり否定しまった。広島を地盤とする政治家が『非核三原則』を放棄することはできないのかもしれないが、国民の命を守る議論すら放棄する姿勢に党内の保守系議員は一様に落胆している」

 片山さつき参議院議員の二階派脱退騒動、そして麻生派からは4人の国会議員が脱会するなどの党内の流動化はポスト岸田に向けた動きである。参院選を前にして「昨年に首相を替えたばかりで、まさに国民からは驚天動地と批判を受けるだろうが、〈ポスト岸田を目指す動き〉とはつまり〈支持率が落ちたら岸田をおろす〉ということ。流動化した自民党で着々と勢力を増やしつつある安倍・菅コンビに自民党執行部は警戒心を強めている」(前出の全国紙記者)。

 100年に1度といわれるパンデミック(世界的大流行)や、核保有国による軍事的圧力の高まり──。実像が明らかになるにつれて、有事のリーダーシップに不安を抱く人々は少なくない。

小倉 健一(イトモス研究所所長)

7892チバQ:2022/03/06(日) 16:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/26aa80ec5db740b51cdf8bcea955025ec0fdec02
自民・公明・国民 “異例”3党首会談も双方に温度差 「揺さぶりが狙い」との声も
3/6(日) 11:12配信

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岸田首相、公明党の山口代表は4日、国会内で、国民民主党の玉木代表と会談した。玉木代表は、岸田首相らに対し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを受けて高止まりしている原油価格対策として、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除に向けた検討を集中的に行うべきだと提案した。与野党のトップが政策協議を行うのは異例のことだが、双方の主張からは温度差が浮き彫りとなっている。

【画像】自民・公明・国民 “異例”の3党首会談が行われたが・・・(画像4枚)

「トリガー条項」とはガソリン価格高騰時に約25円分の税金を軽減するもので、東日本大震災の復興財源を確保するため、運用が現在凍結されている。国民民主はかねてから、ガソリン価格高騰の切り札として「トリガー条項」の凍結解除の導入を主張していた。一方で、政府与党内からは、対策の一つとして検討はされているものの、地方財源の税収が減少することなどを理由に、慎重な意見がある。

加えて、岸田首相は3日の記者会見で、高騰するガソリン価格への対応について、補助金の上限を現在の1リットル5円から25円に引き上げることを表明。「すでにトリガー条項の凍結解除と同様の対策を取っている」(閣僚経験者)との見方も出ている。

「野党に居場所がない」から与党に接近?
こうした状況の中、異例の会談を呼びかけた玉木代表について、与党内からは冷ややかな声が聞かれる。閣僚経験者の一人は「国民民主党は連立政権入りまで狙っている。なぜなら、野党に居場所がないからだ」と、来年度予算案に賛成した国民民主党が、野党内で孤立しているため、生き残りのため与党への接近を強めているの見方を示す。また公明党内からは、今回のトップ会談について「玉木は必死で、そのパフォーマンに付き合ってあげている」との声が出ている。

会談後、玉木代表は記者団に対して、岸田首相から「トリガー条項」凍結解除に向けて、「各党の実務者レベルで協議を進めていく提案があった」として「一歩前進だ」と評価した。しかし、岸田首相は記者団からの「合意したことはあったか」との問いかけに「決まったことはない」と話し、山口代表も、実務者レベルでの協議について、「今日はそこまでの話はしていない。まず考えを伺ったということ」と玉木代表と与党の間では、認識の違いが生じている。

野党間にくさび? 前向きな声も
一方で自民党重鎮は、「連合を揺さぶるという狙いがあるのでは」との見方を示す。組合員700万人ともされる「連合」は国民民主党や立憲民主党の支持母体の一つのため、与党としては国民民主を囲い込むことで、参院選に向けて、連合と野党の間にくさびを打ち込む狙いも透けて見える。

また自民党幹部から「建設的な関係を期待したい」(福田総務会長)と前向きにとらえる声も出ている。

三者会談直後には「決まったことはない」と述べた岸田首相も、その3時間半後の記者団の取材に対して「今後も意見交換は続けていこうということになった」と語った。さらに「玉木代表から連立参加や閣外協力の求めがあればどう考えるか」と問われたのに対し、「仮定の話に答えるのは控える」と述べるに留めた。

今後、与党と国民民主党がどのような関係性を築いていくのか。「大勢に影響はない」(自民党幹部)との指摘もあるが、夏に参議院選挙が迫る中、野党共闘の枠組みも含めて不透明な状況が続く。

(フジテレビ政治部)

政治部

7893チバQ:2022/03/07(月) 20:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/40d82fa80d98135f63d993eb926a2f7d0eb7fb6c
麻生派幹部・佐藤勉退会の裏側 麻生氏の後継者に名前が挙がる、“東大卒”長女とは
3/7(月) 5:56配信
デイリー新潮
麻生太郎氏

 ワクチン3回目接種の笛吹けども踊らず。なにかとグダグダな岸田政権。一方、岸田体制を真ん中で支えてきたあの派閥にも、揺らぎが見え始めた。


 2月17日、麻生太郎・自民党副総裁が率いる志公会の総会を、会長代理で派閥ナンバー2の佐藤勉衆院議員が欠席。近く派閥を退会する見通しと報じられたのだ。

 この日の欠席が波紋を呼んだのは、佐藤氏が菅義偉前総理の派閥結成に加わる意向とも伝えられたためである。

 政治部記者によれば、

「菅氏は先の総裁選で河野太郎氏を支持して一敗地にまみれ、いまは逼塞(ひっそく)の身。捲土重来を期していると目され、麻生派幹部が菅氏のもとに走ったとなれば政局の幕開けになる」

 総務大臣や自民党の総務会長など順調にキャリアも重ねてきた佐藤氏。菅氏とは当選同期で、2020年の総裁選でも麻生派を菅支持でまとめ、菅政権の誕生に貢献したという。

佐藤氏のコンプレックスは茂木幹事長? 
 ところが、佐藤氏の退会について同派中堅議員は、

「菅氏の再起というより、自らの復権が目的ですよ」

 と突き放し、こう続ける。

「彼の一番のコンプレックスは茂木敏充幹事長の存在なんです。佐藤氏は菅政権で党三役の総務会長に引き上げられ、自身“ゆくゆくは幹事長”との思いを温めてきた。なのに菅政権は短命に終わり、岸田政権では同じ栃木県連所属のライバル・茂木氏が幹事長に。しかもそれを後押ししたのが麻生氏ときては、彼が嫉妬するのも無理はない。いわば親分へのあてつけめいた出奔で、どこまで菅氏に重用されるか怪しいですよ」

 あくまで冷淡な麻生派の面々。だが、その足元ではさらに厄介な難題、麻生氏の“後継者問題”も。

東大卒の長女はフランスで結婚
 齢81の麻生氏は、先の衆院選で、二階俊博氏に次ぐ高齢議員となった。

「今年に入って国家老だった麻生事務所の所長が退職。昨年秋には麻生氏が故・中曽根康弘元総理の跡を継いで『中曽根康弘世界平和研究所』会長に就任しており、ここが引退後のとまり木になるともささやかれました」(党関係者)

 ただし、肝心の自身の後継者は未だ定まらないという。

「これまで長男が有力視されてきましたが、家業を継いですっかり実業家。それで最近は、長女の彩子氏の方を推す声が地元でも強まっているんです」(同)

 彩子氏は東大卒の才媛。資質に問題はなさそうだが、

「彼女は14年にフランスで結婚し、現在は1児の母。今さら帰国して政治家をやるかどうか。話が拗(こじ)れれば、お家断絶の危機です」(同)

“最高齢”も見えてきた? 

「週刊新潮」2022年3月3日号 掲載

新潮社

7894チバQ:2022/03/07(月) 20:27:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/232fbb6da66e14b43fa901404b05e9c758178cda
菅前首相、月内にも勉強会 再始動、勢力結集の狙いか
3/7(月) 7:08配信

時事通信
衆院本会議で言葉を交わす安倍晋三元首相(左)と菅義偉前首相=1月20日、国会内

 自民党の菅義偉前首相が月内にも、自身に近い党所属の無派閥議員約30人を中心に勉強会を立ち上げる。

 首相退任後、一時は目立った動きを見せていなかったが再始動する。昨年の党総裁選で、岸田文雄首相から事実上の出馬断念に追い込まれた菅氏による「勢力結集」の動きは党内に波紋を広げそうだ。

 菅氏は周囲に「2022年度予算案の成立後に勉強会を立ち上げたい」と明かした。当面は派閥・グループ化はせず、緩やかな政策集団として活動を始めるとみられる。

 勉強会ではまず、政権担当時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」実現に向けた方策を話し合う。不妊治療の支援策なども扱う予定だ。

 菅氏は首相在任時、新型コロナウイルス対応に全力を挙げたが厳しい「後手」批判を浴びた。首相の座を降りた後もしばらくは意気消沈。ただ、昨年の衆院選で各地を応援で訪れた際、意外にも自身のコロナ対応を評価する声が多く聞かれたことで気力を取り戻したとされる。

 現在の菅氏は党内で、岸田氏と反目する「非主流派」と位置付けられる。その菅氏がこのタイミングで勉強会をスタートさせるのは、今後の政局をにらんだ動きと受け止められている。周辺は「夏の参院選で岸田政権が揺らいだときに代わり得る勢力として備えておく」と語る。

 参院選で自民党が勝利し、首相が長期政権の足場を築いたとしても、一つの固まりを形成しておけば、一定の存在感をアピールできるとの狙いもありそうだ。

 勢力結集をうかがわせる動きは既に出ている。菅政権で党総務会長を務めた佐藤勉氏が2月25日に麻生派を退会。党内には「菅グループ」結成の布石との見方もある。勉強会には、菅政権を中心で支えた二階、森山両派議員も参加するとみられ、菅氏が非主流派の核になる可能性もある。

 一方、岸田政権を支える安倍晋三元首相も、かねて菅氏に無派閥議員を束ねた「派閥化」を提案してきた。安倍氏にとっても、かつて官房長官として自身を支えた「女房役」のグループ結成は、自身の現政権への影響力を強める材料になり得る。

 菅氏をめぐる思惑が党内で交錯する中、政権内には警戒感が広がる。閣僚の1人は「菅氏と一緒にやることが果たして得なのか」と苦々しげに語った。

7895チバQ:2022/03/09(水) 19:22:15
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220309052001.html
麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  
2022/03/09 05:20神奈川新聞

麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 8日の参院財政金融委員会で鈴木俊一財務相が前任の麻生太郎氏の功罪を問われ、いきなり森友学園問題を挙げる場面があった。一方で安倍晋三元首相の経済財政施策「アベノミクス」については高評価一色。自民党麻生派所属の重鎮閣僚による「突然のばっさり」(同党幹部)に「派内の身内につれない麻生氏へのショック療法では」(同)との見方も出ている。

 「最初に森友学園案件を真摯(しんし)に反省したい。決裁文書改ざんなどが二度と起こらないようにしていくことが大事だ」。立憲民主党の牧山弘恵氏(神奈川選挙区)から「麻生前財務相の功罪は何か」を問われた鈴木財務相は、質問でも言及がなかった森友問題を冒頭から持ち出した。財政健全化推進への評価を継いだものの、「罪」からの入りに与党議員席は「えっ? 何?」とどよめいた。

 一方でアベノミクスについて「財務省として客観的な評価を行うべきだ」と迫られると「デフレではない状況をつくり雇用も拡大した」と持ち上げ、検証も「既に評価は付いている」と否定。「財務省の失った信用を取り戻さないといけない」などと力を込めた森友問題への姿勢と一変した。

 牧山氏は「岸田文雄首相が『新しい資本主義』を本当に進めていきたいのであれば、アベノミクスの検証を避ける選択はあり得ない」と批判しつつ、「経済財政政策こそ業務の本筋。本来、真っ先に出て来るはずでは」と前財務相の功罪の列挙の順番を皮肉った。

 麻生派を巡っては先月、会長代行の佐藤勉前総務会長ら4人が退会し、党内第3派閥に転落。永田町では菅義偉前首相(衆院2区)の政策グループ結成と連動した動きとみられている。

 関係者によると「長い間お世話になりました」とあいさつした佐藤氏らに、麻生氏は「短い間、ご苦労さまでした」と返した。一切慰留しなかったことに派内では「冷たい印象を与え縮小再生産を招きかねない」との懸念が出たという。

 この日の財務相答弁に麻生派議員は「鈴木さんは麻生さんとのカラーの違いを出したかったのだろう」と推測。「身内に突き放されたらどんな気持ちになるのかを『親分』に知ってもらうためのショック療法であってほしい。造反だったら大変」と付言した。

7896チバQ:2022/03/10(木) 09:35:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c43ff9a537884e9f0a325cd6b39c10a1dd9190b
結集すれば自民最大派閥に、「宏池会」系3会派の事務総長が会食…安倍派「再結集の布石か」
3/9(水) 23:36配信
読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党の岸田派(45人)、麻生派(49人)と谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」(約25人)でそれぞれ事務総長を務める根本匠、森英介、小里泰弘の3衆院議員が9日夜、東京都内の日本料理店で会食した。会合は小里氏が呼びかけたもので、3勢力が連携して岸田首相を支える方針を確認した。3氏による会合の定例化でも一致した。

 党内第3派閥の麻生派、第4派閥の岸田派、有隣会はいずれも、池田勇人元首相が創設した派閥「宏池会」の流れをくむ勢力で、所属議員数を合計すれば、最大派閥の安倍派(94人)を上回る。安倍派内からは「再結集して『大宏池会』を目指す布石ではないか」との臆測が出ている。

 一方、岸田首相はこの日、安倍元首相と衆院議員会館で約20分間会談した。首相は就任後、月に1回程度のペースで安倍氏と会談を続けている。首相は会談後、記者団に「ウクライナを巡る外交安全保障に関してアドバイスをいただいた」と語った。

7897チバQ:2022/03/10(木) 13:15:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae12964220d68a907a331b92471e0d7ca44eeb13
韓国大統領選は0・7ポイント差での政権交代…当選の尹氏、日韓関係「未来に向け協力」
3/10(木) 11:52配信

読売新聞オンライン
韓国大統領選で当選した尹錫悦氏(AP) 

 【ソウル=溝田拓士】9日投開票された韓国大統領選は、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)候補(61)が、左派系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補(57)との接戦を制し、当選した。就任は5月10日で、5年ぶりに左派から保守に政権が交代する。尹氏は悪化した日韓関係の早期改善に意欲を示している。

(写真:読売新聞)

 中央選挙管理委員会の集計(開票率100%)によると、尹氏の得票率は48・56%で、李氏(47・83%)と0・73ポイント差だった。得票数でわずかに約25万票上回っただけだった。

 1987年の民主化以降の大統領選で得票率が最も僅差だったのは、金大中(キムデジュン)氏(40・27%)が李会昌(イフェチャン)氏(38・74%)に勝った97年選挙の1・53ポイントだった。

 投票率は77・1%で、前回2017年の77・2%とほぼ同じだった。

 尹氏は検事出身で、民主化後、初めて政治家を経験せずに大統領に就任することになる。10日午前4時20分頃、ソウルの国会図書館で「偉大な国民の勝利」だと述べ、勝利を宣言した。李氏は、共に民主党の党本部で「尹候補を祝福する」と敗北を認めた。

 尹氏は10日午前に記者会見し、日韓関係について、「未来に向け、互いに協力していきたい」と述べた。

 また、米国のバイデン大統領と電話会談した。就任後、早期に直接会談し、米韓関係の発展について協議する方針を確認した。

 選挙では、新型コロナウイルスの感染拡大で疲弊した経済の再生や、文在寅(ムンジェイン)政権下で深刻化した不動産価格高騰の問題、若者の雇用対策が主な争点となった。選挙期間中にロシアのウクライナ侵攻が始まり、外交・安保への関心も高まった。

 尹氏はミサイル発射を繰り返す北朝鮮問題について、南北融和を急ぐ文政権の姿勢を「屈従外交」と批判し、先制攻撃能力の保有や日米韓の連携を通じた抑止力の強化を訴えた。南北対話よりも北朝鮮の非核化を最優先とする方針だ。

 対日関係を巡っては、未来志向の日韓関係を目指すとした1998年の日韓共同宣言を基本とし、首脳間のシャトル外交を復活したい意向だ。尹氏は「歴史問題、経済、安保協力を包括的に解決する」と公言している。最大の懸案である、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟を巡る問題への対応などが焦点となる。

 選挙戦では、終盤まで尹氏と李氏の支持率が伯仲した。3位の中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(60)が3日、出馬を辞退して尹氏支持に回ったことで、尹氏は主要野党の統一候補となり、ややリードを広げた。

 李氏は北朝鮮との対話を重視する姿勢を説き、文政権を継承する考えを示していた。宅地開発を巡る自らの不正疑惑や家族のスキャンダルが響いた。

 得票率差で1ポイントを切る大接戦となった韓国大統領選は、韓国社会の分断の深さを反映している。

 保守系最大野党の尹錫悦(ユンソクヨル)氏は、中道野党の安哲秀(アンチョルス)代表との野党候補一本化で優位に立ったとみられていただけに、これだけの僅差は予想外だったはずだ。陣営は「候補一本化に危機感を感じた左派が結集した」と分析するが、安氏の支持層である若者や女性から、期待した支持を得られなかったことも響いたのではないか。選挙戦で尹氏が与党を攻撃し続け、不毛な政争を繰り返す旧態依然のイメージを持たれたのかもしれない。

 尹氏の「国民の力」は定数300の国会で議席数が106議席の少数与党となり、総選挙は2年後までない。尹氏は10日未明、支持者を前に「国民統合を最優先に考える」と述べ、他党との協力を約束した。

 文在寅(ムンジェイン)大統領も、朴槿恵(パククネ)前大統領もそう誓ったが、青瓦台(大統領府)に入ってから初心を忘れたような独断専行が目立った。尹氏が悪習を断ちきれるかどうかが問われることになる。(ソウル支局長 豊浦潤一)

7898チバQ:2022/03/10(木) 20:13:02
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-835533.html
片山さつき議員の安倍派入りに暗雲 安倍元首相との密約に派閥議員が猛反発のウラ
2022/03/10 17:00デイリー新潮

片山さつき議員の安倍派入りに暗雲 安倍元首相との密約に派閥議員が猛反発のウラ

片山さつき氏

(デイリー新潮)

 果たして“問題”は解決するのか。自民党の片山さつき・元地方創生担当相(62)は、3月13日の自民党大会までに新たな所属派閥を明らかにするという。だが、それほど時間は残されていない。担当記者が言う。

 ***

「2月21日、二階派が突然、片山さんに退会を勧告したのが発端でした。時事通信などは『実質的には除名』という二階派議員の匿名コメントを報じました。一方の片山さんは猛反発。『昨年12月に退会を伝えた』と反論しただけでなく、『名誉毀損で人権侵害』などと噛みついたのです」

 騒動はこれで終わらなかった。片山氏の反論を、今度は二階派のトップ、二階俊博・元自民党幹事長(83)自らが否定したのだ。

 二階氏ほどの“権力者”が、わざわざ「片山氏の発言は間違っている」と反論したことは異例の事態と言える。

「二階氏と二階派事務総長の武田良太・前総務相(53)など幹部4人が22日、連名で『事実無根であることを確認した。自己保身的で誤った発信を放置することはできず、厳重に抗議せざるを得ない』との談話を公表したのです。談話の内容も非難のニュアンスが強く、まさに“泥仕合”でした」(同・記者)

安倍派議員は猛反対!?
 朝日新聞は23日の朝刊に「二階派、片山氏に退会勧告 片山氏『名誉毀損』、安倍派へ移るとの見方」との記事を掲載した。

 文中では、片山氏が《最大派閥の安倍派(清和政策研究会)に移るとの見方》があると指摘し、《安倍派の閣僚経験者は「我が派に対するメッセージだろう。『事実上除名にした人をまさか受け入れないでしょうね』と」と語った》と伝えた。

 25日に片山氏が退会届を提出し、少なくともマスコミの報道は止まった。だが、本当に片山氏が、安倍晋三・元首相(67)が会長を務める「安倍派」に入会できるのか、永田町の関係者は固唾を呑んで見守っているという。

 そんな中、安倍派の幹部が取材に応じた。「困ったことに、片山さんの入会に主要メンバーは全員が反対しているんですよ」と言う。

「去年の総裁選が発端でした。安倍さんが支援する高市早苗さん(61)の推薦人に、片山さんは名を連ねました。その際に片山さんは安倍さんとの間で、高市さんを全面バックアップする代わりに、安倍派に移るということで合意したようです。とはいえ、基本的には2人だけの話です。根回しも何もしていません」

 今回の騒動で初めて知ったという安倍派議員も少なくないという。

「安倍派には片山さんに好感を持っていない議員もいます。安倍派に入るとなると、大モメは必至でしょう。頭の痛い問題ですが、安倍さんは一度話し合って、『派閥内には異論がありますよ』と報告しなければならないでしょうね」(同・安倍派幹部)

7899チバQ:2022/03/10(木) 20:13:24
片山氏の悲願
 文春オンラインは2月21日、「〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会『義理人情に欠ける』と強烈批判も…彼女の『本当の狙い』とは?」との記事を配信した。

 文中に自民党関係者が登場し、以下のように発言している。

《二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう》

 だが、この解説は、事実とはやや異なるようだ。

「片山さんは、町村信孝さん(1944〜2015)が派閥の会長だった『町村派』(2006〜2014)の頃から、清和研に入りたいと打診していました。その後、『細田派』(2014〜2021)の会長だった細田博之さん(77)にも頼んでいます。片山さんが清和会に入りたいという意思を表明したのは、昨日や今日の話ではないんです。むしろ長年の悲願と言ったほうがいいでしょう」(同・安倍派幹部)

 それだけラブコールを送り続けても、なかなか清和研には入れなかった。その一方、「来る者拒まず」として知られる二階派は、片山氏を持て余していたという。

尾を引く可能性
「片山さんは2009年の衆院議員選挙で落選し、翌10年の参院議員選挙で返り咲きを果たしました。参院選は比例区ですので、自民党を支援してくれる業界団体が片山さんをバックアップしてくれています。ところが片山さんは、業界団体からの評判があまり良くないのです。『何とかしてくれ』と悲鳴を上げる団体も少なくなく、二階派の幹部も困っていたようです。最終的に二階さんは、片山さんに『出て行け』と引導を渡したわけです」(同・安倍派幹部)

 片山氏も出て行きたいのだから、二階派から追い出されたとしても実害はない──こんな解釈も可能だが、そういうわけにはいかないようだ。

「片山さんを迎えることに、これだけ安倍派から反対意見が出ているわけです。片山さんが考えているように、安倍派への“移籍”が簡単に認められるとは思えません。安倍派が二階派から片山さんを“引き抜いた”ような印象を持たれたら困りますしね。片山さんは3月13日の自民党大会までに、この問題にケリを付けたいようですが、まず無理でしょう。おまけに今年の参院選は、片山さんは改選に当たります。派閥の支援も受けられないとなると、再選も危うくなると思います」(同・安倍派幹部)

デイリー新潮編集部

7900チバQ:2022/03/15(火) 20:26:29
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-538885.html
石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳 自民党の冷や飯組の"駆け込み寺"になる可能性
2022/03/15 04:30東洋経済オンライン

石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳 自民党の冷や飯組の"駆け込み寺"になる可能性

石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳

(東洋経済オンライン)

ウクライナ危機とコロナの挟撃に岸田文雄首相が苦闘する中、菅義偉前首相が党内有志議員による「勉強会」発足に動き始めたことが波紋を広げている。いわゆる「菅グループ」を軸とした反主流派結集となれば、岸田政権への露骨な揺さぶりともなるからだ。

昨年暮れから政治の表舞台で再始動した菅氏は、ここにきて周辺に2022年度予算成立後に勉強会を立ち上げる意向を漏らしている。ただ、派閥結成を否定してきた菅氏は「勉強会」について、菅政権で掲げた重要政策の実現を目指す政策集団と位置付ける構えだ。

菅氏は首相在任時、コロナ対応での国民の厳しい「後手」批判などで求心力を失い、「菅首相では衆院選惨敗」とする自民内の“菅降ろし”に屈して、党総裁選直前の退陣表明に追い込まれた。しかし、ワクチン接種などで示した手腕への再評価に気力を取り戻し、最近の言動ではキングメーカーへの意欲もにじませる。

ただ、ロシアのウクライナ軍事侵攻での国際社会の緊迫と混乱は、「戦後最大の国難」(岸田首相)であることは否定できない。その中で前首相が政局的な動きをすることへの与党内の反発も多く、「菅氏についていく議員は限られる」(麻生派幹部)との厳しい声も少なくない。

発足は3月末から4月上旬が見込まれている
菅氏は「公約した政策には責任がある」として、勉強会での最重要テーマを、菅政権発足時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現とする考え。併せて、不妊治療の支援策などにも積極的に取り組む意向とされる。

注目の勉強会発足の時期は、2022年度予算成立と、ウクライナ危機の展開も踏まえ、3月末から4月上旬が見込まれている。菅氏はそれまで、党内の幅広い人脈を活かして参加者を拡大させ、初会合にこぎつける戦略とみられる。

また菅政権で推進した省庁改革の一環として、コロナ対応で国民的批判を浴びた厚生労働省の組織見直しにも取り組む意向も示しているとされる。

そこで注目されるのが参加議員の顔ぶれだ。党内には、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」(15人)と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループ(11人)が存在する。当然、勉強会には、両グループの大半が参加するとみられている。

その一方で、菅グループ外からのさまざまな参加者も浮上。すでに菅内閣の総務相だった二階派の武田良太衆院議員が参加の意向を示し、菅氏と当選同期で2月25日に麻生派を退会したばかりの佐藤勉前総務会長と同調者数人の参加も取り沙汰されている。

また、総裁選で河野太郎現党広報本部長を支援した石破茂・元幹事長との連携も図ろうとしている。石破派解消後、同氏を中心とする党内横断的グループが3月2日に開いた初の勉強会には、ガネーシャの会のメンバーの一部が出席した。党内では「菅氏が自身の勉強会発足を見据え、石破氏に秋波を送った」(菅氏周辺)と見る向きもある。

7901チバQ:2022/03/15(火) 20:28:31
今後の政局混迷を見据えた動き
さらに菅氏は、二階派(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や森山派(7人)の森山裕総務会長代行との共闘も模索する。二階派幹部は「菅グループとはしっかり連携する」としており、勉強会が「党内の冷や飯組の駆け込み寺」(岸田派幹部)となれば、「ポスト岸田」をにらんだ党内反主流勢力の結集ともなり、旗頭の菅氏の影響力が高まることも間違いない。

それだけに、菅氏による勉強会発足は、今後の政局混迷を見据えた動きと受け止める向きが多い。菅氏側近は「夏の参院選で自民が予想以上に苦戦した場合、次期総裁選に向けて、岸田首相を追い落とす準備」と漏らす。

もちろん、現状では野党の分断などで「参院選は自民勝利が確実」(選挙アナリスト)との見方が多い。当然、岸田政権の基盤強化が見込まれるが、その場合でも党内横断的な菅グループが健在なら、菅氏は「党内実力者として無視できない存在」(自民長老)となる。

その一方で、最大派閥安倍派の領袖として党内ににらみをきかせる安倍晋三元首相と菅氏の連携が取りざたされることも事態を複雑にしている。

昨秋の衆院選後、安倍氏は菅グループの「派閥化」を繰り返し提案してきた。岸田首相を支持する立場ながら、裏舞台でのあつれきもあるとされるのが安倍氏。それだけに、安倍政権の官房長官だった菅氏との協力関係再構築は、岸田政権への圧力となることは間違いない。

このように、菅氏の勉強会立ち上げは自民党内の権力闘争の構図を変える可能性があり、岸田政権の幹部も警戒心を隠さない。ただ、この段階での菅氏の動きには、党内の「困惑と不信感」(閣僚経験者)が拭えないのも事実だ。

公明党は「必ずしも菅氏を頼りにはしていない」
菅氏は公明党との太いパイプを維持しているとされるが、公明党は「必ずしも菅氏を頼りにはしていない」(幹部)とみられている。3月13日の自民党大会でも、岸田首相と山口那津男公明党代表がそろって、参院選勝利に向けての連携強化をアピールしてみせた。

参院選での自公選挙共闘については、昨年来あつれきが目立っていた。しかし、自民党大会の直前になって双方が関係修復に動き、足並みが乱れていた各選挙区での「相互推薦」でも合意する方向となった。これを「自公党首の菅氏の動きへの警戒心の表れ」(自民選対)と勘繰る向きもある。

そうした中、保守3分裂の選挙となって結果が注目された3月13日投開票の石川県知事選は、馳浩元文科相が大接戦の末に初当選した。馳氏は安倍派所属で、安倍氏や森喜朗元首相が支援する一方、日本維新の会が推薦したことが「勝利に結びついた」(自民選対)との指摘もある。

ただ、地元石川の維新幹部は猛反対したのに、維新の松井一郎代表と親密な安倍・菅両氏の働きかけで維新の馳氏推薦が実現したとされる。同知事選は安倍派の内部分裂で安倍氏の指導力も問われていただけに、安倍氏は安堵したものの「岸田首相はあまり関係のよくない維新に借りができた」(自民選対)との声も出る。

そうした中、通常国会前半の最優先課題だった2022年度予算は、18日にも成立する段取りだ。このため、岸田政権の当面最大の課題は、ウクライナ危機とコロナ対策への対応となる。まさに東西冷戦の再来とパンデミックという文字どおりの国難だけに、与党内には菅氏らの動きも含め「今はコップの中の争いなど論外」(自民長老)との声も広がる。

著者:泉 宏

7902チバQ:2022/03/17(木) 01:26:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220316X544.html
閣僚1減、岸田首相「調整中」=五輪相ポスト、月末で消滅
2022/03/16 21:24時事通信

 岸田文雄首相は16日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックの閉幕を受けて今月末で五輪担当相ポストが消滅し、閣僚数が1減となることへの対応を問われ、「今、調整している」と述べた。五輪担当相は現在、岸田派の堀内詔子衆院議員がワクチン担当相と併せて務めており、同氏が外れる可能性も取り沙汰されている。

 首相は「ワクチンを軽視している印象を持たれてはならない。しっかりした体制を考えたい」と説明。「仮に担当が代わっても、政府全体で総力戦で感染症対策に立ち向かっていきたい」と強調した。

7903とはずがたり:2022/03/19(土) 11:15:46

https://twitter.com/yutaro_tamura/status/1504653347969978369
田村雄太郎
@yutaro_tamura
月刊 選択3月号によると青木幹雄に関して茂木敏充は内輪の会合で「せいぜい工場長ぐらいしかやってない人がずっと経営に口を出している」と吐いた。この発言は青木に到達済み。青木は参院選が終われば派閥を割ってでも茂木降ろしに向かう覚悟を崩さない。#自民党 #茂木敏充
午前11:58 ・ 2022年3月18日・Twitter for Android

7904チバQ:2022/03/21(月) 08:06:37
二之湯を外したほうが良いのでは?
京都のマネロン問題&どうせ引退&課題抱えてないし
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031400771&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
【点描・永田町】堀内ワクチン担当“解任説”の訳
2022年03月20日18時30分


首相官邸で初閣議後、記念撮影に臨む堀内詔子ワクチン担当相=2021年10月4日
首相官邸で初閣議後、記念撮影に臨む堀内詔子ワクチン担当相=2021年10月4日

衆院予算委員会で岸田文雄首相(手前)の答弁を聞く堀内詔子ワクチン担当相=2月2日、国会内
 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大の要因の一つとされる、高齢者らへの3回目ワクチン接種の大幅遅れで岸田文雄首相への批判が強まる中、永田町では堀内詔子ワクチン担当相の“解任説”が広がっている。堀内氏の“本業”は五輪担当相で、昨秋の東京五輪・パラリンピック閉幕に伴い同ポストの3月末廃止が決まっており、首相も堀内氏を閣僚から外す意向とされるからだ。その場合、堀内氏が兼務するワクチン担当相が宙に浮くことになり、首相は実質的にワクチン対策を仕切る後藤茂之厚生労働相か、コロナ担当を兼務する山際大志郎経済財政担当相に任せる方向で調整を進めるとみる向きが多い。

 ただ与野党を問わず、閣僚としては未知数だった堀内氏を、コロナ対策のカギともなるワクチン担当に起用した首相の責任を問う声が強まっている。臨機応変な答弁ができず、官僚メモの棒読みばかりで立ち往生する場面が目立つ堀内氏は、野党側の追及の格好の標的で、「もはや首相も守り切れない」(自民国対)のが実態だからだ。そもそも与党内では「堀内氏の閣僚起用は総裁選での貢献に報いる典型的な論功人事」(自民長老)との見方が支配的。政権内部でも「指導力が疑問視される堀内氏になぜ、極めて重責のワクチン担当を兼務させたのか」(有力閣僚)などと、閣僚人事での「首相の判断ミス」(同)との指摘が相次ぐ。
◇「岸田派プリンセス」への情実人事?
 堀内氏は2012年衆院選の山梨2区で初当選し、現在4期目。首相は自民総裁選勝利を受けた組閣で、同じ当選4回組の小林鷹之経済安保担当相、牧島かれんデジタル相と堀内氏の3氏を「若手起用」による目玉人事としていた。ただ小林、牧島両氏と違い、堀内氏は「初当選時から首相のお気に入りで、自民党内で1、2位を続ける党員獲得数で、岸田総裁実現にも大きく貢献した」(岸田派幹部)ことが、抜てきの理由だとされる。そもそも堀内氏は政界でも「超上流階級の出身」(同)として知られる。父方の祖父は日本開発銀行総裁などを務めて「財界四天王」と呼ばれた小林中氏(故人)。さらに母方の祖先は明治の元勲・大久保利通で、麻生太郎副総裁とも縁戚関係という華麗な家系だ。
 堀内氏自身も幼稚園から大学まで学習院。大学時代は秋篠宮皇嗣殿下の同期生で、当時皇太子だった現天皇陛下のお妃(きさき)候補として名前が挙がったこともある。そんな「究極のお嬢様」が政界入りしたのは、義父の堀内光雄元通産相(故人)の政界引退に際し、光雄氏の選挙応援で大活躍した堀内氏を地元後援会が後継者に強く推し、これに応えたためだ。当選後は「極めて真面目で人柄も良く、誰にも好感を持たれる女性政治家」(自民幹部)との評価から、総裁選告示でも麻生派最高幹部の鈴木俊一氏(財務相)と共同届け出人となり、「岸田派のプリンセス」(同)と呼ばれるようになった。
 首相にとって、堀内光雄氏は宏池会(現岸田派)領袖(りょうしゅう)も務めた大先輩で、しかも鈴木財務相の父の善幸元首相が宏池会領袖時代の最側近。このため堀内氏の存在が、総裁選での麻生派との連携強化にもつながったとされる。首相は総裁選での女性閣僚積極起用の公約も踏まえ、側近の堀内氏を抜てきしたが、五輪担当相だけでは途中退任が既定路線化することから、ワクチン担当兼務で「格上げしたのが真相」(同)とされる。
 ただ、これが「ワクチン接種を軽視していた証拠」(自民長老)との疑念につながり、「情実人事の果てのワクチン担当解任」(同)となれば、首相の任命責任も問われて、求心力低下につながる可能性が少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」3月14日号より】。

7905チバQ:2022/03/21(月) 08:13:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/f654779f035bf40aee88d836bace0546d24b476d
故竹下氏お別れの会 創業家去った名門派閥の節目に
3/14(月) 17:58配信

産経新聞
竹下亘元復興相のお別れの会で、献花する参列者ら=14日午後、東京都港区(飯田英男撮影)

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会)は14日、東京都内で、昨年9月に74歳で死去した竹下亘前会長のお別れの会を竹下家と共催で開いた。兄の竹下登元首相が旗揚げし、小渕恵三元首相が育てた名門派閥は世代交代が進んだ。新体制では派閥として新たな独自政策を打ち出す計画もある。お別れの会は「竹下、小渕両元首相の派閥」の幕が閉じる節目となった。

【写真】昨年9月に74歳で死去した竹下亘前会長

お別れの会では、党総裁の岸田文雄首相、安倍晋三元首相ら約1千人が献花した。後任会長に就いた茂木敏充幹事長は参列者への謝辞で「竹下先生からいただいたご指導を胸に、多くの仲間と力を合わせ、政界のど真ん中で活躍するグループにしていく」と述べた。

平成研では今後、少子高齢化対策や安全保障といった政策の議論を重ね、打ち出したい考えだ。茂木氏は「技術(革新)に人間の倫理が追い付かない問題への対処」などを議論したいと語っている。新たな政策の旗印は茂木氏の「ポスト岸田」戦略にもつながる。

島根県の山間の集落で育った亘氏は「田舎者」を自称し、兄と同じ「ふるさと創生」を政治信条としていた。茂木派中堅は「現代風の派閥にカラーが変わった」と語る。

平成研はかつて最大派閥として政界を支配したが、清和政策研究会(現安倍派)出身で「反平成研」の小泉純一郎元首相に力をそがれた。亘氏は、最大派閥となった清和研に関し「軍門に下るつもりはない」とライバル視もしていた。だが、竹下家は政界から去った。茂木派はポスト岸田も見据え安倍派を含む幅広い連携を図っている。

竹下、小渕両元首相に薫陶を受けた議員は今や少数派だ。昨年の衆院選で「小渕チルドレン」を自任した山口泰明前事務総長らベテラン勢が引退。衆院議員のうち、両元首相が死去した平成12年以降の初当選が9割近くを占める。山口氏は後任の事務総長に小渕氏の次女、小渕優子党組織運動本部長を推したが、茂木氏は新藤義孝元総務相を起用した。派閥の政策責任者は古株の船田元氏から、茂木氏が高く買う中堅の木原稔氏となり、着実に世代交代が進んでいる。(田中一世)

7906チバQ:2022/03/21(月) 08:15:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/962827959e8df15c67fb1f206f4ad409f5a4a114
安倍離れ?二階派入り?新党? 「第三の女性総理候補」稲田朋美氏が描く逆転シナリオ
3/18(金) 17:19配信
NEWSポストセブン
総裁選についてはどう見ているのか

 日本初の女性総理候補と目される政治家たちの本音を聞く連続インタビュー。第2弾は、かつて「安倍晋三・元首相の秘蔵っ子」「タカ派のアイドル」と呼ばれた稲田朋美・元防衛相(63)である。「週刊ポスト」の新シリーズ《女性総理、誕生!》から飛び出したスピンアウト企画。3月18・25日号の第1弾(高市早苗氏)に続き、ノンフィクションライターの常井健一氏が斬り込んだ。【全4回の第4回。第1回から読む】


 2021年の総裁選で稲田氏が属する細田派(現・安倍派)は自主投票を決めたが、多くは安倍氏が支援を決めた高市陣営に流れた。一方、二階派は河野太郎氏と高市氏を両天秤に掛けつつ、野田陣営に8人も推薦人を出し、野田氏にとって悲願の総裁選出馬を下支えした。稲田氏が慕った2人の大物は彼女ではない、無派閥の女性を「総理候補」とした。

 今後、稲田氏がトップを狙う場合、所属する安倍派を代表して出馬する以外には、二階氏のような融通無碍な大物を味方につける必要がある。近年、稲田氏の周辺では「安倍派離脱」や「二階派移籍」の噂が絶えない。

 いずれにせよ、現状では無派閥の高市、野田両氏と推薦人集めで競うことになるだろう。つまり、近い将来、自民党から女性総理が生まれるとすれば、女性同士の熾烈な前哨戦が繰り広げられることを意味する。岸田政権の次に向けた神経戦はすでにはじまっている。

──次の総裁選出馬は考えていますか?

「私が出たいと言っても出られるようなもんでもないので、それに向けて努力をします。でもね、私は1回生の時から自民党総裁を目指すと公言していたんだよね。普通、1年生議員が総理目指すって言うか!って(笑)」

──稲田さんが女性初の総理になるにはどんな準備が必要だと思いますか。

「人気取りよりも、目指すべき日本の姿と主要政策をもっと明確にしなければなりませんね。先日亡くなった石原慎太郎さんがあれだけの国民的人気があっても、なれなかったくらいですからね」

──よく言う「ガラスの天井」を感じますか?

7907チバQ:2022/03/21(月) 08:15:52
「どうかな。天井にぶち当たるまで上昇してないから。ただ、就職活動の時は感じましたね。男女雇用機会均等法が成立する前だから、地方出身で東京に下宿している4年制大学の女子学生にとっては就職先がない時代でした。だから私は資格を選んだのですが、弁護士になっても法律事務所の募集要項には堂々と『30歳以下男性』って書いてありましたからね」

──雇均法が施行されたのは1986年。それ以前の日常風景ですか。

「私はボス弁の先生から『5年間結婚しないなら雇ってやる』って言われて、私は『結婚しません!』って言い切って雇ってもらいました」

──現代では許されない感覚がまかり通っていた。当時に比べると、今の自民党はマシですか?

「推薦人20人のハードルって高いなーと思うんですけどね。派閥で決まるという面よりも、やっぱり政治家なので論戦でもって誰がいいかを選ぶ総裁選であってほしい。派閥の中には、まだまだ年功序列もあり、『経験も足りないくせに……』とかなりますからね。私のように人にどう思われようと正しいことは言ってすぐ行動するというタイプは、今の派閥政治の下では難しいですよね」

──いっそのこと、小池百合子さんのように自民党を飛び出したらどうですか。保守系野党のリーダーとして総理を狙うという選択肢もあります。

「私、自民党が好きやからね」

──どんだけ! 自民党の何がいいんですか?

「立党の旗がしっかりしていますからね。安倍さんがおっしゃる『戦後レジームからの脱却』、憲法改正によって本当の意味で日本が独立を果たすという目標ですよね」

 稲田氏にはもうひとつの挫折体験がある。一部マスコミの批判的な報道に対し、名誉毀損訴訟を起こして応戦した時期があった。一件は敗訴、もう一件は取り下げて終結した。当時を振り返り、過剰防衛だったと自省する。

「今考えると、マスコミと溝をつくらずに、もう少しうまく対応できたのでないかと」

 保守主義とは「人間は不完全である」という前提に立つ謙虚な思想である。間違える存在であるがゆえに、先人の知恵や伝統にならい、自らを律し、過ちを改めながら前進していく。本来、排外主義や権威主義、あるいは「ヘイトスピーチ」とは一線を画す鷹揚な概念なのである。

 稲田氏は雌伏の間、保守思想を一から学び直した。そして今、多様性を認め合える寛容な社会をつくることが「日本の良きもの」を保守することにもつながると主張する。

──リーダーは常に毀誉褒貶に晒される。自分を見失わないために続けていることって、何かありますか?

「1日おきで、ランニングをしていますね。今朝も10キロ走りました。秘書も伴走してくれたんですけど、途中でいなくなっちゃったな(笑)」


──10キロは伴走する方も大変ですね。道端で「あ、稲田朋美だ!」と気付かれることはないんですか。

「ないない。化粧してないし、帽子かぶってサングラスして、ランニングの格好をしているでしょ。地元の福井では気付いてほしいじゃないですか。でも気付かれない」

──安倍さんのストレス解消法はゴルフ、菅さんは朝の散歩、岸田さんは風呂場での独り言……。稲田さんはランニング。

「私だって、凹むんですよね。朝走ると絶対頑張ろうって感じに切り替わります。とにかく朝日を浴びたら、なんかすべて望みが叶うようなポジティブな気分になる(笑)。やったほうがいいですよ、みなさんも!」

(了。第1回から読む)

【プロフィール】
稲田朋美(いなだ・ともみ)/1959年、福井県生まれ。早稲田大学法学部卒業。1982年、司法試験合格、1985年、弁護士登録。李秀英名誉毀損訴訟、「百人斬り」報道名誉毀損訴訟などに携わる。2005年に初当選後、内閣府特命担当大臣(規制改革)、国家公務員制度担当大臣、防衛大臣、自民党政調会長、同幹事長代行などを歴任。衆院福井1区選出、当選6回。

【インタビュアー・構成】
常井健一(とこい・けんいち)/1979年茨城県生まれ。朝日新聞出版などを経て、フリーに。数々の独占告白を手掛け、粘り強い政界取材に定評がある。『地方選』(角川書店)、『無敗の男』(文藝春秋)など著書多数。政治家の妻や女性議員たちの“生きづらさ”に迫った最新刊『おもちゃ 河井案里との対話』(同前)が好評発売中。

※週刊ポスト2022年4月1日号

7908チバQ:2022/03/23(水) 19:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/125cebc4e28d295bcb4cfae3c837ec8a4d07d274
菅前首相、二階元幹事長が「大派閥」結成で逆襲?岸田首相、最大派閥・安倍派がピリピリ 〈dot.〉
3/23(水) 8:50配信
AERA dot.
菅前首相と二階元幹事長

 東京都内の日本料理店に3月15日夜、集まったのは、菅義偉前首相と二階俊博元幹事長、そして林幹雄元幹事長代理、森山派(旧石原派)の森山裕会長の4人。二階派の国会議員はこう語る。


「参院選での自公の選挙協力でもめていることで、意見交換したと聞いているけど、それを信じる人はいませんよね、このメンバーですから。二階氏の逆襲がはじまったのではと、派内では言われている」

 この会合に神経をとがらせるのが、岸田文雄首相や最大派閥、安倍派会長の安倍晋三元首相らだ。

「政治は数が力の源泉。非主流派が大きな塊になるのは看過できない」と安倍派の国会議員は警戒感をにじませる。

 岸田政権になり、政権の中枢から非主流派に転げ落ちた菅氏と二階氏。

「2020年9月、菅氏が首相の座を手中にした。二階氏、林氏、森山氏との会談で自民党の総裁選出馬への支持が得られたことで勢いがつき、決断したからです。もう一度という思いがあるのではないか」(自民党の閣僚経験者)

 菅氏は自らの派閥を持たなかったことが一因で、昨年10月の自民党総裁選では十分な支持が得られないと出馬を断念に追い込まれた。岸田政権となって以降、何度も自身が主宰する「ガネーシャの会」を中心とした「菅派」の結成が噂にのぼっていた。

 そこに二階派や森山派が加わるのではないかと、15日の会合からささやかれるようになった。自民党で歴代最長となる5年2か月、幹事長として豪腕をふるった二階氏。

 幹事長を去ってからも、自民党本部の「国土強靭化推進本部」の部屋に毎日、通う。2月に部屋を訪れた二階氏の地元、和歌山県の支援者はこう語る。

「幹事長時代と同様に、官僚、議員、業界団体などいろいろな方々が部屋で順番待ちをして、外にまで人があふれていた。機嫌がいい時は、予定時間をオーバーしても、選挙から政局、予算に陳情まで話し込むそうです。私が訪ねた時も、かなり時間を過ぎても地元の話で盛り上がった。参院選も二階氏独自の見立てを披露していた」

 二階氏の健在ぶりは今も変わらないという。だが、昨年10月の衆院選で、所属議員が10人減り、さらに2月には片山さつき元地方創生担当相の退会問題で、泥仕合が報じられるなど二階氏が求心力を失っていたのも事実。現在、二階派の所属議員43人は岸田派にも抜かれ、党内では5番目の派閥に甘んじる。

「派内では当初、菅氏の派閥と連携でよいとの見方でした。昨年の総裁選で自派から首相、総裁候補が出せなかったことが非主流派に転落した要因の一つです。そこで菅氏やそのグループも引っ張って、そして関係が深い森山派も加えて二階派を中心とした、大きな派閥を作って、数でも岸田首相や安倍派など主流派と対抗しようという考えです。菅氏にとっては、再登板の目も出てくるので、お互いにメリットがある」(前出・二階派の国会議員)

7909チバQ:2022/03/23(水) 19:35:28
 麻生派から佐藤勉前総務会長をはじめ4人が退会し、菅氏のグループに加わるとみられ、派閥化への準備が着々と進む。

「春くらいには、勉強会を立ち上げて、時期をみて派閥になると思う。麻生派をやめた佐藤氏が派閥を仕切るのではないかとの声がある。一方で二階派との合流という人もいる」(菅氏のグループの国会議員)

 菅氏のグループは衆参で30人ほどとみられる。そこに二階派の43人、森山派の7人が加わると、70人から80人規模の派閥となり、安倍派に続く党内第2派閥に浮上する。二階氏と菅氏は公明党と太いパイプもある。

 夏の参院選を控え、公明党との「相互推薦」がギクシャクする中、岸田首相は、菅氏の元を訪ねて自公関係の修復について、協力を依頼している。また、二階派の中ではこんな話もあがっているという。

「二階派は負け組といわれるが、裏で二階氏が動き、昨年10月の衆院選で37人まで減ったが今は43人にまで盛り返している。麻生派から佐藤氏らが抜けてきた。昨年の総裁選で麻生氏は自派の河野太郎氏を推さずに岸田氏支援を公言していた。菅氏は河野氏を重要閣僚で重用し、関係は非常にいい。菅氏のラインで河野氏を派閥に引き抜けないかというプランもある。そうなれば、河野氏という最高の首相・総裁候補を派閥で立てることができる」(別の二階派の国会議員)

 非主流派の巻き返しに岸田首相、安倍氏も黙ってはいない。

「安倍氏は菅氏と何度も会い、グループの派閥化、二階派への合流について慎重になるようにと話していた。だが、ここにきて2人には距離感があり、安倍氏より二階氏を菅氏が選んだのかもしれない。岸田首相は未だに派閥会長を退かず、岸田派のまま。それほど首相も、主流派と非主流派の動向に神経をとがらせている。最大派閥の会長として安倍氏は岸田首相を選び勝たせた。『岸田首相にはしっかりやってもらわねばなりません。それを支えるのが役目です』と派閥の会合でもよく口にしている」(安倍派所属の国会議員)

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「安倍氏がキングメーカーたるゆえんは、最大派閥の会長であり、岸田政権をつくったからだ。それにロシア、ウクライナ情勢で経済の不安要素が増大しており、アベノミクスの責任も問われかねず、安倍氏は厳しい状況だ。菅・二階連合の反撃を許していてはキングメーカーの座も危ういので、非主流派連合は必死で食い止めにいくはず。夏に参院選があるとはいえ、野党が体たらくで政権交代につながる要素はほぼない。それだけに、より党内抗争が激しくなる」

 一方、岸田首相はどうなのか?

「まん延防止法の全面解除に踏み切ったのは、参院選対策でもあります。ただ、もう一つの参院選対策である年金生活者への5千円給付は、茂木幹事長が主導して公明党との隙間を埋めるための配慮として浮上した話ではあったものの、それに乗った岸田首相はセンスがないと批判されています。政調会長時代に主導して赤っ恥をかいた『減収世帯への30万円給付案』の二の舞となりそうだと危惧されています。得意の外交は、最大の焦点であるウクライナ情勢に関しても、インド・カンボジア両首相との共同声明でロシアを名指しで言及できたわけでもなくチグハグです。岸田首相はベルギーのG7で存在感を発揮して参院選へ弾みをつけようと張り切っていますが…」(官邸関係者)

 夏の参院選を前に、党内政局が動きそうだ。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7910チバQ:2022/03/23(水) 21:24:26
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220322X153.html
「低調」予算委、岸田首相乗り切る=自民にあつれき、参院選へ不安
2022/03/22 19:04時事通信

 約2カ月にわたる2022年度予算の審議が、22日に終わった。立憲民主党が政権追及に徹しきれず、2月後半からは世論の関心がウクライナ情勢に移ったこともあり、岸田文雄首相は無難に乗り切った。ただ、自民党執行部内のあつれきが表面化しており、安定政権への関門となる夏の参院選を控え、火種となりそうだ。

 22日の参院予算委員会。立民の福山哲郎前幹事長がウクライナ避難民の支援拡大を求めたのに対し、首相は「ご指摘の点も含め至急検討し、実行したい」と回答。福山氏は「前向きに発言いただいて大変ありがたい」と語った。

 今夏には参院選が予定され、政府・与党は与野党対決型の法案提出を見送り、「聞く力」を掲げる首相は安全運転に徹した。新型コロナウイルスをめぐり、3回目のワクチン接種が遅れ感染者は急増したが、変異株「オミクロン株」は重症化しにくいことにも助けられた。

 立民の見せ場は乏しかった。ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」凍結解除は昨年末に法案を提出していたが、国民民主党にお株を奪われた。政権の看板政策、経済安全保障推進法案に関し元官僚の不祥事を取り上げたものの、打撃を与えたとは言いがたい。日程闘争には慎重で閣僚の不信任決議案などは一切話題にならず、国民の「準与党化」で、野党各党の足並みも乱れた。

 ◇高市氏、首相に直談判

 一方、自民幹部間の不協和音も大きくなっている。高市早苗政調会長は、トリガー凍結解除の議論や年金生活者に対する5000円程度支給の与党方針にほとんど関与できず、調整を取り仕切る茂木敏充幹事長や首相への不満を募らせている。

 高市氏は17日、首相と官邸で向き合った。関係者によると、高市氏は「党が採用する議案は、政務調査会の議を経る」と明記した党則の一節を大声で朗読。首相は「私も政調会長を務めたから分かっている」となだめた。茂木、高市両氏は党役員会で顔を合わせても口もきかないという。

 党内非主流派の閣僚経験者は「内閣支持率が下がってきたら(党内は)荒れる」と予測。政権幹部はトリガーの議論を念頭に、「野党を分断するはずが、党内でも分断が起きている」と懸念を漏らした。

7911とはずがたり:2022/03/24(木) 08:31:27
「低調」予算委、岸田首相乗り切る 自民にあつれき、参院選へ不安
2022年03月23日08時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022032201002&g=pol

 約2カ月にわたる2022年度予算の審議が、22日に終わった。立憲民主党が政権追及に徹しきれず、2月後半からは世論の関心がウクライナ情勢に移ったこともあり、岸田文雄首相は無難に乗り切った。ただ、自民党執行部内のあつれきが表面化しており、安定政権への関門となる夏の参院選を控え、火種となりそうだ。
国民「準与党」鮮明、立民無策 参院選調整、難航避けられず

 22日の参院予算委員会。立民の福山哲郎前幹事長がウクライナ避難民の支援拡大を求めたのに対し、首相は「ご指摘の点も含め至急検討し、実行したい」と回答。福山氏は「前向きに発言いただいて大変ありがたい」と語った。
 今夏には参院選が予定され、政府・与党は与野党対決型の法案提出を見送り、「聞く力」を掲げる首相は安全運転に徹した。新型コロナウイルスをめぐり、3回目のワクチン接種が遅れ感染者は急増したが、変異株「オミクロン株」は重症化しにくいことにも助けられた。
 立民の見せ場は乏しかった。ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」凍結解除は昨年末に法案を提出していたが、国民民主党にお株を奪われた。政権の看板政策、経済安全保障推進法案に関し元官僚の不祥事を取り上げたものの、打撃を与えたとは言いがたい。日程闘争には慎重で閣僚の不信任決議案などは一切話題にならず、国民の「準与党化」で、野党各党の足並みも乱れた。
 ◇高市氏、首相に直談判
 一方、自民幹部間の不協和音も大きくなっている。高市早苗政調会長は、トリガー凍結解除の議論や年金生活者に対する5000円程度支給の与党方針にほとんど関与できず、調整を取り仕切る茂木敏充幹事長や首相への不満を募らせている。
 高市氏は17日、首相と官邸で向き合った。関係者によると、高市氏は「党が採用する議案は、政務調査会の議を経る」と明記した党則の一節を大声で朗読。首相は「私も政調会長を務めたから分かっている」となだめた。茂木、高市両氏は党役員会で顔を合わせても口もきかないという。
 党内非主流派の閣僚経験者は「内閣支持率が下がってきたら(党内は)荒れる」と予測。政権幹部はトリガーの議論を念頭に、「野党を分断するはずが、党内でも分断が起きている」と懸念を漏らした。

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7912チバQ:2022/03/24(木) 10:47:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bc7531c360b888b2f8d6fcc748ac7427bb52875
堀内ワクチン相は退任の方針、後任は松野氏・後藤氏など兼務案…閣僚枠が「1減」
3/24(木) 5:01配信

読売新聞オンライン
堀内ワクチン相

 岸田首相は、堀内ワクチン相を3月末で退任させる方針を固めた。堀内氏が兼務する五輪相の設置期限が3月末となっており、これに伴い閣僚の上限も1人減って19人となるためだ。ワクチン相のポストは、松野官房長官や後藤厚生労働相など関係閣僚に兼務させる案が浮上している。

【写真】堀内ワクチン相「ここで受けたい」…東京ドームでの接種視察

 複数の政府関係者が明らかにした。内閣法は閣僚の上限を17人と定めているが、五輪相と復興相、万博相の設置に伴い、現在は同法の付則により期間限定で上限20人とされている。

 五輪相は東京五輪・パラリンピック特別措置法が設置を定めている。3月末の設置期限で閣僚枠も1減となるため、首相は堀内氏を閣僚から外すことにした。衆院当選4回の堀内氏は、首相が率いる自民党岸田派に所属している。昨年10月の岸田内閣発足で、若手起用の目玉人事として初入閣した。

7913チバQ:2022/03/24(木) 10:52:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a464f0e4c8852f4e63ecba3b9b946168041034a6
自民党で落選議員に「特別補佐」の“肩書きバラマキ” 党本部も「どなたが補佐か、全員は把握できていない」
3/24(木) 7:15配信
NEWSポストセブン
岸田文雄

 自民党で落選議員への“役職バラマキ合戦”が起きている。麻生太郎・副総裁は麻生派元幹部の河村建夫・元官房長官と側近の松本純・元国家公安委員長を「副総裁特別補佐」に任命した。


 松本氏といえば、コロナ自粛中の“銀座クラブ通い”を批判されて自民党離党に追い込まれ、昨年の総選挙で落選。今年になって自民党復党が認められたものの、「まだほとぼりは冷めていない」と地元の自民党神奈川県連や麻生派内からも異論が出て、麻生派分裂騒動にまで発展する火種となった。

 一方の河村氏は山口3区で林芳正・外相との激しい公認争いに敗れて引退を余儀なくされ、かわりに地元の中国ブロックから比例代表で出馬予定だった長男・建一氏も地縁のない北関東ブロックに変更され、あえなく落選した。自民党ベテラン議員が言う。

「地元回りやイベントに出るときはただの元議員より『副総裁特別補佐』の肩書きがあった方が箔がつく。麻生さんは側近のマツジュン(松本氏)の再起を支援するためにわざわざ役職をつくって与えた。河村さんも息子の建一氏が夏の参院選比例代表での出馬を目指している。父親としては引退した元官房長官より、現役の副総裁特別補佐のほうが息子の応援がしやすい。麻生さんの温情だよ」

「特別補佐」とはどんな仕事なのか。

 毎日の活動内容をホームページで報告している「松本純の国会奮戦記」を見ると、特別補佐に就任(今年2月1日)以来、大半は地元でのイベント出席や支援者への弔問などいわゆる“どぶ板”が中心。国政関連は毎週木曜日に開かれる麻生派の会合に出席するくらいだ。党務に勤しんでいる印象は薄く、次の選挙に向けて“箔”をつけるための役職のように見える。

 落選議員への“役職バラマキ”は麻生氏だけではない。むしろ先んじたのは高市早苗・政調会長だ。

 高市氏は昨年の総選挙直後の11月に中山泰秀・元外務副大臣を外交・国防・ゲームチェンジャー領域担当の「政調会長特別補佐」に起用、12月にはやはり落選中の上野宏史・元厚労政務官を経済産業政策担当の「政調会長特別補佐」に起用した。いずれも安倍派の元議員だ。

自民党本部も把握していない
 岸田文雄・首相と茂木敏充・幹事長も負けてはいない。2月3日付で岸田首相は國場幸之助・元副幹事長(岸田派)を「総裁特別補佐」、茂木氏は宮崎政久・元法務政務官(茂木派)を「幹事長特別補佐」に起用。いずれも沖縄選出で昨年の総選挙では小選挙区で敗れ、比例復活によりかろうじてバッジを維持した議員だ。

 夏の参院選に続き、沖縄では秋に知事選が控えている。茂木氏は、「沖縄はまさに選挙イヤーだ。選挙や政策で私の仕事をサポートしてもらう」と、派閥会合で宮崎氏起用の理由を説明しているが、選挙に弱い派内の子分に肩書きで“箔”をつけてやるという狙いは共通しているようだ。

 もっとも、この「特別補佐」という肩書き、以前は自民党内で若手議員の出世の登竜門とみられていた。安倍総裁時代には加藤勝信氏、萩生田光一氏、下村博文氏、西村康稔氏など8人の「総裁特別補佐」が任命されたが、その後、官房副長官などに就任して官邸を支え、大臣として重用された顔触れが多い。いずれも現職議員だった。それがいまや、落選議員や選挙に弱い若手議員の“救済ポスト”に変質しているのだ。
 
 いったい、自民党には現在何人の特別補佐がいるのか。自民党本部も把握していなかった。

「特別補佐という役職は、党則に定められたものではありません。役員が必要に応じて補佐すべき内容に応じて任命している。そのため党の公式HPの役員欄には記載されていない。党本部でどなたが特別補佐についているか全てを承知しているかと言われると、存じ上げていない。松本氏の副総裁特別補佐と、國場氏の総裁特別補佐、宮崎氏の幹事長特別補佐就任は把握していたが、河村氏や上野氏など他の方は知りませんでした」(自民党総務局担当者)
 
 ちなみに報酬については、「党としては出していません」(幹事長室)という。選挙が近づくにつれ、落選議員たちへの「特別補佐」バラマキがもっと増えそうだ。

7914チバQ:2022/03/27(日) 01:06:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/eff870adf80eb16b7d4260f21d512a3ebe9460b9
菅前首相、求心力回復へ着々 沖縄「選挙イヤー」てこ入れ
3/26(土) 15:59配信
時事通信
那覇空港新滑走路の運用開始2周年式典であいさつする自民党の菅義偉前首相=26日、那覇市

 自民党の菅義偉前首相が、昨年10月の退陣から約半年を経て、活動を本格化させつつある。

 26日には沖縄県を訪問し、旗振り役を務めた振興策の成果をアピール。夏の参院選や9月の知事選に向け、てこ入れを図った。新型コロナウイルス対応で説明不足などと批判を浴びた首相在任中のマイナスイメージを一掃し、求心力の回復を図る思惑がありそうだ。

 菅氏は、那覇空港(那覇市)で開かれた新滑走路の運用開始2周年式典に出席し「官房長官、首相として沖縄問題に全力で取り組んできた」と強調。新型コロナワクチンや治療薬などの備えも進んでいるとした上で「間違いなく沖縄の観光産業はV字回復する。私もしっかり沖縄の発展を支援する」と訴えた。

 沖縄は今年、重要選挙が続く「選挙イヤー」。沖縄政策は菅氏が最も力を注ぐ分野の一つで、「誰も寄せ付けない天領」(政府関係者)だ。新滑走路も官房長官時代に工期短縮を実現させた案件。政府・与党の実績を誇示することにより、今後の選挙戦を有利に進める狙いがある。

7915チバQ:2022/03/30(水) 21:26:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3334d8f20e0932ae26a015fe2d67d0ee8e2e00e
自民・森山氏、砂防協会会長に 非主流派も存在感
3/30(水) 20:58配信
産経新聞
全国治水砂防協会の新会長に就任した自民党の森山裕総務会長代行(手前)=30日午後、東京・平河町の砂防会館

自民党の森山裕総務会長代行が30日、全国の約1400の市町村が会員となって構成する「全国治水砂防協会」の新会長に就任した。同協会は自民党の派閥や議員の事務所が割拠し「権力の館」の異名をとった「砂防会館」(東京・平河町)を運営し、田中角栄元首相ら大物政治家が歴代会長を務めたことでも知られる。昨秋の党総裁選後、非主流派となった森山氏だが、党運営のあり方に一石を投じるなど、じわりと存在感を高めている。

森山氏は30日の砂防協会の理事会で9代目の会長に選ばれた。森山氏は理事会後、記者団に「治水治山は国の基本的なインフラで、考えられないような災害が起きている傾向もある。しっかり予算を確保していくことが引き続き大事なことだろうと思う」と語った。

国土の保全と土砂災害の防止などを目的とする砂防協会は昭和10年に発足。歴代会長には河野一郎元農相らが名を連ねるが、第4代の田中氏以降は半ば、自民党旧田中派の流れをくむ派閥(現在は平成研究会=茂木派)の有力議員の指定席のようになってきた。

昨年12月から森山派(近未来政治研究会、7人)を率いる森山氏は、平成17年に郵政民営化関連法に反対して一時期自民党を離れる(18年に復党)前まで、平成研究会(当時は橋本派)に所属していた。その意味では協会会長の系譜に属するといえる。

森山氏は、昨秋まで歴代最長となる約4年にわたって自民党の国対委員長を務め、国会運営で野党との交渉・調整に手腕を発揮したが、河野太郎広報本部長を支援した党総裁選の後、二階俊博元幹事長らとともに非主流派に転じた。

昨年11月には全会一致を原則とする総務会の〝重し役〟として総務会長代行に起用されたが、岸田文雄政権とは距離を置く菅義偉前首相や二階氏と会食するなど、政局をにらんだ動きも見せている。

最近では、茂木敏充幹事長らが、年金生活者に5千円の臨時給付金を支給する案を、党内の議論を経ずに政府に提案したことを問題視し、「党内議論をしっかりやるのが自民党のいい伝統だ」と苦言を呈したり、ウクライナ危機で重要度が増す食料安全保障に関する党委員会を主導したりするなど一定の存在感を示し、影響力を残している。記者団に歴代会長を大物政治家が務めてきたことを問われた森山氏はこう語った。

「私からすると仰ぎ見る先輩方なので…。しっかり真摯(しんし)に取り組みたい」

(原川貴郎、写真も)

7916チバQ:2022/03/30(水) 22:53:30
三反園訓は二階派特別会員
金子万寿夫は元石原派(現森山派)
だから、二階森山でここは対立するんですね

7917チバQ:2022/03/31(木) 13:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/994fbac3fa198d8d0f51ad238ce0fcd6816303f4
公明との結束狙うも…裏目に 政府の5000円給付案「白紙」
3/30(水) 10:29配信

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西日本新聞
自民党本部

 年金生活者らに対する5千円の給付案がいったん「白紙」となった。政府は2022年度予算の予備費を活用し、来月にまとめる物価高騰対策の中で再検討し、軟着陸を図るものの容易ではなさそうだ。


 「反対の声も多く、本年度の予備費は使えなくなった。もうこの話はなくなったということだ」。自民党の高市早苗政調会長は29日、記者団に給付案をゼロベースで議論する姿勢を強調した。

 2週間前の15日。給付案を発案した茂木敏充幹事長は公明党幹部と共に、岸田文雄首相に申し入れた後、「総理からも『しっかりと受け止めて検討したい』と話があった」と胸を張った。首相も周囲に「この政策に反対する人はいない」と自信を見せていた。

 だが、すぐに雲行きが怪しくなる。「年金の目減り分を穴埋めする」という名目を世論は額面通りに受け止めず、自民内からも「党内議論が不十分」として不満が噴出。首相は28日の参院決算委員会で「本当に必要なのかどうかしっかり検討したい」と答弁。明らかにトーンダウンした。

 公明も「自民に付き合っただけ」(幹部)と静観する姿勢に転じる。竹内譲政調会長がわざわざ記者会見で、茂木氏から提案があったことを明かし「公明としてそもそも考えていたわけでもない」と突き放した。

 関係者によると、公明との参院選協力をこじらせる一因となった茂木氏が挽回のために、公明との結束を狙ったが、裏目に出た格好だ。

 政府は、年金生活者らへの優遇との批判をかわすため、生活苦の若者や子育て世帯など困窮支援の一環で対応する方向。首相側近は「与党のメンツをつぶすわけにはいかず、形を変えるしかない」と漏らす。 (大坪拓也、前田倫之)

7918チバQ:2022/04/01(金) 17:56:41
https://mainichi.jp/articles/20220331/k00/00m/010/243000c?inb=ys
信頼?便利屋? ウクライナ、ワクチン…松野官房長官に職務集中
遠藤修平
政治

速報
毎日新聞 2022/3/31 18:01(最終更新 3/31 21:17) 有料記事 1458文字
記者会見する松野博一官房長官=首相官邸で2022年3月31日午後4時16分、竹内幹撮影
記者会見する松野博一官房長官=首相官邸で2022年3月31日午後4時16分、竹内幹撮影
 岸田政権で松野博一官房長官に職務が集中している。財政から安全保障政策まで政権の直面する重要課題の大半に関わり、最近ではウクライナ避難民支援策のとりまとめ役を担当。4月1日からは「ワクチン接種推進担当」も兼務する。任の多さは岸田文雄首相の信頼の証しか、それとも、ただただ、「便利屋」として仕事を押しつけられているのか。【遠藤修平】

 松野氏のワクチン担当兼務は3月31日の堀内詔子ワクチン担当相の退任に伴うものだ。松野氏は同日の記者会見で「堀内氏の職務を引き継ぐ。職責を果たすよう引き続き全力を尽くしていきたい」と語った。だが、積極的に引き受けたわけではない。自身の兼務案が報じられた24日、松野氏は「まだ何も言われてないんだけどな……」と困惑した表情を浮かべていた。

 ワクチン担当は重責だ。2回の接種に力点を置いた菅前政権に対し、岸田政権は当初、ワクチン行政は軌道に乗ったと判断。担当を初入閣で経験の浅い堀内氏に担わせ、事務方を縮小させるなど軽視した。初動の遅れが3回目の接種が進まない要因となり、世論の反発を受けた。新型コロナウイルスの「第7波」が予想される中…

この記事は有料記事です。

7919チバQ:2022/04/01(金) 21:29:00
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022040101001475.html
首相、党内融和へ昼夜会食 二階、麻生氏と相次ぎ
2022/04/01 19:33共同通信

首相、党内融和へ昼夜会食 二階、麻生氏と相次ぎ

岸田文雄首相、自民党の麻生太郎副総裁、二階俊博元幹事長

(共同通信)

 岸田文雄首相は1日、昼に自民党の麻生太郎副総裁、夜に二階俊博元幹事長と相次いで会食した。岸田、二階両派は所属議員同士が衆院選挙区で競合するなど関係が緊張した時期もあった。首相は夏の参院選に向け、党内融和を図る構えだ。

 二階氏とは東京都内のホテルで会食。岸田派の根本匠事務総長、二階派の林幹雄会長代行が同席した。

 両派は昨年10月の衆院選に向け、複数の小選挙区で公認争いを展開した。これに先立つ9月の総裁選では岸田氏が党役員の任期制限を提唱。当時、幹事長在任記録を更新中だった二階氏を念頭に置いた改革で、両氏の確執が指摘された。

7920チバQ:2022/04/04(月) 18:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/741f0b4fea7c657318f856cf8142c2e181a3a891
異例 “発足半年”5割維持は4内閣だけ
4/3(日) 22:19配信
NNNと読売新聞が今月1日から3日まで行った世論調査で、4日に発足から半年を迎える、岸田内閣の支持率は59%と高い水準を維持していることがわかりました。4月の世論調査について政治部の竹内デスクの解説です。

    ◇

――岸田内閣の支持率は政権発足から半年たとうとする今月も59%と堅調だということですね。

はい、これまでの調査で実は、発足から6か月、内閣支持率が50%を維持し続けた内閣というのは細川内閣、小泉内閣、そして第2次安倍内閣に岸田内閣と4つしかありません。

発足した直後に高い支持率だった内閣はもっとあるのですが、維持し続けることができた内閣は少ないわけです。

岸田内閣は発足時の支持率は56%、これは2006年の第1次安倍内閣以降で、2番目に低い支持率でした。

福田内閣は59%、鳩山内閣は75%、野田内閣は65%、菅内閣は74%というように発足時の支持率は岸田内閣より高かったです。

しかし、発足して6か月後には福田内閣は30%、鳩山内閣は41%、野田内閣は35%、菅内閣は48パーセントと軒並み50%を割っています。

発足6か月後も50%を維持していた細川、小泉、第2次安倍といった内閣は発足時の支持率がこのように高く、発射台が高かったわけです。

岸田内閣は、発足時はそこまで高くなかったのにその後、上昇し、高い水準を維持しているという極めて珍しい例だと言えそうです。

その理由は、先ほどもお伝えしたように、ロシアの侵攻や新型コロナへの対応といった目の前の課題への対応がおおむね肯定的に評価されているからだと分析できそうです。

NNN・読売新聞世論調査

4月1日から3日全国有権者に電話調査
固定電話424人(回答率59%)
携帯電話648人(回答率43%)
合計1072人が回答

http://www.ntv.co.jp/yoron/

7921チバQ:2022/04/04(月) 19:41:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040200441&g=pol
松野長官、じわり存在感 岸田政権半年、増える担当
2022年04月03日07時10分



 発足からまもなく半年を迎える岸田政権で、松野博一官房長官が存在感をじわりと強めつつある。新型コロナウイルスのワクチン担当相を今月から兼務し、ウクライナ避難民支援の取りまとめなどの重責も担う。2日は、政権が重視する沖縄を訪問。政権の浮沈を左右しかねない問題が山積し、内閣の番頭役として力量を問われそうだ。

 沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる松野長官は2日、沖縄本島中部にある米軍キャンプ瑞慶覧の返還予定地などを視察。また、沖縄市の桑江朝千夫市長と同市役所で会談した。
 会談後、松野長官は記者団に「日米同盟の抑止力を維持しながら、基地負担軽減に取り組む」と強調。その上で、米軍普天間飛行場移設問題について「唯一の解決策が辺野古移設に向けた工事を着実に進めていくことだ」と理解を求めた。
 沖縄は今年、首長選が相次ぐ「選挙イヤー」。関係者によると、松野長官の沖縄入りは24日投開票の沖縄市長選のテコ入れを図る狙いもあるという。同市長選は与野党一騎打ちの構図。勝利すれば、政権安定化の分水嶺(れい)と目される夏の参院選や、普天間問題の行方を左右する9月の知事選に向けて大きな弾みになるからだ。
 松野長官は現在、基地負担軽減担当に加えて拉致問題担当も兼務。ウクライナ情勢の緊迫化を受けた避難民支援や原油高騰対策に関する政府会議の議長も務めている。1日からはコロナ対策のカギを握るワクチン担当相も担い、政権の重要課題を託されるケースが増えている。
 昨年10月の就任当初は、松野長官を「存在感がない」などとやゆする声もあったが、今では「担務が集中するのは首相の信頼の表れ」(自民3役経験者)との評もある。松野長官は1日の記者会見で、自身の担当を列挙し、「大変身の引き締まる思いだ。職責を果たせるよう全力を尽くす」と語った。
 そんな松野長官にとって悩みの種は与党内の不協和音だ。2022年度補正予算編成をめぐっては、自民、公明両党間に温度差がある。自公間のパイプの細さが指摘される中、松野長官には公明党との調整役も期待されている。

7922チバQ:2022/04/04(月) 19:43:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040200437&g=pol
参院選前の「経済再生」遠のく 物価・コロナで二正面対応―政権半年、岸田首相に誤算
2022年04月04日17時47分

 岸田文雄首相が就任して4日で半年を迎える。世論に素早く反応することでピンチを乗り越えてきたが、ここにきて新型コロナウイルスの感染再拡大と、ウクライナ危機を受けた物価高騰という二正面の対応を迫られる。夏の参院選前に経済再生に道筋を付ける首相の戦略は狂いも生じている。

 「一刻も早くロシアが侵略をやめるよう、国際社会が連携して強い措置を取っていくことが必要だ」。首相は1日の参院本会議で、ロシアのウクライナ侵攻を改めて非難した。
 首相は侵攻から5日後に、バイデン米大統領らとの電話会議で「力による現状変更には明確なコストを示す」と明言。併せて発表したロシアへの追加経済制裁は、プーチン大統領個人も対象とした。政府関係者は「プーチン氏への制裁に踏み切ったことで、政府全体に『できることは何でもやろう』という認識が広がった」と振り返る。
 世界的な「危機」への対応が追い風となり、2月は下降局面にあった内閣支持率が、3月になると再び盛り返す。世論調査の数字を見た首相も「ほっとした様子だった」(関係者)という。
 この間、首相が「反面教師」にしてきたのが、新型コロナ対応で「後手」批判を浴び、支持率低迷に苦しんだ菅前政権の例だ。周辺は「判断の早さが高支持率につながっている」との見方を示す。
 だが、参院選に勝利して長期政権の足掛かりとしたい首相には難局が待ち受ける。
 新型コロナの感染者数は再び増加し始め、東京都で変異株「オミクロン株」の別系統「BA.2」の疑い例が全体の5割を突破。若者に対するワクチンの3回目接種も遅れ気味で、「第7波」の懸念が現実味を帯びる。
 さらに、ウクライナ危機で拍車が掛かった原油価格の高騰は出口が見えない。食料品を含む幅広い物価高につながり、国民生活を圧迫しつつある。
 首相は就任当初、早期にコロナ禍を克服した上で、観光支援事業「Go To トラベル」などを通じて経済を立て直し、参院選に臨む戦略を描いていた。しかし、7月10日に想定される政治決戦を3カ月後に控え、政権は足元の対応に追われている。
 首相が先月末に取りまとめを指示した緊急経済対策は、原油を含む物価高への応急処置が目的で、周辺も「国内総生産(GDP)を押し上げるためのものではない」と認める。加えて、与党が提案した年金生活者への5000円支給案が批判を浴びたように、世論を読み誤れば不満の矛先が政権に向きかねない。
 「(物価高のまま)夏になると、クーラー代が跳ね上がり、政権批判につながる」。自民党関係者からは早くも参院選の逆風を懸念する声が聞こえ始めた。

7923チバQ:2022/04/04(月) 20:22:23
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01E3D0R00C22A4000000/
菅氏、派閥結成重ねて否定 「自由に行動できない」
政治
2022年4月1日 23:30

https://www.yomiuri.co.jp/column/henshu/20220330-OYT8T50016/
新派閥結成? 臆測呼ぶ菅前首相の勉強会
2022/04/01 10:00
編集委員 尾山宏
 安倍元首相は在任中、英国のテリーザ・メイ前首相との会談で、権力闘争に関する話題で盛り上がったことがあるという。

 安倍氏「強権的な国家のリーダーは、外部の勢力に倒される。民主主義国家のリーダーは、自分の党内に倒されることが多い。だから私は、自民党内に気を配っています」

 メイ氏「全くその通り。私も気をつけなければいけない」

 そんなやり取りをしてから時を置かず、メイ氏は、欧州連合(EU)離脱を巡る保守党内の対立を抑えられず、党首辞任に追い込まれた。首相在任は、2016年7月〜19年7月の3年間だった。

党内に足をすくわれた菅前首相…実績あげたが、欠けていた説明力
新型コロナ対策の緊急事態宣言の解除について、記者団の質問に答える菅首相(2021年9月、首相官邸で)=当時
 党内に足をすくわれたリーダーと言えば、菅前首相もあてはまる。内閣支持率が低迷し、昨年の自民党総裁選では事実上の出馬断念に追い込まれた。

 菅氏は在任中、携帯電話料金の値下げやデジタル庁の設置、新型コロナウイルス対策での1日100万回のワクチン接種実現など、多くの実績をあげたが、説明力が決定的に欠けていた。岸田政権で、菅氏は何の役職にも就かず、「冷や飯」状態にある。

 歯がゆい思いをしているであろう菅氏が、近く、脱炭素などの政策をテーマにした勉強会を発足させるという。

 勉強会には、菅氏を支持する無派閥の議員グループ約30人のほか、2月に麻生派を退会した佐藤勉・元総務相らが参加する見通しだ。

 菅氏は、二階派(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や、森山派(7人)の森山裕総務会長代行と良好な関係にある。

 自民党内では、勉強会が端緒となり、反主流派が「菅派」として結集するのではないか、という見方が出ている。

派閥化には高いハードル
 もっとも、新たに派閥を作るのであれば、求心力を保つために、総裁候補が要る。菅氏がもう一度、チャレンジするつもりなのか、あるいは別の有力候補を派内に抱えるのか、明確にしなければならない。

 資金力も重要だ。永田町近辺に事務所を構え、職員を雇う必要がある。選挙時や盆と暮れには所属議員に資金を配ることになる。麻生太郎・副総裁は、06年に麻生派を発足させた際、所有していた自宅近くの土地を売り、結成の資金に充てた。

防衛大の卒業式で訓示する岸田首相(3月27日、神奈川県横須賀市の防衛大で)=代表撮影
 新派閥の結成は、伝統派閥を引き継いで会長に就くのとは、訳が違う。菅氏の覚悟が問われる。

残り:424文字/全文:1817文字

7924チバQ:2022/04/05(火) 11:10:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12a2bc48a3e65b76d4f1f5652c560c4ece9e158
岸田政権発足から半年 自民内に不協和音じわり「参院選もどう転ぶか」
4/5(火) 9:47配信

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西日本新聞
岸田首相

 政権発足から半年を迎えた4日、岸田文雄首相は自民党本部であった党役員会に出席し、国会提出法案の成立などに「全力で取り組みたい」と決意を語った。堅調な内閣支持率を背に、2022年度予算を現行憲法下で3番目に早く成立させるなど、順調な国会運営を見せる政府、与党。中長期政権への足掛かりとなる夏の参院選に向け、着実に実績を積み重ねているようにも映るが、露呈した課題、不安材料は少なくない。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 役員会に先立ち、首相は麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と政権運営について意見を交わした。「(政権を揺るがすような)大きな案件はなさそうだな」。水を向けた麻生氏に、首相は大きくうなずいてみせた。

 オミクロン株が猛威を振るった新型コロナウイルス「第6波」やロシアのウクライナ侵攻に伴う原油と物価の高騰といった危機に直面しても、内閣支持率は60%台と「高水準で安定」(茂木氏)。野党の追及を受けやすい衆参両院の予算委員会で首相らが手傷を負う場面も見当たらなかった。

 今後も経済安全保障推進法案や「こども家庭庁」の創設法案など重要法案の審議が続くとはいえ、政府、与党内で悲観論は聞かれない。何より、党是とする憲法改正を巡り、安倍晋三、菅義偉両政権の下で足踏みを続けてきた衆参の憲法審査会での議論が軌道に乗った。昨秋の衆院選以降、各種地方選挙で自民が実質的に推す候補の勝利も続いており、党幹部はこの半年を「上出来だ」と振り返る。

 ただ、首相の足元は盤石とは言い難い。茂木氏らが主導し、首相もいったんは賛同する姿勢を見せた年金生活者向けの5千円支給案は、世論の不興を買い、与党内からも反発が出て「白紙」に。昨年末には、18歳以下への現金・クーポン計10万円相当の給付を巡って、迷走劇を繰り広げた。

 首相は、官邸と党が互いに機能し合う「政高党高」を目指し、茂木氏に党運営を託しているものの、政策責任者である高市早苗政調会長が「何も聞いていない」と露骨に不快感を示す場面も。党幹部の間で不協和音が鳴り響き、首相が仲裁に入る事態も起き始めた。

 友党・公明党との歩調にも、たびたびきしみが生じる。ガソリン価格の高騰に伴い税の一部を引き下げる「トリガー条項」の発動や、今国会中の新たな補正予算案の編成に関しても、自公で考え方に開きがある。

 自民内は、菅前首相が、主宰する政策勉強会の発足に向け準備を加速。菅政権を支えた二階俊博元幹事長や森山裕総務会長代行(前国対委員長)らと頻繁に会合を持ち、次なる「政局」に備える。菅氏に近いベテランは「参院選もどう転ぶか分からない。(菅氏の)勉強会は来る者拒まずだ」。政権の行方を冷ややかに見つめる。 (河合仁志)

7925チバQ:2022/04/07(木) 13:09:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab00cc341b198455c90ca1ae152b000c5add132
自民・佐藤氏と二階派幹部が会食、「菅勉強会」発足へ協力で一致
4/6(水) 21:31配信
産経新聞
自民党の佐藤勉前総務会長(酒巻俊介撮影)

2月に麻生派を退会した自民党の佐藤勉前総務会長は6日夜、二階派の事務総長を務める武田良太前総務相と東京都内の日本料理店で会食した。菅義偉前首相を中心とする有志議員による勉強会の発足に向けて協力することで一致した。佐藤氏とともに麻生派を退会した御法川信英国対委員長代理も同席した。

会食後、佐藤氏が記者団に明らかにした。佐藤氏らは菅政権で要職を務めるなど、菅氏と近い関係にある。

佐藤氏は会食で、勉強会の立ち上げの調整役を武田氏に依頼し、武田氏は引き受けたと説明した。その上で、「今後は武田氏を中心に、勉強会発足に向けたスタートを切る」と語った。勉強会の開催時期に関しては、ウクライナ情勢を見極める考えを示したものの、具体的な日程は言及しなかった。勉強会には二階派のほか、森山裕総務会長代行が率いる森山派、菅氏に近い無派閥議員グループ、石破グループも参加する見通しだという。

勉強会は、菅氏が首相時代に注力した政策をテーマに開かれる見通しだが、二階派や森山派など党内非主流派との連携を摸索する動きがあり、動向が注目されている。

7926チバQ:2022/04/08(金) 11:18:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b997b58ad4de01e51967595c12562a585c09c1a
高市早苗・政調会長が“暴走” 安倍晋三元首相の後ろ盾失い更迭の危機
4/8(金) 7:15配信
NEWSポストセブン
高市早苗・政調会長は3月17日に官邸で岸田首相とサシで会談したが、今後どう動くか(時事通信フォト)

 オミクロン株の再拡大にウクライナ情勢の深刻化と、岸田文雄・首相にとってまさに内憂外患の状況だが、足元の自民党内にも頭の痛い問題を抱えている。


 昨年の総裁選で善戦したライバル、高市早苗・政調会長が政権の足並みを乱す“暴走”を始めたことだ。

 岸田首相と茂木敏充・幹事長の主導で打ち出した「トリガー条項」凍結解除(ガソリン減税)の検討について、高市氏は「私には連絡はない。幹事長だけで内容を決められることではない」と反発したかと思うと、やはり岸田・茂木ラインで公明党と合意した年金生活者への5000円給付を「この話はなくなった」と白紙化。

 茂木氏がなだめるために党4役を集めて「お茶会」を開くと、会見で「お茶会というのでアフタヌーン・ティーのようなお紅茶やケーキが出てくるのかなと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」と言い放って関係修復を“拒否”して見せた。

「高市さんは総理と茂木幹事長だけで政策の重要事項を決め、政策責任者の自分が蚊帳の外に置かれていることが我慢できない。だから主導権を取り戻すために茂木さんを標的に戦闘開始した」(自民党政調関係者)

 その怒りのパワーは上司の総理総裁にも向けられている。高市氏は3月17日に官邸で岸田首相とサシで会談。「党内手続きを尊重するように申し入れた」(同前)とされる。

 すると岸田首相は自民党役員会(3月28日)で、わざわざ「党が採用する議案は政調会の議を経る」と書かれた党則の条文を読み上げ、高市氏の政務調査会主導で緊急経済対策をまとめるように指示した。

 これではまるで先生が生徒に“反省文”を読み上げさせられたようなものだ。だが、そんな総理も幹事長も眼中にないような高市氏の振る舞いを、「焦りの裏返し」と指摘するのは政治ジャーナリストの藤本順一氏だ。

「高市氏は後見人の安倍晋三・元首相が自分と距離を置いていることに危機感が強い。岸田首相とすればトリガー条項の凍結解除は国民民主を取り込んで野党分断を図る狙いがあり、5000円給付は公明党との選挙協力の見返り。いずれも参院選対策に必要だった。だから高市氏の批判の裏に安倍氏の意向が働いているのではないかと心配して安倍取り込みを図った」

7927チバQ:2022/04/08(金) 11:18:55
 転機となったのが3月14日に岸田政権を支える麻生太郎・副総裁の呼び掛けで行なわれた安倍、麻生、茂木氏の3者会談だという。参院選対策が話し合われ、3大派閥の領袖が政権を支えることで一致したことが報じられた。

「この会談で安倍さんにも公明党対策の5000円給付などについて話は通っていたはずです。それでも、高市氏は党内を乱すようなやり方を続けた。安倍さんにすれば、そんな人物を担いでいると思われたら自分の立場まで悪くなるから、高市氏を見限るしかない。安倍さんの後ろ盾がなくなれば、岸田首相にとって無派閥で自前の勢力を持っていない高市氏は怖くない。参院選後の内閣改造・党人事で更迭でしょう。それを察知しているから、高市氏は一層存在アピールに躍起になっている」(同前)

“岸田より私のほうが腕力がある”という高市氏のアピールが、かえって墓穴を掘っているとの指摘だ。

安倍派にお誘いもない
 安倍氏の“掌返し”は、自民党最大派閥「清和政策研究会」(現・安倍派)の会長に就任(昨年11月)してから顕著になった。総裁選では高市氏をあれほど全面支援しながら、安倍氏は高市氏を安倍派に受け入れようとはしないのだ。

 もともと高市氏は安倍氏と同じ清和会に所属していた。だが、2012年の総裁選に当時の派閥会長・町村信孝氏と返り咲きを目指す安倍氏が出馬すると、高市氏は派閥を退会して安倍氏を応援し、政権復帰に貢献した。それだけに安倍氏が会長に就任すれば、たとえ派内の風当たりが強くても、自分も派閥に迎えられると考えるのは人情だろう。

 だが、そうはならなかった。派閥入りをめぐる2人の距離を物語る発言がある。

「安倍派になったら帰れるかなと思っていたが、特にお誘いもない。しばらく独りぼっちかもしれない」

 昨年12月に出演したBS番組でこう語った高市氏の口調には落胆がにじんでいた。

 一方の安倍氏はこう説明した。

「高市政調会長はすでに総裁候補になった方。私もいろんな人に(応援を)お願いした。清和会以外の人もたくさん推してくれた。そういう立場で先を目指していかれるんだろうと思う」(昨年12月13日放送、BS日テレ深層NEWS)

 そう派閥受け入れを否定し、無派閥でやっていくとの見方を示した。こうして無派閥の“ぼっち”継続が決まった。安倍派ベテランはこう話す。

「派内には下村博文・会長代理をはじめ、萩生田光一・経産相、世耕弘成・参院幹事長、福田達夫・総務会長、稲田朋美・事務局長などポスト岸田を目指す総裁候補が綺羅星の如く並んでいる。そこに総裁選出馬の実績がある高市さんが出戻ってきたら、総裁候補の地位を奪われかねない。だから派閥復帰には派内の反対が強い」

※週刊ポスト2022年4月22日号

7928チバQ:2022/04/08(金) 18:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f6b6c28ec951eddd2132c8e1ad12d3f47a4dc3
<独自>自民・衛藤氏が二階派退会の意向を伝達
4/8(金) 15:44配信
産経新聞
衛藤晟一氏

自民党の衛藤晟一参院議員は8日、党本部で二階俊博元幹事長と面会し、二階派(志帥会)を退会する意向を伝えた。関係者が8日、明らかにした。

衛藤氏の退会により、二階派の所属人数は42人。自民党内6派閥のうち第5派閥の順位は変わらない。ただ、二階派をめぐっては、2月に片山さつき参院議員が同派から退会勧告を受けて退会している。

7929チバQ:2022/04/08(金) 22:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0787e9153d1056dbb2496cc0e857c7c9510da202
参院選 元別府市職員の小手川裕市氏が出馬表明 大分 
4/8(金) 19:47配信
テレビ大分

ことし夏の参院選・大分選挙区に、元別府市職員の小手川裕市氏が立候補することを8日表明しました。

参院選・大分選挙区への出馬を表明したのは、大分市出身で元別府市職員の小手川裕市氏54歳です。

小手川氏は2012年の衆院選大分1区に当時の日本未来の党から立候補し落選しました。

小手川氏は「消費税の廃止や奨学金の免除などを通して格差社会を是正することや原発や核兵器などのない安全な社会をつくりたい」などと話しています。

参院選大分選挙区についてはこのほか、国民民主党・現職の足立信也氏と自民党・新人の古庄玄知氏が立候補を表明しています。

テレビ大分

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6311
’12衆院選おおいた:「国民の生活」1区に小手川氏 /大分
毎日新聞 11月23日(金)15時8分配信

7930チバQ:2022/04/13(水) 08:13:40
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400576&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto_custom
【点描・永田町】波紋広げる菅前首相の「勉強会」
2022年04月10日18時30分

 岸田文雄首相がウクライナ危機と新型コロナウイルス・パンデミック(世界的大流行)の挟撃に苦闘する中、菅義偉前首相をトップとする「勉強会」立ち上げの動きが、自民党内に複雑な波紋を広げている。いわゆる「菅グループ」を軸とした反主流派結集ともなれば、岸田政権への揺さぶりになるからだ。
菅氏勉強会に参加意向 自民・河野氏

 ただ、かねて派閥結成を否定してきた菅氏は、「勉強会」を菅政権で掲げた公約の実現を目指す政策集団と位置付ける構えだ。注目の発足時期はウクライナ情勢の展開次第だが、4月中が目標とみられている。菅氏はそれまでに派閥を超えた多数の参加者を集め、初会合にこぎ着ける戦略だが、国際社会が極度に緊迫する中での政局的な動きに与党内の反発も強く、「集まる議員は限られる」(麻生派幹部)との声も少なくない。
 この「菅勉強会」をにらんだ自民党内の動きは、3月に入って活発化。15日に菅氏と二階俊博元幹事長、森山裕前国対委員長、林幹雄前幹事長代理が会談、これまで通りの連携を確認した。22日には菅氏の盟友である佐藤勉前総務会長と森山、林両氏が会談し、「菅勉強会」の早期開催を目指すことで一致。翌23日には佐藤氏とその側近ら約10人が独自に勉強会を開き、衆参両院での連携を確認した。佐藤氏らは2月に麻生派を退会したばかりで、「菅グループの別動隊」とみられている。
 菅氏を慕う「ガネーシャの会」も3月17日、菅氏が提起してきた「縦割り打破」を軸とする実現すべき政策課題をまとめ、菅氏に報告した。一連の勉強会は政策ごとに議員を集める「この指止まれ」方式で、テーマは菅氏が注力してきた温室効果ガス排出の実質ゼロを目指す「カーボン・ニュートラル」や、不妊治療支援策などを掲げることになる。このため「結集する議員の総数は優に50人を超える」(菅氏周辺)との見方も広がる。
◇「ポスト岸田」見据え、石破氏にも秋波
 菅氏は首相時代、コロナ対応での国民の厳しい「後手」批判などで求心力を失い、「菅首相では衆院選惨敗」とする自民内の“菅降ろし”に屈して、党総裁選直前の退陣表明に追い込まれた。しかし、ワクチン接種で示した手腕への再評価に気力を取り戻し、最近はキングメーカーへの意欲もにじませているとされる。その一方で、ここに来て「菅氏が首相に配慮している」(自民長老)との見方も浮上。隙間風が吹いた首相と公明党の関係修復に菅氏が尽力、保守分裂選挙となった石川県知事選で馳浩元文部科学相の応援に入り、馳氏勝利に貢献したからだ。
 党内に菅氏をめぐる臆測が交錯する中、首相サイドが警戒するのは、総裁選で河野太郎・現党広報本部長を支援した石破茂元幹事長と菅氏の連携だ。石破派の解消後、石破氏を中心とする党内横断的グループが3月2日に開いた初の勉強会には、ガネーシャの会のメンバーの一部が出席し、党内に「菅氏が石破氏に秋波を送った」(菅氏周辺)との見方を広げた。もともと河野氏は、麻生派所属にもかかわらず、「菅氏が後見人」とされてきただけに、菅、石破両氏の接近が「ポスト岸田をにらんでの党内冷や飯組の結集」(麻生派幹部)ともみえるからだ。菅氏周辺も「菅勉強会」について、「夏の参院選で自民が苦戦した場合、次期総裁選に向けて岸田首相を追い落とす準備」と漏らす。
 もちろん、現状では野党の分断などで「参院選は自民勝利で首相は安泰」(自民選対)との見方が多い。ただ、その場合でも菅氏が反岸田勢力の旗頭となれば存在感は高まるため、「当面、勉強会にどれだけ集まるか」が、その後の展開を左右することになりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月4日号より】。

7931チバQ:2022/04/14(木) 14:06:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b837be93dc8e4076572ff64eb40d62058067aa9e
参院選へ「聞く力」本領発揮? 岸田首相、連日会食 菅政権の教訓
4/13(水) 19:19配信
毎日新聞
記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相公邸で2022年2月27日午後8時17分、吉田航太撮影

 岸田文雄首相は、まん延防止等重点措置が全面解除されてから連日のように会食を続けている。そのほとんどは経済関係者や自民党内の有力者が相手だ。首相は夏の参院選勝利に向けて党内融和と経済立て直しに力を入れる方針で、会食日程からも二つの狙いが透けて見える。

 「公約のとりまとめをぜひお願いします」。首相は12日夜、東京都内のイタリア料理店で高市早苗政調会長と古屋圭司政調会長代行らと会食し、参院選に向けた公約づくりの加速化を依頼した。

 原油や物価の高騰に対応する「総合緊急対策」に関する党の提言案も話題に上り、古屋氏は会談後、記者団に「首相も十分納得いただいた。虚心坦懐(たんかい)にいい意見が聞けた」と述べた。

 高市氏は、ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」凍結解除の議論や年金受給者への5000円給付案を巡り、茂木敏充幹事長への不満をくすぶらせてきたとされる。そのため首相は3月28日の党役員会で「党が政策として採用する議案は、政務調査会の議を経なければならない」とする党則をわざわざ読み上げ、緊急対策の党内議論を高市氏に委ねるなど配慮を続けてきた。この日の会食も対立を和らげる狙いがあったとみられる。

 首相の会食は3月22日に重点措置を全面解除してから4月13日までで22件に上る。政権を支える麻生太郎副総裁や茂木氏と会食する一方、1日には非主流派とされる二階派の二階俊博元幹事長や林幹雄元幹事長代理らとも東京・丸の内の日本料理店で会食し、党内の安定化に努める。最大派閥・安倍派の安倍晋三元首相や萩生田光一経済産業相らとは10日、東京・高輪のステーキハウスで会食。候補擁立見送りで調整する参院選山形選挙区について党内の厳しい意見に耳を傾けた。13日は宮沢洋一税制調査会長と都内で会食した。

 経団連の十倉雅和会長とも3月下旬に3日連続で会食しており、原油や物価上昇の経済への影響や、新型コロナウイルス感染対策と経済の両立について意見を探ったとみられる。

 首相が急ピッチで会食をこなすことについて、政府高官は「本当なら就任してすぐにやりたかった会合を今やっているところだ」と話す。菅義偉前首相は、度重なる緊急事態宣言や重点措置の発令で会食がままならず、党内から「党の意見が届かない」と不満を招いた。相次ぐ会食で岸田氏の持ち味とされる「聞く力」を発揮し、求心力を保つ狙いがありそうだ。【菊池陽南子、源馬のぞみ、安部志帆子】

7932チバQ:2022/04/14(木) 14:53:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f55e7a064dc470c11baba269db827fec723079ba
岸田政権半年、「竹下流」との共通点とは
4/10(日) 12:06配信
時事通信
時事通信解説委員長 高橋正光
岸田文雄首相(写真左)と在任当時の竹下登首相

 岸田文雄政権が発足して、4月4日で半年が経過した。「聞く力」をアピールし、トップダウンにこだわらない首相の政治手法は、早稲田大学の先輩でもある竹下登元首相と通じる点も多い。高い内閣支持率を維持しており、参院選を乗り切れば、竹下氏が成し得なかった長期政権も見えてくる。

【図解】岸田内閣発足半年の支持率

手法は「二刀流」
就任半年を迎え、記者団の取材に応じる岸田文雄首相(右奥)=2022年4月4日、首相官邸

 野党から政権を奪い返した第2次安倍晋三政権は、出身の最大派閥・細田派(現安倍派)を支持基盤に、首相官邸主導のトップダウンの手法を多用。世論の批判などを受けて方針転換するケースはほとんどなかった。結果として、安倍氏は体調不良で2020年9月に退陣するまで、7年8カ月間政権を維持した。

 無派閥で「安倍政治」の継承を掲げた後継の菅義偉政権も、基盤強化のため当時の二階俊博幹事長ら自民党執行部の意向を尊重しつつも、政策決定においては「トップダウン」を多用した。約1年の短期政権ながら、デジタル庁創設や高齢者医療費の窓口負担引き上げなど、「多くの成果」(菅氏周辺)を残せたのも、トップダウンで時間をかけずに方針決定した結果と言える。

 これに対し、岸田首相は「聞く力」を前面に出し、要の政務秘書官に元経産次官の嶋田隆氏を起用。嶋田氏を中心とする秘書官チームが各省や自治体から情報を吸い上げる。そして、首相は基本的に各省や自治体の判断を、政府の方針とするケースが多い。

 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の決定・解除で、自治体の意向をそのまま受け入れた。また、ウクライナに侵攻したロシアへの対応では、外務省の判断を尊重し、強い制裁で先進7カ国(G7)のメンバーと足並みをそろえ、北方領土については、ロシアによる「不法占拠」という表現を復活させた。これらは、首相が、現場の意見に耳を傾け「ボトムアップ」の手法で決めた代表例だ。

 一方で、各省の判断に疑問を感じたり、説明通りに事態が進まなかったりした際には、自身の判断で方針を決定・変更するケースも目立つ。首相は昨年11月末、オミクロン株の世界的な広がりを受け、外国人の新規入国停止を決め「『岸田は慎重すぎる』という批判は、私がすべて負う覚悟でやっていく」と記者団に言い切った。さらには、ワクチンの3回目接種について、当初は2回目接種から「原則8カ月後」とする厚生労働省の方針を受け入れたものの、感染が急拡大するや「6カ月後」への前倒しを決定。菅政権の「1日100万回」の接種目標も踏襲し、菅氏を訪れて協力を求めた。

 「二刀流だ」。首相は昨年12月、自身の政治手法について、安倍、菅両政権のような官邸主導の「トップダウン」か、竹下政権のような現場の判断、積み上げを重視する「ボトムアップ」のいずれかを問われると、こう答えた。

 首相は自民党との関係についても、「政高党高」を標ぼうするなど「対等」を強調。官邸の力が強い「政高党低」とされた安倍政権との違いも見せる。最大派閥が支えた安倍政権と異なり、第4派閥・岸田派領袖の首相は、円滑な政権運営に他派の協力が欠かせない。政権の実情を踏まえた判断だ。第2派閥・茂木派を率いる茂木敏充幹事長、第3派閥・麻生派の麻生太郎副総裁と毎週のように会い、意思疎通を密にしている。

 このほか、世論の反応が良くないと、メンツにこだわらず、朝令暮改的に方針を変更するのも岸田政権の特徴の一つ。首相官邸で記者団の質問に答える「ぶらさがり取材」は半年で100回を超えており、国民に自ら説明するスタイルも定着した。菅政権が説明不足を批判され、支持率の低下を招いたことを意識してのようだ。

 こうした「岸田流」は、野党に攻め口を与えず、現時点では有権者に好意的に受け止められている。報道各社の3、4月の世論調査で、内閣支持率は50〜60%台と高く、野党の支持率は低迷したままだ。

 7月10日投開票が想定される参院選を勝利すれば、衆院解散がない限り、補選を除くと衆参の選挙は3年間なく、長期政権が現実味を帯びる。次なる政局の焦点は、首相の総裁任期が切れる2024年9月の自民党総裁選だ。再選を意識し、コロナ対策をはじめ、政権の看板政策である「新しい資本主義」の具体化や経済の再生、先送りとなっている税や社会保障の改革などの諸懸案に本格的に取り組み、「実績」づくりに全力を挙げることになろう。

7933チバQ:2022/04/14(木) 14:53:23
気配りの人、30〜40年怒らず
自民党総裁選を争った3氏とゴルフをする中曽根康弘首相(左から2人目)。同3人目が次期総裁に指名された竹下登幹事長、左端は宮沢喜一蔵相、右端は安倍晋太郎総務会長(肩書は当時)=1987年10月24日、東京・八王子市の八王子カントリークラブ

 首相は安倍政権で外相や党政調会長を務め、「禅譲」狙いで安倍氏への忠勤に励んだ。しかし、安倍氏は自身の後任を決める2020年9月の総裁選で菅氏を支持し、首相は完敗した。政界での「岸田総裁の芽はなくなった」との陰口に耐えながら、再挑戦の機をうかがい、わずか1年で総裁の座を射止めた。「慎重」「温厚」「忍耐強い」「感情を表に出さない」。政界における首相の人物評だ。これらは、トップダウンにこだわらない政治手法と合わせて、竹下元首相と共通している。

 竹下氏は島根県掛合町(現雲南市)の造り酒屋の長男として生まれ、島根県議を経て、1958年の衆院選で初当選。田中角栄元首相が率いた最大派閥・田中派に所属し、同派議員の大半を糾合する形で竹下派を結成。1987年11月に63歳で首相に就任した。政権運営のスタイルは、「つかさつかさ」の判断を尊重するボトムアップ型。性格は温厚で忍耐強く、感情を表に出すことは皆無。気配りで知られ、政財界を通じた幅広い人脈が武器だった。

 首相就任直後、「直近で怒ったのはいつですか」と問われると、真顔で「言われてみると、最近怒った記憶はない。かれこれ30〜40年は怒ってないな」。実際、造り酒屋(「出雲誉」で知られる竹下本店)を継いだ二回り年の離れた異母弟・竹下三郎氏、竹下内閣で政務秘書官を務めた波多野誠氏、竹下内閣当時に住み込みの秘書だった多々納剛人氏(現島根県議)は「怒った姿を見たことがないし、怒鳴られたこともない」と口をそろえる。

 もちろん、人間ゆえに怒りを覚えることは当然あったようだ。それでも「表情の違いでわずかに感じる程度」(波多野氏)、「唇を少しかんで話すくらい」(多々納氏)。「退陣表明の前夜も、普段と変わらず淡々としていた」(多々納氏)という。

 また、「気配り」は政界随一。茨城県内のゴルフ場に行けば、キャディーへのチップは当然として、売店にある納豆を買い占め、帰宅後に警護官や私邸の警備に当たる署員にお土産として配るといった具合だ。三郎氏によると、さまざまな人への細やかな気配りを目の当たりにし、「登兄さんは人の気持ちが読めるのですか」と聞くと、「確かに読める」と答えたという。

 「権力のトップ(首相)たる者、7割批判されて当たり前。3割の人に評価されてよしとしないといけない」。竹下氏は就任直後、首相としての心構えも周囲に語った。国会答弁などは「言語明瞭、意味不明」が竹下氏の代名詞。丁寧にいろいろと答えてはいるが、全体を通すと何を言いたいのか分からないという意味。野党議員に配慮しているように見せかけて、追及をかわす「竹下流」の答弁術だ。多くを語るが、攻め口を与えない「岸田流」と通じる。

 竹下氏は最大派閥・竹下派を基盤とし、総裁の座を争いながらも盟友関係にあった安倍晋太郎氏を幹事長に起用。長期政権になるとみられたが、リクルート事件が政権を直撃し、1年7カ月弱で退陣した。大平正芳、中曽根康弘の両内閣ができなかった付加価値税(消費税)を導入したのが、政権の大きな「実績」。野党人脈が生き、関連法の成立にこぎつけた。

7934チバQ:2022/04/14(木) 14:53:55
我慢の首相、実は短気?
タレントでミュージシャンのDAIGOさん

 「聞く力」と「気配り」は、他への配慮という面では同じ。忍耐強さという点では、当選同期の安倍氏を支え続けた首相と、キングメーカー・田中氏の下で閥務に励みつつ「決起」のタイミングを探り続けた竹下氏は通じる。感情を表に出さない点も共通だが、首相周辺によると「岸田氏は結構、気が短い」。ぐっとこらえて言葉には出さないが、「いらいらしているのが分かる」ことがしばしばあるという。

 竹下内閣は、当時の野党第1党・社会党が「万年野党」と言われた自民党一党支配の時代だが、現在は自民、公明両党による連立政権の時代。衆院選挙制度も、1選挙区の定数が3〜5の「中選挙区制」から、定数1の小選挙区と比例代表を組み合わせた「小選挙区比例代表並立制」に変わり、「世論の風」次第で、政権交代も起き得るようになった。こうした政治状況下、第4派閥が基盤の岸田政権と、最大派閥が支えた竹下政権では、安定度が違う。首相が参院選後も長く政権を維持するには、人事権を行使して他派の協力を得つつ、政策面で実績を上げ、国民の高い支持を保ち続けることが欠かせない。

 ジョークを好むかどうかという点でも、岸田、竹下両氏は異なる。首相は真面目で、笑いを誘うような言葉を口にすることはあまりないが、竹下氏は身近な人には、機知に富んだ言い回しで、場を和ませることが多かったとされる。東日本選出で有名私大出身の親しい議員について「コメを積んで入学したらしい」としゃべり、フェイクニュースとして定着した。

 多々納氏は、孫でミュージシャンのDAIGO(本名・内藤大湖)さんのことで、忘れられない場面がある。竹下内閣当時、DAIGOさんは小学生。私邸で住み込みの多々納氏は「大湖」「大湖」と言って可愛がっていたところ、竹下氏からある日、呼び出された。「秘書として不始末があり、注意を受けるのか」と恐る恐る部屋に入ると、竹下氏は「孫の大湖を呼び捨てにしているのか。これからは敬称を付けてほしい」。DAIGOさんが言いつけたようだが、もちろん竹下氏なりのジョークだ。

 昨年10月の衆院選直前に実弟の竹下亘元総務会長が死去し、島根政界から「竹下」の名は絶えた。一方、岸田首相は、祖父も父も衆院議員で3代目。長男の翔太郎氏は秘書で、首相公邸で寝食を共にする。広島の名門・岸田家では、4代目が政治を学び始めている。

7935チバQ:2022/04/14(木) 20:00:10
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-847062.html
茂木幹事長VS高市政調会長 不仲の全真相 自民党幹部「もはや子どもの喧嘩状態」
2022/04/14 17:00デイリー新潮

茂木幹事長VS高市政調会長 不仲の全真相 自民党幹部「もはや子どもの喧嘩状態」

つばぜり合いを繰り広げる茂木幹事長と高市政調会長

(デイリー新潮)

「私は9月に替わるわ」

 自民党・高市早苗政調会長は自嘲的に周辺にこぼします。9月の党役員人事で政調会長から外されることをはやくも覚悟している発言です。茂木敏充幹事長との関係悪化が決定的になり、党運営で蚊帳の外に置かれている高市氏。支持率好調の岸田政権の内側で今何が起こっているのか。その実態を取材しました。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

「茂木VS高市」衝突の発端
 政調会長は党の政策立案をつかさどる重要ポストです。高市氏は、昨年9月の自民党総裁選での健闘を受けて、党四役の一角を手にしました。一方、幹事長は、候補者の公認や政治資金の差配など党務全般の責任者。本来、政調会長と幹事長とは二人三脚が求められます。なぜここまで関係が悪化したのでしょうか。

 発端は昨年10月の衆院選直後、公明党が選挙公約の筆頭に掲げた「高校生以下の子供への一律10万円給付」のあり方をめぐる協議で、政策責任者の高市氏が外されたことです。

 高市氏は公明党の主張について「自民党の公約とはまったく違う」などと公然と反発していました。茂木氏は「高市は公明党の竹内政調会長とウマが合わないだろ。スピード感が求められているんだ」と周辺に語り、自らが交渉役となったのです。

中国への対応を巡る対立
 その後、2人の亀裂を大きくしたのが対中外交を巡る問題です。北京五輪の外交的ボイコットを訴える高市氏は12月14日、突然首相官邸を訪問し、岸田文雄首相への直接交渉を決行します。

「党幹部の一人がなんで勝手にスタンドプレーをしているんだ!」

 高市氏の行動は茂木氏の不興を買います。しかし高市氏はひるみません。この3日後の17日、開催中の臨時国会で中国の人権問題についての非難決議を採択するよう茂木幹事長に直談判します。しかし、茂木氏は「今はタイミングではない」と却下。これ対して高市氏は、記者たちの前で「悔しくてたまらない」と怒りを露わにします。

 茂木氏としては、岸田首相とも擦りあせわせて見送りを判断している上、前外務大臣としての自負もあります。党幹部にも関わらず持論を声高に主張し、記者の前で自分を公然と批判した高市氏の態度に激高。関係悪化は決定的となります。政権与党のナンバー2とナンバー3が目も合わせないという、異常事態に陥ったのです。

「高市外し」と高市氏の「逆襲」
 そして、年明けの通常国会。政局の焦点はガソリン代の値下げを巡る国民民主党との協議でした。茂木氏はこの協議でも高市氏を外し、さらに参院選対策として考え出した年金受給者に対する5000円の給付についても事前にまったく相談しませんでした。

「政調会長なのに私は聞いていないんだけど」

 高市氏の不満は頂点に達します。首相官邸に出向き、岸田首相に直接訴えます。

「自民党の党則には、党の政策は政調を通すようにちゃんと書いてあります。守ってもらわないと困るんです」

 ここは「聞く力」を標榜する岸田首相、3月28日の党役員会で、居並ぶ党幹部を前に党則を読み上げました。

「党則には『党が採用する議案は政調会の議を経る』と書いてあります。党内手続きを尊重するようにお願いします」

 しかし、この役員会の内容を記者団にブリーフする担当は、当の茂木幹事長。記者会見でこの部分をスルーしました。高市氏の怒りは収まりません。翌日には、

「年金受給者への5000円の給付は新年度の予算での実施は白紙」「ゼロベースで話し合っていきます」

 5000円の給付は党内外から評判が悪く、再検討した上で他の経済対策にまぶす方針となっていましたが、主導した茂木幹事長の面目を敢えて潰した発言。自民党幹部は「もはや子どもの喧嘩状態」と頭を抱えます。

7936チバQ:2022/04/14(木) 20:00:27
ショートケーキかチョコレートケーキか
 何とか仲を取り持とうとしたのが自民党「いい人キャラ」代表格の福田達夫総務会長です。福田氏の差配で週に一度、党四役がざっくばらんに話す「お茶会」が開かれることになりました。ところが、3月30日の初回、高市氏は途中退席します。その後、記者団にこう言い放ちました。

「お茶会と言うのでお紅茶やケーキが出てくるのかと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」

 翌週に向けて福田氏は、ケーキを用意しようとしますが、遠藤利明選対委員長がチョコレートケーキを希望したのに対して、高市氏がショートケーキを主張。福田氏は頭を抱えます。結局ショートケーキになったのですが、自民党議員も苦笑いするしかありません。

「茂木さんも高市さんもチームプレーの人じゃないからな。こうなることは分かっていたよ」

 ただ、政権の中枢で繰り広げられる子どもじみたつばぜり合いは、単なる笑い話では済まないのです。

開いた安倍元首相との距離
 高市氏がここまで厳しい状況に置かれた要因の一つには、総裁選で後見人的存在だった安倍晋三元首相と距離が離れたことがあります。高市氏は安倍氏が派閥会長になった折には安倍派に入り、安倍派を基盤に次期総裁を目指すつもりでした。しかし安倍派内には高市アレルギーが強く、強引に高市氏を入会させれば安倍氏の立場がなくなります。安倍氏は周辺にこう語っています。

「もともと総裁候補としては派閥に入れないと伝えてあったから。入れてくれないと言われても困るよ。高市さんの問題は彼女の性格の問題だね」

 安倍氏は周囲に公然と不満を漏らす高市氏に手を焼くようになっていきました。自民党幹部はこう語ります。

「安倍さんの後ろ盾がない高市さんでは、もはや党四役に入れておく意味がない」

 自民党幹部の間では早くも後任の政調会長に、安倍派の西村康稔前経済再生担当相の名前などが浮上しています。

茂木幹事長への不安
 しかし、一方の茂木幹事長の立場も盤石ではありません。「白紙」となった5000円の給付金について茂木氏は岸田首相、麻生副総裁とは擦り合わせていたものの、自分より下にはほとんど根回ししていませんでした。そのため自民党内からは不満が噴出。形勢が悪くなるにつれて茂木氏は苛立ちを強め、自民党職員や記者にも厳しく当たる様子が目撃されるようになります。党職員は語ります。

「茂木さんはかねてから人柄の問題を指摘されてだいぶ抑えてきたけれど、ここに来て爆発している」

 また、公明党や参議院との関係の悪さも幹事長としての不安要素として指摘されます。7月に迫った参院選で自民党執行部は、国民民主党の現職議員がいる山形では公認候補の擁立を見送る方針ですが、参院からの反発は想定以上に強く、無理に押し切ると禍根を残す可能性も出てきています。茂木氏は岸田首相に頼られる存在であることは間違いありませんが、自民党内には茂木幹事長を不安視する声も根強くあります。

混沌とする次のリーダー選び
 政党は常に次のリーダーを育て、ベンチに座らせておく義務があります。自民党の総裁候補として名前が挙がる麻生派の河野太郎広報本部長、岸田派の林芳正外務大臣は二人とも「宏池会系」。岸田首相の対抗馬と考えると、茂木幹事長や高市政調会長はいいポジションにいるのです。しかし、2人の関係が決定的に悪化している現状はリーダーとしての資質に疑問符を投げかけています。執行部の中で浮いてしまった高市氏はもとより、茂木氏についても「今回、下をうまく使えないことが露呈してしまった。果たして宰相の器なのか」という声が、茂木派内部からも聞こえます。

 既存の価値観が変化していく激動の時代、次の日本を誰が背負うのか。野党の体たらくの下での自民党執行部の内紛は、喜劇ではなく悲劇なのでしょう。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト 星槎大学非常勤講師 1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。与野党を問わない幅広い人脈と、わかりやすい解説には定評がある。昨年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。

デイリー新潮編集部

7937チバQ:2022/04/14(木) 21:12:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220414k0000m010224000c.html
麻生氏「ど真ん中で岸田政権支える」 「主流派」の立場を強調
2022/04/14 19:58毎日新聞

麻生氏「ど真ん中で岸田政権支える」 「主流派」の立場を強調

自民党の麻生太郎副総裁=国会内で2022年4月12日、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党麻生派(志公会、49人)は14日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。会長の麻生太郎党副総裁はあいさつで、参院選で「確実な過半数」の確保が必要と指摘。「憲法改正を含め迫っている問題に対応できる力を与えてほしい」と支持者に訴えた。「岸田政権のど真ん中で、屋台骨を支えていきたい」とも語り、「主流派」としての立場を強調した。

 パーティーには岸田文雄首相や安倍晋三元首相、茂木敏充党幹事長らも出席した。首相は新型コロナウイルス禍やウクライナ危機に触れ「歴史を画するような大きな出来事に直面している。こういった時代だからこそ、志公会の皆さんに、奮闘し日本をリードしていただきたい」と述べた。

 自民党6派閥は14日の麻生派を皮切りに、5月までに全派閥がパーティーを開催する。夏の参院選に向けた資金確保が目的。コロナ感染防止策も課題で、麻生派のパーティーは来場者を会場定員の50%に制限。飲食物は提供せず所属議員との握手も自粛を呼びかけた。【藤渕志保】

7938チバQ:2022/04/18(月) 14:28:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ce310cfc24a14e936bfcb1e77c7b7f3a477f12
外国首脳、続々来日へ 岸田首相、危機に実績づくり狙う
4/18(月) 7:02配信

時事通信
先進7カ国(G7)緊急首脳会合に出席した(左から)岸田文雄首相、バイデン米大統領、ショルツ・ドイツ首相=3月24日、ベルギー・ブリュッセル(AFP時事)

 外国首脳の日本訪問が近く活発化する。

 4月中にドイツなど3カ国の首脳が、5月にはバイデン米大統領らが来日する予定。岸田文雄首相は外遊も調整している。国際秩序の根幹を揺るがすウクライナ危機の中、外交面で実績づくりを狙う。

【図解】大型連休中の首相訪問予定国と位置付け

 首相は18日、初来日するスイスのカシス大統領兼外相と首相官邸で会談。ニュージーランドのアーダーン首相、ドイツのショルツ首相が月内に続く方向だ。

 一連の首脳会談はロシアのウクライナ侵攻を受けた対応が主なテーマとなる。スイスは永世中立国だが、米国主導の経済制裁の枠組みに参加。ドイツは先進7カ国(G7)の今年の議長国だ。インド太平洋地域への危機の波及が懸念されることから、政府関係者は「欧州とアジアをつなぐ役割を果たしたい」と語る。

 岸田首相が外国首脳を迎えるのは、日越首脳会談を行った昨年11月以来。日本が新型コロナウイルスの水際対策を3月から緩和していることが背景にある。外務省幹部は「かなり来やすくなった」と説明した。

 バイデン氏来日は5月22日ごろの見通し。オーストラリアとインドを交えた4カ国の枠組み(通称クアッド)で首脳会談を行う。クアッドは覇権主義的な動きを強める中国を見据える。伝統的に「非同盟」のインドを取り込み、中ロに対してどこまで一致したメッセージを示せるかが焦点。岸田首相はホスト役として指導力を発揮し、夏の参院選に向けたアピール材料にしたい考えだ。

 岸田首相は大型連休中に東南アジア3カ国と英国を歴訪する計画。6月26〜28日にはG7サミットに出席する予定で、対面会談の機会が増える。

 ただ、中ロそれぞれに対する温度差は東南アジアの国々にもある。コロナ収束はなお見通せず、思惑通り首脳外交を展開できるか、不透明な要素を残す。

7939チバQ:2022/04/18(月) 15:46:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d890dcb2303538a1f0826ae6a8122a35f34ef4a
茂木敏充の「やりたい放題」に高市早苗がブチ切れた…せっかくの融和作戦も水の泡に
4/10(日) 19:52配信
現代ビジネス
「水と油」のふたり
Photo by gettyimages

 「茂木(敏充幹事長)さんはこれまで政策の責任者である政調会長の高市(早苗)さんに話を通すことなく、岸田総理や麻生副総裁と定期的に会談をし、好き勝手に政策を推し進めてきました。


 5000円給付や原油高対策でも高市さんは蚊帳の外。彼女は『勝手にやらないで』と猛反発し、二人の軋轢は深刻でした」(全国紙政治部デスク)

 何で私だけ仲間外れなのか。すっかり不機嫌になってしまった高市氏を党四役の「お茶会」に誘ったのは茂木氏だった。「水と油」と称される二人の不仲ばかりが表面化するなか、党内融和を演出する狙いがあったが、そこで「事件」は起きる。

 「高市さんは『お茶会』と聞いていたから桜餅や紅茶でも用意しているのかと思っていたそうですが、出されたのはペットボトルのお茶のみ。高市さんが途中で、『お茶ってこれだけ? 』と聞くと、福田(達夫)総務会長が慌ててコーヒーを注文しました」(自民党議員)

 しかし一度機嫌を損ねた高市氏は止まらない。

 「私、猫舌だからコーヒーいらない」

 と、突き返したという。結局、高市氏は「次の会合があるから」と未開封のペットボトルを持ったまま途中退席した。

 「記者会見で高市さんは『紅茶もケーキもなくペットボトルのお茶で驚いた』とチクリ。これを聞いた茂木さんは『せっかく気を遣ってやったのに』と腹を立てていたそうです」(前出の自民党議員)

 円滑な意思疎通のため、次回は高級スイーツでも用意してはどうか? 
 『週刊現代』2022年4月16日号より

週刊現代(講談社)

7940チバQ:2022/04/18(月) 20:42:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e72246f68308afef41a0657d483d11cd361fa77d
自民が連合に接近、野党勢力を分断 芳野氏を招聘
4/18(月) 20:31配信
産経新聞
政治 自民党政務調査会「人生100年時代戦略本部」を終え記者団の取材に応じる芳野友子会長=18日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党は18日、党本部で開いた「人生100年時代戦略本部」に、労働組合の中央組織「連合」の芳野友子会長を招き、社会保障政策に関する意見を聞いた。立憲民主、国民民主両党を支援してきた連合トップが自民の会議に出席するのは異例だ。自民は連合に接近し、夏の参院選で野党勢力の分断を図ろうとしている。

芳野氏は18日の会議で、女性や非正規雇用の労働環境の改善を訴えた。選挙への言及はなかった。

自民の上川陽子本部長は会議後、「課題解決のためには(自民と連合が)力を合わせて取り組んでいく必要があると共有したのではないか」と記者団に強調した。芳野氏も「問題認識は自民党とほぼ一緒だと思った」と感想を語った。

この日に至るまでに、自民は麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長、小渕優子組織運動本部長らが関係強化を図ってきた。2月に小渕氏、3月に麻生氏がそれぞれ芳野氏と会食している。

麻生氏は芳野氏に、賃金引き上げに取り組んできたのは自民だと説き、「自民と一緒に労働政策を勉強する気はないですか。政策実現には自民が一番でしょう」と持ちかけている。選挙は政党単位ではなく、良い自民候補がいれば支援することも働きかけたという。

今月17日の福岡市での講演では「労働者の先頭に立って経営者に『給料を上げるべきだ』と言っている政党は自民党。それを一番理解しているのは連合だ」と強調した。

岸田文雄首相も政府の「新しい資本主義実現会議」のメンバーに芳野氏を指名。1月の連合の新年交歓会に現職首相としては9年ぶりに出席している。

立民と国民民主は同じ旧民主党を源流とするが、昨年10月の衆院選で共産党との距離感をめぐって亀裂が深まり、連合が間に入る形で辛うじて政策協定を結んだ。自民は衆院選後、芳野氏と間合いを詰めつつ、「反共産」の民間労組に支えられる国民民主と関係を強化した。与党に国民民主を加えた3党で燃油価格高騰対策の協議を重ねる。立民内では国民民主の与党寄りの姿勢に批判が高まり、分断が進んだ。

野党候補が乱立し、非自民票や政権批判票が分散すれば、自民候補に有利に働く。令和元年の前回参院選では32の1人区全てで野党が統一候補を立てた。今年の参院選は「おそらく10前後」(茂木氏)にとどまる見通しもあり、自民優位の情勢ができつつある。(田中一世)

7941チバQ:2022/04/19(火) 07:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/401b84bd705cf525909d61d91c74c3c1eb338511
連合・芳野会長「政策実現のため力貸して」 異例の自民会合出席
4/18(月) 17:18配信

毎日新聞
自民党の「人生100年時代戦略本部」の会合後、記者団の質問に答える連合の芳野友子会長(中央)=東京都千代田区の同党本部で2022年4月18日午後3時35分、竹内幹撮影

 連合の芳野友子会長が18日、自民党政務調査会が党本部で開いた全世代型社会保障に関する政策会合に出席した。芳野氏は雇用安定やジェンダー平等などについての連合の見解を説明し「私たちの政策実現のため、ぜひ自民党にも力を貸していただきたい」と述べた。連合トップが自民党政調会の会合に招かれるのは異例だ。

 芳野氏が出席したのは自民党政調会の「人生100年時代戦略本部」(本部長・上川陽子幹事長代理)会合。芳野氏は、雇用の場での男女格差の解消や、立場の弱いフリーランスや非正規雇用労働者の支援などについて連合の取り組みを紹介。出席した自民党議員の質疑にも応じた。会合後、芳野氏は記者団に「(今後も)意見交換はしていきたい。問題認識はほぼ一緒だ」などと語った。

 芳野氏を招待した上川氏は会合後、「芳野氏にお越しいただき、うれしく光栄だ。課題解決のためには(力を)合わせて取り組んでいく必要性を共有できたのではないか」と述べた。【奥山はるな、花澤葵】[

7942チバQ:2022/04/19(火) 08:07:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/227061efdde12c7be02d71ad14a5075bdbe28b47
二階派最高顧問・伊吹文明氏「岸田・茂木痛烈批判」の裏に「反岸田勢力決起」の予兆か
4/19(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
2014年、記者会見に出席した伊吹文明・元衆院議長(時事通信フォト)

 自民党内ではウクライナ情勢の泥沼化と3か月後に迫った参院選シフトで反岸田勢力が表だって首相を批判できないことから「無風政局」と呼ばれる。そうした中、「政界の一言居士」として知られる伊吹文明・元衆院議長が反主流派の一角、二階派の例会(4月14日)で大いに吠えた。同派の最高顧問を務めてきた伊吹氏は、昨年の総選挙で引退した後も、依然、ご意見番として派内に影響力を持つ。

【写真】最大派閥となった安倍派に批判も

「国会で決めたことに、国会議員が公然とそれと違うことを国会を通さず主張するのは、国会の権威を著しく弱める。低下させると考えないといけない。国会の権威を守るため、決めたことを国会議員がひっくり返すようなこと言ってはいかん」

 そう切り出した伊吹氏がまず槍玉に挙げたのが、岸田文雄・首相と茂木敏充・幹事長、公明党が主導した年金生活者への5000円給付が白紙撤回された問題だ。

「1つ具体的な例を挙げると、年金生活者というか65歳(以上)の連中にみんな5000円あげる話があって、みっともないっていうんで立ち消えになった。これは平成16年に年金法を改正し、それまでは物価が上がり経済が成長したりすると年金はどんどん改定していた。同時に物価が下がったり経済がマイナス成長になったりしても年金改定せず減らさなかった。これではいくらなんでも若い世代の将来の年金の基盤を危なくするとして物価スライドにマクロ経済スライド方式を入れた。物価が下がったときは年金世代も我慢しましょうと。

(ところが)今回物価スライドで7月、ちょうど参議院選挙の頃に0.2%年金が下がる。下がる部分をモデルケースで夫婦2人で計算すると 1万500円になる。だから夫婦2人で割ると(1人あたり)5000円ずつあげるんだという論理。こんなことをやりだしたら国会の法律は一体どうなるんだ。それを自民党の大幹部が主張するようなときは、少なくとも政府がやろうとしたときには、与党はたしなめなくちゃいけない。与党が旗を振っちゃいかん」

安倍派への批判も
 参院選前に露骨な“年金世代へのバラマキ”をやろうとした岸田内閣への痛烈な批判だった。次に伊吹氏は衆院の定数是正(10増10減)に反対を唱える細田博之・現衆院議長に矛先を向けた。

「もっと悩ましいのは、あんまり言っちゃいけないんだけど、細田さんっていう方は、私が幹事長のときの幹事長代行をしていただいて、非常に行き届いた、誠実で政策もよくわかる方だ。(しかし)今回議長になられて、議会が決めた法案を公然と批判したら、これはやっぱり国会の権威は丸つぶれだ」

 国会では「1票の格差」を是正するために安倍政権時代の2016年に公選法などを改正。格差を2倍未満にするため、2020年国勢調査に基づいて次の総選挙から衆院の定数を東京都で5増、神奈川県で2増、埼玉・千葉・愛知の各県で1増する一方、宮城・福島・新潟・滋賀・和歌山・岡山・広島・山口・愛媛・長崎の10県で定数をそれぞれ1減する「10増10減」の方針が決まった。

 しかし、削減される県が具体的になると、自民党内では地方選出の議員を中心に10増10減に批判が高まっている。とくに定数減となる10県に10人の現職議員(小選挙区当選者)を抱える最大派閥・安倍派で批判が強い。

 そこで安倍派前会長でもある細田氏は議長就任前、安倍晋三・元首相の選挙区がある山口県などを定数削減の対象から外す「3増3減」私案(東京3増、新潟、愛媛、長崎を各1減)を提示。議長に就任してからも、「地方を減らして都会を増やすだけが能じゃない」「地方いじめのような、都会だけ増やすようなことは、もうちょっと考えたらどうか」と繰り返し見直しを主張している。まさに“派利派略”だ。

7943チバQ:2022/04/19(火) 08:08:17
 伊吹氏はその細田氏に大上段から正論をぶつけた。

「憲法に法の下の平等がある。投票権が非常に不平等だ。人口が非常に多いところは1票投じても1人の人しか選べないけれども、人口が少ないところで、少ない人口で投票して当選する。だから憲法違反だという訴えがずっとあり、最高裁まで行って違憲状態だとか違憲だとかいろいろ言われた。私が議長のとき、議長のもとで審議会をつくって審議を始めてもらった。

 世論を考えると定数を増やすのはなかなか難しい。その中でどうするかっていうことをやり始め、結局時間がかかって大島(理森・前衆院議長)さんのときに結論が出た。これ(定数是正の法律)は国会議員の身分に関することで議長の諮問会議で得た結論だから、当然、議員立法で出した。その筆頭の提案者が細田さんだ。それが自民党と公明党と維新の賛成で通った。それを具体化していかなければいけない時点になったときに、反対だとかどうだとかっていうことが今出てきている。

 私は人口だけで議員の定数を決めるっていうのは個人的には反対です。しかしそれを変えるためには憲法を変えないといけない。これから区割り画定審議会が動き出すんだと思いますが、やはりポジションにいる者は言っちゃいけないことがある。私なんか言いたいことはいろいろ言いたい。だけど幹事長のときはこういうこと言っちゃいかんなとか、大臣なのでいけない、議長はいけないなと思って抑えないといけない」

菅グループを含めた反岸田派連合は80人規模に
 新聞各紙は伊吹発言を「細田議長への苦言」などと報じたが、伊吹氏がこのタイミングで岸田首相や細田議長に厳しい言い方をしたのには別の事情がありそうだ。

 表面上は「無風状態」に見えても、自民党内では水面下で主流派と反主流派の各派が“議員スカウト合戦”を活発化させている。

 この日も、二階派から安倍内閣で首相補佐官や一億総活躍相を務めた衛藤晟一氏が退会し、すったもんだを経て同派から安倍派に転じた片山さつき・元地方創生相に続いて2人目の退会者が出たばかり。二階派は会長の二階俊博氏が幹事長を退任して以来勢いが落ちているだけに「安倍派が露骨に手を突っ込んできた」(同派ベテラン)との不満が高まっている。

 だが、反主流派もやられっぱなしではない。岸田首相を支える「主流派」の麻生派からはこの2月に同派会長代理だった佐藤勉・前総務会長ら4人が脱会、その佐藤氏は4月6日夜に二階派幹部の武田良太・元総務相らと会談し、岸田首相の政敵である菅義偉・前首相を中心とする「菅勉強会」=事実上の反岸田派閥連合の立ち上げについて協議した。

 佐藤氏は武田氏の他にも、二階氏側近の林幹雄・元幹事長代理、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代理、菅グループ「ガネーシャの会」のまとめ役、坂井学・元官房副長官らと会合を重ね、菅勉強会旗揚げの準備を着々と進めているとされる。

「菅勉強会は二階派、菅グループ、森山派、旧石破派など70〜80人規模になる。役員には佐藤さんを林さんと武田さん、森山さんらの顔触れが固まりつつある」(二階派議員)

 そんな折も折、飛び出した伊吹発言は反岸田勢力決起の“鬨の声”に聞こえなくもない。

7944とはずがたり:2022/04/19(火) 14:33:39


茂木敏充の「やりたい放題」に高市早苗がブチ切れた…せっかくの融和作戦も水の泡に
4/10(日) 19:52配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d890dcb2303538a1f0826ae6a8122a35f34ef4a
現代ビジネス

 「茂木(敏充幹事長)さんはこれまで政策の責任者である政調会長の高市(早苗)さんに話を通すことなく、岸田総理や麻生副総裁と定期的に会談をし、好き勝手に政策を推し進めてきました。

 5000円給付や原油高対策でも高市さんは蚊帳の外。彼女は『勝手にやらないで』と猛反発し、二人の軋轢は深刻でした」(全国紙政治部デスク)

 何で私だけ仲間外れなのか。すっかり不機嫌になってしまった高市氏を党四役の「お茶会」に誘ったのは茂木氏だった。「水と油」と称される二人の不仲ばかりが表面化するなか、党内融和を演出する狙いがあったが、そこで「事件」は起きる。

 「高市さんは『お茶会』と聞いていたから桜餅や紅茶でも用意しているのかと思っていたそうですが、出されたのはペットボトルのお茶のみ。高市さんが途中で、『お茶ってこれだけ? 』と聞くと、福田(達夫)総務会長が慌ててコーヒーを注文しました」(自民党議員)

 しかし一度機嫌を損ねた高市氏は止まらない。

 「私、猫舌だからコーヒーいらない」

 と、突き返したという。結局、高市氏は「次の会合があるから」と未開封のペットボトルを持ったまま途中退席した。

 「記者会見で高市さんは『紅茶もケーキもなくペットボトルのお茶で驚いた』とチクリ。これを聞いた茂木さんは『せっかく気を遣ってやったのに』と腹を立てていたそうです」(前出の自民党議員)

 円滑な意思疎通のため、次回は高級スイーツでも用意してはどうか? 
 『週刊現代』2022年4月16日号より

7945チバQ:2022/04/19(火) 23:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb30163e7167ec3cc01a0096ca28404c814d6215自民・茂木氏に野党反発 「悪意に満ちている」
4/19(火) 20:44配信

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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

野党は19日、自民党の茂木敏充幹事長が党所属議員から回収した文書通信交通滞在費を与野党の合意に反して独自に寄付したと発表した上、野党を揶揄(やゆ)したとして一斉に反発した。

文通費をめぐり、与野党は衆院選が行われた昨年10月分の一定額をそれぞれ所属議員から回収し、回収分の国庫返納や寄付などの対応は各党協議会で決めることで合意。21日に各党協議会を開き議論する方向で調整していた。

ところが、茂木氏が18日の記者会見で自民は独自に寄付したと発表。その上で「文通費の問題に真剣に取り組むというなら、(昨年)10月分を返金してほしい。言行一致を求めていきたい」と野党側を批判した。

これを受け、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の4野党の国対委員長が19日、国会内で会談し、自民に抗議することで一致。出席者からは茂木氏の説明や謝罪を求める意見が出た。立民の馬淵澄夫国対委員長は国会内で記者団に「茂木氏こそ言行不一致だ。悪意に満ちている」と強調。維新の遠藤敬国対委員長も「紳士協定が破られてしまった」と苦言を呈した。

馬淵氏は同日、自民の高木毅国対委員長と会談し、茂木氏の謝罪を求めた。高木氏は「幹事長側に私が伝えていなかった。連携がうまくいかなかった」と陳謝したが、茂木氏への謝罪要求は引き取った。国民民主関係者は「自民は幹事長と国対委員長のコミュニケーションがとれていないんだね」とあきれたように皮肉った。

7946とはずがたり:2022/04/22(金) 09:51:09
<独自>自民・衛藤氏が二階派退会の意向を伝達
2022/4/8 15:41
https://www.sankei.com/article/20220408-JME5ZEF4IVNT7MUWLGVMPSWC2Y/

自民党の衛藤晟一参院議員は8日、党本部で二階俊博元幹事長と面会し、二階派(志帥会)を退会する意向を伝えた。関係者が8日、明らかにした。

衛藤氏の退会により、二階派の所属人数は42人。自民党内6派閥のうち第5派閥の順位は変わらない。ただ、二階派をめぐっては、2月に片山さつき参院議員が同派から退会勧告を受けて退会している。

7947チバQ:2022/04/22(金) 10:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaf6c8b3dc478736608e3eab03256d4324ae8882
亀裂回避、公明に譲歩 「今国会で補正」、主張受け入れ 自民
4/22(金) 7:09配信

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時事通信
記者団の取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長=21日午後、国会内

 政府が月内に取りまとめる緊急経済対策の財源の在り方をめぐり、意見が真っ向からぶつかっていた自民、公明両党が21日、折り合った。

 自民党が与党の亀裂回避を優先し、2022年度補正予算案の今国会成立を求める公明党の主張を一部受け入れ、軟着陸を図った。ただ、再び予算委員会で岸田政権が野党の追及にさらされるリスクをはらむ。譲歩を迫られた政府・自民党内には不満が残りそうだ。

 自民党の茂木敏充幹事長は、公明党の石井啓一幹事長との会談で合意した後、記者団に「6月以降も視野に入れた補正が必要という結論になった」と述べ、難航していた調整に着地点を見いだしたことに安堵(あんど)の表情を見せた。

 政府は物価高騰を受けた緊急経済対策の22日策定を目指していた。自公両党は19日に幹部間で合意する手はずだったが、焦点である(1)経済対策の財源(2)補正の時期―で平行線が続き、決着がずれ込んでいた。

 政府・自民党は参院選に向けて失点を防ぐ「守り」の政権運営が基本戦略。22年度予算の予備費を使った緊急対策を速やかに講じた上で夏の参院選を乗り切り、秋の臨時国会で本格的な経済対策を盛り込んだ補正を成立させる段取りを描いた。

 選挙を目前に首相が出席する衆参両院予算委員会を開けば、野党が対決姿勢を強めるのは必至。自民関係者は「これまで参院選前に補正を組んで良かった試しがない」と指摘していた。

 一方、公明党が「補正成立」を声高に訴えたのは参院選向けのアピールが必要との思いからで、自民党との戦略のずれは明らかだった。山口那津男代表は3月29日の記者会見で唐突に今国会での補正成立を求めて以降、譲らない姿勢を崩さなかった。

 公明党ベテランは、ぎくしゃくした参院選の相互推薦、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の交渉と同様に、自公両党間の「水面下の交渉が本当にない」と嘆く。

 結局、今回合意に至ったのは「公明党の顔を立てたから」(自民党幹部)。連立の結束を重視し、参院選に影響が出ないようにするためだ。公明党は「まずまずだ」(幹部)と歓迎ムードが広がる。

 もっとも、自公合意の中身をよく見ると、緊急対策については自民党が主張した22年度予算の予備費を充て、1兆5000億円の穴を補正予算で埋めるとする「折衷案」の形。1カ月前に成立したばかりの当初予算の予備費を直ちに積み増すことに「見通しが甘い」との批判が出そうだ。予備費支出は国会審議を経ずに政府が決められるため、野党は予算執行が「白紙委任」となることに照準を合わせる。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「規模があまりに小さい」と批判。「予備費の使途が拡大していくことについても課題がある」と疑問を呈した。共産党の志位和夫委員長は記者会見で「予備費を積み増す補正予算は前代未聞。税金は自民、公明両党のポケットマネーではない」と断じた。

7948チバQ:2022/04/24(日) 09:38:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_FC6SCNL6ZNK4NOXN6RGQOPLLWM.html
首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心
2022/04/22 21:12産経新聞

首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心

政治 閣議に臨む岸田文雄首相=22日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は22日、菅義偉前首相、森山裕総務会長代行と相次いで会談した。菅、森山両氏は令和4年度補正予算案の編成などをめぐって自民執行部との隙間が指摘される公明党とパイプを築いている。夏の参院選を見据える首相としては、先の党総裁選で非主流派に転じた両氏にも配慮を示しつつ、与党一丸で選挙戦に臨む態勢をつくる思惑もある。

「国内外のいろんな情勢について意見交換した。近況報告も含めて時間をいただいた」

首相は菅氏との会談後、官邸で記者団にこう語った。同日夜には東京・銀座の日本料理店で森山派(近未来政治研究会)を率いる森山氏と食事をしながら意見を交わした。

昨秋の総裁選で敵対した首相と菅、森山両氏の間柄はいまなお微妙だ。

菅氏周辺は非主流派を中心とした勉強会を開く時期を模索している。また、森山氏は参院山形選挙区をめぐり、自民執行部が4年度予算に賛成した国民民主党に配慮する形で候補者擁立見送りを調整していることに関し、「野党の公認候補を応援したことはない。しっかりけじめをつけておかないと、おかしなことになる」と表立って異論を唱えている。

一方で、菅、森山両氏は公明にもパイプを持ち、業界団体などにも顔がきく実力者でもある。首相としても、参院選での協力は欠かせず、今回の会談も万全の態勢を敷くための布石を打った形だ。

首相は、今月1日には同じく非主流派の二階俊博元幹事長とも酒席を囲んだ。首相は、安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁の主流派を後ろ盾としつつも、非主流派を含む党内融和に腐心し、自らの足場を一層強固にしたい考えとみられる。(永原慎吾)

7949チバQ:2022/04/24(日) 09:52:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6746dd22e1a1a69115b0a9969a9b948aeb06d7ec
国民民主の「非自民」の動きに不快感…遠藤選対委員長「違和感を覚える」
4/23(土) 20:39配信

読売新聞オンライン
遠藤利明氏

 自民党の遠藤利明選挙対策委員長は23日、政策協議を進める国民民主党の中で、「非自民」に向けた動きがあることについて「違和感を覚える」と不快感を示した。沖縄県沖縄市で記者団に語った。

 遠藤氏のお膝元の参院選山形選挙区(改選定数1)を巡っては、3選を目指す国民の現職がいることを踏まえ、自民内で候補擁立の見送り案が浮上している。遠藤氏は「国民と政策協議の合意ができれば、それをベースにどう戦うか検討していたが、今までの認識と違ってきた」とも語った。

 国民の前原誠司代表代行は20日、参院選京都選挙区で日本維新の会の公認候補予定者への推薦を発表した際に「非自民、非共産の枠組みで協力できるところは協力する」と話していた。

7950チバQ:2022/04/24(日) 23:38:22
誰の判断なんですかね?
この危機管理/判断能力はすごいと思います。
戻ったから/派遣したから 何ができるってわけじゃないでしょうが
https://news.yahoo.co.jp/articles/400eb5a6af291594b903395fe4ee14cfc22af99c
岸田首相、日程切り上げ帰京 「捜索救助に全力」、国交相派遣 北海道・観光船不明
4/23(土) 21:37配信

 北海道・知床半島沖で観光船が消息を絶ったことを受け、熊本訪問中の岸田文雄首相は23日深夜、日程を切り上げて自衛隊輸送機で東京に向かい、24日未明に帰京した。

 
 首相は首相官邸で状況の報告を受け、この後記者団に「乗員乗客の発見には至っていない。人命救助を最優先に、全力を挙げて捜索救助活動を行っていく」と述べた。斉藤鉄夫国土交通相を24日朝に現地に派遣することも明らかにした。

7951チバQ:2022/04/25(月) 20:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5279ae0224420aa57d5af86635d45d8f6265b739
幹事長室は厳しい? 和やか?  安倍、茂木氏が掛け合い 自民
4/25(月) 20:33配信

時事通信
 「大変厳しい」「一番和やか」。

 自民党の安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長が25日、西村明宏筆頭副幹事長の政治資金パーティーにそろって出席し、党幹事長室の雰囲気をめぐり掛け合いを演じた。

 口火を切ったのは安倍氏。仕事に厳格とされる茂木氏の人物評を念頭に、「『茂木幹事長室』は大変厳しい場所だ。千本ノックに耐えられるかどうかで西村氏の将来も決まっていく」とあいさつし、会場の笑いを誘った。

 直後に登壇した茂木氏は、満面の笑みで「訂正させてもらう」と切り出すと、「恐らく歴代でも一番和やかな、楽しい幹事長室だ」と反論。「みんなが楽しく、しかし、選挙では一丸となって戦える態勢が取れている」と強調した。

7952チバQ:2022/04/25(月) 21:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f98c60738d5a17b33975dda01e5d95287727d95
【点描・永田町】政権半年の高支持率に“暗影”も
4/24(日) 18:34配信

時事通信
4月7日、首相官邸で取材に応じる岸田文雄首相

 岸田文雄首相が4日、政権発足から半年を迎えた。

 「ウクライナ」「コロナ」との苦闘が続くが、政権の“命綱”ともなる内閣支持率はここに来て堅調だ。「戦後最大の国難」(首相)に懸命に挑む姿への国民的な高評価が最大の要因とみられており、年明け以降は下降気味だった各種世論調査での支持率は、3月になると上昇基調に転じ、最新の調査では過去最高にも手が届く勢いだ。政権発足半年での高支持率維持は、長期政権を築いた小泉純一郎、安倍晋三(第2次)両元首相以来で、首相サイドも「長期政権の環境が整いつつある」(側近)と胸を張る。

 そうした中、首相にとって最大の関門となる参院選の公示が2カ月余に迫る。政権を取り巻く環境を見ると、コロナ感染再拡大とウクライナ危機に伴う諸物価高騰で、首相が目指す参院選前の「ウィズコロナの経済再生」実現は絶望的。その一方で参院選情勢は、首相らのしたたかな野党分断策などが功を奏し、現状では「自民有利」とみられている。

 ただ、自民党内の「反主流派の旗頭」(麻生派幹部)とされる菅義偉前首相が、太いパイプを持つ公明党の山口那津男代表とスクラムを組む形で、経済再生のための大型補正予算の今通常国会での成立を求めたことで、参院選後への先送り方針を示す首相とのあつれきが拡大。最大派閥・安倍派を率いる安倍氏と菅氏の再接近も絡んで、自民内の各権力者による複雑な神経戦が、参院選に向けた首相の政権運営に幾つもの暗い影を投げ掛けている。

◇したたかな“岸田流手法”に限界も

 首相は政権半年を迎えた4日午前、首相官邸で記者団のインタビューに答え、「課題山積で気の抜くことのできない半年だった」と述懐。年明けからの「オミクロン株」感染爆発やロシアのウクライナ軍事侵攻への対応では、「大変難しい判断、決断の連続だった。これからも緊張感と危機感を持って取り組む」と厳しい表情を崩さなかった。その中で、オミクロン株については「毎日、毎日機動的に対応しなければいけなかった」と振り返り、就任時から目指していた感染症対策と経済社会活動のバランスの取り方に苦悩し続けたことを吐露した。

 一方、首相はロシアのウクライナ軍事侵攻には「力による一方的な現状変更は、世界全体で許してはならず、毅然(きぜん)と対応しなければならない」と力説。ウクライナで多数の民間人が犠牲となっている現状を「国際法違反の行為で、厳しく批判し非難していく」と厳しい対応をアピールし、バイデン米大統領ら先進7カ国(G7)首脳との会談などで「力による現状変更には、厳しい経済制裁で対応する」ことを確認するなど、G7各国と足並みをそろえる日本の立場を明確にした。

 こうした毅然とした対応が「高支持率につながっている」(側近)のは間違いないが、今後もその状況が続くかどうかは「予断を許さない」(同)。ここに来て感染症専門家の多くが、早期の大規模な「第7波」の襲来を予測している。予防策の軸となるワクチン3回目接種も遅れが目立ち、参院選前に全国的なまん延防止等重点措置の再発令ともなれば、国民の首相不信は一気に拡大しかねない。

 しかも、本来なら国家の危機に結束するはずの政府・与党内での「参院選後を見据えた権力闘争のうごめき」(自民長老)が現実味を帯びれば、首相の指導力も厳しく問われる。大派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との緊密な連携で政権安定化に腐心してきた首相は、菅氏や二階俊博元幹事長ら“反主流実力者”にも接近を試みるが、与党内には「したたかな岸田流手法の限界」(自民長老)を指摘する声も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月18日号より】。

7953チバQ:2022/04/26(火) 19:51:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c72e909f759e0d14ca36e8a4da72808c8f7de6f
「茂木幹事長vs.高市政調会長」の対立先鋭化で「ポスト岸田レース」に異変
4/26(火) 15:01配信

新潮社 フォーサイト
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 堅調にみえる岸田文雄内閣の足元で、不協和音が目立っている。ともに「ポスト岸田」を目指す自民党の茂木敏充幹事長と高市早苗政調会長との対立が先鋭化し、緊急経済対策の取りまとめや公明党との協議に支障が生じているのだ。茂木氏は麻生太郎副総裁を後ろ盾にしており、自民執行部内の溝も表面化。次期首相レースの前に、夏の参院選戦略にも影響が出かねない事態に陥っている。

高市氏の頭越しに決まった補正予算編成
「私たちは早く予備費を活用して経済対策を進めたい。本格的な補正予算を編成していたのでは間に合いませんよ」 

 高市氏は4月18日、公明党の竹内譲政調会長と会談し、公明が求める参院選前の補正予算編成は受け入れられないと訴えた。

 6月15日までの通常国会の会期内に補正を仕上げるとなれば、7月に予定する参院選の手前で衆参の予算委員会を開かなければならず、野党に追及の場を与えてしまう。そのため政府・自民は喫緊の物価高騰対策を今年度予算で確保した5兆円の予備費で行い、公明が主張する15〜20兆円規模の補正予算の編成は、参院選後に先送りする方向で調整を進めていた。

 しかし茂木氏はその裏で、高市氏に正面から断らずに、官邸や財務省と補正予算の編成が可能かどうかギリギリの調整を続けていたという。

 茂木氏が4月21日、公明の石井啓一幹事長に示したのは、低所得者世帯の子供1人当たり5万円給付や、石油元売り会社への補助金拡充などを盛り込んだ、予算規模2兆7000億円程度の補正予算を編成する案だった。結局、自公は両党の政策責任者を飛び越える形で合意案をまとめ、首相は合意案に沿って補正の編成を指示した。

7954チバQ:2022/04/26(火) 19:51:16

週1回の「お茶会」
 茂木氏と高市氏は、これまでも子供のような対立を繰り返してきた。年金受給者に1人当たり5000円を給付する案をめぐっては、茂木氏が高市氏に相談しないまま政府や公明側と協議を進め、高市氏が激怒。茂木氏がガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除について公明、国民民主両党の幹事長と協議したときも、高市氏は「私に連絡がない」と不快感を示した。

 こうした高市氏の直訴を受けた首相は、3月28日の自民役員会で「党が採用する議案は政調会の議を経る」とした党則を読み上げ、茂木氏に自重を促す一幕も生まれた。

 両氏は3月末月以降、福田達夫総務会長と遠藤利明選対委員長を交え、党四役の融和を図る「お茶会」を週1回開くようになったが、会合では白々しいやりとりが続いているという。

 出席者によると、会合では、茂木氏が東京・赤坂の老舗洋菓子店から取り寄せたショートケーキやシュークリームで高市氏をもてなすが、話題は高校時代の修学旅行などたわいもない話が中心だ。毎回、遠藤氏が「次回は好物のチョコレートケーキを出して」と頼むものの、茂木氏は「政調会長のお好きなものを」と断るのがパターンとなっている。高市氏に皮肉交じりで対応しているのだ。

広がる安部氏と高市氏の距離
 茂木氏が高市氏の頭越しに政策協議を進めるのは、党内の情勢を冷静に分析している からと分析する向きもある。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍晋三元首相の支持を背景に得票を伸ばしたが、最近は安倍氏との距離が広がっているという。安倍氏は昨年11月に党内最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)会長に就任したが、同派を一度出ていった高市氏の復帰をかたくなに拒んでいる。

 もともと派内には、萩生田光一経済産業相や福田氏ら将来首相を目指す候補がおり、彼らは一様に高市氏の派閥復帰に否定的だ。

 最近は政調会長としての高市氏の働きぶりにも疑問符がついているという。就任直後の昨年の衆院選では、党の公約を「党内協議を十分経ず、独善的に書き上げた」(自民閣僚経験者)などと批判が噴出。「安倍氏は次期首相候補として限界を感じつつある」(安倍派閣僚経験者)との見方もある。

「ポスト岸田」を狙う茂木氏にとって、ウマの合わない高市氏はつぶすべきライバルだ。茂木氏は安倍政権時代から安倍氏と個人的な人間関係を築いてきたこともあり、高市氏と疎遠にしているのは、こうした風向きの変化を巧みに利用しているとも言える。

茂木氏と麻生氏の深い関係
 さらに最近の茂木氏は、党内第3派閥の麻生派(志公会)を率いる麻生氏と深い関係を築いており、強気の態度に出られる下支えにもなっている。

 茂木氏は昨秋の衆院選後に幹事長に就任して以来、国政選挙の候補者調整などの懸案はことごとく麻生氏に相談し、了承を得てきた。下手の姿勢には、将来の総裁選出馬をにらみ、麻生派全体の支持を取り付ける狙いも透ける。

 麻生氏は派内で首相候補とされる河野太郎元ワクチン相との折り合いが悪いこともあり、麻生派の側近には「茂木は『ポスト岸田』に近くなった」と評価を口にするという。逆に高市氏は「公明ともまともに話ができずに政権を運営できるのか」などと、苦言交じりに切り捨てている。

 茂木氏は昨年11月に悲願だった派閥会長に就任し、一定の権力基盤を固めた。犬猿の仲だった青木幹雄元参院議員会長はなお「茂木会長は認めない」と息巻くが、現在は側近の石井準一参院幹事長代理を含め、参院側も茂木体制を支える姿勢を見せている。麻生派とは規模を競い合うライバルではあるが、岸田政権を中心で支える主流派として連携も深めており、両派内では、それぞれの派閥トップが接近することを批判する向きは少ない。

岸田首相による処遇は? 
 政権与党の幹事長と政策責任者の政調会長の確執は、党内の意見集約や無理強いの多い公明党との交渉過程などを複雑にし、「不必要な混乱を招いて政策決定に余計な時間がかかるようになった」(党国対幹部)という。

 身内の亀裂は、党が一丸となって参院選を戦う態勢づくりにも影響を与えかねない。岸田首相は周囲に、「党のバランスを取るためには、茂木、高市の双方が必要」と語るが、両氏の対立に積極的に介入する様子はない。党内では「首相が参院選後の党役員人事で両氏をどう処遇するか。行方次第では、新たな政局の芽になる可能性もある」(重鎮)との声もあがる。

7955チバQ:2022/04/27(水) 19:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/07ed089c903c09f7250acaf2e36655fb1de160f5
異例の経緯、首相「出席」は前夜に決断 日韓の駆け引き本格化
4/27(水) 10:03配信

西日本新聞
岸田首相

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領の政策協議代表団と岸田文雄首相の面会は、前夜まで日程が固まらないという異例の経過をたどった。歴史問題で尹氏側が解決への道筋を示す保証はなく、自民党内や保守層から面会に慎重な声が続出。日韓とも今夏までに大型選挙を控え、成果を急ぐ韓国側と、譲歩と取られたくない日本側の駆け引きが本格化した。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「(岸田首相を)尹大統領の就任式に招待するという話は出なかった」。代表団の鄭鎮碩(チョンジンソク)団長は面会後、記者団にこう説明した。前日には「首脳がいらっしゃるのであれば、十分な誠意を持っておもてなししたい」と語っていたが、首相訪韓に慎重な声がある日本側の立場に配慮した格好だ。

 尹氏は岸田首相を就任式に招いて2年5カ月ぶりに対面での首脳会談を実現することで、冷え込んだ日韓関係を立て直すきっかけにしたい狙いがある。

 大韓商工会議所が行ったアンケートでは、92%の企業が日韓の協力が「必ず必要」と回答。政府間対立が経済の損失につながっているとの不満がある。韓国では6月に統一地方選を控えており、尹氏は関係改善により経済、人的交流が促進するとの期待感を追い風にしたい考えだ。鄭氏らは25日の日韓議員連盟との朝食会で、歴史問題についても「悪いようにはしない。約束できる」と踏み込んだ。

 岸田首相も面会で代表団の訪問を歓迎し、尹氏からの親書に感謝を伝えた。だが面会を正式に決めたのは、林芳正外相と代表団の面会でのやりとりを見極めた後の25日夜だった。

 歴史問題が未解決のまま首相が面会の場に出ていくことに対し、自民党内から「日本側が過度に前のめりになれば間違ったメッセージになり、足元を見られる」(佐藤正久党外交部会長)との声が上がっていたことを考慮。7月の参院選で保守層に突き上げられる懸念もあり、首相は周囲に「しっかりした感触がないと会えない」と語っていた。

 それでも「まずは冷静に対応する」(首相側近)との判断から面会に臨んだが、代表団に「旧朝鮮半島出身者労働問題をはじめとする両国間の懸案の解決が必要だ」とくぎを刺すのも忘れなかった。

 ただ、韓国との関係が硬直したままでは、北朝鮮をにらんだ日米韓の同盟関係強化を求める米国から不信を招きかねない。バイデン米大統領は5月下旬に韓国、日本の順に訪問する予定で、日韓関係改善を求められることが予想される。国内事情と日米関係のはざまで悩ましい判断が迫られている構図だ。

 首相は19日、先に訪韓した河村建夫元官房長官から韓国側が就任式出席を期待していると伝えられた際、まだ決めていないと答えるにとどめている。 (ソウル山口卓、井崎圭)

7956チバQ:2022/04/28(木) 16:54:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4402980f244e2d5e9d8ef43d797eef247cd3df
二階派からまたも退会者が ナンバー2・武田良太が派閥を割るといううわさも
4/28(木) 5:56配信

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デイリー新潮
二階俊博氏

 来るもの拒まず――。

 二階俊博元自民党幹事長のもと、そんな姿勢でひたすら拡大路線を突き進んできた二階派こと志帥会。

【写真2枚】周囲に強い不満を漏らしていたと言われる「衛藤参院議員」

 他党からの転向組や無所属議員を次々と自派閥に取り込むその手法は、党内の他派から「強引だ」と非難され、また「寄せ集め」などと揶揄されてもきた。

 それでも二階派の結束が揺らぐことがなかったのは、ひとえに二階氏の存在感ゆえであろう。

 政治部記者が言う。

「安倍政権から菅政権にかけて幹事長を務めた二階氏は、その権力を背景に求心力を保ってきた。ところが昨年10月に発足した岸田政権で二階氏は無役に。10月末に行われた衆院選では、二階派が大きく議席を減らす結果となった。ベテラン議員の引退もあったとはいえ、二階氏の政治力が低下しているのは明らかです」

 さらに、今年2月には、片山さつき参院議員の派閥退会を巡って騒動が勃発。

「これも“ドン不在”の証左といえる。昨年10月には武田良太前総務相が派閥ナンバー2の事務総長に就任。二階氏から派閥を引き継ぐ可能性も取り沙汰されていますが、派閥内のタガは緩むばかりです」

不満の種は昨年9月の総裁選
 そんなユルみの一つが表面化したのが、今月14日に発表された衛藤晟一参院議員の派閥退会だった。

「衛藤氏は今月8日に二階氏に退会の意向を伝え、片山氏のときのような泥仕合もなく1週間で了承を得た。ただ、衛藤氏は“二階さんは政治家として終わった”などと周囲にかなり強い不満を漏らしていたといい、決して円満な退会ではなかったようです」

 不満の種は、昨年9月の総裁選にある。

「総裁選で二階派は“泡沫候補”と見られていた野田聖子衆院議員のために8人も推薦人を出した。衛藤氏には“勝ち馬に乗ろうというときに野田じゃないだろう”という思いが強く、この頃から二階氏に対する不信感を募らせていたそう」

 さらなる退会者が相次げば、空中分解も現実味を帯びる二階派。だが、派閥を実質的に取り仕切る武田氏に動揺は見られない。

「あまりに落ち着き払った武田氏の態度に“いざとなったら忠実な子分を連れて派閥を割り、菅義偉前総理の立ち上げる派閥に合流するつもりでは”なんて臆測もささやかれている」

 かつて派閥の研修会で、

「仲間がそろってこそ、大きな力になる」

 と派閥政治の極意を語った二階氏。後継者の胸にその深意は届いているか。

「週刊新潮」2022年4月28日号 掲載

7957チバQ:2022/05/01(日) 18:11:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37cfec9c2c3a20b43901f8a033573aa4cf10526
「菅勉強会」参院選後先送り 危機に自重、選挙応援へ注力 自民
5/1(日) 7:05配信
時事通信
衆院本会議に臨む自民党の菅義偉前首相(奥)=4月21日、国会内

 自民党の菅義偉前首相は、自身を中心とする勉強会の発足を今夏の参院選後に先送りする意向だ。



 内外に「危機」が続く中、岸田文雄首相の命運を占う参院選が迫る時期に政権へ対抗する狙いとみられかねない動きをするのは得策ではないと判断した。当面は各地の選挙応援に注力する。

 「今は時期ではない。選挙が終わって落ち着いてからやる」。菅氏は最近、勉強会の準備に関わる親しい議員にこう伝え、待ったを掛けた。

 首相退陣を前にした昨年9月の記者会見で、菅氏はその後の政治活動に関し、在任中に掲げた政策の実現を目指す勉強会に言及した。テーマに浮上したのは「カーボンニュートラル」達成や不妊治療の支援など。いずれも世論に好感されたもので、存在感を保っていく上で「旗印」にしやすい。当初は3月にもスタートする考えだった。

 ただ、準備が進むにつれ、岸田政権と対峙(たいじ)する「非主流派」結集の色合いが濃くなった。中心は「菅グループ」と呼ばれる無派閥議員集団や二階派、森山派の議員。麻生派を退会した佐藤勉前総務会長も顔をそろえる。昨秋の総裁選で首相に敗れた河野太郎広報本部長も参加の意向を表明した。

 新型コロナウイルス禍は収束がなお見えない。加えてロシアによるウクライナ侵攻が深刻化。政治決戦を前に「和を乱す」との批判が起きないよう、結成のタイミングに慎重にならざるを得なくなった。

 首相との距離感も、菅氏のペースダウンの判断に影響した可能性がある。参院選の協力などをめぐり岸田政権と公明党の関係がぎくしゃくする中、同党の支持母体の創価学会とパイプを持つ菅氏が仲介に動いたとされる。首相もたびたび菅氏の事務所を訪れ、状況説明をするなど気遣いを見せており、隔たりを埋めつつあるとの見方もある。

 菅氏は当面、参院選の勝利に尽くす意向だ。4月は出身地に近い秋田市で開かれた自民党候補の会合に駆け付け、「官房長官、首相として9年間、中枢で懸命に取り組んできた」と強調。自身を含む歴代自民党政権の実績に触れ、「任せられるのは自民党だ」と訴えた。

 5月以降も北海道や三重、滋賀など全国規模で遊説する。応援を重ねることで、勉強会の参加者増につなげたいとの思惑もあるようだ。周辺は「スピードよりスケールが大事だ」と話す。

7958チバQ:2022/05/01(日) 18:26:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/782efb54880368ac5966132cbfc1f6f102a33c16
メーデーに松野長官が出席 政府自民、連合に接近 野党分断も
4/29(金) 18:40配信
産経新聞
連合は29日、第93回メーデー中央大会を東京都渋谷区の代々木公園で開いた。連合は立憲民主党と国民民主党の支援組織だが、大会には岸田文雄首相の代理として松野博一官房長官が出席し、親密ぶりをアピールした。夏の参院選を控え、政府・自民党は連合への接近を強めており、野党の分断を図る狙いがある。

連合の芳野友子会長は大会で「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と指摘。新型コロナウイルス禍や物価高騰のあおりを受け、非正規労働者らが「大きな打撃を受けている」とも語り、格差是正も訴えた。

松野氏はこれに応える形で「働く方々を守り、豊かにしていくため、全力を尽くしていく」とあいさつした。首相は外国訪問で出席できなかったが、「(欠席を)大変残念に思っていた」ことを紹介し、芳野氏が政府の「新しい資本主義実現会議」のメンバーであることにも言及した。

大会は例年、労働政策を担当する厚生労働相が出席している。平成26年に当時の安倍晋三首相が出席しており、政権幹部の出席は8年ぶりとなる。

首相は1月に現職首相として9年ぶりに連合の新年交歓会に出席した。岸田政権は成長と分配の好循環や賃上げの実現などを訴え、連合と親和性は高い。

自民関係者は「原発政策など政府与党にスタンスが近い労働組合もある」と話す。これまでも連合が支持する野党候補がいない選挙区では、水面下で与党を支援するケースもあった。

今国会では、国民民主が政府の令和4年度予算に賛成したほか、原油高対策などをめぐって自民、公明と国民民主の3党協議も行われた。首相は、連合との協調路線をさらに進めて野党間の分断を図り、参院選での野党共闘にくさびを打つ狙いもあるとみられる。

7959チバQ:2022/05/05(木) 18:15:55
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-586556.html
権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲
2022/05/03 05:52東洋経済オンライン

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳

(東洋経済オンライン)

昨年10月の岸田文雄政権発足で自民党幹事長の座を追われ、いまや党内反主流の「冷や飯組」となった二階俊博元幹事長が、ここにきて政治生命の危機をささやかれている。

新たな選挙区への鞍替え出馬を目指している世耕弘成自民党参院幹事長(写真:JMPA)

次期衆院選での政界引退が既定路線とみられる中、息子など二階氏直系での選挙区継承も困難視されているからだ。

二階氏の地元・和歌山県は、1票の格差是正のための「10増10減」で小選挙区が3から2に減る。しかも、二階氏の新たな選挙区に世耕弘成自民党参院幹事長が鞍替え出馬を目指しており、「二階vs世耕」の戦いは世耕氏優勢との見方が強い。

「政界駆け込み寺」と呼ばれた二階派の状況が一変
二階氏は、安倍晋三、菅義偉両政権で自民党の最高実力者として君臨。安倍氏が首相時代、「党で最も政治技術を持った方」と評したように、昭和の政治をほうふつとさせる強かさなどから「政界の絶滅危惧種」と畏怖されてきた。

しかし、「来るものは拒まず」と無派閥や元野党議員を積極的に取り込んだことで、「政界駆け込み寺」とも呼ばれた二階派は、ここにきて状況が一変。退会者が相次いで自民第5派閥に定住し、後継者も不透明で「解体寸前」(閣僚経験者)とみる向きも出始めている。

このため、参院選で与党が改選過半数を確保し、岸田首相の「黄金の3年」が現実となれば、3年後と想定される次期衆院選に向けて、現在83歳で体調不安も抱える二階氏が、「選挙区と政治生命を同時に失う絶体絶命の危機」(自民長老)に陥る可能性も少なくない。

7960チバQ:2022/05/05(木) 18:16:40
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022042500040.html
二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員
2022/04/26 07:00AERA dot.

二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員

IRを推進していた自民党の二階俊博元幹事長(右)と菅義偉元首相だが、いずれも地元では実現の見通しは遠のいた(写真は2020年10月、二階氏の派閥の政治資金パーティーに来賓として出席した菅氏)

(AERA dot.)

和歌山県が誘致を進めていた、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画。4月20日の県議会の本会議で、国への申請案について、賛成18人、反対22人で否決された。整備計画の提出期限である28日には間に合わず、同県でのIRは頓挫した。

「まさか、こんな結果になるとはね。二階先生も驚いていた」

 と苦い表情なのは、自民党二階派の国会議員。

 和歌山県は二階派会長、二階俊博元幹事長の地元だ。二階氏はかねて、観光業界とパイプが太いことで知られ、全国旅行業協会の会長も務める。IRには推進の立場で県への誘致を訴えてきた。

 国内最大3カ所までというIRの整備は、大阪府・市、長崎県に続き、和歌山県で可決される公算が大きいとみられていた。コロナ対策で名を知られた仁坂吉伸知事が「肝いり」で推し進めていただけに、意外な結果となった。

 和歌山市南部の海に面した埋め立て地が予定地とされ、事業者として参入予定だったのは、カナダの「クレアベストニームベンチャーズ(CNV)」。資金計画では、初期投資額の約4700億円のうち、70%を国際金融大手クレディ・スイスなどから融資を受けるというもの。

「CNVが本当にクレディ・スイスから融資を受けられるのか。県議会では、それを証明するものを出してほしいと再三、和歌山県を通じ、CNVに要請していた。それが出されたのは、4月19日のIR対策特別委員会の当日です。英語と日本語に翻訳したものが配られたんです。CNVに融資しますが、クレディ・スイスの都合でできないこともありますというような内容。十分に検討する時間は与えられず、最後は配布された文書は回収されてしまった。特に和歌山県が情報を公開しないことに不安を覚えました」

 こう話したのは「IR反対」にまわった自民党の山家敏宏県議。

 19日の特別委にオンラインで出席した、CNVの代表、マリオ・ホー氏は、

「出せる資料はドンドン、出します」

 などと述べ、和歌山県とは見解が異なることも不信感に拍車をかけた。

 また、当初、和歌山県のIR計画は、CNVのほかに、マカオを中心に事業展開する「サンシティ・グループ」が事業者候補となっていた。その選考は「IR誘致に関する有識者会議」が手掛けていた。昨年7月、その審査内容が明らかになり、CNVが656点、サンシティが720点だった。

 しかし、CNVの自然と共生した滞在・体験型IRというテーマや、ギャンブル依存症対策などが評価されたという経緯がある。

「評価の項目が13ありました。サンシティが10項目でCNVを上回っていました。私もサンシティの提案のほうがいいんじゃないかという感想を持っています。サンシティが新型コロナウイルスへの懸念で撤退したのは事実ですが、なぜ評価が低いほうを和歌山県が選んだのか。それに納得できる説明が県からはなかった」

 と山家県議は話す。

7961チバQ:2022/05/05(木) 18:16:53

 そんな不信感が最後まで拭えず、特別委でも反対10、賛成5で否決。その流れは本会議でも変わらず、「和歌山IR」は幻となった。

 仁坂知事は、「和歌山県が少しずつ衰退しており、それを止めようと頑張ってきた。少しは止まっているが止まり切れていない。地域発展の起爆剤がIRだった。残念ながら次の成長因子を失った」と悔しそうに述べた。

 IRを推進する岸田政権、自民党。和歌山県は二階氏だけではなく、元経済産業相の世耕弘成参院幹事長、元沖縄北方担当相の鶴保庸介参院議員、元総務相の石田真敏衆院議員ら大物ぞろいだ。

「私には国会議員の先生らから、IR、カジノについては何もプレッシャーというのか、そういうものはありませんでした。他の県議のことはわかりませんが」

 と山家県議はいう。本会議で賛成した、自民党の別の県議は、「名前は出さないで」と言いながら、こう打ち明けた。

「賛成か反対かで正直、迷いました。和歌山県の国政の先生は大物ばかり。二階先生がカジノを推進していることは誰もが知っている。当然、顔がちらつきますよ。賛成せよと国会議員の先生から言われたりはしないけど、会合などで顔を合わせれば当然、賛成が当たり前という会話になりますよ。県議同士でも『造反なんてしないよな』とも言われますからね。なかなか辛いです」

 二階氏は、80歳を超える年齢、衆院の定数見直し「10増10減」案の関係もあり、次期衆院選への去就が注目されている。

「二階先生の看板政策は、国土強靱(きょうじん)化計画とならんで和歌山県へのIR誘致。その実現のために、次の衆院選でも戦うぞと言っていた。大きな柱の一つを失ってしまったことになる。それにIRは撤退しましたが、菅義偉前首相の横浜市と張り合っていた時期もありますから、ショックは余計にありますよね」

 前出の二階派の国会議員はそう話し、続けた。

「二階先生のご威光が薄れてきたようにみられかねない、和歌山IRの否決です」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7962チバQ:2022/05/05(木) 19:16:38
誰ですかね?とりあえずここに
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_XV2U5J4AQ5ICTGX4XHEKRDCQNU.html
衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会
2022/05/05 14:40産経新聞

衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会

尖閣諸島を含む東シナ海上空(鈴木健児撮影)

(産経新聞)

国会議員らでつくる安全保障議員協議会(会長・久間章生元防衛相)は5日、沖縄・宮古島のホテルで記者会見し、衆院議員2人と尖閣諸島(沖縄県石垣市)の海上視察を試みたことを明らかにした。天候不良で断念したという。2人の氏名や所属は明らかにしなかった。

同協議会が中心となり、尖閣諸島の現地映像をインターネット上で配信する計画を進めており、その一環で視察を行う議員を募ったところ衆院議員2人が応じた。宮古島からチャーター船で出発し、2人が視察するとともに協議会のスタッフがドローンによる上空からの現地撮影を行う予定だった。

会見した同協議会の鍋田俊久事務局次長は、「尖閣諸島で何が起きているのか、多くの人と共有することが結果として国の安全保障につながる」と述べ、次の機会も設ける考えを示した。

同協議会は、尖閣諸島周辺で軍事的圧力を強める中国の行動に関し、問題意識を喚起するため、昨年秋にも尖閣諸島の撮影と視察を計画したが、スケジュール調整などが難航して延期されていた。

国会議員による尖閣諸島の海上視察が実現すれば、平成24年に自民党の山谷えり子元拉致問題担当相や新藤義孝元総務相ら超党派の国会議員8人が行って以来とみられる。9年には西村真悟元防衛政務官が尖閣諸島の魚釣島に上陸したこともある。

7963チバQ:2022/05/08(日) 10:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/569299fa2dd6d54dc274efe5484c02cf761c9d82
連携強める自民「麻生 茂木ライン」 思惑一致、野党工作で成果も
5/8(日) 7:18配信

時事通信
自民党茂木派のパーティーで、あいさつする麻生太郎副総裁=4月26日、東京都内のホテル

 自民党の麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が夏の参院選対応で連携を強めている。

 「麻生―茂木ライン」で主導した野党分断工作は一定の成果を収めた。連携の背景には、総裁候補の一人に名前が上がる茂木氏を影響下に置きたい麻生氏と、「ポスト岸田」へ重鎮の支持を得て足場を固めたい茂木氏の思惑が重なっていることがあるようだ。


 「茂木幹事長の人柄が私と付き合ったおかげでさらに良くなった」。麻生氏は4月26日、茂木派パーティーに駆け付け、親密ぶりをアピールした。

 両氏は3月、最大派閥・安倍派会長の安倍晋三元首相を交え会食した。当初は安倍氏と麻生氏の2人だけの予定だったが、麻生氏が「ゲスト」として茂木氏を招いたという。岸田政権主流派の領袖(りょうしゅう)でもある3氏は今月も会食を調整している。

 麻生、茂木両氏は、野党の分断を狙って国民民主党の取り込みを図った。麻生氏は、国民と立憲民主党を支援する連合の芳野友子会長や他の幹部と会談。茂木氏は国民が求めたガソリン税引き下げを材料に、2022年度予算に賛成するよう働き掛けるなど役割分担した。

 連携強化が奏功したのか、野党統一候補は現段階で約10選挙区にとどまる。参院選山形選挙区での不戦敗検討も両氏の仕掛けと見る向きもある。岸田文雄首相は党務を2人にほぼ任せており、党本部で首相を交えた3氏の会合は定例化している。

 麻生氏が茂木氏との距離を縮めるのは、麻生派の河野太郎広報本部長の「雑巾がけ」(党関係者)が足りないとの思いもあるようだ。河野氏は昨年の総裁選で、派内の反対論を押し切り出馬し敗北。麻生氏は「首相を支えて長期政権を築く」(同派中堅)のが基本戦略で、「首相に何かあれば茂木氏を担ぐ」(周辺)と見られている。

 茂木氏も党と政府の要職を歴任しながら総裁選出馬の経験はない。首相よりも2歳上の66歳で、岸田政権が長期に及べばそれだけチャンスは限られることになる。周辺は「麻生氏から支援を受けることに懸けている。安倍氏の信頼も得て、総裁選へのレールをひたすら進もうとしている」と代弁する。

 ただ、麻生、茂木氏とも公明党とのパイプは細い。参院選の相互推薦に続き、22年度補正予算案編成の是非でも与党はぎくしゃくしたままだ。自民党の閣僚経験者は、公明党への不満を口にしつつ、「茂木氏らも、もう少しやりようがないのか」と漏らした。

7964チバQ:2022/05/08(日) 10:37:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d251dde9339ccdb1d416dea2eeb64d1468a5765
関係改善へサイン 自民茂木派パーティーに異例の公明トップ2
4/26(火) 20:48配信

産経新聞
挨拶する公明党の山口那津男代表(右)=26日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)が26日、東京都内のホテルで開催した政治資金パーティーに、公明党から山口那津男代表と石井啓一幹事長が出席した。トップ2人がそろうのは異例。しかも山口氏が正式に出席を伝えたのは開催当日だった。公明とのパイプの役割を負う自民幹事長の茂木敏充同派会長に、自公関係の改善を求める狙いがあるようだ。

「公明と自民の連立政権が長く続く要素として…」。山口氏はパーティーでこう切り出すと、「一つは、政策面で意見の違いがあっても議論を重ね、最終的に合意する知恵と経験があることだ」と強調し、原油価格・物価高騰を受けた緊急経済対策について自公が21日に合意したことを例に挙げた。協議を担ったのは茂木、石井両氏だ。

石井氏も出席し、自民の安倍晋三元首相は「代表と幹事長がおそろいになるのは初めて見た」と語った。自公の連携をアピールする形になったが、当日までに異例の展開をたどった。

もともと茂木派と公明の関係は深い。昨年のパーティーでは山口氏が「自公連立政権の生みの親は(同派元会長の)小渕恵三首相だ」とアピールした。

茂木派は今年も3月下旬に山口、石井両氏に案内を出したが、山口氏から返答はなく、石井氏の出席が伝えられた。だが、開催当日になって山口氏側から出席の連絡が入った。

15日にパーティーを開いた森山派(近未来政治研究会、7人)には、案内から数日以内に山口氏側から出席が伝えられた。公明関係者は茂木派への対応について「意味がある」と語る。

自公関係は今年に入り、夏の参院選の相互推薦などをめぐりすきま風が吹いた。3月下旬以降は緊急経済対策に関する綱引きが続いた。公明は令和4年度補正予算案を今国会で成立させるよう主張したが、自民は否定的だった。

茂木、石井両氏の幹事長間協議は難航した。この間、山口氏側から出席の連絡はなく、茂木派内では「不満の表れか」「牽制では」との声が上がった。結局、今国会で成立させる方針で21日に合意した。

公明内には、自民の麻生太郎副総裁や茂木氏が国民民主党と関係強化を図っていることに、焦りも募る。茂木派議員の一人は「われわれをじらしたのでは。(公明の主張に近い形で)合意したので出席します、というメッセージだろう」と分析。公明幹部は「人間関係を良くしようと気を使った」と語った。(田中一世、児玉佳子)

7965チバQ:2022/05/08(日) 10:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8792972c35cbc4bdd89904a2c337b87713e97a8
「ポスト岸田」本命不在 茂木・高市・林・河野 4氏に弱点、課題
5/3(火) 16:09配信

北海道新聞
「ポスト岸田」候補に取り沙汰される議員

 岸田文雄内閣の支持率が50〜60%台で推移する中、首相の後継となる「ポスト岸田」レースが盛り上がらない。自民党内で茂木敏充幹事長(66)や高市早苗政調会長(61)らの名前が挙がるが、評判はいまひとつで、本命不在となっていることも背景にある。

【動画】ずさんな安全管理 知床遊覧船の社長、土下座の謝罪

 「永田町で一番仕事ができる男」。首相が4月26日の茂木派パーティーで持ち上げたのが同派領袖(りょうしゅう)の茂木氏だ。昨年11月に幹事長と派閥会長に就任。安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁と良好な関係を保ち、実務能力の高さに定評がある。

 一方で、「パワハラ気質」との批判もある。3月14日には自身の記者会見が長引き、その後予定していた会食に遅れるとして、司会役の党職員を記者たちの面前で叱責(しっせき)。翌日から司会は交代し、党関係者は「首相の器ではない」と断じる。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍氏の後ろ盾もあって善戦し、保守層から人気を集める。しかし、政調会長として「党内の意見を集約できず、調整力もない」(党ベテラン職員)と評され、各種政策を巡って茂木氏と対立する場面も目立ち、次の役員人事で交代が取り沙汰される。希望する安倍派入りもめどは立たず、次期総裁選に出馬する環境が整うかは未知数だ。

 「安定感」で評価が高い林芳正外相(61)は閣僚経験が豊富で、昨年の衆院選で参院議員から山口3区にくら替え出馬し当選。岸田派ナンバー2の座長を務め、2012年の総裁選に立候補した経験もある。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻などへの対応は首相の判断が注目を集め、影に隠れている感が否めない。

 河野太郎広報本部長(59)は国民的な人気が高いものの、岸田政権では主要ポストから外れ、露出は限られる。最近は連日、同僚議員と会食するなど関係づくりに余念が無いが、所属する麻生派がこぞって総裁候補に推す確証はない。持論の「脱原発」も党内の反発が根強く「脱原発を掲げる限り、支持は広がらない」(党関係者)とみられる。
 岸田政権発足直後は総裁選の「余熱」と役員・閣僚人事でポスト岸田が注目を集めた。一部メディアが4人の名前を一字ずつ取って「茂市芳郎」と命名したが、いずれも決め手を欠くこともあり定着せず、党内で政局が起こらない要因となっている。

 総裁任期は3年。首相が夏の参院選を乗り越え、24年の総裁選で仮に再選を果たした場合の「5年後の首相候補」としては、福田達夫総務会長(55)らの名前が挙がる。(竹中達哉)

7966チバQ:2022/05/08(日) 10:39:25
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/676727
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
05/03 05:00
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
 自民党内で非主流派とされる森山裕総務会長代行が存在感を増しつつある。緊急経済対策や夏の参院選を巡って執行部の方針に異を唱え、岸田文雄首相と距離を置く菅義偉前首相らとの連携も視野に入れる。党内最小派閥の森山派(7人)の領袖(りょうしゅう)として埋没を避けたい思惑がありそうだ。

 森山氏は参院議員を経て衆院鹿児島4区選出で当選7回。農水相などを歴任し、2017年から4年間、衆院国対委員長を務めた。菅氏側近とされ、昨年9月の党総裁選では菅氏と共に河野太郎前行革担当相を支援。岸田政権となって主要ポストから外れた。同10月の衆院選で所属派閥の会長だった石原伸晃元幹事長が落選し、会長職を継いで森山派に衣替えした。

 最近は執行部と距離を置く言動が目立つ。茂木敏充幹事長らが党内議論を経ず年金生活者への5千円給付案を政府に提案した際は、「党内議論をしっかりやるのが自民党のいい伝統だ」と指摘。参院選山形選挙区(改選数1)で候補擁立を見送り、国民民主党候補を支援する案が浮上していることに対しては「野党の候補を自民が応援したことはない。(候補を)立てないのは異常だ」と批判する。

 森山氏の言動が注目されるのは、菅氏や二階俊博元幹事長と距離が近いためだ。菅氏は自身を支える無派閥の若手議員らとともに勉強会設立の準備を進める。そこに森山派と二階派(42人)が加われば、80人規模になるとの観測もある。

 森山氏は3月、全国治水砂防協会の会長に就任。全国約1400市町村が会員となって国に砂防事業の推進などを求める組織で、歴代会長には田中角栄元首相ら大物政治家が名を連ね、土木・建設業界に影響力を持つ。首相も森山氏の存在を無視できず、4月22日には首相就任後初めて2人で会食した。

 ただ、首相が夏の参院選を乗り越えて長期政権への足がかりを固めれば、森山氏の復権は遠のく可能性がある。党幹部は「非主流派として影響力のあるところを見せつけて、将来の閣僚ポストをもらいたいだけだ」と冷ややかに見る。(敦沢政俊)

7967チバQ:2022/05/08(日) 12:09:43
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_R5E7W65JTVM6RCFF3CG7MLWXT4.html
政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分
2022/05/07 15:00夕刊フジ

政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分

安倍氏の再々登板には巨大な「壁」が立ちはだかっている

(夕刊フジ)

「われわれ95人、一致団結してしっかりと岸田(文雄)政権を支えていくことを約束したい。それが私たちの責任だ」

安倍晋三元首相は昨年12月、都内で開催した安倍派のパーティーで、こう強調した。

2年前、持病の悪化で首相を退任した安倍氏だが、昨年9月の自民党総裁選では高市早苗氏(現政調会長)を担いで存在感を示した。岸田政権発足後も主流派閥の領袖(りょうしゅう)として、安全保障政策や経済・財政政策、憲法改正など、積極的な発信を続けている。

通算7年8カ月も首相を務めあげて退陣したのであれば、本来なら「元老」扱いだが、安倍氏はまだ67歳。その言動は枯れるどころか、ますます激しさ、生々しさを増している観がある。

実際、安倍ファンの中には「安倍再々登板」待望論も少なくない。その大きな理由となっているのが、安倍氏の実績である。

民主党政権で危機的状況にあった日米関係を立て直し、平和安全法制(安保法制)を制定するなど強固な日米同盟を構築した。また、わが国の国益を守りつつTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や、日本・EU経済連携協定をまとめ上げた。内政面でも、消費税10%への引き上げ、秘密保護法の制定、テロ対策法の制定など、多くの難題を解決した。

そして、何よりも衆参国政選挙で6連勝である。この実績に対抗できる政治家は当代見当たらない。

ただし、現実に再々登板が可能かというと、巨大な「壁」が立ちはだかっている。それは、安倍氏に対する国民の「飽き」である。やはり、7年8カ月の首相在任は長かったのである。この感覚が消滅するには相当の時間が必要だろう。

安倍氏の母方の祖父、岸信介元首相は1960年、「日米安保条約の改定(60年安保改定)」を花道に勇退し、首相経験者として影響力を残した。再々登板を期待する安倍ファンの中にも、祖父の例に倣い、現実の政局からは距離を置いた方が、かえって重みを増すのではないか、との声もある。

仮に、安倍氏が再々登板するとすれば、その時は日本が相当な危機にひんしたときだろう。「安倍氏以外に難局を乗り切ることができない」と衆目一致して、初めて白羽の矢が立てられることになるのではないか。

そういうことでもない限り、やはり大所高所から意見を述べる「元老」的な存在に徹する方がよいのではないか。

安倍氏はそれだけでも、十分存在感のある立場なのである。 (政治評論家・伊藤達美)

7968チバQ:2022/05/17(火) 16:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d82ac65c5e448b049b8a908f53aeb138b9a380
岸田派ら主流3派と安倍派の対立で強まる二階俊博氏の影響力「副総裁で復権」はあるか
5/17(火) 16:15配信
NEWSポストセブン
安倍氏、麻生氏、菅氏は何を思うか(時事通信フォト)

 岸田政権において、かつての威光は消えてしまったかのように見えるのが二階俊博・元幹事長。だが、自民党内の対立を機に、水面下では虎視眈々と復権の時を狙っている。日韓関係の修復のため、観光業界に声をかけて1000人規模の訪問団を編成する準備を進めているともされる。また、業界団体からの陳情の来客は今も引きも切らない。


 そんな二階氏に勝負の舞台が用意されようとしている。国民の関心がウクライナ情勢に釘付けになっている中、自民党では「金融緩和・財政拡大」のアベノミクス路線の継続か、それとも「利上げ・財政再建」へと転換するかをめぐって、岸田首相と安倍晋三・元首相の大決戦が水面下で始まっているからだ。国民生活と政権の命運にかかわる今後の政局の最大の焦点といっていい。

 発端は物価急騰だった。

 ロシアのウクライナ侵攻で石油など資源価格が上昇し、世界的に物価が高騰、米国は大幅利上げに転じた。だが、黒田東彦・日銀総裁は「円安は日本経済にプラス」と金融緩和路線をとり続けている。その結果、さらに円安が進行し、国内の物価上昇に拍車をかけた。

 これを岸田政権は「悪い円安」(鈴木俊一・財務相)と批判し、アベノミクスの中核でもある黒田総裁の金融緩和路線の転換に乗り出した。手始めに行なったのが、日銀の金融政策を決定する政策委員の人事だ。

 現在、日銀政策委員会(9人)の顔触れは黒田総裁を含めてアベノミクスの金融緩和路線を推進してきたリフレ派が5人と過半数を占めているが、今年7月23日にリフレ派の論客として知られる三菱UFJリサーチ&コンサルティング出身の片岡剛士氏の任期が切れる。岸田首相はその後任に反リフレ派(財政再建派)の高田創・岡三証券グローバルリサーチセンター理事長を指名、国会承認(3月25日)を得た。これで7月から政策委員会の勢力はリフレ派が少数となる。金融界では「官邸が黒田路線を転換、利上げに転じる布石を打った」(金融エコノミスト)と受け止められている。

 自民党内でもそれに呼応する動きが起きた。

 アベノミクス否定派(転換派)の牙城となっているのが岸田首相(総裁)直属の「財政健全化推進本部」で、“財務省の守護神”と呼ばれる麻生太郎・副総裁が最高顧問、本部長は茂木派の額賀福志郎・元財務相など岸田派、麻生派、茂木派の主流3派が中心だ。この2月には茂木派のプリンセス、小渕優子氏を小委員長に「次世代のための財政戦略検討小委員会」を立ちあげて若手議員への勢力拡大に乗り出し、小委員会メンバーの後藤田正純氏がSNSでアベノミクス批判を延々と展開した。

 これに激怒したのが安倍氏である。

 安倍派に食い込んだ取材で知られる元産経新聞政治部長のジャーナリスト・石橋文登氏が語る。

「安倍さんが怒っていることを知って、小渕小委員長と額賀本部長がご説明に来た。安倍さんは『アベノミクスが問題というなら説明せよ』と求め、額賀氏はギリシャの財政破綻などの例を挙げたが、ことごとく安倍さんに論破された。小渕氏は何もいえなかったそうです」

 アベノミクス推進派も巻き返しに動く。

 安倍氏の肝煎りで2月に4回生以下の若手をメンバーとする「責任ある積極財政を推進する議員連盟」を発足させ、安倍派など若手議員71人を集めて対抗した。

7969チバQ:2022/05/17(火) 16:54:01
“政敵”と次々会談
 時系列でいえば、そこに岸田首相が日銀政策委員会人事で安倍氏に“パンチ”を見舞った形だ。

 アベノミクス路線を転換するか否かをめぐって、最大派閥の安倍派(95人)と、岸田政権を支える岸田派(45人)、茂木派(53人)、麻生派(49人)の主流3派が対立する構図ができつつある。

 政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「安倍氏と盟友関係だった麻生氏はいまや岸田政権の後見人的存在に収まっている。反アベノミクス政局は、これまで手を組んで党内を安定させてきた安倍氏と麻生氏という2大実力者の立場が分かれたことで、党内を二分する大きな権力抗争に発展することを予感させる」と指摘する。

 その戦いのキャスティングボートを握るのが第3勢力の二階氏、そして二階氏と連携する菅義偉・前首相や森山派、旧石破派などの反主流派連合になる。菅氏が準備を進め、二階氏がバックアップする菅勉強会は旗揚げを参院選後に先送りしたものの、麻生派の河野太郎・元行革相や無派閥の小泉進次郎・元環境相ら岸田首相と対立する有力政治家が次々に参加の意向を表明し、「参加者は80人を超える」(菅側近)という見方が強い。

 安倍派VS主流3派の勢力争いは、二階-菅連合がどちらにつくかで形勢が決まるといっていい。

 さしずめ、現在の二階氏のポジションは、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いの際、「洞ヶ峠」にとどまって形勢がどちらに転ぶかを見極めようとした筒井順慶や、関ヶ原の合戦で様子見を決め込んだ小早川秀秋に似ている。

 二階氏と岸田首相の関係ははっきりいって悪い。

 岸田氏は昨年の総裁選で「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と二階氏の党運営を批判して出馬し、「幹事長は1期1年、連続3年を限度とする」と歴代最長の5年以上幹事長を務める二階氏外しを公約して当選した。

 二階氏はその恨みを忘れていない。

「派内の会合で岸田内閣の支持率が高い理由がわからないという話題になった時、二階さんはボソッと、『何もしていないからだろう』と吐き捨てるように言い放った。幹事長下ろしをされたことを決して忘れてはいない」(二階派幹部)

 一方の岸田首相にすれば、安倍氏との政治決戦を前に二階氏を“野に放った”ままにしておくのは不利だ。そこで二階氏の懐柔に動いた。

 首相はまず二階氏肝煎りのGo Toトラベルについて「再開の準備を始める」と表明し、手始めに都道府県内の観光や飲食に使える県民割クーポンを4月1日から拡大。それを“手土産”にその夜、都内のホテルの日本料理店で首相になって初めて二階氏と会談した。

 この日の会談は〈夏の参議院選挙での勝利に向け、政府と党が結束していくことが重要だという認識で一致し、ウクライナ情勢や新型コロナ対応などについても意見を交わした〉(NHK)と報じられたが、二階派幹部によると、「二階さんは総理の話をうん、うんと聞き流すだけだった」という。

 その後、岸田首相は“政敵”である菅氏を議員事務所に訪ねて25分間会談(4月22日)し、同日夜に二階氏の片腕と呼ばれる森山派会長の森山裕・総務会長代行と会食するなど、自ら二階・菅連合の有力者と次々に会談して動向を探っている。

7970チバQ:2022/05/17(火) 16:54:15
争うほど影響力は強まる
 だが、前出の石橋氏は、首相の懐柔は成功していないと見る。

「二階氏は幹事長を引きずり下ろされた岸田首相のことが嫌いなので、支持することはない。菅さんは補正予算をめぐる岸田首相の対応に批判的だ。今国会で成立した本予算はロシアのウクライナ侵攻の前に編成したもので、いまやフェーズが変わった。

 経済対策を打つなら本格的な補正予算を組む必要があるのに、首相は公明党の山口(那津男)代表の要求で表向き今国会で補正を組むといいながら、内容は予備費を積み増すだけで済まそうとしている。菅さんはこれに相当怒っている。岸田首相がいくら二階・菅陣営とメシを食っても、岸田支持になびくことは考えられない」

 安倍政権時代から「国土強靭化」を推進してきた二階氏は積極財政派で、菅氏も基本的にアベノミクス推進派だ。

 だからといって、老練な二階氏が簡単に安倍氏と手を組むとは限らない。前出の野上氏が語る。

「政治的遺恨というなら、二階氏と菅氏は、昨年の総裁選で岸田首相の菅・二階下ろしを裏で支持した安倍氏のことも信用していない。アベノミクス転換をめぐって安倍派と主流3派が激しく争うほど、キャスティングボートを握る二階氏の影響力が強まり、菅勉強会にも人が集まる。

 夏の参院選は自民優位と見られているが、コロナの再拡大や物価がさらに上昇して国民生活に大きな影響が出れば、いつ情勢が自民苦戦になるかわからない。そうなれば岸田政権の先行きは危うい。二階氏は当面、洞ヶ峠を決め込み、情勢をよく見ながら、最後に流れを決めるつもり。そうして副総裁などで復権することを視野に入れているのではないか」

 どんな状況でも権力を諦めない、まさに“不死身の政治家”である。

※週刊ポスト2022年5月27日号

7971チバQ:2022/05/17(火) 22:06:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UYSC4JX4TBPSBCFLZGPPPICNRE.html
河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?
2022/05/17 19:53産経新聞

河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?

河野太郎氏

(産経新聞)

自民党の河野太郎広報本部長は17日、年金制度改革を目指す議員連盟「令和版社会保障制度改革国民会議」を発足させた。河野氏は昨年の総裁選で、全額税方式の「最低保障年金」の導入を訴えたが、財源などを説明できず、敗れた一因ともなった。議連には総裁選で河野氏を支援した議員が多く集まっており、リベンジに向けた足場作りの狙いも透ける。

河野氏は初会合の冒頭で、「2004(平成16)年の年金改革で万全といえる状況ではない」と指摘。記者団にも同席を促し、「厚生労働省の『大本営発表』をおかしいと質問できるメディアを作らなければならない」とも語った。

会合には自民の国会議員約20人が参加した。総裁選で河野氏を支えた岩屋毅元防衛相や井上信治前万博相(いずれも麻生派=志公会)、柴山昌彦元文部科学相(安倍派=清和政策研究会)らが参加し、さながら河野陣営の再結集の場となった。

河野氏は昨年の総裁選で将来の基礎年金額の減少を見据え、最低保障年金の導入を訴えた。しかし、消費税率の引き上げ幅など具体的な財源は言及を避け、他の候補から批判された。

河野氏周辺は議連の狙いを「政局でなく、年金制度を中長期的な視点で検討しなければいけないという本人の思いからだ」と説明するが、麻生派中堅は「周りからは政局に見える」と指摘する。議連は、将来の総裁選を戦うための仲間づくりの場となる可能性もある。(今仲信博、大島悠亮)

7972チバQ:2022/05/17(火) 23:04:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_CDSR35IVUZNO3ORAGI5C7W4ODE.html
二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築
2022/05/16 20:56産経新聞

二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築

二階派パーティー「志帥会と同士の集い」であいさつする二階俊博元自民党幹事長=16日午後、東京・紀尾井町(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の二階俊博元幹事長が党内で新たな立ち位置を模索している。二階氏が率いる二階派(志帥会、42人)は昨秋の総裁選で岸田文雄首相が選出された後、非主流派に転じた。総裁選で行動をともにした菅義偉前首相らとの連携強化により存在感を高めたい考えだが、岸田政権の支持率は高水準で推移し、党内政局は仕掛けづらい状況だ。二階派では退会者も相次ぎ、16日の同派パーティーは結束を再確認する場となった。

「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力していく」

二階氏は首相を来賓に招いたパーティーでこう述べ、夏の参院選に向け一丸となるよう呼びかけた。

二階氏は平成28年8月、幹事長に就任。安倍晋三、菅両政権を支え、在任期間は歴代最長の5年超に及んだ。ただ昨年9月の総裁選では勝ち馬に乗れず、幹事長を退任した。同派は岸田政権下で党四役など主要ポストを獲得できず、非主流派に転落した。

二階派は無派閥や野党出身議員を積極的に取り込んで勢力を拡大し、党内きっての結束力を有する「武闘集団」と目されてきた。しかし、今年に入り参院議員2人が退会し、党内一部からは求心力を疑問視する声も出た。

ただ、二階氏は「些事構わず」として独自の動きをみせる。菅氏に加え、菅政権をともに中枢で支えた森山裕総務会長代行ら、同じ非主流派と定期的に情報交換するなど関係強化に力を入れてきた。

それだけでなく、最近は党の主流派とも関係を再構築しつつある。4月1日には確執が指摘された首相と会食した。関係者によると、二階氏は党運営などで協力する考えを伝えたという。参院選の結果次第では長期政権も視野に入るため、連携を図ったとの見方がある。

今月12日には、安倍氏を最高顧問に迎えて昨年設立した「自由で開かれたインド太平洋」を推進する議員連盟の再始動を側近に指示した。安倍氏とのパイプを誇示する思惑もあるとみられる。

4月26日にはロシアの侵攻を受けるウクライナの在日大使館を訪れ、駐日大使を激励した。訪米など議員外交にも強い感心を示し、武闘集団の側面だけでなく政策も重視する「文武両道」路線への転換も模索する。

しかし、派内からは若手を中心に「今後はどうなるのか」と不安の声も出ている。二階派ベテランは「二階氏は派閥の方向性を示してもらいたい」と語る。(大島悠亮)


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