したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

3300名無しさん:2018/09/21(金) 15:32:55
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000136712.html

麻生、菅両氏続投 石破氏「何を打診されても断る」
[2018/09/21 11:46]

 自民党総裁選で再選された安倍総理大臣は、来月1日にも内閣改造などの人事を行います。麻生副総理と菅官房長官は続投させる意向を固めました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 今回の人事で安倍総理が掲げたのは「しっかりとした土台」というキーワードでした。
 安倍総理大臣:「しっかりした土台の上にできるだけ幅広い人材を登用していきたいと思う。しっかりとした土台の上にということで、おくみ取り頂きたい」
 総裁選では石破氏が安倍総理への批判票を集め、予想以上の得票となりました。安倍総理としては麻生副総理、菅長官に加えて、重し役として二階幹事長を留任させて、まずは「土台」で足場を固めて他の人事に着手したい考えです。一方、党内融和の観点から、石破氏や石破派議員の処遇に注目が集まっています。安倍総理は「適材適所」と述べるにとどめていますが、石破氏自身は周辺に「何を打診されても断る」と反発しています。総裁選のしこりが残るなかで、安倍総理は挙党一致の体制に向けてあと10日余り、頭を悩ませることになります。

3301チバQ:2018/09/21(金) 15:40:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000056-asahi-pol
石破氏の議員票、麻生氏「えらい少ない」 前回を下回る
9/21(金) 13:58配信 朝日新聞デジタル
 「善戦なんて思ったことない」「国会議員の方が本人をよく見ている」――。自民党総裁選で石破茂・元幹事長が計254票(国会議員票73票、地方票181票)を獲得したことについて、麻生太郎副総理兼財務相は21日の閣議後会見でこう述べ、石破氏の国会議員票が前回の獲得票数を下回ったことを重視する考えを示した。

 麻生氏は、前回の総裁選と比べ、投票の前提となる国会議員の票数が倍以上に増えたことから、「(前回、石破氏が獲得した議員票数の)89が160くらいいったっておかしくないのが73に減った。えらい少ない」と評した。

 森友学園問題の公文書改ざん問題で辞任した佐川宣寿・元理財局長を国税庁長官に起用した人事など、麻生氏の一連の対応が石破氏の得票につながったかどうかとの質問には、「全く関係ない」と影響を否定した。今後、石破氏が訴えた政策が反映される可能性についても「あまりない」と述べた。

 来年10月に予定される消費増税については、リーマン・ショック級の出来事がなければ予定通り引き上げると安倍晋三首相が総裁選の最中に述べたとして、「政策を動員して、予定通り上げられるような状況を作り上げていくことに全力を挙げる」と話した。

3302チバQ:2018/09/21(金) 15:53:30
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180921-00401393-fnn-pol
“石破支持組”処遇どうなる 河野外相・茂木大臣は留任で調整
9/21(金) 12:04配信 Fuji News Network

フジテレビ

[ 前の映像 | 次の映像 ]
自民党総裁選挙で3選を果たした安倍首相は、10月1日にも行う、党役員人事と閣僚人事で、新たに二階幹事長を留任させる方針を固めた。

人事について、安倍首相は、同じ方向を向くこと、そしてチームワークを重視すると強調しているが、発言の念頭には、石破元幹事長がチームワークを乱しかねない存在との懸念があるものとみられる。

安倍首相は、麻生財務相と菅官房長官に加え、二階幹事長についても留任させる方針を固めた。

また、外交の継続性を重視する観点から、河野外相と、茂木経済再生担当相を留任させる方向で調整に入った。

今後の焦点は、善戦した石破元幹事長と石破氏を支持した議員の処遇。

斎藤農水相は、「(閣僚を外された場合、冷遇と感じるか)コメントを控えたいと思います」と述べた。

安倍首相は周囲に対し、「石破氏を重要ポストで起用することはない」と語っている。

ただ、党内からは、2019年の参議院選挙を控え、「挙党態勢を構築すべきだ」として、要職への起用を求める声も上がっていて、「安倍流のチームワーク」が、人事にどのように反映されるかも注目される。

3303チバQ:2018/09/21(金) 22:22:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000661-san-pol
ステルス「石破氏支持」は誰? 安倍陣営に疑心暗鬼広がる
9/21(金) 21:35配信 産経新聞
ステルス「石破氏支持」は誰? 安倍陣営に疑心暗鬼広がる
甘利明氏=21日午後、首相官邸(春名中撮影)
 20日実施の自民党総裁選では、石破茂元幹事長が国会議員票(405)で事前の予想を上回る73票を獲得し、連続3選を決めた安倍晋三首相(総裁)の陣営には衝撃が走った。陣営の集会に集まった国会議員よりも首相の票数が少なかったためだ。ステルス(隠密)で石破氏に投票したのは誰か。首相陣営では疑心暗鬼が広がっている。

 「『カレーライス事件』はありましたが、大勝することができました」

 21日、首相陣営の選対事務総長を務めた甘利明元経済再生担当相は麻生派(志公会)会合でこんな挨拶をした。

 総裁を選出する両院議員総会の直前に首相陣営が開催した出陣式では333食分のカツカレーが出たのに、首相の国会議員票は329だったことから、カツカレーの数よりも票数が少なかった、と甘利氏は強調したのだ。

 下馬評では、石破陣営が固めた国会議員は、石破派(水月会)20人と参院竹下派(平成研究会)の18人に、無派閥議員らを合わせて50人程度とみられていた。なぜ20人以上も増えたのか。

 まず挙げられるのは、参院竹下派幹部の切り崩し工作だ。関係者によると、同派の石井準一参院議員らが「やるからには本気で戦う」と意気込み、参院の無派閥議員らに石破氏の支持を求めた。このうち数人の議員が要請に応えた可能性があるとされる。

 小泉進次郎筆頭副幹事長が、投票直前に石破氏の支持を表明した影響も大きいという。首相を支持する細田派(清和政策研究会)や岸田派(宏池会)にも小泉氏に近い若手議員が複数いる。岸田派は、会長の岸田文雄政調会長に総裁選出馬を促す若手議員も多かったことから、派の幹部は「刃こぼれ」がなかったか神経をとがらせている。

 党員・党友票について、各都道府県連が行った開票作業を通じて石破氏が伸ばしていると伝わってきたことも、議員の最終決断に影響を与えた可能性がある。

 石破陣営は、首相陣営にいながらも考えが石破氏に近い議員らを個別に口説いた。この中から土壇場で石破支持を決断した議員もいたという。

 甘利氏は20日、「党内融和を図るには絶妙な結果だった」と総裁選を振り返ったが、じくじたる思いもあったに違いない。(原川貴郎)

3304チバQ:2018/09/21(金) 22:23:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000661-san-pol
安倍3期目最初の仕事は「カツカレー食い逃げ犯人捜し」? 総裁選論評で異彩を放つ農業新聞〈dot.〉
9/21(金) 16:31配信 AERA dot.
安倍3期目最初の仕事は「カツカレー食い逃げ犯人捜し」? 総裁選論評で異彩を放つ農業新聞〈dot.〉
新聞各紙が総裁選の結果を一面で報じた
 石破茂・元幹事長との一騎打ちに勝利し、自民党総裁3選を果たした安倍晋三首相。予想通りの結果とはいえ、石破氏が党員票で45%の得票率を得たことで「安倍圧勝」の雰囲気は党内にはない。そこで、新聞各紙の論調を読み比べてみよう。

【写真】総裁選後、小泉進次郎氏がぶら下がり取材に応じると、現場は記者ですし詰め状態に

* * *
 21日付の新聞各紙は、勝利した安倍陣営に厳しい指摘が相次いだ。読売新聞は「敵は惰性、おごり、飽き」と題した伊藤俊行政治部長の解説を一面に掲載。「結局、『最後の3年』の成否は、安倍氏の言葉通り『謙虚で丁寧』な政治を推進力にできるかどうかにかかっている」と指摘している。読売と同じく、首相の単独インタビューをたびたび掲載する産経新聞も、社説で「謙虚な政権運営を心がけよ」と注文をつけた。

 さて、当の安倍首相はどう考えているのか。総裁選後の記者会見で人事について問われると「できるだけ幅広い人材に活躍のチャンスを作りたい」と応じ、党内融和に努力する姿勢をみせた。

 ところが、安倍陣営の議員にとってはそう簡単に“ノーサイド”とはいかないようだ。その原因の一つとなっているが、なんと「カツカレーの食い逃げ」だそう。

 朝日によると、投開票直前に安倍陣営が開いた「必勝出陣の会」で、議員に振る舞ったカツカレーは333食あった。それが、いざ投票箱を開けてみると国会議員票は329票。少なくとも4人が“裏切り”をしたことになる。陣営幹部は「一体誰なんだ」と話していたという。

 毎日新聞が掲載したコメントは、もっと激しい。安倍氏支持の派閥から石破氏に投票した人物について「精査する。グレーだった人を調べればいい」と語っていたという。安倍首相の党総裁3期目の初仕事は、カツカレー食い逃げの“犯人捜し”になりそうだ。

 場外乱闘はさておき、各紙のスタンスの違いが明確だったのが、憲法改正問題について書かれた社説。

 産経は「自民党は憲法改正の国民運動も始めるべきだ。党総裁として首相は先頭に立ってほしい」と訴え、読売は「自民党は、衆参両院の憲法審査会で条文案の議論を深め、理解を得る努力を続けるべきだ」としている。

 一方、朝日は「自衛隊明記の憲法改正は、明らかに喫緊の課題ではなかろう。(中略)少子高齢化や年金・医療・介護など、国民生活に深くかかわる課題にこそ集中すべきだ」、毎日は「イデオロギー色が強い自らの願望を優先して突き進む姿勢には賛成できない」と反対の姿勢を明確にした。

 では、経済紙の日経新聞はどうか。

 同紙は「自民党が今年の党大会で打ち出した4項目の改憲案は生煮え感がある。野党どころか、連立を組む公明党でさえ賛同していない」と分析。そのうえで、社説の最後は「憲法論議を活発にすることは日本の将来にとって重要ではあるが、政権運営の優先順位をよく考慮すべきだ」と結んだ。日経新聞も、憲法改正を急ぐ安倍首相を懸念している。

 それも当然のことだろう。日経の指摘どおり、公明党の協力がなければ憲法改正の発議に必要となる衆参両院で3分の2以上の賛成は得られない。安倍首相は記者会見で「友党の公明党との調整を行いたい」と述べたが、そもそも公明は憲法問題は国会で議論すべきもので、与党間調整に難色を示している。憲法改正のキーパーソンとなった山口那津男・公明党代表も19日の記者会見で、「憲法改正の優先度が高いとはいえない」との見解を示しており、「安倍一強」の政治状況でも強行突破は難しいのが実情だ。

3305チバQ:2018/09/21(金) 22:24:30
 一方、自民党内には来年の通常国会で憲法改正の発議をするべきとの意見もある。安倍首相が繰り返し憲法改正への意欲を示している以上、それが実現できなければ党内の求心力も下がりかねない。“謙虚”で行くのか、“強行”で行くのか。憲法改正問題がリトマス試験紙になりそうだ。

 さて、安倍首相の3選に、自民党最大の支持母体が厳しく批判していることも紹介しておこう。日本で唯一の農業専門日刊紙「日本農業新聞」だ。同紙はJAグループに属している。

 JAといえば、第2次安倍政権が発足して以降、農協改革やTPPなどで、繰り返し改革の“標的”とされてきた。安倍首相の農政の特徴は、農業の専門家が政策にほとんど関与せず、首相がひいきにする学者や経済人などがトップダウンで強引に決めてきたことだ。そのため、同紙はこれまでも繰り返し安倍首相を批判してきた。

 21日付の紙面も舌鋒鋭い。党員票の結果については、安倍首相が北海道や東北、信越を中心とする農業県で苦戦したことを紹介し、「地方に安倍首相の政権運営に対する不満がくすぶる実態があることを示した」と分析。官邸主導で進められた数々の政策について「政策決定の手法への不満が浮き彫りとなった」と断じた。

 一面下コラム「四季」はさらに辛辣だ。

「安倍農政は地方から『言っていることと、やっていることが違う』と手厳しい」

「安倍氏は総裁選で農林水産物の輸出、農業所得、若手新規就農者などの数字を挙げ実績を繰り返し強調した。だが、現場生産者には空虚に響く」

 自民党の支持団体なのに、総裁に当選しても祝意を示すつもりなどまったくない。

 ちなみに、安倍首相は総裁選前に同紙の単独インタビューに応じ、7月20日付紙面に一面トップで掲載された。業界専門紙に現職の首相が登場するのは異例で、永田町やメディア業界ではちょっとした話題にもなった。にもかかわらず、同紙は安倍首相の“お友達”にはならず、容赦なくぶった斬ったということだ。

 コラムの最後は、こう締めくくられている。

「出来秋である。<実るほど頭を垂れる稲穂かな>。安倍氏にはこの言葉を贈る」

 同紙購読者で、安倍首相に投票しなかった自民党員の多くが「我が意を得たり」と共感したのではないか。(AERA dot.編集部)

3306チバQ:2018/09/21(金) 22:25:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00009035-bunshun-pol
総裁選にノーサイドなし「総裁になれなかったおじさん」たちの干されかた
9/20(木) 21:00配信 文春オンライン
総裁選にノーサイドなし「総裁になれなかったおじさん」たちの干されかた
世に言う「加藤の乱」 ©時事通信社
「加藤は熱いフライパンの上でネコ踊りさせておけばいい」。そのむかし、森内閣への不信任決議案に加藤紘一が同調する動きをみせた際に、橋本龍太郎が言い放った言葉である。世にいう「加藤の乱」(2000年)、半泣きの加藤に「大将なんだから、一人で突撃なんて駄目ですよ」と谷垣禎一が激する、あれだ。権力闘争慣れしていない加藤の未熟さもあって、老練な実力者・野中広務らに切り崩されていき、中途半端な結果に終わる。そうして加藤は政治生命を失った。

【記事】安倍昭恵が最後に破壊するもの

鉄オタ議員としての面目を保った石破茂
 今回の総裁選は、安倍陣営にとってはさしずめ「石破は熱いフライパンの上でネコ踊りさせておけばいい」であっただろう。6月、出馬に意欲を示す石破に対して、「現職首相に対抗しようだなんて退陣要求に等しい」(注1)と安倍は奇っ怪なパンチラインで牽制。裏では、石破支持にまわった竹下派を切り崩して自主投票に持ち込んだり、街頭活動に誘われていた地方議員を恫喝したりと「石破潰し」に余念がない。

 対する石破は、「正直、公正」と小学校の教室に貼られていそうなスローガンで安倍に挑む。するとそんな安倍への当てつけを言うのは《「野党のようだ」と批判をされ、自らの陣営でも「個人攻撃は控えて」》(注2)とたしなめられて、腰砕けとなる。それでも地方に強いという自負や地方創生を謳うこともあってか、47都道府県別のビデオメッセージを制作し、これには政治学者で鉄道にも造詣が深い原武史が「彼が『乗り鉄』であることと大いに関係がある」(注3)と看破するツイートをし、また実際に地方票を集めて、鉄オタ議員としての面目を保つ。

「安倍の次は安倍」の自民党で石破はどうなるのか
 総裁選は党の次の顔をアピールする「顔見世」興行でもあるが、今回は候補者ふたりと寂しく、恒例の東京での街頭合同演説も開かれなかった。

 安倍陣営にとっては、総裁選は盛り上がらないに越したことがない。「安倍の次は安倍」(二階俊博)とまで言われたが、安倍総裁の時代もこの3期目で終わりとなる。そこで「死に体」にならないためには、突出した次期総裁候補がいては困るのである。次を狙う者は、最大派閥の実力者である安倍と良好な関係でいようとするだろうし、あわよくば禅譲を期待する。まして、「反安倍」を標榜する者に力を持たれては……である。

 そうした総裁選の唯一の反逆者・石破はこの先、どうなるのか。

 総裁選に限らず、政争に敗れた者は勝者とその陣営に足蹴にされる。選挙と人事は背中合わせであり、信賞必罰が人事の鉄則である。ときに、「総裁選後はノーサイドで」などと期待する者がいるが、そんな甘い期待に冷水が浴びせられるのが政治の歴史だろう。

3307チバQ:2018/09/21(金) 22:26:15
「平成おじさん」に負けた梶山静六の冷遇
「平成おじさん」で記憶される向きのある小渕恵三は、「人柄の小渕」といわれた。敵を作らないことを信条にして頂点まで昇りつめた竹下登に師事しただけの人柄である。この小渕も、ひとたび政敵となった者には容赦がなかった。

 たとえば98年の総裁選で争った梶山静六を徹底的に冷遇する。田中・竹下派の同志として数々の修羅場をともに戦った間柄であろうとも、だ。佐野眞一『凡宰伝』によると、選挙後は一度電話をしただけであったという。それも「梶さん、中坊(公平)さんと親しいらしいから、今度、一緒にメシでも食おう」と。なんだメシを食う仲ではないかと思うところだが、小渕の真意は「お前に用はない、中坊さんを紹介してくれ」である。

 また現職総理として迎えた99年の総裁選では、小渕の無投票当選を阻もうと立候補してきた加藤紘一を徹底的に干して、冷や飯を食わせる。こうして非主流に堕ちた加藤は、森内閣の不人気に乗じて野党と手を組む「加藤の乱」を目論むが、これもまた……。

総裁選「裏の掃除役」は誰なのだろうか?
 これら梶山や加藤潰しを「裏の掃除役」(注4)として影でやったのが野中である。そんなこんなで力をつけ「影の総理」と呼ばれるまでになるが、そんな野中も小泉政権時代の総裁選で、小泉への対抗馬として所属する派閥の藤井孝男を擁立し敗れる。するとあっさり引退を表明。いままで破滅に追い込む側であった野中には、敗者となった自分の行く末が見えたからであろうか。

 いま「掃除役」は誰がやっているのか。プチ鹿島のコラム 「総裁選戦線異状あり? 読売・産経が名指しした『ふぞろいな3人の“首相周辺”』」 を読むと、下村博文・西村康稔・萩生田光一が忠臣として各々頑張っているようだ。そういえば8月上旬の週刊文春にも「西村康稔官房副長官や萩生田光一幹事長代行らが竹下派議員に『冷遇されてもいいのか』などと電話をかけているそうです」(注5)とある。その西村もかつては総裁選に立候補した経験をもつ。いまでは総裁候補ではなく、「首相周辺」の人物となっているが、プチ鹿島は《あの3人は「首相周辺」だが本当の「お友達」ではないのだろう。いかに首相に気に入られるかという発想だけが源なのだろう。》と正鵠を射る。

 敗北すると悲惨な末路を迎えかねない総裁選だが、負けを繰り返しながら力をつけていったのが小泉純一郎である。派閥の長でもない小泉は、総裁選に出ては、「郵政民営化」「首相公選」を主張する。ヤクザが賭場で暴れて顔を売るように、最近は議場のヤジやSNSで悪目立ちして名を売る議員が多いが、小泉は総裁選を重ねながらイロモノから本命になっていったといえる。そうして三度目の挑戦で勝利することになる。

 今回が三度目の総裁選であった石破であるが、勝ち方にこだわった安倍に対して、石破の負け方はどうであったか。

「喜劇のピエロになるより、悲劇のヒーローになるべきだった」。「加藤の乱」が失敗に終わった翌日、テレビ番組で矢野絢也(元公明党委員長で政治評論家)は、ぐだぐだになった加藤をこう腐した(注6)。安倍やその陣営の目には、石破は「喜劇のピエロ」だったに違いないが、果たして世間の目には、何であったろうか。



(注1)日本経済新聞2018年9月11日朝刊
(注2)毎日新聞2018年9月9日朝刊
(注3) https://twitter.com/haratetchan/status/1035873097541251072
(注4)魚住昭『野中広務 差別と権力』講談社文庫
(注5)週刊文春2018.8.16-23 
(注6)山崎拓『YKK秘録』講談社+α文庫

urbansea

3308チバQ:2018/09/21(金) 22:26:50
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00238726-toyo-bus_all
石破茂氏「想定超える善戦」が持つ大きな意味
9/20(木) 19:10配信 東洋経済オンライン
石破茂氏「想定超える善戦」が持つ大きな意味
20日午後、安倍首相の3選が決まった。ただ、石破氏も想定より善戦し笑顔だった(写真:共同通信)
 現職の安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった自民党総裁選は20日午後、投開票され、首相が石破氏にダブルスコアを超える大差をつけて連続3選を決めた。首相は3選後のあいさつで「全身全霊で任務を全うする。これからは一致協力して新しい日本をつくりたい」と笑顔で決意表明した。

この記事の写真を見る

 首相はニューヨークでの国連総会出席などのため、23日から28日までの訪米日程を決めており、30日には米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を争点とする沖縄県知事選の投開票が控えている。3選を受けての党役員・内閣改造人事は10月1日に断行して、新体制で秋以降の政権運営に臨むことになる。

 新たな総裁任期は2021年9月末までの3年間。首相としての任期とも連動するため、途中退陣などがなければ、首相の通算在任期間は2019年11月下旬には歴代トップの桂太郎元首相を超え、憲政史上の「最長首相」という称号を手にすることになる。

 ただ、朝鮮半島情勢など日本を取り巻く国際情勢は一段と流動化しており、11月の米中間選挙の結果次第では日米関係が新たな局面を迎える可能性も大きい。さらに、いまだに完結が見通せないアベノミクスや、来夏の参院選など内政外交両面での難題が山積しており、首相が1強体制を維持しても、厳しい政局運営が続くことになる。

■地方票は石破氏が「45%、181票」と大善戦

 6年ぶりとなった総裁選の投開票は20日午後1時過ぎから東京・永田町の党本部で行われた。所属国会議員405人(不在者投票5人を含む)が投票し、同日朝から全国各県連で一斉に開票作業が進められた約104万の党員・党友の投票分と併せて、午後2時過ぎに開票結果が発表された。

 議員票は安倍氏329票、石破氏73票(無効3票)。党員・党友票の得票数に応じてドント方式で比例配分される地方票は安倍氏224票、石破氏181票。合計で安倍氏553票、石破氏254票と首相のダブルスコアを超える圧勝となった。ただ、地方票での首相の得票率は6年前の石破氏と同じ55%で、8割を超えた議員票との乖離が際立ち、首相陣営が目指した「トリプルスコアでの勝利」とはならなかった。

「予想を超える石破氏の善戦」(自民幹部)という結果に、石破氏陣営には「3年後のポスト安倍への十分な手がかりを得られた」(石破派幹部)と笑顔が広がり、石破氏自身も「自民党は決して一色ではないことを示せた」と次の総裁への決意と自信をにじませた。

 一方、首相陣営の甘利明・元経済再生相は「6年前の地方票での石破氏の得票(55%)はクリアした」としながらも、議員票と地方票の乖離については「判官びいきとバランス感覚があった」と解説し「自民党らしく結果は絶妙」と強がってみせたが、陣営幹部は「石破つぶしには失敗した」(麻生派幹部)と顔をしかめた。

 首相は当選あいさつでまず「石破氏に敬意を表する。健闘を称えたい」と石破氏の善戦を認めた。会場では石破陣営に笑顔が目立ち、安倍陣営には苦笑いが広がった。最後に首相は壇上に呼び上げられた石破氏と笑顔で握手。万歳三唱の際に橋本聖子参院議員会長が「自民党のいいところは終わればノーサイド」と掛け声をかけたのに対し、小さく頷いた。

 9月7日に告示された今回総裁選は、告示前日の6日未明に北海道を襲った震度7の大地震への対応優先で両陣営が告示日の出陣式を取りやめ、3日間活動を自粛するなど、異例ずくめとなった。永田町では「論客の石破氏との論戦を避けたい首相サイドの思惑どおりの展開となった」との見方もあり、直接対決となる公開討論会や地方での街頭演説の回数も6年前から大幅に減った。

 さらに、告示前の段階から議員票での圧倒的な首相支持が明確になっていたことで、「総裁選そのものが消化試合」(自民幹部)と化し、安倍、石破両氏の政策論争も盛り上がらず、党員・党友にも無関心さが目立った。

3309チバQ:2018/09/21(金) 22:27:17
■斎藤農水相の「圧力発言」で場外乱闘

 ただ、論戦が本格化した14日以降には、石破派所属の斎藤健農水相が「首相の応援団から辞表を出せと圧力を受けた」と暴露したことで、両陣営の場外乱闘が始まった。17日午後に首相と石破氏が連続出演した民放テレビの報道番組では、首相が「陣営に聞いたが、誰もそんなことは言っていないということだった。(斎藤氏は)その人物の名前を明かすべきだ」と気色ばむと、石破氏が「(首相発言は)財務省のセクハラ疑惑のときと重なるようにみえる。斎藤さんは絶対嘘を言う人ではない」と反発。

 翌18日の閣議後会見でも麻生副総理兼財務相が「現職がいなくなった後の総裁選と、現職のいるときの総裁選では意味が違う」と首相陣営の圧力を擁護すると、石破氏は地方遊説の中で「自民党の中でそんなことが行われて、どうしていい国になるのか」とやり返すなど、感情的対立もエスカレートした。

 一方、「最初から結果が決まっている総裁選」となったため、各メデイアの報道ぶりも6年前のような過熱とは程遠く、ワイドショーなどは「場外乱闘」以外にほとんど注目しない状況となり、国民全体の関心も高まらないままの選挙戦となった。

 新聞、テレビが大きく報道したのは選挙戦最終日となった19日夕刻の安倍、石破両氏の「最後の訴え」。首相は秋葉原、石破氏は渋谷で、それぞれ聴衆を前に自らへの支持を身振り手振りで訴えた。首相の選んだ秋葉原は昨年の東京都議選最終日に、聴衆からの「辞めろコール」にいら立った首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言い放って自民敗北の原因をつくった因縁の場所だ。

 首相演説には麻生氏も同伴したが、首相が乗る街頭宣伝車の周囲を多数の首相支持派議員が囲み、首相を批判するため街宣車に近づこうとする聴衆を排除したため、演説から離れた場所では首相陣営と反安倍グループによる小競り合いも目立った。

 さらに、都議選時と同様に「森友学園」前理事長の籠池泰典被告も姿を見せたため、カメラマンらも首相の演説より周辺の騒ぎを取材するという「後味の悪い幕切れ」(自民幹部)となった。籠池氏は記者団に「(首相は)嘘を言ったらいかんな。国民をだましたらあかん」などと昨年と同様に首相を厳しく批判した。

 こうした最終日の動きは、時間的に投函が19日締め切りの党員・党友票には影響しなかったが、斎藤氏の「圧力発言」をめぐる一連の騒動は首相サイドの強圧的対応を浮き彫りにしただけに、「これが地方票での石破氏の善戦につながった」(自民幹部)との見方は広がっている。

3310チバQ:2018/09/21(金) 22:28:09
 一方、渋谷のハチ公前を選んだ石破氏は「自民党は謙虚な、公正な、あらゆる人に対して誠実な、正直な政党でありたい」とこぶしを振り上げることで、首相の1強支配体制による自民党政治の歪みを一般国民にアピールした。

■進次郎氏は「石破氏支持」で「閣僚抜擢なし」か

 20日午後の自民党本部での投票には出席した自民党所属国会議員がやや緊張した表情で順次投票した。事前のメディアの聞き取り調査などで大多数の議員の支持動向が判明していたが、結果をみると過去の総裁選と同様に「10票単位での造反」があったことは間違いない。開票結果を聞く首相の表情はややこわばり、石破氏の周囲では笑顔が広がった。

 その中で、最後まで注目された小泉進次郎筆頭副幹事長は、投票会場に入る際に「石破さんに投票する」と明言した。

 石破氏支持は6年前と同様だが、理由については「自民党は違いを認める党になるべきだ」として、「物言えば唇寒し」といわれる党内の閉塞状況への批判を石破氏支持に込めた形だ。

 小泉氏の選択について、首相サイドは「結果的に大きな影響はなかった」(細田派幹部)と冷静に受け止めたが、「最後まで迷っていた10人弱の議員を石破氏に誘導した」(石破派幹部)との指摘も出ている。このため首相陣営には「これで進次郎氏の内閣改造での閣僚抜擢も消えた」(麻生派幹部)との声が広がる。

 首相は当選後の記者会見で人事については「これからじっくり考える」と白紙を強調する一方、「総裁選の結果を踏まえて、しっかりした土台の上に幅広い人材を登用したい」と語った。ただ、19日夜のインターネット番組では「適材適所であり、同じチームとしてチームワークを保ちつつ、同じ方向に向かっていかないとダメだと思う」と語った。

 党内ではこの発言を「麻生氏と二階俊博幹事長、菅義偉官房長官のいわゆる政権の3本柱を続投させる一方、石破氏や同氏支持者は要職に起用しない意向をにじませた」(麻生派幹部)と受け止める向きが多い。小泉氏については、来夏参院選での応援弁士としてのフル稼働を前提に「筆頭副幹事長続投説」が取りざたされている。

3311チバQ:2018/09/21(金) 22:29:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00057555-gendaibiz-pol
安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
9/20(木) 19:00配信 現代ビジネス
安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
写真:現代ビジネス
 9月20日午後、安倍首相が念願の自民党総裁三選を果たし、安倍政権の「最後の3年」が始まった。

 しかし、首相が「花道」を飾るためのハードルは非常に高い。今月末の沖縄県知事選に始まり、来年の統一地方選、参議院選挙、そして憲法改正に消費税増税……。永田町の住人たちは、すでに虎視眈々と動き始めている。

安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
Photo by GettyImages
「キングメーカー」の打算
 「別に俺は入閣しなくてもいいんだ。うちには甘利(明)も河野(太郎)も松本(純)もいる」

 8月下旬、東京・六本木のバーで、麻生太郎は葉巻をふかしながら側近にこう語っている。名の挙がったのは麻生派の代表的な議員である。次の人事で、河野の外務大臣残留、そして甘利の入閣は確定的だと囁かれる。

 9月に入っても、麻生は総裁選応援に全国を飛び回っていたものの、内心は派閥拡大工作に懸命だ。悲願である「大宏池会」構想を、ついに本格化させるつもりだという。ポイントは、岸田だ。

 「党内第4派閥の岸田派(宏池会)が、岸田の出馬断念で分裂の危機にある。タイミングをみて岸田派を麻生派に引き入れ、トップ派閥に躍り出る」とみるのは、麻生派議員。

 麻生派がやがて推す総裁候補は決まっている。麻生は河野洋平から派閥を引き継いだ。息子であるプリンス・河野太郎だ。

 「外交で成果も上げ、派閥からの候補としては十分。自我が強くコントロールしにくいところがあったが、最近は鳴りを潜めており、麻生さんも気に入っている」(同)

 では、岸田派をどう引き入れるのか。そこには麻生の「キングメーカー」としての打算がある。

 「安倍さんが任期途中で総裁をおりたときの保険ですよ。岸田総理で短期的につなぎ、次の総裁選で河野太郎を出すつもりです」(別の麻生派議員)

 麻生は、今のままでは「まな板の鯉」に過ぎない岸田に、悪魔の囁きをする可能性がある。派閥を差し出せば、そのかわりに、一度限りの総理の座を与えるというわけだ。

 「岸田さんを引き入れれば、地元・福岡では敵対的な関係にある古賀誠氏の影響力もそぎ落とせる。一石二鳥です」(同)

3312チバQ:2018/09/21(金) 22:29:19
「菅幹事長」説と二階
 麻生とともに安倍三選に貢献した二階俊博は、相変わらず、独自の動きをしている。

 「総裁選より、沖縄県知事選だ」

 こう呼号し、二階派所属の全国会議員の秘書たちは、9月3日から4班に分かれ、続々と沖縄県入りしている。河村建夫が本部を統括、平沢勝栄が東京の選対をまとめ、全議員も現地に入る。

 「なんとしても県知事選は勝利しないといけない。ここで負けたら、二階先生は次の幹事長の資格を失う可能性もある」

 こう語るのは二階派議員だ。「菅幹事長」説が広汎に飛び交った今、二階は絶対に引き下がれない。派閥の結束で選挙に勝ち、安倍がどのような状況に陥ったとしても、党内での優位性を保ち続けたいと考えている。

 二階が「ポスト安倍」の名を口にしないのはそのためだ。安倍が高転びしないか、一歩引いて見つめ続けるだけだ。

進次郎の目はあるか
 安倍の次の総裁任期は'21年の9月で切れる。参議院選で大敗するなり、憲法改正に失敗するなり、求心力が極限まで落ちる事態になれば、実は石破茂の目はある。

 「3度にわたって総裁選に挑戦し、政策を持っているから、突然安倍さんがこけてしまえば、石破が筆頭候補になってくるだろう」(前出・安倍側近)

 圧勝報道が出るなか、安倍が各派閥議員に誓約書まで書かせて引き締めに必死だったのは、石破の力をそぎ落としたいからに他ならない。安倍だけでなく、麻生も石破のことが嫌いなのは周知だ。

 また、安倍には健康不安説も消えない。万一のときに向けて、急浮上しているのが、菅義偉への禅譲説である。

 「もっとも安倍総理の路線を忠実に継承してくれるのは菅さんでしょう。河野太郎が育つのは、少し時間がかかる。

 梶山静六、福田康夫にみられるように、かねてから、官房長官を経験すると、欲のなかった人でも総理を目指すようになるもの。福田氏にできたことが菅さんにできないはずがない」(官邸幹部)

安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
Photo by GettyImages
「サプライズ総理」の名前は…
 菅と親しい議員も言う。

 「任期途中で安倍さんがやめるのなら、党内をまとめきれるのは菅さんだけ。他の禅譲総理では絶対にまとまらず、混乱が起きる。緊急避難的には十分あるでしょうね」

 菅は総理への野望を絶対に口にしない。政権と党内で求心力を持っているのは、その野心を見せないからだ。

 菅が7月に「将来の総理」として名を挙げたのは、先の河野太郎と、それに小泉進次郎だ。党内的には「挙げておけば無難な名前」と目されるが、政権が窮地に陥ったとき、事態の打開のために「サプライズ総理」が担ぎ上げられる可能性はある。

 「安倍総理が、驚きの後継指名を行える相手は2人に絞られます。小渕優子か小泉進次郎ですよ」

 自民党幹部の一人はこう語る。小渕は竹下派が担ぐ総裁候補だし、進次郎はナンバーワンの人気を誇る国会議員だ。初の女性総理、史上最年少の総理、いずれも話題に事欠かないし、それを安倍が陰で支えるシナリオだ。

 安倍が三選を果たした瞬間から、本物の党内政局が始まっている。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2018年9月22日・29日合併号より

週刊現代

3313チバQ:2018/09/21(金) 22:30:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000145-jij-pol
石破派の処遇焦点=改造、2日にずれ込みも―安倍首相、人事検討に着手
9/21(金) 20:18配信 時事通信
 安倍晋三首相は21日、自民党総裁選での連続3選を受けて内閣改造・党役員人事の検討に着手した。

 善戦した石破茂元幹事長と石破氏に投票した議員の処遇が焦点だ。首相は訪米から帰国後の10月1日に人事を行う方向だが、同日は幹事長など党幹部人事にとどめ、改造は2日にずれ込む可能性もある。複数の関係者が明らかにした。

 総裁選で石破氏は、戦前の予想を上回る254票と健闘。首相支持派にも「人事で石破氏や同氏を支持した議員に配慮する必要がある」との意見が出ている。

 石破氏は21日、東京都内で記者団に「自分と違う側を支持したから使わないというのは国家国民に誠実な姿勢ではない」と陣営からの起用を求めた。自身の処遇については「頼まれても受けない」と周囲に伝えている。

 注目されるのは、安倍陣営から辞任圧力を受けたと発言した石破派の斎藤健農林水産相の扱いだ。閣外へ出せば、行き過ぎた懲罰人事と受け取られかねない。

 ただ、首相支持派からは「続投させて針のむしろに座らせればいい。どうせ断ってくるだろう」と斎藤氏続投にはこだわらない声もある。首相を支持した細田、麻生、岸田、二階など5派は入閣待機組が滞留しており、敗れた石破氏支持議員に回すポストには限りがあるためだ。

 首相は21日、首相官邸で岸田派会長の岸田文雄党政調会長と会談。この後、岸田氏は記者団に、人事が話題になったことを認めたが、「決まったことはない。意見交換のみだ」と述べるにとどめた。

 人事をめぐり、首相は政権の骨格をなす麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、二階氏は留任させる方針。河野太郎外相も続投させる意向だ。このほか、茂木敏充経済再生担当相と加藤勝信厚生労働相、世耕弘成経済産業相も留任との見方が出ている。

3314チバQ:2018/09/22(土) 07:53:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000001-mai-pol
<内閣改造>茂木氏、加藤氏留任へ 要職に石破氏起用せず
9/22(土) 6:30配信 毎日新聞
<内閣改造>茂木氏、加藤氏留任へ 要職に石破氏起用せず
閣議に臨む(左から)茂木敏充経済再生担当相、安倍晋三首相、麻生太郎財務相=首相官邸で2018年9月21日午前9時33分、川田雅浩撮影
 安倍晋三首相は10月1日にも行う内閣改造・自民党役員人事で、茂木敏充経済再生担当相(62)、加藤勝信厚生労働相(62)、河野太郎外相(55)を留任させる検討に入った。また、総裁選出馬を見送り首相を支援した岸田文雄政調会長(61)は続投を軸に調整する。一方、党総裁選で善戦した石破茂元幹事長(61)は、憲法改正や経済政策などで激しく対立した経緯から要職に登用しない方針だ。【田中裕之、青木純】

【自民党総裁に決まり、総裁室の椅子に座る安倍首相】

 首相は21日、岸田氏を首相官邸に招き、人事構想を巡って意見交換した。首相は23日から訪米し、28日に帰国後、人選を本格化させるとみられる。既に麻生太郎副総理兼財務相(78)、菅義偉官房長官(69)、二階俊博幹事長(79)を留任させる方針を固めており、政権の骨格を変えない方針だ。

 自民、公明両党は首相の総裁3選後初の国会論戦の舞台となる臨時国会を10月26日に召集する調整に入った。首相はこれに先立つ10月23日に中国を訪問する見通しで、河野氏を続投させて地ならしを進めたい考え。日米通商協議を担う茂木氏の留任も調整中だ。

 首相は20日の総裁選後、臨時国会で西日本豪雨や北海道の地震の災害復旧費などを盛り込んだ2018年度補正予算案を提出すると表明。自民党の憲法改正案の提出を目指す考えも示した。一方、野党は中央省庁の障害者雇用水増し問題で追及を強める構え。首相は問題の真相究明を進める加藤氏を留任させ、論戦に備えることを検討している。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を担う世耕弘成経済産業相(55)の続投も視野に入れる。

 一方、石破氏は総裁選で憲法改正案の国会提出や経済政策「アベノミクス」について首相を厳しく批判した。閣僚など要職に起用すれば野党から「閣内不一致」との批判を浴びかねず、要職起用は見送る。政府内では、総裁選で安倍陣営の議員から辞表を書くよう圧力をかけられたと明かした石破派の斎藤健農相(59)については反発も広がっており、首相は交代を視野に入れる。

3315チバQ:2018/09/22(土) 07:54:28
https://this.kiji.is/415824231025394785
相、石破派の閣僚起用見送りへ
内閣改造、改憲の考えに同調重視

閣議に臨む安倍首相=21日午前、首相官邸
 安倍晋三首相は10月初旬に予定する内閣改造で、自民党総裁選を戦った石破茂元幹事長が率いる石破派からの閣僚起用を見送る意向を固めた。首相の憲法改正の考え方に同調することを人選で重視する。石破派の斎藤健農相は交代させる方針だ。岸田文雄政調会長は続投させる案が有力となった。河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生担当相は留任の方向だ。政権幹部が21日、明らかにした。

 首相は石破派からの党役員登用も避ける見通し。石破氏は「同じ党の同志だ。『誰を支持した』を(人事の)判断基準にするのは明らかに間違っている。国家国民に誠実な姿勢ではない」と批判した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00050008-yom-pol
内閣改造、来月2日…茂木・河野・世耕氏留任へ
9/22(土) 6:10配信 読売新聞
 安倍首相は来月予定している内閣改造・自民党役員人事で、茂木経済再生相、河野外相、世耕経済産業相の3閣僚を留任させる意向を固めた。

 茂木氏は日米の閣僚級による新たな貿易協議を担当している。トランプ米大統領は中間選挙を控え、通商問題を巡って強硬姿勢を強めており、対米交渉役の茂木氏は留任させる必要があると判断した。

 北朝鮮問題など外交課題も山積しており、継続性の観点から河野氏も続投させる。世耕氏はロシア経済協力相を兼務しており、経済協力をテコに北方領土問題を前進させるためにも引き続き担当させる。

 麻生副総理兼財務相、菅官房長官、自民党の二階幹事長も留任させる意向だ。首相は20日の記者会見で「しっかりとした土台の上に、できるだけ幅広い人材を登用していく」と語り、政権の骨格となる麻生氏らの続投を示唆していた。

 首相は23〜28日の日程で国連総会出席などのため米国を訪問する。帰国後、9月30日の沖縄県知事選と公明党大会を待って人事に踏み切る。10月1日に党役員人事、2日に内閣改造を行う方向で調整している。

3317 チバQ:2018/09/22(土) 21:49:31
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018092200397&g=pol
自民岸田氏、「ポスト安倍」の面目保つ=石破氏善戦に危機感も

2018年09月22日17時23分


 内閣改造・自民党役員人事をめぐり、岸田文雄政調会長の続投が22日、固まった。党総裁選への出馬を見送り、安倍晋三首相の3選を支持した岸田氏は、「ポスト安倍」に向けて面目を保った形となった。しかし、総裁選で石破茂元幹事長が善戦する中、首相からの「禅譲」を期待する岸田氏が今後、存在感を発揮できるかが課題だ。<下へ続く>

 岸田氏は21日、首相と官邸で約20分会談。この日、64歳の誕生日を迎えた首相に高級シャンパン「ドンペリ」をプレゼントした。関係者によると、この時、続投を伝えられたという。

 総裁選の対応をめぐっては、細田派など主要派閥が早々に首相支持を表明する中、岸田氏は態度表明が遅れた。このため、挽回を図るかのように、各地の党員集会に足を運び、首相の実績をアピール。地元広島での首相の得票率は山口、和歌山に続き「地方票7割超え」を達成した。お膝元の岸田派は「政調会長留任が最低ライン」(若手)と見ていたため、安堵(あんど)の声が上がる。


 首相側も岸田氏をポスト安倍の有力候補の1人とみており、首相周辺は「岸田氏の次のポストは幹事長か財務相だが、今回は空かないので留任だ」と説明する。
 しかし、今回の総裁選では、石破茂元幹事長が党内の注目を集めた。さらに次期総裁選は、小泉進次郎党筆頭副幹事長や河野太郎外相といった世代への若返りを求める声が強まる可能性がある。岸田派内からは「岸田氏はこれから死ぬ気でやらないと終わってしまう」(若手)との声が漏れている。


https://www.jiji.com/sp/article?k=2018092200389&g=pol
岸田政調会長留任へ=茂木・河野・世耕氏も続投-改造・自民人事

2018年09月22日17時04分


 安倍晋三首相は10月初旬に予定する内閣改造・自民党役員人事で、岸田文雄政調会長を引き続き要職に就ける方針を固め、留任を軸に最終調整に入った。茂木敏充経済再生担当相と河野太郎外相、世耕弘成経済産業相も続投させる意向。一方、上川陽子法相は党のポストで処遇する方向となった。複数の政権幹部が22日、明らかにした。<下へ続く>

 首相は23〜28日の日程で訪米。30日投開票の沖縄県知事選が終わるのを待ち、来月1日に党役員人事を行う考えで、内閣改造は2日になる見通しだ。
 岸田氏は先の総裁選で首相の連続3選を支持した。第4派閥の岸田派を率いており、首相は安定した政権運営の観点から、引き続き重要ポストで処遇するのが望ましいと判断した。総裁選で善戦した石破茂元幹事長が「ポスト安倍」を狙っていることから、岸田氏を重用することでけん制する狙いもあるとみられる。


 総裁選の安倍選対で事務総長を務めた甘利明・元経済再生担当相についても、党の要職に起用する方向だ。総務会長などが取り沙汰されている。

3318チバQ:2018/09/22(土) 22:33:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000087-mai-pol&pos=4
<自民総裁選>進次郎氏、制止され早期表明断念
9/21(金) 20:17配信 毎日新聞
<自民総裁選>進次郎氏、制止され早期表明断念
自民党総裁選後、記者団の質問に答える小泉進次郎筆頭副幹事長=党本部で2018年9月20日、川田雅浩撮影
 自民党総裁選で、20日の国会議員投票の直前に石破茂元幹事長支持を表明した小泉進次郎筆頭副幹事長は一時、早期の態度表明を検討していた。しかし、安倍晋三首相の陣営だけでなく、周囲からも自制を促されて断念。投票開始約15分前の表明はぎりぎりの意思表示だったようだ。

 関係者によると、小泉氏は総裁選期間中(7〜20日)の「早い時期」に表明することを検討していたという。しかし、小泉氏の動向を警戒する首相陣営がたびたび「メリットがない。やめた方がいい」などと忠告。将来への影響を懸念する周囲からも「あまり関与しない方がいい」などと助言していた。

 小泉氏自身は20日の総裁選後、「(早期に)表明しなかったからこそ(候補者)2人だけの論争に注目が集まった」と総裁選への影響回避を考慮したことを示唆した。党員・党友の投票は19日に終わっており、ほとんどの国会議員が支持候補を決めたのを待って表明した形だ。【松倉佑輔】

3319チバQ:2018/09/22(土) 22:35:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000033-jij-pol
安倍首相、不安抱え最後の任期=石破氏、有力後継に-自民総裁選〔深層探訪〕
9/22(土) 8:30配信 時事通信
安倍首相、不安抱え最後の任期=石破氏、有力後継に-自民総裁選〔深層探訪〕
総裁選を終え、万歳する安倍晋三首相(中央右)、石破茂元幹事長(同左)ら=20日午後、東京・永田町の同党本部
 安倍晋三首相にとって最後の自民党総裁任期となる3期目は、求心力の維持に苦心しそうだ。予想を下回る得票となり、政権への根強い批判が浮き彫りとなったためだ。一方、善戦した石破茂元幹事長は「ポスト安倍」有力候補に躍り出た。


 「安倍晋三君が当選者と決定いたしました」。20日の自民党本部8階ホールで野田毅総裁選挙管理委員長が当選を告げると、起立した首相は笑みを浮かべて頭を下げた。だが、両脇に陣取った安倍選対の橋本聖子本部長、甘利明事務総長の顔は引きつっていた。

 ◇バランス効果
 首相陣営が3日に開いた合同選対発足式には、投票権を持つ党所属国会議員の85%に当たる計346人(本人230人)が出席。陣営幹部は党員票の7割獲得を目標に掲げていた。3期目の求心力を確保するためには「完勝」が不可欠だからだ。

 ふたを開ければ、国会議員票が発足式出席者を20近く下回る329票。党員票も、苦戦を予想し事前に下方修正した55%ラインを辛うじて上回る224票。甘利氏は記者団に「バランス効果が必ず働く。それが自民党」と平静を装った。

 一方、麻生太郎副総理兼財務相は記者団に「大勝ってわけじゃないが予想通りだ。選挙は勝てばいい」と強弁した。だが、陣営内からは「首相に厳しい目が向けられていることがはっきりした」(閣僚経験者)との声も漏れる。

 首相は来年8月、通算在職日数で佐藤栄作元首相を抜いて戦後1位となる。それには統一地方選や参院選を乗り切らねばならない。首相出身派閥の細田派中堅は「来年の参院選は相当きつい」と先行きを不安視した。

 ◇犯人さがし
 選挙戦は政治姿勢が論点の一つだった。首相は3選後の選対報告会で「選挙を通じてさまざまな批判もいただいた。謙虚に丁寧に政権運営に当たりたい」と改めて低姿勢を強調した。

 得票が伸びを欠いたのは、斎藤健農林水産相が安倍応援団から辞任圧力を受けたと発言した問題も影響したとみられる。陣営関係者らは「あれが効いた。圧力や排除、いじめは駄目だ」と口をそろえた。

 さらに、投票直前になって小泉進次郎筆頭副幹事長が石破氏支持を表明。安倍陣営には「進次郎が十数人引き連れていったのでは」と勘繰る向きもあり、目減りした国会議員票について「犯人さがしをごりごり始めた」(党幹部)という。疑いの目を向けられた岸田派の若手は「うちは大丈夫かなあ」と不安そうに語った。

 ◇祝勝ムード
 「1強と言われる中で、決してそうじゃないと示したことは大きな意味があった」。石破氏は記者団に満足げな表情を見せた。この後、陣営が官邸近くのホテルで開いた打ち上げでは、議員がなかなか会場を去らず談笑が続いた。出席者からは「まるで祝勝会だな」との声も上がった。

 200票を獲得して石破氏の存在感を確保することが陣営の目標だったが、結果は「想定外」(吉田博美参院幹事長)の254票。「党員に救われた」(党関係者)形の石破氏だが、若手は「ポスト安倍が見えてきた」と興奮気味に語った。

 石破氏を支援した竹下亘総務会長は記者会見で「街頭で人が集まってくる政治家の一人だ。これからも(首相と)二人で汗をかいてもらわないといけない」と参院選に向け要職への起用を求めた。

3320とはずがたり:2018/09/22(土) 22:56:21
自民総裁選:石破氏、安倍首相の対露交渉姿勢を批判
毎日新聞社 2018年9月16日 20時24分
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20180916/Mainichi_20180917k0000m010042000c.html

「経済協力で領土帰らず」 毎日新聞インタビュー

 自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長(61)は15日夜、毎日新聞のインタビューに応じた。北方領土問題について「経済協力で領土が帰ってくると思ったことは一度もない。信頼関係とかいう話でそんなことが本当にあるのか」と述べ、安倍晋三首相(63)の交渉姿勢に疑問を呈した。

 北方領土問題を巡っては、プーチン露大統領が日本政府の立場とは相いれない「前提条件なしの平和条約締結」を首相に呼びかけた。石破氏は「周到に計算して言ったと思う。今まで(両首脳間で)積み上げてきたことは何だったのか」と指摘。「日本の立場の正当性を訴えながら、主権を譲ることなく交渉を続ける以外ない」と主張した。

 学校法人「森友学園」「加計(かけ)学園」の問題などに関しては、「この政権になるまでこんなことは起きなかった」と指摘。内閣人事局による省庁幹部人事の一元管理が一因だとの指摘を念頭に、「どういう人が重く登用されていくのか、基準もなく、検証もされていない。それで官邸が信頼できるとは思わない」と述べ、第三者機関で人事を検証する考えを示した。

 経済政策では「景気の暖かい風がやっと地方に届き始めた」との首相発言に触れ、「うそを言ってはいけない。(東京と地方は)違うメカニズムで経済が動いている」と批判。「地域の生産性、付加価値を最大限伸ばす」と地方創生を訴えた。

 憲法については、9条第2項(戦力不保持)を削除し、自衛隊を戦力と位置付ける改正を改めて主張。…

「単に憲法に自衛隊を書くことに費やすエネルギーがあるなら、地方創生にもっと費やしてもらいたい」と述べ、9条第2項を維持しつつ自衛隊の存在を明記する首相案を批判した。
 総裁選で首相との地方での合同演説会が4回しかないことについては「議論する機会をみすみす逃したのは非常に党にマイナスだ」と指摘した。【高橋恵子】

3321チバQ:2018/09/24(月) 12:00:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180924-00000013-pseven-soci
女性閣僚レース、橋本聖子氏就任なら羽生ファンの反発必至
9/24(月) 7:00配信 NEWS ポストセブン
女性閣僚レース、橋本聖子氏就任なら羽生ファンの反発必至
橋本氏の当選回数は4回(時事通信フォト)
 安倍晋三首相が自民党総裁選挙で3選を果たした。すでに議員達は論功行賞人事に目の色を変えている。“女の争い”からも目が離せない。

 現在の女性大臣は野田聖子・総務相と上川陽子・法相の2人だが、「女性軽視」と批判されたことから改造では女性枠は3人に増えるという予測もある。その「3枠」をめぐって自薦他薦8人が熾烈な競争を演じている。

 有力候補は、小渕優子氏のほかに、安倍首相の推薦人名簿に登載された細田派の橋本聖子氏、岸田派の堀内詔子氏、麻生派の有村治子・元消費者相という各派の推薦組。それに大物2人の総務大臣争いが絡む。

 野田聖子・総務相はあれだけ「総裁選に出る」「最後まであきらめない」と言いながら、突然、出馬断念を表明すると掌を返したように安倍支持を表明して「留任」に色気たっぷり。

 だが、金融庁への圧力問題(※注1)の渦中にあった野田氏が大臣で残るとなったら“恩赦内閣”の陣容が一段と厚みを増すことになる。

【※注1/今年1月、野田事務所が、無登録での仮想通貨交換業の疑いで金融庁から調査を受けていた企画会社の関係者を同席させたうえで金融庁の担当者を呼び、説明を要求したと報じられた】

 それに「待った」をかけるのが同い年の高市早苗・前総務相だ。折しも、菅義偉・官房長官が携帯料金の値下げをぶち上げているが、「3年前の総務大臣時代に携帯料金値下げを行なった高市さんは返り咲きに意欲満々のようです」と男の入閣待望組は“熟女対決”に圧倒されている。

「もしもう一度防衛大臣になれるとしたら、喜んで再チャレンジしたい」と意欲を見せる稲田朋美・元防衛相や、片山さつき氏のダークホース説もあるが、最も大臣の椅子に近いといわれているのが前述の橋本聖子氏だ。

 参院議員4期で現在は自民党参院議員会長の要職にあり、入閣の資格は十分。五輪担当大臣の最有力候補と見られている。前回の内閣改造でも五輪相候補に名前があがったが、ソチ五輪の打ち上げ時の高橋大輔選手との酔った上でのキス写真が影響したのか、見送られた経緯がある(※注2)。

3322チバQ:2018/09/24(月) 12:00:35
【※注2/2014年に週刊文春がJOC常務理事兼選手強化本部長で日本スケート連盟会長も務める橋本聖子氏と高橋大輔選手とのキス写真を「無理チュー」として報じた。報道を受けて高橋は「セクハラやパワハラがあった感じはいっさいない」と説明した】

 それだけに今回こそはと、細田派や五輪組織委員会からの強力な後押しを受けている。

「これから東京五輪の準備は最終段階になる。五輪相には日本スケート連盟会長でもある橋本さんが適任と森喜朗先生も推している」(細田派議員)

 しかし、ハレーションも大きいと予想される。フィギュアスケートに詳しいスポーツライターが語る。

「スケート連盟会長でもある橋本氏の高橋選手への“パワハラキス”はファンに大きな衝撃を与え、抗議が殺到した。高橋選手が今季から競技に復帰したタイミングだけに、あの橋本氏が五輪相になれば、女性ファンの反発は必至。

 しかも、スケート関係者の間では、“橋本さんは平昌五輪銀メダルの宇野昌磨君と妙に親しげにしている”と警戒されている。高橋ファンだけでなく、昌磨ファンも敵に回すかも」

 橋本氏は事務所を通して「参議院自民党議員会長は、選挙で選ばれて就任している役職です。任期は3年です。任期途中で退任して、入閣することはありません」と回答したが、安倍首相も悩ましいに違いない。

※週刊ポスト2018年10月5日号

3323チバQ:2018/09/24(月) 12:25:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00000004-mai-pol
<首相検討>甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式
9/23(日) 6:30配信 毎日新聞
<首相検討>甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式
甘利明元経済再生担当相=川田雅浩撮影
 安倍晋三首相は自民党総裁3選を受けた内閣改造・党役員人事で、甘利明元経済再生担当相(69)を党の要職で起用する検討に入った。甘利氏は総裁選で首相選対の事務総長を務めた。また、一連の人事を10月1日から2日にかけて行う調整も始めた。1日に党役員人事、2日に皇居での閣僚認証式を行う方向だ。

 首相は23日から国連総会出席のため訪米し、28日に帰国する。30日に政権が重要視する沖縄県知事選が投開票されるほか、公明党が党大会で新執行部を発足させる。これを受けて10月1日に自公党首会談を行った後、内閣改造の手続きに入る。

 甘利氏は、2012年12月の第2次安倍内閣発足時から経済再生担当相として経済政策「アベノミクス」の司令塔役を担った。首相や麻生太郎副総理兼財務相(78)からの信頼が厚く、菅義偉官房長官(69)とともに内閣の「骨格」を担ったが、16年1月に秘書の現金授受疑惑で辞任した。昨秋の衆院選を経て地元有権者の信任を得た形になったことや、総裁選での尽力を評価し、総務会長など党の要職として起用する方向だ。

 首相は既に麻生氏、菅氏、二階俊博幹事長(79)を留任させる方針を固め、総裁選への立候補を見送り首相を支援した岸田文雄政調会長(61)も続投させる方針だ。また茂木敏充経済再生担当相(62)、加藤勝信厚生労働相(62)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)の留任も検討中だ。

 一方、総裁選で首相の憲法改正案やアベノミクスを厳しく批判した石破茂元幹事長(61)は、要職への起用を見送る。【小田中大、田中裕之】

3324チバQ:2018/09/24(月) 12:25:42
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180922-00000012-sasahi-pol
小泉進次郎氏も論功行賞? 安倍首相支持の派閥の中で割を食いそうな人物〈dot.〉
9/22(土) 13:41配信 AERA dot.
小泉進次郎氏も論功行賞? 安倍首相支持の派閥の中で割を食いそうな人物〈dot.〉
小泉進次郎氏 (c)朝日新聞社
 安倍晋三首相が下馬評通り、3選を決めた自民党総裁選は、早くも、焦点は閣僚、党役員人事に移っている。

【安倍首相支持の派閥で割を食いそうな人は?】

「今回、内閣改造は中規模であまりサプライズはないだろう」(自民党幹部)

 これまで、安倍政権を支えてきた、菅義偉官房長官と麻生太郎財務相の留任は確実視されている。アメリカとの貿易摩擦、通商交渉が大きな山場を迎えており、その関係閣僚は変えることができないという見方が大勢だ。

 茂木敏充経済担当相、世耕弘成経産相も留任の可能性が高い。

 そして、注目されるのは、オウム真理教事件の死刑確定囚に対して、一気に執行を命じた、上川陽子法相だ。

「上川さんは、一生、SPがつくような生活になる。よく決断してくれたと、安倍首相の評価も高い。論功行賞でしばらくは、法相で閣内にとどまることになりそうだ」(官邸関係者)

 党人事に目を移すと、いち早く、総裁選で安倍首相支持を打ち出した、二階俊博幹事長の留任は決定的。

「本来なら、岸田文雄政調会長と竹下亘総務会長もかわる理由はない。だが、安倍首相は大のお気に入り、甘利明元経済担当相を使いたくて仕方がない。甘利氏は総裁選でも、安倍首相の選対幹部として圧勝の原動力となった。安倍首相、本音では経済閣僚に甘利氏を置きたがっていた。だが、金銭スキャンダルはまだ記憶に新しく、閣僚はちょっと難しい。そこで安倍首相は党の重要ポストにつかせる腹づもり」(自民党幹部)

 そこで、割りを食うのが、岸田政調会長ではないかとされている。

 当初、総裁選に出馬も視野に入れていた岸田氏。だが、最終的には断念して安倍首相支持にまわった。しかし、タイミングが遅かったことで「勝ち馬に乗っただけ」と安倍首相支持のグループから、岸田氏率いる宏池会の評価は低い。

 石破氏を支持した竹下総務会長も同様だが、前出の自民党幹部はこういう。

「竹下氏をおろせば、石破氏支持を干したと言われかねない。残るポストは岸田氏ではないかとみられる」

3325チバQ:2018/09/24(月) 12:26:00
 一方、安倍首相に敗れた石破氏。自身が閣僚ポストに着くことは考えていないという。安倍首相にもその考えはない模様。だが、地方票では安倍首相に迫ったこともあり、石破氏支持派に1、2つの閣僚ポストがまわされるという声が多い。

 そこで注目されるのが、小泉進次郎・筆頭副幹事長の処遇だ。今回は総裁選投票直前に石破氏支持を表明した。

「小泉氏ひとりを入閣させれば、石破氏支持陣営もなにも言えなくなる」(官邸関係者)

 これまで頑なに閣僚入りを拒否していた進次郎氏。小泉氏に近い自民党の衆院議員はこう打ち明けた。

「小泉氏は当初、総裁選が始まったころ、石破氏支持を公表、遊説するつもりだった。それが漏れ、安倍陣営から思い留まるように“圧力”があったそうだ。これまで組閣のたびに名前はあがったが、まったくその気がなかった小泉氏。思い留まった小泉氏に安倍首相が入閣を打診する可能性はある」

 ただ、目の前には大きな問題がのしかかる。

 9月30日投開票の沖縄県知事選だ。自民党、公明党が推す前宜野湾市長の佐喜真淳氏が、オール沖縄が擁立した前衆院議員の玉城デニー氏に苦戦。期日前投票の出口調査でも、数ポイントリードしているだけだ。

「沖縄県知事選の結果いかんでは、組閣に影響することもある。まだ総裁選が終わったばかりなのに、党内はいつ安倍首相がやめるか、もうそんなムード。安倍さんは任期3年やりたいんだろうが、そんな雰囲気は周囲だけ。村上誠一郎氏のような安倍首相に遠慮なく物申す議員がかなり増えてくる。政権運営、党内の取りまとめ、かなり厳しいと思う」(自民党のベテラン議員)

 安倍政権の船出は厳しいものとなりそうだ。(今西憲之)

3326とはずがたり:2018/09/25(火) 19:25:34

まあ選挙で負けそうとか成らない限りないない。

「新潮45」大騒動で「杉田水脈」に離党・除名処分の可能性
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-00010001-flash-ent
9/25(火) 11:00配信 SmartFLASH

 新潮社の月刊誌「新潮45」が10月号に掲載した企画「そんなにおかしいか『杉田水脈(みお)』論文」が、猛批判を浴びている。

 杉田水脈衆議院議員(51)は、同誌8月号に「『LGBT』支援の度がすぎる」を寄稿。差別的な内容への批判を受けていたが、最新号で、擁護特集が掲載された。

 文芸評論家の小川栄太郎氏は、LGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらいなどと主張し、「彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか」などと書いていた。

 この問題をめぐっては、新潮社と接点がある多くの作家から「差別に加担している」と批判の声が上がり、社内の文芸部署もSNSを通じて「45」の企画に否定的な見解を示唆していた。

 世間の猛烈な反発を受けた新潮社は、21日、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた」などと、佐藤隆信社長名の異例のコメントを発表。だが、「45」編集長の処遇などについては、明らかにされていない。

 当の杉田議員は、20日の自民党総裁選投開票のため、党本部に現れたが、メディアの取材に応じることはなかった。猛批判を受けていることについて、ある自民党関係者は呆れ気味にこう話した。

「総裁選の最中から、安倍総理や石破茂元幹事長も見解を求められるなど、大変な禍根を残していた。8月号への寄稿については、党は指導という措置しか取っていない。だが、追加の処分を検討せざるを得なくなっている」

 そして、こう断じた。

「次の総務会で、彼女の処分について議題に上がることが決まった。処分がどう出るかは会議の議論次第だが、『離党』や『除名』という処分を下すべきだという声は必ず出る。総裁選が終わり、党の結束を強めなければいけない時期だけに、本当に重い処分が下ることは十分あり得る」(同前)

 世間の猛反発の声は、杉田議員に届いているのだろうか。審判の日は遠くない。

3327チバQ:2018/09/25(火) 20:23:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-01511791-sspa-soci
安倍3選で「終わりの始まり内閣」発足 橋本聖子氏を五輪担当相に任命?
9/25(火) 9:00配信 週刊SPA!
安倍3選で「終わりの始まり内閣」発足 橋本聖子氏を五輪担当相に任命?
(日刊SPA!)
◆石破氏は入閣。進次郎氏は副官房長官?

「安倍さんの側近連中は大げさに拍手していましたが、目が完全に笑っていなかった。むしろ会場は石破さんが勝ったような雰囲気でしたね。私のケータイにも地方議員などから続々と『おめでとう』とメッセージが届きましたから(笑)」

⇒安倍政権の今後のスケジュール

 こう話すのは自民党石破派の関係者だ。祝福された理由は、言わずもがなだろう。

 9月20日、自民党総裁選で安倍晋三首相の3選が決定した。石破茂元幹事長との一騎打ちになった選挙戦は、序盤こそ石破氏の惨敗ムードが漂ったものの、後半になって猛烈に追い上げ。ふたを開けてみれば、国会議員票こそ安倍氏329票に対して石破氏73票と大差がついたものの、党員票は同224票に対して181票と予想外の僅差に終わったのだ。全国紙政治部記者が話す。

「安倍首相陣営は当初、地方票だけで7割の獲得を目指していました。実際、世論調査でもトリプルスコアでリードしていた。石破氏が出馬宣言の際、森友・加計問題を揶揄するように『総裁選のキャッチフレーズは正直、公正』と明かし、石破支持に回った参院竹下派からも『個人的なことで攻撃することには嫌悪感がある』(吉田博美参院幹事長)という声が上がった影響もあるでしょう。その圧勝ムードにあぐらをかいたのがマズかった。災害対応やロシア外遊を理由に選挙戦を実質1週間に短縮し、’12年総裁選では全国12か所で行った候補者が揃う街頭演説を2か所に減らすなど、安倍首相は政策論争を避けていました。その一方で、党内への締め付けを厳しくした。石破派の斎藤健農水相が支持者らの前で『安倍応援団の一人に、石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれと言われた』と明かして、安倍陣営の恫喝まがいの集票活動の実態が明らかになりました。これで潮目が変わり、各地の地方議員からも不満の声が漏れ始めて、地方票が予想以上に石破氏に流れたんです」

 安倍氏が獲得した国会議員票は80%を超えたが、党員票は55%止まり。当初の目標から大きく減らしたため、「安倍さんにとっては“葬祭”選挙だった」(同)という声も上がっている。そのため、石破派がどんな処遇を受けるかに大きな注目が集まっているという。政治ジャーナリストの藤本順一氏が話す。

「党員票の45%を獲得した意味は非常に大きい。来年4月には統一地方選が、夏には参院選が控えていますから、石破氏が圧勝した地域では安倍首相よりも石破氏に応援演説をお願いしたいという声が高まるのは必至。安倍首相も総裁選後に『挙党体制で』と話しているので、10月1日に予定されている内閣改造では石破氏を入閣させる方向。考えられるのは外相ないしは防災相を新設しての入閣です。北方領土返還を棚上げされそうな対露弱腰外交や対北朝鮮外交の行きづまりなどを批判してきたので、外相ポストを用意されたら石破氏は断れない。自ら新設を訴えていた防災相も同様です。省庁再編や行財政改革を担う特命相でも石破氏は受けるでしょう。こうしたポストに就けることは双方にとって有益。安倍政権は来年の選挙に向けた体制を整えることができるし、石破氏は“ポスト安倍”としての存在感をアピールできるからです」

◆女性活躍枠で橋本聖子氏を五輪担当相に任命?

 ただし、石破氏以外はマイナーチェンジで終わる可能性が高い。

「政権を支えるキーマンの一人、二階俊博幹事長率いる二階派を筆頭に、安倍内閣では不祥事やお粗末な答弁で政権の足を引っ張る新閣僚が後を絶たない。そのため、大幅に人材を入れ替えることができないのです。夫が関係する仮想通貨ビジネスで金融庁に圧力をかけた疑惑が浮上した野田聖子総務相の交代は既定路線としても、そのほかは大半が留任。安倍政権がアピールしてきた“女性活躍”の枠が減ってしまうので、橋本聖子参院議員を五輪担当相に据えると見ています。橋本氏は答弁下手のため、これまでは入閣を固辞してきたのですが、五輪担当なら受けざるを得ないでしょう」(藤本氏)

3328チバQ:2018/09/25(火) 20:24:04
 今回の総裁選で候補者以上に注目を集めた小泉進次郎筆頭副幹事長は官房副長官ないしは副大臣に抜擢される可能性がある。政治ジャーナリストの柿崎明二氏が話す。

「進次郎氏は総裁選当日まで投票先を明かさないことで安倍首相に貸しをつくった格好。最後に石破支持を表明することで自身の政治家としての矜持をギリギリで貫いた。同期当選の斎藤健氏が農水相になっているので、功績を考えれば進次郎氏が初入閣してもおかしくはない。ただ『安倍陣営と密約があったのでは?』と叩かれでもしたら、人気に陰りが出る。来年の統一地方選や参院選で応援弁士として活躍してもらうことを考えたら、官房副長官ないし副大臣クラスに留めておくのが順当。一方、安倍首相の側近として知られる西村康稔官房副長官や萩生田光一幹事長代行は初入閣を熱望していますが、今回の総裁選でうまく連携できずに陣営の混乱を招いた問題で批判を浴びているので論功行賞は見送られかねない。首相に近しいところでは、甘利明元経済再生相が党の政調会長あたりに登用される程度でしょう」

 サプライズ人事はなさそうだが、その実態が様変わりするのは間違いない。「安倍一強体制から二極体制に移行した」(柿崎氏)からだ。

「10月1日に発足する内閣は、言ってみれば『終わりの始まり内閣』。安倍首相は憲法改正に意欲を燃やしていますが、石破氏は9条の改正には慎重姿勢を示しているだけに、調整が難航するのは間違いありません。公明党も憲法改正については、石破氏の姿勢を支持している。3選によってむしろ悲願の憲法改正は後退したといっていい。そもそも、地方で55%しか取れなかったことを考えると、来年の参院選は野党の巻き返しを食らう可能性があります。第2次安倍政権発足以降、国政選挙における野党の集票数は伸びている。それでも、与党が勝ち続けているのは、野党が分裂を繰り返して反安倍層の受け皿がなくなっていたから。今回の総裁選の結果を見て、野党が参院選に向けて結集するのは必至です。外交面やアベノミクスについて軌道修正を余儀なくされていることを考えても、安倍首相の影響力は今後、確実に弱まっていくでしょう」(同)

 挙党体制でレームダック化を防げるか……? 改造人事に注目したい。

取材・文/SPA!編集部 写真/産経新聞社

※週刊SPA!10月2日号「今週の顔」より

日刊SPA!

3329チバQ:2018/09/25(火) 20:25:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180924-00000018-sasahi-pol
10月1日組閣は沖縄県知事選の報道封じ パワハラ告発の斎藤農水相は交代、安倍首相“お友達”の入閣が目玉?〈週刊朝日〉
9/25(火) 7:00配信 AERA dot.
10月1日組閣は沖縄県知事選の報道封じ パワハラ告発の斎藤農水相は交代、安倍首相“お友達”の入閣が目玉?〈週刊朝日〉
安倍晋三首相(c)朝日新聞社
 自民党総裁選は大方の予想を覆し、石破茂氏が善戦し、ザワつく永田町。9月30日投開票の沖縄県知事選、10月1日に行われる組閣で失敗すれば、安倍晋三首相は船出から窮地に陥る可能性が出てきた。


 閣僚人事の発表は10月1日だが、この日程には裏がある。

「接戦となっている沖縄知事選で自民党が負け、反安倍の機運が高まったとしても、翌日に閣僚人事を発表すれば、すぐに火消しができると官邸は計算していると思います」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 石破善戦の余波は組閣人事にも少なからぬ影響を与えそうだ。鈴木氏が続ける。

「ポスト安倍に向けて、派閥間でつばぜり合いが始まることが予想されます。安倍氏は次がないわけだから、実はレームダック同然なのです。変わらず求心力をキープしていくためには、人事しかない。麻生太郎、菅義偉、二階俊博の各氏ら、キングメーカーと呼ばれる人たちを安倍氏はきっちり味方にしておかなければならない。彼らの重要ポストは動かないとみます」

 だが、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は麻生氏に代えて岸田文雄財務相もあり得るという。

「財務省の一連の問題に対しては、やはりケジメが必要です。麻生氏を留任させたら、誰も責任を取らないことになる。岸田さんは自身の総裁選立候補を見送り、安倍支持を打ち出した。その見返りが財務相ポスト。岸田さんはポスト安倍として顔を売りたいので渡りに船でしょう」

 政治評論家の屋山太郎氏の意見は異なる。

「岸田さんの顔を立てなきゃいけないけど、安倍さんの評価は低いと思う。石破さんよりマシという感じ。麻生さんは副総理は続けるが、財務相は疲れるので外れるかも。ただ、本人がやると言えば、続投でしょう」

 盟友の甘利明・元経済再生担当相、「安倍総裁三選を応援する有志の会」代表を務めた下村博文・元文科相、側近の萩生田光一幹事長代行らの論功行賞人事も注目される。

「甘利氏は復活するよ。彼は安倍さんの本当の手の内だからね」(屋山氏)

 だが、甘利氏が大臣室で50万円を受け取った金銭授受問題は不起訴処分になったとはいえ、説明責任を果たしたとは言い難い。政治ジャーナリスト・野上忠興氏は、閣僚としての再登板に否定的だ。

「閣僚復帰となれば就任会見で金銭問題の質問を浴びせられ、秋の臨時国会でも野党の標的にされる可能性もあり、内閣のイメージ悪化は不可避でしょう。総裁選で予想外の苦戦で、復帰には入閣カードを切らずに党三役として処遇の道を選ぶこともあり得ます」

 竹下亘氏の後任として、党総務会長に就くと予想する。

3330チバQ:2018/09/25(火) 20:25:23
 しかし、政調会長に加藤勝信厚労相、総務会長に下村氏を有力視する見方もある。

「加藤さんは故・加藤六月さんの娘婿。首相の母、洋子さんは六月夫人と懇意で、加藤家と安倍家は強い関係がある。さらに加藤さんは竹下派で、石破一本化を潰し、自主投票にした功労者。ねぎらう必要もある。加藤さんを政調会長にすると、総務会長の竹下さんと同じ派閥になってしまうので、玉突きで下村さんを総務会長にするのではないか」(角谷氏)

 下村氏本人は細田派会長ポストを希望しているという情報もある。

 萩生田氏も入閣が有力視される。自民党関係者の一人が言う。

「本人は総務、経産相など重要閣僚狙いらしい。だが、まだ5期目だし、初入閣だから経済再生担当などになるのではないか。だが、お友達人事をやると、不満のマグマが党内にたまることになる」

 こうしたお友達らの猟官運動は水面下で激しさを増している。鈴木氏がこう指摘する。

「安倍さんに次はないわけですから、3年の任期が、世代交代し、場合によっては途中退陣もありうる。下手すれば、最後の組閣になりかねない」
 同じ派閥の萩生田氏、西村康稔官房副長官、橋本聖子氏ら入閣待望組にとってはラストチャンスとなりそうなのだ。

 女性閣僚枠では、金融庁への口利きスキャンダルにさらされた野田聖子総務相に代わって、高市早苗・元総務相の返り咲き、片山さつき氏の抜擢という予想も出ている。

 ジャーナリストの歳川隆雄氏はこう解説する。

「片山氏は旧大蔵官僚出身なので、総務相は務まるでしょう。上川陽子法相はオウム真理教の大量死刑執行を実行し、自民党の保守系の人から評価されているので留任です」

 だが、女性枠で本命視されるのは、政治資金問題でミソをつけた小渕優子元経産相だ。

「起用に国民の理解が得られるとは思えませんが、入閣させるとすれば目立たないポスト、例えば環境相あたりではないか。小渕復帰の裏には竹下派を抑え、参院のドン・青木幹雄氏をも懐柔できるとの安倍首相の思惑もあるのでしょう」(野上氏)

 総裁選前は粛清人事が囁かれていた石破茂氏の派閥からの入閣はあるのか。

「党員の3人に1人は石破氏を支持したわけですから、もはや無視できない。1人は石破派から登用する可能性はある。斎藤(健)農水相はパワハラ告発で揉めたので、かつて厚労相に起用された田村憲久氏の起用もある」(鈴木氏)

 防衛相ポストも焦点だ。野上氏はこう語る。

「サプライズ人事を狙うなら当選8回で未入閣の平沢勝栄氏の起用があってもいい。警察官僚時代にはテロ対策を手がけ、防衛審議官などを経験し、手堅い実務型として知られています」

 ただ、平沢氏は安倍首相の小学生時代の家庭教師をしていた過去があり、これまで敬遠されてきた。今回も二階氏が平沢入閣を推してくることが確実とされるが、どう対処するか。

 人事は後に火種となる危険性をはらむ。来年は統一地方選挙と参院選挙が控えているので、議席を減らせば、安倍政権はレームダック化し、政局の火ぶたが切られる可能性がある。

「安倍さんが失脚して退陣する事態になれば、たちまち石破さんがクローズアップされることになる。石破さんは安倍降ろしの筆頭なわけで、石破さんの処遇も難しい。おそらく、本人的には入閣も党三役につきたいとも思っていないでしょう」(歳川氏)

 安倍首相は憲法改正を掲げるが、自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は総裁選で白票を投じたことを明らかにした上で、「首相の改憲への姿勢に同調できない」と発言するなど早くも反旗を翻した。

 安倍首相の3選目の任期は2021年9月までだが、衆議院議員の任期が切れるのは21年10月だ。ここに自民党のジレンマがある。

「次の総裁選の1カ月後には、すぐまた衆議院選が控えるが、安倍4選は無理でしょう。問題はいつ、解散を打つか。来年は新天皇の即位などのスケジュールがびっしり詰まっているので、20年の東京五輪の後しかできない。自民党は東京五輪の成果を勢いにして、オリンピック解散をすることも視野に入れて蠢きだしていると思います」(歳川氏)

 安倍3選は終わりの始まりとなるのだろうか。(本誌・上田耕司、亀井洋志、田中将介)

※週刊朝日  2018年10月5日号より抜粋

3331チバQ:2018/09/25(火) 20:31:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000547-san-eurp
自民・吉田博美参院幹事長の再任を了承 総裁選で石破茂氏支持も
9/25(火) 19:57配信 産経新聞
自民・吉田博美参院幹事長の再任を了承 総裁選で石破茂氏支持も
自民党役員会へ向かう吉田博美参院幹事長=4日午前、東京・永田町(春名中撮影)
 自民党の参院執行部は25日、国会内で参院議員特別総会を開き、橋本聖子参院議員会長が任期満了となる吉田博美参院幹事長を再任する人事案を提示し、了承された。吉田氏は20日の党総裁選で敗れた石破茂元幹事長を支持したが、参院自民党では吉田氏を中心とする運営体制が続く。

 任期は1年。ほかの執行部人事は橋本、吉田両氏に一任することも決めた。10月の内閣改造・党役員人事の後に決定する。

 吉田氏は総裁選で、所属する竹下派(平成研究会)の参院側(21人)の大半を石破氏支持でまとめた。その一方、連続3選を果たした安倍晋三首相(党総裁)とも近い。吉田氏は、自らが改選を迎える来年夏の参院選への対応を表明しておらず、去就が注目される。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000085-jij-pol
石破氏の要職起用見送り=萩生田氏留任で調整―改造・自民人事
9/25(火) 18:03配信 時事通信
 安倍晋三首相は10月初旬の内閣改造・自民党役員人事で、先の総裁選で争った石破茂元幹事長を閣僚や党の要職に起用しない意向を固めた。

 石破派の斎藤健農林水産相も閣僚から外す。一方、首相側近の萩生田光一幹事長代行は留任させる方向で調整に入った。複数の政権幹部が明らかにした。

 石破氏は総裁選で党員・党友票の45%の支持を得るなど善戦した。ただ、経済政策や憲法改正などに関して首相と立場の隔たりが大きく、ポストの打診があっても受けない考えを周囲に伝えている。首相は安定的な政権運営を続けるため、石破氏を要職に就けるのは難しいと判断した。

3332チバQ:2018/09/27(木) 09:55:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180927-00010000-jisin-pol
安倍首相続投で気になる政局、ポスト安倍は河野太郎氏か
9/27(木) 6:05配信 女性自身
安倍首相続投で気になる政局、ポスト安倍は河野太郎氏か
(写真:アフロ)
「すべて国民のために、一致協力して新しい国を造ろう」

石破茂元幹事長(61)に国会議員票で圧倒的な差をつけ総裁選(9月20日投開票)を制し、そう語った安倍晋三首相(63)。

東京五輪、高齢者問題、そして憲法改正……任期を満了する'21年9月までの3年間で、安倍首相が抱える問題は山積みと言っていいのだが、投開票後の会見では、「すべて解決します」と言わんばかりの自信に満ちた笑みを、報道陣に向けた。

今回本誌は専門家に、3年間の安倍政権で何が起こるかを聞いた――。

【政局】参院選後に「改憲案」を変更、ポスト安倍は河野太郎 vs.小泉進次郎!

安倍首相が、公約に掲げているひとつに「憲法改正、(9条への)自衛隊の明記」がある。総裁選の出馬表明から、“自民党としての憲法改正案を次の国会で提出できるよう、とりまとめを加速すべきだ”と明言していた。

秋の臨時国会で、憲法9条に自衛隊を明記する改正案をさっそく発議する可能性はあるだろうか。

「それはないと思います。早くて来年の通常国会。ただ、5月に新天皇の即位もありますから、そのような時期に、国を二分するような憲法改正を発議するとは思えません。おそらく、改正案の発議に向けて本格的に動きだすのは、それ以降になるでしょう」

そう語るのは、政治ジャーナリスト・柿崎明二さん。柿崎さんの予想では、'19年の秋〜冬に国会で発議、'20年の春までに国民投票。もしくは、東京五輪後の'20年秋ごろに発議し、'21年の早い時期に国民投票という流れが考えられるという。

「最大の関門は国民投票です。これは過去に前例がない。もし国会で強引に改正を採決するようなことがあれば、国民投票で『NO』とひっくり返る可能性もある。そうなれば安倍首相は逆に“護憲の首相”として後世に名が残ることになる。本人としては不本意でしょうから、世論の動向をこれまで以上に注視するでしょう」(柿崎さん・以下同)

来年7月の参議院議員選挙の結果は、憲法改正に大きな影響を与える。すでに自民党は議席を減らし、野党が議席を増やすともいわれている。

「衆・参の与野党でねじれ現象が起きるほどの“惨敗”とはならないでしょう。ただし、現在与党が衆参両院ともに確保している国会で憲法改正の発議に必要な改憲勢力(議員定数の3分の2)を、参院で失う可能性はあります」

自民党と連立を組む公明党は、そもそも憲法9条の改正案には慎重な立場だ。どうしても憲法改正をしたい安倍首相は“奥の手”を出すかもしれないという。

「参院選の結果、世論の動向によっては、安倍首相は“9条の改正案を盛り込まない”という選択肢を取ることもありえます。大地震などの緊急時に国会議員の任期を延長する“緊急事態条項”の創設など、9条以外の論点で憲法改正の空気が世論の中で広がることがあれば、安倍首相は次期総理大臣にバトンタッチするかもしれません」

ではその場合、“ポスト安倍”は誰になるのだろうか。

「禅譲するなら河野太郎氏。対抗馬としては、これまでも発言や動向に国民の注目が集まった小泉進次郎氏が挙げられるでしょう。もし不祥事やスキャンダルなどで、安倍首相が辞めるようなことがあれば、ひょっとすると自民党内で石破茂氏を“再び”担ぐ動きが出るかもしれませんね」

“悲願”達成のためであれば、安倍首相が任期満了をよしとしない可能性は十分考えられる。

3333チバQ:2018/09/27(木) 10:22:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000021-jij-pol
「待機組」押し込み躍起=内閣改造へ自民各派
9/27(木) 7:05配信 時事通信
 10月初旬に予定される内閣改造・自民党役員人事に、当選を重ねた「入閣待機組」が目を凝らしている。

 先の党総裁選で安倍晋三首相を支えた細田派など5派は、閣内に押し込もうと躍起だ。首相は党内の不満解消と、来年の参院選をにらんだ新味演出の両立を迫られている。

 首相は政権の骨格を維持する方針で、19ある閣僚ポストのうち麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官の留任などにより3分の1程度の人事を固めた。衆院当選5回以上、参院3回以上の計70人超が、残る10余りの枠を争う格好だ。

 首相を支持したある派閥の領袖(りょうしゅう)は「うちは待機組が多い。一人でも二人でも、入れられる時に入れたい」と鼻息が荒い。竹下派幹部は首相の推薦人になった議員の名を挙げ、「首相と菅氏に働き掛けてねじ込みたい」と気合を入れた。

 支持表明が遅れた石原派は、世話役の森山裕国対委員長が沖縄県知事選の応援を切り上げて26日に帰京。同派関係者は、訪米中の首相が28日に帰国するのを念頭に「森山氏はあした、あさってと動き回らないといけない」と語った。

 再入閣を狙う議員もいる。細田派の下村博文、麻生派の棚橋泰文両事務総長は総裁選中、二階派で待機組の平沢勝栄事務総長といち早く「選対」を始動。首相3選への貢献アピールに余念がなく、党内からは「あからさまな入閣狙い」(岸田派幹部)とやゆする声が上がった。

 首相も求心力を維持するため、陣営に参加した各派に一定の配慮をするとみられる。ただ、新閣僚には「政治とカネ」の問題や失言のリスクがつきまとう。参院選を見据えて女性や若手の登用で清新さを打ち出す必要もあり、待機組を受け入れる余地は大きくなさそうだ。

 総裁選で敗れた石破茂元幹事長が率いる石破派に対しては「入閣はない。党内秩序が保てない」との見方が大勢。一方、参院議員の起用は参院執行部の意向をくむのが通例だが、吉田博美参院幹事長は今回、石破氏を支援した。幹部は「待機組のリストは提出するが『どうしても使ってくれ』とは言えない」と弱音を漏らした。

3334チバQ:2018/09/27(木) 10:23:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000620-san-pol
早くも「次」に向け石破茂元幹事長が始動 まず地方行脚再開へ
9/26(水) 21:14配信 産経新聞
早くも「次」に向け石破茂元幹事長が始動 まず地方行脚再開へ
あいさつする石破茂元幹事長=20日午後、東京・永田町(宮崎瑞穂撮影)
 自民党総裁選で安倍晋三首相に敗れた石破茂元幹事長が早くも「ポスト安倍」に向けて動き出す。石破氏サイドは党員・党友票を中心に全体の3割を得た戦いぶりを「善戦」と受け止めており、26日に都内で開いた慰労会は明るいムードに包まれた。石破氏は次を見据えて近く地方行脚を再開する。

 「石破氏が次に受けるポジションは総裁以外ない。入閣は断るべきだ」

 首相が行う内閣改造・党役員人事で石破氏を支持した議員の処遇が注目される中、石破派(水月会)の中堅議員は「干される覚悟」をこう語った。

 総裁選は国会議員票(405票)と同数の党員票の計810票を争い、安倍首相が553票、石破氏は254票だった。ダブルスコア以上の大差がついたものの、予想を上回る得票だったことから「善戦」ともいわれる。党員票の45%を獲得した石破氏は20日、「(安倍首相の)『1強』といわれるが、決してそうではない」と一定の存在感を示せたことに笑顔を見せた。

 26日夜に東京・築地で開かれた慰労会も、水炊きを囲む出席議員の表情は明るかった。

 一方、首相陣営は今回の結果に神経をとがらせる。麻生太郎副総理兼財務相は21日の麻生派(志公会)会合で、平成24年の総裁選の決選投票と比べ、議員票が増えたにもかかわらず石破氏の議員票が減ったことに触れ、「どこが善戦なのか」と批判した。

 しかし、首相陣営の幹部は総裁選前、「石破氏が200票を下回れば『ポスト安倍』の芽を完全につぶすことができる」と首相の圧勝を目指していた。徹底的に党員票の引き締めを図ったが、石破氏は200票を上回り「ポスト安倍」に希望をつなぐ形となった。

 連続3選を果たした首相は次の3年が最後の総裁任期となる。次期総裁選には今回、立候補を見送って首相支持に回った岸田文雄政調会長が意欲を示す。今回は石破氏に1票を投じた小泉進次郎筆頭副幹事長や河野太郎外相らが名乗りを上げる可能性もある。

 半数近くの支持を得た党員票は石破氏にとって大きな支えだ。石破氏側近は「今後は『ポスト安倍』との戦いとなる。まずは地道に地方を回ることから始めたい」と語った。(奥原慎平)

3335チバQ:2018/09/28(金) 21:52:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00010000-fnnprimev-pol
入閣待機組ずらり・・・なりふり構わぬ麻生派のポスト争奪戦
9/28(金) 6:32配信 FNN PRIME
入閣待機組ずらり・・・なりふり構わぬ麻生派のポスト争奪戦
(写真:FNN PRIME)
「どこが石破善戦か!」会長が憤る麻生派の総裁選舞台裏
今年の政局の最大の山場として大きな注目を集めた自民党総裁選挙は、安倍首相が石破元幹事長を破り連続3選を決めた。

一方で石破氏が党員票で45%を獲得し、議員票でも予想を上回ったため、各メディアは「石破氏善戦」と伝えた。
しかし、これに「どこが善戦なのか」と真っ向から異を唱えたのが、安倍首相3選を支えた麻生派(正式名称「志公会」)の領袖、麻生太郎副総理兼財務大臣だ。
麻生派として安倍3選に全力を注いだ形の今回の総裁選。
幹部によるとその原動力は「6年前の贖罪」だったという。
そこで、その「贖罪」の意味を含めた麻生派の総裁選の舞台裏を振り返り、目下行われている人事をめぐる暗闘を伝えたい。

麻生会長の迅速宣言で始まった安倍支持への「結束」
安倍首相の総裁選への出馬表明から一夜明けた8月27日、麻生派は緊急総会を開いた。
そこで会長の麻生氏はこう宣言した。

「安倍政権を引き続き政権のど真ん中で支える政策集団・志公会として安倍候補の支持を決定したいと考えております」

出馬表明の翌日という迅速な支持表明による、派閥としての確固とした意思決定。
その背景にあったのが6年前の苦い記憶だ。

6年前の総裁選で3分の1の「造反議員」を生んでしまった麻生派
2012年の自民党総裁選。
麻生派は現在の「志公会」の前身である「為公会」として選挙戦に臨んでいた。
この総裁選に出馬したのは安倍首相に加え、石原伸晃氏、町村信孝氏、林芳正氏、そして石破茂氏の5人だった。

当時の麻生派のメンバーはわずか12人。現在の59人から比べればおよそ5分の1にすぎない小さな派閥だった。
そして麻生派は当初、当時の総裁だった谷垣禎一氏の再選を支持する立場だった。
しかし谷垣氏は、自らを幹事長として支えていたはずの石原伸晃氏が出馬を表明したことにより、出馬断念に追い込まれた。
これを受けて、麻生氏は石原氏を「平成の明智光秀」と批判し、麻生派は安倍支持へと舵を切り、安倍首相の返り咲きの原動力となった。
これが安倍=麻生の関係が、現政権の「しっかりとした土台」(安倍首相)となるスタートだった。
しかし、この総裁選の投票では、麻生派議員12人のうち、麻生氏の方針通り「安倍晋三」と投票したのは8人だった。
派閥の3分の1にあたる4人が“造反”して他候補に投票していたのだ。

この苦い記憶が麻生派の今回の総裁選での徹底した「安倍支持」の対応につながる。

賛否を呼んだ「迅速すぎる」安倍首相の推薦状署名
安倍首相の出馬表明により安倍VS石破の一騎打ちが固まったこの総裁選。
麻生氏が安倍支持を表明した麻生派の緊急総会は、それだけでは終わらなかった。
その場で「安倍首相への推薦状」を全麻生派議員から署名付きで取りまとめたのだ。

この推薦状への署名に対しては「これは血判状と同じだ。圧力と感じる議員も出てくる」と懸念する声も漏れてきた。

そこまでして派内の結束にこだわったもう1つの背景、それは現在の麻生派が、前身としての麻生派(為公会)と山東派(番町政策研究所)、佐藤勉氏らのグループ(天元会)の3派が合流してできた派閥だからに他ならない。
この寄り合い所帯としての派閥構成と6年前の造反の記憶をふまえ、麻生派幹部には、安倍支持を徹底することにより、他派閥が抱く「麻生派の結束は堅くない」というイメージを払しょくしたい狙いがあった。
それに向け麻生氏自らも、若手議員と5回にわたり会食を行い、安倍支持の徹底を訴えるなど、結束強化の先陣に立った。

気合の党員票獲得作戦は空回りも?
こうした議員票固めと同時に、党員票獲得にも余念はなかったと麻生派幹部は語る。
9月半ばには、3連休にも関わらず、毎日10人の秘書が電話で安倍首相支持を訴える電話作戦、通称「電作(でんさく)」を休み返上で行っていた。

ただこの電話作戦、各事務所に要請があったのは連休直前の金曜という急ごしらえの作戦だった。
さらにこの電話作戦では「何件かけたか」という件数が陣営に報告されるため、その”件数稼ぎ”も行われていたという。

例えば、「この電話番号は現在使われておりません」という使用されていない番号に電話した場合にも、電話を「1件かけた」としてカウントしたこともあったという。

3336チバQ:2018/09/28(金) 21:52:21

安倍首相の得票を増やすという以上に、「麻生派は安倍首相のためにどこよりも一生懸命やっている」というアピールが目立ってしまうような状況に、安倍陣営の別の派閥からは、「麻生派の動きはゆるい」との声も出ていた。
それでも麻生派が懸命になりアピールに力を入れた本当の狙いは何か。
それは「総裁選後を見据えた実績作り」だとその関係者は強調する。つまり、党役員・閣僚人事を見据えたアピールということだ。

晴れて大臣になれるのは一体誰なのか?
実は麻生派には、この人事に向け、しゃかりきにならないといけない事情がある。
それが派内に抱える「入閣待機組」の多さだ。

自民党では、衆院当選5回以上で閣僚に就任したことのない議員をしばしば「入閣待機組」と呼ぶ。
そして、麻生派には、その条件にあてはまる入閣待機組が12人もいるのだ。
今回の人事について麻生派幹部はこう明言する。
「まず今回大事なのは8回生だ。ここまで滅私奉公してきた方のことをしっかりと考えないといけない。」
麻生派に、入閣待機組の中でもベテランとなる当選8回の議員は、河野太郎外相を含め6人もいる。
そのうち3人が未入閣で、「待機組」というより「待望組」といえるかもしれない。
一方で現在の安倍内閣に、麻生派から入閣しているのは、麻生副総理兼財務相、河野太郎外相、鈴木俊一五輪相の3人だ。

このうち麻生氏は留任が固まった。河野外相についても、外交の継続性の観点から留任が有力視されている。
そして鈴木五輪相についても、2020年東京五輪に向けては交代させづらいという指摘もでている。
仮に3人ともが留任となると、麻生派の閣僚枠が増えない限り、入閣待機組の閣僚起用がかなわないのだ。
そうした事情もあり、総裁選で必死に貢献をアピールした麻生派、その希望がかなえられるかどうかは安倍首相次第であり、その結果は麻生氏の求心力にも影響を与える可能性がある。

さらに入閣待機組以外の麻生派議員の処遇をめぐっては、安倍首相の盟友として選挙対策本部の事務総長を務めた、甘利明元経済再生相の復権も注目される。

その甘利氏は9月24日のBSフジ「プライムニュース」に出演し、人事について「要請されればなんでもやりますよ」と改めて意欲を示している。
周囲からも「党三役」への起用を期待する声が聞こえてくる。
一方で、選対の事務総長としての論功については、石破氏に45%もの党員票獲得を許したことで、疑問を呈す声も噴出している。

“安倍首相を真正面から支える”と強調し総裁選を戦った麻生派。
それに見合うような「褒美」にあずかれるのかどうか、注目の人事は目の前に迫っている。

3337チバQ:2018/09/28(金) 21:54:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000112-jij-pol
猟官運動の過熱避ける=自民役員人事も来月2日に―安倍首相
9/27(木) 17:59配信 時事通信
 安倍晋三首相は内閣改造・自民党役員人事を10月2日に行うと表明した。

 首相は当初、1日に党役員、2日に閣僚人事を行う日程を検討していたが、先の総裁選の論功行賞を期待する党内で猟官運動が過熱することを避けるには一気に断行する方が賢明と判断した。

 首相は26日(日本時間27日)、滞在先のニューヨークで記者会見し、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官ら正副官房長官の留任を明言。その上で「自民党は人材の宝庫だ。できるだけ多くの皆さんに活躍のチャンスをつくる」と強調し、残る人事について「(帰国まで)飛行機の時間もだいぶかかるから、ゆっくり考えたい」と語った。

 党内では首相の連続3選を支えた細田派など5派を中心に、人事での処遇に期待が高まっている。役員人事と改造の間を空ければ派閥間にあつれきを生じる恐れもあるため、首相周辺は「同じ日に済ませた方がいい」と語った。30日投開票の沖縄県知事選の結果も勘案しそうだ。

 首相は、二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長を留任させる方向。茂木敏充経済再生担当相や河野太郎外相、世耕弘成経済産業相も続投させる意向だ。今後は総裁選への出馬を断念した野田聖子総務相や、石破茂元幹事長を支援した竹下亘総務会長らの処遇が焦点となる。

 一方、公明党の山口那津男代表は27日の記者会見で、同党の石井啓一国土交通相の去就について「党の人事と相関関係が深いから、一体として検討している」と述べ、30日の党大会での新体制発足と併せて決定する考えを明らかにした。山口氏は10月1日にも首相と与党党首会談を行い、党の意向を伝える。

3338チバQ:2018/09/28(金) 21:55:07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018092700990&g=pol
細田派に2人入会=自民党
衆院議員

 自民党細田派は27日、これまでオブザーバーとして参加していた安藤高夫、高木啓両衆院議員(いずれも比例代表東京ブロック)の入会を認めた。党内最大の同派は96人となった。(2018/09/27-15:40)

3339チバQ:2018/09/29(土) 10:12:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000624-san-pol
「沖縄は竹下派の牙城」 知事選で存在感アピールに懸命 
9/28(金) 21:34配信 産経新聞
「沖縄は竹下派の牙城」 知事選で存在感アピールに懸命 
那覇市内での街頭演説の様子を自民党の塩谷立選対委員長(左)とともに見守る竹下亘総務会長(右)=23日午後、那覇市の沖縄県庁前(杉本康士撮影)
 30日投開票の沖縄県知事選で、与党系候補のてこ入れのため、自民党竹下派(平成研究会)会長の竹下亘総務会長が長期にわたり沖縄県入りしている。今月だけで計4回、19日間の滞在になる予定で、党幹部の中で群を抜く。派閥を自主投票とした自民党総裁選に直接関わる機会が少なかった上、沖縄は竹下派の牙城だとの思いがある。

 竹下氏は26日、沖縄市での候補者の支援集会に出席し、「非常に厳しい戦いだ。最後の努力をやり抜く」と強調した。陣営幹部は「竹下氏は沖縄では誰が何票持っているかが頭に入っていて、細々と指示を出す」と語る。

 平成研究会(旧称・経世会)は自民党で最も深く沖縄に関わってきた。派閥創設者で竹下氏の兄・登元首相は、佐藤栄作内閣の官房長官として昭和47年の沖縄返還で中心的役割を担った。平成8年の米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還の日米合意を果たしたのは橋本龍太郎元首相。当時の官房長官は梶山静六氏だ。小渕恵三元首相は12年の主要国首脳会議(サミット)沖縄開催を決めた。

 竹下氏は「普天間返還を実現するのは平成研の責任」と語る。8月末の派閥会合では全所属議員に応援入りを求めた。ただ、昨年10月の衆院選では3選挙区で候補を擁立するも2人が落選するなど勢いに陰りがある。総裁選で結束力を示せなかったこともあり、派内には「県知事選で存在感を見せなければ」(幹部)との危機感もある。(田中一世)

3340チバQ:2018/09/29(土) 10:14:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000623-san-pol
入閣待機組、今回も「狭き門」争奪
9/28(金) 21:32配信 産経新聞
入閣待機組、今回も「狭き門」争奪
安倍晋三首相
 安倍晋三首相は28日、米国から帰国し、10月2日の内閣改造と自民党役員人事に向けた調整を本格化させた。党総裁選で首相を支持した各派閥は、入閣適齢期とされる衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「待機組」約80人の処遇を求めている。しかし、首相は政権の土台を維持する方針のため、初入閣は「狭き門」だ。(沢田大典)

 首相は28日午後、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で約30分、向き合った。終了後、二階氏は記者団に「皆さんの期待する人事については話をいたしません」と述べたが、文字通り受け止める向きはない。

 二階派(志帥会、44人)幹部は「幹事長続投に加えて、経験がない人を中心に閣僚を2つ取りたい」と話し、現状で1人の閣僚ポストの倍増を目標としている。二階氏が首相の連続3選の道を開いたとの自負があるためだ。

 首相としては、求心力を保つためにも人事で一定の「論功行賞」をせざるを得ず、待機組の期待は高い。ただ、首相は麻生太郎副総理兼財務相と菅(すが)義偉(よしひで)官房長官を留任させる考えを表明したほか、茂(もて)木(ぎ)敏充経済再生担当相らを留任させる方針を固めているため、交代は10人程度とみられる。参院議員から選ぶ「参院枠」や、首相の意向で女性を積極的に登用する「女性枠」、若手を抜擢(ばってき)するサプライズがあれば待機組のパイはさらに減る。

 首相の出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は、衆院当選7回以上は全員が入閣済みで他派閥に比べ待機組の消化が進んでいる。麻生派(志公会、59人)は麻生氏や河野太郎外相の続投が固まっており、現在3人の閣僚を増やしたい考えだ。

 総裁選で事実上の自主投票となった竹下派(平成研究会、55人)は、参院議員に加え会長の竹下亘総務会長らが石破茂元幹事長を支持したため、ある幹部は「今回は強く求められない」話す。

 岸田派(宏池会、48人)では岸田文雄政調会長の総裁選不出馬表明が遅れたことがマイナスに働きかねないとの焦りもあり、「岸田氏は『私よりも所属議員の処遇をしてほしい』と首相に言ってくれないと、派内はもたない」(ベテラン議員)との意見がある。

 石破氏が率いる石破派(水月会、20人)に関しては「処遇したら他派閥に示しがつかない」(政府関係者)との意見が強い。石原派(近未来政治研究会、12人)は閣僚ゼロの現状を打開したいところだ。

 無派閥議員では、谷垣グループ(有隣会)の逢沢一郎元衆院議院運営委員長が当選回数が11回で最多だが、総裁選で石破氏を支持した。また、菅氏を支えるグループからも起用されるとの見方がある。

3341チバQ:2018/09/29(土) 10:14:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000111-jij-pol
安倍首相、人事の調整本格化=自民・総務会長焦点、甘利氏らの名
9/28(金) 18:48配信 時事通信
 安倍晋三首相は28日、米ニューヨーク訪問から帰国し、10月2日の内閣改造・自民党役員人事に向けた調整を本格化させた。

 一連の人事では、憲法改正に関する最終的な党方針決定を担う総務会長ポストが焦点の一つだ。首相の盟友である甘利明元経済再生担当相らの名前が挙がっている。

 首相は28日午後、自民党の二階俊博幹事長を首相官邸に呼び、約30分間会談。この後、二階氏は人事について「首相の一存でしてもらえば結構だから注文は付けていない」と記者団に説明した。

 首相は秋の臨時国会に党改憲案を提示したい考え。ただ、自衛隊根拠規定の追加など4項目の条文案は党内で正式決定されておらず、党の最高意思決定機関である総務会の了承が必要になる。総務会には首相と距離を置くベテランも多く、意見集約には会長の手綱さばきがポイントだ。

 甘利氏は総裁選で安倍選対の事務総長を務めた。党の要職に起用される見通しだが、業者からの金銭授受問題で2016年に経済再生担当相を辞任した経緯から、首相は世論の反応も見ながら処遇を検討する。

 竹下亘総務会長が続投するとの見方もある。総裁選では石破茂元幹事長を支持したが、手腕に定評がある。首相の出身派閥の細田派会長で党憲法改正推進本部長を務める細田博之氏の再登板や、森山裕国対委員長の起用も取り沙汰されている。

 来年夏の参院選をにらみ、首相は政権の「土台」を維持する方針で、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は留任する。二階氏と岸田文雄政調会長も続投の方向だ。

3342 チバQ:2018/09/29(土) 14:24:42
選挙対策委員長って誰だっけ?と思ったら、塩谷立か。
存在感ないなあ

3343チバQ:2018/09/30(日) 08:46:32
http://www.sankei.com/politics/news/180930/plt1809300001-n1.html
2018.9.30 02:00
【政界徒然草】
善戦?善戦じゃない? 石破茂氏の党員票…予想外の「取りこぼし」も

 20日投開票の自民党総裁選は、安倍晋三首相(64)が国会議員票(405票)と党員・党友票(同)の計810票のうち553票を獲得し、連続3選を決めた。一方の石破茂元幹事長(61)も予想を上回る254票(うち党員票は181票)を獲得し、石破派(水月会)には「善戦した」との評価が広がる。しかし、評価の源となった党員票の出方を分析すると、力を入れた地域での取りこぼしも目立つ。果たして今回の結果は「善戦」か-。

10県で勝利も…

 「(首相の)『1強』といわれるが、決してそうでないことを示すことができた」

 石破氏は20日の総裁選直後、党本部で記者団に囲まれ、派内の予想を上回る結果に笑顔でこう強調した。

 石破氏は平成24年の総裁選で敗れて以降「時間があれば町長選でも応援演説に行く」というほどこまめに全国を回り、地方重視の姿勢を貫いてきた。さらに今回の総裁選では、47都道府県向けに個別のメッセージ動画を作成し、インターネット上で配信。各地を訪れた際のエピソードや地域の懸案が細かく入っており、首相陣営についたある若手議員は「動画の内容を見ると、地域の特色や課題をよく勉強していたことがわかる」と舌を巻く。

 今回の総裁選で、石破氏が党員票で勝利したのは10県。最も高い得票率だったのは、自身の出身である鳥取県の約95%。次いで、石破氏を支持した竹下派(平成研究会)会長の竹下亘総務会長(71)が地盤とする島根県が約77%だった。このほかに、山形、茨城、群馬、富山、三重、徳島、高知、宮崎の8県で首相を下した。竹下派の小渕優子元経済産業相(44)が地盤とする群馬など、石破氏を支持した議員の多い県で票を伸ばしている。

3344チバQ:2018/09/30(日) 08:47:22
 逆に、石破陣営の取りこぼしともいえる地域もある。その一つが大阪府だ。自民党大阪府連には、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)らと親しい首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)に不満を抱く地方議員が多く、石破氏はこの間隙を縫うように大阪詣でを繰り返してきた。石破派は、2月に大阪で1500人近くを集めた会合を開き「大阪は激戦になる」というのが党関係者の見立てだった。

 しかし、開票結果をみると、大阪府の有効投票数1万9433票のうち、石破氏は約39%にあたる7620票にとどまり、首相の1万1813票に大きく水をあけられた。5人が出馬した6年前の総裁選で、石破氏の得票数は8321票。わずかだが減少している。



 石破氏と親しい地方議員が多いとされ、陣営が支持拡大を期待した滋賀県でも、今回の党員票は全体の約42%にとどまった。

 東京都では、6年前(1万8775票)より票数が伸びて2万4110票を得たが、石破陣営からは「大票田なのでもっと伸ばしたかった」との反省の弁もあがっている。

党内も評価二分

 総裁選をめぐり、石破派内では「善戦だった」とのムードが広がるが、麻生太郎副総理兼財務相(78)が「どこが善戦か」と批判するなど、党内で受け止め方は分かれる。いずれにせよ、石破氏は得票数がさらに伸びる可能性がありながら、取り切れなかった部分もあるのが実態だ。

 特に大阪では、地方議員が石破氏を支援するための勝手連的な組織も立ち上がった。組織票を固めても首相に苦杯をなめた理由はどこにあるのか、陣営にとって詳細な分析が必要だろう。

 石破氏は「ポスト安倍」を目指し、地方行脚を再開させる。票数が伸びなかった真の原因は、陣営幹部がいう「首相サイドの締め付け」だけではないはずだ。二階俊博幹事長(79)が指摘するような「準備不足」の面はなかったか。選挙戦では、政治姿勢など首相との対立点を目立たせる戦術を取ったが、これは旧来の自民党支持者に敬遠されなかったか。次の総裁選に向け、検証すべき課題は多い。
(政治部 大島悠亮

3345とはずがたり:2018/09/30(日) 21:05:51
2018.5.5 13:00
【政界徒然草】
止まらない“山拓”の「反安倍」発言 「ついていけない」「愛されキャラだ」派閥に賛否
https://www.sankei.com/premium/news/180505/prm1805050012-n1.html

3346チバQ:2018/09/30(日) 22:13:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00000012-mai-pol
<自民総裁選>戦いすんで日は暮れず 「安倍1強」に変調
9/30(日) 9:30配信 毎日新聞
<自民総裁選>戦いすんで日は暮れず 「安倍1強」に変調
自民党大会に代わる両院議員総会の最後に、バンザイをする総裁に選出された安倍晋三首相(奥中央)ら=東京都千代田区の自民党本部で2018年9月20日、川田雅浩撮影
 勝敗が決しても、それで終わりとならないのが自民党総裁選です。得票結果だけでなく、途中の戦いぶり、派閥の支持状況、論戦で何を訴えたか--などが近未来の政治ドラマを決める基になります。

 今回の総裁選の最中、安倍晋三首相を支援する陣営の複数の国会議員から、こんなぼやきを耳にしました。

 「地元の県議や市町村議に対し『安倍首相を頼む』とお願いするために会合を開いても、全部持ち出し、自腹だ」

 「下村(博文元文部科学相)、西村(康稔官房副長官)、萩生田(光一幹事長代行)がそれぞれ勝手に指示してくる。首相に手柄をアピールしたいからだ。どうせ、評価されるのはあの3人だ」

 「党員票がよくない県は、見ていれば分かる。でも、指摘してもいいことはない」

 今回の総裁選で、安倍首相が国会議員票で82%、329票の支持を獲得しながら、党員票は55%、224票にとどまり、石破茂元幹事長の「善戦」を許した理由の一端がここに表れています。

 党総裁として業界団体の支持をまとめやすい立場であることを考えると、一般党員のレベルでは石破票が安倍票を上回っていた可能性もあります。自民党7派閥のうち5派閥で構成された大軍も、圧巻の見てくれほどには戦闘エネルギーはみなぎっていなかったのではないでしょうか。

 怨嗟(えんさ)、不満は組織には付きものです。ドロドロとたまっているだけならば、特に何も悪さはしません。ただ、時にきっかけ次第でマグマとなり、政権を足元から揺さぶる展開がないとは言えません。

 きっかけとなる恐れをはらむのが、安倍首相が10月早々に予定している内閣改造・自民党役員人事です。安倍首相は総裁選後の記者会見で、人事に関し「適材適所」を繰り返し、石破氏本人や石破派からの起用について明言を避けました。圧勝シナリオを完成させ「石破氏を黙らせる」(細田派幹部)という戦略に失敗した以上、石破派に配慮する融和人事を行うのは定石です。首相は6年前の総裁選で敗れた石破氏を幹事長に起用し、その後、地方創生相にも就けました。

3347チバQ:2018/09/30(日) 22:13:18
 しかし、石破派に配慮すればするほど、安倍首相を支持した議員たちに配分するポストが少なくなり、しわ寄せが及ぶことになります。首相を除いた閣僚ポストは19しかありません。麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、河野太郎外相、茂木敏充経済再生担当相、加藤勝信厚生労働相らの留任が固まっている以上、改造枠は限られます。党幹部、副大臣、常任委員長のポストをかき集めたところで、329人への恩賞としては十分とは言えません。お預けをくらう議員にしてみれば、総裁選はタダ働きとなります。

 これで何も起きないと思う方が不思議でしょう。安倍首相の今後の3年はレームダック(死に体)化との戦いであり、マグマの発火点は従来よりも低くなります。総裁選の怨嗟という素地があって、次の政治ドラマは思いの外、突然に始まるのかもしれません。

 安倍首相は総裁選後の記者会見で、「次の国会に憲法改正案を提出できるよう党を挙げて取り組むべきだ」と述べました。ただ、これも党員票が振るわない中で、首相のもともとの支持基盤である保守層を固めて求心力を維持する考えが背景にあるとみられます。

 来年は、統一地方選、皇位継承、大阪の主要20カ国・地域(G20)首脳会議など、ただでさえ政治日程が目白押しです。公明党は来夏の参院選前の改憲発議には慎重で、参院選での対決を控えた野党が与野党協議に応じるとは考えにくい状況です。石破氏への党員票を見る限り、たとえ国民投票に持ち込めても、結果は見通せません。それでも改憲に突き進むとなると、歴史に名を残すことはできたとしても、安倍政権が持つ政治資源を大きく消耗することになります。

 かといって、動きを参院選後に先送りし、参院選で発議に必要な「3分の2」の議席を失えば、頼みの保守層から見限られ求心力を失うことになります。どちらのドラマを首相が選ぶにしても、いばらの道でしょう。

 その参院選も、選挙が近づくに従って、情勢が混沌(こんとん)としそうな気配です。一般党員の声は民意とも重なります。安倍首相への批判票である石破票が善戦したことで、「多弱」の野党が共闘に進むきっかけが生まれました。国民民主党の玉木雄一郎代表は「安倍1強への不満を受け止める野党の態勢を、政策や選挙の形で示す」と語りました。

 総裁選で安倍首相が党員票でも圧勝すれば、一部の野党は参院選で、最低限の議席を確保する守りの選挙に入ったのかもしれません。でも、党員票で55%にとどまった結果は、野党に「『安倍1強』恐るるに足らず」と映ったことでしょう。ドラマの筋書きが変わった予感がします。

3348チバQ:2018/09/30(日) 22:14:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00000088-jij-pol
参院選へ危機感、改憲影響も=安倍首相3期目、出足つまずく―沖縄知事選
9/30(日) 21:51配信 時事通信
 沖縄県知事選で与党系候補が敗れ、安倍晋三首相にとっては自民党総裁3期目の出足からつまずいた格好となった。

 党内で来年夏の参院選への危機感が強まるのは必至で、政権の求心力が低下すれば首相が宿願とする憲法改正の行方も左右しかねない。一方、意気上がる野党側は、10月下旬に召集予定の臨時国会で対決姿勢を強める構えだ。

 与党内では参院選への懸念が広がっている。首相は総裁選の地方票で約55%を得るにとどまり、「首相では参院選を戦えない」(自民党閣僚経験者)との声が出ていた。知事選の結果は、こうした見方を裏付けた形で、首相に近い閣僚経験者は「不敗神話が崩れた。政権へのダメージは大きい」と指摘した。

 改憲のスケジュールにも影響しそうだ。首相は臨時国会への党改憲案提出と参院選前の国会発議を視野に入れるが、慎重姿勢を強める公明党や、知事選勝利で勢いづく野党の理解を得られるかは不透明だ。

 野党側は安倍政権への攻勢を掛ける方針だ。参院選と同じ全県1区で、事実上の与野党一騎打ちを制したことで、野党の選挙協力にも追い風となる可能性がある。

3349チバQ:2018/10/01(月) 20:59:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000598-san-pol
自民党総務会長に加藤勝信氏起用へ 内閣改造
10/1(月) 19:19配信 産経新聞
 安倍晋三首相は、2日に行う内閣改造・自民党役員人事で、党四役の総務会長に加藤勝信厚生労働相を充てる方針を固めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000580-san-pol
甘利明氏、自民党選挙対策委員長起用へ 内閣改造
10/1(月) 18:02配信 産経新聞
甘利明氏、自民党選挙対策委員長起用へ 内閣改造
甘利明氏(春名中撮影)
 安倍晋三首相は、2日に行う内閣改造・自民党役員人事で、党選挙対策委員長に甘利明元経済再生担当相を充てる方針を固めた。盟友である甘利氏を起用し、政権運営のカギを握る来年4月の統一地方選や夏の参院選の勝利に向けて体制整備を急ぐ考えだ。複数の政府関係者が明らかにした。

 甘利氏は麻生派(志公会)所属で当選12回。平成24年の第2次安倍政権発足後、経済再生担当相を務め、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で厳しい対米交渉を担い、大筋合意にこぎ着けた。

 28年に建設会社からの金銭授受疑惑で閣僚を辞任したが、自身や秘書が不起訴になったことを受け、昨年秋の党役員人事で行政改革推進本部長として党務に復帰。今年9月の自民党総裁選では首相陣営の合同選対本部の事務総長を務め、首相の連続3選を主導した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000070-jij-pol
総務会長に加藤氏、選対甘利氏=改憲本部長は下村氏―柴山氏初入閣・政権人事
10/1(月) 14:19配信 時事通信
総務会長に加藤氏、選対甘利氏=改憲本部長は下村氏―柴山氏初入閣・政権人事
報道陣の取材に応じる公明党の山口那津男代表=1日午後、首相官邸
 安倍晋三首相は2日、内閣改造・自民党役員人事を行う。

 腹心の加藤勝信厚生労働相(62)を党総務会長に、盟友でベテランの甘利明元経済再生担当相(69)を選対委員長にそれぞれ起用。党憲法改正推進本部長に保守派で自身に近い下村博文元文部科学相(64)を充てる。細田派の柴山昌彦筆頭副幹事長(52)の初入閣も固めた。

 首相は政権の「土台」と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相(78)、菅義偉官房長官(69)、二階俊博幹事長(79)を留任させる。岸田文雄政調会長(61)も現ポストに残す。河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)、茂木敏充経済再生担当相(62)と公明党の石井啓一国土交通相(60)も続投する。

 党側では、森山裕国対委員長(73)、萩生田光一幹事長代行(55)、山口泰明組織運動本部長(69)が留任する。高村正彦副総裁(76)は退任。後任を置くかどうかは未定だ。政治信条が近い稲田朋美元防衛相(59)を筆頭副幹事長に起用する。

 先の党総裁選で首相は連続3選したが、石破茂元幹事長に地方票の45%を奪われ、政権運営に対する批判が根強いことが露呈した。沖縄県知事選では与党推薦候補が敗北。来年の統一地方選、参院選が政権の行方を左右するとみて、今回の人事を機に立て直しを急ぐ。

 加藤氏は竹下派所属ながら第2次安倍政権発足時から官房副長官を務め、閣僚に転じた。甘利氏は総裁選で安倍選対の事務総長に就任。業者からの金銭授受問題で2016年1月に経済再生担当相を辞任しているが、党役員として「復権」を果たす形だ。

 首相は1日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談。山口氏が石井氏留任を求め、首相は「承ったので検討する」と応じた。西村康稔(55)、野上浩太郎(51)両官房副長官の続投も決めている。

 2日は午前に党の新執行部を始動させ、閣議で現閣僚の辞表を取りまとめる。午後に改めて与党党首会談を開き、組閣本部を設置。皇居での閣僚認証式を経て第4次安倍改造内閣が発足する。首相は夕方以降に記者会見し、人事の狙いなどを説明する。

3350チバQ:2018/10/01(月) 20:59:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000038-mai-pol
<安倍首相>内閣と党の骨格変えず 2日に内閣改造
10/1(月) 11:31配信 毎日新聞
<安倍首相>内閣と党の骨格変えず 2日に内閣改造
安倍晋三首相
 安倍晋三首相(64)は1日、自民党総裁選3選を受けて2日に行う内閣改造・党役員人事に向けた詰めの調整に入った。麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(69)、二階俊博幹事長(79)、岸田文雄政調会長(61)をそれぞれ留任させ、内閣と党の骨格を維持する方針だ。1日午後には公明党の山口那津男代表と会談する。山口氏は公明党から入閣している石井啓一国土交通相(60)の留任を求める見通しだ。

 首相は米ニューヨークで26日(日本時間27日)に開いた記者会見で、麻生、菅両氏らを政権の「土台」と位置付け、続投させる考えを表明した。西村康稔(55)、野上浩太郎(51)両官房副長官の留任も明言した。

 閣僚では、茂木敏充経済再生担当相(62)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)らの留任を検討している。総裁選で首相の憲法改正案や政治姿勢を批判した石破茂元幹事長(61)は要職への起用を見送り、石破派の斎藤健農相(59)の交代も調整。野田聖子総務相(58)も交代を検討している。

 党役員では、二階、岸田両氏の留任が固まった。首相は、総裁選で首相陣営の選挙対策本部事務総長を務めた甘利明元経済再生担当相(69)を党の要職で起用することを検討している。

 首相は2日午前に党総務会で役員人事を決定し、午後に閣僚名簿を発表し、内閣改造を行う方針だ。【村尾哲】

3351チバQ:2018/10/01(月) 23:45:10
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181001-00000148-nnn-pol
<内閣改造> 防衛相に岩屋毅氏が内定
10/1(月) 21:57配信 日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

内閣改造で防衛相に岩屋毅氏が内定した。岩屋氏は麻生派の議員で元外務副大臣。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181001-00000146-nnn-pol
柴山氏、石田氏、山本氏の初入閣が内定
10/1(月) 21:24配信 日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

2日に行われる内閣改造の顔ぶれが固まりつつある。1日夜、新たに柴山昌彦衆議院議員、石田真敏衆議院議員、山本順三参議院議員の初入閣が内定した。

内閣改造をめぐり、安倍首相は政権の「土台」は維持するとして麻生副総理兼財務相や菅官房長官など主要閣僚の留任を決めている。

一方で、「幅広い人材を登用する」とも強調していて、1日夜、新たに総裁特別補佐として安倍首相を支えた細田派の柴山昌彦衆議院議員、無派閥で元財務副大臣の石田真敏衆議院議員、そして参議院枠として参議院議院運営委員長で細田派の山本順三参議院議員を入閣させる方針を固めた。3人はいずれも初入閣となる。

また、党役員人事では総務会長に加藤厚生労働相、選挙対策委員長に甘利元経済再生担当相を起用するほか、二階幹事長や岸田政調会長の留任が固まっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000109-asahi-pol
片山さつき氏入閣へ 選対委員長に甘利氏の起用固まる
10/1(月) 22:43配信 朝日新聞デジタル
片山さつき氏入閣へ 選対委員長に甘利氏の起用固まる
片山さつき氏
 安倍晋三首相は2日に行う自民党役員人事と内閣改造で、党四役の選挙対策委員長には甘利明・元経済再生相、総務会長に加藤勝信・厚生労働相をあてる方針を固めた。党憲法改正推進本部長には下村博文・元文部科学相を就ける。自民党憲法改正案の早期提出を見据えた布陣といえる。

 甘利氏は首相の盟友で麻生派に所属。党総裁選で首相陣営の事務総長を務めた。論功行賞で重要ポストを検討したが、2016年1月に現金授受問題で経済再生相を辞任し、あっせん利得処罰法違反などの疑いで告発され、東京地検が不起訴処分(嫌疑不十分)とした経緯もあり、選対委員長に落ち着いた。

 加藤氏は総裁選の対応が衆参で分かれた竹下派に所属。首相のもとで官房副長官を務めるなど側近の一人だ。下村氏は細田派で、首相に近い。憲法改正案を議論、了承する機関のトップに首相側近をあてることで、議論の加速を促す考えとみられる。

 すでに固まっていた二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長のほか、森山裕・国会対策委員長と萩生田光一幹事長代行を続投させる。

 内閣では麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生相、石井啓一国土交通相を続投させる。初入閣組は二階派から片山さつき氏、首相に近い柴山昌彦氏、無派閥の石田真敏氏、参院細田派の山本順三氏が固まった。西村康稔、野上浩太郎の両官房副長官は続投する。

 総裁選で善戦した石破茂・元幹事長陣営をどう処遇するかも焦点だ。首相陣営から閣僚辞任を迫られたと明かした斎藤健農林水産相の交代は固まっている。石破氏が両陣営の想定を上回る票を得た上、総力を挙げて臨んだ沖縄県知事選では野党系候補に大差で敗北。石破陣営側の登用で党内融和を狙うかどうかに注目が集まっている。

 党役員人事は2日午前、内閣は午後に発表され、皇居での認証式を経て第4次安倍改造内閣が発足する。首相は夕方に記者会見して、今後の政権運営方針について説明する。

3352チバQ:2018/10/01(月) 23:47:52

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181001-00000066-ann-pol
片山さつき氏初入閣 根本匠氏、復興大臣返り咲き
10/1(月) 23:17配信 テレ朝 news

All Nippon NewsNetwork(ANN)

[ 前の映像 | 次の映像 ]
 2日に行われる内閣改造で、片山さつき元総務政務官の初入閣が固まりました。他に宮腰光寛総理補佐官、渡辺博道元経済産業副大臣、吉川貴盛元経済産業副大臣、桜田義孝元文科副大臣、原田義昭元文科副大臣、そして平井卓也自民党広報本部長のいずれも初入閣が固まりました。また、根本匠元復興大臣の入閣も内定しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00050116-yom-pol
片山さつき氏の入閣固まる…桜田・宮腰氏らも
10/1(月) 23:14配信 読売新聞
 安倍首相は2日に行う内閣改造で、石田真敏・元財務副大臣と山本順三・参院議院運営委員長に加え、片山さつき・元経済産業政務官、岩屋毅・元外務副大臣、桜田義孝・元文部科学副大臣、宮腰光寛・首相補佐官、平井卓也・自民党広報本部長、根本匠・元復興相、渡辺博道・元経済産業副大臣、原田義昭・元文部科学副大臣、吉川貴盛・元農水副大臣も入閣させる方針を固めた。ポストは調整中。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181001-00000065-ann-pol
総務大臣に石田真敏氏、防衛大臣に岩屋毅氏が内定
10/1(月) 22:14配信 テレ朝 news

All Nippon NewsNetwork(ANN)

[ 前の映像 | 次の映像 ]
 2日に行われる内閣改造で、初入閣となる石田真敏元財務副大臣が総務大臣に内定しました。また、防衛大臣には岩屋毅元外務副大臣が内定しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181001-00000155-nnn-pol
<内閣改造>沖縄・北方相に宮腰光寛氏内定
10/1(月) 22:47配信 日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

[ 前の映像 | 次の映像 ]
内閣改造で沖縄・北方相に宮腰光寛氏が内定。

3353チバQ:2018/10/02(火) 14:48:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100200174&g=pol
法相に石破派山下氏=文科・柴山、地方創生・片山氏-初入閣最多12人、改造内閣
国対委員長 参院選 二階俊博


 第4次安倍改造内閣は2日午後、発足する。法相に自民党石破派の山下貴司氏(53)、文部科学相に柴山昌彦氏(52)、防衛相に岩屋毅氏(61)が内定した。地方創生・規制改革担当相には片山さつき氏(59)が就き、厚生労働相には再入閣となる根本匠氏(67)が起用される。初入閣は12人で、安倍内閣として最多となった。

【関連ニュース】内閣改造・自民党役員人事

 また、総務相に石田真敏氏(66)、農林水産相に吉川貴盛氏(67)、環境相に原田義昭氏(74)、復興相に渡辺博道氏(68)、国家公安委員長に山本順三氏(63)が内定。沖縄・北方担当相は宮腰光寛氏(67)、科学技術担当相は平井卓也氏(60)、五輪担当相は桜田義孝氏(68)となった。
 安倍晋三首相(64)は先の総裁選で石破茂元幹事長と激しく争った。石破派の山下氏起用は党内融和を図る姿勢を強調する狙いとみられる。
 人選に当たり首相は、総裁選で支援を受けた各派に配慮。待機組が相次ぎ起用され、初入閣は全19ポストの半数を超えた。政権は来夏の参院選に向け、国会対応などに不安を抱えそうだ。
 首相は麻生太郎副総理兼財務相(78)や菅義偉官房長官(69)を留任させるなど政権の「土台」を維持。河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)、茂木敏充経済再生担当相(62)は留任し、公明党の石井啓一国土交通相(60)も続投する。


自民党本部に入る安倍晋三首相=2日午前、東京・永田町

 首相は午前11時半からの閣議で辞表を取りまとめ、午後に公明党の山口那津男代表と与党党首会談。菅長官が閣僚名簿を発表し、皇居での閣僚認証式を経て新内閣が発足する。首相は夜に首相官邸で記者会見に臨み、今後の政権運営の方針などを説明する。
 内閣改造に先立ち、自民党は2日午前の総務会と役員会で新執行部が始動した。二階俊博幹事長(79)と岸田文雄政調会長(61)は留任。総務会長に加藤勝信氏(62)が厚労相から回り、選対委員長に甘利明元経済再生担当相(69)が就いた。森山裕国対委員長(73)も続投し、非議員の高村正彦副総裁(76)は退任した。(2018/10/02-12:33)

3355チバQ:2018/10/02(火) 14:55:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000030-mai-pol
<内閣改造>防衛・岩屋氏 厚労・根本氏 初入閣12人
10/2(火) 11:35配信 毎日新聞
<内閣改造>防衛・岩屋氏 厚労・根本氏 初入閣12人
記者会見後、手を握りあい撮影に応じる自民党の(左から)岸田文雄政調会長、二階俊博幹事長、加藤勝信総務会長、甘利明選対委員長=東京都千代田区の自民党本部で2018年10月2日午前11時19分、和田大典撮影
 第4次安倍改造内閣は2日午後、発足する。初入閣は12人で、安倍政権では第1次内閣を含めて最多。石田真敏元副財務相(66)が総務相、岩屋毅元副外相(61)が防衛相、柴山昌彦自民党筆頭副幹事長(52)が文部科学相にそれぞれ内定した。厚生労働相は再入閣の根本匠元復興相(67)を充てる。安倍晋三首相(64)は自民党総裁選で石破茂元幹事長(61)が善戦したことを踏まえ、石破派の山下貴司法務政務官(53)を法相に抜てきし、党内融和を演出する方針だ。

【総裁選を写真特集で】石破元幹事長と両手をあげる安倍首相

 ◇石破派は法相・山下氏

 首相は内閣改造に先立つ2日午前、自民党本部で臨時総務会に出席。二階俊博幹事長(79)と岸田文雄政調会長(61)の留任に加え、総裁選で首相陣営の事務総長を務めた甘利明元経済再生担当相(69)を選対委員長、加藤勝信厚労相(62)を総務会長などとする党役員人事が了承された。首相は党役員会で「内外の課題が山積している。速やかに体制作りをしたい」と語り、午後の初閣議で今年度補正予算案の編成を指示する方針を示した。

 二階氏は記者会見で「謙虚に丁寧に仕事をする」と強調した。甘利氏は2016年に閣僚を辞任する要因となった元秘書の金銭授受問題に関し「私、秘書とも刑事訴追されていない」と述べ、問題はないとの認識を改めて示した。

 首相は午前の閣議で現閣僚の辞表を取りまとめ、改造内閣では復興相に渡辺博道元副経済産業相(68)▽五輪担当相に桜田義孝元副文科相(68)▽地方創生担当相兼女性活躍担当相に片山さつき政調会長代理(59)▽沖縄・北方担当相兼1億総活躍担当相に宮腰光寛首相補佐官(67)--らを起用する。

 首相は麻生太郎副総理兼財務相(78)や菅義偉官房長官(69)らを留任させて政権の「土台」を維持しつつ、総裁選で自身を支持した主要派閥に配慮。麻生派から4人、細田、岸田、二階の各派は3人ずつ閣僚に登用する。一方で石破派の山下氏を起用して「身内重視」批判をかわしたい考えだ。総裁選で石破氏を支持した小泉進次郎党筆頭副幹事長(37)は、小泉氏の意向に沿って党厚労部会長に充てる調整をしている。

 首相は午後に公明党の山口那津男代表と会談し、組閣本部を設置。菅氏が閣僚名簿を発表後、皇居での認証式を経て第4次安倍改造内閣が発足する。首相は記者会見して今後の政権運営の方針を説明する。【高山祐】

3356チバQ:2018/10/02(火) 14:56:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000021-asahi-pol
法相に石破派・山下貴司氏、地方創生相に片山さつき氏
10/2(火) 10:17配信 朝日新聞デジタル
法相に石破派・山下貴司氏、地方創生相に片山さつき氏
自民党本部に入る安倍晋三首相=2018年10月2日午前9時17分、東京・永田町、関田航撮影
 安倍晋三首相は2日午後、内閣を改造する。厚生労働相には岸田派の根本匠氏、地方創生・規制改革・女性活躍推進担当相に二階派の片山さつき氏を起用。総裁選で首相と争い、善戦した石破茂・元幹事長の派閥から、元検察官の山下貴司氏を法相にあてる。入閣待機組を多く処遇し、初入閣は安倍政権で最多の12人。同日夕には第4次安倍改造内閣が発足する。

 二階派の吉川貴盛氏が農林水産相、桜田義孝氏は五輪担当相に起用。首相の出身派閥である細田派からは文部科学相に柴山昌彦氏、国家公安委員長に参院の山本順三氏をあてる。竹下派の渡辺博道氏は復興相、麻生派の原田義昭氏は環境相とする。

 ほかに、麻生派の岩屋毅氏を防衛相、無派閥の石田真敏氏を総務相に起用。岸田派からは宮腰光寛氏が沖縄北方相、平井卓也氏はIT担当相とする。

 麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生相、石井啓一国土交通相は続投。菅氏は拉致担当相を兼務する。

 根本氏は第1次安倍内閣で経済財政担当の首相補佐官を務めた。首相に近く、第2次内閣では福島県出身として初めて復興相に就任した。片山氏は女性で唯一の入閣となる。

 石破派の山下氏は衆院当選3回の若手。改造前は法務省と内閣府の政務官を務めており、異例の登用だ。首相は総裁選の地方票で伸び悩み、沖縄県知事選で与党系候補が敗北したこともあり、石破氏側近の登用で融和をアピールし、批判をかわす考えとみられる。

 自民党役員人事では、高村正彦副総裁が退任し、後任は置かない。2日午前の臨時総務会で二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長、甘利明選挙対策委員長の人事を承認。森山裕国会対策委員長と萩生田光一幹事長代行の続投、組織運動本部長に山口泰明氏、広報本部長に松島みどり氏を決めた。党憲法改正推進本部長に下村博文氏、総裁特別補佐に稲田朋美・元防衛相を起用する。

 首相は2日午後、山口那津男公明党代表と与党党首会談を開き、組閣本部を設置。同日夜に首相は記者会見を開く。

3357チバQ:2018/10/02(火) 14:56:40
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181002-00057745-gendaibiz-pol
安倍人事の鬼門か…?官房副長官に留任した清和研ホープの「評判」
10/2(火) 9:00配信 現代ビジネス
安倍人事の鬼門か…?官房副長官に留任した清和研ホープの「評判」
写真:現代ビジネス
おかしな「ブリーフィング」
 自民党総裁選で連続3選され、5年半を超える異例の長期政権となった安倍晋三内閣。首相の安倍は10月2日に党役員人事と内閣改造を行う考えを示し、政権の「土台」として4人の名前を挙げた。

 その一人が、西村康稔(55)。昨年8月から首相官邸の要とも評される官房副長官を務める。衆院兵庫9区選出、当選6回。党総裁選の立候補経験があり、内閣府副大臣などを歴任して入閣も意識する「党のホープ」だ。

 しかしいま、「西村が政権運営の『つまずきの石』になりかねない」と危惧する声が高まっている。番記者や官僚など、じかに西村と接する関係者からの評判がよろしくないのだ。

 官邸に集まるさまざまな情報にもとづき、総理、官房長官らの意向、特に政治判断について、記者たちに舞台裏で解説するのが官房副長官の重要な仕事である。

 西村の前任者である副長官たちは民主党政権時代も含め、官邸を出る際に番記者のぶら下がりに応じ、そういった解説をするのが常だった。

 ところが西村はほとんど足を止めることもなく、食い下がる番記者に「知らない、知らない」と繰り返すだけ。

 番記者との懇談会も開かない。今年に入って唯一、記者とまとまった時間やりとりをしたのは、地方出張に同行したたった4人の番記者と、空港の貴賓室での約20分間のみだった。

 外交日程、特に首脳の電話会談のブリーフでも、総理がぶら下がりで説明したこと以上のことは一切言及しない。

 それどころか、今年の通常国会の会期延長が誰の目にも明らかになっていた段階でも「延長しない。国対委員長にも今確認してきた」と言い張る、来年のG20開催地が焦点になっていた時も、「私が総理に資料をもっていって説明しているから」と、一人だけ「(北海道の)倶知安」(実際は大阪で開かれる)と言い続けるなど、誤った情報を連発。

 「毎回毎回『詳細は差し控えたいと思いますが……』を逃げ口上に、質問をしてものらりくらりと答えようともせず、中には『時間のムダ』と、ブリーフを欠席する記者も出始めるほどです」(番記者のひとり)

 一方、国会でやじを飛ばし問題となった経産省出身の首相秘書官、佐伯耕三を口頭注意した際には、公邸に歩いて向かう途中、いきなり「オンでいいよ」と言いだし、記者にICレコーダーを出させるや、「自分が佐伯を注意したんだ」とがぜん雄弁になったという。

安倍総理との距離感
 官僚からの受けもまたよろしくない。政権を一時は窮地に追い込んだ財務省文書改ざん問題でも、財務官僚の相談相手は、もっぱら事務担当で警察庁出身の官房副長官、杉田和博だった。

 財務省から西村に対しては、調査結果の公表当日の朝に報告があったのみで、番記者の間では「西村は本当に何も聞かされていないのでは?」との疑念が渦巻いた。

 灘高、東大、通産省……と、絵に描いたようなエリートコースを歩んできた西村のプライドの高さは、永田町ではよく知られている。加えて、安倍の出身派閥でもある党内最大の細田派(96人)に所属する西村は、萩生田公一党幹事長代行とともに“次世代のエース”と期待される位置に立つ。

 なぜ国民の知名度・人気はそう高くない西村が、安倍に重用され、自民党内でも「ポスト安倍」候補として取りざたされるのか。背景には、細田派が若手の実力者不足に悩んでいること、そうした中で「安倍総理との距離の近さ」を議員たちが争っている事情がある。

 総裁選の前に連日繰り返された、安倍と若手議員との会合をセットしたのは、主に西村だった。安倍にとっては「自派閥の使い勝手がいい議員」の筆頭格が西村なのだ。

 また今年6月の訪米の際には、Twitterにホワイトハウスで安倍と撮った写真を掲載し、「安倍総理も官房副長官の時にこの同じ場所で小泉総理と写真を撮ったとのこと!」と大はしゃぎ。

 その後カナダであったG7でも、西村は各国首脳の間から顔を出して写真に写り込み、挙句それをTwitterのトップ画像にした。政府関係者は「どこまでアピールすれば気がすむのか」と絶句する。

 西村が写真を流出させたことが火種となり、国民の大顰蹙を買った7月の「赤坂自民亭事件」も、こうした緩みの延長線上にあると言って過言ではないだろう。

 総裁選のあとには、「副長官(の西村)は留任させる」との官邸筋の情報が流れたが、西村はそれを知って、表情を曇らせたという。

 「萩生田が先に入閣するのでは、と戦々恐々としている」(関係者)。周囲の信頼をすでに失っている西村は、今後も安倍の寵愛を受け続けられるだろうか。

現代ビジネス編集部

3358チバQ:2018/10/02(火) 16:21:15
https://www.asahi.com/articles/ASLB234VTLB2ULFA002.html
法相に石破派・山下貴司氏、地方創生相に片山さつき氏
2018年10月2日12時54分

 安倍晋三首相は2日午後、内閣を改造する。厚生労働相には岸田派の根本匠氏、地方創生・規制改革・女性活躍推進担当相に二階派の片山さつき氏を起用。総裁選で首相と争い、善戦した石破茂・元幹事長の派閥から、元検察官の山下貴司氏を法相にあてる。入閣待機組を多く処遇し、初入閣は安倍政権で最多の12人。同日夕には第4次安倍改造内閣が発足する。

内閣改造・自民役員人事タイムライン
 二階派の吉川貴盛氏が農林水産相、桜田義孝氏は五輪担当相に起用。首相の出身派閥である細田派からは文部科学相に柴山昌彦氏、国家公安委員長に参院の山本順三氏をあてる。竹下派の渡辺博道氏は復興相、麻生派の原田義昭氏は環境相とする。

 ほかに、麻生派の岩屋毅氏を防衛相、無派閥の石田真敏氏を総務相に起用。岸田派からは宮腰光寛氏が沖縄北方相、平井卓也氏はIT担当相とする。

 麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生相、石井啓一国土交通相は続投。菅氏は拉致担当相を兼務する。

 根本氏は第1次安倍内閣で経済財政担当の首相補佐官を務めた。首相に近く、第2次内閣では福島県出身として初めて復興相に就任した。片山氏は女性で唯一の入閣となる。

 石破派の山下氏は衆院当選3回の若手。改造前は法務省と内閣府の政務官を務めており、異例の登用だ。首相は総裁選の地方票で伸び悩み、沖縄県知事選で与党系候補が敗北したこともあり、石破氏側近の登用で融和をアピールし、批判をかわす考えとみられる。

 自民党役員人事では、高村正彦副総裁が退任し、後任は置かない。2日午前の臨時総務会で二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長、甘利明選挙対策委員長の人事を承認。森山裕国会対策委員長と萩生田光一幹事長代行の続投、組織運動本部長に山口泰明氏、広報本部長に松島みどり氏を決めた。党憲法改正推進本部長に下村博文氏、総裁特別補佐に稲田朋美・元防衛相を起用する。

 首相は2日午後、山口那津男公明党代表と与党党首会談を開き、組閣本部を設置。同日夜に首相は記者会見を開く。

3359チバQ:2018/10/02(火) 18:35:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000089-jij-pol
小泉筆頭副幹事長が退任へ=後任に稲田氏―自民
10/2(火) 17:09配信 時事通信
 自民党は役員人事で、小泉進次郎筆頭副幹事長を退任させる方針を固めた。

 小泉氏は厚生労働部会長への就任を希望しており、政務調査会内で調整する。同党幹部が2日、明らかにした。

 一方、小泉氏と文部科学相として初入閣した柴山昌彦氏に代わって、筆頭副幹事長に就任する稲田朋美元防衛相は総裁特別補佐も兼務する。安倍晋三首相としては、日報問題で防衛相を引責辞任した稲田氏を復権させる狙いがありそうだ。林幹雄、金田勝年両幹事長代理は留任する。

 広報本部長には松島みどり元法相が就いた。松島氏が所属する細田派は他派閥に配慮して党四役から引いたため、それに次ぐポジションを押さえた。

3360チバQ:2018/10/02(火) 18:58:48
https://www.asahi.com/articles/ASLB20PWCLB1UTFK01Q.html
「片山さつき氏が厚労相」は誤り おわび・訂正
2018年10月2日02時36分
 朝日新聞は内閣改造人事を報じた記事で、片山さつき氏が厚生労働相になると報じましたが、根本匠氏の誤りでした。片山氏の厚労相起用が検討された事実はなく、取材の過程で、他の閣僚候補が就くポストと取り違えました。確認も不十分でした。おわびして訂正します。

3361チバQ:2018/10/02(火) 19:45:50
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2018100200059.html
神童・片山さつき初入閣で「新失言王」誕生か? 麻生財務相超えも
16:55AERA dot.

神童・片山さつき初入閣で「新失言王」誕生か? 麻生財務相超えも

安倍晋三首相(中央)らが5日夜に参加した懇親会「赤坂自民亭」の集合写真。右下が片山さつき参院議員(西村康稔官房副長官のツイッターから)

(AERA dot.)

 安倍晋三首相は2日、自民党役員人事と内閣改造を行った。女性としては唯一、片山さつき参院議員が地方創生担当相として初入閣した。



 片山氏といえば自他ともに認める「エリート中のエリート」である。東大法学部を卒業後、1982年に旧大蔵省に入省。在職中にフランス国立行政学院に留学し、女性初となる主計局主査、その後に主計局主計官などを歴任。2005年の衆院選に自民党から出馬し、初当選した。

 絵に描いたようなエリート街道を歩んできた片山氏は、子供のころから「神童」と呼ばれていたという。小学校時代の知人はこう話す。

「『開校以来の天才』と言われていて、しかも美人。もちろん有名人でした。教科書を読めば何でもすぐに理解できるらしく、『私と同じ勉強法をすれば、誰でも東大に受かりますよ』なんてことをサラリと言ってました」

 大手予備校の全国模試で1位になった経験もある神童の感覚は、やはり常人とはかけ離れているようだ。自民党関係者の証言。

「選挙応援に来てもらった時に話をしていると、突然『私の父も東大なんだけど、理系なんですよね』と、問わず語りをはじめましてね。こちらが『そうなんですか』と話を合わせていると、『でも、私は法学部に行って大蔵省に入ったんですよ』と、サラリと言う。嫌味ではないんです。天真爛漫な人なんでしょうね」

 ただ、こういった奔放な発言が、これまで繰り返し問題となってきた。

 2014年9月、御嶽(おんたけ)山が噴火して戦後最悪の火山災害となった。片山氏は噴火翌日に自身のツイッターにこう投稿した。

<某町村長と話。(平成)22年の民主政権事業仕分けで常時監視の対象から御嶽山ははずれ、政権奪還後漸く予算共々少し戻せた>

 民主党政権の事業仕分けが被害を大きくしたと読める内容だ。その結果、事業仕分けの中心的存在だった蓮舫参院議員にはツイッターなどで「キサマが予算を削った分、人の命が削られてんだよ(怒)」などと罵声が浴びせられた。

 ところが、これはまったくのデマ。民主党(当時)から抗議を受けた自民党も内容の誤りを認めた。片山氏は該当する投稿を削除し、「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 これだけではない。13年5月には台湾人女性から聞いた話としてツイッターに、

<台湾と中国の人の最大の差は価値観。お金のため人殺しというのは台湾にはない>

 と投稿。これも差別発言だとして批判された。

 まだまだある。

 17年6月に放送された「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)では、加計学園問題について議論をしている時に、四国で獣医師が不足している理由として「あそこ(四国全体)離れ小島ですから」と発言。共演者から「失礼だ」とその場で非難された。

 最近では今年7月、西日本を中心に豪雨が降り続いていたさなかに、衆院議員宿舎で行われた自民党議員同士の交流会「赤坂自民亭」の写真をツイッターで公開。「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!」「若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!」と書いた。これをきっかけに、政権幹部が災害対応を無視して飲み会に参加していたことがわかり、厳しい批判を受けた。

 数々の失言で問題化した過去を持つ“炎上女王”の入閣に、早くも財務省関係者から心配する声が出ている。

「片山さんは財務省時代、数字を見るとすぐにポイントを理解して、事務処理能力がものすごく高かった。ただ、『この国をこうしたい』という国家観はなかった。なのに政治には興味があるので、ネット右翼のような思想に染まってしまう。野党もそこを攻めてくるでしょうね。もしかしたら麻生財務相以上に失言が問題になるかも……」

 数々のペーパーテストをトップの成績で突破してきた神童は、大臣としてどのような仕事をするのか。まずは頭のよさをフルに使って、失言による“炎上”を控えめに。

(AERA dot.編集部)

3362チバQ:2018/10/02(火) 19:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-240801.html
「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点 甘利氏の選対委員長起用には懸念の声も
17:20東洋経済オンライン

「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点 甘利氏の選対委員長起用には懸念の声も

「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点

(東洋経済オンライン)

2年ぶりの日本人のノーベル賞受賞決定で列島が沸く中、自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相が10月2日、自民党役員・内閣改造人事を断行した。

首相は6年前の第2次政権発足以来、内閣で首相を支え続ける麻生太郎副首相兼財務相と菅義偉官房長官に、剛腕で党を仕切る二階俊博幹事長のいわゆる「政権の3本柱」に加えて、岸田文雄政調会長も続投させた。

甘利氏の再登板には強い反発の声
さらに盟友の甘利明元経済再生相を党4役の選対委員長に起用した。政権安定と着実な政策遂行を掲げた「守り優先の安全運転人事」(周辺)で、13人の閣僚が交代する中幅改造の割に閣僚の平均年齢は上がり、「顔ぶれも新鮮味に乏しい陣容」(自民幹部)となった。

選対委員長に就任した甘利明元経済再生相(写真:ロイター/Ruben Sprich)

首相の本格的人事断行は昨年8月以来、1年2カ月ぶり。総裁選での「論功行賞」に加え、積み上がった約80人の「入閣待望組」が存在するため、初入閣は12人と第2次政権発足以来最多となった。一方、女性閣僚は近年最少の1人だけで、「有資格者の乏しさ」(自民幹部)も浮き彫りにした。

総裁選での石破茂元幹事長の善戦と沖縄知事選完敗というダブルショックからの態勢立て直しが課題だったが、財務省不祥事で責任を問われた麻生氏の続投と、金銭スキャンダルで2016年1月に閣僚辞任に追い込まれた甘利氏の再登板には野党側の反発やメディアの批判が強く、今後の政権運営の火種ともなりそうだ。

首相は2日午前の党総務会で党4役を軸とする役員人事の了承を得た。それを受けて政府は昼前の閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、首相と山口那津男公明党代表による与党党首会談を経て改造人事を進め、午後1時過ぎに菅官房長官が閣僚名簿を発表した。

これまでの安倍政権での人事と同様に、首相サイドの「情報リーク」などから2日付け朝刊や同日朝のテレビ各局のニュースは揃って「入閣予想リスト」を報じ、新体制もほぼ報道通りの顔ぶれとなった。

まず、党・内閣人事では注目されがちな「目玉」や「女性」についても、今回はほとんどサプライズがなかった。

「国民的スター」の小泉進次郎氏の入閣は、総裁選で石破氏に投票したためか、見送られた。筆頭副幹事長の再任も小泉氏自身が断ったとされる。同氏周辺は「初心に戻っての再スタート」と説明するが、来年の統一地方選、参院選での最強応援弁士との位置づけは変わらないだけに、党執行部も「応援演説のサポート」など、一定の配慮を続けるとみられている。

3363チバQ:2018/10/02(火) 19:49:02
唯一の女性閣僚は片山さつき氏
一方、地方創生・規制改革担当相に抜擢された片山さつき元参院外交防衛委員長は唯一の女性閣僚であり、「目玉」でもあるが、党内では「期待と不安」が交錯する。

今回は唯一の女性閣僚となった片山さつき地方創生相(写真:ロイター/Issei Kato)

2005年の小泉純一郎首相(当時)による郵政解散で「女刺客」として出馬、初当選したが、次の衆院選で落選し、参院に転じた。高校時代から「成績抜群の天才少女」の誉れ高く、東大法学部を経て大蔵省(現財務省)入りした際は「初の女性事務次官を目指す」と意欲を語ったとされる超エリートだ。

ただ、舛添要一前東京都知事との結婚・離婚で話題をふりまき、政界入り後も「さまざまな尖った発言」がネットで炎上するなど、トラブルメーカーとしても知られ、政界でもいわゆる"色物"扱いされてきた。2日午前に「首相から発信力を活かしてほしいといわれた」と明かした片山氏だが、今回の入閣については、朝日新聞が2日付け朝刊で「厚労相」と報じて「お詫びと訂正」記事を出すというおまけもついた。

安倍政権の売り物でもある地方創生担当だけに、「失言や暴言で内閣の火薬庫となる」(自民長老)との不安が拭えない。

政治的にみれば、今回の人事で「最大のサプライズ」(石破派幹部)は麻生氏の続投だ。

前代未聞の公文書改ざん事件や事務次官のセクハラ辞任など財務省の不祥事が相次いだだけに、首相と親密な橋下徹前大阪市長も「財務省に対する調査能力欠如だ、留任はダメだと思う」と批判した。

石破氏が総裁選で「役人だけに責任を負わせるような自民党であってはならない」と指摘した経緯もあり、麻生氏の続投することが、首相のいう「政権のしっかりした土台」となるかどうかを疑問視する向きも多い。

麻生氏とともに首相が最も信頼する盟友ながら、金銭スキャンダルで経済再生相辞任に追い込まれた甘利氏の党4役起用とも合わせて、野党やメディアから批判の対象となり、臨時国会などで混乱の要因となる可能性もある。永田町では、首相と麻生、甘利両氏との関係を「一蓮托生」「運命共同体」などと呼ぶが、「首相の友情が墓穴を掘るのでは」(岸田派幹部)との危惧は消えない。

初入閣組は12人、総裁選での論功人事を優先
注目された初入閣組は12人と第2次安倍政権以来最多となった。党内の入閣待望組が約80人に膨れ上がる中、総裁選での論功人事が優先された格好で、大半の初入閣組は60代(原田氏は70代)で、最年少は党総裁補佐から文科相に抜擢された柴山昌彦の52歳。内閣の平均年齢も62歳台の「高齢内閣」となり、新人の数の多さとは裏腹に「人心一新」や「新鮮味」には欠ける陣容となった。

具体的人事配置をみると、総務相に市長経験者の石田真敏元財務副大臣、防衛相に岩屋毅元党防衛部会長など担当職務に精通した実務派の起用が目立つ。再入閣組の根本匠厚労相とも合わせて、首相サイドは「適材適所の人事」を強調した。

ただ、入閣待望組から選ばれた新閣僚の多くは、「派閥の推薦を受けて、ポストを割り振った」(二階派幹部)のが実態とされ、党内には「滞貨一掃人事」(閣僚経験者)と酷評する向きもある。

3364チバQ:2018/10/02(火) 19:50:58
一方、党役員人事では二階幹事長、岸田政調会長が再任され、総務会長に竹下派の加藤勝信前厚労相、選対委員長に甘利氏が起用された。総裁選で首相を支持した二階、岸田両派の領袖に、竹下派と麻生派の有力者を組み合わせた「派閥均衡人事」だ。

首相とも親しいのに石破氏支持に回った竹下亘・竹下派会長に代わり同派所属の加藤氏を総務会長に起用したのは、首相の竹下派への配慮ともみえる。ただ、加藤氏はもともと「隠れ細田派」とされ、竹下派内では同派幹部の茂木敏充経済再生相の留任とも合わせて、「派閥に手を突っ込んだお友達人事」(若手)との不満も広がる。

また、首相が悲願とする憲法改正については、昨年衆院選での政界引退後も首相から党内とりまとめ役を委ねられてきた高村正彦元外相が副総裁退任となった。首相は後継を指名せず、高村氏は党憲法改正推進本部の顧問として引き続き党内とりまとめに協力する。さらに、同本部長には首相側近の下村博文元文科相が起用された。加藤総務会長と併せて「側近シフト」で党内の改憲論議を押し進めるとの首相の狙いからだ。

党人事の中で注目されたのは稲田朋美元防衛相の筆頭副幹事長起用だ。稲田氏は首相の寵愛を受け、当選回数は少ないのに第2次政権発足以降、党政調会長など党・内閣の要職を歴任してきた。ただ、防衛相時代に自衛隊の日報隠ぺい問題への対応や、東京都議選での不注意な発言などで辞任に追い込まれ、「初の女性首相の有力候補」(首相)の座から追われていた。

党三役経験者の筆頭副幹事長というのは異例の降格人事にもみえるが、「本人が望んだ」(政界関係者)とされ、首相サイドは「もう一度雑巾がけから再出発してもらうため」と解説する。さらに「うちわ問題」で法相辞任に追い込まれた松島みどり衆院議員の党広報本部長起用とも併せて「女性活躍に向けた"再生工場"人事」(石破派幹部)と揶揄する向きもある。

総裁選の際に人事構想を問われた首相は、「適材適所」だけ強調し「挙党態勢」という言葉は避けてきた。総裁選での石破氏の挑戦に「敗者は冷遇するべきだ」(麻生派幹部)との声が相次いだからだ。今回の人事でも、首相は石破氏の起用を検討しなかったとされる。

ただ、総裁選では地方票で石破氏が首相に迫ったことも踏まえ、首相は人事調整の最終段階で石破派の若手(衆院当選3回)で検察官出身の山下貴司元法務政務官を法相に抜擢して「挙党態勢」をアピールしてみせた。ただ、他の初入閣組と違って山下氏は石破氏との事前調整抜きの「一本釣り」でもあり、石破派幹部も当惑を隠さない。

経済・外交で視界不良、参院選が正念場に
第4次安倍改造内閣の発足で、総裁3選による新たな3年間の政権運営が本格始動する。内政面では総裁選前後に相次いだ台風や地震による大災害に対応するための補正予算の編成が最優先となる。さらに首相は年末にかけて、国際舞台で連続する各国首脳との会議・会談で安倍外交の成果を挙げたい考えだ。ただ、貿易摩擦をめぐる日米協議は難航必至で、「拉致・核・ミサイル問題の解決」が大前提となる北朝鮮との交渉も道筋が不透明のままだ。

首相が悲願とする憲法改正での自衛隊明記も、公明党の抵抗などで早期国会発議の見通しはまったく立っていない。そのうえ、アベノミクスの完結と異次元金融緩和の「出口」もまったく見えないのが実態だ。

来年の統一地方選と参院選は首相にとって「史上最長政権への正念場」(側近)ともなるが、今回の新体制の顔ぶれをみる限り「自民党の選挙勝利に結びつくとは思えない」(自民長老)との声も多く、参院選までの10カ月の政局は、首相の思惑とは異なる波乱含みの厳しい展開となりそうだ。

著者:泉 宏

3365チバQ:2018/10/02(火) 19:51:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-181002X720.html
初入閣12人で最多=女性は片山氏だけ―第4次安倍内閣
19:13時事通信

 安倍晋三首相は第4次改造内閣で、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官ら「土台」を維持する一方、安倍内閣で最多となる12人を初入閣させた。自民党各派閥の入閣未経験の「待機組」を優先した結果で、9月の総裁選を受けた派閥配慮が鮮明になった。対抗馬だった石破茂元幹事長率いる石破派からも山下貴司氏を登用した。

 自民党の派閥別にみると、麻生派が4人で最多。次いで首相の出身派閥の細田派と、二階派、岸田派がそれぞれ3人ずつ。総裁選で石破氏支持に回った竹下派は2人、石破派が1人、無派閥が2人となった。石原派からの起用はなかった。

 女性閣僚は片山さつき氏1人のみ。首相は女性活躍を掲げ、第2次安倍内閣以降、多い時には女性5人を入閣させたこともあったが、今回は最も少なかった。民間人も入らなかった。

 閣僚の平均年齢は首相を含め63.4歳で、昨年8月の第3次安倍第3次改造内閣発足時の61.6歳を1.8歳上回った。最年長は麻生氏の78歳、最年少は柴山昌彦氏の52歳。

 衆院当選回数別では麻生氏が13回で最多。最少は3回の山下氏だった。参院議員は3人で、改造前より1人減った。

3366チバQ:2018/10/02(火) 19:58:54
バランス人事って感じですね


細田派3
麻生派4+甘利選対
竹下派2+加藤総務
岸田派3+岸田政調
二階派3+二階幹事長
石破派1
石原派0+森山国対

3367チバQ:2018/10/02(火) 19:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20181002064.html
焦点:内閣改造、目玉は「加藤・甘利」ライン ダブル選の思惑も
19:06ロイター

焦点:内閣改造、目玉は「加藤・甘利」ライン ダブル選の思惑も

 10月2日、安倍首相(写真)が行った内閣改造と自民党役員人事は、留任する主要閣僚と党三役が多く、手堅さを前面に押し出している。都内で撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

(ロイター)

[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相が2日に行った内閣改造と自民党役員人事は、留任する主要閣僚と党三役が多く、手堅さを前面に押し出している。ただ、詳細に点検すると、目に付くのは安倍首相の憲法改正に対する強い執念だ。

その政策実現のカギを握るのが、首相側近の加藤勝信総務会長と甘利明選挙対策委員長の2人であるとの見方が自民党内に広がっている。また、来夏の衆参ダブル選を想定する声も出始めた。

今回の人事の「目玉」について、ある与党関係者は「加藤・甘利両氏の重視だろう」と解説する。そこから浮かび上がるのは、安倍首相の憲法改正にかける思いの強さだという。

自民党の憲法改正推進本部長には、首相側近の下村博文・元文部科学相を起用し、同党の改憲案とりまとめの際に、安倍首相の意向が反映されやすい布陣を敷いた。

さらに自民党案として正式決定する際の「関門」となる総務会の議事運営をリードする総務会長に加藤氏を任命した。

ある経済官庁幹部は「やはり首相が最もやりたい政策は改憲(実現)なのだろう」との感想を漏らした。

加藤総務会長は2日の自民党新役員・共同記者会見で「自民党は国民政党だ。国民の意見をそれぞれの議員が政策に反映させ、党で活発な議論をし、決める時には結論を出す」と強調。

党内の憲法改正議論について、3月の党大会で条文素案をまとめた「改憲4項目」を引き合いに「各党への(協議の)呼びかけと並行して、党憲法改正推進本部で議論を深めることになるのだろう。安倍首相の指示を踏まえながら議論が深まっていく。関心を持って注目する」と述べた。

複数の与党関係者は、憲法改正がデフレ脱却、拉致問題解決と並ぶ安倍政権の3本柱であり、政権の求心力を維持していくため、その旗を掲げ続ける必要があると解説する。

ただ、連立与党・公明党の山口那津男代表は9月30日の党大会で、憲法9条改正について「緊急になされるべきとは、必ずしもいえない」と表明した。

公明党が積極姿勢に転じないまま、臨時国会で改憲案の審議を進めていくことは「かなり難しいだろう。改憲の早期実現は、相当にハードルが高い」(別の与党関係者)との見方が少なくない。

一方、甘利選対委員長に対しては、来年4月の統一地方選、夏の参院選を重視し、「必勝態勢」を取ったとの受けとめ方が多い。

9月30日投開票の沖縄県知事選で、与党系候補が8万票余りの大差で敗れ、自民党内では来夏の参院選で焦点となる「1人区」の動向が読みづらくなったとの観測が台頭。さらに6年前は、安倍政権の再登場直後の「ブーム」もあり、自民党に強い追い風が吹いていた。それらを勘案すると、大物・甘利氏の実行力で、選挙態勢を強化する必要があったとみられている。

ただ、自民党内では、来年10月実施予定の消費税10%への引き上げが、与党に不利に働くのではないかとの懸念も少なくない。このため、リフレ政策を強く支持する議員などを中心に「増税再延期とセットで、衆参同日選挙を行うのではないか」(別の与党関係者)との観測も絶えず、甘利選対委員長の人事によって、そうした見方が増幅される可能性もある。

他方、今回の内閣改造・党役員人事では、安倍色が当初の想定よりも弱くなったのではないかとの分析もある。

複数の与党関係者によると、一時は「甘利政調会長」説も流れていたという。しかし、岸田文雄氏の続投に落ち着いたのは、自民党総裁選で石破茂・元幹事長が地方票の45%を獲得。安倍首相が「安全運転」志向に傾いた結果ではないかとの受け止めも出ている。

また、総裁ポストを争ったグループに、人事で配慮する必要はないとの声が安倍首相を支持する派閥から出ていたとされるが、結果的には石破派から山下貴司法務政務官を法相に起用した。

今回の改造人事では、安倍内閣として最多の12人が初入閣となった。入閣適齢期とされる衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「待機組」が80人程度いるなかで、閣僚になれなかった議員の不満を最小化するため、初入閣を増やさざるを得なかったとの評価が、自民党内では多い。

10月下旬には臨時国会が召集される予定で、野党側は9月26日の日米首脳会談で決まった新日米通商交渉の開始を巡り、政府の主張に矛盾点があるのではないかと「手ぐすね」を引いて待ち受けている。

改造後の新メンバーは、早速、その真価を問われることになりそうだ。

(竹本能文※)

3368チバQ:2018/10/02(火) 20:36:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00010003-fnnprimev-pol
「必ずしも適材適所ではないが」の声も…12人初入閣 第4次安倍改造内閣発足へ
10/2(火) 12:38配信 FNN PRIME
「必ずしも適材適所ではないが」の声も…12人初入閣 第4次安倍改造内閣発足へ
(画像:FNN PRIME)
第4次安倍改造内閣が午後発足 初入閣は約3分の2にあたる12人
安倍総理大臣は10月2日午後、第4次安倍改造内閣を発足させる。
初入閣は約3分の2にあたる12人と第2次安倍政権以降で最も多くなった。

【画像】初入閣!片山さつき氏のけさの表情を見る…

そして最も注目された総裁選挙で対立した石破元幹事長の陣営からの起用については、ゼロとの見方もあったが、最終的に石破派の山下貴司氏1人が法相に起用された。

安倍政権の幹部は「必ずしも適材適所ではないが、やむを得ない人事だ」
今回の人事のポイントについて、フジテレビ政治部の鹿嶋豪心記者が解説する

鹿嶋豪心記者:
今回、初入閣は12人になったが、安倍首相の判断の裏側には様々な葛藤があったようだ。派閥横断的にいわゆる入閣待機組を多く入閣させたことについて、安倍政権の幹部は、「必ずしも適材適所ではないが、政権が長くなればこうなる。やむを得ない人事だ」と説明した。

女性閣僚は片山さつき氏1人だけ
鹿嶋豪心記者:
また、女性の入閣が片山さつき氏1人に留まったことについて、「閣僚が務まる人材がなかなかいなかった」と述べ、人選に苦慮した内幕も明かした。

別の政権幹部は、「来年の参議院選挙を控えた大きな人事の入れ替えはリスクを伴う」と安倍首相に進言したが、安倍首相は「そういうわけにはいかない」と語ったということだ。

石破派の入閣は山下貴司氏1人のみ
一方、石破派から唯一、当選3回の山下貴司氏が入閣したことについて、政府関係者は、「排除しすぎると、小池都知事と同じになる。3回生を入れることで石破派のほかの若手を当てこする意味合いもあるのだろう」と指摘している。

沖縄県知事選の敗北が尾を引かないよう…
安倍首相としては、沖縄県知事選の敗北が尾を引かないよう、総裁選で安倍首相を支持した議員を中心に、政権そのものの土台を立て直したい考えだ。

プライムニュース デイズ

3369チバQ:2018/10/03(水) 00:47:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20181003k0000m010132000c.html
<改造内閣>初入閣12人、派閥均衡色濃く
10月02日 21:41毎日新聞

<改造内閣>初入閣12人、派閥均衡色濃く

記念撮影に応じる第4次安倍改造内閣の閣僚=首相官邸で2018年10月2日午後7時14分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 安倍晋三首相は2日、内閣改造を行い、皇居での認証式を経て、第4次安倍改造内閣が発足した。麻生太郎副総理兼財務相(78)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)らを留任させ、経済、外交政策の安定を重視した半面、自民党の派閥均衡に配慮し、石破派の山下貴司法相(53)ら12人を初入閣させた。首相は記者会見で「明日の時代を切り開くための全員野球内閣だ」と述べた。

 今回の内閣改造で全19閣僚のうち留任は麻生氏ら6人。初入閣12人は2001年の小泉内閣以降の自民党政権では最も多い。首相は会見で「政策を確実に実行できるいぶし銀の人材が自民党にはたくさんいる。地道に能力の研さんに努めてきたみなさんにできるだけ多くのチャンスを作るべきだと考えた」と説明した。

 9月の自民党総裁選は首相と石破茂元幹事長との6年ぶりの選挙戦になったため、党内では石破派を冷遇するのではないかという見方が出ていた。首相は記者会見で「総裁選で誰に投票したかはまったく考える余地はなかった」と強調した。

 女性の入閣は片山さつき地方創生担当相(59)だけで、安倍内閣として過去最少になった。首相は会見で「各国と比べて女性の比率が少ないことは認めざるを得ない」としつつ、「2人分、3人分の発信力で仕事をしてもらえると期待している」と述べた。

 菅義偉官房長官(69)に拉致問題担当相を兼務させたことに関しては「政府・与党を貫くオールジャパンの体制を強化する」と述べ、拉致問題の解決に意欲をみせた。

 自衛隊の存在明記などの憲法改正について、首相は「自民党がリーダーシップを取って、次の国会での改正案提出を目指すべきだ」と改めて表明。公明党に対しても「当然、丁寧に説明していかなければならない。信頼関係の中で真摯(しんし)に議論していくことが大切だ」と協力を呼びかけた。

 首相は会見後の初閣議で、西日本豪雨や北海道地震などを受け、被災地の復旧・復興や防災対策などを盛り込んだ2018年度補正予算案の編成を指示した。

 一方、自民党は2日の臨時総務会で二階俊博幹事長(79)と岸田文雄政調会長(61)の留任に加え、加藤勝信前厚生労働相(62)を総務会長、甘利明元経済再生担当相(69)を選対委員長に起用する人事を了承した。【朝日弘行】

3370チバQ:2018/10/03(水) 13:06:45
https://www.asahi.com/articles/ASLB25GR5LB2UTFK02F.html
「推薦通り。力が落ちた証拠」各派閥は満足 第4次改造
明楽麻子2018年10月3日10時50分
 2日に発足した第4次安倍改造内閣の特徴は、安倍晋三首相の自民党総裁3選を支えた派閥の意向をこれまで以上に重視した点だ。「安倍1強」と言われたかつての安倍首相主導の組閣では入閣を果たせなかった待機組が今回は次々と入閣した。初入閣組は第2次安倍政権以降の改造で最多の12人に膨らんだ。

 首相の選んだ顔ぶれには、首相が総裁選で党内の派閥の力に頼ったことの影響が色濃く反映された。

 閣僚の数が増えたのは早くから首相の3選支持を明らかにした麻生派と二階派。麻生派は3人から4人に、二階派は1人から3人に増えた。

 麻生太郎副総理は改造に先立ち、一定の当選を重ねながらも入閣経験がない「入閣待機組」のうち衆院当選8回の3人を官邸幹部に伝えていた。そのうち岩屋毅防衛相と原田義昭環境相が初入閣。派幹部は「大満足だ」と語った。

 二階俊博幹事長が率いる二階派…

3371チバQ:2018/10/03(水) 17:42:59
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6298826
10/3(水) 10:57 掲載
初入閣の柴山文科相、教育勅語“普遍性持つ部分ある”

Copyright(C) Japan News Network. All rights reserved.

 初入閣した柴山昌彦文部科学大臣は就任会見で、戦前の教育で使われた教育勅語について、「アレンジした形で、今の道徳などに使える分野があり、普遍性を持っている部分がある」などと述べました。(TBS系(JNN))

3372チバQ:2018/10/03(水) 17:46:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00350156-nksports-soci

石破派から山下氏入閣 露骨な「冷や飯」避ける?
10/3(水) 9:57配信 日刊スポーツ
石破派から山下氏入閣 露骨な「冷や飯」避ける?
18年9月20日、自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相(右手前)と石破茂元幹事長
安倍晋三首相(64)は2日、第4次安倍改造内閣を発足させた。

自民党総裁選で首相と戦った石破茂元幹事長を支援した山下貴司法相は、唯一、石破派から入閣。「私でよろしいんですかと申した。命がけで頑張る」と述べた。首相は「検事として経験を積み、法務行政に明るく(大臣に)ふさわしい。総裁選で誰に投票したかは考えなかった」というが、総裁選での石破氏の善戦や沖縄県知事選での支援候補敗北で、首相の求心力の低下が懸念される中、露骨な冷や飯で党内に敵を増やすのは得策でないとの判断もあったとみられる。山下氏は石破派に入る前、菅官房長官に選挙応援を受け、関係が近い。首相サイドによる「一本釣り」に近いが、石破氏は「適材適所で首相が熟慮した結果。くさびとか揺さぶりとか、ご懸念には及ばない」と強調した。

3373チバQ:2018/10/03(水) 17:47:47
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181003-00181237-diamond-soci
第4次安倍改造内閣が石破派「山下貴司法相」を抜擢した真意
10/3(水) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン
第4次安倍改造内閣が石破派「山下貴司法相」を抜擢した真意
Photo:AP/AFLO
 安倍晋三首相は2日、内閣改造・党役員人事をを実施した。来年11月には歴代最長になるほどの長期政権となった安倍政権は、人事戦略でも進化を遂げたといえる。一言でいえば、「この道しかない人事」ということになる。第4次安倍改造内閣は、異論を許さぬ鉄壁の隙のない体制を敷くことで、「アベノミクス」を完遂し、「憲法改正」を実現しようとする。だが、その隙のなさは、どこか危うさを感じさせるものである。

● 宏池会制圧のための岸田政調会長留任に アベノミクス貫徹への「執念」

 安倍首相は、主要閣僚と党役員の大部分を留任させた。まずは、二階俊博幹事長の留任だが、ありとあらゆる論客が二階幹事長の豊富な経験と政治力を論じているので、あらためて取り上げることはないだろう。自他ともに認める、安倍政権・自民党の大黒柱である。同じことは菅義偉官房長官にもいえる。留任は安倍首相としては当然の判断であり、特にあらためて論評することはない。

 同じく留任する麻生太郎副総理・財務相について考えてみたい。度重なる「失言」「暴言」や、「スキャンダル対応」の酷さについては、方々で批判されつくされているので、ここでは論評しない。

 1つだけいえることは、なにがあろうとも麻生副総理・財務相を守り抜く、安倍首相のアベノミクス貫徹への強い執念だ。「最強の官庁」と呼ばれる財務省を抑え込む強力な政治手腕を、首相は絶対に手放せないということだ。

 アベノミクスに関連した人事では、岸田文雄政調会長の留任もある。前回も論じたので簡潔にまとめたい。岸田政調会長は、3年後の安倍首相退任時の「禅譲」を期待し、総裁選への出馬を取りやめた。自らが領袖を務める「宏池会」がかつて主導した「税と社会保障の一体改革」への思い入れを封印し、アベノミクスを無批判に推進せざるを得なくなった(本連載第193回・P.2)。

 岸田政調会長の役割は、単に自らが安倍首相に恭順の意を示すにとどまらない。安倍首相が彼に求める役割は、「宏池会」を完全に抑えることにある。「宏池会」は、「保守本流」と呼ばれてきた。吉田茂元首相のいわゆる「吉田学校」の一番弟子・池田勇人元首相が結成した伝統ある派閥である。「軽武装経済至上主義」を掲げ、「国民所得倍増計画」を断行して高度経済成長を実現した誇りを持っている。

 現在でも、宏池会には安全保障政策の拡大、憲法改正に内心批判的であり、「オーソドックスな経済政策」を志向する政治家が少なくない。また、谷垣禎一元総裁や古賀誠元幹事長など、安倍政権に批判的なうるさ型のOBもいる。岸田政調会長は、彼らに「アベノミクス批判」「憲法改正批判」をさせないことが、「安倍後継」への道だということになる。

 岸田政調会長は、既に安倍政権で外相を長く務めた。その間、安倍首相は「日本版NSC」「特定秘密保護法」(第72回)「集団的自衛権の限定的行使容認」「安保法制」(第115回)「共謀罪」(第160回)など、いわゆる「首相のやりたい政策」を実現してきた。岸田外相を支えることで、宏池会は既に「軽武装」については封印してきたといえる。

 今後は、「オーソドックスな経済政策」も封印し、アベノミクスを黙って推進することになる。ただし、おそらく「禅譲」はなく、安倍後継は若手ということになり、岸田政調会長は切り捨てられる。その時に、宏池会が1つにまとまっていられるかは、わからない。

● 党を徹底的に掌握するための 党役員への実力者の起用

 今回の内閣改造・党役員人事で顕著なのは、安倍首相が徹底的に党を掌握しようとしていることだ。総裁選の党員票で45%を獲得した石破茂元幹事長の「大善戦」がよほどショックだったのだろう。まず、注目すべきは甘利明氏を選挙対策委員長にしたことだ。

 甘利新選対委員長は、総裁選後に「大善戦」の石破元幹事長に対して、「苦言」を呈した。総裁選で安倍陣営の選対事務総長だった甘利氏はテレビ番組に出演し、「近くで専門家として石破さんを評価できるのは国会議員です」などと発言した。まるで、石破元幹事長が党員票で45%を獲得したことは、党員がよく物事を理解できていないからだといわんばかりだった。

 今後は、党の選対委員長として、総裁選で示された地方の不満を汲み取ろうという気はさらさらない。むしろ、地方組織が安倍政権に対して批判を表面化させることがないよう、来年の参院選に向けて、さらに厳しく指導していこうということだ。

3374チバQ:2018/10/03(水) 17:48:11
 次に、加藤勝信厚労相の党総務会長起用だ。加藤新総務会長は、総裁選で自主投票を決めて、多くの所属議員が石破元幹事長を支持した竹下派に属している。安倍首相の側近中の側近である加藤氏の総務会長起用は、竹下派をもう一度、安倍支持一本で固め直す狙いがあるといわれている。

 この連載では、加藤氏の総務会長起用に関して、もう1つ指摘しておきたいことがある。かつて加藤氏は、「働き方改革担当相」「一億総活躍担当相」「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」と、実に7つの閣僚職を兼務していたことがある。

 これらは、まるで一貫性がなさそうなのだが、すべて「国民の支持を受けやすい課題」という共通点があった。つまり、加藤氏は事実上「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割だったと考えられる(第163回・P.3)。

 これは、広報戦略のエキスパートである世耕弘成氏の経産相起用と合わせてみると、安倍政権では社会保障政策や成長戦略は、所詮支持率獲得の道具にすぎず、場当たり的に政策が打ち出されるだけといえるのではないか。その結果、本来これらの政策に必要な中長期的な戦略はいつまでたっても出てこないと、この連載では批判を繰り返してきた。だが、見方を変えてみると、これにはいいところもある。

 橋下徹前大阪市長(元維新の会代表)は、最新の著書で自民党について、国民のニーズを吸い上げる「マーケティング戦略」に長けていると評している。筆者も、橋下氏の見方に基本的に同意である。

 そのマーケティングの中核を担ってきた加藤氏の総務会長起用は、参院選に向けて、所属議員、公認候補、地方組織で一丸となって、国民のニーズを徹底的にマーケティング調査しようという意図があるように思う。これは、野党側を自民党がはるかに凌駕している部分であり、フェアに評価すべきである。

● 安倍首相は不退転で 憲法改正を進める意思を示した

 そして、安倍首相の悲願「憲法改正」についてである。石破元幹事長の総裁選での「善戦」によって、安倍首相が提起する「現行憲法9条の1項、2項を残しつつ自衛隊の存在を記述する」の私案をベースとする改憲案が後退し、石破元幹事長がかつて党憲法改正推進本部副本部長として取りまとめた「憲法9条削除」「フルスペックの集団的自衛権を行使できる国防軍を保持」などを明記した「自民党憲法草案」が再浮上する可能性がないわけではなかった。

 だが、安倍首相は、その芽を完全に摘むための手を打った。党憲法改正推進本部長に下村博文元文科相が起用された。安倍首相の出身派閥である細田派の事務総長を務め、自らに近い考えを持つ下村元文科相の起用は、安倍首相が目指す秋の臨時国会での憲法改正案提出に向けて議論を加速させる狙いがある。

 そして、なにより驚かされたのは、反主流の石破派から唯一、山下貴司氏が閣僚に法相に起用されたことだ。山下新法相は、東京地検特捜部にも勤務経験がある元検察官で、外交官(一等書記官件法律顧問)としてワシントン大使館に勤務し、従軍慰安婦訴訟や戦時捕虜訴訟で勝訴した実績があるという。政治家としても、当選3回ながら議員立法で8本の法案を起案し成立させた実績を持ち「ミスター議員立法」と呼ばれる。高い法務実務能力が評価される政治家である。

3375チバQ:2018/10/03(水) 17:48:29
 山下新法相の起用は、「党内融和」を狙ってのものだといわれる。もちろん、石破派の「ホープ」であり、石破元幹事長は安倍首相との主張の違いを超えて、全面的にバックアップせざるを得なくなるという面がある。だが、それだけではこの起用を説明できない。

 法相は、憲法改正で国会答弁に立たなければいけない。野党からの厳しい質問が浴びせられるだろうが、的確に答弁しなければ国会審議が持たなくなる。「党内融和」だけで決められるポストではない。「党内融和」が目的ならば、ベテラン議員を他のポストで起用しているだろう。

 まして、当選4回の小泉進次郎氏よりも先に、当選3回での大抜擢なのだ。安倍首相は、山下新法相の能力を非常に高く買っているということだ。絶対に憲法改正を実現するという安倍首相の凄まじい執念を示している。

● 「打つ手がない」外交を担当する 閣僚は留任させるしかない

 外交・安全保障に目を転じると、防衛相が小野寺五典氏から岩屋毅氏に交代した以外、河野太郎外相、世耕弘成経産相、茂木敏充経済再生相が留任となった。日米貿易交渉、日露関係、北朝鮮問題と懸案が山積みの中、基本的にこれまでの安倍外交との継続性を重視したといえる。

 しかし、見方を変えれば、「打つ手がない」から継続性を重視せざるを得ないといえなくもない。北朝鮮問題は、CVID(「完全」かつ「検証可能」で、不可逆的な核廃絶)が進まない一方で、2回目の米朝首脳会談が年内に開催される方向であり、文在寅韓国大統領は経済協力に前のめりの姿勢をみせている。「日本蚊帳の外」(第186回)が、現実化しつつある。

 日露関係では、ロシア側が「協議は、クリール諸島(北方領土と千島列島)がロシアに帰属するという事実に立脚して進められる」とする立場を堅持し、膠着状態が続いてきたが、ウラジーミル・プーチン露大統領から、北方領土問題を棚上げする形での「条件なしでの日ロ平和条約締結」を突如提案されてしまい、困惑が広がっている。

3376チバQ:2018/10/03(水) 18:18:42
 そして、日米関係では、安倍首相とドナルド・トランプ大統領の「ドナルド・シンゾー関係」という個人的に緊密な関係によって(第170回)、米国による自動車関税の引き上げという最悪の事態は当面回避できた。しかし、気まぐれなトランプ大統領が、今後どんな要求を日本に突き付けてくるか、予断を許さない。

 このような外交の苦境に対して、日本にはとりあえず「経済力」を状況に合わせて切り売りして、凌いでいくしか方法がない。そういう意味で、貿易交渉や経済協力を担当する閣僚は留任とするしかないのだろう。

● 「安倍人事」は進化しているが “この道しかない”人事は危なっかしい

 今回の安倍政権の内閣改造・党役員人事は、アベノミクスを貫徹する、憲法改正を実現する、膠着する外交を少しでも前進させるという、安倍首相の意思を明確に示すものとなった。そのために、党側から政策への異論が出ないように、これまで以上の徹底的な締め付けを行うための人事を行い、内閣では政策の継続性と着実な実行のための実務能力を重視する人材配置を行った。

 長期政権となったこともあり、「安倍人事」は進化している。第一次政権期や第二次政権の初期は、「お友達内閣」と揶揄されたように、首相の周辺に側近を配置して固める一方で、党側の人事には隙が出て、足を引っ張られるようなこともあった。

 だが、今回の人事は、党側に大物・実力者を配置して徹底的に固めて、異論が出る隙をなくしたことが特徴である。そして、「反安倍」の石破派から、実務能力を評価して山下法相を起用したことは、身内に甘い「お友達内閣」に付きまとった脆さから脱却する狙いが感じられる。

 しかし、進化した安倍人事に懸念がないわけではない。安倍首相は総裁選で石破元幹事長の「善戦」を許した後、「真摯に受け止める」を連発した。だが、安倍人事から見えるものは、これまで以上に異論を許さず締め付けて、「やりたい政策」を一丸となって進めるという、首相の強い意思だったということだ。

 アベノミクス、憲法改正、外交で「この道しかない」と突っ走り、党内で全く異論を許さない体制を確立することは、もし政策が失敗だとわかった時、それに代わる政策案が党内から出てくる余地がなくなることを意味する。それは、非常に危なっかしいことではないだろうか。

 <参考文献>
橋下徹(2018)『政権交代論』(朝日新書)

 (立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

上久保誠人

3377チバQ:2018/10/03(水) 20:55:36
https://www.sankei.com/politics/news/181002/plt1810020077-n1.html
2018.10.2 21:39

安倍首相が山下貴司法相を抜擢した理由
 安倍晋三首相が2日の内閣改造で、自民党石破派の山下貴司法務政務官を法相に抜擢したのは、9月の総裁選で石破茂元幹事長を支持した勢力を「人事で干す」といったマイナスイメージがつくのを避けることだけが目的ではない。

 「とにかく新しい国づくりのため一緒に頑張ろう」

 首相は1日夜、山下氏に電話をかけ、閣僚に就くよう直接口説いた。山下氏は想定外の申し出に「私でよろしいんですか?」と聞き返したが、最終的に閣内で尽力する意向を伝えた。

 山下氏は平成14年から約3年間、在ワシントン日本大使館に法律顧問として赴任。米国内で、日本政府を相手取った慰安婦訴訟で指揮を取り、米連邦最高裁まで争った末に勝訴した。

 国政進出後は憲法改正にも意欲的だ。昨年の月刊「正論」3月号では、「憲法を変えるかどうか最終的に決めるのは国民投票であり(議員が)議論から逃げてはならない」と、訴えた。首相の「国民から国民投票の権利を奪ってはならない」という主張と重なる。

 首相は自身に近い政治信条を持つ山下氏に目をつけたようだ。首相は第4次安倍改造内閣の発足を受けた2日の記者会見で「総裁選で誰に投票したか、全く考える余地はなかった」と述べ、人物本位で選んだことを強調した。

 もっとも山下氏は、小泉進次郎元筆頭副幹事長の腹心として知られる。今回の抜擢は首相が小泉氏の人脈に影響力を持とうとする狙いも見え隠れする。(水内茂幸)

3378とはずがたり:2018/10/04(木) 10:22:48
>>2968-2969(止まらない“山拓”の「反安倍」発言 「ついていけない」「愛されキャラだ」派閥に賛否)の記事は印象に残ったしなw

それにしても滞貨一掃内閣は干された方の入閣待望組には物凄い破壊力だな。任命権者の安倍では無く派閥の上を恨む構図に出来てる。

石原派閣僚ゼロ、山崎氏の「石破支持」に恨み節
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181004-OYT1T50042.html?r=1
2018年10月04日 09時50分


 2日の内閣改造で所属議員の閣僚起用がなかった自民党最小派閥の石原派(12人)内で、失望感が広がっている。

 石原伸晃・元経済再生相が率いる同派は、坂本哲志衆院議員(当選6回)の入閣を希望したが、かなわなかった。前回の改造に続き閣僚数はゼロだった。自民党役員人事で森山裕国会対策委員長の続投が決まったものの、派内では「派閥を存続する意義が問われかねない」(若手)と厳しい声が噴き出している。

 総裁選で安倍首相を支持した石原派だが、態度表明は党内7派閥で最後と出遅れた。早々と首相の連続3選支持を打ち出した麻生派(59人)や二階派(44人)は閣僚数を増やしており、派内では「石原氏の決断の遅れが原因」と見る向きがある。

 石原派最高顧問の山崎拓・元副総裁が石破茂・元幹事長支持で動いたため、「勝手な行動が影響した」と恨み節も漏れている。

3379チバQ:2018/10/04(木) 18:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000035-mai-pol
<第4次安倍改造内閣>女性副大臣、5人に
10/4(木) 11:30配信 毎日新聞
<第4次安倍改造内閣>女性副大臣、5人に
記念撮影に応じる第4次安倍改造内閣の閣僚=首相官邸で2018年10月2日午後7時14分、竹内紀臣撮影
 政府は4日午前の臨時閣議で、第4次安倍改造内閣の副大臣25人と政務官27人の人事を決定した。副総務相兼副内閣相に佐藤ゆかり元経済産業政務官(自民)を充てるなど、副大臣に女性5人を起用。昨年11月発足の第4次安倍内閣で2人だった女性副大臣を増やした。今回の内閣改造で女性閣僚は片山さつき地方創生担当相の1人にとどまったため、女性活躍の観点でバランスをとったとみられる。


 女性副大臣はほかに、阿部俊子副外相(自民)▽永岡桂子副文部科学相(同)▽高階恵美子副厚生労働相(同)▽浮島智子副文科相兼副内閣相(公明)。

 政務官では、鈴木貴子氏(自民)が防衛政務官に起用された。鈴木氏は、新党大地代表の鈴木宗男元衆院議員の長女で、女性政務官は鈴木氏1人だった。【野間口陽】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000046-asahi-pol
石破氏支援の議員も起用 副大臣・政務官人事
10/4(木) 12:06配信 朝日新聞デジタル
石破氏支援の議員も起用 副大臣・政務官人事
副大臣会議であいさつする安倍晋三首相(中央)=2018年10月4日午後1時37分、首相官邸、岩下毅撮影
 政府は4日の臨時閣議で、内閣改造に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決定した。自民党総裁選で石破茂・元幹事長支持を表明した議員からは、橘慶一郎衆院議員が復興副大臣、舞立昇治参院議員が内閣府政務官、門山宏哲(ひろあき)衆院議員が法務政務官に就任した。

 閣僚では山下貴司法相が入閣しており、菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で「首相が適材適所の観点で人選をされた。全員野球内閣として内外の諸課題にしっかり対応していける体制が整った」と話した。

 石破氏は総裁選の国会議員票で73票を獲得。投票先を明らかにしていない議員も複数いる。

3380チバQ:2018/10/04(木) 18:16:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000529-san-pol
第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ
10/4(木) 11:26配信 産経新聞
 政府が4日午前の臨時閣議で決定した第4次安倍晋三改造内閣の副大臣・政務官は次の通り。(敬称略)

 ▽副大臣(25人)

 【復興】橘慶一郎、浜田昌良【内閣府】左藤章、田中良生、中根一幸【総務】鈴木淳司【総務・内閣府】佐藤ゆかり【法務】平口洋【外務】阿部俊子、佐藤正久【財務】上野賢一郎、鈴木馨祐【文部科学】永岡桂子【文部科学・内閣府】浮島智子【厚生労働】大口善徳、高階恵美子【農林水産】小里泰弘、高鳥修一【経済産業】関芳弘【経済産業・内閣府】磯崎仁彦【国土交通】大塚高司【国土交通・内閣府・復興】塚田一郎【環境】城内実【環境・内閣府】秋元司【防衛・内閣府】原田憲治

 ▽政務官(27人)

 【内閣府】長尾敬、舞立昇治【内閣府・復興】安藤裕【総務】大西英男、国重徹【総務・内閣府】古賀友一郎【法務】門山宏哲【外務】鈴木憲和、辻清人、山田賢司【財務】伊佐進一、渡辺美知太郎【文部科学】中村裕之【文部科学・内閣府・復興】白須賀貴樹【厚生労働】上野宏史、新谷正義【農林水産】浜村進、高野光二郎【経済産業】滝波宏文【経済産業・内閣府・復興】石川昭政【国土交通】工藤彰三、田中英之【国土交通・内閣府】阿達雅志【環境】勝俣孝明【環境・内閣府】菅家一郎【防衛】鈴木貴子【防衛・内閣府】山田宏

3381チバQ:2018/10/04(木) 18:20:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000002-tospoweb-ent
片山さつき氏入閣を悔しがった有名人
10/4(木) 11:00配信 東スポWeb
 安倍晋三首相は2日、内閣改造を行い第4次安倍改造内閣が発足した。閣僚全19人中12人が初入閣で、2012年に第2次安倍内閣が発足して以降、最多。目玉となったのは地方創生・規制改革・女性活躍推進担当相に就任した“紅一点”の片山さつき氏(59)だ。この人事に「逃した魚は大きかった」と悔やんだのは、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(年齢非公表)。いったいどういうことなのか? 実はこの2人には意外なつながりが――。

 内閣改造で自民党内がざわついたのは、片山氏の起用だった。

「まさかとは思いましたが、本当に大臣になるとは」(党関係者)

 前夜に入閣が伝えられた際には、そのポストを巡って、情報が錯綜。朝日新聞が「厚労相就任」と報じ、誤報と謝罪する一幕もあった。

 片山氏は学生時代から「東大の山口百恵」と騒がれ、大蔵省(現財務省)入省時もメディアジャックした。在職中には当時、東大助教授だった舛添要一元都知事と結婚(3年後に離婚)したのも話題となった。

 2005年の“郵政選挙”で、小泉チルドレンとして政治家転身を果たすも、野党転落時にはその露出も大きく減った。その時、業務提携したのが、デーブ氏の所属する個人事務所「スペクター・コミュニケーションズ」だったのだ。

 デーブ氏が振り返る。

「“片山さつきみどり”っていう芸名をあげたんだけど、使わなかったね(笑い)。メディア対策とかプランニングをしていたよ。でも僕が投票権なくて、説得力がなかったから(笑い)、その後、移籍しちゃったけど」

 片山氏は“デーブ人脈”を生かし、「サンデー・ジャポン」(TBS系)、「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)などのバラエティー番組に出演する一方、「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の論客として鳴らし、再浮上のきっかけとなった。ところが、なぜか現在は大手芸能プロ「サンミュージック」と業務提携している。

「逃した魚は、大きかった」と悔しがるデーブ氏。大臣になるとわかっていれば“事務所移籍”を何とか思いとどまらせたのに…といったところか。それでも、そこは気持ちを新たに、デーブ氏はこうエールを送る。

「派手めな見かけで勘違いされるが、片山さんの知識・情報量はハンパない。形だけで海外視察に行く議員と違って、本当に実地で学んでくる。地方創生相も適任で、具体案もどんどん出せる。気が強くて自信家だから、誰も逆らえないしね。和田アキ子が国会議員から大臣になったと思えばいいよ(笑い)。もし首相になったらサンミュージックと交渉して、ウチに戻ってきてもらおうかな。その時は、(同事務所所属の)森田健作千葉県知事も一緒に連れて来てもらおう」

 安倍首相も片山氏のことを「政策通だけでなくフットワークも軽く、ガッツもある。女性の入閣は1人だけだが、2人分も3人分もある存在感で、女性活躍の旗を高く掲げてもらいたい」と目を細めている。

 ところが一方で、片山氏といえばお騒がせ議員としても有名。誤った情報に基づくSNS発信などでたびたび炎上し、国会では度重なる遅刻で厳重注意処分も受けている。

「とにかく遅刻魔だから仕方がない。外交防衛委員長時には理事懇を遅刻し、涙ながらに謝罪した時はもう大臣の可能性はなくなったといわれていたんですが…」(前出の党関係者)

 気になる遅刻理由は大学時から貫いている「聖子ちゃんカットの前髪カールのセット」ともウワサされ、この日も首相官邸の呼び込み時につけまつげが落ちるというシーンもあった。

 片山氏を知る関係者は「電話をしながら、他の作業や面会したりと、複数のことを同時にやっちゃう人なんです。頭がいいからこそなせるワザなんだけど、それで遅刻してしまったら、どうしようもない」と話す。

 大臣になっても遅刻をやらかせば、取り返しはつかないが、その悪癖を克服すれば、明るい未来が見えてくる。

「これまで小池百合子氏や稲田朋美氏、野田聖子氏ら“女性初の首相”と期待されながらも皆、自滅した。今回、女性閣僚が片山氏だけのように党内の女性人材は枯渇している。大臣をやり遂げれば、女性初の首相も、もしかしたらあるかもしれません」(永田町関係者)

 憲法改正そして、来年の統一地方選・参院選へ向け、盤石な態勢を固めたい安倍政権で、強烈キャラの片山氏起用は吉と出るか、凶と出るか…。

3382チバQ:2018/10/04(木) 18:22:11
>>3290>>3294
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000008-khks-soci
<自民総裁選>石破氏、なぜ山形で善戦? 父母の縁、判官びいきの感情…背景を探る
10/4(木) 10:33配信 河北新報
<自民総裁選>石破氏、なぜ山形で善戦? 父母の縁、判官びいきの感情…背景を探る
自民党総裁選の開票作業に当たる山形県連関係者ら=9月20日、山形市の県連事務所
 安倍晋三首相が連続3選された自民党総裁選で、山形県では石破茂元幹事長が4402票(得票率58.1%)を獲得し、安倍氏を1230票引き離した。全国で石破氏が安倍氏を上回る党員・党友の支持を集めたのは10県で、東北では山形だけ。石破氏の予想外の善戦を東北から支えた山形特有の背景を探った。(山形総局・菊地弘志)

【自民総裁選】仙台で最後の街頭演説会 安倍氏経済成長の実績強調、石破氏防災省の新設に力点

<道の駅開設に尽力>

 「山形県がなければ今の私はありません」

 石破氏が都道府県別に7分近いメッセージ動画を発信した総裁選特設サイトの山形編は、こんな言葉から始まった。

 母方の祖父は1934〜36年に官選の山形県知事を務めた金森太郎(1888〜1958年)。金森の娘と、山形県に保安課長として赴任してきた内務官僚石破二朗(08〜81年、後に自治相)との間に生まれた出自に触れ、「ありがたいご縁を感じております」と親しみを込めて語り掛けた。

 農林水産相や地方創生担当相を歴任した石破氏はこれまでも頻繁に山形県を訪れ、国政、地方を問わず選挙の際には候補者の応援に力を入れた。前回の2012年総裁選でも石破氏は県内党員・党友票の7割近くを獲得し、安倍氏に約3000票差をつける強さを発揮した。

 今回の総裁選で後藤源県議(米沢選挙区)は石破氏支持を鮮明に掲げ、地元の党員らにも積極的に支持を呼び掛けた。

 国の「重点道の駅」として4月にオープンした道の駅「米沢」は、地方創生担当相時代の石破氏への要望が実った結果だったとアピール。後藤県議は「(石破氏が)米沢に来た際は地酒の銘柄を褒め、聴衆の心をつかんだ。事前に調べたのだろう」と振り返る。

<陣営 強く働き掛け>

 最上地方の党員も「山形にまめに足を運んでいる石破氏に親近感を覚える人は多い」と話す。「今回は結果(安倍氏3選)が明らかな中、判官びいきの感情もあったかもしれない。一度名前を書いたら移り気にならないのが山形人気質」とみる。

 県内の党国会議員は4人のうち3人が安倍氏、1人が石破氏に投票したとみられる。4人は竹下派(衆院)、岸田派、非派閥の谷垣グループのいずれかに所属し、安倍氏の出身派閥で最大勢力の細田派はいない。

 党県連幹部は「アベノミクスの浸透を実感できない経営者もいる。自身はともかく、支持者の投票先は自主判断に任せたようだ」と分析。一方「重点県だったのだろう。石破陣営の働き掛けが強かった」と受け止めた党関係者も少なくない。

 県議の一人は「石破氏の地元鳥取県と山形県はともに日本海側に位置し、交通インフラが未整備で過疎や高齢化に直面している」と指摘。「地方の実情に通じた主張にうなずける点が多くあったのではないか」と語る。

3383チバQ:2018/10/04(木) 22:37:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000111-jij-pol
副大臣・政務官にも火種=過去に「舌禍」―自民
10/4(木) 19:16配信 時事通信
副大臣・政務官にも火種=過去に「舌禍」―自民
副大臣会議で発言する安倍晋三首相(左手前から2人目)=4日午後、首相官邸
 安倍晋三首相は4日の副大臣・政務官人事で、自民党各派のバランスを重視した。

 ただ、がん患者や女性への差別的な発言など不適切な言動が問題視された議員らが含まれており、政権の火種となりそうだ。

〔写真特集〕失言の迷宮〜アノ人がこんなことを…〜

 安倍晋三首相は首相官邸で開いた副大臣会議に出席し、「官僚との適切な信頼関係の下、大臣をサポートし、国政運営に尽力することを期待している」と訓示した。

 副大臣25、政務官27の計52ポストは、おおむね7派閥の勢力順に配分された。先の党総裁選で首相を支持した5派のうち、党内最大の細田派は12人。麻生派10人(同派メンバーで無所属の渡辺美知太郎氏含む)、岸田派4人、二階派3人、石原派1人だった。

 自主投票の竹下派から起用された7人は、全員が首相支持とみられる。多くが石破茂元幹事長の支援に回った参院竹下派からは、首相に投票した佐藤正久氏が唯一起用され、外務副大臣に留任。一方、石破氏に近い無派閥の橘慶一郎氏が復興副大臣に就任したが、石破派は政務官2人で、副大臣はゼロだった。

 「舌禍」が不安視されるのは、細田派の大西英男総務政務官。がん患者について「働かなければいい」とやじを飛ばし、謝罪に追い込まれた。

 同派の長尾敬内閣府政務官はツイッターに「セクハラとは縁遠い方々」と表現した野党の女性議員の写真を投稿し、陳謝した。二階派の佐藤ゆかり総務副大臣は、自民党前大阪府議から名誉毀損(きそん)で提訴されたことがある。

 社民党の又市征治党首は4日の記者会見で、大西氏の就任を批判した上で「国会で徹底して過去の問題を追及したい」と語った。

3384チバQ:2018/10/05(金) 00:05:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201810/CK2018100302000146.html
文書改ざん責任、金銭疑惑… 「訳あり」議員、次々

2018年10月3日 朝刊


留任が決まり、首相官邸に入る麻生太郎副総理兼財務相=2日午後

写真
 内閣改造・自民党役員人事では、森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で責任を問われている麻生太郎財務相が留任した。さらに、「政治とカネ」や言動を問題視された議員が次々に要職を担うことになった。 (清水俊介)

 安倍晋三首相は二日夜の記者会見で、麻生氏を「政権運営の骨格」に位置付けた。麻生氏は首相の盟友の一人で、二〇一二年末の第二次政権発足後、一貫して同じ地位にとどまる。首相にとっては、妻昭恵氏の存在が影響した森友問題では麻生氏の責任を問いにくい事情もある。

 党選対委員長に就いた甘利明氏も、首相と盟友関係だ。一六年一月に金銭授受疑惑で経済再生担当相を辞任して以来の表舞台となった就任記者会見では「私も秘書も刑事訴追されていない。検察の捜査がすべてだ」と潔白を主張。首相も「実績、手腕、調整能力は党内でほとんどの方が評価している」と持ち上げた。

 党憲法改正推進本部長を任された下村博文氏は、首相側近の一人。第二次政権発足後に文部科学相を務め、加計学園の獣医学部新設を巡る愛媛県文書に下村氏の発言が記載された。それとは別に、事務所が加計学園側から計二百万円をパーティー券代として受け取ったことも明るみに出た。

 留任した西村康稔官房副長官は、七月の西日本豪雨の際、自民党議員の宴会「赤坂自民亭」の写真をツイッターに投稿し、党内外から批判された。

 初入閣の原田義昭環境相は、歴史認識に関する対外情報発信を検討する党国際情報検討委員会の委員長だった一五年に「南京大虐殺はなかった」と明言していた。二日の就任記者会見では、自身の歴史認識に関し「この場から外れる発言は差し控えたい」と述べた。

3385チバQ:2018/10/05(金) 14:38:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00010007-fnnprimev-pol
“首相を見据えた”重要ポスト!小泉進次郎氏が強く希望した「厚生労働部会長」とは?
10/4(木) 18:51配信 FNN PRIME
“首相を見据えた”重要ポスト!小泉進次郎氏が強く希望した「厚生労働部会長」とは?
(画像:FNN PRIME)
将来の首相を見据え「一番重要かつ困難な仕事で鍛える」
女性閣僚が片山さつき氏1人だけとなった安倍改造内閣。
それを補うかのように、10月4日、副大臣には片山氏と同じ元小泉ガールズの佐藤ゆかり氏ら5人の女性が起用された。
さらに、政務官の顔ぶれも出そろったが、そこに小泉進次郎氏の名前はなかった…

【画像】赤ちゃんを抱く小泉進次郎氏

9月の総裁選直後には「自分なりに何に自分の思いをもってあたっていくか、しっかり考えます」と話していた小泉進次郎衆院議員。
その進次郎氏の新たなポストとして最終調整されているのが、自民党の厚生労働部会長だ。

進次郎氏は執行部が行った役職の希望調査に「厚生労働部会長のみ」を強く希望したという。

進次郎氏の周辺によると、「まだまだ汗をかく時期という意識のもと、一番重要かつ困難な仕事で自分を鍛える意向のようだ」という。

厚労部会長とは、社会保障をはじめとした厚生労働行政の党内での政策立案や調整を担う厚労部会の取りまとめ役。
このポストを経験し、厚労大臣になった先輩議員田村憲久衆院議員に話を聞いた。

「厚生労働部会の場合は、利害関係者が非常に多い。我慢してでも、忍耐をもってしてそれをまとめるという能力が一番問われる」

前身である「社会部会」時代には、安倍首相も務めたこのポスト。
実は、進次郎氏これまでも、日本にとって2020年以降の社会保障が最大の課題だと訴え続けている。
2016年4月には「このままでは、現役1人で高齢者1人を支える高負担社会になる」と発言。

中でも、特に力を入れてきたのが少子化対策だ。
自民党が野党時代の2009年、政治家として初めて国会で行った質問も「私が福島大臣にお伺いしたいのは、子育てについての考え方です」というものだった。

さらに、昨年は育児負担の軽減に向け「こども保険」を提唱したが、取り入れられなかった。

田村衆院議員が「(部会長は)国のいろんな動きの中でのかなりの部分を勉強することにはなる」と話すように、厚生労働部会はこうした政策などをしっかりと勉強できるポストで、将来の首相を見据える進次郎氏にとって絶好のポジションともいえる。

進次郎氏のポストは、早ければ10月5日にも固まる見通しだ。

3386チバQ:2018/10/05(金) 14:39:14
「強固な地盤」と「若さ」で切り開くビジョンとは?
倉田大誠キャスター:
常にその言動が注目される小泉さんですが、なぜここまで思い切った行動がとれるのでしょうか?

反町理キャスター:
その理由は2つ。1つは強固な地盤。もう1つは若さだと思います。

昨年の総選挙では、神奈川11区の小泉さんの得票率は78%。全国で比較した場合には、1位の小野寺五典さんと2位の石破茂さんに次いで、全国3位という高い得票率を持っています。選挙での強さは、資金や応援弁士といった党への依存度をなくして、物が言える立場を生みます。また、そもそも本人は有権者から選ばれた代議士、衆議院議員という立場に一番こだわっています。

そして、小泉さんは現在37歳で、入閣を焦る年でもありません。総裁選後の人事を意識して、安倍さんを支持するという必要性もありませんし、小泉さん自身の発言も5年後、10年後もっと先を見越したビジョンをずっと語っているわけです。

倉田大誠:
首相候補の1人ともいわれていますものね。

反町理:
周辺からは「もしも小泉政権ができるとすれば、それは自民党政権ではなく野党も巻き込んだ連立政権だ」という観測も出ています。それが、父の小泉元首相のような自民党を壊すことなのか、それとも自民党を消滅から救うことなのかは分かりませんが、少なくとも本人は、政治的な目標を永田町の今までの常識の延長線上には置いていません。

プライムニュース イブニング

3387 チバQ:2018/10/08(月) 08:14:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000061-jij-pol
自民・甘利氏に試練続々=候補者調整で問われる手腕

10/6(土) 15:37配信��
935
��

 先の自民党役員人事で選挙対策委員長に起用された甘利明氏。

 来夏の参院選対策が最大の仕事だが、その前にも難しい候補者調整を迫られる重要選挙が多数控える。甘利氏にとって選挙対策は得意分野とは言えないが、早速、手腕を問われる。

 甘利氏は安倍晋三首相の盟友。金銭授受疑惑で2016年1月に経済財政担当相辞任に追い込まれた。復権を模索した首相は、国会で野党の攻撃にさらされる閣僚を避け、党四役で処遇した。甘利氏は就任時の記者会見で「安定的に政権運営できる基盤を確保したい」と決意を述べた。

 甘利氏の最初の試練は21日投開票の那覇市長選と28日投開票の新潟市長選への対応で、いずれも告示は14日だ。

 那覇市長選は、沖縄県知事選に勝った玉城デニー氏と共闘する現職と、新人の自民党前県議による事実上の一騎打ち。米軍基地問題にも影響するため、同党は県庁所在市を「奪還」して今後の選挙を優位に運ぶ思惑だったが、知事選で惨敗を喫し、「どうてこ入れすればいいか分からない」(幹部)とショックから立ち直れていない状況だ。

 政令市の新潟市長選は保守分裂の様相。二階派に籍を置く元参院議員と、元自民党衆院議員の娘婿の元新潟市議が一歩も譲らない構えで、県連は一本化を断念した。甘利氏は週明け早々にも党本部としての決断を下すとみられる。

 国政では、自民党は参院選で合区の鳥取・島根、徳島・高知など計8選挙区で候補擁立が遅れており、年内に調整を終えたい考え。玉城氏の衆院議員失職に伴い来年4月にも行われる衆院沖縄3区補選の候補者も決まっておらず、落選中の元衆院議員と有力県議が公認を争う構図だ。

3388 チバQ:2018/10/08(月) 09:05:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000024-jij-pol
「堅実」一転、待機組を優遇=安倍首相、沖縄大敗で危機感-内閣改造〔深層探訪〕

10/6(土) 8:26配信��
139
��

 安倍晋三首相が内閣改造で、当選を重ねながら未入閣の「待機組」を大量起用したのは、自民党各派幹部の不満を抑えるためだ。当初は手堅い実務型の布陣とする意向だったが、沖縄県知事選の大敗で方針転換を余儀なくされた。ただ、新閣僚の手腕は未知数で言動への不安もあり、来年夏の参院選に向けて火種を抱えた格好だ。

 初入閣の12人のうち、衆院当選5回以上、または参院3回以上に相当する待機組は11人。首相は2日夜の記者会見で「自民党にはいぶし銀の人材がたくさんいる。地道に能力の研さんに努めた皆さんに多くのチャンスを与えた」と説明した。

 ◇「派閥に押し切られた」
 首相は先週、党幹部に対し、閣僚候補が抱える不祥事の有無を事前に調べる「身体検査」を徹底し、野党の追及に耐えられる守りの人事を基本とする考えを伝えていた。先の党総裁選で、森友・加計学園問題などに起因する首相への不信が根強いことが明らかになり、参院選までの国会を無難に乗り切ることを重視したためだ。

 だが、9月末の沖縄県知事選で想定外の惨敗を喫し、党内から「首相はもう選挙の顔にはならない」との声が噴出した。求心力低下を恐れた首相は、「総裁選の後だから仕方ない」と、各派幹部が売り込む待機組を受け入れる考えに転じた。党関係者は「首相は違う人事構想を練っていた。派閥に押し切られた」と明らかにした。

 各派はポストを得るのに必死だった。関係者によると、竹下派会長代行の茂木敏充経済再生担当相は訪問先のニューヨークから首相と政府専用機で帰国する際、同派の渡辺博道氏を入閣させるよう直談判。ある派閥では、政権幹部から入閣候補の「政治とカネ」の問題を指摘され、慌てて党の顧問弁護士に相談して事なきを得たという。

 「こんなに処遇されるとは、どういうことなんだ」。待機組3人が入閣した二階派の関係者は、喜びを通り越して驚いた様子。同派会長の二階俊博幹事長は、周囲に「党への貢献(の結果)だ」と胸を張った。

 新閣僚からも喜びの声が上がる。当選8回で念願の初入閣を果たした麻生派の岩屋毅防衛相は、「長い道のりだった」と感慨深げ。細田派の山本順三国家公安委員長は「家内が舞い上がっている」と相好を崩した。

 首相の出身派閥で党内最大の細田派は、衆院からの入閣は1人だけで、党四役からも引いた。同派幹部は「総裁選で支援をお願いしたから、配慮が必要だ」と自らに言い聞かせるように語った。

 首相が譲らなかった数少ない例は、石破派の山下貴司氏の一本釣り。同派には未入閣の衆院当選5〜7回議員が滞留しており、当選3回の山下氏の入閣は、首相と総裁選を戦った石破茂元幹事長の求心力を揺さぶる。石破氏は周囲に「秩序を乱したいのだろう」との見方を示した。

 ◇野党は手ぐすね
 だが、待機組の処遇はリスクを背負い込むことと裏腹だ。ある閣僚経験者は「待機組になるには相応の理由がある」と語り、言動や粗雑な政治資金管理を指摘する。二階派の新閣僚では、片山さつき氏が参院外交防衛委員長に在任中、ツイッターでの野党批判や委員会への遅刻でたびたび謝罪。桜田義孝氏は、慰安婦問題などをめぐる不適切な発言で物議を醸してきた。

 党内からは来年夏に改選を迎える参院議員を中心に、政権の先行きへの不安の声が続出している。ある改選組議員は「こんな内閣で参院選は大丈夫なのか」と不安を隠せず、別の議員は「在庫一掃内閣だ」と酷評した。ある閣僚経験者は「予算委員会を乗り切れるのか」と顔をしかめた。

 野党側は「新閣僚が標的だ」(国民民主党幹部)と手ぐすね引く。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「初入閣の皆さんには十分に時間を取って考え方を話していただきたい」と語った。

3389 チバQ:2018/10/08(月) 09:06:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000640-san-pol
石破派、参院竹下派との合同勉強会構想は頓挫 他派閥の支持拡大見通せず

10/5(金) 22:15配信��
218
��

��

自民党の石破茂元幹事長(宮崎瑞穂撮影)

 9月の自民党総裁選で敗れた石破派(水月会、20人)会長の石破茂元幹事長は、次期総裁選に向けて他派閥に支持を広げたい考えだ。ただ、総裁選で共闘した参院竹下派(21人)と合同で政策勉強会を作るという石破派内で浮上していた構想は頓挫し、支持拡大は見通せていない。

 「新しい体制でなければ、国民は『総裁選をやってよかった』と思わない」

 石破氏は5日のフジテレビ番組でこう述べたが、支持拡大の道のりは厳しそうだ。

 石破氏は3日朝、東京都内の日本料理店で参院竹下派を率いる吉田博美参院幹事長と朝食を取った。吉田氏は今後は安倍晋三政権を支える考えを示し、「総裁選が終われば(首相陣営とは)ノーサイド。合同勉強会はしない」と伝えた。

 吉田氏はもともと首相と信頼関係を築いてきたが、政治の師である青木幹雄元参院議員会長の意向もあって石破氏支持に回った。同日夜に開催された石破氏陣営の慰労会で、吉田氏は石破派と参院竹下派の連携について「今日で区切りとなる」と語った。

 石破派は20人の小派閥だ。「ポスト安倍」の座を射止めるため、総裁選後も参院竹下派との協力関係を維持したい考えだった。だが、頼みの竹下派から断られたことで、一から他派閥の支持を模索しなければならなくなった。

 石破氏が期待するのは、今回45%の票を獲得した党員・党友票の拡大で、今月中にも地方行脚を始める。石破派幹部によると、来春に統一地方選を控えた各地の地方議員から講演依頼が数多く寄せられているという。(田中一世、奥原慎平)

3390 チバQ:2018/10/08(月) 09:07:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000624-san-pol
政務官「魔の3回生」14人、自民ハラハラ

10/4(木) 22:20配信��
63
��

��

大臣政務官会合で発言する安倍晋三首相(右手前から2人目)=4日午後、首相官邸(春名中撮影)

 政府が4日に決定した政務官人事で、平成24年衆院選で自民党から初当選した「魔の3回生」が半数以上の14人を占めた。「適齢期」の当選2回生が少ない自民党のいびつな構図のためだが、早くも失言や不祥事への懸念が出ている。(長嶋雅子)

 「しっかり外相を支え、日本の国益に資する外交をやっていきたい」

 衆院当選3回で外務政務官に就任した辻清人氏は4日、所属する岸田派(宏池会)の会合でこう抱負を語り、大きな拍手を受けた。

 今回政務官に就いた自民党衆院議員17人のうち、初当選の時期が異なる3人を除いた14人は、トラブルが多い「魔の3回生」にあたる。過去には、不倫を認めて辞職した宮崎謙介氏や、秘書への暴言・暴行で昨年の衆院選で落選した豊田真由子氏らが有名だ。

 現在の3回生は落選経験者や他党からの移籍組を含め88人。大半は自民党への追い風で連続3回当選を果たし、党内で一大勢力を形成する。「魔の3回生」の大量当選のあおりで、若手の登竜門とされる政務官の適齢期である2回生は今回、参院議員経験者を除き一人も就任しなかった。

 「魔の3回生」では今回、がん患者について「働かなくていい」と発言するなど、舌禍の多い大西英男氏が総務政務官に起用された。政務官に就いた別の3回生は「心配されないように頑張るしかない」と語るが、ベテラン議員は「正直、心配な人もいる」と本音を漏らす。

 一方、派閥別では安倍晋三首相の総裁選勝利に貢献した麻生派(志公会)が閣僚に加え、副大臣、政務官でも人数を増やした。同派中堅は「麻生太郎会長の力だ」と語る。首相を後押しした二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)も閣僚2人、政務官1人をそれぞれ増やした。

3391チバQ:2018/10/08(月) 19:51:02
https://www.sankei.com/politics/news/181008/plt1810080004-n1.html
2018.10.8 10:00
【自民党総裁選】
野田聖子前総務相 衆院予算委員長への就任で捲土重来なるか
 9月の自民党総裁選で出馬を断念した野田聖子前総務相(58)が衆院予算委員長に内定した。正式に就任すれば女性初となる。平成27年の前回総裁選に続く2度目の出馬断念で政治的影響力が大きくダウンすると思われたが、予算委員長への起用で捲土重来(けんどちょうらい)を期すきっかけはつかめたようだ。

 見切り発車の出馬宣言と名誉ある早期撤退論

 「夫の負担を考えると悩んだが、引き受けることにした」

 国会審議の花形の予算委員長。普通なら二つ返事で引き受けるはずだが、野田氏は周囲に、打診があった際に躊躇(ちゅうちょ)したことを明かした。

 総務相在任中は、国会開会中は質疑に備えるために午前5時起き。障害を抱える息子の世話は夫に委ねることが多く、家族の支えがうれしかったという。

 子育てと閣僚の仕事をこなしながら、総裁選の準備を進めた野田氏。しかし、一連の経緯を振り返ると、年明け以降繰り返した「出馬宣言」が見切り発車だったことがわかる。

「私の戦いは終わった」

 野田氏は9月3日、総裁選で連続3選を目指していた安倍晋三首相(64)と向き合い、立候補に必要な20人の推薦人を集められず、出馬を断念する考えを伝えた。

 首相は申し訳なさそうに言葉を返した。

 「推薦人集めを助けられなくてごめん。石破さんとの戦いがあったから…」

 この返答が、断念に至った理由を探る手がかりの一つになる。

 野田氏は昨年8月に入閣直後、早々と総裁選出馬への意欲を表明。それ以降、野田氏の動向が逐一報じられることになり、「野田氏=総裁選候補」のイメージも作られた。今年1月のBS日テレ番組では、出馬の自信を「150%」とも明言した。

 野田氏は党内各派から推薦人を借りられると踏んだようだが、推薦人確保にメドがついていたわけではない。7月1日に地元・岐阜市で開いたパーティーで「(出馬を断念した)3年前とは違う」と気勢も上げたが、舞台袖では推薦人確保が困難を極める現状を前に「名誉ある早期撤退論」がささやかれ始めていた。

 遊説依頼こなしたが…

 野田氏は東日本大震災が起きた平成23年に息子を出産しただけに、被災地への思いが強い。総務相就任後は福島、宮城、岩手の被災地を相次ぎ訪問した。卵子提供を受けて息子を産んだ経験を受け、女性政策、生殖医療、障害児教育、医療・介護問題を中心に政務の講演や視察の依頼も舞い込み、野田氏は週末を中心に各地に赴いた。

 しかし、総裁選をにらめば、地方の遊説や講演の狙いは「党員・党友票固め」となる。派閥にいれば、地方遊説で各派の事務所や系列の国会議員がサポートするが、無派閥の野田氏には期待できない。

 一方で、閣僚の職は重荷になったようだ。「公務と政務の両方をこなすのはしんどい」。野田氏はこう漏らすようになる。

 野田氏は7月の通常国会閉会後にロシアを訪問したが、帰国後は疲労の蓄積からかじんましんに悩まされた。総務省では、野田氏が総裁選出馬の準備に専念するため職を返上するのではという臆測まで流れた。

3392チバQ:2018/10/08(月) 19:51:24
満を持して公表した政策は浸透せず

 野田氏を直撃したのが7月に発覚した情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題だ。野田氏は女性記者との懇親会で、朝日新聞から自身の事務所活動に関する情報公開請求があったことを不用意に漏らしてしまう。情報公開制度は総務相の所管だ。野田氏の周囲は「影響は少なかった」というが、推薦人になってほしい、と頼まれた議員からは「断る格好の理由ができた」という声が漏れた。

 8月5日、野田氏は総裁選に向けた政策本の出版報告会の開催にこぎ着けた。しかし、7日には、問題の責任を取って閣僚給与1年分を全額返納する処分を発表。漏洩問題は、総裁選で最も大事な時期に影を落とした。満を持して公表したはずの政策は浸透する時間がなかったに等しい。

 「国会議員とのつきあいがなかった」

 気っぷが良く酒豪で知られる野田氏は、交際範囲がさぞかし広いだろうというイメージがある。しかし、「意外だが、野田氏の人脈はそんなに太くない」というのが周囲の見方だ。

 野田氏は10月2日に開かれた総務相の退任会見で「あまり国会議員とつきあいがなかった」と白状し、「『週に1回は国会議員と飲むように』との命令が下った。改めて人間関係を築けていければと思っている」と、総裁選で野田氏を応援した仲間から叱られたことを明かした。

 予算委員長は与野党の垣根を越えて人脈を形成する上で絶好のポストでもある。「集うことをよしとしない」と言い続けてきた野田氏だが、推薦人を確保する必要から、こだわりを捨てて仲間を集めるグループ化の道を選ぶ。内閣改造前夜の10月1日、野田氏は永田町の喧噪(けんそう)をよそに、都内で総裁選の「反省会」を開いた。

 すでに政界の関心は「ポスト安倍」に移り始めた。来年夏の参院選で自民党の議席が伸び悩むようなことになれば、政局を迎える可能性もある。そのとき、「野田聖子予算委員長」はどう動くのだろうか。(政治部編集委員 笠原健)

3393チバQ:2018/10/08(月) 20:13:07
https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/010/115000c
首相
党で側近重用 甘利氏ら、関与強める狙いか
毎日新聞2018年10月5日 21時11分(最終更新 10月6日 15時54分)
 自民党総裁選を受けた党役員人事では、選対委員長に甘利明元経済再生担当相、総務会長に加藤勝信前厚生労働相を据えるなど、安倍晋三首相の側近議員の起用が目立った。背景には、党運営への関与を強めようとの首相の思惑がありそうだ。

 甘利氏は5日、来夏の参院選の比例代表に向けて党公認を求める「全国小売酒販政治連盟」の幹部と党本部で面会。来春には統一地方選もある。4日に配信した自身のメールマガジンでは、首相から「来年は選挙の年。新内閣にとって勝負の年になる。その指揮官を引き受けてほしい」と要請されたと明かした。

 甘利氏は2012年の第2次安倍内閣発足後、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官とともに政権の骨格を担った。しかし、金銭授受問題が発覚し16年1月に経済再生担当相を辞任した。

 政権幹部によると、当初は甘利氏を総務会長に充てる案があったが、甘利氏が固辞。総務会長は定例の記者会見に臨む必要があり、疑惑を追及されるのを避けたかったのが固辞の理由との指摘がある。

 加藤氏は、所属する竹下派の竹下亘会長の後任となった。加藤氏の義父は故・加藤六月元農相。義母と首相の母が旧知の仲で、首相と加藤氏も親しい間柄として知られる。安倍政権では官房副長官、1億総活躍担当相、厚労相を務めた。

 総務会長は重鎮が務めることが多く、当選6回の加藤氏の就任は異例。首相には、将来の総裁候補として育成する意図もあるとみられ、「ポスト安倍」候補に浮上したとの見方も出ている。

 稲田朋美元防衛相は総裁特別補佐兼筆頭副幹事長に就いた。南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣した自衛隊の日報問題などへの対応に絡み昨年7月に辞任した後、目立つ場面は少なかった。05年の郵政選挙で、首相の後押しで初当選した経緯がある。

 総裁特別補佐、官房副長官などで首相に仕えてきた萩生田光一幹事長代行は留任。党を取り仕切る幹事長室では、二階俊博幹事長に次ぐポストで、引き続き首相官邸と党のパイプ役を担う。【田中裕之、松倉佑輔】

3394チバQ:2018/10/08(月) 20:14:34
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00m/010/174000
自民
衆院予算委員長に野田氏 議運は高市氏 要職に女性
毎日新聞2018年10月5日 06時30分(最終更新 10月5日 06時30分)
 自民党は4日、衆院予算委員長に野田聖子前総務相(58)、衆院議院運営委員長に高市早苗元総務相(57)を充てる方針を固めた。いずれも閣僚経験者が就くことが多い国会の要職。内閣改造で女性が1人のみだったことを踏まえ、女性登用をアピールする狙いがありそうだ。衆院憲法審査会の森英介会長(70)は留任させる方向。

 野田氏は衆院当選9回。総裁選で立候補を検討したが推薦人が集まらずに断念し、首相支持に回った。高市氏は同8回で自民党政調会長などを歴任し、首相に近い。党関係者によると、内閣改造で、女性の入閣が1人にとどまったことへの批判を意識したという。

 また参院自民党は4日、参院政審会長に山本一太元沖縄・北方担当相(60)、参院議員副会長に岡田広元副内閣相(71)を新たに起用すると決めた。関口昌一参院国対委員長(65)は留任した。【竹内望】

3395チバQ:2018/10/09(火) 21:34:48
https://www.sankei.com/premium/news/181009/prm1810090005-n1.html
2018.10.9 01:00
【政界徒然草】
総裁選でしこり、沖縄県知事選敗北… 難局続きの竹下派、竹下亘会長の手腕が今度こそ試される
名門復活を目指す自民党第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)に難局が続いている。自主投票となった9月の総裁選では、石破茂元幹事長(61)を支持したい竹下亘会長(71)と安倍晋三首相(64)を支持する他の幹部の間に溝が生じた。威信回復をかけ、派を挙げて臨んだ沖縄県知事選でも与党系候補が敗北。無役になった竹下氏は派閥の立て直しに邁進(まいしん)する構えだが、いばらの道が続く。

総裁選のしこり残る

 「わが派の総裁選対応はさまざまなことを言われたが、もう総裁選は終わった。これからは自民党一丸となって安倍内閣をしっかり支える」

 総裁選後初めてとなる10月4日の派閥会合で、竹下氏は派の結束を強調した。会合後には記者団に「(派内は)融和している」とも語った。

 会合は2日の内閣改造で初入閣を果たした渡辺博道復興相(68)への祝賀ムードに包まれたが、総裁選でしこりが生じたのは事実だ。

 平成研究会(旧称・経世会)は、竹下登元首相が作り、小渕恵三元首相や青木幹雄元参院議員会長(84)が守ってきた家族経営色の強い派閥だ。今年4月、竹下元首相の弟である竹下亘氏がその看板を引き継いだ。

 しかし総裁選では、亘氏や小渕氏の次女である小渕優子元経済産業相(44)ら、歴代幹部の血筋を引く議員が石破氏を支持したが、派の衆院議員(34人)の多くが首相を支持し、一枚岩になれなかった。

 今や登氏や恵三氏らの薫陶を直接受けた議員は減り、平成24年以降の第2次安倍政権下で初当選した若手が4割以上を占める。竹下派は過渡期にあるともいえる。

牙城の沖縄県知事選も敗北

 続く沖縄県知事選(9月30日投開票)の敗北も大きな痛手となった。

 竹下派は与党系候補の佐喜真淳氏(54)の応援に取り組んだ。亘氏自身、てこ入れのために9月だけで計4回、19日間にわたり現地に滞在し、選挙対策本部に陣取りつつ、旧知の企業を回った。与野党幹部の中で群を抜く長さだ。

 竹下派にとって、沖縄は牙城との思いが強い。自民党で最も深く沖縄に関わってきた派閥だからだ。

 創設者の登氏は、佐藤栄作内閣の官房長官として昭和47年の沖縄返還で中心的役割を担った。平成8年の米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還の日米合意を果たしたのは橋本龍太郎元首相。当時の官房長官は梶山静六氏で、いずれも平成研の実力者だった。恵三氏は12年の主要国首脳会議(サミット)沖縄開催を首相として決めた。

3396チバQ:2018/10/09(火) 21:36:17
 「普天間飛行場の返還を実現するのは平成研究会の責任だ」

 亘氏は常々こう語ってきた。8月末の派閥会合では「われわれはずっと沖縄に関わってきた歴史を有する」と強調し、すべての所属議員に応援入りを求めた。会長代行の茂木敏充経済再生担当相(62)、事務総長の山口泰明組織運動本部長(69)、優子氏ら主要メンバーが続々と沖縄入りした。

 佐喜真陣営の幹部は「竹下氏は沖縄では誰が何票持っているかが頭に入っていて、細々と指示を出す」と語っていた。

 ただ、昨年10月の衆院選では、平成研所属の現職が沖縄県内の4選挙区のうち3選挙区で立候補するも、2人が落選するなど、存在感に陰りもある。派内には「県知事選で力を見せられればメンツを取り戻せる」(ベテラン議員)との思いがあったが、結果的に佐喜真氏は大敗した。

首相、党人事でくさび

 「皆さん方に本当にお力添えをいただいたが、残念ながら負けてしまった」

 亘氏は10月4日の派閥会合の冒頭で謝罪した。

 亘氏は10月2日の内閣改造・党役員人事で総務会長を外れ、無役となった。入れ替わりで総務会長になったのは、竹下派所属でありながら首相の側近中の側近でもある加藤勝信前厚生労働相(62)だ。

 総務会長は幹事長、政調会長と並ぶ党四役。加藤氏は厚生労働相など重要閣僚に続いて総務会長に就くことで、「ポスト安倍」候補の資格を得たといえる。

 加藤氏は24年の第2次安倍政権発足以降、官房副長官や閣僚を歴任し、派閥運営に関わる機会が少なかった。閣僚を外れたことで、今後は派の運営に中心的に関わることになる。総裁選で亘氏を含め一定数が石破氏を支持した竹下派に対し、首相がくさびを打ち込んだ-との見方もある。

 実績で加藤氏を上回り、同派の「筆頭総裁候補」である茂木氏は引き続き経済再生担当相を務め、全世代型社会保障改革の担当も兼務する。首相が目玉政策を茂木氏に担わせたのは、その手腕を高く買っている証だ。竹下派は派内に2人の「ポスト安倍」候補を抱えることになりそうだ。

 総裁選、沖縄県知事選、内閣改造・党役員人事を経て、竹下派を取り巻く状況は混とんとしてきた。これから派閥運営に注力するという竹下氏の手腕が今度こそ試される。
(政治部 田中一世)

3397とはずがたり:2018/10/09(火) 22:15:46
小泉進次郎氏退き、稲田朋美氏に…筆頭副幹事長
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181009-OYT1T50055.html?r=1
2018年10月09日 21時53分
 自民党は9日の総務会で、衆院の常任・特別委員長と審査会長の人事を内定した。党憲法改正推進本部長を退く細田博之氏は政治倫理審査会長に起用する。予算委員長に野田聖子・前総務相、議院運営委員長に高市早苗・元総務相を充てる。森英介憲法審査会長は留任させる。今月下旬召集予定の臨時国会で選ばれる見通しだ。


 総務会では四役などを除く党役員人事も決めた。幹事長代理は林幹雄、金田勝年、松村祥史の3氏とも留任する。筆頭副幹事長には稲田朋美・元防衛相が就き、小泉進次郎氏は退く。9月の総裁選で石破茂・元幹事長を支持した小渕優子・元経済産業相は引き続き組織運動本部長代理を務める。

 細田、野田、高市の3氏以外に内定した新任の衆院常任・特別委員長、審査会長は次の通り(敬称略)。

 ◇…常任委員長…◇

 内閣 牧原秀樹▽法務 葉梨康弘▽外務 若宮健嗣▽財務金融 坂井学▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 冨岡勉▽農林水産 武藤容治▽国土交通 谷公一▽環境 秋葉賢也▽安全保障 岸信夫

 ◇…特別委員長…◇

 政治倫理確立・公選法改正 山口俊一▽拉致問題 山口壮▽消費者問題 土屋品子▽東日本大震災復興 古川禎久▽地方創生 松野博一

 ◇…審査会長…◇

 情報監視 浜田靖一

3398チバQ:2018/10/09(火) 22:22:00
https://www.asahi.com/articles/ASLB93TNJLB9UTFK005.html
加藤総務会長、ポスト安倍に意欲 「常に高み見据える」
及川綾子2018年10月9日17時12分
 自民党の加藤勝信総務会長は9日の記者会見で、将来的に首相を目指すかを問われ、「常に高みを見据えながら進めていきたい」と「ポスト安倍」に意欲をにじませた。

 加藤氏は岡山5区選出の当選6回。竹下派に所属するが、安倍晋三首相の側近として知られ、2012年の第2次安倍政権発足後、官房副長官や厚生労働相などを務めた。2日の党役員人事で総務会長に就いた。

 首相周辺には将来の首相候補として推す声があり、加藤氏は9日の会見で、「力をつけて、地元のために、日本のために頑張って欲しいという声もいただきながら、そういう志をもっている」と語った。

 ただ、3年後に予定されている次期総裁選への立候補については、「与えられた仕事をしっかりやり遂げることが肝要だと思っており、そこから先について今、具体的なことを考える余裕はない」と述べるにとどめた。(及川綾子)

3399チバQ:2018/10/09(火) 22:50:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1810090030.html
【内閣改造】閣僚になりたければ二階派へ!? 「移籍組」も入閣…二階幹事長の手腕に羨望の声も
21:04産経新聞

【内閣改造】閣僚になりたければ二階派へ!? 「移籍組」も入閣…二階幹事長の手腕に羨望の声も

(産経新聞)

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)は2日発足の第4次安倍晋三改造内閣で2人増の3人の閣僚を送り出し、躍進した。いずれも初入閣となった桜田義孝五輪相、吉川貴盛農林水産相、片山さつき地方創生担当相で、このうち桜田、吉川両氏は他派閥に在籍したことがある「移籍組」だ。二階氏には過去にも移籍組を閣僚に押し上げた実績があり、他派閥の待機組からは二階氏の手腕をうらやむ声も出ている。

 「皆さまのお力添えのおかげです」。内閣改造後初めてとなる4日の派閥会合で、桜田氏は深々と頭を下げた。二階氏も笑顔で桜田氏の肩をたたき、「頑張ってくれ」と語った。

 二階氏は平成28年8月の幹事長就任直後から党則で定められていた党総裁任期の延長を主導し、首相の連続3選に道を開いた。今年9月の党総裁選でもいち早く支持を打ち出し、政権を支えた。今回の内閣改造では「閣僚ポスト3人分」とされる幹事長留任と3人の閣僚ポストをもぎ取った。麻生太郎副総理兼財務相が束ねる麻生派(志公会、59人)からも麻生氏を含む最多の4人が入閣したが、増員は1人。2人も増えたのは二階派だけだった。

 二階派が掲げていた目標は「幹事長続投と閣僚ポスト2つ」(同派幹部)。派閥入りして約2年と日が浅い桜田氏の初入閣は想定外だったものの、同派関係者は「幹事長派閥にいることが入閣への大きな力になっている」と自負する。

 二階派では移籍組の入閣は珍しいことではない。平成17年の「郵政選挙」で造反して無所属となり、18年12月の復党後、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘元復興相を二階氏が自ら勧誘。27年11月に派閥入りさせると、翌年8月に初入閣させた。

 岸田派(宏池会、48人)から28年9月に加入した福井照前沖縄北方担当相は30年2月、健康問題で辞任した同じ二階派の江崎鉄磨氏の後任に起用された。二階氏が派内から後任を選ぶよう働きかけたとされる。

 吉川氏は橋本派(現竹下派)、桜田氏も額賀派(同)から無派閥で活動した後、二階派入りしている。

 適齢期に二階派入りし入閣した福井氏について「うまくやったな、と思っている議員は多い」と他派閥の待機組議員は語る。「人事は派閥領袖の力が全て。人事をグリップできなければ求心力もなくなる」

 総裁選で首相支持の表明に時間がかかって出遅れた岸田文雄政調会長率いる岸田派は、宮腰光寛沖北相が初入閣したものの閣僚は1人減の3人となった。岸田派中堅は「二階氏は後から入った議員のこともよく見て、仕事もさせている。自分も入りたいと思う議員はいるはずだ」と本音を漏らす。

 二階氏は失言などの多い議員も積極的に受け入れるなど半ば強引ともいえる手法で勢力を拡大してきた。今回、二階派から初入閣が期待された平沢勝栄衆院議員は涙をのんだ。それでも二階氏は周囲にこう語った。「まだ機会はある」

(大島悠亮)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板