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自民党スレ
5736
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 18:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/456ab595f86dedee29a6d93698f9eef412790de5
河井克行被告の地盤に公明擁立のワケ 自民から反発
11/18(水) 12:42配信
選挙買収の罪で公判中の衆院議員・河井克行被告の広島選挙区から、公明党の斉藤副代表が出馬することが固まった。
かつて自民党の現職がいた選挙区に、同じ与党の公明党が候補者を立てるのは異例ともいえる。
早期の解散総選挙という臆測もある中での自公両党の動きについて、フジテレビ政治部・空閑悠記者の解説。
今回の候補者擁立について、公明党幹部は「自公の選挙協力は崩さない」と語っているが、早期の解散総選挙をにらんだ動きの一環ともいえそう。
衆議院広島3区で、公明党は、19日にも斉藤鉄夫副代表を公認する方向で調整を進めている。
自民党の二階幹事長は、「公明党とは選挙協力している。そのレールの上で判断したい」と公明党に一定の配慮を示す一方、自民党の一部からは反発もあり、予断を許さない。
こうした選挙準備と絡んで注目されるのが、2021年1月の通常国会の召集時期。
与党内では、8日や12日の召集案が浮上しているが、補正予算案を成立させたあとの解散・総選挙という臆測がささやかれていることが背景にある。
菅首相は、新型コロナの感染拡大などを理由に、早期の解散には慎重な姿勢を示しているが、衆議院の任期が2021年秋に迫る中、解散カードを切る余地を残したい思惑もあるとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc0dd744697d7c7c0b58e4151c0c1a7d2ef31475
自民・岸田氏「それは難しい」 広島3区に公明・斉藤氏擁立調整で
11/18(水) 11:41配信
自民党の岸田文雄前政調会長は18日午前、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「自民党広島県連としては『それは難しい』ということでお断りをした案件だ」と述べ、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進める考えを示した。国会内で記者団に語った。
岸田氏が9月の総裁選で対決した菅義偉(すが・よしひで)首相や首相を支える二階俊博幹事長は、公明の支持母体の創価学会とのパイプが太く、公明の強気の姿勢の背景には首相らの意向があるとの見方がある。岸田氏は「最前線で汗をかく県連組織の意向は大変重たいものだ」と党本部を牽制(けんせい)した。
広島県は岸田派(宏池会)国会議員6人を抱える牙城。公明が斉藤氏の擁立を決めれば、岸田氏とのさらなる摩擦は避けられない情勢だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8c4cfd3bcf37d20b1c99ed823ea47c16b113d6
公明副代表、広島3区で立候補へ 河井克行元法相の地元
11/18(水) 1:41配信
公明党副代表の斉藤鉄夫衆院議員=比例中国ブロック=は、公選法違反の罪で公判中の河井克行元法相=自民党を離党=の地元である衆院広島3区に立候補する意向を固めた。19日にも公認する方向で調整している。関係者が18日、明らかにした。
公明党広島県本部は、斉藤氏を候補者に立てたいと自民県連に打診したが、自民側は断った経緯がある。
公明の候補者擁立を巡っては、自民の二階俊博幹事長が16日の記者会見で、公明との協力関係を重視して対応する考えを表明。公明の山口那津男代表は17日の会見で「自民党とよく意思疎通を図り、合意した上で選挙に臨むのが望ましい」と述べていた。
5737
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 18:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/9276084b64ab88f1496cd39885f56c79e300a67b
山梨県知事が河野太郎行革相に激怒した理由 苦境のハンコ業界への「不謹慎ツイート」で炎上
11/18(水) 5:57配信
ファックス、こより、押印と、次々に“無駄”を見つけては廃止せんと勇ましい河野太郎行革相(57)。改革の姿勢をSNSでアピールすることに前のめりになった挙げ句、現実社会から痛恨のしっぺ返しを食らった。
先月29日、河野氏が平井卓也IT担当相(62)から贈られた「押印廃止」の印影をツイッターにアップ。ふざけすぎとの批判を浴びて投稿を削除したものの、今月6日には日本有数のはんこ生産地・山梨県の長崎幸太郎知事(52)が、自民党本部に乗り込む事態となったのだ。
「長崎氏といえば、もともとは二階派の衆院議員。知事選でも二階俊博幹事長(81)が強力にバックアップした秘蔵っ子です。その長崎氏が二階氏に直訴したのですから、怒り心頭だったのでしょう」(政治部記者)
当の長崎氏に話を聞いてみると、
「今回の河野さんのツイートは、戦場で討ち死にした敵将の首を弄(もてあそ)んでいるようで、非常に不愉快です」
と、怒りが収まらないご様子。
「大前提として、我々はデジタル化に反対しているわけではありません。改革による業界へのシワ寄せも受け入れて、その上で、印影のデジタル化や、はんこを使用するアジアの国々への輸出など、生きる道を模索している。ただ、河野さんからは、そんな改革で血を流している者への惻隠の情が感じられません」(同)
問題は、行政手続上の押印廃止自体ではなく、そのやり方だというわけだ。
「政治家ならば、切り捨て御免の弱い者いじめでなく、新たな道を見つける手助けをしてもらいたい。なのに、面会も謝絶し、極めつきがあのツイートです。ウケ狙いだけならば、裸で店の冷蔵庫の中に入るバカッターと変わらないでしょう」(同)
これには、先の記者も首肯して、
「河野氏は、面会しないワケを“優先順位に従って”なんて説明していますが、まるではんこ業界なんて取るに足りないと言わんばかりの物言いです。外相時代も、気に入らない記者の質問を全て“次の質問どうぞ”で受け流すなど傲慢なところがありましたが、それでは納得は得られません」
212万人という政界きってのフォロワー数を誇る河野氏。“ネット世論”を過信して足をすくわれないよう。
「週刊新潮」2020年11月19日号 掲載
新潮社
5738
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 21:40:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/06b7db31f160c7b6a6aff38274d476cc9d69ac90
菅義偉氏の出世は「竹中平蔵氏のおかげ」 今も続く師弟関係
11/18(水) 11:05配信
菅政権の「新自由主義政策」のブレーンとされるのが、人材派遣大手パソナグループ会長の竹中平蔵氏である。だが、菅氏と竹中氏の関係は、通常の政治家とブレーンの関係とは趣が異なる。竹中氏が総務大臣時代、菅氏は副大臣として仕える身。つまり、主従関係が逆だったのだ。ノンフィクション作家の森功氏がレポートする。(文中敬称略)
* * *
庶民派の実務型政治家か、それとも格差社会を広げる新自由主義者か。
首相の菅義偉について、好意的な者は前者のように持ちあげ、反感を抱く者は後者だと批判する。もっとも私は、どちらでもない気がしている。
「菅さんはブレーンが提案する政策にパクッと食らいつき、それをそのまま実行しているだけです。だから細かい話が多く、大枠として何がやりたいのか、ビジョンが明らかでない。政策に対するこだわりや深い考えを感じたこともありません」
ある高級官僚はそう評した。たとえば庶民派に見えるのは携帯料金の引き下げなどが生活に直結し、利用者の損得感情を擽る政策だからだろう。半面、携帯事業に参入した楽天の三木谷浩史の訴えに乗っかっているのは、誰もが想像するところだ。
本人は自民党総裁選のときから、目指す社会像を「自助、共助、公助」と言ってはばからない。とりわけ自助は、競争原理を唱える新自由主義に映る。政界で競争に勝ち残ってきた自負からそう発想しているとも指摘されるが、その実、当人には市場競争経済にこだわりがあるわけではないだろう。経済政策の理念を授けているのが竹中平蔵である。
「竹中さんとは、いつもここでお会いしているのですよ。今も変わらず、頻繁にお目にかかって相談しています」
2015年6月、私が永田町のザ・キャピトルホテル東急のレストラン「ORIGAMI」の個室で初めて取材したとき官房長官の菅はそう笑った。奇しくもホテルで私の前に会談していたのが竹中だった。菅の新自由主義者の顔は、鏡に映った竹中のそれだといえる。
菅は2005年11月、小泉純一郎政権で総務省の副大臣に抜擢された。このとき郵政民営化を担って総務大臣に就いたのが竹中である。ここで二人が上司と部下の関係になり、いわば師弟関係は今も続いている。
竹中は菅との出会いについてノンフィクション作家の塩田潮のインタビューにこう答えている。
「小泉内閣時代、たたかれていた私を応援してくださる5〜6人の政治家の会があり、菅さんはそこにいた。副大臣の座は、総務相の私の指名ではなく、首相官邸から『菅さんでどうですか』と聞かれて、『大歓迎です』と申し上げた」(サンデー毎日2020年10月4日号)
5739
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 21:40:51
>>5738
「竹中さんのおかげで大臣に」
だが、菅が総務副大臣に起用されたのは、そんな綺麗な話ではない。もっと泥臭い裏話がある。元総務省自治税務局長の平嶋彰英は次のように打ち明けてくれた。
「実は郵政民営化をめぐっては、総務省内に反発がありました。なかでも郵政行政局長と審議官が裏で民営化を止めようとしているのではないか、という噂まであり、2人が飛ばされる大事件があったんです」
郵政民営化をめぐっては自民党内でも意見が二分された。総務大臣の麻生太郎は反対派の一人と目された。平嶋がこう続ける。
「小泉さんにしたら、麻生さんがそのまま総務大臣をやっていたのでは郵政官僚の巻き返しに負けちゃうかもしれないと心配したのでしょうね。(民営化に乗り気でない)麻生総務大臣を替えるよう、竹中さんが小泉さんに囁いたとされています。それで小泉さんは麻生さんを総務大臣から外務大臣にし、代わりに竹中さんを総務大臣につけた。僕らから見たら、麻生さんの人事も飛ばされたような感覚でした」
そうして総務大臣になった竹中が、副大臣に菅を選んだのだという。
「菅さんが副大臣になれたのは、郵政民営化に関する自民党部会がきっかけだと思います。菅さんが自分で言っていました。『部会は郵政シンパの議員が多いので、反対論ばっかり出る。それで、反対ばかりではおかしいだろ、と発言した。そうしたら、次の郵政部会から菅さん来てくれと、(竹中に)頼まれるようになったんだ』と」
平嶋がこう言葉を足す。
「そして、竹中さんが小泉さんから誰を総務副大臣にすればいいか、と問われ、菅さんを推薦したはずです。それ以来、菅さんはずっと竹中さんに対する恩義を忘れてない感じがします」
竹中・菅ラインはここから固く結ばれた。小泉政権時代の看板政策だった郵政民営化は、竹中総務大臣、菅副大臣のコンビで推進した。一方、麻生と竹中は犬猿の仲となり、必然的に麻生と菅の間にも距離ができた。
総務大臣の竹中は菅に放送と通信の融合政策を授け、NHK改革などを任せた。今にいたるNHK改革の原点もまた、竹中から託された政策だ。と同時に、それまで大して実績のなかった菅が政権内で徐々に認められるようになる。
そうして菅は第一次安倍晋三政権の発足した2006年9月、郵政民営化兼地方分権改革担当の総務大臣に就任する。竹中の進める新自由主義による格差批判が起こり、竹中に代わって菅が大臣に昇格した格好だ。先の平嶋が言葉を加える。
「あの頃、山本有二さんたちを中心に安倍さんを総理にしようとする再チャレンジ支援議員連盟が立ちあがり、そこに菅さんも有力メンバーとして加わっていました。安倍内閣が実現し、金融担当大臣になった山本さんは安倍さんに『菅も何とかしてやってほしい』と頼んだそうです。それで蓋を開けると菅さんが総務大臣。山本さんは『なんで俺が金融担当で、菅が総務大臣なんだ。俺がなりたかったよ』と愚痴っていたけど、菅大臣が実現したのは、やはり竹中さんのおかげでしょう」
第一次安倍政権は小泉政権の“継承”を義務付けられた。郵政民営化を完成させるためには、竹中・菅ラインしかないという結論に至ったのだという。
政治家としての菅のスタートは、運輸族議員の小此木彦三郎事務所時代であり、秘書として支援者の陳情を捌いてきた。市議から国政に転じた後、竹下派や加藤派を渡り歩いてきた菅は、それまで永田町でもさほど名の売れた議員ではなかった。だが、総務大臣として初入閣し、そこからメキメキと頭角を現わしていく。
【プロフィール】
森功(もり・いさお)/1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。新潮社勤務などを経て2003年よりフリーに。2016年に『総理の影 菅義偉の正体』を上梓。他の著書に『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝 ヤフーを作った男』など。
※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号
5740
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 21:57:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/536c18998ae221a25fc02e51332c26c6eda58b2c
安倍前首相、菅内閣高支持率で早期解散「私が首相なら強い誘惑」
11/16(月) 16:09配信
安倍晋三前首相は16日、東京都内で開かれた自民党の長島昭久衆院議員の政治資金パーティーに出席し、衆院・解散総選挙の時期について「今の支持率を見ると、私が首相なら強い誘惑に駆られる」と述べた。
また、長島氏が次期衆院選で立憲民主党の菅(かん)直人元首相と対決することになったことに関し「菅氏を相手に、日本のために戦ってくれることになった。今までの流れに終止符を打つのは長島氏しかいない」とエールを送った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8809a037c893343251b0d01124c5381f1b5dbc91
麻生大臣と武田大臣つばぜり合い 研究開発基金巡り
11/17(火) 19:42配信
次世代の通信規格を研究開発するための基金を巡り、大臣の間でつばぜり合いです。
武田総務大臣:「存分に研究開発ができる後ろ盾、環境を作り上げるための基金の創設は必須である」
武田総務大臣は次世代の通信規格「6G」を巡り、研究開発のための基金を創設し、今年度の第3次補正予算案に盛り込む方針を示しています。17日朝の記者会見でも「ちょっとずつ予算を積み上げて、掛け声だけでは話にならない」と基金の必要性を改めて訴えました。
麻生財務大臣:「その基金を何にやってどう回すかという話次第で基金が生きてくるし、全然意味のない基金になったりするのはよくある話なんで」
麻生財務大臣は「実績の乏しい組織に多額の基金を積むことの効果を考える必要がある」として、基金の創設には慎重な考えを示しています。
テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/64c6fae4451a93efac250dc45e98d0cb6a7aa4e5
自民・岸田氏、安倍前首相の議連で会長代行就任へ 反転攻勢の足がかりに
11/18(水) 19:57配信
自民党の岸田文雄前政調会長が、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の再生を目指す「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」(会長・安倍晋三前首相)の会長代行に就くことが18日、分かった。9月の総裁選で菅義偉首相に敗れ、地元の広島県では公明党が衆院選挙区で新たな候補者の擁立を目指すなど苦境が続く岸田氏だが、安倍氏への接近を反転攻勢の足がかりにしたい考えだ。
議連は安倍政権が進めた経済政策「アベノミクス」の成果を議論の土台にしており、今月11日に設立総会を開いた。山本幸三元地方創生担当相ら岸田派(宏池会)の議員のほか、安倍内閣の閣僚経験者も参加している。
5741
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 21:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/db974f62d92c61f9535fe8140b4415c1fddd7594
岸田氏、公明・斉藤氏擁立に「お断りした案件」
11/18(水) 16:36配信
次期衆院選の広島3区で公明党が斉藤鉄夫副代表(比例中国ブロック)の擁立を調整していることについて、自民党の岸田文雄前政調会長は18日、「自民党広島県連としては、『難しい』とお断りした経緯のある案件。今後、正式にどういった手続きをとられるのか注視していきたい」と牽制(けんせい)した。国会内で記者団に語った。
岸田氏は広島県選出の国会議員で自民党県連の常任顧問。広島県は、岸田氏が率いる宏池会(岸田派)を結成した池田勇人元首相をはじめ同派の国会議員を多く輩出しており、調整の結果によっては岸田氏の求心力に影響しかねない。
岸田氏は「(県連が)今日から来週まで公募の受け付けを行った上で手続きを進めていく予定であると聞いている」と述べ、自民党として候補者擁立に動いていることを強調。その上で「最前線で汗をかいている各県連組織の意向というのは大変重たい。できるだけ現場の声をくみ取るべく努力していくことは大事な姿勢なのではないか」と県連の意向を尊重するように訴えた。(笹井継夫)
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc0dd744697d7c7c0b58e4151c0c1a7d2ef31475
自民・岸田氏「それは難しい」 広島3区に公明・斉藤氏擁立調整で
11/18(水) 11:41配信
自民党の岸田文雄前政調会長は18日午前、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「自民党広島県連としては『それは難しい』ということでお断りをした案件だ」と述べ、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進める考えを示した。国会内で記者団に語った。
岸田氏が9月の総裁選で対決した菅義偉(すが・よしひで)首相や首相を支える二階俊博幹事長は、公明の支持母体の創価学会とのパイプが太く、公明の強気の姿勢の背景には首相らの意向があるとの見方がある。岸田氏は「最前線で汗をかく県連組織の意向は大変重たいものだ」と党本部を牽制(けんせい)した。
広島県は岸田派(宏池会)国会議員6人を抱える牙城。公明が斉藤氏の擁立を決めれば、岸田氏とのさらなる摩擦は避けられない情勢だ。
5742
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 22:36:36
https://mainichi.jp/articles/20201117/k00/00m/010/264000c
党内基盤弱い菅首相支える「同期」 派閥超えた友情と打算の影響力
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月18日 13時00分(最終更新 11月18日 13時00分)
学校や職場でなにかと結びつきの強い「同期」。その関係性はさまざまだ。国会議員の同期は初当選が同じ議員同士。経歴や年齢は大きく異なり、学校や職場以上に関係は複雑だ。
厚遇受け総裁選でバックアップ
11日午前の首相官邸執務室。菅義偉首相は1996年衆院選初当選同期の自民党の佐藤勉総務会長と園田修光参院議員(初当選は衆院鹿児島2区)と顔を合わせていた。
この日の首相は終始リラックスした様子で会話を交わしたという。面会は約30分にも及んだ。多忙な首相の面会時間は閣僚でも10分に満たないことも多い。同期2人の「厚遇ぶり」がうかがえる。
菅氏は総裁に選出された直後のあいさつでも、「当選同期の皆さん」と呼びかけ、謝意を示していた。
実際、「菅首相」誕生に同期の果たした役割は大きい。8月28日、安倍晋三前首相が突然の退陣表明をすると、3日後には同期約10人が総裁選出馬を要請。うち9人は選対幹部にも入り、直接バックアップした。
人事でささやかれた「同期枠」の存在
政治家の場合、同じときに政界に飛び込み、その後も選挙の洗礼を受けて生き抜いてきた経験の共有が同期の絆の根底にあるのかもしれない。…
https://mainichi.jp/sunday/articles/20201116/org/00m/010/001000d
総裁選完敗に派閥会長辞任 石破茂は再び首相の座を狙う=ジャーナリスト・鈴木哲夫
会員限定有料記事 2020年11月18日 05時00分(最終更新 11月18日 14時37分)
今秋の自民党総裁選で最下位に終わった石破茂元幹事長。だが、毎日新聞が11月に行った世論調査は「次の首相にふさわしいと思う人」で、菅首相と河野太郎行政改革担当相に次ぐ3位。依然として存在感を示している。失意に暮れた時期もあった石破氏の今後を探ると……。
9月の自民党総裁選で敗れた石破茂元幹事長が10月、石破派(水月会)の会長を辞任した。「総裁選には今後出ないのか」「前途は多難」などとネガティブな報道が続いた。今、どうしているのだろうか?
まず永田町関係者の話だ。とある場所で石破氏と同席した。石破氏が胸ポケットから出し、確かめているペーパーをのぞき見た。
5743
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 22:37:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd8adc7c33112097226c62a83f8238a18cec60d
弁明書入手 国場幸之助外務政務官「不倫示談」の場を暴力団幹部が仲介
11/18(水) 16:12配信
9月に発足した菅内閣で外務政務官に起用された国場幸之助衆院議員(47)の「不倫示談」の場を、現役暴力団幹部が仲介していたことが、ノンフィクションライターの西﨑伸彦氏と「週刊文春」の取材で分かった。仲介した暴力団幹部に取材し証言を得るとともに、その事実を裏付ける「弁明書」も入手した。
国場氏は沖縄県議を2期務めた後、2012年に衆院選で初当選し、現在3回生。事の発端は2018年4月。国場氏が那覇市内で観光客と喧嘩の末に書類送検され、この事件を契機に不倫疑惑が取り沙汰されたことにあった。不倫相手とされるガールズバーの女性経営者の夫・高橋次郎氏(仮名、那覇市在住の40代男性)が、妻の携帯から取り出した国場氏と妻とのLINEをみると、そこには破廉恥な文言が並んでいた。
〈大好きな香織(仮名)〉〈キスしたい〉〈パイズリしたい〉
国場氏は妻帯者で、3人の娘を持つ身。W不倫が疑われる状況を目の当たりにした高橋氏はショックを受け、離婚調停を進めるとともに、国場氏を提訴した。
「高橋氏と妻は18年12月に離婚が成立。高橋氏は昨春、国場氏に330万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こしました。当初から国場氏側は不倫を否定していましたが、裁判は基本的に非公開で、昨年12月24日に和解が成立しています」(地元記者)
その過程で、国場氏側は現役暴力団幹部に示談に向けた仲介を依頼していたのだ。入手した弁明書は沖縄県在住の団体役員A氏に宛てられたもので、差出人には「沖縄旭琉會」の文字に続き、旭琉會の二次団体名と幹部のX氏の名前が記され、実印が押されている。そこにはこう綴られていた。
〈国場幸之助先生の義父西田健次郎氏から依頼があり高橋次郎君(原文は実名)と西田健次郎氏の面会をさせたのは事実です。その後、金銭の要求等には一切関与していませんのでここに弁明いたします〉
次女を国場氏に嫁がせた西田健次郎氏は元沖縄県議で、自民党沖縄県連の幹事長や会長も歴任した沖縄県政の重鎮だ。また、沖縄旭琉會は、沖縄県唯一の指定暴力団だ。弁明書を受け取ったA氏が語る。
5744
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 22:38:13
>>5743
「実は高橋君が妻と国場氏の不倫疑惑を問題視し始めた後、西田氏は旭琉會の総長(二次団体のトップ)に依頼して、高橋君を呼び出しているのです。その総長はかつて高橋君と関わりがあった幹部のX氏に連絡を取るよう指示したのですが、それが弁明書を書いた人物です。私は高橋君側から相談を受けて、不貞訴訟で陳述書を提出しており、この弁明書も証拠として提出するために貰ったものです」
高橋氏を店に呼び出した二次団体の現役幹部X氏に取材を申し入れると、重い口を開き、こう証言した。
「私は(両者を)繋いだだけです。西田さんとの話し合いの場に総長が同席したことは確かですが、総長もその後の経緯には一切かかわっていません。こちらには嘘を言う理由もないです」
当事者である高橋氏は小誌の取材にこう答えた。
「私と国場氏側との間では、訴訟の和解内容を口外したり、第三者に資料を提供することを禁じる取り決めがあります。ただ、西田氏の件はこれには当たらないと思いますのでお話しします。確かに2年前の7月19日に西田氏と総長の3人で会って話をしました。西田氏の提案に対して、私が『本人(国場氏)も来ないし、誠意がない』と言ったら、西田氏は『本人に会わせる』と。30分ほどで話し合いは終わり、西田氏は総長の車に乗って帰っていきました」
西田氏はどう答えるか。以下は電話での一問一答だ。
――2年前、高橋氏と旭琉會の総長と3人で会ったのか。
「それはまったくない。高橋という人は、私は知りませんわ」
国場事務所に質問状を送ると、国場氏の代理人弁護士が書面でこう回答した。
「義父にあたる西田健次郎元県会議員に対して、選挙の応援等以外に、何らかの懸案事項の解決等を依頼することはない。(中略)社会常識に照らしましても、現役の国会議員が、指定暴力団組合員に対して、面談等を依頼するという事実はあろうはずがございません」
2011年、沖縄県で施行された暴力団排除条例には「暴力団を利用しないこと」「暴力団と交際しないこと」と明記されている。国会議員の私的トラブル解決のため、指定暴力団幹部が介在したことが明るみにでたことで、国場政務官の説明責任を求める声が高まりそうだ。
11月19日(木)発売の「週刊文春」では、高橋氏が呼び出された際の詳細や、その後の沖縄県警の動きなども含めて詳しく報じる。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年11月26日号
5745
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 23:00:17
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/47947.html
2020年11月11日特集記事
石破茂は、終わったのか
自民党総裁選挙で敗れた元幹事長の石破茂が、みずから率いてきた派閥(水月会)の会長を辞任した。
総裁選挙に挑戦すること4回。そして総理を目指し続けてきた男が、なぜ突然、身を引く決断をしたのか。
石破は終わったのか。
(黒川明紘)
突然の辞任表明
「石破、派閥の会長、辞めるってよ」
10月22日の午前、ある関係者から私に衝撃的な情報が寄せられた。
急いで議員会館の石破の事務所に駆けつけると、いきなり中から本人が姿を現した。私を自室に招き入れた石破は、椅子に腰をかけるなり、ふだん通りの口調で語った。
「総裁選挙の責任をとって、派閥の会長を辞める。臨時国会の前にけじめをつけないといけないと思っていた」
今思えば、あえてそういう雰囲気を見せていたのかもしれないが、その時の石破の表情に葛藤は感じられず、落ち着いた様子で重大な決断を語ってくれた。
その後、昼に開かれた石破派の臨時総会で、石破は派閥の会長を辞任する意向を明らかにした。
急な呼びかけだったため、派閥に所属する19人のメンバーが全員集まることができず、出席したのは15人ほどだった。
「総裁選挙の責任をとることが、とるべき道だと考えた」
石破の意向は、その場で了承された。
辞任決意させたのは「議員票」と「仲間の声」
「特に議員票がね。思ったより少なかった。それに尽きますな」
辞任から2週間後、その理由を確かめたいと思い、再び訪ねてきた私に石破がそう明かした。
石破が挑んだ過去の総裁選挙では、高い知名度を生かした地方票が強みだった。
しかし今回は党員投票が見送られ、各都道府県連の代表による地方票は、菅の半数にも届かなかった。
さらに国会議員票では菅の10%にも及ばず、総得票で3位に沈んだ。
石破は、想像以上の菅の強さにショックを受けたという。
「農業を継ぐことに疑問を持ち、ゼロから始めた人情あふれる、パンケーキ好きな令和おじさんというイメージが一瞬にして作られた。国民の世論ってこんなに変わるんだって思った」
さらに辞任の決断を後押ししたのが、派閥の仲間の声だった。
石破は総裁選挙の後、18人の所属議員一人一人と個別に会談し、今後の対応や派閥のあり方などについて意見を交わした。
全員から意見を聞き終えるには、およそ2週間を要した。
意見交換ではどんな声が多かったのか。石破に尋ねた。
「『体制を見直そう。このままいっても展望は開けない』というのは、みんな共通していた。特に、当選回数が上の人たちは経験も豊かだし、より厳しい意見が多かった」
実は、石破の盟友からも厳しい声が届いていた。
盟友は「グレートリセットを」と
石破の盟友である元農林水産大臣の山本有二は、総裁選挙では石破の選挙対策本部長を務めた。その山本が語気を強める。
「厳しい言葉だけど、私から言わせれば『グレートリセット』なんですよ。その心は石破に対する愛情であり、尊敬。これを受け止めないと、石破に次はない」
石破が総裁選挙で前政権からの転換として掲げた「グレートリセット」というキーワードを今回の辞任に当てはめた。
山本は総裁選挙を振り返り、その内幕を明かした。
「両院議員総会で決めるとなった時に、石破は絶対に選挙に出ちゃならんと。必ず負けて、その負け戦もひどいものとなり、石破という輝かしいイメージが変わる。変わったときには必ず政治生命に関わり、次の総裁選挙には出られませんよ。それでもいいですかと何度も聞いた」
山本は今でも悔しさをにじませる。
「私は総裁選挙の結果が予想できたが、石破は予想できなかった。山本有二という参謀がいたが、石破はその参謀の言うことを聞けなかった。選対本部長になったが、参謀の本部長ではなく、負け戦をマネージメントする本部長でしかなかった」
石破も、愛読書である猪瀬直樹の著作を引き合いに、山本から直言されたことをはっきりと覚えている。
「山本さんが総裁選挙が終わった後にかなり興奮して、『昭和16年夏の敗戦ってあんたいつも言っているじゃないか、負け戦しちゃいけないと言っていて、いったい何なんだこれは』とかなり激高していた」
山本は、こう残念がる。
「安倍さんがまさか辞めるとは思わなかった。来年9月の選挙であれば、確実に石破総理の誕生が見られた。時の運というものに石破は見放されていると思う」
5746
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 23:01:09
>>5745
「反菅政権」の立場は取りづらい?
安倍政権が長期化し、「安倍一強」とも称される政治状況が続く中、自民党内で対抗軸として、政権に異を唱えてきたのは石破だけだったと言ってもいい。「反安倍政権」の受け皿であることが石破の存在意義でもあった。しかし、安倍の突然の総理辞任で事情が変わった。
石破は安倍と菅とでは、相手が違うという。
「やはり安倍さんにしてみれば、常に私の存在ってのが目障りだったんだろうと思うね。でも、菅さんにはそういうものがあるとは思えないからね。『安倍政権を継承する』と言っても、別人格だから全く同じようにやるわけはない。だから距離感は当然違うでしょ」
菅は、かつて石破が幹事長を務めていた際、幹事長代行を務めていた。それだけに「反菅政権」の立ち位置はとりづらいのではないかという見方もあった。
山本は、安倍から菅へと政権が代わったことで派閥内の雰囲気も変わったという。
「やっぱり安倍あっての石破だったんだよ。簡単にいうと、『大鵬と柏戸』、『巨人と阪神』ですよ。でもこの戦いが長すぎた、石破にとっては。時代に合ってなかった。これからも合わないんじゃないかという危機感ですよね」
こうした事情の変化にあって、石破の脳裏にあったのは派閥議員の処遇だ。
安倍政権のもとで、石破派は「非主流」であったがゆえに、去年の内閣改造では1人も入閣しない結果となるなど、人事面では冷遇されていると見られたこともあった。このままではみずからを支えてきた仲間が活躍の場を得られない状況が続くことになりはしないか。
派内には、次の衆議院選挙で立候補をする選挙区が決まっていない議員がいるという事情もある。
石破ははっきりは語らなかったが、辞任を決断した理由の1つに仲間の処遇への配慮があったことをにじませた。
「口先で申し訳ないというのは嫌だ」
石破は派閥の臨時総会での辞任を表明するにあたって、みずから事前に文案を作成した。
演説や講演では資料を用意することがない石破にとって、極めて異例のことだ。
「家内と前の晩ずっと話していたのは、どういう表現にするか。推敲に推敲を重ねて、午前3時くらいまでやった。その前も2日間は寝られなかったね。どういう表現なら、なるべく多くの人が得心するか。私に期待をかけてくれてた人たちの多くが得心する言い方とはなんだと、悩みましたね」
派閥の会長を辞任するという選択について、石破は当時の心情を明かした。
「口先で申し訳ないというのは嫌だ。議員を辞めるという選択も、私が水月会(石破派)を抜けるという選択も、水月会を解散するという選択もない。そうするとこれしかない」
山本も石破の選択を評価している。
「石破茂という素晴らしい男をドブに捨てたくはない。素晴らしい存在のままで、どういう片づけをするか。石破さん本人が名誉ある撤退、水月会の会長を辞めるという1つの結論だ」
石破派が「草刈り場」に?
石破の後任は、山本とともに派閥を支えてきた、元環境大臣の鴨下一郎を中心に調整が進められることになったが、3週間がたっても後任が決まっていない。
こうした石破派の混乱ぶりに、党内の各派閥は熱い視線を送る。
前政務調査会長の岸田文雄は、記者団に「派閥のメンバーとして迎え入れたい人材が大勢いる」と公言し、石破派内の情報収集を進める考えを示した。
実際、所属議員らには、石破辞任の直後から会食に誘う電話が相次ぐなど、ほかの派閥からも石破派の議員を取り込もうと接触を図る動きが出始めている。
このままでは、「石破派が“草刈り場”になりかねない」と、派閥の存続そのものを危ぶむ声も上がっている。
5747
:
名無しさん
:2020/11/18(水) 23:02:08
>>5746
どうなる”石破総理プロジェクト”
石破派は、2015年9月の設立から石破が会長を務め、「石破茂を総理大臣にするためのプロジェクトチーム」と称されるように、ポスト安倍として石破をかつぐことが共通目標だった。
石破は、派閥の臨時総会で「私が辞めても19人で一致結束してほしい」と強調したが、派閥の存続をめぐり声が上がるのは無理もない。
石破派は、これからどうなるのか。
山本は、石破のためにも派閥は無くした方が望ましいと言う。
「やっぱり一旦リセットですよ。もしこのまま石破派を続けることになった場合、仲間に不満がたまったまま時間を費やしていく。そうするとどっかで爆発します。そういうガバナンスのきかない組織でずるずるいくよりはリセットしないといけない。石破プロジェクトあっての石破派だ。それがない以上、石破派の存在もなくなる、という論理だ」
一方、派閥の存続を訴える声もある。
党内の若手のホープと目される元法務大臣の山下貴司もその1人だ。
「今までの延長線上でやるということはできない。でも、みんな政治家として魅力あるし、政策能力も高い。政策集団として立ち上げたわけだから、連携をとってお互いやっていきたいというのはある。政策の仕事人が、言いたいことをきちんと言う集団ってのは、これからの自民党に要るんじゃないかと思いますね」
石破本人は、派閥の存続に強い願望を持ち、みずからもとどまる考えを示している。
ただ、派閥の混乱ぶりは、自身の辞任が招いただけに複雑な心境をのぞかせた。
「そんな簡単には収まるか。自民党の歴史だってみんなそうだよ。竹下派にしても、かつての三塚派や中曽根派だってそうだ。うちだけ1週間で収まりました、なんてあるわけないだろ。派閥といっても、結局は人間の集まりだからね」
「死んでません、まだ生きています」
とはいえ、石破派が「石破を総理にするためのプロジェクトチーム」であるならば、派閥の存続は、その所期の目的が残っているかどうかにかかっている。
つまり、石破はもう総裁選挙に挑戦することはないのか、という点だ。
石破の派閥会長辞任は、自民党内のほかの派閥でもさまざまな憶測を呼んだ。
「会長を辞めたということは、もう総理・総裁の座はあきらめたということだろう」
「石破茂はもう終わった」
そんな声があちこちから聞こえてきた。
実のところは、どうなのか。
盟友である山本は、大きな挫折から再起した安倍を念頭に石破への期待を語った。
「おれは実力者だってずっと思い続けても意味がない。『終わった』って言われないと、浮き上がれない。『終わった』っていう声が95%になった時に再生できるんですよ。そうじゃないと、『石破さん、あんた苦労したね』って誰も言ってくれないよ。一番に『諦めない』。二番に『グレートリセットで地の底にみずから落ちていく』。三に『時を待つ』」
一方の山下は、石破の政治家としての進化に期待を寄せている。
「引き続き言うべきことははっきり言う政治家であってほしい。そして、一皮むけたな、“新石破”になったなと思われるようになってもらいたい。若い連中と胸襟を開いて話して、若手の思いをしっかり受け止めて、『石破さんってやっぱりいいね』って思ってもらえるように、やってほしいですよね。1度目に辞任した時の安倍さんもそうだけど、これで終わったと思われることは、政治家にとって本当に厳しい。でも、石破茂という政治家は、必ず乗り越えてくれると思います」
当の本人は今後の総裁選挙への対応をどう考えているのか。
石破は一呼吸置いたものの、これまでと変わらず「またその質問か」という様子で、淡々と答えた。
「『なりたい、なりたい』というものでもないが、本当に国が必要とする時が来るかもしれないし、来ないかもしれない。もし仮に、何十分の一の確率か知らないけど、それが来たときに、(総裁選の立候補に必要な推薦人)20人をやっとかき集めて、『出るだけ出ました』では済まないってことだ。だから体制を立て直す、体制を見直すってそういうことじゃないのか」
そして最後に「石破茂は死んだのか」という質問をぶつけた。
石破は、こう答えた。
「死んでいません。まだ生きています」
(文中敬称略)
5748
:
チバQ
:2020/11/19(木) 18:01:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3270c48e236f45768707ac4796e44c12dcbdabe3
自民・甘利氏、じわり存在感 政権の看板政策、党で下支え
11/19(木) 7:13配信
61
自民党の甘利明税調会長の存在感がじわりと増している。
デジタル庁創設の在り方や不妊治療への支援拡充など、菅義偉首相が掲げる看板政策の実現に向け、党側で具体策の取りまとめを担っている。政権の政策立案で頼れる「腹心」が見当たらない首相にとって、政策通で知られる甘利氏の手腕に頼る面が多いようだ。
「まとめたものをハレーションから守るのが私の役目。文句は言わせない」。甘利氏は18日、党デジタル社会推進本部座長として臨んだ記者会見で、政府に提出した提言に関し、自らが抵抗勢力からの「防波堤」になると力説した。
「アナログ人間」を自認する甘利氏が座長を引き受けたのは、平井卓也デジタル改革担当相から強く請われたからだ。菅政権発足直後には、自らのメルマガで「税調会長としても忙しい年になるし、(座長を務める)新国際秩序創造戦略本部の取りまとめも年内。さらにデジタル庁構想の党側責任者も務める」と多忙をアピールした。
党内で甘利氏の政策通としての評価は定着している。エネルギー、通商などの政策に強く、デジタル社会推進本部、経済安全保障政策を検討する新国際秩序創造戦略本部でも、本部長は下村博文政調会長だが、政策づくりを主導するのはもっぱら甘利氏だ。
先月25日には首相と二人きりで昼食を取り、デジタル化などに向けた税制面での後押しを依頼された。「デジタル化には強い抵抗が出ますよ」と本気度を問うと、首相は「有無を言わさずやる」と力を込めたという。
6月に発足した不妊治療支援議連では既に治療当事者だった野田聖子幹事長代行の願いで会長に就任しており、首相が目指す不妊治療の保険適用に向けた制度設計を担う。周囲には「今は菅さんの突破力が必要なときだ」と政権を支える考えを示す。
首相とは選挙区が同じ神奈川。ただ、関係は「必ずしも近くない」(党幹部)とも指摘される。2016年に発覚した金銭授受問題が尾を引き、安倍政権ではその後、閣僚起用が見送られ、菅政権でも税調会長続投だった。菅政権内で「欠かせない存在」になるかはまだ見通せない。
5749
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d9a9691baaf732af7ad0724a55ad7597c792386
辻元清美氏 菅首相がエレベーターの中で正直に…
11/18(水) 23:28配信
立憲民主党の辻元清美衆院議員が18日、ツイッターに新規投稿。「昨夜、議員宿舎のエレベーターで菅総理にばったり遭遇」として、そのやりとりを明かした。
辻元氏が「総理大臣はいかが?」と聞くと、菅首相は「官房長官の方が忙しかった。国対もあったし」と答えたという。
辻元氏は「外交とかまだ慣れないところもあるかなぁともポロっとおっしゃる」とやりとりをつづり、「こんな、正直に本音をもらすところは私は好きだ。国会答弁も自分の言葉で本音でお願いしますね」と記した。
5750
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:55:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/152e5a1a5ec56b2c00cb3909f046e0700b5623f0
「三原じゅん子」の男遍歴 恋人を秘書に、“身内”の生活保護に疑念も
10/10(土) 5:58配信
これから妊娠・出産を迎える世代からすれば、死語、ということになるのだろう。
ツッパリ、である。
1980年代初頭に長ランや短ラン、ロングスカートなどのファッションとともに一世を風靡したツッパリはほどなくヤンキーという言葉にとって代わられる。
すると彼女の登場はさしずめ、帰ってきたツッパリ、といったところか。
「総理からは“しっかり頼みます”という大変重い言葉をいただきました」
9月23日、厚労省で会見に現れたのは新副大臣に就任した三原じゅん子参院議員である。
政治部デスクが言う。
「会見では終始安全運転に徹していた三原さんですが、副大臣就任をとても喜んでいたそうです。自身も患っていた子宮頸がんに対するワクチンの問題はライフワークとしていますし、何より総理肝煎りの政策を任されたことでテンションが上がっているのでしょう」
その政策とは菅総理が総裁選期間中にぶち上げた「不妊治療の保険適用」のこと。高額な不妊治療について、費用面の負担を軽くしようという新政権の目玉である。
「菅さんは総裁選の告示日に保険適用を唐突に表明しています。これに違和感を覚えた人は少なくなかった。実は裏でその振り付けを行ったのは三原さんだったのです。不妊治療の経験者である三原さんは総裁選の前から菅さんに直接レクチャーをしていましたし、厚労族議員も“あれは三原さんが菅さんの耳元で囁いたからだ”と冷ややかに話しています」(同)
三原氏はこれをデジタル化推進、携帯電話料金値下げに並ぶ、菅政権の最重要課題に位置付けさせた。自分が焚きつけ、実行する副大臣に任命されたのだから、気分が高揚したのも頷ける。
内心は一足飛びに厚労大臣に大抜擢されないか期待を抱いていたそうだが、ともあれ、彼女はヤル気マンマンだそう。
「着任して早々、厚労省幹部に対し『指導』を行っています。なんでも、“規制を打破する気持ちで”とか、“あなたたちは現場を知らないからね”なんてお話しになっているとか……。いきなりの上から目線で役人も面食らっていますよ。やはり菅総理が後ろ盾だから強気になれるのでしょう」(厚労省関係者)
菅総理と結託し、ケンカ上等。早速、厚労省にも「殴り込み」で睨みをきかせたというわけだ。
もっとも今回に限らず、彼女のこれまでの来し方を振り返れば、通底しているのは「ツッパリ」と「男」と言えるだろう。目的のためにはケンカも辞さないヤンキー気質と愛した男は捨て置けない姉御肌が随所に見られるのである。
64年、東京都に生まれた彼女の存在が世間に広く認知されたのは79年にTBS系で放映された「3年B組金八先生」だった。茶髪にロングスカートの不良役を演じ、
〈顔はやばいよ、ボディをやんな〉
という名台詞は今に至るまでの三原氏のイメージを決定づけたといえる。
5751
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:56:03
>>5750
高給取りの兄が…
そのイメージが三原氏の「本性」として表沙汰になったのが、87年のカメラマン暴行事件。当時、交際中のミュージシャンと彼女が豊島区の路上で「フライデー」のカメラマン2人に写真を撮られ、激高したのだ。
当時を知る芸能デスクは、
「三原さんはカメラマンに馬乗りになり、髪を引っ張った上、頭を路上に打ち付けた。要はボコボコにしたわけで、その場で現行犯逮捕。釈放された後、起訴猶予となりましたが、ツッパリイメージを地で行く暴行事件でした」
そんな三原氏の1度目の結婚は90年。だが、カーレーサーの夫との結婚生活は9年で破綻し、同年にはお笑い芸人として活躍していたコアラ(後にハッピハッピー。に改名)と再婚する。テレビでそのアツアツぶりを見せつけ、2004年には二人の個人事務所を立ち上げた。コアラが社長に就任するも、やはり8年で結婚生活に終止符を打った。原因はコアラの浮気とされている。
現在は別の芸能事務所を経営するコアラに今の三原氏について尋ねると、
「もう十数年前に別れていますから。当時は(政治家になるとは)感じていませんでしたし、普通に女優、タレントとしてお付き合いしていました。なんで政治家になったのか、ちょっと僕は分からないので」
バツ2となった彼女は心機一転、政界へ。華やかな芸能界から有象無象(うぞうむぞう)が蠢(うごめ)く永田町に場所を移しても、ついてまわるのはやはり「男」だった。
2010年、参院の全国比例で初当選すると、コアラに代わって結ばれていた内縁の夫との関係がやり玉に上げられた。
三原議員の知人によれば、
「三原さんのバックバンドでキーボードを担当していた男性と付き合い始めたのです。彼は11歳年下で、議員になる前から同棲生活を送っていました」
当選すると、この男性を公設第1秘書に据え、食えないバンドマンを収入面でも面倒を見るように。その年収は約800万円。つまり、税金で内縁の夫を養っていたことになるのだ。しかも三原センセイの随行係と称して議員会館にはほぼ姿を見せず、秘書としての勤務実態は怪しいかぎり。なにしろバンドマンを続けていたのだから、公金を受け取る秘書職が副業ということになる。
その公私混同ぶりを週刊誌で報じられると、公設から私設秘書へと切り替えたのだが、その給与も政党支部から支出され、原資には税金が含まれていた。さらに男性の親族が生活保護を受けていることも明らかになった。
本誌(「週刊新潮」)は13年にそのことを報じている。
証言した男性の知人は当時こう語っている。
「地元にいる彼の妹さんが困窮状態にあり、生活保護を受けとるんですわ。国会議員の公設秘書として高給をもらっとる兄が、妹の支援をしとらんのは問題でしょう」
まず親族が手を差しのべ、そうした支援者が周りにいない前提で申請するのが生活保護の大原則だ。しかも当時は不正受給が社会問題となっており、何より三原氏自身が自民党で生活保護見直しを提言していた。“身内”に大甘と指摘されても仕方のない事案だったのだ。
「男」に関する物語はまだ終わらない。
この男性との幸せな生活を送っていたと思われた16年、突如、新たなパートナーが現れた。
5752
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:56:34
>>5751
「前夜に何かあった」
この年、改選を迎えた三原氏は全国比例から神奈川選挙区へと移ることになる。手引きをしたのは、横浜を地盤とする、当時官房長官の菅氏だった。
神奈川県連の関係者が回想する。
「新人議員の時は石破茂さんが面倒を見ていて、12年の総裁選では石破さんの推薦人にもなっていたんです。ですが、機を見るに敏な彼女はその後、菅さんに接近。比例から神奈川に転出する時には、菅さんの側近でもある県連会長、小此木八郎さんが根回しをして、随分と汗をかいていました。選挙戦が始まると若い男が彼女のそばにぴたっと寄り添っていまして……」
その男とは中根雄也氏。三原氏の24歳下で15年の藤沢市議選で落選後、三原氏のスタッフとして働くようになっていた。
「選挙戦の真っ最中、ある日突然、二人が密着しだすんですよ。ボディタッチは多くなるし、食事の時は横に寄り添って“アーン”をやりかねないくらいの距離感で。これは絶対、前夜に何かあったでしょ、と県連内で噂になったのです」(同)
地盤が欲しくて選挙区を変えると同時に男まで乗り換えてしまったことに周囲は呆れるばかり。
関係者が続ける。
「交際を始めると今度は中根さんを公設秘書にしたのです。以前と全く同じパターンで、そのことがまたもメディアに露見すると私設秘書にしていました」
17年には中根氏と結婚し、横浜のホテルで披露宴が開かれたのだが、
「前年には政治資金パーティーも開いているし、“結婚にかこつけてまた金をとるのか”と多くの県連幹部が欠席しました」(同)
仲人を務めた元参院議員の斎藤文夫氏は、
「今でも年に2、3回は虎屋の羊羹とかを持って夫婦で挨拶に来ますよ。仲人を頼まれた時、中根さんは“今後は彼女を支えていきます”と言っていたね。そういう一生懸命な姿が魅力的なのだろう、三原さんがゾッコンなんだよね」
3度目の花嫁姿となった彼女は私生活のみならず、“公”でも転機を迎えた。
「彼女は3年前に随分と自信をつけたんですよ」
とは厚労族議員。
「受動喫煙法案が議題になっていた17年の党厚労部会で大西英男議員が“(がん患者は)働かなくていい”と失言をした一件がありました。それに三原さんが噛みつき、ブログで猛烈に批判。世間から大西さんがバッシングされ、釈明に追われました。その時、三原さんは敵を作れば話題になると気づいた。その後はまるでジャンヌ・ダルクのようになっていきましたね」
例えば、ライフワークにしている子宮頸がん問題でも、ワクチンの積極接種に及び腰な厚労省を批判するようになる。昨年の通常国会で野党から総理への問責決議案が提出されると、反対討論に立った三原氏が、
〈恥を知りなさい!〉
と、さすが元女優の演技力で野党を恫喝したことが世間の度肝を抜いた。貫禄である。さらに、
「小泉進次郎さんが厚労部会長だった時には、三原さんが進次郎さんに“病を抱えた女性を見据えた政策を”と話したのですが、当時の進次郎さんは妊婦の自己負担が増える妊婦加算問題で多忙を極め、取り合おうとしなかった。すると三原さんが激怒。菅さんが仲介に入るまでの騒ぎになったとか」(同)
永田町で学んだ「ケンカ作法」は快感となり、次なる相手は厚労省、というわけだ。一方、敵は作っても時の権力者に忠誠を誓うのが彼女の真骨頂。
先のデスクが解説する。
「昨年の参院選では党の女性局長として全国の候補者の応援に入りました。その中で突出していたのが、あの河井案里。17日間の選挙期間中に重要な最終日も含め、なんと4回も広島入りしています。落選した山形の大沼みずほさんには1回しか行っていませんから、異様な関係性が際立っている。しかも、党の事務方ではなく三原さん自身で予定を調整する力の入れよう。河井推(お)しだった菅さんに頼まれたのでしょうが、それにしても多すぎます」
三原氏は今回の総裁選でも菅選対の役員に名を連ね、選挙に奔走していた。そうした論功行賞が今回の副大臣就任だったのだ。
5753
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:57:39
>>5752
必要な少子化対策とは
しかし、今後の道のりは平坦ではない。その理由は他ならぬ「不妊治療の保険適用」だと先の族議員。
「日本医師会が反対しているのです。財源が限られる中で不妊治療が保険適用となれば他の科の診療報酬が引き下げられるなどの弊害も出てきますし、出産に保険を適用しないのか、という議論にもなります。三原さんは医師会とのパイプがないし、菅さんも事前に厚労省に相談しておらず、混乱している。厚労省は大慌てで不妊治療の実態調査へ準備を進めていますよ」
数回の体外受精で300万円近くの費用がかかる事例もあり、確かに不妊治療は経済的余裕がなければ続けられない。政治家として妊娠を切に願う男女に救いの手を差しのべ、少子化打破につなげたいとする三原氏の思いは純粋で理解できなくもない。
産婦人科医の宋美玄氏はこう指摘する。
「体外受精になると一度に30万円、40万円と費用がかかり、あきらめるカップルも多くなります。しかし、不妊治療のどこまでを公的資金で賄(まかな)うかは難しい問題です。高齢で妊娠したい場合、その可能性は高いとはいえない。保険適用しても費用対効果が低くては国民の理解は得られません。年齢に関係なく一律で適用していいのか、治療技術もクリニックによってばらつきがあり、制度設計は一筋縄にいかないでしょう」
少子化対策の目玉としても疑問を感じているという。
「少子化の主な理由は不妊治療が広まっていないからではありません。人口の多い団塊ジュニア世代の雇用の非正規化が進み、未婚化・晩婚化が顕著になったことが大きな理由。不妊治療の負担軽減を進めるのは良いことだと思いますが、その結果、子育て支援策と若者の雇用の安定化が疎かにならないか心配です」(同)
出産して大学までの教育費は1人当たり1千万円とも2千万円とも言われる。それゆえ、第2子、第3子を生んだ多子世帯への思い切った経済支援こそ必要という意見もある。
いずれにせよ、自身が振付役となった政権の目玉政策実現に向けて、数々の困難が待ち受けているのだ。
政治アナリストの伊藤惇夫氏は手厳しい。
「三原さんは国会で“恥を知りなさい”と啖呵を切ったという印象しかありません。そう言っておきながら、自身が交際していた男性や夫を公設、私設秘書にしていますし、政治家として評するレベルにないのでは」
そうした評価を「突っぱね」られるか。厚労省の「顔」役に世論からの強烈なカウンターパンチがないことを願うばかりである。
「週刊新潮」2020年10月8日号 掲載
新潮社
5754
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:59:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/38e15076e5f50da8760bda2aaf988d31ad9ad659
岸田文雄氏が明かす「安倍氏に応援してもらえなかった総裁選」
11/19(木) 16:05配信
自民党の岸田文雄衆議院議員(63才)に元衆議院議員でタレントの杉村太蔵氏(40才)が直撃! 第二次安倍内閣の後半を自民党政調会長としてサポートした岸田氏は、安倍政権末期に数々の貧乏くじを引かされた。「嘘をつかず、騙さず、人の悪口を言わず、手柄を横取りせず、人を批判しない」(岸田派の木原誠二衆議院議員)と側近から評される岸田氏が、権力をめぐって揺れ動く政治の狭間で葛藤する胸のうちを初めて明かした――。
超意外! 実は織田信長を夢見ていた岸田文雄
杉村:アメリカだけでなく、日本を含む世界中で分断が進んでいるとのことですが、どうすれば岸田さんの提唱する「分断から協調へ」が実現するのでしょうか。
岸田:成長の果実を一部の人間が独占するのではなく、適度に分配する必要があります。世の中には努力したくてもできない人もいます。コロナ下でも、巣ごもり需要で儲かる業界がある一方、観光や飲食などは大打撃を受けました。こうした業界を政治がサポートすることで国民が分断される状況を減らしたい。コロナ下で、自死が大幅に増加している、特に女性の自死がものすごく増えている。弱い立場の皆さんに目が届く対策を講じなければなりません。
杉村:まさにその考えで今年4月、自民党の政調会長だった岸田さんは、コロナで減収した世帯に30万円給付する案を主導して閣議決定にこぎつけました。ところが土壇場で全国民に一律10万円給付することになった。ぼくは派遣切りなどで収入がなくなって本当に困った人に30万円渡す元々の案が良かったと思います。困ってない人にまで一律10万円となったことが非常に残念でした。なぜひっくり返ったのでしょうか。
岸田:あれはさまざまな議論をした結果、与党としてトップ会談までやって決定したことです。与党みんなで話し合ってああなった。
杉村:ぼくは岸田さんが怒ったところを見たことがありません。怒った姿を見かけない政治家は本当にめずらしいです。でもあの時は正直、「それは違うんじゃないか」「ふざけるな」といった思いにはならなかったのですか。
岸田:(宙を見上げて)もちろん、そう思いました。だけど結論を出すのが政治です。いくら議論しても結論が出せなかったら政治ではない。政調会長は政策の責任者ですから、閣議決定の後に手続きをやり直して結論を出した……まあ、腹は立ったけどな(苦笑)。
杉村:やっぱり岸田さんでも腹は立ったんですか! ぼくは岸田さんは最強の中間管理職だと思うんです。上と下から挟まれてつらい思いをしても、壊すのではなくまとめる。まさに「分断から協調」。そうした調整能力が岸田さんの一番の魅力だと思います。腹は立ったけど政策の責任者としてまとめたなんて言葉を聞くと、シビレますよ。
5755
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 19:59:57
>>5754
給付金30万円案が撤回! ”辞表”は考えなかったのか?
岸田:そうですか。あの時は与党のトップ会談で議論した結果、安倍総理(当時)が決断して「これでいきたい」と話がおりてきた。電話などで2日間くらいやりとりしましたが、最後は総理の決断だから仕方ないという感じでした。
杉村:あの時は一歩間違えたら自民党内がガタガタになったはずで、岸田さんがイメージダウンをいとわずに10万円案を受け入れた瞬間が「分断から協調」へのクライマックスでした。安倍さんの任期は来年9月までだったので、計算高い人なら辞表を叩きつけて「やってられねえよ」と芝居を打って、強い政治家像を見せつけたのではないでしょうか。
岸田:それはあるだろうけど、私が責任を負っていたのは、総額230兆円に及ぶ経済対策全体です。給付金はそのうち12兆円、もちろん重要な要素で軽くみてはいないけれど、史上最大の経済対策をまとめる議論をするなかで、給付金がひっくり返ったからと全部を投げ出して、国民の生活や企業の事業継続を危険にさらすわけにはいかなかった。
杉村:全然よぎらなかったですか。辞表を叩きつけるなんてことは。もう岸田さんは政調会長ではないですし、安倍さんは総理をお辞めになったのだから、教えてくださいよ。
岸田:いまさら言っても仕方ないけど、いろいろなことを考えました(笑い)。
杉村:これは聞きたいですね! 一番過激な案は何だったんですか?
岸田:いやいや、過激なものも含めて考えたということです。ただ、安倍総理は、コロナ感染が拡大する中で、責任を一身に背負い、全身全霊で闘っておられた。鬼気迫るものがあった。その負担を少しでも分かち合うのが私の仕事であって、やっぱり、投げ出すなんてことはあり得なかったですね。
学術会議の問題で政府の説明は足りていない
杉村:総裁選で敗れた菅総理についてはあまり話をしたくないですか。
岸田:いいですよ。聞いてください。
杉村:岸田さんと菅さんは政治姿勢がだいぶ違うという印象があります。岸田総理だったら学術会議で6人だけ任命しないとか、携帯電話というイチ業界をターゲットにして値下げを迫るという政治はやらないのでは。
岸田:ああ、違うところは多いかもしれないですね。それぞれ信念をもって自分が正しいと思って政治をしているわけだから、違うのが当たり前ですよね。ただ、私は、同じ党にいて大きな方向性を共有する仲間である以上、仲間の批判をするのは好きではありません。批判ではなく、何が足りないのかを指摘するのが、あるべき前向きな態度だと思います。学術会議の問題でいえば、やはり政府の説明が足りていない。
杉村:もうそろそろ不一致を表明しもいいんじゃないでしょうか(笑い)。学術会議の件は確かに政府に任命権はあるのかもしれないけど、任命されなかった側は納得いかないはずです。携帯電話の値下げにしても、自由主義の世の中で総理がモノの値段を指示していいのか。だったら新幹線の料金はどうなのか。総理の指示のその法的根拠は何なのか、そもそも本当に料金は下がるのか。疑問ばかり浮かびます。
岸田:法的根拠というよりも、総理の主張に国民が「そうだそうだ」と賛同した。それが企業を動かすという仕掛けなのでしょう。国民世論がバックになっている。
杉村:それはポピュリズムではないでしょうか。国民世論が動けば、杉村太蔵の講演料を下げることもできるのか。ぼくとしてはそんなことより思い切り行財政改革をしてもらいたい。
岸田:まあそうですけど、行財政改革もしっかりやると菅総理は言ってますよね。そして、河野大臣が頑張っておられる。
杉村:ぼくが自民党の1年生議員だったら、菅さんを見ていてすごく不安になりますよ。こんなことしていたらいずれ支持率下がるのではないかと。何となくあの秋田弁でこっちはほっこりさせられているけど、菅さんの説明は本当にわかりづらいです。
岸田:だから私は与党の一員として、足りないところはアドバイスや提言をして、しっかり菅政権を支えていきます。ただ携帯料金をなぜ下げるかは、今後は5Gがデジタル社会の基盤になるからです。あらゆるサービスがスマホ経由になるデジタル社会の実現には利用料の値下げが必須ですし、携帯会社はデジタル社会で大きなビジネスチャンスを得ます。要は手段とともに、その先に何が見えてくるのかを説明することが大事です。
5756
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:01:15
>>5755
総裁選支援をお願いしに行った時、安倍前首相は…
杉村:岸田総理ならば、どんなデジタル社会を目指しますか。
岸田:デジタルは手段であって目的ではありません。そのことをハッキリさせることがまず大切です。その上で、デジタルという手段を使って、国民の生活、特に地方での生活、地方の活性化を目指します。リモートワーク、リモート診療、リモート教育、自動宅配、自動運転、デジタルを活用することで、大都市にいなくても大都市と同じ生活や便利さを享受できるようになるのです。なので、デジタルを通じた地方の活性化を目指します。
その際、そもそもデジタルは格差を生じさせやすい。使いこなせる人とこなせない人でも差が出るし、業界においてもデジタルに適合、不適合がありますから。デジタル社会でますます格差と分断が広がる可能性があるので、まずは中小企業や所得の低い人などに配慮したデジタル化を進める必要があります。
杉村:デジタル社会が分断を招くこともあるんですね。しかしそれにしても、岸田さんは安倍さんを批判したことは一度もないんですか。どんなサラリーマンでも7年8か月も仕えたら、どこかで愚痴のひとつも出るはずです。
岸田:言いたくなるときもあるけど、不必要な愚痴は言わないことです。政治を動かすとか、自分の役割を果たすとか、大きな目標のためには言わなければならないことがある。でも不必要な不満をいちいち口にすると、結局は自分に跳ね返ってきます。これまでしょっちゅうそれで痛い目にあっているから、我慢することを覚えました。
杉村:それだけ我慢して安倍総理を支えた7年8か月ですよ。安倍さん辞任表明後の自民党総裁選で、「あれだけ我慢したんだから、安倍さん応援してくれよ」という気持ちにならなかったですか。
岸田:当然それはあった。あったけど……。ただ、我慢して安倍総理を支えたというのはちょっと違うんだよね。私と安倍総理は当選同期、年齢も近く、地元も広島と山口、昔から仲はよかった。安倍総理の7年8か月は、日本が外交でも経済でも存在感を一日一日取り戻した迫力ある7年8か月でした。その7年8か月を前半は外務大臣として、後半は政調会長として支えることができたのは、本当に充実していた。
杉村:なるほど。その安倍総理に、当時、辞任を表明した安倍総理に総裁選の支援をお願いに官邸に行かれましたよね。そこでは実際に総理からどんなお話があったのですか。
岸田:まああの時は、「誰を応援するとはいまは言えないんだ」という感じでした。
杉村:さすがにその時は、「なんだよ、こんなに長く一緒にやってきたのに、支えてきたのに」という気持ちになったはずです。それでも不必要な不満だから何も言わず我慢したなんて、すごすぎます。
岸田:その先をまた考えたら、「ここでケツをまくったらおしまいだよな」という気持ちになりました。
杉村:ずっと話を伺っていて、最後、感想を申し上げます。安倍さんが織田信長で、菅さんがその後叩き上げで後を継いだ豊臣秀吉、ちょっと恐縮ですが、明智光秀が石破(茂)さんだったとしたら、岸田さんは我慢に我慢を重ねてチャンスを待った徳川家康になるのか、それとも加賀100万石で終わった前田利家になるのか、大きな分かれ道だと思います。いかがでしょうか?
岸田:家康は好きじゃない。ぼくは本当は織田になりたかった。
杉村:それは超意外ですね。どう見ても狙うは家康でしょ!
岸田:でも徳川家康はあまり好きなタイプじゃないんだよな。イメージがよくないから、あまり家康になりたいとは思わないね。織田信長のように、やるべき理想に向かって、短くとも太く生きてみたい。でも、前田利家か徳川家康かといわれたら、実は両方ともよく似ているよね。2人とも、江戸と加賀と規模は違えども、何百年と安定して繁栄する体制の基礎を作った。未来の世代、未来の日本の基礎となるような仕事をしたいと思います。その意味では、家康もいいかな(笑い)
杉村:どう考えても岸田さんに信長の雰囲気は感じないですけど(笑い)。アメリカの大統領になるバイデンさんと同じで、分断から協調を目指す岸田さんの政治スタイルはいまの時代に求められるものだと思います。今後も天下取りにはチャレンジされますか。
岸田:もちろんです。一度総裁選挙に挑戦した以上は、引き続きぜひ総裁選挙に挑戦し続けたいと思います。
撮影/浅野剛 構成/池田道大
5757
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:13:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cf74dad687ec05f9f745ae4dff93feb371f2217
安倍首相待望論も! 「竹中支配」進む菅政権で日本崩壊?〈週刊朝日〉
11/19(木) 6:02配信
真意はいったいどこにあるのか──。永田町ではいま、一人の人物の動向が注目されている。
今年9月、持病の悪化を理由に7年8カ月に及ぶ政権運営に終止符を打った前首相の安倍晋三氏。11月11日、久しぶりに表舞台に現れた。自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の初会合で、その会長に就任した。
会合に出席した細田派の議員はこう話す。
「安倍さん、めちゃくちゃ元気だった。菅さんの政策を『目先の改革』だと反発する派閥内では、安倍さんの3度目の待望論が出ている」
10月25日には安倍氏が代表を務める保守系の議員連盟「創生日本」の会合が東京都内のホテルであり、加藤勝信官房長官、下村博文自民党政調会長、萩生田光一文部科学相、西村康稔経済再生担当相、稲田朋美元防衛相ら20人余りが集まった。
「この会は安倍さんが2012年に総裁選に立候補したとき、母体になった。安倍さんは“終わった人”と見られる派閥の長になる気はなく、議連など派閥横断的な活動をやる気。引退する気は微塵(みじん)もない」(前出の議員)
菅政権は、世論調査によっては60%を超える高い内閣支持率を得るが、菅氏の党内基盤は盤石とは言いがたい。同氏に近い党幹部は嘆く。
「結局、菅さんが興味あるのは政策よりも人事。朝5時に起きて、6時から人事に関する指示を電話で出す。疲れがたまっているから、官僚からレクを受けても頭に入らない。日本学術会議問題の国会答弁で失敗するたびに安倍待望論が高まるという悪循環だ」
そんな菅氏の経済政策を支えるブレーンたちの評判も悪い。
アベノミクスを引き継ぐとした菅氏だが、政権発足直後には組織を改編。安倍政権下で成長戦略を担った「未来投資会議」を廃止し、「成長戦略会議」を新たに設置した。
その司令塔に選んだのが、小泉純一郎政権で総務大臣だった竹中平蔵氏だ。菅氏にとっては総務副大臣として仕えたかつての“上司”。政府関係者は言う。
5758
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:15:00
>>5757
「竹中氏は未来投資会議のメンバーでもあったが、各省庁に“宿題”と言って自分が望む政策をゴリ押ししていた。その竹中氏の影響力は、菅政権でさらに増すことになる」
実際、官僚にも動きがあった。
「今夏の人事では、内閣府政策統括官に林幸宏氏と籠宮信雄氏が起用されました。2人とも竹中氏が小泉政権で大臣をしていたときの秘書官。昨年に政策統括官になった井上裕之氏も、竹中氏の秘書官経験者で信頼が厚い。内閣府では『竹中支配』が着々と進んでいます」(前出の政府関係者)
竹中氏についての著書があるノンフィクションライターの佐々木実氏は「内閣府の重要政策会議で影響力を持てば、どんな政策にも関与できます。竹中氏は、小泉政権では経済財政諮問会議を大臣として取り仕切り、経済政策の司令塔になれた。菅政権でもその経験を生かすつもりなのでしょう」と指摘。「菅政権ではハンコ廃止や携帯電話料金の値下げなどが注目されていますが、その裏ではコロナ禍を機に一気に規制緩和を進め、『日本改造』をしようと考えています」
その竹中氏が最近、主張しているのがベーシックインカムの導入だ。
ベーシックインカムとは、政府が国民に対して最低限の所得保障をする制度で、竹中氏は著書で1人あたり月7万円の給付をする案を出している。デジタル社会の到来で日本でも格差が広がるため、そのセーフティーネットとして導入が必要になるという。一方、年金や生活保護などの社会保障政策はすべて廃止。ベーシックインカムは国の社会保障制度の大きな変更が必要なため政府内ではまだ議論に上がっていないが、「次の衆院選が終われば議論が始まるかもしれない」(前出の政府関係者)と警戒されている。
さらに、成長戦略会議の有識者メンバーに選ばれた元金融アナリストのデービッド・アトキンソン氏も批判の的だ。
菅氏と官房長官時代から親交のあった同氏は、日本は中小企業の数が多いことが労働生産性が上がらない原因だと主張。そのため賃金も上がらないのだという。そこで、買収や再編によって企業の数を減らすことを提言している。また、著書では日本の経営者を無能呼ばわりしていて、菅首相のブレーンとしての適格性を問う声も自民党内にある。
5759
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:15:32
>>5758
11月にあった冒頭のポストコロナの議連の会合では、日本銀行の岩田規久男前副総裁が講演した。
「岩田氏は、アトキンソン氏が訴える中小企業の労働生産性に関する持論について今のデフレの状況を計算に入れていないと批判した。中小改革を掲げる菅首相には、厳しい指摘でしたね」(同党のある議員)
さらには、アベノミクスを主導したブレーンからも疑問の声が上がる。
安倍内閣で内閣官房参与を務めた前駐スイス大使の本田悦朗氏が10月29日、同党の若手議員による「日本の未来を考える勉強会」に登壇。アトキンソン氏の主張を「マクロ経済を理解していない」と述べ、中小企業再編について「極めて危険」と批判した。勉強会の会長を務める安藤裕衆院議員は話す。
「新型コロナで日本経済が苦しいときに中小企業の再編をやれば、街中に失業者があふれ、消費がさらに冷え込む。菅首相が掲げているデフレ脱却はさらに遠のく」
とはいえ、こうしたブレーンが、スガノミクスを動かすことになる。
同党内からは「菅政権は小泉政権の再来だ」と警戒する声も出始めた。「小泉政権の構造改革で非正規雇用が増え、日本の経済は衰退した。菅首相が官邸主導で規制改革や構造改革をやるようなら、どんな手を使ってでも止める」(中堅議員)
日経平均株価は2万5千円を超え、バブル崩壊以降で最高の水準となった。しかし、党内では火種がくすぶっている。安倍氏はそのことを見越して行動を始めたのだろう。安倍氏側近は言う。
「菅政権は経済政策でこける。そうなれば、安倍さんの首相3度目の登板が現実に近づく」
(本誌・西岡千史、浅井秀樹/今西憲之)
※週刊朝日 2020年11月27日号
5760
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:50:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc0cb556e4b43a49b7ea36d3e5a6836f00fc82d2
公明党、斉藤副代表の公認決定 自公分裂含みの異例の展開、首相は静観
11/19(木) 19:35配信
公明党は19日の中央幹事会で、次期衆院選広島3区に立候補する斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=の公認を決定した。山口那津男代表は官邸に菅義偉首相(自民党総裁)を訪ね、斉藤氏擁立を直接伝えた。自民党広島県連は同区で候補者選定の公募手続きを進めており、連立与党が分裂含みの異例の展開となっている。
「斉藤氏を広島3区の候補として公認しました」
首相と向き合った山口氏は長年の選挙協力が崩れかねない状況を前に、一歩も引かない姿勢を示した。首相は黙ってうなずいた。
同区の現職は、昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪に問われて公判中の元法相、河井克行被告=衆院議員、自民党離党=だ。事件発覚後、河井氏を支援してきた公明側に自民から謝罪はなく、「けじめがついていない」(公明幹部)と不満が渦巻く。
公明が斉藤氏公認に一気に駒を進めたのは、自民側が新たな候補者擁立をめぐり、公明との協議に応じることなく、12日に公募による選定を決めたためだ。直前に自民の山口泰明選対委員長から公明の総合選挙対策本部長を兼ねる斉藤氏に「現段階で調整は難しい」と連絡が入り、公明は「協議不調」と受け取った。
とはいえ、支持母体である創価学会の強力な支援を受ける公明候補も、自民の応援がなければ当選は厳しい。学会とも良好な関係にある首相や二階俊博幹事長との連携は維持したい考えだ。
公認決定を2日後に控えた17日午後、国会内で二階氏と会談した石井啓一幹事長が斉藤氏擁立の方針を伝え、「よろしくお願いします」と頭を下げると、二階氏は「これまでもずっと選挙協力をやってきましたからね」と連立を重視する考えをにじませた。
政権運営の面でも公明の協力は欠かせず、首相も静観の構えを崩していない。岸田派(宏池会)会長で広島を地盤とする岸田文雄前政調会長は「自民党のありようが問われている」と不快感を示すが、岸田氏と距離を置いてきた首相は周囲に「(河井氏の事件後)県連が後始末をつけていなかった。まず県連がどうするかだ」と語った。(力武崇樹)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a0981ff2279f1eb8c15877b26cf997dd7437d33
自民・岸田氏「党がどう臨むのか問われる」 衆院広島選挙区・公明公認で
11/19(木) 14:39配信
自民党の岸田文雄前政調会長は19日、公明党が次期衆院選広島3区に立候補する斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=の公認を正式決定したことについて「自民党広島県連の問題にとどまらず、党が全国でどのように選挙に臨むのかが問われている」と述べた。東京都内で記者団の取材に答えた。
県連はすでに、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進めている。岸田氏は公明との調整を行うのかを問われ、「あらゆるルートや手段で意思疎通を図ることは大事だ」などと語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f0248424a35dacfb7986f55d6c2d2b61317e4e3
公明「衆院広島3区公認候補」菅首相に報告
11/19(木) 16:10配信
公明党の山口代表は、菅総理大臣と会談し、河井克行元法務大臣の選挙区である衆議院・広島3区で、斉藤副代表を党の公認候補に決定したと報告しました。
与党として議席の獲得が、最も大切だと訴える山口代表に対し、菅総理は黙って、うなずきながら聞いていたということです。
公明党 山口代表「大事なことは、やはり与党として議席を確保するためには、どうしたらいいかということですので、今後両党でしっかり話し合いを尽くしていきたい」
斉藤副代表の擁立をめぐり、山口代表は、「自民党との選挙協力はこれまで通りに行いたい」として、今後候補者の一本化も含め、調整を行いたいとの考えを示しました。
一方、自民党からは、「一度選挙区を譲れば、もうかえってこない」などと反発する声があがっています。
岸田前政調会長「広島固有の課題ではなくして、党としてどうあるべきなのか、こうした視点で思いをめぐらしていただきたい」
広島県選出である、自民党の岸田前政調会長は、「与党が小選挙区で対立しても良いことは何もない」と述べました。
しかし、公明党は、岸田氏らのこれまでの対応に不満を募らせており、水面下で「次の選挙では岸田派の議員には協力できない」と申し入れるなど対立が激しくなっています。
自民党内からは、「広島以外の議員まで巻き込むのは理不尽」と不満の声があがっていて、今後の調整次第では、自公の連立をゆるがす事態にも発展しかねない状況です。
5761
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:56:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8a7f91ffb7bb33328882367bc7ad42f3d4ec01
「ポストコロナの経済政策」議連、岸田氏が会長代行に
11/19(木) 13:57配信
11月19日、自民党で安倍晋三前首相を会長に立ち上げた議連「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長代行に岸田文雄前政調会長(写真)が就任した。写真は9月都内での代表撮影(2020年/ロイター)
[東京 19日 ロイター] - 自民党で安倍晋三前首相を会長に立ち上げた議連「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長代行に岸田文雄前政調会長が就任した。同議連に参加する山本幸三元地方創生相が19日、記者団に明らかにした。同議連はアベノミクスの大規模な財政・金融政策を継続することによるコロナ禍からの再生を掲げ、菅義偉政権を支えるのを目的としている。
岸田氏は9月の総裁選でも財政・金融政策の持続性確保を政策に掲げており、いわゆるリフレ派の考えとは隔たりもあるが、「菅首相をけん制したい安倍陣営側に岸田さんがついたということではないか」(与党関係者)と勘ぐる声も出ている。
議連は11日に設立総会を開催。安倍前首相は日銀の大胆な金融政策で任期中にデフレを脱却した成果を披露し、「政府・日銀連合軍で(コロナ禍に)対応していく」、「菅政権をしっかり支える」と強調した。総会では大胆な金融緩和を提唱する岩田規久男・前日銀副総裁が講演し「不完全雇用下で日銀が実質金利上昇を抑制する限り、国債は将来世代への借金の付け回しにはならない」などと指摘、日銀の国債買い入れを前提とした大規模な財政出動による需要創出の重要性を強調していた。
議連のメンバーは非公表だが、メンバーによると議連は「あくまでアベノミクスの財政・金融政策を菅政権も継続できるように支援するのが主眼」。財務省幹部の抵抗などで経済対策などが小粒にならないよう援護射撃するのが目的という。
(竹本能文)
https://news.yahoo.co.jp/articles/81cb7201a2e2067cdeea26fab448918df277beec
自民・石破氏 派の若手と会食 結束深め
11/19(木) 0:18配信
自民党の石破茂元幹事長は18日夜、東京・赤坂のそば店で石破派(水月会、19人)の若手議員らと会食した。今後は若手に限らず派の議員と夜の会食を続けていくという。
衆院当選3回の福山守、八木哲也両衆院議員ら7人が石破氏を囲んだ。石破氏は石破派の会長辞任を表明しているが、石破氏への若手の信頼は厚く、結束を深めたようだ。会合後、石破氏は「楽しい会だった」と周囲に語った。派の後任会長などについては話題に上がらなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf4f9c2d29fac5525f04420e7a6b33e49b46c07a
菅首相、最大派閥に協力要請 コロナ抑止と経済両立
9/28(月) 21:44配信
自民党最大派閥の細田派は28日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。来賓で出席した菅義偉首相は新型コロナウイルス禍に触れ「未曽有の国難、危機を乗り越える。感染拡大防止と社会経済活動の両立をしっかり成し遂げたい」と述べ、政権運営に協力を求めた。
同派出身で首相を辞任した安倍晋三氏もあいさつし「だいぶ薬が効いて健康回復しつつある。一議員として菅政権を支えていきたい」と語った。
パーティーには、自民党の二階俊博幹事長ら党4役や公明党の山口那津男代表も参加。先の自民党総裁選を首相と争った岸田派の岸田文雄、石破派の石破茂両会長ら各派幹部が顔をそろえた。
5762
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 20:58:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/93610519fd8c46ff247eb1b6e1cf54a73a12b696
補正規模、世耕氏らに苦言 自民・伊吹氏
11/19(木) 15:29配信
自民党の伊吹文明元衆院議長は19日の二階派会合で、世耕弘成参院幹事長らから2020年度第3次補正予算案の規模に関する発言が相次いでいることについて、「予算は必要なものを積み上げた結果として規模が決まる。最初からいくらいくらというのは非常に不見識だ」と苦言を呈した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31234882cb42d061c01a7e6dc88b0bf506dc6fc1
参院憲法審幹事懇を開催 各会派から意見聴取
11/18(水) 16:58配信
参院憲法審査会幹事懇談会に臨む与野党の幹事ら。中央は林芳正会長=18日午後、国会内(春名中撮影)
参院憲法審査会の幹事懇談会が18日開かれ、与党筆頭幹事の石井準一氏(自民)は25日の幹事懇の開催を提案し、野党側は持ち帰った。
石井氏は国会内で記者団に「衆参の憲法審査会が今後もスムーズに行われるような流れを作っていきたい」と述べた。
参院憲法審は11日には今国会初となる審査会を開き、幹事の選任などを行った。実質的な審議は、平成30年2月以降行われていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1db9c95fcc0647bbac987593de83b5720820e531
自民・甘利氏、解散は「補正成立後も視野に」
11/19(木) 13:10配信
自民党の甘利明税調会長は19日、所属する麻生派(志公会)の会合で、衆院解散・総選挙の時期に関し「(解散は)首相の専権事項だが、来年1月の補正予算の成立後ということも緊張感を持って視野に入れてほしい」と述べた。
甘利氏は「経済と新型コロナウイルスの状況を踏まえて、首相が判断する」と強調し、次期衆院選での派内の候補者の全員当選を呼び掛けた。
5763
:
名無しさん
:2020/11/19(木) 21:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/eec8d29f874046c41a56139130e9464e866176cb
首相と公明代表、マスク昼食 宣言通りに早速実践
11/19(木) 18:57配信
菅義偉首相は19日、公明党の山口那津男代表と官邸で昼食を共にした際、会話中にマスクを着ける「マスク会食」を早速実践した。昼食に先立ち、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「私も、きょうから徹底したい」と宣言していた。
昼食にはキンメダイの煮付けのほか、両氏の郷里の名物、漬物「いぶりがっこ」と納豆が並んだ。山口氏は会食後、記者団に「いささか面倒な面もあるが、こういう取り組みが大事だと改めて感じた」と述べた。
一方、共産党の志位和夫委員長は記者会見で「GoTo事業に固執するから、そんな愚にもつかない話になる」と政権の姿勢を批判した。
5764
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:33:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/af19e3985b1c4e30f60fc1a55e8cf75ab1dc9d26
広島3区めぐり自公対立 二階氏ら対応協議
11/20(金) 1:47配信
公職選挙法違反の罪に問われ自民党を離党した河井克行元法務大臣の選挙区、衆議院・広島3区をめぐり自民党と公明党が対立している問題で、自民党の二階幹事長らが対応を協議しました。
公明党は、衆議院広島3区に党の公認候補として斉藤副代表を擁立することを決定しました。
この決定を受け、自民党本部では、二階幹事長や広島県選出の岸田前政調会長らが対応を協議しました。
この場で、岸田氏は、自民党の広島県連が現在、候補者選定のための公募を行っていることなどの報告を行い、二階幹事長は「それで進めてください」と了承したということです。
ただ、公明党関係者は「自民党が対立候補を出したら全面戦争になる」と語っていて、今後、両党は難しい調整を迫られることになります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68c6785c77f077ac2a579ade7613ab7e43c3a07e
衆院解散「補正成立後も視野に」 自民・甘利氏
11/19(木) 21:57配信
■自民党・甘利明税調会長(発言録)
(衆院解散は)総理の専権事項ですが、1月の補正予算の成立後ということについても緊張感をもって視野に入れて頂きたい。経済とコロナの状況を踏まえて、総理が判断をする。いつあってもいいように年内はまさかないでしょうが、年明け以降、緊張感をもって対処して頂きたい。
麻生派としては全員が当選するように、特に当選回数が高い先生方は、若手の人がひとりも落ちこぼれなく、新たなに挑戦をする候補者、再挑戦する候補者が全員が帰ってくることができるように力を貸して頂きたい。(19日、麻生派の派閥例会で)
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/7599d0b8b9c48ba2a5d216b32c6db805fc6e5928
森氏「首相の本命は岸田氏」 総裁選情勢で
9/8(火) 0:27配信
森喜朗元首相は7日、自民党総裁選に関し、安倍晋三首相の本命候補は岸田文雄政調会長だったと明かした。東京都内で開かれた政治資金パーティーで「安倍首相の本当の気持ちは岸田氏だ。周りがだんだん菅義偉官房長官への支持で納得する空気になり、乗らざるを得なくなった」と述べた。岸田氏もパーティーに出席した。
安倍首相の出身派閥である細田派を含め、党内は菅氏の支持が圧倒的。森氏は「岸田氏がひっくり返すには、麻生太郎副総理兼財務相を味方に引き入れるしかなかった」と語った。だが、岸田氏が率いる岸田派の古賀誠名誉会長と麻生氏は折り合いが悪いと指摘した。
5765
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf46f46bbc05b24ae6c6710fd2fb9170a8aeaa50
田崎史郎氏「今回の総裁選はそもそも“石破潰し”」その背景となった積怨とは
9/16(水) 13:54配信
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が9月15日(火)、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に電話出演。菅新総裁に決定した今回の自民党総裁選における票の動きと、その背景を解説した。
安倍首相の周りの人々が岸田という名前を書いた
辛坊)14日の投票行動で言うと、事前に想定されていたよりも岸田さんに国会議員票が20票くらい上乗せされていますよね。
田崎)24票ですね。
辛坊)私は思うのですが、この24票の正体っておそらく永遠に明らかにならないと思うのですが、例えば安倍さんとか森さんとかは最後に岸田さんに入れたのではないかと思うのですけれども。
田崎)そこまでは言いませんが、安倍さんの周りの人たちが入れた可能性は高いですね。
辛坊)そこで私が思うのは、岸田さんを応援したいというよりも、とにかく石破さんを余程嫌いなのだと思うのです。
田崎)両方ですよ。今回の総裁選はそもそも石破潰しなのですよ。安倍総理が岸田さんではなくて菅さんの擁立に動き出したというのも、あの段階では岸田さんは石破さんに勝てないと。だから、石破さんに勝てる候補を探さなくてはいけないということで、菅さんを擁立していく方向に流れていくのです。そして、今回いざ投票になったときに菅さんがとるのはいいのですけれども、石破さんが岸田さんよりたくさんとりそうだとなったときに、これは岸田さんの票を上乗せするしかないということで、安倍さんの周りの方々が岸田という名前を書いたのだと思います。
辛坊)これはどうなのでしょう。組織的に誰かが主導して行われたのか、かなり自発的に行われたのかどちらだと思いますか。
田崎)僕は、幾分、誰かがやろうと言ったのだと思いますよ。
辛坊)こういうときに音頭を取れるのは限られていますよね。誰ですかね。
田崎)限られていますね。しかし、安倍総理自らそれをやるのはリスキーですから。安倍さんの意思を体現できる誰かがやって、一方で自主的に岸田さんに投票された方もいるのだろうと思いますね。
5766
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:34:45
>>5765
石破氏は総理の人事権を全面的に否定してしまった
辛坊)背景にあるのは、石破さんがそれだけ国会議員に嫌われているということなのでしょうけれども。これ田崎さんは言いにくいかもしれませんし、私もいろいろなところで話を聞くのですが、田崎さんが見るところで石破さんがここまで嫌われている理由はなんだと思いますか。
田崎)やはり批判しすぎたことですね。安倍総理は2012年の総裁選の後、石破さんを幹事長に据えるわけです。処遇したわけです。そして、幹事長を2年やらせているのです。その後、ちょうど平和安全法制を前にして安全保障担当で防衛大臣をやってほしいと。そのときに石破さんは安全保障に対する考え方が違うからと断るのです。そして次に地方創生担当大臣をやってくださいと言われてそれを受けるのです。そして、今度地方創生担当大臣をもう1回やってくださいと言われたらそれを断ってしまったのですね。安倍さんの人事権を断るということで総理の人事権を全面的に否定してしまったわけです。そしてやめた後、ずっとことあるごとに政権批判を繰り返しているのです。だから、ある社の社長が言われていたのですが、どこの会社でも自分を批判ばかりしている人を後見に据えたりしないと。そういうことだろうと思いますね。
辛坊)今回党員票でも菅さんへの流れができて、あれを見る限り石破人気というものの正体は結局アンチ安倍の受け皿だったということで、安倍さんがいなくなるとアンチ安倍の存在感自体がなくなっていくという、結局そういうことだったのではないかと。
田崎)そういうことですね。それがよりはっきり現れているのは国会議員票ですよね。2年前の総裁選のときに安倍総理と石破さんが1対1で争って、石破さんには73人の国会議員が投票したのです。しかし、今回は26人なのですよ。そうすると3分の1くらいに減っているのです。おそらく73人から26人引いた人たちはアンチ安倍の人たちで、その人たちが石破さんに乗っていた。それを本人が少し勘違いしたのではないかと思いますね。
辛坊)なかの1人に、例えば小泉進次郎さんは前回石破さんに入れて今回菅さんに入れたまさにその1人ですよね。
5767
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:36:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/87bf7b6b54772164c8226db112ec6f06934d56b0
「岸田文雄」を青山の料理屋に呼びつけた「古賀誠」長男とロールスロイス
9/8(火) 5:59配信
大学卒業後、父親の私設秘書になった
「宏池会」のボスとして総裁選を闘う岸田文雄政調会長。それ以前にボスとして君臨したのが古賀誠元幹事長だった。今もなお派閥に隠然たる影響力を及ぼす古賀氏だが、その長男は頭痛のタネだったという。ロールスロイスの後部座席に乗って移動する長男が、外相を務めていた岸田氏を青山の料理屋に呼びつけたこともあった。
***
自民党の古賀誠元幹事長は、自民党が政権を奪還する2012年12月の解散総選挙に出馬せず、引退した。
「古賀さんは長男に地盤を継がせたかったが、息子本人が断った。日頃の言動などについて評判が芳しくないというのは自分でも理解していたんでしょう」
と、地元の自民党福岡県連の関係者。
長男は大学卒業後、父親の私設秘書になった。
在学中から東京・銀座などのクラブに出入りしていたが、頻繁に顔を出すようになったのは、1996年に父親が運輸相に就任してからだという。
「飲み代は100万円単位で使っていましたが、支払いは自分でしなかったですね。請求書は建設会社や不動産会社に送ることになっている」
と、クラブの関係者。
「一度、支払いが滞ったので、事務所に取り立てに行きましたが、建設会社の方に送ってくれと言われました」
長男は2001年、コンサルタント会社を設立した。さる関係者によると、
「その他にも複数の会社の名刺を持っていて、その住所が都心のタワマンの最上階とか、そんな感じでした。優に100万円とかする家賃をどうやって払っているのかは不思議でしたね」
「ある建設会社の社長に聞きましたが、頼みごとをすると、“何とかしてやる”と言って銀座に飲みに連れていかれるものの、頼みごとは実現しないことがほとんどだと……」
長男のいる料理屋へ岸田氏がやってきた
07年に森喜朗元首相の媒酌で元モデルと結婚した。
「私も結婚式に呼ばれました。来賓はみんな歯の浮くようなことばかり言っていましたが、野中広務さん(元自民党幹事長)だけは、“もう少し勉強した方がいい”などと、苦言を呈していたのが印象的でした」
その後、長男の名前が思わぬ形で飛び出した案件があった。別の関係者はこう話す。
「09年に航空会社のスターフライヤーの社長交代があった。前社長時代に不適切な金銭の支払いがあるという疑いで社内調査をしたところ、古賀さんの長男の会社に多額のコンサルタント料が支払われていることがわかりました」
指摘された額は約4000万円。
「その目的や成果ははっきりしたものではなかったようですが、古賀誠さんの“運輸族”としての力を見せつけた一件でした」
「長男自身も国交省や管轄の業界には強く、関係者の連絡先がどっさり綺麗に纏まっている名簿もありましたね」
5768
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:36:30
>>5767
そんな長男と父親から派閥を受け継いだ岸田氏との取り合わせ……。
2014年3月4日午後6時45分ごろ、安倍首相や麻生財務相もよく利用する青山の料理屋前にロールスロイスが停車。
長男が降り立ち店内へ。午後9時20分ごろ、今度はSP付きのクルマから岸田氏が降りてくる。1時間弱して、長男の見送りを受けて岸田氏が帰る。
店内でどんな話があったのか? 岸田事務所に聞くと、
「公表された日程以外は回答していません」
長男の携帯に電話を入れると、会社の役員と称する男性が出た。
「ウチの代表(長男)が岸田さんと食事をするとは思えません。岸田さんとは、大臣になってからパーティーで1回会ったかどうか、と言っていました」
週刊新潮WEB取材班
2020年9月8日 掲載
新潮社
5769
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:37:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fb0c24436e909b827c048af7e8ecffe5ddf4181
「菅総理」誕生の背景に2人のドン 「東京五輪」買収資金5億円を用意した人物とは
9/18(金) 5:56配信
「横浜のドン」
16日に首相に指名された菅義偉氏。裸一貫から首相にまで上り詰めた背景には二人の「ドン」の存在があったという――。
***
1人目は、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏(90)。言わずと知れた「横浜のドン」だ。菅氏とは長らく親密な関係を保ってきたが、横浜市が誘致を目指すカジノに藤木氏が猛反対したことをきっかけに、3年ほど前からすきま風が吹くように。ところが安倍総理が退陣を表明する4日前、急遽、両者が「手打ち」を果たしていたことは、本誌(「週刊新潮」)9月10日号でお伝えした通りである。本誌の取材に応じた藤木氏は、菅総理誕生となれば、「ひとつの革命じゃないですか」、と目を細めて語ったのだった。
「菅さんが秘書をしていた小此木彦三郎さんと藤木さんは義兄弟のような関係。ですので、小此木さんの秘書になれば必ず藤木さんのところには通います」
と、元横浜市議。
「確か、最初の頃は小此木さんが菅さんを連れて藤木企業に行っていましたが、そのうち菅さん一人で行くようになった。通常、藤木企業の中に入るには、1階の受付で用件を伝え、そこから秘書室に連絡が行き、中に入れるかどうかを秘書が判断する。ただ、いつ頃からか菅さんは別格扱いされており、玄関の守衛さんにぱっと手を上げれば中に入れて、そのまま秘書室で雑談していました」
藤木氏に相当気に入られたようで、氏が主宰する「ともだち会」にも早々に入会を許されたという。
「この会は主に藤木企業に出入りする業者の社長さんたちが入っている会。月に1回、藤木企業の大会議室で藤木さんの話を聞き、その後、宴会をするのです。会には藤木さんや秘書に気に入られないと入れない。菅さんは他のメンバーと比べて格段に若かったですね」
藤木企業関係者はそう振り返る。
「この会は実は、藤木さんが政治家の資金パーティーの際に人を動員するための装置でもあります。人数を集める際、このともだち会のメンバーにまず声をかけ、それぞれが会社の代表だからみんな自分の会社に持ち帰り、従業員にパーティー券を売って人を動員するのです。藤木さんは金は出さないけど、金を集める仕組みを持っているのです」
実際、菅氏が市議選に出馬した際も、藤木氏は金ではなく人を出した。
「選挙の3カ月くらい前に、藤木企業の幹部で選挙参謀を務める人が、本当の選挙事務所とは別に事務所を立ち上げます。そこに、普段は港で荷役をやっている人を中心に80人から100人くらいが集まってきて、選挙参謀の指示の下、選挙運動を行うのです」
と、先の元横浜市議。
「港湾労働者は、船が天候不順などで予定日に到着出来ない日はヒマです。しかし月給制だとそれでも賃金は発生するので、そういう人たちを使うわけです。選挙期間に入るまでのほぼ毎日、戸別訪問や電話をやらせます。彼らは独自に動いてくれ、当然、無償。最初の市議選で菅さんが当選した時、藤木さんは相当喜んでいましたよ」
その後、国政に転じ、第2次安倍政権の要である官房長官を長らく務め、ついに総理の椅子に座った菅氏。今回の総裁選の選対本部長を小此木彦三郎氏の息子である小此木八郎代議士(55)に任せたのは、
「『自分は昔の恩義を忘れません』というアピールなのでしょう。しかしこれまで菅さんは八郎さんをバックアップするどころか、ほっぽり出してきた。その証拠に、2017年に国家公安委員長になるまで大臣すらやらせてもらえなかった」(神奈川県政関係者)
また、去る8月31日に本誌の取材に応じた藤木氏もこう語っていた。
「菅くんの口からね、お世話になった代議士でね、小此木の名前は聞いたことないよ。梶山静六とか古賀誠とかね。彼が心酔していたのは、そのへんなんだよ」
5770
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:37:35
>>5769
「見えざる金脈」
この藤木氏以外に、菅氏を支える「ドン」がもう1人いる。それは、パチンコ・パチスロ界のドンで、政界のタニマチとしても知られる「セガサミーホールディングス」の里見治(はじめ)会長(78)である。
本誌は今年2月に掲載した〈「森喜朗」新財団が呑み込む「嘉納治五郎財団」の五輪買収「5億円」疑惑〉という特集記事で、菅氏と里見会長の「意外な繋がり」を明らかにしている。
次期五輪の開催地が東京に決定した13年秋頃、里見会長は新橋の料亭で、
「東京オリンピックは俺のおかげで獲れた」
と自慢した上で、次のような裏話を披瀝した。
菅氏から「(五輪を東京にもってくるために)アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億〜5億円の工作資金が必要」と頼まれ、里見氏自身が3億〜4億円、知人の社長が1億円用意して、中身がブラックボックスになっている「嘉納治五郎財団」に振り込んだ――。
本誌の取材に対し、セガサミー広報部は、セガサミー社から「嘉納財団」への寄付実績があることを認めた。さらに、財団の内部資料を入手したところ、12年から13年にかけて、里見会長からと思しき2億円の寄付金収入が計上されていることが判明したのだ。
菅氏から依頼され、ポンと大金を出す里見会長。この記事により、菅氏の「見えざる金脈」の一端が明らかになったわけだが、里見会長の側もしっかり「実」を取っている。
「里見さんの娘さんは13年に経産省の官僚だった鈴木隼人氏と結婚しています。その鈴木氏は14年の衆院選出馬の際、自民党の比例東京ブロックの単独1位という破格の待遇を受け、何の苦労もなく当選した」
と、永田町関係者。
「また、カジノ誘致に積極的だった里見さんの思いに応えるかのように、安倍政権は16年に『カジノ推進法』を成立させた。今年1月には、セガサミー社長である里見さんの息子が、“横浜カジノ”への参入を目指す方針を明らかにしています」
「横浜進出」は、里見会長が2000年代初め頃から抱いていた「悲願」で、その時期、人を介して藤木氏とも会っている。
安倍総理の退陣表明の直前、菅氏が藤木氏と手打ちしていたことは先に触れた通り。しかし、藤木氏の立場は「カジノ反対」のままだ。いかにして二人のドンを納得させるのか。「菅総理」が直面する最初の難問になりそうである。
「週刊新潮」2020年9月17日号 掲載
新潮社
5771
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da94f79348e39eb28b3045f9852acfaa16b70b2
菅義偉、岸田文雄…20年前は“造反組”だった有力議員たち いま、あの「加藤の乱」を振り返る
11/20(金) 11:12配信
2000年11月20日、衆議院本会議で野党が内閣不信任案を提出し、採決が行なわれた。当時の首相・森喜朗は、同年4月に脳梗塞で倒れた小渕恵三に代わってその座に就いたものの、あいつぐ放言、さらには閣僚の不祥事もあり、秋になると内閣支持率は20%を割る危険水域に入っていた。野党の不信任案提出はこれに乗じたものであった。
このとき、自民党内でも加藤紘一が盟友の山崎拓とともにそれぞれ派閥を率いて、不信任案に賛成票を投じようとした。加藤はその意思を、さかのぼること11日前の11月9日、マスコミ幹部や政治評論家の集まる懇談会で表明。
散会後、記者団に取り囲まれると、「国民も入れての、大きな長いドラマの始まりじゃないでしょうか」と宣言していた。いわゆる「加藤の乱」はこうして幕を開けた。この動きに多くの国民が期待を寄せることになる。
野中広務幹事長による加藤・山崎派の切り崩し
加藤は野党・民主党との連携もほのめかしたため、政界再編も予想された。
しかし、ふたを開けてみれば、この造反は成就せずに終わる。それというのも、自民党幹事長の野中広務(当時)が党分裂を避けるべく、加藤・山崎両派の切り崩しに全力を挙げたからだ。
野中は造反する議員に対し、選挙での党の公認剥奪や除名をちらつかせるとともに、加藤派の幹部である古賀誠に働きかけて派閥内部からの分断工作を図った。こうして20日の不信任案採決の当日には、加藤と山崎への同調者は可決に必要な50人に届かないことが判明する。
採決が始まったころ、加藤と山崎と同調する両派の議員たちは議場には入らず、都内のホテルに集まっていた。加藤は同調者たちを前に、いまから自分と山崎だけでも不信任案に賛成票を投じると告げたものの、ほとんどの者に止められた。このとき、加藤派の谷垣禎一が「あんたは大将なんだから、1人で突撃なんてだめですよ」と涙ながらに引き止める様子は、その後テレビでも繰り返し流された。
それでも加藤は周囲の制止を振り切り、山崎とともにハイヤーで国会に向かった。しかし、いざ到着すると逡巡してホテルに引き返してしまう。山崎によれば、加藤とは結局、2度、国会に向かっては引き返し、3度目に彼から「行こう」と言われたときには「いや、俺はもう行かん」と突っぱねたという(※1)。3度目の正直で、ひとりホテルを出た加藤だが、このときも議場には行かないまま戻ってきて、それきりとなった。
話は前後するが、国会に行こうとする加藤を谷垣ら同調者の多くが止めるなか、1人の議員が《行きましょう。ここまで来て、行かなきゃ国民に見離されますよ。勝ったって、負けたって関係ないから、闘いましょう》と語りかけていた(※2)。それは誰あろう、当時、加藤派に所属した現首相の菅義偉である。菅はこのとき衆院議員になって4年、2期目に入ったばかりだった。
5772
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:40:17
>>5771
実は“造反側”にいた後の有力議員たち
あらためて思い返すと不思議なことに、「加藤の乱」で造反側に回ったなかには、谷垣、菅とのちの自民党総裁がいたことになる。このほかにも、今年の総裁選で菅と争った元外相の岸田文雄(当時、加藤派)や、小泉純一郎政権で幹事長を務めた武部勤(同、山崎派)など、のちの党の実力者たちも造反に参加していた。加藤と山崎も含めて彼らが自民党にとどまれたのも、「加藤の乱」のあとで野中や古賀たちがとくに処分を行なわなかったからである。
野中は、橋本龍太郎政権時に幹事長を務めた加藤を幹事長代理として支えるなど、もともと加藤とは関係が深かった。リベラル寄りの政治信条からして、森より加藤にずっと近い。古賀もまた加藤には将来に期待をかけていた。それだけに、党のために加藤の動きを封じなければいけなくなったときには、2人して泣いたという(※3)。
野中は「加藤の乱」を鎮圧したあと、森に対しても「不信任案の否決はけっしてあなたの信任を決定したものではない」と諌めた。だが、これに森が怒っていたと聞き、幹事長をやめるにいたった。
野中や古賀だけでなく、反旗を翻された側の森も、じつは自分の後継者にひそかに加藤を考えていたという(※4)。だが、加藤は焦ったためにそのチャンスを逃してしまったことになる。
森内閣の支持率は「加藤の乱」のあとも低迷を続け、翌2001年3月に森は退陣を表明。後任を決める自民党総裁選では、小泉純一郎が国民の高い支持を背景に勝利を収める。「加藤の乱」が不発に終わったあとも、新たなリーダーを求める人々の思いが小泉政権を生んだといえる。
その後、加藤は2002年に秘書の脱税事件などの責任をとって議員を辞職、翌年の総選挙で返り咲いたものの、自民党が民主党から政権を奪還した2012年の総選挙で落選。そのまま政界に復帰することなく、2016年に77歳で亡くなった。
野中も、小泉政権の姿勢に疑問を抱いて2003年に政界を引退、自民党内でのリベラル派の凋落を嘆きながら2018年、92歳で死去した。
「加藤の乱」が失敗に終わった背景には、1994年に導入された小選挙区制の影響も大きい。かつての中選挙区制の時代には、自民党は常に単独過半数の確保を目標としたため、各選挙区で必ず複数の当選を目指して多くの公認候補を擁立した。そのなかで党内の各派閥はしのぎを削った。
しかし、小選挙区制が導入されると、1つの選挙区につき各党が公認する候補は1人だけとなる。そのため派閥の選挙応援よりも、党の公認の重みが増した。「加藤の乱」は、自民党の中枢が選挙での公認権を切り札に議員を従わせた最初のケースであり、派閥秩序の衰微があきらかになった。
5773
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:40:34
>>5772
派閥衰微時代の“申し子”ともいえる菅総理
そんな派閥衰微の時代の申し子こそ菅義偉だった。じつは彼は「加藤の乱」の2年前の1998年にも、造反側に回っていた。
それは橋本龍太郎の後任を決める自民党総裁選に、菅が慕っていた梶山静六が小渕恵三、小泉純一郎とともに立ったときのこと。梶山は所属する派閥の領袖である小渕に反旗を翻し、小渕派(平成研究会)を離脱したうえでの立候補であった。
このとき菅は梶山と行動をともにし、1年生議員ながら梶山選対の事務局次長を担った。結果は小渕の完勝で、梶山は敗北を喫する。菅はのちに《このときが自分の政治家としての原点ですよね。最後は自分で決める。党に守ってもらうことはもう考えなくなった》と振り返っている(※2)。
菅はそれからしばらく無派閥だったが、梶山の計らいで加藤派(宏池会)に移り、そこで「加藤の乱」を経験することになった。乱の後、加藤派は親加藤の小里貞利派(のちの谷垣派)と反加藤の堀内光雄派(のちの古賀派)に分裂、菅は堀内派に合流する。だが、彼はその後も派閥のしがらみにとらわれることなく、自らの信念に従って行動する。
2006年、小泉純一郎の後任を決める総裁選では、派閥の違う安倍晋三の支援に回った。このとき安倍の属する森派(清和会)の会長の森喜朗は当初、同派の福田康夫の擁立を先行させ、安倍に立候補を思いとどまるように求めたという(※2)。安倍はこれに反発、菅に自分の事実上の支援団体になる「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げさせた。
同連盟には派閥横断的に多くの議員が参加し、福田は出馬断念に追い込まれる。これに勢いづいた安倍は総裁選に勝利し、第1次内閣を発足させた。菅は「加藤の乱」以来の因縁の相手である森に、ここでやっと一矢報いたともいえる。
このあと2009年に菅は「派閥は古い体質の象徴と言われている」として宏池会(前年に谷垣派と再統合した古賀派=現・岸田派)を離脱する。そして2012年に安倍が首相に返り咲くと官房長官に就任、約8年間政権を支えたのち、無派閥のまま今年、総裁選を勝ち抜いて首相に登り詰めた。自民党で無派閥の議員が総理・総裁に選ばれたのは菅が事実上初めてとされる。
菅はその後、「加藤の乱」について訊かれても、《加藤さんが途中で引いちゃったでしょ。私はふてくされてね》と多くを語っていない(※2)。対照的に岸田文雄は、昨年、菅の対抗馬として総裁選に立つ直前に上梓した著書『岸田ビジョン 分断から協調へ』(講談社)の最後の章で、かなり詳細に「加藤の乱」を振り返っている。
それによれば、岸田は衆院での内閣不信任案の採決を前に、同じく加藤派の若手議員だった石原伸晃の事務所に塩崎恭久、根本匠と集まったという。このとき、石原が「固めの盃」と称して、日本酒がなかったので自らシェイカーを振ってドライマティーニをつくり、グラスに注いだ。4人でそれを一息に飲み干すと、岸田は《もう良いも悪いもない。会長[加藤]がここまでの決意をされたなら、一緒に討ち死にしよう。除名でも、対抗馬でも何でもかかってこい》と自分でも珍しく大きな声を上げる。
じつは岸田は採決を直前にしてもまだ、このまま突き進むべきか悩んでいた。だが、ドライマティーニを飲み干すと、腹の底から力が湧いてくるように感じ、ようやく迷いを断つことができたという。ほかの3人も「生き残れたら、また乾杯だ」などと、勝どきを上げるかのような大声を響かせた。
5774
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 11:40:44
>>5773
敗北に終わった「加藤の乱」のその後は…
結果は敗北に終わり、4人はそれぞれの道を歩むことになったが、その後も「ドライマティーニの会」と称して毎年、11月20日前後になると集まっている。「加藤の乱」から10年が経った2010年には、会のゲストに加藤紘一を招いた。このとき岸田は、あの日、もし加藤が山崎とともに議場に行き、不信任案に賛成していたのなら、どうなっていただろうかと訊くつもりでいたという。だが、加藤の顔を見てしまうと、もう何も訊けない、訊くべきではないと感じ、ついに訊けずじまいに終わった。
加藤も何かを言いたそうだったし、おそらくほかの誰かが尋ねていれば、何かを説明してくれたはずだった。しかし、結局、彼らはドライマティーニを2杯ずつ飲んで、静かに散会する。そうつづったあとで、岸田はこんな一文で、この章を締めている。
《政治家として勝負をかけたときは、絶対に負け戦をしてはダメだ――その思いが、いまも私の胸に刻まれています》
しかし、今年9月の自民党総裁選では菅が党内の主要各派の支持を得て勝ち、岸田の「負け戦」に終わった。菅は早くから「ポスト安倍」を見越して、各派に影響力を持つ幹事長の二階俊博と会合を重ねていたという。その勝利への執念に、岸田は一歩及ばなかったということか。
それでも来年9月末には、菅が安倍から引き継いだ残り任期が切れ、再び総裁選が予想される。そのとき岸田がまた菅の対抗馬として立つとして、果たしてどんな戦い方を見せるのだろうか。
※1 山崎拓『YKK秘録』(講談社)
※2 松田賢弥『影の権力者 内閣官房長官菅義偉』(講談社+α文庫)
※3 五百旗頭真・伊藤元重・薬師寺克行編『野中広務 権力の興亡』(朝日新聞社)
※4 森喜朗『私の履歴書 森喜朗回顧録』(日本経済新聞出版)
このほか、田中秀征『自民党本流と保守本流 保守二党ふたたび』(講談社)、後藤謙次『ドキュメント 平成政治史 2 小泉劇場の時代』(岩波書店)、『NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町 権力の興亡 1993-2009』(NHK出版)、森功『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)、清水真人『平成デモクラシー史』(ちくま新書)なども参照しました。
近藤 正高
5775
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 17:43:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/99249924eb7e066f4f0cf0aeca21f556220a027c
下地氏復党、二階氏に反対伝達 自民沖縄県連
11/20(金) 16:16配信
自民党沖縄県連の中川京貴会長は20日、党本部で二階俊博幹事長と会い、復党願を提出した無所属の下地幹郎衆院議員の同党入りに反対する考えを伝えた。
中川氏はこの後、記者団に「われわれは復党を認めないと組織決定した。あとは党本部が判断する」と述べた。
5776
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 22:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a85b39eb7a49a7e1f87f4a9d3d0e4375a5cb752
菅首相と二階幹事長が広島で“岸田潰し” 漁夫の利の公明党〈週刊朝日〉
11/20(金) 19:16配信
公明党は次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表を擁立するとを発表した。
今年7月、公職選挙法違反容疑で逮捕された前法相、衆院議員の河井克行被告が離党。現在も裁判が継続中であることから、自民党が誰を擁立するか、注目されていた。だが、先に手を挙げたのは自民党と連立を組む公明党だった。広島3区は自民党宏池会の岸田文雄会長のお膝元。中選挙区時代は地盤でもあった。
「宏池会内では早くから、河井克行、案里被告の後継者を探すべきと、言われていた。だが、岸田会長は『県連会長に一任している』と全く動かず。そこに、公明党が電撃的に斉藤氏を擁立。岸田氏は何も情報がなかったようで、話を聞いた時は『本当なのか』と絶句していた。相変わらず、トロいですね」(宏池会所属の国会議員)
公明党は、大阪より西では小選挙区選出議員はいない。そこで、さらに党勢拡大には小選挙区の議席が不可欠だと広島3区に目をつけ、数カ月前から擁立を検討していたという。公明党の議員がこう話す。
「河井スキャンダルのあとで、自民党が候補を立てにくい。斉藤氏は広島市で高校まで卒業。絶好のチャンスだと捉えた。しかし、公明党の票では絶対に勝てません。それで良好な関係にある自民党の二階幹事長に頼りました」
二階派所属議員も一時、広島3区から出馬を検討していた。だが、公明党の打診があり、方向転換。
「二階氏から協力を得られると感触があり、発表となった」(前出の公明党議員)
この決定には菅首相と二階幹事長との阿吽の呼吸もあったという。自民党のベテラン議員はこういう。
「菅さんと岸田さんが良くない関係であることは、二階氏も十分に承知している。次の総裁選のライバルでもある。『菅政権は自分が作った』と豪語する二階氏は、岸田さんがもたもたしている間に、公明党で決めれば、岸田さんは恥さらすことになる。石破茂氏に続き、岸田潰しにもなる。公明党なら岸田さんは直接、文句は言えませんからね。岸田さんを潰して、公明党と菅さんにも恩を売れる。二階さんにとっては一石二鳥です」
一方、政権のもう一人の重鎮である麻生太郎副総理兼財務相は蚊帳の外だったという。
「麻生さんは『菅と二階で決めてしまって、何もわからん。菅はいうこと聞かないな』とぼやいている。岸田さんは慌てて候補を探しているそうだが、河井スキャンダルのあとで、厳しい選挙。手を挙げる人はいません。それより岸田さんのリーダーシップのなさが致命的。もう総裁選はダメだろうし、派閥会長としても終わったかもしれない」(前出・宏池会の国会議員)
(今西憲之)
5777
:
名無しさん
:2020/11/20(金) 22:22:32
https://www.asahi.com/articles/ASNCN4K0QNCMUTFK00K.html
衆院選みすえて「岸田氏包囲網」 ちらつく二階氏の影
有料会員記事
笹井継夫、太田成美
2020年11月20日 18時00分
自民党の宏池会(岸田派)会長を務める岸田文雄前政調会長が、次期衆院選の候補者調整をめぐって難しい判断を迫られている。同派の牙城(がじょう)とされる広島県では、地元県連が反発するなか、公明党が候補者擁立を決定。ほかの選挙区でも二階派などと競合が相次いでいる。岸田氏の対応次第では、求心力の低下を招きかねない状況だ。
19日夕、岸田氏は党本部を訪れ、二階俊博幹事長と約30分会談した。硬い表情で幹事長室を後にした岸田氏は記者団に「(広島の)報告をしてきました。決まったことはなにもない」などと言葉少なだった。
公明はこの日、党中央幹事会で次期衆院選の広島3区に斉藤鉄夫副代表(比例中国ブロック)の公認を決定。直後に山口那津男代表は菅義偉首相と面会し、斉藤氏の擁立を伝達。山口氏によると、首相は話に異論を挟まず、うなずいて聞いていたという。
広島は、宏池会を結成した池田…
5778
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 00:57:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ede34a2bf6ca3fd1bfa11f902b187f1fd48b641
石破氏「自分が終わったと思わない限り終わらない」 総裁選再挑戦へ意欲
11/21(土) 0:04配信
自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内で開いた自身の政治資金パーティーで「誰がなんと言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない」と述べた。石破氏は10月、9月の総裁選で最下位に終わった責任を取るとして石破派会長を辞任したが、総裁選再挑戦への意欲をにじませたとみられる。
石破氏は政策論を中心とした約1時間の講演の最後に自身の現状に触れ、会長辞任について「同志の皆様方にご心配、ご迷惑をおかけした。1回けじめをつけたいと思った」と述べた。
「いろんな報道がある。石破茂は終わったのかとかね。大きなお世話だ」とも言及。「この間、ある方が教えてくれた」と第三者の発言を引用する形で「自分が終わったと思わない限りは終わらない。決めるのは自分であって、他者ではない」と語気を強めた。
石破氏は派閥会長辞任に当たり、鴨下一郎元環境相を後任に推したが、鴨下氏が固辞した。若手を中心に石破氏の会長復帰を求める声が根強くあり、約1カ月にわたって会長不在が続いている。【立野将弘】
5779
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 21:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f23dc10291baa777dbe2a4af4317410d00fe6445
自民・石破氏「終わっていない」 総裁選出馬に含み?
11/20(金) 21:09配信
自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内で自身の政治資金パーティーを開き、「『石破茂は終わったのか』という報道があるが、自分が終わったと思わない限りは終わらない」と語った。
今年の党総裁選惨敗に続き石破派会長を辞任したことで今後の挑戦が困難になったとの見方が広がっているが、出馬の可能性に含みを持たせた形だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a50e91353d18c83150b0f383ec04f50267cd9855
石破氏「終わったか決めるのは自分」 次への意欲なお?
11/20(金) 22:07配信
自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開き、講演した。「石破茂は終わったのか」などの報道があると説明したうえで、「誰がなんと言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない。それを決めるのは自分で、他者ではない」と語った。
石破氏は9月の自民党総裁選敗北の責任をとる形で10月22日に石破派(水月会、19人)の会長を辞任。次期総裁選への立候補は困難な状況にある。
講演後、記者団から発言の意図を問われ、「自分が終わったと思ったら終わる。そしたらこんな会やりません。そしたら次の選挙に出ません」と強調。一方、将来の総裁選へ向けた意欲かと問われると、「今そんなことを申し上げる時ではない」と明言を避けた。そのうえで「地方創生にしても憲法にしても、あるいは安全保障の体制にしても、まだまだやれていないことがいっぱいある。やるべきことをきちんとやる」と述べた。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/062d5cc7fc40cf3ba33b581b83b403575312710a
自民・石破氏 “石破は終わった”一部報道に「大きなお世話だ」
11/20(金) 23:17配信
今年の自民党総裁選で菅総理に敗れた石破元幹事長は20日、「自分が終わったと思わない限り終わらない」との考えを示し、総裁選への再出馬に意欲をにじませました。
「色々な報道があります。“石破茂は終わったのか”とか、大きなお世話だ。誰が何と言おうと自分が終わったと思わない限りは終わらない(と言われた)。私は本当にそうだなと思いました」(自民党 石破 茂 元幹事長)
20日、東京都内で政治資金パーティーを開いた自民党の石破元幹事長は、今年9月の総裁選での敗北に触れた上で、「自分が終わったと思わない限り終わらない」と、総裁選への再出馬に含みを持たせました。
また、記者団に対し「地方創生や憲法、安全保障もまだまだやれてないことがいっぱいある」と強調しました。
石破氏は先月、総裁選敗北の責任をとる形で派閥会長の辞任を表明していますが、“けじめをつけることと総裁選への出馬は別の話だ”としています。(20日22:46)
最終更新:11/21(土) 6:06
TBS系(JNN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2875124f71fe50e7f825bbb5ff08085b0429392e
自民・石破氏「『終わった』とは大きなお世話」
11/21(土) 6:15配信
自民党の石破元幹事長は、講演で「石破茂は終わったのかと言われるが、大きなお世話だ。終わるのを決めるのは自分だ」と強調しました。
自民党・石破元幹事長:「『石破茂は終わったのか』、大きなお世話だ。誰が何と言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない。それを決めるのは自分であり、他者ではない」
石破元幹事長は自民党総裁選で敗れ、派閥の会長を辞任したことについて「一回けじめをつけることが必要だ」と述べました。そのうえで、今後については「日本のために全身全霊で訴えていきたい」と、将来の総裁選出馬に含みを持たせました。しかし、会長辞任以来、後任の不在が続いていて、派閥自体の存続を危ぶむ声も上がっています。
テレビ朝日
5780
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 21:58:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5ddebdcd0e0e1b02fb6e8e5b4bb2989dabb95b
「自分が終わったと思わない限り終わらない」自民・石破氏
11/20(金) 21:13配信
自民党石破派(水月会、19人)の石破茂元幹事長が派の会長辞任を表明してから約1カ月が過ぎた。後任や派の方向性は依然決まっていない。当初、一部の派の幹部らは竹下派(平成研究会、54人)への集団移籍を検討したが、若手は石破氏を慕い、派の存続を求める。派全体の足並みはそろっていない。(奥原慎平)
「私は一回ケジメをつけることが必要だと思っている。同志に心配と迷惑をかけて申し訳ない」
石破氏は20日夜、都内のホテルで開いた政治資金パーティーで、派に混乱を招いたことをこう謝った。
石破氏は10月22日、9月の総裁選に敗れた責任をとり派の会長を辞任する意向を示した。その際、鴨下一郎元環境相を後継指名し派の存続を訴えたが、鴨下氏は固辞している。
会長を退任したのは、ベテランらから相次ぐ求めがあったという背景もある。総裁選の敗北から派を再建するには「ショック療法」が必要という考えだ。
10月中旬、鴨下氏は山本有二元農林水産相ら派の幹部や中堅が立ち会う中で、石破氏に「皆が言っている。会長を退いてもいいじゃないか」と辞任を求めたという。この時は、石破氏はぶぜんとした表情を浮かべたまま、結論が出なかった。
会合後、あるベテランは石破氏に「総裁選で無理な戦いを仲間に強いた責任は取らないといけない。会長退任も一つの手だ」と諭した。石破氏は2晩寝ずに悩み抜いた末に辞任を決断したという。
派内には、鴨下氏ら竹下派に在籍していた議員が多い。一部は竹下派への集団移籍を模索したが、若手らが石破派の存続を強く求め、今は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。ある若手は「先輩方が石破氏をほうり出したが今も石破氏に命を預けている」と不満を隠さない。
石破派は例会の開催を見送っているが、若手らは「石破降ろし」に距離を置く平将明元内閣府副大臣らと週に1度の「昼食会」を始めた。18日夜には東京・赤坂のそば店で、石破氏を囲んで結束を深めた。
石破氏は20日夜のパーティーで、自らを鼓舞するように、こうも語った。
「石破茂は終わったという報道もあるが、大きなお世話だ。自分が終わったと思わない限り終わらない」
5781
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 22:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/83e63036f6e1b06967544bcd74cc70824ae098a8
「露骨な岸田つぶし」公明広島の乱、菅首相ら静観 衆院3区
11/21(土) 10:27配信
公明党が次期衆院選の広島3区に斉藤鉄夫副代表の擁立を決め、自民党内に波紋を呼んでいる。同区の現職は、河井案里参院議員の選挙違反事件で自民を離党した夫の克行元法相。自民県連は「後任」となる候補の公募を始めたが、公明は「事件で地元支持者に自民への不信感がある」と反発し、斉藤氏擁立を強行する構えだからだ。これに乗じて、広島県内で影響力が強く、来秋の自民総裁選を目指す岸田文雄前政調会長の求心力を弱めようとする自民内の動きも加わり、両党の調整は難航が予想される。
「斉藤衆院議員を候補として公認します」。19日昼。公明の山口那津男代表は擁立を正式決定した党会合を終えるとすぐに官邸に向かい、菅義偉首相(自民総裁)に報告。首相は黙ってうなずいた。
公明は2017年の衆院選広島3区で克行氏、19年の参院選広島選挙区で案里氏を推薦した。公明関係者によると、斉藤氏を擁立したのは夫妻の逮捕後、特に支持母体である創価学会の地元支援者から「裏切られた。今後、自民候補は応援しない」などの厳しい声が寄せられたからだ。
斉藤氏は比例中国選出の当選9回で、環境相や党幹事長を歴任した重鎮。公明は比例中国で現状の2議席維持に危機感があり、与党の空白区となった広島3区を「逃せないチャンス」(党関係者)とみて擁立に打って出た。事前に岸田氏らに打診したが「ぞんざいな返答」(同)をされたこともあり、「広島3区で協力しなければ全国の岸田派議員を支援しない」と態度を硬化させている。
臆測を呼んでいるのが、首相や二階俊博自民幹事長の動きだ。両氏は岸田氏と距離がある一方、斉藤氏と気脈を通じ、首相は創価学会とも太いパイプがある。岸田氏は19日、二階氏の元に駆け込んだが、二階氏は「(県連独自候補の)公募を進めてくれ」と突き放した。官邸筋は「岸田氏が自分で何とかしろという意味だ」と二階氏の言葉を解説する。
与党関係者によると、公明の擁立方針は今月上旬には、首相や二階氏に伝わっていたという。「黙認」を決め込む両氏に「総裁選を見据えた露骨な『岸田つぶし』」との見方が与党内で広がる。
苦しい立場に追い込まれたのが、自民県連の公募を主導している岸田氏だ。19日には記者団の前で「党が選挙にどう臨むのかが問われている」と首相や二階氏を強くけん制。岸田派幹部は「やり方があまりに理不尽だ」と猛反発する。ただ、岸田派には公明の支援なしには当選が厳しい議員も多く、動揺も広がる。
派内からは岸田氏に対し「これくらい調整できなければ、総理になんかなれない」(中堅)と冷ややかな声も出始めている。 (森井徹、河合仁志)
西日本新聞社
5782
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 22:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/655723e3ad624ec3ffeb1416bc02fdd35f647b6d
「加藤の乱」から20年 自民名門派閥、続く苦境
11/20(金) 18:34配信
自民党の故加藤紘一元幹事長が2000年に当時の森喜朗首相に退陣を迫った「加藤の乱」から20日で20年となった。名門派閥「宏池会」(現岸田派)を率い、首相候補と目された加藤氏だったが、倒閣運動の失敗を境に影響力が低下。宏池会はその後も首相を輩出していない。加藤の乱の際は共に宏池会の一員だった菅義偉氏が首相に就く一方、派閥を引き継いだ岸田文雄前政調会長は苦境が続いている。
加藤の乱は、加藤氏と、盟友の山崎拓元政調会長が仕掛けた「森降ろし」政局。両氏らは野党提出の森内閣不信任決議案に同調して政権転覆を狙ったが、当時の野中広務幹事長ら執行部に切り崩された。
5783
:
名無しさん
:2020/11/21(土) 22:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/12d11147dbd3bf360a56b48166686963e2130a1d
「こんな話はやらない」沖縄と政府の元パイプ役、菅首相と懇談
11/21(土) 10:56配信
【東京】菅義偉首相は20日、都内で安慶田光男元沖縄県副知事や平良朝敬県ホテル協会会長らと昼食懇談を開いた。安慶田氏らによると、懇談は、菅氏の首相就任を祝う場を持とうと安慶田氏が代表理事を務める「沖縄経済懇談会」として首相に打診し、実現したという。
面談後、取材に応じた安慶田氏は首相とはコロナ禍での沖縄経済について意見を交わしたとし、「経済は大変だ。GoToキャンペーンも続けてほしいし、空港の水際対策を政府も直接やってほしい、とかそういう話をした」と説明した。
下地幹郎衆院議員(無所属)の自民党の復党問題を注目される衆院沖縄1区については「こんな話はやらない」としつつも、「大変だよ、仲間割れしちゃいかんよ」と述べた。
安慶田氏は翁長雄志前県政時、名護市辺野古の新基地建設を巡り、当時官房長官だった菅氏や杉田和博副長官ら安倍政権と「本音で語れる」(政府関係者)パイプ役を務めた。
5784
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 10:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/78f543d98e3d4cd6028bdd60423e66046ecf5642
公明、菅首相後押しを期待 山口代表現地入り、対応後手の岸田氏窮地 広島3区
11/22(日) 7:07配信
次期衆院選の広島3区をめぐり、公明党が斉藤鉄夫副代表に候補者一本化を図ろうと、自民党への働き掛けを強めている。
かねて関係の近い菅義偉首相や二階俊博幹事長の後押しを期待した動きだ。一方、広島を地盤とする自民党岸田派会長の岸田文雄前政調会長は、公募手続きを進める地元県連とともに独自候補の擁立を主張。ただ、対応が後手に回り、窮地に追い込まれつつある。
「うちは斉藤を出します」。公明党の山口那津男代表は16日、首相に電話し、斉藤氏の擁立方針を伝えた。19日の党中央幹事会で公認を決定すると、直後に山口氏が首相と会って報告。首相はうなずきながら聞いていたという。山口氏は22日、3区内にある広島市安佐南区を訪問し、斉藤氏とともに党所属の地方議員や支持者らと懇談する。
公明党が斉藤氏の擁立に動いたのは、広島3区を地盤とする元法相の河井克行被告と妻の案里被告(ともに自民党離党)による公職選挙法違反事件がきっかけだ。支持母体の創価学会から「もう自民党は支援できない」と突き上げられ、自公関係の亀裂を覚悟で決断した。
広島は、岸田派にとって岸田氏ら所属議員6人を抱える「牙城」。公明党はこの状況を逆手に取り、岸田氏と疎遠な首相らを味方に付け、「公明VS岸田派」の構図に持ち込む戦略を描く。
既に、党幹部が岸田氏に「斉藤氏を支援しないなら、全国の岸田派議員を支援しない」と通告。さらに、派閥議員と個別に接触し、「調整の行方次第では対抗馬を立てる」と揺さぶっている。
これに対し、岸田派は「派閥つぶしだ」(幹部)と猛反発。岸田氏は19日夕、二階氏と党本部で会談し、「斉藤氏の擁立を認めれば、悪い先例ができる」と徹底抗戦を訴えた。
もっとも、岸田氏の対応には、党内に「遅過ぎる」との不満もくすぶる。二階氏への直談判は、山口氏が首相に公認決定を伝えた数時間後。そもそも、10月初めに公明党から擁立の打診を受けたにもかかわらず、「難しい」と回答したのは11月初めで、同党幹部は「1カ月も音沙汰がなかった」と不信感をあらわにした。
衆院議員の任期満了まで残り1年弱。公明党の選挙協力を当てにする同派の中堅・若手からは「もう譲るしかない」との弱音も漏れる。一方、地元県連は「公明は絶対に許さない」と態度を硬化させており、岸田氏は板挟みの状態だ。
岸田氏は来年の党総裁選への出馬を目指している。閣僚経験者の一人は「広島3区の問題をうまく収拾しなければ岸田氏は終わる」と指摘した。
5785
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 11:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea30ff2bdc789b2309d1019b950e07a0455102ad
「スーツを着て寝ている」菅さんの危機管理能力 迅速に対応は〝政権の猛威〟だけ? 「GoTo」での真価
11/22(日) 7:00配信
新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、菅義偉首相の肝いりで進められてきた「GoToトラベル」が問題になっています。「スーツを着て寝ているのではないか、とささやかれるほど、危機対応はいつも迅速だった」。そのように自民党幹部が持ち上げてきた「危機管理の菅」の実相とは――。朝日新聞政治部の南彰記者が国会周辺で感じたことをつづります。
消えるライバル
新型コロナの感染者数が過去最多を更新し続けた今週。永田町で持ちきりになっていた話題は「岸田潰し」でした。
「岸田」とは、9月の自民党総裁選で、菅さんに敗れた岸田文雄さんのことです。安倍政権では外相や自民党政調会長を歴任。池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と4人の首相を輩出した自民党の名門派閥「宏知会」(岸田派)を率いており、来年9月の自民党総裁選での再挑戦にも意欲を示していました。
しかし、岸田さんのお膝元である広島の選挙区(衆院広島3区)で、岸田さんが同志となる候補者の擁立を目指すなか、公明党が11月19日、副代表の斉藤鉄夫さんを擁立すると宣言。公明党に近い菅さんにも伝えました。
岸田さんたちが自民の候補者を広島3区で擁立すれば、全国の岸田派の議員を次の選挙で応援しないというプレッシャーが公明党側からかけられており、岸田派内が混乱状態に陥っています。
「岸田潰し」と言われる前には、安倍政権に批判的だった石破茂・元自民党幹事長に対する「石破潰し」という言葉が自民党内で飛び交いました。
国民的な支持はありましたが、総裁選では国会議員票が26票(自民党国会議員の7%)と低迷。石破さんはその責任を取る形で自らが立ち上げた派閥の会長を辞任するなど、来秋の総裁選で菅さんに対抗する道筋を描けずにいます。
一方、菅さんは今週、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談し、来年の東京五輪・パラリンピック実施をアピール。9月の総裁選で争ったライバルが崩れるなか、菅さんには来年9月の自民党総裁選での再選に向けて、追い風が吹いているように見えます。
5786
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 11:31:30
>>5785
記者会見で異例の批判
安倍政権は、自らの権力基盤を脅かす野党を分断することで政権の危機をコントロールし、国政選挙で連勝を重ね、集団的自衛権の行使に道を開く安全保障関連法なども異論を押し切って成立させてきました。菅さんは政権の中枢において、野党を一枚岩にさせないカギを握る日本維新の会との連携を担ってきました。
2017年衆院選で、東京都知事の小池百合子さんが「希望の党」を結党して民進党と連携し、安倍政権が窮地に立たされたときには、「一夜にして政策の協議も全くないまま、いつの間にか政党が一つになってしまった。選挙目当ての数合わせが進んでいるのではないか」「信念のない政治は停滞と混迷をもたらす」など、政府のスポークスマンの記者会見としては異例の批判を繰り返しました。
そして、小池さん側の自壊もあって、安倍政権は森友・加計学園問題という疑惑を抱えながらも、選挙に勝利し、政権の骨格を変えることなく、長期政権を維持することができたのです。
これは、政権を脅かす危機の芽を摘む、一種の「危機管理」と言えるかもしれません。
「いつも迅速」という評価
ただ、本来求められている「危機管理」は国民・市民の命や生活にかかわるものです。このことを考えさせられる場面が、いま開かれている臨時国会でありました。11月5日の参院予算委員会でのやりとりです。
「総理は『官房長官として7年8カ月、何よりも危機管理に重きを置いてやってきた』とおっしゃっていますが、その中で何が記憶に残っていらっしゃいますか」
立憲民主党副代表の森ゆう子さんから質問された菅さんは次のように答えました。
「まず、最初にあったのが、アルジェリアの人質事件でありました。それから、北朝鮮のミサイル、あるいは熊本地震、昨年の台風19号、台風による大雨だとか、いろんな危機管理に対応してきたわけでありますけれども、私自身、内閣官房長官というのは危機管理の責任者でありまして、夜も時間を問わずに、地震とか発生もあるわけでありますので、まあ緊張しながら、この7年8カ月はすぐ行くことができたというふうに思っています」
安倍政権の官房副長官を務めた世耕弘成さんも「菅長官はスーツを着て寝ているのではないか、と官邸の中でささやかれるほど、危機対応はいつも迅速だった」と10月29日の参院本会議で評価しています。「(官邸に)すぐ行くことができた」というのは自他共に認めるところなのでしょう。
5787
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 11:31:56
>>5786
人質事件対応より選挙応援
そこで、森さんは2016年7月にバングラデシュの首都・ダッカで起きた人質立てこもり事件の対応を尋ねました。
この事件は、日本時間の未明に発生。官房長官だった菅さんは朝に緊急記者会見を開いて、「日本人が含まれている可能性もある」と明らかにしましたが、当時の安倍晋三首相らに対応を任せて、新潟の選挙応援に出発。国家安全保障会議(NSC)も欠席したからです。
この事件では、日本人7人が殺害されています。「危機管理の要がまさか選挙に来ないと思っていたが、(新潟に)おいでになった。あのときの判断は正しかったと思われますか」
菅さんは「しっかり体制を整え、最高責任者である総理大臣が(選挙の)遊説を中止して陣頭指揮を執るということになりましたので、私は応援に出かけた」と説明。森さんから「だから適切だったかどうか、最後まで答えてください」と問われましたが、「そこは適切であったというふうに思います」と述べるだけで、非を認めることはありませんでした。
菅さんが触れなかったこと
菅さんが答弁であげた「危機管理」の例からは、安倍政権時代に問われた重要な項目が抜け落ちています。
2014年に過激派組織「イスラム国」(IslamicState=IS)による邦人人質事件が起きたときは、当初家族に解放交渉が委ねられました。そして、首相が「ISIL(ISの別称)と闘う周辺各国に、総額で2億ドル(約236億円)程度、支援を約束する」と演説。その後、フリージャーナリストの後藤健二さん、湯川遥菜さんが殺害されました。
2018年には、気象庁が記録的な大雨になることを警告しているなか、東京・赤坂の衆院議員宿舎で首相や自民党国会議員が懇親会「赤坂自民亭」を開き、対応が遅れるなか、多くの被害を出しました。
そして、今年に入ってからの新型コロナ対策をめぐっても、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染拡大で国際的に批判を浴び、安倍さん周辺との溝が開き、危機において官邸の意思疎通が乱れるという状況になりました。
その後のコロナ危機をめぐる政権対応への評価は、「アベノマスク」を主導した安倍さんが一身に背負うことになりましたが、「危機管理の菅」の実相はさまざまです。
とりわけ、コロナ対策は世界の指導者にとって鬼門です。アメリカのトランプ大統領も、コロナ対策の失敗で追い詰められました。
20日の参院本会議でも、野党からGoToキャンペーンを見直し、まずは感染拡大防止と生活補償をしっかり行うよう求める意見が相次ぎましたが、菅さんは「約900万人の方が観光関連に幅広く従事している」と意義を強調し、「適切に運用する」と繰り返すばかりでした。
政府の分科会の「見直し」提言に押されるように、3連休が始まった21日になって、菅さんは「感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入します」と表明しました。
しかし、「タイミングは遅くなかったですか」「Gotoの一時停止はいつから、どこで始まるんですか」という記者団からの問いかけには応じませんでした。
持論に固執しないで、危機に対応できるのか。そして、その方針をわかりやすく国民に説明し、安心感を与えることができるのか。11月25日には衆参両院の予算委員会で集中審議が行われます。「危機管理の菅」と言われてきた菅さんの真価が問われています。
◇
《来週の永田町》
11月24日(火) 中国の王毅外相が来日
11月25日(水) 衆参両院の予算委員会で菅首相が出席した集中審議。新型コロナ対策や日本学術会議の任命拒否問題、「トランプ後」の日本外交などを議論する予定
11月26日(木) 衆院憲法審査会で自由討議
◇
南彰(みなみ・あきら)1979年生まれ。2002年、朝日新聞社に入社。仙台、千葉総局などを経て、08年から東京政治部・大阪社会部で政治取材を担当している。18年9月から20年9月まで全国の新聞・通信社の労働組合でつくる新聞労連に出向し、委員長を務めた。現在、政治部に復帰し、国会担当キャップを務める。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったのか』『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』(朝日新書)、共著に『安倍政治100のファクトチェック』『ルポ橋下徹』『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。
5788
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 18:29:50
https://mainichi.jp/articles/20201121/k00/00m/010/115000c
「私のこと嫌ってるの?」 現役最強・安倍世代の同期会が緊迫する瞬間とは
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月22日 10時00分(最終更新 11月22日 10時00分)
菅義偉首相らを輩出した1996年衆院選初当選同期の絆に焦点があたり、国会議員の「同期」が注目されている。ただし、「現役最強世代」は安倍晋三前首相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行らがいる93年衆院選初当選組だろう。彼らの同期会は、やり取りが時に緊迫することで知られる。どんな会話が交わされているのだろうか?【政治部・飼手勇介】
「マフィア映画を見なさいよ」
「アメリカのマフィア映画を見なさいよ。もっと親分の所作を学ぶべきじゃない?」
11月11日、東京・六本木の高級すし店。野田氏は、9月の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏に語りかけ、岸田氏は苦笑いを浮かべた。野田氏は岸田氏に対して「総裁選は良かった。一皮むけた」と予想を上回る議員票を積み上げた戦いぶりをほめる一方で、厳しい言葉もかけたという。出席者の一人は「野田はいつも岸田をいじるんだ」と笑う。
安倍氏と初当選同期の議員による同期会での一幕だ。新党ブームで自民党に大逆風が吹いた93年初当選組。同期会はこれまでも年1〜2回程度のペースで開かれてきた。今回は退陣した安倍氏の慰労会との位置づけで、安倍氏を中心にコの字形のカウンターを囲み、会食は約3時間に及んだ。
安倍、岸田、野田の3氏に加え、林幹雄幹事長代理、小此木八郎国家公安委員長、浜田靖一元防衛相、根本匠元厚生労働相、塩崎恭久元厚労相、荒井広幸元参院議員の計9人が参加し、思い出話に花を咲かせたという。野田氏は終了後、記者団に「岸田さんもいたし、私も候補の端くれとして、それぞれの良い点・悪い点を指摘しあった」と語った。
「私のこと嫌ってるの?」
今回は和やかな雰囲気だったが、同期といえども「なれ合いではなくて切磋琢磨(せっさたくま)する」(野田氏)間柄とあって、過去の会合では「総裁ポスト」を巡ってさや当てが繰り広げられたこともあった。
「私のこと嫌ってるの? 総裁選出ようとしたから怒ってるの?」
「そんなことないよ」
2016年2月の同期会では、…
5789
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 19:03:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d44827cd212112e3d5115cf8a5328d96053175c2
通常国会「年初の召集困難」 自民国対委員長 中旬にずれ込み示唆
11/22(日) 17:28配信
自民党の森山裕国対委員長は22日、来年の通常国会について、年明け早々の召集は困難との見方を示した。そのうえで「下旬になると(2021年度当初予算案の)自然成立に向けて日程が厳しくなる」とも述べ、1月中旬ごろの召集になる可能性を示唆した。
森山氏は地元の鹿児島市で、記者団に国会召集時期を聞かれ「(1月)4日とか、冒頭はちょっと無理かもしれない」と語った。1月上旬に召集した場合、菅義偉首相がまず今年度第3次補正予算案を成立させた後、速やかに衆院解散・総選挙に踏み切るのではとの見方が党内にあるが、森山氏は「(首相は)支持率が高いからとの理由で解散を決めるような性格ではない」と述べ、否定的な見方を示した。【足立旬子、東久保逸夫】
5790
:
名無しさん
:2020/11/22(日) 19:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cea51956e09b221aeb118eb7c8b3da62ee9bb61
【点描・永田町】大阪都構想否決で首相も落胆
11/22(日) 19:04配信
いわゆる大阪都構想が11月1日の住民投票で否決されたことが、菅義偉首相の政権運営にも痛手となりつつある。都構想実現に政治生命を懸けてきた松井一郎市長が、市長任期満了での政界引退を表明したからだ。都構想実現を党是とする地域政党・大阪維新の会代表の松井氏は、国政政党・日本維新の会の代表でもあり、次期衆院選での勢力拡大を狙う維新の失速にもつながる。自民党が反対する中、首相は都構想実現に向けて親密な関係の松井氏の背中を押してきたとされるだけに、“菅別動隊”とも呼ばれる維新の挫折には落胆を隠せない。
維新創業者の橋下徹元大阪市長と松井氏は、安倍晋三前首相や菅首相との親密な関係を軸に維新の国政政党として存在感を誇示し、菅政権発足後も首相との連携強化に腐心してきた。これに対し、首相も憲法改正を目指す立場から、改憲派の維新を“補完勢力”とすることで政権基盤の安定化を狙っていたとみられる。さらに、来年9月の自民党総裁再選で4年の本格政権を狙う首相は、次期衆院選後の「自公維連立」も視野に入れていたとされるだけに、松井氏の引退表明で「政局運営の重要なカードを失った」(自民長老)格好だ。併せて、今回、大阪都構想への賛成に転じて「敗者」となった公明党も、大阪での自民党との関係が悪化しており、公明党との太いパイプを持つ首相の衆院選戦略にも影響必至だ。
松井氏にとって、大阪市を廃止して四つの特別区に再編する大阪都構想の是非を問う住民投票は、橋下氏と共に主導した2015年に続く2度目の挑戦。しかし、前回と同様に土壇場での「大阪市をなくしていいのか」という市民感情の盛り上がりで僅差での否決となり、政令市としての大阪市存続が決まった。今回松井氏と共に都構想実現にまい進してきた“維新の新星”と呼ばれる吉村洋文大阪府知事(維新代表代行)も再挑戦を否定せざるを得なかった。
“菅1強”弱まり、二階氏の影響力拡大も
そもそも、橋下氏が提唱し、同氏が松井氏と共に立ち上げた維新の看板政策が大阪都構想。過去の大阪市では、行政をめぐる府知事と市長の対立が際立っていたことから、橋下、松井両氏は「大阪の不幸せ(府市合わせ)解消」との言い回しで、大阪府と大阪市の二重行政の弊害をなくすことが大阪全体の発展につながると主張して都構想実現を訴えてきた。住民投票否決を受けて記者会見した松井氏は「政治家としてのけじめをつけなければならない」と、市長任期満了時の政界引退を表明。吉村氏も「僕が都構想に挑戦することはない」と悔し涙をにじませた。維新は、党運営の指揮官と看板政策を同時に失うことになり、国政政党としての存在感低下は避けられそうもない。
その一方で「首相が視野に入れる、自公維連立実現のキーパーソンは松井氏」(自民幹部)とみられていただけに、「首相にとっても大きな痛手」(同)だ。しかも、自民党を仕切る二階俊博幹事長は都構想に反対してきたため、今回の事態を踏まえ、「政権内での二階氏の影響力が一段と増す」(自民長老)との見方も広がる。首相は「国政への影響はない」と平静を装うが、自民党内では「学術会議問題で支持率が低下している中、新たな痛手になるのは間違いない」(若手)との指摘が相次ぐ。臨時国会での与野党対決の主舞台となった衆参予算委論戦では、野党側が日本学術会議会員の任命拒否問題で首相の強権的姿勢を厳しく追及し、首相は防戦一方の状態となった。それだけに与党内では「今回の維新の挫折が、政権発足時からの“菅1強”の弱体化につながる可能性は少なくない」(公明幹部)との見方が広がっている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月16日号より】
5791
:
名無しさん
:2020/11/23(月) 12:36:57
>>5743
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a51694ddc5f38ad43c28f6f0e213c0452c65abd
国場衆院議員の和解に「暴力団介入」と文春報道 代理人は否定
11/19(木) 13:44配信
週刊文春は18日、外務政務官を務める国場幸之助衆院議員を被告にした損害賠償請求訴訟を前に、国場氏の親戚男性が、指定暴力団幹部を同席の上、原告男性に示談を求めたなどとオンライン版で報じた。報道を受け、国場氏は代理人弁護士を介し「(記事内容を)断固否定する。名誉毀損(きそん)などで訴訟を検討する」などと事実関係を否定している。
関係者によると、国場氏は2018年4月に観光客の男性と那覇市内でトラブルになり傷害事件を起こした。その際、一緒にいた飲食店経営の女性を巡り、原告男性から提訴され、既に和解が成立している。記事によると、和解前に、国場氏の親戚男性が暴力団幹部を伴い原告男性と面会、示談を求めたという。
国場氏側の代理人弁護士は記事内容を全面的に否定した上で、「記事の件で親戚男性から聞き取りしたが、暴力団の関与や仲介は否定した。国場氏の政治活動や個人的な相談などにはこの親戚男性が関与することはほとんどない。記事はでっち上げだ」と主張した。国場氏側は19日にも週刊文春に対し抗議文を送付し、名誉毀損で損害賠償や謝罪広告の掲載などを求めることを検討するとしている。
琉球新報社
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ce3aeb79f3edbf75114bfac61b756a17426ae96
「不倫の示談、暴力団が仲介」と文春報道 国場議員は否定
11/19(木) 6:26配信
自民党の国場幸之助衆院議員の不貞行為があったとして、那覇市内の男性が2019年に損害賠償を求めた訴訟に関連し、国場氏の義父の西田健次郎元県議が訴訟の前年、暴力団関係者に示談に向けた仲介を依頼していたと18日の「文春オンライン」が報じた。国場氏は同日、本紙の取材に「そんなことはない」と報道内容を否定した。国場氏から西田氏に仲介を依頼した事実もないとしている。
「文春オンライン」は、西田氏は18年、沖縄市内で男性に加え、指定暴力団旭琉會の関係者も交えて面談。西田氏が示談を申し入れたとし、「弁明書」を入手したと報じた。
同訴訟について当時の本紙取材に、国場氏側は「当初から不貞行為に関して否定している。全面的に争う」とコメントしていた。同訴訟は19年12月に和解が成立している。
5792
:
名無しさん
:2020/11/23(月) 12:37:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/1739d361f72bc2b10d73a63c1c3813658b529613
自民・下村氏、広島3区で公明擁立に「寝耳に水」
11/18(水) 17:49配信
自民党の下村博文政調会長は18日の記者会見で、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「寝耳に水の話で、事前に公明党から話があったとは承知していない」と述べた。自民党広島県連も公明とは別に候補者選定の公募手続きを進めている。下村氏は「丁寧に調整する必要がある」と語った。
5793
:
名無しさん
:2020/11/23(月) 17:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b732edd24c2e632d1f86b92bac49969666d77c81
河野氏「首相になって政策実現」 郵政改革倣い
11/23(月) 17:11配信
河野太郎行政改革担当相は23日、オンライン講演で、将来の首相就任に改めて意欲を示した。郵政民営化を実現した小泉純一郎元首相に触れ「自民党内の圧倒的多数と正反対のことを主張しながらも実行した。私もいつか首相になって、自分の政策を国民の後押しで実現したい」と述べた。
持論の脱原発を念頭に「エネルギー政策を何とかしたいと思って活動してきたが、党と逆だったり、時の政権と意見が違ったりすることがあった」とも振り返った。
これに先立つ東京都内の講演では、マイナンバーカードを活用した行政手続きのワンストップ化について2021年度中の実現に意欲を示した。
5794
:
とはずがたり
:2020/11/23(月) 20:24:46
菅義偉、岸田文雄…20年前は“造反組”だった有力議員たち いま、あの「加藤の乱」を振り返る
11/20(金) 11:12配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da94f79348e39eb28b3045f9852acfaa16b70b2?page=3
文春オンライン
その後、加藤は2002年に秘書の脱税事件などの責任をとって議員を辞職、翌年の総選挙で返り咲いたものの、自民党が民主党から政権を奪還した2012年の総選挙で落選。そのまま政界に復帰することなく、2016年に77歳で亡くなった。
野中も、小泉政権の姿勢に疑問を抱いて2003年に政界を引退、自民党内でのリベラル派の凋落を嘆きながら2018年、92歳で死去した。
「加藤の乱」が失敗に終わった背景には、1994年に導入された小選挙区制の影響も大きい。かつての中選挙区制の時代には、自民党は常に単独過半数の確保を目標としたため、各選挙区で必ず複数の当選を目指して多くの公認候補を擁立した。そのなかで党内の各派閥はしのぎを削った。
しかし、小選挙区制が導入されると、1つの選挙区につき各党が公認する候補は1人だけとなる。そのため派閥の選挙応援よりも、党の公認の重みが増した。「加藤の乱」は、自民党の中枢が選挙での公認権を切り札に議員を従わせた最初のケースであり、派閥秩序の衰微があきらかになった。
派閥衰微時代の“申し子”ともいえる菅総理
そんな派閥衰微の時代の申し子こそ菅義偉だった。じつは彼は「加藤の乱」の2年前の1998年にも、造反側に回っていた。
それは橋本龍太郎の後任を決める自民党総裁選に、菅が慕っていた梶山静六が小渕恵三、小泉純一郎とともに立ったときのこと。梶山は所属する派閥の領袖である小渕に反旗を翻し、小渕派(平成研究会)を離脱したうえでの立候補であった。
このとき菅は梶山と行動をともにし、1年生議員ながら梶山選対の事務局次長を担った。結果は小渕の完勝で、梶山は敗北を喫する。菅はのちに《このときが自分の政治家としての原点ですよね。最後は自分で決める。党に守ってもらうことはもう考えなくなった》と振り返っている(※2)。
菅はそれからしばらく無派閥だったが、梶山の計らいで加藤派(宏池会)に移り、そこで「加藤の乱」を経験することになった。乱の後、加藤派は親加藤の小里貞利派(のちの谷垣派)と反加藤の堀内光雄派(のちの古賀派)に分裂、菅は堀内派に合流する。だが、彼はその後も派閥のしがらみにとらわれることなく、自らの信念に従って行動する。
2006年、小泉純一郎の後任を決める総裁選では、派閥の違う安倍晋三の支援に回った。このとき安倍の属する森派(清和会)の会長の森喜朗は当初、同派の福田康夫の擁立を先行させ、安倍に立候補を思いとどまるように求めたという(※2)。安倍はこれに反発、菅に自分の事実上の支援団体になる「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げさせた。
同連盟には派閥横断的に多くの議員が参加し、福田は出馬断念に追い込まれる。これに勢いづいた安倍は総裁選に勝利し、第1次内閣を発足させた。菅は「加藤の乱」以来の因縁の相手である森に、ここでやっと一矢報いたともいえる。
5795
:
チバQ
:2020/11/24(火) 19:46:46
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20201123-00209130/
【果てしなき近親憎悪】 自民党を揺るがす二階派対宏池会の戦い
安積明子 | 政治ジャーナリスト
11/23(月) 0:19
山口3区を巡る代理戦争
山口県宇部市長選が11月22日に行われ、県議の篠崎圭二氏が当選した。林芳正元文科大臣の秘書だった篠崎氏には林氏の応援が入り、自民党県連の推薦が付いた。宇部市を含む衆議院山口県第3区を巡って林氏と対立している河村建夫志帥会会長代行は、篠崎氏の対抗馬の望月知子元市政策広報課長を応援した。
まさに血肉の争いだ。志帥会の領袖の二階俊博幹事長は10月4日、同市で開かれた河村氏のパーティーに同会派の国会議員19名を引き連れて参加し、「売られた喧嘩という言葉があるでしょ」「河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、政治行動の全てをなげうって、我々はその挑戦に受けてたちます」と林氏を挑発した。そんな因縁のある宇部市長選は、河村対林の戦いであると同時に、二階派対宏池会の戦いでもある。林氏が岸田派(宏池会)に所属しているからだ。
16年の福岡6区補選でも……
実はこの戦い、山口県内に止まらず非常に根が深い。鳩山邦夫元総務相の死去に伴って2016年10月に行われた衆議院福岡県第6区補選も、邦夫氏の次男の二郎氏の対抗馬として自民党福岡県連は蔵内勇夫県連会長(当時)の長男・謙氏擁立した。謙氏は林氏の秘書で、この時ばかりは犬猿の関係の県連最高顧問の麻生太郎財務相と宏池会名誉会長だった古賀誠氏が手を結んでいる。
宏池会の牙城で公明党が代理戦争?
そして11月19日に公明党の斉藤鉄夫副代表が衆議院広島県第3区から出馬を表明したことも、この系譜に繋がるといっていいだろう。もともと3区は河井克行氏の地盤だったが、河井氏は妻・案里氏が出馬した昨年の参議院選での公職選挙法違反で逮捕された。河井氏自身は安倍普三前首相や菅義偉首相に近いが、宏池会の本拠地である広島県としては、岸田文雄会長は宏池会系の候補を擁立したい。にもかかわらず、いきなり斉藤氏が出馬表明したから、たまらない。
斉藤氏は1993年に現在の第3区を含む旧広島県1区から初めて出馬して当選。岸田氏に2万票及ばなかったが、10万票以上も獲得。1996年の衆議院選から比例区に転じている。
以来、広島県には公明党の候補が立っていないため、実際のところ3区で斉藤氏がどのくらい票を得るのはわからない。
だが公明党は勝てない選挙は行わない。すでに自民党幹事長の二階氏と折り合っているのは明らかだ。いやもしかしたら、二階氏から持ちかけた話かもしれない。逮捕された案里氏が参議院選に出馬したのも、夫の克行氏から依頼を受けた二階幹事長のお墨付きがあったからだ。実際に当選後、案里氏は二階派に所属した。
5796
:
チバQ
:2020/11/24(火) 19:46:57
すでに血しぶきが飛び交う福岡県
週刊文春が数度にわたって報じた中央自動車道にかかる橋梁の耐震補強工事を巡る手抜き報道も、この関連から考えればよくわかる。問題の建設会社との癒着が取り沙汰された宮内秀樹農水副大臣の福岡県第4区内の県議や市議は、21日に宮内氏を呼び出し、ヒアリングを行おうとした。宮内氏は二階派の所属で武田良太総務大臣に近いが、そのヒアリングの発起人は吉松源昭福岡県議会議長で、麻生派の大家敏志参議院議員と近い。
そして二階派の武田氏と大家氏は、昨年4月の福岡県知事選を巡って対立した。現職の小川洋知事と対立した麻生太郎財務相は、元厚労省官僚の武内和久氏を擁立。その選対委員長を務めたのが大家氏だった。
麻生派は宏池会が加藤派になることに反発して結成された河野派が源流。そして今、麻生氏は岸田派と再結成して大宏池会構想を抱いている。今年9月の自民党総裁選で、麻生氏は岸田氏を応援する代償として(麻生氏と肌合いの合わない)名誉会長の古賀氏を切るように申し出たのはその布石だろう。
福岡4区についても、次期衆議院選で自民党内から宮内氏の対抗馬を出すとの話も出ているようだが、その主導権を握るのは麻生派だろう。まさに血で血を洗う争いになるが、武田氏など県内の二階派がどのように反撃してくるのか―。すでに「令和戦国時代」は始まっている。
5797
:
名無しさん
:2020/11/24(火) 22:30:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a88eb0aa4aa084bb3786cde7431db5e773336c
「次期衆院選、過半数獲得目指す」自民党選挙対策委員長山口泰明衆議院議員
11/23(月) 23:00配信
【まとめ】
・女性候補者の増加に向けて、各選挙区との連携を強化。
・連続2回以上の比例復活当選で重複立候補を禁止する規定を厳格適用。
・衆議院選、最低過半数の獲得と現状の議席確保が目標。
今回のラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」は、衆議院議員で自民党選挙対策委員長の山口泰明氏をゲストに招いた。女性候補者の擁立を中心に、自民党の選挙戦略について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。
■女性候補者擁立に向けて
細川氏はアメリカ大統領選で民主党のバイデン候補の当選確実が報じられたことに鑑み、副大統領に女性として初めて、カマラ・ハリス氏が就任する可能性が高まったことに触れ、日本でも女性候補者を増やす必要があるとして、どのような戦略を考えているのか聞いた。
山口氏は各都道府県に設置された支部連合会の存在を挙げ、「地方との連携を密にして、こちらがチャレンジャーになったつもりでやっていけば良いのではないか」と述べた。
さらに今年9月から自民党女性局が開講した「女性未来塾特別講座女性候補者育成コース」などを通して、女性候補者の育成のための投資を積極的に進めていると述べた。
山口氏の前任である下村博文前選対委員長は、「2030年までに国政・地方選挙の女性候補を3割に引き上げる」目標を掲げた。細川氏は「目標達成にはまさに発掘が勝負」だとしたうえで、具体的にどのような形で「発掘」が行われているのか聞いた。
山口氏は「後援会活動などの中で常にこちらから『良い人はいませんか』と声を掛け、議員に(女性候補者になり得る人を探す)意識を持たせることが一番大事だ」と述べた。
細川氏は「(自民党からの)女性に対するリクルート活動が活発になっていることは肌で感じる」と述べつつ、目標達成の期限を「2030年まで」と設定した意味を聞いた。
山口氏は「(意味は)それほどない」としつつも、「近くで切って、制約されてはいけない。『十年一昔』というように、ロングスパンで見て大局的にやっていこうということだ」と述べ、現在は1割弱に留まっている女性議員の割合を長期的な視野を持って増加させたいとした。
自民党は、地方で定員割れしている議会に女性候補を積極的に擁立する方針を掲げている。細川氏は「地方の議会の方が、より女性が入って行きにくい風土が伝統的に日本社会の中ににあると思う」として、これを変えるための方策について聞いた。
山口氏は「昔はそのような傾向があったが、今は大分なくなっていると思う」と述べ、「今は女性の方が活発で積極的なところもある」との見方を示した。
5798
:
名無しさん
:2020/11/24(火) 22:30:50
>>5797
■比例復活の規定強化
山口氏は今月、「比例代表制で連続2回以上復活当選した立候補に対して重複立候補を認めない」とする自民党の規定をより厳格に適用する方針を定め、菅首相と合意した。
「もちろん特殊事情は加味する」としたうえで、「本来比例代表で復活当選した議員は『次は小選挙区制で勝とう』と頑張らなければならないが、意外とガッツが見られない」と決断に至った背景を明かした。
■自民党の選挙戦略
次に細川氏は、来たるべき衆議院選挙で、自民党の勝敗ラインはどこに設定しているのか聞いた。
山口氏は「公明党と最低過半数を獲得したうえで、なんとか現状を死守したい」として、「いくらまだ野党がバラバラだと言っても、一つ一つ(の選挙区で)見ていけばかなり厳しい部分はある」と危機感を示した。
そのうえで、「選挙というものは、王道がない。『常日頃から、自分の長所は小さく見て、相手の長所を大きく見る。自分の欠点は大きく見て、相手の欠点は小さく見るように』、また『自分が選挙活動を一生懸命やっているつもりでも、選挙区の皆さんが感じ取れない部分もある』と候補者本人や政策グループに伝えている」と述べた。
細川氏はアメリカ大統領選で特に若者の投票率が上昇したことが、バイデン氏勝利の一因となったことに触れ、「皆が選挙に行くとどういう結果になるのかは読めないということに日本もなる。常にどういう人たちがどういうことを政治に求めているのか、候補者がしっかりと理解をして選挙に臨んでほしい」と述べた。
これに対して山口氏は「おっしゃる通りだ。相手のことを自分で勝手に解釈しないで、素直に解釈することが大事だ。若い議員は特に立派にやっている人とそうでない人の差がある。どのような組織でも中間層が上を見ている組織は伸びると思う」と、自民党全体でレベルアップを図る必要性を強調した。
細川氏は「政党がどこであろうと、良い女性候補者が見つかって、国会で多様な意見が反映されることを願っている」と締めくくった。
(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年11月14日放送の要約です)
「細川珠生のモーニングトーク」
ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分〜7時20分
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細川珠生公式HP
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細川珠生(政治ジャーナリスト)/Japan In-depth編集部(坪井恵莉)
5799
:
名無しさん
:2020/11/25(水) 01:26:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/42d3be0edbe98785ebb9ac646e10b4a29e32a6f4
自民党と公明党が繰り広げる「仁義なき戦い 広島死闘編」の全真相
11/24(火) 18:16配信
■自民党の議席がある広島3区に、公明党副代表が鞍替え出馬へ
広島で自民党と公明党が抜き差しならない関係となっている。衆院広島3区の候補者をめぐり、両党が独自候補を擁立する構えで譲らないのだ。
20年もの間、一貫して選挙協力を続け、成熟した連携を続けて来た両党のせめぎ合いは、すでにヤクザ映画『仁義なき戦い』の域に近づいてきた。そして、この問題は、ポスト菅を目指す岸田文雄前自民党政調会長の命運も左右する――。
11月19日、山口那津男代表は首相官邸で昼食をともにしながら菅義偉首相と会談した。主なテーマは、感染が急拡大する新型コロナウイルス対策だったが、山口氏は、その日の中央幹事会で広島3区に斉藤鉄夫副代表の公認を決めたことを報告。菅氏は無言でうなずいていたという。
斉藤氏は当選9回。党幹事長や環境相などの要職を歴任した重鎮だ。比例中国で当選を重ねてきたが、齢68歳での「鞍替え」出馬となる。当選回数を重ねてベテランとなった時に、選挙区から比例代表に転向することは、しばしばあるが、斉藤氏のような「逆の例」は非常に珍しい。
■しかし自民党広島県連は11月18日から候補者公募を開始
広島3区の現職は河井克行元法相(自民党を離党)。妻・案里氏が出馬した昨年の参院選をめぐり、公職選挙法違反の罪に問われている。河井氏は自身の進退を明言していないが、自民党が次の衆院選で公認することはあり得ないので、事実上の「空白区」となっている。そこに、公明党が割って入った。
公明党側には斉藤氏を擁立する理屈がある。夫婦による買収事件で選挙区内は自民党に対する不信感が充満している。1年以内に行われる衆院選では自民党の新人を擁立しても苦戦するのは確実だ。ならば、与党で公明党候補を担いだ方が得策という判断だ。広島県で長く知名度もある斉藤氏は格好の人物でもある。
「平和の党」を標榜する公明党は、広島の選挙区で議席を得るのは悲願でもある。
西田実仁・党選対委員長は19日の記者会見で「政治の信頼を回復し、与党として議席を得るには斉藤氏の擁立が最善と判断した」と語っている。
公明党は10月に、独自候補擁立の意思を自民党側に伝えていた。しかし自民党広島県連は了解せず、11月18日から候補者の公募を始めてしまった。公明党側は、話し合い決着は難しいと判断し、見切り発車したのだ。両党間の相互不信は、過去20年間、最大のものとなっている。
5800
:
名無しさん
:2020/11/25(水) 01:26:48
>>5799
■岸田派幹部は「けんかを売られた」と公明党側に不快感
公明党の怒りの矛先は、岸田文雄前政調会長に向けられている。広島は岸田氏の地元。県連会長の宮沢洋一参院議員も岸田派の長老だ。それにもかかわらず、今回の問題で岸田氏は積極的に調整に加わらなかった。それに対する不満は大きい。
公明党側は広島3区で譲らなければ次期衆院選では岸田派を応援しないと非公式に伝えているという。岸田派所属議員たちの間にも動揺が広がる。
岸田派幹部は「けんかを売られた」と公明党側に不快感を隠さない。しかし、それと同時に自分たちが担ぐ岸田氏に対しても不安がくすぶる。
岸田派は、池田勇人元首相がつくった党内きっての名門派閥だが、「政策には明るいが政局に弱い」という意味で「お公家さん集団」と揶揄(やゆ)されてきた。岸田氏は「お公家さん」の象徴のような存在だ。閣僚や党の要職を長く務め、無難にこなすのだが、存在感がない。迫力もない。人気も出ない。
10月の党総裁選では菅氏に水をあけられた。その後、無役となり「次」への準備を再開させたが、菅氏を全面的に支えるのか、独自色を見せようとするのかがわかりにくく、埋没気味だ。
■むしろ、放置して、話をこじらせてしまっている
そこで起きた、お膝元・広島での難題。岸田氏は、公募により独自候補を擁立する方針を追認する姿勢だが、積極的に動いているわけではない。むしろ、放置して、話をこじらせてしまっている。「ニュー岸田」を見せられていない。
総じて良好な関係を続けてきた自公両党だが、次期衆院選をめぐっては、各地で火種を抱える。公明党は大阪府内で4つの選挙区で公認候補を擁立する方針。だが11月に行われた大阪都構想をめぐって自民党と公明党は対応が割れた。そのしこりが残るため、従来のような協力ができるかどうか、不安視される。
他にも、公明党が候補者を世代交代させる選挙区では、地元の自民党との関係がぎくしゃくしているところもある。
そして広島の難題。万一、ここで決裂して、他の都道府県にも不協和音が波及すれば、次の衆院選で、思わぬ苦杯をなめることになりかねない。選挙協力にとどまらず、連立政権にもひびが入る事態に発展するかもしれない。
そうなったら岸田氏は「A級戦犯」にされる。とてもではないがポスト菅を目指す状況にはならない。
5801
:
名無しさん
:2020/11/25(水) 01:27:49
>>5800
■「広島3区」問題は、「岸田包囲網」の様相を呈し始めた
山口氏と菅氏が会談した11月19日。岸田氏は二階俊博幹事長、山口泰明選対委員長と会談した。二階氏は「自民党の公募を続けてほしい」と語ったという。一応、党県連の方針が認められた形で、岸田氏も一息ついた。
が、機を見るに敏の二階氏のこと。いつ方針を豹変させるか分からない。そもそも二階派と岸田派は、静岡5区、山口3区で次の衆院選公認候補をめぐって、つば競り合いを繰り広げている。二階氏は岸田氏の味方ではないのだ。広島で岸田氏にダメージを負わせ、広島、山口の調整も優位に進めようと考えても不思議ではない。
そして党総裁である菅氏の決断も岸田氏にとっては心配材料だ。公明党の支持母体である創価学会との独自のパイプを持つ菅氏は、公明党との関係を重視する。総裁の判断に委ねられれば「広島3区は譲る」となるのではないか。そもそも、広島県以外の自民党議員は「独自候補を出しても苦戦する。与党の議席を維持できるなら公明党に譲ればいいではないか」という声が多いのも事実だ。
「広島3区」問題は、自公両党の問題ではあるとともに、「岸田包囲網」の様相を呈し始めた。
永田町コンフィデンシャル
5802
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 14:28:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ce0177d3005cd1dcca33051031cee7f22fe1947
「石破茂は飲んでも楽しくない」は本当? 飲みに誘って検証してみた「今回の記事、すごいタイトルですね」
11/27(金) 7:00配信
9月の自民党総裁選で敗れた自民党の元幹事長、石破茂(いしば・しげる)さん。ワイドショーなどでは石破さんが自民党内で人気がない理由として「飲みに行っても政治の話ばかりで全然面白くない」「上から目線でつまらない」などと評されました。石破さんは本当に飲んでも楽しくないのか。笑下村塾たかまつなながその真偽を検証すべく、石破さんを飲み会にお誘いしました。
飲んでもつまらない噂は印象操作?
――石破茂は飲んだら本当に楽しくないのか。ということで石破茂さんにお越しいただきました。きょうは石破さんがよく利用されるという「赤坂三平」というお店に来ています。
石破:今回の記事、すごいタイトルですね。ここは最近よく使う有名な和食屋さんです。赤坂のど真ん中、駅から2、3分なのにお昼の定食が1000円なんですよ。特にアジフライやとんかつなどの揚げ物系がおいしい。きょうは生ビールと日本酒の立山をいただきます。
――さっそくですが、飲んでも楽しくないという噂について実際はどうなんですか?
石破:私は楽しいですよ。でもご一緒された方がつまらないって言われるんだったらそうかもしれませんね。飲んだら政治の話ばっかりして説教するとかいう噂があるそうですが、そんなことを言われたことは一度もないです。
――いろいろなメディアですごく言われていましたよ。
石破:それは、意図するところがあるからでしょう。「あいつは飲むと説教ばかりする」と言えば「そんなつまらない人に自民党の総裁、日本の総理を任せられない」ってみんな思いますよね。そういうふうにネガティブなイメージに印象操作したいという勢力がいるんじゃないかと思ってしまいますね。
70年代アイドルが好きという素顔
――プライベートについてお聞きしたいです。石破さんは休みの日は何をしているんですか?
石破:休みがあれば映画や美術館に行きたいですね。それからアイドルのコンサート。去年、学生時代に大ファンだった歌手・岩崎宏美さんのコンサートに行って感動しました。ファンは50代から70代。「宏美ちゃーん」って声をかけるタイミングやペンライトの振り方がピタッと合うんです。
――議員どうしで飲みにいくこともあるんですか?
石破:自民党衆議院議員の中谷元(なかたに・げん)さんと飲みに行くときなんて心底楽しいですね。彼は私と同じ昭和32年生まれで本当に信頼できる友人です。私の特技は70年代のアイドル歌謡を全曲歌えることなんですが、中谷さんも全部歌える。彼のすごいところは振り付けも完璧にやれるところです。この前一緒に行ったときは欅坂46の『不協和音』を踊っていました。私には絶対にできないと思いました。
5803
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 14:29:03
>>5802
熱愛を経ての恋愛結婚
――そんな最近の曲まですごいですね。石破さんは奥さんとは恋愛結婚されたそうですね。国会議員の人ってお金持ちの人とお見合い結婚して、選挙のときにお金を出してもらうようなイメージがありました。
石破:妻は大学の同級生で大学1年の4月に図書館から彼女が本を小脇に抱えてトントントンと降りてきたんです。こんなきれいな女性が世の中にいたのかって呆然としました。
――すごく綺麗だったんですね。
石破:そうそう。でも大学を卒業して三井銀行に就職するときに、彼女に「結婚を前提としてこれからもお付き合いいただけませんか」と頼んだけれど断られました。弁護士になりたいから法律学科に入ったのに、私と結婚したいから安定した仕事がいいと言って三井銀行にしたんですよねと。そういうふうに人生の目標がコロコロ変わる人は私は嫌いですって言われましたね。
派閥の会長を辞めた理由
――石破さんは最近、9月の総裁選で大敗した責任を取って自身が率いる派閥の会長を辞任されました。あれはなぜですか?
石破:総裁選に出たけれど大敗しました。国民の期待に応えられなかったし、同志の皆さんや選挙区の皆さんにもすごい負担をかけました。その責任を取りたいということです。
――石破さんは総裁選に何回も挑戦されて、議員票が課題だと言われてきました。
石破:石破は飲んでもつまらないと言われる。でも私はそれは本質じゃないと思うんですよ。議員は、これから誰についたら自分の展望が開けるか、という理由で選んでいる部分があるんじゃないかと。今回私は勝ち目はないと思っていたけれど、選択肢を示すことは大事だと考えていました。それでも自分としては、政策スピーチも討論も、今回が一番納得がいきました。
――なぜ石破さんについていけば展望が開けると思ってもらえなかったんですか?
石破:それは私が権力の中心にいないからです。小選挙区というのは党が絶大な力を持ちます。小選挙区にするべきかどうかという議論があったときに、まだ総理になっておられなかった小泉純一郎先生が「お前ら何が小選挙区制だ。そんなものにしたら党の言うことしか聞かないつまらない議員ばかりになるぞ」と言われたんです。つまらないかどうかは別として、党の意向に逆らえない人が増えたことは事実だと思います。
5804
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 14:29:21
>>5803
総理を目指さないとは言っていない
――石破さんも権力の中心にいようと思えばできたと思うんですが。
石破:そこはトレードオフ(何かを達成したければ何かを犠牲にしなければならないこと)みたいなところがあります。言うべきことを抑えて権力のトップの歓心を買うやり方もあると思いますが、おかしいことをおかしいと言わないなら、なんのために政治家になったか分からない。その葛藤がいつもあります。
――石破さんは党員票をすごく獲得されていて、自民党の支持層には人気があるじゃないですか。
石破:日刊紙では「石破いよいよ離党か」なんて記事がけっこうありますが、そんな気は全くありません。野党には行かないです。自民党を支持してくれる人からこんなに期待があるのにそんなことはやれないです。議員の中には、石破と一緒にやりたいと言ってくれた同志もいっぱいいます。次の選挙で彼らが一人残らず当選するためにも、今まで以上に一生懸命やります。
――総理を目指してほしいと思っている自民党員も多かったと思いますが。
石破:誰が目指さないって言いました? ただ、新しい政権がスタートしたばかりで俺は来年やるんだなんて、そんなことは今は言えません。私は今まで自分からなりたいと言ったことは一度もない。毎回毎回「お前やれよ」というありがたい声があって出ています。
正しいことを言うと人を傷つける
――石破さんは自民党の中でいじめられているように見えてしまいます。正論を述べている人が、なぜいじめられなきゃいけないのかと…。
石破:正論を言うことが一番反感を買うんじゃないでしょうか。元総理の竹下登先生がおっしゃってました。「お前は自分が正しいと思ったことを言っているだろう。正しいことを言うときは人を傷つけることを忘れるな」と。
――でも自分に原因があると認めたらいじめはいつになってもなくならないです。
石破:人間社会では必ずいじめはあるものです。学校でもずっとクラスのメンバーが同じだったらいじめは固定してしまう。だから構成員を常に入れ替えなければならないと思います。自民党も新陳代謝が進むことが大事です。私たちが小選挙区制にこだわったのは、二世じゃなくても官僚じゃなくても大金持ちじゃなくても、国のために一生懸命働きたい人を当選させることができる、それが小選挙区というシステムだと思ってきたからです。
――自民党を離党して新しい党を作ってほしいという意見もありますが。
石破:私は野党自民党のときに、政調会長や予算委員会の筆頭理事をやりましたが、野党の自民党は強いですよ。つまり、権力もポストも金もないピュアな自民党は強い。 だから、自民党を相手として私が今の野党の皆さんと一緒に国会を運営して乗り切る自信はありません。
5805
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 14:30:30
>>5804
局面を変えるためにリスクをとる
――石破さんが国会議員であることにこだわる理由は何でしょうか?
石破:国会議員じゃなきゃできないことがあります。憲法、外交、防衛、通貨政策、教育の基本がそうですよね。経済が成長して人口が増えているときは誰が政治家をやったっていいんです。でも今はそんな時代ではない。日本のあらゆる法律が憲法を基本に成り立っているのに、その憲法でいい加減な議論をするのは私は嫌なんです。例えば日本は核をなくすべきだと言いながらアメリカの核の傘に依存している。こうした二律背反はいっぱいあります。こうした局面を変えるためには、誰かが一回けじめをつけないと次の展開にならない。
リスクのあることやらないといけないんです。
――最後に政治に関心を持てない若者に対してメッセージをお願いします。
石破:主権者って甘くないということです。若い皆さんが政治を決めるんです。自分が政治家だったらどうするか。それを考えられるのが主権者だと思っています。あれをやって、これをやってというのは主権者じゃない。私は有権者にこびるつもりはないし、過度にきついことを言うつもりもありません。一緒に考えようねということなんです。こんなことを言うから飲んでいて楽しくないと言われてしまうわけで、ある程度は反省しておりますが(笑)
◇
検証結果は、『石破さんは飲んだら楽しかった』です。お会いする前は「ねっとりと話す、話が長い、堅物な人」だと思っていましたが、「奥様に一目惚れした恋話」の話が飛び出すなど、終始、和やかな雰囲気でした。たしかに、放っておくと政治の話をはじめてしまいますが、それも分かりやすくお話ししてくださり、面白かったです。最初の1杯だけお酌をしたら、自分でやるよといい、手酌で日本酒をぐいぐいのまれていたのが印象的でした。
5806
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 20:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/acc86b6af3b65b49c48bb79e750df077f904a458
次期衆院選・広島3区で自公ともに擁立〜その背景にあるそれぞれの事情
11/26(木) 17:45配信
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月26日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。次の衆議院選挙に向け、自民党が広島3区で行った公募に10人が応募したというニュースについて解説した。
河井元法務大臣の地元・広島3区〜自民党公募に10人
自民党広島県連は、2019年の参院選をめぐる買収事件で公判中の河井克行被告が離党したため、事実上空席となっている広島3区について公募を行っており、11月25日までに10人が必要書類を提出したことがわかった。
その広島3区に公明党も候補を立てる
飯田)25日が締め切りということだったのですが、10人。そのなかには、県議、弁護士、元衆議院議員の男性ほか、女性が2人含まれているそうです。ここは公明党が候補を立てると言っています。
鈴木)公明党のベテラン議員や幹部に取材をしてみると、とにかく「我が党で最大の話題が広島3区だ」とみんな言います。それくらい、公明党としてはここに賭けています。ここは岸田さんの牙城と言われていますが。
飯田)広島県はね、池田勇人さんの地元でもあったというところから。
絶対であった「700万票」を切り始めた公明党の焦り〜世代交代などの問題
鈴木)岸田さんの対抗馬とか、岸田さんと対決するとか、自民党と、ということではなく、公明党自身の事情があるのです。どういうことかと言うと、7年8ヵ月と安倍政権が長く続いて、当然、自公政権になって来ましたよね。安定していたと言われています。実は、公明党はその間、ずっと選挙で比例票が減り続けていました。2016年くらいから顕著に見え始めた。去年(2019年)の参議院選挙では、全国の比例票が700万票を切ってしまいました。公明党にとって、これは、とんでもなく大変なことなのです。「700万票ライン」と昔は言われていて、公明党の最大の支持団体である創価学会の選挙運動で、何としても700万票ラインは確保する。「雨が降ろうが、槍が降ろうが、絶対に獲得する票が700万である」と。そこに、さらに運動して票を上乗せする。そこから800万、900万、1000万票を目指すということもありました。それが基本路線だったのだけれども、700万すら切っているわけです。その理由としては、世代交代が組織内でうまく行っていないなど、いろいろな理由があります。
飯田)世代交代の問題ですね。
鈴木)それから特に婦人部の人たちにしてみると、安倍政権の時代に、政策的にずいぶん自民党に譲って来たところがある。公明党は平和と福祉の党ですよ。それなのに、安保法制に賛成しなければいけなかったり、社会保障費の問題などがあり、「自民党に追随しているだけではないか」という、内部の不満もある。そういうことが、選挙運動にも影響して来ています。自民党との分裂選挙もありました。
飯田)顕著なのは東京ですよね。
鈴木)2つに割れたり。
飯田)都民ファーストに公明党がつき、自民は対立という形で完全に割れていました。
5807
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 20:08:14
>>5806
政権が変わったタイミングで公明党の勢いを挽回するため〜斉藤副代表を擁立
鈴木)それから、沖縄や新潟の知事選挙など。そうなると、どうしても選挙運動そのものも、弱くなって行くわけです。そういうなかで、政権が変わったこのタイミングで、「党の勢いを挽回しなければいけない。このままでは大変なことになる」という事情があるわけです。だから、これがチャンスなら、小選挙区に立てるということになります。
飯田)しかも、立てたのが斉藤鉄夫さんという党の副代表です。重鎮中の重鎮で、落とすわけにはいかないというところですよね。
鈴木)この人は政策通で知られていますが、この人を立てたというのは、それだけ覚悟の裏返しでもあります。この人は落とせないのだから。
飯田)公明党は重複で比例でも立候補を認めない党ですよね。だから、小選挙区で落としてしまったらこれっきりです。
鈴木)これ1本です。絶対に通さなければいけない人を立てるという、決意の表れと言っていいと思います。
飯田)その辺り、厳しいと思ったのが、神奈川の選挙区で、党で要職についた上田勇さんであっても、小選挙区で落ちてしまったらそれっきりになった。
世代交代を目指す公明党
鈴木)世代交代です。これは、運動員もそうだけれども、公明党議員の世代交代ということがずっと課題なのです。3年ほど前に、代表もやっていた大ベテランの太田昭宏さんが、「鈴木さん、公明党の議員の顔ぶれを見てください。自分を含めて、幹部もずっと変わっていない。どうやって世代交代をするのかが課題なのです」と言っていました。次の選挙では、神奈川では遠山さんという若手が上田さんの代わりに出るのだけれども、東京では太田さんも退いて、今度は岡本さんという若手になった。だから、世代交代も次の選挙での、公明党の非常に大きな目標なのです。そして、比例票も含めて議席を増やす。党の勢いをもう1度取り戻すという思いで、この広島に来ています。スキャンダルで、自民党議員がやめたら、次また自民党からというのは出しにくいではないですか。しかも、今回の場合、河井夫妻は、菅さんなども関わっている人です、その菅さんにもある種の責任があるわけだから、そのあとに知らん顔して自民党の後任を立てにくいでしょう。
飯田)「突然公明党が」というように我々も見てしまいますけれども。
鈴木)実際は違うのです。公明党の事情。相手がたまたま岸田さんで揉めているけれども。
飯田)岸田さんの牙城である広島だから、岸田派潰しというところで、公明党とのパイプがある総理や二階さんが動いているのではないかという憶測まであります。
鈴木)それは違います。もう少し純粋に、公明党が「何とかしなければいけない」という長い流れのなかでのことです。こうなると、公募もやってしまって、10人応募が来てしまい、どうするのと。両方出てしまえば、潰し合いになります。
5808
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 20:08:36
>>5807
このままだと自民・公明の潰し合いに〜試される菅総理と二階幹事長の調整能力
飯田)河井さんも無所属で出るという話もあります。
鈴木)そうなると、野党が行くようなことになる。公明党は単独で行ってもなかなか票が足りないし、自民党が公募の人を勝手に出しても、票が足りない。最悪の状態になります。「菅さん、二階さん、調整してくださいよ」と突きつけている状況にいまなっています。
飯田)自民党本部の雰囲気は、「岸田さんのところだから岸田さんが何とかしてくださいよ」みたいになっているような気がするのですが、それはどうですか?
鈴木)それは、岸田さんが自分で「ここは大所高所から考えたら退きましょう」という流れがいちばん収まりやすいのですが、岸田さんは来年(2021年)の総裁選に向けて戦闘モードに変わりつつあります。だから、そう簡単には退かないかも知れない。ここは次の選挙について、菅、二階、この調整力がものすごく問われると思います。他の選挙区で自民党は公明党の協力を得ないと勝てません。そのバーターという意味で、自民党にしてみれば、広島の1地区である3区を譲ることで、他のどれだけの選挙区が助かりますかと。本当はそうしたいけれども、岸田さんとの事情がある。だからその2人の調整能力がものすごく試されている場面に移りつつあります。
飯田)そこに解散がいつかということが絡んで来るわけですね。
5809
:
名無しさん
:2020/11/27(金) 20:22:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd4afc0b7a62d358a81bd16061df77db020a37b7
憲法論議進まぬ原因は立憲 自民・伊吹氏
11/26(木) 16:44配信
自民党の伊吹文明元衆院議長は26日の二階派会合で、国会で憲法論議が進まない原因は立憲民主党にあると批判した。
伊吹氏は「立憲という名前を党名に付けている政党は立憲主義をよく理解すべきだ。考え方は違うが、一緒のテーブルで議論する状況すらつくらないのは立憲主義の本旨から非常に問題だ」と述べた。
最終更新:11/26(木) 16:44
時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c140a01a1d69caab9eeff4f2dfe6f296f4a9ef25
自民竹下氏、安倍氏に注文 「改め、はばかるなかれ」
11/26(木) 19:27配信
自民党の竹下亘元総務会長は26日、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会の疑惑を巡り、安倍氏側が適切な対応を取るよう注文を付けた。派閥会合後、記者団に見解を問われ「政治資金の問題なので、細心の上にも細心の注意をして対応しなければならない。間違いがあれば改むるにはばかることなかれ、という思いを持って見ている」と述べた。
岸田文雄前政調会長は記者団の質問に対し「引き続き注視していきたい。早くすっきりして、議員連盟をはじめさまざまな活動を続け、活躍いただければと思っている」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93581232ff6105c42fcdfa86409defb8fa69f093
石破派、存続の方向 若手ら結束求める 自民
11/26(木) 16:44配信
自民党石破派は26日、衆院議員会館で有志による懇談会を開いた。
石破茂元幹事長の会長辞任で派閥解消論も出ていたが、会合では派の存続を求める意見が相次いだ。派幹部も「派閥は残る」との見方を示しており、存続の方向で調整が進むとみられる。
会合にはメンバー19人のうち約10人が出席。平将明衆院議員は終了後、記者団に「固まっていることが大事というのがみんなの意見だ。雲散霧消することはない」と語った。
石破氏は先月22日、先の総裁選大敗の責任を取って会長を辞任。派内には当初、「派閥を解消すべきだ」との意見も浮上していた。石破氏が後継指名した事務総長の鴨下一郎元環境相が固辞したことから、集団指導体制が望ましいとの意見も出ている。
5810
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 00:49:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9398a9defaa445dc99b3a12c55f69819b62f6ac9
二階派、収入首位に浮上 自民、7派総額は減少 政治資金報告
11/27(金) 20:32配信
2019年の政治資金収支報告書で自民党7派閥の収入を比較したところ、二階派が前年の3位から首位に浮上した。
7派の収入総額は、前年比4.6%減の14億1900万円。統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥(い)年」を見据え、各派が資金集めに注力した18年と比べ、4派が収入を減らした。
各派とも収入の柱は政治資金パーティーで、所属議員が納める会費や、派閥領袖(りょうしゅう)らベテラン議員からの寄付も収入源になっている。
二階派は現在、党内勢力で第4派閥だが、前年比13.4%増の3億300万円を集金。7派の中でパーティー収入額が最も多く、前年より3200万円多い2億4900万円だった。
17年に山東派などと合併したことで18年は1位だった麻生派は、パーティー収入が3300万円減り2位に転落。岸田派は、会長の岸田文雄前政調会長の資金管理団体が計4300万円を拠出した影響で、前年の4位から3位に上昇した。
4位以下は、細田派(2億3900万円)、竹下派(2億300万円)、石破派(7400万円)、石原派(4400万円)の順。このうち増収だったのは竹下派のみだった。
支出を見ると、派閥所属議員らの支援のために配る「寄付・交付金」の費目で、二階派の1億9400万円、麻生派の1億9100万円が目立った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc5423b65e5fdda7c6f2a42551f72e8da1080d1
自民への企業・団体献金、8年ぶり減 鉄鋼など減少
11/27(金) 20:34配信
総務省が27日公表した政治資金収支報告書によると、企業・団体が2019年に自民党に行った献金は前年比1.6%減の24億1700万円だった。
第2次安倍政権が発足した12年以降増加が続いてきたが、8年ぶりに減少した。米中貿易摩擦の影響による需要低迷で業績不振だった鉄鋼業界などの献金が減少した。
鉄鋼業のうち、日本製鉄が2700万円(前年3500万円)に、JFEスチールが750万円(同2250万円)にそれぞれ減少。業界団体の日本鉄鋼連盟も6000万円(同8000万円)に減った。鉄鋼以外では住友化学も減少した。一方、日本航空は12年の再上場以来初めて献金(1000万円)した。
この他の大口献金企業・団体の多くは献金額を据え置いた。金額トップは、企業がトヨタ自動車の6440万円、業界団体が日本自動車工業会の8040万円で、いずれも前年と同じだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f2c89456319a3b17c87c63755900163de866a5
菅首相の開催パーティー収支が「不記載」 週刊誌報道
11/27(金) 21:55配信
菅義偉首相が官房長官時代の2014年4月、横浜市内のホテルでパーティーを開催したのに、菅氏が代表を務める政治団体の収支報告書に収支の記載がないと、27日発売の週刊ポストが報じた。同誌は、菅氏の秘書だった横浜市議のブログなどをもとに「会費1500円で2500人が参加すれば収入は375万円になる」としている。
政治資金規正法は政治団体の収支について、収支報告書への記載を義務づけている。朝日新聞が菅氏の事務所に質問すると、「全ての収支は、法令に則り、適切に記載しています」と回答があった。市議のブログには、問い合わせ先として菅氏の政党支部の電話番号が記されていたが、事務所は「連絡先の提供など事務作業をお手伝いすることはあります」と答えた。
朝日新聞社
5811
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 00:51:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9709e4917667af7ddb2a7a63fdb53bdb3894a31e
3次補正に「党高政低」の兆し 自民党幹部の発言力増す
11/27(金) 19:55配信
自民党が27日に令和2年度第3次補正予算案に関する政府への提言を取りまとめたことで、政府は3次補正の詰めの調整に入る。党幹部は早くから「30〜40兆円」などと公然と求め、新型コロナウイルスの感染拡大もあって歳出圧力を強めている。次期衆院選を見据えた動きでもあるが、菅義偉政権が発足して以降、党側の発言力が増し「党高政低」の兆しもみえる。(広池慶一、千田恒弥)
「首相に、大幅な予算を組むべきではないかと提案したい」
下村博文政調会長は27日、党本部で記者団にこう意気込んでみせた。予算規模について、今月上旬の時点では「10兆〜15兆円くらい」としていたが、新型コロナの感染拡大を受けて積み増す方向に傾き、27日は「20兆円では足りない。34兆円近くに上乗せする必要がある」と踏み込んだ。
下村氏だけではない。世耕弘成参院幹事長は17日の記者会見で「30兆〜40兆円ぐらいは必要だろう」と強調していた。現職閣僚は「党が打ち上げてくれたほうが対策を打ちやすい」と歓迎する。大規模な予算編成は、来秋までに行われる次期衆院選へのアピールという面もあり、財務省幹部は「党の歳出圧力が強い」と困惑の表情をみせる。
安倍晋三政権では、首相官邸側の鶴の一声で物事が決まりがちで、党より政府の力が強い「政高党低」などといわれた。しかし菅政権の誕生後は、この力関係に微妙な変化がみられる。
象徴的だったのが、官邸で開かれた16日の政府与党連絡会議だ。これまでは首相と公明党代表のあいさつのみが報道陣に公開されてきたが、同日は自民党の二階俊博幹事長の発言も明らかにされた。
「自民党軽視だ」と不満を持っていた二階氏が見直しを求め、政府側が受け入れたという。首相の専権事項とされる衆院解散についても、党幹部による発言が相次いだ。
「党高政低」の背景には、派閥に属していない首相の党内基盤が必ずしも盤石とはいえない事情もある。安倍氏は国政選挙で連勝したことで「1強」を確立した。首相がどう影響力を高め、党重鎮らの圧力に向き合っていくか。今後のかじ取りが注目される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de2d8802d7c17d59b4445b291f6fd3ed6c5b001d
ひとり親世帯支援、景気回復まで継続的給付を=自民安藤氏ら提言
11/27(金) 14:33配信
[東京 27日 ロイター] - 消費税減税など積極的な財政出動で知られる自民党の安藤裕衆院議員ら若手による「日本の未来を考える勉強会」議連は27日、新型コロナウイルスの感染第3波を踏まえ、ひとり親世帯支援金の継続的な給付などを盛り込んだ提言をまとめ、西村康稔経済再生相に手渡した。26日には二階俊博幹事長にも提出している。
提言は、コロナ危機拡大により懸念される今後の失業・自殺者増加を食い止めるためにも、持続化給付金の複数回給付や、企業に対する粗利補償 の実現、医療機関福祉施設に対する支援、地方自治体への臨時交付金等、予備費も含めた迅速な対応を求めている。
ひとり親世帯向け給付金は政府の2020年度2次補正予算に盛り込まれ、現在与党が再給付を求めているが、安藤氏らは「一定の経済再生、景気回復が見込まれるまで継続的な給付が必要」としている。
(竹本能文)
5812
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 00:52:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b211639794752069f25c27b47708b3f4e20f165d
首相、多国間外交デビュー 対中で存在感も不完全燃焼
11/26(木) 21:00配信
【外交安保取材】
菅義偉(すが・よしひで)首相は12〜15日の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議や、21、22日の20カ国・地域(G20)首脳会議など就任後初の国際会議に出席した。首相は覇権主義を強める中国を念頭に、ASEANとの協力強化や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた途上国支援などをアピールした。ただ、いずれもテレビ会議方式ということもあって、会議の合間の2国間会談などはなく、物足りなさも残る多国間外交デビューとなった。
■ASEANは「歓迎」
首相にとって最初の国際会議となった12日の日本とASEANの首脳会議。議長国であるベトナムのフック首相はじめ首脳ら全員が菅首相の就任と会議への初参加を歓迎した。
政府関係者は「各首脳とも持ち時間がある中、全員が首相の参加を歓迎する言葉を述べた。期待の大きさを感じた」と振り返る。
首相は会議で、域内の物流や人の移動など「連結性」を強化するため、すでに実施中の2兆円規模のインフラ整備の推進と3年間で1千人の人材育成を表明した。また、地域の感染症対策を担う「ASEAN感染症対策センター」の継続的な支援も約束した。
こうした日本の姿勢は、ASEAN側から「信頼のできるパートナー」(フック氏)として、好意的に受け入れられた。
背景には、コロナ禍でも軍事や経済面で覇権主義的行動を強める中国の存在がある。
ASEAN関連首脳会議の成果文書をめぐっても、中国は「インド太平洋」の文言を使用しないよう強く働きかけた。日本や米国が掲げる法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」を“中国包囲網”として反発しているためだ。
ただ、ASEANが昨年採択した「インド太平洋に関するASEAN・アウトルック」まで否定する形になり、逆に「ASEANに寄り添う日本に期待が高まった」(外交筋)。
首相が10月に議長国のベトナムとインドネシアを訪問していたことも大きい。ASEANにはカンボジアやラオスなどのように中国の影響力の強い国もあるが、日本はベトナムなどと協力して議論を主導できたという。
結果として、日ASEAN首脳会議だけでなく、中国も参加するASEANと日中韓(プラス3)の首脳会議や、米露も含む東アジア首脳会議(EAS)の議長声明にも「インド太平洋」の文言が入った。一方で、中国が政策テーマごとの声明に盛り込もうとしていた「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」は採用されなかった。
首相は中国の「裏庭」とも言われるメコン川流域5カ国との首脳会議でも再生可能エネルギーや教育、医療分野への融資などを表明。中国が巨大経済圏構想「一帯一路」で大型インフラ開発などを進めるのに対し、日本の“草の根”支援をアピールした。
5813
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 00:52:51
>>5812
■「平和で繁栄した」
ただ、首相の発言が波紋を広げる場面もあった。
首相は14日、ASEANプラス3の首脳会議に出席後、記者団の取材に応じたが、「ASEANと日本で『平和で繁栄したインド太平洋』を共につくり上げていきたい」と発言した。
「自由で開かれた」を使わなかったことで、中国に対する配慮や、米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領の対中国政策を意識したのではないかとの批判が広がった。首相がASEANプラス3の首脳会議で「自由で開かれたインド太平洋」に言及しなかったこともそうした見方を後押しした。
ただ、外務省幹部は「『自由で開かれたインド太平洋』が実現すれば『平和で繁栄したインド太平洋』になる」として、政策変更を否定する。確かに首相はインドネシア訪問の際も「平和で繁栄した」と発言していた。
首相は、中国も参加する14日のEASでは「自由で開かれたインド太平洋」に言及しており、外務省の担当者は「時間の制約がある中で、会議の目的やテーマ、参加者に応じて発言を変えている」と説明する。
首相は「親中派」とされる自民党の二階俊博幹事長と近いことなどもあり、むしろ「中国寄りとみられることを警戒している」(政府関係者)との声もある。批判を打ち消すように、首相はその後、20日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などでも「自由で開かれたインド太平洋」に言及した。
一方、首相はAPEC首脳会議や21日のG20首脳会議を途中退席した。テレビ会議方式で日本時間で深夜まで行われたことや、自身の発言の機会は終わっていたためで、政府高官は「他の首脳も中座や代理出席があった」という。
従来のように対面の国際会議であれば、合間に2国間会談も行われ、安倍晋三前首相はロシアのプーチン大統領と北方領土問題をめぐって話し合ったり、中国の習近平国家主席と日中間の懸案を議論したりしていた。ただ、コロナ禍もあり、首相の外交手腕が試されるのはもう少し先になりそうだ。(政治部 田村龍彦)
5814
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 01:03:42
https://www.asagei.com/excerpt/163001
Posted on 2020年11月24日 05:55
宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「菅総理に『自分で気づきなさい』」
元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!
永田町を歩いていると、界隈からは、菅総理の答弁が不安定だと耳にします。力のある総理だと思いますが、野党の追及は激化。加藤勝信官房長官が「助け船」を出す場面はありますが、菅総理を生み出した二階幹事長からの「助け船」はいまだないようです。
そんな二階さんの派閥に、僕は所属しておりました。議員時代のある日、二階さんからお声がけをされ、派閥の若手10名ほどで中国大使館へ行ったことがあります。僕が当選を果たしたばかりの頃です。二階さんは中国大使館で大使の方々とよくランチを共にしていましたが、僕を含めた若手が初めて連れられた時のことは忘れられません。
というのは、ランチで出されたあの中華料理が、これまでに食べた中でもダントツ、めちゃくちゃウマかったんです。二階さんいわく「なんせ中国では3本の指に入る料理人を、大使の特権で日本へ連れてきているんだから」。どうやら大使館には、大使が選んだシェフを自国から連行できるというルールがあるようで、当時の中国大使館の料理は相当なお味でした。調味料を一切使わない、素材のうまみのみで味付けをするのが特徴らしく。中でも「フカヒレの姿煮」‥‥いまだにあの感動を超えるお店はありません。
それと、二階さんは日本にある外国大使館の多くに顔が利き、若手たちに指示して、若手が各国の大使館へ親書を届ける、というのがお決まりでした。国連で採択された11月5日の「世界津波の日」は、二階派の若手が大使館へ伝書鳩をした功績です。二階さんは地元和歌山県の安政南海地震の教訓を生かして、津波のことを世界へ知ってもらいたい。そんな思いから、国連で採択するまで動いたのが二階さんです。
そのことに連動している人物がいます。野中広務さんです。野中さんといえば、京都府の副知事から国会議員となり、「影の総理」とまで呼ばれた政界の怪物。すでにお亡くなりになりましたが、そんな伝説の人物の自宅にまで僕は行ったことがあるんです。それこそ二階さんに大使館へ連れられていった直後くらいだったでしょうか。ある先輩議員が「これからは中国との外交が大切です。どうやら日中の太いパイプを持っているのは野中広務先生だから、一度聞いておくといい」と教えてくれて、僕はさっそく野中さんに会いに行きました。「今後、議員外交をしていこうと考えているのですが、どうしたらよいでしょう」と聞くと、だんまり。気まずい空気がしばらく流れるとおもむろに立ち上がり、資料の束を持ってきたんです。表紙には「1989年〜」という年代が書いてあり、見ると色あせたアルバム。それを開きながら「これはみんなで中国へ行った時の写真だよ。ここに野田聖子君がいるだろう。まだ若いねぇ。こっちは二階君」。パラパラッとめくりながら、「あっ、これは麻生君かな」と、次から次へとメンバーを説明。質問には答えず、アルバムを閉じるとお茶をすする。結局、大事なことは教えてくれませんでしたね。そう、「自分で気づきなさい」ということのようでした。
つまり、今の二階さんの沈黙は「菅君、自分で気づきなさい」ということなのかもしれません。あー、あの中華料理、また食べたいなぁ。
宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。
5815
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 01:03:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/fda379bb26bca8729ac8d58dc8a9d3ac707ecf9c
宮崎謙介元議員が証言する 菅官房長官の人柄「若手議員にファン多い」
9/11(金) 21:00配信
ニッポン放送
元・衆議院議員の宮崎謙介氏が自民党総裁選に出馬した菅義偉官房長官の人柄について語った。
菅氏、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が出馬した自民党総裁選。元・衆議院議員の宮崎謙介氏が8月31日(月)のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に電話出演し、解説を行った。
8月30日に二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)が菅氏の支持を打ち出したことで“固まった”とされるが、宮崎氏は「二階幹事長は総裁選の時に、いの一番に声を挙げられるんですよ」とし、「前の安倍支持の時も一番最初に挙げて、そこから一気に流れができたので。今回も先制パンチが効いて、『手を挙げようかな』って思ってた人も『菅長官が挙げるならいけないな……』という風になるんですよね」と解説した。
また宮崎氏は、菅氏について「最も尊敬している議員の一人なんですよ」と明かした。宮崎氏が2012年に初当選した頃、菅官房長官に挨拶に行ったとのことだが、宮崎氏によると、通常は多忙のため新人議員は簡単には会えないという。ところが菅氏の反応は意外なものだったという。「菅長官は『5分しかないけど会いますよ』って言ってくださって。そういう事は後輩議員は感謝をするんですよ。だからファンは結構多いですよ」と、その人柄から若手議員から人望を集めていることを明かした。
5816
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 01:04:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8565eebf3f955c790e995168294f0f7639dfbe6e
安倍氏、影響力維持に痛手 「再々登板」の期待後退も 桜を見る会
11/27(金) 7:04配信
「桜を見る会」疑惑の再燃は、退陣後も影響力維持を狙う安倍晋三前首相にとって痛手だ。
体調が回復したとして活動を活発化させているが、自民党内では「今後の障害となるのは避けられない」との声が上がる。党内でささやかれる3度目の首相登板への期待も後退しそうだ。
安倍氏は持病の再発を理由に9月16日に首相を退いたが、同28日には出身派閥の細田派パーティーに出席。その後も、ドイツのメルケル首相と電話で会談し、靖国神社に参拝するなど精力的だ。
健在をアピールする安倍氏に、冷や水を浴びせたのが桜を見る会の前夜祭をめぐる問題だ。首相在任時、自身の事務所の直接的な関与や会費の補填(ほてん)を否定。だが、東京地検特捜部の捜査では安倍氏周辺が一部補填を認めた。野党は安倍氏の国会招致を求めている。
自民党では26日、厳しい見方が相次いだ。伊吹文明元衆院議長は二階派総会で「首相の肩書を外して憲法改正の旗を振れる立場になったが、しばらくは無理だろう」と指摘。岸田派中堅は「答弁と全然違う。悪質だ」と批判し、竹下派の竹下亘会長は記者団に「政治資金の問題だから細心の注意をして対応しなければならない」と語った。
安倍氏は党総裁として国政選6連勝を達成。「ポスト安倍」の有力候補だった岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長の失速もあり、党内では「菅義偉首相の次は安倍氏」との声が少なくない。しかし、今回の疑惑は「森友・加計」問題など安倍政権の負の側面を再び想起させかねない。
細田派では安倍氏の早期復帰と会長就任への期待が強いが、閣僚経験者は「派閥に戻っても求心力がそがれるのではないか」と懸念を示す。同派幹部は「すぐには戻ってこられないかもしれない」と肩を落とした。
5817
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名無しさん
:2020/11/28(土) 01:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/09a65eb38d48283b1a562887e91a546af374bd0b
「桜を見る会」で虚偽答弁…安倍晋三前首相ピンチにも永田町が盛り上がらない理由
11/25(水) 22:00配信
安倍晋三首相(66)が、「桜を見る会」の前日に都内のホテルで開いていた「前夜祭」をめぐり、東京地検特捜部が関係先を捜査していることを、読売新聞が11月23日付の朝刊でスクープした。
同日夜には、前首相の資金管理団体「晋和会」が、会場となったホテル側に対して、会費800万円以上を補填していたことを示す領収書の存在をNHKがスクープするなど、各社の報道合戦が過熱している。
安倍氏は11月24日に国会内で記者団の取材に応じ、「私はもう国会で答弁している。告発を受けて、事務所として全面的に協力している。まだ途中の経過であり、今の段階で話をすることは控えたい」と、言葉少なに語った。
だが、これまで安倍氏は国会で「事務所が補填した事実はまったくない」と明言してきた。つまり安倍氏は、首相在任時に虚偽答弁を繰り返していたことになる。
となれば、野党も色めき立って勢いづきそうなものだが……。意外にも永田町では、ほとんど盛り上がりを見せていないという。東京地検特捜部は、何を狙っているのか。全国紙司法担当記者は、その “本気度” について、こう話す。
「黒川弘務元検事長の “賭け麻雀” 騒動があってからというもの、東京地検の検事たちのあいだには、安倍前首相に “遺恨” めいた感情が広がっていました。
現在、安倍事務所の公設第一秘書などへの事情聴取が進んでいますが、地検特捜部は『確実に秘書を立件しよう』と、捜査に本腰を入れています」
だが、こうした特捜部の盛り上がり方とは対照的に、自民党内では楽観的な見方が強いのだという。
「今回のケースは、安倍前首相の資金管理団体『晋和会』の収支報告書の訂正か、悪くても略式起訴で済むんじゃないかという見立てが、自民党内では支配的なんです。
ただ、検察も秘書への事情聴取までやって、何もしないというわけにもいかない。検察審議会から横やりが入るかもしれませんから、予断を許さない状況だとは思うのですが……」(与党担当記者)
一方で、ある自民党幹部は、こう続ける。
「永田町では、読売とNHKがスクープを打てたのは、『じつは菅総理が直接、両社の記者にリークしたのではないか』という憶測が、すぐさま流れている。『安倍さんの影響力を削ぎたい』と菅さんが考えても、無理がない政治状況になっているんだ。
派閥を持たない菅さんや、総裁選以来一貫してタッグを組んできた二階(俊博)幹事長にとって、安倍さんが最大派閥である清和会(細田派)のオーナーになることは面倒でしかない。“キングメーカー” として、政権運営や “ポスト菅” に口を出されたくないからだ。
しかも、安倍さんの “再々登板” 待望論まで党内で浮上している。このところ安倍さんは、持病の潰瘍性大腸炎の治療がうまくいっていて、元気を取り戻した。
それで、なにかと菅政権に対しても意見を出すようになってきたから、気運を削ぐという意味で、菅さんが動いたんじゃないかという勘繰りなわけだ。菅さんが安倍さんをけん制しておきたいと考えれば、あながち無理筋な見立てではないと思う。
もしそうだったとすれば、秘書など安倍事務所関係者が略式起訴されることで、“捜査終了” になるだろうと、みんな『この件は大ごとにならない』と、タカをくくってしまっているわけだ」
安倍氏本人は、事情聴取はおろか国会での説明すら、逃げおおせそうだという。
「安倍前首相を国会に参考人招致することは、なかなか実現しないでしょう。予算委員会は、年内にはもう開催されません。国会も、12月5日で会期末を迎えます。次に呼べるとしたら、年明けになってしまう。
しかも、第3次補正予算を成立させた直後に、菅首相が解散総選挙に打って出るという可能性まで浮上しています。このまま、安倍前首相に国会で説明させずに、自民党は幕引きを図っています」(前出・与党担当記者)
これでは与党も野党も盛り上がらないはずだ。結局、“モリカケ桜” の真相は、深い霧に包まれたままなのか――。
5818
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 10:53:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a3eebec415a788efc2a0a03a1df67831a2c74f
小泉進次郎が「ハゲの会」に入会 評判ガタ落ちで焦燥し美人広報を採用
11/28(土) 5:56配信
大臣に就任して1年余り。この間、小泉進次郎環境相(39)は“ポエマー”として評価が上がっただけ、という声がもっぱらだ。メディア露出もすっかり減った焦燥からか、今度は「ハゲの会」に入会、そして環境省に美人広報まで雇っていた。
***
永田町には知る人ぞ知る「日本を明るくする会」(通称・ハゲの会)が存在する。要は薄毛の議員が集まる懇親会なのだが、今月12日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた同会の会合に駆け付けたのが進次郎氏だった。まさか、40歳を前に頭髪が薄くなったのだろうか。
「いやいや、小泉さんに資格はないはずなんだけど、なんでも曾祖父が薄毛だったそうでね」
とは同会幹部。曾祖父とは小泉純一郎元総理の祖父で「入れ墨の又さん」とも呼ばれた小泉又次郎元逓信大臣のことだ。
「小泉さんはこの会の存在を以前から知っていて、彼から入りたいと言ってきたんです。妻のクリステルさんのお父さんも髪が薄いとかで。ま、ともかく入会ということになりました」(同)
2013年発足の同会の名誉総裁は菅義偉総理。50名近い議員が所属している。
政治部デスクによれば、
「年に数回、懇親会を行っています。小泉大臣は特定の派閥に属していませんので、“仲間作り”の一環でもあるのでしょう。大臣の取り巻きだった自民党議員の中には離れた人もいるようですし」
最近の進次郎氏の評判は議員間のみならず、メディアでもガタ落ちである。
「大臣を取り上げても視聴率がとれなくて、キー局でも彼のニュースを流せなくなっています」(同)
記者との関係も上手くいっていないそうだ。
広報のスペシャリスト
「大臣会見が不評ですね」
と、社会部記者。会見は週に2回、まずは大臣からの「冒頭発言」があり、質疑応答に移るのが通常だ。
「冒頭発言が長すぎるんです。大臣はこの発言を前日深夜まで練っているらしく、自身がアピールしたいことだけを話す。その割にニュースにならない的外れな話題ばかりなので、いい加減にしてくれ、と記者クラブが環境省に申し入れたんです」(同)
そのことが報じられ、会見は改善されたものの、
「大臣はイベント時などで省の広報室に対する注文が多い。自分の“見せ方”にとてもこだわりを持っている人なんですよ」(同)
そこへ抜擢されたのが美人敏腕広報である。
環境省関係者が言う。
「10月27日付で非常勤の環境省参与として就任したのが、アラフィフの女性。かつて、マイクロソフトやグーグル、電気自動車のテスラなど、名だたる企業で広報を務めてきたスペシャリストです」
記者との関係改善も含め、アドバイスをするのか。参与となった当人に聞くと、
「環境省にお問い合わせ下さい」
その環境省は、
「広報室がより効果的、効率的に対応できるようアドバイスを受けるため環境省としてオファーしました」
これに前出の関係者は、
「小泉大臣とは共通の知人がいるようで、大臣の希望もあって参与に就くことになったと聞いています」
「週刊新潮」2020年11月26日号 掲載
新潮社
5819
:
名無しさん
:2020/11/28(土) 23:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/14aabcc7811fd302a56fcfcbdd2674ecb6205cbd
安倍前首相がSNS投稿で”事実誤認” 慰安婦報道の最高裁判決で削除要求
11/28(土) 10:02配信
従軍慰安婦報道に関する名誉毀損訴訟を巡り、安倍晋三前首相が会員制交流サイト(SNS)に事実と異なる投稿をしたとして、削除要求の内容証明を送りつけられる騒動が起きている。訴訟は、従軍慰安婦に関する記事を「捏造(ねつぞう)」と決めつけられたとして、朝日新聞元記者の植村隆氏(62)がジャーナリストの桜井よしこ氏(75)らに損害賠償を求め、札幌地裁に2015年に提訴。一、二審は請求を棄却し、最高裁が今月18日に上告を退けて原告敗訴が確定した。(共同通信=新崎盛吾)
▽産経新聞の記事とともに
安倍前首相は自身のフェイスブックに20日、植村氏の敗訴確定を報じた産経新聞の記事を添えて「植村記者と朝日新聞の捏造が事実として確定したという事ですね」と投稿した。しかし、確定判決は植村氏に対する名誉毀損を認めた上で「植村氏が事実と異なる記事を執筆したと(桜井氏が)信じたのには相当な理由がある」とした内容。植村氏も「法廷では桜井氏自身が事実誤認を認め、捏造でなかったことも裁判で明らかになった」と話している。
植村氏は1991年8月、韓国で元慰安婦として名乗り出た女性の記事を朝日新聞に掲載した。桜井氏らはこの記事について「『女子挺身隊の名で戦場に連行』という本人が述べていない経歴を加えた」「親に人身売買された経緯を書かなかった」ことなどを根拠に、新聞や雑誌で「捏造」と指摘していた。
▽「娘を殺す」と脅迫状
事態はその後、2014年1月30日発売の「週刊文春」が掲載した「“慰安婦捏造”朝日新聞記者がお嬢様女子大教授に」との見出しの記事をきっかけに、大きく動き出す。朝日新聞を退職予定だった植村氏の再就職をやゆした記事だったが、内定先の大学に抗議や嫌がらせの電話とメールが殺到し、再就職は破談に。非常勤講師を務める札幌の大学には、爆破予告などの脅迫状が相次いで届いた。
さらに文春が同年8月6日発売の号に「慰安婦火付け役 朝日新聞記者はお嬢様女子大クビで北の大地へ」との続報を掲載したことで、バッシングはさらにエスカレートした。
植村氏の娘の実名や高校名、顔写真などがネット上にさらされ「(娘を)必ず殺す」と書かれた脅迫状が届き、警察が身辺警護に動いた時期もあった。植村氏は、家族や勤務先の大学を巻き込んだバッシングを止めるため、桜井氏らを札幌地裁に、同様の主張をしていた西岡力・東京基督教大教授(当時)と文芸春秋を東京地裁に、それぞれ提訴した。
▽辞任後、初めての感想投稿
安倍前首相のフェイスブックのフォロワーは60万人余り。9月16日の首相辞任後、靖国神社参拝など自身の行動を計5回発信していたが、記事の感想を投稿したのは初めて。19日にツイッターで産経新聞の電子版記事をリツイート(転載)した後、同じ記事をフェイスブックで引用紹介。翌日に自らの投稿にコメントする形で「植村記者と朝日新聞の捏造が事実として確定したという事ですね」と書き込んだ。
植村氏の弁護団によると、削除要求の内容証明は24日に送付し、1週間以内に投稿を削除するよう求めている。
意図的に事実をゆがめる「捏造」という表現は、単なる間違いを意味する「誤報」とは異なり、記者にとって死刑判決に相当する重い意味を持つ。東京の訴訟も、一、二審は請求を棄却したが「論文や記事は、植村氏の社会的評価を低下させる名誉毀損に該当する」と認定。その上で「(捏造との指摘は)意見や論評の域を脱したものではない」として、西岡氏らを免責する判断を示している。
東京訴訟に対する最高裁の判断も近く示されるとみられるが、安倍前首相が削除要求にどのように対応するのかにも、注目が集まっている。
5820
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:01:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/07b44906f738b9fa2f21544f99409058a1a99055
安倍前首相、「桜」疑惑はなぜいま再燃したのか
11/28(土) 4:51配信
11月下旬の3連休のさなか、安倍晋三前首相の「桜を見る会」疑惑について、降ってわいたかのように新たな報道が飛び出した。疑惑の核心とされてきた前夜祭での安倍氏側の経費補填について、「東京地検特捜部が捜査中」というのだ。
2019年11月に共産党が国会で問題を追及して表面化して以来、安倍氏は、①事務所が会費を参加者から集金してそのままホテル側に渡した②後援会への収支は一切なく、政治資金収支報告書への記載は必要ない③明細書の発行はなかった、などと答弁し、公職選挙法と政治資金規正法にはともに違反していないと主張し続けてきた。
当時官房長官だった菅義偉首相も、安倍氏と同様の答弁で野党側の追及をかわしてきた。
■長きにわたる虚偽答弁か
これに対し、全国の弁護士らは安倍氏と後援会幹部3人について、2020年5月に東京地検に公選法と政治資金規正法違反であるとの告発状を提出。同地検はこれまで動きがなかったが、読売新聞が23日、安倍事務所の担当者らから同地検特捜部が任意の事情聴取を始め、「安倍事務所が5年間で800万円以上の経費補填」などと報じたことで政界が大揺れとなった。
報道が事実なら、安倍氏は在任中、国会で長期間にわたり虚偽答弁を繰り返してきたことになる。政治的・道義的責任は免れず、刑事事件として立件されれば安倍氏の政治生命にも大きな影響を及ぼす。疑惑を否定する答弁や記者会見を続けてきた菅首相の政治責任も厳しく問われかねない。
まさに、年明けの衆院解散も含めた年末以降の政局運営にも影響必至だが、検察しか知りえないさまざまな捜査情報が次々と報道されており、政界では「官邸陰謀説」もささやかれている。安倍氏はここにきて政治の表舞台に復帰し、安倍氏支持グループからは2021年9月の自民総裁選に出馬するという「再々登板説」も出始めた。「これに危機感を持った官邸が密かに動いた」(自民幹部)との見方からだ。
読売新聞によると、2015年から2019年までの間、首相夫妻が主催する「桜を見る会」前日の前夜祭で、参加者が払った1人5000円の会費合計と、ホテル側が実際に請求した宴会経費の差額計800万円超を、安倍事務所側が補填していたという。その際、ホテル側は安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」宛てに領収書も発行していたと指摘した。
これが事実なら、安倍氏の国会答弁はすべて虚偽となるのは明白だ。選挙支援を目当てに資金提供したと認定されれば公選法違反になり、事務所が補填したのに政治資金収支報告書に記載していなければ政治資金規正法違反(不記載)となる。
その後、NHKなどが「補填総額は916万円」「ホテル側が出した領収書を安倍事務所が廃棄した」など、この問題を大々的に報じている。さらに、「東京地検が近く、安倍氏自身からも事情を聴く」と踏み込んだ報道も飛び出している。
疑惑が再燃する形になった安倍氏は24日、「今回、告発を受けて捜査が行われていると承知している。私は国会で答弁させていただいているが、事務所としては、告発を受けて全面的に(捜査に)協力していくということだ」と述べる一方、詳しい説明については「途中経過の段階なので、お答えは差し控えたい」と述べるにとどめ、記者団の質問も受け付けずに立ち去った。
その一方で、菅首相は25日の衆参両院での予算委集中審議で「捜査中の問題で答弁は控える」とガードを固め、安倍氏の参考人招致や証人喚問も「国会が決めること」と否定的見解を繰り返した。ただ、自らの国会答弁が結果的に虚偽だった場合の責任を問われると、「そうなれば答弁した私にも責任がある。それは対応する」と苦渋の表情で答えた。
5821
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:01:43
>>5820
■官邸の情報リーク説も
今回の疑惑再燃で政界関係者が注目したのは、メディアの報道ぶりだ。疑惑が表面化して以来、追及してきたのは朝日、毎日、東京各紙などいわゆる「安倍政権批判」グループだった。ところが、今回口火を切ったのは、「安倍政権擁護派」とみられていた読売で、すぐさま追随したのも政権寄りの姿勢が目立つとされたNHKだった。
このため、政界では「読売が先行したのは菅政権がリークしたからではないか」との声が広がった。菅政権発足後は、政界でも「安倍前政権以上に官邸が司法をコントロールしている」(立憲民主幹部)との声も多く聞かれた。今回の地検の動きについても、「菅首相と上川陽子法相、さらに加藤勝信官房長官や杉田和博官房副長官(事務)に検察側から事前報告がなかったはずはない」(閣僚経験者)との見方が支配的だ。菅首相ら官邸側は「地検の動きを知りながら後押しもしくは黙認していた」(同)という読みだ。
安倍氏や菅首相は「報道で知った」と口をそろえるが、「安倍前政権発足以来の官邸と検察の関係からみて、それはありえない」(自民長老)との声が相次ぐ。「少なくとも官邸サイドは検察から報告を受けていたはず」(同)というわけだ。
8月末に持病悪化を理由に突然退陣表明した安倍氏は、菅政権が本格始動した9月までは表舞台での活動を控えてきた。しかし、10月に入ると大好きなゴルフを再開。各種の会合のほか、メディアのインタビューにも積極的に応じることで存在感をアピールした。
当面の政局についても「私なら1月に解散する」と発言し、「キングメーカー気取り」(自民長老)との評も広がっていた。そして、党内保守派の安倍氏支持グループからは、「2021年9月の総裁選出馬による再々登板を期待する」との声が相次ぐほどだった。
菅首相の政権運営は、自民党の二階俊博幹事長との緊密な連携による「菅・二階連合」が中軸となっている。このため、安倍前政権の中核だった麻生太郎副総理兼財務相の存在感が薄れ、総裁派閥で権勢をほしいままにしてきた党内最大勢力の細田派も、菅・二階連合の後塵を拝する形だ。
二階氏は党内を完全に掌握することで菅首相を支える一方、人事や資金を独占していることへの党内の不満も高まっており、そうした状況が安倍氏の再々登板を後押しする動きの背景にあるとされる。安倍氏側は「菅政権が安倍政治の継承を旗印に高い支持率を得られたのは、安倍氏の協力があったから」(周辺)と強調し、「安倍氏が体調を回復すれば1年間だけ菅氏でつないで、また安倍政権に戻せばいい」(同)と主張する。
■疑惑再燃も安倍氏封じ込めが狙いか
11月に入り、菅首相は安倍氏が退任直前の9月に「首相の談話」という遺言のような形で提起したミサイル防衛政策の見直しについて、安倍氏が目標とした年末までの結論を先送りした。さらに、憲法改正についても、「菅首相はやってるふりをしているだけで、安倍氏のように(改憲で)リーダーシップを発揮する気はない」(自民幹部)とみる向きが多い。
そこで、安倍氏側は「話が違う」(側近)との不満から安倍氏復活に動き、それを官邸サイドが牽制するという「菅vs安倍」という構図が浮かび上がるわけだ。今回の桜疑惑再燃も「菅首相が安倍氏の封じ込めを狙ったもの」とのうがった見方が出る所以だ。
地検が刑事事件として立件するような事態になれば、細田派と麻生派、さらには竹下派など、菅首相の政権運営に不満を持つ勢力が一斉に「反菅」に転じる可能性もありうる。
ひと昔前、ロッキード事件で田中角栄元首相を逮捕させた三木武夫首相(当時)に対し、最大勢力だった田中派を先頭に多数の派閥が挙党体制確立協議会(挙党協)を結成して「三木おろし」に動いた前例もある。多勢に無勢で手足を縛られた三木首相が解散もできずに任期満了選挙に追い込まれ、自民敗北で退陣した歴史は「今回の動きと二重写しになる」(自民長老)との見方もある。
そもそも、地検特捜部が国会開会中に本格捜査を進めることもあまり例がない。これまでは、「選挙前3カ月から半年は政治がらみの捜査をしないのが慣例」(司法関係者)だった。年明け解散も取りざたされている時期に、超大物である前首相の疑惑を捜査するのは「極めて異例の事態」(同)ともみえる。
そういうこともあって関係者の間では今回の疑惑について、「公選法違反の立件は困難で、本命は政治資金規正法違反(不記載)」との見方が広がる。「動かぬ証拠」(閣僚経験者)となるホテル側の領収書が存在すれば、安倍事務所の「収支報告書不記載」での立件は容易だ。検察は年度が替わる前に捜査を終結することが多く、今回の捜査も2021年3月までに結論を出す方向だとされる。
5822
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:01:53
>>5821
■「秘書に責任押し付け」で言い逃れ
そこで問題となるのが安倍氏の今後のふるまいだ。安倍氏周辺はすでに不記載を認めているとされ、「安倍氏が国会で虚偽答弁を続けたことは明白」(閣僚経験者)だ。そうなれば当然、安倍氏自身による記者会見での説明や国民への謝罪が求められることになる。
安倍氏支持派とされる産経新聞も、26日の社説で「自ら説明すべき」と主張した。ただ、安倍氏が虚偽答弁を認めて謝罪すれば、国民の信頼とキングメーカーとしての政治的地位を一気に失うことになる。
ただ、「不記載は一定以上の金額でないと関係者を逮捕することなどはしないのがこれまでの例」(司法委関係者)とされる。今回の疑惑は「年単位でみると最大250万円程度の不記載なので、せいぜい書類送検での罰金刑。場合によっては収支報告書の訂正で済ませるケースもいくらでもある」(同)との指摘も多い。
その一方で、安倍氏がもし、違法を認識していて虚偽答弁を続けていたことが立証されれば、「議員辞職にもつながる政治家としての致命傷」(自民長老)となる。これまで、安倍氏周辺から出たとされる情報は、「会計責任者でもある公設第一秘書が安倍氏に黙ってやったこと」で統一されている。安倍氏は過去の政治スキャンダルと同様、「秘書がやったことで、まったく知らなかった」と言い逃れしようとしているともみえる。
つまり「政治的落としどころは、秘書だけが処分されて安倍氏は立件対象にならないまま、虚偽答弁を記者会見などで謝罪して、証人喚問などは回避する」(自民幹部)というシナリオが現実味を帯びてくる。
ただ、その場合も「結果的に安倍氏の再々登板説も自然消滅し、院政への道も遠のく」(同)のは明らかだ。その結果、「菅首相の求心力は強化され、次期衆院選で負けない限り、総裁再選による4年の本格政権が確実になる」(自民長老)。ここ当分は「桜疑惑をめぐる虚々実々の駆け引き」(同)が政局の焦点となりそうだ。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
5823
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:35:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb3f728c35dbaf817c4d357bf1645c8737c6353b
自民・石破氏「今更なんだかなあ…」 「桜」めぐる安倍氏批判に
11/28(土) 11:32配信
自民党の石破茂元幹事長は27日付のブログで、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会で、安倍氏側が参加費用の一部を補填(ほてん)していた問題について「党内からも批判があがっているとの報道に接したり、安倍氏を礼賛・擁護していた政治評論家が厳しい姿勢に転じて発言をしたりするのを見ていると、今更なんだかなあ…という気がしないではない」と投稿した。
「第三者の掌を返したような姿勢を見ると、そんなに自分の立場が大事なのかと情けない」とも書き込んだ。石破氏は安倍氏の首相在任中、「桜を見る会」をめぐる説明が不十分だとして批判していた。
また、安倍氏側に対しても「『現在捜査中なので何も言えない』と常套(じょうとう)句のようにいわれるが、真実を積極的に明らかにすることと捜査の支障になることは同じではない。当事者のみならず党や政治全体の信頼回復にも資する」と適切な対応を促した。
5824
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:40:56
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020112700002.html
菅総理と検察が安倍氏に迫る「政界引退」
「安倍前首相秘書ら聴取」の舞台裏と今後の行方を読み解く
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年11月28日
シェイクスピアの惨劇が現代日本の政治状況の中で甦りつつある。創作前期の史劇群から後期の悲劇群への橋渡し作品となった『リチャード3世』の主人公は、権力への野心だけを頼りに実兄をはじめとする親族や臣下を冷酷に粛清し尽くし、王座に上り詰めていく。
権力のために、自らが殺した皇太子の未亡人を口説き落として妻とし、薔薇戦争の最後に殺されるまで、ただ権力だけにしか関心のなかった男。
現代の「リチャード3世」は誰なのか。私は今、あえて名指しすることはしないが、11月23日、勤労感謝の日の読売新聞朝刊1面を見た読者は意外な驚きを味わい、政界関係者はある種の戦慄を味わったのではないだろうか。
1面左肩にあるその見出し「安倍前首相秘書ら聴取」という記事の書き出しはこうなっている。
安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の公設第一秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、関係者の話でわかった。
これに続く文章を読んでみると、さらにこうある。
特捜部は、会場のホテル側に支払われた総額が参加者からの会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補填していた可能性があるとみており、立件の可否を検討している。
この日の朝日新聞1面は、新型コロナウイルスの日本の死者総数が2000人を超えたというニュース。安倍氏の公設第一秘書が地検特捜部から事情聴取を受けたという記事はどこにも見当たらない。朝日だけでなく、毎日や東京などどの新聞にもない。つまり、読売のスクープである。
私に入ってきた情報によると、この読売やNHKに対して、首相官邸からリークがあったのだという。首相官邸の主は言うまでもなく菅義偉首相。9月にあった自民党総裁選の前に繰り広げられた党内暗闘を制して権力の座を手中にし、自ら官房長官として仕えた安倍前首相の政治を全面的に引き継ぐと公言した首相である。
その首相を主にした官邸が、前首相を一気に落とし込むブラックニュースを、それまで安倍政治にほとんど忠実に従っていた新聞界と放送界の両雄に「嬉々として」流した――。
いま、「嬉々として」とあえてカギカッコをつけたのは、この様態は私が推測した部分であり、実際には「嬉々として」だったのか「冷静に」だったのかはわからないからだ。むしろ、菅政権の性格から推してみると「冷静に」とか「冷酷に」とかと形容する方が正確かもしれない。
5825
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:41:14
>>5824
菅首相は何を考えているのか
振り返ると7年8か月の第2次安倍政権の間、日本の政治状況は「安倍一強」体制と言われ続けてきた。その体制が崩れ、体制を支えてきた官房長官の菅氏が後継首相となってほぼ2か月後にこのニュースが流れた。しかも、ニュースの流れ方が尋常ではない。官邸が検察の動きを止めるどころか自らささやくことまでやっている。
読売新聞とNHKのニュースが流れた朝、自民党内にこのような見方が広がり、官邸や検察の思惑をめぐって様々な憶測が飛び交った。情報が混乱する中で、議員たちの最大関心事は次の2点に絞られた。
まず、検察はどこまで捜査を進めるつもりなのか、という点。
そして、二つ目に菅官邸がニュースを流した狙いはどこにあるのか。さらに端的に言えば、菅首相は何を考えているのか、という点である。
二つ目の点から先に考えてみよう。最初に思い描いていただきたいのは、菅義偉氏が首相になった経緯、暗闘の構造である。
私は日本人ジャーナリストとして初めて、安倍前首相が辞任表明する1週間前の8月21日の論座(『ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化〜安倍内閣総辞職の可能性強まる。「佐藤栄作」越えの24日以降か』)で内閣総辞職の予測ニュースを報じ、その後同29日の論座(『「安倍・麻生」vs「二階・菅」 国家権力を私物化する総裁選の行方』)と併せて、「菅・二階」VS「安倍・麻生」という暗闘の構造をレポートした。
つまり、安倍後継を決めるにあたって、当時の菅官房長官を立てる二階俊博自民党幹事長と、麻生太郎財務相を後継としたい安倍首相との暗闘の構造のことである。
この構造を思い描いた時、誰しもが疑問に思う点がひとつだけある。内閣官房長官は首相のパートナーとして内閣を支え続けてきた「縁の下の力持ち」。首相とは誰にも増して同志的なつながりを持っているはずなのに、なぜ対立構造の中に位置することになってしまったのか、ということだ。
同じような疑問は官房長官時代の菅首相の頭にも去来したにちがいない。菅氏にとってみれば、安倍内閣や安倍個人の醜い不祥事、疑惑をかばい続け、毎日午前、午後の記者会見でも弾除けの役を担ってきた。
しかし、それにもかかわらず、後継首相を考える際に安倍氏が推したのはまず岸田文雄自民党政調会長、そして菅氏とは折り合いの悪い麻生氏だった。あくまで菅氏自身は外され続けた。
この疑問の果てに「菅・二階」VS「安倍・麻生」という暗闘の構造が出来上がった。そして、この構造の特徴は8月29日の論座レポートでも詳述したが、4者のうち誰一人として安閑としていられる人間は存在しないという点である。
5826
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:42:03
>>5825
「安倍再登板」への警戒感
二階幹事長と菅首相とは、それぞれの地元、和歌山と横浜にIRを誘致しているという点で共通している。
そのIRをめぐる汚職事件で秋元司衆院議員が逮捕、起訴され、さらに保釈中に事件の証人を買収しようとした疑いで再逮捕、追起訴されるという前代未聞の事件を起こした。その秋元氏をIR担当の内閣府副大臣に据えた背景には二階、菅両氏の力があったとされている。
一方、麻生氏には二つほど大きい疑惑がある。ひとつは「忖度道路」として有名になった下関北九州道路の建設問題。この道路建設は財政難のために2008年に完全凍結されたが、下関を地元とする安倍氏、北九州を地元とする麻生氏の下で2019年度に調査が再開された。総工費数1000億円とされるこの道路が本格着工されれば、麻生氏の実家であり自ら社長も務めた麻生セメントを中核とする麻生グループは大きく潤う。
もうひとつの問題は、北九州沖の響灘で進められている洋上風力発電事業だ。この企業は独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から補助金を受けているが、社長が代表を務める政治団体は、麻生氏の資金管理団体「素准会」に対して2017年と18年に計3000万円の寄付をしている。
そして、安倍氏については言うまでもないが枚挙にいとまがない。森友学園、加計学園、河井元法相夫妻の公職選挙法違反事件と1億5000万円という破格の運動資金の問題、そして今回、公設第一秘書が東京地検特捜部から事情聴取を受けた「桜を見る会」の疑惑。
安倍氏を筆頭として4人のうち誰一人として安閑としていられる人間はいないはずだ。
ところが驚くべきことに、菅首相就任後、安閑としている人間がただ一人だけ存在した。安倍前首相である。
安倍氏は首相職を辞任する直前、慶應大学病院への検査に何台もの車列をなして押しかけ「体調不良」をアピール、首相辞任の第一の理由として「潰瘍性大腸炎」という持病を挙げた。
ところが、首相辞任後2か月も経たないうちに体調は戻り、現在活発な活動を続けている。さらに出身母体の自民党内最大派閥である清和政策研究会(清和会=細田派)への復帰にも意欲を示しているとされる。安倍氏が清和会に復帰するということは、まさに最大派閥の会長に収まることを意味する。
そのことと併せて、安倍氏の周辺からは、来秋の総裁選に安倍氏自身が三度目の登場をするのではないかという期待の声さえ漏れてくる。この事態を前にした時、菅氏は、血色の戻った安倍氏の顔を決して喜びを持っては見られなかっただろう。
東京地検特捜部が安倍氏の公設第一秘書らを事情聴取した案件は、毎年開催している「桜を見る会」の前夜祭に安倍事務所が5年間で計約900万円を補填していたという問題。
読売新聞を追いかけた11月25日朝日新聞1面の詳細な記事によると、正確な補填額は916万円。各年の参加者は450-750人規模。安倍氏の地元支援者一人当たりでざっと計算すると2000円から3000円の補填額だ。
補填は何と言っても補填であることには違いはなく、有権者に同額の供応をしていたことは間違いない。このために公職選挙法や政治資金規正法違反であることは事実だとする見解がある。
その一方で、「前首相を公選法に問うには金額が小さすぎる」という見解も根強く、最終的には検察は、政治資金規正法に基づく罰金刑を秘書に課して処理を終了させるのではないか、と見る見方が一般的のようだ。
しかし、最初に提起した問題に戻るが、ここでさらに考えなければならないことは、権力の座に就いた菅義偉氏という個人が一体何を考えているのだろうかという、まさに歴史の不確定要素だ。
7年8か月の間、不祥事に揺れ続ける政権を盾となって守ってきたにもかかわらず、最後になって最も劣後した地位に追いやられ屈辱をなめさせられた記憶。議員秘書や横浜市議から始めた自分のキャリアに比べ、輝く日本政界のスターたちを親や親族に持つ安倍氏の恵まれた偶然の境遇。
脳内で働き続ける不確定要素は、今後、刻々と上がってくる検察の捜査情報を前に、アクセルとブレーキのペダルのどちらを踏むべきか決定的な要因となる可能性がある。
5827
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:42:34
>>5826
安倍政権に伝統や誇りを引き裂かれた検察
ここで、政界関係者らが強い関心を持つもう一つの問題の方を考えてみよう。つまり、検察はどこまで捜査を進めるつもりなのか、という点である。
まず、各マスコミの報道によれば、今回任意の事情聴取を受けたのは、安倍事務所の公設第一秘書ら。合計で「20人近く」(週刊朝日)という報道もあるが、私が得た情報では「最低でも10人以上」だった。
この事情聴取は今年5月21日に全国の弁護士や法学者662人が東京地検に安倍氏らを告発したことを受けたものだが、もし東京地検にやる気がなければ、恐らくは公設第一秘書に形式だけのヒヤリングをして終わりである。
しかし、現実には任意とはいえ10人から20人の間の秘書らを事情聴取。相当力を入れた捜査であることを推量させる。
私に入ってきた情報でも東京・霞が関の検察庁舎の地検特捜部のフロアは連日夜遅くまで煌々と明かりがともっているらしい。さらに言えば、事件に強い読売社会部が増員体制に入ったという情報も伝わってきた。
これらの間接情報を総合すると、地検はかなり真剣に疑惑に向き合っていることを想像させる。
地検の姿勢を検討する際にも、先ほど指摘した歴史の不確定要素を勘案する必要がある。つまり、簡単に言えば、安倍政権のために検察の伝統や誇りといったものがズタズタに引き裂かれてきたという経緯だ。
振り返ってみると、まず2014年に、政治資金収支報告書への未記載費用が1憶円を超えるという疑いを持たれた自民党議員、小渕優子氏の疑惑があった。地検特捜部は関係先を家宅捜索したが、データを保存していたとされるハードディスクが電動ドリルで破壊されていたという事態が起きた。
2016年には、甘利明氏による都市再生機構(UR)に対する口利き疑惑事件が明らかになった。口利きの見返りに甘利氏側が計1200万円もの現金や接待を受けていたという疑惑で、甘利氏自身、計100万円の現金を受け取っていた事実を認めた。
これらは明確な事件だったが、東京地検は議員への捜査、立件を見送った。そして、その裏には、安倍官邸の意を受けた黒川弘務・東京高検前検事長の働きがあったとされている。
5828
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 00:43:26
>>5827
安倍氏に突きつけられる「政界引退」、そしてその先は…
黒川氏は「安倍官邸の守護神」とも俗称され、安倍氏や菅氏の政治力をバックに検察捜査に圧力を加え続けた。
安倍氏は今年1月31日、この黒川氏の定年延長を閣議決定。違法の疑いが強い定年延長の狙いは、検察の最高権力者である検事総長に黒川氏を就任させることだったが、その後5月になって、黒川氏がコロナ禍の緊急事態宣言下で新聞記者らと賭けマージャンに興じていたことが報じられ、「守護神」はあっけなく退場となった。
安倍氏を背後に背負った黒川氏の度重なる圧力や定年延長問題などによって特捜検事をはじめとする検察職員たちはかつてない屈辱を味わってきたと見られる。
そこに黒川氏という重しが取れ、安倍氏に対してそれほど庇い立てする気がない菅政権が誕生した。しかも、「桜を見る会」前夜祭という比較的立証が簡単な事件。処理は罰金刑かもしれないが、立件はまちがいないだろう。
しかも、ここでもう一つ付け加えなければならない情報がある。検察は単に安倍事務所による補填の裏付けを取るだけではなく、補填した資金の出所まで強い関心を持って捜査しているという情報だ。
安倍氏の周辺には、河井元法相夫妻への1憶5000万円供与の問題や加計学園、森友学園問題などカネにまつわる疑惑が多い。重しが取れた検察は、「桜を見る会」前夜祭を入り口にどこまで駆け上がっていくのか。
この疑問に対して、菅氏と検察がそれぞれに内包する「歴史的不確定要素」がどういう解決策を与えるのか。
積極捜査を進める検察を前に、安倍氏は現代の「リチャード3世」の軍門に降ると見られる。白旗を掲げた「前王」に対して、菅氏と検察が下す処断の内容は、政界引退だろう。
しかし、検察はそれから先にまだ捜査の手を伸ばすのか、まだ見通すことができない。
5829
:
とはずがたり
:2020/11/29(日) 08:38:37
小泉進次郎が「ハゲの会」に入会 評判ガタ落ちで焦燥し美人広報を採用
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a3eebec415a788efc2a0a03a1df67831a2c74f
11/28(土) 5:56配信
デイリー新潮
大臣に就任して1年余り。この間、小泉進次郎環境相(39)は“ポエマー”として評価が上がっただけ、という声がもっぱらだ。メディア露出もすっかり減った焦燥からか、今度は「ハゲの会」に入会、そして環境省に美人広報まで雇っていた。
小泉進次郎環境相の薬指に光る「セクシー」な指輪
***
菅総理
永田町には知る人ぞ知る「日本を明るくする会」(通称・ハゲの会)が存在する。要は薄毛の議員が集まる懇親会なのだが、今月12日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた同会の会合に駆け付けたのが進次郎氏だった。まさか、40歳を前に頭髪が薄くなったのだろうか。
「いやいや、小泉さんに資格はないはずなんだけど、なんでも曾祖父が薄毛だったそうでね」
とは同会幹部。曾祖父とは小泉純一郎元総理の祖父で「入れ墨の又さん」とも呼ばれた小泉又次郎元逓信大臣のことだ。
「小泉さんはこの会の存在を以前から知っていて、彼から入りたいと言ってきたんです。妻のクリステルさんのお父さんも髪が薄いとかで。ま、ともかく入会ということになりました」(同)
2013年発足の同会の名誉総裁は菅義偉総理。50名近い議員が所属している。
政治部デスクによれば、
「年に数回、懇親会を行っています。小泉大臣は特定の派閥に属していませんので、“仲間作り”の一環でもあるのでしょう。大臣の取り巻きだった自民党議員の中には離れた人もいるようですし」
最近の進次郎氏の評判は議員間のみならず、メディアでもガタ落ちである。
5830
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 12:27:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/2146704c76c2823a735bf16d400f401503cefdbe
静岡5区 二階・岸田両派、骨肉の代理戦争
11/29(日) 8:45配信
「1月の衆院解散・総選挙の可能性は依然、残っている。ご協力願いたい」
20日夕、静岡県三島市の商工会議所の一室。旧民主党出身で、現在は自民党入りを目指している無所属の細野豪志(49)は後援会幹部との選対会議に臨み、こう呼びかけた。
源頼朝が源氏再興を祈願した「三嶋大社」で有名な三島は、静岡5区を地盤とする細野にとって最重点地区だ。早々と選対本部を立ち上げた唯一の地で「これまでの選挙は全て三島の貯金で勝っている。三島でどれくらい票を取れるかが勝敗の分かれ目になる」とも訴えた。
静岡5区は、細野が自民現職の吉川赳(たける)=38=と熾烈(しれつ)な公認争いを繰り広げる注目の選挙区だ。両者の争いの脇では、立憲民主党が新人を送り込んで漁夫の利を狙っており、三つどもえの戦いとなる見通しだ。
旧民主で幹事長まで上り詰め、「非自民」のスターとして脚光を浴びた細野。しかし、昨年1月に無所属のまま自民幹事長の二階俊博率いる二階派(志帥会)に入会し、旧民主時代の同僚や自民内から大ブーイングを浴びた。表舞台に立つ機会は激減したが、その間、自民入りに向け地元に約70の支援団体を組織するなど準備を進めてきた。
細野は静岡5区で6連勝しており、選挙にはめっぽう強い。しかし今回、選対幹部の表情は険しい。「無所属で戦うのは初めての経験だ。二階さんの後押しがあるとはいえ、組織力なしに戦うのは相当厳しい」と語る。
自民入りには、吉川に比例復活を許さず完勝することが条件となる。二階派幹部は「次も細野が圧倒的に勝てば文句なしで自民党員になれる」と期待を寄せる。二階は、静岡5区などを含む地域が地盤だった遠藤三郎元建設相に秘書として仕えた経験があり、「静岡5区には縁があるので、十分関心を持ってみていきたい」と注目している。
一方、「自民現職」の看板で臨むのが吉川だ。1日には大票田の同県富士市で国政報告会を行い、菅義偉(すが・よしひで)内閣の一員であることをこうアピールした。
「内閣府政務官、復興政務官という要職をいただいた。担務は多いが、一つ一つ全力で取り組みたい」
地元の後援会長も駆け付け、「私たちの意見を国政に反映する活動をしているのが吉川さんだ」と強調。細野については「二階幹事長のところに雲隠れして、かっこいいことばっかり言っている。税金の無駄遣いだ」とこき下ろした。
しかし、現職とはいえ厳しい現実にも直面している。最近、党本部は次期衆院選に関し、選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活当選を果たした議員について、比例の重複立候補を原則として認めない方針を確認した。「2回連続」ではないものの、細野に3連敗で一度も勝ったことがない吉川には、重くのしかかりかねない。
静岡は、法相の上川陽子や吉川ら岸田派(宏池会)の議員が3人おり、一定の影響力を持つ。細野には幹事長派閥の後ろ盾があるが、岸田派幹部は「正規軍はこちらだ。強いところを見せてほしい」と吉川にハッパをかける。
だが、岸田派会長の岸田文雄は先の総裁選で敗れて以来、求心力と影響力を失いつつある。最近では公明党が衆院広島3区に候補者擁立を発表した。岸田の地元で頭越しに選挙区を奪われかねない状況を目の当たりにし、吉川側は「対岸の火事ではない」と危機感を募らせる。
「地道に活動するしかない」。こう語る吉川は政務官として東京に滞在せざるを得ない日以外は地元で選挙区をくまなく回り、地図を塗り潰すのが日課だ。来秋までに確実に行われる次の衆院選で、強力なライバルを打ち倒せるのかが注目される。
(広池慶一)
5831
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 12:27:18
https://www.asahi.com/articles/ASNCW5W3LNCWUTFK00X.html
「真面目」岸田氏、問われる手腕 埋没回避で発信強化
会員記事
笹井継夫
2020年11月27日 18時01分
今年9月の自民党総裁選で敗れ、一転無役になった岸田文雄前政調会長が埋没を避けようと発信を強めている。来秋の次期総裁選に向け、さっそく地方行脚を開始。新たな議員連盟も立ち上げて存在感をアピールする。衆院広島3区をめぐる公明党との対立など難題が降りかかるなか、党内で良くも悪くも「真面目」と評される岸田氏の手腕も問われている。
岸田氏がいま、力を入れるのが地方視察だ。安倍政権では外相や政調会長だったことから地方を回る時間が少なく、浸透不足が指摘されているためだ。
「多くの地域に足を運んで経験を積み重ねていくことによって、政策について磨きをかけるべく努力をしていきたい」。8日、長崎県小値賀町での視察後、記者団に語った。
菅義偉首相や石破茂元幹事長と争った9月の総裁選で、岸田氏は国会議員票と地方票を合わせた全体では2位だったが、地方票は141票のうちわずか10票。石破氏の42票にも及ばず、地方票という「弱点」が浮き彫りになった。
これを受け、先月15日には自身が率いる岸田派内に、総裁選での地方対策を担う委員会を新設。第1弾となった今月2日の山梨県内の視察で、岸田氏は「地方票(獲得)の前提として、地方をよく知り、地方のみなさんとしっかり意思疎通を図らなければならない」と強調し、地元議員や住民らと対話を繰り返した。
一方で、国会議員票の上積みにも着手している。27日には、野田聖子幹事長代行とともに共同代表に就いた出産時の費用負担軽減をめざす議員連盟で、出産育児一時金の引き上げを求める提言をとりまとめた。また、麻生派の薗浦健太郎副幹事長らとともに各国の新型コロナウイルス対策を学ぶ議連も始動させている。さらに、被爆地・広島選出の議員として、核兵器の廃絶を訴える自著も先月出版。「岸田カラー」のアピールに努めている。
だが、岸田氏が置かれている状…
5832
:
名無しさん
:2020/11/29(日) 21:12:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f43d7847291a11cf244de25cb9a87e06f78feca6
「安倍前総理が賢明な判断を」桜問題めぐり石破氏
11/29(日) 18:16配信
■石破茂・自民党元幹事長(発言録)
(「桜を見る会」の前日の夕食会の問題で、野党が安倍晋三前首相の国会招致を求めていることを問われ)国会がどう決めるかであり、同時に安倍前総理自身がどのようにお答えになるかいうことだと思う。
私たちが野党でいた頃、鳩山(由紀夫)さんが前総理になられた時、そういう方々の国会招致を求めたが、応じられることはなかったと記憶している。
やっぱりそこは与野党の立場は関係なく、衆院の(政治)倫理綱領で、そういう時には自ら進んで事実を明らかにしなければならないと決めた。
そういうことを踏まえて、安倍前総理ご自身が賢明な判断をなさるし、それが長い間総理を務められた方の誇りでもあり、見識でもあるかなと思うが、どういう判断をされるかについて私があれこれ申し上げるべきことではない。(29日、高知市で記者団に対して)
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c5dbd7b39e4ab4dbed87b1363d855da3139ca8
安倍氏は「桜」説明を 自民・石破氏
11/29(日) 17:17配信
自民党の石破茂元幹事長は29日、安倍晋三前首相は後援会主催「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題に関し、自ら国民に説明すべきだと主張した。
議員は疑惑を持たれれば自ら解明するよう衆参両院の政治倫理綱領に記されていると指摘し、「自身が賢明な判断をする。それが長い間、首相を務めた方の誇り、見識だ」と述べた。
菅義偉首相が官房長官時代に事実誤認の答弁をした可能性が出ていることについても「間違った答弁をしたとすれば、なぜかということ(を説明する姿勢)が国民の信頼を高めることにつながる」と指摘した。高知市内で記者団に語った。
5833
:
名無しさん
:2020/11/30(月) 17:17:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3f183211b9235a55bf0d6b4e9064e649005438a
橋下徹氏が安倍前首相にフジ番組で“辞職勧告”の衝撃! 次々とシンパが離れていく
11/30(月) 12:40配信
安倍前首相と親しい橋下徹元大阪府知事が、安倍前首相に対して“辞職勧告”を行い、安倍前首相周辺に衝撃が走っている。
辞職勧告が飛び出したのは、29日朝、放送されたフジテレビ系の情報番組「日曜報道 THE PRIME」。番組は、安倍前首相の「桜疑惑」を取り上げ、桜を見る会「前夜祭」の経費について、安倍サイドが910万円以上の費用を補填していた問題を報じた。番組の最後に橋下元知事は、こうコメントしてみせた。
<秘書がやっていることを政治家が全部見切れてるわけじゃないんですが、今回の問題はホテルに確認すればすぐに分かることなんです><これ事実だったら本当に残念なんだけど議員辞職もやむなしだと僕は思っています>
■岸田文雄氏、野田聖子氏も…
安倍前首相周辺が焦っているのは、安倍応援団が次々に離れはじめていることだという。産経新聞まで、26日の社説で「自ら説明すべき」と主張している。
29日は、自民党の野田聖子氏が「前首相が自らの言葉で説明責任を果たすべきだ」とNHKで明言し、岸田文雄氏も記者団に聞かれ「しっかりと説明努力を続けることが大事」と突き放している。もともと、野田氏、岸田氏の2人は、安倍前首相とは同期の“仲良し”だ。
さらに、検察が「桜疑惑」を捜査することについて菅官邸は黙認している、という解説も流れている。そもそも、国会会期中に特捜部が本格捜査を進めることは珍しい。立憲民主党の福山幹事長は、「状況によっては連座制も適用される可能性も出てくる」と指摘している。地検が想定しているのは「政治資金規正法違反」と「公職選挙法違反」だ。捜査はどう進むのか。元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏はこう言う。
「捜査は年内に決着すると思います。来年になると、解散総選挙の可能性があることと、4月以降にずれ込むと時効にひっかかるからです。安倍さん本人の立件はないでしょう。あるとしたら、秘書の罰金刑だと思います。連座制の適用はありません」
秘書が立件されたら、一気に“安倍離れ”“安倍包囲網”が加速する可能性がある。
5834
:
名無しさん
:2020/11/30(月) 22:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9486105e3e8dd5790ceebc00910fe79361c01014
自民・二階幹事長 都議選に意気込み「必ず勝利を」
11/30(月) 22:19配信
2021年夏に行われる予定の東京都議会議員選挙について、11月30日に開かれた自民党東京都連の定期大会で二階幹事長は「必ず勝利を収めるため、努力していく」と意気込みを語りました。
定期大会では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、経済活動との両立に全力を挙げて活動することや、2021年に延期された東京五輪を成功させる運動方針を決めました。そして、来賓として二階幹事長が登壇し、次の都議選について「党本部にとっては国政選挙同様の重みを持っている」と、勝利への意気込みを語りました。定期大会では現職の22人の議員を含め、都連の公認候補者49人の発表も行われました。
最終更新:11/30(月) 22:19
TOKYO MX
https://news.yahoo.co.jp/articles/63d2fc77b2459193736f096f2d7cb8d6c3c0127c
下地氏復党、党本部で判断 二階自民幹事長
11/30(月) 19:22配信
自民党の二階俊博幹事長は30日の記者会見で、同党沖縄県連が反対している無所属の下地幹郎衆院議員の復党について、「県連の意向を尊重するが、そればかりではない。党は党として判断をすることもあり得る」と述べた。
5835
:
名無しさん
:2020/11/30(月) 22:49:54
衆議院の同期会が昨夜開催 | 河井克行オフィシャルブログ「あらいぐまのつぶやき」Powered by Ameba
https://ameblo.jp/katsuyuki-kawai/entry-12483328701.html
衆議院の同期会が昨夜開催
2019-06-19 20:27:10
テーマ:ブログ
平成八年10月20日投開票の総選挙で初当選した仲間たちでつくる「末広会」が昨夜、約二年ぶりに開催されました。
安倍総理大臣をゲストに迎えて、菅官房長官、河野外務大臣、吉川農林水産大臣、それに下地幹郎・日本維新の会選対委員長ら二十数名の同期生が出席。初当選から23年。いまでは皆が、政府、国会、党、政策集団を枢要な役割で支える立場になりました。派閥の事務総長のうち6人もが平成八年初当選組です。思い出話に花が咲きました。安倍政権をみんなで支えること、参院選の必勝を誓い合いました。
山口泰明「末広会」会長の音頭で、派閥・グループを超えて、「末広会」が妻・河井あんりを応援することも心合わせしていただきました。二十数年間に及ぶ同期のつながり、本当にありがたいものです。
#河井克行#安倍首相#同期生#菅官房長官#農林水産大臣#河野太郎#政府#自民党#国会#衆議院議員総選挙
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