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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7726チバQ:2021/12/06(月) 17:24:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7c19714fb61297e48a6de73af9f8b6c1f50d74
安倍元首相が画策する「高市早苗」の清和研復帰に派内から絶対反対の声が続出する事情
12/4(土) 6:00配信


デイリー新潮
安倍晋三氏、高市早苗氏

 11月11日、自民党の派閥「清和政策研究会(清和研)」は総会を開いた。会長の細田博之(77)が衆議院議長に就任したため、満場一致で安倍晋三(67)が新会長に就任した。(敬称略)

【写真4枚】28年前の初当選時、新潮社の取材に自慢のドラムさばきを披露してくれたお宝写真

 ***

 今後マスコミが自民党最大の派閥を報じる際は、「細田派」ではなく「安倍派」と呼称することになる。長期政権となった元首相が最大派閥の領袖となり、“キングメーカー”として君臨するとの報道も目立った。

 だが、ことはそう簡単ではないようだ。派閥内部から安倍の復帰に異論が出ているというのだ。

 順を追って説明しよう。会長だった細田が衆議院議長に就任することには、誰も異論がなかった。安倍派の関係者が言う。

「細田さんは1944年生まれの77歳。島根1区で11回の当選、2014年から細田派を率いてきましたが、『もう疲れた』というのが本音でしょう。おまけに岸田文雄首相(64)も細田議長の腹案を持っていました。安倍さんも細田さんを推薦し、岸田さんも素早く応じたそうです」

 その一方で、安倍派のベテラン議員からは、こんな声が出たという。

「第1次安倍内閣が2007年9月に退陣すると、安倍さんは08年3月に清和研に復帰しました。当時の会長は町村信孝さん(1944〜2015)で、安倍さんは相談役に就いたのです。それに対して今回は、いきなりの会長就任です。安倍派になること自体は既定路線だったとはいえ、まずは清和研の会員として戻り、それから会長というのが筋ではないか、という声が出ています」(同・関係者)

高市を安倍派に戻す? 
 手順を無視した強引な会長交代ではないか、という不満が漏れ出たというのだ。

「細田さんを議長にするや否や、すぐに自分は派閥の会長に就任。いくらなんでも、あまりに虫が良すぎるとの異論です。清和研の会長交代は表向き満場一致で認められました。しかし、誕生した安倍派は、実際のところ決して一枚岩ではありません」(同・関係者)

 会長就任にあたり、安倍はある構想を持っている。それは政調会長の高市早苗(60)と、当選11回のベテラン、古屋圭司(69)を自派に戻すことだ。

「高市さんは2011年、当時の町村派を退会し、今は無派閥です。同じく無派閥の古屋さんは、安倍さんのいわゆる“お友達”です。2005年の郵政選挙で造反し自民党を離党しましたが、無所属で当選しました。翌年、自民党に復党すると、12年の党総裁選では安倍さんを支持し、第2次安倍政権発足後は国家公安委員長などを務めました」(前出の担当記者)

 中でも高市が清和研に復帰すれば、間違いなく物議を醸すという。何しろ彼女は「清和研に後ろ足で砂をかけた」過去があるからだ。

 高市は1993年に無所属で出馬し初当選。96年に自民党へ入党すると清和研に所属した。2002年の第1次小泉改造内閣で経済産業副大臣に就任。そして06年の第1次安倍内閣で初入閣を果たした。

町村信孝に“反逆”
 ポストは内閣府特命相で、「沖縄及び北方対策、科学技術政策、少子化・男女共同参画、食品安全、イノベーション担当」という非常に長い肩書だった。

「高市さんは清和研の中で、順調に出世の階段を登っていました。ところが2011年、高市さんはいきなり退会したのです。当時の会長だった町村さんが自民党総裁選に出馬する可能性が取り沙汰されていたのですが、高市さんは『町村さんは応援できない』と言い出したのです」(前出の安倍派関係者)

 ちなみに国会議員時代に“共闘”することが多かった現在は群馬県知事の山本一太(63)は、2012年1月のブログで次のように振り返っている。

《昨年、高市早苗衆院議員が、所属派閥(清和政策研究会、現町村派)を退会した。(中略)理由は極めて明快。「派閥内で、次の総裁選挙に町村会長を擁立しようという流れがある。町村氏を応援するつもりはないので、迷惑をかけないうちに辞めた」ということだ。いかにも、高市さんらしい! 》

7727チバQ:2021/12/06(月) 17:24:23
高市は「閥務」を嫌気? 
 自民党が下野していた2012年9月の自民党総裁選には、安倍、町村、石破茂(64)、石原伸晃(64)、林芳正(60)の5人が立候補した。

 安倍が勝利すると、自民党は12月の総選挙で政権を奪還。第2次安倍政権が始まったのだが、その間、高市は、常に安倍を支持した。

「安倍さんからすれば、高市さんの恩義に報いたいと考えて当然でしょう。しかし、町村さんだって仮にも派閥の長でした。彼に近い議員もいます。高市さんの発言を耳にして、怒り心頭に発したとしても不思議はありません」(前出の記者)

 しかも、である。高市は「町村は応援できない」と言っておきながら、脱会した理由は他にもあるのだという。

「清和研だけでなく他の派閥でもそうですが、閣僚経験者はパーティー券の割り当てが増えたりするのです。要職に就く者こそが汗をかくべきという考えは正論です。ところが高市さんは、閣僚経験者であるにもかかわらずそうした負担を嫌がり、派閥を出たそうです」(前出の関係者)

 この証言を裏付ける興味深い記事がある。高市が今年の自民党総裁選に出馬した際、時事通信が「細田派が不満を持っている」と報じているのだ(註1)。そこに一文、こんな記述がある。

《細田派内には、前身の旧町村派を退会した高市氏に対し「閥務を敬遠した」として厳しい見方が多い》

 閥務は辞書に載っていない言葉だが、要するに「派閥の仕事」だ。もちろん割り当てられたパーティー券を捌くことも含まれる。

安倍の足元は問題山積!?
「総裁選に意欲を示した下村博文さん(67)や稲田朋美さん(62)も安倍派です。自分たちのライバルが“特別扱い”で戻ってくることについては、もちろん快く思ってはいません。安倍さんは高市さんを派閥に戻し、次の総選挙では派を挙げて彼女を支援するつもりです。もしそうなれば、下村さんや稲田さんとは揉めるでしょうね」(同・関係者)

 更に、清和研の成り立ちも考える必要がある。安倍の祖父である岸信介(1896〜1987)が率いた岸派が分裂。今回、自民党総務会長に抜擢された福田達夫(54)の祖父・福田赳夫(1905〜1995)が創設したのが清和研なのだ。

「安倍さんの父親である安倍晋太郎さん(1924〜1991)は1958年に当選し、福田派に入りました。そのため清和研は、安倍派系と福田派系に分かれています。福田派系の議員は『次の次の総裁選には、福田達夫さんを出したい』との想いを持っています。安倍さんは『高市総理』を考えていますから、派閥内の対立を生む可能性があります。実のところ安倍さんの足元は問題山積、キングメーカーとして君臨できるかどうかは、ご自身の派閥を本当に固められるかどうかがカギを握っているのです」(同・関係者)

註1:保守票照準、「安倍後継」アピール=高市氏、支援期待も細田派不満-自民党総裁選(時事通信・2021年9月8日)

デイリー新潮編集部

新潮社

7728チバQ:2021/12/07(火) 10:51:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c115c4b66d8fdacaa3dd60bfb213a4965614cb9
安倍派高まる存在感 初のパーティー開催
12/6(月) 20:50配信

産経新聞
安倍晋三元首相(酒巻俊介撮影)

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、95人)は6日、会長を務める安倍晋三元首相の派閥復帰後初のパーティーを東京都内のホテルで開いた。安倍派は松野博一官房長官や萩生田光一経済産業相らが岸田文雄政権の重要ポストを占め、先の衆院選直後には新人が続々と加入した。安倍氏も党会合や講演などに引っ張りだこで、党内で同派の存在感は高まっている。

【写真】「台湾有事は日米安保の有事」安倍氏講演

「われわれ95人、一致団結してしっかりと岸田政権を支えていくいことを約束したい。それが私たちの責任だ」

安倍氏はパーティーでこう語り、岸田政権を支える考えを改めて強調した。

かねて待望論があった安倍氏が衆院選後ほどなくして派閥トップに就任したことで、同派への注目度は増している。首相が率いる岸田派(宏池会、42人)は党内第5派閥であるため、最大派閥である安倍派との連携は首相の安定的な政権運営に欠かせないためだ。

安倍氏自身、派閥会長就任後、メディア出演などを精力的にこなし、発信を強めている。1日には台湾の研究機関が主催したオンライン講演で、海洋進出を強行する中国に対し、「軍事的冒険は経済的自殺への道だ」と指摘。これに対し、中国外務省は「強烈な不満」を表明した。こうした過剰な中国の反応は「自由で開かれたインド太平洋」の提唱など、首相在任中に国際社会をリードした安倍氏の影響力の大きさを物語っている。

岸田政権の人事では、党4役に福田達夫総務会長が起用され、国会運営の要として同派の世耕弘成参院幹事長や高木毅衆院国対委員長、岡田直樹参院国対委員長らが固める。政策面でも、高市早苗政調会長の直轄組織である財政政策検討本部のトップに安倍氏と考えが近い西田昌司政調会長代理が就任した。来夏の参院選をにらみ、政府・与党の経済政策に対する影響力保持を狙う。

ただ同派は95人の大所帯ゆえ、「逆に内実はバラバラではないか」(他派閥中堅)との指摘もある。安倍派若手も「人数が多いとどうしてもいくつかの固まりができてしまう」との懸念を漏らす。

最大の課題は「ポスト岸田」を狙える人材の育成だ。派内にはすでに要職を経験し、将来の首相・党総裁候補と目される人物を複数抱える。派閥の結束を保ちながら総裁候補をいかに育てるか。今後、安倍氏の「キングメーカー」としての手腕が試されそうだ。(大島悠亮)

7729チバQ:2021/12/07(火) 10:51:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/896a980ca9a0b9a08c7c2d7c3410598fd5b1b52b
首相、改憲シフト鮮明 所信表明演説
12/6(月) 20:48配信

産経新聞
第207臨時国会の衆院本会議で所信表明演説を行う岸田文雄首相=6日午後、衆院本会議場(松井英幸撮影)

岸田文雄首相は6日に行った所信表明演説で、憲法改正に向け、国会議論の活発化と国民の理解を深める必要性を訴えた。首相は自民党総裁任期中の改憲に意欲を見せており、党の体制も見直すなど〝改憲シフト〟を鮮明にしている。

【表でみる】岸田首相の「看板政策」

「われわれ国会議員には憲法のあり方に真剣に向き合っていく責務がある」

首相は演説でこう語り、与野党の枠を超えた国会議論に期待感を示した。同時に、「国民理解のさらなる深化が大事だ」として、国会議員に国民の議論を喚起する役割も求めた。

10月の自身の演説や、昨年10月の菅義偉首相(当時)の演説よりも踏み込んだ内容だ。

首相は党政調会長時代から改憲をテーマにした地方政調会を開き、改憲を実現する上で国民の理解の重要性を実感してきた。今回、改組した「憲法改正実現本部」に、全国遊説などを担う「国民運動委員会」を設置したのもその表れだ。

首相は周囲に「一部の人だけ盛り上がるのではなく、裾野を広げる必要がある」と語る。

先の衆院選で、自民や日本維新の会などの改憲勢力は国会発議に必要な3分の2以上を確保した。改憲論議が進展するか、今国会は試金石となる。(田村龍彦)

7730チバQ:2021/12/07(火) 21:43:47
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021120600040.html岸田政権の順調な運営の陰に…霞が関の官僚たちに安心感ある首相官邸の布陣
2021/12/07 08:00AERA dot.

岸田政権の順調な運営の陰に…霞が関の官僚たちに安心感ある首相官邸の布陣

順調な滑り出しとなった岸田政権だが、来夏の参院選を控えて課題は山積している

(AERA dot.)

 発足から2カ月余り。安倍・菅政権との違いを示すなど、順調な政権運営ぶりがうかがえる岸田政権。その脇を支える、首相官邸の2人の存在も好調の要因の一つになっているようだ。AERA 2021年12月13日号から。

*  *  *

「聞く力」をアピールして岸田文雄氏が首相に就いてから2カ月余。総選挙では野党攻撃を封印しつつ絶対安定多数を確保した。「民主党政権は悪夢だった」と攻撃姿勢を前面に出した安倍晋三元首相の手法との違いを見せた。茂木敏充氏を自民党幹事長に、林芳正氏を外相にそれぞれ起用して独自性を発揮した。

 11月初め、私が朝日新聞社の「WEBRONZA」に「『意外としたたか』な岸田流 新しい政治へ歯車は動くか」を寄稿したら、岸田氏の側近は「『意外と』ではないです。自民党総裁選のころから着々と政権構想を練り上げてきました」と伝えてきた。その後も、南アフリカで発見された新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の水際対策をいち早く打ち出し、コロナ対策で「後手」と言われた安倍、菅義偉両政権との「違い」を見せている。

 総じて順調な政権スタートと言えるだろう。党役員や閣僚人事に加えて、霞が関の官僚たちに安心感を与えたのは首相官邸の布陣だ。岸田首相を支える首席秘書官には経済産業省の事務次官を務めた嶋田隆氏が就任。嶋田氏は1982年、通商産業省(現経産省)に入り、与謝野馨通産相の秘書官を務めた。与謝野氏は全幅の信頼を寄せ、官房長官や経済財政相などを歴任するたびに嶋田氏を秘書官に起用。嶋田氏はその後、官房長などを経て事務次官に就き、2019年に退官した。

 財務省や外務省など他省庁と摩擦を起こしがちな経産官僚だが、嶋田氏に対しては「俺が俺がというタイプではなく、協調性がある」(外務次官経験者)との評価が多い。嶋田氏は、補正予算案の編成では財務省と、コロナ対策では厚生労働省との調整役を担い、実務を淡々とこなしている。

 内政を仕切る嶋田氏に対して、外交・安全保障の司令塔は秋葉剛男・国家安全保障局長だ。1982年、外務省に入り、在米大使館の政務公使など対米外交の中枢を担っただけでなく、中国課長も経験。事務次官も務め、他省庁とのパイプも太い。米中対立の中での進路を探るという難しい外交を担うには適役である。(政治ジャーナリスト・星浩)

※AERA 2021年12月13日号より抜粋

7731チバQ:2021/12/07(火) 21:49:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/17f8effe47760a0d84062c2bba01dbc018dbc64c石原伸晃氏が内閣官房参与 岸田氏「同じカクテル飲んだ仲間」優遇か
12/7(火) 16:15配信


NEWSポストセブン
波紋を呼んでいる石原伸晃氏の参与登用の背景に「カクテル」(時事通信フォト)

 先の衆院選で落選した自民党の石原伸晃・元幹事長が、岸田内閣の内閣官房参与に任命されたことが話題となった。12月6日には、石原氏が首相官邸を訪れて岸田文雄・首相と面会。記者団に辞令交付を受けたことを明かしたが、選挙で有権者からNOを突きつけられた前職が登用されたことには、岸田首相との“長年の盟友関係”が背景にあるとされ、「お友達優遇」の批判が巻き起こるのは必至だ。


 石原氏は「観光立国などの分野」での参与に起用され、官邸で岸田首相と面会した後には「私はまだ、十分に体力も能力もあると思っているので、国のために役に立てるアドバイスをしていきたい」と記者団に語っている。たしかに石原氏は国土交通相や観光立国担当相を歴任してきたが、たとえば感染症対策の内閣官房参与である岡部信彦氏が国立感染症研究所感染症情報センターでセンター長などを務めた経歴から比べると、アドバイスができるような“専門性”は感じられない。

「岸田首相と石原氏は、長く盟友関係にあるのです」と解説するのは政治ジャーナリストだ。

「2000年11月に当時の森喜朗内閣の支持率が急落した際、宏池会会長だった加藤紘一氏が野党の内閣不信任案に同調しようとする『加藤の乱』が起きました。この時、宏池会の若手だった岸田氏、石原氏、塩崎恭久氏(元官房長官、先の総選挙で引退)、根本匠氏(元厚労相)の4人は、本会議出席前に不信任案に賛成票を投じるうえでの覚悟を決める“出陣式”を行なう力の入れようだった。加藤の乱は尻すぼみに終わったが、この出陣式の時にカクテルのドライマティーニを一緒に飲んだことから、4人はその後も不信任案が採決された11月20日近辺になると、“ドライマティーニの会”を開いて絆を深めてきた」(同前)

 たしかに、昨年は12月1日に、一昨年は11月26日に、この4人で集まって会合を開いたことが報じられている。岸田氏と根本氏が宏池会に残って、石原氏は後に自身が派閥領袖となる山崎派に移り、塩崎氏は無派閥になるなど所属派閥はそれぞれ違った選択となったが、連携して動く関係にあったわけだ。岸田氏が首相に就任してもなお、その関係は深いとされる。

「加藤の乱から21年後となる今年11月20日には、岸田首相は地方のデジタル化の視察などの名目で、愛媛県松山市を訪問。3時間半ほどの滞在だったが、そこで先の衆院選で地盤を息子に譲った塩崎氏と面会する時間を作っています。根本氏は岸田派(宏池会)事務総長として首相動静によく名前が出てくることからも、今も密にコミュニケーションを取っていることがわかる。4人のメンバーのなかで、石原氏だけが先の衆院選の東京8区で落選して比例復活も叶わず、“蚊帳の外”になっていたわけですが、そこに内閣官房参与の話が浮上したわけです」(同前)

 内閣官房参与は非常勤の公務員として税金から日当が支払われる。もちろん、コロナ禍で甚大なダメージを受けた観光産業の復活は国家的な課題だから、石原氏には参与の地位に見合った活躍が期待される。目に見える成果が出なければ、「20年来のお友達」を優遇しただけの人事として、さらなる批判を呼ぶことになるのは間違いない。

7732チバQ:2021/12/07(火) 21:56:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b633d73d23f3f7d4d16173c77053e6efe244b58f落選議員の救済ポスト!? 内閣官房参与に岸田首相の盟友、石原伸晃氏 弟・宏高氏の「岸田派」入会も背景に 識者「国民納得するか」
12/7(火) 17:00配信

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夕刊フジ
石原伸晃氏

岸田文雄首相は6日、先の衆院選で落選した自民党の石原伸晃元幹事長(64)に官邸で面会し、「観光政策担当」の内閣官房参与として起用する辞令を交付した。過去にも議員バッジを失いながら、直後に参与になった例がある。今回の人事を疑問視する声もある。

「私もまだ、体力、能力とも十分にある。岸田内閣には、国や地域、コロナで疲弊している業界のため、お役に立てるアドバイスをしたい」

石原氏は、岸田首相に官邸で面会後、記者団にこう語った。

確かに、石原氏は小泉純一郎内閣で2003年9月から1年間、国交相(観光立国担当)を務めるなど、「観光分野での幅広い知識と経験がある」(松野博一官房長官)という。

ただ、永田町事情通は「石原氏は岸田首相の盟友で、9月の自民党総裁選でも首相を支援した。弟の石原宏高元環境副大臣は石原派を退会し、岸田派に入会する意向があるようだ。観光分野でのアドバイスとともに、これらも背景かもしれない」と分析した。

元議員の参与としては、15年に政治資金問題で農水相を辞任し、17年10月の衆院選で落選した西川公也元農水相が、翌11月に就いた例がある。

大和大学准教授(政治哲学)の岩田温氏は「一般論として、国民が『適材適所だ』と納得できればいいが、参与が『落選議員の救済ポスト』などと疑われることは避けるべきだ」と語っている。

7733チバQ:2021/12/07(火) 21:59:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/17b535ceb6b2a0128de7e6e5f2ed92a66f143fd4鈴木財務相は「話す力」に難アリ…心もとない"ボソボソ財政演説”に党内から不安の声
12/7(火) 14:10配信


日刊ゲンダイDIGITAL
失言の懸念も(C)日刊ゲンダイ

「本補正予算の一刻も早い成立が必要であります。何とぞご審議の上、速やかにご賛同いただきますようお願い申し上げます」


 6日召集された臨時国会で、2021年度補正予算案の国会提出を受けて、鈴木財務相が初の財政演説を行った。

■麻生氏以外は10年ぶり

 麻生前財務相が長くその席にとどまっていたため、麻生氏以外の財政演説を聞くのは、民主党政権時代の2012年1月に当時の安住財務相が財政演説を行って以来のこと。約10年ぶりということで注目を集めたのだが……。

「か細い声で財務官僚が書いた原稿をボソボソ読み上げるだけの演説でした。補正予算の概要についての説明だから、内容が予算項目の羅列になるのは仕方ないのですが、あまりに覇気が感じられない。早くも、今後の国会答弁を不安視する声が上がっています。環境相と五輪相の閣僚経験があるとはいえ、アドリブがうまいタイプではないし、答弁機会が多い財務相は原稿を棒読みするだけでは務まらない。義兄の麻生副総裁のような“ふてぶてしさ”もありません。予算委員会で野党から厳しく追及されて立ち往生するんじゃないかと心配されています」(自民党中堅議員)

 もっとも、鈴木氏がアドリブを利かせてもロクなことにならない。つい最近も、失言で国民の怒りを買ったばかりだ。

 補正予算案には、18歳以下を対象にした10万円相当の給付が盛り込まれているが、現金とクーポンに分けることで事務経費が967億円に膨れ上がることが世論の批判を招いている。これに対し、鈴木氏は3日の閣議後会見で「過大な水準ではない」と豪語。その直後からSNSでは「鈴木財務相」がトレンド入りし、「国民の金を何だと思ってるんだ」「過大というより無駄」などと怒りの声があふれた。

 今回の臨時国会は35.9兆円の補正予算を審議して成立させることが最大のテーマ。与野党とも新体制で臨む論戦の主戦場は予算委だ。野党は当然、給付金の事務経費問題も追及する構えで、鈴木氏は矢面に立つことになる。

 何を聞かれても原稿棒読みでは国民から「大臣失格」の烙印を押されるだけだし、アドリブで失言すれば支持率下落を招きかねない。「話す力」に難アリの財務相が、まずは岸田政権のウイークポイントになりそうだ。

7734チバQ:2021/12/07(火) 22:07:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e97b6b55f339a2be9c2d3839f6824cd040f40ec7麻生氏、安倍氏とのあつれき避ける考え 財政政策の方向性巡り
12/7(火) 19:27配信

毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党の麻生太郎副総裁は7日、党の「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)の役員会で「党内で安倍・麻生は近ごろ面白くないとか、そういった(報道機関の)方々のエサになるのは断固避けねばならん」と述べた。麻生氏は推進本部の最高顧問に就いたが、積極財政派が中心の「財政政策検討本部」の最高顧問には安倍晋三元首相が就任した。安倍氏とのあつれきを避けるべきだとの考えを示した。

 麻生氏は自身の財務相時代を振り返り、「経済の再生と財政再建の二兎(にと)を追わざるを得なかったが、その結果、法人税収も過去最高、税収総額も過去最高となった」と強調。日本が日露戦争の際に戦時国債を引き受けた米金融財閥への支払いを第二次世界大戦後も続けた話を紹介し「日本人は金を必ず返すという『神話』のもとになった。(借金返済を)きちんと我々はやるという視点だけは頭に入れてもらいたい」とも呼びかけた。

 党内では1日、積極財政派の西田昌司参院議員が本部長を務める「財政政策検討本部」の第1回役員会が開かれ、最高顧問の安倍氏は国内の失業率の改善を「今までの積極的な財政出動の成果だ」と強調していた。【小田中大】

7735チバQ:2021/12/08(水) 19:25:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d4d24f2485a0f952c569b1e8fce516cf9b1c5b
石原氏団体、雇用助成金を受給 20年収支報告に計60万円
12/8(水) 19:01配信

時事通信
石原伸晃内閣官房参与=6日、首相官邸

 内閣官房参与に就任した自民党の石原伸晃元幹事長が代表を務める政治団体が昨年、雇用調整助成金を受給していたことが8日、分かった。

 事業縮小に追い込まれた事業主に休業手当などの一部を助成する制度で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い助成率が引き上げられている。政治団体による活用には疑問の声が上がりそうだ。

 自民党東京都第8選挙区支部の2020年分の政治資金収支報告書によると、4〜5月分として計3回、「雇用安定助成金」の名目で計60万円を収入に計上。支部関係者は取材に対し、「所管官庁に確認した上で、適正に申請し、審査してもらった」と説明した。

7736チバQ:2021/12/09(木) 11:06:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/09b52bbcb9868407f2b5932c6be0d1190a44a370
首相公邸に9年ぶりの“主”…岸田氏が引っ越しを決めたワケ
12/9(木) 9:48配信

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西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
首相公邸の外観。完成した昭和初期の面影が残る(首相官邸ホームページより)

 岸田文雄首相は11日から、官邸に隣接する首相公邸に入居する。10月に就任して以降も、官邸から約400メートルの地点にある東京・赤坂の衆院議員宿舎から通勤してきたが、「職住一体」に変更することとした。首相が公邸で暮らすのは、旧民主党政権の野田佳彦氏以来、9年ぶりという。

【写真】ホテルのような首相公邸の正面玄関

 現在の公邸は旧首相官邸を曳家(ひきや)・改築したもので、2005年から供用開始された。入居するかしないかの判断は時の宰相に任されているが、入居しなくともその維持管理には年間約1億6千万円を要するとされる。このため、入居しないと「血税が無駄になる」との批判や、「首都直下地震が起きた場合など、危機管理事態にトップが即時対応できない」との指摘も聞かれる。

 では、近年の自民党政権のケースを確認してみよう。

 小泉純一郎、第1次政権の安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の各氏は、公邸の主となった。一方、第2次政権の安倍氏は東京・富ケ谷の自宅から、続く菅義偉氏も議員宿舎から官邸に通う方を選んでいる。

 公邸に入らなかったのは、安倍氏は「自宅の方が、心身の休養、充電ができる」との理由だったとみられている。政官民の知人と個別面会して直接、情報収集するスタイルだった菅氏の場合は、いったん中に入ってしまえば、公邸よりも動静をメディアに把握されづらい議員宿舎を好んだとされている。

 さて、岸田氏-。

 政府関係者は「首相は、就任当初から公邸への引っ越しを検討してきた。危機管理面などを総合的に判断した結果だ」と話す。議員宿舎が赤坂の繁華街に近く、多くの出入りがあることから、警備を担当する警察官の負担が重くなってしまう事情も考慮したもよう。土曜日の11日には引っ越しを終える予定で、議員宿舎には息子らと一緒に暮らしていたが、今後どうするかはまだ分からない。

 ちなみに公邸は鉄筋4階建ての洋館で、延べ床面積は7千平方メートル。部屋数などは非公表だが、大ホールを備え、海外要人をもてなす機能も有する。直近では、来日したベトナムのファム・ミン・チン首相の一行を歓迎する夕食会が催された。

 旧官邸時代には、1932年の五・一五事件で犬養毅首相が、36年の二・二六事件では岡田啓介首相の義弟が殺害された歴史上の舞台となった。(井崎圭)

7737チバQ:2021/12/10(金) 10:19:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/442e8859ae6a8f65175a012e2d31829785e0eafa
首相「安倍氏から選挙の秘訣まだ聞いてない」…安倍氏「今までで最も面白いジョーク」
12/10(金) 9:13配信

読売新聞オンライン
岸田首相

 安倍元首相は9日、自民党安倍派の総会で、岸田首相が同派の政治資金パーティーで「安倍氏からまだ選挙の秘訣(ひけつ)を聞いていない」と語ったことに触れ、「首相とは長い付き合いだが、今までで最も面白いジョークだ」と述べ、笑いを誘った。「首相は(先の衆院選で)既に大勝利しており、私が言う立場にない」とも述べた。

安倍元首相

 首相は6日に行われたパーティーの席上、11月に訪問した英国で外国首脳から「安倍氏は選挙の秘訣を知っている。自分は教えてもらった」と声を掛けられた裏話を披露し、「参院選に向け、貴重な指導をいただきたい」と持ち上げていた。

 一方、安倍氏は総会で、米国などが来年2月の北京冬季五輪に政府関係者らを派遣しない「外交的ボイコット」を表明したことについて、「日本の意志を示す時は近づいているのではないか」と述べ、政府に早期対応を求めた。

7738チバQ:2021/12/10(金) 20:37:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/307cae45cde36b188972dde4d170c587b156eb44
【独自】石原伸晃氏が内閣参与を辞任「本人は助成金返還で収めようとしたが、岸田首相周辺が引導」〈dot.〉
12/10(金) 20:00配信


AERA dot.
石原伸晃氏(左)と岸田文雄首相

 12月7日にAERAdot.が特報した、内閣参与の石原伸晃氏がコロナ関連助成金である「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」を約60万円受給していた問題を受け、石原氏が参与を辞任した。石原氏に対しては、世論からの批判に加え、与野党から強く問題視する声があがっていた。

【画像】コロナ助成金約60万円が記されている収支報告書はコチラ

「本人は最後まで自ら辞任することを渋り、助成金返納で収めようという考えでいました。政権内でも『公正な手続であり違法とは言い切れない』『支給を認めた厚労省が悪い』と擁護する声もありました。一方で官邸の中では辞任・早期決着論がずっと出ていました。予算委員会などで野党から任命責任を含めて追及されると、新たな事実が明るみになるリスクもありました。政権そのものが伸晃と心中しかねませんから、その前に辞めさせたいというのが本音でした。岸田首相周辺の判断で直接、本人に引導を渡したそうです。石原ブランドの終焉ですね」(官邸関係者)

 自民党の派閥「近未来研究会」(旧石原派)の創立者で石原伸晃氏に派閥を引き継いだ山崎拓元自民党副総裁はこう話す。

「報道でコロナ関連の助成金をもらっていたと知り、大変、驚きました。石原さんはお金に困っている方ではないので、秘書が手続きをしたと思いますが…。参与の辞任は本人の判断。岸田政権に迷惑をかけるのでやむを得ないと思います。残念です。近未来研究会は16日から森山裕前国対委員長が会長になります」

 石原氏が辞任するという報道が流れると、SNSでは<辞任するのは当然>、<民意が勝った>、<まだ説明責任を果たしていない>などと辞任を当然とするコメントが溢れた。

 政治家からも同じように受け止められたようだ。日本維新の会の音喜多駿参議院議員は<妥当な判断。参与にしがみつけば、石原伸晃氏のみならず岸田内閣へも批判が噴出したでしょうから、辞任を促されたのかも知れません>という見立てをSNSに投稿した。立憲の小川淳也政調会長も<当然のことと受け止めています。それでも任命責任は残ります>とツイートした。

 石原氏のコロナ助成金問題の経緯をふり返っておこう。

7739チバQ:2021/12/10(金) 20:37:56

 問題になった「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」とは、新型コロナの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、雇用が維持されるために、休業手当などの一部を事業主に助成する制度のことだ。厚労省によると「最近1か月間の売上高が前年同月比5%以上減少している」「休業手当を支払っている」などの条件を満たすと、支給されることになる。政治団体も対象になる。

 石原氏が代表を務める東京都第八選挙区支部の2020年の収支報告書を見ると、収入の欄に「雇用安定助成金」として計60万8千円の記載があった。しかし、他方で支部の収入の総額を見ると、20年は約4200万円で19年の約3900万円から増加していた。 

 石原氏のもう一つの政治団体「石原伸晃の会」の収支報告書を見ると、「雇用安定助成金」を受け取っていた4月に、渉外費として赤坂のアークヒルズクラブ、ホテルオークラで16万円の支出の記載などもあり、資金に窮している様子は伺えなかった。

 AERAdot.の取材に対し、石原事務所は「支部において所管当局に確認した上で申請しているところです」とFaxで回答し、あくまでも問題ないという態度を示していた。

 7日にAERAdot.がこの問題を特報すると、NHKや民放各社のほか、朝日新聞や読売新聞など新聞各社もこの問題を報道した。

 SNSでは<本当にせこいことをしている>、<国民には10万すら出し渋るのに>、<岸田首相は公然と叱責するべき>などと批判が続き、ツイッターではトレンドになるほどだった。

 その後は与野党からも批判の声があがっていた。

 10日、自民党の世耕弘成参院幹事長は「制度の趣旨に鑑みると適切ではないのではないか」「不適切だと明らかになった場合はできる限り速やかに返納すべきだ」などと述べていた。自民党の福田達夫総務会長も、「財政が厳しい中で工面したもので、私は使うという判断はしない」などと苦言を呈していた。

 野党は国会で問題にする構えを見せていた。立憲民主党の小川政調会長は「きわめて不適切ではないか」と発言。「予算委員会でお聞きすることも含めて対応を考えたい。説明責任は総理の側にある」と問題視。国民民主党の玉木雄一郎代表も「普通やらないっすよね」とした上で「悪用しているのであれば、政治に対する信頼を著しく損ねることになる。まず本人からしっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけていた。

 岸田首相は10日夜、記者団に「石原内閣官房参与から自民党東京第8選挙区支部の件は、公正な手続きに乗っ取った受給ではあるが、混乱を生じることで総理の職務遂行に迷惑をかけることは自分の本意ではない、内閣官房参与の職を辞任したい、という旨申し出がありました。この申し出を了として、本日付けで辞任を認めることとしました」と説明した。

(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

7740チバQ:2021/12/13(月) 14:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/cac078e109e9d2e63b015bae355965139100a411
岩城元参院議員の自民党支部、雇調金147万円を受給 「問題ない」
12/13(月) 9:15配信

朝日新聞デジタル
雇用調整助成金の申請書

 元参院議員の岩城光英氏(72)が代表の「自民党福島県ふるさと振興支部」が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を約147万円受給していたことが分かった。岩城氏は「支部職員の雇用確保のためで、受給に問題はない」としている。

 雇調金は、企業が働き手を休ませて休業手当を払った場合に、国がその費用を支援する制度。新型コロナ流行後は特例で、1カ月の売り上げが前年より5%以上減った企業などに対象を広げ、支援額も増やしている。

 同支部の2020年の政治資金収支報告書によると、雇調金を4回に分けて計約147万円受け取っていたほか、子どもの休校や感染などを理由に従業員が有休をとれる企業に助成する「両立支援等助成金」も約28万円受給していた。

 同支部の20年の収入は、前年より1割弱減って約1324万円。その半分を占める約685万円が企業献金で、同じく1割強減っていた。岩城氏は「企業からの寄付が予定よりも入らず職員の雇用が難しかった」と説明。政党交付金は受けていないことも理由にあげ「関係機関に『もらって差し支えない』と確認して申請した」とした。

 神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「税制優遇されているうえ、安定的に企業献金がある政党支部は、コロナ禍で経営が苦しい企業とはわけが違う」と指摘し、受給は不適切だとの見解を示した。

 岩城氏は来夏の参院選で福島選挙区(改選数1)からの立候補に意欲を示している。(酒本友紀子)

朝日新聞社

7741チバQ:2021/12/13(月) 14:30:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/40435def65f67bf6cf489fb0e94862d9549e461f
自民党の茂木氏、足場固め着々 派内結束・参院選に不安も
12/12(日) 7:04配信
時事通信
自民党青森県連幹部との会合であいさつする同党の茂木敏充幹事長(中央)=11日午後、青森市

 自民党の茂木敏充幹事長が足場固めを着々と進めている。

 自ら率いることになった茂木派を党内第2勢力まで拡大。岸田文雄首相や麻生太郎副総裁とも良好な関係を築き、「ポスト岸田」との見方もささやかれる。一方、自派の結束には課題が残り、参院選に向けた手腕も問われる。党内は茂木氏の働きぶりを注視する。


 「間違いなくわれわれは主要派閥として岸田政権を支えていく重い責任を持っている」。茂木氏は9日の派閥総会で、新たに入会したメンバーを紹介するとこうアピールした。

 旧竹下派から移行した茂木派は9日で計53人となり、第2派閥の麻生派と並んだ。先の衆院選後、初当選組に直接電話をかけて派閥入りを勧誘してきたことなどが奏功。13日に開かれる茂木派パーティーは派閥会長就任のお披露目となる予定で、党内に存在感を示す絶好の機会となる。

 11月には首相、麻生氏とたびたび会談し、政権安定に向けて連携していくことを確認した。3人は共に派閥領袖(りょうしゅう)だ。茂木氏は首相と麻生氏だけでなく、安倍晋三元首相の信頼も厚いとされ、現在は政権のキーマンの一人となりつつある。

 もっとも、「上げ潮」ムードの茂木氏にも不安要素がちらつく。一つは足元の茂木派の結束だ。同派の参院側に影響力を保つ青木幹雄元参院議員会長とは依然として距離があり、参院側に根回しなく派閥会長に就く流れをつくったことには不満もくすぶる。

 茂木氏の今後を左右する「壁」として待ち受けるのが来夏の参院選。大型国政選挙は初陣となる見通しで、党の選挙責任者として結果が問われる。勝負の行方によっては勢いにブレーキがかかる可能性もある。

 茂木氏は11日、青森市を訪れ、党青森県連幹部と参院選対応をめぐり協議した。青森は全国に32ある改選数1の「1人区」の一つだが、自民党の候補者は未定。茂木氏はあいさつで「参院選で必ず勝つことが政権安定には必要不可欠だ。魅力ある候補を選び、必勝の態勢を整えてほしい」と檄(げき)を飛ばした。

7742チバQ:2021/12/13(月) 19:25:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_JGGAQ76MWRKCLDVMDSGV2JCGAY.html自民、山崎拓氏を党員資格1年停止処分
2021/12/13 18:32産経新聞

自民、山崎拓氏を党員資格1年停止処分

辻元清美氏の応援演説に立った元自民党幹事長の山崎拓氏=10月27日、大阪府高槻市

(産経新聞)

自民党は13日、党本部で党紀委員会を開き、先の衆院選で大阪10区から出馬した立憲民主党の辻元清美氏を応援した山崎拓元副総裁について、党の規律を乱したとして党員資格を1年停止する処分を決めた。

山崎氏は選挙期間中だった10月27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説を行い、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」などと訴えた。

7743チバQ:2021/12/13(月) 19:30:49
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/nation/bunshun-50593.html
官房長官時代は「俺と総理の関係が大切なんだ」と岸田に嫉妬…元番記者が見た、“なぜ菅はひとりぼっちになったのか”
2021/12/13 17:00文春オンライン

「『私と総理の2人で決めました』なんて、おかしいだろ」。安倍政権の時代、政調会長の岸田文雄がコロナ対策の給付金の額を30万円にすると発表(後に頓挫)する。それについて後日、官房長官の菅義偉はパンケーキを食べながら、こう言い放ったという。

安倍のツンデレに菅が翻弄される
 柳沢高志 『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』 (文藝春秋)にある逸話だ。「俺と総理の関係が大切なんだ」といってきた菅には、岸田の振る舞いは腹に据えかねるものであった。同時にこの激昂の裏には、岸田に対する男の嫉妬――ポスト安倍をめぐる政敵への、あるいは自己アピールできる者への嫉妬があるのが見えてこようか。

 著者は、菅と定期的にパンケーキ会食をし、携帯電話で連絡を取り合い、ときには選挙での応援演説の原稿の下読みを頼まれる間柄の元番記者である。記者として政治家に近すぎると思うかもしれないが、そうであるがゆえに、あまり感情を表に出さない菅の心情やその移ろいを知る人物なのだ。

 安倍は「後継者は岸田」と言ったかと思えば、「いややっぱり岸田じゃダメだ、菅だ」と心変わりする。そうしたツンデレぶりに菅は翻弄されながら、岸田への対抗意識から総理総裁を目指すようになる。柳沢はその過程をつぶさに知るのである。


©JMPA
「自分を殺してやらないといけないんだよ」
 本書は、岸田嫌いが高じて自ら総裁選に立つ道のりから、衆院解散も総裁選出馬も叶わずに辞任するよりほかなくなり、わずか1年で総理・総裁を降りることになるまでを詳らかにするものだ。

 官房長官時代の菅は、安倍と一体に見られた。目立つことを嫌う性分であるうえ、携帯電話料金の値下げくらいしか独自性を持ち合わせていなかったこともあろう。師と仰ぐ梶山静六は、橋本内閣の官房長官時代、月刊「文藝春秋」や「週刊文春」に頻繁に政策提言などを寄稿して実力者として振る舞ったが、菅は黒衣に徹したとも言えようか。

「官房長官というのは、自分を殺してやらないといけないんだよ」。ポスト安倍をめぐる総裁選の最中、総理になった暁には、官房長官に河野太郎はどうかと柳沢に問われて、菅はこう述べている。目立ちたがり屋の河野に対する秀逸な人物評であると同時に、最長政権を“総理の影”として支えてきたことへの誇りがのぞく。

 そんなふうに自分を殺して安倍政権を支え続けているのに、安倍は岸田を後継にしようとする。それが菅には我慢ならなかった。
「コネクト不倫」でも岸田を引き合いに
 本書によると、菅は岸田を「戦わない政治家」として見下した。ときには安倍が嫌う石破茂を引き合いに出しては岸田を腐しもする。柳沢に総裁選で岸田と石破が争えばどうなるかと聞かれた菅は、総選挙前にやれば石破が勝つと言明し、「岸田さんよりは遥かに選挙は強いでしょ。答弁もきちんとできるし」と評するのだった。

 また官邸官僚には、安倍に近いことから岸田政権を望む者と、菅に近い者の二派がいた。後者で有名なのが「コネクト不倫」の和泉洋人だ。彼のスキャンダルを週刊文春が報じたことも、菅にすれば、「岸田を担ぎたい奴がやっているんだよ」となる。

 すさまじい嫉妬と猜疑心の世界である。それを生きるうち、自ら総理・総裁を目指すようになっていく。

 本心をなかなか見せない菅が、総裁選に出ると意思表示をしたのは、いったい、いつなのか。

 たとえば読売新聞政治部『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(新潮社)には、昨年6月17日の夜、高級中華料理店で二階俊博、林幹雄、森山裕と会食した際、二階が「次の総理はどうか。やるなら応援するよ」と水を向けると、菅は「ありがとうございます」と応じたとある。

7744チバQ:2021/12/13(月) 19:31:20
ホテルに近しい人物を集め…知られざる総理大臣への準備
 実はこの2日前、菅は朝食を柳沢とともにしながら、「自分が信頼できる人間だけを集めて、政権構想本についての勉強会をやろうと思う」と告げている。総理大臣を目指すとの肚を打ち明けたのだ。

 そして6月20日、菅はホテルの会議室に、側近の官僚、近しい人物2人と秘書を集める。そこで、年内に官房長官を辞め、そのうえで官房長官としての実績を記す本を出版し、翌年には政権構想を掲げる書籍を出すとの構想を表明。また「総理を目指すために、1年間は勉強をする時間が必要だ」とも述べるのだった。

 滑舌の悪さを気にして歯の矯正を始めたのも首相就任後であるように、菅は宰相になるための特別な準備をしていないものだと思っていたが、実は翌年に予定される総裁選に向けて大胆な絵図を描いていた。本書で柳沢は、こうした知られざる総理大臣への道のりを明かしていくのである。

 それにしても2冊も書籍を出そうとしていたというのは、意外な話だ。野党時代に菅は、自費出版した本で、民主党政権批判として文書保管の重要性を訴えた。ところが安倍政権の公文書管理が問題になったおり、記者にその一節を読み上げられて「誰の本か知っているか」と問われた菅は「知らない」と応えた。

 そんなこともあって、本を書くとそれが呪縛になるとして、懲りているものとばかり思っていたがそうではなかった。

安倍の禅譲の言葉になびき、総理大臣になったものの…
 首相を目指すために官房長官を辞めると決意した菅は、その理由はどうするのかと問われると「『総理と仲違いした』って言うかな」と冗談めかして言ったという。柳沢は菅の弱みを「安倍さんと同じ」に見られることだと指摘しているが、なるほど、それも払拭できる。

 ところが、である。

 そんなふうに肚を決めたはずの菅であったが、7月に入ると安倍が関係者を通じて「岸田ではなく、菅を後継として考えている」とのメッセージを伝えてくると一転、官房長官として安倍を支え続けると翻意する。岸田を「戦えない政治家」と見下していた菅であるが、安倍の禅譲の言葉になびいたのである。

 おまけに8月に入ると安倍は突然辞任し、急遽、総裁選に突入。1年間の勉強も、政権構想の書籍もすっ飛ばして、政局のいたずらで総理大臣になってしまう。

 その後の菅政権のたどる道は、ご存知のとおりだ。政治学者の御厨貴は文春オンラインのインタビューで岸田首相について、「積み重ねてきた総論哲学はある。しかし、具体的な各論がないんです」と評している。菅はその反対で各論はあっても総論哲学がない。安倍のように「時代を変えよう」などと大きなことを言うわけでもない。

 それでいてコロナ禍への一時しのぎのワンポイントリリーフではなく、「最低4年」の長期政権を目指した(注)のには無理があったろう。

 そのことを菅も自覚していたはずだ。なにしろ「総理を目指すためには、1年間は勉強する時間が必要だ」と自ら言いながら、それが出来なかったのだから。

 本書の最終章は「最後の10日間」と題して、安倍や麻生太郎、二階ら大御所たちの政局への勘と、菅では選挙が戦えないという自民党議員たちの議席への執着心によって、菅がひとりぼっちになっていく様が描かれる。菅を支持する無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の者までもが「ビラを配っていても、受け取ってくれる人数が半減している」と危機意識を口にしたあげく、「菅さんが総理を辞める以外は地獄」とまで言うようになっていた。

 官邸が強力な権限をもち、「党低政高」とも「官邸一強」とも言われた安倍政権。それを引き継いだ菅であったが、選挙を前にした自民党議員たちは、官邸の上座にすわる者の座布団をひっぺがす。盛者必衰。ここに非情の政治家といわれた菅をも呑み込む永田町の無情と、自民党の無限のバイタリティを見る。

(注)「最低4年」狙う菅首相 総裁選レース行方​(日テレNEWS24)
https://www.news24.jp/articles/2021/01/02/04796183.html

(urbansea)

7745チバQ:2021/12/13(月) 20:23:51
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDF6KCMPDFUTFK00P.html茂木派初パーティー、名門復活なるか 「性格、最近良くなられた」
2021/12/13 20:18朝日新聞

茂木派初パーティー、名門復活なるか 「性格、最近良くなられた」

茂木派のパーティーであいさつをする会長の茂木敏充幹事長=2021年12月13日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京

(朝日新聞)

 自民党茂木派(平成研究会、53人)は13日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。茂木敏充会長は平成研として21年ぶりの幹事長に就任し、所属議員数は麻生派(志公会)に並ぶ党内第2位まで拡大した。小渕恵三氏以来、首相を出していない「名門派閥」が存在感を高めることができるのか、手腕が問われる。

 11月末に茂木派に衣替えして初のパーティーで茂木氏は「(派閥の)伝統を守り、さらに発展をさせていく」とあいさつした。茂木氏は経済産業相や党選挙対策委員長、党政調会長、経済再生相、外相などを歴任しており、岸田文雄首相は「残されている国の重要ポストは一つぐらいしか残ってないんじゃないか」と持ち上げ、「ポスト岸田」を意識させた。

 幹事長に就いたばかりだが、所属議員数は衆院選直後から7人増え、53人に。派内には「麻生派を抜くこともできる」という声もある。

 茂木氏は派閥の人数が並ぶことを事前に麻生派会長の麻生太郎副総裁に伝えるなど、配慮も欠かさない。派内には、かつて3人の首相が輩出したような権勢の復活を期待する声もある。

 ただ、課題もある。源流の「経世会」は「鉄の結束」を誇ったが、茂木氏は参院に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長と折り合いが良くないとされ、会長就任をめぐっては参院側から不満も出た。

 派内には加藤勝信前官房長官や小渕元首相の次女・優子党組織運動本部長を将来の総裁候補として期待する声もある。茂木氏は幹事長に就く前の外相時代、若手議員らとの会食を繰り返すなどし、求心力の向上を意識しているようだ。麻生氏はパーティーで「分析能力、説明能力、記憶力どれとっても茂木敏充たいしたもんと、そう思ってました。『性格がな』っていうのが皆よく言っておられたせりふだったが、最近よくなられた感じがする」と笑いをとった。

 幹事長として陣頭指揮をとる参院選も試金石となる。勝敗を左右する32ある1人区を行脚している最中だ。12日に岩手県を訪れた茂木氏は記者団に「勝利することができたら、安定した政権のもとで様々な政策を推進していくことができる」と強調した。(上地一姫)

7746チバQ:2021/12/14(火) 11:56:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/48008d809d72dc907aeaae077aa0dd70593670ba
首相、大岡副大臣の更迭を否定 支部で雇調金受給
12/14(火) 11:38配信
産経新聞
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=14日午前、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は14日午前の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を関係する自民党支部が受給していた大岡敏孝環境副大臣に関し「引き続き国民の信頼、共感のもとに仕事をしてもらう」と述べ、更迭を否定した。国民に対する丁寧な説明が必要だとの認識を重ねて示した。

国会議員に支給される月額100万円の文書通信交通滞在費(文通費)について「1日しか仕事をしていないのに満額支給されるのは、国民の感覚からして疑問に思うのは当然だ」と述べ、日割支給への変更に意欲を示した。

一方、野党側が求めている使途公開や国庫返納については「首相の立場から申し上げることは控える。真摯(しんし)な議論を通じて国民の疑問に答えることが重要だ」と述べるにとどめた。立憲民主党の逢坂誠二代表代行への答弁。

7747チバQ:2021/12/14(火) 21:59:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/395e3db38eed3a674426394d3300324f6c5c5108
桜を見る会「私の内閣では開催しない」 岸田首相が明言
12/14(火) 11:06配信

毎日新聞
衆院予算委員会で立憲民主党の逢坂誠二代表代行の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2021年12月14日午前9時20分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は14日の衆院予算委員会で、安倍政権時代の「桜を見る会」問題への批判を踏まえ、「私の内閣において、桜を見る会を開催することは考えていない」と明言した。


 岸田首相は、首相主催の桜を見る会について「長年の慣行の中で招待者の基準があいまいになり、数も膨れ上がり、国民から大変厳しい批判を招いた。大いに反省すべき点があるし、二度と起こしてはならない」と強調。「自民党の党改革の議論を進め、信頼を回復したい」と述べた。

 桜を見る会を巡る問題は2019年に表面化し、安倍晋三首相(当時)が20年の開催を中止。その後就任した菅義偉首相(同)も21年の開催を中止していた。

 首相はまた、10月31日の衆院選で当選した新人議員に10月分の文書通信交通滞在費が満額支給されたことについて「国民が納得いかないと疑問に思うのは当然ではないか」と指摘し、各党が議論を尽くすよう改めて求めた。

 核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加については「バイデン米大統領との間で、核兵器のない世界を目指すという観点から信頼関係をしっかりつくることは目指さないとならない」と述べ、慎重な姿勢を示した。【田中裕之】

7748チバQ:2021/12/14(火) 22:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1f0796996d107a73a1ec5de2b1c252df948652
飛び交う自虐や冗談 岸田・安倍・麻生氏が茂木新会長にコメント
12/14(火) 5:45配信
毎日新聞
自民党茂木派のパーティーであいさつする岸田文雄首相=東京都港区で2021年12月13日午後6時18分、北山夏帆撮影

 東京都内のホテルで13日に開かれた自民党茂木派(平成研究会、53人)の政治資金パーティーでは、新会長に就任したばかりの茂木敏充幹事長に対して、来賓の岸田文雄首相、安倍晋三元首相、麻生太郎元首相から、それぞれ個性あふれるコメントが飛び出し、会場を盛り上げた。

 岸田派(宏池会、42人)会長の岸田首相は、平成研と宏池会が結束して何人もの首相を生み出してきた過去を振り返り、「深いご縁で結ばれている。政局に強い平成研に対し、私たち宏池会は政策には強いが政局に弱い『お公家集団』と揶揄(やゆ)されてきた」と自虐的な発言で茂木派を持ち上げた。「政策にも政局にも強い宏池会を目指したいが、世の中なかなかそう甘くなく、思うようにいかない。引き続き岸田政権をど真ん中で支えていただきたい」と呼びかけた。

 茂木氏と同様、11月に最大派閥・安倍派(95人)の会長に就任したばかりの安倍元首相は、父の晋太郎氏と竹下登元首相との関係に触れ、「『安竹』蜜月時代があったように、『安木』でしっかり力を合わせて岸田政権を支えたい」と述べた。自身と岸田首相、茂木氏の3人が初当選同期だと紹介し、「一番の男前は岸田文雄、一番頭が良いのが茂木敏充、そして一番性格が良いのが安倍晋三。大体定着した評価なんですけど」と冗談も交えてあいさつした。

 所属議員数で茂木派に並ばれた麻生派(53人)会長の麻生副総裁は「分析能力、説明能力、記憶力。どれを取ってもたいしたもんだ」と茂木氏の手腕を高く評価。一方で、「『性格がなあ……』と皆よく言っておられたと記憶するが、最近は私と付き合ったせいか昔より明るくなった気がする」と場内の笑いを誘った。【堀和彦】

7749チバQ:2021/12/14(火) 22:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92b2e97fffb2f47a2a341cd7e1092a6b3338d7e
安倍氏「同期一の男前は岸田、頭いいのは茂木、性格いいのは安倍」
12/14(火) 0:53配信

TBS系(JNN)

 自民党の第二派閥、“茂木派”が茂木幹事長が会長となってはじめてのパーティーを開きました。“ポスト岸田”候補と目される茂木氏を岸田総理が持ち上げる一幕もありました。

 東京都内のホテルで行われた茂木派のパーティー。出席した岸田総理は茂木氏がこれまで経済産業大臣や外務大臣など要職を歴任してきたことに触れ、次のように述べました。

岸田首相
 「こうやって考えますと、あと残されている国の重要ポストは、あと一つぐらいしか残ってないんではないかなと思いまして、複雑な思いをいたしましたが、しかし私もまだ就任して2か月でありますので、ぜひ茂木会長には引き続き政権を支えていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます」

 一方、安倍派を代表して挨拶した安倍元総理。岸田総理と茂木氏とは当選同期だとして、こんなエピソードで会場を沸かせました。

安倍元首相
 「同期一番の男前は岸田文雄と、こう言われていました。そして同期一番頭がいいのは茂木敏充、そして一番性格がいいのは安倍晋三と」

 茂木氏は、「茂木派の所属議員一丸となって日本を前に進める」と述べ、主要派閥の一つとして岸田政権を支える考えを強調しました。(13日23:45)

7750チバQ:2021/12/15(水) 10:02:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f60e917e643b2b61d4b52eb830db8f538f8acb
重鎮去った自民「厚労族」、日医に強い風当たり…「今さら助けてと言われても」
12/15(水) 7:38配信
読売新聞オンライン
 政府が今月決定する2022年度の診療報酬改定を巡り、自民党内での議論の構図が変化している。これまで議論を主導してきた「厚労族」から重鎮議員が去り、新たなキーマンの手腕も未知数なためだ。党の有力支持団体の日本医師会(日医)への風当たりが強まっていることも影響している。

厚労族世代交代 日医へ反発

7連続プラス
(写真:読売新聞)

 「大幅なプラス改定を目指して頑張っていく」

 14日の党社会保障制度調査会の会合で会長の加藤勝信・元厚生労働相は、診療報酬のうち医師の人件費などに回る「本体」部分の引き上げに意欲を示した。

 だが、国民の医療費負担の増加に慎重な岸田首相の下、財政規律の面からマイナス改定を主張する財務省の圧力は強まっており、プラス改定は困難な見通しだ。

 原則2年に1度の診療報酬改定で、党内議論への影響力を持つのが、厚労族と呼ばれる議員たちだ。厚労相経験者や医師免許を持つ議員らが該当し、引き上げを求める日医や厚生労働省と、財務省とを調整してきた。選挙での協力を期待し、厚労族が日医の顔を立ててプラス改定に導くことも多かった。08年度以来、本体は7回連続でプラスだ。

力学に変化
 もっとも、重鎮の伊吹文明・元衆院議長らが先の衆院選で引退するなどし、力学の変化が起きている。新たなキーマンは加藤氏とされるが、自民党関係者は「これまでの重鎮ほど、財務省ににらみがきくかは不明」と指摘する。田村憲久・前厚労相はこの日の会合で、「医療機関の経営は決して良い状況ではない」と危機感をあらわにした。

 自民党と日医の関係もかつてほど良好ではない。日医の横倉義武・前会長は安倍元首相や麻生副総裁ら政権中枢と蜜月で、過去のプラス改定は安倍内閣時代に財務相だった麻生氏の横倉氏への配慮もあったと指摘される。

 一方、現在の中川俊男会長は、新型コロナウイルス対策などで、政府に批判的な姿勢が目立つ。党内には「今さら助けてくれと言われても応じる気にはなれない」(中堅)と冷淡な声が広がっている。

7751チバQ:2021/12/15(水) 10:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc83f6be9ea7969085c7058ddc448cbfe21646d4
<独自>新組織名「こども家庭庁」に 文科省からいじめ対策移管
12/14(火) 18:15配信
産経新聞
政府は子供関連政策の司令塔として令和5年度の設置を目指す組織の名称を「こども家庭庁」とする方針を固めた。政府関係者が14日、明らかにした。子供だけではなく、子育ての基盤となる家庭も支援する姿勢を示す。幼保の実質的な一元化のため幼稚園の教育内容に関与できる仕組みを導入するほか、文部科学省からいじめ対策の権限も移管する。


司令塔組織設置に向けた基本方針の修正案を15日に開かれる自民党の会合で諮り、公明党にも示した上で、野田聖子こども政策担当相が最終案を取りまとめる。年内に閣議決定する。

岸田文雄政権は、児童虐待や貧困問題をはじめ子供に関する政策を一元管理する司令塔組織設置に向けた議論を進めてきた。組織の名称は「こども庁」が想定されていたが、自民党内では子育てだけでなく、妊娠前後から成人まで一貫して家庭を支えるという理念から、こども家庭庁が望ましいとの意見が上がっていた。公明党も先の衆院選の公約で「子ども家庭庁」の設置を掲げており、両党の意見を踏まえた。

こども家庭庁では、幼保の実質的な一元化に向けた取り組みも進める。政府は保育所の所管を厚生労働省からこども家庭庁に移管するが、幼稚園に関しては文部科学省に残す方針だった。しかし、自民党内から文科省の権限移管を進めるべきだとの意見が根強く、こども家庭庁が幼稚園の教育内容に関与できる仕組みを取り入れることにした。

幼稚園教育要領と保育所保育指針の策定に当たっては、こども家庭庁と文科省が相互に協議して策定し、首相と文科相が共同で告示する。

また、こども家庭庁が積極的にいじめ防止対策に取り組むため、文科省から権限を移管。来年の通常国会に提出するこども家庭庁設置法案に明記する。

子供関連政策を一元的に担うこども家庭庁は内閣府の外局として設置し、首相の直属機関とする。政府はこども家庭庁の設置時期を「5年度の早い時期」と想定。他省庁に子供政策の改善を求める「勧告権」を持つ担当閣僚も配置する。

7752チバQ:2021/12/15(水) 10:15:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6cee19208e1f2b91af4587f7d2f574061701b70
「巧みに遠ざけられ…」首相と安倍氏、微妙な関係?主導権巡り綱引き
12/15(水) 9:54配信

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西日本新聞
安倍晋三前首相=2019年7月撮影

 安倍晋三元首相が、得意の外交面で国内外に向けたメッセージを相次いで発信するなど存在感を高めている。ただ、衆院初当選同期の岸田文雄首相とは現状、自民党内の主導権を巡り綱引きする微妙な関係になっているとの見方がもっぱら。領袖(りょうしゅう)の椅子に座る最大派閥・安倍派も一枚岩とは言い切れず、足元の結束固めが安倍氏の課題となっている。 (前田倫之)

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「(中国の新疆)ウイグル(自治区)で起こっている人権状況については、政治的な日本政府のメッセージを出すことが求められている。日本の意思を示すときは近づいてきている」

 今月9日、安倍氏は派閥(清和政策研究会、95人)の会合でこう持論を展開。来年2月の北京冬季五輪の「外交ボイコット」を米国などが表明していることを踏まえ、いまだ態度を明確にしていない首相に決断を強く促す格好となった。14日には、日米両国と台湾のシンクタンクが共催したオンライン会議で講演し、「中国のように巨大な経済体が軍事における冒険を追い求めるのは、控えめに言っても自殺的だ」と述べ、重ねて中国の姿勢を批判した。

 一連の安倍氏の言動に、首相と綿密に腹合わせをした形跡はうかがえない。もともと気の置けない友人同士であり、安倍派の援軍も得て政権を安定させたい首相と、「キングメーカー」として党内を掌握したい安倍氏の利害には重なる部分もある。だが、首相が就任して最初に手掛けた閣僚・党役員人事に安倍氏は不信を抱き、それ以降、政府関係者は「首相から巧みに遠ざけられている安倍さんは、ストレスが続く展開になっている」と話す。

 こうした下地もあってか、6日夜に開かれた安倍派の政治資金パーティーでは、緊張の糸に互いに煙幕を張るような掛け合いが見られた。安倍氏が「一致結束して岸田政権を支える」と宣言したのに対し、首相も「安倍派の皆さんが間違いなく、岸田内閣をど真ん中で支えている。参院選に向け、安倍氏にご指導いただきたい」と最大限の賛辞で応じてみせたのだ。

    ■

 今後、党内の権力バランスを自身に有利に傾ける上でも、安倍氏は自前の「ポスト岸田」育成を急ぐ必要がある。昨年と今年の総裁選は派閥として候補を擁立できず、今も衆目の一致する有力者は台頭していない。無派閥の高市早苗政調会長と思想信条を共有し、支援する安倍氏だが、野党時代に派閥を離脱した高市氏に向けられる反感はいまだ根強く「とても(安倍派に)戻ってこられる空気ではない」(幹部)という。

 加えて、来春の石川県知事選には安倍派所属の山田修路参院議員と、安倍派出身の馳浩元文部科学相が立候補を予定しており、自民分裂選挙となる可能性がある。派としての統制が利いていないとの、安倍氏にとって耳の痛い指摘がある。

7753チバQ:2021/12/15(水) 10:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/46248bd1f00ddb2a7ab806b5e0098d6911f0d7f8
二階元幹事長の党本部5階の部屋への来客がひっきりなし 「訪中・訪朝」「維新との接近」工作で捲土重来を期す
12/14(火) 6:02配信

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デイリー新潮
裏方トップの手配で
二階俊博氏

 自民党の幹事長を5年超にわたって務めた二階俊博氏の現在の肩書きは、「国土強靭化推進本部長」だ。幹事長の座を降りたことで、表舞台から去ったかと思えばさにあらず。自民党本部5階にあてがわれた本部長室には来客が絶えない。岸田文雄首相が党総裁選に打って出る際、党役員任期の設定などを訴えて「二階切り」「二階外し」を展開したわけだが、自民党を離党してさすらった後に復党して幹事長などを歴任した実力者らしく、捲土重来を期しているようだ。

【写真5枚】意外な二階派所属の国会議員たち

「5階の部屋は自民党の元宿事務総長が手配したそうです。彼は党のカネと選挙を牛耳る人物で、定年をはるかに超えた今もなお事実上の裏方トップに収まっています。そんな元宿さんが二階さんに気を遣って部屋をしつらえ、二階さんの側近の林幹雄元経産相もそこで付き従って仕事をしています」(自民党関係者)

 もちろん裏方トップが独断で判断できるはずがなく、今回の処遇は岸田首相(総裁)がハンコを捺した結果だ。

「岸田さんにとって二階さんを干し続けることは得策ではなく、誰よりも自民党の内部事情を知る元宿さんが動いてくれたことで、“元宿さんがそこまでやるなら仕方ないか”と党内の空気も流れやすいので、渡りに船だったのではないでしょうか」(同)

菅グループと組めば第2派閥へ
「二階さんを干し続けることは得策ではない」というのは、党内の派閥事情によるものだ。

 党内の派閥勢力は以下の通り。

安倍派95
茂木派53
麻生派53
二階派44
岸田派42
菅グループ20〜30
石破グループ10前後

「岸田派は党内第5派閥で最弱。単独では心もとないので麻生派や茂木派との連携を模索しており、実際、麻生、茂木の両氏とは良好な関係を構築しています。麻生さんとしては宏池会勢力を再結集する『大宏池会』の実現とキングメーカーであり続けたいという願望があり、茂木さんとしては次の首相総裁候補としての基礎を固めたいという思いがあり、岸田さんと戦略的互恵関係にあります」(先のデスク)

 一方の二階派は幹事長職を失って非主流派のように映るが、

「二階さんが関係を深めている菅グループと合わせれば第2派閥レベルに手が届きます。老練な二階さんを干して刺激しすぎるのはアンチ岸田勢力の結集を促進するだけでしょうし、岸田さんはそのことをよくわかっているはずです」(同)

7754チバQ:2021/12/15(水) 10:30:32
日朝国交正常化推進議員連盟の顧問
 水を得た魚と言うと大仰だが、5階に部屋を得た二階氏は陳情を出来るだけこなしながら存在感を維持しつつ、議員外交にも積極的だという。

「二階さんと言えば中国共産党との強いつながりで知られています。天安門事件の直後に二階さんは所属する経世会の訪中団の一員として北京入りし、戒厳令の最中に国家主席と会談しました。これをきっかけに中国の懐深く入り込んだことについては毀誉褒貶がつきまといますが、語り草になっています」(担当記者)

 加えて二階氏は、超党派の議員で構成される「日朝国交正常化推進議員連盟」の顧問を務めている。

「今年4月には、訪朝に言及したり、“拉致問題が一番大事だと言うだけではダメ”などと発言したりしてきました。北朝鮮に強い影響力がある中国とのパイプを生かしつつ、金丸訪朝団のような動きを狙っているとも言われています。一方で、側近の林幹雄さんは維新との距離を縮めるべく密命を帯びており、アレコレ動いているようです。なかなかしたたかな“軍団”ですね」(同)

派閥ボスの禅譲は? 
 総選挙後には二階氏の後を継いで、武田良太前総務相が派閥のボスとなるとも取り沙汰されたが、

「若手はともかく全体となると武田さんはまだまだのようですね。強行すれば逆に分裂ともなりかねず、今はまだ二階さんの求心力に頼らざるを得ない状況で、禅譲まではまだ時間がかかりそうです」(先の記者)

 5階の部屋を訪れる人々が絶えないことに、二階氏は満更でもないようで、自身の「さらなる晴れ舞台」が近づいていることをひしひしと感じている様子だという。脳裏に浮かぶは捲土重来、臥薪嘗胆といった言葉だろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

7755チバQ:2021/12/15(水) 20:26:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/148650?rct=politics
岸田首相、止まない批判に白旗 10万円給付で方針転換の影に公明党との対立
2021年12月14日 06時00分
 18歳以下への10万円相当給付のうち、5万円分のクーポン支給にこだわってきた岸田文雄首相は13日、条件なしの全額現金給付の容認へと方針転換した。巨額の追加経費発生や自治体の事務負担増といった批判に耐えきれず、白旗を揚げた。与党幹部による「トップダウン」の決定は国民の理解を得られず、既に現金5万円分を先行給付する準備に入っている自治体からは政府の「遅かった判断」(野党幹部)に対する戸惑いの声も上がっている。(山口哲人、川田篤志、上野実輝彦)
◆沈静化するつもりが…混乱に拍車
 「給付金については自治体から本当に多くの意見をいただいた。与野党からもさまざまな指摘があった」
 持ち味が「聞く力」だと自任する首相は13日の衆院予算委員会で、転換の理由をこう釈明した。

 クーポンで支給するには967億円の事務経費がかかる上、新型コロナウイルスワクチンの追加接種などで多忙な自治体にさらなる負担を強いることなどが問題化。政府は「実情に応じて現金での対応も可能にする」として沈静化を図ったが、切り替えを認める基準を示さず、かえって混乱に拍車を掛けた。
 反発の高まりを受け、身内である自民党の高市早苗政調会長ですらこの日、予算委で「もうややこしいことをせず、一括10万円の現金給付ができるよう対応を」と注文した。
◆与党内の溝埋めるためのスピード決着があだ
 子どもへの10万円相当の給付は、もともと先の衆院選で公明党が掲げた公約だった。自民党は、対象を生活困窮者らに絞った給付を主張し、両党の支援策には当初から溝があった。
 与党内の対立が長引けば、岸田政権発足直後からイメージ悪化を招きかねないという事情から、両党は幹事長間で協議。わずか2日間で案をまとめ、先月10日に首相と山口那津男公明党代表が合意するスピード決着を演出した。
 ばらまき批判を回避したい自民と、公約違反という批判を避けたい公明の折衷案に落ち着いた結果、給付は生活支援なのか消費喚起なのかの政策目的が曖昧になり、追い詰められて撤回を余儀なくされた。自民党中堅議員は「クーポンにした理由、地域経済を潤すという趣旨も伝わらなかった」と嘆く。
◆年の瀬迫り…現場からは「遅すぎる」の声
 高市氏は「自治体の準備を考えればタイムリミット」と首相に転換を急ぐよう促したが、年の瀬が迫り、自治体からは「既に遅すぎる」との声が相次ぐ。
 現金5万円の先行給付を年内に予定する東京都内の自治体の担当課長は、本紙の取材に「対象者の少ない町村は可能かもしれないが、大半の自治体は年内の10万円給付は間に合わない」と指摘。同じく今月下旬に5万円の振り込みを計画する都内の別の自治体担当者も「現時点では予算がなく、期待している人もいるだろうが一括給付は無理」と困惑気味だ。
 内閣官房によると、1回の現金給付事務にかかる経費は280億円。2回に分ければ経費は積み上がる。立憲民主党の泉健太代表は13日の党会合で「現場のことを分かっていない首相だと分かってきた。国民だけでなく、役所から正しい情報を『聞く力』も問われている」と批判した。

7756チバQ:2021/12/16(木) 18:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/542f26476a4885dad6aaddd333c6638bdf5a4d09
自民・石原派が森山派に 石原氏パーティー欠席、山崎拓氏は役職停止
12/16(木) 17:58配信

朝日新聞デジタル
自民党「森山派」会長に就任し、記者団の取材に応じる森山裕氏(中央)ら=2021年12月16日、東京都港区、吉川真布撮影

 自民党石原派(近未来政治研究会)は16日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。石原伸晃会長が衆院選で落選したことを受け、森山裕・党総務会長代行が新たに会長に就いた。所属議員は7人と党内最小派閥だが、森山氏は「決して多い人数ではないが、力を合わせて頑張りたい」とあいさつした。


 石原氏は、代表を務める政党支部が国の緊急雇用安定助成金を受給していた問題で内閣官房参与を辞任したばかりで、パーティーは欠席した。最高顧問の山崎拓・元党幹事長は参加したが、衆院選で立憲民主党の辻元清美氏の応援をしたことで1年の党員資格停止の処分となったことを受けて、派閥の最高顧問としての役職も1年間停止することになった。

 パーティーには、岸田文雄首相や他派閥の幹部は出席しなかった。森山氏は記者団の取材に「あまり背伸びをしないで、7人がまず連携してがんばっていく基礎をつくることが大事だ」と強調。他派閥との連携について問われると、「政策によってはお互いに連携していくこともあると思う。特定の派閥を考えているわけではない」と述べた。

    ◇

 自民党石原派は、森山裕総務会長代行が会長に就任したため、呼称を「森山派」とします。

朝日新聞社

7757チバQ:2021/12/17(金) 09:35:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d723ccc32909681cc5c40f0ebdca3f02cfcfa652
石原伸晃氏が自派閥のパーティーを欠席「最後の最後でこれかよ…」 仲間も見捨てた!
12/17(金) 6:15配信

東スポWeb
メッキが剥がれた伸晃氏(東スポWeb)

 とても大将の器ではなかった! 自民党の石原伸晃元幹事長(64)が派閥領袖を務めていた石原派(近未来政治研究会)の政治資金パーティーが16日、都内で行われ、森山裕前国対委員長(74)が新たに会長に就任した。石原氏は前日に欠席を伝えていたが、これにあきれる声が止まらない。

【写真】石原伸晃氏の〝ストーカー芸人〟

 近未来政治研究会は山崎拓元副総裁(85)が立ち上げた政策集団で、一時は30人を超える議員を擁し、党内でにらみを利かせていた。石原氏は2012年に山崎氏の後を継いで、2代目会長に就任した。

「自民党の派閥リーダーは将来の総理総裁候補。当然、石原氏にもトップに立ってもらいたい思いで、議員や支援者は支えてきたのに、最後の最後がこれですよ」

 こう話す関係者が憤るのは〝ケツのふき方〟だ。石原氏は先の衆院選で落選した。会長辞任は当然の流れだったが、問題は報告の仕方。派閥の会合であいさつしたとはいえ、この日のパーティーで報告をするのが常識だが、これを欠席した。

 石原氏は衆院選後に内閣府参与に登用されたが、直後に助成金を受給していたことが分かり、辞任。またこの日発売の週刊文春で、身内への不適切な資金還流疑惑が報じられ、報道陣から質問攻めに遭うのを避けたともいえる。

 前出の関係者は「石原氏が近未来に来たのは、山崎氏から会長にしてもらえるというので、ホイホイと入ってきた。落選したら、あとは知らないとばかりに後輩の面倒も見ない」と、薄情な人間性が垣間見えると指摘する。派閥としては顧問のポストを打診しているが、石原氏は返事を保留しているという。

 さらに石原氏の弟・宏高衆院議員(57)も先月、「次の選挙が大事だ」と派閥を退会した。派閥内では「派閥存続の危機は間違いないが、石原兄弟がいなくなって都会的なイメージは消える。地方創生に力を入れる素朴な声が、地方にも届きやすくなるのではないか」との声もある。

 派閥復権へ向け、〝脱・石原〟が皮肉にもプラスになるかもしれない。

東京スポーツ

7758チバQ:2021/12/17(金) 09:50:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3acee9eb2fb998fe9ed0fc85ca5491b5ae1b4155
「最初の関門」首相、統計書き換えに低姿勢を貫く理由 攻め手欠く野党
12/17(金) 9:46配信

西日本新聞
岸田首相=10月31日

 国土交通省の建設受注統計書き換え問題を巡り、岸田文雄首相は先手対応の危機管理に腐心している。16日、首相は問題を検証する第三者委員会の設置を表明した。一方、経済政策の信頼性を揺るがしかねない不祥事にもかかわらず、丁寧な答弁姿勢の首相を前に、野党は攻め手を欠いている。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「しっかり経緯や原因を検証し、1カ月以内にしっかりまとめるように、私から指示を出した」。16日の参院予算委員会で、首相は力を込めた。

 前日の国会では、野党から第三者委の設置を求められた際には言及を避けていたが、この日は「聞く力」とばかりに設置を表明。野党の追及の芽を摘んだ。

 首相が低姿勢な背景には、景気対策の裏付けとなる2021年度補正予算案の審議に影響を与えかねないとの懸念がある。

 「誤ったデータを基に、補正予算も作られているのではないか」と追及されると、首相は「(問題の統計は)予算には使っていない。引き続き、審議をお願いしたい」と述べた。

 二重計上は2013年度から実態より過大になっており、国交省がデータを書き換えていた時期のほとんどは安倍政権時代と重なる。「『負の遺産』を乗り越えることができるかどうかが、首相の最初の関門だ」(政府関係者)。

 今回の問題は、書き換えの動機、始まった経緯、国内総生産(GDP)に与えた影響などは分からず、統計法に抵触する恐れもある不祥事だが、野党の追及はいまひとつ迫力を欠く。

 この日、統計問題を大きく取り上げた野党議員は2人だけ。ほかはこの問題にほとんど触れなかった。

 「間違いなく不適切」「大変遺憾」「再発防止を行う」…。こうした首相の低姿勢な答弁が、野党の追及や批判をかわす結果となっている。

 3年前の厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の不正問題で野党は、当初予算案の組み替えまで攻勢を掛けたが、安倍政権を追い込みきれなかった。

 立憲民主党は、従来の「対決路線」から「提案路線」への転換を掲げており、追及が鈍くなっているとの見方も。野党幹部は「野党の役割を忘れてしまっている。何がしたいのか、分からない」と嘆く。

 (古川幸太郎、郷達也)

7759チバQ:2021/12/17(金) 09:51:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3116af1b87f85f6ecac9bc1614a4e6cfea16a0
安倍元首相が森友裁判、桜を見る会、アベノマスクなど岸田政権の対応にピリピリ「政局を仕掛けるかも」〈dot.〉
12/17(金) 9:22配信
AERA dot.
安倍元首相と岸田首相

学校法人「森友学園」をめぐる公文書の改ざんを苦に自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻が、財務省などを相手どり起こしていた裁判が12月15日に突然、終結した。


 この裁判で妻の雅子さんは、国などに対し、あわせて1億1千万円の損害賠償を求めて提訴。だが、国が請求を全面的に受け入れる「認諾」で裁判を終結させると主張したため、裁判は森友問題の真相究明がされることなく、終わることになったのだ。佐川宣寿元理財局長の裁判は継続される。

これまで「赤木ファイル」の有無など全面的に雅子さん側と争ってきた国。今後は財務省幹部や裁判所の対応次第では麻生太郎元財務相の証人尋問などが想定されていた。

国の豹変ぶりに対し、雅子さんは「なぜ、夫が改ざんしなければならなかったのか、それを知ろうとした裁判。このような形で裁判が終わるのは、悔しい」と心境を語った。

 鈴木俊一財務相は「赤木俊夫さんに改めて哀悼の誠をささげる。ご遺族にも心よりおわび申し上げる」と謝罪。裁判の中で「国の責任は明らかとなった」と「認諾」について説明した。

  森友学園問題が注目された発端は、安倍晋三元首相と妻、昭恵夫人の関与だ。安倍氏にとって森友学園・加計学園問題と、公設秘書が有罪となった「桜を見る会」問題は今もアキレス腱だ。

 岸田文雄首相は前日の14日に「認諾」という報告を受けたという。自民党の閣僚経験者がこう話す。

「国が赤木さん側の請求を全て飲むことで、裁判が終わり騒がれなくなる。一番、ホッとするのは安倍氏夫妻です。しかし、これが岸田首相からの安倍氏へのクリスマスプレゼントかといえば、まったくの逆。岸田首相はメンツを立てながらも、揺さぶっているんじゃないですか」

 12月14日の衆院での国会論戦では立憲民主党の岡田克也議員が岸田首相に「桜を見る会」について問いただした。岸田首相は「長年の慣行の中で行われてきましたが、招待者が多数になり、招待の基準があいまい。それが、国民の皆さんからも大変、厳しい批判となった。2度と起こしてはならない。少なくとも、私の内閣において『桜を見る会』は開催しません」と表明。ただ、「廃止」までは踏み込まなかった。

7760チバQ:2021/12/17(金) 09:51:48
 また、新型コロナウイルス感染拡大で安倍元首相が国民に配布したが、不評だった「アベノマスク」問題も国会でやり玉に上がった。今年3月末で8200万枚、金額にして115億円が倉庫で「不良在庫」となり、年間の保管代は6億円にも上ることがわかったのだ。

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行が追及すると、「反省すべき点がある。しっかりと検証する」と岸田首相は述べた。

 安倍政権時代の「負の遺産」が表になるたびに「反省」を口にした岸田首相。今の地位に岸田首相が上りつめたのは、自民党最大派閥である安倍派(清和会)が支援したからだが、最近は両者の間で「すきま風が吹いている」という。安倍派に所属する国会議員がこう話す。

「安倍氏は冬季北京五輪で米国に続いて外交的ボイコットに同調することを躊躇している岸田首相にイライラしているようだ。もともと、安倍氏は外交などで岸田首相が思い通りに動いてくれると思って総裁選で支持した。それが北京五輪の外交的ボイコット、アベノマスクなど違う対応をするので余計にピリピリし、機嫌が悪いと聞いている」

 安倍氏自身も安倍派の会合で「中国の人権状況に鑑みて、日本は政治的な姿勢や、メッセージを出すべきではないか」と岸田首相に決断を促すような発言をしている。

 そして9月の総裁選で推した高市早苗政調会長を女性初の首相にしたいという野望をあきらめていないという。

「安倍さんは『最後まで高市さんを総裁選で推せばよかった』『党三役には皆、安倍派で取るべきだった』と愚痴っていると聞きます。岸田政権に対し、『経済成長戦略がない。分配するものがないのにどうするの』と不満を漏らしている。そのうち政局を仕掛けるかもしれない」(前出の安倍派議員)

 AERAdot.で報じているように、国勢調査の結果で次の衆院選で小選挙区の大きな区割り変更「10増10減」となる方向だ。安倍氏の地元、山口4区は林芳正外相の地盤、山口3区とほぼ一つになる「合区」のような形になる。

7761チバQ:2021/12/17(金) 09:52:02
 すでに2度、首相の座についた安倍氏か、岸田派重鎮で首相候補の林氏か、どちらが小選挙区を取るのか、永田町最大の関心事だ。

「党内では安倍氏が後進に道を譲って比例に回るべきという意見が結構あります。次の首相を目指す、林氏は小選挙区から出馬するべきという声は強まっている。安倍氏は比例に祭り上げられると、政権への影響力がなくなってしまうとセンシティブになっている。それゆえ、岸田首相の動きを警戒している。また、最近、菅義偉前首相に『派閥を作れば』と呼びかけ、首相包囲網をより強化しようと動いているようです」(前出の閣僚経験者)

 20年以上、自民党政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう話す。

「森友学園、桜を見る会は安倍氏にとっては、いつも喉元に引っかかる小骨のようになっている。岸田首相が2つの問題と認めるような答弁をしたことには安倍氏はカチンときていると聞きます。ただ岸田首相も安倍氏が官邸にまで面会に来るのは、さすがにうんざりのようだ。自民党の中では、定数の改正後、『山口3区は林氏だ、もう安倍氏の時代じゃない』という声が多い。安倍氏は流れが決まる前にと積極的に発言して、世論を背景に小選挙区は譲らないと早々に反撃体制を敷いている。しばらく岸田首相と安倍氏の神経戦は続くんじゃないか」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7762チバQ:2021/12/17(金) 09:53:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e13f573c63cdea23656062112f4178f6f05aad
堀内ワクチン担当相、不安定な答弁 政権のアキレスけんになる恐れ
12/16(木) 21:50
毎日新聞
参院予算委員会で立憲民主党の木戸口英司氏の質問に答えるため事務方と言葉を交わす堀内詔子ワクチン担当相(左から2人目)=国会内で2021年12月16日午前11時40分、竹内幹撮影

 堀内詔子ワクチン担当相(56)が、今国会で不安定な答弁を続けている。16日の参院予算委員会でも新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡る答弁があいまいで、野党のさらなる追及を受けて「立ち往生」した。岸田文雄首相が期待の若手として起用した堀内氏だが、政権のアキレスけんになる恐れもある。

【デルタ株は「最強」と呼ばれたが…変異株一覧】

 「迅速な情報提供により、自治体に混乱が生じないように関係省庁や自治体と緊密に連携して取り組んでいく」。堀内氏は16日の参院予算委で、来年1月以降のワクチンの配分量と配送スケジュールをただした立憲民主党議員の質問に対し、かみ合わない答弁をした。委員会室は一時騒然となり、野党理事が答弁をやり直すよう要求。見かねた後藤茂之厚生労働相が代わりに答弁に立つと、野党からは「堀内大臣に聞いている」などとヤジが飛んだ。

 堀内氏の不安定な答弁が注目されるようになったのは2021年度補正予算案の実質審議が始まった13日。衆院予算委で来年1月に自治体に配送するモデルナ社製ワクチン量を「1700万回」と答えるべきところを「1万7000回」と読み間違えた。野党は「職務が頭に入っていない。首相はなぜ堀内氏を大臣にしたのか」と批判する。

 堀内氏は10月の岸田内閣発足に伴い、衆院当選3回(当時)で抜てきされ、初入閣した。答弁に不慣れなのは否めず、前任の河野太郎ワクチン担当相の国会議事録などを調べ、生かそうとしているという。記者会見後に「あの答えで良かったかな」と周囲に確かめることも多い。堀内氏周辺は「いい人で、勉強も熱心にしている」と擁護する。

 堀内氏が兼務する五輪担当相は内閣法などで来年3月末までの設置と決まっている。野党は来春で堀内氏が閣内を去る可能性もあるとみて「いなくなる大臣にワクチン業務を担当させるのか」と問題視している。オミクロン株の拡大によって3回目接種の重要性が増す中、答弁が安定しなければ、岸田政権のワクチン行政への本気度が疑われかねない。【李舜、藤渕志保】

7763チバQ:2021/12/17(金) 09:55:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/97853f941d27a0ac81fefca5d4e2043fb03d21f0
石原派、森山派として再出発 他派閥との連携も模索
12/16(木) 18:37配信

産経新聞
自民党石原派(近未来政治研究会)のパーティを終えて、ぶら下り取材に応じる森山裕総務会長代行(中央)ら=16日午後、東京都港区のホテルオークラ(松井英幸撮影)

自民党石原派(近未来政治研究会、7人)は16日、東京都内のホテルでパーティーを開いた。派閥を率いてきた石原伸晃元幹事長が10月の衆院選で落選して辞任し、空席となっていた派閥会長には同日付で森山裕前国対委員長が就任した。

「政策集団としての歴史を考えながら、7人が力を合わせ、頑張りたい」

森山氏はパーティーで、新会長としての意気込みを語った。森山派は憲法改正や地方創生、財政規律をテーマに政策提言をまとめ、再建を期す。事務総長は坂本哲志元地方創生担当相が務める。

近未来政治研究会は平成10年に山崎拓元副総裁が創設。最盛期は42人が所属したが、24年に石原氏が会長就任後、退会者が相次ぎ規模は縮小した。先の衆院選では石原氏や会長代行の野田毅元自治相ら3人が落選し、11月に石原氏の弟の宏高衆院議員も退会した。

派閥関係者をめぐるトラブルも相次いだ。山崎氏は先の衆院選で立憲民主党の辻元清美氏を応援し、自民党から1年間の党員資格停止処分を受けた。石原氏は岸田文雄政権の内閣官房参与に起用されたが、自身が代表を務める党支部が新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を受給していたことが発覚し、辞任した。

森山氏は今後、派閥の結束を深めつつ、政策や考えの近い菅義偉前首相や二階俊博元幹事長らの派閥や議員グループと連携し、存在感を高めていくとみられる。森山氏はパーティー後、記者団に「特定の派閥を考えているわけではないが、政策によって連携していくこともある。われわれの政策と近い人に首相になってもらうことは大事だ」と語った。



◇おことわり 自民党石原派が森山裕前国対委員長を新会長に決定しましたので、今後は呼称を「森山派」とします。

7764チバQ:2021/12/17(金) 10:02:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/aca3d55f87b8bc83f05957edbd7921d36b34eec1
内閣官房参与、問われる在り方 野党「お友達人事」自民「政権の鬼門」
12/16(木) 10:52配信

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北海道新聞
不祥事・失言で辞任、1年で4人
現在の内閣官房参与

 首相に専門的立場から助言などを行う内閣官房参与の在り方が問われている。自らが代表を務める政治団体の雇用調整助成金受給が問題視された自民党の石原伸晃元幹事長を含め、この1年で不祥事や失言による辞任が4人に上っているからだ。落選議員や首相と関係が近いブレーンに肩書を与えるためのポストに陥っているとの指摘もある。

落選後に就任した元議員や不祥事での辞任

 内閣官房参与は1987年、官邸機能の強化を目的に設けられた。定員はなく安倍晋三政権などでは最大15人が任命された。官邸などに出勤すれば勤務時間にかかわらず日当2万6400円が支給される。

 石原氏以外の3人の辞任は、鶏卵大手からの現金受領疑惑が浮上した西川公也元農林水産相、新型コロナウイルス感染拡大を「さざ波」と表現した高橋洋一嘉悦大教授、ゴルフレッスンを無料で受けたと報じられた元内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長の平田竹男氏。いずれも菅義偉政権下で、問題が発覚した。

 どのような人が登用されるのか。大別すると《1》特定分野の専門家《2》官僚OB《3》落選議員―が目立つ。

 落選議員で登用されたのは、岸田文雄首相の盟友として知られ10月の衆院選で敗れた石原氏のほか、安倍氏も西川氏や、親友とされる荒井広幸元参院議員を参与に迎え入れた。

 石原氏の人事について野党は「お友達人事、上級国民という言葉も飛び交っている」(立憲民主党の小川淳也政調会長)と批判。自民党の閣僚経験者は「落選議員用のポストになってしまい、政権の鬼門にもなっている」と危惧する。

7765チバQ:2021/12/19(日) 18:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ccae601b9608b6452c1e4b3ead631c52a12e28
岸田首相 長期政権への焦点は「離す力」 安倍色排除が生き残る道
12/19(日) 5:30配信

スポニチアネックス
首相を取り巻く相関図

 ◇激動2021 政治社会(3)

 10月に新政権を発足させた岸田文雄首相。安定した政権運営のために屋台骨となっているのが、最大派閥の安倍派だ。会長の安倍晋三元首相自ら「背骨」と称するが、これ以上「数の力」で存在感を増していけば、首相がもくろむ長期政権はかすむ。影響力をそぐために麻生太郎副総裁との盟友関係にくさびを打ち込むような布石も見え隠れしており、「聞く力」ならぬ「離す力」が来年以降の大きな焦点になりそうだ。

 今月6日、都内で開かれた安倍派の政治資金パーティーに姿を見せた首相。約2000人が集まって安倍氏の会長就任を祝った盛大な会の壇上、こうあいさつした。「(安倍派に)新規入会者が続出している。宏池会(岸田派)にも少しお裾分けいただけないか」。安倍派は党内最大の95人に対し、岸田派は42人。新たなるキングメーカーが同じ壇上で「日本政治の背骨を担ってきた派閥の会長として職責を尽くす」と意気軒高だったのに比べて、首相の言葉には第5派閥の悲哀がにじんだ。

 新型コロナウイルス対策の後手批判で短命に終わった菅政権の苦い経験から、首相は先手の対応で長期政権をもくろむ。いち早く名乗りを上げた総裁選で、二階俊博幹事長(当時)交代を念頭にした党改革案で“二階切り”。政策面でもオミクロン株の脅威に備えて、全世界からの入国禁止措置で「先手の岸田」をアピールした。

 ところが、邦人が一時帰国できなくなるなど現場は混乱。他の政策でもドタバタが相次いだ。18歳以下への10万円相当の給付方法で迷走。衆院選で落選した飲み仲間の石原伸晃元幹事長を内閣官房参与に任命も、コロナ助成金受給が引き金になってわずか1週間で辞任に追い込まれた。

 それでも「当面は安泰」と政界関係者。その理由は安倍、麻生両氏の存在だ。党内No・1、2の安倍、麻生両派は合わせて150人規模で、同関係者は「首相は総裁選、衆院選と続いた今年は2人を一体として味方に引き入れることに腐心した」と解説した。

 その一方、“操り人形化”を避けるように党執行部・閣僚人事では安倍色を排除。こうした文脈から、麻生派と同数の茂木派を率いる茂木敏充幹事長との距離も縮めていると永田町では映り、「岸田派、麻生派、茂木派の3派連合で安倍氏の影響力を弱めることが、生き残るウルトラC」とささやかれている。

 しかし、これには情勢を読み切る高度な政局観が必要。永田町関係者は「動きが察知された時点で安倍氏につぶされる。麻生氏が盟友を裏切り安倍氏包囲網に乗ることもない」と疑問を投げかける。

 分水嶺(れい)と目されるのは来夏の参院選。自民党関係者は「ここを乗り切れば長期政権が視野に入る」とした上で「安倍氏という足かせのないオリジナルの政権基盤を築こうとシフトしていくだろう」と指摘。具体的な動きとして「安倍、麻生両氏の間の距離を広げることを画策していく」と見立てる。

 2人の盟友関係にくさびを打つ方策として上がるキーワードが大宏池会構想だ。同根の岸田、麻生両派に谷垣グループが再結集すれば100人超の一大勢力が生まれるというもの。首相は構想に賛成している麻生氏との面会を重ねている。

 自民党関係者は「宏池会という固まりで考えるとハードルが高い」とし、「実は緩やかな連携の動きは水面下で始まっている」と声を潜めた。政局に弱い「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた宏池会を率いる首相。政局でも機先を制するために「離す力」を磨く一年になりそうだ。 (特別取材班)

7766チバQ:2021/12/20(月) 14:29:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ba774629f9b1928a94673c71cbb912bb36c878
自民茂木氏「いつか応えないと」 ポスト岸田に意欲
12/19(日) 15:22配信

朝日新聞デジタル
記者会見する茂木敏充幹事長=2021年12月14日、東京都の自民党本部

 自民党の茂木敏充幹事長は19日にBSテレ東の番組に出演し、将来、首相の座を目指すかと問われ、「グループの仲間、地元をはじめ多くの支援者が期待をもっていただいているのは確か。いつか応えないといけないとの自覚は持っている」と語った。

 経済産業相、外相など主要閣僚を歴任した茂木氏は「ポスト岸田」の一人と目されている。茂木氏は番組で「政治なのでどう変わるかわからないが、今は党幹事長として岸田政権を全力で支える。これに尽きる」とも述べた。(上地一姫)

朝日新聞社

7767チバQ:2021/12/20(月) 20:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/135abd68728497043ed30f81c9f5dab532983890
石原宏高氏、宏池会入会へ
12/20(月) 15:58配信

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産経新聞
岸田文雄首相は20日、石原宏高衆院議員と官邸で面会した。石原氏は面会後、記者団に対し、首相が会長を務める自民党岸田派(宏池会)に入会することを明らかにした。

石原氏は「(10月の)衆院選の最終日に(首相に)応援に来てもらい当選することができた。首相が外相時代、私も外務政務官で仕え、首相と兄(の石原伸晃氏)との関係もあるので、宏池会にお世話になることになった」と入会理由を説明した。

石原氏は、森山派(旧石原派、近未来政治研究会)を11月に退会していた。

7768チバQ:2021/12/21(火) 20:30:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7c74933593595755110cdb0c013589c83a8d6d6
笑顔のシバきあい…岸田首相は「脱アベ政治」で自民党内に流れる不穏な空気
12/21(火) 6:02配信

デイリー新潮
岸田文雄首相、安倍晋三元首相

 内閣支持率が上向く岸田文雄首相が「脱アベ政治」に舵を切り始めている。自民党総裁選で存在感を発揮した安倍晋三元首相は最大派閥のトップとして影響力を誇示するが、岸田首相は安倍政権時代の「看板」をことごとく修正し、一定の距離を置くスタイルに変化させているのだ。政権発足直後は「3Aの操り人形」とも揶揄された岸田首相が汚名返上へ脱皮しようともがいているように映る。


 9月の総裁選で麻生太郎前財務相、甘利明元経済再生相、安倍元首相の「3A」が岸田氏勝利に貢献したことは知られている。その論功行賞で岸田氏は麻生氏を党副総裁に、甘利氏は幹事長に起用したものの、残る安倍氏だけは無役のまま据え置いた。

 その裏側を岸田派議員の一人は「安倍氏は総裁選で高市早苗政調会長を全面支援した。下手をすれば高市氏に敗北していたわけですから、敵陣の大将をそこまで大切にする必要はないでしょう」と解説する。岸田氏は党役員人事や閣僚人事でも、安倍氏が期待した「萩生田光一官房長官、高市幹事長」案を無視。萩生田氏は経済産業相、高市氏は党三役の政調会長に就くことができたものの、安倍氏が率いる「清和政策研究会」(安倍派)からのポストは減ることになった。

 今後の政権運営や来年夏の参院選を見据え、自民党内には首相と安倍氏の間のすきま風を不安視する向きは少なくない。だが、安倍氏からの「禅譲」を期待したものの裏切られた岸田首相の苦い思い出はそう簡単には消えないようだ。11月に安倍政権の看板政策を進めた部署を相次いで廃止したかと思えば、最近は「脱アベ」宣言とも受け取れる言動をこれでもかとばかりに繰り返しているのである。

桜を見る会、アベノマスクを“批判”
「大いに反省すべき点があるし、二度と起こしてはならない」。岸田首相は12月14日の衆院予算委員会で、安倍政権で問題視された政府主催の「桜を見る会」について、「少なくとも、私の内閣において開催することは考えておりません」と断言した。その理由として挙げたのは、招待基準の曖昧さや招待者数が膨れ上がっていたことなどで、いずれも安倍政権時代に国民からの厳しい批判を招いた点だった。

 首相の修正は、安倍氏肝いりの「アベノマスク」にも及ぶ。今年3月末時点で約8200万枚(115億円相当)が未配布のまま倉庫に眠る「アベノマスク」は、安倍政権が新型コロナウイルス対策の一環として国民配布用に調達した布マスクだ。大量の在庫の保管費用が6億円以上に上っていることも問題になっている。岸田首相はこの「失政」を当てこするように、「検証すべき、または反省すべき点があったということは、しっかり受け止めなければならない」と強調する。

 嫌がらせを嫌がらせで返すような両者の関係は本当に大丈夫なのか。自民党担当の全国紙政治部記者が語る。

「そもそもリベラル系の岸田氏と保守系の安倍氏は合わないんですよ。首相退任後、野にいる安倍氏は保守系議員をまとめて対中外交などで『史上最強の評論家』ぶりを発揮していますが、そういうのも岸田首相はうるさく感じているとは思いますよ」

 香港や新疆ウイグル自治区の人権問題などをめぐり、来年2月の北京五輪に政府高官らを派遣しない「外交的ボイコット」。米国や英国などでボイコットの動きが広がる中、岸田政権は「適切な時期にオリンピック、パラリンピックの趣旨、精神、外交上の観点といった諸般の事情を総合的に勘案した上で、国益に照らして自ら判断する」(首相)との立場を崩していない。

7769チバQ:2021/12/21(火) 20:30:51
中国、財政でも…
 真っ向から対立するのは安倍元首相で、12月13日のBS日テレの番組では「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ」と指摘。その上で「時を稼いでどういう利益があるのか。日本は結局、物事を決められないのではないかと思われてはならない」と語り、判断に時間をかけている政権に圧をかけていると受け止められている。

 安倍氏ら保守系議員は、林芳正外相の早期訪中にも「誤ったメッセージになる」と再考するよう求めている。これに対して、福田達夫党総務会長は「国益を守るためにも、関係づくりをしなければならない相手に外相の職務を果たすのは当たり前だ」と反発。岸田氏と総裁選で争った河野太郎党広報本部長も「威勢のいいことを言っておけば良いとの無責任な声が増えているのは、大いに懸念しなければならない」と対中強硬派を強く牽制し、首相陣営と元首相陣営の溝は広がる。

 財政政策をめぐっても両者のスタンスは遠く、首相は党総裁直轄機関として財政規律を重んじる「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)をスタート。一方の安倍氏は積極財政派が顔を並べる「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司参院議員)の最高顧問に就いた。検討本部を自らの下に発足させた高市氏は「財政健全化を強く主張される方々が総裁の周りを固めており、政調会長への風圧は今かなり強い」とこぼすほどである。

 岸田首相の政権運営について、安倍氏は12月1日の日経新聞のインタビューで「政権が代わればそれまでの政権と違うものを期待される。その要請にこたえるのもトップリーダーの役割だ」と理解を示している。だが、宏池会を担当した全国紙政治記者は自民党内の雰囲気が不穏なものになりつつあると証言する。

「表向きは安倍氏も長期政権になってほしいとかにこやかに言っていますが、自分を否定されるような動きに腹の中は面白くないと思いますよ。岸田首相からすれば、憲法改正も、北方領土問題も、北朝鮮による日本人拉致問題も、あれだけ安倍氏は長期政権を担ったのに何一つ解決しなかったではないかとの思いを抱いているのではないでしょうか。積み残された宿題を着実にやっていこうというのに、自分のことを棚に上げて『辞めた後に、評論家みたいに騒がないでくれよ』という感じだと思います」

 宮澤喜一元首相以来30年ぶりに宏池会から誕生した国家の最高権力者と、最大派閥の「数」を背景に政権を操縦したい元首相。権力闘争が日常茶飯事の永田町とはいえ、そのパワーゲームは近年にない壮絶なものとなっている。

小倉健一(おぐら・けんいち)
イトモス研究所所長。1979年生まれ。京都大学経済学部卒。国会議員秘書からプレジデント社入社。プレジデント編集長を経て2021年7月に独立。

デイリー新潮編集部

7770チバQ:2021/12/21(火) 20:31:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b3a68eee9b168dbdd4bd29fd9867bae7d88ba55
「決める男」にひょう変[岸田流政治]<1>
12/20(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 「1年たって駄目なら、その時はすぱっと交代させますから」

 首相の岸田文雄(64)は11月上旬、自民党副総裁の麻生太郎(81)に携帯電話でこう伝え、幹事長に就任した外相の茂木敏充(66)の後任に林芳正(60)を充てる人事にこだわりを見せた。

 当時、林の外相起用には、岸田の後見役である麻生と安倍晋三(67)の両元首相が難色を示していた。林が日中友好議員連盟会長を務めていたことから、「国際社会に間違ったメッセージを与えかねない」との懸念があったためだ。安倍と林は地元山口で父親の代からのライバル関係でもある。

 岸田は、宏池会の先輩で麻生の岳父である元首相・鈴木善幸の例を挙げ、麻生の説得に努めた。鈴木は1981年、派閥から外相に起用した伊東正義を「日米同盟関係」を巡る立場の違いから10か月で交代させた。

 麻生は岸田の粘り腰に、「決断できない男が決められるようになった」と周囲に感慨深げに漏らした。

 首相就任から2か月が過ぎた岸田は、人事などの重大局面で自らの意思を押し通す場面が目立つ。

 衆院選の小選挙区で敗れ、幹事長を辞任した甘利明(72)の後任には茂木の抜てきを実現した。切れ者だけに摩擦を生むこともある茂木について心配する声が上がったが、「他にできる人材はいない」と退けた。

 憲法改正を巡っては、11月19日、憲法改正推進本部を「実現本部」に改組し、その10日前に推進本部長に再任したばかりの衛藤征士郎(80)を事実上、更迭した。岸田は、衛藤が改正に向け、超党派議員連盟の結成に独断で動き、公明党などから反発が起きていたことに「何を勝手なことをやっているんだ」と不快感をあらわにしていた。

 「慎重居士」と評されてきた岸田。ひょう変を最初に見せたのは、先の衆院選を巡る決断だった。

7771チバQ:2021/12/21(火) 20:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/67cb7abb8a952a7a6745c01a9cb0f866f7956231
アベノマスク、年度内めどに廃棄へ 岸田首相「財政効率化の観点」
12/21(火) 20:12配信

朝日新聞デジタル
臨時国会が閉会し、会見する岸田文雄首相=2021年12月21日午後7時38分、首相官邸、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は21日夜、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルス対策として政府が調達した「アベノマスク」を含む布マスクが大量に保管されている問題について、「ご希望の方に配布し、有効活用を図った上で年度内を目途に廃棄を行うよう指示をした」と述べた。

 首相は「政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、その後、マスクの製造流通が回復し、今ではマスクの不足に対する心配は完全に払拭(ふっしょく)されるなど、所期の目的は達成された」と説明。その上で「財政資金効率化の観点から」として、希望者に配布した上で廃棄をするように指示したという。

 布マスクは昨年4月、店頭などでのマスク不足を受け、当時の安倍晋三首相が全世帯に配布すると表明。介護施設向けなどと合わせて計約2億9千万枚を調達したが、厚生労働省によると10月末時点で8130万枚が在庫として保管されている。会計検査院の調査で、保管費などが昨年度末時点で約6億円に上っていた。

朝日新聞社

7772チバQ:2021/12/21(火) 20:36:05
https://www.asahi.com/articles/ASPDP3C5RPDNUTFL00L.html
「こども家庭庁」23年度創設、閣議決定 調整難航分野は文科省に
久永隆一2021年12月21日 10時20分
 政府は21日、「こども家庭庁」の2023年度創設を含む子ども政策の基本方針を閣議決定した。幼稚園分野やいじめ問題は、引き続き文部科学省が担当し、こども家庭庁が連携して対応する。年明けの通常国会に関連法案を提出する。

 こども家庭庁は首相の直属機関で、内閣府の外局にする。専任大臣を置き、他省庁の大臣に改善を促す「勧告権」を持つ。厚生労働省や内閣府が担当する保育所、児童手当、児童虐待防止対策といった福祉中心の分野が移される。一方、幼稚園や義務教育といった分野は調整が難航したため、文科省に残される。

 幼稚園の教育や、保育所の保育の内容について基準を定めた要領や指針は、こども家庭庁と文科省が共同でつくる。どの施設でも共通の教育・保育が受けられることをめざす。いじめ問題に関しては、重大事案について両省庁が情報を共有し、一体的な対策を取る。

 新省庁の構想は、縦割りの弊害をなくし、政策に一元的に取り組む「こども庁」として菅前政権時代に浮上。その後、岸田政権となり、政府と与党が協議して「こども家庭庁」に名称が変更された。(久永隆一)

7773名無しさん:2021/12/21(火) 22:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211220-567-OYT1T50243.html不満あらわの高市氏「本当に悔しい」…中国非難決議見送り、茂木幹事長「タイミング良くない」
2021/12/21 07:03読売新聞

不満あらわの高市氏「本当に悔しい」…中国非難決議見送り、茂木幹事長「タイミング良くない」

自民党本部 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党が中国政府による人権侵害を非難する決議の今国会での採択を見送ったことに対し、党内の保守派議員から不満が続出している。

 安倍元首相は20日発売の月刊誌「Hanada」で、採択について「このままにしておいてはならないので、自民党でも意思を明確にしていく必要がある」との考えを示した。

 採択見送りの理由について茂木幹事長は、北京冬季五輪・パラリンピックに政府関係者を派遣するかどうかの政府判断に影響を与えかねないことを指摘し、「タイミングが良くない」と説明した。だが、茂木氏に採択を申し入れて受け入れられなかった高市政調会長は「本当に悔しい」と不満をあらわにしている。

 梶山弘志幹事長代行は20日の記者会見で、「適切な方法とタイミングで、機会を見てしっかりと(決議採択を)やっていく」と述べ、党内の理解を求めた。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_AZB7WG2LTJN5DA5OZBVJZCEYYU.html対中決議、再び見送り 自民、公明に熱意なく
2021/12/20 20:58産経新聞

対中決議、再び見送り 自民、公明に熱意なく

茂木敏充幹事長(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

中国政府による新疆(しんきょう))ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議は、今国会でも採択が見送られることが20日、確実になった。先の通常国会と同様、自民、公明両党が党内手続きを進めなかったためだ。超党派を含む複数の議連が決議を求めて活動したが、自民、公明には、党として今国会での採択に対する熱意はなかった。

「タイミングの問題だ」

自民の茂木敏充幹事長は17日、決議を求めて党本部を訪れた古屋圭司政調会長代行らに対し、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」をめぐる政府の対応表明を決議に先行させるべきだとの考えを示した。古屋氏らは「決議と外交的ボイコットは全く違う問題」と食い下がったが、茂木氏は首を縦に振らなかった。

ただ、茂木氏も当初は今国会での決議採択に否定的ではなかったという。古屋氏は今月初旬、複数の議連で作成した決議原案を茂木氏に示し、公明と調整を進めることに了解を得た。岸田文雄首相(党総裁)も14日に古屋氏らに、今国会での決議採択について「いいのでは」と容認する考えを示していたという。

対中批判に慎重な公明も10月の衆院選で初めて中国の人権状況への懸念を公約に盛り込み、姿勢に変化の兆しがあった。立憲民主党や国民民主党、日本維新の会などは今国会での決議を求めており、採択に向けた環境は整いつつあった。

古屋氏は公明の歩み寄りに期待し、14日、公明幹部に対応を求めた。これに対し、公明幹部は決議案の名称から「非難」を省き、中国当局による人権侵害を非難し即時停止を求めた部分を人権状況の説明責任を求める内容に変更するよう要請した。公明幹部はその場で、事前に用意していた修文案を示したという。

対中非難の意味合いを薄め、決議を骨抜きにする修正だが、古屋氏は「政治は少しでも前に進めることが大事」として受け入れた。

だが、与党関係者によると、この修正後の決議案は古屋氏らが茂木氏と面会した17日までに公明の石井啓一幹事長まで報告が上がっていなかったという。

「公明執行部はどんな決議でもやる気はなかったのだろう。古屋氏側が到底受け入れられないような修正を求めたが予想外に丸のみされ、公然と反対する理由がなくなった。公明の窮状を茂木氏が忖度(そんたく)(そんたく)して、泥をかぶったのではないか」

決議を目指した保守系ベテランはこう語った上で、再度の決議見送りについて「海外からの批判は確実だろう」と話した。(奥原慎平)

7774チバQ:2021/12/22(水) 09:36:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/044bcf383ca7767ccf469c96305092f1ad396966
岸田首相が安倍派パーティーで「安倍総理」と精一杯持ち上げた事情
12/22(水) 7:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄・首相の思惑とは…(時事通信フォト)

 政界には前首相でも元首相であっても、面と向かっては「総理」と呼ぶ不文律があるが、現職総理が元首相を「安倍総理」と呼ぶのは異例だ。

【写真】目の前には透明なコロナ感染対策のプレート、両手を広げ話をする安倍晋三氏

 そんな珍事が起きたのは2021年12月6日に開かれた安倍派の政治資金パーティーだった。来賓として挨拶に立った岸田文雄・首相が挨拶の中でこう語ったのだ。

「先日私は英国のグラスゴーで行なわれた気候変動に関する国際会議に出席をさせていただきました。その際に多くの首脳が、安倍総理は元気にしてるかと、皆さん口々に声をかけてくださったわけです。

 そしてある首脳はですね、『シンゾーは自分の国の国政選挙で6連勝してる。選挙の秘訣を知っている。自分はその秘訣を教えてもらったんだ』という話をしていました。私はまだその秘訣を聞いてはいないんですが(会場笑)、ぜひ安倍総理には、この参議院選挙に向けても貴重なご指導をいただきたい」

 この日のパーティーは安倍氏が自民党最大派閥「清和政策研究会」(旧細田派)の会長に就任したお披露目を兼ねていた。岸田氏も挨拶の冒頭では「安倍会長」と呼んでいたが、そのくだりから「安倍総理」と呼び名が変わり、若い政治部記者たちも驚いた様子だった。

 岸田氏は安倍長期政権下で5年近く外相を務め、安倍氏を「総理」と呼んで仕えてきた。そうした長年の呼び方が思わず口を突いて出たのか、それともあえて“総理”と持ち上げたい別の思惑があったのだろうか。政治評論家・有馬晴海氏はこう読む。

「自民党には現職総理は原則として派閥のパーティーには出席しないという慣例がある。それでも岸田氏があえて出席したのは、総裁選で応援してもらった御礼でしょう。現職総理が『安倍総理』と呼んだのは違和感があるが、敬意を表したのではないか。

 岸田氏と安倍氏の間は最近あまりしっくりいっていないと見られている。岸田首相は安倍氏に近い甘利明・前幹事長が失脚すると後任に茂木敏充氏を起用し、外相に安倍氏のライバルの林芳正氏を据えるなど、ちょっとずつ安倍離れを進め、岸田色に変えつつある。

 しかし、安倍氏は最大派閥の領袖で、タカ派の強固な支持基盤もついているから、逆襲を食らうとろくなことがない。だからこそ、本人の前では『安倍総理』と精一杯持ち上げてみせた。夫が浮気をしているときに限って、奥さんに高いお土産を買って帰って機嫌を取ろうとするのと同じ心理じゃないか」

 だが、夫婦関係では、夫が珍しくお土産を買ってきたことで、逆に浮気がバレることはよくある。

 自分を「総理」と呼んだ岸田首相のお追従に、安倍氏が「こいつ怪しい」と感じないとも限らない。

※週刊ポスト2022年1月1・7日号

7775チバQ:2021/12/22(水) 14:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/01a175338ec89467511d558b8877cc817a0b8f05
自民・河村氏、副総裁特別補佐に
12/22(水) 11:03配信
時事通信
河村建夫元衆院議員

 自民党は、河村建夫元衆院議員を副総裁特別補佐に起用する方針を固めた。

 党関係者が22日、明らかにした。河村氏は麻生太郎副総裁と近く、麻生政権の官房長官を務めた。

7776チバQ:2021/12/23(木) 19:44:31
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-808782.html
岸田総理の側近・木原誠二官房副長官の“隠し子”疑惑 直撃に「ちゃんと育てる」
2021/12/23 05:56デイリー新潮

岸田総理の側近・木原誠二官房副長官の“隠し子”疑惑 直撃に「ちゃんと育てる」

木原誠二氏

(デイリー新潮)

 その日、彼はなぜ七五三の記念写真に納まったのか。そもそも、この母娘とはどんな関係なのか。岸田文雄総理の最側近として頭角を現す「官房副長官」。彼に浮上した「愛人」、そして、「隠し子」疑惑を追うと、若き剛腕政治家の知られざる一面が露わになって――。

 ***

 晴天に恵まれた12月4日土曜の午後3時頃――。

 神奈川県横浜市内の神社には、“七五三詣で”に訪れた3人連れの姿があった。

 可愛らしい晴れ着に身を包んだ少女を伴って境内を歩む男女。女性は白い上品な着物をまとい、男性は濃紺のスーツに深紅のネクタイ姿である。浅黒く焼けた肌に頑健な体格の男性が時折、少女に優しげなまなざしを向ける。まさに頼りがいのある“父親”といった風情だ。

 神社の記念館での祈祷を終えると、帯同したカメラマンに促されて三人はマスクを外し、体を寄せ合いながら記念写真に納まった。その様子を遠目に見ていた参拝客からは、こんな声が漏れる。

「誰だっけ、あの赤いネクタイの人……。どこかで見覚えがあるんだけど」

 それは勘違いではなかろう。10月上旬に岸田政権が発足して以降、赤いネクタイを締めたこの男性は、メディアでひと際クローズアップされてきたからだ。

 木原誠二氏、51歳。

 少女の笑顔を引き出そうと、カメラマンがこう語りかけたときのこと。

「パパのこと好きかな?」

「うーんと、パパ、だいっきらい!」

 少女の口から飛び出した無邪気なひと言に、男女は苦笑いを浮かべる。それでも険悪な雰囲気に陥らないのは、“家族”関係が良好である何よりの証拠だと思えるのだが……。この不可思議なひとコマの謎を解きほぐす前に、まずは木原氏の人となりを紹介したい。

官邸ナンバー3の実力者
 岸田総理が領袖(りょうしゅう)を務める宏池会に所属し、現在は官邸ナンバー3の官房副長官の要職にある。永田町を取材すると、彼に対する評価の高さがよく分かる。曰く、岸田総理を操る官邸の軍師、宏池会が誇る次世代の総理候補。なかには「もはや“木原内閣”」なんてやや大仰な声も。

 その華々しい経歴も彼の存在感を際立たせる。

 名門・武蔵中学、高校を経て東大法学部へと進み、卒業後は大蔵省(当時)に入省。言わずと知れた出世コースである主計局にも身を置いたが、小泉政権下の2005年に行われた郵政選挙で政界に転じた。

 民主党が大勝した09年に落選するも、東京20区で勝利を重ね、先の総選挙では5選目を飾っている。政治家としてこれ以上のキャリアはなかなか望めまい。

 政治部デスクによれば、

「岸田総理が決選投票で河野太郎さんを下した先の総裁選はもちろん、菅前総理に敗れた昨年の総裁選でも木原さんが政策の取りまとめを任されている。“成長と分配”の好循環を生み出す“新しい資本主義”というスローガンも木原さんが中心になって練り上げたもの。岸田総理の総裁選公約は木原さんが“主筆”と言っても過言ではありません」

 官房副長官に就任すると、大蔵省OBの官僚ネットワークを駆使しながら岸田総理を支え、官邸の“スポークスマン”として記者会見はもちろん、テレビ番組への出演も相次いでいる。

「岸田総理は開成高校の後輩に当たる嶋田隆・元経産次官を総理秘書官に登用しましたが、政策面で頼りにしているのは、むしろ木原さん。さらに、人事に関する相談役も担っている。岸田総理があまりに彼を重用するので、宏池会内からも怨嗟の声が上がるほど。ある宏池会関係者が木原さんに、政策についてはもっと派閥内で揉むべきではないかと伝えたところ、“会長(岸田総理)から派閥のメンバーに謝れと言うんですか”と言下に否定されてしまったそうです」(同)

7777チバQ:2021/12/23(木) 19:44:49
降ってわいた「愛人」「隠し子」疑惑
 目下、飛ぶ鳥を落とす勢いの木原氏。だが、そんな彼を巡って、官房副長官就任前後からさまざまな怪情報が飛び交っていたのも事実だ。そのなかに、ある女性に関する噂があった。

 木原氏を知る関係者が打ち明けるには、

「木原さんは既婚者でお子さんもいます。しかし、彼には長年にわたって“愛人”と噂されてきた女性がいるんです。政策通で知られる木原さんは、その一方で夜遊びでも名を馳せる、バリバリ働いて豪快に遊ぶタイプ。愛人とされる女性はかつて銀座の有名クラブで働いていた元ホステスで、奥さんと結婚する前からの付き合い。現在、彼女はシングルマザーなのですが、そのお嬢さんが木原さんの“隠し子”じゃないかと囁かれています」

 政権の舵取りを任される木原氏に降って湧いた「愛人」と「隠し子」疑惑。

 本誌(「週刊新潮」)は他にも複数の情報を得て彼の動向を追った。その結果、冒頭の“七五三”を目撃することとなったのである。

 ここでタネを明かしてしまうと、着物姿の女性は木原氏の妻ではなく、先の関係者が言及した40代のシングルマザー・上橋涼子さん(仮名)。彼を“パパ”と呼ぶ少女は、その娘の環奈ちゃん(仮名)だった。

 ちなみに、木原氏は「オミクロン株」の水際対策や、18歳以下の子どもを対象とした10万円の給付といった難題への対応に奔走しており、12月6日には臨時国会の召集を控えていた。そんな激務の合間を縫って、彼はこの母子との時間を楽しんでいたことになる。

ホテルにチェックイン
 改めて、冒頭の場面に話を戻そう。

 撮影を終えた三人は上橋さんが所有するアウディで神社を後にする。ハンドルを握るのは木原氏だ。車は横浜のみなとみらいへと向かい、複合商業施設内の写真スタジオへ。環奈ちゃんが私服に着替える間に、木原氏がレジで会計を済ませる。そして、一行はマクドナルドでテイクアウトをして駐車場に停めた車に戻った。

 運転席でハンバーガーやポテトを頬張る木原氏。環奈ちゃんから飲みかけのジュースを渡されると、当然のようにストローに口をつけた。まもなく、木原氏が運転する車は横浜を離れ、東京・竹芝のホテル、インターコンチネンタル 東京ベイに到着。フロントでチェックインの手続きをしたのも、やはり木原氏だった。

 そして三人はエレベーターで、宿泊者しか立ち入れない19階のエグゼクティブフロアに向かう。午後8時過ぎ、ロビーへ戻ったときには、木原氏はラフなインナーにジャケット姿、上橋さんも着物から洋服に着替えていた。その後、ホテル内の鉄板焼きレストランで七五三祝いの夕食をとると、再び19階へ。エレベーターホールに向かう途中、木原氏の右手は環奈ちゃんの左手を握りしめていた。

 三人の様子は誰が見ても実の親子そのもの。仕事を理由に子どもの行事をサボる父親が珍しくないことを考えれば、木原氏の“家族サービス”“イクメン”ぶりには頭が下がるばかりだ。それを二つの家庭で実践しているとなれば尚更である。

「プライベートなことなので」
 そこで本誌記者は、上橋さん母子との関係について確認するため、木原氏を都内の自宅前で直撃した。

 記者が冒頭の七五三の写真を示しながら、「こちらは上橋涼子さんですよね?」と話しかけると、木原氏は表情を変えることなく「はい」と頷いた。

 記者が質問を続ける。 

――こちらは環奈ちゃん?

「はい」

――七五三の場面だと思うのですが。

「はいはい。で、すいません。これはプライベートなことなので。どなたにもご迷惑はおかけしていなくて。こちらの家族も……」

――木原さんのご家族もご存知なんですか?

「はい、もちろんです。で、私、ちゃんと育てるということでやっております。何の法律も犯しておりませんので……」

――奥様と同時期に上橋さんとも交際されていた?

「いえ、そんなことはないはずです。それは聞いて頂ければ分かります。また、あの、事務所でお答えいたします」

 木原氏はそう言い残してハイヤーに乗り込んだ。

 つまり、木原氏は上橋さん母子について、自身の家族も公認の関係であると語り、その上で環奈ちゃんを「ちゃんと育てる」と明言したわけである。

 続いて本誌は、上橋さんにも取材を試みた。

 すると、彼女は意外な言葉を口にしたのだ。

7778チバQ:2021/12/23(木) 19:45:21
単なる友達と言うが……
「違いますよ、木原さんとの子どもじゃないです。うちの子には父親がいないので、七五三のお祝いをするに当たって木原さんに来てほしいってお願いしました。木原さんにはよく頼みごとをするんですよ。政治家さんはコネクションがあって、割り込めるじゃないですか。七五三のときも明治神宮の予約をお願いしたんですけど、結局は取れなくて。ただ、横浜の神社は大丈夫みたいと伝えたら、予定が空いてるから付き合おうか、と。娘がパパと呼んでいた? 普段はジジイって呼んでますけどね」

 それでは、木原氏とはどんな関係なのか。

「うーん、友だちかな。銀座で働いていたのでお客様の人脈があって。私がひとりで子育てしているのを可哀想に思ってくれるオジサマたちがいるんですね。木原さんもそのひとりというか。でも、木原さんから金銭は一切もらっていません。私も仕事をしているし、足りないときは別の方にお願いしています。私が勝手に好意を持っていたことはありましたが、いまの奥様と結婚する予定だと言われて諦めました。奥様も、私のところに来ていることは知ってるはずです。よくは思ってないでしょうけど」

 単なる“友だちのオジサマ”を娘の七五三に呼び出し、記念写真まで撮影するというのはさすがに無理があるまいか。しかも、相手は現政権を支える超多忙な官房副長官である。さらに、赤の他人の母子とホテルにチェックインしたとなれば、当然ながら“別の問題”が生じてしまう。「チェックインはしていません。ご飯をご馳走になっただけです」と言い張る上橋さんに、本誌がエグゼクティブフロアに向かう三人の姿を確認したと告げたところ、

「いえ、行ってないです。うふふ(笑)」

 と答えるのみだった。

 その後、本誌が改めて送付した質問状に対し、木原氏の代理人弁護士から回答書が届いた。書面には、上橋さんの発言と歩調を合わせるかのように、新たな主張が記されていた。

〈懐かれておりました〉
 書面では、〈木原議員と上橋さんとは、木原議員が結婚する以前からの旧知の間柄〉としつつ、〈木原議員と環奈ちゃんとの間には親子関係はありません〉とつづられる。他方、木原氏は〈環奈ちゃんに父親あるいはお爺ちゃんのように懐かれておりました〉とも。

 続けて、〈10月末、上橋さんから木原議員に対し〉、ある病と診断されたとの話があり、「今年中に、環奈に七五三をやってやりたい」と言われたことで、〈上橋さん所有のアウディに同乗して同行し、七五三を祝った次第です〉。

 実は、上橋さんは先ほどの取材で、治療のための病院も木原氏に紹介してもらったと説明している。

 10月末は、総選挙の終盤戦に当たる時期だ。そんなタイミングで、彼女のために仲介の労を執ったのだから、どれほど親身になっていたかが分かる。

 また、木原氏側はホテルを訪れたことは認めたものの、〈上橋さんと環奈ちゃんの二人は、深夜アウディで帰宅し〉たとする。本誌は、三人で宿泊したのではないかと質したのだが、あくまでも宿泊は認めず、その代わり母娘が〈翌朝、忘れ物を取りにホテルに一旦戻られました〉と仰るのである。

 本誌は木原氏の妻にも電話で、愛人とされる上橋さんと、娘のことを尋ねた。

「あぁ、はい。その方のことは知ってますよ。ただ、(木原氏と)その方とのお子さんじゃないと思いますけど、ね……」

 その直後、妻のそばにいたのであろう、電話口の声が木原氏に代わった。

「ちゃんと育てる」の真意は
 彼が改めて答えるには、

「彼女とは交際したこともなくて、本当に友人なんです。才能豊かな方で、それで非常に親しくなったといいますか、同じ仲間内グループの友人としてお付き合いをしてきました。それは下世話な意味での男女の関係とは違うんです」

7779チバQ:2021/12/23(木) 19:45:40

 とはいえ、環奈ちゃんにはパパと呼ばれていたが、

「ふざけてパパと呼ぶときもありますよ。でも、ジイジとかクソジジイと言われることもありますから」

 すると、環奈ちゃんを“ちゃんと育てる”とはどういう意味だったのか。

「あの子にはお父さんがいないので、仲間のみんなが不憫に思っていろいろと世話を焼いてきました。私が“育てる”と言ったのも、彼女に万一のことがあったら仲間内で子どもの面倒を見るという意味なんです。また、彼女に頼まれて明治神宮に電話して七五三の予約を試みたのは事実ですが、結果的に予約は取れませんでした。病院については確かに紹介しました。私のコネクションで、いい先生を紹介できたので。ただ、順番を割り込ませることなどはできません」

 赤の他人にそこまで尽くす姿勢は驚嘆に値するが、

「友だちに頼まれたらやるでしょう? うまく伝わらないかもしれませんが、大学の友人から“息子の結婚式であの会場を取りたいんだけど”と相談されたら、分かった、少し聞いてみるよ、と。それが政治家の仕事ですし、人間として必要なことだと思っています」

「週刊新潮」2021年12月23日号 掲載

7780チバQ:2021/12/23(木) 20:27:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211222k0000m010414000c.html
安倍・麻生・茂木3氏が会談 自民3大派閥会長、都内料理店で
2021/12/22 22:33毎日新聞

安倍・麻生・茂木3氏が会談 自民3大派閥会長、都内料理店で

自民党の安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁との会食を終えて麻生氏を見送る茂木敏充幹事長(右奥)=東京都台東区で2021年12月22日、堀和彦撮影

(毎日新聞)

 自民党の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長は22日、東京都内の日本料理店で会談した。3氏は党内3大派閥の会長を務めており、3派が結束して岸田文雄首相を支えていくことなどを確認したとみられる。【堀和彦】

7781チバQ:2021/12/24(金) 14:05:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d917b08926f39b0e038a8ae0adaae704a0d8010
自民、主流・非主流くっきり 各派領袖ら2グループで会合
12/24(金) 7:07配信

時事通信
安倍晋三元首相との面会後、記者団の質問に答える岸田文雄首相(右端)=23日午後、首相官邸

 自民党の派閥領袖(りょうしゅう)らが年の瀬の夜、二つのグループに分かれてほぼ同時刻に会合を開き、主流派と非主流派の構図を鮮明にした。


 安倍、麻生、茂木の3派会長は政権内で影響力を強めたいとの思惑がある。これに対し、岸田文雄首相と一定の距離を置く二階、森山両派の幹部と菅義偉前首相は今後も連携していく方針を確認した。「ポスト岸田」も念頭に双方が駆け引きを展開する可能性がある。

 安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長は22日夜、東京・雷門の鳥料理店で会食した。この店は茂木氏ご用達で、安倍氏を首相在任中にほぼ毎年招いていた。茂木派関係者は「3派が岸田首相をしっかり支える」と強調した。

 安倍派は党内最大の95人を擁し、麻生、茂木両派は各53人の第2派閥。3派の所属国会議員は計201人で、岸田派を加えると党内の約3分の2に達する。

 首相は23日、3会長への配慮を示した。公務の合間を縫ってまず党本部に向かい、麻生、茂木両氏と参院選をめぐり協議。さらに安倍氏を衆院議員会館の事務所に訪ねた。安倍氏とは、前夜の3派会合や北京冬季五輪への対応が話題となった。首相は安倍氏との面会について、記者団に「年末のごあいさつだ。難しい話はない。心配しなくても大丈夫だ」と語った。

 首相は岸田派例会にも顔を出し、結束を呼び掛けた。例会では石原宏高衆院議員の入会が決まり、同派は43人となった。

 一方、22日夜は「3派会合」と同じ時間帯、東京・赤坂のふぐ料理店に菅氏、森山派会長の森山裕前国対委員長、二階派幹部の林幹雄、武田良太両衆院議員と、石破茂元幹事長の5人が集まった。出席者の一人はこの枠組みの会合を「定期的に開く」と明らかにした。

 二階派は岸田政権で党4役ポストを得られず「冷遇」された状態。森山派はわずか7人で、石破氏は派閥を解消したばかりだ。菅氏を中心とした無派閥議員らによるグループ結成が取り沙汰される中、「『反岸田』の新勢力ができるのでは」(安倍派関係者)と予想する向きもある。

7782チバQ:2021/12/24(金) 14:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/848ea8ddb0be8209342b7cabd9dd957809922978
自民党内バトル 麻生副総裁が仕掛ける「高市早苗氏封じ込め戦略」
12/24(金) 11:15配信

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NEWSポストセブン
未だ健在の麻生太郎・副総理(共同通信社)

 12月21日、臨時国会が閉会した。政府は24日に2022年の予算案の閣議決定を経てこの一年を締めくくる。通常この時期は、各省が財務省に内示された原案に対して、要求が通らなかった項目の復活を求める復活折衝が山場となる。しかし今回は波乱要因がなく、内閣支持率も上昇傾向にあり、岸田内閣は滑り出し上々の恰好だ。

【写真】思い通りにいかない高市早苗・政調会長。笑顔で麻生太郎・副総理に耳打ちをする岸田文雄・首相も

 そんな岸田政権のなかでもとりわけ調子が良いのが麻生太郎・副総裁である。麻生番記者が語る。

「政権が代わり財務大臣を離れたことで、少しは暇になるのかなと考えていましたが、復活折衝を前に官僚や族議員の来客は後を絶ちません。大臣時代より忙しいんじゃないでしょうか」

 麻生氏の現在の肩書は、名誉職的な位置づけの自民党副総裁に過ぎない。しかし、安倍・菅両内閣で約9年間に渡り財務大臣としてアベノミクスをはじめとする経済財政政策の舵取りを担っただけにその影響力は健在で、岸田文雄・首相の後見役として党内外に睨みを利かせる存在である。

 臨時国会を前にした11月22日、麻生氏は茂木敏充・幹事長を伴い、岸田首相、松野博一・官房長官と4人で会食した。「政府と自民党の間で適切に意思疎通を図りたい」(松野官房長官)とする首相官邸の求めに応じたものだ。茂木氏と同じ党三役である高市早苗・政調会長と福田達夫・総務会長が呼ばれなかったことから、岸田政権運営における茂木氏とその後ろ盾とも言える麻生氏の存在をより際立たせる会食となった。それに対し抵抗勢力とも言える存在が、高市氏である。前出・麻生番記者が語る。

「政府と党との調整、党務の要は茂木さんですが、安倍さん(晋三・元首相)を後ろ盾にする高市さんは、総裁選の決選投票に勝ち進みポスト岸田は自分だ、との思いが強い。そのため茂木さんの意向を無視して独断で物事を進めるきらいがあります」

 象徴的なのが、自民党政務調査会の中に置かれた「財政政策検討本部」の発足(11月29日)だ。同本部には積極財政派が多く顔を並べ、高市氏は安倍氏を最高顧問に迎えた。財務省がこだわる財政健全化に向けたプライマリーバランスの黒字化目標の棚上げを狙ったものであるが、これは茂木幹事長の顔に泥を塗るものであり、しかも現在財務大臣を務める鈴木俊一氏は、麻生氏の義弟である。麻生氏からすれば、庭先を高市氏に荒らされたことになる。

 それに対し、麻生氏はさっそく動いた。12月7日、自らが主導して党総裁直属の「財政健全化推進本部」を立ち上げ最高顧問に収まった。さらに会長には、茂木氏が旧竹下派「平成研究会」の会長に着任する前の会長だった額賀福志郎・元財務相を招いた。政調より格上の総裁直属組織を被せ、高市氏動きを封じたわけだ。

 今臨時国会で高市氏は、岸田首相の意向に反し、中国政府の人権抑圧に抗議する国会決議案の提出に強い意欲を示していた。しかし結果は断念にすることになり、高市氏は17日の記者会見で「茂木氏の署名がないと国会に出せない。大変悔しい」と、怒りの矛先を茂木幹事長に向けた。さらに年明け2月開催には北京五輪が控えており、安倍・高市両氏を中心とする党内の対中強硬派は「外交的ボイコット」はもとより、批判決議案の提出を岸田首相と茂木氏に迫ると見られ、なお火種はくすぶっている。

もっとも、岸田、麻生両派に茂木派を加えた主流3派は150人に迫る。高市氏が頼みとする「清和会」(安倍派)の人数は95人だが、派内に岸田支持派を抱えており、けっして一枚岩ではない。岸田首相、茂木氏、そしてその後ろ盾となっている麻生氏への権力集中は、政治力学的にもはっきり見て取れよう。

 たとえ傀儡政権と呼ばれようとも、麻生氏が握る手綱を離さなければ、少なくとも来夏の参院選まで岸田政権は安泰である。

◆ジャーナリスト・藤本順一の政治コラム「永田町ワイドショー」

7783チバQ:2021/12/26(日) 13:46:03
https://news.goo.ne.jp/article/47news_reporters/politics/47news_reporters-20211224180733.html
「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…
2021/12/26 10:0047リポーターズ

「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…

「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…

(47リポーターズ)

 「財政資金効率化の観点から、布製マスクの政府の在庫について、ご希望の方に配布し、有効活用を図った上で、年度内をめどに廃棄するよう指示をいたしました」。岸田文雄首相は21日、臨時国会後の記者会見で、新型コロナウイルス対策として安倍晋三元首相が配布した「アベノマスク」の在庫約8200万枚について、保管を続ければ税金の無駄遣いになるとして、来春までに全て処分する考えを明らかにした。

 会見を聞いて、少なからぬ人が驚きを感じたのではないか。首相が「脱安倍」を進めようとする姿勢を随所に見せたからだ。森友学園を巡る財務省決裁文書改ざんに関しては「私自身も真摯に向き合い、説明責任を果たすべく努力しなければならない」と改めて指摘し、安倍氏を当てこすった。耳目を引いたのは、衆院定数「10増10減」への見解だ。今回の区割り変更に対しては、安倍氏の地元・山口県で選挙区が1減になるなど、全国で影響が出るとして自民党内で異論が噴出している。しかし、首相は「審議会の勧告に基づく区割り改定法案を粛々と国会に提出するというのが現行法に基づく対応だ」と突き放したのだ。(共同通信=内田恭司)

 ▽安倍氏の「負の遺産」を有効利用

 なぜ岸田首相は、ここまで「脱安倍」を鮮明にしているのか。

 9月の自民党総裁選で首相は、決選投票で安倍氏が首相支持に回ったこともあって勝利したのは間違いない。だが、昨年9月の総裁選では、首相は安倍氏の支援を期待していたにもかかわらず、安倍氏が菅義偉前首相を推したことではしごを外され、惨敗を喫した。今年の総裁選でも、安倍氏は高市早苗政調会長を担いで「敵対」した。

 首相にしてみれば、そもそも配慮する義理などないのだ。だが、首相は安倍氏を不快にさせる必要もないのに、「安倍離れ」を見せつけるような言動を続けている。先の臨時国会で「桜を見る会」の在り方に「大いに反省すべき点があった」とし、自分の内閣では「開催しない」と言い切ったばかりでもある。

 首相の心情と狙いについて、岸田派のベテラン議員は「内閣支持率が上がるからと、ドライにやっている」と解説する。「世論調査を基にしている。森友でも桜でも、ほとんどが安倍氏に批判的だ。首相はその反対をやっているだけ」なのだという。

 来夏の参院選を見据え、世論の声をよく聞いた上で「脱安倍」を実践しているというわけだ。政権浮揚と求心力アップのために「安倍氏の『負の遺産』を有効利用している」とも言える。首相は「意外と政局巧者」という評の通りだ。

7784チバQ:2021/12/26(日) 13:46:23
 ▽安保、改憲、皇位継承では配慮

 とはいえ首相は安倍氏と対立しているわけではない。安全保障分野では安倍氏の路線を継承し、日米同盟強化を最重要視。2021年度補正予算で防衛費を7700億円も計上し、年度予算の総額で国内総生産(GDP)比1%を超えた。安倍氏が進めようとした「敵基地攻撃能力」の保持については、来年度から具体的議論に入る。

 安倍氏の宿願である憲法改正についても、党の憲法改正推進本部を「実現本部」に改組して本気度を見せつけた。皇位継承問題では、政府の議論は女性・女系天皇には踏み込まずに「旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する」方向で進んでいきそうだ。

 安保、改憲、皇位継承の3分野では安倍氏に配慮し、その意向に沿っているとも言える。だが、この点についても視点を変えると、違う岸田像が見えてくる。永田町では「自身のレガシーにしようとしている」と見る向きがもっぱらなのだ。

 改憲は国の形を変え、皇室典範改正は天皇制の形を変えることになる。いずれも岸田政権で実現すれば、歴史に名を残すのは間違いない。

 安保でも、単に安倍氏追随ではない姿が浮かんでくる。日米関係では安倍氏の影響力が今でも強い。首相としては、バイデン大統領と強固な信頼関係を築き、日米関係も自身で主導していきたいと考えるだろう。そのためには、米国が求める防衛力増強と抑止力向上を進めることが、在日米国大使館を振り向かせる一番の方策になる。

 安倍氏が「台湾有事」を声高に叫び、中国が日本の保守層への警戒を強めるほど、首相にとっては有利な展開になるとも言える。「だからこそ対話が必要だ」と訴えやすくなるからだ。北京五輪開会式への自身の参加はないと明言したが、福田康夫元首相や二階俊博元幹事長が、事実上の特使として訪中することはあり得る。

 首相は、「親中派」とみなされて動きにくい林芳正外相に代わり、岸田派の長老格である金子原二郎農相に11月下旬、中国の孔鉉佑駐日大使と会談させた。元長崎県知事として独自のパイプを持ち、08年には当時の習近平国家副主席と会談している。

 さらに、二階派中堅議員によると、金子氏に続いて「福田、二階両氏もそろって孔氏と会談した」という。

 習国家主席は「新時代にふさわしい中日関係を構築する」との方針を示している。首相は、この方針の下で日本を「新中華秩序」に組み込もうとする中国と対峙すべく、バイデン氏と早急に対中戦略をすり合わせ、信頼関係を醸成したい考えだ。

 そうすれば外交・安保の分野でも安倍氏の出番はなくなってくる。

 ▽岸田首相の真価問われる2022年

 だが、岸田首相は狙い通りに「脱安倍」を図ることができるのか。今は先手のコロナ対策が評価されて高い内閣支持率を維持しているが、18歳以下への10万円給付では方針が二転三転し、国会で野党から追及を受けた。

 首相は得意の「聞く力」で「柔軟に対応した結果」とするが、この先も同じことが繰り返されるようだと、首相への信頼は低下し、政権基盤が揺らがないとも限らない。

 安倍氏も巻き返す。「ポスト岸田」を茂木敏充幹事長と見定め、「岸田・茂木ライン」にくさびを打とうとしているようだ。22日夜には東京都内の日本料理店で麻生太郎副総裁、茂木氏と会談し、3人の結束を確認した。いまや首相の相談相手になり、安倍氏とのすきま風も指摘される麻生氏への「注文」の意味合いもあっただろう。

 同じ日に別の日本料理店では、菅氏と石破茂元幹事長、二階氏側近の林幹雄前幹事長代理、武田良太前総務相、森山裕総務会長代行が会談し、やはり結束を確認した。5人がこのまま非主流派に甘んじ続けるわけはない。

 首相は来年1月からの通常国会を無事に乗り切り、夏の参院選で勝利することができるのか。首相の力量と真価がまさに問われる2022年となる。

7785チバQ:2021/12/26(日) 14:48:07
https://www.sankei.com/article/20211202-DY4G5JJ5X5JQJLPJGIMXE5ATS4/
派閥化なら勢力減も…谷垣グループ、ジレンマに苦悩
2021/12/2 22:31
原川 貴郎
自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)に派閥化の動きが改めて浮上している。結束を強める狙いがあるが、反対するメンバーの退会が相次ぐ可能性があり、幹部は対応を決めかねている。

有隣会は平成24年、谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会し、立ち上げた政策グループ。「徳不孤 必有隣(徳は孤ならず 必ず隣有り)」との論語の一節から名付けた。

他の派閥との掛け持ちを認め、現在は共同で代表世話人を務める中谷元・首相補佐官と遠藤利明選対委員長を中心に運営している。谷垣氏が29年に政界引退後、結束力の強化が課題となっており、派閥化が何度も検討されてきた。

有隣会は先の自民党総裁選で、当初グループとして岸田文雄首相を支持する方針を示したが、最終的には自主投票となった。この際、「結束を強めるべきだ」として派閥化案が再浮上したという。

先の衆院選後、自民党に入党した柿沢未途衆院議員らが加わり、メンバーは30人近くに増えた。ただ、他派や菅義偉前首相に近い無派閥議員グループ「ガネーシャの会」などとの重複参加が10人以上いる。


ある掛け持ちの参加者は11月末、有隣会の幹部に「(派閥化したら)辞めます」と明言した。「もともと派閥にしないのが谷垣さんの考えだ」と反対するメンバーもいる。結束強化のために派閥化すれば勢力衰退を招くジレンマに、グループ幹部は苦悩を深めている。(原川貴郎)

7786チバQ:2021/12/26(日) 21:46:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_3NC4B5T73VMNRJBPRZYFB5MCQQ.html変容した自民派閥 「領袖を首相に」は1派のみ
2021/12/26 17:21産経新聞

10月末の衆院選後、自民党6派閥のうち3派閥が代替わりした。最大派閥の旧細田派はすでに首相を経験した安倍晋三氏が会長に就いて安倍派(94人)になり、会長が天下取りを目指す派閥は茂木敏充幹事長が就任した茂木派(53人)だけだ。昔のように領袖(りょうしゅう)を総理・総裁に担ぎ上げるため他派閥と競った派閥の役割は薄れ、勉強会・親睦会の性格が強まっている。

「一致団結してしっかりと岸田文雄政権を支えていく」。12月6日、東京都内のホテル。安倍派発足のお披露目となる同派パーティーで、安倍氏はこう強調した。派内には衆目一致する総裁候補がいない。安倍氏自身の再登板については、月刊誌「Hanada」で「全く考えていない」と語っている。

第6派閥の旧石原派(7人)も16日、パーティーを開いて森山裕前国対委員長が率いる森山派に移行した。森山氏は記者団に「政策集団だから別に総理・総裁を目指すということではない」と明言した。

かつての派閥は、会長が配下の議員に資金とポストを配分する代わりに、議員は会長に忠誠を誓い、宰相に押し上げようと政局を戦った。昭和47年まで長期政権を敷いた佐藤栄作元首相の後継をめぐっては、主要派閥の領袖である「三角大福」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫)が激突した。だが、今の会長で総裁候補と目されるのは茂木氏一人である。

派閥の影響力低下は平成8年の選挙制度改革に始まる。中選挙区時代は同一選挙区に各派閥が候補者を擁立し、多額の資金を投入して競った。だが、当選者1人の小選挙区制に移り、候補者選定や資金は党執行部が握る。会長の役目は選挙の応援演説や、閣僚の一部と副大臣・政務官などの人事が主だ。各派の定例会合は、国会・選挙などの情報交換の場になった。

この結果、派閥の統制は弱まった。党内で無派閥議員は2割を占める。昨年には菅義偉前首相が事実上初めての無派閥の総理・総裁となった。菅氏の後継を決める今年9月の総裁選で一致結束して行動できたのは領袖を担いだ岸田派だけだった。(田中一世)

7787チバQ:2021/12/27(月) 11:44:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3922a19240bdfc92231c8529432c7c75252da807
岸田首相「負の遺産」清算急ぐ マスク・森友・桜、安倍氏は不満? 
12/27(月) 7:07配信

時事通信
倉庫に保管されている大量の布マスク=22日、東京近郊

 岸田文雄首相が安倍晋三元首相の時代からの「負の遺産」の清算を急いでいる。

 21日には大量の在庫が問題視されていた「アベノマスク」を含む布製マスクの廃棄を表明。来年の通常国会に向け、野党の追及材料を事前に取り除く狙いがあるとみられる。ただ、最大派閥を率いる安倍氏を刺激しかねずリスクもはらむ。

【写真】政府配布の布マスク「アベノマスク」を投函する郵便局員(2020年5月)

 「布製マスクは希望の方に配布した上で、年度内をめどに廃棄を行うよう指示した」。首相は21日の記者会見の冒頭、アベノマスク一掃の方針を明らかにした。

 新型コロナウイルス禍でマスクが品薄となった昨春以降、安倍政権は全国民に配布するなどとして布製マスク約2億9000万枚を購入。しかし、供給不足が解消し、倉庫に眠る在庫は3月末時点で8272万枚に上った。保管料は2020年度だけで約6億円に達した。

 野党は先の臨時国会で「世紀の愚策のツケ」「在庫を抱え続けるつもりか」と批判し、通常国会でも追及する構えだった。政府関係者によると、発展途上国の援助物資などに活用できないか各省庁が知恵を絞る中、「早く捨てよう」と廃棄を主導したのは首相だった。

 首相は森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題でもかじを切った。自殺した財務省近畿財務局職員の遺族が真相解明を目指して起こした訴訟をめぐり、国の損害賠償責任を認めて訴訟を終える方針を14日に同省から伝えられると、「それでやってくれ」と了承した。これを受け、同省は翌15日、遺族の賠償請求を「認諾」。訴訟は終結したが、真相究明の機会は失われた。

 安倍氏が後援会関係者を多数招待し「行政私物化」と批判された「桜を見る会」も同様。首相は14日の衆院予算委員会で野党の追及に「大いに反省すべき点がある。私の内閣で開催することは考えていない」と早々に火消しを図った。

 自民党内には、「負の遺産」清算へ動く首相を「安倍氏は快く思っているはずがない」とみる向きもある。関係者によると、首相が布製マスク廃棄を事前に電話で報告した際、安倍氏は「ああ、そう」と言葉少なに答えたという。

 首相は23日、地元・広島特産のカキの薫製オイル漬けを土産に携え、衆院議員会館の事務所に安倍氏を訪問。官邸に戻った際、「年末のあいさつだ」と記者団に説明しつつ、「難しい話はない。心配しなくても大丈夫だ」と意味ありげに語った。

7788チバQ:2021/12/27(月) 21:10:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_MZV3SCR6ZJKHLFTKB7R77K3M7E.html
首相、安倍時代の課題〝決着〟 距離感 政権左右も
2021/12/26 19:12産経新聞

岸田文雄首相が安倍晋三政権時代に批判を浴びた課題の「処理」を進めている。新型コロナウイルス対策として全国民に配布した布製マスクや「桜を見る会」などで、自民党内には、最大派閥を率いる領袖(りょうしゅう)として影響力を持つ安倍氏との距離感を懸念する向きもあるが、首相は外交などで安倍氏の意見を重視する姿勢も見せている。両氏の関係は今後の政権運営を左右する可能性もある。

首相は12月に入ってから、安倍政権時代から積み残されていた案件を矢継ぎ早に処理した。

21日の記者会見では、安倍政権が昨年、全国民や介護施設向けに調達した布製マスクの保管分を希望者に配った上で、余った分は今年度内に廃棄する方針を打ち出した。首相は、当時はマスクの配布で供給不安が解消されたと説明し「所期の目的は達成された」と強調した。布製マスクは「アベノマスク」とも揶揄(やゆ)され、昨年8月から今年3月までの保管料は6億円にも上り、「税金の無駄遣い」との指摘が出ていた。

これに先立つ14日の衆院予算委員会では、歴代首相が主催してきた「桜を見る会」の招待者をめぐり、安倍政権で批判が相次いだことを踏まえ、自身が在任中は開催しないと明言した。

さらに15日には、学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題でも国が損害賠償請求を受け入れる決断を下した。首相は翌16日の参院予算委で「できるだけ丁寧に対応しなければならない。真摯(しんし)に説明責任を果たしていかなければいけない」と説明した。

一連の対応に関し、政府関係者は「どの問題がいつの政権のものといった意識は首相にはない」と話すが、党内には、派閥領袖となり、存在感を高める安倍氏との関係を危惧する声もある。

一方、来年2月の北京冬季五輪をめぐっては、首相は政府関係者の派遣を見送ると表明した前日の23日に国会内の安倍氏の事務所を訪問。五輪への対応などについて意見交換した。首相は外交などに関しては安倍氏の意見を受け入れているとみられる。

「首相は今は静かにしているが、だんだんと『我(が)』が出てくるだろう。安倍氏ともバチバチやることになるかもしれない」

麻生派幹部は今後、岸田政権が安定軌道に乗ってきた場合、政権運営をめぐり首相と安倍氏の対立に発展する可能性を予言した。(千田恒弥)

7789とはずがたり:2021/12/27(月) 22:34:24
自民・橋本岳氏と自見英子氏が結婚へ 29日に婚姻届提出
https://mainichi.jp/articles/20211224/k00/00m/010/235000c
毎日新聞 2021/12/24 18:00(最終更新 12/24 22:12) 321文字
橋本岳氏(左)と自見英子氏拡大
橋本岳氏(左)と自見英子氏
 自民党の橋本岳(がく)元副厚生労働相(47)と自見英子(はなこ)元厚労政務官(45)が近く結婚することがわかった。

 複数の関係者によると、橋本、自見両氏は26日、岡山県倉敷市で開かれる橋本氏の後援会の会合で支持者らに結婚を報告する。29日に婚姻届を出すという。日本医師会の横倉義武前会長が仲人を務める。


 橋本氏は衆院岡山4区選出で当選5回。父は橋本龍太郎元首相。自見氏は参院比例代表選出で当選1回。父は自見庄三郎元郵政相。橋本、自見両氏は2020年2月、横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの集団感染が発生した際、副厚労相と厚労政務官として現地で対応に当たった。同年7月に週刊誌で交際が報じられた。

7790チバQ:2021/12/28(火) 13:27:49
https://mainichi.jp/articles/20211221/k00/00m/010/247000c?inb=ys
こども家庭庁、縦割りは変わらない? 勧告権や予算…乏しい実力

毎日新聞 2021/12/21 20:15(最終更新 12/21 20:15) 有料記事 2514文字

 政府は21日、子ども政策を一元的に担う「こども家庭庁」の基本方針を閣議決定した。来年の通常国会に設置法案を提出し、2023年度のできるだけ早い時期に内閣府の外局として発足させたい考えだ。ただ、学校教育や幼稚園の所管は文部科学省に残ったままだ。縦割り行政や財源確保の不安は解消されるのか。【小鍜冶孝志】

「伝家の宝刀」見栄えだけか
 こども家庭庁の創設は、「縦割り行政の打破」を掲げた菅義偉前首相の看板政策の一つだった。前首相は今年4月、「こども庁」(当時)の創設準備を自民党に指示。当初は衆院選の公約との位置づけで、年内の具体化を目指し、今夏から実質的な議論をスタートさせた。しかし、前首相の突然の辞任でいったん失速。岸田文雄首相が政策を引き継いだものの、「縦割り行政」の壁に阻まれ、基本方針の閣議決定は年末ギリギリまでもつれこんだ。

 基本方針では、「子どもの育ちは家庭を基盤としている」との自民党内の意見を踏まえ、直前に名称を「こども家庭庁」に変更した。内閣府の外局として設置し、専任閣僚と長官を配置する。厚生労働省が所管する児童虐待防止や保育所の施設運営、障害児支援分野のほか、内閣府が担う子どもの貧困政策などを移管する。

 しかし、文科省の所管業務は原則、移管せずに残す形になった。…

7791チバQ:2021/12/28(火) 14:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9526fb853e452f2ee8a16a90fb26978fec6bfb0a
岸田内閣、新たな首相補佐官と内閣官房参与を発表 元官僚を起用
12/28(火) 13:59配信
朝日新聞デジタル
閣議に臨む岸田文雄首相=2021年12月28日午前10時3分、首相官邸、上田幸一撮影

 政府は28日、元国土交通事務次官の森昌文氏(62)を首相補佐官に起用する人事を閣議決定した。国土強靱(きょうじん)化や科学技術イノベーション政策などを担当する。岸田内閣の首相補佐官は計5人となる。

 また岸田文雄首相は同日、社会保障と人口問題担当の内閣官房参与に元内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官の山崎史郎氏(67)を起用する人事を決め、発表した。発令はいずれも来年1月1日付。

 首相補佐官は、首相の指示を受けて重要な政策について首相を補佐する実務担当者で特別職の公務員。定員は5人。内閣官房参与は非常勤の国家公務員で定員はなく、山崎氏は8人目。

朝日新聞社

7792チバQ:2021/12/28(火) 21:27:59
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211227-567-OYT1T50181.html
濃厚接触者の受験「認めず」3日間で撤回、官邸また調整不足…「配慮足りなった」
2021/12/27 23:32読売新聞

濃厚接触者の受験「認めず」3日間で撤回、官邸また調整不足…「配慮足りなった」

岸田首相(左)と末松文科相(27日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 文部科学省は27日、大学入試を巡り、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の濃厚接触者は無症状でも受験を認めないとする指針を3日間で撤回した。岸田内閣の新型コロナ対応では、国際便の新規予約停止要請の撤回に続く軌道修正となった。

 岸田首相は27日、「私から別室受験を含め、できる限り受験機会を確保する方策を検討するよう、昨日、文科相に指示した」と東京都内で記者団に述べ、自らの主導で方針転換に踏み切ったことを強調した。

 政府関係者によると、首相が文科省の指針について報告を受けたのは26日だった。首相は受験生らに不安が広がっているとして、文科省の対応を問題視する報道に危機感を強め、末松文科相に新たな対策を求めた。

 文科省は指針の通知前の段階では、無症状の濃厚接触者について、PCRなどの検査結果が陰性であることなどを条件に、別室で受験を認める対応をとっていた。オミクロン株の濃厚接触者の受験を認めないとする指針をまとめ、各都道府県などに24日に通知したのは、濃厚接触者について、宿泊施設での14日間待機を徹底するよう求める厚生労働省の要請に沿うべきだと判断したためだ。

 首相や松野官房長官には文科省から事前に相談はなく、首相周辺は「受験という人生がかかった一大事に対し、文科省の配慮が足りなかった」と唇をかむ。

 自民党内からは、「首相官邸の調整不足が再び露呈した」(幹部)との批判が出ている。水際対策を巡っても、国土交通省が11月29日、航空会社に日本着の国際便の新規予約停止を要請したものの、「帰国できなくなる」と不安を募らす駐在員らの声が報じられ、やはり3日間で要請を撤回したことがあるためだ。

 自民党の閣僚経験者は「首相は『聞く力』をまた発揮したつもりかもしれないが、政府方針がすぐにひっくり返る事態がこれ以上続けば、内閣全体の信用が損なわれる」と苦言を呈した。

 都内の私立大学を目指す男子浪人生(19)は「別の日の受験となると他の大学や学部の受験予定に影響する。別室でも予定通り受けられる方がありがたい」と話した。

7793チバQ:2021/12/30(木) 22:48:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/31786943dc6a9c128709a1e8e3674601cca9aa7c
宏池会系派閥、緩やかに連携 岸田政権支え、安倍派刺激を回避
12/30(木) 7:21配信

時事通信
 岸田政権の誕生を受け、来年は岸田文雄首相が会長を務める岸田派をはじめ、故池田勇人元首相が創設した「宏池会」の流れをくむ派閥・グループの動向に注目が集まりそうだ。

 これらの再結集は「大宏池会」構想と呼ばれるが、現状は政権基盤の安定に向けて緩やかに連携していく考えが主流となっている。

 「私が初当選したのは前回の宏池会政権、宮沢政権が終わった年だ。衆院議員になって28年間かけて総理・総裁派閥に戻ることができた」。首相は23日、今年最後の岸田派会合でこう述べ、「宏池会」への強いこだわりを見せた。

 現在の麻生派(志公会、53人)、岸田派(宏池会、43人)、谷垣グループ(有隣会、約25人)の三つは、池田氏創設の宏池会に源流を持つ。別の道を歩んでいるが、ベテラン議員は「ケミストリー(相性)は合う」と強調する。

 2020年の自民党総裁選で敗れた後、首相は一時、「大宏池会」を模索した。機運は高まらず実現はしなかったが、今年の総裁選の岸田選対では麻生派の甘利明前幹事長が顧問、谷垣グループの遠藤利明選対委員長が本部長を務めるなど、宏池会系の連携が岸田総裁誕生に一役買う形となった。

 ただ、岸田派議員は「派閥の規模はこれぐらいがちょうどいい」と指摘する。理由は、同派ナンバー2の座長を務め、首相候補として期待の声がある林芳正外相の存在だ。この議員は「大きくなれば、派中派として林派ができる」と懸念する。

 麻生派でも河野太郎広報本部長が総裁選出馬を引き続き目指している。同派関係者は「無理に合流させれば河野氏が若手を連れて飛び出す恐れがある」と語る。谷垣グループの遠藤氏も「大宏池会」について「考えていない」と明言している。

 首相サイドにとって、安倍晋三元首相が率いる党内最大派閥、安倍派(94人)の動向も気がかりだ。大宏池会が実現すれば100人超となり、安倍派を抜いて第1派閥になる可能性がある。「安倍派に対抗するなら『大宏池会』しかない」との声もあるが、政権基盤の安定のためには安倍派を刺激するのは得策でないとの判断もある。首相は23日、衆院議員会館の事務所に手土産持参で安倍氏を訪ねるなど配慮を見せている。

 「平時はそれぞれ活動して『いざ鎌倉』がいい。定期的に会合を持とう」。首相に近い谷垣グループのある議員は大宏池会への回帰を訴える岸田派の議員に対してこう諭し、自重するよう促した。

7794チバQ:2021/12/30(木) 22:49:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/b66196d18000a0de74ac0a5eab07dd0a2018d57b
特定幹部が権限握り続けぬよう…総裁以外の自民役員「1期1年、連続3期まで」明記へ
12/30(木) 9:03配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、党改革の一環として党役員の任期制限を党則に明記する方針を固めた。総裁以外の役員の任期について「1期1年、連続3期まで」とする規定を盛り込む方向で、来年3月の党大会で党則改正を正式決定したい考えだ。

(写真:読売新聞)

 複数の党幹部が明らかにした。現在の党則では、党総裁の任期は「連続3期9年まで」となっている。その他の役員の任期は1年だが、再任を制限する規定はない。

 制限の対象となる役員も具体的に指定する方向で調整が進んでいる。幹事長や政調会長ら党四役だけでなく、任命に党総務会での決定が必要となる他の役職を盛り込む案も浮上している。

 党役員の任期制限は、岸田首相(党総裁)が9月の党総裁選で掲げた肝いりの改革だ。特定の幹部が権限を握り続けることを防ぎ、党運営をより開かれたものに刷新する狙いがある。11月から、党改革実行本部(本部長・茂木幹事長)で詳細を検討している。

 実行本部は、党運営や政策に多様な意見を反映するため、女性や若手の積極的な登用も検討している。例えば、党の女性局長や青年局長の任期について、幹事長などとは逆に「原則2年」と長めに設定する案が出ている。一定期間、継続して務めさせることで、地方組織の女性局、青年局との連携を深める狙いがあるとみられる。

 このほか、党運営や国会対応に関する意思決定機関である総務会のメンバーに、女性局長と青年局長を加えることも検討されている。これまでもオブザーバー参加は可能だったが、議決に参加する資格はなかった。

 党運営の透明化に向けて策定を進めている党の「ガバナンスコード」(統治指針)に関しては、有識者を交えた作業部会を年明けに設置し、党大会までに方向性を示したい考えだ。来年1月上旬からは、党員らから党改革に向けた意見を聞くため、インターネットを通じて対話集会などを開催する予定だ。

7795チバQ:2021/12/30(木) 22:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bcd1f1c73061bbd6256936ad3edc4ae0966d054
岸田首相と「ナンバー2」の気になる関係
12/30(木) 10:02配信

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毎日新聞
岸田文雄首相=首相官邸で2021年12月22日、竹内幹撮影

 岸田文雄氏が首相に就任して、はや2カ月が過ぎた。昨年(2020年)9月、菅義偉前首相に自民党総裁選で敗れた頃は「岸田は終わりだ」とささやかれたものだが、1年あまりで、本命視された河野太郎氏を撃破し、自民党総裁・首相の座に就いた。

 自民党名門派閥「宏池会」の首相としては、宮沢喜一氏以来30年ぶりとなるだけに、宏池会再興にボルテージも上がる。1カ月もたたぬうちに総裁選と衆院選を制した岸田氏は今後、政権基盤をどう固めようとするのか注目される。

 ◇岸田政権の行方を左右する林芳正外相

 衆院選でよもやの小選挙区敗北を喫した甘利明幹事長が辞任し、茂木敏充外相が甘利氏の後任の幹事長の座に就き、玉突きで茂木氏の後任外相には林芳正元防衛相が就任した。林氏は先の衆院選で、参院議員を辞職して、山口3区から出馬、同選挙区の河村建夫元官房長官を引退に追いやって初当選したばかりである。

 林氏の外相就任にあたっては安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁(元首相)が反対する声を上げていた。林氏は長年、日中友好議員連盟会長を務める名だたる知中派であり、中国との微妙な関係の中での登用への異論だった。

 しかし、岸田氏は林氏の起用にこだわった。岸田氏の心中をよく知る政界関係者は「林さんが外相になって、首相の寝首をかくという見方もあるが、それは違う。重要ポストに就けて責任を持たせた方がいい、という考え方だ」と語った。

 宏池会政権で首相、外相ともに宏池会だった例は3例ある。元祖・池田勇人内閣の小坂善太郎、大平正芳外相、鈴木善幸内閣の伊東正義外相である。この中で特筆したいのは池田―大平関係、鈴木―伊東関係の2例だ。

 大平氏は池田氏が蔵相時代の秘書官出身であり、池田氏の腹心中の腹心と言われた。1960(昭和35)年7月、第1次池田内閣が発足すると、池田氏は大平氏を内閣官房長官に起用。大平氏は池田政治のスローガンである「寛容と忍耐」の演出を主導するなど、内閣の大番頭として力を振るった。

 その池田―大平関係が変質を見せるのは62(同37)年7月に大平氏が外相に就任してからである(この時、大平氏の盟友・田中角栄氏が44歳で蔵相に就任)。この時期は日韓国交正常化に先立つ日韓請求権交渉の最中で、池田氏と大平氏は交渉をめぐり対立するようになる。読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏は自らの回顧録「渡辺恒雄回顧録」(中央公論新社刊)に大平氏の声を記している。

7796チバQ:2021/12/30(木) 22:51:09
 その池田―大平関係が変質を見せるのは62(同37)年7月に大平氏が外相に就任してからである(この時、大平氏の盟友・田中角栄氏が44歳で蔵相に就任)。この時期は日韓国交正常化に先立つ日韓請求権交渉の最中で、池田氏と大平氏は交渉をめぐり対立するようになる。読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏は自らの回顧録「渡辺恒雄回顧録」(中央公論新社刊)に大平氏の声を記している。

 「池田は私が官房長官のときまでは、非常に信用して何でも相談してくれたんです。しかしいまは私に嫉妬している。私が外務大臣になったから、次の総理候補として私に人気が移る。池田はそれを感じて非常に私を警戒しているんです。あなたがたは池田・大平は一心同体と思われているでしょうが、まったく違う。私が言うのも変ですが、政治家の心理とは恐ろしいものですよ」。

 池田氏が警戒した大平氏の台頭。それは宏池会の秩序を乱しかねないという危機感でもあったのではないか。池田氏の弟分で、大平氏の兄貴分にあたる前尾繁三郎氏(当時・自民党幹事長、後に法相、衆院議長を歴任)の立場が大平氏によって脅かされるという動物的本能でもあった。現に池田内閣が終焉(しゅうえん)を迎え、池田氏が病気で亡くなると、前尾、大平の関係は悪化し、宏池会は池田派を継いだ前尾派から大平派に衣替えすることになる。その結果、前尾の側近だった宮沢氏と大平氏の不仲もクローズアップされるのである。

 鈴木氏と伊東氏の場合。鈴木善幸氏は80(同55)年7月、その前月に急死した大平首相の後任として宏池会3人目の首相に就任した。大平内閣の官房長官、首相臨時代理から鈴木内閣の外相となったのが伊東正義氏だった。

 81(同56)年5月の日米首脳会談時の共同声明の解釈を巡り、首相の鈴木氏と外相の伊東氏が対立する。日米同盟は軍事同盟の性格もあるというのが伊東氏の立場だったが、軍事同盟ではないという鈴木氏と全く食い違いをみせたのである。この混乱で伊東氏は辞任する。背景には大平氏直系の伊東氏と大平氏とは微妙な関係にあった鈴木氏、さらに大平氏と犬猿の仲で、鈴木氏を補佐していた官房長官の宮沢氏との「冷戦」も影響したとみられる。この一件で、鈴木氏は党内の反発を買い、岸信介元首相らが倒閣に動きだし、翌年鈴木氏は政権の座から降りたのである。

 岸田―林関係は現在のところ、良好であり、歩調も合っている。林氏の外相起用に積極的だったのはほかならぬ岸田首相だ。ただ今後の対中国外交の推移いかんでは、首相と外相との間に考えの食い違い、不協和音が出てこないとも限らない。宏池会ナンバー1とナンバー2の共存共栄がいつまではかられるのか、大きな注目点である。

 ◇池田勇人と岸田文雄

 12月14日の衆院予算委員会。岸田首相は、立憲民主党の逢坂誠二代表代行から「目標とする政治家」について聞かれ、宏池会の創設者である池田氏と答えた。岸田首相は「同じ広島県出身であり、地元、政治活動でさまざま参考にしている。一つの大きな目標として挙げている」と語った。

 岸田首相の宏池会に対する思いは深い。宏池会結成は57(同32)年6月だが、首相が生まれたのは同年7月29日である。自分は宏池会と同じ年月生きてきたという感慨があるようである。

7797チバQ:2021/12/30(木) 22:51:21
 それはさておき、岸田首相は池田首相から何を学ぼうとしているのか。それは人事ではないか。岸田首相は就任直後、周囲に「人事が最大の武器だ」と語ったこともある。なにしろ池田首相は人事が実に好きな政治家だった。

 池田内閣は60年7月19日にスタートし、64年11月9日、佐藤栄作内閣が発足するまで約4年4カ月続いた。この間に組閣、内閣改造は7回も行っている。このうち4回は61年7月、62年7月、63年7月、64年7月と毎年7月に内閣の人事を行っている。しかも毎年7月18日が人事の「定例日」だった。

 池田内閣は自民党官僚派の池田、岸、佐藤栄作3派の連合によってできた政権だった。党人派の大野伴睦、河野一郎(河野太郎自民党広報本部長の祖父)、石井光次郎、藤山愛一郎氏らとの闘いに勝ち、政権を手中にした経緯があった。

 しかし、池田氏は政権獲得の恩人たる岸、佐藤両氏(2人は兄弟)べったりではなく、政権が軌道に乗り出すと距離を置くようになる。そして政権スタートの翌年7月、党内実力者を内閣と党に配置する挙党態勢の「実力者内閣」を作った。

 河野一郎農相、佐藤栄作通産相、川島正次郎行政管理庁長官、三木武夫科学技術庁長官、藤山愛一郎経済企画庁長官、大野伴睦自民党副総裁といった顔ぶれ。60年総裁選後、池田体制に失望した河野一郎氏は一時離党、新党結成まで模索するが、61年改造以降は池田内閣を支える大黒柱として、農相、副総理格建設相、64年東京五輪担当相などを歴任していく。長年の盟友だった佐藤栄作氏とはぎくしゃくしても、政権基盤を安定させるのに、ライバルを味方に変えて取り込む池田氏の手法を岸田氏も意識しているようだ。

 岸田首相の最大の関門は来年(2022年)7月の参院選である。過去参院選は政局の温床となり、政権退陣の導火線にもなってきた歴史がある。岸田首相が参院選をクリアした暁にこそ、首相は本格的な挙党態勢の内閣を作ろうとするだろう。そのときの注目点は河野太郎氏や萩生田光一経産相、高市早苗党政調会長らの処遇だ。党内最大派閥「安倍派」の領袖である安倍晋三元首相、岸田首相の後見人でもある麻生太郎副総裁との折り合いをどうつけていくのか、というところだろう。【中川佳昭】

7798チバQ:2022/01/01(土) 16:35:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/caf82221eaec09336c0c5673108a1c0dffe94d5f
参院選、長期政権の試金石 岸田首相、コロナ対策で成果目指す 野党、主導権争い激化か
1/1(土) 13:34配信

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時事通信
講演する岸田文雄首相=12月23日、東京都内のホテル

 2022年の政局は、夏の参院選が最大のヤマ場となる。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、新型コロナウイルス対策などで成果を重ねて政治決戦を乗り切り、長期政権への足場固めを狙う。対する野党は、それぞれ立場の違いを抱え、主導権争いが激しくなりそうだ。

 ◇「黄金の3年」
 「『日々これ新たなり』の思いで一日一日真剣に取り組んできた。年が明けるとコロナ対応も新時代の開拓も重要な時期を迎える」。首相は12月28日、記者団にこう強調。参院選について「政治の安定を考えた場合に大切な選挙だ」と指摘し、「参院選に向けて国民の皆さんの理解が得られるよう努力を続けていきたい」と決意を語った。

 政権発足直後の21年10月の衆院解散・総選挙で、自民党は単独で絶対安定多数(261議席)を獲得した。参院選も勝利すれば首相の政権運営は安定軌道に乗り、24年9月の任期満了に伴う党総裁選の再選戦略に弾みがつく。再び解散する場合を除き25年まで大型国政選挙はなく、政局の主導権を確保する「黄金の3年」(党関係者)を手中にできる。

 こうしたシナリオを実現するため、首相は1月17日に召集予定の通常国会で、22年度予算案の年度内成立に全力を挙げるとともに、経済安全保障推進法案やこども家庭庁設置法案など目玉政策の実現を目指す。参院選を控えるため、政権幹部は「150日間の会期は延長はしない」と明言。与野党対決型の法案提出も控える方針だ。

 ◇コロナ・沖縄が関門
 ただ、新型コロナの変異株「オミクロン株」の市中感染が各地で相次ぎ、首相は警戒感を強めている。「第6波」が現実味を帯びれば、世論の批判が強まるのは必至。感染対策と両輪の経済再生にもブレーキがかかり、政権への逆風となる。

 国土交通省による基幹統計の書き換え問題は、第三者委員会の検証結果が1月中旬にまとまる見通し。野党は追及する構えで、通常国会の争点となりそうだ。

 沖縄県では、1月の名護市長選を手始めに、秋の知事選まで続く「選挙イヤー」が本格化する。一連の結果は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の行方に影響を与えるため、与野党とも国政選挙並みに力を注ぐ。

 参院選の前哨戦となる4月の参院石川選挙区補欠選挙も難関だ。これに先立つ3月の石川県知事選は保守分裂となる見通しで、補選にもしこりを残す可能性がある。

 一方、足元の自民党内にも火種がくすぶる。首相が会長を務める岸田派は、党内6派閥の中で第5派閥にとどまる。政権基盤の安定には、上位3派閥の領袖(りょうしゅう)である安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との連携がカギを握る。揺らぎが見える公明党との関係構築も課題だ。

7799チバQ:2022/01/01(土) 16:35:23
 ◇共闘で温度差
 野党第1党の立憲民主党は、参院選で「自民1強」の政治状況にくさびを打ち込み、低迷する党勢立て直しにつなげたい考え。焦点は共産党との「野党共闘」の在り方だ。

 両党は先の衆院選で、国民民主党などとも足並みをそろえて213選挙区の候補者を一本化したが、比例代表と合わせた全体では議席を減らした。新たに就任した立民の泉健太代表は、参院選の1人区で共産党との選挙協力を重視しつつも、衆院選で合意した「限定的な閣外協力」は見直す方針。「同じ政権を構成するというメッセージになった」と反省を口にするが、共産党は引き続き順守を求め、着地点は見通せない。

 一方、衆院選で躍進した日本維新の会は、「全国政党」への脱皮を目指し、参院選の複数区で積極擁立に意欲を示す。国民も立民などと距離を置く独自路線を志向している。

7800チバQ:2022/01/02(日) 19:38:17
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211230-567-OYT1T50177.html
自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも
2022/01/02 19:07読売新聞

自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党が、立憲民主党の最大の支持団体である連合との距離を縮める動きを活発化させている。労働組合の中央組織である連合が重視する雇用政策や賃上げなどに重点的に取り組む考えだ。来夏の参院選を見据えて、労組票を分散させる狙いもありそうだ。

 自民の茂木幹事長は8日、連合の芳野友子会長と党本部で面会し、「初の女性会長なので頑張ってほしい」とエールを送った。連合によると、自民幹部と連合会長の面会は、2代前の古賀伸明氏以来で「7〜8年ぶり」という。芳野氏はこの日、麻生副総裁とも個別に面会した。いずれの面会にも小渕優子組織運動本部長が同席した。

 15日には、塩谷立・党雇用問題調査会長が連合の清水秀行事務局長と会談した。塩谷氏は、岸田内閣が成長と分配を重視していることを強調し、連合の要望に寄り添う姿勢を強調した。

 連合との窓口役は、自民党組織運動本部内の労政局が務めているが、最近は党幹部による積極的な動きが目立つ。党ベテランは「連合を重視しているという考えの表れだろう」と解説する。

 10月に会長に就任した芳野氏は、立民と共産党との選挙協力を一貫して批判し、選挙区調整は立民と国民民主両党で行うよう求めている。共産との共闘により「連合票の行き場がなくなった」との見方も示しており、自民党幹部は「立民と共産の共闘が続く限り、労組票は分散され、結果的に国政選では自民に有利に働く」と分析する。

 9月には、選挙区に自動車工場などを抱える自民議員の有志が議員連盟「自動車立地議員の会」(代表世話人・片山さつき参院議員)を設立した。共産と距離がある民間企業系労組のうち、特に与党寄りとされる自動車関係の労組を引き込む思惑があるとみられる。

 先の衆院選では、トヨタ自動車グループの労組が加盟する「全トヨタ労働組合連合会」が、政策実現のために与党と連携する方針に転じ、野党系の組織内候補を擁立しなかった。

 立民側は「連合が完全に与党支持になることはあり得ない」(幹部)と静観する構えだが、自民党内には「労組票を少しでも多く切り崩すべきだ」との意見があり、今後も立民への揺さぶりを強めたい考えだ。

7801チバQ:2022/01/03(月) 23:47:00
1857: チバQ :2022/01/03(月) 23:46:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cae067bd7f926f29142970f7ec16381ce408191
日中、正常化50年の正念場 米と連携強化で対抗 22年外交展望
1/3(月) 13:35配信

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時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=2021年12月28日、首相官邸

 2022年の日本外交は、9月に国交正常化50年の節目を迎える中国とどのように向き合うかが最大の課題だ。

 岸田文雄首相は「安定的関係」の構築を掲げるものの、東・南シナ海での中国の軍事活動は活発化の一途。米国やオーストラリアなど同志国との連携強化で対抗する構えだが、日中関係の決定的な悪化は避けたい考えで、難しいかじ取りを迫られる。

 ◇祝賀ムード乏しく
 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入は常態化。昨年は中国軍とロシア軍の共同行動まで目立ち、台湾有事の可能性も取り沙汰される。保守系を中心に増す対中強硬論を政府は無視できない。

 「民主主義、法の支配、人権といった普遍的な価値に基づき、言うべきことはしっかり言う」。首相は昨年12月下旬の記者会見で、対中外交についてこう語った。

 懸案だった北京冬季五輪・パラリンピックの「外交ボイコット」をめぐり、首相は米英などと足並みをそろえ、政府代表団の派遣見送りを決めた。ただ、最大の貿易相手国である中国の存在は大きく、新疆ウイグル自治区や香港の人権問題を前面に出すことは控えた。両国関係をいかに制御していくか、腐心が続く。

 習近平国家主席の国賓来日は延期されたまま。米中対立の収束が見えない中、中国が日米間にくさびを打ち込もうと、国交50年を機として日本側に働き掛けを強める展開も想定される。

 日本側に祝賀ムードは乏しい。政府関係者は「記念式典を開くかどうか何も決まっていない」と明かす。

 ◇先送りの首相訪米
 首相はバイデン米大統領と早期に会談し、結束を内外にアピールしたい考え。だが、米側は中間選挙を秋に控え、内向きが目立つ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大も障害となり、日程が入らないという。

 「日米同盟と日本の防衛力の強化が両輪だ」。中国の覇権主義的な動きに防衛省幹部はこう語る。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を、オンライン形式で1月上旬をめどに先行開催する方向だ。

 首相は早期の豪州訪問も選択肢とする。日豪間では「準同盟」化が進む。次のステップとして、モリソン首相との会談に合わせる形で自衛隊と豪軍の相互訪問時の法的地位を定める「円滑化協定」の締結を予定する。

 日米豪にインドを加えた4カ国連携の枠組み(クアッド)の首脳会談を日本で開催することも模索している。

 ◇日韓も焦点
 「国交正常化以来最悪」と言われる日韓関係の行方も注目される。元徴用工や慰安婦をめぐる問題で平行線が続き、文在寅大統領の下での好転は期待できない。

 焦点は3月の大統領選の結果に移っており、日本側も注視する。ただ、「革新系が勝てば状況はより悪くなるが、保守系が勝っても簡単ではない」(外務省幹部)との見方がある。

 北朝鮮の核・ミサイル技術向上に日本政府は警戒感を強める。拉致問題は高齢の被害者家族が相次いで亡くなるなど切迫感が高まっており、金正恩総書記との直接対話を引き続き呼び掛ける。

 日ロ平和条約締結交渉は、ロシアが北方領土での免税特区創設を表明して韓国に参加を呼び掛けるなど強硬姿勢を示し、進展は困難な状況。打開を図るべく調整を続ける。

7802チバQ:2022/01/04(火) 18:27:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220103X566.html
軌道修正ちゅうちょなく=関門はコロナ対応―岸田政権発足3カ月
2022/01/03 14:36時事通信

 岸田文雄首相が就任して4日で3カ月。持ち味の「聞く力」で世論に敏感に反応し、政策面でちゅうちょなく軌道修正を重ねる姿勢が好感されてか、内閣支持率はスタート時から上昇、政権は安定しているようにも映る。ただ、首相がこうした状況を定着させられるかは、「第6波」到来も予想される新型コロナウイルス対応が関門となる。

 「そんな細かいことにまで官邸が口を出さなきゃいけないのか」。首相は昨年12月27日、周囲にこうこぼした。新型コロナの変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者となった受験生に正規の受験を認めない方針を文部科学省が打ち出したことに反発の声が上がり、すぐさま修正を指示するに至ったためだ。

 判断を誤れば政権の「失態」に発展した可能性のある案件は、文科省の問題以外にもあった。

 オミクロン株の水際対策では、国土交通省が航空各社に国際線の新規予約停止を要請。18歳以下への10万円相当給付では半分をクーポン支給としていた。首相はいずれも厳しい声がわき起こると最終的に方針を変更して乗り切った。

 オミクロン株の脅威が明らかになった際も即座に外国人の新規入国を停止。基本的に省庁や与党の考えを踏まえ政策判断する首相としては、進んで「介入」するのは好まない。ただ、問題が生じれば速やかに修正に乗り出すのも「岸田スタイル」と言える。

 念頭にあるのは安倍・菅政権の教訓だ。菅義偉首相(当時)は政策遂行に当たり、当初方針の維持にこだわり「後手」批判を受けた。専門家や世論の中止要請に耳を貸さず、結果的に肝煎りの観光支援策「Go To トラベル」停止が大幅に遅れた。

 岸田首相は「大切なことは国民の思いをしっかり受け止めることだ」と力説。自民党中堅議員は「安倍晋三元首相や菅氏の失敗を見ているからちゅうちょがない」と指摘する。

 報道各社の世論調査によると、昨年12月の岸田内閣支持率は10月の発足時から軒並み上昇。スタート時から右肩下がりの傾向を示す歴代内閣とは異なる動きで、首相周辺は「柔軟でてきぱきした意思決定が評価されている」と分析する。

 もっとも、支持率が高水準で推移する保証はない。最大の課題はコロナ対応だ。オミクロン株の市中感染は徐々に拡大。今後は病床確保、ワクチン接種など総合的な国内対策が求められる。一方、「Go To トラベル」をはじめ経済再生のアクセルを踏むタイミングの判断も難しい。

 安倍政権時代の官邸幹部は「危機管理は締めるのは簡単だが緩めるのは大変だ」と指摘する。「聞く力」については「軸がない」(菅氏周辺)との声もある。夏の参院選に向けては野党の攻勢も予想され、首相は引き続き緊張感を持った政権運営を迫られそうだ。

7803チバQ:2022/01/06(木) 09:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/523d8374b4ed565980cd5a907a33edc188dbd298
菅派結成で二階派らと負け組連合?岸田、安倍派ら勝ち組に対抗「手柄横取りされ、忸怩たる思い」〈dot.〉
1/6(木) 7:00配信
「新年早々から、激しいね」

こう苦笑するのは、自民党の閣僚経験者だ。



 岸田政権になって、主流派から転落した菅義偉前首相が自身のグループ「ガネーシャの会」を派閥にしようという動きが顕著になってきた。

一方、岸田文雄首相の岸田派も対抗するように、同じ宏池会の流れをくむ谷垣グループを「派閥にしよう」との声があがり、水面下で主導権争いが激しくなっている。

 昨年12月、都内の料亭で安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁と茂木敏允幹事長が会合を持った。

 一方、同じ日、別の場所で集まったのは菅氏と石破茂元幹事長、森山裕前国対委員長(森山派)、武田良太元総務相(二階派)、林幹雄元幹事長代理(二階派)の5人だ。

 首相退任後はまったく脚光を浴びなくなった菅氏と、昨年の衆院選で議席を減らし、派閥からグループになった石破氏、派閥の存続すら危うい森山氏、二階派の有力者である武田氏と林氏と「負け組」の面々だ。菅グループの衆院議員は言う。

「岸田政権になって、こちらのグループはまったくの冷や飯だ。昨年の総裁選で菅氏は再選を確信していたが、自分の派閥がないという弱点を突かれ、まさかの退任に追い込まれたことを今も悔しがっている。長く安倍政権を支えてきたのに、ひどい惨状だ。おまけに安倍氏自身が安倍派の会長になり、パワーアップ。これまでのグループではなく、しっかり派閥化して岸田政権に対抗すべきとの声が多々あります。派閥となれば、人事や選挙でも口出しできます。グループのままなら他の派閥の草刈り場になりかねない危機感が菅氏にはあり、年末にはソリがあわない石破氏も一緒に会食した」

 菅氏のグループの数は現在、20人弱とみられる。一部には他のグループと掛け持ちする議員もおり、派閥となれば参加する人数は減る可能性もあるという。それでも二階派、石破グループ、森山派と非主流派連合を組めば、80人近くなる。石破グループの議員はこう算盤をはじく。

「二階派や森山派は首相、総裁候補がいません。そこに菅氏のグループも加わり、大きな塊になる。1つの派閥にまとまるかどうかは別にしてそうなれば、うちの石破氏が首相、総裁候補として、大きな看板になり、岸田政権と対抗できるという考えです」

 最近は二階俊博前幹事長の影もめっきり薄くなった。

「岸田首相にやられているではないかと、二階氏の機嫌は悪い。こちらが劣勢なので、何か仕掛けなければいけない。それが菅氏のグループを派閥にして、非主流派が手を結び主流派に対抗しようという作戦です」(二階派幹部)

 しかし、主流派は安倍氏、麻生氏、茂木氏の3つの大派閥に岸田首相の岸田派という分厚い壁だ。なかなか切り崩せない。菅氏らの動きに応戦するように、岸田派もさっそく動いた。かつての仲間、谷垣グループに派閥へ移行するように働きかけを強めているという。

 昨年10月の総裁選では谷垣グループの大半は岸田首相を支援。岸田首相は谷垣グループから遠藤利明衆院議員を選対委員長、中谷元衆院議員には首相補佐官のポストをあてた。谷垣グループは現在、25人ほどが名を連ねる。谷垣グループ所属議員がこう話す。

「若手の何人かは他のグループにも名前を連ねているので、派閥化すれば、数人は減るでしょう。遠藤氏、中谷氏もしっかりと岸田政権に食い込んでいる。それに岸田派と麻生派はもともと宏池会の流れをくむ同門で、うちが派閥になって対等に話ができれば、強い影響力を発揮できる」

7804チバQ:2022/01/06(木) 09:00:59
 岸田派所属の議員もこう歓迎する。

「谷垣グループを派閥にというのは、岸田首相が政権基盤を安定させる布石です。谷垣派となれば、岸田派、麻生派との大宏池会構想が現実のものとなる。仮に谷垣グループがすぐに派閥とならなくとも、こういう話が永田町で流れるだけで、菅氏や二階氏をけん制するには十分だ」

 そして最大派閥、安倍派の議員もこう話す。

「以前はケンカに弱いなどと評された岸田首相だが菅氏や二階氏に負けじという姿は高く評価できる。『やるじゃないか』と安倍氏も話しているそうだ」

 主流派と非主流派を巡る激しい争いは、新人議員の派閥入りでも垣間見ることができる。 

 昨年10月の衆院選で初当選した新人議員は当初、岸田派入りかとみられた。岸田派元会長で自民党元幹事長、古賀誠氏が選挙を支援していたからだ。

「しかし、新人議員には自民党として菅氏が後見人的な役割でついていた。菅氏が宏池会入りは認めないと言い出し、動きがとれなくなった。今も両者の綱引きが続いていますよ」(前出・自民党閣僚経験者)

 宏池会のスタッフから自民党職員となり、政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「菅氏は再選濃厚だった昨年の総裁選で、選挙にすら出られなくなり、派閥の重要性を痛感しているようだ。このまま、冷や飯では若手議員が離れてしまうので派閥化を急いでいるのだろう。岸田政権の支持率は今、高いが、菅政権時代のワクチン接種や携帯電話料金値下げなどがいつしか岸田首相の手柄みたいになっている影響もあり、忸怩たる思いがあるようだ。簡単に言えば『何が新しい資本主義だ』ということ。それは菅氏を担いできた二階氏らも同様だ。岸田首相も総裁選での勝利で政治は数を実感している。今年は参院選もあるので、より派閥の主導権争いは激しくなりそうです」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7805チバQ:2022/01/06(木) 19:36:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6fb3d7e9a277c839a8dc59baa0f202f07d0e342
岸田首相、連合に接近 9年ぶり新年交歓会出席 見据える参院選
1/5(水) 20:06配信

毎日新聞
新型コロナウイルスのオミクロン株の水際対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2021年11月29日午後1時19分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が、労働組合の中央組織、連合に接近している。5日は自民党の首相として2013年の安倍晋三氏以来9年ぶりに、連合の新年交歓会に出席した。今年夏の参院選に向けて労組票を切り崩す思惑があり、連合の支援を受ける立憲民主党や国民民主党は警戒している。


 「春闘ではここ数年低下する賃上げ水準を反転させ、新しい資本主義にふさわしい賃上げを期待する」

 首相は連合にエールを送ったうえで、「さまざまな課題に立ち向かうには政治の安定が重要だ。参院選では与党に貴重な理解と協力を心からお願いする」と呼び掛けた。立憲の最大の支持団体へ協力を求める意外な発言のためか、会場にざわめきが起こった。連合関係者は「毎年、首相への出席案内を出している。今回の出席は参院選が念頭にあるのだろう」と推測する。

 首相は昨年10月の政権発足以来、連合との距離を縮めてきた。肝煎りの「新しい資本主義実現会議」のメンバーに連合の芳野友子会長を選び、連携して経済界に賃上げを求めている。自民の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁も昨年12月8日、自民党本部で芳野氏とそれぞれ面会。茂木氏は「初の女性会長なので頑張ってほしい」と激励した。

 首相や自民幹部の視線の先には、夏の参院選がある。連合と立憲、国民との関係は必ずしも良好とは言えない。昨年の衆院選では立憲と共産党が共闘。労働運動を巡り共産と歴史的に対立する連合は反発し、立憲との間には隙間(すきま)風が吹く。

 芳野氏は5日の記者会見で、参院選について「立憲を基軸に国民民主との関係で戦っていく。自民とは、政策に基づいて意見交換しており、今後もそうした関係で進む」と述べ、立憲への支援は変わらないとの認識を示した。だが、傘下の自動車総連などには、自民との関係を深めるべきだとの声が強まっている。

 自民はこうした間隙(かんげき)を突いて、労組票の取り込みを図る構えだ。党幹部は「女性活躍や賃上げ、同一労働同一賃金に向けた政策は、野党より与党が実現してきた。どちらと連携すれば利点があるかということだ」と話した。

 野党は警戒感を強めている。新年交歓会で、立憲の泉健太代表や国民の玉木雄一郎代表は紹介されただけで、あいさつの場を与えられなかった。立憲幹部は「我々は連合の組織内候補を出しており、少なくとも壇上に上げてほしかった」と不満を漏らした。野党関係者は「経営者側に立つ自民を、労組の連合が支援するのは説明がつかない」とけん制する。【川口峻、古川宗、宮原健太】

7807チバQ:2022/01/10(月) 19:22:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b5eec3232b8425446fe4dabff9286e09265394e
経済回復戦略揺らぐ オミクロン株で首相誤算 参院選控え、後手批判恐れ〔深層探訪〕
1/8(土) 8:32配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=7日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相が目指す新型コロナウイルスの感染対策と経済活動回復の両立が揺れている。経済への打撃を避けるため推移をなお見極めるべきだとの声が残る中、首相は沖縄など3県へのまん延防止等重点措置の適用を決定。背景には特性が明らかでない変異株「オミクロン株」への警戒感に加え、夏の参院選を前に対応が後手に回り、世論の批判を浴びることへの危惧がある。


 ◇菅前首相を意識
 「オミクロン株の市中感染が各地で明らかになっている。3県の感染拡大に早急に対応する必要がある」。首相は7日夕の政府対策本部で、3県へのまん延防止措置適用を宣言した。

 このタイミングでの適用は政府内の総意ではない。昨年11月にまとめたレベル0〜4の感染状況の新指標でまん延防止措置が想定されるのは深刻度が3番目のレベル2以上。沖縄県は4日、広島、山口両県は6日にレベル2になったばかりだ。

 しかも、レベル判断で最重視される病床使用率は4日時点で3県とも20%前後で、レベル2かどうかも意見が割れる。首相官邸内にも経済への打撃を懸念し、判断先送りを求める声があった。

 それでも首相が適用を急いだのはオミクロン株の特性が依然分からないことが大きい。感染力が強いのは確かで、全国で同株の疑いがある感染者は昨年12月20日からの1週間で16%だったのが、同27日からの1週間では46%に急増した。

 若年層の重症化率が低いとされる一方で、高齢者などが罹患(りかん)した場合の重症化リスクは分かっていない。首相周辺は「オミクロン株の感染速度はデルタ株の数倍。こちらも数倍早く動かなければ追いつかない」と語った。

 首相には参院選を前に後手に回ったとの批判を浴びたくないとの計算も働いたようだ。菅義偉前首相は自治体の緊急事態宣言などの要請を受け入れず、世論の批判を受けた。政府関係者は「自治体からの要請を拒めば、内閣支持率に響く」と首相の胸中を代弁する。

 菅氏を反面教師として意識していることはさまざまな場面からうかがえる。政府対策本部での決定前に方針をほとんど説明しなかった菅氏と対照的に、首相は6日夜の段階で、方針を約20分かけて記者団に説明した。

 ◇全体像に狂い
 オミクロン株は当面の感染対策のみならず、経済立て直しに向けた首相の戦略も揺さぶる。「通常に近い社会経済活動を一日も早く取り戻す」と公言してきた首相は昨年11月、コロナ対策の「全体像」を発表。ワクチン接種証明書か陰性証明書を持っていれば緊急事態宣言やまん延防止措置の発令中でも行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」をその中核に据えた。

 しかし、パッケージはワクチンの効果を見込めるデルタ株が前提。「発症予防効果が著しく低下する」との報告もあるオミクロン株は想定外だ。自治体からは6日に「制度を見直すべきだ」(神奈川県の黒岩祐治知事)との声が上がり、7日の政府分科会でも同様の意見が出された。

 政府は7日、パッケージについて「知事の判断で停止できる」と周知する一方、会食などへの参加者全員が検査すれば行動制限を緩められるよう基本的対処方針を改定した。オミクロン株の感染拡大を招きかねないワクチン接種証明書に基づく行動制限緩和を事実上停止し、時間を稼ぐ苦肉の策だ。

 政府コロナ分科会の尾身茂会長は7日、記者団に「パッケージを早急に見直す」と明言。山際大志郎経済再生担当相も衆院議院運営委員会で「極力経済を止めないで済むようにするのが肝だ」と強調した。ただ、「別の病気」と言われるほど性質が違うオミクロン株にどう対応するか、解は見いだせていない。

7808チバQ:2022/01/10(月) 19:22:41
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022011000001.html
岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」
2022/01/10 09:50AERA dot.

岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」

1月5日の自民党役員会に出席した高市政調会長(左から)、茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁

(AERA dot.)

 自民党内で財政政策を巡る主導権争いが起こり、波紋を広げている。アベノミクスを継承し、積極財政の旗を振る高市早苗政調会長に対し、岸田文雄首相が財政再建を重視する姿勢を見せ、党内で対立が激化している。

「選挙に勝てば、今度は足元が騒がしくなる。そういう歴史だよ。騒がしくなりすぎると、政権基盤が揺らぐ」(自民党の閣僚経験者)

 昨年10月の衆院選で甘利明前幹事長が小選挙区で敗北したことにより、茂木敏充幹事長、林芳正外相という新しい布陣を敷いた岸田首相。自民党幹部は人事についてこう解説する。

「次期首相を狙うと公言している高市氏の動きを、幹事長である茂木氏の力で抑えようというのが、岸田首相の狙いのひとつだ。茂木氏も首相を目指している。岸田首相は、党の重要政策はすべて茂木氏に任せているので、政調会長の高市氏の影がうすくなっていた」

 今年夏に予定される参院選の公約の策定作業はすでに進んでいる。中でも経済政策は、公約の要になる。岸田首相は安倍政権時代の積極財政とは方向を変え、財政再建を打ち出している。

 岸田首相は昨年12月6日の臨時国会での所信表明演説で「危機に対する必要な財政支出は躊躇なく行い、万全を期します。経済あっての財政であり、順番を間違えてはなりません。 経済をしっかり立て直します。そして、財政健全化に向けて取り組みます」と訴えていた。その翌7日には自民党内に「財政健全化推進本部」を首相(総裁)直轄として立ち上げた。本部長には、茂木派の元会長でもあった額賀福志郎元財務相、さらに前財務相の麻生太郎副総裁が最高顧問についた。

 初会合には岸田首相も駆け付け、「自民党にとって大切な使命」と挨拶したが、これには伏線があった。

 この6日前、高市政調会長が党内にもともとあった組織「財政再建推進本部」から「再建」の文字を削り、「財政政策検討本部」と名称変更。本部長に西田昌司参院議員、最高顧問に安倍晋三元首相を迎え、組織改編に踏み切った。

7809チバQ:2022/01/10(月) 19:22:57
 初会合では高市氏の横で安倍氏がマイクを握り、「失業率2・8%、先進国の中でもっとも雇用を守っているといえるだろう。積極的な財政出動を行ってきたその成果」と訴えた。西田氏も自身のSNSでこう発信している。

「財政再建推進本部が廃止になり、財政政策検討本部が政調会長直轄となった。税金の範囲で予算を組む、財政健全派は時代遅れだ」

 ところが、この直後に岸田首相が「財政健全化推進本部」を発足させたことで、党内に財政政策を論議する組織が2つも立ち上がり、岸田首相と高市政調会長がにらみ合う構図となった。

「この騒動は国家の根幹にかかわる本質的な政策の路線対立です。岸田首相vs高市政調会長、安倍元首相の主導権争いで、極めて政局的でもあります。2つの財政本部の最高顧問の一方は麻生さん、もう一方が安倍さんというキングメーカーがバックについている。もともとはMMT(現代貨幣理論)論者の西田さんが高市さんに働きかけ、岸田首相やその周辺の財政再建論に機先を制する形で『検討本部』を立ち上げました。その動きを警戒した茂木幹事長が岸田首相に進言し、首相直轄の『健全化本部』で対抗した。つばぜり合いが激化し、岸田派、麻生派、茂木派と安倍派とのパワーバランスが崩れた場合、大きな火種になる可能性があります」(官邸関係者)

 自民党幹部もこう分析する。

「岸田首相は高市氏が突っ走るのを抑えたい。しかし、党の政策決定は政調会長の了承がないと進まないのも事実。岸田首相も政調会長を3年ほどやっていますからその重要性は認識している。そこで幹事長である茂木氏が高市氏を抑えやすくするために首相直轄にしたのでしょう。こうした絵は財務省が裏で描いているようだ」

 岸田首相の本当の狙いは参院選にあるという。

「岸田首相とも年末年始に何度か話す機会があったが、頭の中は、参院選でいっぱいですよ。特に東京都の小池百合子知事の動きを気にしている。昨年の衆院選では小池氏の動き次第で過半数が厳しかったことも自覚していました。参院選で小池氏が候補を立ててくるのが一番怖いところです」(前述の幹部)

 衆院選で議席を伸ばした日本維新の会の脅威もあるという。

「オミクロン株の影響で、コロナの新規感染者が急増し、対応がうまくいかなければ、支持率は下がり、参院選は危くなる。参院選の政策の不協和音が火種にならないよう高市―安倍連合を封じ込めたいのです」(同前

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた、政治評論家の田村重信さんはこう解説する。

「重要な経済政策を決める組織が自民党に2つもできるなんて正直、驚いた。それほど、岸田首相が高市氏の動きに敏感になっているということです。高市氏の積極財政、政策は政調会長という主張もわかります。しかし、政策の決定権は総務会にもあり、意見が割れれば最後は首相が決断する。郵政民営化でも反対意見がかなりあったが、首相だった小泉純一郎氏が最後は決断した。岸田首相は参院選を控え、公約作りもある中、収拾がつかなくなる前にサッと動いたのでしょう」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7810チバQ:2022/01/10(月) 19:24:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_GAVK2POW5NLMDGBEZM52BF2GO4.html
岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に
2022/01/10 18:37産経新聞

岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に

石田真敏氏(山田淳史撮影)

(産経新聞)

自民党の石田真敏元総務相=衆院和歌山2区=は10日のラジオ番組で、岸田文雄首相が率いる岸田派(宏池会、43人)に近く加入する考えを明らかにした。同派は石田氏が加われば44人となり、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)と並んで党内第4勢力となる。

石田氏は番組で「首相とは比較的考えが似ている。そのそばで課題について話すことが増えるのは良い機会だ」と述べた。

7811チバQ:2022/01/10(月) 20:05:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d2292f0f79a1ca5169640ea69b354579cf3bf0
二階氏、衆院10増10減「腹立たしい」 自民で異論噴出
1/10(月) 19:20配信

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産経新聞
自民党和歌山県連の会合であいさつする二階俊博氏=和歌山市内のホテル(前川康二撮影)

今年の大きな政治テーマである衆院選挙区の新たな定数配分「10増10減」をめぐり、自民党内から異論が噴出している。減員となる地域では影響を受ける大物議員が多く、保守分裂に発展しかねないためだ。岸田文雄首相は衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)から6月までに新たな区割り案の勧告を受け、関連法案を速やかに国会に提出する考えだが、調整が難航すれば夏の参院選を前に新たな火種となる恐れもある。

「国会議員の定数が減れば、地域の課題が細かくくみ取れなくなる」

和歌山市で10日開かれた自民党和歌山県連の会合では、10増10減で同県の定数が3から2に減る見通しとなることに批判が相次いだ。二階俊博元幹事長=衆院和歌山3区=は会合後、地元のラジオ番組に出演し、10増10減について「腹立たしい。こういうことになった原因や政府の方針の改善点などの議論をいつも横に置いて定数の話をするが、地方にとっては迷惑な話だ」と憤ってみせた。

今回の10増10減は、「一票の格差」是正のため平成28年に成立した衆院選挙制度改革関連法に基づくもので、人口比を正確に反映しやすい新たな定数配分方法「アダムズ方式」を令和2年の国勢調査結果に当てはめて算定している。

ただ、減員県は固い保守地盤に支えられた地域が多く現地で当選を重ねた重鎮らの候補者調整は難しい。

3つある和歌山の衆院選挙区でも、2区は石田真敏元総務相、3区は二階氏がそれぞれ強固な地盤を築く。特に二階氏は衆院中選挙区下の旧2区を含め、昭和58年から連続当選13回を誇り、地域との結びつきは強い。

さらに3区をめぐっては、世耕弘成参院幹事長=参院和歌山選挙区=が産経新聞のインタビューで衆院へのくら替えを明言した。県連幹部は「世耕氏は次の衆院選で、自らが地盤とする3区から出るつもりだろう」と見る。二階氏は現在82歳と高齢で、次の衆院選のタイミング次第では自身の三男を後継に推す声もある。世耕氏の衆院転出と定数減が重なれば、調整が困難を極める可能性が高い。

ある同県議は「3区の有権者は長年二階氏も世耕氏も応援してきた。有権者を分裂させない調整が必要だ」と語る。

定数減の対象で、先の衆院選で自民が議席を独占した滋賀、岡山、山口、愛媛4県でも火種はくすぶる。なかでも定数が1減る山口は4区に安倍晋三元首相、3区に林芳正外相を抱える。林氏の本来の地盤は4区内の同県下関市で、安倍氏と重なる。自民にとって、「大物が多く調整が大変」(山口県連関係者)となるのは必至だ。

こうした事情を背景に、自民には東京を3増し、定数減は新潟、愛媛、長崎3県に抑える「3増3減」案を訴える声もある。ただ、アダムズ方式の導入は自民も提案者となった同法によるものだ。3増3減へかじを切れば「党利党略」との批判を招く可能性もある。(大島悠亮)

7812チバQ:2022/01/11(火) 19:43:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b822cc2c361fead12b600a73afbb13970cba66b8
首相と安倍氏 根強い「すきま風」 参院選で連携確認
1/11(火) 19:34配信

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産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が11日夜、安倍晋三元首相と東京都内で会食した。夏の参院選に向けて連携していく方針を確認したとみられる。参院選の勝利で長期政権への足場固めを狙う首相にとって、党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、94人)を率い、保守層に強固な支持を持つ安倍氏の協力は欠かせない。だが、足元では首相と安倍氏のズレも浮き彫りになり、不安定要素も漂う。(小川真由美)

安倍氏は盟友の麻生太郎副総裁とともに岸田政権の立役者とされる。

首相は昨年8月に総裁選出馬を表明する際、菅義偉政権(当時)を支持していた安倍氏に事前に出馬の意向を伝えた。同12月の安倍派パーティーで首相は「最大派閥が勢いを増すことは安定という意味で重要だ。岸田内閣をど真ん中で支えてくれ、大変ありがたい」と蜜月をアピールした。

首相と安倍氏はともに党内主流派の最高実力者。参院選の勝利はそれぞれの求心力の維持に不可欠だ。

一方、外交や経済などで首相と安倍氏の「すきま風」も目立ってきた。

安倍氏は2月の北京冬季五輪に首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」について、「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ。時を稼いでどういう利益があるのか」(昨年12月13日BS日テレ番組)と指摘した。

こうした発言の真意について、安倍氏は周囲に「アジアのリーダーとしての信頼を損なうことになる」と語り、危機感を強めていた。首相は同月24日にボイコットの意向を正式表明したが、党内には「対応が遅すぎた」(閣僚経験者)との不満がくすぶる。

経済政策でも両氏の路線の違いは鮮明だ。安倍氏は積極的な財政出動を求める財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)の最高顧問に就任。一方、首相は総裁直轄の財政健全化推進本部(本部長・額賀福志郎元財務相)で財政再建に向けた議論を指示した。

成長と分配を軸とした首相の経済政策「新しい資本主義」に対しても、党内には「成長と分配は安倍政権でも打ち出していた」(重鎮)との声が漏れる。

そもそも「軽武装・経済重視」の岸田派(宏池会、43人)の系譜を継ぐ首相と、憲法改正や防衛を主眼とする清和会出身の安倍氏とは政策が異なる。さらに、首相はかつて党の有志でつくる選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟(会長・浜田靖一元防衛相)の呼びかけ人になり、夫婦別姓に慎重な安倍氏とは隔たりがあった。

首相と安倍氏の距離感が火種になれば、今後の政局を左右しかねない。

7813チバQ:2022/01/11(火) 19:44:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd951a3287ec16b19e7622e4f425fb9c0f10b2d
「安倍・麻生」同様にキングメーカーを目指す「菅前首相」の派閥結成の実現度
1/11(火) 8:00配信

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デイリー新潮
政策を実現し続ければ国民の理解は深まる
派閥を否定してきたが…

 失意の退陣表明から4カ月。菅義偉前首相(73)が積極的な動きを見せている。安倍晋三・麻生太郎という両元首相同様に自身のグループを派閥に昇華させ、キングメーカーを目指すのではという指摘があるが、その可能性はどれくらいあるのか? 

【写真4枚】キングメーカーやキングメーカーになりたい面々

 昨年9月、自民党総裁選を先送りして解散に踏み切るなどの“奇策”を弄(ろう)したが、党内の大反発にあい、「解散できる状況にない」と会見で発言するなど、事実上、解散権を封じられた。周辺に「気力が出ない」と漏らし、権勢を誇った官房長官時代からは想像し難い姿をさらしての退陣だった。

「菅さんは自分に自信があって、政策を実現し続ければ国民の理解は深まると考えていたようです。それ自体は間違っていなかったのですが、結果を追い求めるあまり、経緯を説明する際の丁寧さが足りなかったり国民にまるで人気のない二階幹事長を起用し続けたり、国民軽視と捉えられがちなスタンスが目立ちました」

 と、政治部デスク。

一国の首相を任せられない
 このデスクが続ける。

「菅さんは強気で知られていますが、菅さんほど内閣支持率とか国民からの評判を気にする首相はいないんじゃないかとも思います。官房長官として新元号を発表した後の『令和おじさん』としての人気に、びっくりしつつまんざらでもなかったようですしね」

 そんな384日間の首相在任中、最大の誤算はコロナワクチンの接種が進む中でも感染者数がなかなか減少傾向にならなかったことだ。

「菅さんとしては、もう少し首相をやれればコロナは収束して反転攻勢に打って出られると考えていたようですが、総裁選と総選挙が近づいていたのは運が悪かったですね。しかも、“一国の首相を任せられない”と菅さんが考えていた岸田さんが後継となったことは不快だったでしょうし、菅さんが粉骨砕身したワクチン接種のお陰で岸田内閣が高支持率をキープできているのも面白くないと思います」(同)

 一方の岸田氏は「聞く力」を発揮し、菅氏を官邸に招く際にもエントランスまで出迎える配慮を見せている。

ギリギリまで本心は明かさない
「岸田さんは菅さんが不完全燃焼のまま官邸を去ったことを気遣いつつ、ワクチンの件で謝意を述べたと言います。菅さんは割と単純なところがあるので、そう持ち上げられると嫌な気はしないんです。もっとも岸田さんの周辺では、“菅さんと同じ轍を踏まず、反面教師にする”が合い言葉になっているようですが」(同)

 デスクの言うように、菅氏を「持ち上げ」るのは何も岸田首相だけではない。

「菅さんを支持するガネーシャの会などのグループのメンバーの中には、やがては派閥化をと目論んでいる面々も少なくないと言います。もちろんそういった声に菅さんは敏感だし、前向きな気持ちはあるようですが、ギリギリまで本心は明かさないでしょう」(同)

 菅氏は総裁選に出馬する際、「自民党の派閥は良いところもあれば、悪いところもある。しかし、私は派閥の連合で推されて、今ここにいるわけではない」「私は無派閥です」などと述べていた。

 自民党の閣僚経験者に「菅派」の実現度について聞いてみると、

「菅さん自身、派閥を否定はしないが距離を置いてきた人ですよね」

 と言う。

 菅氏は1996年に初当選して所属したのは平成研(当時の小渕派)で、これを1998年に退会している。総裁選で派閥のボス・小渕恵三氏を推さず、政治の師と仰ぐ梶山静六氏を担ぐにあたり離脱を余儀なくされた。

7814チバQ:2022/01/11(火) 19:44:25
無派閥の辛さをよく理解している
 それから梶山氏に古賀誠氏を紹介され、宏池会(当時の加藤派)の門をくぐる。2000年の「加藤の乱」では加藤紘一氏に同調したが、加藤氏の「名誉ある撤退」に失望し、その後の宏池会分裂では反加藤グループの堀内派に所属。2009年の総選挙後には、無所属となった。

 先の閣僚経験者は、

「国民の間には、麻生さんはなんであんなに威張ってるの? とか、二階さんに力があるのはなぜ? という疑問があるかと思います。永田町は狭いムラ社会で、派閥にはカネ、人事権、情報が集まっていて、そこからあぶれると大変。菅さん自身、無派閥の辛さをよく理解しているし、一連の菅おろしを経て、派閥の重要性は身にしみていると思いますよ」

 と指摘し、こう続ける。

「安倍、麻生、茂木、そして岸田派という岸田内閣の主流派の結束は固く、菅さんはそこから外れた二階、森山、石破といった派閥やグループとの連携を模索していると言われているようですね。数だけ足せば確かにそれなりの勢力にはなるけれど、二階さんとか石破さんはいったん自民党を出た人だし、菅さんも派閥を転々として最後は無派閥になった人。他と連携するにしても、自身のグループを派閥化するにしても、これまでのスタンスとの整合性は問われますよね」

 皮肉なことに、国民の間では退陣前後から、ワクチン接種を急速に進めるのに成功したことなどから、菅氏への評価が高まったという面があるのも事実。

 まとめると、菅派結成までは何とかこぎつけられるかもしれないが、大きな勢力となるのはかなり困難、というのが現状だろうか。キングメーカーへの道もまたそう簡単ではないということかもしれない。

デイリー新潮編集部

新潮社

7815チバQ:2022/01/11(火) 19:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c20f41124cb7d65cb3d7211b1c5704f45278124
菅前首相、グループ結成に意欲 「縦割り」打破へ30人
1/11(火) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
菅義偉前首相

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は10日までに神奈川新聞社のインタビューに応じ、「行政の縦割り打破」を目指す議員グループの結成に意欲を示した。安倍晋三元首相が最大派閥(95人)を率い積極財政路線を打ち出す中、財政健全化論者の菅氏が動き出すことで自民党や政権内での政策論争が高まるのは必至だ。
 
 坂井学前官房副長官(5区)が率いる「ガネーシャの会」(約20人)、島村大厚生労働政務官(参院神奈川選挙区)がまとめる参院有志の会(約10人)など菅氏の内閣を支えてきた無派閥議員約30人がメンバーとなる見通し。旗揚げの時期は本年度内や参院選の前後などが浮上している。

 同党幹部によると、二階俊博元幹事長の派閥(44人)や森山裕前国会対策委員長の派閥(7人)などからの参加も見込まれ、規模はさらに膨らむ可能性も高い。

 菅氏は「政策ごとに人が集まってくるのが一番健全。政策目標としては行政の縦割りを打破すること」とした上で、新型コロナウイルスのワクチン接種、ダムの防災運用といった縦割り解消の実例を列挙。「縦割りのためできないことを見つけ出して壊して、国民の命と暮らしを守る」とグループ化の意義を説明した。

 財政健全化については「旗は降ろさない」と明言。「経済あっての財政との前提で改革を促したい」と軸を示した。

神奈川新聞社

7816チバQ:2022/01/11(火) 21:21:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011100323&g=polワクチン追加接種、一般も前倒し 水際対策、2月末まで継続―岸田首相表明
2022年01月11日12時24分

 岸田文雄首相は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対策として、医療従事者や高齢者以外の一般の人にもワクチンの3回目接種の前倒しを進める考えを示した。これまで認められていなかった12歳未満への接種も可能な限り早く開始する意向を表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。


 外国人の新規入国を原則停止する水際対策に関しては2月末まで維持する方針を表明。一方、アフリカ南部11カ国からの再入国を原則拒否していた措置は取りやめる。松野博一官房長官は記者会見で、留学生の新規入国について「卒業や進級が迫る学生もいる状況を踏まえ対応を検討している」と見直しを進める考えを示した。
 首相は追加接種に関し、「3月以降は、追加確保したモデルナ(製)1800万人分を活用して、一般分も前倒しする」と語った。自衛隊による大規模接種会場を再び設置する考えも示した。沖縄県で医療現場が逼迫(ひっぱく)していることに対応すると表明。防衛省は11日、看護官ら10人の派遣を発表した。
 また、専門家の分析を踏まえ「オミクロン株の重症化率は低い可能性が高い」と指摘しつつ、高齢者の重症化リスクにも言及。オミクロン患者の入退院基準について「先進諸国の取り組みを参考にしながら示していく」と述べ、症状に応じた運用に見直す考えを明らかにした。
 一方、企業・自治体に対し「社会活動維持の観点から、テレワークの拡大など事業継続計画の準備を進めるようお願いする」と要請。学校に対してもオンライン授業の準備とともに「4月以降の入学を可能とするなど柔軟な対応を要請する」と語り、学生の事情に応じて弾力的に対応するよう促した。

7817チバQ:2022/01/12(水) 18:04:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd4e5339a704ca9e7de6d3cbb950e99dadf0ec12
菅氏動向を党内注視 批判収まり「ワクチン」再評価/「反岸田」派閥結成の臆測も
1/12(水) 17:55配信

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北海道新聞
 菅義偉前首相の退任から3カ月余りが経過し、動向に再び注目が集まっている。退陣表明後に新型コロナウイルス感染者が減り、昨年10月の衆院選で自民党は勝利。党内に「菅氏がワクチン接種を進めたおかげ」と再評価する向きがあり、求心力が回復しているからだ。「菅派」旗揚げの臆測も流れ、岸田文雄首相の対抗軸として影響力を残す可能性がある。

 「かなり元の表情に戻ってきたと、みんなに言われます」。菅氏は先月25日の読売テレビ番組で笑顔を見せた。別の番組では首相再登板の意思を問われ、否定するひと幕があった。

 後手に回った感染対策と国民とのコミュニケーション不足で支持を失い、1年で政権の座を追われた菅氏。衆院選を経て、昨年12月上旬に沖縄県を訪問し、再始動を印象付けた。新聞・雑誌のインタビューやテレビ出演など露出も増やす。

 背景に風向きの変化がある。退陣表明前は「選挙の顔にならない」と批判の嵐だったが、その後、感染状況が改善。「首相は菅さんに感謝すべきだ」(閣僚経験者)と手のひらを返してたたえる声まで上がる。

 菅氏も気を良くしている。テレビでは、衆院選の演説で聴衆から「ワクチンありがとう」とのかけ声があった話を披露。脱炭素やデジタル庁発足など在任中の実績を自賛する。菅氏には無派閥議員の支持グループが複数あり、メンバーの一人は「派閥化し、党内で力を持ってほしい」と話す。

 当の菅氏は「派閥はエネルギーが要る」と周囲に漏らし、否定的だ。2009年の宏池会(現岸田派)退会後は、派閥の弊害を度々口にしてきた。一方、11日の神奈川新聞のインタビューでは、行政の縦割り打破を旗印にした新グループの結成に言及した。

 菅氏はかねて首相の政治手法を評価せず、埋めがたい溝がある。最近も「なんで首相はワクチンの在庫があるのに、すぐに3回目を打たないんだ」と親しい知人に話した。

 「反岸田」勢力の集まりか―と波紋を広げた一夜があった。先月22日、首相が政権運営で配慮する3大派閥領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長が忘年会を催した同じ頃、菅氏は二階派の林幹雄前幹事長代理、森山派の森山裕前国対委員長、派閥をグループに衣替えしたばかりの石破茂元幹事長らと会食。主流派と非主流派がくっきり色分けされた。

7818チバQ:2022/01/12(水) 18:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/0692fb9493cb8f971c77877865fae6381b22143a
オミクロン猛威…政権発足100日「首相にとって正念場」
1/12(水) 9:43配信
西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄政権は11日で発足から100日となった。昨年10月の発足後、新型コロナウイルスの感染対策については先手対応に努めるが、新変異株「オミクロン株」はこれまで以上のスピードで広がる。政権にとって初めて到来した感染拡大の局面をどう乗り切るか。世論を気にする政権は正念場を迎える。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「国民生活に大きな影響がある新型コロナ対応は一瞬も気を抜くことができない。政権の最重要課題として取り組んできた」。11日朝、記者団から政権発足100日の受け止めを問われた首相はこう語った。オミクロン株が拡大する現状を踏まえ、水際対策の継続やワクチン3回目接種の迅速化といった対応策を列挙。最優先にコロナ対応に当たる姿勢を強調した。

 菅義偉前政権は感染状況が悪化するたびに内閣支持率が下落し、政権基盤を揺るがした。岸田政権はこれまで先手対応を演出し高い支持率を維持するが、感染状況の推移や対応次第では前政権と同じ轍(てつ)を踏む恐れもある。

 政府は9日、沖縄、広島、山口の3県にコロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用した。この決断をする際も政権内では「支持率が上がるのは、やる方か、やらない方か」という議論があったという。

 政府関係者は「これまで感染が落ち着いていたのは前政権の貯金のおかげ。今後の状況をどう乗り切っていくか。首相にとって正念場になる」と語った。 (井崎圭)

7819チバQ:2022/01/15(土) 09:29:47
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ1G7DLRQ1GUTFK02L.html
岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に
2022/01/14 22:22朝日新聞

岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に

奈良の柿を試食する岸田文雄首相と拍手する高市早苗政調会長=2021年11月25日午前10時5分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 岸田文雄首相は14日夜、東京・虎ノ門のホテルにある日本料理店で自民党の高市早苗政調会長と会食した。両氏の会食は岸田政権発足後はじめて。古屋圭司政調会長代行と木原稔政調副会長も同席した。

 会食後、古屋氏は記者団に「政調会として今後の取り組みについて率直な意見交換をした。総理の思いがよく分かった。我々もしっかりフォローしたい」と語った。出席者によると、17日召集の通常国会や憲法改正などが話題になったという。古屋氏は党の憲法改正実現本部長も務める。(楢崎貴司)

7820チバQチバ:2022/01/15(土) 17:54:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/7790e81d03e770bcbc49c50ba1d18f6293fed506
「負の遺産」清算、懸案先送り 内閣支持率が異例の上昇 時事世論調査
1/15(土) 7:08配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)。左は林芳正外相。右は野田聖子少子化担当相=14日、首相官邸

 岸田内閣の支持率が、時事通信の1月の世論調査で51.7%と過去最高となった。

 政権発足から3カ月余り、目立った実績もない中で支持率が上向くのは異例だ。新型コロナウイルス対応が一定の評価を得ているとみられるが、過去の政権の「負の遺産」清算を急ぎ、批判を招きそうな懸案は先送りする政治姿勢も見逃せない。

 「世論調査に表れた国民の皆さまの声を真摯(しんし)に受け止め、政府の対応に生かしていく」。松野博一官房長官は14日の記者会見で、堅調な内閣支持率にも表情を変えなかった。

 安倍・菅政権を退陣に追い込んだコロナ禍は、年明け以降、急速に悪化している。岸田文雄首相は「最悪の事態を想定する」と繰り返し、「G7(先進7カ国)で最も厳しい」と自賛する水際対策を継続。感染が急拡大した沖縄など3県がまん延防止等重点措置の適用を求めると、あらかじめ定めた指標より地元の意向を優先して実施に踏み切った。

 感染防止効果が期待される3回目のワクチン接種も前倒しを急ぎ、濃厚接触者の待機期間が社会機能維持に支障を来すとみるや、短縮を打ち出した。周辺には「できるだけ分かりやすく説明しよう」と指示し、自らも積極的に記者団の取材に応じて丁寧に説明を尽くそうとしている。

 既定方針に固執しない柔軟さも目立つ。18歳以下への10万円給付で、現金・クーポン併用に批判が集まると、全額現金支給の容認にかじを切った。行政の信頼性を損ないかねない「朝令暮改」も、今回の調査では「評価する」が59.4%と、「評価しない」28.1%を大きく上回った。

 一方で、負の遺産の後始末にも余念がない。安倍政権下で発覚した森友学園問題をめぐる公文書改ざん。自殺した財務省近畿財務局職員の遺族が起こした訴訟で、損害賠償責任を認めて訴訟を終わらせる同省方針を「それでやってくれ」と了承。遺族が求めた真相解明の機会を葬った。

 同じく安倍晋三元首相が「行政の私物化」と批判を招いた「桜を見る会」について、首相は「私の内閣で開催することは考えていない」と明言。「世紀の愚策」と酷評された布製「アベノマスク」は大量の在庫で保管にも巨額の費用がかかっていることから、首相は年度内の廃棄を決めた。

 こうした姿勢は17日召集する通常国会でも貫かれる。政府・与党は先の衆院解散で廃案となった入管難民法改正案の再提出を見送る方針だ。不法滞在する外国人の収容長期化解消は急務だが、夏の参院選を控え、収容施設でスリランカ人女性が亡くなった問題を追及されるのを避けるためだ。

 「何かあったらすぐ修正し、発言も変える。それが国民に好意的に受け止められている」。立憲民主党幹部は、通常国会を前に攻めにくさを感じている。一方、自民党では「政策が評価されたわけでなく、目の前の問題にその都度対処しているからにすぎない」(参院若手)と冷めた声も漏れる。政権の真価が問われるのは、まだまだこれからと言えそうだ。

7821チバQ:2022/01/17(月) 20:19:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c99d7aff596195f9b55df74a45b7eabc2489c74
与党「安全運転」目指すも懸念多く 通常国会開会
1/17(月) 19:48配信

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産経新聞
【政治 第208通常国会】衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相に拍手をおくる与党議員=17日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

第208通常国会が17日、召集された。政府与党は新型コロナウイルス対策に最優先で取り組み、令和4年度予算案の今年度内成立を期す。野党は在日米軍での感染拡大などへの政府対応を追及する構えで、「7月10日投開票」が有力視される参院選をにらみ、19日から始まる各党代表質問を皮切りに与野党の攻防が激化しそうだ。

政府与党は提出法案数を58本に絞り、「安全運転」に徹して実績を積み重ねながら乗り切りたい考えだ。

「参院選をしっかりと乗り越え、政治の安定を確実にする。責任政党として、機敏に、堂々としっかりと論戦に備えていきたい」

岸田文雄首相(自民党総裁)は17日、施政方針演説直前に開かれた党本部での両院議員総会でこう強調した。連立政権を組む公明党の山口那津男代表も「国会を充実した審議の場にし、成果を国民に届ける姿勢で臨みたい」と訴えた。

自民、公明両党にとっては、先の衆院選で勝利した勢いを参院選で維持できるとはかぎらない。新型コロナの新変異株「オミクロン株」の在日米軍での感染拡大や北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射への対応など、野党側の追及で劣勢に立たされれば政権運営は揺らぎかねない。

参院選では、公明が32ある改選1人区を中心に自民候補への推薦見送りを検討し、協力関係にあるはずの与党内に「火種」がくすぶる。

山口氏は17日、推薦見送りの検討について、記者団に「自民党の状況が遅れているのは残念だが、そうしたことを踏まえ自分自身が取り組みをしっかりやっていくことが今、最も重要なことだ」と述べた。「(公明への推薦を)早くから呼びかけていたが、なかなか(自民の)準備が整わない状況もあるようだ」とも語った。

さらに、政権選択選挙の衆院選に比べ、参院選では有権者が与党に批判的な投票行動をとりやすくなるとも指摘される。今国会で「それぞれ政治の責任を果たし、成果を上げる」(首相)ことに失敗すれば、参院選敗北につながりかねない。

一方で国会論戦を乗り切り、参院選で与党が勝利すれば、安定的な長期政権への実現に大きく前進する。長期政権を目指す首相にとって会期末までの150日間、気の抜けない日々が続く。(大島悠亮、児玉佳子)

7822チバQ:2022/01/19(水) 13:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6ab1e0309ab0f01a44da1011d367d095821a47a
政財界注目の「木原兄弟」 官房副長官とみずほ次期社長…銀行一家出身、台湾との縁も
1/19(水) 12:46配信

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産経新聞
木原誠二官房副長官

「木原兄弟」が政財界の注目を集めている。兄は、システム障害で首脳陣が引責辞任したみずほフィナンシャルグループ(FG)の次期社長に就任する木原正裕執行役、弟は岸田文雄首相の懐刀として知られる木原誠二官房副長官だ。銀行一家出身の兄弟は、それぞれ財界、政界のキーマンとなる。

【写真】みずほFGの社長に昇格する木原正裕執行役

「(金融庁など)監督官庁とは真摯(しんし)に対話を続け、変えるべきことがあれば変えていく。(弟が政権にいることで)私の判断を曇らせることはない」。正裕氏は17日の記者会見で、政権との距離感について問われ、こう語った。

2人は銀行一家に生まれ育った。父親は東京銀行(現三菱UFJ銀行)出身で、祖父もみずほFGの前身である第一勧業銀行の役員。曾祖父は長崎にあった諫早銀行の頭取を務めた。正裕氏はまさにその流れを引き継いだといえる。

誠二氏は母方の血筋を受け継いだようだ。祖先は会津藩出身で、曾祖父は大蔵省で監督局銀行課長を勤めた下坂藤太郎氏。誠二氏も財務省(旧大蔵省)出身だ。

下坂氏は、台湾銀行の総裁だった後藤新平に請われ明治32(1899)年、台湾銀行の副総裁に就任し、台湾との縁も深い。後には日商(現日商岩井)の初代社長も務めた。

台湾には、誠二氏が副長官として仕える岸田首相も祖父が岸田呉服店として現地で幅広くビジネスを展開していた接点がある。岸田政権に対しては保守層などから親中との指摘もあるが、今年は日中国交正常化50周年の節目の年、首相の「したたかな外交」を木原氏がどう支えていくのかも注目される。

7823チバQ:2022/01/19(水) 20:31:45
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ1M622NQ1MUTFK00S.html?_gl=1*mbsjoo*_ga*MjAyODY4Mzc1OC4xNjAxMjEwMDAx*_ga_XJ5END643J*MTY0MjU5MTU5MS4xLjEuMTY0MjU5MTg2OS41OA..
派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開
2022/01/19 18:50朝日新聞

派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開

石破派の最後の臨時総会を終え、会見する石破茂氏=2021年12月2日午後0時36分、国会内、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 自民党内の二つの議員グループが、定例で集まる会合の曜日を変える。党内の派閥は木曜を定例日とするが、昨年末に派閥から移行した石破グループ(約10人)は木曜から水曜に変える。一方、谷垣グループ(26人)は結束を高めるため水曜から木曜にする。

 谷垣グループは19日の会合で、代表世話人の遠藤利明選挙対策委員長が会合の定例日を水曜から木曜にする考えを説明した。自民党の派閥は掛け持ち出来ないが、グループは可能。谷垣グループもほかの派閥との兼務は可能なままとするが、どの会合に出るか選択を迫り結束力を高めたい考えだ。グループ内には、派閥化に踏み切ることを検討している幹部もいる。ただ、反対論も強いという。

 一方、所属議員の減少に伴い派閥を解消した石破グループは18日夜、東京・赤坂の焼き肉店で新年会を開き、今後の活動について意見交換した。来週の水曜から定例で会合を開き、グループとして活動を再開する。派閥時代は木曜だった会合を水曜に移し、緩やかな集まりを維持する狙いだ。(山下龍一、榊原一生)

7824チバQ:2022/01/19(水) 20:39:21
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022011800048.html?_gl=1*cao50s*_ga*MjAyODY4Mzc1OC4xNjAxMjEwMDAx*_ga_XJ5END643J*MTY0MjU5MTU5MS4xLjEuMTY0MjU5MjI5OS40Nw..
安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」
2022/01/19 07:00AERA dot.

安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」

左から麻生太郎・自民党副総裁、清和会会長となった安倍晋三氏、岸田文雄首相

(AERA dot.)

 岸田文雄政権が始動して約3カ月余り。内閣支持率も上昇し、滑り出しは順調とも見えるが、水面下で緊張が高まっている。岸田首相らと大宏池会構想を画策する麻生太郎氏と、最大派閥の会長である安倍晋三氏の関係に、亀裂が入っているのだ。熾烈な覇権争いの舞台裏をリポートする。

*  *  *

「今年はコロナ禍を克服していく。何とか新薬もでき、ワクチンも出そろってきた。直ちに対応できるよう日本産を増やしていく。世界の真ん中で輝く国になっていく第一歩にしていきたい」

 これは1月1日、MXテレビで放送された報道番組の最後に、今年の展望を問われた安倍晋三氏の発言だ。普通なら現職の岸田首相を支えると言いそうなものだが、岸田の「き」の字もなし。永田町では“キングメーカー宣言”と受け止められた。岸田派(宏池会)のベテラン議員が渋い表情で話す。

「『何かあればいつでも政権を担える』と、岸田さんにプレッシャーをかけているんだよ。安倍さんの真意は、『歴代の清和会会長は日本政治の背骨を担ってきた。その職責に全力を尽くす』ということではないか」

 東京圏にしか放送されないMXテレビで飛び出した安倍氏の発言。岸田政権誕生後の人事で高市早苗氏の幹事長就任など自身の案が通らず、「相当いら立っていた」(安倍派議員)ことの証左なのか。

 安倍氏のいら立ちの背景には、長年、盟友関係だった麻生太郎氏との確執もある。

 そもそも安倍氏と麻生氏は、国政へのスタンスが微妙に違う。

 安倍氏の祖父、岸信介元首相は、日米安保条約を改定すると共に憲法改正を訴え続けた。一方、麻生氏の祖父、吉田茂元首相は軽武装・経済重視路線。憲法改正が悲願の安倍氏に対し、麻生氏は改憲論者とはいえ経済運営に軸足を置いている。「祖父以来のタカ派とハト派という流れはそれぞれ脈々と受け継がれており、岸田政権の誕生で2人の盟友関係が引き裂かれる可能性は十分ある」(古参政界関係者)

 政府関係者によれば、例えば皇位継承問題では、麻生氏は女性天皇の誕生に比較的寛容と見られているという。男系男子継承を強く訴える保守派の代表格である安倍氏には到底、のめる話ではない。

 財政政策でも両氏は交わらない。昨年暮れ、自民党政調に積極財政派の議員でつくる「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司政調会長代理)が立ち上がると、最高顧問に安倍氏が就任。財政再建派は対抗して総裁直属組織の「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)を設置し、最高顧問に麻生氏が就いた。

 もっとも、対立の原因は政策だけではないという観測もある。ある大物財界人はこう読み解く。

「麻生さんはナンバー2とはいえ、8年にわたって14歳年下の安倍氏の日陰に置かれ、おもしろくなかったはず。安倍にできるなら、俺にもという思いもあったはず」

 麻生氏の目的については、こんな証言がある。

「麻生氏は安倍一強下で進んだ自民党議員の劣化、弱体化に危機感を募らせていて、政策と選挙に強い党の再興のため、残りの政治家人生を捧げるつもりです」(麻生氏周辺)

 麻生氏が描く「強い自民党」の姿とは、宏池会系の岸田派・麻生派と谷垣グループの3派を合流させて100人規模の「大宏池会」を結成し、清和政策研究会(安倍派)との2大派閥で「疑似政権交代」をしながら党を運営していくというものだ。麻生氏の晩節は「岸田首相との二人三脚」が鍵とも言える。

 では、その岸田首相は何を狙っているのか? 首相に近い、岸田派のベテラン議員は話す。

「宏池会政権を10年は続けていく。首相がライバルだった林芳正を内閣のナンバー2に据えた真意がそれだ。ただ、ネックは90人を超える安倍派の半分しか人数がいないこと。だから同じ宏池会系の麻生派や谷垣グループと『大宏池会構想』を進めている」

7825チバQ:2022/01/19(水) 20:39:42
◆大平氏の墓参で「古賀斬り」迫る

 1957(昭和32)年に池田勇人元首相が結成した宏池会は、自民党の派閥で最古の歴史を誇る。戦後日本の復興を担った吉田元首相の流れをくみ、「保守本流」の名門派閥との自負が強い。

 今や最大派閥の清和会を内心では「傍流とみなしてきた」のが宏池会だ。森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、安倍元首相と続いた清和会政権は、「経済政策や安全保障政策など全てにおいて雑だった」との認識も強い。だからこそ、「宏池会3派が団結し、緻密で丁寧な政権運営をしていかなければならない」というのだ。

 このベテラン議員によると、麻生氏は今夏の参院選後、派閥を鈴木俊一財務相に譲るつもりだという。鈴木氏は宏池会で首相になった鈴木善幸氏を父に持つ。宏池会本体(岸田派)と合流するなら、このタイミングだ。

 思惑は一致して見えるが、岸田首相が事を前に進めるには、麻生氏の“条件”をのむことが必要だという。宏池会中興の祖、大平正芳元首相の命日である6月12日に、派閥の重要行事である墓参りを岸田首相が仕切るよう求めているというのだ。

 大平氏の墓は東京・府中の多磨霊園にあり、これまで墓参は麻生氏の“仇敵”古賀誠元幹事長が主催してきた。昨年は宏池会から9人が参列したが、首相は欠席した。

 この墓参を岸田首相が取り仕切ることになれば、古賀氏の影響力は完全に排除される。麻生氏にすれば、首相が「宏池会の“本尊”である大平氏の魂を名実ともに継ぐことが、合流に不可欠な段取り」なのだ。

 大宏池会ができれば、首相の政権基盤が強化され、林氏に加えて麻生派の河野太郎広報本部長も「ポスト岸田」の有力候補として躍り出ることになる。安倍氏にとって「おもしろくないこと極まりない」(安倍派中堅)展開だ。

「岸田、林、河野の3氏で10年は政権を担う。平成研究会(茂木派)には茂木敏充幹事長や小渕優子元経済産業相がいる。党内リベラル勢力で20年は政権を続けたい」(前出のベテラン議員)

 岸田首相は大平氏の位牌を守る女婿、森田一・元運輸相と定期的に連絡を取っており、「次は必ずお参りいたします」と伝えているという。

 首相は11日夜、久しぶりに安倍氏と会食した。「敵に回さない配慮では」(政府関係者)の臆測が飛ぶ中、岸田首相は周辺にこう語ったという。「参院選までが引き締めどころだ。ここを乗り越え、来年のサミットを地元・広島県で開催する!」

 岸田首相の真価が問われるのはこれからだ。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2022年1月28日号


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